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フェネルバフチェ、勝ち点3が遠い(TRT+フェネルバフチェ公式HP補綴 21.11. 8)

メスト・エジル(フェネルバフチェ公式HP) ナズム・サンガレ(左)リオネル・キャローレ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第12節で、ホームにカイセリ・スポルを迎えた一戦で、最後の最後であげたゴールで2:2の引き分けに持ち込んだフェネルバフチェは、首位のトラブゾン・スポルとは、勝ち点差で10も後れを取ってしまった。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、プレッシャーをかけて試合を始めたフェネルバフチェは、前半33分に得たPKを、イルファン・ジャン・カフヴェジが、これを活かすことができなかった。プレッシャーをかけたプレーを点に繋げることのできなかったフェネルバフチェは、同39分の、ディミトリス・コロヴェツィオスのゴールに衝撃を受けた。エムラー・バシャンが右コーナーキックを蹴ると、ボールは、その飛んだコースに入ったベルケ・オゼルとマルセル・ティッセランがジャンプした上を越え、ゴールポストの内側に当たった。攻撃が続くなか、ボールを得たディミトリス・コロヴェツィオスが、がら空きになったゴールマウスに蹴り込んだのだった。0:1。
 後半に入るにあたり、3人の選手交替を行ったフェネルバフチェだったが、同16分に、マリオ・ガヴラノヴィッチのゴールで、点差を2と拡げられてしまった。スピードに乗った攻撃で、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前でボールを得たエムラー・バシャンが、絶好の位置取りをしていたマリオ・ガヴラノヴィッチにボールを出すと、マリオ・ガヴラノヴィッチがそれに合わせたのだった。0:2。サポーターたちの怒りの矛先を受けていたフェネルバフチェは、同40分に、ミハ・ザイッチのゴールで、点差を1と縮めた。ペナルティーエリア手前でボールを得たミハ・ザイッチからのパスを得たディミトリス・ペルカスが、ダイレクトで、ボールをセルダル・ドゥルスンに回した。そのセルダル・ドゥルスンから、ミハ・ザイッチに回り、そのミハ・ザイッチが素晴らしいシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:2。プレッシャーを高めて行ったフェネルバフチェは、同ロスタイム9分に、メスト・エジルの足からゴールが生まれ、勝ち点1を掬い出したのだった。フェネルバフチェは、この結果、首位に立つトラブゾン・スポルから勝ち点で10離された同20となった。

                 PKはヴィデオ判定システムから生まれた

 フェネルバフチェとカイセリ・スポルの一戦で、フェネルバフチェが得た2回のPKは、いずれもがヴィデオ判定システム審判から促されたものだった。前半32分のPKも、後半ロスタイム8分のPKも、ヴィデオ判定システムを観ての上でのものだった。
 前半31分、フェネルバフチェが左コーナーキックを蹴ると、カンパナロが、ペナルティーエリア内で手を使ったのだ。ジュナイト・チャクル主審は、最初は、試合の続行を指示したが、ヴィデオ判定システム審判から届いた警告を受け、同32分にPKの決定をした。そして、同33分に、このPKをイルファン・ジャン・カフヴェジが蹴ったが、失敗に終わったのだった。
 後半ロスタイム6分、ペナルティーエリア内で、ベリーシャが、ラマザン・ジヴェレクにより倒されたときも、最初は、ジュナイト・チャクル主審は続行を命じた。だが、ヴィデオ判定システム審判から届いた警告を受け、映像で確認後、PKの決定をしたのだった。そして、今回は、メスト・エジルがPKを蹴り、得点に繋がったのだった。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ(後半1分:フィリップ・ノヴァク)=ナズム・サンガレ(後半1分:セルダル・ドゥルスン)、ミハ・ザイッチ、マックス・メイヤー(後半1分:ディミトリス・ペルカス)、フェルディ・カドゥオウル(後半24分:メスト・エジル)=メルト・ハカン・ヤンダシュ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半24分:ムハメド・ギュムシュカヤ)=メルギム・ベリーシャ
【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=ラマザン・ジヴェレク、マジド・ホセイニ、ディミトリス・コロヴェツィオス、リオネル・キャローレ=イブラヒム・アクダー、グスタヴォ・カンパナロ(後半ロスタイム2分:ジョゼフ・アタマー)=エムラー・バシャン(後半35分:ムスタファ・ペテクメク)、オリヴィエ・ケメン、マメ・ティアム(後半ロスタイム2分:イルハン・パルラク)=マリオ・ガヴラノヴィッチ(後半21分:ミゲル・カルドソ)



ドルマバチェで勝ったのはトラブゾン・スポル(TRT改 21.11. 7)

サイル・ラリン(左)ドルクハン・トコズ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) コルネリウス(アクシャム紙)  トルコ・リーグ第12節で、トラブゾン・スポルが、アウェー戦で、ベシクタシュを、後半ロスタイム5分にあげたゴールで、1:2でくだした。トラブゾン・スポルは、これで、ライバルのベシクタシュに勝ち点で10差をつけた。

 ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、トラブゾン・スポルが笑った。トラブゾン・スポルのゴールは、前半ロスタイム4分にアブドゥルカディル・オミュルが、後半ロスタイムにアンドレアス・コルネリウスがあげたのに対し、ベシクタシュは、後半17分にサイル・ラリンが記録している。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を30に伸ばしたのに対し、ここ6試合で4敗したベシクタシュは、同20に留まった。
 前半27分、自身で、ピッチに倒れ込んだアナスタシオス・バカセタスが、治療を受けたあと、しばし、自陣で再開しようと試みたが、すぐに、再び、ピッチに倒れ込んでしまい、同31分、同じギリシア人選手シオピスと交替を余儀なくされてしまった。
 同ロスタイム4分、トラブゾン・スポルが、アブドゥルカディル・オミュルのゴールで先制した。マレク・ハムシクが、相手ディフェンスの裏に出したボールに、ペナルティーエリア内で、ドマゴイ・ヴィダより前にボールを得たアブドゥルカディル・オミュルが放ったきれいなシュートが、GKエルシン・デスタノウルの左を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。0:1。
 後半17分、ベシクタシュが同点に追いついた。トゥロンドセンのバックパスに、ヒュセイン・テュルクメンの動き出しが遅れ、そのボールを奪ってしまったサイル・ラリンが、GKもかわしゴールを決めたのだった。1:1。
 同ロスタイム6分、全てが攻撃に向っていたとき、カウンター攻撃を食らったベシクタシュが、コルネリウスのゴールを、試合終了直前に浴びてしまった。前線でボールを得たコルネリウスが、ンワケメとパスを交換しながらペナルティーエリア内へと入った。そして、落ち着いてシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、トラブゾン・スポルが、アウェー戦でベシクタシュを1:2でくだしたのだった。なお、試合後、トラブゾン・スポルのウーウルジャン・チャクルが、この日2枚目のイエローカードをもらったため、次節は出場停止となる。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ウムト・メラシュ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル、ミラレム・ピャニッチ(後半37分:アッティバ・ハッチンソン)、アレックス・テイシェイラ(後半30分:サリフ・ウチャン)、サイル・ラリン(後半40分:ケナン・カラマン)=ギュヴェン・ヤルチュン(後半30分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ(後半33分:セルカン・アサン)、ヒュセイン・テュルクメン(後半21分:ステファノ・デンスヴィル)、ヴィトール・フーゴ、アンデルス・トゥロンドセン=マレク・ハムシク、ベラト・オズデミル(後半33分:ユスフ・サル)=アブドゥルカディル・オミュル、アナスタシオス・バカセタス(前半31分:マノリス・シオピス)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半22分:アンドレアス・コルネリウス)



チャイクル・リゼ、一息つく(TRT 21.11. 6)

セリム・アイ(左)と讃えるサボ(右)(サバハ紙) エフカン・ベキロウル(左)タイラー・ボイド(右)(チャイクル・リゼ公式Twitter)  トルコ・リーグ第12節で、チャイクル・リゼが、ホームに迎えたアランヤ・スポルを2:0でくだし、今季2勝目をあげた。

 チャイクル・ディディ・スタジアムで行われたこの試合、ホームのチャイクル・リゼのゴールは、前半11分のセリム・アイと後半25分のPKによるジョコヴィッチによるものだった。チャイクル・リゼは、これで、今季2勝目をあげ、勝ち点を7に伸ばした。一方、8試合ぶりに敗れたアランヤ・スポルは、同21に留まった。

                 試合経過

 前半5分、カンデイアスが、右サイドからペナルティーエリア・ラインに向けてセンタリングを入れると、エフカン・ベキロウルが、ボールがピッチに落ちる前に、そのボールを捉えシュートを放ったが、ボールは、GKギョクハン・アッカンが押さえた。
 同11分、チャイクル・リゼが先制した。左サイドでのファウルの結果得たフリーキックを蹴ったボルドリンが、ペナルティーエリア内のファーサイドに送ると、それに合わせて、セリム・アイが、ヘッドで、ボールをピッチに叩きつけた。そのボールがゴールインしたのだった。1:0。
 同26分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドからペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、ボールは、ディフェンスからこぼれ、PKポイントにいたボルドリンの前に転がった。そのボルドリンがシュートを放つと、今度は、ディフェンダーに当たったボールが、ゴールポストに当たり外に出て行き、コーナーキックに替わった。そして、前半は、チャイクル・リゼが1:0とリードを保ったまま終わった。
 後半1分、バイアノが、右サイドからペナルティーエリア・ラインに向けてパスを入れた。すると、ボルドリンが、相手選手をすり抜け、左足を一閃、シュートを放った。だが、横っ飛びをしたGKセルカン・クルントゥルがパンチングでこれを防ぎ、コーナーキックに替わった。
 同25分、ダボが倒されて得たPKを、ドコヴィッチが蹴ると、ボールは、GKセルカン・クルントゥルの左を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットに収まった。2:0。
 同33分、エフェジャン・カラジャがペナルティーエリア内へグランダーのパスを入れると、それに合わせて、ウイルソンがシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを抜け外に出て行った。
 同37分、ウイルソンが、相手選手をすり抜け、ペナルティーエリアの外から強いシュートを放つと、ボールは、転がりながらサイドバーに当たりピッチに跳ね返った。そして、試合は、チャイクル・リゼが2:0とリードを保ったまま終わった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ギョクハン・ギョヌル、セバスティアン・ホルメン、セリム・アイ、ジェマリ・セルテル=ファブリシオ・バイアノ(後半41分:ヤシン・ペフリヴァン)、ダミアン・ジョコヴィッチ=フェルナンド・ボルドリン(後半41分:ヤニク・ボラシー)、エリック・サボ(後半20分:アミヌ・ウマル)、タイラー・ボイド(後半20分:ブライアン・ダボ)=ジョエル・ポフジャンパロ(後半ロスタイム5分:デニズ・ヒュメット)
【アランヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ジュアンフラン(後半40分:オウズ・アイドゥン)、チドズィー・アワズィーム、ネマンジャ・ミルノヴィッチ、タイフル・ビンギョル=エフカン・ベキロウル(後半22分:ウイルソン・エドゥアルド)、ウムト・ギュネシュ(後半31分:レロイ・フェル)=エフェジャン・カラジャ、エムレ・アクババ、ダニエル・カンデイアス=クーマ・ババジャル



フェネルバフチェ、勝ち点3を3ゴールで(TRT 21.11. 5)

キム・ミンジェ(左)(ヒュリエット紙) メルギム・ベリーシャ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、欧州リーグD組第4戦で、ベルギーのアントウエルペンとアウェー戦を戦い、これを0:3でくだした。これは、フェネルバフチェにとっては、D組での初勝利となった。

 UEFA欧州リーグD組第4戦で、フェネルバフチェは、ベルギーのアントウエルペンとのアウェー戦を戦った。フェネルバフチェは、最初の30分であげたゴールで、0:3で勝った。フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、前半9分にメルト・ハカン・ヤンダシュ、同16分にマックス・メイヤー、同29分にメルギム・ベリーシャだった。この結果、フェネルバフチェは、D組での初勝利をあげるとともに、勝ち点を5に伸ばした。一方のアントウエルペンは、同1に留まった。D組のもう1試合は、アイントラハト・フランクフルトが、アウェーで、オリンピアコスを1:2でくだし、勝ち点を10に伸ばした。

                 試合経過

 前半9分、フェネルバフチェが先制した。右サイドからイルファン・ジャン・カフヴェジがパスを出すと、このボールを、ペナルティーエリア手前で受けたメルト・ハカン・ヤンダシュのシュートがゴールを生んだのだった。0:1。
 同17分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。メルギム・ベリーシャからのパスを受け、相手GKと1対1となったマックス・メイヤーのシュートが、アントウエルペンのゴールネットを揺らしたのだった。
 同29分、フェネルバフチェの3点目が生まれた。イルファン・ジャン・カフヴェジと、ショートパスを交換したメルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリア内へ入るや、ファーサイドの絶好の位置にいたメルギム・ベリーシャにボール送った。走り込んできたメルギム・ベリーシャ、そのボールに合わせてヴォレーでゴールを決めたのだった。0:3。
 同32分、左サイドからペナルティーエリアへボールを持ち込んだブライト・オシャイ・サミュエルが、グランダーのパスをファーサイドに送ると、それに合わせて、フェルディ・カドゥオウルがシュートを放つと、ディフェンダーがゴールライン際から、これをクリアした。
 同37分、ホセ・ソーサが右コーナーキックを蹴ると、そのボールに合わせていいジャンプを見せたキム・ミンジェが、ヘディングシュートを放ったが、僅かに枠を外れて外に出て行ってしまった。そして、フェネルバフチェが0:3とリードして、前半を終わった。
 後半20分、メルギム・ベリーシャが、相手ディフェンスの裏に出したパスを受け、相手GKと1対1となったディエゴ・ロッシがグランダーのシュートを放ったが、ボールはゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。
 同35分、メルギム・ベリーシャのスルーパスを受けたディエゴ・ロッシが、ペナルティーエリアまでボールを持ち込み、シュートを試みたが、GKがキャッチしてしまった。
 同36分、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだミハ・ザイッチが、狭い角度から放ったシュートは、GKがコーナーキックに替えてしまった。そして、この試合、他にはチャンスは生まれず、フェネルバフチェが、0:3で勝利を収めたのだった。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=マルセル・ティッセラン(後半28分:アッティラ・サライ)、キム・ミンジェ、フィリップ・ノヴァク=フェルディ・カドゥオウル(後半28分:ナズム・サンガレ)、ホセ・ソーサ(後半35分:ディミトリス・ペルカス)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半19分:ミハ・ザイッチ)、ブライト・オシャイ・サミュエル=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半19分:ディエゴ・ロッシ)、マックス・メイヤー=メルギム・ベリーシャ



チャンピオンズリーグ/スポルティング・リスボン 4:0 ベシクタシュ(NTV+ミリエット紙補綴 21.11. 4)

ゴンチャルヴェス(ヒュリエット紙) ジョゼフ・デ・ソーサ(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュの、チャンピオンズリーグ16強への進出が崩壊した。C組第4節で、スポルティング・リスボンに4:0で敗れたベシクタシュは、残りの2試合で、UEFA欧州リーグへの進出をかけて戦うことになる。

 UEFAチャンピオンズリーグC組第4節で、ベシクタシュは、スポルティング・リスボンとのアウェー戦を戦った。ホセ・アルヴァラデ・スタジアムで行われたこの試合、早々に優位に立ったのは、ホームのスポルティング・リスボンだった。ベシクタシュは、相手ディフェンスの裏にボールを放り込み、スペースを探したが、前半28分には、サイル・ラリンが、大きなチャンスを活かせなかった。

                 PKの判定、そして、ゴール

 前半31分、ペナルティーエリア内へとボールが送られると、ルドゥヴァン・ユルマズが、ペドロ・ゴンチャルヴェスに対して執った動きを咎めて、セルゲイ・カラセフ主審はPKを指示した。このPKを、ゴンチャルヴェス自身が決めて、スポルティング・リスボンが先制した。1:0。

                 ゴンチャルヴェス、もう1点

 前半38分、スポルティング・リスボンが、スコアを2:0とした。ペナルティーエリア外から、マテウス・ライスがスルーパスを通すと、ペナルティーエリア内で、そのボールを得たペドロ・ゴンチャルヴェスが、ボールを、ルドゥヴァン・ユルマズから掬い出し、膝を使いシュートを放つと、これが、チームとして、また、自身としても2点目となるゴールとなったのだった。同41分、スポルティング・リスボンは、パウリーニョにより、もう1点をあげた。ベシクタシュが、中盤でボールを失うと、カウンター攻撃に移ったスポルティング・リスボンのパウリーニョが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放つと、グランダーのボールは、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。そして、前半は、3:0のスコアで終わったのだった。
 後半11分、アモリムが、点差を4と拡げるゴールを決めた。左サイドでスピードに乗ったスポルティング・リスボンの攻撃で、マテウス・ライスが、ゴールライン際まで持ち込み、グランダーのボールを、ニアサイドに向けて入れた。ウエリントン・シルヴァが、防ぎに入ったが、その前に、パブロ・サラビスがダイレクトでシュートを放つと、これが決まったのだった。4:0。
 同45分、この日2枚目のイエローカードをもらったジョゼフ・デ・ソーサが退場処分になった。そして、残りの時間では、他のゴールの声は上がらず、ベシクタシュは、ポルトガルでのアウェー戦を4:0で失った。
 この結果、スポルティング・リスボンは、勝ち点を6に伸ばしたが、ベシクタシュは、まだ、勝ち点を獲得していない。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ(後半1分:アレックス・テイシェイラ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=アッティバ・ハッチンソン(後半16分:サリフ・ウチャン)、ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル=ラシド・ゲザル(後半33分:ギョクハン・トーレ)、ケナン・カラマン、サイル・ラリン(後半16分:ジャン・ボズドーアン、後半38分:オウズハン・オズヤコブ)



フェネルバフチェ、イルファン・ジャン・カフヴェジに特別任務(スター紙 21.11. 3)

ヴィトール・ペレイラ監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェのスター選手イルファン・ジャン・カフヴェジが、故障も癒え、先発メンバーへの復帰の用意をしている。ヴィトール・ペレイラ監督は、アントウエルペン戦では、全ての戦術を、イルファン・ジャン・カフヴェジ中心に組み立てるつもりだ。

 フェネルバフチェは、明日のアントウエルペン戦に向け、本日、ベルギーに向かう。故障を抱える4選手と、UEFA未登録の3選手を欠くメンバー構成だ。フルメンバーには遠いという課題はあっても、イルファン・ジャン・カフヴェジの復帰は、最大の慰めとなっている。イルファン・ジャン・カフヴェジは、試合の組み立てだけではなく、効果的なシュートで、相手のゴールマウスには脅威となるはずだ。また、セットプレーでも脅威となるだろう。
 フェネルバフチェは、コンヤ・スポル戦に比べ、無理からに選手の交替をしなければならないので、アントウエルペンでは、違ったチームがピッチに立つようなことになるだろう。右サイドには、トルコ・リーグでは、出場停止で試合に出ることができなかったブライト・オシャイ・サミュエルが入るものと考えられる。中盤の2人には、故障を発生させたルイス・グスタボと、調子の出ないミハ・ザイッチに替えて、ホセ・ソーサとメルト・ハカン・ヤンダシュが、先発メンバーに戻ることになろう。そして、ワントップには、メルギム・ベリーシャが入るのは確実だと看られている。



バシャックシェヒル・スポル 2:1 アダナ・デミル・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 21.11. 2)

ナセル・チャドリ(バシャックシェヒル・スポル公式HP) オカカ(左)シモン・デリ(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  バシャックシェヒル・スポルが、トルコ・リーグ第11節で、ホームに迎えたアダナ・デミル・スポルを2:1でくだした。後半15分、ブリット・アッソンバローニャのゴールで先制を許したバシャックシェヒル・スポルだったが、ナセル・チャドリとエディン・ヴィスチャのゴールで、勝利に辿り着いたのだった。

 エムレ・ベレズオウル監督が率いた3試合を勝っているバシャックシェヒル・スポルは、勝ち点を15に伸ばした。一方のアダナ・デミル・スポルは、同13のままで、今節を終えた。

                 試合経過

 この試合、早々に優位に立ったバシャックシェヒル・スポルは、前半9分に、ゴールにとっても迫った。エディン・ヴィスチャのパスを受け、絶好の位置から、オカカがシュートを試みたが、アリジャネト・ムリッチがゴールを許さなかった。
 同15分、凄まじい混戦が生まれた。コーナーキックのあとの混戦のなか、まずはフリーとなっていたサメトが、次いで、ブリット・アッソンバローニャがゴールに蹴り込もうとしたが、そのいずれもを、ヴォルカン・ババジャンが防ぐのに成功した。
 同39分には、バシャックシェヒル・スポルが、またしても好機を活かせなかった。ハサン・アリ・カルドゥルムのグランダーのパスに合わせて、マフムト・テクデミルが、インサイドキックでゴールを狙ったが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。そして、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半13分、アダナ・デミル・スポルがPKを獲得した。ユヌス・アクギュンが、ヴォルカン・ババジャンにより倒されると、それを咎めたアルダ・カルデシュレル主審がPKを指示したのだった。このPKを、ブリット・アッソンバローニャが決め、0:1と先制したのだった。
 同24分、エディン・ヴィスチャのパスに合わせて、身体を反転させたオカカが、ペナルティーエリア内でシュートを放ったが、僅かに枠を捉えることができず、ボールは外に出て行ってしまった。
 同26分、ナセル・チャドリが舞台に上がった。左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだハサン・アリ・カルドゥルムのパスに、ナセル・チャドリがスライディングしながら放ったシュートが、アダナ・デミル・スポルのゴール隅を捉えたのだった。1:1。
 同32分、バシャックシェヒル・スポルが、ゴールにとっても迫った。左サイドで得たフリーキックを、エディン・ヴィスチャが蹴ると、ボールはPKポイントに向かった。そこにいたアレクシッチが、それに合わせて走り込んで来てシュートを放ったが、GKアリジャネト・ムリッチが、ゴール隅に入ろうかというボールを際どくコーナーキックに替えた。
 同36分、アレクシッチとアリジャネト・ムリッチが、再度、1対1となった。オカカのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったアレクシッチだったが、またしても、アリジャネト・ムリッチがゴールを許さなかった。
 同44分、アレクシッチが、シモン・デリとのマッチアップのなか、ピッチに倒れ込んだ。ヴィデオ判定システムに確認に向かったアルダ・カルデシュレル主審は、確認後、PKを指示した。このPKをエディン・ヴィスチャが蹴ると、アダナ・デミル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:1。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=オメル・アリ・シャヒネル、ユッスーフ・ンダイシミエ、アレクサンドゥ・エピュロヌ(後半1分:レオ・ドゥアルテ)、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半39分:ルカス・リマ)=マフムト・テクデミル、トルガ・ジエルジ(後半20分:ダニエル・アレクシッチ)=エディン・ヴィスチャ、ベルカイ・オズジャン(後半20分:フレデリック・グルブラッドセン)、ナセル・チャドリ(後半33分:デニズ・トゥルチ)=ステファノ・オカカ
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、サメト・アカイドゥン、シモン・デリ、ジョエル・ラスール=シナン・クルト、ベンジャミン・サタンブリ=ユヌス・アクギュン、ビルキル・ブジャルナソン(後半23分:ギョクハン・インレル)、マティアス・ヴァルガス(後半34分:フランシス・エゼー)=ブリット・アッソンバローニャ(後半23分:マリオ・バルトレッティ)



ガラタサライ 2:0 ガジアンテップFK(ヒュリエット紙 21.11. 1)

ケレム・アクテュルコウル(フォトマッチ紙) オリンピウ・モルタン(左)アレクサンドゥル・マキシム(右)(ガジアンテップFK公式HP)  ガラタサライが、トルコ・リーグで、フェネルバフチェとベシクタシュが勝ち点を失った第11節で、ガジアンテップFKを2:0でくだした。勝利をもたらしたゴールは、オリンピウ・モルタンとケレム・アクテュルコウルが決めた

 ガラタサライとガジアンテップFKが、トルコ・リーグ第11節で対峙した。アリ・サミ・エン・スタジアムで行われたこの試合、ガラタサライが2:0で制した。前半ロスタイム3分に、オリンピウ・モルタンがゴールを決め先制したガラタサライは、前半を1:0とリードしたまま終えた。そして、この試合のスコアを決するゴールは、後半28分にケレム・アクテュルコウルが決めたのだった。
 この結果、フェネルバフチェとベシクタシュが揃って勝ち点を失った週に、勝利を掴んだガラタサライは、勝ち点を20に伸ばした。一方のガジアンテップFKは、同12に留まった。

                 試合経過

 前半12分、ハリル・デルヴィショウルからのパスを、ペナルティーエリアの手前で受けたケレム・アクテュルコウルが強いシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同21分、ケレム・アクテュルコウルが左サイドから出したパスを、オリンピウ・モルタンが、PKポイントのすぐ後ろのいい位置で受け乍ら、シュートが悪く、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同42分、ハリル・デルヴィショウルが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からシュートを放つも、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同45分、ムハメット・デミルのパスを受け、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだヌーア・ディコがシュートを試みたが、ボールは、GKムスレラが押さえた。
 同ロスタイム3分、ガラタサライが1:0と先制した。バルシュ・アルペル・ユルマズが、右サイドからセンタリングを入れると、ディフェンスに入っていたドーアン・エルドーアンがクリアしようとしたボールが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前にいたオリンピウ・モルタンの前に転がった。そのオリンピウ・モルタンが放った素晴らしいシュートが、ファーサイドのゴール隅に突き刺さったのだった。そして、ガラタサライは、前半を1:0とリードして終えることになった。
 後半18分、マルカオの浮かし球によるパスを、相手守備陣の裏でコントロールしたソフィアン・フェグリが、ペナルティーエリアから放ったシュートは、GKギュナイ・ギュヴェンチが倒れ込みながらのセーヴィングでボールを確保した。
 同21分、ムハメット・デミルからのパスを、ペナルティーエリア内で得たヌーア・ディコがシュートを試みたが、ボールは、GKムスレラが押さえた。
 同28分、ガラタサライが、スコアを2:0とした。ソフィアン・フェグリが相手の裏に出した見事なボールに反応したケレム・アクテュルコウルが、そのボールを持ちペナルティーエリア内に入り、相手GKと1対1となったところから放った強いシュートが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らしたのだった。
 同ロスタイム5分、オメル・バイラムが左サイドから出したパスを受け、ペナルティーエリアへゴール斜め前から入ったタイラン・アンタルヤルがシュートを放ったが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。そして、ガラタサライが、この試合を2:0で制したのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト(後半42分:オメル・バイラム)=ベルカン・クトゥル=バルシュ・アルペル・ユルマズ(後半1分:ソフィアン・フェグリ)、オリンピウ・モルタン(後半29分:タイラン・アンタルヤル)、アレクサンドゥル・チカルダウ、ケレム・アクテュルコウル(後半37分:モスタファ・モハメッド)=ハリル・デルヴィショウル(後半30分:エムレ・クルンチ)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン(後半24分:ステリオス・キッツォー)、エルトゥールル・エルソイ、スティーヴン・コーカー、パピ・ジロボジ、アリン・トシュジャ=アレクサンデル・メルケル(後半24分:レジェップ・ニヤズ)、ドーアン・エルドーアン、アレクサンドゥル・マキシム(後半31分:ジョアオ・フィゲイレド)=ムハメット・デミル、ヌーア・ディコ(後半32分:フルカン・ソヤルプ)



フェネルバフチェ、コンヤでバラバラになってしまった、2:1(ソズジュ紙+CNNトルコ補綴 21.10.31)

アブドゥルケリム・バルダクチュ(ミリエット紙) オーウルジャン・ウルギュン(左)フェルディ・カドゥオウル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第11節で、コンヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、この厳しい試合に2:1で敗れてしまった。フェネルバフチェは、これで、トルコ・リーグで3連敗を喫したのに対し、コンヤ・スポルは好調を維持している。この試合で、3選手が故障を発生させ、また、交替要員数の規定で、10人で試合を終わらねばならなかったフェネルバフチェは、コンヤから大きな痛手を受けて戻ることになった。

 トルコ・リーグで、今季輝きを見せるコンヤ・スポルが、トルコ・リーグ第11節で、フェネルバフチェをホームに迎えた。前半11分に最初のゴールを決めたコンヤ・スポルは、点差を拡げるべく掴んだ好機を活かすことができなかったにせよ、サポーターの前で、フェネルバフチェをくだし、とっても大きな勝利を掴んだのだった。フェネルバフチェは、選手交替枠を使いきったため、10人で試合を終えることになったこの試合、イルファン・ジャン・カフヴェジが、見事なフリーキックからゴールを決めたにも拘わらず、トルコ・リーグで3連敗を喫し、悪い歩みを止めることができなかった。
 前半2分、スクビッチが右サイドからペナルティーエリア内へと入れたセンタリングを、フェネルバフチェのディフェンスがクリアしたボールが、ペナルティーエリア・ライン上にいたソネル・ディクメンの前に転がった。そのソネル・ディクメンが、狙いすましたシュートを放つと、ボールは、フェネルバフチェのゴール隅に突き刺さったのだった。1:0。更に、コンヤ・スポルは、同11分に、アブドゥルケリム・バルダクチュのゴールが生まれ、スコアを2:0とした。ギレルメが、右サイドから蹴ったフリーキックのボールに対し、ファーサイドでジャンプを見せたアブドゥルケリム・バルダクチュがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。フェネルバフチェのヴィトール・ペレイラ監督は、同41分に3選手の交替を行い、早々に動きを見せた。ところが、後半に入り、ルイス・グスタボとアルタイ・バユンドゥルが故障を発生させたため、選手交替枠を使いきり、同36分に、エネル・ヴァレンシアも傷んだため、最後は10人で試合を終えねばならなくなってしまった。同39分には、イルファン・ジャン・カフヴェジが、フリーキックから直接ゴールを決めたが、これだけでは間に合わず、この試合に2:1で敗れてしまった。
 トラブゾン・スポルに敗れ、欧州リーグではアントウエルペンと引き分け、更に、アランヤ・スポルに敗れたあと、コンヤ・スポルにも敗れたフェネルバフチェは、ここ4試合で3敗1分となり、落ち込みが続いている。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点19で6位に、また、同20になったコンヤ・スポルは4位に上がった。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=セルダル・ギュレル(後半ロスタイム1分:アディル・デミルバー)、オーウルジャン・ウルギュン(後半39分:パウル・ジョセ・ムポク)、ソネル・ディクメン、ズィメル・ビティキ(後半32分:コンラド・ミチャラク)=エンドリ・チェキチ(後半32分:アマル・ラフマノヴィッチ)、ソコル・チカレシ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル(後半27分:ベルケ・オゼル)=マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ナズム・サンガレ(前半40分:フィリップ・ノヴァク)、ミハ・ザイッチ、ルイス・グスタボ(後半13分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、フェルディ・カドゥオウル=ディミトリス・ペルカス(前半40分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ディエゴ・ロッシ(前半40分:セルダル・ドゥルスン)=エネル・ヴァレンシア



トラブゾン・スポル 2:1 チャイクル・リゼ(NTV改 21.10.30)

ンワケメ(中)を讃えるコルネリウス(左)とヴィトール・フーゴ(右)(TRT) ドルクハン・トコズ(左)アミヌ・ウマル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第11節で、首位に立つトラブゾン・スポルが、ホームで、リードを許しながら、最後は、チャイクル・リゼを2:1で退けた。トラブゾン・スポルは、負けない試合を続けている。

 トルコ・リーグ第11節で、黒海ダービーマッチが実現した。首位に立つトラブゾン・スポルが、メディカル・パルク・スタジアムにチャイクル・リゼを迎えたのだ。
 トラブゾン・スポルは、ジェルヴィーニョが、前半11分、コーナーキックからのボールを、内へと切り返そうとして故障を発生させた。ジェルヴィーニョは、担架に乗せられピッチを後にすることになった。そのジェルヴィーニョに替わり、同13分、コルネリウスが投入された。
 同20分、ジョエル・ポフジャンパロが、ペナルティーエリア内で身体を反転させてシュートを放つと、エドガー・レが、手で、そのボールに触れた。ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像確認を行ったハリル・ウムト・メレル主審はPKを指示した。同22分、ジョコヴィッチが、このPKを決めた。0:1。このPKで、エドガー・レはイエローカードをもらい、累積警告で、次節のベシクタシュ戦には出場停止となる。、
 トラブゾン・スポルは、同43分にお返しをした。トラブゾン・スポルのコーナーキックで、ボールが目の前に落ちたマレク・ハムシクがシュートを放った。そのボールが、ヤニク・ボラシーの手に当たったことで、今度は、トラブゾン・スポルにPKが与えられた。同43分、セメド・ジャニニーが、このPKを決め、トラブゾン・スポルは同点に追いついたのだった。このPK獲得で、トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグで最もPKを得たクラブとなった(5)。そして、ロスタイムが6分あった前半であったが、他のゴールは生まれることはなく、1:1で前半は終わった。
 後半に入るにあたり、ベラト・オズデミルに替えて、アンソニー・ンワケメが投入された。ギョズテペ戦では、登録メンバーから外れていたバカセタスは、同20分、シオピスに替わり投入された。
 攻撃ラインが充実したトラブゾン・スポルは、同28分、コーナーキックを獲得した。このコーナーキックを、バカセタスが蹴ると、ヴィトール・フーゴがヘッドで合わせた。そのボールがGKから跳ね返ると、詰めていたンワケメが仕上げを行い、2:1と、ここでリードを奪った。
 今季、敗戦を経験していないトラブゾン・スポルは、これで、11試合で8勝したことになる。そして、勝ち点を27に伸ばした。今季の初勝利を、前節にあげたチャイクル・リゼは、今季の9敗目を喫し、勝ち点は4に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、アンデルス・トゥロンドセン(後半31分:ステファノ・デンスヴィル)=マノリス・シオピス(後半20分:アナスタシオス・バカセタス)、ベラト・オズデミル(後半1分:アンソニー・ンワケメ)=アブドゥルカディル・オミュル、マレク・ハムシク、ジェルヴィーニョ(前半13分:アンドレアス・コルネリウス)=ジャニニー・セメド(後半31分:セルカン・アサン)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ファブリシオ・バイアノ、セリム・アイ、セバスティアン・ホルメン、ジェマリ・セルテル=エリック・サボ、ダミアン・ジョコヴィッチ(後半35分:デニズ・ヒュメット)=ヤニク・ボラシー(後半21分:レボガング・フィリ)、フェルナンド・ボルドリン(後半21分:タイラー・ボイド)、アミヌ・ウマル(後半35分:ロイク・レミー)=ジョエル・ポフジャンパロ(後半40分:ブライアン・ダボ)



ベシクタシュ、ハタイ・スポル戦の登録メンバー、4選手を欠く(ヒュリエット紙 21.10.29)

セルゲン・ヤルチュン監督(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第11節で、ハタイ・スポルとのアウェー戦を戦うベシクタシュの、登録メンバーが明らかにされた。ミラレム・ピャニッチ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ファブリス・ンサカラ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥが、メンバー入りしていない。

 故障の癒えたアッティバ・ハッチンソンとメフメット・トパルが、メンバー入りしているのに対し、故障を抱えるジョゼフ・デ・ソーサ、ミラレム・ピャニッチ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥがメンバー入りしなかった。
 ベシクタシュの登録メンバーは、次の通りである。
「エルシン・デスタノウル、メルト・ギュノク、ヴァレンティン・ロシエ、ルドゥヴァン・ユルマズ、フランシスコ・モンテーロ、サリフ・ウチャン、ミシー・バチュアイ、オウズハン・オズヤコブ、ギョクハン・トーレ、ジャン・ボズドーアン、アッティバ・ハッチンソン、メフメット・トパル、サイル・ラリン、ラシド・ゲザル、ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ケナン・カラマン、ギュヴェン・ヤルチュン、ウムト・メラシュ、アレックス・テイシェイラ」。



ベシクタシュに朗報! アッティバ・ハッチンソン、チームに合流(フォトマッチ紙 21.10.28)

アッティバ・ハッチンソン(スター紙)  トルコ・リーグ第11節で、ハタイ・スポルと対峙するベシクタシュに朗報が舞い込んだ。故障が癒えたアッティバ・ハッチンソンが、チームに合流して練習を再開したのだ。一方、治療を受けているジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥは、屋内で練習を行っていた。

 トルコ・リーグ第11節でハタイ・スポルと、10月30日(土)に、アウェー戦を戦うベシクタシュが、その準備を始めた。ネヴザト・デミル・グランドで、セルゲン・ヤルチュン監督指揮下で行われた練習の冒頭20分間が、報道陣に公開された。報道陣に公開されたところでは、ウォーミングアップのためのランニングで練習は始めた選手たちは、次いで、器具を使った練習に移った。故障が癒えたアッティバ・ハッチンソンは、チームに合流して練習を再開していたのに対し、治療の続くジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥは、屋内で練習を行っていた。故障のリスク分析を受けたミラレム・ピャニッチのジョゼフ・デ・ソーサは、練習には加わらず、恢復プログラムを行っていたことが明らかにされた。ベシクタシュの選手団は、今日も、準備を続けることになっている。



バカセタスの最新の状態は? 明らかになった!(フォトマッチ紙 21.10.27)

バカセタス(スター紙)  トルコ・リーグ第11節で、チャイクル・リゼをホームに迎えるトラブゾン・スポルで、バカセタスの動向に注目が集まっている。左脚裏の筋肉にこわばりが出ているため、個人練習を行ってきたスター選手バカセタスが、本日、チームに合流して練習をすると流れている。

 トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第11節で対峙するチャイクル・リゼ戦に向けての準備を続けている。練習には、故障が続くブルーノ・ペレス、トロンドセン、それに、右膝に打撲を負ったため、MR検査を受けに行っていたデンスヴィル、更に、脚裏の筋肉にこわばりが出ているため休息を取らされているセメド・ジャニニーが不参加だった。ンワケメは、第1クールでは屋内での練習を行っていたが、その後は、フィジカル・コーチとともにピッチでの練習に加わっていた。アブドゥルカディル・パルマクとコイタは、本日の練習には全て参加することが明らかにされているが、左脚裏の筋肉にこわばりが出ているために、個人練習を行ってきたバカセタスは、本日ないしは明日、チームに合流して練習を行うことも明らかにされた。



ベシクタシュ 2:1 ガラタサライ(NTV改 21.10.26)

マルカオ、ラシド・ゲザル、パトリック・ファン・アーンホルト(左)(ベシクタシュ公式HP) サイル・ラリン(TRT)  トルコ・リーグ第10節で、ベシクタシュとガラタサライが、ヴォーダフォン・パルクで対峙した。このビッグなダービーマッチで、ガラタサライが、アレクサンドゥル・チカルダウのゴールで先制したが、サイル・ラリンの放ったゴールで、ベシクタシュが、この試合を2:1で制した。この試合、ガラタサライは、モスタファ・モハメッドがPKのチャンスを活かせないということがあった。

 この試合の最初のゴールは、ガラタサライに生まれた。前半35分、ケレム・アクテュルコウルからのパスを、ペナルティーエリア・ライン手前で得たアレクサンドゥル・チカルダウが放ったシュートが、ガラタサライの先制点となったのだった。0:1。
 そのゴールの4分後、サイル・ラリンが同点ゴールを放った。ウムト・メラシュが、左サイドからセンタリングを入れると、フェルナンド・ムスレラより前に動きを執ったサイル・ラリンがヘッドで合わせると、同点ゴールが生まれたのだった。1:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半19分、サイル・ラリンが、またしても舞台に上がった。ミラレム・ピャニッチが蹴った右コーナーキックが、ペナルティーエリア内へと送られると、ニアサイドで、ネジプ・ウイサルがヘッドでボールを落とした。そのボールに反応したサイル・ラリンが、シュートを放つと、これが、ガラタサライのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。
 同36分、ガラタサライのモスタファ・モハメッドが、PKを失敗した。ガラタサライの右サイドから生まれた攻撃で、ペナルティーエリア内でボールを得たケレム・アクテュルコウルがグランダーのシュートを放ったところ、そのチェックに入ったドマゴイ・ヴィダの手にボールが当たったのを咎めたフラト・アイドゥヌス主審が、PKを指示したのだったが、モスタファ・モハメッドがPKを蹴ると、これを、エルシン・デスタノウルが防いでしまったのだった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ベシクタシュが、2:1でガラタサライをくだしたのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ネジプ・ウイサル(後半ロスタイム4分:ウエリントン・シルヴァ)、ドマゴイ・ヴィダ、ウムト・メラシュ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半44分:ケナン・カラマン)、ミラレム・ピャニッチ、アレックス・テイシェイラ(後半38分:サリフ・ウチャン)、サイル・ラリン=ミシー・バチュアイ(後半ロスタイム3分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン(後半33分:オメル・バイラム)、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=タイラン・アンタルヤル(後半19分:ハリル・デルヴィショウル)=オリンピウ・モルタン(後半19分:ライアン・バベル)、ベルカン・クトゥル、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半45分:バルシュ・アルペル・ユルマズ)、ケレム・アクテュルコウル=ムバエ・ジャッネ(後半33分:モスタファ・モハメッド)



フェネルバフチェ 1:2 アランヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 21.10.25)

アッティラ・サライ(左)ダヴィッドソン(右)(アランヤ・スポル公式Twitter) エフカン・ベキロウル(アランヤ・スポル公式Twitter)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第10節で、アランヤ・スポルをホームに迎えた。フェネルバフチェは、ウルケル・スタジアムで行われたこの試合に、1:2で敗れてしまった。フェネルバフチェのゴールは、後半35分にセルダル・ドゥルスンが、アランヤ・スポルのゴールは、同30分にエムレ・アクババが、そして、同ロスタイム3分に、エフカン・ベキロウルが決めたものだった。

                試合経過

 前半4分、ディミトリス・ペルカスのセンタリングを、PKポイント近くで胸でトラップしたセルダル・ドゥルスンが、身体を反転させて、左足一閃、シュートを放ったが、ボールは、GKが押さえてしまった。
 同12分、前掛かりになりプレスをかけボールを奪ったルイス・グスタボからのパスを、ペナルティーエリア内で得たセルダル・ドゥルスンが、グランダーの狙いすましたシュートを試みたが、ボールは、GKがコントロールしてしまった。
 同29分、マルセル・ティッセランが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、ファーティフ・アクソイが足を出すと、ボールは、サイドネットに吸い込まれコーナーキックに替わった。
 同38分、右サイドからナズム・サンガレがいいセンタリングを入れると、そのコースにいたディミトリス・ペルカスは、それに合わせてシュートはできなかったが、背後に流れたボールに合わせて、フェルディ・カドゥオウルがヘディングシュートを放つと、ディエゴ・ロッシの胸に当たったボールを、GKセルカン・クルントゥルが、際どくゴールライン際から外に出した。
 後半30分、ジュアンフランのパスに反応して、右サイドから動き出したエフェジャン・カラジャが、ペナルティーエリア内へ入るや、グランダーのパスをゴール前に入れた。それに合わせて、エムレ・アクババが左足を使いシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットに収まってしまった。0:1。
 同35分、フェネルバフチェが同点に追いついた。フィリップ・ノヴァクが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前から内へと入れたボールに合わせて、セルダル・ドゥルスンが、ヘディングシュート放つと、これがゴールとなったのだった。1:1。
 同44分、フェネルバフチェが、2点目に迫った。メスト・エジルが、右サイドからセンタリングを入れると、GKセルカン・クルントゥルからボールがこぼれ、アッティラ・サライの前に落ちた。そのアッティラ・サライが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールはジュアンフランに当たり、コーナーキックに替わった。
 同ロスタイム3分、ダニエル・カンデイアスが蹴った右コーナーキックに対し、ペナルティーエリア内でネマンジャ・ミルノヴィッチがヘディングシュートを放つと、ボールが跳ね、ファーサイドに流れ、そのボールに、再度、ヘディングシュートを試みたエフカン・ベキロウルがゴールを決めてしまった。1:2。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=マルセル・ティッセラン、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァク=ナズム・サンガレ(後半27分:ミゲル・クレスポ)、ルイス・グスタボ、ミハ・ザイッチ(後半26分:ホセ・ソーサ)、フェルディ・カドゥオウル=ディエゴ・ロッシ(後半26分:エネル・ヴァレンシア)、ディミトリス・ペルカス(後半36分:メスト・エジル)=セルダル・ドゥルスン
【アランヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ジュアンフラン、ファーティフ・アクソイ、ネマンジャ・ミルノヴィッチ、クリスティアン・ボルジャ=ジョアオ・ノヴァイス(後半29分:エフカン・ベキロウル)、ウムト・ギュネシュ=エフェジャン・カラジャ(後半37分:ダニエル・カンデイアス)、エムレ・アクババ(後半45分:レロイ・フェル)、ダヴィッドソン(後半45分:オウズ・アイドゥン)=ファマラ・ディデュー



ギョズテペ 0:1 トラブゾン・スポル(CNNトルコ 21.10.24)

ジェルヴィーニョ(トラブゾン・スポル公式HP) マレク・ハムシク(左)ル―レンシー・ロドリゲス(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第10節で、ギョズテペとアウェー戦を戦い、0:1で勝った。そして、首位を守った。

 トルコ・リーグ第10節で、ギョズテペは、トラブゾン・スポルをホームに迎えた。トラブゾン・スポルが、後半11分にジェルヴィーニョのあげたゴールで、0:1のスコアで勝った。この結果、勝ち点を24に伸ばしたトラブゾン・スポルは、試合数が多い中だが、2位との勝ち点差を5と拡げた。そして、負けない連続記録を伸ばした。一方、ホームのギョズテペは、同8に留まった。

                 試合経過

 前半7分、ルーレンシー・ロドリゲスが、右サイドからセンタリングを入れると、このボールを、PKポイント近くで得たシェリフ・ンディアエがシュートを放ったが、効果的なシュートとは言えず、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルがコントロールしてしまった。
 同39分、ギョズテペの速い攻撃で、ペナルティーエリア内にいたシェリフ・ンディアエが、ボールをヤホヴィッチに渡そうとしたが、そのヤホヴィッチに渡る前に、GKウーウルジャン・チャクルが、危機を回避してしまった。
 同43分、ジェナン・ブレコヴィッチが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたヤホヴィッチが、エドガー・レと競り合いながら、ボールに触れたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。そして、前半は、両者、ゴールを生むことなく終わった。
 後半11分、トラブゾン・スポルが先制した。アブドゥルカディル・オミュルからのパスを、ゴール左斜め前で得たジェルヴィーニョが、ペナルティーエリア内に入るや、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。0:1。
 同15分、ヴィトール・フーゴのチェックを受け、ペナルティーエリアの外でヤホヴィッチが倒されて得たフリーキックを、ルーレンシー・ロドリゲスが蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同34分、ヤホヴィッチからのパスをペナルティーエリア内で受けたソネル・アイドーウがシュートを放たったが、ボールは、シェリフ・ンディアエに当たり、再び、ソネル・アイドーウの前に転がった。そこで、ソネル・アイドーウが、再度、シュートを試みると、トラブゾン・スポルのゴールネットが揺れたが、オフサイドがあったとして、ゴールとは認定されなかった。
 同41分、トラブゾン・スポルの選手がクリアしようとしたボールを、ペナルティーエリア内で得たマカナ・バクがシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム8分、ギョズテペのコーナーキックに対し、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトも加わったペナルティーエリア内での混戦ででも、ギョズテペは、この好機を活かすことができなかった。そして、試合は、トラブゾン・スポルが0:1の優位を保ったまま終わった。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ムラト・パルリ(後半37分:ケリム・アルジュ)、ディノ・アルスラネイジッチ、アトゥンチ・ヌカン、カフラマン・デミルタシュ、ジェナン・ブレコヴィッチ(後半4分:ベルカン・エミル)=ル―レンシー・ロドリゲス(後半19分:ダヴィド・ティジャニッチ)、オビンナ・ンウォボド、ヤルチュン・カヤン(後半19分:ソネル・アイドーウ)、シェリフ・ンディアエ(後半37分:マカナ・バク)=アディス・ヤホヴィッチ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ(後半26分:セルカン・アサン)、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル=マレク・ハムシク、ベラト・オズデミル=ユスフ・サル(後半1分:マノリス・シオピス)、アブドゥルカディル・オミュル(後半42分:ヒュセイン・テュルクメン)、ジェルヴィーニョ(後半31分:アンドレアス・コルネリウス)=ジャニニー・セメド



新マラテヤ・スポル、2連勝(TRT 21.10.23)

アンドレ・ポコ(左)ムニル・クイアー(右)(ヒュリエット紙) テテ(新マラテヤ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第10節で、新マラテヤ・スポルが、ホームで、アルタイを2:1で退けた。

 新マラテヤ・スタジアムで行われたこの試合、ホームの新マラテヤ・スポルのゴールは、後半12分、ベンジャミン・テテが、同23分には、アデム・ブユックがPKを決めた。アウェーのアルタイの唯一のゴールは、後半39分に、バンバが決めている。
 新監督サムディカに率いられての2戦目も勝った新マラテヤ・スポルは、勝ち点12に伸ばしたのに対し、ここ3試合勝てていないアルタイは、同15に留まった。

                 試合経過

 前半15分、新マラテヤ・スポルのカウンター攻撃で、ムニル・クイアーからのパスを、ペナルティーエリア・ライン上で受けたテテが放った強烈なシュートは、GKマテウス・リスが、ゴールを許さなかった。
 同19分、カリム・ハフェズが、左サイドからPKポイントに向けセンタリングを入れると、それに合わせて、テテがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同43分、アルタイの速い攻撃で、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだバンバが、左足を一閃、ファーサイドの隅を狙ったシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。そして、前半は、ゴールの声が上がらないまま終わった。
 後半8分、新マラテヤ・スポルの左コーナーキックに合わせて、ボールコースに入ったアデム・ブユックがヘッドで合わせたが、GKマテウス・リスがゴールを許さなかった。
 同12分、ホームの新マラテヤ・スポルが先制した。新マラテヤ・スポルのスピードに乗った攻撃で、右サイドでボールを持ち前進したムスタファ・エスキヘラッチが、テテにボールを送ると、テテが、グランダーの狙いを定めたシュートを放つと、これが、アルタイのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 同21分、新マラテヤ・スポルがPKを獲得した。右サイドから、ムスタファ・エスキヘラッチが、内へと入れたボールに合わせて、ラヤネ・アービッドが放ったシュートを、ジェイフン・ギュルセラムが、手を使って止めようとしたと認定した主審がPKを指示したのだった。同23分、このPKを、アデム・ブユックが決め、点差を2と拡げた。2:0。
 同37分、アルタイのスピードに乗った攻撃で、右サイドでボールを得たバンバが、ペナルティーエリア内へと入ったとき、カリム・ハフェのチェックを受け、ピッチに倒れた。主審は、その行為を咎め、もう1度、PKの指示をした。同39分、このPKをバンバが蹴り、GKが跳んだとは逆の方角にボールを蹴り込んだのだった。2:1。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=ワラス、セミフ・カヤ、ウッサマ・ハッダディ=ムスタファ・エスキヘラッチ、ラヤネ・アービッド、ディディエ・ンドング、カリム・ハフェズ=ムニル・クイアー(後半17分:シュテファン・マラン)=ベンジャミン・テテ(後半41分:ワルター・ブワリャ)、アデム・ブユック(後半ロスタイム2分:クビライ・カナツィスクス)
【アルタイ】マテウス・リス=エリック・ブジョルカンダー、ジェイフン・ギュルセラム、カリー・ティアム=セブライル・カラエル、ゼキ・ユルドゥルム(後半40分:アフメド・ラヤン)、アンドレ・ポコ、モハメッド・ナデリ(前半20分:エルハン・チェレンク)=セザル・ピナレス=レアンドロ・カッペル(後半40分:タチアーノ)、ダウーダ・バンバ



「ロコモティフ・モスクワ対ガラタサライ」戦は、僅か1点で勝ち点3が生まれた(ソズジュ紙 21.10.22)

ケレム・アクテュルコウル(CNNトルコ) ライアン・バベル(中)(ソズジュ紙)  モスクワでのアウェー戦で勝ち点3を得て戻ることになったガラタサライは、欧州リーグE組首位を守った。ガラタサライは、ロコモティフ・モスクワ戦での勝利で、ヨーロッパでの負けない記録を継続することになった。

 UEFA欧州リーグE組第3節で、ガラタサライは、アウェーでロコモティフ・モスクワと対峙した。この戦いに首位で臨んだガラタサライは、この戦いに0:1で勝ち、首位を守ってトルコに戻ることになった。
 グループリーグ戦からの勝ち上がりに大きなアドヴァンテージを得たガラタサライは、これで、7試合連続負けてないことになる。PSVアイントフォーヘンに、チャンピオンズリーグ予備戦で敗れたガラタサライは、それ以後、欧州リーグ予備戦、及び、グループリーグ戦では負けるということを経験していない。

                 後半、テンポが上がる

 前半は、テンポの上がらない時間が推移した試合で、両者ともに、好機を掴むのに苦しんでいた。枠を捉えたシュートが、1本もなかった前半、観る楽しみという観点では、かなり落ち込んだ時間が推移していた。
 後半、ロコモティフ・モスクワが、テンポを上げるよう努めていたのに対し、ガラタサライは、それに応じることで、多くの好機を掴むようになった。セットプレーから、また、スピードに乗った攻撃で、効果的な攻めを見せ始めていたガラタサライが、同37分に求めていたゴールに辿り着いた。

                 素晴らしいパスに次いでゴールが生まれた

 相手ディフェンスの裏に放り込まれた素晴らしいボールに反応したケレム・アクテュルコウルが、GKと1対1となったところから放ったシュートが、ロコモティフ・モスクワのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールで、スコアを0:1としたガラタサライは、残りの時間、このスコアを守ることに成功した。そして、勝ち点3を得たのだった。
 この勝利で、勝ち点を7に伸ばしたガラタサライは、E組の首位の座を守った。「ラツォイ対マルセイユ」戦が0:0の引き分けに終わったことで、ガラタサライが勝ち上がる大きなアドヴァンテージを得ることになった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト(後半45分:オメル・バイラム)=タイラン・アンタルヤル、ベルカン・クトゥル=バルシュ・アルペル・ユルマズ(後半22分:ケレム・アクテュルコウル)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半45分:クリスティアン・ルイダンマ)、ライアン・バベル(後半31分:オリンピウ・モルタン)=モスタファ・モハメッド(後半31分:ムバエ・ジャッネ)



フェネルバフチェのフェルディ・カドゥオウル、自らの代表の選択について語る(ファナティック紙 21.10.21)

フェルディ・カドゥオウル(スター紙)  フェネルバフチェの若きフェルディ・カドゥオウルが、UEFA欧州リーグで、フェネルバフチェが対峙するアントウエルペン戦を前に記者会見に登場した。フェルディ・カドゥオウルは、この会見で、自身が選ぶことになる代表チームについて語っている。

 UEFA欧州リーグD組第3戦で、本日、ベルギーのアントウエルペンを、ホームに迎えるフェネルバフチェが、昨日、記者会見を行った。ヴィトール・ペレイラ監督とともに会見に現れた若きフェルディ・カドゥオウルは、まずは、先だっての試合について、次いで、記者団の質問に応じた。代表チームの選択について尋ねられたフェルディ・カドゥオウルは、3つの代表チームを選択できること、それを、今後、どれになるかをお知らせしなければならないと述べた。

                  フェルディ・カドゥオウルの会見模様は、以下の通り

 現在のポジション、これは、新しい監督に求められたもの。僕としては、そのポジションで、いいプレーができていると思っている。今のポジションで、気分良くプレーしている。アントウエルペン戦では、フェネルバフチェの旧友ミヒャエル・フライとサマッタと戦うことになる。彼らの顔を見れることは嬉しい。明日は、勝ちたいものだ。直近のトラブゾン・スポル戦は、失望を味わってしまったけれど、結果は変えられないもの。明日は、できる限りの最高のプレーをして、こないだの試合を忘れねばならない。僕は、3つの異なった国の代表を選べる可能性を持っている。どれを選ぶか、僕にとったは難しい問題だ。まだ、決断には至っていない。しっかり考え、我慢もして、決めることになる。



ベシクタシュ、スポルティング・リスボンに敗れる、1:4(ソズジュ紙改 21.10.20)

ミシー・バチュアイ(左端)(ベシクタシュ公式HP) コアテス(UEFA)  ベシクタシュは、ここまで勝ち点0のまま臨んだスポルティング・リスボンとの一戦でも、思い通りの結果は得られなかった。ベシクタシュは、前半で3ゴールを浴び、更に、後半に多くの好機を与えてしまったスポルティング・リスボンに、1:4で敗れた。後半には、スポルティング・リスボンは、2本のシュートがバーに嫌われてしまった。グループリーグ戦の3戦で勝ち点を得ていないで終わったベシクタシュは、11/3に、再度、スポルティング・リスボンと対峙することになっている。

 チャンピオンズリーグC組で、ベシクタシュとスポルティング・リスボンが、第3節で対峙した。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、ベシクタシュは1:4で敗れ、これで3戦全敗となった。
 サポーターの声援を受けとてもいい始まり方をしたベシクタシュだったが、前半15分、コーナーキックからコアテスのゴールが生まれ、先制を許してしまった。だが、同24分には、ベシクタシュが同点に追いついた。ピャニッチがコーナーキックを蹴ると、そのボールは、直でサイル・ラリンに向かった。そのサイル・ラリンが、ファーサイドで、相手選手よりいいジャンプを見せ、ヘディングシュートを放つと、これが決まったのだった。1:1。このゴールで、ベシクタシュのサポーターは、喜びに沸いたが、その直後、同27分に、再び、悲しみが襲った。またしても、コアテスのゴールが生まれたのだった。コーナーキックからのボールに対し、ニアサイドでフリーになっていたコアテスがヘッドで合わせると、ゴールが生まれたのだった。1:2。 同44分、ベシクタシュがコーナーキックの用意をしているとき、ヴィデオ判定システム審判からの警告が届き、ヴィンシッチ主審が映像確認に向かい、その結果、スポルティング・リスボンにPKが与えられた。スポルティング・リスボンがコーナーキックを蹴った際、ドマゴイ・ヴィダが手を使ったとの判定が出たのだった。このPKを、サラビアが決め、スコアは1:3となった。同45分には、アレックス・テイシェイラがゴールを決めたかに見えたが、ヴィデオ判定システム審判からの警告後、その前にオフサイドがあったとして、ゴールは認定されなかった。
 後半も、試合のテンポは、同じように進んだ。ベシクタシュでは、サイル・ラリンとミシー・バチュアイが、多くのゴール・チャンスを掴んだが、スコアを変えるに至らなかった。スポルティング・リスボンも、ベシクタシュのゴールマウスに危機を与えるような攻撃を続け、パウリーニョなどは、2度も、バーを直撃するシュートを放った。後半45分、スポルティング・リスボンは4点目を決めた。中盤で、ンサカラからボールを奪うと、スポルティング・リスボンはスピードに乗った攻めを見せた。そして、パウリーニョが、フリーの状態で、ペナルティーエリアの外から、見事な狙いしましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。1:4。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点なしで最下位に沈み、3位のスポルティング・リスボンは、勝ち点3を上乗せした。両者は、チャンピオンズリーグ第4節(11/3)で、再び、ポルトガルで相まみえる。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル、アレックス・テイシェイラ(後半35分:ケナン・カラマン)、ミラレム・ピャニッチ、サイル・ラリン(後半28分:ギョクハン・トーレ)=ミシー・バチュアイ



ハタイ・スポル 2:1 ガジアンテップFK(ミリエット紙+TRT補綴 21.10.19)

ルベン・リベイロ(前)ムハメット・デミル(後)(ガジアンテップFK公式Twitter) マメ・デューフ(ハタイ・スポル公式Twitter)  ハタイ・スポルが、トルコ・リーグ第9節で、ガジアンテップFKを2:1でくだした。

 トルコ・リーグ第9節で、ハタイ・スポルが、ホームにガジアンテップFKを迎えた。新ハタイ・スタジアムで午後8時開始で行われたこの試合、前半は、ゴールの声は上がらなかったが、ハタイ・スポルは、後半7分、マメ・デューフがPKを決め、先制した。同28分には、カマラのゴールで点差を2と拡げたハタイ・スポルに対し、ガジアンテップFKが、同37分のアンジェロ・サガルのゴールでお返しをしたが、最後は、ハタイ・スポルが勝ち点3を手にしたのだった。この結果、ハタイ・スポルは、勝ち点を19に伸ばしたのに対し、ガジアンテップFKは同11に留まった。

                試合経過

 前半26分、ハタイ・スポルのサバ・ロブジャニージェが、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。見事なフェイントで前を開けたサバ・ロブジャニージェは、左足を一閃、シュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行って しまった。
 同31分、ハタイ・スポルの攻撃で、左サイドでボールを得たアユブ・エル・カービがセンタリングを入れると、それに合わせて、マメ・デューフがヘディングシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスに当たりコーナーキックに替わった。
 同32分、再び、ハタイ・スポルの左サイドからの攻撃で、今度は、サム・アデクッベがセンタリングを入れると、ブラク・オクスズはヘッドで合わせた。だが、ガジアンテップFKのGKギュナイがゴールを許さなかった。
 同ロスタイム4分、ハタイ・スポルのマメ・デューフが、左サイドのタッチライン際から内へとボールを入れた。すると、そのボールが、ペナルティーエリア内にいたトゥラオレの前に転がった。そのトゥラオレが放ったシュートを、ガジアンテップFKのディフェンダーのステリオス・キッツォーが、ゴールライン際からクリアした。そして、前半は、0:0のスコアのまま終わった。
 後半6分、ハタイ・スポルのキャーミル・アフメット・チョレクチが、右サイドでゴールライン際まで持ち込み、センタリングを入れた。それに合わせて、ペナルティーエリア内にいたマメ・デューフがヘディングシュートを放ったが、シュートコースにスティーヴン・コーカーが入り、ゴールを阻んだ。だが、ヴィデオ判定システムで確認に向かったこの試合の主審は、スティーヴン・コーカーが手を使っているとして、ハタイ・スポルのPKを与えた。そして、このPKをマメ・デューフが決め、ハタイ・スポルの先制点となった。1:0。
 同12分、ガジアンテップFKのムハメット・デミルが間を通したパスに反応したヌーア・ディコが、GKと1対1となった。だが、シュートが悪く、GKムニル・モハメディが押さえてしまった。
 同28分、ハタイ・スポルで、途中投入されたカマラが、相手ディフェンスの裏を取った。ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入ったカマラが、きれいなシュートを放つと、これが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らした。2:0。
 同37分、ガジアンテップFKで、途中投入されたアンジェロ・サガルが、ゴール左斜め前、ペナルティーエリアの手前からシュートを試みると、ディフェンスに当たったボールがゴールインした。2:1。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ハタイ・スポルが、ホームで、ガジアンテップFKに2:1で勝ったのだった。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、サム・アデクッベ(後半31分:ビュレント・ジェワヒル)=アダマ・トゥラオレ、ルベン・リベイロ=サバ・ロブジャニージェ(後半41分:ムハメッド・メルト)、エムレ・チョラク(後半8分:モハメッド・カマラ)、アユブ・エル・カービ(後半41分:ディラン・サン・ルイ)=マメ・デューフ
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー、スティーヴン・コーカー、アリン・トシュジャ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半36分:ハムザ・メンディル)=ドーアン・エルドーアン(後半44分:トルゲイル・ボルヴェン)、アレクサンデル・メルケル(後半17分:アンジェロ・サガル)=ヌーア・ディコ(後半17分:アフメッド・エル・メッソーディ)、アレクサンドゥル・マキシム、ジョアオ・フィゲイレド(後半36分:ケナン・オゼル)=ムハメット・デミル



トラブゾン・スポル 3:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21.10.18)

バカセタス(トラブゾン・スポル公式HP) クレスポ(左)エドガー・レ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第9節で、トラブゾン・スポルとのアウェー戦を戦った。シェノル・ギュネシュ・スポーツ複合施設で行われたこの試合、フェネルバフチェは3:1で敗れてしまった。フェネルバフチェのゴールは、前半3分にディエゴ・ロッシが決めたのに対し、ホームのトラブゾン・スポルは、前半25分と後半43分(PK)にバカセタスが、後半45分にユスフ・サルが決めた。なお、この試合の前半23分、フェネルバフチェのキム・ミンジェが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となっている。

                 試合経過

 前半3分、フェネルバフチェにゴールが生まれた。フェルディ・カドゥオウルのパスを、メスト・エジルが内へとそらすと、そのボールをめぐり、エネル・ヴァレンシアとヴィトール・フーゴとのやり取りとなり、そのこぼれ球がディエゴ・ロッシの前に転がった。ウルグアイ人選手ディエゴ・ロッシは、これを捉え、ゴール左斜め前からグランダーのシュートを放つと、これが、左サイドバーからゴールインしたのだった。0:1。
 同20分、ンワケメのパスを受け、ペナルティーエリアのゴール左斜め前から、バカセタスがシュートを試みたが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同21分、右サイドのブライト・オシャイ・サミュエルのパスに合わせて、走り込んで来たメスト・エジルが至近距離からシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが押さえた。
 同23分、ジャニニー・セメドが、ペナルティーエリアの外でのキム・ミンジェとのマッチアップでピッチに倒れた。この試合のアリ・シャシャル・ヴラル主審は、キム・ミンジェに、この日2枚目のイエローカードを出し退場処分とした。
 同25分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。、バカセタスがフリーキックを蹴ると、GKアルタイ・バユンドゥルが押さえたかに見えたが、ボールは、ゴールラインを越えてしまっていた。1:1。
 同42分、ブルーノ・ペレスが、ペナルティーエリアの外からグランダーのシュートでゴールを狙ったが、GKアルタイ・バユンドゥルは倒れ込みながら、これをパンチングで防いだ。
 同ロスタイム3分、バカセタスが、左サイドから蹴ったフリーキックに対し、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたヴィトール・フーゴが、それに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの傍らを逸れ外に出て行っただけだった。
 後半11分、メスト・エジルがフリーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内でアッティラ・サライはヘッドで合わせたが、GKウーウルジャン・チャクルが、ボールを押さえてしまった。
 同35分、ユスフ・サルが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたドルクハン・トコズがヘッドで合わせた。そのボールが、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返ると、マルセル・ティッセランが、ジャニニー・セメドが触れる前に外に蹴り出した。
 同38分、コルネリウスが、ペナルティーエリア内でアッティラ・サライとのせめぎ合いのなかピッチに倒れた。ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、ピッチサイドに向かい映像確認をしたアリ・シャシャル・ヴラル主審は、PKを指示した。そして、同42分、このPKを、バカセタスが決め、トラブゾン・スポルが2:1と逆転をしてしまった。
 同45分、アブドゥルカディル・オミュルからのパスを受け、コルネリウスがシュートを放つと、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルから跳ね返った。そのボールを捉え、詰めていたユスフ・サルがシュートを放つと、ボールは、ルイス・グスタボからこぼれ、そのままゴールインしてしまった。3:1。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス(後半7分:ドルクハン・トコズ)、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル(後半1分:アンデルス・トゥロンドセン)=ベラト・オズデミル(後半23分:マノリス・シオピス)=ジェルヴィーニョ(後半23分:アンドレアス・コルネリウス)、アブドゥルカディル・オミュル、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ(前半43分:ユスフ・サル)=ジャニニー・セメド
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=フィリップ・ノヴァク、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル、ミゲル・クレスポ(後半42分:ディミトリス・ペルカス)、ルイス・グスタボ、フェルディ・カドゥオウル(後半42分:ナズム・サンガレ)=メスト・エジル(後半29分:ホセ・ソーサ)、エネル・ヴァレンシア(後半16分:セルダル・ドゥルスン)、ディエゴ・ロッシ(後半30分:マルセル・ティッセラン)



シワス・スポル 2:2 アンタルヤ・スポル(ミリエット紙+ベイン・スポル補綴 21.10.17)

ゴールを決めたドーウカン・シニク(右)を迎えるヌリ・シャヒン監督(左)(アンタルヤ・スポル公式HP) アミルトン(左)ウーウル・チフトチ(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第9節で、シワス・スポルが、ホームにアンタルヤ・スポルを迎えた。試合は、2:2の引き分けに終わった。

 シワス・スポルは、トルコ・リーグ第9節で、アンタルヤ・スポルと対峙した。メテ・カルカヴァン主審が裁いたこの試合、2:2の同点のまま終わった。この試合を、まず優位に進めたのは、ホームのシワス・スポルの方だった。前半10分に、ジャネル・オスマンパシャのゴールで、シワス・スポルが1:0と先制したのだ。マックス・グラデルが、ゴール左斜め前からセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せた、ジャネル・オスマンパシャが、狙いすましたヘディングシュートを決めたのだった。だが、アンタルヤ・スポルの攻撃陣は、このゴールに対して、早々にお返しをして見せた。同24分、フレディが、ドーウカン・シニクとの壁パスで抜け出しシュートを放つと、シワス・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:1。アウェーのアンタルヤ・スポルに、同42分、アウェー戦にも拘わらず、逆転弾が生まれた。ゴール左斜め前からボールを持ちペナルティーエリア内へと入ったドーウカン・シニクがシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのこの日の2点目が生まれたのだった。1:2。前半の終盤、舞台に上がったカヨーデが、同ロスタイム4分に、2:2となる同点ゴールを決めた。左サイドからウーウル・チフトチがセンタリングを入れると、それに合わせて、カヨーデが、落ち着いてヘディングシュートで決めたのだった。2:2。残りの時間では、他にゴールの声は上がらなかった。シワス・スポルのアシスタント・コーチのビュレント・アルバイラクが、後半ロスタイム1分、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった試合でもあった。
 この結果、シワス・スポルは、勝ち点を10に伸ばした。一方のアンタルヤ・スポルも、同9に伸ばしたのだった。

【シワス・スポル】ムアッメル・ユルドゥルム=アフメット・オウズ(後半1分:エルドーアン・イエシルユルト)、ディミトリオス・ゴウタス、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=フレデリック・ウルヴェスタード(後半1分:イサク・コフィー)=ペドロ・エンリケ(後半43分:セファ・ユルマズ)、ヨルゲ・フェリックス、ハカン・アルスラン、マックス・グラデル=オラレンワジュ・カヨーデ(後半29分:ムスタファ・ヤタバレ)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ヴェイセル・サル(後半45分:バハドゥル・オズテュルク)、ナルド、フェドール・クドゥリアショフ=アミルトン(後半29分:ウーサム・ガチャ)、ビュンヤミン・バルジュ、ハカン・オズメット、ギュライ・ヴラル=フレディ(後半45分:ウフク・アキョル)、ドーウカン・シニク(後半29分:エレン・アルバイラク)=エンゾ・クリヴェッリ(後半14分:ハジ・ライト)



バシャックシェヒル・スポル 3:2 ベシクタシュ(NTV+ベイン・スポル補綴 21.10.16)

オカカ(バシャックシェヒル・スポル公式Twitter) オウズハン・オズヤコブ(左)ユッスーフ・ンダイシミエ(右)(ミリエット紙)  ベシクタシュが、ガラタサライとのダービーマッチを前に痛手を受けた。エムレ・ベレズオウル監督率いるバシャックシェヒル・スポルは、ベシクタシュを3:2でくだし、一息をついた。ベシクタシュは、トルコ・リーグのここ4試合で1勝しかしていない(2敗1分)。

 トルコ・リーグ第9節開幕試合で、バシャックシェヒル・スポルとベシクタシュが対峙した。バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、セルゲン・ヤルチュン監督は出場停止でピッチに、その姿はなく、一方のバシャックシェヒル・スポルは、エムレ・ベレズオウル監督の初陣であった。
 両者が、好機を作り出すのに苦しんでいた前半、バシャックシェヒル・スポルが、同40分に均衡を破った。エディン・ヴィスチャが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、ボールは、GKメルト・ギュノクの手からこぼれた。そのボールに対し、前に詰めフリーになっていたオカカが、至近距離からシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。そして、前半は、バシャックシェヒル・スポルが1:0とリードして終わった。
 ベシクタシュは、後半に臨むにあたり、3選手の交替を行った。アッティバ・ハッチンソン、オウズハン・オズヤコブ、ギュヴェン・ヤルチュンをさげ、アレックス・テイシェイラ、ネジプ・ウイサル、サイル・ラリンを入れた。この交替をしてから、ボールの支配率を上げたベシクタシュは、同14分に、求めていたゴールを決めることになる。アレクサンドゥ・エピュロヌがバックパスをすると、ミシー・バチュアイのプレスを受けたGKヴォルカン・ババジャンが、大きくクリアしようとしたボールが、近くに落ちてしまい、そのボールを奪ったアレックス・テイシェイラが、ゴール右斜め前からグランダーのシュートを落ち着いて放つと、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:1。

                 バシャックシェヒル・スポル、3分間で2ゴール

 バシャックシェヒル・スポルは、この難しい試合で、再度、リードを奪った。同38分、スピードに乗ったバシャックシェヒル・スポルの攻撃で、左サイドからスピードに乗り攻撃に入ったグルブラッドセンが、ペナルティーエリア内へとボールを入れると、それにオカカが合わせたのだった。2:1。32歳のオカカは、これで、トルコ・リーグ6試合目で6ゴールを決めたことになる。このゴールの2分後に、今度は、フレデリック・グルブラッドセンが舞台に躍り出た。ベシクタシュのフリーキックのあと、ボールを奪い、速い攻撃に出たバシャックシェヒル・スポルは、ベルカイ・オズジャンが、右サイドからセンタリングを入れると、エディン・ヴィスチャがコントロールしてからグルブラッドセンにボールを預けた。そのグルブラッドセンのグランダーのシュートが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。
 ベシクタシュは、後半45分、PKを獲得した。バシャックシェヒル・スポルのペナルティーエリア内で生まれた混戦のあと、ヴィデオ判定システムに確認に向かった主審がPKを指示したのだった。そして、このPKを、ミシー・バチュアイが決め、スコアを3:2とした。しかし、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、バシャックシェヒル・スポルが、ベシクタシュを3:2でくだしたのだった。
 この結果、ベシクタシュは、今季の2敗目を喫し、ここ4試合では、勝ち点を8失ってしまった。ベシクタシュは、次節、ホームにガラタサライを迎えることになっている。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ(後半31分:シェネル・オズバイラクル)、ユッスーフ・ンダイシミエ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ルカス・リマ=マフムト・テクデミル(後半44分:ペーター・ズルジ)、ベルカイ・オズジャン=エディン・ヴィスチャ、デニズ・トゥルチ(後半31分:フレデリック・グルブラッドセン)、ナセル・シャドリ(後半15分:トルガ・ジエルジ)=ステファノ・オカカ
【ベシクタシュ】メルト・ギュノク=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル、アッティバ・ハッチンソン(後半1分:ネジプ・ウイサル)、オウズハン・オズヤコブ(後半1分:アレックス・テイシェイラ)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半1分:サイル・ラリン)=ミシャ・バチュハイ



マレク・ハムシク、フェネルバフチェ戦は欠場(NTV 21.10.15)

マレク・ハムシク(イエニ・シャファク紙)  スロバキア代表として出場した試合で故障を発生させ、本日、トラブゾンでMR検査を受けたマレク・ハムシクは、フェネルバフチェとの一戦は、リスクを冒さないことになる。

 故国の代表として臨んだ試合で故障を発生させ、本日、トラブゾンでMR検査を受けたマレク・ハムシクが、フェネルバフチェ戦では、リスクを冒さないということが判った。
 2022W杯予選で、スロバキア代表としてクロアチア代表戦に出場して、足を負傷したため、前半41分に交替を余儀なくされたマレク・ハムシクが、本日、トラブゾンでMR検査を受けた。この検査の結果、トルコ・リーグ第9節で対戦するフェネルバフチェとの試合には、リスクを冒して出場しないことになったことが明らかになった。
 トラブゾン・スポルで、今季、トルコ・リーグの8試合に出場した34歳のマレク・ハムシクは、ここまで1ゴール2アシストを記録している。



ベシクタシュのバシャックシェヒル・スポル戦のメンバー、5選手を欠く(ファナティック紙 21.10.14)

セルゲン・ヤルチュン監督(タクヴィム紙)  代表の試合で生まれたブレイク期間が明け、トルコ・リーグが再開する。ベシクタシュは、アウェーで、エムレ・ベレズオウル監督率いるバシャックシェヒル・スポルとの一戦に臨む。セルゲン・ヤルチュン監督は、この試合に臨む選手の顔ぶれを明らかにした。そこには、ミラレム・ピャニッチ、ケナン・カラマン、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ、ファブリス・ンサカラ、メフメット・トパルの名前が含まれていない。

 トルコ・リーグの興奮が蘇る。トルコ・リーグの開幕試合で、ベシクタシュは、バシャックシェヒル・スポルとのアウェー戦に臨む。ベシクタシュにとっては、このブレイク期間は、多くの故障者の恢復が看られ、有利に働いた。コロナ感染から恢復したフランシスコ・モンテーロ、故障の癒えたサイル・ラリン、アッティバ・ハッチンソン、ラシド・ゲザル、ウエリントン・シルヴァがプレーできるようになったのに対し、指の手術を受けたケナン・カラマン、チームと離れての練習をしているジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ、ミラレム・ピャニッチ、メフメット・トパルは、恢復に努めているところだ。

                 ミラレム・ピャニッチ、バシャックシェヒル・スポル戦は欠場

 ベシクタシュのバシャックシェヒル・スポル戦のメンバーが明らかになった。セルゲン・ヤルチュン監督が明らかにしたメンバーには、スター選手ミラレム・ピャニッチは、故障のため、ここには含まれていない。ミラレム・ピャニッチは、チャンピオンズリーグのスポルティング・リスボン戦で起用されるものと思われる。
 バシャックシェヒル・スポル戦のメンバーには、他に、ケナン・カラマン、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ、ファブリス・ンサカラ、メフメット・トパルも含まれていない。

                 ベシクタシュのバシャックシェヒル・スポル戦のメンバーは次の通り

 エルシン・デスタノウル、メルト・ギュノク、ヴァレンティン・ロシエ、フランシスコ・モンテーロ、ジョゼフ・デ・ソーサ、サリフ・ウチャン、ミシー・バチュアイ、オウズハン・オズヤコブ、ギョクハン・トーレ、ジャン・ボズドーアン、アッティバ・ハッチンソン、サイル・ラリン、ラシド・ゲザル、ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、セルダル・・サートチ、ギュヴェン・ヤルチュン、ウムト・メラシュ、アレックス・テイシェイラ。



トラブゾン・スポルのフェネルバフチェ戦での先発メンバー(フォトマッチ紙 21.10.13)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第9節で、トラブゾン・スポルが、フェネルバフチェをホームに迎える。トラブゾン・スポルの目標は、フェネルバフチェをくだし、首位の座に就くことだ。アブドラハ・アヴジュ監督は、この試合を前にして、先発メンバーを作り上げた。

 アブドラハ・アヴジュ監督は、フェネルバフチェとのダービーマッチに臨むにあたり、多くのポジションについては選手を決めている。ただ、左サイドバックと中盤右サイドについては、まだだ。このポジションについては、考えは固まっていたところ、イスマイル・キョイバシュとマレク・ハムシクが故障を発生させてしまい、異なった選手構成を試さねばならなくなっているのだ。
 イスマイル・キョイバシュがプレーできないとなると、左サイドバックにはトゥロンドセンを起用することを考えている同監督は、右サイドにはアブドゥルカディル・オミュルを持ってくるつもりだ。マレク・ハムシクが間に合わないとなると、中盤には、シオピスかドルクハン・トコズを送り出すものと思われる。

                 トラブゾン・スポルの予想先発メンバーは、次の通り

 ウーウルジャン・チャクル、ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、トゥロンドセン、ベラト・オズデミル、マレク・ハムシク(マノリス・シオピス)、アナスタシオス・バカセタス、アブドゥルカディル・オミュル、アンソニー・ンワケメ、アンドレアス・コルネリウス。



「ラトビア対トルコ」の一戦は、息を飲むラスト! 最後にPKで勝ち点3を得た(ソズジュ紙+スター紙補綴 21.10.12)

ブラク・ユルマズ(NTV) ベラト・オズデミル(左)(ヒュリエット紙)  トルコ代表が、2022W杯欧州予選でラトビア代表と戦ったアウェー戦は、息をのむ終盤を迎えた。トルコ代表は、最後の最後で、勝ち点3を、PKで得て、グループリーグ戦からの勝ち上がりのチャンスを持ち続けることとなった。

 トルコ代表が、2022W杯欧州予選G組第8戦で、ラトビア代表とアウェー戦を戦った。試合は、1:0と先行を許したトルコ代表が、最後の最後でPKを決め、勝ち点3を得たのだった。
 後半25分、ラトビア代表が、メリヒ・デミラルのオウンゴールで先制した。ラトビア代表の攻撃で、グランダーのセンタリングを入れられると、メリヒ・デミラルが反対側に蹴り出そうとしたボールがゴールインしてしまったのだった。1:0。トルコ代表は、同31分に、セルダル・ドゥルスンのゴールで、同点に追いついた。右サイドからジェンギズ・ウンデルが入れたセンタリングに、セルダル・ドゥルスンがヘッドで合わせゴールが生まれたのだった。1:1。終盤、相手のしつこいプレッシャーを崩したトルコ代表が、求めていたゴールを、最後の最後で決めたのだった。ペナルティーエリア内で、ブラク・ユルマズに執られた行為を、アンドレアス・エクベルク主審は、最初は流した。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像確認をした同主審は、PKを指示したのだった。同ロスタイム8分、このPKを、ブラク・ユルマズ自身が蹴り込み、これが、勝ち点3を生むゴールとなったのだった。
 この勝利で、グループリーグ戦からの勝ち上がりのチャンスを追い続けることになったトルコ代表は、残りの2試合に勝ち、オランダ代表とノルウェー代表が、勝ち点を失なうことを待つことになる。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、ジャネル・エルキン(後半21分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=ベラト・オズデミル=ジェンギズ・ウンデル、オルクン・キョクチュ(後半21分:セルダル・ドゥルスン)、ハカン・チャルハノール、ケレム・アクテュルコウル(後半31分:ハリル・デルヴィショウル)=ブラク・ユルマズ



フェネルバフチェを不安がらせるエネル・ヴァレンシアの到着(スター紙 21.10.11)

エネル・ヴァレンシア(ファナティック紙)  フェネルバフチェのスター選手エネル・ヴァレンシアが、エクアドル代表として戦うコロンビア代表戦にために、フェネルバフチェがトラブゾン・スポルと対峙するアウェーでの戦いに出場するにしても、リスクが生じてしまう。コロンビアで行われる試合と、フェネルバフチェがトラブゾン・スポルとアウェーで対峙する試合までの間隔が、僅か67時間しかないからだ。

 フェネルバフチェで、代表の試合があるたびに起こる問題が、今回は大きな問題となっている。エクアドル代表として、ボリビア代表戦とヴェネズエラ代表戦に先発メンバー入りしたエネル・ヴァレンシアが、木曜日から金曜日にかけて、10月15日午前0時開始で、コロンビア代表とのアウェー戦が予定されている。コロンビアで行われる試合と、フェネルバフチェがトラブゾンで行うアウェー戦との間隔が、僅か67時間しかないのだ。
 そのため、フェネルバフチェのヴィトール・ペレイラ監督が、エネル・ヴァレンシアについては、どのような決定をするか関心を持たれている。同監督は、エネル・ヴァレンシアと話し合いを持ってから、先発メンバーに入れるかどうかを判断すると看られている。



故障者より朗報(TRT 21.10.10)

ラシド・ゲザル(ファナティック紙) アッティバ・ハッチンソン(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュで、ここ数週間続いた故障者問題が、徐々に改善してきている。国際マッチデイによるブレイク期間で、多くの選手が、チームに合流して練習を再開しているのだ。

 ラシド・ゲザル、ウエリントン・シルヴァ、ネジプ・ウイサル、アレックス・テイシェイラの故障は完治した。これらの選手たちは、チームが休暇中の3日間にもグランドに出て、特別練習を行い、フィジカル面で追いつこうと努めていた。そして、サイル・ラリンやアッティバ・ハッチンソンも、治療を終えた選手の仲間入りをしている。
 コロナの検査で陽性判明が出たため、14日間の隔離生活に入っていたフランシスコ・モンテーロも恢復した。フランシスコ・モンテーロは、チームに合流することになっているところだ。ミラレム・ピャニッチとメフメット・トパルの治療期間も終わっている。2人は、検査を受けたあと、状態が良ければ、チームに合流して練習を再開することになる。ブレイク期間が終わると、過密な試合スケジュールの待つベシクタシュでは、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥは、まだ、治療継続中だ。治療には、あと、まだ1週間は要るジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥの状態は、トルコ・リーグ第10節に予定されているガラタサライとのダービーマッチを前に明らかになるだろう。
 ベシクタシュは、15日間に、バシャックシェヒル・スポル、スポルティング・リスボン、ガラタサライと対戦し。それが終わると、ハタイ・スポルとのアウェー戦が待っているのだ。



トルコ 1:1 ノルウェー(トルコ・サッカー協会公式HP 21.10. 9)

ケレム・アクテュルコウル(ヒュリエット紙) ベラト・オズデミル(左)(ヒュリエット紙)  トルコ代表は、W杯欧州予選G組第7戦で、ノルウェー代表と1:1で引き分けた。

 フェネルバフチェ・シュクリュオウル・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表のゴールは、前半6分にケレム・アクテュルコウルから生まれたのに対し、ノルウェー代表は、同41分にクリスチャン・トルストヴェットが決めたものだった。トルコ代表は、ノルウェー代表戦で引き分けたあと、勝ち点を12に伸ばし、7戦を終わってグループ3位に就けている。トルコ代表は、10月11日には、アウェーで、ラトビア代表戦に挑む。グループリーグ戦の他の試合では、オランダ代表が、アウェーでラトビア代表を0:1でくだし、モンテネグロ代表は、これまたアウェーで、ジブラルタル代表を0:3でくだしている。

                 試合経過

 前半6分、トルコ代表が先制した。前からプレスをかけたジュンギズ・ウンデルが、ハンシェ・オルセンからボールを奪った。ペナルティーエリア内へと持ち込んだジェンギズ・ウンデルは、フリーの状態だったケレム・アクテュルコウルにボールを送った。そのケレム・アクテュルコウルが、落ち着いてシュートを放つと、これが、ノルウェー代表のゴールネットを揺らしたのだった。
 同21分、ノルウェー代表の攻撃で、モハメド・エルユヌシが、左サイドでボールを得た。モハメド・エルユヌシは、ペナルティーエリア・ラインまで持ち込み、スペースを作りシュートを放った。だが、GKウーウルジャン・チャクルが押さえただけだった。
 同23分、アウェーのノルウェー代表が、同点ゴールに迫った。ノルウェー代表が、パスを交換しながらペナルティーエリア内へと入って行ったとき、ベラト・オズデミルが、逆方向に蹴ったボールが、サイドバーを直撃し、ピッチに跳ね返るということが起こった。ディフェンスが、このボールをクリアして危機を遠避けた。
 同36分、トルコ代表が、2点目を生み出す好機を活かせなかった。ジャネル・エルキンからのパスを、ペナルティーエリア内で受けたケレム・アクテュルコウルが、ゴールラインに向け進み、そこからシュートを放った。だが、ボールは、ゴールマウスと並行に流れ、外に出て行ってしまった。
 同41分、ノルウェー代表が同点に追いついた。ショートコーナーでボールを受けたイェンス・ペッター・ハウゲがセンタリングを入れると、ハンシェ・オルセンが、ヘッドでファーサイドに落とした。すると、そこにいたクリスチャン・トルストヴェットが狙いすましてゴールを決めてしまったのだった。1:1。そして、前半は、1:1の同点のまま終わった。
 後半5分、トルコ代表のスピードに乗った攻撃で、ハカン・チャラノウルが、相手ディフェンスの裏に走り込んだブラク・ユルマズにパスを出した。相手ペナルティーエリア内で、このボールを胸で受けたブラク・ユルマズはシュートを試みたが、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 同ロスタイム6分、マルティン・ウーデゴールが、右サイドでボールを得て、ファーサイドに向けボールを入れると、モハメド・エルユヌシが、それに合わせてヘディングシュートを放ったが、僅かに反対側のゴールポストの傍らを逸れ、転がりながら外に出て行った。そして、試合は1:1のまま終わったのだった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク、セルダル・アズィズ(後半25分:カーン・アイハン)、メリヒ・デミラル、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半13分:ベルカン・クトゥル)、ベラト・オズデミル(後半25分:タイラン・アンタルヤル)=ジェンギズ・ウンデル(後半25分:ユスフ・ヤズジュ)、ハカン・チャルハノール、ケレム・アクテュルコウル(後半39分:ケナン・カラマン)=ブラク・ユルマズ



ベシクタシュ、ジャン・ボズドーアンを完全移籍させることになろう(ファナティック紙 21.10. 8)

ジャン・ボズドーアン(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュ首脳部は、シャルケからレンタルで獲得している20歳のジャン・ボズドーアンのプレーを気に入っている。レンタル料として20万EUROを支払うベシクタシュでは、180万EUROでの買い取りオプション権行使を考えている。

 ベシクタシュが、ドイツのシャルケ04からレンタルで獲得したジャン・ボズドーアンが、ベシクタシュで見せているいいプレーぶりに注目している。ベシクタシュで、僅か4試合の出場だが、そこで見せたフィジカル、及び、技術面で、高いものを持つことを証明したジャン・ボズドーアンの完全移籍に向け、今から動くことになった。

                 180万EUROの支払いで、オプション権の行使が可

 能力を持つジャン・ボズドーアンのレンタル料として20万EUROを支払うベシクタシュでは、ジャン・ボズドーアンの契約書に入っている買い取りオプション権の行使に前向きだ。このスター選手候補生とも言えるジャン・ボズドーアンを、移籍解禁期間までのプレーぶりに注目して見ることにしたフロントは、首脳陣が歓迎する旨のサインを出し続けた場合には、買い取りオプション権の行使をすることになるだろう。



トルコ代表、ノルウェー代表戦に備えての準備を続ける(スター紙 21.10. 7)

シュテファン・クンツ監督(ファナティック紙)  2022W杯欧州予選G組でのノルウェー代表戦を行うトルコ代表が、試合に備えての準備を続けている。

 トルコ代表は、2022W杯欧州予選G組で、10月8日(金)に行われる、イスタンブルでのノルウェー代表戦に備えての準備を続けている。トルコ・サッカー協会の発表によると、トルコ代表の選手たちは、ハサン・ド−アン・グランドで、報道時に非公開で行われた日に2回の練習で、準備を続けている。朝の練習を、フィットネス・サロンで行った代表選手たちは、夜の練習では、シュテファン・クンツ監督指揮下、合同ウォーミングアップから練習は始まった。その後、パス練習、シュート練習、抜き去りプレーと続けた練習の最後には、コートを使った戦術練習を行っていた。治療のため、昨日の練習には不参加だったジェンギズ・ウンデルとメリヒ・デミラルだったが、夜の練習には、姿を見せていた。トルコ代表のノルウェー代表戦に備えての練習は、本日、最後を迎える。



代表招集によるブレイク期間はフェネルバフチェに有利に働く(TRT 21.10. 6)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(TRT) ホセ・ソーサ(TRT)  代表招集による、トルコ・リーグのブレイク期間は、フェネルバフチェにとり有利に働くだろう。フェネルバフチェで故障離脱中のイルファン・ジャン・カフヴェジ、ホセ・ソーサ、ナズム・サンガレ、マルセル・ティッセランは、この期間を活用して復帰できるものと考えられている。
 トルコ・リーグは第8節まで終わり、代表招集によるブレイク期間に入ったが、フェネルバフチェは、この期間に入り、一息ついている。今季当初より、多くの故障者を抱えてしまったフェネルバフチェが、ここに来ていい知らせを受けている。セルダル・ドゥルスン、ディミトリス・ペルカス、セルダル・アズィズ、ミハ・ザイッチが復帰を果たした。フェネルバフチェでは、現在、故障を抱える選手はいない。だが、幾人かの選手は、まだ、ピッチには復帰できていない。故障が癒え、練習を再開しているイルファン・ジャン・カフヴェジ、ホセ・ソーサ、ナズム・サンガレ、マルセル・ティッセランがコンディション調整を終え、ブレイク期間が終わるときには、チームに復帰できるものと考えられている。ヴィトール・ペレイラ監督は、ブレイク期間後には、全選手を動員して、ピッチ上でのプレーの質を高めることを望んでいると言われている。



ケナン・カラマンの替りにハリル・デルヴィショウル(イエニ・シャファク紙 21.10. 5)

ケナン・カラマン(ファナティック紙) ハリル・デルヴィショウル(NTV)  トルコ代表は、故障を抱えるケナン・カラマンの替りに、ハリル・デルヴィショウルを招集した。

 2022W杯ヨーロッパ予選で、10月8日にノルウェー代表、11日にラトビア代表と戦うトルコ代表に、ガラタサライのハリル・デルヴィショウルがメンバー入りした。
 トルコ・サッカー協会の発表では、左手人差し指を骨折しているベシクタシュのケナン・カラマンが、過密な試合日程を前にして、ノルウェー代表戦後、手術を受けることになったため、ハリル・デルヴィショウルを招集したとなっている。ケナン・カラマンは、トルコ・リーグ第7節でのアルタイとの一戦で故障を発生させ、指の骨折が明らかにされていた。一方のハリル・デルヴィショウルは、今季出場した7試合で1ゴール1アシストを記録している。



フェネルバフチェ 2:1 カスムパシャ(NTV改 21.10. 4)

フェルディ・カドゥオウル(左)エヴレン・エレン・エルマル(右)(フェネルバフチェ公式HP) ルイス・グスタボ(フェネルバフチェ公式HP)  ウルケル・スタジアムにカスムパシャを迎えたフェネルバフチェは、2:1で、これをくだし、3連勝を遂げ、首位の座を守った。

 トルコ・リーグ第8節で、フェネルバフチェが、カスムパシャをホームに迎えた。欧州リーグでは、ホームで、オリンピアコスに0:3で敗れたフェネルバフチェだったが、トルコ・リーグの一戦では、カスムパシャを2:1でくだし、意気が上がった。ヴィトール・ペレイラ監督は、このカスムパシャ戦に、オリンピアコス戦で起用した先発メンバーから5選手を交替させ臨んだが、ミゲル・クレスポとセルダル・ドゥルスンが、初めて先発メンバーに起用されることになった。

                フェネルバフチェ、前半で仕事を終える

 前半16分、フェネルバフチェが先制した。ディエゴ・ロッシが、左サイドから出したパスを、ペナルティーエリア内で得たベリーシャが、身体を反転させてシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり高く舞い上がり、GKエルトゥールル・タシュクランが見送るなか、そのまま、カスムパシャのゴールネットに収まったのだった。1:0。このゴールは、ベリーシャにとっては、フェネルバフチェ入団後の初ゴールとなった。前半のロスタイムに入り、フェネルバフチェが2点目をあげた。同ロスタイム5分、左サイドからボールを持って進んだディエゴ・ロッシが、ペナルティーエリア内へと入ったルイス・グスタボにパスを送ると、ルイス・グスタボは、走り込んで来てシュートを放ち、それが、カスムパシャのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。そして、フェネルバフチェが2:0とリードして、前半は終わった。
 アウェーのカスムパシャは、後半8分、ミチャル・トラヴニクの見事なゴールで、点差を1と縮めた。ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前でボールを得たミチャル・トラヴニクが、ペナルティーエリア内へと持ち込んだあと、アッティラ・サライをかわし、前を開け、ボールを内へと切り返した。そして、左足を使い、ファーサイド狙いのシュートを放つと、狙い通りのゴールが生まれたのだった。2:1。だが、残りの時間で、フェネルバフチェは、このスコアを守り切り、試合は2:1で終わりを迎えた。
 この結果、フェネルバフチェは、トルコ・リーグで3連勝を遂げることになった。フェネルバフチェは、その3試合、全て2:1のスコアで勝利を手にしている。一方のカスムパシャは、これで、6試合、勝利から見放されることになった。その間、カスムパシャの成績は、2分4敗となっている。フェネルバフチェは、この勝利で、勝ち点を19に伸ばし、首位の座を守った。カスムパシャは同6に留まった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=フェルディ・カドゥオウル、ミゲル・クレスポ(後半1分:ミハ・ザイッチ)、ルイス・グスタボ、ムハメド・ギュムシュカヤ(後半11分:フィリップ・ノヴァク)=ディエゴ・ロッシ(後半22分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)=メルギム・ベリーシャ(後半40分:ブライト・オシャイ・サミュエル)、セルダル・ドゥルスン(後半11分:エネル・ヴァレンシア)
【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナジ、ライアン・ドンク、ロレット・サディク(後半45分:トマス・ブレッカ)、エヴレン・エレン・エルマル(後半1分:サクブ・アイタッチ)=タルカン・セルベスト、ミチャル・トラヴニク=ヴァレンティン・エイセリッチ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半1分:ナビル・ディラル)、ユスフ・エルドーアン(後半25分:ニコライ・ヨルゲンセン)=ウムト・ボゾク



カイセリ・スポル 1:2 トラブゾン・スポル(CNNトルコ 21.10. 3)

エドガー・レ(左)ミゲル・カルドソ(右)(カイセリ・スポル公式Twitter) バカセタス(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第8節で、カイセリ・スポルとのアウェー戦に臨んだトラブゾン・スポルは、バカセタスのゴールで、2:1で勝利を収め、試合数が多い中だが首位に上がった。

 トルコ・リーグ第8節で、カイセリ・スポルが、ホームにトラブゾン・スポルを迎えた。トラブゾン・スポルは、バカセタスが、前半12分に決めたゴールで0:1と先制した。カイセリ・スポルは、エムラー・バシャンが、前半41分に決めたゴールで同点に追いついた。そして、前半は、1:1のまま終わった。後半15分には、バカセタスがPKを決め、この日の2点目を記録した。そして、トラブゾン・スポルは、1:2とリードを保ち、試合を終えることになり、勝ち点3を手にしたのだった。
 トラブゾン・スポルは、これで、勝ち点を18に伸ばし、試合数が多い中だが首位に就いた。一方のカイセリ・スポルは、同11に留まった。

                 試合経過

 前半9分、スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で、GKと1対1となったコルネリウスが放ったシュートは、GKルングが両足でもって、これを外に出した。
 同12分、ンワケメのパスをペナルティーエリアの外で得たバカセタスが、見事なシュートを試みると、これが、カイセリ・スポルのゴールネットに突き刺さった。0:1。
 同19分、ジェルヴィーニョが、右サイドからセンタリングを入れると、これに反応して走り込んで来ていたコルネリウスが、ゴールエリア内でスライディングをしながらのシュートを放ったが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 同41分、右サイドから、オヌル・ブルトがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内のニアサイドに向け走っていたエムラー・バシャンが、ヘッドで合わせた。これが、トラブゾン・スポルのゴールに飛び込んだのだった。1:1。
 同44分、枠を見据えた位置からバカセタスが、強いシュートを放つと、GKルングがパンチングで防いだ。跳ね返りのボールに対して、詰めていたンワケメが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前からシュートを試みたが、ボールは、左サイドバーに当たり外に出て行ってしまった。そして、前半は1:1のまま終わりを迎えた。
 後半14分、トラブゾン・スポルがPKを獲得した。カイセリ・スポルのペナルティーエリア内で、ウーウル・デミロクとコルネリウスが競い合ったとき、主審が試合を止めた。そして、ヴィデオ判定システムの映像を確認後、トゥガイ・カーン・ヌマノウル主審は、ウーウル・デミロクが手を使ったプレーをしたとしてPKを指示したのだった。
 同15分、このPKを、バカセタスが蹴ると、ボールは、GKルングの右を抜け、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らした。1:2。
 同20分、枠を見据えることのできる位置で得たフリーキックを、エムラー・バシャンが蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同26分、カイセリ・スポルのケメンが故障を発生させたため、主審がプレーを止めた。再開のためにドロップボールをすると、自陣半ばから、ハムシクが、直接ゴールを狙ったところ、ボールは、ルングの頭上を越えてゴールインしてしまった。しかし、主審は、ドロップボール後、少なくとも2人の選手が、ボールに触れないといけないということで、ゴールとは認定しなかった。
 同32分、アブドゥルカディル・オミュルのスルーパスに反応して、ペナルティーエリア内へ、ゴール左斜め前から入ったジャニニー・セメドが放った強いシュートは、GKルングがコントロールした。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト(後半43分:ムスタファ・ペテクメク)、ディミトリス・コロヴェツィオス、ウーウル・デミロク、リオネル・キャローレ=マヌエル・フェルナンデス(後半34分:カルロス・マヌ)、エムラー・バシャン=オリヴィエ・ケメン、イブラヒム・アクダー(後半34分:マリオ・ガヴラノヴィッチ)、ミゲル・カルドソ(後半1分:イルハン・パルラク)=マメ・ティアム(後半42分:エムレ・デミル)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、アフメットジャン・カプラン、イスマイル・キョイバシュ=マレク・ハムシク、マノリス・シオピス(後半11分:ユスフ・サル)=アンソニー・ンワケメ(後半42分:ステファノ・デンスヴィル)、アナスタシオス・バカセタス(後半40分:)、ジェルヴィーニョ(後半11分:アブドゥルカディル・オミュル)=アンドレアス・コルネリウス(後半24分:ジャニニー・セメド)



カラギュムリュク、3ゴールでバシャックシェヒル・スポルを退ける(NTV+ファナティック紙 21.10. 2)

ベルトラッチ(NTV) カルロス・ポンク(左)ヤン・カラモー(右)(ヒュリエット紙)  カラギュムリュクが、ホームに迎えたバシャックシェヒル・スポルを、前半にあげた3得点で退けた。

 トルコ・リーグ第8節で、カラギュムリュクとバシャックシェヒル・スポルが対峙した。アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、3:1でカラギュムリュクが制した。ホームのカラギュムリュクのゴールは、前半19分と30分にアンドレア・バルトラッチ、同37分にジュレ・バルコヴェッチのあげたものだった。バシャックシェヒル・スポルの唯一のゴールは、後半39分にダニエル・アレクシッチのあげたものだった。
 この結果、カラギュムリュクは、今季4勝目をあげたことになった。厳しい日々を送る、アイクト・コジャマン監督率いるバシャックシェヒル・スポルは、今季の6敗目となった(なお、2勝は、フェネルバフチェ戦とチャイクル・リゼ戦)。

                 得点場面

 前半18分、カラギュムリュクの攻撃で、ボールを得たペシッチが、深くえぐるパスを送ると、ボールを得たベルトラッチが、ペナルティーエリア内へと入ったところからシュートを放つと、ボールは、バシャックシェヒル・スポルのディフェンダーに当たり、転がりながらゴールインしてしまった。1:0。
 同29分、中盤にいたジムー・ドゥルマズがロングパスを出したところ、右サイドから相手ディフェンスの裏を取ったアフメド・ムサが、ペナルティーエリアへと持ち込み、PKポイントに向けパスを入れた。そのボールに反応して、走り込んできたベルトラッチが、ダイレクトでシュートを放つと、ボールは、バシャックシェヒル・スポルのゴール隅に突き刺さったのだった。2:0。
 同36分、カラギュムリュクが、点差を3と拡げた。ビグリアが、バシャックシェヒル・スポルのディフェンスの間を通す、見事なパスを出し、それを受け、ボールをコントロールしたバルコヴェッチが、GKと1対1となったところから放ったループシュートが、バシャックシェヒル・スポルのゴールに収まったのだった。3:0。
 後半38分、左サイドで突然生まれたバシャックシェヒル・スポルの攻撃で、アタベイが相手ディフェンスの裏を取り、ペナルティーエリア内に入り、パスを出した。そのボールに反応して、走り込んできたアレクシッチが、フリーの状態でシュートを放ちゴールが生まれた。3:1。

【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=ジュレ・バルコヴェッチ、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ブラク・ベカロウル、ジャネル・エルキン=ルーカス・ビグリア=アフメッド・ムサ(後半38分:ケリム・フライ)、ジミー・ドゥルマズ(後半15分:エルフン・オズテュメル)、アンドレア・ベルトラッチ(後半23分:アドナン・ウーウル)、ヤン・カラモー(後半23分:ファビオ・ボリーニ)=アレクサンダル・ペシッチ(後半38分:トゥナイ・トルン)
【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=カルロス・ポンク(後半25分:ペーター・ズルジ)、レオ・ドゥアルテ、ラヴィル・タギル、ルカス・リマ=マフムト・テクデミル(後半43分:エムレ・カプラン)、ユッスーフ・ンダイシミエ=エディン・ヴィスチャ(後半25分:ダニエル・アレクシッチ)、ベルカイ・オズジャン、デニズ・トゥルチ(後半25分:ナセル・シャドリ)=ステファノ・オカカ(後半25分:アタベイ・チチェッキ)



ガラタサライ、フランスで望しい結果を得た(TRT 21.10. 1)

タイラン・アンタルヤル(左)(ヒュリエット紙) ジェンギズ・ウンデル(左)ファン・アーンホルト(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、UEFA欧州リーグE組第2戦を、アウェーで戦い、フランスのオリンピック・マルセイユと0:0で引き分けた。

 UEFA欧州リーグE組第2節で、オリンピック・マルセイユが、ホームにガラタサライを迎えた。ヴェレドゥローム・スタジアムで行われたこの試合、0:0の引き分けに終わった。この結果、ガラタサライは勝ち点を4に伸ばし、グループリーグ首位に立った。一方のオリンピック・マルセイユは同1に留まった。

                 試合経過

 前半9分、オリンピック・マルセイユがゴールに迫った。ペナルティーエリアの外右サイドで得たフリーキックを、ジェンギズ・ウンデルが、PKポイントに向けて蹴った。これに対し、ジャンプをしたタイラン・アンタルヤルが、ヘッドで後ろに逸らせると、ボールはバーに当たりコーナーキックに替わった。
 同34分、ケレム・アクテュルコウルからのパスを、ペナルティーエリアの外で得たチカルダウが、ロングシュートを放ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同35分、ペナルティーエリアの外右サイドでボールを得たジェンギズ・ウンデルが、ゴールに向かい近づいてからシュートを放つと、ボールは、ゴール隅を捉えた。だが、ムスレラが、このボールに飛びついてコーナーキックに替えた。
 同ロスタイム8分、ケレム・アクテュルコウルが、オリンピック・マルセイユのディフェンスを裏を取り、GKと1対1となったところで、シュートを放った。パウ・ロペスから跳ね返ったボールは、もう一度、ケレム・アクテュルコウルの前に転がった。ケレム・アクテュルコウルは、今度は、ハリル・デルヴィショウルにパスを出した。そのハリス・デヴィショウルがシュートを放ったが、そのシュートコースに、ディフェンダーが入り、危機を回避してしまった。そして、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半6分、ジェンギズ・ウンデルが、ガラタサライのディフェンスの裏を取りセンタリングを入れると、ファーサイドのいい位置にいたディアンだったが、シュートが悪く、ボールは外に出て行ってしまった。
 同15分、パエが、右コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、サリバがヘディングシュートを放ったが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。そして、そのボールは、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同30分、ファン・アーンホルトのチェックを受け、ペナルティーエリア内でゲンドゥズィがピッチに垂れ込んだの咎めたパウエル・ラジュコフスキ主審はPKを指示した。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けた同主審は、映像確認後、PKの決定を取り消した。
 残りの時間では、両チームの努力にも拘わらず、ゴールは生まれなかった。結果は0:0の引き分けで終わった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サーシャ・ボエ(後半20分:デアンドレ・イエドゥリン)、マルカオ、ヴィクトール・ネルソン、パトリック・ファン・アーンホルト=ベルカン・クトゥル(後半42分:クリスティアン・ルイダンマ)、タイラン・アンタルヤル=オリンピウ・モルタン(後半27分:エムレ・クルンチ)、アレクサンドゥル・チカルダウ、ケレム・アクテュルコウル(後半42分:ライアン・バベル)=ハリル・デルヴィショウル(後半27分:ムバエ・ジャッネ)



トラブゾン・スポル、注目はストッパー! 誰を使うのか(アクシャム紙/サバハ紙 21. 9.30)

アブドラハ・アヴジュ監督(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  まず、ヴィトール・フーゴ、次いで、ヒュセイン・テュルクメンが出場停止になり、トラブゾン・スポルにストッパーの危機が出現してしまった。衆目は、治療が終わりかけているデンスヴィルに向っている。

 トラブゾン・スポルの注目はストッパー。ヴィトール・フーゴが、コンヤ・スポル戦でレッドカードをもらったあと、その替わりとして起用されたヒュセイン・テュルクメンが、1試合に2枚のイエローカードもらい、これまた、出場停止となったことは、アブドラハ・アヴジュ監督を、かなり悩ましている。
 同監督は、アランヤ・スポル戦の終盤には、18歳のアフメット・ジャンを起用しなければならなかったが、難しいカイセリ・スポルとのアウェー戦を前に、苦悩が、かなり増してきている。同監督が、このポジションで使えると思っている選手は、デンスヴィルだけなのだ。

                 週内に明らかになる

 しかし、デンスヴィルの故障は完治していない。メディカル・スタッフから、デンスヴィルについての情報を求めている同監督は、週内の練習で、この問題を解決すべく動くことになるだろう。



アヤックス 2:0 ベシクタシュ(ミリエット紙+ファナティック紙補綴 21. 9.29)

セバスティアン・アレ(アヤックス公式HP) サリフ・ウチャン(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、チャンピオンズリーグC組第2戦で、アヤックスに2:0で敗れた。ホームのアヤックスのゴールは、ステフェン・ベルハイスとセバスティアン・アレのあげたものだった。ベシクタシュの第3戦は、10月19日にヴォーダフォン・パルクで、ポルトガルのスポルティング・リスボンと行われる。

 チャンピオンズリーグで、ベシクタシュは、同C組第2戦で、アヤックスに2:0で敗れた。ヨハン・クライフ・アリーナで行われたこの試合、ホームのアヤックスに勝利をもたらしたゴールは、前半17分に、ステフェン・ベルハイスと、同43分にセバスティアン・アレのあげたものだった。第1戦で、ボルシア・ドルトムントに1:2で敗れているベシクタシュは、この結果、まだ、勝ち点を得ないままだ。一方のアヤックスは、勝ち点を6に伸ばした。

                 試合経過

 前半10分、ケナン・カラマンからのパスを、ペナルティーエリア内で得たミシャ・バチュハイが、ゴール右斜め前から放ったシュートは、ファーサイドのバーを直撃してピッチに跳ね返った。そのボールを、アヤックスのディフェンスが、大きくクリアしてしまった。
 同12分、アヤックスのアントニーが、ペナルティーエリア内から放ったシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 同17分、ステフェン・ベルハイスのゴールで、アヤックスが1:0と先制した。ベシクタシュ陣内にライアン・フラーフェンベルフがボールを持ち込み、それをペナルティーエリア内へと送ると、ステフェン・ベルハイスが合わせたのだった。1:0。
 同38分、タディッチのセンタリングに、セバスティアン・アレが触れたが、GKエルシン・デスタノウルがゴールを許さなかった。
 同43分、ステフェン・ベルハイスが、右サイドから入れたパスを、ペナルティーエリア内で受けたセバスティアン・アレが、ニアサイドでボールに触れるとゴールが決まり、スコアを2:0とした。
 後半8分、ジャン・ボズドーアンのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったミシャ・バチュハイのシュートは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同21分、相手GKと1対1となった位置から、オウズハン・オズヤコブがシュートを放ったが、GKレムコ・パスフェールがコーナーキックに替えた。
 同24分、タディッチのセンタリングは、エルシン・デスタノウルを通り過ぎ、セバスティアン・アレがヘッドで合わせたが、ボールは枠の上を僅かに越えて外に出て行ってしまった。
 同42分、ダヴィド・ネレスが、ペナルティーエリア内から強いシュートを放ったが、エルシン・デスタノウルが、これをコーナーキックに替え、ゴールを許さなかった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、セルダル・サートチ、ファブリス・ンサカラ、ウムト・メラシュ(後半28分:ベルカイ・ワルダル)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ケナン・カラマン、サリフ・ウチャン(後半1分:オウズハン・オズヤコブ)、ジャン・ボズドーアン、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半1分:ギョクハン・トーレ)=ミシャ・バチュハイ



「トラブゾン・スポル対アランヤ・スポル」戦で2ゴール1レッドカード(ソズジュ紙+TRT補綴 21. 9.28)

ジャニニー・セメド(左)エフェジャン・カラジャ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) 同点ゴールを決めたコルネリウス(右)讃えるマレク・ハムシク(左)(CNNトルコ)  トラブゾン・スポルが、ベシクタシュが負けた節にも拘わらず、首位に就くのを逃してしまった。ホームにアランヤ・スポルを迎えたトラブゾン・スポルは、10人になり、勝ち点1を得ただけだった。この試合、GKのプレーぶりに、衆目が集まった試合でもあった。なかでも。セルカンが、終盤に見せたセーヴィングは、アランヤ・スポルに勝ち点1をもたらすに、大きな役割を果たしたのだった。

 トルコ・リーグ第7節で、トラブゾン・スポルは、ホームに迎えたアランヤ・スポル戦で1:1の引き分けに終わった。アランヤ・スポルは、前半36分、ディデューのゴールで先制した。ダヴィッドソンからのパスを、相手ディフェンスの裏で受けたディデューが、ゴール右斜め前から放ったグランダーのシュートが、GKウーウルジャン・チャクルの手の下を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。 同42分、トラブゾン・スポルは、コルネリウスのゴールで同点に追いついた。バカセタスが、左サイドから蹴ったフリーキックに合わせて、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたコルネリウスの放ったヘディングシュートが、GKセルカン・クルントゥルの右を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。トラブゾン・スポルは、ヒュセイン・テュルクメンがババカルに行ったファウルで、後半30分に、この日2枚目のイエローカードをもらったため、残りの15分間を10人で戦わねばならなくなった。
 ベシクタシュが、今節敗れたため、勝ち点3を得た場合には首位に上がるはずだったトラブゾン・スポルだったが、勝ち点1に留まり3位となった。ベシクタシュが負け、トラブゾン・スポルが引き分けたため、今節、勝ち点3を得たフェネルバフチェが首位に昇った。ビュレント・コルクマズが監督に就任後、3試合をゴールを浴びず、勝ち続けていたアランヤ・スポルだったが、この試合で、初めて勝ち点を失い、また、ゴールを許してしまった。

                 速いテンポ、多くのチャンス

 速いテンポで推移し、多くの好機が生まれた試合だったが、両者ともに1点ずつを記録した。最後の詰めが甘く、また、GKの見事なプレーが、このスコアを変えるに至らなかったのだ。観客の大きな支援を受けた試合だったが、結果は引き分けだった。
 終盤、大きな興奮を喚起したセルカン・クルントゥルとウーウルジャン・チャクルという2人のGKのセーヴィングが、スコアを変えさせなかったのだ。トラブゾン・スポルは10人になったにも拘わらず、終盤見せたプレッシャーは大きなものがあったが、セルカン・クルントゥルの好セーヴに阻まれてしまった。
 この引き分けで、トラブゾン・スポルは勝ち点を15に、アランヤ・スポルは同13に伸ばした。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヒュセイン・テュルクメン、イスマイル・キョイバシュ(後半40分:アブドゥルカディル・オミュル)=マレク・ハムシク、ベラト・オズデミル(後半18分:ジェルヴィーニョ)=ジャニニー・セメド、アナスタシオス・バカセタス(後半40分:マノリス・シオピス)、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス(後半33分:アフメットジャン・カプラン)
【アランヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ジュアンフラン、チドズィ・アワズィエム、ネマンジャ・ミルノヴィッチ、クリスティアン・ボルジャ(後半36分:タイフル・ビンギョル)=ファーティフ・アクソイ(後半45分:ジョアオ・ノヴァイス)、ウムト・ギュネシュ=エフェジャン・カラジャ(後半25分:ダニエル・カンデイアス)、エムレ・アクババ、ダヴィッドソン(後半45分:ウイルソン・エドゥアルド)=ファマラ・ディデュー(後半25分:クーマ・ババカル)



ハタイ・スポル 1:2 フェネルバフチェ(NTV改 21. 9.27)

ディエゴ・ロッシ(フェネルバフチェ公式HP) メルト・ハカン・ヤンダシュ(左)メフディ・ブージェマー(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、ここ数節、調子のいいハタイ・スポルを、アウェー戦で1:2でくだした。アウェーのフェネルバフチェのゴールは、ディエゴ・ロッシとフィリップ・ノヴァクから生まれた。ハタイ・スポルの連勝は、これで4で止まることになった。一方のフェネルバフチェは首位に上がった。

 トルコ・リーグで、前節、ギレスン・スポルを2:1でくだし、3試合ぶりに勝利を掴んだフェネルバフチェが、ハタイ・スポルとのアウェー戦は失うものはなかった。フェネルバフチェは、この試合を1:2で制したのだった。
 この試合に、いい始まり方をしたフェネルバフチェは、相手をゴール前から出ることを封じてしまった。メスト・エジル、ブライト・オシャイ・サミュエル、ディミトリス・ペルカスを控えに回したこの試合、前半17分に、フェネルバフチェが先制した。右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだエネル・ヴァレンシアがセンタリングを入れ、そのボールに、ディエゴ・ロッシが合わせると、ハタイ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:1。ウルグアイ人選手ディエゴ・ロッシは、これで、フェネルバフチェ入団後の初ゴールとなった。
 同30分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。メルト・ハカン・ヤンダシュの蹴った右コーナーキックに合わせて、エネル・ヴァレンシアがヘディングシュートを放ったところ、ボールは枠を捉えた。更に、それの仕上げをフィリップ・ノヴァクが行い、ゴールが生まれたのだった。0:2。このゴールのアシストをしたエネル・ヴァレンシアは、フェネルバフチェで、更にヨーロッパの舞台で、初めて1試合2アシストを記録することとなった。
 前半は、このスコアのまま終わり、後半25分に、ハタイ・スポルのゴールが生まれることになる。ブライト・オシャイ・サミュエルのミスパスを咎め、ボールを得たキャーミル・アフメット・チョレクチが、きれいなアシストとなるパスをディラン・サン・ルイに出した。そのディラン・サン・ルイが、ペナルティーエリアの左で右足を振り抜くと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らすことになった。1:2。
 この後半は、より激しい攻防が展開され、多くの好機が生まれた試合だったが、他のゴールは生まれることはなかった。そして、フェネルバフチェが1:2で勝利を掴むことになった。フェネルバフチェは、この勝利で勝ち点を16として首位に上がった。一方のハタイ・スポルは、同13に留まった。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、サム・アデクッベ(後半44分:ビュレント・ジェワヒル)=メフディ・ブージェマー(後半18分:エムレ・チョラク)、ルベン・リベイロ=サバ・ロブジャニージェ(後半26分:モハメッド・カマラ)、アダマ・トゥラオレ(後半44分:ムハメッド・メルト)、アユブ・エル・カービ(後半18分:ディラン・サン・ルイ)=マメ・デューフ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=フィリップ・ノヴァク、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=フェルディ・カドゥオウル、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半16分:ミゲル・クレスポ)、ルイス・グスタボ、ムハメド・ギュムシュカヤ(後半40分:メスト・エジル)=エネル・ヴァレンシア(後半16分:ブライト・オシャイ・サミュエル)、ディエゴ・ロッシ(後半40分:ディミトリス・ペルカス)=メルギム・ベリーシャ(後半31分:セルダル・ドゥルスン)



シワス・スポル、カラギュムリュクを粉砕/4:0(ゾズジュ紙 21. 9.26)

ブラク・ベカロウル、カヨーデ、エルフン・オズテュメル(左から)(ヒュリエット紙) ディミトリオス・ゴウタス(ソズジュ紙)  今週、新マラテヤ・スポルをくだし、今季の初勝利を遂げたシワス・スポルが、カラギュムリュクをも大差をつけての勝利をあげ、これで、負けない連続記録を5に伸ばした。

 トルコ・リーグ第7節で、シワス・スポルとカラギュムリュクが対峙した。新9月4日スタジアムで行われたこの試合、ホームのシワス・スポルが4:0で制し、2連勝を遂げるとともに、負けない連続記録も5に伸ばした。この結果、シワス・スポルは、勝ち点を9に伸ばしたのに対し、カラギュムリュクは、同11に留まった。なお、トルコ・リーグ第8節では、カラギュムリュクは、金曜日に、ホームにバシャックシェヒル・スポルを迎える。一方のシワス・スポルは、土曜日にベシクタシュとアウェー戦を戦う。

                 ゴールラッシュは、前半1分から始まった

 シワス・スポルは、開始51秒で、カヨーデのゴールが生まれ先制した。カラギュムリュクのディフェンスのミスを咎めたペドロ・エンリケが、そのカヨーデにボールを送ったのがゴールに繋がったのだった。1:0。

                 ディミトリオス・ゴウタス、またしても表舞台に

 後半5分、シワス・スポルのストッパーでありながら、ゴールゲッターでもあるディミトリオス・ゴウタスが、この試合でも表舞台に上がり、今季の4点目を記録したのだ。マックス・グラデルの蹴ったコーナーキックに合わせて、いいジャンプを見せたディミトリオス・ゴウタスがゴールを決めたのだった。2:0。
 同11分、カラギュムリュクのディフェンスが、完全の崩れ去った。ウーウルが、左サイドからセンタリングを入れたのに合わせて、ヨルゲ・フェリックスがヘディングシュートを放つと、ボールは、GKヴィヴィアーノからこぼれた。それを、詰めていたヨルゲ・フェリックスが仕上げを行ったのだった。3:0。

                 終止符を打ったのはマックス・グラデル

 同26分、シワス・スポルの4点目が生まれた。マックス・グラデルが、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込み、ファーサイドのゴール隅を狙うシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり、GKヴィヴィアーノの頭上を抜けてゴールインしたのだった。

【シワス・スポル】ムアッメル・ユルドゥルム=アフメット・オウズ、ディミトリオス・ゴウタス、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、ファイサル・ファジル(後半36分:セファ・ユルマズ)=ペドロ・エンリケ、ヨルゲ・フェリックス(後半31分:オケチュクウ・アズブイケ)、マックス・グラデル(後半36分:エルドーアン・イエシルユルト)=オラレンワジュ・カヨーデ(後半18分:ムスタファ・ヤタバレ)
【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=ブラク・ベカロウル、メフディ・ベナティア(前半42分:ジュレ・バルコヴェッチ)、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ジャネル・エルキン=アドナン・ウーウル(後半1分:エフェ・タトゥル)、エルフン・オズテュメル(後半13分:ミュニル・レヴェント・メルジャン)=アフメッド・ムサ、ジミー・ドゥルマズ(後半28分:ヤン・カラモー)、ケリム・フライ=アレクサンダル・ペシッチ(後半28分:ヴァト・アルヴェラージェ)



アルタイ 2:1 ベシクタシュ(NTV+アルタイ公式HP補綴 21. 9.25)

バンバ(アルタイ公式Twitter) セブライル・カラエル(左)オウズハン・オズヤコブ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  ベシクタシュは、主力11選手を欠いて臨んだアルタイとのアウェー戦で、敗戦を喫してしまった。先制をしたベシクタシュだったが、そのスコアを守りけれず、2:1で敗れてしまったのだ。ベシクタシュは、今季初の敗戦を喫し、一方のアルタイは首位に上がった。

 トルコ・リーグ第7節開幕試合で、アルタイが、ホームにベシクタシュを迎えた。ベシクタシュは、11人という多くの主力選手を欠いて、イズミルでのアウェー戦に臨んだ。前半は0:0で終わった試合だったが、後半に生まれたゴールで、アルタイが2:1で制した。故障者に悩まされたベシクタシュが、アルタイとの一戦でも、新たにスター選手1人が傷んだ。故障を発生させたミラレム・ピャニッチが、前半31分にギュヴェン・ヤルチュンと交替を余儀なくされたのだ。
 後半2分、ベシクタシュが先制した。エリック・ブジョルカンダーがバックパスをすると、そのコースに入りボールをカットしたギュヴェン・ヤルチュンが、GKリスと1対1となった。そのギュヴェン・ヤルチュンが、スペースを消し、ボールをコントロールしてから放ったシュートが決まったのだった。0:1。ベシクタシュが先制したこの試合、アルタイが、同点に追いつくのに、さほど時間はかからなかった。同12分、左サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだバンバが折り返しのパスをカッペルに出した。そのカッペルがゴールを決めたのだった。1:1。残りの時間、両者ともに相手ゴールに攻め寄せながら、その好機を活かせないでいたが、アルタイが、終盤、勝ち越しゴールを決めた。レオナルド・カッペルが、ディフェンスの裏に入れたボールに反応したバンバが、ペナルティーエリア内でボールを得ると、ゴール左斜め前からシュートを放った。これがゴールとなったのだった。2:1。

                 ベシクタシュ、初の敗戦、アルタイは首位に就く

 残りの時間、他のゴールは生まれることなく、アルタイが、ベシクタシュを2:1でくだし、勝ち点3を得た。この結果、ベシクタシュは、今季、初の敗戦を喫し、勝ち点は14に留まった。勝ち点を15としたアルタイが、替わって首位の座に就いたのだった。

【アルタイ】マテウス・リス=セブライル・カラエル、エリック・ブジョルカンダー、ムラト・アクチャ、モハメッド・ナデリ(後半1分:イブラヒム・オズテュルク)=セルゲ・アカ(後半26分:セザル・ピナレス)、ゼキ・ユルドゥルム=レアンドロ・カッペル、ジェイフン・ギュルセラム、エルハン・チェレンク(後半26分:マルコ・パイシャオ)=ダウーダ・バンバ
【ベシクタシュ】メルト・ギュノク=ファブリス・ンサカラ、セルダル・サートチ、アッティバ・ハッチンソン、ルドゥヴァン・ユルマズ=ミラレム・ピャニッチ(前半32分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ジョゼフ・デ・ソーサ=ギョクハン・トーレ(後半31分:ウムト・メラシュ)、オウズハン・オズヤコブ(後半31分:ジャン・ボズドーアン)、サリフ・ウチャン=ケナン・カラマン



フェネルバフチェ 2:1 ギレスン・スポル(フェネルバフチェ公式HP 21. 9.24)

エロル・ジャン・アクダー(左)メスト・エジル(右)(フェネルバフチェ公式HP) フェルディ・カドゥオウル(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第6節で、ホームにギレスン・スポルを迎えた。ギレスン・スポルを2:1でくだしたフェネルバフチェは、勝ち点を13に伸ばした。前半2分に、ディエゴ・ロッシのアシストを受けたフェルディ・カドゥオウルが、後半19分には、ベリーシャのパスを受けたメスト・エジルがゴールを決めた。フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第7節では、この日曜日に、ハタイ・スポルとアウェー戦を戦うことになっている。

                 試合経過

 前半2分、フェネルバフチェが先制した。右サイドから、ディエゴ・ロッシのセンタリングに、ファーサイドに駆け上がったフェルディ・カドゥオウルが触れると、ギレスン・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 同20分、センタリングを受け、バルデが、トゥラオレの前に落とした。そのトゥラオレが、ペナルティーエリアの外からシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同22分、左サイドにいたフェルディ・カドゥオウルが、ペナルティーエリアのいいところにいたエネル・ヴァレンシアにボールを送った。そのエネル・ヴァレンシアがシュートを試みたが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同29分、ゼキ・ヤウルのセンタリングに合わせて、ニアサイドにいたバルデがシュートを試みたが、ボールは、転がりながら外に出て行ってしまった。
 同33分、ボールを持ちペナルティーエリア内へと進んでいたメスト・エジルからのきれいなパスを、いい位置で得たディエゴ・ロッシの放ったシュートは、GKが押さえた。
 同39分、ギレスン・スポルがPKを獲得した。右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだディアバテがセンタリングを入れると、ボールは、メルト・ハカン・ヤンダシュの腕に当たった。これを咎めたジュナイト・チャクル主審はPKを指示した。同40分、バルデが、このPKを蹴ったが、ボールは、バーに当たりピッチに跳ね返った。
 後半3分、右サイドでボールを得て、相手選手をすり抜けたエネル・ヴァレンシアがセンタリングを入れると、そのコースに走り込んだメスト・エジルだったが、ボールに触れることができず、ボールは外に出て行ってしまった。
 同19分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。ディフェンダーが、GKに向けてバックパスを出したところ、ベリーシャが、その間に入りボールをカットすると、そのボールを、ペナルティーエリア内にいたメスト・エジルに渡した。そのメスト・エジルのシュートがゴールを生んだのだった。2:0。
 同40分、ギレスン・スポルが、点差を1と縮めた。左サイドでボールを得たドゥカラが、ペナルティーエリアの外ゴール斜め前からシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。この試合、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが2:1で、この試合を制したのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=セルダル・アズィズ(後半15分:フィリップ・ノヴァク)、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半1分:ミゲル・クレスポ)、ルイス・グスタボ、フェルディ・カドゥオウル(後半28分:ムハメド・ギュムシュカヤ)=メスト・エジル、ディエゴ・ロッシ(後半15分:メルギム・ベリーシャ)=エネル・ヴァレンシア(後半36分:ディミトリス・ペルカス)
【ギレスン・スポル】オヌルジャン・ピリ=ゼキ・ヤウル、ママドゥ・ディアッラ、アレクシス・ペレス、アズィズ・ベヒッヒ(後半11分:マゴメド・スレイマノフ)=ジョエイ・ペルペシ(後半11分・エムレ・タシュデミル)、フラヴィオ=セルジーニョ、ハミドゥ・トゥラオレ(後半21分:ウムト・ナイル)、フセニ・ディアバテ(後半32分:エロル・ジャン・アクダー)=イブラヒマ・バルデ(後半21分:スレイマヌ・ドゥカラ)



ガラタサライ、カイセリでバラバラに!/カイセリ・スポル 3:0 ガラタサライ(NTV改+TRT補綴 21. 9.23)

イブラヒム・アクダー、ジョセフ・アタマー、タイラン・アンタルヤル(左から)(ファナティック紙) マメ・ティアム(カイセリ・スポル公式Twitter)  カイセリ・スポルとのアウェー戦で勝利を探ったガラタサライだったが、結果は負けだった。カイセリ・スポルが、3:0という明々白々たるスコアで勝ったのだが、ガラタサライは、これで、トルコ・リーグで4試合、勝利から見放されてしまった。

 トルコ・リーグ第6節で、ガラタサライが、カイセリ・スポルとのアウェー戦を戦った。ここまでの、トルコ・リーグの3試合で勝利を得ていないガラタサライは、カイセリでのアウェー戦に繋いだ望みを実現することができなかった。カイセリ・スポルが、3:0という明々白々たるスコアで勝った試合から、ガラタサライが失望のままピッチを去ることになった。

                 ティアムが、幕を切って落とし、そして、閉じた

 活発な動きで始まったこの試合、前半39分にゴールの幕が開いた。右サイドから、ベルナール・メンサーが、フリーキックを蹴ると、ペナルティーエリアのいい位置で、ボールを得たマメ・ティアムが。強いシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。1:0。ガラタサライが、ゴールの衝撃を拭いきれない間に、カイセリ・スポルが、前半の終盤、2つ目のゴールを決めた。同45分、ベルナール・メンサーからのパスを、ゴール右斜め前で得たエムラー・バシャンのきれいなシュートが、ファーのゴール隅に突き刺さったのだった。2:0。
 2:0とリードを許してしまったガラタサライは、後半に臨むにあたり、3人の選手交代を行った。ケレム・アクテュルコウル、オリンピウ・モルタン、オメル・バイラムを投入したのに対し、ソフィアン・フェグリ、エムレ・クルンチ、パトリック・ファン・アーンホルトをさげた。後半8分、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審が、ヴィデオ判定システムに確認に向かった。デアンドレ・イエドゥリンが、ペナルティーエリア内で手を使ったのではということでの確認に向かったのだった。そして、PK判定がくだった。そのPKを、マメ・ティアムが蹴り、スコアを3:0としたのだった。ゴールの幕を切って落としたのがセネガル人選手マメ・ティアムだったが、この日のゴールの最後を飾ったのもマメ・ティアムだった。
 残りの時間では、カイセリ・スポルが、このスコアを守り切った。黄赤をチームカラーとする2クラブの対戦で、カイセリ・スポルが、3:0という明々白々たるスコアで、ガラタサライをくだし、勝ち点3を獲得した。この結果、カイセリ・スポルは、勝ち点を10に伸ばしたのに対し、ガラタサライは、同8に留まった。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト、ディミトリス・コロヴェツィオス、マジド・ホセイニ、リオネル・キャローレ=イブラヒム・アクダー、ジョゼフ・アタマー(後半41分:マヌエル・フェルナンデス)=エムラー・バシャン(後半41分:ヤシル・スバシュ)、ベルナール・メンサー(後半41分:カルロス・マヌ)、ミゲル・カルドソ(後半22分:オリヴィエ・ケメン)=マメ・ティアム(後半45分:イルハン・パルラク)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ヴィクトール・ネルソン、アルパスラン・オズテュルク、パトリック・ファン・アーンホルト(後半1分:オメル・バイラム)=グスタヴォ・アスンソン=エムレ・クルンチ(後半1分:ケレム・アクテュルコウル)、タイラン・アンタルヤル(後半34分:アタライ・ババジャン)、ソフィアン・フェグリ(後半1分:オリンピウ・モルタン)、オーウルジャン・チャーラヤン(後半13分:ムバエ・ジャッネ)=モスタファ・モハメッド



ベシクタシュ 3:3 アダナ・デミル・スポル(ミリエット紙改 21. 9.22)

バロテッリ(SonDakika_com) ジョゼフ・デ・ソーサ(左)ベンジャミン・サタンブリ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第6節で、ベシクタシュは、ヴォーダフォン・パルクで、アダナ・デミル・スポルが、最後の最後で決めたゴールで、3:3の引き分けに終わった。後半ロスタイム7分、バロテッリが、混戦の中から決めたゴールが、アダナ・デミル・スポルに勝ち点1をもたらした。

 トルコ・リーグ第6節で、、首位に立つベシクタシュが、ヴォーダフォン・パルクにアダナ・デミル・スポルを迎えた。午後8時の試合開始だったこの試合、とってもいい臨み方をしたベシクタシュが、前半20分にモンテーロのゴールで先制した。ピャニッチが右コーナーキックを蹴り、ボールを中へ入れると、アダナ・デミル・スポルのディフェンダーがクリアした。そのボールを得たオウズハン・オズヤコブの出したパスは、再度、ピャニッチに渡った。ピャニッチがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたモンテーロが、それに合わせた。モンテーロの放ったヘディングシュートは、アダナ・デミル・スポルのディフェンスに入っていたサメト・アカイドゥンに当たり、ボールは、アダナ・デミル・スポルのゴールに収まったのだった。1:0。同43分、興味ある事態が発生した。ジョゼフ・デ・ソーサが、相手陣内にボールを送ると、ミシー・バチュアイと2人のアダナ・デミル・スポルがぶつかった。その瞬間、ボールがゴールインしてしまったのだ。主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、これをゴールと認定した。2:0。そして、前半は、このスコアで終わった。
 後半に、いい始まり方をしたのはベシクタシュの方だった。同7分、若きルドゥヴァン・ユルマズが、スコアを3:0とした。右サイドで生まれたベシクタシュの攻撃で、ラシド・ゲザルがセンタリングを入れた。ペナルティーエリア内にいたサイル・ラリンが、ボールをスルーさせると、ファーサイドに走り込んで来ていたルドゥヴァン・ユルマズに、ボールが渡った。ボールをコントロールしたルドゥヴァン・ユルマズは、ゴール左斜め前からシュートを放つと、これが、アダナ・デミル・スポルのゴールネットに収まったのだった。しかし、アダナ・デミル・スポルは、同15分のヴァルガスの素晴らしいフリーキックで、点差を2と縮めた。同33分には、途中投入されたバロテッリが、3:2とするゴールを決めた。ヴァルガスからのパスを、ペナルティーエリアの外で受けたバロテッリが、遠目からのシュートを試みると、これが、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。3:2。アダナ・デミル・スポルは、最後まで同点に追いつこうと負荷をかけて行った。そして、同ロスタイム7分、コーナーキックのあとに生まれたゴール前の混戦から、またしてもバロテッリがゴールを決め、勝ち点1を得たのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半31分:ギョクハン・トーレ)、ミラレム・ピャニッチ(後半20分:サリフ・ウチャン)、オウズハン・オズヤコブ(後半20分:アッティバ・ハッチンソン)、サイル・ラリン(後半20分:ケナン・カラマン)=ミシー・バチュアイ(後半ロスタイム5分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【アダナ・デミル・スポル】フェルハト・カプラン=ヨナス・スヴェンソン(後半42分:タルク・チャムダル)、サメト・アカイドゥン、シモン・デリ、ジョエル・ラスール(後半42分:カーン・カナク)=シナン・クルト(後半31分:ギョクハン・インレル)、ベンジャミン・サタンブリ(後半22分:マリオ・バルトレッティ)=マティアス・ヴァルガス、ビルキル・ブジャルナソン、フランシス・エゼー(後半1分:ユヌス・アクギュン)=ブリット・アッソンバローニャ



フェネルバフチェ、セルダル・ドゥルスンから朗報(ファナティック紙 21. 9.21)

セルダル・ドゥルスン(スター紙)  トルコ・リーグ第1節のアダナ・デミル・スポル戦で不運な故障を発生させ、肩を傷めたセルダル・ドゥルスンが、チームに合流して練習を再開した。フェネルバフチェの選手たちは、ホームに迎えるギレスン・スポルとの一戦に向け、準備を継続中だ。

 トルコ・リーグ第6節で、フェネルバフチェは、ホームにギレスン・スポルを迎える。この難しい試合を前に、フェネルバフチェに重要な展開があった。トルコ・リーグ第1節のアダナ・デミル・スポル戦で不運な故障を発生させ、肩を傷めたセルダル・ドゥルスンが、チームに合流して練習を再開したのだ。セルダル・ドゥルスンが、最短では準備が整のい、メンバー入りするものと思われる。



バシャックシェヒル・スポル 2:0 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21. 9.20)

オカカ(バシャックシェヒル・スポル公式HP) ぺルカス(左)デニズ・トゥルチ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第5節で、アウェーでバシャックシェヒル・スポルと対峙した。

 バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、2:0でホームのバシャックシェヒル・スポルが制した。 フェネルバフチェは、第6節では、9月23日(水)に、ギレスン・スポルをホームに迎える。ウルケル・スタジアムで行われる試合は、午後8時試合開始だ。

                 試合経過

 前半8分、バシャックシェヒル・スポルの攻撃で、オカカから出たパスを、フェネルバフチェのペナルティーエリア手前で得たエディン・ヴィスチャが、ゴール右斜め前から強いシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸い込まれただけだった。
 同16分、バシャックシェヒル・スポルの攻撃で、右サイドにいたエディン・ヴィスチャがグランダーのパスを入れると、そのコースに入ったオカカが、それに合わせるとゴールが決まった。1:0。
 同28分、右サイドから相手ペナルティーエリア内へと入ったブライト・オシャイ・サミュエルがゴールライン際まで持ち込み、ファーサイドに向けセンタリングを入れた。そのコースに入ったベリーシャが、そのボールに合わせてバイシクル・シュートを試みたが、ボールは、GKヴォルカン・ババジャンが押さえた。
 同41分、バシャックシェヒル・スポルの攻撃で、右サイドからエディン・ヴィスチャがグランダーのセンタリングを入れると、ディフェンスからこぼれたボールが、ペナルティーエリアの外にいたトルガ・ジエルジの前に転がった。トルガ・ジエルジはシュートを試みたが、ボールはサイドバーを逸れて行っただけだった。
 後半20分、メスト・エジルが、左サイドからフリーキックを蹴ると、それに合わせて、エネル・ヴァレンシアがヘディングシュートを試みた。GKヴォルカン・ババジャンが、辛うじて、これをクリアすると、高く舞い上がったボールに対し、詰めていたフィリップ・ノヴァクが、ヘディングシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同45分、バシャックシェヒル・スポルの攻撃で、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだエディン・ヴィスチャが、ファーサイドに向かい動き出していたグルブラッドセンに向け、グランダーのボールを送った。グルブラッドセンは、そのボールを落ち着いてシュートを放ちゴールを決めたのだった。2:0。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=シェネル・オズバイラクル(後半37分:カルロス・ポンク)、レオ・ドゥアルテ、マフムト・テクデミル(後半22分:ベルカイ・オズジャン)、ルカス・リマ=ユッスーフ・ンダイシミエ、トルガ・ジエルジ=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ(後半22分:ナセル・シャドリ)、デニズ・トゥルチ(後半22分:アレクサンドゥ・エピュロヌ)=ステファノ・オカカ(後半42分:フレデリック・グルブラッドセン)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半1分:エネル・ヴァレンシア)、マックス・メイヤー(後半30分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ルイス・グスタボ、フェルディ・カドゥオウル=ディミトリス・ペルカス(後半1分:ディエゴ・ロッシ)、ムハメド・ギュムシュカヤ(後半17分:フィリップ・ノヴァク)=メルギム・ベリーシャ(後半17分:メスト・エジル)



カスムパシャ 0:1 トラブゾン・スポル(ミリエット紙 21. 9.19)

バカセタス(ファナティック紙) マレク・ハムシク(左)ロレット・サディク(右)(カスムパシャ公式Twitter)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第5節で、アウェー戦で戦ったカスムパシャとの一戦を、0:1で制した。そして、勝ち点を13に伸ばした。トラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、バカセタスから生まれた。

 トルコ・リーグ第5節で、カスムパシャは、ホームにトラブゾン・スポルを迎えた。前半は、両者ともにゴールなしで終わった。だが、後半8分に、トラブゾン・スポルの先制点が生まれた。残りの時間では、両者ともに、大きなチャンスを活かすことができず、トラブゾン・スポルが勝ち点3を手にしたのだった。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を13に伸ばし、カスムパシャは同5に留まった。

                  試合経過

 前半13分、バカセタスが、遠目から強いシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同32分、コルネリウスからのパスを受けたンワケメが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前からシュートを試みた。だが、GKエルトゥールル・タシュクランが右に横っ飛びになり、コーナーキックに替えた。
 同34分、トラブゾン・スポルが、ゴールに迫った。アブドゥルカディル・オミュルが浮き球でパスを出すと、これを、コルネリウスがヘッドでブルーノ・ペレスの前に落とした。すると、ブルーノ・ペレスは、ペナルティーエリア内へと持ち込むと、ゴールライン際から内へと折り返した。それに合わせて、ファーサイドにいたンワケメがシュートを放ったが、GKエルトゥールルがゴールを許さなかった。そして、前半は、ともにゴールを決められず、0:0のままで終わった。
 後半8分、トラブゾン・スポルが先制した。左サイドでボールを得たンワケメが、ペナルティーエリア内へと持ち込み、PKポイントの近くからパスを、バカセタスに送った。そして、バカセタスが、ペナルティーエリア・ライン手前から強烈なシュートを放つと、これが、GKエルトゥールル・タシュクランの左を抜け、カスムパシャのゴールネットに収まったのだった。0:1。
 同36分、ユスフ・エルドーアンが、右サイドのゴールライン際からセンタリングを入れると、エイセリッチがダイレクトでシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、このボールを押さえた。残りの時間では、両者ともに得た好機を活かすことができず、トラブゾン・スポルが、この試合を0:1で制したのだった。

【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=メフメット・フェイズィ・ボズドーアン(コーナーキック45分:アフメット・エンギン)、ライアン・ドンク、トマス・ブレッカ、エヴレン・エレン・エルマル(後半39分:サクブ・アイタッチ)=ロレット・サディク(後半39分:ドーウジャン・ハスポラト)、タルカン・セルベスト=ユスフ・エルドーアン、ミチャル・トラヴニク、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半19分:ヴァレンティン・エイセリッチ)=ウムト・ボゾク
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスウィル=ベラト・オズデミル(後半1分:アブドゥルカディル・パルマク、後半5分:ユスフ・サル)、マレク・ハムシク=アブドゥルカディル・オミュル(後半38分:ドルクハン・トコズ)、アナスタシオス・バカセタス(後半38分:マノリス・シオピス)、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス(後半29分:ゲルヴィーニョ)



アルタイ、ギョズテペ戦の後半ロスタイムで勝ち点3を得る! トルコ・リーグで19年ぶりのイズミル・ダービー(ソズジュ紙改+ファナティック紙補綴 21. 9.18)

レアンドロ・カッペル(アルタイ公式Twitter) カフラマン・デミルタシュ(左)モハメッド・ナデリ(右)(ギョズテペ公式Twitter)  アルタイとギョズテペが、19年ぶりに、トルコ・リーグでのイズミル・ダービーで対峙した。この試合、後半ロスタイムで生まれたゴールで決着が付いた。このイズミル・ダービーで、2回に渡り、PKの笛が吹かれたが、内1回は失敗し、もう1回は得点に繋がった。

 トルコ・リーグ第5節で、アルタイとギョズテペとで、イズミル・ダービーが実現した。19年ぶりに実現したイズミル・ダービーは、その名に相応しい戦いが繰り広げられた。前半にリードを許したアルタイだったが、後半ロスタイムに生まれたゴールで、ギョズテペを2:1でくだした。なお、この試合、アルタイは、PKを1本、失敗している。
 前半21分、オビンナのチェックを受け、レアンドロ・カッペルがピッチに倒された結果、アルタイが得たPKを、タチアーノが蹴ったが、これは枠を外してしまった。ボールは、転がりながらサイドバーを逸れて行ってしまったのだ。同26分、ティアムのチェックを受けハリル・アクブナルがピッチに倒れると、ヴィデオ判定システム審判から警告が入った。そこで、ハリル・ウムト・メレル主審は、ピッチサイドに向かい、映像確認をしたあと、ギョズテペにPKを与えた。このPKを、ソネル・アイドーウがゴールに替えた。0:1。
 前半は、0:1と、ギョズテペがリードして終わったが、アルタイは、後半に、これを逆転した。同26分、レアンドロ・カッペルが、まず同点ゴールを決めた。右サイドからセブライル・カラエルがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、そのコースに入ったレアンドロ・カッペルが、ダイレクトで、足を出したシュートが、ギョズテペのゴール隅に突き刺さったのだった。1:1。そして、同ロスタイム3分に、マルコ・パイシャオのゴールが決まり、勝ち点3を手にすることになった。左サイドから、ナデリがセンタリングを入れたところ、ギョズテペのディフェンスがクリアできなかったボールをコントロールしたマルコ・パイシャオが、ゴールマウスに背を向けた位置から、ボールを浮かすループシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。2:1。このアルタイの後半ロスタイムで生まれたゴールのあと、1人のサポーターがピッチに入ったが、ポリスに排除されるということが起こった。この結果、アルタイは、勝ち点を9に伸ばしたのに対し、ギョズテペは5に留まった。

【アルタイ】マテウス・リス=セブライル・カラエル、カリ・ティアム、ムラト・アクチャ(後半1分:イブラヒム・オズテュルク)、モハメッド・ナデリ=ゼキ・ユルドゥルム=レアンドロ・カッペル、アンドレ・ポコ(後半39分:エリック・ブジョルカンダー)、タチアーノ・ダ・シルヴァ(後半18分:マルコ・パイシャオ)、マルティン・ロドリゲス(後半33分:エルハン・チェレンク)=ダウーダ・バンバ
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ケリム・アルジュ、ディノ・アルスラネイジッチ、カフラマン・デミルタシュ、ベルカン・エミル(後半26分:ジェナン・ブレコヴィッチ)=オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドーウ(後半45分:アタカン・チャンカヤ)=ハリル・アクブナル、ダヴィド・ティジャニッチ(後半25分:ヤルチュン・コヤン)、ル―レンシー・ロドリゲス(後半1分:マカナ・バク)=シェリフ・ンディアエ(後半37分:アディス・ヤホヴィッチ)



アイントラハト・フランクフルト 1:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP改+ソズジュ紙補綴 21. 9.17)

ブライト・オシャイ・サミュエル(右)(フェネルバフチェ公式HP) メスト・エジル(右端)を讃える(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグD組で、ドイツのアイントラハト・フランクフルトとのアウェー戦を戦った。

 ドイツ銀行パルクで行われたこの試合、1:1の引き分けに終わった。フェネルバフチェのゴールは、前半10分にメスト・エジルが決めた。ホームのアイントラハト・フランクフルトのゴールは、同41分にランマースの決めたものだった。フェネルバフチェは、後半45分に獲得したPKのチャンスを活かすことができなかった。

                 試合経過

 前半2分、ホームのアイントラハト・フランクフルトのコーナーキックのあと、カウンター攻撃に移ったフェネルバフチェは、ルイス・グスタボのパスで、ディスタンスの裏を取ったロッシが、GKトラップと1対1となった。そして、ロッシがシュートを放ったが、ボールはGKにコントロールされてしまった。
 同10分、右サイドで生まれた攻撃で、メスト・エジルがゴールライン際まで持ち込んだあと、ボールを、メルト・ハカン・ヤンダシュに預けた。それに合わせて、メルト・ハカン・ヤンダシュがシュートを放つと、ボールはバーを直撃して跳ね返った。その跳ね返りのボールが自身の目の前に転がってきたロッシが、右隅を狙ったシュートを放ったが、GKトラップがパンチングで防いだ。だが、GKからの跳ね返りのボールに、詰めていたメスト・エジルが仕上げ行ったのだった。0:1。
 同23分、アイントラハト・フランクフルトの右サイドでの攻撃で、コステッィチからのパスを受けたソウがシュートを放ったが、ボールは、ディフェンスに当たり跳ね返っただけだった。
 同40分、メルト・ハカン・ヤンダシュのパスを受けたメスト・エジルが、ペナルティーエリア・ライン上にいたエネル・ヴァレンシアにボールを預けた。そのエネル・ヴァレンシアが強いシュートを放ったが、ボールは相手選手に当たりコーナーキックへと替わった。
 同41分、アイントラハト・フランクフルトが1:1の同点に追いついた。左サイドで生まれたアイントラハト・フランクフルトのカウンター攻撃で、コステッィチが、ペナルティーエリア内へと持ち込むや、いい位置にいたランマースにボールを出した。そのランマースのシュートが決まったのだった。1:1。
 後半14分、アイントラハト・フランクフルトの攻撃で、ディフェンスの裏に通した鎌田のパスに合わせて、ランマースの放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールに入ったが、オフサイド判定で、ゴールと認定されなかった。
 同29分、ペナルティーエリアの右サイドでボールを得たコスティッチがシュートを放ったが、アルタイ・バユンドゥルは、ゴールを許さなかった。その直後に、キム・ミンジェが大きくクリアした。
 同45分、ロッシのスルーパスに反応して、GKと1対1となったディミトリス・ペルカスが、トラップにより倒されると、主審はPKを指示した。
 同ロスタイム2分、このPKをディミトリス・ペルカス自身が蹴ると、GKトラップがパンチングで防いだ。跳ね返りのボールを、前に詰めたベリーシャがゴールに蹴り込んだ。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告があり、その確認後、ディミトリス・ペルカスが蹴ったとき、ベリーシャが、ペナルティーエリア内へを早く入り過ぎていたとして、ゴールとは認定されなかった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半32分:マックス・メイヤー)、ルイス・グスタボ、フェルディ・カドゥオウル(後半32分:ムハメド・ギュムシュカヤ)=メスト・エジル(後半32分:ディミトリス・ペルカス)、エネル・ヴァレンシア(後半32分:メルギム・ベリーシャ)、ディエゴ・ロッシ



ベシクタシュ 1:2 ボルシア・ドルトムント(ミリエット紙 21. 9.16)

ヴァレンティン・ロシエ(左)(ベシクタシュ公式HP) フランシスコ・モンテーロ(ベシクタシュ公式HP)  UEFAチャンピオンズリーグC組で、ベシクタシュとボルシア・ドルトムントが対峙した。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、アウェーのボルシア・ドルトムントが1:2で勝った。

 ボルシア・ドルトムントが、UEFAチャンピオンズリーグC組で、ベシクタシュとアウェー戦を戦った。そして、試合は、ドイツのボルシア・ドルトムントが1:2で制した。この試合、早々に優位に立ったのはボルシア・ドルトムントの方だった。前半20分、ベリンガムのゴールで、ボルシア・ドルトムントが0:1と先制した。同ロスタイム3分には、アーリング・ハーランドのゴールで、点差を2と拡げた。後半ロスタイム4分、ベシクタシュの、この試合唯一のゴールが生まれた。フランシスコ・モンテーロが、そのゴールを決めたのだ。そして、試合は、ボルシア・ドルトムントが1:2で制したのだった。

                 試合経過

 前半6分、ベシクタシュがゴールに迫った。ミラレム・ピャニッチが、ゴール左斜め前から出したロングパスをコントロールしたミシー・バチュアイがシュートを放ったが、GKコベルが、これをコーナーキックに替えた。
 同20分、ボルシア・ドルトムントが先制した。中盤にいたマフムド・ダフードのロングパスを、右タッチライン際で得たムニエが、ダイレクトで、ペナルティーエリアへと向かっていたベリンガムに合わせた。そのベリンガムが、ボールを整えたあと、角度のないところからシュートを試みると、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同27分、左サイドにいたゲレロがパスを出すと、ウエリントン・シルヴァとヴァレンティン・ロシエとの意思疎通がうまくいかず、ボールをもったマレンが、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと持ち込んだ。マレンは、GKエルシン・デスタノウと1対1となったところで、ボールを、アーリング・ハーランドにボールを出した。アーリング・ハーランドは、いい位置からシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同28分、ゴール右斜め前でボールを得たアーリング・ハーランドが、ゴールラインに向っていたブラントに出した。そのブラントは、ダイレクトで、きれいにマルコ・ロイスに通した。そして、マルコ・ロイスがシュートを試みたが、ボールは、GKエルシン・デスタノウルに跳ね返されてしまった。
 同ロスタイム3分、ボルシア・ドルトムントが点差を2と拡げた。左サイドからゲレロがスローインでボールを入れると、このボールをコントロールしたベリンガムが、ウエリントン・シルヴァをフェイントでかわすと、アーリング・ハーランドにパスを出した。そのコースに入ったアーリング・ハーランドがシュートを放つと、これが決まったのだった。0:2。そして、前半は、ボルシア・ドルトムントが0:2とリードしたまま終わった。
 後半7分、ムニエが、右サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、ゲレロがペナルティーエリア内からシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同22分、ベシクタシュの攻撃で、ラシド・ゲザルが、相手ディフェンスの裏に出したパスを、ミシー・バチュアイがコントロールした。そして、ゴール右斜め前からペナルティーエリアに持ち込みシュートを放ったが、スペースを詰めたGKコベルに当たり跳ね返されてしまった。
 同ロスタイム2分、ヴォルフが右サイドから出したパスに、ファーサイドにいたクナウフが、いい位置取りでシュートを放ったが、ボールは、上のバーに当たり外に出て行った。
 同ロスタイム4分、ベシクタシュが、点差を1に縮めた。ミラレム・ピャニッチが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたモンテーロがヘッドで合わせゴールを決めたのだった。1:2。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、ボルシア・ドルトムントが、1:2で、この試合を制したのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半44分:ギョクハン・トーレ)、アッティバ・ハッチンソン(後半33分:サリフ・ウチャン)、ミラレム・ピャニッチ、サイル・ラリン(後半16分:ケナン・カラマン)=ミシー・バチュアイ



フェネルバフチェに、ぺルカスとフェルディから朗報(CNNトルコ 21. 9.15)

ディミトリス・ペルカス(ファナティック紙) フェルディ・カドゥオウル(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェで、故障から癒えた2人のスター選手、ディミトリス・ペルカスとフェルディ・カドゥオウルが、木曜日に行われるフランクフルト戦に、ともに先発メンバーに戻るべく準備に励んでいる。

 ディミトリス・ペルカスは、とってもいい準備が整っていた。だが、トルコ・リーグ第1節のアダナ・デミル・スポル戦の前に、肩を傷め、チームからの離脱を余儀なくされた。フェルディ・カドゥオウルは、前節のシワス・スポル戦に向けての練習で故障を発生させ、そのシワス・スポル戦には出場できなかった。
 この2選手は、ともに回復したことに、ヴィトール・ペレイラ監督は一息ついた。フェルディ・カドゥオウルの場合は、今季、全く慣れない左サイドバックの位置ながら、そのプレーぶりは拍手を受けていた。フェルディ・カドゥオウルは、代表の試合のあったブレイク期間前のアルタイ戦では、1ゴール1アシストを記録した。また、ぺルカスの復帰は、攻撃ラインでの苦悩を解決するという点では、大きなアドヴァンテージとなると看られている。



ガジアンテップFK、勝ち点3を得る(TRT 21. 9.14)

ハムザ・メンディル(右)を讃えるヌーア・ディコ(左)(ガジアンテップFK公式Twitter) ギョクデニズ・バイラクダル(左)パピ・ジラボジ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第4節で、ガジアンテップFKが、ホームで、アンタルヤ・スポルを2:0でくだした。

 カリョン・スタジアムで行われたこの試合、ホームのガジアンテップFKのゴールは、後半9分にムハメット・デミルがPKを、同ロスタイム7分にハムザ・メンディルが決めたものだった。ここまでのトルコ・リーグの3試合で、僅か勝ち点1を得ていたガジアンテップFKは、今季初勝利をあげるとともに、勝ち点を4に伸ばした。一方のアンタルヤ・スポルは、この敗戦で、勝ち点は4に留まった。

                 試合経過

 前半17分、サガルが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内でスティーヴン・コーカーが、それに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同24分、ホームのガジアンテップFKのムハメット・デミルが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前から、とっても強いシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同43分、ギョクデニズ・バイラクダルが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前から走り込んで来て放ったシュートは、GKギュナイが、際どくコーナーキックに替えた。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半6分、ヴェイセル・サルが、ペナルティーエリア内でボールに手を使ったとして、スアト・アルスランボーア主審はPKを指示した。同9分、そのPKを、ムハメット・デミルが決め、ガジアンテップFKが先制点をあげた。1:0。
 同21分、アンタルヤ・スポルが、とってもゴールに迫った。ペナルティーエリア内でボールを得て、GKと向き合った位置から、ライトがシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同44分、左コーナーキックに対して、ニアサイドで、ナルドがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム2分、ドーウカン・シニクが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜めから放ったシュートは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同ロスタイム8分、ガジアンテップFKがコーナーキックを得たが、アンタルヤ・スポルのGKボフィンが、相手陣内に上がっていたために、ガジアンテップFKが素早くボールを蹴り、それを、ハムザ・メンディルがヘッドで合わせると、がら空きになっているゴールにボールが入ってしまった。2:0。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー、パピ・ジラボジ、スティーヴン・コーカー、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=ジェフェルソン・ノゲイラ(後半24分:ハムザ・メンディル)、アレクサンデル・メルケル=ジョアオ・フィゲイレド(後半1分:ヌーア・ディコ)、レジェピ・ニヤズ(後半41分:ドーアン・エルドーアン)、アンジェロ・サガル(後半17分:アフメッド・エル・メッソーディ)=ムハメット・デミル(後半41分:トルゲイル・ボルヴェン)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、ナルド、ギュライ・ヴラル=アンドレア・ポリ(後半38分:フレディ)、ヌリ・シャヒン(後半29分:ハカン・オズメット)=ギョクデニズ・バイラクタル(後半17分:ウーサム・ガチャ)、デニ・ミロセヴィッチ(後半38分:ドーウカン・シニク)、パウル・ムカイル(後半29分:エンゾ・クリヴェッリ)=ハジ・ライト



フェネルバフチェ 1:1 シワス・スポル(フェネルバフチェ公式HP改+ミリエット紙補綴 21. 9.13)

メルギム・ベリーシャ(上)ムアッメル(下)(フェネルバフチェ公式HP) ブライト・オシャイ・サミュエル(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第4節で、ホームにシワス・スポルを迎えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、1:1の引き分けに終わった。フェネルバフチェのゴールは、前半23分にブライト・オシャイ・サミュエルが、シワス・スポルのゴールは、同44分にペドロ・エンリケがPKを決めたものだった。フェネルバフチェは、この結果、勝ち点を10に伸ばした。

 観客を入れたこの試合、ディエゴ・ロッシ、メルギム・ベリーシャ、マックス・メイヤーが、フェネルバフチェのユニフォームを着て、初めてピッチに立った。ディエゴ・ロッシとメルギム・ベリーシャは、先発メンバーに入ったが、マックス・メイヤーは、試合途中からの投入だった。
 サポーターの素晴らしい声援に支えられていい始まり方をしたフェネルバフチェは、前半6分にゴールに迫った。メスト・エジルのいいパスに反応して、右サイドからペナルティーエリア内へと入ったブライト・オシャイ・サミュエルが、ファーサイドの隅を狙ったシュートを放ったが、枠を捉えることはなかった。
 同12分、左サイドからペナルティーエリア内へと持ち込んだディエゴ・ロッシが放ったシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同23分、フェネルバフチェが、ブライト・オシャイ・サミュエルのゴールで先制した。左サイドで生まれた攻撃で、ペナルティーエリア内にいたディエゴ・ロッシが内へと入れたボールで混乱が生まれたが、その中でボールを得たブライト・オシャイ・サミュエルの放ったシュートが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同42分、ルイス・グスタボのバックパスを受けたアルタイ・バユンドゥルが、ペドロ・エンリケから逃れようとしたとき奪われたボールを、再び取りに向かおうとして身体を伸ばした。そのとき、カイセリ・スポルから移籍してきたペドロ・エンリケがピッチに倒れた。ハリス・オズカヒャ主審は流したが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像確認に入り、PKを指示することになった。同44分、ペドロ・エンリケ自身が、このPKを蹴り、ゴールとなったのだった。1:1。
 後半18分にはルイス・グスタボが、同24分にはブライト・オシャイ・サミュエルが放ったシュートは、いずれも、GKによりキャッチされてしまった。
 同41分、左サイドから攻撃参加したアッティラ・サライがロングシュートを放ったが、GKムアッメルが、際どくピッチに跳ね返した。
 後半、フェネルバフチェは、2回に渡り、PKを期待することがあった。同5分のメルギム・ベリーシャのシュート、また、同37分、マックス・メイヤーのセンタリングに対して、相手選手が手で触れたとして、フェネルバフチェの選手はPKを期待したが、主審は、2回とも流してしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マルセル・ティッセラン(前半22分:アッティラ・サライ)、キム・ミンジェ、セルダル・アズィズ=ブライト・オシャイ・サミュエル、ミハ・ザイッチ、ルイス・グスタボ、ムハメド・ギュムシュカヤ=メスト・エジル(後半14分:イルファン・ジャン・カフヴェジ、後半28分:マックス・メイヤー)、ディエゴ・ロッシ=メルギム・ベリーシャ(後半14分:エネル・ヴァレンシア)
【シワス・スポル】ムアッメル・ユルドゥルム=アフメット・オウズ、ディミトリオス・ゴウタス、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ファイサル・ファジル、イサク・コフィー(後半13分:オケチュクウ・アズブイケ)=ペドロ・エンリケ(後半45分:セファ・ユルマズ)、ハカン・アルスラン、マックス・グラデル(後半33分:エルドーアン・イエシルユルト)=ムスタファ・ヤタバレ



ベシクタシュ 3:0 新マラテヤ・スポル(NTV+ミリエット紙 21. 9.12)

ミシー・バチュアイ(ミリエット紙) ルドゥヴァン・ユルマズ(左)ディディエ・ンドング(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグで、新マラテヤ・スポルをホームに迎えたベシクタシュが、スター選手の活躍で勝った。3:0のスコアで勝ったベシクタシュで、2ゴールはミシー・バチュアイ、もう1つのゴールは、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥから生まれた。

 トルコ・リーグ第4節で、ベシクタシュは、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えた。ベシクタシュでは、新加入のミシー・バチュアイ、ミラレム・ピャニッチ、アレックス・テイシェイラの3人が、先発メンバーに名を連ねた。
 早々に優位に立ったベシクタシュは、開始まだ7分で、新たなゴールゲッターのミシー・バチュアイのゴールで先制した。ミラレム・ピャニッチの見事なスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取りボールを得たミシー・バチュアイが、GKアブドゥルサメド・ダムルと1対1となったところから、落ち着いてゴールを決めたのだった。1:0。新マラテヤ・スポルが、このゴールの衝撃から立ち直る前の同10分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥのゴールが生まれ、スコアは2:0となった。アレックス・テイシェイラが、新マラテヤ・スポルの陣内から放ったシュートが、ディフェンダーから跳ねると、そのボールが、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥの前に落ちた。そのジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥが、ゴール左斜め前から強いシュートを放つと、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。前半を2:0とリードを保ち終わったベシクタシュが、後半に入り、再び、ミシー・バチュアイのゴールで笑うことになった。後半7分、ワラスのバックパスを、GKアブドゥルサメド・ダムルが大きく蹴ろうとしたボールが、詰めていたミシー・バチュアイの背中に当たりゴールインしてしまったのだった。3:0。残りの時間では、ゴールを生むことのできなかったベシクタシュは、新マラテヤ・スポルを3:0という明らかなるスコアで、勝ち点3を得ることになった。これで、ベシクタシュは、チャンピオンズリーグのボルシア・ドルトムント戦を前に、大きな勝利を掴んだのだった。

                 まず、ドマゴイ・ヴィダが、次いで、アレックス・テイシェイラが

 ベシクタシュは、新マラテヤ・スポル戦にいい始まり方をしたのだったが、サポーターを縮み上がらせる2件の故障者を出してしまった。まず、ドマゴイ・ヴィダが傷み、前半20分にウエリントン・シルヴァと交替をした。故障を治したばかりのアレックス・テイシェイラも、プレーが続けられなかった。この日の2点目のアシストを行ったアレックス・テイシェイラは、同42分、ピッチに倒れ込んだ。そして、同43分に、ジャン・ボズドーアンと交替したのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ(前半20分:ウエリントン・シルヴァ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半24分:ギョクハン・トーレ)、アレックス・テイシェイラ(前半43分:ジャン・バズドーアン)、ミラレム・ピャニッチ(後半24分:メフメット・トパル)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半23分:ケナン・カラマン)=ミシー・バチュアイ
【新マラテヤ・スポル】アブドゥルサメド・ダムル=セミフ・カヤ(後半27分:ハジ・オスマン)、ワラス、サドゥク・チフトプナル=ムスタファ・エスキヘラッチ、ディディエ・ンドング(後半12分:ムニル・クイアー)、ジョスピン・ンシミリマナ、ラヤネ・アービッド(後半30分:シュテファン・マラン)、ウッサマ・ハッダディ=クビライ・カナツィスクス、アデム・ブユック(後半30分:メルト・ミラチ・アルトゥンタシュ)



フェネルバフチェ、ホセ・ソーサとエネル・ヴァレンシアは不明(スター紙 21. 9.11)

ヴィトール・ペレイラ監督(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第4節で、シワス・スポルをホームに迎えるフェネルバフチェで、ホセ・ソーサとエネル・ヴァレンシアの出場の可否は、試合時間になると明らかになるだろう。

 フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第4節で、明日、シワス・スポルをホームに迎える。ウルケル・スタジアムで行われるこの試合は、午後5時に試合開始で、ハリス・オズカヒャ主審が、この試合を裁く。
 ここまで、フェネルバフチェは、トルコ・リーグで3連勝を遂げ、得失点差で2位につけている。これらの試合で、計5ゴールをあげ、まだゴールを許していないフェネルバフチェは、シワス・スポルに対しても、優位な試合を進め4連勝を遂げることを狙っている。一方のシワス・スポルは、ここまで2敗1分で、第4節を前に、勝ち点1で16位となっている。
 フェネルバフチェでは、治療継続中のナズム・サンガレとセルダル・ドゥルスンとともに、フェルディ・カドゥオウルが、この試合には出場できない。ホセ・ソーサとエネル・ヴァレンシアの状態は、試合時間に明らかになるだろう。ディミトリス・ペルカスとフィリップ・ノヴァクは、この試合のメンバー入りするものと考えられている。一方、フェネルバフチェの新加入者のメルギム・ベリーシャ、ディエゴ・ロッシ、マックス・メイヤー、ブラク・カパジャク、ミゲル・クレスポに対し、ヴィトール・ペレイラ監督が出場の機会を与えると、フェネルバフチェのユニフォームを着ての初の出場となる。



ガラタサライ、サーシャ・ボエより悪い知らせ(アクシャム紙 21. 9.10)

サーシャ・ボエ(スター紙)  ガラタサライは、サーシャ・ボエが、左脚上部裏の筋肉を傷め、肉離れ及び内出血を起こしていることを明らかにした。

 ガラタサライが、フランス人選手サーシャ・ボエが、左脚上部裏の筋肉を傷め、肉離れ及び内出血を起こしていることを明らかにした。ガラタサライの発表によれば、昨夜の練習で行われたゲーム形式の練習で、脚の裏側の筋肉に痛みを感じた20歳のサーシャ・ボエが検査を受けた。左脚上部裏の筋肉を傷め、肉離れ及び内出血を起こしていることが明らかになったサーシャ・ボエに対する治療が始められた。サーシャ・ボエは、少なくとも2週間、ピッチから遠ざかるものと考えられている。



ガラタサライ、グスタヴォ・アスンソン獲得を発表(TRT 21. 9. 9)

グスタヴォ・アスンソン(イエニ・シャファク紙)  ガラタサライが、ポルトガルのファマリカンから、ブラジル人MFグスタヴォ・アスンソンを、買い取りオプション付きのレンタルで獲得した。

 ガラタサライの発表によると、「グスタヴォ・アスンソン、及び、所属先のファマリカンと、同選手の2021‐22シーズン末までのレンタル移籍で合意に達した。それとともに、本クラブは、2021−22シーズン終了後に買い取り権を行使できることになっている」。
 ガラタサライのアルダ・トゥラン主将と、父親パウロ・アスンソンがユニフォームを着たことのあるアトレチコ・マドリードでサッカーを始めたグスタヴォ・アスンソンは、2019年にファマリカンに移籍した。21歳のグスタヴォ・アスンソンは、ここまで、ポルトガル・リーグで58試合に出場している。また、グスタヴォ・アスンソンは、ユ−ス世代のブラジル代表にも選ばれたことがある。
 グスタヴォ・アスンソンは、ガラタサライのスポンサーでもある医療機関でメディカルチェックを通過している。



オランダ 6:1 トルコ(トルコ・サッカー協会公式HP 21. 9. 8)

ダビ・クラーセン(ミリエット紙) ジェンギズ・ウンデル(中)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、2022W杯予選G組第6戦で、オランダ代表に、アウェーで6:1で敗れた。

 アムステルダム・ヨハン・クライフ・アリーナで行われたこの試合、ホームのオランダ代表の得点は、前半1分にダビ・クラーセン、同16分、同38分(PK)、後半9分にメンフィス・デパイ、同35分にフース・ティル、同45分にドニエル・マレンのあげたものだった。一方、トルコ代表の唯一の得点は、後半ロスタイム2分に、ジェンギズ・ウンデルが決めている。なお、この試合の前半44分、トルコ代表のチャーラール・ソユンジュが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となっている。
 この結果、トルコ代表は、グループリーグ戦で初めての負けを記録し、3位に転落してしまった。

                 試合経過

 試合開始早々に、オランダ代表がゴールを決めた。ディフェンスに入っていたオルクン・キョクチュが奪われたボールが、右サイドにいたステフェン・ベルハイスの前に転がった。ステフェン・ベルハイスが、PKポイント地点にいたダビ・クラーセンにグランダーのパスを通すと、ダビ・クラーセンが、メンフィス・デパイとのワンツーで抜け出し、再度、ボールを得て、至近距離からシュートを放つと、ボールは、サイドバーに当たってから、トルコ代表のゴールに収まったのだった。1:0。
 同16分、オランダ代表が、点差を2と拡げた。ダビ・クラーセンとワンツーをしたメンフィス・デバイが抜け出し、ペナルティーエリアでボールに出逢うと、ダイレクトでシュートを放った。GKウーウルジャン・チャクルが押さえようとしたが、ボールは、トルコ代表のゴールネットを揺らしていた。2:0。
 同36分、チャーラール・ソユンジュとダビ・クラーセンとの間のせめぎ合いの結果、オランダ代表がPKを獲得した。同38分、このPKを、メンフィス・デパイが蹴ると、ゴールが決まったのだった。3:0。
 そして、前半は、オランダ代表が3:0とリードをして終わった。
 後半3分、トルコ代表がゴールに迫った。ハカン・チャルハノールの蹴ったフリーキックのコースに入っていたメリヒ・デミラルだったが、ボールに足を触れさすことができなかった。オザン・カバクが、ヘッドで内へとボールを入れたが、GKユスティン・バイロウがパンチングでクリアしてしまった。
 同9分、オランダ代表が4点目を決めた。左サイドにいたステフェン・ベルフワインが、ファーサイドに向けてセンタリングを入れると、ステフェン・ベルフハイスがヘッドで内へと落とした。すると、至近距離から、メンフィス・デパイがヘッドでゴールに送り込んだのだった。4:0。
 同35分、ホームのオランダ代表は、点差を5と拡げた。トゥーン・コープマイネルスが、ディフェンスの裏に放り込んだボールをコントロールしたフース・ティルが、ペナルティーエリア内で身体を反転させてシュートを放つと、ボールは、ウーウルジャン・チャクルの脚に当たってからゴールインしてしまった。5:0。
 同45分、オランダ代表は、6点目を決めた。デヴィヌ・レンチからのパスを、ペナルティーエリアで受けたドニエル・マレンが、落ち着いてゴールを決めたのだった。6:0。
 同ロスタイム2分、トルコ代表がゴールを決めた。ハリル・デルヴィショウが、ペナルティーエリア内でプレスをかけ、フィルジル・ファン・ダイクからボールを奪うと、フリーになっていたジェンギズ・ウンデルがゴールを決めたのだった。6:1。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=カーン・アイハン、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、メルト・ミュルドゥル=オルクン・キョクチュ(後半1分:オザン・トゥファン)、オカイ・ヨクシュル(後半ロスタイム1分:ユスフ・ヤズジュ)=ジェンギズ・ウンデル、ハカン・チャルハノール(後半41分:ハリル・デルヴィショウル)、ケナン・カラマン(後半1分:オザン・カバク)=ブラク・ユルマズ(後半20分:ケレム・アクテュルコウル)



フェネルバフチェを構想外となったジャネル・エルキン、正式にカラギュムリュク入り(ファナティック紙 21. 9. 7)

ジャネル・エルキン(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェで、ヴィトール・ペレイラ監督の決定で構想外となったジャネル・エルキンの新しい所属先が、正式に明らかになった。カラギュムリュクが、32歳になっているジャネル・エルキンの加入を発表したのだ。

 フェネルバフチェで、ヴィトール・ペレイラ監督就任後、構想外扱いとなったが、しばらくはチームとともに練習を続けていたジャネル・エルキンが、トルコ・リーグに留まることになった。フェネルバフチェでの2シーズンを終え、移籍先としてチャイクル・リゼの名が先行していたジャネル・エルキンは、カラギュムリュクに向かう道を採ったのだ。カラギュムリュクが行った発表では、「フェネルバフチェからトルコ代表選手ジャネル・エルキンを獲得した」となっている。
 1回目は、2010年、200万EUROの移籍金で、CSKAモスクワからフェネルバフチェに入ったジャネル・エルキンは、フェネルバフチェで6シーズンを過ごし、その後、インテルに移籍した。ごく短い期間のインテルでのプレーののち、ベシクタシュに移籍したジャネル・エルキンは、ベシクタシュでは3シーズンの間、プレーしたあと、再び、フェネルバフチェに移籍した。
 フェネルバフチェでは、計260試合に出場したジャネル・エルキンは、16ゴール58アシストを記録している。また、ジャネル・エルキンは、フェネルバフチェで、2010‐11、2013‐14シーズンのトルコ・リーグ制覇、2011‐12、2012‐13シーズンのトルコ杯制覇、2014‐15シーズンのスーパーカップ制覇を経験している。



オザン・トゥファン、オランダ代表戦に向けて代表に合流(CNNトルコ 21. 9. 6)

オザン・トゥファン(アクシャム紙)  イングランドのプレミアリーグでプレーをするオザン・トゥファンが、トルコ代表の合宿に合流した。

 イギリス政府の執るコロナ対策のために、トルコ代表が、モンテネグロ代表とイスタンブルで戦った試合には合流できなかったオザン・トゥファンが、居住許可を取るための作業ゆえに、ジブラルタル代表とのアウェー戦にはプレーできなかった。代表メンバーに選ばれているオザン・トゥファンは、W杯予選G組で、9月7日(火)に行われるオランダ代表とのアウェー戦を前に、アムステルダムで、トルコ代表に合流した。これで、トルコ代表に選抜された顔ぶれは、全員、顔を揃えたことになる。



ジブラルタル 0:3 トルコ(トルコ・サッカー協会公式HP+TRT 21. 9. 5)

ハリル・デルヴィショウル(トルコ・サッカー協会公式HP) ゼキ・チェリク(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、2022W杯予選G組第5戦で、ジブラルタル代表とのアウェー戦を戦い、これを0:3でくだし、首位の座を守った。

 ヴィクトリア・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表の得点は、後半9分にハリル・デルヴィショウル、同20分にハカン・チャルハノール、同38分にケナン・カラマンがあげたものだった。なお、前半4分には、PKを得ながら、エネス・ウナルがこのPKを得点に繋げることができなかった。
 この結果、トルコ代表は、5試合を終わって、勝ち点を11に伸ばし、G組での首位の座を守った。トルコ代表は、9月7日(火)には、オランダ代表とのアウェー戦を、午後9時45分開始で行うことになっている。G組の他の結果は、ノルウェー代表が、0:2でラトビア代表をくだし、オランダ代表は、ホームでモンテネグロ代表を4:0でくだした。

                得点場面+1

 前半2分、トルコ代表がPKを獲得した。カーン・アイハンのパスに反応して、ディフェンスの裏を取ったエフェジャン・カラジャが、ブリットのチェックを受けピッチに倒れ込んだ。クリスト・トフヴェル主審は、ヴィデオ判定システム・センターからの警告を受け、PKを指示した。同4分、PKをエネス・ウナルが蹴ったが、得点にはならなかった。GKコーレンクの右側に蹴ったボールだったが、コーレンクが身体を伸ばしてコーナーキックに替えてしまったのだった。
 後半9分、トルコ代表が先制点をあげた。ハカン・チャルハノールから出たパスを、ペナルティーエリア内で受けたハリル・デルヴィショウルが、左足一閃、シュートを放つと、これがジブラルタル代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同20分、トルコ代表が、点差を2と拡げた。エフェジャン・カラジャとのパス交換で、ハカン・チャルハノールが、相手のペナルティーエリアに近づいて行き、ペナルティーエリア・ライン上から、とっても強いシュートを放つと、これが、ジブラルタル代表のゴール隅に突き刺さったのだった。0:2。
 同38分、トルコ代表が3点目を決めた。メルト・ミュルドゥルが、右サイドからペナルティーエリアへ向けセンタリングを入れると、PKポイントにいたケナン・カラマンが、ボールをコントロールしてから、身体を反転させシュートを放った。これがゴールとなったのだった。0:3。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク(後半1分:ハカン・チャルハノール)、チャーラール・ソユンジュ(後半36分:ルドゥヴァン・ユルマズ)、カーン・アイハン、メルト・ミュルドゥル=タイラン・アンタルヤル(後半1分:ケナン・カラマン)=ケレム・アクテュルコウル(後半21分:メリヒ・デミラル)、ユスフ・ヤズジュ、オルクン・キョクチュ、エフェジャン・カラジャ=エネス・ウナル(後半1分:ハリル・デルヴィショウル)



エムレ・アクババ、アランヤ・スポル入り(TRT 21. 9. 4)

エムレ・アクババ(ファナティック紙)  アランヤ・スポルが、元所属していたエムレ・アクババを、ガラタサライから1年のレンタルで獲得した。

 アランヤ・スポルが、ガラタサライから、エムレ・アクババを、買い取りオプションの付かない形での1年間のレンタルで獲得した。28歳になるエムレ・アクババは、ガラタサライとの契約を、先日、2023年まで延長したところだった。なお、ガラタサライが、本日、UEFAに提出した欧州リーグ登録メンバーには、エムレ・アクババの名前はなかった。ガラタサライが、2018-19シーズン開幕前に、アランヤ・スポルから獲得したエムレ・アクババは、ガラタサライでは、73試合の公式戦に出場し、14ゴール8アシストを記録している。



ミラレム・ピャニッチ、正式にベシクタシュ入り(TRT 21. 9. 3)

ミラレム・ピャニッチ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、ボスニア人選手ミラレム・ピャニッチを獲得したことを発表した。

 ベシクタシュが明らかにしたところによると、「ミラレム・ピャニッチのレンタルでの獲得について、クラブ側、及び、本人と合意に達した。ミラレム・ピャニッチには、2012‐22シーズンの年俸として275万EUROを支払うことになる」と明らかにした。また、ベシクタシュのウエブサイトでは、「我がクラブは、大きな貢献をしてくれるであろうミラレム・ピャニッチが、ベシクタシュ一家に加わったことに歓迎の言葉を送ろう、活躍を期待する」と認めている。



トルコ代表、後半ロスタイム7分に崩れる/W杯予選、トルコ 2:2 モンテネグロ(NTV改 21. 9. 2)

ユスフ・ヤズジュ(トルコ・サッカー協会公式HP) ジェンギズ・ウンデル(右)(NTV)  2022W杯欧州予選G組第4戦で、トルコ代表が、ヴォーダフォン・パルクで、モンテネグロ代表と対峙した。トルコ代表は、後半ロスタイム7分に浴びたゴールで、2:2の引き分けに終わってしまった。

 トルコ代表が、2022W杯予選G組第4戦で、モンテネグロ代表をホームに迎えた。この試合を裁いたのは、フランス人のブノワ・バスティァ主審だった。試合は2:2の引き分けに終わったが、トルコ代表は、前半9分にジェンギズ・ウンデル、同30分にユスフ・ヤズジュのゴールでリードを奪ったが、アウェーのモンテネグロ代表は、同40分にマルシッチの、後半ロスタイム7分にラドゥノヴッチのゴールで応酬した。2:2。なお、この試合の後半ロスタイム2分に、ブラク・ユルマズがイエローカードをもらった結果、ジブラルタル代表とのアウェー戦では、累積警告で出場停止となる。

                 得点場面

 1:0。ケナン・カラマンのパスを、右サイドで受けたジェンギズ・ウンデルが、ボールを持って、モンテネグロ代表のペナルティーエリアへと進んで行った。そのジェンギズ・ウンデルが、ペナルティーエリア・ライン手前で、前を開け、狙いすましたシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たり跳ね上がり、そのままゴールに収まったのだった。
 2:0。ケナン・カラマンが、ペナルティーエリアに向かい動き出していたゼキ・チェリクにパスを出した。ゼキ・チェリクは、ダイレクトで、そのボールを、ゴールラインに向かい動いていたジェンギズ・ウンデルに預けた。ボールコースに入ったジェンギズ・ウンデルが折り返したボールに、ユスフ・ヤズジュが足を出すと、モンテネグロ代表のゴールネットが揺れていた。
2:1。コソヴィッチが、ディフェンスの裏に出したパスに反応して動き出したマルシッチが、ペナルティーエリア内でボールをコントロールするや否や、グランダーのシュートを放つと、トルコ代表のゴールネットが揺れた。
 2:2。モンテネグロ代表が、ペナルティーエリアのすぐ手前で得たフリーキックを、ラドゥノヴッチが、直接ゴールに叩き込んだ。
 この結果、グループリーグ戦で2つ目の引き分けに終わったトルコ代表が、勝ち点を8に、モンテネグロ代表は同7に伸ばした。

【トルコ代表】アルタイ・バユンドゥル=ゼキ・チェリク、カーン・アイハン、メリヒ・デミラル、メルト・ミュルドゥル=オカイ・ヨクシュル(後半37分:アルパスラン・オズテュルク)=ジェンギズ・ウンデル(後半37分:エネス・ウナル)、ユスフ・ヤズジュ(後半21分:オルクン・キョクチュ)、ハカン・チャルハノール、ケナン・カラマン(後半30分:ケレム・アクテュルコウル)=ブラク・ユルマズ



ガラタサライが、新たに獲得したハリル・デルヴィショウルがイスタンブル入り(フォトマッチ紙 21. 9. 1)

ハリル・デルヴィショウル(ファナティック紙)  ガラタサライがレンタルでの獲得を目指し交渉が行っていることを公表したハリル・デルヴィショウルが、夜半、イスタンブル入りした。

 ガラタサライの補強活動は続いている。フェネルバフチェも獲得に動いていたハリル・デルヴィショウルとの交渉が進んでいることを、ガラタサライが発表した。そのハリル・デルヴィショウルが、夜半にイスタンブル入りしたのだ。
 1999年12月8日、オランダで生まれたハリル・デルヴィショウルは、そのキャリアを、スパルタで始めた。パスをブレントフォードが持つハリル・デルヴィショウルは、ここまで、トゥウェンテとガラタサライにレンタルされてプレーしたことがある。



フェネルバフチェ、補強選手の発表、1800万EUROの値打ちのある選手(イエニ・シャファク紙 21. 8.31)

ディエゴ・ロッシ  フェネルバフチェは、アメリカのロサンゼルスFC所属のウルグアイ人の攻撃的選手ディエゴ・ロッシと合意に達したことを明らかにした。

 フェネルバフチェの発表では、23歳のディエゴ・ロッシと移籍に関して、全ての点で合意に達したことを明らかにして、「ディエゴ・ロッシは、メディカルチェックを受けるため、交渉を続けるため、イスタンブル入りする」と言っている。
 フェネルバフチェが合意に達した、一方で、航空機内より画像をシェアしたディエゴ・ロッシは、本日の午後、イスタンブル入りするものと思われている。
 サッカー人生を、故国のペニャロールで始めたディエゴ・ロッシは、2018年に、アメリカのロサンゼルスFCに移籍した。メジャーリーグサッカーで活躍したディエゴ・ロッシは、101試合に出場して、43ゴールを記録している。
 常には、攻撃的ラインの左サイドが定位置であるが、時として、センターFWや右サイドもできるディエゴ・ロッシは、今季、メージャー・リーグで、19試合に出場し6ゴールを記録している。また、ウルグアイ代表としては10回出場している。



アルタイ 0:2 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21. 8.30)

フェルディ・カドゥオウル(前)ムハメド・ギュムシュカヤ(後)(フェネルバフチェ公式HP) メルト・ハカン・ヤンダシュ(左)セルジュ・アルノー・アカ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第3節で、イズミルのアルタイとのアウェー戦を戦った。

 ボルノヴァ・アズィズ・コジャオウル・スタジアムで行われたこの試合を0:2で制したフェネルバフチェは、これで、開幕3連勝を遂げ、勝ち点を9に伸ばした。フェネルバフチェのゴールは、後半5分にフェルディ・カドゥオウルが、同10分にエネル・ヴァレンシアがあげたものだった。フェネルバフチェは、代表の試合のあるブレイク期間を挟んで、第4節ではシワス・スポルをホームに迎える。

                 試合経過

 前半18分、マルセル・ティッセランが、右サイドから出したパスを、PKポイント上で得たブライト・オシャイ・サミュエルが、いい状態だったが、この好機を活かせなかった。
 同26分、アルタイの攻撃で、セザル・ピナレスが左サイドから出したパスを得たナデリだったが、GKアルタイ・バユンドゥルを越えることはできなかった。
 同33分、相手陣内中ほどでボールを得たブライト・オシャイ・サミュエルが、相手選手をかわし、ペナルティーエリアに入る前、ゴール右斜め前からシュートを試みたが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同36分、セザル・ピナレスの蹴った右コーナーキックを、マルセル・ティッセランがクリアしたが、そのボールを、ペナルティーエリアの外で得たカッペルが強いシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同43分、ブライト・オシャイ・サミュエルが、ゴール右斜め前から出したパスを、ゴール前で得たムハメド・ギュムシュカヤのシュートは、枠を捉えることはなかった。
 後半2分、ムハメド・ギュムシュカヤのスルーパスを、ペナルティーエリア内で得たエネル・ヴァレンシアが放ったシュートは、GKが、辛うじてコーナーキックに替えた。
 同6分、アルタイのペナルティーエリアのゴール左斜め前から、ボールを持って、次から次へと相手選手をかわして進んだフェルディ・カドゥオウルが、ペナルティーエリアのゴール前左隅からシュートを放つと、これが、アルタイのゴールネットを揺らした。0:1。
 同10分、フェルディ・カドゥオウルが、左サイドから入れたスルーパスに、ゴール前で追いついたエネル・ヴァレンシアが放ったシュートが、アルタイのゴールネットに収まった。0:2。
 同ロスタイム4分、アルタイの攻撃で、エレン・エルドーアンがペナルティーエリアの外から放った強烈なシュートが、バーを直撃して外に出て行った。

【アルタイ】マテウス・リス=セブライル・カラエル(後半38分:エレン・エルドーアン)、イブラヒム・オズテュルク、ムラト・アクチャ、モハメッド・ナデリ=アンドレ・ポコ(後半42分:マルコ・パイシャオ)、エリック・ブジョルカンダー=レアンドロ・カッペル(後半13分:マルティン・ロドリゲス)、カリ・ティアム、セザル・ピナレス(後半13分:セルジュ・アルノー・アカ)=ダウーダ・バンバ(後半13分:アフメッド・ラヤン)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ(後半22分:セルダル・アズィズ)、アッティラ・サライ=ナズム・サンガレ、ルイス・グスタボ、ホセ・ソーサ、フェルディ・カドゥオウル=エネル・ヴァレンシア(後半18分:ムブワナ・サマッタ)、ムハメド・ギュムシュカヤ(後半32分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ブライト・オシャイ・サミュエル(後半32分:ミハ・ザイッチ)



10人になっても、ベシクタシュだった! ベシクタシュ 1:0 カラギュムリュク(NTV改 21. 8.29)

アレックス・テイシェイラ(NTV) ジミー・ドゥルマズ(左)ミシー・バチュアイ(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、後半3分以後は10人で戦うことになった試合で、カラギュムリュクを1:0でくだし、試合数が多い中だが、首位に上がった。ベシクタシュに勝ち点3をもたらすことになったゴールは、前半30分にアレックス・テイシェイラから生まれた。

 ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、この試合に、新加入者のアレックス・テイシェイラとミシー・バチュアイを、先発メンバーに起用した。前節のガジアンテップFK戦では、試合途中から起用された2選手を、ヴォーダフォン・パルクのベシクタシュのサポーターの前で、初めてのお目見えとなった。同監督は、そのガジアンテップFK戦と比べて、先発メンバーでは4選手を交替させた。アッティバ・ハッチンソンとケナン・カラマンに替えて、アレックス・テイシェイラとミシー・バチュアイを入れた同監督は、体調を崩しているファブリス・ンサカラに替えてルドゥヴァン・ユルマズを入れた。また、前節、左サイドに起用したジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥに替えてサイル・ラリンに出場の機会を与えた。
 ベシクタシュは、試合開始早々に優位に試合を進めた。ミシー・バチュアイの意欲的なプレーに、他の選手も、それに見合うプレーを見せ、まだ開始5分で、危険な場面を作り出した。カラギュムリュクのディフェンスが犯したミスを咎め、ボールを得て、ペナルティーエリア内でGKと1対1となったミシー・バチュアイがシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。アウェーのカラギュムリュクは、同28分に、アフメッド・ムサが危険な場面を作った。エルフンが、自陣から、相手ディフェンス陣の裏に出したロングパスに反応して動き出したナイジェリア人選手アフメッド・ムサは、ペナルティーエリア内に入り、相手選手2人をすり抜け、ゴールマウスに平行に進んだ。そして、左足一閃、狭い角度からシュートを放ったが、ボールはサイドバーに当たり外に出て行ってしまった。同30分、アレックス・テイシェイラからゴールが生まれた。ケリム・フライのミスパスでボールを得ることになったアレックス・テイシェイラが、ペナルティーエリア外からファーサイドを狙ったシュートを放つと、カラギュムリュクのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 ベシクタシュは、前半を1:0とリードを保ったまま終わり、後半もと臨む間もなく、10人になってしまった。同3分、前半で、既にイエローカードをもらっていたサリフ・ウチャンが、相手選手に執った行為を咎められ、この日2枚目のイエローカードをもらってしまったのだ。ベシクタシュは、10人になったにも拘わらず、相手にチャンスを与えなかった。カラギュムリュクがボール占有率では上回ったが、ベシクタシュは、ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ミシー・バチュアイがチャンスを掴みながら、それを活かせなかった。
 ベシクタシュは、この勝利で、3試合を終わり勝ち点7となり、試合数が多い中だが首位に昇った。トルコ・リーグで、今季初の敗戦を喫したカラギュムリュクは、勝ち点4に留まった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ(後半38分:アッティバ・ハッチンソン)、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半38分:メフメット・トパル)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル、サリフ・ウチャン、アレックス・テイシェイラ(後半5分:ネジプ・ウイサル)、サイル・ラリン(後半43分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)=ミシー・バチュアイ(後半43分:ケナン・カラマン)
【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=フェガー・ヘデンシュタット(後半26分:セルハト・アフメトウル)、メフディ・ベナティア(後半32分:ブラク・ベカロウル)、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ジュレ・バルコヴェッチ=エルフン・オズテュメル(後半26分:サメド・オヌル)、ルカス・ビグリア(前半32分:エフェ・タトゥル)=アフメッド・ムサ(後半26分:エムレ・モル)、ジミー・ドゥルマズ、ケリム・フライ=アレクサンダル・ペシッチ



アンタルヤ・スポルに勝ち点3(TRT改 21. 8.28)

ギョクデニズ・バイラクダル(上)ジェマリ・セルテル(下)(アンタルヤ・スポル公式HP) ハジ・ライト(アンタルヤ・スポル公式HP)  アンタルヤ・スポルが、トルコ・リーグ第3節開幕試合で、ホームに迎えたチャイクル・リゼを3:2でくだし、今季の初勝利をあげた。

 アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合、ホームのアンタルヤ・スポルが、前半18分、ハジ・ライトのゴールで先制した。ヴェイセル・サルからのパスを、ペナルティーエリア内で受けたハジ・ライトが、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。後半9分には、ハジ・ライトがPKを決め、自身で、またチームとしても2点目を記録した。ギョクデニズ・バイラクダルがペナルティーエリア内から放ったシュートを、ギョクハン・ギョヌルが、そのコースに入り、手でボールに触れたとして、オズギュル・ヤンカヤ主審がPKを指示したのだった。そのPKを蹴ったハジ・ライトは、ギョクハン・アッカンの右を抜けるボールで、このPKを決めたのだった。2:0。アウェーのチャイクル・リゼは、同16分、ダミアン・ジョコヴィッチのゴールで、点差を1と縮めた。ペナルティーエリアの外で、チャイクル・リゼが得たフリーキックを、ダミアン・ジョコヴィッチが蹴り、枠を捉えたグランダーのボールで、直接ゴールを狙うと、ボールは、GKボッフィンの右を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。2:1。更に、ダミアン・ジョコヴィッチは、同ロスタイム2分にPKを決め、チャイクル・リゼが同点に追いついた。フレディが、エレン・カラダーに対して執った行為に関し、ヴィデオ判定システム審判から警告が入り、オズギュル・ヤンカヤ主審が確認に向かったのち、PKを指示した。そのPKを、ダミアン・ジョコヴィッチが決めたのだった。2:2。このスコアで終わるのか思われたとき、アンタルヤ・スポルが、同ロスタイム6分に、再度、PKを得た。ダボがハジ・ライトに執った行為をファウルと認定したオズギュル・ヤンカヤ主審がPKを指示したのだった。このPKをハジ・ライトが決め、自身で、そして、チームとしても3点目となったのだった。
 今季、トルコ・リーグで戦った2試合で、僅かに勝ち点1を得ていたアンタルヤ・スポルが初勝利をあげ、勝ち点を4に伸ばした。一方、今季を、ベシクタシュ戦での敗北で始まったチャイクル・リゼは、次のカラギュムリュク戦では引き分けたため、これで2敗目を喫し、勝ち点は1のままに留まった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、ナルド、ギュライ・ヴラル=アンドレア・ポリ、ヌリ・シャヒン(後半43分:ハカン・オズメット)=ギョクデニズ・バイラクタル(後半43分:アミルトン)、デニ・ミロセヴィッチ(後半36分:フレディ)、パウル・ムカイル(後半27分:ウーサム・ガチャ)=ハジ・ライト
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ファブリシオ・バイアノ、ギョクハン・ギョヌル、セバスティアン・ホルメン、ジェマリ・セルテル(後半44分:セリム・アイ)=ダミアン・ジョコヴィッチ、ヤシン・ペフリヴァン(後半33分:アルベルク・コチ)=エリック・サボ(後半15分:アミヌ・ウマル)、ブライアン・ダボ、アルペル・ポトゥク=タイラー・ボイド(後半33分:エレン・カラダー)



ヘルシンキを2:5でくだしたフェネルバフチェ、UEFA欧州リーグ本戦に進出(フェネルバフチェ公式HP改+ファナティック紙補綴 21. 8.27)

エネル・ヴァレンシア(フェネルバフチェ公式HP) ファーティフ・イーイト・シャヒンテュルク(左)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、カドゥキョイで1:0でくだした、UEFA欧州リーグのプレーオフ第1戦に続く第2戦で、ヘルシンキとのアウェー戦を戦った。エネル・ヴァレンシアがハットトリックを達成したこの試合、フェネルバフチェは、ヘルシンキを2:5でくだし、グループリーグ戦への参戦を決めた。

 フェネルバフチェの勝ち上がりをもたらしたゴールは、前半11分、14分、後半7分にエネル・ヴァレンシアが、後半ロスタイム2分にファーティフ・イーイト・シャヒンテュルクが決め、更に、同ロスタイム4分に生まれたマッティ・ペルトラのオウンゴールだった。

                 得点場面

  前半11分、ディフェンスのミスを咎めたナズム・サンガレが、ゴールライン際からペナルティーエリア内へとボールを入れると、エネル・ヴァレンシアが、そのボールを持ち相手選手を抜き、そして、シュートを放つと、ゴール隅に突き刺さったのだった。0:1。
 同14分、ブライト・オシャイ・サミュエルがパスを出したところ、相手ディフェンダーに当たったボールをコントロールしたエネル・ヴァレンシアが、ペナルティーエリアの手前からシュートを放つと、再度、ヘルシンキのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。
 同27分、ホームのヘルシンキは、左サイドで生まれた攻撃で、ムリッロが、ペナルティーエリア内へと入れたセンタリングを、うまくコントロールしたループ・リスキが、身体を反転させてシュートを放つと、点差を1に縮めるゴールが生まれた。1:2。
 後半7分、 右サイドでボールを得たナズム・サンガレが、ペナルティーエリアへとセンタリングを入れると、ニアサイドで、そのボールコースに入ったエネル・ヴァレンシアが、ヒールキックでもってゴールを決めた。1:3。
 同43分、左サイドで生まれたヘルシンキの攻撃で、ブローヌがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で走りこんできたリク・リスキがシュートを放ち、これが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らした。2:3。
 同ロスタイム2分、マルセル・ティッセランのロングボールに反応して動き出していたファーティフ・イーイト・シャヒンテュルクが、ペナルティーエリア内でボールに出逢い、相手選手をすり抜け、シュートを放つと、これがゴールネットを揺らした。2:4。
 同ロスタイム4分、左サイドで生まれたフェネルバフチェの攻撃で、ムハメド・ギュムシュカヤがペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、ペルトラがヘッドで背後に逸らしたボールがオウンゴールとなってしまった。2:5。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マルセル・ティッセラン、ルイス・グスタボ、アッティラ・サライ=ナズム・サンガレ、ホセ・ソーサ(後半17分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ミハ・ザイッチ、フェルディ・カドゥオウル=メスト・エジル(後半28分:アルダ・ギュレル)、エネル・ヴァレンシア(後半36分:ファーティフ・イーイト・シャヒンテュルク)、ブライト・オシャイ・サミュエル(後半17分:ムハメド・ギュムシュカヤ)



ガジアンテップFK、スティーヴン・コーカーと交渉(ファナティック紙 21. 8.26)

スティーヴン・コーカー(ファナティック紙)  ガジアンテップFKのジェヴデト・アクナル理事長が、フェネルバフチェが獲得しながら、ヴィトール・ペレイラ監督が、出場の機会を与えることを考えていないスティーヴン・コーカーの獲得について、選手本人との交渉に入っていることを明らかにした。

 ラジオ番組に出演して、補強に関して話した同理事長は、スティーヴン・コーカー獲得に向け、オファーを出したことを明らかにした。「フェネルバフチェのスティーヴン・コーカー獲得に向け、正式なオファーを出した。スティーヴン・コーカー本人とは、交渉を続けているところだ。スティーヴン・コーカーとの直接の交渉に入っている。フェネルバフチェ側との合意ができれば、スティーヴン・コーカーはガジアンテップFK入りしてくれるだろう。スティーヴン・コーカー自身が、我がクラブでプレーすることを望んでくれている」と語った。
 イギリス人選手スティーヴン・コーカーは、アランヤ・スポルで活躍したあと、この夏に、フェネルバフチェに移籍して、「2+1」年の契約に調印した。だが、ヴィトール・ペレイラ監督就任後、スティーヴン・コーカーに替えて、キム・ミンジェを獲得することを望んだと言われている。



オリンピウ・モルタン、イスタンブル入り(CNNトルコ 21. 8.25)

オリンピウ・モルタン  ガラタサライが、移籍交渉を始めたルーマニア人選手オリンピウ・モルタンが、イスタンブル入りをした。

 ルーマニアのステアウア・ブカレストに所属していた22歳のMFオリンピウ・モルタンが、ブカレストを発った飛行機でイスタンブル空港に着いた。オリンピウ・モルタンは、ガラタサライのトップチームの管理ディレクターであるシュクル・ハネダルと合流した。一般航空ターミナルから出て来たオリンピウ・モルタンは、迎えの車で投宿先のホテルに向かった。朝には、早くにメディカルチェックを受け、その日の内に正式な調印に至るものと考えられている。
 ステアウア・ブカレスト理事長のギギ・ベチャリは、「オリンピウ・モルタンを、570万EUROの移籍金で、ガラタサライに売った。ガラタサライ側は、まずは420万EUROを支払い、UEFA欧州リーグ本戦に残るようだと、150万EUROのボーナスが支払われることになる。オリンピウ・モルタンは、ついにガラタサライ入りとなった」と述べた。また、ステアウア・ブカレストのヨルダネスク監督は、「我らの大事な選手オリンピウ・モルタンを送り出した。最早、我々の選手ではなくなってしまった」と語った。



トラブゾン・スポル 2:1 シワス・スポル(NTV改+ベイン・スポル補綴 21. 8.24)

ンワケメ(トラブゾン・スポル公式Twitter) ゲルヴィーニョ(左)ファイサル・ファジル(右)(シワス・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第2節で、シワス・スポルを2:1でくだした。トラブゾン・スポルは、バカセタスがPKを決め、前半を1:0とリードして終えた。ンワケメが、後半2分に強いシュートを決めて、スコアを2:0とした。そして、この試合最後のゴールは、イサク・コフィーのあげたものだった。

 トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第2節で、ホームに迎えたシワス・スポルを2:1でくだした。トラブゾン・スポルは、試合開始早々、優位に試合を進めた。序盤から、相手陣内でプレーを続けたトラブゾン・スポルだったが、同4分、ビッグな相手の攻撃に脅かされた。ファイサル・ファジルが、右サイドからセンタリングを入れると、カヨーデが、それに合わせてヘディングシュートを放った。GKウーウルジャン・チャクルは、ゴール前で身体を伸ばし、絶対絶命のピンチを防いだのだった。
 その後は、再び、攻撃を続けたトラブゾン・スポルが、危険な場面を作り出していた。ゴールは、同15分、バカセタスから生まれた。ンワケメが、ペナルティーエリアの外から強いシュートを放つと、ボールが、アズブイケの手に当たったのを咎めたアブドゥルカディル・ビティゲン主審がPKを指示したのだった。そして、バカセタスがPKを蹴り、GKアリ・シャシャル・ヴラルが跳んだとは逆方向にボールを蹴り込んだのだった。1:0。
 前半を1:0とリードして終えたトラブゾン・スポルは、後半早々にゴールを決めた。ンワケメの強くて狙いを定めたシュートが、この日2回目となるシワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 この試合2つ目のPKが、同23分、エドガー・レがカヨーデに対して執ったアクションのあとに指示された。そのPKをマックス・グラデルが蹴ると、ウーウルジャン・チャクルがゴールを許さず、跳ね返りのボールを捉え、再度、マックス・グラデルがシュートを放ったが、これまた、ウーウルジャン・チャクルが防いだ。だが、背後から入ってきたイサク・コフィーのシュートは防ぐことができず、トラブゾン・スポルのゴールにボールは収まってしまった。2:1。
 この試合の終盤、明らかなる好機を生かせなかったトラブゾン・スポルだったが、この試合を2:1で制し、トルコ・リーグで2連勝を遂げた。第1節では、ホームで、コンヤ・スポルに0:1で敗れたシワス・スポルは、第2節も勝ち点を得られないで終わった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、イスマイル・キョイバシュ=ベラト・オズデミル(後半30分:マノリス・シオピス)、マレク・ハムシク=ゲルヴィーニョ(後半16分:アブドゥルカディル・オミュル)、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ(後半30分:アンドレアス・コルネリウス)=ジャニニー・セメド(後半44分:ベンガリ・コイタ)
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ(後半33分:レケ・ジェームズ)、ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=オケチュクウ・アズブイケ(後半8分:イサク・コフィー)=オラレンワジュ・カヨーデ、ハカン・アルスラン(後半17分:ヨルゲ・フェリックス)、ファイサル・ファジル、マックス・グラデル(後半33分:エルドーアン・イエシルユルト)=ムスタファ・ヤタバレ(後半17分:セファ・ユルマズ)



フェネルバフチェ 2:0 アンタルヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 21. 8.23)

エネル・ヴァレンシア(フェネルバフチェ公式Twitter) アミルトン(前)ナズム・サンガレ(後)(アンタルヤ・スポル公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第2節で、アンタルヤ・スポルをホームに迎えた。この試合を2:0で制したフェネルバフチェは、これで、開幕2連勝を遂げ、勝ち点を6に伸ばした。フェネルバフチェのゴールは、後半44分にミハ・ザイッチが、同ロスタイム2分にエネル・ヴァレンシアがあげた。なお、キム・ミンジェが、フェネルバフチェ入団後、初出場を果たした。

                 試合経過

 前半17分、左サイドでボールを得たサマッタが、相手選手2人をすり抜け、ペナルティーエリア内へと入り込み。いい位置にいたムハメド・ギュムシュカヤにボールを出した。そのムハメド・ギュムシュカヤがシュートを放ったが、ボールは僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同43分、ビュンヤミンが、右サイドからセンタリング入れると、GKアルタイ・バユンドゥルが、ボールを手からこぼした。そのボールを、ペナルティーエリア内で得たアミルトンが強いシュートを放ったが、アルタイ・バユンドゥルはゴールを許さなかった。
 後半7分、中盤でボールを得たムハメド・ギュムシュカヤは、ペナルティーエリア手前までボールを持ち込み、とても強烈なロングシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を外し外に出て行ってしまった。
 同11分、ムハメド・ギュムシュカヤからのパスを、左サイドで得たフェルディ・カドゥオウルが、ペナルティーエリア内にいたサマッタにボールを出した。そのサマッタが放ったシュートは、相手ディフェンダーに当たり、枠を僅かに外れてコーナーキックに替わった。
 同12分、ホセ・ソーサが、右コーナーキックを蹴りペナルティーエリア内へとボールを入れた。ニアサイドにいたキム・ミンジェがヘッドで合わせると、GKギュライが、ボールにゴールラインの際どいところで触れ、ゴールを許さなかった。
 同40分、マルセル・ティッセランが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドでジャンプを見せたアッティラ・サライがヘッドで合わせた。しかし、ボッフィンが、際どくパンチングで防ぎ、コーナーキックに替わった。
 同43分、フェネルバフチェのゴール前で生まれた混戦のなか、ギョクデニズの放ったシュートは、アルタイ・バユンドゥルに当たり跳ね返った。そのボールが転がってくると、そこにいたビュンヤミンがシュートを放った。ディフェンダーからはねたボールを、ギョクデニズが仕上げを行ったかようだったが、だが、ボールは転がりながら外に出て行ってしまった。
 同44分、右サイドでボールを得たサマッタが、ペナルティーエリア・ラインて前にいたアルダ・ギュレルにボールを出した。そのアルダ・ギュレルが触れると、ボールは、ミハ・ザイッチの前に転がった。そのミハ・ザイッチが、ペナルティーエリアの外から狙いすましたシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。
 同ロスタイム2分、フェネルバフチェが、スピードに乗って動いた。サマッタが、中盤でプレスをかけると、ボールは、メスト・エジルの前に転がった。GKと1対1となったメスト・エジルが、絶好の位置にいたエネル・ヴァレンシアに出すと、エネル・ヴァレンシアが、がら空きになっていたゴールマウスに蹴り込んだのだった。2:0。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ(後半42分:アルダ・ギュレル)、アッティラ・サライ=ナズム・サンガレ、ホセ・ソーサ(後半20分:ミハ・ザイッチ)、ルイス・グスタボ、フェルディ・カドゥオウル(後半28分:セルダル・アズィズ)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半19分:メスト・エジル)、ムブワナ・サマッタ、ムハメド・ギュムシュカヤ(後半19分:エネル・ヴァレンシア)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、ナルド、ギュライ・ヴラル=アンドレア・ポリ(後半26分:デニ・ミロセヴィッチ)、ヌリ・シャヒン(後半42分:エルカン・エイビル)=ウーサム・ガチャ(後半11分:ギョクデニズ・バイラクタル)、フレディ(後半42分:ハカン・オズメット)、アミルトン(後半26分:ウフク・アキョル)=ハジ・ライト



ガジアンテップFK 0:0 ベシクタシュ(NTV 21. 8.22)

ジェフェルソン・ノゲイラ(左)サリフ・ウチャン(右)(NTV) アッティバ・ハッチンソン(左)エルトゥールル・エルソイ(右)(ベシクタシュ公式HP)  2021‐22シーズンを、チャイクル・リゼを3:0でくだし始めることになったベシクタシュが、第2節では、ガジアンテップFKとのアウェー戦で0:0の引き分けに終わった。

 トルコ・リーグ第2節で、昨季のチャンピオン、ベシクタシュが、ガジアンテップFKとのアウェー戦を戦った。ベシクタシュは、前の試合と先発メンバーを替えないで、この試合に臨んだ。カリョン・スタジアムで行われたこの試合に、ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、第1節のチャイクル・リゼ戦同様の先発メンバーで、試合に臨んだのだった。
 前半5分、ンサカラが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前から枠を捉えたシュートを放ったが、ディフェンダーに当たったボールは、GKギュナイが押さえた。同22分、ラシド・ゲザルが危険な場面を作った。アルジェリア人スター選手ラシド・ゲザルが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前から強烈なシュートを放ったが、GKギュナイが押さえてしまった。同38分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥが、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へとボールを持ち込み、グランダーのボールを内へと入れた。だが、ディフェンダーは、そのコースに入り、危険な場面を回避した。
 前半の終盤、両者の間に緊張が生まれ、小競り合いが発生した結果、ベシクタシュのドマゴイ・ヴィダとガジアンテップFKのトスチャにイエローカードが出された。そして、前半は0:0のまま終わった。

                 後半、新加入者がピッチに立つ

 後半にいい始まり方をしたベシクタシュは、相次いで危険な場面を作り出しゴールを模索した。だが、ガジアンテップFKのディフェンスは、それを許さなかった。ベシクタシュの新加入者アレックス・テイシェイラとミシー・バチュアイが、同22分に投入された。
 ベシクタシュの31歳の左サイドバック、ンサカラが、同25分、1人でにピッチに倒れ込んだ。ピッチに倒れ込んだンサカラは、救急医療のために救急車に乗せられ、病院に搬送された。意識はあったとのレポートが入った。
 後半もゴールは生まれることはなく、均衡を破ることのできなかったベシクタシュは、ガジアンテップFKとのアウェー戦を0:0で終わった。この結果、ベシクタシュは勝ち点が4となり、ガジアンテップFKの方は、初の勝ち点を得たのだった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー、エルトゥールル・エルソイ、パピ・ジラボジ、アリン・トスチャ、ハムザ・メンディル(後半30分:ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン)=アレクサンデル・メルケル(後半16分:フルカン・ソヤルプ)、ジェフェルソン・ノゲイラ、レジェピ・ニヤズ(後半30分:トルゲイル・ボルヴェン)=ヌーア・ディコ(前半32分:ケナン・オゼル)、ジョアオ・フィゲイレド(後半30分:ドーアン・エルドーアン)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ(後半30分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半21分:ギョクハン・トーレ)、サリフ・ウチャン、アッティバ・ハッチンソン(後半21分:アレックス・テイシェイラ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半1分:サイル・ラリン)=ケナン・カラマン(後半21分:ミシー・バチュアイ)



カイセリ・スポル 1:1 アダナ・デミル・スポル(ヒュリエット紙 21. 8.21)

アタマー(左)カーン・カナク(右)(カイセリ・スポル公式Twitter) ラマザン・ジヴェレク、ウーウル・デミロク、アキントラ(左から)(アダナ・デミル・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第2節で、カイセリ・スポルとアダナ・デミル・スポルが1:1で引き分けた。ゴールは、ギョクハン・サズダーウとアキントラから生まれた。

 トルコ・リーグ第2節開幕試合で、カイセリ・スポルとアダナ・デミル・スポルが対峙した。カイセリ市営カディル・ハス・スタジアムで行われたこの試合、1:1という引き分けに終わった。前半17分、ギョクハン・サズダーウのゴールで先制したカイセリ・スポルは、前半を1:0とリードして終えた。この試合のスコアを決するゴールは、後半17分、アキントラが決めた。そのゴールに繋がるパスを出したのはバロテッリだった。この結果、両者ともに、今季、トルコ・リーグで初の勝ち点を得たのだった。

                 試合経過

 前半9分、アダナ・デミル・スポルの右コーナーキックに対し、相手選手の中からいいジャンプを見せたバロテッリが、ヘディングシュートを見せたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同16分、ゴール右斜め前からフリーキックが蹴られると、ファーサイドの左サイドに動いたアタマーが、ゴールライン際から中へとボールを入れた。そのボールコースにいたギョクハン・サズダーウが、それに合わせてシュートを試みると、アダナ・デミル・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。そして、前半は、カイセリ・スポルが1:0とリードを保ったまま終わった。
 後半17分、右サイドからセンタリングが入ると、ペナルティーエリア内でボールをコントロールしたバロテッリのパスに合わせて、いい位置にいたアキントラが、カイセリ・スポルのゴールに蹴り込み、ゴールが生まれた。1:1。
 同38分、左コーナーキックが蹴られると、相手選手の間からいいジャンプを見せたウーウル・デミロクがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同42分、ゴール右斜め前でボールを得たバロテッリが、強烈なシュートを放ったが、ルングが、その左を抜けようかというボールを、際どくクリアした。そして、試合は1:1の同点のまま終わった。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=ラマザン・ジヴェレク(後半34分:アンソニー・ウゾディンマ)、ウーウル・デミロク、ディミトリオス・コロヴェツィオス、リオネル・キャローレ=イブラヒム・アクダー(後半14分:オヌル・ブルト)、ジョゼフ・アタマー=エムラー・バシャン、ギョクハン・サズダーウ(後半ロスタイム2分:ミゲル・カルド―ソ)、カルロス・マヌ(後半ロスタイム2分:ヤシル・スバシュ)=イルハン・パルラク(後半34分:ムスタファ・ペテクメク)
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネット・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、タユップ・タルハ・サヌッチ、ジョエル・ラスール(前半37分:セミフ・ギュレル)、カーン・カナク=ギョクハン・インレル(後半1分:ベンジャミン・サタンブリ)、シナン・クルト=ババジド・アキントーラ(後半30分:フランシス・エゼー)、ユヌス・ベランダ(後半1分:ブリット・アッソンバローニャ)、ルカス・カストロ(後半26分:ビルキル・ブジャルナソン)=マリオ・バルトレッティ



フェネルバフチェ 1:0 ヘルシンキ(フェネルバフチェ公式HP 21. 8.20)

ムハメド・ギュムシュカヤ(フェネルバフチェ公式HP) フィリップ・ノヴァク(中)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグのプレーオフ第1戦で対峙したフィンランドのヘルシンキを、1:0でくだした。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェに勝利を呼び込むゴールは、後半20分にムハメド・ギュムシュカヤの決めたものだ。
 フェネルバフチェは、ヘルシンキと戦う第2戦は。8月26日(木)、フィンランドで行われる。この試合は、トルコ時間午後7時開始だ。ここで勝ち上がると欧州リーグへ、負けるとコンフェランスリーグの各々グループリーグ戦に入る。

                 試合経過

 前半19分、ルイス・グスタボのロングシュートは、GKタンナンダーが押さえた。
 同22分、ヘルシンキの攻撃で、サケラが。自陣中盤から左サイドへとフリーキックを蹴ると、密集に入ったボールを得たジェールがシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同28分、ホセ・ソーサのセンタリングを、ファーサイドにいたメスト・エジルが合わせたが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同31分、ミハ・ザイッチが、ペナルティーエリアのゴール左斜め前から左足一閃、ゴールを狙ったが、ボールはGKが押さえた。
 後半6分、フェイントをかけながらペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだブライト・オシャイ・サミュエルがグランダーのパスを出すと、いい状態でPKポイントにいたイルファン・ジャン・カフヴェジが右足でシュートを放った。だが、ボールは、相手ディフェンダーから跳ね返されてしまった。
 同20分、フェルディ・カドゥオウルからのパスを、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前で受けたムハメド・ギュムシュカヤが、難しい位置から強いシュートを放つと、これが、ヘルシンキのゴールネットに突き刺さった。1:0。
 この試合、これ以外にはゴールは生まれなかった。そして、フェネルバフチェは、1:0で勝利をものにしたのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マルセル・ティッセラン、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半17分:ナズム・サンガレ)、ホセ・ソーサ、ルイス・グスタボ、フィリップ・ノヴァク(後半23分:アルダ・ギュレル)=メスト・エジル(後半17分:ムハメド・ギュムシュカヤ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半10分:フェルディ・カドゥオウル)=ミハ・ザイッチ



オザン・トゥファン、ワトフォード入り(TRT 21. 8.19)

オザン・トゥファン(アクシャム紙)  フェネルバフチェで、注目の移籍が実現した。フェネルバフチェが、オザン・トゥファンを、買い取りオプション付きで、イングランドのワトフォードにレンタル移籍させることになった。

 イングランドのワトフォードが、26歳のオザン・トゥファンの移籍に対し、フェネルバフチェに100万EUROを支払うことになる。合意では、買い取りオプションが付いている。
 ワトフォードが、降格とならなければ、フェネルバフチェに750万EUROで完全移籍で獲得することになる。オザン・トゥファンは、本日、イギリスに入り、正式契約に調印することになる。昨季、フェネルバフチェで、41試合に出場したオザン・トゥファンは、6ゴール8アシストを記録している。



ローマ戦に臨むトラブゾン・スポルの予想先発メンバー(スター紙 21. 8.18)

アブドラハ・アヴジュ監督(フォトマッチ紙)  UEFA欧州コンフェランスリーグのプレーオフ第1戦で、明日、ローマをホームに迎えるトラブゾン・スポルは、勝ち上がりのためのアドヴァンテージを得ることを目指している。

 UEFA欧州コンフェランスリーグのプレーオフ第1戦で、明日、ホームに、イタリアのローマを迎えるトラブゾン・スポルは、強豪相手に、第2戦を前にアドヴァンテージに繋がるスコアを得ようと考えている。
 トルコ・リーグの第1節で、新マラテヤ・スポルをアウェー戦で1:5というスコアでくだし、いい始まり方をしたトラブゾン・スポルは、この調子の良さを、欧州コンフェランスリーグでも続くことを願っている。予備戦3回戦で、ノルウェーのモルデを篩い落としたトラブゾン・スポルは、明日、ホームにセリエAの強豪ローマを迎える。トラブゾン・スポルは、この強豪相手に、第2戦に向けてのアドヴァンテージを得ることを狙っている。メディカル・パルク・スタジアムで行われるこの試合、午後8時30分開始で、スロヴェニア審判団のメテジ・ユグ主審が裁く。

                 先発メンバーに変更はないだろう

 トラブゾン・スポルでは、故障から恢復したコイタ、アブドゥルカディル・オミュル、ドルクハン・トコズが、チームに合流して練習を始めたことで、欠く選手は見当たらない。アブドラハ・アヴジュ監督は、トルコ・リーグの新マラテヤ・スポルで起用した先発メンバーを守り、このローマ戦には、同じ顔ぶれで臨むものと思われる。その予想される先発メンバーは、次の通りである。
 ウーウルジャン・チャクル、セルカン・アサン、ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ベラト・オズデミル、マレク・ハムシク、ゲルヴィーニョ、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ、ジャニニー・セメド。



新マラテヤ・スポル 1:5 トラブゾン・スポル(ミリエット紙 21. 8.17)

ジャニニー・セメド(左)カリム・ハフェズ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) バカセタス(ミリエット紙)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第1節で、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦を戦った。補強に注目を集めていたトラブゾン・スポルは、この試合に1:5で勝った。

 トルコ・リーグ第1節で、新マラテヤ・スポルとトラブゾン・スポルが対峙した。新マラテヤ・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルが1:5で制した。トラブゾン・スポルのゴールは、前半3分にバカセタス、同11分にンワケメ、同29分にゲルヴィーニョ、同42分にマレク・ハムシク、後半21分にはPKでジャニニー・セメドがあげたものだった。新マラテヤ・スポルのゴールは、前半32分にアデム・ブユックが決めた。

                 得点場面

 前半3分、左サイドで生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、マレク・ハムシクがペナルティーエリアへとセンタリングを入れた。PKポイント上でいいジャンプを見せたバカセタスが、それにヘッドで合わせると、新マラテヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 同10分、ンワケメが、点差を2と拡げるゴールを決めた。ペナルティーエリア・ライン上でボールを得たジャニニー・セメドが、左側にいたンワケメにボールを回した。いい位置いたンワケメは、狙いすましたシュートを放つと、これがゴールとなった。0:2。
 同29分、ペナルティーエリア・ラインでボールを得たンワケメの出したスルーパスでボールを得たゲルヴィーニョがシュートを試みると、これが、点差を3と拡げるゴールとなった。0:3。
 同32分、新マラテヤ・スポルの右サイドの攻撃で、ボールを持ってペナルティーエリア内へと入り込んだムスタファ・エスキヘラッチが、左サイドバーに向けグランダーのボールを入れると、このボールに倒れ込みながら、アデム・ブユックが触れた。ボールは、GKウーウルジャン・チャクルが防ごうとしたが、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まってしまった。1:3。
 同42分、トラブゾン・スポルが、再び、点差を3と拡げた。右サイドでのトラブゾン・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内へと入り込んだゲルヴィーニョが、ゴールライン際からセンタリングを入れた。これに合わせて、ファーサイドでマレク・ハムシクがシュートを放つと、GKエルタッチ・オズビルが足で防ごうとしたが、ボールは逆サイドのゴールネットに収まってしまった。1:4。
 同21分、トラブゾン・スポルがPKを獲得した。右サイドで生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、ジャニニー・セメドが、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。ハッダディをすり抜けようとした瞬間ピッチに倒れたのを見て、アッティラ・カラオウル主審はPKを指示した。そして、このPKをジャニニー・セメドが蹴ると、ボールは、GKエルタッチ・オズビルの右を抜け、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしていた。1:5。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=セミフ・カヤ、ワラス、ウッサマ・ハッダディ=ムスタファ・エスキヘラッチ(後半38分:メルト・ミラチ・アルトゥンタシュ)、ラーマン・ブーラ・チャーウラン(後半1分:ジョスピン・ンシミリマナ)、ラヤネ・アービッド、カリム・ハフェズ(後半25分:フィリップ・ガメリ)=シュテファン・マラン(後半1分:クビライ・カナツィスクス)=ベンジャミン・テテー(後半25分:ハジ・オスマン)、アデム・ブユック
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、イスマイル・キョイバシュ=ベラト・オズデミル、マレク・ハムシク(後半38分:アンデルス・トゥランドセン)=ゲルヴィーニョ(後半1分:アンドレアス・コルネリウス)、アナスタシオス・バカセタス(後半38分:ユヌス・マル)、アンソニー・ンワケメ(後半25分:ユスフ・サル)=ジャニニー・セメド



アダナ・デミル・スポル 0:1 フェネルバフチェ(スター紙改 21. 8.16)

ミハ・ザイッチ(左)ギョクハン・インレル(右)(フェネルバフチェ公式HP) アシストのイルファン・ジャン・カフヴェジ(左)ゴールを記録したメスト・エジル(右)(NTV)  トルコ・リーグ第1節で、フェネルバフチェは、アダナ・デミル・スポルとのアウェー戦で、新シーズンに臨んだ。フェネルバフチェは、スター選手メスト・エジルのゴールで、0:1のスコアで勝ち、新シーズンを勝ち点3獲得で始めたのだった。

 26年ぶりに1部リーグに昇格したアダナ・デミル・スポルは、その初戦で、フェネルバフチェをホームに迎えた。新アダナ・スタジアムで行われたこの試合を制したのは、0:1のスコアでフェネルバフチェの方だった。
 アダナ・デミル・スポルは、この試合に意欲的、且つプレッシャーをかけて始めたが、ゴールを生むことはできなかった。前半は、フェネルバフチェも、アダナ・デミル・スポルも、シュートがバーを直撃するということがあった。まずは、同10分、ルイス・グスタボが、ペナルティーエリア外から放った強烈なシュートがバーを直撃した。アダナ・デミル・スポルの方は、同32分、ルカス・カストロがロングシュートを試みると、これがサイドバーを直撃したのだった。両者ともに無得点で終わった前半のあと、フェネルバフチェが、後半1分にゴールを決めた。左サイドからペナルティーエリア内へと入ったイルファン・ジャン・カフヴェジが、内へとボールを入れると、そのボールにメスト・エジルが触れ、ゴールが決まったのだった。メスト・エジルは、フェネルバフチェ入団後、トルコ・リーグの11試合目で初ゴールを記録した。
 フェネルバフチェでは、後半冒頭に投入されたセルダル・ドゥルスンが、肩を傷め、同25分に交替を余儀なくされた。ヴィトール・ペレイラ第2次政権の初戦に臨んだ、優勝を目指すフェネルバフチェは、かなり気温が高いなかの試合だったが、アダナ・デミル・スポルを唯一のゴールでくだし、新シーズン初戦を勝ち点3で飾ることになった。一方のアダナ・デミル・スポルは、サポーターの前で戦った試合だったが勝ち点を得られず、悲しみに包まれた。
 トルコ・リーグで、次節、アダナ・デミル・スポルは、カイセリ・スポルとのアウェー戦を戦い、フェネルバフチェは、アンタルヤ・スポルをホームに迎える。

【アダナ・デミル・スポル】アリジャネット・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、タユップ・タルハ・サヌッチ、ジョエル・ラスール、カーン・カナク=ユヌス・ベランダ(後半17分:フランシス・エゼー)=ババジド・アキントーラ(後半30分:パ・ディッバ)、ギョクハン・インレル、シナン・クルト、ルカス・カストロ(後半44分:ベンジャミン・サタンブリ)=マリオ・バルトレッティ(後半17分:ブリット・アッソンバローニャ)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=マルセル・ティッセラン、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァク=ブライト・オシャイ・サミュエル、ミハ・ザイッチ(後半31分:オザン・トゥファン)、ルイス・グスタボ、フェルディ・カドゥオウル(後半1分:セルダル・アズィズ)=メスト・エジル(後半36分:ホセ・ソーサ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ=ムブワナ・サマッタ(後半1分:セルダル・ドゥルスン、後半25分:ナズム・サンガレ)



アルタイ、見事な開幕戦(TRT 21. 8.15)

ピナレス(左)リオネル・キャローレ(右)(アルタイ公式Twitter) バンバ(アルタイ公式Twitter)  18年ぶりの1部リーグに復帰したアルタイが、ホームに迎えたカイセリ・スポルを、3:0という明らかなるスコアで勝利を手にした。この試合で3得点を記録したアルタイの中でも、今季、加入したコートジボワール人選手ダウーダ・バンバが、大きなインパクトを残した。

 ボルノヴァ・アズィズ・コジャオウル・スタジアムで行われたこの試合、アルタイの風が吹き荒れた。ムスタファ・デニズリ監督率いるアルタイが、今季獲得したコートジボワール人センターフォワードのダウーダ・バンバが、前半9分と同ロスタイム1分にあげたゴールで、前半は、アルタイが2:0とリードして終わった。相手に対して苦しむことのなかったアルタイは、後半41分に、もう1人の新加入のタチアノが、この試合のスコアを決するゴールを決め、3:0となった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、18年ぶりに1部リーグに復帰したアルタイが、2021−22シーズンを、勝ち点3獲得で始めることになった。一方のカイセリ・スポルは、全く手ぶらで引き上げることになってしまった。

                 試合経過

 前半8分、アルタイが先制した。イブラヒム・アクダーが、ゴール前にいたGKドーアン・アレムダルにボールを渡すと、プレッシャーをかけたピナレスが、ボールを奪い取り、それをバンバに預けた。そのバンバがシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。
 同10分、スピードに乗ったアルタイの攻撃で、左サイドからロドリゲスが出したパスを、ペナルティーエリア内で受けたピナレスが、バンバにボールを出した。すると、バンバがゴールを決めたかに見えたが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像確認に向かったスアト・アルスランボーア主審は、この一連の攻撃に入ったところで、バンバがコロヴェツイオスに対してファウルを犯していたとして、ゴールは認定されなかった。
 同24分、ロドリゲスが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたムラトが、それに合わせてシュートを狙ったところ、ボールはバーに当たり跳ね返った。そして、その跳ね返りのボールを捉えたディフェンダーがクリアした。だが、攻撃は続き、セブライルが右サイドからゴールマウスに向けボールを送り込むと、いいジャンプを見せたバンバが、それに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム1分、点差が2と開いた。右サイドでペナルティーエリア内にいたセブライルがセンタリングを入れると、ゴール前でゴールポストに背中を向けていたバンバが、ヒールを使い、ボールをゴールに蹴り込んだのだった。2:0。そして、前半は、アルタイが2:0とリードを得て終わった。
 後半5分、ロドリゲスが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内のいい位置にいたカッペルが、そのボールに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、枠の傍ら逸れて外に出て行ってしまった。
 同39分、アタマーが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放ったが、GKリスが、パンチングでコーナーキックに替えた。
 同41分、アルタイが、点差を3と拡げた。ゴール右斜め前から、セブライルがシュートを放つと、GKドーアン・アレムダルが触れたため、ゴールポストに当たりPKポイントの近くにいたタチアノの前に転がった。そのタチアノの放ったシュートがゴールとなったのだった。3:0。そして、試合は、アルタイが3:0のリードを保ったまま終わった。

【アルタイ】マテウス・リス=カリ・ティアム、イブラヒム・オズテュルク、ムラト・アクチャ=セブライル・カラエル、セザル・ピナレス(後半23分:タチアノ)、アンドレ・ポコ(後半43分:エルハン・ジェレンク)、モハメッド・ナデリ=レアンドロ・カッペル(後半43分:ゼキ・ユルドゥルム)、ダウーダ・バンバ、マルティン・ロドリゲス
【カイセリ・スポル】ドーアン・アレムダル=オヌル・ブルト(後半1分:カルロス・マヌ)、ディミトリス・コロヴェツィオス、マジド・ホセイニ、リオネル・キャローレ=ゾラン・クヴルジッチ、イブラヒム・アクダー、ダニエル・アヴラモスキ(後半1分:ジョゼフ・アタマー)、エムラー・バシャン(後半29分:ラマザン・ジヴェレク)=ムスタファ・ペテクメク(後半29分:ギョクハン・サズダーウ)、ミゲル・カルドソ



ベシクタシュ、点差をつけて開幕試合を飾る(TRT 21. 8.14)

ケナン・カラマン(左)ホルメン(右)(ベシクタシュ公式HP) アッティバ・ハッチンソン(TRT)  トルコ・リーグ昨季の優勝クラブのベシクタシュが、2021−22シーズンの開幕試合をホームで戦い、チャイクル・リゼを3:0でくだした。

 ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、前半9分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥのゴールで、ベシクタシュは1:0と先制した。そして、前半は、このスコアで閉じた。後半7分、アッティバ・ハッチンソンが、ベシクタシュの2点目を記録した。点差を3と拡げたゴールは、同ロスタイム4分に、サイル・ラリンが決めた。
 この結果、新たなシーズンを勝利で飾ったベシクタシュは、勝ち点3を獲得した。一方のチャイクル・リゼは、勝ち点なしでスタートを切ることになった。

                 重要な場面

 前半9分、ベシクタシュが先制した。ケナン・カラマンからのパスコースに入りボールを得たジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが相手選手をすり抜けたあと、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放つと、これが、チャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。
 同11分、ケナン・カラマンがヘッドで落としたボールをうまくコントロールしたサリフ・ウチャンが、ペナルティーエリア内から左足一閃、シュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 前半は、これ以外にゴールは生まれることはなく、ベシクタシュが1:0と優位を保ったまま終わった。
 後半7分、ベシクタシュが点差を2と拡げた。ジョルジュ・ケヴィン・エンンコドゥの出したスルーパスに反応して、ペナルティーエリア内右サイドのゴールライン際で、そのボールをコントロールしたヴァレンティン・ロシエが、いい位置取りをしていたアッティバ・ハッチンソンにボールを出した。そのアッティバ・ハッチンソンが、ボールに合わせるとゴールが決まったのだった。2:0。
 同ロスタイム3分、ベシクタシュが3点目を決めた。中盤で、ジョゼフ・デ・ソーサがボールを得ると、右サイドを駆けあがるギョクハン・トーレにボールを預けた。ギョクハン・トーレが、相手選手をすり抜けてからシュートを放つと、これが、GKギョクハン・アッカンから跳ね返った。その跳ね返りのボールを捉えて、サイル・ラリンが仕上げを行ったのだった。3:0。
 試合の残り時間では、他のゴールは生まれることなく、ベシクタシュが3:0で勝利を手にしたのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半33分:ギョクハン・トーレ)、サリフ・ウチャン(後半25分:オウズハン・オズヤコブ)、アッティバ・ハッチンソン(後半43分:ネジプ・ウイサル)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半24分:サイル・ラリン)=ケナン・カラマン(後半33分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ファブリシオ・バイアノ(後半43分:エレン・カラダー)、セリム・アイ、セバスティアン・ホルメン、ジェマリ・セルテル(後半37分:アルベルク・コチ)=ブライアン・ダボ(後半22分:ヤシン・ペフリヴァン)、ダミアン・ジョコヴィッチ、ロナルド・メンデス(後半37分:マフスン・チャプカン)=アルペル・ポトゥク、ロイク・レミー(後半22分:エミル・ディラヴェル)、エリック・サボ



ガラタサライ、UEFA欧州リーグのプレーオフい進出(ガラタサライ公式HP改 21. 8.13)

ムバエ・ジャッネ(中)(ファナティック紙) ケレム・アクテュルコウル(ガラタサライ公式HP)  UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第2戦で、ガラタサライが、セント・ジョンストンと対峙した。ガラタサライは、この試合を2:4で制し、欧州リーグのプレーオフに進出した。

 ガラタサライのゴールは、前半29分、ムバエ・ジャッネ、後半19分にケレム・アクテュルコウル、同25分にソフィアン・フェグリ、同ロスタイム2分にエムレ・クルンチから生まれた。一方、スコットランドのセント・ジョンストンのゴールは、イスマイル・チぺによるオウンゴールとオハロランから生まれたものだった。まず、最初のゴールは、ケレム・アクテュルコウルからパスで、相手ディフェンスの裏を取ったムバエ・ジャッネが決めたものだった。ケレム・アクテュルコウルのパスに反応して、左サイドから動き出したムバエ・ジャッネがペナルティーエリア内へと入り込んだ。相手GKと1対1となったムバエ・ジャッネが、ゴール左斜め前から放つと、ボールは、GKクラークの股間を抜けてゴールネットを揺らしたのだった。0:1。この試合、ケレム・アクテュルコウルの1つのゴール2アシストで記録したのに注目が集まったなか、アルダ・トゥランも、後半19分、ケレム・アクテュルコウルが決めたゴールのときに見せたヒールパスで、この試合にアクセントを刻んだ。同25分、ルイダンマから中盤にいたケレム・アクテュルコウルにボールが出ると、そのケレム・アクテュルコウルからゴール左斜め前にいたソフィアン・フェグリにボールが渡った。すると、ソフィアン・フェグリは、見事なフェイントで、ボールを右側に出すと、GKクラークを抜けるゴールが決めた。同43分に投入されたエムレ・クルンチは、相手ディフェンスをミスをうまく咎め、同ロスタイム2分に、この試合のスコアを決めた。
 UEFA欧州リーグのプレーオフに留まったガラタサライは、今度はデンマークのラナースと対峙する。8月19日と26日に対戦する両者は、このプレーオフに勝つと、欧州リーグ本戦に進むこととなる。なお、ガラタサライは、この試合のあと、トルコに戻り、トルコ・リーグ第1節のギレスン・スポル戦に臨む準備に入る。

【ガラタサライ】イスマイル・チぺ=サシャ・ボエ、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=タイラン・アンタルヤル(後半44分:アルパスラン・オズテュルク)=ソフィアン・フェグリ(後半43分:エムレ・クルンチ)、ケレム・アクテュルコウル(後半37分:モスタファ・モハメッド)、ベルカン・クトゥル、アルダ・トゥラン(後半28分:ライアン・バベル)=ムバエ・ジャッネ(後半38分:アイタッチ・カラ)



フェネルバフチェ、ぺルカスが肩を脱臼(スター紙 21. 8.12)

ぺルカス(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ開幕まで1日となったところで、フェネルバフチェが、ぺルカスから届いた悪い知らせに揺れた。ギリシア人選手ぺルカスは、練習中に故障を発生させ、肩を脱臼したことが明らかになったのだ。

 新シーズンに向けての準備を続けるフェネルバフチェが、今朝行った練習で、ディミトリス・ペルカスが右肩を脱臼したことが明らかになった。クラブドクターのブラク・クンドゥラジュオウルにより第一番目の処置を受けたぺルカスの肩は元に戻り、その後、手当が始められたことが明らかにされた。
 フェネルバフチェが、ソーシャルメディアを使い明らかにしたのは、次の通りである。「我がクラブのディミトリス・ペルカスは、今朝の練習で、右肩を脱臼した。クラブドクターのブラク・クンドゥラジュオウルにより、外れた肩を元に戻し、その後、手当が始められた」。



セント・ジョンストン戦に臨むガラタサライのメンバー(スター紙 21. 8.11)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライは、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第2戦で、セント・ジョンストンとアウェー戦を戦うためにエジンバラに向かった。

 トルコ航空の特別便で、午前8時25分イスタンブルを発ち、スコットランドのエジンバラ市に向かったガラタサライ選手団には、第1戦でレッドカードをもらったGKフェルナンド・ムスレラは含まれていない。第1戦では1:1の引き分けに終わったセント・ジョンストン戦の第2戦は、明日午後9時から開始される。ガラタサライのセント・ジョンストン戦のメンバーは、次の通りである。
 デアンドレ・イエドゥリン、タイラン・アンタルヤル、アルパスラン・オズテュルク、パトリック・ファン・アーンホルト、ケレム・アクテュルコウル、ライアン・バベル、モスタファ・モハメッド、イスマイル・チぺ、オメル・バイラム、ベルカン・クトゥル、クリスティアン・ルイダンマ、アイタッチ・カラ、マルカオ・テイセイラ、ジャンカト・ユルマズ、バルシュ・アルペル・ユルマズ、エムレ・クルンチ、アルダ・トゥラン、ジュセ・セキディカ、ソフィアン・フェグリ、ムバエ・ジャッネ、サシャ・ボエ、ベルク・バラバン。



フェネルバフチェのジャネル・エルキン、チャイクル・リゼ入り(フォトマッチ紙 21. 8.10)

ジャネル・エルキン(ファナティック紙)  フェネルバフチェを構想外となったスター選手ジャネル・エルキンの新しい所属先が明らかになった。ジャネル・エルキンは、チャイクル・リゼと合意に至ったのだ。ジャネル・エルキンは、チャイクル・リゼと2年契約を結ぶことになる。

 フェネルバフチェは、この間、構想外とした左サイドの達人ジャネル・エルキンの新しい行き先が明らかになった。ジャネル・エルキンは、今後、黒海沿岸を代表するチャイクル・リゼでプレーすることになった。なお、ジャネル・エルキンは、チャイクル・リゼとは2年契約に調印することになると伝えられている。



トラブゾン・スポル、コルネリウスと合意(TRT 21. 8. 9)

アンドレアス・コルネリウス  トラブゾン・スポルが、探していたFWをイタリアで見つけた。イタリアのパルマ所属のアンドレアス・コルネリウスと、全ての点で合意に達したのだ。

 トラブゾン・スポルは、正式に移籍を発表したあと、アンドレアス・コルネリウスを、トラブゾン入りさせるつもりだ。アンドレアス・コルネリウスは、昨季、パルマで29試合に出場して、得点1、アシスト4を記録している。また、デンマーク代表として出場した2020欧州選手権では、4試合に出場して計61分プレーした。28歳になっているアンドレアス・コルネリウスは、ここまで、アタランタ、ボルドーでのプレー経験を持つ。



フェネルバフチェ、キム・ミンジュをイスタンブル入りさせた(スター紙 21. 8. 8)

キム・ミンジュ  フェネルバフチェが、交渉を開始していると公表した韓国人選手キム・ミンジュをイスタンブル入りさせた。

 ソウル発のトルコ航空便で、午前4時20分にイスタンブル空港に到着したキム・ミンジュを、フェネルバフチェ理事のセラハッティン・バキとクラブマネージャーのエミル・ヨラチが出迎えた。空港で行った会見では、イスタンブルに来れて興奮していると言うキム・ミンジュは、ヴィトール・ペレイラ監督とは、以前会ったことがあることを明らかにした。キム・ミンジュは、その後、メディカル・チェックを受けるため、待っていた車に乗り込み、空港を後にした。



ベシクタシュ故障者から朗報(ファナティック紙 21. 8. 7)

サイル・ラリン(スター紙) ウエリントン・シルヴァ(ファナティック紙)  ベシクタシュで、故障を抱えるサイル・ラリンとウエリントン・シルヴァから朗報が届いた。特別プログラムで練習を行っている2選手が、シーズン冒頭からチームに合流でき、トルコ・リーグの初戦から出場できるというのだ。

 ベシクタシュの昨季の優勝を築き上げた1人、サイル・ラリンは、カナダ代表として、ゴールドカップで戦ったアメリカ代表戦(7/19)で故障を発生させてしまった。一方、ウエリントン・シルヴァは、カイセリ・スポルとのプレシーズンマッチで故障を発生させてしまった。2選手は、新シーズンを前にして、その状況は不明確なままだった。特に、両選手が、シーズン当初には間に合わない可能性が言われていた。だが、メディカル・スタッフから届いた最新の情報が、ベシクタシュを喜ばせている。

                 思いの外、短期間で

 2選手は、この間、特別メニューで練習を続けていた。最近の様子を観ると、状況は、良い方向に向っており、思いの外、短期間で復帰できるだろうとの知らせが入ったのだ。そこで、サイル・ラリンも、ウエリントン・シルヴァも、ともに、今季第1節のチャイクル・リゼ戦に出場できるだろうという見通しだ。



UEFAコンフェランスリーグ:ディナモ・バトゥーミ 1:2 シワス・スポル(CNNトルコ 21. 8. 6)

ハカン・アルスラン(右)(シワス・スポル公式HP) レケ・ジェームズ(シワス・スポル公式Twitter)  UEFA欧州コンフェランスリーグで、シワス・スポルが、その予備戦3回戦第1戦で、ディナモ・バトゥーミを、アウェーで1:2でくだした。

 UEFA欧州コンフェランスリーグを戦うシワス・スポルが、アウェーで、ディナモ・バトゥーミを、最終盤にあげたゴールで1:2でくだし、アドヴァンテージを獲得した。
 前半を0:0で終えたこの試合、後半9分、ディナモ・バトゥーミが、マムチャシュヴィリのゴールで1:0と先制した。シワス・スポルは、同30分、ジェームズが同点ゴールを決めた。そして、後半のロスタイムに入ったところ、同5分に舞台に上がったカヨーデが、シワス・スポルを勝利に導くゴールを決め、試合は1:2で終わった。なお、この対戦の第2戦は、8月12日(木)に行われる。

                  試合経過

 前半10分、アルトゥナシュヴィリのスルーパスに反応してペナルティーエリアに入ったフラマリオンが、GKアリ・シャシャル・ヴラルと1対1となった。際どいところでチェックに入ったゴウタスが、フラマリオンの触れる前にボールに触れ、危機を回避するクリアに成功した。
 同18分、ヤタバレからのスルーパスを、ペナルティーエリア・ライン上から、ファジルがダイレクトでシ ュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行っただけだった。
 同34分、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前で得たフリーキックを蹴ったアザロフが、直接ゴールを狙った。だが、GKアリ・シャシャル・ヴラルが、コーナーキックに替えた。
 後半6分、ヤタバレのスルーパスに反応してペナルティーエリアに入ったカヨーデが、GKクパタジェと1対1となった。カヨーデが、ダイレクトでシュートを試みると、際どいところでボールコースに入ったアザロフが、ボールが枠に向かう邪魔をしたのだった。
 同9分、ディナモ・バトゥーミが先制した。ディナモ・バトゥーミが、ペナルティーエリアすぐ手前でフリーキックを得ると、これを蹴ったマムチャシュヴィリがグランダーのボールで強く蹴った。GKアリ・シャシャル・ヴラルが、これを止めようとしたが、ボールはシワス・スポルのゴールネットを揺らしてしまったのだった。1:0。
 同30分、シワス・スポルが同点に追いついた。左サイドからウーウル・チフトチがペナルティーエリアに向けセンタリングを入れると、ニアサイドでいいジャンプを見せたレケ・ジェームズがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。1:1。
 同ロスタイム5分、シワス・スポルが逆転した。ファジルが、右サイドからペナルティーエリアに向けセンタリングを入れると、ファーサイドにいたカヨーデが、それに合わせてヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、GKクパタジェから跳ね返った。その跳ね返りのボールを捉え、今度は足でシュートを放ったカヨーデがゴールを決めたのだった。1:2。
 試合は、シワス・スポルが1:2の優位を保ったまま終わった。だが、試合終了後、ピッチでは緊張が走った。この試合のパリト主審は、両チームの間に発生した事件のため、ディナモ・バトゥーミのガプリンダシュヴィリにレッドカード、シワス・スポルのウーウル・チフトチにイエローカードを出した。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=コライ・アルトゥナイ(後半31分・ズィヤ・エルダル)、ジャネル・オスマンパシャ、ディミトリオス・ゴウタス、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、オケチュクウ・アズブイケ、ファイサル・ファジル(後半ロスタイム7分:オズカン・イーイテル)=セファ・ユルマズ(後半31分:ヨルゲ・フェリックス)、ムスタファ・ヤタバレ(後半13分:レケ・ジェームズ)、オラレンワジュ・カヨーデ



フェネルバフチェ、2選手を構想外! シナン・ギュムシュとジャネル・エルキン(スター紙 21. 8. 5)

シナン・ギュムシュ(フォトマッチ紙) ジャネル・エルキン(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェが、シナン・ギュムシュとジャネル・エルキンを構想外としたと告知した。

 フェネルバフチェは、シナン・ギュムシュとジャネル・エルキンを構想外としたことを公にした。フェネルバフチェが行った発表は、次の通りである。
 「新シーズンに向けての構想を練っている我がクラブで、ヴィトール・ペレイラ監督の意向に基づき、ジャネル・エルキンとシナン・ギュムシュの練習は、チームとは別行動で続けさせる決定をくだした」。
 既に、フェネルバフチェでは、サドゥク・チフトプナル、オウズ・カーン・グチテキン、ケマル・アデミ、マメ・ティアム、バルシュ・アルジュ、イスマイル・ユクセキ、メリヒ・ボスタン、ムラト・サーラム、ディエゴ・ペロッティが構想外となっている。



バシャックシェヒル・スポル、ジュニオール・カイチャラとの契約延長を発表(ファナティック紙 21. 8. 4)

ジュニオール・カイチャラ(TRT)  バシャックシェヒル・スポルが、2017年以後、同クラブでプレーを続ける右サイドバックのジュニオール・カイチャラとの契約を、2年間、延長した。

 バシャックシェヒル・スポルが、2017年1月、シャルケから、移籍金300万EUROで獲得したブラジル人選手ジュニオール・カイチャラが、契約を更改した。今季末で契約が満了する32歳のジュニオール・カイチャラとの契約を、2024年まで延長したのだ。
 バシャックシェヒル・スポルの行った発表では、「我がクラブのジュニオール・カイチャラとの契約は2022年で満了してしまうが、その契約を、2023−24シーズン末まで延長した。ジュニオール・カイチャラの調印式には、ギョクセル・ギュムシュダー理事長とムスタファ・エローウト副理事長が参列した。入団以来、我らの家族の一員として、高い帰属意識とピッチ上での戦いぶりで、歴史的な優勝に大きな貢献をしてくれたジュニオール・カイチャラに、我がクラブでの活躍を、引き続き期待するところである」となっている。



ガラタサライのセント・ジョンストン戦のメンバーが明らかに(CNNトルコ 21. 8. 3)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライの、UEFA欧州リーグで対峙するセント・ジョンストン戦の登録メンバーが明らかになった。

 新加入の選手は、アレクサンドゥル・チカルダウを除き、全選手がメンバー入りしたのに対し、ファーティフ・オズテュルク、ジェームズ・オゾーンワフォー、エムレ・アクババ、オウルジャン・チャーラヤン、ジミー・ドゥルマズは、UEFAに提出されたリストに、その名は入ってなかった。
 GK:フェルナンド・ムスレラ、イスマイル・チぺ
 DF:デアンドレ・イエドゥリン、アルパスラン・オズテュルク、パトリック・ファン・アーンホルト、オメル・バイラム、エムレ・タシュデミル、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、サシャ・ボエ
 MF:タイラン・アンタルヤル、ベルカン・クトゥル、アイタッチ・カラ、エムレ・クルンチ、アルダ・トゥラン、ソフィアン・フェグリ
 攻撃陣:ケレム・アクテュルコウル、ライアン・バベル、ラダメル・ファルカオ、モスタファ・モハメッド、バルシュ・アルペル・ユルマズ、ユヌス・アクギュン、ジュセ・セキディカ、アリ・ヤウズ・コル、ムバエ・ジャッネ



シワス・スポル、ディナモ・バトゥーミ戦に備えての準備、開始(ファナティック紙 21. 8. 2)

ルザ・チャルンバイ監督(ファナティック紙)  UEFA欧州コンフェランス・リーグ予備戦3回戦で、ディナモ・バトゥーミと対戦するシワス・スポルが、昨夜行った練習で、その準備を開始した。

 UEFA欧州コンフェランス・リーグ予備戦2回戦で、モルドヴァのペトロクブをくだしたシワス・スポルは、2日間の休暇を経て、ディナモ・バトゥーミ戦に備えての練習を開始した。ルザ・チャルンバイ監督指揮下、同クラブのグランドで、午後5時から始まった練習は、1時間45分、続いた。耐久走から始まった練習は、5:2でのパス回し練習と続いた。そして、練習は、3組に分かれて、ハーフコートを使った練習試合で終わった。
 また、この練習には、新加入のアズブイケ・オケチュクーが、チームに加わったのに対し、故障を抱えるエルドーアン・イエシルユルトは、フィジカル・コーチとともにランニングを行っていた。シワス・スポルは、本日行う練習で、ディナモ・バトゥーミ戦に備えてのの準備を継続する予定だ。
 UEFA欧州コンフェランス・リーグ予備戦3回戦のディナモ・バトゥーミとシワス・スポルとの一戦は、8月5日(木)トルコ時間午後7時から、バトゥーミ・スタジアムで行われる。そして、この試合は、ボスニアヘルツェゴビナ・サッカー協会のイルファン・ペジト主審が裁く。



ガラタサライ、新加入者が先発メンバーに(ファナティック紙 21. 8. 1)

ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙)  予備戦でプレーしたアレクサンドゥル・チカルダウ以外、ガラタサライの全ての新加入者、即ち、パトリック・ファン・アーンホルト、ベルカン・クトゥル、サシャ・ボエは、8月5日に行われるセント・ジョンストン戦で、先発メンバー入りする準備を行っている。

 選手構成の大幅な刷新を試みているガラタサライでは、新加入者が、時を置かずして、先発メンバーとしての適応をするために練習を続けている。ファーティフ・テリム監督は、チームが休暇を与えられたときでさえ、フロリヤで個人練習を続けていた選手たちを、8月5日のセント・ジョンストン戦の先発メンバーに起用するつもりでいることが明らかになっている。フランス人右サイドバックのサシャ・ボエ、オランダ人左サイドバックのパトリック・ファン・アーンホルト、アランヤ・スポルから移籍してきたMFベルカン・クトゥルが、その出場を確約されている選手たちだ。ルーマニア人MFアレクサンドゥル・チカルダウは、元所属していたクラブで、欧州リーグの予備戦でプレーしたので、選手の地位としてメンバー入りはできない。
 一方、ガラタサライは、セント・ジョンストン戦に向けての準備を、1日の休暇を挟んで、昨夜、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで行われた練習で継続した。新加入者は全員、その練習に加わっていた。



ベシクタシュ、ヴァレンティン・ロシエと新たな契約(CNNトルコ 21. 7.31)

ヴァレンティン・ロシエ(CNNトルコ)  ベシクタシュは、昨季、レンタルでユニフォームを着たヴァレンティン・ロシエと、新たな契約を結んだことを明らかにした。

 ベシクタシュが明らかにしたところによると、「我がクラブは、2021〜22シーズンの補強として、昨季、我がクラブの2冠達成に、ともに戦った1人、ヴァレンティン・ロシエと新たな契約を結んだ。ヴァレンティン・ロシエが、我がクラブに、この新しい時節に、大きな活躍をしてくれるものと信じている。我がクラブに見せる強い思いと、献身的なプレーで、サポーターたちの心を鷲掴みにしているヴァレンティン・ロシエに、“お帰りなさい”と言うことにしよう。活躍を期待する」となっている。
 この発表で、アフメット・ヌル・チェビ理事長が、ヴォーダフォン・パルクのオフィスで、ヴァレンティン・ロシエを出迎え、「ようこそ、お帰り」と言ったと述べている。



シワス・スポル、ペトロクブと同じスコアで(NTV 21. 7.30)

セファ・ユルマズ(左)(シワス・スポル公式HP) カヨーデ(シワス・スポル公式HP)  シワス・スポルは、UEFA欧州コンフェランス・リーグ予備戦2回戦第2戦で、モルドヴァのペトロクブを、第1戦と同じスコア1:0でくだし、上位進出を決めた。

 UEFA欧州コンフェランス・リーグ予備戦で、ペトロクブを、第1戦と同じ1:0というスコアでくだしたシワス・スポルは、同予備戦3回戦の進出した。シワス・スポルのゴールは、後半20分、カヨーデが決めた。シワス・スポルは、予備戦3回戦では、ジョージアのディナモ・バトゥミと対戦する。

                 試合経過

 前半2分、ファイサル・ファジルが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ディフェンスからこぼれたボールを捉えたハカン・アルスランがシュートを試みたが、ボールは枠を外れて外に出て行った。
 同25分、ハカン・アルスランが、自陣から相手ディフェンスの裏に放り込んだボールに反応して動き出したセファ・ユルマズが、ペナルティーエリアで、ボールを思う通りにコントロールできず、大きなチャンスを活かすことができなかった。
 同34分、ファイサル・ファジルが、右サイドから蹴ったフリーキックに合わせて動き出したペドロ・エンリケのヘッドからこぼれたボールは、GKメイラがコントロールした。
 同35分、サンドゥからのパスを、ペナルティーエリアのゴール左斜め前で得たセルギュ・プラティカが強烈なシュートは、枠を僅かに逸れて外に出て行った。
 同43分、ファイサル・ファジルが、右コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内でいいジャンプをしたジャネル・オスマンパシャがヘッドで合わせると、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 後半8分、アンブロスが左コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、ロズゴニッチが、ペナルティーエリアでヘディングシュートを試みると、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行った。
 同12分、ファイサル・ファジルが、左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内でいいジャンプをしたジャネル・オスマンパシャがヘッドで合わせると、ゴールエリアで跳ねたボールが、バーの上を越えて外に出て行った。
 同16分、サンドゥルが、遠目からシュートを放つと、GKアリ・シャシャル・ヴラルが、ボールを押さえた。
 同20分、シワス・スポルがゴールを決めた。ウーウル・チフトチが、左サイドからペナルティーエリアへとセンタリングを入れると、カヨーデが、至近距離からヘディングシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らした。1:0。
 同36分、アンブロスが、ペナルティーエリア・ライン際からシュートを放つと、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 試合は、シワス・スポルが、1:0で優位を保ったまま終わった。第1戦で0:1で勝っているシワス・スポルは、予備戦3回戦に進出した。シワス・スポルは、その予備戦3回戦で、バテ・ボリソフを退けたジョージアのディナモ・バトゥミと対峙する。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ジャネル・オスマンパシャ、ディミトリオス・ゴウタス、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、ファイサル・ファジル=セファ・ユルマズ(後半17分:ムスタファ・ヤタバレ)、ヨルゲ・フェリックス(後半17分:コライ・アルトゥナイ)、ペドロ・エンリケ(後半39分:レケ・ジェームズ)=オラレンワジュ・カヨーデ(後半44分・ズィヤ・エルダル)



ガラタサライ、チャンピオンズリーグから敗退(TRT+ガラタサライ公式HP補綴 21. 7.29)

バルシュ・アルペル・ユルマズ(右)(PSVアイントフォーヘン公式Twitter) ムバエ・ジャッネ(TRT)  UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦第2戦で、ガラタサライは、オランダのPSVアイントフォーヘンに1:2で敗れ、このカップ戦から敗退してしまった。ガラタサライは、続いて、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦に駒を進めることになった。次なるガラタサライの相手は、セント・ジョンストンだ。

 ガラタサライが、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦で、PSVアイントフォーヘンに2試合とも敗れてしまった。オランダでの第1戦を5:1で落としたガラタサライは、サポーターの前で戦った第2戦も敗れてしまった。ヨーロッパでの戦いを、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦で続けることになったガラタサライの相手は、スコットランドのセント・ジョンストンだ。
 バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、PSVアイントフォーヘンが、前半37分、ノニ・マドゥエケのゴールで優位に立った。PSVアイントフォーヘンが、ペナルティーエリアの左サイドでフリーキックを獲得した。ファーサイドに向けて蹴られたボールを、ムスレラがパンチングで遠ざけた。だが、その跳ね返りのボールを捉えたノニ・マドゥエケが、ペナルティーエリアの外から強いキックでシュートを試みると、ボールは、マルカオのチェックで方向を変え、ガラタサライのゴールネットを揺らしてしまったのだった。0:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。後半14分、舞台に上がったマルコ・ファン・ヒンケルが、スコアを0:2とした。ガラタサライの右サイドを駆け上がったマリオ・ゲッツェが、内へと放り込むと、マルコ・ファン・ヒンケルが仕上げを行ったのだった。
 同39分、ムバエ・ジャッネが、ガラタサライ唯一の得点を決め、この試合のスコアを決した。アルダ・トゥランが、左タッチライン際で、相手から素晴らしい形でボールを得ると、エムレ・タシュデミルが走り込むゴールライン方向にボールを出した。そのエムレ・タシュデミルがセンタリングを入れる、ムバエ・ジャッネがそれに触れると、PSVアイントフォーヘンのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 この試合の後半18分に、イエローカードをもらったオリヴィエ・ボスカリが、同29分に、ムバエ・ジャッネに執った行為を咎められ、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となり、PSVアイントフォーヘンは10人で戦うことになった。
 第1戦を5:1で勝っているPSVアイントフォーヘンは、この結果、予備戦3回戦への進出を決めた。一方のガラタサライは、これで、チャンピオンズリーグからの敗退が決まり、ヨーロッパのカップ戦の戦いを、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦に移すことになった。ここで、ガラタサライは、スコットランドのセント・ジョンストンと対峙することになる。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、オメル・バイラム(後半30分:アタライ・ババジャン)=ジュセ・セキディカ、アイタッチ・カラ、エムレ・クルンチ(後半21分:エムレ・タシュデミル)、バルシュ・アルペル・ユルマズ(後半1分:ライアン・バベル)=ケレム・アクテュルコウル(後半21分:アルダ・トゥラン)、モスタファ・モハメッド(後半1分:ムバエ・ジャッネ)



パトリック・ファン・アーンホルトが、ガラタサライのためにやって来た(スター紙 21. 7.28)

パトリック・ファン・アーンホルト  ガラタサライが、基本的合意に達したオランダ人選手パトリック・ファン・アーンホルトが、家族とともにイスタンブル入りした。

 ガラタサライは、補強活動を続けている。そういったなか、30歳のオランダ人ディフェンダー、パトリック・ファン・アーンホルトが、家族とともにイスタンブル入りした。午後0時50分、オランダの首都アムステルダムを発った航空機は、午後4時15分頃、イスタンブルに到着した。パトリック・ファン・アーンホルトは、パスポート・コントロールを受けたあと、空港を去って行った。パトリック・ファン・アーンホルトは、そのあと、メディカルチェックを受け、それから、ガラタサライとの契約締結に至るものと思われる。



フェネルバフチェで、構想外となったサドゥク・チフトプナルの新しい落ち着き先は、、、(アクシャム紙 21. 7.27)

サドゥク・チフトプナル(ファナティック紙)  フェネルバフチェのヴィトール・ペレイラ監督の決定により、マメ・ティアム、ケマル・アデミ、オウズ・カーン・グチテキンとともに、構想外となったサドゥク・チフトプナルの新しい落ち着き先が明らかになりつつある。28歳のサドゥク・チフトプナルを、ハタイ・スポル、カスムパシャが獲得を考えている。移籍に関しては、本人の決断を待っているところだ。

 フェネルバフチェでは、新シーズンに向けて補強を続けている一方、クラブを去る選手にも、目が向いてきている。ヴィトール・ペレイラ監督の決定に基づき、構想外となった4選手の1人サドゥク・チフトプナルの行き先が明らかになりつつある。

                 期待に応えられなかった

 2年前、新マラテヤ・スポルから、移籍金75万EUROで移籍してきたにも拘わらず、期待に応えられず、更に、度重なる故障で試合への出場機会を逃していたサドゥク・チフトプナルのフェネルバフチェでの冒険物語は終わった。

                 移籍先が明らかになりつつ、、、

 構想外となり、自身で行き先を見つけることを求められたサドゥク・チフトプナルに対し、トルコ・リーグのハタイ・スポルとカスムパシャが求めている。

                 今週に調印もありうる

 この両クラブとの交渉を続けているサドゥク・チフトプナルの決断は、今週中にくだされるものと思われている。サドゥク・チフトプナルが、この両クラブから行き先を決めるのは、間違いないと看られている。



サシャ・ボエ、ガラタサライのためにイスタンブル入り(スター紙 21. 7.26)

サシャ・ボエ  ガラタサライが獲得したカメルーンに出自を持つフランス人選手サシャ・ボエを乗せた飛行機が、イスタンブルに降り立った。

 ガラタサライが、フランスのスタッド・レンヌから獲得したサシャ・ボエが、イスタンブル入りした。スタッド・レンヌの下部組織育ちで、昨季は、ディジョンにレンタルに出されていた若きサシャ・ボエの獲得に対し、ガラタサライは、約200万EUROの移籍金を支払った。ガラタサライは、この20歳の選手と、契約を結ぶものと考えられている。

                 26試合に出場

 フランスのディジョンにレンタル移籍して、昨季はプレーをしたサシャ・ボエは、同リーグで、26試合に出場して1アシストを記録している。



アナトリアで、マメ・ティアム争奪戦(ファナティック紙 21. 7.25)

マメ・ティアム(TRT)  フェネルバフチェが放出の決定をしたマメ・ティアムは、トルコ・リーグの多くのクラブが、正に争奪戦争の状態を生んでしまった。バシャックシェヒル・スポルを初めとして、コンヤ・スポル、アンタルヤ・スポル、チャイクル・リゼ、アランヤ・スポルが、このセネガル人スター選手を獲得しようと努めているのだ。

 新シーズン開幕まで、残すところ3週間と迫ったなか、各クラブは、選手の強化を続けているところだ。多くのアナトリアのクラブが、補強のために全開で動いているところだ。特に、ビッグクラブから放出されることになった選手は、関心の的だ。その筆頭は、フェネルバフチェのマメ・ティアムだ。カスムパシャから移籍してきたが、フェネルバフチェでは、恒常的な位置を得られなかったマメ・ティアムが、多くのクラブの関心の的になっているのだ。バシャックシェヒル・スポル、チャイクル・リゼ、コンヤ・スポル、アンタルヤ・スポルが獲得に努めているところに、アランヤ・スポルが参入してきた。アランヤ・スポルは、補強担当のジェンク・メリヒ・ヤズジュが、マメ・ティアムの代理人エディズ・バルカンと、昨夜、会談を持ち、条件面の交渉を行ったことが明らかになっている。

                  決定は、マメ・ティアム自身で

 オファーが多いということで、最もいい条件で契約を結びたいマメ・ティアムは、年俸として150万EUROを求めていると言われている。マメ・ティアムは、アランヤ・スポルに熱い視線を向けていると言われている一方、バシャックシェヒル・スポルのオファーに対しては、イスタンブルを離れなくていいという点に好感を示している。マメ・ティアムの選択は、ここ数日以内に出されるものと考えられる。



アレクサンドゥル・チカルダウ、イスタンブル入り(NTV 21. 7.24)

アレクサンドゥル・チカルダウ  ガラタサライが合意に達したアレクサンドゥル・チカルダウが、イスタンブルにやって来た。

 ガラタサライが、移籍交渉に入ったと公表したルーマニア人選手アレクサンドゥル・チカルダウがイスタンブル入りした。ルーマニアの首都ブカレストからトルコ航空でイスタンブル空港に到着したアレクサンドゥル・チカルダウを、ガラタサライの関係者が出迎えていた。報道陣に口を開いた24歳のアレクサンドゥル・チカルダウは、「ここに居ることができて興奮している。願わくは、全てが上手くいくようにと思っている」と語った。コロナ用のワクチン接種を済ませているアレクサンドゥル・チカルダウは、空港の検査を通過することができた。アレクサンドゥル・チカルダウは、空港を発ったあと、メディカルチェックを受けに向かったものと思われる。



ペトロクブ 0:1 シワス・スポル(ミリエット紙 21. 7.23)

シワス・スポル、歓喜(NTV) ペドロ・エンリケ(右)(シワス・スポル公式HP)  UEFAコンフェランス・リーグ予備戦2回戦で、シワス・スポルは、アウェーで、モルドバのペトルクブを0:1でくだし、第2戦に向けアドヴァンテージを得た。なお、この試合の後半ロスタイム5分、ヤタバレがPKを失敗した。

 シワス・スポルが、UEFAコンフェランス・リーグ予備戦2回戦をモルドバで戦い、ペトルクブを0:1でくだした。シワス・スポルは、この結果、勝ち上がりにアドヴァンテージを得た。シワス・スポルのゴールは、前半16分に、ジャネル・オスマンパシャの決めたものだった。なお、シワス・スポルは、後半ロスタイム5分に、ヤタバレがPKを蹴りながら失敗している。第2戦は、7月29日に、シワスで行われる。

                  試合経過

 前半15分、ペドロ・エンリケが、ペナルティーエリアの外から、枠を捉えた強いシュートを放つと、GKメイラが辛うじて外に出した。詰めていたカヨーデが、再度、シュートを試みたが、ボールは、相手ディフェンスからこぼれコーナーキックに替わった。
 同16分、シワス・スポルがゴールが決めた。ファジルが左コーナーキックを蹴ると、ボールは、相手デイフェンスからこぼれ、ゴールエリアに転がった。そのボールの位置に入っていたジャネル・オスマンパシャが、仕上げを行ったのだった。0:1。
 同22分、アフメット・オウズが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドでいいジャンプを見せたカヨーデが、ヘディングシュートを見せたが、GKメイラが、コーナーキックに替えてしまった。
 同31分、イオシポイが、ペナルティーエリアからファーサイドに向けて放ったシュートを、GKアリ・シャシャル・ヴラルが、辛うじてパンチングで防ぎ、コーナーキックに替えた。
 同42分、ミハイル・プラティカが、ペナルティーエリアの外からロングシュートを試みると、ピッチを転がり跳ねたボールを、GKアリ・シャシャル・ヴラルがコントロールした。
 後半7分、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだペドロ・エンリケがシュートを放ったが、GKメイラがゴールを許さなかった。
 同19分、突然生まれたシワス・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだウーウル・チフトチが、ファーサイドに向けてセンタリングを入れたが、そのボールに、ヤタバレが触れることができず、みすみす大事なチャンスを逃してしまった。
 同40分、サンドゥが、右サイドからペナルティーエリア内へといいセンタリングを入れたが、GKアリ・シャシャル・ヴラルが、ボールを胸に収めてしまった。
 同ロスタイム5分、シワス・スポルが、PKのチャンスを活かせなかった。右サイドからペナルティーエリア内へと、アフメット・オウズがボールを持ち込んだところ、ンジョモのチェックを受けピッチに倒れたのを見て、主審はPKを指示した。だが、ヤタバレが蹴ったボールを、メイラがゴールを許さなかったのだった。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ディミトリオス・ゴウタス、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、イサク・コフィ(後半35分:レケ・ジェームズ)、ファイサル・ファジル(後半ロスタイム1分・ズィヤ・エルダル)=セファ・ユルマズ(後半10分:ムスタファ・ヤタバレ)、オラレンワジュ・カヨーデ(後半35分:ヨルゲ・フェリックス)、ペドロ・エンリケ(後半ロスタイム1分:コライ・アルトゥナイ)



ガラタサライ、勝ち上がりは難しくなった(TRT+ガラタサライ公式HP補綴 21. 7.22)

ハットトリックを決めたエラン・ザハヴィ(左端)(サバハ紙) アルダ・トゥラン(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  チャンピオンズリーグ予備戦2回戦で、ガラタサライは、アウェーで、PSVアイントフォーヘンに5:1で敗れた。

 チャンピオンズリーグ予備戦2回戦で、ガラタサライは、PSVアイントフォーヘンとアウェー戦を戦った。フィリップス・スタジアムで行われたこの試合、アレジャンドロ・ヘルナンデスが裁いた。この試合を制したのは、スコアが5:1でPSVアイントフォーヘンの方だった。
 この試合の幕開けのゴールは、まだ、開始2分でエラン・ザハヴィが決めた。ムスレラに対し出されたバックパスにプレッシャーをかけられ、結果、ボールを奪われた上に、がら空きのゴールに蹴り込まれてしまったのだった。1:0。同35分、エラン・ザハヴィは、マドゥエケのアシストを受け、更に得点を重ね、点差を2と拡げた。2:0。同42分、ガラタサライは、オメル・バイラムのセンタリングに合わせて、いいジャンプを見せたエムレ・クルンチがヘディングシュートを決め、2:1として、前半は、このスコアで終わった。
 後半6分、エラン・ザハヴィのパスを受けボールを得たギョッツェが、狙いすましたシュートを放つと、スコアを3:1とするゴールが決まった。同39分、もう1度、エラン・ザハヴィがゴールを決め、ハットトリックを達成してしまった。PSVアイントフォーヘンのディフェンダーが大きくクリアしたボールがこぼれ、それが、エラン・ザハヴィの前に転がり、そのボールを持ったエラン・ザハヴィが、ムスレラと1対1となったところからゴールを決められたのだった。4:1。同42分、フィリップ・マックスのセンタリングに、マリオ・ギョッツェがヘッドで合わせると、点差を4と拡げるゴールが決まった。5:1。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、5:1で勝利を手にしたのはPSVアイントフォーヘンの方だった。なお、第2戦は、7月28日(水)午後9時開始で、テュルク・テレコム・スタジアムで行われる。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=アルパスラン・オズテュルク(後半16分:ユヌス・アクギュン)、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、オメル・バイラム=アルダ・トゥラン(後半16分:ソフィアン・フェグリ)、アイタッチ・カラ、エムレ・クルンチ(後半45分:エムレ・タシュデミル)=ジュセ・セキディカ、ライアン・バベル(後半16分:モスタファ・モハメッド)、ケレム・アクテュルコウル(後半45分:ラダメル・ファルカオ)



サイル・ラリンからベシクタシュに悪い知らせ(スター紙 21. 7.21)

サイル・ラリン(アクシャム紙)  カナダ代表として、ゴ−ルドカップの戦いに臨んでいる、ベシクタシュのスター選手サイル・ラリンが、アメリカ代表との一戦で故障を発生させた。サイル・ラリンは、2〜3週間、ピッチに立てない。

 カナダ代表は、昨夜、このカップ戦の本命アメリカ代表と対峙した。サイル・ラリンは、先発メンバーに名を連ねていた。しかし、26歳のサイル・ラリンは、苦悩の表情を浮かべピッチに倒れ込むということが起こった。サイル・ラリンは、手当を受けたあと、プレーを続けたが、痛みに耐えられなくなり、後半8分に退いてしまった。最初の検査では、重大な問題は発生していないことが明らかにされた。試合は、アメリカ代表が1:0で勝った。サイル・ラリンは、今後、2〜3週間、ピッチに立てないことが明らかになっている。



ガラタサライ、遠征メンバーを発表(TRT 21. 7.20)

ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙)  ガラタサライが、チャンピオンズリーグ予備戦2回戦で対峙するPSVアイントフォーヘン戦のメンバーを発表した。デアンドレ・イエドゥリン、エムレ・アクババ、ジャッネの名前が入っていない。

 UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦第1戦を、明日、オランダのPSVアイントフォーヘンとアウェーで戦うガラタサライが、その遠征メンバーを発表した。ガラタサライが発表した選手一覧は、次の通りである。
 フェルナンド・ムスレラ、アルパスラン・オズテュルク、ケレム・アクテュルコウル、ライアン・バベル、ラダメル・ファルカオ、モスタファ・モハメッド、オメル・バイラム、アタライ・ババジャン、エムレ・タシュデミル、カーン・アルスラン、クリスティアン・ルイダンマ、アイタッチ・カラ、マルカオ・テイセイラ、ジェームズ・オゾーンワフォー、バルシュ・アルパー・ユルマズ、エムレ・クルンチ、アルダ・トゥラン、ユヌス・アクギュン、ジュセ・セキディカ、アリ・ヤウズ・コル、ソフィアン・フェグリ、ベルク・バラバン、ファーティフ・オズテュルク。



ラダメル・ファルカオ、またしても、故障(CNNトルコ 21. 7.19)

ラダメル・ファルカオ(タクヴィム紙)  チャンピオンズリーグ予備戦2回戦で、PSVアイントフォーヘンと対戦するガラタサライで、ラダメル・ファルカオが故障を発生させている。

 ガラタサライは、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦2回戦第1戦で対峙するPSVアイントフォーヘンとの一戦に向けて、夜間に行った練習で、その準備に努めている。フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドでの練習は、ウォーミングアップとともに始まった。その後、ハーフコートを使い、パス及びボール奪取の練習を行っていた。練習の中心部分では、ファーティフ・テリム監督指揮下、戦術練習が行われた。練習は、クールダウンの動きを持って終わった。
 ガラタサライの選手では、故障を抱えるラダメル・ファルカオが、この練習には姿を見せなかった。タイラン・アンタルヤルとジミー・ドゥルマズは、チームとは離れて、特別メニューで個人練習を続けている。
 ガラタサライは、PSVアイントフォーヘン戦に向けて、本日も、午前11時から行う練習で、その準備を続ける予定だ。



イルファン・ジャン・カフヴェジ、ニューキャッスルのレーダーに架かる(CNNトルコ 21. 7.18)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(ファナティック紙)  アーセナルからレンタルで獲得していたジョー・ウイルコックの移籍を実現できないイングランドのニューキャッスル・ユナイテッドが、矛先を、イルファン・ジャン・カフヴェジに切った。この間、イルファン・ジャン・カフヴェジを追いかけていたニューキャッスルが、フェネルバフチェへオファーを出す準備に入っていると言われている。

 フェネルバフチェで、補強が急を告げるなか、構想には入らない選手、そのプレーぶりで、他のクラブの注目を浴びる選手の名が交差している。そういった選手の1人がイルファン・ジャン・カフヴェジだ。
 ニューキャッスルは、昨季、アーセナルからレンタルで獲得したMFジョー・ウイルコックの獲得が叶わなず、舵をイルファン・ジャン・カフヴェジに切ったのだ。ニューキャッスルは、EURO2020を始め、この間、イルファン・ジャン・カフヴェジを追いかけていたことが知られている。EURO2020では、トルコ代表選手の中で、唯一、見事なゴールを決めて見せたイルファン・ジャン・カフヴェジに、ニューキャッスルは、オファーの用意をしているというのだ。ニューキャッスルが、今後、ジョー・ウイルコックの移籍に関し、アーセナルより色好い回答を得られないようだと、フェネルバフチェとの交渉の席に着くことになろう。
 イルファン・ジャン・カフヴェジは、フェネルバフチェのフロントが売りに出そうという選手の中には入っていない。しかし、ニューキャッスル側の出す条件が、フェネルバフチェ側の考えを揺らすかもしれない。また、イルファン・ジャン・カフヴェジ自身も、プレミアリーグでのプレーに熱い視線を向けていると言われている。



ベシクタシュ、2人の選手を欠いての練習(ファナティック紙 21. 7.17)

セルゲン・ヤルチュン監督(ファナティック紙)  新シーズンに向けての準備を行っているベシクタシュは、この日2回目の練習を行った。

 BJKネヴザト・デミル・グランドで、セルゲン・ヤルチュン監督指揮下で行われた練習の最初の15分間だけが公開された。選手たちは、マスコミ公開時には、ランニングとサーキットトレーニングを行っていた。練習参加を免除されているドマゴイ・ヴィダと、カナダ代表に召集されているサイル・ラリンは加わっていない。また、構想外となっているイエレマン・レンス、ダグラス・サントス、ウムト・ナイルも、練習には不参加だ。



トラブゾン・スポル、オメル・トプラクに狙いを付ける(フォトマッチ紙 21. 7.16)

オメル・トプラク(ファナティック紙)  新シーズンを前に、選手構成の強化に努めるトラブゾン・スポルが、ヴェルダー・ブレーメン所属のオメル・トプラクとの交渉が行われていると言われている。代表経験のある31歳になっているオメル・トプラクは、ヴェルダー・ブレーメンが2部に降格したために、トラブゾン・スポルに入ることに、熱い視線を送っていると言われている。

 広く、そして、充実した顔ぶれを揃えて、シーズンに臨むことを考えているトラブゾン・スポルにとって、ここに新しく浮上した名前がオメル・トプラクだった。ヴェルダー・ブレーメンとの契約が2023年まであるオメル・トプラクとの交渉を始めたと言われている。ヴェルダー・ブレーメンが2部に降格してからは、そのヴェルダー・ブレーメンを離れることを考えているオメル・トプラクは、トラブゾン・スポルに来ることに、熱視線を向けていると言われている。ここまで、フライブルク、バイヤー・レヴァークーゼン、ボルシア・ドルトムントでプレーしてきた経験を持つオメル・トプラクは、トルコ代表として、27試合に出場している。



ファーティフ・テリム監督、先発メンバー固めに努めている(TRT 21. 7.15)

ファーティフ・テリム監督(TRT)  ガラタサライは、チャンピオンズリーグ予備戦2回戦で対峙するPSVアイントフォーヘン戦に向けて煮詰まってきている。ファーティフ・テリム監督は、新シーズンに向けての準備をするとともに、オランダのPSVアイントフォーヘンとの試合に向けての先発メンバーを固めようとしている。

 ファーティフ・テリム監督は、厳しい試合を前に、全プランを、現有メンバーで作り上げようとしていると明らかにしている。ウルグアイ代表から戻ったムスレラが、PSVアイントフォーヘン戦ではゴールマウスを守ることになる。右サイドバックには、今のところ、選択肢は1つしかない。デ・アンドレ・イエドリンが、PSVアイントフォーヘン戦に起用されることは間違いない。ストッパーの2人としては、ルイダンマとマルカオを評価している。左サイドバックには、エムレ・タシュデミルかオメル・バイラムの2人から1人に出場の機会を与えることになる。タイラン・アンタルヤルを欠くボランチの役目は、アルパスラン・オズテュルクが引き受けることになろう。中盤の中央部は、まずの起用はアイタッチ・カラになることが明らかになっている。アイタッチ・カラと組むのはエムレ・クルンチになるだろうという情報を掴んでいる。サイドには、まずは、ケレム・アクテュルコウルとライン・バベルが上がって来る、更に、トップには、モスタファ・モハメッドの起用になるものと考えられる。



フェネルバフチェを去ったギョクハン・ギョヌルの新たな落ち着き先はチャイクル・リゼ(タクヴィム紙 21. 7.14)

ギョクハン・ギョヌル(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェを去ったギョクハン・ギョヌルの新たな所属先はチャイクル・リゼだ。ギョクハン・ギョヌルが、今週中にも、チャイクル・リゼとの契約に調印するものと看られている。一方、フェネルバフチェの公式ウエブサイトでは、ギョクハン・ギョヌルに対する別れの言葉が綴られている。

 フェネルバフチェを去ったギョクハン・ギョヌルは、そのサッカー人生をトルコ・リーグで続ける。チャイクル・リゼへの加入で合意に達したのだ。チャイクル・リゼは、今週、ギョクハン・ギョヌルとの契約締結に臨むことになる。

                  ギョクハン・ギョヌルへの別れの言葉

 「我がフェネルバフチェのユニフォームを、2007年に、初めて着た、そして、その後の10年間で、360以上の試合で、我がフェネルバフチェを背負い、そして、昨季には、フェネルバフチェに復帰したギョクハン・ギョヌルが去ることになった。フェネルバフチェのユニフォームを着ている間は、その誇りを最大限に示し、フェネルバフチェ精神を、いつも最高度に発揮してくれていたギョクハン・ギョヌルの仕事ぶりに、感謝する。そして、今後の活躍を期待するものである。素晴らしい道を進まれんことを!」



アルタイ、ムスタファ・デニズリと継続(NTV 21. 7.13)

ムスタファ・デニズリ監督  アルタイは、トルコ・リーグでの戦いを、ムスタファ・デニズリ指揮のもと、続けることになった。

 トルコ・リーグの昇格組アルタイが、ムスタファ・デニズリ監督の続投を、正式に発表した。18年ぶりの1部昇格に導いたムスタファ・デニズリ監督の指導は、本日より始まり、今週にも調印式が行われることが明らかにされた。
 アルタイの発表では、「1部昇格のためのプレーオフの戦い後、ムスタファ・デニズリと始まった交渉は、リーグ戦で、我々が追い求める道を見極めるために、間断なく、本日まで続けてきた。我がクラブの目標達成に大きく貢献してくれたムスタファ・デニズリ監督との正式な調印は、週内に設定される調印式で行われることになろう。だが、我がクラブの練習は、本日より、ムスタファ・デニズリ監督指揮下で続けられることになる」となっている。



ベシクタシュ、メフメット・トパルに仕掛け、合意(ゾズジュ紙 21. 7.12)

メフメット・トパル(タクヴィム紙)  トルコ・リーグで、直近ではバシャックシェヒル・スポルに所属した34歳のメフメット・トパルが、ベシクタシュと手を結んだ。

 ベシクタシュのフロントは、ボランチとして手に置いておきたいと願うセルゲン・ヤルチュン監督の求めに応えて、メフメット・トパルと合意に達した。自由契約の地位にあるメフメット・トパルは、メディカルチェックを受け、その後、ベシクタシュと「1+1」年の契約に調印することになろう。
 そのキャリアを、ダーダネルス・スポルで始めたメフメット・トパルは、2006年にガラタサライに移った。4年間、ガラタサライでプレーしたあと、スペインのヴァレンシアに移籍したメフメット・トパルは、2012年には、フェネルバフチェと契約を結んだ。フェネルバフチェでは、7シーズンを過ごしたメフメット・トパルは、2019年に、バシャックシェヒル・スポルに移籍した。トルコ・リーグでは、計338試合の出場、20ゴール22アシストを記録しているメフメット・トパルは、ディフェンシヴな役割を担う選手として抜きん出ている。



フェネルバフチェ、エムベイェ・ニアンと合意(ファナティック紙 21. 7.11)

エムベイェ・ニアン(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェが、レンヌのセネガル人スター選手エムベイェ・ニアンを、レンタルで獲得することで合意に達した。

 フェネルバフチェでは、FWの補強に時間を割いている。ヴィトール・ペレイラ監督は、レンヌ所属のエムベイェ・ニアン獲得について、フロントに青信号を点した。そのフェネルバフチェのフロントは、エムベイェ・ニアンのレンタルでの獲得で、レンヌ側とほぼ合意に達した。

                 レンヌは、1500万EUROで獲得

 2019年に、トリノから1500万EUROの移籍金で獲得されたエムベイェ・ニアンだったが、フランスでは期待に応えられなかった。26歳のエムベイェ・ニアンは、移籍後1年半で、移籍解禁期間にアル・アハリへレンタルで出されてしまった。そして、そのアル・アハリから、再び、レンヌに戻っていた。

                 キャンプに間に合うだろう

 フェネルバフチェ入りに日を数えるようになっているエムベイェ・ニアンはキャンプ期間に間に合うことを期待されている。昨季は、17試合に出場記録を持つエムベイェ・ニアンは、ピッチに638分立ち、1ゴールを記録している。移籍解禁期間にアル・アハリにレンタル移籍したエムベイェ・ニアンだったが、ここでも、期待を下回り、5試合に出場して、ゴールもアシストも記録していない。



オカン・コジュク、正式にギレスン・スポルへ(ファナティック紙 21. 7.10)

オカン・コジュク(タクヴィム紙)  ガラタサライの25歳のGKオカン・コジュクが、トルコ・リーグの新参者ギレスン・スポルにレンタル移籍された。

 ガラタサライが、オカン・コジュクをレンタルに出した。ガラタサライが、オカン・コジュクを、レンタル移籍させることに関し、ギレスン・スポルと合意に達したのだ。ガラタサライの出したコメントでは、「オカン・コジュクのレンタル移籍に関し、ギレスン・スポルと合意に至った。オカン・コジュクが、新しいクラブで活躍してくれることを祈る」となっている。

                 「ゴールマウスを閉じてしまう」

 ガラタサライで、24試合の出場経験を持つオカン・コジュクは、新シーズンでは、ギレスン・スポルの躍進に汗をかくことになった。ギレスン・スポル側の発表では、「我らのゴールマウスは閉じてしまった。トルコ・リーグの各クラブに申し訳ないが、一時的な不安を払しょくしてしまった」となっている。
 2019年7月、ブルサ・スポルからガラタサライへ移籍したオカン・コジュクは、ガラタサライで出場した24試合で35ゴールを浴び、5試合では相手を完封している。



シワス・スポル、カヨーデと再び合意(ファナティック紙 21. 7. 9)

カヨーデ(スター紙)  シワス・スポルが、昨季も、チームでプレーしたナイジェリア人選手オラレンワジュ・カヨーデを、再び、獲得することになった。

 昨季当初、レンタル移籍で加わり、昨季末で、そのレンタル期間が終わったオラレンワジュ・カヨーデの、2021-22シーズン終了までのレンタル移籍に関し、シャフタール・ドネツクと合意に達した。
 昨季、トルコ・リーグ、トルコ杯、UEFA欧州リーグで、計40試合に出場したオラレンワジュ・カヨーデは、11ゴール2アシストを記録している。クラブ側が発表したところによると、オラレンワジュ・カヨーデは、アジュバーデム・アルトゥニザーデ病院で、メディカルチェックを受けた。その後、ボル県ゲラデ郡でのシワス・スポルのキャンプに合流したということだ。



アルペル・ポトゥク、チャイクル・リゼ入り(ファナティック紙 21. 7. 8)

アルペル・ポトゥク(サバハ紙)  昨季は、アンカラ・グジュでプレーをして、既に、アンカラ・グジュからは離れていた元代表選手アルペル・ポトゥクが、チャイクル・リゼとの2年契約に調印した。30歳になっているアルペル・ポトゥクには、新マラテヤ・スポルやアランヤ・スポルも関心を寄せていた。

 かつては、フェネルバフチェでプレーしていた元代表選手アルペル・ポトゥクの新しい所属先が明らかになった。チャイクル・リゼと合意に達したのだ。アルペル・ポトゥクは、この新しい所属先と2年契約を結んだ。その調印の場には、チャイクル・リゼのタヒル・クラン理事長も同席した。

                 トルコ・リーグの2つのクラブも狙っていた

 昨季は、アンカラ・グジュに所属して、トルコ・リーグで24試合に出場して5ゴールを記録しているアルペル・ポトゥクを、新マラテヤ・スポルやアランヤ・スポルも関心を示していた。



オマル・エラブデラウィ、感情が込みあがるとき(NTV 21. 7. 7)

オマル・エラブデラウィ(ファナティック紙)  年始に起こった事故で、目に問題を抱えることになってしまったオマル・エラブデラウィが、練習を再開した。ノルウェー人選手オマル・エラブデラウィは、練習後、インタビューを受けた。

 ガラタサライのオマル・エラブデラウィが、年始の事故のあと、初めて口を開いた。フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで、個人練習を始めたオマル・エラブデラウィは、ファーティフ・テリム監督の求めに応じて、練習に加わった。
 ガラタサライTVのインタビューに、同監督は、「オマルは、練習をすること、復帰することに、強い意志を示した。オマル自身が、練習に出ることを望んだのだ。道半ばだが、最後には、オマルが、ガラタサライのユニフォームを着てプレーする姿を見るのが、誰しもの最大の願いだ」と述べた。
 監督に次いで、インタビューに応じたオマル・エラブデラウィは話している間、感情が込みあげて来ていた。「監督は、いつも僕の味方だった。いつも、僕に寄り添ってくれていた。監督は、僕が、ここへ戻ることが妥当と考えてくれた。これで、僕は、とっても盛り上がってしまった。できるだけ早い内に、プレーできる力をつけたい」と語った。



ベシクタシュ、ケナン・カラマンと合意(CNNトルコ 21. 7. 6)

ケナン・カラマン(ミリエット紙)  ベシクタシュが、サリフ・ウチャンに次いで、ケナン・カラマンも獲得した。セルゲン・ヤルチュン監督が、移籍に関し同意を出した後に、ケナン・カラマンとの調印に至った。27歳になっているケナン・カラマンは、近々、イスタンブル入りする。

 ベシクタシュが、トルコ人の補強第2弾を炸裂させた。サリフ・ウチャンに次いで、ケナン・カラマンを獲得したのだ。約10日前に、基本的合意に達していたが、セルゲン・ヤルチュン監督の決定を待っていたのだ。セルゲン・ヤルチュン監督が、ケナン・カラマンに関し、前向きのレポートを提出したことから、ケナン・カラマンと、3年契約の仮契約に調印したのだ。
 現在、トルコで休暇を過ごしてるケナン・カラマンは、近々、イスタンブル入りしてメディカルチェックを受けてから、正式調印を行い、キャンプに合流するものと思われる。得られた情報によると、ケナン・カラマンの年俸は100万EUROとなっている。フォルトゥナ・デュッセルドルフとの契約が満了しているケナン・カラマンは、パスは自身が持つ形になっている(註:移籍金が発生しないということ)。



ベシクタシュ、サリフ・ウチャンの加入を、正式に発表(スター紙 21. 7. 5)

サリフ・ウチャン(ファナティック紙)  トルコ・リーグの昨季の優勝クラブのベシクタシュが、アランヤ・スポルとの契約が満了したサリフ・ウチャンを獲得した。

 ベシクタシュの発表したところによると、ここ2シーズン、アランヤ・スポルでプレーをして、自由契約になっているサリフ・ウチャンが、ベシクタシュとの契約に調印した。その発表では、「我がクラブに大きく貢献してくれると信じるサリフ・ウチャンに“ようこそ”と言おう。活躍を期待している」とのメッセージを添えている。
 プロサッカー選手としてのキャリアを、ブジャ・スポルで始めたサリフ・ウチャンは、フェネルバフチェ、ローマ、シオン、エンポリ、アランヤ・スポルでプレーをしてきた。昨季は、40試合に出場して3ゴールを記録している。



ベシクタシュ、ギョクハン・トーレと2年契約!(CNNトルコ 21. 7. 4)

ギョクハン・トーレ(ヒュリエット紙)  ベシクタシュが、昨季、新マラテヤ・スポルから獲得し、昨季末で、その契約が満了していたギョクハン・トーレと、新たに契約で合意に至った。

 ベシクタシュが、もう1人の選手との契約更改を片付けた。アッティバ・ハッチンソンと、新たに1年契約を結んだベシクタシュは、昨季、新マラテヤ・スポルから獲得し、「1+1」年契約を結んでいたギョクハン・トーレと、新たな契約で合意に達した。1年間のオプションを行使するのではなく、直接2年契約で合意に至ったことを、近々、発表するものと看られている。
 これで、ギョクハン・トーレは、この月曜日から始まる、新シーズンに向けての練習に、チームとともに、その姿を見ることができる。ギョクハン・トーレは、昨季、ベシクタシュで22試合に出場して、3ゴール1アシストを記録している。シーズンの半分以上を、故障に悩まされた29歳になるギョクハン・トーレは、セルゲン・ヤルチュン監督に、重要な試合で、試合途中から、ゴールを求めて起用され続けていた。



フェネルバフチェ、第2次ペレイラ政権、2015−16シーズンを率いたヴィトール・ペレイラと合意(タクヴィム紙 21. 7. 3)

ヴィトール・ペレイラ監督(タクヴィム紙)  そして、フェネルバフチェの新監督が明らかになった。フェネルバフチェは、大きな衝撃を与えながら、かつての監督ヴィトール・ペレイラと合意に達した。ポルトガル人監督ヴィトール・ペレイラは、アズィズ・ユルドゥルム前理事長により監督の責務を任されたが、望しい結果を出せないで、2016年に、その職を解かれた。

                  契約は2年になる

 昨日、クラブ側からの発表で、2年契約になることが明らかにされた。ヴィトール・ペレイラ新監督は、本日、イスタンブル入りして、明日、トプク高原で始まるキャンプに合流するものと思われる。

                  中国では優勝に導く

 直近では、上海上港を率いたヴィトール・ペレイラは、中国リーグとスーパーカップを征しているが、12月31日以後は、無所属の状態だった。

                 「半ばでやり残した愛」

 フェネルバフチェに戻る、これを、とっても喜んでいると言うヴィトール・ペレイラは、「半ばでやり残した仕事を完成するために向かう。フェネルバフチェは、私にとっては、半ばでやり残した愛のようなものだ」。



アダナ・デミル・スポル、ユヌス・ベランダ獲得を発表(ファナティック紙 21. 7. 2)

ユヌス・ベランダ(NTV)  トルコ・リーグへの新規参入を果たしたアダナ・デミル・スポルが、ガラタサライを出たユヌス・ベランダと合意に達したと、正式に発表した。ユヌス・ベランダは、この合意によると、年俸として320万EUROを得る。

 アダナ・デミル・スポルが、移籍爆弾を炸裂させた。昨季、シーズン半ばで、ガラタサライとの契約を解除したユヌス・ベランダと合意に達したのだ。
 同クラブのムラト・サンジャク理事長が、ソーシャルメディアを使いシェアしたところでは、「とっても大事な、我がサポーターよ。最初の補強が現実のものとなった。値打ちのある選手ユヌス・ベランダと、3年契約に調印したのだ。さ、気合を入れよう」と言っている。

                 年俸は320万EURO

 アダナ・デミル・スポルは、ユヌス・ベランダに、年俸として320万EUROを支給することを明らかにした。ユヌス・ベランダは、昨季、ガラタサライで28試合に出場して8ゴール3アシストを記録している。



ギオルゴス・ツァヴェラス、AEKへ移籍(CNNトルコ 21. 7. 1)

ギオルゴス・ツァヴェラス(CNNトルコ)  アランヤ・スポルのストッパー、ギオルゴス・ツァヴェラスのAEKへの移籍が決まった。

 2017年以来、アランヤ・スポルでプレーをして、キャプテンまで務めたギリシア人ストッパーのギオルゴス・ツァヴェラスが、故国に戻ることになった。ギリシアのAEKと合意に至ったのだ。アランヤ・スポルも、ソーシャルメディアを使い、この移籍が決まったこと告知している。それによると、「我がクラブは、キャプテンを務めたギオルゴス・ツァヴェラスの移籍に関し、ギリシアのAEK側と合意に至った。我がクラブに貢献してくれたことに感謝するとともに、今後の活躍を祈念する」となっている。
 ギオルゴス・ツァヴェラスは、アランヤ・スポルで140試合に出場して、7ゴール3アシストを記録している。ギオルゴス・ツァヴェラスも、自身のソーシャルメディアで、この移籍についてシェアしている。



フェネルバフチェ、更に1人、移籍完了(スター紙 21. 6.30)

スティーヴン・コーカー  フェネルバフチェは、イギリス人ストッパーのスティーヴン・コーカーと合意に至ったことを明らかにした。

 フェネルバフチェが明らかにしたところでは、「我がクラブは、イギリス人ストッパーのスティーヴン・コーカーと合意に至った。スティーヴン・コーカーには、メディカルチェックを受けるべく、イスタンブル入りするように求めた。メディカルチェックを受けたあと、正式な契約に調印という運びになっている」となっている。
 2018−19シーズンの移籍解禁期間に、アランヤ・スポル入りしたスティーヴン・コーカーは、アランヤ・スポルで2年半を過ごし、トルコ・リーグで71試合に、トルコ杯で13試合に出場している。
 スティーヴン・コーカーは、そのサッカー人生で、アランヤ・スポル以外では、リヴァプール、サウサンプトン、スウォンジー・シティ、トッテナム・ホットスパー、ブリストル・シティ、カーディフ・シティ、ヨービルタウン、クイーンズ・パーク・レンジャーズでプレーしてきた。29歳のスティーヴン・コーカーは、イングランド代表に選ばれたこともある。



ハルン・テキン、カスムパシャと契約(CNNトルコ 21. 6.29)

ハルン・テキン(ファナティック紙)  カスムパシャが、昨季までフェネルバフチェに所属していたハルン・テキンを獲得した。

 カスムパシャからの発表によると、メディカルチェックを受けた32歳のGKハルン・テキンとスポーツ・ディレクタ−のエミル・サラチの参加した、ケメルブルガズ・クラブハウスで行われた調印式で、2年契約に調印が行われた。
 ブルサ・スポルとフェネルバフチェでプレーをしてきたハルン・テキンは、トルコ・リーグでは159試合の出場記録を持つ。



モスタファ・モハメッド、驚かせた! ディナモ・ブカレスト戦でプレー続行不能に(スター紙 21. 6.28)

モスタファ・モハメッド(イエニ・シャファク紙)  ガラタサライのエジプト人選手モスタファ・モハメッドが、ディナモ・ブカレストと行った練習試合で、前半4分に故障を発生させ、プレーの続行ができなくなってしまった。

 ガラタサライは、新シーズンに向けての準備として、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで、ルーマニアのディナモ・ブカレストと練習試合を行った。その前半4分、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前からキックのあと、相手ディフェンダーのチェックを受けピッチに倒れ込んだモスタファ・モハメッドが、膝を抱えながら、メディカル・スタッフにヘルプのサインを送った。
 メディカル・スタッフは、ピッチに入り、その場で手当てを、しばらく行っていた。だが、その後、ピッチサイドに移された23歳のモスタファ・モハメッドは、同9分に、アリ・ヤウズ・コルとの交替を余儀なくされてしまった。



ギョズテペ、フェネルバフチェのシナン・ギュムシュとフィリップ・ノヴァクを求める(ヒュリエット紙 21. 6.27)

シナン・ギュムシュ(フォトマッチ紙) フィリップ・ノヴァク(TRT)  ここまで、補強を、アルトゥノルドゥからDFカフラマンと契約に至っただけのギョズテペが、今週、そのギアを切る。

 在外トルコ人選手シェフィク・アバル、ナイジェリア人MFヴァンサン・オノヴォ、ブラジル人のサイドの選手ロウレンシィ・ナシメント・ド・ロドリゲスを、正式に獲得するものと考えられているギョズテペが、フェネルバフチェのスター選手フィリップ・ノヴァクとシナン・ギュムシュに関心を示している。
 フェネルバフチェの理事長に、アリ・コッチが再選されたのを受けて、今週、正式な交渉が始まることが明らかになっている。ギョズテペは、フィリップ・ノヴァクを完全移籍で、また、シナン・ギュムシュはレンタルで獲得したい意向だ。
 フェネルバフチェへ、昨季、トラブゾン・スポルから移籍したチェコ人左サイドバックのフィリップ・ノヴァクは、控えに終始した。トルコ・リーグでは18試合に出場した31歳のフィリップ・ノヴァクは、1ゴールを記録している。アンタルヤ・スポルから移籍してきたシナン・ギュムシュは、フィリップ・ノヴァク同様、18試合に出場して、3ゴール1アシストを記録した。
 なお、ギョズテペは、新シーズンに向けて、明日、ウッラ・アドナン・シュワリ・グランドで行う練習で始動する。



ベシクタシュ、アッティバ・ハッチンソンとギョクハン・トーレと、もう1年契約(ヒュリエット紙 21. 6.26)

アッティバ・ハッチンソン(ファナティック紙) ギョクハン・トーレ(ポスタ紙)  ベシクタシュは、外部からの補強だけではなく、契約更改にも忙しく動いている、ベシクタシュのフロントは、セルゲン・ヤルチュン監督が残留を望む選手であるカナダ人スター選手アッティバ・ハッチンソンとギョクハン・トーレと、新たに1年契約を結ぶことで合意に達した。2人の選手と、問題もなく、合意に至ったと言われている。

 セルゲン・ヤルチュン監督の続投で合意後、選手構成に重点を移したベシクタシュのフロントは、まずは、契約の満了した選手について動き出した。1年間の契約で合意に至った同監督のレポートに基づき、行動を開始したフロントは、手始めに、アッティバ・ハッチンソンとギョクハン・トーレとの契約更改の決定を行った。行動を起こしたアフメット・ヌル・チェビ理事長とエムレ・カジャダー副理事長は、この2選手とは、大した問題もなく合意に達した。

                  2選手とも、とっても喜んでいる

 この8年間、ベシクタシュでプレーをして、その意欲的なプレーでサポーターの心を掴んでいるアッティバ・ハッチンソンと、理事長&副理事長との交渉で、「ベシクタシュは、我が家族だ。ベシクタシュを去るなんてこと、一瞬たりとも考えたことはない。もう1年、プレーできるってことで、幸せ者だ」と、アッティバ・ハッチンソンが言ったのに対し、ギョクハン・トーレは、「昨季、移籍が実現して、ベシクタシュは、もう1度、僕にチャンスをくれた。それには、とっても感謝している。新シーズンでは、一層、チームに貢献できるよう、できうる限りのことをやっちゃいます」と言ったということだ。



キャーミル・アフメット・チョレクチ、ハタイ・スポル入り(フォトマッチ紙 21. 6.25)

キャーミル・アフメット・チョレクチ(ファナティック紙)  ハタイ・スポルは、トラブゾン・スポルのキャーミル・アフメット・チョレクチを獲得した。ハタイ・スポルは、29歳になっているキャーミル・アフメット・チョレクチと3年契約を結んだ。

 ハタイ・スポルが、トラブゾン・スポルのキャーミル・アフメット・チョレクチを獲得した。キャーミル・アフメット・チョレクチと、3年契約に調印したのだ。右サイドバックを担うキャーミル・アフメット・チョレクチは、ここまで、ブジャ・スポル、カイセリ・スポル、アダナ・デミル・スポル、エスキシェヒル・スポルに所属して、そして、この4年間はトラブゾン・スポルでプレーをしていた。昨季は、トルコ・リーグで19試合に出場して、1アシストを記録している。



ベシクタシュ、カーン・アイハンにオファー(ファナティック紙 21. 6.24)

カーン・アイハン(フォトマッチ紙) セリエAのサッスオーロ所属のトルコ代表選手カーン・アイハン獲得に、ガラタサライが動いているが、ベシクタシュも、サッスオーロに対し、オファーを出したことが明らかになった。

 昨季の最終盤まで優勝を争ったベシクタシュとガラタサライが、今度は、補強活動で競い合っている。ガラタサライが目を着けているサッスオーロのカーン・アイハンに、ベシクタシュからもオファーが出されたのだ。ベシクタシュは、サッスオーロに対し、カーン・アイハンのレンタルでの獲得を申し入れたと言われている。両者は、近日中に交渉の席に着くものと思われている。
 昨夏、250万EUROの移籍金で、フォルトゥナ・デュッセルドルフからサッスオーロに移籍したカーン・アイハンは、サッスオーロでは20試合に出場している。



セルゲン・ヤルチュン監督が、ベシクタシュと新たに交わした契約内容(ファナティック紙 21. 6.23)

セルゲン・ヤルチュン監督(TRT)  ベシクタシュとの契約更改に応じたセルゲン・ヤルチュン監督の新たな契約条件が明らかになった。

                  年俸2200万TL

 セルゲン・ヤルチュンを、再び、チームのトップに担うことにしたベシクタシュが、そのセルゲン・ヤルチュンと1年間の契約に調印した。年俸2200万TLを得ることになるセルゲン・ヤルチュンは、スーパーカップ、新シーズンでのトルコ・リーグの制覇、及び、トルコ杯の制覇を成し遂げた場合、総計3600万TLを得ることになる。そして、年俸の半分は先払いとなっている。なお、1年契約となったのは、ベシクタシュが、5月に理事長選挙を控えているためである。



レッチェ、ギュヴェン・ヤルチュン攻勢(スター紙 21. 6.22)

ギュヴェン・ヤルチュン(スター紙)  ベシクタシュが、昨季の移籍解禁期間に、レッチェへレンタル移籍させたギュヴェン・ヤルチュンの動向が、レッチェ側の補強の動きに関わってきていることが明らかになってきた。

 レッチェが、昨季、ベシクタシュよりレンタルで獲得したギュヴェン・ヤルチュンを、再度、獲得の意向を示しているのだ。イタリアの報道で、レッチェが、再び、ギュヴェン・ヤルチュンを求めていると報じているのだ。昨季、先発メンバーには入れず、そして、決して、チームの益にはなれなかったギュヴェン・ヤルチュンが、サレンント(レッチェの練習場)に戻ってくるというシナリオを報じている。
 セリエB所属のレッチェで、昨季、10試合に出場した22歳のギュヴェン・ヤルチュンは、イタリアに留まることに熱い視線を向けていると言われている。



スイス 3:1 トルコ/失望、、、EURO2020、敗退(NTV+トルコ・サッカー協会公式HP 21. 6.21)

オカイ・ヨクシュル(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) イルファン・ジャン・カフヴェジ(トルコ・サッカー協会公式HP)  EURO2020のA組最終戦をバクーで、スイス代表と戦ったトルコ代表は、3:1で敗れてしまった。この結果、この大会では、得点僅か1点、勝ち点はなしで終わったトルコ代表は、EURO2020は、グループリーグ戦で敗退となってしまった。

 EURO2020A組の第3戦で、スイス代表と対峙したトルコ代表のシェノル・ギュネシュ監督は、ウエールズ代表戦と比べて、先発メンバーを、1人は無理からに、その1人を含めて3人の交替を行って臨んだ。ウエールズ代表戦で先発メンバーに起用した選手の内で、故障を発生させたウムト・メラシュとともに、オカイ・ヨクシュルとケナン・カラマンの替りに、スイス代表戦には、メルト・ミュルデュル、メリヒ・デミラル、イルファン・ジャン・カフヴェジを、先発メンバーに起用した。
 前半6分、スイス代表の攻撃で、ズバーからのパスを、ペナルティーエリアのゴール左斜め前で得たセフェロヴィッチがシュートを放つと、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らした。1:0。
 同26分、スイス代表が、点差を2と拡げた。ズバーのパスをペナルティーエリアの手前で得たシャキリは、インサイドで強いシュートを放つと、ボールは、トルコ代表のゴール隅に突き刺さった。2:0。そして、前半は、スイス代表が2:0とリードしたまま終わった。
 後半17分、トルコ代表が、点差を1と縮めた。ハカン・チャラノウルからのパスを、スイス代表のペナルティーエリア手前で得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、インサイドキックを一閃、とっても強烈なシュートを放つと、スイス代表のゴールネットを揺らしたのだった。2:1。トルコ代表にとって、これが、この大会の初のゴールとなった。
 同23分、スピードに乗ったスイス代表の攻撃で、左サイドで動き出したズバーのパスを、PKポイントの上で得たシャキリが放ったシュートが、再び2点差をつけるゴールとなった。3:1。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリック、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、メルト・ミュルデュル=カーン・アイハン(後半19分:オカイ・ヨクシュル)、オザン・トゥファン(後半19分:ユスフ・ヤズジュ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半35分:オルクン・キョクチュ)、ハカン・チャラノウル(後半40分:ドルクハン・トコズ)、ジェンギズ・ウンデル(後半35分:ケナン・カラマン)=ブラク・ユルマズ



オランダのクラブが、フェルディ・カドゥオウルに狙いをつける(ファナティック紙 21. 6.20)

フェルディ・カドゥオウル(ファナティック紙)  AZアルクマール、フェイエノールト、ヴィテッセといったクラブが、21歳のサイドアタッカーを求めている。フェルディ・カドゥオウルは、より多くの出場機会のあるクラブに行きたいという希望を持っている。一方、フェネルバフチェ側は、収入の観点から売ることに熱い視線を向けている。

 オランダのクラブのフェルディ・カドゥオウル愛が止まらない。2018年、フィリップ・コク監督時代に、NECナイメヘンからフェネルバフチェに移籍してきたフェルディ・カドゥオウルは、この3シーズン、望むべき出場機会を得られないで来た。出場機会が回ってくると、その能力を垣間見せていたが、決して、先発メンバーの地位を保障されなかったフェルディ・カドゥオウルに対し、AZアルクマール、フェイエノールト、ヴィテッセといったクラブが、獲得に名乗りを上げたのだ。

                 代表の選択も行っていない

 フェネルバフチェとの契約が、まだ、1年残っているフェルディ・カドゥオウルだが、より多くの出場機会を見い出し、そして、自身をアピールできるクラブへの移籍に対しては、熱い視線を向けているが、フェネルバフチェ側は、契約の最終年のため、収入を得る機会と目論んでいる。知られているように、フェルディ・カドゥオウルは、オランダ代表を取るか、トルコ代表を取るかの選択も、まだ行っていない。



デニズ・テュルチ、正式にバシャックシェヒル・スポル入り(ファナティック紙 21. 6.19)

デニズ・テュルチ(ファナティック紙)  アイクト・コジャマン監督指揮下、新シーズンに、いい臨み方をしたいバシャックシェヒル・スポルが、デニズ・テュルチを、フェネルバフチェから完全移籍で獲得した。デニズ・テュルチは、3年契約に調印したのだ。

 2019‐20シーズンで優勝を果たしながら、昨季は、終盤に、降格の危機を味わったバシャックシェヒル・スポルは、新シーズンでは理想的な形で突入したいと願っている。アイクト・コジャマン監督率いるバシャックシェヒル・スポルは、昨季、レンタルで加入していたデニズ・テュルチを、フェネルバフチェから完全移籍させた。そして、デニズ・テュルチと3年契約を結んだのだ。正式な発表は、近々、行われるものと考えられる。
 1993年生まれのデニズ・テュルチは、2019-20年シーズンに、フェネルバフチェに移籍した。2シーズン、フェネルバフチェに在籍したデニズ・テュルチは、昨季は、レンタルで、バシャックシェヒル・スポルでプレーした。トルコ・リーグでは、2ゴール2アシストを記録したデニズ・テュルチは、チャンピオンズリーグでも、6試合に出場して1ゴール1アシストを記録している。



バシャックシェヒル・スポルへ、ブラジル人左サイドバック(NTV 21. 6.18)

ルカス・リマ  バシャックシェヒル・スポルが、直近では、アル・アハリに所属したルカス・リマと合意に達した。

 バシャックシェヒル・スポルが、ルカス・リマと、全ての点で合意に達した。バシャックシェヒル・スポルは、直近では、アル・アハリに所属、今は自由契約の身となっている29歳の左サイドバックを、移籍金なしで獲得することになった。両者は、近々、公式に契約に至るものと思われる。ルカス・リマは、昨季、アル・アハリで27試合に出場して、3アシストを記録している。



これじゃ、ウエールズ人になりたい!(NTV+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 21. 6.17)

ブラク・ユルマズ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) メルト・ミュルデュル(右端)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、EURO2020A組第2戦で、ウエールズ代表に0:2で敗れた。グループリーグ戦では、まだ、勝ち点を得ることができていない。ウエールズ代表は、1本のPKを失敗したが、アーロン・ラムジーとロバーツのゴールで、勝ち点3を手にした。

 EURO2020A組第2戦で、トルコ代表は、ウエールズ代表に0:2で負けることから逃れられなかった。試合は、ウエールズ代表が優勢に始めた。前のバレーとラムジーにより、危険な攻撃を生み出していたが、前半6分には、アーロン・ラムジーが、とってもゴールに迫った。ラムジーと1対1となってところから、ラムジーのシュートを、GKウーウルジャン・チャクルが外に出したのだった。
その3分後、ブラク・ユルマズの放ったシュートは、相手ディフェンスに当たりコーナーキックに替わった。前で、とっても効果的な動きを見せるバレーとラムジーにより、ウエールズ代表は、同24分、危険な場面を作り出した。ラムジーが、バレーのパスを受け、この試合2度目のGKと1対1の場面となったのだ。だが、ラムジーの放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。同35分、トルコ代表は、パスをしっかりと繋いで、相手陣内に負荷をかけて行ったが、ゴールは、ウエールズ代表の方に生まれた。同42分、バレーの送ったボールを胸でコントロールしたラムジーの放ったシュートが、トルコ代表のゴールネットに収まってしまったのだった。これで、ウエールズ代表が0:1と先制した。
 後半に入るにあたり、トルコ代表は、オカイ・ヨクシュルとオザン・トゥファンに替えて、ユスフ・ヤズジュとメリヒ・デミラルを投入した。ストッパーは、メリヒ・デミラルとチャーラール・ソユンジュの2人となった。トルコ代表は、後半に、一層意欲的に臨んだが、決して、組織立ったものではなかった。そのため、ウエールズ代表が、後半も試合の主導権を握った。中盤が組織立っていなかったため、トルコ代表は、サイドから相手ゴールに迫るということができなかったのだ。同15分、ゼキ・チェリックが、バレーに対して執った行為に対し、主審はPKを与えた。バレーは、欧州選手権で、初めてPKを蹴ったが、これを得点に繋げることができなかった。しかも、バレーは、2010年以後、初めてPKを失敗してしまったのだった。同42分、メリヒ・デミラルが、とってもゴールに迫った。ハカン・チャラノウルが左コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、メリヒ・デミラルがヘディングシュートを放ったのだったが、GKワードがコーナーキックに替えてしまったのだった。それに対して、ウエールズ代表は、同ロスタイム5分に、ロバーツがゴールを決めた。ウエールズ代表がショートコーナーを行い、バレーが、いい位置にいたロバーツにボールを送った。それに合わせて、ロバーツがグランダーのシュートを放つと、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:2。
 イタリア代表に0:3で敗れているトルコ代表は、EURO2020の第2戦でも、勝ち点なしに終わってしまった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリック、カーン・アイハン、チャーラール・ソユンジュ、ウムト・メラシュ(後半27分:メルト・ミュルデュル)=オカイ・ヨクシュル(後半1分:メリヒ・デミラル)、オザン・トゥファン(後半1分:ユスフ・ヤズジュ)=ジェンギズ・ウンデル(後半38分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ハカン・チャラノウル、ケナン・カラマン(後半30分:ハリル・デルヴィショウル)=ブラク・ユルマズ



セルダル・ドゥルスン、フェネルバフチェ入り(CNNトルコ 21. 6.16)

セルダル・ドゥルスン(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、昨季、ドイツのブンデスリーガ2部のダルムシュタット98に所属したFWセルダル・ドゥルスンを獲得した。

 フェネルバフチェの明らかにしたところによれば、移籍金の支払いなしで獲得が可能だった29歳のセルダル・ドゥルスンと、「3+1」年の契約を結んだ。
 セルダル・ドゥルスンは、昨季、ブンデスリーガ2部で、33試合に出場して、27ゴールを決め、同リーグの得点王になっている。



ウムト・ナイル、ベシクタシュを出ることを望んでいる(スター紙 21. 6.15)

ウムト・ナイル(タクヴィム紙)  昨季、クロアチアのハイドゥク・スプリトにレンタルされていたウムト・ナイルが、ベシクタシュに戻ってきた。だが、ウムト・ナイルは、ベシクタシュを離れることを望んでおり、その旨、クラブ側に伝えた。

 昨季、ベシクタシュからクロアチアにレンタル移籍していたFWのウムト・ナイルが、ベシクタシュから出ることを考えている旨、クラブ側に伝えた。ベシクタシュのフロントは、これに関心を示しており、僅かでも移籍金を得ようと考えている。ウムト・ナイルに対しては、トルコ・リーグのシワス・スポル、ギョズテペ、アダナ・デミル・スポル、カラギュムリュク、それに、海外のクラブからも、多くのオファーが来ていることが知られている。ウムト・ナイルの決断は、近々、下されるものと看られる。



ベシクタシュ、補強の狙いはアレクサンデル・マキシム(ミリエット紙 21. 6.14)

アレクサンデル・マキシム(ファナティック紙)  セルゲン・ヤルチュン監督が、獲得を望んでいる選手を、ベシクタシュのフロントは、ひっそりと綿密な精査に励んでいる。ストッパー、FW、攻撃的MFの補強を考えているベシクタシュの第一の狙いは、アレクサンデル・マキシムであることが明らかになった。

                 中盤の強化

 セルゲン・ヤルチュン監督との新しい契約に向けて交渉を続けているベシクタシュのフロントは、一方で、補強活動を続けている。セルゲン・ヤルチュン監督が、獲得を望んでいる選手を、ベシクタシュのフロントは、ひっそりと綿密な精査に励んでいる。ベシクタシュでは、レンタル期間の終わったモンテーロ、ベルナール・メンサー、ジェンク・トスンが去った。契約更改に応じなかったドルクハン・トコズも去った。ストッパー、FW、攻撃的MFの補強を考えているベシクタシュの第一の狙いは、アレクサンデル・マキシムであることが明らかになった。

                 アッティバ・ハッチンソンの新しいパートナー

 セルゲン・ヤルチュン監督は、38歳になっているアッティバ・ハッチンソンの新しいパートナー探しをしており、ガジアンテップFKの中盤で見せたプレーぶりに拍手が送られているアレクサンデル・マキシムを、とっても気に入っていることが明らかになってきている。アッティバ・ハッチンソンの中盤での負担を軽減する必要性を考えている同監督は、フロントとの話し合いで、30歳のルーマニア人選手アレクサンデル・マキシムの獲得を求めたと言われている。ガジアンテップFKとの契約が、まだ1年残っているが、ベシクタシュは、ガジアンテップFK側に正式のオファーを出すことになろう。



バシャックシェヒル・スポル、ナセル・シャドリと契約更改(フォトマッチ紙 21. 6.13)

ナセル・シャドリ(ミリエット紙)  バシャックシェヒル・スポルが、契約更改に励んでいる。バシャックシェヒル・スポルが、ベルギー人選手ナセル・シャドリと、新たに2年間の契約を結んだのだ。

 新シーズンに向けての強化を続けているバシャックシェヒル・スポルは、現所属の選手たちとの契約更改を行っている。昨季、モナコから獲得したナセル・シャドリとの契約を、2023年まで延長したのだ。バシャックシェヒル・スポルが行った発表では、「我がクラブは、我がクラブのナセル・シャドリと、新たに2年間の契約を結んだ。ベルギー代表の主要メンバーの1人であるナセル・シャドリと歩んで行ける喜びを感じているところだ」と述べている。ナセル・シャドリは、昨季、バシャックシェヒル・スポルでは、22試合に出場して、4ゴール3アシストを記録している。



EURO2020/トルコ 0:3 イタリア(NTV+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 21. 6.12)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) ハカン・チャルハノール(左前)(トルコ・サッカー協会公式HP)  EURO2020に、トルコ代表は、悪い入り方をしてしまった。開幕戦に登場したトルコ代表は、イタリア代表に対して、なす術もない戦いで、0:3で敗れてしまった。トルコ代表は、前半、相手ゴールに対して、シュートすら打てず、また、イタリア代表の1点目は、メリヒ・デミラルのオウンゴールでもあった。

 EURO2020開幕戦で、イタリア代表と対峙したトルコ代表は、前半、なす術もなかった。試合をコントロールして臨んだイタリア代表は、徐々に優位を作り上げて行った。前半のトルコ代表で、一番いいプレーを見せていたのが、GKのウーウル・ウチャルだったことが、それを証明している。
 イタリア代表は、前半18分にロレンツォ・インシーニェが、同22分にはジョルジョ・キエッリーニが、ゴールに迫った。GKウーウルジャン・チャクルは、ジョルジョ・キエッリーニのヘディングシュートが決まったかに見えたが、これを防いだ。
 前半、イタリア代表は、14本のシュートを放ったのに対し、トルコ代表のシュートはゼロだった。トルコ代表は、EURO2004のときの「オランダ代表対ラトビア代表」戦(16-0)以来の、最悪の記録となってしまった。
 後半に入るにあたり、トルコ代表は、ユスフ・ヤズジュとジェンギズ・ウンデルを交替して臨んだ。これに対し、イタリア代表は、後半に取っておいたかのような戦いを見せた。試合をコントロールして、右から左からと攻撃を仕掛けたイタリア代表は、後半8分にゴールを決めた。右サイドで生まれたイタリア代表の攻撃で、マルコ・ベッラッティが、左サイドからセンタリングを入れた。メリヒ・デミラルが、そのボールを胸でクリアしようとして、逆方向にボールを落とすとオウンゴールとなってしまったのだった。0:1。
 そのゴールのあと、イタリア代表の攻撃は続いた。ロレンツォ・インシーニェとマヌエル・ロカテッリが危険な場面を作っていたが、ゴールを決めたのはチーロ・インモービレだった。レオナルド・スピナッツォーラが、ペナルティーエリア内からシュートを放ったところ、GKウーウルジャン・チャクルが、それを防いだが、そのボールを得たチーロ・インモービレが仕上げを行ったのだった。2:0。31歳のチーロ・インモービレは、そのキャリアで初めて、ビッグな大会で、イタリア代表として決めたゴールだった。
 同34分、ロレンツォ・インシーニェがゴールを決めた。ウーウルジャン・チャクルのミスパスから始まったイタリア代表の攻撃で、チーロ・インモービレのスルーパスを、ペナルティーエリアのゴール左斜め前で得たロレンツォ・インシーニェが、落ち着いてゴールを決めたのだった。3:0。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、イタリア代表が0:3で勝利を得た。第1試合目で勝ち点の得られなかったトルコ代表は、グループリーグ戦からの勝ち抜けを、ウエールズ代表戦とスイス代表戦にかけることになった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリック、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、ウムト・メラシュ=オカイ・ヨクシュル(後半19分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、オザン・トゥファン(後半19分:カーン・アイハン)=ユスフ・ヤズジュ(後半1分:ジェンギズ・ウンデル)、ハカン・チャラノール、ケナン・カラマン(後半31分:ハリル・デルヴィショウル)=ブラク・ユルマズ



ベシクタシュ、最初の調印へ、合意に達した(ヒュリエット紙 21. 6.11)

ヴァレンティン・ロシエ(イエニ・シャファク紙)  ベシクタシュは、ヴァレンティン・ロシエを、再び、レンタルで獲得するため、スポルティング・リスボンを説き伏せるのに成功した。コジャダー理事とトルノウルラル理事が交渉に当たり、スポルティング・リスボン側から色よい返事をもらったと明らかになったので、近々、この件に関し発表が待たれるところだ。

 昨季、ベシクタシュで見せたプレーは、相手に息をつかせる間もないほどで、1ゴール7アシストを記録して、攻撃ラインに大きな貢献をしたヴァレンティン・ロシエ問題は、いい結果に辿り着いた。ベシクタシュが、昨季、スポルティング・リスボンからレンタルで獲得したヴァレンティン・ロシエが、ベシクタシュに残れるように行った交渉で、いい回答を得たのだ。

                 ベシクタシュに残留希望

 ベシクタシュのサッカー部門責任者エムレ・カジャダーと外国人選手補強担当理事エルダル・トルノウルラルが、スポルティング・リスボン側と交渉を行い、ベシクタシュに残留を希望するヴァレンティン・ロシエについて、前向きの回答を得たことが明らかになった。この件について、早急に公表されることが待たれるところだ。

                 自分で意志を伝える

 ヴァレンティン・ロシエが、トルコで、ベシクタシュでプレーを続けたいと思っていると言うコジャダー理事は、「ロシエは、とってもトルコが気に入っている。ベシクタシュに残りたいため、自身で、クラブ側と連絡をとり意志を伝えた。そして、更に1年、レンタルされることを求めた。トルコをとっても気に入っているため、国外に出ないで、ボドルムで休暇を過ごしているほどだ」と述べた。



シェネル・オズバイラクル、バシャックシェヒル・スポルとの契約に調印(CNNトルコ 21. 6.10)

シェネル・オズバイラクル(ファナティック紙)  バシャックシェヒル・スポルが、ガラタサライとの契約が満了したシェネル・オズバイラクルと、2年契約に調印したと発表した。

 バシャックシェヒル・スポルが、ガラタサライを離れたシェネル・オズバイラクルを獲得した。バシャックシェヒル・スポルのウエブサイト上で行った発表によると、上級理事ムスタファ・エレウトゥが準備をした調印式で、シェネル・オズバイラクルが、バシャックシェヒル・スポルとの2年契約に調印した。
 ここまでに、フェネルバフチェにも所属経験を持つシェネル・オズバイラクルは、昨季、ガラタサライで、トルコ・リーグに12試合に出場し、また、トルコ杯には2試合出場している。2019-20シーズンにガラタサライ入りしたシェネル・オズバイラクルは、2シーズンで、トルコ・リーグ20試合、トルコ杯5試合、UEFAチャンピオンズ・リーグに2試合の出場記録を残した。



メフメット・トパル、バシャックシェヒル・スポルを去る(ファナティック紙改 21. 6. 9)

メフメット・トパル(TRT)  バシャックシェヒル・スポルは、契約が満了したメフメット・トパルに別れを告げた。バシャックシェヒル・スポルは、契約が満了したメフメット・トパルに対し、別れのメッセージを発表したのだ。

 ガラタサライ、フェネルバフチェ、バシャックシェヒル・スポルで、トルコ・リーグの優勝を飾り、トルコで3つの異なったクラブで、優勝を経験した最初の選手となったメフメット・トパルは、チャンピオンズリーグでも記録を作り、2000、2010、2020年のチャンピオンズリーグで試合に出場したトルコ人選手となったのだ。
 メフメット・トパルの新たな所属先は、今後、大きな関心事となってしまった。35歳になっているメフメット・トパルは、今季、バシャックシェヒル・スポルで32試合に出場して3ゴール2アシストを記録している。



マレク・ハムシク、トラブゾン・スポルとの契約に調印(ファナティック紙 21. 6. 8)

マレク・ハムシク(スター紙)  トラブゾン・スポルが交渉を続けていたマレク・ハムシクの移籍に関し、いい結果に終わった。トラブゾン・スポルは、スロヴァキア人選手マレク・ハムシクと契約に至ったのだ。

 トラブゾン・スポルが、移籍爆弾を、相次いで爆発させている。まずは、ブルーノ・ペレスとゲルヴィーニョを獲得したトラブゾン・スポルが、交渉を続けていた33歳のMFマレク・ハムシクの移籍が実現したのだ。
 トラブゾン・スポルは、直近では、ヨーテボリに所属していた、そして、パスは自身で持つマレク・ハムシクと、2年契約に調印したのだ。マレク・ハムシクには、年俸150万EUROに、70万EUROの保証金が支払われることになる。
 トラブゾン・スポルは、近い内に、マレク・ハムシクの移籍に関し発表するものと思われる。



ガラタサライ、エムレ・アクババと契約更改(ファナティック紙 21. 6. 7)

エムレ・アクババ(ファナティック紙)  ガラタサライでは、ファーティフ・テリム監督は、文書の上では退任となっているが、事実上は、今後のプラン立てに関わっている。その計画リストのトップにある名前が、エムレ・アクババだ。

 ガラタサライでは、ファーティフ・テリム監督との契約は、5月31日で終わったが、補強、契約更改となると、同監督が認めたレポートに基づき行われている。
 マルカオに次いで、オメル・バイラムとエムレ・アクババとの契約延長の用意をしているガラタサライは、アイタッチ・カラ、アルパスラン・オズテュルクとともに、3年ずつの仮契約に調印している。
 同監督の希望に基づき、6月14日に召集予定の選手たちは、7月20日か21日のチャンピオンズリーグ予備戦に備えることになっている。
 レンタル先から戻って来るジミー・ドゥルマズ、ジュセ・セキディカ、エミン・バイラム、ユヌス・アクギュン、アタライ・ババジャンとともに、エムレ・クルンチ、オーウルジャン・チャーラヤン、ファーティフ・オズテュルク、オカン・コジュクの姿が、練習時には見ることができるだろう。外国人選手では、ルイダンマ、マルカオ、ライアン・バベル、ラダメル・ファルカオが、数日遅れで、その練習に合流することになっている。



ルビン・カザン、ぺルカス獲得に、フェネルバフチェへ600万EUROでオファー(ファナティック紙 21. 6. 6)

ぺルカス(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェのギリシア人スター選手ディミトリス・ペルカスが、リヨンのレーダーに引っかかった。だが、ぺルカス獲得にむけ、第一の名乗りを上げたのは、ルビン・カザンだった。

 ルビン・カザンは、フェネルバフチェの戸を、600万EUROという金額で叩いた。フェネルバフチェのフロントは、直近の所属クラブであるPAOKに対して、その移籍金の20%を支払わねばならないため、ぺルカスの移籍には、1000万EURO以下では応じたくない気持ちでいる。そのため、ルビン・カザンの最初のオファーは、瞬時に引き下げられた。ルビン・カザンが、新しいオファーを持ち、再度、フェネルバフチェとの交渉の席に着くことと考えられている。一方、ぺルカスはと言えば、自身のキャリアを、まずは、フェネルバフチェを送りたいというと考えている。



ドルクハン・トコズの行き先(フォトマッチ紙 21. 6. 5)

ドルクハン・トコズ(ファナティック紙)  ベシクタシュとの契約が満了したドルクハン・トコズの新しい所属先が明らかになった。そのクラブとドルクハン・トコズは、大筋で合意に至ったと考えられている。

 移籍期間が始まって以来、話題に上がる選手の1人であったドルクハン・トコズだが、その問題に対する答えが見つかったのだ。今、トルコ代表の一員としてEURO2020参戦の準備に忙しいドルクハン・トコズの今後が、概ね、明らかになったのだ。
 2018年7月9日に、僅か15万EUROの移籍金で、エスキシェヒル・スポルからベシクタシュに移ってきて、今季は、2冠獲得の一員だったドルクハン・トコズのベシクタシュとの契約は、この7月1日に、正式に終了した。
 25歳になっているドルクハン・トコズは、リーガエスパニョーラで、今季8位に終わったセルタ・ヴィーゴと、大筋で、移籍に合意したのだ。ドルクハン・トコズは、EURO2020後に、セルタ・ヴィーゴとの契約に調印するものと考えられている。

                 セルゲン・ヤルチュン監督とともに、プレーが向上した

 フェネルバフチェ入りかと、その名が取り沙汰されていたが、ヨーロッパでのプレーを夢見ていたため、リーガエスパニョーラのセルタ・ヴィーゴでのプレーを選択したドルクハン・トコズは、ベシクタシュで、今季はいいシーズンを送れたと振り返り、セルゲン・ヤルチュン監督のおかげで、プレーの質が上がったと述べた。サッカー人生を海外で送ることにしたドルクハン・トコズは、自身を信頼して、新シーズンでは、トルコを代表して、ヨーロッパでの戦いを続けて欲しいと願っている。

                 市場価格は470万EURO

 ベシクタシュに所属した3シーズンで出場した71試合で、3ゴール3アシストを記録しているドルクハン・トコズの市場での評価は、移籍市場の情報によると、現在、470万EUROだ。トルコ代表として戦うEURO2020でに活躍ぶりで、この数字が、より上昇することを期待するドルクハン・トコズは、2019年10月には650万EUROまで、その価格が上がったことがあったが、その後は下がっているのだ。



トルコ 2:0 モルドヴァ(トルコ・サッカー協会公式HP+イエニ・シャファク紙補綴 21. 6. 4)

ブラク・ユルマズ(TRT) ハカン・チャルハノール(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、EURO2020本戦を前にした3つ目の、そして、最後の親善試合を行い、モルドヴァ代表を2:0でくだした。

 ドイツのパデルボルン市ベンテラー・アリーナで行われたこの試合、トルコ代表のゴールは、後半13分にブラク・ユルマズ、同32分にジェンギズ・ウンデルが決めた。
 アンタルヤ・キャンプで行った親善試合では、アゼルバイジャン代表を2:1でくだしたトルコ代表は、2試合目では、ギニア代表と0:0で引き分けている。

                  試合経過

 前半16分、トルコ代表が、とってもゴールに迫った。ユスフ・ヤズジュのスルーパスに反応したブラク・ユルマズが、ペナルティーエリア内でGKと1対1となったところから、左足一閃、シュートを試みた。だが、ボールは、GKセレアドゥニッチに跳ね返されてしまった。
 同29分、トルコ代表が、相手陣内中ほどでフリーキックを得た。そのフリーキックを蹴ったハカン・チャルハノールがペナルティーエリア内へとボールを入れると、いい位置にいたメリヒ・デミラルが、そのボールに合わせてヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同29分、モルドヴァ代表の右サイドの攻撃で、アントニウチがセンタリングを入れると、ダマシャンが、それにヘッドで合わせた。だが、GKウーウルジャン・チャクルが、コーナーキックに替えてしまった。
 同34分、トルコ代表が、大きなチャンスを逸してしまった。右サイドで得たフリーキックを、ユスフ・ヤズジュが、グランダーのボールを内へと入れた。それに反応して、ニアサイドに走り込んだゼキ・チェリクがシュートを放ったが、ボールは、転がりながら、ファーサイドのバーを逸れ外に出て行ってしまった。
 同36分、モルドヴァ代表の攻撃で、ダマシャンがパスを出すと、トルコ代表のゴールマウスをしっかりと見据えた位置でボールを得たプタティカが、強烈なシュートを放った。だが、GKウーウルジャン・チャクルが、際どいところで、コーナーキックに替えてしまった。そして、前半は、0:0のまま終了した。
 後半13分、トルコ代表が先制した。オカイ・ヨクシュルから出たボールを、ハカン・チャルハノールが、ダイレクトで、見事なヒールキックで、ボールをブラク・ユルマズに渡した。ペナルティーエリア内で、相手GKと1対1となったブラク・ユルマズが、落ち着いてシュートを放つと、ボールは、モルドヴァ代表のゴール隅に突き刺さったのだった。1:0。
 同32分、トルコ代表が、点差を2と拡げた。GKウーウルジャン・チャクルが、長いゴールキックを蹴ると、これが、ジェンギズ・ウンデルに渡り、ジェンギズ・ウンデルは、それをコントロールすると、前に相手選手がいたにも拘わらず、ゴール右斜め前からグランダーのシュートを放つと、ボールは、モルドヴァ代表のゴールネットに収まったのだった。2:0。そして、試合は、トルコ代表が、2:0とリードを保ったまま終わった。

【トルコ代表】ウーウル・ウチャル=ゼキ・チェリク、チャーラール・ソユンジュ(後半1分:カーン・アイハン)、メリヒ・デミラル、ウムト・メラシュ=オカイ・ヨクシュル(後半34分:タイラン・アンタルヤルと)、オザン・トゥファン(後半1分:ジェンギズ・ウンデル)=ケナン・カラマン、ハカン・チャルハノール(後半23分:オザン・カバク)、ユスフ・ヤズジュ(後半23分:オルクン・キョクチュ)=ブラク・ユルマズ(後半39分:メルト・ミュルドゥル)



フェネルバフチェに幸運を運ぶ鳥! イタリアのビッグクラブがアルタイ・バユンドゥルを狙っている(アクシャム紙 21. 6. 3)

アルタイ・バユンドゥル(ファナティック紙)  フェネルバフチェで活躍のGKアルタイ・バユンドゥルが、世界に名だたるクラブの関心を惹いている。トルコ代表として、EURO2020のメンバー入りしているアルタイ・バユンドゥルに、ユベントスとACミランが、しかっりとマークしているのだ。

 今季、フェネルバフチェで、最も活躍した選手の1人であるアルタイ・バユンドゥルを、世界に知られたビッグクラブが狙っている。トルコ代表として、EURO2020へ参戦するアルタイ・バユンドゥルは、移籍という面でも注目を集めている。世界に知られたイタリアのクラブ、ユベントスとACミランが、アルタイ・バユンドゥルに関心を示しているのだ。移籍に関し、具体的な展開があることが期待されるところだ。
 今季、フェネルバフチェで、35試合に出場したアルタイ・バユンドゥルは、31ゴールを許している。



ベシクタシュ、ディフェンスの強化に! 2人のストッパーを(アクシャム紙 21. 6. 2)

セルゲン・ヤルチュン監督(TRT)  ベシクタシュのフロントは、1人は外国人選手、1人はトルコ人選手のストッパーを、近々、獲得に乗り出す。

 補強の季節となり、ディフェンスの強化を考えているベシクタシュのフロントは、ストッパー問題を、セルゲン・ヤルチュン監督とともに解決を図っている。モンテーロのレンタル期間が満了し、そして、その契約の更改の意思のないベシクタシュのフロントは、1人は外国人選手、1人はトルコ人選手のストッパーを、近々、獲得に乗り出すことになろう。この件に関し、セルゲン・ヤルチュン監督と話し合いを持ち、選手の絞り込みをしてきたフロントは、1人は外国人選手、1人はトルコ人選手のストッパーを獲得しようと努めている。

                  ギュヴェン・ヤルチュンは、夏季キュンプに合流

 ベシクタシュが、移籍解禁期間にレッチェにレンタルで出したギュヴェン・ヤルチュンは、新シーズンにいい臨み方をすべく、夏季キャンプに参加する用意をしている。センターフォワードを欠いた時期、同監督が惜しんで止まなかった選手の1人であるギュヴェン・ヤルチュンは、新シーズンには出番をもぎ取ろうと、今から、自分を鍛え始めているのだ。同監督の望みではなかったけれど、ギュヴェン・ヤルチュンの意思が強かったため、許可が出されたギュヴェン・ヤルチュンは、新たな1ページを開きたいと考えている。



トルコ 0:0 ギニア(トルコ・サッカー協会公式HP改 21. 6. 1)

マフムト・テクデミル(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) メルト・ミュルドゥル(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、EURO2020を前にして行っているアンタルヤ・キャンプでの2つ目の親善試合を、ギニア代表と戦い0:0で引き分けた。

 アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合、両者無得点の均衡を破れず、トルコ代表は、EURO2020本戦前の最後の親善試合を、6月3日(水)に、ドイツでモルドヴァ代表と戦う。

                 試合経過

 前半10分、ギニア代表がゴールに迫った。ボールを持ち、ペナルティーエリア内へと入り込んだカンテが、GKメルト・ギュノクと1対1となった。だが、ゴール右斜め前まえからカンテが放ったシュートは、ゴールマウスの傍らを逸れ、外に出て行ってしまった。
 後半11分、ギニア代表が左コーナーキックを得て、それを、イブラヒマ・コンテが蹴った。ファーサイドで、そのボールを得たママドゥがシュートを放ったが、GKメルト・ギュノクが、転がって来るボールを、ゴールポスト際で外に出しコーナーキックに替えた。
 同22分、トルコ代表の攻撃で、ジェンギズ・ウンデルが、オルクン・キョクチュとのワンツーを行い、相手ペナルティーエリア手前でボールを得た。そして、ペナルティーエリア内にいたケナン・カラマンにパスを送った。だが、そのケナン・カラマンが、インサイドキックでシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同28分、トルコ代表が効果的な攻めを見せた。オカイ・ヨクシュルが、ペナルティーエリア内へとボールを入れると、メルト・ミュルドゥルが、ゴール右斜め前から走りこんできて、強烈なシュートを放った。だが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同35分、トルコ代表が、とってもゴールに迫った。ジェンギズ・ウンデルがフリーキックを蹴ると、ギニア代表のマラが、ヘッドで、ボールを背後に逸らそうとしたところ、ボールは、上のバーに当たり、ピッチに跳ね返ったのだった。
 同ロスタイム1分、ハリル・デヴィショウルが、左サイドでボールを得た。そして、ペナルティーエリア内へと持ち込むと、角度を開け、シュートを放った。ディフェンダーに当たったボールは、高く跳ね上がり、僅かに枠を逸れコーナーキックに替わった。そして、試合は、0:0のまま終わった。

【トルコ代表】メルト・ギュノク=メルト・ミュルドゥル、カーン・アイハン、オザン・カバク(後半41分:エフェジャン・カラジャ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=マフムト・テクデミル(後半41分:タイラン・アンタルヤル)、ドルクハン・トコズ(後半20分:ハリル・デヴィショウル)=ジェンギズ・ウンデル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半1分:ケナン・カラマン)、アブドゥルカディル・オミュル(後半1分:オルクン・キョクチュ)=エネス・ウナル(後半20分:オカイ・ヨクシュル)



フェネルバフチェを去るギョクハン・ギョヌルの新たな落ち着き先(ファナティック紙 21. 5.31)

ギョクハン・ギョヌル(TRT)  フェネルバフチェを去るというところへ来ているギョクハン・ギョヌルが、アダナ・デミル・スポルと合意に達した。36歳になっているギョクハン・ギョヌルは、今季、22試合に出場して、計1816分、ピッチに立った。

 フェネルバフチェとの契約年数が「1+1年」となっていたギョクハン・ギョヌルに対するオプション権を、フェネルバフチェが行使しない。この件を伝えられたギョクハン・ギョヌルは、サッカー人生を終えるつもりはないと言っている。このため、獲得に動いた、トルコ・リーグへの新参者アダナ・デミル・スポルが、「おいで、おいで、うちで、プレーをやろうぜ、うちのクラブは、あんたのような兄貴になる選手が要るんだ。ギョクハン・インレルとともに、新しいシーズンでは、うちで兄貴分になって欲しいんだ」とのメッセージを込めてオファーを出した。説得を受けたギョクハン・ギョヌルは、近々、アダナ・デミル・スポルと契約を結ぶものと思われている。

                 2ゴール2アシストを記録

 ギョクハン・ギョヌルは、今季、フェネルバフチェで22試合に出場し、計1816分、ピッチに立った。その間、2ゴール2アシストを記録して、チームに貢献した。ギョクハン・ギョヌルは、ここまで、そのキャリアで、ベシクタシュ、フェネルバフチェ、ゲンチレル・ビルリーイのユニフォームを着たことがある。



トラブゾン・スポルで、アブドゥルカディル・パルマクの謝罪が受け入れられる(ミリエット紙 21. 5.30)

アブドゥルカディル・パルマク(ソズジュ紙)  構想外扱いとなり干されてしまって以後、謝罪をしていたアブドゥルカディル・パルマクが、本日、アブドラハ・アヴジュ監督と話し合いを持った。トラブゾン・スポルが行ったコメントで、26歳のアブドゥルカディル・パルマクから謝罪が行われたことを明らかにした。

 ガラタサライ戦でのやる気のないプレーで、干されてしまっていたアブドゥルカディル・パルマクに赦しが出た。トラブゾン・スポルのフロント、コーチ陣、そして、クラブ全体に対し謝罪を行ったアブドゥルカディル・パルマクに赦しが出たのだ。アブドゥルカディル・パルマクは、トラブゾン・スポルの新シーズンに向けてのキャンプに加えられることになった。
 この件に関してのトラブゾン・スポルの明らかにしたことは、次のような内容だ。「我らの監督アブドラハ・アヴジュの報告に基づき、構想外としていたアブドゥルカディル・パルマクが、フロントに、コーチ陣に、そして、クラブ全体に対して謝罪を行った。アブドラハ・アヴジュ監督は、この謝罪を受け、本日、アブドゥルカディル・パルマクと話し合いを持ち、その話し合いのあと、アブドゥルカディル・パルマクの謝罪を受け入れ、新シーズンのキャンプ・メンバーに加えることを、フロント側に通告した」。



トラブゾン・スポルを離れたマルロンを、ギレスン・スポルが求める(ファナティック紙 21. 5.29)

マルロン(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルを離れたマルロンを、黒海沿岸のクラブ、ギレスン・スポルが獲りに入った。

 トルコ・リーグ新参のギレスン・スポルが、今季末をもち、トラブゾン・スポルへのレンタル期間が満了した23歳のブラジル人選手マルロン・ロドリゲス・シャヴィエル獲得に動き出していると言われている。ギレスンの地方紙によると、トルコ・リーグ新参のギレスン・スポルが、マルロンの獲得に向け、フルミネンセと第1回の交渉を行ったとある。
 トラブゾン・スポルでは、38試合に出場したマルロンは、1アシストを記録し、スーパーカップ獲得に寄与した。



トルコ 2:1 アゼルバイジャン(ミリエット紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 21. 5.28)

オルクン・キョクチュ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) ハリル・デヴィショウル(ミリエット紙)  EURO2000を前にして、アンタルヤでキャンプを張っているトルコ代表が、最初の練習試合で、アゼルバイジャン代表と対峙した。0:1と先制を許したトルコ代表だったが、最後には2:1で勝利をものにした。

 トルコ代表のゴールは、前半34分にハリル・デヴィショウル、同45分にカーン・アイハンのあげたものだった。
 2022W杯予選では、今年に入り、オランダ代表を4:2でくだしたトルコ代表は、その後、ノルウェー代表をも3:0で退け、ラトビア代表とは3:3で引き分けている。この月曜日には、ギニア代表と戦うトルコ代表は、6月2日以後は、その準備をドイツで行うことになっている。

                  試合経過

 前半28分、アゼルバイジャン代表の攻撃で、ペナルティーエリアの右サイドから動き出したアッバス・ヒュセイノフが、ボールを中にいたエミン・マクムオーヴァに出した。そのエミン・マクムオーヴァが、走りこんできて強いシュートを放つと、GKアルタイ・バユンドゥルを抜け、トルコ代表のゴールネットを揺らしてしまった。0:1。
 同34分、トルコ代表が、ペナルティーエリアの外ゴール右前で得たフリーキックを、オルクン・キョクチュが蹴った。ボールを内へと蹴り入れると、ニアサイドに入り込んだハリル・デヴィショウルが、ヘッドで合わせた。このヘディングシュートが、アゼルバイジャン代表のゴールネットを揺らした。1:1。
 同45分、トルコ代表が得たコーナーキックを、ジェンギズ・ウンデルが、右から蹴ると、ゴール前でこぼれ球が、メリヒ・デミラルの前に転がった。メリヒ・デミラルが、シュートを放つと、ボールはGKから跳ね返った。そこに詰めていたカーン・アイハンが仕上げを行い、ゴールが生まれた。2:1。そして、前半は、トルコ代表が、2:1とリードを保ち終わった。
 後半に入り、両者ともに注意深く、試合に臨んだが、トルコ代表は、しばしば相手ゴールに攻め寄せた。
 同26分、アゼルバイジャン代表のアリ・ゴルバニが、GKアルタイ・バユンドゥルに激しい行為を見せ、イエローカードが出され、また、アルタイ・バユンドゥルは、故障を発生させ、交替を余儀なくされてしまった。アルタイ・バユンドゥルに替わり、この試合の終わりまで、ゴールマウスを守ったのはギョクハン・アッカンだった。
 同38分、今度は、ハリル・アクブナルが傷み、替わりにオザン・トゥファンが投入された。

【トルコ代表】アルタイ・バユンドゥル(後半28分:ギョクハン・アッカン)=メルト・ミュルドゥル、カーン・アイハン、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半1分:エフェジャン・カラジャ)=タイラン・アンタルヤル=オルクン・キョクチュ(後半22分:アブドゥルカディル・オミュル)、ハリル・アクブナル(後半39分:オザン・トゥファン)、ジェンギズ・ウンデル(後半1分:ケレム・アクテュルコウル)=ハリル・デヴィショウル(後半22分:エネス・ウナル)



1部への最終切符はアルタイへ(TRT 21. 5.27)

アルタイ、歓喜(TRT)  トルコ・リーグ2部のプレーオフ決勝戦で、アルトゥノルドゥを0:1で退けたアルタイが、アダナ・デミル・スポル、ギレスン・スポルに次いで、1部リーグ昇格の最後のクラブとなった。

 トルコ・リーグ2部のプレーオフで、イスタンブル・スポルをくだしたアルタイと、サムスン・スポルをくだしたアルトゥノルドゥが、1部昇格をかけて対峙した。イスタンブル・アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、前半は、両者無得点で終わった。
 後半は、中盤でのせめぎ合いで推移したが、抑制した試合運びを見せていた両者ともに、チャンスを作り出すのに苦労していた。長い時間、均衡を破れないままだったが、後半44分、アルタイの得点王マルコ・フィリペ・ロペス・パイシャオが舞台に上がった。後半から投入されたこのポルトガル人選手は、終盤に、チームを0:1とリードへと導いたのだった。
 残りの時間では、ゴールの声は上がることはなく、アルタイが0:1で勝利を収め、2部リーグの試合日程内で2位以内に入り、1部への昇格を既に決めているアダナ・デミル・スポルとギレスン・スポルに次ぎ、3番目の昇格クラブとなったのだった。
 アルタイは、2002-03シーズン終了を最後に、1部から離れていたため、18年ぶりの復帰となった。かつて選手時代も所属したことがあり、アルタイの監督に就任して5試合で5勝をあげたメスタファ・デニズリは、試合後、大きな喜びに包まれていた。また、アルタイは、6回目のプレーオフ進出で、1部昇格を決めたことになる。若い選手中心の選手構成で戦ったアルトゥノルドゥは、51年間、1部への昇格を願い続け、まだ、実現していない。

【アルトゥノルドゥ】エルハン・エレンテュルク=ラフミ・サリフ・カヤ(後半38分:ウフク・ブダク)、ユスフ・ヤルチュン・アルスラン(後半ロスタイム2分:ブラク・インジェ)、シナン・オスマノウル、カフラマン・デミルタシュ=フルカン・チル(後半ロスタイム2分:アフメット・デレリ)、オーウルジャン・ウルギュン=アフメット・イルハン・オズテュルク、レジェプ・アイドゥン、メテハン・ミマロウル(後半38分:シェレフ・オズジャン)=ヒュサメッティン・イエネル(後半15分:エニス・デスタン)
【アルタイ】ジハン・トパロウル=セブライル・カラエル、イブラヒム・オズテュルク、ムラト・アクチャ、メフメット・エルデム・ウーウル=カリー・ティアム、アンドレ・ポコ、ジャスミン・スク(後半1分:マルコ・フィリペ・ロペス・パイシャオ)=レアンドロ・カッペル、アドリアン・レガッティン(後半1分:ゼキ・ユルドゥルム)、ズィヤ・アルクルト(後半1分:エルハン・チェレンク)



ジェルヴィーニョとブルーノ・ペレスが、トラブゾン入り(CNNトルコ 21. 5.26)

ジェルヴィーニョ ブルーノ・ペレス  トラブゾン・スポルが合意に至った33歳の中盤サイドの選手ジェルヴィーニョと、31歳の右サイドバックの選手が、トラブゾンに入った。

 イタリアからの特別便で、午後7時45分にトラブゾン空港に着いたジェルヴィーニョとブルーノ・ペレスが、同空港で、トラブゾン・スポルの関係者により出迎えを受けた。トラブゾン・スポルのサポーターは、空港出口で、両選手に大きな関心を示した。サポーターは、コロナ対策に配慮しながら、両選手に花束を渡し、デモンストレーションをしていたが、ジェルヴィーニョは、これを見て、サポーターに近づいて行き握手を求めていた。両選手は、その後、自身を迎えに来ていたクラブ関係車両に乗り込み、空港を後にした。ジェルヴィーニョとブルーノ・ペレスは、トラブゾン側と、最後の詰めを行ったあと、メディカルチェックを受け、正式に調印に至るものと思われる。
 現在の市場価格が250万EUROというジェルヴィーニョは、今季、イタリア・セリエAのパルマに所属、27試合に出場して5ゴール1アシストを記録している。一方、イタリア・セリエAのローマに所属して、250万EUROの市場価格のあるブルーノ・ペレスは、今季44試合に出場している。そして、2ゴール4アシストを記録している。



エルシン・デスタノウルにビッグなオファー! 正式に伝えられている(スター紙 21. 5.25)

エルシン・デスタノウル(ファナティック紙)  今季、ベシクタシュで優勝を経験した20歳の若きGKエルシン・デスタノウルに、フランスのニースから500万EUROの移籍金でのオファーが来ている。このオファー受けなかったベシクタシュは、1200万EUROを求めたそうだが、フランス・リーグで優勝したリールも、エルシン・デスタノウルに関心を示していることが明らかになっている。

 今季の優勝を遂げたベシクタシュのメンバーに名を連ねるエルシン・デスタノウルが、フランスのクラブの目に止まっている。レキップ紙に拠ると、フランス・リーグ1部所属のニースが、エルシン・デスタノウル獲得のために正式なオファーを出したとうことだ。ニースのサッカー部門の責任者フルニエが、トルコに足を運び、そのプレーぶりを間近で観察したエルシン・デスタノウル獲得に、移籍金500万EUROを提示したというのだ。その報道では、ベシクタシュは、移籍金として1200万EUROを下回ることは考えていないとしている。一方、同じフランス・リーグから、今季を制したリールが、エルシン・デスタノウルに強い関心を示していると言われている。
 エルシン・デスタノウルは、今季、ベシクタシュのユニフォームを着て、35試合に出場して、その内の13試合ではゴールを許さず、チームに大きな貢献をしている。



ガラタサライ、契約更改(TRT 21. 5.24)

オメル・バイラム ルイダンマ(ファナティック紙)  ガラタサライのフロントは、所属選手との契約更改作業を続けている。契約が満了している選手と話し合っているのだ。

 ガラタサライでは、5月19日に予定されている選挙込みの総会を前に、所属選手との契約に関わる作業に追われている、ガラタサライでは、現フロントが、この作業を続けているのだ。外部からの補強では、アルパスラン・オズテュルクとは合意に達し、アイタッチ・カラの場合は調印段階まで進んでいる。契約更改に関しては、マルカオとは2年間の契約延長を行った。オメル・バイラムとルイダンマとは、相互で、契約延長で合意に達している。この2選手については、今後、正式に発表があると考えられている。契約が満了する、これら以外の選手では、エムレ・アクババがいる。28歳になっているエムレ・アクババとの話し合いでは、まだ合意に至っていないと言われている。また、レンタルで加入している選手以外では、シェネル・オズバイラクル、マルティン・リネス、ライアン・ドンク、エムレ・タシュデミル、アルダ・トゥランとの契約が、5月31日で満了する。



マックス・グラデル、2024年までシワス・スポルに(スター紙 21. 5.23)

マックス・グラデル(スター紙)  シワス・スポルが、マックス・グラデルとの契約を、2024年まで延長したと発表した。

 シワス・スポルは、今季、加入して、いいサッカーを見せ、注目を浴びたマックス・グラデルとの契約を、2023-24シーズン終了までと、2年間、延長した。
 今季、シワス・スポルが、フランスのトゥールーズから獲得して、契約は、2021年で満了することになっていたマックス・グラデルとの契約更改交渉の結果、2023-24シーズン終了までの2年間、延長することになった。今季、活躍の痕を残した33歳になっているマックス・グラデルは、今季、トルコ・リーグ、UEFA欧州リーグ、トルコ杯で、計48試合に出場して、12ゴールを決め14アシストを記録している。



ヴェダト・ムリキ、フェネルバフチェの俎上に上る(TRT 21. 5.22)

ヴェダト・ムリキ(ギュネシュ紙)  フェネルバフチェの補強の最大の課題は、センターフォワードの強化である。サマッタ、マメ・ティアム、パピス・シセに、期待した成果を得られなかったフェネルバフチェは、異なった選択肢を引っ張り出してきた。その俎上に上がってきている選手の1人が、ヴェダト・ムリキだ。

 1750万EUROの移籍金で、フェネルバフチェからラツィオに移ったコソヴォ人選手ヴェダト・ムリキだったが、ラツィオでは期待に添えなかった。ヴェダト・ムリキの市場価格の再度の上昇を願うラツィオは、その扱いの選択肢を考え中だ。そのため、フェネルバフチェが獲得する場合は、ありうる手はレンタルでの獲得だ。
 フェネルバフチェ時代には、36試合に出場して17ゴール7アシストを記録したヴェダト・ムリキも、かつての雰囲気に浸りたいと願っている。だが、ヴェダト・ムリキをレンタルで獲得したいと考えているクラブが、他にもある。ヴェダト・ムリキ本人と代理人は、フェネルバフチェを含め、幾つかのクラブと交渉を行い、その後、結論を明らかにするものと思われている。



ガラタサライは、マルカオとタイラン・アンタルヤルとの契約更改をするつもり(ファナティック紙 21. 5.21)

マルカオ(フォトマッチ紙) タイラン・アンタルヤル(ファナティック紙)  今季、トルコ・リーグで、ガラタサライの選手の中で、最も長くピッチに立ったマルカオとタイラン・アンタルヤルと、ガラタサライ側は、新たな契約締結に調印する準備をしている。

 ブラジル人選手マルカオは、シーズン中より、フロントに対し年俸を上げるよう働きかけてきたが、いい返事を受けていたようだ。マルカオの年俸は、今の85万EUROから120万EUROレヴェルにまで上がることになるだろう。新たな契約が、近々、正式なものとなることが明らかになっている。今季、目立った選手の1人、タイラン・アンタルヤルも、マルカオ同様といった喜びに包まれるだろう。年俸220万TLでプレーしてきた26歳になっているタイラン・アンタルヤルの年俸は、500万TLレヴェルまで高騰することになろう。タイラン・アンタルヤルの新しい契約は、トルコ・リラ建てで行われるものと考えられている。



エロル・ブルト、ガジアンテップFKと合意に達する(CNNトルコ 21. 5.20)

エロル・ブルト監督(ハベル・テュルク紙)  最近まで、フェネルバフチェを率いていたエロル・ブルトが、ガジアンテップFKと、2年契約を結ぶことになった。

 トルコ・リーグ2020-2021シーズンを9位で終えることになったガジアンテップFKが、新たに、エロル・ブルトに、その身を委ねることになった。マリウス・サムディカのあと就任したリカルド・サ・ピントも去ったガジアンテップFKが、最近までフェネルバフチェを率いていたエロル・ブルトを迎えることで、間違いなく合意に達した。
 昨季、アランヤ・スポルを率いて、成果を残した45歳のエロル・ブルトは、今季、フェネルバフチェを率いて、34試合、ピッチに立った。その間。フェネルバフチェは、21勝5分8敗と記録を残した。監督としてのキャリアを、新マラテヤ・スポルで始めたエロル・ブルトは、その後、アランヤ・スポルを率いたのだった。



ベシクタシュ、アンタルヤ・スポルをくだし、トルコ杯を制覇(ソズジュ紙改 21. 5.19)

ジョゼフ・デ・ソーサ(ベシクタシュ公式HP) ヴェイセル・サル(左)ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ・リーグを制覇したベシクタシュが、トルコ杯でも、いい結果を修め、今季の二冠を達成した。ベシクタシュは、トルコ杯決勝で、アンタルヤ・スポルを、ジョゼフ・デ・ソーサとロシエのゴールで0:2のスコアでくだし、10回目のトルコ杯制覇を成し遂げたのだった。

 第59回トルコ杯決勝戦で、ベシクタシュとアンタルヤ・スポルが対峙した。ギュルセル・アクセル・スタジアムで行われた試合を、今季のトルコ・リーグの覇者ベシクタシュが、0:2で制し、今季の二冠を達成した。決勝に、ゴールを浴びずに勝ち上がってきたアンタルヤ・スポル相手に、前半3分にジョゼフ・デ・ソーサのゴールで、ベシクタシュが0:1と先制した。同30分にロシエがゴールを決め、点差を2と拡げた。そして、このリードを最後まで守ったのだった。

                 ベシクタシュ、史上3回目の二冠達成

 ベシクタシュは、1989-90シーズンと2008-2009シーズンに、トルコ・リーグの制覇とトルコ杯の制覇を成し遂げているが、それを、今季も実現し、史上3回目の二冠制覇となったのだ。

                 ゴールで、この決勝は始まった

 前半2分が終わろうとしたところで、アッティバ・ハッチンソンが、左サイドにいたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥを、ディフェンスの裏に走らせた。ボールを得たジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、グランダーのセンタリングを入れると、GKボッフィンが、そのボールに触れたが、ジョゼフ・デ・ソーサの前に落ちてしまった。それを、ジョゼフ・デ・ソーサがゴールインさせてしまい、ベシクタシュが0:1と先制した。

                 ロシエが、ベシクタシュを楽にさせた

 ベシクタシュの速い攻撃で、トルコ・リーグのアシスト王になったラシド・ゲザルが、中盤から相手ディフェンス陣内へと持ち込み、右サイドを駆け上がったロシエにボールを預けた。そのロシエが、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、20倍にもなる優位を確保するゴールとなった。

                 アッティバ・ハッチンソンのシュートは、バーを直撃

 同39分、ラシド・ゲザルからいいパスを受けたアッティバ・ハッチンソンが、ボールを、ペナルティーエリア内でコントロールしてから、フリーの状態で、インサイドを使ったキックでシュートを試みた。だが、ボールは、ゴールポストに嫌われ、ボッフィンが押さえるとこるとなった。
 後半に入ると、試合のテンポが落ちた。ベシクタシュが確保した、スコアの優位に対し、アンタルヤ・スポルは反抗ができなかった。ベシクタシュ陣内でプレッシャーをかけたアンタルヤ・スポルが、同ロスタイム2分に、ヴェイセル・サルが放ったシュートが、ゴールポストに掴まるということがあったが、求めてやまなかったゴールを決めることはできなかった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ(後半25分:シドニー・サム)、ヴェイセル・サル、ナルド、フェドール・クドゥリアショフ=ハカン・オズメット(後半1分:メルト・ユルマズ)、ヌリ・シャッヒン(後半34分:ウフク・アクヨル)=ギョクデニズ・バイラクダル、フレディ・リベイロ、アミルトン・ミネルヴィノ(後半34分:デヴァー・オリギル)=ルカス・ポドルスキ
【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル(後半41分:ルドゥヴァン・ユルマズ)、ネジプ・ウイサル(後半20分:ドルクハン・トコズ)、アッティバ・ハッチンソン(後半33分:ベルナール・メンサー)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半20分:ギョクハン・トーレ)=サイル・ラリン



アルパスラン・オズテュルク、ギョズテペを正式に退団、フェネルバフチェに行くのか、、、(スター紙 21. 5.18)

アルパスラン・オズテュルク(ファナティック紙)  トルコ・リーグで、この3シーズン、ギョズテペのユニフォームを着たアルパスラン・オズテュルクが、そのギョズテペを去ることを、自身のソーシャルメディアを使い明らかにした。アルパスラン・オズテュルクの名前は、フェネルバフチェの名前とともに思い出されるのだが。

 トルコ・リーグ所属のギョズテペでプレーしてきたアルパスラン・オズテュルクが、そのギョズテペを去ることを明らかにした。アルパスラン・オズテュルクは、自身のインスタグラムを使い、次のように述べている。「ここ3シーズン所属してきて、私自身の栄誉のように思ってきたギョズテペとの契約が終わった。もう、言う資格はないかもしれないけれど、願わくは、あなたがたの元へ、ギョズ、ギョズ、ギョズテペ」。
 ギョズテペを去ったアルパスラン・オズテュルクの名前は、最近、しばしば、フェネルバフチェとともに出て来る。ストッパーの補強が、焦眉の課題であるフェネルバフチェは、パスを、自身で持つアルパスラン・オズテュルクに目を向けるのものと思われている。
 2018‐19シーズン以後、ギョズテペで、トルコ・リーグに76試合の出場記録を持つアルパスラン・オズテュルクは、その間、13ゴールを決めている。



フェネルバフチェの目はルーカス・ビグリアに(TRT 21. 5.17)

ルーカス・ビグリア(TRT) ドーアン・アレムダル フェネルバフチェが、カラギュムリュク所属のルーカス・ビグリア獲得に動き出している。フェネルバフチェは、また、カイセリ・スポルのGKドーアン・アレムダルも俎上に乗せている。

 フェネルバフチェが、新シーズンに向け選手構成に向け着手し出した。フェネルバフチェは、カラギュムリュクのルーカス・ビグリアとカイセリ・スポルのGKドーアン・アレムダルを俎上に乗せているのだ。
 アルゼンチン人選手ルーカス・ビグリアを、中盤における得難い選手の1人だと看るフェネルバフチェは、移籍金なしで、この補強を終わらせようと考えている。35歳になっているルーカス・ビグリアは、今季、カラギュムリュクで35試合に出場し、3ゴール2アシストを記録している。

                  ドーアン・アレムダルにご執心

 また、フェネルバフチェは、カイセリ・スポルの18歳のGKドーアン・アレムダルを獲得したいと考えている。首脳陣は、今季当初より、ドーアン・アレムダルに熱視線を送っていた。ドーアン・アレムダルの代理人と交渉を持っているフェネルバフチェは、パスそのものから獲得することを考えている。今季、29試合に出場。その内10試合で無得点に封じ、全部で35ゴールを浴びている。



ベシクタシュ、トルコ・リーグを制覇(ソズジュ紙 21. 5.16)

ドマゴイ・ヴィダ(ベシクタシュ公式HP) ハリル・アクブナル(左)ンサカラ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ2020‐21シーズンのチャンピオンは、ベシクタシュとなった。大きな興奮に包まれ、ベシクタシュが、イズミルで、ギョズテペを1:2でくだし、16回目の優勝を遂げた。

 ベシクタシュは、前半を1:1で終えた試合を、後半にあげた勝利を導くゴールで勝ち点を獲得、そして、優勝をもぎ取ったのだった。同勝ち点で並んだガラタサライに、得失点差で1上回り、優勝を決めたのだった。
 ベシクタシュが、優勝を決めたこの試合、前半10分のドマゴイ・ヴィダ、後半24分のPKによるラシド・ゲザルのゴールで、ギョズテペを1:2でくだしたのだった。一方のギョズテペのゴールは、前半24分にアルパスラン・オズテュルクが決めたものだった。

                ゴールの幕を切って落としたのはドマゴイ・ヴィダ

 前半10分、ラシド・ゲザルがコーナーキックを蹴ると、ウエリントンが、ファーサイドでヘッドに当て、ゴール前にボールを送った。そこに、全くフリーになっていたドマゴイ・ヴィダがいて、ヘッドで、ボールをゴールに送り込み、ベシクタシュが0:1と先制した

                ギョズテペ、同14分、バーに嫌われる

 ベルカン・エミルが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、シェリフ・ンディアエがヘディングシュートを試みた。しかし、そのボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。詰めていたハリル・アクブナルが、シュートを試みたが、今度は、エルシン・デスタノウルが、シュートコースを消し、コーナーキックに替えた。

                ギョズテペ、アルパスラン・オズテュルクのゴールで同点に

 ギョズテペに、前半24分、フリーキックからゴールが生まれた。左サイドから内へと放り込まれると、アトゥンチ・ヌカンがヘッドでパスをファーサイドに送ると、そこにいたシェリフ・ンディアエが、それに合わせてヘディングシュートを試みたところ、ボールがゴールポストに当たり跳ね返った。そのボールを、詰めていたアルパスラン・オズテュルクが仕上げを行ったのだった。このゴールで、ホームのギョズテペが1:1の同点に追いついた。

                サイル・ラリンがPKを獲得、それを、ラシド・ゲザルが決めた

 後半24分、サイル・ラリンが、相手ディフェンダーから跳ねたボールを得た。アルパスラン・オズテュルクが、そのボールを取りに行こうとすると、サイル・ラリンがピッチに倒れた。それを咎めたフラト・アイドゥヌス主審が、PKを指示した。このPKをラシド・ゲザルが蹴ると、ボールは、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトが跳んだと逆方向隅に向い、ゴールが決まったのだった。これで、ベシクタシュは、1:2と勝ち越した。その瞬間、ベシクタシュの選手は、大きな喜びに包まれた。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ムラト・パルリ、アルパスラン・オズテュルク、アトゥンチ・ヌカン、ベルカン・エミル(後半38分:ジェナン・ブレコヴィッチ)=オビンナ・ンウォボド、アンダーソン・エシティ(後半38分:ベイカン・シムシェク)=ハリル・アクブナル、ソネル・アイドードゥ(後半28分:ブライン・イデエ)、シェリフ・ンディアエ=アディス・ヤホヴィッチ
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ(後半41分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル、ギョクハン・トーレ(後半ロスタイム1分:ドルクハン・トコズ)、アッティバ・ハッチンソン、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半27分:ネジプ・ウイサル)=サイル・ラリン



トルコ代表、キャンプ・プログラムが明らかになった(スター紙 21. 5.15)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙)  EURO2020本戦に参戦するトルコ代表の、その準備のためのキャンプ、及び、グループリーグ戦の予定が明らかになった。

 トルコ・サッカー協会の発表に拠れば、トルコ代表のキャンプは、5月18日(火)夜、アンタルヤのRホテルで開始される。国外リーグでプレーする選手たちは、各々のリーグ戦が終了して以後、キャンプに加わることになろう。このアンタルヤでは、親善試合が2試合計画されているが、その1つは、5月27日(木)に、アランヤ・バフチェシェヒル学校群スタジアムで、アゼルバイジャン代表との一戦である。2つ目の試合の相手については、今後、明らかにされるだろう。
 トルコ代表選手団は、6月2日(水)に、アンタルヤからドイツのパデルボルン市に移動する。練習を、6月10日まで、ドイツのハルセヴィンケル市のKホテルで続けるトルコ代表は、このキャンプ期間中、6月3日(木)に、パデルボルンでモルドヴァ代表と、最後の親善試合を行う。トルコ代表は、6月10日(木)には、ドイツからローマに飛び、Lホテルでのキャンプに入る。
 欧州選手権の開幕試合を、主催国の1つのイタリア代表と、6月11日(金)の夜、ローマ・オリンピック・スタジアムで戦うトルコ代表は、6月12日(土)には、アゼルバイジャンに移動する。そして、Fホテルでのキャンプに入る。
 トルコ代表は、グループリーグ戦A組の残りの試合を、6月16日にウェールズ代表と、そして、最後の試合を、6月20日(日)にスイス代表と行う。この2試合は、いずれも、バクー・オリンピック・スタジアムで行われる。



ベシクタシュ、オウズハン・オズヤコブとギョクハン・トーレから朗報(ファナティック紙 21. 5.14)

オウズハン・オズヤコブ(ファナティック紙) ギョクハン・トーレ(ファナティック紙)  ベシクタシュの故障が癒えた2人の選手から、朗報が届いた。昨日の練習で、チームに合流して練習をしていたオウズハン・オズヤコブとギョクハン・トーレが、機会を与えられれば、ギョズテペ戦のピッチに、その姿を観ることができる。

 ベシクタシュでは、ギョズテペ戦を前にして、アデム・リャイッチが肩の脱臼を起こし、首脳陣を悲しませていたが、オウズハン・オズヤコブとギョクハン・トーレからは朗報が届いた。オウズハン・オズヤコブは、昨日の練習では、最も野心的なプレーを見せていた一人だった。28歳になっているオウズハン・オズヤコブは、その流れで、ギョズテペ戦では、ピッチに立っていることを、とっても願っている。実戦を欠いているオウズハン・オズヤコブの扱いについては、セルゲン・ヤルチュン監督が、試合当日にくだすものと思われる。今季、25試合の出場経験を持つオウズハン・オズヤコブは、ここまで、4ゴール4アシストを記録している。

                  ギョクハン・トーレも不安なし

 故障を抱えるギョクハン・トーレが、練習では、己の挑む姿を示していたと言われている。29歳になっているギョクハン・トーレは、昨日の練習に、その姿があった。ギョクハン・トーレは、チームに加わり練習を行い、その状態は、かなりいいものがあったと言われている。機会を与えられるようだと、ギョクハン・トーレは、ギョズテペ戦のピッチに、ベシクタシュのユニフォームを着ていることだろう。



ベシクタシュ、アデム・リャイッチの状態を公表、「肩の脱臼」(スター紙 21. 5.13)

アデム・リャイッチ(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュが、昨夜戦ったカラギュムリュク戦で、故障を発生させたセルビア人選手アデム・リャイッチの状態について発表があった。

 ベシクタシュは、昨日戦ったカラギュムリュクとの一戦で、前半、故障を発生させ交替を余儀なくされたアデム・リャイッチは、肩を脱臼していたと公表した。ベシクタシュは、次のように発表している。「相手選手とのマッチアップのなかで肩から倒れ込んだあと、プレーを続けることができなくなってしまったアデム・リャイッチの容態を看て、右肩を脱臼していることと判り、メディカル・スタッフにより、直ちに、肩関節を、あるべき位置に戻す措置が執られた。その後、アデム・リャイッチに対しては、メディカル・スタッフにより、継続的に手当てが行われている」。



フェネルバフチェ 1:2 シワス・スポル(スター紙改 21. 5.12)

ハカン・アルスラン(左)オザン・トゥファン(右)(フェネルバフチェ公式HP) ハカン・アルスラン(シワス・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第41節、フェネルバフチェが、ホームにシワス・スポルを迎えた。フェネルバフチェは、この試合を、1:2で落とし、ベシクタシュが、勝ち点を逃した節に、大きなチャンスを掴み損ねた。

 トルコ・リーグ第41節で、フェネルバフチェとシワス・スポルが対峙した。シュクルオウル・ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、アウェーのシワス・スポルが1:2で制した、シワス・スポルに勝利を呼び込んだゴールは、前半ロスタイム1分にオラレンワジュ・カヨーデ、後半3分にハカン・アルスランが決めた。また、フェネルバフチェの決めた1点は、後半ロスタイム1分にパピス・シセから生まれた。
 9試合連続不敗を続けていた記録に終わりをつけてしまったフェネルバフチェは、勝ち点が79に留まり3位に落ちた。シワス・スポルの方は、連続不敗記録を18に伸ばし、勝ち点は62となり、ヨーロッパのカップ戦への取得を狙い続けることになった。
 次節、ガラタサライが新マラタヤ・スポルに、また、ベシクタシュがギョズテペに敗れた場合、フェネルバフチェが、カイセリ・スポルに勝てば、フェネルバフチェが優勝となる。フェネルバフチェは、トルコ・リーグ最終節では、カイセリ・スポルとアウェー戦を戦い、一方のシワス・スポルは、カスムパシャをホームに迎える。

                  得点場面

 前半ロスタイム1分、シワス・スポルの1点目が決まった。ペナルティーエリアのゴール左斜め前でボールを得たファイサル・ファジルが放ったシュートが、ファーサイドにいたカヨーデに当たりゴールインしたのだった。0:1。
 後半3分、シワス・スポルが、点差を2と拡げるゴールが決まった。右サイドからグラデルがセンタリングを入れると、そのボールコースに入ったハカン・アルスランのヘディングシュートが炸裂したのだった。0:2。
 同ロスタイム3分、フェネルバフチェが、点差を1と縮めた。メスト・エジルのスルーパスを、ペナルティーエリア内で受けたパピス・シセが、GKシャシャル・ヴラルをすり抜け、がら空きとなったゴールマウスに送り込んだのだった。1:2。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ギョクハン・ギョヌル、マルセル・ティセラン、アッティラ・サライ(後半1分:ルイス・グスタボ)、ジャネル・エルキン(後半34分:フェルディ・カドゥオウル)=ホセ・ソーサ=メスト・エジル、オザン・トゥファン(後半6分:パピス・シセ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(前半9分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ディミトリス・ペルカス(後半6分:オサイ・サムエル)=エネル・ヴァレンシア
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ(後半1分:クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ)、ロビン・ヤルチュン、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、イサク・コフィー、ファイサル・ファジル=カシミル・ニンガ(後半ロスタイム1分:ヨルゲ・フェリックス)、オラレンワジュ・カヨーデ(後半41分:アルナ・コーネ)、マックス・グラデル(後半ロスタイム3分:ズィヤ・エルダル)



トラブゾン・スポル、エドガー・レとの契約、延長(ファナティック紙 21. 5.11)

エドガー・レ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルのフロントは、今季、素晴らしいプレーを見せたエドガー・レの年俸に、それを反映させるつもりだ。ポルトガル人選手エドガー・レとの契約を、2023年まで延長するつもりのトラブゾン・スポルは、ここまで、75万EUROの年俸だったのを、100万EUROに上げる心づもりだ。

 他クラブからの補強活動は早くから始め、既に、右サイドバックのブルーノ・ペレスとフォード・コイタと、移籍に関し、基本的に合意に達しているトラブゾン・スポルは、契約更改に向けて、大きな攻撃を仕掛けだしたのだ。トラブゾン・スポルは、2022年で契約が満了するエドガー・レの年俸を改善して、契約のオプション事項を使い、契約を2023年まで延長するつもりだ。現在、75万EUROの年俸を得ているエドガー・レに、年俸100万ドルを提示することを考えている。特に、フランスのクラブからのオファーがあるエドガー・レは、トラブゾンに満足しており、また、アブドラハ・アヴジュ監督が、ぜひもなく、残留してくれることを求めているのだ。

                  2人のストッパーは売るものではない

 ここまでのトルコ・リーグの38試合の内36試合に出場したエドガー・レは、トラブゾン・スポルでは、最も安定感のある選手の1人である。出場した試合で2ゴールを決めている活躍著しいストッパーのエドガー・レは、ディフェンスで、ヴィトール・フーゴとの絶妙のバランスを見せ、違いを見せつけている。トラブゾン・スポルのフロントは、2人の選手の代理人に、再度、「オファー話は持ってこないでくれ、絶体に出さないから」とのメッセージを伝えている。



ガラタサライへ、モスタファ・モハメッドから悪い知らせ(アクシャム紙 21. 5.10)

モスタファ・モハメッド(ファナティック紙)  ガラタサライとベシクタシュの一戦が終わる間際に、ピッチに倒れ込み、担架でピッチを後にすることになったモスタファ・モハメッドから、悪い知らせが届いた。

 トルコ・リーグ第40節で、ガラタサライがベシクタシュと対峙したダービーマッチの終盤、ネジプ・ウイサルとのマッチアップとなったところで、ピッチに倒れ込んだモスタファ・モハメッドから、悪い知らせが届いた。
 足首に問題が発生したということで、担架に乗せられ、ピッチを後にすることになったエジプト人選手モスタファ・モハメッドが、今後の試合に出ることができる機会はなかろうと判ったが、恢復に要する時間は、数ヶ月に及ぶと考えられている。ガラタサライから、正式な発表が待たれるところである。



ガラタサライ、首位のベシクタシュを打ち負かした! 優勝の行方は残り2節に(ソズジュ紙 21. 5. 9)

エムレ・アクババ(前)ジョゼフ・デ・ソーサ(後)(ベシクタシュ公式HP) アルダ・トゥラン(右)を讃えるマルカオ(左)(ガラタサライ公式HP)  息をも尽かせぬダービーマッチの勝者はガラタサライだった。今季の優勝の行方を左右する大一番となったガラタサライとベシクタシュの一戦、勝ち点3を得たのはガラタサライの方だった。トルコ・リーグが残すところ2節となったところで、ベシクタシュを3:1でくだしたガラタサライも、優勝争いに踏みとどまった。テュルク・テレコム・アリーナでのこの試合を失ったベシクタシュは、2クラブ間の得失点差でもアドヴァンテージを失ってしまった。

 トルコ・リーグ第40節で実現した今季の行方を決める大一番は、ガラタサライが、ベシクタシュを3:1でくだした。優勝の行方を左右する無慈悲な戦いに臨み、取っ組み合ったこの試合、笑ったのはガラタサライだった。残り2節というところで、勝ち点差を3に詰めたガラタサライだが、今季の前半戦では、2:0で、ベシクタシュに屈したガラタサライだったが、得失点差でも同点に追いつき、競い合いは、総得失点差にだけになったのだった。
 ライアン・バベル、ラダメル・ファルカオ、アルダ・トゥランのゴールで勝ったガラタサライは、勝ち点を78に伸ばし、僅か1点を、ラシド・ゲザルのPKで記録したベシクタシュは、同81に留まった。一方、フェネルバフチェは、アンカラで1:2で勝ち、同79に伸ばしたため、優勝争いは、残りの2節に持ち込まれた。次節には、ベシクタシュは、ホームでカラギュムリュクと、ガラタサライは、アウェーでデニズリ・スポルと、また、フェネルバフチェは、アウェーでシワス・スポルと対峙する。
 開始早々、左サイドで得たフリーキックを、ラシド・ゲザルが蹴り、ペナルティーエリア内へと放り込むと、それに合わせて、ウエリントン・シルヴァがヘディングシュートを試みたところ、ガラタサライのゴールネットが揺れた。だが、線審は、オフサイドフラッグを上げていた。ヴィデオ判定システムでも確認されたが、オフサイドが確定しただけで、ゴールは認定されなかった。
 前半11分、ガラタサライは、ライアン・バベルのゴールで、1:0と先制した。ゲドソン・フェルナンデスが、相手ディフェンスの裏に送ったロングボールに反応し抜け出したライアン・バベルが、GKエルシン・デスタノウルの1対1となった。そのライアン・バベルが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前から、左足で放ったシュートがゴールインしたが、線審がオフサイドフラッグを上げていた。しかし、ヴィデオ判定システムで確認後、これはゴールと認定された。
 同40分、ラシド・ゲザルがコーナーキックを蹴ったときに、ライアン・ドンクが、アッティバ・ハッチンソンのユニフォームと引っ張ったため、ヴィデオ判定システム審判から警告が入った。これを受け、ジュナイト・チャクル主審はPKを指示した。
 同42分、ラシド・ゲザルが、このPKを蹴り、ゴールが決まり、1:1の同点となった。
 ガラタサライが、同44分にPKを獲得した。ゲドソン・フェルナンデスがフリーキックを蹴り、ペナルティーエリア内へとボールを送り込むと、アッティバ・ハッチンソンが、マッチアップとなったラダメル・ファルカオを倒し、これを咎めたジュナイト・チャクル主審は、PKを指示したのだった。そして、このPKを、ラダメル・ファルカオ自身が決めて、スコアを2:1とした。
 後半32分、ピッチに、後半になってから入ったアルダ・トゥランがゴールを決め、スコアは3:1となった。ヴァレンティン・ロシエからボールを奪い取ったエムレ・クルンチが、GKエルシン・デスタノウルにフェイントをかけ、ペナルティーエリアの右側ラインから、ボールをアルダ・トゥランに出した。そのボールコースに入っていたアルダ・トゥランは、ダイレクトで右足を振り抜くと、ボールは、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ライアン・ドンク、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=ライアン・バベル(後半28分:アルダ・トゥラン)、ゲドソン・フェルナンデス(後半ロスタイム2分:ハリル・デルヴィショウル)、エムレ・アクババ(後半28分:エムレ・クルンチ)、ヘンリー・オニエクル(後半18分:ケレム・アクテュルコウル)=ラダメル・ファルカオ(後半18分:ムスタファ・モハメッド)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル、アッティバ・ハッチンソン(後半42分:ルドゥヴァン・ユルマズ)、アデム・リャイッチ(後半26分:ネジプ・ウイサル)、サイル・ラリン=ギョクハン・トーレ(後半16分:ドルクハン・トコズ)



ウエストハムとトッテナムが、ベシクタシュのサイル・ラリンを求める(ファナティック紙 21. 5. 8)

サイル・ラリン(ファナティック紙)  ベシクタシュで放ったゴールで、正に、今季に刻印を残したサイル・ラリンが、イングランドのクラブのレーダーに引っかかった。26歳のカナダ人選手サイル・ラリンを、イングランドのプレミアリーグ所属のウエストハム・ユナイテッドとトッテナムが獲得を考えているのだ。

 今季放ったゴールで、ベシクタシュの首位確保に大きく貢献したサイル・ラリンが、イングランドのクラブがリストアップしている。イギリスからの報道に拠ると、サイル・ラリンに対し、ウエストハムとトッテナムが関心を示しているのだ。トッテナムのダニエル・レヴィ会長が、ハリー・ケインの来季の状況が明確になってないことともに、カルロス・ヴィニシウスのレンタル移籍の期間が、今季末で満了することから、矛先をサイル・ラリンに向けていることが明らかになったということだ。

                 ドイツやフランスからも

 ウエストハムは、この1月にアヤックスに行ったセバスティアン・ハラーの穴を、サイル・ラリンで埋めることを考えているようだ。また、それだけではなく、サイル・ラリンに対しては、ドイツやフランスのクラブからも、多くの関心を集めているとしている。



ファーティフ・テリム監督、ベシクタシュとのダービーマッチでは、左右両サイドから攻め立てるつもり(サバハ紙 21. 5. 7)

ファーティフ・テリム監督(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、ベシクタシュとのダービーマッチでのゲーム・プランを作り出した。「4-2-3-1」システムには妥協するつもりのない同監督は、左サイドにライアン・バベルを、右サイドにはケレム・アクテュルコウルでもって、多彩な攻撃を見せるつもりだ。

 トルコ・リーグで、ここ3試合勝っているガラタサライでは、ベシクタシュとのダービーマッチとは言え、メンバー構成もシステムも、変化をつけるつもりはない。0:2で勝ったゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦でのプレーぶりが気に入っている同監督は、「4-2-3-1」システムを捨てるつもりはない。
 中盤の中央に配するタイラン・アンタルヤルとゲドソン・フェルナンデスのバランスの良さに満足している同監督は、トップには、再び、ハリル・デルヴィショウルを使うつもりだ。そして、そのハリル・デルヴィショウルを、10番に位置に置くエムレ・アクババ、左サイドのライアン・バベル、右サイドのケレム・アクテュルコウルで支えるつもりだ。
 優勝のチャンスを追い求めたいガラタサライではあるが、一方では、2位の確保も考えている。フェネルバフチェが、残りの3節で取りこぼすことを考え、ガラタサライは3連勝を狙う。



トラブゾン・スポル、エクバンが出て行き、ンワケメは残る(ファナティック紙 21. 5. 6)

アブドラハ・アヴジュ監督(TRT) ンワケメ(ファナティック紙) エクバン(ファナティック紙)  アブドラハ・アヴジュ監督の新シーズンのプランでは、ンワケメの位置が大きく、しかも、同監督は、ナイジェリア人スター選手のンワケメに主将を任せる心づもりをしている。イタリアやフランスのクラブが追いかけるエクバンは、ヨーロッパでキャリアを続けることを狙っている。そのため、フロントは、いいオファーがあれば、エクバンを売ることを考えている。

 トラブゾン・スポルの日程に上がっている移籍の動向が、所属するスター選手の今後に関わるということで、関心を集めている。なかでも、ンワケメとエクバンの動向だ。トルコ・リーグで、ここ2ヶ月間、時には、そのプレーの質が落ちていることで、「やる気をなくしている、出て行くつもりだ」との噂が出ている2選手について、トラブゾン・スポルは、見解をまとめ始めている。特に、ンワケメに関して、アブドラハ・アヴジュ監督の態度は明確だ。同監督の新シーズンに向けてのプランでは、ンワケメの位置は大きい。同監督は、トルコ・リーグを代表する攻撃的な選手の1人だと看ている。トラブゾン・スポルに来てから、ンワケメへの関心を高く持ち、来季には、主将の役割を任せようと考えているのだ。契約では、600万EUROで自由契約となる項目を持つ32歳のンワケメは、トラブゾン・スポルで優勝を飾りたいと願っている。

                 6〜700万EUROでのオファーを期待

 エクバンに関しては、全く異なる。恋人と、イタリアでの生活を狙うガーナ人選手エクバンは、トラブゾン・スポルでの仕事はやり終えたと感じている。イタリアやフランスから、エクバンに関心を寄せるクラブが出てきている。トラブゾン・スポル側は、エクバンの意向に添い、いいオファーが正式に来るようだと、移籍を考えることになろう。トラブゾン・スポルの思惑としては、エクバンの移籍金として6〜700万EUROを見込んでいる。



フェネルバフチェ、スティーヴン・コーカーに3年契約のオファー(アクシャム紙 21. 5. 5)

スティーヴン・コーカー  トルコ・リーグの今季の優勝を、残り3節に託しているフェネルバフチェは、補強活動にも動いている。アランヤ・スポルとの契約が、今季末で満了するスティーヴン・コーカーに、3年契約のオファーを出したのだ。この移籍は実現するものと看られている。

 今季の補強で、各紙の見出しから外れることのなかったフェネルバフチェが、新シーズンに向けての補強活動もスピードアップしている。フェネルバフチェは、来季は、アッティラ・サライと並べるよりいいストッパーを獲得しようと、綿密な調査を行い、その答えを、国内で見つけたのだ。アランヤ・スポルとの契約が、今季末で満了するスティーヴン・コーカーが、アッティラ・サライのいいパートナーになると考えている。29歳のイギリス人選手スティーヴン・コーカーは、セットプレーに強いということで、獲得にゴーの信号が点り、3年契約のオファーが出されたと言われている。



フェネルバフチェ 3:1 エルズルム市役所スポル(フェネルバフチェ公式HP 21. 5. 4)

ハサン・ハティッポウル、オザン・トゥファン、ギョクハン・カルデシュ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) ぺルカス(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第39節で、ホームに迎えたエルズルム市役所スポルを3:1でくだし、勝ち点を76に伸ばした。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェのゴールは、前半5分にホセ・ソーサ(PK)、同12分にエネル・ヴァレンシア、同14分にはぺルカスが記録したのに対し、アウェーのエルズルム市役所スポルが上げた唯一のゴールは、同36分のオズギュル・セルトから生まれた。

                  試合展開

 開始早々、メルト・ハカン・ヤンダシュが、相手ディフェンス裏に出したパスに反応して動き出したエネル・ヴァレンシアが、GKと1対1となり、ループシュートを放つと、GKヤクブ・スムスキが、辛うじてボールに触れた。そのボールを、エルズルム市役所スポルのディフェンダーが、大きくクリアしたのだった。
 フェネルバフチェが、同5分にPKを獲得した。序盤から続いていたゴール前の混乱状態。その中で、エネル・ヴァレンシアがシュートを放つと、ボールは、ディフェンスに入っていたギョクハン・カルデシュの手に当たった。メテ・カルカヴァン主審は、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、映像を確認後、PKの決定を下した。同6分、このPKをホセ・ソーサが蹴ると、エルズルム市役所スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 同12分、イルファン・ジャン・カフヴェジのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったエネル・ヴァレンシアが、GKと1対1となり、更に、これをかわしてから放ったシュートがゴールインしたのだった。2:0。
 同14分、イルファン・ジャン・カフヴェジのパスを、右サイドで受けたエネル・ヴァレンシアが、ペナルティーエリア内へと持ち込んでから、PKポイント辺りにいたぺルカスにボールを出した。すると、このボールに、ぺルカスが合わせるとゴールが決まったのだった。3:0。
 後半36分、エルズルム市役所スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内に生じた混乱のなか、オベルタンが、絶好の位置にいたオズギュル・セルトにボールを出した。オズギュル・セルトが、そのボールに合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。3:1。
 同37分、ボグダン・ブツコが、右サイドからいいセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたオルタン・カラクルクチュがヘッドで合わせたが、ボールは、ゴールポスト脇を跳ね外に出て行ってしまった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、試合は、フェネルバフチェが3:1とリードを保ったまま終わった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=オザン・トゥファン、マルセル・ティセラン、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン(後半17分:フィリップ・ノヴァク)=ホセ・ソーサ=イルファン・ジャン・カフヴェジ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半25分:ムブワナ・サマッタ)、メスト・エジル(後半26分:オサイ・サムエル)、ディミトリス・ペルカス(後半43分:ルイス・グスタボ)=エネル・ヴァレンシア
【エルズルム市役所スポル】ヤクブ・スムスキ=メフメット・ムラト・ウチャル、ギョクハン・カルデシュ、ハサン・ハティッポウル、レオ・シェヴェッヘレン=ペトルス・ブーマル、ヨハンナ・オモロ(後半1分:オズギュル・セルト)=ジェンク・アフメット・アルクルチ(後半16分:ボグダン・ブツコ)、ガブリエル・オベルタン、アルヴィダス・ノヴィコヴァス(後半1分:エルバサン・ラシャニ)=オルタン・カラクルクチュ



ゲンチレル・ビルリーイ 0:2 ガラタサライ(ベイン・スポル 21. 5. 3)

マティアス・ヨハンソン(左)ライアン・バベル(右)(ガラタサライ公式HP) エムレ・アクババ(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第39節で、ゲンチレル・ビルリーイを0:2でくだし、これで3連勝となった。そして、優勝圏内に踏みとどまった。

 エリャマン・スタジアムで行われた試合に、楽々、勝利を収めたガラタサライのゴールは、ハリル・デルヴィショウルとエムレ・アクババから生まれた。これで、勝ち点を75に伸ばし、試合数が多い中だが2位に上がったガラタサライは、次節に対峙する首位のベシクタシュとの勝ち点差が6とした。また、ガラタサライの、トルコ・リーグでの連続不敗記録も6に達した。降格争いをしているゲンチレル・ビルリーイは、同35で20位となり、残留の望みが少なくなってしまった。
 ガラタサライは、アンカラでのこの試合、前半44分に、ゴール前の鍵をこじ開けた。ハリル・デルヴィショウルが、ペナルティーエリアの外から放ったシュートが、GKノルトフェルトの左を抜け、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。若きハリル・デルヴィショウルは、これが、ガラタサライのユニフォームを着ての初ゴールとなった。
 後半8分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。ライアン・ドンクが、ロングボールを出すと、ゲンチレル・ビルリーイのアルダ・クズルダーの頭から、ボールがこぼれた。すると、エムレ・アクババが、ボールがピッチ上に落ちる前に、ペナルティーエリアの右サイドでインサイドでボレーシュートを放つと、ファーサイドのゴール隅にきれいに決まったのだった。0:2。
 同20分、ライアン・バベルが、ペナルティーエリアの左サイドから内へとボールを入れると、それに合わせたエムレ・アクババのシュートがゴールインした。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、ライアン・バベルが手でボールに触れていたことが判り、このゴールは認定されなかった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マティアス・ヨハンソン、アルダ・クズルダー、ディエゴ・アンジェロ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半15分:ピエール・イヴ・ポロマ)=ソネル・ディクメン(後半15分:ムラト・ユルドゥルム)、ピリス・ダ・モッタ=ダニエル・カンデアス、(前半45分:ジョヴァンニ・シオ)ボグダン・スタンク、セファ・ユルマズ(後半35分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)=サンドロ・リマ(後35分:イルケル・カラカシュ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=シェネル・オズバイラクル、ライアン・ドンク、マルカオ、オメル・バイラム(後半28分:マルセロ・サラッキ)=タイラン・アンタルヤル=ケレム・アクテュルコウル、ゲドソン・フェルナンデス(後半28分:エムレ・クルンチ)、エムレ・アクババ(後半39分:ムスタファ・モハメッド)、ライアン・バベル(後半32分:アルダ・トゥラン)=ハリル・デルヴィショウル(後半32分:ラダメル・ファルカオ)



ベシクタシュ、優勝への道を突き進む(TRT+ミリエット紙補綴 21. 5. 2)

サイル・ラリン(ベイン・スポル) ラヤネ・アービド(左)ルドゥヴァン・ユルマズ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第39節で、ベシクタシュが、ホームで、ハタイ・スポルを7:0でくだした。トルコ・リーグのここ3試合、勝ち続けているベシクタシュが、優勝への道に立ちはだかる大きな壁を、失うものなく通り過ぎた。

 ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、笑ったのはベシクタシュだった。ベシクタシュを勝利に導いたゴールは、ババジデ・アキントラのオウンゴール、それに、サイル・ラリン(4)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ、ルドゥヴァン・ユルマズの決めたものだった。トルコ・リーグで1試合7ゴールを記録したのは、今季初めての記録でもある。
 この結果、トルコ・リーグでの25勝を85ゴールであげることになり、勝ち点を81に伸ばしたベシクタシュは、トルコ・リーグ残すところ3試合となったところで、1試合ずつ少ないライヴァルのフェネルバフチェには同8,ガラタサライには同9の差をつけることになった。これで、セルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュは、残りの3試合で勝ち点4を獲得すれば、ライヴァルの両クラブの試合如何に拘わらず、優勝が決まる。一方のハタイ・スポルは、同57のままに留まった。

                 試合経過

 前半2分、ベシクタシュが先制した。ラシド・ゲザルが右コーナーキックを蹴ると、アキントラが、ヘッドで背後へ反らしたボールがオウンゴールとなったのだった。1:0。ハタイ・スポルにとっては、今季5つ目となるオウンゴールだった。
 同11分、ラシド・ゲザルのスルーパスに反応してペナルティーエリア内に入ったサイル・ラリンがシュートを放つと、ボールはGKから跳ね返り、スローインに替わった。速いモーションでのスローインでボールを得たアデム・リャイッチが、ペナルティーエリア内にいたアッティバ・ハッチンソンにパスを出した。そのアッティバ・ハッチンソンからボールを受けたサイル・ラリンが、ゴールライン手前から狙ったシュートが、ハタイ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 そのサイル・ラリンが、同14分、点差を3に拡げるゴールを決めた。ロシエが、右サイドから入れたセンタリングを、ペナルティーエリア手前で受けたアデム・リャイッチが、右サイドからやって来ていたサイル・ラリンにボールを出した。ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で、GKと1対1となったサイル・ラリンが、落ち着いて放ったシュートが、相手のゴールネットを揺らしていた。3:0。
 ここ数節、そのプレーぶりに衆目が注がれているジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、ペナルティーエリアの外から放ったシュートが、スコアを4:0とした。このゴールのアシストをしたラシド・ゲザルは、これで、今季17度目のアシストを記録した。しかし、そのジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥは、同43分に故障を発生させ、プレーを続行不可能になってしまい、ルドゥヴァン・ユルマズとの交替を余儀なくされてしまった。
 だが、そのルドゥヴァン・ユルマズが、ピッチに入るや否や、ゴールを記録した。ラシド・ゲザルからのパスを右サイドで受けたロシエが、右サイドからペナルティーエリア内へと入り、ボールを、更に内へと入れた。すると、ファーサイドにいたルドゥヴァン・ユルマズが落ち着いてゴールを決めたのだった。5:0。これで、ベシクタシュは、今季、21人の違った選手がゴールを決めたことになる。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半も早々に、サイル・ラリンがの見せ所が訪れた。同10分にゴールを決めたサイル・ラリンは、これでハットトリックを達成したのだった。ユスフ・アブディオウルが短いバックパスを出すと、それをカットしたサイル・ラリンが、落ち着いてゴールを決めたのだった。これで、ベシクタシュは、点差を6とした。6:0。
 サイル・ラリンは、まだ、止まらなかった。同20分、ロシエの右サイドからのセンタリングに、サイル・ラリンが、ファーサイドで滑り込みながらボールをゴールに送り込んだのだった。7:0。今季の19ゴール目となったが、サイル・ラリンは、トルコ・リーグで、2試合で4ゴールを記録した最初のベシクタシュの選手となった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、ベシクタシュは、ホームでハタイ・スポルを7:0で退けたのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル(後半32分:ベルナール・メンサー)、アッティバ・ハッチンソン(後半1分:ドルクハン・トコズ)、アデム・リャイッチ(後半24分:ネジプ・ウイサル)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(前半43分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=サイル・ラリン
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメッド=ストゥラヒル・ポポフ(後半1分:ブラク・ジャン・チャモウル)、ジャン・クロード・ビヨン(後半1分:ユスフ・アブディオウル)、パブロ・サントス、アレクサンドロス・カトゥラニス(後半26分:メスト・チャイテメル)=ラヤネ・アービド(後半26分:ムハッメド・メルト)、ルベン・リベイロ=ババジデ・アキントラ、アダマ・トゥラオレ(後半1分:アブドゥラフマン・ジャンル)、アーロン・ブペンツァ=マメ・デューフ



フェネルバフチェ、駒を動かす、エムレ・ベレズオウル監督、オザン・トゥファンで決断(ヒュリエット紙 21. 5. 1)

エムレ・ベレズオウル監督(ファナティック紙) オザン・トゥファン(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェの2人の右サイドバック担当の選手が、エルズルムでの試合には出場できない。

 アランヤで勝ち点2を失い、大きな打撃を受けたフェネルバフチェは、ギョクハン・ギョヌルがレッドカードをもらい、また、ナズム・サンガレが故障ということで、月曜日に予定されているエルズルム市役所スポルとの一戦で、右サイドバックに危機が訪れてしまっているのだ。

                  本命はオザン・トゥファン、穴はフィリップ・ノヴァク

ギョクハン・ギョヌルがレッドカードをもらったあと、オザン・トゥファンを右サイドバックに引かせたエムレ・ベレズオウル監督が、エルズルム市役所スポル戦では、どのように解決法を見出すか、興味の目が注がれている。
 この位置についての第1候補はオザン・トゥファンで、第2候補にフィリップ・ノヴァクの名が上がる。エムレ・ベレズオウル監督が、オザン・トゥファンを右サイドバックに起用するようなら、中盤の構成が変わって来る。ホセ・ソーサ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、ディミトリス・ペルカスで成る中盤に、右サイドに、メスト・エジル起用が考えられるのだ。同監督が、エルズルム市役所スポル戦で、どのようなフォーメーションで臨むかは、明日の練習後、決定されることになろう。



アランヤ・スポル 0:0 フェネルバフチェ(NTV改 21. 4.30)

エフェジャン・カラジャ(左)メスト・エジル(右)(NTV) ジュアンフラン、オザン・トゥファン、マノリス・シオピス(左)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、アランヤ・スポルとアウェーで戦った一戦は、0:0の引き分けに終わった。そして、優勝争いに、大きな痛手を受けてしまった。これで、フェネルバフチェと首位のベシクタシュとの勝ち点差は5と開いてしまった。ホームのアランヤ・スポルは、3本ものシュートが、バーに嫌われたのに対し、フェネルバフチェは、前半43分に、ギョクハン・ギョヌルがレッドカードをもらい退場処分となった。

 優勝への望みを繋ぐためには、絶体に勝利を合言葉に臨み、アランヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェだったが、結果は、勝ち点1に終わった。アランヤ・スポルとフェネルバフチェの一戦は、0:0で引き分けたのだった。
 この試合、お互いに拮抗した試合運びで始まった。両者は、時として危険な場面を作っていたが、前半23分、サリフ・ウチャンの強烈なシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。同28分、オザン・トゥファンとともに生まれたフェネルバフチェの攻撃で、右サイドでボールを得たメスト・エジルが、ペナルティーエリア内へ向けてグランダーのセンタリングを入れると、それに追いつこうとしたエネル・ヴァレンシアがピッチに倒れ込んだ。それを咎め、PKを指示したヤシャル・ケマル主審主審だったが、ヴィデオ判定システムで確認後、エネル・ヴァレンシア自身にオフサイドがあったとして、PK判定を取り消した。
 同43分、フェネルバフチェが10人になってしまった。突然生まれたアランヤ・スポルの攻撃で、エフェジャン・カラジャのスルーパスを受けたダヴィッドソンが、ペナルティーエリア内へと入りかけたところで、ギョクハン・ギョヌルにより倒された。ヤシャル・ケマル主審は、ギョクハン・ギョヌルに、ダイレクトでレッドカードを出したところ、線審が、オフサイドフラッグを上げていたので、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドはなかったことが明らかになったのだった。
 後半に入るに当たり、フェネルバフチェは、メルト・ハカン・ヤンダシュとルイス・グスタボとを交替させて臨んだ。アランヤ・スポルは、相手が10人ということを活かして、危険な攻撃を見せていった。フェネルバフチェは、よりコントロールしたプレーを見せていたが、アランヤ・スポルに、後半だけで、2本もバー直撃のシュートを許してしまっていた。そして、試合は、0:0のまま終わった。この結果、アランヤ・スポルは、勝ち点を57に伸ばしたのに対し、フェネルバフチェは、同73となった。フェネルバフチェは2位となったが、首位に立つベシクタシュとの勝ち点差は5と開いていしまった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、スティーヴン・コーカー、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=ベルカン・イスマイル・クトゥル(後半26分:エフカン・ベキルオウル)、マノリス・シオピス=エフェジャン・カラジャ(後半35分:ダミアン・カジョール)、サリフ・ウチャン(後半42分:ウムト・ギュネシュ)、ダヴィッドソン(後半42分:タイフル・ビンギョル)=ムスタファ・ペクテメク(後半35分:クーマ・ババカル)
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン(後半ロスタイム3分:フィリップ・ノヴァク)=メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半1分:ルイス・グスタボ)、ホセ・ソーサ、オザン・トゥファン=メスト・エジル(後半19分:オサイ・サムエル)、エネル・ヴァレンシア(後半ロスタイム3分:マルセル・ティセラン)、ディミトリス・ペルカス(後半35分:シナン・ギュムシュ)



ベシクタシュ、優勝に向け火を噴いた! リゼでとっても重要な勝ち点3を得た(ソズジュ紙 21. 4.29)

ラシド・ゲザル(左)、ギョクハン・トーレ(右)を讃える(ファナティック紙) サイル・ラリン(左)セリム・アイ(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つベシクタシュが、優勝に向けて、リゼで火を噴いた。ベシクタシュが、3点をリードしながら、終盤に来て、突然、2点を返され、一挙に不安になったが、最後には、勝ち点3を懐にしまい込んだ。残り4節となったところで、首位を守ったベシクタシュが、とっても大きな壁を、失うものなく通り過ぎたのだった。

 90分間を通じて、効果的な攻撃を見せたベシクタシュだったが、2ゴールを、ヴィデオ判定システムにより取り消されたこの試合、チャイクル・リゼのゴールネットを、3回、揺らしたのだった。終盤、チャイクル・リゼが2ゴールを決めたため、大変な盛り上がりを見せた試合だった。ガラタサライとフェネルバフチェとともに、最大の優勝候補ベシクタシュは、これで、4節を残すところで、首位の座を守り、勝ち点を78としたのだった。
 この試合のゴールの幕開けは、ここ数節、素晴らしいプレーを披露しているジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが行った。前半16分、右サイドで、相手選手を、素晴らしい動きでかわし、ゴールライン際まで持ち込んだラシド・ゲザルが、コースを見定めて内へとボールを入れた。すると、絶好の位置にいたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、楽々と、そのボールに合わせ、ゴールが決まったのだった。0:1。
 同18分、ベシクタシュは、アデム・リャイッチが2点目をあげたかに見えた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールの前に、ギョクハン・トーレがオフサイドの位置にいたとして、ゴールの認定がされなかった。
 同45分、ベシクタシュのアッティバ・ハッチンソンがゴールを決めたかに見えた。しかし、ここでも、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールの前に、ドマゴイ・ヴィダの手がファウルを犯していたとして、ベシクタシュのゴールにはカウントされなかった。
 後半12分、ギョクハン・トーレのゴールが生まれ、ベシクタシュは、点差を2と拡げた。ウエリントンのロングボールに反応して、右サイドで、このボールを得たギョクハン・トーレが、相手選手をすり抜け、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前からきれいなシュートを放つと、これが、GKギョクハン・アッカンの右を抜け、チャイクル・リゼのゴールネットに収まったのだった。0:2。
 その2分後、チャイクル・リゼは、ロイック・レミーによりゴールが生まれた。しかし、線審は、ロイック・レミーを指して、オフサイドフラッグを上げており、ゴールはカウントされなかった。

                  1点目でアシストを記録したラシド・ゲザルの、見事なゴール

 ベシクタシュは、同30分、ラシド・ゲザルのゴールで、点差を3と拡げた。チャイクル・リゼのコーナーキックのあとに生まれたベシクタシュの攻撃で、アデム・リャイッチが、素晴らしいパスをラシド・ゲザル目指して送った。そのラシド・ゲザルが、ペナルティーエリア・ラインの右側から、左足のインサイドを使った見事なシュートを見せると、GKギョクハン・アッカンが飛び付いても、更に、その先を抜け、ボールは、ゴール隅に突き刺さったのだった。0:3。
 同42分、チャイクル・リゼは、元ベシクタシュ所属だったイスマイル・キョイバシュが、素晴らしいフリーキックを見せ、直接ゴールが決まった。3:1。
 同44分、チャイクル・リゼが、点差を1に縮めた。右サイドで、フリーキックを得て、これを、ミコラ・モロジュクが蹴り内へと入れた。すると、このボールのコースに入り、見事なジャンプを見せたダミアン・ジョコヴィッチがヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。3:2。
 このため。残りの時間は、大変な興奮に包まれた。ベシクタシュは、スコアを守るために、持てるものを出し切った。チャイクル・リゼは、勝ち点1を得るために、プレッシャーをかけて行った。だが、スコアは変わらなかった。この結果、ベシクタシュは、勝ち点を78に伸ばした。チャイクル・リゼは、同42で13位になった。次節は、ベシクタシュが、ホームにハタイ・スポルを迎えるのに対し、チャイクル・リゼは、アウェーでデニズリ・スポルと戦う。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ファブリシオ・バイアノ(後半1分:ミコラ・モロジュク)、セリム・アイ、モンタサル・タルビ、イスマイル・キョイバシュク=ヤシン・ペフリヴァン(前半17分:ロイック・レミー)、ヴァンミアン・ジョコヴィッチ=コンラード・ミチャラク(後半1分:アブドラハ・ドゥラク)、エリック・サボ(後半22分:ゴッドフレード・ドンサー)、ブライアン・サムディオ=フェルナンド・ボルドリン(後半34分:フェルナンド・アンドラーデ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ドルクハン・トコズ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル、アッティバ・ハッチンソン(後半33分:フランシスコ・モンテーロ)、アデム・リャイッチ(後半40分:ベルナール・メンサー)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ=ギョクハン・トーレ(後半17分:サイル・ラリン)



ハタイ・スポル 3:1 ゲンチレル・ビルリーイ(ベイン・スポル 21. 4.28)

ダニエル・カンデアス、スタンク、パブロ・サントス(左から)(ミリエット紙) マメ・デューフ(ハタイ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第38節の幕を、ハタイ・スポルが切って落とした。ヨーロッパのカップ戦への参戦権を狙っているハタイ・スポルが、降格争いを続けているゲンチレル・ビルリーイを3:1で退けた。

 アンタクヤ・アタテュルク・スタジアムで行われたこの試合、前半8分に、ホームのハタイ・スポルが先制した。左サイドから、ラヤネ・アービドがペナルティーエリア内へ向けセンタリングを入れると、枠に向かったボールが、直接ゴールインしたのだった。1:0。
 後半6分、ハタイ・スポルが、点差を2と拡げた。右サイドで生まれたハタイ・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内で、GKノルトフェルトをフェイントでかわしたアキントラがパスを出すと、そのボールをゴール前で得たマメ・デューフが、がら空きのゴールに蹴り込んだのだった。2:0。
 同33分、ゲンチレル・ビルリーイが、点差を1と縮めた。ペナルティーエリア内のゴール右斜め前で、カマラとのマッチアップとなったスタンクが、ピッチに倒れた。それを咎めたアルダ・カルデシュレル主審が、PKを指示したのだった。このPKをピリス・ダ・モッタが蹴り、ゴールとなったのだった。2:1。
 同39分、ハタイ・スポルが、スコアを3:1とした。カマラからのパスをペナルティーエリア内で受けたマメ・デューフが、ゴール左斜め前から放ったシュートが決まったのだった。3:1。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ホームのハタイ・スポルが、勝ち点3を得ることになった。この結果、勝ち点を57に伸ばしたハタイ・スポルは、試合数が多い中だが5位に上がったのに対し、ゲンチレル・ビルリーイは、同35に留まった。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメッド=ストゥラヒル・ポポフ、ジャン・クロード・ビヨン、パブロ・サントス、アレクサンドロス・カトゥラニス(後半42分:メスト・チャイテメル)=ラヤネ・アービド(後半24分:アダマ・トゥラオレ)、イサク・サーキー(後半ロスタイム3分:ムハッメド・メルト)=ババジデ・アキントラ(後半24分:モハッメド・カマラ)、ルベン・リベイロ(後半42分:アブドゥラフマン・ジャンル)、アーロン・ブペンツァ=マメ・デューフ
【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マティアス・ヨハンソン、アルダ・クズルダー、ディエゴ・アンジェロ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半33分:ピエール・イヴ・ポロマ)=ピリス・ダ・モッタ(後半44分:ムラト・ユルドゥルム)、ソネル・ディクメン=ダニエル・カンデアス(後半44分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)、サンドロ・リマ(後半33分:ルカ・ムニ)、ジョヴァンニ・シオ(後半11分:セファ・ユルマズ)=ボグダン・スタンク



フェネルバフチェ、メスト・エジルをアランヤ・スポル戦のメンバーに入れた(ヒュリエット紙 21. 4.27)

エムレ・ベレズオウル監督(ファナティック紙) メスト・エジル(ファナティック紙)  4月29日に、アランヤ・スポルとのアウェー戦を戦うフェネルバフチェの遠征メンバーが明らかになった。メスト・エジルが、8試合ぶりにメンバー入りすることになった。

 トルコ・リーグ第38節で、アランヤ・スポルと対峙するフェネルバフチェの遠征メンバーが明らかになった。故障の癒えたメスト・エジルが、エムレ・ベレズオウル監督により、このメンバーに加えられた。8試合ぶりにメンバー入りしたメスト・エジルは、試合では、控えとして臨むことになると考えられている。
 別件だが、フェネルバフチェでは、ナズム・サンガレが、この遠征メンバーに入っている。故障を抱えるアルタイ・バユンドゥル、サドゥク・チフトプナル、ディエゴ・ペロッティは、そのメンバーに名前はない。出場停止のイルファン・ジャン・カフヴェジが、遠征メンバー入りしているのに注目が集まっている。
フェネルバフチェにとっては、優勝を目指すには、とっても重要な試合は、4月29日(木)午後8時30分より開始である。



フェネルバフチェ 3:2 カスムパシャ(NTV改 21. 4.26)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(左)ロレット・サディク(右)(カスムパシャ公式HP) エネル・ヴァレンシア(フェネルバフチェ公式HP)  首位争いを続けるフェネルバフチェが、トルコ・リーグ第37節で、ホームにカスムパシャを迎えた。その試合を、フェネルバフチェは、3:2で制した。フェネルバフチェに勝利を導いたゴールは、エネル・ヴァレンシア(2)とアッティラ・サライから生まれた。カスムパシャのゴールは、ハリス・ハジュラディノヴィッチと、PKによるフロレント・ハデルジョナイから生まれた。ホームのフェネルバフチェは、ここで得た勝ち点3により、総勝ち点を72に伸ばし、同75で首位に立つベシクタシュを追走することになった。

 トルコ・リーグ第37節で、ホームにカスムパシャを迎えたフェネルバフチェのエムレ・ベレズオウル監督は、直近のバシャックシェヒル・スポル戦の先発メンバーを替えることなく、この試合に臨んだ。なお、故障明けの選手で、ギョクハン・ギョヌルはメンバー入りしたが、メスト・エジルはメンバー入りしなかった。
 前半15分、フェネルバフチェが先制した。ジャネル・エルキンが、右サイドからセンタリングを入れると、エネル・ヴァレンシアが、そのボールコースに入り、狙い澄ましたヘディングシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。
 同21分、カスムパシャが同点に追いついた。セルダル・アズィズがバックパスをしたボールを、GKハルン・テキンが大きく前へ蹴ろうとしたボールが飛ばないで、ハリス・ハジュラディノヴィッチの前に転がると、そのハリス・ハジュラディノヴィッチが、ペナルティーエリアの外からシュートを放ち、これがゴールインしたのだった。1:1。
 前半40分、フェネルバフチェが、再度、リードを奪った。メルト・ハカン・ヤンダシュが、左サイドからセンタリングを入れると、ニアエリアにいたアッティラ・サライがヘッドで合わせた。そのボールが、ループ気味に、カスムパシャのゴール右隅に吸い込まれたのだった。2:1。
 同45分、フェネルバフチェが、PKを獲得した。イルファン・ジャン・カフヴェジから出たパスを受けたエネル・ヴァレンシアが、ペナルティーエリア内でウッサマ・ハッダディをすり抜けようとして、ピッチに倒れた。それを観た、この試合のフラト・アイドゥヌス主審はPKポイントを指さしたのだった。
 同ロスタイム1分、このPKを、エネル・ヴァレンシア自身が蹴り、この日、自身としては2点目、チームとしては3点目となるゴールを決めたのだった。3:1。そして、前半は、フェネルバフチェが、3:1とリードして終わった。
 後半32分、中盤から出た深くえぐるパスに追いつき、ボールとともにディフェンスの裏に入り込んだハリス・ハジュラディノヴィッチが、1対1となったハルン・テキンをかわそうとしたとき、ピッチに倒れ込んだ。それを咎めた主審は、PKを指示した。このとき、ハルン・テキンが唇を切ったため、治療を受けたあと、イエローカードが出された。そして、このPKをフロレント・ハデルジョナイが蹴ると、ハルン・テキンが防ごうとしたが及ばず、ハルン・テキンの左側を抜けたボールは、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。3:2。
 フェネルバフチェは、この勝ち点3を得て、総勝ち点を72として、同75で首位に立つベシクタシュを追走することになった。一方のカスムパシャは、同37で16位となり、降格圏のすぐ上に就けることになった。

【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=ホセ・ソーサ、オザン・トゥファン(後半27分:ルイス・グスタボ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半45分:フェルディ・カドゥオウル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半27分:シナン・ギュムシュ)、ディミトリス・ペルカス(後半ロスタイム9分:フィリップ・ノヴァク)=エネル・ヴァレンシア(後半27分:マメ・ティアム)
【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナイ、デリック・ルカッセン、トマス・ブレッカ、ウッサマ・ハッダディ=ロレット・サディク(後半36分:ダニエル・ドゥリンクウオーター)、クリスティアン・ビストロヴィッチ(後半8分:タルカン・セルベスト)=ジルベール・クームソン(後半8分:アヌル・コチ)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、ケヴィン・ヴァルガ=イサク・テリン



首位ベシクタシュ、本領発揮(TRT+アクシャム紙補綴 21. 4.25)

ヴァレンティン・ロシエ(左)アズィズ・ベヒッヒ(右)(ベシクタシュ公式HP) ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第37節で、首位に立つベシクタシュが、ホームで、カイセリ・スポルを3:1でくだした。ベシクタシュは、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが2ゴールを決め、ラシド・ゲザルが、1ゴール1アシストを記録して、勝利に大きく貢献した。

 ヴォーダフォン・パルク・スタジアムで行われたこの大事な試合で、ベシクタシュが笑った。ジェンク・トスン、ヴァンサン・アブバカル、サイル・ラリンを欠いた試合で、ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、前半4分にPKを決めたラシド・ゲザル、同13分と後半30分にジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥから生まれた。カイセリ・スポルの唯一のゴールは、前半6分にペドロ・エンリケのあげたものだった。この結果、ベシクタシュは、勝ち点を75に伸ばした。トルコ・リーグで残留をかけた戦いを進めているカイセリ・スポルは、同35に留まった。
 早々に優位に立ったベシクタシュは、ギョクハン・トーレからのパスを、ペナルティーエリア内で受けたアデム・リャイッチが、ゾラン・クヴルジッチがチェックに入ると、ピッチに倒れたことで、PKを獲得した。このPKを、ラシド・ゲザルが蹴り、ゴールを決めた。1:0。これは、ラシド・ゲザルにとっては、自身のサッカー人生で、初のPKによるゴールだった。
 カイセリ・スポルは、同6分、ペドロ・エンリケによるゴールで、同点に追いついた。デニス・アリベッチが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で走りこんできたペドロ・エンリケが、そのボールにきれいに合わせると、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 ベシクタシュは、同13分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥのゴールで、2:1と勝ち越した。ペナルティーエリアの手前でボールを得たアデム・リャイッチが、左サイドを駆け上がってきたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥにボールを出した。すると、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが狭い角度からだったにも拘わらず、強烈なシュートを放つと、ゴールインしたのだった。
 ベシクタシュでは、ヴァレンティン・ロシエが、同37分、イエローカードをもらい、累積警告で、次節は出場停止が決まった。トルコ・リーグ第38節でのチャイクル・リゼ戦に出場できないということだ。そして、前半は、ホームのベシクタシュが2:1とリードを保ったまま終わった。
 後半5分、ネジプ・ウイサルも、イエローカードをもらい、次節は出場停止となってしまった。同20分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、ラシド・ゲザルのアシストを受け、ゴールを決めた。ラシド・ゲザルが、ペナルティーエリア手前からセンタリングを入れると、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが、ファーサイドで、ダイレクトで、足のインサイドに当てるというシュートを放つと、これが決まったのだった。3:1。ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥは、自身のサッカー人生で、初めて1試合で2ゴールを決めたことになった。そして、ラシド・ゲザルは、今季15アシスト目を記録したのだった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、ベシクタシュが、ホームで、カイセリ・スポルを3:1で退け、優勝争いにとっては大事な勝ち点3を得たのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル、ネジプ・ウイサル(後半37分:ドルクハン・トコズ)、アデム・リャイッチ(後半27分:ベルナール・メンサー)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ=ギョクハン・トーレ
【カイセリ・スポル】ドーアン・アレムダル=ゾラン・クヴルジッチ(後半1分:ラマザン・ジヴェレク)、ネウエン・パズ、ディミトゥリオス・コロヴェツィオス、アズィズ・ベヒッヒ=ジョゼフ・アタマー(後半1分:エムレ・デミル)、カルロ・ムハル=アーロン・レノン(後半36分:ベサード・サボヴィッチ)、デニス・アリベッチ(後半17分:メリヒ・オクタン)、ペドロ・エンリケ=イルハン・パルラク(後半30分:ケヴィン・ルカッセン)



ゲンチレル・ビルリーイ 2:1 チャイクル・リゼ(ベイン・スポル+ミリエット紙補綴 21. 4.24)

マティアス・ヨハンソン(ベイン・スポル) ミコラ・モロジュク、コンラード・ミチャラク、ダニエル・カンデアス、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(左から)(ソズジュ紙)  トルコ・リーグ第37節で、ゲンチレル・ビルリーイが、ホームにチャイクル・リゼを迎えた。そして、ゲンチレル・ビルリーイが、2:1で、この試合に勝利を収めた。

 この試合の最初の危険な場面は、前半38分に訪れた。シオが、ペナルティーエリアの外から強いシュートを放つと、タルク・チェテンが、指の先でコーナーキックに替えたのだった。
 前半の終盤、ゲンチレル・ビルリーイが1:0と先制した。同45分、チャイクル・リゼのディフェンスからこぼれたボールが、ペナルティーエリア・ライン上にいたヨハンセンの前に転がった。そのヨハンセンが、ダイレクトで強いシュートを放つと、チャイクル・リゼのゴールネットが揺れたのだった。1:0。前半は、結局、これ以外のゴールの声は上がらないで終わった。
 後半18分、ゲンチレル・ビルリーイが、点差を2と拡げた。スピードに乗った攻撃で、シオが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、ボールがディフェンスに当たり、GKタルク・チェテンがなす術もなく見送るなか、ボールは、チャイクル・リゼのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。
 アウェーのチャイクル・リゼは、同29分、点差を1に縮めた。ミコラ・モロジュクがコーナーキックを蹴ると、ディフェンスの間でいいジャンプを見せたサムディオが、スコアを2:1とするゴールを決めたのだった。
 同40分、ゲンチレル・ビルリーイが、3点目にとっても迫った。スピードに乗った攻撃で、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入ったリマが、相手GKと1対1となりながら。ゴールを決められなかった。
 同ロスタイム2分、カンディアスが、右サイドから持ち込んだボールを、ゴールエリア内にいたリマに送った。だが、リマの放ったシュートは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 この試合、他のゴールは生まれることはなかった。5試合ぶりに勝利を得たゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点を35に伸ばした、2連勝を遂げたあと、この敗戦を喫してしまったチャイクル・リゼは、同42に留まった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ウベイド・アドゥヤマン=マティアス・ヨハンソン、メテハン・メルト、ディエゴ・アンジェロ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半44分:ムスタファ・アクバシュ)=ピリス・ダ・モッタ、ソネル・ディクメン=ダニエル・カンデアス、サンドロ・リマ、ジョヴァンニ・シオ(後半25分:ムスタファ・ヒュセイン・セイハン)=ボグダン・スタンク(後半39分:ピエール・イヴ・ポロマ)
【チャイクル・リゼ】タルク・チェテン=ミコラ・モロジュク、エミル・ディラヴェル、モンタサル・タルビ、ダリオ・メルニャク=ダミアン・ジョコヴィッチ、ヤシン・ペフリヴァン(後半33分:ゴッドフレード・ドンサー)=コンラード・ミチャラク(後半40分:イスマイル・キョイバシュ)、エリック・サボ(後半40分:アレクサンダー・ソダーランド)、フェルナンド・アンドラーデ(後半21分:ブライアン・サムディオ)=ロイック・レミー(後半21分:ミラン・スコダ)



バシャックシェヒル・スポルは喜び、カスムパシャは悲しんだ(TRT 21. 4.23)

ロレット・サディク(左)アレクサンドゥ・エピロヌ(右)(カスムパシャ公式HP) ナセル・シャドリ(中)を讃えるトルガ・ジエルジ(左)オメル・アリ・シャヒネル(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第36節で、カスムパシャが、ホームで、バシャックシェヒル・スポルに0:1で敗れた。

 レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、バシャックシェヒル・スポルの勝利を呼び込んだゴールを決めたのは、前半36分にナセル・シャドリの放ったシュートからだった。バシャックシェヒル・スポルは、この大きな勝利で、勝ち点を36に伸ばした。ここまでの4試合で、1勝3分だったカスムパシャは、この敗戦で、同37に留まった。

                 試合展開

 前半21分、カスムパシャの左サイドから生まれた攻撃で、ヴァルガが、サイドで得たボールを持ちペナルティーエリア内へと向かった。そして、スペースを作ったヴァルガは、ペナルティーエリアへ入る前に、ゴール左斜め前から強いシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同27分、ホームのカスムパシャがゴールに迫った。左サイドからヴァルガが、グランダーのボールを送ると、そのコースに走りこんできたハリス・ハジュラディノヴィッチが、それに合わせてシュートを放った。だが、ボールは、枠の傍らを抜け外に出て行ってしまった。
 同36分、バシャックシェヒル・スポルが先制した。メフメット・トパルからのパスを、ペナルティーエリア手前で受けたナセル・シャドリが、ループシュートを放つと、これがゴールとなったのだった。0:1。
 同44分、バシャックシェヒル・スポルのゴール右斜め前で、カスムパシャがフリーキックを得ると、それを、ハリス・ハジュラディノヴィッチが蹴った。だが、そのボールは、サイドバーに当たってから外に出て行ってしまった。そして、前半は、バシャックシェヒル・スポルが0:1とリードして終わった。
 後半ロスタイム6分、カスムパシャがゴールに迫った。ヤシン・デュルゲルが、右サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったコイタが、ヘッドでボールに合わせた。だが、GKヴォルカン・ババジャンが倒れこみながら、そのボールを押さえた。そして、バシャックシェヒル・スポルが、カスムパシャを0:1でくだしたのだった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=フロレント・ハデルジョナイ、デリック・ルカッセン、トマス・ブレッカ、ウッサマ・ハッダディ=ロレット・サディク=ハリス・ハジュラディノヴィッチ、クリスティアン・ビストロヴィッチ(後半16分:ダニエル・ドゥリンクウオーター)、タルカン・セルベスト(後半29分:ヤシン・デュルゲル)、ケヴィン・ヴァルガ=イサク・テリン(後半21分:ベンガリ・コイタ)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル(後半15分:ベルカイ・オズジャン)、レオ・ドゥアルテ、アレクサンドゥ・エピロヌ、オメル・アリ・シャヒネル(後半ロスタイム5分:ラヴィル・タギル)=メフメット・トパル、トルガ・ジエルジ=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム4分:エンゾ・クリヴェリ)、ジュリアーノ、ダニエル・アレクシッチ(後半ロスタイム4分:オケチュク・アズブイケ)=ナセル・シャドリ(後半16分:フレデリック・グルブランドセン)



ガラタサライ 1:1 トラブゾン・スポル(ベイン・スポル 21. 4.22)

ジャニニー・セメド(左)シェネル・オズバイラクル(右)(トラブゾン・スポル公式HP) タイラン・アンタルヤル(左)ベラト・オズデミル(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第36節のビッグマッチは、ガラタサライが、ホームに迎えたトラブゾン・スポルと1:1で引き分けた。

 ギョズテペとのアウェー戦で、いいサッカーを見せ、また、スコア的にもいい勝利を収め、イスタンブルに帰還して、再び、首位を伺おうかというガラタサライは、この難しい試合で、後半ロスタイム5分に、ようやく勝ち点1を手にしたが、一方、トルコ・リーグのここ5試合で引き分け試合を続けているトラブゾン・スポルは、勝ち点3を、またしても手にできなかった。
 テュルク・テレコム・スタジアムで行われたこの試合、前半4分、トラブゾン・スポルが、かなりゴールに迫った。ペナルティーエリアの内ゴール右斜め前から、バカセタスが放った強いシュートを、GKフェルナンド・ムスレラが、ニアサイド下部に向かったボールを、辛うじて外に出したのだった。同10分、バカセタスが、右コーナーキックを蹴ると、ボールは、直接ゴールに向かった。ムスレラが、今度は、上のバーの下に入ろうとしたボールを、際どくコーナーキックに替えた。同26分、ルイス・ベーカーが、左コーナーキックを蹴ると、エクバンがヘッドで背後に逸らしたボールに合わせて、ンワケメがヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 後半31分、トラブゾン・スポルが先制した。ルイダンマが、ヘッドでクリアしたボールが、ペナルティーエリア内で、エドガー・レに向かうと、走りこんできたエドガー・レが、強烈なシュートをぶちかますと、ガラタサライのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。
 ガラタサライが、同34分、同点ゴールをあがるかということが起こった。エムレ・クルンチが、ペナルティーエリアから放った強烈なシュートが、GKウーウルジャン・チャクルに防がれてしまったのだった。
 同ロスタイム5分、ガラタサライが同点に追いついた。ペナルティーエリア内で得たフリーキックで、オメル・バイラムがパス交換をした。そして、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前のマルカオが、後ろのタイラン・アンタルヤルにボールを渡した。そのタイラン・アンタルヤルが強いシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルが、際どくパンチングで防いだ。その跳ね返りのボールのコースに詰めていたエムレ・アクババが、ウーウルジャン・チャクルが、ボールを押さえにかかる前にシュートを放つと、トラブゾン・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:1。
 この結果、ガラタサライは、勝ち点を66に、トラブゾン・スポルは、同60に伸ばした。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=シェネル・オズバイラクル、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル=ソフィアン・フェグリ(後半1分:ハリル・デルヴィショウル)、ゲドソン・フェルナンデス(後半9分:エムレ・アクババ)、エムレ・クルンチ(後半38分:アルダ・トゥラン)、ライアン・バベル(後半38分:オメル・バイラム)=ケレム・アクテュルコウル(後半31分:オーウルジャン・チャーラヤン)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=ベラト・オズデミル、ルイス・ベーカー=カレブ・エクバン(後半41分:フラヴィオ・サ・シルヴァ)、アナスタシオス・バカセタス(後半44分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、アンソニー・ンワケメ(後半32分:アブドゥルカディル・オミュル)=ジャニニー・セメド(後半44分:ベニク・アフォベ)



シワス・スポル 0:0 ベシクタシュ(ベイン・スポル改+スター紙補綴 21. 4.21)

アッティバ・ハッチンソン、ウエリントン・シルヴァ、ファイサル・ファジル(左から)(スター紙) ギョクハン・トーレ(左)ジャネル・オスマンパシャ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第36節で、注目の一番が実現した。首位に立つベシクタシュが、シワス・スポルと戦ったアウェー戦は、両者無得点の引き分けに終わった。

 前半10分、ロビン・ヤルチュンがセンタリングを入れると、ボールは、ファイサル・ファジルからこぼれ、エルドーアン・イエシルユルトの前に転がった。そのエルドーアン・イエシルユルトが、至近距離からシュートを放ったが、ボールは、真っすぐに枠を外れて出て行ってしまった。
 ホームのシワス・スポルは、同45分、とってもゴールに迫った。ロビン・ヤルチュンがセンタリングを入れると、ファーサイドを駆け上がっていたグラデルが、そのボールに合わせて、至近距離からヘディングシュートを試みた。だが、ボールは枠を捉えることがなかった。
 ベシクタシュでは、前半の終盤、故障を発生させたヴァンサン・アブバカルが、後半に入るにあたり、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥと交替した。
 ベシクタシュは、同8分に、明らかなる好機を掴んだ。ラシド・ゲゼルのパスを、絶好の位置で得たロシエだったが、シュートを放ったが、状況を変えるには至らなかった。
 同13分、シワス・スポルが、危険な場面を作った。ンサカラをかわし、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだエルドーアン・イエシルユルトが、狭い角度からシュートを放つも、枠を捉えることができなかった。
 同42分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥのパスに反応して、相手ディフェンスの裏をとったサイル・ラリンが、ペナルティーエリア内へと入り、最後に倒れ込みながらもシュートを放ったが、力が弱く、GKアリ・シャシャル・ヴラルが押さえてしまった。
 トルコ・リーグで、2試合連続で引き分けてしまったベシクタシュは、今節を、勝ち点72で終えたのに対し、シワス・スポルは、不敗記録を13に伸ばしたシワス・スポルは、同51とした。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ、ウーウル・チフトチ=クローデミル・ドミンゲス・デ・ソーサ=エルドーアン・イエシルユルト、ファイサル・ファジル、ロビン・ヤルチュン(後半29分:ヨルゲ・フェリックス)、マックス・グラデル(後半40分:アルナ・コーネ)=ムスタファ・ヤタバレ(後半10分:オラレンワジュ・カヨーデ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル(後半26分:アデム・リャイッチ)、アッティバ・ハッチンソン、ドルクハン・トコズ(後半26分:ギョクハン・トーレ)、サイル・ラリン(後半ロスタイム4分:ベルナール・メンサー)=ヴァンサン・アブバカル(後半1分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)



トラブゾン・スポル、ヴィトール・フーゴとカレブ・エクバン、ガラタサライ戦にはピッチに立つ(ヒュリエット紙 21. 4.20)

アブドラハ・アヴジュ監督(TRT)  テュルク・テレコム・スタジアムで、午後7時から始まる一戦は、メテ・カルカヴァン主審が裁く。

 トルコ・リーグで、ここ4試合、引き分け試合が続くトラブゾン・スポルは、ガラタサライ相手に勝利を収め、勝ち点3への渇望を終えようとしている。トルコ・リーグで、勝ち点59で4位につけるトラブゾン・スポルは、同65で3位につけるガラタサライとの勝ち点差を、1試合多い中だが3に縮めることになる。
 このトラブゾン・スポルでは、ガラタサライ戦を前にして、アンデルス・トゥロンドセンとユヌス・マルは、故障を抱え、また、ユスフ・サルは出場停止で、いずれも、この試合には出場できない。一方、出場停止の解けたブラジル人ディフェンダーのヴィトール・フーゴが戻ってくる。FWでは、故障のため、ここ数節、チームを離れていたカレブ・エクバンが、今日の最新の練習後、メンバー入りをするものと考えられる。
 トラブゾン・スポルの選手団は、午後に行われる最後の練習で、準備を終え、午後5時発の飛行機でイスタンブルに向かう。



バシャックシェヒル・スポル 1:2 フェネルバフチェ(ベイン・スポル 21. 4.19)

メフメット・トパル(左)シナン・ギュムシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ぺルカス(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第35節最終試合で、バシャックシェヒル・スポルを1:2でくだし、優勝争いの上で、とっても大きな壁を失うものなく通り過ぎた。アウェー戦では、ここ10試合負けなしのフェネルバフチェは、1996-97シーズンで記録した10試合連続の記録に並んだ。

 テンポのある展開で始まったこの試合、前半18分に、バシャックシェヒル・スポルが先制した。フェネルバフチェが蹴ったコーナーキックからのボールを奪い取ったエディン・ヴィスチャが、右サイドを駆け上がるオメル・アリ・シャヒネルにボールを回した。そのオメル・アリ・4シャヒネルが、遠いところから強いシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴール右隅に突き刺さったのだった。0:1。
 同40分、フェネルバフチェが同点に追いついた。ジャネル・エルキンがコーナーキックを蹴ると、オザン・トゥファンがヘッドでそらした。すると、ファーサイドにいたアッティラ・サライが、全くフリーの状態で、ゴールを決めた。1:1。
 後半12分、フェネルバフチェが逆転した。オザン・トゥファンからのパスを、ペナルティーエリア内で得たディミトリス・ペルカスが、ゴール左斜め前から、右足を一閃、ファーのゴール隅を狙った強くて整ったシュートを放つと、ボールは、ヴォルカン・ババジャンの左を抜け、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットに収まった。1:2。
 同15分、バシャックシェヒル・スポルが10人になった。エネル・ヴァレンシアとマフムト・テクデミルとの間で生まれたトラブルで、各々に、ジュナイト・チャクル主審から、イエローカードが出された。このイエローカードが、マフムト・テクデミルにとっては、この試合での2枚目のイエローカードということで、退場処分となった、
 同43分、バシャックシェヒル・スポルがPKを獲得した。ハルン・テキンが、フレデリック・グルブランドセンに、ペナルティーエリアで執った行為に対し、ジュナイト・チャクル主審はPKの判定を下した。このPKを、エディン・ヴィスチャが蹴ったが、ハルン・テキンがゴールを許さなかった。
 この試合、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが、一旦は0:1とリードを許した試合を逆転して、バシャックシェヒル・スポルを1:2でくだしたのだった。この結果、勝ち点を69に伸ばしたフェネルバフチェは、首位のベシクタシュとの勝ち点差を2と縮めた。同33に留まることになったバシャックシェヒル・スポルは、18位となった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=オメル・アリ・シャヒネル、カルロス・ポンク、ユスフ・ンダイシミエ、ジェマリ・セルテル(前半32分:ウーウル・ウチャル)=マフムト・テクデミル、トルガ・ジエルジ(後半40分:ベルカイ・オズジャン)=エディン・ヴィスチャ、ジュリアーノ(後半21分:メフメット・トパル)、ダニエル・アレクシッチ(後半40分:フレデリック・グルブランドセン)=エンゾ・クリヴェリ(後半21分:ナセル・シャドリ)
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=ナズム・サンガレ(後半31分:シナン・ギュムシュ)、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン(後半17分:フィリップ・ノヴァク)=ホセ・ソーサ、オザン・トゥファン=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半39分:フェルディ・カドゥオウル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半17分:ルイス・グスタボ)、ディミトリス・ペルカス=エネル・ヴァレンシア(後半40分:マメ・ティアム)



イズミルで、ケレム・アクテュルコウルの夜(TRT+ガラタサライ公式HP補綴 21. 4.18)

ケレム・アクテュルコウル(TRT) エムレ・クルンチ(左)ラミネ・ガッサマ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第35節で、ガラタサライが、アウェーでギョズテペを1:3で退けた。ガラタサライの22歳FWケレム・アクテュルコウルが、ラダメル・ファルカオとムスタファ・モハメッドを欠くなか、ハットトリックを決め、チームを勝利に導いた。

 ギュルセル・アクセル・グランドで行われたこの試合、笑ったのはガラタサライの方だった。ガラタサライのゴールは、前半19分と39分、そして、後半19分(PK)、ケレム・アクテュルコウルから生まれた。ギョズテペの唯一のゴールは、フセニ・ディアバテのあげたものだった。この結果、トルコ・リーグで3試合連続で勝利のなかったガラタサライが、勝ち点を65に伸ばしたのに対し、ギョズテペは、同46に留まった。
 この試合、早々に、優位に立ったギョズテペが、前半9分、フセニ・ディアバテの素晴らしいゴールが決まり、1:0と先制した。センタリングに対し、状況をうまく把握したフセニ・ディアバテが、見事なハーフボレーでゴールを決めたのだった。ガラタサライは、同19分に、ケレム・アクテュルコウルのゴールで、同点に追いついた。ハリル・デルヴィショウルが、ペナルティーエリア手前でボールを得て、顔をゴールマウスに向け反転させた。そして、選手間を走り抜けて来るケレム・アクテュルコウルに、いいパスを出した。そのケレム・アクテュルコウルが、左ゴールポスト際に向けシュートを放つと、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。ケレム・アクテュルコウルは、同39分に、再度、舞台に上がった。タイラン・アンタルヤルが、中盤から、相手ディフェンス裏を取っていたケレム・アクテュルコウルに、素晴らしいパスを送った。そのケレム・アクテュルコウルが、左ゴール隅を狙ったシュートを放つと、ボールは、GKイルファン・ジャンの両手の間を抜け、ゴールネットに収まったのだった。1:2。同42分、ベルカン・エミルが行ったファウルが、明らかなるゴールチャンスを妨害したとしてレッドカードが出された。だが、フラト・アイドゥヌス主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、ハリル・デルヴィショウルのボールを受けた位置がオフサイドだったとして、ベルカン・エミルに出されたレッドカードは取り消された。そして、前半は、ガラタサライが1:2とリードしたまま終わった。
 後半18分、ペナルティーエリア内でボールを得たハリル・デルヴィショウルが、自らの左を開けシュートを放った。だが、そのボールは、相手ディフェンスに当たり、再び、ハリル・デルヴィショウルの元へと転がった。だが、ハリル・デルヴィショウルは、相手選手のチェックを受けピッチに倒れてしまった。それを咎めて、主審はPKの指示を出した。同19分、このPKを、ケレム・アクテュルコウルが蹴ると、ボールは、GKが跳んだとは反対方向を貫きゴールとなり、これで、ケレム・アクテュルコウルはハットトリックを達成したのだった。1:3。残りの時間では、他のゴールは生まれことがなく、ガラタサライが、アウェー戦でギョズテペを1:3でくだしたのだった。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ラミネ・ガッサマ(後半20分:ムラト・パルリ)、アトゥンチ・ヌカン、ベルカン・エミル、ジェナン・ブレコヴィッチ=オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドードゥ(後半27分:ペテル・ズジ)=ハリル・アクブナル、フセニ・ディアバテ(後半20分:ズラトコ・トリピッチ)、シェリフ・ンディアエ(後半1分:アンダーソン・エシティ)=アディス・ヤホヴィッチ(後半36分:ブライン・イデエ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=シェネル・オズバイラクル、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=タイラン・アンタルヤル(後半29分:オゲネカロ・エテボ)=ソフィアン・フェグリ(後半37分:オメル・バイラム)、ゲドソン・フェルナンデス、エムレ・クルンチ(後半37分:アルダ・トゥラン)、ケレム・アクテュルコウル(後半23分:ヘンリー・オニエクル)=ハリル・デルヴィショウル(後半23分:オーウルジャン・チャーラヤン)



ベシクタシュ 2:2 アンカラ・グジュ(ベイン・スポル 21. 4.17)

アッティバ・ハッチンソン、アルペル・ポトゥク、サリジャ(左から)(ベシクタシュ公式HP) パインツィル(右)を讃える(ベイン・スポル)  首位に立つベシクタシュが、トルコ・リーグ第35節で、ホームにアンカラ・グジュを迎えた。多くの衆目を集める舞台となったこの試合、2:2の引き分けに終わった。アンカラ・グジュの経験豊富なアンテ・クルシッチが、2回に渡りオウンゴールを放ったが、ジョゼフ・パインツィルが2回に渡りPKを決めて、引き分けに持ち込んだ。

 ベシクタシュは、試合開始早々に、先制点のチャンスを掴んだ。ロシエからのパスを受け、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだオウズハン・オズヤコブが、アリュー・バジのチェックを受けピッチに倒れた。ハリス・オズカヒャ主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。だが、このPKをジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥが蹴ったが、コルジャン・チェキカイが、これを防いだ。
 同15分、ボールのないところで、ピッチをあとにしたオウズハン・オズヤコブは、プレーを続けることができなかった。替わりに、ベルナール・メンサーが投入された。
 同ロスタイム4分、ベシクタシュが先制した。アンカラ・グジュのクルシッチが、ラシド・ゲゼルが蹴ったフリーキックを、逆向きにボールに触れたところ、オウンゴールとなってしまったのだった。1:0。そして、前半は、このスコアのまま、ベシクタシュがリードして終わった。
 後半7分、クルシッチに、再度、不幸が訪れた。ロシエが入れたセンタリングに、またしても逆方向に蹴り出そうとしたクルシッチが、再び、オウンゴールをしてしまった。これで、ベシクタシュは、スコアを2:0としたのだった。
 ラシド・ゲゼルのパスを受け、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだロシエが放ったシュートは、ゴールインしたが、ロシエがジョゼフ・パインツィルに対しファウルを冒していたとして、このゴールは認定されなかった。
 アンカラ・グジュが、同20分に点差を1と縮めた。左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだジョゼフ・パインツィルが、ウエリントンのチェックを受けピッチに倒れると、主審はPKを指示した。このPKを、ジョゼフ・パインツィルが決め、スコアを2:1とした。
 アンカラ・グジュは、同ロスタイムに同点に追いついた。右サイドからペナルティーエリア内へとすり抜けようとしたジョゼフ・パインツィルが、ギョクハン・トーレのチェックでピッチに倒れると、主審はPKを指示した。この試合活躍のジョゼフ・パインツィルが、PKを蹴り、ミスは冒すことなく決め、スコアは2:2となった。
 この試合、他にはゴールは生まれず、ベシクタシュは、今節を、勝ち点71で終わり、アンカラ・グジュは同37に伸ばしたのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=アッティバ・ハッチンソン(後半39分:ネジプ・ウイサル)、ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル、オウズハン・オズヤコブ(前半18分:ベルナール・メンサー、後半39分:ドルクハン・トコズ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(後半27分:ギョクハン・トーレ)=サイル・ラリン
【アンカラ・グジュ】コルジャン・チェリカイ=ステリオス・キッツォー、アンテ・クルシッチ、ズヴォニル・サルジャ、ティアゴ・ピント=ジェラルド(後半29分:オルカン・チュナル)、イブラヒム・アクダー、アルペル・ポトゥク、ジョゼフ・パインツィル(後半ロスタイム7分:シャフヴェルディ・チェティン)=アリュー・バジ(前半31分:イドゥリズ・ヴォカ)、エムレ・ギュラル(後半ロスタイム6分:エルディ・ディクメン)



エムレ・ベレズオウル監督、先発メンバーを明確に(TRT 21. 4.16)

エムレ・ベレズオウル監督(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェは、この日曜日に、アウェーで対戦するバシャックシェヒル・スポル戦に備えての準備を続けている。エムレ・ベレズオウル監督は、この一戦に向けての先発メンバーを固めようとしている。

 エムレ・ベレズオウル監督が指揮を執って以後の3試合で、勝ち点7を得たフェネルバフチェは、この一戦にも勝ち、首位を追走することを目指している。
 GKはアルタイ・バユンドゥル、ギョクハン・ギョヌルを欠く右サイドバックはナズム・サンガレ、ストッパーには、セルダル・アズィズとアッティラ・サライ、左サイドバックはジャネル・エルキンの起用となる。ホセ・ソーサとともに、ルイス・グスタボかオザン・トゥファンが中盤の中央を担うことになろう。サイドには、イルファン・ジャン・カフヴェジとディミトリス・ペルカスを置くことを考えている同監督は、真ん中にはメルト・ハカン・ヤンダシュを起用することを考えている。また、同監督は、FWとして、ガジアンテップFK戦で、いいプレーを見せ、得点まであげたエネル・ヴァレンシアの起用を考えていただが、エネル・ヴァレンシアは、その試合で受けた打撲で傷み、後半36分には交替を余儀なくされ、その後、治療が続けられている。メディカル・スタッフは、エネル・ヴァレンシアを、この試合に起用されるようにとの考えを持っていたが、エムレ・ベレズオウル監督は、リスクを冒すことは望んでしない。そのため、31歳のエネル・ヴァレンシアの故障が完治していないという場合には、FWには、サマッタを持ってくることになろう。



フェネルバフチェ、バシャックシェヒル・スポル戦に備える(スター紙 21. 4.15)

エムレ・ベレズオウル監督(サバハ紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第35節で、アウェーで戦うバシャックシェヒル・スポル戦に備えての練習を、昨日から始めた。

 エムレ・ベレズオウル監督指揮下、ジャン・バルトゥ・グランドで行われた練習は、午後6時から始まった。ガジアンテップFK戦の先発メンバーに名を連ねた選手たちは、クールダウンを目的に練習を行った。他の選手たちは、ウォーミングアップと基礎練習を行ったあと、2組に分かれて、パス練習を行った。そして、狭いコートを使ったミニゲームを行い、練習を切り上げた。
 メスト・エジルとナズム・サンガレの2人は、この練習にフルで加わっていたが、ギョクハン・ギョヌルとエネル・ヴァレンシアは、治療継続中のままだった。



ユヌス・マル、筋肉痙攣と腫れが判明(スター紙 21. 4.14)

ユヌス・マル(フォトマッチ紙)  トラブゾン・スポルが、チャイクル・リゼ戦で故障を発生させたユヌス・マルの腰のMR検査の結果、筋肉痙攣と腫れの症状があることが判明したと発表した。

 トラブゾン・スポルが、ユヌス・マルの故障に関して発表を行った。トラブゾン・スポル専属ドクターのハカン・チェリクが、次のように発表した。トルコ・リーグ第34節で戦ったチャイクル・リゼとの一戦で故障を発生させたユヌス・マルが受けた、腰のMR検査で、筋肉痙攣と腫れがあることが判った。そして、同氏は、ユヌス・マルに対する手当は、引き続き行われていると述べた。



フェネルバフチェ、ガジアンテップFKを3ゴールで倒す(ソズジュ紙 21. 4.13)

エネル・ヴァレンシア(フェネルバフチェ公式HP) イルファン・ジャン・カフヴェジ(左)アレクサンドル・マキシム(右)(ガジアンテップFK公式HP)  トルコ・リーグ第34節で、フェネルバフチェとガジアンテップFKが対峙した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、ホームのフェネルバフチェが3:1で制し、優勝争いに強い姿勢を表した。

 前半は、両者無得点で推移したこの試合、ガジアンテップFKは、ヌーア・ディコがゴールを決めたかに見えたが、その前にファウルがあり、ゴールとは認められなかった。フェネルバフチェに勝利を導いたゴールは、後半11分にメルト・ハカン・ヤンダシュ、同26分にエネル・ヴァレンシア、同ロスタイム5分にシナン・ギュムシュから生まれた。アウェーのガジアンテップFKの唯一のゴールは、同20分に、アレクサンドル・マキシムから生まれた。また、フェネルバフチェでは、後半36分、エネル・ヴァレンシアが故障で、ブライト・オシャイ・サミュエルと交替するということがあった。
 この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を66に伸ばし、試合数が1つ少なく、同70のベシクタシュとの勝ち点差を維持することができた。一方、ガジアンテップFKは、同50で6位に就けている。

                 同じ時間帯に、ビッグチャンス2回

 前半11分、ヌーア・ディコが、右サイドからボールを持ち込み、フェネルバフチェのディフェンスが薄いところだったが、セルダル・アズィズが、シュート・コースに入り危機を回避した。その直後のフェネルバフチェの攻撃で、メルト・ハカン・ヤンダシュがシュートを放つと、ゴール前に立ちはだかったパピィ・ジロボジが、これを防いだ。そのこぼれ球を、絶好の位置にいたエネル・ヴァレンシアがシュートを放つも、大きく外にふかしてしまい、大きなチャンスを逃してしまった。

                 セルダル・アズィズ、ゴール前から決められず

 同34分、再び、フェネルバフチェが先制点のチャンスを掴んだ。コーナーキックに対し、ギョクハン・ギョヌルが、ニアサイドでゴールエリアにパスを送った。そのボール・コースに入ったセルダル・アズィズが、右足を出し、がら空きのゴールに向かいシュートを打ったはずだったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ったため、セルダル・アズィズは、大変な悔しがりようだった。

                 ヌーア・ディコが決めたかに見えた、だが、主審はファウルを宣告

 同39分、ガジアンテップFKは、ヌーア・ディコがゴールを決めた。しかし、ファーサイドで、アッティラ・サライの上にかぶさるようにしてヘディングシュートを試みたパピィ・ジロボジに相手を押すというファウルがあったとしたメテ・カルカヴァン主審は、このゴールを取り消した。

                 前半終了間際、ガジアンテップFKが危険な場面を作った

 前半ロスタイム終盤、ガジアンテップFKが、カウンター攻撃で危険な場面を作った。パヴェル・オルコウスキが、スピードに乗り攻撃に移ると、ヌーア・ディコにパスを出した。そのヌーア・ディコが、ペナルティーエリア目指して走るケナンにボールを出した。ケナン・オゼルは、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを抜け外に出て行ってしまった。

                 オザン・トゥファンが奪い、メルト・ハカン・ヤンダシュが仕上げた

 後半6分、フェネルバフチェにゴールが生まれた。ホセ・ソーサがプレスをかけたため、ボールを得たオザン・トゥファンが、左サイドからペナルティーエリア内へと動いたメルト・ハカン・ヤンダシュにパスを出した。そのメルト・ハカン・ヤンダシュが、右足一閃、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、これが、今季4点目となるゴールとなり、フェネルバフチェに先制点が生まれた。

                 マキシムが、フリーキックを直接決めた

 後半20分、ガジアンテップFKがフリーキックを獲得した。そのボールをマキシムが蹴ると、ボールは壁の下を抜け枠を捉えた。GKアルタイ・バユンドゥルは倒れ込みながらボールを押さえた。だが、ガジアンテップFKの選手たちはゴールを主張したが、メテ・カルカヴァン主審は試合の続行を指示した。しかし、ヴィデオ判定システム審判からの注意喚起が入り、確認後、ボールは、完全にゴールラインを越えていたとして、ゴールを認定したことで、同点に追いついた。1:1。

                 フェネルバフチェ、再度、リードを奪う

 同26分、フェネルバフチェが2:1と勝ち越した。ジャネル・エルキンがセンタリングを入れると、ぺルカスが、ヘッドでファーサイドへと浮かした。そこに、完全フリーになっていたエネル・ヴァレンシアがいた。エネル・ヴァレンシアは、楽々とゴールを決めることができたことで、フェネルバフチェが、再び、リードを奪うことになった。

                 ミララス、絶好機を逸する

 同44分、ガジアンテップFKが、同点ゴールに、とっても迫った。マキシムが、右サイドからペナルティーエリア内へと入り込み、ボールをミララスに出した。そのミララスが、右足一閃、シュートを放ったが、ボールは、枠の右上を越えて外に出て行ってしまった。

                 シナン・ギュムシュ、スコアを決するゴール

 フェネルバフチェは、ガジアンテップFKが同点ゴールを模索するなかで、カウンター攻撃から3点目をあげた。ルイス・グスタボが持ち込んだボールを受けたシナン・ギュムシュが、ペナルティーエリアに右サイドから入り、放ったシュートが、この試合のスコアを決するゴールとなった。後半ロスタイム5分のことだった。3:1。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半28分:シナン・ギュムシュ)、ホセ・ソーサ(後半36分:ルイス・グスタボ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半28分:パピス・シセ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半42分:フィリップ・ノヴァク)、ディミトリス・ペルカス=エネル・ヴァレンシア(後半36分:ブライト・オシャイ・サミュエル)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=パヴェル・オルコウスキ、パピィ・ジロボジ、ロデリク・ミランダ(、ジュニオール・モレ(後半34分:ギュライ・ヴラル)=ケヴィン・ミララス、オサマ・ラシド(後半34分:エンヴェル・ジェンク・シャヒン)、アメデジ・ヴェトリヒ(後半39分:フルカン・ソヤルプ)、アレクサンドル・マキシム=ケナン・オゼル後半39分:アンドレ・フェリペ・リベイロ)、ヌーア・ディコ



エルズルム市役所スポル 2:4 ベシクタシュ(NTV+ソズジュ紙補綴 21. 4.12)

喜ぶサイル・ラリン(左)とセルゲン・ヤルチュン監督(右)(ベシクタシュ公式HP) ヨハンナ・オモロ(左)オウズハン・オズヤコブ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つベシクタシュが、残留争いをしているエルズルム市役所スポルを、アウェー戦で2:4でくだした。これで、ベシクタシュは、後を追走しているフェネルバフチェとの勝ち点差を7に伸ばした。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、サイル・ラリン、オウズハン・オズヤコブ、ラシド・ゲゼル、ギョクハン・トーレから生まれた。

 この一戦、アウェーのベシクタシュが、優位に試合を始めた。そして、求めていたゴールを、前半10分に見出した。カナダ人コンビのアッティバ・ハッチンソンが持ち込み、サイル・ラリンがシュートを放ち、これが決まったのだった。0:1。ホームのエルズルム市役所スポルは、その6分後に同点に追いついた。エムラー・バシャンがコーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたレオ・シェヴェッヘレンが、それに合わせてヘディングシュートを試みると、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。1:1。

                  ジェンク・トスン、今季絶望

 お互いの2点目のゴールは、GKのミスから生まれた。同26分、オウズハン・オズヤコブが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前からシュートを放つと、GKヤクブ・スムスキのミスから、ベシクタシュの2点目が入った。
 同40分、今度、ミスを犯したのは、ベシクタシュのGKエルシン・デスタノウルだった。エムラー・バシャンが、ペナルティーエリアの外からシュートを試みると、ここで、エルシン・デスタノウルの大きなミスが生まれた。自分の胸で跳ねたボールをコントロールできず、頭上を越えたボールがゴールインしてしまったのだった。2:2。
 前半は、2:2のまま終わったが、後半に入ると、エルズルム市役所スポルが、より攻撃的に出て行ったように見えた。それにも拘わらず、ゴールを決めたのはベシクタシュの方だった。同21分、ラシド・ゲゼルが、素晴らしいゴールを決め、スコアを2:3とした。右サイドで、ジェンク・トスンからのパスを受け、ペナルティーエリア内へ向かいボールを持って進んだラシド・ゲゼルは、相手選手2人をかわし、ペナルティーエリア・ラインのすぐ傍らから絶妙なるシュートを放った。GKスムスキが、身体を伸ばして防ごうとしたが届かず、ゴールが決まったのだった。
 同28分、ジェンク・トスンが故障を発生させ、担架でピッチサイドに出されるということがあったが、この試合最後のゴールは、同41分、ギョクハン・トーレから生まれた。29歳になっているギョクハン・トーレは、ペナルティーエリアの左ライン際でボールを得ると、フェイントをかけて、ペナルティーエリア内へと入った。そして、ゴール斜め前からファーのゴール隅を狙ったシュートを放つと、これが決まり、この試合のスコアが確定した。4:2。
 ベシクタシュは、この勝利で、勝ち点を70とした。後から追走するフェネルバフチェとの勝ち点差は、これで7となった。ここ5試合で3敗目を喫したエルズルム市役所スポルは、同28に留まったままだ。

【エルズルム市役所スポル】ヤクブ・スムスキ=ボグダン・ブツコ(後半37分:オスマン・チェリク)、マヌエル・ダ・コスタ、ハサン・ハティッポウル、レオ・シェヴェッヘレン=ヨハンナ・オモロ、ペトルス・ブーマル=ジェンク・アフメット・アルクルチ、アードゥフ・シェシュー(後半39分:ガブリエル・オベルタン)、エムラー・バシュサン(後半ロスタイム5分:ブラヒム・ダッリ)=モスタファ・エル・カビル(後半1分:リカルド・ゴメス)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル(後半31分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)、アッティバ・ハッチンソン(後半16分:ネジプ・ウイサル)、オウズハン・オズヤコブ(後半16分:ベルナール・メンサー)、サイル・ラリン(後半ロスタイム2分:フランシスコ・モンテーロ)=ジェンク・トスン(後半31分:ギョクハン・トーレ)



ガラタサライにカラギュムリュクの壁(TRT+ミリエット紙補綴 21. 4.11)

エルヴィン・ズカノヴィッチ(左)エムレ・アクババ(右)(ミリエット紙) ライアン・バベル(左)コライ・アルトゥナイ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第34節で、ガラタサライが、ホームで、カラギュムリュクと1:1で引き分けた。

 テュルク・テレコム・スタジアムで行われたこの試合、勝者は出なかった。この結果、優勝争いを続けてながら、ここ6試合で僅か1勝しかしていないガラタサライは、勝ち点を62に伸ばした。一方のカラギュムリュクも、同49に伸ばした。
 前半9分、モスタファ・モハメッドがゴールを決めたかに見えた。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像での確認に行ったアリ・パラブユク主審は、ボールが、ライアン・バベルの手に当たったことを認め、ゴールの認定をしなかった。ガラタサライでは、同20分、デアンドレ・イエドゥリンが故障を発生させ、プレー続行不能となってしまった。アメリカ人選手デアンドレ・イエドゥリンに替わり、シェネル・オズバイラクルが投入された。そして、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半15分、カラギュムリュクが、アラッサヌ・ンダオのゴールで先制した。左サイドからペナルティーエリア内へと進んだヤンニス・サリブルがシュートを放つと、ムスレラが、パンチングで、これを防いだ。だが、そのボールが、アラッサヌ・ンダオの前に落ちると、アラッサヌ・ンダオが絶好の位置でシュートを放ち、そのボールが、ガラタサライのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。ガラタサライは、同17分、ライアン・バベルのゴールで、1:1の同点にした。ゲドソン・フェルナンデスが、ペナルティーエリア手前で、コライ・アルトゥナイから奪ったボールを、ライアン・バベルに渡した。そのライアン・バベルが、ペナルティーエリア内で相手選手をすり抜けシュートを放つと、カラギュムリュクのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同34分、アリ・パラブユク主審は、ヴィデオ判定システム審判で確認後、ガラタサライのライアン・ドンクに、レッドカードを出し退場処分とした。また、ライアン・バベルは、同39分にイエローカードをもらい、これで累積警告で、次節は出場停止となる。同42分、アリ・パラブユク主審は、ガラタサライにPKを与えた。そして、カラギュムリュクのバルコヴェッチにはレッドカードを出した。だが、ヴィデオ判定システム審判のスアト・アルスランボーアから注意が入り、映像確認に向かった同主審は、PK判定、及びレッドカードを出したことを取り消した。残りの時間では、他にゴールは生まれることはなく、両者は、勝ち点1を分け合うことになった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン(前半28分:シェネル・オズバイラクル)、マルカオ、ライアン・ドンク、オメル・バイラム=オゲネカロ・エテボ(後半38分:ケレム・アクテュルコウル)=オーウルジャン・チャーラヤン(後半23分:ソフィアン・フェグリ)、エムレ・アクババ(後半23分:エムレ・クルンチ)、ゲドソン・フェルナンデス、ライアン・バベル=ムスタファ・モハメッド(後半38分:クリスティアン・ルイダンマ)
【カラギュムリュク】エミリアノ・ヴィヴィアーノ=コライ・アルトゥナイ(後半45分:メヴルト・エルディンチ)、エンゾ・ロコ、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ユレ・バルコヴェッチ=エフェ・タトゥル(後半23分:フェガー・ヘデンシュタット)=イエレマン・レンス(後半14分:ヤンニス・サリブル)、ジミー・ドゥルマズ、アンドレア・ベルトラッチ(後半14分:アクセル・アクタシュ)、アラッサヌ・ンダオ=アルトゥーロ・ソビーチ



セルゲン・ヤルチュン監督、決断のとき! ネジプ・ウイサルかドルクハン・トコズか?(スター紙 21. 4.10)

セルゲン・ヤルチュン監督(TRT)  ベシクタシュでは、エルズルム市役所スポル戦には、累積警告で出場停止のジョゼフ・デ・ソーサが、ユニフォームを着ることができない。セルゲン・ヤルチュン監督は、ブラジル人選手ジョゼフ・デ・ソーサの替りには、ネジプ・ウイサルかドルクハン・トコズのいずれかを起用するものと考えられる。

 トルコ・リーグで首位に立つベシクタシュは、トルコ・リーグ第34節で、エルズルム市役所スポルとのアウェー戦を戦う。アランヤ・スポル戦では、ジェンク・トスン、アッティバ・ハッチンソン、ラシド・ゲゼル、サイル・ラリンの調子のいいプレーで結果を出したベシクタシュは、このエルズルム市役所スポル戦では、累積警告で、ジョゼフ・デ・ソーサが出場停止となる。ジョゼフ・デ・ソーサと並び、ここ2試合、故障のため出場できていないヴァンサン・アブバカルも、出場できる可能性はない。ピッチに入りランニングを行っているが、ヴァンサン・アブバカルにはリスクを冒させなうだろうと看られている。セルゲン・ヤルチュン監督は、ジョゼフ・デ・ソーサに替えるだけで、勝ってきた選手構成を守るものと看られている。ジョゼフ・デ・ソーサの替りは、ネジプ・ウイサルかドルクハン・トコズの選択になるだろうが、同監督の選択は、ネジプ・ウイサルの方に向いている。GKとしては、いつものようのエルシン・デスタノウルを使う同監督は、ディフェンスの4人は、ロシエ、ヴィダ、ウェリントン、ンサカラで組み、攻撃陣は、ラシド・ゲゼル、アッティバ・ハッチンソン、オウズハン・オズヤコブ、サイル・ラリン、そして、ジェンク・トスンとなるであろう。



フェネルバフチェ、新マラタヤ・スポルとのアウェー戦で勝ち点を失う(ソズジュ紙改 21. 4. 9)

ムスタファ・エスキヘラッチ(新マラタヤ・スポル公式Twitter) セミフ・カヤ(左)エルネル・ヴァレンシア(右)(フェネルバフチェ公式HP)  前節、デニズリ・スポルをくだし、ライバル・クラブが負けた節を勝利で切り抜けたフェネルバフチェだったが、マラタヤでは、勝ち点2を失った。32試合を終えたところで、フェネルバフチェは、31試合を終えて勝ち点67のベシクタシュに、勝ち点で4遅れを取っている。

 トルコ・リーグ第33節で、新マラタヤ・スポルとフェネルバフチェが対峙した。新マラタヤ・スタジアムで行われた、今節の最終試合は、1:1で、両者引き分けに終わった。この結果、新マラタヤ・スポルは、勝ち点33で15位で、今節を終わったのに対し、フェネルバフチェは、同67で首位に立つベシクタシュよりは、試合数が1多いなかで、同63で2位に就けることになった。また、背後には、フェネルバフチェよりは、試合数が1少ないガラタサライが、同61で3位に就けている。

                 エネル・ヴァレンシア、フリーキックから直接ゴール

 前半17分、フェネルバフチェが、見事なゴールで先制した。ペナルティーエリアの外ゴール左前方で得たフリーキックを、エネル・ヴァレンシアがグランダーのボールで蹴ると、GKエルタッチ・オズビルが塞いでいたスペースを抜けて、ゴール隅に収まったのだった。1:0。このゴールは、フェネルバフチェにとり、今季、23個目のセットプレーからのゴールだった。

                 フォファナが駆け抜け、新マラタヤ・スポルが得点

 同34分、フェネルバフチェがコーナーキックを蹴ると、ボールが、新マラタヤ・スポル陣内に流れ、新マラタヤ・スポルのディフェンスが、大きくクリアすると、それに反応して、フォファナが、猛烈なスピードに乗って攻撃に移った。5人のフェネルバフチェの選手が、後ろから追いかけたが、ほぼ全コートをボールを持ち駆け抜けたフォファナは、ペナルティーエリア内のムスタファ・エスキヘラッチにパスを出した。そのコースに入ったムスタファ・エスキヘラッチは、楽々とゴールを決めたのだった。1:1。

                 オザン・トゥファン、バーに嫌われる

 勝ち越しを求めて、新マラタヤ・スポルのゴールに向かったオザン・トゥファンが、後半12分、トルコ代表で決めたゴールと似たような位置から、似たようなシュートを見せ、ゴールに迫ったが、GKエルタッチ・オズビルとゴールポストが、ゴールを許さなかった。ペナルティーエリアから右足一閃、狙ったシュートを試みたが、GKエルタッチ・オズビルが指先に当てると、ボールはバーに当たりコーナーキックに替わってしまったのだった。

                 後半44分にも、エネル・ヴァレンシアのシュートがバーに掴まる

 終盤、新マラタヤ・スポル陣内の全方向から攻めに入ったフェネルバフチェで、エネル・ヴァレンシアが、メルト・ハカン・ヤンダシュから出たボールで、シュートを放ったが、バーを直撃して外に出て行ってしまった。今季、フェネルバフチェは、バーに嫌われること、これで19度目となり、これは、トルコ・リーグ1位の記録である。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=イッサム・チェバケ、ワラス、セミフ・カヤ、カリム・ハフェズ=シュテファン・マラン(後半37分:アリ・マレ)、アフリイー・アクワ=ムスタファ・エスキヘラッチ、アデム・ブユック(後半42分:ゼキ・ヤウル)、モリケ・フォファナ(後半19分:エリック・ンディゼエ)=ベンジャミン・テテ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半32分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ルイス・グスタボ(後半32分:ホセ・ソーサ)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半1分:フェルディ・カドゥオウル)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半1分:ディミトリス・ペルカス)、エネル・ヴァレンシア=ムブワナ・サマッタ(後半22分:マメ・ティアム)



ベシクタシュ、首位を守る、3:0(NTV 21. 4. 8)

ファーティフ・アクソイ(左)ンサカラ(右)(ベシクタシュ公式HP) ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、大事なアランヤ・スポル戦を、失うものなく通過した。アランヤ・スポルを3:0でくだしたベシクタシュは、3試合ぶりに勝利を得て、引き続き首位に就いた。なお、この試合、アッティバ・ハッチンソンが、3アシストを記録した。

 トルコ・リーグ第33節で、ベシクタシュとアランヤ・スポルが対峙した。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、早々に優位に立ったのはベシクタシュの方だった。ベシクタシュは、24分の間に、3本ものバーを直撃するシュートを放ったのだ(前半1分にラシド・ゲゼル、同17分にジェンク・トスン、同24分にウエリントン・シルヴァ)。

                 トスン将軍、ゴールを持って復帰

 3年以上を経て、ベシクタシュに復帰後、初めてヴォーダフォン・パルクのピッチに立ったジェンク・トスンは、前半11分に先制点を記録した。ラシド・ゲゼルが左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたアッティバ・ハッチンソンが、ヘッドで背後に落とした。そのボールにいい反応を見せたジェンク・トスンが、そのボールに合わせると、ゴールが決まったのだった。1:0。このゴールのあと、アランヤ・スポルが、相次いで好機を掴んだ。だが、最後のシュートが悪く、ゴールの声は上がらなかった。そして、ベシクタシュは、唯一のゴールでリードを奪ったまま、前半が終わったのだった。
 後半、アランヤ・スポルは、ゴールに迫りながら、その好機を、惜しみなく無駄にしてしまった。一方、点差を拡げようとするベシクタシュは、同13分、新たなゴールを生み楽になった。ファブリス・ンサカラが、左サイドからセンタリングを入れると、フランソワ・ムーバンジェがヘッドでクリアしようとしたが、そのボールが、アッティバ・ハッチンソンの前に落ちたため、アッティバ・ハッチンソンが、ボールを、ラシド・ゲゼルに預けた。そのラシド・ゲゼルが、ゴール右斜め前から、左足のインサイドで放ったシュートが、ハタイ・スポルのファーサイドのゴールネットに突き刺さった。アルジェリア人選手ラシド・ゲゼルの、今季2点目だった。2:0。

                 ジョゼフ・デ・ソーサ、エルズルム市役所スポルは出場停止へ

 ベシクタシュのジョゼフ・デ・ソーサは、同29分、アダム・バレイロに執ったファウルのためイエローカードをもらったため、エルズルム市役所スポル戦では、累積警告で出場停止となる。そして、この試合、最後のゴールは、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥから生まれた。同26分に投入されたジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥは、同40分、アッティバ・ハッチンソンのパスを受け、ペナルティーエリア内へと持ち込むと、狙いすましたシュートを放ち、これがゴールとなったのだった。3:0。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることなく、セルゲン・ヤルチュン監督率いるベシクタシュが、前後半ともにゴールを決め、3:0で勝ったのだった。この結果、ベシクタシュは、3試合ぶりに勝利を収め、首位を確保した、一方のアランヤ・スポルは、ここ3節、勝ち点を得られないでいる。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲサル(後半41分:ギョクハン・トーレ)、オウズハン・オズヤコブ(後半32分:ドルクハン・トコズ)、アッティバ・ハッチンソン(後半41分:ネジプ・ウイサル)、サイル・ラリン=ジェンク・トスン(後半26分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン(後半33分:タイフル・ビンギョル)、ファーティフ・アクソイ、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=ジェイフン・ギュルセラム(後半26分:エフカン・ベキルオウル)、ベルカン・イスマイル・クトゥル=アダム・バレイロ(後半32分:ムスタファ・ペクテメク)、サリフ・ウチャン(後半26分:マノリス・シオピス)、ダヴィッドソン=クーマ・ババカル(後半21分:ダミアン・カジョール)



カラギュムリュク、僅か1点で勝つ(TRT 21. 4. 7)

メヴルト・エルディンチ(左)パブロ・サントス(右)(ファナティック紙) アルトゥーロ・ソビーチを讃える(カラギュムリュク公式Twitter)  トルコ・リーグ第33節で、カラギュムリュクが、ハタイ・スポルを1:0でくだした。

 カラギュムリュクが、トルコ・リーグ第33節で、ハタイ・スポルをホームに迎えた。カラギュムリュクは、後半25分に、アルトゥーロ・ソビーチが決めたゴールで、ハタイ・スポルを手ぶらで帰らすことになった。勝利を掴んだカラギュムリュクの勝ち点は48に伸びたのに対し、ハタイ・スポルは、同49に留まった。

                 試合経過

 前半1分、エンゾ・ロコがクリアしようとしたボールが、ペナルティーエリアの外にいたマメ・デューフ の前に転がった。そのマメ・デューフが、強いシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同18分、アラッサヌ・ンダオが、右サイドからセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたメヴルト・エルディンチが、それに合わせてシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同45分、カストロのパスに反応して動き出したアラッサヌ・ンダオが、ペナルティーエリア内でボールに追いつき、そのボールを、PKポイントのところにいたアンドレア・ベルトラッチに送った。このイタリア人選手アンドレア・ベルトラッチがシュートを放つも、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 両者ともに、好機を作り出すのに苦しんでいたこの試合の前半は、ともに無得点のまま終わった。
 後半25分、カラギュムリュクが先制した。右サイドをゴールライン際まで入り込んだヘデンシュタットがセンタリングを入れると、それに合わせて、傍らに相手選手がいたにも拘わらず、アルトゥーロ・ソビーチがシュートを放つと、これが、ハタイ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同30分、右サイドからペナルティーエリア内へと入り込んだアーロン・ブペンツァが、GKと1対1となり放ったシュートは、ヴィヴィアーノが、パンチングで防いだ。
 同38分、トゥラオレが、右コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、マメ・デューフがヘディングシュートを試みた。ヴィヴィアーノが、これをパンチングで防いだが、攻撃が続こうかというところを、ディフェンダーがクリアしてしまった。
 そして、試合は、カラギュムリュクが1:0とリードを保ったまま終わった。

【カラギュムリュク】エミリアノ・ヴィヴィアーノ=フェガー・ヘデンシュタット、エンゾ・ロコ、エルヴィン・ズカノヴィッチ、ユレ・バルコヴェッチ=ルーカス・ビグリア=アラッサヌ・ンダオ(後半28分:ヤンニス・サリブル)、ルーカス・カストロ(後半16分:アクセル・アクタシュ)、アンドレア・ベルトラッチ(後半ロスタイム1分:コライ・アルトゥナイ)、ジミー・ドゥルマズ(後半28分:イエレマン・レンス)=メヴルト・エルディンチ(後半16分:アルトゥーロ・ソビーチ)
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメッド=ブラク・ジャン・チャモウル、ユスフ・アブディオウル、パブロ・サントス、アレクサンドロス・カトゥラニス(後半42分:ユスフ・コーネ)=ラヤネ・アービド(後半34分:ムハッメド・メルト)、ルベン・リベイロ=ババジデ・アキントラ、アダマ・トゥラオレ、モハッメド・カマラ(後半20分:アーロン・ブペンツァ)=マメ・デューフ



フェネルバフチェ 1:0 デニズリ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 21. 4. 6)

サマッタ(左)を讃えるオザン・トゥファン(右)(TRT) ラドスラフ・ムラウスキ(左)ぺルカス(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第32節で、ホームにデニズリ・スポルを迎えたフェネルバフチェが、これを1:0でくだした。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、後半19分にムブワナ・サマッタが記録した。

 フェネルバフチェは、これで、勝ち点を62に伸ばし、2位に上がった。フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第33節では、4月8日(木)に、新マラタヤ・スポルとのアウェー戦を戦う。

                 試合展開

 前半18分、デニズリ・スポルの攻撃で、アンジェロ・サガルが中盤からロングパスを出すと、それに合わせて動き出し、ディフェンスの裏を取ったハディ・サッコが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前のいい位置からシュートを放ったが、際どいところで、シュートコースにアッティラ・サライが上手く入り、ボールはコーナーキックに替わった。
 同44分、シナン・ギュムシュが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前から試みたシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 後半19分、右コーナーキックを、ジャネル・エルキンが蹴ると、ニアサイドでいいジャンプを見せたサマッタがヘッドで合わせ、ゴールが生まれた。1:0。
 同26分、左サイドでボールを持ち込み、内へとカットしたエネル・ヴァレンシアが、ファーサイドを狙ったシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同38分、デニズリ・スポルのディフェンスのミスを咎め、ボールを得たサマッタが、ペナルティーエリア内の絶好の位置にいたブライト・オシャイ・サミュエルにボールを回した。ブライト・オシャイ・サミュエルは、ボールをコントロールして、左足一閃、シュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わってしまった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル、アッティラ・サライ、セルダル・アズィズ、ジャネル・エルキン=オザン・トゥファン(後半43分:ホセ・ソーサ)、ルイス・グスタボ=エネル・ヴァレンシア(後半43分:マメ・ティアム)、ディミトリス・ペルカス(後半18分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、シナン・ギュムシュ(後半18分:ブライト・オシャイ・サミュエル)=ムブワナ・サマッタ(後半ロスタイム4分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)
【デニズリ・スポル】ジェンク・ギョネン=ファビアーノ・レイスマン、オウズ・ユルマズ、ムスタファ・ユムル、サクブ・アイタッチ(後半42分:ハサン・アヤロウル)=ミックス・ディスケルド(後半29分:ムリス・メサノヴィッチ)、ラドスラフ・ムラウスキ、マルヴィン・バカロルツ=ハディ・サッコ(後半18分:マシュー・ドッセヴィ)、フーゴ・ロダレガ、アンジェロ・サガル



ベシクタシュを、アイタッチ・カラが潰した(TRT 21. 4. 5)

ギョクハン・トーレ(左)ダニエル・ドゥリンクウオーター(右)(ベシクタシュ公式HP) アイタッチ・カラ(カスムパシャ公式HP)  首位のベシクタシュが、トルコ・リーグ第32節で、アイタッチ・カラの放ったゴールで、カスムパシャに1:0で敗れた。

 トルコ・リーグで、カスムパシャが、ホームにベシクタシュを迎えた。レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、ホームのカスムパシャに勝利をもたらしたゴールは、前半19分にアイタッチ・カラから生まれた。また、カスムパシャは、後半11分に、イサク・テリンがPKを蹴ったが、得点には至らなかった。フェネルバフチェ戦では引き分けたベシクタシュは、カスムパシャとのアウェー戦に敗れたことで、これで、2試合連続で、勝ち点を失ったことになる。勝ち点64に留まったベシクタシュは、後を追走する2位のガラタサライが勝ち点を失った機会を活かすことができなかった。逆に、勝ち点3を得たカスムパシャは、5試合ぶりに勝利を掴み、同34に伸ばした。

                  試合経過

 前半10分、カスムパシャがゴールに迫った。デリック・ルカッセンが自陣から出したロングボールに、中盤でイサク・テリンが触れると、動き出していたハリス・ハジュラディノヴィッチにボールが渡った。そのハリス・ハジュラディノヴィッチが、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放ったが、GKエルシン・デスタノウルが、右に跳びボールをコントロールしてしまった。
 同19分、カスムパシャが先制した。ネジプ・ウイサルが、大きくクリアしようとしたボールを得たケヴィン・ヴァルガが、ボールをアイタッチ・カラに出した。そのアイタッチ・カラが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前からファーサイドのゴール隅を狙った見事なシュートがゴールインしたのだった。。1:0。
 同29分、ベシクタシュが、大きなチャンスを活かせなかった。ヴァルガのバックパスがミスとなり、ボールを得たサイル・ラリンが、ペナルティーエリアからシュートを放ったが、GKエルトゥールル・タシュクランが、これをコントロールしてしまった。
 前半の残り時間では、両者とも、好機を掴んでも、それを活かすことができず、前半は、カスムパシャが1:0とリードしたまま終わった。
 後半11分、カスムパシャが、PKを得ながらゴールを奪えなかった。ペナルティーエリア・ライン際で、ウエリントン・シルヴァとのマッチアップとなったイサク・テリンがピッチに倒れた。ハリル・ウムト・メレル主審は、それに対してフリーキックを指示した。だが、ヴィデオ判定システムで確認した同主審は、判定を変え、PKを指示した。イサク・テリンが、このPKを蹴ったが、GKエルシン・デスタノウルが、これをパンチングでコーナーキックに替え、ゴールを与えなかった。
 同ロスタイム5分、ギョクハン・トーレが右からセンタリングを入れると、それに合わせて、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたドマゴイ・ヴィダがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 そして、カスムパシャが、1:0で、この試合を制したのだった。

【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナイ、デリック・ルカッセン、ドゥスコ・トシッチ、ウッサマ・ハッダディ=ロレット・サディク、アイタッチ・カラ(後半21分:クリスティアン・ビストロヴィッチ)=ジルベール・クームソン(後半21分:アヌル・コチ)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半ロスタイム2分:タルカン・セルベスト)、ケヴィン・ヴァルガ(後半30分:ダニエル・ドゥリンクウオーター)=イサク・テリン
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ネジプ・ウイサル(後半27分:オウズハン・オズヤコブ)、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ヴァレンティン・ロシエ、アッティバ・ハッチンソン、アデム・リャイッチ(後半12分:ギョクハン・トーレ)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ=サイル・ラリン



ハタイ・スポル 3:0 ガラタサライ(ベイン・スポル 21. 4. 4)

ヘンリー・オニエクル(左)ババジデ・アキントラ(右)(ガラタサライ公式HP) マメ・デューフ(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第32節で、優勝争いを繰り広げているガラタサライが、ハタイ・スポルとのアウェー戦で0:3で敗れた。ガラタサライは、これで、トルコ・リーグで2連敗を喫したことになる。

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督とウミト・ダヴァラ・コーチは、出場停止のために、この一戦を、スタンドで観守ることになった。ファーティフ・テリム監督の替りは、控え組のコーチを担当しているレヴェント・シャヒンが担うことになった。
 アンタクヤ・アタテュルク・スタジアムで行われたこの試合、前半21分、ハタイ・スポルが先制した。右サイドで生まれた攻撃で、アキントラがゴール前に送り込んだボールを得たマメ・デューフが、ゴールを決めたのだった。1:0。同29分、ハタイ・スポルが、点差を2と拡げた。右サイドから蹴られたフリーキックを、リベイロが、ペナルティーエリアの外でボールを得た。そして、強いシュートを放つと、これが、ガラタサライのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。そして、前半は、ハタイ・スポルが2:0とリードしたまま終わった。
 後半23分、ガラタサライが、とってもゴールに迫った。ラダメル・ファルカオが、ペナルティーエリア内でヘディングシュートを試みると、ムニル・モハメッドがパンチングで防いだ。その跳ね返りボールが、自身の前に転がってきたライアン・バベルがシュートを放つと、ディフェンダーが、ゴールライン上でクリアしてしまった。ハタイ・スポルが、同26分、マメ・デューフのゴールで、点差を3に拡げた。大きく蹴り込まれたボールを、胸でトラップした33歳のFWマメ・デューフが、ペナルティーエリア内へと持ち込み、ムスレラをもかわしたあとゴールに蹴り込んだのだった。ハタイ・スポルは、ストゥラヒフ・ポポフが、ヘンリー・オニエクルに対して執ったチェックのあと、その行為を咎められ、同33分にレッドカードが出され退場となった。そして、この試合の残り時間、他のゴールは生まれることはなく、ハタイ・スポルが、3:0で、この試合を制した。首位争いで痛手を被ったガラタサライは、勝ち点が61に留まったのに対し、ハタイ・スポルは、同49に伸ばした。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメッド=ストゥラヒフ・ポポフ、ユスフ・アブディオウル、パブロ・サントス、メスト・チャイテメル=ラヤネ・アービド(後半ロスタイム5分:アブドゥラーマン・ジャンル)、ルベン・リベイロ(後半ロスタイム5分:ムハッメド・メルト)=ババジデ・アキントラ(後半43分:ブラク・ジャン・チャモウル)、アダマ・トゥラオレ(後半36分:イサク・サーキー)、モハッメド・カマラ=マメ・デューフ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=シェネル・オズバイラクル、ライアン・ドンク、ゲドソン・フェルナンデス、マルセロ・サラッキ(後半1分:マルティン・リネス)=オゲネカロ・エテボ=アルダ・トゥラン(後半1分:ハリル・イブラヒム・デルヴィショウル)、ソフィアン・フェグリ(後半1分:ライアン・バベル)、オメル・バイラム、ヘンリー・オニエクル(後半36分:オーウルジャン・チャーラヤン)=ムスタファ・モハメッド(後半1分:ラダメル・ファルカオ)



メスト・エジル、復帰をシェア(ファナティック紙 21. 4. 3)

メスト・エジル(ファナティック紙)  移籍解禁期間にフェネルバフチェ入りしたスター選手メスト・エジルが、故障のため、この間、プレーできないでいた。そのメスト・エジルが、練習を再開した。メスト・エジル自身は、再び、ピッチ戻って来れ、幸せだと言い、それを、自身のソーシャルメディアを使い、明らかにした。

 その中で、メスト・エジルは、「練習のピッチに戻れたことで、とっても幸せだ」と書き込んでいる。メスト・エジルは、フェネルバフチェ入り後、トルコ・リーグでの6試合を含め、全部で7試合に出場してきている。



ガラタサライ、ファーティフ・テリム監督が先発メンバーに困る(ファナティック紙 21. 4. 2)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ルイダンマ、マルカオ、デアンドレ・イエドゥリンは出場停止、ケレム・アクテュルコウルは故障、トルコ代表から戻った選手2名が、PCR検査で陽性が判明、それ以外の代表選手は疲れている、、、ファーティフ・テリム監督が、明日のハタイ・スポルとのアウェー戦に起用する先発の11人を決めるのに苦しんでいる。

 優勝争いに置いてけぼりを食らいたくないガラタサライは、ハタイ・スポル戦では、必ず勝ち点3を合言葉で準備をしているが、相次いで舞い込んでくる困った知らせに、フロリャが揺れている。壁となる難しい相手との一戦を前に、ルイダンマ、マルカオ、デアンドレ・イエドゥリンは出場停止。練習で故障を発生させたケレム・アクテュルコウルも、登録メンバー入りしていない。トルコ代表に召集された2人のスター選手も、コロナへの感染で、更に、選手を欠くことになってしまった。更に、代表に召集された選手が、疲れて戻って来ていることが、同監督をして苦しめているのだ。そして、手持ちの選手で、一番いい組合せで先発メンバーを作りピッチに送り出すために、コーチ陣やメディカル・スタッフと検討をして、最終決断することになろう。同監督の頭にある主たるプランは、トップにファルカオ、サイドに、アルダ・トゥランとオーウルジャン・チャーラヤン、FW下にはエムレ・アクババ、中盤には、ゲドソン・フェルナンデスとオゲネカロ・エテボを置くつもりだ。

                 中盤に問題あり

 両サイドバックには、マルティン・リネスとマルセロ・サラッキ、ストッパーには、ライアン・ドンクとオゾルンヴァフォーに、その任を委ねることになると思われる。ヘンリー・オニエクル、ライアン・バベル、モスタファ・モハメッド、ソフィアン・フェグリは、試合の後半における、同監督の核となる選手たちだ。しかし、先発メンバーに起用するエテボとフェルナンデスは、代表への召集で擦り減ったまま戻って来ることで、このゾーンで混乱を巻き起こすことになると、手持ちの選手では替えが効かないということが、同監督を苦しめているところなのだ。



ベシクタシュ、選手を欠き苦しむ(TRT 21. 4. 1)

セルゲン・ヤルチュン監督(サバハ紙)  ベシクタシュでは、カスムパシャ戦を前に、欠ける選手が多いこと、それとともに、代表の召集で疲れて戻って来る選手がいることが、首脳陣を悩ましいものとしている。

 セルゲン・ヤルチュン監督は、欠ける選手のため、攻撃ラインで起用する選手について、まだ決めかねていると言われている。トルコ代表から病気になり戻って来たジェンク・トスンとドルクハン・トコズは、カスムパシャ戦への出場はできない。代表の試合で故障を発生させ、今季絶望となったアジュディン・ハシッチ、及び、出場停止のラシド・ゲザルも、日曜日の試合に出ることができない。攻撃ラインの力の縮小が想定されるベシクタシュに、もう1つ悪い知らせが、ヴァンサン・アブバカルから入った。カメルーン代表として臨んだルアンダ代表戦後、脚裏の筋肉に痛みを感じたヴァンサン・アブバカルの状態は不透明なままだ。ヴァンサン・アブバカルが、カスムパシャ戦に出場できるか否かは、今後の状態に関わるものと考えられる。また、サイル・ラリンが、代表の召集を解かれ戻り、調子のいいところを見せ、コーチ陣を喜ばせている。攻撃ラインの最も重要な地位を占めるようになったカナダ人選手サイル・ラリンは、カスムパシャ戦では、同監督の最も大事な核となるだろう。



トルコ 3:3 ラトビア(トルコ・サッカー協会公式HP 21. 3.31)

ケナン・カラマン(トルコ・サッカー協会公式HP) メルト・ミュリュデュル(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、W杯欧州予選G組第3戦で、ラトビア代表と3:3で引き分けた。

 イスタンブル・アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表のゴールは、前半2分にケナン・カラマン、同33分にハカン・チャルハノール、後半7分には、PKでブラク・ユルマズが記録した。ラトビア代表のゴールは、前半35分にサヴァルニエクス、後半13分にウルドゥリクス、同34分にダヴィス・イカウニエクスが記録した。
 トルコ代表は、この引き分けで、グループリーグ戦の勝ち点が7となり、3月における戦いでは、グループ首位で終えることになった。G組の、この日の他の試合は、オランダ代表が、アウェーでジブラルタル代表を0:7で、ノルウェー代表も、アウェーでモンテネグロ代表を0:1でくだした。

                 得点場面

 前半2分、トルコ代表が先制した。ハカン・チャルハノールからのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだケナン・カラマンが、グランダーの狙いすましたシュートを放つと、ボールは転がりながらニアサイドののゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同33分、トルコ代表が、点差を2と拡げた。ペナルティーエリアの外でボールを得たジャネル・エルキンが、強いシュートを放つと、相手ディフェンスが防ぎに入ったために、ボールは、上のバーに当たりコーナーキックに替わった。右コーナーキックを、ジャネル・エルキンが蹴ると、ディフェンダーがヘッドでペナルティーエリアの外へとクリアしようとしたボールに合わせて、走りこんできたハカン・チャルハノールがシュートを試みると、ボールは転がりながら、密集の間を抜けゴールが決まったのだった。2:0。
 同35分、ラトビア代表が、点差を1と縮めた。左サイドからボールを持ちペナルティーエリア内へと入り込んだユルコヴスキスが、ボールをゴールエリアへと送った。ボールは、GKウーウルジャン・チャクルやディフェンダーを抜け、ファーサイドまで行くと、そこにいたサヴァルニエクスが、そのボールに合わせてシュートを放った。ボールは、ファーサイドのゴールポストに当たり、トルコ代表のゴールネットに収まってしまった。2:1。
 後半6分、トルコ代表がPKを獲得した。右サイドからペナルティーエリアへとボールを持ち込んだメルト・ミュリュデュルに対し、背後からトベルスがチェックに入ると、メルト・ミュリュデュルがピッチに倒れた。それを咎めたポーランド人主審ステファンスキが、PKを指示した。同7分、このPKをブラク・ユルマズが蹴ると、ボールは、GKの右を抜け、ラトビア代表のゴールネットに突き刺さったのだった。3:1。
 同13分、アウェーのラトビア代表が、再度、点差を1と縮めた。サヴァルニエクスがフリーキックを蹴ると、オスが、ペナルティーエリアの内右側隅でヘッドで落とした。そのボールコースに入り、ダイレクトで、ウルドゥリクスがシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。3:2。
 同34分、ラトビア代表が同点に追いついた。サヴァルニエクスがフリーキックを蹴ると、トルコ代表のディフェンスが、これを大きくクリアしようとしたが、ボールは、ペナルティーエリアの外にいたエムシスが捉えた。エムシスが、ペナルティーエリア内へ向けてボールを入れると、ペナルティーエリアの内ゴール左斜め前で、そのボールを得たダヴィス・イカウニエクスがシュートを放つと、ボールは転がりながらニアサイドにゴールインしたのだった。3:3。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=メルト・ミュルデュル、オザン・カバク、チャーラール・ソユンジュ、ジャネル・エルキン(後半38分:オルクン・キョクチュ)=オカイ・ヨクシュル=ケナン・カラマン(後半28分:エネス・ウナル)、オザン・トゥファン(後半38分:デニズ・トゥルチ)、ユスフ・ヤズジュ(後半21分:タイラン・アンタルヤル)、ハカン・チャルハノール(後半21分:ウムト・メラシュ)=ブラク・ユルマズ



オザン・トゥファンに5クラブがオファー! 目標は2000万EURO(ファナティック紙 21. 3.30)

オザン・トゥファン(ミリエット紙)  トルコ代表やフェネルバフチェでの活躍で、ヨーロッパのクラブのレーダーにかかってきているオザン・トゥファンの獲得を考えるクラブが増えてきている。フェネルバフチェに、オザン・トゥファンを求めて、5つのクラブがオファーを出してきている。フェネルバフチェの目標は、EURO2020のあとに、オザン・トゥファンを2000万EUROで売ることだ。

 オザン・トゥファンを求めて、5つのクラブがオファーを出してきている。イングランドのエヴァ―トン、クリスタルパレス、レスターシティと並んで、ドイツからはヴェルダー・ブレーメンが、そして、スペインからはレアル・ソシエダが、正式にオファーを出してきている。

                  少なくとも、移籍金2000万EURO

 フェネルバフチェは、今夏に予定されているEURO2020の視野に入れて、オザン・トゥファンを、今のところはチームに留めるということを望んでいる。フェネルバフチェのフロントは、オザン・トゥファンが、ビッグな大会で見せるであろうプレーぶりが、市場価値を上昇させると信じているのだ。少なくとも、オザン・トゥファンで、2000万EUROを得ることを目標としている。

                  エリフ・エルマスとヴェダト・ムリキの例がある

 目標は、EURO2020後に、オザン・トゥファンを2000万EUROで売ることだ。フェネルバフチェは、かつて、エリフ・エルマスを、1600万EUROでナポリへ、ヴェダト・ムリキを、1850万EUROでラツィオに売り、2人で3億700万TLの収入を得ている。



アイクト・コジャマン監督、ガラタサライのスター選手を求める(アクシャム紙 21. 3.29)

アイクト・コジャマン監督(アクシャム紙) オメル・バイラム(ファナティック紙)  ガラタサライとの契約が、今季末で満了するオメル・バイラムに、最新の移籍情報が流れている。オメル・バイラムを、昨季の優勝クラブのバシャックシェヒル・スポルが獲得を考えているのだ。アイクト・コジャマン監督が、29歳になっているオメル・バイラムを、来季、メンバーに加えたいとの意向を、フロントに伝えたと言われている。

 トルコ・リーグで、苦渋の日々を過ごすバシャックシェヒル・スポルが、ガラタサライとの契約が、今季末で満了するオメル・バイラム獲得を考えていることが明らかになった。バシャックシェヒル・スポルのアイクト・コジャマン監督が、オメル・バイラムの獲得を求めているのだ。一方、ガラタサライでは、オメル・バイラムとの契約更改に向けての交渉が続いている。



トルコ代表、ノルウェー代表を粉砕、W杯予選で2連勝(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 21. 3.28)

オザン・トゥファン(トルコ・サッカー協会公式HP) ケナン・カラマン(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  2022W杯欧州予選G組で、トルコ代表は、ノルウェー代表を、アウェー戦で0:3でくだし、2連勝を遂げた。トルコ代表を勝利に導いたゴールは、オザン・トゥファン(2)とチャーラール・ソユンジュの決めたものだった。

 トルコ代表は、前に立ちはだかる者どもを粉砕していっている。W杯欧州予選第2戦で、ノルウェー代表を0:3と退けたのだ。前半4分、トルコ代表が先制した。左サイドで生まれたトルコ代表の最初の攻撃で、ユスフ・ヤズジュがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、そのボールにきれいに合わせたオザン・トゥファンのシュートが、ノルウェー代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同26分には、アレキサンダー・ソルロートが放ったシュートが、ゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。

                  ユスフ・ヤズジュがうまくやる

 同28分、ユスフ・ヤズジュがコーナーキックを蹴ると、そのボールに合わせていいジャンプを見せたチャーラール・ソユンジュのヘディングシュートが決まった。0:2。同43分、トルコ代表のカウンター攻撃で、ペナルティーエリア内で相手選手をかわし、そして、GKと1対1となったユスフ・ヤズジュがシュートを放つも、GKルン・ヤルステインが、際どく、これを防ぎコーナーキックに替えてしまった。

                  ノルウェー代表のゴールマウスにミサイル弾

 後半14分、オザン・トゥファンが、もう1本、ゴールを決めた。左サイドで生まれた攻撃で、ハカン・チャルハノールのアシストを受け、ペナルティーエリアの外から放ったシュートが、GKアンドレ・ハンセンの左ゴール隅に叩き込んだオザン・トゥファンが、この日2本目の、そして、トルコ代表の3本目のゴールとなったのだった。0:3。同20分には、アーリング・ホーランが、ペナルティーエリア内から放ったシュートは、ゴールポストに嫌われた。

                  ノルウェー代表、後半35分に10人に

 同33分、マルティン・ウーデゴールの放ったシュートは、GKウーウルジャン・チャクルが、見事にボールに飛びついて行きゴールを許さなかった。同35分、ノルウェー代表は、クリスチャン・トルストヴェットが、ジャネル・エルキンに執った行為を咎められ、一発退場のレッドカードが出された。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=カーン・アイハン、チャーラール・ソユンジュ、メルト・ミュルデュル、ウムト・メラシュ=ユスフ・ヤズジュ(後半24分:ジャネル・エルキン)、オザン・トゥファン(後半41分:オザン・カバク)、オカイ・ヨクシュル、ハカン・チャルハノール(後半24分:タイラン・アンタルヤル)=ブラク・ユルマズ(後半41分:ハリル・アクブナル)、ケナン・カラマン(後半27分:エネス・ウナル)



トラブゾン・スポル、サリフ・ウチャンの名前が浮上(ファナティック紙 21. 3.27)

サリフ・ウチャン(タクヴィム紙)  新シーズンに向けての補強活動に、既に動き始めているトラブゾン・スポルで、移籍金の発生しないサリフ・ウチャンが俎上に上がってきている。

 アランヤ・スポルの中盤を形成する最も重要な輪の1人サリフ・ウチャンは、今季、出場したトルコ・リーグの28試合で2ゴール3アシストを記録している。以前、ガラタサライも獲得候補に挙げていた27歳のサリフ・ウチャンの契約は、今季末で満了する。
 アブドラハ・アヴジュ監督は、財政条件からして、サリフ・ウチャンの獲得に熱い視線を向けている。中盤の質の向上を目指す同監督は、中盤で、左右両方向にプレーの違いを見せることのできるサリフ・ウチャンは、トラブゾン・スポルに大きく貢献するだろうと考えているのだ。それ故、トラブゾン・スポルのフロントは、近々、サリフ・ウチャン獲得に動き出すことになるだろう。



フェネルバフチェで、エロル・ブルト監督時代が終わる(スター紙 21. 3.26)

エロル・ブルト前監督(タクヴィム紙) エムレ・ベレズオウル新監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェが、エロル・ブルト監督と袂を別ったことを、正式に明らかにした。フェネルバフチェの監督には、スポーツディレクター職にあったエムレ・ベレズオウルが当たることになった。

 フェネルバフチェは、エロル・ブルト監督と袂を別つことになった。そして、新しい監督には、エムレ・ベレズオウルが就くことになった。

                 公表は以下の通り

 2020-21シーズンから、フェネルバフチェを率いたエロル・ブルト監督と、本日、契約を解除した。本日まで任にあったエロル・ブルト氏に感謝の意を表するところである。今後の、同氏の成功を祈念するところだ。今季の残りの期間については、理事会の決定で、スポーツディレクター職にあるエムレ・ベレズオウルが、新たな監督業務を執ることになる。今後のトルコ・リーグの戦い、エムレ・ベレズオウル指揮下で成果を残してくれることを願うところだ。

                 エロル・ブルト監督のフェネルバフチェでの業績

 エロル・ブルト監督指揮下で、フェネルバフチェは、トルコ・リーグ30試合を戦い、18勝5分け7敗という記録で、31節を終わったところで、勝ち点59で3位につけているところであった。また、ヨーロッパのカップ戦では出場の機会のなかったフェネルバフチェは、トルコ杯の戦いでは、準々決勝で敗退をしてしまっている。



トルコ 4:2 オランダ(トルコ・サッカー協会公式HP改 21. 3.25)

ブラク・ユルマズ(トルコ・サッカー協会公式HP) ハカン・チャルハノール(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、2022W杯欧州予選G組第1戦で、オランダ代表を4:2でくだし、幸先のいいスタートを切った。

 オランダ代表に対し、勝利を導いたゴールは、前半15分、同34分ではPK、後半36分に、ブラク・ユルマズから、そして、後半1分に、ハカン・チャルハノールから生まれた。オランダ代表のゴールは、後半32分にダビ・クラーセン、同32分にルーク・デ・ヨングから生まれた。終盤、ウーウルジャン・チャクルは、メンフィス・デパイの蹴ったPKを止め、得点を許さなかった。
 トルコ代表は、オランダ代表相手に、初めて4ゴールを決めて勝ったことになる。なお、この試合、アタテュルク・オリンピック・スタジアムのスタンドには、青年スポーツ省長官メフメット・ムハッレム・カサポウル、産業技術省長官ムスタファ・ワランク、イスタンブル知事アリ・イエリカヤ、トルコ・サッカー協会会長ニハト・オズデミル、及び、同協会理事が観戦に訪れ、試合を観守った。

                 得点場面+1

 前半15分、トルコ代表は先制した。ケナン・カラマンが、自陣から出したロングボールに反応したハカン・チャルハノールが、左サイドから相手ディフェンスの裏を取り、そのボールをブラク・ユルマズに送った。そのブラク・ユルマズが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、ボールは、マタイス・デ・リフトに当たり、GKの右を抜けゴールインしたのだった。1:0。
 同34分、ケナン・カラマンからのパスを受け、ペナルティーエリア内へと入ったオカイ・ヨクシュルが、ドニエル・マレンのチェックを受けピッチに倒れると、ミッチェル・オリヴァー主審はPKを指示した。同35分、このPKを、ブラク・ユルマズが、強く蹴ると、ボールはゴール隅に突き刺さったのだった。2:0。
 後半1分、トルコ代表が、点差を3と拡げた。ウムト・メラシュからのパスを受けたハカン・チャルハノールが、遠い距離からグランダーのシュートを試みると、ボールは、ピッチを跳ねながら、GKの左を抜け、オランダ代表のゴールネットを揺らしたのだった。3:0。
 同30分、オランダ代表が、点差を2と縮めた。メンフィス・デパイの左サイドから出したパスを、ペナルティーエリア内で、見事なコントロールを見せたダビ・クラーセンがゴールを決めたのだった。3:1。
 同31分、オランダ代表が2点目を決めた。メンフィス・デパイが、左サイドからセンタリングを入れると、そのボールコースに入ったルーク・デ・ヨングがヘッドで合わせると、ボールは、ウーウルジャン・チャクルに当たってからゴールインしてしまった。3:2。
 同36分、トルコ代表が、再び、点差を2と拡げた。ブラク・ユルマズがフリーキックを蹴り、これが、見事に直接ゴールとなったのだった。4:2。
 同ロスタイム4分、マタイス・デ・リフトが、オザン・カバクのチェックを受けピッチに倒れたのを咎めて、ミッチェル・オリヴァー主審がPKを指示した。メンフィス・デパイが、このPKを蹴ったが、GKウーウルジャン・チャクルが、しっかりとボールを胸に収めたのだった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク、オザン・カバク、チャーラール・ソユンジュ、ウムト・メラシュ=オカイ・ヨクシュル=ユスフ・ヤズジュ(後半19分:ジャネル・エルキン)、オザン・トゥファン(後半19分:タイラン・アンタルヤル)、ハカン・チャルハノール(後半33分:エネス・ウナル)、ケナン・カラマン(後半33分:カーン・アイハン)=ブラク・ユルマズ(後半45分:デニズ・トゥルチ)



イルファン・ジャン・カフヴェジとナズム・サンガレ、代表から外れる(CNNトルコ改 21. 3.24)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(フォトマッチ紙) ナズム・サンガレ(フォトマッチ紙)  2022W杯欧州予選G組で、オランダ代表、ノルウェー代表、ラトビア代表と対戦するトルコ代表で、ナズム・サンガレとイルファン・ジャン・カフヴェジが、メンバーから外れた。

 トルコ・サッカー協会の発表によると、ナズム・サンガレとイルファン・ジャン・カフヴェジが、トルコ代表が合宿をしているリヴァ・ハサン・ドーアン代表トレーニングセンターを離れた。トルコ代表は、明日、オランダ代表と、3/27にノルウェー代表、3/30にラトビア代表と対峙する。

                  オザン・トゥファンの誕生日を祝う

 トルコ・サッカー協会の発表によると、同センターで、代表の選手たちは、26歳の誕生日を迎えたオザン・トゥファンのお祝いを行ったことで、オザン・トゥファンは、大きな喜びに包まれた。コーチ陣や選手たちから祝福を受けたオザン・トゥファンは、明日のオランダ代表での勝利こそが、自分へのいいプレゼントになるだろうと述べた。



ガラタサライ、システム変更! ファーティフ・テリム監督、ワントップを決断(TRT 21. 3.23)

ファーティフ・テリム監督(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、再び、ワントップに戻る。ここ2試合、ツートップで試合に臨んだガラタサライだったが、戦術変更を行う。ファーティフ・テリム監督が、ハタイ・スポル戦では、ワントップで臨む計画を立てている。

 67歳になっているファーティフ・テリム監督は、、ディフェンス陣に出場停止の選手を多く出したことから、中盤を厚くする戦法を採ろうとしているのだ。ハタイ・スポルとのアウェー戦では、FWのチョイスはモスタファ・モハメッドになるだろうと看られている。そして、試合が進んだところで、ラダメル・ファルカオを投入する考えなのだ。中盤の組み方も変えるつもりだ。ワントップを採用するということで、サイドの選手たちに出場の機会が回って来る。ソフィアン・フェグリとヘンリー・オニエクルが、先発メンバーとして起用されるという情報が入ってきている。一方、ディフェンス陣の組み方については、首脳陣も、まだ決めかねているところだ。レッドカードをもらい出場停止のデアンドレ・イエドゥリンの替りは、マルティン・リネスになるだろう。出場停止のマルカオとルイダンマを欠くストッパー候補には、ライアン・ドンクとオゾルンワフォーだ。同監督は、この位置には、タイラン・アンタルヤルを持ってくるのも選択肢の1つだと考えている。26歳のタイラン・アンタルヤルが、代表の召集から戻ってきてから、その辺りの組合せは明らかになることだろう。



フェネルバフチェ、ベシクタシュとのダービーマッチで、最後に勝ち点1を掬い出す(ソズジュ紙 21. 3.22)

セルダル・アズィズ(左)ヴァンサン・アブバカル(右)(フェネルバフチェ公式HP) オザン・トゥファン(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグの今節、最重要の試合で、優勝争いをするベシクタシュとフェネルバフチェが、1:1で引き分けた。後半3分、ドマゴイ・ヴィダの得点で先制したベシクタシュに、フェネルバフチェが、同44分のオザン・トゥファンのゴールで追いついたのだった。

 ドルマバフチェの一戦では、勝者は出なかった。トルコ・リーグの優勝戦線に大きく関わるダービーマッチで、ベシクタシュが、積年のライバルであるフェネルバフチェと1:1で引き分けた。フェネルバフチェ戦を前に、ここ6試合、勝ち続けているベシクタシュが、優勝へ導く道の大きな壁で、勝ち点2を失った。そして、連勝も途絶えてしまった。セルゲン・ヤルチュン監督指揮下、素晴らしい成果を残し、首位に座るベシクタシュが、ガラタサライが勝ち点を失った節で、フェネルバフチェに掴まってしまったのだ。

                 ドマゴイ・ヴィダ、後半3分に幕を切って落とす

 ドマゴイ・ヴィダが、後半3分にあげたゴールで先制したベシクタシュだったが、同44分のオザン・トゥファンの見事なゴールを防ぐことができなかった。素晴らしい攻めを見せつつ、多くの好機を逸した試合で、ドマゴイ・ヴィダが、幕を切って落とした。ラシド・ゲザルが、右サイドからペナルティーエリアに向けて蹴ったフリーキックに、ドマゴイ・ヴィダがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。

                 オザン・トゥファン、見事なゴール

 ヴォーダフォン・パルクでの試合の終盤、驚異のプレッシャーをかけたいったベシクタシュだったが、とっても多くの好機を逸してしまっていた。試合に途中投入されたオザン・トゥファンが、同44分、ペナルティーエリア・ラインから見事なシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴール隅に突き刺さり、このアウェー戦で勝ち点1を掬い出した。この結果、ベシクタシュは勝ち点を64に、フェネルバフチェは同59に伸ばした。残り11節となったトルコ・リーグで、優勝争いの興奮は続いて行くものと看られる。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル、アッティバ・ハッチンソン(後半ロスタイム4分:ネジプ・ウイサル)、アデム・リャイッチ(後半28分:ベルナール・メンサー)、サイル・ラリン(後半44分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)=ヴァンサン・アブバカル
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ(後半15分:マルセル・ティッセラン)、アッティラ・サライ、ジャネル・エルキン=ルイス・グスタボ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半13分:ホセ・ソーサ)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半29分:フェルディ・カドゥオウル)、ディミトリス・ペルカス、エネル・ヴァレンシア(後半30分:オザン・トゥファン)=ムブワナ・サマッタ(後半14分:マメ・ティアム)



アンカラ・グジュ、トラブゾン・スポル暴風雨に捕まる(TRT改 21. 3.21)

エクバン(ヒュリエット紙) イブラヒム・アクダー(左)バカセタス(右)(チャイクル・リゼ公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、トラブゾン・スポルは、ホームで、アンカラ・グジュを4:1でくだした。

 メディカル・パルク・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルは、4ゴールで勝ち点3にありついた。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半8分と28分にエクバンから、そして、同30分のジャニニー・セメド、後半ロスタイム4分にエドガール・レから生まれた。アンカラ・グジュの唯一のゴールは、前半26分に、イブラヒム・アクダーがPKを決めたものだった。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を55に伸ばしたのに対し、連勝が3で止まってしまったアンカラ・グジュは、同29に留まった。

                 得点場面

 前半8分、相手選手をすり抜けながら、右サイドをペナルティーエリアのゴールライン際まで駆け上がったジャニニー・セメドがシュートを放つと、ボールは、GKフリードリヒから跳ね返った。そのボールを、詰めていたエクバンが仕上げを行うとゴールが決まった。1:0。
 同23分、エンドゥリ・チェキジがシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンスに当たり、ペナルティーエリア内にいたジェラルドの前に落ちた。そこに、ヒュセイン・テュルクメンがチェックに入ると、ジェラルドがピッチに倒れ込んだ。それを見て、ゾルバイ・キュチュク主審はPKを指示した。同26分、このPKを、イブラヒム・アクダーが蹴ると、GKウーウルジャン・チャクルが跳んだとは逆方向の隅にゴールが決まった。1:1。
 同28分、トラブゾン・スポルが、再度、リードを奪った。ジャニニー・セメドからのパスを受け、間近で身体を反転させ、クルシッチをかわしたエクバンの放ったシュートは、GKフリードリヒの左を抜け、アンカラ・グジュのゴールネットに収まり、エクバンは、これで、自身としても、また、チームとしても2点目となるゴール決めたのだった。2:1。
 同30分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。中盤で、ズヴォニル・サリジャからボールを奪い取り、ペナルティーエリア内まで運んだジャニニー・セメドが、GKフリードリヒをもかわし、ゴールマウスに蹴り込んだのだった。3:1。
 後半ロスタイム4分、ユスフ・サルが、右サイドでフリーキックを蹴ると、GKコルジャン・チェリカイが、これをパンチングで防いだところ、ボールは、エドガー・レの前に落ちた。そのエドガー・レが、至近距離からゴールに蹴り込んだのだった。4:1。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ヒュセイン・テュルクメン(後半26分:マジド・ホセイニ)、エドガール・レ、ヴィトール・フーゴ、マルロン・ロドリゲス=アブドゥルカディル・パルマク、アナスタシオス・バカセタス(後半36分:フラヴィオ・サ・シルヴァ)=カレブ・エクバン(後半40分:ベニク・アフォベ)、ユヌス・マル(後半26分:ルイス・ベーカー)、アンソニー・ンワケメ=ジャニニー・セメド(後半36分:ユスフ・サル)
【アンカラ・グジュ】リカルド・フリードリヒ(前半38分:コルジャン・チェリカイ)=ティアゴ・ピント(後半26分:アリュー・バジ)、アンテ・クルシッチ、ズヴォニル・サルジャ、アッティラ・トゥラン=イブラヒム・アクダー(後半44分:エムレ・ギュラル)、エンドゥリ・チェキジ(後半26分:アッサーヌ・デューセ)=ジェラルド、ジョゼフ・パインツィル(後半44分:オルカン・チュナル)、サバ・ロブジャニーゼ=トルジェ・ボルヴェン



ガラタサライ、ホームでチャイクル・リゼに捕まる(TRT+ガラタサライ公式HP補綴 21. 3.20)

ボルドリン(左)ルイダンマ(右)(ガラタサライ公式HP) フェルナンド・アンドラーデ(チャイクル・リゼ公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、ガラタサライが、ホームで、チャイクル・リゼに3:4で敗れてしまった。優勝争いに痛手を被ってしまったガラタサライは、トルコ・リーグで続けたホームでの連続不敗記録が11試合で潰えてしまった。

 テュルク・テレコム・スタジアムで、7ゴール、1枚のレッドカード、1つのPKが出た凄まじい試合で、笑ったのはチャイクル・リゼの方だった。チャイクル・リゼに勝利をもたらしたゴールは、前半2分にサムディオ、同41分にボルドリン、後半9分にスコダがPKを決め、同ロスタイム3分にフェルナンドから生まれた。ガラタサライのゴールは、前半14分のエムレ・クルンチ、同31分のエムレ・アクババ、後半29分のメリアーのオウンゴールによるものだった。この結果、優勝争いに痛手を受けてしまったガラタサライは、勝ち点が61に留まったのに対し、下位から大きく抜け出す戦いをしているチャイクル・リゼは、ビュレント・ウイグン監督就任後、2連勝を飾り、同34に伸ばした。

                 凄まじい戦いの跡

 チャイクル・リゼのブライアン・サムディオは、試合開始未だ2分というところで、ルイダンマの大きなミスを咎め、ボールを奪い取り、見事なループシュートを決めた。これで、ガラタサライ相手に、チャイクル・リゼが、アウェー戦で0:1と先制したのだった。
 同14分、エムレ・クルンチが、左サイドで得たフリーキックを蹴ると、ボールはペナルティーエリアへと向かった。そのボールが、チャイクル・リゼのディフェンスからこぼれると、PKポイントにいたデアンドレ・イエドゥリンが強烈に蹴り込み、ガラタサライが同点に追いついた。アメリカ人選手デアンドレ・イエドゥリンの初ゴールでもあった。1:1。
 同31分、ガラタサライは、エムレ・アクババが、25mもの距離から放ったシュートがゴールとなり、2:1と逆転した。
 だが、ガラタサライは、ディフェンスが、もう1回、ミスを犯してしまった。同41分、フェルナンド・ボルドリンが、マルカオの足元から奪い取ったボールを、落ち着いたシュートで、ガラタサライのゴールマウスに送り込んだのだった。これで、再び同点に戻ってしまった。2:2。
 クリスティアン・ルイダンマは、前半の終盤、イエローカードをもらい、これで累積警告で、次節のハタイ・スポル戦は出場停止となる。そして、前半は、2:2のまま終わった。
 後半7分、フェルナンド・ボルドリンが、ゴール右斜め前からゴールライン際まで持ち込んだ。そして、狭い角度から強いシュートを放つと、ボールは、ムスレラからこぼれ、それに合わせて、サムディオがヘディングシュートを試みた。ところが、そのボールが、すぐ前にいたデアンドレ・イエドゥリンの手に当たったため、主審はPKを指示した。そして、デアンドレ・イエドゥリンにはイエローカードが出された。同9分、このPKを、ミラン・スコダが蹴ると、ボールは、枠の真ん中を抜けゴールインしたのだった。2:3。
 同29分、ソフィアン・フェグリが、ヘンリー・オニエクルの走るコースに向け出したパスに合わせて、ヘンリー・オニエクルが、ゴールポスト枠に向け蹴ったシュートを防ごうとしたチャイクル・リゼのメリアーが、逆に蹴り出そうとしてオウンゴールとなり、3:3となった。
 同31分、一旦、PKの判定を主審が出した。デアンドレ・イエドゥリンがミチャラクに執った行為を咎めたのだった。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、そのファウルが、ペナルティーエリアの外だったとして、PK判定を取り消した。だが、その間、抗議を続けたファーティフ・テリム監督に、同32分にイエローカードが出された。そして、デアンドレ・イエドゥリンには、この日2枚目のイエローカードが出され、退場処分となり、ガラタサライは10人になってしまった。
 後半ロスタイム3分、今度は、フェルナンド・アンドラーデが舞台に上がった。短いパスをつなぎながら、チャイクル・リゼがペナルティーエリアへとボールを持ち込んだ、そして、ペナルティーエリアの左サイドにいたフェルナンド・アンドラーデにボールが渡った。そのフェルナンド・アンドラーデが、ファーサイドのゴール隅を狙い放ったシュートが決まったのだった。3:4。
 この試合の残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、チャイクル・リゼが、アウェー戦で、ガラタサライを3:4でくだしたのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=オゲネカロ・エテボ=ゲドソン・フェルナンデス(後半26分:ソフィアン・フェグリ)、エムレ・アクババ(後半12分:ケレム・アクテュルコウル)、エムレ・クルンチ(後半12分:ヘンリー・オニエクル)=ラダメル・ファルカオ(後半43分:ライアン・バベル)、ムスタファ・モハメッド(後半26分:アルダ・トゥラン)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン(後半27分:タルク・チェテン)=ミコラ・モロジュク、モンタサル・タルビ、セリム・アイ(後半16分:ヤッシネ・メリアー)、イスマイル・キョイバシュ=ダミアン・ジョコヴィッチ=エリック・サボ、ファブリシオ・バイアノ(後半44分:フェルナンド・アンドラーデ)、フェルナンド・ボルドリン、ブライアン・サムディオ(後半44分:アブドラハ・ドゥラク)=ミラン・スコダ(後半16分:コンラード・ミチャラク)



トラブゾン・スポル、ベラト・オズデミル復帰(スター紙 21. 3.19)

ベラト・オズデミル(ファナティック紙)  アンカラ・グジュ戦に備えての準備を続けるトラブゾン・スポルで、故障のため、エルズルム市役所スポル戦は出場できなかったベラト・オズデミルが、チームに合流して練習を始めた。

 トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第31節で、3月20日(土)に行われるアンカラ・グジュとのホームでの一戦に向け準備を続けている。アブドラハ・アヴジュ監督指揮下、メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで行われた練習は、選手たちは大きな動きでウォーミングアップを行ったあと、パス練習を行った。その後、5:2で狭いスペースを使ったボール回しの練習を行い、最後は練習試合を行った。
 練習には、アブドゥルカディル・オミュル以外の全選手が参加していた。エルズルム市役所スポル戦は、故障のため出場できなかったベラト・オズデミルが、チームに合流して練習を始めていた。長期に渡り、故障が続いているノルウェー人選手アンデルス・トゥロンドセンは、チームと離れてランニングを行っていた。トラブゾン・スポルは、本日、行う練習で、アンカラ・グジュ戦前の練習は打ち上げる。



アンタルヤ・スポル、アランヤ・スポルをくだし、トルコ杯決勝に進出(ソズジュ紙+イエニ・シャファク紙補綴 21. 3.18)

ハカン・オズメット(左)フランソワ・ムーバンジェ(右)(アランヤ・スポル公式HP) ポドルスキ(ビルト紙)  アンタルヤ・スポルが、昨季のトルコ杯ファイナリストのアランヤ・スポルを、ホームで2:0でくだし、同杯決勝戦でベシクタシュの相手となることとなった。アンタルヤ・スポルは、2000年の決勝進出以来の決勝進出である。アンタルヤ・スポルは、決勝に進出したが、ここまでの5試合では、ゴールを浴びていない。

 トルコ杯準決勝で、アンタルヤ・スポルとアランヤ・スポルが対峙した。アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合、ホームのアンタルヤ・スポルが2:0で制し、決勝進出を決めた。ベシクタシュとアンタルヤ・スポルが対峙することになった決勝戦の場所と日取りについては、今後、トルコ・サッカー協会により発表されるだろう。
 今週、トルコ・リーグでの13試合連続不敗記録を、アランヤ・スポルに4:0で敗れたことで終わってしまったアンタルヤ・スポルは、前半18分のルカス・ポドルスキと、後半37分のハカン・オズメットのゴールで、決勝に上り詰めたのだった。

                  ルカス・ポドルスキ、きれいなゴール

 アランヤ・スポルのディフェンスが大きくクリアできなかったボールを得たビュンヤミン・バルジュが、ペナルティーエリア内にいたルカス・ポドルスキにパスを出した。ルカス・ポドルスキは、右足でボールをコントロールをして、身体を反転させゴールに向かうと、今度は、左足一閃、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、きれいなゴールが決まったのだった。1:0。

                  ハカン・オズメット、ファイナルへの切符を切った

 ルカス・ポドルスキのゴールのあと、両者は、新たなゴールを求めて戦ったが、後半37分まで、スコアは変わることはなかった。フレディから出たパスを受けたハカン・オズメット主将が、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前から強烈なシュートを放つと、GKマラフォナは為す術もなく、ボールは、その左を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。ゴールが決まると、大きな喜びに包まれたアンタルヤ・スポルで、GKボッフィンの目には光るものがあった。

                  21年ぶりに決勝進出

 55年の歴史で、1回だけトルコ杯決勝に進出経験のあるアンタルヤ・スポルが、同じ地域のアランヤ・スポルを篩い落とし、21年ぶりに、再び、ファイナルに進出したのだ。アンタルヤ・スポル史上初めて、そして唯一経験したトルコ杯の決勝は、1999-2000シーズンのガラタサライとの一戦だった。両者は、90分間では2:2に終わったが、延長戦を戦った結果、5:3で、ガラタサライの軍門に下ったのだった。また、アンタルヤ・スポルは、昨季、トルコ杯準決勝でアランヤ・スポルと対戦して、第1戦は1:0、第2戦は4:0で敗れ、決勝進出の機会を失っている。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリアショフ、エレン・アルバイラク=ヌリ・シャッヒン=ギョクデニズ・バイラクダル、ハカン・オズメット(後半ロスタイム1分:シドニー・サム)、フレディ・リベイロ、アミルトン・ミネルヴィノ(後半32分:ナルド)=ルカス・ポドルスキ(後半ロスタイム1分:デヴァー・オリギル)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、ファーティフ・アクソイ、ギオルゴス・ツァヴェラス、フランソワ・ムーバンジェ=ベルカン・イスマイル・クトゥル(後半18分:マノリス・シオピス)=タイフル・ビンギョル(後半32分:アダム・バレイロ)、サリフ・ウチャン(後半40分:ハサン・ヒュセイン・アジャル)、ジェイフン・ギュルセラム(後半18分:エフカン・ベキルオウル)、ダヴィッドソン=ムスタファ・ペクテメク(後半40分:スティーヴン・コーカー)



トルコ杯の最初のファイナリストにベシクタシュ(NTV+ファナティック紙補綴 21. 3.17)

アレクシッチ(左)ラシド・ゲゼル(右)(ベシクタシュ公式HP) ハシッチ(右)に抱き着かれるサイル・ラリン(左)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯準決勝で、90分間の戦いでは2:2だった試合を3:2で制したベシクタシュが、決勝に進んだ。10年ぶりに決勝進出を決めたベシクタシュに勝利を導いたのは、ヴァンサン・アブバカル、ドマゴイ・ヴィダ、サイル・ラリンだった。

 トルコ杯の戦いで、バシャックシェヒル・スポルを3:2でくだしたベシクタシュが、最初のファイナリストに名乗りを上げた。この試合に、早々に効果的な攻めを見せたのは、ベシクタシュの方だった。相手の動きを封じ込め、自陣に閉じ込めてしまったベシクタシュは、ヴァンサン・アブバカルが、前半17分に決めた素晴らしいゴールで先制した。オウズハン・オズヤコブのパスを、ペナルティーエリアの左サイドで受けたヴァンサン・アブバカルは、トルガ・ジエルジを、見事な動きでかわし、強烈なシュートを放つと、メルト・ギュノクを捕えてしまったのだった。ベシクタシュの2点目までは、時間を要しなかった。5分後に、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥのセンタリングに合わせて、ヘディングシュートを、ドマゴイ・ヴィダが叩き込み、ベシクタシュが2:0とした。前半の終盤には、バシャックシェヒル・スポルの動きが良くなったが、ベシクタシュでは、ヴァンサン・アブバカルが故障を発生させ、後半は、サイル・ラリンと交替することになった。
 後半に入り、バシャックシェヒル・スポルが、徐々に追い上げて行った。選手の交替で、試合に重みを発揮しだして行ったバシャックシェヒル・スポルは、同14分にゴールを決めた。右サイドから、エディン・ヴィスチャが内へとボールを放り込むと、ボールは枠に向かって行った。そのボールを、GKウトゥク・ユワクランが、辛うじてパンチングで防いだ。だが、こぼれ球が目の前に転がってきたデニズ・トゥルチが、落ち着いてゴールを決め、点差を1に縮めた。2:1。同32分、スコアは2:2となった。ダニエル・アレクシッチ、エンゾ・クリヴェッリ、ジュリアーノが投入され、エディン・ヴィスチャ、デンバ・バ、ベルカイ・オズジャンと交替した。この交替が、僅か30秒で答えを出した。デニズ・トゥルチが、右サイドからペナルティーエリアに向けセンタリングを入れると、全くフリーになっていたジュリアーノが、狙いすましたシュートを放ち、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。
 試合は、90分間では2:2のままで、決着がつかなかった。延長前半12分、サイル・ラリンが舞台に上がった。アデム・リャイッチからのパスを、ペナルティーエリア手前で受けたサイル・ラリンが、グランダーのシュートを放つと、これがゴールとなり、ベシクタシュが3:2とリードを奪った。延長戦では、これ以外のゴールは生まれることはなく、ベシクタシュが3:2で勝った。そして、トルコ杯決勝に進出した最初のクラブとなった。ベシクタシュの決勝戦での相手は、アンタルヤ・スポルとアランヤ・スポルの勝者となる。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半37分:ファブリス・ンサカラ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(延長前半10分:アジュディン・ハシッチ)、ドルクハン・トコズ(後半37分:アデム・リャイッチ)、オウズハン・オズヤコブ(後半17分:アッティバ・ハッチンソン)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ(延長後半ロスタイム1分:ネジプ・ウイサル)=ヴァンサン・アブバカル(後半1分:サイル・ラリン)
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=オメル・アリ・シャヒネル、カルロス・ポンク(延長後半1分:レオ・ドゥアルテ)、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム=ユスフ・ンダイシミエ(延長前半ロスタイム1分:メフメット・トパル)、トルガ・ジエルジ(後半ロスタイム2分:オケチュク・アズブイケ)=エディン・ヴィスチャ(後半32分:ダニエル・アレクシッチ)、ベルカイ・オズジャン(後半32分:ジュリアーノ)、デニズ・トゥルチ=デンバ・バ(後半32分:エンゾ・クリヴェリ)



カスムパシャとコンヤ・スポルの一戦は、後半ロスタイムに白熱(アクシャム紙 21. 3.16)

セヒッチ(左)クームソン(右)(カスムパシャ公式フェースブック) ダニエル・ドゥリンクウオータ(左)アミル・ハジャフメトヴィチ(右)(カスムパシャ公式フェースブック)  トルコ・リーグ第30節の最終試合で、カスムパシャが、ホームにコンヤ・スポルを迎えた。アウェーのコンヤ・スポルが、後半ロスタイム2分に、クラヴェッツのゴールで0:1と先制した。カスムパシャは、同ロスタイム7分に舞台に上がったハリス・ハジュラディノヴィッチのゴールで同点に追いつき、結局、試合は1:1の引き分けに終わった。

 コンヤ・スポルのゴールは、後半ロスタイム2分にクラヴェッツが決めた。カスムパシャの同点ゴールは、同ロスタイム7分にハリス・ハジュラディノヴィッチから生まれたものだった。この試合の結果、カスムパシャは勝ち点を31に、コンヤ・スポルは同33に達した。トルコ・リーグの次節では、カスムパシャはゲンチレル・ビルリーイと、コンヤ・スポルはアランヤ・スポルと対峙することになっている。

                 試合経過

 前半10分、ウッサマ・ハッダディが入れたスローインからのボールを、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前で受けたアイタッチ・カラがシュートを試みるも、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。
 同21分、GKセヒッチが、ジルベール・クームソンをフェイントでかわそうとして、ボールをコントロールしようとした。危うくボールを奪われそうになったセヒッチだったが、今度は、ボールを掴みに行き、ボールを胸に収め事なきを得た。
 同44分、フロレント・ハデルジョナイがセンタリングを入れると、ディフェンスが、ヘッドでクリアしようとしたボールが、ハリス・ハジュラディノヴィッチの前に落ちた。ハリス・ハジュラディノヴィッチがシュートを試みたが、GKセヒッチが、パンチングでコーナーキックに替えた。両者ともに、チャンスを作るのに苦しんでいた前半は、お互いにゴールなしのまま終わった。
 後半34分、ペナルティーエリアの外にいたセキディカが、ギレルメが左サイドから送ったパスを受け、一旦、コントロールしてからシュートを放った。だが、ボールは、GKラマザン・キョセが押さえてしまった。
 同35分、ダニエル・ドゥリンクウオーターが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリアにいたトシッチが、ヘッドで合わせた。だが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同45分、フロレント・ハデルジョナイが右サイドからセンタリングを入れると、ヴァルガが、それに合わせてヘディングシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム2分、コンヤ・スポルが先制した。ジマー・ビティキが、左サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったクラヴェッツが、ヘッドで合わせたのだった。0:1。
 同ロスタイム7分、カスムパシャが、同点に追いついた。ユスフ・エルドーアンが、右サイドからセンタリングを入れると、ヴァルガが、ペナルティーエリアの外にいたハリス・ハジュラディノヴィッチの前に落とした。そのハリス・ハジュラディノヴィッチが放ったシュートが、GKセヒッチが防ごうとしたにも拘わらず、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=フロレント・ハデルジョナイ、デリック・ルカッセン(後半25分:ロレット・サディク)、ドゥスコ・トシッチ、ウッサマ・ハッダディ=クリスティアン・ビストロヴィッチ=ジルベール・クームソン(後半29分:ユスフ・エルドーアン)、ダニエル・ドゥリンクウオーター(後半42分:ケヴィン・ヴァルガ)、アイタッチ・カラ、ハリス・ハジュラディノヴィッチ=イサク・テリン(後半30分:ベンガリ・コイタ)
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネイチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半17分:イスマエル・ディオマンデ)、アミル・ハジャフメトヴィチ=レヴァン・シェンゲリア(後半17分:ジマー・ビティキ)、デニ・ミロセヴィッチ(後半16分:アマル・ラフマノヴィチ)、ジュセ・セキディカ(後半41分:ファルク・ミヤ)=ソコル・チカレシ(後半42分:アルテム・クラヴェッツ)



フェネルバフチェ 1:2 ゲンチレル・ビルリーイ(ベイン・スポル 21. 3.15)

ナズム・サンガレ(左)ムスタファ・アクバシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP) フロイド・アイーテ(右)アルダ・クズルダー(左)(ゲンチレル・ビルリーイTwitter)  トルコ・リーグ第30節で、優勝争いをするフェネルバフチェが、ホームで、降格争いをしているゲンチレル・ビルリーイに1:2で敗れた。今季、これで7敗目を喫したフェネルバフチェだが、この内の6敗をホームで喫したことになる。一方、11試合続けて勝利のなかったゲンチレル・ビルリーイだったが、その記録に終止符を打った。また、2000年5月以後、トルコ・リーグでのフェネルバフチェ戦19試合勝てていなかった記録にも終止符が打たれた。

 カドゥキョイでのこの試合の前半11分、ルイス・グスタボのスルーパスに反応して動き出したブライト・オシャイ・サミュエルが、ボールを持ち右サイドからペナルティーエリア内へと入った。そして、GKノルトフェルトと1対1となったブライト・オシャイ・サミュエルがシュートを放つも、ノルトフェルトが足を使い、コーナーキックに替えた。
 同15分、ホセ・ソーサが右コーナーキックを蹴ると、PKポイント辺りでいいジャンプを見せたフィリップ・ノヴァクがヘッドで合わせた。すると、そのボールが、セルダル・アズィズの前に落ちた。セルダル・アズィズが、アウトサイドキックでシュートを放とうとしたが、うまくいかないと、GKノルトフェルトが押さえてしまった。
 同35分、フェネルバフチェが先制した。フェネルバフチェが、相手陣内中ほどの右サイドで得たフリーキックを、ホセ・ソーサが蹴り、ペナルティーエリア内へと放り込むと、ファーサイドにいたフィリップ・ノヴァクが、それに合わせてヘディングシュートを試みると、相手ゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 同39分、ゲンチレル・ビルリーイが同点に追いついた。左サイドからハリル・イブラヒム・ペフリヴァンがセンタリングを入れたところ、そのボールコースに入ったセルダル・アズィズが逆方向に蹴り出そうとしたところ、オウンゴールとなってしまったのだった。1:1。
 後半18分、ゲンチレル・ビルリーイが逆転した。右サイドからダニエル・カンデアスがペナルティーエリアへ向けてセンタリングを入れると、狙いすましたヘディングシュートを、フロイド・アイーテが放った。そのボールが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らし、ゲンチレル・ビルリーイの勝ち越し点となったのだった。1:2。
 同ロスタイム3分、ぺルカスがセンタリングを入れると、ボールが、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンスからこぼれ、イルファン・ジャン・カフヴェジの前に転がった。そのイルファン・ジャン・カフヴェジがシュートを放つも、ボールは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。残りの時間では、他のゴールが生まれることはなく、フェネルバフチェは、ホームで、ゲンチレル・ビルリーイに1:2で敗れてしまった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点が58に留まったのに対し、ゲンチレル・ビルリーイは、同24に伸ばしたのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ギョクハン・ギョヌル(前半44分:ナズム・サンガレ)、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァク(後半12分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)=ホセ・ソーサ、ルイス・グスタボ=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半31分:フェルディ・カドゥオウル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半1分:パピス・シセ)、ディミトリス・ペルカス=マメ・ティアム(後半12分:ムブワナ・サマッタ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】クリストファー・ノルトフェルト=マティアス・ヨハンソン、アルダ・クズルダー、ムスタファ・アクバシュ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=ピリス・ダ・モッタ、ソネル・ディクメン=ダニエル・カンデアス(後半34分:セファ・ユルマズ)、ムラト・ユルドゥルム(後半23分:ルーカス・ムグニ)、フロイド・アイーテ(後半38分:スルジャン・スピリドノヴィッチ)=サンドロ・リマ



カイセリ・スポル 0:3 ガラタサライ(NTV 21. 3.14)

エムレ・アクババ、アズィズ・ベヒッヒ、ゲドソン・フェルナンデス(左から)(カイセリ・スポルTwitter) ファルカオ(左)を讃えるモスタファ・モハメッド(右)(NTV)  トルコ・リーグ第30節で、カイセリ・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライは、0:3で勝利を収めた。ガラタサライに勝利を導いたゴールは、前半44分にファルカタが、後半36分と44分にヘンリー・オニエクルが決めたものだった。この勝利で、ガラタサライは、勝ち点を61に伸ばし、2位を守った。

 トルコ・リーグ第30節で、カイセリ・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライは、前節のシワス・スポル戦の先発メンバーとは5人の入れ替えを行って臨んだ。出場停止明けのエジプト人センターフォワードのモスタファ・モハメッドとともに、イエドゥリン、ルイダンマ、エムレ・クルンチ、エムレ・アクババが、先発メンバーに入った。前節先発メンバー入りしていたユヌス・ベランダは契約が解除され、ヘンリー・オニエクル、ライアン・バベル、マルティン・リネスが控えに回った。また、ライアン・ドンクは、故障のため、この試合のメンバー入りをしていなかった。

                 ファルカオが幕を開け、ヘンリー・オニエクルが閉じた

 前半44分、左サイドでボールを得たサラッキが、ペナルティーエリア内へと向けボールを入れると、ファルカオがそれに触れ、ゴールが決まった。0:1。
 後半36分、ヘンリー・オニエクルからのパスを、ペナルティーエリアの右側で受けたファルカオがシュートを放つと、ボールは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールの仕上げを、ヘンリー・オニエクルを行うと、カイセリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:2。
 同44分、ソフィアン・フェグリが、相手ディフェンスの裏に出したボールに反応したヘンリー・オニエクルが、ボールを得てペナルティーエリア内に入り放ったシュートが、点差を 3に拡げるゴールとなった。0:3。

【カイセリ・スポル】ドーアン・アレムダル=ラマザン・ジヴェレク(後半40分:ベサード・サボヴィッチ)、ウーウル・デミロク(前半28分:クリスティアン・サプナル)、ディミトゥリオス・コロヴェツィオス、アズィズ・ベヒッヒ=ジョゼフ・アタマー(後半40分:エムレ・デミル)、カルロ・ムハル=アーロン・レノン、ダニエル・アヴラモウスキ(後半22分:ゾラン・クルヴジッチ)、ペドロ・エンリケ(後半22分:ケヴィン・ルカッセン)=イルハン・パルラク
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、クリスティアン・ルイダンマ、マルカオ、マルセロ・サラッキ=エムレ・クルンチ(後半37分:オゲネカロ・エテボ)、タイラン・アンタルヤル、ゲドソン・フェルナンデス(後半30分:ソフィアン・フェグリ)、エムレ・アクババ(後半22分:ヘンリー・オニエクル)=ラダメル・ファルカオ(後半37分:ライアン・バベル)、ムスタファ・モハメッド(後半22分:ケレム・アクテュルコウル)



バシャックシェヒル・スポル 2:3 ベシクタシュ(NTV改 21. 3.13)

ロシエ(左)アレクシッチ(右)(バシャックシェヒル・スポルTwitter) サイル・ラリン(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第30節開幕試合で、バシャックシェヒル・スポルとアウェー戦を戦ったベシクタシュは、2:3で、これに勝ち、首位を守った。

 トルコ・リーグ第30節開幕試合で、バシャックシェヒル・スポルとベシクタシュが対峙した。全部で5ゴールが生まれたこの試合、ベシクタシュが2:3で制したのだった。
 試合は、早々に動いた。前半4分にはアレクシッチが、同7分にはヴァンサン・アブバカルが、各々が放ったシュートは、バーを直撃した。そして、同42分、サイル・ラリンが、ベシクタシュが0:1と先制するゴールを決めた。右サイドを、ゴールライン際まで持ち込んだアッティバ・ハッチンソンが、グランダーのセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたヴァンサン・アブバカルが、コントロールしょうとしたところ、ボールはサイル・ラリンの前に転がった。そのサイル・ラリンがシュートを試みると、ボールは、ラファエルに当たりゴールに向かった。ゴールライン際で、アレクサンドゥ・エピュロヌが、これを防ごうとしたが叶わず、ボールは、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。サイル・ラリンは、今季14度目のゴールだった。
 前半は、ベシクタシュが、0:1とリードしたまま終わったが、後半7分には、デニズ・トゥルチの同点弾が生まれた。左サイドでボールを奪ったアレクシッチが、素晴らしいセンタリングを入れると、ゴールエリア手前で、ンサカラをすり抜けたデニズ・トゥルチが、全くフリーの状態でヘディングシュートを放つと、同点となったのだった。1:1。このゴールのあと、相手陣内に攻め寄せたベシクタシュは、同22分にウエリントンのゴールが生まれた。右コーナーキックに対し、ニアサイドで、ウエリントンがヘッドで合わせると、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:2。このゴールのあと、ベシクタシュは、試合をコントロールしていたにも拘わらず、同31分、途中投入されたデンバ・バにゴールを許してしまった。左サイドでのスローインを受け、メフメット・トパルがディフェンダーをすり抜けようとしたところ、ボールが自分に当たってしまったが、そのボールが、デンバ・バに向かい転がった。ゴール前至近距離で、走り込んできたデンバ・バがシュートを放つとゴールが決まったが、デンバ・バは、喜びを表に表すということはなかった。これが、バシャックシェヒル・スポルにとっては、11試合ぶりに見せた1試合2得点だったのだ。一方のベシクタシュは、6試合ぶりに1試合で2ゴールを浴びることになったのだった。2:2。
 同45分、今度は、ジョゼフ・デ・ソーサが舞台に上がった。ロシエのセンタリングに対し、ニアサイドでボールを得たジョゼフ・デ・ソーサが、狙いすましたシュートを放つと、これが、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしていた。そして、これが、この試合のスコアを決するゴールとなったのだった。
 これで、6連勝を飾ったベシクタシュは、勝ち点を63とし首位を守った。一方のバシャックシェヒル・スポルは、同29に留まった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ラファエル・ダ・シルヴァ(後半24分:オメル・アリ・シャヒネル)、カルロス・ポンク、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、ベルカイ・オズジャン=デニズ・トゥルチ、ジュリアーノ(後半25分:トルガ・ジエルジ)、ダニエル・アレクシッチ(後半24分:エディン・ヴィスチャ)=エンゾ・クリヴェリ(後半24分:デンバ・バ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ウエリントン・シルヴァ、ファブリス・ンサカラ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半ロスタイム4分:ドルクハン・トコズ)、アッティバ・ハッチンソン(後半41分:オウズハン・オズヤコブ)、アデム・リャイッチ(後半27分:ネジプ・ウイサル)、サイル・ラリン(後半41分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコンドゥ)=ヴァンサン・アブバカル


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