. FUTBOL HABERLERI サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、


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シェネル・オズバイラクル、トルコ・リーグのクラブに逆オファー(イエニ・シャファク紙 20. 5.10)

シェネル・オズバイラクル(タクヴィム紙)  ギョズテペが、ガラタサライで期待に応えられていない右サイドバックのシェネル・オズバイラクルに関心を持っていることが明らかになった。

 トルコ・リーグの試合が、コロナ騒動で延期されている間、ウルラ・アドナン・スワリ・グランドで、ソーシャルディスタンスの規定に合わせて練習を続けているギョズテペは、一方で、補強活動に重点を置いている。
 ポルトガル人ゴールゲッターのエデル、ポーランド人のテオドルツキ、セネガル人ババカルといった選手をリストアップしているギョズテペが、ガラタサライで構想外となっている右サイドバックのシェネル・オズバイラクルに関心を示していると言われている。代理人が、シェネル・オズバイラクルをギョズテペ側に提案したが、予算次第で、移籍が明確になるだろう。
 イルハン・パルト監督は、ディフェンスの右を絶対に強化したい、そして、ラミネ・ガッサマと競り合わせたい選手を考えていると言われている。
 ケチオーレングジュでサッカー人生を始めたシェネル・オズバイラクルはブグサシュ・スポル、ブルサ・スポルでプレーしたあと、2015-16シーズンにフェネルバフチェに移った。フェネルバフチェで4シーズンを過ごしたシェネル・オズバイラクルは、今季、ガラタサライと契約した。しかし、ガラタサライでは期待に応えられなかったシェネル・オズバイラクルは、トルコ・リーグで5試合出場しただけだった。



フェネルバフチェ、ケヴィン・ミララスにオファー(ファナティック紙 20. 5. 9)

ケヴィン・ミララス  フェネルバフチェの補強、最新情報、、、新シーズンに向けての補強を続けるフェネルバフチェから、アントウエルペンを出ることになっているベルギー人選手ケヴィン・ミララスにオファーを出したことが明らかになった。

 コロナ騒動でトルコ・リーグ中断を受け、トルコ・リーグの各クラブは、新シーズンに向けての補強活動を続けている。その方向で、監督、選手探しをしているフェネルバフチェの俎上に上った最新の選手が、ベルギー人のケヴィン・ミララスだ。
 ギリシアからの報道で、フェネルバフチェは、アントウエルペンを去るケヴィン・ミララスにオファーを出したというのだ。ベルギーでは望ましいシーズンを送れなかったケヴィン・ミララスの契約は、この6月30日に満了を迎えることになっているが、今シーズンがキャンセルをされた今、ケヴィン・ミララスがクラブを去ることが明白になったのだ。
 フェネルバフチェは、この32歳になっているケヴィン・ミララスに、年俸240万EUROでオファーを出したと伝えられている。このケヴィン・ミララス獲得には、フランスのレンスも名乗りを上げていると言われている。ベルギー代表として60試合の出場記録を持つケヴィン・ミララスは、ここまで、リール、サンテチエンヌ、オリンピアコス、エヴァ―トン、フィオレンティーナでのプレー経験を持つ。



アントウエルペン、代表GKシナン・ボラトとの契約解除(ハベル・テュルク紙 20. 5. 8)

シナン・ボラト  ベルギーのアントウエルペンが、、トルコ代表GKシナン・ボラトとの契約を解除した。シナン・ボラトは、カリウスとの契約を解除したベシクタシュの補強リストに上がっている。

 アントウエルペンは、2017年以来在籍していた31歳になっているシナン・ボラトとの契約を解除した。シナン・ボラトは、コロナ騒動で、ベルギー・リーグが中断されるまでは、36試合に出場していた。シナン・ボラトは、ベルギーでは、アントウエルペン以外では、ヘント、スタンダール・リエージュ、クラブ・ブルージュ、ポルトガルのポルト、ナシオナル、アロウカ、また、トルコでは、ガラタサライとカイセリ・スポルに所属したことがある。
 ロリス・カリウスとの契約を解除したベシクタシュが、シナン・ボラトに関心を示している。ベシクタシュは、シナン・ボラトを移籍金なしで獲得することになろう。



ヴェダト・ムリキにはラツィオが、マックス・クルーゼにはヴォルフスブルクがオファー(ファナティック紙 20. 5. 7)

ヴェダト・ムリキ(TRT) マックス・クルーゼ(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェの選手に、ヨーロッパからオファーが続いている。ヴェダト・ムリキにはラツィオが前からだが、年俸が500万EURO以上を取るマックス・クルーゼには、ヴォルフスブルクからオファーが来ている。

 トッテナムがリストアップしているヴェダト・ムリキに対し、イタリアのラツィオが、引き続き獲得を考えている。コソヴォ人選手ヴェダト・ムリキに探りを入れているラツィオは、今季開始以後、フェネルバフチェの扉を叩き続けている。
 しかし、トルコを含め、ヨーロッパのビッグクラブに入り込んだ経済状況が、補強に、明らかに関わってくる。フェネルバフチェとの契約が、2024年6月まであるヴェダト・ムリキを、フロントが、その価値を、少なくとも2千万ドルと看ている。一方、フェネルバフチェとトルコ・サッカー界を、まだ完全には熱くしているとは言えないマックス・クルーゼに対し、故国ドイツからもオファーが来ている。
 故障のため、中断前の数節、出場ができず、コロナ騒動が起こってからは、自宅での休養と手当の機会を得たドイツ人戦車マックス・クルーゼに対し、ヴォルフスブルクから興味のあるオファーが来ていると言われている。今のところ、フェネルバフチェとの契約が続いているマックス・クルーゼが、今季終了後、フロントとの交渉で、条件が折り合えば、ヴォルフスブルクへの移籍が成立すると思われる。



ガラタサライ、ユネス・ベランダが去り、ユヌス・マルが来る(アクシャム紙 20. 5. 6)

ユヌス・マル(ファナティック紙)  来季は、より経済的なメンバー構成を作り上げる努力をしているガラタサライは、トルコ人で能力の高い選手の獲得に動いている。高額な年俸のため、ユネス・ベランダを放出することを考えているガラタサライが、ユヌス・マルの獲得に動き出している。ヴォルフスブルクとの契約が、まだ1年残っているが、出場機会がほとんどないため出て行くことが確実だと看られているトルコ代表選手ユヌス・マルは、ガラタサライに熱視線を向けている。

 コロナ騒動後に到来する財政不安のため、予算軽減、トルコ人選手の補強に向かっているガラタサライが、活動を続けている。シワス・スポルのメルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチ、及び、エルドーアン・イエシルユルトの獲得を決め、セミフ・カヤとアルダ・トゥランもリストアップしているガラタサライが、これらに、ドイツで活動しているユヌス・マルを加えた。パスはヴォルフスブルクが持つ28歳になっているユヌス・マルは、移籍解禁期間にウニオン・ベルリンに移籍金なしでレンタルに出されている。

                 もう1年、契約は残る

 今季終了後にはヴォルフスブルクに戻ることになるユヌス・マルがは、まだ同クラブとは、契約は1年残るが、出場機会がほとんどないため、ヴォルフスブルクを去るものと看られている。このため、ヴォルフスブルクからの移籍は容易いことが期待されるのである。
 年俸として350万EUROを支払っているユネス・ベランダを、今季終了後、アラブのクラブに売りたいガラタサライは、その空いた位置をユヌス・マルで埋めたいのだ。ここまで、公式戦には57試合に出場して68ゴール46アシストを記録している。トルコ代表としては25試合に出場し1ゴールを記録している。



フェネルバフチェの補強爆弾第1発目、エリック・マキシム・シュポ=モティングと合意(ファナティック紙 20. 5. 5)

エリック・マキシム・シュポ=モティング  トルコ・リーグが、コロナ騒動で中断期間に入り、それを好機と捉えたフェネルバフチェが、補強に力を入れている。来季、強力なチームを作り上げようと考えるフェネルバフチェは、世界的に有名なスター選手と契約を結ぶべく行動に移っている。以前からフェネルバフチェへの移籍噂が出ていたエリック・マキシム・シュポ=モティングと、基本的合意に達したと言われている。

 新シーズンを前に、補強に早めから歩を進めたいフェネルバフチェは、2020年の第1発目を、スーパーな移籍で炸裂させた。フェネルバフチェが、今季、何度も話題に上がったエリック・マキシム・シュポ=モティングを獲得したのだ。情報では、カメルーン人スター選手エリック・マキシム・シュポ=モティングと、大筋で合意に達したのだ。
 パリ・サンジェルマンとの契約は、1年間のオプション付きであるにも拘わらず、出場機会に恵まれていないため、チームを去ることになっている31歳のカメルーン人FWの代理人は旧知の間柄だ。アリ・コチ理事長と近しい間柄のロゴン社のロジャー・ウイットマンと会い、基本的合意に達したと言われている。一方、エリック・マキシム・シュポ=モティングには、ドイツやフランスからもオファーが届いていることも明らかになっていた。



ベシクタシュ、外国人選手が戻ってくる(TRT 20. 5. 4)

ヴィクトール・ルイス(スター紙) イェレマイン・レンス(フォトマッチ紙)  コロナ騒動で、故国に戻っていたベシクタシュの外国人選手が、トルコへ呼び戻された。ヴィクトール・ルイス、イェレマイン・レンス、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ、アデム・リャイッチ、ケヴィン・プリンス・ボータングが、今週中にはイスタンブルに戻っているものと思われる。

 イェレマイン・レンス、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ、ヴィクトール・ルイス、ケヴィン・プリンス・ボータング、アデム・リャイッチが、トルコ・リーグの中断期間に入り、特別な許可を得て故国に戻っていた。ところが、トルコ・リーグが6月に再開される可能性があると考えたフロントにより、これらの選手にトルコに戻ることを要請したのだ。今週中にはトルコに戻っていることが考えられる、これら5選手は、14日間の隔離期間を経てのち、チームに合流して練習を始めることになる。
 ベシクタシュは、トルコ・サッカー協会がトルコ・リーグに関する発表を行ってのち、チームとしての練習を始めることになる。なお、現在、ベシクタシュは、5人1組での練習プログラムを続けている。



フェネルバフチェにシナン・ギュムシュをの声(フォトマッチ紙 20. 5. 3)

シナン・ギュムシュ(TRT)  イタリアのセリエAのジェノアから、今季末までアンタルヤ・スポルにレンタルされている元ガラタサライのシナン・ギュムシュが、フェネルバフチェの俎上に上がっている。シナン・ギュムシュの名が、フェネルバフチェの俎上に上がっていることが判ってから、サポーターの中が二分されてしまった。

 コロナ騒動で、実戦から遠ざかっていしまっている今日この頃、好むと好まざるに拘わらず、飛び交う様々な移籍情報に関心が向いている。しかし、それらのあるものは関心を呼ぶが、またあるものは反発を招くものもある。
 この連鎖に引っ掛かった最新の輪っかがシナン・ギュムシュだ。ガラタサライとの契約が満了した際、エルスン・ヤナル監督により獲得が望まれたが、結局はジェノアに移籍したシナン・ギュムシュが、再度、フェネルバフチェの俎上に上がっているのだ。
 新シーズンに入りイタリアでプレーをしたあと、アンタルヤ・スポルにやって来た26歳になっているシナン・ギュムシュの名が、フェネルバフチェのサポーターから好意的に看られているかと思うと、反発を示すサポーターもいるのだ。
 シナン・ギュムシは、コロナ騒動で中断されるまで、アンタルヤ・スポルでトルコ・リーグに7試合出場して、3ゴール1アシストを記録している。堅固なフィジカルを持ち献身的な動きを見せるシナン・ギュムシュは、年齢的にも若いことから替えの効くFWとしてチームになじめると考えられている。



ベシクタシュ、ウムト・メラシュ愛、再燃(フォトマッチ紙 20. 5. 2)

ウムト・メラシュ  ル・アーヴルが、フランス1部リーグへ昇格できなかったため、ウムト・メラシュが、チームを去ることが決定的と看られている。ベシクタシュは、昨夏、とっても欲しがったにも拘わらず、移籍をまとめきれなかった左サイドバックのウムト・メラシュの移籍の可能性を探っている。トルコ代表監督シェノル・ギュネシュは、ウムト・メラシュを、EURO2020予選では、5試合に起用している。

 フランス・リーグの打ち切り後、ウムト・メラシュが所属するル・アーヴルが、2部リーグに留まることになったことが、ベシクタシュの関心を膨らませている。この事態で、ウムト・メラシュがル・アーヴルを離れると思われるため、ベシクタシュは、昨年、獲得に向け尽力したウムト・メラシュに、再度、触手を伸ばそうとしているのだ。

                 基本的合意に達していた

 ベシクタシュは、この24歳になっているウムト・メラシュの獲得で、昨季、合意に達していたという。だが、ブルサ・スポルの総会の期間、この移籍は棚上げされてしまった。そのため、ベシクタシュは、もう1回、補強の機会を生かそうというのだ。

                 ベシクタシュの狙いはレンタルでの獲得

 ベシクタシュは、この移籍のために、ル・アーヴルが、2部リーグで戦わねばならなかったことに、ウムト・メラシュが冷ややかな視線を向けていることを、チャンスに繋げたいと考えている。ベシクタシュのフロントの思惑は、ウムト・メラシュを、買い取りオプション付きのレンタルで獲得することだ。

                 ガラタサライも獲得を考えている

 ウムト・メラシュ獲得に向け、ガラタサライは、この1月に、ル・アーヴルの扉を叩いたということがあった。従って、ベシクタシュが、再び獲得の俎上に乗せたことで、獲得合戦の勃発ということが起こりうる情勢だ。

                 シェノル・ギュネシュのお気に入り

 トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、ウムト・メラシュに、EURO2020予選では、5試合に出場の機会を与えた。特に、重要なアイスランド戦とフランス戦で見せたプレーで注目を集め、ビッグクラブのレーダーに引っかかったと思われる。



エネス・ウナル、トラブゾン・スポルに向かう(ファナティック紙 20. 5. 1)

エネス・ウナル(イエニ・シャファク紙)  スペインの報道では、リーガエスパニョーラのヴァリャドリッドのユニフォームを着ているトルコ代表選手のエネス・ウナルに関し、注目すべき見方をしている。22歳のエネス・ウナルに関し、争奪戦にトラブゾン・スポルが参入してきたというのだ。

 コロナ騒動で生まれたトルコ・リーグの中断期間に、各クラブは、完全に補強活動に多忙となっている。トラブゾン・スポルも、来季の構想を築き上げようと、引き続き努めているが、注目の報道が、スペインの報道機関から舞い込んだ。
 トルコ人スター選手エネス・ウナルを、トラブゾン・スポルとガラタサライが狙っているというのだ。その報道では、ビジャレアルが、エネス・ウナルを売り、収入を確保したいと考え、トラブゾン・スポルは、アレキサンダー・ソルロートを放出した後釜に、エネス・ウナルを獲得しようと考えているというのだ。22歳になっているエネス・ウナルは、現在、ヴァリャドリッドにレンタルで加入している。



フェネルバフチェは、マウリシオ・イスラを放出するのか?(TRT 20. 4.30)

マウリシオ・イスラ(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェは、ここまで、マウリシオ・イスラとの契約延長については、何らのオファーを出してこなかった。この3年、フェネルバフチェのユニフォームを着てきたマウリシオ・イスラは、イタリアへ戻ることが叶わなければ、南米でプレーを続けることを考えている。

 チリ人選手マウリシオ・イスラの代理人は、マウリシオ・イスラに関し、フェネルバフチェ側から契約延長のオファーは来ていないと言っている。同代理人は、フェネルバフチェからのオファーは来ていないと、本チャンネルに語ったのだ。そのため、マウリシオ・イスラは、新たな所属先を探し続けているという。南米からはオファーが来ているマウリシオ・イスラの選択は、トルコ・リーグが再開後、結論を出されることになろう。
 31歳になっているマウリシオ・イスラは、一定の時期が来るまでに、フェネルバフチェからオファーが来ない場合には、トルコでのサッカー人生を閉じるつもりだ。今季、フェネルバフチェ所属として25試合に出場したマウリシオ・イスラは、3アシストを記録している。



ガラタサライからジャネル・エルキンへの攻勢(ヒュリエット紙 20. 4.29)

ジャネル・エルキン(タクヴィム紙)  コロナ騒動を受け、ガラタサライの補強戦略が変わった。シワス・スポルから、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エムレ・クルンチ、エルドーアン・イエシルユルト、チャイクル・リゼからはオーウルジャン・チャーラヤンを、移籍金なしで獲得用意をしているガラタサライが、そのリストに、ベシクタシュとの契約が満了するジャネル・エルキンを加えた。

 財政的理由からトルコ人選手に矛先を向けねばならなくなったガラタサライは、補強する選手獲得に移籍金を支払いたくない。シワス・スポルのメルト・ハカン・ヤンダシュ、エムレ・クルンチ、エルドーアン・イエシルユルト、チャイクル・リゼのオーウルジャン・チャーラヤンは、所属クラブとは契約更改をしない。そして、移籍金なしでガラタサライに入る用意をしている。そのリストにスーパーなトルコ人選手の名が付け加わった、それは、ジャネル・エルキン。

                 フェネルバフチェも関心を示す

 外国人枠の関係で、長友を、今季末で正式に放出することになるガラタサライは、サラッキを控えに回そうかという経験豊かな左サイドバックを探している。ファーティフ・テリム監督がトルコ代表に引き入れ、中盤から左サイドバックへのポジション変更をさせたジャネル・エルキンには、かつて所属したフェネルバフチェも、重大な関心を寄せている。175万EUROの年俸を、ベシクタシュでは、新たな契約として850万EUROの年俸を提示され、それを蹴った31歳になっているジャネル・エルキンは、今季終了後、自らに入ってきたオファーに判断をくだすことになる。



ガラタサライ、FWの獲得へ! アンドーネの替わりにスイス人ゴールゲッター(フォトマッチ紙 20. 4.28)

アルビアン・アイエティ  ガラタサライでは、新シーズンに向けての計画を、今から始めている。故障のため、あまり出場機会を得られなかったフローリン・アンドーネとは袂を分かつものと考えられているガラタサライは、ウエストハム・ユナイテッドのスイス人ゴールゲッターのアルビアン・アイエティに目を着けた。

 ガラタサライ、FW獲得へ。アンドーネとのレンタル契約を更新する考えのないガラタサライのフロントは、ルーマニア人選手アンドーネに替えて、ウエストハム・ユナイテッドのアルビアン・アイエティを補強リストのトップに据えた。今季終了後、アルバニア系スイス人FWアルビアン・アイエティ獲得に移ることになろう。

                 レンタルでの獲得を目標に

 今季、870万EUROの移籍金でウエストハム・ユナイテッドに加入したアルビアン・アイエティだったが、ウエストハム・ユナイテッドでは期待に応えることができなかった。ガラタサライは、ウエストハム・ユナイテッドでは構想から外れたアルビアン・アイエティをレンタルで獲得しようと考えている。23歳のアルビアン・アイエティは、潜在能力の高い選手。そこで、移籍が実現した場合には、レンタル移籍に加えて買い取りオプションを付けることを狙っている。

                 スモロフとダッブルも候補に

 FW探しをしているガラタサライは、これとは別に、ロコモティフ・モスクワのフェドール・スモロフ、ホッフェンハイムのムヌス・ダッブルも、候補に上がっている。アルビアン・アイエティの移籍が結果に繋がらなかった場合には、この2人の内1人を評価して受け入れることになる。



ドマゴイ・ヴィダ、舞い込むオファーにも拘わらず、ベシクタシュ残留希望(フォトマッチ紙 20. 4.27)

ドマゴイ・ヴィダ(アクシャム紙)  ベシクタシュで活躍するドマゴイ・ヴィダには、イングランドから重要なオファーが来ている。クロアチア人選手ドマゴイ・ヴィダは、舞い込むオファーにも拘わらず、イスタンブルに満足しているので、ベシクタシュを去りたくない意向だと言われている。

 ベシクタシュで見せるプレーで、多くのクラブの関心を惹きつけているドマゴイ・ヴィダに、オファーが相次いで舞い込んで来ているが、そのドマゴイ・ヴィダに関し、驚きの考え方が出てきている。
 イングランドのアストン・ヴィラとスラヴェン・ビリッチが率いるウェスト・ブロムウィッチが追い求めているベシクタシュのストッパー、ドマゴイ・ヴィダは、トルコから離れることに熱い視線を向けてはいない。300万EUROの年俸で、チーム最高の年俸を得ているドマゴイ・ヴィダは、ベシクタシュとイスタンブルにいることは、家族とともに幸せであると感じ、離れることなどは考えていないことを明らかにしている。
 ドマゴイ・ヴィダは、コロナ騒動で、トルコ・リーグが中断されているがため、その後にクラブ財政が逼迫するだろうことから、求められことになる年俸の減額に前向きだと言われている。



フェネルバフチェのオザン・トゥファンを、プレミア・リーグで求めるクラブが!(サバハ紙 20. 4.26)

オザン・トゥファン(ポスタ紙)  コロナ騒動で生じたトルコ・リーグ中断期間に、補強活動を進めるフェネルバフチェの多くの選手にオファーが舞い込んで来ている。コソヴォ人選手ヴェダト・ムリキに次いで、意欲的なMFオザン・トゥファンに対しても、イングランドからオファーが来ている。トルコ代表選手ジェンク・トスンの保有権を持つエヴァートンが、オザン・トゥファンも獲得したがっているのだ。

 ベシクタシュから、ジェンク・トスンを、2250万EUROで獲得したイングランド・プレミア・リーグのエヴァートンが、今度は、オザン・トゥファンを求めている。
 アンドレ・ゴメス、ジャン・フィリップ・グバミン、ファビアン・デルフ、モルガン・シュネデルラン、ギルフィ・シグルズソン、トム・デイヴィスといった選手を揃える中盤を強化したいエヴァ―トンでは、補強リストの一番手に上がっているのはナポリのアランだ。このブラジル人選手を、4000万EUROで獲得したいエヴァートンだが、この補強がうまく運ばない場合に備え、替わりとなる選手探しの準備に入っている。

                 オザン・トゥファンを欲しい気持ちは続いている

 また、他紙では、フェネルバフチェのオザン・トゥファンを、エヴァートンが、リストアップしている選手の1人に入れている。更に、アランを補強したとしても、エヴァートンは、もう1人のMFを加えようとしていることが明らかになっており、移籍解禁期間には、エヴァートンが、オザン・トゥファンを獲得しようとしていたことも明らかになっているとしている。ジェンク・トスンが所属しているエヴァートンが、この夏には、フェネルバフチェの扉を叩くだろうと考えられている。



エドウィン・ギャシ、ベシクタシュと2年の仮契約(アクシャム紙 20. 4.25)

エドウィン・ギャシ(アクシャム紙)  来季は優勝という掛け声のもと、準備をしているベシクタシュで、最新の補強が明らかになってきた。ガーナの報道で、CSKAソフィア所属の右サイドのできるエドウィン・ギャシが、ベシクタシュと、2年の仮契約を結んだとある。

 コロナ騒動が発生してから、ベシクタシュの補強に関するポリシーに重大な変化が生まれてきた。ベシクタシュは、新シーズンに向けてのメンバー構成を考える際、パスを自身で持っている選手に矛先を向けようというのだ。

                仮契約に調印

 ベシクタシュに、ガーナのマスコミから朗報がやって来た。CSKAソフィアとの契約が、今季末で満了するエドウィン・ギャシが、ベシクタシュと2年の仮契約に調印したというものだ。28歳のエドウィン・ギャシが、ベシクタシュと個人的に接触を行い、今季終了とともに、移籍金なしでベシクタシュにやって来るというのだ。CSKAソフィアは、今季終了後、多くの選手を放出することになるだろうし、そのことを、選手たちにも通告しているということだ。



ガラタサライ、メルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチに次いで、シワス・スポルからもう1人(ファナティック紙 20. 4.24)

エルドーアン・イエシルユルト  ガラタサライの補強が、熱い展開を見せている。シワス・スポルから、メルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチを獲得する準備ができあがってきているガラタサライに、シワス・スポルからもう1人を獲得しようとしている選手が明らかになった。

 コロナ騒ぎから受けた経済面での警戒という観点で、外貨での契約締結を望まず、トルコ人選手の補強を望むガラタサライが、作業を展開中である。そういったなか、ガラタサライは、シワス・スポルの選手を、もう1人獲得に動いている。

                 シワス・スポルからもう1人

 メルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチとは、1月に、既に約束を交わしているガラタサライの目を止めた新たな選手が明らかになった。ガラタサライは、補強リストの最新欄にエルドーアン・イエシルユルトを入れたのだ。

                 パスを手に入れることになるはず

 今季終了時点で、パスを手に入れることになる26歳のエルドーアン・イエシルユルトを、長期に渡り狙っていたガラタサライは、契約が満了するとともに、正式な合意に持って行きたいと考えていることが明らかになってきた。ドイツで生まれ、トルコでは、アルトゥンオルドゥとシワス・スポルに所属してきたエルドーアン・イエシルユルトは、多くのポジションをこなせるということが、この補強に同意がなされた大きな要因である。
 エルドーアン・イエシルユルトは、攻撃的両サイドとFWをすることができる。エルドーアン・イエシルユルトと合意に至れば、ガラタサライは、シワス・スポルから、一挙に、移籍金なしで3人もの選手を獲得することになる。



明らかになった! これが、フェネルバフチェのホセ・カジェホンへのオファー(フォトマッチ紙 20. 4.23)

ホセ・カジェホン  フェネルバフチェは、来季に向け、選手構成の強化に乗り出し始めた。補強リストには多くの選手の名が並んでいるところへ、ナポリのスター選手ホセ・カジェホンの名が入った。その攻撃的サイドのホセ・カジェホンへのオファー内容が明らかになった。これが、その詳細だ。

 ナポリとの契約が、今季末で満了するホセ・カジェホンは、フェネルバフチェが優先的に補強したい選手の1人だ。今季、右サイドで苦しんだフェネルバフチェは、このポジションで、中盤を担う特性を持った選手を抱え、相手の攻撃も抑え込まねばならない。左サイドは、引き続きガリー・ロドリゲスを考えているフェネルバフチェは、右サイドを、ホセ・カジェホンで強化して、左右両サイドに余裕を持つことを狙っている。スペインの報道で、33歳になるホセ・カジェホンに関し、気になるものが出ているのである。

                 オファーはなされた

 フェネルバフチェは、ホセ・カジェホンに、2年契約、年俸総額500万EUROのオファーを出したのだ。だが、スペイン人選手ホセ・カジェホンは、年俸300万EUROを求めたという情報がある。リーガエスパニョーラのクラブからもオファーが来ているというホセ・カジェホンは、フェネルバフチェに行くことに熱視線を向けていると言われている。



ガラタサライ、フェルナンド・ムスレラと合意、これが、その新しい契約だ(ファナティック紙 20. 4.22)

フェルナンド・ムスレラ(ファナティック紙)  ガラタサライの、最新のフェルナンド・ムスレラ情報。2011年に、ガラタサライに加入して以後、そのプレーぶりで、伝説のプレーヤーの仲間入りをしたムスレラが、もう2年、ガラタサライのユニフォームを着ることになった。ムスレラは、年俸として250万EUROを受け取ると言われている。

 2011年にガラタサライに加入して、最早、伝説の選手の仲間入りをしているフェルナンド・ムスレラとの契約が、もう2年延長される。33歳になっているムスレラは、来季終了後に満了する契約の更なる2年延長を求めた。既に9年に渡り、ガラタサライのゴールを守ってきたムスレラの契約は2021年まであるが、それを2023年まで延長することについては、コーチ陣もフロントも熱視線を向けている。

                年俸として250万EURO

 ガラタサライの伝説の選手の仲間入りをしているムスレラは、ガラタサライの選手としてのキャリアを、もう3年続けることになった。ムスレラの新たな契約は、年俸の削減が行われることが明らかになっている。現在は、357.5万EUROの年俸を受け取っているムスレラの年俸は、250万EUROになることが明らかになっている。

                ガラタサライの歴史に残る

 セルチュク・イナンが引退することにともない、ムスレラは、チームの第1主将になることだろう。そして、その名は、ガラタサライの歴史に刻まれるだろう。ガラタサライでは、第1主将となる、初の外国人選手となる。



イギリスの報道、トラブゾン・スポルにウェズレイ・モラエス(ファナティック紙 20. 4.21)

ウェズレイ・モラエス(ファナティック紙)  アレキサンダー・ソルロートが、ヨーロッパのビッグクラブのいずれかに行ってしまう可能性があることから、その替わりとなる選手を、トラブゾン・スポルのフロントは準備している。この度も、名前が上がるのは、プレミア・リーグで活躍するFWだ。ナイジェリアでの報道が、レスターシティのケレチ・イヘアナチョを伝えて以後、新たに、イギリスの報道で、アストン・ヴィラのブラジル人スター選手ウェズレイ・モラエスが、トラブゾン・スポルの補強リストに上がっていることを明らかにした。

 アレキサンダー・ソルロートとカレブ・エクバンを、多くのヨーロッパのクラブが順番待ちをしているような状態だが、それでは、トラブゾン・スポルは、いきなり2人のFWを失うことになってしまう。トラブゾン・スポルのフロントは、この可能性に従い、替わりとなる選手リストを用意している。潜在能力が高く、若い選手にターゲットを絞るトラブゾン・スポルは、まずはイギリス市場で探そうとしている。アレキサンダー・ソルロートを、今季、プレミア・リーグのクリスタルパレスからレンタルで獲得したトラブゾン・スポルは、同様の手法を追求しようとしている。ナイジェリアのマスコミは、先日、レスターシティのゴールゲッターであるイヘアナチョがトラブゾン・スポルへと書いていたが、これとは異なった見方が、イギリスの報道機関から出てきた。ウェズレイ・モラエスが、トラブゾン・スポルの俎上に上がっているということが明らかにされたのだ。

                2部降格だと行く

 アストン・ヴィラが、今季、2500万EUROで、ブルージュから獲得した23歳のブラジル人FWヴェズレイ・モラエスは、今季、プレミア・リーグで21試合に出場し5ゴールを記録している。アストン・ヴィラが、プレミア・リーグで19位となっているため、降格した場合には、ウェズレイ・モラエスは、クラブを去るだろうと、その報道では伝えている。トラブゾン・スポルは、その場合に、レンタルで獲得することが可能となってくる。



フェネルバフチェへ、世界的スターのストッパーが(サバハ紙 20. 4.20)

メディ・ベナティア  来季に向け補強活動を続けているフェネルバフチェは、チーム内の多くのポジションで選手交替を考えている。ストッパー・ラインを新規一転させたいフェネルバフチェは、ユベントスとバイエルン・ミュンヘンに所属したことのあるスター選手メディ・ベナティアに、目を向けている。

 フェネルバフチェ関連で、モロッコから驚くべき情報がもたらされた。フェネルバフチェが、最新の情報として、アル・ドゥハイル所属のメディ・ベナティアに関心を示していると、そのルーツのあるモロッコで報じられたのだ。長きに渡り、バイエルン・ミュンヘンとユベントスのユニフォームを着てきた33歳になっているメディ・ベナティアが、モロッコでは競り合う環境を見い出せないので、ヨーロッパのクラブに戻りたがっていると、モロッコのマスコミは書いている。

                 年俸はいいが、、、

 アル・ドゥハイルでは、いい年俸をもらっているが、ヨーロッパに戻りたいというシグナルを送るベナティアは、ユベントス時代から親しくしていたマンジュキッチに、「ここではいい金になるが気分が盛り上がらない。ヨーロッパに戻り、チャンピオンズリーグでプレーしたい」と語ったという。レッドスターやステアウア・ブカレストが求めているいうベナティアに、最も熱いオファーが、フェネルバフチェから入った。そのため、トルコに行く可能性が高いことが明らかになってきたのだ。

                 サッカー人生で9度のカップ戦を制覇

 サッカー人生をフランスで始めたメディ・ベナティアは、マルセイユでスターとしての輝きを放ったあと、クレルモンに、更に、ウディネーゼへと駒を進めた。2013年には、ウディネーゼから、1350万EUROでローマへ、更に、1年後には、2800万EUROでバイエルン・ミュンヘンへと歩を進めた。2017年には、今度は、1670万EUROでユベントスへの道を取ったメディ・ベナティアは、2019年1月には、800万EUROでアル・ドゥハイルへと移った。なお、ベナティアは、そのキャリアで、9度ものカップ戦を制している。



セルダル・ギュレルに狙いをつける(フォトマッチ紙+イエニ・シャファク紙 20. 4.19)

セルダル・ギュレル(ギョズテペ公式HP)  トラブゾン・スポルは、攻撃ラインの強化のために、セルダル・ギュレルに関心を持っていると言われている。ギョズテペが、スペインのウエスカからレンタルで獲得しているセルダル・ギュレル獲得に、トラブゾン・スポルが参入してきたことが明らかになった。完全移籍には、ウエスカは60万EUROを要求していることは知られている。ギョズテペも、この28歳のセルダル・ギュレルを、完全移籍で獲得しようとしている。

 一方、早急に確保しておきたいギョズテペは、セルダル・ギュレルとは、早々に基本的な面で合意に達するだろうと言われてきた。以前、セルダル・ギュレル本人は、「ともかくも、ビッグクラブでプレーすることが望みだ。ギョズテペでは、その目標を半分達成というところだ」という言い方で、ギョズテペに秋波は見せていた。ギョズテペのメフメット・セピル理事長は、週明けにも、セルダル・ギュレルとの交渉で合意に至るものと考えられてきた。今季、22歳に出場したセルダル・ギュレルだが、それを、時間で表すと合計1863分となり、ギョズテペでは、最も得点に絡んだ選手である。6ゴール6アシストを記録している。



ガラタサライ、ジャン・ミシェル・セリの替わりはペドロ・ゴンサルベス(タクヴィム紙 20. 4.18)

ペドロ・ゴンサルベス(タクヴィム紙)  レンタル移籍の可能性が消えかけているジャン・ミシェル・セリの代替選手を探すガラタサライが、すごい選手に目を向けている。ファーティフ・テリム監督が、ファマリカン所属のペドロ・ゴンサルベス獲得を指示したのだ。

 冬の移籍解禁期間でと同様、新シーズンに向けては、若くて才能を持った選手をピックアップしようとしているガラタサライから、驚くべき選手に攻撃の目が向けられた。再度のレンタルでの獲得の可能性が落ちてしまったジャン・ミシェル・セリの替わりに、ガラタサライは、ペドロ・ゴンサルベスを俎上に乗せたのだ。

                 レポートがコーチ陣に伝えられた

 ポルトガルのファマリカン所属の21歳のスター選手ペドロ・ゴンサルベスに関するレポートが、スカウト陣からファーティフ・テリム監督に伝えられた。同監督が、この補強に同意したことが明らかになって来ている。

                 31試合出場6ゴール8アシストを記録

 フロントが、ファマリカンと、またペドロ・ゴンサルベスの代理人と交渉を持つものと思われている。この若きペドロ・ゴンサルベスは、今季、31試合に出場し6ゴール8アシストを記録している。

                 あと4年、契約が残っている

 今季、ウルヴァーハンプトンU23から移籍してきたペドロ・ゴンサルベスは、2024年まで契約が残っている。また、ペドロ・ゴンサルベスは、ポルトガルU20代表のメンバーでもあった。



ベシクタシュ、ギョクハン・ギョヌルの展開(ファナティック紙 20. 4.17)

ギョクハン・ギョヌル(ヒュリエット紙)  ベシクタシュで、今季末で契約が満了する選手の1人になるギョクハン・ギョヌルに関し、熱い展開があった。フェネルバフチェへの復帰話が取り沙汰されたギョクハン・ギョヌルが、ベシクタシュについて最新の情報を開示したのだ。ギョクハン・ギョヌルは、その決断を、フロントに伝えると言っている。ギョクハン・ギョヌルに関する最新の動きの詳細は、、、、

 ベシクタシュが出した契約更改のオファーを受け入れることになったギョクハン・ギョヌルとの間にあった危険な状態ののち、ベシクタシュは、「1+1」年の契約を結ぶことを考えているのだ。一部、フェネルバフチェへの復帰が噂されたギョクハン・ギョヌルは、ベシクタシュに残留することを表明していたのだ。
                 引退後もベシクタシュで

 ベシクタシュは、ギョクハン・ギョヌルに840万TLを支払うこととなったが、この内の140万TLは税金分として支払われる。ギョクハン・ギョヌルが交渉を持ったトルノウルラルに、「ベシクタシュは、いつも私に胸襟を開いていてくれた。サッカー人生を、ここで閉じ、その後は、指導者の道を歩みたい」と述べたことが明らかにされている。なお、ギョクハン・ギョヌルは、ベシクタシュでは、134試合に出場し、7ゴール13アシストを記録している。



バシャクシェヒル・スポルのスター選手ガエル・クリシー、ベシクタシュへ(サバハ紙 20. 4.16)

ガエル・クリシー  ベシクタシュでは、今季末で契約が満了するジャネル・エルキンが、残留するか否かが不明確なままだ。フロントは、ジャネル・エルキンが去った場合を想定して動き出している。

 ベシクタシュは、ジャネル・エルキンの替わりはガエル・クリシ−としていることが明らかになった。ベシクタシュでは、ジャネル・エルキンが去ることを想定して、リストアップしている選手の内で第1にランクされているのが、フランス人左サイドバックのガエル・クリシーだ。
 Bプランとして考えている34歳のスター選手獲得に向け、代理人との前交渉を行った。ガエル・クリシーの代理人は、移籍に関しては、シーズン後とのシグナルを送った。バシャクシェヒル・スポルとともに、優勝争いを続けているガエル・クリシーは、自身の移籍話が副次的な計画だと言い、今季終了後に開始することになると伝えた。ガエル・クリシーの代理人により、シーズン終了後と押さえられたのだった。
 ベシクタシュのフロントは、左サイドバックについては、まずはジャネル・エルキンからの回答を待つことになろう。だが。ジャネル・エルキンは、自身へのオファーを見て、数字が落ちているようだと、受けることはなかろう。その時に、ガエル・クリシーとの交渉に入ることになろう。



ベシクタシュから、ギュヴェン・ヤルチュンに関し、チャイクル・リゼへ申入れ(ファナティック紙 20. 4.15)

ギュヴェン・ヤルチュン(ヒュリエット紙)  ベシクタシュが、FWギュヴェン・ヤルチュンに関し、チャイクル・リゼに、「貴クラブにレンタルで譲ろう」との申入れをした。

 ベシクタシュが、2年前に、ドイツのビッグクラブのバイヤーレヴァークーゼンのユースチームから獲得したギュヴェン・ヤルチュンは、昨季は、ベシクタシュで見せたプレーぶりが注目を集めた。トルコ・リーグで22試合に出場して、8ゴール2アシストを記録した21歳のゴールゲッターは、正に、今季はいないに等しかった。13試合に出場し、2ゴールを記録してはいるが、チーム内の競争で、指定席を確保するのに苦しんでいるギュヴェン・ヤルチュンに、トルコ・リーグのいずれかのクラブにレンタルに出し、自分を取り戻させたいと計画が練られている。
 このため、ベシクタシュのフロントは、チャイクル・リゼのスポーツ・マネージャーであるユルマズ・バルに対し、「ギュヴェン・ヤルチュンを、1年間、貴クラブにレンタルに出したい。年俸の一部を、貴クラブで負担してもらえないか」というオファーを出したのに対し、ユルマズ・バルは、ウナル・カラマン監督に伝えるとの回答をしたと言われている。ゴールに迫る詰めで、今季苦しんだチャイクル・リゼでは、同監督が、ギュヴェン・ヤルチュンに熱い視線を向けている。なお、21歳のギュヴェン・ヤルチュンは、ベシクタシュとの契約は2022年まである。



エムレ・ベレズオウルに次ぐ、フェネルバフチェの新リーダー(サバハ紙 20. 4.14)

ルイス・グスタボ(アクシャム紙)  フェネルバフチェで、今季末を持ち引退をするエムレ・ベレズオウルに替わり、キャプテンマークを誰が巻くのかが関心の的になっている。経験、プレー、経歴からして、ルイス・グスタボの名が、まず浮かんでくる。正式に、そのようになったなら、ルイス・グスタボは、フェネルバフチェの歴史では、トニ・シューマッハー、アレックス・ソーザに次いで、この名誉を受ける第3番目の外国人選手となる。

 フェネルバフチェでは、エムレ・ベレズオウルが、今季末で引退することになっているが、エムレ・ベレズオウルの主将という地位をスムーズに引き継がせるために、フロントは、心根、カリスマ性からして目を引くルイス・グスタボを推挙すると言われている。
 ルイス・グスタボが、キャプテンマークを正式に引き継いだ場合、フェネルバフチェでは、トニ・シューマッハー、アレックス・ソーザに次いで、この名誉を担う3人目の外国人選手となる。フェネルバフチェを初めとして、オリンピック・リヨンなど、多くのクラブが求めているルイス・グスタボを放出しないで、新シーズンでは、重責を担ってもらおうと期待されているという。



トラブゾン・スポル、 バドゥ・ンディアエについて決断(ミリエット紙 20. 4.13)

バドゥ・ンディアエ(タクヴィム紙)  トラブゾン・スポルに、レンタル移籍で加入してプレーしているバドゥ・ンディアエに関し、ヒュセイン・チムシル監督が決断を下した。トラブゾン・スポルは、このセネガル人選手バドゥ・ンディアエを、完全移籍での獲得を望んでいる。

 トラブゾン・スポルが、移籍解禁期間に、レスターシティからレンタルで獲得したバドゥ・ンディアエについて決断を下した。ストークシティに近い筋からの情報によると、トラブゾン・スポルのヒュセイン・チムシル監督が、バドゥ・ンディアエを、ずっとチームに留めておきたいと求めていることが明らかになった。今季末で、レンタル期間が終了するバドゥ・ンディアエに関し、トラブゾン・スポルのヒュセイン・チムシル監督の意向が働いていると言われている。従って、トラブゾン・スポルは、近々、ストークシティ側と、バドゥ・ンディアエに関し交渉に入る意向だと考えられている。バドゥ・ンディアエは、今季後半、トラブゾン・スポルで13試合に出場して、1ゴール4アシストを記録している。



ガラタサライ、最新情報:オメル・バイラムと3年契約(ファナティック紙 20. 4.12)

オメル・バイラム(ファナティック紙)  ガラタサライの代表選手オメル・バイラムが、契約更改を勝ち取った。今季、10アシストを記録して、ファーティフ・テリム監督の外せない選手の中に入ったオメル・バイラムと、ガラタサライは、シーズン終了後すぐにでも、3年契約を結ぶことになろう。

 ガラタサライで、昨季は、左サイドバックのプレーぶりで、放出候補に入っていたオメル・バイラムが、今季は活躍の目立つ選手の仲間入りをした。今季出場した22試合で10アシストを記録して、12アシストを記録しているバシャクシェヒル・スポルのエディン・ヴィスチャに次いで、アシスト・ランキングでは2位を占めているオメル・バイラムと、ガラタサライは、シーズンが終わるや否や、交渉の席に着くだろう。ガラタサライのフロントは、活躍著しいMFオメル・バイラムと、3年契約を用意していると言われている。ガラタサライでは、欠かせない先発メンバーの一角を占めているにも拘わらず、年俸が40万EURO(293万TL)しかもらっていず、チーム内では最も少ない年俸のオメル・バイラムには、その3倍の年俸が用意されることになろう。ガラタサライは、オメル・バイラムとの新しい契約は、トルコ・リラで支払われることになり、1千万TLに上ることとなろう。3倍の年俸を受け取ることになるだろうオメル・バイラムのプレーぶりに十分なものとなることだろう。



エルジェロ・エリア、ベシクタシュに逆オファー(フォトマッチ紙 20. 4.11)

エルジェロ・エリア(フォトマッチ紙)  バシャクシェヒル・スポル所属で、今季末には、クラブを去ることを臭わせているオランダ人選手エルジェロ・エリアが、ベシクタシュに逆オファーを出した。ベシクタシュは、最終判断はセルゲン・ヤルチュン監督に託していると言われている。

 サッカー界は、コロナ騒動で、先行きは不明朗なままだが、ベシクタシュに、驚きの逆オファーが舞い込んで来た。今季末に、バシャクシェヒル・スポルとの契約が満了するエルジェロ・エリアが、代理人を介してベシクタシュに逆オファーを入れたというのだ。ベシクタシュ側は、これを受け、考える時間を求めているところだ。
 ベシクタシュのフロントは、エルジェロ・エリアの移籍には移籍金がかからないことに、熱い視線を向けている。だが、33歳になるサイドアタッカーのエルジェロ・エリアの獲得に関しては、最終決断はセルゲン・ヤルチュン監督に託されていると言われている。「満員のスタンドでプレーしたい」と言い、バシャクシェヒル・スポルを出ることを明らかにしているエルジェロ・エリアは、ベシクタシュ入りするために、年俸を犠牲にすることに応じると言われている。

                アブドラハ・アヴジュも欲しがった

 今季当初の監督であったアブドラハ・アヴジュも、かつて指導をしたエルジェロ・エリアを獲得したがったと言う。だが、バシャクシェヒル・スポル側が、エルジェロ・エリアに許可を出さなかったということだ。



クワドォー・アサモア、フェネルバフチェと合意(ファナティック紙 20. 4.10)

クワンドー・アサモア  今季末、インテルを去るものと思われている、また、以前には、ガラタサライの補強リストにも上がったことのあるガーナ人左サイドバックのクワドォー・アサモアが、フェネルバフチェと合意に至り、そのため、ホッフェンハイムからのオファーを断ったことが明らかになった。

 ガーナからの報道で、インテルの左サイドバックのクワンドー・アサモアが、フェネルバフチェと合意に至ったと明らかにされた。
 最近では、ホッフェンハイムからオファーを受けたガーナ人選手クワンドー・アサモアは、今季末には、フェネルバフチェへ移籍するということで、このオファーを拒否したとされている。31歳のクワンドー・アサモアの契約は、今季末で満了を迎える。第一の選択は、ホッフェンハイム加入をオプションと看るクワンドー・アサモアだが、それに次ぐ選択肢として、フェネルバフチェを考えていた。ユベントスを出るときには、ガラタサライへの移籍も話題に上がっていたクワンドー・アサモアだったが、その際は、インテルを選んだ。今季は、インテルで11試合に出場した左サイドバックのクワンドー・アサモアは、僅か1アシストだけを記録している。



アフリイエ・アクア、一歩ずつ、ベシクタシュへ(ハベル・テュルク紙 20. 4. 9)

アフリイエ・アクア(ハベル・テュルク紙)  ガーナのマスコミが、ベシクタシュが、新マラテヤ・スポルのアフリイエ・アクアを欲しがっていると伝えている。ボランチが、そのポジションである28歳のアフリイエ・アクアは、セルゲン・ヤルチュン監督の昔の教え子のであることに注目を集めている。

 来季に向け選手構成を、今から始め出しているベシクタシュに、アフリカから注目の情報が届いた。ガーナからの報道で、ベシクタシュが、新マラテヤ・スポルのアフリイエ・アクアを獲得したがっているというものだ。28歳のアフリイエ・アクアの移籍に向け、両者の交渉が始まっていると言われ、また、アフリイエ・アクアは、セルゲン・ヤルチュン監督のもと、今季の前半、ともに働いたという経緯があるのに注目が集まっている。ボランチがポジションのアフリイエ・アクアは、新マラテヤ・スポルに、エンポリから移籍金なしで、今季、移籍してきた。なお、アフリイエ・アクアの市場価値は、160万EUROとされている。



ベシクタシュに新GK候補、ジョー・ハート(ファナティック紙 20. 4. 8)

ジョー・ハート  バーンリーを去る用意に入っている32歳のGKジョー・ハートが、代理人を通じてベシクタシュに打診を行ってきた。パスを自身が持っていることから、移籍金が発生しないジョー・ハートに対し、前向きの反応を見せたベシクタシュのフロントは、ジョー・ハートを獲得リスト入りさせた。

 プレミア・リーグのリヴァプールから2年間のレンタルで獲得したロリス・カリウスは、ベシクタシュで見せたプレーは、期待には応えられなかった。26歳のGKロリス・カリウスの移籍期間が終わっても、契約を延長しないことを決めたベシクタシュは、このドイツ人GKに替わる選手を探し始めた。ロリス・カリウスの600万EUROでの完全移籍での獲得というオプションを行使せず、新たな選手を獲得しようというのだ。バシャクシェヒル・スポルのヴォルカン・ババジャン、アストン・ヴィラのエルヤン・ニーランを候補に上げていたベシクタシュに、新たなオファーが舞い込んで来た。プレミア・リーグのバーンリーで、今季末を持ち契約が満了するジョー・ハートの代理人からベシクタシュに打診が入ったのだ。



ガラタサライ、オカイ・ヨクシュルにアタック(タクヴィム紙 20. 4. 7)

オカイ・ヨクシュル(トルコ・サッカー協会公式HP)  新シーズンを前に、シワス・スポルの2人のスター選手、メルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチと合意に達しているガラタサライは、スペインのセルタ・ヴィーゴで不具をかこつオカイ・ヨクシュルを求めている。

 ガラタサライは、トルコ・リーグ中断期間を活用して、補強活動に重点を置いている。新シーズンを前に、トルコ人選手にアタックをかけているガラタサライは、セルタ・ヴィーゴで不具をかこつオカイ・ヨクシュルに狙いをつけている。既に知られているように、ガラタサライは、新シーズンを前に、シワス・スポルの2人のスター選手メルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチと、移籍について合意に達している。

                トルコに戻りたい

 ガラタサライは、セルタ・ヴィーゴとの契約が2023年まであるオカイ・ヨクシュルを完全移籍での獲得ができなければ、レンタルでの移籍を求めることになろう。26歳になっているオカイ・ヨクシュルは、もう1度、トルコに戻るということに熱い視線を向けている。トルコ代表選手でもあるオカイ・ヨクシュルは、今季、リーガ・エスパニョールでは16試合に出場し、1アシストを記録している。なお、オカイ・ヨクシュルは、トルコでは、ここまで、アルタイ、カイセリ・スポル、トラブゾン・スポルに在籍経験を持つ。



フェネルバフチェのトルガ・ジエルジにびっくりのオファー(ファナティック紙 20. 4. 6)

トルガ・ジエルジ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェで、今季、期待に応えられないでいるトルガ・ジエルジの今後が気になるところであるが、そのトルガ・ジエルジに対し、ドイツから驚きのオファーが届けられた。

 2018年に、ガラタサライからフェネルバフチェへ移籍したトルガ・ジエルジは、1年間を、故障のために棒にふったが、今季は、出場の機会を得てシーズンインした。序盤では、活躍したにも拘わらず、ずっと批判の対象となる選手のトップを飾っていた。
 他紙の報道で、フェネルバフチェとの契約が、今季末を持ち満了となるトルガ・ジエルジに対し、元所属していたヘルタ・ベルリンが獲得を考えているというのだ。ヘルタ・ベルリンは、28歳になっているトルガ・ジエルジの代理人と、第1回目の会談を持ったということだ。フェネルバフチェが、これに対し、どのような反応を示すか、どのような決定を下すのかが、関心の的となっている。
 トルガ・ジエルジが、フェネルバフチェでプレーを続けるのかが関心の的だが、今季は、ここまで28試合に出場して2ゴール4アシストを記録している。



トラブゾン・スポル、ホセイニに関し、決断!(フォトマッチ紙 20. 4. 5)

マジド・ホセイニ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、イラン人選手マジド・ホセイニに、長期に渡る契約を提示する考えである。ホセイニは、時として控えに甘んじていても、問題を起こさない態度も気に入られている。

 トラブゾン・スポルは、マジド・ホセイニのプレーだけではなく、その性格を、とっても気に入っている。先発メンバーとして出たときに見せる精一杯のプレーぶり、一方で、控えに回ったとき、ないしは試合途中から投入された場合でも、問題を起こさないサッカー人としての振る舞いが、とっても気に入られている。ヒュセイン・チムシル監督は、この23歳ストッパーは、長期に渡り、トラブゾン・スポルに貢献する態度を持つ者と言っている。この若いマジド・ホセイニに対し、トラブゾン・スポルは、4年契約を用意しているところだ。トルコで居場所を見出しているマジド・ホセイニは、このフロントの出す提案にOKを出すことと思われる。トラブゾン・スポルのサポーターは、マジド・ホセイニが若いということ、クラブへの帰属意識から、長期に渡り、トラブゾン・スポルでプレーしてくれることを望んでいる。

                  あと5試合で記録達成

 マジド・ホセイニは、エステグラルで57試合出場した経験を持つ。トラブゾン・スポルは、ここまで53試合に出場した。従って、あと5試合、トラブゾン・スポルで出場すれば、サッカー人生で、最も多くプレーしたクラブがトラブゾン・スポルとなる。



ガラタサライ、アディル・デミルバーと基本的に合意(アクシャム紙 20. 4. 4)

アディル・デミルバー(フォトマッチ紙)  来季は、選手構成の若返りを図りたいガラタサライが、最新の補強活動を展開している。既に、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エムレ・クルンチ、オーウルジャン・チャーラヤンとの間で確約を得ているガラタサライ が、アダナ・デミル・スポルの22歳のストッパー、アディル・デミルバーと移籍に関し基本的に合意に達したのだ。

 来季は、財政に見合った、保有権を自らが持つ選手をターゲットにすると思われているガラタサライは、シワス・スポルのメルト・ハカン・ヤンダシュ、エムレ・クルンチ、チャイクル・リゼのオーウルジャン・チャーラヤンとの間で確約を得ている、また、移籍が解禁されるや調印に至るものと言われているが、そのガラタサライに、新たな名前が浮上してきた。
 ガラタサライは、アダナ・デミル・スポルのアディル・デミルバーに関心を持っていると言われている。他紙の報道では、ガラタサライは、この22歳の選手と、移籍に関し基本的に合意に達しているというのだ。既に、ファーティフ・テリム監督と直々に会談をしたアディル・デミルバーは、ガラタサライに熱い眼差しを向けていると言われている。

                アディル・デミルバーと言えば、フェネルバフチェの名が、、、

 アダナ・デミル・スポルの不動のメンバーのアディル・デミルバーについては、フェネルバフチェが関心を持っていると言われてきた。今季、アダナ・デミル・スポルで23試合に出場したアディル・デミルバーは、1ゴール1アシストを記録している。ストッパー以外でも、右サイドバックとボランチもできるアディル・デミルバーは、アダナ・デミル・スポルと2020年までの契約がある。



ガラタサライ、ハサン・アリ・カルドゥルム爆弾!(フォトマッチ紙 20. 4. 3)

ハサン・アリ・カルドゥルム(ファナティック紙)  ガラタサライで、浮上してきている補強案がある。来季は、絶対的に左サイドバックの補強を行わなければならないガラタサライは、今季末で、フェネルバフチェとの契約が満了するハサン・アリ・カルドゥルム獲得案が出てきているのだ。

 長友がガラタサライが去るなか、マルチェロ・サラッキだけが、左サイドバック要員として残ってしまう。クルザワ獲得を視野に入れながら、ファーティフ・テリム監督は、ハサン・アリ・カルドゥルムをもリストに加えていると言われている。同監督は、フェネルバフチェとの契約が満了するハサン・アリ・カルドゥルムを、条件さえ合えば、獲得したいと考えている。

                 シェネル・オズバイラクルも出て行く

 サラッキは、ガラタサライとの契約が、もう1年残っている。クルザワを獲得できるようだと、2人でローテーションを組める。また、長友とともに、シェネル・オズバイラクルも、ガラタサライを去ることになるだろう。



セルゲン・ヤルチュン監督の注目! ベシクタシュにミヒャエル・ランクが浮上(フォトマッチ紙 20. 4. 2)

ミヒャエル・ランク  ドマゴイ・ヴィダの年俸が高いため、放出を考えているベシクタシュが、ヴェルダー・ブレーメンにレンタルで加入しているミヒャエル・ランク獲得を考えている。

 ベシクタシュでは、新シーズンに向けての活動を続けている。セルゲン・ヤルチュン監督は、動画を多く観て、メモを取っている。
 来季は、手持ちの財政が逼迫することが分かっている47歳の指揮官セルゲン・ヤルチュン監督は、最も適正な選手を見つけることを願って止まない。年俸が高いため、来季の構想には入れにくいドマゴイ・ヴィダの替わりを探す同監督の目に停まったのは、、、。保有権をメンヒェングラートバッハが持ち、現在はヴェルダー・ブレーメンにレンタルされているミヒャエル・ランクだ。
 本来はストッパーでありながら、右サイドバックでもプレーできる、このスイス人選手を、120万EUROでの完全移籍というオプションを、ヴェルダー・ブレーメンが行使しないと狙えると踏んでいるのだ。同監督からスカウト・スタッフに知らされ、フロント側も調査した29歳のミヒャエル・ランクを、50万〜60万EUROで獲得できないか、模索しているところである。



フェネルバフチェ、メフメット・エキジに関し、決断(ミリエット紙 20. 4. 1)

メフメット・エキジ(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、来季に向けての動きをを進めているなかで、メフメット・エキジを、その陣容に加えることを考えている。

 今季前半では、トルコ・サッカー協会に送付された登録メンバーには、その名がなかったメフメット・エキジは、後半戦にはチームに戻って来た。30歳になっているメフメット・エキジは、前半戦での実践経験がなかったにも拘わらず、後半戦で質の高いプレーとプロ意識を見せた。
 トラブゾン・スポルからフェネルバフチェに移籍してくる際には、シーズン半分を棒に振ったが、一方では、サポーターに愛されている1人でもあるメフメット・エキジは、年俸の面で折り合いがつきさえすれば、満了を迎える契約が更改されるだろう。メフメット・エキジ自身も、幾つかのオファーを受けたとしても、フェネルバフチェに残ることを希望している。



イギリス人、フェネルバフチェの若き才能に金を出す(イエニ・シャファク紙 20. 3.31)

フェルディ・カドゥオウル(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェで出場機会に恵まれないフェルディ・カドゥオウルについて、フェネルバフチェの元監督フィリップ・コクが率いるダービーカウンティが打診してきている。同クラブは、若きフェルディ・カドゥオウルを獲得するために、1500万EUROのオファーをすることになるだろう。
 フェネルバフチェが、2018年、NECナイメヘンから1400万EUROの移籍金で獲得したフェルディ・カドゥオウルを、フェネルバフチェの元監督フィリップ・コクが、現在率いているダービーカウンティが狙っているのだ。
 イギリスの報道によると、この1月に、フェルディ・カドゥオウル獲得のオファーを出しながら受け入れられなかったため、新たに1500万EUROでオファーを出す用意をしているというのだ。20歳のフェルディ・カドゥオウルを、この移籍金で獲得したならば、クラブ史上、最高値での移籍金を支払うことになるという。
 フェネルバフチェで、先発メンバーに入るのに苦しんでいるフェルディ・カドゥオウルは、今季、フェネルバフチェでは23試合に出場し、4ゴール3アシストを記録している。



ベシクタシュのスター選手に、2つのクラブがオファーへ(スター紙 20. 3.30)

アブドゥライ・ディアビ(ファナティック紙)  ベシクタシュが、今季に臨むにあたり、スポルティング・リスボンからレンタルで獲得したアブドゥライ・ディアビに対し、ベルギーの2つのクラブからオファーが来ていると言われている。ベルギーのクラブ・ブルージュとスタンダール・リエージュが、マリ人選手アブドゥライ・ディアビを獲得したがっているのだ。ベシクタシュは、来季については白紙としている28歳のアブドゥライ・ディアビに関し、スポルティング・リスボンは完全移籍には450万EUROを求めていることが知られている。

 コロナ騒動のために、トルコ・リーグの行方が宙に浮いたままであるによせよ、どのクラブも、来季に向けての準備に余念がない。チーム強化を望む各クラブは、時を待たず、補強活動に勤しんでいる。
 ベルギーからの報道によれば、ベシクタシュのマリ人スター選手アブドゥライ・ディアビが、2つのクラブのレーダーに引っかかって来ている。クラブ・ブルージュとスタンダール・リエージュが、アブドゥライ・ディアビに目を向けているのだ。

                 450万EURO

 ベシクタシュが、今季開始に先がけレンタルで獲得したアブドゥライ・ディアビを、クラブ・ブルージュとスタンダール・リエージュが狙っている。ベシクタシュは、アブドゥライ・ディアビに関し、来季のことについては、まだ何ら決定をしていないようだ。ただ、ベシクタシュとしては、完全移籍に必要な移籍金は払えるものではない、そのため、唯一つの可能性は、再びレンタルで獲得ということがありそうと考えられる。
  スポルティング・リスボンが、完全移籍には450万EUROが要ると書いている。この数字を高いと看るベルギーのクラブは、交渉に入り、この金額を下げるようにとのオファーを出すことになる。
 今季、ベシクタシュで、29試合に出場したアブドゥライ・ディアビは、3ゴール2アシストを記録している。



カメルーン人スター選手がやって来る(サバハ紙 20. 3.29)

フランク・ボヤ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグで首位を走るトラブゾン・スポルが。優勝に向けての態勢作りをする一方、来季に向けての準備も続けている。オビ・ミケルを放出したトラブゾン・スポルは、その抜けた穴を、ムスクロンのカメルーン人選手ボヤで埋めようとしている。

 トラブゾン・スポルは、コロナ騒動対策に勤しむ一方で、来季の選手構成も念頭に置いている。トラブゾン・スポルが、先ず獲得を望んでいる選手の1人がフランク・ボヤだ。トラブゾン・スポルは、23歳のボランチ、フランク・ボヤと、この間、交渉を行ってきた。オビ・ミケル移籍でできた穴を、この若い選手で埋めようと、トラブゾン・スポルが交渉をしているフランク・ボヤは、「サッカー人生をトルコで続けていきたい」との談話を出している。なお、フランク・ボヤがムスクロンを交わしている契約は、今季末で満了する。だから、移籍金なしで、フランク・ボヤを獲得することができるのだ。

                 2ゴール1アシストを記録

 トラブゾン・スポルが獲得したがっているフランク・ボヤは、今季、ベルギー・リーグで28試合の出場記録を残している。1.90mの身長を持つ大きなボランチ、フランク・ボヤは、2ゴール1アシストを記録している。レッドカードはもらっていないが、6回イエローカードをもらい、出場停止の処分を受けている。



ガラタサライの最初の補強が明らかに(サバハ紙 20. 3.28)

マリオ・レミナ  ガラタサライの補強活動が速度を増している。ガラタサライの移籍解禁期間の最初の目標は、現在、レンタルでサウザンプトンから移籍してきているマリオ・レミナになるだろう。

 ガラタサライは、コロナ騒動でできたインターヴァル期間に、今季の残りのスケジュールのための準備がされる一方、来季の選手構成を作り上げ始めている。選手構成の強化を図ることを目的とするガラタサライは、まずは、レンタルで加入している選手で、そのプレーぶりを高く評価している選手の完全移籍を目指すことである。こういった選手の筆頭に上がるのがマリオ・レミナだ。このガボン人選手マリオ・レミナは、中盤の選手としてのプレーぶりだけではなく、ガラタサライへの帰属意識でもって、サポーターの心を鷲掴みにしているのだ。

                 ファーティフ・テリム監督も「取ろう」と

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、コロナ感染が判明する前に、フロント側との協議で、マリオ・レミナの獲得を求めていた。ガラタサライのフロントは、26歳のマリオ・レミナの移籍金に関し、サウザンプトン側との交渉に入る準備をしている。ガラタサライは、マリオ・レミナが故障がちだということから、サウザンプトンが提示している1000万EUROという移籍金額は実際的でないとしている。ガラタサライ側は、移籍金として600万EUROを提示することになろう。ガラタサライへの残留を希望しているマリオ・レミナ自身が、この移籍の助けになるだろう。



フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが、同じ選手を追い求める(イエニ・シャファク紙 20. 3.27)

アルパスラン・オズテュルク ハリル・アクブナル  ギョズテペで、今季、そのプレーが話題となったアルパスラン・オズテュルクとハリル・アクブナルに対し、新シーズンを見据えて、オファーが舞い込んで来ている。

 ギョズテペで、今季、ここまでの26試合で見せたプレーが、衆目を集めているディフェンダーのアルパスラン・オズテュルクと、攻撃的サイドのポジションを務めるハリル・アクブナルに対し、オファーが舞い込んで来ている。本来は中盤の選手ながら、ストッパーとして大活躍のアルパスラン・オズテュルクに対し、フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが獲得を望んでいるのに対し、ハリル・アクブナルに対しては、ドイツのクラブの関心の的となっている。
 今季、ギョズテペの26試合全部に出ているハリル・アクブナルに対し、フライブルクとケルンが動き出している言われている。フェネルバフチェは、移籍解禁期間に獲得に動きながら、一旦は棚上げしてしまったアルパスラン・オズテュルクを諦められないでいる言われている。ギョズテペで、18試合に出場して3ゴールを記録しているアルパスラン・オズテュルクは、もう1年、ギョズテペとの契約が残っているのに対し、ハリル・アクブナルは、ギョズテペとの契約は2022年まである。



ギュヴェン・ヤルチュン、レンタルで出て行くことになる(ファナティック紙 20. 3.26)

ギュヴェン・ヤルチュン(ファナティック紙)  今季、無為なるプレーをしているギュヴェン・ヤルチュンが、来季は、レンタルで出されることになるだろう。

 2年前に、ドイツのブンデスリーガ所属のレヴァークーゼンのユースから移籍してきたベシクタシュのギュヴェン・ヤルチュンは、昨季見せたいいプレーで注目を集めた。22試合に出場して、8ゴール2アシストを記録した21歳のギュヴェン・ヤルチュンだったが、今季は、正に沈んでしまった。13試合には出場したが、2ゴールを記録してはいるが、ポジション争いで苦しんでいるギュヴェン・ヤルチュンは、新シーズンを前に、どこかトルコ・リーグのクラブにレンタルで出すことが考えられている。



アレキサンダー・ソルロートを、ナポリとミランが求める(TRT 20. 3.25)

アレキサンダー・ソルロート(TRT)  アレキサンダー・ソルロートを、イタリアのクラブが獲得を考えている。イギリスの報道では、トラブゾン・スポルにレンタルで来ているノルウェー人選手アレキサンダー・ソルロートを、ナポリとミランが探りを入れにきているということだ。

 トラブゾン・スポルで、いいシーズンを送っているアレキサンダー・ソルロートに、多くのクラブが注目している。イギリスからの報道では、アレキサンダー・ソルロートを求めて、イタリアのクラブが動いているそうだ。ナポリとミランが、24歳のアレキサンダー・ソルロートを獲得したがっているのだ。特に、攻撃ラインに願っているような成果を得ていないミランが、アレキサンダー・ソルロートで、この問題を解決しようと考えている。
 アレキサンダー・ソルロートは、今季、クリスタル・パレスから2年間の契約で、トラブゾン・スポルにレンタル移籍されてきた。そして、トラブゾン・スポルでは、公式戦39試合に出場し、25ゴールを記録している。



フェネルバフチェ、ギョクハン・ギョヌルにオファー(ファナティック紙 20. 3.24)

ギョクハン・ギョヌル(ファナティック紙)  フェネルバフチェのフロントが、ベシクタシュとの契約更改を、まだ行っていない、元フェネルバフチェ所属だったギョクハン・ギョヌル獲得に動き出している。サポーターは、ベシクタシュに行ったにも拘わらず、反発を示していない、このスター選手に、1+1年のオファーを出したのだ。

 監督問題に、ほぼメドをつけ、新シーズンに向けての準備を始めたフェネルバフチェから、補強に関して驚くべき攻勢が飛びこんで来た。3年前に、あっと言わせる形でベシクタシュに移籍したギョクハン・ギョヌル獲得に向け、フェネルバフチェが動き出しているというのだ。
 ベシクタシュとの契約更改をしていないギョクハン・ギョヌルに対し、フェネルバフチェが、代理人を通じて1+1年契約を持ちかけたのだ。そして、34歳になっているギョクハン・ギョヌルに対し、「戻ってこい。サッカー人生をフェネルバフチェで終えろ」とのメッセージを伝えたのだ。9年間をフェネルバフチェで過ごし、その後、ベシクタシュに移籍したギョクハン・ギョヌルに対しては、サポーターは、過剰な反感を示していないのだ。

                 回答待ち

 ギョクハン・ギョヌルは、昨季、ヴォーダフォン・アリーナでのフェネルバフチェ戦でゴールを決めたにも拘わらず、喜びのパフォーマンスを見せなかった。そのギョクハン・ギョヌルが、早々に回答を示すものと思われている。



ファーティフ・テリム監督が望み、ガラタサライが動いた:ドゥサン・ストイノヴィッチ(ファナティック紙 20. 3.23)

ドゥサン・ストイノヴィッチ  来季に向けての補強に動き始めているガラタサライが、スロヴェニア人ストッパーのデゥサン・ストイノヴィッチを俎上に乗せている。ファーティフ・テリム監督は、この19歳の選手獲得を望んでいると言われている。

 ガラタサライ関連の最新情報。ガラタサライのファーティフ・テリム監督が、来季の補強に向け動き出している。若い選手でチームを構成したいと考えている同監督は、スロヴェニア・リーグのツェリエ所属のドゥサン・ストイノヴィッチを求めているというのだ。
 プレミア・リーグのクラブで話題に上がっているクリスチャン・ルインダマを売り払った場合、ストッパーに苦しむことにはなりたくない同監督は、19歳のドゥサン・ストイノヴィッチのプレーぶりを映像で確認して、また財政的にも頃合いということで、獲得を求めているということだ。他紙の情報によると、19歳のスター候補生に、正式の交渉を、近々始めるということだ。



スコットランドのグラスゴー・レンジャーズ、エクバン獲得に900万EUROを犠牲に(アクシャム紙 20. 3.22)

エクバン(フォトマッチ紙)  トラブゾン・スポルが、100万EUROという買い取りオプションを使い、今季当初、リーズ・ユナイテッドから完全移籍で獲得したカレブ・エクバン獲得に、スコットランドのグラスゴー・レンジャーズが、900万EUROを犠牲にすることが明らかになった。

 トラブゾン・スポルが、100万EUROで、今季初めにリーズ・ユナイテッドから完全移籍で獲得したカレブ・エクバンが、厳しい故障を経験しながらも、今季、ヨーロッパのクラブのレーダーに引っ掛かった。ラツィオとグラスゴー・レンジャーズが、大きな関心を寄せているエクバン獲得に関し、スコットランドのマスコミが情報を出してくれた。それによると、スティーヴン・ジェラード率いるグラスゴー・レンジャーズが、今季終了後には、エクバン獲得に900万EUROを予算から割くというのだ。なお、エクバンは、今季25試合に出場し、 8ゴール6アシストを記録している。



ベシクタシュ、カリウスは出て行く! 替わりの候補は2人(ファナティック紙 20. 3.21)

イェルーン・ズート ティモン・ヴェレンロイター  ベシクタシュで、決して期待通りのプレーを見せることができないでいるカリウスは、今季末を持ちレンタル期間が満了する。セルゲン・ヤルチュン監督は、このドイツ人GKを切り捨て、チームに残ることを求めていない。ベシクタシュでは、カリウスの替わりとして、PSVアイントフォーヘンの29歳のGKイェルーン・ズートとヴィレムIIのティモン・ヴェレンロイターの獲得が日程に上がってきている。

 ベシクタシュは、今季、ロリス・カリウスのミスで、多くの勝ち点を失ってきた。このため、カリウスを留めるつもりはない。ベシクタシュは、来季は、オランダ人GKにゴールマウスを任せるつもりをしている。ベシクタシュのフロントは、既に視察の終わっている2人のGKと交渉を持っている。その内の1人が、PSVアイントフォーヘンのイェルーン・ズートだ。フロント陣は、イェルーン・ズートの視察を、既に終えている。そして、もう1人がヴィレムIIの24歳のティモン・ヴェレンロイターだ。
 セルゲン・ヤルチュン監督が、この2人の内の1人に同意をしてくれることを、フロント側は待っているところだ。



ガラタサライの補強活動、3人のスター選手と調印(アクシャム紙 20. 3.20)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(スター紙) エムレ・クルンチ(ファナティック紙) ファーティフ・テリム監督(アクシャム紙)  ガラタサライが、シワス・スポルとの契約が、今季末で満了するメルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチと、仮契約に調印した。

 今季、左サイドを、33歳の長友とライアン・バベルでスタートしたガラタサライは、前後半のインターヴァル期間に若返りを図った。3人の平均年齢が22歳というサラッキ、ヘンリー・オニエクル、ジュセ・セキディとの契約をして、クラブとしての平均年齢を25〜26歳にしたのだった。
 そして、シワス・スポルの25歳のスター選手メルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチの2人と仮調印を行ったガラタサライは、今季末に自由契約となる、チャイクル・リゼの1996年生まれの攻撃的選手オーウルジャン・チャーラヤンとも合意間近である。

                  必要なにも拘わらず、ダ・コスタを拒否

 ファーティフ・テリム監督は、「年齢が30に近い選手は獲りたくない」と言い、ガラタサライの未来を見据えた計画を立てている。同監督は、1月にストッパーが必要なにも拘わらず、自由に契約できたダ・コスタを拒否したため、1986年生まれの、このモロッコ人選手ダ・コスタはトラブゾン・スポルに行ってしまった。若いトルコ人選手であるメルト・ハカン・ヤンダシュとエムレ・クルンチ、それにオーウルジャン・チャーラヤンを長期的に観ていこうという考えのガラタサライは、外国人の補強でも、25〜26歳であることを大事にすることになる。今季末には、30歳を越えているマリアーノ・フィーリョ、長友、セルチュク・イナンを放出して、チームの若返りを行うことになろう。



アデム・リャイッチ、先発メンバーに復帰(サバハ紙 20. 3.19)

セルゲン・ヤルチュン監督(ファナティック紙)  ベシクタシュでは、この週末に、ヴォーダフォン・アリーナで予定されているアンタルヤ・スポル戦では、選手起用に改訂が考えられている。アンカラ・グジュ戦とガラタサライ戦で、相次ぐひどいプレー見せてしまったケヴィン・プリンス・ボータングを、たとえ準備が整っていたにしても、控えに回すことが考えられている。32歳のガーナ人選手ケヴィン・プリンス・ボータングに替えて、アデム・リャイッチを先発メンバーに起用すると考えられているのだ。ベシクタシュでは、もう1つの変更というのは、ギョクハン・ギョヌルとイェレマイン・レンスとの選択にある。ダービーマッチで、ギョクハン・ギョヌルが傷んだため、今週は、休養を取らせ、替わりにイェレマイン・レンスを右サイドバックに起用するものと考えられている。出場停止のブラク・ユルマズの替わりとしてのFWは、ウムト・ナイルが起用される可能性が、最も高い。



ベシクタシュ、ダービーマッチを前に気合を貯め込んだ(TRT 20. 3. 7)

ボータング(左)ステリオス・キッツォー(右)(ベシクタシュ公式HP) アデム・リャイッチ(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第25節開幕試合で、アンカラ・グジュを、2:1でくだし、2連勝を遂げた。

 トルコ・リーグ第25節で、ベシクタシュとアンカラ・グジュが対峙した。ベシクタシュは、前半6分に、ブラク・ユルマズがPKであげたゴールで先制し、そのスコアを守り、前半を1:0とリードしたまま終えた。そして、後半は、2ゴールが生まれるとともに、多くのゴールチャンスが生まれた。ホームのベシクタシュは、同43分、アデム・リャイッチのゴールで2:0とした。同ロスタイム3分には、イルハン・パルマクがPKを決め、アンカラ・グジュに希望が生まれたが、結果は変わらず、ベシクタシュが2:1で勝利を収めた。
 ベシクタシュは、この結果、勝ち点を43に伸ばし、5位を守り、ガラタサライとのダービーマッチを前に、気合を詰め込んだ。一方のアンカラ・グジュは、同20に留まり、降格圏から離れることは叶わなかった。アンカラ・グジュは、これで、3連敗を喫したことになる。

                試合経過

 前半4分、ベシクタシュがPKを獲得した。アッティバ・ハッティンソンが、アンカラ・グジュのペナルティエリア内でピッチに倒れると、アルダ・カルデシュレル主審がPKを指示した。同6分、そのPKを蹴ったブラク・ユルマズがゴールを決めたのだった。1:0。
 同12分、タイラー・ボイドが、右サイドでゴールラインまで持ち込み、内へと入れた。そのボールに合わせて、ブラク・ユルマズが強いシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外に収まっただけだった。
 同13分、ペナルティエリア内でフリーになっていたボールを捉えたイェレマイン・レンスが、ブラク・ユルマズに回した。シュートコースを開けたブラク・ユルマズだったが、シュートを放つと、ボールは目の前にいる主審に当たり、好機を潰してしまった。だが、再度シュートを放ったが、ボールは、枠を逸れ外に出て行ってしまっただけだった。
 残りの時間では、両者ともに好機を見い出せウず、前半は、ベシクタシュが1:0とリードしたまま終わった。
 後半14分、ロドリゲスのパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入ったデヴァー・オリギルが、ゴール斜め前からシュートを放つと、カリウスが、ゴールポスト際からコーナーキックに替えた。
 同31分、ロドリゲスのスルーパスに反応してペナルティエリア内へと入ったファティが、GKと1対1となった。そのファティがシュートを試みたが、ボールは、枠を捉えることなく外に出て行っただけだった。
 同43分、ベシクタシュが2点目を決めた。ブラク・ユルマズが失ったボールを、ペナルティエリアの外で得たアデム・リャイッチが、遠目からだったがシュートを試みると、アンカラ・グジュのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。
 同ロスタイム1分、ドマゴイ・ヴィダが、ペナルティエリア手前でロドリゲスに執った行為を、アルダ・カルデシュレル主審はファウルとした。ベシクタシュの選手は、フリーキックに備えていると、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、同主審はPKを指示した。同ロスタイム3分、このPKを、イルハン・パルマクが、ベシクタシュのゴールネットに送り込んだ。2:1。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=イェレマイン・レンス、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトール・ルイス、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、モハメッド・エルネニ=タイラー・ボイド、ケヴィン・プリンス・ボータング(後半21分:アブドゥライ・ディアビ )、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半33分:アデム・リャイッチ)=ブラク・ユルマズ(後半45分:ウムト・ナイル)
【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツォー、アンテ・クルシッチ、ミカル・パズダン、アッティラ・トゥラン(後半ロスタイム2分:イルハン・パルラク)=ダニエル・ロカシク(後半39分:オスカー・スカリオーネ)、リカルド・ファティ=セダト・アーチャイ(後半23分:サバ・ロブザニーゼ)、ゲルソン・ロドリゲス、コンラード・ミチャラク=デヴァー・オリギル



トラブゾン・スポル、ガジシェヒル・ガジアンテップ戦の登録メンバー(TRT 20. 3. 6)

ヒュセイン・チムシル監督(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第25節、3月7日(土)にアウェーで戦うガジシェヒル・ガジアンテップ戦に向け、ガジアンテップに移動した。トラブゾン・スポルは、4人の選手を、帯同メンバーに入れなかった。

 メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで、ヒュセイン・チムシル監督指揮下行われた練習を打ち上げたトラブゾン・スポルは、この練習では戦術面に関してのものだった。トラブゾン・スポルの選手団は、練習後、トルコ航空の特別便でガジアンテップに向かった。
 その帯同メンバーには、故障を抱えるアフメット・ジャンバズ、マジド・ホセイニ、ユスフ・サル、ジョアオ・ペレイラの姿はなかった。ガジシェヒル・ガジアンテップ戦に向けての22人の帯同メンバーは、次の通りである。「ウーウルジャン・チャクル、エルジェ・カルデシュレル、アルダ・アクブルト、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、マヌエル・ダ・コスタ、マノエル・メッシアス、キャーミル・アフメット・チョレクチ、セルカン・アサン、アブドゥラヒム・ドゥルスン、フィリップ・ノヴァク、オビ・ミケル、ドーアン・エルドーアン、アブドゥルカディル・パルマク、ホセ・ソーサ、バドゥ・ンディアエ、ビラル・バシャジュクオウル、アブドゥルカディル・オミュル、ギレルメ・コスタ・マルケス、アンソニー・ンワケメ、アレキサンダー・ソルロート、カレブ・エクバン」。



アンタルヤ・スポル 0:1 アランヤ・スポル(ヒュリエット紙 20. 3. 5)

フェルナンデス(中)を讃える(サバハ紙) マノリス・シオピス(左)パウル・ムカイル(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ杯準決勝第1戦で、アンタルヤ・スポルとアランヤ・スポルが対峙した。アランヤ・スポルは10人になってしまった試合だったが、後半ロスタイム2分に勝利に到達した。そして、決勝戦に進出するためのアドヴァンテージを得たのだった。

 トルコ杯準決勝第1戦で、アンタルヤ・スポルとアランヤ・スポルが、アンタルヤ・スタジアムで対峙した。アランヤ・スポルは、後半ロスタイム2分にジュニオール・フェルナンデスがあげたゴールで、アンタルヤ・スポルをアウェー戦で0:1でくだし、決勝進出へのアドヴァンテージを得た。また、アランヤ・スポルは、後半18分、ウエリントンがレッドカードをもらい、以後10人で戦うことになった。

                試合経過

 前半9分、アンタルヤ・スポルのディフェンダーが、大きくクリアできなかったボールを得たシセがシュートを放つと、GKフェルハト・カプランがボールに触れることで、サイドネットの外に吸い込まれた。
 同22分、アンタルヤ・スポルのペナルティエリアの外ゴールを正面に見た位置で、エフェジャン・カラジャのパスを受け、サリフ・ウチャンがシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同30分、フェルナンデスが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放ったが、GKフェルハト・カプランがパンチングで防いだ。
 同32分、ヤホヴィッチのパスを受け、ペナルティエリアの外からフレディがシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 後半19分、アンタルヤ・スポルのフレディが、ディフェンスの裏に放り込んだロングボールに反応して、ヤホヴィッチとDFウエリントンが動き出した。ヴィデオ判定システム審判からの警告で、アルペル・ウルソイ主審は、確認後、ボールを手で遮ろうとしたとして、ウエリントンにレッドカードが出した。
 同29分、ペナルティエリア内で、シナン・ギュムシュが、コーナーフラッグ近くから後ろへ出したボールに対し、走り込んで来たエルサン・ギュルムがシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同43分、フェルナンデスからのパスを、ゴール右斜め前で得て、ペナルティエリア内へと侵入したエフェジャン・カラジャがシュートを放つも、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同44分、ポドルスキが出したロングボールを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たグスタヴォ・ブランコがシュートを放ったが、ボールはGKに跳ね返されてしまった。
 同ロスタイム2分、アランヤ・スポルのフリーキックを、サリフ・ウチャンが蹴り、内へと入れたボールに反応して、フェルナンデスがシュートを放つと、これが、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=サリフ・ドゥルスン(後半33分:グスタヴォ・ブランコ)、オンドレジ・チェルスカ、エルサン・ギュルム、エレン・アルバイラク=ウフク・アクヨル、デルヴィン・ンディンガ=パウル・ムカイル(後半1分:アミルトン)、フレディ・クレンベ、シナン・ギュムシュ=アディス・ヤホヴィッチ(後半20分:ルーカス・ポドルスキ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=オヌル・ブルト、スティーヴン・コーカー(後半1分:ウエリントン・シルヴァ)、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジェイフン・ギュルセラム、サリフ・ウチャン=エフェジャン・カラジャ、ジュニオール・フェルナンデス、マノリス・シオピス(前半18分:アナスタシオス・バカセタス)=パピス・シセ(後半45分:ヤシン・バンムー)



トラブゾン・スポル 2:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP+ファナティック紙補綴 20. 3. 4)

アレキサンダー・ソルロート(左)フィリップ・ノヴァク(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ギレルメ、ミハ・ザイッチ、キャーミル・アフメット・チョレクチ(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ杯準決勝第1戦を、アウェーでトラブゾン・スポルと対峙したフェネルバフチェは、2:1で敗れてしまった。フェネルバフチェのゴールは、後半36分にヴェダト・ムリキのあげたものであるのに対し、トラブゾン・スポルのゴールは、後半1分のアレキサンダー・ソルロート、同21分のフィリップ・ノヴァクのあげたものだった。

 トルコ杯準決勝第2戦は、4月21日(火)午後8時30分より、ウルケル・スタジアムで行われることになっている。

                 試合経過

 前半4分、フィリップ・ノヴァクが、左サイドからのロングスローインをしようとしたボールが、ホセ・ソーサの前に落ちた。ホセ・ソーサは、走り込んで来て、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、GKアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。
 同10分、ホセ・ソーサとのマッチアップで故障を発生させたシモン・ファレッテに替わり、トルガイ・アルスランが投入された。シモン・ファレッテは、救急車で搬出されていった。
 同20分、相手選手をすり抜け、ペナルティエリア内へと入り込んだトルガイ・アルスランがシュートを放つと、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同27分、オザン・トゥファンが、ペナルティエリアの外からグランダーのシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たったあと、GKエルジェ・カルデシュレルが倒れ込みながらもコントロールした。
 同ロスタイム2分、メフメット・エキジが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から枠を捉えたシュートを放つと、GKエルジェが、際どくパンチングで防いだ。
 後半1分、アレキサンダー・ソルロートが、ペナルティエリア・ライン手前で奪い取ったボールを持ちペナルティエリア内へ入り、GKと1対1となったところからシュートを放つと、ボールは、アルタイ・バユンドゥルの左を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 同5分、エクバンが放ったシュートを、ディフェンダーがクリアすると、そのボールが、ペナルティエリアのゴール左斜め前にいたギレルメの前に転がった。そのギレルメがシュートを放つと、ディフェンダーが、際どくコーナーキックに替えた。
 同21分、エクバンが、左サイドからボールを持ち込み、ペナルティエリア内へと入るや、PKポイントに向けてグランダーのボールを入れた。そこへ走り込んで来たノヴァクが、枠に捉えたシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。2:0。
 同31分、フェルディ・カドゥオウルが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリアのゴール右斜め前にいたマウリシオ・イスラがシュートを試みた。だが、ゴールライン手前にいたダ・コスタがヘッドでコーナーキックに替えた。
 同36分、オザン・トゥファンが、ペナルティエリアの外から枠を捉えた強烈なシュートを放つと、GKエルジェ・カルデシュレルが、倒れ込みながらも際どくコーナーキックに替えた。
 同37分、フェネルバフチェが、点差を1に縮めた。メフメット・エキジが、右サイドからセンタリングを入れると、そのボールコースに入り、いいジャンプを見せたヴェダト・ムリキがヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。2:1。
 同42分、ヴェダト・ムリキのパスに反応してディフェンスの裏を取り、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たフェルディ・カドゥオウルがシュートを放ったが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 そして、試合は、トラブゾン・スポルが2:1とリードを保ったまま終わった。

【トラブゾン・スポル】エルジェ・カルデシュレル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、マヌエル・デ・コスタ、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ(前半39分:ギレルメ)、アブドゥルカディル・パルマク=カレブ・エクバン(後半29分:アブドゥルカディル・オミュル)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ(後半44分:ビラル・バシャジュクオウル)=アレクサンダー・ソルロート
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、ジャイルソン、シモン・ファレッテ(前半10分:トルガイ・アルスラン)、デニズ・テュリュチ=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ=メフメット・エキジ、マックス・クルーゼ(後半30分:フェルディ・カドゥオウル)、トルガ・ジエルジ(後半27分:ミハ・ザイッチ)=ヴェダト・ムリキ



バシャクシェヒル・スポル 3:1 ガジシェヒル・ガジアンテップ(ファナティック紙+サバハ紙補綴 20. 3. 3)

アンドレ・ソーサ、クリヴェリ、アレクシッチ(左)(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター) デンバ・バ(右)を讃えるガエル・クリシー(左)(ミリエット紙)  UEFA欧州リーグで歴史を塗り替えたバシャクシェヒル・スポルが、ガジシェヒル・ガジアンテップとの試合でトルコ・リーグに戻って来た。そして、その試合に勝ち、首位の座を確保した。ホームのバシャクシェヒル・スポルのゴールは、ガエル・クリシー(後半6分)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半18分)、デンバ・バ(後半31分)に生まれ、アウェーのガジシェヒル・ガジアンテップの唯一のゴールは、ケナン・オゼルのあげたものだった。

 ヨーロッパで胸を張った戦いを続けるバシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグでも大きな足音を立て突き進んでいる。今節の最終試合で、ガジシェヒル・ガジアンテップをホームに迎えたオカン・ブルク監督率いるバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点3を3ゴールで獲得し、再び、首位の座に就いた。この勝利で、バシャクシェヒル・スポルは、試合数が多いなかだが、勝ち点49で、同48のトラブゾン・スポルを押さえ首位の座に就いたのだ。

                 試合経過

 前半2分、右サイドでボールを得たオウズ・ジェイランが、ペナルティエリアへと向けてボールを入れると、走り込んで来たパトリック・トゥマシはシュートを放った。だが、ボールはゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。
 同11分、右サイドでボールを得たエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、それに合わせて、クリヴェリがシュートを放った。そのボールは、GKギュナイから跳ね返り、再び、クリヴェリの前に転がった。そのクリヴェリがシュートを放ったが、シュートコースに入ったディフェンダーが、大きくクリアしてしまった。
 同27分、ペナルティエリア内でボールを得たエディン・ヴィスチャが、シュートを試みたが、GKギュナイがコントロールしてしまった。
 後半3分、左サイドからボールを持ちペナルティエリア内へと侵入したエディン・ヴィスチャがシュートを放つと、ボールは、ゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。
 同6分、左サイドからボールを持ちペナルティエリア内へと入ったデンバ・バが出したボールを得たガエル・クリシーが、グランダーのシュートを放つと、これが、ガジシェヒル・ガジアンテップのゴールネットを揺らした。1:0。
 同18分、カイサラが右サイドから出したボールを、ペナルティエリアの外で得たイルファン・ジャン・カフヴェジがシュートを放つと、これが、ガジシェヒル・ガジアンテップのゴールネットに突き刺さった。2:0。
 同27分、アウェーのガジシェヒル・ガジアンテップが点差を1に縮めた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアレクサンドル・マキシムが、いい位置取りをしていたケナン・オゼルにパスを出した。そのケナン・オゼルが、インサイドキックで狙い澄ましたシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットに収まったのだった。2:1。
 同31分、バシャクシェヒル・スポルが、点差を2と拡げた。GKメルト・ギュノクのロングフィードに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったクリヴェリがボールに追いついた。そして、このフランス人選手クリヴェリは、ペナルティエリア内へと持ち込むと、ボールをアレクシッチに出した。ペナルティエリアの外でボールを得たアレクシッチがシュートを放つと、GKギュナイがパンチングで防ぎ、ボールはゴールエリアに跳ね返った。跳ね返りのボールを得たデンバ・バがシュートを放つと、ガジシェヒル・ガジアンテップのゴールネットに収まったのだった。3:1。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半24分:オケチュク・アズブイケ)=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ(後半36分:ベルカイ・オズジャン)、エルジェロ・エリア(後半1分:デンバ・バ)=エンゾ・クリヴェリ
【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、パピィ・ジロボジ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=アレクサンドル・マキシム、アンドレ・ソーサ(後半36分:フルカン・ソヤルプ)、ギュライ・ヴラル(後半22分:スレイマヌ・ディアッラ)=パトリック・トゥマシ、オラーレンワジュ・カヨーデ(後半21分:ケナン・オゼル)



ガラタサライ 3:0 ゲンチレル・ビルリーイ(ヒュリエット紙改+ファナティック紙補綴 20. 3. 2)

バイアノ(左)ソフィアン・フェグリ(右)(スコル紙) ファルカオ(スコル紙)  トルコ・リーグ第24節で、ガラタサライがゲンチレル・ビルリーイを3:0でくだした。ガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、前半3分にドンクが、同33分と後半24分にラダメル・ファルカオがあげたものだった。トルコ・リーグで、ここ8試合勝ち続けているガラタサライは、勝ち点を48に伸ばした。一方のゲンチレル・ビルリーイは、同27に留まった。

                 試合経過

 前半3分、ガラタサライが先制した。オメル・バイラムが右コーナーキックを蹴ると、そのコースに入りジャンプを見せたドンクが、ヘッドで合わせると、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同27分、ガラタサライが、ゴールに迫った。マリアーノ・フィーリョが、ゴールエリア内にいたサラッキにボールを送った。絶好のチャンスだったが、サラッキはボールに間に合わなかった。
 同34分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。ソフィアン・フェグリのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取り、ペナルティエリア内へと入ったマリアーノ・フィーリョが、ダイレクトで背後から動き出していたファルカオに渡した。コロンビア人選手ファルカオが、グランダーのボールに合わせると、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットに収まった。2:0。
 後半8分、フラヴィオが、遠い距離からのフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙った。GKムスレラが、右を抜けゴール隅に向かったボールに飛びつき、辛うじてコーナーキックに替えた。
 同9分、タイラン・アンタルヤルがプレスをかけると、ゲンチレル・ビルリーイのGKノルトフェルトが、短いキックを蹴ると、そのボールを得たファルカオが、ペナルティエリア内へと入るやシュートを放ったが、ディフェンスに入っていたフラヴィオが、際どくコーナーキックに替えた。
 同17分、マリアーノ・フィーリョからのパスを、ペナルティエリアの右サイドで得たソフィアン・フェグリが、グランダーのパスを送った。そのボールに反応して動き出していたファルカオが、そのボールに触れることができず、ガラタサライにとって大きなチャンスを逸してしまった。
 同24分、ホームのガラタサライが3:0とした。ヘンリー・オニエクルが左サイドからパスを出すと、ペナルティエリア・ラインの左でボールを得たソフィアン・フェグリが、相手選手にフェイントをかけようとして、フラヴィオにボールが当たり、背後で動き出していたファルカオの前に転がった。そのファルカオが、強いシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。
 同35分、僅か15秒前に投入されたアンドーネが、ゴールにとっても迫った。右サイドから送られたロングパスに反応して動き出していたヘンリー・オニエクルが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得た。そのヘンリー・オニエクルが、ゴール前に走り込んで行こうとしていたアンドーネにボールを送った。ルーマニア人選手アンドーネが、至近距離からシュートを放つと、GKノルトフェルトが胸に収めた。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、ライアン・ドンク、マルセロ・サラッキ=ジャン・ミシェル・セリ、オメル・バイラム(後半29分:エムレ・アクババ)=ソフィアン・フェグリ(後半39分:ジュセ・セキディカ)、タイラン・アンタルヤル、ヘンリー・オニエクル=ラダメル・ファルカオ(後半34分:フローリン・アンドーネ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=アフメット・オウズ、フラヴィオ・ラモス、ザルゴ・トゥーレ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=ベラト・オズデミル(後半19分:サディオ・ディアロ)、ファブリシオ・バイアノ=ステファン・セセニョン、ダニエル・カンデア(後半19分:ナディル・チフトチ)、ヤシン・ペフリヴァン=ジョヴァンニ・シオ(後半38分:ラーメットゥラー・ベリシュベク)



フェネルバフチェ、最後に勝ち点1を確保(NTV+TRT補綴 20. 3. 1)

起死回生の同点ゴール、ミハ・ザイッチ(フェネルバフチェ公式HP) ボッフィン、ヴェダト・ムリキ、オンドレジ・チェルスカ(左から)(ベシクタシュ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第24節で、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦に臨んだ。前半は、0:1とリードして終えたが、後半に浴びたゴールで、2:1と逆転されたが、最後の最後に勝ち点1を得る同点弾が生まれた。

                フェネルバフチェ、3人の交替

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、トルコ・サッカー協会規律委員会により、1試合の出場停止ということで、ベンチに座ることができなかった。フェネルバフチェは、前節、ガラタサライとのダービーマッチで1:3で敗れたときの先発メンバーより3人の選手を替えて、試合に臨んだ。アンタルヤ・スポル戦では、マウリシオ・イスラ、トルガイ・アルスラン、トルガ・ジエルジに替えて、ファレッテ、ルイス・グスタボ、メフメット・エキジを、先発メンバーに起用した。

                ポドルスキ、初めて先発メンバー入り

 ホームのアンタルヤ・スポルのタメル・トゥナ監督は、前節の新マラテヤ・スポルの先発メンバーを、いじらざるをえなかった。同監督は、累積警告で出場停止のシナン・ギュムシュに替えて、移籍解禁期間に加入して、前節、勝利をもたらすゴールを決めたスター選手ルカス・ポドルスキを、初めて先発メンバーに入れた。
                フェネルバフチェ、リードして前半を終える

 前半10分、フェネルバフチェが、相次ぐ2回のビッグチャンスで、ゴールに迫った。左サイドからマックス・クルーゼがセンタリングを入れると、ファーサイドにいたメフメット・エキジがヘッドで合わせた。GKボッフィンが触れたボールを、ディフェンダーのチェルスカが、ゴールライン上からクリアした。跳ね返りのボールの右にいたメフメット・エキジが、フリーの状態でシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同19分、アンタルヤ・スポルが、大きなチャンスを掴みながら結果を出せなかった。フェネルバフチェのディフェンダーのミスを咎めボールを得たアミルトンが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み、そして、GKアルタイ・バユンドゥルと1対1となった。アミルトンは、フェイントをかけてアルタイ・バユンドゥルをかわそうとした。だが、前に出たアルタイ・バユンドゥルがボールを押さえ、ゴールを許さなかった。
 同35分、フェネルバフチェが先制した。メフメット・エキジからのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入ったオザン・トゥファンがセンタリングを入れると、ゴール前にいたヴェダト・ムリキが狙い澄ましたシュートを放ち、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。

                ポドルスキ、英雄に、アンタルヤ・スポルが逆転

 フェネルバフチェは、後半に入り、望ましいサッカーを見せることができなかった。ポドルスキのアシストで、同7分、アミルトンがスコアを1:1とするゴールを決めた。左サイドで、ゴールライン際までボールを持ち込んだポドルスキがゴール目にセンタリングを入れると、アミルトンがヘッドで合わせた。ボールは、ディフェンダーに当たりゴールインしたのだった。
 同12分、ポドルスキが、グランダーのボールでフリーキックを蹴ると、ペナルティエリアでフリーになっていたハカン・オズメットが走り込んで来てシュートを放つと、アルタイ・バユンドゥルが、ボールに触れることはできたが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らすのを防ぐことができなかった。
 同15分、アミルトンが右サイドからセンタリングを入れると、フェネルバフチェのディフェンスの裏を取り、GKと1対1となったヤホヴィッチがゴールを決めた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、主審はオフサイドがあったとして、ゴールは取り消された。

                最後の最後に同点ゴール

 フェネルバフチェは、最後の瞬間には、多くの選手がゴール前に詰めた。同ロスタイム5分、ロングボールに反応して動き出していたミハ・ザイッチが、ヘッドでゴールを決め、スコアを2:2とした。この結果、フェネルバフチェは勝ち点を39とし7位となった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、オンドレジ・チェルスカ、フェドール・クドゥラショフ=ハカン・オズメルト、デルヴィン・ンディンガ(後半19分:カルレス・フェルナンド)=アミルトン(後半33分:パウル・ムカイル)、フレディ、ルーカス・ポドルスキ(後半42分:チコ)=アディス・ヤホヴィッチ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナビル・ディラル(後半21分:ミハ・ザイッチ)、セルダル・アズィズ、シモン・ファレッテ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半40分:フェルディ・カドゥオウル)=ジャイルソン、ルイス・グスタボ=オザン・トゥファン(後半44分:メヴルト・エルディンチ)、マックス・クルーゼ、メフメット・エキジ=ヴェダト・ムリキ



アランヤ・スポル 1:2 ベシクタシュ(NTV+ベイン・スポル&サバハ紙補綴 20. 2.29)

アッティバ・ハッティンソン(左)マノリス・シオピス(右)(アランヤ・スポル公式HP) ブラク・ユルマズ(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第24節開幕試合で、アランヤ・スポルとアウェー戦を戦ったベシクタシュは、ブラク・ユルマズのゴールで1:2で勝った。アランヤ・スポルが、前半を1:0とリ−ドして終えたにも拘わらず、後半、ブラク・ユルマズが、PKによる得点を含む2ゴールを決め、勝利を手に入れたのだった。

 トルコ・リーグで首位を窺う2クラブのアランヤ・スポルとベシクタシュが、第24節で対峙した。イドリブで犠牲になった33人の兵士を悲しむなかで行われたこの試合、アウェーのベシクタシュが1:2で制した。
 アランヤ・スポルが前半、ベシクタシュが後半に、それぞれ躍動したこの試合、先制したのはホームのアランヤ・スポルの方だった。アランヤ・スポルは、前半37分、ジュニオール・フェルナンデスのゴールで先制したのだ。エフェジャン・カラジャからボールを得たオヌル・ブルトが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドでいいジャンプを見せたジュニオール・フェルナンデスがヘッドで合わせた。ボールは、GKカリウスの左を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。1:0。前半は、このスコアのまま終わったが、後半に入ると、ベシクタシュが、同点に追いつこうと果敢に攻めに出てきた。ボータングが投入され、危険な場面が生まれていったが、ついに同25分に、ブラク・ユルマズがゴールを決め、ベシクタシュは同点に追いいた。ペナルティエリア内で、タイラー・ボイドとワンツーをしたエルネニが、ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、そのボールコースに入ったブラク・ユルマズが、前かがみになりヘディングシュートを試みると、アランヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:1。アウェーのベシクタシュは、残りの時間、一層に効果的な攻めを見せるようになり、同40分、ブラク・ユルマズのシュートが、コーカーの手に当たったのを咎めたハリス・オズカヒャ主審がPKを指示した。そのPKを、ブラク・ユルマズが蹴ると、ボールは、GKマラフォナが防ごうとしたがゴールネットに突き刺さったのだった。1:2。
 アランヤ・スポルは、勝ち点39に留まったが、ベシクタシュは、セルゲン・ヤルチュン監督就任後、これで3勝目を記録することになった。そして、勝ち点は40に伸び、試合数が多いなかだが5位に上がった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=オヌル・ブルト、スティーヴン・コーカー、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=マノリス・シオピス、ジェイフン・ギュルセラム(後半19分:サリフ・ウチャン)=エフェジャン・カラジャ、アナスタシオス・バカセタス(後半43分:ヤシン・バンムー)、ジュニオール・フェルナンデス(後半30分:ムスタファ・ペテクメク)=パピス・シセ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ヴィクトール・ルイス、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=モハメッド・エルネニ、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半17分:ケヴィン・プリンス・ボータング)、タイラー・ボイド(後半33分:アブドゥライ・ディアビ )、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半44分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ブラク・ユルマズ



バシャクシェヒル・スポル、ヨーロッパで歴史を綴り続ける(TRT改 20. 2.28)

デンバ・バ(左)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(サバハ紙)  UEFA欧州リーグ32強の戦いの第2戦で、ポルトガルのスポルティング・リスボンを、延長戦まで持ち込んだ試合で4:1でくだしたバシャクシェヒル・スポルが、2戦合計で勝ち上がった。バシャクシェヒル・スポルは、史上初めてヨーロッパで16強に進出した。

 バシャクシェヒル・スポルが、UEFA欧州リーグ32強の戦い第1戦を3:1で失った、その第2戦、ポルトガルのスポルティング・リスボンをホームに迎え、延長戦の結果、4:1でくだし、勝ち上がりを決めた。
 ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、バシャクシェヒル・スポルは、マルティン・シュクルテルの前半31分にあげたゴールで1:0と先制した。エディン・ヴィスチャが蹴った右コーナーキックを、ニアサイドに向かい動き出したデンバ・バがヘッドで合わせると、GKマクシミアノがゴールライン上で防いだ。跳ね返りのボールを、ディフェンダーが大きくクリアできないでいると、ボールの行き先にいたマルティン・シュクルテルがヘディングシュートを試みると、スポルティング・リスボンのゴールネットを揺らしたのだった。同45分、バシャクシェヒル・スポルが点差を2と拡げた。ペナルティエリアの右サイドで得たフリーキックをアレクシッチが蹴った。直接ゴールを狙ったボールは、ニアサイドに一歩動いたマクシミアノを抜け、ファーサイドのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。そして、前半は、このスコアで終わった。
 アウェーのスポルティング・リスボンは、後半23分、ルチアーノ・ヴィエットのゴールで、点差を1と縮めた。アクナが左サイドからセンタリングを入れると、ボールコースの後方のいい位置でジャンプを見せたヴィエットがヘッドで合わせると、ボールは、GKメルト・ギュノクの右を抜け、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットに収まったのだった。2:1。試合を諦めないバシャクシェヒル・スポルは、同ロスタイム1分、エディン・ヴィスチャのゴールで、スコアを3:1とした。左サイドでボールを得て、ドリブルをしながらペナルティエリア内へと入ったエディン・ヴィスチャが、前に選手が混み合っているなか、狭い角度であったにも拘わらず、シュートを放つと、GKマクシミアノの左を抜けるゴールが決まったのだった。3:1。このゴールで、バシャクシェヒル・スポルは、勝負を延長戦に持ち込むことに成功した。そして、延長後半14分、バシャクシェヒル・スポルのスター選手エディン・ヴィスチャがPKを決め、スコアを4:1としたのだった。カイサラが、ペナルティエリア内で、ヴィエットのチェックを受け、ピッチに倒れ込んだのを咎めたスペイン人主審ラオスがPKを指示し、これを、エディン・ヴィスチャが決めたのだった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、バシャクシェヒル・スポルが4:1で勝ち、史上初めてヨーロッパのカップ戦で16強進出を決めたのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=オケチュク・アズブイケ(後半32分:ベルカイ・オズジャン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半44分:ロビーニョ)=エディン・ヴィスチャ(延長後半15分:カルロス・ポンク)、ダニエル・アレクシッチ、エルジェロ・エリア(後半40分:フレデリック・グルブランドセン)=デンバ・バ



フェネルバフチェ、重大な変更(TRT 20. 2.27)

エルスン・ヤナル監督(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、調子の悪い選手、出場のできない選手が多いことから、アンタルヤ・スポル戦では、選手起用の変更を行う。メフメット・エキジ、シモン・ファレッテ、フェルディ・カドゥオウルが、先発メンバーに起用されるものと思われる。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、アンタルヤ・スポル戦の先発メンバーに重大な変更を行う。ガリー・ロドリゲスとエムレ・ベレズオウルは故障、マウリシオ・イスラは累積警告で出場停止、デニズ・テュリュチはレッドカードをもらったため出場停止のため、この一戦には出場できないのだ。また、同監督は、ストッパーとしてミスを犯し、勝ち点を失うことに大きな役割を果たしてしまっているジャイルソンを控えに回すことになろう。そのため、セルダル・アズィズの傍らにはシモン・ファレッテを起用するものと思われる。マウリシオ・イスラの替わりとして右サイドバックにはナビル・ディラルが入ることになろう。累積警告で出場停止明けとなるルイス・グスタボの傍らにはトルガ・ジエルジが置かれる。更に、一番大きなサプライズとなるのは、トップ下だ。ダービーマッチで終盤に起用され、チームに大きな興奮をもたらしたメフメット・エキジが、先発メンバーに入る。この場合には、マックス・クルーゼは左サイドに入ることになる。そして、フェルディ・カドゥオウルが、アンタルヤ・スポル戦では右サイドに入ることになろう。



トラブゾン・スポル、16日間に5試合(ファナティック紙 20. 2.26)

ヒュセイン・チムシル監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルのヒュセイン・チムシル監督は、トルコ杯とトルコ・リーグで、16日間で戦うのが5試合もあるという厳しい日程を前に、選手たちに警告を発し、全員に準備を整えておくよう求めた。

 トルコ・リーグ第24節で、ホームにチャイクル・リゼを迎えるトラブゾン・スポルは、この試合に向けた準備を続けているところだ。1試合少ないにも拘わらず、勝ち点が45にも達し、トルコ・リーグで2位につけ、優勝候補の最も有力なクラブの1つであるトラブゾン・スポルは、トルコ杯でも勝ち残っている。16日間で、トルコ杯とトルコ・リーグ併せて5試合を戦うトラブゾン・スポルの目標は、この厳しい期間、勝ち点を失わないことだ。
 トラブゾン・スポルが戦う厳しい5試合というのは、2月29日(土)にチャイクル・リゼ戦で始まる。3月3日(火)には、トルコ杯準決勝第1戦で、宿敵フェネルバフチェをホームに迎える。その後、3月7日(土)には、アウェーでガジシェヒル・ガジアンテップと戦うトラブゾン・スポルは、地震のため延期されたアウェーで戦う新マラテヤ・スポル戦が、3月11日(水)にある。そして、3月15日(日)には、優勝争いにのライバルであるバシャクシェヒル・スポルをホームに迎え、この一連の厳しいを日程が終わるのだ。



チャイクル・リゼ 1:2 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙+ベイン・スポル補綴 20. 2.25)

デニス・ガルマッシュ(左)エルジェロ・エリア(右)(ファナティック紙) エディン・ヴィスチャ(ヒュリエット紙)  バシャクシェヒル・スポルは、後半ロスタイム1分に、マルティン・シュクルテルのあげたゴールで、チャイクル・リゼを1:2でくだし、首位の座に就いた。

 首位を追走するクラブの1つであるバシャクシェヒル・スポルが、トルコ・リーグ第23節でチャイクル・リゼとのアウェー戦を戦った。大きな興奮で包まれたなか推移し、多くの好機が往きかった試合で、バシャクシェヒル・スポルは、前半43分に先制した。ペナルティエリア内で、ウマルがデンバ・バにチェックに入り、デンバ・バがピッチに倒れると、この試合の主審ジュナイト・チャクルはPKを指示した。このPKを、エディン・ヴィスチャが蹴ると、ボールは、GKギョクハン・アッカンの右を抜け、チャイクル・リゼのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。
 前半は、こうして終わったが、後半、チャイクル・リゼの同点に追いつこうという努力が、同15分に実った。カイサラの大きなミスを咎めボールを奪ったウマルが、GKメルト・ギュノクをかわし、がら空きとなったゴールマウスにボールを放り込んだのだった。1:1。そして、皆が、試合はこのまま終わるのではと思っていた後半ロスタイムに、マルティン・シュクルテルが表舞台に上がった。オカン・ブルク監督によりゴールを求めて投入され、FWとしてプレーしたマルティン・シュクルテルが、同ロスタイム1分、バシャクシェヒル・スポルに勝ち点3をもたらすゴールを決めたのだった。ベルカイ・オズジャンが、右サイドからセンタリングを入れると、GKギョクハン・アッカンがパンチングで防ぎ、そのボールが、マルティン・シュクルテルの前に転がった。そのマルティン・シュクルテルが、ペナルティエリアのゴール右斜め前からグランダーのシュートを放つと、ピッチから跳ねたボールがチャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。1:2。
 バシャクシェヒル・スポルは、この結果、勝ち点が46となり首位の座に就いた。一方のチャイクル・リゼは、同24に留まった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=アブドラハ・ドゥラク、モハメド・アバルーン、ミブラク・アルバイラク、ダリオ・メルニャク=イスマエル・ディオマンデ、アメデジ・ヴェトゥリヒ(後半31分:オウズ・カーン・グチテキン)=アミヌ・ウマル、フェルナンド・ボルドリン、デニス・ガルマッシュ(後半27分:ヤン・サッセ)=ミラン・スコダ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク(後半42分:マルティン・シュクルテル)、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ(後半31分:ベルカイ・オズジャン)、エルジェロ・エリア(後半34分:ロビーニョ)=デンバ・バ



フェネルバフチェ 1:3 ガラタサライ(NTV+ベイン・スポル補綴 20. 2.24)

ライアン・ドンク(ガラタサライ公式HP) ジャン・ミシェル・セリ(左)ヴェダト・ムリキ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  カドゥキョイで、21年ぶりに伝統が覆った。1999年以後、アウェー戦でフェネルバフチェに勝てなかったガラタサライが、その悪魔の脚を砕いた。1:3で勝ったのだ。フェネルバフチェが、マックス・クルーゼのゴールで先制したにも拘わらず、ガラタサライは、ライアン・ドンク、ファルカオ、ヘンリー・オニエクルのゴールで、1:3で勝利を収めたのだった。

 ガラタサライには、1999年以後負けていないフェネルバフチェは、3人の重要な選手を欠いて試合に臨んだ。フェネルバフチェは、アンカラ・グジュ戦でイエローカードをもらい累積警告で出場停止となったルイス・グスタボと、故障を抱えるエムレ・ベレズオウル、ガリー・ロドリゲスを登録メンバーに入れることができなかった。1999年12月22日に2:1で勝って以来勝ってなかったガラタサライは、直近の新マラテヤ・スポル戦に比べて、4人の選手交替を行った。ファーティフ・テリム監督は、故障を抱えるレミナを欠き、シェネル・オズバイラクル、エムレ・アクババ、アデム・ブユックを控えに回して試合に臨んだ。それに対し、故障の癒えたマルセロ・サラッキ、ユネス・ベランダ、ラダメル・ファルカオを先発メンバーに入れた。
 試合に攻撃的に臨んだガラタサライは、中盤での混戦に持ち込み、フェネルバフチェのゴールに危険な場面を作り出していた。前半4分、ヘンリー・オニエクルが、GKと1対1となる好機を掴みシュートを放ったが、ボールは、枠を捉えられず外に出て行ってしまった。その3分後には、ファルカオがヘディングシュートを試みたが、ボールは、左のサイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 だが、先制したのはフェネルバフチェの方だった。同18分、マックス・クルーゼとのワンツーでペナルティエリア内へと入り込んだヴェダト・ムリキに対して為された行為を咎め、ハリル・ウムト・メレル主審はPKを指示した。同21分、このPKを、マックス・クルーゼが決め、フェネルバフチェが先制したのだった。1:0。同40分、ライアン・ドンクが同点ゴールを決めた。オメル・バイラムが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたライアン・ドンクがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。1:1.なお、このゴールは、ガラタサライが、今季アウェー戦でセットプレーからあげた初めてのゴールでもあった。そして、前半は1:1のまま終わった。
 フェネルバフチェは、後半、いい入り方をしたが、ゴールを決めたのガラタサライの方だった。まず、同33分、ファルカオがPKでゴールを決めた。ジャイルソンが、ヘンリー・オニエクルに対して、スライディングをして行ったチェックを咎めて、ハリル・ウムト・メレル主審はPKを指示したのだった。次いで、、同ロスタイム6分には、ヘンリー・オニエクルがもう1つゴールを決めた。1人で攻め上がったヘンリー・オニエクルが、GKアルタイ・バユンドゥルをもかわし、無人となったゴールマウスに放り込んだのだった。1:3。そして、試合は、ガラタサライが1:3で制したのだった。
 緊迫したこの試合、フェネルバフチェでは、エルスン・ヤナル監督、デニズ・テュリュチが、また、ガラタサライでは、ユネス・ベランダがレッドカードをもらった。7連勝を遂げたガラタサライは、勝ち点を45とし、1試合少ないなか首位に立つトラブゾン・スポルと勝ち点では並んだ。一方のフェネルバフチェは、同38に留まり、優勝の夢に大きなダメージを受けた。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ(後半36分:メヴルト・エルディンチ)、ジャイルソン、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=オザン・トゥファン、トルガイ・アルスラン(後半15分:デニズ・テュリュチ)=ナビル・ディラル、マックス・クルーゼ、トルガ・ジエルジ(後半43分:メフメット・エキジ)=ヴェダト・ムリキ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ=ジャン・ミシェル・セリ=ソフィアン・フェグリ(後半ロスタイム7分:エムレ・アクババ)、ユネス・ベランダ、オメル・バイラム、ヘンリー・オニエクル(後半ロスタイム9分:アデム・ブユック)=ラダメル・ファルカオ(後半41分:アフメット・チャルク)



ベシクタシュ 2:2 トラブゾン・スポル(NTV+TRT補綴 20. 2.23)

ギレルメ(左)エンクドゥ(右)(ヒュリエット紙) ブラク・ユルマズ、ホセ・ソーサ、アッティバ・ハッティンソン(左から)(トラブゾン・スポル公式HP)  ベシクタシュは、リードされた試合をひっくり返したが、アレキサンダー・ソルロートは止められなかった。今節、首位で臨んだトラブゾン・スポルは、後半ロスタイム1分に生まれたゴールで、首位の座を守った。

 トルコ・リーグ第23節で、ビッグな一戦が実現した。今節、首位で臨んだトラブゾン・スポルが、ヴォーダフォン・アリーナでベシクタシュと対峙した。早いテンポで始まったこの試合、前半5分に生まれたゴールで、トラブゾン・スポルが先制した。中盤で、アッティバ・ハッティンソンからボールを奪い取ったバドゥ・ンディアエが、スピードに乗りドリブルで進み、左サイドで前進していたアレキサンダー・ソルロートにボールを出した。そのアレキサンダー・ソルロートは、ペナルティエリア内へ入るや、ゴール左斜め前から強くて狙い澄ましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。0:1。ノルウェー人選手アレキサンダー・ソルロートは、今季、ベシクタシュ戦(3)、フェネルバフチェ戦、そして、ガラタサライ戦でゴールを決めた唯一の選手だ。
 同点に追いつこうと、後半、よりプレッシャーを強めて臨んだベシクタシュが、求めて止まなかったゴールを、同12分に決めた。左サイドで、ジョアオ・ペレイラを置き去りにしたブラク・ユルマズが、スピードに乗り前へと進み、ゴールライン手前からグランダーのボールをペナルティエリアへと送った。ニアサイドに詰めていたケヴィン・プリンス・ボータングが、そのボールに触れると、同点ゴールとなったのだった。ケヴィン・プリンス・ボータングは、これで、ベシクタシュ加入後2つ目のゴールとなった。1:1。
 同点になって以後、トラブゾン・スポルのペナルティエリアへと相次いで攻め寄せたベシクタシュが、一旦リードされた試合を、同19分にひっくり返した。ジャネル・エルキンが蹴った右コーナーキックを、ケヴィン・プリンス・ボータングがヘッドで合わせると、ファーサイドのゴールポストに当たり跳ね返った。ヴィクトール・ルイスがシュートを試みると、GKウーウルジャン・チャクルがパンチングで防いだ。そのボールがドマゴイ・ヴィダの前に転がると、ドマゴイ・ヴィダが放ったシュートが、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。2:1。
 後半ロスタイムに入り、トラブゾン・スポルのゴールゲッターのアレキサンダー・ソルロートがゴールを決め、トラブゾン・スポルは勝ち点1を手に入れた。スピードに乗った攻撃で、カレブ・エクバンが、右サイドからペナルティエリア内へとグランダーのセンタリングを入れると、いい駆け上がりを見せていたアレキサンダー・ソルロートが、そのボールに合わせてシュートを放つと、ボールは、GKロリス・カリウスの右を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。2:2。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトール・ルイス、ジャネル・エルキン=モハメッド・エルネニ=イェレマイン・レンス(後半19分:アブドゥライ・ディアビ)、アッティバ・ハッティンソン、ケヴィン・プリンス・ボータング(後半33分:タイラー・ボイド)、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半42分:ネジプ・ウイサル)=ブラク・ユルマズ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マヌエル・デ・コスタ、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=ドーアン・エルドーアン(後半21分:カレブ・エクバン)=ギレルメ(後半41分:ビラル・バシャジュクオウル)、バドゥ・ンディアエ、ホセ・ソーサ、ダニエル・スタリッジ(後半10.分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)=アレクサンダー・ソルロート



シワス・スポル 1:0 アランヤ・スポル(ヒュリエット紙+ファナティック紙補綴 20. 2.22)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(シワス・スポル公式HP) ヤシン・オズテキン(左)ジュニオール・フェルナンデス(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第23節開幕試合で、シワス・スポルが、アランヤ・スポルを1:0でくだした。シワス・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半9分に、メルト・ハカン・ヤンダシュがPKを決めたことによる。この結果、シワス・スポルは勝ち点を45に伸ばし、試合数が多いなかだが首位の座に就いた。一方、アランヤ・スポルは、同39に留まった。

                 試合経過

 前半5分、メルト・ハカン・ヤンダシュがペナルティエリアへとセンタリングを入れると、ハカン・アルスランが、ヘッドでボールをコントロールしようとしたが、スティーヴン・コーカーのチェックを受け、ハカン・アルスランはピッチに倒れた。ゾルバイ・クチュック主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。同9分、そのPKを、メルト・ハカン・ヤンダシュが決めた。1:0。
 同28分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ゴール左斜め前で得たフリーキックを、ヤシン・オズテキンとパス交換したあとシュートを放ったが、ボールは、マラフォナが押さえた。
 同36分、オヌル・ブルトが右サイドからセンタリングを入れると、シセが、ヘディングシュートを試みたが、ボールは、サイドバーをかなり逸れて外に出て行った。
 同38分、バカセタスが、ペナルティエリア・ライン辺りから、枠を見据えてシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 後半3分、アウェーのアランヤ・スポルがゴールに迫った。シセが、ディフェンスの裏にボールを出すと、それに反応して動き出していたフェルナンデスが、ペナルティエリアのゴール左斜め前で、GKと1対1となった。そして、フェルナンデスがシュートを放ったが、前へ出て角度を狭めたGKサマッサは、両足を使い、ボールを遠ざけた。その直後、バカセタスのパスを受けボールをコントロールしたシセが、いいシュートを放ったが、またしてもサマッサがゴールを許さなかった。
 同15分、フェルナンドが、ペナルティエリア・ライン上から放ったシュートは、バーを直撃してピッチ跳ね返り、シワス・スポルは、大きなチャンスを逸した。
 同20分、ヤタバレからのパスを受け、スピードに乗り真っ直ぐにゴール左斜め前からペナルティエリア内へと入ったメルト・ハカン・ヤンダシュがシュートを放つと、GKマラフォナがパンチングで、これを防いだ。ゴールエリアを転々とするボールを、アランヤ・スポルのディフェンダーが追いつき大きくクリアした。
 同30分、バカセタスが、左サイドからフリーキックを蹴ると、ファーサイドで絶好の位置取りをしていたムスタファ・ペテクメクがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにバーの傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同38分、エムレ・クルンチが、ペナルティエリア内で放ったシュートは、転がりながら枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 同40分、ウエリントンが、ペナルティエリアの外から枠を見据えてシュートを放つと、GKサマッサが辛うじて外に出した。
 同43分、オヌル・ブルトが蹴った右コーナーキックに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたフェルナンデスがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を捉えることができず、外に出て行ってしまった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ファーティフ・アクソイ、アーロン・アッピンダンゴエ、サンバ・カマラ、マルセロ・ジョアノ=ハカン・アルスラン、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エルドーアン・イエシルユルト=アンドラ―デ・フェルナンド(後半17分:エムレ・クルンチ)、ムスタファ・ヤタバレ(後半26分:アルナ・コーネ)、ヤシン・オズテキン(後半34分:クローデミ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=オヌル・ブルト、ウエリントン・シルヴァ、スティーヴン・コーカー、ファブリス・ンサカラ=エフェジャン・カラジャ、ムサ・チャーウラン(後半19分:ムスタファ・ペテクメク)、マノリス・シオピス、アナスタシオス・バカセタス=ヤシン・バンムー(後半1分:ジュニオール・フェルナンデス)、パピス・シセ



スポルティング・リスボン 3:1 バシャクシェヒル・スポル(NTV+TRT補綴 20. 2.21)

ジュニオール・カイサラ(右)(ヒュリエット紙) エンゾ・クリヴェリ(右)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグで、スポルティング・リスボンとのアウェー戦を戦ったバシャクシェヒル・スポルは、ポルトガルで、その試合を3:1で失った。これで、勝ち上がりのチャンスが厳しくなってしまった。

 ホセ・アルヴァラデ・スタジアムで行われたこの試合、ホームのスポルティング・リスボンが、相次ぐゴールを決め勝利を収めた。前半、バシャクシェヒル・スポルに対し、プレッシャーをかけたプレーを見せたスポルティング・リスボンは、最初のゴールを早々に決めた。スポルティング・リスボンは、ウルグアイ人選手セバスティアン・コアテスのあげたゴールで先制した。スポルティング・リスボンがコーナーキックを蹴ったところ、ゴール前で、デンバ・バがミスを犯したのを咎めたコアテスがゴールを決めたのだった。1:0。試合早々に優位に立ったスポルティング・リスボンは、前半の終盤に2点目を決めた。右サイドからリストヴスキがセンタリングを入れると、ペナルティエリアでボールを得たスロヴェニア人選手アンドラズ・スポラルが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、2:0としたのだった。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 前半で2点のリードを許してしまったバシャクシェヒル・スポルは、後半早々に、3点目を決められてしまった。バシャクシェヒル・スポルのディフェンダーのカイサラのミスを咎め、ペナルティエリアでボールを奪い、ヴィエットが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、点差を3としたのだった。

                 エディン・ヴィスチャのPKによるゴールだけでは、、、

 試合も終盤に入り、バシャクシェヒル・スポルはPKを獲得した。同30分、元フェネルバフチェ所属のネトが、デンバ・バに対して執ったファウルに対しイエローカードが出され、且つ、バシャクシェヒル・スポルにPKが与えられた。そのPKを、エディン・ヴィスチャが決めて3:1とした。
 残りの時間では、両者ともに、時として相手ゴールに迫るというチャンスを掴んだが、いずれも成功に至ることはなかった。90分を通じて、スポルティング・リスボンが3:1で勝利を収めたのだった。ポルトガルで、アドヴァンテージを与えてしまい、イスタンブルに戻ることになったバシャクシェヒル・スポルが、16強に勝ち上がるのが難しくなってしまった。なお第2戦は、2月27日(木)にバシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われることになっている。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、マルティン・シュクルテル(後半25分:エルジェロ・エリア)、ガエル・クリシー=エディン・ヴィスチャ、マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半36分:ダニエル・アレクシッチ)、フレデリック・グルブランドセン(後半1分:ベルカイ・オズジャン)=デンバ・バ、エンゾ・クリヴェリ



セルゲン・ヤルチュン監督、ボータング起用プラン(サバハ紙 20. 2.20)

セルゲン・ヤルチュン監督(ファナティック紙)  ベシクタシュのガーナ人スター選手ケヴィン・プリンス・ボータングが、トルコ・リーグ第23節のトラブゾン・スポル戦に特別仕様で準備をしている。セルゲン・ヤルチュン監督は、厳しい試合に臨むために、この経験豊かな選手に、特別にシュート練習をさせ、また、ピッチ上ではリーダーシップを任せ、攻撃をボータング中心に組み立てることを考えている。

 ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、トラブゾン・スポル戦に向け、新加入のケヴィン・プリンス・ボータングにぞっこんだ。同監督は、この新加入の選手を身近に観察して、試合に向け攻撃は、ほぼボータング中心に作り上げていく考えになっている。ブラク・ユルマズをトップで孤立させないこと、そして、十分なサポートを受けることを求める同監督は、プレーを中盤から組立てるに、ボータングを、そのシェフにすることになろう。

                 ホセ・ソーサはアッティバ・ハッティンソンとモハメッド・エルネニで防ぐ

 ボータングに、特別にシュート練習をさせている同監督は、攻撃の組立てをボータングに預け、サイドからの攻撃を仕掛けるに、ボータングのパサーとしての能力を評価している。ボータングとブラク・ユルマズで、相手ゴールに迫りたい同監督は、高いテンポで試合が推移することを考え、アッティバ・ハッティンソンを、いつものようにモハメッド・エルネニの前に置くつもりだ。ホセ・ソーサの有効な動きを牽制しようと考えているのだ。



ナビル・ディラルの替わりにハサン・アリ・カルドゥルム、ジャイルソンの替わりはラミ(TRT 20. 2.19)

エルスン・ヤナル監督(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、ダービーマッチを前に、ディフェンス面での弱いところを治そうとしている。同監督は、練習では、ストッパーに、ジャイルソンの替わりにラミかファレッテ、左サイドバックにはハサン・アリ・カルドゥルムを起用するつもりのようだった。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、重要なガラタサライとのダービーマッチを前に、ディフェンス面の苦渋を解くべく方策を練っている。ディフェンス面でのミスが基でゴールを食っているフェネルバフチェは、このポジションで、若干の変更を加えそうだということが明らかになってきている。同監督は、ストッパーのセルダル・アズィズと右サイドバックのマウリシオ・イスラのプレーぶりは歓迎している。だが、ルイス・グスタボとエムレ・ベレズオウルを欠くと、ジャイルソンを中盤へ持ってくる可能性大である。一方で、ジャイルソンは、ボール扱いがうまいにも拘わらず、ディフェンス面で犯すミスのため、時として信頼を失ってしまうところがある。このため、同監督は、最終練習に至るまで、アディル・ラミやシモン・ファレッテに、特に関心を払い続けるものと考えられる。これら2人の内から1人を、セルダル・アズィズと並べて組み立てるのだろう。もう1つの大きな問題が左サイドバックにある。献身的な動きを見せているにも拘わらず、期待には至っていないナビル・ディラルの位置に、ハサン・アリ・カルドゥルムを持ってくるかどうかが、不透明なままだ。ハサン・アリ・カルドゥルムは、クルクラレリ・スポル戦では45分間、ピッチに立ったが、アンカラ・グジュ戦では、準備不足ということで出場の機会はなかった。首脳陣は、ハサン・アリ・カルドゥルムのフィジカル面の状態を、試合当日まで見極めて、決定を下すことだろう。



アンタルヤ・スポル 3:1 カスムパシャ(ファナティック紙+TRT補綴 20. 2.18)

アディス・ヤホヴィッチ(左)ヤシネ・メリアー(右)(ファナティック紙) シナン・ギュムシュ(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第22節最終試合で、アンタルヤ・スポルがカスムパシャを3:1でくだし、降格圏争いに極めて大きい勝ち点3を獲得した。カスムパシャの方は、この敗戦で、正に底に沈んでしまった。

 トルコ・リーグ第22節最終試合で、アンタルヤ・スポルとカスムパシャが対峙した。この試合を3:1で制したアンタルヤ・スポルのゴールは、アディス・ヤホヴィッチとシナン・ギュムシュからもたらされた。この勝利で、アンタルヤ・スポルは勝ち点を22に伸ばし、降格圏争いで一息をつくことになった。一方のカスムパシャは、勝ち点が16に留まり、熱き降格圏争いに大きな痛手を被った。カスムパシャのゴールは、後半29分、フリーキックを見事に直接ゴールに繋げたアイタッチ・カラからもたらされたものだった。
 前半3分、オンドレジ・チェルスカのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で得たシナン・ギュムシュが、強烈なシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃して外に出て行ってしまった。
 同21分、デューメルチ・ンドンガラのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たイルハン・デペがシュートを放つと、GKがコーナーキックに替えた。
 同22分、フレディからのパスに反応して、ディフェンスの裏を取ったシナン・ギュムシュが、ペナルティエリアのゴール斜め前から放ったシュートは、GKがコーナーキックに替えた。
 同25分、アディス・ヤホヴィッチが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前から強いシュートを放つと、ディフェンダーが、そのシュートコースに入り、コーナーキックに替えた。
 後半3分、ハカン・オズメルトが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同7分、フレディがゴール左斜め前からグランダーのセンタリングを入れると、それに合わせて、アディス・ヤホヴィッチが狙い澄ましたシュートを放ち、ゴールが決まった。1:0。
 同14分、アディス・ヤホヴィッチのパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たシナン・ギュムシュが、強いシュートを放つと、GKは辛うじて防いだ。跳ね返りのボールを、うまく捉えたシナン・ギュムシュがゴールを決めた。だが、オフサイド判定で、一旦は取り消されたゴールだったが、ヴィデオ判定システムで確認後、判定が覆りゴールと認定された。2:0。
 同17分、アンタルヤ・スポルに3点目が生まれた。ハカン・オズメルトからのパスをペナルティエリアで受けたシナン・ギュムシュが、自身2点目、チームとしては3点目となるゴールを決めたのだった。3:0。
 同21分、ハカン・オズメルトがペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、GKが、指の先で防ぎコーナーキックに替えた。
 同29分、ペナルティエリアの外から、アイタッチ・カラがフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙うと、ボールは、GKの左を抜け、上のゴールネットに突き刺さったのだった。3:1。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=オンドレジ・チェルスカ、チコ、ウフク・アクヨル(後半1分:ハカン・オズメルト)、フェドール・クドゥラショフ=ビュンヤミン・バルジュ、デルヴィン・ンディンガ=アミルトン(後半27分:ルーカス・ポドルスキ)、フレディ、シナン・ギュムシュ(後半34分:ドーウカン・シニク)=アディス・ヤホヴィッチ
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=フローレント・ハデルジョナジ、ヤシネ・メリアー、トマス・ブレッカ、ウッサマ・ハダディ=ミカエル・ティルパン(後半14分:ユスフ・エルドーアン)=イルハン・デペ(後半13分:ジェラール・ゴウー)、アイタッチ・カラ、タルカン・セルベスト(後半35分:ドーウジャン・ハスポラト)、デューメルチ・ンドンガラ=マメ・ティアム



トラブゾン・スポル 2:1 シワス・スポル(NTV+ベイン・スポル補綴 20. 2.17)

アレキサンダー・ソルロート(トラブゾン・スポル公式HP) ホセ・ソーサ(左)マルセロ・ジョアノ(右)(シワス・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、シワス・スポルを、効果的な攻めで2:1でくだした。これで、試合数が少ないにも拘わらず、シワス・スポルから首位の座を奪い取った。今週、隠れ首位として試合に臨んだトラブゾン・スポルのアレキサンダー・ソルロートがゴールを1つ決め、また、もう一つのゴールのお膳立てをして見せた。一方、アウェーのシワス・スポルのゴールは、後半ロスタイム3分にヤタバレが決めたものだった。

 トルコ・リーグ第22節で、上位2チームが対戦した試合で、笑ったのはトラブゾン・スポルの方だった。トラブゾン・スポルが、シワス・スポルを2:1でくだし、299週ぶりに首位に就いた。
 試合数が1試合少ないトラブゾン・スポルが、この試合早々に優位に立った。開始僅か4分で、ゴールゲッターのアレキサンダー・ソルロートのゴールが決まり、先制したのだ。この冬の移籍解禁期間にトラブゾン・スポルに加入したンディアエが、右サイドからセンタリングを入れると、ノルウェー人選手アレキサンダー・ソルロートが、ニアサイドで、それに合わせてシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットが揺れたのだった。

                 トラブゾン・スポル、299週ぶりに首位

 シワス・スポルが、ゴールのあと、プレッシャーを強めようとしても、トラブゾン・スポルは、試合をコントロールしていった。ディフェンス面でスペースを与えないトラブゾン・スポルは、攻撃を仕掛けゴールを求めた。同43分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。ホセ・ソーサが、自陣から長いパスを出すと、ディフェンスのマルセロ・ジョアノをすり抜けたアレキサンダー・ソルロートが、至近距離からシュートを放つと、ゴール前にいたジャネル・オスマンパシャがクリアしようとしたところ、自ゴールに蹴り込んでしまったのだった。2:0。
 後半、トラブゾン・スポルは2:0がリードして臨んだが、後半も優位に始まった。同3分、フィリップ・ノヴァクが、ペナルティエリア・ライン上から放ったシュートは、右サイドバーのすぐ脇を逸れ外に出て行った。同9分、アブドゥルカディル・パルマクが、ゴールに迫った。だが、ペナルティエリアの右サイドから放ったシュートは、またしても転がりながら枠を逸れ外に出て行ってしまった。
 シワス・スポルは、特に最後の20分間は効果的な攻めを見せたが、求めていたゴールは、ロスタイム3分になり、ヤタバレが決めただけだった。右サイドで、ドリブルで前へと進んだヤシン・オズテキンがパスを出すと、ペナルティエリア内にいたヤタバレが、そのボールに触れるとゴールが決まったのだった。2:1。そして、トラブゾン・スポルが、2:1で、この試合を制したが、同45分には、ジョン・オビ・ミケルがイエローカードをもらい、累積警告で出場停止となる。
 トラブゾン・スポルは、この勝利で勝ち点を44として、試合数が少ないにも拘わらず首位に立った。今節、首位で臨み、ここ11節首位を保ち続けていたシワス・スポルは、同42に留まり、4位に落ちた。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マヌエル・デ・コスタ、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=ジョン・オビ・ミケル、バドゥ・ンディアエ=ギレルメ(後半24分:ドーアン・エルドーアン)、ホセ・ソーサ(後半43.分:ヒュセイン・テュルクメン)、アンソニー・ンワケメ(前半34分:アブドゥルカディル・パルマク)=アレクサンダー・ソルロート
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアノ、バルシュ・ヤルドゥムジュ、ジャネル・オスマンパシャ(後半4分:サンバ・カマラ)、アーロン・アッピンダンゴエ、ウーウル・チフトチ(前半33分:ヤシン・オズテキン)=ファーティフ・アクソイ、ハカン・アルスラン=アンドラ―デ・フェルナンド、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ズィヤ・エルダル(後半18分:クローデミ)=ムスタファ・ヤタバレ



アンカラ・グジュ 2:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP+ファナティック紙補綴 20. 2.16)

ゲルソン・ロドリゲス(左)を讃えるセダト・アーチャイ(右)(TRT) マックス・クルーゼ(左)リカルド・ファティ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、アンカラ・グジュとアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、2:1で敗れた。フェネルバフチェの唯一の得点は、後半ロスタイムにセルダル・アズィズのあげたものだった。この試合の後半40分にイエローカードをもらったルイス・グスタボは、累積警告で出場停止となる。ブラジル人選手ルイス・グスタボは、第23節に予定されているガラタサライとのダービーマッチに出場できなくなってしまった。

                 試合経過

 前半4分、右サイドから入れられたセンタリングに対し、マックス・クルーゼが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールをコントロールしてシュートを放ったが、アンカラ・グジュのGKフリードリヒが、パンチングで大きくクリアした。
 同11分、アンカラ・グジュの攻撃で、ロブザニーゼが、ペナルティエリアの右側からセンタリングを入れると、ロドリゲスがヘッドで合わせたが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同13分、アンカラ・グジュの攻撃で、セダト・アーチャイのパスを受けたミチャラクが、前に出てきていたアルタイ・バユンドゥルの頭上をヘッドで越えるボールを出した。そのボールを、フェネルバフチェのペナルティエリアで得たロブザニーゼが、アンカラ・グジュが1:0と先制するゴールを決めたのだった。1:0。
 同18分、オザン・トゥファンが、ゴール正面の位置からグランダーの強いシュートを放つと、GKフリードリヒが叩いたボールを、アリハン・クバラスが大きくクリアした。そのボールに追いついたデニズ・テュリュチが、右サイドからセンタリングを入れると、トルガ・ジエルジがヘディングシュートを試みたが、ボールは、転がりながら枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 同24分、ロブザニーゼのスルーパスを受け、GKと1対1となったミチャラクがシュートを放つと、アルタイ・バユンドゥルは両足を使い、このボールを遠ざけた。
 後半5分、アンカラ・グジュのアンテ・クルシッチが、ヘディングで背後に逸らそうとしたボールがオウンゴールになってしまったが、一連の動きの始まりが、ヴェダト・ムリキのオフサイドにあったとして、メテ・カルカヴァン主審は、フェネルバフチェのゴールとは認定しなかった。
 同30分、アンカラ・グジュは、ゲルソン・ロドリゲスのゴールで2:0とした。フェネルバフチェのペナルティエリア内へと持ち込まれたボールを、ミチャラクが選手をすり抜けペナルティエリア・ライン際にいたゲルソン・ロドリゲスに出した。フリーになっていたゲルソン・ロドリゲスが、きれいなシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。
 同38分、ヴェダト・ムリキがヘッドで落としたボールを、ペナルティエリア内で得たメヴルト・エルディンチが、体を反転させてシュートを放ったが、GKフリードリヒは、足でもって、これをクリアした。
 同ロスタイム6分、マックス・クルーゼの左サイドからのセンタリングに対し、ファーサイドに走り込んで来たセルダル・アズィズがシュートを放つと、フェネルバフチェが点差を1とするゴールが決まった。2:1。

【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツォー、アリハン・クバラス、アンテ・クルシッチ、ティアゴ・ピント=サバ・ロブザニーゼ(後半28分:イルハン・パルラク)、セダト・アーチャイ(後半16分:アッティラ・トゥラン)=ダニエル・ロカシク、リカルド・ファティ、ゲルソン・ロドリゲス=コンラード・ミチャラク(後半42分:ミカル・パズダン)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ(後半29分:メヴルト・エルディンチ)、ジャイルソン、セルダル・アズィズ、ナビル・ディラル=オザン・トゥファン、ルイス・グスターヴォ=トルガ・ジエルジ(後半1分:エムレ・ベレズオウル、後半21分:フェルディ・カドゥオウル)、マックス・クルーゼ、デニズ・テュリュチ=ヴェダト・ムリキ



バシャクシェヒル・スポル 1:0 ベシクタシュ(NTV+ベイン・スポル補綴 20. 2.15)

デンバ・バを(右)讃えるクリヴェリ(左)(NTV) イェレマイン・レンス(左)イルファン・ジャン・カフヴェジ(右)(ハベル・テュルク紙)  セルゲン・ヤルチュン監督就任後の2試合を勝利で終えているベシクタシュが、優勝候補の一角バシャクシェヒル・スポル戦の敗戦からは免れることができなかった。バシャクシェヒル・スポルが、元ベシクタシュの選手だったデンバ・バのゴールで、1:0で勝ったのだった。

 バシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦を戦ったベシクタシュは、前節に比べて、この難しい試合に、2人の選手交替を行い、試合に臨んだ。セルゲン・ヤルチュン監督は、アデム・リャイッチを控えに回し、ケヴィン・プリンス・ボータングを、初めて先発メンバーに起用したのだった。前節のガジシェヒル・ガジアンテップ戦で、後半から投入され、1ゴールをあげたボータングが、ベシクタシュのユニフォームを着て、初めて先発メンバーに起用されたのだった。
 また、ベシクタシュでは、累積警告で出場停止のギョクハン・ギョヌルの替わりとしては、イェレマイン・レンスを先発メンバーとして起用した。右サイドバックに入ったオランダ人選手イェレマイン・レンスは、8試合ぶりに、先発メンバーに名を連ねることになった。
 両者ともに、攻撃に重みを置いた布陣でピッチに臨んだが、バシャクシェヒル・スポルのオカン・ブルク監督は、エンゾ・クリヴェリとデンバ・バ2人ともがピッチに立つ布陣をを敷いた。両者が、攻撃に重みを置いた選手起用をしたことは、観る者に、点取り合戦のような試合を予想させはしたが、前半は、ボールコントロールに終始することになった。そのため、中盤に重点を置いた試合展開となり、前半は、両者無得点のままに終わってしまった。
 後半に入り、ゴールを決めたのはバシャクシェヒル・スポルの方だった。元ベシクタシュ所属だったデンバ・バのゴールが生まれたのだ。同5分、エディン・ヴィスチャが、ディフェンダーの裏に出したボールを、ペナルティエリアのゴール右前で受けたセネガル人選手デンバ・バが、素晴らしいシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 このゴールのあと、ベシクタシュは、危険な場面を作り出してはいたが、ホームのバシャクシェヒル・スポルも、カウンター攻撃で、それに応戦していた。だが、両者の努力も結果を生み出すことなく、バシャクシェヒル・スポルが1:0で勝利を収めたのだった。
 前節、シワス・スポルと引き分け試合を演じたバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を43に伸ばし、試合数が多いなかだが首位に就いた。セルゲン・ヤルチュン監督就任後の2試合は勝利を収め、ファーティフ・テリム・スタジアムに乗り込んで来たベシクタシュだったが、新監督就任後の初の黒星を喫することになった。ベシクタシュは、同36に留まり、優勝争いに痛手を被った。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半38分:ベルカイ・オズジャン)=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム3分:カルロス・ポンク)、デンバ・バ、エルジェロ・エリア(後半27分:オケチュク・アズブイケ)=エンゾ・クリヴェリ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=イェレマイン・レンス、ドマゴイ・ヴィダ、エンゾ・ロコ、ジャネル・エルキン=モハメッド・エルネニ=アブドゥライ・ディアビ(後半24分:アデム・リャイッチ)、アッティバ・ハッティンソン、ケヴィン・プリンス・ボータング、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半29分:タイラー・ボイド)=ブラク・ユルマズ(後半36分:ウムト・ナイル)



アンタルヤ・スポル、準決勝に(アンタルヤ・スポル公式HP+ファナティック紙補綴 20. 2.14)

貴重なアウェー・ゴール、ドーウカン・シニク(アンタルヤ・スポル公式HP) ウフク・アクトル(左)メルト・ハカン・ヤンダシュ(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ杯準々決勝第2戦で、アンタルヤ・スポルは、アウェーでシワス・スポルと対峙した。0:0で終わった第1戦を受けた第2戦は、強い雪の降るなか始まった。この試合、最初に脅威を与えたシュートは、アンタルヤ・スポルのハルン・アルプソイから生まれたが、GKアリが、これを防いだ。ホームのシワス・スポルは、ヤタバレとヤシン・オズテキンにより好機を作っていたが、最初の30分は、両者ゴールをあげられずに推移した。同32分、メルト・ハカン・ヤンダシュが右サイドからペナルティエリア内へとパスを出すと、ヤタバレが、絶好の位置にいたヤシン・オズテキンにボールを預けた。そのヤシン・オズテキンが、PKポイント近くからグランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。残りの時間では、他のゴールは生まれず、前半は、1:0のまま終わった。

                ドーウカン、ゴール

 アンタルヤ・スポルは、後半早々にゴールを決めた。同4分、アミルトンからのパスを、素晴らしいコントロールをして、相手ゴール隅にシュートを叩き込んだドーウカン・シニクが、スコアを1:1にしたのだった。同24分、ペナルティエリア内へと入ったアミルトンが倒れると、アンタルヤ・スポルにPKが与えられた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、事態が発生したのはペナルティエリアの外だとしてPKは取り消された。そして、フレディが蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったが、バーを直撃したに留まり、1:1の均衡を破るには至らなかった。同32分、アミルトンからのパスを受けたフレディが強いシュートを放ったが、アリ・シャネルがコーナーキックに替えた。同40分、ヤタバレのシュートは、フェルハトが防いだ。ホームのシワス・スポルの努力は、ゴールに繋がることなく、試合は1:1のまま終わった。そして、準決勝に名乗りを上げたのはアンタルヤ・スポルの方だった。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=ファーティフ・アクソイ(後半42分:パウル・パップ)、サンバ・カマラ、アーロン・アッピンダンゴエ、ウーウル・チフトチ=クローデミル・ドミンゲス(後半19分:エルドーアン・イエシルユルト)=アンドラ―デ・フェルナンド(後半32分:ズィヤ・エルダル)、ハカン・アルスラン、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ヤシン・オズテキン=ムスタファ・ヤタバレ
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、エルサン・ギュルム(後半1分:フェドール・クドゥラショフ)、エレン・アルバイラク=ハルン・アルプソイ(後半1分:フレディ・リベイロ)、ウフク・アクトル=アミルトン、チャールズ・フェルナンド、ドーウカン・シニク(後半18分:パウル・ムカイル)=グスタヴォ・ブランコ・レシュク



ガラタサライ、トルコ杯から敗退(TRT 20. 2.13)

貴重なアウェー・ゴール、ヤシン・バンムー(アランヤ・スポル公式ツイッター) マノリス・シオピス(左)エムレ・アクババ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ杯準々決勝第1戦で、アランヤ・スポルに2:0で敗れたガラタサライが、第2戦では3:1で勝ったにも拘わらず、トルコ杯から敗退した。その結果、準決勝に名乗りを上げたのは、地中海のクラブのアランヤ・スポルとなった。

 トルコ杯で、昨季のトルコ・リーグ覇者ガラタサライが敗退した。アランヤ・スポルが2:0で勝った試合の第2戦がイスタンブルで行われ、ガラタサライが3:1で勝った。だが、アウェー・ゴールの差で、アランヤ・スポルの勝ち上がりが決まったのだ。アランヤ・スポルは、準決勝では、シワス・スポルとアンタルヤ・スポルの勝者と対戦することになる。

                 注目場面

 前半9分、ガラタサライが先制した。オメル・バイラムが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、エムレ・アクババが、ファーサイドでヘディングシュートを決めたのだった。1:0。
 同27分、アランヤ・スポルがゴールに迫った。フェルナンデスが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア手前で、最後には、アランヤ・スポルの選手より前に動いていたマルカオがコーナーキックに替え、危機を回避した。
 同28分、マルティン・リネスが、ゴール左斜め前からペナルティエリアへと持ち込んでから放ったシュートは、サイドバーを僅かに逸れて外に出て行ってしまった。
 同31分、アウェーのアランヤ・スポルが同点に追いついた。左サイドでボールを得たフェルナンデスが、パスをジェイフン・ギュルセラムに出した。ジェイフン・ギュルセラムは、ゴール左斜め前からペナルティエリア内へと持ち込み、更に内へとボールを入れた。すると、バンムーが、PKポイント辺りでダイレクトでシュートを放つと、ボールは、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。そして、前半は、1:1の同点のまま終わった。
 後半4分、オメル・バイラムが、左サイドからペナルティエリア・ライン手前でグランダーのボールでパスを出すと、走り込んで来たヘンリー・オニエクルがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同9分、オメル・バイラムがコーナーキックを蹴ると、バンムーが、ペナルティエリア内で手でボールに触れたことを咎めて、主審はPKを指示した。そして、同10分、このPKを、アデム・ブユックが狙い澄まして決め、ガラタサライは、再びリードを奪った。
 同40分、右サイドからファーサイドに向け、ユネス・ベランダがセンタリングを入れた。すると、相手ディフェンスの裏に回り込んだアデム・ブユックがゴールを決めた。3:1。
 同ロスタイム1分、エフェジャン・カラジャが、ペナルティエリア内で落としたボールを、アナスタシオス・バカセタスが強烈なシュートを放った。だが、フェルナンド・ムスレラが、際どくボールを遠避けた。
 この試合、ロスタイムが、少なくとも8分あった。但し、この試合では、他のゴールは生れることなく、アランヤ・スポルが、アウェーで、ガラタサライに3:1で敗れたにも拘わらず、その名を、準決勝に連ねることになった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、ライアン・ドンク、マルティン・リネス(後半1分:ヘンリー・オニエクル)=マリオ・レミナ、ジャン・ミシェル・セリ(後半37分:ジュセ・セキディカ)=ソフィアン・フェグリ、エムレ・アクババ(後半37分:ユネス・ベランダ)、オメル・バイラム=アデム・ブユック
【アランヤ・スポル】マラフォナ=バイアノ(後半18分:オヌル・ブルト)、ギオルゴス・ツァヴェラス、スティーヴン・コーカー、ファブリス・ンサカラ=マノリス・シオピス(後半21分:サリフ・ウチャン)、ジェイフン・ギュルセラム=ジュニオール・フェルナンデス(後半15分:エフェジャン・カラジャ)、アナスタシオス・バカセタス、ジャルマ・カンポス=ヤシン・バンムー



フェネルバフチェ、トルコ杯で準決勝進出(フェネルバフチェ公式HP 20. 2.12)

エニス・チェリクス、ハサン・アリ・カルドゥルム、エムレ・バルク(左から)(フェネルバフチェ公式HP) メヴルト・エルディンチ(中)を讃えるデニズ・テュリュチ(左)とメフメット・エキジ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ杯準々決勝で対戦したクルクラレリ・スポルを篩い落とし準決勝進出を決めた。

 第1戦を、アウェー戦で0:3で勝ったフェネルバフチェは、ウルケル・スタジアムにクルクラレリ・スポルを迎えた第2戦では、後半5分にメヴルト・エルディンチのあげたゴールで、1:0で勝ち、その名を準決勝に刻んだ。
 この試合、新加入のシモン・ファレッテが、フェネルバフチェのユニフォームを着て、初めて先発メンバーに名を連ねた。なお、フェネルバフチェは、トルコ杯準決勝では、トラブゾン・スポルとエルズルム市役所スポルとの勝者と対戦する。準決勝第1戦は、3月3〜5日のいずれか、また、第2戦は、4月21〜23日のいずれかで行われる。

                 試合経過

 前半12分、ペナルティエリアのゴール右斜め前で、メフメット・エキジとワンツーをして、内へと入ったフェルディ・カドゥオウルが、ゴール斜め前でGKと1対1となりシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同24分、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと入ったトルガイ・アルスランからボールがこぼれると、そのボールが、ミハ・ザイッチの前に転がった。スロヴェニア人選手ミハ・ザイッチが、GKと1対1となった状態からシュートを放つと、ボールは、イブラヒム・デミルからこぼれ、ピッチに跳ね返った。
 同30分、トルガイ・アルスランのスルーパスに反応して動き出しGKと1対1となったメヴルト・エルディンチがシュートを放つも、GKはコーナーキックに替えた。前半は、他の好機は生まれず、両者無得点のまま終わった。
 後半5分、フェネルバフチェが先制した。ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で得たフリーキックを、メフメット・エキジが蹴り、グランダーのボールで直接ゴールを狙ったところ、ボールが、GKイブラヒム・デミルからこぼれたところ、詰めていたメヴルト・エルディンチが仕上げを行ったのだった。1:0。
 同44分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだムハッマド・ギュムシュカヤが、グランダーのボールでセンタリングを入れると、ボールが、ディフェンダーからこぼれ、そのボールが、PKポイント辺りにいたトルガイ・アルスランの前に転がった。トルガイ・アルスランは、走り込んで来て強いシュートを放つと、GKイブラヒム・デミルは、両足を使い、これを防ぎ、ボールは、ピッチに跳ね返った。この試合、他の好機をなく、フェネルバフチェが1:0で勝ったのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ムラト・サーラム、アディル・ラミ、シモン・ファレッテ、デニズ・トゥルチ(後半13分:ムハッマド・ギュムシュカヤ)=メフメット・エキジ、トルガイ・アルスラン=トルガ・ジエルジ(後半1分:ハサン・アリ・カルドゥルム)、ミハ・ザイッチ(後半41分:アラヒャル・サヤドマネシュ)、フェルディ・カドゥオウル=メヴルト・エルディンチ
【クルクラレリ・スポル】イブラヒム・デミル=ダウト・バブル、ムスリュム・アイドーアン(後半28分:エニス・チェリクス)、イブラヒム・スルギュリュ、バハドゥル・チロウル=エムレ・ケレシュオウル、ジャネル・コジャ=エムレ・バルク、ユクセル・シシュマン(後半20分:デニズ・アタッチ)、ハジュ・オメル・ドール(後半13分:マリク・カラアフメト)=メルト・シナン・ペケセン



エムレ・ベレズオウル、決定が下される(スター紙 20. 2.11)

エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  ガジシェヒル・ガジアンテップ戦以来、先発メンバーから遠ざかっているフェネルバフチェのエムレ・ベレズオウル主将が、機会があれば出場の準備が整っている。エルスン・ヤナル監督が、累積警告で出場停止手前のルイス・グスタボを、アンカラ・グジュ戦では休ませることを考えているのだ。

 フェネルバフチェのエムレ・ベレズオウル降臨だ。サッカー人生の最後に優勝を遂げたいがためにフェネルバフチェにやって来たエムレ・ベレズオウルが、ここ数節、控えに待機したままなのだ。ガジシェヒル・ガジアンテップ戦では89分間ピッチに立ったエムレ・ベレズオウルは、バシャクシェヒル・スポル戦では2分間、トラブゾン・スポルとのアウェー戦では27分間、ピッチに立った。エムレ・ベレズオウルは、この試合で、イエローカードをもらい、累積警告で出場停止となったため、アランヤ・スポル戦は出場できない。エルスン・ヤナル監督は、エムレ・ベレズオウルを、アンカラ・グジュ戦では、再び、先発メンバーに入れることを考えている。
 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、累積警告で出場停止間際の、第4節のアランヤ・スポル戦以後、ずっと90分間ピッチに立ち続けてきたルイス・グスタボを、アンカラでは休ませることを考えている。同監督は、ルイス・グスタボを、ガラタサライとのダービーマッチに残しておきたいため、中盤は、オザンとエムレ・ベレズオウルを起用することになりそうだ。



シワス・スポル 1:1 バシャクシェヒル・スポル(ファナティック紙+イエニ・シャファク紙補綴 20. 2.10)

ガエル・クリシー(左)ヤタバレ(右)(ミリエット紙) フェルナンド(上)エリア(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第21節で、首位争いに直接関わる一戦で、シワス・スポルが、ホームで、バシャクシェヒル・スポルと1:1で引き分けた。バシャクシェヒル・スポルのゴールは、デンバ・バが決めたのに対し、シワス・スポルのゴールは、ヤタバレから生まれた。

                 試合経過

 前半2分、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たメルト・ハカン・ヤンダシュの放ったシュートは弱く、GKメルト・ギュノクに押さえられてしまった。
 同31分、フェイントをかけながらペナルティエリア内へとボールを持ち込んだエディン・ヴィスチャがシュートを放つも、クローデミが大きくクリアしてしまった。
 同32分、エリアが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリアにいたデンバ・バがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにバーを逸れ外に出て行った。
 同39分、ウーウル・チフトチが左サイドからセンタリングを入れると、そのボールを得たフェルナンドが、シュートを試みたが、ディフェンダーが危機を回避し大きくクリアしてしまった。
 後半21分、バシャクシェヒル・スポルが、デンバ・バのゴールで先制した。ペナルティエリア内左サイドでボールを得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、ゴールライン手前からPKポイントの背後にボールを送った。走り込んで来たエディン・ヴィスチャが、そのボールを捉え、ダイレクトでグランダーのシュートを放つと、ウーウル・チフトチが、そのボールに触れ、ボールは、ゴールエリアのゴール左斜め前に転がった。詰めていたデンバ・バが、フリーの状態からゴールを決めたのだった。0:1。
 同35分、シワス・スポルが、ムスタファ・ヤタバレのゴールで同点に追いついた。右サイドでボールを得たパウル・パップが、PKポイントに向けセンタリングを入れた。このボールに対し、ジャンプ一番、ムスタファ・ヤタバレがヘディングシュートを試みると、ゴール左隅のゴールネットを揺らしたのだった。1:1。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=バルシュ・ヤルドゥムジュ(前半9分:クローデミ)、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ファーティフ・アクソイ=アンドラ―デ・フェルナンド(後半25分:ヤシン・オズテキン)、ハカン・アルスラン、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ズィヤ・エルダル(後半34分:パウル・パップ)=ムスタファ・ヤタバレ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=エディン・ヴィスチャ、マフムト・テクデミル(後半42分:ダニエル・アレクシッチ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ、エルジェロ・エリア(後半25分:フレデリック・グルブランドセン)=デンバ・バ(後半34分:マルティン・シュクルテル)=エンゾ・クリヴェリ



ゲンチレル・ビルリーイ 0:2 トラブゾン・スポル(NTV+フォトマッチ紙補綴 20. 2. 9)

ンワケメ(トラブゾン・スポル公式ツイッター) ホセ・ソーサ(左)ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(右)(スコル紙)  トルコ・リーグで優勝争いをしているトラブゾン・スポルが、降格という悪夢を見たくないゲンチレル・ビルリーイを、アウェーで0:2でくだした。前半は、効果的な攻めを見せえなかったトラブゾン・スポルだったが、結果を後半に出した。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、ホセ・ソーサ(PK)とンワケメから生まれた。トラブゾン・スポルでは、アレキサンダー・ソルロートが、相手選手に執った行為が咎められ、レッドカードをもらった。

 試合に入り優位に立ったのはゲンチレル・ビルリーイの方だったが、なかでも左サイドからカンデアが危険な場面を作り出していた。優勝争いを展開しているトラブゾン・スポル相手に、ホームのゲンチレル・ビルリーイは、まずはステファン・セセニョンが、次いでナディル・チフトチが好機を掴みながら、それを活かすことができなかった。トラブゾン・スポルは、最初の30分を過ぎてから、試合にバランスをもたらし始めた。最初の大きなチャンスを、前半32分、ホセ・ソーサにより掴んだトラブゾン・スポルは、その1分後にはギレルメがゴールに迫ったが、際どいところで間に入ったハリル・イブラヒムがチャンスを消してしまった。同44分には、ペナルティエリア内でホセ・ソーサがフリーキックを蹴るチャンスがあったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半は、トラブゾン・スポルが試合を優位に始めた。同2分、ギレルメが、ゴール左斜め前からフリーキックを蹴ると、ペナルティエリアのファーサイドにいたアレキサンダー・ソルロートが、ヘッドで合わせたが、GKノルトフェルトが大きくクリアしてしまった。しかし、同29分、トラブゾン・スポルがコーナーキックを蹴ったあと、ペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、ナディル・チフトチがヒュセイン・テュルクメンに行ったファウルを咎め、ヴィデオ判定システムで確認後、ヒュセイン・ギョチェク主審はPKを指示した。このPKを、ホセ・ソーサが決め、トラブゾン・スポルが0:1と先制した。
 後半に入り、いいプレーをみせていたンワケメが、同38分、アレキサンダー・ソルロートが預けたボールを、PKポイント近くからシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットが揺れ、これで、トラブゾン・スポルは、かなり楽になった。0:2。終盤は、ボールを回し時間を稼いだトラブゾン・スポルは、0:2で勝利を収めた。これで5連勝を遂げることになったトラブゾン・スポルは、勝ち点を41に伸ばし、試合数が多いなか、得失点差で首位に着いた。一方のゲンチレル・ビルリーイは、同21に留まった。なお、アウェーのトラブゾン・スポルのアレキサンダー・ソルロートは、後半ロスタイム4分、バイアノに執った行為が咎められレッドカードが出され、退場処分となった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=エルデム・オズゲンチ、ザルゴ・トゥーレ(後半42分:アフメット・オウズ)、フラヴィオ・ラモス、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半42分:ママッツ・セウンティエス)=ファブリシオ・バイアノ、ヤシン・ペフリヴァン=セファ・ユルマズ、ステファン・セセニョン(後半42分:ジョヴァンニ・シオ)、ダニエル・カンデア=ナディル・チフトチ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ(後半ロスタイム6分:マジド・ホセイニ)、ジョン・オビ・ミケル=ギレルメ(後半22分:アブドゥルカディル・パルマク)、ホセ・ソーサ(後半40分:ドーアン・エルドーアン)、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート



新マラテヤ・スポル 0:1 アンカラ・グジュ(NTV 20. 2. 8)

イルハン・パルマク(左)イッサーム・チェバケ(右)(新マラテヤ・スポル公式ツイッター) オーギル(左)を讃える(ミリエット紙)  アンカラ・グジュが、アウェー戦の新マラテヤ・スポル戦を、0:1で制した。トルコ・リーグで14試合勝ちのなかったアンカラ・グジュの勝利だった。

 トルコ・リーグ第21節開幕試合で、新マラテヤ・スポルとアンカラ・グジュが対峙した。このマラテヤでの試合は、アンカラ・グジュが0:1で制した。アンカラ・グジュにゴールをもたらしたのは、後半20分にあげたデヴァー・オーギルだった。一方、ホームの新マラテヤ・スポルは、後半4分に、ムスタファ・アクバシュがレッドカードをもらった。新監督ムスタファ・レシト・アクチャイとともに戦いを継続するアンカラ・グジュは、15試合ぶりの勝利となった。勝ち点を17に伸ばしたアンカラ・グジュは、トルコ・リーグでの直近の勝利は、2019年9月29日のアンカラ・ダービーで、ゲンチレル・ビルリーイを2:1のスコアで退けて以来のものだった。一方、トルコ・リーグで、ここ4試合勝利のなかった(1分3敗)ケマル・オズデシュ監督率いる新マラテヤ・スポルは、同24に留まった。

                 試合経過

 前半5分、チャバケのミスっぽいパスでボールを得たオーギルが、ペナルティエリア内でシュートを放ったが、GKファルノッレが、コーナーキックに替えた。
 同22分、ロドリゲスが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わった。
 同43分、アンカラ・グジュのディフェンスのミスを咎めてボールを得たキャルタンソンが、ゴール右斜め前からシュートを放ったが、GKリカルドが、両足を使い、これを防ぎコーナーキックに替えた。そして、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半18分、サクブ・アイタッチが、ペナルティエリア内へと入れたセンタリングに合わせていいジャンプを見せたウムト・ブルトが、ヘディングシュートを試みたが、GKリカルドがコーナーキックに替えた。
 同20分、アウェーのアンカラ・グジュが先制した。リカルドからのパスをペナルティエリア手前で得たオーギルが、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKファルノッレの右を抜け、新マラテヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。
 同34分、ビフマがペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、バーを直撃してピッチに跳ね返ったボールが、チェバケ前に転がった。チャバケが右サイドからセンタリングを入れると、ウムト・ブルトがペナルティエリアにいたドナルドに回した。そのドナルドがシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行った。
 同42分、アッティラ・トゥランが左サイドから出したパスを受けたロドリゲスが、枠を捉えた位置からシュートを放つも、ボールは、上のバーに当たり外に出て行ってしまった。そして、試合は、アンカラ・グジュが0:1の優位を保ったまま終わった。

【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサーム・チェバケ、アルトゥール・ミナ、ムスタファ・アクバシュ、サクブ・アイタッチ=カレリ・ガイエネ(後半38分:アフメット・ウルドゥズ)、ロビン・ヤルチュン、アフリイエ・アクア=ティエヴィ・ビフマ、カリム・ハフェズ(後半23分:ミッチェル・ドナルド)=ヴィザル・エルン・キャルタンソン(後半10分:ウムト・ブルト)
【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツォー、アリハン・クバラス、アンテ・クルシッチ、ティアゴ・ピント=サバ・ロブザニーゼ、ダニエル・ロカシク=オルカー・スカリオーネ(後半32分:アッティラ・トゥラン)、イルハン・パルラク(後半20分:コンラード・ミチャラク)、ゲルソン・ロドリゲス(後半43分:ゲルミン・リヴァス)=デヴァー・オーギル



トルコ杯、ゴールの声上がらないままの夜(TRT 20. 2. 7)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(上)フェルハト・カプラン(下)(フォトマッチ紙) エレン・アルバイラク(左)ヤタバレ(右)(フォトマッチ紙)  トルコ杯準々決勝第1戦、シワス・スポルが、アウェーで戦ったアンタルヤ・スポル戦を0:0で引き分けた。

 シワス・スポルが、トルコ杯準々決勝第1戦で、アンタルヤ・スポルとアウェー戦を戦った。この試合の前半41分、シワス・スポルのコーフィーは、激しいチェックを見せたためにレッドカードをもらった。そのため、シワス・スポルは10人になってしまった。前半は、ゴールに迫る好機を、いずれもが得たがゴールにまでは至らなかった。そして、後半もまた、ゴールが生まれず、0:0のまま試合は終わった。この両者の戦う第2戦は、2月13日(木)、シワス新9月4日スタジアムで行われる。

                 試合経過

 前半3分、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだハカン・オズメルトがシュートを放ったが、ボールは、シワス・スポルのディフェンダーからこぼれ、コーナーキックに替わった。
 同19分、ヤタバレが、ペナルティエリアの外からシュートを放ったが、GKフェルハト・カプランが、コーナーキックに替えた。
 同32分、ヤタバレからのスルーパスを、ペナルティエリアの外で受けたヤシン・オズテキンが、GKと1対1となった。ヤシン・オズテキンはシュートを放ったが、ボールは、GKフェルハト・カプランがしっかりと胸に収めた。
 同41分、シワス・スポルが10人になってしまった。この試合の主審ヤシャル・ケマル・ウーウルルが、イサク・コーフィーが、エレン・アルバイラクに執った行為を、過剰なファウルと判断して、イサク・コーフィーに、一発退場となるレッドカードを示したのだった。
 後半4分、ハルン・アルプソイが、ペナルティエリアの若干手前からシュートを試みたが、GKアリ・シャシャル・ヴラルが、ボールをコントロールした。
 同29分、ハカン・オズメルトが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたサリフ・ドゥルスンがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同35分、スクレティッチが、ヘッドで浮かしたパスを出すと、それを得て、ペナルティエリア内でGKフェルハト・カプランと1対1となったヤタバレがシュートを放つも、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。そして、試合は、両者ゴールなしで終わった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=チャールズ・フェルナンド、サリフ・ドゥルスン、エルサン・ギュルム(後半40分:ビュンヤミン・バルジュ)、エレン・アルバイラク=デルヴィン・ンディンガ=ハルン・アルプソイ(後半32分:チコ)、ウフク・アクトル、ハカン・オズメルト、ドーウカン・シニク(後半15分:アミルトン)=グスタヴォ・ブランコ・レシュク
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=パウル・パップ、ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ、ズィヤ・エルダル=イサク・コーフィー、ハカン・アルスラン=エルドーアン・イエシルユルト(後半21分:ペタル・スクレティッチ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半45分:ウーウル・チフトチ)、ヤシン・オズテキン(後半1分:ファーティフ・アクソイ)=ムスタファ・ヤタバレ



アランヤ・スポル、アドヴァンテージを奪取(TRT 20. 2. 6)

エフェジャン・カラジャ、レミナ、マルティン・リネス(左から)(スコル紙) フェルナンデス(真ん中)を讃える(フォトマッチ紙)  トルコ杯準々決勝第1戦で、アランヤ・スポルが、ホームでガラタサライを2:0でくだした。

 バフチェシェヒル学校群スタジアムで行われたこの試合、前半20分、バカセタスのゴールで、アランヤ・スポルが1:0と先制した。後半10分には、ジュニオール・フェルナンデスが、点差を2と拡げるゴールを決めた。

                 試合経過

 前半18分、右サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、ボールを得たジミー・ドゥルマズが内へ向かい動き出した。そして、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、バーを直撃してピッチに跳ね返った。そのボールを、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同20分、アランヤ・スポルが先制した。オヌル・ブルトが蹴った右コーナーキックからのボールを、ユネス・ベランダがヘッドでクリアしようとしたが、落ちてきたボールを受け、ペナルティエリアの外からバカセタスが素晴らしいシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同45分、左サイドから生まれたガラタサライの攻撃で、ヘンリー・オニエクルが、ボールを持ってアランヤ・スポルのペナルティエリアへと入った。そして、センタリングを入れると、それに、ユネス・ベランダがヘッドで合わせようとしたが、思うようには行かず、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。そして、前半は、アランヤ・スポルが1:0とリードを保ったまま終わった。
 後半1分、右サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、ジュセ・セキディカが、ペナルティエリアへとセンタリングを入れると、ジミー・ドゥルマズが、柔らかく背後へとそらした。そのボールに合わせて、ユネス・ベランダが狙い澄ましたシュートを放ったが、僅かに枠を捉えることができず、外に出て行ってしまった。
 同3分、アランヤ・スポルの右サイドで生まれた攻撃で、エフェジャン・カラジャがゴールライン際まで持ち込み、ゴール前へとセンタリングを入れた。すると、ペナルティエリア内にいたバカセタスが、ダイレクトでシュートを試みたが、GKオカン・コジュクが、体を伸ばして外に出した。
 同10分、アランヤ・スポルが2点目を決めた。右コーナーキックからのボールを、スティーヴン・コーカーが、ヘッドで内へと回した。ゴールマウスを背にしてボールをコントロールしたジュニオール・フェルナンデスが、見事なシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットに収まったのだった。2:0。
 同17分、タイラン・アンタルヤルが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたレミナが走り込んで来てシュートを放ったが、GKマラフォナが、両足を使い外に出した。だが、ボールは、ディフェンダーに当たり、再度、ゴールマウスに向かったが、マラフォナが、今度は、パンチングで危機を回避した。
 そして、試合は、アランヤ・スポルが2:0と制したのだった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=オヌル・ブルト、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、カーン・カナク=ジェイフン・ギュルセラム、マノリス・シオピス=エフェジャン・カラジャ、アナスタシオス・バカセタス(後半25分:ムサ・チャーウラン)、ヤシン・バンムー(後半1分:ジュニオール・フェルナンデス)=パピス・シセ(後半26分:ムスタファ・ペテクメク)
【ガラタサライ】オカン・コジュク=シェネル・オズバイラクル、アフメット・チャルク、マルカオ、マルティン・リネス(後半1分:マリアーノ・フィーリョ)=マリオ・レミナ、ユネス・ベランダ(後半36分:オメル・バイラム)=ジミー・ドゥルマズ、タイラン・アンタルヤル、ジュセ・セキディカ(後半17分:アデム・ブユック)=ヘンリー・オニエクル



トラブゾン・スポル 5:0 エルズルム市役所スポル(ファナティック紙+aハベル補綴 20. 2. 5)

フィリップ・ノヴァク(左)ジェンク・アフメット・アルクルチ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ギレルメ(左)がアレキサンダー・ソルロート(右)を讃える(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグでフェネルバフチェをくだし、優勝への大きな歩を進めたトラブゾン・スポルが、トルコ杯準々決勝第1戦で、ベシクタシュを篩い落としたエルズルム市役所スポルをホームに迎えた。90分間を通じて、相手にボールを支配させなかったトラブゾン・スポルは、5:0で勝ち、準決勝進出をほぼ確定した。

 トルコ・リーグでフェネルバフチェをくだし、優勝への大きな歩を進めたトラブゾン・スポルが、トルコ杯の舞台に上がった。トルコ杯の前の試合で、2試合ともに3:2でベシクタシュをくだした、トルコ・リーグ2部のエルズルム市役所スポルと対峙した。16強の戦いでは、PKの結果、デニズリ・スポルをくだすことに成功したトラブゾン・スポルは、エルズルム市役所スポルを相手に、安心できるスコアを得ようとしていた。それを考え、ヒュセイン・チムシル監督は、この重要な試合に、理想的な選手構成で臨んだのだった。
 堂々たる試合運びで試合に臨んだトラブゾン・スポルのゴールラッシュの幕開けは、前半17分のアレキサンダー・ソルロートだった。新加入のギレルメが蹴ったコーナーキックに合わせて、ニアサイドに走ったノルウェー人選手アレキサンダー・ソルロートが、狙い通りのシュートを放つと、先制点が決まったのだった。1:0。このゴールのあと、攻撃を強めていったトラブゾン・スポルは、同26分、ユスフ・アジェルのオウンゴールで、点差を2と拡げた。ギレルメが左サイドからセンタリングを入れると、ダニエル・スタリッジとGKカヤジャン・エルドーアンが触れることができなかったボールを、エルズルム市役所スポルのディフェンダーのユスフ・アジェルの頭に当たりゴールインしてしまったのだった。2:1。同43分、ンディアエのパスを受け、ペナルティエリア・ライン手前から、ンワケメがきれいなシュートを放つと、GKカヤジャン・エルドーアンの左を抜け、エルズルム市役所スポルのゴールネットを揺らした。3:0。そして、これで、前半のスコアが決したのだった。
 後半も貪欲に動いたトラブゾン・スポルは、同16分、4点目となるゴールが生まれた。ギレルメが右コーナーキックを蹴ると、ボールコースに入り反対方向に蹴り出そうとしたメルトハン・アチュルがオウンゴールを献上してしまったのだった。4:0。そして、トラブゾン・スポルのスコアを決する最後のゴールは、同21分、アレキサンダー・ソルロートから生まれた。ンワケメのパスを受け、ペナルティエリア内で相手選手をかわしたアレキサンダー・ソルロートがグランダーのシュートを放つと、GKカヤジャン・エルドーアンの左を抜け、エルズルム市役所スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。5:0。ゴールマシーンのアレキサンダー・ソルロートは、自身、この日の2点目でもあった。結局、5:0で勝ったトラブゾン・スポルは、2月13日の第2戦を前に、ほぼ準決勝進出の切符を掴んだ。

【トラブゾン・スポル】エルジェ・カルデシュレル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=アブドゥルカディル・パルマク、バドゥ・ンディアエ=ダニエル・スタリッジ(後半15分:ドーアン・エルドーアン)、ギレルメ(後半34分:ビラル・バシャジュクオウル)、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート(後半22分:カレブ・エクバン)
【エルズルム市役所スポル】カヤジャン・エルドーアン=ジェンク・アフメット・アルクルチ、メルトハン・アチュル(後半33分:ムハマド・バ)、アイクト・デミル、ユスフ・アジェル(後半1分:イブラヒム・シソッコ)=イブラヒム・アクダー(後半1分:ミカエル・ポテ)、ハサン・バトゥハン・アルタルスラン=エムラー・バシャン、ガブリエル・オベルタン、ハサン・アヤロウル=ラシャド・ムハッメド



デニズリ・スポル 1:1 ギョズテペ(ベイン・スポル 20. 2. 4)

シャム・ベン・ユスフ(左)セルダル・ギュレル(右)(ギョズテペ公式HP) アンドレ・カストロ、レジェプ・ニヤズ、ムラウスキ(左から)(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第20節最終試合で対峙したデニズリ・スポルとギョズテペは、90分間戦った結果、1:1で引き分け、勝ち点を分け合った。

 前半9分、ソネル・アイドードゥが、シャム・ベン・ユスフから奪い取ったボールを得たセルダル・ギュレルが、ペナルティエリアの外からGKアダム・スタコヴィアクの右を狙ったシュートが決まり、ギョズテペが先制した。
 同17分、フリーキックを蹴ったゼキ・ヤウルが、直接ゴールを狙ったが、ギョズテペのGKベトが素晴らしいセーヴィングを見せ、ゴールを許さなかった。
 同25分、右サイドで生まれたデニズリ・スポルの攻撃で、モドゥ・バロウが、ペナルティエリアへ向けて入れたセンタリングに、イスマイル・アイサティが合わせた強烈なシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同31分、ペナルティエリア・ライン上でボールをコントロールしたロダレガがシュートを試みたが、ボールは、GKベトがキャッチした。
 後半20分、右サイドからムラウスキがセンタリングを入れると、それに合わせて、シャム・ベン・ユスフが至近距離でヘディングシュートを試みたが、ボールはGKベトが押さえた。
 同31分、フリーキックを蹴ったオズギュル・チェクが、直接ゴールを狙ったが、ディフェンダーが大きくクリアして危機を回避した。
 同43分、フーゴ・ロダレガが、ペナルティエリア内から放ったシュートが、GKベトからこぼれると、そのボールを得たオスカー・エストゥピナンがあっさりとゴールを決め同点に追いついた。
 この試合、他のゴールは生まれず、両者、勝ち点を分け合うことになった。この結果、ホームのデニズリ・スポルは、勝ち点を23として12位に上がり、アウェーだったギョズテペは、同30とし8位となった。

【デニズリ・スポル】アダム・スタコヴィアク=ゼキ・ヤウル、シャム・ベン・ユスフ、ムスタファ・ユムル、オズギュル・チェク=オジェニ・オナズィ(前半7分:イスマイル・アイサティ)、ラダスロウ・ムラウスキ=セダト・シャヒンテュルク(後半22分:オスカー・エストゥピナン)、レジェプ・ニヤズ(後半36分:オルジャイ・シャハン)、モドゥ・バロウ=フーゴ・ロダレガ
【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、アルパスラン・オズテュルク、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=ソネル・アイドードゥ、アンドレ・カストロ(後半31分:セルソ・ボルゲス)=セルダル・ギュラル(後半42分:キャーミル・ヴィルツェック)、ステファノ・ナポレオニ(後半23分:アンドレ・ポコ)、ハリル・アクブナル=カメロン・ジェローム



首位シワス・スポル、大きな痛手/ガジシェヒル・ガジアンテップ 5:1 シワス・スポル(スコル+サバハ紙補綴 20. 2. 3)

マキシム(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター) パピィ・ジロボジ(左)スクレティッチ(右)(シワス・スポル公式HP)  首位に立つシワス・スポルが、ガジシェヒル・ガジアンテップとのアウェー戦で、思わぬ大敗を喫してしまった。ガジシェヒル・ガジアンテップに新たに加入したマキシムは、その最初の試合で2ゴールをあげ、衆目を集めるところとなった。

 トルコ・リーグ第20節で、ガジシェヒル・ガジアンテップは、首位に立つシワス・スポルをホームに迎えた。5:1で勝ったガジシェヒル・ガジアンテップは、大きな印象を残した。ガジシェヒル・ガジアンテップに新たにか加入したマキシムは、その最初の試合でゴールを決め。驚くべき貢献をしたのだった。

 この試合にいい始まり方をしたガジシェヒル・ガジアンテップは、前半4分、マキシムのゴールで先制した。ホームのガジシェヒル・ガジアンテップがフリーキックを蹴ると、ボールが、ディフェンスからこぼれた。そのボールを、ペナルティエリアの外で得たマキシムがシュートを放つと、これが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。このゴールに、同31分、ハカン・アルスランのゴールでお返しをしたシワス・スポルだったが、その喜びは8分しか続かなかった。ペナルティエリア内左サイドでボールを得たウーウル・チフトチが、ゴールライン際まで持ち込み、ニアサイドに向けボールを送った。これが、相手ディフェンダーからこぼれると、そのボールのコースに入ったハカン・アルスランがシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。1:1。同39分、表舞台に上がったムハメット・デミルが、マキシムが持ち込んだボールからおもしろいゴールが生まれた。マキシムがパスを出すと、そのコースに入ろうとしたディフェンスがカットしたあと、走っていたムハメット・デミルの足に当たりゴールが決まったのだった。ホームのガジシェヒル・ガジアンテップは、これで、またしてもリードを奪った。同44分、マキシムが、またしてもペナルティエリアの外から放ったシュートが、見事なゴールを生み、これで、前半を3:1とリードして折り返すことになった。
 後半に入り、相手に対し一層のプレッシャーを強めていったシワス・スポルだったが、手に入れた好機も、GKギュナイを越えることはできなかった。同33分、表舞台に上がったディアラが、ガジシェヒル・ガジアンテップに4点目をもたらした。チブサーが、ペナルティエリア内のPKポイントに向け動き出していたマキシムにボールを出した。GKサマッサがボールに触れたあと、ボールは、ペナルティエリア内ゴール左斜め前にいたディアラの前に転がった。そのディアラがボールをコントロールしてシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。4:1。同41分、ケナン・オゼルが、ペナルティエリアの外から放った素晴らしいシュートが決まり、点差を4と拡げた。残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、試合は5:1で終わった。
 前節、ホームで戦ったチャイクル・リゼ戦で、辛うじて後半ロスタイムに勝ち点1を確保する同点ゴールをあげたシワス・スポルは、今節のガジシェヒル・ガジアンテップとのアウェー戦では、元気のない姿を見せてしまった。2節の間に勝ち点5を失い、勝ち点41のシワス・スポルは、追走するバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を2となることを止めることができなかった。試合数が少ないトラブゾン・スポルは、首位のシワス・スポルとの勝ち点差が3と縮まった。首位のシワス・スポルを相手に明々白々たる勝利をあげたガジシェヒル・ガジアンテップは、ここ3試合勝利から見放されていたが、それに終止符を打つことになった。勝ち点を27としたガジシェヒル・ガジアンテップは、試合数が多い中だが9位に上がった。

【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=アンドレ・ソーサ、パピィ・ジロボジ=オラーレンワジュ・カヨーデ(後半24分:ラマン・チブサー)、アレクサンドル・マキシム(後半34分:ケナン・オゼル)、ギュライ・ヴラル(後半21分:スレイマヌ・ディアッラ)=ムハッメト・デミル
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアノ(後半18分:ヤシン・オズテキン)、ジャネル・オスマンパシャ、アーロン・アッピンダンゴエ、ウーウル・チフトチ=ファーティフ・アクソイ(後半18分:ペタル・スクレティッチ)、ハカン・アルスラン=エルドーアン・イエシルユルト、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半36分:クローデミ)、エムレ・クルンチ=ムスタファ・ヤタバレ



トラブゾン・スポル 2:1 フェネルバフチェ(NTV+TRT補綴 20. 2. 2)

ルイス・グスタボ(左)ガストン・カンピ(右)(フェネルバフチェ公式HP) フィリップ・ノヴァク(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグで、最近、好調の2つクラブの対戦は、トラブゾン・スポルに軍配が上がった。アウェーとなったフェネルバフチェを2:1でくだしたトラブゾン・スポルは、これで4連勝となり、勝ち点差でフェネルバフチェを抜き去った。

 トルコ・リーグ第20節で、ビッグクラブ同士の対戦が実現した。首位に立つシワス・スポルを追走するトラブゾン・スポルとフェネルバフチェが対峙したのだ。このトラブゾンでの一戦は、ゴールとともに幕が開いた。アウェーのフェネルバフチェが、まだ開始45秒というところで、マックス・クルーゼのゴールで先制したのだ。中盤でオビ・ミケルから奪ったボールを、ガリー・ロドリゲスが運び、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、ボールを内へと入れると、マックス・クルーゼが、相手選手3人の間を抜けるグランダーのシュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。これは、今季、最も早い時間帯でのゴールを記録したことになり、また、マックス・クルーゼは、後半戦に入りゴールを決め続けており、3試合で3ゴールを記録したことになった。
 トラブゾン・スポルが同点に追いつくのに、さほど時間は要しなかった。同16分、アレキサンダー・ソルロートのゴールで同点に追いついたのだ。エクバンが左サイドからセンタリングを入れると、ディフェンダーの裏でボールをコントロールしたアレキサンダー・ソルロートが、ゴール左斜め前の至近距離からシュートを放つと、これが決まったのだった。1:1。ここ3試合のホームゲームでゴールを記録し続けているノルウェー人選手アレキサンダー・ソルロートは、これで、今季16ゴール目となった。
 1:1となって以後、ボール支配率が高まっていったトラブゾン・スポルは、一旦リードを許した試合で、ついにリードを得るようになる。フィリップ・ノヴァクのヘッドによるゴールが、同32分に決まったのだ。ホセ・ソーサが左サイドからセンタリングを入れると、そのボールをカンピがヘッドでノヴァクに落とし、更にボールコースに入ったノヴァクが、ヘッドでゴールマウスに送り込んだのだった。2:1。そして、これが、前半終了時のスコアでもあった。
 後半に入るに当たり、トラブゾン・スポルは選手交替をして臨んだ。ヒュセイン・チムシル監督は、ユスフ・サルに替えて、新しく獲得したギレルメを投入したのだ。同点に追いつこうとスペースを探すフェネルバフチェは、同18分に2枚替えを行った。ナビル・ディラルに替えてデニズ・テュリュチを、トルガ・ジエルジに替えてエムレ・ベレズオウルを投入したのだ。同27分にイエローカードをもらったルイス・グスタボは、ロスタイムにももう1枚イエローカードをもらい、退場処分となった。これで、ルイス・グスタボは、アランヤ・スポル戦では出場停止となる。試合の終盤、ボールを支配し、試合をコントロールしたフェネルバフチェだったが、掴んだ好機をゴールに結びつけることはできず、勝ったのはトラブゾン・スポルだった。この結果、トラブゾン・スポルは4連勝を遂げ、首位に一歩近づいた。4連勝をトラブゾン・スポルに許してしまったフェネルバフチェは、これで、今季5敗目のなった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ、(後半37分:ドーアン・エルドーアン)ジョン・オビ・ミケル=ユスフ・サル(後半39分:ギレルメ)、ホセ・ソーサ、カレブ・エクバン(後半22分:ダニエル・スタリッジ)=アレクサンダー・ソルロート
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、セルダル・アズィズ、ジャイルソン、ナビル・ディラル(後半17分:デニズ・テュリュチ)=ルイス・グスターヴォ、オザン・トゥファン=トルガ・ジエルジ(後半17分:エムレ・ベレズオウル)、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス(後半31分:フェルディ・カドゥオウル)=ヴェダト・ムリキ



バシャクシェヒル・スポル、勝ち点3を3ゴールで獲得(TRT 20. 2. 1)

エディン・ヴィスチャ(上)クリストファー・ノルトフェルト(下)(バシャクシェヒル・スポル公式ツイッター) エンゾ・クリヴェリ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第20節開幕試合で、バシャクシェヒル・スポルが、ホームに迎えたゲンチレル・ビルリーイを3:1でくだした。

 トルコ・リーグ第20節で、ゲンチレル・ビルリーイをホームに迎えたバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点3を3ゴールで得て、今週は勝ち点を失うことがなかった。バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、前半8分、クリヴェリのゴールで、ホームのバシャクシェヒル・スポルが:1:0と先制した。同29分、ゲンチレル・ビルリーイのアイテが、ヘッドでバシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、これで、前半のスコアが決した。後半、バシャクシェヒル・スポルは、エディン・ヴィスチャがあげた2ゴールで、ゲンチレル・ビルリーイを3:1でくだしたのだった。
 トルコ・リーグで16試合連続不敗記録を、前節、フェネルバフチェ戦で敗れたことで潰えさせてしまったバシャクシェヒル・スポルは、ゲンチレル・ビルリーイ戦の勝利で、勝ち点を39に伸ばした。バシャクシェヒル・スポルは、次節ではシワス・スポルと対峙する。一方、ここ4試合で3敗目を喫したゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点21に留まった。

                 注目の場面

 前半8分、ホームのバシャクシェヒル・スポルが先制した。右サイドからカイサラがセンタリングを入れると、ニアサイドにいたクリヴェリがヘッドで合わせゴールが決まったのだった。
 同29分、ゲンチレル・ビルリーイが同点弾を放った。カンデアが左コーナーキックを蹴ると、ボールコースに入りフリーになっていたアイテがヘッドで叩き込んだのだった。そして、前半は、1:1のまま終わった。
 後半3分、バシャクシェヒル・スポルが、再度、勝ち越した。デンバ・バのパスを、エディン・ヴィスチャが、ペナルティエリアのゴール右斜め前で受けた。相手選手をかわしたエディン・ヴィスチャは、左足を一閃、強烈なシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴール隅に突き刺さったのだった。2:1。
 同28分、ホームのバシャクシェヒル・スポルは、点差を2と拡げた。スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、エディン・ヴィスチャが、相手守備陣の裏に走り込んだクリヴェリにボールを出した。フランス人選手クリヴェリは、左サイドで追い越し、ペナルティエリア内へと入ったエディン・ヴィスチャの前にボールを送った。相手GKと1対1となったエディン・ヴィスチャは、ループシュートを試みると、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。
 そして、試合は、バシャクシェヒル・スポルが3:1とリードを保ったまま終わった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、マルティン・シュクルテル、ガエル・クリシー=エディン・ヴィスチャ、オケンチュク・アズブイケ、マフムト・テクデミル(後半41分:カルロス・ポンク)、エルジェロ・エリア(後半32分:フレデリック・グルブランドセン)=エンゾ・クリヴェリ、デンバ・バ(後半35分:ダニエル・アレクシッチ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=エルデム・オズゲンチ、マティアス・ビャルスミル、ザルゴ・トゥーレ、カペッレ・ピーリック=ファブリシオ・バイアノ、ベラト・アイベルク・オズデミル(後半22分:ソネル・ディクメン)、ヤシン・ペフリヴァン(後半35分:ナディル・チフトチ)=ダニエル・カンデア(後半35分:ラフメトラー・ベリシュベク)、フロイド・アイテ、セファ・ユルマズ



トラブゾン・スポル、フェネルバフチェ戦のプラン(ファナティック紙 20. 1.31)

ヒュセイン・チムシル監督(イエニ・シャファク紙)  出場停止のンワケメを欠くトラブゾン・スポルのプランが明らかになった。アレキサンダー・ソルロート、ダニエル・スタリッジ、エクバン、トラブゾン・スポルのヒュセイン・チムシル監督は、この3人のFWでフェネルバフチェ戦に臨むプランを立てている。同監督は、試合にプレスをかけて臨み、早めのゴールで、スタンドからの全面的な支援を背に受けることを狙っている。

 トラブゾン・スポルとフェネルバフチェの一戦は、いつも重要なものがあるが、明日の一戦は、一層重大なものがある。というのも、トラブゾン・スポルが勝った場合、試合数が少ないなか、勝ち点でフェネルバフチェを上回り、優勝争いに有利な状況を作り出せるのだ。同監督は、これに向け、あらゆる手を使い勝利を目指している。勝ち点1などを望んではいないのだ。
 ンワケメが、トルコ杯のデニズリ・スポルとのアウェー戦でレッドカードをもらったことは妥当ではないとの抗議を出していたが、望ましい決定を得られなかった。審査会は、罰則を撤回しなかったのだ。同監督は、ナイジェリア人選手ンワケメの替わりにエクバンを起用し、フェネルバフチェ戦では、併せて3人の攻撃的選手を送り出す。アレキサンダー・ソルロートをトップに、エクバンとダニエル・スタリッジを、その両脇に据えることを考えている。



トラブゾン・スポルに2人のブラジル人選手(イエニ・シャファク紙 20. 1.30)

ギレルメ(TRT) マノエウ・メシアス  トラブゾン・スポルが、新マラテヤ・スポルのブラジル人選手ギレルメと、ブラジルのクルゼイロに所属するマノエウ・メシアスを獲得した。

 トラブゾン・スポルは、ブラジル人選手ギレルメと移籍について基本的合意に達したが、ディフェンス面では、ブラジルのクルゼイロ所属のマノエウ・メシアス獲得で強化を図る。
 ギレルメは、朝にはトラブゾン入りするが、マノエウ・メシアスは、本日にトラブゾン入りするそうである。2人のブラジル人選手は、メディカル・チェックを受けたあと、正式に調印して、トラブゾン・スポルの夜の練習に加わるものと看られている。
 トラブゾン・スポルは、イタリアのベネヴェントがパスを持つギレルメと、クルゼイロ所属のマノエウ・メシアスを、6ヶ月のレンタルで獲得した。トラブゾン・スポルは、この2人に関して、オプション行使権付きで、今季末に、両選手のプレーぶりで、完全移籍に移ることができる。
 ギレルメは、今季、ここまで出場した18試合で5ゴールを決め、6アシストも記録している。ブラジルのセリエAで245試合の出場を記録しているマノエウ・メシアスは、14ゴールを、そして、4アシストを記録している。



セルゲン・ヤルチュン、正式にベシクタシュ監督に就任(ファナティック紙 20. 1.29)

セルゲン・ヤルチュン監督(ヒュリエット紙)  ベシクタシュの新監督に、正式にセルゲン・ヤルチュンが就任した。ベシクタシュが、セルゲン・ヤルチュンと1年半の契約を結んだことを、公式に発表したのだ。

 セルゲン・ヤルチュンとの契約は、トルコ・サッカー協会によると、2021年5月31日までとなっている。ベシクタシュが公表した内容は、次のようなものである。「我がベシクタシュは、アリ・ルザ・セルゲン・ヤルチュン氏と1年半の契約を締結した。ベシクタシュに大きく貢献してくれると信じる我らの監督アリ・ルザ・セルゲン・ヤルチュンが活躍してくれることを、切に願うところである。以上、皆様方にお知らせするところである」。
 47歳になっているセルゲン・ヤルチュンは、本日行われたベシクタシュの練習で、陣頭指揮を執っていたということだ。サッカー選手としては、ベシクタシュ、ガラタサライ、トラブゾン・スポル、フェネルバフチェ、イスタンブル・スポル、エスキシェヒル・スポル、シェケル・スポル、シールト・キョイのユニフォームを着ている。また、監督としては、ガジアンテップ・スポル以後、シワス・スポル、カイセリ・スポル、エスキシェヒル・スポル、コンヤ・スポル、アランヤ・スポル、新マラテヤ・スポルで指揮を執っている。

                 ダルガクラン副理事長の呟き

 ベシクタシュの副理事長アドナン・ダルガクランが、ツイッターで談話を出した。「明日、19時3分、全ベシクタシュ関係者を、我らの神聖な場所で待っている」と。セルゲン・ヤルチュン指揮下で行われるベシクタシュの明日の練習が、19時3分に、ヴォーダフォン・アリーナで行われ、サポーターに公開されるというのだ。



シワス・スポル 1:1 チャイクル・リゼ(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 20. 1.28)

エムレ・クルチエムレ・クルチ(左)モンタサー・タルビ(右)(シワス・スポル公式HP) アブドラハ・ドゥラク(左)ヤシン・オズテキン(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第19節最終試合で、シワス・スポルとチャイクル・リゼが1:1で引き分け、お互いに勝ち点を分け合った。

 前半12分、スコダが、シワス・スポルのペナルティエリアの僅かに外から、枠を捉えたシュートを放ったが、ボールは、GKサマッサの胸に収まった。
 同25分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、相手陣内中ほどからシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同32分、相手陣内中ほどでボールを得たアルナ・コーネが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から見事なシュートを放ったが、ボールはバーを直撃してしまった。
 同37分、ペナルティエリア内でボールを得たヤタバレが、強いシュートを放った。GKギョクハン・アッカンは、際どくパンチングで防いだ。
 後半1分、相手陣内左サイドでボールを得たアルナ・コーネが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から、ニアのゴール隅を狙いグランダーのシュートを放つとゴールが決まった。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、アブドゥルカディル・ビティゲン主審は、オフサイドがあったとしてゴールを取り消した。
 同13分、フェルナンド・ボルドリンが、相手のペナルティエリアの外から、枠を視界に捉えてシュートを放つと、ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同15分、フェルナンド・ボルドリンのスルーパスを受けたデニス・ガルマッシュが、相手ペナルティエリア内ゴール右斜め前からシュートを放つと、GKママドゥ・サマッサが、大きなミスを犯し、シュートコースを消していたにも拘わらず、ゴールを許してしまった。0:1。
 同ロスタイム3分、ヤシン・オズテキンが、GKからのこぼれ球をゴールインさせ、スコアを1:1とした。この試合、他のゴールは生まれることなく、両者、勝ち点1ずつを分け合った。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=パウル・パップ(後半20分:ヤシン・オズテキン)、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ズィヤ・エルダル=ファーティフ・アクソイ、ハカン・アルスラン=ムスタファ・ヤタバレ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エムレ・クルンチ=アルナ・コーネ(後半33分:アブドゥ・ラザク・トゥラオレ)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズゥク、モハメド・アバルーン、モンタサー・タルビ、ダリオ・メルニャク=アブドラハ・ドゥラク、オウズ・カーン・グチテキン(後半37分:アメデジ・ヴェトゥリヒ)=アミヌ・ウマル(後半45分:ブライアン・サムディオ)、フェルナンド・ボルドリン、オウルジャン・チャーラヤン(後半1分:デニス・ガルマッシュ)=ミラン・スコダ



コンヤ・スポル 0:3 ガラタサライ(NTV+サバハ紙補綴 20. 1.27)

ファルカオ(NTV) ジェヴトヴィッチ(左)レミナ(右)(コンヤ・スポル公式HP)  ガラタサライが、コンヤ・スポルとのアウェー戦で、3ゴールで勝ち点3を獲得した。ファルカオ、エムレ・アクババ、アデム・ブユックのゴールで、コンヤ・スポルをくだしたガラタサライは、これで3連勝となった。

 トルコ・リーグ第19節で、コンヤ・スポルとガラタサライが対峙した。このコンヤでの一戦、いい始まり方をしたのはガラタサライの方だった。相手と比べ、より高い確率でパスを通したガラタサライは、前半26分に均衡を破った。左サイドでボールを得たオメル・バイラムが、PKポイントに向けパスを出した。そのボールを得たラダメル・ファルカオが、右足一閃、シュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。トルコ・リーグ出場最初の6試合で1ゴールしか決められなかったコロンビア人スター選手ファルカオは、ここ3試合で4ゴールを決めている。
 このゴールのあとも、試合をコントロールし続けたガラタサライは、同39分に点差を2と拡げた。サラッキからのパスをペナルティエリア内で得たエムレ・アクババがグランダーのシュートを放つと、ボールはゴール左隅に収まったのだった。0:2。ガラタサライに新加入したサラッキは、トルコ・リーグ2試合目で2つ目のアシストを決め、故障から復帰したエムレ・アクババは、公式戦3試合で3ゴールを決めている(チャイクル・リゼ、デニズリ・スポル、コンヤ・スポル)。

                 ファルカオとサラッキが試合続行不能に

 ガラタサライのスター選手ファルカオが、プレー続行不能になってしまった。後半11分、ガラタサライの攻撃で、ペナルティエリア内へと走り込んだファルカオの右脚裏筋肉に異常が発生した。そのため、ピッチサイドに退き、アデム・ブユックと交替した。ガラタサライで、もう1人の選手が故障を発生させたが、それはマルセロ・サラッキだ。ディフェンスの裏に放り込まれたボールに追いつき、シュートを放ったウルグアイ人選手サラッキが、ファルカオ同様右脚裏の筋肉に異常を発生させたのだ。プレーを続けられなくなった21歳のサラッキは、同27分、シェネル・オズバイラクルと交替した。

                 レミナ、累積警告で出場停止へ

 この試合で、イエローカードをもらったマリオ・レミナは、カイセリ・スポル戦には、累積警告で出場停止となった。
 コンヤ・スポルが点差を縮めようとしていた時間帯、もう1点をあげたガラタサライは、かなり楽になった。アデム・ブユックのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で得たマリアーノ・フィーリョが、グランダーのセンタリングを入れると、そのコースに入ったアデム・ブユックがボールに合わせ、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:3。コライ・ゲンチェルレル主審が終了の笛を吹くとともに、0:3のスコアで、コンヤ・スポルをガラタサライがくだしたことが決まった。この結果、ガラタサライは、トルコ・リーグで3連勝を遂げたのに対し、コンヤ・スポルは、ここ4週間で3敗目を喫してしまった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、セリム・アイ、マリン・アニシッチ、アルペル・ウルダー=ジャン・ジョンソン、アミル・ハジャフメトヴィッチ(後半14分:レヴァン・シェンゲリア)=オメル・アリ・シャヒネル、マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半1分:ファルク・ミヤ)、エルドン・ダジ(後半34分:パオロ・フルタド)=トゥラム
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、アフメット・チャルク、ライアン・ドンク、マルセロ・サラッキ(後半26分:シェネル・オズバイラクル)=ジャン・ミシェル・セリ、マリオ・レミナ=ソフィアン・フェグリ、エムレ・アクババ(後半44分:エミン・バイラム)、オメル・バイラム=ラダメル・ファルカオ(後半12分:アデム・ブユック)



フェネルバフチェ、大きな勝ち点3(NTV 20. 1.26)

マックス・クルーゼ(フェネルバフチェ公式HP) ヴェダト・ムリキ(前)マフムト・テクデミル(後)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第19節で、ホームにバシャクシェヒル・スポルを迎えた。前半は0:0で終わったが、後半に入り、フェネルバフチェは、マックス・クルーゼとヴェダト・ムリキのゴールで2:0で勝った。そして、大きな勝ち点3を得た。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、この試合に、前節の試合と比べて、1人の選手を交替して臨んだ。ガジシェヒル・ガジアンテップで起用した選手を、1人だけ交替させたのだ。エムレ・ベレズオウル主将を控えに回し、替わりにガリー・ロドリゲスを先発メンバーに入れたのだ。
 一方、バシャクシェヒル・スポルのオカン・ブルク監督は、前節の新マラテヤ・スポル戦の先発メンバーから1人を入れ替えねばならなかった。新マラテヤ・スポル戦で先発メンバーに入っていたが、出場停止となったデンバ・バに替わり、メフメット・トパルを先発メンバーに入れた。

                 前半はゴールは生まれず

 この試合、最初の好機は、前半7分にフェネルバフチェに生まれた。ヴェダト・ムリキが、右サイドからセンタリングを入れると、ゴール前でフリーでジャンプを見せたマックス・クルーゼだったが、思うようにヘディングシュートができず、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。同23分、ナビル・ディラルのミスを咎め、ペナルティエリア内でボールを得たエディン・ヴィスチャがシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。

                 一旦PKが認められながら取り消された

 同ロスタイム2分、トルガ・ジエルジが、カイサラのチェックを受け、ペナルティエリア内でピッチに倒れ込んだ。フラト・アイドゥヌス主審はPKを指示した。だが、同主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、その決定を取り消した。そして、前半は0:0のまま終わった。

                 マックス・クルーゼ、表舞台に

 早いテンポで推移したこの試合、マックス・クルーゼが、後半27分にフェネルバフチェの先制点をあげた。ヴェダト・ムリキが、ボールを持たないでのランニングを見せ、ポンクが、それに引きずられていくのを、うまく使ったマックス・クルーゼが、相手GKと1対1となった。そして、狙い澄ましたシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。

                 ヴェダト・ムリキ、2点目

 フェネルバフチェの最後のゴールは、ヴェダト・ムリキからだった。同41分、ペナルティエリアのゴール右斜め前からゴールライン際まで持ち込んだガリー・ロドリゲスが、グランダーでゴール前にいたヴェダト・ムリキにボールを送った。ヴェダト・ムリキは、がら空きとなっていたボールを送り込むだけで良かった。そして、試合は、フェネルバフチェが2:0とリードを保ったまま終わった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を37として2位に上がり、勝ち点40のシワス・スポルを追いかけることになった。一方のバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点36で3位だ。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、ジャイルソン、セルダル・アズィズ、ナビル・ディラル=オザン・トゥファン、ルイス・グスターヴォ=トルガ・ジエルジ(後半19分:フェルディ・カドゥオウル)、マックス・クルーゼ(後半45分:メフメット・エキジ)、ガリー・ロドリゲス(後半42分エムレ・ベレズオウル:)=ヴェダト・ムリキ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半37分:ロビーニョ)、メフメット・トパル(後半30分:ダニエル・アレクシッチ)=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、エルジェロ・エリア(後半23分:フレデリック・グルブランドセン)=エンゾ・クリヴェリ



ゲンチレル・ビルリーイ 1:0 ガジシェヒル・ガジアンテップ(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 20. 1.25)

セセニョン(左から2人目)を讃える(ファナティック紙) パヴェル・オルコウスキ(左)ザルゴ・トゥーレ(右)(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター)  トルコ・リーグ第19節で、ガジシェヒル・ガジアンテップをホームに迎えたゲンチレル・ビルリーイは、この試合に1:0で勝ち、勝ち点3を得ることに成功した。

 ゲンチレル・ビルリーイは、同クラブの名誉会長イルハン・ジャヴジャヴの3年忌ということで記念の特別ユニフォームでピッチに立った。ゲンチレル・ビルリーイは、そのセレモニーに「敬意と憧憬と持ち続けています」との横断幕を掲げていた。そして、試合開始前には、1分間の黙祷が行われた。
 前半17分、左サイドからペナルティエリア内へと入り込んだギュライ・ヴラルが、ゴール斜め前からシュートを放つと、ゴールポストを直撃した。
 同21分、相手ディフェンダーから奪い取ったボールを持ちペナルティエリア内へと進んだカヨーデがシュートを放ったが、ボールは、枠を大きく外れ外に出て行った。
 同31分、セファ・ユルマズの素晴らしいパスに対して、ペナルティエリアのゴール右斜め前に、走り込んで来たシオがシュートを放ったが、ボールはGKが押さえた。
 後半11分、オラーレンワジュ・カヨーデのスルーパスを、相手ペナルティエリア内で得たラマン・チブサーが、ピエール・イヴ・ポロマのチェックを受けピッチに倒れると、メテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。オラーレンワジュ・カヨーデが、このPKを蹴ると、GKクリストファー・ノルトフェルトが、これを防いだところ、跳ね返りのボールに詰めていたムハメット・デミルが仕上げを行った。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、このゴールは、ペナルティエリアへの侵犯があったとして取り消された。
 同19分、ジャン・アーメル・カナ・ブユックとダニエル・カンデアが、ペナルティエリア内で行った口喧嘩に次いで、手を出したということで、メテ・カルカヴァン主審は、再び、PKを指示することとなった。このPKを、ステファン・セセニョンはミスなく決め、ゲンチレル・ビルリーイは先制することになった。1:0。
 同42分、バルトロミエジ・パウロウスキが、右サイドから内へと入れたボールに上手く触れ、相手ゴールネットを揺らしたムハッメト・デミルのゴールは、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドがあったとして取り消された。
 同ロスタイム2分、サディオ・ディアッロが、ペナルティエリアの外からファーサイドのゴール隅を狙ったシュートは、バーに嫌われピッチに跳ね返った。
 この試合、他のゴールは生まれることなく、ゲンチレル・ビルリーイが勝ち点3を得ることになった。この勝利で勝ち点を21に伸ばしたホームのゲンチレル・ビルリーイは、13位に上がったのに対し、アウェーのガジシェヒル・ガジアンテップは、勝ち点24で10位だ。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=エルデム・オズゲンチ、マティアス・ビャルスミル、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・イヴ・ポロマ=ファブリシオ・バイアノ(後半41分:ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン)、ダニエル・カンデア=フロイド・アイテ(後半41分:サディオ・ディアッロ)、ステファン・セセニョン、セファ・ユルマズ=ジョヴァンニ・シオ(後半30分:ベラト・アイベルク・オズデミル)
【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=パヴェル・オルコウスキ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、パピィ・ジロボジ、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=クビライ・アクタシュ=ラマン・チブサー(後半22分:パロリック・トゥマシ)、ギュライ・ヴラル(後半35分:バルトロミエジ・パウロウスキ)=オラーレンワジュ・カヨーデ(後半22分:ケナン・オゼル)、ムハッメト・デミル



ガラタサライ2:1 チャイクル・リゼ(チャイクル・リゼ公式HP+ファナティック紙補綴 20. 1.24)

マリオ・レミナ(ガラタサライ公式HP) イヴァニド・フェルナンデス(左)オメル・バイラム(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ杯16強の戦いで、1:1で終わった第1戦を受けた第2戦、チャイクル・リゼは、アウェーで対戦したガラタサライに2:1で敗れ、同杯から退くことになった。

 前半13分、中盤で、アデム・ブユックとワンツーをしたジェッセ・セキディカが、スピードに乗って、チャイクル・リゼのペナルティエリア内へと入り込んだ。このナイジェリア人選手ジェッセ・セキディカは、ゴール右斜め前からシュートを試みると、GKタルク・チェテンは、ファーサイドのゴール隅を捉えたボールをコーナーキックに替えた。
 同26分、ペナルティエリア内でフェルナンデスが、ボールを大きくクリアしようとしたところ、ボールコースに入ったジェッセ・セキディカが、ボールを浮かした。そのボールに対し、アデム・ブユックがヘディングシュートを試みたが、GKタルク・チェテンが体を伸ばしてパンチングで防いだ。
 前半は、両者ともにゴールを決められず、無得点のまま終わった。
 後半6分、アフメット・チャルクのミスを咎めてボールを奪い取りペナルティエリアへと入ったサムディオが、GKオカン・コジュクをもかわしたあとシュートを放ったが、タイミング良く戻ったシェネル・オズバイラクルが、際どくコーナーキックに替えた。
 同13分、ガラタサライが、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを獲得した。一旦は継続を命じたアッティラ・カラオウル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、マルティン・リネスが左サイドからセンタリングを入れた際、ヤン・サッセがボールに手で触れていることを確認し、PKを指示したのだった。同15分、このPKを、アデム・ブユックが蹴り、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同20分、アミヌ・ウマルのスルーパスに反応してディフェンスの裏を取ったオーウルジャン・チャーラヤンが、GKと1対1となって放ったシュートは、GKオカン・コジュクがゴールを許さなかった。
 同29分、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、ヤン・サッセが、GKオカン・コジュクにより倒されると、それを咎めたアッティラ・カラオウル主審はPKを指示した。同32分、このPKを、オーウルジャン・チャーラヤンが決め、同点に追いついた。1:1。
 同37分、タイラン・アンタルヤルがゴール左斜め前からシュートを放つと、GKタルク・チェテンはパンチングで防ぎコーナーキックに替えた。このPKをオメル・バイラムが蹴ると、このボールコースに入りヘッドで合わせたレミナがゴールを決めたのだった。2:1。
 そして、試合は、ガラタサライが2:1のリードを保ったまま終わった。

【ガラタサライ】オカン・コジュク=シェネル・オズバイラクル、マルカオ、アフメット・チャルク、マルティン・リネス(後半33分:マルセロ・サラッキ)=マリオ・レミナ、オメル・バイラム=ジェッセ・セキディカ、ユネス・ベランダ、タイラン・アンタルヤル(後半42分:ライアン・バベル)=アデム・ブユック(後半33分:ラダメル・ファルカオ)
【チャイクル・リゼ】タルク・チェテン=オルハン・オヴァジュクル、ブラク・アルバイルク、モハメド・アバルーン、オウズ・カーン・グチテキン=イヴァニド・フェルナンデス、アメデジ・ヴェトゥリヒ(後半16分:アミヌ・ウマル)=オーウルジャン・チャーラヤン、ヤン・サッセ、デニス・ガルマッシュ(後半40分:ミラン・スコダ)=ブライアン・サムディオ(後半40分:アンドッゥリ・ボリアチュク)



ベシクタシュ 2:3 エルズルム市役所スポル(NTV+ファナティック紙補綴 20. 1.23)

ジャネル・エルキン(左)シソッコ(右)(エルズルム市役所スポル公式HP) オルタン・カラクルクチュ(エルズルム市役所スポル公式HP)  アウェーで3:2で敗れたエルズルム市役所スポルに、ホームで同じスコアで屈したベシクタシュは、トルコ杯の戦いは16強止まりで終えることになった。

 トルコ杯16強の戦いで、ベシクタシュは、ホームに2部リーグに所属するエルズルム市役所スポルを迎えた。第1戦、アウェーで3:2で敗れたベシクタシュは、ヴォーダフォン・アリーナでも、同じスコアで敗れ、トルコ杯から去ることになった。
 この試合、開始僅か30秒でゴールの幕が切って落とされた。エルズルム市役所スポルが、オルタン・カラクルクチュのゴールで、このアウェー戦に先制したのだ。ベシクタシュのディフェンスの裏に放り込まれたボールを、ラシャド・ムハッメドが、ムジャヒト・アルバイラクに回した。ムジャヒト・アルバイラクがダイレクトで、オルタン・カラクルクチュに渡すと、オルタン・カラクルクチュが、それに合わせてシュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。ベシクタシュは、このゴールに衝撃を受けるが、同33分、ディアビのゴールで、スコアを1:1と同点にした。ベシクタシュの攻撃で、エンクドゥが、相手選手をすり抜けパスをディアビに出すと、ディアビが、がら空きとなっていたゴールマウスに、ダイレクトでシュートを放つと、エルズルム市役所スポルのゴールネットが揺れたのだった。
 前半は、1:1と同点のまま終わったこの試合、後半に入ると、3ゴールが飛び出した。ベシクタシュのゴールゲッターであるブラク・ユルマズが、同17分に投入されると、同19分に勝ち越し弾を決めた。アデム・リャイッチのスルーパスに反応してペナルティエリア内へと入り込んだブラク・ユルマズが、GKをもかわしゴールを決めたのだった。2:1。
 同22分、シソッコが、2:2となる同点ゴールを決めた。ムジャヒト・アルバイラクのセンタリングに対し、走り込んで来たメフメット・ムラトが強いシュートを放つと、カリウスがパンチングで防いだ。そして、ロコが、ヒールでクリアしようとしたら、ボールが、ペナルティエリア・ライン上にいたシソッコに転がり、そのシソッコが強いシュートを放つと、それが同点となるゴールとなったのだった。2:2。同27分、エルズルム市役所スポルは、オルタン・カラクルクチュが、再びゴールを決め、アウェー戦で2:3と勝ち越した。エルズルム市役所スポルの攻撃で、エムラー・バシャンのパスを受けたメフメット・ムラトが、ゴールライン際までボールを持ち込み、オルタンにボールを出した。そのオルタン・カラクルクチュが、狙い澄ましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴール隅に収まったのだった。2:3。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、ベシクタシュは、2戦ともに3:2でエルズルム市役所スポルに屈し、トルコ杯は16強を最後に敗退することが決まった。一方のエルズルム市役所スポルは、準々決勝進出を決めたのだった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、エンゾ・ロコ、ヴィクトル・ルイス、ジャネル・エルキン=モハメッド・エルネニ、オウズハン・オズヤコブ(後半32分:アッティバ・ハッティンソン)=アブドゥライ・ディアビ(後半29分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アデム・リャイッチ、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ=ウムト・ナイル(後半17分:ブラク・ユルマズ)
【エルズルム市役所スポル】カヤジャン・エルドーアン=メフメット・ムラト・ウチャル、オスマン・チェリク、ハサン・ハティポウル、ムジャヒト・アルバイラク=ムハマド・バ(後半1分:イブラヒム・シソッコ)、ハサン・バトゥハン・アルタルスラン、イブラヒム・アクダー=ラシャド・ムハッメド(後半1分:エムラー・バシャン)、オルタン・カラクルクチュ(後半37分:アイクト・デミル)、ハサン・アヤロウル



フェネルバフチェ、トルコ杯で準々決勝進出(フェネルバフチェ公式HP 20. 1.22)

フェルディ・カドゥオウル(フォトマッチ紙) マリオ・シトゥム(左)メヴルト・エルディンチ(右)(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェが、トルコ杯16強の戦いで対戦したカイセリ・スポルをくだし、準々決勝進出を決めた。カイセリでは0:0の引き分けに終わった対戦の第2戦を、昨夕、カドゥキョイで戦ったフェネルバフチェは、2:0のスコアでカイセリ・スポルを撃破して、その名を準々決勝に刻んだ。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェに上位進出をもたらしたゴールは、前半に、フェルディ・カドゥオウルとメヴルト・エルディンチがあげたものだった。

                 試合経過

 前半8分、アディル・ラミがロングシュートを試みたが、GKイスマイル・チペが、しっかりと胸に収めた。
 同10分、右サイドからフェルディ・カドゥオウルがパスを出すと、それを、ペナルティエリア内で得たグスタボが、絶好の位置にいたマックス・クルーゼに出した。絶好の位置取りで、ペナルティエリア内からマックス・クルーゼが左足を一閃、シュートを放ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同23分、フェネルバフチェが先制した。デニズ・テュリュチが、遠い距離から得たフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙うと、GKイスマイルから、ボールがこぼれた。PKポイント辺りにいたフェルディ・カドゥオウルの前にボールが転がると、フェルディ・カドゥオウルがシュートを放ち、これが決まったのだった。1:0。
 同44分、左サイドでボールを持ち前進したガリー・ロドリゲスが、グランダーでペナルティエリア内へとボールを入れた。PKポイント辺りのいい位置にいたメヴルト・エルディンチが、走り込んで来てシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同45分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。ペナルティエリアの外で、グスタボ、フェルディ・カドゥオウル、マックス・クルーゼが、細かいパスを交換しながら進み、最後は、マックス・クルーゼが、ペナルティエリア内のいい位置取りをしていたメヴルト・エルディンチにボールを出した。ボールをコントロールしたメヴルト・エルディンチは、グランダーで、ゴール隅を狙うシュートを放つと、これが決まったのだった。2:0。
 後半19分、デニズ・テュリュチが、攻撃方から見ると右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドでいいジャンプを見せたラミがヘッドで合わせたが、GKが際どくパンチングで防ぎ、ボールは、ピッチに跳ね返った。
 同29分、右サイドでボールを得て動き出したナビル・ディラルが、効果的なセンタリングを入れると、そのボールコースのいい位置にいたトルガイ・アルスランが、ヘッドで合わせたが、ボールは、GKイスマイルが押さえてしまった。
 この試合、他には好機というものはなかった。そして、フェネルバフチェが2:0で試合を制し、準々決勝進出を決めたのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ナビル・ディラル(後半45分:マウリシオ・イスラ)、アディル・ラミ、ジャイルソン、デニズ・トゥルチ=ルイス・グスターヴォ、トルガイ・アルスラン=フェルディ・カドゥオウル、マックス・クルーゼ(後半31分:ミハ・ザイッチ)、ガリー・ロドリゲス(後半40分:メフメット・エキジ)=メヴルト・エルディンチ
【カイセリ・スポル】イスマイル・チペ=ミゲル・ロペス、ベン・リエンストゥラ、オウズハン・チャパル、ヤシル・スバシ(後半18分:ペドロ・エンリケ)=ハサン・ヒュセイン・アジャル、ブリス・ジャ・ジェジェ=エムレ・デミル(後半31分:ムリス・メサノヴィッチ)、グスタヴォ・カンパナロ(後半23分:アントニー・ウゾディンマ)、マリオ・シトゥム=アルテム・クラヴェッツ



チャイクル・リゼ 2:0 ゲンチレル・ビルリーイ(ヒュリエット紙 20. 1.21)

ブライアン・サムディオ(左)ファブリシオ・バイアノ(右)(ゲンチレル・ビルリーイ公式フェイスブック) ミラン・スコダ(チャイクル・リゼ公式HP)  トルコ・リーグ第18節最終試合で、チャイクル・リゼが、ゲンチレル・ビルリーイを2:0でくだした。チャイクル・リゼのゴールは、後半25分と40分に、いずれも、スコダのあげたものだった。この結果、チャイクル・リゼの勝ち点は23に伸び、ゲンチレル・ビルリーイは同18に留まった。

                 試合経過

 前半20分、セセニョンが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ヘッドで競り合われたところ、こぼれ球をファーサイドで得たセファがシュートを放つも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同25分、サムディオからのパスを、ペナルティエリア内で得たスコダが、ボルドリンにボールを出した。ペナルティエリア・ライン上から、ボルドリンはシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同36分、ポロマが、ペナルティエリア・ラインに向けパスを出すと、セセニョンがダイレクトでシュートを放った。ボールは、GKギョクハン・アッカンの上を抜けようかというものだったが、ギョクハン・アッカンが押さえた。
 後半15分、ミコラ・モロズゥクの蹴った強いフリーキックは、直接枠を捉えたが、GKクリストファー・ノルトフェルトが、辛うじて、これを防ぐと、ボールは、サイドバーを逸れ外に出て行き、コーナーキックと替わった。
 同25分、アブドラハ・ドゥラクがペナルティエリアへと送ったボールを得たスコダがシュートを放つと、ボールは、GKクリストファー・ノルトフェルトからこぼれた。跳ね返ったボールを、再び得たスコダが、がら空きとなっていたゴールへ放り込んだ。1:0。
 同40分、ウマルのスルーパスに反応してボールを得たスコダが、GKと1対1となったところからシュートを放つと、ボールは、GKの傍らを抜け、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットに収まったのだった。2:0。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズゥク、モハメド・アバルーン、モンタサー・タルビ、ダリオ・メルニャク=アブドラハ・ドゥラク、イスマエル・ディオマンデ=ブライアン・サムディオ(後半26分:ヤン・サッセ)、フェルナンド・ボルドリン(後半45分:オウズ・カーン)、デニス・ガルマッシュ(後半19分:アミヌ・ウマル)=ミラン・スコダ
【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=アフメット・オウズ(後半31分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)、ザルゴ・トゥーレ、マティアス・ビャルスミル、ピエール・イヴ・ポロマ=ステファン・セセニョン、ファブリシオ・バイアノ=セファ・ユルマズ(後半19分:イルケル・カラカシュ)、ダニエル・カンデア、フロイド・アイテ=ジョヴァンニ・シオ(後半44分:マッツ・セウンティエンス)



ベシクタシュ 1:2 シワス・スポル(ヒュリエット紙 20. 1.20)

ファーティフ・アクソイ(前)エルドン・ダジ(後)(ベシクタシュ公式HP) モハメッド・エルネニ(ファナティック紙)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第18節で、ホームに迎えた首位に立つシワス・スポルに1:2で敗れた。シワス・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半7分にエルドーアン、同45分にヤタバレがあげた。ベシクタシュの唯一のゴールは、前半33分にアデム・リャイッチがあげたものだった。シワス・スポルは、この結果、勝ち点を40に伸ばし、首位を守った。ベシクタシュは、同30に留まった。

                 試合経過

 前半7分、シワス・スポルが先制した。ペナルティエリアのすぐ外で得たフリーキックを、エルドーアン・イエシルユルトが蹴り、直接ゴールを狙うと、カリウスが防ごうとしたが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同11分、アッティバ・ハッティンソンのパスをペナルティエリアの外で受けたアデム・リャイッチが、強いシュートを放つと、GKサマッサがコーナーキックに逃げた。
 同33分、ベシクタシュが同点に追いついた。ペナルティエリアのすぐ外で得たフリーキックをブラク・ユルマズが蹴ると、その強いボールを、辛うじて、GKサマッサが防いだが、こぼれ球を、ファーサイドに詰めていたアデム・リャイッチがヘッドでゴールを決めたのだった。1:1。
 同39分、アッティバ・ハッティンソンからのパスを、ペナルティエリアの外で得たアデム・リャイッチが、遠いところからシュートを試みたが、GKサマッサがしっかりと胸に収めた。
 同45分、シワス・スポルが勝ち越した。ファーティフ・アクソイのパスに反応して、ディフェンスの裏を取ったヤタバレが、ゴール左斜め前からシュートを放つと、GKカリウスの左を抜けゴールネットを揺らした。1:2。
 そして、前半は、シワス・スポルが、1:2とリードを保ったまま終わった。
  後半5分、ロコのミスを咎めてボールを得たファーティフ・アクソイが、ペナルティエリア内まで持ち込んだ。そして、シュートを放ったが、シュートコースを閉じて防いだ。
 同22分、ギョクハン・ギョヌルが、ウーウル・チフトチのチェックを受けピッチに倒れた。アリ・シャンサラニ主審は、それを咎めてイエローカードを出した。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、再度、ヴィデオ判定システムで確認をしたあと、ウーウル・チフトチにレッドカードを出し退場処分とした。
 同29分、ジャネル・エルキンが左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたアッティバ・ハッティンソンが、体を反転させてシュートを放った。しかし、GKサマッサが、際どくコーナーキックに替えた。
 同44分、コーネからのパスを受けたエムレ・クルチが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から強烈なシュートを放ったが、GKカリウスが際どくパンチングで防いだ。
 同ロスタイム4分、ベシクタシュがコーナーキックを得ると、GKカリウスも攻撃参加した。跳ね返りのボールが目の前に転がって来たハカン・アルスランが、がら空きになったゴールマウス目がけて大きく蹴ったが、枠を捉えることはなかった。
 この試合、他のゴールは生まれることなく、シワス・スポルが、アウェーで、ベシクタシュを1:2でくだした。のだった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、エンゾ・ロコ(後半27分:ウムト・ナイル)、ドマゴイ・ヴィダ、ペドロ・レボコ(後半14分:アブドゥライ・ディアビ)=アッティバ・ハッティンソン、モハメッド・エルネニ=ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ、アデム・リャイッチ(後半41分:オウズハン・オズヤコブ)、ジャネル・エルキン=ブラク・ユルマズ
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ガイアノ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、ファーティフ・アクソイ、ズィヤ・エルダル=エルドーアン・イエシルユルト(後半36分:ヤシン・オズテキン)、ムスタファ・ヤタバレ(後半24分:アルナ・コーネ)、エムレ・クルンチ(後半ロスタイム1分:パウル・パップ)



フェネルバフチェ、ガジシェヒル・ガジアンテップをアウェーでくだす(アクシャム紙+ファナティック紙補綴 20. 1.19)

マックス・クルーゼ、オザン・トゥファン、ジュニオール・モレ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) マックス・クルーゼ(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ後半戦の第1戦で、ガジシェヒル・ガジアンテップを0:2でくだした。

 トルコ・リーグ第18節で、ガジシェヒル・ガジアンテップとフェネルバフチェが対峙した。カルヨン・スタジアムで行われたこの試合、アウェーだったフェネルバフチェが、0:2のスコアで勝った。
 フェネルバフチェの最初のゴールは、後半6分、右サイドからのヴェダト・ムリキのアシストで。マックス・クルーゼのヘディングシュートが決まったのだった。ヴェダト・ムリキは、後半ロスタイム2分、点差を2と拡げるゴールを決めるとともに、この試合のスコアを決するゴールを決めたのだった。オザン・トゥファンが、相手ディフェンスの裏を取るパスを入れると、それに追いついたヴェダト・ムリキがゴール右斜め前から右足を一閃するとゴールが決まったのだった。
 そのヴェダト・ムリキは、後半35分と同ロスタイム3分にイエローカードをもらい退場処分となった。1枚目は、相手選手に肘打ちを食らわして、2枚目は、プレーが止められていたあとも、ボールに絡んでいったとして出されたものだった。
 ガジシェヒル・ガジアンテップは、後半42分、パロリック・トゥマシが同点ゴールを決めたかに見えた。だが、ヒュセイン・ギョチェク主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、カヨーデが、オザン・トゥファンに対して執った行為をファウルと認定して、ゴールは認められなかった。
 フェネルバフチェは、これで、今季初のアウェー戦での2連勝で、勝ち点を34に伸ばした。一方のガジシェヒル・ガジアンテップは、勝ち点18に留まった。フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第19節で、1月25日(土)午後8時よりバシャクシェヒル・スポルをホームに迎える。ガジシェヒル・ガジアンテップは、1月24日(金)午後8時より、アンカラでゲンチレル・ビルリーイと対峙することになっている。

【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=ジェフェルソン・ノゲイラ(前半ロスタイム2分:パロリック・トゥマシ)、パピィ・ジロボジ=スレイマヌ・ディアッラ(後半40分:バルトロミエジ・パウロウスキ)、ラマン・チブサー、オラーレンワジュ・カヨーデ=ケナン・オゼル(後半17分:ムハッメト・デミル)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、セルダル・アズィズ、ジャイルソン、ナビル・ディラル=ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル(後半ロスタイム2分:トルガイ・アルスラン)=オザン・トゥファン、マックス・クルーゼ(後半38分:デニズ・トゥルチ)、トルガ・ジエルジ(後半1分:ガリー・ロドリゲス)=ヴェダト・ムリキ



アンカラ・グジュ 0:1 コンヤ・スポル(ファナティック紙 20. 1.18)

セブレル・カライエル(左)エルドン・ダジ(右)(コンヤ・スポル公式HP) レヴァン・シェンゲリア(コンヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ後半戦が、興奮の内に始まった。第18節の開幕試合で、アンカラ・グジュとコンヤ・スポルが対峙した。エイラマン・スタジアムで行われたこの試合、コンヤ・スポルが0:1のリードを保ったまま終わった。10節ぶりに勝利を得たコンヤ・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、後半ロスタイム2分にレヴァン・シェンゲリアのあげたものだ。

 トルコ・リーグ後半戦の興奮が、エイラマン・スタジアムで行われたアンカラ・グジュとコンヤ・スポルとの一戦で始まった。降格圏に関わるこの試合、勝ったのはコンヤ・スポルだった。
 ここ10試合、勝っていないアイクト・コジャマン監督率いるコンヤ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、後半ロスタイム2分、レヴァン・シェンゲリアから生まれた。重要な勝利を得て、勝ち点を18に伸ばしたコンヤ・スポルは、試合数が多い中だが14位に上がった。勝利から12試合も遠ざかったアンカラ・グジュは、勝ち点12で17位だ。

                 試合経過

 前半16分、右サイドで生まれたコンヤ・スポルの攻撃で、ミロセヴィッチが、ペナルティエリア内へボールを持ち込みセンタリングを入れたが、ゴールエリアにいたトゥラムが触れることができず、ボールは、アンカラ・グジュのディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 同18分、ヴォルカンのパスに反応して、右サイドからペナルティエリア内へと入ったミロセヴィッチがシュートを放ったが、ボールはGKコルジャンを抜けたにも拘わらず、ファーサイドに向かい外に出て行ってしまった。
 同45分、右サイドでボールを得たキッツォーがセンタリングを入れた。スカリオーネが、ペナルティエリア内でボールに追いついたが、コンヤ・スポルのディフェンダーがシュートコースに入りゴールを許さなかった。
 後半12分、右サイドからセブレル・カライエルがセンタリングを入れると、PKポイントでボールに向かいジャンプを見せたファティがヘッドで合わせたが、ボールは、ゴールポストの脇を逸れて外に出て行った。
 同24分、アウェーのコンヤ・スポルが、大きなゴールチャンスを逸した。左サイドでボールを得たアルペル・ウルダーが、ゴールライン際まで持ち込み内へとセンタリングを入れた。オメル・アリ・シャヒネルが、そのボールに合わせてダイレクトでシュートを試みると、ボールは、GKコルジャンを抜けたが、ピントが、際どいところで足を出し防いだのだった。
 同ロスタイム2分、コンヤ・スポルがゴールを決めた。バジッチのパスをペナルティエリアのすぐ手前ゴール左斜め前で得たシェンゲリアが強烈なシュートを放つと、ボールは、GKコルジャンの右を抜けアンカラ・グジュのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 そして、他のゴールは生まれず、コンヤ・スポルが、アウェーでアンカラ・グジュを0:1で下したのだった。

【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=セブレル・カライエル、アンテ・クルシッチ、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=ステリオス・キッツォー、ウィルフレド・モケ(後半1分:アルペル・オナル)、リカルド・ファティ(後半42分:ヘクトール・カンテロス)、セダト・アーチャイ(後半25分:ハサン・カヤ)、オルカー・スカリオーネ=イルハン・パルラク
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、セリム・アイ、マリン・アニシチ、アルペル・ウルダー=オメル・アリ・シャヒネル(後半42分:レヴァン・シェンゲリア)、ヴォルカン・フンドゥクル、ジャン・ジョンソン、デニ・ミロセヴィッチ=トゥラム(後半36分:リヤド・バジッチ)、エルドン・ダジ(後半19分:ファルク・ミヤ)



トラブゾン・スポル 2:0 デニズリ・スポル(ベイン・スポル+ヒュリエット紙補綴 20. 1.17)

ンワケメ(フォトマッチ紙) オウズ・ユルマズ(左)アレキサンダー・ソルロート(右)(ファナティック紙)  トルコ杯16強の戦い第1戦で、ホームにデニズリ・スポルを迎えたトラブゾン・スポルは、ホセ・ソーサとンワケメのゴールで、これを2:0で退けた。トラブゾン・スポルのヒュセイン・チムシル新監督は、初の公式戦を勝利で飾った。

 サッカー人生を、12歳からトラブゾン・スポルの下部組織で始めたヒュセイン・チムシル監督は、ウナル・カラマン前監督辞任後、40歳になり監督職に就き、初めてトラブゾン・スポルを率いてピッチに立った。
 トラブゾン・スポルでは、故障を抱えるウーウルジャン・チャクル、ダニエル・スタリッジ、ノヴァク、ユスフ・サル、アブドゥルカディル・オミュル、アフメット・ジャンバズはメンバー入りしなかった。また、移籍に向けての活動をしているアヴディジャージとフェルナンデスもメンバー入りしなかった。
 ヒュセイン・チムシル監督は、新加入のンディアエを先発メンバー入りさせた。移籍解禁期間に、イングランドのストークシティからレンタルで移籍してきたセネガル人選手ンディアエは、これが、トラブゾン・スポルのユニフォームを着ての初試合となった。
 トラブゾン・スポルが、前半22分に先制点をあげた。ホセ・ソーサが、ペナルティエリア外からゴールエリア内に入れたボールが、直接ゴールインしてしまったのだ。同45分、キャーミル・アフメット・チョレクチから回ったボールを持ち左サイドからペナルティエリア内へ入るや、ンワケメがシュートを放つと、ボールは、ゴールポストの角に当たりピッチに跳ね返った。そして、前半は、1:0と、トラブゾン・スポルがリードを保ったまま終わった。
 後半早々効果的な攻めで臨んだトラブゾン・スポルは、同11分、2点目に迫った。ペナルティエリア内へと入れられたセンタリングに、とってもいいジャンプを見せたアレクサンダー・ソルロートがシュートを見せたが、ボールは、上のバーに当たりピッチに跳ね返った。トラブゾン・スポルは、同35分、アンソニー・ンワケメのゴールで、点差を2と拡げた。ホセ・ソーサからのパスを受けたアンソニー・ンワケメが強烈なシュートを放つと、GKトルガハン・アジャルが飛びついても届かないゴール隅に突き刺さったのだった。残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、トラブゾン・スポルが、トルコ杯16強の戦い第1戦を、ホームでデニズリ・スポルを2:0でくだし、第2戦に向けてのアドヴァンテージを得たのだった。両者は、1月23日(木)、デニズリで第2戦を行う。

【トラブゾン・スポル】エルジェ・カルデシュレル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、キャーミル・アフメット・チョレクチ=ジョン・オビ・ミケル、バドゥ・ンディアエ(後半28分:ドーアン・エルドーアン)=アブドゥルカディル・パルマク(後半18分:カレブ・エクバン)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート(後半41分:セルカン・アサン)
【デニズリ・スポル】トルガハン・アジャル=ゼキ・ヤウル、オウズ・ユルマズ、ムスタファ・ユムル、ティアゴ・ロペス=ラダスロウ・ムラウスキ、イスマイル・アイサティ=ハディ・サッコ、レジェプ・ニヤズ(後半36分:オスカー・エストゥピナン)、オルジャイ・シャハン(後半25分:セダト・シャヒンテュルク)=フーゴ・ロダレガ



エルズルム市役所スポル 3:2 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙 20. 1.16)

ハサン・アヤロウル(エルズルム市役所スポル公式ツイッター) ドマゴイ・ヴィダ(左)ハサン・バトゥハン・アルタルスラン(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯16強の戦いで、ベシクタシュは、マイナス10度の気温のなか、アウェーでエルズルム市役所スポルと戦い3:2で敗れ、勝ち上がりの希望をイスタンブルでの試合に託すことになった。

 ベシクタシュが、トルコ杯16強の戦いで、トルコ・リーグ2部に所属するエルズルム市役所スポルとアウェー戦を戦った。マイナス10度の気温のなか行われたこの試合、3:2で敗れたベシクタシュは、勝ち上がりの希望を、1月22日(水)に行われる第2戦に託すことになった。
 試合早々に優位に立ったホームのエルズルム市役所スポルは、前半12分にハサン・アヤロウルのゴールで先制した。1:0。ベシクタシュは、同34分、エンクドゥがペナルティエリア内へ入ったところで倒されPKを得た。そのPKを、エンクドゥ自身が決め同点に追いついた。1:1。前半は、このように推移したが、後半22分、オルタン・カラクルクチュのゴールで、エルズルム市役所スポルが再度リードを奪った。2:1。同43分、ジャネル・エルキンが遠目からの見事なフリーキックを決め2:2とした。同45分、ホームのエルズルム市役所スポルは、ヴィクトル・ルイスが手でボールに触れたとしてPKを得た。そのPKを、イブラヒム・アクダーが決め、エルズルム市役所スポルに勝利をもたらすゴールとなった。3:2。

                 試合経過

 前半12分、ホームのエルズルム市役所スポルが、左コーナーキックから先制点をあげた。ペナルティエリアの外でボールを得たハサン・アヤロウルの強いシュートが、上のバーに当たってからゴールインしたのだった。1:0。
 同35分、ペナルティエリア内で、オスマン・チェリクのチェックで、エンクドゥがピッチに倒れると、コライ・ゲンチェルレル主審がPKを指示した。このPKを、エンクドゥ自身が決めたのだった。1:1。
 後半22分、ホームのエルズルム市役所スポルが、再度リードを奪った。左サイドからハサン・アヤロウルが、ペナルティエリア内へと入れたボールに、オルタン・カラクルクチュがヘッドで合わせると、ボールは、GKカリウスが見送るなか、ベシクタシュのゴールネットをゆらしたのだった。2:1。
 同43分、アウェーのベシクタシュが同点に追いついた。ジャネル・エルキンがフリーキックを蹴ると、GKカヤジャン・エルドーアンの左を抜け、エルズルム市役所スポルのゴールネットに収まったのだった。2:2。
 同45分、エムラー・バシャンがペナルティエリア内でシュートを放ったところ、ボールがルイスの手に当たった。コライ・ゲンチェルレル主審は、それを咎めてPKを指示したのだった。
 同ロスタイム1分、このPKをイブラヒム・アクダーが決め、勝ち越しゴールとなった。
 そして、試合は、エルズルム市役所スポルが3:2とリードを保ったまま終わったのだった。

【エルズルム市役所スポル】カヤジャン・エルドーアン=ムハマド・バ、オスマン・チェリク、メルトハン・アチュル(後半21分:アイクト・デミル)、ハサン・アヤロウル=イブラヒム・アクダー、ハサン・バトゥハン・アルタルスラン、ユスフ・エムレ・ギュルテキン(後半1分:ムジャヒト・アルバイラク)=ラシャド・ムハッメド、オルタン・カラクルクチュ、ジュグルタ・アムルーン(後半28分:エムラー・バシャン)
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ペドロ・レボコ、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトル・ルイス、ジャネル・エルキン=ネジプ・ウイサル、モハメッド・エルネニ=アブドゥライ・ディアビ(後半31分:ギュヴェン・ヤルチュン)、オウズハン・オズヤコブ(後半19分:タイラー・ボイド)、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ=ウムト・ナイル



カイセリ・スポル 0:0 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP+ベイン・スポル補綴 20. 1.15)

ベルナール・メンサー、ナビル・ディラル、トルガイ・アルスラン(左から)(カイセリ・スポル/サポーターHP) ハサン・ヒュセイン・アジャル(左)フェルディ・カドゥオウル(右)(カイセリ・スポル公式ツイッター)  フェネルバフチェが、トルコ杯16強第1戦を、カイセリ市カディル・ハス・スタジアムでカイセリ・スポルと戦い、0:0で引き分けた。

 この試合の第2戦は、1月21日(火)に、ウルケル・スタジアムで行われる。

                 試合経過

 前半9分、メンサーが蹴ったフリーキックは、直接枠を捉えたところ、GKハルン・テキンが、左に横っ飛びで触れると、ボールは転がりながら外に出て行った。
 同26分、ロペスが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたエムレがヘッドで合わせたが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 同34分、右サイドでアクセル・アクタシュが倒され得たフリーキックを、ハサン・ヒュセイン・アジャルが蹴ると、そのボールコースに入り、いいジャンプを見せたロペスがゴールを決めたかに見えた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドがあったとしてゴールは認定されなかった。
 同39分、ハサン・ヒュセインが、ペナルティエリアの外から左足の強烈なシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられず外に出て行った。
 後半10分、カイセリ・スポルが、ゴールにとっても迫った。ロペスのロングパスを受けたアルテム・クラヴェッツが、GKハルン・テキンと1対1となった。アルテム・クラヴェッツは、狙い澄ましたシュートを放ったが、角度を消しに入ったハルン・テキンはゴールを許さなかった。
 同20分、左サイドからデニズ・テュリュチがセンタリングを入れると、ニアサイドで、マックス・クルーゼがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を捉えられず外に出て行った。
 同32分、アルペル・ポトゥクが、ゴール左斜め前から枠を捉えたシュートを放つと、ルングの左を抜けようかというボールを、際どく防ぐと、その跳ね返りのボールに詰めていたフェルディ・カドゥオウルがシュートを試みたが、ボールは、右ゴールポストを逸れ転がりながら外に出て行った。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ミゲル・ロペス、メルト・クラ、ベン・リエンストゥラ、ヤシル・スバシ=ブリス・ジャ・ジェジェ、ハサン・ヒュセイン・アジャル=ベルナール・メンサー、アクセル・アクタシュ(後半19分:ペドロ・エンリケ)、エムレ・デミル(後半ロスタイム1分:オメル・ウズン)=アルテム・クラヴェッツ
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ、マティアス・ザンカ、ジャイルソン、ナビル・ディラル=トルガイ・アルスラン(後半18分:マックス・クルーゼ)、トルガ・ジエルジ(後半1分:ルイス・グスターヴォ)=デニズ・トゥルチ、フェルディ・カドゥオウル、アルペル・ポトゥク=メヴルト・エルディンチ(後半32分:ヴェダト・ムリキ)



フェネルバフチェ、ウムト・メラシュにアタック(ミリエット紙 20. 1.14)

ウムト・メラシュ  フェネルバフチェが、先週、ウムト・メラシュをレンタルで獲得するため交渉を行ったことが明らかになった。

 ガラタサライに次いで、フェネルバフチェも、ウムト・メラシュを獲得したがっている。フェネルバフチェが、トルコ代表の左サイドバックを担うウムト・メラシュ(ル・アーヴル)を、1月に獲得したがっている。
 フェネルバフチェが、先週、ウムト・メラシュをレンタルで獲得するために、ル・アーヴル側と、また、ウムト・メラシュの代理人と会ったことが明らかになった。ル・アーヴル側は、フェネルバフチェからのレンタルでの移籍には消極的な回答をして、1000万EUROでの完全移籍を求めた。

                 ル・アーヴル、EURO2020を待っている

 ル・アーヴル側は、この額以下のオファーには目もくれないで、ウムト・メラシュのために、欧州選手権本戦を待つことにしていることを明らかにしている。ウムト・メラシュを、以前、ガラタサライもオファーを出したようだ。ウムト・メラシュをチェックするために、イングランド・プレミア・リーグやブンデスリーガからも観察に来るクラブがあることも知られている。



フェネルバフチェのカイセリ・スポル戦のメンバー明らかに(NTV) 20. 1.13)

エルスン・ヤナル監督(ヒュリエット紙)  トルコ杯で、カイセリ・スポルとアウェー戦を戦うフェネルバフチェのメンバーが明らかになった。

 フェネルバフチェは、トルコ杯16強の戦いで、その第1戦を、明日、カイセリ・スポルとアウェーで戦う。午後8時30分開始のこの試合前に、フェネルバフチェのメンバーが明らかになった。
 フェネルバフチェを去ると言われているアディル・ラミとアルペル・ポトゥクが、この帯同メンバーに含まれている。
 アルタイ・バユンドゥル、ハルン・テキン、エルテン・エルス、ザンカ、セルダル・アズィズ、アディル・ラミ、マウリシオ・イスラ、ムラト・サーラム、ジャイルソン、ルイス・グスタボ、トルガ・ジエルジ、トルガイ・アルスラン、オザン・トゥファン、メフメット・エキジ、ナビル・ディラル、アルペル・ポトゥク、フェルディ・カドゥオウル、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス、デニズ・テュリュチ、メヴルト・エルディンチ、ヴェダト・ムリキ。



トラブゾン・スポル、アルパスラン・オズテュルク獲得へ、フェネルバフチェにフェイント(アクシャム紙/サバハ紙 20. 1.12)

アルパスラン・オズテュルク(sport/de)  トルコ・リーグ前半戦で欠けると見えたポジションの強化を考えているフェネルバフチェとトラブゾン・スポルが、補強で競い合っている。

 トルコ・リーグ後半戦開幕まで残すところ僅かになってきているため、補強活動がスピードアップしてきた。移籍解禁期間に1人ずつの補強を、既に行ってきたフェネルバフチェとトラブゾン・スポルが、ギョズテペのアルパスラン・オズテュルク獲得で競い合っている。
 フェネルバフチェは、シモン・ファレッテを獲得したにも拘わらず、ストッパー獲得に向けて更に動き出している。フェネルバフチェでは、アディル・ラミが去ることになった場合、この補強は急を告げることになる。
 進境著しい26歳のアルパスラン・オズテュルクは、ストッパーとしてだけではなく、右サイドバック、ボランチといったポジションの可能な選手だ。ギョズテペとの契約が来年まであるアルパスラン・オズテュルクは、今季、ギョズテペで14試合に出場して3ゴールを記録している。また、アルパスラン・オズテュルクは、問題が発生したフェネルバフチェとの一戦で、PKを決めゴールを記録している。



ギレルメ、ベシクタシュ入り(TRT 20. 1.11)

ギレルメ(サバハ紙)  ベシクタシュが、新マラテヤ・スポルのギレルメと移籍に関し合意に達した。

 ベシクタシュが、移籍解禁期間に初の補強を実現した。新マラテヤ・スポルにレンタルで加入している28歳の攻撃的選手ギレルメ・コスタ・マルケスと、移籍に関し合意に達した。
 トルコ・リーグで、47試合で10ゴール13アシストを記録しているブラジル人選手ギレルメは、今季前半で出場した17試合で5ゴール6アシストを見せ、衆目を集めた。トルコ杯では、7試合に出場して2ゴールをあげるという活躍を見せたギレルメは、UEFA欧州リーグでは、予備戦4試合に出場している。



ガラタサライのキャンプ参加メンバー明らかに(TRT 20. 1.10)

ファーティフ・テリム監督(ハベル・テュルク紙)  後半戦に向け、アンタルヤで行うことになっているガラタサライのキャンプ参加メンバーが発表された。重篤な感染症に罹っているヘンリー・オニエクル、構想外となっているスティーヴン・エンゾンジ、アヤックスと移籍に関し合意に達したライアン・バベルは、このメンバーに含まれていない。

 ガラタサライの発表によれば、ファーティフ・テリム監督により選ばれた26人のメンバーには、重篤な感染症に罹っている新加入のヘンリー・オニエクルが含まれていない。また、アンタルヤに帯同されるメンバーには、ガラタサライを去ると言われ、現在、オランダにいるライアン・バベルも含まれていない。そして、既に構想外とされているスティーヴン・エンゾンジも入っていない。ベレク・ツーリズム・センターで、1月14日(火)までキャンプをはるガラタサライは、本日、2部リーグのアルタイと、そして、明日には、アダナ・デミル・スポルと練習試合を行う。トルコ杯16強第1戦を戦うために、ガラタサライ選手団は、1月14日(火)には、アンタルヤからリゼに向かう。

                 ガラタサライのキャンプ参加メンバーは次の通り

 フェルナンド・ムスレラ、シェネル・オズバイラクル、エムレ・タシュデミル、アフメット・チャルク、ジャン・ミシェル・セリ、アデム・ブユック、セルチュク・イナン、ラダメル・ファルカオ、ユネス・ベランダ、マルティン・リネス、ライアン・ドンク、オメル・バイラム、エムレ・アクババ、ジミー・ドルマズ、マリアーノ・フィーリョ、ジェッセ・セキディカ、オカン・コジュク、マルセロ・サラッキ、エミン・バイラム、マルコス・テイセイラ、タイラン・アンタルヤル、ベレク・バラバン、長友佑都、ソフィアン・フェグリ、エムレ・モル、マリオ・レミナ。



フェネルバフチェ、議論を呼ぶ補強、シモン・ファレッテ(ファナティック紙 20. 1. 9)

シモン・ファレット(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェが、6ヶ月で公式戦1試合しか出場していないシモン・ファレッテを、今季末までレンタルで獲得した。買い取りオプション付きでのレンタルでの獲得したギニア人選手シモン・ファレッテの移籍は、大きな議論を呼んでいる。

 今季前半、ディフェンスに不安を抱えていたため、ストッパーの補強に乗り出していたフェネルバフチェに、議論を呼ぶであろう動きがあった。フェネルバフチェは、今季、そのプレーが大きな批判に晒されたアイントラハト・フランクフルトのシモン・ファレッテを、今季末まで、買い取りオプション付きレンタルで獲得したことを発表したのだ。なお、オプションの額については明らかにされていない。

                 今季僅か90分の出場

 フェネルバフチェが、昨日、契約に調印したシモン・ファレッテは、今季、ブンデスリーガで僅か1試合に出場しただけである。27歳のシモン・ファレッテは、前半戦の残りの16試合の内10試合は登録メンバーにすら入っていない。2021年までアイントラハト・フランクフルトとの契約があるシモン・ファレッテは、昨季は、ブンデスリーガに7試合の出場記録を残している。



首位に立つシワス・スポル、ディフェンスの補強にヴコヴィッチ(アクシャム紙/ファナティック紙 20. 1. 8)

アブドゥル・カリリ(フォトマッチ紙) ヴコヴィッチ  今季前半戦に強い印象を残したシワス・スポルが、一層のチーム力強化を続けている。カスムパシャのカリリと、全ての点で合意に達したシワス・スポルは、かつてコンヤ・スポルに所属したヴコヴィッチ取りに動いている。

 前後半戦のインターヴァル期間にベレクでキャンプに入っているシワス・スポルは、その一方で補強に努めている。シワス・スポルの優先課題は中盤の強化だ。そのポジション強化のために、メルシン体育倶楽部時代、及びカスムパシャ時代に指導したことのあるカリリをリストアップしたルザ・チャルンバイ監督は、その思いを実現することになった。カスムパシャと、双方合意で契約を解除したカリリと、移籍について全ての点で合意に達したのだ。カリリ自身と詰めを行ったあと、正式契約に至るものと思われている。シワス・スポルにとり、本当の補強爆弾はストッパーに尽きる。かつてコンヤ・スポルでプレーをして、その後、200万EUROの移籍金でオリンピアコスに移ったヤゴス・ヴコヴィッチをリストアップしているのだ。

                 コンヤ・スポルも狙っている

 パスを自身で保有しているヴコヴィッチと合意に達するのは間近だろう。コンヤ・スポルも獲得を考えていると伝えられているヴコヴィッチが、シワス・スポルからのオファーに熱い視線を向けていると言われている。シワス・スポルがとっても欲しがっているセルビア人DFヴコヴィッチのオリンピアコスとの契約は満了している。



ガラタサライに別れを告げるとき(TRT 20. 1. 7)

エムレ・モル(タクヴィム紙) ライアン・バベル(TRT)  ガラタサライで、チームから離れる選手の動きに目につくものが出てきている。エムレ・モルはイングランドで移籍先を探し、ライアン・バベルは、自身に来たオファーの評価をしているところだ。

 ガラタサライでは、補強に勤しむ一方、出て行く選手も明らかになり始めている。
 長友佑都は、イタリアのクラブと交渉を持っている。日本人選手長友は、かつてプレーしたセリエAに戻るものと考えられる。ガラタサライで、他に出て行く選手はマリアーノ・フィーリョだ。ブラジル人選手マリアーノ・フィーリョの代理人は、故国ブラジルの幾つかのクラブと交渉を行っている。今季前半、期待に応えられることのできていないエムレ・モルも、移籍先を探している。後半戦に向けてのフロリヤ・グランドで行われている練習に、その姿を見ることのできていない若きエムレ・モルは、イングランドのチャンピオンシップ所属の幾つかのクラブと交渉を行っている。22歳のエムレ・モルは、セルタ・ヴィーゴの関係者に会い、ガラタサライとの契約を解除して、今季の後半戦はイングランドに移りたいと伝えたことが明らかになっている。また、ガラタサライでは、ライアン・バベルについても驚きの展開を看て取ることができる。今季前半に見せたプレーぶりが失望を誘っているオランダ人選手ライアン・バベルは、自身に舞い込んでくるオファーの瀬踏みをしているところだ。ファーティフ・テリム監督は、33歳になっているライアン・バベルが、チームを去ることに熱い視線を向けていると言われている。そのライアン・バベルは、ニューカッスルとアヤックスと交渉に入っているいうことだ。



フェネルバフチェのキャンプ帯同メンバー、明らかになる(ハベル・テュルク紙 20. 1. 6)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) メフメット・エキジ(ファナティック紙)  フェネルバフチェで、シーズン当初の登録メンバーに入れられなかったメフメット・エキジが、前後半のインターヴァル期間に行われるアンタルヤ・キャンプの帯同メンバーに入った。

 トルコ・リーグ後半戦に向けての準備をアンタルヤで行うフェネルバフチェのキャンプ・メンバーが明らかになった。シーズン当初の登録メンバー入りしなかったメフメット・エキジが、このキャンプ・メンバーに含まれることになった。
 病気のエムレ・ベレズオウルと、まだトルコに戻ってきていないグスタボ、マウリシオ・イスラ、ジャイルソン、ヴェダト・ムリキは、明日、合流することになる。故障を抱えているハサン・アリ・カルドゥルム、サドゥク・チフトプナル、ミハ・ザイッチは、治療を、引き続きイスタンブルで行う。ヴィクター・モーゼスの場合は、治療はイギリスで続ける。
 このアンタルヤ・キャンプには、若い選手の内、エルトゥールル・チェティン、ギュルハン・バシュカン、エミル・ミライ・キョクサル、エムレ・ナスー、オメル・ファルク・ベヤズ、ギュルハン・ウレエンが帯同メンバーに入っている。
 今夜、アンタルヤに移動するフェネルバフチェのキャンプ・メンバーは、次の選手である。アルタイ・バユンドゥル、ハルン・テキン、エルテン・エルス、オイトゥン・オズドーアン、アブドラハ・イーイテル、エルトゥールル・チェティン、マウリシオ・イスラ、ムラト・サーラム、セルダル・アズィズ、ザンカ、アディル・ラミ、ジャイルソン、オカン・トゥルプ、ギュルハン・バシュカン、ナビル・ディラル、エミル・ミライ・キョクサル、エムレ・ベレズオウル、グスタボ、トルガ・ジエルジ、トルガイ・アルスラン、オザン・トゥファン、メフメット・エキジ、エムレ・ナスー、マックス・クルーゼ、オメル・ファルク・ベヤ、デニズ・トゥルチ、アルペル・ポトゥク、フェルディ・カドゥオウル、ガリー・ロドリゲス、ムハッメド・ギュムシュカヤ、ヴェダト・ムリキ、メヴルト・エルディンチ、ユスフ・メルト・トゥンチ、ギュルハン・ウレエン。



フェネルバフチェ移籍噂:ウエリントン獲得に100万EURO(ミリエット紙 20. 1. 5)

ウエリントン(Fussballzz)  フェネルバフチェが、アランヤ・スポルのウエリントン獲得に100万EUROでオファーを出したということだ。

 ディフェンスの真ん中に、故障者が出たり、調子が悪い選手がいるため、補強が急務となっているフェネルバフチェの俎上に上がっている選手の1人が、アランヤ・スポルで活躍しているウエリントンだ。フェネルバフチェは、そのウエリントン獲得に向け、アランヤ・スポルと正式の交渉の席に着いた。スポーツディレクターのダミエン・コモリは、2023年まで契約のあるウエリントン獲得のために、約100万EUROのオファーを出したことが明らかになっている。
 30歳になっているウエリントンを完全移籍で獲得することを望んでいるフェネルバフチェは、アランヤ・スポルからの回答を待っているところだ。ブラジル人選手ウエリントンは、両クラブが合意に達することを待っており、このフェネルバフチェからのオファーに対し熱い視線を向けていると伝えられている。



ヘンリー・オニエクル、イスタンブル入り(ファナティック紙 20. 1. 4)

ヘンリー・オニエクル(ファナティック紙)  移籍解禁期間中に、ガラタサライが、モナコからレンタルで獲得することになった元ガラタサライの選手でもあるヘンリー・オニエクルが、今朝7時30分、メディカルチェックを受けるためイスタンブル入りした。

 昨季、ガラタサライの優勝に大きく貢献したナイジェリア人選手ヘンリー・オニエクルが、ガラタサライへのレンタルが終わったあと、エヴァートンに戻った。だが、夏の移籍解禁期間中に、1350万EUROの移籍金で、フランス・リーグのモナコに移籍した。
 フランスでは、今季前半、期待に応えられなかった22歳になっているヘンリー・オニエクルは、リーグ戦では、僅か4試合に出場し1アシストを行っただけだった。



フェネルバフチェでシセが俎上に上がる(TRT 20. 1. 3)

パピス・シセ  フェネルバフチェが、補強候補をトルコ・リーグに目を向けた。アランヤ・スポルのFWパピス・シセ獲得に動き出しているのだ。

 フェネルバフチェは、この移籍解禁期間、経済的条件を睨みながら補強活動を続けている。トルコ・リーグ後半戦に向け、選手構成の強化を目論むなか、ゴールゲッターを探しているのだ。ヴェダト・ムリキをサポートできる選手を求めているフェネルバフチェが、パピス・シセ獲得に動き出しているようだ。 アランヤ・スポルは、理にかなった移籍金が用意されるようだと、その補強に同意するだろうと思われる。フェネルバフチェでは、昨季、アンタルヤ・スポルで、24試合出場12ゴール3アシストという記録を残したメヴルト・エルディンチとのトレードが考えられているようだ。一方、2018年夏、移籍金なしで入ったシセは、アランヤ・スポルで42試合に出場し、28ゴールを記録し大活躍をしている。



フェネルバフチェと新マラテヤ・スポル、メフメット・エキジとギレルメのトレードがありうる(スター紙 20. 1. 2)

メフメット・エキジ(TRT) ギレルメ(フォトマッチ紙)  移籍解禁期間中に補強をして、チーム力の向上を目指す新マラテヤ・スポル、一方では、手持ちの多すぎる選手を放り出したいフェネルバフチェ、この双方が、知られた選手を獲得しようと動いている。新マラテヤ・スポルは、この考え方で、今季当初に、フェネルバフチェで構想外となってしまっているメフメット・エキジを得ようとしていることが明らかになってきている。

 2020年6月にフェネルバフチェとの契約が満了するメフメット・エキジを、この移籍解禁期間中に獲得しようというクラブが、多く出てきている。その中でも、セルゲン・ヤルチュン監督率いる新マラテヤ・スポルから、最も熱心な目が向けられている。
 セルゲン・ヤルチュン監督は、昨季、オザン・トゥファンを獲得しようと考えていた。レンタルでの獲得をだ。だが、オザン・トゥファンは、トルコ代表の、更にフェネルバフチェの屋台骨を背負う選手になってしまった。メフメット・エキジは、ギレルメとのトレードで、新マラテヤ・スポル入りする可能性が出てきていることが明らかになってきている。メフメット・エキジは、このオファーに熱い視線を向け、新マラテヤ・スポルこそが向かう道だと見ていることが明らかになってきている。



ンディアエ、トラブゾン・スポルへ(フォトマッチ紙改 20. 1. 1)

バドゥ・ンディアエ(アクシャム紙)  ここ数日、イスタンブルで交渉を重ね合意に至っていたストークシティの29歳のMFバドゥ・ンディアエが、「新年の大ニュース」というメモとともにソーシャルメディアに、トラブゾン・スポルのユニフォーム姿の画像を載せた。ンディアエは、6ヶ月間、移籍金なしでトラブゾン・スポルにレンタルされることが決まった。

 トラブゾン・スポルの補強爆弾が炸裂した。トラブゾン・スポルが、かつて、オスマンル・スポルとガラタサライのユニフォームを着たことのあるバドゥ・ンディアエを獲得したのだ。イングランドのストークシティ所属のセネガル人選手ンディアエは、ここ数日、イスタンブルに帯在して、トラブゾン・スポルの関係者と交渉を重ねていた。ガラタサライでいいプレーを見せたあと、ストークシティに移籍して、一度はガラタサライにレンタルで戻ったことのあったンディアエが、トラブゾン・スポルのユニフォームを着ることになったのだ。ンディアエは、1月4日にアンタルヤ・キャンプに合流して練習を開始することも明らかになった。トラブゾン・スポル側は、キャンプに即座に入れるようにプログラムを渡したことも明らかになっている。トラブゾン・スポルからシーズン半分の給料として90万EUROを受け取ると考えられているンディアエの移籍に関し、いかなる移籍金はかからない。トラブゾン・スポルは、これで、自らの欠けたる部分を取り除くことができる。2017年に750万EUROの移籍金で、オスマンル・スポルからガラタサライに移籍したンディアエは、あるルポで、「8番のポジションでプレーすることが好きなんだ。ディフェンスとオフェンスの間を繋ぐことを考えてプレーしている。監督が、どこで使うことを選んでも、そのポジションでプレーしたい。もちろんのこと、相手のゴール近くでプレーすることも好きなことははっきりさせておかねばならないけど」と語っている。

                 1600万EUROでヨーロッパに移籍

 バドゥ・ンディアエは、2017‐18シーズンの移籍解禁期間に、1600万EUROの移籍金で、ストークシティに移籍した。だが、イングランドでは望しい環境を見出せず、昨季、再び、ガラタサライにレンタルでやって来ていた。

                 266試合で55ゴールを記録

 ストークシティでは、今季13試合に出場したンディアエは、セネガル代表としても21試合の出場記録を残している。各リーグ戦では、計266試合に出場している29歳になっているンディアエは、55ゴール36アシストという記録を残している。



ガラタサライ、選手構成の変更、始まる(イエニ・シャファク紙 19.12.31)

マルセロ・サラッキ 長友佑都(フォトマッチ紙)  シーズン中から、首脳陣から、移籍解禁期間には選手構成の変更を明らかにされていたガラタサライで、そのボタンが押された。数多くの選手と交渉をしてきたガラタサライで、その最初の移籍は、エスキシェヒル・スポルからセキディカ、ライプチヒからサラッキとなるであろう。

 トルコ・リーグ前半が終了後、補強活動を急ぐガラタサライでは、第1弾として、エスキシェヒル・スポルからナイジェリア人選手ジェッセ・セキディカと、ライプチヒのマルセロ・サラッキを獲得することになろう。1月6日には調印を控えており、補強は、ここから始まることになる。
 ヘンリー・オニエクルをモナコからレンタルで獲得して、新しい年にメンバー刷新をして強化されることになるガラタサライでは、中盤の両サイドがナイジェリア人選手となる。また、左サイドバック候補の一番手であるサラッキとの交渉が完結するのは間近だ。この金曜日にはイスタンブル入りするものと思われているウルグアイ人選手サラッキは、メディカルチェックを受けたあと、ガラタサライと1年半の契約を結ぶことになる。
 ライプチヒが、2018年7月に1200万EUROで、リヴァープレートから獲得した若きサラッキに関し、ライプチヒに対し、いかなる金銭の支払いも発生せず、また、合意に基づけば、単に選手への給料さえ支払えばいいということになっている。

                 長友はイタリアへ

 ガラタサライから離れることになる長友佑都の名は、イタリアのセリエAのボローニャ加入で流れている。アンタルヤ・スポル戦が、トルコでのラストマッチとなった日本人選手長友の、イタリアへの復帰が日程に上がってきている。イタリアからの報道では、ボローニャが33歳になっている長友を獲得したがっているとのことだ。



チャイクル・リゼ 1:2 フェネルバフチェ(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 19.12.30)

ジャイルソン(前)を讃えるマウリシオ・イスラ(後)(フォトマッチ紙) オザン・トゥファン、アメデジ・ヴェトリヒ、モハメド・アバルーン(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ前半戦最終試合で、チャイクル・リゼをアウェー戦で1:2で退けた。アウェーのフェネルバフチェは、デニズ・トゥルチのゴールで0:1と先制した。だが、モハメド・アバルーンのゴールで、チャイクル・リゼが同点に追いついた。後半25分に見事なゴールを決めたジャイルソンが、フェネルバフチェに勝利をもたらした。

  ベシクタシュを、ダービーマッチで議論を呼んだ審判の判定で3:1でくだし意気の上がっているフェネルバフチェが、前半戦最終試合で、チャイクル・リゼとのアウェー戦を戦った。フェネルバフチェは、この試合に1:2で勝利を収めた。フェネルバフチェは、試合早々に効果的な攻めを見せたが、前半11分には、オザン・トゥファンが枠を捉えるシュートを放った。マックス・クルーゼから得たボールを、ペナルティエリア内へ入るやダイレクトでグランダーのシュートを放ったが、GKギョクハン・アッカンが両足で、このボールを大きくクリアしたのだった。その2分後、デニズ・トゥルチによるきれいなゴールが生まれた。同13分、ディオマンデが、ボールに手が触れたことを咎めて、ハリル・ウムト・メレル主審はフリーキックを与えた。ペナルティエリア・ライン上から、このフリーキックをデニズ・トゥルチが蹴ると、ボールは、壁を越えてチャイクル・リゼのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。試合を通じて、ほぼチャイクル・リゼ陣内で試合を進めたフェネルバフチェだったが、同18分、モハメド・アバルーンのゴールを防ぐことができなかった。チャイクル・リゼが得たコーナーキックを、ボルドリンが蹴り、右サイドからペナルティエリア内へと入れると、ファーサイドにいたメルニャクがヘッドでモハメド・アバルーンの前に落とした。そのボールを、モハメド・アバルーンはヘッドでゴールを決めたのだった。1:1。同32分、フェネルバフチェの選手が、PKを期待するということがあったが、主審は、試合の続行を求め、結局、前半は、1:1のまま終わった。
 後半に入ると、チャイクル・リゼが試合に均衡をもたらした。同20分、エルスン・ヤナル監督は、ザンカを下げ、替わりにエムレ・ベレズオウルを投入した。エムレ・ベレズオウルが入ってから、ボールを持ち、よりゴールに迫るようになったフェネルバフチェが、同25分、ジャイルソンが表舞台に上がった。ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKギョクハン・アッカンも見送るしかなかったゴールが決まり、フェネルバフチェが1:2と勝ち越した。
 残り時間では、両者の努力も実を結ぶことはなく、フェネルバフチェが1:2で勝利を収めた。フェネルバフチェは、この勝利で勝ち点を31として、前半を4位で終えることになった。一方のチャイクル・リゼは、勝ち点20で12位で終えることになった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=オルハン・オヴァジュクル、モハメド・アバルーン、モンタサー・タルビ、ダリオ・メルニャク=イスマエル・ディオマンデ(後半37分:ジョゼフ・アタマー)、アブドラハ・ドゥラク=アミヌ・ウマル、アメデジ・ヴェトリヒ(後半27分:ブライアン・サムディオ)、フェルナンド・ボルドリン=オウルジャン・チャーラヤン(後半41分:マルコ・セポヴィッチ)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、ジャイルソン、マティアス・ザンカ(後半19分:エムレ・ベレズオウル)、ナビル・ディラル=オザン・トゥファン(後半42分:トルガイ・アルスラン)、ルイス・グスターヴォ=デニズ・トゥルチ、マックス・クルーゼ(後半35分:ガリー・ロドリゲス)、トルガ・ジエルジ=ヴェダト・ムリキ



バシャクシェヒル・スポル 5:1 カスムパシャ(イエニ・シャファク紙+ファナティック紙補綴 19.12.29)

リカルド・クアレスマ(左)がエル・クリシー(右)(フォトマッチ紙) エンゾ・クリヴェリ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ前半戦最終節で、バシャクシェヒル・スポルが、ホームで、カスムパシャを5:1でくだした。

 トルコ・リーグ第17節で、ホームにカスムパシャを迎えたバシャクシェヒル・スポルは、5:1で勝った。バシャクシェヒル・スポルのゴールは、前半2分と28分にデンバ・バが、同6分にはクリヴェリが、同26分には、フェルナンデスがオウンゴールで、後半18分にはエリアから生まれたのに対し、カスムパシャの唯一のゴールは、後半21分、クアレスマが決めたPKだけだった。
 バシャクシェヒル・スポルは、前半戦で勝ち点33を集めた。一方のカスムパシャは、勝ち点15で、試合数が多い中だが14位となった。

                 試合経過

 前半1分、カイサラのセンタリングに、デンバ・バが触れると、ボールが回ったファーサイドにいたエリアに渡り、そのエリアがシュートを放ったが、GKファーティフ・オズテュルクがコーナーキックにと替えた。
 同2分、バシャクシェヒル・スポルが1:0と先制した。コーナーキックに合わせて、クリシーがシュートを放つと、GKファーティフ・オズテュルクが防いだところ、目の前にボールが転がって来たデンバ・バがゴールマウスに蹴り込んだのだった。1:0。
 同6分、バシャクシェヒル・スポルが、点差を2と拡げた。イルファン・ジャン・カフヴェジのパスで、スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、エディン・ヴィスチャがペナルティエリア内へと送り込んだボールに合わせて、クリヴェッリがシュートを放つと、これが、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同26分、バシャクシェヒル・スポルの攻撃で、クリシーが、ペナルティエリア内へと入れたいいセンタリングのボールを、大きくクリアしようとしたフェルナンデスが、自陣のゴールに蹴り込んでしまったのだった。3:0。
 同28分、バシャクシェヒル・スポルは、点差を4に拡げた。エリアが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせてエディン・ヴィスチャがシュートを放つと、ボールはGKファーティフ・オズテュルクから跳ね返った。そのボールを捉え、詰めていたデンバ・バがゴールを決めたのだった。4:0。
 同42分、カスムパシャに与えられたフリーキックを、クアレスマが蹴り、直接ゴールを狙ったが、GKメルト・ギュノクがパンチングで、これを大きくクリアした。そして、前半は、バシャクシェヒル・スポルが4:0とリードしたまま終わった。
 後半12分、バシャクシェヒル・スポルの左サイドからの攻撃で、エリアがグランダーでエディン・ヴィスチャにパスを出すと、このボスニア人選手エディン・ヴィスチャは、それに合わせてゴールを決めたが、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドがあったとして、このゴールは認定されなかった。
 同18分、バシャクシェヒル・スポルが5点目をあげた。スピードに乗ったカウンター攻撃で、エディン・ヴィスチャが。右サイドでドリブルで前へ進み、左サイドで攻撃に入っていたエルジェロ・エリアにパスを送ると、このオランダ人選手エリアがループシュートを試みると、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。5:0。
 同19分、ボールを持ってペナルティエリア内へと入ったクアレスマがシュートを放つと、エピュロヌの手にボールが当たり、それを咎めたアッティラ・カラオーラン主審はPKを指示した。同21分、このPKを蹴ったクアレスマがゴールを決めたのだった。5:1。
 同29分、イルハン・デペが、右サイドからペナルティエリア内へと入れたボールに合わせて、マメ・ティアムがシュートを放つと、ボールはGKメルト・ギュノクを抜けたが、コイタが至近距離から、それに合わせると、ボールは枠の外に出て行ってしまった。
 同41分、バシャクシェヒル・スポルが得たフリーキックをエディン・ヴィスチャが蹴り直接ゴールを狙ったが、ボールは、枠の右を逸れ外に出て行ってしまった。そして、試合は、バシャクシェヒル・スポルが5:1のスコアで制したのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=エディン・ヴィスチャ、メフメット・トパル(後半42分:オケチュク・アズブイケ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半36分:ベルカイ・オズジャン)、エルジェロ・エリア=エンゾ・クリヴェリ(後半23分:ダニエル・アレクシッチ)、デンバ・バ
【カスムパシャ】ファーティフ・オズテュルク=カリム・ハフェズ、ヨルゲ・フェルナンデス(後半26分:イルハン・デペ)、シャム・ベン・ユースフ、オリヴィエ・ヴェニョー=ヴェイセル・サル、アイタッチ・カラ=ベンガリ・コイタ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、リカルド・クアレスマ(後半32分:トビアス・ハインツ)=マメ・ティアム



ベシクタシュ 4:1 ゲンチレル・ビルリーイ(NTV+サバハ紙補綴 19.12.28)

アデム・リャイッチ(左)ピエール・イヴ・ポロマ(右)(フォトマッチ紙) エンクドゥ(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、ゲンチレル・ビルリーイを4:1でくだした。前半は、何も起こらなくて終わった。ベシクタシュは、0:1と先制されたにも拘らず、ドマゴイ・ヴィダ、エンクドゥ、オウズハン・オクヤコブ、アッティバ・ハッティンソンのゴールで結果を出した。ゲンチレル・ビルリーイは、前半11分に10人になり、同36分には9人になってしまった。ベシクタシュのアッティバ・ハッティンソン主将は、この試合で、3アシストに1ゴールを記録した。

 トルコ・リーグ第17節開幕試合で、ベシクタシュは、ホームに迎えたゲンチレル・ビルリーイを4:1でくだした。試合早々、ベシクタシュは優位に立った。まだ、開始28秒で、アデム・リャイッチがゴールを決めたかに見えた。だが、線審が、オフサイドフラッグを上げていた。ホームのベシクタシュは、同6分、ウムト・ナイルが、再度ゴールネットを揺らした。だが、今回もオフサイド判定により、ゴールは認定されなかった。アウェーのゲンチレル・ビルリーイは、ナディル・チフトチが、同11分にレッドカードをもらい10人になってしまった。フラト・アイドゥヌス主審に対し文句を言ったナディル・チフトチに対し、まずイエローカードが出され、それに対し反発を示したナディル・チフトチに、今度はレッドカードが出されたのだった。同23分、その10人になったゲンチレル・ビルリーイが、フロイド・アイテのゴールで先制した。中盤でボールを得たダニエル・カンデアが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から強いシュートを放つと、ボールがカリウスからこぼれ、そのボールを得たフロイド・アイテが、がら空きとなっていたゴールマウスに蹴り込んだのだった。0:1。同36分、今度は、ヤシン・ペフリヴァンがレッドカードをもらった。ヤシン・ペフリヴァンが、アデム・リャイッチに行った行為を咎め、まずイエローカードを出したフラト・アイドゥヌス主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、レッドカードを出したのだった。ゲンチレル・ビルリーイが9人になってしまったあと、ベシクタシュのサポーターたちに、試合前から起こっていたことが、ここでも起こったのだ。今度はフラト・アイドゥヌス主審に反発を見せ、ここ数節、スタンドから燃え上がっている審判の決定、ヴィデオ判定システム論議から、「フラト・アイドゥヌスは好き勝手にやっている」という声が高まっていた。
 ベシクタシュは、前半をリードされたまま終えたが、後半3分、ドマゴイ・ヴィダのゴールで同点に追いついた。ジャネル・エルキンが左コーナーキックを蹴ると、アッティバ・ハッティンソンがボールを背後に逸らした。すると、ゴールライン際にいたドマゴイ・ヴィダがヘッドで合わせゴールが決まったのだった。1:1。エンクドゥは、1点目でアシストを行ったアッティバ・ハッティンソンのパスを受け、同15分に見事なゴールを決めた。アッティバ・ハッティンソンが中盤の後方から出したパスを、右サイドで得たエンクドゥが、ペナルティエリアの外からループシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴールに収まったのだった。2:1。同29分、後半からディアビに替わり投入されたオウズハン・オズヤコブが表舞台に上がった。アッティバ・ハッティンソンがペナルティエリアの右サイドへ送ったボールをコントロールするや放ったシュートがゴールとなったのだった。3:1。この試合の最後の締めを行ったのはアッティバ・ハッティンソンだった。同ロスタイム1分、ジャネル・エルキンが入れたセンタリングに、ヘッドで叩き込んだのだった。
 ベシクタシュは、これで2連敗に終止符を打った。ベシクタシュは、これで勝ち点を30とし、試合数が多い中だが3位に上がった。一方のゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点18に留まった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル(後半44分:ネジプ・ウイサル)、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトル・ルイス、ジャネル・エルキン=モハメッド・エルネニ、アッティバ・ハッティンソン=アブドゥライ・ディアビ(後半1分:オウズハン・オズヤコブ)、アデム・リャイッチ、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半38分:タイラー・ボイド)=ウムト・ナイル
【ゲンチレル・ビルリーイ】エルタッチ・オズビル=エルデム・オズゲンチ(後半39分:イルケル・カラカシュ)、マティアス・ビャルスミル、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・イヴ・ポロマ=ヤシン・ペフリヴァン、ステファン・セセニョン=ダニエル・カンデア(後半30分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)、フロイド・アイテ、セファ・ユルマズ(後半31分:マッツ・セウンティエンス)=ナディル・チフトチ



フェネルバフチェ、エルスン・ヤナル監督はストッパー探しをしている(サバハ紙 19.12.27)

エルスン・ヤナル監督(タクヴィム紙)  フェネルバフチェでは、サドゥク・チフトプナルが故障、セルダル・アズィズが出場停止のため、エルスン・ヤナル監督は、替わりを探している。練習では、ルイス・グスタボをディフェンスに入れて試していた同監督は、ザンカも、選択肢に入っている。ルイス・グスタボをディフェンスに下げた場合は、ボランチにはエムレ・ベレズオウルが入ることになろう。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、故障のサドゥク・チフトプナルと出場停止のセルダル・アズィズを欠き、ストッパーに苦しんでいる。同監督は、この位置に、どの2人を持ってくるかで、試行を行っている。練習では、ストッパーにルイス・グスタボを入れ試していたが、明確な結論を出したわけではない。ザンカも選択肢の1つに入っている。チャイクル・リゼ戦では、ジャイルソンと並んで、ザンカかルイス・グスタボが起用されるものと看られている。

                  ガリー・ロドリゲス、戻って来た

 同監督は、中盤から2人の選手を奪ってしまうと、空中戦で不安を生むと考えているので、ザンカとジャイルソンという組み合わせが、より現実的だ。もし、ルイス・グスタボをストッパーに起用した場合は、中盤の構成を変えることになろう。中盤のルイス・グスタボの位置には、エムレ・ベレズオウルが入ることになる。ガリー・ロドリゲスが、出場停止が解けることで、トルガ・ジエルジも、中盤に入る候補となるだろう。これ以外では、1つの変更もないものと思われる。GKは、再び、アルタイ・バユンドゥルだろう。右サイドバックはマウリシオ・イスラで、左サイドバックはナビル・ディラルだ。オザン・トゥファン、デニズ・トゥルチ、マックス・クルーゼ、ヴェダト・ムリキは、引き続き先発メンバーに名を連ねることになろう。



トラブゾン・スポル、故障者の衝撃! スター選手を1ヶ月欠く(フォトマッチ紙 19.12.26)

ユスフ・サル  今季、故障者続出と、最も多く戦ってきたクラブの1つであるトラブゾン・スポルに、またしても悪い知らせが届いた。コンヤ・スポル戦で故障を発生させたユスフ・サルが、少なくとも1ヶ月はピッチに立てないことが明らかになったのだ。

 トラブゾン・スポルがコンヤ・スポルと戦った一戦で傷んだユスフ・サルは、骨折をしていたことが確認された。21歳のユスフ・サルは、少なくとも4週間はチームとともにプレーはできないのだ。カイセリ・スポル戦には出場はできないユスフ・サルは、アンタルヤで行われる予定のキャンプに参加できるかどうかは、今後、明らかになるだろう。



メンサー獲得交渉! ベシクタシュ、ガーナ人選手獲得のため、カイセリ・スポルと交渉(タクヴィム紙 19.12.25)

メンサー(TRT)  ベシクタシュが、メンサーを、前後半のインターヴァル期間に獲得しようと動いている。ガーナ人選手メンサー獲得のため、金銭プラス選手でのオファーを出した。カイセリ・スポルの方は、考えるための時間を求めた。

 ベシクタシュがメンサー獲得に動いている。前後半のインターヴァル期間中に補強をしたく、そのために狙いを定めているベシクタシュは、ガーナ人選手メンサー獲得のために、カイセリ・スポルと新たな交渉を行っている。給料を得ることのできていないメンサーは。チームを離れる決断をしていることは知られている。

                 金銭+ボイドかオルカン・チュナル

 カイセリ・スポルは、メンサーの移籍金として350万EUROを求めたことは知られている。ベシクタシュの方は、この移籍を、タイラー・ボイドかオルカン・チュナルとのトレードに加えて、何某かの金銭で成し遂げたがっている。

                 カイセリ・スポルは時間を求める

 カイセリ・スポルは、メンサーの売却で多額の金銭獲得を求め、今のところはトレードには熱い視線を向けていないと考えられている。ベシクタシュに時間を求めたカイセリ・スポルは、再度、交渉の席に着くことになろう。



コンヤ・スポル 0:1 トラブゾン・スポル(ベイン・スポル 19.12.24)

アレクサンダー・ソルロート(中)を讃えるアブドゥルカディル・パルマク(左)とンワケメ(右)(ヒュリエット紙) アミル・ハジャフメトヴィッチ(左)フィリップ・ノヴァク(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第16節、トラブゾン・スポルは、アウェーで戦ったコンヤ・スポルを、スター選手アレクサンダー・ソルロートのゴールで0:1で退ぞけた。

 トルコ・リーグでコンヤ・スポルとの戦いでは、直近の7試合ではゴールを決め負けていない(4勝3分)トラブゾン・スポルが、その記録を続けることになった。一方、トルコ・リーグで苦悩の日々を続けているコンヤ・スポルは、これで9試合連続で勝てていない。
 コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合、最初の好機を掴んだのはホームのコンヤ・スポルだった。前半11分、ハジャフメトヴィッチのスルーパスに反応して動き出したミロセヴィッチが、ペナルティエリア内でシュートを放ったが、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルが押さえた。同30分、左サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだアルペル・ウルダーがセンタリングを入れると、それに合わせて、バジッチがダイレクトでシュートを試みたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同37分、トラブゾン・スポルが先制した。ンワケメが、左サイドからペナルティエリアに向けてセンタリングを入れると、アレクサンダー・ソルロートが、それに合わせて狙い澄ましたヘディングシュートをすると、これがコンヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。そして、前半は、アウェーのトラブゾン・スポルが0:1とリードを保ったまま終わった
 後半、プレシャーをかけてプレーを始めたコンヤ・スポルは、同25分に、ファルク・ミヤが同点にとっても近づいた。このウガンダ人選手は、ペナルティエリアの外から強いシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかった。
 コンヤ・スポルは、オメル・アリ・シャヒネルがレッドカードをもらった。同37分、トラブゾン・スポルが、アブドゥルカディル・パルマクとユスフ・サルの2人で攻撃に入ったとき、アブドゥルカディル・パルマクのパスを受けたユスフ・サルに対し、オメル・アリ・シャヒネルが執った行為を咎め、ハリル・ウムト・メレル主審は、この日2枚目のイエローカードを出し、オメル・アリ・シャヒネルを退場処分としたのだった。トラブゾン・スポルのスター選手ユスフ・サルは、これで傷みプレー続行が不可能となった。
 残り時間では、他のゴールは生まれることなく、トラブゾン・スポルが、このコンヤ・スポル戦で勝ち点3を得て、第16節を終えることになった。トラブゾン・スポルは、勝ち点を29に伸ばし3位となった。一方、勝ち点15に留まったコンヤ・スポルは15位だ。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ(後半36分:パオロ・フルタド)、アリ・トゥラン、セリム・アイ、アルペル・ウルダー=ヴォルカン・フンドゥクル、ジャン・ジョンソン=オメル・アリ・シャヒネル、アミル・ハジャフメトヴィッチ、デニ・ミロセヴィッチ(後半16分:ファルク・ミヤ)=リヤド・バジッチ(後半16分:エルドン・ダジ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=ジョン・オビ・ミケル(後半33分:ドーアン・エルドーアン)、アブドゥルカディル・パルマク=ダニエル・スタリッジ(後半1分:ユスフ・サル)(後半39分:カレブ・エクバン)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート



フェネルバフチェ vs ベシクタシュ(ベイン・スポル 19.12.23)

ギョクハン・ギョヌル、トルガ・ジエルジ、ドマゴイ・ヴィダ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) オザン・トゥファン(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグの積年のライバルであるフェネルバフチェとベシクタシュが、カドゥキョイで350回目の対戦をした。トルコ・リーグの本年最後のダービーマッチとなったこの試合、フェネルバフチェが3:1で制した。

 カドゥキョイでの連勝記録を5と伸ばすことになったフェネルバフチェでは、エルスン・ヤナル監督は、第16節のベシクタシュとのダービーマッチで、先発メンバーの3人の交替を行った。前節、シワス・スポルに3:1で敗れた試合の先発メンバーをいじらざるを得なくなったのだ。出場停止のガリー・ロドリゲスと、故障を抱えるエムレ・ベレズオウルとサドゥク・チフトプナルをメンバーに入れることができなかったのだ。替わりに先発メンバーに入れたのは、ジャイルソン、デニズ・トゥルチ、トルガ・ジエルジだった。また、同じく故障の癒えていないヴィクター・モーゼス、ハサン・アリ・カルドゥルム、ミハ・ザイッチもメンバー入りしていない。
 ベシクタシュのアブドラハ・アヴジュ監督は、今季批判に晒されているアデム・リャイッチを控えに回した。その替わりとして、同監督はイェレマイン・レンスを先発メンバーに入れた。イェレマイン・レンスは、これで、5試合ぶりの先発メンバー入りとなった。
 カドゥキョイでのダービーマッチで最初の好機を掴んだのはフェネルバフチェの方だった。マウリシオ・イスラが出したペナルティエリア・ラインに向けたパスを得たトルガ・ジエルジが、左足でファーサイドを狙ったシュートは、GKカリウスがコーナーキックに替えた。
 同22分、フェネルバフチェがPKを獲得した。同20分、フェネルバフチェの攻撃で、ルイス・グスタボのセンタリングが、ペナルティエリア内にいたレボコからこぼれた。プレーは続行され、ボールがタッチを割ると、ジュナイト・チャクル主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、同システムを確認に、ピッチサイドに向かった。そして、レボコが、ボールに肘で触れていたとしてPKを指示したのだった。同23分、このPKをマックス・クルーゼが蹴り、GKが跳んだと逆サイドに蹴り込み先制点となったのだった。1:0。
 同32分、フェネルバフチェが点差を2と拡げた。中盤で、相手選手からボールを奪い、ゴールマウスに向かったオザン・トゥファンが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。
 同ロスタイム5分、ベシクタシュが点差を1に縮めた。ジャネル・エルキンが左サイドからフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたアッティバ・ハッティンソンが、そのボールに触れるとゴールが決まったのだった。2:1。そして、前半は、フェネルバフチェが2:1とリードして終わった。
 後半9分、ベシクタシュが同点に近づいた。ペナルティエリア外でのパス交換ミスを咎め、ボールを得たブラク・ユルマズが、アルタイ・バユンドゥルと1対1となりながら、シュートをうまく打てなかった。危ない場面をうまく処理したアルタイ・バユンドゥルは、ボールを大きくクリアしたのだった。
 同13分、フェネルバフチェは、ヴェダト・ムリキのゴールで、再び点差を2と拡げた。マウリシオ・イスラがペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、とってもうまく合わせたヴェダト・ムリキのゴールが決まり、スコアを3:1としたのだ。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、2019年最後のダービーマッチを制したのはフェネルバフチェとなった。ダービーマッチを3ゴールで制し勝ち点3を得たフェネルバフチェは、勝ち点を28に伸ばし3位に上がった。2連敗を喫してしまったベシクタシュは、同27で4位となった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、セルダル・アズィズ、ジャイルソン、ナビル・ディラル=オザン・トゥファン(後半ロスタイム1分:マティアス・ザンカ)、ルイス・グスターヴォ=デニズ・トゥルチ(後半30分:フェルディ・カドゥオウル)、マックス・クルーゼ(後半41分:トルガイ・アルスラン)、トルガ・ジエルジ=ヴェダト・ムリキ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、エンゾ・ロコ、ペドロ・レボコ(後半18分:ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ)=アッティバ・ハッティンソン、モハメッド・エルネニ=イェレマイン・レンス、アブドゥライ・ディアビ(後半1分:アデム・リャイッチ)、ジャネル・エルキン=ブラク・ユルマズ(後半42分:ウムト・ナイル)



ギョズテペ 2:1 ガラタサライ(ヒュリエット紙 19.12.22)

ハリルアクブナル(ギョズテペ公式ツイッター) マリアーノ・フィーリョ(左)ソネル・アイドードゥ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第16節で、ガラタサライが、ギョズテペとのアウェー戦で2:1で敗れた。ギョズテペに勝利をもたらしたゴールは、前半9分のジェローム、後半16分のハリル・アクブナルだった。一方、ガラタサライの唯一のゴールは、前半27分、ガッサマのオウンゴールによるものだった。この結果、ギョズテペは勝ち点を23に伸ばし、ガラタサライは同24に留まった。

                 試合経過

 前半6分、ペナルティエリアの外で得たフリーキックをセルチュク・イナンが蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同9分、ギョズテペが先制した。セルダル・ギュラルが右コーナーキックを蹴ると、PKポイント近くにいたティティがヘッドで落とした。そのボールを得たジェロームがシュートを放つと、これがガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同27分、ガラタサライが同点に追いついた。右コーナーキックを、オメル・バイラムが蹴ると、ベトが触れ、それがセルチュク・イナンに渡ると、セルチュク・イナンはライアン・バベルに出した。それに合わせて、ライアン・バベルがヘディングシュートを試みると、ボールは、ガッサマに当たりゴールインしたのだった。1:1。
 同32分、スピードに乗ったガラタサライの攻撃で、ライアン・バベルのパスを、ゴール左斜め前で得たソフィアン・フェグリがシュートを放ったが、ボールは、サイドバー を逸れ外に出て行ってしまった。
 そして、前半は1:1のまま終わった。
 後半4分、右サイドでボールを得てドリブルで前へ進んだハリル・アクブナルが、ペナルティエリア内へ入る手前でシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同11分、レオが左サイドからセンタリングを入れると、そのボールをコントロールしたハリル・アクブナルがシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同16分、ギョズテペが、再びリードを奪った。スピードに乗ったギョズテペの攻撃で、自陣でボールを得て、長い距離をドリブルで進んだハリル・アクブナルが、そのボールをセルダル・ギュラルに出した。セルダル・ギュラルはボールを持ちペナルティエリア内へ入り、再びボールをハリル・アクブナルに出すと、GKと1対1となったハリル・アクブナルがシュートを放つと、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 同32分、右サイドから入れられたセンタリングのボールを、ペナルティエリア内で得たセルダル・ギュラルがシュートを試みるも、ボールは、バーを直撃し、跳ね返りのボールはムスレラが押さえた。
 同33分、アデム・ブユックからのパスを、絶好の位置で得たファルカオのシュートは、GKベトが防ぐことに成功した。そして、試合は、ギョズテペが2:1とリードを保ったまま終わった。

【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、レオ・シュベヒラン=アンドレ・カストロ(後半ロスタイム4分:セルソ・ボルゲス)、ソネル・アイドードゥ=ハリル・アクブナル(後半37分:ヤルチュン・カヤン)、ステファノ・ナポレオニ、セルダル・ギュラル=カメロン・ジェローム(後半43分:デニズ・カダー)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、マルカオ、長友佑都=ユネス・ベランダ(後半32分:アデム・ブユック)、セルチュク・イナン(後半29分:タイラン・アンタルヤル)、オメル・バイラム=ソフィアン・フェグリ、ラダメル・ファルカオ、ライアン・バベル(後半39分:エムレ・タシュデミル)



アンタルヤ・スポル、勝ち点3を逃す(TRT 19.12.21)

起死回生の同点ゴールをあげたキッツォー(中)を讃える(NTV) セブレル・カライエル(左)エレン・アルバイラク(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第16節開幕試合で、アンタルヤ・スポルは、ホームでアンカラ・グジュと2:2で引き分けた。

 トルコ・リーグ第16節開幕試合で、アンタルヤ・スポルとアンカラ・グジュが2:2で引き分けた。この結果、ホームのアンタルヤ・スポルは勝ち点を14に、また、アウェーのアンタルヤ・スポルは勝ち点21とした。

                 試合経過

 前半1分、ファティが、ディフェンスの裏に放り込んだロングパスに反応したイルハン・パルラクが、ボールに追いつき、ペナルティエリア内でGKと1対1となった。イルハン・パルラクが、ダイレクトでシュートを放ったが、GKフェルハト・カプランがボールをコントロールした。
 同23分、アンタルヤ・スポルが先制した。ホームのアンタルヤ・スポルが、ハカン・オズメルトが右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドに動き出したディエゴがヘッドで背後に逸らすと、ファーサイドにいて、ボールコースに入ったチコが、それに合わせてゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半11分、アンカラ・グジュが同点に追いついた。キッツォーからのパスを得たカンテロスが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み、ゴール左斜め前からシュートを放った。ボールは、GKフェルハト・カプランの左を抜け、ゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同34分、ドーウカン・シニクが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放ったが、ボールは、サイドバーに当たり外に出て行ってしまった。
 同35分、ホームのアンタルヤ・スポルが、再度リードを奪うゴールを決めた。ハカン・オズメルトが右サイドからペナルティエリアへとセンタリングを入れると、ファーサイドにいたレシュクがヘッドで合わせると、ボールは、GKコルジャン・チェリカイの右を抜け、アンカラ・グジュのゴールネットに収まったのだった。2:1。
 同ロスタイム4分、アウェーのアンカラ・グジュが、スコアを2:2に持ち込んだ。カンテロスが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ナズム・サンガレからのこぼれ球を得たキッツォーが放ったシュートが、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。そして、試合は、2:2のまま終わった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、オンドレジ・チェルスカ、ディエゴ・アンジェロ、エレン・アルバイラク=アミルトン、ハカン・オズメルト(後半41分:サリフ・ドゥルスン)、チコ、セルダル・オズカン(後半21分:パウル・マカイル)=アートゥフ・シェシュー(後半12分:ドーウカン・シニク)=グスタヴォ・ブランコ・レシュク
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=セブレル・カライエル、ミカエル・パズダン、アンテ・クルシッチ、アリハン・クバラス(後半38分:アルペル・オナル)、ティアゴ・ピント=ステリオス・キッツォー、セダト・アーチャイ(後半41分:アイドゥン・カラブルト)、リカルド・ファティ(後半28分:ウィルフレド・モケ)、ヘクトール・カンテロス=イルハン・パルラク



トラブゾン・スポル 4:1 アルタイ(ファナティック紙 19.12.20)

ハカン・デミルジ(左)セルカン・アサン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ダニエル・スタリッジ(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、トルコ杯5回戦第2戦で、イズミルのアルタイを4:1でくだし、その名を、ベスト16に楽々と刻んだ。

 トルコ杯5回戦で、トラブゾン・スポルとアルタイが対峙した。第1戦を1:2で制したトラブゾン・スポルは、ホームで、番狂わせは許さなかった。4:1で勝ち、楽々とベスト16に、その名を刻んだのだった。

                 試合経過

 前半29分、タトスのパスを、ゴール右斜め前で得たデニズがシュートを試みたが、GKウーウルジャン・チャクルがコーナーキックに替えた。
 同33分、セルカン・アサンから受けたボールを持ち、ペナルティエリア内まで入り込んだドーアン・エルドーアンが、足裏で行ったシュートは、GKエムレがキャッチした。
 後半6分、左サイドで、相手選手を相次いでかわして行ったドニス・アヴディジャージがシュートを放つと、ボールは、GKエムレから跳ね返った。その跳ね返りのボールを、がら空きとなっていたゴールマウスに、ダニエル・スタリッジが放り込みゴールが決まった。1:0。
 同12分、ユスフ・サルが右サイドからゴールエリアへ向け、グランダーのセンタリングを入れると、よくボールを追いかけたエクバンが放ったシュートがゴールインした。2:0。
 同19分、ユスフ・サルが蹴った右コーナーキックに、エクバンがヘッドで合わせたところ、ゴールマウスを捉えていたボールに、最後にダニエル・スタリッジが触れゴールインした。3:0。
 同24分、ダニエル・スタリッジが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKエムレがコーナーキックに替えた。
 同26分、ユスフ・サルが右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたフェルナンデスがヘッドで合わせると、アルタイのゴールネットに突き刺さったのだった。4:0。
 同38分、アルタイがペナルティエリア内で得たフリーキックを、タトスが蹴りPKポイントに向けボールを出すと、待ち構えていたマルコ・パイサオがグランダーのシュートを放ち、このボールが、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まった。4:1。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、イヴァニルド・フェルナンデス、ヒュセイン・テュルクメン、アブドゥラヒム・ドゥルスン=ドーアン・エルドーアン、アブドゥルカディル・パルマク=ユスフ・サル(後半27分:フラトジャン・ウズュム)、カレブ・エクバン(後半37分:ホセ・ソーサ)、ドニス・アヴディジャージ=ダニエル・スタリッジ(後半31分:オゲニ・エディ・オナズィ)
【アルタイ】エムレ・コユンジュ=ヤシン・パラズ、クタイ・ヨクシュル、ジェンク・オズカジャル(前半45分:メスト・ジャン・トゥナル)、カディル・ヤズジュ=デニズ・ヴラル、ヘルダー・ルイス・ロペス・タヴァレラ=レアンドロ・カッペル(後半15分:ムスタファ・ムラト・ウスル)、アンドレアス・タトス、ハカン・デミルジ(後半28分:マルコ・パイサオ)=ヒュサメッティン・イエネル



フェネルバフチェ、トルコ杯で16強進出(フェネルバフチェ公式HP+NTV補綴 19.12.19)

ザンカ(右)を讃えるトルガイ・アルスラン(左)(フェネルバフチェ公式HP) アルペル・ポトゥク(左)オウズハン・アクギュン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ杯5回戦第2戦で、イスタンブル・スポルと対峙した。第1戦は、ウルケル・スタジアムで4:0で勝ったフェネルバフチェが、この第2戦でも0:2で勝ち、16強に名を連ねることになった。

 エセンユルトゥ・ネジュミ・カドゥオウル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェのゴールは後半9分にザンカが、同38分にトルガイ・アルスランが記録した。

                 試合経過

 前半9分、アルペル・ポトゥクのセンタリングを受け、ペナルティエリア内でボールを得たメヴルト・エルディンチがシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同20分、フェルディ・カドゥオウルのパスに対し、ペナルティエリア外で走り込んで来たトルガ・ジエルジがシュートを放つも、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同39分、左サイドでボールを得たオウスハン・アクギュンがグランダーのシュートを放つも、ボールは、バーの傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 後半9分、トルガ・ジエルジが、ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたザンカがヘッドで合わせるとゴールを決まった。0:1。
 同17分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアルペル・ポトゥクが出したパスに合わせて、トルガイ・アルスランがシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同25分、デニズ・トゥルチが右コーナーキックを蹴ると、ボールはゴールマウスを捉えていたが、GKウムトが、際どくコーナーキックに替えた。
 同38分、デニズ・トゥルチが左ゴールライン際までボールを持ち込み、内へと折り返したボールに走り込んで来たトルガイ・アルスランが合わせると、ボールは、イスタンブル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。

【イスタンブル・スポル】ウムト・カヤ(後半30分:ユスフ・アクラン)=ベルカイ・ギョルメズ、メフメット・イエシル(後半33分:ムハメット・シャヒン)、ウエリントン・ナシメント、ヤウズハン・ケレシュオウル=カーアン・ミライ・バーウシュ、スレイマン・セラク(後半24分:ベルク・アリ・ニザム)=オウズハン・アクギュン、ムハメッド・デミルジ、ザフェル・シェンソイ=アラヒャル・サヤドゥマル
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ムラト・サーラム、アディル・ラミ、マティアス・ザンカ=トルガ・ジエルジ、ジャイルソン、トルガイ・アルスラン、デニズ・トゥルチ=フェルディ・カドゥオウル、メヴルト・エルディンチ、アルペル・ポトゥク



ガラタサライ、大物食いを許さず(TRT 19.12.18)

ウムト・ソンメズ(左)ユネス・ベランダ(右)(ガラタサライ公式HP) ファルカオ(TRT)  ガラタサライが、トルコ杯5回戦の第2戦で、トルコ・リーグ3部所属のトゥズラ・スポルと対峙した。第1戦で0:2で敗れたガラタサライは、アウェー戦で0:4で勝ち、16強に名を連ねることとなった。

 トルコ杯5回戦第2戦のアウェー戦で、トゥズラ・スポルを0:4でくだしたガラタサライが、上位進出を決めた。この試合、早々に優位に立ったガラタサライは、前半10分、長友のゴールで先制した。シーズン当初の故障から、なかなか立ち直れなかったファルカオが、トルコ杯で初めてのゴールを、このトゥズラ・スポル戦の前半16分に決めた。これで、コロンビア人スター選手ファルカオは、公式戦の2点目を記録した。ソフィアン・フェグリが、同ロスタイムに決めたゴールが加わり、前半は、ガラタサライが0:3とリードして終わった。後半も優位に試合を進めたガラタサライは、同ロスタイム2分にユネス・ベランダの決めたゴールで0:4とした。そして、上位進出を決めたのだった。なお、第1戦は、ガラタサライが、ホームで0:2で敗れていた。
 テュルク・テレコム・アリーナで行われ、0:2で敗れた第1戦には、今季、あまり出場の機会のない選手を起用したファーティフ・テリム監督は、この第2戦にはレギュラー組を中心にしたメンバー構成で試合に臨んだ。
 前半10分、ガラタサライが先制した。右サイドで、ゴールライン際まで持ち込んだユネス・ベランダがボールを出すと、ペナルティエリアにいたオメル・バイラムが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールはディフェンダーに当たり跳ね返った。そのボールが、ゴール左斜め前にいた長友の前に転がると、長友が狙い澄ましたシュートを放ち、これが決まったのだった。0:1。
 同16分、ガラタサライは点差を2と拡げた。セルチュク・イナンのロングパスを、右サイドで得たソフィアン・フェグリが、ペナルティエリア内にいたファルカオに向けボールを入れた。ファーサイドに走り込んで来たファルカオは、見事なシュートを見せ、これがトゥズラ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:2。
 同ロスタイム1分、ガラタサライが3点目を決めた。タイラン・アンタルヤルが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前から、ボールをソフィアン・フェグリに出した。アルジェリア人選手ソフィアン・フェグリは、そのボールコースの背後からインサイドでグランダーのシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。0:3。
 後半ロスタイム2分、ガラタサライが点差を4とした。ユネス・ベランダが、相手選手2人を見事なフェイントでかわし、ペナルティエリアからシュートを放つと、これが、トゥズラ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:4。

【トゥズラ・スポル】バイラム・オルグン=タルク・マイホシュ、ケマル・トカク、ビュレント・ウズン(後半34分:ムラト・ユルマズ)、エルディンチ・ペクギョズ=サドゥク・バシュ、ギョクジャン・カヤ=ヤシン・イエネル(後半14分:ムスタファ・エムレ・ジャン)、ウムト・ソンメズ、ムハッメド・アカルスラン(後半44分:ドーアン・ジャン・オトマン)=ギョクス・テュルクドーアン
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、アフメット・チャルク、ライアン・ドンク、、長友佑都=タイラン・アンタルヤル、セルチュク・イナン=ソフィアン・フェグリ(後半44分:ユヌス・アクギュン)、ユネス・ベランダ(後半ロスタイム2分:アタライ・ババジャン)、オメル・バイラム=ラダメル・ファルカオ(後半29分:ジミー・ドゥルマズ)



トラブゾン・スポル 1:2 デニズリ・スポル(NTV+サバハ紙補綴 19.12.17)

デニズリ・スポル、歓喜(デニズリ・スポル公式HP) マルセロ・ガイアノ(左)ユスフ・サル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、ホームで、デニズリ・スポルに1:2で敗れてしまったが、アウェーのデニズリ・スポルの2得点は、元トラブゾン・スポル所属だったフーゴ・ロダレガが決めたものだった。

 トルコ・リーグ第15節最終日、トラブゾン・スポルは、ホームにデニズリ・スポルを迎えた。ビッグ3が勝ち点を失った節だったため勝ちにピッチに立ったはずのトラブゾン・スポルには、衝撃の結果となった。
 トラブゾン・スポルは、いい試合への臨み方をしたが、先制点をあげるにも時間はかからなかった。前半21分、オウズ・ユルマズのオウンゴールで1:0と先制したのだ。右サイドで、ペナルティエリア内のゴールライン際までドリブルで進んだスタリッジが、グランダーのパスを入れると、ンワケメが触れる前に、コ−スに入ったオウズ・ユルマズが、背後に蹴り出そうとしたボールがオウンゴールとなってしまったのだった。
 前半は、その存在感を示せなかったデニズリ・スポルが、後半に入り、相手ゴールに迫り始めた。両者お互いにゴールに迫っていったが、デニズリ・スポルが、同14分に同点ゴール決めた。アイサティが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内のいい位置にいたフーゴ・ロダレガが、狙い澄ましたヘディングシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの右を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:1。このゴールのあと、ハイテンポな試合運びは続いたが、フーゴ・ロダレガが、再びゴールを決め、元所属したトラブゾン・スポルに衝撃を与えた。同37分、自身にとっても、またチームにとっても、この日2点目となるゴールを決めたのだ。バローのパスに合わせて、エストゥピナンの放ったシュートのこぼれ球が、フーゴ・ロダレガの前に転がった。フーゴ・ロダレガは、GKウーウルジャン・チャクルをかわしゴールに放り込んだのだった。1:2。このゴールで、試合のスコアが確定した。デニズリ・スポルが、アウェーで、一旦、1:0とリードを許した試合で、トラブゾン・スポルは1:2とくだすことに成功した。一方、元所属したトラブゾン・スポルのゴールネットを、2度も揺らしたフーゴ・ロダレガは、ゴールを決めても、決して喜びを顔に出さなかった。
 この敗戦で、トラブゾン・スポルは、勝ち点26に留まった。トラブゾン・スポルは、多くのライヴァル・クラブが勝ち点を失った節ながら、首位に立つ機会を外してしまった。一方、トラブゾン・スポルをアウェー戦から勝ち点3を得て戻ることになるデニズリ・スポルの勝ち点は21となった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、ジョン・オビ・ミケル(後半41分:ドニス・アヴディジャージ)=ユスフ・サル(後半22分:アブドゥルカディル・パルマク)、ダニエル・スタリッジ(後半22分:カレブ・エクバン)、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート
【デニズリ・スポル】アダム・スタコヴィアク=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、オウズ・ユルマズ、ザカリャ・ベルジッチ(後半1分:ティアゴ・ロペス)=ハディ・サッコ、ラダスロウ・ムラウスキ=オルジャイ・シャハン(後半14分:オスカー・エストゥピナン)、イスマイル・アイサティ、マドゥ・バロー=フーゴ・ロダレガ(後半ロスタイム2分:マルク・キボング・ムバンバ)



シワス・スポルの風、フェネルバフチェを打ち据える(アクシャム紙+TRT 19.12.16)

フェルナンド(シワス・スポル公式HP) マルセロ・ガイアノ(左)ガリー・ロドリゲス(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第15節でアウェーで戦った首位のシワス・スポルとの一戦に、3:1で敗れた。

 トルコ・リーグ第15節で、シワス・スポルとフェネルバフチェが対峙した。新9月4日スタジアムで行われたこの試合、3:1のスコアで勝ったのは、ホームのシワス・スポルだった。シワス・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半32分のフェルナンド、後半14分のエムレ・クルンチ、同ロスタイム7分のズィヤ・エルダルのあげたものであった。一方、フェネルバフチェのゴールは、後半40分にデニズ・トゥルチのあげたものであった。
 この勝利で7連勝を果たしたシワス・スポルは、勝ち点を33に伸ばした。一方のフェネルバフチェは、勝ち点25に留まった。
 フェネルバフチェのガリー・ロドリゲスは、後半ロスタイム5分、相手選手に執った行為で一発退場となった。また、オザン・トゥファンは、同じ時間に、相次いで2枚のイエローカードをもらい、もう1人の退場選手となった。
 次節、シワス・スポルは、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦を迎える。ファーティフ・アクソイとエムレ・クルンチは、累積警告で、アンカラでのアウェー戦に出場できない。フェネルバフチェは、ホームに宿年のライヴァルであるベシクタシュを迎える。

                 得点場面

 前半32分、シワス・スポルがゴールを決めた。メルト・ハカン・ヤンダシュのパスを受けたフェルナンドが、左サイドからペナルティエリア内へと持ち込むや、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、これがフェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半14分、シワス・スポルが点差を2と拡げた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだズィヤ・エルダルがパスを出すと、それに呼応して動き出していたエムレ・クルンチが放ったシュートは、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同40分、フェネルバフチェが点差を1と縮めた。突然生まれたフェネルバフチェの攻撃で、中盤で奪ったボールを持ち、スピードに乗り前へと進んだオザン・トゥファンが、絶好の位置にいたデニズ・トゥルチにボールを出した。デニズ・トゥルチがシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーのアッピンダンゴエの股間を抜け、シワス・スポルのゴールネットに収まったのだった。2:1。
 同ロスタイム7分、シワス・スポルが、再び点差を2と拡げた。突然生まれたシワス・スポルの攻撃で、右サイドからボールを持ち動き出したコーネが、ペナルティエリア内のいい位置にいたズィヤ・エルダルに向けてボールを出した。走り込んで来たズィヤ・エルダルがシュートを放つと、ボールは、フェネルバフチェのゴール隅に突き刺さったのだった。3:1。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ガイアノ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトシチ=ファーティフ・アクソイ、ズィヤ・エルダル=エムレ・クルンチ(後半45分:アルナ・コーネ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半ロスタイム4分:イサク・コフィー)、フェルナンド・アンドラーデ(後半29分:エルドーアン・イエシルユルト)=ムスタファ・ヤタバレ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、サドゥク・チフトプナル(前半22分:マティアス・ザンカ)、セルダル・アズィズ、ナビル・ディラル=ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル(後半18分:フェルディ・カドゥオウル)=オザン・トゥファン、マックス・クルーゼ(後半29分:デニズ・トゥルチ)、ガリー・ロドリゲス=ヴェダト・ムリキ



ガラタサライ 2:2 アンカラ・グジュ(NTV改 19.12.15)

セブレル・カライエル(左)オメル・バイラム(右)(ソズジュ紙) 後半ロスタイムに同点弾を放ったステリオス・キッツォー(サバハ紙)  ガラタサライは、一旦はホームで2:0とリードした試合で、後半43分と同ロスタイム1分に浴びたゴールで、アンカラ・グジュと2:2で引き分けた。アウェーだったアンカラ・グジュは、試合終了時には10人になっていた試合だった。

 今週、チャンピオンズリーグで篩い落とされ、ヨーロッパのカップ戦を閉じてしまったガラタサライが、トルコ・リーグ第15節でアンカラ・グジュと対峙した。
 ガラタサライは、前半を0:0で折り返し、一旦は2:0とリードした試合で2:2で引き分けてしまった。
 ファルカオが13試合ぶりに先発メンバー入りしたこの試合、ガラタサライのゴールは、後半8分にソフィアン・フェグリと、同38分にユネス・ベランダ(PK)があげたものであった。一方のアンカラ・グジュの得点は、後半43分のイルハン・パルラク(PK)と同ロスタイム1分のステリオス・キッツォーのあげたものであった。なお、アンカラ・グジュは、デヴァー・オージルが、後半27分に、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。
 ここ2シーズンの優勝クラブであるガラタサライが、今季、ここまでの15節で重要な勝ち点を失い続けている。トルコ・リーグで戦った15試合を、6勝3敗6分で来たガラタサライは、ここまでに勝ち点21を失っているのだ。
 一方のアンカラ・グジュは、7節ぶりに勝ち点を得た。アンカラ・グジュは、第8節にベシクタシュと0:0で引き分けて以後の6節で負け続けていたのだ。

                 得点場面

 後半8分、ガラタサライが先制した。右サイドのタッチライン際で得たフリーキックを、オメル・バイラムが蹴った。内へと入れられたボールコースに入ったソフィアン・フェグリがヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。
 同37分、ガラタサライがPKを獲得した。マリアーノ・フィーリョが、右サイドからパスを出すと、ペナルティエリア内で、そのボールを得たタイラン・アンタルヤルが、ボールを弾き出したあとピッチに倒れた。アリ・シャンサランは、クルシッチが倒した、ファウルがあったと判断してPKを指示した。同38分、このPKを蹴ったユネス・ベランダは、GKコルジャン・チェリカイが跳んだとは逆のゴール隅に蹴り込んだのだった。2:0。
 同41分、アンカラ・グジュがPKを獲得した。ペナルティエリア内で、マルカオとイルハン・パルラクがマッチアップになったとき、アリ・シャンサラン主審は、マルカオにファウルがあったとしてPKを指示した。同44分、イルハン・パルラクが、このPKを決めた。2:1。
 同ロスタイム1分、アンカラ・グジュが同点に追いついた。ガラタサライのディフェンスの裏に放り込まれたボールに、ペナルティエリアのゴール右斜め前で追いついたイルハン・パルラクが、エムレ・タシュデミルをかわしたあと、いい位置にいたキッツォーにボールを出した。キッツォーは、目の前に入って来たボールでシュートを放つと、GKムスレラの左を抜け、ガラタサライのゴールネットに突き刺さったのだった。2:2。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、マルカオ、長友佑都(後半41分:エムレ・タシュデミル)=ユネス・ベランダ、マリオ・レミナ(後半21分:セルチュク・イナン)、オメル・バイラム=ソフィアン・フェグリ、ラダメル・ファルカオ(後半31分:タイラン・アンタルヤル)、ライアン・バベル
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=セブレル・カライエル(後半44分:アルペル・オナル)、アリハン・クバラス、アンテ・クルシッチ、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=ステリオス・キッツォー、セダト・アーチャイ(後半40分:ウィルフレド・モケ)、リカルド・ファティ(後半33分:ハサン・カヤ)、イルハン・パルラク=デヴァー・オージル



アンタルヤ・ダービー、勝者なし(TRT 19.12.14)

(アンタルヤ・スポル公式HP) (アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第15節で行われたアランヤ・スポルとアンタルヤ・スポルの一戦は、両者とも無得点の引き分けに終わった。

 バフチェシェヒル学校群スタジアムで行われたアンタルヤ・ダービーは、0:0で終わった。この試合の後半45分、主審は、アランヤ・スポルに有利なPKを指示したが、ヴィデオ判定システムで確認をしたゾルバイ・クチュックは、その決定を取り消した。この試合の結果、アランヤ・スポルは勝ち点を23に、アンタルヤ・スポルは同13に伸ばした。

                 試合のポイント

 前半7分、バカセタスが左サイドからフリーキックを蹴ると、ヘディングで競り合われたなか、ボールは、サリフ・ウチャンの前に落ちた。サリフ・ウチャンは、枠の右隅を狙ったシュートを放ったが、ディフェンスに当たり跳ね返った。そのボールが、もう1度、サリフ・ウチャンの前に転がると、今度は、内へとボールを入れたが、相手選手にコーナーキックに替えられてしまった。
 同18分、左サイドから、ハカン・オズメルトがフリーキックを蹴り内へと向かったボールを、ファーサイドで構えていたGKマラフォナがパンチングで防いだ。ウフク・アクヨルの前にボールが落ちると、走り込んで来てウフク・アクヨルが強いシュートを放つと、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同32分、アンタルヤ・スポル陣内中ほどでボールを奪ったサリフ・ウチャンが、遠目からシュートを放ったが、GKフェルハト・カプランが、体を伸ばし、これをコントロールした。
 後半6分、ドーウカン・シニクのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだレシュクがゴールを狙うも、GKマラフォナがボールをコントロールした。
 同8分、左サイドから生まれたアランヤ・スポルの攻撃で、フェルナンデスが、ペナルティエリア内にいたサリフ・ウチャンにパスを出した。サリフ・ウチャンは、ヒールで、そのボールをフェルナンデスに戻すと、再度ボールを得たフェルナンデスがシュートを放ったが、ボールは、チェルスカに当たりバーの上を越えて外に出て行ってしまい、コーナーキックに替わった。
 同20分、サリフ・ウチャンがコーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたコーカーがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同43分、ジャルマ・カンポスが、右サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングを得たフェルナンデスが、ナズム・サンガレを抜き去ろうとしたとき、ナズム・サンガレが手でボールに触れたとして、ゾルバイ・クチュック主審はPKを指示した。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、ナズム・サンガレは手で触れてないとしてPKを取り消した。
 そして、試合は0:0のままで終わった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=バイアノ、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=エフェジャン・カラジャ(後半25分:ジャルマ・カンポス)、マノリス・シオピス、サリフ・ウチャン(後半31分・ジェイフン・ギュルセラム)、ジュニオール・フェルナンデス=アナスタシオス・バカセタス(後半13分:パピス・シセ)=ヤシン・バンムー
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、オンドレジ・チェルスカ、ディエゴ・アンジェロ、エレン・アルバイラク=チャールズ・フェルナンド(後半1分:チコ)=ウフク・アクヨル、アートゥフ・シェシュ(後半1分:グスタヴォ・ブランコ・レシュク)、ハカン・オズメルト(後半25分:サリフ・ドゥルスン)=アミルトン、ドーウカン・シニク



ユネス・ベランダが決めた、ムスレラが守った、ガラタサライ、勝ち点3を最少得点で(NTV 19.12. 8)

エフェジャン・カラジャ(左)長友佑都(右)(アランヤ・スポル公式HP) PKを決めたユネス・ベランダ(左端)を讃える(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第14節で、ホームにアランヤ・スポルを迎えた。ガラタサライの勝利は、ユネス・ベランダがPKを決めてのものだった。また、アデム・ブユックがヘッドで決めたかに見えたゴールは、ヴィデオ判定システムで確認後、取り消された。

 ガラタサライは、直近の試合に比べて、1人だけ先発メンバーを変えて臨んだ。前節のトラブゾン・スポルと1:1で引き分けた試合で先発メンバーに入っていたソフィアン・フェグリは、故障のため登録メンバー入りしなかった。そのため、このアランヤ・スポル戦では、替わりにジャン・ミシェル・セリが先発メンバー入りした。ガラタサライでは、ソフィアン・フェグリとともに、故障を抱えるライアン・バベルとフロリン・アンドーネ、手術を受けたクリスチャン・ルインダマも、登録メンバー入りしなかった。

                 ファルカオ、67日ぶりにメンバー入り

 ガラタサライのコロンビア人スター選手ラダメル・ファルカオが、久しぶりに登録メンバー入りした。アキレス腱を傷め、長期に渡り治療に取り組んでいたファルカオが控えに入ったのだ。

                 ヴィデオ判定システムが介入

 この試合早々に優位に立ったガラタサライは、前半5分に先制した。オメル・バイラムが蹴ったフリーキックが内へと入れられると、ヘッドで合わせたアデム・ブユックがゴールを決めた。だが、ハリル・ウムト・メレル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、アデム・ブユックの位置はオフサイドとしてゴールは認められなかった。

                 ユネス・ベランダ、舞台に上がる

 ジャン・ミシェル・セリのスルーパスを受けたマリアーノ・フィーリョが、内へとパスを入れた。だが、そのボールに、ンサカラが手で触れたとして、主審はPKを指示した。同20分、このPKを、ユネス・ベランダが決め、ガラタサライが1:0と先制した。

                 ファルカオの投入

 67日ぶりにメンバー入りしたラダメル・ファルカオが、後半33分、拍手に送られ、アデム・ブユックと交替でピッチに立った。

                 ムスレラ、仁王立ち

 アランヤ・スポルは、後半に入り、試合に均衡をもたらした。同19分、バカセタスが、ゴール右斜め前からファーサイドのゴール隅に向けシュートを放つと、ムスレラは、体を伸ばし、これを防いだが、ボールはいい位置にいたフェルナンデスの前に転がったが、フェルナンデスのシュートは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。同26分、ウエリントンのセンタリングに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたコーカーがヘッドで合わせると、ボールは枠を捉えた。だが、ムスレラは、体を伸ばし驚異のセーヴィングを見せた。同27分、相次ぐ2度のコーナーキックに、コーカーがヘディングシュートを試みるも、いずれも、ムスレラは、パンチングで防いだのだった。同36分、ンサカラが、左サイドから入れたセンタリングが、ファーサイドにいたバンムーに渡った。バンムーが放ったシュートも、またしても、ムスレラがパンチングで防ぎコーナーキックに替えた。

                 ガラタサライ、唯一のゴールで勝つ

 この試合を1:0で制したガラタサライが、勝ち点3を手にした。ガラタサライは、この勝利で勝ち点を23とし6位となった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、マルカオ、長友佑都=スティーヴン・エンゾンジ=ユネス・ベランダ、マリオ・レミナ、ジャン・ミシェル・セリ(後半38分:タイラン・アンタルヤル)、オメル・バイラム(後半29分:ジミー・ドゥルマズ)=アデム・ブユック(後半33分:ラダメル・ファルカオ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=バイアノ、ウエリントン・シルヴァ、スティーヴン・コーカー、ファブリス・ンサカラ=マノリス・シオピス(後半44分:ムサ・チャーウラン)、ジェイフン・ギュルセラム(後半18分・サリフ・ウチャン)=エフェジャン・カラジャ、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス(後半28分:オヌル・ブルト)=ヤシン・バンムー



フェネルバフチェ 5:2 ゲンチレル・ビルリーイ(フェネルバフチェ公式HP 19.12. 7)

ヴェダト・ムリキ(フェネルバフチェ公式HP) ルイス・グスタボ(左)ファブリシオ・バイアノ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第14節で、ゲンチレル・ビルリーイと対峙した。フェネルバフチェは、ウルケル・スタジアムで行われたこの試合を5:2で制し、勝ち点を25に伸ばした。

 フェネルバフチェのゴールは、前半23分と同39分にヴェダト・ムリキ、同32分にルイス・グスタボ、後半30分にフェルディ・カドゥオウル、同42分にマックス・クルーゼがあげたものである。ゲンチレル・ビルリーイは、前半8分にジョヴァンニ・シオが、また、後半33分にボグダン・スタンクのあげたものである。

                 試合経過

 前半3分、エムレ・ベレズオウルが、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンスの裏に入れたボールに、ゴールエリア内で追いついたガリー・ロドリゲスが、相手GKと1対1となった。ゲンチレル・ビルリーイのディフェンス陣がオフサイドの声を上げ動きを止めたが、ガリー・ロドリゲスは、そのままシュートを放つと、GKエルタッチ・オズビルが胸に収めた。
 同9分、ゲンチレル・ビルリーイが先制した。カンデアが、右サイドからグランダーのセンタリングを入れると、ボールは、セルダル・アズィズに当たり、ペナルティエリアのゴール右斜め前にいたシオの前に転がった。ボールを整えたシオが強いシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同10分、ヴェダト・ムリキのスルーパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入ったガリー・ロドリゲスが、GKと1対1となった。ボールが、脚からずれてしまいうまく蹴られなかったシュートは、GKエルタッチ・オズビルが胸に収めただけだった。
 同15分、マウリシオ・イスラがペナルティエリア内へと持ち込み、ゴールエリアへ向けボールを入れると、絶好の位置にいたヴェダト・ムリキがミス犯し蹴ることができなかったボールを、ファーサイドにいたガリー・ロドリゲスがシュートを放つと、ボールは、逆方向のゴールポストの傍らを転がり外に出て行ってしまった。
 同23分、フェネルバフチェが同点に追いついた。マウリシオ・イスラが、ペナルティエリアの右サイドからセンタリングを入れると、ゴールエリアにいたヴェダト・ムリキが、狙い澄ましたヘディングシュートを試みると、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同32分、フェネルバフチェが勝ち越した。マックス・クルーゼのパスを相手陣内半ばで得たルイス・グスタボが、少し動いたかと思うと25mの距離から落ち着いてシュートを放つと、ボールは、右ポスト際で跳ねゴールネットに突き刺さった。2:1。
 同35分、ガリー・ロドリゲスのスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたエムレ・ベレズオウルがループシュートを試みると、ボールは、まずGKエルタッチ・オズビルに、次いで、エムレ・ベレズオウル自身に当たり外に出て行ってしまった。
 同39分、フェネルバフチェが3点目を決めた。ヴェダト・ムリキが、ペナルティエリア内右斜め前で、スライディングをして相手からボールを奪った。そして、GKと1対1となったヴェダト・ムリキが、難しい角度からだったがゴールを決め、自身は、この試合2点目、チームとしては3点目となるゴールとなった。3:1。
 後半23分、ヴェダト・ムリキが出したスルーパスを受け、GKと1対1となったマックス・クルーゼがシュートを放ったが、キックが弱く、ボールは、GKエルタッチ・オズビルが胸に収めただけだった。
 同30分、オザン・トゥファンからのパスを受けたフェルディ・カドゥオウルが、ペナルティエリアの手前からシュートを放った。GKエルタッチ・オズビルが防ごうとしたが、ボールは、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットに突き刺さったのだった。4:1。
 同33分、ゲンチレル・ビルリーイが点差を2と縮めた。ズタンクが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。4:2。
 同42分、フェネルバフチェが5点目を決めた。トルガイ・アルスランの出したスルーパスに反応してペナルティエリア内へと入ったガリー・ロドリゲスが、ボールを、フリーになっていたマックス・クルーゼに出した。ゴールエリア内にいたマックス・クルーゼが、ゴールを決めたのだった。5:2。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、セルダル・アズィズ(後半1分:フェルディ・カドゥオウル)、サドゥク・チフトプ、ハサン・アリ・カルドゥルム=ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル(後半12分:ジャイルソン)=オザン・トゥファン、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス=ヴェダト・ムリキ(後半32分:トルガイ・アルスラン)
【ゲンチレル・ビルリーイ】エルタッチ・オズビル=ピエール・イヴ・ポロマ、フラヴィオ・ラモス、ザルゴ・トゥーレ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半1分:ナディル・チフトチ)=ステファン・セセニョン、ファブリシオ・バイアノ、ベラト・アイベルク・オズデミル(後半20分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)=ダニエル・カンデア、ジョヴァンニ・シオ(後半39分:セファ・ユルマズ)=ボグダン・スタンク



ベシクタシュ、ホームで苦しむことはなかった(TRT+NTV 19.12. 6)

タイラー・ボイド(左)エネス・スバシュ(右)(ファナティック紙) エルドーアン・カヤ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、トルコ杯5回戦第1戦で、3部リーグ所属のエルジンジャン・スポルをホームに迎えた。

 この試合の最初のゴールは、前半25分、タイラー・ボイドがもたらした。同45分には、エルドーアン・カヤが点差を2と拡げるゴールを決めた。そして、この試合のスコアを決めるゴールは、後半39分、ウムト・ナイルが決めたものだった。
 なお、この対戦の第2戦は、12月18日(水)にエルジンジャンで行われる。

                 得点場面

 前半25分、ベシクタシュが1:0と先制した。ギュヴェン・ヤルチュンが、右サイドでゴールライン際まで持ち込み、内へと折り返したボールに合わせて、エルネニが枠を捉えるシュートを放った。だが、ボールはGKより跳ね返り、ファーサイドに流れると、タイラー・ボイドがヘッドでゴールに叩き込んだのだった。1:0。
 同ロスタイム3分、スコアは2:0となった。右コーナーキックに対し、いいジャンプを見せたエルドーアン・カヤがヘッドで合わせると。ゴールが決まったのだった。2:0。
 後半39分、ジャネル・エルキンが、相手の裏を取るロングボールを入れると、そのボールに追いついたウムト・ナイルが、PKポイントからシュートを放つと、これが相手ゴールネットを揺らしたのだった。3:0。
 なお、この試合の2点目をあげたエルドーアン・カヤは、この日、初のトップチームの出場を果たした選手で、2001年5月27日生まれ。現在18歳の選手である。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ネジプ・ウイサル、エルドーアン・カヤ、ペドロ・レボコ=イェレマイン・レンス(後半19分:ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ)、モハメッド・エルネニ、、ムハエル・オクタイ(後半30分:エルデム・セチギン)、タイラー・ボイドー(後半37分:ジャネル・エルキン)=ウムト・ナイル、ギュヴェン・ヤルチュン
【エルジンジャン・スポル】スレイマン・カサプ=ユヌス・エムレ・トク、ユヌス・エムレ・チャクル、エネス・スバシュ、ヒュセイン・エロル=アブドゥルラーマン・ジャンル、アイハン・ギュルビュズ=ムハッメド・アクテュルオウル(後半31分:オスマン・シャヒン)、ヒュセイン・チライ、ハリル・ユルマズ(後半37分:エムレ・トゥラン)=アリ・オズテュルク(後半15分:ブラク・アイドゥン)



アルタイ 1:2 トラブゾン・スポル(ベイン・スポル 19.12. 5)

アレクサンダー・ソルロート(右端)を讃えるホセ・ソーサ(左)(フォトマッチ紙) ドニス・アヴディジャージ(左)ムスタファ・ムラト・ウスル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ杯5回戦第1戦で、トラブゾン・スポルは、アウェーでアルタイを1:2でくだした。

 前半ロスタイム2分、トラブゾン・スポルが先制した。スピードに乗った攻撃で、ドニス・アヴディジャージが左サイドからパスを出すと、ペナルティエリア内でボールを得たダニエル・スタリッジがシュートを放つと、これがアルタイのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードを保ったまま終わったこの試合、後半10分、イヴァニルド・フェルナンデスとのせめぎ合いに入ったヒュサメッティン・イエネルがピッチに倒れたのを咎め、セルカン・トカト主審はPKを指示した。このPKをレアンドリーニョが蹴り、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らした。1:1。
 同19分、エクバンのパスをゴール右斜め前で得たユスフ・サルがシュートを放つと、バーを直撃してピッチに跳ね返った。跳ね返りのボールを、トラブゾン・スポルの選手に渡る前にディフェンダーがコーナーキックに替えた。
 同21分、トラブゾン・スポルが、再度勝ち越した。右サイドから、ユスフ・サルがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたアレクサンダー・ソルロートがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。1:2。
 そして、結局、トラブゾン・スポルが、1:2で制した。なお、第2戦は、12月19日(木)、トラブゾンで行われる。

【アルタイ】ジハン・トパロウル=エルハン・カルタル(後半1分:ヒュサメッティン・イエネル)、ゲンチェル・ジャンセウ(後半18分:イブラニム・オズテュルク)、ジェンク・オズカジャル、オズギュル・オズカヤ=アダム・アルハッサン、アントン・プトゥシラ=ムスタファ・ムラト・ウスル、アンドレアス・タトス(後半1分:マルコ・パイサオ)、メスト・ジャン・トゥナル=レアンドリーニョ
【トラブゾン・スポル】エルジェ・カルデシュレル=セルカン・アサン、イヴァニルド・フェルナンデス、ヒュセイン・テュルクメン、アブドゥラヒム・ドゥルスン=ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク=ユスフ・サル(後半36分:ジョン・オビ・ミケル)、カレブ・エクバン(後半25分:アンソニー・ンワケメ)、ドニス・アヴディジャージ=ダニエル・スタリッジ(後半17分:アレクサンダー・ソルロート)



フェネルバフチェ、イスタンブル・スポルを4:0で撃破(ヒュリエット紙+ベイン・スポル 19.12. 4)

デニズ・トゥルチ(左端)を讃える(フェネルバフチェ公式HP) ウエリントン(左)ナビル・ディラル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ杯5回戦第1戦で、フェネルバフチェは、イスタンブル・スポルを4;0でくだした。

 トルコ杯5回戦第1戦で、フェネルバフチェは、ウルサル・スタジアムに迎えたイスタンブル・スポルを4:0でくだし、第2戦を前に大きなアドヴァンテージを得て勝ち上がりへの扉を開いた。
 この一戦に、フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、今季出番の少ない選手たちで先発メンバーを組みピッチに送り出した。トルコ・リーグの前節ギョズテペ戦で起用した先発メンバーの内9人を入れ替えたのだ。出場停止だったマウリシオ・イスラと故障が癒えたヴェダト・ムリキは出場した。ギョズテペ戦では先発メンバーに名を連ねたデニズ・トゥルチと、累積警告で、この金曜日に行われるゲンチレル・ビルリーイ戦には出場できないナビル・ディラルは、この試合の先発メンバーに入っていた。リーグ戦で、長きに渡り先発メンバー入りしていないハルン・テキン、トルガイ・アルスラン、フェルディ・カドゥオウル、サドゥク・チフトプナル、ミハ・ザイッチ、ジャイルソン、アディル・ラミが、この試合の先発メンバーに入った。

                 得点場面

 前半15分、フェネルバフチェが先制した。ペナルティエリアの左にいたフェルディ・カドゥオウルがセンタリングを入れると、デニズ・トゥルチがヘッドで合わせたところ、ボールはバーに当たったあとゴールインしたのだった。1:0。
 同16分、フェネルバフチェが2点目を決めた。再開のキックのあと、ディフェンスにプレッシャーをかけていったフェルディ・カドゥオウルがボールを奪い、それをヴェダト・ムリキに出した。GKと1対1となっていたヴェダト・ムリキは、絶好の位置にいたフェルディ・カドゥオウルにボールを預けた。そのフェルディ・カドゥオウルが、がら空きとなっていたゴールに送り込んだのだった。2:0。
 後半26分、フェネルバフチェが点差を3と拡げた。デニズ・トゥルチのスルーパスに反応して、右サイドからペナルティエリアへ入ったヴェダト・ムリキが、狙い澄ましたシュートを放つと、これが決まったのだった。3:0。
 同43分、左サイドからペナルティエリア内へと入り、ゴールライン際までボールを持ち込んだムハッメド・ギュムシュカヤが、ゴールエリア手前にいたミハ・ザイッチにボールを出した。そのボールを、ミハ・ザイッチが落ち着いて決めたのだった。4:0。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=マウリシオ・イスラ(後半35分:ムハッメド・ギュムシュカヤ)、サドゥク・チフトプナ、アディル・ラミ、ナビル・ディラル=トルガイ・アルスラン、ジャイルソン=デニズ・トゥルチ(後半33分:ヴィクター・モーゼス)、ミハ・ザイッチ、フェルディ・カドゥオウル=ヴェダト・ムリキ(後半27分:トルガ・ジエルジ)
【イスタンブル・スポル】アルペレン・ウイサル=トゥンジェル・ドゥハン・アクス、ウエリントン・ナシメント、パトリック・エトガ、オウズハン・ベルベル=エスレム・オズテュルク(後半30分:ムフシン・ユルドゥルム)、アリ・アイテムル(後半14分:ムハッメド・エネス・ドゥルムシュ)=パパ・デュフ、オヌル・エルギュン、アルディン・カイッチ=アラヒャル・サヤドゥマル(後半1分:オウズハン・アクギュン)



ベシクタシュ 4:1 カイセリ・スポル(イエニ・シャファク紙 19.12. 3)

ヤシル・スバシ(左)ディアビ(右)(ファナティック紙) アッティバ・ハッティンソン(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第13節最終試合で、カイセリ・スポルを4:1でくだした。これで、ベシクタシュは、トルコ・リーグで5連勝を飾ったことになる。

       ブラク・ユルマズ、この試合で2ゴールに1アシストでヒーローとなる

 トルコ・リーグ第13節最終試合で、ベシクタシュが、ホームにカイセリ・スポルを迎え、これを4:1でくだし、5連勝を飾った。ベシクタシュに勝ち点3をもたらしたゴールは、前半20分にアッティバ・ハッティンソン、同30分にギョクハン・ギョヌル、同41分と後半45分にブラク・ユルマズがあげたものである。一方のカイセリ・スポルの唯一のゴールは、後半41分にアデバヨールが記録した。この結果、ベシクタシュは、勝ち点24で3位に上がり、カイセリ・スポルは勝ち点7で最下位のままだ。

                 試合経過

 前半10分、ペナルティエリア内にいたディアビのパスを受けたブラク・ユルマズが、体を反転させながら放ったシュートは、GKルングが、ゴールを許さなかった。
 同12分、アデム・リャイッチが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から強烈なシュートを放ったが、ルングがこれを防ぐと、ディフェンダーが外に蹴り出しコーナーキックに替わった。
 同15分、相手のミスパスをカットしたブラク・ユルマズが、ペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放ったが、GKがしっかりと胸に収めた。同15分、メンサーが遠目からシュートを放ったが、カリウスがコーナーキックに替えた。
 同20分、ベシクタシュが1:0と先制した。ブラク・ユルマズのスルーパスを受け、GKと1対1となったアッティバ・ハッティンソンが狙い澄ましたシュートを放つと、これがカイセリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 同30分、ベシクタシュが、スコアを2:0とした。ジャネル・エルキンが、左サイドからゴールライン際まで持ち込み、ボールを中へと入れた。それに合わせて、ギョクハン・ギョヌルがペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たりゴールに収まった。ウミト・オズテュルク主審は、ジャネル・エルキンが折り返したとき、ボールが外に出ていなかったかを、ヴィデオ判定システムで確認後、このゴールを認定した。
 同41分、ベシクタシュが3点目を決めた。ペナルティエリアの外でエルネニと壁パスをして、ボールを再び得たブラク・ユルマズが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から強いシュートを放つと、ボールはゴールに収まったのだった。
 同43分、ペナルティエリア・ライン上でボールを得たエルネニがシュートを試みたが、GKがコーナーキックに替えた。
 同44分、ブラク・ユルマズとパスをかわしながらゴールライン際までボールを持ち込んだディアビが、ボールを内へと入れると、ファーサイドにいたエンクドゥが触れたが、ボールはサイドバーの傍らを逸れ外に出て行った。
 後半30分、アデム・リャイッチのパスを受け、右サイドでゴールライン際まで持ち込んだギョクハン・ギョヌルがセンタリングを入れると、ボールはペナルティエリアの外にいたジャネル・エルキンに届いた。ジャネル・エルキンが、ゴール左斜め前からダイレクトでシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸いこまれただけだった。
 同37分、右サイドでボールを得たアデム・リャイッチが内へと入れたボールを、相手選手をすり抜けたイェレマイン・レンスに渡る前にGKルングが触れると、ボールは、ディアビの前に落ちた。そのディアビがシュートを放つと、ボールは、ルングを抜けたが、カイセリ・スポルのディフェンダーが際どいところで防いだ。
 同41分、カイセリ・スポルが点差を2と縮めた。フリーキックを蹴ったメンサーが内へとボールを入れると、ペナルティエリア内にいたアデバヨールがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。3:1。
 同45分、ベシクタシュが、更にもう1点を追加した。ジャネル・エルキンがコーナーキックで蹴ったボールを、オウスハン・オクヤコブが、ヘッドで背後へ浮かすと、丁度、そのコースに入ったブラク・ユルマズが、ボールに触れると、ボールはカイセリ・スポルのゴールネットに収まったのだった。4:1。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、エンゾ・ロコ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン(後半29分:オウスハン・オクヤコブ)、モハメッド・エルネニ=アブドゥライ・ディアビ(後半40分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アデム・リャイッチ、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半35分:イェレマイン・レンス)=ブラク・ユルマズ
【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ミゲル・ロペス、ブノワ・プーラン、アイマン・アブダンヌール(後半1分:メルト・クラ)、ヤシル・スバシ(後半33分:アルテム・クラヴェッツ)=シャミル・ジナズ(後半1分:ヌレッティン・コルクマズ)、ハサン・ヒュセイン・アジャル=ブリス・ジャ・ジェジェ、ベルナール・メンサー、エムレ・デミル=エマニュエル・アデバヨル



トラブゾン・スポル 1:1 ガラタサライ(タクヴィム紙+ガラタサライ公式HP補綴 19.12. 2)

ユスフ・サル(左)長友(右)(ガラタサライ公式HP) オメル・バイラム(左)ホセ・ソーサ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第13節、トラブゾン・スポルは、ホームにガラタサライを迎えた。テンポのいい試合は、1:1の引き分けで終わった。トラブゾン・スポルのゴールはアレクサンダー・ソルロートが、一方のガラタサライのゴールは、長友のあげたものだった。

                 試合経過

 前半2分、左サイドでボールを持ち攻め上がったマリアーノ・フィーリョがセンタリングを入れると、ソフィアン・フェグリが、それに合わせてシュートを放った。だが、ボールは、バーの遥か上を越えて外に出て行ってしまった。
 同14分、ユスフ・サルが、右サイドから逆サイドへふったボールを得たンワケメが、ゴール斜め前からグランダーのシュートを放ったが、GKムスレラがボールを押さえた。
 同25分、ホセ・ソーサが、ゴール右斜め前から中へ入れたボールに合わせて、オビ・ミケルがシュートを放ったが、ボールは枠を逸れて外に出て行っただけだった。
 同43分、トラブゾン・スポルもガラタサライもともに、相次ぐ好機を掴みゴールに迫った。まず、ンワケメが左サイドから入れた速いセンタリングに対し、ファーサイドのディフェンダーの背後に入ったペレイラがゴールエリアにヘッドで落とした。だが、そのボールにアレクサンダー・ソルロートは触れることができなかった。そのボールをムスレラがコントロールして、ここからガラタサライの速い攻撃が始まった。レミナが、見事なフェイントでかわしながら、右サイドにいたソフィアン・フェグリにボールを出すと、ソフィアン・フェグリが1人でのカウンター攻撃を始めた。そして、ペナルティエリア手前で待ち構えていたユネス・ベランダにボールを出すと、ユネス・ベランダがシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行った。
 後半5分、トラブゾン・スポルが1:0と先制した。左サイドで得たフリーキックをホセ・ソーサが蹴ると、そのコースに入ったアレクサンダー・ソルロートがヘッドで合わせゴールが決まったのだった。
 同17分、オメル・バイラムがコーナーキックを蹴りゴールエリアに入れると、マルカオが走り込んで来てシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同23分、ンワケメが、ペナルティエリアのゴール左斜め前からセンタリングを入れると、それに合わせてアレクサンダー・ソルロートがシュートを放ったが、ボールは、枠を逸れて外に出て行った。
 同24分、エクバンが、相手からボールを奪うと、アレクサンダー・ソルロートにボールを預けた。アレクサンダー・ソルロートが、左サイドでボールを待ち構えていたンワケメにスルーパスを通すと、ンワケメは、ペナルティエリアのゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールはムスレラがキャッチした。
 同28分、ユネス・ベランダが、よく似た角度から、だが、今度はペナルティエリア・ライン上からニアサイドの隅を捉えるシュートを放ったが、ボールは、ウーウルジャン・チャクルから跳ね返った。その後、ガラタサライにもトラブゾン・スポルにも好機が訪れたが、いずれも、ラストパスの悪さ、センタリングの精度の悪さでゴールに至らずに終わった。
 同42分、エクバンにより始まったスピードに乗った攻撃で、アレクサンダー・ソルロートが、ガラタサライの守備陣の裏を取り、ムスレラと1対1となった。だが、アレクサンダー・ソルロートの放ったシュートは、ムスレラを越えることはなかった。
 同45分、ガラタサライが同点に追いついた。オメル・バイラムが出したパスを、ペナルティエリア内でアデム・ブユックがコントロールしようとして、目の前に入って来ていた長友にボールが渡った。その長友が、右足を強烈に振り切ると、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。そして、試合は、このスコアのまま終わった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、キャーミル・アフメット・キョレクチ=マジド・ホセイニ(後半21分:カレブ・エクバン)、ジョン・オビ・ミケル=ユスフ・サル(後半31分:ドーアン・エルドーアン)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、マルカオ、長友佑都=マリオ・レミナ、スティーヴン・エンゾンジ(後半1分:ジミー・ドゥルマズ)=ソフィアン・フェグリ(後半7分ジャン・ミシェル・セリ:)、ユネス・ベランダ(後半35分:エムレ・モル)、オメル・バイラム=アデム・ブユック



ギョズテペ vs フェネルバフチェ(TRT+ベイン・スポル補綴 19.12. 1)

ベルカン・エミル(左)ヴィクター・モーゼス(右)(フェネルバフチェ公式HP) オザン・トゥファン(左)ベルカン・エミル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第13節でギョズテペとのアウェー戦を戦った。フェネルバフチェは、相手をくだし、首位争いで取りこぼしがないように願っていた。

 トルコ・リーグ第13節で、フェネルバフチェをホームに迎えた。この試合の前半は1:1の同点のまま終わったが、この試合早々に優位に立ったのはギョズテペの方だった。前半7分に、カストロの決めたゴールで先制したのだ。フェネルバフチェのディフェンス陣からのこぼれ球を、ペナルティエリアの外で得たカストロが放ったシュートは、バーに当たり、GKアルタイ・バユンドゥルが防ごうとしたが、ゴールインしたのだった。1:0。
 同37分、フェネルバフチェの守備陣の裏に放り込まれたロングボールを、ジェロームがヘッドで落とした。そのボールをコントロールしたセルダル・ギュラルがペナルティエリア内へと持ち込み、GKと1対1となった位置から狙い澄ましたシュートを放つと、これが決まった。だが、線審がオフサイドフラッグを上げていたため、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールは取り消された。同44分、フェネルバフチェは、セルダル・アズィズが同点ゴールを決めた。エムレ・ベレズオウルが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたセルダル・アズィズがヘッドで合わせたのだった。1:1。
 ヴィデオ判定システムで確認後、PKが与えられた。後半11分、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだソネル・アイドードゥが、ルイス・グスタボのチェックを受けピッチに倒れた。それを咎めたアブドゥルカディル・ビティゲン主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示したのだった。だが、アルパスランが蹴ったPKを、GKアルタイ・バユンドゥルが防いだ。だが、アルタイ・バユンドゥルが、PKが蹴られる前にゴールラインより前へと動いていたとして、PKが、再度蹴られた。判定が下る前に、アルタイ・バユンドゥルがセーヴィングを見せPKが防がれたあとに、フェネルバフチェは、ヴィクター・モーゼスがゴールを決めていたが、PK自体がやり直されることになり、このゴールは取り消された。やり直しのPKもアルパルスランが蹴り、同18分、今度はゴールが決まった。2:1。
 今度も、フェネルバフチェが同点に追いついた。同23分、スピードに乗った攻撃で、マックス・クルーゼの入れたセンタリングを、ヴェダト・ムリキがヘッドで落とした。そのボールを、ガリー・ロドリゲスがゴールインさせたのだった。2:2。
 フェネルバフチェ10人に。同ロスタイム1分、フェネルバフチェのルイス・グスタボが、ハリルに行ったファウルで、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となったのだ。
 同ロスタイム3分、ベルカンの蹴ったフリーキックが内へと入れられると、デニズ・カダーがヘッドで合わせゴールインしたが、オフサイドがあったとしてゴールは認められなかった。

【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、アルパスラン・オズテュルク、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=アンドレ・カストロ、ソネル・アイドードゥ=ハリル・アクブナル、ステファノ・ナポレオニ(後半36分:マルシオ・モッソーロ)、セルダル・ギュラル=カメロン・ジェローム(後半45分:デニズ・カダー)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=オザン・トゥファン、マティアス・ザンカ(後半19分:ヴェダト・ムリキ)、セルダル・アズィズ、ナビル・ディラル=ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル(後半30分:ジャイルソン)=ヴィクター・モーゼス、デニズ・トゥルチ(後半37分:フェルディ・カドゥオウル)、ガリー・ロドリゲス=マックス・クルーゼ



ゲンチレル・ビルリーイ 3:3 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル+ヒュリエット紙補綴 19.11.30)

ザルゴ・トゥーレ(左)ムスタファ・アクバシュ(右)(フォトマッチ紙) イッサーム・チェバケ(左)ベラト・アイベルク・オズデミル(右)(新マラテヤ・スポル公式ツイッター)  トルコ・リーグ第13節開幕試合で、ゲンチレル・ビルリーイと新マラテヤ・スポルが、合計6ゴールが生まれる試合を演じ、3:3で引き分け勝ち点を分け合った。ハムザ・ハムザオウル監督就任後の4試合を2勝2分で勝ち点8を獲得したゲンチレル・ビルリーイは、同監督指揮下で好調を維持し続けている。

 トルコ・リーグで7試合連続不敗記録を継続中の新マラテヤ・スポルだが、勝利からは見放されてこの方4試合目となる試合に臨んだ。新マラテヤ・スポルは、ここまでトルコ・リーグで、2勝1分という記録を残す相手に臨んだのだった。
 エリャマン・スタジアムで行われたこの試合、前半11分、シオのパスに反応してペナルティエリア外で走り込んで来たファブリシオがシュートを放ったが、GKがコーナーキックに替えた。カンデアが、このコーナーキックを蹴ると、いい位置取りをしていたフラヴィオがヘッドで合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。同22分、ロビン・ヤルチュンが、逆方向に蹴り出そうとしたボールが、枠に向かってしまったが、新マラテヤ・スポルのGKファルノッレがコーナーキックに替え事なきを得た。
 同44分、アウェーの新マラテヤ・スポルが先制した。ギョクハン・トーレのパスを受け、ペナルティエリアのゴール左斜め前で、GKと1対1となったビフマが放ったシュートが、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。
 そして、前半は、新マラテヤ・スポルが0:1とリードを保ったまま終わった。
 後半、プレッシャーをかけてプレーに臨んだゲンチレル・ビルリーイが、早々にゴールを決めた。同7分、相手ディフェンダーからの跳ね返りのボールを、ペナルティエリアの外で得たジョヴァンニ・シオが、左足一閃、見事なシュートを放つと、これが決まったのだった。1:1。このゴールのあとプレッシャーを高めていったゲンチレル・ビルリーイは、同11分、勝ち越しのチャンスを得た。ダニエル・カンデアが、ペナルティエリア外から強いシュートを放ったが、GKファビアン・ファルノッレがクリアしてしまった。
 同28分、アイテが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から放ったシュートが、バーを直撃してピッチに跳ね返った。ヴィデオ判定システム審判からの警告で映像を確認後、ゾルバイ・クチュック主審は、アイテがシュートを放った際、ムラト・ユルドゥルムが、ボールを手で防いだとしてPKを指示した。同31分、このPKをスタンクが決め、ゲンチレル・ビルリーイの2点目となった。2:1。
 同40分、アウェーの新マラテヤ・スポルが同点に追いついた。ムラト・ユルドゥルムのパスを、PKポイントのすぐ後ろで得たロビン・ヤルチュンが、ダイレクトでシュートを放つと、ボールは、GKの右を抜けゲンチレル・ビルリーイのゴールネットに突き刺さったのだった。2:2。同43分、新マラテヤ・スポルが2:3と勝ち越した。ビフマがペナルティエリアへと送ったボールを、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンダーが、思い通りにクリアできなかった。ペナルティエリア外で、そのボールを得たロビン・ヤルチュンが、自身、この日2つ目の、チームとしては3点目となるゴールを決めたのだった。2:3。
 同ロスタイム1分、ザルゴ・トゥーレのロングフィードが、ミナからこぼれ、ラフメトゥラーの前にこぼれた。そのラフメトゥラーが、ペナルティエリアのゴール左斜め前からシュートを放つと、これが同点ゴールとなった。3:3。残りの時間、大興奮に包まれた試合となったが、試合は3:3のまま終わった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】エルタッチ・オズビル=エルデム・オズゲンチ(後半21分:アブドゥラエ・ディアッロ)、フラヴィオ・ラモス、ザルゴ・トゥーレ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=ベラト・アイベルク・オズデミル(後半1分:フロイド・アイテ)、ファブリシオ・バイアノ、ステファン・セセニョン=ダニエル・カンデア(後半44分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)、ボグダン・スタンク、ジョヴァンニ・シオ
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサーム・チェバケ、アルトゥール・ミナ、ムスタファ・アクバシュ、サクブ・アイタッチ=ロビン・ヤルチュン=ギョクハン・トーレ(後半26分:ギレルメ・マルクス)、アフリイエ・アクア(後半34分:モリケ・フォファナ)、アフメット・ウルドゥズ(後半16分:ムラト・ユルドゥルム)、ティエヴィ・ビフマ=アディス・ヤホヴィッチ



ベシクタシュ 2:1 スロヴァン・ブラティスラヴァ(ファナティック紙 19.11.29)

ドマゴイ・ヴィダ(下)(フォトマッチ紙) エンゾ・ロコ(ベシクタシュ公式HP)  UEFA欧州リーグの最初の4戦で勝ち点を得られなかったベシクタシュが、この栄誉ある戦いでスロヴァン・ブラティスラヴァと対峙した。ベシクタシュは、0:1と先制を許した試合で、後半30分のロコのゴール、及び、終盤にアデム・リャイッチが決めたPKによるゴールで勝利を掴んだ。そして、国別勝ち点獲得にも貢献をしたばかりか、勝ち点0という悪夢からも解放された。

 UEFA欧州リーグK組第4戦で、ベシクタシュは、スロヴァン・ブラティスラヴァをホームに迎えた。アウェーのスロヴァン・ブラティスラヴァは、前半35分にエリック・ダニエルがゴールを決めたのに対し、ベシクタシュは、後半30分に決めたエンゾ・ロコのゴールでお返しをした。エンクドゥの入れたセンタリングに、見事なジャンプを見せたロコが、素晴らしいヘディングシュートを決めたのだった。後半ロスタイム2分、アデム・リャイッチの蹴ったPKがゴールとなり、ベシクタシュに勝利をもたらした。ベシクタシュは、この勝利で、今季、ヨーロッパのカップ戦で初勝利をあげたことになる。

                 試合経過

 前半3分、ジャネル・エルキンが、右サイドからセンタリングを入れると、走り込んで来たモハメッド・エルネニが、それに合わせてシュートを放ったが、ディフェンダーが、ボールが枠に向かうのを防いだ。
 同15分、タイラー・ボイドが右コーナーキックを蹴った。だが、ペドロ・レボコが落としたボールを、ドミニク・グライフが片手のパンチングで大きくクリアした。
 後半に入るに当たり、ベシクタシュは、2人の選手交替を行った。ペドロ・レボコとアデム・リャイッチ、タイラー・ボイドとケヴィン・エンクドゥの交替だ。
 同6分、エリック・ダニエルが、ペナルティエリアの外から走り込んで来て強いシュートを放ったが、ロリス・カリウスがボールを叩き出すのに成功した。
 同16分、ダヴィド・ホルマンが、モハメッド・エルネニのユニフォームを引っ張ったことを咎められ、イエローカードをもらった。
 同20分、イブラヒム・ラビューが、左サイドからセンタリングを入れると、ロリス・カリウスが、際どいところで、指の先にボールを当てクリアした。
 同30分、エンゾ・ロコが、同点となるゴールを決めた。ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥが、左サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。それに合わせて、PKポイント地点近くにいたエンゾ・ロコがヘディングシュートを試みると、ボールは、上のバーに当たりゴールインしたのだった。
 同45分、ヴェルノン・ドゥ・マルコが、ペナルティエリア内でアブドゥライ・ディアビを倒すと、エネア・ジョルジ主審はPKを指示した。
 同ロスタイム2分、ベシクタシュが2:1と勝ち越した。アデム・リャイッチが、そのPKを右足で蹴りゴール左隅に蹴り込んだのだった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、エンゾ・ロコ、ペドロ・レボコ(後半1分:アデム・リャイッチ)=オウスハン・オクヤコブ(後半32分:ギュヴェン・ヤルチュン)、モハメッド・エルネニ=タイラー・ボイド(後半1分:ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ)、アブドゥライ・ディアビ、ジャネル・エルキン=メフメット・ウムト・ナイル



フェネルバフチェ、FWに悩む(TRT 19.11.28)

エルスン・ヤナル監督(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェは、ギョズテペ戦が近づくにつれ、ディフェンス陣については、その陣容は明確になってきているが、攻撃陣に誰を起用するか、模索が続いている。

 エルスン・ヤナル監督は、GKのアルタイ・バユンドゥルとともに、ディフェンスの4人は、ナビル・ディラル、セルダル・アズィズ、ザンカ、ハサン・アリ・カルドゥルムの態勢を崩すつもりはない。中盤は、エムレ・ベレズオウル、グスターヴォ、オザン・トゥファンを起用することも明確と看られている。だが、前の3人は不明確なままだ。ヴェダト・ムリキがチームに合流して練習を開始しているが、このコソヴォ人選手が、試合に間に合うかどうかは不明確なのだ。マックス・クルーゼは、故障が癒えたにも拘わらず、練習不足ということで起用に至るかという決断がつきかねている。ヴェダト・ムリキとマックス・クルーゼが間に合った場合は、攻撃ラインは、この2人を踏まえた上で構成されることになる。だが、そうではない場合には、アルペル・ポトゥク、ヴィクター・モーゼス、ガリー・ロドリゲスで構成されることになろう。



ガラタサライ 1:1 クラブ・ブルージュ(NTV+ガラタサライ公式HP&ポスタ紙補綴 19.11.27)

オメル・バイラム(右)(サバハ紙) ユネス・ベランダ(右)(サバハ紙)  ガラタサライが、チャンピオンズリーグでの初ゴールを、クラブ・ブルージュ戦で記録した。アデム・ブユックがゴールを決め先制したガラタサライだったが、後半ロスタイム2分に浴びたゴールで、UEFA欧州リーグ参戦権獲得の望みを、最終節に繋ぐことになった。

 UEFAチャンピオンズリーグ第5節、ガラタサライが、ホームにクラブ・ブルージュを迎えた。テュルク・テレコム・アリーナで行われた試合に、いいテンポで臨んだガラタサライは、前半11分にゴールを記録した。長友からのパスを受け、左サイドでゴールライン際まで持ち込んだオメル・バイラムが、いいパスを入れた。見事なコントロールで、ボールを前に持ち込んだアデム・ブユックが、体を反転させながらシュートを放つと、これが先制点となったのだった。アデム・ブユックは、2018年12月11日にエレン・デルディヨクがゴールを決めて以来、チャンピオンズリーグでガラタサライがあげたゴールとなったのだった。
 クラブ・ブルージュは、ボール支配率を高めていった時間帯、決定的なチャンスを掴んだが、フェルナンド・ムスレラがゴールを許さなかった。そして、前半は、ガラタサライが1:0とリードを保ったまま終わった。
 スタジアムを埋めた3万4225人の観客の声援を背に受けたガラタサライは、試合をコントロールしようと、オメル・バイラムとセルチュク・イナン、ユネス・ベランダとエムレ・モルの交替を執った。終盤、クラブ・ブルージュは同点を狙いサイド攻撃を仕掛けてきた。そして、同ロスタイム2分、クレピン・ディアッタがゴールを決めた。右サイドでボールを得たディアッタが、ドリブルでペナルティエリア内へと向かい、そして、ペナルティエリア・ライン手前から強烈なシュートを放つと、ボールは、GKムスレラの右を抜け、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。ゴールのあと、ゴールを決めた喜びでユニフォームを脱いだディアッタに、この日2枚目のイエローカード出され、更に、クリントン・マタは、喜びのあまりコーナーフラッグを蹴飛ばしたため、こちらも2枚目のイエローカードをもらい、いずれも退場処分となった。この試合、これ以外のゴールは生まれることはなく、1:1で試合は終わった。この結果、ガラタサライは、UEFA欧州リーグに回ることも難しくなってしまった。
 A組最終戦、ガラタサライは、12月11日(水)にパリ・サンジェルマンとアウェー戦を戦い、クラブ・ブルージュは、ホームにレアルマドリードを迎える。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、ライアン・ドンク、長友佑都=マリオ・レミナ、ジャン・ミシェル・セリ(後半45分:エレンジャン・ヤルドゥムジュ)=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ(後半42分:エムレ・モル)、オメル・バイラム(後半35分:セルチュク・イナン)=アデム・ブユック



アンタルヤ・スポル 1:1 ガジシェヒル・ガジアンテップ(フォトマッチ紙+サバハ紙補綴 19.11.26)

ナズム・サンガレ(左)パロリック・トゥマシ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP) アリン・トシュジャ(左)ハカン・オズメルト(右)(サバハ紙)  トルコ・リーグ第12節最終試合、アンタルヤ・スポルが、ガジシェヒル・ガジアンテップを、アンタルヤ・スポル・スタジアムに迎えた。興奮度の高かったこの試合、両者ともに1点ずつを入れ合い、1:1の引き分けに終わった。この結果、アンタルヤ・スポルは勝ち点を12に、ガジシェヒル・ガジアンテップは同16とした。

 トルコ・リーグで史上初めて対峙することになったアンタルヤ・スポルとガジシェヒル・ガジアンテップは、息を呑む試合となったが、勝ち点を両者1ずつ得て終わった。テンポよく進んだこの試合、両者ともに1点ずつを入れ合って引き分けに終わった。
 アウェーだったガジシェヒル・ガジアンテップが、前半37分、ジロボジのゴールで先制した。アンタルヤ・スポルは、後半39分、ナズム・サンガレのゴールで同点に追いついた。90分を通じて、その他のゴールは生まれることはなく、1:1の同点のまま終わった。

                 試合経過

 前半7分、ハカン・オズメルトのパスをペナルティエリア内で受けたアミルトンが放った強烈なシュートは、 ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わった。
 同10分、ペナルティエリアの外からギュライ・ヴラルが強いシュートを放ったが、GKが胸に収めた。
 同23分、ナズム・サンガレのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入り込んだアミルトンが、GKギュナイ・ギュヴェンチと1対1となり放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同28分、フルカン・ソヤルプのパスを、ペナルティエリアの左で受けたギュライ・ヴラルがセンタリングを入れると、トゥマシがボールをコントロールした。そのトゥマシが強いシュートを放つと、ディフェンスに入っていたバハドゥル・オズテュルクに当たり、更に上のバーに当たりコーナーキックに替わった。
 同30分、突発的に生まれたアンタルヤ・スポルの攻撃で、アートゥフ・シェシューのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入ったマカリウがシュートを放つと、GKギュナイ・ギュヴェンチがこれを防ぎ、ボールはピッチに跳ね返った。
 同37分、ガジシェヒル・ガジアンテップのコーナーキックからのボールを、アンタルヤ・スポルのディフェンスが大きくクリアできなかった。ペナルティエリア内で、そのボールを得たトゥマシのパスを受け、ジロボジがシュートを放つと、これが、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 後半6分、ハカン・オズメルトが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ジロボジが大きくクリアしようとしたボールが、タルク・チャムダルの前に転がった。タルク・チャムダルが走り込んで来てシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同28分、セルダル・オズカンのパスを、ペナルティエリア内で受けたアートゥフ・シェシュがシュートを放ったが、ボールは、枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同38分、ドーウカン・シニクが左サイドからペナルティエリアのファーサイドに向け入れたセンタリングに、ナズム・サンガレがヘッドで合わせると、ゴールが決まった。1:1。
 同45分、セルダル・オズカンが左コーナーキックを蹴ると、ブランチが、ヒールパスでファーサイドのポスト下に回した。チャールズが走り込んで来てシュートを放ったが、ボールは、バーに当たり外に出て行ってしまった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、オンドレジ・チェルスカ、バハドゥル・オズテュルク(後半25分:セルダル・オズカン)、タルク・チャムダル(後半37分:ドーウカン・シニク)=ウフク・アクヨル、チャールズ=アミルトン(前半40分:グスタヴォ・ブランコ・レシュク)、ハカン・オズメルト、アートゥフ・シェシュ=パウル・マカリウ
【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ギュライ・ヴラル=ジェフェルソン、スレイマヌ・ディアッラ、パピィ・ジロボジ、フルカン・ソヤルプ(後半1分:バルトロミエジ・パウロウスキ)=パロリック・トゥマシ(後半29分:ラマン・チブサー)=オラーレンワジュ・カヨーデ(後半42分:ケナン・オゼル)



新マラテヤ・スポル 0:0 フェネルバフチェ(NTV+ファナティック紙補綴 19.11.25)

ヴィクター・モーゼス(左)アルトゥール・ミナ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ティエヴィ・ビフマ(左)ルイス・グスターヴォ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  新マラテヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、PKを逃した試合で、最後は0:0で引き分けた。

 トルコ・リーグ第12節で、フェネルバフチェは、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。ホームの新マラテヤ・スポルのセルゲン・ヤルチュン監督は、出場停止のためスタンド観戦となった。フェネルバフチェは、ゴールゲッターが故障のため、FWをアルペル・ポトゥクが担う試合になった。
 この試合、新マラテヤ・スポルがプレッシャーをかけて始まった。試合開始から相手ゴールに、しばしば危険な場面を産み出していたホームの新マラテヤ・スポルだったが、多くのゴールチャンスを活かすことができなかった。前半11分、ホームの新マラテヤ・スポルがビッグチャンスを掴んだ。中盤で、ザンカを、見事にかわしたギレルメが、ペナルティエリア内へと入ると、右足一閃、シュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまったのだった。同39分、新マラテヤ・スポルの危険いっぱいの攻撃を、アルタイ・バユンドゥルが回避した。ギレルメが蹴ったフリーキックに、ミナがヘッドで合わせが、いい位置取りをしていたアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えたのだった。
 フェネルバフチェに対しテンポにあるサッカーを見せ注目された新マラテヤ・スポルが、その前には、ゴールを決めたかに見えることがあった。だが、メテ・カルカヴァン主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、GKアルタイ・バユンドゥルに対し、ファウルがあったと認定した。従って、ゴールは認められなかった。

                 エムレ・ベレズオウル、PKを蹴るも、ファビアン・ファルノッレが好セーヴ

 前半ロスタイム、フェネルバフチェは先制の好機を、自ら蹴飛ばしてしまった。ロスタイム8分、ヴィクター・モーゼスが、ペナルティエリア内での空中戦でピッチに倒れ込んだ。ヴィデオ判定システムで確認後、メテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。同ロスタイム9分、このPKを、エムレ・ベレズオウルが蹴ったが、GKファビアン・ファルノッレが防いだ。
 多くの好機が見られたが、前半はスコアが変わることはなかった。0:0のまま、前半は終わったのだった。
 後半に入り、通常よりはテンポの落ちた試合展開となり、後半も、結局はスコアを変えることはできなかった。90分間を通じて、ゴールの声は上がらず、新マラテヤ・スポルは、ホームで、フェネルバフチェと0:0で引き分けた。この結果、フェネルバフチェは勝ち点21になったのに対し、これで、3試合連続引き分け試合を演じた新マラテヤ・スポルは、勝ち点を19に伸ばした。

【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサーム・チェバケ、ムスタファ・アクバシュ、アルトゥール・ミナ、サクブ・アイタッチ=ロビン・ヤルチュン、アフリイエ・アクア=ギョクハン・トーレ(後半37分:モリケ・フォファナ)、ギレルメ・マルクス(後半34分:ミッチェル・ドナルド)、ティエヴィ・ビフマ(後半ロスタイム4分:アフメット・ウルドゥズ)=アディス・ヤホヴィッチ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナビル・ディラル、マティアス・ザンカ、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=オザン・トゥファン、ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル(後半ロスタイム1分:トルガイ・アルスラン)=ヴィクター・モーゼス、アルペル・ポトゥク(後半26分:ガリー・ロドリゲス)、トルガ・ジエルジ(後半40分:ジャイルソン)



アンカラ・グジュ 0:3 トラブゾン・スポル(フォトマッチ紙 19.11.24)

喜び合うンワケメ(左)とアレクサンダー・ソルロート(右)(アクシャム紙) ヘクトル・カンテロス、フラトジャン・ウズュム、セブレル・カライエル(左から)(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ第12節で、トラブゾン・スポルは、厳しい日々を送るアンカラ・グジュとのアウェー戦に臨んだ。トラブゾン・スポルは、0:3のスコアで、この試合を制し、勝ち点22で新たに首位の座を射止めた。

 トルコ・リーグ第12節で、首位争いをしているトラブゾン・スポルが、下位からの脱出を願っているアンカラ・グジュとのアウェー戦に臨んだ。かなり効果的なプレーを見せたトラブゾン・スポルが、アレキサンダー・ソルロート、ユスフ・サル、アンソニー・ンワケメのゴールで、この試合を0:3で制し、2連勝を飾った。トラブゾン・スポルは、この結果、勝ち点を22とし、試合数が多い中だが得失点差で首位の座に着いた。ムスタファ・カプラン新監督を迎え、悪い展開に待ったをかけることのできなかったアンカラ・グジュは、勝ち点9で17位となった。

                 早々にゴールが生まれる

 トラブゾン・スポルが、優位に試合を始めた。前半6分、ステリオス・キッツォーがヤルチュン・アイハンに送ろうとしたボールを、そのパスコースに入り奪ってしまったアレクサンダー・ソルロートが、少しドリブルで進んでからシュートを放つと、アンカラ・グジュのゴールネットを揺らし、チームの先制点を決めたのだった。

                 両者いずれもがバーに嫌われる

 前半18分、ヘクトル・カンテロスがフリーキックを蹴ると、ボールは、先ずバーに当たり、次いで、GKの背中に当たりコーナーキックに替わった。同23分、ホセ・ソーサがフリーキックを蹴ると、ちょうどボールのコースに入ったオビ・ミケルがシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。

                 アンカラ・グジュ、10人に

 同30分、ホセ・ソーサのセンタリングに対し、ペナルティエリア内にいたヤルチュン・アイハンが大きくクリアしようとしたボールが、アレクサンダー・ソルロートの前に落ちた。アレクサンダー・ソルロートはシュートを放ったが、ボールはヤルチュン・アイハンに当たりペナルティエリアの外に出て行っただけだった。同42分、ホセ・ソーサがシュートを放つと、GKコルジャン・チェリカイからボールがこぼれ、アレクサンダー・ソルロートの前に転がった。アレクサンダー・ソルロートがシュートを放ったが、GKがこれを防いだ。前半が終わろうとする時間帯に、ホームのアンカラ・グジュのファティが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となってしまった。そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードを保ったまま終わった。

                 ユスフ・サル、楽々と得点

 後半に入り、早々に優位に立ったトラブゾン・スポルは、同4分にゴールを決めた。左サイドでボールを得たンワケメが、見事に逆サイドにふるパスを送った。そのボールを得たユスフ・サルが、前ががら空きとなった状態でシュートを放つと、これが決まったのだった。

                 ンワケメ、スコアを決するゴールを決める

 トラブゾン・スポルが、同11分、点差を3と拡げた。右サイドでボールを得たユスフ・サルが、攻撃をサポートしたペレイラにボールを出した。ポルトガル人サイドバックのペレイラが、ゴールエリアへと送ったボールは、アレクサンダー・ソルロートを越えンワケメの前へと渡った。ナイジェリア人選手ンワケメが、GKと1対1となった状態から落ち着いたシュートを放つと、ボールはアンカラ・グジュのゴールネットに収まったのだった。残りの時間では、他のゴールは生まれことはなく、トラブゾン・スポルが0:3で勝利を得たのだった。

【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステリオス・キッツォー、ヤルチュン・アイハン(後半1分:アリハン・クバラス)、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=セダト・アーチャイ(後半19分:ウィルフレド・モケ)、リカルド・ファティ=イルハン・パルラク、ヘクトル・カンテロス、アイドゥン・カラブルト(前半25分:セブレル・カライエル)=デヴァー・オージル
【トラブゾン・スポル】エルジェ・カルデシュレル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ(後半35分:ジャフェル・トスン)、ガストン・カンピ=キャーミル・アフメット・チフトチ、ジョン・オビ・ミケル=ユスフ・サル、ホセ・ソーサ(後半19分:ドーアン・エルドーアン)、アンソニー・ンワケメ(後半28分:フラトジャン・ウズュム)=アレクサンダー・ソルロート



ガラタサライ 0:1 バシャクシェヒル・スポル(ベイン・スポル 19.11.23)

長友(左後)クリヴェリ(左前)マルカオ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) フェデリク・グルブランドセン(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第12節開幕試合、バシャクシェヒル・スポルが、アウェーでガラタサライを0:1でくだした。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を22に伸ばしたのに対し、ガラタサライは勝ち点19に留まった。

 この試合の前半は0:0のまま終わった。同33分、バシャクシェヒル・スポルは、途中から投入されたフェデリク・グルブランドセンのあげたゴールで、ガラタサライとのアウェー戦で勝ち点3を得たのに対し、ガラタサライは、ホームでの41試合連続不敗記録に終止符を打ってしまった。
 前半22分、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが、とってもゴールに近づいた。左サイドで長い距離をドリブルで進んだエディン・ヴィスチャが、エムレ・タシュデミルのチェックを受けながらもペナルティエリア内ゴール右斜め前から、ボールを内へと入れた。PKポイントに向かい進んでいったボールを、エンゾ・クリヴェリがダイレクトで合わせると、GKオカン・コチュックが倒れ込みながらも、これをパンチングで防いだ。そのボールを、ガラタサライのディフェンダーがコーナーキックに替えた。
 同34分、ガラタサライが、右サイドのタッチライン際で得たフリーキックを、オメル・バイラムが蹴った。ゴール前へとボールは蹴られたが、そのボールに、誰も触れることができなかった。そのボールを見たGKメルト・ギュノクが、いい反応を見せボールに触れ難を逃れた。その後に訪れた危険な場面を、際どくディフェンダーがコーナーキックに替えたため、危機は去ったのだった。
 同40分、スピードに乗ったガラタサライの攻撃で、マリアーノ・フィーリョが、右サイドでガエル・クリシーをかわしセンタリングを入れた。バシャクシェヒル・スポルのディフェンスが、このボールを大きくクリアしようとしたが、ペナルティエリアの外にいたレミナの前に転がった。レミナがダイレクトでシュートを試みると、ボールは、ペナルティエリア内ゴール左斜め前にいたアデム・ブユックが触れた。枠を捉えたボールを、GKメルト・ギュノクが、際どく横っ飛びでコーナーキックに替えたのだった。
 後半4分、アデム・ブユックからのパスを、右サイドで受けたマリアーノ・フィーリョがセンタリングを入れると、ニアサイドで動き出しパスコースに入ったソフィアン・フェグリがシュートを放つと、ゴールポスト近くに転がったボールを、メルト・ギュノクがコーナーキックに替えた。
 同33分、バシャクシェヒル・スポルが先制した。中盤でレミナから奪ったボールを持ちスピードに乗った攻撃を見せたバシャクシェヒル・スポルが、イルファン・ジャン・カフヴェジのパスを、左サイドから走り込んで来てノルウェー人選手フェデリク・グルブランドセンに出した。ペナルティエリア内へと入り込み、GKと1対1となったフェデリク・グルブランドセンが放ったシュートは、GKオカン・コチュックの傍らを抜け、ガラタサライのゴールネットに収まったのだった。
 そして、試合は、バシャクシェヒル・スポルが0:1とリードを保ったまま終わりを告げた。

【ガラタサライ】オカン・コチュック=ライアン・ドンク、アフメット・チャルク、マルカオ=マリアーノ・フィーリョ、マリオ・レミナ、オメル・バイラム、エムレ・タシュデミル(後半41分:長友佑都)=ソフィアン・フェグリ(後半29分:エムレ・モル)=アデム・ブユック(後半41分:ユネス・ベランダ)、ライアン・バベル
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=オケチュク・アズブイケ(後半28分:ベルカイ・オズジャン)、メフメット・トパル=エディン・ヴィスチャ、マフムト・テクデミル(後半15分:フェデリク・グルブランドセン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半42分:アルダ・トゥラン)=エンゾ・クリヴェリ



カレブ・エクバン、目はガラタサライ戦に(フォトマッチ紙 19.11.22)

エクバン(ファナティック紙)  故障が癒え、個人的な練習を再開したトラブゾン・スポルの25歳のカレブ・エクバンの復帰目標は、来週に予定されているガラタサライとのダービーマッチだ。

 シーズン当初より故障者続出のトラブゾン・スポルは、選手不足で困っている。9月11日に行われた練習で、フェルナンデスとのマッチアップで、中足骨の骨折をしてしまったカレブ・エクバンは、来週のガラタサライ戦での復帰を狙っている。故障は、完全に癒えているが、まだチームに合流しての練習をしていないエクバンを、明日のアンカラ・グジュ戦の登録メンバー入りをさせることは考えていないウナル・カラマン監督は、特別プログラムを組み、ガラタサライ戦に間に合うよう取り計らっている。21人の登録メンバー入りすることは間違いないガーナ人スター選手カレブ・エクバンがチームに戻ってくると、トラブゾン・スポルの攻撃ラインは強化されることになろう。



バシャクシェヒル・スポル、欠ける者がおらず、最近、負けていない(NTV 19.11.21)

オカン・ブルク監督(ファナティック紙)  ガラタサライとのアウェー戦を戦うバシャクシェヒル・スポルでは、イルファン・ジャン・カフヴェジとダニエル・アレクシッチの故障が癒えた。バシャクシェヒル・スポルの、最近の好調ぶりは注目の的だ。

 トルコ・リーグ第12節で、アウェーでガラタサライと対峙するバシャクシェヒル・スポルの、ここ数節の好調ぶりに注目が集まっている。バシャクシェヒル・スポルは、第11節を終えて、5勝4分2敗の成績で、勝ち点19となっている。バシャクシェヒル・スポルは、同じ勝ち点のガラタサライを得失点差で押え、5位につけている。

                 欠ける者はいない

 バシャクシェヒル・スポルは、この重要な試合を前に欠ける者は見当たらない。イルファン・ジャン・カフヴェジもダニエル・アレクシッチも、故障は癒えた。更に、出場停止の選手もいないのだ。

                 9試合、負けなし

 今季、新マラテヤ・スポルとフェネルバフチェに負けるということで始まったバシャクシェヒル・スポルだったが、その後、トルコ・リーグでは9試合負けていない。トルコ・リーグで9試合連続負けていないバシャクシェヒル・スポルは、UEFA欧州リーグでも、ここ3試合負けていない。



新しいシステムは「3-6-1」(ギュネシュ紙 19.11.20)

ファーティフ・テリム監督(TRT)  ファーティフ・テリム監督は、ファルカオ、アンドネに次いで、ライアン・バベルまでが傷み、ツートップというシステムを放棄することになった。バシャクシェヒル・スポル戦では、中盤を固め、結果を出そうとしている。同監督の頭の中は「3-6-1」だ。

 ガラタサライでは、相次ぐ故障者の出現が、ファーティフ・テリム監督を困らせている。ガジシェヒル・ガジアンテップ戦で、「3-5-2」システムを採り、0:2で勝った同監督は、バシャクシェヒル・スポル戦でも、同じシステムを採るつもりをしていた。だが、まず、アンドネが傷み、次いで、ライアン・バベルが傷んだことは、同監督をしてシステムの変更に至らせた。同監督は、一番前の部分で問題が出ているため、再び、ワントップで行くつもりなのだ。

                 クリスチャン・ルインダマの替わりはライアン・ドンク

 だが、同監督は、スリーバックを崩すことはない。コンゴ民主共和国代表としての招集で故障を発生させたクリスチャン・ルインダマには、金曜日の試合でリスクを冒させたくない同監督は、ストッパーにはライアン・ドンクを起用することになろう。従って、スリーバックは、ライアン・ドンク、マルカオ、アフメット・チャルクで構成することになる。また、同監督は、バシャクシェヒル・スポル戦では、中盤を厚くするつもりだ。エムレ・モルとマリアーノ・フィーリョを、中盤のサイドに置き、テュルク・テレコム・アリーナでの試合には、「3-6-1」システムで臨むことになる。

                 ゴールを狙う足はアデム・ブユックで

 ボランチには、レミナが故障を発生させたため、スティーヴン・エンゾンジとジャン・ミシェル・セリがプレーすることになる。この2人の傍らには、ここ数節、活躍が目立つオメル・バイラムを配する。スリーボランチの前には、ガジアンテップでの試合と全く同様、アルジェリア人選手ソフィアン・フェグリを置く。そして、バシャクシェヒル・スポル戦では、ゴールを狙うのはアデム・ブユックの役割となる。同監督は、今週当初より、アデム・ブユックに対し、特別の関心を寄せているのは明らかだ。そして、控えのゴールゲッターとして17歳のエレンジャン・ヤルドゥムジュがいる。



フェネルバフチェ、マックス・クルーゼとヴェダト・ムリキ、不透明(TRT 19.11.19)

ヴェダト・ムリキ(NTV) マックス・クルーゼ(ファナティック紙) エルスン・ヤナル監督(TRT)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第12節で戦う新マラテヤ・スポル戦を前に、ヴェダト・ムリキとマックス・クルーゼの状態が不透明で困惑している。

 フェネルバフチェの最大の関心事は、ヴェダト・ムリキとマックス・クルーゼが、新マラテヤ・スポル戦に間に合うかどうかだ。長期に渡り戦列を離れているドイツ人選手マックス・クルーゼは、先発メンバーに入るのは難しいと看られているのに対し、ヴェダト・ムリキに関しては希望が抱き続けられている。
 フェネルバフチェは、11月24日(日)に行われる新マラテヤ・スポルとの一戦を前に、ヴェダト・ムリキとマックス・クルーゼの状態が不明確で困っている。マックス・クルーゼは、大腿部を傷め、トルコ・リーグでは4試合出場していない。少し前から、復帰に向けて個別に練習を続けているマックス・クルーゼは、短期間でチームに合流することが待たれているのだ。だが、31歳になっているマックス・クルーゼは、試合に出てなかったため、先発メンバー入るのは難しいと看られている。
 エルスン・ヤナル監督を、最も考え込ませているポジションはセンターフォワードだ。カスムパシャ戦で、足首を捻ってしまったヴェダト・ムリキも、個別練習を続けている。ヴェダト・ムリキは、数日内にチームに合流して練習をするようなら、ピッチに立てるだろうと考えられている。25歳になっているヴェダト・ムリキに対する治療は続けられてるが、このコソヴォ人選手ヴェダト・ムリキの状態は、日曜日まで注目されることになろう。
 マックス・クルーゼが欠ける場合には、エルスン・ヤナル監督は、中盤の構成を、引き続き、エムレ・ベレズオウル、オザン・トゥファン、グスターヴォの3人とすることになるだろうと考えられる。ヴェダト・ムリキが間に合わなかった場合に、トップに誰を持ってくるか、まだ明らかになっていない。替わりの一番手としてメヴルト・エルディンチが考えられるが、トルコ杯のタルスス体育倶楽部戦で見せたプレーぶりは十分とは言えず、その場合は、二番手のヴィクター・モーゼスの起用が考えられる。



ガラタサライ、ライアン・バベルとフェルナンド・ムスレラについて(NTV 19.11.18)

ライアン・バベル(TRT) フェルナンド・ムスレラ(ファナティック紙) ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ライアン・バベルが、左膝の故障でオランダ代表から、また、フェルナンド・ムスレラが、腰の痛みでウルグアイ代表を、それぞれ外れたことを、ガラタサライが発表した。

 ガラタサライのフェルナンド・ムスレラとライアン・バベルが、故障のため、それぞれの故国の代表メンバーから外れた。ガラタサライの公表では、オランダ代表に招集されていたライアン・バベルが、左膝の故障で、代表メンバーから外れたことが明らかにされたのだ。一方、ウルグアイ代表のフェルナンド・ムスレラは、腰の痛みのため、ウルグアイ代表から外れたことが発表された。二人の代表メンバーについての詳細は、イスタンブルで行われる検査のあと、明らかになるだろう。
 一方、トルコ・リーグ第12節で、11月22日(金)にバシャクシェヒル・スポルをホームに迎えるガラタサライは、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドでファーティフ・テリム監督指揮下準備を行っている。この練習には、治療継続中のシェネル・オズバイラクル、ユネス・ベランダ、ラダメル・ファルカオは不参加で、また、フロリン・アンドネは、特別なサポーターを膝に装着して屋内練習を行っていたということだ。
 ここ何週間か、治療のためにスペインに帯在していたラダメル・ファルカオだが、再度、スペインに行き、1週間治療を行う。代表の試合から戻って来た長友佑都とユヌス・アクギュンは、練習に加わっているということだ。
 ガラタサライは、バシャクシェヒル・スポル戦に備えて、明日も、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで練習を継続することになっている。



アンドラ 0:2 トルコ(NTV+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 19.11.18)

エネス・ウナル(ヒュリエット紙) メリフ・デミラル(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、EURO2000へ勝利とともに向かう。予選最終戦で、アンドラ代表とのアウェー戦を戦ったトルコ代表は、エネス・ウナルのゴールで0:2で勝った。

 EURO2000への出場権を獲得したトルコ代表が、予選H組最終戦で、アンドラ代表とのアウェー戦を戦った。この試合を制したトルコ代表は、フランス代表に次いで、同組2位になった。
 ウルサル・スタジアムで行われたこの試合の前半、トルコ代表は、0:2とリードして終えた。トルコ代表のゴールは、同17分と21分にエネス・ウナルがあげたものだった。同17分、左サイドで生まれた攻撃で、オメル・バイラムの入れたセンタリングのボールが、GKジョセフ・ゴメスの手からこぼれると、そのボールを、エネス・ウナルがゴールに叩き込んだのだった。0:1。同20分、ハカン・チャラノウルのスルーパスに反応して、ペナルティエリアでボールを受けたエネス・ウナルが、GKジョセフ・ゴメスのファウルを受けピッチに倒れた。これを咎めたスロヴァキア人主審イワン・クルスリアクがPKを指示した。同21分、このPKを蹴ったエネス・ウナルが、自身の、そしてトルコ代表としての2点目を記録したのだった。
 後半に入っても、試合の主導権を握ったトルコ代表は、このスコアを守った。新しい選手に出場の機会を与えようとするシェノル・ギュネシュ監督は、同15分、ハカン・チャラノウルに替えて、バシャクシェヒル・スポルのベルカイ・オズジャンを投入した。それ以外の交替は、メリフ・デミラルに替えてメルト・チェティン、アフメド・クトウジュに替えてエムレ・クルンチを入れた。
 試合終了の笛とともに、トルコ代表は、アンドラ代表を、前半にあげたゴールで0:2でくだしたのだった。
 H組では7勝1敗2分だったトルコ代表は、18得点をあげ、3ゴールを浴びるという結果を残した。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=カーン・アイハン、メリフ・デミラル(後半35分:メルト・チェティン)、オザン・カバク=ナズム・サンガレ、アフメド・クトウジュ(後半40分:エムレ・クルンチ)、オザン・トゥファン、ハカン・チャラノウル(後半15分:ベルカイ・オズジャン)、オメル・バイラム=ユスフ・ヤズジュ、エネス・ウナル



ホセ・ソーサは復帰、ダニエル・スタリッジは不明確(ファナティック紙 19.11.17)

ホセ・ソーサ(ファナティック紙) ジョン・オビ・ミケル(ファナティック紙)  故障のため、この間、プレーのできなかったスター選手の情報、、、。明日、トラブゾンに戻ってくる2選手の内、ホセ・ソーサ主将は、トルコ・リーグのアンカラ・グジュ戦には、チームにその姿はあると考えられている。イギリス人FWのダニエル・スタリッジは、試合当日に可否が明確になるだろう。

 チェコ代表に招集されて故障を発生させ、右脹脛を傷めたことが明らかになっているフィリップ・ノヴァクが、前半戦が絶望となった知らせは、トラブゾン・スポルの意気を下げたが、アンカラ・グジュ戦を前に故障者の情報が届いてきている。昨日の練習に姿を見せなかったホセ・ソーサとダニエル・スタリッジは、練習に現れなかったことは、メディカル面でのこととは関係なかったことが明らかになっている。ホセ・ソーサとダニエル・スタリッジは、代表の試合でできたインターヴァル期間は、国外に出ていたこと、そして、彼らは、明日、チームに合流することが明らかにされた。

                 ジョン・オビ・ミケルも仕上がっている

 昨日の練習に、その姿を確認できたジョン・オビ・ミケルも、試合当日までには完全に仕上がっていると言われている。このため、このナイジェリア人選手ジョン・オビ・ミケルは、今週には特別メニューを行うと言われている。アランヤ・スポル戦でレッドカードをもらい、2試合の出場停止を受けたアブドゥルカディル・パルマクを欠くアンカラ・グジュとのアウェー戦では、ジョン・オビ・ミケルは先発メンバーに名を連ねるものと思われる。



トルコ代表メンバー、アンドラ代表戦で9人の変更(ポスタ紙 19.11.16)

シェノル・ギュネシュ監督(ギュネシュ紙)  アイスランド代表と引き分け、EURO2000への出場権を獲得したトルコ代表が、アンドラ代表戦を前に、9人の選手構成の変更を行った。トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、9人のレギュラー組に替えて4人の若い選手を招集したのだ。

 トルコ代表で想定外のことが起こった。シェノル・ギュネシュ監督は、トルコ代表がEURO2000への出場権獲得後のグループ・リーグ戦最終戦となるアンドラ代表とのアウェー戦に、9人のレギュラー組の選手を帯同しない決定を下したのだ。エムレ・ベレズオウル、ブラク・ユルマズ、ジェンギズ・ウンデル、ジェンク・トスン、チャーラール・ソユンジュ、エフェジャン・カラジャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、マフムト・テクデミル、メルト・ギュノクを、代表メンバーから外したのだ。これらの選手の替わりに、アフメド・クトゥジュ、ベルカイ・オズジャン、ギュヴェン・ヤルチュン、メルト・ミュルドゥルを、トルコ代表に入れたのだ。この4人の若い選手は、トルコ代表に招集される前に、同ユース代表の合宿に入っていた。
 同監督は、アイスランド代表戦後、アンドラ代表戦には若い選手に出場の機会を与えたいと言っているそうである。そのため、トルコ代表は、アンドラ代表戦では、メンバー的にはローテーションを組んでのメンバー構成となる。なお、アンドラ代表戦は、11月17日(日)午後10時45分試合開始である。



トルコ 0:0 アイスランド:トルコ代表は欧州選手権へ(NTV 19.11.15)

ハカン・チャラノウル(左)(サバハ紙) オザン・トゥファン(右)(サバハ紙)  トルコ代表が、欧州選手権に5回目の出場権獲得を果たした。欧州選手権への出場権獲得に、あと勝ち点1が必要だったトルコ代表は、アイスランド代表と、両者無得点で引き分け、本戦出場権を得たのだった。

 この試合の前の時点で、勝ち点1が必要だったトルコ代表は、試合をコントロールして臨んだが、絶体に勝利が必要だったアイスランド代表が、より効果的なサッカーを見せていた。序盤より、ボールをトルコ代表のゴールに送り込みたいアイスランド代表だったが、トルコ代表のディフェンスを越えることができなかった。アイスランド代表が、前半、危険な場面を作れないでいると、後半は、トルコ代表が試合の主導権を握った。相手の抵抗を崩していったトルコ代表は、アイスランド代表のゴールに迫る攻撃を展開していった。だが、両者の努力は実を結ばず、試合は0:0で終わった。
 この結果、勝ち点を20としたトルコ代表は、アイスランド代表との勝ち点差4を守り、EURO2020への出場切符を手にしたのだった。

                 シェノル・ギュネシュ監督、選手交替は2人

 トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、アイスランド代表戦に、フランス代表戦と比べて、2人の選手を替えた。病気のため、代表メンバーに招集されなかったケナン・カラマンと故障を発生させたイルファン・ジャン・カフヴェジの替わりに、ジェンギズ・ウンデルとハカン・チャラノウルを先発メンバーとして起用した。
                 試合経過

 前半8分、サイドでボールを得たジェンギズ・ウンデルが、ペナルティエリア内へと入り込んだあと、グランダーのシュートを放ったが、GKハルドルソンが体を伸ばして、ボールを押さえた。
 同30分、トルコ代表は、重大なチャンスを活かすことができなかった。メフメット・ゼキ・チェリクが、右サイドからセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたブラク・ユルマズが、いいタイミングでヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 中盤でのせめぎ合いに終始した前半、トルコ代表は、2回のビッグチャンスを掴んだが、アイスランド代表は、トルコ代表のゴールに迫る危険な場面を作りえなかった。そして、前半は、ゴールの声が上がらないで終わった。
 後半1分、ハカン・チャラノウルが、左サイドからセンタリングを入れると、スクラソンが大きくクリアしようとしたボールが、アマソンに当たり、左のサイドバーを逸れてコーナーキックに替わった。
 同9分、ジェンギズ・ウンデルが、右コーナーフラッグ近くで、ブラク・ユルマズにボールを預けると、ブラク・ユルマズが、センタリングともシュートとも取れそうなボールを、枠に向けて蹴ると、ボールは、上のバーに当たり、左側タッチラインにまで達した。
 同12分、ハカン・チャラノウルが、アイスランド代表陣内半ば右側からペナルティエリア内へと向けフリーキックを蹴ると、そのコースに入り、ゴールエリア近くの左側で、チャーラール・ソユンジュがジャンプを見せた。際どいところで、相手ディフェンダーが、ボールのコースに入り、ボールを大きくクリアして危険を回避した。
 同18分、オザン・トゥファンが、ゴール正面約27mというところから、強烈なロングシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠の上を越えて外に出て行った。
 同21分、ハカン・チャラノウルが、左サイドで預けたボールを得たジェンギズ・ウンデルが、センタリングを入れた。そのコースに入ったオカイ・ヨクシュルとチャーラール・ソユンジュが、ともにジャンプを見せたが、2人ともヘッドに合わせることができず、大きなチャンスを逸してしまった。
 同37分、アイスランド代表が、とっても危ない場面を作った。コーナーキックからのボールに、シグルドソンがヘッドで合わせた。GKメルト・ギュノクを抜けたが、メリフ・デミラルが、ゴールライン上で外に出し、絶体絶命のピンチを防いだ。
 同ロスタイム1分、ユスフ・ヤズジュが、左サイドからペナルティエリアへ向けセンタリングを入れると、ボールは、上のバーに当たり、ピッチに跳ね返った。

【トルコ】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク(後半ロスタイム4分:オメル・バイラム)、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、ウムト・メラシュ=マフムト・テクデミル、オカイ・ヨクシュル、オザン・トゥファン=ジェンギズ・ウンデル(後半36分:ユスフ・ヤズジュ)、ブラク・ユルマズ、ハカン・チャラノウル(後半42分:カーン・アイハン)



カスムパシャ、メフメット・エキジ爆弾(ファナティック紙 19.11.14)

メフメット・エキジ(フェネルバフチェ公式HP)  ケマル・オズデシュ監督の下、上位進出を目標とするカスムパシャが、フェネルバフチェで構想外になっているメフメット・エキジと約束を交わした。移籍解禁期間に、カスムパシャと契約することになるだろう。

 夏の移籍解禁期間終盤に、ベシクタシュからリカルド・クアレスマを獲得して注目を集めたカスムパシャが、注目の補強を仕掛けている。ケマル・オズデシュ監督の下、上位進出を目標とし、そして、ヨーロッパのカップ戦への参戦権獲得を目指すカスムパシャが、フェネルバフチェで、トルコ・サッカー協会に通知されないでチームと行動をともにしているメフメット・エキジ獲得が日程に上っているのだ。カスムパシャは、メフメット・エキジとの交渉の結果、移籍解禁期間での移籍で言質を取った。フェネルバフチェとの契約が残っているものの、構想から外れているメフメット・エキジの給料を支払うということで、カスムパシャへの完全移籍は実現するものと思われる。



バシャクシェヒル・スポル、ドゥスコ・トシッチ獲得の動き(ファナティック紙 19.11.13)

ドゥスコ・トシッチ(ファナティック紙)  広州富力(中国)所属で、再びトルコに戻りたいと願っているドゥスコ・トシッチに対し、バシャクシェヒル・スポルが獲得を考えている。バシャクシェヒル・スポルが、ドゥスコ・トシッチのレンタルでの獲得に動き出しているのだ。この移籍は、移籍解禁期間に実現する可能性がある。

 バシャクシェヒル・スポルが、代表戦で生まれた空白期間に、補強に、こっそりと動き出している。バシャクシェヒル・スポルが狙っている選手の名が、本紙に伝わって来た、、、ドゥスコ・トシッチ。ストッパーとして、チーム力強化と同時に、左サイドバックのできる選手を探していたバシャクシェヒル・スポルは、中国の広州富力でプレーするセルビア人選手ドゥスコ・トシッチ獲得へ、ゴーサインが出たのだ。広州富力では、望んでいるほど出場機会を得られておらず、トルコへの復帰に熱い視線を向けているドゥスコ・トシッチとの最初の交渉は、前向きの結果を得たということだ。

                 ベシクタシュの名とともに

 契約が残っているドゥスコ・トシッチを、移籍解禁期間にレンタルで獲得しようと考えているようだ。その名が、ベシクタシュとともに思い出されるドゥスコ・トシッチに対し、唯一のオファーはバシャクシェヒル・スポルから届いているということだ。



アイスランド代表戦へのプラン(ファナティック紙 19.11.12)

シェノル・ギュネシュ監督(TRT)  シェノル・ギュネシュ監督は、アイスランド代表を詳細に分析し始めている一方で、トルコ代表の構成についても考え始めている。

 グループ・リーグ戦の決勝戦にも匹敵するアイスランド代表戦を前に、シェノル・ギュネシュ監督は、木曜日に対戦するアイスランド代表の詳細を分析し始めている。同監督は、GKにはメルト・ギュノク、ディフェンスの右にはゼキ、左には、故障の癒えたハサン・アリ・カルドゥルム、ストッパーには、メリフ・デミラルとチャーラール・ソユンジュを、先発メンバーに起用するものと思われる。ディフェンスの前にはフィジカル面の強さを考え、イルファン・ジャン・カフヴェジが傷んでいるので、マフムト・テクデミルとオザン・トゥファン、その2人の前にハカン・チャルハノールを起用すると考えられる。中盤のサイドには、故障から恢復したもう1人のジェンギズ・ウンデルを右に、左にはジェンク・トスン、FWにはブラク・ユルマズをもってくることが推測される。同監督は、アイスランド代表を前にして、忍耐と、90分間を通じて足の止まらないサッカーを見せてくれることを望んでいるのだ。



トラブゾン・スポル、ホームでアランヤ・スポルをくだす(スター紙改 19.11.11)

ホセイニ(サバハ紙) ンワケメ(左)ウエリントン・シルヴァ(右)(サバハ紙)  トラブゾン・スポルは、相手に対し、長い時間10人で戦った試合で、アランヤ・スポルをPKによる得点で、1:0でくだした。

 トルコ・リーグ第11節の上位対決、トラブゾン・スポルが、ホームにアランヤ・スポルを迎えた。メディカル・パルク・スタジアムで、大きな興奮で迎えられたこの試合、トラブゾン・スポルが、1:0というスコアで勝利を収めた。
 まだ、前半25分というところで、アブドゥルカディル・パルマクがレッドカードをもらい、長時間に渡り10人でプレーしたトラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、後半21分、ホセイニが決めたものた。だが、同38分に得たPKは、GKマラフォナを越えることはできなかった。
 トラブゾン・スポルのアブドゥルカディル・パルマクとともに、アランヤ・スポルでは、後半36分、ジュニオール・フェルナンデスにレッドカードが出され、両チームともに、10人で試合を終わることになった。トラブゾン・スポルでは、ウーウルジャン・チャクルがイエローカードをもらったことで、アンカラ・グジュ戦は累積警告で出場停止となる。これとは別に、この試合の終盤、ゴールゲッターのアレクサンダー・ソルロートが故障を発生させ、担架に乗せられ病院へと搬送された。
 この結果、トラブゾン・スポルは、3試合ぶりに勝利を得て勝ち点を19としたのに対し、3試合勝利のないアランヤ・スポルは、同19に留まった。

                 トラブゾン・スポル、早々に10人となる

 この試合の前半の序盤、両者ともに、試合をコントロールしようと拮抗した展開だったが、同25分、レッドカードが出された瞬間、両者のバランスが崩れた。アブドゥルカディル・パルマクが、中盤でボールを持っていたところ、それを奪われたあと、シオピスに対して執った動きにレッドカードが出されたのだ。アブドゥルカディル・パルマクは、しつこく抗議をしていたが、判定が変わるべくもなかった。

                 アランヤ・スポル、相次ぐ好機を活かせず

 トラブゾン・スポルが10人に陥って以後、プレッシャーを強めていったアランヤ・スポルだったが、前半に掴んだ明らかなる得点チャンスを活かすことができなかった。同36分、アランヤ・スポルのコーナーキックが蹴られると、ニアサイドにいたジェイフン・ギュルセラムからボールはこぼれ、ファーサイドでフリーになっていたシセの前に転がった。だが、そのシセが、至近距離から放ったシュートは、枠を外れ、外に出て行ってしまった。同42分、フェルナンデスのパスを受け、見事なボールコントロールで、相手選手をかわして行ったバカセタスが、ゴール斜め前から、左足で超強烈なシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、更に見事な仕事をやってのけて、これを防いだのだった。

                 トラブゾン・スポル、ディフェンスが頑張り続けた

 後半の序盤も、アランヤ・スポルは、ボールをコントロールして、豊かなパス回しをしながら、トラブゾン・スポルのディフェンスの穴を探した。だが、トラブゾン・スポルのディフェンスは、よく組織されており、アランヤ・スポルは、簡単にはチャンスを作ることができなかった。同16分、シセから出されたボールを、フェルナンデスがバイシクルシュートで枠を捉えたが、ウーウルジャン・チャクルが胸に収めた。

                 トラブゾン・スポル、PKを獲得

 同18分、トラブゾン・スポルのフリーキックが蹴られると、ジャルマ・カンポスが手でボールに触れたことを咎め、PKが与えられた。このPKをホセイニが蹴ると、ボールは、GKが跳んだとは逆の隅に収まり、トラブゾン・スポルが1:0と先制したのだった。

                 ノヴァク、ゴールライン際で防ぐ

 PKが決まって5分後、アランヤ・スポルが絶好機を費やした。左サイドから入れられたセンタリングを、ウーウルジャン・チャクルが捉え損ねた。がら空きとなったゴールに向かい、シセがシュートを放ったが、ノヴァクがゴールライン際で外に出したのだった。

                 PK、もう1つ、だが、失敗

 同35分、トラブゾン・スポルが、この試合2つ目のPKを得た。トラブゾン・スポルのコーナーキックのあと、ヒュセイン・テュルクメンがピッチに倒れ込み、故障を発生させてしまった。主審はヴィデオ判定システムで確認に向かい、PKを指示した。この判定に対し、抗議を続けたフェルナンデスに、この日2枚目のイエローカードが出され、退場処分となった。このPKもホセイニが蹴ったが、今度は、GKマラフォナを越えることはできなかった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=マジド・ホセイニ、キャーミル・アフメット・チフトチ(後半43分:ドーアン・エルドーアン)=ユスフ・サル(後半33分:アフメット・ジャンバズ)、アブドゥルカディル・パルマク、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート(後半ロスタイム2分:セルカン・アサン)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=オヌル・ブルト(後半32分:ヤシン・バンムー)、ウエリントン・シルヴァ、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジェイフン・ギュルセラム(後半13分:ジャルマ・カンポス)、マノリス・シオピス(後半44分・サリフ・ウチャン)=エフェジャン・カラジャ、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス=パピス・シセ



ガラタサライ、ガジアンテップで獅子の雄叫び(サバハ紙改 19.11.10)

オメル・バイラム(前)を讃えるマルカオ(後)(ファナティック紙) ラマン・チブサー(左)ソフィアン・フェグリ(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第11節、ガジシェヒル・ガジアンテップは、ホームにガラタサライを迎えた。トルコ・リーグ、そして、チャンピオンズリーグと、難しい試合に挑んでいるガラタサライだが、カルヨン・スタジアムで午後8時に始まったこの試合を0:2で制し、イスタンブルに勝ち点3を持って帰ることになった。

 ガラタサライは、ガジシェヒル・ガジアンテップとのアウェー戦で勝ち点3を持って帰れるということで、レアルマドリード戦の大敗を受けて、意気が上がった。ジュナイト・チャクル主審が裁いたこの試合、ガラタサライは、ガジシェヒル・ガジアンテップに対し、前半21分、オメル・バイラムが、同43分にはソフィアン・フェグリがゴールを決め、勝ち点3を獲得したのだった。

                  試合経過

 前半19分、カウンター攻撃に出たガラタサライは、相手に対し数的優位に立ち、相手のバランスを崩した。右サイドのライン上で、ボールを相手から奪ったライアン・バベルのセンタリングに合わせて、ペナルティエリア内で動き出したソフィアン・フェグリに、ボールが渡る前にパスコースに入ったガジシェヒル・ガジアンテップのディフェンダーが、際どくコーナーキックに替えた。
 同21分、ガラタサライが先制した。ガジシェヒル・ガジアンテップのディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールを、ペナルティエリア手前でコントロールしたオメル・バイラムが、左足で狙い澄ましたシュートを試みると、ガジシェヒル・ガジアンテップのゴールネットが揺れ、ガラタサライが先制したのだった。0:1。
 同37分、左サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだエムレ・タシュデミルがセンタリングを入れると、ライアン・バベルを越えたボールに対し、ソフィアン・フェグリはうまくフィットして蹴ることができず、ボールは、GKがキャッチしてしまった。
 同43分、ガラタサライが2点目をあげた。左サイドからスピードに乗った攻撃で、エムレ・タシュデミルが、ゴール前にセンタリングを入れると、ファーサイドの絶好の位置にいたソフィアン・フェグリがゴールを決めたのだった。0:2。
 そして、前半は、アウェーのガラタサライが、0:2とリードして終わった。
 後半5分、右サイドでボールを得たオウズ・ジェイランが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へ入るやシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行った。
 同9分、ギュライ・ヴラルが、フリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたジロボジが、ヘッドに合わせようとしたが、ダメだった。ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行っただけだった。
 同14分、ガラタサライが、3点目に迫った。ゴール右斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだソフィアン・フェグリがシュートを放つと、ボールは、ファーサイドのバーに当たりピッチに跳ね返った。だが、GKギュナイ・ギュヴェンチがボールをコントロールした。
 同36分、ガラタサライ、この試合2度目となるバー直撃。ゴール左斜め前から、ソフィアン・フェグリがフリーキックを蹴ると、ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。その後、ディフェンダーが危機回避に大きくクリアしてしまった。
 そして、試合は、ガラタサライが0:2とリードしたまま終わった。

【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、アリン・トシュジャ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、ジュニオール・モレ=パウエル・オルコウスキ(後半1分:スレイマヌ・ディアッラ)、パピィ・ジロボジ=パロリック・トゥマシ(後半23分:フルカン・ソヤルプ)、ラマン・チブサー、ギュライ・ヴラル=オラーレンワジュ・カヨーデ(後半38分:ケナン・オゼル)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=アフメット・チャルク、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ=マリアーノ・フィーリョ、マリオ・レミナ、オメル・バイラム(後半21分:ジャン・ミシェル・セリ)、エムレ・タシュデミル=ソフィアン・フェグリ=フロリン・アンドネ(前半11分:ライアン・バベル)、アデム・ブユック(後半42分:タイラン・アンタルヤル)



フェネルバフチェ、トルコ・リーグ第11節開幕戦でカスムパシャを3:2でくだす(アクシャム紙&フェネルバフチェ公式HP 19.11. 9)

セルダル・アズィズ(フォトマッチ紙) オザン・トゥファン(左)ベンガリ・コイタ(右)(カスムパシャ公式HP)  フェネルバフチェは、お互いに10人になってしまった試合で、カスムパシャをホームで3:2でくだし、試合数が多い中だが首位の座に着いた。

 トルコ・リーグ第11節開幕試合で、フェネルバフチェとカスムパシャが対峙した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、勝ったのは、3:2のスコアでホームのフェネルバフチェだった。
 フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、前半6分(PK)と同44分(PK)のヴェダト・ムリキと、後半14分のセルダル・アズィズだった。一方、カスムパシャのゴールは、前半37分のアブドゥル・カリリと後半11分のシャム・ベン・ユースフだった。
 アウェーのカスムパシャのカリム・ハフェズが、前半45分、審判に文句を言ったためレッドカードをもらった。フェネルバフチェでは、マウリシオ・イスラが、後半27分、オリヴィエ・ヴェニョーに対して執ったアクションを咎められてレッドカードをもらったもう1人の選手となった。
 この試合の勝利で勝ち点を20に伸ばしたフェネルバフチェは、試合数が多い中だが首位に就いた。一方のカスムパシャは、勝ち点12に留まった。トルコ・リーグの次節、フェネルバフチェは、新マラテヤ・スポルとアウェー戦を戦い、カスムパシャは、ホームにゲンチレル・ビルリーイを迎える。

                 試合経過

 前半6分、フェネルバフチェが先制した。ハジュラディノヴィッチと、ペナルティエリア内ゴール右斜め前でマッチアップとなったオザン・トゥファンが、ピッチに倒れると、アリ・パラブユク主審はPKを指示した。このPKをヴェダト・ムリキが蹴ると、ボールは、GKファーティフ・オズテュルクの左側を抜けゴールネットに収まった。1:0。
 同37分、アウェーのカスムパシャが同点に追いついた。左サイドからペナルティエリア内へと入ったユスフ・エルドーアンがグランダーのパスを出すと、そのコースを捉え、後ろから来たカリリがダイレクトでシュートを放つと、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルの左側を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同44分、フェネルバフチェが勝ち越した。同42分、トルガ・ジエルジが右コーナーキックを蹴り、ルイス・グスターヴォがヘッドで合わせると、ボールはサディクに当たりコーナーキックに替わった。ヴィデオ判定システム審判からの警告があり、ピッチサイドで映像を確認したアリ・パラブユク主審は、サディクが腕でボールに触れに行ったとしてPKを指示した。同44分、この度もヴェダト・ムリキがPKを蹴ると、ボールは、GKファーティフ・オズテュルクの左側を抜け、カスムパシャのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。
 後半11分、アウェーのカスムパシャが、スコアを2:2とした。ハジュラディノヴィッチが右コーナーキックを蹴ると、ボールは、ヴェダト・ムリキからこぼれ、ベン・ユースフの前に転がった。そのベン・ユースフが、ファーサイドでグランダーのシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。2:2。
 同14分、フェネルバフチェが、再度勝ち越した。トルガ・ジエルジが左コーナーキックを蹴ると、セルダル・アズィズが、ニアサイドで見せたヘディングシュートが決まったのだった。3:2。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、マティアス・ザンカ、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=オザン・トゥファン、トルガ・ジエルジ(後半27分:ジャイルソン)、ルイス・グスターヴォ=ヴィクター・モーゼス(後半45分:サドゥク・チフトプナル)、ヴェダト・ムリキ、ガリー・ロドリゲス(後半10分:ナビル・ディラル)
【カスムパシャ】ファーティフ・オズテュルク=ストラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユースフ、ヴェイセル・サル、カリム・ハフェズ=ロレット・サディク(後半35分:ムスタファ・ペテクメク)、アイタッチ・カラ=ハリス・ハジュラディノヴィッチ、アブドゥル・カリリ(後半1分:オリヴィエ・ヴェニョー)、ユスフ・エルドーアン(後半13分:イルハン・デペ)=ベンガリ・コイタ



バシャクシェヒル・スポル、3ゴールで勝ち点3獲得!(タクヴィム紙 19.11. 8)

エディン・ヴィスチャ(フォトマッチ紙) メフメット・トパル(左)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグJ組第4戦、バシャクシェヒル・スポルは、アウェーでヴォルフスベルガーと対峙した。前半は0:0で終わったこの試合、後半に3ゴールを決めたバシャクシェヒル・スポルが、この試合に勝ち、勝ち点を7に伸ばし、グループ・リーグ首位に立った。一方のヴォルフスベルガーは、勝ち点4でグループ・リーグ最下位に沈んだ。

                 試合経過

 前半6分、バシャクシェヒル・スポルがゴールに近づいた。ガエル・クリシーが、相手陣内右サイドから出したパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたフレドリック・グルブランドセンが、相手選手をすり抜けペナルティエリア内へと入った。そして、タイミング良くシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同19分ベルカイ・オズジャンが、約25mの距離から強烈なシュートを放つと、GKコフラーはコーナーキックへと替えた。
 同38分、ホームのヴォルフスベルガーの攻撃で、ニアンボが出したパスを、リッツマイヤーが、ペナルティエリアのゴール左前で受けた。そのリッツマイヤーが、ダイレクトで放ったシュートは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。そして、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半10分、バシャクシェヒル・スポルが危険な場面を作った。アズブイケが、相手ディフェンス裏に出したボールに反応して、GKと1対1となったフレドリック・グルブランドセンがループシュートを試みたが、ボールは、コフラーがキャッチしてしまった。
 同27分、バシャクシェヒル・スポルがコーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内で、ルニッチがマルティン・シュクルテルを倒したために、バシャクシェヒル・スポルにPKが与えられた。
 同28分、このPKを、エディン・ヴィスチャが蹴り、相手ゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同39分、バシャクシェヒル・スポルが、点差を2と拡げた。左サイドからエディン・ヴィスチャがグランダーの強いセンタリングを入れると、エンゾ・クリヴェリが、それに合わせてニアサイドでシュートを放つと、ヴォルフスベルガーのゴールネットが揺れたのだった。0:2。
 同42分、バシャクシェヒル・スポルが、3点目を決めた。ジュニオール・カイサラが、右サイドからセンタリングを入れると、エンゾ・クルヴェッリがニアサイドで合わせるとゴールが決まった。0:3。 この試合、他のゴールは生まれず、バシャクシェヒル・スポルが3:0で制したのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、マルティン・シュクルテル、ガエル・クリシー=オケチュク・アズブイケ(後半44分:エルジェロ・エリア)、メフメット・トパル、ベルカイ・オズジャン(後半35分:アルダ・トゥラン)=エディン・ヴィスチャ、エンゾ・クリヴェリ、フェデリク・グルブランドセン(後半43分:アズィズ・ベヒッヒ)



レアルマドリード 6:0 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP 19.11. 7)

長友佑都(左)(フォトマッチ紙) フロリン・アンドネ(中)(フォトマッチ紙)  ガラタサライは、チャンピオンズリーグA組第4戦を、レアルマドリードとアウェー戦を戦い、6:0で敗れた。

 レアルマドリードは、前半4分、マルセロが左サイドで始めたスピードに乗った攻撃で、逆サイドにふると、ボールを得たロドリゴがシュートを放ち、これが先制点となった。同7分、同じくスピードに乗った攻撃で、マルセロが左サイドからセンタリングを入れると、それに、ロドリゴが合わせると、スコアは2:0となった。
 同13分、スティーヴン・エンゾンジがベンゼマに執った行為を咎め、ヴィデオ判定システムで確認後、PKが与えられた。同14分、セルジオ・ラモスが、このPKを決め点差を3と拡げた。
 同15分、レミナが遠目からシュートを試みたが、ティボ・クルトゥワがコーナーキックに替えた。同42分、レアルマドリードのマルセロが傷み、メンディーと交替した。前半の終盤、パスミスを咎められ、ロドリゴからのパスをペナルティエリア内で得たベンゼマが、スコアを4:0とするゴールを決めた。
 ガラタサライは、後半に入るに当たり、2人の選手交替を行った。フロリン・アンドネに替えてライアン・ドンクを、スティーヴン・エンゾンジに替えてオメル・バイラムを投入した。後半は29分までは、両者ともに明確なチャンスをいうものがなかった。同29分、ロドリゴのパスを受けペナルティエリア内へと入ったベンゼマのシュートは、バーに当たり外に出て行った。同33分、ガラタサライのコーナーキックに、マリオ・レミナがヘッドで合わせたが、ティボ・クルトゥワがこれを防いだ。
 同36分、ホームのレアルマドリードの速い攻撃で、ダニエル・カルバハルがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたベンゼマの放ったシュートが、スコアを5:0とした。同ロスタイム2分、ベンゼマのパスをペナルティエリア内で受けたロドリゴが、点差を6と拡げるゴールを決め、この試合のスコアが決した。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、アフメット・チャルク、長友佑都(後半43分:アデム・ブユック)=ジャン・ミシェル・セリ、スティーヴン・エンゾンジ(後半1分:オメル・バイラム)、マリオ・レミナ=ソフィアン・フェグリ、フロリン・アンドネ、ライアン・バベル(後半1分:ライアン・ドンク)



トラブゾン・スポル、グラスノダル戦のメンバー、4人を欠く(ファナティック紙 19.11. 6)

ウナル・カラマン監督(タクヴィム紙)  UEFA欧州リーグC組第4戦を、アウェーでグラスノダルと対峙するトラブゾン・スポルのメンバーは、4人の重要な選手を欠くものとなっている。

 トラブゾン・スポルは、UEFA欧州リーグC組第4戦を、アウェーでロシアのグラスノダルと戦うため、グラスノダル市に移動した。
 午後1時発のトルコ航空便で、ロシアのグラスノダル市に向け出発したトラブゾン・スポルは、故障を抱えるアブドゥルカディル・オミュル、エクバン、オナズィ以外で、治療継続中のホセ・ソーサ、オビ・ミケル、アブドゥルカディル・パルマク、ダニエル・スタリッジも帯同されていない。ペレイラも休ませるため、メンバーに加えなかったウナル・カラマン監督は、下部組織からカーアン・モラドウル、セルカン・アサン、ケレム・バイクシュ、ムハッメト・アクプナルをメンバー入りさせた。



アンカラ・グジュ 1:2 ガジシェヒル・ガジアンテップ(ベイン・スポル 19.11. 5)

ジロボジを讃える(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター) ジロボジ(左)ティアゴ・ピント(右)(アクシャム紙ツイッター)  トルコ・リーグ第10節最終試合で、アンカラ・グジュとのアウェー戦を戦ったガジシェヒル・ガジアンテップが、後半ロスタイムにあげたゴールで、1:2での勝利に辿り着き勝ち点3を獲得した。

 前半28分、右サイドで攻撃が続くなか、ギュライ・ヴラルがペナルティエリア内へ向けてセンタリングを入れると、ミカエル・パズダンが腕でボールに触れたことを咎めて、ハリル・ウムト・メレル主審はPKを指示した。このPKを、パトリック・トゥマシが蹴ると、GKコルジャン・チェリカイが防ごうとしたが、ボールはアンカラ・グジュのゴールネットに収まり、これが、ガジシェヒル・ガジアンテップの先制点となった。0:1。
 後半22分、アイドゥン・カラブルトが、右サイドから内へと入れたボールに、いいジャンプを見せたイルハン・パルラクが、狙い澄ましたヘディングシュートを放つと、ガジシェヒル・ガジアンテップのゴールネットを揺らし、同点に追いついた。1:1。
 同ロスタイム3分、パトリック・トゥマシの蹴ったフリーキックに、パピィ・ジロボジがヘッドで合わせると、この試合のスコアを決するゴールが決まった。1:2。
 この試合、他のゴールは生まれず、ガジシェヒル・ガジアンテップが勝ち点3を手に入れた。この勝利の結果、勝ち点を15に伸ばしたガジシェヒル・ガジアンテップは9位に上がり、ホームのアンカラ・グジュは勝ち点9に留まり16位となった。

【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステリオス・キッツォー、アンテ・クルシッチ、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=ウィルフレド・モケ、リカルド・ファティ(後半1分:セブレル・カライエル)=イルハン・パルラク、ヘクトル・カンテロス、アイドゥン・カラブルト(後半ロスタイム1分:ハサン・カヤ)=デヴァー・オージル
【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=パウエル・オルコウスキ、パピィ・ジロボジ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=ラマン・チブサー=スレイマヌ・ディアッラ(後半45分:フルカン・ソヤルプ)、ギュライ・ヴラル(後半35分:ケナン・オゼル)=ジェフェルソン・ノゲイラ(後半17分:バルトロミエジ・ポウロウスキ)



カイセリ・スポル 1:0 フェネルバフチェ(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 19.11. 4)

オザン・トゥファン(左)ヤシル・スバシ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ウムト・ブルト(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第10節、カイセリ・スポルとのアウェー戦に臨んだフェネルバフチェは、前半は0:0で終わった試合で、最後には1:0の敗北を喫してしまった。この試合に勝てば首位に立つはずだったフェネルバフチェだったが、2本のシュートがバーに嫌われたのに対し、カイセリ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、後半13分にウムト・ブルトが決めたものだった。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、直近のコンヤ・スポル戦に比べてメンバーをいじらなかった。カイセリ市立カディル・ハス・スタジアムで行われたこの試合、先週、コンヤ・スポルを5:1でくだしたと同じ顔触れを先発メンバーに入れた。

                  ナビル・ディラルもメンバー入り

 不安定要素が消えたGKハルン・テキンと故障の癒えたナビル・ディラルを、エルスン・ヤナル監督は18人の登録メンバー入りさせた。故障が恢復していないアディル・ラミとマックス・クルーゼは、メンバー入りしなかった。

                  ビュレント・ウイグン監督、2年ぶりにトルコ・リーグに復帰

 カイセリ・スポルの新監督ビュレント・ウイグンは、2年ぶりにトルコ・リーグに帰って来た。トルコ・リーグ2017-2018シースンに、オスマンル・スポルを指揮した同監督は、2年ぶりに戻ったトルコ・リーグでの初戦、選手時代に、重要な位置を占めたフェネルバフチェに対峙したのだ。

                  前半はゴール生まれず

 前半25分、エムレ・ベレズオウルが蹴ったフリーキックからのボールが、ディフェンスからこぼれると、それを捉えたヴィクター・モーゼスが強烈なシュートを放ったが、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同39分、エムレ・ベレズオウルが蹴ったコーナーキックに、ファーサイドでいいジャンプを見せたセルダル・アズィズが、ヘッドでニアサイドに送った。そのコースの左側に入ったヴェダト・ムリキがヘディングシュートを試みると、GKルングが防ぎ、ボールは、上のバーに当たりピッチに跳ね返った。そのボールを捉えたガリー・ロドリゲスがシュートを放つと、ボールは僅かに枠を逸れて外出て行った。そして、前半は、0:0のまま終わった。

                  ヴェダト・ムリキのシュート、ゴールを割るも、、、

 後半、いい立ち上がりを見せたフェネルバフチェが、同3分、ヴェダト・ムリキがゴールを決めたかに見えた。ハサン・アリ・カルドゥルムが、エムレ・ベレズオウルからのボールに反応して、内へと折り返した。それに合わせて、いいジャンプを見せたヴェダト・ムリキがヘッドで合わせると、ボールはゴールを割った。だが、線審が、ハサン・アリ・カルドゥルムの位置はオフサイドとして旗を上げていたのでゴールとは認定されなかった。

                  ウムト・ブルトの登場

 カイセリ・スポルが、同13分に1:0と先制した。メンサーの素晴らしいスルーパスを受けたウムト・ブルトが、GKと1対1となりシュートを放った。ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルが防ごうとしたがゴールを割り、ホームのカイセリ・スポルが1:0と先制したのだった。

                  バーに嫌われ、次いで、ルングが立ちはだかる

 同27分、コーナーキックのあとのこぼれ球がグスターヴォの前に転がると、このブラジル人スター選手はシュートを試みたが、バーを直撃したボールはピッチに跳ね返っただけだった。同28分には、GKルングが仁王立ちになり防いだ。右サイドからデニズ・テュルチがペナルティエリアへ向けセンタリングを入れると、ゴール前にいた選手を抜けファーサイドにいたザンカの前に転がった。そのデンマーク人DFザンカがシュートを放ったが、GKルングがゴールを許さなかった。攻撃は続き、今度は、ハサン・アリ・カルドゥルムが遠い位置からシュートを試みたが、再び、GKルングがゴール前に立ちはだかかった。
 同32分、フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、ザンカを下げ、替わりに攻撃の選手メヴルト・エルディンチを投入した。終盤、相手に負荷をかけていったフェネルバフチェだったが、欲しかったゴールをあげることはできなかった。そして、試合は、カイセリ・スポルが1:0で勝利を手にしたのだった。この結果、フェネルバフチェは勝ち点17で4位となった。カイセリ・スポルは、初勝利を上げたが、18位に留まったままだ。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ミゲル・ロペス、ブノワ・プーラン(前半27分:レヴェント・ギュレン)、アイマン・アブダンヌール、ヤシル・スバシ=ブリス・ジャ・ジェジェ(後半38分:ベン・リエンストゥラ)、シャミル・ジナズ=ビラル・バシャジュクオウル(後半19分:ペドロ・エンリケ)、ベルナール・メンサー、ウムト・ブルト=エマニュエル・アデバヨル
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ、マティアス・ザンカ(後半32分:メヴルト・エルディンチ)、セルダル・アズィズ、ハサン・アリ・カルドゥルム=オザン・トゥファン、ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル(後半25分:トルガ・ジエルジ)=ヴィクター・モーゼス(後半19分:デニズ・テュルチ)、ヴェダト・ムリキ、ガリー・ロドリゲス



トラブゾン・スポル 0:1 ギョズテペ(ファナティック紙 19.11. 3)

ハリル・アクブナル(左)アレクサンダー・ソルロート(右)(サバハ紙) カメロン・ジェローム(ギョズテペ公式ツイッター)  トルコ・リーグで、今季ここまでの9節で、僅か1試合だけを落としただけで、直近の4試合では勝ち点を得ているトラブゾン・スポルが、第10節でギョズテペをホームに迎えた。首位を窺おうかというトラブゾン・スポルだが、ホームで戦ったこの試合で0:1で敗れ、大きな衝撃が走った。一方のギョズテペは、タメル・トゥナ監督が去って以後、初の勝ち点を3獲得しているが、この重要な節で勝ち点3を手に入れた。この結果、ギョズテペは、勝ち点を12に伸ばし、トラブゾン・スポルは勝ち点16に留まった。

                 試合経過

 前半20分、ホセ・ソーサが、ペナルティエリアの外からロングシュートを放ったが、ボールは、GKベトが押さえた。
 同31分、ガッサマが、左サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、しっかりとボールを追いかけたジェロームが、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの傍らを抜けゴールが生まれた。0:1。
 同37分、ドーアン・エルドーアンが、ペナルティエリアのゴール右斜め前からシュートを放ったが、GKベトがコーナーキックに替えた。
 そして、前半は、ギョズテペが0:1とリードして終わった。
 後半8分、右サイドから、ムラトがセンタリングを入れると、ハリルが。ヘッドで外に流した。すると、ペナルティエリアのすぐ外でボールを得たソネル・アイドードゥが、左足でシュートを試みたが、効果的なものではなかった。
 同23分、ペレイラが右サイドからセンタリングを入れたが、ボールは、ニアサイドにいたアレクサンダー・ソルロートの前を、次いでファーサイドにいたンワケメの前を通り過ぎただけで、両者ともに触れることができないまま外に出て行ってしまった。
 同28分、右サイドでボールを持ったユスフ・サルがゴールライン際まで進み、ボールを中へと入れた。ファーサイドにいたドニス・アヴディジャージが、それに合わせてシュートを試みたが、GKベトが足を使って外に出すことに成功した。
 トラブゾン・スポルは、同ロスタイム4分にゴールを決めたかに見えたが、オフサイドがあったとしてゴールは認められなかった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、イヴァニルド・フェルナンデス、フィリップ・ノヴァク=アフメット・ジャンバズ(後半1分:ドニス・アヴディジャージ)(後半37分:コライ・クルンチ)、ドーアン・エルドーアン(後半1分:キャーミル・アフメット・チフトチ)=ユスフ・サル、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート
【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ(後半1分:ムラト・パルリ)、アルパスラン・オズテュルク、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=ソネル・アイドードゥ(後半44分:アトゥンチ・ヌカン)、セルソ・ボルゲス=マルシオ・モッソーロ、アンドレ・カストロ、ハリル・アクブナル(後半25分:デニズ・カダー)=カメロン・ジェローム



ガラタサライ、ホームで意気上がる(サバハ紙 19.11. 2)

エムレ・モル(左)ジョゼフ・アタマー(右)(ガラタサライ公式HP) ライアン・バベル(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第10節開幕試合で、ガラタサライが、ホームでチャイクル・リゼを2:0でくだし、勝ち点を16に伸ばした。

 ガラタサライが、トルコ・リーグ第10節でチャイクル・リゼをホームに迎えた。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、ガラタサライは、モンタッサー・タルビのオウンゴールとライアン・バベルのPKで、2:0で勝った。この結果、ガラタサライは、勝ち点を16に伸ばしたのに対し、ここ6試合で5敗目を喫したチャイクル・リゼは、勝ち点11に留まった。

                 試合経過

 前半3分、ライアン・バベルが、左サイドからセンタリングを入れると、フロリン・アンドネがヘッドで合わせたが、GKギョクハン・アッカンがキャッチした。
 同15分、ガラタサライが先制した。オメル・バイラムが、左サイドから入れたセンタリングに、ニアサイドにいたタルビが、ヘッドで背後に出そうとしたところ、オウンゴールになってしまったのだ。1:0。
 同17分、ガラタサライはPKを獲得した。シェネル・オズバイラクルがシュートを放つと、ダリオ・メルニャクがチェックに入ったが、アブドゥルカディル・ビティゲン主審は、腕を使ったプレーがあったとしてPKを指示した。同18分、このPKをライアン・バベルが、GKが跳んだとは反対方向に蹴り込んだのだった。2:0。
 同26分、フェルナンド・ボルドリンが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前からシュートを放つと、GKムスレラは、自身の右側を抜けようかというボールに飛びついて、コーナーキックに替えた。
 そして、前半の残りの時間では、両者ともに、重大なゴールチャンスというものを作り出せなかった。そして、ガラタサライが、2:0とリードを保ったまま終わった。
 後半8分、ウマル・アミヌのスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたダリオ・メルニャクが、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、GKムスレラに収まっただけだった。
 同37分、マリアーノ・フィーリョが、右サイドからセンタリングを入れると、PKポイントの手前にいたエムレ・モルが、いいタイミングでシュートを放ったが、バーの上を越えて外に出て行った。
 同40分、エムレ・モルが左コーナーキックを蹴ると、そのコースに入ってジャンプを見せたフロリン・アンドネがヘッドで合わせると、GKタルク・チェティンは、辛うじて防いだ。その跳ね返りのボールが、再びフロリン・アンドネの前に転がると、再度シュートを試みたが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行った。
 後半は、好機を作り出したかというと実りのない推移をしたこの試合、結局、ガラタサライが2:0で勝ったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=シェネル・オズバイラクル(後半9分:マリアーノ・フィーリョ)、クリスチャン・ルインダマ、アフメット・チャルク、長友佑都=ジャン・ミシェル・セリ=エムレ・モル(後半42分:アデム・ブユック)、マリオ・レミナ、オメル・バイラム、ライアン・バベル(後半31分:ジミー・ドゥルマズ)=フロリン・アンドネ
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン(後半11分:タルク・チェティン)=ミコラ・モロズュク、モハメド・アバルーン、モンタサー・タルビ、ダリオ・メルニャク=イスマエル・ディオマンデ(後半1分:バルシュ・アルジュ)、ジョゼフ・アタマー=フェルナンド・ボルドリン、アメデジ・ヴェトリヒ、アミヌ・ウマル=オウルジャン・チャーラヤン(後半37分:ブライアン・サムディオ)



ガラタサライ、最新情報! ファルカオ、、、(ヒュリエット紙 19.11. 1)

ファルカオ(フォトマッチ紙)  ガラタサライで、この間、故障のため試合に出ることのできていないファルカオの復帰予定が明らかになった。

 コロンビア人スター選手ファルカオは、トルコ・リーグ第10節のチャイクル・リゼ戦では、登録メンバーには入らない。メディカルスタッフが、完治するまでファルカオにリスクを犯させたくないと考えている。このため、ファルカオが、チャイクル・リゼ戦に登録メンバー入りすることはない。ラダメル・ファルカオは、ガラタサライがベルナベウ・スタジアムでレアルマドリードと戦かう試合には間に合うだろう。ファーティフ・テリム監督が、ファルカオを起用したなら、ガラタサライのゴール獲得の希望を担うことになろう。



ウナル・カラマン監督に朗報(フォトマッチ紙 19.10.31)

ウナル・カラマン監督(サバハ紙)  オビ・ミケルとアブドゥルカディル・パルマクに対する治療は、うまく運んだ。2人のスター選手が復帰することで、ホセ・ソーサとともに、中盤で定番のトライアングルを形成できるようになる。

 トラブゾン・スポルが、バシャクシェヒル・スポルと戦った試合では、オビ・ミケルとアブドゥルカディル・パルマクを欠いていた。ホセ・ソーサ主将は、中盤でなじんだ相棒を欠いてプレーしていたのだ。しかし、ギョズテペ戦を前に、トラブゾン・スポルを喜ばせる知らせが届き始めている。オビ・ミケルにも、また、アブドゥルカディル・パルマクにも、治療の効果が上がり、2人ともに、ギョズテペ戦に間に合うことが明らかになった。これで、同監督が、絶対に崩したくないホセ・ソーサ、オビ・ミケルとアブドゥルカディル・パルマクの3人を、同時にピッチに送り出すことが可能になったのだ。この3人が揃ってピッチに立つと、トラブゾン・スポルの攻撃が、とっても効果的になるのだ。ディフェンス面でも、正しい位置取りをして、スペースをお互いに消せるので、トラブゾン・スポルは、容易く勝ち点3に手が届くのだから。



ベシクタシュ、選手探し(TRT 19.10.30)

アブドラハ・アヴジュ監督(TRT)  ベシクタシュでは、ダービーマッチでの勝利後、その目をアンタルヤ・スポル戦に向けている。アヴドラハ・アヴジュ監督は、故障を抱える選手の状態を睨みながら戦術練習を始めることになる。

 この週末にアンタルヤでのアウェー戦に臨むベシクタシュでは、アヴドラハ・アヴジュ監督が、故障を抱える選手の状態を睨みながら、試合の戦術を練ることになる。ヴィクトル・ルイス、エンクドゥ、ブラク・ユルマズが、プレーする可能性が出てきているのだ。首脳陣は、これらの選手に関する最終決断は、メディカルスタッフとの協議を経て下すことになろう。ガラタサライとのダービーマッチで、ストッパーとしてロコが見せたプレーに満足している同監督は、ルイスが恢復したとしても、リスクを犯させたくはないだろう。エンクドゥやブラク・ユルマズについては、同様ではないだろう。イェレマイン・レンスを中盤に置くサッカーに満足していない同監督は、エンクドゥの故障が癒えた場合には、先発メンバーに入れることになろう。また、同監督は、スリートップには、ウムト・ナイルの意欲を買ったとしても、ブラク・ユルマズが大丈夫となれば、ピッチに送り出すものと看られる。だが、ブラク・ユルマズの故障が完全には癒えてないならリスクを犯させたくないと考えている。



トラブゾン・スポル、後半ロスタイム、勝ち点1を確保(TRT+ハベル・テュルク紙補綴 19.10.29)

アズブイケ(左)ドーアン・エルドーアン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ホセ・ソーサ(左)アズブイケ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第9節、アウェーで戦ったバシャクシェヒル・スポルとの一戦で、勝ち点1を後半ロスタイムにあげたゴールで獲得した。

 今節の最終試合で、バシャクシェヒル・スポルが、ファーティフ・テリム・スタジアムにトラブゾン・スポルを迎えた。この試合の前半、両者ともに大きなゴール・チャンスを活かせず、結局、前半は0:0のまま終わった。後半14分、トラブゾン・スポルは、マルティン・シュクルテルが、ペナルティエリア内で手でボールに触れたということでPKを得た。同16分、そのPKをダニエル・スタリッジが蹴り、トラブゾン・スポルの先制点を記録した。
 リードを許したあと、早々に取り返したいバシャクシェヒル・スポルは、同20分に、GKウーウルジャン・チャクルが、ペナルティエリア内でエンゾ・クリヴェリを倒しPKを得た。このPKを蹴ったエディン・ヴィスチャが、同22分、ゴールを決め同点に追いついた。1:1。
 同33分、マルティン・シュクルテルの足から生まれたゴールで、バシャクシェヒル・スポルが、スコアを2:1とした。エディン・ヴィスチャが蹴ったコーナーキックに合わせて、ロビーニョが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放ったところ、ボールは、GKから跳ね返り、その跳ね返りのボールを捉え仕上げを行ったのがマルティン・シュクルテルだった。そして、このスコアのまま、後半ロスタイムに突入した。同ロスタイム6分、アレクサンダー・ソルロートが同点弾を決めた。ユスフ・サルの蹴ったコーナーキックに、アレクサンダー・ソルロートがヘッドで合わせたのだった。そして、試合は、2:2の同点のまま終わりを迎えた。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を16に、また、バシャクシェヒル・スポルは勝ち点を15に伸ばした。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=オケチュク・アズブイケ、マフムト・テクデミル(後半40分:メフメット・トパル)=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム1分:アルダ・トゥラン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ、フェデリク・グルブランドセン(後半19分:ロビーニョ)=エンゾ・クリヴェリ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ドーアン・エルドーアン(後半38分:ドニス・アヴディジャージ)、ホセ・ソーサ=キャーミル・アフメット・チフトチ(後半38分:アフメット・ジャンバズ)、ダニエル・スタリッジ(後半30分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート



ベシクタシュ、ダービーマッチで牙をむく(NTV 19.10.28)

アデム・リャイッチ、ウムト・ナイル、アッティバ・ハッティンソン、ジャネル・エルキン(左から)(ベシクタシュ公式HP) フロリン・アンドネ(左)ペドロ・レボコ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  今季、望しい始まり方ができなかったベシクタシュが、ダービーマッチで、ウムト・ナイルのゴールで、ガラタサライをくだし、息を吹き返した。

 トルコ・リーグ第9節で、ベシクタシュが、ガラタサライをホームに迎えた。ヴォーダフォン・アリーナで行われたこの試合、裁いたのはメテ・カルカヴァン主審だった。
 この試合にいい始まり方をしたベシクタシュは、まだ序盤というところで、ウムト・ナイルが、ゴール右斜め前で好機を掴んだ。だが、ウムト・ナイルの放ったシュートは、ムスレラがキャッチした。この好機を掴んでからというものは、ベシクタシュは、相次いで、ガラタサライのゴールに襲い掛かったのだが、ゴールに替えることはできなかった。
 前半15分以後となると、ガラタサライも勢いを持ってきた。この時間帯以後、ガラタサライが、ベシクタシュ陣内でのボールを持つことが多くなり始めたのだ。だが、両者ともにゴールの扉を開けることはできなかった。両者ともに、時には相手ゴールに迫ることはあっても、前半は、いずれもゴールをあげることはできず、前半は0:0のまま終わった。

                 ウムト・ナイル、ベシクタシュに命を吹き込むキス

 ホームのベシクタシュは、後半を攻勢で始めた。同2分のアブドゥライ・ディアビによるループシュートは、GKムスレラが見事な反応でコーナーキックに替え、その直後のウムト・ナイルの至近距離からのシュートは、僅かに枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 テンポの上がった後半だったが、ゴールの幕は、同24分に切って落とされた。ベシクタシュのジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ニアサイドで動き出していたウムト・ナイルが、難しい位置ながらヘッドで合わせると、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。ベシクタシュは、このゴールで、このダービーマッチで1:0と先制した。
 残りの時間、このスコアを守ったベシクタシュが、ガラタサライを相手に1:0で勝ち、ダービーマッチで勝利を得たのだった。ベシクタシュは、この結果、勝ち点を12に伸ばしたのに対し、ガラタサライは勝ち点13に留まった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル(後半41分:ネジプ・ウイサル)、ドマゴイ・ヴィダ、エンゾ・ロコ、ペドロ・レボコ=モハメッド・エルネニ、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半19分:アデム・リャイッチ)、アブドゥライ・ディアビ、ジャネル・エルキン=メフメット・ウムト・ナイル(後半37分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=ユネス・ベランダ(後半23分:エムレ・モル)、スティーヴン・エンゾンジ、マリオ・レミナ(後半33分:ジャン・ミシェル・セリ)=ソフィアン・フェグリ(後半33分:アデム・ブユック)、フロリン・アンドネ、ライアン・バベル



フェネルバフチェ 5:1 コンヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 19.10.27)

オザン・トゥファン(左)ミロセヴィッチ(右)(コンヤ・スポル公式HP) ガリー・ロドリゲス(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第9節、ホームでコンヤ・スポルを5:1でくだした。ゴールは、ガリー・ロドリゲス、マティアス・ザンカ、オザン・トゥファン、ルイス・グスターヴォ、ヴェダト・ムリキが記録した。これで2連勝となったフェネルバフチェは、勝ち点を17に伸ばした。

 トルコ・リーグ第9節、フェネルバフチェは、コンヤ・スポルを5:1でくだした。フェネルバフチェにゴールをもたらしたのは、前半11分にガリー・ロドリゲス、同14分にマティアス・ザンカ、同28分にオザン・トゥファン、後半33分にルイス・グスターヴォ、同37分にヴェダト・ムリキであった。一方、コンヤ・スポルの唯一の得点は、前半18分に、セルダル・アズィズのオウンゴールによるものであった。この結果、2連勝を遂げたフェネルバフチェは、勝ち点を17に伸ばした。一方のコンヤ・スポルは、勝ち点12に留まった。

                 ゴールショーの幕開けはガリー・ロドリゲス

 前半11分、フェネルバフチェが先制した。左サイドで、エムレ・ベレズオウルとワンツーをして、相手の包囲から抜け出したガリー・ロドリゲスが、約30mの距離から放った強烈なシュートが、コンヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。

                 ザンカが2:0とする

 同14分、フェネルバフチェが点差を2と拡げた。ショートコーナーキックのあと、フェイントをかけながらペナルティエリアに左サイドから入ったヴィクター・モーゼスが、ボールを、ゴールエリア内にいたザンカに出した。絶好の位置にいたザンカが、これに合わせると、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。

                 セルダル・アズィズ、オウンゴール

 同16分、コンヤ・スポルが点差を1と縮めた。右サイドで生まれたアウェーのコンヤ・スポルの攻撃で、スクビッチが、グランダーのボールでペナルティエリア内へと入れた。逆方向に蹴り出そうとしたフェネルバフチェのセルダル・アズィズが蹴ったボールは、フェネルバフチェのゴールを捕えてしまった。2:1。

                 オザン・トゥファン、舞台に上がる

 同28分、フェネルバフチェが3点目をあげた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだガリー・ロドリゲスが、ペナルティエリア・ライン上にいたオザン・トゥファンに出した。そのオザン・トゥファンが、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、転がりながらGKの右を抜けゴールネットに収まったのだった。3:1。

                 グスターヴォ、4:1とする

 後半33分、フェネルバフチェは、ルイス・グスターヴォのゴールで、スコアを4:1とした。プレッシャーをかけた結果、ヴォルカン・フンドゥクルからボールを奪ったルイス・グスターヴォが、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放つと、ボールは、マルコ・ジェヴトヴィッチに当たり、GKエルトゥールル・タシュクランの左を抜けゴールインしてしまったのだ。

                 最後はヴェダト・ムリキが決める

 同37分、フェネルバフチェは、ヴェダト・ムリキのゴールで、スコアを5:1とした。ヴェダト・ムリキが、相手選手をかわしたあと、ペナルティエリア手前で左足一閃、素晴らしいシュートを放つと、ボールは、GKエルトゥールル・タシュクランの左を抜け、コンヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドムジャヒト・ジャン・アクチャイゥル=マウリシオ・イスラ、マティアス・ザンカ、セルダル・アズィズ(後半24分:サドゥク・チフトプナル)、ハサン・アリ・カルドゥルム=ルイス・グスターヴォ=ヴィクター・モーゼス(後半36分:アルペル・ポトゥク)、オザン・トゥファン、エムレ・ベレズオウル(後半15分:トルガ・ジエルジ)、ガリー・ロドリゲス=ヴェダト・ムリキ
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン(後半1分:ヴォルカン・フンドゥクル)、マリン・アニシッチ、アルペル・ウルダー=マルコ・ジェヴトヴィッチ、ジャン・ジョンソン=オメル・アリ・シャヒネル、デニ・ミロセヴィッチ、ファルク・ミヤ(後半34分:リヤド・バジッチ)=ムジャヒト・ジャン・アクチャイ(後半1分:レヴァン・シェンゲリア)



チャイクル・リゼ 2:0 アンカラ・グジュ(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 19.10.26)

アメデジ・ヴェトリヒ(左)リカルド・ファティ(右)(チャイクル・リゼ公式ツイッター) フェルナンド・ボルドリン(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第9節で、アンカラ・グジュをホームに迎えたチャイクル・リゼが、2:0のスコアで勝ち、勝ち点3を手に入れることに成功した。

 前半25分、モハメド・アバルーンが、ペナルティエリア内でシュートを放つと、アリハン・クバラスが腕で防ごうとしたのではと、ヴィデオ判定システムで確認後、コライ・ゲンチレルレル主審は、PKを指示した。このPKを蹴り、ミスを犯すことなく決め、先制点を叩き出し、且つ、前半のスコアを決するゴールを決めたのはブライアン・サムディオだった。
 後半13分、チャイクル・リゼは、アンカラ・グジュのゴール前で生まれた大混戦のなか、相次ぐ好機を掴みながら、決してゴールを割れなかった。
 同15分、ホームのチャイクル・リゼが、点差を2と拡げた。アタマーのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内へと入ったフェルナンド・ボルドリンが、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKコルジャン・チェリカイの右を抜け、アンカラ・グジュのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 この試合、他のゴールは生まれることなく、チャイクル・リゼが、勝ち点3を獲得し、この試合の勝利をあげることになった。
 この勝利の結果、勝ち点を11に伸ばしたチャイクル・リゼは10位に上がったのに対し、アウェーのアンカラ・グジュは、勝ち点9に留まり13位となった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズュク、モハメド・アバルーン、モンタサー・タルビ、ダリオ・メルニャク=アブドゥラー・ドゥラク(前半28分:イスマエル・ディオマンデ)、アメデジ・ヴェトリヒ、ジョゼフ・アタマー=フェルナンド・ボルドリン(後半41分:ニル・ドゥ・ポウ)、オウルジャン・チャーラヤン、ブライアン・サムディオ(後半33分:アミヌ・ウマル)
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステリオス・キッツォー(後半ロスタイム1分:アフメット・ジャン・アルク)、アンテ・クルシッチ、ミカエル・パズダン、アリハン・クバラス=リカルド・ファティ、ティアゴ・ピント(後半41分:アルペル・オナル)=ハサン・カヤ(後半1分:アイドゥン・カラブルト)、イルハン・パルラク、メフメット・サク=デヴァー・オージル



バシャクシェヒル・スポル 1:0 ヴォルフスベルガー(ベイン・スポル+TRT補綴 19.10.25)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) メフメット・トパル(上)(フォトマッチ紙)  バシャクシェヒル・スポルは、UEFA欧州リーグJ組第3戦で、ホームにオーストリアのヴォルフスベルガーを迎え、これを、イルファン・ジャン・カフヴェジのゴールで1:0でくだし、グループ・リーグ戦で初勝利をあげた。バシャクシェヒル・スポルのオカン・ブルク監督は、ヴォルフスベルガー戦での勝利で、その指導者としてのキャリアで、ヨーロッパのカップ戦で初勝利を飾った。ここまで、バシャクシェヒル・スポルは、UEFAチャンピオンズリーグの予備戦2試合、及び欧州リーグの2試合で、3敗1分という結果だったのだ。

 バシャクシェヒル・スポルは、直近のグループ・リーグ戦で戦ったメンヘングラートバッハ戦に比べて、選手1人を交替させて、この試合に臨んだ。バシャクシェヒル・スポルのオカン・ブルク監督は、故障を抱えるダニエル・アレクシッチに替えて、メフメット・トパルを先発メンバーに入れたのだった。
 バシャクシェヒル・スポルが、今季獲得したカーボベルデ代表のポンクは、バシャクシェヒル・スポルが戦った3試合目の欧州リーグの試合でも先発メンバーに入った。ポンクは、バシャクシェヒル・スポルがアウェーで戦ったローマ戦、及びホームでのボルシア・メンヒェングラートバッハ戦でも先発メンバーに入っていた。
 前半12分、左サイドで生まれたアウェーのヴォルフスベルガーの攻撃で、ニャンボが、ペナルティエリア手前にボールを送ると、走り込んで来たライトゲプが強烈なシュートを放った。GKメルト・ギュノクは、右に体を伸ばしてコーナーキックに替えた。同27分、アウェーのヴォルフスベルガーがゴールに迫った。スピードに乗った攻撃で、リッツマイヤーが、約25mの距離からシュートを放つと、GKメルト・ギュノクが、パンチングで防ぎコーナーキックに替わった。同31分、バシャクシェヒル・スポルの攻撃で、左サイドでボールを得たフレドリック・グルブランドセンが、ペナルティエリア内へと持ち込むやシュートを試みたが、ボールは、転がりながらファーサイドのバーを僅かに逸れて外に出て行った。そして、前半は、0:0のまま終わった。
 後半17分、バシャクシェヒル・スポルがゴールに迫った。左サイドでボールをえたイルファン・ジャン・カフヴェジが、フェイントをかけながらペナルティエリアへと近づいて行き、ペナルティエリア手前のいい位置にいたエディン・ヴィスチャにパスを出した。そのエディン・ヴィスチャがシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たりコーナーキックへと替わった。試合の終盤、ゴールを求めてプレッシャーを強めていったバシャクシェヒル・スポルは、同32分、イルファン・ジャン・カフヴェジのゴールで1:0と先制した。アズブイケのロングパスを、イルファン・ジャン・カフヴェジが左サイドで得た。ペナルティエリア内で、相手選手をフェイントですり抜けたイルファン・ジャン・カフヴェジは、右足一閃、シュートを放つと、ボールは、ゴール隅に突き刺さったのだった。1:0。同43分、バシャクシェヒル・スポルは、エディン・ヴィスチャが絶好のゴールチャンスを掴みながら、それを生かすことができなかった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、この結果、バシャクシェヒル・スポルは初勝利をあげ、グループ・リーグ戦からの勝ち抜けのチャンスを狙い続けることとなった。勝ち点4で並んだなか、バシャクシェヒル・スポルが2位、ヴォルフスベルガーが3位となった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、マルティン・シュクルテル、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半1分:オケチュク・アズブイケ)、メフメット・トパル、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ(後半45分:ウーウル・ウチャル)、エンゾ・クリヴェリ、フェデリク・グルブランドセン(後半19分:ロビーニョ)



これが、ダービーマッチに向けてのファーティフ・テリム監督のプラン(ファナティック紙 19.10.24)

ファーティフ・テリム監督(ヒュリエット紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、ベシクタシュとのダービーマッチでは、マリオ・レミナを特別に準備させている。

 レアルマドリード戦では、出場の機会を逸したマリオ・レミナが。ベシクタシュとのダービーマッチで起用されるものと看られている。同監督は、中盤で、スティーヴン・エンゾンジとマリオ・レミナをともに起用ことを考えている。
 メディカルスタッフによる熱心な努力にも拘わらず、レアルマドリード戦には間に合わなかったマリオ・レミナが、ベシクタシュとのダービーマッチでは出場の機会を得るものと看られている。

                 中盤は、スティーヴン・エンゾンジとマリオ・レミナ

 チームに合流して練習を再開したマリオ・レミナの状態が完全になったことを待っていた同監督は、中盤を、スティーヴン・エンゾンジとマリオ・レミナを一緒に起用することを考えている。一方、レアルマドリード戦では、最も冴えないプレーを見せた1人ジャン・ミシェル・セリは、控えに回ることになろう。



ガラタサライ 0:1 レアルマドリード(NTV+ガラタサライ公式HP補綴 19.10.23)

クリスチャン・ルインダマ(右)(ガラタサライ公式HP) ユネス・ベランダ(左)(ハベル・テュルク紙)  チャンピオンズリーグA組第3戦、ガラタサライは、ホームに迎えたレアルマドリードに、クロースが前半18分にあげたゴールで、0:1で敗れた。

 UEFAチャンピオンズリーグA組第3戦で、ガラタサライは、ホームにレアルマドリードを迎えた。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、レアルマドリードが、トニ・クロースのあげたゴールで0:1で制した。
 この結果、ガラタサライは、1分2敗となり、グループ最下位となり、レアルマドリードは、初勝利をあげ勝ち点を4とし2位に上がった。なお、ガラタサライは、グループ・リーグ戦第4戦を、レアルマドリードと、11月6日に、今度はスペインで相まみえる。
 レアルマドリードに対して、いい始まり方をしたガラタサライは、最初の10分間で、フロリン・アンドネが2度の好機を掴みながら、それを生かせなかった。同15分以後、均衡を取り戻すようになったレアルマドリードが、危険な攻撃をガラタサライに仕掛けるようになった。そして、同18分、トニ・クロースによるゴールが決まったのだった。

                 フロリン・アンドネによるビッグなチャンス

 前半10分、ガラタサライが危険な場面を作った。ユネス・ベランダのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったフロリン・アンドネが、GKティボ・クルトゥワと1対1となった。ルーマニア人選手フロリン・アンドネが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前からシュートを放ったが、ベルギー人GKティボ・クルトゥワが、右側を抜けようかというボールに飛びついてペナルティエリアの外に出した。
 同11分、レアルマドリード陣内中ほどの右サイドから、ジャン・ミシェル・セリがフリーキックを蹴ると、ディフェンスの裏を取ったフロリン・アンドネが、それに合わせて、ダイレクトでシュートを試みたが、GKティボ・クルトゥワが、際どくコーナーキックに替えた。

                 レアルマドリード、トニ・クロースがゴールを決めた

 ジャン・ミシェル・セリのバックパスが、ライアン・ドンクに渡る前に、間に入ったエデン・アザールがカットして、左サイドからペナルティエリア内へと入った。ベンゼマとワンツーをしたエデン・アザールは、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、再びボールを得た。そのエデン・アザールが、グランダーのセンタリングを入れると、PKポイントにいたトニ・クロースが、絶好の状態でシュートを放ち、それが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 このゴールのあと、レアルマドリードのゴールに同点に追いつこうと負荷をかけていったガラタサライは、同38分、ユネス・ベランダが、明らかなるゴールチャンスを生かせなかった。左ライン際でボールを得たライアン・バベルが、相手選手をフェイントでかわしペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そのライアン・バベルからのパスを、PKポイントで受けたユネス・ベランダがシュートを試みたが、GKティボ・クルトゥワがゴールを許さなかったのだった。前半では、他のゴールは生まれることなく、ガラタサライは、0:1とリードを許して終わったのだった。

                 後半は選手を替えて臨む

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、後半に入るに当たり選手交替をして臨んだ。ライアン・ドンクに替えて、ソフィアン・フェグリを投入したのだ。後半の序盤は、ガラタサライのボール保有率が上回ったが、時間が経つにつれ、この優位を守ることができなくなっていった。ガラタサライが、中盤でボールを失うのを咎めたレアルマドリードは、2点目を模索した。

                 エデン・アザール、バーに嫌われる

 同19分、パス交換をしながら前へ進んだレアルマドリードは、ベンゼマのパスを受けたエデン・アザールが、GKムスレアをもかわしがら空きとなったゴールにシュートを放ったが、ボールは上のバーを直撃しただけだった。

                 ユネス・ベランダに対し反発

 ガラタサライは、同22分、ユネス・ベランダに替えてオメル・バイラムを投入した。ユネス・ベランダがピッチを去るとき、スタンドからは、ユネス・ベランダをからかう声が上がっていた。モロッコ人選手ユネス・ベランダは、これに対し反発を示していた。
 同25分以後、テンポを失していたガラタサライは、ファーティフ・テリム監督が、最後の弾として若きスター選手ユヌス・マルを投入した。それに替わってピッチを出たのは、ジャン・ミシェル・セリだった。同32分のことであった。だが、残りの時間では、ガラタサライの同点への努力は結果には繋がらず、0:1で敗北を喫し、グループ・リーグ戦の2敗目を記録した。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=ライアン・ドンク(後半1分:ソフィアン・フェグリ)、スティーヴン・エンゾンジ、ジャン・ミシェル・セリ(後半32分:エムレ・モル)=ユネス・ベランダ(後半22分:オメル・バイラム)、フロリン・アンドネ、ライアン・バベル



トラブゾン・スポル、勝ち点3を4ゴールでゲット、ベシクタシュは降格圏内に(NTV改 19. 9.30)

ホセ・ソーサを讃える(フォトマッチ紙) オウズハン・オクヤコブ(左)ジョン・オビ・ミケル(右)(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第6節注目の一番、トラブゾン・スポルが、ホームにベシクタシュを迎えた。前半を2:0とリードして終えたトラブゾン・スポルが、最終的には4:1で勝利をものにした。

 トラブゾン・スポルは、直近の試合から、先発メンバーを2人いじったのに対し、ベシクタシュは3人を交替させた。トラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、前節、2:1でシワス・スポルに屈した試合から、先発メンバーを2人替えた。同監督は、今週、契約更改を行ったヒュセイン・テュルクメンをストッパーに起用し、前節、そのポジションに入ったカンピを控えに回した。中盤の右サイドには、キャーミル・アフメット・チフトチを起用した同監督は、前節で、そのポジションに入ったドニス・アヴディジャージを控えに回した。
 ベシクタシュでは、前節のバシャクシェヒル・スポル戦との先発メンバーから3人を入れ替えた。前節のバシャクシェヒル・スポル戦で先発メンバーとして起用された選手の内から、ダグラス、アデム・リャイッチ、ディアビに替えて、ドマゴイ・ヴィダ、オウスハン・オクヤコブ、タイラー・ボイドが起用された。出場停止のモハメド・エルネニーとアデム・リャイッチ、故障を抱えているヴィクトール・ルイスは、このトラブゾン・スポル戦の登録メンバーからも外れていた。ガジシェヒル・ガジアンテップ戦でレッドカードをもらい、バシャクシェヒル・スポル戦は出場停止だったドマゴイ・ヴィダは、このトラブゾン・スポル戦ではチームに戻ってきた。アブドラハ・アヴジュ監督が、ストッパーとして、そのドマゴイ・ヴィダの傍らに置いたのはネジプ・ウイサルだった。

                 トラブゾン・スポル、前半はリードして終える

 この試合、いい始まり方をしたトラブゾン・スポルは、前半31分、ホセ・ソーサが蹴ったフリーキックを、ドルクハン・トコズが背後に蹴り出そうとしたところ、オウンゴールとなり1:0と先制した。同42分には、ホセ・ソーサが、ペナルティエリア外から放った強烈なシュートが、ネジプ・ウイサルに当たり、ゴールインした。2:0。

                 一旦オフサイド判定、だが、覆り、ゴールを認定

 ベシクタシュは、後半に入るに当たり、タイラー・ボイドに替えて、アブドゥライ・ディアビを投入した。だが、アウェーのベシクタシュは、望しいサッカーをピッチに繰り広げるのに苦しんでいた。トラブゾン・スポルが、同19分、アレクサンダー・ソルロートがゴールを決め、スコアを3:0とした。左サイドでボールを得たンワケメが、ディフェンスの裏をとったアレクサンダー・ソルロートにボールを出した。そのノルウェー人選手アレクサンダー・ソルロートが、狙い澄ましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らした。だが、線審がオフサイドフラッグを上げていた。しかし、これも、ヴィデオ判定システムで確認してのち、主審はゴールを宣告した。

                 ギュヴェン・ヤルチュンのゴール、間に合わず

 ベシクタシュは、同22分、ドマゴイ・ヴィダを下げて、ギュヴェン・ヤルチュンを投入した。そのギュヴェン・ヤルチュンが、同34分にゴールを決め、スコアを3:1とした。コーナーキックのあと、PKポイント近くにいたギュヴェン・ヤルチュンの前にボールが転がった。若きFWギュヴェン・ヤルチュンが、右足で狙ったシュートがゴールネットを揺らしたのだった。3:1。

                 最後は、ンワケメが決める

 同43分、GKウーウルジャン・チャクルが、ゴールエリアから自陣中盤へボールを投げ出すと、そのボールを得たンワケメが、約60mをドリブルで進み、ペナルティエリアのゴール左斜め前から狙い澄ましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。4:1。この結果、トルコ・リーグで今季2勝目をあげたトラブゾン・スポルは、勝ち点を9に伸ばし5位に上がった。一方のベシクタシュは、勝ち点5に留まり、16位となり降格圏内に入ってしまった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、ヒュセイン・テュルクメン、フィリップ・ノヴァク=ジョン・オビ・ミケル=キャーミル・アフメット・チフトチ(後半27分:ドーアン・エルドーアン)、ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク(後半33分:ドニス・アヴディジャージ)、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート(後半45分:ダニエル・スタリッジ)
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ(後半22分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ネジプ・ウイサル、ジャネル・エルキン=ドルクハン・トコズ、アッティバ・ハッティンソン=タイラー・ボイド(後半1分:アブドゥライ・ディアビ)、オウズハン・オクヤコブ、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ=ブラク・ユルマズ



ガラタサライ 0:0 フェネルバフチェ(ガラタサライ公式HP改 19. 9.29)

マルカオ(左)マックス・クルーゼ(右)(フェネルバフチェ公式公式HP) ヴェダト・ムリキ、クリスチャン・ルインダマ、マリアーノ・フィーリョ(左から)(フェネルバフチェ公式公式HP)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第6節で、テュルク・テレコム・アリーナにフェネルバフチェを迎えた。試合は0:0の引き分けに終わり、ガラタサライは勝ち点を9に伸ばし、フェネルバフチェは同じく11に伸ばした。

 この試合の序盤、中盤でのせめぎ合いに終始し、両者ともに好機を作るのに苦しんでいた。前半10分、ガラタサライが、左サイドからいい攻撃を見せた。フェイントをかけながらペナルティエリア内へと近づいたライアン・バベルが、パスをファルカオに出そうとしたが、フェネルバフチェのディフェンダーがパスコースに入り、攻撃が実る前に潰されてしまった。同21分、ガラタサライがフェネルバフチェのゴールに迫った。ライアン・バベルが、左サイドからペナルティエリア内へと持ち込み、ペナルティエリアの外にいたマリオ・レミナにパスを出した。マリオ・レミナがグランダーの強いシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。この時間以後、プレッシャーを強めていったガラタサライは、同28分、マリオ・レミナが、再度、フェネルバフチェのゴールに迫った。ファルカオにのヒールパスをペナルティエリア・ライン上で受けたマリオ・レミナが、アウトサイドキックでシュートを試みたが、GKアルタイ・バユンドゥルが際どくコーナーキックに替えた。同33分、ガラタサライは、長友がゴールに迫った。左サイドから生まれたガラタサライの攻撃で、ソフィアン・フェグリがライアン・バベルに出そうとしたボールが、フェネルバフチェのディフェンダーに当たり長友の前に転がった。だが、長友が思うようにシュートを打てず、ボールはGKアルタイ・バユンドゥルが押さえしまった。同40分、アウェーのフェネルバフチェの攻撃が危険な場面を作った。ヴェダト・ムリキからのパスを、ガラタサライのペナルティエリア内で得たトルガ・ジエルジが、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、ボールは、バーの傍らを逸れ外に出て行った。前半のロスタイムは1分と表示されたが、その間もスコアが変わることはなく、両者、0:0のまま控室へと引き上げた。
 後半4分、ファルカオが、ライアン・バベルからのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へと入った。ファルカオが強いシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れた。だが、線審はオフサイドフラッグを上げており、これはゴールとカウントされなかった。同8分、マリアーノ・フィーリョが、右サイドからボールを持ち込んだ。そして、PKポイントに向かいグランダーのパスを送った。それに合わせて、マリオ・レミナがシュートを打とうとしたところ、相手ディフェンダーのチェックを受けピッチに倒れたため、PKの判定を待った。ジュナイト・チャクル主審は、一旦はPKを指示したが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、ヴィデオ判定システムで確認後、攻撃が始まった際、ライアン・バベルがボールに手を触れていたとして、ボールをフェネルバフチェに渡した。同14分、ガラタサライは、左サイドからオメル・バイラムがいい攻撃を見せた。オメル・バイラムはゴールライン際まで持ち込み、ファルカオに向かい、グランダーの強いセンタリングを入れたが、パスコースに、際どくジャイルソンが入り、ゴールチャンスを未然に防いだ。この時間帯以後、プレーがしばしば止まり、試合のテンポが落ちて行った。同37分、フェネルバフチェが、ペナルティエリアの僅か手前でフリーキックを得た。フリーキックを蹴ったエムレ・ベレズオウルが、直接ゴールを狙ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。後半は、ロスタイムが6分あったが、スコアは変わることはなかった。そして、試合は0:0の引き分けで終わったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都=マリオ・レミナ(後半15分:オメル・バイラム)、スティーヴン・エンゾンジ=ソフィアン・フェグリ(後半23分:エムレ・モル)、ユネス・ベランダ、ライアン・バベル=ラダメル・ファルカオ(後半ロスタイム3分:アデム・ブユック)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マウリシオ・イスラ(後半1分:デニズ・トゥルチ、後半ロスタイム2分:トルガイ・アルスラン)、マティアス・ザンカ、ジャイルソン、ナビル・ディラル=ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル=オザン・トゥファン、マックス・クルーゼ、トルガ・ジエルジ(後半ロスタイム6分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=ヴェダト・ムリキ



バシャクシェヒル・スポル 5:0 チャイクル・リゼ(ベイン・スポル+フォトマッチ紙補綴 19. 9.28)

アレクシッチ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) マルティン・シュクルテル、ニル・ドゥ・ポウ、カイサラ(左から)(チャイクル・リゼ公式ツイッター)  トルコ・リーグ第6節開幕試合で、バシャクシェヒル・スポルが、ホームでチャイクル・リゼを5:0でくだした。今季、望しい始まり方ができなかったバシャクシェヒル・スポルが、今季初めて、1試合で5ゴールを決めたのに対し、2連敗を喫したチャイクル・リゼは、今季初めて1試合で5ゴールを浴びてしまった。

 バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、最初のビッグチャンスは、前半8分、バシャクシェヒル・スポルに到来した。カイサラのスルーパスに反応して、ディフェンスの裏に走ったエディン・ヴィスチャが、右サイドからセンタリングを入れると、チャイクル・リゼのディフェンスのメルニャクに当たり、ボールはゴールマウスに向かったが、ボールはサイドバーに当たりピッチに跳ね返った。同19分、バシャクシェヒル・スポルが先制した。右サイドから見事な動きで相手選手をかわしたカイサラが、右サイドからディフェンスの裏を取ったエディン・ヴィスチャにボールを出した。右サイドからボールを持ちペナルティエリア内へと入ったエディン・ヴィスチャが、PKポイント辺りの絶好の位置にいたアレッシッシにボールを出すと、走り込んで来たアレッシッシがシュートを放ち、ボールは、チャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。1:0。同33分、バシャクシェヒル・スポルが点差を2と拡げた。誰もいなくなっている右サイドからエディン・ヴィスチャが、グランダーの強いセンタリングをいれると、GKギョクハン・アッカンは、そのボールをコントロールできなかった。アレクシッチが、舞い上がったボールを、ヘッドでグルブランドセンに渡した。そのグルブランドセンが、がら空きとなったゴールに蹴り込んだのだった。2:0。
 前半では、他のゴールチャンスは生まれることなく、バシャクシェヒル・スポルが、2:0とリードしたまま終わった。
 後半28分、バシャクシェヒル・スポルが3点目をあげた。右サイドからフェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込んだクリヴェリがパスを出すと、エディン・ヴィスチャが走り込んできてシュートを放った。ボールは、ディフェンダーに当たり、アレクシッチの前に転がった。そのアレクシッチがゴールを決めたかに見えたが、線審がオフサイドフラッグを上げていたので、フラト・アイドゥヌス主審はオフサイドと判定した。だが、ヴィデオ判定システムで確認をすると、オフサイドにあらずということが明らかになりゴールが認定された。3:0。同42分、バシャクシェヒル・スポルが4点目を決めた。左サイドでボールを持って動き出したエリアがセンタリングを入れると、そのボールコースに入ったクリヴェリがヘッドで合わせると、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。4:0。同45分、バシャクシェヒル・スポルは、スコアを5:0とした。イルファン・ジャン・カフヴェジが、約30mの距離から強烈なシュートを叩き込んだのだった。
結局、バシャクシェヒル・スポルが5:0で勝った。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を8に伸ばし、チャイクル・リゼは、勝ち点8に留まった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、マルティン・シュクルテル、ガエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ、マフムト・テクデミル(後半38分:オケチュク・アズブイケ)=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ(後半42分:アルダ・トゥラン)、フェデリク・グルブランドセン(後半25分:エルジェロ・エリア)=エンゾ・クリヴェリ
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズュク、モハメド・アバルーン、ディミトゥリオス・カツィサイアス、ダリオ・メルニャク=ジョゼフ・アタマー、アメデジ・ヴェトリヒ(後半37分:バルシュ・アルジュ)=ニル・ドゥ・ポウ(後半1分:ヤン・サッセ)、フェルナンド・ボルドリン、ブライアン・サムディオ=マルコ・セポヴィッチ(後半1分:オウルジャン・チャーラヤン)



マリオ・レミナなのか、ジャン・ミシェル・セリなのか? ファーティフ・テリム監督決断(サバハ紙 19. 9.27)

ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙)  マリオ・レミナとジャン・ミシェル・セリとの選択を考えていたファーティフ・テリム監督が、ガボン人選手マリオ・レミナを選んだ。オメル・バイラムとジャン・ミシェル・セリを控えに回す同監督は、ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、マリオ・レミナで形成する中盤で、試合に臨むことになる。

 シーズンを通じての注目の的のダービーマッチを控え、ガラタサライの先発メンバーが明らかになり始めた。ファーティフ・テリム監督は選手たちの状態、戦術理解という観点から、多くの熟考を重ねて、マリオ・レミナを使う決断をした。新マラテヤ・スポル戦では、マリアーノ・フィーリョ、ソフィアン・フェグリ、ファルカオを休ませた同監督は、今度は、この3選手をピッチに送り出す。

                 仮面を着けたヒーロー、ユネス・ベランダ

 顎を砕いてしまったため、チームを離れていたユネス・ベランダが、昨日、特別製マスクを着け練習に現れたことから、ユネス・ベランダは出場する。中盤は、スティーヴン・エンゾンジ、ユネス・ベランダに次ぐ3人目はマリオ・レミナになる。オメル・バイラムとジャン・ミシェル・セリも、このポジションでは候補に上がっていたが、フィジカル面で、この間いい状態を見せているマリオ・レミナが、ダービーマッチで起用されることになる。

                 60分間、ピッチに立つ

 同監督は、直近の練習では、「ムスレラ、マリアーノ・フィーリョ、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友、スティーヴン・エンゾンジ、ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、マリオ・レミナ、ライアン・バベル、ファルカオ」でレギュラー組を作っていた。フェネルバフチェ戦では、マリオ・レミナを60分間プレーさせ、その後、マリオ・レミナに替えて、オメル・バイラムかジャン・ミシェル・セリの内1人を使うことがありそうだ。



アデム・リャイッチがいなければ、オウスハン・オクヤコブがいる(ミリエット紙 19. 9.26)

アブドラハ・アヴジュ監督(サバハ紙)  アブドラハ・アヴジュ監督が、出場停止でアデム・リャイッチを欠くなか、替わりに起用する選手は、ほぼ明らかになっている。同監督は、トラブゾンではオウスハン・オクヤコブを先発メンバーに起用するものと思われている。

 トルコ・リーグ第6節で、トラブゾン・スポルと、この日曜日に大事な試合を行うベシクタシュで、出場停止のアデム・リャイッチのポジションは、オウスハン・オクヤコブが担うことになる。
 同監督は、、バシャクシェヒル・スポル戦でカードをもらい出場停止になったアデム・リャイッチを欠くため、オウスハン・オクヤコブが先発メンバーに入ることが明らかになった。オウスハン・オクヤコブは、バシャクシェヒル・スポル戦で後半20分にダグラスに替えて投入され、そのプレーぶりで注目を浴びていた。
ここ2週間、筋肉を傷めていたのが治り、いい復活を遂げたオウスハン・オクヤコブが、アデム・リャイッチに替わって起用される最も可能性が高い選手だ。同監督は、能力の高いオウスハン・オクヤコブを、ドルクハン・トコズのように8番の位置に起用するつもりのようだ。
 アッティバ・ハッティンソンの前に、オウスハン・オクヤコブとドルクハン・トコズを並べると思われる同監督は、左サイドにはジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥに出場の機会を与える。だが、同監督は、右サイドについては、まだ決断をつけていない。アブドゥライ・ディアビのプレーぶりを気に入っていない同監督は、再度、イェレマイン・レンスに出場機会を与えることを口にしている。



エルスン・ヤナル監督、ストッパーの起用法を模索(スター紙 19. 9.25)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、ジャイルソンが求めているプレーをできていないことから、練習ではザンカと並べて、故障の癒えたセルダル・アズィズを試している。同じく故障から恢復したハサン・アリ・カルドゥルム、マウリシオ・イスラ、ヴィクター・モーゼスにはリスクを負わせたくない。ガリー・ロドリゲスの替わりとして左サイドには、トルガ・ジエルジを持ってくるつもりだ。

 トルコ・リーグで、この土曜日に宿年のライヴァルのガラタサライと対峙するフェネルバフチェで、ディフェンス陣に危険信号だ。フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、ここまでの数節、故障者を抱えるために特に大きな問題を抱えていたストッパーに解決法を模索している。練習を通じて、同監督は、ストッパーの2人に変更を加えることを考えているようだ。

                 セルダル・アズィズ起用の決断は不透明

 アンカラ・グジュ戦では、ザンカとラミの2人を試した同監督は、今季開幕以来、本来のポジションではない任務を与えられてきたジャイルソンのプレーぶりに満足していないため、今度は、ザンカとセルダル・アズィズの組み合わせを試そうとしているのだ。セルダル・アズィズが、まだ今季試合には出ていないため、明確な決断には至っていない、もし満足できないようだと、ジャイルソンの起用を続けることになろうと考えられる。

                 故障からの復帰組は控えに

 同監督は、ボランチには、エムレ・ベレズオウルとグスタボの2人の起用、また、アンカラ・グジュ戦で故障を発生させたガリー・ロドリゲスを欠く左サイドにはトルガ・ジエルジを当てる考えであることが明らかになっている。昨日の様子では、エムレ・ベレズオウルとマウリシオ・イスラは練習をフルでこなしたのに対し、ハサン・アリ・カルドゥルムは練習の第1クールのみ加わっていた。ヴィクター・モーゼスは、特別メニュー込みの練習だった。エムレ・ベレズオウルを除く3選手は、ダービーマッチでは控えに回るものと看られる。



シワス・スポル 2:1 トラブゾン・スポル(NTV改+ファナティック紙補綴 19. 9.24)

ンワケメ(左)メルト・ハカン・ヤンダシュ(右)(シワス・スポル公式公式HP) ウーウル・チフトシチ(中)を讃える(ファナティック紙)  シワス・スポルが、トラブゾン・スポルを2:1でくだした。これで、トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグで続けた16戦連続不敗記録に終わりを告げた。トラブゾン・スポルは、前半3分、ドニス・アヴディジャージのゴールで先制した。シワス・スポルは、フェルナンドのゴールで同点に追いついた。そして、この試合の最後のゴールを決めたのは、後半ロスタイム6分のウーウル・チフトシチのゴールだった。ホームのシワス・スポルは、2本のシュートがバーに嫌われたのに対し、トラブゾン・スポルは、アレクサンダー・ソルロートがPKを外してしまった。

 この試合、勢いよく始めたのはトラブゾン・スポルの方だった。トラブゾン・スポルは、試合開始とともに相手ゴールにプレッシャーをかけていき、求めていたゴールを前半3分にあげた。アレクサンダー・ソルロートからのパスを受けたドニス・アヴディジャージが、ペナルティエリア・ライン上から狙い澄ましたグランダーのシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットが揺らしたのだった。0:1。このゴールのあと、決して望しいとは言えないテンポでプレーを続けたシワス・スポルだったが、同38分に、イサク・コフィーに替えてフェルナンドが投入されると、チームを活性化させた。そして、僅か3分後に、このブラジル人選手フェルナンドがゴールを決めたのだった。エムレ・クルンチが左サイドからディフェンスの裏に出したボールに反応したフェルナンドが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から、前に出ていたためスペースを消そうとしようとしたGKウーウルジャン・チャクルの傍らを抜けるグランダーのシュートを放つと、これが、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 前半は、このスコアのまま終わったが、後半に入ると、シワス・スポルがより攻撃的になった。同10分と13分に、エムレ・クルンチとメルト・ハカンがシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、ゴール前に仁王立ちとなり、これらを防いだ。同32分ペナルティエリア内での、アーロン・アッピンダンゴエのアレクサンダー・ソルロートに対する行為を咎めたヤシャル・ケマル・ウーウルル主審は、ヴィデオ判定システムで確認に向かった。そして、その確認後、PKを指示した。同35分、このPKをアレクサンダー・ソルロートが蹴ったが、ボールを枠外に蹴り出してしまった。同ロスタイム6分、シワス・スポルは、ウーウル・チフトシチにより2つ目のゴールを決めた。突然生まれたシワス・スポルの攻撃で、フェルナンドが、左サイドからペナルティエリア内までボールを持ち込み、ウーウル・チフトシチにボールを預けた。ウーウル・チフトシチは、ボールを整えたあとシュートを放つと、この試合のスコアを決するゴールが決まったのだった。
 次節は、アウェーでアランヤ・スポルと戦うシワス・スポルは、この試合の結果、勝ち点を8に伸ばし、16試合連続不敗記録に終止符を打ち、次節はベシクタシュと戦うトラブゾン・スポルは、勝ち点6に留まった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ガイアノ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトシチ=ハカン・アルスラン、イサク・コフィー(前半38分:フェルナンド・アンドラーデ)=エルドーアン・イエシルユルト(後半1分:アウドゥ・ラザク・トゥラオレ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エムレ・クルンチ(後半44分:アルナ・コーネ)=ムスタファ・ヤタバレ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=ジョン・オビ・ミケル=ドニス・アヴディジャージ(後半16分:コライ・クルンチ)、ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート(後半45分:フラトジャン・ウズム)



新マラテヤ・スポル 1:1 ガラタサライ(ヒュリエット紙 19. 9.23)

ギレルメ(左)長友(右)(新マラテヤ・スポル公式ツイッター) イッサーム・チェバケ、オメル・バイラム、ギレルメ(左から)(サバハ紙)  トルコ・リーグ第5節で、ガラタサライは、アウェーで新マラテヤ・スポルと1:1で引き分け、フェネルバフチェとのダービーマッチを前に大きな痛手を負った。

 新マラテヤ・スポル・スタジアムで行われたこの試合、ガラタサライが、前半23分、オメル・バイラムのアシストを受けたジャン・ミシェル・セリのヘッドでのゴールが決まり、前半を0:1とリードをして終わった。
 後半、ガラタサライは、点差を拡げようと相手ゴールに攻め寄せたが、好機を活かすことができなかった。新マラテヤ・スポルは、後半44分、舞台に上がったギレルメのゴールで同点に追いついた。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、両者ともに勝ち点1と得ることになった。この結果、ガラタサライは勝ち点を8に、新マラテヤ・スポルは同7に伸ばした。

                 試合経過

 前半10分、ラフマン・ブーラ・チャーウランのスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたドナルドが放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同22分、右サイドで生まれた新マラテヤ・スポルの攻撃で、ドナルドがヤホヴィッチにボールを出した。そのヤホヴィッチがダイレクトでシュートを試みたが、ボールは、GKムスレラの手に収まっただけだった。
 同23分、ガラタサライが先制した。左サイドから、オメル・バイラムがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたセリがヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。
 同26分、左サイドからオメル・バイラムが蹴ったフリーキックに対し、ペナルティエリア内でジャンプ一番、クリスチャン・ルインダマがヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKファルノッレが大きくクリアした。
 同28分、ペナルティエリア・ライン上からセリがセンタリングを入れると、ライアン・バベルが、ペナルティエリア内からヘディングシュートを見せたが、GKファルノッレがコーナーキックに替えた。そして、前半は、アウェーのガラタサライが、0:1とリードを保って終わった。
 後半18分、ギレルメが、右サイドから蹴ったフリーキックからのボールを、ディフェンダーが大きくクリアした。ペナルティエリア外で、そのボールを得たアクアがシュートを放つと、ボールは、GKムスレラからこぼれ、シャーレリの前に転がった。シャーレリは、ペナルティエリア内にいたドナルドに、そのボールを出した。ドナルドがシュートを試みたが、GKムスレラが大きくクリアしてしまった。
 同21分、中盤からギレルメが出したパスを受けたヤホヴッチがシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 同33分、右サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、フロリン・アンドネからのパスを受けたライアン・バベルが、ボールをレミナに渡した。そのレミナがシュートを試みたが、ボールは、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同44分、ホームの新マラテヤ・スポルが同点に追いついた。アクアが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ペナルティエリアでいいジャンプを見せたヤホヴッチが、ペナルティエリア内にいたギレルメにボールを落した。そのギレルメが、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKムスレラの股間を抜け、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。1:1。そして、試合は1:1のまま終わりを迎えたのだった。

【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサーム・チェバケ、ムスタファ・アクバシュ、ロビン・ヤルチュン、サクブ・アイタッチ=アフリイエ・アクア、ジラーヌ・シャーレリ=ギレルメ・マルクス(後半ロスタイム1分:アルトゥール・ミナ)、ミッチェル・ドナルド(後半34分:エレン・トズル)、ラフマン・ブーラ・チャーウラン(後半14分:モリケ・フォファナ)=アディス・ヤホヴィッチ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=シェネル・オズバイラクル、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都(後半45分:マリオ・レミナ)=ジャン・ミシェル・セリ(後半45分:ラダメル・ファルカオ)、スティーヴン・エンゾンジ、オメル・バイラム=アデム・ブユック、フロリン・アンドネ(後半38分:ジミー・ドゥルマズ)、ライアン・バベル



フェネルバフチェ 2:1 アンカラ・グジュ(フォトマッチ紙+TRT補綴 19. 9.22)

ザンカ(フェネルバフチェ公式HP) ヴェダト・ムリキ(中)(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ第5節で、フェネルバフチェは、ホームにアンカラ・グジュを迎えた。フェネルバフチェは、0:1と先制を許したものの、2:1と逆転勝利をあげた。

 トルコ・リーグ第5節で、フェネルバフチェは、0:1と先制を許した試合で、ホームでアンカラ・グジュを2:1でくだした。前半16分、アウェーのアンカラ・グジュが、デヴァー・オージルのゴールで先制した。ラミが中盤で出したパスをカットしたセダト・アーチャイが、1本のパスで、ディフェンスの裏に出した。デヴァー・オージルが、そのボールに追いつき、ペナルティエリア内へ入るやシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 このゴールの僅か4分後、フェネルバフチェは、ザンカのヘディングシュートにより同点に追いついた。デニズ・トゥルチが右コーナーキックを蹴ると、GKコルジャン・チェリカイが外に出そうとしてミスをすると、ボールは、ファーサイドにいたザンカに向かい、そのザンカがヘディングシュートでゴールを決めたのだった。1:1。同41分には、左足首を傷めたガリー・ロドリゲスが、エムレ・ベレズオウルと交替した。そして、前半は1:1のスコアのまま終わったが、ホームのフェネルバフチェは、後半に入るにあたり、アディル・ラミとジャイルソン、アンカラ・グジュは、セブライル・カラエルとハサン・カヤの交替でピッチに降りた。
 後半28分、フェネルバフチェは、ヴェダト・ムリキが舞台に上がった。左サイドから相手選手をかわしながらペナルティエリア内へと入ったマックス・クルーゼがセンタリングを入れると、ヴェダト・ムリキは楽々ゴールを決めることができた。2:1。そして、このスコアのまま試合は終わった。これとともに、フェネルバフチェは勝ち点を10とし2位に上がった。一方のアンカラ・グジュは、勝ち点5で13位だ。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=オザン・トゥファン、アディル・ラミ(後半1分:ジャイルソン)、マティアス・ザンカ、ナビル・ディラル=トルガ・ジエルジ、ルイス・グスターヴォ=デニズ・トゥルチ(後半41分:トルガイ・アルスラン)、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス(前半41分:エムレ・ベレズオウル)=ヴェダト・ムリキ
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=セブライル・カラエル(後半1分:ハサン・カヤ)、アンテ・クルシッチ、ミカエル・パズダン、ティアゴ・ピント=リカルド・ファティ(後半30分:アイドゥン・カラブルト)、ウィルフレッド・モケ=セダト・アーチャイ、ヘクター・カンテロス、イルハン・パルラク=デヴァー・オージル



ギョズテペ、コンヤ・スポルを倒し、初の勝ち点3(サバハ紙+ファナティック紙&ベイン・スポル映像補綴 19. 9.21)

アルパルスラン・オステュルクを讃える(フォトマッチ紙) モッソーロ(左)ジェヴトヴィッチ(右)(ギョズテペ公式HP)  トルコ・リーグ第5節開幕試合で、ギョズテペが、ホームで、アルパルスラン・オステュルクのPKでコンヤ・スポルを1:0でくだし、今季初勝利をあげた。

 ギョズテペが、トルコ・リーグ第5節開幕試合で、ホームでコンヤ・スポルを1:0でくだし、今季の初勝利をあげた。ギョズテペに勝利をもたらしたゴールは、後半31分、PKをアルパルスラン・オステュルクが決めたものだった。この結果、ギョズテペは、勝ち点を5に伸ばしたのに対し、コンヤ・スポルは、勝ち点6に留まった。

                 試合経過

 前半5分、セルダル・ギュラルが、右サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内にいたポコが合わせてシュートを放ったが、GKセルカン・クルントゥルが、コーナーキックに替えた。
 同12分、GKセルカン・クルントゥルが出したボールが、あまり飛ばず、そのボールを奪ったジェロームが、ボールをモッソーロに出した。モッソーロが、シュートをしようとしたボールが、ゴール前の混戦を生み、結果的にセルダル・ギュラルの前に転がり、セルカン・クルントゥルが前に出ているのを見たセルダル・ギュラルがシュートを放ったが、ゴール前に立ちはだかったアリ・トゥランが、これを防いだのだった。
 同17分、ソネル・アイドードゥが、左サイドからペナルティエリアへと入れたセンタリングに、セルダル・ギュラルがヘッドで合わせゴールを狙ったが、セルカン・クルントゥルが大きくクリアしてしまった。
 同36分、左サイドから、ベルカンがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたソネル・アイドードゥが仕上げをしようとしたが、GKセルカン・クルントゥルが、これを防いだ。
 前半は、両者ともにゴールをあげられずに終わった。

 後半4分、中盤でマルコ・ジェヴトヴィッチに対するファウルが行われたあと、アンドレ・ポコに対してイエローカードが出された。だが、そのあとヴィデオ判定システム審判からの警告で確認に入ったオズギュル・ヤンカヤ主審はレッドカードに替え、一発退場とした。
 同21分、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で得たフリーキックをセルダル・ギュラルが蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同29分、ベルカン・エミルが左サイドからフリーキックを蹴ったとき、ペナルティエリア内にいたアニシッチがハリル・アクプナルに執った行為を咎め、オズギュル・ヤンカヤ主審はPKを指示した。同31分、このPKを、アルパルスラン・オステュルクが決め、スコアを1:0とした。
 同42分、ゴール正面で得たフリーキックを、ハジャフメトヴィッチが蹴ったが、ボールはGKベトの胸に収まった。
 そして、結局、試合は、ギョズテペが1:0のリードを保ったまま終わった。

【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、アルパスラン・オズテュルク、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=アンドレ・ポコ=ステファノ・ナポレオニ(後半19分:アンドレ・カストロ)、マルシオ・モッソーロ、ソネル・アイドードゥ、セルダル・ギュラル(後半36分:ワレス・レイス)=カメロン・ジェローム(後半29分:ハリル・アクブナル)
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ(後半26分:ムジャヒト・ジャン・アクチャイ)、アリ・トゥラン(後半41分:エルドン・ダチ)、マリン・アニシッチ、アルペル・ウルダー=マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半17分:アミル・ハジャフメトヴィッチ)、ジャン・ジョンソン=オメル・アリ・シャヒネル、デニ・ミロセヴィッチ、ファルク・ミヤ=リヤド・バジッチ



ヘタフェ 1:0 トラブゾン・スポル(ヒュリエット紙+TRT補綴 19. 9.20)

アヴディジャージ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ンワケメ(左端)ホセ・ソーサ(右端)(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルが、UEFA欧州リーグ第1戦を、スペインのヘタフェとアウェーで対峙した。前半18分、ホームのヘタフェは、アンヘル・ロドリゲスがゴールを決め1:0と先制した。前半は、ヘタフェが1:0とリードして終わった。トラブゾン・スポルは、ホセ・ソーサが、後半10分にイエローカードをもらった。同14分には、トラブゾン・スポルは、ドーアン・エルドーアンに替えてアブドゥルカディル・パルマクを投入した。だが、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、トラブゾン・スポルは0:1で敗れた。

 前半18分、ラウル・ガルシアが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドで跳びこんで来たアンヘル・ロドリゲスがヘッドで合わせた。そのボールが、上のバーに当たってからゴールインした。1:0。
 同35分、右コーナーキックをホセ・ソーサが蹴ると、PKポイントにいたアレクサンダー・ソルロートがヘッドで合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 後半14分、ヘタフェの右サイドでの攻撃で、アラン・ニョムが、ゴールマウスに向けた強いセンタリングを入れると、GKウーウルジャン・チャクルが、このボールを手で弾き出し大きくクリアした。
 同21分、アンヘル・ロドリゲスが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から枠を捉えたシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同25分、ダビド・ティモールが、ペナルティエリア・ライン上から枠を捉えたシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり方向を変えたが、ウーウルジャン・チャクルが倒れ込みながらもボールをコントロールした。
 同30分、ディフェンスからのこぼれ球を得たケネディが、PKポイントの後ろで体を反転させてシュートを放ったが、ウーウルジャン・チャクルが、倒れ込みながらもうまくボールをコントロールした。
 同36分、マタが、ディフェンダーをすり抜け、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放ったが、ウーウルジャン・チャクルが、際どいところでコーナーキックに逃げた。
 同45分、ホセ・ソーサからのパスを、右サイドで得たダニエル・スタリッジが、ペナルティエリア内へと持ち込むやシュートを放ったが、ボールは相手ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わった。そして、試合は、ヘタフェが1:0とリードを保ったまま終わることになった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=ジョン・オビ・ミケル=ドニス・アヴディジャージ(後半1分:ダニエル・スタリッジ)、ドーアン・エルドーアン(後半14分:アブドゥルカディル・パルマク)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ(後半38分:フラトジャン・ウズム)=アレクサンダー・ソルロート



UEFAチャンピオンズリーグ:ガラタサライ、ベルギーから勝ち点1で戻る(サバハ紙+ファナティック紙補綴 19. 9.19)

ソフィアン・フェグリ(右)(ガラタサライ公式HP) ライアン・バベル(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、UEFAチャンピオンズリーグA組第1戦を、アウェーで戦い、クラブ・ブルージュと0:0で引き分け、ヨーロッパのカップ戦を勝ち点1で始めた。

 UEFAチャンピオンズリーグA組第1戦、ガラタサライは、ベルギーのクラブ・ブルージュと対峙した。ジャン・ブレーデル・スタジアムで行われたこの試合、ガラタサライは0:0で引き分け、チャンピオンズリーグの戦いを勝ち点1で始めた。チャンピオンズリーグの第2戦では、ガラタサライは、10月1日(火)に、フランスのパリ・サンジェルマンを、ホームに迎える。

                 試合経過

 前半19分、ルード・フォーマーが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ミトロヴィッチが、ペナルティエリア内でヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同31分、ガラタサライがゴールに迫った。ディフェンスから出されたロングボールに対して、マタが、左サイドでボールの処理を誤った。このボールを奪い取ったライアン・バベルが、相手選手をすり抜け、ペナルティエリア内でGKと1対1となった。だが、ライアン・バベルが放ったシュートを、ミニョレがゴールを許さなかった。
 同34分、クラブ・ブルージュがゴールに迫った。オケレケのシュートが、ディフェンスからこぼれ、左サイドバックのリッカの前に転がった。そのリッカが、ゴール左斜め前からシュートは、上のバーに当たり外に出て行った。
 同42分、ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応したボナヴェントゥーラが、右サイドからペナルティエリア内へと入るやシュートを放ったが、ボールは、ファーサイドのサイドバーを逸れて外に出て行った。そして、前半は、両者無得点で終わった。
 後半6分、クラブ・ブルージュがゴールに迫った。中盤からディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応したボナヴェントゥーラが、ペナルティエリア内へ入りシュートを放った。だが、ムスレラが、ボールがゴールを捉えるのを許さなかった。
 同9分、右コーナーキックに対し、オケレケがペナルティエリア内でヘッドで合わせた。だが、ムスレラが、枠に向かったボールを防ぎ、その後、ディフェンダーが多くクリアした。
 同16分、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で、ジャン・ミシェル・セリからのパスを目の前で受けたソフィアン・フェグリがシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同37分、長友が、ロングシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーを外れて外に出て行った。
 同45分、ジャン・ミシェル・セリが蹴った右コーナーキックに、ファルカオがニアサイドでヘッドで合わせたが、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。そして、結局、試合は、両者ともに無得点のまま終わったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ(後半45分:シェネル・オズバイラクル)、マルカオ、クリスチャン・ルインダマ、長友佑都=スティーヴン・エンゾンジ=ソフィアン・フェグリ、ジャン・ミシェル・セリ、マリオ・レミナ(後半15分:エムレ・モル)、ライアン・バベル=ラダメル・ファルカオ



フェネルバフチェ、先発メンバー変更(TRT 19. 9.18)

エルスン・ヤナル監督(フォトマッチ紙)  ここ2試合で勝ち点を5も失ったフェネルバフチェは、特にアランヤ・スポル戦でのディフェンス陣の個人的なミスが注目された。そのため、エルスン・ヤナル監督は、この土曜日に予定されているアンカラ・グジュ戦では、若干の変更を行うつもりだ。

 第2節までに見せたプレーで、トルコ・リーグにいい臨み方をしたフェネルバフチェだったが、その後の2試合では、求めているものを見いだせなかった。アランヤ・スポルとのアウェー戦の3:1での敗戦から戻ることになったフェネルバフチェは、ディフェンス陣のミスが目立った。この試合では、特にザンカ、ジャイルソン、オザン・トゥファン、ナビル・ディラルが、厳しい時間を強いられていた。
 そこで、エルスン・ヤナル監督は、次節のアンカラ・グジュ戦では、ディフェンス・ラインの変更を検討している。ほぼ準備の整っているアディル・ラミを、ザンカと並べて起用することが予想される。故障が癒えて、練習を続けているマウリシオ・イスラの状態を気にしている。このチリ人選手マウリシオ・イスラの準備が整っている場合は、ここ3節右サイドバックでプレーしてきたオザン・トゥファンは、出場の機会を返上することになる。ハサン・アリ・カルドゥルムが故障のため、ナビル・ディラルは、アンカラ・グジュ戦でも同じポジションに着くものと思われる。エムレ・ベレズオウルを欠くため、中盤をトルガ・ジエルジとルイス・グスターヴォの2人で構成していたが、ボールを前線へと送るのに苦しんでいた。エムレ・ベレズオウル主将の復帰とともに、エムレ・ベレズオウルとルイス・グスターヴォという2人が中盤を担うものとの情報だ。



フェネルバフチェが先制、アランヤ・スポルが仕上げた(NTV+TRT補綴 19. 9.17)

パピス・シセ(タクヴィム紙) ウエリントン・シルヴァ、ヴェダト・ムリキ、ジャルマ・カンポス(左から)(タクヴィム紙)  アランヤ・スポルが、ホームで0:1と先制を許した試合で、最後は、フェネルバフチェを3:1でくだした。アランヤ・スポルは、勝ち点を12とし首位を守り、フェネルバフチェは、今季初の敗北を喫した。

 トルコ・リーグ第4節で、フェネルバフチェは、首位のアランヤ・スポルとアウェー戦を戦った。フェネルバフチェは、アウェー戦で先制したにも拘わらず、これを守ることができず、1:3の敗北を喫したのだった。フェネルバフチェのゴールは、前半39分にトルガ・ジエルジが決め、アランヤ・スポルのゴールは、前半ロスタイム3分と後半1分にパピス・シセ、同17分にジュニオール・フェルナンデスが決めた。
 テンポが上がらない状態で始まったこの試合、最初の危険な場面を作ったのはフェネルバフチェの方だった。前半16分、右サイドから内へと入れられたセンタリングに対し、ファーサイドでボールを得たマックス・クルーゼだったが、うまくボールに触れられず、惜しいゴールチャンスを逸してしまった。
 同22分、アランヤ・スポルのエフェジャン・カラジャが走っているときに、故障を発生させた。ピッチサイドに向け交替要請のサインを送ったエフェジャン・カラジャは、治療受けたあと、担架で搬出された。そして、同24分、ジャルマ・カンポスが交替で入った。

                 ゴールの幕開けはトルガ・ジエルジ

 同39分、フェネルバフチェが先制した。ゴール右斜め前から、ヴェダト・ムリキとパス交換をしてペナルティエリア内へと入ったガリー・ロドリゲスが、ボールを内へと入れると、マックス・クルーゼが横に逸らしたところ、トルガ・ジエルジが強烈なシュートを放つと、ボールは、GKマラフォナの左を抜けゴールネットに収まったのだった。0:1。と同時に、この試合で、初めて枠を捉えたシュートがゴールとなったのだった。

                 アランヤ・スポル、再生

 0:1と先制を許したあと、同点に追いつこうとプレッシャーを強めていったアランヤ・スポルは、一瞬、試合が止まったような瞬間、求めていたゴールをあげた。同ロスタイム3分、空中のボール処理を巡り、アルタイ・バユンドゥルとザンカが意思の疎通を欠いたのを咎め、ペナルティエリア内でボールを得たパピス・シセがゴールを決め、スコアを1:1とした。
 前半は1:1で終わったが、後半早々に、アランヤ・スポルがゴールを決めた。ディフェンスからボールを出そうとしたジャイルソンのミスキックを咎めボールを奪ったパピス・シセが、GKと1対1となりゴールを決めたのだった。今回も、フェネルバフチェのディフェンスのミスを咎め、2:1とリードを奪うことになった。
 同17分、フェネルバフチェのディフェンスの個人的ミスが、更に1点を献上してしまった。オザン・トゥファンが、ジェイフン・ギュルセラムに奪われたボールを追いかけたジュニオール・フェルナンデスが、ペナルティエリア内へ入り、ゴール左斜め前で、そのボールに触れるとゴールが決まったのだった。このゴールで、アランヤ・スポルは、スコアを3:1とした。

                 フェネルバフチェ、初の敗戦、アランヤ・スポル、首位を譲らず

 残りの時間では他のゴールは生まれず、アランヤ・スポルが3:1でフェネルバフチェをくだし、勝ち点3を得た。フェネルバフチェは、今季初の敗北を、このアウェー戦で喫してしまった。この結果、フェネルバフチェは勝ち点7に留まり、アランヤ・スポルは4勝目をあげ、勝ち点12で首位の座を守ったのだった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、ウエリントン・シルヴァ、スティーヴン・コールカー、ファブリス・ンサカラ=マノリス・シオピス、ジェイフン・ギュルセラム(後半35分・サリフ・ウチャン)=エフェジャン・カラジャ(前半24分:ジャルマ・カンポス)、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス(後半24分:ヤシン・バンムー)=パピス・シセ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=オザン・トゥファン、マティアス・ザンカ(後半23分:フェルディ・カドゥオウル)、ジャイルソン、ナビル・ディラル=トルガ・ジエルジ、ルイス・グスターヴォ=デニズ・トゥルチ(後半23分:アルペル・ポトゥク)、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス(後半40分:メヴルト・エルディンチ)=ヴェダト・ムリキ



トラブゾン・スポル、ホームで引き分ける(ポスタ紙 19. 9.16)

ピエール・イヴ・ポロマ、ソルロート、ファブリシオ・バイアノ、ベラト・アイベルク・オズデミル(左から)(NTV) ンワケメ(左)アフメット・オウズ(右)(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第4節で、トラブゾン・スポルとゲンチレル・ビルリーイが2:2で引分けた。

 前半10分、ンワケメが、左サイドからセンタリングを入れると、PKポイントの背後にいたホセ・ソーサが、それに合わせて強烈なシュートを放ったが、GKエルタッチ・オズビルがパンチングで防ぎ、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。
 同17分、トラブゾン・スポルがゴールを決めた。ペレイラが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドでいい位置にいたノヴァクがヘッドで合わせると、ボールは、GKエルタッチ・オズビルの左を抜け、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットに収まった。1:0。
 同44分、ゲンチレル・ビルリーイが同点に追いついた。シオのパスに、ペナルティエリア内で走り込んで来たスタンクがグランダーのシュートを放つと、ボールは、ウーウルジャン・チャクルの左を抜け、ゴールネットに収まったのだった。1:1。
 後半10分、アフメット・オウズが、ペナルティエリアの左側で、ンワケメを倒すと、この試合の主審メテ・カルカヴァンは、PKを指示した。同12分、ソルロートが、このPKを蹴ると、GKエルタッチ・オズビルが跳んだとは反対方向にボールを蹴り込み、トラブゾン・スポルが、再度、勝ち越した。2:1。
 同39分、ゲンチレル・ビルリーイは、再度、同点に追いついた。カンデアが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、セセニョンの前にボールを出した。そのセセニョンがグランダーのシュートを放つと、トラブゾン・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:2。
 そして、試合は、このスコアのまま終わった。トラブゾン・スポルは、ホームで、勝ち点2を失ってしまった。トルコ・リーグ第1節で、カスムパシャとのアウェー戦を1:1で引き分け、第2節で新マラテヤ・スポルを2:1でくだしたあと、フェネルバフチェとのイスタンブルでの試合で1:1と引き分けたトラブゾン・スポルは、ゲンチレル・ビルリーイとの一戦でも、2:2と引き分けたのだった。これで、トラブゾン・スポルは、今季冒頭の4節で3引き分けとなり、勝ち点6を失ってしまった。

                 負けない試合は続く

 トラブゾン・スポルは、ゲンチレル・ビルリーイ戦で勝ち点2を失ったにも拘らず、負けない試合は続いた。昨季の第22節、ホームでアランヤ・スポルに0:2で敗れて以後、ここまでの15試合で10勝5分のトラブゾン・スポルは、これで、負けない試合は16試合連続となった。

                 ゲンチレル・ビルリーイ、初の勝ち点

 今季、トルコ・リーグに復帰したゲンチレル・ビルリーイが、トラブゾン・スポルとのアウェー戦で、初の勝ち点を獲得した。チャイクル・リゼに0:1、ガジシェヒル・ガジアンテップに4:1、バシャクシェヒル・スポルに1:2という戦いをしてのち、トラブゾン・スポルと2:2で引き分け、初の勝ち点を得たのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、イヴァニルド・フェルナンデス(前半44分:ヒュセイン・テュルクメン)、フィリップ・ノヴァク=ジョン・オビ・ミケル=ドニス・アヴディジャージ(後半25分:ダニエル・スタリッジ)、アブドゥルカディル・パルマク(後半41分:フラロジャン・ウズム)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート
【ゲンチレル・ビルリーイ】エルタッチ・オズビル=アフメット・オウズ、フラヴィオ・ラモス(後半38分:マッツ・セウンティエンス)、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・イヴ・ポロマ=ファブリシオ・バイアノ、ベラト・アイベルク・オズデミル(後半25分:アブドゥラエ・ディアッロ)=ダニエル・カンデア、ステファン・セセニョン、ボグダン・スタンク(後半25分:フロイド・アイテ)=ジョヴァンニ・シオ



5ゴール、3枚のレッドカード、ベシクタシュ、ガジアンテップで失う、3:2(NTV+ファナティック紙補綴 19. 9.15)

ギュライ・ヴラル(右)を讃えるカヨデ(左)(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター) カヨデ(左)を倒すドマゴイ・ヴィダ(右)(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター)  トルコ・リーグで、ガジシェヒル・ガジアンテップとアウェー戦を戦ったベシクタシュが、3:2で敗れた。5ゴールが生まれたこの試合、ガジシェヒル・ガジアンテップは2本のシュートがバーに嫌われ、3枚のレッドカードが出された。

 トルコ・リーグ第4節で、ベシクタシュは、トルコ・リーグ新参のガジシェヒル・ガジアンテップとアウェー戦を戦った。アウェーのベシクタシュが、3:2で敗れたこの試合、バーに嫌われたシュート、レッドカードが出され、特徴のあるものとなった。ベシクタシュでは、ドマゴイ・ヴィダとモハメド・エルネニーが、ガジシェヒル・ガジアンテップでは、オラレンワジュ・カヨデが、試合に最後まで出ることは許されなかった。
 両者が求めていたゴールは、早々にPKから生まれた。前半6分、ロリス・カリウスと1対1となったカヨデが、ペナルティエリア内で、ドマゴイ・ヴィダの倒れ込みながらのチェックを受けるとピッチに倒れ込み、チームにPKをもたらした。ハリル・ウムト・メレル主審は、これを咎めて、ドマゴイ・ヴィダに一発退場となるレッドカードを出し、そして、与えられたPKをパトリック・トゥマシが決め、ガジシェヒル・ガジアンテップが1:0と先制した。

                 ゴールポストが、ガジシェヒル・ガジアンテップの邪魔をする

 1:0と先制したあと、ガジシェヒル・ガジアンテップは攻撃を続け、ベシクタシュは、試合を通じて厳しい時間を送らねばならなかった。同26分、トゥマシがバーに嫌われ、同32分には、オウズ・ジェイランがバーに嫌われた。前半は、他のゴールは生まれることはなく、ガジシェヒル・ガジアンテップが1:0とリードを保ったまま終わった。

                 後半は、2枚のレッドカード、4ゴール

 後半に入ると、試合が動いた。ベシクタシュは、相手ゴールに効果的な攻撃をできないでいたのに対し、ガジシェヒル・ガジアンテップは、相次ぐ攻撃で結果を出した。同13分、ギュライ・ヴラルが、スコアを2:0とするゴールを決めた。右サイドからのスローインを得たガジシェヒル・ガジアンテップは、カヨデがセンタリングを入れると、それに合わせてギュライ・ヴラルが、ペナルティエリアの外から走り込んで来て、きれいなゴールを決めたのだった。このゴールのあと、ベシクタシュのプレーぶりが落ちて行ったが、同30分、モハメド・エルネニーとカヨデとのせめぎ合いで緊迫した空気となったが、これは、この2人には大きな代償が伴った。そのときの様子を、ヴィデオ判定システムで確認したハリル・ウムト・メレル主審は、両選手にレッドカードを出し、2人とも退場処分とした。

                 ベシクタシュは立ち上がったが、不十分だった

 ガジシェヒル・ガジアンテップは、同37分、ユスフ・チブサーのゴールが生まれ、スコアを3;0とした。チブサーが、左にいたギュライ・ヴラルにボールを出したあと、ギュライ・ヴラルのセンタリングに合わせてボールコースに入り、ボールを得てシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。線審は、オフサイドがあったとしたが、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールが認定された。このゴールのあと、ベシクタシュは2ゴールを決め、試合を均衡あるものとした。同38分に投入されたウムト・ナイルが、1分も経たずにゴールを決め、スコアを3:1とした。今度は、アッティバ・ハッティンソンが舞台に上がり、スコアを3:2とした。右コーナーキックに、アッティバ・ハッティンソンがヘッドで合わせると、相手ゴールネットを揺らしたのだった。残りの時間、ベシクタシュは、同点にしようとプレッシャーを強めていったが、結果には繋がらなかった。その結果、ガジシェヒル・ガジアンテップが3:2で勝ち、勝ち点3を得たのだった。この結果を受けて、ガジシェヒル・ガジアンテップは、勝ち点を7に伸ばしたのに対し、ベシクタシュは勝ち点4に留まっている。

【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=アブドゥル・テッテー、パピィ・ジロボジ=ギュライ・ヴラル(後半13分:フルカン・ソヤルプ)、スレイマヌ・ディアッラ(後半14分:ラマン・チブサー)、パトリック・トゥマシ(後半32分:ムハメット・デミル)=オラレンワジュ・カヨデ
【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトール・ルイス、ジャネル・エルキン=モハメド・エルネニー、ドルクハン・トコズ(後半22分:アッティバ・ハッティンソン)=アブドゥライ・ディアビ(後半22分:タイラー・ボイド)、アデム・リャイッチ、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ=ギュヴェン・ヤルチュン(後半38分:ウムト・ナイル)



ガラタサライ 1:0 カスムパシャ(ミリエット紙 19. 9.14)

クアレスマ、長友、マルカオ(左から)(カスムパシャ公式HP) ファルカオ(フォトマッチ紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第4節でホームに迎えたカスムパシャを、世界的に著名なゴールゲッターのラダメル・ファルカオのゴールで、1:0でくだした。

 有力な優勝候補のガラタサライが、トルコ・リーグ第4節で、カスムパシャを唯一のゴールで退けた。新加入のレミナとファルカオが、初めて出場した試合で、ガラタサライに勝ち点3をもたらしたゴールは、前半38分、コロンビア人選手ファルカオがあげたものだった。ガラタサライは、この勝利で勝ち点を7に伸ばしたのに対し、カスムパシャは勝ち点1に留まった。なお、ガラタサライは、次の水曜日には、チャンピオンズリーグでクラブ・ブルージュと、ベルギーで対峙する。

                 試合経過

 前半17分、ペナルティエリア内へと放り込まれたロングパスを、ライアン・バベルが、ワンタッチでファルカオに出した。ファルカオが、瞬間、GKと1対1となったところ、カスムパシャのディフェンダーが、ボールの前に体を放り出し、シュートが枠に向かうのを許さなかった。
 同18分、レミナの左サイドからのパスを、ファルカオが受けた。そのファルカオが、体を反転させてシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同34分、左サイドで得たフリーキックを、ユネス・ベランダがペナルティエリア内へと蹴った。スティーヴン・エンゾンジが、それに合わせて、ヘディングシュートを試みたが、ボールはGKに収まっただけだった。
 同38分、ガラタサライにゴールが生まれた。左サイドからペナルティエリア近くまでボールを持ち込んだオメル・バイラムのパスを受けたファルカオがシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たりゴールインしたのだった。1:0。
 同40分、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で、ユネス・ベランダからのボールを得たライアン・バベルが強烈なシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えず外に出て行ってしまった。
 同43分、ハジュラディノヴィッチのセンタリングが、直接ゴールマウスを捉えた。だが、ムスレラが、際どくコーナーキックに替えた。
 後半5分、ユネス・ベランダが、左サイドで蹴ったフリーキックに、マルカオがヘッドで合わせた。ボールは、ゴールの左隅を捉えたが、GKファーティフ・オズテュルクが際どくコーナーキックに替えた。
 同14分、ペナルティエリア外から、リカルド・クアレスマの放ったシュートは、ムスレラが抑えた。
 同35分、ユネス・ベランダが、中盤から出したロングボールに追いついたファルカオが、ペナルティエリアのゴール右斜め前からシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行っただけだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マルカオ、クリスチャン・ルインダマ、長友佑都=スティーヴン・エンゾンジ=ソフィアン・フェグリ(後半34分:アデム・ブユック)、ユネス・ベランダ、マリオ・レミナ(前半30分:オメル・バイラム)、ライアン・バベル=ラダメル・ファルカオ(後半45分:ラダメル・ファルカオ)
【カスムパシャ】ファーティフ・オズテュルク=ストラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユースフ、ヴェイセル・サル、カリム・ハフェズ(後半36分:トビアス・ハインツ)=アイタッチ・カラ=リカルド・クアレスマ、アブドゥル・カリリ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、イルハン・デペ(後半26分:オリヴィエ・ヴェニョー)=マメ・ティアム(後半26分:ムスタファ・ペテクメク)



エムレ・ベレズオウル、アランヤ・スポル戦は無理(サバハ紙 19. 9.13)

エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  トルコ代表から腰に痛みを抱えて戻ってきたエムレ・ベレズオウル主将は、アランヤ・スポルとのアウェー戦への出場は無理だ。

 フェネルバフチェのメディカルチームが行った検査の結果、エムレ・ベレズオウルの状態が明らかになった。エムレ・ベレズオウルは、この日曜日にアウェーで戦うアランヤ・スポル戦への出場はできない。トルコ代表のアンドラ代表戦後、腰の痛みが増したエムレ・ベレズオウルは、モルドヴァ代表戦には先発メンバーを外れていた。

                 マウリシオ・イスラ、ヴィクター・モーゼス、ハサン・アリ・カルドゥルムも間に合わず

 エムレ・ベレズオウルとともに、故障を抱え、長期に渡り治療を受けているハサン・アリ・カルドゥルム、マウリシオ・イスラ、ヴィクター・モーゼスも、アランヤ・スポル戦には間に合わない。フィジカル的には整っている新加入のルイス・グスターヴォは、出場の機会さえ与えられればピッチに立つことはできる状態だ。



トラブゾン・スポル、更にもう1つ! エクバンより悪い知らせ(ファナティック紙 19. 9.12)

エクバン  トラブゾン・スポルは、カレブ・エクバンが、左足小指を骨折したことを発表した。アブドゥルカディル・オミュル、ユスフ・サルに次いで、カレブ・エクバンが故障を発生させたことは、トラブゾン・スポルを意気消沈させている。

 トラブゾン・スポルで、故障者発生の連鎖が断ち切れない。アブドゥルカディル・オミュル、ユスフ・サルに次いで、カレブ・エクバンも傷んでしまった。トラブゾン・スポルの昨夜の練習で、フェルナンデスとのせめぎ合いのなか傷んだカレブ・エクバンは、左足小指を骨折したことが明らかにされたのだ。
 トラブゾン・スポルは、公式HPで、次のように述べている。「本クラブの今夜の練習で、左足に受けた打撲の結果、故障を発生させたカレブ・エクバンは検査を受けた。レントゲンとCT検査を受けたのだ。その結果、左足小指中足骨甲側を骨折していることが判ったカレブ・エクバンは、手術の必要があるとの所見が出た」。
 ガーナ人選手カレブ・エクバンは、今後約6週間、ピッチに立てなくなった。カレブ・エクバンは、UEFA欧州リーグ4試合で4ゴール、トルコ・リーグ3試合で1ゴール、合計で、今季7試合で5ゴールを記録しており、トラブゾン・スポルでは、ここまでの得点王だ。



モルドヴァ 0:4 トルコ(トルコ・サッカー協会公式HP+ファナティック紙補綴 19. 9.11)

ジェンク・トスン(TRT) ドルクハン・トコズ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  2020欧州選手権予選を戦うトルコ代表は、H組での第6戦をアウェーで戦い、モルドヴァ代表を0:4でくだした。モルドヴァの首都キシネフのジンブル・スタジアムで行われ、イタリア・サッカー協会のダヴィデ・マッサが裁いたこの試合、トルコ代表のゴールは、前半37分と後半34分にジェンク・トスンが、後半12分にデニズ・トゥルチが、そして、同43分にユスフ・ヤズジュが記録した。

 H組で本日行われた試合で、フランス代表がアンドラ代表を4:0でくだし、アルバニア代表はアイスランド代表を4:2でくだした。この結果、H組では、フランスとトルコが勝ち点15に達し、アイスランドは同12に留まった。

                  試合経過

 前半20分、ウムト・メラシュが、左サイドから入れたセンタリングに合わせて、ペナルティエリア内にいたジェンク・トスンが、いいポジション取りからシュートを試みたが、GKコシェレフがコーナーキックに替えた。
 同27分、サンドゥが、ペナルティエリア外からシュートを放つと、ボールは枠を捉えていたが、ペナルティエリア内にいたメリヒ・デミラルの頭に当たり方向を変え、バーの上を越えて外に出て行きコーナーキックに替わった。
 同37分、トルコ代表が先制した。ドルクハン・トコズが、相手ディフェンス裏にめがけてスルーパスを出した。ペナルティエリア外でボールをコントロールしたジェンク・トスンは、ボールをゴールエリア内へと送った。ボールは、前に出ていたGKコシェレフの頭上を越え、ペナルティエリア内へと入ったジェンク・トスンがシュートを放つと、ボールは、モルドヴァ代表のゴールに収まったのだった。0:1。そして、前半は、トルコ代表が0:1とリードしたまま終わった。
 後半12分、トルコ代表が、点差を2と拡げた。同11分、ジェンク・トスンがペナルティエリア外でピッチに倒れた。これで与えられたフリーキックを、ゴールまではかなりの距離があったが、デニズ・トゥルチが蹴ると、ボールは枠に当たってのちゴールインしたのだった。
 同19分、ドルクハン・トコズがスルーパスを出すと、ジェンク・トスンが、このボールを得た。ペナルティエリア内ゴール右斜め前で、GKコシェレフをかわしたのち狭い角度からシュートを放ったが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同34分、トルコ代表が3点目を決めた。ゼキ・チェリクが、右サイドからセンタリングを入れた。ハカン・チャラノウルが、それに合わせて、倒れ込みながらシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。そこへ詰めていたジェンク・トスンが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。0:3。
 同43分、トルコ代表は、スコアを0:4とした。ジェンク・トスンからのパスを受けたユスフ・ヤズジュが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から右足一閃、素晴らしいシュートを放つとゴール右上隅に突き刺さったのだった。0:4。

【トルコ】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク、メリヒ・デミラル、カーン・アイハン、ウムト・メラシュ=オザン・トゥファン、ドルクハン・トコズ=デニズ・トゥルチ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半35分:ユスフ・ヤズジュ)、ケナン・カラマン(後半25分:ハカン・チャルハノール)=ジェンク・トスン



アブドラハ・アヴジュ監督、FW起用を考える(ファナティック紙 19. 9.10)

アブドラハ・アヴジュ監督(フォトマッチ紙)  ガジシェヒル・ガジアンテップ戦でのFWに誰を起用するか決めかねているアブドラハ・アヴジュ監督は、アブドゥライ・ディアビかギュヴェン・ヤルチュンかのいずれかを選ぶことになる。それに次いで、同監督は、サイドの選手起用に決断することになる。

 今季2回目のアウェー戦を、ガジシェヒル・ガジアンテップと戦うベシクタシュのアブドラハ・アヴジュ監督は、FWに誰を起用するか、まだ決断していない。この問題への解答を見つけるため、ギュヴェン・ヤルチュンが代表から戻ってくるのを待つ同監督は、選択肢としてはアブドゥライ・ディアビかギュヴェン・ヤルチュンかだ。
 ブラク・ユルマズが、9月23日のバシャクシェヒル・スポル戦には間に合うため、この2人の中からの選択をせねばならない同監督は、ギュヴェン・ヤルチュンをFWとして使った場合には、サイドは、アブドゥライ・ディアビとバドゥ・ンディアエを起用することになろう。同監督が、FWにアブドゥライ・ディアビを選んだ場合は、とても多くの組み合わせが生まれる。バドゥ・ンディアエ以外にも、イェレマイン・レンス、オルカン、ボイド、ギュヴェン・ヤルチュンといったサイドをできる選手を持つ同監督は、今季当初よりFWとしてプレーしているため、ギュヴェン・ヤルチュンをFWとして起用することが、より可能性が高い。
 代表から戻ってくる選手は、故障がない限りは起用する方針の同監督は、新加入の選手からはモハメド・エルネニーを先発メンバーに入れることを考えている。同監督は、このエジプト人選手の傍らにはドルクハン・トコズを置くものと考えられる。



フェネルバフチェ、ヴィクター・モーゼスとマウリシオ・イスラが復帰(スター紙 19. 9. 9)

ヴィクター・モーゼス(ファナティック紙) マウリシオ・イスラ(イエニ・シャファク紙)  代表招集期間、選手を欠きながら練習を続けているフェネルバフチェで、スター選手から朗報が届いた。右サイドバックのマウリシオ・イスラと右サイドのヴィクター・モーゼスが、近い内にチームに合流して練習を再開し、アランヤ・スポル戦には間に合うというのだ。

 代表招集のためトルコ・リーグ休止期間を、最も有効活用できたのがフェネルバフチェだ。練習を全力で続けるフェネルバフチェだが、故国の代表に招集されたり、故障を抱える選手が多くて頭を抱えている。しかし、12日ある休止期間に、フェネルバフチェの2人のスター選手が戻ってくることが予想されているのだ。腿の肉離れで、約1ヶ月半ピッチから離れているマウリシオ・イスラと、同じ理由で、トルコ・リーグ第1節のガジシェヒル・ガジアンテップ戦で傷んだヴィクター・モーゼスの治療が完結間近なのだ。

                  機会を与えられれば、、、

 このため、この2選手は、チーム全体に与えられた1日の休暇のあと、チームに合流して練習を再開することが明らかにされた。マウリシオ・イスラとヴィクター・モーゼスは、中断期間明けの9月16日に予定されているアランヤ・スポル戦への出場も可能だ。



トルコ 1:0 アンドラ(ミリエット紙 19. 9. 8)

ユスフ・ヤズジュ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) オザン・トゥファン(左)を讃えるジェンク・トスン(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  2020欧州選手権予選で、トルコ代表が、アンドラ代表を、終盤に上げたゴールで1:0でくだした。

 2020欧州選手権予選H組第5戦で、トルコ代表は、アンドラ代表と対峙した。ヴォダーフォン・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表が1:0で制した。この試合唯一のゴールは、後半44分にオザン・トゥファンのあげたものである。この結果、トルコ代表は勝ち点を12に伸ばし、フランス代表に次いで、同組2位につけている。一方のアンドラ代表は、勝ち点0で同組最下位だ。

                 試合経過

 前半2分、ウムト・メラシュが、左サイドでゴールライン際まで迫り、センタリングを入れた。そのボールコースに斜めから跳びこんで来たユスフ・ヤズジュがヘディングシュートを試みると、GKゴメスが、辛うじて上に逸らしコーナーキックに替えた。
 同23分、トルコ代表が、とってもゴールに迫った。ギュヴェン・ヤルチュンが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からセンタリングを入れた。いい位置にいたゼキ・チェリクが、それに合わせて、ファーサイドで右足のインサイドでシュートを放つと、ボールは転がりながらファーサイドのポストを逸れて外に出て行ってしまった。
 同30分、ハカン・チャラノウルが、ペナルティエリアの外からゴールマウスを捉えた強烈なシュートを放ったが、ゴメスが胸に収めた。
 同39分、トルコ代表が、再度、危険な場面を作った。エムレ・ベレズオウルが、ペナルティエリア手前で、右サイドのゼキ・チェリクにボールを出した。ゼキ・チェリクが、ペナルティエリア内からセンタリングを入れると、ニアサイドにいたジェンク・トスンがシュートを放った。だが、ボールは、バーを直撃して外に出て行ってしまった。
 同40分、ユスフ・ヤズジュが、ロングシュートを放つと、ボールは、GKゴメスから跳ね返った。詰めていたイルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前からシュートを放ったが、ボールは、相手選手に当たりコーナーキックに替わった。そして、前半の残りの時間では、様相に変化はなく、前半は、お互いにゴールが生まれないまま終わった。
 後半5分、トルコ代表が、ゴールかと思われた好機を活かすことができなかった。エムレ・ベレズオウルが、左サイドからフリーキックを蹴ると、アンドラ代表はオフサイドトラップをかけ前に出たのを咎めて、チャーラール・ソユンジュが、ペナルティエリア内でボールを胸で受けた。GKと1対1になったチャーラール・ソユンジュは、ループシュートを試みたが、イルデフォンス・リマが、ぎりぎり足を出しゴールを許さなかった。
 同32分、エムレ・ベレズオウルが、ペナルティエリアの外からケナン・カラマンにパスを出した。ペナルティエリア・ライン上で、体を反転させボールをコントロールしたあと、ゴールエリアに持ち込んだケナン・カラマンは、ゴール右斜め前の狭い角度からシュートを放ったが、ボールはGKゴメスから跳ね返るにとどまった。
 同44分、トルコ代表に待望のゴールが生まれた。ユスフ・ヤズジュが左コーナーキックを蹴ると、そのボールコースに入りいいジャンプを見せたオザン・トゥファンがヘッドで叩き込んだのだった。1:0。そして、残りの時間では、スコアは変わらず、トルコ代表が、この試合を1:0で制したのだった。

【トルコ】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、ウムト・メラシュ(後半16分:オザン・トゥファン)=イルファン・ジャン・カフヴェジ、エムレ・ベレズオウル=ユスフ・ヤズジュ、ハカン・チャルハノール(後半35分:エムレ・クルンチ)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半1分:ケナン・カラマン)=ジェンク・トスン



モハメド・エルネニーを中に、アブドゥライ・ディアビをサイドへ(スター紙 19. 9. 7)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  ベシクタシュでは、ガジシェヒル・ガジアンテップ戦から選手構成を変えることになる。アブドラハ・アヴジュ監督は、アーセナルからレンタルで獲得したモハメド・エルネニーを中に、イェレマイン・レンスのプレーを歓迎していないため、スポルティング・リスボンから獲得したアブドゥライ・ディアビを右サイドで起用することになろう。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第4節でのガジシェヒル・ガジアンテップとのアウェー戦では、選手構成を変えて臨むことになる。アブドラハ・アヴジュ監督は、アーセナルからレンタルで獲得したボランチのモハメド・エルネニーを、オウズハン・オズヤクプに替えて中で起用することになろう。右サイドのイェレマイン・レンスのプレーぶりを、今季当初より歓迎していない同監督は、ガジアンテップでは、アブドゥライ・ディアビを、先発メンバーの右サイドに起用することを考えている。また、本来的にはFWがポジションのマリ系フランス人選手アブドゥライ・ディアビが、スピードのある攻撃を担ってくれるだろうと考えている。左サイドは、タイラー・ボイドにラストチャンスを与えようと考えている同監督は、豊かなパス交換とスピードを持った攻撃を行うことを考えている。そしてボランチに入るモハメド・エルネニーが、相手の攻撃を断ち切るとともに、サイドの選手を動かす役目を担うことになる。



左サイドバックに候補2人(スター紙 19. 9. 6)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙)  トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、ハサン・アリ・カルドゥルムを欠く左サイドバックを、エムレ・クルンチかウムト・メラシュの内から1名に任せるつもりだ。また、同監督の起用する残りの10人は明確になってきている。

 EURO2020予選H組、9月7日にイスタンブルでアンドラ代表と対峙するトルコ代表では、左サイドバックの選手起用で考え込んでいる。シェノル・ギュネシュ監督は、ハサン・アリ・カルドゥルムとエムレ・タシュデミルを欠くため、左サイドバックに誰を起用するのかとの問いに答えを探す際、ますは、エムレ・クルンチとウムト・メラシュの名前が上がってくる。

                 公式戦でプレーしたことがない

 同監督にとって、シワス・スポルで、多くは中盤の左でプレーしていて、今季、いい始まり方を見せたエムレ・クルンチを左サイドバックに持ってくるか、それとも、昨季、トルコ・リーグ1部から陥落したブルサ・スポルから、フランスのル・アーヴルへと移籍したウムト・メラシュに出場の機会を与えるかなのだ。実は、2選手ともに、ここまで、トルコ代表の公式戦には出場したことがないのだ。

                 FWはケナン・カラマンとジェンク・トスン

 左サイドバックでは、2選手の選択を迫られている同監督は、GKにはメルト・ギュノク、ディフェンスの右にはゼキ・チェリク、ストッパーにはチャーラール・ソユンジュとメリヒ・デミラルを起用することは知られたことだ。中盤では、ボランチにエムレ・ベレズオウル主将とイルファン・ジャン・カフヴェジ、左サイドにはハカン・チャラノウル、右サイドにはユスフ・ヤズジュが起用されるものと考えられる。そして、FWにはジェンク・トスンとケナン・カラマンとなろう。



フェネルバフチェ、誰が控えに回るのか?(ファナティック紙 19. 9. 5)

エルスン・ヤナル監督(タクヴィム紙)  移籍解禁期間が終わるや、フェネルバフチェで最大の話題は、誰が先発メンバーに入るかだ。

 フェネルバフチェの選手構成は大賑わいの状態だ。今季の最大の目標はトルコ・リーグ制覇にあって、ヨーロッパのカップ戦への出場権のないフェネルバフチェでは、多くの選手が控えに回り、メンバー入りできないという問題に直面することになる。
 サドゥク・チフトプナル、セルダル・アズィズ、メフメット・エキジ、アルペル・ポトゥクといった選手たちが、まずは、出場の機会のないだろうという選手となるだろう。マウリシオ・イスラ、ヴィクター・モーゼス、ハサン・アリ・カルドゥルムが恢復すると、更に競争が激化する。特に、ルイス・グスターヴォがやって来たことで、中盤ではオザン・トゥファンも、出場の機会が減ることになった。ストッパーでは、マテウス・ザンカ、ジャイルソン、アディル・ラミに目が行っているエルスン・ヤナル監督は、ナビル・ディラルを右サイドに起用することを考えている。これは、即ち、ヴィクター・モーゼスとデニズ・トゥルチが控えに回るということを意味している。
 予想される先発メンバーは、「アルタイ・バユンドゥル、マテウス・ザンカ、ジャイルソン(アディル・ラミ)、ハサン・アリ・カルドゥルム、ルイス・グスターヴォ、エムレ・ベレズオウル、ナビル・ディラル、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス、ヴェダト・ムリキ」で構成されることが想定される。全選手が揃い始めたが、同監督は、この選手構成で熟練させていくと考えられている。ということは、多くの選手が出場の機会を失うことを意味することになるわけだ。



ユスフ・ヤズジュ、練習を途中で切り上げる(NTV 19. 9. 4)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙) ユスフ・ヤズジュ(アクシャム紙)  トルコ代表は、2020欧州選手権予選H組のアンドラ代表戦とモルドヴァ代表戦に備えての準備を続けている。

 リヴァのハサン・ドーアン代表トレーニングセンターで、シェノル・ギュネシュ監督指揮下行われている練習で、ユスフ・ヤズジュが練習を途中で切り上げた。ユスフ・ヤズジュは。練習試合の中でエフェジャン・カラジャのチェックを受け、痛みのためピッチに倒れ込んだ。右足首を傷め、ピッチで応急処置を受けたユスフ・ヤズジュの足には氷嚢が巻かれた。プレー続行不能となったユスフ・ヤズジュは、クラブハウスに運ばれた。
 練習には、故障を抱えるエムレ・ベレズオウル、ドルクハン・トコズ、オカイ・ヨクシュル、エネス・ウナル、オザン・トゥファン、ナズム・サンガレは加わっていなかった。
 トルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、練習中、選手たちに度々警告を発していた。練習を、度々止めた同監督は、選手たちのミスに注意喚起を促していた。
 この練習は、ウォーミングアップ、パス練習で始まった。ミニゲームで練習を続け、更に練習試合へと進んだ。練習の最後では、オフェンス面の選手がサイドからの組織攻撃の確認を行っていた。



オウズハン・オズヤクプ、代表離脱(トルコ・サッカー協会公式HP 19. 9. 3)

オウズハン・オズヤクプ(ファナティック紙)  ベシクタシュとチャイクル・リゼとのトルコ・リーグの一戦で、脹脛の上部筋肉を傷めたオウズハン・オズヤクプが、トルコ代表のリヴァでのキャンプで、メディカルチームによる精密検査と診断により、トルコ代表から離脱することになった。オウズハン・オズヤクプに対する治療は、所属クラブに戻り行われる。

 所属クラブでの試合で故障を発生させていたオザン・トゥファンとドルクハン・トコズに対する治療は始められている。2選手に対する処置は、代表招集期間を通じて行われることになろう。
 フェネルバフチェとトラブゾン・スポルとの一戦で、脹脛下部の筋肉を傷めたエムレ・ベレズオウルに対しても治療は行われている。エネス・ウナルも、脹脛の筋肉に違和感があると訴えている。
 オカイ・ヨクシュルに関しては、トルコ代表のメディカルチームと所属クラブ側とが相談しながら、その治療とリハビリを、この招集期間を通じて行われることになる。



フェネルバフチェにトラブゾン・スポルの壁(スター紙+サバハ紙 19. 9. 2)

アブドゥルカディル・パルマク(左)トルガ・ジエルジ(右)(フォトマッチ紙) フィリップ・ノヴァク、マジド・ホセイニ、オザン・トゥファン(左から)(フォトマッチ紙)  この試合早々に優位に立ったフェネルバフチェは、前半17分にガリー・ロドリゲスがゴールを決めた。同28分、エクバンが同点ゴールを決めた。同31分、アヴディジャージが、GKと1対1になりながらゴールを逃した。同45分、ミサイル弾がゴールポストを直撃したガリー・ロドリゲスが、その1分後には、GKと1対1になりながらシュートを打てなかった。後半3分にはヴェダト・ムリキが、同8分にはマックス・クルーゼが、そして、同22分にはガリー・ロドリゲスが、ゴール前に仁王立ちとなったウーウルジャン・チャクルを越えることができなかった。この結果、フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第3節にして初めて、勝ち点を失う結果となった。

 フェネルバフチェが、トラブゾン・スポルと引き分けた。1:1。前半6分、ジャイルソンの放った遠目からのシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同7分、デニズ・トゥルチのパスに反応して、ディフェンスの裏をとり、相手GKと1対1になったトルガ・ジエルジがシュートを試みたが、ウーウルジャン・チャクルによりボールは跳ね返された。同13分、デニズ・トゥルチがロングシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルがしっかりと胸に収めた。同17分、フェネルバフチェが先制した。ボールを持ちスピードに乗りペナルティエリア内へと入ったガリー・ロドリゲスがスルーパスを出すと、そのボールコースの左側でボールを得たマックス・クルーゼが、ダイレクトで背後にボールを出すと、走り込んで来たガリー・ロドリゲスがシュートを放ち、これが決まったのだった。1:0。同28分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。速い攻撃で、右サイドからアヴディジャージがセンタリングを入れると、ボールコースに入ったエクバンがヘッドで合わせるとゴールを決まったのだった。1:1。同31分、エクバンがディフェンスの裏に出したパスに反応して、GKと1対1になったアヴディジャージがシュートを試みると、GKアルタイ・バユンドゥルは、足でもって、これをコーナーキックに替えた。

                 ガリー・ロドリゲスのミサイル弾、バーに嫌われる

 同43分、ペナルティエリアの左側で、ヴェダト・ムリキとワンツーをして中へ切れ込んだマックス・クルーゼが、相手選手をすり抜けシュートを放ったが、ボールはサイドネットの外に吸い込まれただけだった。同45分、フェネルバフチェがとってもゴールに近づいた。相手陣内でボールを得て、ペナルティエリア内へと持ち込んだトルガ・ジエルジが、ペナルティエリア・ライン際にいたマックス・クルーゼにボールを出した。そのマックス・クルーゼが、絶好の位置にいたガリー・ロドリゲスにパスを出すと、ガリー・ロドリゲスがミサイル弾が如きシュートを放った。だが、ボールは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。同ロスタイム1分、トルガ・ジエルジのスルーパスを受け、GKと1対1になったガリー・ロドリゲスがウーウルジャン・チャクルをもかわしシュートを放ったが、ボールは、転がりながらバーを逸れて外に出て行ってしまった。後半3分、マックス・クルーゼのスルーパスを、ボールコースの左側で得たヴェダト・ムリキがシュートを試みると、GKウーウルジャン・チャクルは、これを足を使い防ぎ、ボールはピッチに跳ね返った。攻撃は続き、右サイドでボールを得たオザン・トゥファンがセンタリングを入れると、ゴールエリアでいいジャンプを見せたヴェダト・ムリキがヘディングシュートを放つと、今度は、ウーウルジャン・チャクルはコーナーキックに替えた。同5分、ペレイラがディフェンスの裏に出したパスに反応したホセ・ソーサが、GKアルタイ・バユンドゥルが前に出ていたことからGKの頭上を越えるループシュートを試みたが、アルタイ・バユンドゥルが、辛うじてボールに触れ、これを防いだ。同8分、右サイドからトルガ・ジエルジが、効果的なセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたマックス・クルーゼが、ヘッドで合わせたが、ウーウルジャン・チャクルが素晴らしい反応を見せ、コーナーキックに替えてしまった。同22分、エムレ・ベレズオウルのスルーパスに反応して、ディフェンスの裏をとったガリー・ロドリゲスが、相手GKと1対1になり放ったシュートは、GKウーウルジャン・チャクルが足を使い外に出した。同27分、左サイドからフェイントをかけペナルティエリア内へとボールを持ち込んだンワケメがシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルは、これをコーナーキックに替えた。同38分、ユスフ・サルの放ったシュートは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=オザン・トゥファン、マティアス・ザンカ、ジャイルソン、ナビル・ディラル=トルガ・ジエルジ、エムレ・ベレズオウル=デニズ・トゥルチ(後半24分:ミハ・ザイッチ)、マックス・クルーゼ(後半38分:メヴルト・エルディンチ)、ガリー・ロドリゲス(後半28分:フェルディ・カドゥオウル)=ヴェダト・ムリキ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=ドニス・アヴディジャージ(後半1分:ドーアン・エルドーアン)、ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク(後半26分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ=カレブ・エクバン=アレクサンダー・ソルロート(後半37分:コライ・クルンチ)



ベシクタシュ、チャイクル・リゼをホームに迎え、引分けに終わる(NTV&ベイン・スポル+サバハ紙補綴 19. 9. 1)

フェルナンド・ボルドリン(左)エンクドゥ(右)(ベシクタシュ公式HP) タイラー・ボイド(左)オウルジャン・チャーラヤン(右)(チャイクル・リゼ公式ツイッター)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第3節で、ホームにチャイクル・リゼを迎えた。だが、90分間の戦いを終え、両者が勝ち点1を分け合う結果になった。

 ベシクタシュは、直近の試合に比べると、選手の交替は1人で臨んだ。前節のギョズテペを0:3でくだした試合で、先発メンバーに入った選手から、ガリー・メデルが、イタリアのボローニャに移籍してしまったのだ。そこで、アブドラハ・アヴジュ監督は、ガリー・メデルの替わりとしてトルコ代表選手ドルクハン・トコズを、先発メンバーに起用した。また、ベシクタシュでは、故障の癒えていないブラク・ユルマズとアッティバ・ハッティンソンは、今節も出場は叶わなかった。

                 チャイクル・リゼがリードをして前半を終わる

 前半37分、チャイクル・リゼが先制点をあげた。突然生まれた攻撃で、自陣からサムディオが、パスをドゥ・ポウに送った。ドゥ・ポウは、ボールをコントロールしてから、ペナルティエリア内へ入り込んだオウルジャン・チャーラヤンにボールを出した。左サイドからゴールエリア内へと入ったオウルジャン・チャーラヤンが、右足のアウトサイドキックを見せると、2本のバーが交わるところからゴールネットへと収まったのだった。0:1。そして、前半は、チャイクル・リゼが0:1とリードして終わった。

                 ドマゴイ・ヴィダ、同点弾

 後半8分、ベシクタシュが同点に追いついた。ギョクハン・ギョヌルが、ペナルティエリア手前から左サイドのジャネル・エルキンにパスを出した。ジャネル・エルキンは、ゴール左斜め前からゴールエリアへとセンタリングを入れると、そのコースに入り、相手選手2人の間からドマゴイ・ヴィダがヘッドで合わせると、サイドバー脇からゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同28分、ベシクタシュが危険な場面を作った。ギョクハン・ギョヌルがゴールライン際からゴールエリアに向けてセンタリングを入れた。それに合わせて、ファーサイドにいたエンクドゥが、滑り込みながらシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同43分、ジャネル・エルキンが、ペナルティエリア内へ入り左足を一閃、シュートを放ったが、GKギョクハン・アッカンが右を抜けそうなボールを、倒れ込みながらパンチングで防いだ。そのあと、そのボールを、チャイクル・リゼのディフェンダーが大きくクリアした。
 同ロスタイム8分、チャイクル・リゼが、ゴールチャンスを得た。右サイドでボールを得たサムディオが、ペナルティエリア内へ入るやファーサイドにボールを送った。ヴェトリヒが、ゴールエリア内からシュートを試みたが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 そして、試合は1:1のまま終わったのだった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトール・ルイス、ジャネル・エルキン=オウスハン・オクヤコブ(後半1分:ダグラス)=イェレマイン・レンス(後半41分:ペドロ・レベコ)、アデム・リャイッチ、ドルクハン・トコズ、タイラー・ボイド(後半1分:ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ)=ギュヴェン・ヤルチュン
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロズュク(後半22分:オルハン・オヴァジュクル)、ディミトゥリオス・カツィサイアス、モハメド・アバルーン、ダリオ・メルニャク=ジョゼフ・アタマー、アメデジ・ヴェトリヒ=ニル・ドゥ・ポウ(後半35分:イスマエル・ディオマンデ)、ブライアン・サムディオ、フェルナンド・ボルドリン=オウルジャン・チャーラヤン(後半16分:マルコ・セポヴィッチ)



カイセリ・スポル 2:3 ガラタサライ(NTV+ガラタサライ公式HP補綴 19. 8.31)

ブリス・ジャ・ジェジェ(左)エムレ・モル(右)(ガラタサライ公式HP) アデム・ブユック(ベイン・スポル)  ガラタサライの勝利への憧憬は、カイセリ・スポルとのアウェー戦で終わりを告げた。この試合に2:3で勝ったのだ。カイセリ・スポルは、前半を1:0とリードして終わったが、後半に入ると、今後、長きに渡り忘れえない時間を迎えてしまった。カイセリ・スポルは、この試合を8人で終えることになったのだ。一方のガラタサライも、エムレ・モルとアシスタント・コーチのウミト・ダヴァラにレッドカードが出され退場処分となった。

 ガラタサライが、カイセリ・スポルを2:3でくだし、第3節にして勝利にありついた。両者が、バランスよく始まった試合だったが、攻撃面では、ガラタサライは効果的とは言えないように見えた。ボールを、相手ゴール前へと迫らせるのに苦しんでいたガラタサライは、ディフェンスのミスが目立っていた。事実、前半37分、クリスチャン・ルインダマの大きなミスを、ペドロ・エンリケが咎め、ガラタサライのゴールネットを揺らしてしまった。1:0。そして、前半も終了1分前には、ディフェンスの裏を取ったウムト・ブルトがゴールに迫ったが、GKムスレラが防ぎ事なきを得た。
 ガラタサライは、ジャッネとエムレ・モルの交替を行って後半に臨んだ。アウェーのガラタサライが、徐々に相手ゴールに迫って来ていたところ、同10分、マリアーノ・フィーリョのロングパスを、ペナルティエリアのすぐ外で得たライアン・バベルが、相手ディフェンスの裏を走っていたユネス・ベランダにボールを出した。だが、ユネス・ベランダの放ったシュートは、GKルングがゴールを許さなかった。その4分後、ライアン・バベルが、GKからの跳ね返りのボールを捉えゴールを決めたかに見えた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、その前にオフサイドがあったということで、ゴールは認められなかった。
 同18分、ライアン・バベルとアブダンヌールが空中でボールを競り合った。そのとき、主審はヴィデオ判定システムに確認に向かった。その確認で、アブダンヌールがボールに手で触れようとしたことが判った。これで、ガラタサライがPKを獲得し、同21分、そのPKを、ユネス・ベランダが決めたのだった。1:1。
 同26分、ソフィアン・フェグリが、相手ディフェンスの裏をとったエムレ・モルに向かいロングボ−ルを送った。エムレ・モルが、今度は、ファーサイドの絶好の位置にいたライアン・バベルにボールを送ると、ライアン・バベルがシュートを放ち、これが相手ゴールに突き刺さった。だが、ムスタファ・オーレトメノウル主審は、線審からの注意を受け、エムレ・モルがオフサイドの位置にいたとしてゴールを認定しなかった。ホームのカイセリ・スポルは、同28分、今度は、ペドロ・エンリケが2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。同42分、パス交換をしながら相手ペナルティエリア内へと進んだガラタサライは、ユネス・ベランダがライアン・バベルにパスを出した。そのライアン・バベルが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、相手選手に当たりゴールインして、ガラタサライが1:2と勝ち越した。
 同44分、ガラタサライは、エムレ・モルが、2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。同ロスタイム1分、カイセリ・スポルが、左サイドから蹴ったフリーキックに、ペナルティエリア内でウムト・ブルトがヘッドで合わせるとゴールが決まった。しかし、そのとき、カイセリ・スポルの選手が胸で押したためマルカオがピッチに倒れた。ヴィデオ判定システム審判との協議に入ったムスタファ・オーレトメノウル主審は、映像を再度確認してのち、ゴールを認定した。2:2。そして、この試合を決めたのは、途中投入されたアデム・ブユックだった。同ロスタイム9分、左サイドからソフィアン・フェグリがセンタリングを入れると、アデム・ブユックが、ペナルティエリア内で胸トラップをしてのち、倒れながらも左足でシュートを試みると、これが、GKルングを制し、スコアを2:3としたのだった。
 ガラタサライは、この勝利で勝ち点を4に伸ばした。一方のカイセリ・スポルは、勝ち点2にとどまった。ガラタサライは、このあとの代表の試合のインターヴァル期間を経て、次節、カスムパシャをホームに迎える。カイセリ・スポルは、アンタルヤ・スポルとアウェー戦を戦うことになっている。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ミゲル・ロペス、アイマン・アブダンヌール、ブノワ・プーラン、ヤシル・スバシ=ベン・リエンストゥラ、ブリス・ジャ・ジェジェ=ウムト・ブルト、ベルナール・メンサー、ペドロ・エンリケ=エマニュエル・アデバヨル(後半40分:ビラル・バシャジュクオウル)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ(後半40分:マルティン・リネス)、クリスチャン・ルインダマ、マルカオ、長友佑都(後半36分:アデム・ブユック)=スティーヴン・エンゾンジ=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、オメル・バイラム、ライアン・バベル=ムバエ・ジャッネ(後半1分:エムレ・モル)



トラブゾン・スポル、AEKを篩い落とし、本戦出場権を得る(NTV+TRT補綴 19. 8.30)

マルコ・リヴァヤ(AEK公式ツイッター) アブドゥルカディル・パルマク(右)(フォトマッチ紙)  UEFA欧州リーグのプレーオフで、その第1戦をギリシアで戦い、3:1で勝ったトラブゾン・スポルが、その第2戦でAEKをホームに迎えた。この試合、AEKが0:2で制したが、トラブゾン・スポルが本戦出場権を得た。

 UEFA欧州リーグのプレーオフで、ホームでAEKに0:2で敗れたにも拘らず、本戦出場権を得たトラブゾン・スポルは、これで3度目のグループ・リーグ戦出場権を得たことになる。第1戦を2:3で制したトラブゾン・スポルは、第2戦では0:2で敗れたにも拘らず、本戦出場権を得たのだ。2013-14シーズンと2014-15シーズンにグループ・リーグ戦への出場権を得たことがあるトラブゾン・スポルは、これで、4シーズンぶりにグループ・リーグ戦への参戦を決めたことになる。
 UEFA欧州リーグのプレーオフで、ホームにAEKを迎えたトラブゾン・スポルのウナル・カラマン監督は、3人の選手を交替させて、この試合に臨んだ。同監督は、トルコ・リーグの新マラテヤ・スポルで起用したヒュセイン・テュルクメンとホセイニ、及び、アレクサンダー・ソルロートを、トルコ・リーグ第3節でのフェネルバフチェ戦を前に休ませた。ストッパーには、イヴァニルドとカンピが入ったが、アレクサンダー・ソルロートの替わりには、オビ・ミケルを先発メンバーに起用した。

                 スタリッジはメンバー入りせず

 トラブゾン・スポルのイギリス人ゴールゲッターのダニエル・スタリッジは、18人の登録メンバー入りをしなかった。今週、チーム練習に合流し、個人的に練習不足なところを補おうとしていたダニエル・スタリッジがメンバー入りしなかったのだ。ダニエル・スタリッジとともに、故障をかかえるオナズィとキャーミル・アフメット・チョレクチも同様だった。

                 AEK、最初の30分間で0:2とリード

 前半24分、トラブゾン・スポルのDFイヴァニルドが、ペナルティエリアのすぐ手前でボールを失った。そのボールを得て、GKと1対1となったマルコ・リヴァヤがループシュートを試みると、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らし、AEKが0:1と先制した。
 同28分、オビ・ミケルが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだマンタロスをファウルで止めてしまうと、ミヒャエル・オリヴァー主審はPKを指示した。このPKを、AEKのマンタロス自身が決めて、トラブゾン・スポル相手に0:2とリードを奪った。
 同44分、故障を発生させたアブドゥルカディル・オミュルが、プレーの続行ができなくなってしまった。そのため、残りの時間は、アブドゥルカディル・オミュルに替わり、今季新加入のユスフ・サルがプレーすることになった。そして、前半は、AEKが0:2とリードしたまま終わった。
 トラブゾン・スポルは、後半9分にゴールに近づいた。トラブゾン・スポルはボールを得て、相手ペナルティエリア内へとスピードに乗って入っていった。だが、ゴール左斜め前からンワケメがシュートを放ったものの、望ましいシュートにはならず、ボールは、相手ディレクターに当たり、更にゴールポストにも当たりコーナーキックに替わったのだった。
 同ロスタイム3分、フリーになってペナルティエリア内へとボールを持ち込んでいったエクバンを、ロペスが背後から引っ張り倒すと、主審は、ロペスに対しレッドカードを出し退場処分とした。
 結局、試合は、トラブゾン・スポルがホームで0:2で失ってしまった。だが、本戦出場権を決めた。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、イヴァニルド・フェルナンデス、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=アブドゥルカディル・パルマク、ジョン・オビ・ミケル(前半34分:アレクサンダー・ソルロート)(=アブドゥルカディル・オミュル(前半44分:ユスフ・サル、後半38分:ドーアン・エルドーアン)、ホセ・ソーサ、アンソニー・ンワケメ=カレブ・エクバン



ベシクタシュ最新情報、メフメット・エキジ爆弾炸裂か!(タクヴィム紙 19. 8.29)

メフメット・エキジ(アクシャム紙)  移籍解禁期間閉鎖を間近に控え、移籍の最新情報が相次いで出てきている。ベシクタシュのサッカー部門ディレクターのアリ・ナイビが、メフメット・エキジと会ったのだ。

 フェネルバフチェで構想外となっていることが明らかになったメフメット・エキジの獲得を、アブドラハ・アヴジュ監督が同意を与えたのだ。しかしながら、ベシクタシュのフロントは、過去のいきさつがあるため、メフメット・エキジについては熱い視線を向けないだろうと考えられている。
 ベシクタシュで、昨日、移籍に関し、興味のある展開が看られた。ベシクタシュが、フェネルバフチェでは構想外となっていることが明らかになったメフメット・エキジと交渉の席に着いたのだ。メフメット・エキジのフェネルバフチェでの将来が明らかになってから、ベシクタシュ側から交渉の要請があったことが明らかになった。29歳になっているメフメット・エキジが、昨日、アリ・ナイビと会い、この1〜2日中に明確になる移籍に、アブドラハ・アヴジュ監督も同意を与えたのだ。

                  サポーターは反発

 多くのベシクタシュの理事は、サポーターたちが、この移籍に反発を示すだろうと考えていることも明らかになっている。事実、交渉のニュースが流れると、サポーターたちのソーシャルメディアでは、反発が示されている。メフメット・エキジは、2017年に、ベシクタシュではなく、フェネルバフチェに移籍するために、トラブゾン・スポルでメンバーから外れるということがあったのだ。



カスムパシャ、リカルド・クアレスマを獲得(アクシャム紙 19. 8.28)

クアレスマ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグのカスムパシャが、ベシクタシュで構想外となっているリカルド・クアレスマを獲得した。

 ベシクタシュで、アブドラハ・アヴジュ監督が構想に入れていないため、自身で移籍先を探すようベシクタシュ側から求められているリカルド・クアレスマが、これで、トルコ・リーグに残ることになった。
 ポルトガル人スター選手リカルド・クアレスマが、イスタンブルのクラブであるカスムパシャと合意に至ったのだ。35歳になっているリカルド・クアレスマは、近日中に、カスムパシャとの契約書に調印するものと考えられている。



ガジシェヒル・ガジアンテップ 4:1 ゲンチレル・ビルリーイ(ファナティック紙 19. 8.27)

カヨデ(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式ツイッター) オウズ・ジェイラン(左)ザルゴ・トゥーレ(右)(サバハ紙)  トルコ・リーグの今季昇格組2チームが、第2節最終試合で対峙した。ガジシェヒル・ガジアンテップが、ホームに迎えたゲンチレル・ビルリーイを4:1でくだし、トルコ・リーグでの初勝利を記録した。

 トルコ・リーグ第2節の幕がガジアンテップで閉じられた。前節、フェネルバフチェにずたずたにされたガジシェヒル・ガジアンテップが、ホームでチャイクル・リゼに屈したゲンチレル・ビルリーイを迎えた。ガジシェヒル・ガジアンテップは、9人になった相手を4:1でくだし、トルコ・リーグでの初勝利を記録した。ゲンチレル・ビルリーイは、前節に続く敗戦だ。

                 試合経過

 前半9分、ホームのガジシェヒル・ガジアンテップがゴールにとっても近づいた。トゥマシのスルーパスに反応して、ペナルティエリアへ左サイドから入り、GKと1対1となったカヨデがシュートを試みると、GKディアッロが、際どくコーナーキックに替えた。
 同10分、ポロマの左サイドから入れたグランダーのセンタリングに、ゴール前で触れられなかったシオが、ビッグチャンスを活かせなかった。
 同15分、フリーキックのあと、ディフェンス陣からのこぼれ球が、一瞬、前に来たところ、シオがシュートを放ったが、GKギュナイ・ギュヴェンチが、指でもってコーナーキックに替えた。
 同28分、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンダーのアフメット・オウズがレッドカードをもらった。ディフェンスの裏に放り込まれたボールを、カヨデとともに競ったアフメット・オウズが、カヨデを倒し、レッドカードが出されたのだった。
 同32分、ナディルのミスパスを咎め、ペナルティエリアでボールを得たカヨデがゴールを決め、これが、ガジシェヒル・ガジアンテップのトルコ・リーグでの初ゴールとなった。1:0。
 同33分、ギュライ・ヴラルが、ポロマにより、ペナルティエリア内で倒されると、主審はPKを指示したが、線審がオフサイドフラッグを上げていた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、アッティラ・カラオーラン主審はPKを与え、ポロマにはレッドカードを出し退場処分とした。同40分、ガジシェヒル・ガジアンテップは、カヨデが、このPKを決め、スコアを2:0とした。そして、ガジシェヒル・ガジアンテップが、2:0とリードして前半が終わった。
 後半11分、ゴールライン近くから、ギュライ・ヴラルがフリーキックを蹴ると、ボールは、GKディアッロの頭上を越え直接ゴールインした。3:0。
 同23分、ベリシュベクの出したボールに対し、ベラトが走り込んで来てシュートを放つと、ガジシェヒル・ガジアンテップのゴールネットを揺らし、これで、点差を2と縮めた。3:1。
 同26分、パウロウスキからのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で受けたオウズ・ジェイランがゴールを決め、点差を、再び3と拡げた。4:1。そして、試合は、結局、ガジシェヒル・ガジアンテップが4:1で制したのだった。

【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=アブドゥル・テッテー=ギュライ・ヴラル(後半13分:バルトロミエジ・パウロウスキ)、スレイマヌ・ディアッラ(後半30分:ギョクハン・アルサン)、パピィ・ジロボジ(後半1分:ラマン・チブサー)、パトリック・トゥマシ=オラレンワジュ・カヨデ
【ゲンチレル・ビルリーイ】アブドゥラエ・ディアッロ=アフメット・オウズ、アルダ・クズルダー、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・イヴ・ポロマ=ベラト・アイベルク・オズデミル、ファブリシオ・バイアノ=ダニエル・カンデア、ステファン・セセニョン(後半31分:ソネル・ディクメン)、ナディル・チフトチ(後半9分:ラーメトゥラー・ベリシュベク)=ジョヴァンニ・シオ(前半ロスタイム2分:ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン)



トラブゾン・スポル 2:1 新マラテヤ・スポル(NTV+サバハ紙補綴 19. 8.26)

ロビン・ヤルチュン(左)エクバン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) アブドゥルカディル・オミュル(ヒュリエット紙)  今季のトルコ・リーグに、カスムパシャとの引き分け試合で臨むことになったトラブゾン・スポルが、ホームで新マラテヤ・スポルを2:1でくだし、今季トルコ・リーグで初勝利をあげた。次節にはフェネルバフチェと対峙するトラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、アブドゥルカディル・オミュルとジョアオ・ペレイラのあげたものだった。アウェーの新マラテヤ・スポルの唯一のゴールは、エレン・トズルのあげたものだった。

 トラブゾン・スポルも新マラテヤ・スポルも、ともに用心深く試合に臨んだが、アウェーの新マラテヤ・スポルが緩まないところで、前半21分、エクバンが、ペナルティエリア内で倒れると、トラブゾン・スポルの選手たちはPKを求めたが、コライ・ゲンチレルレル主審は、プレーの続行を命じた。
 同26分、ドナルドのパスを受け、ペナルティエリア内の相手選手をかわしたフォファナが、GKウーウルジャン・チャクルと1対1になりシュートを放ったが、ウーウルジャン・チャクルは倒れ込みながら、これを防いだ。ホームのトラブゾン・スポルは、同44分、アブドゥルカディル・オミュルが均衡を破るゴールを決めた。ホセ・ソーサが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたアブドゥルカディル・オミュルがヘッドで合わせると、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 前半は、そのスコアのまま終わったが、後半は、より動きが出て、且つ、好機が得点に繋がった。新マラテヤ・スポルは、同点を求めて前掛かりになっていったため、背後にスペースが生まれるようになった。同33分、ペレイラが表舞台に上がった。中盤でボールを奪ったペレイラが、グランダーのセンタリングを入れると、ペナルティエリア内右サイドでボールを得たユスフ・サルが、再度、ボールをペレイラに回した。そして、ペレイラの放ったシュートがゴールに収まったのだった。2:0。
 この試合の最後のゴールは、同44分、エレン・トズルから生まれた。右サイドからエルカン・カシュがセンタリングを入れると、ボールがディフェンダーからこぼれたところに居たエレン・トズルが、強烈に蹴り込んだのだった。2:1。残りの時間では、両者の努力は結果には繋がらなかった。その結果、トラブゾン・スポルが、新マラテヤ・スポルを2:1で撃破して、今季初勝利をあげたのだった。これで、トラブゾン・スポルは、勝ち点を4に伸ばしたのに対し、前節、バシャクシェヒル・スポルをくだした新マラテヤ・スポルは、勝ち点3にとどまった。なお、トラブゾン・スポルは、次節、フェネルバフチェとのアウェー戦を戦い、新マラテヤ・スポルは、ホームでアランヤ・スポルと対峙する。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=アブドゥルカディル・オミュル(後半27分:ユスフ・サル)、ホセ・ソーサ、アブドゥルカディル・パルマク(後半43.分:ドニス・アヴディジャージ)、アンソニー・ンワケメ=カレブ・エクバン=アレクサンダー・ソルロート(後半35分:ジョン・オビ・ミケル)
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=オゼル・オズデミル、アルトゥール・ミナ、テーナゲ・ハデベ、エルカン・カシュ=ロビン・ヤルチュン(後半22分:ギョクハン・トーレ、後半33分:エレン・トズル)、ミッチェル・ドナルド=ティエヴィ・ビフマ、ギレルメ・マルクス(後半22分:ジラーヌ・シャーレリ)、モリケ・フォファナ=アディス・ヤホヴィッチ



バシャクシェヒル・スポル 1:2 フェネルバフチェ(フォトマッチ紙+NTV補綴 19. 8.25)

フェルディ・カドゥオウル(左)オーレリアン・シェデュー(右)(フェネルバフチェ公式HP) ナビル・ディラル(中)を讃えるマックス・クルーゼ(右)とヴェダト・ムリキ(左)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第2節で、バシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦を戦った。トルコ・リーグ第1節で、ガジシェヒル・ガジアンテップを5:1でくだしたフェネルバフチェは、第2節では、終盤にあげたゴールで、バシャクシェヒル・スポルを1:2でくだした。フェネルバフチェのゴールは、ヴェダト・ムリキとナビル・ディラルのあげたものだった。

 前節、5:0という圧倒的な勝利を掴んだフェネルバフチェは、第2節ではバシャクシェヒル・スポルとアウェー戦を戦った。この試合の前半、互いに好機を掴んだが、前半15分には、デニズ・トゥルチが右サイドから入れたセンタリングに、ヴェダト・ムリキが触れると、ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。同32分、バシャクシェヒル・スポルは、エンゾ・クリヴェリが表舞台に上がった。メルト・ギュノクから出たロングボ−ルに追いついたエンゾ・クリヴェリが、ジャイルソンをかわし狭い角度からGKアルタイの頭上を越えるシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。そして、これが、同時に前半のスコアを決することになったのだった。
 後半、プレッシャーをかけて試合を始めたのは、ホームのバシャクシェヒル・スポルの方だった。そして、同7分、バシャクシェヒル・スポルがゴールに近づいた。アズブイケが、左サイドからペナルティエリア内右へとセンタリングを入れると、走り込んで来たエディン・ヴィスチャがシュートを放った。だが、ボールは左サイドバーを直撃したにとどまった。同14分、モッソーロのスルーパスを受け、GKと1対1となったエディン・ヴィスチャがシュートを試みたが、GKアルタイ・バユンドゥルが防ぎ事なきを得た。
 同32分、トルガ・ジエルジがペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、それに合わせてヴェダト・ムリキがダイレクトでシュートを放つと、ボールは、GKメルト・ギュノクの右を抜け、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットに突き刺さり、フェネルバフチェが同点に追いついた。1:1。同ロスタイム、ナビル・ディラルが表舞台に上がった。ミハ・ザイッチからのパスを受けたフェルディ・カドゥオウルがセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたナビル・ディラルが、ロスタイム3分にして、フェネルバフチェが1:2と勝ち越すゴールを決めたのだった。と同時に、この試合のスコアを決したのだった。この結果、フェネルバフチェは、2011-12シーズン以来初めて、開幕2連勝を飾り勝ち点6を手にするというスタートを切った。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、オーレリアン・シェデュー、ミゲル・ヴィエラ、アズィズ・ベヒッヒ=オケチュク・アズブイケ=エディン・ヴィスチャ、アルダ・トゥラン(後半21分:フルカン・ソヤルプ)、マルシオ・モッソーロ、エルジェロ・エリア(前半23分:ケリム・フライ)=エンゾ・クリヴェリ(後半33分:フェデリク・グルブランドセン)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=オザン・トゥファン、マティアス・ザンカ、ジャイルソン、ナビル・ディラル=トルガ・ジエルジ(後半ロスタイム1分:アルペル・ポトゥク)、エムレ・ベレズオウル=デニズ・トゥルチ(後半28分:ミハ・ザイッチ)、マックス・クルーゼ、ガリー・ロドリゲス(後半10分:フェルディ・カドゥオウル)=ヴェダト・ムリキ



ベシクタシュ、ホームで爆発、3ゴールで勝ち点3(サバハ紙 19. 8.24)

セルソ・ボルゲス(左)アデム・リャイッチ(右)(ベシクタシュ公式HP) ギュナイ・ギュヴェンチ(右)を讃えるジャネル・エルキン(左)(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第2節、ホームでギョズテペを3:0でくだし、アブドラハ・アヴジュ監督就任後の初勝利をあげた。

 トルコ・リーグ第2節開幕試合で、ベシクタシュが、ホームにギョズテペを迎えた。3:0のスコアで勝ったベシクタシュは、アブドラハ・アヴジュ監督指揮下で初勝利をあげた。

                  試合経過

 前半6分、ベシクタシュが危険な場面を作った。アデム・リャイッチのパスが、相手選手から拾い出せれたあとコントロールしたギュヴェン・ヤルチュンが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、ボールは、上のバーに当たり外に出て行った。
 同42分、オウスハン・オクヤコブが、ペナルティエリアの外からシュートを試みると、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ると、GKベトが押さえた。
 同ロスタイム2分、ベシクタシュが先制した。イェレマイン・レンスからのパスを左サイドで得たジャネル・エルキンが、ペナルティエリア内へと持ち込み、ゴールエリア手前にボールを出した。そのボールに、ギュヴェン・ヤルチュンが触れるとゴールが決まったのだった。1:0。
 後半9分、ベシクタシュが2点目をあげた。ジャネル・エルキンが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ドマゴイ・ヴィダが相手選手とともにボールに触れようとしたが、いずれにもが触れられないで、ボールはファーサイドのポストに当たりゴールインしたのだった。2:0。
 同14分、ベシクタシュが、点差を3と拡げた。イェレマイン・レンスからのパスを左サイドで得たアデム・リャイッチが、ポコをかわしたあと、ペナルティエリア内へと入った。そのアデム・リャイッチが、ゴールエリア前で、右足一閃、グランダーのシュートを放つと、GKベトが防ごうとしたが間に合わず、ボールは、転がりながらサイドバー沿いにゴールインしたのだった。
 同34分、ネジプ・ウイサルが、自陣から相手ディフェンダー裏に入れたロングパスに追いついたイェレマイン・レンスが、GKベトが前に出ていると見てループシュートを試みた。だが、ベトは、辛うじてであったが、パンチングで防ぎゴールインするのを防いだ。
 同ロスタイム2分、ハリル・アクブナルのパスを受け、ペナルティエリア内へと入ったポコが、ボールをアルパスラン・オズテュルクに出した。そのアルパスラン・オズテュルクが、ゴールエリアからシュートを放つと、ボールは、GKカリウスに当たり、更にバーに当たりピッチに跳ね返った。
 そして、残りの時間では、他のゴールは生まれず、ベシクタシュが、この試合を3:0で制したのだった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトール・ルイス、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル(後半22分:ネジプ・ウイサル)、オウスハン・オクヤコブ=(後半39分:ムハエル・オクタイ)タイラー・ボイド(後半16分:ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ)、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンス=ギュヴェン・ヤルチュン
【ギョズテペ】ベト=ラミーヌ・ガッサマ、ブバジャル・サッネー、クリスティアン・ティティ、レオ・シェヴェッフレン=セルソ・ボルゲス(後半30分:アルパスラン・オズテュルク)、アンドレ・ポコ=ヤシン・オズテキン(後半16分:アンドレ・カストロ)、デニズ・カダー、セルダル・ギュラル=エレン・デルディヨク(後半1分:ハリル・アクブナル)



AEKアテネ 1:3 トラブゾン・スポル(NTV 19. 8.23)

アレクサンダー・ソルロート(右)(フォトマッチ紙) エクバン(トラブゾン・スポル公式HP)  エクバンが、ギリシアでいいところを見せた。UEFA欧州リーグ・プレーオフ第1戦で、AEKとアウェー戦を戦ったトラブゾン・スポルは、リードを許しながらも、エクバンのゴールで1:3で勝ち、第2戦を前に大きなアドヴァンテージを得た。

 トラブゾン・スポルが、UEFA欧州リーグ・プレーオフ第1戦で、ギリシアのAEKとアウェー戦を戦った。トラブゾン・スポルは、アテネのOAKAスピロス・ルイス・スタジアムで、無観客で行われたこの試合で、リードを許しながらも1:3で勝ち、第2戦を前に大きなアドヴァンテージを得たのだった。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、ハットトリックを達成したエクバンがもたらしたものだった。AEKの唯一のゴールは、マルコ・リヴァヤのあげたものだった。この試合の前半23分、ホセ・ソーサが、PKを失敗している。なお、第2戦は、8月29日(木)にトラブゾンで行われ、ここで、グループ・リーグ戦を勝ち上がれるかが判ることになる。
 試合開始早々に優位に立ったホームのAEKは、開始僅か4分でマルコ・リヴァヤのゴールで先制した。左サイドからロペスが入れたボールを、PKポイント近くから、マルコ・リヴァヤがグランダーのシュートを放つと、ウーウルジャン・チャクルが防ごうとしたが、ボールはトラブゾン・スポルのゴールに収まったのだった。1:0。
                 PK、失敗

 早々のゴールを浴びた衝撃から立ち直ろうと努めたトラブゾン・スポルは、同23分にPKを得た。ンワケメのパスを受け、AEKのペナルティエリア内へと入ったフィリップ・ノヴァクが、ウランジェスに倒されると、ダニエル・ズィーベルト主審はPKを指示した。同23分、ホセ・ソーサが、このPKを蹴ると、ボールは、上のバーに当たり跳ね返されてしまった。

                 同点ゴール

 同29分、トラブゾン・スポルは、エクバンの放ったゴールで同点に追いついた。ホセ・ソーサが蹴った右コーナーキックに合わせて、いいジャンプをしたンワケメが、ピッチに叩きつけるヘディングシュートを試みると、ファーサイドにいたノヴァクが触れると、エクバンの前へとボールが転がった。正に絶好の位置にいたエクバンが蹴り込んだのだった。1:1。

                 エクバン、再び

 同44分、トラブゾン・スポルが逆転した。再び、エクバンが表舞台に上がったのだ。ホセ・ソーサが、今度は左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内ゴール近くでいいジャンプを見せたエクバンがヘッドで合わせたのだった。これで、エクバンは、この日2つ目の、そして、チームとしての2点目を叩き出したのだった。1:2。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、前半を、トラブゾン・スポルが1:2でリードして終わった。

                 エクバン、ハットトリック

 後半も効果的な攻めを見せたトラブゾン・スポルは、この夜のヒーローとなったエクバンが、同25分に決めたゴールで、スコアを1:3とした。ガーナ人選手のエクバンは、このゴールでハットトリックを達成した。ンワケメが、左サイドから持ち込んだボールを、ペナルティエリア・ライン上にいたアブドゥルカディル・オミュルに出した。アブドゥルカディル・オミュルは、ペナルティエリア内にいたエクバンの前にボールを回すと、絶好の位置にいたエクバンが強烈なシュートを放ち、自身にとって、そしてチームにとって3点目となるゴールが決まったのだった。1:3。そして、この先の時間帯には、スコアが変わるということはなく、トラブゾン・スポルが1:3で勝ち、勝ち上がりの扉に手がかかったのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=アブドゥルカディル・パルマク、ホセ・ソーサ=アブドゥルカディル・オミュル、カレブ・エクバン(後半ロスタイム2分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ(後半27分:ドニス・アヴディジャージ)=アレクサンダー・ソルロート(後半32分:ドーアン・エルドーアン)


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