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シワスで勝者なし! 後半は息を呑む戦い(ハベル・テュルク紙 19. 1.28)

ズィヤ・エルダル(左)アブドゥルカディル・パルマク(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ダヴィド・ブラズ(前)ロダレガ(後)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第19節で、トラブゾン・スポルが、アウェーでシワス・スポルと対戦した。ハイテンポで推移したこの試合の終盤、両者ともに迎えた好機を活かせず、試合は1:1のままで終わった。なお、この試合で、あウドゥルァディル・パルラクが、トラブゾン・スポルのユニフォームを着て初ゴールを決めている。

 ウナル・カラマン監督率いるトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第19節で、ハカン・ケレシュ監督率いるシワス・スポルと、アウェーで対戦した。試合は、1:1の引き分けで終わった。この試合の終盤は、正に息をのむ戦いだった。
 シワス・スポルが、前半13分、PKを期待するようなことが起こった。シワス・スポルの攻撃で、エムレからのパスを、ペナルティエリア内で受けたムハメットがピッチに倒れた。だが、主審はプレーの継続を指示した。ムハメットの治療の笛が吹かれたときに、ヴィデオ判定システムで確認が執られたが、いかなるミスも確認されなかった。
 試合の前1/3は、両者ともにゴールを決められず推移した。
 トラブゾン・スポルは、前半43分にゴールに近づいた。ユスフ・ヤズジュが、ゴール左斜め前からフリーキックを蹴った。センタリングとも、直接ゴールを狙ったとも見えるキックだったが、枠に向かったボールは、結局、外に出て行っただけだった。
 今度は、同45分、シワス・スポルがゴールに近づいた。右サイドから蹴られたフリーキックに、ゴールエリアにいたハカン・アルスランがヘッドで合わせたが、ボールは、GKウーウルジャンが押さえた。
 後半早々にチャンスが生まれた。同7分、シワス・スポルがゴールにとっても近づいた。だが、ウーウルジャンがゴールを許さなかった。トラブゾン・スポルのディフェンスを崩したシワス・スポルのエムレ・クルンチが、ペナルティエリア内で全くフリーになった。そのエムレ・クルンチがシュートを放つと、ウーウルジャンが、頭上を越えようかというボールを、見事な反応でコーナーキックと替えたのだった。
 同19分、シワス・スポルがバーに嫌われた。シワス・スポルの攻撃で、リバルカが、ペナルティエリア内へ入るや、素晴らしいシュートを放った。ボールはウーウルジャンを抜けたが、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 ホームのシワス・スポルは、ムハメット・デミルに替えて、同24分に、アルナ・コネを投入した。そのアルナ・コネが、同28分、シワス・スポルの先制点をあげた。ズィヤのいいパスに反応して、左サイドから相手ディフェンスの裏を取ったエムレ・クルンチが、ファーサイドにボールを送ると、アルナ・コネががら空きのゴールマウスに放り込んだのだった。1:0。

                  トラブゾン・スポル、すぐにお返し弾

 同30分、左サイドからンワケメが内へとボールを入れると、ロダレガが、そのボールを後ろへとそらした。ペナルティエリア・ラインからアブドゥルカディル・パルラクが走り込んで来て、信じられないような見事なシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してゴールインした。1:1。
 この試合の終盤15分間は、試合のテンポが上がった。そして、両者ともに多くの好機を掴んだ。同33分、左サイドから生まれたシワス・スポルの攻撃で、ズィヤのセンタリングに、ニアサイドでハカンがヘッドで合わせた。だが、ウーウルジャンが、ゴールポスト際でコントロールした。

                  トラブゾン・スポル、バーに嫌われる

 同38分、左コーナーキックが蹴られたあと、ユスフ・ヤズジュが、ボールを内へと入れると、ンワケメが、ゴール前でシュートを放った。だが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。

                  またしても、バーに嫌われた

 このことが起こった僅か1分後、トラブゾン・スポルは、またしてもバーに嫌われた。今度は、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得たエクバンがシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ったのだった。
 トラブゾン・スポルは、同43分に、またしてもゴールに迫った。ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たンワケメが、前にディフェンダーがいたにも拘わらず、とっても強いシュートを放つと、GKトルガハン・アジャルが、ゴールポスト際で、しっかりとボールを胸に収めた。
 この試合の残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、試合は1:1の同点のまま終わった。勝ち点を30に伸ばしたトラブゾン・スポルは、ベシクタシュを抜いて5位に上がった。シワス・スポルは、今週は、これで、勝ち点25で終えることになった。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ダグラス、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィド・ブラズ、ズィヤ・エルダル=ハカン・アルスラン、セルフィー・リバルカ、デルヴィン・ンディンガ=フーセニ・ディアバーテ(後半35分:ガブリエル・トルジェ)、ムハッメト・デミル(後半24分:アルナ・コネ)、エムレ・クルンチ(後半41分:パウル・パップ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、ザルゴ・トゥーレ、フィリップ・ノヴァク=ユスフ・ヤズジュ、アブドゥルカディル・オミュル(後半23分:ハサン・バトゥハン・アルタルスラン)=アブドゥルカディル・パルマク、カレブ・エクバン、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ



ギョズテペ 0:1 ガラタサライ(イエニ・シャファク紙+ハベル・テュルク紙補綴 19. 1.27)

シナン・ギュムシュ(TRT) ヘンリー・オニェクル(左)ラミーヌ・ガッサマ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第19節で、ガラタサライが、アウェー戦でギョズテペを、シナン・ギュムシュの、後半27分に決めたゴールで、0:1でくだした。

 トルコ・リーグで注目の一番、ガラタサライが、ギョズテペとのアウェー戦を0:1で制し、優勝争いに踏みとどまった。
 イズミルで行われたこの試合、激しい雨のため、重くなってしまったピッチで戦われたが、前半は、ホームのギョズテペが、大きな好機を掴みながらも、ムスレラやガラタサライのディフェンス陣が踏ん張り、ゴールを許さなかった。前半20分以後は、ガラタサライも好機を掴んだが、ピッチのいたずらで、ゴールには至らなかった。
 ギョズテペが、後半9分にPKを獲得した。右コーナーキックを、ハリル・アクブナルが蹴ると、ファーサイドにいたカメロン・ジェロームが、ヘッドで合わせると、ボールはマイコンから跳ね返った。ビュレント・ユルドゥルム主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、これが、マイコンの手からこぼれたものとして、ギョズテペにPKを指示したのだった。だが、このPKを蹴ったセルソ・ボルゲスが、外に蹴り出してしまい、先制の好機を逸してしまった。このゴールのあと、ガラタサライは、ヘンリー・オニェクルがゴールに近づいた。だが、このときもピッチに溜まった水に邪魔をされ、放ったシュートは、ベトが押さえてしまった。
 同28分、ガラタサライにゴールが生まれた。ソフィアン・フェグリとマリアーノ・フィーリョにより生まれた攻撃で、相手ディフェンスからこぼれたボールに触れたシナン・ギュムシュが、ギョズテペのゴールネットを揺らし、スコアを0:1としたのだった。
 このゴールのあと、ギョズテペのカメロン・ジェロームとヤシン・オズテキンが、ともにバーを直撃するという惜しいシュートがあった。同34分、ヤシン・オズテキンが左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたカメロン・ジェロームがヘッドで合わせたときに、ボールは上のバーを直撃した。また、同ロスタイム2分には、右サイドでボールを得たヤシン・オズテキンが放ったシュートも、バーを直撃したのだった。

【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、クリスティアン・ティティ、ウォーレス・レイス、ルモル・アグブニュヌ=アンドレ・ビヤゴ・ポコ、セルソ・ボルゲス(後半31分:デニズ・カダー)=セルダル・ギュラル(後半26分:ヤシン・オズテキン)、アンドレ・カストロ、ハリル・アクブナル(後半38分:タイフル・ビンギョル)=カメロン・ジェローム
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ、マルカオ、マルティン・リネス=セルチュク・イナン(後半34分:ライアン・ドンク)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半ロスタイム4分:セミフ・カヤ)、バドゥ・ンディアエ、ヘンリー・オニェクル=シナン・ギュムシュ(後半44分:ムーダット・チェリク)



ベシクタシュ、ホームで痛手! 2ゴールに1枚のレッドカード(ヒュリエット紙+サバハ紙補綴 19. 1.26)

ロクマン・ギョル(左)イェレマイン・レンス(右)(フォトマッチ紙) ブラク・ユルマズ(左)レオ・シェヴェヒレン(右)(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第19節で、ベシクタシュとエルズルム市役所スポルが対峙した。アデム・リャイッチが、開始2分というところで、最初のチャンスを掴んだ。だが、いいシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らをそれ外に出て行った。同8分、ベシクタシュは、ゴールにとっても近づいた。ブラク・ユルマズのシュートは、GKより跳ね返り、そのボールを、アデム・リャイッチが押さえた。だが、アデム・リャイッチの放ったシュートは、外に出て行っただけだった。同31分、クアレスマが、一人でボールを持ち込んだ。そして、ゴール斜め前からロングシュートを試みたが、GKイブラヒム・セヒッチが外に出した。同38分、ブラク・ユルマズがイエローカードをもらった。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半14分、ブラク・ユルマズがピッチを去り、替わりにジャネル・エルキンが投入された。ブラク・ユルマズがピッチを出るとき、客席からは、嘲笑と拍手が入り混じった。エルズルム市役所スポルのGKセヒッチは、クアレスマとドルクハンの相次ぐシュートを外に出すことで防ぐのに成功した。同19分に、ネジプのセンタリングを、ペナルティエリアの外で受けたクアレスマが、アウトサイドキックでシュートを放ち、同20分には、クアレスマがコーナーキックを蹴ると、いいジャンプをしたドルクハンがヘッドで合わせゴールを狙ったのだった。同24分、エルズルム市役所スポルが0:1と先制した。エムラーのセンタリングを、ベシクタシュのディフェンダーがクリアしたところ、そのボールをペナルティエリアの外で得たシュクがシュートを放つと、このボールを、ネジプが大きくクリアしようとしたが、ボールが、ドルクハンに当たりゴールインしてしまったのだった。同33分、アデム・リャイッチが、右サイドからセンタリングを入れると、ドルクハンが、ペナルティエリア内でヘッドで合わせ、これでゴールが決まったのだった。1:1。ベシクタシュは、同42分、クアレスマが行ったファウルに対しレッドカードが出され、10人になってしまった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、1:1の同点のまま、試合は終わった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ネジプ・ウイサル、ニコラ・イシマ・ミラン(後半1分:ムスタファ・ペテクメク)、アドリアーノ・コッレイラ(後半33分:サイル・ラリン)=ドルクハン・トケズ、ガリー・メデル=クアレスマ、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンス=ブラク・ユルマズ(後半14分:ジャネル・エルキン)
【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=トルガ・ウンリュ(後半40分:ピエール・カンストゥルプ)、エゲメン・コルクマズ、ロクマン・ギョル、レオ・シェヴェヒレン=エムラー・バシャン、ジャスミン・シュク=イブラヒム・アクダー、タイラン・アンタルヤル、ジル・スヌ(後半34分:ムサ・コーネ)=ラシャド・ムハッメド(後半23分:クリスティアン・オプセト)



ユネス・ベランダの替わりはセルチュク・イナン(ファナティック紙 19. 1.25)

ファーティフ・テリム監督(ハベル・テュルク紙) セルチュク・イナン(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライで、出場停止のユネス・ベランダに替わり、ギョズテペ戦では、セルチュク・イナンが任を担う。

 ギョズテペ戦に向け、緩むことなく準備を進めているガラタサライで、最大の不安材料の1つは、ユネス・ベランダを欠くことだ。モロッコ人選手ユネス・ベランダは、出場停止で、このイズミルでの試合には出場できないのだ。ファーティフ・テリム監督は、このスター選手の替わりに、昨日の練習では、セルチュク・イナンを試していた。ソフィアン・フェグリのサイドでのプレーぶりを、とっても気に入っている同監督は、ギョズテペ戦では、中盤の3人を、フェルナンド=ンディアエ=セルチュク・イナンで構成することになろう。



フェネルバフチェ、ヴィクター・モーゼス獲得完了、次はヨハンセン(ファナティック紙 19. 1.24)

ヴィクター・モーゼス(サバハ紙)  チェルシーで出番のないヴィクター・モーゼス獲得に向け、チェルシー側とレンタル移籍で合意に達していたフェネルバフチェが、28歳のヴィクター・モーゼス本人を説得するのに成功した。次なる狙いは、フルハムのノルウェー人選手ステファン・ヨハンセンだ。

 フェネルバフチェのフロントは、イギリスの首都ロンドンで長きに渡り続けてきた交渉の最初の成果を獲得した。チェルシーのナイジェリア人サイドアタッカーのヴィクター・モーゼスと、レンタルでの移籍で合意に達したのだ。チェルシーとは、既に合意に至ってはいたが、イギリスから離れたがっていなかったヴィクター・モーゼスの決断を待っていたフェネルバフチェは、最終的に目標を達成したのだ。ヴィクター・モーゼスは、プレミアリーグのクラブからオファーを受けられず、フェネルバフチェのオファーを受け入れることになったのだ。

                  次は、ノルウェー人選手ヨハンセン

 フェネルバフチェに、1年半、レンタルされることになったヴィクター・モーゼスは、アントニオ・コンテ監督時代には、不動の先発メンバーに名を連ねていた。 2016‐17シーズンには34試合、2017−18シーズンには28試合、リーグ戦に出場している。マウリツィオ・サッリ監督就任後、出場機会を失ったヴィクター・モーゼスは、安定した出場機会を求めて、フェネルバフチェを選んだのだ。これとは別に、フェネルバフチェは、中盤の選手ステファン・ヨハンセンの移籍に関して、フルハム側と合意に至っている。28歳のヨハンセンは、考える時間を欲しいと言っているところである。



アデバヨール、フェネルバフチェへ(アクシャム紙 19. 1.23)

アデバヨール  バシャクシェヒル・スポルは、今期末までデンバ・バを獲得した。一方、アデバヨールを放出する。35歳になっているアデバヨールを狙っているのはフェネルバフチェだ。

 移籍解禁期間が、残すところ僅かになってきたところで、熱い出来事が起ころうとしている。トルコ・リーグで首位に立つバシャクシェヒル・スポルは、中国の上海申花から、今期末までの契約でデンバ・バを獲得した。この輝きのある補強の結果、バシャクシェヒル・スポルで出番を失っているアデバヨールを放出することになろう。35歳になっているアデバヨールに関心を寄せているのは、フェネルバフチェだ。

                 外国人枠を空けねばならない

 バシャクシェヒル・スポルのギョクセル・ギュムシュダー理事長は、アデバヨールをフェネルバフチェに出すことに、強い関心を寄せている。フェネルバフチェのFW陣を形成するイスラム・スリマニ、ロベルト・ソルダード、ミカエル・フレイの内1人を放出するようなことになれば、アデバヨールを獲得することになろう。この問題については、入って来ているオファーが検討の俎上に上がっているのだ。なお、アデバヨールは、バシャクシェヒル・スポルとの契約は2020年まで残っている。



ブルサ・スポル 1:1 フェネルバフチェ(NTV+TRT補綴 19. 1.22)

バルシュ・ヤルドゥムジュ(左)アンドレ・アイェウ(右)(NTV) ジャイルソン、トゥナイ・トルン、ナビル・ディラル(左から)(サバハ紙)  トルコ杯第18節で、フェネルバフチェは、ブルサ・スポルとのアウェー戦を戦い、1:1で引き分けた。フェネルバフチェのゴールは、ロベルト・ソルダードが決めたのに対し、ブルサ・スポルは、後半44分に、アイタッチ・カラがゴールを決めた結果、両者は、ともに、勝ち点1を分け合ったのだった。

 先週、トルコ杯16強の戦いで、第1戦を、ウムラニエ・スポルとのアウェー戦を1:0で落とし、また、トルコ・リーグ前半の最後の5試合を3分2敗という記録を残したフェネルバフチェは、後半戦の初戦をアウェーで戦い、ブルサから勝ち点1を手に戻ることになった。
 エルスン・ヤナル監督は、ウムラニエ・スポル戦と比べて、6人の選手交替をして臨んだこの試合の前半20分、ロベルト・ソルダードのゴールで、フェネルバフチェが先制した。マウリシオ・イスラの右サイドからのセンタリングに合わせたロベルト・ソルダードが先制点を決めたのだった。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半は、特に終盤になって、大きな興奮を呼び起こした。同35分、ブルサ・スポルが、2つのビッグチャンスを、ユスフ・エルドーアンとウムト・ナイルにより掴んだのだった。フェネルバフチェのディフェンスの裏を取りボールを得たユスフ・エルドーアンが、前に出ていたヴォルカン・デミレルと1対1となった。そして、ユスフ・エルドーアンが、枠を捉えたシュートを放つと、ゴールライン際で、ハサン・アリ・カルドゥルムが、このボールを大きくクリアした。だが、詰めていたユスフ・エルドーアンが、このボールを捉え、今度はセンタリングを入れると、ウムト・ナイルがヘッドで合わせた。だが、ボールは、ゴールと平行に流れ、僅かに枠の傍らをそれ外に出て行ったのだった。だが、試合の終了間際、同点弾が生まれた。
 サコが、右サイドからセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたアイタッチ・カラが、狙い澄ましてヘッドで合わせるると、ゴールが決まった。1:1。そして、残りの時間では、他のゴールは生まれず、両者は、勝ち点1を分け合うことになった。
 この結果、フェネルバフチェの勝ち点は17に、ブルサ・スポルの勝ち点は22となった。また、フェネルバフチェのロベルト・ソルダードは、今季初のゴールを記録し、一方のブルサ・スポルは、今季18試合を戦い10回目の引き分け試合を演じたことになった。
 フェネルバフチェは、第19節では、カドゥキョイに新マラテヤ・スポルを迎えるのに対し、ブルサ・スポルは、カイセリ・スポルとのアウェー戦を戦う。

【ブルサ・スポル】ムハメド・シェンゲゼル=バルシュ・ヤルドゥムジュ、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ジェンギズ・ウムト・メラシュ=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ=トゥナイ・トルン(後半24分:ディアフラ・サコ)、アンリ・セーヴ(後半1分:ユスフ・エルドーアン)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半1分:アラーノ・リマ)=ウムト・ナイル
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、サドゥク・チフトプナル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン、メフメット・トパル=ナビル・ディラル、メフメット・エキジ(後半16分:マシュー・ヴァルブエナ)、アンドレ・アイェウ=ロベルト・ソルダード(後半32分:ミカエル・フレイ)



トラブゾン・スポル vs バシャクシェヒル・スポル(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 19. 1.21)

エムレ・ベレズオウル(左)フーゴ・ロダレガ(右)(サバハ紙) イルファン・ジャン・カフヴェジ(ミリエット紙)  トルコ・リーグ今節白眉の一戦を制したのはバシャクシェヒル・スポルだった。トラブゾン・スポルを、アウェー戦で2:4でくだした首位のバシャクシェヒル・スポルは、2位との勝ち点差を維持した。

 ホームでの全試合がそうであったように、プレスをかけて試合を始めたトラブゾン・スポルを、エムレ・ベレズオウルのリーダーシップのもと止めようとしたバシャクシェヒル・スポルが、この試合でもショートパスを使い、効果的な攻めを生み出すことに成功した。前半24分、ロビーニョによりゴールに近づいたバシャクシェヒル・スポルは、同32分にゴールを生み出した。アルダ・トゥランが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で、ペレイラをすり抜け、ボールをイルファン・ジャン・カフヴェジに出した。そのイルファン・ジャン・カフヴェジが、狙い澄ましたグランダーのシュートを放つと、これがトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 同42分、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが、点差を2と拡げた。ロビーニョのパスをペナルティエリアのゴール左斜め前で受けたガエル・クリシーが、見事なフェイントで、相手GKウーウルジャン・チャクルをピッチに転がしシュートを放つと、トルコ・リーグ参戦後初ゴールが生まれた。
 トラブゾン・スポルは、後半、点差を縮めようとピッチに出てきたが、僅か2分で、ゴールを浴びてしまった。エムレ・ベレズオウルがセンタリングを入れたのに対し、エクバンが足を出すとオウンゴールをなってしまったのだった。これで、バシャクシェヒル・スポルは、かなり楽になった。しかし、その1分後、今度は、カイサラのミスを咎めたエクバンの見事なゴールが生まれ、点差は2と縮まった。
 同35分、トラブゾン・スポルに希望をつなぐゴールが生まれた。ユスフ・ヤズジュの遠目からの強いシュートが、エムレ・ベレズオウルに当たりゴールインしたのだ。これで、スコアは2:3となった。同41分、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが、再び楽になった。ソネル・アイドードゥが、ペナルティエリアの外から放ったシュートが、GKウーウルジャン・チャクルから跳ね返って来たところ、詰めていたエディン・ヴィスチャが仕上げたのだった。そして、再度、点差を2と拡げたのだった。
 残りの時間、望み通りのプレーをしたバシャクシェヒル・スポルが、この試合を2:4で制し、勝ち点を38に伸ばした。そして、この勝利は、とっても大きな壁を失うものなく抜けたことになる。一方のトラブゾン・スポルは、勝ち点29に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ(前半44分:アブドゥルカディル・パルマク)、ヒュセイン・テュルクメン、ザルゴ・トゥーレ、フィリップ・ノヴァク=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ユスフ・ヤズジュ=アブドゥルカディル・オミュル、カレブ・エクバン、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、アレクサンドゥル・エピリーヌ、ガエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半21分:ソネル・アイドードゥ)、アルダ・トゥラン(後半26分:エリア・エルジェロ)=ロビーニョ(後半ロスタイム1分:ステファノ・ナポレオニ)



アンカラ・グジュに半ダースのゴール(TRT改+サバハ紙補綴 19. 1.20)

シナン・ギュムシュ(左)ヘンリー・オニェクル(右)(ミリエット紙) フェルナンド・レゲス(左)アリハン・クバラス(ミリエット紙)  ガラタサライが、トルコ・リーグ後半戦の初戦で、ホームに迎えたアンカラ・グジュを、大差でくだした。相手を6:0でくだし、後半戦に上々の滑り出しを見せたガラタサライで、ヘンリー・オニェクルがハットトリックを達成した。開始僅か52秒でゴールを決めたシナン・ギュムシュは、この試合2ゴールを決めている。

 テュルク・テレコム・アリーナに、アンカラ・グジュを迎えたガラタサライは、開始51秒で、シナン・ギュムシュの決めたゴールで、1:0と先制した。
 効果的な攻めを見せたガラタサライは、前半21分にはヘンリー・オニェクルが、そして、同26分にはシナン・ギュムシュがゴールを決め、前半を3:0で終わった。
 ガラタサライは、後半に入っても、優位に試合を進めた。ヘンリー・オニェクルが、同14分と18分にゴールを決めたガラタサライは、点差を5と拡げた。更に、同41分にバドゥ・ンディアエのゴールが追加され、ガラタサライは、6:0で勝利を収めたのだった。
 ガラタサライは、この結果、9勝目をあげた。5分4敗でもあるガラタサライは、勝ち点を32に伸ばした。そして、試合数が多い中だが、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を3と縮めたのだった。
 一方のアンカラ・グジュは、これで10敗目を喫し、勝ち点は20に留まった。

                 得点場面

 ガラタサライは、正に試合開始とともにゴールを決めた。右サイドをゴールライン際までボールを持ち込んだソフィアン・フェグリが内へと入れた。アンカラ・グジュのディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、ウールトーの背中に当たり、シナン・ギュムシュの前に転がった。ゴールエリア内にいたシナン・ギュムシュが、51秒で、ゴールに叩き込んだのだった。
 同21分、ガラタサライが点差を2と拡げた。バドゥ・ンディアエのパスを、ゴールエリア左サイドで得て、GKと1対1となったヘンリー・オニェクルが、狙いすましたシュートを放つと、アンカラ・グジュのゴールネットが揺れたのだった。2:0。
 同26分、ガラタサライに3点目が生まれた。フェルナンド・レゲスとのパス交換で、右サイドからペナルティエリア内へと入ったマリアーノ・フィーリョが、PKポイント近くにいたシナン・ギュムシュにボールを出した。左足のインサイドで狙い澄ましたシュートを放ったシナン・ギュムシュは、自身2点目、ガラタサライでは3点目となるゴールを決めたのだった。
 後半14分、ガラタサライは点差を4と拡げた。フェルナンド・レゲスが、中盤でボールを奪うと、ガラタサライの攻撃へと急転した。そして、フェルナンド・レゲスは、ペナルティエリア内へと左サイドから入ってきたヘンリー・オニェクルにボールを預けた。ヘンリー・オニェクルは狙い澄ましたシュートを試みると、再びアンカラ・グジュのゴールネットが揺れたのだった。
 同18分、ヘンリー・オニェクルが、3つ目のゴールを決めた。ソフィアン・フェグリが、右サイドからペナルティエリア内へとグランダーのボールを入れると、ファーサイドにいたヘンリー・オニェクルが、それに合わせ、自身3つ目の、そして、ガラタサライの5点目が決まったのだった。
 同41分、点差は6と拡がった。ガラタサライの攻撃で、ユネス・ベランダが放ったシュートは、相手ディフェンスからこぼれた。そのボールを、バドゥ・ンディアエが狙い澄ましたシュートを放ちゴールを決めたのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ(後半39分:ギョカイ・ギュネイ)、マルカオ、マルティン・リネス(後半26分:エムレ・タシュデミル)=フェルナンド・レゲス、バドゥ・ンディアエ=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル=シナン・ギュムシュ(後半32分:ユヌス・アクギュン)
【アンカラ・グジュ】アルタイ・バユンドゥル=イルハン・パルラク、アリハン・クバラス、トマ・ウールトー(前半26分:バカリー・コーネ)、ティアゴ・ピント(後半24分:メフメット・サク)=ブリス・ジャ・ジェジェ、リカルド・ファティ=ケナン・オゼル(後半16分:ンドゥカ・オゾクォ)、ティボール・ムーラン、ティエヴィ・ビフマ=クビライ・カナツィスクス



ライアン・バベル、フルハムへ(ヒュリエット紙 19. 1.13)

ライアン・バベル(ファナティック紙)  ベシクタシュのライアン・バベルが、プレミアリーグのフルハムと合意に達した。

 ベシクタシュで、今季、期待通りのプレーを見せることができないでいる、また、ベシクタシュとの契約延長について条件面で折り合いがついていないライアン・バベルが、イングランドに活躍の場を掴もうとしている。
 今期末をもって契約が満了するライアン・バベルが、プレミアリーグのフルハムと移籍について合意に達したが、ベシクタシュも、フルハムとの交渉を行っていることが明らかになった。この移籍は、数日中に結果が出て、ライアン・バベルは、新しいクラブと調印をかわすものと思われる。

                  移籍金は170万EURO

 ベシクタシュのライアン・バベルは、170万EUROの移籍金で、フルハムと合意に達したと言われている。ライアン・バベルは、この週内に契約に調印するものと考えられる。
 ベシクタシュは、2ヶ月前に220万EUROの年俸を提示して、新しい契約を結ぼうとした。だが、ライアン・バベルは350万EUROを求めた。ここ数ヶ月、ライアン・バベルは、ソーシャルメディアを使い、サポーターに不平を訴えていた。ベシクタシュも防戦にあたっていたが、このとき以後、ライアン・バベルは出て行きたがっていることが知られていた。



ジェンク・トスン獲り(ギュネシュ紙 19. 1.12)

ジェンク・トスン(タクヴィム紙)  多くのセンターフォワードとの交渉を続けているガラタサライが、ファーティフ・テリム監督の示唆を受け、その矛先をジェンク・トスンに向け出している。エヴァートンで出番を得るのに苦しんでいるジェンク・トスンを、ファーティフ・テリム監督が説得に当たるだろうということが明らかになってきている一方、フロントは、エヴァートンに対しレンタルでの移籍を持ちかけるだろうと考えられている。

 選手補強を、ブラジル人ディフェンダーのマルカオを獲得することで口火を切ったガラタサライが、FW探しに急を告げだしている。ヴァレンシアがレンタルでの契約を破棄したミシー・バチュアイについて、チェルシーにオファーを出し、その回答待ちの状態のガラタサライで、ファーティフ・テリム監督が、ジェンク・トスン獲得に動くようにフロントに求めた。FWの補強を、キャンプ期間中にできそうもないことで、かなり苦渋の日を送るガラタサライでは、アラン・カルヴァーリョの移籍も不透明になってきているのだ。

                 エヴァートンは熱い視線を向ける

 エレン・デルディヨクを構想外とした同監督は、後半戦にFW不在で臨みたくないために、フロントに、代表時代の教え子となるジェンク・トスン獲得に向け、エヴァートンとの交渉に入るように求めたのだ。ガラタサライのフロントは、エヴァートンに対し、今季末までのレンタルでの獲得を働きかけるだろうと考えられているが、一方のエヴァートンでは、選手の年俸負担を軽減するために、このオファーに熱い視線を向けるだろうと考えられる。だが、エヴァートンが、このオファーを受け入れたとしても、27歳になるジェンク・トスンが、トルコへ戻ることを欲していない。

                 ポジションを奪えない

 サッカー人生をイングランドで続けたいという希望を持つジェンク・トスンの気持ちを変えさせるために、同監督が直々に話し合うことが考えられている。ドミニク・キャルバート=ルーウィン、ウマル・ニアッセに次ぐ第3FWとなっているジェンク・トスンは、今季ここまで、17試合に出場して2ゴール2アシストを記録している。昨季の前後半戦の間に、2250万EUROの移籍金で、ベシクタシュからエヴァートンに移籍したジェンク・トスンの契約は2022年まである。



ギョズテペ、セルダル・ギュラルを狙い通りに獲得(TRT 19. 1.11)

セルダル・ギュラル(ファナティック紙)  ギョズテペが、リーガエスパニョーラのウエスカ所属のトルコ代表選手セルダル・ギュラルを、1年半のレンタル移籍で獲得した。

 ギョズテペが発表したところによると、セルダル・ギュラルと1年半の契約を締結したということだ。
 フランスで生まれ、28歳になっているセルダル・ギュラルは、ソショーの下部組織で育ち、2012-13シーズンに、エラズー・スポルに移籍してきた。トルコでは、トラブゾン・スポル、エルジエス・スポル、ゲンチレル・ビルリーイ、オスマンル・スポルのユニフォームを着たことのあるセルダル・ギュラルは、2018-19シーズン開幕前に、スペインのウエスカに移った。
 なお、セルダル・ギュラルは、トルコ代表としては7試合の出場経験を持つ。



チャイクル・リゼ、アートゥフ・シェシューをかっさらう(ファナティック紙 19. 1.10)

アートゥフ・シェシュー(ファナティック紙)  トルコ・リーグの最下位から逃れだすことを目標としているチャイクル・リゼが、多くのクラブが獲得を目指したアートゥフ・シェシューの獲得で、フェネルバフチェと合意に至った。チャイクル・リゼは、ほぼアートゥフ・シェシューを獲得したと言える。

 フェネルバフチェで、一旦、構想外扱いとなりながら、先週、謝罪を受け入れられ、キャンプに合流したアートゥフ・シェシューが、チャイクル・リゼへ移籍するのだ。
 トルコ・リーグの後半戦では、トルコ・リーグの最下位から這い上がることを目標と掲げるチャイクル・リゼは、コンヤ・スポルを初めとして、多くのクラブが獲得を狙っていたモロッコ人選手アートゥフ・シェシューの移籍について、フェネルバフチェとほぼ合意に至ったということだ。
 32歳になっているスター選手との協議を続けていたチャイクル・リゼは、アートゥフ・シェシューに、他のクラブ以上の金額を呈示をした。
 アートゥフ・シェシューは、このオファーに熱い視線を向け、若干の問題が解決されたのち、正式に移籍が成立するものと思われる。



ガラタサライが新たに獲得したマルカオのトルコ入りの日にちが判明(ファナティック紙 19. 1. 9)

マルカオ  ガラタサライが、獲得への交渉を公示したマルカオのトルコ入りの日にちが判った。一方、エムレ・タシュデミルも、本日、キャンプに合流する予定である。

 ガラタサライが、移籍解禁期間中で初めて公表した獲得選手となるマルカオのトルコ入りの日取りが明らかになった。22歳のブラジル人ディフェンダーのマルカオは、この金曜日にイスタンブル入りする。そして、正式の調印を済ませたあと、キャンプに合流する。
 マルカオは、イスタンブル入り後直ちに、住居を確認してのち、ガラタサライの施設見学を行うと明らかにされている。マルカオが、チームに合流するのは、2日間遅れることになる。というのも、ガラタサライが、この土曜日にライプチヒで試合を行うことになっているからだ。ガラタサライ選手団は、金曜日の夜、アンタルヤから直接ドイツ入りすることになっている。
 一方、ガラタサライは、早々に、FWの補強についての公表をするものと思われている。



エリフ・エルマスをマーク(アクシャム紙 19. 1. 8)

エリフ・エルマス  ビッグクラブがエリフ・エルマスに示す関心は、ヨーロッパで当たり前のことになってしまっている。

 フェネルバフチェのエリフ・エルマスに熱い関心が寄せられている。フェネルバフチェの19歳のMFに、レアルマドリード、ラツィオ、ドルトムント、トッテナムといったクラブが関心を示しているのだ。ヨーロッパの報道では、フェネルバフチェが、このマケドニア人選手エリフ・エルマスに1500万EUROの移籍金を設定したと語られている。今季、フェネルバフチェで最も安定した選手の1人と言えるエリフ・エルマスに対し、重大なオファーがやって来そうである。フェネルバフチェは、明らかにされた移籍金以外では、移籍に同意することはないであろう。



オヌル・レジェプ・クヴラクとトラブゾン・スポル、契約解除(イエニ・シャファク紙 19. 1. 7)

オヌル・レジェプ・クヴラク(アクシャム紙)  オヌル・レジェプ・クヴラクの、トラブゾン・スポルでのキャリアが終わった。トラブゾン・スポルで構想外となっていたオヌル・レジェプ・クヴラクが、相互合意の上で契約を解除した。

 トラブゾン・スポルで、数日来、関心を喚んでいたオヌル・レジェプ・クヴラク問題が解決した。アンタルヤ・キャンプには帯同されず、構想外となっていたオヌル・レジェプ・クヴラクが、クラブ側と合意の上で、契約を解除したのだ。
 オヌル・レジェプ・クヴラクは、来シーズン終了後に満了する契約から発生する金銭を、月払いで受け取ることを受け入れた。31歳になっているオヌル・レジェプ・クヴラクが、今後のキャリアを、どのように進めるのかが、関心の的である。

                 今後について明らかにすることになっている

 引退をも視野に入れているオヌル・レジェプ・クヴラクは、膝の故障を治すべく手術を受けるつもりであると言っている。オヌル・レジェプ・クヴラクは、近々、書面で、ないしは記者会見を開いて、自身の、今後の身の振り方について心境を吐露することを明らかにしている。
 オヌル・レジェプ・クヴラクは、2008年にカルシュヤカからトラブゾン・スポルに移籍してきた。そして、そのキャリアを、2018‐19シーズン半ばで閉じることとなったのだ。



オザン・トゥファンの新しい所属先、明らかになる(ファナティック紙 19. 1. 6)

オザン・トゥファン(ヒュリエット紙)  アランヤ・スポルが、フェネルバフチェからオザン・トゥファンを獲得したことを発表した。オザン・トゥファンは、今季末まで、アランヤ・スポルのユニフォームを着てプレーする。

 トルコ・リーグのアランヤ・スポルが、フェネルバフチェからオザン・トゥファンを獲得したことを発表した。公式ソーシャルメディアを使い、この移籍を公表したアランヤ・スポルは、次のように記している。「我がアランヤ・スポルにようこそ、オザン・トゥファン」。
 フェネルバフチェで構想外となっているオザン・トゥファンが、アランヤ・スポルにレンタルで移籍した。フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、本日の談話で、「オザン・トゥファンはフェネルバフチェを去る」と述べていた。
 アランヤ・スポルは、セルゲン・ヤルチュン監督が、オザン・トゥファンの獲得を求めていた。

                 700万EUROでフェネルバフチェ入り

 23歳のオザン・トゥファンは、2020年5月31日まで、フェネルバフチェとの契約がある。フェネルバフチェは、2015年、ブルサ・スポルから700万EUROの移籍金で、オザン・トゥファンを獲得した。

                 フェネルバフチェの発表

 フェネルバフチェも、オザン・トゥファンのレンタル移籍に関して、次のように発表を行っている。
 我がフェネルバフチェは、交渉を重ねた結果、オザン・トゥファンを、レンタルでアランヤ・スポルに移籍させることで合意に達した。オザン・トゥファンは、今季末まで、アランヤ・スポルの一員としてプレーすることになる。オザン・トゥファンの活躍を祈りつつ、皆様にお知らせする次第です。



サドゥク・チフトプナル、フェネルバフチェへ移籍(イエニ・シャファク紙 19. 1. 5)

サドゥク・チフトプナル(フォトマッチ紙)  ベシクタシュとフェネルバフチェが獲得に熱心だったサドゥク・チフトプナルの移籍に決着が着いた。新マラテヤ・スポルのアディル・ゲヴレク理事長が、26歳になっているディフェンダーのサドゥク・チフトプナルの移籍先がフェネルバフチェであることを明らかにした。

 今季当初より見せてきたプレーぶりに、ビッグクラブの獲得ターゲットとなっていた26歳のストッパーのサドゥク・チフトプナルの新しい所属先はフェネルバフチェとなった。新マラテヤ・スポルのアディル・ゲヴレク理事長が、サドゥク・チフトプナルの移籍に関して、両者が合意に達したことを明らかにしたのだ。
 同理事長は、「フェネルバフチェと、サドゥク・チフトプナルの移籍に関して合意に達した。細かな問題は残っている。その解決に向け努めているところだ。詳細については、いずれ明らかにするつもりだ」と述べた。
 一方、新マラテヤ・スポルとフェネルバフチェが、サドゥク・チフトプナルの移籍について合意に達したあと、サドゥク・チフトプナルの妻ベテュル・チュルプナルは、ソーシャルメディア上に「神に感謝」と書き込み、それが分散している。
 フェネルバフチェは、サドゥク・チフトプナルの獲得の見返りとして、1300万EUROの金銭、及び、若いイーイトハン・ギュヴェリを完全移籍させ、更に、バルシュ・アルジュを、今季末までレンタル移籍させることになることが明らかになっている。



リヴァプール、アブドゥルカディル・オミュルに惚れこむ(アクシャム紙 19. 1. 4)

アブドゥルカディル・オミュル(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルの21歳のスター選手アブドゥルカディル・オミュル獲得に向けての交渉が始まった。オファーの金額は2700万ポンド。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、将来的にララーナの後継者と考えているのだ。

 優勝争いに確かな歩を進めるトラブゾン・スポルの若き才能アブドゥルカディル・オミュルに、イングランドのビッグクラブがオファーを出してきた。ローマが獲得リストに上げたというアブドゥルカディル・オミュル獲得のために、イギリスの報道では、リヴァプールが交渉を開始した、そして、その金額は2700万ポンド(1億9000万TL)になると伝えている。「トラブゾン・スポルの天才プレーヤーが、リヴァプールに異次元のものを生み出しうる」と伝えている。

                 両サイド、10番ができる

 アブドゥルカディル・オミュルは、両足を使え、10番のポジションも、両サイドのポジションもできると伝える報道で、「もう少しグレードアップすると、驚異の選手となる。21歳のこの若者は、将来、30歳のアダム・ララーナや28歳のジョーダン・ヘンダーソンの替わりとなるだろう」と評価している。



ブラク・ユルマズ、再び、ベシクタシュ入り(NTV 19. 1. 3)

ブラク・ユルマズ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、33歳になっているブラク・ユルマズと、2年半の契約に調印した。

 ベシクタシュが、後半戦を前に、最初の補強を実現させた。ベシクタシュは、ブラク・ユルマズを獲得したのだ。
 ベシクタシュは、ブラク・ユルマズの移籍金として、トラブゾン・スポルに100万EUROを支払う。また、ブラク・ユルマズは、ベシクタシュから年俸として250万EUROを受け取る。
 2006年に、アンタルヤ・スポルから、初めてベシクタシュ入りしたブラク・ユルマズは、2007-2008シーズンの途中に、フィリップ・ホロスコとの交換で、マニサ・スポルに移籍した。
 2008年1月に、ベシクタシュを放れたブラク・ユルマズは、12年ぶりにベシクタシュに帰ることになったのだ。
 ブラク・ユルマズは、この1年半、トラブゾン・スポルで32試合に出場して、28ゴール3アシストを記録している。



ファブリシオ・アゴストが戻り、トルガ・ゼンギンが去る(ファナティック紙 19. 1. 2)

ファブリシオ・アゴスト(フォトマッチ紙) トルガ・ゼンギン(フォトマッチ紙)  ベシクタシュは、今季開幕前、600万EUROの移籍金で、イングランド・プレミアリーグのフルハムに放出したGKファブリシオ・アゴストを、再び、獲得しようとしている。

 ベシクタシュが、フルハムでは、長く登録メンバーにも入れないでいる31歳になっているスペイン人GKファブリシオ・アゴストをレンタルで獲得しようと動き出していることが明らかになった。
 シェノル・ギュネシュ監督が、再び、ゴールマウスを任せたいと望んでいるファブリシオ・アゴストを、1年半のレンタルで獲得しようと考えているベシクタシュは、その一方で、トルガ・ゼンギン主将を、明確に構想外としたことが明らかになった。今季末で契約が満了する35歳のトルガ・ゼンギンを自由契約にするつもりのベシクタシュは、ファブリシオ・アゴスト獲得に向けて、フルハム側と交渉に入ったということだ。フルハム側と交渉が成立した場合、ファブリシオ・アゴストをレンタルで獲得して、ロリウス・カリウスに関しては、今季末を持って、何らの決定を下すことが明らかになってきている。



ベシクタシュ、キャンプ参加メンバーに、サイル・ラリンとワグナー・ラウの名前はなし(アクシャム紙 19. 1. 1)

サイル・ラリン(ファナティック紙) ワグナー・ラウ(ファナティック紙)  ベシクタシュが、前後半のインターヴァル期間に行うキャンプ参加メンバーに、サイル・ラリンを入れないことを決めた。

 ベシクタシュ関係の最新ニュース! ベシクタシュで、そのプレーぶりが失望を誘ってきたサイル・ラリンとワグナー・ラウを、アンタルヤでのキャンプ参加メンバーに入れないことを決めた。
 ベシクタシュで構想外となっているサイル・ラリンは、コーチ陣の方針に従って、アンタルヤでのキャンプには帯同しない。シェノル・ギュネシュ監督の報告に基づき、前後半のインターヴァル期間に、トルコ・リーグの他のクラブにレンタルで出されることが考えられているサイル・ラリンを、ベシクタシュのフロントは、サドゥク・チフトプナルとの交換要員に使うことを考えているようだ。



フェネルバフチェ、ヤシン・オズテキンに関心を示す(ハベル・テュルク紙 18.12.31)

ヤシン・オズテキン(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグで期待に応えられず、目を補強活動に移しているフェネルバフチェは、国外に目を向ける一方、国内にも目を向けている。フェネルバフチェは、ヤシン・オズテキン獲得のため、ギョズテペにオファーを出したと言われている。

 トルコ・リーグの前半戦を降格圏に沈んで閉じ、目を補強活動に転じているフェネルバフチェで、アリ・コチ理事長が、イギリスに滞在していることが明らかになっているが、その一方で、国内でも、補強に向けての交渉を続けている。シワス・スポルからはエムレ・クルンチ、新マラテヤ・スポルからはサドゥク・チフトプナル、ガラタサライからはセルダル・アズィズについての回答を待っているフェネルバフチェだが、もう1人、トルコ人選手、即ち、ヤシン・オズテキンに関心を持っていることが明らかになってきている。
 ギョズテペへ、この夏に加入して、ギョズテペのゴール量産を背負っているヤシン・オズテキンが、フェネルバフチェとの交渉の席に着いたことが言われている。前半の17節を終わって、7ゴールを記録して、ギョズテペで最多得点を記録しているヤシン・オズテキン獲得に向け、ギョズテペにオファーを出したのだ。だが、メフメット・ゼピル理事長は、フェネルバフチェに対し、いいともダメとも回答をしていないと言われている。



ガラタサライ、ゴールゲッターを見つける(TRT 18.12.30)

アラン・カルヴァーリョ(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、補強を頑張っている。なかでもFWの獲得を目指していたガラタサライは、ブラジル人選手アラン・カルヴァーリョの獲得を決めた。

 ガラタサライのフロント、首脳陣、サポーターが求めていたFWの補強が実現した。
 ファーティフ・テリム監督が、長きに渡り獲得を求め、獲得リストのトップに上がっていたアラン・カルヴァーリョと、全ての点で合意に達したのだ。
 中国の広州恒大との契約が満了した29歳のゴールゲッター、アラン・カルヴァーリョの移籍金は発生しない。
 アラン・カルヴァーリョに年俸350万EUROを提示したガラタサライのオファーが受け入れられたのだ。両足でゴールを狙え、スピードが身上のアラン・カルヴァーリョは、今季、18ゴールを記録している。



ガラタサライ、セルダル・アズィズの放出、決定(NTV 18.12.29)

セルダル・アズィズ(ポスタ紙)  セルダル・アズィズの放出を決めたガラタサライは、セルダル・アズィズに、自分で移籍先を探すように求めた。

 ガラタサライは、セルダル・アズィズを構想外とした。ガラタサライは、28歳になるセルダル・アズィズの放出を決めたのだ。
 ファーティフ・テリム監督の報告に基づいて、セルダル・アズィズの代理人と話し合いを持ったガラタサライのフロントは、セルダル・アズィズ自身で移籍先を見つけるように要請した。この決定は、アブドゥラヒム・アルバイラク副理事長から伝えられた。
 セルダル・アズィズの移籍金の設定を、まだ行っていないガラタサライは、オファーに従って決定をすることになる。
 2016-17シーズン前に、450万EUROの移籍金で、ブルサ・スポルからガラタサライへ移籍したセルダル・アズィズは、ガラタサライのユニフォームを着て51試合に出場した。そして、5ゴール2アシストを記録している。



ロビーニョ、バシャクシェヒル・スポル入り(TRT 18.12.28)

ロビーニョ(ファナティック紙)  トルコ・リーグの首位に立つバシャクシェヒル・スポルが、輝く補強、、、。バシャクシェヒル・スポルは、ブラジル人選手ロビーニョ獲得について、シワス・スポル側と合意に達したことを明らかにした。バシャクシェヒル・スポルは、ロビーニョと1年半の契約を結ぶということだ。

 バシャクシェヒル・スポルのギョクセル・ギュムシュダー理事長が、同クラブのサイトで明らかにした声明で、ロビーニョの移籍についてシワス・スポルと合意に達したことを明らかにした。同理事長は、「我がクラブは、ロビーニョの移籍に関し、シワス・スポルと合意に達した。両クラブが栄えることを望みます」と述べている。
 一方、シワス・スポルのツイッターでも、「我がクラブは、ロブソン・デ・ソウザ(ロビーニョ)の移籍について、バシャクシェヒル・スポルと基本的合意に達した」と述べている。

                 バシャクシェヒル・スポル、移籍金として200万EUROを支払う

 バシャクシェヒル・スポルは、ロビーニョと1年半の契約を結ぶことで合意に達したということだ。ブラジルで休暇を過ごしているロビーニョは、イスタンブル入りしたときに、正式の契約を結ぶことになることも明らかになっている。
 バシャクシェヒル・スポルは、この移籍について、シワス・スポル側に200万EUROを支払うことになる。現在のロビーニョのシワス・スポルとの契約は、2019年6月30日で満了するとなっている。
 ロビーニョは、昨年、移籍解禁期間にシワス・スポル入りした。
 中盤のポジションを担う34歳になっているロビーニョは、今季、トルコ・リーグでは16試合出場して8ゴール2アシストを記録している。



シワス・スポルのスター選手エムレ・クルンチ獲得に向け動き出した:フェネルバフチェ、ベシクタシュ、バシャクシェヒル・スポル(ファナティック紙 18.12.27)

エムレ・クルンチ(ファナティック紙)  トルコ・リーグ前半戦で驚異のプレーを見せたエムレ・クルンチ獲得に向けた獲得交渉が動き出した。しかし、最初のオファーは、シワス・スポルが求めている金額を下回るものだった!

 シワス・スポルのハカン・ケレシュ監督の秘蔵っ子エムレ・クルンチ獲得に向け、トルコ・リーグの、そしてヨーロッパのクラブが、1月の移籍解禁期間での獲得を目指し、シワス・スポルの扉を叩き始めた。

                 400万EUROを求めているが、、、、

 トルコ・リーグでは、フェネルバフチェ、ベシクタシュ、バシャクシェヒル・スポル、そして、フランスからは、ボルドーとニースが、この24歳のエムレ・クルンチ獲得に向け、交渉を開始している。
 シワス・スポル側は、移籍金として400万EUROと設定しているが、5つのクラブの提示してきた金額は、それより若干下回るものだということだ。

                 シワス・スポルの電話は鳴りっぱなし

 エムレ・クルンチ獲得に向けた交渉は、毎日、猛スピードで続けられているが、クラブの電話は、正に音が止むことがないそうだ。バシャクシェヒル・スポル、フェネルバフチェ、ベシクタシュは、移籍金を400万EUROより若干下回る金額で済ませることを狙っていることが明らかになってきている。

                 アートゥフ・シェシューとのトレードというオファーがあるが、、、

 フェネルバフチェは、トレード+金銭でのオファーを出し、具体的には、シワス・スポルに元所属していたアートゥフ・シェシュを目玉として使おうとしていることが明らかになってきているが、シワス・スポルのメジュヌン・オトヤクマズ理事長の、この件については、まだ決断に至っていない、、、、。



ベシクタシュ、4選手を放出へ(TRT 18.12.26)

サドゥク・チフトプナル(フォトマッチ紙) ブラク・ユルマズ(ファナティック紙)  ベシクタシュのフィクレト・オルマン理事長の会見後、全ての目は、出て行く選手、やって来る選手に注がれている。

 期待に応えられていないワグナー・ラウと構想から外れてしまっているトルガイ・アルスランは放出される。最近、発生させた故障のため放出の俎上に上がってきたアドリアーノ・コッレイラに対する極東からのオファーが評価されることになろう。大きな期待で移籍してきたが、与えられたチャンスをものにできないでいるサイル・ラリンは、レンタルに出されるだろう。
 ライアン・バベル、ガリー・メデル、ドマゴイ・ヴィダが、チームを離れることも話題に上がってきている。シェノル・ギュネシュ監督のチーム構成に大きな位置を占めるこれらの選手については、興味を引くオファーが来るかどうかに関心が向けられている。一方、2〜3人の補強が行われるだろう。
 優先順位の高いストッパーについては、ユベントスのメディ・ベナティア、サンプドリアのオマー・コリー、新マラテヤ・スポルのサドゥク・チフトプナルがリストアップされている。
 右サイドバック候補としては、サンプドリアのバルトシュ・ベレシンスキとリヨンのラファエル・ペレイラ・ダ・シウバが有力で、FWとしては、ルイス・ムリエルとチチャリートの名が上がっている。
 これらの選手は、レンタルでの獲得を考えているベシクタシュだが、ブラク・ユルマズに関しては、トラブゾン・スポルとの契約期間の獲得を求めている。



アンタルヤ・スポル 0:0 フェネルバフチェ(NTV 18.12.25)

ゼキ・ユルドゥルム、メフメット・トパル、マルティン・シュクルテル、ハルン・アルプソイ、ハカン・オズメルト(左から)(フェネルバフチェ公式HP) アンドレ・アイェウ(左)アリ・シソッコ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ前半最終節となる第17節で、アンタルヤ・スポルとフェネルバフチェが、0:0で引き分けた。この結果、フェネルバフチェは、前半を降格圏で終わることになった。

 前節、2点リードしながら、後半ロスタイム2分に浴びたゴールで、勝ち点を1しか取れず、また、今週行われたトルコ杯の戦いでは、5:2でギレスン・スポルをくだし16強に名を連ねることになったフェネルバフチェが、エルスン・ヤナル監督復帰後2戦目の試合で、ゴールをあげられずに終えることになった。
 アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合、故障を発生させたためメンバーから除外されたマテュー・ヴァルブエナに替えてヤシン・ベンジアが、また、控えからスタートしたイスラム・スリマニに替えてロベルト・ソルダードを先発メンバーに入れて試合に臨んだフェネルバフチェだったが、無得点の引き分け試合に終わった。
 フェネルバフチェは、これで、5試合連続勝利にありついてしない。第12節にアランヤ・スポルを、ウルケル・スタジアムでくだしたフェネルバフチェは、その後、トラブゾン・スポルとアクヒサル・スポルには敗れ、カスムパシャ、エルズルム市役所スポル、アンタルヤ・スポルとは、勝ち点1を分け合う結果となっている。
 この試合、フェネルバフチェでは、前半45分に1枚目のイエローカードをもらったロマン・ノイシュテッターが、後半30分に2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。
 一方、アンタルヤ・スポルでは、後半ロスタイム3分に、スレイマン・ドゥカラに替わってピッチに入った15歳のフェフミ・コチは、トルコ・リーグでピッチに立った最年少記録を塗り替えた。
 この試合の結果、フェネルバフチェは、前半を勝ち点16で17位となり、降格圏に入ったまま終えることになった。アンタルヤ・スポルは、勝ち点27で6位となった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、サリフ・ドゥルスン、バハドゥル・オズテュルク、アリ・シソッコ=イエクタ・クルトゥルシュ(後半39分:ジャン・アーメル・ドゥローレ)、チコ(前半19分:ハルン・アルプソイ)=ゼキ・ユルドゥルム、ハカン・オズメルト、セルダル・オズカン=スレイマン・ドゥカラ(後半ロスタイム3分:フェフミ・コチ)
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ(後半ロスタイム2分:ディエゴ・レジェス)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=エリフ・エルマス、メフメット・トパル=アンドレ・アイェウ、ヤシン・ベンジア(後半42分:シェネル・オズバイラクル)、メフメット・エキジ=ロベルト・ソルダード(後半24分:イスラム・スリマニ)



ガラタサライ 4:2 シワス・スポル(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 18.12.24)

エレン・デルディヨク(前)マッティアス・ブジャルスマイヤー(後)(ミリエット紙) ソフィアン・フェグリ(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第17節で、テュルク・テレコム・アリーナにシワス・スポルを迎えた。ガラタサライは、この試合を4:2で制し、勝ち点を29に伸ばした。

 ガラタサライは、スタンドを満杯にしたサポーターの熱い声援を背に試合に臨んだ。ソフィアン・フェグリが、右サイドから持ち込み内へと入れたボールが、シワス・スポルのゴールに最初の危機を作り出した。ソフィアン・フェグリのセンタリングに、吹っ飛びながら触れたエレン・デルディヨクのシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同9分、ダグラスのパスを、ペナルティエリア内で受けたロビーニョの放ったグランダーのシュートが、ガラタサライのゴールネットを揺らした。0:1。
 同18分、ガラタサライはPKを獲得した。ヘンリー・オニェクルの左サイドからのパスを、PKポイント上で得たユネス・ベランダが、ウーウル・チフトシチのチェックを受けピッチに倒れた。この試合のハリル・ウムト・メレル主審は、最初はコーナーキックを指示したが、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。このPKを、エレン・デルディヨクが、GKトルガハン・アジャルが動いたと反対の隅に蹴り込んで1:1の同点とした。なお、この得点は、テュルク・テレコム・アリーナ開設以来の400ゴール目となった。
 同30分、ガラタサライはコーナーキックを得た。このコーナーキックをユネス・ベランダが蹴ると、相手ディフェンダーが大きくクリアしようとした。だが、このボールは、ペナルティエリア・ライン手前にいたンディアエに渡り、ンディアエは、見事な動きで、相手選手をかわしペナルティエリア内にいたソフィアン・フェグリにボールを出した。そのソフィアン・フェグリが狙いすましたグランダーのシュートを放つと、これが勝ち越し点となった。2:1。
 同41分、シワス・スポルは、右サイドで生まれた攻撃で、ダグラスからのパスを受け、これをコントロールしたロビーニョが、この試合2つ目のゴールを決めた。2:2。
 同ロスタイム5分間の中で、ペナルティエリア内へと持ち込んだヘンリー・オニェクルのシュートは、シワス・スポルのディフェンダーが、際どく防ぎ、前半は、結局、2:2のまま終了を告げた。
 ガラタサライは、後半開始早々、ゴールを決め、再び、勝ち越した。フェルナンド・レゲスのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取りペナルティエリア内へと入り込みボールを得たヘンリー・オニェクルが、GKトルガハン・アジャルと1対1となり、その左を抜けるゴールを決めたのだった。ジェヴデト・キョミュルジュオウル線審がオフサイド・フラッグを上げたが、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドはなかったと判定され得点が認められた。3:2。
 同24分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。マリアーノ・フェッレイラが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内へと走り込んでいったユネス・ベランダが、ゴール右斜め前で、辛うじて体を伸ばしてボールを内へと入れた。PKポイント上にいたエレン・デルディヨクがキックをミスると、ボールは、ファーサイドにいたヘンリー・オニェクルのところへと転がった。ヘンリー・オニェクルは、ダイレクトでシュートを放つと、ボールは、相手ゴール隅に突き刺さったのだった。4:2。
 このゴールのあとも攻めを続けたガラタサライは、同29分、コーナーキックを得た。ソフィアン・フェグリがその左コーナーキックを蹴ると、エレン・デルディヨクがボールを浮かし、ボールがファーサイドに流れたところ、フェルナンド・レゲスがヘディングシュートを見せた。ボールは、上のバーに当たり、ゴールライン際で跳ねると、エレン・デルディヨクが触れる前に、GKトルガハン・アジャルが手でゴールに向かうのを防いだところ、シワス・スポルのディフェンダーが危機を回避すべく、大きくクリアしたのだった。
 この試合の終盤、新たな好機は生まれず、5分間のロスタイムののち、試合は4:2のスコアのままで終わった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ、オザン・カバク、長友佑都=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半ロスタイム4分:ムスタファ・カプ)、ユネス・ベランダ(後半41分:ライアン・ドンク)、ヘンリー・オニェクル=エレン・デルディヨク(後半30分:ガリー・ロドリゲス)
【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ダグラス、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィド・ブラズ、ウーウル・チフトシチ=ハカン・アルスラン、デルヴィン・ンディンガ(後半32分:アルナ・コネ)=ガブリエル・トルジェ(後半25分:セルフィー・リバルカ)、ロビーニョ、エムレ・クルンチ(後半44分:エルドーアン・イエシルユルト)=ムハッメト・デミル



カスムパシャ vs ベシクタシュ(ベインスポル+ヒュリエット紙補綴 18.12.23)

サディク(左)を讃えるジョスエ・サ(右)(カスムパシャ公式HP) アドリアーノ・コッレイラ(左)サディク(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第17節で、首位を追走するカスムパシャとベシクタシュが対峙した。レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、カスムパシャが4:1で制し、3試合勝利から見放されていたことに終止符を打ち、意気が上がった。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、前節のトラブゾン・スポル戦からは、2人を入替えて試合に臨んだ。トラブゾン・スポル戦で先発メンバーに名を連ねていたリカルド・クアレスマとギュヴェン・ヤルチュンを控えに回した同監督は、先発メンバーにギョクハン・ギョヌルとムスタファ・ペテクメクを送り込んだ。
 試合開始まだ2分というところで、ベシクタシュは、若いドルクハン・トケズがゴールを決めた。だが、ゴールが決まる前に、イェレマイン・レンスが手でボールに触れたとして、ジュネイト・チャクル主審は、ヴィデオ判定システムの支援を得てゴールを取り消した。ゴールが取り消されたあと、故障を発生させたドルクハン・トケズは、ライアン・バベルと交替を余儀なくされた。
 試合の均衡を確保することに成功したカスムパシャは、同11分、ロレト・サディクの見事なゴールで1:0と先制した。右サイドで生まれた攻撃で、ポポフがセンタリングを入れた。ギョクハン・ギョヌルが大きくクリアしようとしたボールが、ペナルティエリア・ライン上で、走り込んで来たサディクがシュートを放つのに格好のボールとなり、そのシュートがベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。攻撃を続けたカスムパシャは、同19分、ジャッネがゴールを決めたかに見えたが、この度も、ヴィデオ判定システムのお世話になったジュネイト・チャクル主審は、ゴールが決まる前にファウルがあったとして、このゴールも取り消されてしまった。カスムパシャは、同45分、今度は、ジャッネのヘディングシュートが決まり、スコアを2:0とした。コイタがトレセゲとワンツーをしてペナルティエリア内へと入り込み、ボールを中へと入れた。カリウスからボールがこぼれると、再び、ボールはコイタの前へと転がった。コイタが、ヘッドで中へ入れたボールを、ジャッネがゴールマウスに放り込んだのだった。ジャッネのゴールは。これで19点目となった。
 この試合の前半は、結局、カスムパシャが2:0とリードをしたまま終わった。
 後半に入り、より意欲的に試合に臨んだベシクタシュは、同7分、ゴールを決めた。イェレマイン・レンスが、右サイドから入れたセンタリングに、いいジャンプを見せたムスタファ・ペテクメクが合わせゴールを決め、スコアを2:1とした。
 ベシクタシュの、後半早々のプレッシャーを、うまく崩したカスムパシャは、同28分、ロレト・サディクの放ったシュートが、上のバーに嫌われてしまった。跳ね返りのボールで攻撃を続けようとしたジャッネに対し、ファーティフ・アクソイがファウルを犯すと、再度、ヴィデオ判定システムに確認に入ったジュネイト・チャクル主審は、PKを指示した。このPKを、ジャッネが決め、これで、ジャッネのゴール数は20に達した。このゴールの8分後、即ち、同38分には、サディクのパスを受けたダヴィド・パヴェルカが、スコアを4:1とするゴールを決めた。
 この結果、カスムパシャは、勝ち点を29に伸ばしたのに対し、ベシクタシュは勝ち点26に留まった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ヴェイセル・サル、オリヴィエ・ヴェニョー=ジョスエ・サ(後半31分:タルカン・セルベスト)、ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ(後半42分:ハカン・デミル)=ベンガリ・コイタ(後半18分:サムエル・エドゥオク)、ムバエ・ジャッネ、トゥレゼゲ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ(前半ロスタイム2分:ファーティフ・アクソイ)=アッティバ・ハッティンソン(後半37分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ガリー・メデル=ドルクハン・トケズ(前半5分:ライアン・バベル)、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンス=ムスタファ・ペテクメク



トレゼゲ争奪戦、始まる(タクヴィム紙 18.12.22)

トレゼゲ(ファナティック紙)  トレゼゲの代理人ダヴィラが、2つのイスタンブルのクラブからオファーを受けたことを明らかにした。そのクラブは、ベシクタシュとフェネルバフチェであることも明らかになっている。ライバルチーム同士による新しい獲得競争が始まることになった。

 今季輝かしい活躍をしているカスムパシャのスター選手トレゼゲに関する新しい展開があった。カスムパシャは、昨日、構想外扱いをしていた、このエジプト人選手トレゼゲの謝罪を受け入れたのだ。

                 フェネルバフチェから打診が入っていた

 このあと、トレゼゲの代理人が、移籍に関し驚きの談話を出したのだ。ウィリアム・ダヴィラが、「イスタンブルの2つのクラブが、トレゼゲについて、当方と接触をとってきた」と述べたのだ。この2つのクラブが、ベシクタシュとフェネルバフチェであることは知られたことだ。この間、フェネルバフチェは、トレゼゲ獲得について打診を行ってきていた。そこへ、ベシクタシュが割って入ってきたことになるのだ。



ガラタサライ、トルガイ・アルスランの獲得に向かう!(ファナティック紙 18.12.21)

トルガイ・アルスラン(アクシャム紙)  ガラタサライが、ベシクタシュを構想外になっているトルガイ・アルスランの獲得に向け動き出した。

 ガラタサライのアブドゥラヒム・アルバイラク副理事長が、トルガイ・アルスランの父親と交渉の席に着いた。ベシクタシュで構想外となっているトルガイ・アルスランの獲得に向け動き出したのだ。

                 父親と個別会談

 アルバイラクがこじ開けようとした扉は父親エルハン・アルスランだった。熱狂的なガラタサライのサポーターである父親に、トルガイ・アルスランのガラタサライ入りの援助をしてもらおうというのだ。2013年に著したルポで、このことを明らかにしたトルガイ・アルスランだったが、その後、ベシクタシュを選んだのだった。

                 ガラタサライの新8番になるはず

 トルガイ・アルスランの獲得を考えているガラタサライは、セルチュク・イナンの替わりと考えている。今季末で、セルチュク・イナンを出すことを考えているガラタサライは、トルガイ・アルスランで、その穴を埋めることを考えているのだ。



シェノル・ギュネシュ監督、カスムパシャ戦では思い切った選択(ファナティック紙 18.12.20)

シェノル・ギュネシュ監督(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ前半戦最終節で、ベシクタシュは、アウェーでカスムパシャと戦う。この土曜日、レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで、午後7時開始のこの一戦は、ジュネイト・チャクル主審が裁く。この一戦に、シェノル・ギュネシュ監督が起用する選手の顔触れが、ほぼ明らかになってきた。FWには、驚く選択が行われる模様だ。

 この試合に、ベシクタシュでは、累積警告で出場停止のジャネル・エルキンと、治療継続中のエンソ・ロコ以外は、欠ける選手はいない。
 トルコ・リーグ、及び欧州リーグのここ数試合、故障、出場停止、構想外となった選手が多く、選手層が薄くなりながら戦ってきたベシクタシュは、ライアン・バベルが恢復を見せ、チームに合流して練習を開始したことで、かなり楽になった。この4週間の離脱を経て、ここ2日間は、練習全てに加わったライアン・バベルは、同監督に大丈夫とのメッセージを伝えてはいるが、同監督は、試合の推移に従い、後半から起用するものと考えられている。

                 ディアーニュには特別対策

 ディフェンス陣の変更を、またしても考えている同監督は、カスムパシャの空中戦がかなり高いことに加え、トルコ・リーグの得点王をひた走るディアーニュ対策に、ドマゴイ・ヴィダを当てることを考えている。トラブゾン・スポル戦での空中戦に間に合わなかったガリー・メデルは控えに回し、その替わりのストッパーに、またしてもネジプ・ウイサルを起用するのも、同監督が考えるプランの1つだ。また、この試合では、右サイドバックにはギョクハン・ギョヌル、左サイドバックにはアドリアーノ・コッレイラを起用する。中盤は、アッティバ・ハッティンソンとドルクハンの2人は崩すことは考えていない同監督は、攻撃ラインには、クアレスマ、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンスで構成する。シワス・スポル戦とアンカラ・グジュ戦でゴールを決めたあと、3試合沈黙をしたままの若きゴールゲッターのギュヴェン・ヤルチュンに替えて、ムスタファ・ペテクメクを先発メンバーに入れることが、かなり可能性が高いと看られている。



ガラタサライ、オザン・カバクとの契約を延長(ファナティック紙 18.12.19)

オザン・カバク(タクヴィム紙)  ガラタサライは、この間、ヨーロッパのビッグクラブで、その名が取り沙汰されている18歳のオザン・トゥファンとの契約を、2023年まで延長した。

 今季、最初の公式戦として、トルコ・リーグ第3節、6:0で勝ったアランヤ・スポル戦に初出場を果たしたオザン・トゥファンは、その後は、ファーティフ・テリム監督の外せない選手の1人として、先発メンバーに名を連ね続けている。
 2000年生まれのオザン・トゥファンは、今季、ガラタサライのユニフォームを着て16試合に出場して、その内15回が先発メンバーに名を連ねているのだ。
 そのプレーぶりが、ヨーロッパのビッグクラブの関心を惹いているオザン・トゥファンの名は、マンチェスターシティ、インテル、アトレチコ・マドリードのようなビッグクラブとともに上がっているのである。



フェネルバフチェ vs エルズルム市役所スポル(ベインスポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18.12.18)

ロマン・ノイシュテッター、ジル・スヌ、アンドレ・アイェウ(左から)(ミリエット紙) トルガ・ウンリュ(左)メフメット・エキジ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第16節最終試合で、フェネルバフチェは、ホームで、エルズルム市役所スポルと2:2で引き分けた。

 この結果、フェネルバフチェは、新監督エルスン・ヤナル指揮下で臨んだ最初の試合を、引き分けで終わってしまった。
 フェネルバフチェの新監督エルスン・ヤナルは、フェネルバフチェの公式戦の指揮を執るのは677日ぶりのこととなった。エルスン・ヤナル監督の初陣は、57歳の誕生日に当たり、前節、アクヒサル・スポルに3:0で苦杯を喫したときの先発メンバーから、2人の選手の交替を行った。
 フェネルバフチェは、カドゥキョイに向えたエルズルム市役所スポル相手に、早々に優位に立った。この試合の開始10分間に、イスラム・スリマニは、2度、ゴールに迫った。だが、いずれも放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 フェネルバフチェは、求めていたゴールは、前半18分、マウリシオ・イスラのパスを受けたアンドレ・アイェウがヘッドで合わせることで生まれ、これで、フェネルバフチェが1:0と先制したのだった。このゴールのあと、度重なる攻撃を仕掛けたフェネルバフチェが、同27分、マルティン・シュクルテルのゴールで、点差を2と拡げた。マテュー・ヴァルブエナが右コーナーキックを蹴ると、そのコースに入り、いいジャンプを見せたマルティン・シュクルテルのヘディングシュートが炸裂したのだった。
 そして、前半は、2:0とフェネルバフチェがリードを保ち終わった。
 後半は、エルズルム市役所スポルのゴールで幕が開いた。同3分、エムラー・エシャンがゴールを決め、点差を1と縮めたのだ。左サイドからボールを持ち込んだスヌのグランダーがセンタリングを入れると、ペナルティエリアの絶好の位置にいたエムラー・エシャンが、それに合わせてシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールのあと、試合はバランスが取れるようになり、フェネルバフチェは、カウンター攻撃でもって、相手ゴールに脅威を与えるようになった。
 エルズルム市役所スポルは、同ロスタイム、ティのゴールで、2:2の同点に追いついた。左サイドからスヌが、グランダーのセンタリングを入れると、ゴール前に生まれた混戦のなか、ボールがティの前に転がると、そのティがシュートを放ったところ、ボールは、ロマン・ノイシュテッターの足に当たり、GKの左をぬけゴールインしてしまった。2:2。
 そして、結局、両者は、勝ち点を分け合うこととなったのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、エリフ・エルマス=アンドレ・アイェウ(後半43分:ディエゴ・レジェス)、メフメット・エキジ(後半23分:ヤシン・ベンジア)、マテュー・ヴァルブエナ(後半27分:バルシュ・アルジュ)=イスラム・スリマニ
【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=トルガ・ウンリュ、エゲメン・コルクマズ、ロクマン・ギョル、レオ・シェヴェヒレン=ムサ・コーネ(後半1分:エムラー・バシャン)、ジャスミン・シュク=エルハン・チェレンク(後半37分:レナルト・ティ)、タイラン・アンタルヤル、オゼル・フルマジュ(後半1分:イブラヒム・アクダー)=ジル・スヌ



ベシクタシュ vs トラブゾン・スポル(ベインスポル+サバハ紙補綴 18.12.17)

ネジプ・ウイサル(左)ホセ・ソーサ(右)(ベシクタシュ公式HP) アッティバ・ハッティンソン(左)ユスフ・ヤズジュ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  今節のトルコ・リーグで、ベシクタシュとトラブゾン・スポルが2:2で引き分けた。ベシクタシュは、0:2とリードを許した試合を、後半ロスタイムに盛り返すことに成功した。

 トラブゾン・スポルをホームに迎えたベシクタシュは、UEFA欧州リーグのマルメ戦と比べて、3人の選手交替を行った。ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、期待に応えることのできないオウズハン・オズヤクプを控えに回し、替わりにアッティバ・ハッティンソンを中盤に置いた。故障の癒えたイェレマイン・レンスは、ムスタファ・ペテクメクを控えに回した替わりとして、先発メンバーに起用された。この一戦で、同監督は、FWで、もう1人の交替を行った。マルメ戦では出番のなかったギュヴェン・ヤルチュンを、ワグナー・ラウに替え起用してゴールを求めたのだった。
 トラブゾン・スポルの方は、前の試合のまま選手起用がなされた。トラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、トルコ・リーグ第15節でコンヤ・スポルを3:0でくだしたと同じ先発メンバーを起用した。
 ベシクタシュは、この試合、クアレスマとイェレマイン・レンスが持ち込んだボールでもって、ゴールを求めたのに対し、アウェーのトラブゾン・スポルは、同様に、アブドゥルカディル・オミュル、ユスフ・ヤズジュ、ホセ・ソーサの持ち込みでゴールを模索したのだった。前半で最も大きなチャンスは、トラブゾン・スポルが掴んだ。同22分、ホセ・ソーサが蹴ったフリーキックに対し、ボールのチェックに入ったカリウスが前に出た。ンワケメの前にボールは落ち、ンワケメががら空きのゴールマウスに向けシュートを放ったが、ボールは、バーを直撃して跳ね返されてしまった。
 そして、前半の終盤、アウェーのトラブゾン・スポルが先制した。中盤でクアレスマからボールを奪うと、ホセ・ソーサが見事なセンタリングを入れた。そのボールを、フーゴ・ロダレガが胸でトラップしたあと、カリウスをもかわし放ったシュートがゴールとなったのだった。これで、ロダレガは、今季8得点目を記録した。また、ロダレガは、ベシクタシュ戦でのゴールは6つ目となった。
 トラブゾン・スポルは、後半早々に2点目を決めた。同2分、またしてもベシクタシュの中盤でのミスを咎めボールを奪ったオナズィのパスを、ペナルティエリアの外で受けたンワケメの素晴らしいシュートが、ベシクタシュのゴールネットを揺らし、点差を2と拡げたのだ。これで、今季3得点目となったンワケメは、ここまで、ガラタサライ戦で2ゴールを決めている。
 このゴールのあと、プレスを強め、好機を見い出していったベシクタシュは、同12分、希望をつなぐゴールが生まれた。ベシクタシュのコーナーキックを、ディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、左サイドにいたジャネル・エルキンに渡ってしまった。そのジャネル・エルキンがセンタリングを入れたところ、背後に蹴り出そうとしたオナズィがオウンゴールをあげてしまい、点差は1と縮まった。
 同23分、ドルクハンが、ギョクハン・ギョヌルのパスに合わせてゴールが決まったかに見えた。だが、ハリル・ウムト・メレル主審主審は、このゴールが生まれる前に、イェレマイン・レンスがオフサイドだったと、ヴィデオ判定システムで確認した結果、ゴールを取り消してしまった。
 ベシクタシュは、求めて止まなかったゴールを、同ロスタイム6分に見い出した。アデム・リャイッチが蹴ったコーナーキックを、ギョクハン・ギョヌルがヘッドで合わせると、ボールは、ウーウルジャン・チャクルからこぼれ、最後には、ファーサイドにいたムスタファ・ペテクメクがヘッドで決めたのだった。2:2の引き分けに終わったこの試合、両チームともに勝ち点を26としたのだった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ドルクハン・トケズ、ネジプ・ウイサル(後半1分:ギョクハン・ギョヌル)、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ=ガリー・メデル、オウズハン・オクヤコブ=リカルド・クアレスマ(後半1分:ジャネル・エルキン)、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンス=ギュヴェン・ヤルチュン(後半37分:ムスタファ・ペテクメク)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ザルゴ・トゥーレ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ(後半19分:ハサン・バトゥハン・アルタルスラン)、オジェニ・オナズィ=アブドゥルカディル・オミュル、ユスフ・ヤズジュ(後半39分:ヴァヒド・アミリ)、アンソニー・ンワケメ(後半29分:ジャレブ・エクバン)=フーゴ・ロダレガ



バシャクシェヒル・スポル 1:1 ガラタサライ(イエニ・シャファク紙+ミリエット紙補綴 18.12.16)

オザン・カバク、ムスレラ、アデバヨール(左から)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ジュニオール・カイサラ(左)ガリー・ロドリゲス(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つバシャクシェヒル・スポルが、ホームにガラタサライを迎え、これと1:1の引き分けに終わった。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、ガラタサライとの勝ち点差8を保った。

 トルコ・リーグの首位争いで、首位のバシャクシェヒル・スポルが、ホームでガラタサライと1:1で引き分けた。
 バシャクシェヒル・スポルが、前半18分、イルファン・ジャン・カフヴェジの決めたゴールで、1:0と先制した。スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、ボールを得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティエリア・ライン手前からシュートを放つと、ボールは、セルダル・アズィズに当たりゴールインしてしまったのだった。このゴールのあと、ガラタサライのゴールに向かい、2点目を窺うチャンスを掴みながら、バシャクシェヒル・スポルが、それを生かせないでいると、同30分、ガラタサライのンディアエが、ペナルティエリア内でピッチに倒れ、PKが与えられた。ソフィアン・フェグリが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたンディアエはヘッドで合わせたが、ボールは、相手ディフェンスからこぼれ、そのボールを、詰めていたンディアエが追いかけ、GKメルト・ギュノクをすり抜けようとしたところ、ピッチに倒れた。これを咎めたウミト・オズテュルク主審がPKを指示したのだった。そして、このPKを、エレン・デルディヨクが決め、ガラタサライは1:1と同点に追いついた。
 後半にいい始まり方をしたガラタサライは、エレン・デルディヨクにより相手ゴールにプレッシャーをかけたが、ゴールには繋がらなかった。一方、バシャクシェヒル・スポルは、エディン・ヴィスチャが、そして、後半になり、リアド・バジッチに替わり投入されたアデバヨールが、ガラタサライのゴールに向かい危険な場面を作っていた。
 バシャクシェヒル・スポルは、終盤、ガラタサライのゴールに向かい効果的な攻めを増やしていっていき、中でもイルファン・ジャン・カフヴェジとカイサラが、ムスレラに厳しい時間を作り出していた。だが、ムスレラは、際どいところでゴールを許さなず、結局、両者は、勝ち点を分け合うことになった。
 この結果、首位のバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を34とし、ガラタサライも、勝ち点を26と伸ばしたのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、アレクサンドゥル・エピリーヌ、ガエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半ロスタイム2分:ソネル・アイドードゥ)、ステファノ・ナポレオニ(後半22分:エリア・エルジェロ)=リアド・バジッチ(後半22分:エマニュエル・アデバヨール)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、オザン・カバク、セルダル・アズィズ、長友佑都=ソフィアン・フェグリ、バドゥ・ンディアエ=ヘンリー・オニェクル、フェルナンド・レゲス、ガリー・ロドリゲス(後半1分:セルチュク・イナン)=エレン・デルディヨク(後半38分:マルティン・リネス)



ギョズテペ 0:0 ブルサ・スポル(ミリエット紙 18.12.15)

(ブルサ・スポル公式HP) (ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第16節開幕試合で、ギョズテペが、ホームで、ブルサ・スポルと0:0で引き分けた。

 イズミル・ボルノヴァ・スタジアムで行われたこの試合、ゴールの声は上がらず、試合開始間と同じスコアのまま終了を迎えた。
 この結果、ギョズテペは、勝ち点を19とし12位につけ、ブルサ・スポルは、勝ち点を20とし10位につけることになった。なお、この試合、試合の観戦に訪れたブルサ・スポルのサポーターに対し、ギョズテペ側が弁当を配布したことが明らかにされた。

                 試合経過

 前半9分、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチのパスを、ペナルティエリア内で受けたセーヴが、枠を狙ったシュートは、GKベトが大きくクリアした。
 同26分、セーヴが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKベトがコントロールした。
 同28分、左サイドからハリルが入れたセンタリングを、ディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールを自らのものにしたアンドレ・カストロが、ペナルティエリアの外からシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同37分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだリマがシュートを放ったが、GKベトがコーナーキックに替えた。
 そして、前半は、お互いにゴールを決められず、均衡を保ったまま終わった。
 後半13分、ポコのパスを受け、ボールを得たボルゲスがシュートを放つも、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 結局、この試合は、得点が生まれず、引き分けで終わったのだった。

【ギョズテペ】ベト=アンドレ・ビヤゴ・ポコ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=アルパルスラン・オズテュルク、セルソ・ボルゲス=ヤシン・オズテキン(後半25分:タイフル・ビンギョル)、アンドレ・カストロ、ハリル・アクブナル(後半40分:サメド・アリ・カヤ)=カメロン・ジェローム(後半36分:ソコル・チカレシ)
【ブルサ・スポル】ムハメド・シェンゲゼル=バルシュ・ヤルドゥムジュ、オーレリアン・シェデュー、サンティアゴ・ヴェルギニ、ジェンギズ・ウムト・メラシュ=アイタッチ・カラ、ステファン・バッジ=アラーノ・リマ、アンリ・セーヴ(後半42分:ヤニ・アタナソフ)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=ウムト・ナイル(後半27分:トゥナイ・トルン)



ベシクタシュ 0:1 マルメ(イエニ・シャファク紙+TRT補綴 18.12.14)

アドリアーノ・コッレイラ(右)(ベシクタシュ公式HP) ネジプ・ウイサル(右)(ベシクタシュ公式HP)  UEFA欧州リーグの戦いで、勝ち点1で十分だったベシクタシュが、マルメに0:1で敗れた。この結果、ベシクタシュは、ヨーロッパのカップ戦から敗退することになった。また、この試合、ベシクタシュは、3本ものシュートが、バーを直撃するということが起こった。

 この試合、いい始まり方をしたベシクタシュは、前半8分に、まずネジプ・ウイサルにより、更に続いた攻撃で、ワグナー・ラウが、ともにバーに嫌われるということが起こった。右サイドからドルクハン・トケズの強いセンタリングに合わせてネジプ・ウイサルが放ったシュートが、バーにを直撃してピッチに跳ね返ると、そのボールをコントロールしたワグナー・ラウが放ったシュートが、今度は、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。そして、そのボールを、マルメのディフェンダーが、大きくクリアしたのだった。前半、マルメを上回るプレーぶりを見せたベシクタシュだったが、求めていたゴールをあげることができず、前半は、0:0のまま終わることになった。
 後半に入り、マルメが、同6分に、マルクス・アントンソンのゴールで0:1と先制した。ローゼンボルンが、中盤からデイフェンスの裏に出したボールに追いついたアントンソンが、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込みシュートを放つと、これがベシクタシュのゴールを捉えたのだった。ベシクタシュは、このゴールのあと、マルメのゴールマウスに向かい効果的な攻撃を増していったにも拘わらず、求めていたゴールをあげることができなかった。同ロスタイムには、サイル・ラリンも枠に嫌われるということが起こった。相手ディフェンスの裏に出されたボールを得て、GKと1対1となったサイル・ラリンが、ループシュートを試みたが、ボールは、上のバーに当たり外に出て行ってしまったのだった。そして、試合は、マルメがリードを保ったまま終わってしまった。
 この結果、ベシクタシュは、グループ・リーグ3位に留まり、グループ・リーグ戦の段階で敗退することとなった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ドルクハン・トケズ、ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ=アデム・リャイッチ、ガリー・メデル、オウズハン・オクヤコブ=リカルド・クアレスマ、ワグナー・ラウ(後半27分:サイル・ラリン)、ムスタファ・ペテクメク(後半33分:ファーティフ・アクソイ)



エルスン・ヤナル体制のコーチ陣が明らかに!(ファナティック紙 18.12.13)

エルスン・ヤナル(ファナティック紙)  トルコ・リーグで、今季、期待を下回っているフェネルバフチェが、新監督としてエルスン・ヤナルを迎えることで合意に達した。で、エルスン・ヤナルのコーチ陣は、どうなる? エルヴィン・ケーマンの名が上がっているところだ。

 フィリップ・コク監督を解任したフェネルバフチェで、今夜行われるスパルタク・トルナヴァ戦後、エルスン・ヤナルが会見を行うものと考えられている。フェネルバフチェは、来週の月曜日に予定されているエルズルム市役所スポル戦には、エルスン・ヤナル監督の下、ピッチに立つものと考えられている。

                 コーチ陣は、誰になるのか?

 エルスン・ヤナル監督のコーチ陣として、トゥンジャイ・シャンルとセミフ・シェンテュルクの名が上がっている。もし、この2人に対し合意に達してない際には、エルヴィン・ケーマンを続いて起用する方針だということだ。



トルコ 0:1 スウェーデン(ハベル・テュルク紙 18.11.17)

ハカン・チャルハノール(左端)(ミリエット紙) チャーラール・ソユンジュ(右)(ミリエット紙)  トルコ代表は、UEFAネーションズカップBリーグの戦いで、スウェーデン代表に0:1で敗れた。スウェーデン代表に勝利をもたらしたゴールをは、後半26分、PKを決めたグランクヴィストによるものだった。グループ・リーグ戦の全試合を終えたトルコ代表は、勝ち点3に留まり、Cリーグに陥落することとなった。UEFAネーションズカップでの唯一の勝利は、スウェーデン代表とのアウェー戦で、一旦は2:0とリードを奪われながら手にしたものだった。ロシア代表との2試合ともを落としたトルコ代表は、スウェーデン代表とは、ホームで敗れ、勝ち点3に留まったのだった。

 トルコ代表は、UEFAネーションズカップBリーグ第2組の最終試合で、スウェーデン代表に0:1で敗れた。スウェーデン代表に勝利をもたらしたゴールは、後半26分、PKを決めたグランクヴィストによるものだった。トルコ代表は、スウェーデン代表に敗れ、UEFAネーションズカップのCリーグに陥落することとなった。
 トルコ代表は、試合前、故障者が生まれ衝撃に包まれた。セルダル・アズィズが、ウォーミングアップ時に傷み、カーン・アイハンと交替することになった。ホイッスルが鳴ると、プレスをかけるサッカーを見せたトルコ代表は、序盤、ジェンギズ・ウンデルがゴールに近づいた。ペナルティエリアの外若干ゴール右斜め前から強烈なシュートは放つと、ロビン・オルセンが辛うじてコーナーに逃げた。
 前半7分、再度、トルコ代表はゴールに近づいた。ペナルティエリアの外でボールを得たハカン・チャルハノールが、スピードに乗り内へ入り、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 トルコ代表は、同12分にもゴールに近づいた。ユヌス・マルがスピードに乗り前へ進み、パスをジェンク・トスンに出した。そのジェンク・トスンが、ゴール左斜め前から内へ切り返し、パスを出したが、スウェーデン代表のディフェンスが、際どくユヌス・マルに渡る前に動き、コーナーキックに替えた。
 同38分、トルコ代表は、またしてもハカン・チャルハノールによりゴールに近づいた。ハカン・チャルハノールは、相手選手をかわし、ペナルティエリアの外ゴール僅かに右斜め前からシュートを放つと、ボールは、GKの左側を抜け僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 前半が終わろうかというところで、再び、ハカン・チャルハノールによりゴールに近づいた。ジェンギズ・ウンデルが右サイドからペナルティエリアへと入れたセンタリングを、ジェンク・トスンが、ヘッドでハカン・チャルハノールに落とすと、ボールを得たハカン・チャルハノールがシュートを試みたが、シュートコースをうまく消したロビン・オルセンが大きくクリアしてしまった。
 そして、前半は、ゴールの声が上がらないまま終わった。
 後半25分、スウェーデン代表の攻撃で、オカイ・ヨクシュルが、マルクス・ベルクに対し、背後からチェックに入ったところ、イストヴァン・コヴァクス主審はPKを指示した。このPKを、アンドレアス・グランクヴィストが決め、スウェーデン代表が0:1と先制した。
 試合の残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、スウェーデン代表がトルコ代表を0:1でくだし、トルコ代表は、UEFAネーションズカップCリーグに陥落することが決まった。
 最終戦を、ホームに迎えたスウェーデン代表に0:1で敗れたトルコ代表は、4試合戦って勝ち点3で、Bリーグ2組で最下位となったのだった。
 この結果、スウェーデン代表とロシア代表が、11月20日(火)に戦う最終戦を前に、トルコ代表がCリーグに陥落することが決まったのだった。

【トルコ代表】シナン・ボラト=メフメット・セキ・チェリク、カーン・アイハン、チャーラール・ソユンジュ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半42分:オメル・バイラム)=オカイ・ヨクシュル=ジェンギズ・ウンデル、マフムト・テクデミル(後半27分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ユヌス・マル(後半38分:オウスハン・オクヤコブ)、ハカン・チャルハノール=ジェンク・トスン



フェネルバフチェが、元ガラタサライのバフェティンビ・ゴミスを狙ってると言われている(アクシャム紙 18.11.17)

バフェティンビ・ゴミス(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェが、ライバルチームの元ガラタサライのスター選手バフェティンビ・ゴミス獲得に隠密裏に動いていることが明らかになった。

 今季前に、ガラタサライからサウジアラビアのアル・ヒラルに移籍したバフェティンビ・ゴミス獲得に、フェネルバフチェのスポーツ・ディレクターのコモリが密かに動き出している。
 コモリと親密な関係にある、バフェティンビ・ゴミスの代理人パトリック・メンディと、この件について、ここ数日、会談が持たれたこと、そして、両者間の重要な関係を作り上げていっていることが明らかになった。
 コモリは、構想外となっているアートゥフ・シェシュー、及び、ナビル・ディラルとのトレードで、この移籍を実現しようという考えであるというのが、流れてきている情報にある。
 昨季、トルコ・リーグで29ゴールを記録して得点王に輝いた33歳のバフェティンビ・ゴミスは、今季、アル・ヒラルで、9試合で7ゴールを記録している。



コンヤ・スポル、アイクト・コジャマンと交渉を始める(サバハ紙 18.11.16)

アイクト・コジャマン(ハベル・テュルク紙)  コンヤ・スポルは、ルザ・チャルンバイ監督の辞任以後、アイクト・コジャマンとの交渉を、昨日を開始した。交渉は、前向きに推移、アイクト・コジャマンは、この月曜日にコンヤ入りして、調印することになろう。

 コンヤ・スポルは、アンカラ・グジュ戦後、ルザ・チャルンバイ監督を、一方的に解任した。その後、監督探しを始めたコンヤ・スポルは、同クラブ関係者から待望されているアイクト・コジャマンとの交渉を開始した。交渉は順調に推移して、月曜日には、アイクト・コジャマンはコンヤ入りして調印するものと考えられる。なお、アイクト・コジャマンとは、2年半、ないしは5年間の契約が行うことが計画されている。

                 アイクト・コジャマン、コンヤ・スポルで歴史を塗り替えた

 アイクト・コジャマンは、コンヤ・スポルで初めて監督に就いたのは2005-2006シーズンだった。その後、2014-2015シーズンに、再び、コンヤ・スポル監督に就任した。このシーズンは、アイクト・コジャマン監督下で8位で、シーズンを終えた。2015-2016シーズンは、トルコ・リーグ3位となり、史上初めてUEFA欧州リーグに駒を進めた。2016-2017シーズンは、これまた史上初めてトルコ杯を制覇したのだった。そして、このシーズン終了後に、アイクト・コジャマンはフェネルバフチェと合意に達し、コンヤ・スポルを後にしたのだった。



オザン・カバク、イタリアから狙われる(TRT 18.11.15)

オザン・カバク(ファナティック紙)  オザン・カバクを、イタリアのビッグクラブが狙っている。インテル、ミランに次いで、ローマもまた、この18歳になったオザン・カバクの獲得に向け行動を開始した。

 ガラタサライは、1月に焦点を合わせている。チームに欠けている部分を補うための準備を始めているガラタサライは、補強を可能にするために必要な予算を確保する目的で、スーパーな選手の売却をするつもりなのだ。
 ガラタサライで、ファーティフ・テリム監督が輝かせた選手の1人であるオザン・カバクに対し、イタリアのビッグクラブから、相次いでオファーが来ているのだ。
 ミラノに本拠を構えるインテルとミランに次いで、ローマも、この18歳のストッパーを獲得しようとしているのだ。ローマのスカウト陣が、ここまで4度に渡り、オザン・カバクのプレーを観察に来て気に入っているということだ。
 ローマは、オザン・カバク獲得に向け、今後、ガラタサライの扉を叩くことになろう。今季10試合に出場したオザン・カバクの移籍金として、ガラタサライ側は2000万EUROと設定している。



トラブゾン・スポル、また、選手起用をいじる(ファナティック紙 18.11.14)

ウナル・カラマン監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、新マラテヤ・スポル戦の大差の敗北を受け、トルコ・リーグ第13節に予定されているフェネルバフチェ戦の選手起用を変更する準備に入っている。

 トルコ・リーグで、ここ4試合勝利から遠ざかっているトラブゾン・スポルで、直近の新マラテヤ・スポル戦での5:0での敗北を受け、ウナル・カラマン監督は、選手起用の変更に向かっている。フェネルバフチェ戦では、異なった先発メンバーを起用することを考えている同監督は、構想から外れてしまっているオヌル・レジェプ・クヴラクとブラク・ユルマズとともに、攻撃ラインでの変更を行なうだろうと考えられている。

                  オヌル・レジェプ・クヴラクの替わりはウーウルジャン・チャクル

 新マラテヤ・スポル戦では先発メンバーに入っていたが、効果的なプレーを見せることのできなかったンワケメを控えに回すことを考えている同監督は、ンワケメに替えて、故障が癒えてチームに合流して練習を再開しているユスフ・ヤズジュを起用することを考えている。それ以外では、5:0という無残な敗戦を喫した新マラテヤ・スポル戦で、重要なミスを犯したディフェンス陣の変更、更に、攻撃陣ではオルジャイ・シャハンを休ませるつもりでいるようだ。また、トラブゾン・スポルで構想から外れてしまっているオヌル・レジェプ・クヴラクに替えて、GKにはウーウルジャン・チャクルを起用することと思われる。



トルガイ・アルスラン、シュトゥットガルトへ(ファナティック紙 18.11.13)

トルガイ・アルスラン(ファナティック紙)  今季、ベシクタシュで大きな問題を抱えているトルガイ・アルスランを求めて、シュトゥットガルトが動き出した。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、GKロリウス・カリウスとトルガイ・アルスランを、シワス・スポル戦の登録メンバーに入れなかった。構想から外れたトルガイ・アルスランの獲得を考えているシュトゥットガルトが交渉を開始した。フロントの決定で構想から外れてしまっているトルガイ・アルスランは、過去の収入を受けていないとして、トルコ・サッカー協会に不服申し立てを行っているということだ。
 こうしたことがあったことから、ドイツのシュトゥットガルトがトルガイ・アルスランの獲得を考え、ベシクタシュとの交渉に入っているということなのだ。かつて、トルコではフェネルバフチェがリストアップし、今回、フロントが見限ったトルガイ・アルスランの行き先が、今のところ大きな関心の的である。



フェネルバフチェ vs アランヤ・スポル(ベインスポル 18.11.12)

アンドレ・アイェウ(フェネルバフチェ公式HP) バイアノ(左)ミヒャエル・フライ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグで、最後の勝利は6節も前になっていたフェネルバフチェが、ホームで、アランヤ・スポルを2:0で撃破して、憧れの勝ち点3を手に入れた。なお、この試合には、マテュー・ヴァルブエナが、その存在感を見せつけることになった。

 ダービーマッチでの復活、及び、アンデルレヒト戦での勝利により気合が入って、ホームでの試合に臨んだフェネルバフチェは、序盤から、そのかけていったプレッシャーを感じさせるプレーを見せた。そして、前半19分、求めていたゴールを手に入れた。左サイドで得たボールを持ち、相手選手をかわして行ったマテュー・ヴァルブエナが、この攻撃にかんできたマウリシオ・イスラにボールを出した。そのマウリシオ・イスラからのパスを、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で得たアンドレ・アイェウが、内へと切り返したあとシュートを放つと、ボールは、ピッチからはねゴールネットに収まった。これで、アンドレ・アイェウは今季3点目を記録した。
 このゴールのあともプレッシャーを緩めなかったフェネルバフチェは、同31分に点差を2と拡げた。相手陣内の中ほどの左サイドからマテュー・ヴァルブエナがフリーキックを蹴ると、PKポイントでいいジャンプを見せたミヒャエル・フライがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。ミヒャエル・フライは、これで、今季2得点目を記録した。
 後半に入り、アランヤ・スポルは、より前掛りになってプレーをし始めた。同15分、エフェジャン・カラジャが、この試合最大のチャンスを得たが、ハルン・テキンを越えることはできなかった。残りの時間で、ここまでのスコアを守ったフェネルバフチェが、5週間得られなかった勝利を掴み、勝ち点を13に伸ばした。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル(後半8分:イスマイル・キョイバシュ)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アンドレ・アイェウ、マウリシオ・イスラ、エリフ・エルマス、マテュー・ヴァルブエナ(後半19分:ヤシン・ベンジア)=イスラム・スリマニ(後半39分:メフメット・トパル)、ミヒャエル・フライ
【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=バイアノ、メリフ・デミラル、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジェイフン・ギュルセラム(後半33分:フィリペ・アウグスト)、ジャニス・マニアティス(前半35分:ルカス・ヴィラファネス)=ジャルマ・カンポス、エフェジャン・カラジャ(後半28分:ボボ)、ジュニオール・フェルナンデス=パピス・シセ



チャイクル・リゼ 1:2 バシャクシェヒル・スポル(NTV改 18.11.11)

バジッチ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(左)メフメット・ウスル(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つバシャクシェヒル・スポルが、最下位のチャイクル・リゼを1:2でくだし、首位を守った。アウェーのバシャクシェヒル・スポルの勝利をもたらしたゴールをあげたのは、マヌエル・デ・コスタとリアド・バジッチだった。

 バシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグ第12節で、アウェーで戦ったチャイクル・リゼを1:2でくだした。バシャクシェヒル・スポルは、前半は、お互いにゴールなしで終わったこの試合の後半に結果を出した。まず、同7分にマヌエル・デ・コスタが、エディン・ヴィスチャのアシストを受けて、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らした。エディン・ヴィスチャがコーナーキックを蹴り、中に入ってきたボールに、マヌエル・デ・コスタがヘッドで合わせたのだった。0:1。その12分後、今度は、リアド・バジッチが舞台に上がった。バジッチは、最初のゴール同様、エディン・ヴィスチャのアシストを受けて、ゴールを決めた。右サイドでボールを得たエディン・ヴィスチャが、グランダーのセンタリングを入れると、そのコースにうまく入り絶好の位置からバジッチがゴールを決めたのだった。0:2。
 同21分、アルダ・トゥランが、マルシオ・モッソーロに替わり投入されると、スタンドで反発をする声が上がっていた。
 同34分、ウマル・アミヌのアシストを受け、ヴェダト・ムリキがゴールを決め、ホームのチャイクル・リゼに希望が涌いた。左サイドから、ウマルがペナルティエリア内へとグランダーのセンタリングを入れると、PKポイント上で狙い澄ましたシュートが放たれると、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:2。スタンドでは、しばしばチャイクル・リゼのフロントを批判する声が高まっていたが、試合の方は、バシャクシェヒル・スポルが1:2で勝利を手にした。これで4連勝となったバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を27に伸ばし、首位を保った。
 3連敗を喫したチャイクル・リゼは、これで5試合勝利がなく、勝ち点は8に留まったままで最下位だ。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=オルハン・オワジュクル(後半19分:スレイマン・コチ)、コライ・アルトゥナイ(前半45分:アリ・チャムダル)、ヤクブ・ブラベッチ、メフメット・ウスル=ロビン・ヤルチュン、マルワヌ・サーダン=ブラジャン・サムディオ(後半31分:オレクサンドゥル・グラドキィ)、アミヌ・ウマル、フェルナンド・ボルドリン=ヴェダト・ムリキ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピリーヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半30分:エムレ・ベレズオウル)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半39分:ギョクハン・インレル)=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半21分:アルダ・トゥラン)、ステファノ・ナポレオニ=リアド・バジッチ



新マラテヤ・スポル 5:0 トラブゾン・スポル(イエニ・シャファク紙+TRT補綴 18.11.10)

新マラテヤ・スポル、歓喜(ハベル・テュルク紙) ザルゴ・トゥーレ、ギレルメ・マルケス、オジェニ・オナズィ(左から)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第12節開幕試合で、トラブゾン・スポルは、アウェーで新マラテヤ・スポルに5:0で敗れた。

 第12節の開幕試合で、トラブゾン・スポルが、アウェーで新マラテヤ・スポルに5:0で敗れた。トルコ・リーグで、ここ3試合勝ち続けている新マラテヤ・スポルは、代表の試合のためにできる休止期間に気持ち良く入れることになった。逆に、トルコ・リーグで、これで4試合勝利から遠ざかることになったトラブゾン・スポルは、落胆の面持ちで休止期間に入る。
 この試合の最初の好機は、トラブゾン・スポルから生まれた。前半23分、オルジャイ・シャハンのパスを、ペナルティエリアの右で、ペレイラが受けた。そのペレイラから出たパスを受けたロダレガがシュートを放ったが、ボールは、転がりながら枠を逸れて外に出て行っただけだった。
 同36分、ブータイブが、トラブゾン・スポルのディフェンスのミスを咎めて得たボールをギレルメに出した。ギレルメは、ペナルティエリアに入るや否やシュートを放つと、ボールは、前に出てきたGKオヌル・レジェプ・クヴラクの右を抜けて、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らし、新マラテヤ・スポルが1:0と先制した。
 同38分、ギレルメが、ペナルティエリアの外右サイドからゴール前に向かいボールを入れた。そのパスコースにゴール斜め前で入ったアレクシッチが、左足でシュートを試みると、ボールは、トラブゾン・スポルのゴールに収まったのだった。これで、新マラテヤ・スポルは2:0とリードすることになった。
 そして、前半は、新マラテヤ・スポルが2:0とリードを保ち終わった。
 マラテヤでのこの試合、後半はゴールで始まった。ダニエル・アレクシッチが、同3分、フリーキックからゴールを決めたのだった。更に、新マラテヤ・スポルは、カリド・ブータイブのゴールで、スコアを4:0とした。左コーナーキックをギレルメが蹴ると、そのコースに入り、マークを振り払ったカリド・ブータイブがヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。
 新マラテヤ・スポルは、ギレルメが、同19分に決めたゴールで、点差を5と拡げた。アレクシッチが出したパスに反応して、ディフェンスの裏に入ったギレルメが、GKオヌル・レジェプ・クヴラクと1対1となりゴールを決めたのだった。5:0。残りの時間では、新たなゴールは生まれなかった。新マラテヤ・スポルが、ホームに迎えたトラブゾン・スポルを5;0でくだしたのだった。トラブゾン・スポルの選手たちは、大差で負けたあと、サポーター席に向かい、この敗戦に謝りを入れていた。

【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=イッサム・ケバケ、アルトゥーロ・ミナ、サドゥク・チフトプナル、エルカン・カシュ=ムラト・ユルドゥルム、アフメット・ウルドゥズ=ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス(後半35分:ラフマン・ブーラ・チャーウラン)、アデム・ブユック(後半26分:ミカエル・ペレイラ)=カリド・ブータイブ(後半44分:エレン・トズル)
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ザルゴ・トゥーレ、マジド・ホセイニ(後半19分:ヒュセイン・テュルクメン)、フィリップ・ノヴァク=オジェニ・オナズィ、ホセ・ソーサ=オルジャイ・シャハン、アブドゥルカディル・オミュル(後半26分:ジャレブ・エクバン)、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ



フェネルバフチェ 2:0 アンデルレヒト(NTV 18.11.9)

ミヒャエル・フライ(右)(フェネルバフチェ公式HP) マテュー・ヴァルブエナ(フェネルバフチェ公式HP)  UEFA欧州リーグD組第4戦で、アンデルレヒトを、後半26分のマテュー・ヴァルブエナと同29分のミヒャエル・フライのゴールで2:0でくだしたフェネルバフチェは、勝ち点を7に伸ばし、グループ・リーグからの勝ち上がりに重要なアドヴァンテージを手に入れた。フランス人選手マテュー・ヴァルブエナは、1ゴール、1アシストで、この試合に名を刻む選手となった。

                 マテュー・ヴァルブエナ、復活

 フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグD組第4戦で、ベルギーのアンデルレヒトをホームに迎えた。
 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合を、フェネルバフチェは、後半に生まれた2ゴールで、グループ・リーグ戦2勝目を飾った。
 フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、後半26分にマテュー・ヴァルブエナが、そして、同29分にミヒャエル・フライが決めた。マテュー・ヴァルブエナは、自ら決めたゴールのみならず、ゴールを導くパスを出し、この勝利に主要な役割を果たした。
 この勝利で、フェネルバフチェは、勝ち点を7に伸ばし、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりへ重要な歩を進めることになった。アンデルレヒトは勝ち点1に留まり、グループ・リーグ戦2試合を残すところで敗退が決まった。また、この試合、アンデルレヒトは、後半34分に、バッカリが2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。
 フェネルバフチェのエルヴィン・ケーマン監督は、この試合に、ガラタサライとのダービーマッチの先発メンバーから2選手を入れ替えて、試合に臨んだ。マウリシオ・イスラとヤシン・ベンジアに替えて、シェネル・オズバイラクルとイスラム・スリマニを送り込んだのだった。一方、フェネルバフチェに重要な選手アルペル・ポトゥクは、登録メンバーには入ってなかった。
 この試合に意欲的に臨んだフェネルバフチェは、序盤からアンデルレヒトのゴールに襲い掛かった。次から次へと好機を生み出したフェネルバフチェだったが、前半は求めていたゴールをあげることはできなかった。
 後半も、前半同様、優位に試合を始めたフェネルバフチェは、相手ゴールに、しばしば襲い掛かり始めた。そして、フェネルバフチェが求めていたゴールを、同26分、フランス人スター選手マテュー・ヴァルブエナが決めたのだった。
 マテュー・ヴァルブエナが、左サイドからセンタリングを入れると、アンドレ・アイェウがヘッドで合わせようとしたが、ボールに触れられないでいると、ボールは、そのままゴールインしたのだった。
 マテュー・ヴァルブエナのゴールから3分後、今度は、ミヒャエル・フライが舞台に上がった。このスイス人選手ミヒャエル・フライは、同29分にあげたゴールで、点差を2と拡げたのだった。
 マテュー・ヴァルブエナが、前掛かりでプレスをかけボールを奪い、ミヒャエル・フライにパスを出した。すると、ミヒャエル・フライが、がら空きとなったゴールに蹴り込んだのだった。2:0。
 アンデルレヒトは、同34分、この日2枚目のイエローカードをもらった選手が出て、10人になってしまった。

                 勝利をサポーターたちと祝う

 フェネルバフチェの選手たちは、アンデルレヒト戦の勝利を、サポーターたちと祝った。試合が終わると、大きな喜びに包まれた選手たちは、サポーターに近づき、大きな喜びを共有していた。一方、ベンチにいた選手たちは、背中に「コライ・シェネル」と表記されたユニフォームを着てピッチに現れ、サポーターに近づいて行った。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=エリフ・エルマス、ジャイルソン(後半43分:マウリシオ・イスラ)、マテュー・ヴァルブエナ(後半ロ37分:イスマイル・キョイバシュ)=アンドレ・アイェウ、イスラム・スリマニ、ミヒャエル・フライ



ファーティフ・テリム監督、カイセリ・スポル戦は特別編成(ファナティック紙 18.11.8)

ファーティフ・テリム監督(アクシャム紙)  相次いで生まれた故障者、フェネルバフチェとのダービーマッチでの事件に係わった者が、カイセリ・スポル戦を前に、首脳陣を困らせている。この重要な試合に、ここまでとは異なった選手構成となるであろう。

 ガラタサライは、やむを得ず、選手構成の変更を余儀なくされている。事件の起こったフェネルバフチェとのダービーマッチ後、ンディアエ、ライアン・ドンク、ロドリゲスが、サッカー規律委員会に預けられている。これらの選手の扱いについては、本日、明らかになると考えられている。この土曜日にあるカイセリ・スポルとのアウェー戦では、出場のできない選手、及び、故障者がいる。フェルナンド・レゲス、長友佑都、エムレ・アクババは、まだチームに合流できないでいる。更に、チャンピオンズリーグのシャルケ04とのアウェー戦に向かうチームのフィジカル面は、かなり疲弊してしまっている。

                 救世主はオザン・カバク

 こういった展開に、首脳陣は考え込んでしまっている。カイセリ・スポル戦では、前の3人として、シナン・ギュムシュの両脇に、ヘンリー・オニェクルとソフィアン・フェグリを置き、その後ろにユネス・ベランダ、中盤の真ん中には、セルチュク・イナンとオザン・カバク、ディフェンスの中央にはマイコンとセルダル・アズィズ、サイドバックにはマリアーノ・フィーリョとオメル・バイラムを置くことになろう。



シャルケ04 2:0 ガラタサライ(NTV+サバハ紙補綴 18.11.7)

ヘンリー・オニェクル(左上)(ガラタサライ公式HP) マルティン・リネス(右)(ガラタサライ公式HP)  チャンピオンズリーグD組第4節で、ガラタサライは、アウェーでシャルケ04に2:0で敗れた。残すところ2試合となったところで、上位2チームの後塵を拝すこととなった。

 2週間前に、テュルク・テレコム・アリーナで0:0で引き分けたことを受けてゲルゼンキルヘンで行われたシャルケ04とガラタサライの一戦の勝者は、ホームのシャルケ04であった。
 ここのところ故障者が出て、選手を欠いて臨んだガラタサライは、ムスレラ、マリアーノ・フィーリョ、オザン・カバク、セルダル・アズィズ、マルティン・リネス、ンディアエ、ライアン・ドンク、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル、ロドリゲス、シナン・ギュムシュを、先発メンバーとしてピッチに送り出した。
 試合開始まだ4分というところで、ガラタサライは、不運なゴールを浴びてしまった。ディフェンスの裏に放り込まれたボールを、いい位置取りをしていながらフェルナンド・ムスレラがこぼしてしまい、それを咎めたギド・ブルクシュタラーが、ペナルティエリアのゴール右ライン沿いからシュートを放つと、これがガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同28分、ユネス・ベランダのスルーパスに反応したガリー・ロドリゲスが、GKと1対1となりながら放った左足のシュートは、枠を捉えられず外に出て行ってしまった。
 同38分、ペナルティエリア・ライン上で、走り込んで来たセバスティアン・ルディの放ったシュートは、右バーに当たりピッチに跳ね返った。同39分、ルディがセンタリングを入れると、そのコースに走り込んで来たブルクシュタラーがシュートを放ったが、ムスレラが素晴らしい対応をして防いだ。そして、前半は、シャルケ04が1:0とリードして終わった。
 後半12分、オメル・バイラムからボールを奪い、スピードに乗った攻撃に入ったホームのシャルケ04は、右サイドでゴールライン際でボールを得たブルクシュタラーが、背後から走って来ていたウスにボールを出した。ボールをコントロールしたウスが、PKポイントの右からシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。2:0。この試合の残り時間では、両者ともに新たなゴールを生むことができず、試合は、2:0でシャルケ04が制したのだった。
 同組のもう1試合は、ポルトが、ロコモティヴ・モスクワを4:1で破った。4試合を終わって、この組では、ポルトが勝ち点10、シャルケ04が同8、ガラタサライが同4で、ロコモティヴ・モスクワは、まだ勝ち点をあげられないでいる。
 D組第5節は、11月28日に行われ、ガラタサライは、ロコモティヴ・モスクワとアウェー戦を戦い、ポルトとシャルケ04が対峙する。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、セルダル・アズィズ、オザン・カバク、マルティン・リネス(後半1分:オメル・バイラム)=ライアン・ドンク、ユネス・ベランダ、バドゥ・ンディアエ=ヘンリー・オニェクル、シナン・ギュムシュ(後半27分:ムーダット・チェリク)、ガリー・ロドリゲス(後半18分:セルチュク・イナン)



ギョズテペ、チャイクル・リゼに捕まらず(TRT 18.11.6)

ヤシン・オズテキン(ミリエット紙) アルパルスラン・オズテュルク(左)アリ・チャムダル(右)(ギョズテペ公式Twitter)  トルコ・リーグで、ギョズテペが、ホームでチャイクル・リゼを2:0でくだした。

 ボルノヴァ郡スタジアムで行われたこの試合、ホームのギョズテペに勝利をもたらしたゴールは、前半29分にヤシン・オズテキンが、そして、後半35分にアルパルスラン・オズテュルクがもたらした。
 この結果、ギョズテペは勝ち点を18に伸ばしたのに対し、降格圏に入っているチャイクル・リゼは、勝ち点8に留まった。

                 試合経過

 前半2分、ハリルのパスをペナルティエリアの外で受けたカストロの放った強烈なシュートは、GKギョクハン・アッカンが大きくクリアした。
 同7分、ハリルが、右サイドからセンタリングを入れると、ヤシン・オズテキンが触れる前に、サーダンがコーナーキックに替えた。
 同21分、ムリキの入れたセンタリングに、ペナルティエリアに入るか入らないかという位置で、ウマルが合わせシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同25分、ボルドリンが、右サイドから入れたセンタリングに、PKポイント近くにいたサムディオが合わせたが、このシュートは、GKベトがコーナーキックへと逃げた。
 同29分、ギョズテが先制した。右サイドからハリルが入れたセンタリングに、ファーサイドにいたヤシン・オズテキンがヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。そして、前半は、ギョズテペがリードしたまま終わった。
 後半12分、メフメット・ウスルが、左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内にいたサーダンが合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同24分、右サイドで生まれたギョズテペの攻撃で、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだハリル・アクブナルが強いシュートを放ったが、GKギョクハン・アッカンがコーナーへと逃げた。
 同35分、ギョズテペが点差を2と拡げた。右サイドからハリル・アクブナルがセンタリングを入れたが、ボールに誰も触れることができず、左サイドにいたアルパルスラン・オズテュルクのところまで流れて行った。すると、アルパルスラン・オズテュルクが、ボールをペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放つと、これが、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。そして、試合は、ギョズテペが2:0とリードしたまま終わった。

【ギョズテペ】ベト=ラミネ・ガッサマ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=アンドレ・ビヤゴ・ポコ、セルソ・ボルゲス=ハリル・アクブナル、アンドレ・カストロ(後半19分:アルパルスラン・オズテュルク)、ヤシン・オズテキン(後半44分:ヨアン・グーフラン)=カメロン・ジェローム(後半18分:ソコル・チカレシ)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=コライ・アルトゥナイ、ヤクブ・ブラベッチ、マルワン・サーダン、メフメット・ウスル=ロビン・ヤルチュン、アリ・チャムダル(後半39分:ムスタファ・サイマク)=ブラジャン・サムディオ、フェルナンド・ボルドリン、アミヌ・ウマル(後半36分:スレイマン・コチ)=ヴェダト・ムリキ(後半19分:オレクサンドゥル・グラドキィ)



トラブゾン・スポル 1:1 ブルサ・スポル(ハベル・テュルク紙+イエニ・シャファク紙&TRT補綴 18.11.5)

オジェニ・オナズィ、トゥナイ・トルン、ザルゴ・トゥーレ(左より)(ブルサ・スポル公式HP) オルジャイ・シャハン(左)バルシュ・ヤルドゥムジュ(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第11節で、トラブゾン・スポルは、ホームでブルサ・スポルと1:1で引き分けた。トラブゾン・スポルのゴールは、ロダレガが決めたものであり、ブルサ・スポルのゴールは、リマの放ったものだった。

 トルコ・リーグ第11節で、トラブゾン・スポルは、ホームにブルサ・スポルを迎えた。ホームのトラブゾン・スポルは、前半25分、フーゴ・ロダレガが決めたゴールで先制した。ペナルティエリアの外で、ブラク・ユルマズのパスを受けたホセ・ソーサが、ボールを、ペナルティエリア内のディフェンダーの間に入ったフーゴ・ロダレガに通した。ロダレガは、絶好の位置でシュートを放つと、ブルサ・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 そして、の試合の前半は、トラブゾン・スポルが1:0とリードをしたまま終わった。
 後半7分、オルジャイ・シャハンが、ペナルティエリアの外から入れた浮かし球に対し、PKポイントのところへ走り込んで来てロダレガがシュートを放ったが、GKオカン・コチュックはパンチングで、これを防いだ。
 同8分、ロダレガが、中盤から出した長い軌道のスルーパスを受け、GKと1対1となったブラク・ユルマズが放ったグランダーのシュートは、バーの傍らを逸れ外に出て行った。同26分、交替でピッチを去るブラク・ユルマズに対し、サポーターから嘲笑の声が上がった。それに対し、身振りでサポーターに反発を見せたブラク・ユルマズは、ピッチを出たあと、ベンチには入らず、控室に引き上げてしまった。
 この直後、ブルサ・スポルの蹴ったコーナーキックが、ディフェンスからこぼれると、後ろから入り込んで来たセーヴがシュートを放つと、ゴールライン際にいたオナズィが外に出しコーナーキックに替えた。
 トラブゾン・スポルは、アブドゥルカディル・オミュルが、同29分に故障を発生させ、クチュカと交替した。
 同14分に投入されたリマが、同42分、ブルサ・スポルに同点ゴールをもたらした。セーヴのパスをペナルティエリア内で受けたエルトゥールル・エルソイがシュートを試みると、ボールは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクから跳ね返った。その跳ね返りのボールに反応して、詰めていたリマがシュートを放つと、ボールは、クチュカに当たりゴールインしたのだった。1:1。そして、この後、他のゴールは生まれることはなく、試合は1:1のまま終わった。
 この結果、トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグで3連続の引き分け試合を演じてしまい、勝ち点は16となった。一方のブルサ・スポルは、これで4試合連続負けなかった。そして、勝ち点を12に伸ばした。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ザルゴ・トゥーレ、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、オジェニ・オナズィ=アブドゥルカディル・オミュル(後半19分:ユラジ・クチュカ)、フーゴ・ロダレガ(後半36分:ヴァヒド・アミリ)、オルジャイ・シャハン=ブラク・ユルマズ(後半26分:ジャレブ・エクバン)
【ブルサ・スポル】オカン・コチュック=バルシュ・ヤルドゥムジュ、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ウムト・メラシュ=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ(後半40 分:ウムト・ナイル)=ブラク・カパジャク(後半29分:アンリ・セーヴ)、トゥナイ・トルン(後半14分:アラーノ・リマ)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=ディアフラ・サッコ



バシャクシェヒル・スポル 1:0 ベシクタシュ(NTV+TRT補綴 18.11.4)

イェレマイン・レンス(左)マヌエル・ダ・コスタ(右)(ベシクタシュ公式HP) アレクサンドゥル・エピリーヌ(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルは、首位争いに関連する試合で、ベシクタシュを1:0で退け、首位の座を守った。エプリ―ヌが、前半18分にあげたゴールで結果を出したバシャクシェヒル・スポルは、2位のガラタサライとの勝ち点差を4に、またベシクタシュとの勝ち点差を6と拡げた。

 バシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦を戦ったベシクタシュは、1:0の敗北から逃れることはできなかった。ホームのバシャクシェヒル・スポルは、試合開始早々に優位に立ち、前半6分には、エリフ・エルマスがゴールを決めたかに見えた。右サイドでボールを得たエディン・ヴィスチャが、アドリアーノ・コッレイラをすり抜け、ボールを外側に出した。エリフ・エルマスが、走り込んできて狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、ベシクタシュのゴールネットを揺らした。だが、ここでヴィデオ判定システムで確認したハリス・オズカヒャ主審は、オフサイドがあったとして、このゴールを取り消したのだった。
 同18分には、エプリ―ヌのゴールが生まれた。エディン・ヴィスチャが蹴ったコーナーキックに合わせて、このモルドヴァ人選手が、バシャクシェヒル・スポルが1:0と先制するゴールを決めたのだった。このゴールのあと、バシャクシェヒル・スポルの勢いにブレーキがかかったのに対し、ベシクタシュが、ゴールを求めてプレッシャーを高めていった。それにも拘らず、組織的になれなかったベシクタシュは、危険な場面を作ることができず、前半は、ホームのバシャクシェヒル・スポルが1:0とリードをしたまま終わった。
 後半、ベシクタシュは、より攻撃的に始めた。同8分、ライアン・バベルが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドに走り込んできたムスタファ・ペテクメクが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは枠を捉えられず外に出て行っただけだった。同12分には、ペナルティエリアの外でボールを得たライアン・バベルが試みたシュートは、ディフェンダーに当たり、僅かに枠の上を越えて外に出て行ってしまった。このような危険な場面を作ったにせよ、ベシクタシュは、残りの時間、大きな存在感を見せることができなかった。ベシクタシュのミスパスが多いのが目を引いたこの試合、結局、バシャクシェヒル・スポルが1:0で勝利を手にしたのだった。
 これで3連勝となったバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を24に伸ばし、2位のガラタサライとの勝ち点差を4と拡げた。ここ4試合で2敗目を喫したベシクタシュは、勝ち点は18に留まった。

                  シェノル・ギュネシュ監督、4人を入れ替える

 ベシクタシュは、このバシャクシェヒル・スポル戦では、チャイクル・リゼ戦に比べて4選手を入れ替えた。累積警告で、リカルド・クアレスマは出場停止だった。また、累積警告で、チャイクル・リゼ戦は出場停止だったイェレマイン・レンスが、そのクアレスマの替わりとして、中盤の右サイドを担った。
 ベシクタシュで、故障が癒えたライアン・バベルとぺぺが、このバシャクシェヒル・スポル戦では、先発メンバーに名を連ねた。ライアン・バベルは、チャイクル・リゼ戦で先発メンバーに入りながら、故障を発生させ途中交替したギョクハン・トーレの替わりとして入った。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピリーヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半ロスタイム1分:ジョゼフ・アタマー)、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半28分:ソネル・アイドードゥ)、エルジェロ・エリア(後半17分:ステファノ・ナポレオニ)=リアド・バジッチ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ぺぺ、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ(前半25分:ジャネル・エルキン)=イェレマイン・レンス(後半20分:アデム・リャイッチ)、アッティバ・ハッティンソン、ガリー・メデル(後半35分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ、ムスタファ・ペテクメク



ガラタサライ、フェネルバフチェとホームで引き分ける、4ゴールが生まれた驚異のダービーマッチ(ヒュリエット紙 18.11.3)

ミヒャエル・フライ(左)オザン・カバク(右)(フェネルバフチェ公式HP) ジャイルソンを讃える(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第11節の注目の一番で、ガラタサライは2:0と先行した試合で、フェネルバフチェの驚異の巻き返しに遭い、2:2の引き分けに終わった。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、アウェーのフェネルバフチェのゴールは、後半21分のPKを決めたマテュー・ヴァルブエナ、同27分のジャイルソンから生まれたのに対し、ホームのガラタサライのゴールは、前半31分のライアン・ドンク、後半4分のマルティン・リネスから生まれた。この結果、ガラタサライは、勝ち点を20に伸ばし、引き続き優勝争いをするのに対し、フェネルバフチェは勝ち点を11とした。ヴィデオ判定システムでの確認後、ガラタサライのンディアエにレッドカードが出され、ユネス・ベランダにはイエローカードが出されたが、一方のフェネルバフチェには、ジャイルソンとロベルト・ソルダードにレッドカードが出された。

                 得点シーンなど

 前半31分、ガラタサライが、このダービーマッチで先制した。ユネス・ベランダが右コーナーキックを蹴ると、ファーサイドにいたセルダル・アズィズがヘッドでボール落とし、その落ちたボールに、ライアン・ドンクが触れると、ボールは、GKハルン・テキンの頭上を越えて、フェネルバフチェのゴールをネットに収まったのだった。1:0。
 後半4分、ユネス・ベランダのパスを受け、ペナルティエリア内へと入り込んだマルティン・リネスが、ゴールライン際から背後のヘンリー・オニェクルにボールを出した。ヘンリー・オニェクルが、ダイレクトでシュートを放つと、GKハルン・テキンが、左を抜けようかというボールをコーナーキックに変えた。
 同4分、ガラタサライが点差を2と拡げた。ユネス・ベランダが右コーナーキックを蹴ると、フェネルバフチェのディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前にいたマルティン・リネスの前に転がった。ノルウェー人選手マルティン・リネスは、ダイレクトでグランダーの強烈なシュートを試みると、ボールは、GKハルン・テキンの右を抜け、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同19分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだマウリシオ・イスラが、内へと切り返したあと、GKムスレラとのマッチアップになったところでピッチに倒れ込んだ。このプレーを、ヴィデオ判定システムで確認したフラト・アイドゥヌス主審は、PKを指示した。同21分、このPKをマテュー・ヴァルブエナが蹴ると、ボールは、ムスレラの右を抜けゴールネットに収まったのだった。2:1。
 同27分、フェネルバフチェが同点に追いついた。ペナルティエリアの内ゴール左斜め前でボールを得たマテュー・ヴァルブエナが、ペナルティエリア内にいたジャイルソンにボールを出した。そのジャイルソンが狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKムスレラの左を抜けゴールが決まったのだった。2:2。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、セルダル・アズィズ、オザン・カバク、オメル・バイラム=バドゥ・ンディアエ(後半43分:マイコン)、ライアン・ドンク=ヘンリー・オニェクル(後半41分:ソフィアン・フェグリ)、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス(後半29分:セルチュク・イナン)=シナン・ギュムシュ
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=エリフ・エルマス、ジャイルソン=アンドレ・アイェウ,ヤシン・ベンジア(後半1分:アルペル・ポトゥク)、マテュー・ヴァルブエナ(後半33分:ロベルト・ソルダード)=ミヒャエル・フライ(後半ロスタイム2分:ディエゴ・レジェス)



アデム・リャイッチ、先発に復帰、オウズハン・オズヤクブは控えに(ギュネシュ紙 18.11.2)

アデム・リャイッチ(ファナティック紙) オウズハン・オクヤコブ(ベシクタシュ公式HP) シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  シェノル・ギュネシュ監督が、「サポーターとの絆が弱まった」と言うオウズハン・オズヤクブを、バシャクシェヒル・スポル戦では、ベンチで見ることになろう。

 ベシクタシュは、重要なバシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦に備えて、昨晩、報道陣には非公開で継続した。
 アデム・リャイッチの故障が完治し、オウズハン・オズヤクブの調子が上がらないことから、同監督は、かような決断をしたものと考えられる。また、トルコ・リーグを2試合欠場した、ストッパーのペペと、ベシクタシュの最大の攻撃の武器と言えるライアン・バベルも、バシャクシェヒル・スポル戦には帰ってくる。



フェネルバフチェ vs アンカラ・グジュ(ベイン・スポル 18.10.29)

エルデム・オスギュル(左)ヤシン・ベンジア(右)(フェネルバフチェ公式HP) リカルド・ファティ(TRT)  トルコ・リーグ第10節、フェネルバフチェは、ホームでアンカラ・グジュに1:3で敗れ、これで、5試合勝利から見放されたことになる。

 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、先発メンバーを3人入れ替えた。ベルギーのアンデルレヒトと戦った試合から、ディエゴ・レジェス、ミヒャエル・フライ、エリフ・エルマスを控えに回した。その替わりに、オウズ・カーアン・グチテキン、アンドレ・アイェウ、イスマイル・キョイバシュを入れた。
 試合開始早々に、フェネルバフチェが、効果的なサイド攻撃を仕掛けていったが、手に入れた好機を生かすことができなかった。フェネルバフチェのプレッシャーを駆逐することに成功したアンカラ・グジュは、前半35分、リカルド・ファティのゴールで先制した。右コーナーキックのボールを、クビライ・カナツィスクスが落とすと、ファーサイドにいたリカルド・ファティがシュートを放ち、これが決まり、アンカラ・グジュが先制したのだった。
 前半の残り時間では、他のゴールは生まれず、前半は、アンカラ・グジュが0:1でリードして終わった。
 後半に入り、一層優位に立ったフェネルバフチェは、同10分、とってもゴールに近づいた。イスマイル・キョイバシュがゴールライン際まで持ち込み、センタリングを入れると、いいジャンプを見せたイスラム・スリマがヘッドで合わせたが、GKコルジャンがパンチングで防ぐことに成功した。
 同24分、スピードに乗ったアンカラ・グジュの攻撃で、ブリス・ジャ・ジェジェが、ヤシン・ベンジアのチェックを受けピッチに倒れた。最初は、試合を続けさせたが、結局はプレーを止めたヒュセイン・ギョチェク主審は、ヴィデオ判定システムに確認に向かい、PKを指示することになった。これに対し抗議をしたイスラム・スリマニに対し、一発レッドカードが出され退場処分となり、次節のガラタサライとのダービーマッチには出場できなくなった。このPKを、エルデム・オズギュルが決め、スコアは0:2となった。
 同32分、ティエヴィ・ビフマのスルーパスをペナルティエリア内で受けたモスタファ・エル・キャビールがゴールを決め、アンカラ・グジュは点差を3と拡げた。
 フェネルバフチェは、同44分、ミヒャエル・フライのゴールで、点差を2と縮めた。マテュー・ヴァルブエナのロングシュートが、GKコルジャンから跳ね返ったところ、詰めていたミヒャエル・フライがシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たってゴールインしたのだった。1:3。
 残りの時間では、スコアは変わらなかった。そして、アンカラ・グジュが、この難しい試合を、1:3で制したのだった。この結果、アンカラ・グジュは、勝ち点を16と伸ばし、フェネルバフチェは勝ち点9に留まった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン、オウズ・カーアン・グチテキン(後半15分:ミヒャエル・フライ)=アンドレ・アイェウ,ヤシン・ベンジア(後半39分:エリフ・エルマス)、イスマイル・キョイバシュ(後半29分:マテュー・ヴァルブエナ)=イスラム・スリマニ
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=エルデム・オズゲンチ、アリハン・クバラス(前半ロスタイム6分:セダト・アーチャイ)、ヤルチュン・アイハン(前半ロスタイム2分:バカリー・コーネ)、ティアゴ・ピント=リカルド・ファティ、ブリス・ジャ・ジェジェ=ティエヴィ・ビフマ、クビライ・カナツィスクス、ケナン・オゼル=モスタファ・エル・キャビール(後半33分:イルハン・パルラク)



コンヤで勝ち点3はバシャクシェヒル・スポルのもの(TRT 18.10.28)

バジッチ(右)を讃える(NTV) ウーウル・ウチャル、マフムト・テクデミル、モリケ・フォファナ(左から)(コンヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第10節で、バシャクシェヒル・スポルは、アウェー戦でコンヤ・スポルを0:1でくだし、試合数が多い中だが首位に立った。

 コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合、バシャクシェヒル・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、後半15分、バジッチから生まれた。だが、バジッチは、かつてコンヤ・スポルのユニフォームを着ていたこともあり、喜びを表すことができなかった。
 アブドラハ・アヴジュ監督率いるバシャクシェヒル・スポルは、この勝利で勝ち点を21に伸ばした。一方のコンヤ・スポルは勝ち点13に留まった。

                 試合経過

 前半10分、ジョホヴィッチからのパスを受けたトゥラオレの強烈なシュートは、イルファン・ジャン・カフヴェジに当たり、コーナーキックに変った。
 同26分、バジッチが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、ヴィスチャがシュートを試みたが、ボールは、ディアーニュに当たり、コーナーキックに変った。
 同35分、ダ・コスタが、中盤から出したパスを、クリシーがバジッチの前に落とした。そのバジッチが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、GKセルカン・クルントゥルの頭上を襲ったが、セルカン・クルントゥルがコントロールした。
 前半は、このまま0:0のまま終わった。
 後半15分、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが先制した。ケリム・フライのペナルティエリア内に向けたパスに反応して動き出していたバジッチがゴールを決めたのだった。0:1。
 同24分、ミロセヴィチのパスに反応したヤタバレが、それに合わせて強いシュートを放ったが、GKメルト・ギュノクがコーナーへと逃げた。
 同36分、エディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア内から放ったシュートは、GKセルカン・クルントゥルがボールをコントロールした。
 そして、試合は、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが、0:1とリードを保ったまま終わった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、ファル・ディアーニュ、ウーウル・デミロク、フェルハト・オズトルン=ジェンス・ジョンソン、マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半25分:ヴェダト・ボラ)=ムスタファ・ヤタバレ(後半30分:ミュジャヒト・ジャン・アクチャイ)、アブドゥ・トゥラオレ(後半19分:モリケ・フォファナ)、デニ・ミロセヴィッチ=アディス・ヤホヴィッチ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ウーウル・ウチャル、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半32分:ソネル・アイドードゥ)=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半24分:ミロス・ジョジッチ)、ケリム・フライ(後半38分:アルダ・トゥラン)=リアド・バジッチ



ブルサ・スポル 2:0 アランヤ・スポル(ハベル・テュルク紙+ミリエット紙補綴 18.10.27)

ファブリス・ンサカラ(左)ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(右)(ブルサ・スポル公式HP) アイタッチ・カラ(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第10節開幕試合で、ブルサ・スポルが、前半にあげたゴールで、アランヤ・スポルを2:0でくだした。ブルサ・スポルのゴールは、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチとアイタッチ・カラのあげたものだった。

 トルコ・リーグ第10節は、ブルサ市立スタジアムで開幕した。ホームにアランヤ・スポルを迎えたブルサ・スポルは、前半であげたゴールで、これを2:0で退けた。
 ブルサ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、まず、前半2分にヤスミン・ラトヴリェヴィッチが決めた。スピードに乗ったブルサ・スポルの攻撃で、ペナルティエリアのゴール右斜め前から、トゥナイ・トルンが、逆サイドに向けてボールを入れると、ゴールの左斜め前で、このボールはをコントロールしたヤスミン・ラトヴリェヴィッチが、強いシュートを放つと、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同ロスタイム2分には、アイタッチ・カラが2点目を決めた。ヤスミン・ラトヴリェヴィッチが、左サイドからセンタリングを入れると、PKポイントの手前でボールを得たアイタッチ・カラがシュートを試みると、ボールは、GKハイダル・ユルマズからこぼれ、詰めていたアイタッチ・カラが、再びシュートを放つと、ハイダル・ユルマズが防ごうとしたが、これがゴールインしたのだった。2:0。
 なお、この日のゴールの幕を切って落としたヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、650日ぶりのトルコ・リーグでのゴールとなった。ヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、2017年10月14日、カラビュック・スポル時代にアクヒサル・スポル相手にゴールを決めて以来のゴールを決めたのだった。
 更に、この試合の前半22分には、ブルサ・スポルのバルシュ・ヤルドゥムジュとエルトゥールル・エルソイとの間で、スローインを巡って口論が起こった。サメト・アイババ監督が、この2人を注意し、またチームメイトが、2人の間に入り鎮静させるということがあった。
 この結果、ブルサ・スポルは、勝ち点を12に伸ばし11位につけ、アランヤ・スポルの上に上がった。メスト・バッカル率いるアランヤ・スポルは、勝ち点12で12位となった。
 トルコ・リーグ第11節では、ブルサ・スポルは、トラブゾン・スポルとのアウェー戦を戦う。一方のアランヤ・スポルは、ホームに新マラテヤ・スポルを迎える。

【ブルサ・スポル】オカン・コチュック=バルシュ・ヤルドゥムジュ、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ウムト・メラシュ(後半38分:ウムト・ナイル)=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ=ブラク・カパジャク、トゥナイ・トルン(後半29分:フルカン・ソヤルプ)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=ボグダン・スタンク(後半20分:アラーノ・リマ)
【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ジェンク・アフメット・アルクルチ、メリフ・デミラル、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=イサク・サーキー=ジャルマ・カンポス、ジャニス・マニアティス(後半28分:ルカス・ヴィラファネス)、ボボ(後半31分:フィリペ・アウグスト)、ジュニオール・フェルナンデス=エフェジャン・カラジャ



フェネルバフチェはまいらなかった(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18.10.26)

ハサン・アリ・カルドゥルム(フェネルバフチェ公式HP) ヤシン・ベンジア(右)(フェネルバフチェ公式HP)  欧州リーグの一戦で、フェネルバフチェは、2:0とリードを許したにも拘わらず、驚異的な挽回をやって見せ、アンデルレヒトと2:2で引き分けた。

 トルコ・リーグで、ここ4試合勝利のないフェネルバフチェは、このアンデルレヒト戦には、ハルン・テキン、マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム、ヤシン・ベンジア、ジャイルソン、ディエゴ・レジェス、エリフ・エルマス、イスラム・スリマニ、ミヒャエル・フライを、先発メンバーとしてピッチに送り出した。
 アンデルレヒト戦の前半35分、ザカリア・バカリにゴールを許し、1:0と先制された。スヴェン・クムスのパスをペナルティエリア内で受けたザカリア・バカリが、ゴール右斜め前から放った強烈なシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。そして、前半は、このスコアのまま終わったが、フェネルバフチェは、ヤシン・ベンジアとミヒャエル・フライが、相手ゴールに迫っていたが、この前半は、同点に追いつくことはできなかった。
 後半、アンデルレヒトは、開始早々4分に、またしてもザカリア・バカリがゴールを決めた。スヴェン・クムスのロングパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で追いついたザカリア・バカリの放ったシュートが決まったのだった。2:0。このゴールのあと、フェネルバフチェの攻撃の勢いが増した。
 フェネルバフチェは、同8分、ミヒャエル・フライのゴールが生まれた。アンデルレヒトの選手のミスパスを咎め、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たミヒャエル・フライがゴールを決めたのだった。2:1。ミヒャエル・フライのゴールは、フェネルバフチェ加入後初めてのゴールとなった。このゴールの僅か4分後、ハサン・アリ・カルドゥルムが表舞台に上がった。ミヒャエル・フライからのパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たハサン・アリ・カルドゥルムが、見事な動きを見せ、フェイントで相手選手をかわしたあと放ったシュートが、アンデルレヒトのゴールネットを揺らしたのだった。2:2。
 残りの時間、フェネルバフチェは、勝利を掴むために、アンデルレヒトのゴールに向けチャンスを掴んだが、スコアを変えるには至らなかった。そして、一旦は2:0とリードを許した試合で、4分間で2ゴールを決めることで、アンデルレヒトとのアウェー戦から、勝ち点1を得て戻ることに成功した。
 この結果、フェネルバフチェは、グループ・リーグ戦で勝ち点を4と伸ばしたのに対し、アンデルレヒトは、 初の勝ち点を得たのだった。
 同組の他の一戦は、ディナモ・ザグレブが、スパルタク・トルナヴァを、アウェー戦で1:2でくだした。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ヤシン・ベンジア(後半29分:オウズ・カーアン・グチテキン)、ジャイルソン、ディエゴ・レジェス、エリフ・エルマス(後半41分:アルペル・ポトゥク)=ミヒャエル・フライ、イスラム・スリマニ(後半29分:アンドレ・アイェウ)



ガラタサライ 0:0 シャルケ04(ミリエット紙 18.10.25)

ガリー・ロドリゲス(右)(ミリエット紙) シナン・ギュムシュ(左)(ミリエット紙)  UEFAチャンピオンズリーグD組第3戦で、ガラタサライは、ホームでドイツのシャルケ04と0:0で引き分けた。

 ガラタサライは、UEFAチャンピオンズリーグD組第3戦で、ホームに迎えたドイツのシャルケ04と0:0で引き分けた。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合に、故障のため、多くの重要な選手を欠いたガラタサライは、望むべきサッカーを見せることができなかった。シャルケ04は、より効果的なサッカーを見せていたが、結果は、両者無得点のまま終わった。
 ガラタサライは、この結果、グループ・リーグ戦での勝ち点を4に伸ばし3位につけている。シャルケ04は、勝ち点を5として2位につけている。同組のもう1試合では、ロシアのロコモティヴ・モスクワを、アウェー戦で1:3でくだしたポルトガルのポルトが、勝ち点7で首位についている。ここまで戦ってきた3試合で敗れてきたロコモティヴ・モスクワは、同組最下位に沈んだ。ガラタサライは、グループ・リーグ戦第4戦を、11月6日(火)に、シャルケ04とのアウェー戦に臨むことになっている。

                シャルケ04のゴールはオフサイド判定

 この試合の後半13分、シャルケ04はゴールを決めたが、オフサイド判定で取り消されるということがあった。ダニエル・カリグリの右サイドからのパスをファーサイドで得たブレール・エンボロがシュートを放つと、それを防ごうとするムスレラに、ボールは当たってゴールインした。シャルケ04の選手たちは歓喜に包まれたが、この試合のブノワ・バスティアン主審は、副審からの申し出を受け、その20秒後に、オフサイド判定をくだし、このゴールを取り消した。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、マイコン、オザン・カバク、長友佑都(後半36分:オメル・バイラム)=ライアン・ドンク、ユネス・ベランダ、バドゥ・ンディアエ=シナン・ギュムシュ(後半16分:セルチュク・イナン)、エレン・デルディヨク(後半24分:ムーダット・チェリク)、ガリー・ロドリゲス



ベシクタシュ、ゲンク戦に備えた練習を打ち上げる(フォトマッチ紙 18.10.24)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグ3組の戦いで、ゲンクをホームに迎えるベシクタシュが、そのための準備を打ち上げた。

 ウムラニエ・ネヴザト・デミル・グランドで、シェノル・ギュネシュ監督指揮下、冒頭の15分だけ報道陣に公開されて行われた練習には、故障中のアデム・リャイッチ、ぺぺ、ライアン・バベルの姿はなかったが、アドリアーノ・コッレイラはチームとともに練習を行っていた。同監督は、練習前、選手たちを集め、短時間のミーティングを行っていた。ミーティングに次いで、コンディション調整を行い、報道陣には非公開のところでは、戦術練習を行い、ゲンク戦に向けての準備を打ち上げたのだった。



トラブゾン・スポル 0:0 エルズルム市役所スポル(NTV+TRT補綴 18.10.23)

アブドゥルカディル・オミュル(左)レオ・シェヴェヒレン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ロダレガ(左)レオ・シェヴェヒレン(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグで、ホームにエルズルム市役所スポルを迎えたトラブゾン・スポルは、0:0の引き分けに終わった。エルズルム市役所スポルのオゼル・フルマジュが、前半6分に決めたゴール、及び、後半21分、ロダレガが倒されて、トラブゾン・スポルが得たPKは、ヴィデオ判定システムで確認後、取り消された。

 トルコ・リーグで、首位のガラタサライやベシクタシュ、フェネルバフチェが取りこぼしをして終えた節で、最下位の1つ上につけているエルズルム市役所スポルをホームに迎えたトラブゾン・スポルは、0:0の引き分け試合を演じてしまった。勝利を手に入れ、優勝争いに加わるチャンスを逸してしまったトラブゾン・スポルは、この試合を通じて、エルズルム市役所スポルに対し、優位に立つサッカーを見せることができなかった。前半6分、オゼル・フルマジュが、ワンツーを行い、ペナルティエリア内へと入りループシュートを放つと、ボールはゴールネットに収まった。だが、オゼル・フルマジュにボールを出したエムラー・エシャン自身が、オフサイドの位置でボールを受けたとして、ビュレント・ユルドゥルム主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、このゴールを取り消した。
 前半は、両者無得点で終わったが、後半に入ると、トラブゾン・スポルは、より活発に見えた。それにも拘わらず、ボールを、相手ディフェンスの裏に出せなかったホームのトラブゾン・スポルは、同21分、先制の好機を掴んだ。イブラヒム・アクダーからボールを奪おうとチェックに入ったフーゴ・ロダレガがピッチに倒れ込んだ。ビュレント・ユルドゥルム主審はPKを指示した。エルズルム市役所スポルの選手の抗議を。ヴィデオ判定システムに持ち込むことで鎮静させた同主審は、その場面を確認後、PKを取り消した。
 残りの時間、ホームのトラブゾン・スポルが、若干優位に立っているように見えたが、求めて止まないゴールを決めることはできなかった。結局、勝ち点1に終わることとなった。2連勝で連勝が途絶えたトラブゾン・スポルは、勝ち点を14に伸ばした。だが、勝ち点19で首位に立つガラタサライに接近する機会をうまく使えずに終わった。
 メフメット・オズテュルク監督就任後第1戦のアランヤ・スポル戦は1:0で敗れたエルズルム市役所スポルだったが、第2戦となったこの試合で、勝ち点を手に入れることとなった。勝ち点を6と伸ばし、今後に希望を抱かせた。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ザルゴ・トゥーレ、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=アブドゥルカディル・オミュル(後半44分:ユスフ・ヤズジュ)、ホセ・ソーサ、オジェニ・オナズィ(後半1分:ユラジ・クチュカ)、ヴァヒド・アミリ(後半1分:ジャレブ・エクバン)=ブラク・ユルマズ、フーゴ・ロダレガ
【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=アウレミル・ドス・サントス、ロクマン・ギョル、エゲメン・コルクマズ、レオ・シェヴェヒレン=イブラヒム・アクダー(後半44分:シフィヴェ・ツァバララ)、ジャスミン・シュク=タイラン・アンタルヤル、オゼル・フルマジュ(後半37分:ムサ・コーネ)、エムラー・バシャン(後半30分:レナルト・ティ)=ジル・スヌ



ギョズテペ 2:0 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙 18.10.22)

ティティ(左)ライアン・バベル(右)(ベシクタシュ公式HP) ギョズテペ歓喜(ベインスポル)  トルコ・リーグ第9節で、ギョズテペが、ベシクタシュを2:0でくだした。ベシクタシュは、この試合の前半20分、オウズハン・オクヤコブがPKを蹴ったが得点にはならなかった。ギョズテペは、後半6分にジェロームが、同15分にはワラス・レイスがゴールを決め、勝ち点3を手に入れた。

 トルコ・リーグ第9節で、ベシクタシュは、ギョズテペとのアウェー戦を戦った。
 ギョズテペのワラス・レイスが、ペナルティエリア内でボールに手で触れると、フラト・アイドゥヌス主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。このPKを、前半20分、オウズハン・オズヤクブが蹴った。だが、ギョズテペのGKベトは、ボールがゴールネットに収まるのを防いだ。ベトは、トルコ・リーグで9回、PKに向かったが、その内6回を止めている。
 前半は、0:0のスコアのまま終わった。

                  ゴールは、いずれも後半に生まれる

 後半6分、ギョズテペは、ジェロームのゴールで先制した。右サイドで生まれた攻撃で、ドルブルで前進したアンドレ・カストロが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。PKポイントのすぐ手前で、ボールに向かい動き出していたカメロン・ジェロームが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。
 同9分、もう1度、ジェロームがゴールを決めたかのように見えたが、オフサイド判定でゴールとはカウントされなかった。
 同15分、ギョズテペが、ワラス・レイスのゴールで、点差を2と拡げた。左サイドで得たフリーキックを、ベルカン・エミルが、センタリング気味にペナルティエリアへと向けて蹴った。そのボールのコースに向け動き出したワラス・レイスがヘッドに当てるとゴールが決まったのだった。
 同28分、ギョズテペのポルトガル人選手アンドレ・カストロの遠目からのシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同38分、ベシクタシュのジャネル・エルキンがゴールを決めたかに見えたが、オフサイド判定でゴールとしての価値を持たなかった。
 同39分、ギョズテペのGKベトが傷み、ギョクトゥー・バクルバシュと交代した。
 この試合では、新たなゴールは生まれることなく、ギョズテペが2:0で勝利を手にしたのだった。
 この結果、ギョズテペは、勝ち点を15に伸ばした。ベシクタシュは、勝ち点15に留まった。前節、コンヤ・スポルと引き分けたベシクタシュは、これで2試合連続、勝利から見放されてしまった。

【ギョズテペ】ベト(後半39分:ギョクトゥー・バクルバシュ)=ラミネ・ガッサマ、ワラス・レイス(後半21分:カドゥ・アロージョ)、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=アンドレ・ビヤゴ・ポコ、セルソ・ボルゲス=ハリル・アクブナル(後半36分:タイフル・ビンギョル)、アンドレ・カストロ、ヤシン・オズテキン=カメロン・ジェローム
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、エンソ・ロコ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン(後半38分:サイル・ラリン)=イェレマイン・レンス(後半26分:ムスタファ・ペテクメク)、オウズハン・オズヤクプ(後半26分:リカルド・クアレスマ)、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ



シワス・スポル 0:0 フェネルバフチェ(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 18.10.21)

ロマン・ノイシュテッター(左)ムハッメト・デミル(右)(ミリエット紙) ズィヤ・エルダル(左)イスマイル・キョイバシュ(右)(シワス・スポル公式HP)  フェネルバフチェが、シワス・スポルとのアウェー戦でも、勝ち点1しか獲得できなかった。前半は、両者ともにいいサッカーを見せることができなかったが、フェネルバフチェは、後半に入ると、明らかなる好機を掴んでいた。ロベルト・ソルダードは、1対1という好機を掴みながら、GKトルガハンに捕まった。メフメット・エキジの蹴ったフリーキックは、ゴールポストを直撃した。フェネルバフチェのあらゆる努力は実がなかった。フェネルバフチェは、これで、第9節を終わり、勝ち点は、まだ9である。

 トルコ・リーグで期待からはほど遠い出来で、前節を終わり勝ち点を8しか得ていないフェネルバフチェが、勝ち点9のシワス・スポルとのアウェー戦でも、実のないままに終わった。前半の唯一のいい攻撃を、同6分に見せたフェネルバフチェだったが、この日、中盤の左サイドを担ったイスマイル・キョイバシュがセンタリングを入れると、フレイが、ペナルティエリア内で触れたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 最初の15分は、試合を支配しているように見えたフェネルバフチェだったが、それ以後は、シワス・スポルが、試合をコントロールするようになった。ホームのシワス・スポルが、楽にパス回しをするようになると、ジャイルソンが、ディフェンスに取り込まれてしまうようになっていった要因となった。だが、シワス・スポルも、最後のパスにミスがあったり、最終の判断が悪く、求めて止まないゴールを決められないでいた。
 後半は、前半に比べると、より活発な動きで、試合は始まった。同5分、ロベルト・ソルダードが、とってもゴールに近づいた。エリフ・エルマスが、ディフェンスの裏へと深くえぐるパスを出すと、そのボールに追いついたロベルト・ソルダードが、ペナルティエリア内でGKと1対1となった。だが、ロベルト・ソルダードの放ったシュートは、GKトルガハンが防いだあと、ウーウル・チフトシチがタッチへと蹴り出してしまった。
 同28分、メフメット・エキジの蹴ったフリーキックが、ゴールポストを直撃すると、残りの時間、両者の努力も結果には繋がらなかった。そして、シワス・スポルとフェネルバフチェの一戦は、0:0のまま終わったのだった。
 この結果、シワス・スポルの勝ち点は10となったが、今季のアウェー戦5試合の内4試合では ゴールを決められないでいるフェネルバフチェは、勝ち点を9に伸ばした。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ズィヤ・エルダル、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィド・ブラズ、ウーウル・チフトシチ=ハカン・アルスラン、セルフィー・リバルカ(後半23分:ガブリエル・トルジェ)、カール・メジャーニ=ロビーニョ、ムハッメト・デミル(後半32分:キリアク・ゴヒ)、エムレ・クルンチ
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル(後半16分:マウリシオ・イスラ)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アンドレ・アイェウ(後半16分:メフメット・エキジ、後半33分:アルペル・ポトゥク)、ジャイルソン、エリフ・エルマス、イスマイル・キョイバシュ=ミヒャエル・フレイ、ロベルト・ソルダード



ガラタサライ 1:1 ブルサ・スポル(イエニ・シャファク紙+TRT補綴 18.10.20)

マリアーノ・フィーリョ(左)ウムト・メラシュ(右)(サバハ紙) オザン・カバク(左)ステファン・バッジ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  代表の試合明けのトルコ・リーグ第9節で、首位のガラタサライが、ホームに迎えたブルサ・スポルとの一戦は、1:1の引き分けに終わった。ガラタサライは、この結果、17試合ぶりにホームで勝ち点を失ってしまった。

 ガラタサライが、ホームに迎えたブルサ・スポルとの一戦の前半、ガラタサライは、3人もの選手が故障を発生させるという衝撃を受けた。セルダル・アズィズ、ソフィアン・フェグリ、フェルナンド・レゲスがピッチを去り、替わりにマイコン、エレン・デルディヨク、セルチュク・イナンが入った。ガラタサライが前半に経験した故障者発生は、2014-15シーズン以来起こってなかった、前半だけで1チームに3人の交替選手が投入されるという事態となった。
 前半、ガラタサライは、相手ゴールに脅威を与えようと努めていたが、ブルサ・スポルのディフェンス陣が、これを許さなかったが、一方のブルサ・スポルは、カウンター攻撃でガラタサライのゴールに向かうチャンスを掴んだが、結局、前半は0:0のスコアで終わった。
 後半13分、ブルサ・スポルは、サッコがゴールを決めたかに見えたが、オフサイド判定でゴールは認められなかった。
 同15分、リマが、オザン・カバクのチェックを受け、ペナルティエリア内でピッチに倒れると、アリ・パラブユク主審はPKを指示した。このPKを、アイタッチ・カラが蹴ると、ボールは、ムスレラのセーヴに遭い跳ね返されたが、詰めていたアイタッチ・カラが、その跳ね返りのボールをゴールマウスに蹴り込んだのだった。これで、ブルサ・スポルが0:1と先制した。このゴールのあと、ブルサ・スポルは、ガラタサライのゴールマウスに向け効果的な攻めを増やしていき、リマやサッコが、点差を2と拡げる好機を得た。だが、そういった好機を活かすことができなかった。
 同32分、ガラタサライが、エレン・デルディヨクのあげたゴールで、1:1に追いついた。ユネス・ベランダが、右サイドから入れたセンタリングに対し、ニアサイドに走り込んだエレン・デルディヨクが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。このゴールのあと、ガラタサライは、ロドリゲスがブルサ・スポルに脅威を与えたが、ペナルティエリア外から放ったシュートは、僅かに枠を捉えられず外に出て行ってしまった。
 残りの時間では、あ互いに攻撃をしあったが、新たなゴールは生まれることはなく、お互いに勝ち点1ずつを手にしただけだった。この結果、ガラタサライは勝ち点を19とし、引き続き首位を守り、一方のブルサ・スポルは、勝ち点を9に伸ばしたのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、セルダル・アズィズ(前半20分:マイコン)、オザン・カバク、オメル・バイラム=フェルナンド・レゲス(前半42分:セルチュク・イナン)、バドゥ・ンディアエ=ソフィアン・フェグリ(前半21分:エレン・デルディヨク)、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス=シナン・ギュムシュ
【ブルサ・スポル】オカン・コチュック=バルシュ・ヤルドゥムジュ、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ウムト・メラシュ=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ=ブラク・カパジャク(後半29分:ラマザン・キスキン)、トゥナイ・トルン(後半37分:ボグダン・スタンク)、ユスフ・エルドーアン(後半13分:アラーノ・リマ)=ディアフラ・サッコ



シェノル・ギュネシュ、先発メンバーを検討(ファナティック紙 18.10.19)

シェノル・ギュネシュ監督(サバハ紙)  ドマゴイ・ヴィダは出場停止、アデム・リャイッチとアドリアーノ・コッレイラは故障、ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、ギョズテペとのアウェー戦で送り出す先発メンバーをどのようにするか検討中だ。以下、同監督の頭の中にある選択肢だ。

 日曜日のギョズテペ戦を前に、ベシクタシュの選手起用が不透明だ。直近のコンヤ・スポル戦でレッドカードをもらったドマゴイ・ヴィダを欠く穴は、ガリー・メデルで埋めることが考えられる。そうすると、中盤で2人の選手を欠くことになる。というのは、アデム・リャイッチが故障中だからだ。同監督は、アッティバ・ハッティンソンを軸に、トルガイ・アルスランとオウズハン・オクヤコブで、ボランチを埋めることを考えている。攻撃ラインが最大の問題点だ。イェレマイン・レンスは調子がいいので、先発メンバーには入る。同監督が、イェレマイン・レンスを起用するならば、ライアン・バベルは、FWということになるだろう。そうなると、ワグナー・ラウは控えに回る。それとも、FWのチョイスとしてクアレスマかワグナー・ラウというならば、ライアン・バベルは左サイドとなる。イェレマイン・レンスを右サイドに持ってきてクアレスマを控えに回すこともある。まだ、先発メンバーを確定できていない同監督は、最終決定を週末まで持ち越すことになろう。故障中のアドリアーノ・コッレイラを欠くので、右サイドバックはギョクハン・ギョヌル、左サイドバックはジャネル・エルキンとなろう。



ロシア 2:0 トルコ(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 18.10.15)

ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) オカイ・ヨクシュル(左)(タクヴィム紙)  トルコ代表は、UEFAネーションズ・リーグの第3戦で、ロシア代表とアウェー戦を戦った。トルコ代表が、効果的なサッカーを見せることのできなかったこの試合、ロマン・ノイシュテッターとデニス・チェリシェフのゴールで、トルコ代表は2:0で敗れた。

 この結果、UEFAネーションズ・リーグ第2組では、ロシアが、勝ち点7で首位に立ち、トルコが、勝ち点3で2位、スウェーデンが、勝ち点1で3位となった。グループ・リーグ戦は、11月17日の「トルコ vs スウェーデン」、及び、11月20日の「スウェーデン vs ロシア」の試合が行われ終了する。トルコ代表は、その最終戦を前に、首位に立つことはなくなった。

                  試合経過

 前半20分、左コーナーキックに対し、ファーサイドで走り込んで来たギオルギ・ジキアがシュートを放つと、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。そのボールが目の前に転がって来たロマン・ノイシュテッターが仕上げを行ったのだった。1:0。
 同23分、ギリェルメ・アルヴィム・マリナトのロングパスを左サイドで得たアルテム・ジューバが、内へと入れたボールが、GKをも抜け、ゴールラインとパラレルに進んだが、アレクセイ・イオノフが、そのボールはに触れることができなかったため、ボールは外に出て行ってしまった。
 同36分、オウスハン・オクヤコブのパスを、ペナルティエリアで受けたマフムト・テクデミルが、ダイレクトでシュートを試みたが、ボールは、バーを越えて外に出て行っただけだった。
 試合を通じて、存在感を示すことができなかったトルコ代表に対し、ロシアは、後半33分に2点目を決めた。ゴロヴィンが、右サイドからペナルティエリアへとセンタリングを入れると、それに合わせて動き出していたデニス・チェリシェフが走り込んで来てシュートを放つと、ボールは、GKシナン・ボラトの左を抜け、トルコ代表のゴールネットに収まったのだった。2:0。
 この試合、それら以外のゴールは生まれることはなく、結局、ロシアが2:0で勝利を収めたのだった。

【トルコ代表】シナン・ボラト=メフメット・セキ・チェリク、セルダル・アズィズ、チャーラール・ソユンジュ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半30分:オメル・バイラム)=マフムト・テクデミル(後半18分:ベルカイ・オズジャン)、オウスハン・オクヤコブ(後半39分:ユヌス・マル)、オカイ・ヨクシュル=ジェンギズ・ウンデル、ジェンク・トスン、ハカン・チャルハノール



エムレ・アクババ、復帰の日取りが明らかに(アクシャム紙 18.10.14)

エムレ・アクババ(ファナティック紙)  エルズルム市役所スポル戦で傷んだエムレ・アクババに対する治療は、全力で続けられている。エムレ・アクババは、ポルト戦で復帰することを目標としている。

 ガラタサライがエルズルム市役所スポルと戦った一戦で傷み、手術を受けたエムレ・アクババは、チャンピオンズリーグに出場したがっている。9月28日に故障を発生させ、ピッチには、3〜4ヶ月後に戻ってくると考えられているエムレ・アクババの復帰を、一刻も早くするために日夜努められている。チャンピオンズリーグでプレーすることが夢であると、ガラタサライと契約を交わす前に言っていたエムレ・アクババは、厳しいポルト戦でプレーできることを目標としている。

                 決定はファーティフ・テリム監督に

 エムレ・アクババが、12月11日に予定されているポルト戦に出たいという意向を持っていること、及び、そのチャンピオンズリーグの最終戦に間に合うように、メディカルチームが努めていることが明らかになってきている。この試合までに完治して準備を整えることを目標としているエムレ・アクババについて、最終決定はファーティフ・テリム監督がくだすことになる。その試合に、エムレ・アクババを出場させてもリスクがないと、同監督が見た場合には、エムレ・アクババを先発メンバーに入れることになろう。



アドリアーノ・コッレイラ、再び、故障発生(ファナティック紙 18.10.13)

アドリアーノ・コッレイラ(タクヴィム紙)  ベシクタシュのブラジル人スター選手アドリアーノ・コッレイラが、U-21チームとの練習試合で、またしても故障を発生させてしまった。

 ベシクタシュは、代表の試合でできた空いた時間を使い、トルコ・リーグでのギョズテペ戦に向けた準備をしている。
 故障が癒え、チームに合流したアドリアーノ・コッレイラが、U-21チームとの練習試合に加わった。前半に出場したアドリアーノ・コッレイラは、故障を発生させたため、試合メンバーから外された。そして、後半は出場しなかった。
 足に軽い打撲を負ったアドリアーノ・コッレイラは、治療のために試合を外れたと知らされた。
 シェノル・ギュネシュ監督は、U-21チームとの練習試合の前後半の間には、選手たちを激しく叱咤し、また、後半の最中、ギョクハン・トーレに怒りを爆発させ、試合から外してしまっていた。



トルコ 0:0 ボスニアヘルツェゴビナ(イエニ・シャファク紙 18.10.12)

ハカン・チャルハノール(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) エネス・ウナル(右)(ヒュリエット紙)  トルコ代表が、いいサッカーを見せた親善試合で掴んだ好機を活かせず、ボスニアヘルツェゴビナと0:0で引き分けた。トルコ代表の見せたプレーぶりは、将来に希望を抱かせるものだった。

 トルコ代表が、10月14日(日)に予定されているロシア代表とのUEFAネーションズカップの一戦を前に、ボスニアヘルツェゴビナ代表とリゼで行った親善試合は、両者無得点の引き分けに終わった。
 前半22分、ボスニアヘルツェゴビナ代表のディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、ハカン・チャルハノールの前に転がると、ハカン・チャルハノールがペナルティエリアの外からグランダーのシュートを放ったが、ボールは、シェネル・オズバイラクルに当たり、僅かに枠を逸れ傍らを抜けていった。
 同28分、ジェンギズ・ウンデルが、約30mの距離から狙った強烈なシュートは、GKセヒッチが際どくパンチングで防ぎコーナーキックと変った。
 同32分、トルコ代表は、とってもゴールに近づいた。ハカン・チャルハノールが、左サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングを、オウスハン・オクヤコブがダイレクトでフリーになっていたエネス・ウナルに渡した。だが、エネス・ウナルは、GKと1対1となり、フリーになっていたにも拘らず、放ったシュートは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同34分、オウスハン・オクヤコブのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたハカン・チャルハノールが放った強いシュートは、僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 後半に入り9分、ハカン・チャルハノールのパスを、ゴール左斜め前ペナルティエリア・ラインの僅か手前で受けたオメル・バイラムが、枠を直接狙ったにも拘わらず、放ったシュートは、枠の僅か上を越えて外に出て行った。
 同24分、トルコ代表は、ジェンク・トスンにより、ゴールにとっても近づいた。オウスハン・オクヤコブが深くえぐるパスを出すと、ボールを得たジェンク・トスンは、相手GKと1対1となりシュートを放ったが、ボールは、枠を逸れ外に出て行ってしまった。試合の終盤、トルコ代表はプレシャーを一層高めていったが、求めていたゴールを決めることはなく、試合は、両者無得点のまま終わった。

【トルコ代表】シナン・ボラト=シェネル・オズバイラクル(後半41分:メルト・ミュルデル)、カーン・アイハン(後半37分:エルトゥールル・エルソイ)、チャーラール・ソユンジュ、オメル・バイラム=マフムト・テクデミル(後半20分:ユヌス・マル)、オウスハン・オクヤコブ(後半41分:ベルカイ・オスジャン)、オカイ・ヨクシュル=ジェンギズ・ウンデル(後半35分:セルダル・ギュレル)、エネス・ウナル(後半1分:ジェンク・トスン)、ハカン・チャルハノール



オザン・カバクの年俸、高騰(TRT 18.10.11)

オザン・カバク(フォトマッチ紙)  ガラタサライから年俸20万TLを受け取っている若きストッパーのオザン・カバクが、新しい契約では100万TLを受けることになる。

 トルコ・リーグで首位に立っているガラタサライの若きストッパーのオザン・カバクの契約延長が固まった。
 契約が2020年で満了するオザン・カバクは、現在、ガラタサライから年俸として20万TLを受け取っている。
 ファーティフ・テリム監督により先発メンバーに名を連ねるようになったオザン・カバクに、新たに4年契約が提示されるだろう。18歳のオザン・カバクは、新たな契約では、年俸として100万TLを受け取ることになる。
 オザン・カバクのプレーぶりをかなり気に入っている同監督は、トルコ・リーグだけではなく、チャンピオンズリーグでも起用しようと考えている。
 トルコ・リーグのカスムパシャ戦、アクヒサル・スポル戦、アンタルヤ・スポル戦で、フル出場しているオザン・カバクは、アランヤ・スポル戦の後半40分に、ガラタサライのユニフォーム姿で、初出場を果たしている。



故障を発生させたアデム・リャイッチ、モンテネグロ代表戦とルーマニア代表戦のメンバーから外れる(アクシャム紙 18.10.10)

アデム・リャイッチ(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグが中断し、代表に招集されている選手の中から2つ目の厳しい知らせが、ベシクタシュのアデム・リャイッチから届いた。フェネルバフチェのイスラム・スリマニは、故障のため、アルジェリア代表から外れたという知らせが、昨日入っていた。ベニン代表戦にプレーすることはないという。

                 モンテネグロには帯同されず

 セルビア代表が、モンテネグロ代表及びルーマニア代表と戦う試合のために招集されていたアデム・リャイッチが、本日、故障のため代表から外れた。UEFAネーションズカップで、明日、アウェーでモンテネグロ代表と戦うセルビア代表は、故障のためアデム・リャイッチをメンバーから外し、モンテネグロには帯同しない。

                 「イスタンブルに戻った」

 この日曜日、ルーマニア代表と行う試合にも出場は難しいことが発表されたアデム・リャイッチは、治療を受けるためにイスタンブルに戻ったことが明らかにされた。アデム・リャイッチは、左脚筋肉を傷めたことは明らかにされたが、詳細については、イスタンブルでの検査を受けてのち明らかになると発表された。



ベシクタシュ、選手構成をいじる(ベイン・スポル 18.10. 9)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、代表の試合が終わると、中盤の選手構成に変更を考えている。同監督は、ガリー・メデルをストッパーに引き、オウスハン・オクヤコブをアッティバ・ハッティンソンと並べて起用することを考えているのだ。

 各代表に12選手を送り出しているベシクタシュでは、それ以外の選手たちには、トルコ・リーグの休みの期間、休暇を与えている。コンヤ・スポルとのアウェー戦から勝ち点1しか取れずに戻ったベシクタシュの選手たちは、この木曜日にはネヴザト・デミル・グランドに再集合して練習を始める。
 勝ち点を失うことが続き、頭の痛い同監督は、特別の防護法を採るようだ。ベシクタシュの首脳陣は、パス回しに欠けることを取り除くために、初めてオウズハン・オズヤクブとアデム・リャイッチの2人を同時にピッチに立たせることを考えているようだ。
 トルコ代表に招集中のオウズハン・オズヤクブの調子が衆目を集めている。代表の試合が終わったあと行われるギョズテペ戦では、アッティバ・ハッティンソンとオウズハン・オズヤクブの2人を起用すると思われている一方、同監督は、出場停止となるドマゴイ・ヴィダの抜けた穴を、ガリー・メデルをストッパーに持ってくることで補おうとしていると考えられる。
 また、ベシクタシュでは、アドリアーノ・コッレイラからいい知らせが届いている。ネヴザト・デミル・グランドで個人練習を続けているアドリアーノ・コッレイラの状態は良くなってきており、近々、チームに合流して練習を始めるということだ。



フェネルバフチェ vs バシャクシェヒル・スポル(ベイン・スポル 18.10. 8)

ジュニオール・カイサラ、アンドレ・アイェウ、ミヒャエル・フライ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) ジュニオール・カイサラ(左)イスラム・スリマニ(右)(サバハ紙)  トルコ・リーグで、フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが0:0で引き分けた.フェネルバフチェは、これで、勝利から見放されて3試合となった。一方、アウェーのバシャクシェヒル・スポルは、ここ2試合、勝利から遠ざかることになった。

 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、バシャクシェヒル・スポル戦で先発メンバーをいじらなかった。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、同監督は、UEFA欧州リーグD組で、今週戦ったスロヴァキアのスパルタク・トルナヴァに2:0で勝った選手構成をいじらなかったのだ。
 スパルタク・トルナヴァ戦で「3-5-2」システムを採用した同監督は、このバシャクシェヒル・スポル戦で、選手構成を変えないでシステムを変えたのだった。。GKにはハルン・テキンを起用した同監督は、ディフェンスの4人は、マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルムで組ませた。ボランチにはディエゴ・レジェスとジャイルソン、中盤の右にはアンドレ・アイェウ、左にはエリフ・エルマスを起用した。そして、前にはミヒャエル・フライとイスラム・スリマニと、ツートップ態勢を敷いたのだった。
 バシャクシェヒル・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、トルコ・リーグ直近の新マラテヤ・スポル戦と比べて、1人の交替を行った。ケリム・フライに替えて、故障の癒えたイタリア人選手ステファノ・ナポレオニを起用した。また、バシャクシェヒル・スポルの主将エムレ・ベレズオウルは、故障のため登録メンバーにも入ってなかった。
 この試合の前半、より多くの好機を掴んだのはフェネルバフチェの方だった。最初のビッグチャンスを、同15分にアンドレ・アイェウにより掴んだフェネルバフチェだったが、明らかなる好機を3度掴んだが、メルト・ギュノクを越えることができなかった。特に同45分、ハサン・アリ・カルドゥルムのシュートが、エリフ・エルマスからこぼれるところを、素晴らしいリアクションでゴールを許さなかった。後半も、フェネルバフチェが試合の主導権を握った。だが、フェネルバフチェは、バシャクシェヒル・スポルのディフェンス陣を決して越えるということはなかった。
 一方のバシャクシェヒル・スポルは、後半37分のエリアによるゴールは、オフサイド判定で取り消された。
 この試合の残りの時間では、ゴールは生まれることはなく、0:0のまま終わった。これで、フェネルバフチェは、3試合勝利から見放されてしまった。勝ち点を8に伸ばしたフェネルバフチェだが、首位のガラタサライからは、勝ち点で10も離されてしまった。バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点15で、今節を終えた。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=アンドレ・アイェウ、ディエゴ・レジェス(後半20分:メフメット・トパル)、ジャイルソン、エリフ・エルマス(後半36分:ロベルト・ソルダード)=ミヒャエル・フライ(後半14分:ヤシン・ベンジア)、イスラム・スリマニ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半18分:ミロス・ジョジッチ)=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ、ステファノ・ナポレオニ(後半1分:エルジェロ・エリア)=エマニュエ・アデバヨール(後半34分:リアド・バジッチ)



アンタルヤ・スポル vs ガラタサライ(ベイン・スポル+TRT補綴 18.10. 7)

スレイマン・ドゥカラ(左)セルダル・アズィズ(右)(ミリエット紙) ライアン・ドンク(ミリエット紙)  トルコ・リーグの直近2つのアウェー戦を落としているガラタサライが、アンタルヤ・スポル戦で、最後に笑顔を見せることができた。

 アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライのファーティフ・テリム監督は、UEFA欧州リーグで戦ったポルト戦から、先発メンバーの内4人を交替させた。マルティン・リネス、マイコン、ライアン・ドンク、長友佑都に替えて、マリアーノ・フィーリョ、オザン・カバク、オメル・バイラム、バドゥ・ンディアエを先発に起用した。
 トルコ・リーグでのエルズルム市役所スポル戦で故障を発生させ手術を受けたエムレ・アクババと、故障を抱えるエレン・デルディヨク、セルチュク・イナンは、このアンタルヤ・スポル戦では登録メンバーから外れていた。
 一方、アンタルヤ・スポルのビュレント・コルクマズ監督は、第7節のアウェー戦で0:1で勝ったアンカラ・グジュ戦での先発メンバーをいじらなかった。
 この試合の前半、言葉通りに中盤での攻めぎあいに終始した。引いて守るアンタルヤ・スポルに対し、ガラタサライは好機を作り出すのに、かなり苦しんでいた。その中、前半での最大の好機は前半44分に訪れた。一旦、ガラタサライに認められたPKが、ヴィデオ判定システムで確認後、取り消されたのだ。左サイドからオメル・バイラムがペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れると、シソッコがボールに手を触れたということで、ジュネイト・チャクル主審がPKを指示したのだ。だが、同主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、手では触れていないということでPKを取り消したのだった。
 後半に入り、ガラタサライは、完全に相手陣内で戦うことになった。特にボールを持った時間帯は、相手ディフェンスに厳しい時間を作り出してはいたが、ディエゴを越えることが難しかった。ボッフィンも、ソフィアン・フェグリやンディアエの掴んだ好機を処理していた。
 ファーティフ・テリム監督は、終盤、おもしろい交替カードを2枚切った。ライアン・ドンクとマイコンをFWとして投入し、同42分に、その答えを出した。右サイドから、マリアーノ・フィーリョがペナルティエリアに向けセンタリングを入れると、そのコースに入り、いいジャンプを見せたライアン・ドンクが放ったヘディングシュートが、GKボッフィンが防ごうとしたが、ボールはゴールネットに収まったのだった。0:1。このゴールは、ライアン・ドンクが決めたトルコ・リーグでの初得点となった。
 これに対するアンタルヤ・スポルの最後の努力は実ることはなく、ガラタサライは0:1で勝利を収めた。アウェー戦で3試合ぶりに勝利を掴んだガラタサライは、勝ち点を18に伸ばした。一方のアンタルヤ・スポルは、勝ち点13に留まった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、オンドレージ・チェルスカ、ディエゴ・アンジェロ、アリ・シソッコ=チコ=マイコン・マルケス、イエクタ・クルトゥルシュ(後半29分:ダニロ・カンポス)、ハカン・オズメルト、ドーウカン・シニク(後半23分:ハルン・アルプソイ)=スレイマン・ドゥカラ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、セルダル・アズィズ、オザン・カバク、オメル・バイラム=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=ガリー・ロドリゲス(後半16分:ソフィアン・フェグリ)、ユネス・ベランダ(後半31分:マイコン)、ヘンリー・オニェクル(後半40分:ライアン・ドンク)=シナン・ギュムシュ



カスムパシャ 3:1 ギョズテペ(CNNテュルク 18.10. 6)

エドゥオク(カスムパシャ公式HP) セルソ・ボルゲス(左)トゥレゼゲ(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第8節、カスムパシャが、ホームでギョズテペを3:1でくだした。

 カスムパシャに勝利をもたらしたゴールは、エドゥオク(2)とトレゼゲだった。一方、ギョズテペの1点は、ヤシン・オズテキンのもたらしたものだった。
 カスムパシャのサポーターは、試合前、今週初めにカスムパシャを去った前監督ケマル・オズデシュを指示する声を上げていた。

                  ゴールシーン

 前半21分、カスムパシャが先制した。パヴェルカから出たパスを、右サイドで得たトレゼゲが、ペナルティエリアに向けグランダーのセンタリングを入れた。そのパスコースに入ったエドゥオクが、ダイレクトにシュートを放つと、これがゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半2分、カスムパシャが点差を2と拡げた。トレゼゲが、右サイドでポポフとワンツーをして抜け出し、ペナルティエリア手前でグランダーのパスを出した。PKポイント近くにいたエドゥオクが、ダイレクトにシュートを放つと、GKベトの腕の下を抜けゴールネットに収まったのだった。
 同24分、ギョズテペが点差を1と縮めた。ヤシン・オズテキンが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKラマザン・キョシェの左を抜けゴールが決まったのだった。
 同39分、カスムパシャが、再び点差を2と拡げた。タルカン・セルベストのパスを、左サイドで得たトレゼゲが、ドリブルで前進した。トレゼゲは、レイスをフェイントでかわしたあと、ゴール左斜め前からペナルティエリアに入る手前からシュートを放つと、ボールはファーサイドのゴールネットに収まったのだった。3:1。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=タルカン・セルベスト、ダヴィド・パヴェルカ(後半34分:イルハン・デペ)、ロレット・サディク(後半44分:ベンガリ・コイタ)=サムエル・エドゥオク、ムバエ・ディアーニュ、トゥレゼゲ(後半44分:オズギュル・チェク)
【ギョズテペ】ベト=ラミネ・ガッサマ(前半34分:ヨアン・グーフラン)、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、アダマ・トゥラオレ(前半17分:ベルカン・エミル)=アルパスラン・オズテュルク(後半37分:デニズ・カダー)、アンドレ・カストロ=タイフル・ビンギョル、セルソ・ボルゲス、ヤシン・オズテキン=カメロン・ジェローム



フェネルバフチェ 2:0 スパルタク・トルナヴァ(フォトマッチ紙 18.10. 5)

イスラム・スリマニ(フェネルバフチェ公式HP) ミヒャエル・フライ(中)(フェネルバフチェ公式HP)  UEFA欧州リーグで、フェネルバフチェは、D組第2戦で、ホームに迎えたスロヴァキアのスパルタク・トルナヴァを、イスラム・スリマニの2ゴールで粉砕して、意気が上がった。

 この試合に、怒涛の如き始まり方をしたフェネルバフチェは、次から次へと好機を見出したが、ゴールを決められなかった。前半は、フェネルバフチェが圧倒的に優位を占めたが、両者ゴールをあげられないまま終わった。
 後半早々、フェネルバフチェは優位に立った。

                  イスラム・スリマニ、舞台に上がる

 フェネルバフチェのスター選手イスラム・スリマニが、後半7分、先制点となるゴールを決めた。マルティン・シュクルテルがヘッドで落としたボールを、GKマルティン・シュディがクリアしようとしたボールの行き先で生まれた混戦のなか、ボールに触れたイスラム・スリマニが、狙い澄ましたシュートを放つと、スパルタク・トルナヴァのゴールネットが揺れたのだった。このゴールで、フェネルバフチェは1:0と先制した。

                  点差を2と拡げる

 同23分、左サイドでボールを得たアンドレ・アイェウが、ゴールライン際からセンタリングを入れた。これに反応して、ニアサイドでいいジャンプを見せたイスラム・スリマニが、狙い澄ましたヘディングシュートを試みると、ボールは、GKマルティン・シュディの右を抜けゴールネットに収まったのだった。これで、スコアは2:0となった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェは、スパルタク・トルナヴァを2:0でくだした。そして、グループ・リーグ戦で初勝利をあげた。
 この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を3とし3位に上がった。スパルタク・トルナヴァは、同じく勝ち点3であるが、得失点差で2位となった。
 同組のもう1試合は、ディナモ・ザグレブが、アンデルレヒトを2:0でくだし、勝ち点6で首位に立った。一方、ベルギーのアンデルレヒトは勝ち点0で、同組最下位に沈んだままだ。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マルティン・シュクルテル、ディエゴ・レジェス(後半31分:イスマイル・キョイバシュ)、ロマン・ノイシュテッター=マウリシオ・イスラ、ジャイルソン、エリフ・エルマス、ハサン・アリ・カルドゥルム=アンドレ・アイェウ(後半30分:マテュー・ヴァルブエナ)=ミヒャエル・フライ、イスラム・スリマニ(後半43分:メフメット・トパル)



ポルト 1:0 ガラタサライ(フォトマッチ紙+ファナティック紙補綴 18.10. 4)

長友佑都(左)(サバハ紙) シナン・ギュムシュ(右端)(サバハ紙)  UEFAチャンピオンズリーグで、ガラタサライは、ポルトとのアウェー戦から成果なしで戻ることになった。ガラタサライは、スーパーな戦いぶりを見せたが、前半に獲得したビッグチャンスを活かせなかった。ホームのポルトは、後半4分、マレガのあげたゴールで1:0で勝利を手にした。

 この試合に、早々に優位に立ったのはホームのポルトの方だった。時間の経過とともに、ガラタサライが、均衡のとれた試合を進めるようになっていった。ガラタサライは、ヘンリー・オニェクル、長友佑都、シナン・ギュムシュによる決定的なチャンスを掴みながら、それらを活かすことができなかった。
 そして、前半は。0:0の同点のまま終わった。
 後半に入ると、ポルトが効果的な攻撃を始めた。同4分、コーナーキックからのボールに、楽々ジャンプをしたマレガがヘッドで合わせると、ガラタサライのゴールネットに収まった。このゴールで、ポルトが1:0と先制した。
 このゴールのあと、両者ともにチャンスを掴んだが、スコアは変わらなかった。第1節ではロコモティヴ・モスクワをくだしたガラタサライだったが、いいサッカーを見せたポルトとのアウェー戦であったが、手ぶらで戻ることになった。
 この結果、ポルトは、勝ち点を4として、シャルケに次いで2位につけた。一方、ガラタサライは、勝ち点3で3位に留まった。

                  グループ3位に後退

 D組の第2節に首位で臨んだガラタサライだったが、この敗戦で3位に後退した。ロコモティヴ・モスクワを1:0でくだしたシャルケ04と、ガラタサライを同じスコアでくだしたポルトが、勝ち点4ずつで首位を分け合うことになった。ガラタサライが勝ち点3で3位につけることになった同組で、第2節も勝ち点を得られなかったロコモティヴ・モスクワが最下位だ。

                  好機を活かせず

 ガラタサライは、ポルト戦では、重要な好機を活かせなかった。この試合にいい始まり方をしたガラタサライだったが、特に前半、多くのゴールチャンスを掴んだ。前半13分と45分にはシナン・ギュムシュが、同38分には長友佑都、同39分にはヘンリー・オニェクルが、大きなチャンスを掴みながらゴールを決められなかった。
 同13分、ディフェンスから短いパスで前に出たガラタサライは、ヘンリー・オニェクルが、右サイドからペナルティエリア内にいたシナン・ギュムシュにボールを出した。走り込んで来たシナン・ギュムシュが放ったシュートは、相手ディフェンダーに当たりコーナーキックに変わってしまった
 同38分には、この試合最大の好機を迎えた。ユネス・ベランダとガリー・ロドリゲスのパス交換から、最後には長友が、相手GKと1対1となった。だが、長友はGKカシージャスを越えることができなかった。
 同39分には、ヘンリー・オニェクルが、ゴール左斜め前から枠を狙ったシュートを放ったが、ボールは、サイドネットに吸い込まれただけだった。
 同45分、シナン・ギュムシュが、約50m持ち込み、ゴール斜め前でGKと対峙した。だが、放ったシュートは、GKカシージャスがコーナーキックに変えた。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、マイコン、セルダル・アズィズ、長友佑都=フェルナンド・レゲス(後半41分:ユヌス・アクギュン)、ライアン・ドンク(後半23分:セルチュク・イナン)=ヘンリー・オニェクル、ユネス・ベランダ(後半29分:ソフィアン・フェグリ)、ガリー・ロドリゲス=シナン・ギュムシュ



オウズハン・オクヤコブを、ローテーション枠で起用(ファナティック紙 18.10. 3)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙)  ベシクタシュの主将オウズハン・オクヤコブが控えに回る。マルメとのアウェー戦中盤を、ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン、アデム・リャイッチの3人で組み立てることを考えているシェノル・ギュネシュ監督は、オウズハン・オズヤクブを、コンヤ・スポル戦には起用するものと考えられる。

 ベシクタシュで、この間、先発メンバーの一角を占めていたオウズハン・オズヤクブ主将を、再び控えに回そうとしている。シェノル・ギュネシュ監督は、マルメと、明日の夜、スウェーデンで戦う欧州リーグの試合で、中盤の組立てを、また変更することになる。同監督は、アッティバ・ハッティンソンをUEFAへの登録リストに入れてなかったため、また、マルメ戦のあとの日曜日に、アウェーでコンヤ・スポル戦があるため、ローテーションで選手起用をすることになる。
 マルメ戦では、ガリー・メデルは外せない同監督は、ガリー・メデルの傍らにトルガイ・アルスランとアデム・リャイッチを起用するものと考えられている。直近のカイセリ・スポル戦で起用されなかったことで反感をかったオウズハン・オズヤクブを先発メンバーに入れることを考えていない同監督は、コンヤ・スポル戦には起用する旨、明らかにしている。また、マルメ戦では、ドマゴイ・ヴィダの横にはエンソ・ロコを起用することも言われている。

                  直でコンヤへ

 ベシクタシュ選手団は、マルメ戦後直ちに特別機でコンヤに向かうことになる。ベシクタシュの関係者により、同監督の希望で、選手たちにより長い時間休息を与えるため、直でのコンヤ入りが採られることが明らかにされている。



バシャクシェヒル・スポル 1:1 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 18.10. 2)

マヌエル・ダ・コスタ(左)アデム・ブユック(右)(サバハ紙) ケリム・フライ(左)イッサム・ケバケ(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第7節、バシャクシェヒル・スポルが、ホームで新マラテヤ・スポルと1:1d引き分けた。

 ゆっくりとしたテンポで始まったこの試合、最初のゴールを決めたのは新マラテヤ・スポルだった。前半30分、舞台に上がったブータイブが、今季の初ゴールを、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットに叩き込んだのだった。アレクシッチが左コーナーキックを蹴ると、ミナがヘッドで落とした。その落としたボールが転がって来るところでフリーになっていたブータイブがヘッドでゴールを決めたのだった。これで、アウェーの新マラテヤ・スポルが0:1と先制した。
 前半をリードを許したまま終えてしまったバシャクシェヒル・スポルは、後半に入りギアチェンジをしていき、同26分に同点弾を決めた。イルファン・ジャン・カフヴェジのセンタリングに合わせて、とってもいいジャンプを見せたエディン・ヴィスチャが、ヘッドでゴールを決めたのだった。このゴールのあとも、攻撃の手を休めなかったホームのバシャクシェヒル・スポルだったが、残りの時間では、勝利を呼び込むゴールを決めることができず、試合は1:1のまま終わった。
 この結果、勝ち点を14に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルは、今節を終わったところで2位となった。一方、勝ち点を11に伸ばした新マラテヤ・スポルは9位に占めている。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半ロスタイム2分:ソネル・アイドードゥ獲)、ケリム・フライ=(後半41分:ミロス・ジョジッチ)エマニュエ・アデバヨール(後半32分:リアド・バジッチ)
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=イッサム・ケバケ、アルトゥーロ・ミナ、サドゥク・チフトプナル、エルカン・カシュ(後半11分:ラフマン・ブーラ・チャーウラン)=ミッチェル・ドナルド、ムラト・ユルドゥルム=ダニエル・アレクシッチ(後半25分:ムスタファ・エスキヘラッチ)、ギレルメ・マルケス、アデム・ブユック(後半38分:スレイ・ムニル)=カリブ・ブータイブ



チャイクル・リゼ vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18.10. 1)

サムディオ(サバハ紙) ジャイルソン(左)アミヌ・ウマル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグで、全く楽にはさせてもらえてない。トルコ・リーグ第7節で、チャイクル・リゼとのアウェー戦を3:0で失い、これで、今季4敗目となった。

 この試合に、フェネルバフチェは、ベシクタシュ戦と同じ先発メンバーで臨んだのに対し、まだ勝利を掴んでいないチャイクル・リゼは、オカン・ブルク新監督の下、初勝利を目指してピッチに立った。ボルドリンのキックオフで始まったが、その後は、フェネルバフチェが試合をコントロールすることとなった。
 前半29分、ジャイルソンの右サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに合わせて、ニアサイドにいたアンドレ・アイェウがシュートを放ったが、サイドバーに当たり、ピッチに跳ね返ってしまった。このフェネルバフチェの好機のあと15分で、フェネルバフチェは、正にバラバラにさせられてしまった。同30分、ホームのチャイクル・リゼは、求めて止まなかったゴールを決めた。左サイドから、メフメット・ウスルがペナルティエリアへ向かい入れた素晴らしいセンタリングに対し、ファーサイドでいいジャンプをしたヴェダト・ムリッチがヘッドで合わせると、ボールはフェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。フェネルバフチェが、このゴールの衝撃を拭いきる前に、点差は2と拡がった。同35分、サムディオのロングボールに反応してディフェンスの裏を取ったウマルが、ペナルティエリア・ラインでダイレクトでシュートを放つと、ボールは、GKハルン・テキンの頭上を抜けゴールネットに突き刺さったのだった。
 前半が終わる前に点差を1に縮めるべくプレッシャーを高めていったフェネルバフチェだったが、セットプレーから3点目を浴びてしまった。同41分、ボルドリンが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたサムディオがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。そして、前半は、衝撃的なスコアで終わった。
 後半、フェネルバフチェが何とか恢復しようと努めたが、結果には繋がらなかった。そして、試合は3:0で終わった。これで、7節を終わり4敗目を喫したフェネルバフチェは、勝ち点7に留まった。今季初勝利をあげたチャイクル・リゼは、勝ち点を6に伸ばした。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=オルハン・オヴァジュクル、マルワン・サーダン、ヤクブ・ブラベッチ(後半22分:ヤロスロウ・ヤッハ)、メフメット・ウスル=ムサ・チャーウラン(後半17分:アブドラハ・ドゥラク)、アリ・チャムダル=アミヌ・ウマル、フェルナンド・ボルドリン、ブラジャン・サムディオ(後半35分:ロビン・ヤルチュン)=ヴェダト・ムリキ
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル(後半26分:バルシュ・アルジュ)、ロマン・ノイシュテッター、ディエゴ・レジェス、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン、メフメット・トパル=アンドレ・アイェウ、ヤシン・ベンジア(後半35分:エリフ・エルマス)、アートゥフ・シェシュ(後半1分:ミヒャエル・フライ)=イスラム・スリマニ



ベシクタシュ 2:0 カイセリ・スポル(ハベル・テュルク紙+アクシャム紙補綴 18. 9.30)

ワグナー・ラウ(ベシクタシュ公式HP) ギョクハン・ギョヌル(左)アッティラ・トゥラン(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第7節で、ベシクタシュは、ホームでカイセリ・スポルを2:0でくだした。ベシクタシュの1点目は、6試合ぶりに出場したワグナー・ラウのあげたものだった。後半27分には、持ち味を発揮したクアレスマが、もう1点をたたき出した。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第7節で、ホームに迎えたカイセリ・スポルを2:0でくだした。この結果、ベシクタシュは、勝ち点を14に伸ばし、カイセリ・スポルは、勝ち点8に留まった。
 前半32分、ベシクタシュが1:0と先制した。スピードに乗った攻撃で、リカルド・クアレスマとワンツーを行い、再びボールを得たワグナー・ラウが、GKルングと1対1となり、グランダーのシュートを放つと、前に出たルングにボールが当たり跳ね返ったが、その跳ね返りのボールに、ワグナー・ラウが触れるとゴールが決まったのだった。1:0。
 6試合ぶりにピッチに立ったワグナー・ラウは、カイセリ・スポル戦で先発メンバーに名を連ねていたのであった。
 そして、前半は、このまま終わった。
 後半27分、ベシクタシュは、リカルド・クアレスマのゴールで、点差を2と拡げた。アデム・リャイッチのパスを受けたギョクハン・ギョヌルが、ペナルティエリアのゴール右斜め前からシュートを放つと、ボールは、転がりながらファーサイドのバーに当たり跳ね返った。跳ね返りのボールに、詰めていたリカルド・クアレスマが、右足のアウトサイドを使った見事なシュートを放つと、ボールは、ティアゴ・ロペスの傍らを抜け、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 この試合、これら以外のゴールは生まれず、試合は、2:0と、ベシクタシュがリードを保ったまま終わった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、ペペ、ドマゴイ・ヴィダ、=オウズハン・オズヤクプ(後半15分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ(後半43分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アデム・リャイッチ、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ(後半31分:イェレマイン・レンス)
【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ティアゴ・ロペス、ジャン・アーメル・カナ・ブユク(後半21分:レヴェント・ギュレン)、クリスティアン・サプナル、アッティラ・トゥラン=ラジコ・ロットマン、ベルナール・メンサー(後半34分:アルテム・クラヴェッツ)=ビラル・バシャジュクオウル、チャロン・シェリー、シルヴェストゥレ・ヴァレラ(後半13分:メルト・オズユルドゥルム)=ウムト・ブルト



ガラタサライ vs エルズルム市役所スポル(ベイン・スポル 18. 9.29)

ジャスミン・シュク(左)ソフィアン・フェグリ(右)(ガラタサライ公式HP) マイコン(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第7節で、ガラタサライが、ホームに迎えたエルズルム市役所スポルを1:0でくだした。ファーティフ・テリム監督のトルコ・リーグ300試合出場記念となるこの試合で、ゴールを決めたのはマイコンだった。

               ファーティフ・テリム監督、5人を交替させる

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、0:3で落としたアクヒサル・スポル戦で起用した先発メンバーから5選手を交替させた。同監督は、アクヒサル・スポル戦で起用した先発メンバーの、オザン・カバク、長友佑都、フェルナンド・レゲス、シナン・ギュムシュ、ヘンリー・オニェクルを控えに回した。それに替えて、マイコン、オメル・バイラム、ライアン・ドンク、ソフィアン・フェグリ、エレン・デルディヨクを起用した。ガラタサライのアルジェリア人選手ソフィアン・フェグリは、今季初めて、トルコ・リーグで先発メンバーに起用された。また、ガラタサライの新加入者オメル・バイラムは、ガラタサライ移籍後,初めて公式戦で起用された。

                 ガラタサライ、早々に優位に立った

 サポーターの声援を背に受け、いい始まり方をしたガラタサライは、序盤にゴールにとっても近づいた。開始まだ2分で得たフリーキックを、マイコンが蹴るとバーを直撃したのだった。その後もギアを落とさないガラタサライだったが、GKセヒッチを越えることができず、前半は0:0の均衡が破れないまま終わった。

                 マイコン、アスランテぺを総立ちに

 後半、更に優位に試合を始めたガラタサライに対し、エルズルム市役所スポルは、ゴール前を固めた。だが、アウェーのエルズルム市役所スポルは、カウンター攻撃でゴールを模索した。ガラタサライは、求めていたゴールをセットプレーから獲得した。同29分、オメル・バイラムが蹴ったコーナーキックに対し、ニアサイドでマイコンがヘッドで合わせるとゴールが決まり、ガラタサライが1:0と先制した。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ガラタサライは、勝ち点を15に伸ばし、試合数が多い中だが首位に立った。一方のエルズルム市役所スポルは、勝ち点2のままである。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、セルダル・アズィズ、オメル・バイラム=ライアン・ドンク(後半20分:ヘンリー・オニェクル)=ソフィアン・フェグリ(後半38分:ユヌス・アクギュン)、バドゥ・ンディアエ、エムレ・アクババ(前半38分:フェルナンド・レゲス)、ガリー・ロドリゲス=エレン・デルディヨク
【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=アウレミル・ドス・サントス、シュテファン・アチュカ、ロクマン・ギョル、レオ・シェヴェヒレン=ジャスミン・シュク、ムサ・コーネ=ジル・スヌ(後半25分:エルハン・チェレンク)、イブラヒム・アクダー(後半30分:タイラン・アンタルヤル)、エムラー・バシャン(後半44分:オスマン・シャヒン)=リッジ・マンシー



マルティン・シュクルテル、チャイクル・リゼとのアウェー戦を欠場(TRT 18. 9.28)

マルティン・シュクルテル(タクヴィム紙)  フェネルバフチェで、治療継続中のマルティン・シュクルテルは、チャイクル・リゼ戦に出場することは難しいと看られている。マルティン・シュクルテルは、未だ練習に加わってないことから、チャイクル・リゼ戦では、またしてもディエゴ・レジェスに、その地位を委ねることになる。

 ディナモ・ザグレブ戦を前にして故障を発生させ、ダービーマッチには出場しなかったマルティン・シュクルテルへの治療は、濃密に行われている。この1週間、チームとは別行動を執っていたマルティン・シュクルテルは、この日曜日の試合にまでは間に合わないだろうと考えられている。
 マルティン・シュクルテルが欠場した場合には、ダービーマッチ同様、その替わりを務めるのはディエゴ・レジェスだ。メキシコ人選手ディエゴ・レジェスは、ロマン・ノイシュテッターと並んでストッパーの位置に入ることになる。マルティン・シュクルテルは。次節、カドゥキョイで行われるバシャクシェヒル・スポル戦に間に合うようにということが目標とされている。
 また、ここ数節、登録メンバー入りをしてこなかったロベルト・ソルダードが、リゼには帯同されることは明らかになっている。ゴールが決められないという問題を抱えるフェネルバフチェのフィリップ・コク監督はロベルト・ソルダードの活用を考えている。



フェネルバフチェの課題の解き方、、、新しいシステムで(ファナティック紙 18. 9.27)

フィリップ・コク監督(アクシャム紙)  フェネルバフチェのフィリップ・コク監督が、ゴール不足解消法を見つけた。同監督は、パスの基点をヤシン・ベンジアと定め、イスラム・スリマニが、相手ゴールにより近い位置にポジション取りをすることを求めるようになるだろう。

 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、ゴール不足解消法に頭を悩ましている。今のチームに一番遅く合流したヤシン・ベンジアが、チームに馴染む期間は済んだと考える同監督は、パス網は、ヤシン・ベンジアを経由して行うことを考えている。ヤシン・ベンジアは、もっと前でボールを扱わねばと考える同監督は、この件について、全選手に注意喚起を行った。

                  スリマニに注意喚起

 ヤシン・ベンジア以外でも、スリマニには、ゴールにより近づいてプレーすることを求める同監督は、「パスの交通整理は、ヤシン・ベンジアを通じて行わねばならない。だから、君たちの判断が、特に注意が必要なんだ。イスラム・スリマニも、ボールをもらうのに、もっと下がって来る必要もある。この努力が必要だ。すると、その次は、より人が集まりやすくなる。だから、最後の詰めはより楽になるはず」と述べている。



シェノル・ギュネシュ監督、決断! 先発メンバーに戻ってくる(ベイン・スポル 18. 9.26)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙)  カイセリ・スポル戦をアウェー戦として戦いたいという要求が、トルコ・サッカー協会より拒否されたベシクタシュは、練習を続けている。

 フェネルバフチェ戦では、途中出場だったアデム・リャイッチは、今週末の試合には先発メンバーにもどってくるものと思われている。
 また、治療継続中のアドリアーノ・コッレイラは、カイセリ・スポル戦に間に合うよう努められている。
 累積警告で出場停止となるジャネル・エルキンに替えて、アドリアーノ・コッレイラが出場すると考えられるが、ダービーマッチでは途中出場となったアデム・リャイッチは、先発メンバーに入ることだろう。
 久しぶりに出場の機会を得たアッティバ・ハッティンソンは、ダービーマッチでは最も活躍をした1人であったことから、次なる戦いでも定位置は確保したものと思われる。
 不十分な点が整い、ピッチに戻ってきたアッティバ・ハッティンソンは、今後の試合で、シェノル・ギュネシュ監督に重宝されることだろう。昨季までのように、先発メンバーには欠かせない存在となりうるはずだ。
 同監督により、ダービーマッチではFWとして起用されたライアン・バベルは、その高度なプレーぶりで、同監督の顔をほころばせていた。
 FW陣に望ましい活躍を得れていないベシクタシュにおいて、ライアン・バベルに得点源としての負担がかかっている。ライアン・バベルは、今季、トルコ・リーグでは4得点、UEFA欧州リーグでは2得点を記録している。



フェネルバフチェ 1:1 ベシクタシュ(イエニ・シャファク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 9.25)

ライアン・バベル(左)ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(フェネルバフチェ公式HP) ヤシン・ベンジア(左)アッティバ・ハッティンソン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェとベシクタシュのダービーマッチは、ライアン・バベルとアンドレ・アイェウのゴールの応酬で、1:1の引き分けに終わった。ベシクタシュのジャネル・エルキンは、試合終了後、審判にクレームをつけたということでレッドカードをもらい、出場停止となることになった。

 トルコ・リーグで、フェネルバフチェとベシクタシュが1:1で引き分けた。今季初のダービーマッチは、お互いに勝ち点を分け合い、優勝候補同士が、今節では勝ち点を失うという結果となった。

                  試合経過

 この試合、前でプレスをかけて臨んだフェネルバフチェは、相手が前に出るのを許さず、まず好機を掴んだ。前半6分と15分と2度、ロリウス・カリウスの守るゴールを脅かした。同6分には、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得たスリマニが左足でシュートを試み、また、同15分には、右サイドでボールを持って動き出したシェネル・オズバイラクが、いいセンタリングを入れると、そのコースに入ったアートゥフ・シェシューが、絶好の位置取りでヘッドで合わせた。いずれも、GKロリウス・カリウスがボールをコントロールしたのだった。同34分には、最も重要なチャンスを掴んだ。ハサン・アリ・カルドゥルムのスルーパスに反応して、GKと1対1となったアンドレ・アイェウが放ったシュートは外に出て行ってしまった。その1分後、ペナルティエリアの外でボールを得たハサン・アリ・カルドゥルムが、強いシュートを放つと、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同40分、ベシクタシュが先制点をあげた。ぺぺが、大きくクリアしようとして、ディフェンスから浮かしたボールを、うまくコントロールしたライアン・バベルが、フェネルバフチェのディフェンダーがチェックに入るのが遅れたのを咎め、30mの距離からの見事なゴールを決めたのだった。ライアン・バベルは、これで4試合連続でゴールを決めたことになる。
 後半、フェネルバフチェは、同点に追いつこうとプレッシャーをかけていったのに対し、ベシクタシュは速い攻撃でゴールを模索した。試合終盤に入ったところで、同点弾が生まれた。同26分、ハサン・アリ・カルドゥルムが、左サイドから素晴らしいセンタリングを入れると、アンドレ・アイェウがいいジャンプを見せ同点弾を決めたのだった。アンドレ・アイェウの得点は、今季2点目となる。
 この試合、他のゴールは生まれなかった。そして、試合は1:1で終わった。今季初のダービーマッチでは、勝者は生まれなかった。ホームのフェネルバフチェは、今節を終わり勝ち点は7となったのに対し、ベシクタシュは、アウェー戦で5点目となる勝ち点を得て、総勝ち点は11となった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、ディエゴ・レジェス、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン、メフメット・トパル(後半11分:エリフ・エルマス)=アンドレ・アイェウ、ヤシン・ベンジア(後半44分:メフメット・エキジ)、アートゥフ・シェシュ(後半17分:マテュー・ヴァルブエナ)=イスラム・スリマニ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン=リカルド・クアレスマ(後半ロスタイム1分:ネジプ・ウイサル)、オウズハン・オズヤクプ(後半25分:アデム・リャイッチ)、イェレマイン・レンス(後半25分:サイル・ラリン)=ライアン・バベル



アクヒサル・スポル 3:0 ガラタサライ(イエニ・シャファク紙+サバハ紙補綴 18. 9.24)

ガリー・ロドリゲス(左)ムスタファ・ユムル(右)(ミリエット紙) ギュライ・ヴラル(ミリエット紙)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第6節、アクヒサル・スポルとのアウェー戦で3:0で敗れた。アクヒサル・スポルのゴールは、マヌ、ギュライ・ヴラル、ムスタファ・ユムルのあげたものだった。

 ガラタサライは、トルコ・リーグでのアウェー戦の悪夢が続いている。ガラタサライは、トラブゾン・スポル戦に次いで、アクヒサル・スポルとのアウェー戦でも悪いサッカーをして、3:0で敗れた。しかも、ガラタサライは、この試合ではPKも決められなかった。
 この試合の最初のビッグチャンスは、ヴィデオ判定システムに持ち込まれた。前半12分、マヌのパスをペナルティエリア内で受けたレガッティンの放ったシュートが、オザン・カバクの頭に当たってからゴールインした。ヴィデオ判定システムに確認を取ったヤシャル・ケマル・ウーウルル主審は、この攻撃の端緒になったところでオフサイドがあったということで、これをゴールと看做さなかった。
 同41分、ガラタサライがPKを得た。シナン・ギュムシュが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内で、セルジーニョのチェックを受けたセルダル・アズィズがピッチに倒れたのを咎めたヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はPKを指示したのだった。同43分、このPKをガリー・ロドリゲスが蹴ると、GKファーティフ・オズテュルクが、左を抜けようとするボールをコーナーキックへとはたき出し、ゴールを許さなかった。
 後半早々、ホームのアクヒサル・スポルはゴールを決めた。レガッティンの見事なヒールパスを受けたマヌが、ムスレラと1対1となり、先制点を決めたのだった。1:0。
 このゴールのあと、ガラタサライは同点に追いつこうとプレッシャーを高めていったが、同33分、マヌが、ペナルティエリア内で倒れた。ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はPKを指示した。このPKを、ギュライ・ヴラルが決め、点差を2と拡げた。2:0。同39分、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で、ギュライ・ヴラルが蹴ったフリーキックは、PKポイント方向に向かったのを、GKムスレラが空中で押さえようと努めたが、ボールはこぼれ、詰めていたムスタファ・ユムルが、ダイレクトでゴールに蹴り込んだのだった。3:0。そして、試合は、このまま終わったのだった。
 これで、ここ2つのアウェー戦で7失点を喫したガラタサライは、これで、今季2敗目を記録し、勝ち点は12のままに留まった。今季初勝利をあげたアクヒサル・スポルは、勝ち点を5に伸ばした。

【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ、ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、カディル・ケレシュ=エライ・アタセヴェン(後半37分:オヌル・アユク)、アブドゥル・シソッコ=アドゥリアン・レガッティン(後半20分:アイクト・チェヴィケル)、セルジーニョ・ミネイロ(後半41分:ダニー・ヌンコー)、ギュライ・ヴラル=エルヴィス・マヌ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、セルダル・アズィズ、オザン・カバク、長友佑都=フェルナンド・レゲス(後半21分:ムーダト・チェリク)、バドゥ・ンディアエ=シナン・ギュムシュ(後半12分:エレン・デルディヨク)、エムレ・アクババ、ガリー・ロドリゲス(後半38分:ソフィアン・フェグリ)=ヘンリー・オニェクル



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