サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、



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エムレ・ベレズオウル、1495日目に、フェネルバフチェ復帰(ファナティック紙 19. 7. 1)

エムレ・ベレズオウル(タクヴィム紙)  フェネルバフチェは、長期にわたり移籍交渉を続けてきたエムレ・ベレズオウルと、1年間の契約に調印した。38歳になっているエムレ・ベレズオウルは、かつて7シーズン所属したフェネルバフチェに、4年1ヶ月2日(1495日)目に、再び戻ってきた。

 フェネルバフチェが、待ちに待ったエムレ・ベレズオウルの移籍を、公式に発表した。フェネルバフチェに、4年の空白期間を経て復帰することになったエムレ・ベレズオウルが、フェネルバフチェと調印を交わしたのだ。2008‐09シーズンを前に、ニューキャッスル・ユナイテッドからフェネルバフチェに移籍してきたエムレ・ベレズオウルは、7シーズンをフェネルバフチェでプレーしたのだった。この7年間で、6回の優勝を経験している。2回のトルコ・リーグ、2回のトルコ杯、2回のスーパーカップの制覇を経験しているのだ。エムレ・ベレズオウルは、フェネルバフチェのユニフォームを着て出場した最後の試合は、2015年5月30日、カドゥキョイで行われたカスムパシャ戦だったが、この試合で、エムレ・ベレズオウルは、1ゴールを決めて いる。

                 525日目にトルコ代表にも招集

 2015年にフェネルバフチェを離れ、バシャクシェヒル・スポルに入ったエムレ・ベレズオウルは、バシャクシェヒル・スポルで4シーズンを暮らした。バシャクシェヒル・スポルでは128試合に出場し、15ゴールを記録している。バシャクシェヒル・スポルでの活躍を見て、トルコ代表監督シェノル・ギュネシュは、525日目に代表メンバーに招請した。



メフメット・トパルが、イングランド、ドイツ、スペインのクラブと会った(アクシャム紙 19. 7. 1)

メフメット・トパル(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェを離れたメフメット・トパルの最初の選択は、外国のクラブだ。

 約5日前に、フェネルバフチェを去ることが明らかになったメフメット・トパルについて、ガラタサライ、ベシクタシュ、バシャクシェヒル・スポルが獲得に動くということが明らかになったが、メフメット・トパル自身は、先ずは、外国のクラブでプレーしたがっていること、そして、イングランドやドイツ、スペインのクラブと接触を持っていることが明らかになってきた。

                 メフメット・トパルの優先順位は、先ずは国外のクラブ

 33歳になっているメフメット・トパルの代理人バトゥル・アルトゥパルラクは、今週末までは、ヨーロッパのクラブと交渉を持ち、成果がない場合には、トルコのクラブと交渉に入ると言っている。特に、ビッグ3のクラブから、フェルナンド、マフムト・テクデミル、ガリー・メデルといったスター選手の替わりと考えられているメフメット・トパルから1週間の余裕を求められていると言われ、また、幾人かの監督からは電話が入っていることも明らかになっている。
 昨季、36試合に出場したメフメット・トパルは、3ゴールと1アシストを記録している。



ガラタサライ、ヘンリー・オニェクルに決断(フォトマッチ紙 19. 6.30)

ヘンリー・オニェクル(サバハ紙)  ガラタサライは、昨季、エヴァートンよりレンタルで獲得していたヘンリー・オニェクルを、もう1年、レンタルで獲得することになった。ヘンリー・オニェクルは、もう1年、ガラタサライのユニフォームを着ていたいと述べた。

 ガラタサライは、なすべきことを行おうとしている。二冠達成のガラタサライは、この栄誉の再現、及び、チャンピオンズリーグでも記憶に残る偉業を行うために、行うべき補強を、愛すべきヘンリー・オニェクルで行おうとしている。ガラタサライと、パスを持つエヴァートンが、ナイジェリア人選手ヘンリー・オニェクルの、もう1年のレンタル移籍で合意に達した。ヘンリー・オニェクルの代理人ウイリアム・ダ・ヴィラとの交渉で、ヘンリー・オニェクルが、ガラタサライでのプレーを望んでいることが明らかになっていた。

                 150万EUROを得る

 昨季、44試合に出場して16ゴール2アシストを記録して、二冠達成に大きく貢献したヘンリー・オニェクルは、ボーナスを含めて150万EUROを得た。また、エヴァートン側には、レンタル移籍料として80万EUROが支払われた。だが、今回のレンタル移籍で、買い取りオプション付きかどうかは定かではない。ただ、ガラタサライ側は、買い取りオプションについては、付帯させることで交渉しているものと思われる。



フェネルバフチェで16年ぶりのことが(TRT 19. 6.29)

マックス・クルーゼ(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェに、マックス・クルーゼを獲得することで、16年ぶりにドイツ人選手が加入することになった。

 ドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンとの契約が満了したマックス・クルーゼの移籍に関して合意に達したとを公表したフェネルバフチェは、久しぶりにドイツ人選手と契約を交わすことになった。フェネルバフチェでは、マックス・クルーゼの前は、2003-04シーズン冒頭に、バルセロナからドイツ人GKロベルト・エンケをレンタルで獲得したことがあった。2009年に、フェネルバフチェを去ることになるこのドイツ人GKは、フェネルバフチェでは、僅か1試合に出場しただけで契約が解除された。それから16年、マックス・クルーゼが、初めてフェネルバフチェに加入することになったドイツ人選手なのだ。

                 昨季、11ゴールを記録

 フェネルバフチェに入った31歳のマックス・クルーゼは、昨季、ブンデスリーガでいいシーズンを送っている。ヴェルダー・ブレーメンで、出場した32試合のリーグ戦全試合で先発メンバーに名を連ねたマックス・クルーゼは、11ゴールを記録し、多くのゴールに繋がるパスを出し、チームに貢献した。ここ3シーズンでは、84試合に出場して32ゴールを記録している。通常、センターフォワードか10番のポジションを担うマックス・クルーゼは、ドイツ代表としては14試合に出場して4ゴールを記録している。



「フェネルバフチェに行きたい、行かせてくれ」(アクシャム紙 19. 6.28)

マフムト・テクデミル  フェネルバフチェが、マフムト・テクデミルと移籍に関し合意に達した。31歳になっているマフムト・テクデミルは、バシャクシェヒル・スポルのフロントに対し、「フェネルバフチェでプレーしたい」と言い、スムーズな移籍を求めた。バシャクシェヒル・スポルとの信頼関係は崩れてしまった。

 昨季、大きな失望を誘ったフェネルバフチェのフロント、及びエルスン・ヤナル監督は、全面的に欠けているところを補うために、戦略を練っているところだ。同監督が、補強リストの一番手に上げているバシャクシェヒル・スポルのマフムト・テクデミルと、そのフェネルバフチェが合意に達した。マフムト・テクデミルは、フェネルバフチェでプレーしたい旨を、バシャクシェヒル・スポル側に伝え、スムーズに移籍できることを求めている。その結果、バシャクシェヒル・スポルも。マフムト・テクデミルを売ることを考え出している。

                 エムレ・ベレズオウルも同意

 フェネルバフチェのアリ・コチ理事長は、週内に、バシャクシェヒル・スポルのギョクセル・ギュムシュダー理事長と交渉の席に着くことになろう。アリ・コチ理事長は、短時間で、この問題に決着をつけることを目論んでいる。マフムト・テクデミルは、バシャクシェヒル・スポルとの契約は2021年まである。この移籍に関し見解を、同理事長に伝えたエムレ・ベレズオウルも、マフムト・テクデミルはぜひともに獲得すべき選手であると述べている。エムレ・ベレズオウルは、バシャクシェヒル・スポルで、マフムト・テクデミルと、中盤でコンビを組んでいた間柄である。その一方、マフムト・テクデミルは、時として、ストッパーとしてもプレーしていた。

                 34試合に出場して1あしすを記録

 バシャクシェヒル・スポルの下部組織から育ったマフムト・テクデミルは、今季、トルコ代表の先発メンバーにも名を連ねていた。トルコ代表が、フランス代表をホームで2:0でくだした、2020欧州選手権予選H組第3戦では先発メンバーに入り、90分間ピッチに立ったマフムト・テクデミルは、アイスランド代表戦では、故障のため出場は叶わなかった。また、昨季、バシャクシェヒル・スポルでは、34試合に出場したマフムト・テクデミルは、1アシストを記録している。



ポルトガルが教えてくれた! アブバカルとガラタサライ(ヒュリエット紙 19. 6.27)

アブバカル  ポルトガルからの報道で、ガラタサライが、アブバカル獲得に向けポルトに正式オファーを出したということだ。その報道では、アブバカルが、ポルトを去るには正しい時だと強調している。また、他紙の報道では、ガラタサライは、ポルトに対し、250万EUROのレンタル移籍金、それに加えて、750万EUROでの買い取りのオプションを設定してのオファーだ。また、アブバカルには、年俸300万EUROを出すという内容だ。

 アブバカルは、かつてベシクタシュでプレーいたことがあることから、ガラタサライに熱視線を向けており、この後の展開に関心を寄せていることが明らかになっている。故障のため、ピッチから長い間遠ざかっていたカメルーン人選手アブバカルは、自身の実力を、再び知らしめるため、このオファーをチャンスとして見ている。
 2016‐17シーズンに、ベシクタシュにレンタル移籍したことのある27歳になったアブバカルは、ポルトとは2021年まで契約がある。昨季は、11試合に出場、589分間のプレーで、4ゴール2アシストを記録している。



バトゥル・アルトゥパルラク「ベシクタシュからメフメット・トパルへのオファーはない」(アクシャム紙 19. 6.26)

メフメット・トパル(ファナティック紙)  メフメット・トパルの代理人バトゥル・アルトゥパルラクは、メフメット・トパルのサッカー人生プランに関し、談話を出した。

 フェネルバフチェを去ったメフメット・トパルが、来季、どのクラブでプレーをするのかが関心の的だが、代理人バトゥル・アルトゥパルラクが談話を出した。TRTに語ったバトゥル・アルトゥパルラクは、次のように述べた。
 「今日まで、メフメット・トパルの移籍に関して動いたことがなかった。1度だけだったが、以前、フェネルバフチェに対してはオファーを出したことがある。今朝より、メフメット・トパルの移籍交渉を始めている。狙いは、先ずは国外だ」。
 アルトゥパルラクは、メフメット・トパルがベシクタシュに行くのかという問いに対し、「ベシクタシュからは、我々にオファーは来ていない」と答えていた。



フレドリック・グルブランドセン、バシャクシェヒル・スポル入り(TRT 19. 6.25)

フレドリック・グルブランドセン(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで、昨季2位で終わったバシャクシェヒル・スポルが、オーストリアのレッドブル・ザルツブルク所属のノルウェー人FWフレドリック・グルブランドセンを獲得した。

 エマニュエル・アデバヨルが去ったバシャクシェヒル・スポルが、新たなFWをオーストリアで見つけた。バシャクシェヒル・スポルが、ノルウェー人のゴールゲッター、フレドリック・グルブランドセンを獲得したのだ。ノルウェー代表としても出場の機会を得ているフレドリック・グルブランドセンは、故国のリールストロムとモルデでプレーしたあと、2016年にレッドブル・ザルツブルクに移籍した。1年後には、同系列のニューヨーク・レッドブルにレンタル移籍した。パスを自身で保有するフレドリック・グルブランドセンは、昨季は、23試合に出場して7ゴールを決めている。
 バシャクシェヒル・スポルの発表によると、フレドリック・グルブランドセンと3年契約に調印したということだ。発表では、「我がクラブは、レッドブル・ザルツブルクのノルウェー人センターフォワード、フレドリック・グルブランドセンと3年契約を結んだ。フレドリック・グルブランドセン、ようこそ。バシャクシェヒル・スポルでの成功を祈る」となっている。

                バシャクシェヒル・スポルの移籍状況

 補強の第1発目で左サイドバック獲得を決めたが、それは、アズィズ・ベヒッヒの獲得だった。チャンピオンズリーグに駒を進めたいバシャクシェヒル・スポルは、2人目の補強を、フレドリック・グルブランドセンの獲得で行ったのだ。
 一方、昨季、得点力に問題のあったバシャクシェヒル・スポルは、エマニュエル・アデバヨルとリアド・バジッチとは契約せず、更に、セルダル・タシュジュとフョードル・クドゥリャショフとも同様の措置を執っている。



リール、ユスフ・ヤズジュを追いかけ続ける(スター紙 19. 6.24)

ユスフ・ヤズジュ(TRT)  リールは、スター選手ユスフ・ヤズジュ獲得のために、トラブゾン・スポルに3度目のオファーを出す用意をしている。

 トラブゾン・スポルの若きユスフ・ヤズジュ獲得に向け、既に2度のオファーを出し、1200万EUROまでの移籍金を提示したリールが、更に、この金額を上回る金額を出してくるものと看られる。フランスからの報道では、スター選手ペペが売られた場合、リールは、トラブゾン・スポルに3度目のオファーを出すと書かれている。既に2度のオファーをトラブゾン・スポルに出しているリールに対し、トラブゾン・スポル側は否定的な回答を出してきた。リールは、今度は、1200万EUROを超える金額を出すことを考えているのだ。トラブゾン・スポルのアフメット・アーアオウル理事長は、既に、ユスフ・ヤズジュとアブドゥルカディル・オミュルを売ることは考えてないと言明しているが、リールは、それにも拘わらず、そそられるようなオファーを出すと考えられているのだ。

                 ユスフ・ヤズジュ、トラブゾン・スポルでの実績

 ユスフ・ヤズジュは、昨季、トラブゾン・スポルで、トルコ・リーグに30試合出場して4ゴールをあげ、また、2アシストを記録している。全公式戦を通じて看れば、34試合に出場4ゴール3アシストとなる。なお、ユスフ・ヤズジュの、トラブゾン・スポルとの契約は2020年まである。



デニズリ・スポル、ロダレガ獲得を発表(TRT 19. 6.23)

フーゴ・ロダレガ(サバハ紙)  デニズリ・スポルが、昨季、トラブゾン・スポルのユニフォームを着ていたコロンビア人選手フーゴ・ロダレガを、1年契約で獲得した。

 トルコ・リーグ新規参入のデニズリ・スポルが、コロンビア人ゴールゲッターのフーゴ・ロダレガの獲得を発表した。同クラブの公式ソーシャルメディアを使い、ロダレガ獲得をシェアする発表を行ったのだ。前トラブゾン・スポル所属のフーゴ・ロダレガと、既にデニズリで交渉を持ったデニズリ・スポル側は、在コロンビアの代理人の仲介を得て、調印を行った。
 デニズリ・スポルが行った発表では、「我がクラブは、前トラブゾン・スポル所属だったフーゴ・ロダレガと、1年の契約で合意に達した」と述べている。フーゴ・ロダレガは、昨季、トラブゾン・スポルで37試合に出場し、16ゴール3アシストを記録している。



ガラタサライ、マリアーノ・フィーリョに関し決断(TRT 19. 6.22)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  マルティン・リネスを、シェネル・オズバイラクルとともに抱えたガラタサライは、いいオファーがあれば、マリアーノ・フィーリョを売ることになるだろう。

 ガラタサライは、ブラジル人選手マリアーノ・フィーリョを取りたいという注文には店を開けている。14人の外国人選手を保有するガラタサライは、ライアン・バベル獲得後には、2人の選手が余ってしまう。コーチ陣とともに、新シーズンの計画に取り掛かっているファーティフ・テリム監督は、手持ちの選手の内、ムスレラ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、マルティン・リネス、長友、ライアン・ドンク、フェルナンド、ユネス・ベランダ、ソフィアン・フェグリは、引き続き抱えていくつもりだ。ジャッネは売り、コンスタンティノス・ミトログルは放出することを考えているガラタサライは、FWで2選手を補強するつもりだ。ライアン・バベル獲得に努めているガラタサライでは、マリアーノ・フィーリョが、外国人選手保有制限があるため、放出することになる可能性が出てきている。マルティン・リネスとの契約を延長したガラタサライは、シェネル・オズバイラクルとで、右サイドバックの選択肢が確保されているのだ。そして、ライアン・ドンクをストッパーとして起用する可能性を持つ同監督は、ボランチとしてフェルナンドを手放すわけにはいかないところだ。



エムレ・クルンチ、フェネルバフチェへ(TRT 19. 6.21)

エムレ・クルンチ  フェネルバフチェは、攻撃面でのローテーションを、シワス・スポルのエムレ・クルンチ獲得で強化しようとしている。フェネルバフチェは、エムレ・クルンチとは、移籍に関して基本的合意に達している。

 攻撃ラインの強化を考えているフェネルバフチェは、トルコ人選手探しを続けている。フェネルバフチェは、マシュー・ヴァルブエナとアンドレ・アイェウが去ってしまうと、左サイド及び中盤の左でプレーできる選手を欠くことになるのだ。フェネルバフチェは、こういったなかで、シワス・スポルで活躍したエムレ・クルンチを獲得リストに載せたのだ。シワス・スポル側は、エムレ・クルンチの移籍に関し、500万EUROの移籍金を設定したが、フェネルバフチェは、この金額には目を向けていない。フェネルバフチェは、エムレ・クルンチの見返りとして、300万EUROの金銭に加えて、バルシュ・アルジュを1年間レンタル移籍でどうかというオファーを出した。シワス・スポルとの契約が、2020年まであるエムレ・クルンチは、昨季、31試合に出場して7ゴール6アシストを記録している。サッカーのキャリアを、ボル・スポルの下部組織でスタートさせた24歳になっているエムレ・クルンチは、昨季の移籍解禁期間に、22万5千EUROの移籍金で、シワス・スポルに加入した。



ガラタサライの新たな狙いはチャーラール・ソユンジュ(タクヴィム紙 19. 6.20)

チャーラール・ソユンジュ(ファナティック紙)  トルコ人ストッパー探しをしているガラタサライが、レスター・シティにレンタルでの獲得をオファーすることが明らかになってきた。

 セミフ・カヤを送り出し、アフメット・チャルクを、新シーズンの構想には入れていないガラタサライで、トルコ人ストッパー探しが行われている。ガラタサライが、俎上に乗せた最新の選手はチャーラール・ソユンジュだ。レスター・シティで出場の機会のない代表選手チャーラール・ソユンジュのレンタルでの獲得に向けオファーを出すことが明らかになってきた。

                「トルコには戻らない」と言っていた

 トルコ代表に招請されているチャーラール・ソユンジュの名は、一時期、フェネルバフチェとともに語られてきた。以前出した談話では、トルコに戻ることは考えていないと言っていた若きストッパーが、出されるだろうオファーに対し、どのような反応を見せるか、関心の的だ。



ガラタサライ、クリスチャン・ルインダマを完全移籍で獲得(ファナティック紙 19. 6.19)

クリスチャン・ルインダマ(フォトマッチ紙)  ガラタサライは、移籍解禁期間に、買い取りオプション付きレンタルで獲得したクリスチャン・ルインダマの移籍金600万EUROを、スタンダール・リエージュ側に支払い、完全移籍させた。ガラタサライは、既に、レンタル移籍料として、300万EUROを支払っているということだ。

 クリスチャン・ルインダマが、正式にガラタサライのメンバーになった。ガラタサライは、ベルギーのスタンダール・リエージュから300万EUROを支払い、レンタルで獲得していたクリスチャン・ルインダマの完全移籍に対し、更に600万EUROを支払った。
 ベルギーからの報道によると、ガラタサライは、これとは別に、クリスチャン・ルインダマとは4年契約に調印した。現在、コンゴ共和国代表として、アフリカ・カップ出場しているクリスチャン・ルインダマは、今季、17試合に出場して2ゴールという記録を残している。



チャイクル・リゼ vs トラブゾン・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 19. 5.25)

アブドゥルカディル・パルマク(左)チドズィエ・アワズィエム(右)(トラブゾン・スポル公式HP) フーゴ・ロダレガ(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ最終節での黒海ダービーマッチで勝ったのは、チャイクル・リゼを2:3で退けたトラブゾン・スポルだった。

 チャイクル・リゼとトラブゾン・スポルとの一戦、最初のゴールは、ボルドリンから生まれた。前半16分、モロズュクが右サイドからペナルティエリア内へと送ったセンタリングを、ファーサイドにいたサムディオが、ヘッドでムリキの前に落とした。そのムリキが内へと入れると、一瞬、トラブゾン・スポルのディフェンス陣が止まり、そこを、ボルドリンが合わせたのだった。1:0。
 トラブゾン・スポルは、このチャイクル・リゼのゴールに対し、同20分、ロダレガがお返しのゴールを決めた。左サイドでボールを持ったアンソニー・ンワケメが、ペナルティエリアへとセンタリングを入れると、そのコースに入ったロダレガが、ジャンプ一番、ヘディングシュートを試みると、ボールは、ギョクハン・アッカンの左を抜け、ゴール隅に入り、同点に追いついたのだった。1:1。
 トラブゾン・スポルは、同点ゴールから3分後に勝ち越しゴールを決めた。スピードに乗った攻撃で、アンソニー・ンワケメ、カレブ・エクバン、フーゴ・ロダレガの3人のパス交換ののち、最後にボールを得たフーゴ・ロダレガがシュートを放つと、ボールは、ギョクハン・アッカンから跳ね返り、ディフェンスに入っていたダリオ・メルニャクに当たりゴールインしてしまった。これで、アウェーのトラブゾン・スポルが勝ち越した。1:2。
 更に、トラブゾン・スポルは、アブドゥルカディル・オミュルのゴールで、点差を2と拡げた。アンソニー・ンワケメが、左サイドから送ったロングパスでボールを得たアブドゥルカディル・オミュルが、スピードに乗りペナルティエリア内へと持ち込み、そして、ゴール右斜め前から軽くシュートを放つと、ボールは、ギョクハン・アッカンの傍らを抜け、チャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。一旦、オフサイド判定が出たが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、ゴールが認定され、点差は2と広がったのだった。1:3。
 後半に入り、チャイクル・リゼは、点差を縮めようとプレッシャーを強めていった。そして、同20分に、その結果が出た。今季後半戦でヒーローとなったヴェダト・ムリキのゴールで、点差を1に縮めたのだ。右コーナーキックをフェルナンド・ボルドリンがペナルティエリア内へと向け蹴ると、それに合わせ動き出し、ボールのコースに入り、ヘッドで合わせると、これが、今季17ゴール目となったのだった。2:3。
 この試合を、2:3で制したトラブゾン・スポルは、勝ち点63で4位で、シーズンを終えることになった。トラブゾン・スポルは、トルコを代表して、欧州リーグへの参戦する。一方のチャイクル・リゼは、勝ち点41でシーズンを終えることとなった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズュク、チドズィエ・アワズィエム、マルワーヌ・サーダネ、ダリオ・メルニャク=ムサ・チャーウラン(後半1分:アミヌ・ウマル)、オケチュク・アズブイケ(後半39分:モハメド・アバルーン)=アートゥフ・シェシュー(後半28分:ムスタファ・サイマク)、フェルナンド・ボルドリン、ブライアン・サムディオ=ヴェダト・ムリキ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=アブドゥルカディル・パルマク、ホセ・ソーサ(前半22分:カレブ・エクバン)=アブドゥルカディル・オミュル、ユスフ・ヤズジュ(後半ロスタイム3分:ザルゴ・トゥーレ)、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ(後半ロスタイム5分:ムラト・ジェム・アクプナル)



バシャクシェヒル・スポル、アズィズ・ベヒッヒを獲得(ファナティック紙 19. 5.24)

アズィズ・ベヒッヒ(アクシャム紙)  バシャクシェヒル・スポルが、オランダのPSVアイントフォーヘン所属のオーストラリア人左サイドバックの選手アズィズ・ベヒッヒ獲得で合意に達したことを発表した。

 トルコ・リーグ第33節でガラタサライに敗れ、優勝を逃したバシャクシェヒル・スポルが、来季に向けた補強を開始した。今季開幕前、ブルサ・スポルからPSVアイントフォーヘンへ移籍したオーストラリア人左サイドバックのアズィズ・ベヒッヒと、移籍に関し合意に達したのだ。バシャクシェヒル・スポルは、移籍が解禁後に、正式調印を行うことになる。
 28歳のアズィズ・ベヒッヒは、PSVアイントフォーヘンでは4試合に出場し、得点には絡めなかったという記録が残っている。バシャクシェヒル・スポルは、この移籍ニュースを、ソーシャルメディアを使い映像でもって公表した。なお、この移籍に関し、バシャクシェヒル・スポルは、PSVアイントフォーヘン側に、移籍金として100万EURO支払うことになる。



フェネルバフチェへ移籍(TRT改 19. 5.23)

エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  フェネルバフチェが、エムレ・ベレズオウルと移籍に関し合意に達した。公式発表に向け、移籍時期が検討されている。

 フェネルバフチェへ新加入する選手が、徐々に明らかになってきている。バシャクシェヒル・スポルのギョクセル・ギュムシュダー理事長が、エムレ・ベレズオウルが、来季、フェネルバフチェのユニフォームを1年間着て、その後、サッカーを引退することを望んでいると発表した。この発表は、フェネルバフチェのサポーターの間に大きな興奮を生んでいるが、詳細が徐々に判ってきた。特に、エルスン・ヤナル監督は、チーム内のリーダー、まとめ役となる選手、意欲的な選手を求めていることは知られたことである。アリ・コチ理事長も、この希望に肯定的な見方をしており、既に交渉に入り、38歳になっているエムレ・ベレズオウルと、1年間での仮契約に調印した。5年ぶりに古巣に復帰するエムレ・ベレズオウルは、その後は、指導者になるか、フロント入りするかが求められている。



トラブゾン・スポル、引き続きウナル・カラマン監督で(ファナティック紙 19. 5.22)

ウナル・カラマン監督(フォトマッチ紙)  トラブゾン・スポルは、ウナル・カラマン監督と、新たに2年の契約を結ぶ。

 トラブゾン・スポルのアフメット・アーアオウル理事長が、アナトリア通信に対し、ウナル・カラマン監督との間では、何ら問題は存在していないと述べた。同監督とは、数ヶ月の間、来季の構想について話し合ってきたと言う同理事長は、続けて、次のように述べた。
 「我がクラブは、もう2年、ウナル・カラマン監督と歩んでいく。理事長として、このことを明確にしておく。今後、2年間、同監督とともに歩んでいく。もし問題が世間に明らかになり、調印をしたとしても、我がクラブに心底繋がっている人たちは、事細かく小さなことに捉われるものではない。もちろん、我々もだ。継続はないだろうという人たちは、それが、どこから出てきたものか、あずかり知る由もない」。
 今季、監督に就任したウナル・カラマン監督は、監督として、トルコ・リーグとトルコ杯と計40試合に臨み、21勝8敗11分の記録を残した。同監督指揮下で、トラブゾン・スポルは、トルコ杯では準決勝にまで進出、また、トルコ・リーグでは、4位で終わることを確定させている。そして、ヨーロッパのカップ戦への出場権を獲得したのだ。



エルズルム市役所スポル 0:1 フェネルバフチェ(ハベル・テュルク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 19. 5.21)

ヴィクター・モーゼス(フェネルバフチェ公式HP) マシュー・ヴァルブエナ(左)サムエル・エドゥオク(右)(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェは、降格圏にいるエルズルム市役所スポルを0:1でくだし、エルズルム市役所スポルの残留への希望に痛い一撃を食らわした。

 トルコ・リーグ第33節最終試合で、フェネルバフチェは、エルズルム市役所スポルとアウェー戦を戦った。フェネルバフチェは、この試合に0:1で勝ち、今季初の3連勝を飾った。残留への痛い一撃を食らったエルズルム市役所スポルは、これで2連敗だ。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を43にして8位に上がった。エルズルム市役所スポルの方は、勝ち点は32に留まり17位のままだ。

                 前半、エルズルム市役所スポルが波状攻撃

 この試合、ホームのエルズルム市役所スポルがいい始まり方をした。前半14分、フェネルバフチェ陣内の中ほどでボールを得たタイラン・アンタルヤルがドリブルで進んだあとシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。同23分、スヌからのパスを得たエドゥオクが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKハルン・テキンが、コーナーキックへと逃げた。

                 ロベルト・ソルダードの前にセヒッチが立ち塞がる

 同33分、フェネルバフチェが、とってもゴールに迫った。ザイッチからのパスを、右サイドで受けたナビル・ディラルが、ペナルティエリアに向けてセンタリングを入れた。ゴール正面で、そのボールに、ロベルト・ソルダードが触れると、GKセヒッチがゴールライン際で防いだ。同34分、ロベルト・ソルダードが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前からシュートを放ったが、GKセヒッチが胸に収めた。同42分、ジャイルソンのパスに反応して、相手ディフェンスの裏をを取ったマウリシオ・イスラがセンタリングを入れると、PKポイントのところへと走り込んで来たロベルト・ソルダードが、強烈なシュートを放った。だが、ゴール前にいたチームメイトのザイッチにボールは当たり外に出て行ってしまった。そして、前半は0:0のまま終わった。

                 最初は続行を命じたが、ヴィデオ判定システムでPK判定!

 後半は均衡を保ちながら始まったが、同9分、問題の瞬間が訪ずれた。右サイドで生まれた攻撃で、ジャイルソンが、ロベルト・ソルダード目がけて深くえぐるパスを出した。スペイン人選手ロベルト・ソルダードが、相手ディフェンダーからこぼれたボールを得ようとしたとき、GKセヒッチのチェックでピッチに倒れ込んだ。スアト・アルスランボーア主審は、試合を続けさせたが、ヴィデオ判定システムからの警告で確認に向かった。そして、確認後、PKを指示したのだった。そして、同14分、このPKをヴィクター・モーゼスが決め、フェネルバフチェが0:1と先制した。

                 エルズルム市役所スポル、バーを越えられず

 同28分、エルズルム市役所スポルが、枠を正面から見据える位置でフリーキックを獲得した。エムラー・バシャンが見事なキックを見せると、GKハルン・テキンが見送るなか、ボールは上のバーを直撃したのだった。同41分、右サイドからトルガ・ウンリュがセンタリングを入れると、ボールは、フェネルバフチェのディフェンスからこぼれ、ファーサイドにいたロクマンの前に落ちた。そのロクマンは、左足でダイレクトでシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。残りの時間、両者ともにゴールを求めたが、結果には繋がらず、試合は、フェネルバフチェが0:1で制したのだった。

【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=トルガ・ウンリュ、ロクマン・ギョル、レオ・シェヴェヒレン、ハカン・アルスラン=ピエール・カンストゥルプ、イブラヒム・アクダー(後半20分:スフィヴェ・ツァバララ)=エムラー・バシャン、タイラン・アンタルヤル、サムエル・エドゥオク(後半25分:クリスティアン・オプセト)=ジル・スヌ
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガイ・アルスラン、ジャイルソン・マルケス・シケイラ=ナビル・ディラル、ミハ・ザイッチ(後半35分:メフメット・エキジ)、マシュー・ヴァルブエナ(前半25分:ヴィクター・モーゼス)=ロベルト・ソルダード(後半25分:アンドレ・アイェウ)



優勝はガラタサライ(ベイン・スポル+TRT補綴 19. 5.20)

エジェロ・エリア(左)ソフィアン・フェグリ(右)(ガラタサライ公式HP) ヘンリー・オニェクル(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ2018-19シーズンのチャンピオンはガラタサライ!

 運命の首位決戦、バシャクシェヒル・スポルをホームに迎えたガラタサライは、0:1と先制を許したが、2:1で、この試合を制し、トルコ・リーグを1節残して22回目の優勝を決めた。バシャクシェヒル・スポルに希望を抱かせたゴールが、前半17分、バジッチから生まれたが、ガラタサライは、後半2分にソフィアン・フェグリが、同19分にヘンリー・オニェクルがゴールを決め、最高の終わり方に到達したのだった。

                 バジッチ、バシャクシェヒル・スポルに希望を抱かせる

 ガラタサライは、サポーターの声援を背に受け、効果的なサッカーを見せ始まったが、ゴールを決めたのはバシャクシェヒル・スポルの方だった。前半17分、左サイドから素晴らしい動きで、ゴールライン際までボールを持ち込んだエリアがセンタリングを入れると、バジッチがヘッドで合わせ、0:1と先制したのだった。このゴールは、ガラタサライが、今季初めて浴びたヘディングによるゴールだった。
 同29分、故障を発生させたエムレ・ベレズオウルがピッチを去ると、中盤での優位はガラタサライに移った。時々、緊迫した場面は生まれたが、前半は、他のゴールは生まれることなく、バシャクシェヒル・スポルが0:1とリードを保ったまま終わった。

                 後半は嵐が如きガラタサライ

 ライアン・ドンクとセルチュク・イナンを交替させて、後半に臨んだガラタサライが、早々にゴールを決めた。後半2分、ユネス・ベランダが蹴った左コーナーキックに対し、ソフィアン・フェグリがヘッドで合わせると、ボールはバーに当たりピッチに跳ね返ったが、その跳ね返りのボールを捉え、ソフィアン・フェグリが、今度はバイシクルシュートを放つと、これが決まり、スコアを1:1の同点とした。

                 ガラタサライ、3ゴール、だが1ゴールだけ認定

 このあと、興味のある時間が生まれた。同10分、ユネス・ベランダがゴールを決めたかに見えたが、その前に、ジャッネが手でボールに触れていたということで、ゴールとはならなかった。同17分、今度は、ヘンリー・オニェクルがゴールを決めたかに見えたが、今度はオフサイドの判定で、ゴールとは認められなかった。
 その2分後、ユネス・ベランダの蹴ったフリーキックのボールが、バシャクシェヒル・スポルのディフェンダーからこぼれると、ファーサイドにいたヘンリー・オニェクルがヘディングシュートを試みた。これが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、2:1と勝ち越した。同30分、3点目にガラタサライが近づいたが、それは、セルチュク・イナンが蹴ったフリーキックが、バーを直撃したのだ。
 同33分、両者のベンチ同士で緊張が走った。そのため、ガラタサライでは、ファーティフ・テリム監督、ハサン・シャシュ・コーチ、ウミト・ダヴァラ・コーチ、バシャクシェヒル・スポルでは、オルハン・アク・コーチが、ジュネイト・チャクル主審から退席を命じられ、スタンドへと追いやられた。
 この後、アデバヨールとロビーニョを入れて、同点ゴールを狙いギアをかけていったバシャクシェヒル・スポルだったが、その努力は結果には結びつかず、また、守備面でミスを犯さなかったガラタサライが、2:1で、この試合を制し、22回目の優勝を飾ったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=ライアン・ドンク(後半1分:セルチュク・イナン)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半ロスタイム2分:マルティン・リネス)、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ(後半40分:セミフ・カヤ)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、フェドール・クドゥリアショフ、ガエル・クリシー=ギョクハン・インレル=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半25分:エマニュエル・アデバヨール)、エムレ・ベレズオウル(前半29分:マルシオ・モッソーロ)、エルジェロ・エリア=リアド・バジッチ(後半36分:ロビーニョ)



トラブゾン・スポル vs ベシクタシュ(ベイン・スポル+フォトマッチ紙改補綴 19. 5.19)

ユスフ・ヤズジュ(トラブゾン・スポル公式HP) アッティバ・ハッティンソン(左)ホセ・ソーサ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグの今節のビッグゲームで、トラブゾン・スポルがベシクタシュを2:1でくだした。これで、トラブゾン・スポルは、最終節に3位に入る可能性が残り、ベシクタシュの方は、数字上は2位にまでに入る可能性はなくなった。

 トラブゾン・スポルとベシクタシュの一戦、早々に優位に立ったのは、ホームのトラブゾン・スポルの方だった。特に、ここ数節元気のなかったンワケメが、相次ぐフェイントとシュートで、ベシクタシュのゴールマウスを脅かしたのに対し、カリウスが立ちはだかり、見事なセーヴィングでゴールを許さなかった。だが、前半で最も危険な場面を作ったのは、アウェーのベシクタシュの方だった。同42分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだギュヴェン・ヤルチュンからのパスを受けたブラク・ユルマズが、ゴール前の至近距離で体を反転させてシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルがボールに触れ、危機を救ったのだった。
 後半は、トラブゾン・スポルのゴールで始まった。同8分に生まれた速い攻撃で、アブドゥルカディル・オミュルが、自陣からボールを持って進み、ゴールライン際から素晴らしいセンタリングを入れた。それにヘッドで合わせたノヴァクが、トラブゾン・スポルの先制点を叩き出したのだった。1:0。今季の前半戦、フェネルバフチェ戦で見せたゴールそっくりのゴールを決めたノヴァクは、トラブゾン・スポル加入後8ゴール目を決めたのだった。一方、アブドゥルカディル・オミュルは、チームが決めたここ4ゴールに全て絡む活躍ぶりだ。
 同29分、ベシクタシュが同点に追いついた。アブドゥルカディル・パルマクが大きくクリアしようとしたボールが短いキックとなり、香川の前に落ちた。一旦、アデム・リャイッチにボールが回ったあと、ゴール前に生まれた混戦のなかボールを得た香川が、倒れ込みながらゴールを決めたのだった。1:1。
 だが、このスコアは3分間しか続かなかった。今度は、中盤で、香川がボールを奪われたのだ。3人のディフェンダーに対し、2人で攻めたトラブゾン・スポルは、ユスフ・ヤズジュが、ペナルティエリアの外から見事に狙い澄ましたゴールを決め、再度、リードを奪ったのだった。2:1。
 残りの時間では、ベシクタシュの努力は結果を出せなかった。そして、トラブゾン・スポルが2:1で勝った。2010-11シーズン以来初めて、ガラタサライ、ベシクタシュ、フェネルバフチェを、同一シーズンでホームでくだすことになったトラブゾン・スポルは、最終節に3位をかけて臨むことになったのに対し、ベシクタシュは、数字上は上位2位に入る可能性が消滅した。そして、ガラタサライとバシャクシェヒル・スポルのチャンピオンズリーグ参戦権獲得も、同時に決まったのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、ユスフ・ヤズジュ(後半ロスタイム4分:ムラト・ジェム・アクプナル)、アブドゥルカディル・パルマク(後半42分:ヴァヒド・アミリ)=アブドゥルカディル・オミュル、フーゴ・ロダレガ、アンソニー・ンワケメ=(後半39分:カレブ・エクバン)
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=アドリアーノ・コッレイラ(後半1分:ネジプ・ウイサル)、ドマゴイ・ヴィダ、ニコラス・イシミト・マリン、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル(後半1分:香川真司)、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ、アデム・リャイッチ、ギュヴェン・ヤルチュン(後半42分:イェレマイン・レンス)=ブラク・ユルマズ



イスタンブルで2ゴール、だが勝者は出ず(TRT 19. 5.18)

ヤタバレ(左)ヴェイセル・サル(右)(フォトマッチ紙) ストラヒル・ポポフ(左)モリケ・フォファナ(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第33節で、カスムパシャとコンヤ・スポルが1:1で引き分けた。

 カスムパシャのゴールは、後半11分、シャム・ベン・ユースフが決めたものであり、コンヤ・スポルのゴールは、前半25分に、オメル・アリ・シャヒネルの決めたものだった。この結果、カスムパシャの勝ち点は39に、コンヤ・スポルの方は、勝ち点が43になった。カスムパシャは、トルコ・リーグ最終節では、ベシクタシュとアウェー戦を戦い、一方の、コンヤ・スポルは、トルコ・リーグからの陥落が決まっているアクヒサル・スポルを、ホームに迎える。なお、この両者の前半戦での戦いでは、コンヤ・スポルが3:2で勝っている。

                 試合経過

 前半15分、ペナルティエリア内でボールを得たトレゼゲが、ペナルティエリア手前にいたペリーチェにパスを出すと、ペリーチェは、ダイレクトでコイタに回した。コイタは、ゴール右斜め前からシュートを放つと、角度を狭めたGKエルトゥールル・タシュクランに跳ね返されてしまった。
 同24分、スクビッチからのパスでボールを得たヴォルカン・フンドゥクルが、角度を開けてからペナルティエリアの外からシュートを試みると、GKスクフェットがコーナーキックに替えた。
 同25分、コンヤ・スポルが先制した。ヴォルカン・フンドゥクルが、相手ディフェンスの裏を狙ったパスを入れると、ボールに追いついたスクビッチがシュートを放つと、ボールは、GKスクフェットから跳ね返った。詰めていたミロセヴィッチが、再び、シュートを放つと、スクフェットは、角度を狭めて、再度、これを防いだが、こぼれ球を捕え、PKポイント辺りからオメル・アリ・シャヒネルが強いシュートを放つと、今度は、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、コンヤ・スポルが、前半を0:1とリードしたまま終わった。
 後半11分、カスムパシャが同点に追いついた。トレゼゲが、左コーナーキックを蹴った際、ボールをハジュラディノヴィッチに出すと、ハジュラディノヴィッチが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。ファーサイドにいたシャム・ベン・ユースフが、それにヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。1:1。
 同28分、ボールを持ったコイタが、見事なフェイントをかけペナルティエリア内へと持ち込み、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放つと、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同ロスタイム2分、トレゼゲが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、GKエルトゥールル・タシュクランが、ファーサイドに向かったボールを、際どくパンチングで防いだ。跳ね返りのボールを得たヴェニョーが、ボールをハインツに回すと、ハインツはシュートを打ったが、ボールは、ディフェンダーに当たり、GKエルトゥールル・タシュクランが押さえてしまった。
 結局、試合は1:1の同点のまま終わった。

【カスムパシャ】シモーネ・スクフェット=ストラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユースフ、カリム・ハフェズ=イルハン・デペ(後半24分:トビアス・ハインツ)、タルカン・セルベスト=トレゼゲ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半ロスタイム1分:ジョスア・サ)、ベンガリー・フォード・コイタ=スティペ・ペリーチェ(後半1分:オリヴィエ・ヴェニョー)
【コンヤ・スポル】エルトゥールル・タシュクラン=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ウーウル・デミロク、フェルハト・オズトルン=ヴォルカン・フンドゥクル、マルコ・ジェヴトヴィッチ=オメル・アリ・シャヒネル(後半32分:パオロ・フルタド)、デニ・ミロセヴィッチ、モリケ・フォファナ(後半20分:アミル・ハジャフメトヴィッチ=ムスタファ・ヤタバレ(後半20分:アディス・ヤホヴィッチ)



同じメンバーでトラブゾン・スポル戦に臨む(ファナティック紙 19. 5.17)

シェノル・ギュネシュ監督(TRT)  シェノル・ギュネシュ監督は、アランヤ・スポルとの一戦に勝った先発メンバーを、明日の難しいアウェーでのトラブゾン・スポル戦では崩さないつもりだ。同監督は、ブラク・ユルマズ、アデム・リャイッチ、クアレスマの3人でトラブゾン・スポルを粉砕する考えなのだ。

 ベシクタシュは、今季のトルコ・リーグ最後のアウェー戦に、明日臨む。追走してきているトラブゾン・スポルとのアウェー戦に臨むベシクタシュは、まずは勝利を手に入れ、次いで、ガラタサライとバシャクシェヒル・スポルが引き分けるのを待つことになる。数字の上では、まだ優勝のチャンスが残っているベシクタシュでは、同監督が、選手たちに、この難しい90分間に気持ちを集中するように努めている。同監督が、トラブゾン・スポル戦でピッチに送り出す先発メンバーが明かなってきている。それによると、同監督は、アランヤ・スポルを相手に、前節、勝利をもたらした先発メンバーを崩すことは考えていない。

                 左サイドには、再び、ギュヴェン・ヤルチュン

 左サイドにはギュヴェン・ヤルチュン、右サイドにはクアレスマを配置するつもりの同監督は、トップのブラク・ユルマズの背後に置くアデム・リャイッチをとっても信頼している。中盤には、アッティバ・ハッティンソンとドルクハン・トコズの2人の起用は確実で、バックスの4人は、アドリアーノ・コッレイラ、ミリン、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキンで組み立てる。同監督は、特に、ブラク・ユルマズ、アデム・リャイッチ、クアレスマの3人の攻撃ラインに、とても大きな信頼を与えている。



アクヒサル・スポル 1:3 ガラタサライ/ガラタサライ、トルコ杯制覇(NTV+TRT補綴 19. 5.16)

ゴールを決めたあと、エムレ・アクババのユニフォームを持つソフィアン・フェグリ(フォトマッチ紙) ヴルサジェヴィッチ(左)ヘンリー・オニェクル(右)(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、アクヒサル・スポルを1:3でくだし、トルコ杯の18回目優勝を決めた。アクヒサル・スポルは、エルヴィス・マヌのゴールで1:0と先制したが、後半35分、シナン・ギュムシュがPKを決め、同点に追いついた。ソフィアン・フェグリが、同43分に、ガラタサライが1:2と勝ち越すゴールを決めた。そして、同ロスタイム4分、ジャッネが、この試合最後のゴールを決めた。

 後半に入り、緊張と興奮の高まったこの試合を、ガラタサライは、アクヒサル・スポルを1:3でくだし、トルコ杯を手にした。観る側には面白味に欠けた前半は、両者ともに無得点で終わった。後半、アクヒサル・スポルは、効果のある攻めを見せて始まったが、同11分には、エルヴィス・マヌのゴールが生まれ、1:0と先制した。突然に生まれた攻撃で、自陣で奪ったボールを持ち前へ進んだギュライ・ヴラルが、クリスチャン・ルインダマをすり抜けたあと、左サイドからペナルティエリア内へと入った。そのギュライ・ヴラルが、ファーサイドに向けてボールを送ると、それに合わせて動き出していたマヌが合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。
 同18分、左サイドからペナルティエリア内へと入ったマルティン・リネスが、バルボサとのマッチアップのなかピッチに倒れると、それを咎めたスアト・アルスランボーア主審はPKを指示した。だが、ジャッネが蹴ったPKは、GKファーティフ・オズテュルクがゴールを許さなかった。
 同30分、ジャッネが、ペナルティエリア内でロペスとのマッチアップでピッチに倒れると、一旦は、スアト・アルスランボーア主審は試合の続行を命じたが、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。この裁定に抗議をしたミゲル・ロペスは、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。5分後、シナン・ギュムシュが、このPKを決め、同点に追いついた。1:1。同43分、ソフィアン・フェグリがゴールを決め、ガラタサライが1:2と勝ち越した。マリアーノ・フィーリョが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ファーサイドでいいジャンプを見せたソフィアン・フェグリがヘッドで合わた。ボールが、GKファーティフ・オズテュルクから跳ね返ってくるところを、詰めていたソフィアン・フェグリが、再度シュートを放つと、これがアクヒサル・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。そして、この試合最後のゴールが、同ロスタイム4分にジャッネから生まれた。ユネス・ベランダが、左サイドからフリーキックを蹴ると、ゴールエリア内でいいジャンプを見せたジャッネが、狙い澄ましたヘディングシュートを放つと、アクヒサル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:3。そして、このスコアで、ガラタサライが勝ったのだった。
 1:3で、この試合を制したガラタサライが、トルコ杯の18回目の優勝を飾った。ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、ガラタサライの監督として18回目の優勝でもあった。

【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=アヴディージャ・ヴルサジェヴィッチ(後半15分:アイクト・ジェヴィケル)、ラジコ・ロットマン、ジャネル・オスマンパシャ、カディル・ケレシュ=ゼキ・ヤウル(後半45分:ソコル・チカレシ)、アブドゥル・シッソッコ=ヘルダー・バルボサ、ミゲル・ロペス、ギュライ・ヴラル(後半41分:ジェレミー・ボキラ)=エルヴィス・マヌ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、クリスチャン・ルインダマ、マルティン・リネス=セルチュク・イナン(後半29分:ライアン・ドンク)、バドゥ・ンディアエ(後半22分:シナン・ギュムシュ)=ソフィアン・フェグリ(後半45分:フェルナンド・レゲス)、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ



エムレ・ベレズオウル、「ガラタサライ vs バシャクシェヒル・スポル」戦を欠場(フォトマッチ紙 19. 5.15)

エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第33節で、首位に立っているガラタサライは、バシャクシェヒル・スポルをホームに迎える。勝者が優勝という、今年一番の試合だ。トルコ・リーグの大一番を前に、バシャクシェヒル・スポルのエムレ・ベレズオウル主将から悪い知らせが届いた。

 ガラタサライとバシャクシェヒル・スポルとの一戦を前に、エムレ・ベレズオウルから衝撃の知らせが舞い込んだ。トルコ・リーグ第33節で、バシャクシェヒル・スポルが、ガラタサライと戦う優勝を決める大一番に、エムレ・ベレズオウルから悪い知らせが届いたのだ。
 アンカラ・グジュ戦の後半36分、故障のためプレーを続けられなくなったエムレ・ベレズオウル主将が、この日曜日に行われるガラタサライ戦への出場ができない。
 バシャクシェヒル・スポルの主将エムレ・ベレズオウルは、昨日の検査のあと、直ちに治療が始められた。バシャクシェヒル・スポルのメディカルスタッフは、エムレ・ベレズオウル主将が、ガラタサライ戦でプレーできる可能性は極めて低いと言っているのだ。
 ガラタサライは、前節、チャイクル・リゼを2:3でくだし、バシャクシェヒル・スポルは、ホームでアンカラ・グジュを2:1でくだし、勝ち点3を手に入れている。



ベシクタシュ 2:1 アランヤ・スポル(NTV+TRT補綴 19. 5.14)

ジャネル・エルキン、ドルクハン・トコズ、ジャルマ・カンポス(左から)(アランヤ・スポル公式HP) クアレスマ(TRT)  トルコ・リーグ第32節最終試合で、ベシクタシュが、ホームでアランヤ・スポルを2:1でくだした。

 前節、アウェーでガラタサライに敗れ、優勝争いでは、ガラタサライとバシャクシェヒル・スポルの後塵を拝すことになってしまったベシクタシュが、ホームのサポーターの前で、アランヤ・スポルをくだすことに成功した。
 ベシクタシュでは、クアレスマとアドリアーノ・コッレイラが、6節ぶりに先発メンバーに名を連ねた。
 前半5分、ジュニオール・フェルナンデスが、ペナルティエリアの外から蹴ったフリーキックが、バーを直撃してピッチに跳ね返ったところ、詰めていたスティーヴン・コールカーがゴールを決め、アランヤ・スポルが0:1と先制したように見えたが、ジュネイト・チャクル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイド判定をくだしゴールは取り消された。
 その後、ボール保有率を増し始めたベシクタシュは、同11分、ブラク・ユルマズのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へと入ったギュヴェン・ヤルチュンが放ったシュートは、相手ディフェンダーからこぼれ、アデム・リャイッチの前に転がると、アデム・リャイッチががら空きとなっていたゴールに放り込み、ベシクタシュが1:0と先制した。前半ロスタイムに入る前、アランヤ・スポルは、フリーキックのボールがジャネル・エルキンに当たりゴールに入り、同点に追いついた。そして、前半は1:1で終わった。
 ベシクタシュは、後半10分、ポルトガル人スター選手クアレスマの素晴らしいゴールで、再び勝ち越した。右サイドでボールを得たクアレスマは、ペナルティエリア・ライン手前まで進み、そこから強烈なシュートを放つと、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。
 残りの時間、なんとかして勝ち点を得ようとしたアランヤ・スポルに対し、ベシクタシュはカウンター攻撃で攻めようとしていた。しかし、両者ともに、最後の詰めが甘く、効果的だったとは言えなかった。同ロスタイムには、アランヤ・スポルの見事な攻撃があったが、ロリス・カリウスの素晴らしいセーヴィングがあり大事には至らなかった。結局、試合は、ベシクタシュが2:1で勝利を手にしたのだった。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点を62に伸ばし、ガラタサライと同じ勝ち点のバシャクシェヒル・スポルとは、勝ち点差4で後を追うことになった。勝ち点66で並ぶガラタサライとバシャクシェヒル・スポルは、次節、テュルク・テレコム・アリーナで大一番に臨む。ベシクタシュは、トラブゾン・スポルとのアウェー戦に臨むことになっている。ヨーロッパのカップ戦への参戦権を得ようとしているアランヤ・スポルは、勝ち点42で、今節は7位で終えることになった。アランヤ・スポルは、次節はチャイクル・リゼと対峙する。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=アドリアーノ・コッレイラ、ニコラス・イシミト・マリン、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、ドルクハン・トコズ(後半36分:イェレマイン・レンス)=リカルド・クアレスマ、アデム・リャイッチ(後半43分:ネジプ・ウイサル)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半23分:香川真司)=ブラク・ユルマズ
【アランヤ・スポル】ウフク・ジェイラン=ジェンク・アフメット・アルクルチ、ギオルゴス・ツァヴェラス、スティーヴン・コールカー、ファブリス・ンサカラ=ウエリントン・シルヴァ=エフェジャン・カラジャ(後半34分:ハサン・アヤロウル)、オザン・トゥファン、ジャルマ・カンポス、ジュニオール・フェルナンデス(後半19分:ルカス・ヴィラファネス)=パピス・シセ



バシャクシェヒル・スポル 2:1 アンカラ・グジュ(ハベル・テュルク紙+ヒュリエット紙補綴 19. 5.13)

バジッチ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) コルジャン・チェリカイ、エディン・ヴィスチャ、ミカエル・パズダン(左から)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグのここ数節で勝ち点を積み上げられず、首位の座を、ガラタサライに奪われたバシャクシェヒル・スポルが、ホームでアンカラ・グジュを2:1でくだした。5節ぶりに勝ったバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を66に伸ばし、勝ち失点差で、ガラタサライに次ぐ2位の座を守った。

 トルコ・リーグ第32節で、バシャクシェヒル・スポルは、ホームでアンカラ・グジュを2:1でくだした。ここ4試合勝てていなかったバシャクシェヒル・スポルは、これで、悪い進行に終わりを告げた。バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を66に伸ばし、勝ち失点差で、ガラタサライに次ぐ2位の座を守った。アブドラハ・アヴジュ監督率いるバシャクシェヒル・スポルは、次節は、テュルク・テレコム・アリーナでのアウェー戦に臨む。

                 前半、ボイド・ショックが尾を引く

 均衡を保ちつつ始まったこの試合、最初のゴールはアンカラ・グジュに生まれた。前半17分,オージルからパスを受けたティレル・ボイドが、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入り、ボールを左足に回すとグランダーの強いシュートを放った。これが、先制点となったのだった。0:1。前半は、他にゴールは生まれず、このスコアのまま終わった。

                 後半に生き返った

 バシャクシェヒル・スポルは、後半早々に得点をあげた。.後半1分、相手陣内に持ち込まれたボールが、右サイドへと展開され、エディン・ヴィスチャがゴールライン際まで持ち込み、内へと切り返した。ゴールエリア内にいたバジッチが、そのボールをヒールでシュートを試みるとゴールネットに収まったのだった。1:1。同17分、バシャクシェヒル・スポルが勝ち越し弾を決めた。エムレ・ベレズオウルからのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で受けたエディン・ヴィスチャが、グランダーのシュートを放ったところ、ボールが、GKコルジャン・チェリカイからこぼれると、ゴール左斜め前のいい位置いたロビーニョが、狭い角度からシュートを放つと、アンカラ・グジュのゴールネットが揺れたのだった。2:1。残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、この試合を制したのはバシャクシェヒル・スポルだった。
 今季の19勝目を手に入れたバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点66のガラタサライと並んだが、得失点差で2位に座った。バシャクシェヒル・スポルは、次節、アウェーでガラタサライと優勝をかけた大一番に臨むことになる。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、フェドール・クドゥリアショフ、ガエル・クリシー=ギョクハン・インレル=エディン・ヴィスチャ、ミロス・ジョジッチ(後半15分:ロビーニョ)、ソネル・アイドードゥ(後半1分:エムレ・ベレズオウル、後半37分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ステファノ・ナポレオニ=リアド・バジッチ
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステロス・キッツォウ、アンテ・クルシッチ(後半41分:アリハン・クバラス)、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=セダト・アーチャイ、ティボール・ムーラン(後半18分:イルハン・パルラク)=ハディ・サッコ、ヘクター・カンテロス、ティレル・ボイド=(後半39分:オスカー・スカリオーネ)デヴァー・オージル



チャイクル・リゼ vs ガラタサライ(ベインスポル+ヒュリエット紙補綴 19. 5.12)

オケチュク・アズブイケ(左)ヘンリー・オニェクル(右)(ガラタサライ公式HP) ジャッネ(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグの優勝戦線に大きく関わる一戦で、ガラタサライが、チャイクル・リゼを、後半ロスタイムで2:3でくだし、とても大きなアドヴァンテージを得た。

 ガラタサライは、優勝に向けて大きな意味を持つ一戦で、最初のシュートがゴールを生んだ。前半9分、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たヘンリー・オニェクルがグランダーのパスを出すと、それに合わせて、ソフィアン・フェグリが、ペナルティエリアで狙い澄ましたシュートを放つと、まるでブルサ・スポル戦を思い出させるようなゴールが決まり、ガラタサライが先制した。アルジェリア人選手ソフィアン・フェグリは、チームの最近の16ゴールの内13ゴールに絡んできている。
 試合をコントロールし続けたガラタサライが、同39分、ジャッネがPKの好機を活かせなかった。ガラタサライがコーナーキックを蹴ると、ゴール前で生まれた混戦で、マルカオがピッチに倒れたのを受けて、ヴィデオ判定システムでの確認に向かったセルカン・チュナル主審がPKを指示した。そのPKを、ジャッネが蹴ったが、ボールは、サイドバーに当たりピッチに跳ね返った。そのボールを、再び、ジャッネが仕上げを行なったが、今度は、線審がオフサイドフラッグを上げていた。
 このあと、プレッシャーを強めていったホームのチャイクル・リゼが、同45分、同点に追いついた。ボルドリンとワンツーを行ったムリキが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前からシュートを放つと、ボールは、GKムスレラの左を抜け、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。ムリキが、後半戦だけで10ゴールを決めたことになった。このコソヴォ人選手ムリキは、シーズンを通じては15ゴール目であった。
 後半に入り、ガラタサライは、ジャッネとマリアーノ・フィーリョにより、2つの大きなチャンスを活かせなかった。同23分、ピッチで、我々が、決して見たくもない出来事が起こった。サムディオのチェックを受けたエムレ・アクババが重傷を負ったのだ。今季初め、足の指を骨折したエムレ・アクババは、今度は脛骨を折ってしまった。ヴィデオ判定システム審判からの注意を受け、ヴィデオを観たセルカン・チュナル主審は、サムディオにレッドカードを出し退場処分とした。
 試合再開直後、ホームのチャイクル・リゼが勝ち越し弾を決めた。ムリキからパスを受けたボルドリンがシュートを放つと、ボールは、ムスレラがパンチングで防いだ。だが、詰めていたアミヌがゴールを決めたのだった。2:1。
 同ロスタイム2分、ヴィデオ判定システムにより、ガラタサライが再度PKを得た。ヘンリー・オニェクルがピッチに倒れたのに対し与えられたPKを、今度は、ジャッネが、今季29ゴール目を決め、スコアを2:2とした。
 同ロスタイム7分、ジャッネが、またしても舞台に上がった。ソフィアン・フェグリのセンタリングに、ヘッドで合わせると、チャイクル・リゼのゴールネットが揺れたのだった。これで、スコアを2:3としたばかりか、30ゴール目を記録して、ゴミスが残した記録を抜き、トルコ・リーグの歴代1位となるゴール数を記録することになった。
 この試合を、2:3のスコアで制したガラタサライは、勝ち点を66に伸ばし、残り2節に、大きなアドヴァンテージを持ち臨むこととなった。ガラタサライは、次節、バシャクシェヒル・スポルをくだすと、22回目の優勝を遂げることになる。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズュク、アワズィエム・チドズィエ、モハメド・アバルーン、ダリオ・メルニャク=ムサ・チャーウラン(後半ロスタイム10分:プレジュス・ナクルマ)、オケチュク・アズブイケ=アミヌ・ウマル(後半ロスタイム7分:マルワーヌ・サーダネ)、フェルナンド・ボルドリン(後半38分:アブドラハ・ドゥラク)、ブライアン・サムディオ=ヴェダト・ムリキ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=ライアン・ドンク(後半27分:エムレ・アクババ、後半29分:ムーダット・チェリク)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ、バドゥ・ンディアエ(後半38分:シナン・ギュムシュ)、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ



アンタルヤ・スポル 0:1 ブルサ・スポル(アンタルヤ・スポル公式HP+ミリエット紙補綴 19. 5.11)

ナズム・サンガレ(左)オヌル・アタサタル(右)(フォトマッチ紙) シェデュー(左)を讃えるメスト・バッカル監督(右)(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第32節で、アンタルヤ・スポルは、ホームにブルサ・スポルを迎えた。中盤での攻防で始まったこの試合、前半16分に、アウェーのブルサ・スポルが先制点をあげた。左サイドから、セーヴの入れたセンタリングに、オーレリアン・シェデューがヘッドで合わせると、ボールは、GKボッフィンの左を抜け、ゴールに収まると、ブルサ・スポルが0:1と先制した。同19分、ブルサ・スポルのオヌル・アタサタルが、絶好機をを生かすことができなかった。そして、前半は、両者ともに好機を作り出せず、1:0と、ブルサ・スポルがリードを保ったまま終わった。

                 アンタルヤ・スポル、10人に

 後半も、中盤の攻防で始まった。後半も、両者ともに好機を作り出せなかった。同26分、アリィ・シッソコが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。同36分、セルダル・オズカンが、ペナルティエリア内で放ったシュートが、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまってからは、両者ともに、スコアを変えるようなことは起こらず、試合は、ブルサ・スポルが0:1とリードを保ったまま終わった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、オンドレージ・チェルスカ、ディエゴ・アンジェロ、アリィ・シッソコ=ハカン・オズメルト、チコ(前半26分:イエクタ・クルトゥルシュ)=アミルトン・ミネルヴィーノ、フレディ・リベイロ(後半13分:セルダル・オズカン)、メヴルト・エルディンチ=スレイマン・ドゥカラ(後半27分:ドーウカン・シニク)
【ブルサ・スポル】オカン・コチュク=アブドゥラヒ・シェフ、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ウムト・メラシュ(後半21分:ブラク・カパジャク)=ステファヌ・バッジ、アイタッチ・カラ=アラーノ・リマ、アンリ・セーヴ(後半33分:フルカン・ソヤルプ)、オヌル・アタサタル(後半23分:ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ)=ウムト・ナユル



香川なのか、ギュヴェン・ヤルチュンなのか?(ファナティック紙 19. 5.10)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙)  ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、アランヤ・スポル戦を前に、香川真司とギュヴェン・ヤルチュンのいずれを採るか、未だ決めていない。

 ガラタサライとのダービーマッチで、ネジプ・ウイサルを先発メンバーに起用して、大きな議論を呼んでしまったシェノル・ギュネシュ監督は、アランヤ・スポル戦を前に、香川真司なのか、ギュヴェン・ヤルチュンなのか、その選択肢のいずれを採るか、未だ決めていない。同監督が、香川を先発メンバーに入れると、アデム・リャイッチを左サイドに回すことになる。同監督が、左サイドの選択肢としてギュヴェン・ヤルチュンを採ると、アデム・リャイッチがトップ下となる。
 また、同監督は、ギョクハン・ギョヌルを欠くため、ネジプ・ウイサルを右サイドバックに、ほぼ間違いなく持ってくるだろう。アドリアーノ・コッレイラを右サイドバックに持ってくることになれば、ジャネル・エルキンを左サイドバックに持ってくることになる。



ユネス・ベランダの替わりはソフィアン・フェグリ(TRT 19. 5. 9)

ファーティフ・テリム監督(フォトマッチ紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、大事なチャイクル・リゼ戦の起用メンバーを固めてきている。累積警告で出場停止のユネス・ベランダの替わりにソフィアン・フェグリを使うことになろう。そして、右サイドにはエムレ・アクババを起用することになろう。

 ガラタサライは、チャイクル・リゼ戦でフォーメーションの変更を行う。優勝を争う重要なベシクタシュ戦でイエローカードをもらったため、累積警告で出場停止となるユネス・ベランダを欠くことが、同監督をして考え込ませている。同監督は、FWの後ろには、ソフィアン・フェグリを起用するものと考えられている。先発メンバーで変えるもう1つは右サイドだ。このポジションに、今度は逆足を使う選手を起用したがっている同監督は、エムレ・アクババを評価している。中盤の底で問題なのは、フェルナンドの傍らには誰を持ってくるのか、、、。ダービーマッチでは、ンディアエをスタンド観戦させ、ライアン・ドンクの起用を行った同監督は、チャイクル・リゼ戦では、ンディアエに焦点を当てようとしているが、最終的な決断には至っていない。



ガラタサライ、ライアン・バベル獲得、その詳細(フォトマッチ紙 19. 5. 8)

ライアン・バベル(ファナティック紙)  ガラタサライの新シーズンに向けての補強が、早くも始まった。トルコ・リーグが残すところ3節となった時点で、バシャクシェヒル・スポルより首位の座を奪い取ったガラタサライが、補強活動がスピードアップしているのだ。ガラタサライは、元ベシクタシュのライアン・バベルとの契約の準備が整ってきているのだ。その詳細は、、、。

 トルコ・リーグ終了までに3節というところで首位に昇りつめたガラタサライが、新シーズンに向けての補強活動を始めた。ガラタサライは、この間、交渉を続けてきたライアン・バベルと、移籍について、ほぼ合意に達したのだ。フルハムとの契約が満了するオランダ人選手ライアン・バベル獲得には移籍金を支払わなくて済むガラタサライは、32歳になっているライアン・バベルとは3年契約を結ぶことになろう。ライアン・バベルは、ガラタサライと3年契約を結ぶ替わりに、約1千万EUROを受け取ることになる。2016-17シーズンの移籍解禁期間に、ベシクタシュが、デポルティーヴォ・ラ・コルーナから獲得したライアン・バベルは、2年間在籍したベシクタシュで、29ゴール12アシストを記録している。今季移籍解禁期間にフルハムに移籍したライアン・バベルは、フルハムで出場した15試合で5ゴール3アシストを記録している。2013‐15シーズンにはカスムパシャに在籍したライアン・バベルは、ベシクタシュとフルハム以外では、アヤックス、リヴァプール、ホッフェンハイム、アル・アインに在籍経験を持つ。



トラブゾン・スポル 4:2 カイセリ・スポル(ファナティック紙+ミリエット紙補綴 19. 5. 7)

ユスフ・ヤズジュ(フォトマッチ紙) ンワケメ(左)ティアゴ・ロペス(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグで、ここ8試合負けることがなく、上位進出を果たしたトラブゾン・スポルが、カイセリ・スポルを4:2でくだした。トルコ・リーグも残り3節となったところ、負けないトラブゾン・スポルはカイセリ・スポルをも許しはしなかったのだ。トラブゾン・スポルは、まずホセ・ソーサとユスフ・ヤズジュのゴールで2:0とリードしたが、ハサン・ヒュセインの放った2ゴールで追いつかれた。表舞台に上がったアブドゥルカディル・オミュルが勝ち越し弾を放ち、更に追加点をもあげた。4:2で勝ったトラブゾン・スポルは、3年ぶりにヨーロッパのカップ戦出場の切符を手にすることになった。

 最近、調子の上がっているトラブゾン・スポルは、昨日も好調を保った。この試合の前まで、後を追走するクラブを、勝ち点で11離していたトラブゾン・スポルは、カイセリ・スポルにも勝ち、ヨーロッパのカップ戦への出場権を得るべく、ピッチに登場した。最近では、2015−16シーズンにヨーロッパの舞台に上がったトラブゾン・スポルは、その空隙を埋めようとするが如く、早々に優位に立った。相手陣内で試合を進めたトラブゾン・スポルは、前半16分、ホセ・ソーサが、ペナルティエリア・ライン近くでフリーキックを蹴ると、GKルングが防ごうとしたボールが、左ゴールポストに当たってからゴールインしたのだった。1:0。同20分、トラブゾン・スポルは点差を2と拡げた。ユスフ・ヤズジュのパスを受け、ロダレガが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、GKルングを抜けたボールは、サイドバーに当たり跳ね返った。その跳ね返りのボールを、詰めていたユスフ・ヤズジュが仕上げを行ったのだった。2:0。

                 喜びは1分も続かず

 2点のリードを取ったトラブゾン・スポルが、一時的に難しい局面に陥った。カイセリ・スポルのMFハサン・ヒュセイン・アジャルが、同32分、点差を1と縮めるゴールを決めたのだ。クラヴェッツのパスを受け、ゴール右斜め前の角度のないところから、ハサン・ヒュセイン・アジャルが狙い澄ましたシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルの傍らを抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。更に、後半19分には、カイセリ・スポルが同点に追いついた。ヴァレラが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたハサン・ヒュセイン・アジャルがヘッドで合わせ、これがゴールとなり、自身、そしてチームの2点目が決まったのだった。2:2。だが、カイセリ・スポルのゴールの喜びは、1分も持たなかった。トラブゾン・スポルが、僅か30秒ほどのちに、アブドゥルカディル・オミュルが勝ち越し弾を決め、3:2としたのだ。ンワケメのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったアブドゥルカディル・オミュルが、至近距離からゴールを決めたのだった。この試合のスコアは、同39分、アブドゥルカディル・オミュルのパスを受けたノヴァクのゴールだった。4:2。連続不敗記録を9に伸ばしたトラブゾン・スポルは、勝ち点を56に伸ばし、残り3節を待たずに、ヨーロッパのカップ戦への出場を決めた。3位のベシクタシュとの勝ち点差も3に縮まった。

                 ベシクタシュをも抜きうる

 3位のベシクタシュが敗れた節で、トラブゾン・スポルはミスを犯さなかった。そして、ベシクタシュとの勝ち点差を3に縮めた。トラブゾン・スポルは、残り3節で対戦するコンヤ・スポル、ベシクタシュ、チャイクル・リゼをくだした場合、3位になることもでき、新シーズンをより遅くから臨むことができる。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、ユスフ・ヤズジュ=アブドゥルカディル・オミュル(後半42分:ムラト・ジェム・アクプナル)、ヴァヒド・アミリ(後半13分:カレブ・エクバン)、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ(後半29分:オルジャイ・シャハン)
【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング(前半38分:ムアッメル・ズュルフィカル・ユルドゥルム)=ティアゴ・ロペス、クリスティアン・サプナル、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、アッティラ・トゥラン=シャミル・チナズ(後半36分:ビラル・バシャジュクオウル)、ハサン・ヒュセイン・アジャル=デニズ・テュルチ、チャロン・シェリー、シルヴェストゥレ・ヴァレラ(後半36分:アサモア・ギャン)=アルテム・クラヴェッツ



ガラタサライ vs ベシクタシュ(ベイン・スポル+TRT補綴 19. 5. 6)

ソフィアン・フェグリ(左)ジャネル・エルキン(右)(ガラタサライ公式HP) ヘンリー・オニェクル(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグでのガラタサライとベシクタシュのダービーマッチで2:0で勝ったのは、ガラタサライだった。これで、ガラタサライは、第31節にして首位に立ち、優勝戦線でアドヴァンテージを得たのだった。

 前半11分、ガラタサライが、ディフェンダーの間でパスをしていて、ペナルティエリア内にいたフェルナンドにボールが渡った。そのフェルナンドが、大きくクリアできないでいると、プレッシャーをかけてきたアッティバ・ハッティンソンが、そのボールを奪い取ってしまった。だが、タイミング良く前へ出て来ていたムスレラが、倒れ込みながらもゴールを防ぎ事なきをえなかった。
 この試合の最初のビッグチャンスは、同34分にガラタサライが掴んだ。スピードに乗った攻撃で、ソフィアン・フェグリのパスに反応して、ベシクタシュのディフェンスの裏を取ったヘンリー・オニェクルが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。ドマゴイ・ヴィダをもすり抜けたナイジェリア人選手ヘンリー・オニェクルは、GKカリウスと1対1となりシュートを放ったが、カリウスは、これを叩き出すことに成功した。ヘンリー・オニェクルは、その2分後にも、カリウスに防がれている。マルカオのロングパスを、左サイドで受けたヘンリー・オニェクルが、ペナルティエリアの角の位置からシュートを試みた。自らの左傍らを抜けようかというボールを、GKカリウスが防ぎ、そのボールが、一旦味方選手に当たったのち、カリウスが押さえたのだった。
 同44分、ガラタサライが先制した。ホームのガラタサライ陣内でのスローインを、ベシクタシュの選手が自分たちがするものだと考えてしまい、一瞬、動きが止まった。そのスローインをジャッネがすると、速い動きで前に出たソフィアン・フェグリが、ボールをフェルナンドに回した。ペナルティエリア内でGKカリウスと1対1となったフェルナンドは、ヘンリー・オニェクルにボールを預けた。そのヘンリー・オニェクルが先制点を決めたのだった。ヘンリー・オニェクルは、これが、今季14得点目となった。ベシクタシュの選手は、長い間抗議をしていたが、判定は変わるものではなかった。
 後半10分、ガラタサライは点差を2と拡げた。右サイドで得たスローインを、マリアーノ・フィーリョがジャッネに投げた。そのジャッネのスルーパスを、ペナルティエリアの右サイドで得たフェルナンドが、GKカリウスと1対1となりシュートを放ったが、ボールはカリウスから跳ね返った。跳ね返りのボールを、再度得たフェルナンドが、カリウスをすり抜け、ゴールエリアの右角から放ったシュートがゴールインしたのだった。2:0。フェルナンドは、昨季も、このアスランテぺでベシクタシュに対しゴールを決めている。
 このゴールのあと、ガラタサライは、速い出でもって優位を保とうと努めた。同22分、ロングボ−ルに反応したジャッネとドマゴイ・ヴィダとのマッチアップのなか、ジャッネがピッチに倒れ込んだのを見て、ビュレント・ユルドゥルム主審はPKを指示した。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、その前にオフサイドがあったとして、PKは取り消されてしまった。
 残りの時間、ベシクタシュの努力は結果を伴わなかった。そして、ガラタサライが、このダービーマッチで望しい結果を得たのだった。これで、勝ち点を66に伸ばしたガラタサライは首位に立ち、一方のベシクタシュは勝ち点62に留まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=ライアン・ドンク(後半36分:セルチュク・イナン)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半ロスタイム1分:エムレ・アクババ)、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル(後半ロスタイム5分:マルティン・リネス)=ムバエ・ジャッネ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌ(後半9分:アドリアーノ・コッレイラ)ル、ニコラス・イシミト・マリン、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン(後半12分:リカルド・クアレスマ)=ドルクハン・トコズ(後半30分:香川真司)、アッティバ・ハッティンソン、ネジプ・ウイサル=イェレマイン・レンス、ブラク・ユルマズ、アデム・リャイッチ



カスムパシャ 1:3 フェネルバフチェ(NTV改 19. 5. 5)

マシュー・ヴァルブエナ(ベインスポル) ナビル・ディラル(左)ロレット・サディク(右)(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグで、ヴィデオ判定システムが大きな印象を残した試合で、フェネルバフチェが、カスムパシャを1:3でくだした。これで、フェネルバフチェは、ここ7ヶ月半なかったアウェー戦での勝利を掴んだのだった。フェネルバフチェは、4試合ぶりの勝利を手にするとともに、降格圏からは、かなり遠ざかることになった。

 フェネルバフチェが、カスムパシャを1:3で退けた。2018年9月16日に0:1でコンヤ・スポルに勝って以来の、アウェー戦での勝ち点3である。
 ヴィデオ判定システムが、試合に大きく投影した試合で、早々に優位に立ったフェネルバフチェは、特に左サイドを使い、危険な場面を作っていた。フェネルバフチェは、ゴールに迫りながらも、前半13分、ハルン・テキンの大きなミスで、カスムパシャが1:0と先制してしまった。ロマン・ノイシュテッターが、ペナルティエリアの外左斜め前からバックパスをすると、GKハルン・テキンが、ボールをコントロールしようとしたが、ボールは左足の下を抜けて行ってしまい、そのままゴールインしてしまったのだった。だが、フェネルバフチェは、その7分後にお返しをした。マシュー・ヴァルブエナが、左サイドからセンタリングを入れると、エリフ・エルマスが、ペナルティエリア内でヘッドで合わせゴールが決まったのだが、線審がオフサイドフラッグを上げていたため、ゴールとは判定されなかった。しかし、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドの位置にあらずと判定され、この試合のハリス・オズカヒャ主審はゴールを認定したのだった。
 同40分、マシュー・ヴァルブエナとのワンツーを行い、左サイドからペナルティエリア内へと入ったハサン・アリ・カルドゥルムが、ボールをファーサイドに送った。ロベルト・ソルダードを越えたボールに対し、ファーサイドの絶好の位置にいたマウリシオ・イスラがシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットが揺れた。ハリス・オズカヒャ主審がヴィデオ判定システムで確認後、ロベルト・ソルダードがオフサイドの位置にいたとして、ゴールの判定は取り消された。後半27分、ヴェイセル・サルが、ロベルト・ソルダードに執った行為に対し、主審は、プレーの続行を命じたが、ヴィデオ判定システムで確認後、ハリス・オズカヒャ主審はファウルを認定した。これで与えられたフリーキックを、マシュー・ヴァルブエナが直接ゴールを決めて、フェネルバフチェが1:2と勝ち越した。
 同29分、ペナルティエリアの外から放たれたシュートを、GKスクフェットが辛うじて防ぐと、ボールが左サイドに流れ、そのボールを、メフメット・エキジが中へと入れた。そのボールに合わせて、ロベルト・ソルダードががら空きになっていたゴールに放り込むと、線審がオフサイドフラッグを上げた。ハリス・オズカヒャ主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールを認定し、フェネルバフチェがスコアを1:3としたのだった。
 残りの時間では、両チームの努力も実が上がることはなく、フェネルバフチェが1:3で勝った。この結果、カスムパシャは勝ち点38に留まり、フェネルバフチェは勝ち点を37に伸ばし、降格圏からはかなり遠ざかった。

【カスムパシャ】シモーネ・スクフェット=ストラヒル・ポポフ、ロレット・サディク、ジョスア・サ、オリヴィエ・ヴェニョー=ダヴィド・パヴェルカ(後半41分:ハリス・ハジュラディノヴィッチ)、タルカン・セルベスト(後半31分:カリム・ハフェズ)=ベンガリー・フォード・コイタ、アブドゥル・カリリ(前半35分:ヴェイセル・サル)、トレゼゲ=スティペ・ペリーチェ
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジャイルソン・マルケス・シケイラ、メフメット・トパル=ナビル・ディラル(後半44分:アンドレ・アイェウ)、エリフ・エルマス(後半16分:ヴィクター・モーゼス)、マシュー・ヴァルブエナ(後半28分:メフメット・エキジ)=ロベルト・ソルダード



シワス・スポル 0:0 バシャクシェヒル・スポル(フォトマッチ紙 19. 5. 4)

ウーウル・チフトシチ(左)エディン・ヴィスチャ(中)マッティアス・ブジャルスマイヤー(右)(フォトマッチ紙) エムレ・クルンチ(左)ジュニオール・カイサラ(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第31節開幕試合で、シワス・スポルは、ホームにバシャクシェヒル・スポルを迎えた。試合は、ゴールの声が上がらずじまいで終わり、両者は、ともに勝ち点1を手にした。バシャクシェヒル・スポルは、ガラタサライとベシクタシュが対戦する節で、シワスで勝ち点2を失い、大きな痛手を受けた。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、これで4試合連続、勝ちから見離され、勝ち点3に対する憧憬が続くことになった。なお、バシャクシェヒル・スポルの勝ち点は63に、シワス・スポルの勝ち点は37に伸びた。

                 試合経過

 前半11分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、右サイドでボールを得ると、スピードに乗ってドリブルで進み、強烈なシュートを放つと、ボールはゴールマウスを捉えたが、トルガハンが上手く押さえたのだった。
 同16分、ダグラスが、右サイドで得たボールで、ペナルティエリアの外から枠を捉えたシュートを放ったが、メルト・ギュノクがボールをコントロールした。
 同20分、エディン・ヴィスチャが、相手ディフェンスの裏を取ったイルファン・ジャン・カフヴェジに速いパスを出した。イルファン・ジャン・カフヴェジは、ボールをコントロールしてシュートを試みたが、ボールは、相手ディフェンダーから跳ね返りコーナーキックと変わった。
 同31分、パップがペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、オゼル・フルマジュが合わせてシュートを放ったが、ボールは外に出て行ってしまった。
 後半5分、エリアが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から試みたシュートは、GKトルガハンが押さえた。
 同13分、エディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア・ライン手前にいたロビーニョにボールを預けた。そのロビーニョが、ペナルティエリア・ライン上から放ったシュートは、GKトルガハンがコントロールした。
 同26分、イルファン・ジャン・カフヴェジのパスを受け、ペナルティエリア内へと入ったエディン・ヴィスチャが、グランダーのシュートを放ったが、GKトルガハンがパンチングで防いだ。そのあと、シワス・スポルのディフェンダーが大きくクリアした。
 同32分、左サイドから、エムレ・クルンチがペナルティエリア内へと入れたボールが、ファーサイドで待ち受けていたリバルカの前に転がった。そのボールをコントロールしたリバルカが、いい位置から放ったシュートは、ディフェンスに入ったマフムト・テクデミルに当たり跳ね返った。
 結局、ゴールは生まれることなく、シワス・スポルは、ホームでバシャクシェヒル・スポルと0:0で引き分けた。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=パウル・パップ、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィッド・ブラズ、ウーウル・チフトシチ=デルヴィン・ンディンガ、オゼル・フルマジュ(後半36分:ムハメット・デミル)、セルゲイ・リバルカ(後半45分:ファーティフ・アクソイ)=ダグラス、フーセニ・ディアバテ、エムレ・クルンチ(後半43分:ズィヤ・エルダル)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、セルダル・タシュジュ、ガエル・クリシー=エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半33分:マルシオ・モッソーロ)、ソネル・アイドードゥ、エルジェロ・エリア(後半15分:リアド・バジッチ)=ロビーニョ(後半15分:ステファノ・ナポレオニ)



ガラタサライの秘策は4人の壁(ファナティック紙 19. 5. 3)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライの首脳陣は、ディフェンスでのクリスチャン・ルインダマとマルカオ、中盤でのライアン・ドンクとフェルナンドでもって、ベシクタシュをペナルティエリアから離れたところで押え込んでしまうことを考えている。この場合は、バディ・ンディアエとユネス・ベランダの内1人は控えに回ることになる。

 ガラタサライは、昨日、報道陣に公開で練習を行ったが、戦術練習は、直近の2日間に回した。チームとは離れて、ランニングを行っていたマルカオだが、ほぼベシクタシュ戦には間に合うと考えられている。このビッグマッチで、ストッパーにクリスチャン・ルインダマとマルカオのコンビを復活させるつもりでいるファーティフ・テリム監督は、中盤は、ライアン・ドンクとフェルナンドの2人をピッチに送り、ベシクタシュに、真ん中で4人の壁を作り挑もうとしている。

                 マルティン・リネス、復帰

 この場合は、ンディアエとユネス・ベランダの内1人は控えに回ることになる。ガラタサライが、昨季、優勝したとき、テュルク・テレコム・アリーナでゴールを浴びずに、2:0で勝ったバシャクシェヒル・スポル戦とベシクタシュ戦は、中盤を、ライアン・ドンクとフェルナンドの2人が起用された。先週、トルコ杯で、新マラテヤ・スポルを2:5でくだした際は、ライアン・ドンクとフェルナンド、ンディアエを中盤で一緒にプレーさせた。また、コンヤでは休ませたマルティン・リネスが、マリアーノ・フィーリョに替わりピッチに立つものと考えられている。



フェネルバフチェ、ストッパーにセルダル・アズィズとメフメット・トパル(ファナティック紙 19. 5. 2)

セルダル・アズィズ(フォトマッチ紙) メフメット・トパル(ファナティック紙) エルスン・ヤナル監督(フォトマッチ紙)  故障と出場停止で、ストッパーの起用に頭を抱えているエルスン・ヤナル監督は、カスムパシャ戦には、セルダル・アズィズとメフメット・トパルを起用する考えである。セルダル・アズィズは故障が癒え、また、2日の休養をとったメフメット・トパルは、試合に間に合うと考えられている。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、カスムパシャ戦を前にして起こったストッパーの危機を乗り越えるために頑張っている。同監督は、徐々に起用メンバーを作り上げ始めている。答えが欲しいストッパーに、誰を持ってくるのか? 故障者出場停止の選手が多いため、同監督は、メフメット・トパルをストッパーに持ってくるものと思われる。セルダル・アズィズは恢復したため、出場可能だと考えられている。

                 2月8日以後、出場はなし

 トラブゾン・スポル戦で軽い故障を発生させたため、2日間の休養を取り、練習には加わっていなかったメフメット・トパルは、試合のある土曜日までには準備ができていると言われている。だが、メフメット・トパルに問題が出たならば、セルダル・アズィズと並ぶのは、2月8日以後、出場していないロマン・ノイシュテッターに出場の機会が与えられるだろう。ロシア人選手ロマン・ノイシュテッターは、一番最後は、フェネルバフチェが、アウェーでカイセリ・スポルに1:0で敗れた試合の先発メンバーに名を連ねていた。

                 アンドレ・アイェウは控えに、ヴィクター・モーゼスが先発に

 また、同監督は、トラブゾン・スポル戦でいいサッカーを見せることができなかったと批判に晒されたアンドレ・アイェウに替えて、土曜日に行われるカスムパシャ戦の中盤のサイドには、ヴィクター・モーゼスとナビル・ディラルの起用がなされることは間違いなかろう。高度なプレーを見せ、トラブゾン・スポル戦ではチームを救ったフランス人スター選手マシュー・ヴァルブエナは、90分間の進行具合に応じて、攻撃のためのスーパーサブとして使われると考えられている。



ベシクタシュ、ダービーマッチに備えて戦術練習(TRT 19. 5. 1)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙)  ベシクタシュは、ガラタサライとのダービーマッチに備えての準備を続けている。シェノル・ギュネシュ監督は、難しいダービーマッチを前にして、戦術練習に重きを置いている。

 ベシクタシュでは、一斉にガラタサライ戦に目が向けられている。戦術練習を重点的に行っているベシクタシュは、シェノル・ギュネシュ監督が、この試合に臨む中盤の構成を、まだ確定していない。同監督は、左右のサイドに配置する選手については、週末には決断を下すことになる。イェレマイン・レンスが、最近見せているプレーを気に入っている同監督は、守備に貢献したり、闘争力を、かなり評価しているのだ。リカルド・クアレスマのフィジカル面が、他の選手レヴェルに上がったとしても、イェレマイン・レンスの方が出場の機会により近いと考えられる。左サイドには、ギュヴェン・ヤルチュン、アデム・リャイッチ、香川を試している同監督は、これらの選手からはディフェンスへの貢献力というものを得られないでいる。アドリアーノ・コッレイラの恢復は、左サイドの起用法についてのオプションが増えてきた。アドリアーノ・コッレイラが、フィジカル面で大丈夫と見られれば、ジャネル・エルキンとアドリアーノ・コッレイラを前後に並べるということもありうることだ。チーム内で、唯一不安を抱えるのがガリー・メデルだ。メディカルスタッフは、チリ人選手ガリー・メデルが、ダービーマッチに間に合うように努めているところだ。ガリー・メデルが、ガラタサライ戦ではチームに加わっていることができるよう、間断なく治療が続けられているということだ。



コンヤ・スポル 0:0 ガラタサライ(NTV+ハベル・テュルク紙補綴 19. 4.30)

ユネス・ベランダ(左)モリケ・フォファナ(右)(コンヤ・スポル公式HP) ムバエ・ジャッネ(左)ファロウ・ジャッネ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、首位を目指して臨んだ試合で、コンヤ・スポルと0:0で引き分けた。両者が、厳しいサッカーを見せたこの試合、ガラタサライは、効果的な攻めを見せていたにも拘わらず、相手ゴールを捉えるシュートを放つことが叶わなかった。

 ガラタサライは、コンヤ・スポルとのアウェー戦を戦い、勝つことができず、20週間ぶりの首位奪回の機会を活かすことができなかった。0:0。バシャクシェヒル・スポルが、ギョズテペに負けた節で、首位に立つ大きなチャンスを掴んだガラタサライだったが、相手の厳しいサッカーに対し、枠を捉えることに苦しみ、結局、勝ち点1のみを得たに留まった。
 試合は、両者の激しい攻防で始まった。ディフェンス面の安全を重視した前半、コンヤ・スポルも、ガラタサライも、枠を捉えるシュートを放つことができなかった。この試合の最初の枠を捉えたシュートというのは、後半16分、ヤタバレから生まれた。ただ、そのヤタバレのロングシュートも、GKムスレラがキャッチしてしまった。その4分後、ユネス・ベランダのスルーパスに反応したムバエ・ジャッネが、GKセルカン・クルントゥルと1対1となったが、放ったシュートは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、ヘンリー・オニェクルとユネス・ベランダを下げ、替わりにエムレ・アクババとコンスタンティノス・ミトログルを入れた。ガラタサライが、この2選手を投入後、動きに活性化が見られたが、求めていたゴールをあげるまでには至らず、試合は0:0のまま終わった。試合を通じて、ガラタサライの選手が、枠を捉えるシュートを打てなかったのに、注目が集まった一番でもあった。
 この結果、ガラタサライは勝ち点を60に伸ばし、バシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を 2と縮めた。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、ウーウル・デミロク、ファロウ・ジャッネ、レオナルド・ズータ=ジャン・ジョンソン、マルコ・ジェヴトヴィッチ=オメル・アリ・シャヒネル(後半31分:アミル・ハジャフメトヴィッチ)、デニ・ミロセヴィッチ、モリケ・フォファナ(後半45分:パオロ・フルタド)=ムスタファ・ヤタバレ(後半28分:アディス・ヤホヴィッチ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、ライアン・ドンク、長友佑都=バドゥ・ンディアエ(後半34分:セルチュク・イナン)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ(後半30分:エムレ・アクババ)、ヘンリー・オニェクル(後半30分:コンスタンティノス・ミトログル)=ムバエ・ジャッネ



ベシクタシュ vs アンカラ・グジュ(ベイン・スポル+TRT補綴 19. 4.29)

ハディ・サッコ(左)ドルクハン・トコズ(右)(ベシクタシュ公式HP) ブラク・ユルマズ(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグで、ベシクタシュが、首位のバシャクシェヒル・スポルが勝ち点を失ったのを、大きく活用した。アンカラ・グジュを4:1で退けたベシクタシュは、ダービーマッチを前にして意気が上がったばかりか、首位との勝ち点差をまで縮めた。

 この試合に、いい始まり方をしたのは、アウェーのアンカラ・グジュの方だった。前半6分、ボイドからのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で受けたオージルが、強いシュートを放ったが、カリウスがゴールを許さなかった。同8分、トルコ・リーグ後半戦のベシクタシュを背負って立つブラク・ユルマズが舞台に上がった。ギュヴェン・ヤルチュンのパスを左サイドで受けたブラク・ユルマズは、相手選手をすり抜け、ペナルティエリアの外から、素晴らしいシュートを放つと、これが先制ゴールとなったのだ。ブラク・ユルマズは、12試合目で10ゴール目を記録したことになる。
 前半の残り時間では、アウェーのアンカラ・グジュが効果的な攻めを見せていた。カリウスは、パズダンやセルダルのシュートに対しゴールを許さず、チームを牽引した。後半8分、最近の試合で活躍のもう1人のゴールゲッターが舞台に上がった。その男は、自陣で奪い取ったボールを持ちドリブルで進み、ブラク・ユルマズにボールを出した。ブラク・ユルマズがセンタリングを入れると、アルタイ・バユンドゥルが、そのボールを叩くと、ボールはディフェンダーからこぼえ、そのこぼれ球を、その男ドマゴイ・ヴィダが、がら空きとなっていたゴールマウスに放り込んだのだった。これで、クロアチア人ストッパーであるドマゴイ・ヴィダは、ここ4試合で3ゴールを記録したことになる。2点目が入り楽になったベシクタシュは、同19分、アッティバ・ハッティンソンが倒されPKを獲得した。このPKをブラク・ユルマズが決め、自身11ゴール目を記録したばかりか、点差を3と広げた。
 アウェーのアンカラ・グジュは、同28分、ヴィデオ判定システム審判からの警告ののちPKを獲得した。このPKをボイドが蹴ると、カリウスが防いだ。GKからの跳ね返りのボールを大きくクリアしたかったドマゴイ・ヴィダが蹴ったボールは、キッツォウの前に転がった。だが、キッツォウの放ったシュートは、枠へではなく外に蹴り出してしまった。だが、PKが蹴られたとき、ドマゴイ・ヴィダが、ペナルティエリア内に入っていたとして、ハリル・ウムト・メレル主審は、再度、ヴィデオ判定システムで確認後、PKの蹴り直しを指示した。今度は、このPKをサッコが蹴り、これはゴールが決まったのだった。3:1。
 同36分、ベシクタシュにゴールが生まれた。ジャネル・エルキンのスローインののち、香川とパス交換をしながら左サイドからペナルティエリア内へと入り込んだアデム・リャイッチが、見事なループシュートを決めたのだった。4:1。
 残りの時間では、ベシクタシュが試合をコントロールして、4:1で勝った。これで、勝ち点を59に、首位との勝ち点差を3に縮め、ガラタサライとのダービーマッチを前に優勝争いに踏み留まっている。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ニコラス・イシミト・マリン、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=ドルクハン・トコズ、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半31分:リカルド・クアレスマ)、アデム・リャイッチ、ギュヴェン・ヤルチュン(後半19分:香川真司)=ブラク・ユルマズ(後半43分:アドリアーノ・コッレイラ)
【アンカラ・グジュ】アルタイ・バユンドゥル=ステロス・キッツォウ、アンテ・クルシッチ(後半20分:アリハン・クバラス)、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=セダト・アーチャイ(後半17分:ティボール・ムーラン)、ウィルフレード・モケ、ヘクター・カンテロス=ハディ・サッコ(後半38分:イルハン・パルラク)、デヴァー・オージル、ティレル・ボイド



フェネルバフチェ vs トラブゾン・スポル(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 19. 4.28)

ミハ・ザイッチ(前)マジド・ホセイニ(後)(フェネルバフチェ公式HP) ヒュセイン・テュルクメン(左)ロベルト・ソルダード(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグで、フェネルバフチェとトラブゾン・スポルが1:1で引き分けた。フェネルバフチェは、長時間に渡りリードをされた試合の最後のチャンスで、マシュー・ヴァルブエナがゴールを決めた。そして、ホームでのダービーマッチ連続不敗記録が続くことになった。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、トラブゾン・スポル戦の先発メンバーを5人替えて臨んだ。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合に、同監督は、先週のアランヤ・スポル戦とは、11人中5人を替えて臨んだ。アランヤ・スポル戦で先発メンバーに入っていた選手の内、累積警告で出場停止のイスマイル・キョイバシュ、故障を抱えるセルダル・アズィズは、登録メンバーに入ってなかったが、エリフ・エルマス、マシュー・ヴァルブエナ、トルガイ・アルスランは控えに回した。これらの選手の替わりとして、ハサン・アリ・カルドゥルム、サドゥク・チフトプナル、ミハ・ザイッチ、ジャイルソン・マルケス・シケイラ、ロベルト・ソルダードが先発メンバーに起用された。
 トルコ・リーグ第30節で、フェネルバフチェとのアウェー戦を戦ったトラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、先週の先発メンバーからは1人交替させた。新マラテヤ・スポルを2:1でくだした試合で先発メンバーとして起用されたカレブ・エクバンを、今週、故障を発生させたため、このフェネルバフチェ戦では控えに回した。そのカレブ・エクバンに替えて、フーゴ・ロダレガを先発メンバーとして送り出した。
 この試合、早々にトラブゾン・スポルは好機を掴んだ。開始僅か26秒、ロングスローで守備陣の裏を取り、ペナルティエリア内ゴール右斜め前でボールを得たフーゴ・ロダレガがシュートを放ったが、GKハルン・テキンがキャッチした。相手から奪い取ったボールでスピードに乗った攻撃で好機を掴んだトラブゾン・スポルは、同12分、ゴールに迫った。ユスフ・ヤズジュのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たロダレガがシュートを放つと、ボールはディフェンダーに当たり、GKハルン・テキンを驚かせ、ボールは上のバーに当たりピッチに跳ね返った。
 しかし、トラブゾン・スポルは、同16分に先制ゴールをあげた。ンワケメのパスを、ペナルティエリア・ライン手前でコントロールしたアブドゥルカディル・オミュルが、ユスフ・ヤズジュがペナルティエリア内で得られるように素晴らしいパスを出した。走り込んで来たユスフ・ヤズジュがシュートを放つと、アウェーのトラブゾン・スポルが先制した。トラブゾン・スポルは、前半の残りの時間、試合をうまくコントロールして、前半をリードをして終わった。
 後半、フェネルバフチェは、同点を目指して、相手ゴールにプレッシャーをかけていった。同16分、ロベルト・ソルダードが落としたボールを、マシュー・ヴァルブエナが強いシュートを放つと、バーを直撃してピッチに跳ね返った。カウンター攻撃に出るよう努めていたトラブゾン・スポルで、同26分、アブドゥルカディル・パルマクが、サドゥク・チフトプナルのチェックを受けピッチに倒れ込んだ。それを咎めて、ジュネイト・チャクル主審は、サドゥク・チフトプナルに、この日2枚目のイエローカードを出すと、フェネルバフチェは10人になってしまった。
 同34分、ソーサが蹴ったコーナーキックに、ファーサイドにいたンワケメが、絶好のタイミングでヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。同38分、エリフ・エルマスが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、GKが辛うじてコーナーキックに替えた。同42分、ハサン・アリ・カルドゥルムが、右足一閃、シュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルはコーナーキックに逃げた。同45分、マシュー・ヴァルブエナのスルーパスに反応して、GKと1対1となったナビル・ディラルが試みたループシュートは、僅かに枠を捉えることができず外に出て行ってしまった。同ロスタイム7分。フェネルバフチェが同点に追いついた。ペナルティエリアの外で得たフリーキックをマシュー・ヴァルブエナが蹴ると、センタリングかと見えたボールが、ダイレクトでゴールインしたのだった。1:1。この結果、フェネルバフチェは、今節を、勝ち点34で閉じ、一方のトラブゾン・スポルは5連勝に終わりを告げ、勝ち点は53となった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、サドゥク・チフトプナル、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、ジャイルソン・マルケス・シケイラ=ナビル・ディラル、ミハ・ザイッチ(後半11分:マシュー・ヴァルブエナ)、アンドレ・アイェウ(後半21分:エリフ・エルマス)=ロベルト・ソルダード
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク(後半ロスタイム2分:ザルゴ・トゥーレ)=アブドゥルカディル・オミュル(後半43分:オルジャイ・シャハン)、ユスフ・ヤズジュ(後半32分:カレブ・エクバン)、アンソニー・ンワケメ=フーゴ・ロダレガ



バシャクシェヒル・スポル 0:2 ギョズテペ(ベインスポル+ファナティック紙補綴 19. 4.27)

ジェローム(イエニ・シャファク紙) ヨアン・グーフラン(左)マフムト・テクデミル(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  ギョズテペが、アウェーでバシャクシェヒル・スポルをくだした。これで、トルコ・リーグの上位と下位が、一気に混とんとしてしまった。

 トルコ・リーグ第30節に首位で臨んだバシャクシェヒル・スポルが、ホームで、ギョズテペに0:2で敗れ、優勝争いで大きな痛手を被ってしまった。一方のギョズテペは、残留という目標達成を、残り4節に託すこととなった。
 この試合、早々に優位に立ったギョズテペが、開始僅か7分に先制した。セルダル・ギュラルの入れたセンタリングを、ティティが踵を使いパスを出すと、ジェロームが先制点を叩き出したのだった。バシャクシェヒル・スポルは、時間が経つと、同点ゴールを求めて負荷をかけていったが、ディフェンス面でミスを犯さないギョズテペは、前半を0:1とリードを保ったまま終わった。前半45分には、エディン・ヴィスチャのゴールが決まったかに見えたが、ヴィデオ判定システムで確認後、その前にオフサイドがあったとして、ゴールとはカウントされなかった。
 後半に入りスピードアップしたバシャクシェヒル・スポルは、特にロビーニョが同点ゴールに迫ったとしても、ベトがゴール前に立ちはだかった。同40分、セルダル・タシュジュから奪い取ったボールを、ゴールエリアまで持ち込んだデニズ・カダーが、狙い澄ましたシュートを放つと、これが決まり、この試合のスコアを決したのだった。0:2。
 この結果、勝ち点は62に留まったバシャクシェヒル・スポルは、優勝争いに痛手を被ることになった。勝ち点を30に伸ばしたギョズテペは、残留に向けて重要な一歩を踏み出すことになった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、セルダル・タシュジュ、マフムト・テクデミル、ガエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半26分:リアド・バジッチ)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半12分:ステファノ・ナポレオニ)、エルジェロ・エリア(後半23分:エマニュエル・アデバヨール)=ロビーニョ
【ギョズテペ】ベト=タイフル・ビンギョル、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=アンドレ・カストロ、アンドレ・ポコ=ハリル・アクブナル(後半26分:ヨアン・グーフラン)、デニズ・カダー、セルダル・ギュレル(後半ロスタイム2分:アルパスラン・オズテュルク)=カメロン・ジェローム(後半35分:セルソ・ボルゲス)



新マラテヤ・スポル 2:5 ガラタサライ(ファナティック紙+ミリエット紙補綴 19. 4.26)

マルティン・リネス(フォトマッチ紙) ビュレント・ジェヴァヒル(左)マリアーノ・フィーリョ(右)(フォトマッチ紙)  トルコ杯準決勝、ガラタサライは、第1戦で0:0の引き分けに終わった相手新マラテヤ・スポルを2:5でくだし、決勝でアクヒサル・スポルとまみえることになった。

 ガラタサライが、トルコ杯準決勝第2戦で、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。第1戦の0:0という結果を受けて行われた第2戦では、怒涛の如き暴れ方をしたガラタサライが2:5で制し、決勝でアクヒサル・スポルの相手と定まった。ガラタサライを決勝へと導いたゴールは、マルティン・リネス、ヘンリー・オニェクル(2)、ソフィアン・フェグリ、コンスタンティノス・ミトログルがあげた。一方の新マラテヤ・スポルのゴールは、アレクシッチとミナのあげたものだった。
 この結果、ガラタサライは、トルコ杯で23回目の決勝進出となった。ここまでの22回の決勝進出では、17回、優勝を遂げている。ガラタサライの17回優勝は、トルコ杯を制覇した最多回数を記録している。

                 試合経過

 前半5分、ヘンリー・オニェクルとの間で行った壁パスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で受けたマルティン・リネスがシュートを放つと、ボールは、ファーサイドのゴール隅に突き刺さった。0:1。
 同23分、ソフィアン・フェグリのセンタリングにジャッネが触れると、ボールは転がりながら枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同28分、ペナルティエリアの外でボールを得たカマラが強いシュートを放つと、GKムスレラがコーナーキックに替えた。
 同39分、ペナルティエリアの外でボールを得たソフィアン・フェグリが、ロングシュートを試みると、ボールは、新マラテヤ・スポルのゴールネットに突き刺さった。0:2。
 同ロスタイム7分、右サイドからチェバケがフリーキックを蹴ると、ガラタサライのペナルティエリア内で、ミナがヘッドで落とそうとしたボールが、クリスチャン・ルインダマの手に当たった。アルペル・ウルソイ主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、ピッチサイドに行き、映像確認を行い、PKを指示した。そして、このPKをアレクシッチが決めたのだった。1:2。
 後半13分、ンディアエが相手守備陣の裏へと放り込んだボールに反応して、ヘンリー・オニェクルが動き出した。ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、前に出て来ていたGKファルノレをかわしたヘンリー・オニェクルは、がら空きとなったゴールマウスに向かいシュートを放ち、これが決まった。1:3。
 同28分、スピードに乗った攻撃で、中盤からペナルティエリア内までボールを持ち込み、GKファルノレと1対1となったヘンリー・オニェクルが強いシュートを放つと、ボールは、新マラテヤ・スポルのゴールネットに収まった。1:4。
 同38分、ンディアエからのパスを、ペナルティエリア内で受けたセルチュク・イナンが、がら空きとなっていたゴールマウス正面にいたコンスタンティノス・ミトログルにボールを出すと、コンスタンティノス・ミトログルは、ボールを整えたあと、そのゴールマウスに放り込んだのだった。1:5。
 同43分、アレクシッチが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れたのに対し、いいジャンプを見せたミナがヘッドで合わせると、ボールはゴールポストに当たりゴールインした。2:5。
 そして、この試合、ガラタサライが2:5とリードしたまま終わった。この結果、新マラテヤ・スポルをふるい落としたガラタサライが、トルコ杯の決勝戦に進出したのだった。

【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=イッサム・チェバケ、アルトゥーロ・ミナ、ムラト・アクチャ、ビュレント・ジェヴァヒル=ムラト・ユルドゥルム(後半21分:アフメド・イルディズ)、ミッチェル・ドナルド=ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス、アデム・ブユック(後半21分:オメル・シシマノウル)=アブバカル・カマラ(後半31分:エレン・トズル)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ(前半33分:セルチュク・イナン)、クリスチャン・ルインダマ、マルティン・リネス=ライアン・ドンク、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半31分:エムレ・アクババ)、バドゥ・ンディアエ、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ(後半35分:コンスタンティノス・ミトログル)



トルコ杯最初のファイナリストはアクヒサル・スポル(NTV 19. 4.25)

ソコル・チカレシを讃える(アクヒサル・スポル公式Twitter) ヴルサジェヴィッチ(左)バハドゥル・タシュデレン(右)(アクヒサル・スポル公式インスタグラム)  トルコ杯最初のファイナリストはアクヒサル・スポルと定まった。

 アクヒサル・スポルが、アウェーで戦った第1戦では0:1でくだした相手トルコ・リーグ2部所属のウムラニエ・スポルを、ホームでも同じスコアでくだし、最初のファイナリストとして、その名を刻んだ。アクヒサル・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半36分、ソコル・チカレシがもたらしたものだった。これで、アルバニア人選手ソコル・チカレシは、今季、アクヒサル・スポルのユニフォームを着て3回ゴールを決めたことになる。昨季のトルコ杯優勝を誇るアクヒサル・スポルは、決勝では、ガラタサライと新マラテヤ・スポルの勝者と対戦する。

                 試合経過

 前半21分、アクヒサル・スポルがゴールに迫った。ビラル・クサからのパスを、ペナルティエリア内で受けたソコル・チカレシが、絶好の位置にいたバルボサに出した。そのバルボサの放ったシュートは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同28分、アクヒサル・スポルが得たフリーキックを、ビラル・クサが蹴り直接ゴールを狙ったが、GKブラク・オーウルが、これを防いだ。
 同36分、アクヒサル・スポルが先制した。アクヒサル・スポルが得たコーナーキックを、ウムラニエ・スポルのディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、ビラル・クサの前に転がると、ペナルティエリア・ライン手前から、そのビラル・クサが放ったシュートは、ソコル・チカレシへのパスとなった。ボールのコースに入っていたソコル・チカレシが、GKと1対1となったところから放ったシュートが、ウムラニエ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 前半は、アクヒサル・スポルが1:0とリードをして終わった。
 後半12分、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たアクヒサル・スポルのレガッティンの放ったシュートは、僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 同29分、ウムラニエ・スポルが、同点ゴールに迫った。ペナルティエリアの外ゴール左斜め前でボールを得たレアンドリーニョがシュートを放ったが、GKファーティフ・オズテュルクがコーナーキックに替えた。
 試合は、結局、スーパーリーグ所属のアクヒサル・スポルが1:0とリードを保って終わった。イスタンブルでの第1戦を0:1で勝っている、昨季の優勝者アクヒサル・スポルが、今季もまた最初のファイナリストに名乗りを上げたのだった。

【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=ゼキ・ヤウル(後半45分:エライ・アタセヴェン)、ミゲル・ロペス、ジャネル・オスマンパシャ、カディル・ケレシュ=アドゥリアン・レガッティン、アブドゥル・シッソッコ=アヴディージャ・ヴルサジェヴィッチ、ビラル・クサ(後半17分:セルジョーニョ)、ヘルダー・バルボサ=ソコル・チカレシ(後半31分:ジェレミー・ボキラ)
【ウムラニエ・スポル】ブラク・オーウル=アラーディン・オクムシュ、ティムール・テメルタシュ(後半31分:レヴィ・マディンダ)、タルク・テクダル、ヤシル・スバシュ=ムハッメド・ギョヌラチャル、セルカン・ギョクス(後半1分:エミルジャン・アルトゥンタシュ)=レアンドロ・バリオス、レジェプ・アイドゥン、バハドゥル・タシュデレン=アタベイ・チチェク(後半1分:アンドレアス・ヴァシロジャニス)



フェネルバフチェ、先発メンバーを変更(TRT 19. 4.24)

エルスン・ヤナル監督(アクシャム紙)  フェネルバフチェは、トラブゾン・スポル戦には、アランヤ・スポルで起用された顔ぶれとは異なる先発メンバーを起用することになる。

 フェネルバフチェは、トラブゾン・スポル戦の先発メンバーを若干いじる。アランヤ・スポル戦で、良くないプレーを目の当たりにしたエルスン・ヤナル監督は、幾人かの選手を控えに回すことになろう。調子の出ていないトルガイ・アルスランを控えに回すことが考えられ、ジャイルソンを先発メンバーに入れるものと看られる。エリフ・エルマスに替えては、練習では貪欲な動きを見せているミハ・ザイッチに出番が回ってくると考えられる。また、同監督は、アランヤ・スポル戦ではいいところを見せられなかったアンドレ・アイェウとミカエル・フレイに替えて、出場停止が解けるロベルト・ソルダードを使うことになろう。そして、出場停止が解けるもう1人、ハサン・アリ・カルドゥルムが先発メンバーに帰ってくる。ディフェンスでは、故障を抱えるセルダル・アズィズの替わりとしてサドゥク・チフトプナルが、マルティン・シュクルテルと並ぶことになる。また、マウリシオ・イスラの扱いについては、同監督は、まだ決めかねているところだ。



シワス・スポル 1:2 ベシクタシュ(イエニ・シャファク紙+ファナティック紙補綴 19. 4.23)

ギョクハン・ギョヌル(左)ハカン・アルスラン(右)(シワス・スポル公式HP) ブラク・ユルマズ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第29節最終試合で、シワス・スポルとのアウェー戦を1:2で制した。ベシクタシュは、ブラク・ユルマズが、後半42分にフリーキックを直接決めて、勝ち点3を獲得した。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第29節最終試合で、シワス・スポルとのアウェー戦を1:2で制し、首位を追走することとなった。

                 重要場面

 この試合、ベシクタシュが効果的な攻めを見せて始まったが、前半23分、ベシクタシュの攻撃で、ブラク・ユルマズが、マッティアス・ブジャルスマイヤーとのマッチアップのなか、ペナルティエリア内でピッチに倒れると、PKを求める声が上がった。だが、この試合のメテ・カルカヴァン主審は、試合の続行を命じた。その攻撃が続くなか、ベシクタシュが得たコーナーキックに合わせて、フランス人選手ニコラス・イシミト・マリンが放ったヘディングシュートがゴールに迫ったが、シワス・スポルのGKトルガハン・アジャルがゴールを割らせなかった。
 ベシクタシュは、求めていたゴールを、同31分、ドマゴイ・ヴィダが決めた。アデム・リャイッチの蹴ったコーナーキックに合わせて放ったニコラス・イシミト・マリンのシュートがバーを直撃して跳ね返ったところを、詰めていたドマゴイ・ヴィダがゴールを決め、ベシクタシュが0:1と先制したのだった。同35分、ホームのシワス・スポルがゴールに迫った。エムレ・クルンチが、ベシクタシュのディフェンスの裏に出した素晴らしいパスに反応して、瞬間、GKと1対1となったハカン・アルスランが、全くフリーになりながら、放ったシュートは枠を外れ傍らを抜けて行ってしまった。同41分、セルゲイ・リバルカが、ペナルティエリア内で、ドマゴイ・ヴィダとのマッチアップのなかピッチに倒れると、シワス・スポルの選手は、主審にPKを求める声を上げたが、メテ・カルカヴァン主審は続行を命じただけだった。
 ホームのシワス・スポルは、同45分、カウンター攻撃でディアバテが同点ゴールを決めた。スピードに乗った攻撃で、セルゲイ・リバルカのロングパスを、自陣で受けたディアバテは、スピードに乗って前へ進み、ペナルティエリア内へ入るや、ゴール右斜め前からシュートを放つと、ロリス・カリウスを捕らえたのだった。1:1。この試合の前半、イエローカードをもらったガリー・メデルは、次節のアンカラ・グジュ戦では、累積警告で出場停止となる。
 後半32分、ベシクタシュは、ブラク・ユルマズがゴールに迫った。ブラク・ユルマズがペナルティエリア内から放ったシュートは、トルガハン・アジャルがゴール前に仁王立ちとなったのだ。アデム・リャイッチが、右サイドから入れたセンタリングが、デルヴィン・ンディンガからこぼれ、そのこぼれ球がブラク・ユルマズがの前に転がった。ブラク・ユルマズはダイレクトでシュートを試みたが、際どいところで、トルガハン・アジャルが大きくクリアすることに成功した。
 この試合の結末をつけたのは、同43分、ブラク・ユルマズで、フリーキックを、直接ゴールに叩き込んだのだった。そして、ベシクタシュは、シワス・スポルとのアウェー戦で、勝ち点3を得たのだった。この結果、ベシクタシュは、勝ち点を56に伸ばし、一方のシワス・スポルは、勝ち点35に留まった。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=パウル・パップ、マッティアス・ブジャルスマイヤー、ダヴィッド・ブラズ、ウーウル・チフトシチ=ハカン・アルスラン、デルヴィン・ンディンガ(後半45分:アルーナ・コーネ)=ダグラス、セルゲイ・リバルカ(後半39分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、エムレ・クルンチ(後半45分:エルドーアン・イエシルユルトゥ)=フーセニ・ディアバテ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ニコラス・イシミト・マリン、ガリー・メデル(後半1分:ネジプ・ウイサル)=アッティバ・ハッティンソン、ドルクハン・トコズ=イェレマイン・レンス(後半42分:オウズハン・オズヤクプ)、香川真司(後半23分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アデム・リャイッチ=ブラク・ユルマズ



バシャクシェヒル・スポル 1:1 チャイクル・リゼ(ベイン・スポル+ヒュリエット紙補綴 19. 4.22)

エルジェロ・エリア(左)ムサ・チャーウラン(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ロビーニョ(左)マルワーヌ・サーダネ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第29節で、首位に立つバシャクシェヒル・スポルが、ホームでチャイクル・リゼと1:1で引き分け、優勝を目指す重要な節で勝ち点2を失った。

 この試合、始まるなり優位に立ったのは、チャイクル・リゼだったが、アウェーのチャイクル・リゼは、開始まだ1分というところで、ヴェダト・ムリキがゴールに迫った。アタマーのバックパスをカットしたヴェダト・ムリキが、狭い角度からシュートを放つと、ボールはサイドネットの外側に吸いこまれたのだった。プレッシャーをかけ続けるチャイクル・リゼは、サーダネとボルドリンがゴールを狙う好機を掴んだが、枠を捉えきれずに終わった。前半の半ば過ぎ以後、試合を支配するようになったバシャクシェヒル・スポルは、同37分、最大のチャンスを掴んだ。イルファン・ジャン・カフヴェジのスルーパスに反応してボールを得たエディン・ヴィスチャが、ダイレクトでシュートを放ったが、GKギョクハン・アッカンがゴールを許さなかった。
 前半は、結局、両者ともにスコアを変えるに至らず、0:0のまま終わった。
 後半は、バシャクシェヒル・スポルの方が、より試合をコントロールして始まったが、チャイクル・リゼの方も、ボールを奪うや速い攻撃で、効果的な攻めを試みた。同17分、チャイクル・リゼのゴールゲッターのヴェダト・ムリキがゴールを決めた。アブドラハ・ドゥラクのパスを受けたヴェダト・ムリキが、枠を捉える位置からシュートを試みると、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。ヴェダト・ムリキは、これが、今季の13ゴール目だった。このゴールのあと、チャイクル・リゼのペナルティエリア内で大きなプレッシャーをかけていったバシャクシェヒル・スポルが、同ロスタイム6分にPKを獲得した。ペナルティエリア内で、マフムト・ペクテミルがピッチに倒れたのを、ヴィデオ判定システムに確認に向かったヒュセイン・ギョチェク主審は、PKを指示した。ムサ・チャーウランのチェックで倒れたと判定したのだった。そして、このPKをエディン・ヴィスチャが決め、スコアを1:1とした。残りの時間では、スコアは変わらず、この大事な試合で、両者は勝ち点を分け合ったのだった。
 この結果、バシャクシェヒル・スポルの勝ち点は62に伸びたが、後ろを追走するガラタサライとの勝ち点差は3と縮まった。一方のチャイクル・リゼは勝ち点を38に伸ばした。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半23分:エマニュエル・アデバヨール)、マルシオ・モッソーロ(後半38分:リアド・バジッチ)、エルジェロ・エリア(後半27分:アルダ・トゥラン)=ロビーニョ
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=オケチュク・アズブイケ、アワズィエム・チドズィエ、マルワーヌ・サーダネ、ダリオ・メルニャク=ムサ・チャーウラン、アブドラハ・ドゥラク=ムスタファ・サイマク(後半38分:オルハン・オワジュクル)、フェルナンド・ボルドリン(後半ロスタイム7分:チュナル・タルハン)、アミヌ・ウマル(後半ロスタイム2分:プレジュス・ナクルマ)=ヴェダト・ムリキ



ガラタサライ 3:1 カイセリ・スポル(NTV+TRT補綴 19. 4.21)

レヴェント・ギュレン、ムバエ・ジャッネ、ティアゴ・ロペス(左から)(skor) 長友佑都(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、リードを許した試合で、カイセリ・スポルを3:1でくだした。首位追走するをガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、ムバエ・ジャッネ(2)と長友佑都がもたらした。

 優勝争いを続けるガラタサライが、カイセリ・スポルを失うものなく撃破した。一旦、リードを許した試合で、10人になった相手を3:1でくだしたガラタサライは、引き続き、首位のバシャクシェヒル・スポルを追走することになった。
 トルコ・リーグ第29節で、ガラタサライが、ホームにカイセリ・スポルを迎えた。
 テュルク・テレコム・アリーナで続いた均衡を破ったのは、前半15分、アルテム・クラヴェッツがゴールを決めたカイセリ・スポルの方だった。スピードに乗ったカイセリ・スポルの攻撃で、右サイドでボールを得たロペスが、ペナルティエリアの右サイドを深くえぐるパスを入れた。シェリーとともに、反応して動き出したンディアエが、まずボールに触れたにも拘わらず、危険を大きく回避できなかった。そのため、ボールを得てしまい、GKムスレラと1対1となったシェリーが、更にいい位置にいたクラヴェッツにボールを出した。そのクラヴェッツが、PKポイント辺りからシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。だが、早々にお返しをしたガラタサライは、その1分後にムバエ・ジャッネがゴールを決めた。フェルナンド・レゲスが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、GKルングが倒れ込みながら、これを防いだ。だが、跳ね返りのボールの位置に詰めていたムバエ・ジャッネがゴールを決めたのだった。1:1。
 同点になってから以後、カイセリ・スポルが、相次いで好機を掴んだが、ゴールを決められないでいると、ガラタサライの方がゴールを決めてしまった。同38分、ティアゴ・ロペスが、ペナルティエリア内で手でボールに触れたということで、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。アルダ・カルデシュレル主審はPKを指示して、そして、このPKを、ムバエ・ジャッネはミスを犯すことなくゴールを決めたのだった。2:1。
 10人になっていた相手に対し、前半ロスタイム、長友佑都がもう1点を決めた。マリアーノ・フィーリョの右サイドからのセンタリングに、ファーサイドに向かい動き出していた長友佑都がヘッドで合わたのだった。3:1。そして、前半は、ガラタサライが3:1とリードしたまま終わった。
 後半は、点差を縮めるために、リスクを冒し始めたカイセリ・スポルが、相手陣内でスペースを求めた。同28分、レヴェント・ギュレンが、左サイドからペナルティエリアへ向けて入れたセンタリングが、枠に向かって飛んで行ったが、バーを直撃するに留まった。跳ね返りのボールに反応したクラヴェッツがシュートを試みたが、シュートが弱く、フェルナンド・ムスレラの押さえるところとなった。
 残りの時間、スコア上のアドヴァンテージを守ったガラタサライが、試合を3:1で制し、首位のバシャクシェヒル・スポルの試合結果を待つことになった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、ライアン・ドンク、長友佑都=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半30分:エムレ・タシュデミル)、ユネス・ベランダ(後半30分:セルチュク・イナン)、エムレ・アクババ(後半17分:ユヌス・アクギュン)=ムバエ・ジャッネ
【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ティアゴ・ロペス、レヴェント・ギュレン、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、アレクサンドゥル・クッハー=クリスティアン・サプナル、ハサン・ヒュセイン・アジャル=デニズ・テュルチ(後ロスタイム4分:ハカン・チュタク)、チャロン・シェリー(後半37分:ビラル・バシャジュクオウル)、ウムト・ブルト=(後半4分:シルヴェストゥレ・ヴァレラ)アルテム・クラヴェッツ



カスムパシャ 1:1 ブルサ・スポル(ベイン・スポル 19. 4.20)

ストラヒル・ポポフ(左)ウムト・メラシュ(右)(ブルサ・スポル公式HP) アイタッチ・カラ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、バルシュ・ヤルドゥルムジュ(左から)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第29節開幕試合で、カスムパシャとブルサ・スポルが、お互いにゴールを打ち合い、1:1で引き分け、勝ち点を分け合った。

 トルコ・リーグで、4試合連続負けてなかったところ、前節に、アウェーでアンタルヤ・スポルに1:0で敗れたカスムパシャが、ホームでブルサ・スポルと引き分け、上位5位に入るに重要な勝ち点2を失った。サメト・アイババ監督の後を受けブルサ・スポルの監督に就任したメスト・バッカルは、監督就任後2試合目で、勝ち点1を得るのに成功した。
 この試合の最初の好機は、アウェーのブルサ・スポルが掴んだ。前半4分、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチのいいセンタリングを入ると、そのパスコースの絶好の位置にいたディアフラ・サッコが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは、GKラマザン・キョシェが両腕でコントロールした。同35分、相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応して動き出したトレゼゲが、左サイドからボールをコントロールして内へと切り返し、枠を捉える位置からファーサイドへ向けシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半14分、カスムパシャが、トレゼゲのゴールで、ブルサ・スポルに対し先制した。1:0。カリム・ハフェスのパスに対し、走り込んで来てとってもいいシュートを放ったトレゼゲは、これで、今季9ゴール目を、ブルサ・スポルに叩き込んだのだった。同23分、ホームのカスムパシャは、ハリス・ハジュラディノヴィッチにより、とってもゴールに迫った。ハリス・ハジュラディノヴィッチが蹴ったコーナーキックは、直接ゴールを狙ったものだったが、GKオカンが際どいところでパンチングで防いだのだった。同36分、アイタッチ・カラがPKを決め、スコアを1:1とした。ブルサ・スポルのフルカン・ソヤルプが、GKスクフェットにより、ペナルティエリア内で倒されたのだった。この試合を裁いたヤシャル・ケマル・ウーウルル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示したのだった。残りの時間では、他のゴールは生まれず、試合は1:1で引き分けとなった。
 この結果、カスムパシャは、勝ち点を38に伸ばし、下位からの脱出の戦いを続けるブルサ・スポルは、勝ち点を29に伸ばした。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ(前半28分:シモーネ・スクフェット)=ストラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ジョスア・サ、オリヴィエ・ヴェニョー=タルカン・セルベスト、ダヴィド・パヴェルカ=トレゼゲ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半44分:オズギュル・チェク)、カリム・ハフェス(後半31分:イルハン・デペ)=スティペ・ペリーチェ
【ブルサ・スポル】オカン・コジュク=バルシュ・ヤルドゥルムジュ(後半45分:アブドゥラヒ・シェフ)、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ウムト・メラシュ=アンリ・セーヴ、アイタッチ・カラ=ユスフ・エルドーアン(後半21分:トゥナイ・トルン)、アラーノ・リマ(後半30分:フルカン・ソヤルプ)、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=ディアフラ・サッコ



シェノル・ギュネシュ監督、ディフェンス陣に関心を向ける(TRT 19. 4.19)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  首位を窺うベシクタシュでは、戦術練習が、全速力で続けられている。シェノル・ギュネシュ監督は、チームのディフェンス力向上に努めている。

 ベシクタシュは、シワス・スポルと戦う厳しいアウェー戦に、目が向けられている。シェノル・ギュネシュ監督は、練習では、ディフェンスラインに注視をしている。同監督は、連勝が続き、トルコ・リーグで息を吹き返したチームのディフェンス面には満足していないのだ。トルコ・リーグの後半に入り負けていないベシクタシュは、その間、14ゴールを浴びている。今季全体では、ここまでのトルコ・リーグ28試合で37ゴールを浴びているのだ。練習中、プレーをしばしば止め、同監督は、「ボールが相手にあるとき、チームとしてのポジショニングを取れ、そして、相手にプレスをかけていけ」と言っているということだ。ジャネル・エルキンが出場停止、アドリアーノ・コッレイラは、未だ準備不足ということで、左サイドバックにはガリー・メデルを、同監督は起用することを考えている。右サイドバックにはギョクハン・ギョヌル、ストッパーの2人は、ドマゴイ・ヴィダとニコラス・イシミト・マリンになるだろう。ボランチには、アッティバ・ハッティンソンとドルクハン・トコズ、トップ下には香川真司、右サイドはイェレマイン・レンス、左サイドにはアデム・リャイッチを起用するものと考えられる。そして、トップには、トルコ・リーグで最も好調なブラク・ユルマズが入るだろう。



ガラタサライ、無理からにローテーション(TRT 19. 4.18)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、カイセリ・スポル戦で無理からに選手変更をせねばならない。エムレ・アクババ、長友、コンスタンティノス・ミトログルに先発メンバー入りの機会を与えることを考えている同監督は、ユヌス・アクギュンにも用意をしておくことを求めている。

 ガラタサライでは、トルコ・リーグ第29節のカイセリ・スポル戦に目が向けられている。最後の6節は、取りこぼしなしで進むことを目標と掲げる同監督は、このカイセリ・スポル戦で選手編成を無理からにいじらざるを得なくなっている。セミフ・カヤとソフィアン・フェグリの故障は続いている上に、ヘンリー・オニェクルとクリスチャン・ルインダマが出場停止なのだ。左サイドにはエムレ・アクババの起用を考えている同監督は、右サイドにはユヌス・アクギュンに用意をしておくことを求めている。出場停止の解けるマルカオは出場することになろう。故障の癒えた長友は、カイセリ・スポル戦では先発メンバーに入ることと考えられる。同監督は、マルティン・リネスを右サイドに回し、マリアーノ・フィーリョを、その前に持ってくることも考えている。FWにも変更を加えるものと思われる同監督は、ムバエ・ジャッネに替えてコンスタンティノス・ミトログルに出場の機会を与えることになるものと思われる。



フェネルバフチェ、FWが不透明(TRT 19. 4.17)

アンドレ・アイェウ(ファナティック紙) ミカエル・フレイ(ファナティック紙) エルスン・ヤナル監督(ベインスポル)  フェネルバフチェは、アランヤ・スポル戦を前に、FWが決まらない。エルスン・ヤナル監督は、出場停止のロベルト・ソルダードの替わりとしてアンドレ・アイェウを起用することを考えているが、チーム練習で注目を集めていたミカエル・フレイも出場の機会を伺っている。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、ガラタサライ戦でイエローカードをもらい、累積警告で出場停止となるロベルト・ソルダードを欠くことで、その替わりの選手起用の選択を考え込んでいる。
 出場の機会を得るに一番近い位置にいるのはアンドレ・アイェウだ。ガーナ人選手のアンドレ・アイェウを、この領域で使ってきた同監督は、それに似た選択をすることが考えられる。
 故障が癒え、チーム練習に合流を始めたミカエル・フレイは、アランヤ・スポル戦の遠征メンバー入りするものと考えられている。インターナショナル・マッチデイを利用して、ヘルニアの手術を受けたスイス人選手ミカエル・フレイの、最近の練習時のプレーを、首脳陣は歓迎している。意欲と放ったゴールで注目を集めたミカエル・フレイが、同監督のもう1つの選択肢なのだ。24歳になったミカエル・フレイの動きを、今週観察することにしている同監督は、状態によっては、ミカエル・フレイの起用もありうることだ。



エルズルム市役所スポル 2:1 アクヒサル・スポル(サバハ紙 19. 4.16)

イブラヒム・アクダー(ベインスポル) ガブリエル・オベルタン(左)ジャネル・オスマンパシャ(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第28節最終試合で、エルズルム市役所スポルが、ホームで、アクヒサル・スポルを2:1でくだした。

 エルズルム市役所スポルが、トルコ・リーグ第28節で、ホームに迎えたアクヒサル・スポルを、イブラヒム・アクダーとジル・スヌのゴールで2:1でくだし、降格争いのなか、大きな勝ち点3を獲得した。この結果、ホームのエルズルム市役所スポルは勝ち点を25に伸ばしたが、最下位のアクヒサル・スポルは勝ち点24に留まった。

                 試合経過

 前半4分、アウェーのアクヒサル・スポルが、速い攻撃で、エルズルム市役所スポルのゴールに迫った。ペナルティエリアの手前でボールを得たギュライ・ヴラルが、強いシュートを放ったが、GKセヒッチが、ボールを外に出した。
 同21分、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たボキラが放ったシュートは、GKセヒッチがコントロールしてしまった。
 同26分、エルズルム市役所スポルの攻撃で、エドゥオクが、ペナルティエリア手前からかなり強烈なシュートを放ったが、ボールは枠の上を越えて外に出て行った。
 同31分、ボキラからパスを受けたアイクトが、ペナルティエリアの外からシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることはなかった。
 同43分、エルズルム市役所スポルが、ゴールにとっても迫った。エドゥオクがコーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内で、スヌがヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを僅かに逸れ外に出て行ってしまった。
 そして、前半は、0:0と同点のまま終わった。
 後半3分、中盤でボールを得たマヌが、ペナルティエリア手前で2人の選手をフェイントでかわし、GKと1対1となった。そして、マヌがシュートを放ったが、セヒッチはゴールを許さなかった。
 同11分、ホームのエルズルム市役所スポルが、ゴールに、とっても迫った。右サイドからボールを持ち込んだエドゥオクが、GKと1対1となったところから放ったシュートは、GKルカチが足で防いだ。
 同15分、アクヒサル・スポルが先制した。左サイドでゴールライン際まで持ち込んだギュライ・ヴラルがグランダーのセンタリングを入れると、マヌが、ファーサイドでゴールを決めたのだった。0:1。
 同28分、エルズルム市役所スポルが同点に追いついた。速い攻撃で、左サイドからエムラー・バシャンがセンタリングを入れると、それに合わせたイブラヒム・アクダーが、アクヒサル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同32分、エルズルム市役所スポルが勝ち越し点を入れた。右サイドからエムラー・バシャンがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたスヌがヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。2:1。
 同37分、中盤でボールを得たバルボサが、ロングシュートを試みたが、GKスヒッチが押さえた。
 試合は、結局、ホームのエルズルム市役所スポルが、2:1とリードを保ったまま終わりとなった。

【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=トルガ・ウンリュ、ピエール・カンストゥルプ、レオ・シェヴェヒレン、ハカン・アルスラン=タイラン・アンタルヤル、ムサ・コーネ(後半21分:イブラヒム・アクダー)=ジル・スヌ、ガブリエル・オベルタン、サムエル・エドゥオク(後半45分:ジャスミン・シュク)=クリスティアン・オプセト(後半15分:エムラー・バシャン)
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカク=ゼキ・ヤウル、エディン・コカレチ、ジャネル・オスマンパシャ、カディル・ケレシュ=セルジョーニョ、ラジコ・ロットマン=ギュライ・ギュンドードゥ(後半25分:バルボサ)、アイクト・チェヴィケル(後半37分:ビラル・クサ)、エルヴィス・マヌ=ジェレミー・ボキラ(後半37分:ソコル・チカレシ)



フェネルバフチェ 1:1 ガラタサライ(イエニ・シャファク紙 19. 4.15)

エリフ・エルマス、マルティン・リネス、メフメット・トパル(左から)(フォトマッチ紙) マシュー・ヴァルブエナ(左)マリアーノ・フィーリョ(右)(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェとガラタサライが、トルコ・リーグ第28節でカドゥキョイで対峙した。フェネルバフチェが、前半42分に10人になってしまったこの試合、ヘンリー・オニェクルとエリフ・エルマスのゴールで、1:1で引き分けた。

 トルコ・リーグのフェネルバフチェとガラタサライとのダービーマッチは、1:1で終わった。この結果、首位に立つバシャクシェヒル・スポルとガラタサライとの勝ち点差は5に縮まった。

                 重要な時間帯

 この試合の前半、両者ともに優位を確立しえず、試合は、中盤でのせめぎ合いで推移した。
 フェネルバフチェが、前半で枠を捉えた初めてのシュートを放ったのが同25分だったのに対し、ガラタサライは、1本も枠を捉えるシュートを打てなかった。ただ、同42分に、突然、その時がやって来た。フェネルバフチェのディフェンスの裏に放り込まれたロングボールに反応して動き出したジャッネが、ハサン・アリ・カルドゥルムにより倒された。アリ・パラブユク主審は、最初は、ハサン・アリ・カルドゥルムにイエローカードを出したが、ヴィデオ判定システムからの警告で確認に入った同主審は、決定を翻し、ハサン・アリ・カルドゥルムにダイレクトでレッドカードを出し、退場処分とした。
 後半に入るにあたり、ガラタサライは、ユネス・ベランダに替えてエムレ・アクババを入れて臨んだ。この結果、チャンスを掴むようになったガラタサライは、まずマルティン・リネスのシュートがバーに嫌われるということが起こった。
 同21分には、ソフィアン・フェグリのセンタリングにヘンリー・オニェクルが合わせゴールが決まった。ヘンリー・オニェクルは、これで、今季12ゴール目で、これで、今季ガラタサライ内の得点王に名乗りを上げた。
 だが、ガラタサライのリードは、4分しかもたなかった。同25分、ソフィアン・フェグリが奪われたボールを、ナビル・ディラルが内へと入れた。ロベルト・ソルダードがスルーしたボールで、エリフ・エルマスが同点ゴールを決めたのだった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、試合は1:1で終わりを迎えた。
 これで、フェネルバフチェとのアウェー戦でのダービーマッチに勝てないのが20年にも達したガラタサライは、バシャクシェヒル・スポルが星を落とした節のアドヴァンテージを生かせないながらも、勝ち点を56に伸ばした。フェネルバフチェの勝ち点は32だ。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ナビル・ディラル、マルティン・シュクルテル、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、トルガイ・アルスラン(後半15分:ジャイルソン)=ヴィクター・モーゼス(後半ロスタイム2分:アルペル・ポトゥク)、エリフ・エルマス、マシュー・ヴァルブエナ(後半36分:イスマイル・キョイバシュ)=ロベルト・ソルダード
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、セミフ・カヤ、マルティン・リネス=フェルナンド・レゲス、バドゥ・ンディアエ(後半33分:シナン・ギュムシュ)=ソフィアン・フェグリ(後半39分:コンスタンティノス・ミトログル)、ユネス・ベランダ(後半1分:エムレ・アクババ)、ヘンリー・オニェクル=ムバエ・ジャッネ



ベシクタシュ vs バシャクシェヒル・スポル(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 19. 4.14)

ブラク・ユルマズ(ベシクタシュ公式HP) ガエル・クリシー、香川、マフムト・テクデミル(左から)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグで優勝争いに関わる試合で、首位から離されたくないベシクタシュが、2019年に入ってからの第11試合目を取りこぼすことなく、首位のバシャクシェヒル・スポルを2:1でくだし、勝ち点差を8に縮めた。

 試合開始より、右サイドから効果的な攻めを見せたのは、アウェーのバシャクシェヒル・スポルだった。ベシクタシュが好機を作り出すのに苦しんでいる時間帯で、エディン・ヴィスチャに集められたボールで効果的な攻めを展開したバシャクシェヒル・スポルが、前半22分に、とってもゴールに迫った。カイサラのフリースローのあと、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだロビーニョが、イシミト・マリンをすり抜け、ボールをエディン・ヴィスチャに出した。エディン・ヴィスチャが走り込んで来てシュートを放ったが、ボールがGKカリウスより跳ね返ったところで、大きくクリアされてしまった。ドイツ人GKカリウスは、これに続いて3回連続、いいセーヴィングを見せた。
 同35分、バシャクシェヒル・スポルが、記憶に残る素晴らしいゴールシーンの1つになるようなゴールが決まり先制した。メルト・ギュノクが、ペナルティエリアから出したロングボールに追いついたエディン・ヴィスチャが、右サイドからゴールライン際まで持ち込み、内へと見事なパスを入れた。走り込んで来たロビーニョが、軽く触れると、ボールはベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。トルコ・リーグのアシスト王エディン・ヴィスチャは、これで13アシスト目をあげたことになり、一方のロビーニョは、これで11ゴール目を記録した。
 このゴールのあと、セットプレーから効果的な攻めを見せ始めたベシクタシュは、同42分、同点に追いついた。アデム・リャイッチが蹴った右コーナーキックに、ニアサイドで、ギョクハン・ギョヌルがヘッドで合わせると、メルト・ギュノクから跳ね返り、そのボールの仕上げを、アッティバ・ハッティンソンが行うと、ボールはバシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。4ゴール目を記録したカナダ人選手アッティバ・ハッティンソンは、その内の3つのゴールは、コーナーキックからのボールによるものだ。
 後半は、両者拮抗した戦いで始まった。ただ、そういったなか、ベシクタシュが、勝ち越すことに成功した。同7分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドからのセンタリングに、ペナルティエリア内で、イェレマイン・レンスが、踵を使い、ボールをブラク・ユルマズに預けた。そのブラク・ユルマズが、PKポイントのところからダイレクトで狙い澄ましたシュートを放つと、これが決まったのだった。2:1。ベシクタシュのユニフォームを着ての8ゴール目を決めたブラク・ユルマズは、これで4試合連続のゴールとなった。
 このゴールのあと、バシャクシェヒル・スポルは、中盤でボールを奪われるようになった。これを生かして、ベシクタシュは、速い攻撃で好機を作り出そうとしていた。
 この試合、残りの時間では、他のゴールは生まれず、試合は、2:1と、ベシクタシュがリードを保ったまま終わった。1309日ぶりに、バシャクシェヒル・スポルをくだしたベシクタシュは、これで、勝ち点を53に伸ばした。そして、2019年に入ってからの不敗記録を続けることになった。14試合ぶりに敗れたバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点61に留まった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ニコラス・イシミト・マリン、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル(後半16分:香川真司)、アッティバ・ハッティンソン、ドルクハン・トコズ=イェレマイン・レンス(後半39分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ブラク・ユルマズ(後半ロスタイム3分:サイル・ラリン)、アデム・リャイッチ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半20分:アルダ・トゥラン)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ、エルジェロ・エリア(後半27分:デンバ・バ)=ロビーニョ(後半42分:ステファノ・ナポレオニ)



ブルサ・スポル 0:1 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙+NTV補綴 19. 4.13)

ホセ・ソーサ(左)ユスフ・エルドーアン(右)(ブルサ・スポル公式HP) アブドゥルカディル・オミュルを讃えるユスフ・ヤズジュ(左)ンワケメ(下)(ハベル・テュルク紙)  ヨーロッパのカップ戦への出場権獲得を目指すトラブゾン・スポルが、重要なブルサ・スポルの壁をとりこぼすことなく乗り越えた。トラブゾン・スポルは、アブドゥルカディル・オミュルの素晴らしいゴールで、ブルサ・スポルをくだし、4連勝を遂げたが、一方、メスト・バッカルを新監督に迎えた初戦に臨んだブルサ・スポルは、降格圏の地獄の火をより近くに感じ始めることとなった。

 トルコ・リーグ第28節開幕試合で、ブルサ・スポルは、ホームにトラブゾン・スポルを迎えた。トラブゾン・スポルは、この難しいアウェー戦に0:1で勝ち、4連勝を遂げることになった。ホームのブルサ・スポルは、新監督メスト・バッカルとともに臨んだ初戦を落としてしまった。トラブゾン・スポルは勝ち点を49に伸ばしたのに対し、ブルサ・スポルは勝ち点29に留まった。

                ンワケメ、バーに掴まる

 この試合の前半、お互いに好機を掴んだ。同14分、トラブゾン・スポルがゴールに近づいた。右サイドでボールを得たホセ・ソーサが、PKポイントに向けセンタリングを入れると、いいジャンプをしたユスフ・ヤズジュがヘッドで合わせたが、ボールは、ファーサイドのサイドバーを僅かに逸れて外に出て行ってしまった。同19分、トラブゾン・スポルがフリーキックを得て、それを、ユスフ・ヤズジュが蹴ると、ボールは弧を描いて内へと入っていったところ、いいジャンプを見せたンワケメがヘッドで合わせると、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。

                トラブゾン・スポル、ゴールライン際からクリア

 同26分、スピードに乗ったブルサ・スポルの攻撃で、左サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだユスフ・エルドーアンが、いい位置にいたサッコにボールを預けた。サッコがシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルからこぼれた。こぼれ球を、トゥナイ・トルンが押し込もうとした。だが、トラブゾン・スポルのディフェンダーが、ゴールライン際からクリアした。同36分、ペナルティエリア・ライン辺りでセーヴからのパスを受けたアイタッチ・カラが枠を見据えた位置から強烈なシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられず外に出て行ってしまった。

                ビュレント・ユルドゥルム主審、一旦レッドカードを出し、イエローカードに替える

 同38分、おもしろいことが起こった。ビュレント・ユルドゥルム主審が、選手2人のせめぎ合いを見て、トラブゾン・スポルのホセ・ソーサに、イエローカードを出すところ、誤ってレッドカードを出してしまった。同主審は、カードの色に気がつくと、手でピッチサイドに合図を送り、レッドカードを取り消し、ポケットよりイエローカードを出し、ホセ・ソーサとブルサ・スポルのアイタッチ・カラに示した。そして、前半は、両者無得点のまま終わった。

                アブドゥルカディル・オミュル、見事なシュート、そして、ゴールを決めた

 後半に入るにあたり、トラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、オルジャイ・シャハンに替えてアブドゥルカディル・オミュルを投入した。同23分、トラブゾン・スポルが先制した。スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、左サイドでボールを得たンワケメが、ボールを、ブルサ・スポルのペナルティエリア手前にいたアブドゥルカディル・オミュルの前に出した。アブドゥルカディル・オミュルが走り込んで来て狙い澄ましたシュートを放つと、相手ゴール右隅のゴールネットに突き刺さった。0:1。

                ヴィデオ判定システムによりPK、だが、オカンがいた

 同34分、アブドゥルカディル・オミュルが、ペナルティエリア内でバッジの足で押されてピッチに倒れた。ビュレント・ユルドゥルム主審は続行を指示したが、ヴィデオ判定システム側から警告が発せられた。ヴィデオ判定システムに確認に向かった同主審は、その後、PKを指示した。だが、同36分に、ホセ・ソーサが蹴ったPKは、GKオカン・コチュックを越えることができなかった。ビュレント・ユルドゥルム主審は、ロスタイムを10分与えたが、スコアを守ったトラブゾン・スポルは、とっても大きな勝ち点 3を手にしたのだった。

【ブルサ・スポル】オカン・コジュク=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、エルトゥールル・エルソイ、オーレリアン・シェデュー、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ(後半33分:ウムト・ナイル)=トゥナイ・トルン(後半1分:アラーノ・リマ)、アンリ・セーヴ、ユスフ・エルドーアン=サッコ・ディアフラ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、ヒュセイン・テュルクメン、ルイス・イバネス=アブドゥルカディル・パルマク、ホセ・ソーサ=オルジャイ・シャハン(後半1分:アブドゥルカディル・オミュル)、ユスフ・ヤズジュ(後半44分:ザルゴ・トゥーレ)、アンソニー・ンワケメ=カレブ・エクバン(後半ロスタイム10分:フーゴ・ロダレガ)



フェネルバフチェ、先発メンバーが固まってきた(TRT 19. 4.12)

エルスン・ヤナル監督(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督の頭にある先発メンバーが、ほぼ明らかになってきた。メフメット・エキジが欠けた穴をミハ・ザイッチで埋めることを考えている同監督が、まだ決断していないのは、GKと左サイドハーフの2つだ。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督が考えているガラタサライとのダービーマッチでの先発メンバーが明らかになってきた。同監督が、一番考え込んでいるのがGKだ。 ここ数試合で、ハルン・テキンの見せたプレーを歓迎している同監督だが、ダービーマッチでの大きな経験を積んでいるヴォルカン・デミレルの名前が、先ず浮かんでくるのだ。
 ディフェンスは、マルティン・シュクルテル、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルムが出場するのは明確だろう。ここ数試合、調子を落としているが、マウリシオ・イスラも、先発メンバーに入るものと考えられる。
 中盤では、メフメット・トパルとトルガイ・アルスランの2人を崩すことは考えていない同監督は、この2選手の前に、出場停止のメフメット・エキジの替わりとしてミハ・ザイッチを起用することを考えている。また、左サイドで、最近、期待通りのプレーを見せることができていないヴィクター・モーゼスの扱いが頭を悩ます問題となっている。それにも拘わらず、ナイジェリア人選手ヴィクター・モーゼスを先発メンバーに起用することを考えている同監督は、マシュー・ヴァルブエナとアンドレ・アイェウを攻撃をかけるときの要員として、控えに置いておくことになろう。同監督のもう1つの考えは、右サイドバックにナビル・ディラルを起用して、両サイドに、ヴィクター・モーゼスとマシュー・ヴァルブエナを置くことだ。
 そして、センターフォワードにロベルト・ソルダードを置くのは間違いない。



エムレ・アクババに出場の機会(ファナティック紙 19. 4.11)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙) エムレ・アクババ(ファナティック紙)  ガラタサライで、新マラテヤ・スポル戦でいいプレーを見せたエムレ・アクババに出場の機会が出てきた。

 ファーティフ・テリム監督は、エムレ・アクババのプレーを歓迎していること、そして、エムレ・アクババの扱いについては、まだ決断に至っていないことが明らかになってきている。中盤で、ンディアエが戻って来ることから、選手の選択をしなければならない同監督は、先ずは、新マラテヤ・スポル戦でいいプレーを見せた1人フェルナンドと、出場停止が解けるンディアエをともに起用したいと考えていること、更に、前線にユネス・ベランダを起用しようと考えていることが明らかになってきている。
 前線の3人として、ヘンリー・オニェクル、ソフィアン・フェグリ、ジャッネが考えられている。しかし、ディフェンス面を考えて、ヘンリー・オニェクルに替えてエムレ・アクババを起用する可能性があることも判ってきている。
 また、他の選択肢として、フェルナンドを控えに回し、中盤を、ンディアエ、エムレ・アクババ、ユネス・ベランダの3人で形成することも考えられる。



マルカオの代替候補は3選手(ファナティック紙 19. 4.10)

ファーティフ・テリム監督(フォトマッチ紙)  ブラジル人ストッパーのマルカオの代替として、セミフ・カヤ、アフメット・チャルク、フェルナンドが準備をしている。

 ガラタサライが、移籍解禁期間に獲得したマルカオとクリスチャン・ルインダマが、守備陣を慌てさせている。ガラタサライは、後半戦に入り、10試合の内5試合でゴールを許していない。マルカオ加入前は21ゴールを浴びたガラタサライだったが、加入後は、10試合で6ゴールを浴びただけだ。ファーティフ・テリム監督は、このため、フェネルバフチェとのダービーマッチに、マルカオが出場停止になることをとっても憂いている。マルカオの代替として、セミフ・カヤ、アフメット・チャルク、フェルナンドが準備をしている。

                 クリスチャン・ルインダマは2試合出場停止

 トルコ・サッカー協会規律委員会は、新マラテヤ・スポルと戦ったトルコ杯準決勝第1戦で、レッドカードをもらったガラタサライのクリスチャン・ルインダマを、2試合の公式戦出場停止を決めた。累積警告での出場停止処分として、トルコ・リーグでの新マラテヤ・スポル戦に出場できなかったコンゴ人選手クリスチャン・ルインダマは、フェネルバフチェとのダービーマッチとカイセリ・スポル戦へも出場できない。



チャイクル・リゼ 2:7 ベシクタシュ(NTV+ハベル・テュルク紙補綴 19. 4. 9)

アッティバ・ハッティンソン(上)ミコラ・モロズィウク(下)(ベシクタシュ公式HP) ドマゴイ・ヴィダ(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第27節最終試合で、ベシクタシュが、アウェーで、チャイクル・リゼを2:7でくだした。ベシクタシュで、この勝利の立役者は、2ゴール3アシストを決めたアデム・リャイッチだった。途中から入ったギュヴェン・ヤルチュンは、20分間でハットトリックを達成した。

 トルコ・リーグ第27節最終試合で、チャイクル・リゼとベシクタシュが対峙した。試合展開の妙を見せたこの試合、勝ったのはベシクタシュの方だった。ベシクタシュは、時として難しい時間も抱えた試合で、ベシクタシュは、チャイクル・リゼを2:7で退けた。
 両者ともに、サイド攻撃を選び、相手ゴールに迫る試合展開で始まった。そして、これが、お互い相手ゴールに脅威を与えた。序盤、チャイクル・リゼが好機を掴みながら得点できないでいると、前半8分、ドマゴイ・ヴィダが舞台に上がった。同5分に、素晴らしい守備を見せたクロアチア人選手ドマゴイ・ヴィダが、アデム・リャイッチのセンタリングにヘッドを合わせ、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同14分、今度は、アデム・リャイッチが舞台に上がった。アッティバ・ハッティンソンから出されたボールで、見事なゴールを決めて見せたセルビア人選手アデム・リャイッチが、スコアを0:2とした。
 チャイクル・リゼは、2点のビハインドに陥りながら、試合を諦めなかった。右から左から攻撃を仕掛けゴールを模索したチャイクル・リゼは好機を掴みながら、同42分にゴールを決めた。フェルナンド・ボルドリンのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内でボールをコントロールしたヴェダト・ムリキが、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、GKカリウスの右を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。1:2。そして、ベシクタシュが1:2とリードを保ったまま、前半は終了した。
 後半は、チャイクル・リゼの優位で試合は始まった。試合を、ベシクタシュ陣内で進めたチャイクル・リゼは、同点を狙いプレシャーをかけていった。だが、掴んだ好機を活かせないままでいると、同19分、ブラク・ユルマズが舞台に上がった。ドルクハン・トコズのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったブラク・ユルマズが、ペナルティエリア内へ入り狙い澄ましたシュートを放つと、チャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。1:3。ブラク・ユルマズは、このゴールの5分後、ギュヴェン・ヤルチュンと交替した。
 同25分、チャイクル・リゼが2点目を決めた。ダリオ・メルニャクと、ゴール左斜め前でワンツーをしたフェルナンド・ボルドリンが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ニアサイドにいたモハメッド・アバルーンが狙い澄ましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。2:3。同26分、ギュヴェン・ヤルチュンが議論を呼んだゴールを決めた。イェレマイン・レンスのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったギュヴェン・ヤルチュンが、ファーストタッチでゴールを決めたのだった。チャイクル・リゼの選手たちはオフサイド判定を期待したが、主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールと認定した。2:4。
 同33分、アデム・リャイッチの素晴らしいフリーキックが、直接ゴールインした。2:5。更に、ギュヴェン・ヤルチュンが、同37分と45分にゴールを決めた。同37分、アデム・リャイッチが、右サイドからグランダーのパスを出すと、ギュヴェン・ヤルチュンがダイレクトでゴールを決めたのだった。2:6。アデム・リャイッチは、これで、この試合、2ゴール3アシストを記録したことになる。同45分、ギュヴェン・ヤルチュンが、約25mの距離から放った強烈なシュートが、ゴールネットを破り外に出た。アルダ・カルデシュレル主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、ゴールと認定した。2:7。
 試合は、結局、ベシクタシュが2:7で制し、勝ち点を50に伸ばし首位を追走することになった。一方のチャイクル・リゼは、勝ち点34に留まった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズィウク、チドズィエ・アワズィエム、モハメッド・アバルーン、ダリオ・メルニャク(後半37分:メフメット・ウスル)=オケチュク・アズブイケ(後半31分:プレジュス・ナクルマ)、ムサ・チャーウラン=ブラジャン・サムディオ、フェルナンド・ボルドリン、アートゥフ・シェシュー(後半31分:アミヌ・ウマル)=ヴェダト・ムリキ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ニコラス・イシミト・マリン、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=ドルクハン・トコズ、ガリー・メデル、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半33分:香川真司)、ブラク・ユルマズ(後半24分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アデム・リャイッチ



バシャクシェヒル・スポル vs コンヤ・スポル(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 19. 4. 8)

モッソーロ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) アリ・トゥラン(右)アタマー(左)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  前節、カイセリでのアウェー戦で、信じられないほどのシュートを放ちながら、引き分けで終わろうかというのを、後半ロスタイム7分に抜け出したバシャクシェヒル・スポルが、ホームでコンヤ・スポルを2:0でくだし、2位のガラタサライとの勝ち点差6を死守した。

 開始早々、この試合をコントロールしていったバシャクシェヒル・スポルが、試合を支配した。前半18分、ゴールライン際まで持ち込んだエディン・ヴィスチャが、グランダーのパスを渡したエリアが、体を反転させてシュートを放つと、これがゴールインした。だが、このゴールのあと、ヴィデオ判定システムで確認を取ると、モッソーロがパスを出したとき、エディン・ヴィスチャがオフサイドの位置にいたとして、ゴールは取り消されてしまった。
 ホームのバシャクシェヒル・スポルは、いい始まり方をした後半の頭でゴールを決めた。後半5分、右サイドで生まれた攻撃で、エムレ・ベレズオウルとワンツーをしたロビーニョが、ゴールライン際まで持ち込み中へと入れた。GKセルカン・クルントゥルを越えたボールに、モッソーロが足を出すと、ボールは、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 このゴールのあと、試合は、完全にバシャクシェヒル・スポルの望み通りに動いた。同23分、バシャクシェヒル・スポルが点差を2と拡げた。右サイドで生まれた攻撃で、モッソーロのパスが、この日のヒーローとなったエディン・ヴィスチャに渡った。エディン・ヴィスチャは、ゴール右斜め前から、前に相手選手がいるにも拘わらず、強烈なシュートを放つと、ボールは、コンヤ・スポルのゴールに収まったのだった。2:0。これは、エディン・ヴィスチャにとって、今季の11得点目であった。また、エディン・ヴィスチャのアシスト数は12となっている。
 残りの時間では、コンヤ・スポルに望みを抱かせるゴールは生まれず、試合は2:0で終わりを迎えた。これで、勝ち点を61に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルは、ガラタサライとの勝ち点差6を守った。これで、8試合、勝利から見放されたコンヤ・スポルは、勝ち点35だ。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=エムレ・ベレズオウル(後半29分:ソネル・アイドードゥ)=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、マルシオ・モッソーロ、エルジェロ・エリア(後半40分:ステファノ・ナポレオニ)=ロビーニョ(後半23分:エマニュエル・アデバヨル)
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=エウゲン・オパナセンコ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポヴィッチ、レオナルド・ズータ=ジャン・ジョンソン、マルコ・ジェヴトヴィッチ=モリケ・フォファナ、デニ・ミロセヴィッチ、アミル・ハジャフメトヴィッチ(後半23分:パオロ・フルタド)=アディス・ヤホヴィッチ(後半23分:ムスタファ・ヤタバレ)



ガラタサライ vs 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 19. 4. 7)

ムバエ・ジャッネ(フォトマッチ紙) マルティン・リネス(右)ムラト・ユルドゥルム(左)(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、インターナショナル・マッチデイ明けのトルコ・リーグで、新マラテヤ・スポルに3:0で勝った。

 ガラタサライは、この試合、前からのプレスで臨んだ。相手に、前に出ることを許さないガラタサライだったが、固い守りを前にして、特にミナの活躍で好機を見つけられないでいた。前半35分、ガラタサライがゴールを決めたかに見えたが、ヴィデオ判定システムからの申し出により取り消されてしまった。フェルナンド・レゲスからのパスに、左サイドでマルティン・リネスが追いつき、ゴールライン際でラインを割る前に折り返したボールに、走り込んできたソフィアン・フェグリが強烈なシュートを放ったところ、ゴールインしたのだったが、フェルナンド・レゲスにボールが渡った時点でオフサイドの位置にいたとの判定が下ったのだった。
 同ロスタイム2分、ガラタサライがPKを獲得した。ヘンリー・オニェクルのパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入ったマルティン・リネスが、ムラト・ユルドゥルムとのマッチアップのなか、ピッチに倒れると、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はPKを指示した。同ロスタイム4分、このPKを、ジャッネが決めたのだった。
 ガラタサライは、後半早々に優位に立った。同5分、マルティン・リネスのセンタリングに、エムレ・アクババがヘッドで合わせると、ボールは、ジャッネに当たり方向を変えてゴールインしたのだった。これで、ガラタサライは、点差を2と拡げた。
 後半を通じて、試合を支配したのはガラタサライだった。同42分、ジャッネのシュートが、ロビン・ヤルチュンの手に当たり、再度、ガラタサライはPKを獲得した。ここでも、ジャッネがPKを決め、スコアを3:0とした。これで、セネガル人選手ジャッネは、ゴール数を25に伸ばした。
 ガラタサライは、この勝利で勝ち点を55に伸ばし、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を、試合数が多い中だが3に縮めた。一方の新マラテヤ・スポルは、勝ち点37に留まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、ライアン・ドンク、マルティン・リネス=フェルナンド・レゲス、ユネス・ベランダ=ソフィアン・フェグリ(後半45分:ムーダット・チェリク)、エムレ・アクババ(後半40分:セルチュク・イナン)、ヘンリー・オニェクル(後半38分:シナン・ギュムシュ)=ムバエ・ジャッネ
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=イッサム・チェバケ、アルトゥーロ・ミナ、ロビン・ヤルチュン、ビュレント・ジェヴァヒル=ムラト・ユルドゥルム(後半9分:ティエヴィ・ビフマ)、ミッチェル・ドナルド=ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス、アデム・ブユック(後半15分:オメル・シシマノウル)=アブバカル・カマラ(後半ロスタイム6分:ミカエル・ペレイラ)



トラブゾン・スポル 4:1 アンタルヤ・スポル(アンタルヤ・スポル公式HP+TRT補綴 19. 4. 6)

スレイマン・ドゥカラ(左)アンソニー・ンワケメ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) オルジャイ・シャハン(右)を讃えるホセ・ソーサ(左)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第27節開幕試合で、アンタルヤ・スポルは、トラブゾン・スポルとアウェー戦を戦った。開始10分もしない内に、アンタルヤ・スポルは0:1と先制した。トラブゾン・スポルのディフェンスのミスを咎めたハカン・オズメトがセンタリングを入れた。そのボールに、ドゥカラが左足を合わせ、見事なヴォレーシュートが決まり、前半9分に0:1と先制ゴールが決まったのだった。同13分、アンタルヤ・スポルが、点差を2と拡げる絶好機を掴んだ。ドゥカラのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へと入り込んだアミルトンがグランダーのシュートを放つと、ボールは、GKチャクルを抜け、サイドバーに当たりピッチに跳ね返ったのだ。そして、その後に、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。同21分、トラブゾン・スポルの攻撃で、オルジャイ・シャハンのパスを、ファーサイドで受けたンワケメが、1:1となる同点弾を叩き込んだ。同36分、ハカン・オズメトのロングボールに反応して、相手ディフェンスの裏を取りボールに追いついたドゥカラが、GKウーウルジャン・チャクルをすり抜けたが、際どくシュートコースに入ったヒュセイン・テュルクメンが、大きくクリアして危険な場面を回避した。そして、前半は1:1の同点のまま終わった。

                 アンタルヤ・スポル、勝ち点を取れず

 ユスフ・ヤズジュとイバネスのシュートがディフェンダーに跳ね返されたり、また、アブドゥルカディルのシュートがバーを直撃したりしたあと、後半13分、エクバンがゴールを決め、トラブゾン・スポルが2:1と勝ち越した。アブドゥルカディル・パルマクがペナルティエリアの外から放ったシュートが、上のバーを直撃してピッチに戻ってきたボールを、詰めていたエクバンが仕上げを行い、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。 同22分、トラブゾン・スポルが、もう1点追加した。左サイドでゴールライン際まで持ち込んだンワケメが、ナズム・サンガレをすり抜けたあと、後ろから上がって来ていたオルジャイ・シャハンにボールを出した。そのオルジャイ・シャハンがシュートを試みると、ボールは、サイドバーに当たってからゴールネットに収まったのだった。3:1。同27分、ハカン・オズメトのシュートは、GKウーウルジャン・チャクルが処理した。同31分、セルダル・オズカンの遠目からのシュートも、ウーウルジャン・チャクルが、ここでもゴール前に立ちはだかった。同ロスタイム4分、アブドゥルカディル・オミュルのパスを受け、ペナルティエリアの内へ入ったムラト・ジェム・アクプナルが、ゴール右上隅に突き刺さるゴールを決めたのだった。4:1。そして、これで、この試合のスコアが決したのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ(後半25分:ジョアオ・ペレイラ)、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、ルイス・イバネス=ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク=オルジャイ・シャハン(後半37分:アブドゥルカディル・オミュル)、ユスフ・ヤズジュ(後半44分:ムラト・ジェム・アクプナル)、アンソニー・ンワケメ=カレブ・エクバン
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、ディエゴ・アンジェロ、オンドレージ・チェルスカ、アリィ・シッソコ=ゼキ・ユルドゥルム(後半17分:ドーウカン・シニク)、カルレス・フェルナンド=アミルトン・ミネルヴィーノ(後半28分:セルダル・オズカン)、ハカン・オズメルト、フレディ=スレイマン・ドゥカラ(後半ロスタイム4分:ジャン・アーメル・ドゥローレ)



セルチュク・イナンとライアン・ドンクに出場の機会(ファナティック紙 19. 4. 5)

セルチュク・イナン(ファナティック紙) ライアン・ドンク(ファナティック紙) ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライは、明日の新マラテヤ・スポル戦では、無理からにローテーションを組むことになる。

 累積警告で、新マラテヤ・スポルとの一戦が出場停止のクリスチャン・ルインダマとンディアエが欠けるため、ガラタサライのファーティフ・テリム監督が出場の機会を与える選手が明らかになった。同監督は、中盤ではセルチュク・イナンを起用する考えであること、また、ディフェンスで、マルカオと並べてライアン・ドンクを起用することが明らかになった。フェルナンドのプレーぶりを歓迎していない同監督は、フェルナンドは控えに回すことが明らかになったのだ。



ウムラニエ・スポル 0:1 アクヒサル・スポル(ファナティック紙+ヒュリエット紙補綴 19. 4. 4)

ボキラを讃える(ヒュリエット紙) アタベイ・チチェク(左)ジャネル・オスマンパシャ(右)(アクヒサル・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグでの7シーズン目の今シーズン、降格圏の最下位から逃れられないにも拘らず、トルコ杯では、昨季同様、素晴らしいプレーを披露しているアクヒサル・スポルが、準決勝第1戦で、ウムラニエ・スポルとのアウェー戦を戦った。アクヒサル・スポルのアドヴァンテージを与えるゴールは、後半41分、ボキラによりもたらされ、第2戦に向け大きなアドヴァンテージを獲得した。

 トルコ・リーグでの7シーズン目の今シーズン、降格圏の最下位から逃れられないにも拘らず、トルコ杯では、昨季同様、素晴らしいプレーを披露しているアクヒサル・スポルが、カスムパシャ・レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで、フェネルバフチェとトラブゾン・スポルを蹴落とし、トルコ杯で初の準決勝進出という栄誉を得たウムラニエ・スポルとのアウェー戦を戦った。試合は、後半41分、ボキラのあげたゴールで、アクヒサル・スポルが0:1で制し、第2戦に向け、大きなアドヴァンテージを得た。

                 試合経過

 前半8分、右サイドからアラーッディンがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたエミルジャンがヘッドで合わせると、ボールは、左サイドバーを転がりながら逸れて外に出て行ってしまった。
 同39分、左サイドからレガッティンがセンタリングを入れると、ボールは、相手ディフェンダーからこぼれギュライの前へと転がった。ギュライは、ペナルティエリア内ゴール右斜め前から走り込んで来てシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同ロスタイム1分、セルカン・ギョクスが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、GKルカチが、際どくコーナーキックに替えた。
 後半9分、ゴール右斜め前でボールを得たヴァシロジャニスが、ペナルティエリア内へと持ち込むやいなや強烈なシュートを放ったが、ボールは、左サイドバーの傍らを転がりながら外に出て行った。
 同18分、ペナルティエリア内でボールを得たエミルジャンからのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たレアンドロが強いシュートを放つと、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同38分、中盤のボールを得たマヌが、相手選手を抜き、GKと1対1となった。そして、GKをもかわそうとしたが、ボールは、GKメティンに収まった。
 同40分、カラハンの蹴ったフリーキックのボールが、壁からこぼれると、それを受けて、ティムールが強いシュートを放つと、GKルカチが、辛うじてコーナーへと逃げた。
 同41分、右サイドでボールを持ったマヌがグランダーのセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でフリーになっていたボキラが、PKポイント地点で合わせると、ウムラニエ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 この試合、他にゴールは生まれず、アクヒサル・スポルが、アウェー戦でウムラニエ・スポルを0:1でくだしたのだった。

【ウムラニエ・スポル】メティン・エロル=アラーディン・オクムシュ(後半41分:ウーウル・アイギョレン)、メルトハン・アチュル、タルク・テクダル、ヤシル・スバシュ=レジェプ・アイドゥン(後半32分:ティムール・テメルタシュ)、ムハッメド・ギョヌラチャル=アンドレアス・ヴァシロジャニス(後半16分:レアンドロ・バリオス)、エミルジャン・アルトゥンタシュ、セルカン・ギョクス=アタベイ・チチェク
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカク=ジャネル・オスマンパシャ、アイクト・チェヴィケル、エディン・コカレチ(後半44分:エライ・アタセヴェン)、カディル・ケレシュ=ゼキ・ヤウル、ビラル・クサ(後半20分:アブドゥル・シッソッコ)=アドゥリアン・レガッティン、ラジコ・ロットマン、ギュライ・ギュンドードゥ(後半26分:ジェレミー・ボキラ)=エルヴィス・マヌ



テュルク・テレコム・アリーナ、ゴールの声、上がらず(TRT 19. 4. 3)

アデム・ブユック(前)マルカオ(後)(ミリエット紙) ヘンリー・オニェクル、絶好機を逸す(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライが、トルコ杯準決勝第1戦で、ホームに迎えた新マラテヤ・スポルと0:0で引き分けた。

 トルコ杯準決勝で、ガラタサライが、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えた。
 テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、両者ともにゴールを求めた努力に応えが出なかった。試合は、開始時同様、0:0のままで終わった。
 ガラタサライでは、クリスチャン・ルインダマが、後半26分、レッドカードをもらった。
 第2戦は、4月25日(木)にマラテヤで行われる。

                 試合経過

 前半10分、ガラタサライが危険な場面を作り出した。エムレ・タシュデミルのパスを、ゴール左斜め前で受け、見事に2人の選手をすり抜け、ペナルティエリア内へと入り込んだンディアエがシュートを放ったが、ボールは、GKファルノレが押さえた。
 同24分、ペナルティエリアで、ゴールに背を向けてボールを得たジャッネが、ボールをエムレ・タシュデミルに出した。エムレ・タシュデミルは、ペナルティエリア・ラインからダイレクトでシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 後半15分、新マラテヤ・スポルがゴールに近づいた。ミナからのパスを中盤で受け、相手選手をすり抜けながらスピードに乗りペナルティエリア内へと入ったカマラが、GKと向き合った位置からシュートを放ったが、力が弱く、GKムスレラが押さえてしまった。
 同26分、ガラタサライが10人になってしまった。クリスチャン・ルインダマが、ギレルメに執った行為を、ハリル・ウムト・メレル主審は、一歩退場にしてしまったのだ。
 同29分、左サイドでボールを得て、ペナルティエリア内へと持ち込んだジャッネが、ミナをすり抜けたあとに放ったシュートは、GKファルノレがコントロールした。
 同ロスタイム4分、ビュレント・ジャヴァヒルが、左サイドから入れたセンタリングでボールを得たビフマが、相手選手をかわしたあとシュートを試みたが、ボールは、マルカオに跳ね返された。
 そして、試合は、両者ともにゴールをあげることなく、引き分けに終わった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、エムレ・タシュデミル=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド(後半18分:エムレ・アクババ)=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル(後半38分:シナン・ギュムシュ)=ムバエ・ジャッネ(後半33分:アフメット・チャルク)
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノレ=イッサム・チェバケ、アルトゥーロ・ミナ、ムスタファ・アクバシュ、ビュレント・ジェヴァヒル=ムラト・ユルドゥルム、ミッチェル・ドナルド=ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス(後半34分:アフメッド・ウルドゥズ)、アデム・ブユック(後半43分:ティエヴィ・ビフマ)=オメル・シシマノウル(後半12分:アブバカル・カマラ)



ダグラス狙い(スター紙 19. 4. 2)

ダグラス シェネル・オズバイラクル(TRT)  ガラタサライが、ファーティフ・テリム監督の報告に基づき、ブラジル人選手ダグラスと交渉を持ち、前向きの回答を得た。パスを自身で持つダグラスは、シワス・スポルからのオファーを退けた。ガラタサライのもう1つの選択肢は、フェネルバフチェのシェネル・オズバイラクルだ。

 ガラタサライが、右サイドバックに、来季、新たに注入したい血を、シワス・スポルで見つけた。シワス・スポルとの契約が、今季末で満了するダグラスの代理人と交渉を持ったガラタサライは、移籍に関して基本的合意に達した言われている。来季、財政的な危機に遭わないためにも、金銭的負担の低い選手を探すガラタサライは、移籍金が発生しないため、ダグラスの獲得に熱を入れているのである。一方のシワス・スポルも、このダグラスを諦めたくないことが明らかになっている。

                ダグラスがダメなら、フェネルバフチェのシェネル・オズバイラクル

 ダグラスは、ガラタサライのと交渉を続けるために、シワス・スポルのフロントから出されている契約延長のオファーに対して、前向きの回答は出していない。シワス・スポルと戦い、4:2で終わった試合で、2アシストを記録して、ファーティフ・テリム監督の目に入った28歳になるブラジル人選手ダグラスは、今季、ここまで24回、トルコ・リーグの試合に出場して、3ゴール6アシストを記録している。ガラタサライがリストアップしているもう1人の選手は、フェネルバフチェのシェネル・オズバイラクルだ。29歳のシェネル・オズバイラクルも、今期末で契約が満了するため、ガラタサライに必要な財政面の負担は、選手に支払う年俸だけだ。



ガラタサライの目はトルコ杯に(TRT 19. 4. 1)

ファーティフ・テリム監督(アクシャム紙)  ガラタサライは、トルコ杯準決勝第1戦で、この火曜日に、ホームに新マラテヤ・スポルを迎える。

 トルコ杯準決勝の興奮が始まる。ガラタサライとのアウェー戦を戦うのは新マラテヤ・スポルだ。
 このトルコ杯を、最も多く制しているガラタサライが、18回目の優勝を目指している。ファーティフ・テリム監督は、準決勝第1戦でアドヴァンテージを得られるようなスコアになることを考えている。
 故障を抱えるムバエ・ジャッネ、コンスタンティノス・ミトログル、長友佑都は、この新マラテヤ・スポル戦には出場は難しい。
 トルコ・リーグで5位につけている新マラテヤ・スポルは、トルコ杯を制しヨーロッパのカップ戦への出場権獲得を目指している。
 両チームが戦ったトルコ・リーグの前半戦では、エロル・ブルト監督率いる新マラテヤ・スポルが2:0で勝っている。
 テュルク・テレコム・アリーナで行われるこの試合、試合開始は午後8時だ。ハリル・ウムト・メレル主審が裁く。
 なお、ガラタサライと新マラテヤ・スポルは、この土曜日には、トルコ・リーグ第27節でも、再び、イスタンブルで戦いを交えることになっている。



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