サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、


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ジャニニー・セメドが戻って来る(フォトマッチ紙 21. 3.12)

ジャニニー・セメド(ファナティック紙)  故障のため、アランヤ・スポル戦には出場できなかったジャニニー・セメドが、エルズルム市役所スポル戦には戻って来る。アランヤ・スポル戦では、期待からは程遠い出来でしかなかったアフォベを、再び、控えに回すものと考えられている。

 故障のため、アランヤ・スポル戦には出場できなかったトラブゾン・スポルのゴールゲッターのジャニニー・セメドが、エルズルム市役所スポル戦ではピッチに戻って来る。アランヤ・スポル戦では、期待からは程遠い出来でしかなかったアフォベを、再び、控えに回すものと考えられている。ジャニニー・セメドは、練習でいい動きを見せ、フィジカル的にもいい状態だったと言われている。アブドラハ・アヴジュ監督就任以後、29歳のカーボベルデ人選手ジャニニー・セメドの方が、出場の機会を、より多く与えられている。ジャニニー・セメドは、ここまで22試合に出場し、5ゴール1アシストを記録している。



バシャックシェヒル・スポル、ベシクタシュ戦を前に7選手を欠く(フォトマッチ紙 21. 3.11)

アイクト・コジャマン監督(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ第30節で、3月12日(金)に、ホームにベシクタシュを迎えるバシャックシェヒル・スポルでは、出場できない選手が多く苦しんでいる。

 昨季の優勝クラブとして臨んだ今季、期待を裏切るひどい内容をみせてしまっているバシャックシェヒル・スポルは、トルコ・リーグで、10試合ぶりに、ゲンチレル・ビルリーイ戦で勝利にありついた。アイクト・コジャマン監督率いるバシャックシェヒル・スポルは、今節、勝ち点29の16位で臨むことになる。

                  いきなり、7選手を欠いている

 バシャックシェヒル・スポルは、ベシクタシュ戦では、多くの選手を使えないのだ。故障の続く、ナジェル・チャドリ、ジュニオール・カイチャラ、ボリンゴリ、フレデリック・グルブランドセン、マフムト・テクデミル、ジュニオール・フェルナンデス、レオ・ドゥアルテが、ベシクタシュ戦には出場できない。

                  5選手が、あと1枚のイエローカードで出場停止

 バシャックシェヒル・スポルでは、5選手が、あと1枚のイエローカードで出場停止となる。既に、3枚のイエローカードをもらっているエンゾ・クリヴェッリ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、オメル・アリ・シャヒネル、ダニエル・アレクシッチが、ベシクタシュ戦でイエローカードをもらってしまうと、次のデニズリ・スポル戦には出場できなくなってしまう。同じく、あと1枚というマフムト・テクデミルは、故障を抱えるため、ベシクタシュ戦には出場ができない。



フェネルバフチェの故障を起こしたぺルカスの最新情報(スター紙 21. 3.10)

ぺルカス(ハベル・テュルク紙)  コンヤ・スポル戦で故障を発生させ、病院送りとなったフェネルバフチェのぺルカスは、2日の休養をするということだ。

 トルコ・リーグ第29節、昨日、フェネルバフチェは、コンヤ・スポルと戦い、これを0:3でくだした。その試合の後半35分、スクビッチに激突してピッチに倒れ込んだぺルカスは、意識を失ってしまった。救急車で病院搬送となり、MR検査を受けたところ、問題が出なかったため、ぺルカスは、チームメートともに、夜行便でイスタンブルに戻った。2日間の休養をとることになったギリシア人選手ぺルカスは、その後、チームに合流する予定である。
 コンヤ・スポル戦での勝利で、チームは盛り上がり、そこへ、ぺルカスからいい知らせが入り、フェネルバフチェの選手たちは一息ついていた。ぺルカスのことがあり、勝利のお祝いは行わなかったフェネルバフチェの選手たちだが、ぺルカスから朗報が届くと、飛行機内で見せた姿は、チームワークというもの、チームへの帰属意識を垣間見せてくれていた。



コンヤ・スポル 0:3 フェネルバフチェ(ベイン・スポル 21. 3. 9)

アッティラ・サライ(左)を讃えるぺルカス(右)(フェネルバフチェ公式HP) オシャイ・サミュエル(左)アフメット・チャルク(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第29節、フェネルバフチェは、アウェーで戦ったコンヤ・スポルを0:3でくだし、優勝争いに障りなく、今節を終えた。

 フェネルバフチェのエロル・ブルト監督は、前節のアンタルヤ・スポル戦に比べて、4選手を入れ替えて試合に臨んだ。マルセル・ティッセラン、オザン・トゥファン、メスト・エジル、ムブワナ・サマッタの替わりに、セルダル・アズィズ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エネル・ヴァレンシア、マメ・ティアムを先発メンバーに入れたのだ。
 同監督は、故障が癒え、チームに合流して練習を始めていたブラジル人MFルイス・グスタボを、後半14分に、ホセ・ソーサに替え、また、移籍解禁期間に獲得したイルファン・ジャン・カフヴェジを、同じタイミングで、マメ・ティアムに替えてピッチに送り出した。一方、フェネルバフチェでは、メスト・エジル、シナン・ギュムシュ、サドゥク・チフトプナル、ディエゴ・ペロッティは、故障のためメンバー入りしなかった。
 コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合、早々に優位に試合を進めたフェネルバフチェが、前半29分に先制した。メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリア内へと送ったパスを、ギョクハン・ギョヌルがアッティラ・サライに落とした。すると、アッティラ・サライが落ち着いて、ゴールインさせたのだった。0:1。
 同32分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。ぺルカスからのパスを受けたオシャイ・サミュエルが、相手選手をすり抜け、ボールを持ちペナルティーエリア内へと入った。そして、GKセヒッチと1対1となったオシャイ・サミュエルがグランダーのシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。
 後半45分、フェネルバフチェが、点差を3に拡げた。イルファン・ジャン・カフヴェジがコーナーキックを蹴ると、GKセヒッチが、ボールを手から逃してしまった。そのボールが、セルダル・アズィズの前に落ちると、そのセルダル・アズィズが、がら空きとなったゴールマウスに蹴り込み、この試合のスコアが決したのだった。0:3。
 この結果、勝ち点を58に伸ばしたフェネルバフチェは、勝ち失点差で3位になったのに対し、コンヤ・スポルは同32に留まった。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネイチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、アブドゥルケリム・バルダクチュ、アディル・デミルバー=イスマエル・ディオマンデ(前半36分:アミル・ハジャフメトヴィチ)、マルコ・ジェヴトヴィッチ=レヴァン・シェンゲリア、デニ・ミロセヴィッチ(後半37分:アルテム・クラヴェッツ)、ジュセ・セキディカ(後半25分:ジマー・ビティキ)=ソコル・チカレシ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ(後半14分:ルイス・グスタボ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半26分:オザン・トゥファン)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半25分:フェルディ・カドゥオウル)、ディミトリス・ペルカス(後半21分:ムブワナ・サマッタ)、エネル・ヴァレンシア=マメ・ティアム(後半14分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)



デンバ・バ、バシャックシェヒル・スポルに命を吹き込む(TRT 21. 3. 8)

マティアス・ヨハンソン(左)ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(バシャックシェヒル・スポルTwitter) デンバ・バ(右端)を讃えるデニズ・トゥルチ(左端)とエディン・ヴィスチャ(中)(バシャックシェヒル・スポルTwitter)  トルコ・リーグ第29節、ゲンチレル・ビルリーイを、アウェー戦でくだしたバシャックシェヒル・スポルが、10試合ぶりに勝ち点3を手に入れた。

 エリャマン・スタジアムで行われたこの試合、アウェーのバシャックシェヒル・スポルの勝利を導いたゴールは、後半45分にデンバ・バから生まれた。後半43分には、ゲンチレル・ビルリーイのピエール・ポロマが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となり、ゲンチレル・ビルリーイは10人になってしまった。10試合ぶりに勝ち点3を手に入れたバシャックシェヒル・スポルは、これで、勝ち点は20に伸び16位に上がった。11試合連続勝利のないゲンチレル・ビルリーイは、同21位で最下位だ。

                  試合経過

 前半29分、ベルカイ・オズジャンが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドのポストの斜め前にいたメフメット・トパルがヘッド合わせたが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム1分、ドミニク・フルマンが、右コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、ゴールエリアにいたリマがヘディングシュートを試みたところ、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。チャンスは続いたが、ヴォルカン・ババジャンが、ボールを押さえてしまった。そして、前半は0:0のままで終わった。
 後半20分、ハサン・アリ・カルドゥルムからのロングボールを、相手陣内半ばでコントロールしてペナルティーエリア内へと持ち込んだデニズ・トゥルチが、ゴール右斜め前から放った強いシュートは、GKノルトフェルトが、右に跳んで防いでしまった。
 同23分、フロイド・アイーテが、右サイドからペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、リマがヘッドで合わせたが、ボールは、GKヴォルカン・ババジャンが押さえてしまった。
 同33分、ダニエル・カンデアスのパスを、ペナルティーエリア・ライン上で受けたリマが、ペナルティーエリア内へと入り放った強烈なシュートは、ゴールかと思われたが、GKヴォルカン・ババジャンがパンチングで防いだ。
 同45分、バシャックシェヒル・スポルが先制ゴールを決めた。トルガ・ジエルジが、ペナルティーエリアの外から強いシュートを放つと、GKノルトフェルトが、頭上を襲ったボールをこぼしてしまった。そのミスを咎めたデンバ・バが、ボールのコースに入りシュートを放ちゴール決めてしまったのだった。0:1。そして、試合は、アウェーのバシャックシェヒル・スポルが0:1で制したのだった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マティアス・ヨハンソン、ピリス・ダ・モッタ、ディエゴ・アンジェロ、ピエール・ポロマ=ドミニク・フルマン(後半39分:ルーカス・ムグニ)、ソネル・ディクメン(後半ロスタイム3分:サミ・ギョクハン・アルトゥパルマク)=ダニエル・カンデアス、ムラト・ユルドゥルム(後半22分:フロイド・アイーテ)、セファ・ユルマズ(後半39分:アルダ・クズルダー)=サンドロ・リマ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=オメル・アリ・シャヒネル(後半1分:ラファエル・ダ・シルヴァ)、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル(後半39分:トルガ・ジエルジ)、ベルカイ・オズジャン=デニズ・トゥルチ、ジュリアーノ(後半39分:ユスフ・ンダイシミエ)、ダニエル・アレクシッチ(後半26分:エディン・ヴィスチャ)=エンゾ・クリヴェリ(後半14分:デンバ・バ)



ベシクタシュ、ガジアンテップFK戦後、首位に入れ替わった(ソズジュ紙改 21. 3. 7)

サイル・ラリン(左)オルコウスキ(右)(ベシクタシュ公式HP) ヴァンサン・アブバカル(ベイン・スポル)  ベシクタシュが、ホームに迎えたガジアンテップFKをくだし、首位の座を手に入れた。かなりテンポの落ちた試合で勝ち点3を手に入れたベシクタシュは、これで5連勝を飾るとともに、首位に昇った。この試合、ベシクタシュのヴァンサン・アブバカルが2ゴールを決め、ヒーローとなった。

 トルコ・リーグ第29節、ヴォーダフォン・アリーナで行われた試合で、ベシクタシュは、ガジアンテップFKを2:1でくだした。ベシクタシュのゴールは、ヴァンサン・アブバカルから生まれたのに対し、ガジアンテップFKは、ヌーア・ディコのゴールだけでは、それ以上の結果には繋がらなかった。5連勝を遂げたベシクタシュは、首位に上がったのだった。
 首位の座を射止めたベシクタシュと中盤での位置を守るのに躍起だったガジアンテップFKとの一戦は、テンポの上がらない試合だった。前半15分に、ヴァンサン・アブバカルがゴールを決め、ベシクタシュが先制した。ラシド・ゲゼルが、相手ディフェンスの裏に出したパスに、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前で追いついたヴァンサン・アブバカルが、まず、GKを見事なフェイントでかわし、次いで、シュートを放つと、これが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。だが、その後のベシクタシュは、テンポが落ちてしまった。ガジアンテップFKが、明らかなる好機というものが、なかなかなかった試合だったが、ベシクタシュは、後半27分に、ヴァンサン・アブバカルが、点差を2と拡げるゴールを決めた。サイル・ラリンのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったヴァンサン・アブバカルが、ボールを持ち、相手ペナルティーエリア内へと入り、そして、相手選手をすり抜けた。GKと1対1となったところで、シュートを試みると、ガジアンテップFKのゴールネットに収まったのだった。2:0。
 この試合の終盤、ガジアンテップFKがPKを獲得した。同44分のことだった。ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応して動き出したヌーア・ディコに対し、GKエルシン・デスタノウルがチェックに入ると、ヌーア・ディコがピッチに倒れたのを咎め、メテ・カルカヴァン主審がPKを指示した。同45分、このPKを、ヌーア・ディコが蹴り、ゴールを決めた。2:1。しかし、このゴールだけでは、ガジアンテップFKが勝ち点を得るには十分ではなかった。ロスタイムに、勝ち点1に近づいたガジアンテップFKだったが、アンドレ・フェリペ・リベイロの放ったシュートは、バーに嫌われてしまった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ベシクタシュが、勝ち点3を手にしたのだった。
 前節に比べると、かなり落ちたテンポのプレーをしたにも拘わらず、2:1で勝ったベシクタシュは、ガラタサライから首位の座を奪い取った。ディフェンス陣が、相手にほとんどチャンスを与えなかったにも拘らず敗れてしまったガジアンテップFKだったが、攻撃面での悪いプレーぶりに目が行ってしまった。
 相手ゴールに迫れず、ヴァンサン・アブバカルが掴んだ2度のチャンスに対し、それを遮ることのできなかったガジアンテップFKが、敗戦を喫してしまった。落ちたテンポで推移したこの試合、全面的に、試合をコントロールされてしまっていたガジアンテップFKが、厳しいアウェー戦で、明らかなるチャンスというものを捕まえることなく敗戦を喫してしまった。
 この勝利で、勝ち点を60にしたベシクタシュは、トルコ・リーグの首位に立った。一方のガジアンテップFKは、同43に留まった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半36分:ベルナール・メンサー)、アッティバ・ハッチンソン、アデム・リャイッチ(後半24分:ギョクハン・トーレ)、サイル・ラリン(後半40分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)=ヴァンサン・アブバカル
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=パヴェル・オルコウスキ、ロデリク・ミランダ(後半32分:アンドレ・フェリペ・リベイロ)、パピィ・ジロボジ、アリン・トスジャ、ギュライ・ヴラル(前半39分:ジュニオール・モレ)=オサマ・ラシド(後半23分:アンドレ・ソーサ)、アメデジ・ヴェトリヒ、アレクサンドル・マキシム(後半33分:ビラル・バシャジュクオウル)=ヌーア・ディコ、ケナン・オゼル(後半23分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)



ファーティフ・テリム監督、シワス・スポル戦でのFWのチョイス(ファナティック紙 21. 3. 6)

ファーティフ・テリム監督(サバハ紙)  モスタファ・モハメッドがレッドカードをもらったため、明日のシワス・スポル戦では、ガラタサライは、トップのポジションを強制的に変えざるをえなくなった。

 2ヶ月ぶりに試合への出場を果たしたラダメル・ファルカオが、先発メンバーに入る第1の候補であったとしても、アンカラ・グジュ戦の後半に見せたプレーぶりは、灯が点るものではなかった。そのため、ファーティフ・テリム監督は、FWとして、ライアン・バベルが、ラダメル・ファルカオよりは、一歩先んじていると看ている。このコロンビア人ゴールゲッターは、試合の後半から起用することが検討されている。今日の戦術練習で、様々なお試しを行った同監督は、最終判断は、試合当日になると思っている。これとは別に、出場停止が終わったオーウルジャン・チャーラヤンと、移籍解禁期間に獲得したハリル・デルヴィショウルも、モスタファ・モハメッドがいないなか、プレーの機会が巡って来る選手たちとして、名前が上がって来る。



トラブゾン・スポル、バカセタスでカスムパシャを粉砕! 頑なに優勝争いに食らいつく(ソズジュ紙 21. 3. 5)

セルカン・アサン(左)ダニエル・ドゥリンクウオーター(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ジャニニー・セメド(左端)を讃える(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第28節で盛り上がりを見せた一戦で、トラブゾン・スポルがカスムパシャを1:2でくだした。鍵を握る男バカセタスにより勝ち点3を得たトラブゾン・スポルは、首位のガラタサライが敗れた節で、首位との差を縮めたのだった。

 トラブゾン・スポルが、カスムパシャとのアウェー戦で、勝ち点3を、その懐にしまった。前節、7連勝を、フェネルバフチェ戦で潰えさせてしまったトラブゾン・スポルだったが、首位を伺う頑なさを、イスタンブルで続けることになったのだ。トルコ・リーグで相次いで勝ち点をかき集め、4位にまで昇ったトラブゾン・スポルは、アブドラハ・アヴジュ監督指揮下、カスムパシャを1:2でくだし、その勢いを持ち続けることになった。
 試合開始後、早々に優位に立ったトラブゾン・スポルは、前半24分にジャニニー・セメドのゴールで先制した。トマス・ブレッカからボールを奪い取ったジャニニー・セメドが、見事なフェイントをかけながらペナルティーエリア内へと入り、GKエルトゥールルの股間を抜けるシュートで、ゴールを奪ったのだった。

                 ユスフ・エルドーアンの同点弾

 同38分、カスムパシャが、PKを決めて同点に追いついた。ホームのカスムパシャが、トラブゾン・スポルのベラト・オズデミルの手に、ペナルティーエリア内でボールが当たったことでPKを得たのだった。このPKを蹴った元トラブゾン・スポル所属のユスフ・エルドーアンが、GKウーウルジャン・チャクルが跳んだとは逆方向に蹴り込み、1:1となったのだった。
 後半に入り、勝ちを求めて、でも、信じられない好機の逃し方をしたトラブゾン・スポルは、ンワケメとエクバン2人で、100%ゴールかと思われた好機を、GKやゴールポストに防がれてしまっていた。

                 またしても、バカセタスが決め、勝ち点3をもたらした

 トラブゾン・スポルで、錠前をこじ開けたのは、またしても、ギリシア人スター選手アナスタシオス・バカセタスだった。ディフェンスの裏に出されたボールに反応して動き出したジャニニー・セメドがシュートを放つと、GKからボールがこぼれ、ボールは枠に向かった。それを、カスムパシャのディフェンスがゴールライン際からクリアすると、そのボールが、バカセタスのところへ転がった。このボールを得たバカセタスが、強烈な一撃でカスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。
 トラブゾン・スポルへ加入後、7試合で4ゴール目を決めたバカセタスは、このゴールで、勝ち点3をもたらしたのだった。ここ5試合で4点目をなるゴールを、カスムパシャ戦で決めたバカセタスは、イスタンブルでの勝利の立役者となったのだった。
 この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を51に伸ばし、首位ガラタサライがつまづいた節で、その勝ち点差を6に縮めた。一方のカスムパシャは、同29で14位につけている。次節は、トラブゾン・スポルは、ホームにアランヤ・スポルを迎え、カスムパシャは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を戦うことになっている。

【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナイ、トマス・ブレッカ、ドゥスコ・トシッチ(後半45分:ヤシン・デュルガー)、ウッサマ・ハッダディ=クリスティアン・ビストロヴィッチ、ロレット・サディク、ダニエル・ドゥリンクウオーター(後半24分:ジルベール・クームソン)=ユスフ・エルドーアン、ケヴィン・ヴァルガ(後半41分:アヌル・コチ)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半41分:フルカン・キュレクチ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン(後半17分:ユヌス・マル)、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ベラト・オズデミル、アブドゥルカディル・パルマク=カレブ・エクバン(後半43分:ベニク・アフォベ)、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ(後半44分:ユスフ・サル)=ジャニニー・セメド(後半38分:ルイス・ベーカー)



アンカラ・グジュ 2:1 ガラタサライ(ミリエット紙改 21. 3. 4)

ロブジャニーゼ(右)を讃えるエンドゥリ・チェキジ(左)(ベイン・スポル) ゲドソン・フェルナンデス(左)ジェラルド(右)(アンカラ・グジュTwitt)  トルコ・リーグ第28節、首位で、試合に臨んだガラタサライが、アンカラで、アンカラ・グジュに2:1で敗れた。この試合、モスタファ・モハメッドがレッドカードをもらい、退場処分となっている。これで、ガラタサライは、トルコ・リーグでの連勝記録が8で停まった。

 トルコ・リーグ第28節に首位で臨んだガラタサライが、アンカラでアンカラ・グジュとアウェー戦を戦った。午後7時に、エリャマン・スタジアムで始まったこの試合、前半45分、アンカラ・グジュが、アルダ・トゥランがペナルティーエリア内でハンドの反則を犯したため、PKを獲得した。ジェラルドのセンタリングで入れたボールが、アルダ・トゥランの手に当たったのを咎めたハリル・ウムト・メレル主審がPKを指示したのだった。同ロスタイム1分、このPKを蹴ったイブラヒム・アクダーがゴールを決めた。これで、アンカラ・グジュは、前半を1:0とリードしたまま終えることになった。
 後半、いい始まり方をいたアンカラ・グジュは、同10分、サバ・ロブジャニーゼのゴールが決まり、点差を2と拡げた。アルペル・ポトゥクのパスを、左サイドで受けたサバ・ロブジャニーゼが、マルカオをかわし、狙いすましたシュートを放つと、これが、ファーサイドの隅に突き刺さったのだった。2:0。同12分、ガラタサライのモスタファ・モハメッドが、相手選手に肘打ちを食らわしたとして、主審はレッドードを出し、退場処分とした。10人になってしまたガラタサライは、残りの時間、ゴールを求め続けた。同ロスタイム2分、ガラタサライに、ケレム・アクテュルコウルのゴールが生まれたが、十分なものとはならなかった。このようにして、アンカラ・グジュが、2:1の勝利を収めたのだった。この結果、アンカラ・グジュは勝ち点を23に伸ばしたのに対し、今節に首位で臨んだガラタサライだったが、同57に留まった。

【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステリオス・キッツォー、アンテ・クルシッチ、ズヴォニル・アリジャ、アッティラ・トゥラン=イブラヒム・アクダー(後半45分:オルカン・チュナル)、エンドゥリ・チェキジ(後半45分:ダニエル・ルカシク)=ジェラルド(後半28分:イルディズ・ボジャ)、アルペル・ポトゥク(後半27分:エムレ・ギュラル)、サバ・ロブジャニーゼ=トルジェ・ボルヴァン
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン(後半1分:マルティン・リネス)、ライアン・ドンク、マルカオ、オメル・バイラム=オゲネカロ・エテボ=アルダ・トゥラン(後半1分:ラダメル・ファルカオ)、ゲドソン・フェルナンデス(後半38分:ライアン・バベル)、エムレ・クルンチ(後半1分:ケレム・アクテュルコウル)、ヘンリー・オニエクル(後半34分:ソフィアン・フェグリ)=ムスタファ・モハメッド



新マラタヤ・スポル 0:1 ベシクタシュ(ベイン・スポル+TRT補綴 21. 3. 3)

アッティバ・ハッチンソン(TRT) ンサカラ(左)ムスタファ・エスキヘラッチ(右)(ミリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第28節で、新マラタヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。ベシクタシュは、この試合を、アッティバ・ハッチンソンのゴールで0:1と勝利を収め、連勝を4に伸ばした。そして、ベシクタシュは、その4試合で、同時にゴールを浴びてもいない。

 前半14分、左サイドを進んだンサカラがセンタリングを入れると、ヴァンサン・アブバカルが、ジャンプ一番、ヘディングシュートを試みたが、ピッチを跳ねたボールは、GKエルタッチ・オズビルが掴んだ。
 同23分、新マラタヤ・スポルが、とってもゴールに迫った。スピードに乗った攻撃で、ペナルティーエリア内へと持ち込んだムスタファが、ファーサイドのポストを狙ったシュートは、GKウトゥク・ユワクランが、際どくパンチングで防いだ。
 同38分、ホームの新マラタヤ・スポルは、再び、ムスタファが危険な場面を作った。23歳のムスタファが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放つと、僅かに枠を外れて外に出て行ってしまったのだった。そして、前半は、ゴールの声が上がらないままに終わった。
 後半、相手に対するプレッシャーを高めて行ったベシクタシュが、同14分、0:1と先制するゴールを決めた。ヴァンサン・アブバカルが出したパスに反応して、ディフェンスの裏を取ったアッティバ・ハッチンソンが、狭い角度から放った強烈なシュートが、新マラタヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。
 同31分、ラシド・ゲゼルに替わり入ったギョクハン・トーレが、右サイドでボールを得ると、フェイントをかけながら前進して、ペナルティーエリア内へと入りシュートを放った。だが。ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行ってしまった。
 この試合、他のゴールは生まれることなく終わった。ベシクタシュは、この結果、勝ち点を57に伸ばした。一方の新マラタヤ・スポルは、今節を、同31にままで終えることになった。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=イッサム・チェバケ、ワラス、テーナゲ・ハデベ、カリム・ハフェズ=ゼキ・ヤウル、アフリイー・アクワ(後半17分:アフメド・ウルデゥズ)=ムスタファ・エスキヘラッチ、シュテファン・マラン(後半29分:モリケ・フォファナ)、アデム・ブユック=ベンジャミン・テテ
【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ネジプ・ウイサル(後半1分:ベルナール・メンサー)=ラシド・ゲザル(後半29分:ギョクハン・トーレ)、ジョゼフ・デ・ソーサ、アッティバ・ハッチンソン、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル(後半40分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)



サイル・ラリンに、ウェスト・ブロムウィッチとウェストハム・ユナイテッドが狙いを定めた! ベシクタシュは1500万EUROを求める(サバハ紙 21. 3. 2)

サイル・ラリン(ファナティック紙)  今季、ベシクタシュで、そのキャリアを飛躍させたカナダ人スター選手サイル・ラリンに、イングランドのクラブが名乗りを上げた。ウェスト・ブロムウィッチとウェストハム・ユナイテッドは、25歳のサイル・ラリンを、1000万EUROの価値ありと睨んだ。他のクラブのレーダー網にもかかっているサイル・ラリンに対し、ベシクタシュ側は1500万EUROを目論んでいる。

 ベシクタシュの優勝には欠かせない、最も大事な武器の1人になっているサイル・ラリンが、今季見せているプレーぶりに、ヨーロッパのクラブも放ってはおかないでいる。出場した29試合で16ゴール3アシストを記録しているサイル・ラリンは、セルゲン・ヤルチュン監督の手駒の大事な顔になっている。
 センターフォワードとして、トップの位置ではなく、左サイドで、サイドアタッカー兼フォワードとしての役割を担うサイル・ラリンは、ゴールを決めることで、トルコ・リーグ及びトルコ杯でベシクタシュの生命線となっている。

                 優勝を成し遂げたい

 移籍解禁期間に、サイル・ラリンを求めて、幾つかの重大なオファーがやって来ていたが、その内の2つが、イングランドのウェスト・ブロムウィッチとウェストハム・ユナイテッドであることが明らかになっている。優勝を遂げたあとに、ベシクタシュを離れることを考えているサイル・ラリンに対し、ウエストハムは1000万EUROのオファーを出したと言われている。
 プレミアリーグから、ベシクタシュの扉を叩く準備をしているクラブがあることが知られているなか、ベシクタシュのフロントは、移籍金として1500万EUROと設定したとの情報がある。



トラブゾン・スポル 0:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21. 3. 1)

ぺルカス(フェネルバフチェ公式HP) ブライト・オシャイ・サミュエル(左)ベラト・オズデミル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第27節で、アウェーで戦ったトラブゾン・スポルを、0:1でくだし、勝ち点を54に伸ばした。

 シェノル・ギュネシュ・スポーツ複合施設で行われたこの試合、フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、後半31分にディミトリス・ペルカスの決めたものだった。フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第28節では、3月4日(木)に、ウルケル・スタジアムにアンタルヤ・スポルを迎えることになっている。

                 試合経過

 前半11分、ホセ・ソーサが蹴った右コーナーキックに、ペナルティーエリア内にいたセルダル・アズィズが、ヘッドで合わせると、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同25分、メルト・ハカン・ヤンダシュがペナルティーエリアの外からシュートを試みると、GKウーウルジャン・チャクルが倒れ込みながら、これを防いだ。跳ね返りのボールを、詰めていたアッティラ・サライが捉え、シュートを放ったが、今度は、ウーウルジャン・チャクルがコーナーキックに替えた。
 同30分、アッティラ・サライが、左サイドからセンタリングを入れると、至近距離で、マメ・ティアムがヘッドで合わせた。だが、GKウーウルジャン・チャクルが、ボールを叩き出してしまった。
 同45分、ブライト・オシャイ・サミュエルが、右サイドから出したパスを受けたメスト・エジルが、ペナルティーエリア内でシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが外に出してしまった。
 後半10分、ホセ・ソーサが、右コーナーキックを蹴ると、ギョクハン・ギョヌルが、至近距離からヘディングでのゴールを狙ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、ボールを外に出してしまった。
 同18分、ブライト・オシャイ・サミュエルの出したパスを受け、ペナルティーエリアのゴール右斜め前で、ホセ・ソーサがシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、このボールを押さえた。
 同25分、トラブゾン・スポルの攻撃で、ベラト・オズデミルの出したロングパスを受け、右サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだンワケメがシュートを試みたが、GKアルタイ・バユンドゥルが胸に収めた。
 同31分、フェルディ・カドゥオウルのパスに反応して動き出していたぺルカスが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、ボールは、ピッチをはね、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まった。0:1。
 同38分、バカセタスの蹴った左コーナーキックに合わせて、ペナルティーエリアにいたジャニニー・セメドがヘディングシュートを試みたが、ボールは、サイドバーを直撃して外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム5分、ペナルティーエリア内の絶好の位置にいたオザン・トゥファンが、ボールを、サマッタに回した。そのサマッタがシュートを放ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン(後半33分:ユヌス・マル)、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス(後半41分:アブドゥルカディル・パルマク)=ベラト・オズデミル、フラヴィオ・ダ・シルヴァ(後半41分:ベニク・アフォベ)=カレブ・エクバン(後半31分:ユスフ・サル)、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズマルセル・ティッセラン、、アッティラ・サライ=ホセ・ソーサ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半29分:オザン・トゥファン)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半29分:フェルディ・カドゥオウル)、メスト・エジル(後半21分:ムブワナ・サマッタ)、ディミトリス・ペルカス(後半41分:フィリップ・ノヴァク)=マメ・ティアム(後半21分:エネル・ヴァレンシア)



ガラタサライ 2:0 エルズルム市役所スポル(ベイン・スポル 21. 2.28)

アートゥフ・シェシュー(左)ユヌス・ベランダ(右)(ガラタサライ公式HP) モスタファ・モハメッド(ベイン・スポル)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第27節で、ホームにエルズルム市役所スポルを迎えた。ガラタサライは、エジプト人選手モスタファ・モハメッドの2ゴールで、この試合を制し、首位を守った。

 前半38分、ガラタサライが先制した。エムレ・クルンチがセンタリングを入れると、そのコースに入ったヘンリー・オニエクルがヘッドで合わせた。だが、GKギョクトゥー・バクルバシュがゴールを許さなかったが、こぼれ球に反応して、詰めていたモスタファ・モハメッドが、落ち着いてゴールインさせたのだった。1:0。
 同40分、ガラタサライは、アルダ・トゥランにより、ゴールに、とっても迫った。エルズルム市役所スポルのディフェンスが、大きくクリアできなかったボールが、アルダ・トゥランの前に転がった。アルダ・トゥランが、強いシュートを放ったが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 相手に対し、プレッシャーを高めて行ったガラタサライは、モスタファ・モハメッドが、同45分に、もう1つのゴールを決めた。ルイダンマが、ペナルティーエリアへと送ったボールに反応して動き出したモスタファ・モハメッドが、狭い角度から強いシュートを放つと、これが、上のバーに当たってからゴールインしたのだった2:0。
 後半20分、アルダ・トゥランが、ペナルティーエリア・ライン上にいたエムレ・クルンチにボールを出した。そのエムレ・クルンチが、狙いすましたシュートを放つと、これがゴールインしたが、ヴィデオ判定システムで確認後、ヘンリー・オニエクルが、その前に、手でボールに触れていたことが判り、ゴールは取り消されてしまった。
 この試合、他のゴールは生まれなかった。この結果、トルコ・リーグで8連勝を記録したガラタサライは、勝ち点を57に伸ばした。そして、今節を首位で通過することが決まった。一方のエルズルム市役所スポルは、同25に留まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、オメル・バイラム=オゲネカロ・エテボ(後半27分:タイラン・アンタルヤル)=エムレ・クルンチ(後半27分:ユヌス・ベランダ)、ゲドソン・フェルナンデス、アルダ・トゥラン(後半38分:ライアン・バベル)、ヘンリー・オニエクル(後半38分:ケレム・アクテュルコウル)=ムスタファ・モハメッド(後半41分:ラダメル・ファルカオ)
【エルズルム市役所スポル】ギョクトゥー・バクルバシュ=ボグダン・ブツコ、マヌエル・ダ・コスタ、アドルフ・テイコー、レオ・シェヴェッヘレン=オスマン・チェリク(後半31分:メフメット・ムラト・ウチャル)、ブーラ・チャーイラン(後半1分:エルバサン・ラシャニ)、ヨハンナ・オモロ=ジェンク・アフメット・アルクルチ(後半31分:エムラー・バシュサン)、リカルド・ゴメス(後半22分:モスタファ・エル・カビル)、アードゥフ・シェシュー



ベシクタシュ 3:0 デニズリ・スポル(タクヴィム紙改 21. 2.27)

サイル・ラリン(ヒュリエット紙) ヴァンサン・アブバカル(左)クビライ・アクタシュ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第27節で、ベシクタシュが、ホームにデニズリ・スポルを迎えた。この試合を3:0で制したのは、ベシクタシュだった。ベシクタシュのゴールは、サイル・ラリン、ヴァンサン・アブバカル、アデム・リャイッチから生まれた。

 トルコ・リーグ第27節で、前節は空きだったベシクタシュが、ホームにデニズリ・スポルを迎えた。試合は、ホームのベシクタシュが、前半であげたゴールで3:0で勝った。ベシクタシュに勝利を呼び込んだゴールは、前半22分にサイル・ラリンが、同38分にヴァンサン・アブバカル、そして、同39分にアデム・リャイッチが決めた。この結果、勝ち点を54に伸ばしたベシクタシュは、試合数が多いなかだが、勝ち点でガラタサライと並び、首位を並走することになった。一方、残留争いをしているデニズリ・スポルは、同21に留まった。

                 主たる場面

 前半22分、ベシクタシュが先制した。ロシエが、右サイドからペナルティーエリアへと入れたセンタリングを、ムスタファ・ユムルが大きくクリアできなかったボールが、サイル・ラリンの前に落ちた。ペナルティーエリアのゴール右斜め前の狭い角度だったが、サイル・ラリンが狙いすましたシュートを放つと、ボールは、ジェンク・ギョネンの頭上を抜け、デニズリ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 同29分、ベシクタシュが、2つ目のゴールを決めたかに見えた。ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、右サイドからセンタリングを入れると、ティアゴ・ロペスが大きくクリアできなかったボールが、サイル・ラリンの前に転がった。そのサイル・ラリンが、GKより前にボールに触れると、スコアは2:0になったと思えた。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けた結果、サイル・ラリンが、手でボールに触れていたとして、ジュナイト・チャクル主審は、ゴールを取り消した。ゴールネットを揺らしたボールは、ゴールの値打ちを発揮しなかったのだ。
 同38分、ベシクタシュが、点差を2と拡げた。アデム・リャイッチが、左コーナーキックを蹴ると、ジェンク・ギョネンがパンチングで防ぎ、ボールはペナルティーエリア内へと転がった。そのボールを得たンサカラが、遠目からシュートを試みると、ボールは、相手ディフェンスから跳ね、ヴァンサン・アブバカルの前に転がった。すると、そのボールをコントロールしたヴァンサン・アブバカルが丁寧なシュートでゴールを決めたのだった。2:0。
 同39分、ベシクタシュが、スコアを3:0とした。サイル・ラリンからのパスを受けたヴァンサン・アブバカルが、左サイドからペナルティーエリア内へと持ち込み、いい位置にいたアデム・リャイッチに出した。そのアデム・リャイッチがシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンスに当たりゴールインしたのだった。3:0。
 同44分、デニズリ・スポルのゴールが決まったかに見えた。マルヴィン・バカロルツからのパスを受けたムリス・メサノヴィッチがボールに触れると、ボールがフーゴ・ロダレガに渡り、GKと1対1となった。そのフーゴ・ロダレガが狙いすましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れた。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、フーゴ・ロダレガにオフサイドがあったとして、このゴールは取り消されてしまった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ(後半29分:オウズハン・オズヤコブ)、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=サイル・ラリン、アッティバ・ハッチンソン(後半38分:ドルクハン・トコズ)、アデム・リャイッチ(後半20分:ネジプ・ウイサル)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半20分:ギョクハン・トーレ)=ヴァンサン・アブバカル(後半39分:アジュディン・ハシッチ)
【デニズリ・スポル】ジェンク・ギョネン=ティアゴ・ロペス(後半1分:オゼル・オズデミル)、ファビアーノ・レイスマン、ムスタファ・ユムル(前半38分:マルヴィン・バカロルツ)、アイマン・ベン・ムハメッド=ミックス・ディスケルド(後半23分:ハサン・アヤロウル)、クビライ・アクタシュ、ラドスラフ・ムラウスキ=アンジェロ・サガル(後半38分:マシュー・ドッセヴィ)、フーゴ・ロダレガ、ムリス・メサノヴィッチ(後半23分:ハディ・サッコ)



イルファン・ジャン・カフヴェジの目標はトラブゾン・スポル戦(ファナティック紙 21. 2.26)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(ファナティック紙)  移籍解禁期間に、フェネルバフチェに移籍したイルファン・ジャン・カフヴェジが、チームに合流した。そして、その目は、トラブゾン・スポル戦に注がれている。イルファン・ジャン・カフヴェジは、この試合でフェネルバフチェのユニフォームを着たいと考えている。が、最終決定権は、エロル・ブルト監督にある。
 フェネルバフチェは、移籍解禁期間に、ライバルのガラタサライにフェイントをかけ、イルファン・ジャン・カフヴェジを獲得した。だが、イルファン・ジャン・カフヴェジは、故障を抱え、フェネルバフチェにやって来た。そのイルファン・ジャン・カフヴェジが、先日、チームに合流して練習を行い始めた。昨日も、チーム練習には、部分的に加わっていた。トラブゾン遠征を前にした直近の2回の練習での様態を観て、イルファン・ジャン・カフヴェジの扱いについて、最終決断が下されよう。しかし、イルファン・ジャン・カフヴェジは、トラブゾン・スポルとの難しい試合に出たい旨、エロル・ブルト監督に伝えた。同監督との話し合いで、「この大事な試合でプレーをしたい」と言ったと伝えられている。もし、トラブゾン遠征に帯同されるようであれば、試合の最後の30分間に起用されることが考えられる。



ファーティフ・テリム監督、先発メンバーを固める(TRT 21. 2.25)

ファーティフ・テリム監督(ベイン・スポル)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、ピッチに送り出す先発メンバー固めに努めている。同監督は。エルズルム市役所スポル戦には、アランヤ・スポルで起用した選手を、ほぼ起用するつもりであることは間違いない。

 手持ちのカードを多く持つファーティフ・テリム監督は、今週末の試合では、マイナーチェンジで臨むつもりだ。そのガラタサライでは、ゴールマウスを守るのは、いつものようにフェルナンド・ムスレラだ。ストッパーの2人には、ここ2試合同様、マルカオとルイダンマを起用することになろう。右サイドバックには、デアンドレ・イエドゥリンを、左サイドバックにはオメル・バイラムで、試合に臨むつもりをしている。そして、ボランチには、ここ数試合のプレーぶりが上昇しているエテボを使うことになろう。
 中盤には変更が加えられることになる。ゲドソン・フェルナンデスは、このエルズルム市役所スポル戦には休ませるつもりだとの情報がある。ゲドソン・フェルナンデスが出場しない場合には、ユヌス・ベランダないしはタイラン・アンタルヤルが出場の機会を得ることになる。
 ヘンリー・オニエクル、エムレ・クルンチ、アルダ・トゥランの起用は間違いない。そして、エルズルム市役所スポル戦でのトップには、ムスタファ・モハメッドが位置することになろう。
 故障の癒えたソフィアン・フェグリ、ラダメル・ファルカオが、メンバー入りすると言われている。この2人に関しては、試合から遠ざかっているということで、同監督は、試合の流れに応じて起用したいと考えている。



ベシクタシュ、セルゲン・ヤルチュン監督の勝利の方程式(ファナティック紙 21. 2.24)

セルゲン・ヤルチュン監督(サバハ紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第27節のデニズリ・スポル戦に向けての準備を続けている。第26節は空きの節だったベシクタシュの勝利の方程式が明らかになった。同監督は、中盤の構成に変化を付けることを考えていることが明らかになったのだ。実に久しぶりに、ベルナール・メンサーに先発メンバーとしての出場の機会を与えることを考えている。その詳細は、、、

 直近のゲンチレル・ビルリーイ戦では、中盤を、アッティバ・ハッチンソン、ジョゼフ・デ・ソーサ、アデム・リャイッチで構成した同監督だが、久しぶりに、ベルナール・メンサーを先発メンバーに入れようと考えているのだ。累積警告による出場停止が解けるドマゴイ・ヴィダ、レッドカードをもらったことで生じた出場停止期間が終わるンサカラ、そして、故障が癒えたルドゥヴァン・ユルマズも、この試合のメンバー入りすることになる。ディフェンスの中央には、ウエリントンとドマゴイ・ヴィダを起用し、左サイドバックに、誰を置くかは、最終練習を待っての決断となろう。不透明なままのラシド・ゲゼルがプレーできない場合には、ギョクハン・トーレに出場の機会が与えられよう。



アンカラ・グジュ 1:1 チャイクル・リゼ(ベイン・スポル 21. 2.23)

ステリオス・キッツォー(左)アブドラハ・ドゥラク(右)(ベイン・スポル) 同点ゴールのボルヴァン(右)を讃えるダニエル・ルカシク(左)(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第26節最終試合で対峙したアンカラ・グジュとチャイクル・リゼは、90分間を戦い、1:1のスコアで引き分け、勝ち点を分け合った。

 前半3分、チャイクル・リゼが先制した。左サイドから、サムディオが、ペナルティーエリア内へセンタリングを入れると、そのボールに合わせて、ドンサーがヘディングシュートを試みると、これが、アンカラ・グジュのゴールネットに収まったのだった。0:1。
 同26分、ダニエル・ルカシクからのパスを受け、左サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだジョゼフ・パインチルが、絶好の位置からシュートを放ったが、GKギョクハン・アッカンが胸に収めてしまった。
 同ロスタイム2分、アンカラ・グジュが同点に追いついた。相手陣内中盤で得たフリーキックを、イブラヒム・アクダプが蹴り、ペナルティーエリア内へとボールを送った。ディフェンスが、これをヘッドでクリアしようとしたボールが、ゴールエリアの外にいたトルジェ・ボルヴァンにの前に落ちた。そこで、トルジェ・ボルヴァンが狙いすましたシュートを放つと、それが、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 後半6分、エンドゥリ・チェキジが、約30mの距離のあるところからフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、GKギョクハン・アッカンが、際どくパンチングで防いだ。そして、エンドゥリ・チェキジが左コーナーキックを蹴ると、ファーサイドにいたトルジェ・ボルヴァンがヘッドで合わせたが、ボールは、転がりながら外に出て行ってしまった。
 同8分、ドコヴィッチが、ペナルティーエリアのすぐ外ゴール左斜め前からフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙うと、GKコルジャン・チェリカイがパンチングで防ぐと、ボールは、転がりながら右サイドバーの横を逸れて外に出て行った。
 この試合、他にはゴールは生まれず、両者が勝ち点を分け合うことになった。この結果、ホームのアンカラ・グジュは、勝ち点20で20位に、アウェーのチャイクル・リゼは、同27で15位となった。

【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステリオス・キッツォー、アンテ・クルシッチ、エルディ・ディクメン、アッティラ・トゥラン(後半1分:ティアゴ・ピント)=イルディズ・ボジャ、イブラヒム・アクダー(後半1分:エンドゥリ・チェキジ)=サバ・ロブジャニーゼ(後半28分:ジェラルド)、ダニエル・ルカシク、ジョゼフ・パインチル=トルジェ・ボルヴァン
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=オヌル・ブルト、エミル・ディラヴェル、ヤッシネ・メリアー、セリム・アイ、イスマイル・キョイバシュ=アブドラハ・ドゥラク(後半22分:ヤシン・ペフリヴァン)=ダミアン・ジョコヴィッチ(後半39分:エリック・サボ)、ゴッドフリード・ドンサー(前半19分:ドーアン・エルドーアン)=ミラン・スコダ(後半22分:アレクサンダー・ソダールント)、ブライアン・サムディオ(後半22分:コンラード・ミチャラク)



フェネルバフチェ 0:1 ギョズテペ(フェネルバフチェ公式HP 21. 2.22)

ハリル・アクブナル(ベイン・スポル) ディアバテ、オザン・トゥファン、アルパスラン・オズテュルク(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第26節で、ギョズテペをホームに迎えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、アウェーのギョズテペが、0:1で勝った。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第27節では、トラブゾン・スポルとのアウェー戦を戦う。

                 試合経過

 前半9分、突然生まれたギョズテペの攻撃で、ディアバテが、自陣ペナルティーエリア手前からロングパスを出すと、フェネルバフチェのディフェンスの裏を取ったハリル・アクブナルが、アルタイ・バユンドゥルがセーヴに出たのをかわしてから、ボールを、フェネルバフチェのゴールマウスに蹴り込んだ。0:1。
 同29分、オザン・トゥファンが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放つと、ピッチに跳ねスピードを速めたボールは、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトに当たり、コーナーキックに替わった。
 同42分、エネル・ヴァレンシアが、右サイドから出したパスを、ホセ・ソーサが、ペナルティーエリア内でダイレクトでシュートを試みたが、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトが胸に収めた。
 後半14分、ぺルカスが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前からシュートを放ったが、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトがキャッチした。
 同31分、ギョズテペの攻撃で、右サイドから相手選手をすり抜け、ペナルティーエリア内へと入り込んだハリル・アクブナルが、ゴール斜め前からシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外に吸いこまれただけだった。
 同38分、サライの左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティーエリア内にいたサマッタがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム7分、メスト・エジルの蹴った右コーナーキックに合わせて、ペナルティーエリア内のセルダル・アズィズがヘディングシュートを試みたが、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトがコントロールした。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ(後半11分:ギョクハン・ギョヌル)、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン(後半42分:パピス・シセ)=オザン・トゥファン、ホセ・ソーサ=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半28分:シナン・ギュムシュ)、メスト・エジル、エネル・ヴァレンシア(後半28分:ムブワナ・サマッタ)=マメ・ティアム(後半11分:ディミトリス・ペルカス)
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ムラト・パルリ、アルパスラン・オズテュルク、アトゥンチ・ヌカン、ジェナン・ブレコヴィッチ=オビンナ・ンウォボド(後半39分:マルコ・ミホジェヴィッチ)、ソネル・アイドードゥ(後半39分:ズラトコ・トリピッチ)=ハリル・アクブナル(後半ロスタイム5分:クビライ・ソンメズ)、フセニ・ディアバテ(後半ロスタイム4分:ブライン・イデエ)、シェリフ・ンディアエ=アディス・ヤホヴィッチ(後半29分:アンダーソン・エシティ)



アランヤ・スポル 0:1 ガラタサライ(CNNトルコ 21. 2.21)

アルダ・トゥラン(左)フランソワ・ムーバンジェ(右)(アランヤ・スポル公式HP) エムレ・クルンチ(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第26節で、ガラタサライが、アウェーでアランヤ・スポルを0:1でくだした。

 トルコ・リーグでのガラタサライの連勝は、これで7となった。ガラタサライは、今季、イスタンブルで2回負けているアランヤ・スポルに、アウェー戦で0:1で勝ったのだ。ガラタサライに勝利を呼び込んだゴールは、前半18分にエムレ・クルンチから生まれた。
 ガラタサライは、このスコアで勝ち、勝ち点を54に伸ばし首位の座を守った。同42に留まったアランヤ・スポルは、5位につけている。

                  試合経過

 前半5分、中盤で背後に入れたスローインのボールを、コーカーより前にムスタファ・モハメッドが取り、相手のペナルティーエリア内まで持ち込んだ。そして、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、バーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 同12分、中盤で、エテボとともに攻撃に移ったムスタファ・モハメッドが、ペナルティーエリア内にいたヘンリー・オニエクルにボールを出した。ヘンリー・オニエクルはシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同17分、サリフ・ウチャンが、ペナルティーエリア・ライン辺りからシュートを放つと、左ゴールポスト内側を直撃してピッチに跳ね返った。すると、ガラタサライのディフェンダーが、危険ゾーンから大きくクリアしてしまった。
 同18分、ガラタサライが先制した。デアンドレ・イエドゥリンが、右サイドから逆サイドに出したロングパスをコントロールしたエムレ・クルンチがシュートを放つと、ボールはディフェンダーに当たり跳ね返った。そのボールを、詰めていたエムレ・クルンチの前に転がり、再びシュートを放つと、これが、アランヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。
 同27分、左サイドから、エフェジャン・カラジャが、ペナルティーエリアへ向けセンタリングを入れると、ババジャルが足を出し触れた。GKムスレラが、それを防いだあと、ルイダンマが大きくクリアしてしまった。
 同ロスタイム4分、エムレ・クルンチにより始まった攻撃で、エムレ・クルンチがセンタリングを入れると、ヘンリー・オニエクルを通り過ぎたボールを、ムスタファ・モハメッドが触れようとした。そこで生まれた混戦のなか、ボールを得たヘンリー・オニエクルが、至近距離からシュートを放つも、ボールは外に出て行っただけだった。そして、前半は、ガラタサライが0:1とリードを保ち終わった。
 後半4分、右コーナーキックを、サリフ・ウチャンが蹴ると、ババジャルが、それに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同17分、ベルカン・イスマイル・クトゥルが、相手のペナルティーエリアの外でスルーパスを通し、ボールがタイフル・ビンギョルに渡った。ペナルティーエリア内の狭いスペースのなか、相手選手をかわしたタイフル・ビンギョルが、右ニアサイドのゴールポスト際に放ったシュートは、ムスレラが膝に当てて、このボールを外に出した。
 同23分、マルカオが自陣から出したロングボールに、相手ディフェンスより前に、ヘンリー・オニエクルが追いついた。そして、ペナルティーエリア・ライン際からシュートを放ったが、ボールは、枠を大きく逸れて外に出て行っただけだった。
 同38分、右サイドで生まれたアランヤ・スポルの攻撃で、エフェジャン・カラジャが、ペナルティーエリアのニアサイドに向けてセンタリングを入れた。ウムト・ギュネシュが、それにヘッドで合わせたが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同44分、右サイドで生まれたアランヤ・スポルの攻撃で、ゴールライン際までボールを持ち込んだタイフル・ビンギョルが、ファーサイドに向けてボールを入れた。それに合わせて、コーカーがヘディングシュートを放ったが、ボールは、ムスレラが押さえた。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=タイフル・ビンギョル、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=サリフ・ウチャン(後半45分:ムスタファ・ペクテメク)、ベルカン・イスマイル・クトゥル=エフェジャン・カラジャ(後半37分:アダム・バレイロ)、ウムト・ギュネシュ(後半38分:ダミアン・カジョール)、ダヴィッドソン=クーマ・ババジャル
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、オメル・バイラム(後半45分:ライアン・ドンク)=オゲネカロ・エテボ=アルダ・トゥラン(後半34 分:ケレム・アクテュルコウル)、ゲドソン・フェルナンデス(後半37分:マルティン・リネス)、エムレ・クルンチ(後半34分:タイラン・アンタルヤル)、ヘンリー・オニエクル(後半45分:ライアン・バベル)=ムスタファ・モハメッド



バシャックシェヒル・スポル 0:1 トラブゾン・スポル(ベイン・スポル 21. 2.20)

エドガール・レ(左)ジュニオール・フェルナンデス(右)(ミリエット紙) ユスフ・サル(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第26節で、バシャックシェヒル・スポルとのアウェー戦を戦ったトラブゾン・スポルは、ユスフ・サルのゴールで、0:1で勝ち、これで7連勝となった。トルコ・リーグでの最後の勝利が、第18節のアンカラ・グジュとのアウェー戦だったバシャックシェヒル・スポルは、これで、8試合、勝ち点3から見放されたことになった。

 バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合の前半24分、トラブゾン・スポルがゴールに迫った。エクバンのパスを、ペナルティーエリア内で受けたユヌス・マルが、狭い角度のなか、ボールをバカセタスの前に浮かせたが、その前に、ドゥアルテがヘッドに当て危険を回避した。
 トラブゾン・スポルは、後半21分にゴールに迫った。ここ数節、調子のいいアナスタシオス・バカセタスが、相手ペナルティーエリアのすぐ手前からシュートを放ったが、GKメルト・ギュノクが、これを防いだ。
 同35分、トラブゾン・スポルが先制した。自陣からボールを持ちドリブルで前進して、相手陣内に入り、フェイントで相手選手をかわしていったユスフ・サルが、ペナルティーエリア内へ入ってから放ったシュートが、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。
 同ロスタイム4分には、バシャックシェヒル・スポルのラファエルがレッドカードをもらい、退場となった。
 残り時間では、他のゴールが生まれることはなく、トラブゾン・スポルは、この難しい試合で勝ち点3を得たのだった。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を48に伸ばしたのに対し、バシャックシェヒル・スポルは、同24に留まった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ラファエル・ダ・シルヴァ、レオ・ドゥアルテ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、オケチュクウ・アズブイケ(後半22分:ユスフ・ンダイシミエ)=デニズ・トゥルチ(前半39分:フレデリック・グルブラッドセン)、ベルカイ・オズジャン、ジュニオール・フェルナンデス(後半1分:デンバ・バ)=エンゾ・クリヴェリ
【トラブゾン・スポル】カーアン・モラダオウル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、ファルク・ジャン・ゲンチ=フラヴィオ・ダ・シルヴァ、ベラト・オズデミル=カレブ・エクバン、アナスタシオス・バカセタス(後半45分:アタカン・ギュンデュズ)、ユヌス・マル(後半33分:ユスフ・サル)=ジャニニー・セメド(後半42分:ベニク・アフォベ)



事実は、かくの如し(テュルキエ紙 21. 2.19)

ジェンク・トスン(スター紙)  ラシト・ゲザルに次いで、ジェンク・トスンも傷んでしまった。最初の試合で、2ゴールを記録したスター選手ジェンク・トスンは、少なくとも2週間はピッチに立てないと考えられている

 ベシクタシュで、重要なゲンチレル・ビルリーイ戦で勝ち点3を得たはしたが、悪いピッチ・コンディションのために、故障者に見舞われてしまい、恐ろしいことが起こってしまった。ベシクタシュは、今節は、試合のないため、現在、故障を抱える選手には恢復が期待される。モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ、オウズハン・オズヤコブの恢復とともに、デニズリ・スポル戦にはフルメンバーで臨めると考えていたセルゲン・ヤルチュン監督に、2人のスター選手の故障の知らせが入り、衝撃が走った。ラシト・ゲゼルに次いで、ジェンク・トスンの状態が、深刻なのだ。

                  意気消沈

 トルコ・リーグ復帰戦で2ゴールを決めたジェンク・トスンが膝に痛みを感じているのだ。状態が深刻なジェンク・トスンへの治療は開始されている。今節は、試合のないベシクタシュは、7日後にデニズリ・スポル戦が控えている。この試合には出場ができないジェンク・トスンだが、12日後に予定されている新マラタヤ・スポル戦には間に合うようにと、篤い努力が行われているところだ。復帰戦で2ゴールを記録してのち故障に見舞われた29歳になっているジェンク・トスンは、意気消沈していると言われている。

                  いい知らせが1つ、ルドゥヴァン・ユルマズズが帰って来る

 ベシクタシュの若き左サイドバックの選手ルドゥヴァン・ユルマズは、トラブゾン・スポル戦で傷み、長期に渡り、チームを離脱していた。近々、練習を再開するルドゥヴァン・ユルマズは、デニズリ・スポル戦のメンバーに入る。試合に出るか否かは、ドクターが決断することになろう。



ガラタサライの合宿メンバーが明らかに(スター紙 21. 2.18)

ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ第26節のアランヤ・スポルとの、2月20日(土)に予定されているアウェー戦に臨むため、本日、アンタルヤに移動したガラタサライの合宿メンバーが明らかになった。

 アランヤ・スポル戦に向けての準備を、フロリャ・メティン・オクタイ・グランドで始めたガラタサライは、その続きを、アンタルヤで行う。ガラタサライでは、治療継続中のエムレ・タシュデミルとマルセロ・サラッキ、及び、隔離期間が、明日に満了するハリル・デルヴィショウルは、合宿メンバーには入っていない。
 ガラタサライの、アランヤ・スポル戦に向けての合宿メンバーは、次の通りである。
 フェルナンド・ムスレラ、シェネル・オズバイラクル、タイラン・アンタルヤル、ヘンリー・オニエクル、ライアン・バベル、ラダメル・ファルカオ、ユヌス・ベランダ、オゲネカロ・エテボ、マルティン・リネス、ライアン・ドンク、オーウルジャン・チャーラヤン、ケレム・アクテュルコウル、オメル・バイラム、エムレ・アクババ、デアンドレ・イエドゥリン、クリスティアン・ルイダンマ、ムスタファ・モハメッド、オカン・コジュク、マルカオ、ジェームズ・オゾーンワフォー、エムレ・クルンチ、バルトゥー・エルマズ、アルダ・トゥラン、ゲドソン・フェルナンデス、ソフィアン・フェグリ、ファーティフ・オズテュルク



ぺルカスから朗報(アクシャム紙 21. 2.17)

ぺルカス(ファナティック紙)  フェネルバフチェのギリシア人スター選手ぺルカスの故障が、完全に一掃された。機会を与えられれば、ギョズテペ戦への出場も可能だ。

 フェネルバフチェに、ぺルカスからの朗報が届いた。故障が、完全に癒えた27歳のぺルカスは、許可を受け、練習を再開することになる。そのぺルカスは、日曜に予定されているギョズテペ戦のメンバー入りすることになろう。
 イルファン・ジャン・カフヴェジは、まだ、治療を受けているところだ。メディカル・スタッフは、トラブゾン・スポル戦に間に合うように動いているところだ。ルイス・グスタボは、少なくとも、まだ1週間は、チームと別行動をとることになる。トラブゾン・スポル戦には間に合うことを目標にしている。ペロッティは、今季絶望とのことだ。



ゲンチレル・ビルリーイ 0:3 ベシクタシュ(ベイン・スポル 21. 2.16)

ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP) ロシエ(左)ピエール・ポロマ(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第25節で、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦を戦った。ベシクタシュは、エリャマン・スタジャムで行われたこの試合を、ジェンク・トスン(2)とラシド・ゲザルのゴールで、0:3で勝った。

 ベシクタシュは、この試合を、0:1から始めたようなものだった。前半4分、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前でボールを得たラシド・ゲザルが、今季最も美しいゴールの1つを決めた。
 同22分、ベシクタシュは、2つ目のゴールに、とっても近づいた。ラシド・ゲザルのパスを受け、相手GKと1対1となったヴァンサン・アブバカルだったが、GKを越えることはできなかった。
 ゲンチレル・ビルリーイの、前半の最高の見せ場は、同31分のことだった。スピードに乗った攻撃で、ダニエル・カンデアスが、ペナルティーエリアでゴールのチャンスを掴んだ。だが、角度を、うまく閉じたエルシン・デスタノウルが、ゴールを許さなかった。
 ラシド・ゲザルは、ピッチに留まっている間は、効果的なプレーを続けていた。後半3分、相手選手を、見事なフェイントでかわしたラシド・ゲザルだったが、放ったシュートは、スコアを変えるまでには至らなかった。
 同10分、ラシド・ゲザルが、またしても舞台に上がった。アデム・リャイッチが内へと入れたボールを、ファーサイドで仕上げを行おうとしたラシド・ゲザルだったが、ポロマのハイレヴェルな防御に制されてしまった。だが、この日大活躍のラシド・ゲザルだったが、同18分には、故障を発生させ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥとの交替を余儀なくされてしまった。
 ヴァンサン・アブバカルに替わりピッチに入ったジェンク・トスンが、同29分、2回目のベシクタシュ入り後の最初のゴールに、とっても迫った。ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入り込んだジェンク・トスンが放った強烈なシュートが、GKに押さえられてしまったのだった。
 同31分、ベシクタシュは、絶好機を活かせなかった。スピードに乗った攻撃で、アデム・リャイッチが出したボールで、GKと1対1となったサイル・ラリンだったが、ゴールを決められなかったのだ。ベシクタシュでは、ラシド・ゲザルに替わり投入されたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、同41分、速い攻撃で、ゴール斜め前からシュートを放ったが、GKを越えることはできなかった。
 この試合の終盤、ジェンク・トスンの素晴らしいプレーが刻印を残した。同44分、ディフェンスの裏に出されたボールに反応して抜け出したトスン将軍が、狙いすましたシュートを放つと、これが、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。正に、2回目のベシクタシュの正式な幕開けとなった。
 このゴールの5分後、舞台に上がったのは、またしてもジェンク・トスンだった。ジョゼフ・デ・ソーサの見事なヒールパスからのシュート・チャンスを活かし、この試合をスコアを決するゴールを決めたのだった。
 2試合ぶりに勝ち点3を得たベシクタシュは、勝ち点51の2位で、今節を閉じた。一方のゲンチレル・ビルリーイは、これで、7試合、勝利から遠去かることとなった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マティアス・ヨハンソン、アルダ・クズルダー、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・ポロマ=ソネル・ディクメン、ドミニク・フルマン=ダニエル・カンデアス、ルーカス・ムグニ(後半28分:スルジャン・スピリドノヴィッチ)、フロイド・アイーテ(後半42分:イルケル・カラカシュ)=セファ・ユルマズ(後半19分:ボぐダン・ズタンク)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ネジプ・ウイサル、ドルクハン・トコズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半17分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、アッティバ・ハッチンソン、アデム・リャイッチ(後半33分:ベルナール・メンサー)、サイル・ラリン(後半42分:ギョクハン・トーレ)=ヴァンサン・アブバカル(後半17分:ジェンク・トスン)



ガラタサライ 2:1 カスムパシャ(ベイン・スポル+ガラタサライ公式HP補綴 21. 2.15)

ライアン・バベル(左)フロレント・ハデルジョナイ(右)(ガラタサライ公式HP) ケレム・アクテュルコウル(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第25節で、ガラタサライとカスムパシャが、テュルク・テレコム・スタジアムで対峙した。ガラタサライが、ケレム・アクテュルコウルとムスタファ・モハメッドのゴールで、2:1で勝利を手にした。カスムパシャの唯一のゴールは、イサク・テリンの決めたものだった。

 雪の降りしきるなか行われたこの試合、前半は、正に、ガラタサライとカスムパシャのGKエルトゥールル・タシュクランとの攻防戦だった。ガラタサライは、同5分、とってもゴールに迫った。エテボが、相手ペナルティーエリアに向けて長いパスを出すと、カスムパシャのディフェンスのミスがあり、ケレム・アクテュルコウルが、絶好の位置でボールを得た。そして、シュートを放ったが、GKエルトゥールル・タシュクランがパンチングで、これを防いだ。同8分には、エムレ・クルンチが、ペナルティーエリアの外から強いシュートを放ったが、GKエルトゥールル・タシュクランが、これをコーナーキックに替えた。同9分、ガラタサライのプレッシャーが結果を出した。コーナーキックに対し、いいジャンプを見せたモスタファ・モハメッドがヘッドで合わせたが、エルトゥールル・タシュクランに防がれた。だが、跳ね返りのボールを、詰めていたケレム・アクテュルコウルが仕上げを行い、ゴールが決まったのだった。1:0。2点目を求めて、プレッシャーをかけていったガラタサライは、同26分、ライアン・バベルがシュートを放ったが、GKエルトゥールル・タシュクランが防いだ。エルトゥールル・タシュクランは、前半だけで枠を捉えたシュート9本を浴び、その内の8本を防いだのだった。
 後半6分、カスムパシャが同点に追いついた。左サイドからセンタリングが入ると、前に出たムスレラがパンチングで防ごうとしたが、それができなかったボールを、テリンがヘッドでゴールマウスに送り込んだのだった。1:1。同41分、セットプレーから始まったボールを持ち、ペナルティーエリア内へと入ったヘンリー・オニエクルが、GKエルトゥールル・タシュクランにより倒されると、エルカン・オズデミル主審はPKを指示した。そして、このPKを蹴ったモスタファ・モハメッドの強いキックからのボールが、カスムパシャのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。この試合、他のゴールは生まれず、ガラタサライは6連勝を、トルコ・リーグで遂げ、首位に上がったのだった。ガラタサライは、勝ち点を51としたのに対し、カスムパシャは、同26に留まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス(後半37分:ユヌス・ベランダ)、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、オメル・バイラム=オゲネカロ・エテボ=ケレム・アクテュルコウル(後半32分:デアンドレ・イエドゥリン)、ゲドソン・フェルナンデス(後半26分:エムレ・アクババ)、エムレ・クルンチ(後半26分:ヘンリー・オニエクル)、ライアン・バベル(後半27分:ライアン・ドンク)=ムスタファ・モハメッド
【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナイ、トマス・ブレッカ、ドゥスコ・トシッチ、ウッサマ・ハッダディ=アイタッチ・カラ、クリスティアン・ビストロヴィッチ=ハリス・ハジュラディノヴィッチ、アルミン・ホジッチ、ジルベール・クームソン(後半1分:ケヴィン・ヴァルガ)=イサク・テリン



カラギュムリュク 1:2 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21. 2.14)

マメ・ティアム(右)を讃えるエネル・ヴァレンシア(左)(フェネルバフチェ公式HP) ブライト・オシャイ・サミュエル(左)ガストン・カンピ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第25節で、カラギュムリュクと、アウェー戦で対峙したフェネルバフチェは、これを1:2で制し、勝ち点を51に伸ばした。

 アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、前半19分にマメ・ティアムが、後半8分にエネル・ヴァレンシアがもたらしたものだった。ホームのカラギュムリュクの唯一のゴールは、後半21分にボリーニの決めたものだった。

                 試合経過

 前半13分、カラギュムリュクの攻撃で、ジミー・ドゥルマズとのワンツーで抜け出し、GKと1対1となったアデミが、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルが、コーナーキックに替えた。
 同19分、メスト・エジルが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前から蹴ったフリーキックからのボールを、コライがヘッドでクリアしようとしたボールが、マメ・ティアムの前に落ちた。絶好の位置にいたマメ・ティアムは、そのボールをゴールマウスに蹴り込んだのだった。0:1。
 同39分、メスト・エジルが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前からシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たり、こぼれ球が、マメ・ティアムの前に転がった。セネガル人選手マメ・ティアムがシュートを放ったが、GKアイクト・オゼルがコーナーキックに替えた。
 後半8分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。オザン・トゥファンが、中盤から出したパスを受け、そのボールを持ち、右サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだエネル・ヴァレンシアが、GKと1対1となった位置から放った上手いシュートが、カラギュムリュクのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。
 同12分、アンドレア・ベルトラッチからのパスを受け、ペナルティーエリア内でGKと1対1となったンダオがシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルが、これを、パンチングで防いだ。
 同13分、ビグリアが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前からフリーキックを蹴ると、マメ・ティアムが、ヘッドでクリアしようとしたボールが、危うくオウンゴールになりかけたが、アルタイ・バユンドゥルが、際どくコーナーキックに替えた。
 同22分、カラギュムリュクが、点差を1に縮めた。カストロからのパスを、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で得たボリーニが、背後に相手選手がいるにも拘わらず、身体を反転させて強いシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。1:2。
 この試合、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが、1:2で、この試合を制したのだった。

【カラギュムリュク】アイクト・オゼル=コライ・アルトゥナイ(後半39分:ヤンニス・サリブル)、エンゾ・ロコ、ガストン・カンピ、ユレ・バルコヴェッチ=ルーカス・ビグリア=アラッサヌ・ンダオ(後半33分:イエレマン・レンス)、ジミー・ドゥルマズ(後半13分:ルーカス・カストロ)、アンドレア・ベルトラッチ(後半33分:イエレマン・レンス)、ファビアーノ・ボリーニ=ケマル・アデミ(後半13分:アルトゥーロ・ソビーチ)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン(後半37分:マルセル・ティッセラン)=オザン・トゥファン、ホセ・ソーサ=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半27分:ムブワナ・サマッタ)、メスト・エジル(後半36分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、マメ・ティアム(後半ロスタイム1分:シナン・ギュムシュ)=エネル・ヴァレンシア(後半36分:フェルディ・カドゥオウル)



チャイクル・リゼ 0:2 エルズルム市役所スポル(ベイン・スポル 21. 2.13)

アードゥフ・シェシュー(左)を讃えるジェンク・アフメット・アルクルチ(右)(ベイン・スポル) ミコラ・モロジュク(左)アルヴィダズ・ノヴィコヴァシュ(右)(エルズルム市役所スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第25節開幕試合で、エルズルム市役所スポルが、チャイクル・リゼを、アードゥフ・シェシューとオルタン・カルクルクチュのゴールで、0:2でくだし、好調を維持している。メスト・バッカル監督就任後、上昇を続けるアウェーのエルズルム市役所スポルは、これで、不敗記録を連続6に伸ばした。逆に、ホームのチャイクル・リゼは、勝ち点3から見放されて、これで5試合となった。

 チャイクル・ディディ・スタジアムで行われたこの試合、前半38分、ディフェンダーからのこぼれ球を捉えたドンサーが、約30mの距離から、シュートを試みた。だが、GKスムスキが、ピッチに跳ねた難しいボールを辛うじてコーナーキックに替えた。
 後半22分、アウェーのエルズルム市役所スポルが先制点を決めた。右サイドで、壁パスを使い抜け出したアードゥフ・シェシューが、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込み、右足一閃、狙いすましたシュートを放つと、ボールは、タルビに当たり、チャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。0:1。
 チャイクル・リゼでは、同20分、ブライアン・サムディオに替わり投入されたフェルナンド・アンドラーデが、同38分にレッドカードをもらってしまった。
 同ロスタイム2分、アードゥフ・シェシューが、ディフェンスの裏に出したパスに反応して動き出したエムラー・バシャンが、左サイドからペナルティーエリア内に入り、強烈なシュートを放った。GKギョクハン・アッカンが、倒れ込みながらも、これを防いだ。だが、前にこぼれたボールに、詰めていたオルタン・カルクルクチュが仕上げを行い、ゴールが生まれた。0:2。
 この結果、チャイクル・リゼは、勝ち点が26に留まったのに対し、エルズルム市役所スポルは、同25に伸ばした。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロジュク(後半40分:オヌル・ブルト)、ヤッシネ・メリアー、モンタッサール・タルビ、ダリオ・メルニャク=ファブリシオ・バイアノ(後半40分:アブドラハ・ドゥラク)、ゴッドフリード・ドンサー(後半25分:ドーアン・エルドーアン)、ダミアン・ジョコヴィッチ=コンラード・ミチャラク、ミラン・スコダ(後半20分:アレクサンダー・ソダールント)、ブライアン・サムディオ(後半20分:フェルアンド・アンドラーデ)
【エルズルム市役所スポル】ヤクブ・スムスキ=メフメット・ムラト・ウチャル、マヌエル・サ・コスタ、アドルフ・テイコー、レオ・シェヴェッヘレン=ヨハンナ・オモロ(後半27分:ブーラ・チャーイラン)、エトゥルス・ブーマル(後半13分:オスマン・チェリク)=ジェンク・アフメット・アルクルチ、アードゥフ・シェシュー、アルヴィダズ・ノヴィコヴァシュ(後半41分:エムラー・バシュサン)=リカルド・ゴメス(後半41分:オルタン・カルクルクチュ)



アンタルヤ・スポル、トルコ杯準決勝進出(アンタルヤ・スポル公式HP 21. 2.12)

フレディ(アンタルヤ・スポル公式HP) ケレム・アタカン・ケスギン(左)ドーウカン・シニク(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ杯準々決勝で、アンタルヤ・スポルは、アウェーでシワス・スポルと対峙した。シワス9月4日スタジアムで行われたこの試合、アンタルヤ・スポルのキックオフで始まった。最初の危険な場面は、ドーウカン・シニクとビュンヤミンにより、アンタルヤ・スポルが作り出した。だが、前半17分にファジルが放った強いシュートは、サイドネットの外側に吸い込まれてしまった。同21分、ドーウカン・シニクが、フェイントをかけながらペナルティーエリア内へとボールを持ち込みセンタリングを入れると、相手ディフェンスが、際どくコーナーキックに替えた。同37分、フリーキックに対し、カマラがヘッドで合わせたが、ボッフィンが、見事なセーヴィングを見せゴールを許さなかった。同44分、ドーウカン・シニクが、ペナルティーエリア内へと持ち込むやシュートを放ったが、ボールコースに入った相手ディフェンスがコーナーキックに替えた。そして、前半は、お互いに無得点のまま終わった。

                 勝ち上がりには1つのゴールで十分だった

 後半は、アンタルヤ・スポルが、早々に優位に立った。同4分、ドーウカン・シニクのセンタリングに合わせて、フレディがヴォレーシュートを試みたが、枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。同11分、相手ディフェンスのミスを咎め、ビュンヤミンが、ボールのコースに入り、がら空きのゴールマウスに蹴り込もうとしたが、カマラが、枠に向かうボールを、際どくピッチの外に出した。同16分、アンタルヤ・スポルがPKを獲得した。オリギルが、ペナルティーエリア内で倒されると、主審がPKを指示したのだった。このPKを、同17分、フレディ・リベイロが決め、アンタルヤ・スポルが0:1と先制した。同32分、サンバ・カマラのヘディングシュートは、バーに嫌われた。同43分、ギョクデニズのセンタリングに、ファーサイドで、ドーウカン・シニクがヘッドで合わせた。だが、アリ・シャシャル・ヴラルが、際どくゴールを許さなかった。そして、90分が経ち、0:1とアンタルヤ・スポルがリードを保ったまま、試合は終わり、アンタルヤ・スポルが、トルコ杯準決勝に勝ち上がった。アンタルヤ・スポルは、準決勝では、アランヤ・スポルと対戦することになる。試合は、3/16、17、18のいすれかで、アランヤ・スタジアムで行われる。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ロビン・ヤルチュン、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=イサク・コフィー(後半30分:タイラー・ボイド)=エルドーアン・イエシルユルト(後半30分:アルナ・コーネ)、ファイサル・ファジル、ケレム・アタカン・ケスギン(後半20分:ヨルゲ・フェリックス)、マックス・グラデル=ムスタファ・ヤタバレ
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ナルド(後半33分:エルサン・ギュリュム)、フェドール・クドゥリアショフ、エレン・アルバイラク=ドーウカン・シニク(後半45分:シドニー・サム)、ヌリ・シャッヒン=ギョクデニズ・バイラクダル、フレディ・リベイロ(後半21分:ハカン・オズメット)、アミルトン・ミネルヴィノ(後半33分:セルダル・ギュレル)=デヴァー・オリギル(後半21分:ルカス・ポドルスキ)



ガラタサライ 2:3 アランヤ・スポル(NTV+TRT補綴 21. 2.11)

クーマ・ババジャル(アランヤ・スポル公式HP) デアンドレ・イエドゥリン(左)フランソワ・ムーバンジェ(右)(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つガラタサライが、アランヤ・スポルに2:3で敗れ、トルコ杯は、準々決勝で去ることになった。フェネルバフチェを、ダービーマッチでくだし、大いに意気の上がるガラタサライだったが、特に前半、期待に応えるプレーができなかった。アランヤ・スポルは、規律のあるプレーに勝利という彩を飾り付けた。そして、準決勝進出を決めた2番目のクラブとなった。

 ガラタサライが、お手のもののトルコ杯の戦いから、準々決勝で去ることになった。ここまで、トルコ杯を18回制し、それに続くベシクタシュの優勝回数の2倍もの実績を残しているガラタサライが、アランヤ・スポルに2:3で敗れた。
 ガラタサライは、特に前半、だるいプレーを続けているように見えた。これに対し、アランヤ・スポルは、ディフェンスが組織立っており、そして、コントロールされた攻撃で、ゴールを模索していた。同24分には、サリフ・ウチャンの放ったシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。その6分後、ババジャルのゴールが生まれた。GKマラフォナが蹴ったロングボールに、ディフェンスのライアン・ドンクがピッチに倒れたため、マルカオと1対1となったババジャルが、その相手をかわし、狙いすましたシュートを試みると、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 このゴールのあと、ガラタサライが、試合展開に重しを付けるのではと思われたが、アランヤ・スポルの効果的な攻撃が続いて行った。同42分、移籍解禁期間にガラタサライ入りが噂されたサリフ・ウチャンが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前から放った強いグランダーのシュートが、ガラタサライのファーサイドのゴール隅に収まったのだった。このゴールで、前半のスコアが固まった。アランヤ・スポルが、0:2とリードして、前半は終わったのだった。
 ガラタサライは、後半、3人の選手を替えて臨んだ。タイラン、ライアン・バベル、エムレ・タシュデミルに替えて、ケレム、オメル・バイラム、エテボを投入したのだった。しかし、同2分、アランヤ・スポルがPKを獲得した。最初のゴールが決まったとき、ババジャルを止めることのできなかったマルカオが、今度は、ペナルティーエリア内でタイフル・ビンギョルを倒してしまったのだ。アブドゥルカディル・ビティゲン主審は、躊躇うことなくPKを指示した。その1分後、このPKを蹴ったババジャルが、自身では、この日の2点目、チームとしては3点目となるゴールを決めたのだった。
 その後、ガラタサライは、試合の主導権を得たが、ムスタファ・モハメッドとヘンリー・オニエクルのシュートはバーを直撃してピッチに跳ね返されてしまった。同38分、ガラタサライ入り後、初の出場となったゲドソン・フェルナンデスが放ったシュートは、マラフォナが防いだが、跳ね返りのボールを、詰めていたムスタファ・モハメッドが仕上げを行い、ガラタサライの1点目となるゴールを決めたのだった。ムスタファ・モハメッドは、同40分にもヘディングシュートを試みたが、GKマラフォナが、これを防いだ。同ロスタイム4分、ペナルティーエリア内へと入れられたセンタリングに、ムスタファ・モハメッドがヘッドで合わせると、バーを直撃してピッチに跳ね返った。そのこぼれ球に反応して、フェルナンデスが強烈なゴールを、アランヤ・スポルのゴールネットに叩きつけ、ガラタサライに希望が沸いた。2:3。だが、この試合を制したのはアランヤ・スポルの方だった。そして、その名を、準決勝に刻んだのだった。
 バシャックシェヒル・スポルに次いで、準決勝進出を決めた2つ目のクラブとなったアランヤ・スポルは、準決勝では、「シワス・スポル vs アンタルヤ・スポル」戦の勝者と対峙する。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ライアン・ドンク、マルカオ、エムレ・タシュデミル(後半1分:オメル・バイラム)=タイラン・アンタルヤル(後半1分:オゲネカロ・エテボ)=ライアン・バベル(後半1分:ケレム・アクテュルコウル)、ユヌス・ベランダ(後半21分:ゲドソン・フェルナンデス)、エムレ・クルンチ(後半39分:エムレ・アクババ)、ヘンリー・オニエクル=ムスタファ・モハメッド
【アランヤ・スポル】マラフォナ=タイフル・ビンギョル、ファーティフ・アクソイ、スティーヴン・コーカー、フランソワ・ムーバンジェ=ウムト・ギュネシュ(後半22分:ジェイフン・ギュルセラム)、サリフ・ウチャン(後半31分:ミノリス・シオピス)=エフェジャン・カラジャ(後半37分:アダム・バレイロ)、ベルカン・イスマイル・クトゥル、ダヴィッドソン(後半37分:ダミアン・カジョール)=クーマ・ババジャル(後半31分:ムスタファ・ペクテメク)



フェネルバフチェ 1:2 バシャックシェヒル・スポル(ミリエット紙+フェネルバフチェ公式HP 21. 2.10)

フェルナンデス(アクシャム紙) デニズ・トゥルチ(上)アッティラ・サライ(下)(スター紙)  トルコ杯準々決勝で、フェネルバフチェが、ホームにバシャックシェヒル・スポルを迎えた。

 トルコ・リーグの前節で、ガラタサライに敗れ、首位の座から滑り落ちたフェネルバフチェが、トルコ杯の戦いで、準決勝進出を目指して、ホームにバシャックシェヒル・スポルを迎えた。バシャックシェヒル・スポルの監督に就任して3試合目となるアイクト・コジャマン監督は、知り尽くしているフェネルバフチェ戦に、直近の試合とは異なった先発メンバーを起用した。
 前半は、両者ともに好機を見出したが、同42分に、バシャックシェヒル・スポルのフェルナンデスがゴールを決めたため、スコアは動いた。スピードに乗ったバシャックシェヒル・スポルの攻撃で、ベルカイ・オズジャンのパスを受け、右サイドからペナルティーエリア内へと入ったジュニオール・フェルナンデスが、強いシュートを放つと、GKハルン・テキンの左を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。
 このゴールの前、デニズ・トゥルチに対してファウルを犯したレモスに対し、フラト・アイドゥヌス主審は、試合を止めずに流したが、ゴールが決まったあと、一旦、レモスにイエローカードを出した。だが、ヴィデオ判定システム審判から警告が入ったため、ピッチサイドで映像を確認した同主審は、イエローカードを取り消しレッドカードを出し、レモスを退場処分としたため、フェネルバフチェは10人になってしまった。
 後半に入るに、選手交代を行って臨んだフェネルバフチェは、同27分に、エネル・ヴァレンシアのゴールで、試合を振り出しに戻した。ブライト・オシャイ・サミュエルが、自陣から出したロングパスを受け、シセが、中盤でヘッドを使い、エネル・ヴァレンシアの前に落とした。ボールを持ち、スピードに乗りペナルティーエリアへと向かったエネル・ヴァレンシアが、相手選手をかわし放ったシュートが同点ゴールとなったのだった。1:1。
 その後の時間帯では、両者ともに、掴んだ好機を生かすことができず、90分が経っても同点のままだったために、延長戦へと突入した。そして、延長前半6分、フレデリック・グルブラッドセンのゴールが決まり、バシャックシェヒル・スポルが、再度、リードを奪った。クリヴェッリの出したロングボールに反応したフレデリック・グルブラッドセンが、ボールを持ち、左サイドからペナルティーエリアに入りかけたところで、ゴールに向けボールを蹴ると、ハルン・テキンの頭上を越えて、ボールはフェネルバフチェのゴールに収まったのだった。1:2。
 これ以後は、ゴールは生まれることはなく、バシャックシェヒル・スポルが、トルコ杯の準決勝にその名を刻んだのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ギョクハン・ギョヌル、マウリシオ・レモス、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン(後半1分:セルダル・アズィズ)=フェルディ・カドゥオウル(後半14分:エネル・ヴァレンシア)、ホセ・ソーサ(延長前半15分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、オザン・トゥファン、シナン・ギュムシュ(後半1分:メスト・エジル)=パピス・シセ(後半28分:ムブワナ・サマッタ)、マメ・ティアム(後半28分:ブライト・オシャイ・サミュエル)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル(延長前半1分:レオ・ドゥアルテ)、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ジェマリ・セルテル(延長戦前半12分:ラヴィル・タギル)=ユスフ・ンダイシミエ、オケチュクウ・アズブイケ=デニズ・トゥルチ(前半ロスタイム3分:フレデリック・グルブラッドセン)、ベルカイ・オズジャン(延長前半1分:ムハメッド・エミン・サルカヤ)、ジュニオール・フェルナンデス(後半28分:ジュリアーノ)=デンバ・バ(後半29分:エンゾ・クリヴェリ)



新マラタヤ・スポル 0:2 トラブゾン・スポル(ソズジュ紙+ベイン・スポル補綴 21. 2. 9)

バカセタス(左)を讃えるエドガール・レ(右)(ベイン・スポル) セミフ・カヤ、エクバン、アフリイー・アクワ(左から)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第24節で、トラブゾン・スポルは、新マラタヤ・スポルとのアウェー戦を0:2で制し、勝ち点3を得た。これで5連勝を遂げ、大きな歩みを進めるトラブゾン・スポルは、アブドラハ・アヴジュ監督とともに優勝争いを、間近に見据えるようになった。

 トラブゾン・スポルの進撃は、マラタヤでも停まらなかった。アブドラハ・アヴジュ監督就任後、トルコ・リーグで、最も多くの勝ち点(33)を奪うとともに、最少失点を(9)を記録しているトラブゾン・スポルは、首位を射程範囲内に捉えた。
 詰まった日程のなか、バシャックシェヒル・スポルをくだし、スーパーカップを獲得したトラブゾン・スポルは、新マラタヤ・スポルをも0:2でくだし、連勝を5に伸ばした。
 マラタヤ・スタジアムの悪いピッチコンディションのため、プレーを組み立てるのに苦労していたトラブゾン・スポルは、実りのない前半は、好機を作ることができなかった。同25分には、エクバンから出たロングパスを、ファーサイドで得たンワケメがゴールを決めたかに見えたが、オフサイドフラッグに捕まってしまった。一方の新マラタヤ・スポルも、相手に脅威を与える場面を作れず、前半は0:0のまま終わった。

                 バカセタスが幕を切って落とす

 後半6分、アランヤ・スポルからやって来たバカセタスが舞台に上がった。ルイス・ベーカーの蹴った右コーナーキックを、アブドゥルサメド・ダムルがパンチングで遠さけると、そのボールが、ペナルティーエリア・ライン手前にいたバカセタスの近くに落ちると、バカセタスが、そのボールを、上手くコントロールして、右足で狙いすましたシュートを放つと、新マラタヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。デニズリ・スポル戦でのゴールに次いで、バカセタスは、これで、2/2の確率でゴールを決めている。0:1と先制したトラブゾン・スポルは、プレーをコントロールしようとしたが、明らかなるゴールチャンスを逸してしまっていた。
 同22分、ゼキが左コーナーキックを蹴り、それに合わせて、セミフ・カヤがシュートを放ったが、ボールは、ディフェンダーからこぼれ、そのこぼれ球が、ベンジャミン・テテの前へ転がると、テテがシュートを放った。だが、この至近距離からのシュートを、ウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかった。
 残りの時間では、ディフェンスを堅固なものにしたトラブゾン・スポルは、相手に同点に追いつくチャンスを与えなかった。そして、カウンター攻撃から、同ロスタイム5分にンワケメが楽になるゴールを決めたのだった。左サイドで生まれた攻撃で、ボールを得たンワケメが、相手選手をすり抜けペナルティーエリア内へと入り、角度のないところから放ったシュートが、新マラタヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:2。
 この結果、勝ち点を42に伸ばしたトラブゾン・スポルは4位に上がった。一方の新マラタヤ・スポルは、同29で10位となった。次節は、トラブゾン・スポルは、ホームにガジアンテップFKを迎え、新マラタヤ・スポルは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を戦うことになっている。

【新マラテヤ・スポル】アブドゥルサメド・ダムル=イッサム・チェバケ、セミフ・カヤ、ワラス(後半43分:ビュレント・ジェヴァヒル)、テーナゲ・ハデベ=アフリイー・アクワ、アフメド・ウルデゥズ=ゼキ・ヤウル(後半37分:モリケ・フォファナ)、ウムト・ブルト(後半43分:ムスタファ・エスキヘラッチ)、アデム・ブユック(後半37分:シュテファン・マラン)=ベンジャミン・テテ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ヒュセイン・テュルクメン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー(後半45分:ユヌス・マル)、ベラト・オズデミル=カレブ・エクバン(後半27分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)、アナスタシオス・バカセタス(後半45分:マジド・ホセイニ)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半41分:ベニク・アフォベ)



ベシクタシュ 1:0 コンヤ・スポル(ベイン・スポル+ミリエット紙補綴 21. 2. 8)

ロシエ(ベシクタシュ公式HP) レヴァン・シェンゲリア(左)ンサカラ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第24節で、ベシクタシュは、長時間に渡り、10人で戦いながら、コンヤ・スポルを1:0でくだし、首位争いに大きな勝利を手にした。

 ベシクタシュは、1:1で引き分けたアンタルヤ・スポル戦に比べ、2人の選手を交替して、試合に臨だんだ。セルゲン・ヤルチュン監督は、アンタルヤ・スポル戦で先発メンバーに入れたアッティバ・ハッチンソンとジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥを控えに回した。その2選手の替わりとして、ネジプ・ウイサルとラシド・ゲザルが出場の機会を得た。
 ベシクタシュでは、故障を抱えるギョクハン・トーレとルドゥヴァン・ユルマンズ、更に、出場停止のドルクハン・トコズとベルナール・メンサーがメンバー入りしなかった。そして、ベシクタシュへの新加入者であるジェンク・トスンは、この試合を、スタンドから観戦していた。
 ヴォーダフォン・アリーナで行われたこの試合、前半21分、ベシクタシュが10人になってしまった。ファブリス・ンサカラが、同15分に1枚目のイエローカードをもらったあと、ジェヴトヴィッチに起こなったファウルで、2枚目のイエローカードをもらってしまい退場処分となったのだった。
 ベシクタシュは、後半36分に先制点を決めた。アッティバ・ハッチンソンのパスを受け、右サイドからペナルティーエリア内へと入ったヴァレンティン・ロシエが、角度のないところから放ったシュートが、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 この試合、残りの時間では、他のゴールは生まれず、ベシクタシュが、2試合ぶりに勝ち点3を得ることになった。この結果、勝ち点を48に伸ばしたベシクタシュが、得失点差で2位に上がり、6試合、勝利から見放されてしまったコンヤ・スポルは、同24に留まった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=ネジプ・ウイサル、ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半ロスタイム3分:アジュディン・ハシッチ)、アデム・リャイッチ(後半25分:アッティバ・ハッチンソン)、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル(後半25分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)
【コンヤ・スポル】エライ・ビルニチャン=ネイチ・スクビッチ、アフメット・チャルク(後半19分:ムサ・チャーウラン)、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半23分:アマル・ラフマノヴィッチ)、アミル・ハジャフメトヴィチ=ジュセ・セキディカ、レヴァン・シェンゲリア(後半23分:ムサ・チャーウラン)、ファルク・ミヤ(後半1分:ソコル・チカレシ)=アルテム・クラヴェッツ



フェネルバフチェ 0:1 ガラタサライ(フェネルバフチェ公式HP 21. 2. 7)

アルダ・トゥラン(左)ナズム・サンガレ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ムスタファ・モハメッド(右)を讃えるユヌス・ベランダ(左)(TRT)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第24節で、ガラタサライとウルケル・スタジアムで対峙した。試合は、アウェーのガラタサライが0:1で優位を保ったまま終わった。

 フェネルバフチェは、トルコ杯準々決勝で、2月9日(火)午後8時45分試合開始で、バシャックシェヒル・スポルを、ウルケル・スタジアムに迎える。

                  試合経過

 前半3分、フェネルバフチェがゴールに迫った。ジャネル・エルキンが、左サイドから出したロングボールを受け、タッチライン際から動き出したムブワナ・サマッタが、前に出ていたムスレラをかわし、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同11分、ペナルティーエリア・ラインの手前でボールを得たエムレ・クルンチがシュートを試みたが、ボールは、外に出て行っただけだった。
 同39分、ホセ・ソーサが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からシュートを放った。だが、ムスレラが、これをコーナーキックに替えてしまった。
 同40分、左コーナーキックに合わせて、ムブワナ・サマッタがペナルティーエリア内でヘディングシュートを試みた。だが、ムスレラから跳ね返ったボールを、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 後半9分、ガラタサライの攻撃で、中盤でエムレ・クルンチが、ボールを、ペナルティーエリアの手前に居たモハメッドに預けた。そのモハメッドが、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしてしまった。0:1。
 同17分、オザン・トゥファンのロングシュートは、ムスレラがコーナーキックに替えた。
 同26分、ブライト・オシャイ・サミュエルが、中盤で奪い取ったボールを持ち、スピードに乗って、ガラタサライのペナルティーエリアに向かった。そして、ゴール右斜め前からシュートを放ったが、ムスレラが押さえてしまった。
 同30分、メスト・エジルが、左サイドで蹴ったフリーキックに、ジャンプ一番、オザン・トゥファンのヘディングシュートが炸裂して、ガラタサライのゴールネットに突き刺さった。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドがあったとして、ゴールは認定されなかった。
 同43分、メスト・エジルの蹴ったフリーキックは、ムスレラがキャッチしただけだった。
 同ロスタイム5分、ガラタサライの攻撃で、ライアン・バベルがペナルティーエリアの手前からシュートを放つも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=ホセ・ソーサ、オザン・トゥファン=ブライト・オシャイ・サミュエル、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半18分:メスト・エジル)、エネル・ヴァレンシア(後半18分:パピス・シセ)=ムブワナ・サマッタ(後半33分:シナン・ギュムシュ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス(後半37分:デアンドレ・イエドゥリン)、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ(後半42分:エムレ・タシュデミル)=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半42分:オゲネカロ・エテボ)、ユヌス・ベランダ、アルダ・トゥラン(後半33分:ライアン・バベル)、ヘンリー・オニエクル(後半33分:ケレム・アクテュルコウル)=ムスタファ・モハメッド



ジェンク・トスン、コンヤ・スポル戦ではピッチに(CNNトルコ 21. 2. 6)

ジェンク・トスン(サバハ紙)  ベシクタシュに、レンタルで、再び加入することになったジェンク・トスンは、コンヤ・スポル戦のメンバー入りするだろう。ジェンク・トスンが、その一戦でピッチに立つようなら、1.138日ぶりに、ベシクタシュのユニフォームを背負い、ピッチ立つことになる。

 2017年12月28日に行われたトルコ杯のオスマンル・スポル戦を最後に、ベシクタシュのユニフォームに別れを告げたジェンク・トスンは、移籍解禁期間に、再び、ベシクタシュのユニフォームを着ることになった。ジェンク・トスンは、イングランドのプレミアリーグのエヴァートンから、レンタルでベシクタシュに加入したのだった。隔離期間が、まもなく終わるジェンク・トスンは、この週末にチームに合流する。情報によると、ジェンク・トスンの状態は、かなりいいものがあると言われている。

                 後半からの出場

 そういった状態だということで、ジェンク・トスンは、日曜日に行われるトルコ・リーグのコンヤ・スポル戦に、セルゲン・ヤルチュン監督によりメンバー入りされるだろうとの情報が流れている。試合の進行によっては、かなりの可能性で、試合の後半にはピッチに立っていることが考えられる。もし、ジェンク・トスンが、コンヤ・スポル戦で、その機会を得るならば、1.138日ぶりの、トルコ・リーグでのプレーとなる。



トラブゾン・スポル 1:0 デニズリ・スポル(ソズジュ紙 21. 2. 5)

エクバン(上)レジェピ・ニヤズ(下)(ヒュリエット紙) バカセタス(ファナティック紙)  トルコ・リーグで、最も好調なトラブゾン・スポルが、試合を通じて優位を保った試合で、デニズリ・スポルを、バカセタスの後半16分に決めたゴールで1:0でくだした。この勝利で4位に上がったトラブゾン・スポルは、ここ7試合で勝ち点19を集めたことになる。

トルコ・リーグ第23節、トラブゾン・スポルは、リーグ戦の最下位に沈んでいるデニズリ・スポルをホームに迎えた。メディカル・パルク・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルが1:0で勝ち、ここ7試合で6勝をあげることになった。
 トラブゾン・スポルに勝利を導いたゴールは、後半16分、アナスタシオス・バカセタスが決めた。ギリシア人選手バカセタスは、トラブゾン・スポルでの初の先発メンバー入りで、ゴールを決めたのだった。バカセタスは、このゴールが、今季のトルコ・リーグでの8点目となった。
 アブドラハ・アヴジュ監督就任後、好調を続けるトラブゾン・スポルは、これで4連勝を遂げるとともに、連続不敗記録を7に伸ばした。この結果、勝ち点を39に伸ばし4位に上がったトラブゾン・スポルは、同24節では、次の月曜日に、新マラタヤ・スポルとアウェー戦を戦うことになっている。一方、同17で最下位のデニズリ・スポルは、次の日曜日に、アンタルヤ・スポルをホームに向かえる。

                   エクバン、バーに嫌われる

 前半だけで、12本のシュートを、相手ゴールマウスに向け放ったトラブゾン・スポルは、同29分、エクバンがバーに嫌われてしまった。ジャニニー・セメドがセンタリングを入れると、それに合わせて、エクバンがゴール前でヘディングシュートを試みたが、ボールは、上のバーに当たり、外に出て行ってしまった。

                   トラブゾン・スポル、PKを期待する

 同41分、エクバンが、デニズリ・スポルのペナルティーエリア内で倒れた。エクバンがシュートを態勢に入ったところで、ムスタファ・ユムルのチェックが入り、エクバンがピッチに倒れたのだった。プレーは3分間、止められ、エクバンは、その間に手当を受けた。トゥガイ・カーン・ヌマノウル主審は、ヴィデオ判定システム室からの警告で、プレーを映像で確認したが、PKには当たらないと判断したため、ゴールキックからプレーは再開された。

                   後半16分、バカセタスがこじ開けた

 トラブゾン・スポルの効果的な攻撃で、攻撃的選手たちが、ペナルティーエリア内でパス交換をして見せた。相手ディフェンス陣からボールを奪い取ったエクバンのパスが、PKポイント辺りにいたバカセタスに渡った。そのバカセタスが、とっても力の入ったシュートを放つと、ボールはデニズリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ベラト・オズデミル(後半ロスタイム1分:マジド・ホセイニ)、ルイス・ベーカー=カレブ・エクバン(後半33分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)、アナスタシオス・バカセタス(後半33分:ユヌス・マル)、アンソニー・ンワケメ(後半ロスタイム1分:ユスフ・サル)=ジャニニー・セメド(後半43分:ベニク・アフォベ)
【デニズリ・スポル】ジェンク・ギョネン=ティアゴ・ロペス、ムスタファ・ユムル、クビライ・アクタシュ、サクブ・アイタッチ(後半26分:ハサン・アヤロウル)=ラドスラフ・ムラウスキ=アンジェロ・サガル、レジェプ・ニヤズ(前半ロスタイム3分:ミックス・ディスケルド)、マルヴィン・バカロルツ(後半26分:マシュー・ドッセヴィ)、ムリス・メサノヴィッチ(後半17分:アフマド・ヤシン)=フーゴ・ロダレガ



アンタルヤ・スポル 1:1 ベシクタシュ(ミリエット紙改+ファナティック紙補綴 21. 2. 4)

オマル・ウメリ(左)ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(右)(ベシクタシュ公式HP) アミルトン(左)ンサカラ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグの前節で、トラブゾン・スポルに、ホームで1:2で敗れ、首位の座から落ちたベシクタシュが、今節は、アンタルヤでのアウェー戦で、1:1の引き分け試合を演じてしまった。

 トルコ・リーグ第23節で、ベシクタシュは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。ガラタサライとフェネルバフチェが、勝ち点を失うことなく過ぎた節で、ベシクタシュは、首位争いを続けるには勝ち点3を狙わねばならなかった。
 アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合、前半39分に、最初のゴールが、アンタルヤ・スポルのギョクデニズから生まれた。アンタルヤ・スポルの攻撃で、エレン・アルバイラクが、ゴール左斜め前からゴール前へとセンタリングを入れた。そのコースに入ったギョクデニズ・バイラクタルがヘッドで合わせると、GKエルシン・デスタノウルの右を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。1:0。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半、ベシクタシュは、多くの好機を掴み、危険なシュートを放ったが、GKボッフィンが、これらを防ぎ続けた。同25分、ヴェイセル・サルが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となり、アンタルヤ・スポルは10人になってしまった。左サイドからペナルティーエリア内へと入ろうとしたサイル・ラリンとヴェイセル・サルとの間でマッチアップとなったあと、アルペル・ウルソイ主審が、ベシクタシュ寄りのファウルを宣告した。相手の邪魔をしたとして、ヴェイセル・サルに2枚目のイエローカードを出したのだった。ヴェイセル・サルは、既に、前半30分に1枚目をもらっていたのだった。同28分、表舞台に踊り出たドマゴイ・ヴィダのゴールで、スコアが1:1となった。ベシクタシュが得たフリーキックを、ラシド・ゲザルが蹴ると、ボールは、ペナルティーエリア内へと向かった。ゴール前で、そのボールに合わせてジャンプを見せたドマゴイ・ヴィダのヘディングシュートが炸裂したのだった。ボールは、GKボッフィンの左側を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしていた。同36分、ンサカラが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、サイル・ラリンがジャンプ一番、ヘディングシュートを試みたが、左サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。残りの時間では、他のゴールは生まれず、両者が、勝ち点1を分け合うという結果となった。この結果、ベシクタシュは、勝ち点を45に伸ばし、アンタルヤ・スポルも、同30に伸ばしたのだった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=オマル・ウメリ(後半27分:エルサン・ギュリュム)、ヴェイセル・サル、ナルド、フェドール・クドゥリアショフ=ビュンヤミン・バルジュ、ヌリ・シャッヒン=アミルトン・ミネルヴィノ(後半38分:シドニー・サム)、フレディ・リベイロ(後半44分:ドーウカン・シニク)、エレン・アルバイラク(後半44分:ハカン・オズメット)=ギョクデニズ・バイラクダル
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=サイル・ラリン、アッティバ・ハッチンソン(後半12分:オウズハン・オズヤコブ)、アデム・リャイッチ(後半12分:ベルナール・メンサー)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半12分:ラシド・ゲザル)=ヴァンサン・アブバカル



ハタイ・スポル 1:2 フェネルバフチェ(NTV 21. 2. 3)

マメ・ティアム(フェネルバフチェ公式HP) ナズム・サンガレ(左)アーロン・ブペンツァ(右)(ハタイ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第23節、ハタイ・スポルとフェネルバフチェが、アンタクヤ・アタテュルク・スタジアムで対峙した。メスト・エジルが、初めてフェネルバフチェのユニフォームを着てピッチに立ったこの試合、GKアルタイ・バユンドゥルが、ゴールマウスで仁王立ちとなり、フェネルバフチェが1:2で勝った。

 フェネルバフチェのエロル・ブルト監督は、トルコ・リーグの直近のチャイクル・リゼ戦からは、2選手を交替させて試合に臨んだ。ぺルカスに替えてメルト・ハカン・ヤンダシュ、サマッタに替えてブライト・オシャイ・サミュエルに出場の機会を与えた。
 ホームのハタイ・スポルのオメル・エルドーアン監督は、トルコ・リーグの直近のバシャックシェヒル・スポル戦からは、先発メンバーを1人替えただけだった。累積警告で出場停止となったアキントラに替えて、このフェネルバフチェ戦には、セリム・ウルガズを起用した。
 前半26分、フェネルバフチェが先制した。左サイドで生まれた攻撃で、ブライト・オシャイ・サミュエル が、相手選手をすり抜けペナルティーエリア内へと入り込んだ。そして、内へとボールを入れると、それに、マメ・ティアムがヘッドで合わせた。ボールは、GKムニルから跳ね返ったが、その跳ね返りのボールを、再び、詰めていたマメ・ティアムに当たり、これがゴールインしたのだった。0:1。そして、前半は、フェネルバフチェが0:1とリードしたまま終わった。

                 ルイス・グスタボ、故障

 前半の終盤、チームメイトのオザン・トゥファンとぶつかり、その直後に、相手選手からも体を当てられ、ルイス・グスタボが、前半の終了を待って交替した。後半には、ルイス・グスタボの替わりにはサマッタが投入された。

                 メスト・エジル、ピッチに

 フェネルバフチェの新加入者メスト・エジルが、フェネルバフチェの選手として、初めて試合に出た。世界的に有名なトルコ系ドイツ人のメスト・エジルは、同33分、マメ・ティアムに替わりピッチに立った。

                 アルタイ・バユンドゥル、仁王立ち

 フェネルバフチェで進境著しいGKアルタイ・バユンドゥルが、この試合の後半、好セーヴを連発させ、正に、ハタイ・スポルの前に仁王立ちした。そして、この試合の勝利に大きく貢献したのだった。
 終盤、フェネルバフチェは、相手を少ない人数で捕まえたフェネルバフチェは、同43分、メスト・エジルが、右サイドを駆け上がるフェルディ・カドゥオウルにボールを出した。そのフェルディ・カドゥオウルが、強いボールでグランダーのセンタリングを入れると、ジャン・クロード・ビヨングが、逆方向に蹴り出そうとしてオウンゴールとしてしまった。0:2。
 同45分、アーロン・ブペンツァが、自身の前に落ちたボールに見事な反応でシュートを放つと、ついにGKアルタイ・バユンドゥルを捉えてしまった。1:2。
 だが、試合は、フェネルバフチェが1:2とリードを保ったまま終わった。フェネルバフチェは、この結果、勝ち点を48とし、首位を守った。一方のハタイ・スポルは同35に留まった。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメッド=ストゥラヒフ・ポポフ、ジャン・クロード・ビヨング、ユスフ・アブディオウル(前半23分:パブロ・サントス)、メスト・チャイテメル(後半1分:アレクサンドロス・カトラニス)=ラヤネ・アービド(後半18分:モハッメド・カマラ)、ルベン・リベイロ=セリム・ウルガズ(後半ロスタイム1分:イサク・サーキー)、アダマ・トゥラオレ、アーロン・ブペンツァ=マメ・デューフ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ(後半1分:ムブワナ・サマッタ)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半22分:フェルディ・カドゥオウル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エネル・ヴァレンシア(後半22分:パピス・シセ)=マメ・ティアム(後半31分:メスト・エジル)



バシャックシェヒル・スポル、トルガ・ジエルジを獲得(フォトマッチ紙 21. 2. 2)

トルガ・ジエルジ(タクヴィム紙)  バシャックシェヒル・スポルが、フェネルバフチェとの契約を解除したトルガ・ジエルジを選手登録をした。バシャックシェヒル・スポルは、28歳のトルガ・ジエルジと1年半の契約を締結した。

バシャックシェヒル・スポルが出した談話によると、「我がクラブは、フェネルバフチェとの契約を解除して自由契約となっていたトルガ・ジエルジと、オプション付1年半の契約を結んだ。実績のあるMFトルガ・ジエルジとの調印式には、メスト・アルタンとムスタファ・サラルといった両副理事長、及び、ムスタファ・エロギュト最高経営責任者が加わった。トルガ・ジエルジ一家には、ようこそ我がクラブへのメッセージを伝えたい。それとともに、我がクラブでの活躍を期待しているところである」となっている。



ベシクタシュ 1:2 トラブゾン・スポル(ベインスポル 21. 2. 1)

ヴィトール・フーゴ(左)を讃えるフラヴィオ・ダ・シルヴァ(右)(ミリエット紙) ヴァレンティン・ロシエ(左)ンワケメ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第22節は、ビッグマッチで幕を閉じた。息を呑む戦いを制したのはトラブゾン・スポルの方だった。ベシクタシュは、1:0と先制しながら、ホームで、トラブゾン・スポルに1:2で敗れた。この結果、ベシクタシュは、9試合連続不敗記録に終わりを告げてしまった。トラブゾン・スポルは、これで3連勝となった。また、トラブゾン・スポルの連続不敗記録は6に伸びた。

 ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、ギョズテペ戦で先発メンバーに入れたウエリントンとファブリス・ンサカラを、このトラブゾン・スポル戦では控えに回した。そして、その2人に替えて、ストッパーにフランシスコ・モンテーロ、左サイドバックにルドゥヴァン・ユルマズを起用した。
 今週、バシャックシェヒル・スポルを1:2でくだし、スーパーカップを獲得したトラブゾン・スポルでは、アブドラハ・アヴジュ監督は、このベシクタシュ戦ではメンバーをいじらなかった。そして、トラブゾン・スポルの新加入者アナスタシオス・バカセタスを控えに置いていたが、後半16分、ベラト・オズデミルに替えてピッチに入れた。
 トラブゾン・スポルでは、アブドゥルカディル・パルマクが、試合開始早々に、故障を発生させた。その替わりとしては、ルイス・ベーカーが投入された。
 前半29分、ベシクタシュが先制した。ンサカラが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でヴァンサン・アブバカルがヘッドで合わせた。ボールは、GKウーウルジャン・チャクルが防ごうとしたが叶わず、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同44分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。ンワケメの放ったシュートが、まず、ドマゴイ・ヴィダに、次いで、モンテーロに当たり、GKエルシン・デスタノウルの頑張りにも拘わらず、ゴールインしてしまったのだった。1:1。
 後半18分、トラブゾン・スポルが勝ち越した。左コーナーキックをショートコーナーでボール交換をしたあと、ンワケメがゴールライン際で、相手選手をかわすと内へとボールを入れた。そのボールを、ヴィトール・フーゴが狙いすましてシュートを放つとゴールインしたのだった。1:2。
 同32分、ベシクタシュは10人になった。ドルクハン・トコズがフラヴィオに執った行為を咎められ、レッドカードが出されたのだった。
 この試合、残りの時間では他のゴールは生まれることがなく、このビッグゲームを、トラブゾン・スポルが1:2で制したのだった。
 トルコ・リーグ第22節に首位で臨んだベシクタシュだったが、ホームで敗北を喫していまい、勝ち点は44に留まり2位に落ちた。同36に伸ばしたトラブゾン・スポルは5位に上がった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、フランシスコ・モンテーロ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ(前半14分:ファブリス・ンサカラ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半19分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、アッティバ・ハッチンソン(後半31分:アデム・リャイッチ)、ベルナール・メンサー(後半19分:ドルクハン・トコズ)、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ベラト・オズデミル(後半17分:アナスタシオス・バカセタス)=カレブ・エクバン、フラヴィオ・ダ・シルヴァ、アブドゥルカミル・パルマク(前半4分:ルイス・ベーカー)、アンソニー・ンワケメ(後半41分:マジド・ホセイニ)=ジャニニー・セメド(後半41分:ユスフ・サル)



フェネルバフチェ 1:0 チャイクル・リゼ(ソズジュ紙 21. 1.31)

エネル・ヴァレンシア(フェネルバフチェ公式HP) エミル・ディラヴェル、マメ・ティアム、ミコラ・モロジュク(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、フェネルバフチェは、ホームでチャイクル・リゼを1:0でくだした。これで、フェネルバフチェの連続不敗記録は8試合と伸び、試合数が多い中だが首位に立った。

 フェネルバフチェは、ホームに迎えたチャイクル・リゼを、前半の終盤にあげたゴールで1:0で退けた。ここ8試合で7勝目をあげたフェネルバフチェは、首位に立った。前節、カイセリ・スポルを0:3で退けたフェネルバフチェは、新監督サムディカのもとでの初戦に臨んだチャイクル・リゼに対し、勝ち点3を得たことになる。前半の終盤、フリーキックを得てゴールに繋げたフェネルバフチェは、ヴァレンシアの見事な直接ゴールを狙うシュートが勝利を掴んだのだった。

                  ヴァレンシア、見事なシュートがゴールを生む

 前半45分、フェネルバフチェがフリーキックを得ると、エネル・ヴァレンシアが、これを蹴り、素晴らしいシュートを見せると、まず、ボールはバーを直撃し、跳ね返りのボールが、ギョクハン・アッカンに当たりゴールインしたのだった。フェネルバフチェの先制点となったゴールは、記録上は、ギョクハン・アッカンのオウンゴールとされた。
 後半に入り、同点を目指すチャイクル・リゼは、同21分、ボルドリンがゴールを決めた。だが、アブドゥルカディル・ビティゲン主審は、その前にファウルがあったとして、ゴールとは認定しなかった。同25分、初めて指揮を執ったサムディカ監督にレッドカードが出され、ベンチから放逐されスタンド送りとなってしまった。同40分、チャイクル・リゼのバイアノがファウルを犯すと、この日2枚目のイエローカードが出され、退場処分となり、アウェーのチャイクル・リゼは10人になってしまった。残りの時間では、スコアは変わることはなかく、フェネルバフチェのエロル・ブルト監督は、その誕生日を勝ち点3を得るという、監督として何よりもの贈り物となった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点が45となり、試合数が多い中だが首位に立った。一方のチャイクル・リゼは、同25で13位に留まった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア(後半34分:ホセ・ソーサ)、ディミトリス・ペルカス(後半16分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、マメ・ティアム(後半16分:オシャイ・サミュエル)=ムブワナ・サマッタ(後半44分:パピス・シセ)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロジュク、エミル・ディラヴェル、ヤッシネ・メリアー、ダリオ・メルニャク(後半12分:アレクサンダー・ソダールンド)=ゴッドフリード・ドンサー(後半44分:オヌル・ブルト)、ダミアン・ジョコヴィッチ=ファブリシオ・バイアノ、フェルナンド・ボルドリン(後半44分:ドーアン・エルドーアン)、コンラード・ミヒャラク(後半24分:フェルナンド・アンドラーデ)=ブライアン・サムディオ



ガジアンテップFK 1:2 ガラタサライ(ソズジュ紙+ベインスポル補綴 21. 1.30)

ヘンリー・オニエクル(ベインスポル) ユヌス・ベランダ(左)パヴェル・オルコウスキ(右)(ガジアンテップFK公式Twitter)  ここ2試合を連勝しているガラタサライが、4回もゴールを決めたかに見えたにも拘わらず、オフサイド判定でゴールが認定されなかった試合で、ガジアンテップFKの17試合連続ホームでの不敗記録を、ヘンリー・オニエクルの2ゴールで停めてしまった。

 トルコ・リーグ第22節で、ガジアンテップFKとガラタサライが対峙した。ガジアンテップ・カリャン・スタジアムで行われたこの試合、ガラタサライが1:2で勝ち、連勝記録を3に伸ばした。
 この試合の後半の冒頭から投入された新加入のヘンリー・オニエクルが、同6分と33分に、ガラタサライに勝利を導くゴールを決めた。ガジアンテップFKの唯一のゴールは、同ロスタイム8分、マキシムがPKを決めたことによるものだった。
 ガラタサライは、トルコ・リーグ第23節には、火曜日に、ホームでバシャックシェヒル・スポルとの一戦、また、ガジアンテップFKは、水曜日に、カラギュムリュクとのアウェー戦がある。

                  ライアン・バベル、3回もオフサイド判定に掴まる

 ガラタサライのライアン・バベルは、この試合で1アシストを記録したが、その他、3回、ゴールネットを揺らしたにも拘わらず、ゴールとは認定されなかった。この試合では、センターフォワードの任を得たライアン・バベルは、前半25分、27分、33分と、ゴールを決めたが、いずれもオフサイドがあったとしてゴールと認定されなかったのだ。
 一方、後半45分には、ケレム・アクテュルコウルもゴールを決めたが、これもまた、オフサイド・フラッグが上がった。

                  ヘンリー・オニエクルが入り、スコアが変わった

 ガラタサライに3回目の加入となったヘンリー・オニエクルが、後半の冒頭、ユヌス・ベランダに替えて投入された。このナイジェリア人選手ヘンリー・オニエクルは、投入後8分で、ゴールの喜びを味わった。ライアン・バベルのスルーパスに反応して、ペナルティーエリア内でボールを得たヘンリー・オニエクルが、ボールをゴールインさせたが、オフサイド・フラッグが上がった。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、ヘンリー・オニエクルにオフサイドはなかったと判定され、メテ・カルカヴァン主審がゴールを認定した。0:1。
 ヘンリー・オニエクルとともに、後半の冒頭に試合に投入されたケレム・アクテュルコウルが、同33分、ディフェンスの裏にグランダーの見事なスルーパスを通すと、このボールに反応したヘンリー・オニエクルがボールを得て、それを、ゴールに繋げた。0:2。
 もう1人の新加入選手ハリル・デルヴィショウルは、後半40分に、ライアン・バベルに替わり投入された。

                  後半ロスタイム6分、PK

 同ロスタイム6分、ペナルティーエリア内で、空中戦となったとき、オメル・バイラムと争ったあと、エンヴェル・ジェンク・シャヒンがピッチに倒れると、メテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。このPKを、同ロスタイム8分に、マキシムが決めたが、このゴールだけでは、ガジアンテップFKには十分とは言えなかった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン(後半31分:ケナン・オゼル)、アリン・トスジャ、パピィ・ジロボジ、パヴェル・オルコウスキ、ギュライ・ヴラル=ジェフェルソン・ノゲイラ(後半43分:オサマ・ラシド)=アレクサンドル・マキシム、アメデジ・ヴェトリヒ(後半33分:ビラル・バシャジュクオウル)=ヌーア・ディコ、ケヴィン・ミララス(後半43分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半29分:オゲネカロ・エテボ)、ユヌス・ベランダ(後半1分:ヘンリー・オニエクル)、エムレ・アクババ(後半1分:ケレム・アクテュルコウル)、アルダ・トゥラン(後半29分:オメル・バイラム)=ライアン・バベル(後半40分:ハリル・デルヴィショウル)



トラブゾン・スポル、バカセタス爆弾炸裂(ファナティック紙 21. 1.29)

バカセタス  トラブゾン・スポルが、アナスタシオス・バカセタスと合意に至った。

 スーパーカップを獲得して意気の上がるトラブゾン・スポルが、後半に向け、衝撃の補強を完成させようとしている。トラブゾン・スポルが、アナスタシオス・バカセタスと合意に至ったのだ。昨季、アランヤ・スポルに加わり、チームの躍進に大きな役割を果たしたギリシア人MFに向け放った遠目からの働きかけが功を奏したようだ。
 27歳となるバカセタスは、今季もいい働きを見せ、22試合で7ゴール4アシストを記録している。



バシャックシェヒル・スポル 1:2 トラブゾン・スポル(フォトマッチ紙 21. 1.28)

喜ぶアフメット・アーアオウル理事長、ンワケメ、エクバン(左)(トラブゾン・スポル公式HP) セルカン・アサン(前)デニズ・トゥルチ(後)(トルコ・サッカー協会)  トルコ・サッカー協会主催スーパーカップで、トルコ・リーグの覇者バシャックシェヒル・スポルと、トルコ杯の覇者トラブゾン・スポルが対峙した。トラブゾン・スポルが、後半2分にジャニニー・セメド、同41分にエクバンが決めたゴールで、バシャックシェヒル・スポルを1:2でくだし、スーパーカップを手にした。バシャックシェヒル・スポルのあげた唯一のゴールは、後半13分にデンバ・バがPKを決めたものだった。また、この試合の後半29分に、バシャックシェヒル・スポルのアレクサンドゥ・エピュロヌが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となっている。

                  試合経過

 前半21分、バシャックシェヒル・スポルのディフェンダーが大きくクリアしようとしたボールが、ベラト・オズデミルの前に転がった。遠い距離だったが、ベラト・オズデミルがシュートを試みたが、GKメルト・ギュノクがボールを胸に収めた。
 同37分、アレクシッチの浮き球でのパスを、ペナルティーエリアのゴール右斜め前で得たデンバ・バが、ダイレクトでシュートを狙ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。そして、前半は、0:0のまま終わった。
 後半2分、トラブゾン・スポルが先制した。右サイドで生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、セルカン・アサンがセンタリングを入れると、ポンクが逆に蹴り出そうとした。だが、そのボールに、いいジャンプを見せたジャニニー・セメドがヘッドで当て、ゴールが決まったのだった。0:1。
 同10分、バシャックシェヒル・スポルがPKを獲得した。フェルナンデスがシュートを放つと、ボールは、エドガー・レの手に当たった。ヤシャル・ケマル主審は、試合の続行を命じたが、ヴィデオ判定システム審判から入った警告で、映像を確認後、PKを指示したのだった。
 同13分、そのPKを、デンバ・バが決めた。1:1。
 同29分、バシャックシェヒル・スポルが10人になってしまった。ペナルティーエリアのすぐ手前で、エクバンを倒した行為を咎められたアレクサンドゥ・エピュロヌが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。
 同41分、トラブゾン・スポルが勝ち越した。自陣で、ハサン・アリ・カルドゥルムからボールを奪い取ったジャニニー・セメドが、ボールを持ち、相手陣内へと動き出した。そして、左サイドを駆け上がる、エクバンに、ボールを出した。ペナルティーエリア内でボールを得たエクバンは、GKメルト・ギュノクをすり抜けたあと、ボールをゴールインさせたのだった。1:2。
 これで、他のゴールは生まれることなく、バシャックシェヒル・スポルを1:2で退けたトラブゾン・スポルが、スーパーカップを制したのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=オメル・アリ・シャヒネル、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、オケチュクウ・アズブイケ(後半10分:エンゾ・クリヴェリ)=デニズ・トゥルチ(後半ロスタイム3分:フレデリック・グルブラッドセン)、ダニエル・アレクシッチ、ジュニオール・フェルナンデス(後半30分:レオ・ドゥアルテ)=デンバ・バ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ベラト・オズデミル=カレブ・エクバン(後半ロスタイム4分:ベニク・アフォベ)、フラヴィオ・ダ・シルヴァ(後半32分:ユスフ・サル)、アブドゥルカミル・パルマク(前半ロスタイム2分:ルイス・ベーカー)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半ロスタイム4分:マジド・ホセイニ)



トシッチ、トルコ・リーグに復帰(TRT 21. 1.27)

トシッチ(ベシクタシュ公式HP)  カスムパシャが合意に達したセルビア人ディフェンダーのドゥスコ・トシッチは、明日、カスムパシャと1年半の契約に調印する。

 移籍解禁期間が、残すところ数日となったところで、カスムパシャは、補強活動を続けている。カスムパシャが、かつて、トルコではゲンチレル・ビルリーイとベシクタシュに所属したことのあるドゥスコ・トシッチを獲得したのだ。直近では、中国スーパーリーグの広州恒大でプレーしていたトシッチは、明日、カスムパシャと1年半の契約をする。この移籍に関する談話は、明日出されるものと思われる。ここ3シーズン所属した広州恒大では、公式試合41に出場して6ゴールを記録している。



フェネルバフチェ、カドゥキョイでいいところを見せる! カイセリ・スポルを3ゴールで退けた(ソズジュ紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 21. 1.26)

マメ・ティアム(右)を讃えるジャネル・エルキン(左)(フェネルバフチェ公式HP) セルダル・アズィズ(左)ペドロ・エンリケ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第21節で、カイセリ・スポルをホームに迎えたフェネルバフチェは、今季一番のサッカーを見せ、3:0で勝った。そして、引き続き首位を追走することとなった。また、フェネルバフチェは、この試合、629回のパスを成功させ、今季一番の成功数を記録する試合でもあった。

 トルコ・リーグ第21節で、カイセリ・スポルをホームに迎えたフェネルバフチェは、首位のベシクタシュや、同じくライバルのガラタサライが勝った節で、失うものなく通過することになり、3:0という堂々たる勝利で2位を確保した。
 前半20分、ギリシア人スター選手のディミトリス・ペルカスのアシストを受けて、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前で、GKと1対1となったマメ・ティアムが、ファーサイドのゴールポスト際を狙ったシュートを放ちゴールを決めた。そして、前半は、フェネルバフチェが、その得点を守り、1:0のまま終わった。1点目を決めたセネガル人選手マメ・ティアムが、後半6分のムブワナ・サマッタのゴールのアシストを記録した。ぺルカスの見事なスルーパスを、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前で得たマメ・ティアムが、ファーサイドのいい位置にいたサマッタにボールを出し、そのサマッタのシュートが、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。サマッタ=ぺルカス=マメ・ティアムの3人の攻撃ラインが機能したフェネルバフチェの最後のゴールは、同41分、パピス・シセから生まれた。その1分前に投入されたケマル・アデミが、相手のディフェンスの裏に出したパスに、PKポイント辺りで出逢ったパピス・シセが放ったシュートが、GKが防ごうとしたにも拘わらず、ゴールネットに収まったのだった。3:0。
 フェネルバフチェは、今季、パスを回すサッカーを見せている。ここまで、1試合586回のパス成功数を記録していたが、この試合で、それを629回まで伸ばし、新たな記録を打ち立てた。また、この試合の結果、勝ち点を42に伸ばしたフェネルバフチェは、同44で首位を走るベシクタシュ追走を続けることになり、不敗記録も7試合連続となった。一方のカイセリ・スポルは、同19に留まった。次節、フェネルバフチェは、チャイクル・リゼをホームに迎えるのに対し、カイセリ・スポルは、カスムパシャとのアウェー戦を戦うことになっている。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半34分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア(後半22分:ホセ・ソーサ)、ディミトリス・ペルカス、ムブワナ・サマッタ(後半34分:パピス・シセ)=マメ・ティアム(後半40分:ケマル・アデミ)
【カイセリ・スポル】ドーアン・アレムダル=ゾラン・クルヴジッチ、クリスティアン・サプナル、ディミトゥリオス・コロヴェツィオス、アズィズ・ベヒッヒ=ジョゼフ・アタマー(後半45分:ヨー・アカー)、グスタヴォ・カンパナロ(後半18分:アントン・マグリカ)=アーロン・レノン(後半1分:イルハン・パルラク)、ダニエル・アヴラモウスキ、ペドロ・エンリケ(後半35分:エムレ・デミル)=ヴィルフリート・カンガ(後半1分:ヌレッティン・コルクマズ)



ベシクタシュ 2:1 ギョズテペ(ベインスポル+タクヴィム紙補綴 21. 1.25)

ヴァンサン・アブバカルのダイビングヘッド(ベシクタシュ公式HP) アデム・リャイッチ(右端)を讃えるウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ジョゼフ・デ・ソーサ(左から)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第21節で、首位のベシクタシュは、0:1とリードされた試合で、ギョズテペを2:1でくだした。セルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、これで3連勝となるとともに、不敗記録も9試合連続となった。イルハン・パルラク監督辞任を受け、ギョズテペの後継監督となったウナル・カラマン監督は、その初戦を飾ることはできなかった。

 ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、前半39分に、ギョズテペのゴールが生まれた。ペーター・ズルジが、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込み、ゴール斜め前からシュートを放った。GKエルシン・デスタノウルからボールが跳ね返ると、ペナルティーエリアの入口で待ち構えていたズラトコ・トリピッチが狙い澄ましたシュートを放ち、これが決まったのだった。0:1。
 ベシクタシュは、後半4分、アデム・リャイッチのゴールが決まり、同点に追い付いた。1:1。ラシド・ゲザルからのパスを、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前で得たアデム・リャイッチが、左足一閃、シュートを放つと、これが、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。ベルナール・メンサーに替わりピッチに入ったセルビア人選手アデム・リャイッチの、これは、7ヶ月ぶりとなるゴールだった。
 同32分、ベシクタシュが勝ち越した。ギョクハン・トーレがペナルティーエリア内へ向けて入れたセンタリングに、ファーサイドにいたヴァンサン・アブバカルのヘディングシュートが炸裂したのだった。2:1。この試合の残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ベシクタシュは勝ち点3を手にしたのだった。この結果、ベシクタシュの勝ち点は44に伸び、ギョズテペは、同25に留まった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半19分:ギョクハン・トーレ)、、アッティバ・ハッチンソン(後半19分:ドルクハン・トコズ)、ベルナール・メンサー(後半1分:アデム・リャイッチ)、サイル・ラリン(後半20分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)=ヴァンサン・アブバカル
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ムラト・パルリ、マルコ・ミホジェヴィッチ、クリスティアン・ティティ、ベルカン・エミル=オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドードゥ(後半35分:クビライ・ソンメズ)=ハリル・アクブナル(後半40分:フセニ・ディアバテ)、ペーター・ズルジ(後半35分:ブライン・イデエ)、ズラトコ・トリピッチ(後半40分:ステファノ・ナポレオーニ)=シェリフ・ンディアエ



ゲンチレル・ビルリーイ 1:2 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙 21. 1.24)

ジャニニー・セメド(左)ピエール・ポロマ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) エクバン(左)を讃えるベラト・オズデミル(右)(ベイン・スポル)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第21節で、ゲンチレル・ビルリーイを1:2でくだした。トラブゾン・スポルのゴールは、ジャニニー・セメドとカレブ・エクバンが記録したのに対し、ゲンチレル・ビルリーイのゴールは、ロバート・ピリスがPKを決めたものだった。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を33に伸ばしたのに対し、ゲンチレル・ビルリーイは、同19に留まった。

 ゲンチレル・ビルリーイとトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第21節で、アンカラで対峙した。前半35分、ジャニニー・セメドのゴールで、0:1と先制したトラブゾン・スポルは、前半をリードして終えた。トラブゾン・スポルは、後半9分に、カレブ・エクバンがもう1点を決め、点差を2と拡げた。ゲンチレル・ビルリーイは、同39分にPKを得て、それを、ロバート・ピリスが決め、点差を1に縮めた。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、トラブゾン・スポルが1:2で勝ったのだった。

                  試合経過

 前半17分、スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、ジャニニー・セメドが、右サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだ。だが、動きが重く、ディフェンダーが間に入り、危険を回避した。
 同22分、スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、カレブ・エクバンが、ペナルティーエリア内でボールを得た。だが、選手2人に遮られてしまう内に、GKウベイド・アドゥヤマンが前に出てボールを押さえてしまった。
 同35分、カレブ・エクバンとの間でワンツーをして抜け出し、ペナルティーエリア内へと入ったジャニニー・セメドが、GKウベイド・アドゥヤマンをもかわし、がら空きになったゴールマウスに流し込むと、先制点が決まった。0:1。そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードして終わった。
 後半8分、トラブゾン・スポルの攻撃で、左サイドでボールを持ったンワケメが、右サイドにいたカレブ・エクバンに、ボールを送った。すると、カレブ・エクバンは、ペナルティーエリア内へ入るや、ゴール斜め前からシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。
 同39分、トラブゾン・スポルのペナルティーエリア内で生まれた混戦のなか、フロイド・アイーテがシュートを試みると、ボールが、エドガール・レの手に当たった。それを咎めた主審は、PKを指示した。そして、このPKを、ロバート・ピリスが決め、点差を1と縮めた。1:2。
 同41分、トラブゾン・スポルの攻撃で、アフォベが、中にいたベラト・オズデミルにボールを渡そうとしたが、ディフェンダーが間に入り、危機を回避してしまった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ウベイド・アドゥヤマン=エミュルジャン・アルタン(後半36分:イルケル・カラカシュ)、ザルゴ・トゥーレ、アルダ・クズルダー、ピエール・ポロマ=ロバート・ピリス、ソネル・ディクメン(後半1分:ムラト・ユルドゥルム)=ダニエル・カンデアス、ドミニク・フルマン(後半1分:ボぐダン・ズタンク)、セファ・ユルマズ(後半21分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)=ジョヴァンニ・シオ(後半36分:フロイド・アイーテ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ベラト・オズデミル、アブドゥルカミル・パルマク(後半38分:マジド・ホセイニ)=カレブ・エクバン(後半35分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、フラヴィオ・ダ・シルヴァ、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半38分:ベニク・アフォベ)



ヘンリー・オニエクル、イスタンブル入り(TRT 21. 1.23)

ヘンリー・オニエクル(ファナティック紙)  ガラタサライと合意に達しているナイジェリア人選手ヘンリー・オニエクルが、イスタンブルに到着した。

 ガラタサライが、過去2回、1年半に渡り、同クラブでのプレー経験を持つ23歳のナイジェリア人選手ヘンリー・オニエクルを、再び、レンタルで獲得するため、所属クラブのモナコと交渉を始めていた。
 今朝、フランスの首都パリからイスタンブル空港に入ったヘンリー・オニエクルを、ガラタサライの関係者が出迎えた。その場で、記者団に短い談話を出したヘンリー・オニエクルは、旅行疲れを口にしながら、再び、イスタンブルに来れたことを喜んでいると述べた。自身を迎えに来た車に乗り、空港をあとにしたヘンリー・オニエクルは、メディカルチェックを受けたあと、ガラタサライとの契約に至ることになる。
 ヘンリー・オニエクルは、今季、フランス・リーグで4試合に出場、計141分、ピッチに立っているが、ゴールを記録するという喜びは経験していない。一方、ガラタサライでは、1年半を過ごし、トルコ・リーグで41試合の出場記録を残し、15ゴールをあげている。



カラギュムリュク 1:4 ベシクタシュ(ミリエット紙改 21. 1.22)

ベルナール・メンサー(NTV) ヴァンサン・アブバカル(左)ファーティフ・クルチュク(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第20節で、首位に立つベシクタシュは、アタテュルク・オリンピック・スタジアムで、カラギュムリュクを1:4でくだし、堂々と首位街道を歩み続けることとなった。ベシクタシュのゴールは、ヴァンサン・アブバカル、ベルナール・メンサー(2)、サイル・ラリンが決めたものである。一方、ホームのカラギュムリュクの唯一のゴールは、ファビアーノ・ボリーニが記録した。

 トルコ・リーグで、この日曜日のダービーマッチで、ガラタサライを2:0でくだしたベシクタシュが、カラギュムリュクをも1:4で退けることに成功した。アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、ゴールの幕を切って落としたのは、前半44分のヴァンサン・アブバカルだった。ベルナール・メンサーと壁パスを行い、ペナルティーエリア内へと入り込んだジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが出したパスを、PKポイントの手前で得たヴァンサン・アブバカルが、狙いすましたシュートを放つと、これが、カラギュムリュクのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。後半5分には、ベルナール・メンサーの左足のインサイドでのシュートが決まった。ペナルティーエリアの外でボールを得たベルナール・メンサーが、相手選手を、相次いですり抜けペナルティーエリア内へ入るや放ったシュートが、GKの右を抜け、カラギュムリュクのゴールネットに収まったのだった。0:2。同21分には、サイル・ラリンが、ルドゥヴァン・ユルマズのアシストを得て、点差を3と拡げた。同25分には、ベシクタシュが、点差を4と拡げた。ベルナール・メンサーが、ゴール左斜め前から、相手選手をフェイントでかわし、ペナルティーエリア内へ入り、ヴァンサン・アブバカルにボールを預けた。そのヴァンサン・アブバカルがシュートを放つと、ボールが、GKから跳ね返ったところ、詰めていたベルナール・メンサーが仕上げを行ったのだった。0:4。同33分、ロシエが、ペナルティーエリア内で見せたチェックを咎めた主審がPKを指示した。そのPKを、ファビアーノ・ボリーニが蹴り、スコアを決するゴールを決めた。1:4。
 この結果、首位の座を守ったベシクタシュは、勝ち点を41に伸ばしたのに対し、カラギュムリュクは、同27に留まった。

【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=フェガー・ヘデンシュタット(前半38分:セルハト・アフメットウル)、ファーティフ・クルチュク、ガストン・カンピ、アルオアスラン・エルデム=コライ・アルトゥナイ(後半8分:エムレ・チョラク)、アンドレア・ベルトラッチ=アラッサヌ・ンダオ(後半32分:ジミー・ドゥルマズ)、バドゥ・ンディアエ、ファビアーノ・ボリーニ=アルトゥーロ・ソビーチ(後半33分:メヴルト・エルディンチ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=サイル・ラリン、アッティバ・ハッチンソン(後半29分:アデム・リャイッチ)、ベルナール・メンサー(後半26分:ドルクハン・トコズ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半26分:ギョクハン・トーレ)=ヴァンサン・アブバカル



チャイクル・リゼ 3:0 ガジアンテップFK(ベイン・スポル 21. 1.21)

ズヴォニミル・コズリ(左)ドーアン・エルドーアン(右)(ガジアンテップFK公式Twitter) スコダ(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第20節で、チャイクル・リゼは、ホームに迎えたガジアンテップFKを、ミラン・スコダの活躍で、3:0でくだした。この結果、ホームのチャイクル・リゼは、5試合ぶりに勝ち点3を得たのに対し、アウェーのガジアンテップFKは、今季3敗目を喫することになった。

 この試合は、一方で、両者にとり違った意味を持っていた。チャイクル・リゼは、スティエパン・トマス監督辞任後、ガジアンテップFK監督を辞めたルーマニア人監督マリウス・スムディカを、新監督に迎えることで合意に達したのだ。一方のガジアンテップFKが、スムディカ監督後、新たに合意に達したポルトガル人監督リカルド・サ・ピントが、スタンドで、この試合を観守った。
 チャイクル・リゼが、前半42分に先制した。左サイドから、フェルナンドがペナルティーエリア内へセンタリングを入れると、ドーアン・エルドーアンが、胸で、フリーになっていたスコダの前へ落とした。スコダは、ピッチに跳ねたボールをダイレクトでシュートを放つと、ガジアンテップFKのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 後半8分、フェルナンドがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、ジロボジが手で触れたと、ヴィデオ判定システム審判から警告が入り、それを確認したハリス・オズカヒャ主審はPKを指示した。スコダが、そのPKを蹴ると、ボールが向かったと同じ方向に、GKギュナイ・ギュヴェッチは跳んだにも拘わらず、ボールはガジアンテップFKのゴールネットを揺らしていた。2:0。
 同40分、ドンサーが、ディフェンスの裏に出したパスに反応して動き出したミチャラクが、ペナルティーエリア内に入り、GKギュナイ・ギュヴェッチと1対1となり放ったシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、映像確認をしたハリス・オズカヒャ主審は、PKを指示した。同43分、このPKをサムディオが蹴りゴールが決まり、スコアを3:0とした。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、チャイクル・リゼが、ガジアンテップFKを3:0でくだした。今季第1節で、ガラタサライに3:1で敗れたガジアンテップFKは、17試合ぶりに3ゴールを浴びた。この結果、チャイクル・リゼは、勝ち点を24に伸ばしたのに対し、ガジアンテップFKは、同34に留まった。

【チャイクル・リゼ】ザフェル・ギョルゲン=オヌル・ブルト、セリム・アイ、モンタサル・タルビ、ダリオ・メルニャク=ゴッドフリード・ドンサー、アブドラハ・ドゥラク=ブライアン・サムディオ(後半ロスタイム2分:ドゥサン・ジョヴァンチッチ)、ドーアン・エルドーアン(後半32分:エリック・サボ)、フェルナンド・アンドラーデ(後半20分:コンラード・ミヒャラク)=ミラン・スコダ(後半ロスタイム1分:ケマル・リュズガル)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、パピィ・ジロボジ、アリン・トスジャ、ギュライ・ヴラル(後半33分:ジュニオール・モレ)=パヴェル・オルコウスキ、ズヴォニミル・コズリ(後半33分:アンドレ・フェリペ・デ・ソーサ)=ケヴィン・ミララス(前半29分:フルカン・ソヤルプ)、アレクサンドル・マキシム(後半13分:ヌーア・ディコ)、ケナン・オゼル(後半13分:アンドレ・ソーサ)=ムハメット・デミル



トラブゾン・スポル 3:1 コンヤ・スポル(ベイン・スポル+アクシャム紙補綴 21. 1.20)

ンワケメ(左)を讃えるセルカン・アサン(右)(アクシャム紙) セルカン・アサン、イスマイル・ディオメンデ、エクバン(左)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第20節で、コンヤ・スポルをホームに迎えた。トラブゾン・スポルが、3:1で、この試合を制したのだった。

 試合は、スピードを持って始まった。まず、前半3分、左サイドからの攻撃で、バルシュ・ヤルドゥムジュが入れたセンタリングに、いいジャンプを見せたチカレシが合わせたが、ゴールにはならなかった。同22分、トラブゾン・スポルが1:0と先制した。ファーサイドで、自身を消えさせたンワケメが、セルカン・アサンのグランダーのセンタリングに合わせると、ゴールが決まったのだった。同26分、トラブゾン・スポルには、アンラッキーな瞬間が訪れた。オメル・アリのチェックを受けたアブドゥルカディル・オミュルが、試合続行不能となり、フラヴィオとの交替を余儀なくされたのだ。試合後の発表で、アブドゥルカディル・オミュルは、足首の骨折を起こしたことが判った。
 後半8分、コンヤ・スポルが、とってもゴールに迫った。チカレシからのパスを受けたズィマー・ビティギが、ペナルティーエリア内で放ったシュートは、ウーウルジャン・チャクルに阻まれた。トラブゾン・スポルを楽にさせたゴールが、同11分に生まれた。アブドゥルカディル・オミュルに替わり入ったフラヴィオがゴールを決めたのだ。ンワケメからのパスを受け、ペナルティーエリア内へと持ち込んだフラヴィオが、狙いすました強いシュートを放つと、GKエライ・ビルニチャンの右を抜け、コンヤ・スポルのゴールに収まった。同15分、表舞台に、ジャニニー・セメドが上がった。エクバンとの壁パスで抜け出し、GKと1対1となったジャニニー・セメドが、きれいなシュートを放ち、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らし、スコアを3:0とした。この試合のスコアを確定するゴールは、コンヤ・スポルのレヴァン・シェンゲリアから生まれた。同43分、ペナルティーエリア内で、クラヴェッツのパスを受けたレヴァン・シェンゲリアが、落ち着いてゴールを決め、コンヤ・スポルの、この日唯一のゴールを決めたのだった。3:1。
 この結果、この4試合で3勝をあげているトラブゾン・スポルが、勝ち点を30に伸ばした。3連敗を喫することになったコンヤ・スポルは、同22に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー(後半36分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、アブドゥルカミル・パルマク(後半29分:ベラト・オズデミル)=アブドゥルカディル・オミュル(前半27分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)、カレブ・エクバン(後半25分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半25分:ベニク・アフォベ)
【コンヤ・スポル】エライ・ビルニチャン=ネイチ・スクビッチ、アフメット・チャルク(後半19分:ムサ・チャーウラン)、アブドゥルケリム・バルダクチュ、バルシュ・ヤルドゥムジュ=マルコ・ジェヴトヴィッチ、イスマイル・ディオメンデ(後半1分:ズィマー・ビティギ)=オメル・アリ・シャヒネル(後半41分:レヴァン・シェンゲリア)、アミル・ハジャフメトヴィッチ(後半40分:オウズ・カーン・ギュチテキン)、ソコル・チカレシ(後半19分:エルドン・ダチ)=アルテム・クラヴェッツ



フェネルバフチェ 3:1 アンカラ・グジュ(ソズジュ紙 21. 1.19)

マメ・ティアム(フェネルバフチェ公式HP) サマッタ(左)エンドゥリ・チェキジ(右)(フェネルバフチェs公式HP)  相次ぐ4連勝を遂げ、アンカラ・グジュ戦に臨んだフェネルバフチェが、降格圏にいる相手に対し、3:1というスコアで勝ち、今節を、首位のベシクタシュと同じ勝ち点(38)で閉じた。

 トルコ・リーグ第19節で、フェネルバフチェは、ホームにアンカラ・グジュを迎えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合を3:1で制したフェネルバフチェのゴールは、マメ・ティアム、サマッタ、ヴァレンシアが決めた。アウェーのアンカラ・グジュの唯一の得点は、後半ロスタイム4分に、エムレ・ギュラルのあげたものだった。
 この結果、フェネルバフチェは、勝ち点38で、首位のベシクタシュと同じ勝ち点で2位となったのに対し、アンカラ・グジュは、同15で20位となった。フェネルバフチェは、このあと、木曜日には、シワス・スポルとのアウェー戦が、また、アンカラ・グジュの方は、同じ日に、ホームにカスムパシャを迎えることになっている。なお、オザン・トゥファンが、前半41分にイエローカードをもらったため、シワス・スポル戦では、累積警告のため出場停止となり、セルダル・アズィズは、後半14分、故障を発生させ、マウリシオ・レモスと交替した。

                  マメ・ティアムが幕を切って落とす

 前半28分、マメ・ティアムが、ヴァレンシアからのパスを、走りこんできてシュートを放ったが、思うようにフィットしたシュートではなかったが、GKフリードリヒが、このボールをコントロールできず、そのため、うまく詰めていたマメ・ティアムに押し込まれ、フェネルバフチェが1:0となった。

                  6分後には、サマッタが決めた

 フェネルバフチェは、同34分、追加点をあげた。サマッタがマメ・ティアムからのパスを受け、ゴールに向かって走り出すと、ディフェンス2人が意思の疎通を欠き、そのため、サマッタの突破を許してしまい、更にゴールを決められてしまった。アルダ・カルデシュレル主審は、ヴィデオ判定システム室で確認後、ゴールを認定した。

                  ヴァレンシアは、ロングシュートを決めた

 後半22分、エネル・ヴァレンシアが、スコアを3:0とするゴールを決めた。中盤でのパス交換のミスを突きボールを得たヴァレンシアが、ペナルティーエリアの外、約25mの距離から放った強烈シュートが、アンカラ・グジュのゴールネットに突き刺さったのだった。

                  エムレ・ギュラル、最後にゴールを決め、スコアが確定

 アンカラ・グジュの唯一の得点は、途中投入されたエムレ・ギュラルから生まれた。同ロスタイム4分、ペナルティーエリアの外でボールを得たエムレ・ギュラルが、右足一閃、ボールは、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ(後半14分:マウリシオ・レモス)、マルセル・ティセラン、フィリップ・ノヴァク=オザン・トゥファン(後半33分:イスマイル・ユクセック)、ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア(後半33分:ファーティフ・イーイト・シャンルテュルク)、ディミトリス・ペルカス、ムブワナ・サマッタ=マメ・ティアム(後半28分:パピス・シセ)
【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ティアゴ・ピント、アタカン・チャンカヤ、ズヴォニミル・サリジャ、アッティラ・トゥラン=イルディズ・ボジャ(後半13分:トルジェ・ボルヴァン)、ダニエル・ルカシク(後半29分:アサーヌ・デューセ)=サバ・ロブジャニーゼ(後半29分:アルペル・ポトゥク)、エンドゥリ・チェキジ(後半39分:シャフヴェルディ・チェティン)、ジョゼフ・パインチル=ヨナタン・ボリンギ(後半13分:エムレ・ギュラル)



ベシクタシュ 2:0 ガラタサライ(NTV+ミリエット紙補綴 21. 1.18)

ジョゼフ・デ・ソーサ(ベシクタシュ公式HP) サラッキ(左)ロシエ(右)(ベシクタシュ公式HP)  今年初めてのダービーマッチで、ベシクタシュが、ガラタサライを2:0でくだした。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、ジョゼフ・デ・ソーサとジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥのあげたものだった。

 今節に首位として臨んだベシクタシュが、果敢に試合を始めたのに対し、ガラタサライは、プレーをコントロールしながら試合を進めた。両者ともに、守備的な態勢を採ることを第一義としたこの試合、最初の大きなチャンスは、前半33分のマルカオの見せたシュートだった。アルダ・トゥランが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドに走りこんできたマルカオがシュートを放ったが、際どくゴールライン際で足を出したアッティバ・ハッチンソンが、コーナーキックに替えた。その2分後、マルカオが、中盤から出したバックパスを奪ったサイル・ラリンが、スピードに乗りペナルティーエリア内へと持ち込み、GKと1対1となった。しかし、そこからサイル・ラリンが放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。前半で、議論を呼ぶ出来事が、アルダ・トゥランとジョゼフ・デ・ソーサとの間で起こった。2人の間で発生したトラブルに対し、ジュナイト・チャクル主審は、アルダ・トゥランに対してはイエローカードを出さなかったのだ。そして、前半は、両者、無得点のまま終わった。
 後半は、前半に比べると、大人しい展開となった。同13分、ンバエ・ジャッネが、モンテーロからボールを奪おうとして、足を相手の頭のところまで上げた。それを咎めたジュナイト・チャクル主審は、ンバエ・ジャッネにレッドカードを出し、退場処分とした。ガラタサライが、10人になって以後は、ベシクタシュのプレーに重しが着いた。相手陣内で試合を進めるようになったベシクタシュは、同34分、ジョゼフ・デ・ソーサのゴールで、1:0と先制した。ルドゥヴァン・ユルマズが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、そのボールを得たジョゼフ・デ・ソーサの放ったシュートが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。この試合のもう1つの得点は、同ロスタイム2分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥから生まれた。ルイダンマの大きなミスを咎めたゴールだった。ギョクハン・トーレが送ったボールを、ルイダンマがペナルティーエリア手前で大きくクリアしようとしたところを、サイル・ラリンが奪ってしまい、相手GKと1対1となるや、フリーになっていたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥに渡した。そのジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、それをゴールに替えたのだった。2:0。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半22分:ベルナール・メンサー)、オウズハン・オズヤコブ(後半22分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、アッティバ・ハッチンソン(後半42分:ドルクハン・トコズ)、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル(後半42分:ギョクハン・トーレ)
【ガラタサライ】=シェネル・オズバイラクル(前半39分:マルティン・リネス)、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=オーウルジャン・チャーラヤン(後半35分:エムレ・クルンチ)、ユヌス・ベランダ(後半24分:ライアン・バベル)、オゲネカロ・エテボ(後半35分:エムレ・アクババ)、アルダ・トゥラン(後半24分:ライアン・ドンク)=ンバエ・ジャッネ



アンタルヤ・スポル 1:1 トラブゾン・スポル(NTV+TRT補綴 21. 1.17)

アミルトン(左)ホセイニ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) アフォベ(右)を讃えるエクバン(左)(TRT)  アブドラハ・アヴジュ監督就任後、出口を見出し、得た結果に注目の集まるトラブゾン・スポルが、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦で、勝ち点1を、後半ロスタイム6分に救い出した。トラブゾン・スポルは、PKを1本外し、アンタルヤ・スポルは、前半33分に10人になった試合だった。

 アンタルヤ・スポルとトラブゾン・スポルの一戦は、1:1の引き分けに終わった。アウェーのトラブゾン・スポルは、勝ち点1を得るゴールを、後半ロスタイム6分にあげたのだった。この試合に、早々に優位に立ったのは、トラブゾン・スポルの方だった。右から左からと攻撃を仕掛け、相手ゴールに攻め寄せるトラブゾン・スポルは、前半11分にPKを得た。しかし、エクバンの蹴ったPKは、GKボッフィンに防がれてしまった。
 アンタルヤ・スポルは、同25分に、初めて相手ゴールに迫った。そして、アミルトンによるゴールが生まれた。フレディが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドのゴールポストの前で、そのボールに、アミルトンがヘッドを叩きつけたのだった。1:0。その3分後、アンタルヤ・スポルは、2枚目のイエローカードをもらったエルサン・アデミ・ギュルムが退場処分となり、10人になってしまった。これで、トラブゾン・スポルが、相手の不利をつくものと思われたが、徒労を繰り返した。そして、前半は1:0と、アンタルヤ・スポルがリ−ドして終わった。
 トラブゾン・スポルは、後半に入っても停滞したままだったが、時間が経つにつれ重みのあるプレーを見せて行った。プレーを、ほぼ相手陣内で進めながら、ほとんどチャンスらしいものを掴めないでいた。そして、求めてやまなかったゴールを、同ロスタイム6分に決めたのだった。左サイドからンワケメがセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたアフォベがヘッドで合わせると、ボールは、GKボッフィンの左側を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 アンタルヤ・スポルは、この結果、勝ち点が25となったのに対し、トラブゾン・スポルは、同27となった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ナルド、エルサン・ギュリュム、フェドール・クドゥリアショフ=ハカン・オズメット、ヌリ・シャッヒン=ギョクデニズ・バイラクダル、フレディ・リベイロ(後半38分:アディス・ヤホヴィッチ)、アミルトン・ミネルヴィノ(後半25分:ドーウカン・シニク)=デヴァー・オリギル(前半37分:エレン・アルバイラク)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン(後半19分:ジョアオ・ペレイア)、マジド・ホセイニ、エドガール・レ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー(後半25分:ベニク・アフォベ)、アブドゥルカミル・パルマク(後半25分:ユスフ・サル)=アブドゥルカディル・オミュル、カレブ・エクバン、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド



アンカラで勝ったのはカラギュムリュク(NTV改 21. 1.16)

ピエール・ポロマ(左)メヴルト・エルディンチ(右)(ファナティック紙) アラッサヌ・ンダオ(カラギュムリュク公式Twitter)  カラギュムリュクが、アウェーでゲンチレル・ビルリーイを1:3でくだした。

 トルコ・リーグ第19節開幕試合で、ゲンチレル・ビルリーイとカラギュムリュクが対峙した。アンカラで行われたこの試合、アウェーのカラギュムリュクが1:3で勝った。カラギュムリュクの勝利をもたらしたゴールは、前半22分のルカス・ビグリア(PK)、同36分にアラッサヌ・ンダオ、後半43分にアルトゥーロ・ソビーチがあげたものだった。一方、ゲンチレル・ビルリーイのゴールは、後半29分にロバート・ピリス(PK)の決めたものだった。トルコ・リーグで2連勝を遂げることになったカラギュムリュクは、勝ち点を27に伸ばし、ゲンチレル・ビルリーイは同19に留まった。

                  得点場面

 前半20分、ゲンチレル・ビルリーイのピリス・ダ・モッタが、ファビアーノ・ボリーニに執ったファウルに対し、アリ・シャンサラン主審は、その行為をペナルティーエリアの外でと判断し、フリーキックを与えた。しかし、ヴィデオ判定システムで確認後、ファウルはペナルティーエリア内でとしてPKを指示した。そして、同22分、このPKをルカス・ビグリアを蹴ると、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 同36分、カラギュムリュクが点差を2と拡げた。ンディアエが、相手陣内中ほどで、ザルゴ・トゥーレからボールを奪い、そのボールをンダオに預けた。右サイドからペナルティーエリア内へと入ったンダオが狙いすましたシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットに収まった。0:2。
 後半27分、ゲンチレル・ビルリーイがPKを獲得した。アリ・シャンサラン主審が、ンディアエが、ペナルティーエリア内で、手でボールに触れたとして、PKを指示したのだった。同29分、ピリス・ダ・モッタが、このPKを蹴りゴールを決めたのだった。1:2。
 同43分、カラギュムリュクが、再び、点差を2と拡げた。ンダオが、右サイドからセンタリングを入れると、エリック・サボがヘッドで合わせた。そのボールを、GKノルトフェルトが、パンチングで防いだところ、その跳ね返りのボールを、ジミー・ドゥルマズが、アルトゥーロ・ソビーチに回した。そして、ゴールエリア内にいたアルトゥーロ・ソビーチが、ゴールに蹴りこんだのだった。1:3。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マッティアス・ヨハンソン、アルダ・クズルダー、ザルゴ・トゥーレ(後半ロスタイム1分:ムスタファ・チェチェノウル)、ピエール・ポロマ=ロバート・ピリス、ソネル・ディクメン(後半1分:ムラト・ユルドゥルム)=ダニエル・カンデアス、ドミニク・フルマン(後半18分:イルケル・カラカシュ)、セファ・ユルマズ(後半35分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)=ジョヴァンニ・シオ
【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=フェガー・ヘデンシュタット、ファーティフ・クルチュク、ガストン・カンピ、ジュレ・バルコヴェッチ=ルカス・ビグリア(後半20分:コライ・アルトゥナイ)、バドゥ・ンディアエ(後半ロスタイム1分:ヴァト・アルヴェラージェ)=アラッサヌ・ンダオ、アンドレア・ベルトラッチ(後半34分:エリック・サボ)、ファビアーノ・ボリーニ(後半34分:ジミー・ドゥルマズ)=メヴルト・エルディンチ(後半20分:アルトゥーロ・ソビーチ)



フェネルバフチェ、トルコ杯でカスムパシャを篩い落とす(タクヴィム紙+TRT補綴 21. 1.15)

サマッタ(フェネルバフチェ公式HP) メルト・ハカン・ヤンダシュ(左)ユスフ・エルドーアン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ杯16強の戦いで、フェネルバフチェは、カドゥキョイ・ウルケル・スタジアムにカスムパシャを迎えた。トルコ・リーグでの好調を、トルコ杯の戦いにも持ち込みたいフェネルバフチェが、1:0で勝ち、駒を準々決勝に進めた。フェネルバフチェに上位進出をもたらしたゴールは、ムブワナ・サマッタがもたらしたものだった。

 フェネルバフチェが、トルコ杯で、カスムパシャを1:0でくだし、準々決勝に進出した。前半14分、ハデルジョナイから出たパスを、ペナルティーエリアの絶好の位置で得たホジッチの放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。同25分、左サイドからジャネル・エルキンが出したパスコースに入ったシナン・ギュムシュが、ゴールマウスを背負いながら、ボールをコントロールするや、身体を反転させてシュートを放った。ボールは、GKエルトゥールル・テクシェンから跳ね返ると、そのボールに対し、メルト・ハカン・ヤンダシュが、左足でペナルティーエリア・ライン上からシュートを試みたところ、再び、シナン・ギュムシュが足を当てたが、ボールはGKエルトゥールル・テクシェンが押さえた。

                  ユスフ・エルドーアンが、ゴールに迫った

 同45分、ユスフ・エルドーアンのパスをペナルティーエリア内で受けたアイタッチ・カラが、右足のアウトサイドを使い、ファーサイドを狙いシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行ってしまった。後半早々にも、ユスフ・エルドーアンが、ペナルティーエリア内へ持ち込むや強烈なシュートを放ったが、フェネルバフチェのGKハルン・テキンが見事な反応で外に出してしまった。

                  ゴールのアシストはジャネル・エルキン

 後半6分、フェネルバフチェにゴールが生まれた。ジャネル・エルキンが蹴ったフリーキックに、サマッタが、ヘッドで合わせると、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同15分、ユスフ・エルドーアンがコーナーキックを蹴ると、ルカッセンがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行ってしまった。同41分、フェイズィ・ユルドゥルムが右サイドからセンタリングを入れると、セルハト・アフメトウルが、ペナルティーエリアで、大きくクリアしようとしたボールがアラン・カリウスの前に落ちた。そのアラン・カリウスが、ペナルティーエリア・ラインのすぐ手前からシュートを試みたが、ボールは、枠に嫌われてしまった。その2分後、フェネルバフチェが、ゴールにとっても迫った。セルハト・アフメトウルが、右サイドからセンタリングを入れると、ボールを、ペナルティーエリア内でコントロールしたシセが、身体を反転させてシュートを放ったが、アヌル・コチの背中に当たり、方向を変えて、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、マウリシオ・レモス、ジャネル・エルキン=メルト・ハカン・ヤンダシュ、ルイス・グスタボ=フェルディ・カドゥオウル(後半40分:セルハト・アフメトウル)、シナン・ギュムシュ(後半1分:マメ・ティアム)、ムブワナ・サマッタ=パピス・シセ(後半24分:オザン・トゥファン)
【カスムパシャ】エルトゥールル・テクシェン=フロレント・ハデルジョナイ(後半32分:メフメット・フェイズィ・ユルドゥルム)、デリック・ルカッセン、トマス・ブレッカ、エヴレン・エレン・エルマル=ドーウジャン・ハスポラト(後半40分:フルカン・キュレクチ)、アイタッチ・カラ=ケヴィン・ヴァルガ(後半32分:アラン・カリウス)、アルミン・ホジッチ、ユスフ・エルドーアン(後半32分:ヤシン・デュルゲル)=イサク・テリン(後半24分:アヌル・コチ)



ベシクタシュ 1:0 チャイクル・リゼ(ミリエット紙 21. 1.14)

サイル・ラリン(ベシクタシュ公式HP) ベルナール・メンサー(左)ゴッドフリード・ドンサー(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯で、ベシクタシュが、ホームにチャイクル・リゼを迎えた。トルコ杯16強の戦いで対峙したベシクタシュとチャイクル・リゼは、1試合だけで、準々決勝進出をかけて戦った。この試合の前半は、中盤でのせめぎ合いに終始し、両者ともにゴール遠くで渡り合うことになった。
 後半は、前半に比べると、プレーに重みの出てきたベシクタシュは、明確なゴールチャンスを作り出せないにせよ、試合をコントロールしていた。トルコ・リーグでのゴール量産で注目を浴びているサイル・ラリンが、後半から投入され、そのサイル・ラリンが、同41分に決めたゴールで、ベシクタシュを準々決勝に導いたのだった。

                  試合経過

 前半6分、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、グランダーの強いパスを入れたが、ボールは、ゴールマウスと並行に流れ、右サイドのタッチライン外へと出て行ってしまった。
 同11分、ミチャラクが、右サイドからペナルティーエリア内へと入り出したパスを受けたフェルアンド・アンドラーデがシュートを試みたが、ベシクタシュのディフェンダーが、そのボールコースに入り、ゴールに向かうことを妨げた。
 同33分、ペナルティーエリアの外で、相手選手にフェイントをかけ、前を開けたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥがシュートを放つも、GKが押さえただけだった。
 同38分、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前でボールを得たミチャラクが放ったシュートは、GKウトゥク・ユワクランが押さえてしまった。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半18分、ンサカラが、左サイドからセンタリングを入れると、ベルナール・メンサーが、PKポイントの上で、ダイレクトで、そのボールに合わせシュートを放ったが、ボールは外に出て行ってしまった。
 同20分、アルベルク・コッチが、左サイドからセンタリングを入れると、ドーアン・エルドーアンが、ペナルティーエリア内で、それにヘッドで合わせた。だが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同36分、ギュヴェン・ヤルチュンのパスを受けたサイル・ラリンが、ペナルティーエリアの外からゴールを狙うシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同40分、ベシクタシュにゴールが生まれた。オウズハン・オズヤコブが、右コーナーキックを蹴り、ボールがニアサイドに向かうと、ネジプ・ウイサルが、ヘッドで後ろにそらした。すると、ファーサイドにいたサイル・ラリンが、そのボールにヘッドで合わせたのだった。1:0。
 同42分、オウズハン・オズヤコブのパスに反応して、ペナルティーエリア内へと入ったギュヴェン・ヤルチュンが、角度のないところからシュートを放ったが、ボールはGKから跳ね返った。詰めていたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが仕上げを行ったかに見えたが、サムディオが、ゴールライン上で、このボールをヘッドでクリアしてしまった。結局、ベシクタシュが1:0で制し、その名を準々決勝に刻んだのだった。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ、ファブリス・ンサカラ=ドルクハン・トコズ、オウズハン・オズヤコブ=ラシド・ゲザル(後半28分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ベルナール・メンサー(後半28分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半43分:アジディン・ハシッチ)=ヴァンサン・アブバカル(後半1分:サイル・ラリン)
【チャイクル・リゼ】ザフェル・ギョルゲン=オヌル・ブルト、セリム・アイ(後半45分:エミル・ハン・トプチュ)、エミル・ディラヴェル、アルベルク・コッチ=ドーアン・エルドーアン(後半45分:ミトハト・パラ)、ヤシン・ペフリヴァン(前半43分:ドゥサン・ジャヴァノヴィッチ)=ゴッドフリード・ドンサー、コンラード・ミチャラク、フェルアンド・アンドラーデ(後半21分:ブライアン・サムディオ)=ケマル・リュズガル



新マラタヤ・スポル 1:1 ガラタサライ(PK 6:7)(フォトマッチ紙+ガラタサライ公式HP補綴 21. 1.13)

ルイダンマ(右)を讃える(ガラタサライ公式HP) クビライ・カナツィスクス(左)マルカオ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ杯16強の戦いで、新マラタヤ・スポルが、ホームにガラタサライを迎えた。90分間では0:0で終わったこの試合の延長戦では、ゴールが生まれたが、同点のままで均衡は崩れなかった。延長戦では、ウムト・ブルトとルイダンマのゴールの応酬で、1:1で終わり、決着はPK戦に持ち込まれた。その結果、ガラタサライが勝ち、上位進出を決めた。

 トルコ杯16強の戦いで、新マラタヤ・スポルとガラタサライが対峙した。新マラタヤ・スタジアムで行われたこの試合、90分間では0:0の同点のまま終わった。延長前半12分、新マラタヤ・スポルは、ウムト・ブルトの足がゴールを生み、この厳しい戦いで1:0と先制した。ガラタサライは、同後半ロスタイム1分に、ルイダンマが同点ゴールを決め、勝者の決定はPK戦に持ち込まれた。このPK戦を6:7で制したガラタサライが、上位進出を決めたのだった。

                  ファーティフ・オズテュルク、大きなミス

 試合が静かなペースで進んでいたときに、新マラタヤ・スポルの方に、素晴らしいゴールが生まれた。ガラタサライが攻撃に向かったときに、エテボからボールを奪うと、ウムト・ブルトがペナルティーエリアの外からシュートを試みた。ファーティフ・オズテュルクが取れそうなボールに、大きなミスを犯すと、新マラタヤ・スポルが1:0と先制したのだった。

                  ルイダンマ、延長後半ロスタイム1分に命を吹き込む

 延長戦の終盤に至っても1:0とリードを許したままだったガラタサライが、ルイダンマの、延長後半ロスタイム1分で決めたゴールで、1:1の同点に追いついた。左サイドのタッチライン際で得たフリーキックを、オメル・バイラムが蹴り、ファーサイドに向けボールを入れた。それに合わせて、ルイダンマが、相手選手を超えるジャンプを見せ、ヘッドでゴールに叩き込んだのだった。そして、PK戦の結果、相手に勝ったガラタサライが上位進出を決めたのだった。

                  オルジャイ・シャハン、故障発生

 新マラタヤ・スポルが、不運なけが人を発生させてしまった。延長前半6分、アデム・ブユックに替わって投入されたオルジャイ・シャハンが、その3分後に故障を発生させピッチを去った。替わりには、ジェットミル・トパッリが入ることになった。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=イッサム・チェバケ、ワラス、セミフ・カヤ、テーナゲ・ハデベ=ゼキ・ヤウル(後半26分:アフメド・ウルデゥズ)、ユースフ・ンダイシミエ、アデム・ブユック(延長前半6分:オルジャイ・シャハン、延長前半8分:ジェットミル・トパッリ)、モリケ・フォファナ(延長前半6分:ヨディ・ルコキ)=ウムト・ブルト(延長後半14分:ムラト・アクチャ)、クビライ・カナツィスクス(後半26分:ムスタファ・エスキヘラッチ)
【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=マルティン・リネス(延長後半9分:シェネル・オズバイラクル)、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ(後半23分:エムレ・タシュデミル、延長後半9分:オメル・バイラム)=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ、エムレ・アクババ、ユヌス・ベランダ(後半23分:オゲネカロ・エテボ)、ライアン・バベル(後半23分:ムハッメド・ケレム・アクテュルコウル)=ンバエ・ジャッネ



エルズルム市役所スポル 0:3 フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 21. 1.12)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(フェネルバフチェ公式HP) ナズム・サンガレ、サマッタ、ミュジャヒト・アルバイラク(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第18節で、エルズルム市役所スポルとのアウェー戦を戦った。この試合を0:3で制したフェネルバフチェは、連勝を続けることになった。

 前半11分、ジェンク・アフメットのセンタリングに合わせて、ノヴィコヴァシュが角度のないところからシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルがゴールを許さなかった。
 フェネルバフチェは、同ロスタイムに効果的なサッカーを見せた。同ロスタイム2分、ペナルティーエリア内でボールを得たマメ・ティアムが、相手GKを抜き去ったが、シュートを打てる状態にはならなかった。
 この試合の初ゴールが、同ロスタイム5分に生まれた。エムラー・バシャンが、中盤のボールを奪われ、フェネルバフチェの選手が前進するなか、ぺルカスのパスを受けたメルト・ハカン・ヤンダシュがゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 フェネルバフチェは、後半、正に嵐が吹き荒れるが如き入り方をした。同3分、ルイス・グスタボが、シナン・ギュムシュへパスに出すと、フェネルバフチェがスピードに乗った攻撃に移った。そして、シナン・ギュムシュからのパスを受け、相手GKと1対1となったぺルカスが、狙いすましたシュートを放つと、スコアは0:2となった。
 後半6分には、シナン・ギュムシュが表舞台に躍り出た。左サイドからジャネル・エルキンがセンタリングを入れると、ジャンプ一番、シナン・ギュムシュがヘッドで合わせゴールが決まった。0:3。
 フェネルバフチェは、同31分、エネル・ヴァレンシアが4点目に迫った。ぺルカスの出したパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったエネル・ヴァレンシアだったが、ゴールを決められなかった。このプレーで生まれたコーナーキックをジャネル・エルキンが蹴り、ボールがニアサイドに向かったが、GKカヤジャン・エルドーアンがパンチングで防いだ。
 試合の残り時間では、他のゴールは生まれなかった。この結果、4連勝を遂げることになったフェネルバフチェは、勝ち点35に伸ばし、首位のベシクタシュとは、勝ち点では並ぶことになった。一方のエルズルム市役所スポルは、同13で今節を終わり、最下位となった。

【エルズルム市役所スポル】ファビアン・ファルノッレ(前半45分:カヤジャン・エルドーアン)=ジェンク・アフメット・アルクルチ(後半42分:メフメット・ムラト・ウチャル)、アドルフェ・テイクー、ハサン・ハティポウル(前半45分:ミュジャヒト・アルバイラク)、レオ・シュヴェフレン=オスマン・チェリク、ペトルス・ブーマル(前半29分:ミッチェル・ドナルド)=エムラー・バシュサン、ガブリエル・オベルタン(前半ロスタイム1分:ブラヒム・ダッリ)、アルヴィダズ・ノヴィコヴァシュ=リカルド・ゴメス
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、マルセル・ティセラン、サドゥク・チフトプナル、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半30分:フェルディ・カドゥオウル)、ルイス・グスタボ=ディミトリス・ペルカス(後半41分:パピス・シセ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半41分:ファーティフ・イーイト・シャンルテュルク)、シナン・ギュムシュ(後半18分:エネル・ヴァレンシア)=マメ・ティアム(後半30分:ムブワナ・サマッタ)



ハタイ・スポル 2:2 ベシクタシュ(NTV 21. 1.11)

アーロン・ブペンツァ(ヒュリエット紙) ウエリントン(左)セリム・ウルガズ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第18節で、ベシクタシュは、ハタイ・スポルとのアウェー戦を、2:2で引き分けた。ベシクタシュの連勝は停まり、ハタイ・スポルでは、ブペンツァが2ゴールを記録した。

 トルコ・リーグ第18節で、ハタイ・スポルとのアウェー戦を戦ったベシクタシュでは、セルゲン・ヤルチュン監督が、前節のチャイクル・リゼ戦から、先発メンバーを3人入れ替えた。ルドゥヴァン・ユルマズ、オウズハン・オズヤコブ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥに替えて、ンサカラ、アッティバ・ハッチンソン、ラシド・ゲザルを、先発メンバーに入れた。
 ベシクタシュは、前半6分に先制した。ペナルティーエリアの外でボールを得たヴァンサン・アブバカルが、身体を反転させシュートを放つと、GKアクン・アルカンを抜けるゴールが決まったのだった。0:1。ハタイ・スポルは、同7分に、そのお返しとなるゴールを決めた。右サイドで生まれたハタイ・スポルの攻撃で、ババジド・アキントラがペナルティーエリア内へとボールを送ると、それに合わせて、アーロン・ブペンツァの放ったシュートがゴールインして、同点となった。1:1。同23分、再び、表舞台に立ったアーロン・ブペンツァが、勝ち越しゴールを決めた。左サイドで生まれた攻撃で、メスト・チャイテメルからのパスを、ペナルティーエリア内で受けたアーロン・ブペンツァが、ドマゴイ・ヴィダやエディン・ヴィスチャを抜けるシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。2:1。同41分、サイル・ラリンが、ベシクタシュの同点に追いつくゴールを決めた。ラシド・ゲザルが、右コーナーキックを蹴ると、ファーサイドにいたサイル・ラリンのヘディングシュートがゴールインしたのだった。2:2。
 前半を2:2のスコアで終わったこの試合の後半は、両者ともに、この均衡を破ることができなかった。結局、90分を終わり、2:2のままで終わったのだった。この引き分けで、ベシクタシュは、勝ち点が35となり、首位を守った。一方のハタイ・スポルは、同28で6位となった。

【ハタイ・スポル】アクン・アルカン=ストゥラヒフ・ポポフ、ジャン・クロード・ビヨング、パブロ・サントス、メスト・チャイテメル=ラヤネ・アービド、ルベン・リベイロ=ババジド・アキントラ、アダマ・トゥラオレ(後半29分:イサク・サーキー)、セリム・ウルガズ(後半35分:モハッメド・カマラ)=アーロン・ブペンツァ(後半ロスタイム3分:ミルカン・アイドゥン)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半23分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、アッティバ・ハッチンソン、ネジプ・ウイサル(後半19分:オウズハン・オズヤコブ)、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル



シワス・スポル 2:1 ガジアンテップFK(ソズジュ紙 21. 1.10)

カヨーデ(左)ギュライ・ヴラル(右)(シワス・スポル公式HP) ハカン・アルスラン(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第1節で、ガラタサライに敗れて以後、15試合、負けてなかったガジアンテップFKを、シワス・スポルが、ハカン・アルスランのゴールで2:1でくだした。

 トルコ・リーグ第18節、シワス・スポルとガジアンテップFKが対峙した。新9月4日スタジアムで行われたこの試合、ホームのシワス・スポルが先制を許したにも拘わらず、2:1で勝ち、3試合ぶりに勝利を得た。一方のガジアンテップFKは、後半34分、ジェフェルソンがレッドカードをもらった。トルコ・リーグで15試合連続で負けてなかった相手をくだしたシワス・スポルは、この勝利で勝ち点を22に伸ばした。出場停止のためスタンド観戦となったサムディカを欠いたガジアンテップFKは、同31に留まった。シワス・スポルは、トルコ・リーグ第19節では、バシャックシェヒル・スポルとアウェー戦を戦い、ガジアンテップFKは、ホームにカイセリ・スポルを迎える。

                 マキシムが幕を切って落とす

 前半4分、マキシムが、ジェフェルソンのとっても見事なヒールパスを受け、ペナルティーエリア内へと入った。チェックに向かってきた相手選手をきれいにかわしたルーマニア人選手マキシムがシュートを放つと、それがゴールインした。0:1。これは、マキシムが決めた今季9ゴール目となった。

                 シワス・スポルがプレッシャーを強め、ゴールを決めた

 最初の15分間で、6回のコーナーキックを得て、相手ゴールに迫ったシワス・スポルが、前半41分、ハカン・アルスラン主将のゴールが生まれた。左サイドからグラデルがセンタリングを入れると、いいジャンプをしたハカン・アルスランがヘッドで合わせると、GKギュナイは虚しく見送るだけで、スコアが1:1となった。

                 再度、ハカン・アルスランとグラデル

 後半早々、シワス・スポルが勝ち越しゴールを決めた。グラデルが蹴ったコーナーキックに、ゴール前で、ハカン・アルスランがヘッドで合わせると、シワス・スポルの勝利を運ぶゴールが決まったのだった。2:1。

                 ヴィデオ判定システム審判からの警告、ジェフェルソンにレッドカード

 同33分、ガジアンテップFKのジェフェルソンが、ファイサル・ファジルに肘打ちをしたためにレッドカードが出された。ブラジル人選手ジェフェルソンは、パスを出し走り始めたとき、前を走るファイサル・ファジルに厳しくチェックに入った。ムスタファ・オーレトメノウル主審は、最初はイエローカードを出したが、ヴィデオ判定システム審判室から、映像の確認を求められ、確認後、レッドカードを出したのだった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マロビン・ヤルチュン、アーロン・アッピアドンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ、ファイサル・ファジル(後半ロスタイム4分:サンバ・カマラ)=エルドーアン・イエシルユルト(後半45分:ヤシン・オズテキン)、オラレンワジュ・カヨーデ、マックス・グラデル(後半33分:アルナ・コーネ)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、パヴェル・オルコウスキ、クビライ・アクタシュ、パピィ・ジロボジ、ギュライ・ヴラル(後半25分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)=アメデジ・ヴェトリヒ(後半10分:ケナン・オゼル)=ケヴィン・ミララス、アレクサンドル・マキシム=ジェフェルソン・ノゲイラ、ムハメット・デミル(後半24分:アンドレ・フェリペ・デ・ソーサ)



新マラタヤ・スポル、メフメット・エキジとビラル・バシャジュクオウル獲得へ(ファナティック紙 21. 1. 9)

ビラル・バシャジュクオウル(トラブゾン・スポル公式HP) メフメット・エキジ(ヒュリエット紙)  今季後半に刻印を残したい新マラテヤ・スポルが、補強活動に大きな仕掛けをかけている。まず、トラブゾン・スポルからビラル・バシャジュクオウルと合意に達した。パスを自身で持ち、ハノーファーの練習に参加しているメフメット・エキジとも、行った交渉ではいい感触を得ている。

 トルコ・リーグ後半戦は、一層、大変なことになっている。詰まった試合日程、感染者増のために、アナトリアのクラブは、厳しい選手構成のため、大きな苦悩を抱えている。この間の経緯を教訓にしたクラブの1つ、新マラテヤ・スポルは、後半戦に刻印を残したく、補強に力を入れている。本紙の得た情報によると、新マラタヤ・スポルは、トラブゾン・スポルから構想外となっているビラル・バシャジュクオウルと、移籍について全ての点で合意に達し、近日中に調印をして、チームに合流することが明確になってきている。

                  メフメット・エキジも間違いない

 フロントは、ハムザ・ハムザオウル監督の報告に基づき、中盤の攻撃的選手を探している。選手評価を行った結果、メフメット・エキジ獲得に動き出す決定をしたことが明らかになった。フェネルバフチェを離れ、所属先のないまま、ドイツのハノーファー96の練習に参加していたメフメット・エキジとの交渉は、前向きに進んでいると言われている。この移籍も、近日中に明確になることと考えられている。



フェネルバフチェ 2:1 アランヤ・スポル(NTV 21. 1. 8)

ダヴィッドソン(左)ナズム・サンガレ(右)(フェネルバフチェ公式HP) シナン・ギュムシュ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、首位を追いかけている。ホームにアランヤ・スポルを迎え、これを、2:1でくだしたフェネルバフチェは、これで3連勝を遂げたことになる。重要な節を、勝ち点を失うことなく切り抜けたエロル・ブルト監督率いるフェネルバフチェは、首位に立つベシクタシュを、勝ち点2差で追いかける2位に上がった。

 トルコ・リーグ第17節最終試合で、フェネルバフチェとアランヤ・スポルが対峙した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、前半、より多くボールを支配したのは、アランヤ・スポルの方だった。パス成功率では、相手に劣ったフェネルバフチェだったが、前半11分にあげたゴールで、前半をリードして終えた。左サイドで、オザン・トゥファンがヘッドでボールを落とすと、そのボールが、シナン・ギュムシュの前に転がった。シナン・ギュムシュは、相手選手のマークをかわし、ペナルティーエリアのゴール左斜め前からシュートを放つと、今季の初ゴールが生まれたのだった。1:0。後半に入ると、アランヤ・スポルは、同点ゴールを求めて、相手陣内のスペースを探した。だが、手に掴んだ好機をゴールに繋げることができなかった。

                 PKの決定

 フェネルバフチェは、同20分、PKを得ながら、ゴールを生むことができなかった。ギオルゴス・ツァヴェラスが短いパスを出したところ、そのコースに侵入したエネル・ヴァレンシアが、ボールを奪い、相手GKと1対1となった。そのとき、マラフォナがファウルを犯すと、それを咎めたハリル・ウムト・メレル主審が、PKを指示した。このPKを、エネル・ヴァレンシアが蹴ったところ、GKマラフォナがパンチングで防いでしまった。
 フェネルバフチェを楽にするゴールが、同25分に生まれた。マメ・ティアムとワンツーをしてボールを得たオザン・トゥファンが、そのボールをペナルティーエリア内にいたディミトリス・ペルカスに預けた。すると、ディミトリス・ペルカスが、きれいにGKの左を抜けるシュートを放ち、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。

                 PKの決定、そして、ゴール

 ハリル・ウムト・メレル主審は、今度は、アランヤ・スポルに有利となるPKを指示した。ペナルティーエリア内へと入ったボールをめぐり、サドゥク・チフトプナルが、ババジャルに対しファウルを犯したのだ。このPKを、クーマ・ババジャル自身が決め、点差を1と縮めた。だが、残りの時間では、スコアは変わることなく、90分間を終わり、笑ったのは、2:1で勝利を掴んだフェネルバフチェの方だった。
 大一番を制したフェネルバフチェは、ガラタサライ、ガジアンテップFK、アランヤ・スポルを抜き、2位に上がった。今季、いい臨み方をしたアランヤ・スポルは、アウェー戦ここ5試合を失い続ける結果となった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、マルセル・ティセラン、サドゥク・チフトプナル、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア(後半30分:フェルディ・カドゥオウル)、ディミトリス・ペルカス(後半42分:セルダル・アズィズ)、シナン・ギュムシュ(後半16分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)=マメ・ティアム(後半30分:ムブワナ・サマッタ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン(後半26分:タイフル・ビンギョル)、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=ミノリス・シオピス(後半16分:サリフ・ウチャン)、ベルカン・イスマイル・クトゥル=エフェジャン・カラジャ、アナスタシオス・バカセタス、ダヴィッドソン(後半26分:クーマ・ババジャル)=アダム・バレイロ



トラブゾン・スポル 1:0 ギョズテペ(ミリエット紙 21. 1. 7)

エクバン(NTV) アブドゥルカミル・パルマク、ハリル・アクブナル、マルロン・ロドリゲス(左から)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第17節で、トラブゾン・スポルが、ホームでギョズテペを1:0でくだした。

 アブドラハ・アヴジュ監督就任後、出口を見出したトラブゾン・スポルが、今季、苦しい日々を送るギョズテペを、前半27分にエクバンのあげたゴールで、1:0で退けた。この勝利で、トラブゾン・スポルは、勝ち点を26に伸ばしたのに対し、ギョズテペは同19に留まった。

                 試合経過

 前半2分、ディフェンスが大きくクリアしようとしたボールが、ゴール右斜め前にいたエクバンの前に落ちると、そのエクバンが、枠を捉えるシュートを放ったが、GKイルファン・ジャンがコーナーキックに替えた。
 同13分、ディフェンスが大きくクリアしようとしたボールを、PKポイントのすぐ右側にいたナピレオーニの前に転がった。走りこんできたナピレオーニがシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同25分、右サイドからベーカーがセンタリングを入れると、ファーサイドで、そのボールに、ジャニニー・セメドがヘッドで合わせると、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同26分、ンワケメが、左サイドからグランダーのセンタリングを入れると、ニアサイドで来たボールに、ジャニニー・セメドが走りこんできてシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 同27分、ジャニニー・セメドが、左サイドからボールを持ちペナルティーエリア内へと入ってからパスを出した。だが、ディフェンダーがクリアしようとしたボールが、バーに当たり、エクバンの前に転がった。そのエクバンが、ゴールに蹴りこみ、ギョズテペのゴールネットが揺れた。1:0。
 後半5分、ンワケメが、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込み、シュートを放ったが、ボールは、サイドバーに当たり外に出て行ってしまった。
 同18分、アブドゥルカディル・パルマクからのパスを、ペナルティーエリアのゴール左斜め前で得たンワケメが放ったシュートは、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトがコーナーキックに替えた。
 同22分、ソネル・アイドーウが、ペナルティーエリア・ライン上から枠を捉えたシュートを放ったが、ウーウルジャン・チャクルが倒れ込みながら、このボールをコントロールした。
 同29分、中盤で得たボールを持ち、スピードに乗り、相手選手をかわしながら進んだエクバンが、ペナルティーエリア内へ入ってからシュートを放ったが、GKイルファン・ジャンが、両足を使い、これを防ぐことに成功した。
 同ロスタイム1分、右サイドから、ソネル・アイドーウがセンタリングを入れると、そのボールに合わせて、飛び込んできたブライン・イデエが、ヘッドで合わせたが、ウーウルジャン・チャクルが際どくパンチングで防いだ。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、マジド・ホセイニ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー、アブドゥルカミル・パルマク(後半36分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)=カレブ・エクバン(後半41分:ベニク・アフォベ)、アブドゥルカディル・オミュル(後半41分:ジョアオ・ペレイア)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半27分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ムラト・パルリ、マルコ・ミホジェヴィッチ(後半42分:ベイカン・シムシェク)、アトゥンチ・ヌカン、ベルカン・エミル(後半1分:ジェナン・ブレコヴィッチ)=ハリル・アクブナル、ソネル・アイドードゥ、オビンナ・ンウォボド、シェリフ・ンディアエ=ステファノ・ナポレオーニ(後半36分:ブラク・スレイマン)、ブライン・イデエ



2021年は、ガラタサライに向いていない! 4:3(アクシャム紙改+ガラタサライ公式HP補綴 21. 1. 6)

エルドン・ダチ(コンヤ・スポル公式Twitter) ギレルメ(左)オメル・バイラム(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第17節で、コンヤ・スポルとガラタサライが、コンヤで対峙した。試合当初から、点の取り合いになったこの試合を制したのは、ホームのコンヤ・スポルだった。コンヤ・スポルのゴールは、エルドン・ダチ(2)、ウーウル・デミロク、アルテム・クラヴェッツが記録したのに対し、ガラタサライのゴールは、ンバエ・ジャッネ(2)、オーウルジャン・チャーラヤンが記録した。この結果、ガラタサライは、2021年に入ってからの2試合では、勝ち点3を得られないでいる。勝ち点は30に留まった。一方のコンヤ・スポルは、同22に伸ばした。

                  得点場面

 前半41分、ホームのコンヤ・スポルが先制した。スクビッチが、ペナルティーエリア内から出したパスをうまく活かしたエルドン・ダチが放ったシュートが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。だが、線審はオフサイドフラッグを上げていた。そこで、アルダ・カルデシュレル主審はヴィデオ判定システムで確認後、ゴールを認定したのだった。1:0。
 同ロスタイム2分、アウェーのガラタサライが、同点に追いついた。オーウルジャン・チャーラヤンが右サイドからセンタリングを入れると、そのボールのコースに入ったジャッネが、それに合わせて放ったシュートが、ゴールとなったのだった。1:1。
 後半1分、ホームのコンヤ・スポルが勝ち越しゴールを決めた。ギレルメが、左サイドからセンタリングを入れた。それに合わせてペナルティーエリア内で走りこんできたエルドン・ダチがシュートを放つと、ボールは、サイドバーに当たってからゴールインした。2:1。
 同30分、ギレルメが、ペナルティーエリア内でマルティン・リネスに執った行為を咎めたアルダ・カルデシュレル主審は、PKを指示した。このPKを、ジャッネが蹴ると、GKセヒッチが防いだ。だが、セヒッチが、ゴールラインより前に出ていたとして、PKのやり直しを指示した。再び、このPKを、ジャッネが蹴ると、ゴールが決まったのだった。2:2。
 同37分、ホームのコンヤ・スポルが、再び、勝ち越した。ルイダンマが、アブドゥルケリム・バルダクチュに執った行為を咎めたアルダ・カルデシュレル主審が、今度はコンヤ・スポルにPKを与えた。このPKをウーウル・デミロクが決めたのだった。3:2。
 同ロスタイム2分、コンヤ・スポルが、点差を2と拡げた。レヴァン・シェンゲリアが、右サイドからセンタリングを入れると、ボールは、フリーになっていたアルテム・クラヴェッツに渡った。そのアルテム・クラヴェッツがシュートを放つと、GKオカン・コジュクが、ボールコースに立ちはだかったが、ボールはガラタサライのゴールに収まったのだった。4:2。
 同ロスタイム4分、アウェーのガラタサライが、点差を1に縮めた。ペナルティーエリア・ライン上から、ライアン・バベルがシュートを試みると、ボールは、GKセヒッチに当たり跳ね返った。そのボールを、詰めていたオーウルジャン・チャーラヤンがゴールに蹴りこんだのだった。4:3。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネイチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=レヴァン・シェンゲリア、オウズ・カーン・ギュチテキン、マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半27分:ウーウル・デミロク)、エルドン・ダチ(後半42分:ムサ・チャーウラン)=デニ・ミロセヴィッチ(後半13分:アミル・ハジャフメトヴィッチ)=ソコル・チカレシ(後半13分:アルテム・クラヴェッツ)
【ガラタサライ】オカン・コジュク=マルティン・リネス(後半45分:シェネル・オズバイラクル)、クリスティアン・ルイダンマ(後半40分:ライアン・バベル)、ライアン・ドンク(後半45分:ケレム・アクテュルクオウル)、マルセロ・サラッキ(後半23分:エムレ・タシュデミル)=タイラン・アンタルヤル=オーウルジャン・チャーラヤン、ユヌス・ベランダ、オメル・バイラム(後半23分:エミン・バイラム)、エムレ・クルンチ=ンバエ・ジャッネ



カスムパシャ 0:3 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21. 1. 5)

ウッサマ・ハッダディ(左)ぺルカス(右)(フェネルバフチェ公式HP) マメ・ティアム(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第16節で、アウェーで戦ったカスムパシャ戦を、フェネルバフチェは0:3で制し、勝ち点を29に伸ばした。フェネルバフチェのゴールは、前半14分と同ロスタイム1分にマメ・ティアムが、そして、後半42分にフェルディ・カドゥオウルが決めた。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第17節では、1月7日(木)に、アランヤ・スポルを、ウルケル・スタジアムに迎えることになっている。

                 試合経過

 前半8分、フェネルバフチェの攻撃で、オザン・トゥファンが、ペナルティーエリア・ライン右側にいたエネル・ヴァレンシアに、ボールを預けた。そのエネル・ヴァレンシアは、ダイレクトで、右サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだぺルカスに出した。ぺルカスは、ゴールライン際まで持ち込み、マメ・ティアムにシュートのお膳立てをするパスを出したが、マメ・ティアムのシュートは、枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同14分、フェネルバフチェが先制した。メルト・ハカン・ヤンダシュが、左サイドからセンタリングを入れると、ボールコースに入ったぺルカスがヘディングシュートを試みた。そのボールが、ディフェンスに当たり、マメ・ティアムの前に転がった。マメ・ティアムは、ペナルティーエリアの内ゴール左斜め前で、ダイレクトでシュートを放つと、そのボールが、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同ロスタイム1分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。ぺルカスが、宙に浮かした見事なパスを出すと、それに反応して、ディフェンスの裏を取り、ペナルティーエリア内で、相手GKと1対1となったマメ・ティアムが、狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。0:2。そして、前半は、フェネルバフチェが、0:2とリードして終わった。
 後半24分、フェネルバフチェが、3点目に迫った。エネル・ヴァレンシアが、右サイドからセンタリングを入れると、ぺルカスが、ペナルティーエリア内で、ダイレクトで、ファーサイド狙いでシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同41分、フェネルバフチェに、3点目が生まれた。突然生まれた攻撃で、オザン・トゥファンが、ゴール右斜め前からディフェンスの裏に動き出したフェルディ・カドゥオウルのランニングコースに向け、ボールを送った。GKラマザン・キョシェと1対1となったフェルディ・カドゥオウルが、ペナルティーエリア右サイドからループシュートを試みると、これがゴールとなったのだった。0:3。そして、試合は、フェネルバフチェが3:0で勝利を掴んだ。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=フロレント・ハデルジョナイ、ミカエル・ティルパン(後半26分:ハサン・エムレ・イエシルユルト)、トマス・ブレッカ、ウッサマ・ハッダディ=ロレット・サディク、ドーウジャン・ハスポラト(後半1分:メフメット・フェイズィ・ユルドゥルム)=ユスフ・エルドーアン(後半38分:フルカン・キュレクチ)、アラン・カリウス(後半17分:ヤシン・デュルゲル)、アヌル・コチ(後半1分:ケヴィン・ヴァルガ)=アルミン・ホジッチ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、マルセル・ティセラン、ルイス・グスタボ、サドゥク・チフトプナル=オザン・トゥファン、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半23分:ホセ・ソーサ)=エネル・ヴァレンシア(後半29分:ムブワナ・サマッタ)、ディミトリス・ペルカス、シナン・ギュムシュ(後半34分:フェルディ・カドゥオウル)=マメ・ティアム(後半34分:パピス・シセ)



イスタンブルで、トラブゾン・スポルの嵐が吹いた(イエニ・シャファク紙 21. 1. 4)

セルカン・アサン(左)ジュレ・バルコヴェッチ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ンワケメ(アクシャム紙)  トルコ・リーグ第16節で、カラギュムリュクとのアウェー戦を戦ったトラブゾン・スポルは、勝利を飾った。トラブゾン・スポルは、前節の敗戦を補修しながら、上昇を続けている。トラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、ンワケメとエクバンがもたらしたものだったのに対し、カラギュムリュクは、バルコヴェッチのゴールだけでは間に合わなかった。

 トルコ・リーグ第16節で、トラブゾン・スポルは、イスタンブルでのアウェー戦で、カラギュムリュクを1:2でくだし、上位進出の意欲を持ち続けていることを表した。両者ともに、ディフェンスに重点を置きながら、特に中盤で得たボールで速い攻撃に移り、結果を出そうと努めていた。前半9分、ルイス・ベーカーがコーナーキックを蹴ると、それに合わせたエクバンのヘディングシュートが、ゴールネットに突き刺さった。だが、アリ・パラブユク主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像を確認後、オフサイドがあったとして、これをゴールと認定しなかった。同16分、エクバンが、プレスをかけ奪ったボールを、フリーになっていたフラヴィオに送った。だが、フラヴィオが、PKポイント地点で放ったシュートは、枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。絶好のゴールチャンスを逸してしまったのだった。同20分、ジミー・ドゥルマズの放ったシュートは、GKウーウルジャン・チャクルが、これをパンチングで防ぎ、ゴールを許さなかった。前半ロスタイム、エクバンが、右サイドからゴールエリアにボールを入れたが、ジャニニー・セメドが、次いで、ンワケメがボールに触れることができず、ここでも絶好のゴールチャンスを逸してしまった。そして、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半は、トラブゾン・スポルのゴールで始まった。同1分、多くの選手が攻撃に参加したトラブゾン・スポルは、セルカン・アサンが、右サイドからゴールエリアに向け、グランダーのボールを入れると、このボールに合わせてゴールを決めたンワケメが、スコアを0:1としたのだった。このゴールのあと、攻撃面で優って行ったトラブゾン・スポルだったが、ンワケメとエクバンで掴んだ好機も、結果を生むことはなかった。同12分、ヴァト・アルヴェラージェからのパスを、ンディアエが内へと入れた。そのボールが、セルカン・アサンからはねたところを、コライがシュートを試みるたが、トラブゾン・スポルのサイドネット外側に収まっただけだった。相次ぐコーナーキックを得てゴールを模索するカラギュムリュクは、同25分に得たコーナーキックが、ファーサイドに向かうと、バルコヴェッチが、センタリングともとれるシュートを左足で放つと、スコアを1:1とするゴールが生まれた。同35分、ンワケメのパスで、相手ディフェンスの裏を取ったエクバンが、GKと1対1となり、狙いすましたシュートを放つと、これが、カラギュムリュクのゴールネットを揺らした。1:2。

【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=ラマザン・ジヴェレク、ファーティフ・クルチュク、エンゾ・ロコ、ジュレ・バルコヴェッチ=コライ・アルトゥナイ、ルカス・ビグリア(前半35分:ヴァト・アルヴェラージェ)=ジミー・ドゥルマズ(後半34分:ムハッメド・エゲメン・ペフリヴァン)、バドゥ・ンディアエ、アルパスラン・エルデム(後半27分:メヴルト・エルディンチ)=アルトゥーロ・ソビーチ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、マジド・ホセイニ、マルロン・ロドリゲス=フラヴィオ・ダ・シルヴァ(後半27分:アブドゥルカディル・オミュル)=カレブ・エクバン(後半ロスタイム1分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、ルイス・ベーカー、アブドゥルカミル・パルマク、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半38分:ベニク・アフォベ)



アランヤ・スポル 3:0 バシャックシェヒル・スポル(ベイン・スポル 21. 1. 3)

エフェジャン・カラジャ(左)ジェマリ・セルテル(右)(アランヤ・スポル公式HP) アダム・バレイロ(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグのここ数節で、サポーターを悲しませている2つのクラブの対戦で笑ったのは、ホームのアランヤ・スポルの方だった。アランヤ・スポルは、トルコ・リーグ第16節で、ホームに迎えたバシャックシェヒル・スポルを3:0で退け、3試合ぶりに勝利を掴んだ。トルコ・リーグで、ここ6試合、勝ちのないバシャックシェヒル・スポルは、その悪い歩みを続けることになってしまった。また、バシャックシェヒル・スポルのオカン・ブルク監督は、トルコ・リーグのキャリアで、アランヤ・スポルとのアウェー戦4試合で、まだ勝ったことがない。

 バフチェシェヒル学校群スタジアムで大なわれたこの試合の前半19分に、アランヤ・スポルが先制した。バカセタスが、右コーナーキックを蹴ると、GKヴォルカン・ババジャンが、大きく遠さけようとしたが、ボールがこぼれた。そのこぼれ球を、バレイロがバイシクル・シュートでゴールを決めたのだった。1:0。同27分、ホームのアランヤ・スポルが、もう1点あげた。スピードに乗った攻撃で、中盤から送られたパスを、右サイドで受けたジュアンフランが、ゴールライン際まで持ち込み、内へと入れた。ファーサイドに回ってきたボールに合わせて、走りこんできたムーバンジェがゴールを決めたのだった。2:0。後半34分、スピードに乗ったアランヤ・スポルの攻撃で、相手ディフェンスの裏に出されたパスに反応したダヴィッドソンが、スピードに乗り相手ペナルティーエリア内へと持ち込んだ。そして、GKと1対1となったダヴィッドソンがシュートを放ったが、ゴールポストの嫌われピッチに跳ね返った。同38分、アランヤ・スポルが、点差を3と拡げた。右サイドで生まれた攻撃で、ファーティフ・アクソイが、ボールをタイフル・ビンギョルに出した。左サイドからペナルティーエリアへと入ったタイフル・ビンギョルがシュートを放つと、ボールは、GKヴォルカン・ババジャンの股間を抜けゴールが決まったのだった。3:0.残りの時間では。他のゴールは生まれることはなく、ホームのアランヤ・スポルが、3ゴールで勝ち点3を獲得したのだった。この結果、アランヤ・スポルは、勝ち点を30に伸ばしたのに対し、バシャックシェヒル・スポルは、同16に留まった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン(後半36分:ファーティフ・アクソイ)、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=ベルカン・イスマイル・クトゥル、ミノリス・シオピス(後半41分:ウムト・ギュネシュ)=エフェジャン・カラジャ(後半25分:タイフル・ビンギョル)、アナスタシオス・バカセタス、ダヴィッドソン(後半41分:ムスタファ・ペテクメク)=アダム・バレイロ(後半25分:サリフ・ウチャン)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ラファエル・ダ・シルヴァ、カルロス・ポンク(後半30分:ベルカイ・オズジャン)、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ジェマリ・セルテル(後半1分:チャナセル・チャドリ)=マフムト・テクデミル、オケチュクウ・アズブイケ(後半1分:フレデリック・グルブラッドセン)=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、デニズ・トゥルチ(後半ロスタイム3分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=エンゾ・クリヴェリ(後半31分:ダニエル・アレクシッチ)



トラブゾン・スポルのカラギュムリュク戦の先発予想メンバー(スター紙 21. 1. 2)

アブドラハ・アヴジュ(ファナティック紙)  トルコ・リーグで7試合連続の不敗記録を持っていたところ、ガラタサライ戦での敗戦で、その不敗記録が終わってしまったトラブゾン・スポルが、明日のカラギュムリュク戦で、勝ち点3を得て、また、新たな記録に向かうことを狙っている。

 トルコ・リーグでの15試合で勝ち点20を得てきたトラブゾン・スポルが、同第16節でカラギュムリュクと対峙する。トラブゾン・スポルは、ここで勝ち、7試合連続勝ち点を得ていた記録が、ガラタサライ戦での敗戦で潰えたため、また新たな記録に向かうことを狙っている。ヴォーダフォン・パルクで、午後4時開始で始まるこの試合、裁くのはアリ・パラブユク主審だ。

                  アブドゥルカディル・オミュルとエクバンが復帰

 トラブゾン・スポルでは、故障を抱えるホセイニとフーゴが、明日の試合に出場可能かどうかは、最終の検査で明らかになろう。また、コロナに感染したための隔離生活を送っていたため、チャイクル・リゼ戦、ハタイ・スポル戦、ガラタサライ戦を欠場していたが、その隔離生活を解かれたアブドゥルカディル・オミュルと、故障のため、ガラタサライ戦ではメンバー入りしなかったエクバンが、明日の試合ではメンバー入りする。アブドラハ・アヴジュ監督は、このカラギュムリュク戦には、ガラタサライ戦での先発メンバーからは、フーゴの替わりとしてガストン・カンピ、攻撃ラインでは、ユスフ・サルに替えてアブドゥルカディル・オミュルを起用するものと思われる。

                  トラブゾン・スポルの予想される先発メンバー

 ウーウルジャン・チャクル、セルカン・セルカン・アサン、エドガール・レ、ガストン・カンピ、マルロン・ロドリゲス、アブドゥルカミル・パルマク、フラヴィオ・ダ・シルヴァ、ルイス・ベーカー、アブドゥルカディル・オミュル、アンソニー・ンワケメ、ジャニニー・セメド



トラブゾン・スポル、ベラト・オズデミルにオファー(ファナティック紙 21. 1. 1)

ベラト・オズデミル  アブドラハ・アヴジュ監督が、中盤に入れたいと、ゲンチレル・ビルリーイのベラト・オズデミル獲得を求めたのに応え、フロントの動きが速くなっている。トラブゾン・スポルは、選手+金銭での獲得を目指している。

 1月5日に公式に始まる移籍解禁を前にして、トラブゾン・スポルが燃料を積載している。アブドラハ・アヴジュ監督は、まずもって、中盤の不安を解消することを望んでいるのだ。このため、2つの線で3人の選手の獲得を望んでいる同監督は、国内での目玉はベラト・オズデミルだ。ゲンチレル・ビルリーイの22歳のボランチを、トラブゾン・スポルは、夏にもリストアップしていた。そのプレーぶりが、昨季より一段と上がったベラト・オズデミルは、ヨーロッパのクラブも注視している。トラブゾン・スポルは、ベラト・オズデミルを、何としても獲得したいと考えている。移籍金として、今季前には、300万EUROを求めていたのが、250万EUROまで下げたゲンチレル・ビルリーイに対し、今度は、約150万EUROに選手1名を付けてのオファーを出したことが明らかになった。

                  欲しい6番

 アブドラハ・アヴジュ監督は、よく知っており、就任後直ちに、チームに貢献するとして、ベラト・オズデミル獲得を主張した。ディフェンスのすぐ前で6番と言われるゾーンを受け持つベラト・オズデミルは、強力なフィジカル、プレー眼、攻撃力で、違いを見せている選手なのだ。



ギョズテペ、イエレマン・レンスにアタック(スター紙 20.12.31)

イエレマン・レンス(TRT)  アンカラ・スポルのベイカン・シムシェクと、移籍について合意に達したギョズテペが、ベシクタシュで、構想外となっているイエレマン・レンスを移籍候補リストに上げた。

 トルコ・リーグで、ここ4試合で3敗1分という結果を残しているギョズテペが、補強活動を始めた。2部リーグ所属のアンカラ・スポルのベイカン・シムシェクとは、全ての点で合意に至っているギョズテペが、ベシクタシュのイエレマン・レンスに脈があると感じている。今季当初に、無期限での構想外扱いとなってしまったオランダ人選手イエレマン・レンス獲得に、ギョズテペが動き出そうとしている。イルハン・パルト監督は、獲得を望む意思を示しているということだ。ベシクタシュは、イエレマン・レンスを手放したいという希望を持っていることから、ギョズテペとの合意があるものと考えられている。
 サッカー選手としてのキャリアを、母国のAZアルクマールで始めたイエレマン・レンスは、現在33歳になっているが、そのキャリアを、その後、NECナイメヘン、PSVアイントフォーヘン、ディナモ・キエフ、サンダーランド、フェネルバフチェ、ベシクタシュで積んだ。ここ4シーズンは、ベシクタシュでプレーしたイエレマン・レンスは、今季は、僅か4試合に出場しただけで構想外扱いとなってしまった。今節は、試合の空きとなっているギョズテペは、1月5日に始まる移籍解禁期間では、少なくとも4人の補強を行うつもりだと言われている。



アンタルヤ・スポル 0:6 ハタイ・スポル(ベイン・スポル+ソズジュ紙補綴 20.12.30)

ブペンツァ(中)を讃える(ヒュリエット紙) シドニー・サム(左)アレクサンドロス・カトゥラニス(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第15節で、前日に行なわれる予定だったが、豪雨のため、昨夜に延期された試合で、ハタイ・スポルが、アウェー戦で、アンタルヤ・スポルを0:6で敗った

 前半8分、アウェーのハタイ・スポルが先制した。トゥラオレからペナルティーエリアの外でパスを受けたブペンツァが、ペナルティーエリア・ライン近くから狙いすましたシュートを放つと、これが、GKボッフィンの右を抜けるゴールとなったのだった。0:1。
 同17分、ハタイ・スポルが、ブペンツァの2つ目のゴールで、点差を2と拡げた。ペナルティーエリアのゴール左斜め前から内へと入り込んだブペンツァが、相手選手の右を抜けるボールを出し、自身は、左側を抜け、その後、強烈なシュートを放つと、今回は、GKボッフィンの右を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットに突き刺さった。0:2。
 同22分、ブペンツァがハットトリックを達成した。ポポフが、右サイドからセンタリングを入れたのに対し、ジャンプをしたブペンツァがヘッドで合わせると、ボールは、GKボッフィンは防ぐことができなかった。0:3。
 同29分、デヴァー・オリギルが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前からシュートを放つと、GKムニル・モハメディがコントロールしてしまった。
 同35分、デューフからのパスを、ペナルティーエリアで受けたアキントラが強いシュートを放つと、GKボッフィンの左を抜け、相手ゴールネットに突き刺さった。0:4。
 同ロスタイム1分、ハタイ・スポルが、点差を5と拡げた。ペナルティーエリアで、目の前に転がったボールに反応して、ブペンツァが、自身としては、この日4点目を、チームとしては、この試合5点目を決めたのだった。0:5。
 同45分、ペナルティーエリアの外からセリムがシュートを放つと、ボッフィンからボールがこぼれた。そのボールが、投入されたばかりのミルカンの前に転がり、そのミルカンが、ファーストタッチでゴールに蹴りこむと、ハタイ・スポルの6点目が決まった。0:6。
 この結果、ハタイ・スポルは勝ち点を24に伸ばしたのに対し、アンタルヤ・スポルは、同17に留まった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=メルト・ユルマズ(前半28分:ビュンヤミン・バルジュ)、エルサン・ギュリュム(前半28分:エレン・アルバイラク)、ナルド、フェドール・クドゥリアショフ=ヌリ・シャッヒン、ハカン・オズメット(前半28分:ギョクデニズ・バイラクダル)=シドニー・サム(後半44分:オマル・イメリ)、フレディ・リベイロ、ルカス・ポドルスキ(後半19分:ドーウカン・シニク)=デヴァー・オリギル
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ストゥラヒフ・ポポフ、ジャン・クロード・ビヨング、パブロ・サントス、アレクサンドロス・カトゥラニス(後半22分:メスト・チャイテメル)=ルベン・リベイロ、ラヤネ・アービド=アダマ・トゥラオレ(後半23分:セリム・ウルガズ)、ババジド・アキントラ(後半44分:ブラク・チャモウル)、アーロン・ブペンツァ(後半43分:アブドゥラーマン・ジャンル)=マメ・ビラム・デューフ(後半43分:ミルカン・アイドゥン)



ベシクタシュ 3:0 シワス・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 20.12.29)

マルセロ・ジョアーノ(左)ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(右)(ベシクタシュ公式HP) ギュヴェン・ヤルチュン(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第15節で、ホームにシワス・スポルを迎えた。その試合を、3:0で、ベシクタシュが制した。

 この試合に、いい臨み方をしたシワス・スポルは、前半3分、ゴールにとっても迫った。だが、ハカン・アルスランのパスを受けたグラデルは、GKエルシン・デスタノウルを越えることができなかった。
 同18分、ベシクタシュが先制した。ラシド・ゲザルが、ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、このボールによく食らいつき、ヘッドで合わせたギュヴェン・ヤルチュンが、シワス・スポルのゴールネットを揺らすゴールを決め、スコアを1:0とした。だが、その前に、ボールがタッチラインを割っていたのかが問題になり、アルダ・カルデシュレル主審は、これの確認をしたあと、ゴールの認定を行った。
 同33分、エルドーアン・イエシルユルトのセンタリングに、ヤタバレが、きれいなヘディングシュートを試みたところ、ボールは枠に向かったが、ゴールポストに嫌われた。その直後、エンコンドゥの出したボールコースに入ったメンサーだったが、スコアを変えるには至らなかった。そして、この試合の前半は、ベシクタシュが1:0とリードして終わった。前半終了の笛が鳴ったあと、シワス・スポルのハカン・アルスランが、ピッチサイドから取り出したスマホで、アルダ・カルデシュレル主審に対し、ベシクタシュがゴールを決めた場面を見せ、抗議をした。これに対して、ハカン・アルスランは、相次いで2枚のイエローカードを出されてしまい、シワス・スポルは10人になってしまった。
 後半は、両者ともにバランスのとれた試合運びとなった。同33分、クローデミルが、ディフェンスの裏に放り込んだボールに、飛び出したエルシン・デスタノウルが前に出ると、ボールは、エルシン・デスタノウルからこぼれ、コーネの前に転がった。ベシクタシュのディフェンダーのウエリントンが、シュートコースに入り、コーナーキックに替えゴールとなるところを防いだのだった。
 同39分、ベシクタシュを楽にさせるゴールが決まった。ディフェンスの裏に放り込まれたパスに追いついたサイル・ラリンが、ペナルティーエリアへと持ち込み、そして、ゴールを決めたのだった。2:0。
 この試合の結果を示すゴールが、同ロスタイムに生まれた。エンコンドゥのパスを、ペナルティーエリア手前で受け取ったオウズハン・オズヤコブが、グランダーの狙いすましたシュートを放つと、これが、シワス・スポルのゴールに収まったのだった。3:0。このゴールは、オウズハン・オズヤコブにとっては、今季、トルコ・リーグでの初ゴールでもあった。
 ここ7試合で6勝目をあげたセルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、これで、勝ち点を28に伸ばし、ガラタサライに次いで2位となった。一方のシワス・スポルは、同17に留まった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ(後半22分:フランシスコ・モンテーロ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=ネジプ・ウイサル(後半38分:ドルクハン・トコズ)=ラシド・ゲザル、アッティバ・ハッチンソン、ベルナール・メンサー(後半34分:オウズハン・オズヤコブ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ=ギュヴェン・ヤルチュン(後半22分:サイル・ラリン)
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアーノ、アーロン・アッピアドンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、ロビン・ヤルチュン(後半18分:クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ)、ファイサル・ファジル(後半31分:アルナ・コーネ)=エルドーアン・イエシルユルト(後半18分:ヤシン・オズテキン)、ムスタファ・ヤタバレ(後半18分:オラレンワジュ・カヨーデ)、マックス・グラデル(後半31分:イサク・コフィ)



ガジアンテップFK 3:1 アランヤ・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 20.12.28)

ディコ(ガジアンテップFK公式Twitter) タイフル・ビンギョル(左)マキシム(右)(アランヤ・スポル公式HP)  今季冒頭で、ガラタサライに敗れて以後の13試合では、相手に屈するということのなかったガジアンテップFKが、トルコ・リーグ第15節で、ホームに迎えたアランヤ・スポルを3:1で退けた。ガジアンテップFKは、異なったカテゴリーのリーグ戦で、6回戦ったことのあったアランヤ・スポル相手に、7試合目にして初めて勝った。今季いい始まり方をしながら、ここにきて、望しい結果を得ることのできていないアランヤ・スポルは、これで4敗目を喫した。

 カリョン・スタジアムで行われたこの試合、前半9分に、ガジアンテップFKが先制した。奪い取ったボールを持ち、そのまま、相手選手をかわしながら前進して、ペナルティーエリア内へと入り込んだディコがシュートを放つと、GKマラフォナの股間を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:0。同26分、アランヤ・スポルが同点に追いついた。左サイドから、相手選手をすり抜けながらペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだダヴィッドソンが、自らの前にスペースを作りシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンスに当たり、且つ、サイドバーに当たってからゴールラインを越えたのだった。1:1。同30分、ガジアンテップFKが勝ち越し弾を決めた。ディコが、左サイドからペナルティーエリアへとセンタリングを入れると、ファーサイドにいたミララスが、ゴール前にいたムハメット・デミルに落とした。全くフリーになっていたムハメット・デミルがシュートを放つと、ボールは、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。ホームのガジアンテップFKは、同16分、アレクサンドル・マキシムの見事なゴールが決まり、点差を2と拡げた。ミララスが、右サイドで得たボールを、ダイレクトで、左側にいたアレクサンドル・マキシムに渡した。ボールを、胸でコントロールしたアレクサンドル・マキシムが、ボールを右へと切り返してから放ったシュートは、GKマラフォナの左を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、ガジアンテップFKは、難しい勝ち点3を得たのだった。
 この結果、両クラブともに、勝ち点27で並ぶことになったが、アドヴァンテージの差で、アランヤ・スポルが2位に、ガジアンテップFKが3位となった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=パピィ・ジロボジ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ=パヴェル・オルコウスキ、アメデジ・ヴェトリヒ(後半35分:ジェフェルソン・ノゲイラ)、アレクサンドル・マキシム(後半29分:ズヴォニミル・コズルジ)、ギュライ・ヴラル=ケヴィン・ミララス(後半44分:フルカン・ソヤルプ)=ヌア・ディコ(後半29分:ケナン・オゼル)、ムハメット・デミル(後半34分:アンドレ・ソーサ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン(後半1分:タイフル・ビンギョル)、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ(後半18分:アダム・バレイロ)=ミノリス・シオピス(後半1分:エフカン・ベキルオウル)、ベルカン・イスマイル・クトゥル=エフェジャン・カラジャ、サリフ・ウチャン(後半18分:ウムト・ギュネシュ)、ダヴィッドソン=クーマ・ババジャル(前半23分:ムスタファ・ペテクメク)



トラブゾン・スポル 0:2 ガラタサライ(NTV+ガラタサライ公式HP補綴) 20.12.27)

アルダ・トゥラン(ガラタサライ公式HP) マルカオ(左)ヴァンサン・アブバカル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第15節で、トラブゾン・スポルとガラタサライが、トラブゾンで対峙した。アウェーのガラタサライが、0:2で、この試合を制した。ガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、前半44分のアルダ・トゥランと、後半10分にオーウルジャン・チャーラヤンが記録した。ラダメル・ファルカオが、61日ぶりにピッチに復帰したのに対し、前半34分には、ソフィアン・フェグリが故障のため交代をしなければならなかった。この勝利の結果、ガラタサライは首位の座に着いた。

 トラブゾン・スポルは、前節のハタイ・スポル戦に比べて、1人だけの交替で試合に臨んだ。アブドラハ・アヴジュ監督は、故障のためメンバー入りができなかったカレブ・エクバンがいない右サイドには、ユスフ・サルを起用した。今季、9試合目の出場となったユスフ・サルだったが、先発メンバー入りするのは初めてのことだった。トラブゾン・スポルでは、構想外となっているビラル・バシャチュクオウル、スティーヴン・プラザ、フセイニ・ディアバテとともに、コロナに感染したアブドゥルカディル・オミュル、それに、故障を抱えるカレブ・エクバンが、メンバー入りしなかった。
 トルコ・リーグ第13節のカラギュムリュク戦でレッドカードをもらい、同第14節のギョズテペ戦には出場できなかったマルカオが、このトラブゾン・スポル戦には、チームに戻ってきた。また、コロンビア人スター選手ラダメル・ファルカオが、2ヶ月ぶりにメンバー入りした。第6節のエルズルム市役所スポル戦にはメンバー入りしていた34歳になるラダメル・ファルカオが、その後の8節は出場していなかったのだ。そのラダメル・ファルカオは、後半40分に投入された。
 前半31分、ソフィアン・フェグリが、ボールのないところで、脚に故障が発生したため、交替を要求した。試合続行ができなかったのだ。同34分、そのソフィアン・フェグリに替わり、オメル・バイラムが投入された。
 同44分、右サイドで動き出し、オーウルジャン・チャーラヤンと壁パスをして抜け出したエムレ・クルンチが、至近距離からシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルから跳ね返った。そのボールを、詰めていたアルダ・トゥランがゴールに叩き込んだ。0:1。そして、前半は、ガラタサライが0:1とリードしたまま終わった。
 後半10分、オメル・バイラムが、ディフェンスの裏に放り込んだロングボールに反応して動き出したオーウルジャン・チャーラヤンが、ボールに追いつき、GKウーウルジャン・チャクルと1対1となった。そして、ゴールに蹴りこんだが、オフサイド・フラッグが上がった。しかし、その後、ヴィデオ判定システムで確認が行われ、ゴールが有効と認められた。0:2。
 そして、ガラタサライは0:2で勝ち、勝ち点を29とし首位に立った。一方のトラブゾン・スポルは、同20で9位だ。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ(後半22分:マジド・ホセイニ)、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー=ユスフ・サル(後半22分:ベニク・アフォベ)、フラヴィオ・ダ・シルヴァ、アブドゥルカミル・パルマク、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド
【ガラタサライ】オカン・コジュク=オマル・エラブデラウィ、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(前半34分:オメル・バイラム)、ユヌス・ベランダ(後半41分:ラダメル・ファルカオ)、エムレ・クルンチ、アルダ・トゥラン(後半36分:エムレ・アクババ)=オーウルジャン・チャーラヤン(後半41分:クリスティアン・ルイダンマ)



トラブゾン・スポル、ママドゥ・フォファナにアタック!(ファナティック紙 20.12.26)

ママドゥ・フォファナ  トラブゾン・スポルが、一時期、アランヤ・スポルとバンドゥルマ・スポルに在籍経験を持ち、現在はメス在籍の、22歳のマリ人ボランチ、ママドゥ・フォファナに関心を寄せている。

 トラブゾン・スポルが、メス所属の22歳のマリ人ボランチ、ママドゥ・フォファナに関心を示している。ママドゥ・フォファナは、トルコでは、バンドゥルマ・スポルとアランヤ・スポルのユニフォームを着たことがある。今季、メスでは、11試合に出場したママドゥ・フォファナは、ここ3シーズンは、フランスでプレーしている。今まで、マリ代表としては10回の出場経験を持つママドゥ・フォファナの市場評価は350万EUROだ。



アンカラ・グジュ 0:1 ベシクタシュ(ベイン・スポル 20.12.25)

ズヴォニミル・サリジャ(左)ヴァンサン・アブバカル(右)(ヒュリエット紙) ドマゴイ・ヴィダ(アクシャム紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第14節で、アンカラ・グジュとのアウェー戦を戦った。ベシクタシュは、ドマゴイ・ヴィダのゴールで、この試合を0:1で制し、勝ち点3を手に入れた。この結果、セルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、ここ6試合で5勝を記録したことになる。

 この試合に優勢に臨んだアンカラ・グジュは、前半10分、エムレ・ギュラルが、自陣から相手デイフェンスの裏に出したボールに反応して動き出したサバ・ロブジャニーゼが、ペナルティーエリア内に入ると、GKと1対1となった。そして、GKをもかわしたサバ・ロブジャニーゼだったが、ボールが足から離れてしまいシュートを打てないということが起こってしまった。結果、ボールは、外に出て行ってしまった。同18分には、ホームのアンカラ・グジュは、エムレ・ギュラルが、ペナルティーエリア内へと持ち込むやシュートを放ったが、スコアを変えるには至らなかった。
 同24分、サイル・ラリンが放ったヘディングシュートは、ゴールネットを揺らしたが、その前に、相手選手にファウルを犯していたとして、このゴールは認められなかった。そして、前半は、同点のまま終わった。
 後半16分、ベシクタシュが先制点をあげた。ラシド・ゲザルがフリーキックを蹴ると、相手ディフェンスの間からいいジャンプを見せたドマゴイ・ヴィダが、相手ゴールネットを揺らすゴールを決めたのだった。ドマゴイ・ヴィダは、ここまで、トルコ・リーグで、相手ゴールマウスを捉えたシュートは、79%の確率でゴールという結果を出している。ラシド・ゲザルは、これで、今季、トルコ・リーグで5回目のアシストとなった。この試合の残りの時間では、他のゴールは生まれることはなかった。勝ち点を25に伸ばしたベシクタシュは上昇機運が続いている。一方のアンカラ・グジュは、同9に留まった。

【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツー(後半1分:エルディ・ディクメン)、アタカン・チャンカヤ、ズヴォニミル・サリジャ、ティアゴ・ピント=イルディズ・ボジャ(後半ロスタイム33分:アサーヌ・デューセ)=サバ・ロブジャニーゼ、エムレ・ギュラル(前半40分:シャフヴェルディ・チェティン)、ダニエル・ルカシク、エンドゥリ・チェキジ(後半22分:ジョゼフ・パインチル)=トルジェ・ボルヴァン(後半22分:ヨナタン・ボリンギ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ(後半38分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半17分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、ベルナール・メンサー(後半28分:ドルクハン・トコズ)、アッティバ・ハッチンソン、サイル・ラリン(後半38分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ヴァンサン・アブバカル



5ゴール、3枚のレッドカードが出た試合、制したのはフェネルバフチェ/フェネルバフチェ 4:1 バシャックシェヒル・スポル(NTV+TRT補綴 20.12.24)

フィリップ・ノヴァク(左)エディン・ヴィスチャ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ナズム・サンガレ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、バシャックシェヒル・スポルを4:1でくだし、大きく息をついた。バシャックシェヒル・スポルは、前半6分に、マフムト・テクデミルのゴールで先制した。ナズム・サンガレが、同ロスタイム2分に、同点4ゴールを決めた。ティセランは、後半15分に、フェネルバフチェが、2:1とリードするゴールを決めた。ルイス・グスタヴォは、同39分に、スコアを3:1とした。そして、この試合、最後のゴールは、メルト・ハカン・ヤンダシュが、同44分に決めた。バシャックシェヒル・スポルでは、オカン・ブルク監督とともに、選手2人がレッドカードをもらい、退場処分となった。

 トルコ・リーグで、最近の6試合の内4試合を失っているフェネルバフチェが、バシャックシェヒル・スポルをホームに迎えた。昨季の面影を追いながらも、ここまで5敗を喫しているバシャックシェヒル・スポルは、特に前半、優勢に試合を進めていた。開始まだ6分というところで、マフムト・テクデミルのゴールで先制したバシャックシェヒル・スポルは、同12分、ルイス・グスタヴォが、ハサン・アリ・カルドゥルムに執った行為を咎めてレッドカードが出されるのを期待したが、ダメだった。フェネルバフチェのゴール前では、バシャックシェヒル・スポルのイルファン・ジャン・カフヴェジとマフムト・テクデミルが危険な場面を作り出していた。フェネルバフチェは、ルイス・グスタヴォとマメ・ティアムがゴールを決めたかに見えたが、ヴィデオ判定システムにより認められなかった。
 フェネルバフチェは、悪いサッカーを見せていたにも拘わらず、同ロスタイム2分にゴールを決めた。ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドに走り込んだナズム・サンガレが、それに合わせるとゴールが決まり、1:1の同点に追いついた。
 フェネルバフチェは、いい臨み方をしたフェネルバフチェが、同15分にゴールを決めた。新マラタヤ・スポル戦での0:3での敗戦、ガジアンテップFK戦での3:1での敗戦で、1回ずつPKを献上したティセランが、ファーサイドでボールを整えたあと放った強烈なシュートが、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、スコアを2:1とした。
 バシャックシェヒル・スポルは、同24分にラファエルが、同25分にはオカン・ブルク監督、同28分にはイルファン・ジャン・カフヴェジがレッドカードをもらい、退場となった。
 同39分にはルイス・グスタヴォが表舞台に躍り出た。ジャネル・エルキンが左サイドからパスを出すと、それを受けたグスタヴォが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前から放ったシュートが、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。この試合の最後のゴールは、同44分、メルト・ハカン・ヤンダシュが決めた。マメ・ティアムのパスを、ペナルティーエリアの外でボールを受けたメルト・ハカン・ヤンダシュが、スピードに乗りペナルティーエリア内へと入り、狙いすましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。4:1。
 フェネルバフチェは、この勝利で勝ち点を26に、そして3位に上がった。今季13試合で、ホームで6試合目の敗戦を喫してしまった昨季の優勝クラブのバシャックシェヒル・スポルは、同15に留まり、降格圏との勝ち点差は3となった。

【フェネルバフチェ】アフメット・オイトゥン・オズドーアン=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、マルセル・ティセラン、フィリップ・ノヴァク=シナン・ギュムシュ(後半37分:ホセ・ソーサ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ルイス・グスタボ、ジャネル・エルキン(後半42分:パピス・シセ)=ケマル・アデミ(後半29分:フェルディ・カドゥオウル)、マメ・ティアム
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ラファエル・ダ・シルヴァ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半19分:エディン・ヴィスチャ)=マフムト・テクデミル、イルファン・ジャン・カフヴェジ=ナセル・チャドリ(後半36分:フレデリック・グルブラッドセン)、ダニエル・アレクシッチ(後半36分:ジュリアーノ)、デニズ・トゥルチ(後半43分カルロス・ポンク:)=エンゾ・クリヴェリ(後半36分:ベルカイ・オズジャン)



ハタイ・スポル 0:1 トラブゾン・スポル(ソズジュ紙 20.12.23)

ヴィトール・フーゴ(NTV) アダマ・トゥラオレ(左)ルイス・ベーカー(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第14節で、ハタイ・スポルとのアウェー戦を戦ったトラブゾン・スポルは、アブドラハ・アヴジュ監督就任後の不敗記録を続け、0:1で勝った。この試合で印象に残ったは、GKウーウルジャン・チャクルの素晴らしいセーヴィングとヴィトール・フーゴのゴールだった。

 トルコ・リーグ第14節で、ハタイ・スポルは、トラブゾン・スポルをホームに向かえた。今季、ホームでは、6試合負けた顔を見せていないハタイ・スポルが、アブドラハ・アヴジュ監督就任後、まだ負けていないトラブゾン・スポルに敗れてしまい、ホームでの初めての敗北を喫してしまった。
 前半は、お互いのゴールを決められないまま終わったこの試合、トラブゾン・スポルは、前からプレスをかけ、相手のプレーを崩していっていたにも拘わらず、アブドラハ・アヴジュ監督就任後では、パス回数が最少の前半だった。
 後半、トラブゾン・スポルのプレスを蹴散らし、前の3人で、相次ぎ、ゴールに迫ったハタイ・スポルだったが、GKウーウルジャン・チャクルを越えることができなかった。若きGKウーウルジャン・チャクルの見せたセーヴィングが、チームに活を入れたのだった。同29分、ルイス・ベーカーの蹴ったコーナーキックに対し、素晴らしいジャンプをしたヴィトール・フーゴが、ヘッドで合わせると、これが、ハタイ・スポルのゴールネットに突き刺さり、0:1となる先制点をたたき出した。残りの時間では、ハタイ・スポルのプレッシャーは功を奏さず、トラブゾン・スポルが勝利を収め、勝ち点を20とし、上位クラブとの勝ち点差を詰めるには大事な勝ち点3を獲得したのだった。一方のハタイ・スポルは、1試合少ない中だが、勝ち点21のままとなった。
 ハタイ・スポルは、トルコ・リーグの次なる試合は、アウェーで戦うアンタルヤ・スポル戦だ。トラブゾン・スポルの方は、ホームにガラタサライを迎える。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ストゥラヒフ・ポポフ、ジャン・クロード・ビヨング、パブロ・サントス、アレクサンドロス・カトゥラニス=ラヤネ・アービド、ルベン・リベイロ=ババジド・アキントラ(後半32分:セリム・ウルガズ)、アダマ・トゥラオレ(後半41分:ミルカン・アイドゥン)、アーロン・ブペンツァ=マメ・ビラム・デューフ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=フラヴィオ・ダ・シルヴァ=カレブ・エクバン(後半39分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、ルイス・ベーカー、アブドゥルカミル・パルマク(後半16分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半35分:ベニク・アフォベ)



コンヤ・スポル 0:1 シワス・スポル(ミリエット紙 20.12.22)

ファイサル・ファジル(ベイン・スポル) エルドーアン・イエシルユルト(左)アブドゥルケリム・バルダクチュ(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第13節で、コンヤ・スポルとシワス・スポルが対峙した。シワス・スポルが、この試合を、0:1で制した。これで、シワス・スポルは、7試合ぶりに勝利を得た。

 トルコ・リーグ第13節で、コンヤ・スポルとシワス・スポルが対峙した。コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合。シワス・スポルが0:1で勝った。シワス・スポルのゴールは、後半15分、ファイサル・ファジルがあげたものだった。この結果、シワス・スポルは、勝ち点14で16位、コンヤ・スポルは、同15で13位となった。

                 試合経過

 前半6分、ペナルティーエリア内でボールを得たカヨーデがシュートを試みたが、GKセヒッチがゴールを許さなかった。
 同13分、ウーウル・チフトチが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて動き出していたグラデルがシュートを放ったが、GKセヒッチが、これを防ぎ危機を回避した。
 同41分、ファジルが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、GKセヒッチが、パンチングでこれを防いだ。そして、前半は、両者ともにゴールを決めることなく終わった。
 後半15分、アウェーのシワス・スポルが先制した。エルドーアン・イエシルユルトが、ペナルティーエリア内から出したパスに反応して動き出していたファジルが、ダイレクトでシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 同18分、ミロセヴィッチが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKサマッサが辛うじてコーナーキックに替えた。
 同39分、ギレルメが、右サイドからセンタリングを入れると、それに合わせていいジャンプをしたミロセヴィッチがヘディングシュートを試みたが、ボールは枠の傍らを逸れて外に出て行った。そして、試合は、シワス・スポルが0:1のリードを保ったまま終わった。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネイチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、ウーウル・デミロク(後半37分:エルドン・ダチ)、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=オウズ・カーン・ギュチテキン(後半37分:アディル・デミルバー)=アミル・ハジャフメトヴィッチ、デニ・ミロセヴィッチ=オメル・アリ・シャヒネル、ファルク・ミヤ(前半7分:アルペル・ウルダー、後半12分:レヴァン・シェンゲリア)
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアーノ、ロビン・ヤルチュン、アーロン・アッピアドンゴエ、ウーウル・チフトチ=クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ=エルドーアン・イエシルユルト(後半31分:ヤシン・オズテキン)、ファイサル・ファジル(後半ロスタイム4分:ヨルゲ・フェリックス)、ハカン・アルスラン、マックス・グラデル(後半43分:ズィヤ・エルダル)=オラレンワジュ・カヨーデ(後半31分:ムスタファ・ヤタバレ)



首位アランヤ・スポルに、デニズリ・スポルのビンタ(ソズジュ紙+ヒュリエット紙補綴 20.12.21)

ロダレガ(ミリエット紙) ダヴィッドソン(左)ティアゴ・ロペス(右)(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つアランヤ・スポルが、アウェーで戦った下位からの脱出を模索するデニズリ・スポルとの一戦に敗れてしまった。デニズリ・スポルは、最後は10人で戦っていた。

 トルコ・リーグ第13節で、トルコ・リーグ最下位のデニズリ・スポルが、ホームに迎えた首位のアランヤ・スポルを1:0でくだした。ムラウスキがレッドカードをもらい退場処分となった試合で、唯一のゴールは、ロダレガが記録した。
 アランヤ・スポルは、ガラタサライとフェネルバフチェが敗れた週に、このライバルクラブとの勝ち点差を拡げる好機を生かしえなかった。トルコ・リーグで最下位に錨を下ろしてしまっているデニズリ・スポルとのアウェー戦から手ぶらで戻ることになったアランヤ・スポルは、それでも、今節を首位で終えることができた。最下位のデニズリ・スポルは、首位に座るアランヤ・スポルに勝ち、勝ち点3を得ただけではなく、今後に向けての気合が入ることになった。
 試合開始まだ9分というところで、ホームのデニズリ・スポルは先制点をあげた。右サイドにいたレジェピ・ニヤズからのパスを受けたメサノヴィッチが、枠を捉えたシュートを放つと、そのボールが、GKマラフォナから跳ね返った。詰めていたロダレガが、そのボールに反応してゴールを決めたのだった。1:0。ここで得たアドヴァンテージを、デニズリ・スポルは、最後まで守り抜いたのだった。後半26分、ムラウスキが、サリフ・ウチャンに執った行為に対し、この日2枚目のイエローカードが出て、ムラウスキが退場処分となった。そのため、最後の20分間を、デニズリ・スポルは、10人で戦わねばならなくなった。アランヤ・スポルは、特に終盤、プレッシャーを加えて行ったが、ゴールに繋げることができず、デニズリ・スポルが、勝ち点3を獲得することになった。
 この勝利で、デニズリ・スポルは、勝ち点を9に伸ばしたのに対し、アランヤ・スポルは、同26に留まった。

【デニズリ・スポル】ジェンク・ギョネン=ティアゴ・ロペス、ファビアーノ・レイスマン、ムスタファ・ユムル、ザカルヤ・ベルクリッヒ=ラドスラフ・ムラウスキ、レジェプ・ニヤズ(後半43分:オゼル・オズデミル)=ムリス・メサノヴィッチ(後半34分:ハディ・サッコ)、イスマイル・アイサッティ(後半45分:フェデ・ヴァレラ)、アンジェロ・サガル=フーゴ・ロダレガ(後半34分:ムハッメト・オズカル)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、タイフル・ビンギョル=サリフ・ウチャン(後半36分:エフカン・ベキルオウル)、ミノリス・シオピス(後半28分:ムスタファ・ペテクメク)=ベルカン・イスマイル・クトゥル(前半45分:エフェジャン・カラジャ)、アナスタシオス・バカセタス、ダヴィッドソン=アダム・バレイロ



ガジアンテップFK 3:1 フェネルバフチェ(ベイン・スポル 20.12.20)

ケナン・オゼル(ベイン・スポル) アレクサンドル・マキシム(左)メルト・ハカン・ヤンダシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  ガジアンテップFKが、トルコ・リーグ第13節で、フェネルバフチェを3:1でくだした。

 前半10分、ガジアンテップFKが先制した。ゴール右斜め前から、ギュライ・ヴラルがフリーキックを蹴ると、真っすぐにゴールマウスに向かったボールは、上のバーに当たり跳ね返った。ゴール前で、ディフェンスに入っていたルイス・グスタボからこぼれたボールを、詰めていたアメデジ・ヴェトリヒがゴールに蹴りこんだのだった。
 フェネルバフチェの反撃は、同24分に起こった。メルト・ハカン・ヤンダシュからのロングパスを、右サイドでコントロールしたナズム・サンガレが、ペナルティーエリア内へとセンタリングを入れた。そのボールコースに入ったぺルカスが、走りこんできてシュートを放つと、ボールは、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らし、スコアを1:1とした。
 同39分、左サイドからギュライ・ヴラルがセンタリングを入れると、ファーサイドにいたジロボジが、ヘッドでボールを落とした。しかし、このところにいたティセランが、ボールに手で触れたと判定したジュナイト・チャクル主審はPKを指示した。同40分、このPKをマキシムが蹴ると、ボールは、ゴール右隅に突き刺さり、ガジアンテップFKは、再びリードを奪った。
 後半ロスタイム5分、ガジアンテップFKが、点差を2と拡げた。ホームのガジアンテップFKが、ゴールマウスを視野に入れた位置からフリーキックを得て、それを、ケナン・オゼルが蹴った。すると、ボールは、GKアフメット・オイトゥン・オズドーアンの左を抜け、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。そして、この試合のスコアが明らかになった。
 この結果、ガジアンテップFKは、勝ち点を21に伸ばしたのに対し、フェネルバフチェは同23に留まった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=パピィ・ジロボジ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ=パヴェル・オルコウスキ、アメデジ・ヴェトリヒ(後半31分:アンドレ・ソーサ)、アレクサンドル・マキシム(後半41分:ケナン・オゼル)、ギュライ・ヴラル=ケヴィン・ミララス(後半41分:オウズ・ジェイラン)=ヌア・ディコ(後半19分:ズヴォニミル・コズルジ)、ムハメット・デミル(後半31分:アンドレ・フェリペ)
【フェネルバフチェ】アフメット・オイトゥン・オズドーアン=ナズム・サンガレ(後半33分:ジャネル・エルキン)、マルセル・ティセラン、セルダル・アズィズ、フィリップ・ノヴァク=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ=フェルディ・カドゥオウル(後半1分:マメ・ティアム)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ディミトリアス・ペルカス=パピス・シセ(後半19分:ケマル・アデミ)



カラギュムリュク 2:1 ガラタサライ(ソズジュ紙+ガラタサライ公式HP補綴 20.12.19)

メヴルト・エルディンチ(ベイン・スポル) エンゾ・ロコ(左)ジャッネ(右)(ガラタサライ公式HP)  前節は試合がなく、ライバルのクラブが、相次いで勝ち点を失っていく姿を横目で見ていたガラタサライが、カラギュムリュクとのアウェー戦で、後半ロスタイム11分に浴びたゴールで、2:1で敗れてしまった。ファーティフ・テリム監督が、後半24分に退場処分となったガラタサライは、初めての枠を捉えたシュートでPKを獲得した。試合終了の笛が鳴ってから、ガラタサライのマルカオがレッドカードをもらということがあった。
 トルコ・リーグ第13節で、カラギュムリュクとガラタサライが対峙した。エセンユルト・ネジミ・カドゥオウル・スタジアムで行われたこの試合、ホームのカラギュムリュクが2:1で勝った。6試合連続負けてなかったガラタサライだったが、この試合で、その記録も終わった。
 トルコ・リーグ第12節では試合がなかったガラタサライは、今週、トルコ杯での勝ち上がりを実現した。ファーティフ・テリム監督が、GKにオカン・コジュクを起用したこの試合、カラギュムリュクが、前半13分、コライにより決められたかに見えたゴールは、ヴィデオ判定システム審判の警告で、オフサイド判定がくだされ認定されなかった。

                  後半開始僅か15秒でゴール

 ガラタサライは、前半、枠を捉えるシュートを打てないまま終わったが、後半に入ると、立ち上がりの僅か15秒で、衝撃的なゴールを浴び1:0となってしまった。ガラタサライのディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応したアルパスラン・エルデムが、そのディフェンスの裏に左サイドから入りこんだ。そして、アルパスラン・エルデムは、ファーサイドから内へと走り込んできていたアラッサヌ・ンダオに、グランダーのセンタリングを入れた。セネガル人選手アラッサヌ・ンダオは、オカン・コジュクの左を抜けるシュートを放つと、これがゴールとなった。1:0。

                  ファーティフ・テリム監督にレッドカード

 ムスタファ・オーレトメンオウル主審は、後半14分に、決定にクレームをつけたファーティフ・テリム監督に警告を出した。同監督は、同24分、マルティン・リネスに対してファウルと思われた行為に対し、笛を吹かなかったと反発を強めたため、主審がレッドカードを出し退場処分としてしまった。

                  後半ロスタイム6分、PKが決まる

 ガラタサライは、攻撃がかみ合わなかったこの試合の後半ロスタイム3分にPKを獲得した。ペナルティーエリア内で、コライ・アルトゥナイとのマッチアップで、ジャッネがピッチに倒れると、主審はPKを指示したのだった。ヴィデオ判定システムで確認後、PKが決まると、同ロスタイム6分に、このPKをジャッネ自身が決めた。1:1。

                  後半ロスタイム11分、カラギュムリュクが勝利にありついた

 同ロスタイム7分に、文句を言ったことでイエローカードをもらったエンゾ・ロコが、同ロスタイム8分にもイエローカードをもらい、退場処分となった。10人になってしまったカラギュムリュクだったが、同ロスタイム11分、アラッサヌ・ンダオのパスが、全くフリーで、ガラタサライ陣内を走るメヴルト・エルディンチに渡った。メヴルト・エルディンチは、GKオカン・コジュクが防ごうとしたにも拘わらず、ガラタサライのゴールに送り込んだのだった。2:1。
 この結果、カラギュムリュクが13試合で勝ち点を20としたのに対し、ガラタサライは12試合で同23に留まった。カラギュムリュクは、次節の第14節は試合がなく、第15節にギョズテペとアウェーで対戦する。ガラタサライは、第14節では、火曜日にギョズテペを、ホームに迎えることになっている。

【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=コライ・アルトゥナイ、ファーティフ・クルチュク、エンゾ・ロコ、ジュレ・バルコヴェッチ=アルパスラン・エルデム(後半31分:ムハッメド・エゲメン・ペフリヴァン)、ルカス・ビグリア=ラマザン・ジヴェレク、アラッサヌ・ンダオ(後半ロスタイム12分:ムラト・サルギュル)、アートゥフ・シェシュー(後半40分:ヴァト・アルヴェラージェ)=アルトゥーロ・ソビーチ(後半40分:メヴルト・エルディンチ)
【ガラタサライ】オカン・コジュク=マルティン・リネス(後半19分:オマル・エラブデラウィ)、マルカオ、ライアン・ドンク、マルセロ・サラッキ(後半19分:オメル・バイラム)=タイラン・アンタルヤル=オーウルジャン・チャーラヤン(後半19分:アルダ・トゥラン)、ソフィアン・フェグリ、エムレ・クルンチ(後半37分:アリ・ヤウズ・コル)、エムレ・アクババ(後半19分:ユヌス・ベランダ)=ンバエ・ジャッネ



ベシクタシュ、16強に飛び上がる(TRT 20.12.18)

マフスン・ゲディクリオウル(左)カルタル・カイラ・ユルマズ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ギュヴェン・ヤルチュン(右)を讃えるオウズハン・オズヤコブ(左)(TRT)  ベシクタシュが、トルコ杯5回戦で、3部リーグ所属のタルスス体育倶楽部を3:1でくだし、16強に勝ち上がった。

 ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、前半30分にヴァレンティン・ロシエ、同39分にサイル・ラリン、後半11分にギュヴェン・ヤルチュンが、タルスス体育倶楽部の唯一のゴールは、後半35分にメルトジャン・チャムが記録した。
 前半10分、アタカン・ウネルのパスをペナルティーエリア内で受けたギュヴェン・ヤルチュンが、オヌル・シャヒンのチェックを受けピッチに倒れると、それを咎めた主審がPKを指示した。
 同11分、ギュヴェン・ヤルチュンがPKを蹴ったが、GKアヌル・デミルがコーナーキックに替えた。
 同30分、ヴァレンティン・ロシエが、ペナルティーエリアの手前でグランダーの狙いすましたシュートを放つと、タルスス体育倶楽部のゴールネットが揺れた。1:0。
 同38分、サイル・ラリンとアタカン・ウネルのパス交換のあとに、ベシクタシュが点差を2と拡げた。サイル・ラリンのパスを得たアタカン・ウネルが、ゴール右斜め前で、ペナルティーエリア内へと入るや、ファーサイドにいいランを見せたサイル・ラリンにボールを出した。そのサイル・ラリンが、絶好の位置でシュートを放つとゴールが決まり、2:0となった。そして、前半は、2:0と、ベシクタシュがリ−ドしたまま終わった。
 後半11分、GKアヌル・デミルのパスミスを咎めてボールを得たオウズハン・オズヤコブが、相手選手を潜り抜け、ペナルティーエリア内に入った途端、背後でフリーになっていたギュヴェン・ヤルチュンにボールを出した。そのギュヴェン・ヤルチュンが、狙いすましたグランダーのシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らした。3:0。
 同35分、イブラヒム・フルチュンが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でボールを得たメルトジャン・チャムが、それに合わせ、ベシクタシュのゴールネットを揺らした。3:1。この結果、ベシクタシュは、この試合を3:1で制し16強に勝ち上がった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタオウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ(後半29分:セルダル・サートジュ)、フランシスコ・モンテーロ、ファブリス・ンサカラ=ネジプ・ウイサル=アタカン・ウネル(後半29分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、ドルクハン・トコズ(後半18分:カルタル・カイラ・ユルマズ)、オウズハン・オズヤコブ(後半39分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、サイル・ラリン(後半18分:アジディン・ハシッチ)=ギュヴェン・ヤルチュン
【タルスス体育倶楽部】アヌル・デミル=セファ・ドゥルムシュ、シャヒン・シャファクオウル、オヌル・シリン(後半34分:フルカン・チェティンカヤ)、アフメット・フルカン・オズカン(後半21分:ジェム・アクタシュ)=アブドゥサメド・カルヌチュ=メルトジャン・チャム、イブラヒム・フルチュン=スアト・カヤ(後半1分:アッティラ・ユルドゥルム)、アスム・ハムザチェビ(後半21分:マフスン・ゲディクリオウル)、アルペレン・パク(後半34分:アルペル・アデモウル)



フェネルバフチェ 1:0 カラジャベイ市役所スポル(フェネルバフチェ公式HP 20.12.17)

ナズム・サンガレ(フェネルバフチェ公式HP) ぺルカス(左)セルゲン・イルハン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ杯5回戦で、3部リーグ所属のカラジャベイ市役所スポルと対峙した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合を1:0で制したフェネルバフチェは、16強に勝ち進んだ。この試合の唯一の得点は、前半11分のオヌルによるオウンゴールでのものだった。また、フェネルバフチェのGKアルタイ・バユンドゥルが、同28分にレッドカードをもらい退場処分となった。

 フェネルバフチェのフロントのコーディネーターのセルチュク・シャヒンは、この試合に先立ち、1985-87年にフェネルバフチェでプレー経験のるカラジャベイ市役所スポルのエルドーアン・ユルマズにサイン入りユニフォームを贈呈した。
 フェネルバフチェのゴールは、前半11分に生まれた。右サイドからナズム・サンガレが、グランダーのセンタリングを入れると、マメ・ティアムが触れる前にスライディングをしたオヌルが、自ゴールに放り込んでしまったことで生まれた。1:0。この時間帯、マメ・ティアムとオメル・ファルクで作り出した好機を生かせなかったフェネルバフチェは、同28分、10人になってしまった。アウェーのカラジャベイ市役所スポルの攻撃に対し、ゴールマウスを離れ前に出たGKアルタイ・バユンドゥルが、ペナルティーエリアの外でボールに手を使ったということで、レッドカードをもらったのだ。そのため、オメル・ファルクを下げ、替わりのGKとしてオイトゥン・オズドーアンが投入された。
 前半は、フェネルバフチェが1:0とリードを保ち終わった。後半に入るにあたり、フェネルバフチェは、ホセ・ソ−サとオザン・トゥファンを交替させて臨んだ。だが、後半は、ゴールの声は上がることはなかった。その結果、フェネルバフチェが1:0で勝利を収め、16強に進むこととなった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=セルダル・アズィズ、ルイス・グスタボ、サドゥク・チフトプナル=ナズム・サンガレ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半42分:フェルディ・カドゥオウル)、ホセ・ソーサ(後半1分:オザン・トゥファン)、ディミトリアス・ペルカス、フィリップ・ノヴァク=オメル・ファルク(前半30分:オイトゥン・オズドーアン)、マメ・ティアム(後半27分:パピス・シセ)
【カラジャベイ市役所スポル】ヴェイセル・サパン=セルゲン・イルハン、ラシムジャン・デーイルメンジ、オヌル・オズジャン、ハサン・ギュレリュズ=タシュカン・カルタル、ギョクハン・ジンギルト(後半16分:セファ・ドゥルムシュ)=サドゥク・アルダ・ユルマズテュルク、アブドラハ・アイドゥン(後半27分:アルペル・カラマン)、ベルク・アリ・ニザム(後半43分:ギョクハン・エルドル)=オメル・チェティンバシュ



アンカラ・グジュ、トンネルを抜けきった(TRT 20.12.16)

サリジャ(左)を讃えるアッティラ・トゥラン(右)(ファナティック紙) ジャン・クロード・ビヨング、ジョゼフ・パインチル、ラヤネ・アービド(左から)(アンカラ・グジュ公式Twitter)  コロナ禍のため延期されたトルコ・リーグ第6節の試合、アンカラ・グジュが、ホームにハタイ・スポルを迎えた。アンカラ・グジュは、後半にあげたゴールで、ハタイ・スポルを2:0でくだした。

 コロナ禍のため延期されたトルコ・リーグ第6節の試合、アンカラ・グジュとハタイ・スポルが対峙した。アンカラ・グジュは、ディフェンスのズヴォニミル・サリジャが後半24分に、ガーナ人選手ジョゼフ・パインチルが同44分に放ったゴールで、2:0で勝利を収め、勝ち点3を手にした。アンカラ・グジュは、降格圏で、正に息を吹き返し、これで2連勝となった。
 エリャマン・スタジアムで、午後4時開始で行われたこの試合を裁いたのは、ヒュセイン・ギョチェク主審だった。前半は、アンカラ・グジュが掴んだ好機を得点に繋げることができなかった。そして、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半は、相手ゴールにプレッシャーをかけていったアンカラ・グジュが、求めていたゴールを、同24分に決めた。ディフェンスから前へと出て行ったズヴォニミル・サリジャが、エムレ・ギュラルがファーサイドにボールを送ったボールをゴールに繋げたのだった。同点に追いつこうと、アウェーのハタイ・スポルは好機を掴むも、GKリカルドが、その前に立ちはだかった。そして、同44分、ジョゼフ・パインチルが引導を渡した。ジョゼフ・パインチルは、まずアイザック・サーキーを、次いで、GKムニル・モハメディをもかわし、ゴールに蹴りこんだのだった。試合は、このまま、アンカラ・グジュが2:0の優位を保ったまま終わった。この結果、アンカラ・グジュは、勝ち点を8に伸ばし、ハタイ・スポルは、同18に留まった。

【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツー、ズヴォニミル・サリジャ、エルディ・ディクメン、アッティラ・トゥラン(後半39分:シャフヴェルディ・チェティン)=ティアゴ・ピント、アタカン・チャンカヤ、エンデル・アイギョレン(後半11分:ジョゼフ・パインチル)(後半ロスタイム2分:ジェブラヒル・カラエル)=サバ・ロブジャニーゼ、エムレ・ギュラル(後半ロスタイム1分:ミュジャヒト・ジャン・アクチャイ)、エンドゥリ・チェキジ
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ストゥラヒフ・ポポフ、アイザック・サーキー、ジャン・クロード・ビヨング(後半41分:ミルカン・アイドゥン)、ブラク・チャモウル(後半27分:アレクサンドロス・カトゥラニス)=ラヤネ・アービド、ルベン・リベイロ=ババジド・アキントラ(後半41分:アダマ・トゥラオレ)、ギョクハン・カラデニズ、セリム・ウルガズ(後半1分:アーロン・ブペンツァ)=マメ・ビラム・デューフ(後半27分:ヘルダー・バルボサ)



シワス・スポル 0:0 アンタルヤ・スポル(ヒュリエット紙 20.12.15)

ファイサル・ファジル(左)フェドール・クドゥリアショフ(右)(シワス・スポル公式HP) フレディ・リベイロ、マックス・グラデル、ビュンヤミン・バルジュ(左から)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第12節最終試合で、シワス・スポルとアンタルヤ・スポルが0:0で引き分けた。この結果、シワス・スポルは、トルコ・リーグで、連続7試合、勝利に巡り合っていない。

 この結果、シワス・スポルは勝ち点11で16位に、また、アンタルヤ・スポルは同14で15位となった。

                 試合経過

 前半6分、アミルトンが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でボールを得たフレディがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同14分、マックス・グラデルの入れた左サイドからのセンタリングに、ペナルティーエリア内にいたカヨーデがヘッドで合わせたが、GKボッフィンが押さえてしまった。
 同24分、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだアミルトンが、アッピアドンゴエのチェックを受け、ピッチに倒れた。ハリス・オズカヒャ主審は、最初はPKを指示したが、ヴィデオ判定システム審判から入った警告を受け、ピッチサイドで映像確認に行き、PKの決定を取り消した。
 同32分、ハカン・アルスランのヒールパスを受けたカヨーデが、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、強いシュートを放ったが、ボールは転がりながら、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同35分、ファイサル・ファジルが右コーナーキックを蹴ると、いいジャンプを見せたハカン・アルスランが、そのボールに合わせるヘディングシュートを見せたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同41分、マックス・グラデルが、相手選手をかわしペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、強いシュートを放ったが、GKボッフィンが、辛うじてコーナーキックに替えた。そして、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半10分、右サイドで得たフリーキックを蹴ったフレディが、パスを送った。サムが、それを受けて、ペナルティーエリアの外からのシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同17分、ヌリ・シャヒンのスルーパスを受けたポドルスキが、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内に入り、グランダーのシュートを放つと、GKサマッサが、辛うじて両足を使い、これを防いだ。
 同30分、ゴール左斜め前から、オリギルが、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、シュートを放つと、サマッサがコーナーキックに替えた。ヌリ・シャヒンが、そのコーナーキックを蹴ると、ファーサイドに向かったボールを、再度、オリギルが捉えシュートを試みると、またしても、サマッサが、今度は、パンチングでコーナーキックに替えた。
 同45分、ヤホヴィッチが、ゴール左斜め前から放ったシュートは決まったかと見えたが、サマッサがコーナーキックに替えてしまった。そして、試合は、0:0のまま終わった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半20分:サンバ・カマラ)、ロビン・ヤルチュン、アーロン・アッピアドンゴエ、ウーウル・チフトチ=クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ(後半29分:アルナ・コーネ)=ムスタファ・ヤタバレ(後半36分:ヨルゲ・フェリックス)、ファイサル・ファジル、ハカン・アルスラン、マックス・グラデル=オラレンワジュ・カヨーデ
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ナルド、エルサン・ギュリュム、フェドール・クドゥリアショフ=フレディ・リベイロ、ヌリ・シャッヒン=シドニー・サム(後半19分:デヴァー・オリギル)、ルカス・ポドルスキ(後半42分:エレン・アルバイラク)、アミルトン・ミネルヴィノ(後半19分:ギョクデニズ・バイラクダル)=アディス・ヤホヴィッチ



ベシクタシュの上昇を、アランヤ・スポルが「止まれ」と言った/アランヤ・スポル 2:1 ベシクタシュ(NTV+フォトマッチ紙補綴 20.12.14)

バカセタス(アランヤ・スポル公式HP) ダヴィッドソン(左)ウエリントン(右)(アランヤ・スポル公式HP)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第12節で、アランヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。この試合は、アランヤ・スポルが2:1で制した。ホームのアランヤ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半26分と後半34分にバカセタスが記録した。ベシクタシュの唯一の得点は、ヴァンサン・アブバカルがあげたものだった。一方、アランヤ・スポルは、クーマ・ババカルが、後半37分にレッドカードをもらい退場処分となった。この勝利で、アランヤ・スポルは、勝ち点が26となり、首位の座を保った。一方のベシクタシュは、同19で4位となった。

 トルコ・リーグ第12節で、アランヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、カスムパシャ戦から先発メンバーを2人替えた。ベルナール・メンサーに替えて、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥに替えてサイル・ラリンを起用した。
 前半24分、アランヤ・スポルの右コーナーキックを、ジュアンフランが蹴り、ペナルティーエリア内へと放り込んだ。ベシクタシュのディフェンスが、これをコーナーキックに替えたかに見えたが、ヴィデオ判定システム審判からの警告に基づき、この試合のアッティラ・カラオーラン主審は、ピッチサイドの映像確認に向かった。ラシド・ゲザルが、手でボールに触れていることを確認した同主審はPKを指示した。同26分、このPKを、バカセタスが決め、先制点をあげたのだった。1:0。
 後半34分、タイフル・ビンギョルからのパスを、ペナルティーエリアの左サイドで得たバカセタスが、シュートを放つと、GKウトゥク・ユワクランの腕の間を抜け、ベシクタシュのゴールネットを揺らした。2:0。
 同44分、ベシクタシュの攻撃で、ペナルティーエリア内で、ギュヴェン・ヤルチュンに対し、アランヤ・スポルのエフカン・ベキルオウルがチェックに入ると、ギュヴェン・ヤルチュンがピッチに倒れた。これを咎めたアッティラ・カラオーラン主審はPKを指示した。同45分、このPKを、ヴァンサン・アブバカルがゴールマウスに蹴りこみ、点差を1と縮めた。2:1。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、タイフル・ビンギョル=ミノリス・シオピス(後半ロスタイム6分:ウムト・ギュネシュ)、ベルカン・イスマイル・クトゥル=クーマ・ババカル、アナスタシオス・バカセタス(後半41分:ファーティフ・アクソイ)、ダヴィッドソン(後半41分:エフカン・ベキルオウル)=アダム・バレイロ(後半21分:ムスタファ・ペテクメク)
【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ヴァレンティン・ロシエ(後半1分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半38分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アッティバ・ハッチンソン(後半38分:オウズハン・オズヤコブ)、ドルクハン・トコズ、サイル・ラリン(後半1分:ベルナール・メンサー)=ヴァンサン・アブバカル



フェネルバフチェ 0:3 新マラタヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 20.12.13)

ウムト・ブルト(ヒュリエット紙) シセ(中)を挟み込んだセミフ・カヤ(左)とユースフ・ンダイシミエ(右)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第12節で、新マラタヤ・スポルをホームに迎えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、アウェーの新マラタヤ・スポルが0:3で勝った。

 フェネルバフチェは、トルコ杯第5回戦で、12/16(水)にカラジャベイ市役所スポルを、ホームに迎えての試合が、このあと控えている。ウルケル・スタジアムで行われるこの試合は、午後9時試合開始だ。

                 試合経過

 前半9分、ペナルティーエリア内左サイドのゴールライン際で、ティセランとのマッチアップになったテテがピッチに倒れると、主審はPKを指示した。このPKを、アデム・ブユックが蹴ると、ボールは、フェネルバフチェのゴールに収まったのだった。0:1。
 同21分、クビライが左サイドからセンタリングを入れると、ゴール前にいたウムト・ブルトがヘッドで合わせた。ボールは、ファーサイドのゴール隅に入ってしまった。0:2。
 同38分、フェルディ・カドゥオウルが右サイドからパスを出すと、そのボールを得たメルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリア内へと持ち込むとすぐにシュートを放ったが、GKエルタッチ・オズビルがコーナーキックに替えた。
 フェネルバフチェは、後半に入るにあたり、選手交代を行って臨んだ。サドゥク・チフトプナルに替えて、ホセ・ソ−サを入れたのだ。
 同2分、アウェーの新マラタヤ・スポルは、ゴール左斜め前で得たフリーキックを、カリム・ハフェズが蹴り、ペナルティーエリア内へと放り込むと、それに合わせて、ユースフ・ンダイシミエがヘディングシュートを試みると、これが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしてしまった。0:3。
 同22分、シセが、ペナルティーエリア・ラインの手前で、枠を捉えたシュートを放ったが、ボールは、上のバーを直撃して外に出て行ってしまった。
 残りの時間では、好機があっても、それらは得点につなげられなかったフェネルバフチェは、0:3で敗れてしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、サドゥク・チフトプナル(後半1分:ホセ・ソーサ)、マルセル・ティセラン、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ=ディミトリアス・ペルカス(後半16分:フィリップ・ノヴァク)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半17分:マメ・ティアム)、フェルディ・カドゥオウル(後半42分:シナン・ギュムシュ)=パピス・シセ
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=イッサム・チェバケ(後半34分:オルジャイ・シャハン)、セミフ・カヤ、テーナゲ・ハデベ、カリム・ハフェズ=アフリイー・アクワ、ユースフ・ンダイシミエ=ベンジャミン・テテ、アデム・ブユック(後半21分:ゼキ・ヤウル)、クビライ・カナツィスクス(後半42分:アフメド・ウルデゥズ)=ウムト・ブルト



カスムパシャ 3:2 デニズリ・スポル(ベイン・スポル+ハベル・テュルク紙補綴 20.12.12)

レジェピ・ニヤズ(上)ラマザン・キョセ(下)(ヒュリエット紙) コイタ(真ん中)を讃える(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第12節開幕試合で、カスムパシャが、ホームに迎えたデニズリ・スポルを3:2でくだした。

 レジェプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、ゴールが、次から次へと生まれた。前半36分、ティルパンからのパスを、右サイドにいたユスフ・エルドーアンがダイレクトでセンタリングを入れた。そのコースに入ったコイタが、ボールにヒールで触れるとゴールが決まった。1:0。同39分、デニズリ・スポルが同点に追いついた。ベルクリッヒがフリーキックを蹴ると、サガルが、ペナルティーエリアでヘッドで落とすと、そこに入っていたレジェプ・ニヤズがコントロールした。そして、GKラマザン・キョセをかわし、狭い角度のところからシュートを放つと、これが決まったのだった。1:1。同42分、ホームのカスムパシャが、2点目を決めた。ヴァルガが右サイドからセンタリングを入れると、コイタが、ペナルティーエリアで、それに合わせてヘディングシュートを放った。これが、デニズリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。そして、前半は2:1のスコアのまま終わった。
 後半6分、点差が2と開いた。ユスフ・エルドーアンが、ペナルティーエリアの左側から強烈なシュートを放つと、ボールは、GKジェンク・ギョネンから跳ね返った。その跳ね返りのボールを、詰めていたヴァルガが、ゴールマウスに送り込んだのだった。3:1。同ロスタイム2分、レジェピ・ニヤズがフリーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内のせめぎ合いのなか、ティルパンが手でボールに触れたことを咎めて、ラマザン・ケレシュ主審はPKを指示した。このPKを、フーゴ・ロダレガが決め、デニズリ・スポルに希望が沸いたが、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、カスムパシャが3:2で勝利を収めたのだった。この結果、カスムパシャは、勝ち点を18に伸ばしたのに対し、デニズリ・スポルは、同6に留まったままだ。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=メフメット・フェイズィ・ユルドゥルム、トマス・ブレッカ、タルカン・セルベスト、ユスフ・エルドーアン=ミカエル・ティルパン、ロレット・サディク=ケヴィン・ヴァルガ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、アルミン・ホジッチ(後半27分:アヌル・コチ)=フォデ・ベンガリ・コイタ(後半41分:アラン・カリウス)
【デニズリ・スポル】ジェンク・ギョネン=オゼル・オズデミル、ムスタファ・ユムル、ファビアーノ・レイスマン、ザカルヤ・ベルクリッヒ=マルヴィン・バカロルツ(後半40分:ムハッメト・オズカル)、ラドスラフ・ムラウスキ(後半11分:ムリス・メサノヴィッチ)=ハディ・サッコ(後半25分:フェデ・ヴァレラ)、レジェプ・ニヤズ、アンジェロ・サガル=フーゴ・ロダレガ



マッカビ・テルアヴィヴ 1:0 シワス・スポル(フォトマッチ紙 20.12.11)

エンリック・サボリット(マッカビ・テルアヴィヴ公式HP) ファイサル・ファジル(右)(マッカビ・テルアヴィヴ公式HP)  UEFA欧州リーグI組第6戦で、シワス・スポルが、マッカビ・テルアヴィヴとのアウェー戦を戦い、ファイナルに相当する試合に臨んだ。グループリーグ戦から勝ち上がるためには勝たねばならなかったシワス・スポルだったが、1:0で敗れてしまい、ヨーロッパのカップ戦から敗退が決まった。なお、マッカビ・テルアヴィヴの勝利に繋がるゴールは、サボリットから生まれた。

 UEFA欧州リーグI組最終戦で、マッカビ・テルアヴィヴとシワス・スポルが対峙した。ブルームフィールド・スタジアムで行われたこの試合を、1:0で制したマッカビ・テルアヴィヴが、グループリーグ戦からの勝ち上がりを決めた。一方のシワス・スポルは、この結果、ヨーロッパのカップ戦から敗退が決まった。ホームのマッカビ・テルアヴィヴに勝利をもたらしたゴールは、後半21分、エンリック・サボリットから生まれた。

                 試合経過

 前半28分、コーエンが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前からシュートを放ったが、GKサマッサがコントロールした。
 同37分、ファジルが、右サイドから効果的なセンタリングを入れると、カヨーデが触れる前に、間にディフェンスが入り、ボールを外に出した。
 同44分、突然生まれたシワス・スポルの攻撃で、カヨーデが、絶好の位置にいたファジルにボールを出した。ファジルが、ペナルティーエリアのファーサイドの隅から強いシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスに跳ね返ってしまった。
 同45分、グラデルが、ペナルティーエリア・ライン際からシュートを試みると、ボールは、ピッチを跳ねて進んだが、GKテネンハイムが押さえた。そして、前半は、0:0のまま終わった。
 後半2分、コーエンが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 同21分、中盤でボールを得たサボリットが、ボールを持ち前進して、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 同ロスタイム4分、カマラが、ペナルティーエリアの外左サイドからシュートを試みたが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行っただけだった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ロビン・ヤルチュン、ジャネル・オスマンパシャ、アーロン・アッピアドンゴエ、サンバ・カマラ=ファイサル・ファジル、クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ(後半18分:アルナ・コーネ)、マックス・グラデル=ハカン・アルスラン=オラレンワジュ・カヨーデ、ムスタファ・ヤタバレ



バシャックシェヒル・スポル、ヨーロッパのカップ戦から敗退(TRT改 20.12.10)

エムバペ(左)メフメット・トパル(右)(ヒュリエット紙) ネイマール(左端)を讃える(パリ・サンジェルマン公式HP)  バシャックシェヒル・スポルは、UEFAチャンピオンズリーグH組第6戦、即ち最終節で、フランスのパリ・サンジェルマンとアウェー戦を戦い、5:1で敗れた。

 UEFAチャンピオンズリーグH組のバシャックシェヒル・スポルとパリ・サンジェルマンとの一戦は、第4審判の差別発言のあと、両クラブがピッチを放棄したため、本日まで延期されていた。そして、本日、前日の続きが行われた。
 この試合では、ブラジル人スター選手ネイマールがハットトリックを達成し、また、エムバペは、チャンピオンズリーグでゴール数20に、最も若くして達した選手となった。一方、バシャックシェヒル・スポルのゴールは、後半12分、メフメット・トパルが記録した。パリ・サンジェルマンは、このスコアで、グループリーグを勝ち点12で終え、アドヴァンテージで首位となり、上位進出を決めた。バシャックシェヒル・スポルの方は、同3で最下位となり、ヨーロッパのカップ戦から敗退が決まった。

                  得点場面

 前半21分、パリ・サンジェルマンが先制した。マルコ・ヴェッラッティからのパスを、ペナルティーエリアの外で受けたネイマールが、見事なフェイントでポンクをかわした。そして、ゴール左斜め前から狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。
 同38分、パリ・サンジェルマンが点差を2と拡げた。スピードに乗ったパリ・サンジェルマンの攻撃で、ラフィーニャからのパスが、エムバペに渡った。そして、エムバペが、ペナルティーエリアへと入ったネイマールにボールを出した。ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で、GKメルト・ギュノクと1対1となったネイマールが、ボールをゴールに送り込んだのだった。2:0。
 同39分、パリ・サンジェルマンが、更にゴールを決めた。エムバペとの壁パスで、ペナルティーエリア内でボールを得ようとしたネイマールより前に、メルト・ギュノクがボールに飛びついた。こぼれたボールを、バッケルがゴールに送り込んだが、これがゴールと認定されなかった。だが、そのゴールの前に、メルト・ギュノクがネイマールに執った行為を咎めた主審は、PKを指示した。同42分、このPKを、エムバペが蹴りこみ、3:0となった。
 後半5分、パリ・サンジェルマンが4点目を決めた。左サイドから内へと切れ込んだネイマールが、ディ・マリアと壁パスを行い、ペナルティーエリア・ライン上でボールを得た。そして、その位置からシュートを放つと、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。4:0。
 同12分、コーナーキックのあと、転がってきたボールに反応したイルファン・ジャン・カフヴェジがシュートを試みると、ボールは、メフメット・トパルに当たり、ナバスが防ごうとしたが、パリ・サンジェルマンのゴールに収まったのだった。4:1。
 同17分、エムバペが、もう1点決めた。スピードに乗り、バシャックシェヒル・スポル陣内に入ったネイマールが、ディフェンスの裏に入ったディ・マリアにボールを出した。ディ・マリアは、ペナルティーエリア内へと入るや、右サイドの絶好の位置いたエムバペに出すと、エムバペががら空きとなっていたゴールに放り込んだのだった。5:1。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ラファエル・ダ・シルヴァ(後半23分:ジュリアーノ)、カルロス・ポンク、メフメット・トパル、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半23分:ボリンゴリ・ンボンボ)=ベルカイ・オズジャン、マフムト・テクデミル(後半44分:ナセル・チャドリ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ=フレデリック・グルブラッドセン(後半36分:エムレ・カプラン)、エンゾ・クリヴェリ(後半23分:デンバ・バ)、デニズ・トゥルチ



「パリ・サンジェルマン対バシャックシェヒル・スポル」の一戦は、差別発言のスキャンダルを生む(スター紙 20.12. 9)

怒るピエール・ウェボ(左から2人目)(スター紙)  チャンピオンズリーグの最終節で、バシャックシェヒル・スポルは、フランスで対戦したパリ・サンジェルマンとの試合は、差別発言スキャンダルで揺れた。

 パリ・サンジェルマンとバシャックシェヒル・スポルが対峙したUEFAチャンピオンズリーグH組第6戦、即ち最終戦で、第4主審コンスタンティン・セバスティアンの、バシャックシェヒル・スポルのアシスタント・コーチ、ピエール・ウェボに差別発言を発するということが起こった。
 この試合の前半14分、ハテガン主審が、幾つかの判定をしたあと、ベンチから怒りの声が上がり、それに対し、アシスタント・コーチのピエール・ウェボに対しレッドカードが出された。このとき、バシャックシェヒル・スポルのアシスタント・コーチのピエール・ウェボが、第4審判のコンスタンティン・セバスティアンからの差別発言に晒されたのだ。長い時間をかけて議論が行われあと、UEFAの委員らがピッチに下りたが、もう、そのときには、両チームともに、ピッチを引き上げ控室に戻ってしまっていた。
 バシャックシェヒル・スポルのソーシャルメディアでは、「人種差別、ノー」の言葉をシェアしている。



トラブゾン・スポル 1:1 シワス・スポル(フォトマッチ紙改 20.12. 8)

同点弾を決めたハカン・アルスラン(シワス・スポル公式HP) アブドゥカディル・パルマク(左)abdulkadir_p191_siv(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第11節で、トラブゾン・スポルが、ホームにシワス・スポルを迎えた。大きな興奮に包まれたこの試合、1:1の引き分けに終わり、両者ともに勝ち点1を分け合った。ホームのトラブゾン・スポルのゴールはエクバンが、シワス・スポルのゴールは、ハカン・アルスランのあげたものだった。

 この試合の結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を13としたのに対し、シワス・スポル同10となった。トラブゾン・スポルの新監督アブドラハ・アヴジュは、初めて勝ち点を失った。監督就任後の2試合は勝利を収めたアブドラハ・アヴジュだったが、このシワス・スポル戦で引き分けてしまい、初めてつまづいてしまったのだ。なお、トルコ・リーグ第12節では、トラブゾン・スポルは、アウェーでカイセリ・スポルと対戦するのに対し、シワス・スポルは、ホームにアンタルヤ・スポルを迎える。

                 試合経過

 前半8分、左サイドで生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前から、エクバンが強いシュートを放ったが、GKサマッサがコーナーキックに替えた。
 同15分、シワス・スポルが、左タッチライン際で得たフリーキックを、ファイサル・ファジルが蹴ると、ボールは、直接枠を捉えたが、GKウーウルジャン・チャクルが際どくコーナーキックに替えた。
 同21分、右サイドから、グラデルがセンタリングを入れると、ゴールエリアすぐ手前で、ヤタバレがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 同36分、トラブゾン・スポルの右コーナーキックに対し、PKポイントの近くで、エクバンが、そのボールに合わせヘディングシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同45分、エクバンとともに生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、アブドゥルカディル・オミュルからのパスをペナルティーエリア内で得たエクバンがシュートを放つと、ボールは、GKサマッサの右を抜け、シワス・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 後半1分、ルイス・ベーカーのパスを、ペナルティーエリア内で得たアブドゥルカディル・オミュルが放ったシュートは、GKサマッサが押さえた。
 同27分、ディアベテからのパスをペナルティーエリア内で得たエクバンがシュートを試みると、ボールは、GKサマッサから跳ね返った。だが、そのボールを、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同32分、グラデルが、相手選手をすり抜け、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、ゴールエリアにボールを送ると、ニアサイドにいたヤタバレが、それに合わせてシュートを放つと、ボールは、ディフェンスから跳ね、それを、ゴール前にいたハカン・アルスランが叩き込んだ。1:1。そして、試合は、1:1のまま終わった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー、アブドゥルカミル・パルマク(後半44分:スティーヴン・プラザ)=アブドゥルカディル・オミュル(後半44分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)、カレブ・エクバン、ビラル・バシャジュクオウル(後半44分:サファ・クナル)=ベニク・アフォベ(後半21分:フセニ・ディアベテ)
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ジャネル・オスマンパシャ、アーロン・アッピアドンゴエ、サンバ・カマラ(後半20分:ケレム・アタカン・ケスギン)、ズィヤ・エルダル=クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ(後半10分:バルシュ・ヤルドゥムジュ)=カシミル・ニンガ(後半10分:アルナ・コーネ)、ハカン・アルスラン、ファイサル・ファジル、マックス・グラデル=ムスタファ・ヤタバレ(後半ロスタイム2分:イサク・コフィー)



デニズリ・スポル 0:2 フェネルバフチェ(ベイン・スポル+TRT補綴 20.12. 7)

パピス・シセ(フェネルバフチェ公式HP) フーゴ・ロダレガ(左)ジャネル・エルキン(右)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第11節で、デニズリ・スポルとのアウェー戦を戦った。最後は10人になり、しかも、PKも献上しながらも、フェネルバフチェが、0:2で勝った。

 この試合に優勢に臨んだのは、フェネルバフチェの方だった。前半9分に、0:1と先制したのだ。右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだフェルディ・カルオウルが、ボールをシセに出した。そのシセが、ボールに合わせるとゴールが決まったのだった。
 フェネルバフチェは、同21分に、とってもゴールに迫った。ジャネル・エルキンがセンタリングを入れると、ボールは、ゴールラインと並行に流れたが、絶好の位置にいたぺルカスとシセ、いずれもが、ボールに触れることができなかった。
 同42分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。ジャネル・エルキンがコーナーキックを蹴り、ニアサイドで、いいジャンプを見せたギョクハン・ギョヌルがヘッドで合わせると、デニズリ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:2。
 フェネルバフチェは、その2分後にも、デニズリ・スポルのゴールネットを揺らした。ホセ・ソーサが、左サイドからセンタリングを入れると、セルダル・アズィズが、ヘッドで流した。そのボールに反応したティセランのシュートがゴールインした。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、オフサイドがあったということで、ゴールは認定されなかった。そして、前半は、他のゴールという声は上がらなかった。
 後半は、フェネルバフチェの若きGKアルタイ・バユンドゥルが見せ場を作った。
 同7分、メサノヴィッチのヘディングシュートが、セルダル・アズィズの腕に当たった。ヴィデオ判定システムで確認後、主審は、PKを指示した。ヴィデオ判定システムでの確認の際、クレームをつけイエローカードをもらったセルダル・アズィズは、PKの決定後には、2枚目のイエローカードをもらってしまった。そのため、フェネルバフチェは、同9分に10人になってしまった。このPKで、アルタイ・バユンドゥルが脚光を浴びた。ボールがゴール隅に飛んだのを防いだのだ。アルタイ・バユンドゥルは、その1分後、ゴールマウスを襲った2回のシュートを防ぐことにも成功した。同32分にも、ゴールを襲ったデニズリ・スポルだったが、これまた、アルタイ・バユンドゥルの餌食となってしまった。
 同35分、ホームのデニズリ・スポルがゴールに迫った。ベルクリッヒのセンタリングに、メサノヴィッチがヘッドで合わせると、ボールは、上のバーに当たって外に出て行ってしまった。
 同44分、ロダレガとアルタイ・バユンドゥルとの間で起こったぶつかり合いで、主審は、一旦は、PKを指示した。だが、ヴィデオ判定システムで確認したアリ・パラブユク主審は、その決定を取り消した。そして、他のゴールは生まれなかった。デニズリで勝ち点3を得たフェネルバフチェは、勝ち点を23に伸ばした。一方のデニズリ・スポルは、同6に留まった。

【デニズリ・スポル】コステル・パンティリモン=オゼル・オズデミル、オウズ・ユルマズ(後半1分:ネヴェン・スボティッチ)、ムスタファ・ユムル、ザカルヤ・ベルクリッヒ=ラドスラフ・ムラウスキ(後半33分:フェデ・ヴァレラ)、マルヴィン・バカロルツ(後半1分:ムリス・メサノヴィッチ)=ハディ・サッコ(後半42分:レジェプ・ニヤズ)、イスマイル・アイサティ、アンジェロ・サガル=フーゴ・ロダレガ(後半ロスタイム1分:ファビアーノ・レイスマン)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズ、マルセル・ティセラン、ジャネル・エルキン=ホセ・ソーサ(後半37分:トルガ・ジエルジ)、オザン・トゥファン=ディミトリアス・ペルカス(後半13分:サドゥク・チフトプナル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、フェルディ・カドゥオウル(後半37分:エネル・ヴァレンシア)=パピス・シセ(後半30分:マメ・ティアム)



ゲンチレル・ビルリーイ 2:1 アランヤ・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 20.12. 6)

ベラト(右端)を讃える(TRT) ピエール・ポロマ(左)ダヴィッドソン(右)(ゲンチレル・ビルリーイ公式Twitter)  トルコ・リーグ第11節、ゲンチレル・ビルリーイとアランヤ・スポルが、アンカラで対峙した。アランヤ・スポルが、ロスタイムにPKを得ながら、それを得点に結びつけられなかったこの試合、ゲンチレル・ビルリーイが2:1のリードを保ったまま終わった。首位に立つアランヤ・スポルは、今季初の敗戦だった。

 この試合を、優勢に始めたのはアランヤ・スポルの方だった。前半9分、バカセタスが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つも、GKクリストファー・ノルトフェルトが、際どいところで、コーナーキックに替えた。時間が進むと、ゲンチレル・ビルリーイが、試合にバランスをとるようになった。同24分、ヨハンソンがセンタリングを入れると、ファーサイドでフリーになっていたカンデアスが走りこんできてシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外に吸いこまれただけだった。同41分、ゲンチレル・ビルリーイが1:0と先制した。カンデアスからのパスを、ペナルティーエリアの外で受けたベラト・アイベルト・オズデミルが強いシュートを放つと、きれいなゴールが生まれたのだった。
 後半30分、アランヤ・スポルのコーナーキックのあと、ゲンチレル・ビルリーイが、カウンター攻撃のチャンスを掴んだ。ボールをペナルティーエリア内まで持ち込んだシオがパスを出すと、カンデアスが、それに合わせ、ゴールが決まった。2:0。同35分、アランヤ・スポルがPKを獲得した。ヨハンソンとダヴィッドソンの間に起こったマッチアップ後、ピッチサイドのヴィデオ判定システムに確認に向かったフラト・アイドゥヌス主審がPKを指示したのだった。このPKを、同38分に、バカセタスが決め、アランヤ・スポルの希望が繋がった。2:1。アランヤ・スポルは、後半ロスタイムに、再度、PKを獲得した。スティーヴン・コーカーが、アルダとのマッチアップとなったとき、ペナルティーエリアでピッチに倒れた。ヴィデオ判定システムで確認後、主審はPKを指示したのだった。再度、このPKをバカセタスが蹴ったが、今度は、クリストファー・ノルトフェルトを越えることができなかった。このロスタイムに、アウェーのアランヤ・スポルのチャーダシュ・アタン監督がレッドカードをもらった。これで、同監督は、第12節に予定されているベシクタシュ戦には、ベンチ入りできなくなってしまった。
 この試合、これ以上のゴールは生まれなかった。ゲンチレル・ビルリーイは、この勝利で、6節ぶりの勝利にとなった。そして、勝ち点を8に伸ばした。トルコ・リーグで、今季初の敗戦を喫したアランヤ・スポルの勝ち点は23に留まった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マッティアス・ヨハンソン、アルダ・クズルダー、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・ポロマ(後半40分:ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン)=ロバート・ピリス、ベラト・オズデミル(後半33分:ムラト・ユルドゥルム)=ダニエル・カンデアス、ソネル・ディクメン、ジョヴァンニ・シオ(後半40分:セファ・ユルマズ)=ボグダン・スタンク(後半18分:ギョクハン・アルトゥパルマク)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、アフメット・ギュライ(後半42分:ウムト・ギュネシュ)=サリフ・ウチャン(後半34分:ベルカン・イスマイル・クトゥル)、ミノリス・シオピス(後半18分:エフカン・ベキルオウル)=ダヴィッドソン、アナスタシオス・バカセタス、ムスタファ・ペテクメク(後半1分:アダム・バレイロ)=クーマ・ババチャル



ベシクタシュ 3:0 カスムパシャ(NTV 20.12. 5)

ヤベルナール・メンサー(ベシクタシュ公式HP) ユスフ・エルドーアン(前)ヴァレンティン・ロシエ(後)(カスムパシャ公式Twitter)  トルコ・リーグ第11節開幕試合で、ベシクタシュが、カスムパシャをホームに迎えた。10人になった相手を、3:0でくだしたベシクタシュは、これで、直近の6試合で5勝を記録した。

 トルコ・リーグ第11節で、ベシクタシュとカスムパシャが対峙した。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、ベシクタシュが、優勢に試合を始めた。サイドに開くことを求めたセルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、前半が終わろうかというロスタイム2分に、均衡を破った。ヴァンサン・アブバカルが放ったシュートが、GKラマザンから跳ね返ってくるところ、そのコースに走りこんできていたベルナール・メンサーの放ったシュートが、カスムパシャのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 アウェーのカスムパシャは、後半10分に10人になってしまった。フロレント・ハデルグジョナジが、ボールをドリブルで前進するジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥに対し、背後からチェックに入ったため、それを咎めたバハッティン・シムシェク主審は、直接レッドカードを出し、退場処分とした。
 人数の減ったカスムパシャ相手に楽になったベシクタシュは、後半24分に、点差を2と拡げた。右サイドでボールを得たラシド・ゲザルが、ペナルティーエリア内へとグランダーのセンタリングを入れた。いい位置取りをしていたアッティバ・ハッチンソンが、ボールのコースのすぐ近くから走りこんできてシュートを放つと、トルコ・リーグでの3点目となるゴールを記録することになった。
 スコア的にはアドヴァンテージを得たベシクタシュは、試合が進むなかで、相次いで好機を掴んでいったが、同30分には3:0とした。ヴァレンティン・ロシが、右サイドからペナルティーエリアへとセンタリングを入れると、そのボールをしっかりと捉えたヴァンサン・アブバカルが、枠を捉えたヘディングシュート放つと、ゴールを決まったのだったが、今節もまた、ヴァンサン・アブバカルのゴールが生まれてしまった。これで、カメルーン人選手ヴァンサン・アブバカルは、トルコ・リーグ8試合で5ゴールを記録したことになる。
 残りの時間では、他のゴールという声は上がらなかった。ベシクタシュは、勝ち点3を、3ゴールで得たことになった。この結果、ベシクタシュは、3連勝となったのに対し、新監督にフアト・チャパを迎えたカスムパシャは、ここ3節で勝ち点は3に留まっている。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ヴァレンティン・ロシエ(後半36分:ネジプ・ウイサル)、フランシスコ・モンテーロ、ウエリントン・シルヴァ、ルドゥヴァン・ユルマズ=アッティバ・ハッチンソン=ラシド・ゲザル(後半37分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ドルクハン・トコズ、ベルナール・メンサー(後半29分:オウズハン・オズヤコブ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半34分:ファブリス・ンサカラ)=ヴァンサン・アブバカル
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=フロレント・ハデルグジョナジ、トマス・ブレッカ、ロレット・サディク=ジルベール・クームソン(前半13分:ケヴィン・ヴァルガ)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、ミカエル・ティルパン、ユスフ・エルドーアン(後半34分:ヤシン・デュルゲル)=アラン・カリウス(後半13分:メフメット・フェイズィ・ユルドゥルム)、フォデ・ベンガリ・コイタ(後半34分:ドーウジャン・ハスポラト)、アルミン・ホジッチ



シワス・スポル 0:1 ヴィジャレアル(NTV 20.12. 4)

ヤシン・オズテキン(左)(シワス・スポル公式HP) チュクウェゼ(ヴィジャレアル公式Twitter)  UEFA欧州リーグI組で、シワス・スポルは、ヴィジャレアルに0:1で敗れ、勝ち点6に留まった。一方のヴィジャレアルは、同13で首位に立った。シワス・スポルは、最終節で、マッカビ・テルアヴィヴとのアウェー戦に勝てば、グループ・リーグ戦から勝ち上がることができる。

 UEFA欧州リーグI組第5戦で、シワス・スポルは、ホームにヴィジャレアルを迎えた。新9月4日スタジアムで行われたこの試合、ヴィジャレアルが0:1で制した。ヴィジャレアルに勝利をもたらしたゴールは、後半30分にチュクウェゼがあげたものだった。トリゲロスが、ペナルティーエリアのディフェンスの裏に出したパスに反応して動き出したコスタが、ダイレクトパスで、絶好の位置にいたチュクウェゼにボールを出すと、チュクウェゼが、がら空きとなっていたゴールに送り込んだのだった。
 この敗戦で、グループ・リーグからの勝ち上がりのチャンスを、最終戦に持ち越したシワス・スポルは、勝ち点は6に留まったのに対し、ヴィジャレアルは、同13に伸ばし、首位に立つとともに、グループ・リーグからの勝ち上がりを決めた。グループ・リーグ最終戦で、マッカビ・テルアヴィヴとのアウェー戦を戦うシワス・スポルは、この試合に勝てば、上位進出が可能となる。なお、I組のもう1試合は、カラバフとマッカビ・テルアヴィヴは、1:1で引き分けた。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ジャネル・オスマンパシャ、アーロン・アッピアドンゴエ、サンバ・カマラ、ズィヤ・エルダル=イサク・コフィー(後半37分:クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ)、ファイサル・ファジル=ヤシン・オズテキン、ロビン・ヤルチュン(後半32分:アルナ・コーネ)、マックス・グラデル=ムスタファ・ヤタバレ(後半35分:カシミル・ニンガ)



イルファン・ジャン・カフヴェジのハットトリックも、バシャクシェヒル・スポルには不十分だった(TRT改 20.12. 3)

ベルカイ(右)(ヒュリエット紙) イルファン・ジャン・カフヴェジ(右端)を讃えるジュリアーノ(左)デニズ・トゥルチ(中)(TRT)  UEFAチャンピオンズリーグH組第5節で、バシャクシェヒル・スポルは、ホームに迎えたライプチヒに3:4で敗れ、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりがなくなった。ライプチヒの勝ち越し弾はアレキサンダー・ソルロートが決めたのに対し、バシャクシェヒル・スポルでは、イルファン・ジャン・カフヴェジがハットトリックを決めた。

 ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、全部で7ゴールが生まれた。まず、アウェーのライプチヒのユスフ・プールセンが幕あけのゴールを決めた。ライプチヒは、同43分にノルディ・ムキーレが、スコアを0:2とするゴールを決めた。バシャクシェヒル・スポルは、同ロスタイム3分に、点差を1と縮めるゴールを決めた。1:2。前半は、このスコアで終わったが、ライプチヒは、後半21分、ダニール・オルモが、再び、点差を2と拡げるゴールを決めた。同27分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、再度、点差を1と縮めるゴールを決めた。同40分、再度、舞台に上がったイルファン・ジャン・カフヴェジが、スコアを3:3とするゴールを決め、ハットトリックを達成した。同ロスタイム2分、アレキサンダー・ソルロートのゴールを防げなかったバシャクシェヒル・スポルは、再度、リードを許してしまった。3:4。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ライプチヒが、勝ち点3を得て終わった。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点3に留まり、第6戦を待たずして、チャンピオンズリーグからの敗退が決まった。

                  得点場面

 前半26分、サビツァーが、ペナルティーエリアの外、枠を捉えた位置からシュートを放つと、ボールは、マルティン・シュクルテルに、次いで、プールセンに当たってからゴールインした。0:1。
 同43分、左サイドでペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだフォルスベルクが、内へとボールを入れた。走りこんできたムキーレがシュートを放つと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴール隅に突き刺さったのだった。0:2。
 同ロスタイム3分、エディン・ヴィスチャが、左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリアの外で、走りこんできたイルファン・ジャン・カフヴェジが、それに合わせて、グランダーの強いシュートを放つと、ライプチヒのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 後半21分、アンジェリーノが、左サイドから出したパスを、ペナルティーエリア内で得たオルモが、ポンクをフェイントでかわし放ったシュートは、GKの右を抜けゴールインしてしまった。1:3。
 同27分、デンバ・バから出たボールを、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前で得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、ボールを、左に切り返しアンジェリーノにフェイントをかけた。そして、枠を捉えたイルファン・ジャン・カフヴェジがシュートを放つと、ボールは、相手GKの右を抜け、ライプチヒのゴールネットを揺らしたのだった。2:3。
 同40分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、ボールは、上のバーに当たってからゴールインしたのだった。
 同ロスタイム2分、プールセンからのグランダーのパスを、アレキサンダー・ソルロートは、ペナルティーエリアの外で得た。枠を見据えたアレキサンダー・ソルロートがシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールに収まってしまった。3:4。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ラファエル・ダ・シルヴァ、マルティン・シュクルテル(後半1分:アレクサンドル・エピュロヌ)、カルロス・ポンク、ボリンゴリ・ンボンボ(前半36分:ナセル・チャドリ)=エディン・ヴィスチャ(後半19分:ジュリアーノ)、ベルカイ・オズジャン(後半1分:マフムト・テクデミル)、イルファン・ジャン・カフヴェジ、デニズ・トゥルチ=フレデリック・グルブラッドセン(後半39分:エンゾ・クリヴェリ)、デンバ・バ



ベシクタシュのスター選手が復帰、練習に加わった(イエニ・シャファク紙 20.12. 2)

ドマゴイ・ヴィダ(ファナック紙)  トルコ・リーグ第11節で、この金曜日にカスムパシャをホームに迎えるベシクタシュが、その準備を続けている。隔離期間を終えたクロアチア人ストッパーのドマゴイ・ヴィダの姿が、チームの行う練習にあった。

 トルコ・リーグで、ここ2試合で勝ち点6を得ているベシクタシュが、第11節のカスムパシャ戦に向けての準備を続けている。ウムラニエ・ネヴザト・デミル・グランドで、セルゲン・ヤルチュン監督指揮下で行われた練習は、冒頭の15分間を報道陣に公開した。練習は、ランニングで始まった。報道陣に非公開のところでは、カスムパシャ戦に備えて戦術練習が行われたそうだ。

                  ヴィダの姿は確認、ハシッチ、ギョクハン・トーレ、リャイッチの姿はなし

 隔離期間を終えたドマゴイ・ヴィダは、この練習に加わっていた。一方、PCR検査で陽性判明の出たアジュディン・ハシッチと、故障の癒えていないギョクハン・トーレとアデム・リャイッチの姿は、この練習にはなかった。



シワス・スポル 0:1 ギョズテペ(フォトマッチ紙改 20.12. 1)

クローデミル(左)ヤルチュン・カイハン(右)(ギョズテペ公式Twitter) ハリル・アクブナル(ギョズテペ公式Twitter)  トルコ・リーグ第10節で、シワス・スポルは、ホームでギョズテペと対峙した。新9月4日スタジアムで行われたこの難しい試合、アウェーのギョズテペが、0:1のリードを保ったまま終わった。その結果、ギョズテペは、勝ち点を14に伸ばしたのに対し、シワス・スポルは同9に留まった。次節では、シワス・スポルは、アウェーでトラブゾン・スポルと戦い、ギョズテペは、ホームにカイセリ・スポルを迎えることになっている。

                  試合経過

 前半16分、ギョズテペの攻撃で、ペナルティーエリアの外からギレルメが、左足一閃、シュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同17分、ギョズテペのベルカンが、左サイドで動き出し、ゴールライン際までボールを持ち込み、内へとボールを入れた。ボールは、ディフェンスを越え、ファーサイドのムラトに向かうと、そのムラトが、そのボールに合わせてシュートを放ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同19分、左サイドで動き出したカヨーデが、ペナルティーエリア・ライン上から、ペナルティーエリア内にボールを入れると、クローデミルが、そのボールにヘッドで合わせた。だが、相手ディフェンダーに当たったボールは、タッチを出てしまった。
 同28分、ロビン・ヤルチュンが、右サイドからセンタリングを入れると、カヨーデが、それに合わせてヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、GKイルファン・ジャンがコントロールしてしまった。
 同29分、左サイドから動き出したハリルが、ペナルティーエリア内へと入り、ボールを出した。そのボールに反応したニアサイドのギレルメが、シュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 後半23分、右サイドでいい動きを見せたハリルが、ゴールライン際まで持ち込み、グランダーのボールを内へと入れた。だが、GKを抜けたボールに、誰も触れることができなかった。
 同28分、ンディアエが左サイドから出したボールに反応したナポレオーニが、ボールを持ち左サイドからペナルティーエリア内へと入った。そして、前にスペースを作ると、自身でグランダーのシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。
 同35分、ギョズテペの攻撃で、左サイドでボールを得たソネル・アイドーウが、ペナルティーエリア内へとボールを送ると、中でフリーになっていたハリルがヘディングシュートを放った。そのボールが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同ロスタイム4分、左サイドで獲得したフリーキックを、グラデルが蹴った。ペナルティーエリア内にいたアッピアドンゴエが、それに合わせたが、ボールはGKにコントロールされてしまった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ロビン・ヤルチュン、アーロン・アッピアドンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、バルシュ・ヤルドゥムジュ=ヤシン・オズテキン、クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ(後半39分:ケレム・アタカン・ケスギン)、イサク・コフィー、マックス・グラデル=アルナ・コーネ(後半29分:カシミル・ニンガ)=オラレンワジュ・カヨーデ(後半1分:ムスタファ・ヤタバレ)
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エグリバヤト=ムラト・パルリ、マルコ・ミホジェヴィッチ、アトゥンチ・ヌカン、ベルカン・エミル=ソネル・アイドードゥ、ヤルチュン・カイハン(後半45分:クビライ・ソンメズ)=ハリル・アクブナル(後半36分:マルシオ・モッソーロ)、ギレルメ(後半45分:アルパスラン・オズテュルク)、オビンナ・ンウォボド(後半1分:ステファノ・ナポレオーニ)=シェリフ・ンディアエ



フェネルバフチェ 3:4 ベシクタシュ(フェネルバフチェ公式HP改 20.11.30)

アッティバ・ハッチンソン(左)オザン・トゥファン(右)(ベシクタシュ公式HP) ヴァンサン・アブバカル(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第10節、ベシクタシュをホームに迎えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェは、3:4で敗れてしまった。フェネルバフチェのゴールは、前半34分にパピス・シセ、後半23分とロスタイム6分にオザン・トゥファンがあげたのに対し、ベシクタシュは、前半4分と20分にヴァンサン・アブバカルが、後半8分にネジプ・ウイサル、同43分にンサカラが決めたものだった。

                 得点場面

 前半4分、ベシクタシュが先制した。中盤でボールを得たサイル・ラリンが、左サイドを駆け上がったヴァンサン・アブバカルに出した。ヴァンサン・アブバカルは、ペナルティーエリア・ライン上で、レモスをかわし、左足一閃、強烈なシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同20分、右サイドでボールをコントロールしたラシド・ゲザルがセンタリングを入れると、ヴァンサン・アブバカルが、ジャンプをしてヘッドで合わせた。これがゴールとなったのだった。0:2。
 同34分、フェネルバフチェがゴールを決めた。攻撃方向から見て右コーナーキックを、ホセ・ソーサが蹴ると、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたマルセル・ティセランがヘディングシュートを試み、シセが、その仕上げを行ったのだった。1:2。
 後半8分、フェネルバフチェのペナルティーエリア内で生まれた混戦のなか、右サイドでボールを得たジョゼフ・デ・ソーサが、ボールを、ファーサイドのポスト際にいたネジプ・ウイサルに送った。ネジプ・ウイサルは、ギョクハン・ギョヌルの頭越しにヘディングシュートを試みると、これが、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。1:3。
 同23分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、左サイドからセンタリングを入れると、ボールコースに入ったアデミが落とそうとしたボールが、アッティバ・ハッチンソンに当たり、更に上のバーに当たり跳ね返った。そのボールを得たオザン・トゥファンが思いっきりよく蹴ると、ボールはベシクタシュのゴールに突き刺さったのだった。2:3。
 同42分、突然生まれたベシクタシュの攻撃で、ルイス・グスターヴォをうまくかわしたジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥが、右サイドを前進して、ファーサイドの絶好の位置にいたンサカラにボールを送った。それに合わせて、ンサカラが強烈なシュートを放つと、これが決まったのだった。2:4。
 同ロスタイム5分、マメ・ティアムがシュートを放ったが、ウエリントンのチェックでピッチに倒れた。その行為を咎め、ヴィデオ判定システム審判指示に従い、トゥガイ・カーン・ヌマノウル主審はPKを指示した。 同ロスタイム7分、オザン・トゥファンがこのPKを決め、スコアを3:4とした。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マルセル・ティセラン、マウリシオ・レモス、フィリップ・ノヴァク(後半18分:フェルディ・カドゥオウル)=ルイス・グスタボ=ディミトリアス・ペルカス(後半32分:マメ・ティアム)、オザン・トゥファン、ホセ・ソーサ(後半1分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ディエゴ・ペロッティ(前半36分:ジャネル・エルキン)=パピス・シセ(後半1分:ケマル・アデミ)
【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ヴァレンティン・ロシエ、ネジプ・ウイサル(後半24分:ウエリントン)、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半41分:ファブリス・ンサカラ)、ベルナール・メンサー、アッティバ・ハッチンソン、ベルナール・メンサー(後半25分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル(後半ロスタイム2分:ギュヴェン・ヤルチュン)



チャイクル・リゼ 0:4 ガラタサライ(ベイン・スポル 20.11.29)

ボルドリン、マルカオ、エムレ・アクババ(左から)(チャイクル・リぜ公式HP) ジャッネ(右)を讃えるエムレ・アクババ(左)(TRT)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第10節で、チャイクル・リぜとのアウェー戦を戦った。ンバエ・ジャッネ(3)とタイラン・アンタルヤルのゴールが決まり、ガラタサライが0:4で勝った。一方のチャイクル・リぜは、10人で試合を終えることになった。

 前半24分、ガラタサライは、相次ぐ3回の好機を生かすことができなかった。左サイドから、エムレ・アクババがペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたオーウルジャン・チャーラヤンが、ヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。次に、ジャッネがシュートを放つと、GKギョクハン・アッカンが、ゴールラインから足を使い外に出した。更に好機は続き、オーウルジャン・チャーラヤンが、ペナルティーエリア・ライン上で、身体を反転させてシュートを放つと、今度は、ギョクハン・アッカンが、パンチングで防ぎコーナーキックに替わった。
 同44分、ペナルティーエリア内で、エムレ・アクババと、ジャンプをしあってボールを争ったメルニャクの動きを、ヴィデオ判定システムに確認に向かったアッティラ・カラオーラン主審がPKの裁定を下した。そして、このPKを、ジャッネ自身が蹴りゴールを決めたのだった。0:1。
 後半7分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。エムレ・アクババの見事なパスコースに入りボールを得たジャッネが、この日2つ目のゴールを、チームとしても2点目となるゴールを決めたのだった。0:2。
 チャイクル・リゼでは、1枚目のイエローカードを、前半9分にもらっていたボルドリンが、後半32分、ボールのないところで、エムレ・タシュデミルの顔面に向け執った行為を咎め、この日2枚目のイエローカードをもらったため、チャイクル・リぜは10人になってしまった。
 同34分、ジャッネがハットトリックを達成した。エムレ・クルンチからのパスを受け、更に、見事な動きでGKをすり抜けたジャッネが、ゴールに叩き込んだのだった。0:3。
 同41分、この試合で、いいプレーを見せていた選手の1人タイラン・アンタルヤルが、ディフェンスからのこぼれ球を捉え、シュートを放つと、これがチャイクル・リゼのゴールネットを揺らした。0:4。
 これ以外のゴールは生まれず、リゼでのアウェー戦を制したガラタサライは、勝ち点を20に伸ばした。一方のチャイクル・リゼは、同12に留まった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロジュク、ヤッシネ・メリアー、エミル・ディラヴェル、ダリオ・メルニャク=アブドラハ・ドゥラク(後半20分:オヌル・ブルト)、ファブリシオ・バイアノ=フェルナンド・ボルドリン、ゴッドフリード・ドンサー、ブライアン・サムディオ(後半20分:フェルアンド・アンドラーデ)=ミラン・スコダ(後半20分:ロイク・レミィ)
【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=マルティン・リネス、ライアン・ドンク、マルカオ、エムレ・タシュデミル(後半44分:シェネル・オズバイラクル)=タイラン・アンタルヤル=オーウルジャン・チャーラヤン(後半33分:ジュセ・セキディカ)、ソフィアン・フェグリ、エムレ・クルンチ(後半44分:ケレム・アクテュルクオウル)、エムレ・アクババ(後半44分:オメル・バイラム)=ンバエ・ジャッネ(後半45分:アリ・ヤウズ・コル)



トラブゾン・スポル、一歩ずつ前進、0:1(アクシャム紙 20.11.28)

ルイス・ベーカー(左)を讃えるエクバン(右)(ヒュリエット紙) ステリオス・キッツー(左)ンワケメ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第10節開幕試合で、トラブゾン・スポルが、エルズルム市役所スポルに次いで、アンカラ・グジュを0:1でくだした。トラブゾン・スポルのゴールは、前半ロスタイム1分、ルイス・ベーカーから生まれた。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を12に伸ばしたのに対し、アンカラ・グジュは、同2で最下位に根を下ろしてしまっている。

 トルコ・リーグ第10節は、1試合だけで始まった。アブドラハ・アヴジュ監督率いるトラブゾン・スポルが、首都アンカラでアンカラ・グジュと対峙した。トラブゾン・スポルが、前半の終了間際、ルイス・ベーカーのゴールで、アンカラ・グジュを0:1で退けた。この結果、トラブゾン・スポルは、アブドラハ・アヴジュ監督就任後、2連勝を遂げた。
 トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半ロスタイム1分、ルイス・ベーカーがフリーキックを直接ゴールを決めたものだった。また、トラブゾン・スポルでは、ペレイラ主将が、審判に文句をつけたため、後半45分に2枚目のイエローカードをもらい退場処分となり、以後、トラブゾン・スポルは10人で戦った。
 この結果、この3試合で勝ち点を7獲得したトラブゾン・スポルは、合計で12となった。トルコ・リーグで最下位のアンカラ・グジュは、同2に留まり、8試合、勝利がないこととなった。トルコ・リーグ第11節では、トラブゾン・スポルは、ホームにシワス・スポルを迎える。アンカラ・グジュは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を行うことになっている。

                 試合経過

 前半16分、ペレイラが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア・ライン左側でボールを得たンワケメが、狙いすましたシュートを放ったが、ボールは、転がりながら左サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同44分、アルペル・ポトゥクが、ペナルティーエリアのゴール左斜め前約25mの距離からシュートを試みた。ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの頭上を襲ったが、ウーウルジャン・チャクルは楽々クリアした。
 同ロスタイム1分、トラブゾン・スポルの枠を捉えたシュートが、ゴールを生んだ。ペナルティーエリアのすぐ外ゴール右斜め前で得たフリーキックを、ベーカーが蹴ると、ボールは、ゴール左上隅に突き刺さった。0:1。そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 後半3分、ウドゥリズ・ヴォジャが、ペナルティーエリアの右側からシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの右側を抜けようとしたが、ウーウルジャン・チャクルは体を伸ばしてコントロールしてしまった。
 同43分、ピントが、ゴール左斜め前約30mの距離からシュートを試みたが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム3分、エムレ・ギュラルが、ペナルティーエリアの外からシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、左側に体を伸ばし、これをクリアした。

【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツー、ズヴォニミル・サリジャ、パズダン・ミカル、ティアゴ・ピント=アタカン・チャンカヤ=オルカン・チュナル(後半25分:ルカ・アジッチ)、アルペル・ポトゥク(後半24分:エムレ・ギュラル)、ウドゥリズ・ヴォジャ(後半29分:シャフヴェルディ・チェティン)、サバ・ロブジャニーゼ(後半24分:ジョゼフ・パインチル)=トルゲイル・ボルヴェン(後半14分:ヨナタン・ボリンギ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヴィトール・フーゴ、エドガール・レ、マルロン・ロドリゲス=アブドゥルカミル・パルマク=アブドゥルカディル・オミュル(後半44分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)、ルイス・ベーカー、カレブ・エクバン(後半39分:ビラル・バシャジュクオウル)、アンソニー・ンワケメ=ベニク・アフォベ(後半28分;ジャニニー・セメド)



カラバフ 2:3 シワス・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 20.11.27)

カヨーデ(ヒュリエット紙) ニンガ(右)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグI組第4戦で、シワス・スポルは、カラバフと対峙した。シワス・スポルは、2度もリードを許したが、この試合を2:3で制した。

 前半8分、アゼルバイジャンのカラバフが、1:0と先制した。マティッチが、中盤からディフェンスの裏に出したロングボールを得て、左サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだズービルが、狙いすましたシュートを放つと、ボールは、転がりながらファーサイドのゴールネットを揺らしたのだった。
 同39分、シワス・スポルがPKを獲得した。ペナルティーエリアからグラデルが放ったシュートに、手で触れたとして、この試合の主審がPKを指示したのだった。このPKをコ−ネが決め、スコアを1:1としたのだった。
 後半6分、再び、カラバフがリードを奪った。イブラヒムリがフリーキックを蹴ると、ジャネル・オスマンパシャがヘッドで遠ざけたボールに反応したマティッチが、ペナルティーエリアに入ったところで、走りこんできて強いシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:1。
 同13分、シワス・スポルが同点に追いついた。ヤシン・オズテキンのセンタリングに、見事なヘディングシュートを見せたカヨーデが、スコアを2:2としたのだった。
 シワス・スポルに勝利をもたらしたゴールは、同34分にコーネから生まれた。ペナルティーエリアの外でシュートを打てるスペースを得て、狙いすました強いシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。
 この結果、シワス・スポルは、グループリーグ戦での勝ち点を6に伸ばした。一方のカラバフは、まだ勝ち点をあげられないでいる。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルチェロ・ジョアーノ、アーロン・アッピアドンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ロビン・ヤルチュン(前半20分:イサク・コフィー)、クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ=ヤシン・オズテキン(後半ロスタイム2分:サンバ・カマラ)、マックス・グラデル、カシミル・ニンガ(後半12分:オラレンワジュ・カヨーデ)=アルナ・コーネ



フェネルバフチェから、サマッタに関し、発表、ダービーマッチでは、、、(ファナティック紙 20.11.26)

サマッタ(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェが、シワス市役所スポル戦で、故障を発生させたムブワナ・サマッタの状態について発表を行った。サマッタが受けたMR検査の結果、左膝内側靭帯を伸ばしてしまっていることが明らかになり、ベシクタシュとのダービーマッチへの出場が難しくなってきた。

 フェネルバフチェが、シワス市役所スポル戦で、故障を発生させたムブワナ・サマッタの状態について発表を行った。サマッタが受けたMR検査の結果、左膝内側靭帯を伸ばしてしまっていること、及び、関節にも支障が出てきているとの診断が下されたことが明らかになり、今週末に予定されているベシクタシュとのダービーマッチへの出場は厳しくなってきた。(この後の、エロル・ブルト監督の談話で、3〜4週間、プレーは難しいと判明しました)



マンチェスターユナイテッド 4:1 バシャクシェヒル・スポル(NTV+フォトマッチ紙補綴 20.11.25)

デニズ・トゥルチ(右端)(ハベル・テュルク紙) フェルナンデス(ミリエット紙)  チャンピオンズリーグH組第4節で、マンチェスターユナイテッドとのアウェー戦を戦ったバシャクシェヒル・スポルは、4:1で敗れてしまった。第1戦では、相手をくだしているバシャクシェヒル・スポルだったが、後半に見せた追い上げも結果には繋がらなかった。

 チャンピオンズリーグH組で、マンチェスターユナイテッドは、バシャクシェヒル・スポル相手に早々に優位に立った。冒頭から、バシャクシェヒル・スポル陣内で試合を進めたマンチェスターユナイテッドは、前半7分、ブルーノ・フェルナンデスがゴールを決めた。ポルトガル人選手ブルーノ・フェルナンデスが、ペナルティーエリア外から放った衝撃的なシュートが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、マンチェスターユナイテッドが1:0と先制した。
 マンチェスターユナイテッドは、同19分、GKメルト・ギュノクのミスを咎め、2つ目のゴールを決めた。左サイドからテレスが、内へとボールを入れると、メルト・ギュノクのミスを誘い、フェルナンデスが、がら空きのゴールに放り込んだのだった。2:0。同35分、ボリンゴリがラシュフォードに執った行為を咎め、主審はPKを指示した。そのPKを、ラシュフォード自身が決め、マンチェスターユナイテッドは、点差を3と拡げた。
 バシャクシェヒル・スポルは、後半に入るにあたり、イルファン・ジャン・カフヴェジとマフムト・テクデミルを交替して臨むと、これで、バシャクシェヒル・スポルは我を取り戻した。容易く、相手陣内へとボールを持ち込めるようになり、好機も作り出せるようになっていった。同30分、デニズ・トゥルチが、見事なフリーキックを、直接ゴールに叩き込んだ。3:1。同35分には、エディン・ヴィスチャが、ペナルティーエリア・ライン上から放ったシュートは、ゴールポストを直撃した。マンチェスターユナイテッドは、終盤、守備重視の試合運びを見せていたが、同ロスタイム2分、ダニエル・ジェームスのゴールが生まれ、最終的には4:1で勝利を掴んだ。マンチェスターユナイテッドは、これで、勝ち点を9に伸ばし、グループリーグ戦突破に大きなアドヴァンテージを得た。一方、バシャクシェヒル・スポルは、同3に留まった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ラファエル・ダ・シルヴァ、マルティン・シュクルテル(後半42分:カルロス・ポンク)、アレクサンドル・エピュロヌ、ボリンゴリ・ンボンボ(後半27分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=ベルカイ・オズジャン(後半29分:ジュリアーノ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半1分:マフムト・テクデミル)=エディン・ヴィスチャ、デニズ・トゥルチ、ナセル・チャドリ(後半16分:フレデリック・グルブラッドセン)=デンバ・バ



ガラタサライ 1:1 カイセリ・スポル(ソズジュ紙 20.11.24)

起死回生の同点弾のグスタヴォ・カンパナロ(左)(カイセリ・スポル公式HP) ヤシル・スバシュ(左)オーウルジャン・チャーラヤン(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで、ここ3節勝ちのないガラタサライが、前半、攻め続けたカイセリ・スポルのゴールに、ルングが立ちはだかった。前半だけで、枠を捉えたシュートを7本も打ちながら、ルングを越えられなかったガラタサライが、後半、10人になったカイセリ・スポルと1:1で引き分けた。

 トルコ・リーグ第9節で、ガラタサライとカイセリ・スポルが対峙した。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、1:1という結果に終わった。ガラタサライのゴールは、後半18分にジャッネがPKを決めてあげたもので、カイセリ・スポルの同点ゴールは、同26分、グスタヴォ・カンパナロのあげたものだった。

                 前半はルングが壁となった

 トルコ・リーグでここ3試合勝ちのないガラタサライは、カイセリ・スポルに対し、とっても優勢に試合を始めた。エムレ・アクババ、ジャッネ、ソフィアン・フェグリがいい攻撃を見せたホームのガラタサライは、ライアン・ドンクのシュートがバーに掴まった。GKルングは、7本のシュートを、前半だけで防いだが、故障を発生させてしまい、後半には出場できなくなってしまった。

                 PK、そして、レッドカード

 後半17分、ムーダト・チェリクが、ペナルティーエリア内でマルティン・リネスに執ったファウルのあと、主審はコーナーキックを指示した。だが、そこで、ヴィデオ判定システム審判から警告が入った。トゥルグト・ドマン主審は、ヴィデオ判定システムの映像の確認に向かい、PKを指示した。既に、前半20分に1枚目のイエローカードをもらっていたムーダト・チェリクは、これで2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。そして、同18分、そのPKを、ジャッネが決め、ガラタサライが1:0と先制した。

                 唯一枠を捉えたシュートがゴール

 10人になり、しかも、リードを許したカイセリ・スポルが、同26分、ゴールを決めた。アーロン・レノンが、内へとセンタリングを入れると、ライアン・ドンクが大きくクリアしようとしたが、ボールは、グスタヴォ・カンパナロの前に転がった。ブラジル人選手グスタヴォ・カンパナロは、ペナルティーエリアの外からグランダーの強いシュートを放つと、GKファーティフ・オズテュルクは、為す術がなく見送るだけだった。これで、スコアが1:1となった。
 試合の残り時間、ガラタサライは、勝ち点3を求めて攻めかけたが、結果には繋がらなかった。ゴール前を固めたカイセリ・スポルは、カウンター攻撃を狙い、ディフェンス陣はミスを犯さなかった。この結果、ガラタサライは、勝ち点17で3位で、この節を終えたのに対し、カイセリ・スポルは、同7で18位となった。ガラタサライは、第10節では、チャイクル・リぜとアウェー戦を戦い、一方のカイセリ・スポルは、ホームにカラギュムリュクを迎えることになっている。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=マルティン・リネス、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ(後半24分:エムレ・タシュデミル)=ソフィアン・フェグリ(後半45分:ケレム・アクテュルクオウル)、タイラン・アンタルヤル、エムレ・アクババ(後半25分:アリ・ヤウズ・コル)、エムレ・クルンチ(後半41分:オメル・バイラム)=オーウルジャン・チャーラヤン(後半24分:ゲネカロ・エテボ)、ンバエ・ジャッネ
【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング(後半1分:イスマイル・チペ)=ゾラン・クルヴジッチ(後半41分:ハサン・ヒュセイン・アジャル)、クリスティアン・サプナル、ディミトゥリオス・コロヴェツィオス、ヤシル・スバシュ(前半43分:アズィズ・ベヒッヒ)=ジョゼフ・アタマー、グスタヴォ・カンパナロ=アーロン・レノン、マヌエル・フェルナンデス(後半22分:ミゲル・ロペス)、ムーダト・チェリク=デニス・アリベク(後半1分:イルハン・パルラク)



トラブゾン・スポル 1:0 エルズルム市役所スポル(ベイン・スポル 20.11.23)

エクバン(左)を讃えるアブドゥルカディル・オミュル(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ガブリエル・オベルタン(左)ルイス・ベーカー(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第9節で、トラブゾン・スポルは、ホームに迎えたエルズルム市役所スポルを1:0でくだし、6試合ぶりに勝利を掴んだ。トラブゾン・スポルのアブドラハ・アヴジュ新監督は、その初戦で勝利を掴んだのだ。この勝利は、トラブゾン・スポルにとっては、今季2度目の勝利となった。トラブゾン・スポルの今季の初勝利は、第3節で新マラテヤ・スポルをくだしたものだった(3:1)。

 トラブゾン・スポルでは、外国人枠の制限のため、ディアバテとプラザが、このエルズルム市役所スポル戦には登録メンバー入りしなかった。強い雨のもと行われたこの試合に、プレッシャーをかけて試合を始めたトラブゾン・スポルは、前半5分にはエクバンが、同7分にはンワケメが、とってもゴールに迫った。同20分、ノヴィコヴァシュが、左コーナーキックを蹴ると、GKウーウルジャン・チャクルが遠ざけようとしたボールが、ミナの前に落ちた。そのミナがヘディングシュートを試みたが、ゴールライン際で、ヴィクトール・フーゴがヘッドで、これを防いだ。
 トラブゾン・スポルが、同23分に先制した。アブドゥルカディル・オミュルが、ペナルティーエリアの右サイドから送ったパスに合わせて、カレブ・エクバンがグランダーのシュートを試みると、これがゴールインしたのだった。同39分、ノヴィコヴァシュが左コーナーキックを蹴ると、ゴメスが出したボールに、ファーサイドにいたマルロンが、ラシャッド・ムハッマドが触れる前に触れたところ、ボールは、逆方向に飛びゴールインしてしまった。だが、ヴィデオ・システム審判からの警告で、映像確認を行ったエルカン・オズダマル主審は、マルロンに対しファウルがあったとして、ゴールを認定しなかった。そして、前半は、トラブゾン・スポルが1:0とリードしたまま終わった。
 テンポの上がった後半にも、明らかなゴールチャンスがあった。同15分、ルイス・ベーカーの放ったシュートは、転がりながら枠を逸れて外に出て行った。同26分には、エルズルム市役所スポルのカーン・カナクの蹴ったフリーキックは、GKウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかった。そして、残りの時間では、両者ともにスコアを変えるに至らず、トラブゾン・スポルが、勝ち点3を唯一のゴールで手に入れたのだった。この結果、トラブゾン・スポルの勝ち点は9に伸びたのに対し、エルズルム市役所スポルは同8に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ(後半41分:セルカン・アサン)、ヴィトール・フーゴ、エドガール・レ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー、アブドゥルカミル・パルマク=アブドゥルカディル・オミュル(後半39分;ジャニニー・セメド)、カレブ・エクバン、アンソニー・ンワケメ(後半41分:ビラル・バシャジュクオウル)=ベニク・アフォベ(後半17分:フラヴィオ・ダ・シルヴァ)
【エルズルム市役所スポル】カヤジャン・エルドーアン=メフメット・ムラト・ウチャル、アルトゥーロ・ミナ、ギョクハン・カルデシュ、カーン・カナク=ガブリエル・オベルタン、ミッチェル・ドナルド、イブラヒム・シソッコ(後半43分:ジュグルタ・ハムルーン)=ラシャッド・ムハッマド(後半27分:エムラー・バシュサン)、リカルド・ゴメス、アルヴィダズ・ノヴィコヴァシュ



ベシクタシュ 3:2 バシャクシェヒル・スポル(NTV+TRT補綴 20.11.22)

アレクサンドル・エピュロヌ、アッティバ・ハッチンソン、イルファン・ジャン・カフヴェジ(左から)(ベシクタシュ公式HP) サイル・ラリン(ベシクタシュ公式HP)  選手を欠くベシクタシュが、バシャクシェヒル・スポルの壁を、無傷で切り抜けた。バシャクシェヒル・スポルを3:2でくだしたベシクタシュは、昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルの連勝を4で止めた。一方、ベシクタシュは、ドルクハン・トコズが累積警告で、フェネルバフチェとのダービーマッチでは出場停止となってしまった。

 トルコ・リーグ第9節、ベシクタシュは、バシャクシェヒル・スポルをホームに迎えた。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、コロナ感染者、故障者、出場停止といった選手を抱え、バシャクシェヒル・スポル相手に6名の選手を欠いての試合となった。この試合にいい臨み方をしたのは、ベシクタシュの方だった。前半の終盤、相次ぐ得点で、セルゲン・ヤルチュン率いるベシクタシュが、前半を2:0とリードして折り返した。

                  前半の終盤に2得点

 前半44分、ラシド・ゲザルが蹴った右コーナーキックに対し、ファーサイドでボールコースに入り、フリーになっていたアッティバ・ハッチンソンが、あっさりとゴールを決めた。37歳になっているアッティバ・ハッチンソンは、今度は、同ロスタイム1分に生まれた2つ目のゴールでは、アシストを記録した。バシャクシェヒル・スポルのコーナーキックのあと、スピードに乗り攻撃に移ったベシクタシュで、メンサーからのロングパスを受け、右サイドからペナルティーエリア内へと入ったアッティバ・ハッチンソンが、内へと切り返した。そのボールに、絶好の位置にいたサイル・ラリンがインサイドキックで合わせると、ゴールが決まったのだった。2:0。
 後半に、より意欲的に臨んだのは、バシャクシェヒル・スポルの方だった。だが、デンバ・バが掴んだ絶好機を、GKウトゥク・ユワクランがゴールを許さなかった。点差を縮めたいためプレッシャーを高めて行ったバシャクシェヒル・スポルだったが、最後の詰めが不十分で、ゴールを決められないでいた。

                  ダービーマッチで出場停止

 後半22分、ドルクハン・トコズが、デニズ・トゥルチに対して執ったファウルに対し、イエローカードが出された。累積警告のため、ドルクハン・トコズは、次節のフェネルバフチェのとダービーマッチには出場できないことになった。

                  PKの決定、そして、レッドカード

 メフメット・トパルが、ヴァンサン・アブバカルのシュートを手で止めたということを咎めて、ベシクタシュにPKが与えられた。同37分、ヴァンサン・アブバカルが、このPKを慎重に蹴りゴールを決めた。そして、メフメット・トパルには、この日2枚目のイエローカードが出され退場処分となった。
 バシャクシェヒル・スポルは、同37分と同ロスタイム3分に、フレデリック・グルブラッドセンがゴールを決め、点差を1まで縮めた。同37分、バシャクシェヒル・スポルが、自陣から出したロングボールを、ネジプ・ウイサルがクリアし損なった。そのボールが転がってきたのを捉えたグルブラッドセンが強烈なシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。3:1。同ロスタイム3分、右サイドから、エディン・ヴィスチャが入れたボールに、グルブラッドセンが合わせると、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。3:2。この結果、ベシクタシュは、2試合ぶりに勝利を掴んだ。一方のバシャクシェヒル・スポルは、連勝が4で止まった。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ドルクハン・トコズ、ネジプ・ウイサル、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半32分:エルドーアン・カヤ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半26分:ギョクハン・トーレ)、ベルナール・メンサー(後半26分:アデム・リャイッチ)、アッティバ・ハッチンソン、サイル・ラリン(後半20分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)=ヴァンサン・アブバカル
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ラファエル・ダ・シルヴァ(後半34分:カルロス・ポンク)、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ(後半1分:ナセル・チャドリ)、ボリンゴリ・ンボンボ(後半1分:ジュリアーノ)=メフメット・トパル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半30分:マフムト・テクデミル)=エディン・ヴィスチャ、ベルカイ・オズジャン、デニズ・トゥルチ=デンバ・バ(後半30分:フレデリック・グルブラッドセン)



フェネルバフチェのゲンチレル・ビルリーイ戦の登録メンバー(CNNトルコ 20.11.21)

エロル・ブルト監督(イエニ・シャファク紙)  トルコ・リーグ第9節で、ゲンチレル・ビルリーイと対峙するフェネルバフチェの帯同メンバーが明らかになった。ギョクハン・ギョヌル、ハルン・テキン、シナン・ギュムシュ、ケマル・アデミ、トルガ・ジエルジとともに、最新の練習を半ばで切り上げたナズム・サンガレが含まれていない。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第9節で、11月21日(土)午後4時開始の、エリャマン・スタジアムでのゲンチレル・ビルリーイ戦に向けての準備を、昨日の午前中、ジャン・バルトゥ・グランドで行った練習で切り上げた。
 エロル・ブルト監督指揮下で、午前11時開始で行われた練習は、ウォーミングアップと反応トレーニングで始まった。その後、3組に分かれ、5:2でのボールを奪い合い&パス練習を行った。そして、練習は、戦術練習と個人練習で終わった。
 ギョクハン・ギョヌルとハルン・テキンは治療継続中で、シナン・ギュムシュは、練習には姿がなかった。 ケマル・アデミは風邪で、また、トルガ・ジエルジは肉離れで、この練習には不参加だった。トルコ代表から故障を抱えて戻ってきたナズム・サンガレは、練習の第1ク−ルでは、その姿を見せていたが、痛みがとれないため、練習を半ばで切り上げた。
 フェネルバフチェ選手団は、準備が終わると、夕刻、サビア・ギョクチェン空港発の特別機でアンカラに向かった。

                 フェネルバフチェ、帯同メンバー

 アルタイ・バユンドゥル、オイトゥン・オズドーアン、ギュルカン・バシュカン、マルセル・ティセラン、マウリシオ・レモス、セルダル・アズィズ、サディク・チフトプナル、フィリップ・ノヴァク、ルイス・グスタボ、エユップ・アクジャン、ホセ・ソーサ、オザン・トゥファン、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ディミトリアス・ペルカス、オメル・ファルク、フェルディ・カドゥオウル、マメ・ティアム、ディエゴ・ペロッティ、ムブワナ・サマッタ、パピス・シセ



バシャクシェヒル・スポルへ、朗報2つ(ファナティック紙 20.11.20)

オカン・ブルク監督(NTV)  次節で、ベシクタシュとのアウェー戦が控えている、昨シーズンの覇者バシャクシェヒル・スポルにとっては、国際マッチデイは、薬のように効いた。バシャクシェヒル・スポルで、故障を抱えていた2人のFWデンバ・バとクリヴェリが、完全に良くなったのだ。オカン・ブルク監督は、重大な試合に、この2人のゴールゲッターを、ピッチに送り出そうとのプランを持っている。

 国際マッチデイ明けすぐに、明日、ベシクタシュとのアウェー戦を控えているバシャクシェヒル・スポルは、その準備を続けている。バシャクシェヒル・スポルの出したコメントによれば、動きを伴ったウォーミングアップののち、5:2でのパス練習を行い、その後、センタリングとシュート練習を行い。この日の練習を打ち上げたということだ。バシャクシェヒル・スポルは、本日行う予定の練習のあと、合宿に入る。オカン・ブルク監督率いるバシャクシェヒル・スポルに、厳しい試合を前に、FWからいい知らせが入った。国際マッチデイに入る前に故障を発生させていた2人のFWデンバ・バとクリヴェリが、完全に治癒して、この間、チームに合流していることが明らかになっている。



ハンガリー 2:0 トルコ(トルコ・サッカー協会公式HP改+ファナック紙補綴 20.11.19)

シガー(左)を讃える(ハンガリー・サッカー協会公式HP) ユスフ・ヤズジュ(右端)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、UEFAネーションズリーグB第3組最終戦で、ハンガリー代表とアウェー戦を戦い、2:0で敗れた。ハンガリーの首都ブダペストで行われたこの試合、ハンガリー代表に勝利をもたらしたゴールは、後半12分にダヴィッド・シガーが、同ロスタイム5分にケヴィン・ヴァルガが決めた。この結果、勝ち点6で、全試合を終えたトルコ代表は、グループ4位となった。同グループのもう1試合は、セルビア代表が、ホームでロシア代表を5:0でくだした。

                  試合経過

 前半6分、トルコ代表がフリーキックを獲得した。ハンガリー代表のゴールマウスを見据えた位置から、ハカン・チャルハノールが、直接ゴールを狙ったが、GKディブスが胸に収めてしまった。
 同9分、ハンガリー代表の攻撃で、カルマルが、約30mの距離から強いシュートを放ったが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行っただけだった。
 同28分、マフムト・テクデミルが、右サイドからスローインを入れると、ペナルティーエリア内でボールをコントロールしたハカン・チャルハノールが、ゴール右斜め前からグランダーのシュートを試みたが、ファーサイドのゴール隅に向かったボールを、GKディブスが、身体を伸ばして確保した。そして、前半は、0:0のまま終わった。
 後半9分、トルコ代表がいいところを見せた。左サイドからジャネル・エルキンがセンタリングを入れると、ボールをコントロールしたジェンク・トスンが、PKポイントの近くからシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンスからこぼれた。そのこぼれ球で、詰めていたオザン・トゥファンがシュートを放ったが、ボールは、バーを越えて外に出て行ってしまった。
 同13分、ハンガリー代表が先制した。ニコリッチのパスに反応したヴァルガが、ペナルティーエリア内へ入るやシュートを放った。ボールは、GKメルト・ギュノクが防いだが、そのボールが、サイドバーに当たり跳ね返った。転がったボールをクリアしようと、オザン・カバクの蹴ったボールは、シゲルに当たり、トルコ代表のゴールネットに収まったのだった。1:0。
 同28分、トルコ代表が、同点ゴールに迫った。デニズ・トゥルチが、右サイドからセンタリングを入れると、ボールが、ディフェンダーからこぼれた。そこへ走りこんできたハカン・チャルハノールが、強いシュートを放つと、GKディブスが、辛うじてパンチングで防いだ。その跳ね返りのボールを捉え、今度は、ユスフ・ヤズジュがシュートを放つと、ネゴからこぼれたボールを、ハンガリー代表のディフェンダーが、大きくクリアしてしまった。
 同ロスタイム5分、ハンガリー代表が、点差を2と拡げた。トルコ代表のコーナーキックを、ハンガリー代表が大きくクリアした。空いたスペースに転がるボールを奪い、ナズム・サンガレのチェックからも逃れたヴァルガが、ペナルティーエリアの手前まで持ち込んだ。そして、右足一閃、強烈なシュートを放つと、メルト・ギュノクが防ごうとしたにも拘わらず、ボールは、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。2:0。そして、ハンガリー代表が、2:0で、この試合を制したのだった。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=ナズム・サンガレ、メリヒ・デミレル、オザン・カバク、ジャネル・エルキン=マフムト・テクデミル(後半43分:カーン・アイハン)=オザン・トゥファン(後半26分:ベルカイ・オズジャン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半10分:ユスフ・ヤズジュ)=ハカン・チャルハノール=ケナン・カラマン、ジェンク・トスン(後半26分:デニス・トゥルチ)



ガラタサライ、無理からの変更(TRT 20.11.18)

ファーティフ・テリム監督(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、控えの選手たちに「用意をしておけ」とのメッセージを伝えた。同監督は、カイセリ・スポル戦では、ここまでとは異なった選手起用で臨むものと考えられている。

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、選手不足に出口を模索している。アルダ・トゥラン、ライアン・バベル、オマル・エラブデラウィに加えて、あと2名の選手に、PCR検査の結果、陽性判明が出たことで、苦境に陥っているのだ。ガラタサライは、ルイダンマとファルカオが故障を抱えていることもあり、理想とする選手構成に変化が生まれようとしている。同監督は、選手を欠くことから、カイセリ・スポル戦を前にして、控えの選手たちに「用意をしておけ」とのメッセージを発した。同監督が、月曜日のカイセリ・スポル戦に、用意を求めた選手第一番手がエムレ・アクババだ。ここ3試合、終盤での起用となったエムレ・アクババが、試合の組み立て役を引き受けることになろう。ゴールを守るのはファーティフ・オズテュルクとなる。ファーティフ・オズテュルクの起用は、2:1で敗れたアランヤ・スポル戦以後初となる。オマル・エラブデラウィに陽性判明が出たが、マルティン・リネスは故障を抱えるため、右サイドバックの変更が課題となっている。マルティン・リネスに行われた最新の検査では、シェネル・オズバイラクルが、今季初めて、出場の機会を得る可能性がある。ファルカオとライアン・バベルを欠き、FWの唯一の選択肢はムバエ・ジャッネだ。今季、トルコ・リーグで7試合に出場しながら、ゴールを決められないでいるセネガル人選手ジャッネは、カイセリ・スポル戦でゴールを決め、ゴール不発を終わらせたく考えている。



トルコ代表、ハンガリー代表戦を前にエフェジャン・カラジャの衝撃(スター紙 20.11.17)

エフェジャン・カラジャ  UEFAネーションズ・リーグB第3組最終戦で、明日、アウェーでハンガリー代表と戦うトルコ代表で、故障のため、エフェジャン・カラジャが外れるということになった。

 トルコ代表の公式HPによると、故障を抱えるエフェジャン・カラジャが、代表メンバーから外れることが明らかになった。故障を抱えるゼキ・チェリク、チャーラール・ソユンジュ、そして、ロシア代表戦でイエローカードをもらい累積警告に陥ったジェンギズ・ウンデル、更に、シェノル・ギュネシュ監督から許可をもらったエネス・ウナルも、ハンガリー代表戦のメンバーには入っていない。GKギョクハン・アッカンとMFアブドゥルカディル・オミュルの2人は、代表集合前に、また、メルト・チェティンとオルクン・キョクチュは、クロアチア代表戦後に、故障のため代表メンバーから外れている。



トルコ代表、ロシア代表相手に歴史的勝利/トルコ 3:2 ロシア(フォトマッチ紙改+トルコ・サッカー協会公式HP 20.11.16)

ケナン・カラマン(左)を讃えるジェンギズ・ウンデル(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) オザン・トゥファン(上)(トルコ・サッカー協会公式HP)  UEFAネーションズ・リーグB第3組で、トルコ代表とロシア代表が対峙した。カドゥキョイ・ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表が3:2で制し、勝ち点3を獲得した。トルコ代表に勝利を導いたゴールは、ケナン・カラマン、ジェンギズ・ウンデル、そして、PKを決めたジェンク・トスンから生まれた。トルコ代表が、ロシア代表に勝ったのは、28年ぶりの歴史的な勝利となった。一方、ロシア代表のゴールは、チェリシェフとクザエフから生まれた。この勝利は、トルコ代表にとっては、グループ・リーグ戦での初勝利となり、勝ち点を6に伸ばしたのに対し、ロシア代表は、同8に留まった。なお、同ネーションズ・リーグで、この水曜日に、トルコ代表はハンガリー代表と対峙し、ロシア代表はセルビア代表とのアウェー戦に臨む。
 なお、この試合の後半17分、ゼキ・チェリクが、故障を発生させ、プレー続行ができなくなってしまった。足首を捻った23歳のゼキ・チェリクに替わり、オザン・カバクが投入された。

                  得点場面など

 前半11分、ロシア代表が先制した。ディフェンスから前に出たメリヒ・デミレルが、ボールを奪われた。右サイドからペナルティーエリア内へと入ったクザエフからチェリシェフにボールが出ると、そのチェリシェフが、それに合わせシュートを放つと、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同24分、ロシア代表が10人になった。中盤からロシア代表のディフェンスに向かい出されたボールに追いつこうと動き出したジェンク・トスンが、ペナルティーエリアの手前で、セメノフにより倒された。それを咎めたマルチニャク主審が、セメノフにレッドカードを出したのだった。
 同26分、トルコ代表が同点に追いついた。ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ニアサイドで、ケナン・カラマンがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。1:1。
 同32分、トルコ代表が、2:1と勝ち越した。ロシア代表のペナルティーエリア内で、カーン・アイハンとパス交換をしたジェンギズ・ウンデルが、ゴール右斜め前から、インサイドキックでシュートを放つと、ボールは、バーに当たってからロシア代表のゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。
 後半6分、ロシア代表のペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだオザン・トゥファンを、クザエフが倒した。これを咎めたマルチニャク主審がPKを指示した。このPKを、ジェンク・トスンが、GKギエルメが跳んだとは逆方向の隅に叩き込んだ。3:1。
 同12分、アウェーのロシア代表が、点差を1と縮めた。右サイドで生まれた攻撃で、カラヴァエフがペナルティーエリアへとボールを持ち込み、ゴールライン際まで攻め上がった。そして、ボールを内へと入れると、ボールをコントロールしたクザエフが放ったシュートがゴールインしたのだった。3:2。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク(後半19分:オザン・カバク)、カーン・アイハン、メリヒ・デミレル、ジャネル・エルキン=オカイ・ヨクシュル=ジェンギズ・ウンデル(後半19分:デニズ・トゥルチ)、オザン・トゥファン(後半41分:マフムト・テクデミル)、ハカン・チャルハノール(後半41分:ユスフ・ヤズジュ)、ケナン・カラマン=ジェンク・トスン(後半35分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)



ガラタサライ、ルイダンマから悪い知らせ(TRT 20.11.15)

ファーティフ・テリム監督(アクシャム紙) ルイダンマ(ファナティック紙)  ガラタサライでは、ルイダンマの衝撃が走っている。腿の付け根を傷めたルイダンマは、コンゴ民主共和国代表から外れた。

 アンゴラ代表戦を前にした練習で故障を発生させたことで、ガラタサライのメディカルスタッフが動いた。治療を、トルコで受けるため集められたメディカルスタッフに、ルイダンマ自身も同意を与えたのだ。ルイダンマの状態は、トルコ入りして以後行われるであろう検査で明らかとなるだろう。
 26歳のルイダンマは、昨年、ガンビア代表戦で重大な故障を発生させた。左膝前十字筋、及び半月板損傷を起こし、長期の離脱を余儀なくされた。これで、カイセリ・スポル戦では、ガラタサライは、ディフェンス陣の変更が課題となった。
 ルイダンマの故障、オマル・エラブデラウィの陽性判明は、ファーティフ・テリム監督に難しい選手構成を強いることになった。オマル・エラブデラウィの替わりに、右サイドバックに入るのはマルティン・リネスが考えられる。ルイダンマの様子によっては、ストッパーにはライアン・ドンクが第一の選択肢となろう。



トルコ代表、2選手が離脱(ハベル・テュルク紙 20.11.14)

オルクン・キョクチュ メルト・チェティン(イエニ・シャファク紙)  トルコ代表で、故障のため、オルクン・キョクチュとメルト・チェティンが、代表合宿から外れたことが発表された。

 UEFAネーションズ・リーグで、11月15日に、フェネルバフチェ・シュクル・サラチオウル・スタジアムで、ロシア代表を迎えるトルコ代表で、故障のため、オルクン・キョクチュとメルト・チェティンが、代表合宿から離れたことが発表された。
 なお、代表合宿に、昨日加わったカーン・アイハンとメルト・ムルデュルは、今夜行われた練習では、その姿があった。



ベシクタシュ、選手構成に困った(ファナティック紙 20.11.13)

セルゲン・ヤルチュン監督(タクヴィム紙)  ベシクタシュが、クロアチア人選手ドマゴイ・ヴィダの衝撃を拭いきる前に、相次ぐ感染者情報で揺れている。1名の構想外となっている選手を含め3名の選手、ドマゴイ・ヴィダ同様、代表に召集されている選手が、もう1名、コロナに感染してしまった。既に、3名の選手が感染しているので、併せて感染者は8名になった。

 国際マッチデイが終わると、バシャクシェヒル・スポル戦とフェネルバフチェ戦が控えているベシクタシュに、相次ぐコロナ感染のニュースで厳しさに晒されている。ドマゴイ・ヴィダの衝撃を拭い去る前に、新たな感染者が加わったのだ。昨日明らかにされたところによると、1名の構想外となっている選手を含め3名の選手、ドマゴイ・ヴィダ同様、代表に召集されている選手、もう1名に、陽性判明が出てしてしまったのだ。既に陽性判明が出ている3名の選手に加えて、5名の選手が出たことで、感染者の数は8となった。フロントは、選手名を明らかにはしていないが、4名がディフェンス、2名がサイド、2名が中盤の選手だ。それに加えて、エルシン・デスタノウルは、レッドカードをもらったことでの出場停止、ギョクハン・トーレの故障は癒えていないという状況だ。



トルコ 3:3 クロアチア(トルコ・サッカー協会公式HP 20.11.12)

ドマゴイ・ヴィダ(左)ジェンク・トスン(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) デニズ・トゥルチ(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、親善試合で、クロアチア代表と戦い、3:3で引き分けた。

 ベシクタシュ・パークで行われたこの試合、トルコ代表は、前半24分に、PKをジェンク・トスンが決め、同41分にはデニズ・トゥルチが、そして、後半13分にジェンギズ・ウンデルがゴールを決めたのに対し、クロアチア代表は、前半33分にブドゥミルが、後半8分にパシャリッチ、同11分にブレカロがゴールを決めた。

                  得点場面を中心に

 前半22分、クロアチア代表のペナルティーエリア内で、ジェンク・トスンが、ドマゴイ・ヴィダをすり抜けようとしてピッチに倒れた。それを咎めた、この試合のスラヴコ・ヴィンチッチ主審がPKを指示した。同23分、このPKを、GKが跳んだとは逆方向のゴール隅に、ジェンク・トスン自身が蹴り込んだ。1:0。
 同32分、クロアチア代表が同点に追いついた。守備に入っていたメルト・チェティンから奪ったボールを持ち、トルコ代表のペナルティーエリア内へと入ったブドゥミルが、ループシュートを試みると、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同40分、トルコ代表が、再度、リードを奪った。ジャネル・エルキンのロングパスに反応して、ディフェンスの裏を取ったデニズ・トゥルチが、ボールを持ち、ペナルティーエリア内へと入った。そして、ゴール左斜め前からグランダーのシュートを放つと、これが決まったのだった。2:1。
 同44分、クロアチア代表の攻撃で、ログが、トルコ代表のペナルティーエリアに向け上げられたボールを、胸トラップで落とした。そのログが落としたボールに、走りこんできたブドゥミルが強いシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。
 同8分、クロアチア代表が、再度、同点に追いついた。ブレカロが、右サイドからグランダーの強いボールを入れると、そのボールに、ディフェンス陣が関わることができなかった。そのため、逆サイドでフリーだったパサリッチが、狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。2:2。
 同11分、アウェーのクロアチア代表が逆転した。左サイドで生まれた攻撃で、オルシッチがセンタリングを入れた。それに、フリーになっていたブレカロがヘッドで合わせると、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。2:3。
 同13分、トルコ代表の同点ゴールが生まれたり。ジェンク・トスンの上手いヒールパスを、クロアチア代表のペナルティーエリアの手前で受けたジェンギズ・ウンデルが、インサイドキックでゴールを生み出したのだった。3:3。そして、試合は、この3:3のままで終わった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ナズム・サンガレ、メルト・チェティン(後半1分:ユスフ・ヤズジュ)、オザン・カバク、ジャネル・エルキン(後半1分:オメル・バイラム)=オルクン・キョクチュ(前半34分:ベルカイ・オズジャン)、オカイ・ヨクシュル、ドルクハン・トコズ(後半9分:メリヒ・デミレル)=ジェンギズ・ウンデル(後半32分:エフェジャン・カラジャ)、ジェンク・トスン(後半17分:エネス・ウナル)、デニズ・トゥルチ



トラブゾン・スポル、アブドラハ・アヴジュ時代が始まる(イエニ・シャファク紙 20.11.11)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルが、アブドラハ・アヴジュと、2年半の契約を結んだことを発表した。

 トラブゾン・スポルが、エディー・ビラル・ニュートン監督辞任を受けて、元ベシクタシュ監督のアブドラハ・アヴジュの監督への就任を発表した。57歳のアブドラハ・アヴジュと、2年半の契約を結んだことを明らかにしたのだ。

                 アブドラハ・アヴジュへ支払われる金額

 トラブゾン・スポルの発表によると、新監督にアブドラハ・アヴジュを迎え、2年半の契約を結んだということだ。トラブゾン・スポルは、アブドラハ・アヴジュに、今季は500万TL、来季は650万TL、2022-23シーズンには850万TLを支払うとなっている。



トルコ代表、メンバー変更(ハベル・テュルク紙 20.11.10)

アルタイ・バユンドゥル(ファナティック紙)  トルコ・サッカー協会は、ギョクハン・アッカンとアブドゥルカディル・オミュルを、トルコ代表メンバーから外し、新たに、アルタイ・バユンドゥルをメンバーに加えると発表した。

 トルコ代表が戦う、親善試合のクロアチア代表戦、UEFAネーションズ・リーグのロシア代表戦とハンガリー代表戦に臨むメンバーを変更した。故障を発生させたGKギョクハン・アッカンとアブドゥルカディル・オミュルを、代表メンバーから外したのだ。フェネルバフチェのGKアルタイ・バユンドゥルが、ギョクハン・アッカンが外れたあと、ユース代表の合宿地から、フル代表の合宿地へと呼び込まれた。



シワス・スポル 1:2 ガラタサライ(NTV 20.11. 9)

アルダ・トゥラン(ガラタサライ公式HP) カヨーデ(左)タイラン・アンタルヤル(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第8節、シワス・スポルとのアウェー戦に臨んだガラタサライは、1:2で勝利を収めた。ガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、前半19分にユヌス・ベランダが、後半3分にアルダ・トゥランがもたらしたものだった。シワス・スポルの唯一の得点は、後半31分にジャネル・オスマンパシャが決めたものだった。シワス・スポルは、前半45分に、ファジルがPKを蹴ったが、これを決めることができなかった。アルダ・トゥラン主将は、ガラタサライのユニフォームを着て、9年ぶりとなるゴールを決めた。

 トルコ・リーグ第8節で、シワス・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライは、前節のメンバーとは4人の入れ替えを行い、試合に臨んだ。ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、第7節、イスタンブルで戦ったアンカラ・グジュ戦の先発メンバーに入っていたラダメル・ファルカオとマルセロ・サラッキは故障のため起用できず、ジャッネとエトボは控えに回したのだった。同監督は、その4人に替わり、エムレ・タシュデミル、ソフィアン・フェグリ、ユヌス・ベランダ、アルダ・トゥランを先発メンバーに入れた。
 前半19分、ガラタサライがゴールを決めた。左サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだエムレ・クルンチが、相手選手をかわしたあと、ボールをソフィアン・フェグリに出した。そのソフィアン・フェグリが、PKポイントの手前の絶好の位置にいたユヌス・ベランダにボールを回した。ユヌス・ベランダは、グランダーの狙いすましたシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットに収まったのだった。
 前半の終盤、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだカヨーデが、マルカオとマッチアップとなり、ピッチに倒れた。アブドゥルカディル・ビティゲン主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、ピッチサイドのモニターに確認に向かった。そして、確認後、PKを指示したのだった。同ロスタイム1分、このPKを、ファジルが蹴ったが、ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返っただけだった。そして、前半は、ガラタサライが0:1とリードをして終わった。
 後半、いい始まり方をしたガラタサライは、同3分、点差を2と拡げた。ユヌス・ベランダからのパスをペナルティーエリアで受けたアルダ・トゥランの放ったシュートが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。
 同31分、点差が1と縮まった。ウーウル・チフトチが左サイドからペナルティーエリアに向けセンタリングを入れると、それに反応したジャネル・オスマンパシャがシュートを放つと、GKオカン・コジュクが防ごうとしたが、ボールはガラタサライのゴールネットに収まった。1:2。そして、試合は、ガラタサライが、1:2とリードを保ったまま終わった。ガラタサライは、この結果、勝ち点を16とし、3位に付けた。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルチェロ・ジョアーノ、ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=ロビン・ヤルチュン=オラレンワジュ・カヨーデ(後半11分:アルナ・コーネ)、ファイチャル・ファジル(後半23分:ヤシン・オズテキン)、ハカン・アルスラン(後半10分:カシミル・ニンガ)、マックス・グラデル=ムスタファ・ヤタバレ(後半23分:クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ)
【ガラタサライ】オカン・コチュク=オマル・エラブデラウィ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、エムレ・タシュデミル=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(後半36分:ゲネカロ・エテボ)、ユヌス・ベランダ(後半36分:オメル・バイラム)、エムレ・クルンチ(後半45分:エムレ・アクババ)、アルダ・トゥラン(後半ロスタイム5分:オーウルジャン・チャーラヤン)=ライアン・バベル(後半36分:ンバエ・ジャッネ)



フェネルバフチェ 0:2 コンヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP+ヒュリエット紙補綴 20.11. 8)

フェルディ・カドゥオウル(左)ギレルメ・シチャ(右)(フェネルバフチェ公式HP) イェヴトヴィッチ(左)を讃えるスクビッチ(右)(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第8節で、コンヤ・スポルをホームに迎えた。しかし、フェネルバフチェは、0:2で敗れてしまった。前半34分、ぺルカスがコンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたが、ヴィデオ判定システムで確認後、そのゴールは取り消されてしまった。アウェーのコンヤ・スポルは、後半22分にイェヴトヴィッチが、同32分にはクラヴェッツがゴールを決めた。

                 試合経過

 前半23分、オザン・トゥファンが、ペナルティーエリアの外から放った強烈なロングシュートは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 同27分、コンヤ・スポルの攻撃で、守備陣の裏に放り込まれたボールに反応して動き出していたミロセヴィッチが、GKアルタイ・バユンドゥルと1対1となった。そのミロセヴィッチがループシュートを試みたが、アルタイ・バユンドゥルが、しっかりとこのボールを押さえた。
 同34分、ぺルカスが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前から放ったループシュートが、ゴールネットに収まった。最初は、ゴールを認定したアリ・シャンサラン主審だったが、ヴィデオ判定システム審判から出た警告を受け、ピッチサイドのミニターに確認に向かった。確認後、ゴールが決まる前に、ヴァレンシアが、手でボールに触れていたため、同主審はゴールを取り消した。
 後半14分、ギョクハン・ギョヌルの出したボールに反応して動き出したサマッタが、コンヤ・スポルのディフェンスのミスを咎めて、ゴール右斜め前でボールを得て、ペナルティーエリア内へと持ち込んだ。そして、右足アウトサイドでシュートを放ったが、GKセヒッチが、足を使い、このボールを遠避けた。
 同22分、左サイドから入れられたセンタリングを、ペナルティーエリア右サイドで、ジャネル・エルキンの上に飛び上がり、ボールを内へと、シェンゲリアが落とした。それに合わせて、イェヴトヴィッチが、見事なヴォレーシュートを見せると、アルタイ・バユンドゥルが防ごうとしたが間に合わず、フェネルバフチェのゴール隅に突き刺さったのだった。0:1。
 同32分、コンヤ・スポルの攻撃で、ディフェンスから放り込まれたロングボールに反応したクラヴェッツが、アルタイ・バユンドゥルと1対1となった状態からゴールを決めた。0:2。
 同42分、ルイス・グスタヴォが、ペナルティーエリア・ライン手前から右足一閃、シュートを放ったが、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。そして、新たなゴールは生まれることなく、試合は、コンヤ・スポルが0:2で制したのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マルセル・ティセラン、セルダル・アズィズ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ=ディミトリアス・ペルカス(後半13分:パピス・シセ)、エネル・ヴァレンシア(後半40分:ケマル・アデミ)、マメ・ティアム(後半1分:ディエゴ・ペロッティ)=ムブワナ・サマッタ(後半25分:フェルディ・カドゥオウル)
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネイチ・スクビッチ、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=オウズ・カーン・ギュチテキン(後半15分:レヴァン・シェンゲリア)、マルコ・イェヴトヴィッチ(後半27分・アルペル・ウルダー)=ソコル・チカレシ、デニ・ミロセヴィッチ(後半ロスタイム5分:パオロ・フルタド)、ファルク・ミヤ=アルテム・クラヴェッツ



ベシクタシュ、ガジアンテップで砕ける(TRT+ファナック紙補綴 20.11. 7)

ムハッメト・デミル(左)アッティバ・ハッチンソン(右)(ガジアンテップFK公式HP) ケヴィン・ミララス(ガジアンテップFK公式HP)  トルコ・リーグ第8節で、ガジアンテップFKが、ホームでベシクタシュを3:1でくだした。

 カリョン・スタジアムで行われたこの試合、ホームのガジアンテップFKが、前半45分、ミララスのゴールで1:0と先制した。アウェーのベシクタシュは、後半16分、サイル・ラリンのゴールで同点に追いついた。その後、同18分に、ムハメット・デミルのゴールで、再度、勝ち越した。そして、この試合を決したゴールは、同ロスタイム8分にケナン・オゼルの決めたものだった。
 この試合の後半10分、ベシクタシュのGKエルシン・デスタノウルがレッドカードをもらい、以後、ベシクタシュは10人になってしまった。
 この結果、ホームで戦った7試合を負けていないガジアンテップFKは、勝ち点を11に伸ばしたのに対し、ベシクタシュは、同10に留まった。

                  試合経過

 前半27分、ベシクタシュのロシエが、右サイドからセンタリングを入れると、際どく、ディフェンダーのパピィ・ジロボジがクリアし、危ないところを救った。
 同36分、ディコが、右サイドからセンタリングともシュートとも見えるボールが枠を捉えたところ、GKエルシン・デスタノウルが辛うじてパンチングで防いだ。
 同39分、ベシクタシュがゴールに迫った。サイル・ラリンが、ペナルティーエリア内へ入る前に、押さえの利いたシュートを放ったが、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同44分、ホームのガジアンテップFKが先制した。右サイドからゴールライン際まで駆け上がったディコが、ペナルティーエリア内へと入ったムハッメト・デミルにボールを回した。そのムハッメト・デミルが、ゴール斜め前からグランダーのシュートを放つと、GKエルシン・デスタノウルの右に向かったところ、エルシン・デスタノウルがパンチングで防いだ。攻撃は続き、ボールが、ファーサイドにいたミララスの前に転がると、ミララスがゴールに送りこんだのだった。しかし、線審がオフサイドフラッグを上げていたので、一旦、ゴールを取り消したヤシャル・ケマル・ウーウル主審だったが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け入れ、改めてゴールを認定したのだった。1:0。そして、前半は、ガジアンテップFKが1:0とリードしたまま終わった。
 後半10分、ディフェンスの裏を取ったムハッメト・デミルを止めるべく、前に出たエルシン・デスタノウルがファウルをすると、レッドカードが出され退場処分となった。そのため、ラシド・ゲザルに替えて、控えのGKウトゥク・ユワクランが投入された。
 同16分、ベシクタシュが同点に追いついた。ロシエが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたサイル・ラリンが、このボールに触れると、ガジアンテップFKのゴールネットが揺れたのだった。1:1。
 同19分、ホームのガジアンテップFKが、再び勝ち越した。右サイドからセンタリングが入れられると、そのボールをコントロールしたムハッメト・デミルが、狙いすましたシュートを試みると、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 同ロスタイム8分、ホームのガジアンテップFKが、点差を2と拡げた。途中投入されたギュライ・ヴラルが、右サイドをゴールライン際まで持ち込み、内へと切り返すと、ニアサイドで、そのボールにきれいにケナン・オゼルが合わせると、ボールは、ファーサイドのゴール隅に突き刺さったのだった。3:1。そして、試合は、3:1とガジアンテップFKがリードを保ったまま終わったのだった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、パヴェル・オルコウスキ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、パピィ・ジロボジ、アリン・トシュジャ=アメデジ・ヴェトリヒ(後半ロスタイム6分:フルカン・ソヤルプ)=アレクサンドル・マキシム(後半ロスタイム6分:ギュライ・ヴラル)、ケヴィン・ミララス(後半ロスタイム6分:ジェフェルソン・ノゲイラ)=ムハメット・デミル(後半37分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)、ヌア・ディコ(後半30分:ケナン・オゼル)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンタイン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ(前半16分:フランシスコ・モンテーロ)、ファブリス・ンサカラ=アッティバ・ハッチンソン=ラシド・ゲザル(後半13分:ウトゥク・ユワクラン)、オウズハン・オズヤコブ(後半1分:ベルナール・メンサー)、ドルクハン・トコズ(後半1分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、サイル・ラリン(後半26分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ヴァンサン・アブバカル



シワス・スポル 2:0 カラバフ(ミリエット紙 20.11. 6)

ジャネル・オスマンパシャ(左)を讃える(ヒュリエット紙) ニンガ(左)(ヒュリエット紙)  ヨーロッパのカップ戦で、バシャクシェヒル・スポルについで、シワス・スポルが、我々に笑顔をもたらしてくれた。

 UEFA欧州リーグI組第3戦で、シワス・スポルが、ホームに迎えたカラバフを2:0でくだし、初の勝ち点3を得た。シワス・スポルのゴールは、前半10分にジャネル・オスマンパシャが、後半43分にカヨーデのもたらしたものだった。

                 試合経過

 前半4分、エリドーアン・イエシルユルトが、ペナルティーエリアの外からロングシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同10分、シワス・スポルが先制した。ファジルが蹴った右コーナーキックに対し、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたジャネル・オスマンパシャが、狙いすましたヘディングシュートを放つと、これが相手ゴールネットを揺らし、スコアを1:0とした。
 同31分、オウスのパスを受けたゲリエが、ペナルティーエリアのゴールやや左斜め前で、ダイレクトでグランダーの強いシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同37分、ヤタバレが、相手ディフェンスの裏に送ったボールを得たニンガが、ヒュセイノフをフェイントでかわし、ペナルティーエリア内で、相手GKと1対1となった。そして、PKポイントの手前でシュートを試みたが、ボールは、サイドバーを逸れ外に出て行ってしまい、ニンガは、絶好のゴールチャンスを生かすことができなかった。
 後半21分、マヒル・エムレリが、ペナルティーエリアの外から放ったいいシュートは、GKサマッサが、辛うじてコーナーキックに替えた。
 同26分、右サイドで生まれたシワス・スポルの攻撃で、ヤシン・オズテキンの出したパスが、相手ディフェンスからこぼれた。詰めていたカヨーデが、ゴールエリア内ゴール斜め前の位置から効果的なシュートを放つと、GKマゴメダリエフが、コーナーキックに替えてしまった。
 同28分、オウスのペナルティーエリアのゴール右斜め前から放ったシュートは、GKサマッサがゴールを許さなかった。
 同39分、グラデルが、枠を見据えて直接ゴールを狙ったフリーキックを蹴ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同42分、突然生まれたシワス・スポルの攻撃で、右サイドからドリブルでペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだヤシン・オズテキンが出したパスを受け、カヨーデが至近距離からシュートを放つと、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同43分、シワス・スポルが、点差を2と拡げた。ハカン・アルスランが、ペナルティーエリアへと送り込んだボールに反応したカヨーデが、そのコースに入ると、相手GKの頭上を超えるシュートを放ち、それが決まったのだった。2:0。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルチェロ・ジョアーノ、ロビン・ヤルチュン、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ファイチャル・ファジル、クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ(後半45分:イサク・コフィー)=エルドーアン・イエシルユルト(後半14分:マックス・グラデル)、ハカン・アルスラン、カシミル・ニンガ(後半22分:ヤシン・オズテキン)=ムスタファ・ヤタバレ(後半14分:オラレンワジュ・カヨーデ)



バシャクシェヒル・スポル 2:1 マンチェスターユナイテッド(ベイン・スポル 20.11. 5)

デンバ・バ(ヒュリエット紙) ラファエル(右)(The Sun紙公式HP)  UEFAチャンピオンズリーグH組第3戦で、バシャクシェヒル・スポルは、ホームに迎えたマンチェスターユナイテッドを、デンバ・バとエディン・ヴィスチャのゴールで、2:1で勝った。バシャクシェヒル・スポルは、史上初めて参戦するチャンピオンズリーグで、イングランドの強豪マンチェスターユナイテッドを下し、歴史に業績を刻んだ。

 試合に、プレッシャーをかけて始めたバシャクシェヒル・スポルは、最初の大きな攻撃を前半11分に起こした。左サイドで、デニズ・トゥルチとワンツーをして抜け出したエディン・ヴィスチャが、スペースを作り強いシュートを放った。だが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。同13分、バシャクシェヒル・スポルが先制した。エディン・ヴィスチャが、自陣から出したロングパスをコントロールしたデンバ・バが、相手ペナルティーエリア内へと持ち込んだ。そして、相手GKヘンダーソンと1対1となったセネガル人選手デンバ・バが、インサイドキックでゴール隅を狙ったシュートを放つと、マンチェスターユナイテッドのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。このゴールとともに、バシャクシェヒル・スポルには、チャンピオンズリーグで記念すべき初ゴールとなったのだった。同40分、バシャクシェヒル・スポルは点差を2と拡げた。デニズ・トゥルチが、ファン・デ・ベクから奪ったボールを持ち、スピードに乗り前進した。そして、ペナルティーエリア内にいたデンバ・バにグランダーのパスを出した。デンバ・バが、ボールの上を触れ跳ね上げると、背後から入ってきたエディン・ヴィスチャが、狙いすましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。2:0。同43分、マンチェスターユナイテッドが、点差を1と縮めた。ショーが、左サイドからペナルティーエリアへとセンタリングを入れると、フリーになっていたマーシャルが、ヘッドで合わせると、ゴール隅に入ったのだった。2:1。前半を、このスコアのまま終わった後半、両者ともに掴んだチャンスを生かせず、バシャクシェヒル・スポルは、2:1のスコアで勝利を得て、歴史を作ったのだった。
 グループ・リーグ戦で、初の敗北となったマンチェスターユナイテッドは、勝ち点6に留まり、初の勝ち点3を得たバシャクシェヒル・スポルは、グループ・リーグ戦で理想的な状態へと入ってきた。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ラファエル・ダ・シルヴァ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ、ボリンゴリ・ンボンボ=ベルカイ・オズジャン(後半42分:メフメット・トパル)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半45分:カルロス・ポンク)=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ、デニズ・トゥルチ=デンバ・バ(後半34分:フレデリック・グルブラドセン)



ガラタサライに悪い知らせ(TRT 20.11. 4)

サラッキ(ヒュリエット紙) マルカオ(サバハ紙)  ガラタサライの、サラッキとマルカオの状態が明らかになった。2人とも、故障のため、シワス・スポルとのアウェー戦には出場できない。

 ガラタサライに、アンカラ・グジュ戦で傷んだサラッキとマルカオから、悪い知らせが届いた。左腿の付け根を傷めたサラッキと、左脚上部筋肉に問題が出ているマルカオが、シワス・スポル戦への出場は無理だということが明らかになった。アンカラ・グジュ戦で故障を発生させたエムレ・タシュデミルは、チームとは離れて練習を続けている。マルカオとサラッキから届いた知らせを受け、首脳陣は計画の変更を行ったということだ。ファーティフ・テリム監督は、シワス・スポルとのアウェー戦には、ストッパーとしてライアン・ドンクに出場機会を与えるものと看られる。サラッキのいない左サイドバックには、第一のオプションとしてマルティン・リネスが考えられている。また、ガラタサライで、故障を抱えるユヌス・ベランダも、シワス・スポル戦への出場は難しいとの情報だ。モロッコ人選手ユヌス・ベランダは、治療継続中で、チームとは別行動で、自身に用意された練習メニューを行っているということだ。



アンタルヤ・スポル 1:2 フェネルバフチェ(NTV+ベイン・スポル補綴 20.11. 3)

デヴァー・オリギル(左)オザン・トゥファン(右)(アンタルヤ・スポル公式HP) ペロッティ(右)を讃えるシナン・ギュムシュ(左)(ソズジュ紙)  トルコ・リーグで、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェが、1:2で勝ち、試合数が多い中だが首位に就いた。アンタルヤ・スポルでは、前半45分にヤホヴィチが、フェネルバフチェでは、後半ロスタイム6分にシナン・ギュムシュが、それぞれレッドカードをもらった。この試合、フェネルバフチェは、3本のシュートがバーに嫌われた。また、PKでゴールを決めたディエゴ・ペロッティが、初めての試合でゴールを決めたのだった。

 トルコ・リーグ第7節で、フェネルバフチェは、アンタルヤ・スポルと対峙した。お互いにコントロールした試合運びを見せながら進んだ前半だったが、フェネルバフチェの方が、よりプレッシャーをかけていた。だが、得点をあげることはできなかった。アンタルヤ・スポルは、北マケドニア人選手アディス・ヤホヴィッチが、前半45分、セルダル・アズィズに執った激しいファウルに対し、イエローカードが出された。だが、主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、イエローカードを取り消し、レッドカードを出した。前半は0;0のまま終わったが、アンタルヤ・スポルは、後半には10人で臨まなければならなくなった。

                  後半、相次ぐゴールが生まれる

 フェネルバフチェは、後半、10人になった相手に対し、プレッシャーをかけて臨んだ。同4分、フェネルバフチェは、オザン・トゥファンのゴールで、アウェー戦ながら0:1と先制した。ヴァレンシアが、右サイドから出したパスに、ペナルティーエリア内にいたオザン・トゥファンが合わせると、GKボッフィンが防ごうとしたが、ボールはアンタルヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。同7分、アンタルヤ・スポルが、ドイツ人スター選手ルカス・ポドルフスキのゴールで追いついた。デヴァー・オリギルからのパスで、ペナルティーエリア内でボールを得たポドルスキが、左足のアウトで見事なシュートを放つと、同点ゴールが決まったのだった。1:1。

                  フェネルバフチェ、バーに嫌われる

 同点ゴール後、フェネルバフチェは、相手を、その陣内に閉じ込めた。次から次へと攻撃を仕掛けゴールを求めるフェネルバフチェは、同13分、ぺルカスのシュートが、バーに嫌われた。同15分、ルイス・グスタボが、ペナルティーエリアの外から放った強烈なシュートも、バーに嫌われた。同37分には、パピス・シセのシュートが、またしてもバーに嫌われた。
 試合の終盤、プレッシャーを高めて行ったフェネルバフチェが、PKを獲得した。同38分、ビュンヤミン・バルジュが、ペナルティーエリア内でペロッティに対して執った動きをファウルと判定したバハッティン・シムシェク主審がPKを指示したのだった。ホセ・ソーサに替わりピッチに立ち、初めてフェネルバフチェのユニフォームを着ての試合となったディエゴ・ペロッティが、このPKを蹴りゴールが生まれ、フェネルバフチェが1:2とリードを奪うことになった。そして、残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが、アウェー戦で、アンタルヤ・スポルを1:2でくだし、勝ち点3を獲得した。フェネルバフチェで、途中投入されたシナン・ギュムシュが、同ロスタイム6分に、相次いでイエローカードを2枚もらい、退場処分となった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を17に伸ばし、試合数が多い中だが、首位の座に就いた。アンタルヤ・スポルは、同8のままである。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、ナルド、フェドール・クドゥリアショフ(後半43分:アリ・エレン・イイジャン)=メルト・ユルマズ、ヌリ・シャッヒン(後半17分:フレディ・リベイロ)=ギョクデニズ・バイラクダル(後半30分:ウフク・アキョル)、デヴァー・オリギル、ルカス・ポドルスキ(後半30分:エルサン・ギュリュム)=アディス・ヤホヴィッチ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マルセル・ティセラン、セルダル・アズィズ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半36分:シナン・ギュムシュ)、ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア(後半36分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ホセ・ソーサ(後半17分:ディエゴ・ペロッティ)、ディミトリアス・ペルカス(後半17分:パピス・シセ)=ムブワナ・サマッタ(後半29分:ケマル・アデミ)



ベシクタシュ 1:0 新マラテヤ・スポル(ハベル・テュルク紙 20.11. 2)

オウズハン・オズヤコブ(左)ゼキ・ヤウル(右)(ヒュリエット紙) サイル・ラリン(右)を讃えるヴァレンタイン・ロシエ(左)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第7節で、ホームに迎えた新マラテヤ・スポルを1:0でくだした。ベシクタシュに、今季、ヴォーダフォン・アリーナでの初勝利をもたらしたゴールは、サイル・ラリンのあげたものだった。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第7節で、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えた。今季、ホームで戦った2試合で勝てていなかったベシクタシュに、初の勝ち点3を、この新マラテヤ・スポル戦で1:0の勝利で得たのだった。試合を通じて、多くのチャンスを、徒らに費やしていたベシクタシュに勝利を呼び込んだゴールは、後半10分、新加入のラシド・ゲザルのアシストで、サイル・ラリンの決めたものだった。ベシクタシュは、この結果、勝ち点を10に伸ばした。ここ2試合、敗北を喫した新マラテヤ・スポルは、同8に留まった。

                 試合経過

 前半16分、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだサイル・ラリンがシュートを放つも、ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行った。
 同24分、ドルクハン・トコズが、右サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったヴァンサン・アブバカルがシュートを放ったが、そのシュートコースに入ったディフェンダーに当たりコーナーキックに替わった。
 同25分、ペナルティーエリアで目の前に転がってきたボールを捉え、ヴァンサン・アブバカルが強烈なシュートを放つと、GKアブドゥサメド・ダムルが、一瞬、押さえたかにに見えたが、脚の間に落とし、しかし、ボールがゴールラインを割る前に押さえて、事なきを得た。
 同29分、スピードに乗ったベシクタシュの攻撃で、ヴァンサン・アブバカルのパスを受け、右サイドからペナルティーエリア内へと入ったラシド・ゲザルがシュートを試みたが、ボールはファーサイドの傍らを抜け外に出て行った。そして、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半3分、オウズハン・オズヤコブが、ペナルティーエリア内でシュートを放ったが、GKがコーナーキックに替えた。
 同10分、ベシクタシュが先制した。オウズハン・オズヤコブのパスを、ペナルティーエリア内で受けたラシド・ゲザルが、左サイドからセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたサイル・ラリンがヘッドで合わせると、新マラテヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 同13分、新マラテヤ・スポルがゴールに迫った。クリスティアン・クエヴァが蹴ったフリーキックが、直接ゴールを捉えたが、エルシン・デスタノウルがコーナーキックに替えた。
 同23分、ヴァレンタイン・ロシエが、右サイドからセンタリングを入れると、ヴァンサン・アブバカルが、ファーサイドでヘディングシュートを試みたが、GKがボールを押さえてしまった。
 同29分、ラシド・ゲザルの放ったシュートが、一瞬、ヴァンサン・アブバカルの前に転がると、瞬間的にGKと1対1となった。そして、ヴァンサン・アブバカルの放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム3分、ペナルティーエリアの外でボールを得たギュヴェン・ヤルチュンが、ゴール左斜め前からシュートを放つと、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンタイン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=アッティバ・ハッチンソン=ラシド・ゲザル、ドルクハン・トコズ(後半40分:ネジプ・ウイサル)、オウズハン・オズヤコブ(後半25分:ベルナール・メンサー)、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル(後半40分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【新マラテヤ・スポル】アブドゥサメド・ダムル=ゼキ・ヤウル、セミフ・カヤ、ワラス、カリム・ハフェズ=ユースフ・ンダイシミエ、アフリイー・アクワ(後半26分:オルジャイ・シャハン)=ベンジャミン・テテ、アフメド・イルディズ(後半26分:モリケ・フォフォナ)、クリスティアン・クエヴァ(後半40分:ジェトミル・トパッリ)=クビライ・カナツィスクス(後半26分:ジョディ・ルコキ)



ガラタサライ 1:0 アンカラ・グジュ(フォトマッチ紙+ガラタサライ公式HP補綴 20.11. 1)

ライアン・バベル(中)を讃えるタイラン・アンタルヤル(左)とエムレ・クルンチ(右)(ガラタサライ公式HP) サバ・ロブジャニーゼ(前)エテボ(後)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第7節で、ガラタサライは、ホームにアンカラ・グジュを迎えた。試合は、ガラタサライが1:0と優位を保ち終わった。

 ガラタサライとアンカラ・グジュが、トルコ・リーグ第7節で、テュルク・テレコム・スタジアムで対峙した。試合は、ガラタサライが1:0と優位を持ったまま終わった。ガラタサライの唯一のゴールは、前半ロスタイム2分、マルセロ・サラッキのアシストで、オランダ人スター選手ライアン・バベルが生んだものだった。この結果、ガラタサライは、2連勝を遂げたことになる。ガラタサライは、勝ち点が13となり、試合数が多い中だが、3位に着けている。アンカラ・グジュの方は、同1で、最下位のままとなった。ガラタサライは、このあと、シワス・スポルとのアウェーとのアウェーでの戦いが予定されている。アンカラ・グジュは、ホームでカラギュムリュクを迎えることになる。

                 試合経過

 前半20分、アンカラ・グジュのカウンター攻撃で、アサーヌ・デュッセが、ロングパスを、右サイドにいたサバ・ロブジャニーゼに出した。と同時に、逆サイドを掛けあがり、ペナルティーエリア内へと入った。サバ・ロブジャニーゼから、再度ボールを受けたアサーヌ・デュッセが、ペナルティーエリア内から強烈なシュートを放つも、ボールは、僅かに枠を捉えず外に出て行ってしまった。
 同23分、ガラタサライが得たフリーキックを蹴ったオメル・バイラムが、直接ゴールを狙ったが、ボールは、サイドネットの外に吸いこまれただけだった。
 同36分、エムレ・ギュラルのパスに合わせて、サバ・ロブジャニーゼが、ペナルティーエリアからゴールを試みたが、GKオカン・コジュクがコーナーキックに替えた。
 同ロスタイム2分、左サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、マルセロ・サラッキが、相手選手をすり抜け、ペナルティーエリア内へと持ち込み、ボールをライアン・バベルに出した。PKポイントの僅か手前にいたライアン・バベルは、そのボールに合わせて狙いすましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。1:0。
 後半12分、ガラタサライのGKオカン・コジュクの大きなミスを咎め、ペナルティーエリア内でボールを得たヨナタン・ボリンギが、瞬間、オカン・コジュクと1対1となり、狙いすましたシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 同13分、ヨナタン・ボリンギが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からグランダーのシュートを試みたが、ボールはファーサイドへと逸れ、外に出て行った。
 同37分、左サイドでボールを奪ったエムレ・クルンチが、その背後を追い越し駆け上がったアルダ・トウランにボールを渡すと、アルダ・トウランはゴールライン際まで持ち込み、シュートには角度が狭いと、いい位置取りをしていたソフィアン・フェグリにボールを出した。GKフリードリヒを抜けたボールに対し、ソフィアン・フェグリがシュートを放ったが、アタカン・チャンカヤが、これを防ぎコーナーキックに替わった。
 同44分、ソフィアン・フェグリが、遠目からシュートを放ったが、GKフリードリヒが、頭上を抜けようかというボールを、パンチングで遠避けることに成功した。
 同ロスタイム3分、 アルダ・トウランが、素早くスローインでボールを入れると、ボールを得たエムレ・アクババが、ペナルティーエリア内へと持ち込み、前に相手選手がいたにも拘わらず、シュートを試みたが、ボールは、GKフリードリヒが倒れ込みながら押さえた。
 そして、ガラタサライが、前半の終盤に得たゴールで、1:0で、この試合を制したのだった。

【ガラタサライ】オカン・コチュク=オマル・エラブデラウィ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ(後半30分:ライアン・ドンク)、マルセロ・サラッキ(後半11分:エムレ・タシュデミル)=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半44分:エムレ・アクババ)、オゲネカロ・エテボ、オメル・バイラム(後半31分:ソフィアン・フェグリ)、ライアン・バベル=ンバエ・ジャッネ(後半11分:アルダ・トゥラン)
【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ズヴォニミル・サリジャ(後半34分:ウドゥリズ・ヴォジャ)、パズダン・ミカル、エルディ・ディクメン、アッティラ・トゥラン=アサーヌ・デュッセ(後半40分:ベルケ・ギュルビュズ)、アタカン・チャンカヤ=サバ・ロブジャニーゼ(後半34分:オルカン・チュナル)、ヨナタン・ボリンギ、エムレ・ギュラル(後半25分:ルカ・アジッチ)=トルゲイル・ボルヴェン



トラブゾン・スポル 3:4 カスムパシャ(ベイン・スポル+NTV補綴 20.10.31)

ティルペン(右)を讃える(ヒュリエット紙) ウサマ・ハダディ(左)アブドゥルカミル・オミュル(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第7節で、ホームにカスムパシャを迎えたトラブゾン・スポルは、試合の多くの時間帯で3:2とリードしながら、最後の3分間で浴びたゴールで、3:4で敗れてしまった。

 トルコ・リーグで、望ましい始まり方をできなかったトラブゾン・スポルは、これで、勝利から見放されるのが4試合となった。トラブゾン・スポルのエディ・ニュートン監督は、フェネルバフチェとのアウェー戦で3:1で敗れたにも拘わらず、先発メンバーを変えないで試合に臨んだ。PCR検査の結果、陽性判明の出たガーナ人選手カレブ・エクバンとヒュセイン・テュルクメンは、登録メンバーには入れられなかった。同様に、スティーブン・プラザとガストン・カンピも、登録メンバーに入れなかった。
 メディカル・パルクで、ゴールの幕は、早々に開いた。カスムパシャが、前半8分に先制したのだ。ペナルティーエリアの手前から、ティルペンが、強くて狙いすましたシュートを放つと、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。同23分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。ペナルティーエリア内左サイドにいたンワケメからのパスが、右サイドのセルカン・アサンに渡った。そのセルカン・アサンがグランダーのシュートを放つと、ボールは、GKラマザン・キョシェの左を抜けゴール隅に収まったのだった。1:1。同31分、トラブゾン・スポルが逆転した。アブドゥルカミル・オミュルからのパスを、ペナルティーエリア・ライン上で受けたンワケメがグランダーのシュートを放つと、GKラマザン・キョシェの左を抜け、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同38分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。ルイス・ベーカーの出したロングパスに反応して、相手選手を潜り抜け、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入ったンワケメが、狙いすましたシュートを試みると、ボールは、GKラマザン・キョシェの左を抜け、カスムパシャのゴールネットに収まったのだった。3:1。同41分、ウーウルジャン・チャクルが、ペナルティーエリア・ライン近くからキャーミル・アフメット・チョレクチに出したパスをカットしたユスフ・エルドーアンが、狙いすましたシュートを放つと、トラブゾン・スポルのゴールに突き刺さったのだった。3:2。そして、前半は、トラブゾン・スポルが、3:2とリードしたまま終わった。
 後半、スピードに乗りプレーを始めたカスムパシャが、同11分にPKを得た。左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだアルミン・ホジッチが、セルカン・アサンとマッチアップになり、ピッチに倒れると、トゥガイ・カーン・ヌマノウル主審はPKを指示した。同13分、アイタッチ・カラが、このPKを蹴ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、左隅に向かったボールを防いでしまった。同42分、カスムパシャが同点に追いついた。ハジュラディノヴィッチが、右サイドからセンタリングを入れると、ディフェンスに入ったエドガー・レが、逆方向に蹴り出そうとしたところが、GKウーウルジャン・チャクルが防ごうとしたが、ボールは、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まってしまった。3:3。同ロスタイム3分、カスムパシャが勝ち越した。アフメット・オウズのパスを、ペナルティーエリア・ライン上でコントロールしたコイタが、強いが、よく制御の利いたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。3:4。このゴールとともに、この試合のスコアが決したのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=フラヴィオ・ダ・シルヴァ(後半16分;ジャニニー・セメド)、キャーミル・アフメット・チョレクチ(後半30分:アブドゥルカミル・パルマク)、ルイス・ベーカー=アブドゥルカディル・オミュル(後半44分:フセニ・ディアバテ)、ベニク・アフォベ、アンソニー・ンワケメ
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=フロレント・ハデルグジョナジ、ロレット・サディク、タルカン・セルベスト、ウサマ・ハダディ=ミカエル・ティルパン(後半ロスタイム1分:アフメット・オウズ)=ユスフ・エルドーアン(後半38分:アヌル・コチ)、アイタッチ・カラ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、ケヴィン・ヴァルガ(後半1分:フォデ・ベンガリ・コイタ)=アルミン・ホジッチ(後半44分:アラン・カリウス)



シワス・スポル 1:2 マッカビ・テルアヴィヴ(ソズジュ紙 20.10.30)

ペレス(マッカビ・テルアヴィヴ公式HP) ウーウル・チフトチ(右)(シワス・スポル公式HP)  シワス・スポルは、カヨーデのゴールで先制した試合で、マッカビ・テルアヴィヴに1:2で敗れた。シワス・スポルは、後半21分にカマラがレッドカードをもらってしまい、試合の均衡が崩れてしまった。

 UEFA欧州リーグI組で、シワス・スポルとマッカビ・テルアヴィヴが対峙した。新9月4日スタジアムで行われたこの試合、シワス・スポルが1:2で落とした。第1戦をヴィジャレアルに敗れたシワス・スポルは、先制したにも拘わらず、結局は勝ち点なしで終わった。この結果、マッカビ・テルアヴィヴは勝ち点を6に伸ばし、シワス・スポルは、勝ち点0で最下位になった。シワス・スポルは、11月5日(木)には、アゼルバイジャンのカラバフを、ホームに迎える。

                  カヨーデが幕を切って落とす

 前半、相手を封じ込んだシワス・スポルは、カヨーデ、ヤタバレ、グラデルにより効果的な攻めを見せていたが、スコアを変えるようなゴールを決めることができなかった。後半10分、シワス・スポルの攻撃ラインが得点をあげた。ヤタバレのパスを受け、ペナルティーエリア内へと入ったグラデルが、カヨーデにお膳立てをするパスを出すと、そのカヨーデが決めたのだった。1:0。

                  カマラのチェックが悪夢の始まりだった

 マッカビ・テルアヴィヴが、同21分、危険な場面を作った。ペナルティーエリア内で、ボールに触れようとしたとき、ゴロサを倒してしまったカマラが、PKを与えてしまった。この日2枚目のイエローカードをもらったカマラは退場処分となり、以後、シワス・スポルは10人で戦うことになった。そのPKを、同24分、ビトンが、サマッサが跳んだとは反対のゴール隅に蹴りこみ、スコアを1:1とした。
 同26分、ヤタバレが、ペナルティーエリア内から蹴ったシュートが、バーに嫌われ跳ね返ったのに対し、その3分後には、マッカビ・テルアヴィヴの方がゴールを決めた。

                  ペレス、シワス・スポルを崩す

 同29分、マッカビ・テルアヴィヴが逆転した。ペレスが、リカンのパスを受けペナルティーエリア内に入り、シュートを放った。ボールが、GKから跳ね返ったところ、ヘッドで仕上げを行ったペレスのゴールが決まったのだった。1:2。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ロビン・ヤルチュン、ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ(後半36分:アルナ・コーネ)=ムスタファ・ヤタバレ、ファイチャル・ファジル、マックス・グラデル(後半33分:カシミル・ニンガ)=オラレンワジュ・カヨーデ(後半30分:イサク・コフィー)



バシャクシェヒル・スポル 0:2 パリ・サンジェルマン(フォトマッチ紙改 20.10.29)

デニズ・トゥルチ(右)(ヒュリエット紙) モイーズ・キーン(TRT)  UEFAチャンピオンズリーグで、バシャクシェヒル・スポルが、ホームに、フランスのパリ・サンジェルマンを迎えた。バシャクシェヒル・スポルは、相手に対し厚いプレッシャーをかけ、多くの好機を得たが、試合は0:2のスコアで落としてしまった。パリ・サンジェルマンに勝利をもたらしたゴールは、後半19分と34分にモイーズ・キーンの決めたものだった。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点0に留まり、パリ・サンジェルマンは同3となった。

 UEFAチャンピオンズリーグH組で、バシャクシェヒル・スポルとフランスの強豪パリ・サンジェルマンが対峙した。バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、スイスのアンドレアス・エクベルク主審が裁いた。
 この試合の結果、パリ・サンジェルマンは、初の勝ち点を得たのに対し、バシャクシェヒル・スポルは、まだ勝ち点がない。バシャクシェヒル・スポルは、グループ・リーグ戦の第3戦を、11月4日(水)に、アウェーでイングランドのマンチェスターユナイテッドと対峙する。

                 ネイマール、前半26分に交替

 パリ・サンジェルマンのブラジル人スター選手ネイマールが、故障を発生させ、前半26分に交替を余儀なくされた。前半18分に、大腿部に異常を感じ始め、その1分後、治療を受けにピッチサイドに出たネイマールは、一旦、治療を受けピッチに戻った。だが、その数分後、交替を求めるサインをベンチに送った。トーマス・トゥヘル監督は、同26分、ネイマールを下げ、替わりにサラビアを投入した。

                 得点場面

 後半19分、キリアン・エムバペが蹴ったコーナーキックに対し、ペナルティーエリア内のいい位置にいたモイーズ・キーンがヘッドで合わせると、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らした。0:1。
 同34分、ティロ・ケーラーが、ペナルティーエリア内へと出したパスに、キリアン・エムバペが触れると、モイーズ・キーンの前に転がった。モイーズ・キーンが、体を反転させてシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:2。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ラファエル・ダ・シルヴァ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ、ボリンゴリ・ンボンボ(後半18 分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=ベルカイ・オズジャン、メフメット・トパル(後半23分:デンバ・バ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ、エンゾ・クリヴェリ(後半36分:ジュリアーノ)、デニズ・トゥルチ(後半36分:ダニエル・アレクシッチ)



ガラタサライ、マルセロ・サラッキを完全移籍で獲得へ(アクシャム紙 20.10.28)

マルセロ・サラッキ(TRT)  ガラタサライは、ライプチヒから1年半のレンタルで在籍中のマルセロ・サラッキを完全移籍での獲得を考えている。

 ガラタサライは、シーズン中の移籍解禁期間に、ライプチヒから1年半の契約でレンタルしたマルセロ・サラッキを完全移籍での獲得を目指し動き出した。今季のプレーぶりが好感をもって迎えられているウルグアイ選手マルセロ・サラッキの完全移籍を目指し、今冬の移籍解禁期間に交渉が行われることになろう。ライプチヒは、マルセロ・サラッキを構想外としていることは、ガラタサライに希望を与えている。マルセロ・サラッキへのオファーに対し、興味深く待ち構えているところだ。



デニズリ・スポル 2:3 ベシクタシュ(ソズジュ紙 20.10.27)

アッティバ・ハッチンソン(ミリエット紙) ラシド・ゲザル(左)アンジェロ・サガル(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、23日ぶりに出場したトルコ・リーグの試合で、デニズリ・スポルをアウェー戦で2:3でくだした。ベシクタシュは、これで、4試合ぶりに勝利を得たが、後半22分に、ジョゼフ・デ・ソーサがレッドカードをもらってしまった。ホームのデニズリ・スポルは、このカードが出されたあと、2ゴールを決めた。

 セルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、ここ3試合で勝ち点を1しか得ていなかった。勝利に導いたゴールは、アッティバ・ハッチンソン、ヴァンサン・アブバカル(PK)、サイル・ラリンから生まれた。ジョゼフ・デ・ソーサは、後半22分、ヴェレラに執った行為のあと、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けレッドカードを出されてしまった。
 デニズリ・スポルのゴールは、後半31分にメサノヴィッチが、同ロスタイム4分にサッコの決めたものだった。ベシクタシュは、ここまでのトルコ・リーグでの5試合で、いずれも相手を無得点に抑えることができていない。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点を7に伸ばしたが、デニズリ・スポルは同5に留まった。次節、ベシクタシュは、日曜日に、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えるが、デニズリ・スポルは、第7節は空きの週になっている。

                 アッティバ・ハッチンソンが幕を開けた

 スローインからのボールで、ヴァンサン・アブバカルとワンツーをしてボールを受け、ペナルティーエリア内へと入ったアッティバ・ハッチンソンが、左サイドからシュートを放つと、相手GKは為す術もなくボールを見送るだけだった。0:1。

                 ヴァンサン・アブバカル、PKを決めお披露目

 同38分、ベシクタシュがPKを獲得した。アッティバ・ハッチンソンの放ったシュートが、ペナルティーエリア・ライン上で、ボールが、オウズ・ユルマズの手に当たったのを咎めて、アルペル・ウルソイ主審がPKを指示したのだった。

                 ロシエのセンタリングに、サイル・ラリンが合わせた

 スコア的にアドヴァンテージを得たベシクタシュが、後半早々にゴールを決めた。新加入のバレンタイン・ロシエが、ラシド・ゲザルのいいパスに反応して、右サイドから相手ディフェンスの裏を取った。そのヴァレンタイン・ロシエがグランダーのセンタリングを入れると、ファーサイドにいたサイル・ラリンが、スライディングをしながら、ボールを枠に送りこんだ。0:3。

                 ヴィデオ判定システム審判は観ていた、ジョゼフ・デ・ソーサは退場処分

 ジョゼフ・デ・ソーサが、後半22分、ヴェレラに行ったファウルのあと、レッドカードが出された。アルペル・ウルソイ主審に、ヴィデオ判定システム審判から確認の要請が入ったのだった。同主審は、確認後、ジョゼフ・デ・ソーサにレッドカードを出した。それに対し、ベシクタシュのコーチ陣、また、ジョゼフ・デ・ソーサ本人から抗議の声が上がっていた。

                 デニズリ・スポルは希望を持った、だが、、、

 相手が10人になったことで、相手陣内に腰を据えたデニズリ・スポルは、求めていたゴールを決め、希望を持った。
 ベシクタシュのディフェンスが大きくクリアできなかったボールを、オゼル・オズデミルがボールを奪い、パスを出すと、それが、ペナルティーエリアの右サイドにいたメサノヴィッチに渡った。このボスニア人選手メサノヴィッチが、ファーサイドの隅を狙ったシュートを放つと、これが決まり、チームに希望が生まれた。3:1。同ロスタイム4分、ロペスのパスに反応してディフェンスの裏を取ったサッコが、GKエルシンが為す術のないゴールを決めると、勝ち点1の期待が湧いた。だが、そうはならなかった。2:3。

【デニズリ・スポル】コステル・パンティリモン=オゼル・オズデミル(後半41分:ザカルヤ・ベルクリッヒ)、ネヴェン・スボティッチ、ムスタファ・ユムル(前半8分:オウズ・ユルマズ)、ティアゴ・ロペス=マルヴィン・バカロルツ=ムリス・メサノヴィッチ、フェデ・ヴァレラ、レジェプ・ニヤズ(後半12分:イスマイル・アイサティ)、アンジェロ・サガル(後半12分:ハディ・サッコ)=フーゴ・ロダレガ
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンタイン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ、ドルクハン・トコズ(後半32分:ネジプ・ウイサル)=ラシド・ゲザル(後半41分:ギョクハン・トーレ)、アッティバ・ハッチンソン、サイル・ラリン=ヴァンサン・アブバカル(後半42分:ギュヴェン・ヤルチュン)



フェネルバフチェ 3:1 トラブゾン・スポル(フェネルバフチェ公式HP 20.10.26)

パピス・シセ(ファナティック紙) アフォベ(左)レモス(右)(スター紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第6節で、トラブゾン・スポルをホームに迎えた。前半は0:1でリードされて終えた試合だったが、最後には3:1でトラブゾン・スポルを撃破したフェネルバフチェは、勝ち点を14に伸ばした。

 アフォベが、前半23分に決めたゴールで、0:1とリードを許したまま、前半を終わったフェネルバフチェは、後半6分にマルセル・ティセランのゴールで同点に追いついた。同10分には、ヴァレンシアのゴールで2:1と勝ち越したフェネルバフチェは、同27分、パピス・シセのヘッドによるゴールで、スコアを3:1としたのだった。
 トルコ・サッカー協会が、試合には、ロジャ席の半分には観客を入れていいとの決定に基づいた措置が執られたため、サポーターが、トラブゾン・スポル戦には、チームを孤立させなかった。

                 試合経過

 前半8分、ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったサマッタだったが、そのいい位置取りを活かせなかったボールが、ファーサイドで、ゴールライン1m手前でフリーになっていたヴァレンシアに渡ったが、そのヘディングシュートは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 同15分、トラブゾン・スポルの攻撃で、ンワケメのスルーパスに反応して、ディフェンスの裏を取ったアブドゥルカミル・オミュルが、ゴール右斜め前の狭いスペースで、背後にいたアフォベにボールを預けようとしたが、ディフェンダーが間に入り防いでしまった。
 同23分、トラブゾン・スポルが攻撃に入ったところで、フェネルバフチェ陣内中ほどで、空中に上がったボールを取ろうと、ホセ・ソーサとレモスがジャンプをした際、お互いにぶつかってしまい、ボールがこぼれアフォベの前に転がった。そのボールを得て、ペナルティーエリアまで持ち込んだアフォベが、ペナルティーエリア・ライン上のゴールやや左斜め前からシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らした。0:1。
 後半6分、ジャネル・エルキンが右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドで、コースに入りジャンプをしたマルセル・ティセランがヘッドで合わせると、ボールは、サイドバーを直撃して跳ね返った。そのボールが、ゴールライン際で防御に入っていたセルカン・アサンに当たり、ゴールインした。1:1。
 同10分、速い攻撃で、シセのパスを、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前で得たヴァレンシアが、ペナルティーエリア内へと持ち込むや、狙いすましたシュートを放つと、これが、トラブゾン・スポルのゴールネットに突き刺さった。2:1。
 同19分、トラブゾン・スポルの攻撃で、ルイス・ベーカーが、ペナルティーエリア・ライン手前からシュートを試みたが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同20分、サマッタが、ペナルティーエリア内から放った強烈なシュートは、ウーウルジャン・チャクルの左を襲ったが、ウーウルジャン・チャクルは、体を伸ばして、これを危険地域の外に出した。
 同27分、ジャネル・エルキンが、左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたエドガー・レがヘッドに当てたところ、ファーサイドにいたシセに都合よくボールが回り、そのシセが、ヘッドでゴールに送りこんだ。3:1。
 同34分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルは、自身の右を抜けようかというボールを、倒れ込みながらコーナーキックに替えた。
同38分、ンワケメが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前から放った強いシュートは、ディフェンダーに当たり跳ねたあと、僅かに枠の上を越えて外に出て行った。
 同ロスタイム4分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったシセが、ヘディングシュートを試みると、ボールは、右のバーを直撃してピッチに跳ね返った。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マルセル・ティセラン、マウリシオ・レモス、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ、ホセ・ソーサ(後半1分:パピス・シセ)=エネル・ヴァレンシア(後半26分:フィリップ・ノヴァク)、ムブワナ・サマッタ(後半43分:ケマル・アデミ)、ディミトリアス・ペルカス(後半26分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ルイス・ベーカー、キャーミル・アフメット・チョレクチ(後半28分;ジャニニー・セメド)、フラヴィオ・ダ・シルヴァ(後半40分:フセニ・ディアバテ)=アブドゥルカディル・オミュル、ベニク・アフォベ、アンソニー・ンワケメ



エルズルム市役所スポル 1:2 ガラタサライ(ソズジュ紙+ガラタサライ公式HP補綴 20.10.25)

ファルカオ(左)を讃えるライアン・バベル(右)(TRT) タイラン・アンタルヤル(左)イブラヒム・アクダー(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグで、ここ3試合勝ちがなく、僅かに勝ち点1だけを得ているガラタサライが、この悪い進行を、エルズルムで「止まれ」と望み、それを実現した。1:2。ガラタサライに勝利を呼び込んだゴールはエムレ・クルンチとファルカオのもたらしたものだった。一方、コロンビア人選手ファルカオは、後半28分にレッドカードをもらった。

 トルコ・リーグ第6節で、エルズルム市役所スポルとガラタサライが対峙した。キャーズム・カラベキル・スタジアムで行われたこの試合、アウェーのガラタサライが1:2で制した。フェネルバフチェと引き分け、カスムパシャとアランヤ・スポルには負けたガラタサライだったが、このエルズルムで、勝利への渇望に別れを告げた。
 この結果、エルズルム市役所スポルは勝ち点7に留まったのに対し、ガラタサライは同10に伸ばした。エルズルム市役所スポルは、次節は、カラギュムリュクとアウェー戦を戦い、ガラタサライは、ホームにアンカラ・グジュを迎える。

                 幕を切って落としたのはエムレ・クルンチ

 前半20分、エムレ・クルンチのゴールで、ガラタサライが先制した。ライアン・バベルが、上手いプレーでボールを奪ったあと、ピッチ中ほどでボールを得たユヌス・ベランダにボールが渡った。ドリブルでペナルティーエリアをかき乱したユヌス・ベランダからボールがこぼれると、そのボールがエムレ・クルンチに渡った。そのエムレ・クルンチがシュートを放つと、GKファビアン・ファルノッレの手を抜け、エルズルム市役所スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。これに対し、シュート態勢に入る前に、ライアン・バベルにファウルがあったのではないかと、エルズルム市役所スポルのベンチから抗議の声が上がった。ヴィデオ判定システム審判に確かめたあと、アルダ・カルデシュレル主審は、その抗議を退ぞけた。

                 マルカオがPKを与え、それを、ノヴィコヴァシュが決めた

 同43分、マルカオが、ペナルティーエリア内でゴメスに執ったファウルを咎めて、PKが与えられた。一旦は、試合の続行を命じたアルダ・カルデシュレル主審だったが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像確認に走ったあと、PKを指示した。このPKを、アルヴィダズ・ノヴィコヴァシュが決め、同45分に、スコアを1:1とした。

                 ファルカオはゴールを決め、その9分後に退場となった

 後半18分、ライアン・バベルのセンタリングに反応してファーサイドに向け走ったファルカオが、ゴール右斜め前の狭い角度からシュートを放った。ボールは、ファーサイドのゴール隅に突き刺さり、ガラタサライが1:2と勝ち越すゴールとなった。
 このゴールの9分後、ファルカオは、この日2枚目のイエローカードをもらってしまった。ハサン・ハティプオウルとのマッチアップとなったところで、相手の顔面を蹴ってしまったラダメル・ファルカオに、この日2枚目のイエローカードが出され、退場処分となってしまった。

【エルズルム市役所スポル】ファビアン・ファルノッレ=メフメット・ムラト、アルトゥーロ・ミナ、ハサン・ハティプオウル、ミュジャーヒト・アルバイラク(後半39分:アルマンド・サディク)=ペトゥルス・ブーマル(後半1分:イブラヒム・シソッコ)=ガブリエル・オベルタン(後半20分:ミッチェル・ドナルド)、イブラヒム・アクダー=エムラー・バシュサン(後半39分:ラシャッド・ムハッマド)、リカルド・ゴメス、アルヴィダズ・ノヴィコヴァシュ(後半32分:ジュグルタ・ハムルーン)
【ガラタサライ】オカン・コチュク=オマル・エラブデラウィ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半43分:エムレ・アクババ)、ユヌス・ベランダ(後半45分:オーウルジャン・チャーラヤン)、オメル・バイラム(後半43分:ライアン・ドンク)、ライアン・バベル(後半20分:アルダ・トゥラン)=ラダメル・ファルカオ



カスムパシャ 0:0 ギョズテペ(ヒュリエット紙 20.10.24)

アルミン・ホジッチ(左)ラミネ・ガッサマ(右)(ギョズテペ公式Twitter) ミカエル・ティルパン(左)ハリル・アクブナル(右)(カスムパシャ公式Twitter)  トルコ・リーグ第6節で、カスムパシャとギョズテペが対峙した。試合は、0;0のまま引き分けに終わった。

 カスムパシャとギョズテペが、トルコ・リーグ第6節で対峙した。この試合、最後までゴールの声が上がらず、0:0の引き分けに終わった。この結果、カスムパシャは勝ち点は8に、ギョズテペは同7に伸ばした。カスムパシャは、トルコ・リーグ第7節でトラブゾン・スポルとアウェー戦を戦い、ギョズテペは、ホームにアランヤ・スポルを迎える。

                 試合経過

 前半8分、コイタのパスを受け、ゴール左斜め前から内へと入ったハジッチが、GKを1対1となり、シュートを放つとゴールが決まった。だが、ヴィデオ判定システム審判の確認後、ハジッチがオフサイドと確認され、ゴールは認められなかった。
 同13分、ハジュラディノヴィッチがディフェンスの裏に放り込んだボールを受け、GKと1対1となったハジッチがシュートを放つと、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトが、パンチングで防いだ。
 同20分、ハリル・アクブナルが、左サイドからセンタリングを入れると、絶好の位置でボールを受けたブラウン・イデエがシュートを放ったが、ボールは左サイドバーを外れて外に出て行ってしまった。
 後半6分、ペナルティーエリア内で、ハジュラディノヴィッチがゴールライン近くからシュートを放つと、ボールはバーに当たり外に出て行ってしまった。
 同42分、ハデルグジョナジが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、ヴァルガが走り込んできてシュートを放つと、GKイルファン・ジャンがコーナーキックに替えた。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=フロレント・ハデルグジョナジ、ロレット・サディク、タルカン・セルベスト、ウサマ・ハダディ=ミカエル・ティルパン、アイタッチ・カラ=ユスフ・エルドーアン(後半26分:アラン・カリウス)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、アルミン・ホジッチ(後半39分:ケヴィン・ヴァルガ)=フォデ・ベンガリ・コイタ
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エグリバヤト=ラミネ・ガッサマ(後半1分:ムラト・パルリ)、アトゥンチ・ヌカン、マルコ・ミホジェヴィッチ、ベルカン・エミル(後半26分:ジェナン・ブレコヴィッチ)=ヤルチュン・カイハン(後半1分:クビライ・ソンメズ)、ソネル・アイドードゥ=ハリル・アクブナル、マルシオ・モッソーロ(後半13分:ズラトゥコ・トリピッチ)、ギレルメ(後半44分:シェリフ・ンディアエ)=ブラウン・イデエ



ヴィジャレアル 5:3 シワス・スポル(ハベル・テュルク紙改 20.10.23)

カヨーデ(シワス・スポル公式Twitter) ウーウル・チフトチ、久保、カヨーデ(左から)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグに、トルコから唯一参戦のシワス・スポルが、アウェーで戦ったヴィジャレアル戦で、5:3で敗れた。一旦は、2:0と先制を許しながら2:2に追いついたシワス・スポルだったが、途中投入のパコ・アルカセルを止められず、グループリーグ戦を敗戦から始めてしまった。なお、この試合で、シワス・スポルは、サマッサが1本のPKを止め、グラデルは、見事にフリーキックから直接ゴールを決めている。

 UEFA欧州リーグに、トルコから唯一参戦しているシワス・スポルが、同リーグ戦I組の初戦で、ヴィジャレアルに5:3で敗れた。一旦は2:0とリードされたところから、スコアを2:2に戻し、PKも阻止し、3:2となったあとも、再度、同点に追いついたシワス・スポルだったが、後半25分に投入されたパコ・アルカセルを止めることができなかった。パコ・アルカセルは、後半29分と33分にあげたゴールで、この試合を5:3でけりをつけた。ヴィジャレアルの他のゴールは、久保建英、カルロス・バッカ、ジュアン・フォイトが決めた。一方のシワス・スポルのゴールは、オラレンワジュ・カヨーデ、ムスタファ・ヤタバレ、マックス・グラデルの決めたものだった。
 同グループの他の試合は、マッカビ・テル・アヴィヴが、カラバフを1:0でくだした。シワス・スポルは、グループリーグ戦第2戦は、ホームにマッカビ・テル・アアヴィヴを迎える。ヴィジャレアルは、バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで、カラバフと対峙する。

                  得点場面

 前半13分、サムエル・チュクウェゼが、ペナルティーエリアの外から放ったシュートを、GKサマッサがパンチングで防ぐと、詰めていた日本人選手久保建英がゴールを決め、ヴィジャレアルが1:0と先制した。
 同20分、シワス・スポルのディフェンスのミスを咎めたヴィジャレアルが、久保建英のスルーパスに反応して、ペナルティーエリア内でボールを得て、いいシュートを放ったバッカがゴールを決めた。2:0。
 同33分、ヴィジャレアルのディフェンスのミスを、うまく咎め、ペナルティーエリア内へとスピードに乗り入りこんだカヨーデがゴールを決め、スコアを2:1とした。
 同43分、右サイドで生まれたシワス・スポルの攻撃で、ロビン・ヤルチュンがセンタリングを入れると、それに合わせて、ヤタバレがヘディングシュートを見せると、GKが伸び上がっても届かないゴール隅に、ボールは収まったのだった。2:2。
 後半12分、久保建英が左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内で、それに、ジュアン・フォイトがヘッドで合わせ、ゴールが決まった。これで、ヴィジャレアルは、スコアを3:2とした。
 同19分、シワス・スポルが、左サイド、ペナルティーエリア近くでフリーキックを得ると、それを蹴ったグラデルが、素晴らしいキックを見せ、直接ゴールに送りこみ、再び、同点に追いついた。3:3。
 同29分、モイ・ゴメスとともに始まったヴィジャレアルの攻撃で、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだサムエル・チュクウェゼが出したスルーパスを受けたパコ・アルカセルがシュートを放つと、最初はGKから跳ね返ったが、次なるシュートでゴールを決めたのだった。4:3。
 同33分、フォイトのいいスルーパスが入り、ペナルティーエリア内で、そのボールを得たパコ・アルカセルが、投入されてから8分で、2つ目の、チームとしては5つ目のゴールを決めたのだった。5:3。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=ロビン・ヤルチュン、ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン(後半34分:クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ)、イサク・コフィー=ムスタファ・ヤタバレ、ファイチャル・ファジル、マックス・グラデル(後半37分:ヤシン・オズテキン)=オラレンワジュ・カヨーデ(後半37分:アルナ・コーネ)



フェネルバフチェ、先発メンバーが固まってきた(TRT 20.10.22)

エロル・ブルト監督(TRT)  フェネルバフチェのエロル・ブルト監督は、トラブゾン・スポル戦に起用する先発メンバーが、ほぼ固まってきているようだ。同監督は、ギョズテペ戦で起用したセルダル・アズィズとナズム・サンガレを、控えに回すことを考えている。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第6節で対峙するトラブゾン・スポル戦に備えているところだ。エロル・ブルト監督は、厳しいトラブゾン・スポル戦では、ギョズテペ戦で起用した先発メンバーから2人を入れ替えることを考えている。出場停止のため、イズミルでのアウェー戦ではプレーできなかったマウリシオ・レモスを、マルセル・ティセランとディフェンスの中央に並べることを考えている同監督は、セルダル・アズィズを控えに回すつもりだ。治療のために、イズミル遠征には帯同しなかったギョクハン・ギョヌルは、チームに合流して練習を再開している。完全に故障が癒えたギョクハン・ギョヌルは、トラブゾン・スポル戦には顔を揃えることになる。先週は、ギョクハン・ギョヌルの替わりを務めたナズム・サンガレは、今週は控えに回ることになる。フェネルバフチェでは、トラブゾン・スポル戦までには、フェルディ・カドゥオウルとナビル・ディラルが、準備が整っているはずだ。一方、同監督は、ディエゴ・パロッティに関しては、あせって動かないつもりであると看られている。ディエゴ・パロッティは、アンタルヤ・スポル戦にはメンバーに入るものと考えられている。ディエゴ・パロッティは、国際マッチデー後に、先発メンバーに入ってくることになろう。



ライプチヒ 2:0 バシャクシェヒル・スポル(フォトマッチ紙 20.10.21)

クリヴェリ(右端)(ヒュリエット紙) アンジェリーノ(ファナティック紙)  UEFAチャンピオンズリーグの興奮が始まった。トルコを代表して、ヨーロッパのカップ戦に登場する2つのクラブの1つがバシャクシェヒル・スポルだ。H組の第1戦で、ドイツの強豪ライプチヒとアウェー戦を戦った。重要な試合を2:0で落としてしまったバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点なしで始めてしまった。ホームのライプチヒに勝利をもたらしたゴールは、アンジェリーノのあげたものだった。

 UEFAチャンピオンズリーグH組の初戦、バシャクシェヒル・スポルは、アウェーでライプチヒと対峙した。ライプチヒは、前半にあげたゴールで、この試合を2:0で制し、勝ち点3を得た。
 前半16分、ケヴィン・カンプルが、ディフェンダーの裏に放り込んだボールに追いついたアンジェリーノが、ボールをコントロールしてから強いシュートを放つと、ゴールが決まった。1:0。
 同20分、アレクサンドル・エピュロヌがミスを犯し、それでボールを得たプールセンが、パスをンクンクに出した。ンクンクが、ボールを、ペナルティーエリアにいたアンジェリーノに送ると、アンジェリーノが、強烈なシュートを放ったところ、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:0。

                  カイチャラ、故障を発生

 バシャクシェヒル・スポルのジュニオール・カイチャラが、不運な故障に見舞われた。担架に乗せられ、ピッチの外に出されたジュニオール・カイチャラに替えて、ベルカイ・オズジャンが投入された。
 同組のもう1試合は、マンチェスターユナイテッドが、パリ・サンジェルマンを1:2でくだした。この結果、ライプチヒが、H組で勝ち点3を得て、首位の座に着いた。パリ・サンジェルマンをくだしたマンチェスターユナイテッドが、同じ勝ち点ながら2位に甘んじ、勝ち点のない2つのクラブの内、パリ・サンジェルマンが3位、バシャクシェヒル・スポルが最下位となった。
 同組の第2節は、バシャクシェヒル・スポルが、ホームにパリ・サンジェルマンを迎えるのに対し、ライプチヒは、マンチェスターユナイテッドとのアウェー戦に臨むことになる。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイチャラ(前半30分:ベルカイ・オズジャン)、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ、ボリンゴリ・ンボンボ=ラファエル・ダ・シルヴァ、メフメット・トパル(後半22分:デンバ・バ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半38分:ダニエル・アレクシッチ)=エディン・ヴィスチャ、エンゾ・クリヴェリ、デニズ・トゥルチ(後半38分:ジュリアーノ)



後半ロスタイムに崩れた/ガラタサライ 1:2 アランヤ・スポル(NTV+ガラタサライ公式HP補綴 20.10.20)

エムレ・クルンチ(左)フランソワ・ムーバンジェ(右)(ガラタサライ公式HP) ダヴィッドソン(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグで、ホームにアランヤ・スポルを迎えたガラタサライが、後半ロスタイム5分に浴びたゴールで、1:2で敗れた。前半の終盤、エテボがレッドカードをもらい、ガラタサライは、後半を10人で戦うことになった。

 トルコ・リーグ第5節で、ガラタサライは、ホームでアランヤ・スポルと対峙した。長きに渡り、同点で進んだこの試合、アランヤ・スポルが、後半ロスタイム5分に、その均衡を破り勝利を手にした。ガラタサライでは、今季初めて、エムレ・アクババが先発メンバーに入ったが、マルセロ・サラッキは、故障発生後、4試合ぶりにピッチに立った。一方、ガラタサライのユヌス・ベランダとソフィアン・フェグリは、控えスタートとなった。
 テュルク・テレコム・スタジアムで行われたこの試合、ゴールの幕開きは前半34分だった。ペナルティーエリア内へと送られたセンタリングに対し、ムーバンジェが手で触れてしまった。トゥガイ・カーン・ヌマノウル主審は、躊躇することなくPKを指示した。そのPKを、ラダメル・ファルカオが決め、ガラタサライの先制点となった。1:0。同43分、アランヤ・スポルが、ゴールを狙える位置でフリーキックを得た。クーマ・ババチャルが、そのフリーキックを蹴ると、ガラタサライのゴールネットに突き刺さり、アランヤ・スポルが、1:1の同点に追いついた。ガラタサライは、前半30分にイエローカードをもらったぺテル・エテボが、同ロスタイム1分に2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。これが、ガラタサライでは、今季初めてもらったレッドカードとなった。
 後半を10人で戦うことになったガラタサライは、後半の冒頭で、ユヌス・ベランダとオメル・バイラムを入れ、ラダメル・ファルカオとエムレ・アクババを下げた。10人になった相手のゴールにプレッシャーをかけていったアランヤ・スポルは、相次ぐ好機を掴みゴールを求めたが、同25分、ガラタサライが、ユヌス・ベランダがペナルティーエリア内から放ったシュートがゴールとなった。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、ライアン・バベルが、手を使っていたことが判り、ゴールの判定は取り消された。
 そして、ゴールの幕は、同ロスタイム5分に閉じた。ベルカンが、左サイドから放ったシュートに、ペナルティーエリア内で、ダヴィッドソンが触れるとコースが変わり、これが、ガラタサライのゴールネットに突き刺さった。1:2。最後の最後に生まれたゴールで、アランヤ・スポルは勝ち点3を得た。ガラタサライは、ホームで1:2で敗れたのだった。この結果、ガラタサライは、勝ち点7に留まり、一方のアランヤ・スポルは同13になった。そして、首位の座を守った。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=マルティン・リネス、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル(後半37分:ンバエ・ジャッネ)、オゲネカロ・エテボ=エムレ・クルンチ(後半37分:ライアン・ドンク)、エムレ・アクババ(後半1分:オメル・バイラム)、ライアン・バベル(後半ロスタイム1分:アルダ・トゥラン)=ラダメル・ファルカオ(後半1分:ユヌス・ベランダ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、、ギオルゴス・ツァヴェラスフランソワ・ムーバンジェ=サリフ・ウチャン(後半24分:エフカン・ベキルオウル)、ミノリス・シオピス(後半ロスタイム1分:ベルカン・イスマイル・クトゥル)=クーマ・ババチャル(後半24分:ムスタファ・ペテクメク)、アナスタシオス・バカセタス、ダヴィッドソン=アダム・バレイロ(後半34分:タイフル・ビンギョル)



ギョズテペ 2:3 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 20.10.19)

セルダル・アズィズ(フェネルバフチェ公式HP) ジャネル・エルキン(左)ムラト・パルリ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第5節で、ギョズテペとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、この試合を2:3で制し、勝ち点を11に伸ばした。フェネルバフチェに勝利を導いたゴールは、ホセ・ソーサ(PK)、セルダル・アズィズ、ぺルカスのあげたものだった。ホームのギョズテペのゴールは、1本のPKを含めて、いずれもギレルメの決めたものだった。

                 試合経過

 前半24分、左サイドから、オザン・トゥファンがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でポコからボールがこぼれたところで、ヴィデオ判定システム審判から警告が入り、アッティラ・カラオーラン主審が確認に走った。同主審は、ボールが、ポコの手に当たったと判定を下し、PKを指示し、そのPKを、同26分、ホセ・ソーサが決め、フェネルバフチェが0:1と先制したのだった。
 同33分、ギョズテペの攻撃で、ペナルティーエリア内でセルダル・アズィズとの争いになったトリピッチがピッチに倒れると、アッティラ・カラオーラン主審は、今度は、ギョズテペ寄りの判定を下し、PKを指示した。同34分、このPKを、ギレルメが決め同点に追いついた。1:1。
 同36分、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前でボールを得たサマッサが、強烈なシュートを放つも、GKイルファン・ジャンが大きくクリアしてしまった。
 同43分、ジャネル・エルキンが、右コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内にいたセルダル・アズィズがヘッドで合わせた。そのボールが、ギョズテペのゴールネットに突き刺さった。1:2。
 後半6分、右サイドから、オザン・トゥファンがセンタリングを入れると、それに合わせてぺルカスがヘディングシュートを試みると、ボールは、ムラトに当たり、ギョズテペのゴールネットに収まった。1:3。
 同18分、右サイドから、ハリルがセンタリングを入れると、絶好の位置にいたギレルメが、それに合わせるとゴールが決まった。2:3。
 同27分、右サイドから、シナン・ギュムシュがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内のシセが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは、枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同32分、スピードに乗ったフェネルバフチェの攻撃で、シセが、ペナルティーエリア内へと持ち込むや、シュートを放つと、GKイルファン・ジャンが防いだボールを、更に、フェネルバフチェの選手との間に入ったディフェンダーが大きくクリアした。
 同44分、ペナルティーエリアの僅か手前の位置で、ジャネル・エルキンがフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは枠の上を越えて外に出て行ってしまった。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エグリバヤト=ムラト・パルリ、マルコ・ミホジェヴィッチ、アトゥンチ・ヌカン、ベルカン・エミル=アンドレ・ポコ(後半11分:オビンナ・ノボド)、ソネル・アイドードゥ(後半37分:マルシオ・モッソーロ)=ハリル・アクブナル、ギレルメ、ズラトゥコ・トリピッチ(後半11分:シェリフ・ンディアエ)=ブラウン・イデエ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、マルセル・ティセラン、セルダル・アズィズ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン、ルイス・グスタボ、ホセ・ソーサ(後半38分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)=ディミトリアス・ペルカス(後半25分:シナン・ギュムシュ)、ムブワナ・サマッタ(後半25分:パピス・シセ)、エネル・ヴァレンシア(後半11分:フェルディ・カドゥオウル)



トラブゾン・スポル、ホームで沈黙(タクヴィム紙+フォトマッチ紙補綴 20.10.18)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(ヒュリエット紙) メフメット・トパル(左)サファ・クナル(右)(ハベル・テュルク紙)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第5節で、バシャクシェヒル・スポルと対峙した。新シーズンに入り、まだ得点のなかったバシャクシェヒル・スポルが、トラブゾン・スポルに向け爆発した。そして、トラブゾン・スポルを、0:2でくだしたのだった。

          トラブゾン・スポルがゴールに迫ったに留まり、バシャクシェヒル・スポルは決めた

 トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第5節で、ホームにバシャクシェヒル・スポルを迎えた。前半7分、トラブゾン・スポルの新加入選手ベーカーが、ペナルティーエリアの外から枠を捉える強烈なシュートを放ったが、GKメルト・ギュノクが、際どくコーナーキックに替えた。攻撃を続けたトラブゾン・スポルは、今度は、セファがゴールを狙った。同30分、マルロンが、左サイドからセンタリングを入れると、アフォベが、PKポイントのところでヘッドで、セファに向けボールを落とした。そのセファが、ペナルティーエリアのゴール左斜め前からダイレクトでシュートを放つと、ボールは枠を捉えたが、GKメルト・ギュノクが、際どくコーナーキックに替えた。同32分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、相手選手をすり抜け、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり跳ね返った。ボールを、再び得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、狙いすましたシュートを試みると、GKウーウルジャン・チャクルが見送るなか、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。

          後半唯一のゴールもバシャクシェヒル・スポルから

 トラブゾン・スポルは、後半もプレッシャーをかけて試合に臨だが、求めていたゴールを得ることはできなかった。同9分、危険な攻撃を生み出したバシャクシェヒル・スポルは、デニズ・トゥルチのアシストをうまく活かしたエディン・ヴィスチャが、スコアを0:2とするゴールを決めた。この一戦、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、バシャクシェヒル・スポルが勝ち点3を得たのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=キャーミル・アフメット・チョレクチ=アブドゥルカディル・オミュル(後半39分;アフメット・ジャンバズ)、セファ・クナル(後半15分;ジャニニー・セメド)、ルイス・ベーカー、フセニ・ディアバテ(後半33分;ビラル・バシャジュクオウル)=ベニク・アフォベ(後半39分;ユスフ・サル)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイチャラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ、ボリンゴリ・ンボンボ=メフメット・トパル=エディン・ヴィスチャ(後半42分:ダニエル・アレクシッチ)、ラファエル・ダ・シルヴァ(後半16分:マフムト・テクデミル)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半29分:ベルカイ・オズジャン)、デニズ・トゥルチ(後半41分:フレデリック・グルブラドセン)=デンバ・バ(後半29分:エンゾ・クリヴェリ)



ファーティフ・テリム監督、選手起用を変える(アクシャム紙 20.10.17)

ファーティフ・テリム監督(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、この月曜日に行われるアランヤ・スポル戦の先発メンバーは、ローテーションを考えて起用する用意に入っている。疲労を抱えている選手は、控えで出番を待つ公算が高い。

 国際マッチデーが終わり、再び、トルコ・リーグが始まる。ガラタサライは、月曜日に、アランヤ・スポルをホームに迎える。多くの選手を、代表に送り出しているガラタサライでは、故障を抱え戻る選手が出るという衝撃はなかった。だが、故国のために汗をかいてきた選手たちは、疲労と、長旅からのだるさを抱えてしまっている。ラダメル・ファルカオは、代表の試合でゴールを決め、ヒーローとなった。だが、彼は、トルコに戻るのが問題だ。

                  最終判断は試合当日

 ファーティフ・テリム監督は、アランヤ・スポル戦で、ジャッネで試合に臨むことを良しとはしないだろう。左サイドバックには、再び、エムレ・タシュデミルを観ることになる。トルコ・リーグで出場機会に恵まれないライアン・ドンクも、中盤で観ることができるかもしれない。新シーズン開始以来休むことなく、しかも、故障の癒えたタイラン・アンタルヤルは、ポジションをライアン・ドンクに譲ることが検討されている。同監督の最終決断は、この分だと試合当日になるだろう。



エディ・ニュートン監督、先発メンバーを固める! キャーミル・アフメットの起用が目立つ(ファナティック紙 20.10.16)

エディ・ニュートン監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、明日のバシャクシェヒル・スポル戦に釘付けだ。勝利の秘訣は、「バランスの取れたプレー、速い攻撃」と規定するトラブゾン・スポルのエディ・ニュートン監督の頭には、先発メンバーが固まってきている。攻撃ラインを、アブドゥルカディル・オミュル、エクバン、ンワケメとアフォベと作るつもりの同監督は、中央にはルイス・ベーカーの傍らにキャーミル・アフメットを考えている。

 昨季、優勝をかっさらってしまわれたバシャクシェヒル・スポルに、明日、絶対に勝ちたいトラブゾン・スポルで準備が出来上がっている。国際マッチデーの期間に、相手を、詳細に分析した同監督は、勝利に導くポイントを「バランスの取れたプレー、速い攻撃」という言葉で表した。90分間を、その原則で落ち着いた戦いに臨みたいトラブゾン・スポルは、速い組織的な攻撃で、バシャクシェヒル・スポルを粉砕することを狙っている。同監督がピッチに送り出そうとしている先発メンバーが、ほぼ明らかになってきている。

                  フラヴィオとアブドゥルカディル・パルマクを欠く

 GKのウーウルジャン・チャクルは間違いない。右サイドのジョアオ・ペレイラと、左サイドバックのマルロン・ロドリゲスが固定メンバー、ストッパーにに、故障の言えたエドガー・レの傍らには、新加入のヴィトール・フーゴの起用となろう。厳しいのは中盤だ。フラヴィオが出場停止、アブドゥルカディル・パルマクは、濃厚接触のあった人物が陽性判明が出たため隔離中で、出場できない。そこで、ルイス・ベーカーの傍らにはキャーミル・アフメットの起用が考えられている。

                  ジャニニー・セメドとフセニ・ディアバテ

 前には、破壊的な顔ぶれが揃っている! アフォベがトップ、その後ろには、エクバン起用の可能性が高い。左サイドにはンワケメ、右サイドにはアブドゥルカディル・オミュルの起用となろう。アフォベ以外の3人は、試合中に、しばしばポジションチェンジを行うことになろう。また、同監督は、ジャニニー・セメドとフセニ・ディアバテといった選手も、攻撃的な選手として頭に入れている。



トルコ代表、蘇ったが、十分とは言えなかった(TRT改 20.10.15)

ハカン・チャルハノール(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) オザン・トゥファン(右)を讃えるハカン・チャルハノール(左)(ハベル・テュルク紙)  トルコ代表は、UEFAネーションズ・リーグB第3組第4戦で、ホームにセルビア代表を迎えた。試合は、0:2とリードされたトルコ代表が、2:2の引き分けに持ち込んだ。

 テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、前半21分に、ミリンコヴィッチ・サヴィッチのゴールで、セルビア代表が0:1と先制した。左サイドから生まれた攻撃で、リスティッチが、ペナルティーエリア内へと向けたセンタリングに、ミリンコヴィッチがヘッドで合わせると、ボールはピッチに跳ね返ってゴール隅に入ったのだった。後半3分、セルビア代表のミリンコヴィッチが、ペナルティーエリア内でオカイ・ヨクシュルとマッチアップになりピッチに倒れると、それを咎めたブルガリア人のゲオルギ・カバコフ主審はPKを指示した。そして、同4分、このPKを、アレクサンダル・ミトロヴィッチが決め、点差を2と拡げた。
 同11分、ハカン・チャルハノールが、点差を1と縮めるゴールを決めた。セルビア代表陣内半ばで、ゼキ・チェリクからボールを得たハカン・チャルハノールが、ペナルティーエリア・ラインにいたケナン・カラマンと壁パスを交換した。そして、ペナルティーエリア内に入り、GKディミトロヴィッチと1対1となったハカン・チャルハノールが、ゴールやや右斜め前からシュートを放つと、セルビア代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:2。同31分には、この試合の結果を表すゴールを、オザン・トゥファンが決めた。ペナルティーエリア内へと入ったセンタリングを、セルビア代表のディフェンスが大きくクリアできなかったボールが、PKポイント辺りにいたケナン・カラマンの前に転がった。そのケナン・カラマンがシュートを試みるも、ボールは、相手ディフェンダーに当たり跳ね返った。ペナルティーエリア・ライン手前にいたハカン・チャルハノールに向かって流れたボールを、ハカン・チャルハノールはダイレクトでシュートを放とうとした。だが、ピッチに跳ねたボールは、ちょうどいい場所にいたオザン・トゥファンへのパスといった格好になった。そのオザン・トゥファンが、ダイレクトで狙いすましたシュートを放つと、ボールはセルビア代表のゴールネットを揺らしたのだった。2:2。
 同ロスタイム1分には、ブラク・ユルマズが2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。
 同じグループの他の試合は、ロシア代表とハンガリー代表が0:0で引き分けた。この結果、ロシア代表がグループ首位を守った。グループ・リーグ戦の第5戦は、11月15日に、トルコ代表対ロシア代表、ハンガリー代表対セルビア代表という試合が組まれている。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク、メリヒ・デミレル、マフムト・テクデミル(後半31分:ユスフ・ヤズジュ)、ハサン・アリ・カルドゥルム(前半27分:ウムト・メラシュ)=オザン・トゥファン、オカイ・ヨクシュル(後半35分:)=ジェンギズ・ウンデル(後半41分:アブドゥルカディル・オミュル)、ハカン・チャルハノール、ケナン・カラマン=ブラク・ユルマズ



ペロッティとセルダル・アズィズ、練習に不参加(イエニ・シャファク紙 20.10.14)

ディエゴ・ペロッティ(ファナティック紙) セルダル・アズィズ(フォトマッチ紙)  ギョズテペ戦に備えての練習を続けるフェネルバフチェで、ディエゴ・ペロッティとセルダル・アズィズが故障のため、練習には、その姿がなかったことが明らかになった。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第5節、10月18日(日)にアウェーで戦うギョズテペとの一戦に備えて準備を続けている。フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、エロル・ブルト監督指揮下、報道陣には非公開で行われた練習には、代表に召集されている選手は不参加だった。ウォーミングアップと調整運動で始まった練習は、パス練習を行い、次いで、3組に分かれ、狭いコートを使った試合形式の練習で切り上げたことが発表された。
 ディエゴ・パロッティの治療が、クラブハウスで続けられていること、更に、セルダル・アズィズは、腰に痛みがあるため、この練習には姿がなかった。ギョクハン・ギョヌルは、チームとは離れ、特別プログラム入りの練習を、また、ガリー・ロドリゲスが、代表の召集から戻り、練習に加わっていたことが明らかにされた。



エフェジャン・カラジャ、代表を外れる(CNNトルコ 20.10.13)

エフェジャン・カラジャ  UEFAネーションズ・リーグB第3組の第4戦(10/14)で、セルビア代表をホームに迎えるトルコ代表で、オザン・カバクとエフェジャン・カラジャが、代表メンバーから外れた。

 トルコ・サッカー協会が行った発表で、トルコ代表のメンバーは、故障と累積警告ということで変わった。ロシア代表と、昨日、アウェーで戦った試合で、イエローカードをもらい累積警告となったオザン・カバクが、代表合宿から離れた。下腿と内転筋に問題が発生したエフェジャン・カラジャも、代表から外れた。トルコ代表では、既に、故障のため、カーン・アイハンが、代表から外れている。



3試合目にして初ゴール(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 20.10.12)

功労者メリヒ・デミレル(中)を讃える得点者ケナン・カラマン(左)とハカン・チャルハノール(右)(CNNトルコ) ブラク・ユルマズ(左端)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、ロシア代表と1:1で引き分け、UEFAネーションズ・リーグB第3組の3試合目で、2回目の引き分け試合を演じてしまった。だが、トルコ代表は。グループリーグ戦の3試合目で初ゴールを記録した。トルコ代表の唯一のゴールは、ケナン・カラマンが決めたものだった。

 UEFAネーションズ・リーグB第3組の第3戦をアウェーで戦ったトルコ代表は、ロシア代表と1:1で引き分け、グループリーグ戦で2回目の引き分けとなった。この結果、トルコ代表は、勝ち点を2に伸ばし、3位につけることになった。ロシア代表は、同7で、首位の座を守った。同グループのもう1つの試合は、ハンガリー代表が、アウェー戦ながら0:1で勝ち、勝ち点を6に伸ばし、2位につけることになった。セルビア代表は、勝ち点1で最下位のままだ。トルコ代表は、グループリーグ戦4回目の試合は、10月14日(水)、ホームにセルビア代表を迎えることになる。

                  3試合目にして初ゴールが生まれる

 トルコ代表は、グループリーグ戦3試合目にして初ゴールが生まれ、喜びに包まれた。ここまでの2戦では、ゴールが決まった喜びを味わってこなかったトルコ代表が、初ゴールを、ロシア代表とのアウェー戦で記録したのだ。そのトルコ代表のゴールは、ケナン・カラマンが、後半17分に決めたものだった。ハカン・チャルハノールが、右サイドでフリーキックを蹴ると、メリヒ・デミレルが、ボールが外に出る前に、内へと折り返した。そのボールを、全くフリーになっていたケナン・カラマンが、楽々ゴールを決めたのだった、ケナン・カラマンは、今週行われたドイツ代表とアウェーで戦った親善試合でも、後半ロスタイムに同点ゴールを決めている。

                  ジェンギズ・ウンデル投入後、サッカーが変わった

 この試合、前半は、全くいいところを見せられなかったトルコ代表だったが、後半にジェンギズ・ウンデルが投入されると、全く異なったサッカーを見せるようになった。後半冒頭に、エフェジャン・カラジャに替わり投入されたジェンギズ・ウンデルの貢献により、相次いで好機を掴むようになったトルコ代表だったが、その明らかなる好機を生かせないでいた。ブラク・ユルマズとジェンギズ・ウンデルの2本のシュートが、バーに嫌われたりしたのだった。

                  オザン・カバク、累積警告で出場停止へ

 この試合でイエローカードをもらったオザン・カバクが、累積警告を受けることになった。そのため、トルコ代表が、ホームで戦うセルビア代表戦には出場できなくなってしまった。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク、オザン・カバク、メリヒ・デミレル、ウムト・メラシュ=オザン・トゥファン、マフムト・テクデミル(後半35分:オカイ・ヨクシュル)=エフェジャン・カラジャ(後半1分:ジェンギズ・ウンデル)、ハカン・チャルハノール(後半ロスタイム3分:ユスフ・ヤズジュ)、ケナン・カラマン(後半36分:アブドゥルカディル・オミュル)=ブラク・ユルマズ(後半ロスタイム3分:エネス・ウナル)



カーン・アイハン、合宿を離脱(CNNトルコ 20.10.11)

カーン・アイハン(アクシャム紙)  UEFAネーションズ・リーグで、明日、アウェーでロシア代表、10月14日には、イスタンブルでセルビア代表と対峙するトルコ代表で、カーン・アイハンが、代表メンバーから外れた。

 UEFAネーションズ・リーグBの3試合目で、明日、ロシア代表とアウェー戦を戦うトルコ代表で、カーン・アイハンが、代表メンバーから外れた。故障のため、トルコ代表の合宿から離れたことを、自身のソーシャルメディアで表明したカーン・アイハンは、次のように認めた。「故障のため、残念ながら、代表の合宿を外れました。このあとの2試合を、チームメイトとともにプレーできないのが、残念でなりません。皆に、多くのチャンスがあることを願っています。僕の心は、君たちと一緒だよ」。



アブドゥルカディル・オミュルを追いかける(ファナティック紙 20.10.10)

アブドゥルカディル・オミュル(トラブゾン・スポル公式HP)  アブドゥルカディル・オミュルが、トルコ代表として出場したドイツ代表戦で見せた見事なアシストで、またしても注目を集めるようになっている。フランスのモナコ、イタリアのアタランタのスカウトたちが追いかけているアブドゥルカディル・オミュルに関し、肯定的な報告を送ったと言われている。

 トラブゾン・スポルの下部組織で育ち、同クラブの大きな期待を受けているアブドゥルカディル・オミュルは、昨季、故障明け後は、そのプレーの質が落ちたと看られていた。アブドゥルカディル・オミュルは、新シーズンに健康体で臨んだにしては、そのプレーぶりは失望を誘っていた。だが、アブドゥルカディル・オミュルは、トルコ代表として臨んだドイツ代表戦で見せた見事なアシストで、またしても耳目を集めている。

                 肯定的評価

 フランスのモナコとイタリアのアタランタのスカウトが追いかけているアブドゥルカディル・オミュルについて、いいレポートを送ったと言われている。シーズンを通じて観察されるアブドゥルカディル・オミュルに対して、前後半期間の移籍解禁期間で、そこでの移籍がなければ、シーズン終了後に動き出すのであろう。



ガラタサライのフェルナンド・ムスレラは凄い! 11月にはピッチに下りる(アクシャム紙 20.10. 9)

フェルナンド・ムスレラ(ファナティック紙)  6月14日に行われたチャイクル・リぜ戦で故障を発生させ、早くとも12月半ばに復帰と発表されていたガラタサライで活躍のGKフェルナンド・ムスレラに関し、素晴らしい展開があった。ムスレラは、速く回復し、11月にもピッチに戻るだろうと言われている。

 ガラタサライに、素晴らしいことが起こった。故障のため登録の凍結が考えられていたが、いい判断で登録されることになったフェルナンド・ムスレラの復帰する日取りに関し、情報が舞い込んできた。ムスレラは、速いスピードで回復が看られ、この11月にもピッチに戻って来れるだろうということだ。そのため、ガラタサライは、ムスレラの登録をしたことが明らかになった。

                 何が起こったのだったか?

 昨季の6月14日に行われたチャイクル・リぜ戦で、相手選手とのマッチアップに入ったとき、膝を負傷し病院へ搬送された。その後、ムスレラは手術を受け、6ヶ月、ピッチに立てないと言われていた。このため、以後は、オカン・コジュクをGKに起用していたガラタサライだったが、故障期間が新シーズンに食い込むということで、シーズン前にカスムパシャからファーティフ・オズテュルクを獲得したのだった。



ドイツ 3:3 トルコ(NTV+TRT 20.10. 8)

オザン・トゥファンを讃える、ジェンギズ・ウンデル、メリヒ・デミレル(左から)、エフェジャン・カラジャ(右端)(トルコ・サッカー協会) エフェジャン・カラジャ(左)(NTV)  トルコ代表が、UEFAネーションズ・リーグを前に、ドイツ代表と戦った親善試合は3:3の引き分けに終わった。

 トルコ代表が、親善試合で、ドイツ代表とアウェー戦を戦った。この試合の前半、トルコ代表は、明らかなるチャンスを掴みながら、最後のシュートが悪く、ゴールの声が上がらなかった。前半の終盤には、逆に、ドイツ代表のユリアン・ドゥラックスラーにゴールを浴びてしまった。同ロスタイム1分、右サイドから入れられたセンタリングに対し、ペナルティーエリア内へ入り、ボールをコントロールしたドゥラックスラーが、ゴール左斜め前から狙いすましたシュートを放つと、GKメルト・ギュノクの頭上を越えて、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:0。そして、前半は、ドイツ代表が」1:0とリードして終わった。
 シェノル・ギュネシュ監督は、後半に臨むにあたり、ユスフ・ヤズジュとエムレ・クルンチを下げ、替わりに、ジェンギズ・ウンデルとドルクハン・トコズを投入した。同4分、トルコ代表が1:1の同点に追いついた。相手陣内でボールを奪ったあと、素早く動いたカーン・アイハンが、ボールを、ペナルティーエリア手前にいたオザン・トゥファンに出した。そのオザン・トゥファンが、見事な動きで体を反転させシュートを放つと、ボールが、ドイツ代表のゴール隅に突き刺さったのだった。1:1。同13分、ドイツ代表が、再び勝ち越した。ハフェルツのパスを受けボールを得たノイハウスが、ペナルティーエリア内からシュートを試みると、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らしてしまったのだった。2:1。点の取り合いに入ると、まず、トルコ代表が。同22分にエフェジャン・カラジャが、スコアを2:2とした。ドイツ代表のディフェンダーに対するプレスの結果、ボールを奪い取ったエフェジャン・カラジャが、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと入り、GKと1対1となり放ったシュートが決まったのだった。2:2。同36分、ルカ・ヴァルトシュミットがゴールを決め、ホームのドイツ代表が3:2と勝ち越した。左サイドからゴゼンがペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、そのボールをコントロールしたヴァルトシュミットが強いシュートを放つと、GKメルト・ギュノクが、これを防ごうとしたがゴールが決まったのだった。だが、これが最後ではなく、最後を飾ったのはトルコ代表の方だった。同ロスタイム3分、ケナン・カラマンが、この日最後のゴールを決めた。オザン・トゥファンからのパスを、ペナルティーエリアの手前で得たジェンギズ・ウンデルが、相手ディフェンスの裏ゴール左斜め前にいたアブドゥルカディル・オミュルにボールを出した。アブドゥルカディル・オミュルは、絶好の位置にいたケナン・カラマンにボールを預けると、ケナン・カラマンが狙いすまして股抜きのゴールを決めたのだった。3:3。
 トルコ代表は、UEFAネーションズ・リーグBで、10月11日(日)には、モスクワでロシア代表と、そして、10月14日(水)には、イスタンブルにセルビア代表を迎える。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=ナズム・サンガレ、カーン・アイハン(後半30分:オザン・カバク)、メリヒ・デミレル、ハサン・アリ・カルドゥルム=オカイ・ヨクシュル(後半18分:ケナン・カラマン)、オザン・トゥファン=エフェジャン・カラジャ(後半25分:マフムト・テクデミル)、ユスフ・ヤズジュ(後半1分:ドルクハン・トコズ)、エムレ・クルンチ(後半1分:ジェンギズ・ウンデル)=エネス・ウナル(後半40分:アブドゥルカディル・オミュル)



トルコ代表、ドイツ代表戦に備える(トルコ・サッカー協会公式HP 20.10. 7)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙)  トルコ代表は、翌日のドイツ代表とのアウェーで戦う親善試合の準備を、試合騎会場となるケルン・スタジアムでの練習で切り上げた。

 シェノル・ギュネシュ監督指揮下、トルコ時間午後9時から行われた練習は、冒頭の15分間だけが、報道陣に公開された。ウォーミングアップで始まった練習は、狭いコートを使い、パス練習が行われた。最後の方では、ドイツ代表戦に向けた戦術に重点が置かれていた。
 ブラク・ユルマズは、故障のため、この練習には不参加だった。なお、この練習を観守るスタンドには、ケルン総領事のトゥルハン・カヤ、トルコ・サッカー協会のニハト・オズデミル会長、同副会長のセルヴェト・ヤルドゥルムジュ、同協会理事のセリム・ソイダンとハミト・アルトゥントプ、同協会秘書長カディル・カルデシュ、かつての代表選手ユルドゥライ・バシュテュルクの姿があった。



バシャクシェヒル・スポル、ジュリアーノを獲得(ファナティック紙 20.10. 6)

ジュリアーノ(ファナティック紙)  アル・ナスルとの契約を解除して自由契約になっていたブラジル人スター選手ジュリアーノの名前は、フェネルバフチェやトラブゾン・スポルへの移籍話として流れていたが、30歳になっているジュリアーノは、昨季の優勝クラブであるバシャクシェヒル・スポルと、3年契約を結んだ。

 10番のポジションができる選手を探していたバシャクシェヒル・スポルが、凄い選手を獲得した。バシャクシェヒル・スポルは、2年前、フェネルバフチェを離れアル・ナスルに加入、そして、最近、アル・ナスルから離れたと伝えられていたジュリアーノを獲得したのだ。ジュリアーノと3年契約を結んだバシャクシェヒル・スポルは、「我がクラブは、ブラジル人選手ジュリアーノ・デ・パウラと3年契約に調印した。ブラジル人代表にも召集経験を持つジュリアーノは、我がクラブでは20番を着ける。ジュリアーノ・デ・パウラに、家族ともども、我がクラブにようこそと伝えた。そして、バシャクシェヒル・スポルのユニフォームを着ての 活躍を期待する」との談話とともに、入団を発表した。
 2017-18シーズンにフェネルバフチェに所属したあと、サウジアラビアのアル・ナスルに、移籍金1050万EUROで移籍したジュリアーノは、最近、アル・ナスルとの契約を解除して、自由契約になっていた。フェネルバフチェやトラブゾン・スポルへの移籍が噂されていたジュリアーノは、昨季は、サウジアラビア・リーグで32試合に出場して12ゴール8アシストを記録している。



ベシクタシュ、ホームで落とす/ベシクタシュ 0:1 ゲンチレル・ビルリーイ(サバハ紙+ソズジュ紙補綴 20.10. 5)

スタンク(左端)を讃える(サバハ紙) アッティバ・ハッチンソン、ドミニク・フルハム、ジョゼフ・デ・ソーサ(左から)(NTV)  トルコ・リーグ第4節で、ホームにゲンチレル・ビルリーイを迎えたベシクタシュは、0:1で敗れた。これで、ベシクタシュは、4節を終わったところで、2敗目を喫したことになる。この結果、ベシクタシュは、勝ち点4に留まり、ゲンチレル・ビルリーイは、同4に伸ばした。ゲンチレル・ビルリーイに勝利を呼び込んだゴールは、前半8分にボグダン・スタンクのあげたものだった。

 トルコ・リーグ第4節で、ベシクタシュは、ホームでゲンチレル・ビルリーイと対峙した。試合は、アウェーのゲンチレル・ビルリーイが制し、勝ち点3を得た。この試合の後半28分、ベシクタシュの新加入者ウエリントンが故障を発生させ、プレーを続けられなくなった。替わりに投入されたのは、アデム・リャイッチだった。これで、ベシクタシュは、3試合連続、勝ち点3から見放されたことになった。一方のゲンチレル・ビルリーイは、3試合目にして勝利を掴み、勝ち点を 4に伸ばした。

                 試合経過

 前半8分、ゲンチレル・ビルリーイが先制した。フルマンが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたスタンクが、ヘッドで合わせると、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。
 同19分、ダニエル・カンデアスが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からシュートを放ったが、GKエルシンが、危機を未然に防いだ。
 同38分、ギョクハン・トーレがコーナーキックを蹴ると、モンテーロはヘッドでゴールを狙ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。
 同42分、ジョゼフ・デ・ソーサが、遠目から狙いすましたシュートを試みると、GKノルトフェルトが体を伸ばしてコーナーキックに替えた。
 同ロスタイム1分、中盤で、ジョゼフ・デ・ソーサがボールを奪うと、スピードに乗った攻撃に移り、右サイドを走るギョクハン・トーレに、ボールを出した。そのギョクハン・トーレが、ペナルティーエリア内の絶好の位置からシュートを放つも、GKが防いだのだった。そして、前半は、ゲンチレル・ビルリーイが0:1とリードをして終わった。
 後半17分、ベルナール・メンサーがロングシュートを放つも、GKがボールをコントロールした。
 同20分、パス交換をしてペナルティーエリア内へと入り込んだゲンチレル・ビルリーイのベラク・オズデミルの放ったシュートが枠を捉えたが、モンテーロがゴールライン際で、これを防いだのだった。
 同35分、ダニエル・カンデアスが、右サイドからセンタリングを入れたが、アイーテがペナルティーエリアのいい位置にいながら、このボールに触れることができなかった。
 同38分、ハシッチが左サイドからセンタリングを入れると、ギュヴェン・ヤルチュンが、ファーサイドでヘッドで合わせたが、GKがコーナーキックへと替えた。
 同40分、ルドゥヴァン・ユルマズがセンタリングを入れると、それに合わせて、ジョゼフ・デ・ソーサがヘディングシュートを試みたが、GKに押さえられた。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ネジプ・ウイサル、フランシスコ・モンテーロ、ウエリントン・シルヴァ(後半31分:アデム・リャイッチ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ギョクハン・トーレ(後半31分:アジュディン・ハシッチ)、アッティバ・ハッチンソン、ドルクハン・トコズ(後半1分:ベルナール・メンサー)、タイラー・ボイド(後半19分:サイル・ラリン)=ヴァンサン・アブバクル(後半19分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マッティアス・ヨハンソン、ザルゴ・トゥーレ、ディエゴ・アンジェロ、ピエール・ポロマ(後半38分:ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン)=ロバート・ピリス、ドミニク・フルハム(後半22分:フロイド・アイーテ)=セファ・ユルマズ(後半23分:ムスタファ・チェチェノウル)、ベラト・オズデミル、ダニエル・カンデアス=ボグダン・スタンク(後半32分:ジョヴァンニ・シオ)



フェネルバフチェ 2:1 カラギュムリュク(フェネルバフチェ公式HP+ファナティック紙補綴 20.10. 4)

ホセ・ソーサ、エリック・サボ、ジュレ・バルコヴェッチ(左)(フェネルバフチェ公式HP) サマッタ(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第4節で、ホームに迎えたカラギュムリュクを2:1でくだした。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェのユニフォームを着て、初めて先発メンバーに入った新加入のムブワナ・サマッタが、前半24分と後半22分にゴールを決めたのに対し、後半40分には、マウリシオ・レモスがレッドカードをもらい、退場処分となった。しかし、その行為を咎めて与えられたPKを、アルタイ・バユンドゥルが防ぎ、得点を許さなかった。一方の、カラギュムリュクの唯一のゴールは、後半32分にサボ(PK)が決めたものだった。

                  試合経過

 前半3分、右サイドからフェイントをかけながらヴァレンシアが、ボールを持ち込むと、カラギュムリュクのディフェンダーが足を出した。すると、そのボールは、ゴール右斜め前にいたサマッタの前に転がり、走り込んできたサマッタがシュートを放った。だが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。
 同5分、フリーキックをホセ・ソーサが蹴ると、いいボールで、そのボールに対し、PKポイント後方でいいジャンプを見せたレモスがヘッドで合わせると、ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 同24分、ジャネル・エルキンが右コーナーキックを蹴ると、そのボールコースに入り、足を出したサマッタがゴールを決めた。1:0。
 後半5分、カラギュムリュクの攻撃で、ペナルティーエリアの外の絶好の位置でボールを得たヤンニス・サリブルがグランダーのシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり枠の傍らを逸れ外に出て行き、コーナーキックと替わった。
 同32分、カラギュムリュクのサボとレモスとの間で起こったペナルティーエリア内でのマッチアップのあと、サボがPKを求めた。主審は試合を止め、ピッチサイドに向かった。ヴィデオ判定システムで確認後、レモスが、ペナルティーエリア内でボールに手で触れていたことが判った。それで与えられたPKを、サボ自身が決め、点差を1と縮めた。2:1。
 同40分、ヤシャル・ケマル主審が、もう1回、PKを指示した。ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応したサボが、ペナルティーエリア内でレモスとマッチアップとなり、ピッチに倒れると、それを咎めた同主審が裁定を下したのだ。その2分後、サボ自身が、そのPKを蹴ると、GKアルタイ・バユンドゥルが、これを防いだ。
 同ロスタイム5分、カラギュムリュクの攻撃で、アルパスラン・エルデムが、効果的なセンタリングを入れると、PKポイント後方でいいジャンプを見せたメヴルト・エルディンチがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マウリシオ・レモス、マルセル・ティセラン、ジャネル・エルキン=ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア、ホセ・ソーサ(後半29分:トルガ・ジエルジ)、オザン・トゥファン(後半13分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、マメ・ティアム(後半13分:シナン・ギュムシュ)=ムブワナ・サマッタ(後半39分:パピス・シセ)
【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=エリック・リチャージ(後半28分:ラマザン・ジヴェレク)、エンゾ・ロコ、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ジュレ・バルコヴェッチ(後半37分:アルパスラン・エルデム)=ルカス・ビグリア、エリック・サボ=ヤンニス・サリブル(後半13分:ジミー・ドゥルマズ)、アラッサヌ・ンダオ、ブラヒム・ダッリ(同13分:アートゥフ・シェシュー)=アルトゥーロ・ソビーチ(後半29分:メヴルト・エルディンチ)



ガジアンテップFK 1:1 トラブゾン・スポル(NTV改 20.10. 3)

オウズ・ジェイラン(左)マルロン・ロドリゲス(右)(ヒュリエット紙) マキシム(左)ガストン・カンピ(右)(ガジアンテップFK公式HP)  ベシクタシュ戦で負け、デニズリ・スポル戦では引き分けたあと、前節の新マラテヤ・スポル戦で、3:1で勝ち、初勝利をあげたトラブゾン・スポルが、第4節の相手ガジアンテップFKに掴まった。トラブゾン・スポルは、カンピのゴールで先制した。ガジアンテップFKは、ヴィデオ判定システムで確認後、後半45分にPKを獲得した。同ロスタイム3分、マキシムが、そのPKを決め、試合は1:1で終わった。

 ガジアンテップFKとトラブゾン・スポルの一戦は、1:1の引き分けに終わった。前半は、トラブゾン・スポルの方が、よりプレッシャーをかけていたが、両者、ゴールを決められないまま終わった。
 後半19分、均衡が破れた。前半に故障を発生させたエドガー・リーに替わり投入されたガストン・カンピが、ジョアオ・ペレイラが、右コーナーフラッグ付近から入れたロングスローに合わせて、ヘディングシュートを試みると、ガジアンテップFKの左ゴールポスト際のゴールネットを揺らしたのだった。
 トラブゾン・スポルのペナルティーエリア内で、トラブゾン・スポルのディフェンダーが大きくクリアできなかったボールをコントロールしようとしたマキシムと、フラヴィオとのマッチアップとなったところで、マキシムがピッチに倒れた。瞬間、プレーを続行させたフラト・アイデゥヌス主審だったが、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、ピッチサイドに向かい、映像で確認後、PKを指示するとともに、フラヴィオに、この日2枚目のイエローカードを出し、退場処分とした。これで、トラブゾン・スポルは10人になってしまった。そして、同ロスタイム3分、このPKを、マキシム自身が蹴り同点ゴールが生まれた。ロスタイムが9分にも及んだが、新たなゴールは生まれることはなく、試合は1:1のまま終わった。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を5に伸ばした、ガジアンテップFKも同3に伸ばした。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、パピィ・ジロボジ、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、アリン・トシュジャ(後半39分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)、ジュニオール・モレ=ギュライ・ヴラル(後半20分:ケナン・オゼル)、アンドレ・ソーサ、ジェフェルソン・ノゲイラ(後半20分:ズヴォニミル・コズリ)=ムハメット・デミル(前半10分:アンドレ・フェリペ・リベイロ・デ・ソーサ)、アレクサンドル・マキシム
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ(後半37分:セルカン・アサン)、エドガール・レ(前半27分;ガストン・カンピ)、ヒュセイン・テュルクメン、マルロン・ロドリゲス=フラヴィオ・ダ・シルヴァ=アブドゥルカディル・オミュル、ルイス・ベーカー、カレブ・エクバン(後半28分;フセニ・ディアバテ)、アンソニー・ンワケメ(後半28分;ビラル・バシャジュクオウル)=ベニク・アフォベ



ガラタサライ、ヨーロッパの戦いから退去(ベイン・スポル 20.10. 2)

アルフィールド(グラスゴー・レンジャーズ公式HP) タイラン・アンタルヤ(左)(ガラタサライ公式HP)  UEFA欧州リーグのプレーオフで、グラスゴー・レンジャーズとのアウェー戦を戦ったガラタサライは、90分を戦い、1:2で敗れ、ヨーロッパのカップ戦から退くことになった。

 前半9分、タイラン・アンタルヤルのパスに反応して、相手ディフェンスの裏に入ったソフィアン・フェグリだったが、自身がボールに触れる前に、GKマクレガーがボールを抑えてしまった。
 同20分、エムレ・クルンチのパスを、走りこんできたソフィアン・フェグリがシュートを放った。だが、ボールは、バーの上をはるかに越えて外に出て行ってしまった。
 同32分、ガラタサライのコーナーキックからのボールを、ペナルティーエリア内で最終的にマルカオの前に転がった。マルカオは、そのボールをソフィアン・フェグリに出すと、ソフィアン・フェグリは枠を捉えたシュートを放つも、ボールは、ゴールドソンから跳ね返り、その後、レンジャースのディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 後半7分、レンジャースが先制した。ハジのパスを受け、GKファーティフ・オズテュルクと1対1となったアルフィールドの放ったシュートが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同14分、レンジャースが点差を2と拡げた。左サイドから、バリシッチがペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、ガラタサライのディフェンスからのこぼれ球を、ファーサイドにいたタヴァニアがヘディングシュートを試みると、これが決まったのだった。2:0。
 同42分、ガラタサライが、点差を1に縮めた。ガラタサライが左コーナーキックを蹴ると、ファーサイドにいたマルカオのヘッドが炸裂したのだった。2:1。
 この勝利で、ホームのレンジャースは、UEFA欧州リーグのグループリーグ戦への参戦権を手にしたのに対し、ガラタサライは、欧州リーグの戦いから篩い落とされてしまった。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=オマル・エラブデラウィ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルティン・リネス=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(後半28分:ンバエ・ジャッネ)、ユヌス・ベランダ(後半21分:オゲネカロ・エテボ)、エムレ・クルンチ、ライアン・バベル(後半20分:オメル・バイラム)=ラダメル・ファルカオ



パピス・シセ、フェネルバフチェ入り(ソズジュ紙 20.10. 1)

パピス・シセ  フェネルバフチェが、新しいゴールゲッターのパピス・シセを、正式にメンバーに加えた。

 フェネルバフチェが、15人目の補強を、パピス・シセの獲得で実現した。サマッタに次いで、35歳のパピス・シセを獲得した。セネガル人選手パピス・シセは、背番号9を付ける。
 フェネルバフチェは、公式HPで、「我がフェネルバフチェは、セネガル人FWパピス・シセと、1+1年の契約に調印した。パピス・シセには、ようこそ、我がクラブへと伝えるとともに、活躍いっぱいのシーズンを送ってくれることを願う」との談話を発表した。
 フェネルバフチェのエロル・ブルト監督が、獲得を望んだパピス・シセは、昨日、イスタンブル入りした。トルコ・リーグでは、2シーズンをアランヤ・スポルで過ごし、58試合に出場して38ゴールを記録したパピス・シセは、そのキャリアの内、4年間をイングランドで、5年間をフランスで、3年をドイツで過ごしている。

                  エロル・ブルト監督が求めた

 直近では、サマッタを獲得して、攻撃面を強化したフェネルバフチェは、エロル・ブルト監督のレポートに基づき、サイドの選手、2人目のFWの選手を求めての補強を急いでいた。
 昨季は、アランヤ・スポルで大活躍をしたパピス・シセを、2人目のセンターフォワードとして、獲得リストのトップに置いていた。パスを自身で持つパピス・シセを、サマッタに相対する選択肢として獲得がなされた。エロル・ブルト監督が、アランヤ・スポル時代の教え子の獲得を強く望んだのだった。



ガラタサライ、スコットランドに飛ぶ(ファナティック紙 20. 9.30)

ファーティフ・テリム監督(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグのプレーオフを、明日、アウェーでグラスゴー・レンジャーズと戦うガラタサライが、スコットランドに向かった。

 UEFA欧州リーグのプレーオフで、この木曜日に、アウェーでグラスゴー・レンジャーズと対戦するガラタサライが、午後の飛行機で、試合会場のあるスコットランドに向かった。ガラタサライでは、インフルエンザに罹患したアルダ・トゥランと、故障を抱えるマルセロ・サラッキとエムレ・アクババが、遠征メンバーには加わっていない。

                 ガラタサライの帯同メンバーは次の通り

 オマル・エラブデラウィ、タイラン・アンタルヤル、ライアン・バベル、ラダメル・ファルカオ、ユヌス・ベランダ、オゲネカロ・エテボ、マルティン・リネス、ライアン・ドンク、オメル・バイラム、エムレ・タシュデミル、クリスティアン・ルイダンマ、オカン・コジュク、マルカオ、テキセイラ、エムレ・クルンチ、ジュセ・セキディカ、ソフィアン・フェグリ、ンバエ・ジャッネ、ファーティフ・オズテュルク。
 なお、ガラタサライとグラスゴー・レンジャーズとの試合は、明日、トルコ時間21:45より、イブロックス・スタジアムで行われる。



アンタルヤ・スポル 1:0 デニズリ・スポル(アンタルヤ・スポル公式HP+ヒュリエット紙補綴 20. 9.29)

ヴェイセル・サルを囲んで歓喜のアンタルヤ・スポル(アンタルヤ・スポル公式HP) アンジェロ・サガル(左)ヌリ・シャヒン(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第3節で、アンタルヤ・スポルは、アンタルヤ・スタジアムに迎えたデニズリ・スポルを、1:0でくだした。この試合の序盤、相手に比べて、アンタルヤ・スポルは、より効果的なサッカーをしていたが、その前半の中でも、最も大きなチャンスはフレディから生まれた。同8分、エレンが入れたセンタリングに、いいジャンプを見せたフレディがヘッドで合わせたが、コステル・パンティリモンの見事なセーヴィングで、ゴールには至らなかった。同34分、エレンのセンタリングを、PKポイントで受けたビュンヤミン・バルジュが、ゴール前にいたアミルトンに渡した。そのアミルトンが強烈なシュートを放つと、GKコステル・パンティリモンが辛うじてクリアした。そして、前半は、お互いにゴールを決めることなく終わった。

                 唯一のゴールで勝ち点3

 後半、アンタルヤ・スポルは、ゴールを求めて、相手よりどん欲に動いた。ヌリ・シャヒンがコーナーキックを蹴ると、フェドール・クドゥリアショフがゴールエリアに落としたボールに最後に触れたヴェイセル・サルが、アンタルヤ・スポルの先制ゴールを決めた。1:0。同37分、ルカス・ポドルスキのスルーパスを、ペナルティーエリア内で受けたアミルトンがシュートを放ったが、ボールは、GKが押さえた。終盤、フーゴ・ロダレガが蹴ったフリーキックは、僅かに枠を捉えることなく外に出て行き、90分間の戦いは、アンタルヤ・スポルが1:0とリードしたまま終わった。この結果、勝ち点を7に伸ばしたアンタルヤ・スポルは、トルコ・リーグ第3節を4位で終わることになった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリアショフ、エレン・アルバイラク=ハカン・オズメット(後半21分:ギョクデニズ・バイラクダル)、ヌリ・シャッヒン(後半33分:ウフク・アキョル)=パウル・マカイル(後半1分:ルカス・ポドルスキ)、フレディ・リベイロ、アミルトン・ミネルヴィノ(後半44分:シドニー・サム)=アディス・ヤホヴィッチ(後半21分:デヴァー・オリジル)
【デニズリ・スポル】コステル・パンティリモン=ティアゴ・ロペス、オウズ・ユルマズ、ムスタファ・ユムル、ファビアーノ・レイスマン(後半24分:マルヴィン・バカロルツ)、ザカルヤ・ベルクリッヒ=イスマイル・アイサティ、ロドスラフ・ムラウスキ(後半34分:ムリス・メサノヴィッチ)、レジェプ・ニヤズ=フーゴ・ロダレガ、アンジェロ・サガル



ダービーマッチでゴールの声は上がらず(TRT+ガラタサライ公式HP補綴 20. 9.28)

アルダ・トゥラン(左)ギョクハン・ギョヌル(右)(ガラタサライ公式HP) ヴァレンシア(左)マルカオ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第3節で行われたダービーマッチ、ガラタサライが、ホームでフェネルバフチェと、両者無得点のまま引き分けに終わった。

 テュルク・テレコム・アリーナで行われたこのダービーマッチ、コロナ対策のため無観客で行われたが、結果は0:0の引き分けだった。この結果、ガラタサライは勝ち点を7に、フェネルバフチェは同5に伸ばした。

                 試合経過

 前半7分、ショートコーナーを蹴ったユヌス・ベランダが、ボールをエムレ・クルンチに出した。そのエムレ・クルンチがマルティン・リネスにボールを送ると、マルティン・リネスが、更にグランダーのパスをタイラン・アンタルヤルに出すと、それに合わせてタイラン・アンタルヤルが強烈なシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルが、指の先にボールを当て外に出した。
 同18分、ジャネル・エルキンが、左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたギョクハン・ギョヌルがヘッドで合わせたが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同20分、オマル・エラブデラウィが、ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたアルダ・トゥランが、それに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、しっかりとGKアルタイ・バユンドゥルが胸に収めた。
 同26分、ソフィアン・フェグリが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でボールを得たマルティン・リネスがシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。
 後半7分、マメ・ティアムからのパスを、ペナルティーエリアの手前で得たデニズ・トゥルチが強いシュートを試みたが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同14分、アルダ・トゥランから始まった危険な攻撃で、ソフィアン・フェグリが引き継いだ。ソフィアン・フェグリは、足を開いたときに、ボールを失うと、そのボールを得たユヌス・ベランダが、遠い距離だったがシュートを放つと、枠を大きく逸れ外に出て行ってしまった。
 同18分、レモスが、遠い距離からのフリーキックで、直接ゴールを狙ったが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同20分、左サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、ボールを持ちながら、ゴール斜め前からペナルティーエリアへと入ったアルダ・トゥランが、前が開いた瞬間、強烈なシュートを放つと、GKアルタイ・バユンドゥルが、ボールがレモスに当たったにも拘らず、しっかりと胸に収めた。
 同28分、ゴール左斜め前でボールを得たライアン・バベルが、ダイレクトでペナルティーエリア内にいたエムレ・クルンチにボールを出した。すると、エムレ・クルンチは、体を反転させながらグランダーのシュートを放ったが、またしても、GKアルタイ・バユンドゥルが胸に収めたのだった。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=オマル・エラブデラウィ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルティン・リネス=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(後半25分:ライアン・バベル)、ユヌス・ベランダ(後半44分:オメル・バイラム)、エムレ・クルンチ、アルダ・トゥラン(後半25分:オゲネカロ・エテボ)=ラダメル・ファルカオ(後半26分:ンバエ・ジャッネ)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マウリシオ・レモス、マルセル・ティセラン、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半42分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ルイス・グスタボ=デニズ・トゥリュチ(後半33分:フェルディ・カドゥオウル)、ホセ・ソーサ、エネル・ヴァレンシア=マメ・ティアム(後半20分:ムブワナ・サマッタ)



トラブゾン・スポル 3:1 新マラテヤ・スポル(NTV+TRT補綴 20. 9.27)

アフォベ(トラブゾン・スポル公式Twitter) フェルナンド・ズキ(左)ンワケメ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第3節、ホームで新マラテヤ・スポルと対峙した。開幕後2節で勝ち点1だけを得たトラブゾン・スポルだったが、この試合、勝ち点3を3ゴールでもって得た。スコアは3:1だった。トラブゾン・スポルに勝利を呼び込だゴールは、前半24分と33分に、新加入のアフォベが、同45分にはンワケメがもたらしたものだった。新マラテヤ・スポルの唯一のゴールは、後半33分にアデム・ブユックが決めたPKによるものだった。

 この試合、トラブゾン・スポルのエディ・ニュートン監督は、カンピに替えて、前節は、レッドカードをもらったため出場不可だったフラヴィオを、アブドゥラヒム・ドゥルスンに替えて、故障が癒えたマルロンを先発メンバーに入れた。故障を抱えるトロンドセン、キャーミル・アフメット・チョレクチ、エクバン、新加入のディアバテ、未だ準備のできていないペレイラ、それらの選手とともに、構想外となっているホセイニとギレルメがメンバー入りしてなかった。
 トラブゾン・スポルは、新加入のベニク・アフォベが、前半24分と33分にあげた2ゴールで先制した。前半24分は、ベーカーがコーナーキックを蹴ると、ボールが、ファーサイドでこぼれた。そのこぼれ球の仕上げを、アフォベが行ったのだった。同33分には、ベーカーの素晴らしいパスを、ゴール前で、全くフリーの状態で受けたアフォベが、再度、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。同40分、アデム・ブユックが、スコアを2:1としたかというゴールが決まった。ところが、この試合のオズギュル・ヤンカヤ主審は、注意喚起に応じ、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドがあったとしてゴールを取り消した。前半が終わりかけた、同45分、ンワケメがゴールを決めた。ベーカーが右サイドから出したパスを受けたフラヴィオが、ンワケメに出した。そのンワケメが、相手選手をかわしながらグランダーのシュートを放つと、これが決まったのだった。その結果、前半を、トラブゾン・スポルの3:0というリードで終えることになった。
 新マラテヤ・スポルは、後半31分にPKを獲得した。アデム・ブユックが、ヒュセイン・テュルクメンのチェックを受け、ペナルティーエリア内でピッチに倒れた。それを咎め、主審がPKを指示したのだった。このPKを、アデム・ブユック自身が決め、スコアを3:1とした。そして、試合は、トラブゾン・スポルが3:1とリードを保ったまま、終わりを迎えたのだった。3:1で勝ったトラブゾン・スポルは、これで、勝ち点を4とし10位となった。一方の新マラテヤ・スポルは、勝ち点1で18位に留まっている。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、ヒュセイン・テュルクメン、エドガール・レ、マルロン・ロドリゲス=フラヴィオ・ダ・シルヴァ、アブドゥルカディル・パルマク(後半13分:サファ・クナル)=アブドゥルカディル・オミュル、ルイス・ベーカー、アンソニー・ンワケメ(同34分:アフメット・ジャンバズ)=ベニク・アフォベ(後半42分;スティーヴン・プラザ)
【新マラテヤ・スポル】ギド・ヘッレッラ=イッサーム・チェバケ(後半23分:ビュレント・ジェワヒル)、ムラト・アクチャ(後半1分:ゼキ・ヤウル)、テーナゲ・ハデベ、カリム・ハフェズ=アフリイー・アクワ=クリスティアン・クエヴァ(後半1分:フェルナンド・ズキ)、ユースフ・ンダイシミエ、アフメド・イルディズ(後半1分:ジョディ・ルコキ)、アデム・ブユック(後半34分:ジェトミル・トパッリ)=ベンジャミン・テテ



カラギュムリュク 2:0 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙 20. 9.26)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(上)エリック・リチャージ(下)(ヒュリエット紙) カラギュムリュク、歓喜(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第3節で、今季昇格組のカラギュムリュクが、昨季のチャンピオンであるバシャクシェヒル・スポルを、2:0でくだした。ゴールは、後半2分にエンゾ・ロコ、同45分にサボから生まれた。バシャクシェヒル・スポルは、イルファン・ジャン・カフヴェジが、後半37分に、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。バシャクシェヒル・スポルは、これで、開幕以来3連敗となった。カラギュムリュクの方は、勝ち点を7に伸ばした。

 トルコ・リーグ第3節の開幕試合は、カラギュムリュクが、バシャクシェヒル・スポルを、アタテュルク・オリンピック・スタジアムに迎えた。前半は、両者ともにゴールを決められずに終わった。後半2分に、エンゾ・ロコが、カラギュムリュクの先制ゴールを決めた。同37分には、バシャクシェヒル・スポルのイルファン・ジャン・カフヴェジが2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。同45分、サボが、この試合の結果を告げた。2:0。トルコ・リーグへの新参者カラギュムリュクは、第3節を終わり勝ち点を7に伸ばし、試合数が多い中だが首位に着いた。昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルは、これで、3連敗となった。

                  試合経過

 前半8分、GKメルト・ギュノクが、自陣中ほどから、ロングパスを出すと、それに反応してボールに追いついたクリヴェリが、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放つと、ボールは、GKヴィヴィアーノに跳ね返された。
 同18分、ラマザン・ジヴェレクが、ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、ファーサイドの丁度いいところにいたメヴルト・エルディンチだったが、望ましいシュートを打てず、ボールは外に出て行っただけだった。
 同28分、ダッリのディフェンスの裏に出したパスに、左サイドで追いついたサボが、そのボールを、ンダオに預けた。ンダオは、ゴール右斜め前からグランダーのシュートを放ったが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。そして、前半は、両者ともにゴールを決められずに終わった。
 後半2分、カラギュムリュクが先制した。ビグリアが左コーナーキックを蹴ると、メヴルト・エルディンチが、ヘッドでファーサイドに逸らした。そのファーサイドの絶好の位置にいたエンゾ・ロコがシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。
 同6分、ハサン・アリ・カルドゥルムが、ゴール左斜め前からセンタリングを入れると、デンバ・バが、PKポイント辺りで、ヘッドで合わせたが、ボールは、転がりながら僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同45分、カラギュムリュクが、点差を2と拡げた。突如として生まれた攻撃で、ンダオのパスを受けたサボが、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと入りグランダーのシュートを放った。すると、ボールは、ポストに当たりゴールインしたのだった。2:0。
 同ロスタイム3分、メテ・カーン・デミルが、右サイドでボールをコントロールして、ペナルティーエリア内へと入るやシュートを放った。GKヴィヴィアーノからボールが跳ね返ると、詰めていたグルドブランドセンが仕上げようとしたが、ボールは、ポストに当たりピッチに跳ね返ってしまった。

【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=エリック・リチャージ、エンゾ・ロコ、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ジュレ・バルコヴェッチ=ルカス・ビグリア=アラッサヌ・ンダオ、ラマザン・ジヴェレク(後半44分:コライ・アルトゥナイ)、エリック・サボ、ブラヒム・ダッリ(同35分:アートゥフ・シェシュー)=メヴルト・エルディンチ(後半28分:ヴァト・アルヴェラージェ)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイチャラ、カルロス・ポンク(後半17分:ベルカイ・オズジャン)、アレクサンドル・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム=エディン・ヴィスチャ(後半27分:ダニエル・アレクシッチ)、マフムト・テクデミル(後半1分:メフメット・トパル)、イルファン・ジャン・カフヴェジ、ケリム・フライ(後半1分:フレデリック・グルブラドセン)=デンバ・バ(後半39分:メテ・カーン・デミル)、エンゾ・クリヴェリ



ガラタサライ、後半に全開、プレーオフに進出
ガラタサライ 2:0 ハイドゥク・スプリト(NTV 20. 9.25)

タイラン・アンタルヤル(左)(ヒュリエット紙) ファーティフ・テリム監督(右)に歓迎されるユヌス・ベランダ(左)(ソズジュ紙)  UEFA欧州リーグ予備戦3回戦で、クロアチアのハイドゥク・スプリトをホームに迎えたガラタサライが、ユヌス・ベランダとライアン・バベルのゴールで2:0で勝ち、上位進出を決めた。

 UEFA欧州リーグ予備戦3回戦で、ガラタサライが、クロアチアのハイドゥク・スプリトと対峙した。選手起用にローテーション・システムを重視してピッチに立ったガラタサライでは、新加入者のエテボが、初めて先発メンバーに名を連ねた。
 ハイドゥク・スプリトに対し、プレッシャーをかけるプレーを見せたガラタサライは、相次ぐ多くの好機を生かすことができなかった。前半は0:0で終わったこの試合、ゴールは、後半に入り生まれた。

                  困った繰り返しは、後半になり解けた

 後半に入っても、プレッシャーをかけ続けたガラタサライの優位を導くゴールを、同32分に見出した。同26分に投入されたユヌス・ベランダが、同32分に、ペナルティーエリア内から強いシュートを放つと、ボールは、ハイドゥク・スプリトのゴールネットを揺らし、1:0と先制した。同41分、この日大活躍のマルカオが、攻撃に打って出た。ゴール左斜め前からアシストとなるボールに、ゴールエリア内で、ライアン・バベルが触れると、ゴールが生まれたのだった。これで、ガラタサライの優位は2:0となった。残りの時間では、他のゴールは生まれことはなく、ガラタサライが、後半にあげたゴールで、ハイドゥク・スプリトをくだし、プレーオフに進出を決めた。
 予備戦2回戦で、ネフチ・バクーをくだし、同3回戦ではハイドゥク・スプリトを篩い落としたガラタサライは、プレーオフでは、グラスゴー・レンジャーズと対峙する。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=マルティン・リネス、ライアン・ドンク、マルカオ、エムレ・タシュデミル(後半35分:オマル・エラブデラウィ)=タイラン・アンタルヤル、オゲネカロ・エテボ、オメル・バイラム(後半26分:ユヌス・ベランダ)=ソフィアン・フェグリ(後半44分:エムレ・クルチ)、ンバエ・ジャッネ、ライアン・バベル



ムブワナ・サマッタ、フェネルバフチェ入りに向け、イスタンブル入り(TRT 20. 9.24)

ムブワナ・サマッタ  フェネルバフチェが、探していたセンターフォワードをイングランドで見つけた。フェネルバフチェが合意に達している27歳のタンザニア人選手ムブワナ・サマッタが、イスタンブル入りした。

 フェネルバフチェが、全ての点で合意に達しているムブワナ・サマッタは、メディカルチェックを受けたあと、調印に至るものと思われる。
 イングランドのアストンヴィラ所属だったムブワナ・サマッタは、昨季、アストンヴィラで16試合に出場し2ゴールを記録している。ベルギーのヘンクで見せたプレーぶりで注目を集めたムブワナ・サマッタは、2020年1月、1050万EUROの移籍金で、アストンヴィラに移籍した。ムブワナ・サマッタは、昨季、ヘンク時代には、28試合に出場して10ゴール2アシストを記録している。



ガラタサライ、ハイドゥク・スプリト戦はローテーションで選手起用(ファナティック紙 20. 9.23)

ファーティフ・テリム監督(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグのガジアンテップFK戦、先週のネフチ・バクー戦、その後のバシャクシェヒル・スポル戦、そして、この日曜日にはフェネルバフチェ戦と、相次ぐ難しい試合が、ガラタサライを、かなり苦しめている。フェネルバフチェとのダービーマッチを考えるファーティフ・テリム監督は、ハイドゥク・スプリト戦はローテーションで選手起用をする用意をしている。

 ガラタサライでは、目は、欧州リーグ予備戦のハイドゥク・スプリト戦に向かれれていても、頭の中は、週末のフェネルバフチェとのダービーマッチでいっぱいだ。欧州リーグ予備戦3回戦で、明日、ハイドゥク・スプリトをホームに迎えるガラタサライは、この試合に勝ってプレーオフ進出を考えているが、フェネルバフチェとのダービーマッチを考えて、あるスター選手たちは休ませることになろう。ここまで、週の半ば、週末と、間を開けないで、ガジアンテップFK、ネフチ・バクー、バシャクシェヒル・スポルと戦い、明日はハイドゥク・スプリト、日曜日にはフェネルバフチェを戦うガラタサライでは、ファーティフ・テリム監督が、選手たちから最大限の能力を引き出すということで、重要な選手起用の変更を行うことになろう。

                  ラダメル・ファルカオ、アルダ・トゥラン、ソフィアン・フェグリ

 同監督が、まず最初に切ろうとする選手の1人が、シーズンに素晴らしい臨み方をしたラダメル・ファルカオだ。ラダメル・ファルカオは筋肉に不安を抱えることから、替わりにジャッネを起用することになろう。左サイドには、疲れが目に付くアルダ・トゥランに替わりライアン・バベルを、右サイドのソフィアン・フェグリに替わる選手は考慮中だ。FW下に起用していたエムレ・クルチを、右サイドに持ってくる可能性もある。オメル・バイラムやジミー・ドゥルマズも、このポジションだと替わりとなりうる。

                  新プリンス、タイラン・アンタルヤルは先発メンバーに

 タイラン・アンタルヤルを外すことは考えていない同監督は、その傍らには、ライアン・ドンクを置くことになる。そうなると、ユヌス・ベランダが、再び、FW下に移す目も出てくる。左サイドバックは、故障を発生させたマルセロ・サラッキに替えてマルティン・リネスの起用となる。ストッパーの2人、右サイドバック、GKについては、変えようという気はないと考えられている。



フェネルバフチェ 0:0 ハタイ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 20. 9.22)

エネル・ヴァレンシア(左)アイザック・サーキー(右)(アクシャム紙) ホセ・ソーサ(左)セリム・ウルガズ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第2節で、ハタイ・スポルをホームに迎えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、両者ゴールをあげることができず、引き分けに終わった。アウェーのハタイ・スポルは、ルベン・リベイロ(後半28分)とアイザック・サーキー(同36分)がレッドカードをもらった。

                 試合経過

 前半9分、右サイドから、ギョクハン・ギョヌルが、グランダーのセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたティアムが、体を反転させてシュートを放ったが、GKムニルが押さえた。
 同ロスタイム1分、左サイドからペナルティーエリアへとボールを持ち込んだフェルディ・カドゥオウルが、グランダーのシュートを試みるも、ボールは、転がりながらファーサイドの枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 後半7分、レモスが、強い超ロングシュートを放つと、ボールはピッチに跳ねながら、GKムニルの胸に収まっただけだった。
 同19分、ホセ・ソーサが、ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、PKポイントの後方でいいジャンプを見せたレモスがヘッドで合わせたが、ボールは、GKが押さえた。
 同20分、ホセ・ソーサが。ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、ニアサイドでいいジャンプを見せたギョクハン・ギョヌルがヘディングシュートを放ったが、ボールは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 同26分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、右サイドから左足でニアサイドに向けてセンタリングを入れると、ジャネル・エルキンが、そのコースに入りボールに触れたが、GKが押さえてしまった。
 同40分、メルト・ハカン・ヤンダシュのスルーパスを、ペナルティーエリア内のゴール右斜め前で得たデニズ・トゥルチが放ったグランダーのシュートは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム5分、デニズ・トゥルチが、ペナルティーエリア内でお膳立てしたボールに、シナン・ギュムシュが足を出した。だが、ボールは、転がりながら外に出て行ってしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、マティアス・ザンカ、マウリシオ・レモス、ジャネル・エルキン(後半37分:デニズ・トゥリュチ)=トルガ・ジエルジ(後半23分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ルイス・グスタボ=マメ・ティアム(後半1分:シナン・ギュムシュ)、オザン・トゥファン(後半1分:ホセ・ソーサ)、フェルディ・カドゥオウル(後半24分:フィリップ・ノヴァク)=エネル・ヴァレンシア
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ストゥラヒフ・ポポフ、ユスフ・アブディオウル、パブロ・サントス、メスト・チャイテメル=ラヤネ・アービド、アイザック・サーキー=セリム・ウルガズ(後半14分:ヘルダー・バルボサ)、ギョクハン・カラデニズ(後半14分:アダマ・トゥラオレ)、ルベン・リベイロ=マメ・ビラム・デューフ(後半24分:ミルカン・アイドゥン)



バシャックシェヒル・スポル 0:2 ガラタサライ(NTV+ガラタサライ公式HP補綴 20. 9.21)

ユヌス・ベランダ(ガラタサライ公式HP) デンバ・バ(左)マルカオ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルを、アウェー戦で0:2でくだした。冒頭の2節を、勝ち点を失うことなく通過したガラタサライのゴールは、ラダメル・ファルカオとユヌス・ベランダのあげたものだった。

 トルコ・リーグ第2節で、ビッグなカードが組まれた。昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルが、ホームにガラタサライを迎えたのだ。バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合の前半、より多くのボール支配を行っていたのはガラタサライの方だった。中盤で、相手よりは優位を築いていたガラタサライは、ラダメル・ファルカオが、同14分に決めたPKによるゴールで、0:1のリードを保ち前半を終えた。同12分に、ユヌス・ベランダがフリーキックを蹴り、中へ放り込むと、ボール目がけて、ルイダンマとデンバ・バがジャンプした。プレーが続こうとしたとき、デンバ・バが、ペナルティーエリア内で、手でボールに触れたことが咎められ、ガラタサライにPKが与えられ、このPKを、ラダメル・ファルカオが決めたのだった。
 後半を、いい始まり方をしたのは、オカン・ブルク監督率いるバシャクシェヒル・スポルの方だった。両サイドから、ディフェンスの裏に入れるボールで、効果的な攻めを、次から次へと見せて行った。

                  サラッキ、故障を発生

 ガラタサライは、同14分、無理からの後退を余儀なくされた。この試合の先発メンバーに入っていたマルセロ・サラッキが故障を発生させ、マルティン・リネスと交替を余儀なくされたのだった。ファーティフ・テリム監督は、同26分、いきなり3枚替えを断行した。ラダメル・ファルカオ、アルダ・トゥラン、ソフィアン・フェグリを下げ、ジャッネ、ライアン・バベル、新加入のエテボを入れた。そして、ガラタサライを楽にしたゴールが、同31分に生まれた。オメル・バイラムのフリースローから始まった攻撃が、コーナーに送られたボールを、よく追いかけ、エムレ・クルチにボールを出したジャッネにより引き継がれた。そのエムレ・クルチが、ペナルティーエリア内にいたライアン・バベルに出すと、ライアン・バベルは、うまいヒールキックで、チャンスを、ユヌス・ベランダに預けた。そして、ユヌス・ベランダが、右足のアウトサイドを使った見事なシュートを見せると、ゴールが決まったのだった。0:2。残りの時間では、新たなゴールの声は上がることはなく、この難しい90分間を、0:2のスコアで制したは、ガラタサライだった。この結果、ガラタサライは、新シーズンを2連勝で始めたのに対し、バシャクシェヒル・スポルの方は、まだ勝ち点なるものを得ていない。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイチャラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ(後半41分:メフメット・トパル)、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半1分:ボリ・ボリンゴリ・ンボンボ)=ダニエル・アレクシッチ、マフムト・テクデミル(後半36分:ケリム・フライ)=エディン・ヴィスチャ(後半36分:フレデリック・グルブラドセン)、ベルカイ・オズジャン(後半分:エンゾ・クリヴェリ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ=デンバ・バ
【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=オマル・エラブデラウィ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ(後半14分:マルティン・リネス)=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(後半27分:オゲネカロ・エテボ)、ユヌス・ベランダ、アルダ・トゥラン(後半27分:ライアン・バベル)、エムレ・クルチ(後半41分:オメル・バイラム)=ラダメル・ファルカオ(後半27分:ンバエ・ジャッネ)



アランヤ・スポル 2:0 カイセリ・スポル(ベイン・スポル 20. 9.20)

アダム・バレイロ(アランヤ・スポル公式HP) サリフ・ウチャン、ハサン・ヒュセイン・アジャル、アントニー・ウゾディンマ(左)(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ2020-21シーズン第2節、カイセリ・スポルをホームに迎えたアランヤ・スポルが、2:0のスコアで勝ち、勝ち点3を手にした。

 前半10分、右サイドで生まれた攻撃で、エフェジャン・カラジャとバレイロが、ペナルティエリア内でパス交換をした。そして、エフェジャン・カラジャが、自身に回ってきたボールをダイレクトでシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を超えて外に出て行った。
 同21分、アランヤ・スポルが、左サイドからムーバンジェがペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、それに合わせて、バレイロがヘディングシュートを試みると、枠を捉えたボールが、カイセリ・スポルのGKルングの左を抜けようとしたが、辛うじて外に出した。
 同30分、アウェーのカイセリ・スポルのハサン・ヒュセイン・アジャルが、右サイドからフリーキックを蹴ると、相手選手の間から飛び上がったロペスがゴールネットを揺らした。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドがあったとして、ゴールは認定されなかった。
 同ロスタイム5分、アランヤ・スポルが先制した。ペナルティエリア・ライン近くでボールを得たジュアンフランがシュートを放つと、GKルングが、右に飛び、これを防いだ。だが、詰めていたバレイロが、ファーサイドで、ルングが触れる前に触れると、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半3分、アランヤ・スポルが、ゴールに迫った。エフェジャン・カラジャのパスを受け、GKと1対1となったバレイロがシュートを放ったが、ルングが伸び上がって外に出した。
 同14分、アランヤ・スポルの攻撃で、相手陣内でボールを得たサリフ・ウチャンがパスを出すと、バレイロがGKと1対1となった。そのバレイロがシュートを放ったが、GKルングがコントロールした。
 同32分、アランヤ・スポルが、点差を2と拡げた。相手選手からボールを奪ったエフェジャン・カラジャがシュートを放つと、ボールが、GKからこぼれた。そのこぼれ球を、詰めていたバレイロが仕上げると、チームとして、そして、自身としても2点目を決めた。2:0。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、アランヤ・スポルが勝ち点3を手に入れたのだった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、ギオルゴス・ツァヴェラス、スティーヴン・コーカー、フランソワ・ムーバンジェ=ファーティフ・アクソイ(後半27分:ジェイフン・ギュルセラム)、サリフ・ウチャン(後半42分:ベルカン・イスマイル・クトゥル)=エフェジャン・カラジャ、アナスタシオス・バカセタス(後半34分:エフカン・ベキルオウル)、ダヴィッドソン(後半42分:ムスタファ・ペテクメク)=アダム・バレイロ(後半34分:クーマ・ババチャル)
【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=ミゲル・ロペス、ディミトゥリオス・コロヴェツィオス、ヤウ・アッカー(後半1分:アーロン・レノン)、ヤシル・スバシュ=ハサン・ヒュセイン・アジャル(後半42分:エムレ・デミル)、ジョゼフ・アタマーー=グスタヴォ・カンパナロ、アントニー・ウゾディンマ(後半18分:イルハン・デペ)、ムーダト・チェリク(後半18分:イルハン・パルラク)=ウィルフリード・カンガ



新マラテヤ・スポル 1:1 ギョズテペ(フォトマッチ紙 20. 9.19)

PKを蹴るアデム・ブユック(新マラテヤ・スポル公式Twitter) ムラト・アクチャ(左)ズラトゥコ・トリピッチ(右)(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第2節で、新マラテヤ・スポルが、新マラテヤ・スポル・スタジアムに迎えたギョズテペと、1:1の引き分けに終わった。ホームの新マラテヤ・スポルのゴールは、アデム・ブユックがあげたのに対し、ギョズテペは、ハリル・アクプナルから生まれた。

 トルコ・リーグ第2節で、新マラテヤ・スポルとギョズテペが対峙した。新マラテヤ・スポル・スタジアムで行われたこの試合、1:1で引き分けに終わった。ホームの新マラテヤ・スポルのゴールは、前半30分にアデム・ブユック(PK)が決めたのに対し、アウェーのギョズテペのゴールは、前半19分にハリル・アクプナルから生まれた。この結果、新マラテヤ・スポルが初の勝ち点を得たのに対し、ギョズテペの勝ち点は4に伸びた。

                  試合経過

 前半13分、イッサームが、相手陣内のペナルティーエリアの外から枠に向かい合いながらシュートを放った。だが、ボールは、外に出て行っただけだった。
 同17分、ハフェズが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前から枠を捉えてシュートを放ったが、ディフェンダーにじゃまをされてしまった。
 同19分、ペナルティーエリア内でボールを得たハリル・アクブナルが、ボールを止めてからシュートを放つと、ボールは、GKヘッレッラの腕を抜け、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同28分、アルパスラン・オズテュルクが、ペナルティーエリア内で、ユースフに対して執ったチェックを咎めて、ジュナイト・チャクル主審はPKを指示した。このPKを、アデム・ブユックが蹴ると、ギョズテペのゴールネットが揺れたのだった。1:1。
 同37分、アデム・ブユックが、相手陣内中ほどからロングシュートを放った。だが、GKイルファンは、これを防いだのだった。
 同41分、左コーナーキックからのボールに、いいジャンプを見せたアトゥンチ・ヌカンがヘッドで合わせた。だが、ボールは転がりながら外に出て行っただけだった。
 後半9分、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前で、走りこんできたアデム・ブユックが強烈なシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 同18分、ペナルティーエリア内でボールを得たハリル・アクブナルが、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、GKヘッレッラが、これを防いだ。
 同24分、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前から、枠を捉えたクエヴァが放ったシュートは、ディフェンスが押さえた。
 同36分、左サイドのコーナーフラッグに近い位置からトリピッチが、ペナルティーエリア内へ向けセンタリングを入れた。だが、相手ディフェンダーが大きくクリアしただけだった。そして、残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、試合は1:1の引き分けという結果に終わった。

【新マラテヤ・スポル】ギド・ヘッレッラ=イッサーム・チェバケ、ユースフ・ンダイシミエ、ムラト・アクチャ、ハフェズ・カリム=アフリイー・アクワ=アデム・ブユック、クリスティアン・クエヴァ(後半36分:テーナゲ・ハデベ)、アフメド・イルディズ(後半ロスタイム1分:ムスタファ・エスキヘラッチ)、モリケ・フォファナ(後半16分:ジョディ・ルコキ)=ウムト・ブルト(後半36分:フェルナンド・ズキ)
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エグリバヤト=ムラト・パルリ、アトゥンチ・ヌカン、アルパスラン・オズテュルク、ベルカン・エミル=ソネル・アイドードゥ、ヤルチュン・カヤン(後半1分:クビライ・ソンメズ)=ハリル・アクブナル、マルシオ・モッソーロ(後半26分:シェリフ・ンディアエ)、ズラトゥコ・トリピッチ(後半43分:ジェナン・ブレコヴィッチ)=ブラウン・イデエ(後半ロスタイム5分:クリスティアン・チャガス・タルーコ)



ネフチ・バクー 1:3 ガラタサライ(ミリエット紙 20. 9.18)

オメル・バイラム(右)(ガラタサライ公式HP) ンバエ・ジャッネ(ガラタサライ公式HP)  UEFA欧州リーグ予備戦2回戦で、ガラタサライは、ネフチ・バクーを、アウェー戦で1:3でくだし、上位に進出した。ガラタサライは、同予備戦3回戦では、クロアチアのハイドゥク・スプリトと対峙する。

 試合を通じて優位を保ったガラタサライは、前半19分、ジャッネのゴールで、前半を0:1で終えた。後半1分、ンボジのゴールで、同点に追いつかれた。だが、その2分後に、ルイダンマが、再び、リードをするに至った。1:2。同18分、再び、舞台に上がったジャッネのゴールで、この試合のスコアを決した。

                 試合経過

 前半13分、タイラン・アンタルヤルのセンタリングを、ペナルティーエリアの右サイドで、マルティン・リネスが、ヘッドで内へと折り返すと、ボールをゴール前で得たジャッネが、ヘディングシュートを試みるも、ボールは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同15分、ライアン・バベルが、ペナルティーエリアの外の枠を狙える位置からフリーキックを蹴ると、GKマッマドフが辛うじてパンチングで防ぐと、ボールはバーの上を超え外に出ていき、コーナーキックに替わった。
 同19分、ガラタサライが先制した。ライアン・バベルのパスを受けたマルティン・リネスがセンタリングを入れると、そのコースに入ったジャッネがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。0:1。
 同37分、ラワルのパスを受けボールを得たイバラ・ドニアマが強いシュートを放つと、ボールは、僅かにバーを上を超えて外に出て行った。そして、前半は、ガラタサライが、0:1とリードしたまま終わった。
 後半1分、ネフチ・バクーが同点に追いついた。マクムドフが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリアにいたンボジがヘッドで合わせたのだった。1:1。
 同4分、ガラタサライが、再度、リードを奪った。オメル・バイラムが右コーナーキックを蹴ると、ファーサイドにいたジャッネがヘッドで合わたところ、ボールが、GKから跳ね返った。そのボールを、タイラン・アンタルヤルが内へと入れると、ルイダンマがヘッドで相手ゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 同11分、フェグリが出したパスを受け、ペナルティーエリア内へと入り込んだエムレ・クルチが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、際どく、GKマッマドフが触れると、ボールは転がりながらコーナーへと流れて行った。
 同18分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。GKマッマドフのミスパスを咎め、間に入ったエムレ・クルチが、全くフリーになっていたジャッネにボールを出した。そして、そのジャッネがゴールを決めたのだった。1:3。残りの時間では、大きなチャンスは生まれることはなく、この試合を1:3で制したガラタサライが、予備戦3回戦に進出した。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=マルティン・リネス、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル、オメル・バイラム=エムレ・クルチ(後半22分:アルダ・トゥラン)、ユヌス・ベランダ(後半1分:ソフィアン・フェグリ)、ライアン・バベル(後半38分:ジミー・ドゥルマズ)=ンバエ・ジャッネ



フェネルバフチェに、ステファノ・オカカをの声(TRT 20. 9.17)

ステファノ・オカカ  フェネルバフチェが、ウディネーゼのステファノ・オカカ獲得に動き出した。

 ヴェダト・ムリキを、ラツィオに売ったフェネルバフチェは、ゴールゲッター獲得が急務になっている。そのため、ウディネーゼのステファノ・オカカ獲得に動き出している。選択肢の1つとして考えられているナイジェリア系イタリア人選手のステファノ・オカカは、昨季、ウディネーゼで、33試合に出場し8ゴール2アシストを記録している。ステファノ・オカカは、ここまで、ローマ、モデナ、ブレッシア、フルハム、バリ、パルマ、スペツィア、サンプドリア、アンデルレヒト、ワトフォードに所属したことがある。また、イタリア代表としては、4試合の出場経験を持ち、1ゴールを記録している。
 フェネルバフチェは、31歳のステファノ・オカカの移籍を実現したあと、もう1人の重要なゴールゲッターの補強を計画している。ガラタサライ戦の前には、1人のゴールゲッターを獲得したいフェネルバフチェは、来週には、より具体的な歩を進めることになろう。



マルセル・ティセラン、正式にフェネルバフチェ入り(ハベル・テュルク紙) 20. 9.16)

マルセル・ティセラン(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェは、ドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクのコンゴ民主共和国人選手のDFマルセル・ティセランを獲得した。

 フェネルバフチェは、クラブの公式サイトで、「27歳のマルセル・ティセランと、「3+1」年の契約に調印したと明らかにして、「マルセル・ティセランに、ようこそ我がクラブへと言わねばならない。長年にわたる活躍と優勝を願うところだ」と言っている。
 ここまで、モナコ、レンス、トゥールーズ、インゴルシュタットでプレーをしてきたマルセル・ティセランは、2017年にヴォルフスブルクに移籍した。マルセル・ティセランは、ヴォルフスブルクで、昨季、23試合に出場して1ゴールを記録している。



ハタイ・スポル 2:0 バシャクシェヒル・スポル(NTV 20. 9.15)

セリム・ウルガズ(ハタイ・スポル公式Twitter) エディン・ヴィスチャ(左)メスト・チャイテメル(右)(ハタイ・スポル公式Twitter)  史上初めて、スーパーリーグに参戦することになったハタイ・スポルが、その初戦で、昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルを2:0でくだした。

 トルコ・リーグ2020-21シーズン第1節で、バシャクシェヒル・スポルが、昇格組のハタイ・スポルとアウェー戦を戦った。なお、この試合は、ガジアンテップで戦われた。史上初めて1部リーグで戦うハタイ・スポルは、その初戦でゴールを決め、2:0で勝ち、勝ち点3を得たのだった。ハタイ・スポルのゴールは前半36分、セリム・ウルガズから生まれ、そのアシストをしたのは、新加入のマメ・ビラム・デューフだった。前半は、そのスコアのまま終わったが、後半に入っても、長きにわたり、そのスコアは変わらなかった。だが、同ロスタイム1分、ヘルダー・バルボサがゴールを決め、この試合のスコアを決した。ヘルダー・バルボサのゴールで2:0となったこの試合、そのスコアのまま終わったのだった。ハタイ・スポルは、初めて戦った1部リーグの試合で、初めての勝利を手にしたのに対し、昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルは、今季は敗北からスタートを切ったことになった。

                  試合経過

 前半14分、イルファン・ジャン・カフヴェジが右サイドからフリーキックを蹴ると、ディフェンスが大きくクリアした。だが、そのボールを得たエディン・ヴィスチャが強烈なシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わった。
 同17分、カイチャラが、イルファン・ジャン・カフヴェジとのワンツーで抜け出し、ペナルティエリア内に入り、クリヴェリにパスを出した。そのクリヴェリがシュートを放つと、ボールは、GKモハメディの右を抜け外に出て行ってしまった。
 同29分、左サイドから、リベイロが蹴ったフリーキックが、直接ゴールを狙うと、GKメルト・ギュノクは、これを、パンチングで大きくクリアした。
 同36分、ハタイ・スポルがゴールを決めた。マメ・ビラム・デューフが、右サイドから持ち込んだボールを、いい位置にいたセリム・ウルガズに預けた。セリム・ウルガズは、GKメルト・ギュノクをかわしシュートを放つと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半15分、リベイロが、ペナルティエリアへと送り込んだボールに対し、ギョクハン・カラデニズが、ダイレクトでシュートを試みると、GKメルト・ギュノクが、これを大きくクリアした。
 同31分、マルティン・シュクルテルが、ディフェンス陣内から出したロングパスに、ペナルティエリアで追いついたクリヴェリがシュートを放つも、ボールは、GKモハメディの左を抜け外に出て行っただけだった。
 同ロスタイム1分、ハタイ・スポルが、点差を2と拡げた。トゥラオレが、バルボサとのワンツーで抜け出し放ったシュートの仕上げを、バルボサが行ったのだった。2:0。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ストゥラヒフ・ポポフ、ユスフ・アブディオウル、パブロ・サントス、メスト・チャイテメル=ギョクハン・カラデニズ(後半21分:ミルカン・アイドゥン)、イサク・サーキー、セリム・ウルガズ(後半28分:ヘルダー・バルボサ)、ルベン・リベイロ=アービド・ラヤネ(後半45分:ソネル・オズネク)、マメ・ビラム・デューフ(後半21分:アダマ・トゥラオレ)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイチャラ(後半42分:ラファエル・ペレイラ・ダ・シルヴァ)、マルティン・シュクルテル、アレクサンドル・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半26分:ジェマリ・セルテル)=マフムト・テクデミル(後半26分:ベルカイ・オズジャン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ(後半1分:ケリム・フライ)、デンバ・バ=エンゾ・クリヴェリ(後半33分:エネス・カラクシュ)



トラブゾン・スポル 1:3 ベシクタシュ(NTV 20. 9.14)

タイラー・ボイド(ベシクタシュ公式HP) オウズハン・オズヤコブ(左)フラヴィオ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第1節で最も重要な試合で、トラブゾン・スポルは、ホームに迎えたベシクタシュに1:3で敗れた。アウェーのベシクタシュのゴールは、タイラー・ボイド、メンサー(PK)、イェレマイン・レンスから生まれた。一方のトラブゾン・スポルの唯一のゴールは、アブドゥルカディル・オミュルがあげたものだった。新加入のフラヴィオが、2枚のイエローカードをもらい退場処分となった試合でもあった。

 トラブゾン・スポルとベシクタシュが対戦するという第1節での最も重要な試合で、アウェーのベシクタシュが勝った。ベシクタシュが、1:3で、この試合を制したのだ。
 この試合、両者ともに、効果的な攻めを見せられないで始まった。トラブゾン・スポルは、相手陣内で崩そうとしたが、ベシクタシュは、後半、スペースを与えず、また、相手に好機を与えなかった。ベシクタシュも、攻撃面では効果的なものを見せられず、序盤は、味気ないプレーが続いた。
 前半29分、タイラー・ボイドのゴールが生まれた。アメリカ人選手タイラー・ボイドは、ペナルティエリアのゴール前左隅近くから、ファーサイドのゴール隅を狙った強烈なシュートを放った。そのボールが、ヒュセイン・テュルクメンの頭に当たり、GKウーウルジャン・チャクルを惑わせ、トラブゾン・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。
 前半は、そのスコアのまま終わった。後半16分、フラヴィオとアッティバ・ハッチンソンとの、ペナルティエリア内でのせめぎ合いのなか、アッティバ・ハッチンソンがピッチに倒れた。ヴィデオ判定システムで確認後、同18分、アリ・シャンサラン主審はPKを指示した。ここまで、トラブゾン・スポルで最もいい動きを見せていたフラヴィオが、これで2枚目のイエローカードをもらい退場処分となってしまった。そして、同19分、このPKをメンサーが蹴り、これがゴールインして、ベシクタシュは0:2とリードしたのだった。
 同29分、ベシクタシュが3点目を決めた。ドルクハン・トコズが、左サイドからニアサイドに向けセンタリングを入れた。ハシッチに替わり、1分前に投入されたイェレマイン・レンスが、ボールに、GKウーウルジャン・チャクルより前に触れると、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らし、スコアは0:3となった。
 同41分、ガストン・カンピが、ペナルティエリア内へ向け送ったボールに、ウエリントン・シルヴァとエルシン・デスタノウルとの間の不一致を咎めるかのように、両者の間にアブドゥルカディル・オミュルが入った。そして、アブドゥルカディル・オミュルは、ペナルティエリア・ライン上でヘディングシュートを試みると、これが、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。1:3。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ベシクタシュが、アウェー戦ながら、トラブゾン・スポルを1:3でくだしたのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、キャーミル・アフメット・チョレクチ(後半1分:アブドゥラヒム・ドゥルスン)=アブドゥルカディル・パルマク、フラヴィオ・ダ・シルヴァ=アブドゥルカディル・オミュル、ギレルメ(同40分:アフメット・ジャンバズ)、アンソニー・ンワケメ=カレブ・エクバン(後半33分;エドガール・レ)
【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=アッティバ・ハッチンソン=アジュディン・ハシッチ(後半28分:イェレマイン・レンス)、オウズハン・オズヤコブ(後半5分:ドルクハン・トコズ)、ベルナール・メンサー(後半35分:アデム・リャイッチ)、タイラー・ボイド(後半36分:アタカン・ウネル)=サイル・ラリン(後半27分:ウムト・ナユル)



シワス・スポル0:2 アランヤ・スポル(ハベル・テュルク紙 20. 9.13)

マラフォナ、フランソワ・ムーバンジェ、エルドーアン・イエシルユルト(左から)(ヒュリエット紙) アランヤ・スポル、歓喜(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ2020-21シーズン第1節で、アランヤ・スポルが、アウェーで、シワス・スポルを0:2でくだした。

                 試合経過

 前半3分、ペナルティエリア内で、瞬間的にボールを、自身の前で得たバレイロがシュートを試みると、GKサマッサが、際どくコーナーキックに替えた。
 同14分、エルドーアン・イエシルユルトが、右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたグラデルの前にボールが転がった。そのグラデルが、ゴール左前からファーサイドの隅を狙ったシュートを放つと、ボールは、サイドバーに当たりピッチに跳ね返った。アランヤ・スポルのディフェンスが、そのボールを蹴りだし、危機を回避した。
 同22分、アランヤ・スポルが先制した。エフェジャン・カラジャが相手ディフェンスの裏に送ったボールに反応して、ダヴィッドソンが動き出した。ダヴィッドソンは、ペナルティエリアに入るや、GKサマッサが前に出ているのを咎め、ループシュートを放つと、これが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。そして、この試合の前半は、アランヤ・スポルが、0:1とリードしたまま終わった。
 後半2分、ニンガが、左サイドからセンタリングを入れると、ボールは、ペナルティエリア内にいたエルドーアン・イエシルユルトの前に転がった。エルドーアン・イエシルユルトは、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放ったが、GKマラフォナは、ゴールを許さなかった。
 同9分、グラデルのスルーパスを、ヤタバレが、ペナルティエリア内で得た。だが、ヤタバレの放ったシュートは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同21分、グラデルが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたニンガにボールが渡った。だが、ニンガが放ったシュートは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同37分、ヤシン・オズテキンが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたニンガが、それに合わせて強いシュートを試みた。だが、サリフ・ウチャンが、ゴールライン際で、これをクリアした。
 同45分、ダヴィッドソンが、右コーナーキックを蹴ると、ボールは、ペナルティエリア内にいたコーカーに渡った。そのコーカーが、狙いすましたヘディングシュートを試みると、ボールは、GKサマッサの右を抜け、ゴールネットに収まった。0:2。そして、試合は、アランヤ・スポルが0:2と優位を保ったまま終わった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアノ(後半20分:ヤシン・オズテキン)、ジャネル・オスマンパシャ(後半30分:アルナ・コーネ)、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ(後半30分:ズィヤ・エルダル)=ハカン・アルスラン、ロビン・ヤルチュン(後半1分:クローデミ)=マックス・グラデル、エルドーアン・イエシルユルト、ヨルゲ・フェリックス(後半1分:カシミル・ニンガ)=ムスタファ・ヤタバレ
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=ファーティフ・アクソイ(後半28分:ジェイフン・ギュルセラム)、サリフ・ウチャン(後半42分:タイフル・ビンギョル)=エフェジャン・カラジャ(後半42分:ベルカン・イスマイル・クトゥル)、アナスタシオス・バカセタス(後半38分:マノリス・シオピス)、ダヴィッドソン=アダム・バレイロ(後半38分:ムスタファ・ペテクメク)



チャイクル・リゼ 1:2 フェネルバフチェ(フォトマッチ紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 20. 9.12)

ブライアン・サムディオ(左)ジャネル・エルキン(右)(フェネルバフチェ公式HP) ホセ・ソーサ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ開幕試合で、フェネルバフチェは、チャイクル・リゼとのアウェー戦を戦った。補強に余念のない2つのクラブが、チャイクル・ディディ・スタジアムで対峙した。アウェーのフェネルバフチェは、後半14分にリードを許したが、勝利をものにした。

 トルコ・リーグ2020-21シーズンは、チャイクル・リゼとフェネルバフチェの一戦で、正式に始まった。ホームのチャイクル・リゼは、後半14分に先制はしたが、この優位を保つことができなかった。そして、フェネルバフチェが、1:2で、この試合を制し、勝ち点3を手に入れたのだった。
 前半30分、デニズ・トゥルチがセンタリングを入れると、ボールは、セリム・アイの手にぶつかった。ヴィデオ判定システム審判からの警告で、映像確認に向かったアルダ・カルデシュレル主審は、セリム・アイが、ペナルティエリア内で手で触れに行っているとして、PKを指示した。同32分、このPKを、ジャネル・エルキンが蹴ったが、GKギョクハン・アッカンが、左サイドに倒れ込みながらも、このボールを外に出した。フェネルバフチェは、後半14分、ミラン・スコダのゴールを防ぐことができなかった。メルニャクが、左サイドからセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたスコダが、ヘッドで合わせ、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。このゴールのあと、プレッシャーを強めていったフェネルバフチェは、コーナーキックからのボールに、今季、ベシクタシュから移籍してきた元フェネルバフチェのギョクハン・ギョヌルが合わせ、同点ゴールが生まれたのだった。1:1。
 終盤、プレッシャーを効果的に増していったフェネルバフチェが、新加入のエネル・ヴァレンシアにより、同41分、PKを獲得した。ペナルティエリア内で、モルズィクによるヴァレンシアへのチェックを捉え、アルダ・カルデシュレル主審がPKを指示したのだった。このPKを、新加入のホセ・ソーサが蹴り、失敗することなく、フェネルバフチェは、試合時間残り3分というところで、逆転したのだった。そして、試合は、このスコアのまま終わり、フェネルバフチェが、トルコ・リーグ開幕試合で勝ち点3を得たのだった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ミコラ・モロジュク、セリム・アイ、ディミトリス・チャツィサイアス、ダリオ・メルニャク=アメデジ・ヴェトリッヒ(後半18分:コンラード・ミチャラク)、アブドラハ・ドゥラク(後半19分:ヤシン・ペフリヴァン)、ファブリシオ・バイアノ=リック・ボルドリン、ミラン・スコダ(後半35分:ロイク・レミィ)、ブライアン・サムディオ(後半ロスタイム4分:ケマル・リュズガール)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、ザンカ、セルダル・アズィズ、ジャネル・エルキン=トルガ・ジエルジ、ルイス・グスタボ(後半32分:ホセ・ソーサ)=マメ・ティアム(後半19分:エネル・ヴァレンシア)、デニズ・テュリュチ、(後半20分:オザン・トゥファン)、フェルディ・カドゥオウル(後半20分:シナン・ギュムシュ)=ミカエル・フレイ



ベシクタシュ、先発メンバーがまとまってきた(TRT 20. 9.11)

セルゲン・ヤルチュン監督(ファナティック紙)  トルコ・リーグの新シーズンに、難しいトラブゾン・スポルとのアウェー戦から始めることになるベシクタシュでは、セルゲン・ヤルチュン監督が、戦術練習を加速化させている。

 故障を抱えるケヴィン・エンコンドゥは、この重要な一戦に出場できない。サイル・ラリンの状態は不透明なままだ。
 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第1節、アウェー戦で戦うトラブゾン・スポル戦に向けての準備を続けている。セルゲン・ヤルチュン監督は、戦術練習に重きを置いている。故障を抱えるケヴィン・エンコンドゥは、トラブゾン遠征には帯同しない。後ろの筋肉を傷めているサイル・ラリンは、個人練習を行っているところだ。最新の練習では、己を試そうとしていたサイル・ラリンだが、トラブゾンに行ったとしても、控えに回ることになろう。
 GKには、若いエルシン・デスタノウルを起用するつもりの同監督は、ディフェンスの右にはネジプ・ウイサル、左にはンサカラを起用することになろう。ストッパーには、ドマゴイ・ヴィダとウエリントン・シルヴァを起用するのは間違いない。中盤は、アッティバ・ハッチンソン、オウズハン・オズヤコブ、メンサーで構成する考えだ。攻撃陣は、右サイドは、イェレマイン・レンスかタイラー・ボイドかを決めかねている同監督は、どちらかと言うと、タイラー・ボイドの起用に傾いている。左サイドには、アジュディン・ハシッチを起用する可能性が高い。同監督は、サイル・ラリンを起用する可能性が低いことから、戦術練習では、ギュヴェン・ヤルチュンに、特別な関心を寄せていた。21歳のギュヴェン・ヤルチュンが、トラブゾン・スポルとの一戦に先発メンバー入りすることと思われている。



トラブゾン・スポル、3選手を欠く(ミリエット紙 20. 9.10)

エディ・ニュートン監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルでは、新加入のアンデルス・トゥラドセンとマルロンとともに、ジョアオ・ペレイラが、ベシクタシュ戦では出場できない。

 トルコ・リーグ第1節で、この日曜日に、ベシクタシュとのアウェー戦を戦うトラブゾン・スポルで、新加入者から故障の知らせが届き、エディ・ニュートン監督を考えこませてしまっている。トラブゾン・スポルの新加入者の内、アンデルス・トゥラドセンとマルロンが故障をしたという知らせは嘆きを誘っているが、この2人の状況は、今日行われることになっているMR検査の結果、明らかになるはずだ。ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ユスフ・サルについては、治療が続けられている。
 トラブゾン・スポルのエディ・ニュートン監督は、これらの故障者から入った情報のあと、ベシクタシュ戦に送り出すメンバーを作り上げることになる。故障者の発生で、かなり意気の下がってしまっている同監督が、ベシクタシュ戦を前に作り上げたプランでは、陣形の変化を行うことになるだろう。トラブゾン・スポルには、当該の選手たちの状況を、公式に明らかにされることが待たれているところだ。



ベシクタシュ、ジョゼフ・デ・ソーサと合意(フォトマッチ紙 20. 9. 9)

ジョゼフ・デ・ソーサ(ファナティック紙)  新シーズンに向け準備を続けているベシクタシュが、ジョゼフ・デ・ソーサと「1+1」年の契約で合意に達した。ブラジル人選手ジョゼフ・デ・ソーサは、イスタンブル入りすることを求められている。

 新シーズンに向けての準備を、全速力で行っているベシクタシュが、新たな補強をなし終えた。ベシクタシュは、セルゲン・ヤルチュン監督の報告に従い、中盤の強化を、一層進める用意をしている。そのベシクタシュが、以前、フェネルバフチェに所属したことのあるジョゼフ・デ・ソーサの移籍で合意に達したのだ。消息筋によると、ジョゼフ・デ・ソーサは、イスタンブルに招請されている。31歳になっているジョゼフ・デ・ソーサと、ベシクタシュは「1+1」年の契約を結ぶことになる。
 サウジアラビアのアル・アフリでプレーしていたジョゼフ・デ・ソーサは、昨季、23試合に出場している。一方、ジョゼフ・デ・ソーサは、同クラブとは契約が、まだ1年残っている。



バシャクシェヒル・スポル、ナセル・シャドリ爆弾! イスタンブル入り間近(フォトマッチ紙 20. 9. 8)

ナセル・シャドリ  トルコ・リーグ昨季の優勝クラブのバシャクシェヒル・スポルが、補強を急いでいる。最新では、右サイドバックにとラファエルと合意に至ったバシャクシェヒル・スポルが、モロッコ系ベルギー人MFナセル・シャドリの獲得に向かっている。

 優勝メンバーの大部分を維持し、ピンポイントでの補強でもって、新シーズンに理想的な臨み方をしようと考えているバシャクシェヒル・スポルから、相次ぐ補強攻勢がなされている。右サイドを、ラファエルとの合意でもって確保したバシャクシェヒル・スポルは、中盤では、ナセル・シャドリでもって強化を図ろうとしている。
 クラブ関係者からの情報によると、31歳のナセル・シャドリは、本日、イスタンブル入りすることになっている。イスタンブル入り後、メディカルチェックを受けることになっているナセル・シャドリと、2年契約に調印するものと思われる。
 左サイドを持ち役とするナセル・シャドリは、ここまで、トゥヴェンテ、トッテナム、モナコ、アンデルレヒトといったビッグクラブでプレーを積んできている。



セルビア 0:0 トルコ(ミリエット紙 20. 9. 7)

オザン・カバク(右端)(トルコ・サッカー協会公式HP) エネス・ウナル(右端)(トルコ・サッカー協会公式HP)  UEFAネーションズ杯Bリーグ第3組で、トルコ代表は、セルビア代表とアウェー戦を戦った。ベオグラードのラジュコ・ミティッチ・スタジアムで行われた試合は、0:0に終わった。

 UEFAネーションズ杯Bリーグ第3組の第1戦を、シワスで、ハンガリー代表に0:1で敗れたトルコ代表は、その第2戦で、セルビア代表と対峙した。セルビアの首都ベオグラードのラジュコ・ミティッチ・スタジアムで行われた試合は、0:0に終わった。
 後半4分、セルビア代表のコラロフは、ナズゥム・サンガレに執った行為に対し、この試合2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。
 この試合の結果、トルコ代表は、勝ち点1で、グループ3位につけることになった。セルビア代表は、勝ち点1でグループ最下位、2位はハンガリー代表、首位はロシア代表で勝ち点6だ。

                 試合経過

 前半16分、ユスフ・ヤズジュが蹴った右コーナーキックに対し、マフムト・テクデミルがヘッドでファーサイドに送った。そして、オザン・カバクが、そのボールに合わせて、至近距離からヘディングシュートを試みたが、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同19分、オザン・トゥファンが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、GKラジュコヴィッチがコーナーキックに替えた。
 同41分、左サイドから生まれたスピードに乗ったセルビア代表の攻撃で、ラドニッチが、ゴール左斜め前からシュートを放つと、ボールは、チャーラール・ソユンジュから跳ね返った。そのボールを得たコスティッチがシュートを試みたが、チャーラール・ソユンジュが大きくクリアした。
 同45分、右サイドで、チャーラール・ソユンジュの足が滑り、その結果、ボールを得たタディッチが、ペナルティエリア内にいたアレクサンダー・ミトロヴィッチにパスを出した。アレクサンダー・ミトロヴィッチは、至近距離からシュートを試みたが、GKメルト・ギュノクが、パンチングでこれを防ぎ、コーナーキックに替えた。そして、前半は0:0のまま終わったのだった。
 後半4分、右サイドで生まれた攻撃で、コラロフとマッチアップになった際、ナズム・サンガレがピッチに倒れ込んだ。アレクセイ・クルバコフ主審は、コラロフに、この試合2枚目のイエローカードを出し、退場処分とした。
 同20分、ジェンギズ・ウンデルのパスを受け、ボールを得たユスフ・ヤズジュが、ペナルティエリアの外からシュートを放ったが、GKラジコヴィッチが、そのボールをコントロールした。
 同30分、オザン・トゥファンのパスを受け、ボールをコントロールしたハサン・アリ・カルドゥルムが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 同33分、ジェンギズ・ウンデルが、右サイドからペナルティエリアに向けセンタリングを入れると、ユスフ・ヤズジュが、頃合いの状態で、そのボールに合わせて、至近距離からシュートを放ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同41分、左サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだケナン・カラマンが、グランダーのシュートを放ったが、GKラジコヴィッチがコントロールしてしまった。そして、両者の戦いは、ともにゴールを生むことなく終わった。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=ゼキ・チェリク(後半1分:ナズム・サンガレ)、オザン・カバク、チャーラール・ソユンジュ、ハサン・アリ・カルドゥルム=オザン・トゥファン、マフムト・テクデミル=ユスフ・ヤズジュ、オルクン・キョクチュ(後半15分:ジェンギズ・ウンデル)、ケナン・カラマン=エネス・ウナル(後半33分:ブラク・ユルマズ)



フェネルバフチェ、「The Land Of Legends」杯で優勝(フェネルバフチェ公式HP 20. 9. 6)

サドゥク・チフトプナル(左)エルドーアン・イエシルユルト(右)(フェネルバフチェ公式HP) ジャネル・エルキン(後)を讃えるギョクハン・ギョヌル(右)(サバハ紙)  フェネルバフチェは、新シーズンを前に行われた「The Land Of Legends」杯の決勝戦で、ホームに向かえたシワス・スポルを1:0でくだし、同杯を手にした。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合の唯一のゴールは、後半22分にジャネル・エルキンから生まれた。

 新加入者のエネル・ヴァレンシアとマウリシオ・レモスが、フェネルバフチェおユニフォームを着て、初めての出場を果たした試合だった。なお、この試合のマン・オヴ・マッチには、ジャネル・エルキンが選ばれた。

                  試合経過

 前半2分、シワス・スポルの攻撃で、右サイドからエルドーアン・イエシルユルトが強いセンタリングを入れたが、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルに収まっただけだった。
 同23分、右サイドで、シナン・ギュムシュがボールを持ち込み、トルガ・ジエルジに出したが、際どく、ディフェンダーが、ボールを出した。ところが、いい位置にいたマメ・ティアムが、走りこんできてダイレクトでシュートを試みたが、ボールは枠を捉えることはなかった。
 同34分、シワス・スポルが、右コーナーキックを蹴った。ペナルティエリア内へと放り込まれたボールを、ディフェンダーが大きくクリアした。そして、スピードに乗った反撃に転じたが、ボールを運んだシナン・ギュムシュがジャネル・エルキンにパスを出そうとしたが、相手に通らず、攻撃はここまでだった。
 同42分、ペナルティエリア内へと入ったボールを胸で受けたミカエル・フレイが、相手ディフェンダーがいるにも拘わらず、体を反転させてシュートを放つと、GKムアッメルが、辛うじてクリアした。
 後半5分、左サイドから、ジャネル・エルキンがペナルティエリアへとセンタリングを入れた。ミカエル・フレイが、ダイレクトで、そのボールに合わせてシュートを試みたが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同22分、フェネルバフチェが得たフリーキックを、ジャネル・エルキンが狙いすまして直接ゴールを狙うと、これが決まった。1:0。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが、1:0で、この試合を制したのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、サドゥク・チフトプナル、セルダル・アズィズ(後半38分:マウリシオ・レモス)、ジャネル・エルキン=トルガ・ジエルジ、ルイス・グスタボ=シナン・ギュムシュ(後半19分:ジャイルソン)、デニズ・テュリュチ、マメ・ティアム(後半39分:オウズ・カーアン・グチテキン)=ミカエル・フレイ(後半19分:エネル・ヴァレンシア)
【シワス・スポル】ムアッメル・ユルドゥルム(後半1分:アリ・シャシャル・ヴラル)=マルセロ・ジョアノ(後半1分:バルシュ・ヤルドゥムジュ)、ロビン・ヤルチュン(後半39分:アブドゥ・ラザク・トゥラオレ)、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=イサク・コフィー(後半1分:クローデミ)=エルドーアン・イエシルユルト、ハカン・アルスラン、ズィヤ・エルダル(後半20分:アルナ・コーネ)、マックス・グラデル(後半1分:カシミル・ニンガ)=ムスタファ・ヤタバレ



「The Land of Legends」杯/ベシクタシュ 3:0 アンタルヤ・スポル(NTV+ファナック紙補綴 20. 9. 5)

アタカン・ウネル(中)を讃えるオウズハン・オズヤコブ(左)サイル・ラリン(右)(ファナティック紙) アミルトン(左)ネジプ・ウイサル(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  ベシクタシュが、「The Land of Legends」杯3位決定戦で、アンタルヤ・スポルを3:0でくだした。ベシクタシュのゴールは、新加入者のアタカン・ウネルとセルナール・メンサー、それと、イルカイ・イシュレルのあげたものだった。

 ベシクタシュが、「The Land of Legends」杯3位決定戦で、ヴォーダフォン・アリーナで、アンタルヤ・スポルと対峙した。ベシクタシュが優位を保ったこの試合、3:0で勝利を収めた。
 ベシクタシュは、前半3分、新加入者のアタカン・ウネルのゴールで先制した。オウズハン・オズヤコブのパスに反応して、ディフェンスの裏に走りこんだアタカン・ウネルが、グランダーの強烈なシュートを放つと、フェルハトを捉えた。同40分、組織的な攻撃で、ベルナール・メンサーが点差を2とするゴールを決めた。左サイドでボールを得たアタカン・ウネルが、パスをサイル・ラリンに出した。カナダ人選手サイル・ラリンが、見事なパスを出し、それを受け、GKと1対1となったベルナール・メンサーが放ったシュートが、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。そして、ベシクタシュが2:0で、前半は終わった。
 後半9分、アンタルヤ・スポルがPKを獲得した。PKを、フレディが蹴ったが、GKウトゥク・ユワクランを越えることができなかった。最後のゴールは、同39分、イルカイ・イシュレルが決めた。19歳のイルカイ・イシュレルは、投入されるやいなや、オウズハン・オズヤコブの左サイドから入れられたボールに合わせると、ゴールが決まったのだった。だが、線審がオフサイド判定を示した。ヴィデオ判定システムで確認後、主審は、ゴールを認定した。終盤、両者は、ゴールを求める努力は結果を生まなかった。そして、ベシクタシュが3:0で勝利を手に3位となった。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ(後半28分:アルパイ・チェレビ)、エンゾ・ロコ、ファブリス・ンサカラ=アッティバ・ハッチンソン=アタカン・ウネル(後半16分:イェレマイン・レンス)、オウズハン・オズヤコブ、ベルナール・メンサー(後半16分:カルタル・カイラ・ユルマズ)、アジュディン・ハシッチ(後半38分:イルカイ・イシュレル)=サイル・ラリン(後半16分:オウズハン・アクギュン)
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=パウル・ムカイル、ヴェイセル・サル、エルサン・ギュルム、エレン・アルバイラク=ハカン・オズメット(後半20分:ハルン・アルプソイ)、ウフク・アクヨル(後半1分:ヌリ・シャヒン)、フレディ・リベイロ(後半36分:メヴルト・ハン・エケリク)=デヴァー・オリジル、アディス・ヤホヴィッチ(後半1分:ギョクデニズ・バイラクダル)、アミルトン・ミネルヴィノ(後半36分:アデム・メティン・テュルク)



トルコ 0:1 ハンガリー(ヒュリエット紙 20. 9. 4)

メルト・ミュルデュル(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) ゾボズライ(右)を讃える(イエニ・シャファク紙)  トルコ代表が、ネーションズ杯Bリーグの第1戦で、ゾボズライのゴールで、0:1で敗れた。

 トルコ代表は、ネーションズ杯Bリーグの第1戦で、ハンガリー代表と対峙した。試合の前半は、お互いゴールを決められず、0:0のまま終わった。後半35分、ゾボズライが舞台に上がり、ハンガリー代表が0:1と先制した。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、トルコ代表は、ハンガリー代表に0:1で敗れてしまった。

                   試合経過

 前半12分、サライのパスに反応して動き出したホレンダーが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からいいシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルがコーナーキックに替えた。
 同19分、ホレンダーのパスでボールを得たゾボズライが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から強いシュートを放つと、ボールは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。そして、ディフェンダーが、危険地帯から大きくクリアした。
 同23分、アフメド・クトゥジュが、ペナルティエリアの外から枠を見据えたポイントからシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同31分、ゾボズライからのパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前でコントロールしたホレンダーが、ファーサイドの隅に向かいシュートを放った。そのシュートが、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ると、ディフェンダーが、危険地帯から大きくクリアした。
 同36分、アダム・サライが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルが、このボールを、パンチングで大きくクリアした。
 同39分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティエリアの外からシュートを放つも、ボールは、GKグラッシがコントロールしただけだった。
 同45分、ハカン・チャルハノールが、ゴール左斜め前から蹴ったフリーキックのボールは、GKグラッシが押さえてしまった。
 後半7分、相手ディフェンスの裏を取ったブラク・ユルマズが、スピードに乗り、右サイドからペナルティエリア内へと入り込んだ。そして、シュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスからこぼれ、そのボールは、GKグラッシにより、大きくクリアされてしまった。
 同21分、ゾボズライが右サイドから蹴ったフリーキックに、ゴールエリア内でいいジャンプを見せたオルバンが、至近距離でヘッドで合わせると、GKウーウルジャン・チャクルが、パンチングで、これをコーナーキックに替えた。
 同35分、アウェーのハンガリー代表が先制した。ゾボズライが、ゴールマウスを見据えたながらも、遠いポイントからフリーキックを蹴ると、サイドバーに当たったボールは、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 そして、試合は、ハンガリー代表が、0:1と優位を保ったまま終わった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=メルト・ミュルデュル、メリヒ・デミレル、チャーラール・ソユンジュ、ウムト・メラシュ=カーン・アイハン、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半13分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)=アフメド・クトゥジュ(後半1分:ユスフ・ヤズジュ)、ハカン・チャルハノール、エムレ・クルチ(後半31分:ケナン・カラマン)=ブラク・ユルマズ



フェネルバフチェ、マルコ・リヴァヤに「3+1」年のオファー(ファナティック紙 20. 9. 3)

マルコ・リヴァヤ  ギリシアからの報道で、フェネルバフチェが、マルコ・リヴァヤに出したオファーが明らかになった。

 TVで、このニュースを伝えた記者は、「マルコ・リヴァヤは、AEKで最も値打ちのある選手だ。ギリシア・リーグを代表する選手の1人だ。そのため、AEKは、マルコ・リヴァヤを失いたくない。そのため、新たな契約を持ち掛けた。ここまで、マルコ・リヴァヤは、年俸として75万EUROを得ていた。AEKは、マルコ・リヴァヤに対して、年俸として100万EUROに3年契約を呈示した。マルコ・リヴァヤは、年俸として130万EUROを求めた。フェネルバフチェは、年俸200万EUROに近い額を出した。しかも、「3+1」年の契約を持ち出した。普通だったら、AEKで満足し、サポーターにとっても愛される選手だ。しかし、それと並行して、フェネルバフチェのオファーが、とっても魅力的だ。フェネルバフチェを選んでもおかしくない。もちろん、クラブ間が合意したらばだが。AEKは、700万〜900万EUROの移籍金ならば、この移籍を認めるだろう。フェネルバフチェのエロル・ブルト監督は、マルコ・リヴァヤをよく知っている、だから、獲得を切に願っているのだ。マルコ・リヴァには、フランスのクラブも狙っている」と述べている。



ベシクタシュ 0:1 シワス・スポル(ファナティック紙改 20. 9. 2)

ヤタバレ(左)を讃えるハカン・アルスラン(右)(シワス・スポル公式HP) オウズハン・オズヤコブ(左)ズィヤ・エルダル(右)(シワス・スポル公式HP)  シワス・スポルが、「The Land Of Legends」杯で、アウェー戦ながらベシクタシュを、終盤のゴールで0:1でくだした。ヤタバレのゴールで勝ったシワス・スポルは、アンタルヤ・スポルを4:0で退ぞけたフェネルバフチェと、決勝で対峙する。なお、この試合、ベシクタシュで、ゴール・チャンスを防いだとして、ドルクハン・トコズがレッドカードをもらった。

 この結果、9/5(土)午後9時から行われる「The Land Of Legends」杯決勝戦で、ウルケル・スタジアムで、シワス・スポルはフェネルバフチェと対峙することになった。9/4(金)午後9時からは、ベシクタシュが、アンタルヤ・スポルと、ヴォーダフォン・アリーナで、3位決定戦に臨む。

                 試合経過

 前半3分、ベシクタシュがゴールに迫った。右サイドから入ったセンタリングのボールが、ディフェンスからこぼれると、走りこんできたサイル・ラリンがシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同10分、右サイドから回ってきたボールを得たサイル・ラリンが、ダイレクトで、右足を一閃、シュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスからこぼれ、コーナーキックに替わった。
 同32分、ドルクハン・トコズが、明らかなるゴールチャンスを遮ったということで、レッドカードをもらってしまった。
 同39分、ベシクタシュが、大事なチャンスを逸した。右サイドで、イェレマイン・レンスが持ち込みセンタリングを入れると、全くフリーになっていたハシッチが、難しいところ、シュートを放ったが、ボールは外に出て行っただけだった。
 後半4分、ハシッチが、ダイレクトでシュートを試みたが、ゴールとはならなかった。
 同13分、ペナルティエリア・ラインでボールを得たヤタバレが、グランダーのシュートを放ったが、枠を捉えることはなかった。
 同27分、ベシクタシュがゴールに迫った。右サイドから蹴られたフリーキックに、ニアサイドで、サイル・ラリンがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠の傍らを逸れて外に出て行った。
 同32分、右サイドから入ったボールを、ゴールエリアにいたヤシン・オズテキンが仕上げたかに見えた。だが、ボールはバーに当たり跳ね返ったが、その位置を、主審はオフサイド判定をしたのだった。
 同36分、シワス・スポルがゴールに迫った。右サイドで得たフリーキックが、グランダーのパスで出されると、ヤシン・オズテキンが、ダイレクトでシュートを試みたが、ボールは、GKが押さえた。
 同39分、左サイドから入ったボールに、PKポイント辺りで得たハカン・アルスランが合わせ、シュートを放ったが、ボールは、GKが押さえた。
 シワス・スポルは、ヤタバレのゴールで、0:1と勝つことになった。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ネジプ・ウイサル、エンゾ・ロコ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=ドルクハン・トコズ、オウズハン・オズヤコブ(後半18分:アッティバ・ハッチンソン)=イェレマイン・レンス(後半18分:アタカン・ウネル)、ベルナール・メンサー(後半35分:カルタル・カイラ・ユルマズ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(前半38分:アジュディン・ハシッチ)=サイル・ラリン(後半35分:ウムト・ナイル)
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアノ、バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半19分:ロビン・ヤルチュン)、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ(後半1分:ズィヤ・エルダル)=ハカン・アルスラン、クローデミ(後半1分:イサク・コフィー)=エルドーアン・イエシルユルト、ヨルゲ・フェリックス(後半11分:アルナ・コーネ)、カシミル・ニンガ(後半11分:ヤシン・オズテキン)=ムスタファ・ヤタバレ



フェネルバフチェ 4:0 アンタルヤ・スポル(ファナティック紙改 20. 9. 1)

マメ・ティアム(フェネルバフチェ公式HP) ジャイルソン(左)エレン・アルバイラク(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、「The Land Of Legends」杯で、アンタルヤ・スポルを4:0でくだし、「トルコ・リーグに準備万端整った」とのメッセージを見せた。フェネルバフチェでは、マメ・ティアムがハットトリックを達成し、試合に刻印を残したが、特に両サイドを使い、ペナルティエリア内へと入り込む姿は、フェネルバフチェの伝説となっているムサ・ソウを想起させるものがあった。他の新加入者では、ギョクハン・ギョヌルとジャネル・エルキンが、サイドからのプレーで衆目を集めていた。この2人のスター選手が入れるセンタリングは、とっとも重要な好機を作り出していたのだ。また、ジャネル・エルキンは、後半18分にはPKを決めゴールを記録した。

 「The Land Of Legends」杯で、フェネルバフチェは、ウルケル・スタジアムに、アンタルヤ・スポルを迎えた。フェネルバフチェの4:0での勝利は、その内3ゴールはマメ・ティアムから(前半29分、同41分、後半39分)、1ゴールはジャネル・エルキンのPKから生まれた(後半19分)ものだった。
 新加入者が注目を集めたなか、ギョクハン・ギョヌル、ジャネル・エルキン、マメ・ティアム同様、ミカエル・フレイも、その戦いぶりに拍手を受けていた。ルイス・グスタボが、最初の55分間、中盤で、またしたも見せたマエストロのようなプレーぶりに、昨季からは、何ものをも失いはしていないことが伺えた。
 フェネルバフチェのディフェンスは、久しぶりに、相手に好機を与えず、90分間を終えたが、アンタルヤ・スポルの効果のない攻めも、それに与っていた。

                  得点場面

 前半29分、マメ・ティアムのゴールで、アンタルヤ・スポル相手に、フェネルバフチェが1:0と先制した。ルイス・グスタボの左サイドからのセンタリングに、マメ・ティアムが、ペナルティエリア内で左足でうまく合わせると、GKボッフィンを捉えたのだった。
 同41分、マメ・ティアムが、自身で、またチームんとしても2点目となるゴールを決めた。左サイドからセンタリングを入れたのは、今度はデニズ・テュリュチだった。マメ・ティアムは、そのボールに、ニアサイドでヘッドを合わせると、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。2:0。
 後半18分、ジャネル・エルキンのパスに、見事な走りを見せたマメ・ティアムが、ピッチに倒れると、主審はPKを支持した。同19分、そのPKを。ジャネル・エルキンが決め、スコアを3:0とした。
 同39分、マメ・ティアムが、スコアを4:0とするゴールを決めた。右サイドからペナルティエリア内へと入れられたセンタリングに、ファーサイドでいい反応を見せたマメ・ティアムが、最後にボールに触れると、ゴールが決まったのだった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズ、サドゥク・チフトプナル、ジャネル・エルキン=ジャイルソン(後半31分:オウズ・カーアン・グチテキン)、ルイス・グスタボ(後半12分:フィリップ・ノヴァク)=シナン・ギュムシュ(後半12分:トルガ・ジエルジ)、デニズ・テュリュチ、マメ・ティアム=ミカエル・フレイ
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ハカン・オズメット(後半38分:メヴルト・ハン・エケリク)、ヴェイセル・サル、エルサン・ギュルム、エレン・アルバイラク=デヴァー・オリジル、ウフク・アクヨル(後半12分:ハルン・アルプソイ)、フレディ、アミルトン=アディス・ヤホヴィッチ(後半39分:ギョクデニズ・バイラクダル)、パウル・ムカイル(後半12分:アデム・メティン・テュルク)



ガラタサライに、エムレ・アクババより悪い知らせ(TRT 20. 8.31)

エムレ・アクババ(ファナティック紙)  ガラタサライに、エムレ・アクババの衝撃が走った。27歳になっているエムレ・アクババは、約2か月間、ピッチに立てないことが判ったのだ。

 エムレ・アクババは、右脚裏の筋肉を傷めたため、フェネルバフチェとのダービーマッチを始め、多くの試合への出場が難しいとのことだ。
 昨季の最終戦アンタルヤ・スポル戦で、脚裏の筋肉を傷めたエムレ・アクババは、その問題を抱え続けていることが明らかになった。エムレ・アクババは、2018年9月のエルズルム市役所スポル戦では、足の甲の骨を、また、2019年5月のチャイクル・リゼ戦では、脛骨と腓骨の骨折を起こしている。この2回の大きな故障で、併せて321日間、チームから離れていた。



ベシクタシュ、サイル・ラリンについて決断(ミリエット紙 20. 8.30)

サイル・ラリン(ファナティック紙)  新シーズンに向けての補強に努めるベシクタシュは、FW問題で苦しんでいる。そこで、ベシクタシュの所属選手であるサイル・ラリンを、チームに留めおくことを決断した。

 ベシクタシュは、FW探しを続けているが、現有メンバーのサイル・ラリンを、チームに留めおく決定をした。昨季は、ベルギーのズルテ・ワレヘムにレンタルで出され、活躍したサイル・ラリンが、フロントに、またコーチ陣の注目を受けているのだ。
 単にPAOK戦でのゴールだけではなく、練習でのプレーぶり、私生活でのレヴェルに注目を浴びているサイル・ラリンに対し、首脳陣が肯定的なレポートを出したことが明らかになってきている。新シーズンには、2人のFWを獲得したいと考えている首脳陣が、この件に関する最終決断は、プレシーズンマッチのプレーぶりを見てのことになるだろうと言われている。サイル・ラリンに及第点がつくようだと、ベシクタシュのフロントの2人目のFW探しは頓座することになろう。



ベシクタシュ、フランシスコ・モンテーロと1年契約で合意(NTV 20. 8.29)

フランシスコ・モンテーロ  ベシクタシュが、アトレチコ・マドリードのストッパーのフランシスコ・モンテーロを、1年間、レンタルで獲得することになった。

 新シーズンを前に補強活動を続けるベシクタシュは、ディフェンスの強化をなした。ベシクタシュは、アトレチコ・マドリードより、フランシスコ・モンテーロを、1年間のレンタルで獲得することで合意が生まれたのだ。
 ベシクタシュが、フランシスコ・モンテーロを、次季もレンタルを希望する場合、その優先権を持つことになる。そして、新シーズンで、ベシクタシュの試合の内70%の出場の機会を得ると、ベシクタシュは、レンタル料を支払わなくていい。1999年生まれのフランシスコ・モンテーロは、年俸として75万EUROを受け取る。
 スペイン・ユース代表としても、出場機会を持ち始めている若きフランシスコ・モンテーロは、1.85mの身長で左利きの選手だ。アトレチコ・マドリードの下部組織育ちで、昨季は、育成のため、デポルティーボにレンタルに出されたフランシスコ・モンテーロは、リーグ戦で30試合、国王杯では1試合の出場記録を残している。



シワス・スポル、ロビン・ヤルチュンを獲得(ミリエット紙 20. 8.28)

ロビン・ヤルチュン(TRT)  シワス・スポルが、ロビン・ヤルチュンと1年契約に調印したことを発表した。

 新シーズンを前に補強を続けるシワス・スポルが、4つ目の移籍を実現した。シワス・スポルは、昨季、新マラテヤ・スポルに所属したロビン・ヤルチュンと、1年契約に調印したのだ。ロビン・ヤルチュンは、本日、ゲレデ・キャンプに合流し、チームメイトに紹介される。ロビン・ヤルチュンは、ボランチをその職とする選手だ。
 1994年1月25日、ドイツのデッゲンドルフ市で生まれたロビン・ヤルチュンは、サッカー人生を、デッゲンドルフの下部組織から始めた。その後、シュトゥットガルトに移ったロビン・ヤルチュンは、2015年、チャイクル・リゼに移籍して、トルコでのキャリアを始めたのだった。なお、ロビン・ヤルチュンは、直近では、新マラテヤ・スポルでプレーをしていた。
 サッカー・キャリアで、290試合に出場した26歳になっているロビン・ヤルチュンは、ここまで、19ゴール18アシストを記録している。



エネル・バレンシア、フェネルバフチェのためにイスタンブル入り(TRT 20. 8.27)

エネル・ヴァレンシア  フェネルバフチェが合意に達しているエクアドル人FWエネル・ヴァレンシアがイスタンブルにやって来た。エネル・ヴァレンシアは、メディカル・チェックを受けたのち、フェネルバフチェとの契約に調印する。

 直近では、メキシコのティグレスに所属していた30歳になるエクアドル人選手エネル・ヴァレンシアが、オランダの首都アムステルダム発の飛行機で、午後11時にイスタンブル空港に到着した。エネル・ヴァレンシアの家族と代理人も同道している。
 フェネルバフチェが獲得に動いていたエネル・ヴァレンシアは、メディカル・チェックを受けたあと、契約に調印するものと思われる。
 そのサッカー人生で、プレミアリーグのウエストハムやエヴァートンに所属経験のあるエネル・ヴァレンシアは、リーグ戦75試合に出場して11ゴールを記録している。2017年7月には、メキシコのティゲラスに移籍したエネル・ヴァレンシアは、同リーグで96試合に出場して30ゴールを記録している。また、エクアドル代表としては54試合に出場して31ゴールを記録している。エネル・ヴァレンシアは、エクアドル代表史上、アグスティン・デルガドとともに、代表選手として最多のゴールを決めている2人の内の1人である。



ベシクタシュ、チャンピオンズリーグから敗退(ベイン・スポル 20. 8.26)

ツォリス(PAOK) イェレマイン・レンス(上)(PAOK)  UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦、テッサロニキのトンバ・スタジアムでPAOKとアウェー戦を戦ったベシクタシュは、3:1のスコアで敗れ、チャンピオンズリーグの戦いから退くことになった。

 前半7分、PAOKが1:0と先制した。右サイドからディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応したて動いたジャンヌリが、内へとボールを入れると、それに合わせたツォリスがゴールを決めたのだった。1:0。
 同24分、PAOKが、スコアを2:0とした。今度も、ディフェンスの裏に放り込まれたボールで生まれた好機で、アクポムがゴールライン際までボールを持ち込み内へと入れると、それに合わせてツォリスがシュートを放つと、チームとしても自身としても2点目となるゴールが決まったのだった。2:0。
 同30分、スコアは3:0となった。ベシクタシュのディフェンスの犯したミスを咎め、突然生まれた攻撃で、ツォリスが、スピードに乗りペナルティエリア内へと入り、ぺルカスにボールを預けた。絶好の位置にいたそのぺルカスが、ゴールを決めたのだった。3:0。
 同36分、ベシクタシュにゴールが生まれた。イェレマイン・レンスが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内で、ラリンが合わせるとゴールが決まったのだった。3:1。
 同40分、PAOKがPKを獲得した。ウエリントンの行為を咎めてPKを得たPAOKは、同41分、アクポムが、このPKを蹴ったが、GKエルシン・デスタノウルがゴールを許さなかった。
 同42分、ベシクタシュがゴールに迫った。中盤の後ろ方向から、相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールを得て、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだタイラー・ボイドが、ゴール斜め前から強いシュートを放った。だが、ボールは、ファーサイドのサイドバーを逸れ、外に出て行ってしまった。
 後半4分、オウズハン・オズヤコブのスルーパスでボールを得て、ペナルティエリア内へと持ち込んだイェレマイン・レンスがシュートを試みたが、相手GKがゴールを許さなかった。
 同17分、ベシクタシュのイタリア人トレーナーのステファノ・マッローネがレッドカードをもらい、スタンド送りになってしまった。
 同22分、ペナルティエリア内で、瞬間、目の前にボールを得たツォリスが強いシュートを放つと、GKエルシン・デスタノウルが、これを防いだ。
 同32分、イェレマイン・レンスが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でジャンプを見せたラリンがヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同38分、イェレマイン・レンスが、右サイドからセンタリングを入れると、ゴール前にいたウムト・ナイルが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは、相手GKの胸に収まった。
 同ロスタイム4分、右サイドからのセンタリングに、ラリンがヘディングシュートを試みたが、GKがゴールインすることを許さなかった。
 この試合、他のゴールは生まれず、PAOKが勝利に辿り着いたのだった。この結果、PAOKが、上位進出の権利を得たが、ベシクタシュは、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦に駒を進めることになった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=イェレマイン・レンス、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ(後半37分:ウムト・ナイル)=アッティバ・ハッチンソン、ネジプ・ウイサル=タイラー・ボイド(後半1分:オウズハン・オズヤコブ)、ベルナール・メンサー(後半25分:ドルクハン・トコズ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ=サイル・ラリン



ガエル・クリシー、バシャクシェヒル・スポルを去る(NTV 20. 8.25)

ガエル・クリシー(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルとの契約が満了したフランス人左サイドバックのガエル・クリシーが、バシャクシェヒル・スポルを離れた。

 2019-20シーズンを優勝で終えたバシャクシェヒル・スポルで、大きな別離があった。バシャクシェヒル・スポルとの契約が満了したガエル・クリシーが、チームを去ることになったことを発表した。35歳になっているガエル・クリシーは、3シーズン、バシャクシェヒル・スポルでプレーした。
 バシャクシェヒル・スポルは、この件を、ウエブサイトで周知したが、そこでは、ガエル・クリシーに対し感謝の言葉が連ねられていた。バシャクシェヒル・スポルが出した談話には、「2017年以来、本クラブでプレーしてきたガエル・クリシーとの契約が満了した。経験豊かで、プロ精神に富み、リーダーシップを持ち合わせ、常にお手本になってきたガエル・クリシーに、そのなした功績に謝意を表したい。そして、今後のサッカー人生での活躍を祈念するところである」とある。
 トルコ・リーグには、88試合に出場し、3ゴール13アシストを記録している。なお、ガエル・クリシーは、バシャクシェヒル・スポル入団以前は、マンチェスターシティで6シーズン、アーセナルで8シーズンを過ごしている。



フェネルバフチェへの新加入者マウリシオ・レモス、本日、正式契約に調印(アクシャム紙 20. 8.24)

マウリシオ・レモス  補強活動に、最もアグレッシヴに取り組んでいるフェネルバフチェが、新たなストッパー獲得がいい結果となった。スペインの報道が伝えるところによれば、フェネルバフチェが、この間、追い求めていたマウリシオ・レモスの移籍に関し、ラス・パルマス側と合意に至った。フェネルバフチェは、24歳のウルグアイ人選手マウリシオ・レモス獲得に、移籍金150万EUROを支払う。正式な調印は、本日行われるが、マウリシオ・レモスは、近日中にイスタンブル入りする。

 補強がスピードを増しているフェネルバフチェは、ディフェンス・ラインの強化に重要な補強を行った。スペインからの報道によると、フェネルバフチェは、ラス・パルマスのストッパーのマウリシオ・レモスと、全ての点で合意に達したのだ。

                 150万EUROで合意

 マウリシオ・レモスのフェネルバフチェへの移籍は、一歩、遠いものがあると言われていたが、150万EUROの移籍金で同意がなされたと言われている。

                 本日、調印

 正式調印は、本日行われ、近々、マウリシオ・レモスはイスタンブル入りすると言われている。



PAOK戦の先発メンバーが出来上がった(TRT 20. 8.23)

セルゲン・ヤルチュン監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、チャンピオンズリーグ予備戦2回戦で、PAOKと、アウェーで対峙する。セルゲン・ヤルチュン監督は、この難しい試合に起用する先発メンバーを、ほぼ固めたと言われている。

 ベシクタシュは、目をPAOK戦に向けている。この重要な試合に向けての戦術面での準備を続けるベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、ピッチに送り出す先発メンバーを明らかにし始めている。エルシン・デスタノウルを起用するつもりの同監督は、右サイドバックにはイェレマイン・レンスを考えている。
 同監督は、昨季、ギョクハン・ギョヌルを欠いた際、イェレマイン・レンスを右サイドバックに起用したことがあり、そのプレーぶりに満足していたという。左バックには、新加入のンサカラが、一番、起用される可能性が高いだろう。
 ストッパーは、ドマゴイ・ヴィダとウエリントンで構成されることはまちがいないところだ。
 攻撃ラインでは、右にタイラー・ボイド、左にはエンコンドゥを起用するものと思われているが、ベシクタシュが、中盤を、どのように形成するかが見どころである。アデム・リャイッチは、故障を抱えるるため、まだ、チームに合流しての練習を始めていないため、先発メンバーに入ることは、かなり低いものと思われる
 中盤に占める3人の内2人は、メンサーとアッティバ・ハッチンソンと思われる。このポジションで動ける選手は、1人以上いることから選択肢が多い。同監督は、オウズハン・オズヤコブ、ネジプ・ウイサル、ドル クハン・トコズのいずれかから選ぶことになろう。
 同監督は、オウズハン・オズヤコブを起用したいと考えているようだが、決定は、最後の戦術練習のあとになろう。まだ、ゴールゲッターを補強できていないベシクタシュは、現有メンバーで、前の3つのポジションをこなせるのは、ウムト・ナイル、ラリン、ギュヴェン・ヤルチュンの3人だ。同監督は、先日練習で、ラリンだの、ウムト・ナイルを試していることが判ってきているが、誰を使うかは、試合当日に明らかになるだろう。



フェネルバフチェ、ホセ・ソーサに次いでバカセタスも終わろうとしている(イエニ・シャファク紙 20. 8.22)

バカセタス  補強活動を続けるフェネルバフチェは、来季、理想的な選手構成を築こうと、いろいろと手を差し伸べている。直近では、ホセ・ソーサと2年契約に調印したフェネルバフチェは、アランヤ・スポルで活躍したバカセタス獲得間近に迫っている。

 来季に向け補強活動を続けるフェネルバフチェは、多くの選手を獲得した。メルト・ハカン・ヤンダシュ、ギョクハン・ギョヌル、ジャネル・エルキン、フィリップ・ノヴァク、マメ・ティアムを、移籍金なしで獲得したフェネルバフチェは、今度は、その目を、アランヤ・スポルで実績をあげたバカセタスに向けている。
 ギリシアからの報道では、フェネルバフチェが、バカセタスを獲得するのは、もう間近だという。アランヤ・スポルとの交渉を続けるフェネルバフチェは、エロル・ブルト監督が、元の教え子を獲得したがっているのだ。

                 「金銭+選手」での交渉

 27歳のバカセタスの移籍に関して、アランヤ・スポルは500万EUROの移籍金を求めている。フェネルバフチェは、「金銭+選手」で、この移籍を実現したがっている。伝わってくるところでは、交渉は最終段階に入っており、バカセタス自身は、フェネルバフチェへの移籍を求めていると言われている。なお、バカセタスは、昨季、アランヤ・スポルで、43試合に出場して14ゴール8アシストを記録している。



これが、ベシクタシュがUEFAに送付した登録メンバー(TRT 20. 8.21)

セルゲン・ヤルチュン監督(スター紙)  ベシクタシュは、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦で当たるギリシアのPAOK戦用に、UEFAに選手リストを送付した。このベシクタシュの選手リストには、新加入のンサカラ、ウエリントン、メンサーが含まれている。

 UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦で、ギリシアのPAOKと対峙するベシクタシュが、UEFAに送った選手リストが明らかになった。ベシクタシュから明らかにされたものによれば、選手リストには、新加入のンサカラ、ウエリントン、メンサーの名前が含まれている。

                 UEFAに送付されたリストにある選手は、次の通り

 エルシン・デスタノウル、ウトゥク・ユワクラン、カルタル・カイラ・ユルマズ、ルドゥヴァン・ユルマズ、ダグラス、エンゾ・ロコ、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン、ハシッチ、アッティバ・ハッチンソン、エルドーアン・カヤ、ラリン、イェレマイン・レンス、ドルクハン・トコズ、ネジプ・ウイサル、アデム・リャイッチ、メンサー、エンコンドゥ、ンサカラ、オウズハン・オズヤコブ、タイラー・ボイド、ウムト・ナイル、ギュヴェン・ヤルチュン、エムレ・ビルギン。



ヴェダト・ムリキ、ラツィオ入り(TRT 20. 8.20)

ヴェダト・ムリキ(ファナティック紙)  イタリアのセリエA所属のラツィオが、「1800万EURO+ボーナス」の対価として、フェネルバフチェのコソヴォ人ゴールゲッターのヴェダト・ムリキを獲得した。

 フェネルバフチェが、昨季、チャイクル・リゼから獲得したヴェダト・ムリキを、イタリアのラツィオに送り出した。ラツィオは、ヴェダト・ムリキを、「1800万EURO+ボーナス」の対価として、5年契約を締結した。近々、イタリアに赴き、ラツィオとの契約に調印するヴェダト・ムリキは、ラツィオから年俸200万EUROに加えてボーナスも受け取ることになった。チャイクル・リゼは、ヴェダト・ムリキの移籍金の15%を受け取ることになる。今季、ヴェダト・ムリキは、フェネルバフチェで、36試合に出場して17ゴール7アシストを記録している。



バストス、移籍作業、完了! あとは、エロル・ブルト監督の判断(フォトマッチ紙 20. 8.19)

バストス  補強活動を続けているフェネルバフチェは、この間、交渉を続けてきたラツィオのストッパーのバストスと、あらゆる点で合意に達した。エロル・ブルト監督が、このアンゴラ人選手獲得に同意をすれば、移籍は、正式に発表される。

 補強活動に早々に参入し、多くの不十分なポジションを強化をしているフェネルバフチェが、ストッパーとして、ラツィオのスター選手バストスを俎上に乗せていた。そして、フェネルバフチェは、数日間続けた交渉の結果、思い通りの結果に到達した。フェネルバフチェは、この29歳のディフェンダーと、あらゆる点で合意に達したのだ。

                 目はエロル・ブルト監督に

 バストス、及び、ラツィオ側と合意に達したフェネルバフチェのフロントは、この補強を正式なものとするために、エロル・ブルト監督のレポートを待っていると言われている。同監督が同意を与えれば、バストスの移籍は、正式に明らかにされることになろう。



ホセ・ソーサ、フェネルバフチェ入り! 2年契約に調印へ(アクシャム紙 20. 8.18)

ホセ・ソーサ(ハベル・テュルク紙)  35歳のアルゼンチン人選手ホセ・ソーサが、フェネルバフチェからのオファーに前向きの応答をした。フェネルバフチェは、ホセ・ソーサと、2年契約に調印するつもりだ。フェネルバフチェは、ホセ・ソーサに対し、年俸として150万EURO、調印料として150万EUROを支払うことになる。この移籍に関して、まもなく発表されるものと思われる。

 フェネルバフチェが、トラブゾン・スポルとの契約更改に合意に至らなかったホセ・ソーサと、2年契約で、基本的合意に達した。フェネルバフチェは、ホセ・ソーサに対し、年俸として150万EURO、調印料として150万EUROを支払うことになる。

                 トラブゾン・スポルは、340万EUROの移籍金で獲得

 トラブゾン・スポルは、2018年の移籍解禁期間に、340万EUROの移籍金で、イタリアのACミランから獲得した。

                 42試合に出場し11ゴール12アシスト

 今季、トラブゾン・スポルで、計42試合に出場したホセ・ソーサは、11ゴール12アシストを記録している。移籍市場の情報では、ホセ・ソーサの市場価値は250万EUROとされている。



マメ・ティアム、フェネルバフチェへ(TRT 20. 8.17)

マメ・ティアム  フェネルバフチェが、カスムパシャのセネガル人選手マメ・ティアムと、移籍に関して全ての点で合意に達した。

 フェネルバフチェが、補強活動を続けている。フェネルバフチェは、カスムパシャのマメ・ティアムと、あらゆる点で合意に達した。最新の交渉は、某ホテルで行われ、両者は手を組むことになった。正式発表は、近々行われるものとみられる。一方、フェネルバフチェは、カスムパシャとも合意に達している。エロル・ブルト監督の同意も得ているマメ・ティアムは、トプク高原でのキャンプに加わることになろう。昨季、カスムパシャで、マメ・ティアムは、トルコ・リーグ25試合に出場して11ゴールを記録している。また、27歳のマメ・ティアムは、トルコ杯では、1ゴールを記録している。



ベシクタシュ、ベルナール・メンサーを獲得(ファナティック紙 20. 8.16)

ベルナール・メンサー(TRT)  アッティバ・ハッチンソンと、1年間の契約更改を行い、また、PAOK戦に補強を間に合わせたいベシクタシュが、カイセリ・スポルで活躍したMFベルナール・メンサーを、1年間のレンタルで獲得した。

 ンサカラ、ウエリントン、アッティバ・ハッチンソンと攻勢をかけてきたベシクタシュが、更に、もう1発の爆弾を炸裂させた。カイセリ・スポルで実績を残したMFベルナール・メンサーを獲得したのだ。伝えられるところによると、ベシクタシュは、1年間のレンタルでの獲得だという。
 25歳のベルナール・メンサーについては、最近、やれガラタサライ入りだの、やれベシクタシュ入りだのと話題となっていた。前後半の移籍解禁期間では、フェネルバフチェの俎上に上がっていた。今季、カイセリ・スポルで、26試合に出場したガーナ人MFは、5ゴール8アシストを記録している。



ファーティフ・オズテュルク、ガラタサライ入り(ファナティック紙 20. 8.15)

ファーティフ・オズテュルク  フェルナンド・ムスレラを欠くため、GK探しをしているガラタサライが、33歳になっているGKファーティフ・オズテュルクを獲得した。カスムパシャとの契約を解除したファーティフ・オズテュルクと、2年契約に調印するものと考えられている。

 ガラタサライは、故障のため、一定期間、登録から外れることが想定されているウルグアイ人GKフェルナンド・ムスレラの替わりとなるGK探しを続けている。ガラタサライは、この観点で、GKファーティフ・オズテュルクと合意に達した。カスムパシャとの契約を解除したファーティフ・オズテュルクが、新シーズンでのGKとなる。ガラタサライは、ファーティフ・オズテュルクと2年契約を結ぶものと考えられている。
 ファーティフ・オズテュルクは、キャリアを、エユップ・スポル、ギョルジュク・スポル、1461トラブゾン、トラブゾン・スポル、アクヒサル・スポルで積んできた。カスムパシャでは、トルコ・リーグで22試合、トルコ杯で2試合、計24試合の出場記録を残している。これとは別に、ファーティフ・オズテュルクは、アクヒサル・スポルで、トルコ杯とトルコ・スーパーカップの制覇を経験している。



トラブゾン・スポル、ディフェンスを強化(TRT 20. 8.14)

ヨゾ・シムノヴィッチ  トラブゾン・スポルが、セルティックのクロアチア人選手ヨゾ・シムノヴィッチ獲得で合意に達した。

 トラブゾン・スポルが、ディフェンスを強化した。トラブゾン・スポルが、クロアチア人選手ストッパーのヨゾ・シムノヴィッチと、全ての点で合意に達した。26歳のヨゾ・シムノヴィッチは、2015年に、ディナモ・ザグレブからセルティックに750万EUROの移籍金で移籍した。
 ヨゾ・シムノヴィッチは、今季、16試合に出場して1ゴール1アシストを記録している。セルティックが、5月に出した談話では、ヨゾ・シムノヴィッチとの契約にある1年間のオプション権を行使しないと、ヨゾ・シムノヴィッチが同クラブを去ることを公にしていた。ヨゾ・シムノヴィッチは、セルティック在籍中、5回リーグ優勝を経験している。



エムレ・クルンチ、ガラタサライ入り(NTV 20. 8.13)

エムレ・クルンチ(NTV)  ガラタサライが、シワス・スポルとの契約が満了したエムレ・クルンチを獲得したことを明らかにした。

 ガラタサライが、長きに渡り俎上に乗せていたエムレ・クルンチの獲得を公表した。この移籍を、ガラタサライは、ソーシャルメディアを使い明らかにしたが、25歳になるエムレ・クルンチとは、4年契約に調印したことが明らかにされた。その発表では、エムレ・クルンチは、初年度は1135万TL、2年目には800万TL、3年目には850万TL、4年目には900万TLを受け取ることになっている。そして、エムレ・クルンチは、4年間の総計では、3685万TLを受け取ることになる。
 エムレ・クルンチは、先日終了したシーズンでは、シワス・スポルで、31試合に出場して9ゴール6アシストを記録している。



トラブゾン・スポル、マロン・ロドリゲス・シャヴィエル獲得を告知(NTV 20. 8.12)

マロン・ロドリゲス・シャヴィエル(ボアヴィスタ公式HP)  トラブゾン・スポルが、マロン・ロドリゲス・シャヴィエルをレンタルで獲得した。

 トラブゾン・スポルは、マロン・ロドリゲス・シャヴィエルの移籍に関して、フルミネンセと合意に達した。トラブゾン・スポルは、マロン・ロドリゲス・シャヴィエルの移籍に関し、200万EUROを支払い、買取オプション付レンタルで獲得したことを告知した。
 その内容は、「プロ選手マロン・ロドリゲス・シャヴィエルを、200万EUROで、買取オプション付の1年契約の一時移籍で、フルミネンセ側と合意に達した」というものである。
 マロン・ロドリゲス・シャヴィエルは、昨季は、ポルトガルのボアヴィスタにレンタルで所属した。そして、27試合に出場した左サイドバックのマロン・ロドリゲス・シャヴィエルは、2ゴール2アシストを記録した。
 トラブゾン・スポルは、既に、アンデルス・トゥラドセンとスティーヴン・プラザを獲得している。



オーウルジャン・チャーラヤン、4年契約で、ガラタサライ入り(ヒュリエット紙 20. 8.11)

オーウルジャン・チャーラヤン  補強活動を続けているガラタサライが、先月合意に達していたオーウルジャン・チャーラヤンと、4年契約に調印した。

 ガラタサライが、若きオーウルジャン・チャーラヤンと、4年契約に調印した。オーウルジャン・チャーラヤンと、2024年までの契約を交わしたガラタサライが、まず、この移籍に関し発表することになろう。新シーズンに臨む準備を、明日から始めるガラタサライは、新加入者について、2日に渡り公表すると、正式に発表した。ガラタサライは、まず、その第一として、オーウルジャン・チャーラヤンの加入を登録したことを公表することになろう。ガラタサライは、その後、エムレ・クルンチの加入を登録することになるものと思われる。既にイスタンブル入りして、メディカル・チェックに臨んでいる2選手とともに、ケレム・アクトュルクオウルも、ガラタサライの、明日の練習に加わるだろう。



ガラタサライ、マリオ・ゴッツェにオファーを出したことが明らかに(サバハ紙 20. 8.10)

マリオ・ゴッツェ  来季に向けての10番としてマリオ・ゴッツェにターゲットを当てているガラタサライは、早々に交渉に入るだろう。最新の情報によれば、ガラタサライは、パスを自身で持つ世界的スター選手マリオ・ゴッツェに、年俸250万EUROという年俸を出すつもりだ。

 ガラタサライは、ボルシア・ドルトムントとの契約が満了したマリオ・ゴッツェをリストアップしている。消息通によると、「ガラタサライは、明日、マリオ・ゴッツェと交渉に臨むことになっている。ガラタサライは、このドイツ人のスター選手に、年俸250万EUROでオファーを出すつもりだ」と言われている。



ハサン・アリ・カルドゥルム、バシャクシェヒル・スポル入り(ファナティック紙 20. 8. 9)

ハサン・アリ・カルドゥルム(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェとの別離を明らかにしていたハサン・アリ・カルドゥルムが、バシャクシェヒル・スポルと合意に達した。8シーズン、フェネルバフチェに所属した30歳になるハサン・アリ・カルドゥルムは、バシャクシェヒル・スポルと3年間の契約に調印することになった。

 ハサン・アリ・カルドゥルムの新しい所属先が明らかになった。つい先日、フェネルバフチェを去ることを明らかにしていたハサン・アリ・カルドゥルムが、バシャクシェヒル・スポルと合意に達したのだ。今朝、メディカル・コントロールを受けたハサン・アリ・カルドゥルムは、まもなくバシャクシェヒル・スポルとの3年契約に調印することになろう。
 ガラタサライ、及び、ベシクタシュが俎上に乗せていたハサン・アリ・カルドゥルムは、8シーズン、フェネルバフチェのユニフォームを着た。フェネルバフチェは、ジャネル・エルキンとフィリップ・ノヴァクと契約を交わしてから、ハサン・アリ・カルドゥルムを残さないことを決めたのだった。



フェドール・スモロフに正式なオファー(TRT 20. 8. 8)

フェドール・スモロフ(TRT)  フェネルバフチェは、ゴールゲッターを探している。一時、俎上に上がっていたスモレフに、フェネルバフチェは、正式なオファーを出した。

 フェネルバフチェは、ロシアのゴールゲッターのフェドール・スモロフ獲得に向け、ロコモティブ・モスクワに正式なオファーを出した。フェネルバフチェは、昨季の後半、スペインのセルタ・ヴィーゴにレンタルに出されていた30歳のスモレフ獲得に向け、一時期、交渉を行っていた。スモレフを、完全移籍で売りたいロコモティブ・モスクワは、移籍金として200万EUROを設定したことが明らかになっている。スモレフは、昨季の前半、ロコモティブ・モスクワで14試合に出場し3ゴールを記録している。昨季の後半は、セルタ・ヴィーゴで、14試合に出場し2ゴールを記録している。なお、フェドール・スモロフの契約は、2022年6月まである。スモレフは、ここまで、ディナモ・モスクワ、フェイエンールト、アンジ、クラスノダールでの、プレー経験を持つ。



バシャクシェヒル・スポル、メフメット・トパルとの契約を1年間延長(アクシャム紙 20. 8. 7)

メフメット・トパル(ポスタ紙)  今季優勝を果たしたバシャクシェヒル・スポルが、経験豊かなメフメット・トパルとの契約を、1年間、延長した。

 バシャクシェヒル・スポルは、メフメット・トパルとの契約にある、1年間のオプション権を行使することを告知した。この件に関し、バシャクシェヒル・スポルの行った発表は、次の通りである。
 「2019−20シーズンに、1+1年の契約に調印したメフメット・トパルへのオプション権を行使する。ピッチ内外でのリーダーシップと、模範的な人柄で、トルコ・サッカーの象徴的な人物の1人であるメフメット・トパルとともに歩むことができ、幸せなことである。今季、我がクラブで優勝に関わり、これで、3つの異なったクラブで優勝を経験した初めての選手という栄誉でもって、トルコ・サッカー史に、その名を刻むことになったメフメット・トパルが、引き続き活躍をしてくれることを、切に願うところである」。



バシャクシェヒル・スポル、UEFA欧州リーグから敗退! コペンハーゲンが3ゴールで勝つ(ヒュリエット紙+フォトマッチ紙補綴 20. 8. 6)

喜ぶコペンハーゲンの選手たち(ファナティック紙) ぜカ(左)イルファン・ジャン・カフヴェジ(右)(ヒュリエット紙)  バシャクシェヒル・スポルは、第1戦では1:0でくだしたコペンハーゲンに3:0で敗れ、UEFA欧州リーグの16強で退くことになった。

 UEFA欧州リーグ16強第2戦で、バシャクシェヒル・スポルは、コペンハーゲンとアウェーで対峙した。第1戦では1:0で勝ったバシャクシェヒル・スポルだったが、コペンハーゲンとのアウェー戦では3:0で敗れ、UEFA欧州リーグからの敗退が決まった。コペンハーゲンに勝利をもたらしたゴールは、前半4分と後半8分にヴィントが、また、後半17分にはファルクが決めた。コペンハーゲンは、準々決勝では、「マンチェスターユナイテッド対LASKリンツ」戦の勝者と対峙する。

                 試合経過

 前半4分、ホームのコペンハーゲンが先制した。右サイドで生まれた攻撃で、ヴァレラのセンタリングのコースに入ったヴィントがヘッドで合わせると、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 同38分、バシャクシェヒル・スポルが、同点ゴールに迫った。エディン・ヴィスチャがコーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたメフメット・トパルが、ヘッドで、ボールを浮かせた。そのボールのコースに入ったエピュロヌが、足で合わせたが、相手ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。そして、前半は、コペンハーゲンが1:0とリードしたまま終わった。
 後半8分、ホームのコペンハーゲンが、点差を2と拡げた。メフメット・トパルが、ペナルティエリア内でボールに手を当ててしまい、それを咎めたオルサト主審がPKを指示したのだった。ヴィントが、このPKを蹴ると、GKメルト・ギュノクが跳んだとは逆の隅に、ボールは突き刺さった。2:0。
 同17分、コペンハーゲンが3点目を決めた。コペンハーゲンのスピードに乗った攻撃で、ファルクが、ペナルティエリア内へと持ち込むや、枠を捉えた位置で、右足のインサイドでシュートを放つと、これが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同40分、バシャクシェヒル・スポルがゴールに近づいた。相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールを、ペナルティエリア内でコントロールしたエディン・ヴィスチャが、体を反転させ強烈なシュートを放った。だが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。そして、試合は、コペンハーゲンが3:0とリードを保ったまま終わった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=メフメット・トパル(後半9分:ダニエル・アレクシッチ)、マフムト・テクデミル(後半9分:エルジェロ・エリア)=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半26分:ベルカイ・オズジャン)、エンゾ・クリヴェリ(後半24分:フレデリック・グルブラッドセン)=デンバ・バ



ガラタサライに、19歳のサイドの選手アンソニー・ムサバ、ファーティフ・テリム監督が、とっても欲しがった(フォトマッチ紙 20. 8. 5)

アンソニー・ムサバ  ガラタサライは、アンソニー・ムサバの移籍を求めて、モナコを説得に努めている。モナコは、ファーティフ・テリム監督が、とっても獲得を望んでいるアンソニー・ムサバをレンタルに出すことに、熱い視線を向けており、この移籍がまとまる可能性が、次第に高まってきている。

 ガラタサライが、ムサバ獲得に熱心だ。来季に向け、補強活動を間断なく続けるガラタサライのフロントは、右サイドの選手として、モナコのアンソニー・ムサバ獲得が間近に迫ってきている。モナコとの交渉で、色よい返事をもらっているというのだ。
 ファーティフ・テリム監督が、新シーズンの選手構成の一角に加えることを望んでいることをフロレントに伝えたアンソニー・ムサバをレンタルで獲得するための交渉が、終わりに近づいてきているというのだ。モナコとの契約が、まだ5年もあるアンソニー・ムサバに、経験を積ませるために、レンタルに出すことに熱い視線を向けているモナコは、ガラタサライのオファーを受け入れることは間違いのないことと看られている。
 ここ2シーズン、オランダ2部のナイメヘンでプレーしたオランダ人選手アンソニー・ムサバは、今季は、26試合に出場して、9ゴール2アシストという記録を残し、チームの大きな力になっていた。



バシャクシェヒル・スポル、8強進出を目指してコペンハーゲンへ(ファナティック紙 20. 8. 4)

オカン・ブルク監督(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルは、デンマークのコペンハーゲンと対戦する欧州リーグ16強の戦い第2戦のために、首都コペンハーゲンに飛んだ。明日の夜戦う試合に関し、イスタンブル空港で談話を出したオカン・ブルク監督は、「勝ち上がりたい。8強に進出することは、我々にはとっても大事なことだ。一番最初から、トルコのポイント獲得に貢献したいと、ずっと言ってきた。我々は、トルコを代表してピッチに立つ。このことを意識している」と述べた。

 バシャクシェヒル・スポル選手団は、午前10時半ごろ、イスタンブル空港に入った。セキュリティ・チェックとパスポート・チェックを受けた一団は、その後、飛行機に乗り込んだ。オカン・ブルク監督は、空港で、報道陣との会見に臨んだ。勝ち上がりたいと言う同監督は、「バシャクシェヒル・スポルは、史上初めて、準々決勝進出のチャンスを掴んだ。ましてや、第1戦では1:0で勝ち、第2戦では、このアドヴァンテージを守り抜きたい。8強に残ることは、我々には、とっても大事なことだ。ドイツで行われる準々決勝に残ることは、バシャクシェヒル・スポルにとっても、トルコを代表するクラブとしても、とっても大事なことだ。一番最初から、トルコのポイント獲得に貢献したいと、ずっと言ってきた。我々は、トルコを代表している。我々は、このことを意識している。ここまで得てきた喜びを、コペンハーゲンでも続けたいと考えている。準々決勝の試合が、我々が、その中にいることを待っている」と語った。

                 我々は、コペンハーゲンに対しアドヴァンテージを持っている

 この試合に勝てば、準々決勝で、マンチェスターユナイテッドと戦うことになるだろうことに触れ、同監督は、次のように述べた。「1つ目の目標は、コペンハーゲンに勝つこと。コペンハーゲンに勝ったあとの、マンチェスターユナイテッドとの一戦を考えている。間違いなく、今は、唯一、焦点化しているのはコペンハーゲンとの試合だが、もし8強に残れば、対戦するであろうマンチェスターユナイテッドは、今年一番のクラブとなる。1試合だけだ、しかも、無観客で。両者にとり条件は同じだ。その中で戦うが、これは、コペンハーゲンでも、そういった環境で戦うことになっている。ただ、コペンハーゲンに対しては、アドヴァンテージを持っている。我々が、コペンハーゲンに勝てば、戦うことになるだろうマンチェスターユナイテッドは、記録の上では、我々に対しアドヴァンテージを感じることだろう。だが、そこはサッカーだ。何かが起こるのがサッカーだ」。バシャクシェヒル・スポルは、その後、午前12時発のトルコ航空特別機で、コペンハーゲンに向かった。



トラブゾン・スポルの新監督、明らかになる(ハベル・テュルク紙 20. 8. 3)

エディ・ニュートン監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルが、新シーズンでは、監督として、エディ・ニュートンで続けることを明らかにした。

トラブゾン・スポルで、ヒュセイン・チムシル監督辞任後、監督代行を行っていたAチームのコーチのエディ・ニュートンが、新シーズンでもチームを率いることになった。この件に関し、トラブゾン・スポルから、「本理事会は、我がクラブのAチームのコーチ職を務めるエディ・ニュートンに、新シーズンにおいて監督職として任務を続けてもらう決定をした。エディ・ニュートンがいい成果を残してくれることを願う」とのコメントが出された。48歳のエディ・ニュートンは、ヒュセイン・チムシル辞任後、2試合、チームを率いた。トルコ・リーグ最終節では、カイセリ・スポルをくだしたエディ・ニュートンは、トルコ杯では、アランヤ・スポルをくだし、優勝を遂げた。



ベシクタシュ、最新移籍情報! ケヴィン・ブアに正式なオファー(ファナティック紙 20. 8. 2)

ケヴィン・ブア  来季は、トルコ・リーグで優勝を目指し、ヨーロッパのカップ戦でも好成績を残すことを目標とするベシクタシュは、8月10日からピッチに立つ。8月末には、チャンピオンズリーグの予備選が控えているベシクタシュは、そのため、補強活動を、キャンプインまでに終わらせることを狙っている。このため、フロントは、テンポを上げて活動を続けているが、その補強リストに名前が上がっている左サイドの選手ケヴィン・ブアに、正式なオファーを出した。

 ベシクタシュは、この26歳のスイス人選手に、3年の契約の見返りに、シーズン初めのボーナスとともに、100万EUROの年俸を提示した。ケヴィン・ブアは、このベシクタシュからのオファーに熱い視線を向けており、数日内に、決断を、正式に伝えることが明らかになっている。ベシクタシュは、ケヴィン・ブアが、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥと競い合うことで、攻撃力アップに繋がる補強と看ている。バーゼルを離れているため、移籍金がかからないケヴィン・ブアは、ベシクタシュの、全くお眼鏡に叶った選手である。

                 ケヴィン・ブアとは?

 サッカー人生を通じて、216試合に出場し、48ゴール、51アシストを記録しているケヴィン・ブアは、チャンピオンズリーグに5試合、同予備戦に4試合、出場経験を持つ。スイスU20代表として、3試合に出場し1ゴールを記録しているケヴィン・ブアは、バーゼルで、スイス・リーグの優勝を1回、また、スイス杯の制覇を3回経験している。

                 30試合で10ゴール8アシスト

 ケヴィン・ブアは、昨季、バーゼルで、公式戦30試合に出場して、10ゴール8アシストを記録している。



ベシクタシュ、ウエリントンと合意(ソズジュ紙 20. 8. 1)

ウエリントン  ベシクタシュが、今季、アランヤ・スポルに所属したストッパーのウエリントンと、移籍について基本的合意に達した。ベシクタシュは、ウエリントンに、年俸80万EUROで合意に達したが、アランヤ・スポルは、ウエリントンの見返りに、ファーティフ・アクソイを完全移籍で獲得することになる。

 補強活動を続けるベシクタシュが、今季、アランヤ・スポルのユニフォームを着たウエリントンと基本的に合意に達した。ベシクタシュは、アランヤ・スポルから、ンサカラに次いで、ウエリントンを獲得することになる。
 今季見せたプレーに関心を集めた31歳のストッパー、ウエリントンの見返りに、アランヤ・スポルは、ファーティフ・アクソイを完全移籍で獲得することを求めた。合意が正式なものとなれば、1.81mの伸長を持つウエリントンは、年俸80万EUROを得て、ベシクタシュのユニフォームを着ることになる。

                 2017年、移籍金なしで、アランヤ・スポル入り

 ブラジル人ストッパーのウエリントンは、今季、23試合に出場した。そして、2ゴールを記録した。2017年に移籍金なしで、アル・ホールからアランヤ・スポルに移籍してきたウエリントンは、2018-19シーズンには、リーグ戦20試合に出場して1ゴール、2017-18シーズンには、同29試合に出場して4ゴールを記録している。



トルコ・リーグ昇格最後のクラブが決まる(CNNトルコ改+ハベル・テュルク紙補綴 20. 7.31)

カラギュムリュク、興奮(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ2部プレーオフ決勝戦で、アダナ・デミル・スポルを、PK戦を5:6で制したファーティフ・カラギュムリュクが、トルコ・リーグ昇格最後のクラブとなった。ファーティフ・カラギュムリュクは、36年ぶりに、トルコ・リーグ1部で戦うことになる。

 ファーティフ・カラギュムリュクが、90分間で、延長戦でも1:1の引き分けに終わった試合で、アダナ・デミル・スポルを、PK戦で5:6で制した。そして、トルコ・リーグ1部に昇格を果たした。ファーティフ・カラギュムリュクは、2年間で2つのリーグを駆け上がり、トルコ・リーグ1部で戦う権利を得た。
 ハタイ・スポルとエルズルム市役所スポルに次いで、ファーティフ・カラギュムリュクが、トルコ・リーグ1部に昇格した最後のクラブとなった。
 前半41分、ファーティフ・カラギュムリュが先制ゴールを決めた。アルパルスラン・エルデムがフリーキックを蹴り、内へと入れると、チャール・オルタカヤが、それにヘッドで合わせた。GKクルトゥルシュ・ユルトが防ごうとしたが十分ではなく、ボールは、ゴールネットに収まったのだった。0:1。アダナ・デミル・スポルは、後半24分、パ・ディッバのゴールで同点に追いついた。ベルク・ユルドゥズのパスを、ペナルティエリア近くで得たパ・ディッバが、相手選手をすり抜け、ペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、前を開け、ゴールマウスを捉えたパ・ディッバが、左足を一閃すると、ファーサイドのゴール隅に転がりながら収まったのだった。この試合、120分間を終えて、1:1で終わった。30分間の延長戦を含めての結果だった。

                 PK戦

 ファーティフ・カラギュムリュクは、エンギン・ベクデミル、ンダオ、アタマー、コライ・アルトゥナイ、サボ、ファーティフ・クルチュクがゴールを決めた。
 アダナ・デミル・スポルは、エルカン・ゼンギン、ハサン・クルチ、アオスマン、ディッバ、アディル・デミルバーがゴールを決めたのに対し、メフメット・ウスルの蹴ったボールは、GKアイクト・オゼルに防がれてしまった。
 この結果、5:6で、アダナ・デミル・スポルを上回ったファーティフ・カラギュムリュクが、トルコ・リーグへの昇格を決めた最後のクラブとなった。



トラブゾン・スポル、トルコ杯を制覇/トラブゾン・スポル 2:0 アランヤ・スポル(ミリエット紙 20. 7.30)

アブドゥルカディル・オミュル(トルコ・サッカー協会公式HP) ホセ・ソーサ(左)ジェイフン・ギュルセラム(右)(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ杯決勝で、トラブゾン・スポルとアランヤ・スポルが対峙した。この試合を2:0で制したトラブゾン・スポルが、9回目のトルコ杯獲得となった。

 トルコ杯決勝戦で、トルコ・リーグの2強トラブゾン・スポルとアランヤ・スポルが対峙した。そして、トラブゾン・スポルが2:0で勝利を手にした。トラブゾン・スポルは、これで、史上9回目のトルコ杯制覇となった。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半25分にアブドゥルカディル・オミュルが、後半ロスタイム10分にアレキサンダー・ソルロートがあげたものだった。

                 試合経過

 前半5分、アランヤ・スポルの攻撃で、バカセタスが、ペナルティエリア・ライン上から放ったシュートは、僅かに枠の傍らを逸れ外に出て行ってしました。
 同20分、右サイドでボールを得たジュアンフランが、ペナルティエリア内へと持ち込んだあと、バカセタスにパスを出した。そのバカセタスが、ダイレクトでシュートを放ったが、右側へ横っ飛びのウーウルジャン・チャクルが、このボールをコントロールした。
 同21分、アブドゥルカディル・オミュルが、ゴール右斜め前から出したパスを、アレキサンダー・ソルロートが、ペナルティエリア内で胸で受けコントロールした。そして、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放つと、ボールは、GKマラフォナから跳ね返った。詰めていたギレルメが、そのボールを捉えシュートを放つも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同25分、トラブゾン・スポルが先制した。アレキサンダー・ソルロートが、左サイドからセンタリングを入れると、そのボールコースに入り、足を出したアブドゥルカディル・オミュルがゴールを決めたのだった。1:0。
 同35分、左サイドから、フィリップ・ノヴァクが入れたロングスローが、相手ディフェンスからこぼれると、まずギレルメが、次いでアブドゥルカディル・オミュルがヘッドで、ボールに触れようとした。そして、最後には、アレキサンダー・ソルロートが、目の前に流れてきたボールにヘッドを当てたが、ボールは、GKマラフォナが押さえただけだった。そして、前半は、トラブゾン・スポルが1:0とリードを保ったまま終わった。
 後半19分、トラブゾン・スポルが、2点目に近づいた。ペレイラが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたビラル・バシャジクオウルがヘッドで合わせたが、ボールは、反対側の枠を僅かに逸れ、外に出て行ってしまった。
 同44分、左サイドでボールを得たアレキサンダー・ソルロートが、相手ディフェンス裏にパスを送ると、それに反応したアブドゥルカディル・オミュルがボールをコントロールした。アブドゥルカディル・オミュルは、GKマラフォナを交わしたあと、ペナルティエリア内の角度の狭いところからシュートを放つも、ボールは枠の外に出て行っただけだった。
 同ロスタイム5分、ジュニオール・フェルナンデスがペナルティエリアへとボールを送ったとき、こぼれ球に反応したサリフ・ウチャンが、ゴール右斜め前でダイレクトでシュートを試みたが、GKウーウルジャン・チャクルがコントロールしてしまった。
 同ロスタイム10分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。突然生まれた攻撃で、ホセ・ソーサが、右サイドからディフェンスの裏を取ったアレキサンダー・ソルロートにパスを出した。そのアレキサンダー・ソルロートが、ペナルティエリア内へと持ち込んでから、左足を一閃すると、アランヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:0。そして、この試合を20で制したトラブゾン・スポルが、トルコ杯を手にしたのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ(後半45分:マヌエル・ダ・コスタ)、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク(後半33分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)=ギレルメ、アブドゥルカディル・パルマク(後半45分:バドゥ・ンディアエ)=アブドゥルカディル・オミュル、ホセ・ソーサ、カレブ・エクバン(前半41分:ビラル・バシャジクオウル)=アレクサンダー・ソルロート
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジェイフン・ギュルセラム(後半29分:ムスタファ・ペテクメク)、マノリス・シオピス(後半19分:サリフ・ウチャン)=エフェジャン・カラジャ(後半18分:オヌル・ブルト)、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス=パピス・シセ



エロル・ブルト、ついにフェネルバフチェへ! 2人を連れてやって来る(タクヴィム紙 20. 7.29)

エロル・ブルト(タクヴィム紙)  フェネルバフチェが、経験豊かなエロル・ブルトと、あらゆる点で合意に達した。フェネルバフチェのフロントは、エロル・ブルトが、2人のコーチを伴い、フェネルバフチェにやって来ることに同意した。

 フェネルバフチェは、新監督としてエロル・ブルトを迎えることで、全ての点で合意した。フェネルバフチェと、来季について、あらゆる点で合意に達したエロル・ブルトは、アランヤ・スポルとトラブゾン・スポルとのトルコ杯決勝戦が終わり、今季が終わったのち、正式に調印することになる。

                 コーチ陣を崩したくない

 アランヤ・スポルでは、コーチ体制を11〜12人でチームを組んでいたエロル・ブルトは、フェネルバフチェに来るにあたり、2人のコーチを帯同すると言われていたが、それを、フェネルバフチェのフロントも受け入れた。



トラブゾン・スポルのアランヤ・スポル戦の先発メンバー、明らかになる(ファナティック紙 20. 7.28)

エディ・ニュートン代行監督(エディ・ニュートンfacebook)  明日、イスタンブルで行われるトルコ杯決勝の前、トラブゾン・スポルは、そのアランヤ・スポル戦に向けての練習が続けられた。選手たちに、今季最重要な試合に臨むことを訴えたエディ・ニュートン代行監督は、ピッチに送り出す先発メンバーが、ほぼ明らかになってきている。

 トルコ・リーグの優勝を、バシャクシェヒル・スポルに奪われてしまったトラブゾン・スポルにとっては、トルコ杯が、一層の重みを増してきている。リーグ戦とカップ戦という2つの戦いで、いい1年を送って来たトラブゾン・スポルは、無冠には終わりたくないのだ。だから、選手たちは、何よりも、サポーターに、トルコ杯制覇の喜びを味あわせたいと考えている。イスタンブルで、明日、アタテュルク・スタジアムでアランヤ・スポルと一戦を交えるトラブゾン・スポルでは、そのための準備が続けられている。ヒュセイン・チムシル前監督の後を受けているエディ・ニュートン代行監督は、選手たちと、度々、ミーテングを重ねている。モティベーションを、最高度にまで発揮させようと努める同代行監督は、明日の試合は、今季最重要な90分になると言っている。
 同代行監督が、ピッチに送り出す先発メンバーが、ほぼ明らかになってきている。ディフェンスは、ペレイラ、カンピ、ダ・コスタ、ノヴァクを起用することを考える同代行監督は、中盤の底の2人としては、ホセ・ソーサとアブドゥルカディル・パルマクを置くことを考えている。カイセリ・スポル戦ではリスクを負わせなかったンワケメを先発メンバーに入れると思われているが、攻撃面の他の顔ぶれは、エクバン、アブドゥルカディル・オミュル、アレキサンダー・ソルロートとなるだろう。



カスムパシャ 3:2 バシャクシェヒル・スポル(NTV+サバハ紙補綴 20. 7.27)

コイタ(左)を讃えるユスフ・エルドーアン(右)(ソズジュ紙) アレクシッチ(左)トマス・ブレッカ(右)(ソズジュ紙)  トルコ・リーグ2019-20シーズン最終試合で、カスムパシャが、今季の優勝を遂げたバシャクシェヒル・スポルを、3:2でくだした。

 トルコ・リーグの最終試合で、イスタンブルの2つのクラブが対峙した。今季優勝を遂げたバシャクシェヒル・スポルが、カスムパシャとアウェー戦を戦ったのだ。
 ホームのカスムパシャが、この試合、早々にゴールを決めた。前半8分、ハジュラディノヴィッチからのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たコイタが、ダイレクトで放った強いシュートが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同27分、ペナルティエリア内ゴール前右サイドから、ティアムが内へとボールを入れると、ファーサイドにいたコイタが、ヘッドで合わせると、バシャクシェヒル・スポルのゴールインした。2:0。前半は、2:0と、カスムパシャがリードしたまま終わったこの試合の後半、ゴールラッシュが止まらなかった。同17分、ユスフ・エルドーアンのゴールで、カスムパシャは3:0と優位に立った。ユスフ・エルドーアンが、マフムト・テクデミルから奪ったボールを、マメ・ティアムに預けた。マメ・ティアムは、ゴール右斜め前からペナルティエリアへと入り、再び、ボールを、ユスフ・エルドーアンに出した。そのユスフ・エルドーアンが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前から強いシュートを放つと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。3:0。だが、このあとの残りの時間は、バシャクシェヒル・スポルが試合を支配した。同33分にはデンバ・バが、同35分にはエディン・ヴィスチャがゴールを決めた。左サイドからのガエル・クリシーのセンタリングに、ゴール前にいたデンバ・バがヘッドでゴールを決めたのだった。また、そのあとには、ガエル・クリシーのセンタリングに、ファーサイドに走り込んで来たエディン・ヴィスチャが放ったシュートが、カスムパシャのゴールに収まったのだった。その後、バシャクシェヒル・スポルが、同点に追いつこうと負荷をかけていったが、うまくいかなかった。そして、カスムパシャが、今季の最終試合で、バシャクシェヒル・スポルを3:2でくだした。バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を69で、今季を閉じたのに対し、カスムパシャは、同43で10位に終わったのだった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=フロレント・ハデルジャナジ、ヤシネ・メリアー、トマス・ブレッカ、ウッサマ・ハダディ=ダヴィッド・パヴェルカ(後半45分:ドーウジャン・ハスポラト)、アイタッチ・カラ=ユスフ・エルドーアン(後半20分:リカルド・クアレスマ)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半33分:ヨルゲ・フェルナンデス)、マメ・ティアム(後半33分:アヌル・コチ)=ベンガリ・コイタ(後半45分:ジェラード・ガウー)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、メフメット・トパル(後半1分:デンバ・バ)、ポンク、アズィズ・ベヒッヒ(後半1分:ガエル・クリシー)=ギョクハン・インレル、ベルカイ・オズジャン(後半27分:エンゾ・クリヴェリ)=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ(後半27分:アレクサンドゥ・エピュロヌ)、エルジェロ・エリア(後半1分:マフムト・テクデミル)=フレデリック・グルブランドセン



カイセリ・スポルの努力も徒労に終わる(TRT 20. 7.26)

アレキサンダー・ソルロート(TRT) ペレイラ(左)エンヴェル・ジェンク・シャヒン(右)(ソズジュ紙)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグの最終節、第34節で、カイセリ・スポルとのアウェー戦を戦った。この試合を、1:2で失ったカイセリ・スポルは、2部降格が決まった。

 カイセリ市営カディル・ハウ・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルが1:2で制した。後半18分、アウェーのトラブゾン・スポルが、フィリップ・ノヴァクのゴールで0:1と先制した。ホームのカイセリ・スポルは、同41分、エンリケがPKを決め、同点に追いついた。だが、この試合に結果を出したゴールは、同45分、アレキサンダー・ソルロートから生まれた。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を65とし、2位で今季を終えることになった。下位に沈んでいたカイセリ・スポルは、同32のままで、2部降格が決まった。

                  試合経過

 前半18分、トラブゾン・スポルの攻撃で、ペレイラが、右サイドでゴールライン際からゴールエリア内に入れたパスに反応して動いたカンピが、体を倒して放ったヘディングシュートは、転がりながら枠に当たりピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールは、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 同37分、ゾラン・クヴルジッチがセンタリングを入れると、PKポイント地点でいいジャンプを見せたエンリケがヘッドで合わた。だが、GKウーウルジャン・チャクルがパンチングで防いだ。その跳ね返りのボールを、よく詰めていたエンリケが、ウーウルジャン・チャクルと1対1となった位置からシュートを放ったが、ウーウルジャン・チャクルが、今度もゴールを許さなかった。
 同38分、スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、ペレイラが、右サイドからペナルティエリア内へと送ったセンタリングに、ディフェンダーの間でいいジャンプを見せたアレキサンダー・ソルロートがヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKルングが押さえた。そして、前半は。0:0のまま終わったのだった。
 後半5分、ンディアエのバックパスを、そのボールコースに入りカットしたクラヴェッツが、GKと1対1となった位置から放ったシュートは、GKの股間を抜けたが、ゴールライン際で、ヒュセイン・テュルクメンがクリアした。
 同18分、アウェーのトラブゾン・スポルが先制した。アレキサンダー・ソルロートが。ペナルティエリア・ライン上から放った強いシュートは、GKルングの右を抜けようかとしたが、ルングは、パンチングで防ぐことに成功した。だが、GKからの跳ね返りのボールを、よく詰めていたノヴァクが、ダイレクトでシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 同34分、ホセ・ソーサの素晴らしいスルーパスに反応して、ペナルティエリア内でボールを得たアブドゥルカディル・オミュルがセンタリングを入れると、ニアサイドに走り込んできていたアレキサンダー・ソルロートが、ヒールでシュートを試みたが、ボールは、GKルングが押さえただけだった。
 同39分、トラブゾン・スポルのペナルティエリア内で生まれた混戦からのこぼれ球を蹴ろうとしたジェジェを、ヒュセイン・テュルクメンのチェックを受けピッチに倒れた。ジュナイト・チャクル主審は、これを咎めPKを指示した。
 同41分、このPKを、エンリケが蹴ると、ボールは、GKの左を抜けゴールネットに収まった。1:1。
 同43分、キャーミル・アフメット・チフトチの効果的なセンタリングのコースに入ったアレキサンダー・ソルロートがヘディングシュートを試みたが、GKルングがコーナーキックに替えた。
 同ロスタイム5分、スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、ペレイラのパスコースに入ったアレキサンダー・ソルロートが、そのボールに合わせるとゴールが決まった。1:2。そして、試合は、トラブゾン・スポルが、1:2とリードを保ったまま終わった。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ゾラン・クヴルジッチ(後半36分:オメル・ウズン)、ディエゴ・アンジェロ、クリスティアン・サプナル、ヤシル・スバシュ=ブリス・ジャ・ジェジェ、グスタヴォ・カンパニャロ=エンヴェル・ジェンク・シャヒン(後半17分:マリオ・シュトゥム)、ハサン・ヒュセイン・アジャル、ペドロ・エンリケ=アルテム・クラヴェッツ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ヒュセイン・テュルクメン、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ(後半34分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、アブドゥルカディル・パルマク(後半1分:ギレルメ)=アブドゥルカディル・オミュル、ホセ・ソーサ、カレブ・エクバン(後半44分:ビラル・バシャジクオウル)=アレクサンダー・ソルロート



アンタルヤ・スポル 2:2 ガラタサライ(アンタルヤ・スポル公式HP+ガラタサライ公式HP補綴 20. 7.25)

フレディ・クレンベ(左)マルシオ・サラッキ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP) ナズム・サンガレ(左)ユネス・ベランダ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第34s節で、アンタルヤ・スポルが、ホームにガラタサライを迎えた。この試合、優勢に臨んだアンタルヤ・スポルは、前半12分にゴールに近づいた。だが、相手ディフェンスの注意深い応対で、ゴールとはならなかった。同19分、アンタルヤ・スポルが1:0と先制した。ガラタサライの左サイドで生まれたアンタルヤ・スポルの攻撃で、エレン・アルバイラクが、ガラタサライのペナルティエリア内へといいセンタリングを入れた。フレディ・リベイロが、このボールに1回触れただけで、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。1:0。同22分、ガラタサライが、ゴールに迫った。マルセロ・サラッキの素晴らしいセンタリングに、それぞれの位置取りで、ライアン・ドンクとソフィアン・フェグリが、ゴールのチャンスを得た。結果、ソフィアン・フェグリがシュートを放つと、ボールは、転がりながらゴールポストを逸れて外に出て行ってしまったのだった。同37分、ナズム・サンガレが、ペナルティエリアの外からシュートを放ったが、GKオカン・コジュクが、このボールを押さえた。同42分、ガラタサライのペナルティエリアのゴール右斜め前から、ドーウカン・シニクが、ファーサイドの隅を狙い強いシュートを放ったが、GKオカン・コジュクが素晴らしいセーヴィングを見せ、コーナーキックに替えた。そして、前半は、アンタルヤ・スポルが1:0とリードして終えた。

                グスタヴォ・ブランコがケリをつけた

 後半は、アンタルヤ・スポルのキックで始まった。同7分、エレン・アルバイラクが、左サイドで、フレディとワンツーをしたあと、GKオカン・コジュクと1対1となった。そして、エレン・アルバイラクがシュートを放ったが、オカン・コジュクがゴールかと思われたボールを防いだのだった。同13分、アデム・ブユックのパスを受けボールを得たマルセロ・サラッキが、スコアを1:1としたのだった。同19分、アミルトンの手にボールが触れると、PKの決定が下された。同20分、このPKを、ユネス・ベランダが決め、アウェーのガラタサライが、1:2と勝ち越した。同38分、アミルトンが試みたヘディングシュートは、ファーサイドにいたフェドール・クドゥリアショフが、全くフリーでありながら、ボールに触れることができなかった。同41分、アデム・ブユックのセンタリングで、右サイドにいたソフィアン・フェグリにボールを送った。ソフィアン・フェグリは、見事なフェイントをかけながら、ゴールに向かいシュートを放ったが、GKフェルハト・カプランを越えることはできなかった。同ロスタイム2分、ハカンがシュートを放つも、ボールは、GKオカン・コジュクから跳ね返された。その仕上げを、メヴルト・ハンが行ったが、ボールはバーに跳ね返された。だが、攻撃は続き、グスタヴォのヘディングシュートが、スコアを2:2としたのだった。そして、試合は、2:2の同点のまま終わった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリアショフ、エレン・アルバイラク=ビュンヤミン・バルジュ(後半17分:ハカン・オズメット)=ドーウカン・シニク(後半22分:グスタヴォ・ブランコ)、フレディ・クレンベ(後半41分:メヴルト・ハン・エケリック)、ウフク・アクヨル(後半22分:チコ・グランド)、アミルトン=アディス・ヤホヴィッチ
【ガラタサライ】オカン・コジュク=マルティン・リネス、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(後半42分:ユヌス・アクギュン)、ジャン・ミシェル・セリ、ユネス・ベランダ(後半42分:ジミー・ドゥルマズ)、エムレ・アクババ(前半4分:オメル・バイラム)=アデム・ブユック



ブラク・ユルマズ、調印のためにフランスへ向かう(NTV 20. 7.24)

ブラク・ユルマズ(ファナティック紙)  ブラク・ユルマズが、2度目となる海外キャリアをスタートさせようとしている。リールと合意に達しているブラク・ユルマズは、来週、契約に調印するためフランスに向かう。

 ブラク・ユルマズのサッカー人生は、リールで続けられる。年俸の一部と引き換えに、ベシクタシュとの契約を解除したブラク・ユルマズが、リールとの2年契約を結ぶことになった。ブラク・ユルマズは、イスタンブルにやって来たリールのメディカルスタッフによる健康チェックを通過した。トルコ代表選手ブラク・ユルマズは、来週、契約に調印するためフランスに向かう。
 ブラク・ユルマズは、ベシクタシュがゲンチレル・ビルリーイと対戦する試合には出場しない。35歳になっているブラク・ユルマズは、ゼキ・チェリクとユスフ・ヤズジュに次いで、リールのメンバーになる3人目のトルコ人選手となる。

                 ベシクタシュの声明

 ベシクタシュが、ソーシャルメディアを使って出した声明では、「ブラク・ユルマズが、本日の練習前に、セルゲン・ヤルチュン監督、コーチ陣、チームメイトに別れの挨拶を行った。ここまでの活躍に感謝する」と述べている。



アズブイケ、バシャクシェヒル・スポルとの契約に調印(ファナティック紙 20. 7.23)

アズブイケ  バシャクシェヒル・スポルが、昨夏、ピラミッズFCから1年間のレンタルで獲得したアズブイケに関し、その故国ナイジェリアから新鮮なニュースが入ってきた。それによると、バシャクシェヒル・スポルが、23歳のMFアズブイケを完全移籍で獲得する用意に入っているというのだ。

 トルコ・リーグで優勝を遂げたバシャクシェヒル・スポルが、昨夏、ピラミッズFCから1年間のレンタルで獲得したアズブイケに関し、故国ナイジェリアから目新しいニュースが飛び込んできた。それによると、アズブイケを完全移籍で、バシャクシェヒル・スポルは獲得用意に入っているというのだ。
 ナイジェリアからの報道では、アズブイケの買取オプション権を行使しようとしているバシャクシェヒル・スポルは、アズブイケ本人とは、3年契約で合意に達している。その報道では、来週にも、この移籍について公表があると述べている。
 今季、バシャクシェヒル・スポルで31試合に出場したアズブイケは、トルコでは、ここまで、新マラテヤ・スポルとチャイクル・リゼに所属経験を持つ。



今一人、ガラタサライを去り故国へ(イエニ・シャファク紙 20. 7.22)

マリアーノ・フィーリョ(フォトマッチ紙)  ガラタサライのブラジル人選手マリアーノ・フィーリョが、チームとともに行う最後の練習に出た。ガラタサライの発表したところによると、フロリャ・メティン・オクタイ・グランドで行われた練習後、マリアーノ・フィーリョは、ファーティフ・テリム監督、コーチ陣、チームメイトに、別れの挨拶を行った。

 ガラタサライのブラジル人選手マリアーノ・フィーリョが、練習後、チームメイト、及びコーチ陣に別れの挨拶をした。クラブ側が行った発表では、「ガラタサライでの最後の練習に出たブラジル人選手マリアーノ・フィーリョが、練習後、チームメイトやコーチ陣に別れの挨拶を行った。彼の活躍に感謝するとともに、今後の活躍を祈る」となっている。
 マリアーノ・フィーリョは、ガラタサライで105試合に出場して、2ゴールを記録している。マリアーノ・フィーリョは、ガラタサライで、2回のトルコ・リーグの制覇、1回のトルコ杯の獲得、1回のスーパーカップの制覇を経験している。ファーティフ・テリム監督も、特別の言葉を述べ、チームメイトは拍手で送りだした。



トラブゾン・スポル、ヒュセイン・チムシル監督辞任(ハベル・テュルク紙 20. 7.21)

ヒュセイン・チムシル監督(フォトマッチ紙)  トラブゾン・スポルは、ヒュセイン・チムシル監督が辞任したことを公表した。トラブゾン・スポルが明らかにしたところによると、「本クラブは、ヒュセイン・チムシル氏との間に交わした、2020年1月20日〜2021年5月31日間の監督としての契約を、相互の了解のもと解除した。なお、同氏に対しては、解除によるいかなる保障金は発生しない」となっている。

                 来季は、アヴジュかショタで

 消息筋によると、トラブゾン・スポルでは、来季に向けて、新監督として、アブドラハ・アヴジュかショタ・アルヴェラージェといった名前が浮かんでいるが、その交渉は、トルコ杯決勝戦後、スピードを増すものと思われる。
 ヒュセイン・チムシル監督は、トラブゾン・スポルの監督として、トルコ・リーグ16試合、トルコ杯6試合、計22試合に指揮を執ったが、問題の成績は、13勝6分け3敗で、1試合平均勝ち点1.88を得たというものだった。



トルコ・リーグ2019−20シーズンのチャンピオンは、バシャクシェヒル・スポル(NTV改 20. 7.20)

マフムト・テクデミル(右)を讃えるエディン・ヴィスチャ(左)(TRT) エンゾ・クリヴェリ(左)ベン・リエンストラ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第33節で、コンヤ・スポルを1:0でくだしたバシャクシェヒル・スポルが、2019‐20シーズンを1節残して、優勝を決めた。

                 初めて、直でチャンピオンズリーグ参戦

 バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、バシャクシェヒル・スポルを優勝に導いたゴールは、前半19分にマフムト・テクデミルがあげた。エルジェロ・エリアからのパスを、PKポイントの手前で得たマフムト・テクデミルがシュートを放つと、ディフェンスに入っていたクリスティアン・サプナルに当たり、ボールがゴールインしたのだった。同33分、カイセリ・スポルのペナルティエリア内で生まれた混戦で、バシャクシェヒル・スポルの選手が、クリスティアン・サプナルが、ボールに手で触れたと主張し、PKを求めた。ピッチサイドにあるヴィデオ判定システムに確認に向かったアリ・シャンサラン主審は、その主張を認め、PKを指示した。だが、同36分、エディン・ヴィスチャが蹴ったボールは、GKルングの右を抜けようかというものだったが、ルングは、それを防ぎ、ゴールを許さなかった。
 この試合の結果、バシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグで勝ち点を69集めたのに対し、トラブゾン・スポルは、同62で2位となった。バシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグをあと1節残す中で、史上初めてトルコ・リーグを制覇することになった。なお、この試合中、電源が切れることがあり、試合は、途中で中断するということがあった。そのため、バシャクシェヒル・スポルは、トラブゾン・スポルがコンヤ・スポルに4:3で負けたということが、試合中に判り、優勝が決まったのだった。

                 トルコ・リーグ第6代チャンピオン

バシャクシェヒル・スポルは、カイセリ・スポルをくだし、トルコ・リーグ第6代チャンピオンとして、その名を、トルコ・サッカー史に刻んだ。ここまでの61シーズンを振り返ってみると、異なった5つのクラブが、優勝の喜びを経験した。ベシクタシュ、フェネルバフチェ、ガラタサライ、トラブゾン・スポル、ブルサ・スポルが、優勝に手が届いたクラブだった。バシャクシェヒル・スポルは、その6番目のクラブとして、大きな栄誉を手にしたのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=エディン・ヴィスチャ(後半39分:ベルカイ・オズジャン)、マフムト・テクデミル(後半44分:ロビーニョ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半43分:ギョクハン・インレル)、エルジェロ・エリア(後半11分:ダニエル・アレクシッチ)=エンゾ・クリヴェリ(後半39分:メフメット・トパル)、デンバ・バ
【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ミゲル・ロペス、ベン・リエンストラ、クリスティアン・サプナル、ヤシル・スバシュ(後半37分:マリオ・シュトゥム)=ブリス・ジャ・ジェジェ、グスタヴォ・カンパニャロ=ハサン・ヒュセイン・アジャル、アクセル・アクタシュ(後半14分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)、ペドロ・エンリケ=アルテム・クラヴェッツ



ガラタサライ vs ギョズテペ(ベイン・スポル+ガラタサライ公式HP補綴 20. 7.19)

マルセロ・サラッキ(ガラタサライ公式HP) アトゥンチ・ヌカン、エムレ・アクババ、アンドレ・ポコ(左から)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第33節で、ガラタサライとギョズテペが対戦した。コロナ騒動で中断後では、最少の勝ち点しか得られていない両者の対戦で、笑ったのは3:1のスコアで制したガラタサライの方だった。この結果、ガラタサライは、9試合ぶりに勝利を得ることになった。逆に、ギョズテペの勝利は8試合遠のくことになった。

 テュルク・テルコム・アリ−ナで行われたこの試合の前半22分、アルパスラン・オズテュルクのバックパスを、GKベトが大きく蹴ろうとしたボールをかっさらったアデム・ブユックがゴールを決めた。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けたコライ・ゲンチェルレル主審は、アデム・ブユックがベトに対してファウルを行っていたとして、ゴールを取り消した。そして、前半は、0:0のまま終わった。
 後半5分、ガラタサライは、PKのチャンスを逸してしまった。最初のキックでは、アデム・ブユックが蹴り、ギョズテペのGKベトが、これを防いだ。コライ・ゲンチェルレル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKのやり直しを命じた。2回目のキックは、ユネス・ベランダが蹴ったが、今度は、バーの上に蹴りだしてしまったのだった。
 同15分、ガラタサライは、マルセロ・サラッキのゴールで、1:0と先制した。ジャン・ミッシェル・セリが、左サイドから内へとセンタリングを入れると、アトゥンチ・ヌカンが、ペナルティエリアの外へクリアしたが、ボールの落ちどころで待ち構えていたマルセロ・サラッキが、左足のアウトサイドで見事なシュートを放つと、ギョズテペのゴールネットが揺れたのだった。1:0。同23分、ズラトゥコ・トリピチのセンタリングを、アンドレ・カストロがモッソーロに落とした。そして、ボールを、ステファノ・ナポレオニに出すと、ステファノ・ナポレオニがゴールを決めた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、コライ・ゲンチェルレル主審は、ゴールの前にファウルがあったとして、ゴールを認定しなかった。同32分、ギョズテペが、ステファノ・ナポレオニのゴールで、スコアを1:1とした。ガラタサライの右サイドから、ムラトがカーヴをかけたセンタリングを入れると、それに、ステファノ・ナポレオニがヘッドで合わせると、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。だが、同36分、エムレ・アクババの蹴った見事なフリーキックが、直接ゴールを捉え、ガラタサライが2:1と勝ち越した。この試合の最後の得点は、同ロスタイム7分、ユヌス・アクギュンが決めた。ジャン・ミッシェル・セリが、タイラン・アンタルヤルに出したパスから始まったカウンター攻撃で、タイラン・アンタルヤルが、絶好の位置いたユヌス・アクギュンにお膳立てをするパスを出すと、この試合のスコアを決するゴールが生まれたのだった。3:1。ガラタサライの若きスター選手ユヌス・アクギュンは、このようにしてトルコ・リーグでの初得点をギョズテペ戦で記録することになった。この結果、ガラタサライは勝ち点を55に伸ばしたのに対し、ギョズテペは同39に留まったままだ。

【ガラタサライ】オカン・コジュク=マリアーノ・フィーリョ(後半45分:マルティン・リネス)、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ=ユネス・ベランダ、ジャン・ミシェル・セリ=ソフィアン・フェグリ(後半44分:タイラン・アンタルヤル)、エムレ・アクババ(後半ロスタイム5分:ユヌス・アクギュン)、オメル・バイラム(後半44分:ジミー・ドゥルマズ)=アデム・ブユック(後半ロスタイム3分:アフメット・チャルク)
【ギョズテペ】ベト=ムラト・ポルリ、アルパスラン・オズテュルク(後半41分:セルソ・ボルゲス)、アトゥンチ・ヌカン、ベルカン・エミル=アンドレ・ポコ(後半17分:アンドレ・カストロ)、ソネル・アイドードゥ=ハリル・アクブナル、マルシオ・モッソーロ(後半31分:ケレム・アクタン・ケスギン)、ズラトゥコ・トリピチ=ステファノ・ナポレオニ



トラブゾン・スポル、エフェジャン・カラジャを求める(ミリエット紙 20. 7.18)

エフェジャン・カラジャ  トラブゾン・スポルが、移籍解禁期間に獲得しようとして果たせなかった、アランヤ・スポルのトルコ代表選手エフェジャン・カラジャを、再度、獲得のために動いている。高い移籍金で売れることが予想されるアブドゥルカディル・オミュルに替わる右サイドの選手として、エフェジャン・カラジャを考えているのだ。

 トルコ・リーグで、今季、強い印象を与えたクラブの1つであるアランヤ・スポルのキーとなる選手エフェジャン・カラジャを、トラブゾン・スポルが、またしても俎上に上げている。トラブゾン・スポルは、移籍解禁期間に獲得しようとしたアランヤ・スポルの30歳になっているエフェジャン・カラジャを、そのときは思いを果たせなかった。
 得られた情報によると、今から来季に向けてチーム作りに動いているトラブゾン・スポルが、再び、エフェジャン・カラジャ獲得に動いているのだ。トルコ代表に入っており、攻撃的MFの右サイドを担うエフェジャン・カラジャの代理人を通じて、アランヤ・スポルとの交渉に入っている。

                 契約は2022年まで

 アランヤ・スポルとの契約が2022年まであるエフェジャン・カラジャを獲得することで、今夏にも高い移籍金でヨーロッパのクラブに売ることが考えられているアブドゥルカディル・オミュルの抜けた穴を埋めることが考えられている。エフェジャン・カラジャは、このオファーに熱視線を向けているが、両者がフラットな立ち位置で交渉に入った場合、その立場を明確にするものと考えられている。2013年にアランヤ・スポル入りして、2部から1部への昇格にも立ち会ったエフェジャン・カラジャは、今季、38試合に出場して1ゴール7アシストを記録している。



サドゥク・チフトプナルを、古巣が求めている(フォトマッチ紙 20. 7.17)

サドゥク・チフトプナル(フォトマッチ紙)  2019年1月、フェネルバフチェに移籍してきたが、故障のため、長期にわたり出場の機会のなかったサドゥク・チフトプナルに、注目のオファーが入った。

 重い故障のため、今季を、早々に閉じてしまったサドゥク・チフトプナルにオファーが舞い込んで来た。古巣の新マラテヤ・スポルが獲得を考えているというのだ。フェネルバフチェのフロントは、サドゥク・チフトプナルに関する決定は、新たな監督に預けると明らかにしている。一方、新マラテヤ・スポルの方は、1部に残ろうが残るまいが、取りたいことには変わりはない。フェネルバフチェに、2019年1月の加入したサドゥク・チフトプナルは、ここまで19試合に出て、2ゴールを決めている。27歳になっているサドゥク・チフトプナルは、ガラタサライの下部組織に籍を置いたこともある。



ガラタサライ、オマル・エラブデラウィと合意(TRT 20. 7.16)

オマル・エラブデラウィ  ガラタサライは、補強活動の日々を過ごしている。オリンピアコスのオマル・エラブデラウィと合意に達したのだ。

 契約が満了するマリアーノ・フィーリョの替わりを探しているガラタサライが、ノルウェー人選手オマル・エラブデラウィとの契約に調印した。パスを自身で持つオマル・エラブデラウィは、年俸として150万EUROを受け取ることが明らかになっているが、正式な調印は、シーズンが終わってから行われることになるということだ。オリンピアコスでは、169試合に出場したオマル・エラブデラウィは、11ゴール16アシストを記録し、44回のノルウェー人代表としての出場経験を持つ。



ハタイ・スポルで、イスマイル・キョイバシュの声(タクヴィム紙 20. 7.15)

イスマイル・キョイバシュ(ファナティック紙)  トルコ・リーグへの新昇格を決めたハタイ・スポルが、かつてフェネルバフチェに所属して、現在は、スペインのグラナダで、あまり出場の機会を得ていないイスマイル・キョイバシュを、その補強レーダーにかけている。

 スペインのグラナダに所属していて、そのグラナダとの契約が満了したイスマイル・キョイバシュが、ハタイ・スポルの補強レーダーに引っかかってきている。トルコ・リーグ2部で、残り1試合を残して、優勝を遂げ、1部への昇格を決めたハタイ・スポルが、新シーズンに向けての補強活動を始めている。その補強リストに上がっている1人に、ハタイ出身で、スペインのグラナダとの契約が満了したイスマイル・キョイバシュだということが明らかになっている。そのサッカー人生で、ガジアンテップ・スポル、ベシクタシュ、フェネルバフチェでプレーしたことのあるイスマイル・キョイバシュは、2019年8月に、グラナダと1+1年の契約に署名したのだった。



デニズリ・スポル 2:1 トラブゾン・スポル(NTV+TRT補綴 20. 7.14)

デニズリ・スポル、歓喜(ファナティック紙) アレキサンダー・ソルロート(左)ムスタファ・ユムル(右)(ヒュリエット紙)  バシャクシェヒル・スポルが、コンヤ・スポルとのアウェー戦で、勝ち点を失った節に、デニズリ・スポルとのアウェー戦を戦ったトラブゾン・スポルは2:1で敗れてしまった。アンカラ・グジュ戦とアンタルヤ・スポル戦で失望を誘ったトラブゾン・スポルは、またしてもチャンスを逸してしまった。

 トルコ・リーグへの残留を狙うデニズリ・スポルと、優勝を狙うトラブゾン・スポルとの試合は、ホームのデニズリ・スポルが、優勢に試合を始めた。前半8分、レジェプ・ニヤーズのパスでボールを得たイスマイル・アイサティが、遠目から枠を狙った強いシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルが、これを防ぎ、コーナーキックに替わった。同14分、トラブゾン・スポルがゴールを決めた。アブドゥルカディル・オミュルの素晴らしいパスを受けたエクバンが、同じくらい見事なシュートを放つと、デニズリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードして終えたが、後半は、デニズリ・スポルのゴールで始まった。後半1分、ゼキ・ヤウルが、右サイドからフリーキックを蹴り、ハディ・サッコがニアサイドでヘッドで合わせると、ボールが、左サイドバーの傍らからゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 このゴールのあと、トラブゾン・スポルは、プレーに重きを置くようにと努めていたが、同29分にはアレキサンダー・ソルロートが、その1分後には、ダ・コスタがゴールにとっても近づいた。まず、アレキサンダー・ソルロートのシュートは、バーに嫌われピッチに跳ね返ったが、ダ・コスタのシュートは、ゼキ・ヤウルがゴールライン際からクリアしたのだった。
 同40分、エストゥピナンのゴールが生まれた。オルジャイ・シャハンのアシストを受け、ボールを持ちペナルティエリアの右側に入ったエストゥピナンが、GKウーウルジャン・チャクルの傍らを抜けるゴールを決めたのだった。ダ・コスタが放ったシュートが、同44分にバーに嫌われたが、ロスタイムが7分もあった試合だったが、終盤には他のゴールは生まれることはなく、試合は、デニズリ・スポルが2:1で制したのだった。
 デニズリ・スポルは、この結果、勝ち点を35とし、降格圏からは勝ち点で3上回ることになった。バシャクシェヒル・スポルがコンヤ・スポルに負けた節で、そのバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を詰める好機を活かせなかったトラブゾン・スポルは、同62に留まり、トルコ・リーグ残り2節となったところでの好機を逸してしまった。また、トラブゾン・スポルは、この試合でイエローカードをもらったホセ・ソーサ主将が、出場停止となってしまった。次節のコンヤ・スポル戦には出場できないことになった。

【デニズリ・スポル】ヒュセイン・アルトゥンタシュ=ゼキ・ヤウル、オウズ・ユルマズ、ムスタファ・ユムル、ザカリャ・ベルクディッヒ=イサク・サーキー、ラダスロウ・ムラウスキ(後半1分:オジェニ・オナズィ)=ハディ・サッコ(後半33分:オルジャイ・シャハン)、レジェプ・ニヤズ(後半28分:オズギュル・チェク)、イスマイル・アイサティ(後半ロスタイム2分:マルク・キボング・ンバンバ)=フーゴ・ロダレガ(後半28分:オスカー・エストゥピナン)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ(後半37分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、マジド・ホセイニ、マヌエル・ダ・コスタ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ(後半24分:バドゥ・ンディアエ、)、アブドゥルカディル・パルマク(後半42分:コライ・クルンチ)=アブドゥルカディル・オミュル(後半37分:ギレルメ)、カレブ・エクバン、アンソニー・ンワケメ=アレクサンダー・ソルロート



フェネルバフチェ 1:2 シワス・スポル(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 20. 7.13)

エムレ・クルンチ(シワス・スポル公式HP) ウーウル・チフトチ(左)デニズ・トゥルチ(右)(シワス・スポル公式HP)  ヨーロッパのカップ戦への出場権獲得を追い求めているフェネルバフチェが、同じ思いでいるシワス・スポルに対し、牙を向けることができなかった。シワス・スポルが、カドゥキョイで1:2で勝ったのだった。

 トルコ・リーグで勝ち点50を得ているフェネルバフチェが、同54のシワス・スポルをホームに迎えた。ヨーロッパのカップ戦への出場権獲得を考える両者の対戦は、シワス・スポルが1:2で制した。フェネルバフチェが、優勢に試合を始めたが、先制したのはシワス・スポルの方だった。オザン・トゥファンのチェックを受けたエムレ・クルンチが、前半7分、ペナルティエリア内でピッチに倒れた。それを咎めたアリ・パラブユク主審はPKを指示したのだった。このPKをコーネが決め、シワス・スポルが0:1と先制したのだった。
 このゴールのあと、同点に追いつこうとプレッシャーをかけていったフェネルバフチェが、求めていたものを、同27分、デニズ・トゥルチが決め、スコアを1:1とした。ディフェンスのファレッテからのロングパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取り、GKサマッサより前に、胸トラップでボールを落とし、ペナルティエリアのゴール左斜め前の狭い角度からのシュートが決まったのだった。この試合、最も活躍した選手の1人エムレ・クルンチが、同44分、表舞台に上がった。GKサマッサがロングキックをすると、フェネルバフチェ陣内中ほどで、ヤタバレがボールを浮かしたのに反応してディフェンスの裏を取ったエムレ・クルンチが、GKと1対1となりシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。1:2。
 前半を、リードして終えたシワス・スポルは、後半、コーネによる絶好機を活かせなかったが、一方のフェネルバフチェは、同17分、39歳になっているエムレ・ベレズオウルが、若いオメル・フルカンに替わりピッチに入った。だが、両者の努力も結果に繋がらず、シワス・スポルが、1:2で勝利を得たのだった。
 この結果、3試合続いていた負けない記録が終わったフェネルバフチェは、勝ち点は50に留まった。シワス・スポルは、同57になり、ヨーロッパのカップ戦への出場権獲得が、かなり高まったのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナビル・ディラル、オザン・トゥファン、シモン・ファレッテ(後半39分:トルガ・ジエルジ)、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガイ・アルスラン(後半18分:ガリー・ロドリゲス)、ルイス・グスタボ=デニズ・トゥルチ(後半43分:アラヒャル・サヤードマネシュ)、オメル・ファルク・ベヤズ(後半17分:エムレ・ベレズオウル)、フェルディ・カドゥオウル=ヴェダト・ムリキ
【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアノ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=クラウデミル(前半36分:ファーティフ・アクソイ)、イサク・コフィ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半36分:エルドーアン・イエシルユルト)=ムスタファ・ヤタバレ(後半38分:ハカン・アルスラン)、アルナ・コーネ、エムレ・クルンチ



ギョズテペ 1:3 ゲンチレル・ビルリーイ(ミリエット紙 20. 7.12)

ソネル・ディクメン(左)ザーゴ・トゥーレ(右)(ヒュリエット紙) ジョヴァンニ・シオ(TRT)  トルコ・リーグ第32節、ギョズテペは、ホームにゲンチレル・ビルリーイを迎えた。試合は、ゲンチレル・ビルリーイが1:3で制した。なお、この試合で、ゲンチレル・ビルリーイのゴールゲッターであるズタンクが、自身のキャリアでの記録を塗り替えた。

 ゲンチレル・ビルリーイのゴールは、前半33分にシオ、同ロスタイム3分にズタンク、後半30分にPKをセセニョンが決めた。ギョズテペのゴールは、後半45分にアルパスラン・オズテュルクが決めたものだった。ギョズテペとの前半戦での試合で、2ゴールを記録したボグダン・スタンクが、1シーズンに、初めて14ゴールを記録するという記念すべきゴールだった。この結果、ゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点36で12位に、ギョズテペは、同39で9位に留まった。

                 ギョズテペは6試合勝てていない

 トルコ・リーグで6試合勝つことができていないギョズテペは9位に下がり、勝ち点も39に留まったままだ。直近の勝利と言えば、中断期間前の第12節の延期された試合で、チャイクル・リゼ相手に0:2というスコアでだったギョズテペは、その後の6試合では勝利を手にしていないということだ。

                 試合経過

 前半4分、ヤルチュン・カヤンの右サイドからのセンタリングに、ペナルティエリアにいたキャーミル・ヴィルツェックがヘッドで合わせたが、ボールは、GKエルタチが押さえただけだった。
 同28分、ムラト・ポルリが、右サイドから入れたセンタリングに、ゴールライン際から、キャーミル・ヴィルツェックが、それに合わせてシュートを試みたが、GKエルタチがコーナーキックに替えた。
 同33分、ゲンチレル・ビルリーイが先制した。ズタンクからのパスを、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で得たシオがシュートを放つと、GKギョクトゥーの手からこぼれゴールインしたのだった。0:1。
 同41分、右サイドからカストロがセンタリングを入れると、ファーサイドにいたヤルチュン・カヤンがヘッドでゴールを狙ったが、GKエルタチがこれを防いだ。
 同ロスタイム3分、右サイドからダニエル・カンデアが入れたセンタリングに、ペナルティエリア内にいたズタンクがヘッドで合わせると、ギョズテペのゴールネットが揺れたのだった。0:2。そして、前半は、ゲンチレル・ビルリーイがリードを奪ったまま終わった。
 後半16分、ゴール右斜め前でボールを得たナポレオーニの放ったシュートは、GKエルタチがキャッチした。
 同28分、スピードに乗ったゲンチレル・ビルリーイの攻撃で、ペナルティエリア内で起こったアルパスラン・オズテュルクとズタンクの争いのなか、ズタンクがピッチに倒れると、それを咎めたメテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。同30分、このPKを、セセニョンが決めたのだった。0:3。
 同45分、ベルカン・エミルが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたアルパスラン・オズテュルクが、それに合わせてシュートを放つと、ゴールが決まった。1:3。そして、この試合は、ゲンチレル・ビルリーイが1:3の優位を保ったまま終わったのだった。

【ギョズテペ】ギョクトゥー・バクルバシュ=ムラト・ポルリ(後半24分:ラミーヌ・ガッサマ)、アトゥンチ・ヌカン、アルパスラン・オズテュルク、ベルカン・エミル=アンドレ・ポコ(後半38分:セルソ・ボルゲス)、ソネル・アイドードゥ=ヤルチュン・カヤン(後半1分:ステファノ・ナポレオニ)、アンドレ・カストロ(後半13分:モッソーロ)、ズラトゥコ・トリピチ(後半38分:ケレム・アクタン・ケスギン)=キャーミル・ヴィルツェック
【ゲンチレル・ビルリーイ】エルタチ・オズビル=エルデム・オズゲンチ(後半42分:アフメット・オウズ)、フラヴィオ・ラモス、ザルゴ・トゥーレ、ピエール・イヴ・ポロマ=ベラト・オズデミル=ジョヴァンニ・シオ(後半19分:マッツ・セウンティエス)、ソネル・ディクメン、ダニエル・カンデア(後半42分:ラーメットゥラー・ベリシュベク)、セファ・ユルマズ(前半16分:ステファン・セセニョン)=ボグダン・スタンク(後半43分:イルケル・カラカシュ)



ベシクタシュ、セルゲン・ヤルチュン監督の新マラテヤ・スポル戦のプランが明らかになる(ファナティック紙 20. 7.11)

セルゲン・ヤルチュン監督(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第32節で、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦に向かうベシクタシュでは、故障者が頭を抱えさせている。ブラク・ユルマズ、ギョクハン・ギョヌル、アッティバ・ハッティンソン、アデム・リャイッチ、ウムト・ナイルが、この試合に出場できない。FWにケヴィン・プリンス・ボータングを起用するつもりのセルゲン・ヤルチュン監督は、故障から復帰したジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥを、先発メンバーとして起用することになろう。

 ベシクタシュが、故障者で困っている。この月曜日に、新マラテヤ・スポルとアウェーで重要な一戦に臨むベシクタシュは、ブラク・ユルマズ、ギョクハン・ギョヌル、アデム・リャイッチ、ウムト・ナイル、それに、出場停止のアッティバ・ハッティンソンが出場できない。これらの選手を欠いたなか、手持ちの選手で、最もいい先発メンバーを作り上げたい同監督は、ケヴィン・プリンス・ボータングをFWに起用することを考えている。カスムパシャ戦では投入されてから、チームを活性化させ、決めたゴールが同点弾となり、攻撃面ではかなりの影響力を見せていたガーナ人選手ケヴィン・プリンス・ボータングは、新マラテヤ・スポル戦ではゴールをこじあける武器となることだろう。

                 イェレマイン・レンスを右サイドバックに、ネジプ・ウイサルは中盤に

 カスムパシャ戦で、ギョクハン・ギョヌルが傷んだあと、替わって右サイドバックに入り、ベシクタシュで最も活躍した選手の1人になったイェレマイン・レンスは、新マラテヤ・スポルでも右サイドバックに起用されるだろう。アッティバ・ハッティンソンがいない穴は、ネジプ・ウイサルが埋めることになる。フェネルバフチェとのダービーマッチを前に、マラテヤから勝ち点3を持って帰りたい同監督は、攻撃力の高い顔ぶれで結果を出したいと考えている。モハメッド・エルネニとネジプ・ウイサルという2人をボランチに使うつもりの同監督は、この2人の前に、タイラー・ボイド、アブドゥライ・ディアビ、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥの3人を置く。カスムパシャ戦では、終盤に放ったゴールで、勝ち点3をもたらしたとはいえ、試合を通じては、期待以下のプレーを見せていたギュヴェン・ヤルチュンは、新マラテヤ・スポル戦では控えに回ることになろう。



ベシクタシュ 3:2 カスムパシャ(NTV+ファナティック紙補綴 20. 7.10)

ギュヴェン・ヤルチュン(ベシクタシュ公式HP) アッティバ・ハッティンソン(左)アイタッチ・カラ(右)(ファナティック紙)  直近の試合で、カイセリ・スポルに敗れたベシクタシュが、シワス・スポル、ガラタサライ、フェネルバフチェが勝ち点を失った節で、ホームで、カスムパシャを、後半45分にあげたゴールで撃破した。最後は、3:2で制し、勝利を手にしたのだった。

 トルコ・リーグ第31節最終試合が、ヴォーダフォン・パルクで行われた。ベシクタシュが、ホームにカスムパシャを迎えた試合で5ゴールが生まれたが、勝ったのはベシクタシュだった。
 ドルマバフチェでゴールの幕は、試合早々に切って落とされた。左サイドでボールを得たジャネル・エルキンが、ファーサイドに向けてグランダーの速いセンタリングを入れた。自身を消したかのようなタイラー・ボイドが、カスムパシャのGKラマザン・キョシェを通り過ぎるボールを蹴り込み、カスムパシャのゴールネットを揺らし、1:0と先制した。アウェー戦で、1:0とリードを許したカスムパシャは、相次いでゴールを決め逆転した。同21分にスコアを1:1としたのは、コイタだった。ティルパンの素晴らしいパスを受けボールを得たティアムが、コイタにゴールのお膳立てをした。ティアムは、ヘッドによるパスで、全くフリーになっていたコイタに渡すと、そのコイタが、狙い澄ましたシュートを放ち、それが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。コイタは、これで、今季、トルコ・リーグで9点目となった。コイタは、同29分には、カスムパシャが1:2と逆転となるゴールを決めた。ハジュラディノヴィッチのパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たコイタの放ったシュートは、ニアのポストからベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。カスムパシャは、前半を1:2とリードして終えたが、同11分にはブラク・ユルマズが、同37分にはギョクハン・ギョヌルが、故障で交替を余儀なくされてしまった。
 先制しながら逆転を許してしまったベシクタシュは、後半、前からプレッシャーをかけて臨んでいった。ギョクハン・ギョヌルに替わって入ったケヴィン・プリンス・ボータングが、イェレマイン・レンスのアシスト受けて、同4分にゴールを決め、スコアを2:2とした。

                 ベシクタシュ、後半45分に笑う

 ずっと、相手ゴールに迫り、3点目を模索したベシクタシュが、同45分に笑顔を見せた。ヴィクトール・ルイスのペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、ギュヴェン・ヤルチュンがヘッドで合わせると、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。そして、ベシクタシュが、3:2で、この試合を制したのだった。
 ベシクタシュは、シワス・スポル、ガラタサライ、フェネルバフチェが勝ち点を失った節で、カスムパシャをくだし、チャンスを逃さなかった。そして、勝ち点を53に伸ばし4位に上がった。一方のカスムパシャは、同36に留まった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ギョクハン・ギョヌル(前半37分:ケヴィン・プリンス・ボータング)、エンゾ・ロコ、ヴィクトール・ルイス、ジャネル・エルキン=モハメッド・エルネニ=イェレマイン・レンス、アッティバ・ハッティンソン(後半35分:ネジプ・ウイサル)、アブドゥライ・ディアビ、タイラー・ボイド=ブラク・ユルマズ(前半11分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ミカエル・ティルパン(後半ロスタイム2分:アヌル・コチ)、ヤシネ・メリアー、ヨルゲ・フェルナンデス、ウッサマ・ハダディ=アイタッチ・カラ、ダヴィッド・パヴェルカ(後半22分:デューメルチ・エンドンガラ)=リカルド・クアレスマ(後半22分:タルカン・セルベスト)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半33分:ロレット・サディク)、マメ・ティアム=ベンガリ・コイタ(後半1分:ユスフ・エルドーアン)



シワス・スポル 0:1 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 20. 7. 9)

クアフリイエ・アクア(中)を讃えるウムト・ブルト(左)とイッサーム・チェバケ(右)(TRT) ウーウル・チフトチ(左)ロビン・ヤルチュン(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、降格圏争いをしている新マラテヤ・スポルが、優勝争いをしているシワス・スポルを、アフリイエ・アクアが、ペナルティエリアの外から放った素晴らしいゴールで1:0で勝ち、黄金の如き勝ち点3を手に入れた。

 新9月4日スタジアムで、前半20分、ウムト・ブルトが、右サイドからペナルティエリア内へと送ったボールをコントロールしたロビン・ヤルチュンが、至近距離から放ったシュートは、辛うじてコントロールしたGKサマッサがゴールを許さなかった。同41分、エムレ・クルンチがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半23分、アフリイエ・アクアが、誰もが思いもしなかった瞬間、ペナルティエリアの外から見事なゴールを決め、新マラテヤ・スポルが0:1と先制した。試合の終盤に入り、プレッシャーを高めていったシワス・スポルは、同36分、コーネにより同点にとっても近づいた。メルト・ハカン・ヤンダシュが蹴ったフリーキックに対し、ファーサイドでいいジャンプを見せたコーネが、ヘッドで合わせると、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。ペナルティエリア内で生じた混戦のなか、新マラテヤ・スポルのディフェンダーが、この危険なゾーンから大きく蹴り出すことに成功したのだった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、新マラテヤ・スポルが、難しいシワス・スポルとのアウェー戦で、勝ち点3を手に入れたのだった。ここ4試合で、勝利のないシワス・スポルは、勝ち点54に留まったのに対し、新マラテヤ・スポルは、同32となり、息を吹き返した。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=マルセロ・ジョアノ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ(後半30分:ペタル・スクレティッチ)=ファーティフ・アクソイ(後半1分:アルナ・コーネ)、イサク・コフィ(後半38分:アルミン・ジェレク)=エムレ・クルンチ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、エルドーアン・イエシルユルト(後半15分:アンドラ―デ・フェルナンド)=ムスタファ・ヤタバレ(後半38分:ヤシン・オズテキン)
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=ロビン・ヤルチュン(後半45分:ヴィザル・エルン・キャルタンソン)、アルトゥール・ミナ、テーナゲ・ハデベ、イッサーム・チェバケ=ムラト・ユルドゥルム(後半45分:モリケ・フォファナ)、アフリイエ・アクア、ミッチェル・ドナルド(後半18分:レミ・ワルター)=ギョクハン・トーレ(後半32分:イーイトハン・ギュヴェリ)、カリム・ハフェズ=ウムト・ブルト



バシャクシェヒル・スポル 2:0 デニズリ・スポル(ヒュリエット紙+アクシャム紙補綴 20. 7. 8)

クリヴェリ(中)を讃える(ファナティック紙) デンバ・バ(上)ザカリャ・ベルクディッヒ(下)(ソズジュ紙)  トルコ・リーグ第31節で、バシャクシェヒル・スポルが、ホームで、デニズリ・スポルを、エンゾ・クリヴェリのゴールと、エディン・ヴィスチャのPKによるゴールで、2:0でくだし首位を守った。

 トルコ・リーグ第31節で、優勝争いをしている首位のバシャクシェヒル・スポルと、下位からの脱出を望むデニズリ・スポルが対峙した。前半は、両者ゴールを生むことなく過ぎた試合、バシャクシェヒル・スポルが、後半20分のエンゾ・クリヴェリのゴール、及び、同33分のエディン・ヴィスチャのPKによるゴールで、2:0で勝利を手にした。この結果、バシャクシェヒル・スポルは勝ち点を66に伸ばし首位を守るとともに、試合数が多い中だが、追走するトラブゾン・スポルに勝ち点差を5に拡げた。

                 試合経過

 前半9分、カイチャラが、右サイドからファーサイドに向け入れたきれいなセンタリングに、クリヴェリが触れることができなかった。
 同12分、左サイドから、イルファン・ジャン・カフヴェジがセンタリングを入れると、いい位置取りをしていたクリヴェリだったが、思うようにヘディングシュートを打てず、ボールは、枠を捉えることができす外に出て行ってしまった。バシャクシェヒル・スポルは、いい始まり方をしたが、好機を捉えるのに苦しんでいた。
 同16分、右サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだカイチャラのパスを、ニアサイドでボールを得たクリヴェリだったが、そのシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。バシャクシェヒル・スポルのプレーは、このようにデニズリ・スポルのゴールを脅かしていたのだった。
 同25分、イルファン・ジャン・カフヴェジのパスに反応して、左サイドで動き出したカイチャラが、内へとボールを入れようとした。だが、ボールは、相手ディフェンスに当たりこぼれたところ、今度は自身に当たり外に出て行ってしまった。
 同37分、アレクシッチが、ペナルティエリア内へ向けフリーキックを蹴ると、デンバ・バが、ニアサイドでボールを落とした。だが、ボールが落ちたところには、誰もいなかった。
 同38分、バシャクシェヒル・スポルがPKを期待した。GKトルガハンに向けたバックパスに、間に、デンバ・バが入りカットに行った。セネガル人選手デンバ・バは、思うようにボールをコントロールできず、その直後、ピッチに倒れ込み、PKの裁定を待った。だが、主審は、試合の続行を命じただけだった。
 同44分、ガエル・クリシーが、左サイドからファーサイドに向けて入れたセンタリングに対し、アレクシッチが触れる前に、ムスタファ・ユムルがヘッドに当て、大きくクリアしてしまった。デニズリ・スポルは、この時間帯は、うまくゴール前を閉じていた。
 後半7分、デニズリ・スポルが、相次ぐ絶好期を逸し続けた。ロダレガが、ワンツーを使いペナルティエリア内へと入った。GKと1対1となったが、メルト・ギュノクが、これを防いだ。だが、デニズリ・スポルの攻撃は続き、再び、ロダレガにチャンスを巡ってきたが、結果には繋がらなかった。
 同20分、バシャクシェヒル・スポルゴールを決めた。コーナーキックに対し、いいジャンプを見せたエンゾ・クリヴェリが、ヘッドにフィットさせると、デニズリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 同33分、スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、クリヴェリがセンタリングを入れると、ボールが、ムスタファ・ユムルの手に当たった。主審は、その位置を、ペナルティエリアの外だったと、フリーキックの決定を下した。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、アブドゥルカディル・ビティゲン主審はPKの判定をした。このPKを、エディン・ヴィスチャがゴール隅に決めたのだった。2:0。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、カルロス・ポンク、ガエル・クリシー=エディン・ヴィスチャ(後半45分:フレデリック・グルブランドセン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半35分:マフムト・テクデミル)、メフメット・トパル(後半40分:ロビーニョ)、ダニエル・アレクシッチ(後半35分:ベルカイ・オズジャン)=エンゾ・クリヴェリ(後半35分:エルジェロ・エリア)、デンバ・バ
【デニズリ・スポル】トルガハン・アジャル=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、オウズ・ユルマズ、ザカリャ・ベルクディッヒ=イサク・サーキー(後半28分:オスカー・エストゥピナン)=ハディ・サッコ、レジェプ・ニヤズ(後半23分:オズギュル・チェク)、ラダスロウ・ムラウスキ、イスマイル・アイサティ=フーゴ・ロダレガ



カイセリ・スポル 3:1 ベシクタシュ(NTV+アクシャム紙補綴 20. 7. 7)

アッティバ・ハッティンソン、アルテム・クラヴェッツ、ヴィクトール・ルイス(左から)(ヒュリエット紙) ジェンク・シャヒン(左)ハサン・ヒュセイン・アジャル(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで降格圏争いをしているカイセリ・スポルが、ホームで、ベシクタシュを3:1でくだした。その結果、降格圏から勝ち点で2離れることになった。これで、カイセリ・スポルは、連勝が3に伸びた。

 トルコ・リーグ第30節で最終試合で、ベシクタシュが、カイセリ・スポルとアウェー戦を戦った。トルコ・リーグで直近の2試合を勝っている両者の対戦となったこの試合、カイセリ・スポルが、ハサン・ヒュセイン・アジャルにより先制したが、ベシクタシュは、アッティバ・ハッティンソンのゴールで追いついた。しかし、ハサン・ヒュセイン・アジャルのフリーキックからの得点で勝ち越したカイセリ・スポルは、アルテム・クラヴェッツのゴールで、この試合のスコアを決した。
 テンポよく推移した前半、両者ともに、相手ゴールに攻め寄せたが、ベシクタシュの相次ぐゴールチャンスは、GKシルヴル・ルングがゴールを許さなかった。ルーマニア人GKシルヴル・ルングが印象に残った前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半は、カイセリ・スポルのゴールで始まった。同6分、ディフェンスのルドゥヴァン・ユルマズのミスを咎めボールを得たハサン・ヒュセイン・アジャルが決めたゴールが先制点となった。1:0。
 ベシクタシュに、同29分に同点ゴールをもたらしたのは、アッティバ・ハッティンソンだった。ケヴィン・プリンス・ボータングがペナルティエリア内へと放り込んだパスに、ファーサイドでボールに追いつき、アッティバ・ハッティンソンがゴールを決めたのだった。1:1。
 お互いのゴールが決まったあと、テンポのある試合運びが続いたが、カイセリ・スポルが、ハサン・ヒュセイン・アジャルが、直接ゴールを狙う、狙い澄ましたフリーキックが決まり、再度、リードを奪った。2:1。同41分、アルテム・クラヴェッツがゴールを決め、スコアを決した。シュトゥムが、相手ディフェンスの裏に入れたパスでボールを得て、ペナルティエリア内へと入り込んだクラヴェッツが、狙い澄ましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。
 トルコ・リーグで3連勝を遂げたカイセリ・スポルが、勝ち点3を手にした。それで、勝ち点は31となり、15位となった。同50のままのベシクタシュは、5位に留まった。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ゾラン・クルズィッチ、クリスティアン・サプナル、ディエゴ・アンジェロ、ミゲル・ロペス(後半42分:エムレ・タシュデミル)=ブリス・ジャ・ジェジェ、ハサン・ヒュセイン・アジャル=エンヴェル・ジェンク・シャヒン(後半33分:ベン・リエンストラ)、グスタヴォ・カンパニャロ、ペドロ・メンデス(後半22分:マリオ・シュトゥム)=アルテム・クラヴェッツ(後半42分:アクセル・アクタシュ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ヴィクトール・ルイス、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半17分:ジャネル・エルキン)=ネジプ・ウイサル(後半17分:ケヴィン・プリンス・ボータング)=イェレマイン・レンス(後半17分:ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ)、アッティバ・ハッティンソン、モハメッド・エルネニ、アブドゥライ・ディアビ(後半39分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ブラク・ユルマズ



ガラタサライ 1:3 トラブゾン・スポル(NTV 20. 7. 6)

フィリップ・ノヴァク(左)アレキサンダー・ソルロート(右)(フォトマッチ紙) アブドゥルカディル・パルマク(左)タイラン・アンタルヤル(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライを1:3でくだしたトラブゾン・スポルは、首位を追走することになった。一方のガラタサライは、勝利から見放されて、これで5試合となった。

 トルコ・リーグ第30節で、首位争いに絡む一戦で、ガラタサライが、トラブゾン・スポルをホームに迎えた。トラブゾン・スポルが、この大事な一戦を、1:3で制し、勝ち点3を得た。ガラタサライは、この試合、トラブゾン・スポル相手に、早々にレッドカードをもらい動揺が走った。マヌエル・ダ・コスタが、ソフィアン・フェグリにファウルを犯すと、ピッチに倒れ込んだソフィアン・フェグリが、マヌエル・ダ・コスタに蹴りを入れたのだ。ジュナイト・チャクル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、前半32分に、ソフィアン・フェグリに対しレッドカードを出したため、これで、ガラタサライは10人になってしまった。

                 前半はホセ・ソーサが見せ、後半はフィリップ・ノヴァクが見せた

 ガラタサライにレッドカードが出て以後、トラブゾン・スポルのプレッシャーが高まっていったが、そういったなか、ライアン・ドンクが、ペナルティエリア内でアレキサンダー・ソルロートに見せた行為を咎めたジュナイト・チャクル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。同41分、このPKを、ホセ・ソーサが決め、トラブゾン・スポルが、アウェー戦でありながら、0:1と先制し、前半は、そのスコアのまま終わった。
 アウェー戦でありながら、前半をリードして終えたトラブゾン・スポルは、後半に入り、2点目を決めた。同25分、ホセ・ソーサが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドでジャンプを見せたフィリップ・ノヴァクがヘッドで合わせると、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らし、スコアを0:2とした。

                 セリのPKでは間に合わず、アレキサンダー・ソルロートがスコアを決した

 同ロスタイム1分、ガラタサライのタイラン・アンタルヤルが、ペナルティエリア内でピッチに倒れると、ジュナイト・チャクル主審は、今度は、ガラタサライにPKを与えた。そのPKを、ジャン・ミシェル・セリが決め、点差を1と縮めた。1:2。
 だが、このゴールのすぐあとに、アレキサンダー・ソルロートが、ボールを持ちペナルティエリア内へと入ると、効果的なシュートを放つと、これがゴールとなり、スコアを1:3とした。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、トラブゾン・スポルは、大事な試合で、ガラタサライをアウェー戦で1:3でくだし、勝ち点3を得たのだった。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を61とし、首位バシャクシェヒル・スポルとは、勝ち点2差で2位につけることになった。

                 ガラタサライ、5試合、勝利なし

 勝ち点が52に留まったガラタサライは4位に留まった。そして、これで、ガラタサライは、トルコ・リーグで、5試合、勝利から見放されることになった。ガラタサライの、トルコ・リーグでの最後の勝利は、3月1日のゲンチレル・ビルリーイ戦での勝利だ。

【ガラタサライ】オカン・コジュク=マリアーノ・フィーリョ(後半1分:マルティン・リネス)、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ(後半32分:シェネル・オズバイラクル)=ジャン・ミシェル・セリ、タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ(後半32分:エミン・バイラム)、オメル・バイラム(後半1分:ジュセ・セキディカ)=エムレ・アクババ(後半38分:ユヌス・アクギュン)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=キャーミル・アフメット・チョレクチ(後半26分:セルカン・アサン)、ヒュセイン・テュルクメン、マヌエル・ダ・コスタ、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ(後半26分:ギレルメ)、アブドゥルカディル・パルマク(後半32分:ドーアン・エルドーアン)=アブドゥルカディル・オミュル、ホセ・ソーサ(後半41分:アンソニー・ンワケメ)、カレブ・エクバン(後半41分:ビラル・バシャクチュオウル)=アレクサンダー・ソルロート



アンタルヤ・スポル 0:2 バシャクシェヒル・スポル(アンタルヤ・スポル公式HP+TRT補綴 20. 7. 5)

デンバ・バ(バシャクシェヒル・スポル公式Twitter) シナン・ギュムシュ(左)ガエル・クリシー(右)(バシャクシェヒル・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第30節で、アンタルヤ・スポルは、アンタルヤ・スタジアムにバシャクシェヒル・スポルを迎えた。アンタルヤ・スポルは、ハカン・オズメットが出場停止のためプレーできないこの試合、チーム・キャプテンを、ルカス・ポドルスキが務めた。バックスタンドに掛けられた「歴史を刻む選手たち」と書かれた、全選手が顔を揃える横断幕は、大きな関心をそそった。試合は、アウェーのバシャクシェヒル・スポルのキックオフで始まった。最初のチャンスは、アンタルヤ・スポルに生まれた。前半9分、ポドルスキが強いシュートを放つと、メルトが防いだ。その跳ね返りのボールを捉え、シナン・ギュムシュがシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスに当たりコーナーキックに替わった。同30分、デンバ・バがペナルティエリア内から放った強いシュートは、僅かに枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。同ロスタイム4分、アンタルヤ・スポルの好機で、ペナルティエリア内でボールが目の前に転がって来たヤホヴィッチが、強いシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。そして、前半は、両者ゴールを決めることなく終わった。

                  今度はダメだった

 後半最初の好機は、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが掴んだ。同5分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放ったが、GKボッフィンが、ゴールを許さなかった。同11分、ガエル・クリシーの左サイドからのパスを、ペナルティエリアの外で得たデンバ・バがシュートを試みたが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。同15分、右サイドで得たフリーキックを、イルファン・ジャン・カフヴェジが蹴り中へ放り込むと、そのコースに入ったクリヴェリが、ヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて、ネットの上部に収まっただけだった。同26分、空中戦の結果、ペナルティエリア内でボールが目の前に転がってきたデンバ・バが、GKボッフィンの左側を抜けるゴールを決めた。0:1。同38分、ウフク・アクヨルが、ペナルティエリアの外からシュートを放ったが、GKメルト・ギュノクが、辛うじてこれを防ぎ、ゴールを許さなかった。同ロスタイム5分、ウフク・アクヨルの放ったシュートは、メルト・ギュノクが際どくコーナーキックに替えた。そして、同ロスタイム6分、エルジェロ・エリアが決めたゴールで、この試合のスコアが決まった。クリヴェリが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から出したパスコースに入ったエルジェロ・エリアがゴールを決めたのだった。0:2。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、エルサン・ギュリュム(後半12分:オンドレジ・チェルスカ)、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリアショフ=シナン・ギュムシュ、フレディ・クレンベ(前半45分:チコ・グランド)、ウフク・アクヨル、アミルトン=ルーカス・ポドルスキ(後半27分:グスタヴォ・ブランコ)=アディス・ヤホヴィッチ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=フレデリック・グルブランドセン(後半14分:ロビーニョ)、メフメット・トパル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半45分:エルジェロ・エリア)、ベルカイ・オズジャン(後半35分:ギョクハン・インレル)=デンバ・バ(後半45分:カルロス・ポンク)、エンゾ・クリヴェリ



デニズリ・スポル vs ガジシェヒル・ガジアンテップ(ファナティック紙+ヒュリエット紙/TRT補綴 20. 7. 4)

ギュライ・ヴラル(右端)を讃える(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式Facebook) ティアゴ・ロペス(左)アレクサンドル・マキシム(右)(ガジシェヒル・ガジアンテップ公式Twitter)  トルコ・リーグ史上、ここまで73のクラブが、今日まで17.853試合を行ってきた。今夜行われた、デニズリ・スポルとガジシェヒル・ガジアンテップの一戦も、その1つだが、7月になってから、この一戦は行われたのだ。そういった意味では、歴史的な意味合いを持っている。アウェーのガジシェヒル・ガジアンテップは、前半24分に、ギュライ・ヴラル決めたゴールで勝利を収め、重要な勝ち点3を得たのだった。

 トルコ・リーグ第30節で、下位の軛を断ち切り楽になりたいデニズリ・スポルが、ホームに、またしても無観客で、ガジシェヒル・ガジアンテップを迎えた。コロナ騒動での中断明け後の3試合で勝ち点を1しか得ていないデニズリ・スポルは、相手をアタテュルク・スタジアムに迎えたのだった。
 前節、累積警告で出場できなかったオウズ・ユルマズとゼキ・ヤウルが、再び、出場の機会を得た。デニズリ・アタテュルク・スタジアムで行われたこの試合、90分間を通じて、アウェーのガジシェヒル・ガジアンテップが0:1の優位を保ち、試合を終えることになった。ガジシェヒル・ガジアンテップに勝ち点3をもたらしたゴールを決めたのは、前半24分に、ギュライ・ヴラルからもたらされた。この結果、38に勝ち点を伸ばし、降格圏から脱したガジシェヒル・ガジアンテップは9位となった。一方のデニズリ・スポルは、同32で12位に留まった。

                 試合経過

 前半24分、アウェーのガジシェヒル・ガジアンテップが先制した。ケナンとともに左サイドで作った攻撃で、マキシムがセンタリングを入れた。そのボールを得たギュライ・ヴラルが、ペナルティエリアの外から放ったシュートが、デニズリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同38分、デニズリ・スポルが、ゴールに近づいた。レジェプが、ペナルティエリアの外から放った強いシュートが、上のバーを直撃して外に出て行ってしまった。
 後半30分、ガジシェヒル・ガジアンテップの攻撃で、右サイドで動き出したケナンがセンタリングを入れると、それに合わせて、カヨーデがシュートを放つと、ボールはサイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。カヨーデが、再び、仕上げを行うとしたボールを、その前に、オウズ・ユルマズが足を出しコーナーキックに替えた。
 同40分、ガジシェヒル・ガジアンテップのケナンが、ゴール左斜め前から放ったシュートは、ゴールポストの傍らを逸れ外に出て行ってしまった。

【デニズリ・スポル】トルガハン・アジャル=ティアゴ・ロペス(後半1分:オズギュル・チェク)、オウズ・ユルマズ(後半36分:ハディ・サッコ)、ムスタファ・ユムル、ザカリャ・ベルクディッヒ=イスマイル・アイサティ、ラダスロウ・ムラウスキ(後半21分:セダト・シャヒンテュルク)=ゼキ・ヤウル、レジェプ・ニヤズ(後半41分:オジェニ・オナズィ)、フーゴ・ロダレガ=オスカー・エストゥピナン
【ガジシェヒル・ガジアンテップ】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン、ジャン・アーメル・カナ・ブユック、パピィ・ジロボジ、アリン・トシュジャ、ジュニオール・モレ=ギュライ・ヴラル(後半28分:ジェフェルソン・ノゲイラ)、アンドレ・ソーサ、アレクサンドル・マキシム(後半43分:フルカン・ソヤルプ)=オラーレンワジュ・カヨーデ(後半43分:ムーダト・チェリク)、ケナン・オゼル(後半ロスタイム2分:バルトロミエジュ・パウロウスキ)



ガラタサライ、ヘンリー・オニエクル危機(ファナティック紙 20. 7. 3)

ヘンリー・オニエクル(ファナティック紙)  ガラタサライは、故障者と出場停止の選手と闘っている。そこへさして、ないところへ、モナコが危機を作り出した。モナコが、レンタル契約期間が終わったとして、ヘンリー・オニエクルを呼び戻したのだ。この2日間、練習に出てなかったヘンリー・オニエクルは、モナコに戻り、キャンプに加わった。モナコ側は、「契約を延長せよ、ないしは、エクストラ料金を支払え」と言ってきているので、ガラタサライは、問題解決のために交渉に入っているところだ。

 コロナ騒動、病人、故障者、出場停止と言っている間に、ガラタサライに、更なる衝撃が、レンタル契約から生まれてしまった。ヘンリー・オニエクルが、モナコからの圧力で、契約が終わるや、フランスに戻らねばならなくなったのだ。ここ2日間のガラタサライの練習に、その姿のないヘンリー・オニエクルは、モナコの夏のキャンプに合流した。コロナ騒動期間、FIFAが認めた範囲で、契約をシーズン終了まで延ばして欲しいガラタサライに対し、モナコ側は、「契約を延長せよ、ないしは、エクストラ料金を支払え」と言い、プレッシャーをかけてきていることが明らかにされてきている。

                 フェネルバフチェがレンタルで獲得しようと間に入ってきた

 ガラタサライは、この件に関して、「交渉はうまくいかず、ヘンリー・オニエクルは練習に加わらなかったのだ。モナコが、シーズン開幕前の準備のために招集された選手の契約延長のために交渉を続けているところだ」との談話を発表した。
 一方、ヘンリー・オニエクル問題のもう一つの衝撃は、フェネルバフチェが、この件に割って入ってきたことだ。フェネルバフチェが、ヘンリー・オニエクルをレンタルで獲得すべく、モナコにオファーを出したと言われている。



欠ける者がいて、ファーティフ・テリム監督を悩ましている(TRT 20. 7. 2)

ファーティフ・テリム監督(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第30節で、トラブゾン・スポルをホームに迎えるガラタサライでは、欠ける選手が多くて、ファーティフ・テリム監督を考え込ませている。同監督は、メディカル・スタッフに対し、マルカオとファルカオが、この厳しい一戦に間に合わせるように求めている。

 ガラタサライは、トラブゾン・スポル戦に備えて準備を続けている。ガラタサライでは、この重大な一戦に、多くの選手を欠くことが、首脳陣を考え込ませている。同監督は、メディカル・スタッフに対し、マルカオとファルカオを、トラブゾン・スポル戦に間に合わせるように求めたことが明らかになっている。
 そのガラタサライでは、レミナが故障を発生させたため、ディフェンスで残っている唯一の選手はライアン・ドンクだけとなってしまった。マルカオが、チームに合流しての練習を再開したことは、首脳陣を喜ばせているが、同監督は、Bプランとして、エミン・バイラムに準備をしておくようにとの指示を出したことが伝わってきている。同監督の頭を悩ませる、もう一つのポジションはFWだ。アデム・ブユックは出場停止、アンドーネは今季絶望のため、同監督は、ファルカオからの知らせを待っている。チームとは離れて練習を行っているファルカオが、ユニフォームを着ることができない場合には、エムレ・アクババが、再び、FWの位置に入ることが囁かれている。
 一方、脛骨の骨折をしてしまったムスレラが、練習を再開した。ムスレラは、目と手の一致でブロッキングのテクニックを磨く練習を行っていることが明らかにされた。



欠場者が、オカン・ブルク監督を考え込ませている(TRT 20. 7. 1)

オカン・ブルク監督(ファナティック紙)  トルコ・リーグで首位の座に就いているバシャクシェヒル・スポルが、アンタルヤ・スポル戦に備えて準備を行っている。3選手を、出場停止で欠くことが、オカン・ブルク監督をして考え込ませてしまっている。

 バシャクシェヒル・スポルの目標は、勝ち点3を得ること。トルコ・リーグで首位に立つバシャクシェヒル・スポルは、第30節でアウェー戦を戦うアンタルヤ・スポル戦に向け、勝利を合言葉に準備に励んでいる。バシャクシェヒル・スポルは、優勝争いのライバル、ガラタサライとトラブゾン・スポルと戦う節では、勝ち点を失われず、その差を拡げることを望んでいるのだ。
 オカン・ブルク監督は、トルコ・リーグで、ここ11試合負けていないアンタルヤ・スポル相手に勝つプランを練っている。まだ、先発メンバーを決めれていない同監督を、出場停止の選手が多いことが悩ませている。マフムト・テクデミルとアレクシッチの欠場は、メフメット・トパルとベルカイ・オズジャンで補うことが考えられている。アズブイケが、同監督の選択肢の中に入ってくることが考えられる名前だ。バシャクシェヒル・スポルは、今季初めて、トルコ・リーグの試合に、エディン・ヴィスチャを欠いて臨む試合となる。同監督は、このボスニア人スター選手の替わりを、誰で埋めるか、まだ明らかにしていない。エディン・ヴィスチャは、トルコ・リーグ29試合で、10ゴール11アシストを記録している。



アンカラで、勝ち点3はカスムパシャのもの(TRT 20. 6.30)

ウッサマ・ハダディ、エルデム・オズゲンチ、ティアム(左から)(ファナティック紙) エンドンガラ(TRT)  トルコ・リーグ第29節最終試合で、ゲンチレル・ビルリーイが、ホームでカスムパシャに0:2で敗れた。

 トルコ・リーグ第29節で、ゲンチレル・ビルリーイが、ホームにカスムパシャを迎えた。下位からの上昇を狙う両者には大事な試合だったが、勝ち点3はカスムパシャのものとなった。エルヤマン・スタジアムで行われたこの試合、カスムパシャは、コイタが前半17分、後半ロスタイム4分にはエンドンガラのあげたゴールで勝ったのだった。この結果、5連勝、及び、7試合負けない試合を続けることになったカスムパシャが、勝ち点を35に伸ばし、2連敗となったゲンチレル・ビルリーイは、同31に留まった。

                 試合経過

 前半7分、コイタが、右サイドから内へと入れたボールに、ニアサイドで合わせたティアムのシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同17分、カスムパシャが先制した。ティアムのパスを受け、ペナルティエリアのゴール左斜めで、GKと1対1となったコイタの放ったシュートが、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同23分、ゲンチレル・ビルリーイが、ペナルティエリアの外ゴール左斜めで得たフリーキックを、ダニエル・カンデアが蹴り、直接ゴールを狙ったが、カスムパシャのGKラマザン・キョシェがコーナーキックへと替えた。
 同27分、アウェーのカスムパシャが、2点目にとっても近づいた。クアレスマのパスを受け、GKと1対1となったコイタだったが、この度は、GKノルトフェルトを越えることは出来なかった。
 同40分、ハジュラディノヴィッチが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、僅かにサイドバーを逸れ外に出て行ってしまった。そして、前半は、カスムパシャが0:1とリードして終わった。
 後半20分、左サイドからボールを持ち動き出したユスフ・エルドーアンが、ボールをコイタに渡した。コイタは、ゴール前でシュートを試みるも、ノルトフェルトがコーナーキックに替えた。
 同26分、ゲンチレル・ビルリーイのGKノルトフェルトが、もう一つ、ビッグセーヴを見せた。ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で、GKと1対1となったユスフ・エルドーアンが、至近距離から放ったシュートを、スウェーデン人GKノルトフェルトがゴールを許さなかったのだ。
 同28分、アイーテが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から放ったシュートは、ファーのゴール隅を捉えていたが、GKラマザン・キョシェは、これを防いでしまった。
 同ロスタイム4分、エンドンガラが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。タルカン・セルベストのパスを受け、GKと1対1となったエンドンガラが、狭い角度からゴールを決めたのだった。0:2。そして、試合は、カスムパシャが0:2とリードを保ったまま終わった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=エルデム・オズゲンチ(後半42分:イルケル・カラカシュ)、ザルゴ・トゥーレ、フラヴィオ・ラモス、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=ファブリシオ・バイアノ(後半24分:ラーメットゥラー・ベリシュベク)、ステファン・セセニョン(後半15分:ベラト・オズデミル)=ダニエル・カンデア(後半15分:ヤシン・ペフリヴァン)、フロイド・アイーテ、ジョヴァンニ・シオ(後半24分:セファ・ユルマズ)=ボグダン・スタンク
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=フローレント・ハデルジョナジ、ヨルゲ・フェルナンデス、ヤシネ・メリアー、ウッサマ・ハダディ=ダヴィッド・パヴェルカ=リカルド・クアレスマ(後半15分:ユスフ・エルドーアン)、アイタッチ・カラ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、マメ・ティアム(後半29分:デューメルチ・エンドンガラ)=ベンガリ・コイタ(後半38分:タルカン・セルベスト)



バシャクシェヒル・スポル 1:1 ガラタサライ(ヒュリエット紙+ガラタサライ公式HP補綴 20. 6.29)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(左)エムレ・アクババ(右)(ヒュリエット紙) カイチャラ(左)オメル・バイラム(右)(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第29節で、バシャクシェヒル・スポルとガラタサライが対戦し、お互いが崩すこことができず、1:1で引き分けた。

 バシャクシェヒル・スポルとガラタサライは、ファーティフ・テリム・スタジアムで対峙した。大きな興奮でもって始まったこの試合は、1:1で引き分けた。バシャクシェヒル・スポルのゴールは、後半6分、デンバ・バがあげたのに対し、ガラタサライのゴールは、同22分、エムレ・アクババのあげたものだった。
 ガラタサライでは、レミナとマルティン・リネスが故障を発生させ、プレーを続けられなかった。バシャクシェヒル・スポルでは、アレクシッチとマフムト・テクデミルが、累積警告で、次節には出場停止となることが決まった。また、バシャクシェヒル・スポルでは、エディン・ヴィスチャが、2枚のイエローカードをもらい退場処分となったため、アンタルヤ・スポル戦には出場できない。
 この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を60にしたのに対し、ガラタサライは、同52とした。バシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグの首位の座を守った。

                  試合経過

 前半12分、マルセロ・サラッキのバックパスを、GKオカン・コジュクがコントロールできず、ボールがゴールマウスに向かった。だが、オカン・コジュクが、際どくゴールライン際から、このボールを出し、ゴールになるのを防いだ。だが、バシャクシェヒル・スポルの好機は続き、クリヴェリが、ペナルティエリアのゴール左斜め前のいい位置にいたロビーニョに出した。そのロビーニョが強いシュートを放ったが、オカン・コジュクがコーナーキックに替えた。
 同18分、カイチャラから出たパスを、ペナルティエリア内で得たアレクシッチがシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同34分、ソフィアン・フェグリが、ペナルティエリアの外から放ったシュートが、バシャクシェヒル・スポルのディフェンダーからこぼれ、そのこぼれ球が、ゴール左斜め前にいたエムレ・アクババの前に転がった。このエムレ・アクババが、GKと1対1となった位置で、ダイレクトでシュートを放つと、スペースを消したメルト・ギュノクがこれを防ぎ、ゴールを許さなかった。
 同ロスタイム1分、短いパス交換をして、相手陣内へと入り込んだマルセロ・サラッキが、ペナルティエリアの外から枠を捉えたシュートを放ったが、メルト・ギュノクが、この強烈なシュートをコーナーキックに替えた。そして、前半は、両者ともにゴールを決めることなく、同点のまま終わった。
 後半4分、カイチャラが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたデンバ・バがヘッドで合わせたが、ボールは、GKオカン・コジュクが押さえた。
 同6分、ガエル・クリシーが、左サイドからセンタリングを入れると、ゴールエリア手前でボールを得たデンバ・バだったが、シュートが悪く、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同じ時間、バシャクシェヒル・スポルが先制した。イルファン・ジャン・カフヴェジが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたアレクシッチがヘッドで合わせると、反対側のゴール隅にボールは収まったのだった。1:0。
 同21分、カイチャラのパスを、ペナルティエリア内で得たクリヴェリがシュートを放つと、ボールは、ガラタサライのディフェンスからこぼれ、そのこぼれ球が、ゴール左斜め前にいたデンバ・バの前に転がった。そのデンバ・バが、狭い角度からシュートを放つと、ボールは、バーを直撃して跳ね返り、その跳ね返りのボールを、DFのエミン・バイラムが大きくクリアしてしまった。
 同22分、ソフィアン・フェグリからのパスを受け、ペナルティエリア内へと入り込んだヘンリー・オニエクルの放ったシュートは、GKメルト・ギュノクが外に出した。
 同じ時間、ガラタサライが同点に追いついた。ソフィアン・フェグリのパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入り込んだマルセロ・サラッキが、グランダーのセンタリングを入れると、そのコースに入ったエムレ・アクババが、いいタイミングで放ったシュートが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同39分、エムレ・アクババのスルーパスに反応して、ゴール左斜め前でGKと1対1となったヘンリー・オニエクルの放ったシュートは、メルト・ギュノクがコーナーキックに替えた。そして、試合は、1:1のまま終わったのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=ダニエル・アレクシッチ(後半38分:ベルカイ・オズジャン)、マフムト・テクデミル(後半38分:メフメット・トパル)=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半44分:ギョクハン・インレル)、ロビーニョ(後半1分:デンバ・バ)=エンゾ・クリヴェリ(後半44分:フレデリック・グルブランドセン)
【ガラタサライ】オカン・コジュク=マルティン・リネス(後半34分:シェネル・オズバイラクル)、ライアン・ドンク、マリオ・レミナ(後半8分:エミン・バイラム)、マルセロ・サラッキ=ジャン・ミシェル・セリ、オメル・バイラム(後半34分:タイラン・アンタルヤル)=ソフィアン・フェグリ、エムレ・アクババ、ユネス・ベランダ=ヘンリー・オニエクル



フェネルバフチェ 3:2 新マラテヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP+ベイン・スポル補綴 20. 6.28)

オザン・トゥファン(フェネルバフチェ公式HP) ギョクハン・トーレ(左)ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第29節で、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えた。フェネルバフチェは、1:2とリードされた試合を、最後は3:2で制した。フェネルバフチェのゴールは、ヴェダト・ムリキ、オザン・トゥファン(2)が決めた。アウェーの新マラテヤ・スポルは、ギョクハン・トーレが、後半20分に、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。

                 試合経過

 前半30分、ヴェダト・ムリキがシュートを試みると、ボールは、ペナルティエリア内にいた相手ディフェンスからこぼれ、オザン・トゥファンの前に転がった。そのオザン・トゥファンが、ボールをコントロールしてからバイシクル・シュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを大きく逸れ外に出て行ってしまった。
 同41分、アクアーのロングパスに反応して、フェネルバフチェのディフェンスの裏を取りボールを得たウムト・ブルトが、ペナルティエリアの外まで出ていたアルタイ・バユンドゥルと1対1となった。そのウムト・ブルトが、ループシュートを放つと、ボールはアルタイ・バユンドゥルに当たりコーナーキックに替わった。
 同ロスタイム2分、ガリー・ロドリゲスが、ペナルティエリアの手前から放った強いシュートは、GKファビアン・ファルノッレに跳ね返されてしまった。
 後半10分、ギョクハン・トーレのパスを、フェネルバフチェのペナルティエリア内で受けたウムト・ブルトが、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放った。だが、アルタイ・バユンドゥルがパンチングで防いだボールは、ゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。
 同20分、ギョクハン・トーレが、エムレ・ベレズオウルに執った行為が咎められ、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。
 同25分、ハサン・アリ・カルドゥルムが、左サイドから相手ペナルティエリア内へと入れたセンタリングに対し、ゴール前でいいジャンプを見せたヴェダト・ムリキが、狙い澄ましたヘディングシュートを試みると、フェネルバフチェの先制点となった。1:0。
 同36分、右サイドで得たフリーキックを、モリケ・フォファナが蹴り、中へ放り込むと、ユスフ・ンダイシミエがヘッドで合わせ、同点に追いついた。1:1。
 同44分、新マラテヤ・スポルが逆転をした。フォファナが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内でフェネルバフチェのディフェンダーからボールがこぼれ、そのこぼれ球を、ユスフ・ンダイシミエがヘッドで流すと、ゴール左斜め前にいたドナルドに渡った。そのドナルドが、ダイレクトでシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。1:2。
 同ロスタイム1分、フェネルバフチェが同点に追いついた。デニズ・トゥルチが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたヴェダト・ムリキが落とし、そのボールを得て落ち着いてシュートを放ったオザン・トゥファンが同点ゴールを生んだのだった。2:2。
 同ロスタイム5分、フェネルバフチェが、再度、勝ち越した。フェルディ・カドゥオウルが左サイドから入れたセンタリングのコースに入り、いいジャンプを見せたオザン・トゥファンのヘディングシュートが決まったのだった。3:2。
 この試合、他にゴールは生まれることなく、フェネルバフチェが3:2で勝利を収めたのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナビル・ディラル、セルダル・アズィズ、ルイス・グスタボ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半38分:フェルディ・カドゥオウル)=オザン・トゥファン、ジャイルソン(後半17分:エムレ・ベレズオウル)=デニズ・トゥルチ、メフメット・エキジ(後半31分:トルガイ・アルスラン)、ガリー・ロドリゲス=ヴェダト・ムリキ
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサーム・チェバケ、アルトゥール・ミナ、テーナゲ・ハデベ(前半43分:ムスタファ・アクバシュ)、サクブ・アイタッチ=ムラト・ユルドゥルム(後半15分:ユスフ・ンダイシミエ)、ロビン・ヤルチュン(後半29分:ミッチェル・ドナルド)、アフリイエ・アクア=ギョクハン・トーレ、ウムト・ブルト(後半29分:モリケ・フォファナ)、カリム・ハフェズ(後半16分:ヴィザル・エルン・キャルタンソン)



ベシクタシュ、3ゴールで勝つ(TRT 20. 6.27)

ブラク・ユルマズ(ベシクタシュ公式HP) スクビッチ(左)アッティバ・ハッティンソン(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第29節で、残留争いをしているコンヤ・スポルを3:0でくだした。コンヤ・スポルは、この敗戦で、降格圏から抜け出ることは叶わなかった。

 トルコ・リーグ第29節で、ベシクタシュは、コンヤ・スポルをホームに迎えた。ベシクタシュは、2ゴールを前半に、計3ゴールで、コンヤ・スポルを相手に楽に勝利を収めた。ベシクタシュのゴールは、前半40分にブラク・ユルマズ、同ロスタイム2分にディアビィ、後半7分にイェレマイン・レンスがあげたものだった。ブラク・ユルマズは、ベシクタシュが戦った直近の2試合で、6ゴールに絡んでいる(2ゴール、4アシスト)。一方のコンヤ・スポルは、前半15分に、アミル・ハジャフメトヴィッチがレッドカードをもらった。
 この結果、2連勝を遂げたベシクタシュは、勝ち点を50とした、トルコ・リーグで3試合連続勝てなかったコンヤ・スポルは、同27に留まった。なお、ベシクタシュのアッティバ・ハッティンソンは、この試合が、ベシクタシュのユニフォームを着て200試合目のものとなった。

 前半11分、アウェーのコンヤ・スポルが、右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたジョンソンがヘッドで合わせた。だが、ルドゥヴァン・ユルマズが、際どくボールをゴールライン際からクリアした。
 同15分、コンヤ・スポルが10人になってしまった。アミル・ハジャフメトヴィッチが、イェレマイン・レンスに執った行為を、ゾルバイ・クチュック主審は、最初、イエローカードを出した。だが、ヴィデオ判定システム室からの警告を受け、ピッチサイドで確認に入った同主審は、ピッチに戻ると、イエローカードを取り消しレッドカードを出したのだった。
 同29分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドで持ち込んだボールを、ペナルティエリア内にいたディアビィに出した。位置取りがうまくいかなかったディアビィは、外側にボールを出すと、そこへ走り込んで来たルイスが強烈なシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同40分、ベシクタシュが先制した。ブラク・ユルマズが。ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から強烈なシュートを放つと、これがファーサイドのゴール隅に突き刺さったのだった。1:0。
 同ロスタイム2分、ベシクタシュが、点差を2に拡げた。ブラク・ユルマズとパスを交換しながらペナルティエリア内へと入り込んだディアビィが、相手選手をかわし、瞬間、GKと1対1となった。そして、狙い澄ましたシュートを放つと、これが、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。そして、前半は、ベシクタシュが2:0とリードして終わった。
 後半7分、ベシクタシュが、スコアを3:0とした。ブラク・ユルマズのパスに反応して、相手ディフェンスの裏をとったイェレマイン・レンスが、ペナルティエリア・ライン上から見事なループシュートを決めたのだった。
 同15分、アウェーのコンヤ・スポルが、右コーナーキックを蹴ると、ボールはペナルティエリア内へと向かうと、ジェヴトヴィッチがヘッドで合わせ、ボールは枠を捉えた。だが、GKエルシン・デスタノウルはゴールを許さなかった。
 同30分、ボーティングがロングパスを出し、ペナルティエリア内にいたディアビィのボールを渡そうとした。だが、コースに入ったコンヤ・スポルのディフェンダーが、そのボールを大きくクリアしてしまった。
 そして、試合は、ベシクタシュが、3:0とリードを保ったまま終わった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ギョクハン・ギョヌル、ヴィクトール・ルイス、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=モハメッド・エルネニ(後半39分:カルタル・カリャ・ユルマズ)=イェレマイン・レンス(後半25分:タイラー・ボイド)、アッティバ・ハッティンソン(後半25分:ネジプ・ウイサル)、アブドゥライ・ディアビ(後半33分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半25分:ケヴィン・プリンス・ボータング)=ブラク・ユルマズ
【コンヤ・スポル】エルトゥールル・タシュクラン=ネジチ・スクビッチ、ウーウル・デミロク、セリム・アイ(後半1分:マリン・アニシッチ)、アルペル・ウルダー=ジャン・ジョンソン=アミル・ハジャフメトヴィッチ、マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半33分:ヴォルカン・フンドゥクル)、デニ・ミロセヴィッチ(後半16分:トゥラム)、オメル・アリ・シャヒネル(後半16分:ファルク・ミヤ)=リヤド・バジッチ(後半33分:エルドン・ダジ)



これが、バシャクシェヒル・スポルのガラタサライ戦のプラン(ファナティック紙 20. 6.26)

オカン・ブルク監督(ファナティック紙)  ガラタサライ戦を、今季のファイナルと看ているオカン・ブルク監督は、チームの運命を決する一戦に、大きなモティベーションを持って準備をしている。同監督は、ここ2節に採用した戦術を変えることなく、同じ選手起用で、この一戦を前半の内に制しようと努めている。唯一の不安材料は、マルティン・シュクルテルの出場停止だ。

 アンカラ・グジュをくだし、首位の座を手にしたバシャクシェヒル・スポルの目は、ガラタサライ戦に注がれている。ヨーロッパでの戦いでも、トルコ・リーグでの戦いでも、歴史的なシーズンを生み出している同監督は、重要な一戦を、今季のファイナルと看ており、選手たちを、大試合に向け大きなモティベーションで鼓舞している。同監督は、チームとのミーティングで、「昨季は、ファイナルで負けてしまった。歴史を塗り替えるチャンスを逸してしまった。そして、今、再び、ファイナルを目の前にしている。しかも、同じ相手だ。今度は、勝とうじゃないか。そして、シーズンを通じてやってきた練習に報いる対価を得ようじゃないか」と、選手たちに語ったと言われている。
 同監督は、この大事な試合に戦術面での変更を加えない。コロナ騒動での中断明けのアランヤ・スポル戦、アンカラ・グジュ戦に、同じ選手起用、同じ戦術で臨んだ同監督は、ガラタサライ戦でも、攻撃的な選手起用を変えるつもりはない。デンバ・バ、クリヴェリ、エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、アレクシッチという前の選手で、ガラタサライ戦での勝利を模索する。ボランチには、いつものようにマフムト・テクデミルだ。唯一の問題は、ディフェンスのマルティン・シュクルテルを出場停止で欠くことだ。同監督は、そのポジションに、メフメット・トパル、ないしはポンクを起用して、防御に当たるものと考えられている。同監督は、攻撃面での選手で、前半に、試合を決めてしまおうと考えている。



ガラタサライ、先発メンバー固まってきている(TRT 20. 6.25)

ファーティフ・テリム監督(ヒュリエット紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、バシャクシェヒル・スポル戦に起用する先発メンバーを固めようと努めている。ガラタサライは、ストッパーとFWで、選手の欠乏に悩まされている。

 ガラタサライでは、バシャクシェヒル・スポル戦に備えての準備継続中だ。ガラタサライでは、故障、出場停止の選手が多く、首脳陣を悩ませている。故障を抱えるマルカオ、ファルカオとともに、今季絶望となっているムスレラ、アンドーネも、この試合には無理なのだ。アデム・ブユック、アフメット・チャルク、マリアーノ・フィーリョも、出場停止処分を喰らっているため出場できない。
 同監督は、バシャクシェヒル・スポル戦では、GKにはオカン・コジュクを起用するのは間違いなかろう。ディフェンダーの4人としては、異なった選択肢を考えている。右サイドバックには、出場停止のマリアーノ・フィーリョに替わりマルティン・リネスを起用するつもりの同監督は、ストッパーには、ライアン・ドンクの傍らには、レミナが第一の選択肢と考えている。同監督は、このポジションに、タイランとエミンも評価していると伝わってきている。マリオ・レミナをストッパーに持ってくると、中盤の3人には、セリ、ユネス・ベランダ、エムレ・アクババで構成するつもりだ。このバシャクシェヒル・スポル戦では、攻撃ラインには、変更が生まれるだろう。右サイドにはソフィアン・フェグリ、左サイドにはオメル・バイラムで試合に臨むものと思われている。そして、この難しい一戦で、ゴールの希望を、ヘンリー・オニエクルに託することになるだろう。



トラブゾン・スポルにホセ・ソーサからいい知らせ(フォトマッチ紙 20. 6.24)

ホセ・ソーサ(イエニ・シャファク紙)  トラブゾン・スポルで、この間、故障で試合に出場してなかったアルゼンチン人スター選手ホセ・ソーサから、いい知らせが届いた。ホセ・ソーサが、チームに合流して練習を始めたのだ。

 トルコ・リーグで、この金曜日に行われるアンカラ・グジュ戦に備えているトラブゾン・スポルに、ホセ・ソーサ主将からいい知らせが届いた。この間、故障を抱えていたホセ・ソーサが、チームとともに練習を行ったのだ。
 ヒュセイン・チムシル監督指揮下、午前10時半より、メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで行われた練習では、選手たちは2組に分かれ、1組目は補充練習、もう1組は回復調整を行っていた。



アランヤ・スポル 2:2 トラブゾン・スポル(NTV+TRT補綴 20. 6.23)

バカセタス、アブドゥルカディル・オミュル、ジェイフン・ギュルセラム(左から)(トラブゾン・スポル公式HP) ジェイフン・ギュルセラム(左)アブドゥルカディル・パルマク(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、後半ロスタイム5分に浴びたゴールで、アランヤ・スポルとのアウェー戦を引き分けてしまった。トラブゾン・スポルでは、マジド・ホセイニが後半35分に、アランヤ・スポルでは同38分にファブリス・ンサカラがレッドカードをもらった。また、トラブゾン・スポルのGKウーウルジャン・チャクルは、後半に故障を発生させプレーができなくなった。

 トルコ・リーグ第28節で、トラブゾン・スポルは、アランヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。トルコ杯の決勝戦で対峙することになっている両者のトルコ・リーグでの対戦では、勝者は出なかった。トラブゾン・スポルが、1:2でリードを奪っていたこの試合、アランヤ・スポルの同点ゴールが後半ロスタイム5分に生まれ、結局、試合は2:2で終わった。両者ともに、この試合の終盤、1枚ずつのレッドカードをもらった。

 トラブゾン・スポルは、アランヤで早々にゴールを決めた。コーカーのミスとなったバックパスを奪ったアレキサンダー・ソルロートが、ボールを持ちペナルティエリア内へと入った。そのアレキサンダー・ソルロートがパスを出すと、そのコースに背後から走り込んで来たアブドゥルカディル・オミュルがシュートを放つと、これがアランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。前半の終盤は緊迫した展開となり、アランヤ・スポルのスター選手パピス・シセが舞台に上がった。同ロスタイム1分、左サイドでボールを持ち動き出し、相手選手をかわし進出したンサカラが、ペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れると、ファーサイドでそのボールを得てコントロールしたシセがシュートを試みると、これが、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。

                 ウーウルジャン・チャクル、故障を発生

 前半で、故障を発生させたウーウルジャン・チャクルは。後半は、エルジェ・カルデシュレルと交替を余儀なくされた。後半早々に優位に立ったトラブゾン・スポルは、同6分に、フィリップ・ノヴァクがゴールを決め、再び、勝ち越した。アブドゥルカディル・オミュルのスルーパスを受けたフィリップ・ノヴァクがシュートを放つと、ボールは、GKマラフォナからこぼれ、それを詰めていたフィリップ・ノヴァクの前に落ちると、がら空きとなっていたゴールマウスに蹴り込んだのだった。1:2。

                 両者ともに、終盤は10人に

 トラブゾン・スポルは、後半35分、ダイレクトでレッドカードをもらい、一方のアランヤ・スポルは、同38分に、この日2枚目のイエローカードをもらい、それぞれ退場処分となった。

                 トラブゾン・スポル、後半ロスタイム5分に崩れる

 アランヤでのアウェー戦を、1:2でリードを保っていたトラブゾン・スポルが、ロスタイムに浴びたゴールで、勝利を逃してしまった。ツァヴェラスのパスを受けたバカセタスが、相手選手をすり抜け、ペナルティエリアの手前から放ったシュートが、トラブゾン・スポルのゴールに収まったのだった。2:2。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を57に伸ばしたが、首位の座を、同59のバシャクシェヒル・スポルの譲ることになった。6位につけているアランヤ・スポルは、同44となった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=バイアノ(後半26分:ジュアンフラン)、スティーヴン・コーカー、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジェイフン・ギュルセラム(後半26分:オヌル・ブルト)、サリフ・ウチャン=エフェジャン・カラジャ(後半32分:ムスタファ・ペテクメク)、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス(後半17分:ジャルマ・カンポス)=パピス・シセ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル(後半1分:エルジェ・カルデシュレル)=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、ガストン・カンピ(後半34分:マヌエル・ダ・コスタ)、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ、アブドゥルカディル・パルマク=アブドゥルカディル・オミュル(後半45分:セルカン・アサン)、カレブ・エクバン、ギレルメ(後半34分:ヒュセイン・テュルクメン)=アレクサンダー・ソルロート



カスムパシャ 2:0 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 20. 6.22)

デニズ・トゥルチ(左)ダヴィッド・パヴェルカ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ティアム(右)を讃えるハジュラディノヴィッチ(左)(TRT)  トルコ・リーグ第28節で、カスムパシャと、レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで対戦したフェネルバフチェは、2:0で敗れてしまった。

                 試合経過

 前半22分、フェネルバフチェの攻撃で、ペナルティエリアの手前ゴール左斜め前にいたフェルディ・カドゥオウルからのパスを、ヴェダト・ムリキが、PKポイントの手前でダイレクトに左足を振り切ったシュートを放つも、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同28分、フェネルバフチェが、ゴールに迫った。ヴェダト・ムリキがグランダーのパスを出すと、それに合わせて、ハサン・アリ・カルドゥルムが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前からシュートを放つと、ボールは、GKラマザン・キョシェから跳ね返った。ゴール前に詰めていたハサン・アリ・カルドゥルムが、そのボールをデニズ・トゥルチに回した。そのデニズ・トゥルチが、PKポイントの手前で、ダイレクトでシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同33分、ハデルジョナジが右サイドからセンタリングを入れると、そのボール・コースの背後から、ハジュラディノヴィッチがヘディングシュートを試みると、GKアルタイ・バユンドゥルが、ピッチに跳ね返ったボールをコーナーキックに替えた。
 同36分、トルガ・ジエルジが、自陣から出した素晴らしいパスを受け、そのボールを持ち、左サイドからペナルティエリア内へと入ったガリー・ロドリゲスが、ボールをオザン・トゥファンの前に出した。そのオザン・トゥファンが、PKポイント上から放ったシュートは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 後半10分、カスムパシャが先制した。スピードに乗ったカスムパシャの攻撃で、ハジュラディノヴィッチが、ボールを、ティアムが走り込んで来た方向に向け、ボールを送った。そのティアムが、ゴール左斜め前から放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同33分、ゴール左斜め前からペナルティエリア内へと入ったメフメット・エキジが、インサイドキックでシュートを放つと、GKラマザン・キョシェが、左側に身体を伸ばしパンチングで、これを防ぎ、ボールがゴールマウスを捉えるのを防いだ。
 同分、ホームのカスムパシャが、ゴール右斜め前からユスフ・エルドーアンがシュートを放つと、フラト・アイドゥヌス主審は、ボールが、ハサン・アリ・カルドゥルムの手に当たったということでPKを指示した。だが、ヴィデオ判定システム室からの警告で、ピッチサイドにで確認後、プレー規則に則り、PKを取り消した。
 同43分、フェネルバフチェのゴールが取り消された。デニズ・トゥルチが、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、前に出ていたGKラマザン・キョシェの前に、メヴルト・エルディンチがヘッドで合わせ、ボールは、カスムパシャのゴールネットに収まった。ヴィデオ判定システム室に向かったフラト・アイドゥヌス主審は、ゴールに移る前、その始まりとなったところで、ミハ・ザイッチが、手でボールに触れていたことが判り、ゴールが取り消されてしまった。
 同ロスタイム3分、カスムパシャが2点目を決めた。GKアルタイ・バユンドゥルが、大きくクリアしようとしたボールが、アイタッチ・カラの前に落ちた。そのアイタッチ・カラが、パスを出すと、そのボールを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たユスフ・エルドーアンが、スコアを2:0としたのだった。
 同ロスタイム6分、ヴェダト・ムリキが、ロングシュートを試みたが、GKラマザン・キョシェが、際どくコーナーキックに替えた。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=フローレント・ハデルジョナジ、ズヴォニミル・サリジャ、ヤシネ・メリアー、ウッサマ・ハダディ=ミカエル・ティルパン、アイタッチ・カラ=リカルド・クアレスマ(後半18分:ユスフ・エルドーアン)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半18分:ダヴィッド・パヴェルカ)、マメ・ティアム(後半43分:デューメルチ・ンドンガラ)=ベンガリ・コイタ(後半32分:ジェラール・ゴウー)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナビル・ディラル、ルイス・グスタボ、シモン・ファレッテ、ハサン・アリ・カルドゥルム=デニズ・トゥルチ、オザン・トゥファン(後半19分:メフメット・エキジ)、トルガ・ジエルジ(後半45分:ジャイルソン)=フェルディ・カドゥオウル(後半40分:メヴルト・エルディンチ)、ヴェダト・ムリキ、ガリー・ロドリゲス(後半19分:ミハ・ザイッチ)



デニズリ・スポル 1:5 ベシクタシュ(フォトマッチ紙+ヒュリエット紙補綴 20. 6.21)

ブラク・ユルマズ(フォトマッチ紙) ムスタファ・ユムル、アデム・リャイッチ、マルク・キボング・ンバンバ(左から)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第28節で、デニズリ・スポルは、ホームにベシクタシュを迎えた。ベシクタシュは、この試合を1:5で制し、勝ち点3を手にした。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、ブラク・ユルマズ、ギョクハン・ギョヌル、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ、アデム・リャイッチ、アブドゥライ・ディアビから生まれた。ホームのデニズリ・スポルの唯一のゴールは、オスカー・エストゥピナンのあげたものだった。

 ベシクタシュは、デニズリ・スポルを楽々駆逐した。セルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、厳しい戦いを予想されてたアウェー戦で、ゴールショーを見せてくれた。この試合を1:5で制したベシクタシュは、勝ち点3を手に入れた。この結果、勝ち点を47に伸ばしたベシクタシュは5位となった。デニズリ・スポルは、勝ち点を31に留まり、11位につけている。

                 幕開けはブラク・ユルマズから

 この試合の幕開けは、ベシクタシュのスター選手ブラク・ユルマズが行った。前半10分、ベシクタシュが先制した。アデム・リャイッチが左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたルイスがヘッドで合わせたが、ボールは、GKトルガハン・アジャルからこぼれ、そのこぼれ球を、詰めていたブラク・ユルマズがシュートを放つと、これが、デニズリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。そして、前半は、ベシクタシュが0:1とリードしたまま終わった。

                 エストゥピナンが同点弾を決める

 デニズリ・スポルは、オスカー・エストゥピアンが、後半8分、狙い澄まして放ったシュートがゴールとなり同点に追いついた。ラダスロウ・ムラウスキが左サイドから入れたセンタリングを、ペナルティエリア内でコントロールしたオスカー・エストゥピアンのシュートがゴールとなったのだった。1:1。だが、この後半は、ベシクタシュ嵐が吹き荒れた。同16分、ギョクハン・ギョヌルの見事なヘディングシュートが、スコアを1:2とした。アデム・リャイッチが蹴ったコーナーキックに、ニアサイドにいたギョクハン・ギョヌルがヘッドで合わせたのだった。

                 ケヴィン・エンクドゥ、目を見張るパスに合わせた!

 同22分、ブラク・ユルマズのパスに、走り込んで来たケヴィン・エンコンドゥが、見事なゴールを決め、スコアを1:3とした。25歳のケヴィン・エンコンドゥの、このゴールには、セルゲン・ヤルチュン監督も思わず反応してしまっていた。

                 アデム・リャイッチとアブドゥライ・ディアビで仕上げる

 同30分、ベシクタシュの4ゴール目が生まれた。アデム・リャイッチが、ペナルティエリアの外から放った強いシュートが、GKトルガハン・アジャルが防ごうとしたが、デニズリ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:4。
 同33分、ベシクタシュは、スコアを1:5とした。モハメッド・エルネニのスルーパスに反応してペナルティエリア内へと入り、ボールをコントロールしたアブドゥライ・ディアビィのシュートが、デニズリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 デニズリ・スポル戦で、高く舞い上がったベシクタシュは、この試合を1:5で制し、勝ち点3を獲得したのだった。

【デニズリ・スポル】トルガハン・アジャル=ティアゴ・ロペス、オウズ・ユルマズ(後半40分:ムハメット・オズカル)、ムスタファ・ユムル、ザカリャ・ベルクディッヒ=ラダスロウ・ムラウスキ、マルク・キボング・ンバンバ(後半31分:オズギュル・チェク)=ハディ・サッコ(後半1分:オスカー・エストゥピナン)、イスマイル・アイサティ、オルジャイ・シャハン(後半1分:セダト・シャヒンテュルク)=フーゴ・ロダレガ
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ギョクハン・ギョヌル、エンゾ・ロコ、ヴィクトール・ルイス(後半23分:エルドーアン・カヤ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=モハメッド・エルネニ=イェレマイン・レンス(後半32分:アブドゥライ・ディアビ)、アッティバ・ハッティンソン、アデム・リャイッチ(後半36分:カルタル・カリャ・ユルマズ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ(後半23分:タイラー・ボイド)=ブラク・ユルマズ(後半36分:ウムト・ナイル)



エディン・ヴィスチャ、バシャクシェヒル・スポルを背負って立つ(TRT 20. 6.20)

マルティン・シュクルテル(左)サバ・ロブザニーゼ(右)(ヒュリエット紙) エディン・ヴィスチャ(右)を讃えるアレクシッチ(左)イルファン・ジャン・カフヴェジ(中)(TRT)  トルコ・リーグ第28節で、アンカラ・グジュを1:2でくだしたバシャクシェヒル・スポルは、試合数が多い中だが、首位に立った。

 エルヤマン・スタジアムで起こなわれたこの試合、ホームのアンカラ・グジュは、前半12分に、ゲルソン・ロドリゲスがPKを決め、1:0と先制した。アウェーのバシャクシェヒル・スポルのゴールは、後半14分にアレクシッチから生まれ、同28分には、エディン・ヴィスチャのゴールが、バシャクシェヒル・スポルの逆転弾となった。
 この結果、17位のアンカラ・グジュは、勝ち点が24に留まった。一方、勝ち点3を得たバシャクシェヒル・スポルは、試合数が多い中だが、トラブゾン・スポルを抜き首位に立った。
 バシャクシェヒル・スポルの経験豊かな選手マルティン・シュクルテルが、アンカラ・グジュ戦でもらったイエローカードのため、ガラタサライ戦では、累積警告で出場停止となる。

                 試合経過

 前半10分、マルティン・シュクルテルが、ペナルティエリア内でサバ・ロブザニーゼに執ったファウルを咎め、ヒュセイン・ギョチェク主審が、PKを指示した。同12分、このPKを蹴ったロドリゲスが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らし、アンカラ・グジュが1:0と先制した。
 同14分、エディン・ヴィスチャが右コーナーキックを蹴り、ペナルティエリア内で、クリヴェリがヘッドで合わせると、ボールがゴールネットを揺らそうかという間際に、サバ・ロブザニーゼがゴールライン際からボールを出した。プレーが続行するなか、ディフェンダーがボールを大きくクリアした。
 同26分、バシャクシェヒル・スポルのディフェンスが、大きくクリアできなかったボールが、ミチャラクの前に転がった。そのミチャラクは、ボールを得て、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、GKと1対1となった。そして、シュートを放つと、ボールはゴールマウスと並行に流れてしまい、アンカラ・グジュが、絶好の機会を活かすことができなかった。
 同27分、バシャクシェヒル・スポルのエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から放った強烈なシュートは、転がりながら外に出て行ってしまった。
 同35分、右サイドからペナルティエリア内へと入ったエディン・ヴィスチャがセンタリングを入れると、GKフリードリヒが大きくクリアしようとしたが、ボールはアレクシッチの前に転がってしまった。そのアレクシッチがシュートを放つと、GKフリードリヒがパンチングで防ぎ、ボールはバーに当たったあと、ピッチに跳ね返った。
 同36分、相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールに合わせて動き出したエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールに追いついた。そのエディン・ヴィスチャが強いシュートを放つと、GKフリードリヒが右に跳び、ボールを止め、ゴールチャンスを逃してしまった。そして、前半は、アンカラ・グジュが1:0とリードしたまま終わった。
 後半7分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだクリヴェリが、傍らにいたエディン・ヴィスチャにボールを預けた。狙い澄ましたシュートで、ファーサイドのコーナーを狙おうとしたエディン・ヴィスチャだったが、GKフリードリヒが左側に体を伸ばし、これを防いだ。
 同14分、バシャクシェヒル・スポルが同点に追いついた。アンカラ・グジュが攻撃に移ろうかというところで、ボールを奪ったロビーニョが、そのボールを持ち左サイドからペナルティエリア内へと入った。そのロビーニョがシュートを試みると、GKフリードリヒは、左側に体を伸ばし、これを防いだ。だが、フリードリヒからの跳ね返りのボールを、ゴールエリア内に詰めていたアレクシッチが落ち着いて仕上げを行ったのだった。1:1。
 同28分、バシャクシェヒル・スポルが勝ち越した。ペナルティエリアのすぐ手前から、アレクシッチが、ペナルティエリア内にいたエディン・ヴィスチャにボールを出した。一旦、ボールをコントロールしたエディン・ヴィスチャの放ったシュートが、アンカラ・グジュのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 そして、バシャクシェヒル・スポルが、そのまま1:2で勝利を収めたのだった。

【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ=ステリオス・キッツォー、リカルド・ファティ、パズダン・ミカル、アッティラ・トゥラン=オスカー・スカリオーネ(後半38分:アイドゥン・カラブルト)、ダニエル・ルカシク(後半33分:セブレル・カラエル)=コンラード・ミチャラク(後半34分:イルハン・パルラク)、サバ・ロブザニーゼ(後半27分:セダト・アーチャイ)、ティアゴ・ピント(後半34分:デヴァー・オリギル)=ゲルソン・ロドリゲス
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半ロスタイム4分:ポンク)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半42分:ベルカイ・オズジャン)=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム4分:フレデリック・グルブランドセン)、ダニエル・アレクシッチ(後半42分:メフメット・トパル)、エンゾ・クリヴェリ=デンバ・バ(後半11分:ロビーニョ)



シセ、いいところ見せる、アランヤ・スポル、決勝進出(TRT 20. 6.19)

シセ(ソズジュ紙) フレディ、ジェイフン・ギュルセラム、スティーヴン・コーカー(左から)(ヒュリエット紙)  トルコ杯準決勝第2戦で、アランヤ・スポルは、アンタルヤ・スポルを4:0でくだし、決勝で、トラブゾン・スポルと対峙することになった。なお、アランヤ・スポルは、第1戦では、アンタルヤ・スポルを0:1でくだしていた。

 アランヤ・スポルは、トルコ杯準決勝第2戦で、アンタルヤ・スポルをホームに迎えた。コロナ騒動のため無観客となったこの試合、アランヤ・スポルが、アンタルヤ・スポルを4:0でくだし、トルコ杯決勝でトラブゾン・スポルと対峙することになった。
 アランヤ・スポルのゴールは、前半15分、後半1分、同4分に、パピス・シセが、前半25分に、ジェイフン・ギュルセラムのあげたものだった。第1戦を0:1で勝っているアランヤ・スポルは、トルコ杯決勝戦で、トラブゾン・スポルの相手になった。アランヤ・スポルとトラブゾン・スポルは、トルコ杯の決勝戦で顔を合わすばかりか、トルコ・リーグで、6/22(月)にも対戦することになっている。

                 試合経過

 前半15分、アランヤ・スポルが先制した。バカセタスが蹴った左コーナーキックに対し、いいジャンプを見せたコーカーがヘッドで合わせた。そのボールがディフェンダーから跳ね返ると、そのボールがシセの前に転がった。シセは、そのボールを、相手GKの左を抜けるゴールを決めたのだった。1:0。
 同25分、ホームのアランヤ・スポルが、点差を2と拡げた。バカセタスが、左コーナーキックを蹴ると、ジェイフン・ギュルセラムが、それに合わせると、ボールは、ピッチに跳ね返ったあとゴールインしてしまった。
 同32分、中盤で、ジェイフン・ギュルセラムが奪ったボールを、左サイドを駆け上がったフェルナンデスに出した。ペナルティエリアの外ゴール斜め前でボールをコントロールしたジュニオール・フェルナンデスがシュートを試みたが、ボールは、バーに当たり外に出て行ってしまった。
 同34分、右サイドで生まれたアンタルヤ・スポルの攻撃で、ハカン・オズメットが、ペナルティエリア内に出したボールに、ヤホヴィッチがヘッドで合わせたが、GKマラフォナが、外に出しただけだった。そして、前半は、アランヤ・スポルが2:0とリードして終わった。
 後半1分、アンタルヤ・スポルのディフェンスのパスミスを咎め、ボールをカットしたサリフ・ウチャンが、ペナルティエリア内へとボールを送った。PKポイントのところにいたシセが、それに合わせシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らした。3:0。
 同3分、シセが、この日自身での3点目、チームとしては4点目を決めた。バカセタスがペナルティエリア内へとボールを入れると、GKの前で足を出したシセがゴールを決めたのだった。
 同ロスタイム2分、アンタルヤ・スポルのパウル・ムカイルが、ペナルティエリアに向けて入れたスルーパスに反応したドーウカン・シニクが、GKと1対1となり、シュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。この結果、アンタルヤ・スポルを4:0でくだしたアランヤ・スポルが、トルコ杯決勝のトラブゾン・スポルの相手と決まった。なお、この試合を、トルコ代表監督シェノル・ギュネシュが、スタンドで観戦していた。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジェイフン・ギュルセラム(後半30分:オヌル・ブルト)、サリフ・ウチャン(後半12分:エミルジャン・アルトゥンタシュ)=エフェジャン・カラジャ(後半30分:ムサ・チャーウラン)、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス(後半12分:ジャルマ・カンポス)=パピス・シセ(後半30分:ムスタファ・ペテクメク)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、ヴェイセル・サル、オンドレジ・チェルスカ(前半45分:エレン・アルバイラク)、フェドール・クドゥリアショフ=フレディ・クレンベ(後半1分:グスタヴォ・ブランコ)、ハカン・オズメット=シナン・ギュムシュ(後半8分:チコ)、ルーカス・ポドルスキ(後半8分:パウル・ムカイル)、アミルトン=アディス・ヤホヴィッチ(後半24分:ドーウカン・シニク)



トラブゾン・スポル、目は、ソーサとンワケメへ(ミリエット紙 20. 6.18)

ホセ・ソーサ(ファナティック紙) ンワケメ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、トルコ杯でも、トルコ・リーグでも、満足の行く歩みを進めているが、チ−ム内では、故障を抱える主将のホセ・ソーサとアンソニー・ンワケメの状態が気にかかることである。

 トラブゾン・スポルの主将ホセ・ソーサの故障の具合は軽いものであり、試合の登録メンバーに入りうるものだと言われている。しかしながら、ヒュセイン・チムシル監督は、今後の数節を前に、ホセ・ソーサにリスクをかけたくないと考えている。フェネルバフチェと戦ったトルコ杯の一戦で、太腿の鼠径部を傷めたンワケメは、その部分に腫れがあるため、MR検査をできないでいることが明らかにされている。トラブゾン・スポルのメディカルチームは、ナイジェリア人選手ンワケメに対し、氷を使ったアイシングの措置を執り対応しているところだ。
 この月曜日に行われるトルコ・リーグのアランヤ・スポルとのアウェー戦に、ホセ・ソーサ自身が大丈夫と思い、出場を求めても、最終決定はヒュセイン・チムシル監督の決めるところである。氷を使った治療を続けるンワケメの場合は、MR検査のあと明らかになるだろうと考えられているところだ。



フェネルバフチェ 1:3 トラブゾン・スポル(フェネルバフチェ公式HP+アクシャム紙補綴 20. 6.17)

フィリップ・ノヴァク(左)デニズ・テュリュチ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) アレキサンダー・ソルロート(中)を讃えるンディアエ(左)とンワケメ(右)(ファナティック紙)  フェネルバフチェが、トルコ杯準決勝第2戦で対戦したトラブゾン・スポルに、1:3で敗れた。フェネルバフチェのゴールは、前半42分にデニズ・トゥルチが決めたのに対し、トラブゾン・スポルは、前半6分と後半38分にアレキサンダー・ソルロートが、後半ロスタイム4分にフィリップ・ノヴァクがあげたものだった。エムレ・ベレズオウル主将は、前半24分、2枚目のイエローカードからレッドカードをもらった。この結果、フェネルバフチェは、トルコ杯からの敗退が決まった。

                 試合経過

 前半6分、トラブゾン・スポルが先制した。エクバンが、相手陣内の中ほどから、相手守備陣の背後にボールが入れると、そのボールを受けたアレキサンダー・ソルロートが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前からシュートを放つと、ボールは、セルダル・アズィズに当たりゴールインしたのだった。0:1。
 同24分、フェネルバフチェの主将エムレ・ベレズオウルがレッドカードをもらった。控えのベンチにいたエムレ・ベレズオウルが、プレーが止まったとき、トラブゾン・スポルのアレキサンダー・ソルロートと口論になり、イエローカードをもらった。そのあと、ジュナイト・チャクル主審に文句を言ったエムレ・ベレズオウルに対して、2枚目のイエローカードが出されレッドカードとなったのだった。
 同42分、フェネルバフチェが同点に追いついた。左サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだハサン・アリ・カルドゥルムがセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたデニズ・テュリュチが、ヴォレーでゴールを決めたのだった。1:1。そして、前半は、1:1の同点のまま終わった。
 後半10分、メフメット・エキジが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から蹴ったフリーキックが、直接ゴールを狙うと、GKウーウルジャン・チャクルが辛うじてコーナーキックに替えた。
 同38分、アウェーのトラブゾン・スポルが、再び勝ち越した。突然生まれた攻撃で、左サイドでボールを得たエクバンが、ペナルティエリア内へと持ち込んでからボールをアレキサンダー・ソルロートに出した。全くフリーだったアレキサンダー・ソルロートは、それに合わせるだけで良かった。1:2。
 同45分、メフメット・エキジが、ペナルティエリア手前からシュートを試みると、ボールは、相手選手に当たり方向が変わったところ、GKウーウルジャン・チャクルが辛うじてパンチングで防ぎ、コーナーキックへと替わった。
 同ロスタイム4分、トラブゾン・スポルが点差を2と拡げた。ンディアエが、自陣で相手から奪ったボールで、攻撃に移った。ペレイラからのパスで、再びボールを得たンディアエが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア・ライン上にいやフィリップ・ノヴァクが、それに合わせると、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルの右を抜けゴールに収まったのだった。1:3。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナビル・ディラル、セルダル・アズィズ(後半16分:ジャイルソン)、シモン・ファレッテ、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガ・ジエルジ(後半34分:メヴルト・エルディンチ)、ルイス・グスタボ、ミハ・ザイッチ(後半1分:メフメット・エキジ)=デニズ・テュリュチ(後半16分:フェルディ・カドゥオウル)、ガリー・ロドリゲス(後半43分:オメル・ファルク・ベヤズ)=ヴェダト・ムリキ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、マジド・ホセイニ、ガストン・カンピ、フィリップ・ノヴァク=バドゥ・ンディアエ、アブドゥルカディル・パルマク(後半42分:セルカン・アサン)=カレブ・エクバン(後半42分:アブドゥラヒム・ドゥルスン)、アブドゥルカディル・オミュル(後半34分:ドーアン・エルドーアン)、アンソニー・ンワケメ(前半35分:ビラル・バシャジュクオウル)=アレクサンダー・ソルロート(後半42分:ヒュセイン・テュルクメン)



シワス・スポル 1:0 デニズリ・スポル(NTV+フォトマッチ紙補綴 20. 6.16)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(左)ザカリャ・ベルクディッヒ(右)(ヒュリエット紙) ヤタバレ(後ろ向き)を讃える(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第27節最終試合で、シワス・スポルは、ホームに迎えたデニズリ・スポルを1:0でくだし、3位に上がった。

 トルコ・リーグ第27節最終試合で、シワス・スポルが、デニズリ・スポルをホームに迎えた。この試合の前半は、両者ともに好機を作るのに苦しんでいたが、デニズリ・スポルでは、ゼキ・ヤウルが、同44分、ウーウル・チフトチに対して執った激しいチェックに対し、ダイレクトでレッドカードが出された。この試合のゴールの幕を切って落としたムスタファ・ヤタバレが、同ロスタイム1分にシワス・スポルを1:0と先制させた。
 後半では、他のゴールは生まれることはなく、シワス・スポルが、1:0で、この試合を制したのだった。この結果、勝ち点を52に伸ばしたシワス・スポルは、ガラタサライが敗れたため、3位に上がった。トルコ・リーグで3試合ぶりに敗戦を喫したデニズリ・スポルは、同31に留まった。

                 試合経過

 前半17分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、バーの上を僅かに越えて外に出て行った。
 同21分、オルジャイ・シャハンが、右サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、アイサティが強いシュートを試みたが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れ外に出て行った。
 同29分、ペナルティエリアのいい位置でボールを得たサッコがシュートを放つも、GKサマッサがゴールを許さなかった。
 同40分、ファーティフ・アクソイが、ペナルティエリアの外からループシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同45分、シワス・スポルが先制点を決めた。メルト・ハカン・ヤンダシュが、ゴールやや左斜め前からフリーキックを蹴ると、ボールは、壁に当たりこぼれた。そのこぼれ球のコースに入ったヤタバレがゴールに放り込んだのだった。1:0。
 後半20分、エムレ・クルンチが、ペナルティエリアの外から蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったものだったが、GKトルガハン・アジャルがコントロールした。
 同24分、ヤシン・オズテキンが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたヤタバレがヘッドで合わせたが、ボールは、ディフェンダーから跳ね上がりバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同29分、ファーティフから出たパスを、ペナルティエリアの外で受けたコーネが強いシュートを試みたが、GKトルガハン・アジャルがボールを押さえてしまった。

【シワス・スポル】ママドゥ・サマッサ=バルシュ・ヤルドゥムジュ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ファーティフ・アクソイ=クローデミ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半1分:ズィヤ・エルダル)=エムレ・クルンチ(後半ロスタイム2分:イサク・コフィ)、ムスタファ・ヤタバレ(後半26分:アルナ・コーネ)、エルドーアン・イエシルユルト(後半20分:ヤシン・オズテキン)
【デニズリ・スポル】トルガハン・アジャル=ゼキ・ヤウル、オウズ・ユルマズ、ムスタファ・ユムル、ザカリャ・ベルクディッヒ=オルジャイ・シャハン(後半1分:オジェニ・オナズィ、後半15分:マルク・キボング・ンバンバ)=ハディ・サッコ(後半25分:セダト・シャヒンテュルク)、ラダスロウ・ムラウスキ、イスマイル・アイサティ(後半45分:オズギュル・チェク)、フーゴ・ロダレガ=オスカー・エストゥピナン(後半1分:ティアゴ・ロペス)



チャイクル・リゼ 2:0 ガラタサライ(NTV 20. 6.15)

トゥナイ・トルン(左)マルセロ・サラッキ(右)(ガラタサライ公式HP) ミラン・スコダ(右から2人目)を讃える(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグがコロナ騒動で生まれた中断期間ののち、首位争いの留まっている位置から続行したいと願っていたガラタサライだったが、91日ぶりの試合で、降格圏から抜け出したがっているチャイクル・リゼに2:0で敗れた。リゼでチャンスを見い出せなかった夜を経験したガラタサライは、ムスレラとアンドーネが故障を発生させただけではなく、アデム・ブユックがレッドカードをもらい退場処分となった。

 コロナ騒動のため、長期に渡り中断したトルコ・リーグの最後の試合を、3月15日にテュルク・テレコム・アリーナで無観客で戦ったベシクタシュとのダービーマッチを行ったガラタサライが、91日ぶりに試合に登場した。ガラタサライが、トルコ・リーグ第27節で、降格圏から逃れたいチャイクル・リゼとのアウェー戦を戦った。チャイクル・ディディ・スタジアムで、コロナウイルス防御のため、無観客で行われたこの試合は、チャイクル・リゼが2:0で制した。ホームのチャイクル・リゼに勝利をもたらしたゴールは、スコダとトゥナイ・トルンが決めたものだった。
 リゼで幸少なき夜を過ごすことになったガラタサライは、ムスレラとアンドーネが傷んだだけではなく、イエローカードをもらったライアン・ドンクが累積警告で出場停止に、また、レッドカードをもらったアデム・ブユックとともに、次節のガジシェヒル・ガジアンテップ戦には出場できない。トルコ・リーグで、10試合ぶりに敗れたガラタサライは、勝ち点が50に留まり、チャイクル・リゼは同28に伸ばした。

                 ムスレラ、故障を発生

 前半14分、不運な故障を発生させたフェルナンド・ムスレラが、救急車で病院へと搬送された。ムスレラは、右脚の脛骨と腓骨の骨折が確認された。そのため、同24分、オカン・コジュクが、ムスレラの替わりに投入された。
 同42分、チャイクル・リゼは、PKで1:0と先制した。

                 PKでゴール

 同40分、サムディオが倒されたのを咎めたヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はPKを指示した。同42分、スコダが、このPKを蹴ると、GKオカン・コジュクは、右を抜けゴールネットに向かおうかというボールをパンチングで防いだ。だが、その跳ね返りのボールの仕上げを、スコダが行い、ボールは、ガラタサライのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、後半に入るにあたり、2人の選手を交替して臨んだ。エムレ・アクババとフローリン・アンドーネを投入したのだ。後半早々に優位に立ったのは、ホームのチャイクル・リゼの方だった。トゥナイ・トルンが決めたゴールで、点差を2と拡げたのだ。スピードに乗った攻撃で、ペナルティエリア内でボールを得たダリオ・メルニャクが、左サイドから内へ送ったパスが、マリオ・レミナからこぼれると、そのボールがトゥナイ・トルンの前に転がった。そのトゥナイ・トルンが、至近距離からシュートを放つと、ボールは、オカン・コジュクの左を抜けゴールが決まったのだった。

                 ライアン・ドンクとアデム・ブユックが出場停止へ

 ガラタサライえは、イエローカードをもらったライアン・ドンクと、レッドカードをもらったアデム・ブユックが、次節に対戦するガジシェヒル・ガジアンテップ戦では出場停止となる。

                 フローリン・アンドーネの故障

 ガラタサライは、ムスレラに次いで、後半23分、フローリン・アンドーネが故障を発生させた。チャイクル・リゼのGKと衝突したフローリン・アンドーネは故障を発生させ、交替を余儀なくされてしまった。フローリン・アンドーネに替えて投入されたのはユネス・ベランダだった。
 試合の残り時間では、他のゴールは生まれることなく、チャイクル・リゼが2:0で勝ち、大きな1勝を手にしたのだった。なお、この敗戦は、ガラタサライにとっては10試合ぶりのものだった。

【チャイクル・リゼ】タルク・チェテン=ミコラ・モロズュク、モンタサール・タルビ、イヴァニルド・フェルナンデス、ダリオ・メルニャク=アメデジ・ヴェトゥリヒ(後半43分:ブラク・アルバイラク)、イスマエル・ディオマンデ(後半36分:オウズ・カーン・グチテキン)=トゥナイ・トルン(後半23分:オウルジャン・チャーラヤン)、デニス・ガルマッシュ(後半23分:アブドラハ・ドゥラク)、ブライアン・サムディオ=ミラン・スコダ(後半43分:オルハン・オヴァジャクル)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ(前半24分:オカン・コジュク)=マリアーノ・フィーリョ、ライアン・ドンク、アフメット・チャルク(後半1分:フローリン・アンドーネ、後半27分:ユネス・ベランダ)、マルセロ・サラッキ=マリオ・レミナ、ジャン・ミシェル・セリ、オメル・バイラム(後半1分:エムレ・アクババ)=ソフィアン・フェグリ、ラダメル・ファルカオ、ヘンリー・オニエクル(後半31分:アデム・ブユック)



バシャクシェヒル・スポル 2:0 アランヤ・スポル(イエニ・シャファク紙 20. 6.14)

サリフ・ウチャン、イルファン・ジャン・カフヴェジ、エフェジャン・カラジャ(左から)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) マフムト・テクデミル(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグで優勝争いをしているバシャクシェヒル・スポルが、アランヤ・スポルを2:0でくだした。バシャクシェヒル・スポルのゴールは、マフムト・テクデミルとエディン・ヴィスチャ(PK)の決めたものだった。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点でトラブゾン・スポルに並んだ。

                 試合経過

 前半4分、バシャクシェヒル・スポルがゴールに近づいた。右コーナーキックを、エディン・ヴィスチャが蹴ると、そのボールコースに入ったクリヴェリが、絶好の位置でヘッドで合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同7分に生まれたホームのバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、エディン・ヴィスチャが、アランヤ・スポルのペナルティエリアの手前のいい位置にいたイルファン・ジャン・カフヴェジにパスを出した。そのイルファン・ジャン・カフヴェジが、それに合わせてインサイドキックでシュートを試みたが、GKマラフォナの脚にからめとられてしまった。
 同11分、アウェーのアランヤ・スポルが効果的な攻めを見せた。マルティン・シュクルテルのミスを咎め、ボールを得たシセが、ペナルティエリア内でフリーになっていたバカセタスにボールを出した。GKメルト・ギュノクの1対1となったバカセタスがシュートを放ったが、ボールは、メルト・ギュノクに当たりコーナーキックに変わった。
 同45分、スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、左サイドからペナルティエリア内へと入り込んだエディン・ヴィスチャが、ボールをペナルティエリアの手前にいたアレクシッチに出した。走り込んで来たアレクシッチが強烈なシュートを放ったが、ボールは、ディフェンダーに当たり、サイドバーを外れて外に出て行き、コーナーキックに変わった.
 後半8分、イルファン・ジャン・カフヴェジのスルーパスに反応してボールを得たエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア内へと持ち込んでからシュートを放ったが、GKモラフォナからの跳ね返りのボールを、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 同15分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだイルファン・ジャン・カフヴェジのセンタリングに対し、クリヴェリがヘッドでボールを落とした。そのボールを捉えたアレクシッチがシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスから跳ね返っただけだった。
 同19分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたマフムト・テクデミルがヘッドで合わせ、これが相手ゴールネットを揺らした。1:0。
 同32分、アリ・シャシャル・シャンサラン主審が、ペナルティエリア内でのツァヴェラスが手を使ったと看て、ヴィデオ判定システムに確認に走った。その確認後、同主審はPKの判定を下した。
 同35分、このPKを、エディン・ヴィスチャが蹴ると、ボールは、GKマラフォナの左側を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、マルティン・シュクルテル、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半43分:フレデリック・グルブランドセン)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半37分:オケチュク・アズブイケ)=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム2分:ロビーニョ)、ダニエル・アレクシッチ、デンバ・バ(後半43分:ベルカイ・オズジャン)=エンゾ・クリヴェリ
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=サリフ・ウチャン(後半27分:オヌル・ブルト)、ジェイフン・ギュルセラム=エフェジャン・カラジャ(後半41分:ウムト・ギュネシュ)、アナスタシオス・バカセタス、ジュニオール・フェルナンデス=パピス・シセ



ギョズテペ 1:3トラブゾン・スポル(フォトマッチ紙改) 20. 6.13)

ンワケメ(左)を讃えるフィリップ・ノヴァク(右)(トラブゾン・スポル公式HP) アレキサンダー・ソルロート(左)とソネル・アイドーウ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第27節でアウェーで戦ったギョズテペ戦を1:3で制し、優勝争いに大きな壁を失うものなく乗り越えた。コロナ騒動後、素晴らしい復帰戦を飾ったトラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、ンワケメ、エクバン(PK)、アブドゥルカディル・オミュルがもたらした。

 首位のトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグに勝利で戻ってきた。コロナ騒動のため、87日を経てギョズテペ戦に臨んだトラブゾン・スポルは、イズミルでのアウェー戦を1:3で制し、首位争いに失うものはなかった。
 トラブゾン・スポルは、前半17分、ンワケメのゴールで先制した。ワンツーのあと、ボールを受けたペレイラが右サイドからセンタリングを入れた。それに、フリーになっていたンワケメがヘッドで合わせたのだった。0:1。トラブゾン・スポルのゴールのあと、スタンドに座っていたギョズテペのGKエレン・ビレンとトラブゾン・スポルの理事との間で言い合いが起こっていた。同41分、ギレルメがレッドカードをもらった。ギョズテペのカストロに厳しいチェックに入り、この日2枚目のイエローカードをもらった結果だった。後半7分、エクバンがPKを決め、トラブゾン・スポルは楽になった。中盤で奪ったボールを持ち、ギョズテペのゴールにまで持ち込んだアレキサンダー・ソルロートが、ペナルティエリア内でポコにより倒されると、ゾルバイ・クチュック主審がPKを指示したのだった。後半12分、アルパスラン・オズテュルクがPKを決め、ギョズテペが点差を1と縮めた。ペナルティエリア内で、ダ・コスタが、ヘッドでボールを出そうとしたジェロームを倒した。ゾルバイ・クチュック主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示したのだった。同39分、アブドゥルカディル・オミュルが、この日最後のゴールを決めた。ディフェンスから放り込まれたロングボールに追いついたアブドゥルカディル・オミュルが、GKベトと1対1となった。そのベトがチェックしたボールが、アブドゥルカディル・オミュルに当たりゴールインしたのだった。
 この結果、勝ち点を56に伸ばしたトラブゾン・スポルは、後ろから追いかけるバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差は3となったのに対し、ギョズテペは同37に留まった。

                 ンワケメ、11ゴール目

 トラブゾン・スポルのスター選手アンソニー・ンワケメは、トルコ・リーグに素晴らしい復帰を飾った。ンワケメは、今季出場した25試合目で11ゴール目を記録した。

                 ホセ・ソーサ主将は出場せず

 このギョズテペとの重要な一戦に臨んだトラブゾン・スポルに、ホセ・ソーサからは悪い知らせ。軽い故障を発生させているが、このイズミル遠征に帯同されていたホセ・ソーサは、この試合のベンチに入らなかった。

【ギョズテペ】ベト=ムラト・パルリ、クリスティアン・ティティ、アルパスラン・オズテュルク、ベルカン・エミル=ソネル・アイドードゥ(後半32分:マルシオ・モッソーロ)、アンドレ・カストロ=セルダル・ギュラル、ハリル・アクブナル(後半18分:キャーミル・ヴィルツェック)、ステファノ・ナポレオニ(前半36分:アンドレ・ポコ)=カメロン・ジェローム(後半32分:デニズ・カダー)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ジョアオ・ペレイラ、ガストン・カンピ、マヌエル・デ・コスタ、フィリップ・ノヴァク=ギレルメ、アブドゥルカディル・パルマク、アブドゥルカディル・オミュル(後半41分:セルカン・アサン)=カレブ・エクバン(後半ロスタイム1分:ヒュセイン・テュルクメン)、アレクサンダー・ソルロート(後半ロスタイム1分:ドーアン・エルドーアン)、アンソニー・ンワケメ(後半22分:バドゥ・ンディアエ)



ベシクタシュからナナ・アンポマーにレンタルでのオファー(ファナティック紙 20. 6.12)

ナナ・アンポマー(ファナティック紙)  来季に向けての補強活動を続けているベシクタシュが、フォルトゥナ・デュッセルドルフのナナ・アンポマーに対し、レンタルでの移籍を求めるオファーを出した。

 ベシクタシュが、来季に向け、財政に見合った補強を模索し続けているなか、その俎上に上がってきている最新の名前はフォルトゥナ・デュッセルドルフのナナ・アンポマーだ。ガーナからの報道で、ベシクタシュが、フォルトゥナ・デュッセルドルフで苦悩の日々を送るナナ・アンポマーを、レンタルで獲得すべくオファーを出したというのだ。
 昨夏、400万EUROでワースラント・ベフェレンからフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍したナナ・アンポマーには、ベルギーのクラブ・ブルージュが獲得の名乗りを上げているにも拘わらず、ベシクタシュが、獲得へ、早くから行動を開始していたことで、アドヴァンテージを得ていることが明らかになってきている。今季、ブンデスリーガで12試合の出場の機会を得た24歳のナナ・アンポマーは、夏には、チームを去るものと考えられている。特にベルギー時代のプレーに対しては、大きな注目を集めていたナナ・アンポマーの移籍に、ベシクタシュが一歩先んじていると言われている。



ベシクタシュの先発メンバー、明らかに(TRT) 20. 6.11)

セルゲン・ヤルチュン監督(ミリエット紙)  ベシクタシュでは、この土曜日に行われるアンタルヤ・スポル戦に焦点が絞られている。セルゲン・ヤルチュン監督は、ピッチに送り出す先発メンバーを固める努力をしているところだ。

 ベシクタシュは、今季残り8試合を、勝利でもって始めたいと望んでいる。セルゲン・ヤルチュン監督は、ピッチに送り出す先発メンバーを固める努力をしているところだ。
 ロリス・カリウスが去ったあと、誰をGKに持ってくるかが関心の的だ。ウトゥクとエルシンでリーグ戦を乗り切るつもりのベシクタシュで、ウトゥクが一歩先んじているところだ。ディフェンスの右サイドにはギョクハン・ギョヌル、左サイドにはジャネル・エルキンを持ってくる同監督は、ストッパーにはドマゴイ・ヴィダとヴィクトール・ルイスを起用するつもりだ。だが、先週、軽い故障を発生させ恢復はしているヴィクトール・ルイスを休ませる場合には、若きストッパーのエルドーアンが出場の機会を得るかもしれない。
 ディフェンスの前には意欲的なアッティバ・ハッティンソンを置く。「4-1-4-1」システムを採る中盤には、右サイドにイェレマイン・レンス、左サイドには、故障を抱えるケヴィン・エンコンドゥに替えて、アブドゥライ・ディアビを起用するものと思われる。そして、同監督は、中盤の真ん中にはモハメッド・エルネニとアデム・リャイッチを持ってくる算段だ。しかし、準備期間に衆目を集めていたカルタル・カリャ・ユルマズを、この位置に起用する選択もある。ブラク・ユルマズは、出場停止で、このアンタルヤ・スポル戦には出場できない。そこで、同監督は、その替わりとして、ウムト・ナイルとケヴィン・プリンス・ボータングを考えている。この2人からのチョイスは、首脳陣が、最後の戦術練習を見て決めることになろう。



カイセリ・スポル戦で、セルダル・アズィズのパートナーはルイス・グスタヴォ(アクシャム紙 20. 6.10)

ルイス・グスタヴォ(ファナティック紙)  フェネルバフチェで、この金曜日の夜に行われるカイセリ・スポル戦で、セルダル・アズィズの傍らに起用されるのは、どの選手かが明らかになった。今季、この位置は、ジャイルソンが起用されてきたが、2日後に行われる試合では、ストッパーにルイス・グスタヴォが起用されることになる。

 フェネルバフチェは、カイセリ・スポル戦で勝利を持って帰ろうとしている。この金曜日の試合だけではなく、今季の残りの試合では、メンバー構成にせよ、戦術理解の面でも、変更をしようと考えられている。そのトップに来るのが、ディフェンスラインだ。ストッパーには、セルダル・アズィズは絶対的な存在。そして、そのセルダル・アズィズの傍らに誰を持ってくるのかが明らかになり始めている。今季を通じて、ストッパーとしてプレーしてきたMFジャイルソンは、ついに、この位置には考えられていないのだ。
 直近の練習試合では。シモン・ファレッテとルイス・グスタヴォが試されていた。シモン・ファレッテは本職のストッパーだが、ルイス・グスタヴォの方が、より活躍していたと見えた。今季を通じて、ディフェンスに大きな苦悩を抱えていたフェネルバフチェは、先ずは、その状況を整えたいと考えている。そのため、全きのジョーカーとして、ルイス・グスタヴォを、この位置に下げることを考えている。
 しかし、ルイス・グスタヴォをディフェンスに下げると、中盤に生まれる空白を埋めねばならない。エムレ・ベレズオウルとオザン・トゥファンと並び、中盤に起用される3人目の選手は、メフメット・エキジ、トルガ・ジエルジ、ミハ・ザイッチのいずれかになるものと思われる。



トラブゾン・スポル、ヒュセイン・チムシル監督、ツートップに回帰(ファナティック紙 20. 6. 9)

ヒュセイン・チムシル監督(ファナティック紙)  この金曜日に、アウェーで戦うギョズテペ戦でトルコ・リーグを、再びスタートさせるトラブゾン・スポルで、その選手構成が明らかになり始めている。戦術練習で、アレキサンダー・ソルロートとエクバンを一緒にプレーさせていたヒュセイン・チムシル監督は、中盤では、ホセ・ソーサとアブドゥルカディル・パルマクの組み合わせで固めるつもりだ。その詳細は、、、

 トルコ・リーグ第26節を首位で終えたトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグに爆発的な動きで戻って来ようと準備を整えている。アウェーで戦う、重要なギョズテペ戦に的を絞っているヒュセイン・チムシル監督はの、ピッチに送り出す先発メンバーが、かなり明らかになって来ている。だが、まだ、不明確なポジションが若干ある。同監督の決断で最も注目を集めそうなのが、ギョズテペ戦ではツートップを採用するということだ。アレキサンダー・ソルロートとエクバンを、直近の練習では同時に起用していた同監督は、エクバンを一歩引いた位置に置くことを考えている。アレキサンダー・ソルロートに比べて、中盤により近い位置に置くエクバンの背後には、ホセ・ソーサとアブドゥルカディル・パルマクの2人がサポートする態勢を執るものと思われる。トルコ・リーグの中断期間を利用して膝の手術を受けたンディアエは、どのように故障の影響を除去していようと、今のところは、アブドゥルカディル・パルマクが一歩先行している。

                 サイドも明らかに

 右サイドはアブドゥルカディル・オミュル、左サイドはンワケメに任せる。同様に、バックスの両サイドは、ノヴァクとペレイラのもの。ストッパーは、ヒュセインとダ・コスタ間で競いあいがある。カンピに対する信頼の大きい同監督は、カンピの傍らには、この2人の内から1人を起用することになろう。



フェネルバフチェ、衝撃の補強攻撃、レイヴァン・クルザワ(ファナティック紙 20. 6. 8)

レイヴァン・クルザワ  フェネルバフチェが、補強爆弾を炸裂させる。左サイドバック探しを続けるフェネルバフチェの俎上に、驚きの名前が上がってきている。フェネルバフチェが、パリ・サンジェルマンとの契約が満了するフランス人スター選手レイヴァン・クルザワを求めている。フェネルバフチェは、移籍金の問題のない功績著しいレイヴァン・クルザワ獲得に向け、今週にも、交渉を活発化させることになると言われている。

 フェネルバフチェから驚きの補強攻勢。フェネルバフチェが左サイドバックの強化を、全力を傾けて続けているなか、フランスのパリ・サンジェルマンとの契約が満了するレイヴァン・クルザワを俎上に乗せることが話し合われている。この5シーズンを、パリ・サンジェルマンで過ごした27歳になっているレイヴァン・クルザワは、フランス代表としても、13回の出場経験を持つ。

                移籍金の問題はなし

 フェネルバフチェは、移籍金の問題が発生しないレイヴァン・クルザワ獲得に向け、今週中にも交渉を活発化させると言われている。今季、14試合に出場し1ゴールを記録しているレイヴァン・クルザワは、かつては7シーズンをモナコに在籍経験を持つ。



ベシクタシュ、ケヴィン・エンコンドゥとヴィクトール・ルイスに疑問符(ミリエット紙 20. 6. 7)

ケヴィン・エンコンドゥ(TRT) ヴィクトール・ルイス(スター紙)  トルコ・リーグに勝ち点3を得て復帰を飾りたいベシクタシュで、ケヴィン・エンコンドゥとヴィクトール・ルイスの故障が発生した。

 ケヴィン・プリンス・ボーティング、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンスと同様、強制的に隔離生活を経験したあと、チームに合流したケヴィン・エンコンドゥとヴィクトール・ルイスが、練習で筋肉を傷め、治療を受けていることが明らかにされた。メディカル・スタッフにより検査が行われ、直ちに治療を受け始めた2人のスター選手は、アンタルヤ・スポル戦に間に合うように手厚い努力がなされていると言われている。
 セルゲン・ヤルチュン監督は、全員の状態が整っていない場合には、ケヴィン・エンコンドゥとヴィクトール・ルイスの替わりとして。ディアビーとアデム・リャイッチを起用するつもりでいるを考えられる。



ベシクタシュに、プレミアリーグからモンテネグロ人左サイドバックが!(フォトマッチ紙 20. 6. 6)

セアド・ハクシャバノヴィッチ  ベシクタシュでは、今季末に契約が満了するジャネル・エルキンと、まだ新しい契約が行えてないため、左サイドバック探しが続けられている。ここまで、左サイドバックの補強ということで、ミハエル・カルボニックやオスカー・エストゥピアンと交渉を持ったと言われているベシクタシュが、モンテネグロ人選手セアド・ハクシャバノヴィッチ獲得に向けウェストハム・ユナイテッドとの接触をしていると言われている。

 ベシクタシュのフロントは、ギョクハン・ギョヌルのように、ジャネル・エルキンが出て行く可能性に対処すべく、替わりとなる選手獲得に向け動いている。ポーランドの報道で、レギア・ワルシャワが、ミハエル・カルボニックに対するオファーを拒否したと伝えたあと、エクアドル人選手オスカー・エストゥピアンの名が俎上に上がった。
 最新情報として、ベシクタシュが、スウェーデンのノルシェーピンにレンタルで加入しているモンテネグロ人左サイドバックの選手セアド・ハクシャバノヴィッチの獲得に向け、ウェストハム・ユナイテッドの扉を叩いたと言われている。21歳の若いセアド・ハクシャバノヴィッチに、ベシクタシュがこだわっていると言われている。



ガラタサライ、ストッパーに苦しむ(TRT 20. 6. 5)

ファーティフ・テリム監督(ベイン・スポル)  マルカオの故障ニュースは、ガラタサライにストッパーでの苦悩をもたらしてしまった。約1ヶ月はピッチに立てないブラジル人選手マルカオを欠くことが、首脳陣をして頭を抱えさせてしまっているのだ。

 トルコ・リーグが、残すところ8節という時点で、ガラタサライにストッパー問題が発生した。内側筋を傷めたマルカオが、少なくとも3〜5週間、試合に出られなくなった。 マルカオを欠くということが、ファーティフ・テリム監督を考え込ませているのだ。長期の故障ということで、前後半の間にライセンスを消去したクリスチャン・ルインダマは、残る節にプレーすることはできない。2人の経験豊かな選手を欠くといういことで、同監督に新しい人材探しに向かわせている。トルコ・リーグ中断前には、固定したメンバー構成を作り上げていた同監督に、マルカオの欠場は、強制的にメンバー構成の変更を強いているのだ。

                 エミン・バイラムが選択肢に

 ここ何週間、ストッパーの位置にはライアン・ドンクとマルカオの2人を考えていた同監督は、ライアン・ドンクと並べてアフメット・チャルクを起用するものと考えられている。更に、若いエミン・バイラムも選択肢に入って来る。ガラタサライでは、今季、ライアン・ドンクとマルカオの組み合わせを、最も多く採用してきた。クリスチャン・ルインダマは885分、アフメット・チャルクは382分、ピッチに立った。エミン・バイラムは、第19節のコンヤ・スポル戦の終盤にピッチに立っただけだ。



ガラタサライ、マルカオ・ピンチ! 今季、絶望かも(ヒュリエット紙 20. 6. 4)

マルカオ(ファナティック紙)  ガラタサライで故障を発生させたマルカオが、どれほどピッチを離れなければならないかが明らかになった。ブラジル人選手マルカオは、トルコ・リーグのチャイクル・リゼ戦、ガジシェヒル・ガジアンテップ戦、バシャクシェヒル・スポル戦、トラブゾン・スポル戦、アランヤ・スポル戦には出場できないだろう。

 ガラタサライでの練習中に受けた打撲で故障を発生させ、内側筋を傷めたことが判明したマルカオは、1ヶ月ないしは1ヶ月半の治療が要ると看られている。クリスチャン・ルインダマも故障で、契約が凍結されているガラタサライで、マルカオも、優勝争いに重要な試合に出られなくなってしまった。

                 5試合に欠く

 ブラジル人選手マルカオは、チャイクル・リゼとのアウェー戦とともに、ガジシェヒル・ガジアンテップ戦、バシャクシェヒル・スポル戦、トラブゾン・スポル戦、アランヤ・スポル戦には出場できないと思われる。

                 今季絶望の可能性も

 治療が、すぐにでも開始されたとしても、7月以前にピッチに戻る可能性はないと看られている。故障の成り行きによっては、今季絶望の可能性もある。



ベシクタシュ、ドマゴイ・ヴィダの替わりはライアン・ショットン(タクヴィム紙 20. 6. 3)

ライアン・ショットン  ベシクタシュでは、有利なオファーが来れば売ることを考えているドマゴイ・ヴィダの替わりを見つけることが考えられている。クロアチア人選手ドマゴイ・ヴィダが出て行った場合、ミドルスブラのライアン・ショットンを俎上に乗せるということになろう。

 31歳のライアン・ショットンとの交渉を考えているベシクタシュのフロントは、この補強には移籍金を支払いたくない。2017−18シーズンに、バーミンガムから移籍してきたライアン・ショットンは、ストッパーだけではなく、右サイドバックもできる選手だ。
 ミドルスブラでは、計17試合に出場し、1530分間ピッチに立ったライアン・ショットンは、3回、イエローカードをもらっている。



トラブゾン・スポル、MF獲得に動く! 今年一番の仕掛け(フォトマッチ紙 20. 6. 2)

ユスフ・アイ・ベナセル  トラブゾン・スポルで、煌めく展開があった。契約更改を、相次いで成し遂げて行っているトラブゾン・スポルでは、目が補強に向けられている。今季、ボルドーにレンタルで出されたモナコ所属のユセフ・アイ・ベナセルへオファーを出す準備をしているのだ。このモロッコ人選手ユスフ・アイ・ベナセルは、トラブゾン・スポルに熱視線を向けていると報道されている、その詳細は、、、

 契約更改を相次いで成し遂げたトラブゾン・スポルが、目を補強に向けている。トラブゾン・スポルの狙いは、モナコがパスを持つモロッコ人MFユスフ・アイ・ベナセルだと言われている。今季は、ボルドーにレンタルに出されていた23歳の職人肌のユスフ・アイ・ベナセル獲得に動いているトラブゾン・スポルは、頃合いの移籍金で成し遂げられるよう努めていると言われている。モロッコの報道では、ユスフ・アイ・ベナセルは、トラブゾン・スポルから受けるオファーに熱い視線を向けていると伝えている。

                 モナコからは構想外

 フランス生まれのユスフ・アイ・ベナセルは、サッカー人生をナンシーで始めた。2016年、モナコへ移籍したユスフ・アイ・ベナセルは、この4年間、レンタル生活を送った。市場価格が、一時は1000万EUROになったユスフ・アイ・ベナセルだが、ボルドーでは、今季、16試合に出場し779分間ピッチに立ち1アシストを記録している。モナコからは構想外となっているユスフ・アイ・ベナセルは、攻撃的中盤とボランチのポジションをこなすことができる。また、ユスフ・アイ・ベナセルは、モロッコ代表として23試合に出場している。ユスフ・アイ・ベナセルは、ここまで、ボルドー、カーン、モナコ、サンテティエンヌ、ナンシーに所属したことがあり、キャリア全体では、137試合に出場し4ゴール6アシストを記録している。



ギョクハン・トーレに新たな展開、契約延長(ハベル・テュルク紙 20. 6. 1)

ギョクハン・トーレ(ファナティック紙)  新マラテヤ・スポルは、ベシクタシュへの移籍噂が上がっているギョクハン・トーレとの契約の付帯条項となっている1年間のオプション権を行使することを、トルコ・サッカー協会に通告した。

 新マラテヤ・スポルは、今季終了後には、ベシクタシュに戻ることが取り沙汰されているギョクハン・トーレとの契約に付帯されている1年間のオプション権を行使することを、トルコ・サッカー協会に通告した。ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督が、新マラテヤ・スポルの監督時代に指導したギョクハン・トーレの移籍を望んでいると言われていた。この件に関し談話を出した新マラテヤ・スポルのアディル・ゲヴレク理事長は、「ギョクハン・トーレについて、ベシクタシュから我々に公式のオファーは届いていない。もし来るようだと、シーズン終了後に考える。ギョクハン・トーレが考えているのは、新マラテヤ・スポルのことだけだ」と述べた。
 2019-20シーズンの夏の移籍期間に、ベシクタシュから新マラテヤ・スポルに移籍したギョクハン・トーレは、新マラテヤ・スポルで、21試合に出場して2ゴール3アシストを記録している。



セヴィージャ、イルファン・ジャン・カフヴェジをかっさらう(ファナティック紙 20. 5.31)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(ファナティック紙)  スペインの報道が、イルファン・ジャン・カフヴェジのセヴィージャへの移籍が最終段階に達していると伝えている。報道によると、セヴィージャは、この補強に700万EUROを割くと伝えている。

 トルコ代表選手であり、バシャクシェヒル・スポルのスター選手であるイルファン・ジャン・カフヴェジが、ヨーロッパに進出する。フェネルバフチェが獲得を考えているという24歳のイルファン・ジャン・カフヴェジに関し、スペインから煌めく考えが出てきた。伝えるところによると、セヴィージャのスポーツディレクターのモンキが、イルファン・ジャン・カフヴェジの移籍完了までの最終段階に入っていると述べたのだ。セヴィージャは、この移籍に、バシャクシェヒル・スポル側に700万EUROを移籍金として支払うと言われている。また、モンキは、ローマにいた頃、バシャクシェヒル・スポルから、ジェンギズ・ウンデルを1500万EUROの移籍金で獲得に成功した人物だと、報道では強調されている。



セルゲン・ヤルチュン監督、タウラント・ジャカの獲得を求める(ファナティック紙 20. 5.30)

タウラント・ジャカ  来季は、財政的観点から、潜在能力を持つ若い選手に目を向けるベシクタシュが、補強活動をスピードをゆるめず続けている。ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督が、バーゼル所属のボランチ、アルバニア人選手のタウラント・ジャカを求めていると言われている。

 ベシクタシュは、来季に向け、財政的観点から、潜在能力を持つ若い選手に目を向けている。セルゲン・ヤルチュン監督の明らかにした補強リストのトップに、アルバニア人のボランチ、タウラント・ジャカの名前が上がっている。エルネニーとの契約更改が、不調に終わった場合、このバーゼル所属のタウラント・ジャカが標的だ。また、ストッパーとしては、アランヤ・スポルのイギリス人長身選手コーカーとマンチェスターユナイテッドの22歳のアクセル・トゥアンゼベを考えている。
 右サイドバックとしては、スロヴェニアのオリンピア・リュブリャナのエリック・ボアキエが候補のトップだ。そして、ベシクタシュのセンターフォワードの候補には、パルティザンの23歳のスター選手、ナイジェリア人のウマル・サディクと、ボーフムの23歳のコンゴ人選手シルヴェル・ギャンブラだ。バーゼルの29歳のスター選手タウラント・ジャカは、今季、33試合に出場し3アシストを記録している。



フェネルバフチェ、ケナン・カラマンに接近(TRT 20. 5.29)

ケナン・カラマン(TRT)  フェネルバフチェは、新シーズンに向け強力な選手構成を作り上げようと考えている。そのため、フェネルバフチェは、フォルトゥナ・デュッセルドルフのケナン・カラマンをリストアップした。

 フェネルバフチェは、補強活動を続けている。フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属のケナン・カラマンを追求している。フェネルバフチェは、来季に向けて、中盤サイドとFWの選手層を増やそうと、トルコ代表に名を連ねるケナン・カラマンを考えに入れたのだ。
 フェネルバフチェは、今シーズン終了後、獲得に動くだろう。ブンデスリーガでいいシーズンを送る26歳になっているケナン・カラマンの契約に特別条項が含まれている。現在、勝ち点27で16位のフォルトゥナ・デュッセルドルフが2部に降格した場合には、ケナン・カラマンは、200万EUROで他のクラブへの移籍が可能なのだ。肺炎を患ったケナン・カラマンは、長期に渡り、ユニフォームに手を通していなかった。だが、今季、リーグ戦14試合に出場したケナン・カラマンは、ここ5試合で5ゴールを記録して、チームに大きく貢献している。



アルタイ・バユンドゥルが出ると、ヤシン・ブヌがやって来る(ファナティック紙 20. 5.28)

ヤシン・ブヌ  フェネルバフチェは、アヤックスやシェフィールド・ユナイテッドが補強リストに上げているアルタイ・バユンドゥルが出て行った場合、パスをジローナが持つ29歳のヤシン・ブヌに、ゴールマウスを託そうとの考えが出てきている。

 アヤックスやシェフィールド・ユナイテッドが獲得したがっているアルタイ・バユンドゥルが出て行った場合、その穴を、ヤシン・ブヌで埋めようとの考えが出てきている。モロッコの報道では、セヴィージャにレンタル移籍中のヤシン・ブヌは、今季終了後、ジローナに復帰する。そのジローナは29歳のヤシン・ブヌの売却を決め、フェネルバフチェが、ヤシン・ブヌを求めていることを伝えている。その報道では、ジローナが2部に降格したあと、フェネルバフチェのスポーツディレクターのダミアン・コモリが、今季当初にヤシン・ブヌ打診にスペインを訪れたことも伝えている。

                 違約金として500万EURO支払うことになる

 一方、フェネルバフチェが、アルタイ・バユンドゥルを売り手に入れる収入で、ヤシン・ブヌの500万EUROとなる違約金を支払い、獲得することになると述べている。今季、セヴィージャにレンタルで入ったヤシン・ブヌは、リーグ戦の2試合を含め、計10試合に出場し、5ゴールを浴び、7試合ではゴールを許していない。21歳のアルタイ・バユンドゥルは、2023年5月21日まで、フェネルバフチェとの契約が残っている。アルタイ・バユンドゥルは、今季、フェネルバフチェで27試合に出場して2430分ピッチに立った。



PAOKからメンサーに600万EUROのオファー(ミリエット紙 20. 5.27)

ベルナール・メンサー  ギリシアのPAOKが、カイセリ・スポルのベルナール・メンサー獲得に、600万EUROを割くことになった。

 カイセリ・スポルのベルナール・メンサーに対し、ギリシアのPAOKが、驚異のファーを出してきた。ガーナの報道によると、PAOKが、カイセリ・スポルのベルナール・メンサーに対して、600万EUROを割くというのだ。

                 多くのクラブが狙う

 既に知られているように、ベルナール・メンサーに関しては、ガラタサライ、ベシクタシュ、フェネルバフチェが補強リストに上げているという話がある。それ以外にも、獲得を考えているクラブの中には、ロコモティヴ・モスクワ、スパルタク・モスクワの名前が入っている。25歳のMFベルナール・メンサーは、ラ・リーガのアトレチコ・マドリードから360万EUROの移籍金で、カイセリ・スポルに加入した。メンサーのカイセリ・スポルとの契約は2022年まである。なお、メンサーは、今季、21試合に出場し3ゴール8アシストを記録している。



トラブゾン・スポル、セルビア人FWを求める(アクシャム紙 20. 5.26)

ジョルジュ・デスポトヴィッチ(アクシャム紙) トラブゾン・スポルは、選手強化に努めている。FKオレンブルク所属のセルビア人FWジョルジェ・デスポトヴィッチが、どれだけの年俸を求めているかが明らかになった。

 報道によると、ジョルジュ・デスポトヴィッチはオレンブルクを離れた。28歳になるジョルジュ・デスポトヴィッチを獲得しようと考えているクラブは、トラブゾン・スポル、ロストフ、CSKAモスクワだ。

                オレンブルクを離れる

 ソーシャルメディアでシェアしたところでは、ジョルジュ・デスポトヴィッチは、「全てに対し、ありがとう、オレンブルク。いつも、私の心にはオレンブルクがいる」と認めている。

                CSKAモスクワも関心を持つ

 CSKAモスクワとロストフが行ったオファーの中身が明らかになっている。CSKAモスクワは年俸80万EURO、ロストフは年俸60万EUROでオファーを出したということだ。これらに対し、ジョルジュ・デスポトヴィッチは、年俸100万EUROを求め、オファーを受け入れなかったことも明らかになっている。

                トラブゾン・スポルとも交渉

 トラブゾン・スポルもリストアップしているジョルジュ・デスポトヴィッチは、トラブゾン・スポルからも100万EUROの年俸を求め、交渉が続いていることも明らかになった。



フェネルバフチェの左サイドバック、驚きの候補(ハベル・テュルク紙 20. 5.25)

モハメッド・ナヒリ  フェネルバフチェは、左サイドバックの補強として、ナビル・ディラルの、モロッコ代表での同胞モハ メッド・ナヒリを俎上に乗せている。28歳のモハメッド・ナヒリの契約は、今季末で満了する。

 左サイドバック探しを続けているフェネルバフチェの俎上に、驚きの名前が乗った。フェネルバフチェは、ナビル・ディラルのモロッコ代表での同胞モハメッド・ナヒリに関心を示している。
 モロッコのウィダード・カサブランカ所属のモハメッド・ナヒリの契約は、今季末で満了する。時としてディフェンスの他のポジションも担うモハメッド・ナヒリは、ここまでのサッカー人生で、モロッコ以外には出たことがなく、また、モロッコ代表としては、10試合に出場している。



フェネルバフチェ、知られた選手へと方向転換(ポスタ紙 20. 5.24)

フロラン・ハデルジョナイ  フェネルバフチェは、補強リストに、ヴェダト・ムリキとともにコソヴォ代表として活躍する選手を載せた。

 今季末で、チリ人右サイドバックのマウリシオ・イスラを放出するフェネルバフチェは、替わりを模索している。フェネルバフチェは、カスムパシャ所属の25歳になっているフロラン・ハデルジョナイと交渉を持っているとの報道がある。
 パスは、ハダースフィールドが持つスター選手フロラン・ハデルジョナイを、フェネルバフチェのフロントは熱望していると言われている。ヴェダト・ムリキのコソヴォ代表の同僚であるフロラン・ハデルジョナイは、今季、トルコ・リーグで6試合に出場している。なお、フロラン・ハデルジョナイの契約は2021年まである。



ジュニオール・フェルナンデスの新たな所属先(ファナティック紙 20. 5.23)

ジュニオール・フェルナンデス  トラブゾン・スポルを初めとして、大変多くのクラブがリストアップしていたアランヤ・スポルのスター選手ジュニオール・フェルナンデスが、バシャクシェヒル・スポルと約束を交わした。バシャクシェヒル・スポルが、今季末で契約が満了する32歳のジュニオール・フェルナンデスと、3年契約に調印することになる。

 バシャクシェヒル・スポルは、例年通り、補強を、早々に始めた。3年続けて優勝争いに加わったバシャクシェヒル・スポルが、大きな攻勢を仕掛けた。バシャクシェヒル・スポルは、アランヤ・スポルのスター選手ジュニオール・フェルナンデスと合意に達したのだ。
 今季末で、契約が満了するため、トラブゾン・スポルを初めとして、とっても多くのトルコ・リーグのクラブの俎上に上がっていたチリ人選手ジュニオール・フェルナンデスの手を、バシャクシェヒル・スポルが早々に掴んだことになった。今季末後、直ちに、バシャクシェヒル・スポルは、ジュニオール・フェルナンデスと3年契約を結ぶことになるだろう。
 今季、トルコ・リーグ及びトルコ杯で28試合に出場して、10ゴール7アシストを記録しているジュニオール・フェルナンデスは、FWのトップとしても、左サイドとしてもプレーできる。バシャクシェヒル・スポルは、ジュニオール・フェルナンデスとともに、アランヤ・スポルとの契約が満了する、もう一人のスター選手ンサカラとも接触を持ったと言われている。だが、活躍著しい左サイドバックの、今のところの優先順位はベシクタシュが勝っている。



マリオ・バロテッリの代理人、ガラタサライ側と会う(TRT 20. 5.22)

マリオ・バロテッリ  ガラタサライが、補強活動を続けている。イタリアの報道が、ガラタサライが、ブレシアのマリオ・バロテッリに関心を持っていると書いている。

 ガラタサライは、ファーティフ・テリム監督指揮下でトルコ・リーグに向けての準備を行っている。フロントは、新シーズンに向け選手構成を考えている。レンタルで加入しているフローリン・アンドーネを放出する準備をしているガラタサライに対し、イタリアの報道が煌めく話題を出してくれた。ブレシアのマリオ・バロテッリの代理人ミノ・ライオラが、ガラタサライとヴァスコ・ダ・ガマと接触を持ったと伝えているのだ。報道では、29歳になっているマリオ・バロテッリは、今季末、セリエAから去ることは明らかだとしている。マリオ・バロテッリは、イタリアに戻って以後、ブレシアでは、望ましいプレーを見せることができず、従って、キャリアで新しいページを開きたいを考えていると書いている。ブレシアとの契約が2020年まで残っているマリオ・バロテッリは、今季、19試合に出場して5ゴールを記録している。



フェネルバフチェ、エムレ・ベレズオウルの最初の狙いはイルファン・ジャン・カフヴェジ(タクヴィム紙 20. 5.21)

エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙) イルファン・ジャン・カフヴェジ(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェの新しいサッカー部門ディレクターのエムレ・ベレズオウルが、イルファン・ジャン・カフヴェジの移籍に関し、バシャクシェヒル・スポルのギュムシュダー理事長との接触の約束を得た。現所属の選手を売り、経費を得たときに、イルファン・ジャン・カフヴェジの移籍が実現できるよう、その準備しておくことをを目標にしている。

 フェネルバフチェで、新たなサッカー部門のディレクターになったエムレ・ベレズオウルが、補強リストのトップにイルファン・ジャン・カフヴェジの名を書いた。エムレ・ベレズオウルは、元同僚で、とっても気に入っているイルファン・ジャン・カフヴェジの移籍を話し合うため、バシャクシェヒル・スポルのギュムシュダー理事長との会談をすると言われている。

                 経費はヴェダト・ムリキで得られる

 イルファン・ジャン・カフヴェジの移籍について、まずはアリ・コチ理事長と話し合ったエムレ・ベレズオウルは、ヴェダト・ムリキら選手を売ったことで得られる費用の一部を、イルファン・ジャン・カフヴェジの移籍金に充当できるとしている。

                 交渉は度重なるだろう

 24歳のイルファン・ジャン・カフヴェジのバシャクシェヒル・スポルとの契約は2024年まである。市場価値が約700万EUROだというイルファン・ジャン・カフヴェジの獲得には、エムレ・ベレズオウルは、ギュムシュダー理事長と詰めた交渉となることだろう。

                 ギュムシュダー理事長は首を縦に振るか?

 エムレ・ベレズオウルは、その交渉では、ギョクセル・ギュムシュダー理事長との友好関係や、イルファン・ジャン・カフヴェジが、フェネルバフチェへの移籍を熱望していることを、交渉の目玉として活用することになるだろう。



ガラタサライにアラン・モゾ獲得の声(TRT 20. 5.20)

アラン・モゾ  右サイドバック探しを続けているガラタサライに、新たな補強案が浮上した。メキシコの報道で、ガラタサライが、UNAMプマスのアラン・モゾを求めていると書いているのだ。

 ガラタサライは、補強活動を継続中だ。新シーズンで契約が満了するか、低い移籍金で将来を嘱望されている選手を獲得したいガラタサライは、契約が満了するマリアーノ・フィーリョに替わる右サイドバック探しを続けている。
 ここまで様々な名前が俎上に上がってきたガラタサライに、このポジションで新しい名前が出てきた。メキシコの報道でだ。その報道では、ガラタサライは、UNAMプマスのユニフォームを着るアラン・モゾを狙っているというのだ。だが、ガラタサライは、23歳のアラン・モゾを求めてオファーを出してないことも明らかになっている。メキシコ人の右サイドバックの新たな所属先はトルコになるだろうと言われているが、ガラタサライも、近々、正式な歩を進めることになろうと記している。UNAMプマスの下部組織で育ったアラン・モゾは、2018年以後、1軍で出場の機会を得ている。今季、27の公式試合に出場したアラン・モゾは、ゴールとアシストの記録を残していない。2回、メキシコ代表としての出場記録を持つアラン・モゾは、UNAMプマスとの契約を2023年まで残している。



ユネス・ベランダに、3クラブからオファー(TRT 20. 5.19)

ユネス・ベランダ(フォトマッチ紙)  ガラタサライのユネス・ベランダの代理人が、30歳になっているユネス・ベランダにオファーが舞い込んできていることを明らかにした。代理人ウィリアム・ダヴァラが言うには、モナコ、アル・ヒラル、アル・イティハドが獲得を求めているというのだ。

 ガラタサライのユネス・ベランダの代理人ウィリアム・ダヴァラが、ユネス・ベランダの将来について、モロッコの報道陣に語った。ユネス・ベランダの獲得を考えているクラブがあることを明らかにしたダヴァラは、関心を持つクラブを明らかにした。フランスと湾岸地域のクラブからユネス・ベランダを獲得したい旨伝えられていると言うウィリアム・ダヴァラは、これらの中で、最も強い希望を述べているのはモナコだと述べた。サウジアラビアのクラブからも、ユネス・ベランダを求める声が出ているというウィリアム・ダヴァラは、「アル・ヒラルとアル・イティハドが移籍を望んでいる」と語った。
 ユネス・ベランダは、今季、トルコ・リーグでは15試合に出場して、3ゴール1アシストを記録している。全試合で言うなら、25試合に出場し5ゴール2アシストを記録している。なお、ユネス・ベランダは、2021年6月まで、ガラタサライとの契約が存している。ユネス・ベランダは、2017年にガラタサライに移籍してきて、ガラタサライでは、2回のリーグ戦制覇、1回のトルコ杯制覇、更に、スーパーカップ1回の制覇に係わっている。



ユスフ・ヤズジュに次いで、彼もフランスへ! フランスのニースが、アブドゥルカディル・オミュルを求める(スター紙 20. 5.18)

アブドゥルカディル・オミュル(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルの若きスター選手アブドゥルカディル・オミュルを、フランスのニースが求めている。フランスの報道では、トラブゾン・スポルが、アブドゥルカディル・オミュルの移籍には1600万EUROを求めたがため、フランスのモナコへの移籍が実現しなかったと書いている。

 ヨーロッパのビッグクラブが獲得に奔走しているトラブゾン・スポルのアブドゥルカディル・オミュルに対し、フランスから注目すべき移籍噂が跳び込んで来た。フランスの報道で、ニースが獲得の意思を持っていると書いているのだ。昨夏、モナコがリストアップしながらも、トラブゾン・スポルが求めた1600万EUROという移籍金に対応できず、移籍が実現しなかったことも明らかにしている。

                 契約は2020年まで

 トラブゾン・スポルでが、アブドゥルカディル・オミュルと並びか輝いていたもう1人の選手ユスフ・ヤズジュは、1750万EUROの移籍金でリールに移籍した。20歳のアブドゥルカディル・オミュルは、トラブゾン・スポルとは2022年まで契約が残っている。なお、アブドゥルカディル・オミュルは、今季、トラブゾン・スポルで11試合に出場して、1ゴール2アシストを記録している。



トラブゾン・スポルのウーウルジャン・チャクル、リヴァプール、トッテナムに次いで、もう1クラブが求める(ファナティック紙 20. 5.17)

ウーウルジャン・チャクル(ファナティック紙)  ヨーロッパのビッグクラブが、獲得に走り回るウーウルジャン・チャクルを求めて、レスターシティが、この争いに参入してきた。イギリスの報道で、移籍期間に入ると、レスターシティが動き出すと書いているが、その移籍金は、少なくとも1800万ポンドになるだろうと明らかにしている。

 トラブゾン・スポルのゴール前に立ちはだかるようになって以後、素晴らしいプレーで違いを見せつけ、シーズンを代表する1人になったウーウルジャン・チャクルについては、毎日のように、異なった観測が出てきている。特に、その名が、イングランドのビッグクラブであるリヴァプールtトッテナムとともに大きく語られることのある24歳になっているウーウルジャン・チャクルに対し、最新の移籍噂は、またしてもイギリスから到来した。イギリスの報道で、レスターシティがウーウルジャン・チャクル獲得を考えており、移籍期間には行動を起こすことになろうと書いているのだ。

                 2000万EUROでは拒絶された

 その報道では、ウーウルジャン・チャクルの移籍金は、少なくとも1800万ポンドになるだろうと書いている。トラブゾン・スポルは、移籍市場を過熱させ、ビッグクラブを騒がしているウーウルジャン・チャクルを、天文学的な額の移籍金で、外国へと送り出すことを狙っている。思い出されることだが、移籍解禁期間に、トラブゾン・スポルのアフメット・アーアオウル理事長は、ウーウルジャン・チャクルに2000万EUROでのオファーを受けたことを明らかにしたことがあった。



ディノ・アルスラネイジッチの獲得に、フェネルバフチェのライバル・クラブが3つ(サバハ紙 20. 5.16)

ディノ・アルスラネイジッチ(ディノ・アルスラネイジッチのFaceBook)  コロナ騒動で生まれた中断期間に補強活動に勤しむフェネルバフチェの俎上に上がっている選手の1人がディノ・アルスラネイジッチだ。近年、獲得したストッパーが、お気に召さなかったフェネルバフチェが、新たに求めるこの選手には、他に3つのクラブが狙っていることで知られている。ベルギーのロイヤル・アントワープの27歳のDFディノ・アルスラネイジッチ獲得に、無慈悲にもライバルがいると言われているのだ。

 フェネルバフチェの補強活動は、精一杯の加速が図られている。一方で、新監督探しを続け、その一方で、来季の選手構成を考えているのだ。守備ラインに意欲的な選手を加えたいフェネルバフチェは、ベルギーのロイヤル・アントワープ所属のディノ・アルスラネイジッチを求めていると言われている。しかし、フェネルバフチェだけが、この選手の獲得を考えているというわけではない。昨季も、フェネルバフチェの補強リストに上がっていたディノ・アルスラネイジッチだが、他の3クラブも獲得の意志を持っていることが明らかになっている。その3クラブとは、AZアルクマール、ヘーレンフェーン、メスだ。
 ロイヤル・アントワープとの契約は、今季末で満了するディノ・アルスラネイジッチは、今季、26試合に出場して1アシストを記録している。ベルギーのニヴェル生まれのディノ・アルスラネイジッチは、身長1.91mで、ストッパーが本職だ。ディノ・アルスラネイジッチは、ここまで、ムスクロンU19、リールU19、リールB、スタンダール・リエージュ、ムスクロンに所属したことがある。



ベシクタシュ、コロナ・パニック(TRT 20. 5.15)

セルゲン・ヤルチュン監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュで、先週行われたPCR検査で、2人の陽性が出た。2回目の検査では、アフメット・ヌル・チェビ理事長を含み8人の陽性が出たことは、クラブ全体をパニックに陥れた。

 ベシクタシュでは、合計10人のコロナ感染者を出した。自宅で隔離生活をしているこれらの10人の状態は、重大ではないということで、クラブ全体をホッとさせている。ベシクタシュでは、今週の練習、及び、実施が予定されていた2回のキャンプがキャンセルされた。隔離状態になったネヴザト・デミル・グランドでのあらゆる行動は止められている。セルゲン・ヤルチュン監督は、今後行われる次回の検査の結果に基づき、フロントとともに練習プログラムを明らかにすることになろう。陽性反応の出た感染者は、少なくとも14日間は隔離されることが、同監督を考え込ませてしまっている。
 休暇を得て、故国に帰っていて、その後、トルコに戻ってきた外国人選手は、隔離期間が継続中だ。イェレマイン・レンス、アデム・リャイッチ、ケヴィン・プリンス・ボータング、ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ、ヴィクトール・ルイスは、今週中には隔離生活を終える。こういった不透明な部分が終わると、ベシクタシュは、練習計画を明確にすることができるだろう。



フェネルバフチェ、本日の補強話(TRT 20. 5.14)

ホセ・ルイス・パロミノ  フェネルバフチェでは、ストッパー探しが続いている。イタリアの報道で、フェネルバフチェは、アタランタのホセ・ルイス・パロミノに関心を示していると伝えている。

 フェネルバフチェは、補強活動を続けている。現メンバーの内、セルダル・アズィズとサドゥク・チフトプナル以外のストッパーを留めるつもりのないフェネルバフチェは、この位置に2人の選手を補強することを考えている。ファレッテを放出する準備をしているフェネルバフチェは、デュッセルドルフにレンタルに出しているザンカを構想には入れていないのだ。
 イタリアのマスコミは、フェネルバフチェがアタランタのホセ・ルイス・パロミノに関心を持っていると報じている。フェネルバフチェは、まだアタランタ側にオファーを伝えていないが、近々、正式な歩を進めるつもりでいることが明らかにされている。ホセ・ルイス・パロミノは、今季、リーグ戦に21試合、チャンピオンズリーグに6試合、イタリア杯に1試合出場している。そして、この30歳になるホセ・ルイス・パロミノは、合計28試合で1ゴール1アシストを記録している。



セミフ・カヤがガラタサライに戻ってくる(ハベル・テュルク紙 20. 5.13)

セミフ・カヤ(タクヴィム紙)  スパルタ・プラハが、6月30日で契約が満了するセミフ・カヤが、クラブを去ることを明らかにした。そのため、セミフ・カヤが、今季終了後、ガラタサライとの契約に調印するものと思われる。

 ガラタサライに、長きに渡り在籍したあと、チェコのスパルタ・プラハに移籍したセミフ・カヤが、ガラタサライに戻る用意が整っている。
 今季末契約が満了するセミフ・カヤが、スパルタ・プラハを去ることは決定的だ。TV番組で考えを述べたスパルタ・プラハにスポーツディレクターのトマス・ロシキが、契約が満了を迎える選手の内カンガ以外は、クラブを去ることになると明らかにしたのだ。
 2017年、ガラタサライに200万EUROを残し、スパルタ・プラハに移籍したセミフ・カヤは、2019-20シーズンの後半、レンタルでガラタサライに戻ったことがあった。29歳になっているセミフ・カヤは、契約が満了したのち、ガラタサライとの契約に調印することは間違いないと看られている。



ヴェダト・ムリキを価値を高める者たち(アクシャム紙 20. 5.12)

ヴェダト・ムリキ(ミリエット紙)  ウエスト・ブロムが、プレミアリーグに昇格すれば、コソヴォ人選手ヴェダト・ムリキを獲得するつもりだ。ビリッチが率いるウエスト・ブロムは、コロナ騒動で中断期間を活用して補強に重点を置いている。もしウエスト・ブロムがプレミアリーグに昇格すると、フェネルバフチェに、移籍金2000万EUROを支払い、ヴェダト・ムリキを獲得することになろう。

 イギリスの報道では、ヴェダト・ムリキに関するものが後を切らず続いている。ここまでは、トッテナム・ホットスパーの名が、フェネルバフチェの26歳になるFWヴェダト・ムリキについては出ていたが、ここに来てウエスト・ブロムの名が浮上してきている。チャンピオンシップで首位リースユナイテッドに勝ち点1で後塵を浴び、2位につけているウエスト・ブロムはプレミアリーグに昇格することを期待されている。もし、ウエスト・ブロムがプレミアリーグに昇格すると、補強リストのトップにヴェダト・ムリキの名が刻まれることになろう。

                 フェネルバフチェ側は受け入れるることになろう

 かつて、トルコで、ベシクタシュを率いたことのあるクロアチア人監督スラヴェン・ビリッチが、ヴェダト・ムリキを長期に渡り熱望しているのだ。フロントと話し合いを持った同監督は、ヴェダト・ムリキ獲得に2000万EUROを用意することになった。ただ、コロナ騒動以後の移籍市場では、数字は下がるものと考えられる。そのため、2000万EUROという移籍金というのは、フェネルバフチェ側は、絶体に受け入れるだろうと、報道では記している。

                 優勝という目標が遠ざかった

 イギリスの報道では、ヴェダト・ムリキはプレミアリーグでのプレーを望んでいる。このため、移籍については、何ら問題は生じないものと看られている。かつて、ヴェダト・ムリキは、フェネルバフチェで優勝することが最優先だ、ヨーロッパに出て行くのはその後だと語ったことがある。だが、この目標は、かなり遠のいてしまった。そのため、ヴェダト・ムリキのウエスト・ブロムへの移籍が受け入れられないのでは、、、、。



ベシクタシュ、長友爆弾!(フォトマッチ紙 20. 5.11)

長友佑都(ファナティック紙)  ベシクタシュの目新しい考えが登場した。左サイドバック探しをしているベシクタシュが、ガラタサライを離れることになっている長友獲得に動き出したのだ。日本人スター選手長友は、サッカーをトルコで続けたいという希望を持ち、ベシクタシュにはOKを出すものと考えられている。

 左サイドバックの補強のために、候補となる選手と交渉を行っているベシクタシュに、知られた名前が持ち上がった。その選手は、ガラタサライとの契約が、今季末をもち満了する長友佑都だということが明らかになった。
 セルゲン・ヤルチュン監督が長友をとっても気に入っていること、また、フロントとの話し合いでは、1年間、ベシクタシュのユニフォームを着れば実りをもたらしてくれると言ったことが明らかになっている。この間、クラブ側が許可を出したにも拘わらず、トルコに留まったままの長友は、トルコのいずれかのクラブでプレーを続けたいと思っているから、イスタンブルに残っていると言われている。

                 ガラタサライでは、65試合出場、3ゴール7アシストを記録

 市場価格が80万EUROという33歳の長友は、50万EUROのオファーでなら移籍は可能だろうと言われている。ガラタサライでは、65試合に出場して3ゴール7アシストを記録している。


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