サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、



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フェネルバフチェからジャネル・エルキンの衝撃(ギュネシュ紙 19. 3.31)

ジャネル・エルキン(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュのフロントは、ジャネル・エルキンを放出する決断をした。ジャネル・エルキンは、フェネルバフチェに戻るだろうと考えられている。

 ベシクタシュ加入の初年度は、いいプレーを見せたジャネル・エルキンだったが、今季は、ここまで期待に応えられていない。この状況に鑑み、補強を考えるベシクタシュのフロントは、ジャネル・エルキンに関しラディカルな決断を行った。

                 替わりとしてベヒッヒ

 アドリアーノ・コッレイラの契約が満了すること、及び、ジャネル・エルキン放出の決断で、耳目は左サイドバックの補強に移る。現PSVアイントフォーヘンに所属する元ブルサ・スポルのアズィズ・ベヒッヒが、そのニーズに応じる第一の選手だ。
 一方、今季末で契約が満了するイスマイル・キョイバシュを放出することを考えているフェネルバフチェは、ハサン・アリ・カルドゥルムと競い合う左サイドバックを補強することになろう。

                 フェネルバフチェ、衝撃の選択

 ベシクタシュを去ることが決定的と看られているジャネル・エルキンが、元所属したフェネルバフチェとともに語られている。というのも、エルスン・ヤナル監督が、再び一緒にプレーできることに熱い視線を送っているからだ。



メフメット・トパル、ガラタサライとのダービーマッチに間に合うだろう(ファナティック紙 19. 3.30)

メフメット・トパル(ファナティック紙)  フェネルバフチェで、故障のためアンカラ・グジュ戦は出場できないメフメット・トパルは、ガラタサライとのダービーマッチには間に合うことになろう。

 故障の癒えたナビル・ディラルとマシュー・ヴァルブエナは、チームに合流した。この2選手は、一昨日、4:0で勝ったエスキシェヒル・スポル戦には出場していた。マシュー・ヴァルブエナとナビル・ディラルは、4月7日に予定されているアンカラ・グジュ戦には出場可能だ。
 一方、故障の癒えていないメフメット・トパルは、このアンカラ・グジュ戦には間に合わないものと考えられている。だが、4月14日に予定されているガラタサライとのダービーマッチには、先発メンバーに名をつらねることは可能だろう。



ガラタサライ、長友佑都がランニングを再開(テュルキエ紙 19. 3.29)

ファーティフ・テリム監督(NTV) 長友佑都(ファナティック紙)  ガラタサライは、トルコ杯準決勝で対戦する新マラテヤ・スポル戦に備えての準備を続けているところだ。ガラタサライの日本人左サイドバックの長友佑都が、チームとは離れて、フィジカル・コーチとともにランニングを再開した。

 フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで、ファーティフ・テリム監督指揮下行われた練習は、屋内でストレッチと準備運動で始まった。そして、その後は、ピッチに出てランニングを行った。
 代表から戻ったユネス・ベランダ、マルティン・リネス、ソフィアン・フェグリ、ユヌス・アクギュン、アタライ・ババジャンの姿も、練習にあった。イスタンブル・スポルとの練習試合では、用心のために姿のなかったセルチュク・イナンも、チームに合流して練習を行っていた。代表の試合で故障を発生させたコンスタンティノス・ミトログルは、治療を受けたあと、屋内で練習を行った。長友佑都は、チームとは離れて、フィジカル・コーチと一緒にランニングを再開していた。ガラタサライは、新マラテヤ・スポルとの一戦に備えての練習を、明日の午前11時には、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランド行われる練習で続ける。



バシャクシェヒル・スポル、ロマン・ノイシュテッター狙う(スター紙 19. 3.28)

アブドラハ・アヴジュ監督(ヒュリエット紙) ロマン・ノイシュテッター(アクシャム紙)  契約が、今季末で満了するフェネルバフチェのディフェンダーのロマン・ノイシュテッターが、アヴドラハ・アヴジュ監督のレーダーに引っかかった。同監督は、フロントに、ロマン・ノイシュテッター獲得を求めている。

 フェネルバフチェとの契約が満了する選手たちの新しい行き先が明らかになってきている。マルティン・シュクルテルは、今季末には、イタリアのパルマに行くだろうし、シェネル・オズバイラクルは、河岸を変えて、ガラタサライのユニフォームを着ることになるだろう。シェネル・オズバイラクルのように、河岸を変えるもう1人はロマン・ノイシュテッターだ。
 トルコ・リーグで首位に就き、優勝が間違いなかろうと見られているバシャクシェヒル・スポルが、フェネルバフチェの31歳のロシア人選手ロマン・ノイシュテッターを狙っている。バシャクシェヒル・スポルは、移籍解禁期間にも、ロマン・ノイシュテッターの獲得を、フェネルバフチェに求めたが、フェネルバフチェ側は、セルダル・アズィズ獲得が、際々になり決まったため、首を縦に振らなかったのだ。
 バシャクシェヒル・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、フィードのいいストッパーを考えていることから、ロマン・ノイシュテッターを欲しがっていることが明らかになった。



ガラタサライ、故障者の衝撃、続く(TRT 19. 3.27)

ムバエ・ジャッネ(フォトマッチ紙) コンスタンティノス・ミトログル(ファナティック紙)  ガラタサライは、インターナショナル・マッチ・デイにおける攻撃ラインの選手に故障発生のニュースで揺れている。

 ガラタサライのセネガル人選手ムバエ・ジャッネが、セネガル代表対マリ代表の親善試合で、故障を発生させたのだ。
 セネガル代表がマリ代表と対戦した親善試合で、先発メンバーとして出場したムバエ・ジャッネは、後半14分に生まれた攻撃のとき、ペナルティエリア内で倒れ込んでしまった。そして、27歳のムバエ・ジャッネは、メディカルスタッフの応急措置のあと、担架に乗せられピッチの外に出されたのだ。セネガル代表は、傷んだムバエ・ジャッネに替えて、ムーサ・コナテが投入された。
 一方、ガラタサライのギリシア人選手コンスタンティノス・ミトログルも、ギリシア代表の、2020欧州選手権予選のリヒテンシュタイン代表との一戦で、故障を発生させた。故障を発生させたコンスタンティノス・ミトログルは、新マラテヤ・スポルと戦うトルコ杯の一戦、及びトルコ・リーグの一戦には、出場は難しいものと思われる。



トルコ 4:0 モルドヴァ(ハベル・テュルク紙 19. 3.26)

ジェンク・トスン(ハベル・テュルク紙) エフェジャン・カラジャ(左)レーブチュク・オレグ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表が、2020欧州選手権予選H組の第2戦で、モルドヴァ代表を4:0でくだした。シェノル・ギュネシュ監督指揮下、アルバニア代表戦に勝ち、新しいページを開いたトルコ代表は、これで、グループ・リーグ戦で2連勝を果たし勝ち点を6に伸ばした。

 トルコ代表が、2020欧州選手権予選H組の第2戦で、ホームにモルドヴァ代表を迎えた。トルコ代表は、効果的なサッカーを見せ、4:0で勝利を収め2勝目をあげた。シェノル・ギュネシュ監督指揮下の第1戦になったアルバニア代表とのアウェー戦を0:2で制したトルコ代表は、これで勝ち点を6に伸ばし、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりを追求することになった。

                 相次いでゴールが生まれる

 トルコ代表は、エスキシェヒルの素晴らしい環境のなか、早々に優勢に立って行った。トルコ代表は、モルドヴァ代表のゴールを包囲し、前半24分に、ハカン・チャルハノールのバイシクルキックにより内へと入れたパスが、PKポイント辺りいたハサン・アリ・カルドゥルムに渡ると、そのハサン・アリ・カルドゥルムは、右足で狙い澄ましたシュートを放ち、これが、トルコ代表の先制点となったのだった。1:0。
 このゴールの直後、同26分、ハカン・チャルハノールからのパスを、左サイドから動き出していたブラク・ユルマズが、ダイレクトで内へと入れた。それに合わせて、ジェンク・トスンが点差を2と拡げるゴールを決めたのだった。2:0。

                 ハカン・チャルハノール、ゴールポストに嫌われる

 トルコ代表の相次ぐゴールで、スタンドは沸き返ったが、同44分に、またしてもゴールに近づいた。スピードに乗った攻撃で、ジェンク・トスンのパスを、ペナルティエリア内で得たハカン・チャルハノールが強烈なシュートを放ったが、ボールはゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。それに次いで、メリヒ・デミラルとジェンク・トスンがヘディングシュートを試みたが、GKはゴールを許さず、前半は、このまま終わった。

                 ブラク・ユルマズはPKを失敗、ジェンク・トスンは決めた!

 トルコ代表は、後半に入っても、試合を支配した。同7分、ブラク・ユルマズが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだとき、チェックを受けピッチに倒れ込んだ。ボイコ主審はPKを指示して、これを、ブラク・ユルマズ自身が蹴ったが、GKコシャレフが、うまくコーナーキックに替えた。
 同9分、デニズ・テュルチの蹴ったフリーキックに、うまくジャンプを見せたジェンク・トスンがゴールを決め、自身この日の2点目、トルコ代表としては3点目となるゴールを決めたのだった。

                 次はカーン・アイハンの番

 同25分、トルコ代表は4点目を決めた。この日、大活躍のデニズ・テュルチのセンタリングに、カーン・アイハンが頭で合わせたのだった。これは、若きカーン・アイハンの、トルコ代表での初ゴールとなった。
 トルコ代表は、ゴールラッシュだったにも拘わらず緩むことなく、あらゆる場面でプレスをかけ続け、スタンドから大きな拍手が送られていた。残りの時間、ブラク・ユルマズとジェンク・トスンが絶好機を掴みながら、その足からゴールを生むことができず、結局、試合は、トルコ代表が4:0で制し、2連勝を遂げることとなった。

【トルコ】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク、メリヒ・デミラル、カーン・アイハン、ハサン・アリ・カルドゥルム=ドルクハン・トコズ(後半39分:エムレ・ベレズオウル)、マフムト・テクデミル、デニズ・テュルチ(後半33分:エフェジャン・カラジャ)=ジェンク・トスン、ブラク・ユルマズ、ハカン・チャルハノール(後半21分:ユスフ・ヤズジュ)



まずはエクバン(TRT 19. 3.25)

ウナル・カラマン監督(ファナティック紙) エクバン(ファナティック紙)  契約更改作業を始めたトラブゾン・スポルで、優先的な狙いは、ウナル・カラマン監督の契約更改、そして、エクバンの完全移籍実現だ。

 トラブゾン・スポルが、2019-20シーズンに向けてのチーム編成に取り組み始めた。
 トラブゾン・スポルは、近々、ウナル・カラマン監督との交渉を始める準備にかかっている。トラブゾン・スポルのフロントは、ウナル・カラマン監督との契約更改を済ませることで、同監督を安心させることを考えている。
 そして、来季についての同監督の用意した報告書に沿って、補強活動に打って出るつもりなのだ。
 契約更改の次なる狙いは、エクバンであることは明らかだ。リーズ・ユナイテッドからレンタルでトラブゾン・スポルにやって来ている、このガーナ系イタリア人スター選手の契約に付託しているオプションを行使して、100万EUROを出して、エクバンの完全移籍を実現するつもりなのだ。



トルコ代表、エスキシェヒル入り(トルコ・サッカー協会公式HP 19. 3.24)

シェノル・ギュネシュ監督(サバハ紙)  トルコ代表が、2020欧州選手権予選のモルドヴァ代表との一戦を、3月25日(月)に戦うためにエスキシェヒル入りした。トルコ代表一行を乗せたトルコ航空は、2時間の飛行で、アルバニアの首都ティラナからエスキシェヒルに到着した。エスキシェヒル・ハサン・ポラトカン空港では、エスキシェヒル・スポルのカーン・アイ代表及び同クラブ理事が、このトルコ代表一行を出迎えた。アイ代表らは、トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督に花束を持ち出迎えていた。

 トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、本日午後5時に、選手とともに、新エスキシェヒル・スタジアムで記者会見をすることになっている。また、代表選手たちは、モルドヴァ代表戦に向けた最後の練習を、同スタジアムで、午後5時半より行う。



アルバニア 0:2 トルコ(NTV+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 19. 3.23)

ブラク・ユルマズを讃える(ファナティック紙) イワン・バリュー(左)メリヒ・デミラル(右)(フォトマッチ紙)  EURO2020予選H組第1戦、トルコ代表は、アウェーでアルバニア代表を0:2でくだした。トルコ代表のゴールは、ブラク・ユルマズとハカン・チャルハノールのあげたものだった。

 ミルチェア・ルチェスク監督に替わり、トルコ代表の監督になり、16年ぶりにアルバニア代表戦で指揮を執ったシェノル・ギュネシュ監督が、就任後の初戦で勝ち点3を獲得した。
 アルバニアのシュコダル市で行われたこの試合、シェノル・ギュネシュ監督は、GKには予想通りメルト・ギュノクを送り出し、右サイドバックはギョクハン・ギョヌルを選択、ストッパーの選択はカーン・アイハンとメリヒ・デミラル、左サイドバックにはハサン・アリ・カルドゥルムを起用した。中盤は、エムレ・ベレズオウル、マフムト・テクデミル、オカイ・ヨクシュルの3人で形成した同監督は、攻撃ラインは、ジェンク・トスン、ハカン・チャルハノール、ブラク・ユルマズで組み立てた。
 トルコ代表は、鈍い始まり方をしたこの試合の前半21分に先制点を決めた。マフムト・テクデミルのプレスで奪い取ったボールを、ジェンク・トスンとパス交換をしてペナルティエリア内へと入ったブラク・ユルマズが、強烈なシュートを放つと、アルバニア代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 前半は、このスコアのまま終わったが、後半に入るにあたり、同監督は、ギョクハン・ギョヌルに替えてゼキ・チェリクをピッチに送り出した。
 同10分、中盤でボールを得たハカン・チャルハノールは、ペナルティエリアへと迫って行き、相手選手をかわして行った。ACミラン所属のハカン・チャルハノールが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、相手選手に当たってからアルバニア代表のゴールネットを揺らしたのだった。そして、点差を2と拡げた。
 同40分、ドルクハン・トコズのパスに反応して、アルバニア代表のディフェンスの裏に入り込んだブラク・ユルマズの放ったシュートが、ゴールインしたが、主審は、動き出しのタイミングがオフサイドとの判定でゴールとはならなかった。
 この試合では、他のゴールは生まれず、EURO2020予選H組の初戦で、アルバニア代表をアウェーで0:2でくだし、トルコ代表は勝ち点3を獲得したのだった。
 予選H組の他の試合では、アイスランドが、アンドラをアウェー戦で0:2でくだし、また、フランスも、アウェー戦でモルドヴァを1:4でくだし、勝ち点3を獲得した。この結果、予選の第1戦では、トルコ、フランス、アイスランドが、各々勝ち点3を得たのだった。
 予選の第2戦では、トルコ代表は、3月25日(月)午後8時に、モルドヴァ代表を新エスキシェヒル・スタジアムに迎える。

【トルコ】メルト・ギュノク=ギョクハン・ギョヌル(後半1分:ゼキ・チェリク)、カーン・アイハン、メリヒ・デミラル、ハサン・アリ・カルドゥルム=マフムト・テクデミル、オカイ・ヨクシュル、エムレ・ベレズオウル(後半20分:ドルクハン・トコズ)=ハカン・チャルハノール=ブラク・ユルマズ(後半43分:デニズ・テュルチ)、ジェンク・トスン



ライアン・バベルより青信号(ギュネシュ紙 19. 3.22)

ライアン・バベル(TRT)  ガラタサライが、ヘンリー・オニェクルいなくなったあとの空白を、ライアン・バベルで埋めるため交渉を開始した。ライアン・バベル自身は、トルコに戻ることに熱い視線を向けており、ガラタサライに青信号を点していることを明らかにしている。

                 1回目の交渉は積極的に

 ガラタサライは、冬の移籍解禁期間にベシクタシュからフルハムに移籍したライアン・バベル獲得を決めた。ファーティフ・テリム監督が獲得を熱望しているライアン・バベル獲得に向けての第1回目の交渉が行われ、32歳になっているライアン・バベルの代理人から積極的な感触を得たということだ。エヴァートンからレンタルでガラタサライに加入しているヘンリー・オニェクルは、今季終了を待って元に戻る替わりとして、トルコ及びトルコ・リーグに精通している選手ということで、ライアン・バベル獲得が戦術的に大きな意味合いを持っているのだ。

                 ブラジルにも戻る可能性も

 イギリスからの報道によると、ライアン・バベルと6か月間の契約を結んだフルハムは、プレミアリーグ残留を決めた場合、契約期間の延長オプションを行使することもありうる。だが、フルハムが、プレミアリーグから陥落すると、その可能性はなくなってしまう。トルコに戻ることに熱い視線を向けているライアン・バベルは、ブラジルやアメリカのリーグに行く可能性もある。ライアン・バベル自身は、今後のことについて、「移籍に関しては急ぐことはない。オファーをどのように見るかには、十分時間がある」と述べている。



イルファン・ジャン・カフヴェジ、トルコ代表から外れる(TRT 19. 3.21)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(フォトマッチ紙)  メフメット・トパルに次いで、イルファン・ジャン・カフヴェジが、故障のためトルコ代表から外れた。

 トルコ代表に、故障者の衝撃、、、。2020欧州選手権(EURO2020)予選、アルバニア代表及びモルドヴァ代表戦に臨むトルコ代表で、故障を発生させたイルファン・ジャン・カフヴェジが、そのメンバーから外れた。
 トルコ・サッカー協会は、昨日の練習で、右鼠径部を傷めたバシャクシェヒル・スポルのイルファン・ジャン・カフヴェジが、代表メンバーから外れたことを発表した。既に、フェネルバフチェのメフメット・トパルも、同様に故障が原因でメンバーから外れている。
 予選H組の第1戦を、3月22日(金)にアルバニア代表とのアウェー戦に臨むトルコ代表は、同月25日(月)には、ホームにモルドヴァ代表を迎える。



シェノル・ギュネシュ監督起用の先発メンバーが明らかに(NTV 19. 3.20)

シェノル・ギュネシュ監督(ハベル・テュルク紙)  トルコ代表監督シェノル・ギュネシュは、先発メンバー決定に努めている。同監督は、アルバニア代表戦では、バシャクシェヒル・スポルの中盤を形成している選手を起用するつもりでいる。

 2020欧州選手権予選が始まる。
 予選H組に入ったトルコ代表は、最初の試合を、アルバニア代表とのアウェー戦を戦う。
 先発メンバーを決めようとしているシェノル・ギュネシュ監督は、GKとしてメルト・ギュノクを起用するつもりだ。
 守備ラインは、ギョクハン・ギョヌル、メリヒ・デミラル、オザン・カバク、ハサン・アリ・カルドゥルムに任せることを考えている。
 また、中盤には、バシャクシェヒル・スポルのエムレ・ベレズオウル、マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジの起用するつもりでいる。
 そして、攻撃ラインは、ハカン・チャラノウル、ジェンク・トスン、ブラク・ユルマズで形成するものと考えられる。
 アルバニアのシュコダルのロロ・ビリチ・スタジムで、この金曜日に行われるこの試合は、午後10時45分開始である。



トルコ代表、シェノル・ギュネシュ監督指揮下、初練習(トルコ・サッカー協会公式HP 19. 3.19)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙)  トルコ代表は、2020UEFA欧州選手権予選H組のアルバニア代表戦とモルドヴァ代表戦に備えての準備を、トルコ・サッカー協会ハサン・ドーアン・トレーニング・センターで開始した。

 シェノル・ギュネシュ監督が、16年ぶりに代表監督に復帰し、報道陣に公開された練習には、代表に招集された全選手が参加して行われた。一昨日の試合に、所属クラブで試合に出場した選手は、体力回復練習で打ち上げたが、他の選手たちは、ウォーミングアップののち、パス練習、ミニゲーム、戦術練習を行っていた。なお、この練習を、トルコ・サッカー協会のアリ・ドュリュストゥ代表代理が、ピッチの傍らで見守っていた。
 トルコ代表のコーチ陣及び選手は、3月18日戦没者記念日及びチャナッカレ勝利104周年であるということから、練習の冒頭で、トルコ国旗とともに報道陣のカメラに収まった。



ブルサ・スポル 2:3 ガラタサライ(NTV+ミリエット紙補綴 19. 3.18)

ソフィアン・フェグリ(フォトマッチ紙) エルトゥールル・エルソイ(左)マルカオ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第26節で、一旦は2点のリードを許したガラタサライが、最後には、アウェー戦でブルサ・スポルを2:3でくだした。そして、バシャクシェヒル・スポルが勝ち点を失った節で、首位に近づくことになった。

 首位のバシャクシェヒル・スポルが、カイセリで勝ち点を失った節で、ブルサ・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライが、一旦は2点のリードを許しながらも、これを2:3で退けることに成功した。そして、首位との勝ち点差を縮めた。
 前半15分、ユスフ・エルドーアンが、右サイドをドリブルで進み、ペナルティエリア内まで持ち込んだ。そして内へボールを入れると、ボールが相手ディフェンスよりこぼれたところを、ボールを得たサッコが、ガラタサライのゴールに蹴り込んだのだった。1:0。
 同42分、ガラタサライのペナルティエリアのゴール左斜め前にいたリマが出したパスを、ペナルティエリアの外で得たセーヴが強いシュートを放つと、ボールは、GKムスレラの右を抜け、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同ロスタイム2分、クリスチャン・ルインダマが、ペナルティエリア内でヘッドで落としたボールを得て、バドゥ・ンディアエが点差を1とするゴールを決めた。そして、前半は、ブルサ・スポルが2:1とリードしたまま終わった。
 後半に入り、より効果的な攻めを見せるように見えたガラタサライが、同11分、同点に追いついた。ペナルティエリア内でのせめぎ合いのなか、ユネス・ベランダがピッチに倒れると、ヴィデオ判定システムの助けを借りPKが認定され、そのPKを、ムバエ・ジャッネが決めたのだった。2:2。
 同17分、ガラタサライを勝利に導くゴールが生まれた。左サイドでゴールライン際まで持ち込んだヘンリー・オニェクルが、ペナルティエリアの外に出したボールを、走り込んで来たソフィアン・フェグリが、左足で蹴り込んだのだった。2:3。
 同37分、ヘンリー・オニェクルが、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定でゴールは取り消されてしまった。この取り消されたゴールに対し、喜びのあまりユニフォームを脱いでしまったヘンリー・オニェクルには、イエローカードが与えられた。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、ガラタサライが、アウェー戦で、ブルサ・スポルを2:3でくだしたのだった。
 この結果、ガラタサライは、勝ち点を52に伸ばし、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を6に落とした。ブルサ・スポルの方は、勝ち点28に留まった。

【ブルサ・スポル】オカン・コジュク=アブドラハ・シェフ、エルトゥールル・エルソイ、オーレリアン・シェデュー、ジェンギズ・ウムト・メラシュ=ステファン・バッジ(後半33分:ウムト・ナイル)、アイタッチ・カラ=アンリ・セーヴ、オヌル・アタサヤル(前半38分:アラーノ・リマ)、ユスフ・エルドーアン(後半40分:クビライ・カナツィスクス)=ディアフラ・サッコ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、エムレ・タシュデミル(後半28分:マルティン・リネス)=ライアン・ドンク=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、バドゥ・ンディアエ、ヘンリー・オニェクル(後半44分:シナン・ギュムシュ)=ムバエ・ジャッネ(後半33分:セルチュク・イナン)



ベシクタシュ vs ギョズテペ(ベイン・スポル 19. 3.17)

アドリアーノ・コッレイラ(左)セルダル・ギュラル(右)(タクヴィム紙) ブラク・ユルマズ(ファナティック紙)  トルコ・リーグで2000試合目に登場したベシクタシュが、ギョズテペを、後半のゴールゲッターとなっているブラク・ユルマズのゴールでくだし、2連勝を飾った。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、ギョズテペ戦に、前の試合から2選手を入れ替えて臨んだ。コンヤ・スポル戦では、守備陣の要という役割を課したネジプ・ウイサルと、中盤の右サイドに起用したイェレマイン・レンスを控えに回した。それらの選手に替えて、同監督は、香川真司とドルクハン・トコズを起用した。
 ベシクタシュは、ホームでのここ数試合とは違い、鈍い滑り出しを見せた。ボールを支配するわりには、好機を作り出すのに苦労する姿を見せたベシクタシュは、ギョズテペのスピードのある動き出しで、危険な場面を経験することになった。前半は、ゴールという声は上がらなかったが、ベシクタシュは、後半早々にゴールを決めた。後半開始30秒というところで、アデム・リャイッチのパスを受けたクアレスマが、素晴らしいセンタリングを入れた。ペナルティエリア内にいたブラク・ユルマズがいいジャンプを見せ、ヘッドで合わせゴールが決まったのだった。1:0。ブラク・ユルマズは、このゴールで、移籍解禁期間に入ったベシクタシュのユニフォームを着て6つ目のゴールを決めたことになった。ポルトガル人スター選手クアレスマは、ブラク・ユルマズに出したアシストで、ベシクタシュがヴォーダフォン・アリーナで戦った50のトルコ・リーグの試合で23アシスト目となり、最もアシストを記録した選手となった。
 残りの時間、ベシクタシュは、試合をコントロールすることは譲らなかったが、手に入れた好機を活かすこともできなかった。
 この試合を1:0で制したベシクタシュは、これで2連勝を飾り、勝ち点も47に伸ばした。一方のギョズテペは勝ち点27に留まり、デンジャラス・ゾーンに沈んだままだ。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ガリー・メデル、アドリアーノ・コッレイラ(前半12分:ネジプ・ウイサル、後半1分:イェレマイン・レンス)=ドルクハン・トコズ、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ、香川真司(後半45分:オウズハン・オクヤコブ)、アデム・リャイッチ=ブラク・ユルマズ
【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、ルモール・アグバンニュ=アンドレ・ポコ(後半39分:アクセル・ンガンド)=セルダル・ギュラル、セルソ・ボルゲス(後半15分:ナビル・ギラス)、アンドレ・カストロ、ヤシン・オズテキン=デニズ・カダー(後半26分:アルパスラン・オズテュルク)



フェネルバフチェ、カドゥキョイで立ち直る/フェネルバフチェ 2:1 シワス・スポル(ハベル・テュルク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 19. 3.16)

トルガイ・アルスラン、ディアバテ、サドゥク・チフトプナ(左から)(シワス・スポル公式HP) メフメット・エキジ(TRT)  トルコ・リーグ第26節で、フェネルバフチェが、ホームで、シワス・スポルを2:1でくだした。一旦は、0:1と先制されながらも、2:1で勝ったフェネルバフチェは、カドゥキョイで2連勝を遂げたことになる。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を31に伸ばした。

 トルコ・リーグ第26節開幕試合で、フェネルバフチェが、ホームにシワス・スポルを迎えた。フェネルバフチェは、0:1とリードされた難しい試合を2:1で制し、ホームで2連勝をあげることとなった。フェネルバフチェは、勝ち点を31に伸ばしたのに対し、シワス・スポルは、勝ち点34に留まった。

                前半は不毛の戦い

 試合は、両者拮抗して始まった。同10分、アンドレ・アイェウが、トルガイ・アルスランのパスに反応して、相手ディフェンダーの裏を取った。だが、センタリングで入れたボールは、ディフェンダーからこぼれ、GKトルガハン・アジャルが押さえただけだった。
 同33分、フェネルバフチェが、この試合初めて枠を捉えたシュートを放った。ヴィクター・モーゼスが、左サイドからセンタリングを入れると、ロベルト・ソルダードがヘッドで合わせ、そのボールは、GKトルガハン・アジャルの上を襲ったが、トルガハン・アジャルは楽々とコントロールした。中盤でのせめぎ合いに終始し、両者ともに、好機を作り出すのに苦労していた前半は、両者無得点のまま終わった。

                後半に相次ぐゴール

 後半は、前半同様、中盤でせめぎ合いという形で始まった。シワス・スポルは、フェネルバフチェが好機を作り出す機会を与えず、逆に、同28分、ゴールを決めたのだった。中盤で、サドゥク・チフトプナから奪い取ったボールを、ンディンガが、エムレ・クルンチに出した。エムレ・クルンチは、左サイドから内へと入れたボールを、PKポイントへと走り込んで来たオゼル・フルマジュがグランダーのシュートを放つと決まったのだった。0:1。

                1分後にロベルト・ソルダードが決める

 フェネルバフチェは、このゴールにお返しをするのに、時間はかからなかった。ハサン・アリ・カルドゥルムが、中盤から出したロングボールが、ペナルティエリア内でズィヤ・エルダルからこぼれたボールが、ロベルト・ソルダードの前に転がると、そのロベルト・ソルダードが放ったシュートは、サイドバーに当たりゴールインしたのだった。1:1。同34分、アンドレ・アイェウのパスを受け、ペナルティエリアの外からアルペル・ポトゥクが放ったシュートは、枠を捉えず外に出て行ってしまった。
 同35分、フェネルバフチェは、勝ち越しの好機を活かすことができなかった。ヴィクター・モーゼスのスルーパスをペナルティエリア内で受けたアンドレ・アイェウが、GKと1対1となりながら、GKトルガハン・アジャルを越えることはできなかった。同36分、コーナーキックに対し、ハルン・テキンの対応が不十分で、ボールは、エムレ・クルンチの前に転がったが、エムレ・クルンチのシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。

                フェネルバフチェ、生き返る

 同41分、フェネルバフチェに勝ち越しをさせるゴールが決まった。ハサン・アリ・カルドゥルムが、左サイドから中へと入れたボールに、誰も触れられず流れていくと、ファーサイドにいたメフメット・エキジが、狭い角度だったにも拘わらず、シュートを放つと、これが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 ロスタイムには、シワス・スポルが、相次ぐコーナーキックで、危険な場面を作り出したが、GKハルン・テキンとディフェンス陣がゴールを許さなかった。同ロスタイム5分、ヴィクター・モーゼスが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込み、相手GKと1対1となったところからシュートを放ったが、ボールは外に出て行っただけだった。そして、試合は2:1で終わったのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、サドゥク・チフトプナ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル(後半11分:メフメット・エキジ)、トルガイ・アルスラン(後半40分:ジャイルソン)=ヴィクター・モーゼス、ミハ・ザイッチ(後半27分:アルペル・ポトゥク)、アンドレ・アイェウ=ロベルト・ソルダード
【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ファーティフ・アクソイ、マッティアス・ブジャルスマイヤー(後半45分:エルドーアン・イエシルユルトゥ)、パウル・パップ、ズィヤ・エルダル=デルヴィン・ンディンガ、ハカン・アルスラン=ダグラス、オゼル・フルマジュ(後半39分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、エムレ・クルンチ=フーセニ・ディアバテ



トラブゾン・スポル、ソーサとホセイニから朗報(フォトマッチ紙 19. 3.15)

ウナル・カラマン監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、エルズルム市役所スポル戦に備えての準備を間断なく続けているが、そのトラブゾン・スポルに、ホセ・ソーサとマジド・ホセイニから嬉しい知らせが届いた。しばらくチームとともに練習をしてなかった2人が、直近の練習では姿があったのだ。

 トラブゾン・スポルは、明日のエルズルム市役所スポル戦に備えて準備を続けている。故障を抱えるアブドゥルカディル・オミュル、キャーミル・アフメット・チョレク、オナーズィ、ペレイラは、練習には加わっていないが、この3日間、屋内で練習をしていたユスフ・ヤズジュ、ホセ・ソーサ、マジド・ホセイニはチームに合流していた。ホセ・ソーサとマジド・ホセイニの復帰は、ウナル・カラマン監督の顔をほころばせているが、選手たちも貪欲になっているのが注目を惹いた。この2選手は、明日の試合に出場可能である。

                 ヒュセイン・テュルクメンを右サイドバックに

 右サイドのキャーミル・アフメット・チョレクチは、今週、故障のため練習には現れなかった。エルズルム市役所スポル戦では、キャーミル・アフメット・チョレクチの替わりに、右サイドバックにはヒュセイン・テュルクメンを起用するものと思われる。ヒュセイン・テュルクメンを欠いたストッパーには、ザルゴ・トゥーレとマジド・ホセイニが就くことになろう。また、出場停止のユスフ・ヤズジュの替わりとして、オルジャイ・シャハンが先発メンバー入りするものと見られている。



ガラタサライ、ファーティフ・テリム監督、中盤をいじる(ファナティック紙 19. 3.14)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  アンタルヤ・スポル戦の、特に前半での中盤の組立てが気に入っていないファーティフ・テリム監督は、編成をいじるものと考えられている

 5:0で勝ったアンタルヤ・スポル戦に、ンディアエをボランチに起用して臨んだガラタサライで、ファーティフ・テリム監督は、特に前半の組立てを良しとしていない。
 後半に、ライアン・ドンクを投入することでらしさを取り戻したことが、ブルサ・スポル戦を前にして、同監督をして選手の入れ替えを行うことに導きそうである。
 同監督は、フェルナンドが90分間のプレーに耐ええないと看た場合には、また、ライアン・ドンクを起用することになるだろう。
 更に、エムレ・アクババを控えに回すということもありうることだ。



ダブルプラン(テュルキエ紙 19. 3.13)

エルスン・ヤナル監督(アクシャム紙)  凸凹のプレーぶりで、全く報われないフェネルバフチェが、バシャクシェヒル・スポル戦での敗北を、ホームで行うシワス・スポル戦に勝つことで忘れたいと考えている。

 プレーにいいところがないだけではなく、故障や出場停止が首脳陣を追い込むということが続いている。治療を受けているマシュー・ヴァルブエナと出場停止のセルダル・アズィズを欠くことになるフェネルバフチェで、バシャクシェヒル・スポル戦では出場できなかったメフメット・トパルとナビル・ディラルにお呼びがかかることになる。しかし、この2人の選手に関しては、その状態が明確ではない。メディカル・スタッフから引き続き情報を得ているエルスン・ヤナル監督は、あらゆる可能性を考慮に入れて、プランを練っているところだ。セルダル・アズィズの穴をサドゥク・チフトプナルで埋めることを考えている同監督は、右サイドにはヴィクター・モーゼスを、また、左サイドにはメフメット・エキジを置くことを考えている。

                 変更もありうる

 バシャクシェヒル・スポル戦で左サイドに起用したメフメット・エキジのプレーを歓迎している同監督だが、最終的な決断は試合当日に持ってくることになるだろう。というのは、出場停止が解けたアンドレ・アイェウもいるからだ。同監督は、両サイドを、アンドレ・アイェウとヴィクター・モーゼスに任せ、メフメット・エキジを真ん中に回すこともありうるのだ。そうなれば、ミハ・ザイッチを控えに回すことになる。というのも、ナビル・ディラルとメフメット・トパルがいないとしても、同監督が、ジャイルソンや、批判を受けているからと言って、気に入っているトルガイ・アルスランを外すことはありえないからだ。現時点で状態が不明確なナビル・ディラルとメフメット・トパルが間に合うということになった場合、根本的な変更ということもありうるのだ。



ガラタサライ vs アンタルヤ・スポル(ベイン・スポル+NTV補綴) 19. 3.12)

ヘンリー・オニェクル(ガラタサライ公式Twitter) ドーウカン・シニク(左)クリスチャン・ルインダマ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第25節最終試合で、優勝争いをしているガラタサライが、ホームで、アンタルヤ・スポルを5:0でくだした。そして、首位のバシャクシェヒル・スポルが勝った節で、勝ち点差を拡げられることを阻止した。

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、トルコ・リーグの前節、エルズルム市役所スポル戦と1:1で引き分けた試合に出た選手の内、コンスタンティノス・ミトログル、セミフ・カヤ、セルチュク・イナンを控えに回し、この試合では、フェルナンド・ムスレラ、マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、エムレ・タシュデミル、バドゥ・ンディアエ、ユネス・ベランダ=ソフィアン・フェグリ、エムレ・アクババ、ヘンリー・オニェクル、ムバエ・ジャッネといった11人を先発に起用した。
 一方のアンタルヤ・スポルは、ルード・ボッフィン、オンドレージ・チェルスカ、バハドゥル・オズテュルク、ディエゴ・アンジェロ、チコ、ハカン・オズメルト、カルレス・フェルナンド、アミルトン、フレディ、ドーウカン・シニク、スレイマン・ドゥカラの先発メンバーで、試合に臨んだ。
 ガラタサライは、前半17分、ソフィアン・フェグリが決めたゴールで1:0と先制した。ジャッネのパスをペナルティエリアの外で受けたソフィアン・フェグリがシュートを放つと、ボールは、アンタルヤ・スポルのディフェンダーのドーウカン・シニクに当たり、GKのボッフィンの逆を突く形で、ゴールが決まったのだった。
 アンタルヤ・スポルは、前半では、ガラタサライのゴールに2回脅威を与えたが、その2回ともが、ムスレラがゴールを許さなかった。アウェーのアンタルヤ・スポルは、同34分にはバハドゥルが、同40分にはドゥカラが、同点の好機を掴みながら、ムスレラがゴールを許さなかったのだ。そして、この好セーヴが、ガラタサライが、前半を1:0で折り返すことをできるようにしたのだった。
 後半は、両者の攻防で幕が開いた。同15分、アンタルヤ・スポルは、再度、同点の好機を掴んだ。だが、まずは、ハカン・オズメルトの蹴ったコーナーキックに、バハドゥルがヘッドで合わせたが、サイドバーに嫌われ、次いで、その跳ね返りのボールを、ガラタサライのディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、ペナルティエリア内にいたディエゴの前に落ち、そのディエゴがダイレクトに放ったシュートも、ムスレラが、辛うじてコーナーキックに替えたのだった。
 ガラタサライは、そのあと、同17分には、ユネス・ベランダのアシストでヘンリー・オニェクルが、同23分には、ソフィアン・フェグリのアシストを受けたンディアエがゴールを決め、スコアを3:0とした。同33分、ヘンリー・オニェクルがアスランテぺで、再度、舞台に躍り出た。ンディアエが、自陣から相手ディフェンスの裏を突くパスを出すと、それに反応して動き出していたソフィアン・フェグリが、ペナルティエリア・ライン上で得たボールを、左側を駆け上がったヘンリー・オニェクルに出した。そして、そのヘンリー・オニェクルが放ったシュートが、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。4:0。同42分、ジャッネがゴールを決めたかに見えたが、ヴィデオ判定システムでの確認後、オフサイドとの判定で取り消された。しかし、そのジャッネは、同ロスタイムにゴールを決めた。ヘンリー・オニェクルのパスを、ペナルティエリア内で得たユネス・ベランダが、角度を確保した上で放ったシュートが、GKボッフィンから跳ね返ってきたところ、PKポイント辺りにいたジャッネがヘッドでゴールを決めたのだった。そして、これが、この試合のスコアを決することになった。5:0。
 ガラタサライが、この試合で勝ち点3を得たが、その結果、勝ち点は49に伸び、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差8を堅持した。一方のアンタルヤ・スポルは、勝ち点32のままで10位となった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、エムレ・タシュデミル(後半30分:マルティン・リネス)=バドゥ・ンディアエ(後半34分:コンスタンティノス・ミトログル)、ユネス・ベランダ=ソフィアン・フェグリ、エムレ・アクババ(後半1分:ライアン・ドンク)、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=オンドレージ・チェルスカ、バハドゥル・オズテュルク、ディエゴ・アンジェロ、チコ(後半37分:アリィ・シッソコ)=ハカン・オズメルト、カルレス・フェルナンド(後半28分:セルダル・オズカン)=アミルトン、フレディ、ドーウカン・シニク(後半17分:ジャン・アーメル・ドゥローレ)=スレイマン・ドゥカラ



ベシクタシュ 3:2 コンヤ・スポル(NTV+TRT補綴 19. 3.11)

ガリー・メデル(左)アミル・ハジャフメトヴィッチ(右)(コンヤ・スポル公式Twitter) 香川真司(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグで優勝争いから後退してしまっているベシクタシュが、ここ数節、調子を落としているのが気がかりなコンヤ・スポルを、3:2でくだした。ここ2試合、勝利から遠のいていることに終わりを告げたベシクタシュのゴールは、アデム・リャイッチ、ブラク・ユルマズ、香川真司が決めた。試合前、及び試合後には、シェノル・ギュネシュ監督の辞任を求める声が上がっていた。辞任を求める声で、ベシクタシュ側はきっかけを掴んだと言える。

 ベシクタシュが、3:2でコンヤ・スポルをくだした。そして、2試合勝利から遠のいていたことに終わりを告げた。シェノル・ギュネシュ監督は、ガリー・メデルとアッティバ・ハッティンソンを先発メンバーに入れ、中盤をしっかりと固める手を執った。この結果、中盤での優位を得たベシクタシュは、終始、試合を優位に進めることができた。アウェーのコンヤ・スポルのGKセルカン・クルントゥルは2ゴールを浴びたが、試合を通じて10回にも及ぶセーヴィングを見せた。
 前半14分、ベシクタシュは、ブラク・ユルマズの素晴らしいアシストを受け、アデム・リャイッチが先制点を決めた。1:0。同20分、ブラク・ユルマズが、中盤で奪われたボールがきっかけで、コンヤ・スポルのゴールが生まれた。オメル・アリ・シャヒネルが、ペナルティエリア・ライン際からシュートを放つと、GKロリウス・カリウスが大きなミスを犯し、腕からボールを逃してしまい、ベシクタシュのゴールマウスに収まってしまった。1:1。
 同34分、ブラク・ユルマズが、見事なゴールを決めた。ペナルティエリアの外、距離にして27mのところから蹴ったフリーキックが、壁の上を越え、コンヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。最初は、クアレスマがボールを蹴ろうとしたが、ガリー・メデルが、クアレスマを、ボールの位置から離したのだった。
 前半は、ベシクタシュが2:1とリードしたまま終わったが、後半13分には、試合を決めるチャンスを活かせなかった。アドリアーノ・コッレイラが、ペナルティエリアの左側まで持ち込み、真ん中でフリーになっていたブラク・ユルマズに出す替わりに、自身でシュートを打つことを選択したところ、GKセルカン・クルントゥルが、これをしっかりと防いだのだった。
 同31分、コンヤ・スポルが、スコアを2:2とした。中盤から出されたロングボールを得て、左サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだフォファナが、GKロリウス・カリウスの頭上を越えるループシュートを放つと、これが決まったのだった。そして、試合を決めたのは、途中出場だった香川真司だった。同ロスタイム3分、アドリアーノ・コッレイラが奪ったボールを得た香川が、左サイドからペナルティエリア内へと入り、狭い角度ながらも狙い澄ましたシュートを放つと、これがコンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。この試合を通じて、10回ものセーヴィングを見せていたセルカン・クルントゥルを捉えたこのゴールで、ベシクタシュは、3:2で勝利を掴んだ。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル(後半37分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ=ガリー・メデル(後半42分:オウズハン・オクヤコブ)、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ、アデム・リャイッチ(後半30分:香川真司)、イェレマイン・レンス=ブラク・ユルマズ
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、ウーウル・デミロク(後半17分:モリケ・フォファナ)、ペタル・フィリポヴィッチ、エウゲン・オパナセンコ=アブドゥ・トゥラオレ(前半35分:アミル・ハジャフメトヴィッチ)、マルコ・ジェヴトヴィッチ、ヴォルカン・フンドゥクル、デニ・ミロセヴィッチ=ムジャヒト・ジャン・アクチャイ、オメル・アリ・シャヒネル(後半37分:アリ・トゥラン)



バシャクシェヒル・スポル vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 19. 3.10)

ロビーニョ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) アルダ・トゥラン(左)マウリシオ・イスラ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つバシャクシェヒル・スポルが、フェネルバフチェをくだし、優勝争いに大きなカーヴを失うものなく曲がった。フェネルバフチェは、後半、試合を支配しながらも失うことになり、苦しい位置から脱却できなかった。

 フェネルバフチェが、開始早々に好機を迎えた。前半2分、スピードに乗った攻撃で、ザイッチが、相手ディフェンスの裏に放り込んだボールに反応したエリフ・エルマスが、そのボールに追いつき、ペナルティエリア内へ入るやシュートを放ったが、ボールは、GKメルト・ギュノクが胸に収めてしまった。同10分以後は、試合に均衡をもたらしたバシャクシェヒル・スポルがゴールを決めた。同19分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、左サイドで、トルガイ・アルスランを2度に渡りフェイントでかわしたあとセンタリングを入れると、ヴォルカン・デミレルがパンチングで防いだ。だが、ボールが落ちたところにいたロビーニョが、至近距離から、体を反転させながら放ったシュートが、先制点となったのだった。1:0。
 前半の残り時間を、完全にコントロールしたのは、ホームのバシャクシェヒル・スポルだった。フェネルバフチェは、中盤でボールを失っていたため、好機を作り出すことができず、前半は1:0とリードされて終わった。
 後半、エリフ・エルマスに替えてメフメット・エキジを起用して臨んだフェネルバフチェは、試合をコントロールできるようになった。相手にボールを触らせなくなったフェネルバフチェは好機を作り出し始めたが、ザイッチやロベルト・ソルダードが、それを活かすことができなかった。しかし、同29分、アタマーのミスを咎めてボールを奪ったロベルト・ソルダードが、メルト・ギュノクをフェイントでかわし同点ゴールを決めた。1:1。
 このゴールのあと、ザイッチが、絶好機を掴みながら、これを生かせなかったフェネルバフチェは、同29分、ゴールを浴びてしまった。エディン・ヴィスチャのスルーパスを受けたモッソーロが出したボールコースにいたナポレオーニが触れると、フェネルバフチェのゴールネットに収まり、バシャクシェヒル・スポルは、再度、リードを奪った。2:1。
 そして、試合は2:1で終わった。バシャクシェヒル・スポルは、優勝争いに大きなカーヴを失うものなく曲がり、勝ち点を57に伸ばした。フェネルバフチェは、この結果、勝ち点は28に留まった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、セルダル・タシュジュ(前半15分:ジョゼフ・アタマー)、フェードル・クドゥリアショフ=エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、マルシオ・モッソーロ(後半42分:エマニュエル・アデバヨル)、アルダ・トゥラン(後半32分:ステファノ・ナポレオニ)=ロビーニョ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガイ・アルスラン、ジャイルソン(後半25分:マシュー・ヴァルブエナ、後半40分:ミカエル・フレイ)=ヴィクター・モーゼス、ミハ・ザイッチ、エリフ・エルマス(後半1分:メフメット・エキジ)=ロベルト・ソルダード



シワス・スポル、ホームで新マラテヤ・スポルを2:0でくだす(アクシャム紙+TRT補綴 19. 3. 9)

ファーティフ・アクソイ(シワス・スポル公式HP) エレン・トズル(左)ダヴィド・ブラズ(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第25節開幕試合で、シワス・スポルが、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えた。

 トルコ・リーグ第25節開幕試合で、シワス・スポルが、ファーティフ・アクソイとダグラスのゴールで、新マラテヤ・スポルを2:0でくだした。
 前半35分、左サイドから、オゼル・フルマジュが蹴ったフリーキックに、若きディフェンダーのファーティフ・アクソイが、いいジャンプを見せ、ヘディングシュートを試みると、ボールは新マラテヤ・スポルのゴールネットに収まった。1:0。
 同45分、シワス・スポルが、点差を2と拡げた。今度も、オゼル・フルマジュが功績を残した。そのオゼル・フルマジュが、右サイドからセンタリングを入れると、ニアサイドで、そのボールを得たダグラスが、至近距離からGKファルノレの頭上を越えるシュートを放つと、これが決まり、スコアを2:0としたのだった。そして、このゴールが、同時に、この試合のスコアを決することになった。
 この勝利で、シワス・スポルは、勝ち点を34に伸ばし、試合数が多い中だが7位に上がった。一方の新マラテヤ・スポルは、同じ勝ち点ながら、勝ち失点差で、シワス・スポルの1つ上の6位に座っている。
 シワス・スポルは、3試合ぶりに勝利にありついたが、新マラテヤ・スポルの方は、これで7試合連続、勝利に見放されている。
 シワス・スポルは、次節は、アウェーでフェネルバフチェと対峙する。新マラテヤ・スポルの方は、ホームにアンカラ・グジュを迎える。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ファーティフ・アクソイ(後半39分:パウル・パップ)、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィド・ブラズ、ズィヤ・エルダル=デルヴィン・ンディンガ、ハカン・アルスラン=ダグラス、オゼル・フルマジュ(後半25分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、エムレ・クルンチ(後半45分:エルドーアン・イエシルユルトゥ)=フーセニ・ディアバテ
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=シンシア・セト、ムラト・アクチャ、ムスタファ・アクバシュ、エルカン・カシュ=ムラト・ユルドゥルム(後半1分:ギレルメ・マルケス)、ミッチェル・ドナルド=バルシュ・アルジュ(後半1分:ミカエル・ペレイラ)、アフメッド・ウルドゥズ(後半17分:アブバカル・カマラ)、ダニエル・アレクシッチ=エレン・トズル



アブドラハ・アヴジュ監督、フェネルバフチェ戦のプラン(ベイン・スポル 19. 3. 8)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  首位のバシャクシェヒル・スポルが、優勝争いに大きな意味を持つ試合、フェネルバフチェをホームに迎える。

 バシャクシェヒル・スポルは、この土曜日に行われるフェネルバフチェ戦に備えて準備を続けている。
 治療を引き続き受けているガエル・クリシーは屋内で練習を行い、デンバ・バは、チームとは離れて、ピッチ上で練習を行った。アブドラハ・アヴジュ監督は、フェネルバフチェ戦でのゲームプランの変更は考えていない。
 トルコ・リーグ第24節で、新マラテヤ・スポルをアウェー戦でくだし、大きな1勝をあげたバシャクシェヒル・スポルは、同監督は、メンバーを崩すことを考えていないのだ。
 バシャクシェヒル・スポルにとっては、優勝争いに大きな意味を持つこの試合を前に、サポーターたちは、この試合に篤い関心を示している。
 アウェーのフェネルバフチェ側のチケットは売り切れていることが明らかになっているが、ホームのバシャクシェヒル・スポル側のチケットも、ほぼ売り切れているということだ。



エルスン・ヤナル監督の頭にある先発メンバーが出来上がってきている(TRT 19. 3. 7)

エルスン・ヤナル監督(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、バシャクシェヒル・スポル戦に備えての準備を続けている。エルスン・ヤナル監督も、ピッチに送り出す先発メンバーを作り上げつつある。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第25節で、首位のバシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦を戦う。
 フェネルバフチェは、この厳しい戦いに、チャイクル・リゼ戦での勝利を糧に意気が上がり臨む。
 エルスン・ヤナル監督は、試合を前にして、選手たちに檄を飛ばしている。トルコ・リーグでの位置など考えずに臨むことを求める同監督は、「この試合だけに集中せよ」とのメッセージを発している。
 チャイクル・リゼ戦での先発メンバーを部分的にいじることを検討している同監督が、徐々に、この試合の起用メンバーを固めてきている。
 ヴォルカン・デミレルの調子を見極めようとしている同監督は、GKとして、誰を起用するか、関心の行くところである。
 サドゥク・チフトプナル欠場のため出場の機会を得たセルダル・アズィズが、ピッチで、その起用に応えたとを歓迎している同監督は、どのストッパーを起用するかは、まだ決めかねている。
 また、中盤には、同監督は、メフメット・エキジとミハ・ザイッチを起用するものと思われている。



シェノル・ギュネシュ、トルコ代表の指揮へ(フォトマッチ紙 19. 3. 6)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  最新の情報によると、シェノル・ギュネシュが、トルコ代表が、3月22日に行われるアルバニア代表戦と同25日に行われるモルドヴァ代表戦の指揮を執るということだ。

 トルコ代表におけるシェノル・ギュネシュ時代が、正式に始まる。3月に行われるトルコ代表試合の指揮を執るのだ。ルチェスク監督解任後、トルコ代表監督になった、現ベシクタシュの監督シェノル・ギュネシュが、トルコ代表の指揮を執る試合が明らかになったのだ。アルバニア代表戦とモルドヴァ代表戦で、トルコ代表の指揮を執るのだ。
 トルコ・サッカー協会が、本日、ベシクタシュに送付した文書で、シェノル・ギュネシュが、この2試合で指揮を執ることが伝えられた。トルコ・サッカー協会は、先週、シェノル・ギュネシュ監督と、4年契約で合意に達している。
 任務は、この6月から始まると告知されたシェノル・ギュネシュは、2020欧州選手権予選のアルバニア代表戦とモルドヴァ代表戦で、トルコ代表の指揮を執るものと考えられるが、この件についての公式発表は行われていない。



カスムパシャ 2:2 トラブゾン・スポル(NTV+ヒュリエット紙補綴 19. 3. 5)

ユスフ・ヤズジュ(左)イルハン・デペ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) トレセゲ(左)ヒュセイン・テュルクメン(右)(タクヴィム紙)  長きに渡り、勝ち点への憧れを持っていたカスムパシャの渇望が、トラブゾン・スポル戦で終わりを告げた。前半で0:2と先制を許したカスムパシャだったが、後半に追いついたのだった。2:2。

 トルコ・リーグ第24節最終試合で、カスムパシャとトラブゾン・スポルが対峙した。
 レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルのアンソニー・ンワケメが、前半30分と45分にあげたゴールで、前半を0:2とリードしたまま終わった。まず、前半30分に生まれたトラブゾン・スポルのカウンター攻撃で、ロダレガからのヒールパスでボールを得て、その後、40mもの距離をドリブルで進んだンワケメが、ペナルティエリア内へ入り放ったシュートが、カスムパシャのゴールネットが揺らしたのだった。同45分には、エクバンからのパスが、ジョスア・サからこぼれ、ンワケメの前に転がった。そのンワケメが、ゴール左斜め前から放った狙い澄ましたシュートは、カスムパシャのゴールネットに収まったのだった。
 後半に入り、同点に追いつきたいカスムパシャが、同18分、スティペ・ペリーチャのゴールで、点差を1と縮めた。右サイドで生まれたカスムパシャの攻撃で、ハフェスのセンタリングに対し、ニアサイドでジャンプを見せたペリーチャが、狙い澄ましたヘディングシュートを見せると、ボールは、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。カスムパシャは、残りの時間、同点に追いつこうとプレッシャーを強めていき、同45分、求めて止まなかったゴールを決めた。ザルゴ・トゥーレが、ペナルティエリア内で手でボールに触れたことを、ヴィデオ判定システムで確認したビュレント・ユルドゥルム主審がPKを指示した。そして、そのPKを蹴ったトレセゲが、同点ゴールを決めたのだった。
 そして、試合は、2:2の同点のまま終わった。後半に入り不調が続いていたカスムパシャが、7試合ぶりに勝ち点にありついたのだった。カスムパシャが、この前、勝ち点を得たのは、2018年12月22日に行われたベシクタシュとの一戦でだった。

【カスムパシャ】シモーネ・スクフェット=ヴェイセル・サル(後半1分:カリム・ハフェス)、ロレット・サディク、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=ジョスア・サ(後半35分:アブドゥル・カリリ)=イルハン・デペ(後半1分:ハリス・ハジュラディノヴィッチ)、ダヴィド・パヴェルカ、タルカン・セルベスト、トゥレゼゲ=スティペ・ペリーチェ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ヒュセイン・テュルクメン、ザルゴ・トゥーレ、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク(後半21分:ヴァヒド・アミリ)=カレブ・エクバン、ユスフ・ヤズジュ、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ



首位のバシャクシェヒル・スポル、マラテヤで大きなカーヴを曲がる(ヒュリエット紙+ハベル・テュルク紙補綴 19. 3. 4)

ビュレント・ジェヴァヒル(左)アルダ・トゥラン(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(左端)を讃える(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第24節で、首位のバシャクシェヒル・スポルが、トルコ・リーグの強豪新マラテヤ・スポルを、アウェーで0:2でくだした。前半44分、エムレ・ベレズオウルのPKで先制したアウェーのバシャクシェヒル・スポルは、後半12分には、エディン・ヴィスチャのゴールで、試合を決めた。

                  試合経過

 前半14分、エムレ・ベレズオウルの蹴ったフリーキックに、ジャンプ一番、アルダがヘッドで合わせたが、ボールは、GKエルタッチ・オズビルが押さえた。
 同18分、アレクシッチのパスを、ペナルティエリア内で受けたドナルドが放ったシュートは、GKメルト・ギュノクがコントロールした。
 同30分、コーナーキックのボールがペナルティエリア内へと送られると、それに、ムラト・アクチャがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。
 同44分、新マラテヤ・スポルのペナルティエリア内での、ビュレント・ジェヴァヒルとアルダ・トゥランとのマッチアップが起こると、フラト・アイドゥヌス主審は、アルダ・トゥランに対しファウルが行われたとの判断でPKを指示した。このPKを、エムレ・ベレズオウルが蹴ると、ボールは、GKエルタッチ・オズビルの右を抜け、ゴールネットに突き刺さった。0:1。
 そして、前半は、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 後半13分、モッソーロのスルーパスに反応したエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前でボールを得て、グランダーのシュートを放つと、ボールは、GKの右を抜けゴールネットに収まった。0:2。
 同31分、ペナルティエリア外でボールを得たバルシュが、態勢を整えて放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同39分、ボールを持ってペナルティエリア・ラインまで進んだエディン・ヴィスチャが、インサイドキックでシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 なお、この試合、バシャクシェヒル・スポルのゴールかと思われたにも拘わらず、2度に渡って、ヴィデオ判定システムによりオフサイドと判定され、ゴールと認定されなかった。この試合の結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を54に伸ばし、新マラテヤ・スポルは同34に留まった。
 バシャクシェヒル・スポルは、次節、ホームにフェネルバフチェを迎える。エロル・ブルト監督率いる新マラテヤ・スポルは、シワス・スポルとのアウェー戦を戦う予定である。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=シンシア・セト(後半18分:エレン・トズル)、ムラト・アクチャ、ムスタファ・アクバシュ、ビュレント・ジェヴァヒル=ミッチェル・ドナルド、ムラト・ユルドゥルム=イッサム・ケバケ、ギレルメ・マルケス(後半1分:バルシュ・アルジュ)、ダニエル・アレクシッチ=アデム・ブユック(後半29分:ミカエル・ペレイラ)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、アレクサンドゥル・エピリーヌ、フェードル・クドゥリアショフ=エムレ・ベレズオウル(後半34分:ギョクハン・インレル)=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、マルシオ・モッソーロ(後半40分:ソネル・アイドードゥ)、アルダ・トゥラン(後半29分:ステファノ・ナポレオニ)=ロビーニョ



フェネルバフチェ vs チャイクル・リゼ(ベイン・スポル 19. 3. 3)

ロベルト・ソルダード(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・エキジ(左)チドズィエ・アワズィエム(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグでチャイクル・リゼを3:2でくだし、一息をついた。

 この試合、アウェーのチャイクル・リゼのゴールで始まった。前半4分、ショートコーナーキックからのパス交換のあと、モロズィウクが入れたセンタリングに、メルニャクがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れ、チャイクル・リゼが、カドゥキョイで先制した。
 フェネルバフチェは、このゴールのあと、プレスをかけるように努め、セットプレーから好機を作り出そうとしていた。そして、同22分、同点ゴールが生まれた。マシュー・ヴァルブエナの蹴ったコーナーキックに対し、ゴールライン内で足を出したセルダル・アズィズが同点ゴールを生んだのだった。セルダル・アズィズにとっては、フェネルバフチェ入り後の初ゴールとなった。そして、このゴールは、同時に、チャイクル・リゼが、アウェー戦で2913分ぶりのゴールとなった。
 同40分、フェネルバフチェが勝ち越した。ペナルティエリア内ゴール右斜め前でボールを得たザイッチが、グランダーのセンタリングを入れると、ディフェンダーに当たりファーサイドにいたハサン・アリ・カルドゥルムに渡った。ハサン・アリ・カルドゥルムがシュートを放つと、またしてもディフェンダーに当たり、そのこぼれ球が、ゴールライン内にいたヴィクター・モーゼスの前に転がった。ヴィクター・モーゼスが左足でシュートを放つと、GKが防いだが、最後は、ロベルト・ソルダードがゴールに放り込み、これが、フェネルバフチェの勝ち越し弾になった。
 同42分、チャイクル・リゼが10人になった。同20分に、既にイエローカードをもらっていたモロスィウクが、ヴィクター・モーゼスに執った行為がファウルと判定され、この日2枚目のイエローカードが出されたのだった。
 後半は、チャイクル・リゼのゴールで始まった。相次ぐパス交換を行ったチャイクル・リゼが、同10分、1点目をあげたメルニャクが、同点ゴールを決めたのだった。残りの時間、フェネルバフチェは、ゴールを求めてプレッシャーを強めていったが、チャイクル・リゼは、速い動き出しでゴールを模索した。同35分、ハリル・ウムト・メレル主審は、ペナルティエリア内で、アバルーンがセルダル・アズィズに執った行為が故に、PKを指示した。そして、このPKを、ヴィクター・モーゼスが決め、スコアを3:2としたのだった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが3:2とリードを保ったまま終わった。これで、フェネルバフチェは、勝ち点を28に伸ばし一息つくことになった。一方、後半に入り、初めて敗れたチャイクル・リゼは、勝ち点は28に留まった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル=ヴィクター・モーゼス(後半45分:エリフ・エルマス)、ミハ・ザイッチ(後半13分:アンドレ・アイェウ)、トルガイ・アルスラン、マシュー・ヴァルブエナ(後半23分:メフメット・エキジ)=ロベルト・ソルダード
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズィウク、モハメッド・アバルーン、チドズィエ・アワズィエム、ダリオ・メルニャク=オケチュク・アズブイケ(後半40分:ムサ・チャーウラン)、アブドラハ・ドゥラク=アミヌ・ウマル(後半28分:ブラジャン・サムディオ)、フェルナンド・ボルドリン、プレジュース・ナクルマ(後半1分:マルワヌ・サーダン)=ヴェダト・ムリキ



アンタルヤ・スポル 2:4 アンカラ・グジュ(ベイン・スポル+ミリエット紙補綴 19. 3. 2)

ステロス・キッツォウ(左)カルレス・フェルナンド(右)(アンタルヤ・スポル公式HP) デヴァー・オージル(アクシャム紙)  トルコ・リーグ第24節開幕試合で、アンカラ・グジュが、アウェー戦でアンタルヤ・スポルを2:4でくだした。

 この試合、開始早々に優位に立ったのは、ホームのアンタルヤ・スポルの方だった。開始僅か2分のところで、メヴルト・エルディンチがゴールに迫ったのだ。効果的な攻めを続けるアンタルヤ・スポルは、前半19分、コーナーキックからのボールにヘッドを合わせたチコがゴールを決め、1:0と先制した。アウェーのアンカラ・グジュは、このゴールのお返しをするのに、時間はかからなかった。ゴールから2分後、即ち、前半21分に、オージルのゴールで同点に追いついた。中盤でボールを得たカンテロスのスルーパスに、アンタルヤ・スポルのディフェンスがバランスを崩した結果、ボールが転がり込んできたオージルが、枠の左を狙ったシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らし、同点に追いついた。更に、同26分、オージルが、再度ゴールネットを揺らし、スコアを1:2とした。中盤でボールを得たカンテロスのスルーパスに、アンタルヤ・スポルのディフェンスがバランスを崩した結果、ボールが転がり込んできたオージルが、枠の左を狙ったシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしていたのだった。テンポよく進んだ前半の30分、アンタルヤ・スポルで、ここ数節調子に乗っているナズム・サンガレがゴールを決め、再び、同点となった。右サイドから内へとボールを持ち切り返していったナズム・サンガレが、フェイントをかけ3人抜き見せたうえ、強烈なシュートを放つとゴールが決まったのだった。2:2。点の取り合いという形で推移した前半の41分、アンカラ・グジュは、オージルが、再度ゴールネットを揺らし、スコアを2:3とするとともに、自身はハットトリックを達成した。ペナルティエリア外から出したピントのパスを受けたボイドが、ダイレクトでセンタリングを入れると、いいジャンプを見せヘッドで合わせたオージルがゴールを決めたのだった。2:3。息を呑む戦いが繰り広げられた前半は、アンカラ・グジュが、2:3とリードをして終わった。
 後半に入り、アンカラ・グジュのテンポは落ちたが、リードを守ることに努めていた。アンタルヤ・スポルの方は、メヴルト・エルディンチと、後半から投入されたドゥカラにより、効果的な攻めを目指していた。同28分、左サイドから入ったセンタリングに、ヘッドで合わせたシュートを、メヴルト・エルディンチが放つと、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。同ロスタイム6分、ティレル・ボイドがゴールを決め、スコアを2:4としたアンカラ・グジュは、これで、かなり楽になった。ゴール右斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだキッツォウが、中へと入れたボールを得たボイドが、GKボッフィンの右を抜けるゴールを決めたのだった。残りの時間、このスコアを守ることに努めたアンカラ・グジュが、厳しいアウェー戦を2:4で制したのだった。
 この結果、アンカラ・グジュは、勝ち点を30に伸ばし、アンタルヤ・スポルの方は32に留まった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、サリフ・ドゥルスン、ディエゴ・アンジェロ、チコ(後半35分:ドーウカン・シニク)=ハカン・オズメルト、カルレス・フェルナンド=アミルトン、フレディ(後半12分:スレイマン・ドゥカラ)、セルダル・オズカン(後半18分:ジャン・アーメル・ドゥローレ)=メヴルト・エルディンチ
【アンカラ・グジュ】アルタイ・バユンドゥル=ステロス・キッツォウ、ミカエル・パズダン、アンテ・クルシッチ、ティアゴ・ピント=セダト・アーチャイ(後半12分:ティボール・ムーラン)、ブリス・ジャ・ジェジェ=ハディ・サッコ(後半31分:イルハン・パルラク)、ヘクター・カンテロス(後半37分:オスカー・スカリオーネ)、ティレル・ボイド=デヴァー・オージル



カスムパシャ 1:2 アクヒサル・スポル(ファナティック紙+TRT補綴 19. 3. 1)

エディン・コカレチ、セルジーニョ・ミネイロ、ダヴィド・パヴェルカ(左)(カスムパシャ公式HP) ヘルダー・バルボサ(フォトマッチ紙)  トルコ杯準々決勝第2戦、アクヒサル・スポルが、第1戦の3:1での勝利というアドヴァンテージを持って、カスムパシャとのアウェー戦に臨んだ。そして、アクヒサル・スポルが、1:2で、この試合を制し、準決勝進出を決めた。準決勝では、ウムラニエ・スポルと対戦する。

 トルコ・リーグでは残留争いをしているアクヒサル・スポルが、トルコ杯では、準々決勝の第1戦で3:1で勝ったカスムパシャとのアウェー戦に臨んだ。この試合、早々に優位に立ったのはアクヒサル・スポルの方だった。
 前半18分、アクヒサル・スポルが、バルボサのゴールで0:1と先制した。いきなり攻守の交替で攻撃に入ったアクヒサル・スポルは、ジョスエが、カスムパシャのディフェンダーの裏を取ったゼキ・ヤウルの走るコースにパスを送った。ペナルティエリアへ、右サイドから入ったゼキ・ヤウルがグランダーのパスを出すと、ファーサイドでバランスを崩しながらも、体を反転させたバルボサがシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットが揺れたのだった。このゴールにお返しをしたのが、コイタだった。右サイドでボールを得たヴェイセル・サルが、トレセゲにパスを出した。トレセゲは、右サイドからペナルティエリア内へと入り、ゴールライン際までボールを持ち込み、グランダーのパスをコイタに出した。そのパスコースに入ったコイタはダイレクトでシュートを試みると、アクヒサル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。そして、これが前半のスコアとなった。
 後半に入ると、そこには、違った姿を見せたカスムパシャがいた。ムスタファ・デニズリ監督率いるカスムパシャは、期待を下回ったままだった。そして、同39分に生まれたセルジーニョのゴールを妨げることができなかった。ジョスエが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から蹴ったフリーキックに合わせて、そのコースに入ったセルジーニョが放ったシュートは、GKラマザン・キョシェが防ごうとしたが叶わず、カスムパシャのゴールに収まったのだった。1:2。
 この試合、他のゴールは生まれることはなく、アクヒサル・スポルが1:2で勝利を掴んだ。そして、トルコ杯の準決勝に、その名を刻むことになった。なお、アクヒサル・スポルは、準決勝でウムラニエ・スポルと対峙する。
 なお、この一戦を裁いたアルダ・カルデシュレル主審は、試合後に発生した小競り合いのあと、その様子をヴィデオ判定システムで確認して、エルヴィス・マヌにレッドカードを出した。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=カリム・ハフェス、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、ジョスア・サ=タルカン・セルベスト(後半36分:スティペ・ペリカ)、ダヴィド・パヴェルカ=ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半22分:イルハン・デペ)、アブドゥル・カリリ(後半29分:ロレット・サディク)、トゥレゼゲ=ベンガリ・コイタ
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカク=ゼキ・ヤウル、ムサ・ニザム、エディン・コカレチ、カディル・ケレシュ(後半37分:ジャネル・オスマンパシャ)=セルジーニョ・ミネイロ、ラジコ・ロットマン=アドゥリアン・レガッティン(後半14分:オヌル・アユク)、ジョスエ、ヘルダー・バルボサ=ソコル・チカレシ(後半22分:エルヴィス・マヌ)



新マラテヤ・スポル、PK戦を制し準決勝へ(TRT 19. 2.28)

シンシア・セト(左)ヤシン・オズテキン(右)(フォトマッチ紙) 新マラテヤ・スポル、歓喜(サバハ紙)  トルコ杯で、ギョズテペをPK戦でくだした新マラテヤ・スポルが、準決勝進出を決めた。

 トルコ杯準々決勝第2戦で、新マラテヤ・スポルが、PK戦の結果、ギョズテペを3:5でくだし、準決勝進出を決めた。
 新マラテヤ・スポルは、マラテヤでの一戦を1:0で制していた。新マラテヤ・スポルは、準決勝ではガラタサライと対戦する。

                 ハイライトシーン

 前半16分、デニズ・カダーのパスをペナルティエリア内で受けたギラスが放ったシュートは、GKエルタッチ・オズビルが押さえた。
 同35分、エレン・トズルからのパスをペナルティエリアで受けたアレクシッチが、ダイレクトでシュートを試みると、GKベトが防ぎコーナーキックと変わった。
 そして、前半は、両者無得点のまま終わった。
 なお、試合前に、新マラテヤ・スポルの先発メンバーに入っていたムラト・アクチャが、ウォーミングアップ中に故障を発生させ、アフメッド・ウルドゥズが替わりにピッチに立った。
 後半6分、左サイドから、ベルカン・エミルがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたギラスが、それに合わせてシュートを試みたが、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。そして、間に入ったディフェンダーが、ボールを大きくクリアした。
 同12分、右サイドから、エレン・トズルがセンタリングを入れたのに合わせて、アレクシッチがシュートを放つも、ボールは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 同28分、ギョズテペが先制した。右サイドから、セルダル・ギュラルがフリーキックを蹴り、中へ放り込むと、それに合わせて、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたジェロ−ムがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。1:0。
 同38分、デニズ・カダーがペナルティエリア外からシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たり外に出て行き、コーナーキックに変わった。
 規定の時間では、ギョズテペが1:0で制したために入った延長前半15分、右サイドで生まれた攻撃で、セルダル・ギュラルが試みたシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 延長後半9分、左サイドから、ハリル・アクブナルが出したパスを受けたンガンドが放ったシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 90分間、及び延長を通じて、スコアは変わらず、準決勝への進出決定は、PK戦に持ち込まれた。
 新マラテヤ・スポルは、このPK戦で、ギレルメ、アレクシッチ、ペレイラ、ラーマン・ブーラ・チャーウラン、アフメッド・ウルドゥズがゴールを決めたのに対し、ボルゲス、セルダル・ギュラル、ンガンドがPKを決めたギョズテペで、ティティが外してしまった。

【ギョズテペ】ベト=アルパルスラン・オズテュルク(後半17分:セルソ・ボルゲス)、カドゥ、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=セルダル・ギュラル、アンドレ・カストロ、タイフン・ビンギョル、ヤシン・オズテキン(後半24分:カメロン・ジェローム)=デニズ・カダー(延長前半11分:ハリル・アクブナル)、ナビル・ギラス
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=シンシア・セト、アフメット・ウルドゥズ、ムスタファ・アクバシュ、ビュレント・ジェヴァヒル=イッサム・チェバケ、ダニエル・アレクシッチ、ムラト・ユルドゥルム、バルシュ・アルジュ(後半12分:オメル・シシマノオウル)(延長前半1分:ラーマン・ブーラ・チャーウラン)=ギレルメ・マルケス=エレン・トズル(後半24分:ミカエル・ペレイラ)



ウムラニエ・スポル 3:1 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 19. 2.27)

レアンドリーニョ(フォトマッチ紙) アブドゥルカディル・パルマク(左)ムハッメド・ギョヌラチャル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ2部所属のウムラニエ・スポルが、トルコ杯準々決勝第2戦を、0:1とリードをされながらも、3:1で制し、準決勝進出を決めた。16強の戦いではフェネルバフチェをくだしたウムラニエ・スポルが、歴史的快挙を続けている。。

 トルコ・リーグ2部所属のウムラニエ・スポルが、トルコ杯の戦いで、驚異的快進撃を続けている。ウムラニエ・スポルは、トルコ杯準々決勝第2戦で、ホームにトラブゾン・スポルを迎えた。メディカラ・パルク・スタジアムで行われた第1戦は、両者無得点の引き分けに終わっていた。
 前半36分、トラブゾン・スポルのンワケメが、ペナルティエリアの外約30mの距離から放った強烈、且つ狙い澄ましたシュートが、トラブゾン・スポルの先制点を叩き出した。0:1。
 そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 後半10分、ウムラニエ・スポルが同点に追いついた。レジェプ・アイドゥンのいいパスに呼応して左サイドからペナルティエリア内へと入ったヤシル・スバシュが、ゴール斜め前からシュートを放った。GKウーウルジャン・チャクルからのこぼれ球を、詰めていたレアンドリーニョがゴールに放り込んだのだった。1:1。
 同20分、ウムラニエ・スポルがPKを獲得した。ペナルティエリア内での、アタベイ・チチェクとホセイニとのせめぎ合いで、アルペル・ウルソイ主審は、一旦は続行を命じた。だが、ヴィデオ判定システムからの警告を受け、映像を確認した同主審は、PKの裁定を下したのだった。同21分、このPKを蹴ったエミルジャン・アルトゥンタシュが、GKが跳んだとは反対側の隅に蹴り込んだのだった。2:1。
 同27分、ヤシル・スバシュとアブドゥルカディル・パルマクとの、ペナルティエリア内でのせめぎ合いで、同主審は、今度はトラブゾン・スポル寄りの裁定を下した。だが、ヴィデオ判定システムに確認に行った同主審は、今度は、PKの裁定を取り消した。
 同36分、トラブゾン・スポルは、ンワケメが、とってもゴールに近づいた。ペナルティエリア内のゴール左斜め前でボールを得たンワケメが、体を反転させてシュートを放った。ボールは、ディフェンダーに当たり、ファーサイドにいたバトゥハン・アルタルスランの方へと流れて行ったが、バトゥハン・アルタルスランが、そのボールに触れることができず、コーナーキックと変わっただけだった。
 この時間より以後、トラブゾン・スポルはゴールを求めたとしても、手に入れた好機を活かすことができなかった。ロスタイム9分間の中では、両チームの選手間で緊張する場面があった。
 同ロスタイム7分、ウムラニエ・スポルが、もう1点入れた。ヴァシロジャニスのロングボールに反応して、自陣より動き出したアタベイ・チチェクが、トラブゾン・スポル陣内を進み、ゴール右斜め前からペナルティエリアへと入り込んだ。GKと1対1となったアタベイがシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルの右を抜けゴールが決まったのだった。3:1。
 これで、ウムラニエ・スポルが、0:0の第1戦を受けた第2戦を3:1で制し、トルコ杯準決勝進出を決めた。

【ウムラニエ・スポル】ブラク・オーウル=アラーディン・オクムシュ、メルトハン・アチュル、アーロン・アッピンダンゴエ、ヤシル・スバシュ=セルカン・ギョクス、レジェプ・アイドゥン(後半ロスタイム9分:ギョクハン・ラレ)、ムハッメド・ギョヌラチャル、エミルジャン・アルトゥンタシュ(後半34分:ヴァシロジャニス)=レアンドリーニョ(後半40分:タルク・テクダル)、アタベイ・チチェク
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、ユスフ・ヤズジュ(後半3分:バトゥハン・アルタルスラン)、アブドゥルカディル・パルマク=カレブ・エクバン、フーゴ・ロダレガ、アンソニー・ンワケメ



ベシクタシュ 3:3 フェネルバフチェ(イエニ・シャファク紙+サバハ紙補綴 19. 2.26)

ナビル・ディラル、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクター・モーゼス(左から)(フェネルバフチェ公式HP) ハサン・アリ・カルドゥルム(右)を讃えるヴォルカン・デミレル(左)(イエニ・シャファク紙)  トルコ・リーグ第23節最終試合で、ベシクタシュとフェネルバフチェが対峙した。フェネルバフチェが0:3とリードを許したにも拘わらず、最後には3:3で引き分けに終わるという、記憶に残る恢復を見せる試合の1つになった。

 トルコ・リーグで、ベシクタシュとフェネルバフチェのダービーマッチが、息を呑む戦いを繰り広げた。前半、ベシクタシュが3:0とリードしたこの試合、後半に入り、フェネルバフチェが驚異の恢復を見せ、最終的には3:3の引き分けで終わった。
 この試合、まず、ベシクタシュが怒涛の如き臨み方を見せた。そして、10分が経過した。香川が、右サイドから蹴ったフリーキックからのボールを、ファーサイドで得たドマゴイ・ヴィダが内へと入れた。そのコースに走り込んで来たギョクハン・ギョヌルがゴールを決めたのだった。かつて所属したフェネルバフチェ相手に初ゴールを決めたギョクハン・ギョヌルは、ゴールをあげたあとも喜びの表情を表すことはなかった。
 同15分、点差は2と開いた。ベシクタシュの攻撃で、ギョクハン・ギョヌルがペナルティエリア内でピッチに倒れた。ヴィデオ判定システムからの警告を受けたビュレント・ユルドゥルム主審は、ピッチサイドにある画面で確認後、PKを指示した。同18分、そのPKを、ブラク・ユルマズが決め、点差を2と拡げたのだった。これで、ベシクタシュ入り後、ブラク・ユルマズの得点は3点目となった。
 同30分以後、我に返ったフェネルバフチェの選手の姿が、ベシクタシュ陣内で見かけられるようになり始めた。同44分、フェネルバフチェにとって、前半最大の好機を迎えた。ペナルティエリア内でボールを得たナビル・ディラルがシュートを放つと、ニコラ・イシマ・ミランが倒れ込みながら、これを防ぎ、ボールがゴールに向かうのを妨げた。その1分後、点差は3と広がった。中盤でサドゥク・チフトプナルがミスを犯すと、香川からのパスを中盤近くで得たブラク・ユルマズが、スピードに乗りペナルティエリア内に入ってから放ったループシュートが決まり、前半のスコアが決したのだった。これが、ブラク・ユルマズが、フェネルバフチェに対しあげた8ゴール目となった。
 後半は、フェネルバフチェの驚異の恢復が見せ場となった。後半に入るにあたり、アンドレ・アイェウとマシュー・ヴァルブエナを投入したフェネルバフチェは、10分後にはゴールを決めていた。
 同10分、マシュー・ヴァルブエナのパスを受けたザイッチが、フェネルバフチェのユニフォームを着ての初ゴールを決めたのだった。これにより、フェネルバフチェに希望が湧いてきた。
 このゴールのあと、前でよりアグレッシブになったフェネルバフチェは、同17分に点差を1と縮めた。マシュー・ヴァルブエナの蹴ったフリーキックに対し、いいジャンプを見せたサドゥク・チフトプナルが、フェネルバフチェのユニフォームを着ての初ゴールを決めたのだった。同21分には、ハサン・アリ・カルドゥルムが、ペナルティエリアの外から、サッカー人生最高の一発を決め、この点の取り合いとなった試合での同点弾となったのだった。
 残りの時間では、他のゴールが生まれることはなく、試合は3:3で終わった。この結果、ベシクタシュは勝ち点を40に、フェネルバフチェは25として、今節を終わった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ニコラ・イシマ・ミラン、アドリアーノ・コッレイラ=ドルクハン・トケズ、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半29分:リカルド・クアレスマ)、香川真司(後半40分:ムスタファ・ペテクメク)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半19分:ジャネル・エルキン)=ブラク・ユルマズ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半1分:アンドレ・アイェウ)、マルティン・シュクルテル、サドゥク・チフトプナル、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガイ・アルスラン、メフメット・トパル=ナビル・ディラル、ミハ・ザイッチ(後半39分:エリフ・エルマス)、ヴィクター・モーゼス(後半1分:マシュー・ヴァルブエナ)=ロベルト・ソルダード



ガラタサライ 1:0 アクヒサル・スポル(NTV+ハベル・テュルク紙補綴 19. 2.25)

エムレ・アクババ(前)ジャネル・オスマンパシャ(後)(フォトマッチ紙) コンスタンティノス・ミトログル(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、絶対に勝利を合言葉に臨んだアクヒサル・スポルとの一戦に、後半ロスタイム4分に勝利にありついた。ガラタサライは、前半を無為に戦った。後半に入り我に返ったガラタサライは、特に最後の20分間、大きなプレッシャーをかけていった。2回に渡りバーに嫌われたガラタサライだったが、そのガラタサライに勝利をもたらしたのは、後半ロスタイム4分にコンスタンティノス・ミトログルのあげたゴールだった。

 ガラタサライは、ホームのサポーターたちの前で、いつものようなプレッシャーを、アクヒサル・スポルに対し、前半では見せることができなかった。ガラタサライは、試合を支配しながらも、時々見せるアクヒサル・スポルの効果的な攻めに対し、遅行がたたり、ゴールに向かうことが厳しかったのだ。前半20分、いいコースに入りながら決められなかったコンスタンティノス・ミトログルが掴んだ好機というのが、前半では、ガラタサライの最大のチャンスだった。サイド攻撃で崩すことを努めていたガラタサライは、前半を通じて、遠目からのシュートも打てず、求めていたゴールをあげることは叶わなかった。前半での注目点の1つが、主審がカードを出さなかったことだ。スアト・アルスランボーア主審は、アクヒサル・スポルではロットマンに、ガラタサライにはマリアーノ・フィーリョに、2枚目のイエローカードを出さなかったのだ。試合を通じて、1枚だけイエローカードをもらったマリアーノ・フィーリョは、累積警告で出場停止となる。エルズルム市役所スポル戦には出場できないということだ。
 ファーティフ・テリム監督は、後半に入るにあたり、エムレ・アクババとセルチュク・イナンとの交替を行って臨んだ。セルチュク・イナンが入ることで、リズムの出てきたガラタサライは、サイド攻撃を仕掛けるのが、より容易くなっていった。特に最後の20分間、プレッシャーを強めていったガラタサライは、ヘンリー・オニェクルとソフィアン・フェグリによりゴールに迫っていった。同29分、ヘンリー・オニェクルの放った強烈なシュートは、ルカクがチェックに入ったため、バーに当たりコーナーキックに変わった。その4分後のソフィアン・フェグリの放ったシュートも、バーを直撃して外に出て行った。
 終盤に入り、ライアン・ドンクやクリスチャン・ルインダマがゴールを求めて、たびたび前がかりになっていったが、求めて止まなかったゴールに、ロスタイム4分にありついたのだった。セルチュク・イナンのロングボールに反応して動き出したライアン・ドンクと、GKルカクが、ペナルティエリアの左隅で同時に、ボールに迫ろうとしたところ、ルカクがミスを犯し、ボールはコンスタンティノス・ミトログルの前に転がった。コンスタンティノス・ミトログルは、そのボールをダイレクトで蹴ると、アクヒサル・スポルのゴールに収まったのだった。これが、ガラタサライに勝利を呼び込んだ。
 ガラタサライは、この結果、勝ち点を45に伸ばし、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差6を堅持したのだった。目下最下位のアクヒサル・スポルは、勝ち点18に留まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=バドゥ・ンディアエ(後半37分:ライアン・ドンク)=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、エムレ・アクババ(後半1分:セルチュク・イナン)、ヘンリー・オニェクル(後半41分:ユヌス・アクギュン)=コンスタンティノス・ミトログル
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカク=ゼキ・ヤウル、ジャネル・オスマンパシャ、エディン・コカレチ、カディル・ケレシュ=アブドゥル・シソッコ、アイクト・チェヴィケル(後半34分:ビラル・クサ)=オヌル・アユク(後半29分:アドゥリアン・レガッティン)、ラジコ・ロットマン、ヘルダー・バルボサ=エルヴィス・マヌ(後半37分:ソコル・チカレシ)



アンタルヤ・スポル、勝利への憧れは終わった(TRT+ファナティック紙補綴 19. 2.24)

ナズム・サンガレを讃える(ヒュリエット紙) ダグラス(左)サリフ・ドゥルスン(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第23節で、シワス・スポルが、ホームで、アンタルヤ・スポルに1:2で敗れた。

 トルコ・リーグ第23節で、シワス・スポルを、アウェー戦で1:2でくだしたアンタルヤ・スポルが、8試合ぶりに勝利にありついた。
 新シワス9月4日スタジアムで行われたこの結果、アウェーだったアンタルヤ・スポルのゴールは、前半36分にナズム・サンガレが、同ロスタイム2分にドゥカラがPKで決めたものだった。一方、ホームのシワス・スポルの唯一のゴールは、後半20分にアルナ・コーネのあげたものだった。
 この結果、シワス・スポルは、勝ち点は31に留まったのに対し、ここ7試合勝利がなかったアンタルヤ・スポルは、この勝利で勝ち点を32に伸ばした。

                 試合経過

 前半2分、ダグラスからのパスを、ペナルティエリアで得たコーネが、相手選手をすり抜け、絶好の位置にいたエムレ・クルンチにボールを出した。このエムレ・クルンチが、ゴール左斜め前の狭い角度からシュートを放つと、GKフェルハト・カプランが両足を使い、このボールを外に出した。
 同16分、セルダル・オズカンが、左サイドからセンタリングを入れると、ドゥカラが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返り、更に、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 同31分、右サイドからナズム・サンガレがセンタリングを入れると、ドゥカラより前に動き出していたブジャルスマイヤーがヘッドでクリアしようとしたボールが、ペナルティエリア・ライン上にいたフレディの前に落ちた。フレディが、それを受けて強いシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同36分、アウェーのアンタルヤ・スポルが先制した。アミルトンのパスを右サイドで受け、スピードに乗り距離を縮めて行ったサンガレが、ペナルティエリア・ライン辺りから、狙い澄ましたグランダーのシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同ロスタイム2分、アンタルヤ・スポルが点差を2と拡げた。右サイドからペナルティエリア内へとボールを持って、アミルトンが入ると、ブラズとのマッチアップとなったあと、ピッチに倒れると、ジュネイト・チャクル主審はPKを指示した。このPKを、ドゥカラが決め、スコアを0:2としたのだった。
 そして、前半は、アウェーのアンタルヤ・スポルが0:2とリードを保ったまま終わった。
 後半5分、エムレ・クルンチが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からシュートを放つと、GKフェルハト・カプランが押さえた。
 同20分、シワス・スポルが、点差を1に縮めた。ダグラスの右サイドからペナルティエリアへのセンタリングに、コーネがヘッドで合わせたのだった。1:2。
 同27分、セルダル・オズカンが、ペナルティエリア内から放ったシュートは、GKが押さえた。
 同32分、シワス・スポルが、大きなチャンスを活かせなかった。エルドーアン・イエシルユルトゥが左サイドからセンタリングを入れると、コーネがファーサイドの絶好の位置にいながら、そのシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 同45分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだムハメット・デミルが出したパスを受けメルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティエリア内で枠を捉えたところから放ったシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 結局、試合は、アンタルヤ・スポルが1:2とリードを保ったまま終わった。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ダグラス、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィド・ブラズ、ズィヤ・エルダル=デルヴィン・ンディンガ(後半39分:ムハッメト・デミル)、ハカン・アルスラン=フーセニ・ディアバーテ、セルフィー・リバルカ(後半18分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、エムレ・クルン(後半18分:エルドーアン・イエシルユルトゥ)チ=アルナ・コーネ
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、サリフ・ドゥルスン、ディエゴ・アンジェロ、チコ=ハカン・オズメルト、カルレス・フェルナンド=アミルトン(後半41分:バハドゥル・オズテュルク)、フレディ(後半37分:イエクタ・クルトゥルシュ)、セルダル・オズカン(後半29分:ドーウカン・シニク)=スレイマン・ドゥカラ



嵐の如きトラブゾン・スポル、イズミルで吹き荒れる(TRT 19. 2.23)

アブドゥルカディル・パルマク(トラブゾン・スポル公式HP) アンドレ・ポコ(左)ンワケメ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第23節で、トラブゾン・スポルが、イズミルでギョズテペを1:3でくだした。

 トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第23節でギョズテペと対峙した。
 ボルノヴァ・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルが1:3で勝ち、勝ち点3を獲得した。
 トラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、前半27分にロダレガ、後半28分にアブドゥルカディル・パルマク、そして、同45分にカドゥ(オウンゴール)の入れたものだった。ギョズテペの唯一のゴールは、デニズ・カダーの決めたPKから生まれたものだった。
 この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を36に伸ばし、ギョズテペは勝ち点25に留まった。

                 試合経過

 前半3分、ホセ・ソーサが、ペナルティエリアの外から放った強いシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 同5分、ベルカンが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたジェロームが、それに合わせてシュートを試みたが、ボールは、枠を捉えずに外に出て行っただけだった。
 同20分、カストロが、ペナルティエリア外から放ったシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 同27分、トラブゾン・スポルが先制した。ギョズテペの蹴ったコーナーキックのあと、ボールはユスフ・ヤズジュのもとに転がってきた。速い攻撃で、ユスフ・ヤズジュのパスを受けたロダレガが、ドリブルで進んだあと、もう1度、ボールをユスフ・ヤズジュに回した。ユスフ・ヤズジュは、ペナルティエリア内へ入りシュートを放つと、ボールは、GKベトから跳ね返ったところ、詰めていたロダレガがヘッドでゴールに放り込んだのだった。0:1。
 そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 後半7分、エクバンからのパスを受けたユスフ・ヤズジュの放ったシュートは、GKベトがキャッチした。
 同24分、ペナルティエリア内でホセイニとのせめぎ合いのなか、ピッチにセルダル・ギュラルが倒れると、ムスタファ・オーレトメノウル主審はPKを指示した。同26分、そのPKを、デニズ・カダーが決め、スコアは1:1となった。
 同28分、トラブゾン・スポルが、再度勝ち越した。ペナルティエリア内でボールを得たンワケメが、ペナルティエリアの外にいたアブドゥルカディル・パルマクにボールを回した。そのアブドゥルカディル・パルマクが強烈なシュートを放つと、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 同45分、右サイドにいたユスフ・ヤズジュが、相手選手2人の間を通すパスを、アブドゥルカディル・パルマクに出した。そのアブドゥルカディル・パルマクが入れたセンタリングを、ペナルティエリア内にいたカドゥが背後に出そうとしたボールがオウンゴールとなってしまった。1:3。
 そして、試合は、トラブゾン・スポルが1:3とリードを保ったまま終わった。

【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、カドゥ、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル(後半23分:ハリル・アクブナル)=セルソ・ボルゲス(後半1分:デニズ・カダー)、アンドレ・ポコ=セルダル・ギュラル、アンドレ・カストロ、ヤシン・オズテキン=カメロン・ジェローム(後半29分:ナビル・ギラス)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、ユスフ・ヤズジュ(後半ロスタイム2分:ムラト・ジェム・アクピナル)、アブドゥルカディル・パルマク(後半ロスタイム4分:アリ・オスマン・カルナポウル)=カレブ・エクバン(後半41分:バトゥハン・アルタルスラン)、フーゴ・ロダレガ、アンソニー・ンワケメ



ゼニト 3:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP+サバハ紙補綴 19. 2.22)

メフメット・トパル(左)を讃えるアルペル・ポトゥク(右)(サバハ紙) アンドレ・アイェウ(左)オズドエフ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  UEFA欧州リーグ32強第2戦を、アウェーでロシアのゼニトと戦ったフェネルバフチェは、イスタンブルで1:0で勝った相手に3:1で敗れ、欧州リーグでの戦いに終わりを告げた。フェネルバフチェのゴールは、前半42分にメフメット・トパルがあげたものであり、一方のゼニトのゴールは、前半4分のオズドエフ、同37分と後半31分のアズムンのあげたものだった。

                 試合経過

 前半4分、ゼニトが先制した。左サイドで生まれた攻撃で、ドリウッシがセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたサドゥク・チフトプナルからボールがこぼれ、アズムンのところへと流れた。アズムンは、胸でトラップして、右側のいいところにいたオズドエフに出した。そのオスドエフが、GKと1対1となったところからゴールを決めたのだった。1:0。
 同37分、ゼニトが点差を2と拡げた。ドリウッシが、左サイドからセンタリングを入れると、PKポイントでいいジャンプを見せたアズムンが、ヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。2:0。
 同43分、フェネルバフチェが、点差を1と縮めた。右サイドでボールを得て、ペナルティエリア内へと持ち込んだメフメット・トパルが、左足一閃、強烈なシュートを放つと、ボールは、ゼニトのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 同ロスタイム2分、エルナニが、ペナルティエリア・ライン辺りから蹴ったフリーキックは、GKハルン・テキンが、際どくコーナーキックに替えた。
 後半16分、マクが、PK辺りに向けセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたアズムンのヘディングシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同23分、アンドレ・アイェウのまずいバックパスを咎め、間に割って入ったアズムンが、その右を駆け上がったマクにボールを預けた。マクは、GKと1対1となり、シュートを放ったが、ボールは、ハルン・テキンがカットしてコーナーキックに変わった。
 同31分、ゼニトが、再度、点差を2とした。ドリウッシのスルーパスに反応して抜け出し、ペナルティエリア内でGKと1対1となったアズムニのシュートは、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。3:1。
 同ロスタイム3分、この試合、他のゴールは生まれることはなく、ゼニトが3:1で制したのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、サドゥク・チフトプナル、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半22分:イスマイル・キョイバシュ)=ジャイルソン(後半35分:イスラム・スリマニ)、メフメット・トパル、エリフ・エルマス=ヴィクター・モーゼス、アンドレ・アイェウ、アルペル・ポトゥク(後半1分:トルガイ・アルスラン)



トラブゾン・スポル、4選手を欠いてイズミルへ(フォトマッチ紙 19. 2.21)

ウナル・カラマン監督(フォトマッチ紙)  故障を抱えるオナズィ、ペレイラ、アブドゥルカディル・オミュル、イバネスが、帯同メンバーに入っていない。トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグで、明日戦うギョズテペのためにイズミルに入った。

 メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで、朝、報道陣には非公開で行われた練習で、ギョズテペ戦に向けての準備を打ち上げたトラブゾン・スポルは、その後、飛行機でイズミルに向かった。
 故障を抱えるペレイラ、オナズィ、イバネス、アブドゥルカディル・オミュルは帯同メンバーに、その名はなかったが、治療が終わったウーウルジャン・チャクルとフィリップ・ノヴァクは、18人の登録メンバーに含まれている。
 トラブゾン・スポルの18人の登録メンバーは、次の通りである。
 「ウーウルジャン・チャクル、アルダ・アクブルト、ムザッフェル・ジェム・カブラン、ザルゴ・トゥーレ、マジド・ホセイニ、ヒュセイン・テュルクメン、キャーミル・アフメット・チョレクチ、フィリップ・ノヴァク、バトゥル・アルトゥパルラク、ムラト・ジェム・アクプナル、ホセ・ソーサ、ユスフ・ヤズジュ、アブドゥルカディル・パルマク、ヴァヒド・アミリ、アンソニー・ンワケメ、カレブ・エクバン、フーゴ・ロダレガ、アリ・オスマン・カルナポウル。
 トラブゾン・スポルは、イズミルでの試合後、トルコ杯を、2月26日にウムラニエ・スポルと戦うために、トラブゾンには戻らず、そのままイスタンブル入りすることになっている。



先発に復帰(ファナティック紙 19. 2.20)

ファーティフ・テリム監督(サバハ紙)  トルコ・リーグでカスムパシャを1:4でくだし、戦いの矛先を欧州リーグに向けたガラタサライは、メンバー変更を行なう。

 ガラタサライは、高熱で悩まされていた長友をポルトガルに帯同した。長友は、ベンフィカ戦で先発メンバーに復帰すると考えられている。先発メンバーに復帰するものと思われているもう1人の選手はンディアエだ。ンディアエは、フェルナンドを欠くことから、ボランチとして起用されるだろう。そして、ンディアエの前には、セルチュク・イナンとユネス・ベランダが起用されるものと推測されている。ファーティフ・テリム監督は、中盤は、この組み合わせで強化することを考えており、両サイドバックが、この 3選手を補佐することを期待している。



カスムパシャ 1:4 ガラタサライ(ミリエット紙 19. 2.18)

ソフィアン・フェグリ(ガラタサライ公式HP) ベン・ユーセフ(左)ムバエ・ジャッネ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、ガラタサライは、アウェー戦で、カスムパシャを1:4でくだした。ガラタサライでは、ソフィアン・フェグリが3ゴールを記録して、この試合で際立った活躍をした。

 トルコ・リーグ第22節で、ガラタサライは、アウェーでカスムパシャと戦った。レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、ガラタサライが1:4で制した。
 この試合、ガラタサライは、前半23分にユネス・ベランダが、同28分と後半8分、そして同23分に、ソフィアン・フェグリがゴールを決めたのに対し、カスムパシャ唯一のゴールは、トレゼゲのあげたものだった。
 この結果、勝ち点を42に伸ばしたガラタサライは、試合数が多い中だが、首位バシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を3に縮めた。一方、カスムパシャは、勝ち点29に留まった。

                 試合経過

 前半9分、カスムパシャにチャンスが訪れた。トレゼゲのスルーパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たイルハン・デペが、至近距離からシュートを放ったが、シュートコースを狭めたムスレラがコーナーキックに替えた。
 同14分、カスムパシャが先制した。ペナルティエリア内で得たフリーキックを、トレゼゲが蹴ると、直接ゴールが決まったのだった。
 同17分、左サイドで生まれたカスムパシャの攻撃で、トレゼゲが、ペナルティエリア内へ入るや放った狙い澄ましたシュートは、バーの上を僅かに越えて外に出て行った。
 同22分、ガラタサライが同点に追いついた。セルチュク・イナンが左コーナーキックを蹴ると、コイタが、ヘッドで大きくクリアしようとしたが、そのボールを得たユネス・ベランダが、ボールを整えたあと、グランダーのシュートを放つと、これが、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同28分、ガラタサライに勝ち越し弾が生まれた。ユネス・ベランダが、ゴール左斜め前からセンタリングを入れると、ソフィアン・フェグリが、ゴールエリアでダイレクトでシュートを試みると、ボールは、GKスクフェットの股間を抜いてゴールが決まった。1:2。
 同ロスタイム2分、トレゼゲが、ペナルティエリアの外から、ゴールマウスを正面から捉えて放った素晴らしいシュートは、枠の傍らを僅かにそれ外に出て行った。そして、前半は、ガラタサライが1:2とリードして終わった。
 後半8分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。ドンクが中盤から出したロングボールに、相手ディフェンスの裏を取り追いついたソフィアン・フェグリが、ペナルティエリアへ入るとループシュートを試みると、ボールは、GKスクフェットの頭上を越えてゴールインしたのだった。1:3。
 同23分、ガラタサライが、3点リードを奪うこととなった。ヘンリー・オニェクルのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たソフィアン・フェグリが、狙い澄ましたシュートを放つと、ファーサイドのゴール隅に突き刺さった。1:4。

【カスムパシャ】シモーネ・スクフェット=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー(後半13分:オズギュル・チェク)=ダヴィド・パヴェルカ、ロレット・サディク=イルハン・デペ(後半13分:トビアス・ハインツ)、アブドゥル・カリリ(後半42分:タルカン・セルベスト)、トゥレゼゲ=ベンガリ・コイタ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス(後半1分:マリアーノ・フィーリョ)、マルカオ、クリスチャン・ルインダマ、エムレ・タシュデミル(後半15分:オメル・バイラム)=セルチュク・イナン、ライアン・ドンク=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ(後半34分:コンスタンティノス・ミトログル)、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ



フェネルバフチェ vs コンヤ・スポル(ベイン・スポル 19. 2.17)

ネジチ・スクビッチ(左)ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(フェネルバフチェ公式HP) ミハ・ザイッチ(左)ペタル・フィリポヴィッチ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグで、フェネルバフチェは、コンヤ・スポルと1:1で引き分け、ホームでの連勝は2で止まった。

 フェネルバフチェは、この試合で、ここ数試合同様、効果的な攻めを見せて始まった。前半1分にはヴィクター・モーゼスが、同11分にはザイッチがゴールに迫ったフェネルバフチェの効果的なサッカーを止めたコンヤ・スポルは、均衡をもたらすようになった。同33分、ジョホヴィッチとサドゥク・チフトプナルとのいさかいのあと、ヴィデオ判定システムでの確認に向かったフラト・アイドゥヌス主審は、ジョホヴィッチに対しレッドカードを示した。これで、コンヤ・スポルは10人になってしまった。だが、先にゴールを決めたのはコンヤ・スポルの方だった。マルティン・シュクルテルの中盤でのミスを咎めたミロセヴィッチが、背後から追い越して行ったフォファナにボールを出した。相手陣内の半ばよりボールを持って、ディフェンス内へと進んだフォファナは、サドゥク・チフトプナルをかわしたあと、ペナルティエリア内へと入り、ファーサイドに向けて狙い澄ましたシュートを放つと、これが先制点となったのだった。
 同ロスタイム1分、フェネルバフチェが同点に追いついた。ナビル・ディラルが、右サイドからいいセンタリングを入れると、ニアサイドできれいに合わせたジャイルソンが同点ゴールを決めたのだった。このゴールは、ジャイルソンにとって、トルコ・リーグの2点目となった。
 後半は、フェネルバフチェがプレッシャーをかけていったが、セルカン・クルントゥルがいいクリアを見せた。同40分、アルペル・ポトゥクがゴールを決めた。だが、オフサイドがあったとして、ゴールは認められなかった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、試合は1:1のまま終わった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を24に伸ばし、コンヤ・スポルは、勝ち点34で、今節を終わった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ナビル・ディラル、マルティン・シュクルテル、サドゥク・チフトプナル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン(後半39分:エリフ・エルマス)、メフメット・トパル=ヴィクター・モーゼス(後半37分:アルペル・ポトゥク)、ミハ・ザイッチ(後半17分:アンドレ・アイェウ)、マシュー・ヴァルブエナ=イスラム・スリマニ
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポヴィッチ、レオナルド・ズタ=ヴォルカン・フンドゥクル、マルコ・ジェヴトヴィッチ=デニ・ミロセヴィッチ(後半ロスタイム3分:ウーウル・デミロク)、アブドゥ・トゥラオレ(後半30分:ムスタファ・ヤタバレ)、モリケ・フォファナ(後半38分:エウゲン・オパナセンコ)=アディス・ヤホヴィッチ



新マラテヤ・スポル vs ベシクタシュ(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 19. 2.16)

アデム・リャイッチを讃えるアッティバ・ハッティンソン(ベシクタシュ公式HP) ムラト・ユルドゥルム(左)ジャネル・エルキン(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第22節開幕試合で、ベシクタシュは、アウェー戦で新マラテヤ・スポルを1:2でくだし、3連勝を遂げた。

 試合早々、優位に試合を進めたベシクタシュは、開始2分というところで、ブラク・ユルマズとギュヴェン・ヤルチュンがゴールに迫った。エルタッチ・オズビルの蹴ったボールが距離が出ず、ムラト・ユルドゥルムが、大きくクリアしようとしたところ、イェレマイン・レンスが奪い取り、すぐさまセンタリングを入れると、ボールのコースに入ったファーサイドのいい位置にいたブラク・ユルマズが、押さえ損ねると、詰めていたギュヴェン・ヤルチュンが、ゴール左斜め前からシュートを試みたが、ホームの新マラテヤ・スポルのディフェンスが大きくクリアして危機を回避した。時間が経つにつれて、新マラテヤ・スポルは、試合に均衡をもたらすようになっていった。前半33分、ベシクタシュがコーナーキックを得て、それを、ジャネル・エルキンが蹴ると、ドルクハン・トコズがヘッドで合わせると、ボールは、上のバーを直撃して外に出て行った。
 新マラテヤ・スポルは、同39分、アデム・ブユック主将がレッドカードをもらい、10人になってしまった。アデム・ブユックが、イェレマイン・レンスに執ったファウルに対し、最初、イエローカードが出されたが、ヴィデオ判定システムからの警告で、確認をしたジュネイト・チャクル主審は、決定を覆し、アデム・ブユックにレッドカードを出したのだった。
 前半の残りの時間、スコアは変わることなく、前半は0:0の均衡を保ったまま終わった。
 後半、プレスをかけて臨んだベシクタシュは、ブラク・ユルマズ、アデム・リャイッチが、相次いで好機を生み出した。同1分、ジャネル・エルキンのスルーパスに反応して、相手GKと1対1となったブラク・ユルマズの放ったシュートは、GKエルタッチ・オズビルが押さえた。同3分、ブラク・ユルマズとワンツーをしたアデム・リャイッチが、GKと1対1となりグランダーのシュートを放ったが、エルタッチ・オズビルがコーナーキックに替えた。同4分、ベシクタシュがコーナーキックを獲得すると、それに、アッティバ・ハッティンソンが合わせ、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らし、ベシクタシュが0:1と先制した。同20分、大ピンチに陥った新マラテヤ・スポルだったが、GKエルタッチ・オズビルがゴールを許さないと、その直後、大きく前へと送られたボールにペナルティエリアの外で追いついたオメル・シシマノオウルがシュートを放つと、GKの右を抜けゴールが決まった。1:1。もう1度勝ち越したいベシクタシュは、同25分、アデム・リャイッチのゴールで、1:2とリードすることとなった。ジャネル・エルキンのセンタリングに、ペナルティエリア内でボールを得たアデム・リャイッチがゴールネットを揺らしたのだった。このゴールで喜んだアデム・リャイッチが、コーナーフラッグを蹴り倒してしまい、イエローカードをもらってしまった。これで、次節に予定されているフェネルバフチェ戦には出場停止となってしまった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、ベシクタシュは、厳しい試合を1:2のスコアで制したのだった。この結果、ベシクタシュは勝ち点を39に伸ばしたのに対し、新マラテヤ・スポルは勝ち点34に留まった。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=イッサム・ケバケ、アルトゥーロ・ミナ、ムラト・アクチャ(後半27分:ムスタファ・アクバシュ)、ビュレント・ジェヴァヒル=ミッチェル・ドナルド、ムラト・ユルドゥルム(後半11分:アフメット・ウルドゥズ)=ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス(後半34分:バルシュ・アルジュ)、アデム・ブユック=オメル・シシマノウル
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ニコラ・イシマ・ミラン、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、ドルクハン・トケズ=イェレマイン・レンス(後半23分:リカルド・クアレスマ)、アデム・リャイッチ(後半44分:ムスタファ・ペテクメク)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半17分:香川真司)=ブラク・ユルマズ



ガラタサライ vs ベンフィカ(ベイン・スポル+TRT補綴 19. 2.15)

マルティン・リネス(左)(ヒュリエット紙) クリスチャン・ルインダマ(ガラタサライ公式HP)  UEFA欧州リーグで、ガラタサライは、ホームで、ベンフィカに1:2で敗れ、勝ち上がりへのアドヴァンテージを奪い取られてしまった。

 ファーティフ・テリム監督は、新加入のムバエ・ジャッネ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオを、先発メンバーに起用した。ガラタサライが、前後半の間の移籍解禁期間に獲得し、UEFAに登録したこれらの選手が、ガラタサライの選手として、初めてヨーロッパのカップ戦に出場した。一方、UEFAに登録されていないコンスタンティノス・ミトログル、セミフ・カヤ、エムレ・タシュデミルは、メンバーには入っていない。
 ベンフィカは、故障を抱える2選手と、3人のエース級の選手を、メンバーには入れていなかった。ベンフィカは、故障を抱えるジャルデウ・ヴィエイラ、リュボミール・フェイサ、及び、エース級のアレハンドロ・グリマルド、ピッツィ、ジョナスを、イスタンブルに帯同してこなかったのだ。
 ガラタサライが、試合早々に優位に立った。前でプレスをかけ、優位に立とうと努めたガラタサライは、前半19分にゴールに迫った。ソフィアン・フェグリから出たパスを、右サイドで得たマルティン・リネスが、ペナルティエリア内へ向けグランダーのセンタリングを入れた。ムバエ・ジャッネが触れられなかったボールに、走り込んで来たヘンリー・オニェクルが、PKポイント地点でシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 同26分、誰しもが望まなかった事態が発生した。ベンフィカがPKを獲得したのだ。左サイドからのセンタリングに対し、マンツァーノ主審は、ペナルティエリア内で、マルカオがボールに手で触れたとして、議論を呼ぶ判定でPKを指示したのだった。同28分、このPKをサルヴィオが蹴ると、ボールは、ムスレラの右を抜けゴールが決まったのだった。
 ガラタサライは、後半、いい始まり方をした。そしてゴールを決めたのだった。同9分、長友の入れたセンタリングに、ファーサイドでいいジャンプを見せたクリスチャン・ルインダマが同点弾を決めたのだった。このゴールのあと、ガラタサライはプレスを続けて行った。だが、同19分、またしても個人のミスが、ベンフィカの2点目を浴びてしまった。ベンフィカのディフェンスから出されたロングボールに、マルカオが触れられず、ペナルティエリア内のセフェロヴィッチに渡ってしまった。そのセフェロヴィッチが、ゴール右斜め前から、左足のインサイドでシュートを放つと、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 残りの時間では、ガラタサライは、求めていたチャンスを見出だすことができず、アウェーのベンフィカが1:2とリードしたまま、試合は終わった。これで、ベンフィカは、第2戦を前に大きなアドヴァンテージを獲得した。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス(後半28分:マリアーノ・フィーリョ)、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=ユネス・ベランダ、フェルナンド・レゲス、バドゥ・ンディアエ(後半28分:シナン・ギュムシュ)=ソフィアン・フェグリ、ムバエ・ジャッネ、ヘンリー・オニェクル



フェネルバフチェに最新の痛手、トルガイ・アルスラン(ファナティック紙 19. 2.14)

トルガイ・アルスラン(フォトマッチ紙)  カイセリ・スポル戦で受けた打撲で傷み、ピッチには2〜3週間は立てなくなったメフメット・エキジに次いで、フェネルバフチェでは、今、トルガイ・アルスランについての衝撃で揺れている。腿の付け根に肉離れを起こしていることが判ったトルガイ・アルスランが、ベシクタシュとのダービーマッチにすら、間に合うのは厳しいと見られている。

 フェネルバフチェの中盤に危機が訪れている。カイセリ・スポル戦で受けた打撲で故障を発生させ、ピッチには2〜3週間立てないメフメット・エキジに次いで、首脳陣を、トルガイ・アルスラン衝撃で揺れている。
 エルスン・ヤナル監督が、中盤の核として重要な役割を与えようとしていたトルガイ・アルスランが、ゼニト戦のウォーミングアップ中に故障を発生させてしまった。検査を受けた結果、腿の付け根の部分に肉離れを起こしていることが判ったトルガイ・アルスランは、来週のベシクタシュとのダービーマッチに出ることが難しい状況だ。コンヤ・スポル戦では出場停止となっているトルガイ・アルスランは、コンヤ・スポル戦後に予定されているゼニトとの第2戦にも出場は難しい。メディカルスタッフは、そのあとのダービーマッチにまでは恢復できるよう考えている。

                 また難しいことになっても、、、

 ベシクタシュでは構想外となっていたため、実戦不足、練習不足のあったトルガイ・アルスランだったが、フィジカル面でのテストの結果、大丈夫だとされた。それを受けて、首脳陣は、カイセリ・スポル戦の先発メンバーに入れたのだった。しかし、ゼニト戦の前に無理がたたり起こった故障が癒えたとしても、しばらくは時間が必要となろう。このため、ベシクタシュ戦の前にチームに合流できたにせよ、またしても故障を発生させないかというリスクが考えられて、、、、

                 代替はエリフ・エルマス

 コンヤ・スポル、ゼニト、ベシクタシュと重要な戦いが目白押しのフェネルバフチェは、メフメット・エキジとトルガイ・アルスランの穴を、エリフ・エルマスで埋めるつもりだ。ゼニト戦で、トルガイ・アルスランが傷んだあと、最後にメンバー入りしたエリフ・エルマスは、期待通りのいいプレーを見せていた。従って、エルスン・ヤナル監督は、この3試合は、中盤を、メフメット・トパル、ジャイルソン、エリフ・エルマスで組み立てることを考えている。



フェネルバフチェ 1:0 ゼニト(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 19. 2.13)

ジャイルソン(前)(フェネルバフチェ公式HP) イスラム・スリマニ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグ32強の戦い第1戦で、ゼニトを1:0でくだした。終始、試合をリードしたフェネルバフチェに勝利をもたらしたのは、69日ぶりにゴールを決めたイスラム・スリマニだった。フェネルバフチェでは、ハルン・テキンがPKを止めたが、マウリシオ・イスラは、累積警告で、次の試合は出場停止となる。フェネルバフチェのプレーぶりを歓迎したサポーターたちは、試合後、「優勝だ」の声を上げていた。

 フェネルバフチェは、優勢な試合を進め、試合にも1:0で勝ち、16強への進出を視界に捉えた。フェネルバフチェは、恐らく今季のベストプレーと言えるサッカーを見せ、試合後には、サポーターから「優勝だ」との声が上がっていた。
 フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグ32強の戦い第1戦で、ゼニト相手に、サポーターたちが待ち望んだサッカーを見せ、1:0で勝った。この試合に臨むにあたり、エルスン・ヤナル監督は、カイセリ・スポル戦から、先発メンバーを変えねばならない5人を含め8人入れ替えた。
 UEFAへの登録リストには入っていないセルダル・アズィズ、メフメット・エキジ、ナビル・ディラル、ロベルト・ソルダードはメンバーに入らず、また、ヴォルカン・デミレル、ロマン・ノイシュテッター、アンドレ・アイェウは控えに回った。残りの1人のトルガイ・アルスランは、故障のため、直前になってメンバーから除外された。
 同監督は、これらの選手に替えて、ハルン・テキン、サドゥク・チフトプナル、マルティン・シュクルテル、マシュー・ヴァルブエナ、メフメット・トパル、ヴィクター・モーゼス、イスラム・スリマニ、エリフ・エルマスを起用した。
 こういった条件のもと、試合に臨んだフェネルバフチェだったが、序盤から優勢に試合を進めた。ヴィクター・モーゼス、マシュー・ヴァルブエナ、ハサン・アリ・カルドゥルム、マウリシオ・イスラにより、いいサイド攻撃を見せたフェネルバフチェは、好機を生かせないでいたが、前半21分、この試合唯一のゴールが、イスラム・スリマニから生まれた。マシュー・ヴァルブエナが右コーナーキックを蹴ると、サドゥク・チフトプナルからのこぼれ球のコースに入っていたイスラム・スリマニが放ったシュートが、ゼニトのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールは、正にカドゥキョイを総立ちにさせた。
 同43分、メフメット・トパルがドリウッシに執った行為が咎められ、ゼニトにPKを与えられ、その1分後、ロベルト・マルクが、このPKを蹴ったが、GKハルン・テキンが、これを防いだ。そして、前半は、フェネルバフチェが1:0とリードしたまま終わった。
 フェネルバフチェは、前半同様、後半も優位に立った。ゼニトは、最後の20分間、効果的な攻めを作り出そうと努めたが、明らかなるチャンスというものを作り出せなかった。そして、フェネルバフチェが1:0で勝利したのだった。
 フェネルバフチェでは、前半14分にイエローカードをもらったマウリシオ・イスラが、2月21日(木)に行われる第2戦にはピッチに立つことはできなくなった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、サドゥク・チフトプナル、ハサン・アリ・カルドゥルム=エリフ・エルマス(後半27分:アンドレ・アイェウ)、メフメット・トパル、ジャイルソン=ヴィクター・モーゼス(後半39分:アルペル・ポトゥク)、イスラム・スリマニ、マシュー・ヴァルブエナ(後半ロスタイム2分:ロマン・ノイシュテッター)



アンカラ・グジュ 3:0 カスムパシャ(NTV+ヒュリエット紙補綴 19. 2.12)

イルハン・パルラク(アンカラ・グジュ公式HP) コイタ(左)ティレル・ボイド(右)(カスムパシャ公式HP)  アンカラ・グジュが、カスムパシャを3:0でくだした。アンカラ・グジュは、これで、10試合ぶりに勝利を手にしたことになる。一方、アウェーのカスムパシャは、後半戦に入ってから、4つ目の敗北を喫したことになる。

 トルコ・リーグで苦難の日々を過ごす両クラブの戦いで、アンカラ・グジュの方が笑った。アンカラ・グジュは、カスムパシャを3:0で撃破したのだ。アンカラ・グジュは、オージル、サッコ、イルハン・パルラクのゴールで勝利を得た。そして、この勝利で、連敗を6で止めることができた。この試合にいい入り方をしたアンカラ・グジュは、時としてミスを犯したとしても、決してプレーを諦めなかった。10試合ぶりに勝利を得たアンカラ・グジュは、勝ち点を24とした。そして、降格圏から1段上に上がったのだった。
 トルコ・リーグの前半戦で見せたプレーぶりは注目を集めたカスムパシャだが、後半に入って、これで4敗目となった。ムスタファ・デニズリ監督率いるカスムパシャの勝ち点は29に留まった。

                 試合経過

 前半12分、カスムパシャの攻撃で、ヴェニョーが左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたコイタがヘディングシュートを試みたが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。
 同19分、カスムパシャがゴールに迫った。ペナルティエリアの外でボールを得たコイタが、グランダーの強烈なシュートを放つと、GKアルタイ・バユンドゥルが、際どくコーナーキックに替えた。
 同29分、コイタが頭で落としたボールを、ペナルティエリア・ライン上で得たハジュラディノヴィッチが、ダイレクトでシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同33分、アンカラ・グジュのキッツォウが、自陣で奪ったボールをペナルティエリアまで持ち込み、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同34分、アンカラ・グジュが先制した。パズダンからのパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たオージルが、GKラマザン・キョシェをフェイントでかわしたあと放ったシュートは、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。
 そして、前半は、アンカラ・グジュが1:0とリードしたまま終わった。
 後半15秒で、アンカラ・グジュが、ハディ・サッコのゴールが決まり、点差を2と拡げた。サッコが、ティレル・ボイドから奪ったボールで、約26mの遠い距離から狙い澄ましたシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットを揺らしていた。
 同28分、カスムパシャの攻撃で、ゴール右斜め前からペナルティエリアに近づいたイルハン・デペの放ったシュートは、枠の傍らをそれ外に出て行った。
 同29分、ムーランが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たボイドが放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同38分、カリム・ハフェズが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKアルタイ・バユンドゥルが胸に収めた。
 同41分、ボイドが、ペナルティエリアのゴール左斜め前まで持ち込み、センタリングを入れると、PKポイント近くに走り込んで来たイルハン・パルラクが、強烈な、しかし狙いを定めたシュートを放つと、3度、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。
 そして、アンカラ・グジュが、3:0のリードを保ったまま、試合は終わった。

【アンカラ・グジュ】アルタイ・バユンドゥル=ステロス・キッツォウ、アンテ・クルシッチ、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント(後半6分:セダト・アーチャイ)=ブリス・ジャ・ジェジェ、ヴィルフレト・モケ=ティレル・ボイド、オスカー・スカリオーネ(前半31分:ティボール・ムーラン)、ハディ・サッコ(後半31分:イルハン・パルラク)=デヴァー・オージル
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー(後半31分:カリム・ハフェズ)=タルカン・セルベスト(後半20分:トビアス・ハインツ)、ダヴィド・パヴェルカ=ベンガリ・コイタ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半1分:イルハン・デペ)、トゥレゼゲ=スティペ・ペリカ



ガラタサライ vs トラブゾン・スポル(ベイン・スポル 19. 2.11)

長友佑都(左)キャーミル・アフメット・チョレクチ(右)(ヒュリエット紙) ユネス・ベランダ(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグの今節のビッグマッチで、勝ったのは、トラブゾン・スポルを3:1でくだしたガラタサライだった。

 ホームで、サポーターたちの声援を背に、早々に優位に立って行ったガラタサライは、序盤は、正にトラブゾン・スポルのゴールを封鎖状態にしてしまった。相次ぐ好機を作り出していたガラタサライが、前半18分にPKを獲得した。ンディアエからのパスを受け、ペナルティエリア内へと入ったヘンリー・オニェクルが、GKアルダ・アクブルトと1対1となったところで、ピッチに倒れ込んだ。それを見て、ウミト・オズテュルク主審がPKを指示した。そして、同21分、ジャッネが、このPKを決め、これが、ガラタサライのユニフォームを着ての初ゴールとなった。ジャッネのゴール数は、これで、今季21となった。
 このゴールのあと、我に戻ったトラブゾン・スポルは、2つ目のビッグチャンスでゴールを決めた。同30分、ンワケメのパスを、ペナルティエリア内で受けたロダレガが、マルカオをすり抜け素晴らしいシュートを放つと、ロダレガ自身、今季11ゴール目を決め、同点に追いついたのだった。同35分以後、プレッシャーを高めていったガラタサライは、前半の終盤、再びリードを得ることになった。ユネス・ベランダが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、トラブゾン・スポルのヒュセイン・テュルクメンに当たりゴールインしてしまった。2:1。
 後半5分、ガラタサライは、点差を2と拡げた。ペナルティエリア手前でソフィアン・フェグリ(長友の間違い)とワンツーを行ったユネス・ベランダがゴールを決めたのだった。ユネス・ベランダは、これで、この日の2点目、ガラタサライとしては3点目が決まったのだった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ガラタサライが、3:1で勝った。これで、勝ち点を39に伸ばしたガラタサライは、首位との勝ち点差を6と縮めた。選手を欠きながらも、いいプレーを見せたトラブゾン・スポルは、勝ち点33に留まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=バドゥ・ンディアエ(後半41分:セルチュク・イナン)、ライアン・ドンク=ソフィアン・フェグリ(後半38分:ユヌス・アクギュン)、ユネス・ベランダ(後半44分:エムレ・アクババ)、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ
【トラブゾン・スポル】アルダ・アクブルト=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、ヴァヒド・アミリ=ザルゴ・トゥーレ(後半1分:アブドゥルカディル・パルマク)、ユスフ・ヤズジュ=カレブ・エクバン、アブドゥルカディル・オミュル、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ



ベシクタシュ 2:0 ブルサ・スポル(NTV+サバハ紙補綴 19. 2.10)

ウムト・ナイル(左)ドマゴイ・ヴィダ(右)(ブルサ・スポル公式HP) ブラク・ユルマズ(ベシクタシュ公式HP)  アンタルヤ・スポルを、アウェー戦で2:6でくだし、サポーターたちを酔わせたベシクタシュが、ブルサ・スポルを、ブラク・ユルマズの2得点で撃破した。ブラク・ユルマズは、ベシクタシュのユニフォームを着ては、トルコ・リーグで4130日目にしてゴールを決めたことになる。シェノル・ギュネシュ監督率いるベシクタシュは、今節を引き分けで終わった首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を、これで9に縮めた。

 トルコ・リーグで優勝を目指すベシクタシュが、ブルサ・スポルを2:0でくだした。前節、アンタルヤ・スポルを2:6でくだし、優勝争いに存在感を誇示したベシクタシュに勝利をもたらしたのは、ブラク・ユルマズだった。前後半の間の移籍解禁期間にベシクタシュ入りした際には、サポーターの一部からは反発を受けていたブラク・ユルマズだったが、前半40分と後半17分にゴールを決め、チームに勝利をもたらしたのだが、試合前、ゴールを決めた瞬間、そして試合後と、ブラク・ユルマズは、サポーターからスタンディングオベーションを受けていた。
 終始、優位に試合を進めたベシクタシュだったが、なかでもアデム・リャイッチがもたらした攻撃が、効果的なものだった。アデム・リャイッチこそが、チームメイトを奮い立たせる火種となっていた。この試合の最初のゴールは、前半40分に生まれた。イェレマイン・レンスのパスを受けたブラク・ユルマズが、ゴール左斜め前から左足で強いシュートを放つと、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。これは、ブラク・ユルマズにとって、ベシクタシュのユニフォームを着て、トルコ・リーグで4130日目のゴールとなった。
 前半は、このスコアのまま終わったが、後半に入り、ベシクタシュは、点差を拡げようと圧力を強めていった。そして、求めていたゴールを、同17分に見出した。ブラク・ユルマズが、自身でボールを奪い取ると、ボールを持ちペナルティエリア内へと入り、狙い澄ました見事なシュートを放つと、ファーサイドのバーに当たりゴールインしたのだった。2:0。このゴールで楽になったベシクタシュは、サポーターたちの声援を受けた香川を、同21分、イェレマイン・レンスに替えて投入した。
 残りの時間は、ペースを落としたベシクタシュは、試合を2:0で制した。次節は、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦が控えているベシクタシュは、この勝利で勝ち点を36に伸ばし、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を9と縮めた。ここ5試合、引き分け続きだったブルサ・スポルは、これで、今季5敗目を喫し、勝ち点は24に留まった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ニコラ・イシマ・ミラン、アドリアーノ・コッレイラ(後半37分:ネジプ・ウイサル)=ドルクハン・トケズ、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半22分:香川真司)、アデム・リャイッチ、ギュヴェン・ヤルチュン(後半28分:ジャネル・エルキン)=ブラク・ユルマズ
【ブルサ・スポル】ムハメド・シェンゲゼル=バルシュ・ヤルドゥムジュ、サンティアゴ・ヴェルジニ、エルトゥールル・エルソイ、ジェンギズ・ウムト・メラシュ=アイタッチ・カラ(後半30分:クビライ・カナツィスクス)、ステファン・バッジ=ユスフ・エルドーアン、アンリ・セーヴ(後半9分:アブドラハ・シェフ)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半1分:アラーノ・リマ)=ウムト・ナイル



カイセリ・スポル 1:0 フェネルバフチェ(イエニ・シャファク紙+サバハ紙補綴 19. 2. 9)

アルペル・ウルソイ主審(左)、ロベルト・ソルダード(右)にレッドカード(サバハ紙) アルテム・クラヴェッツ(イエニ・シャファク紙)  カイセリ・スポルが、トルコ・リーグで2連勝中のフェネルバフチェを1:0でくだした。カイセリ・スポルのゴールは、クラヴェッツのあげたものだった。

 トルコ・リーグ第21節の開幕試合で、ここ2連勝中のフェネルバフチェの連勝は、カイセリで潰えた。フェネルバフチェは、ロベルト・ソルダードが、前半ロスタイム1分にレッドカードをもらい、それ以後は1人少ないメンバーで戦ったこの試合、アルテム・クラヴェッツが、後半42分にゴールを決め、アウェー戦でカイセリ・スポルに1:0で敗れた。
 カディル・ハス・スタジアムで行われたこの試合の前半10分、自陣で奪ったボールを60mドリブルで持ち込んだロペスが、ゴールライン際まで進みセンタリングを入れた。だが、GKヴォルカン・デミレルが、ウムト・ブルトに渡る前に、倒れ込みながら、そのボールをコントロールした。
 同ロスタイム1分、フェネルバフチェが10人になった。ロベルト・ソルダードが、クッハーに執った動きに対し、アルペル・ウルソイ主審がファウルとしたことに対し文句を言った。しつこく反発姿勢を見せたロベルト・ソルダードに、同主審はレッドカードを出し一発退場としたのだった。
 フェネルバフチェは、後半10分、ジャイルソンがゴールにとっても迫った。ヴィクター・モーゼスの素晴らしいパスでボールを得たジャイルソンがシュートを放ったが、カイセリ・スポルのGKシルヴュ・ルングが、ゴールを許さなかったのだ。
 同17分、ウムト・ブルトがゴールを決めたが、アルペル・ウルソイ主審は、ヴィデオ判定システムでの確認に向かった。ゴールが生まれる前に、アルテム・クラヴェッツが、セルダル・アズィズに対し、ペナルティエリア内でファウルを行っていたことが確認され、ゴールは取り消されてしまった。
 同42分、カイセリ・スポルは、音なしのままだったこの試合の均衡を破った。左サイドで生まれた攻撃で、シェリーがセンタリングを入れると、そのコースに入り、いいジャンプをしたアルテム・クラヴェッツがヘッドで合わせると、ボールは、GKヴォルカン・デミレルの左を抜けフェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。ホームのカイセリ・スポルは、このゴールで、5試合勝利から遠ざかっていたが、それに終止符を打った。
 連勝が、カイセリで潰えてしまったフェネルバフチェは、勝ち点は23で終わり、6試合ぶりに勝利を得たカイセリ・スポルの勝ち点は25となった。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ティアゴ・ロペス、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、クリスティアン・サプナル(後半13分:シルヴェストゥレ・ヴァレラ)、アレクサンドゥル・クッハー=シャミル・チナズ、ベルナール・メンサー=デニズ・テュルチ、チャロン・シェリー(後半ロスタイム4分:レヴェント・ギュレン)、ウムト・ブルト=アルテム・クラヴェッツ(後半44分:ハサン・ヒュセイン・アジャル)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン=ナビル・ディラル、トルガイ・アルスラン(後半27分:ミカエル・フレイ)、メフメット・エキジ(後半1分:ヴィクター・モーゼス)、アンドレ・アイェウ(後半38分:エリフ・エルマス)=ロベルト・ソルダード



アクヒサル・スポル、アドヴァンテージを得る(ベイン・スポル+TRT補綴 19. 2. 8)

ソコル・チカレシ(TRT) ラマザン・キョシェ(左)アドゥリアン・レガッティン(右)(TRT)  トルコ杯準々決勝第1戦で、昨季の優勝クラブであるアクヒサル・スポルが、ホームで、カスムパシャを3:1でくだした。そして、準決勝進出に向けて大きなアドヴァンテージを得た。

 この試合を優勢に始めたのはアクヒサル・スポルの方だったが、最初の15分以後は、カスムパシャが試合に均衡をもたらすのに成功していった。テンポ良く進んだ前半の41分、ホームのアクヒサル・スポルがゴールを決めた。左サイドから、ヘルダー・バルボサがセンタリングを入れると、ソコル・チカレシがヘッドで合わせると先制点が入ったのだった。そして、前半は、アクヒサル・スポルが1:0とリードしたまま終わった。
 後半にいい臨み方をしたアクヒサル・スポルは、同6分、カスムパシャのディフェンスのミスを、うまく咎めたソコル・チカレシの放ったループシュートが、再度、ゴールネットを揺らし、スコアを2:0とした。カスムパシャは、同9分、セットプレーからゴールにとっても迫った。トレゼゲの蹴ったフリーキックが、バーを直撃してピッチに跳ね返ったのだった。同28分、アクヒサル・スポルは、ジョスエがPKを決め、スコアを3:0とした。ヴェニョーが、ペナルティエリア内でレガッティンに執った行為を、セルカン・トカト主審が、PKと判断したのだった。これで、アクヒサル・スポルは、かなり楽になった。カスムパシャは、同ロスタイム1分、ハリス・ハジュラディノヴィッチのゴールで、スコアを3:1とした。ペナルティエリアの外で、オズギュル・チェクが頭で落としたボールを、ハリス・ハジュラディノヴィッチが強烈に蹴り込んだのだった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、アクヒサル・スポルが3:1で勝ち、2月26日に予定されている第2戦を前に、準決勝進出への大きなアドヴァンテージを得たのだった。

【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=ゼキ・ヤウル、ミゲル・ロペス(後半44分:ラジコ・ロットマン)、ジャネル・オスマンパシャ、ムサ・ニザム(後半38分:ギュライ・ヴラル)=アブドゥル・シソッコ、ヘルダー・バルボサ=アイクト・チェヴィケル、アドゥリアン・レガッティン、ジョスエ=ソコル・チカレシ(後半36分:エルヴィス・マヌ)
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ヴェイセル・サル、オリヴィエ・ヴェニョー(後半38分:オズギュル・チェク)=タルカン・セルベスト(後半33分:イルハン・デペ)、ロレット・サディク(後半19分:ハリス・ハジュラディノヴィッチ)、ダヴィド・パヴェルカ=ベンガリ・コイタ、スティペ・ペリカ、トゥレゼゲ



新マラテヤ・スポル 1:0 ギョズテペ(ファナティック紙+TRT補綴 19. 2. 7)

カドゥ(左)ビフマ(右)(新マラテヤ・スポル公式ツイッター) 歓喜、新マラテヤ・スポル(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ所属のギョズテペと新マラテヤ・スポルが、トルコ杯準々決勝第1戦で対戦した。新マラテヤ・スポルのホームで行われたこの試合、第1戦を制したのはエロル・ブルト監督率いる新マラテヤ・スポルだった。1:0で勝った新マラテヤ・スポルは、第2戦を前にアドヴァンテージを得たことになる。

 トルコ杯で、43年ぶりに8強に名を連ねることになったギョズテペが、準々決勝第1戦を、アウェーで新マラテヤ・スポルと対峙した。今までに2回の優勝を誇るギョズテペは、1976-77シーズン以後初めての準々決勝で、新マラテヤ・スポルのホームで戦うことになった。前半43分、ホームの新マラテヤ・スポルのバルシュ・アルジュがゴールを決め、第1戦の勝利を呼び込んだのだった。

                 試合経過

 前半13分、アデム・ブユックのヒールパスを受けたビフマが、ペナルティエリアのゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールはGKが押さえた。
 同39分、左サイドから入れられたセンタリングに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたティティがヘッドで合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同43分、エレン・トズルの深くえぐるパスに反応して、右サイドから相手ディフェンスの裏をとり、ペナルティエリア内へと入り込んだバルシュ・アルジュが、GKベトと1対1となり放ったシュートは、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半3分、左サイドからボールを持ち込みペナルティエリア内へと入ったビフマが、ゴール斜め前からシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸いこまれただけだった。
 同10分、ガッサマが、右サイドからセンタリングを入れると、PKポイント上で、デニズ・カダーがヘッドで合わせたが、GKエルタッチ・オズビルがコントロールした。
 同34分、新マラテヤ・スポル陣内半ばで得たフリーキックを、ヤシン・オズテキンが蹴ると、ボールはペナルティエリアへと向かい、そのコースに入ったカドゥがヘッドで合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム2分、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前でボールを得たギレルメが、左へと切り返して狙い澄ましたシュートを放ったが、ボールは、ファーサイドのバーの傍らをそれ外に出て行った。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=ムスタファ・アクバシュ、ビュレント・ジェヴァヒル、ムラト・アクチャ、シンシア・セト=ムラト・ユルドゥルム、アフメット・ウルドゥズ=ティエヴィ・ビフマ(後半25分:アブバカル・カマラ)、エレン・トズル(後半13分:ギレルメ・マルケス)、バルシュ・アルジュ(後半37分:ミッチェル・ドナルド)=アデム・ブユック
【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、ベルカン・エミル、クリスティアン・ティティ、カドゥ=アンドレ・カストロ(後半1分:セルダル・ギュラル)、アルパルスラン・オズテュルク=アンドレ・ポコ、ヨアン・グーフラン(後半32分:セルソ・ボルゲス).ハリル・アクブナル(後半20分:ヤシン・オズテキン)=デニズ・カダー



トラブゾン・スポル、ガラタサライ戦に備えて3選手はローテーションで休養(ファナティック紙 19. 2. 6)

ウナル・カラマン監督(イエニ・シャファク紙)  トラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、この日曜日に予定されている難しいガラタサライ戦を前に行われたウムラニエ・スポル戦に、3選手を休ませた。アンカラ・グジュ戦で先発メンバーに起用されたロダレガ、ザルゴ・トゥーレ、アブドゥルカディル・パルマクは控えに回った。

 トルコ・リーグで、この日曜日に、ガラタサライとのアウェー戦を戦うトラブゾン・スポルが、ウムラニエ・スポル戦では、ガラタサライ戦を考え、3選手を休ませるという手を採った。トラブゾン・スポルは、アンカラ・グジュを1:0でくだした試合から、5選手を入れ替えて試合に臨んだ。
 GKウーウルジャン・チャクルとノヴァクは故障でプレーはできなかった。ウーウルジャン・チャクルの替わりにはアルダが、ノヴァクの替わりとしてはイバネスが起用された。
 ウナル・カラマン監督は、ストッパーのザルゴ・トゥーレ、MFのアブドゥルカディル・パルマク、FWのロダレガを、大試合を考慮に入れて、控えに回した。それらの選手の替わりとしては、ホセイニ、アミリ、バトゥハンがピッチに立った。だが、前半、バトゥハンが故障を発生させると、アブドゥルカディル・パルマクを、前半27分に投入し、ロダレガは、後半16分、アミリと交替してピッチに立つことになった。



ブルサ・スポル 0:0 コンヤ・スポル(ハベル・テュルク紙+イエニ・ユズユル紙補綴 19. 2. 5)

デニ・ミロセヴィッチ(左)ウムト・メラシュ(右)(ハベル・テュルク紙) ウムト・ナイル(左)アリ・トゥラン(右)(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第20節最終試合で、ブルサ・スポルとコンヤ・スポルが0:0で引き分けた。ブルサ・スポルでは、ウムト・ナイルがPKを失敗し、更に、セーヴが決めたかに見えたゴールが取り消された。ブルサ・スポルは、これで、5試合連続で引き分け試合を演じ、勝ち点を24に伸ばした。アイクト・コジャマン監督を迎えて以後、大きな成果をあげているコンヤ・スポルは、これで、連続不敗記録を5に伸ばし、勝ち点を32に伸ばした。

 試合開始早々に、ブルサ・スポルが好機を掴んだ。前半3分、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチのセンタリングに合わせたアイタッチのシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同33分、コンヤ・スポルが、ゴールに迫った。中盤でボールを得たトゥラオレのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったジョホヴィッチが、GKムハメド・シェンゲゼルが前に出ているのに気がつき、ループシュートを試みたが、ムハメド・シェンゲゼルは、際どいところでコーナーに逃げた。
 同41分、ブルサ・スポルがPKを獲得した。セーヴが、右サイドから蹴ったフリーキックのボールが、ペナルティエリア内へと向かったが、そのとき、ジェヴトヴィッチが、ディフェンスの裏を取ったヴェルジニを、ユニフォームを掴み倒したため、ハリス・オズカヒャ主審がPKを指示したのだった。だが、このPKをウムト・ナイルが蹴ったが、ゴールとはならなかった。そして、前半は0:0のまま終わったのだった。
 ブルサ・スポルは、後半7分にセーヴによりゴールに近づいた。セーヴが、相手の裏に抜けたユスフ・エルドーアンの前に抜けたが、セルカン・クルントゥルが、前に出て未然に危機を回避した。

                 またしても、セルカン・クルントゥル

 同11分、ブルサ・スポルの攻撃で、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチのセンタリングに、ウムト・ナイルが、見事にヘッドで合わせたが、今度も、同じような素晴らしい動きで、セルカン・クルントゥルが危機を回避した。

                 ユスフ・エルドーアン、外に蹴り出してしまう

 ホームのブルサ・スポルは、同16分、ユスフ・エルドーアンがゴールに迫った。セーヴのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取りボールを得たウムト・ナイルが、左サイドから動き出していたユスフ・エルドーアンにボールを出した。相手GKと1対1となったユスフ・エルドーアンだったが、放ったシュートは、枠を捉えず、外に出て行ってしまった。
 同21分、コンヤ・スポルがゴールに迫った。中盤からスピードに乗って進んで来たフォファナが、ムハメド・シェンゲセルと1対1となった。GKをすり抜けようとしたフォファナだったが、ボールを外に出してしまった。

                 ブルサ・スポル、ヴィデオ判定システムに掴まる

 ホームのブルサ・スポルは、求めていたゴールを、同30分に決めた。だが、その前にファウルがあったとして、取り消されてしまった。バルシュがセンタリングを入れると、スクビッチとセルカン・クルントゥルがぶつかり合ってしまい、転がってきたボールを得たセーヴが、がら空きとなったゴールマウスに放り込みゴールが決まったかに見えた。だが、ハリス・オズカヒャ主審が、ヴィデオ判定システムで確かめたあと、ゴールが生まれる前に、セーヴがファウルを犯していたとして、ゴールを取り消したのだった。
 試合の残り時間では、ゴールは生まれることはなく、結局、試合は0:0のまま終わった。
 ブルサ・スポルは、これで、トルコ・リーグで5試合連続引き分け試合を演じ、勝ち点は24に伸びた。アイクト・コジャマン監督就任後、飛躍の著しいコンヤ・スポルは、連続不敗記録を5試合に伸ばし、勝ち点は32に伸びた。

【ブルサ・スポル】ムハメド・シェンゲゼル=バルシュ・ヤルドゥムジュ、エルトゥールル・エルソイ、サンティアゴ・ヴェルジニ、ジェンギズ・ウムト・メラシュ=アイタッチ・カラ、ステファン・バッジ=ユスフ・エルドーアン(後半28分:ブラク・カパジャク)、トゥナイ・トルン(前半10分:アンリ・セーヴ)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半15分:アラーノ・リマ)=ウムト・ナイル
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポヴィッチ、レオナルド・ズタ=ヴォルカン・フンドゥクル、マルコ・ジェヴトヴィッチ=オメル・アリ・シャヒネル(後半12分:モリケ・フォファナ)、デニ・ミロセヴィッチ(後半33分:ムスタファ・ヤタバレ)、アブドゥ・トゥラオレ=アディス・ヤホヴィッチ(後半43分:アリ・チャムダル)



アンタルヤで、ベシクタシュの夜(TRT改 19. 2. 4)

香川(サバハ紙) アデム・リャイッチ、ハカン・オズメルト、イェレマイン・レンス、ドマゴイ・ヴィダ(左から)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第20節で、ベシクタシュは、新加入の香川が2ゴールを決めた試合で、アンタルヤ・スポルを2:6でくだした。

 トルコ・リーグ第20節で、アンタルヤ・スポルとベシクタシュが対峙した。ベシクタシュは、2:6という大差をつけて、アンタルヤ・スポルをくだした。
 ベシクタシュのゴールは、前半35分にアデム・リャイッチ(PK)、同39分にドルクハン・トコズ、同43分にアッティバ・ハッティンソン、後半22分にサリフ・ドゥルスンのオウンゴール、そして、同37分と39分の新加入の香川のあげたものだった。
 一方、アンタルヤ・スポルのゴールは、後半6分のドゥカラ、同44分のシコのあげたものだった。
 3分間に2ゴールを決めた、ベシクタシュが移籍解禁期間に獲得した香川は、後半36分にアデム・リャイッチに替わりピッチに入ったのだった。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点を33に伸ばし、勝利から見放されること5試合となってしまったアンタルヤ・スポルは、勝ち点28に留まった。

                 得点場面

 前半32分、ゴール右斜め前からペナルティエリアへとボールを持ち込んだギョクハン・ギョヌルが、GKボッフィンのチェックを受けピッチに倒れた。ビュレント・ユルドゥルム主審は、これを見て、まずはコーナーキックを指示した。その後、ヴィデオ判定システムに確認に行った同主審はPKを指示した。同34分、このPKを、アデム・リャイッチが蹴ると、GKボッフィンがうまく防いだが、跳ね返りのボールを、詰めていたギュヴェン・ヤルチュンがゴールマウスに蹴り込んだ。だが、同主審は、ギュヴェン・ヤルチュンが、PKが蹴られる前にペナルティエリア内へと入ったとして、これをゴールと認めず、PKの蹴り直しを指示した。再度、このPKを、アデム・リャイッチが蹴ると、ボールはボッフィンの左を抜けゴールネットに収まり、これがベシクタシュの先制点となった。0:1。
 同39分、ベシクタシュは、点差を2と拡げた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアドリアーノ・コッレイラが、グランダーのパスを、PKポイントにいたドルクハン・トコズに出すと、ドルクハン・トコズが狙い澄ましたシュートを放った。ボールは、ボッフィンの右を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしていた。0:2。
 同43分、ベシクタシュに3点目が入った。ペナルティエリアの外からフリーキックを、アデム・リャイッチが蹴ると、GKボッフィンが辛うじてパンチングで防いだ。跳ね返りのボールを、ゴール左斜め前に詰めていたアッティバ・ハッティンソンが蹴り込み、ベシクタシュの3点目が生まれたのだった。0:3。
 後半5分、アンタルヤ・スポルが、点差を2と縮めた。ゴール左斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだドゥカラがシュートを放つと、ボールは、ディフェンスに当たり跳ね返った。跳ね返りのボールを得たドゥカラが、ペナルティエリア・ライン上から、もう1度シュートを試みると、ボールは、GKカリウスの左を抜け、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:3。
 同22分、ベシクタシュが、再び、点差を3と拡げた。ベシクタシュの突然生まれた攻撃で、イェレマイン・レンスのパスに反応して、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入りボールを得たギュヴェン・ヤルチュンが、PKポイントに向けセンタリングを入れると、ボールコースに入ったサリフ・ドゥルスンが、後ろに蹴り出そうとしたボールが、GKボッフィンの左を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットに突き刺さってしまったのだった。1:4。
 同37分、ベシクタシュは、点差を4と拡げた。ベシクタシュの攻撃で、イェレマイン・レンスのパスを、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で受けた香川がシュートを放つと、ボールは、ボッフィンの右を抜けゴールネットに吸い込まれたのだった。
 同39分、ベシクタシュが、点差を5と拡げた。ペナルティエリアの外で得たフリーキックを香川が蹴ると、ボールは、GKボッフィンの左を抜けゴールネットに収まった。1:6。
 同45分、アンタルヤ・スポルが、点差を4に縮めた。右コーナーキックを、ハカン・オズメトが蹴ると、ニアサイドにいたメヴルト・エルディンチが、ヘッドで後ろに流した。ファーサイドにいたチコが、そのボールに合わせて放ったシュートが、カリウスが防ごうとしたにも拘わらず、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。2:6。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、バハドゥル・オズテュルク(後半1分:フレディ)、チコ、アリ・シソッコ(後半29分:メヴルト・エルディン)=サリフ・ドゥルスン、イエクタ・クルトゥルシュ=ドーウカン・シニク、ハカン・オズメルト、ジャン・アーメル・ドゥローレ(後半1分:アミルトン)=スレイマン・ドゥカラ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ニコラ・イシマ・ミラン、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ=アッティバ・ハッティンソン、ドルクハン・トケズ=イェレマイン・レンス、アデム・リャイッチ(後半36分:香川真司)、ジャネル・エルキン(後半14分:サイル・ラリン)=ギュヴェン・ヤルチュン(後半24分:ガリー・メデル)



トラブゾン・スポル 1:0 アンカラ・グジュ(ミリエット紙+TRT補綴 19. 2. 3)

フーゴ・ロダレガ(トラブゾン・スポル公式HP) キャーミル・アフメット・チョレクチ(上)アリハン・クバラス(下)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第20節で、トラブゾン・スポルは、ホームで、アンカラ・グジュを1:0でくだし勝ち点3を獲得した。

 トルコ・リーグ後半の最初の2節で、勝ち点を僅か1しか得ていないトラブゾン・スポルが、ここ5試合負けが続いているアンカラ・グジュを、ホームに迎えた。
 シェノル・ギュネシュ・スポーツ・コンプレックスで、午後4時より始まったこの試合、早々の優位に立ったトラブゾン・スポルは、前半7分にロダレガがあげたゴールで、この試合、を1:0で制した。

                 試合経過

 前半6分、ロダレガからのパスを、ペナルティエリア内で得たエクバンがグランダーのシュートを放ったが、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルが押さえた。
 同7分、ペナルティエリアの右サイドにいたアブドゥルカディル・オミュルからのパスを、PKポイント手前で得たロダレガが、相手選手をフェイントでかわしシュートを放つと、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルの右を抜け、アンカラ・グジュのゴールネットに収まった。1:0。
 同8分、ボイドが右サイドからセンタリングを入れると、ボールは、ノヴァクに当たり、更に上のバーを直撃してコーナーキックに変わった。
 同9分、ボイドが、ペナルティエリアの外から狙い定めた強いシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルは、右側に横っ飛びになりパンチングで、これを防いだ。
 同24分、アブドゥルカディル・オミュルのパスに合わせて、ペナルティエリアにいたロダレガがシュートを試みたが、GKアルタイ・バユンドゥルが押さえた。
 同45分、ボイドの蹴った左コーナーキックに合わせて、ヤルチュン・アイハンが触れたが、GKウーウルジャン・チャクルが押さえた。そして、前半は、トラブゾン・スポルが1:0とリードしたまま終わった。
 後半3分、エクバンのパスを、PKポイント地点で受けたロダレガが放ったシュートは、GKアルタイ・バユンドゥルが、これを防いだ。
 同4分、ロダレガのパスに合わせて、至近距離から、エクバンがグランダーのシュートを放ったが、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルの足に当たり、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。
 同17分、ゴールマウスを直接に捉えた、ユスフ・ヤズジュのグランダーのシュートは、GKアルタイ・バユンドゥルが、しっかりと胸に収めた。
 同35分、ロダレガのパスに反応して、ペナルティエリア内で相手ディフェンスの裏を取ったエクバンがシュートを試みたが、角度を消しに入ったGKアルタイ・バユンドゥルが、危険を未然に防いだ。
 同38分、アイドゥン・カラブルトをパスに合わせて、ペナルティエリアのゴール右斜め前から、サッコが強烈なシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルから跳ね返った。跳ね返りのボールを、オージルがアイドゥン・カラブルトに預けた。アイドゥン・カラブルトが放ったシュートは、ウーウルジャン・チャクルが押さえてしまった。
 そして、結局、トラブゾン・スポルが、この試合を1:0で制したのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、ザルゴ・トゥーレ、フィリップ・ノヴァク(後半12分:ルイス・イバネス)=ユスフ・ヤズジュ、アブドゥルカディル・パルマク(後半ロスタイム2分:マジド・ホセイニ)=アブドゥルカディル・オミュル(後半39分:ヴァヒド・アミリ)、カレブ・エクバン、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ
【アンカラ・グジュ】アルタイ・バユンドゥル=ステロス・キッツォウ、ヤルチュン・アイハン、アリハン・クバラス、ティアゴ・ピント=ヴィルフレト・モケ(後半29分:リカルド・ファティ)=セダト・アーチャイ、ティボール・ムーラン(後半37分:アイドゥン・カラブルト)=ティレル・ボイド、デヴァー・オージル、イルハン・パルラク(後半12分:ハディ・サッコ)



フェネルバフチェ 2:0 ギョズテペ(NTV+ミリエット紙補綴 19. 2. 2)

ヴィクター・モーゼス(NTV) サドゥク・チフトプナル(左)に対するジェローム(右)のファウル、一発退場(ベイン・スポル)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第20節開幕試合で、ギョズテペを2:0で退けた。これで、フェネルバフチェは、今季初の連勝だ。長きにわたり、サポーターたちが待っていたプレーを見せたフェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールを決めたのは、アンドレ・アイェウとヴィクター・モーゼスだった。

 ギョズテペ戦の特に前半、フェネルバフチェは、サポーターたちの憧れの的となる姿を見せた。正に、試合に怒涛の如き臨み方をしたフェネルバフチェは、ギョズテペのゴールマウスを包囲してしまった。前半7分、フェネルバフチェは、アンドレ・アイェウのゴールで1:0と先制した。メフメット・トパルのスルーパスに反応して、ディフェンスの裏をとったマウリシオ・イスラが、ペナルティエリアへ向けてグランダーのセンタリングを入れた。PKポイント辺りの絶好の位置にいたロベルト・ソルダードが、それに合わせてグランダーのシュートを放つと、それに、アンドレ・アイェウが触れると、ボールはギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。同10分、アンドレ・アイェウが、2度にわたりゴールを脅かした。メフメット・エキジがロングボールを入れると、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、そのボールはイスマイル・キョイバシュに渡った。イスマイル・キョイバシュは、走り込んで来てシュートを試みると、ボールは、コースに入っていたアンドレ・アイェウの前に落ちた。アンドレ・アイェウがヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKベトがこれを防いだが、詰めていたアンドレ・アイェウが、再びシュート放つと、今度は、ディフェンダーに当たり、コーナーキックに変わった。
 前半は、このスコアのまま終わったが、後半5分、ギョズテペは10人になってしまった。ジェロームが、サドゥク・チフトプナルに執った激しい行為に対し、一発退場のレッドカードが出され、退場となってしまったのだ。相手が10人になってしまったことで、フェネルバフチェが、より優位になるものと思われたが、フェネルバフチェは戸惑ってしまっていた。ボールを相手ゴールにまで持ち込むのに苦しむフェネルバフチェは、同19分、ヴィクター・モーゼスを投入した。新マラテヤ・スポル戦でも、試合途中に投入されたナイジェリア人選手ヴィクター・モーゼスは、同28分、ジャイルソンが、左サイドから入れたボールを受けゴールを決めたのだった。これで、スコアは2:0となった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが2:0で勝利を飾った。この結果、フェネルバフチェは勝ち点を23とした。一方のギョズテペは、3連敗を喫することになり、勝ち点は22に留まった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、サドゥク・チフトプナル(後半25分:ジャイルソン)、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル=ナビル・ディラル、ヤシン・ベンジア(後半19分:トルガイ・アルスラン)、メフメット・エキジ、アンドレ・アイェウ(後半19分:ヴィクター・モーゼス)=ロベルト・ソルダード
【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、ウォーレス・レイス、クリスティアン・ティティ、ルモル・アグブニュヌ=セルソ・ボルゲス、アルパルスラン・オズテュルク(後半19分:デニズ・カダー)=ハリル・アクブナル(後半1分:ヤシン・オズテキン)、アンドレ・カストロ、セルダル・ギュラル(後半44分:ヨアン・グーフラン)=カメロン・ジェローム



ガラタサライ、もう1人を獲得(TRT 19. 2. 1)

クリスチャン・ルインダマ(TRT)  ガラタサライが、クリスチャン・ルインダマ獲得を公表した。

 ジャッネ、ミトログルといった注目の補強を行ったガラタサライが、もう1人獲得したことを発表した。ガラタサライは、ベルギーのスタンダール・リエージュのコンゴ人ストッパーのクリスチャン・ルインダマを、今期末までのレンタルで獲得した。
 ガラタサライは、既にマルカオ、セミフ・カヤ、エムレ・タシュデミル、ジャッネ、ミトログルを獲得している。
 そのガラタサライが、クリスチャン・ルインダマの移籍に360万EUROを支払い、今季末まで、買い取りオプション付きでレンタルで獲得したことを明らかにしたのだ。



ベシクタシュ、香川と合意(ファナティック紙 19. 1.31)

香川、イスタンブル入り(aSpor)  ベシクタシュが、日本人スター選手香川真司を、買い取りオプション付きのレンタルで獲得することで合意に達した。

 移籍解禁期間に、ブラク・ユルマズ、ミリン、ムハエル・オクタイを獲得したベシクタシュが、最新のゴールを決めた。移籍解禁期間終了まで1日というところで、今季当初より話題に上がっていたドルトムントの日本人スター選手香川真司と合意に達したのだ。
 ベシクタシュが、強く獲得を望んでいたスター選手を、最後に説き伏せた。今季当初より、ベシクタシュが獲得に向け努めてきた香川の獲得を決めたのだ。この移籍に対し、ボルシア・ドルトムントにレンタル料を支払わないことになるベシクタシュは、香川には6ヶ月分の給料として110万EUROが支払われる。また、この契約に、ベシクタシュは、買い取りオプションを付けた。ドルトムント側と長期に渡り交渉を行った結果、ベシクタシュは、150万EUROを支払うことで、今季終了後、香川のパスを手に入れることができるのだ。
 香川との契約直前まで行っていたモナコは、アンリ監督からレオナルド・ジャルディム監督に交代したことで、この移籍が破談となってしまった。そして、香川も、ベシクタシュからのオファーを受け入れたのだった。



フェネルバフチェ、ニコラス・カスティージョの移籍完了(TRT 19. 1.30)

ニコラス・カスティージョ(ファナティック紙)  フェネルバフチェが、チリ人FWニコラス・カスティージョの1年半のレンタルでの獲得で、ベンフィカと合意に達した。

 フェネルバフチェのセンターフォワード探しが、いい終わり方に近づいている
 フェネルバフチェは、ニコラス・カスティージョを、1年半のレンタルで獲得することで、ベンフィカと合意に至ったのだ。
 フェネルバフチェは、この移籍に関し、ベンフィカ側にレンタル料として400万EUROを支払うと言われている。そして、その期間後には、新たに400万EUROを出せば買い取ることができるとなっている。
 ニコラス・カスティージョ自身は、フェネルバフチェの選手から、チーム事情に関する情報を得て、早急に結論を出すと言われている。
 ニコラス・カスティージョは、ベンフィカのリーグ戦での試合には、メンバー登録されていない。ベンフィカは、夏の移籍解禁期間に、ニコラス・カスティージョを、780万EUROの移籍金で獲得した。
 この2年間は、メキシコ・リーグで大活躍した25歳のニコラス・カスティージョだが、今季、ベンフィカでは期待に応えるものを見せていなかった。



フェネルバフチェ vs 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 19. 1.29)

メフメット・エキジ(フェネルバフチェ公式HP) ヤシン・ベンジア(左)オメル・シシマノウル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第19節で、ここまでリーグ戦で望しい成果をあげられないでいるフェネルバフチェが、7試合ぶりに、新マラテヤ・スポルをホームで3:2でくだし、久しぶりに勝ち点3を獲得した。

 フェネルバフチェは、これで2019年での初勝利をあげ、また、エルスン・ヤナル監督も、今季、就任以来の初勝利を、新マラテヤ・スポル戦で飾った。
 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェは、ヴォルカン・デミレル、マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、サドゥク・チフトプナル、ハサン・アリ・カルドゥルム、メフメット・トパル、ヤシン・ベンジア、メフメット・エキジ、ナビル・ディラル、アンドレ・アイェウ、ロベルト・ソルダードを、先発メンバーとしてピッチに送り出したが、新加入のヴィクター・モーゼスは控えに回し、後半に入ってから、ヤシン・ベンジアに替えて投入された。イスラム・スリマニはメンバー入りもせず、ディエゴ・レイスはレガネスへのレンタル移籍が発表された。一方、移籍解禁期間に、新マラテヤ・スポルからフェネルバフチェに入ったサドゥク・チフトプナルと、その見返りに、フェネルバフチェから新マラテヤ・スポルにレンタル移籍したバルシュ・アルジュが、揃って移籍前のクラブと対峙することになった。
 新マラテヤ・スポルのエロル・ブルト監督は、スリートップにした先発メンバーには、ファビアン・ファルノレ、イッサム・ケバケ、アルトゥーロ・ミナ、ロビン・ヤルチュン、エルカン・カシュ、ムラト・ユルドゥルム、ミッチェル・ドナルド、ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス、アデム・ブユック、オメル・シシマノウルを起用した。
 トルコ・リーグで、ここ6試合勝利がなく、直近の3試合は引き分け続きのフェネルバフチェだったが、この試合はゴールで幕開けがなされた。開始まだ2分で、メフメット・エキジのゴールが決まり、1:0と先制したのだ。アンドレ・アイェウが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内ゴール右斜め前にいたマウリシオ・イスラにボールが渡り、そのマウリシオ・イスラが、ペナルティエリア・ライン上にいたメフメット・エキジにボールを回した。走り込んできたメフメット・エキジが左足アウトでシュートを放つと、これが新マラテヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。このゴールは、メフメット・エキジにとって、フェネルバフチェ入り後21試合目にして決めた初ゴールだった。
 同21分、新マラテヤ・スポルのギレルメが、チームメイトがフェネルバフチェのペナルティエリア内で倒れているときに、足元にボールがあり、プレーを止めるサインを送りながら、パスを出した。そのため、フェネルバフチェの選手が怒り、緊迫した空気に包まれ、結局、ギレルメとロベルト・ソルダードにイエローカードが出されるということがあった。
 同28分、新マラテヤ・スポルが、アルトゥーロ・ミナのヘディングによるゴールで、同点に追いついた。アレクシッチが左コーナーキックを蹴ると、PKポイント辺りで、いいジャンプを見せたミナのヘディングシュートが決まったのだった。1:1。
 同31分、セットプレーのキッカーとなったメフメット・エキジが蹴ったボールは、再度、フェネルバフチェの勝ち越しゴールとなった。2:1。
 新マラテヤ・スポルは、前半ロスタイム、ドナルドの決めたゴールで同点に追いついた。新マラテヤ・スポルの攻撃で、ペナルティエリアのゴール右斜め前に放り込まれたボールを、ミナがヘッドでいい位置に落とした。そのボールに足を出したドナルドがゴールを決めたのだった。2:2。そして、前半は、そのスコアのまま終わった。
 後半は、前半に比べて、より釣り合いのとれた攻防となった。
 同14分、メフメット・エキジが、新マラテヤ・スポルのペナルティエリア内で倒れると、フェネルバフチェの選手たちは、主審にPKを求めた。だが、主審は、試合の続行を命じただけだった。だが、そのあと、ヴィデオ判定システム監視の副審からの報告を受け、アリ・パラブユク主審は同システムを確認をしたが、判定を覆すことはなかった。その数分後、今度は、マウリシオ・イスラが、ペナルティエリア内でピッチに倒れた。アリ・パラブユク主審は、今度はPKを指示した。このPKを、メフメット・エキジが蹴ったが、GKファルノレが、これを防いだ。
 フェネルバフチェは、後半、求めて止まなかったゴールを、同41分、メフメット・トパルが決めた。マシュー・ヴァルブエナが、右コーナーキックを蹴ると、PKポイントにいたサドゥク・チフトプナルがヘッドで合わせた。そのボールが、GKからこぼれると、いい位置に詰めていたメフメット・トパルがヘッドでゴールに送り込んだのだった。3:2。そして、このスコアで終わり、フェネルバフチェは勝ち点3を手に入れ、7試合ぶりの勝利となったのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、サドゥク・チフトプナル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、ヤシン・ベンジア(後半22分:ヴィクター・モーゼス)、メフメット・トパル、メフメット・エキジ(後半39分:マシュー・ヴァルブエナ)、アンドレ・アイェウ(後半35分:エリフ・エルマス)=ロベルト・ソルダード
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=イッサム・ケバケ、アルトゥーロ・ミナ、ロビン・ヤルチュン、エルカン・カシュ=ムラト・ユルドゥルム、ミッチェル・ドナルド=ダニエル・アレクシッチ(後半22分:アフメット・ウルドゥズ)、ギレルメ・マルケス、アデム・ブユック(後半1分:ティエヴィ・ビフマ)=オメル・シシマノウル(後半33分:ミカエル・ペレイラ)



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