FUTBOL HABERLERI サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、


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ルクセンブルク 0:2 トルコ(トルコ・サッカー協会公式HP 22. 6.12)

ドルクハン・トコズ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) ハカン・チャルハノール(ミリエット紙)  トルコ代表は、UEFAネーションズリーグCリーグ第1組第3戦で、ルクセンブルク代表とのアウェー戦を0:2で制し、グループリーグ首位の座を守った。ルクセンブルク・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表は、前半37分にハカン・チャルハノール、後半31分にセルダル・ドゥルスンの決めたゴールで、0:2で勝ったのだった。

 グループリーグ戦で3連勝を果たしたトルコ代表は、まだ、1点も許していない。トルコ代表は、グループリーグ戦第4戦を、6月14日(火)にイズミル・ギュルセル・アクセル・スタジアムで、リトアニア代表と行う。

                 試合経過

 前半10分、ジェンギズ・ウンデルが、右サイドからPKポイントに向けセンタリングを入れると、それに合わせて、チャーラール・ソユンジュがヘディングシュートを試みたが、GKモリスがコーナーキックに替えた。
 同14分、トルコ代表が、とってもゴールに迫った。中盤で得たボールを持ち、相手ペナルティーエリアへ向け進んだゼキ・チェリクが、ペナルティーエリア内へと動いたハリル・デルヴィショウルへパスを送った。そのハリル・デルヴィショウルが、至近距離からシュートを放つも、ボールは、サイドネットの外側に吸い込まれてしまった。
 同19分、ルクセンブルク代表の攻撃で、ディルク・カールソンが、ゴールマウスを見据えた位置から強烈なシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同29分、トルコ代表の攻撃で、ハカン・チャルハノールは、左サイドにいたハリル・デルヴィショウルにパスを出した。相手選手をかわしたハリル・デルヴィショウルは、ボールを持ってペナルティエリア内へと入った。相手GKと1対1となり、更に、GKをもかわしたハリル・デルヴィショウルは、狭い角度からシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸い込まれてしまった。
 同35分、トルコ代表がPKを獲得した。ハカン・チャルハノールが左コーナーキックを蹴ると、ファーサイドで、それに合わせてチャーラール・ソユンジュがヘディングシュートを放った。そのボールに、ルクセンブルク代表のディフェンスに入っていたバレイラが手でこれを防いだ。これを咎めたカルヴァッロ・ノブレ主審はPKを指示した。
 同37分、このPKをハカン・チャルハノールが蹴ると、ボールは、GKモリスの右を抜けゴールインしたのだった。0:1。
 後半6分、トルコ代表が、絶好の得点機会を活かせなかった。ルクセンブルク代表のディフェンスからのこぼれ球に対し、ハカン・チャルハノールがペナルティーエリアの外から走り込んで来て、とっても強いシュートを放つと、ボールは、GKモリスから跳ね返った。そのこぼれ球のコースにいたセルダル・ドゥルスンが、強いシュートを放つも、ボールは、GKモリスから跳ねタッチに出てしまった。
 同14分、トルコ代表のスピードに乗った攻撃で、右サイドでボールを得たサリフ・オズジャンが、逆サイドからペナルティーエリア内へと動き出していたドーウカン・シニクにパスを送った。だが、ペナルティーエリア内で思い通りにボールコントロールができなかったドーウカン・シニクの放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同27分、ルクセンブルク代表の攻撃で、左サイドからセバスティアン・ティリがセンタリングを入れると、ロドリゲスがヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同31分、トルコ代表が、点差を2と拡げた。セルダル・ドゥルスンが、ドルクハン・トコズから出たボールを持ち、相手選手をかわしながら進み、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、ルクセンブルク代表のゴール隅に突き刺さるゴールとなったのだった。0:2。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ、フェルディ・カドゥオウル(後半23分:エレン・エルマル)=ドルクハン・トコズ(後半36分:ベルカン・クトゥル)、ハカン・チャルハノール(後半23分:サリフ・オズジャン)=ジェンギズ・ウンデル、オルクン・キョクチュ(後半1分:セルダル・ドゥルスン)、ドーウカン・シニク=ハリル・デルヴィショウル(後半23分:ケレム・アクテュルコウル)



トラブゾン・スポル、トレゼゲ獲得に動く(ファナティック紙 22. 6.11)

トレゼゲ(サバハ紙)"  トラブゾン・スポルが、ご存知の選手をリストアップした。ンワケメとの契約更改交渉で溝を埋められないでいるトラブゾン・スポルが、求めていた左サイドの選手を見つけた。イタリアからの報道で、トラブゾン・スポルが、昨季の後半、レンタルで加入したバシャクシェヒル・スポルで6ゴールを記録したトレゼゲの獲得に向け、アストン・ヴィラにオファーを出したのだ。

 新シーズンに向け、現有メンバーを守り、補強で欠けている部分を除こうと考えているトラブゾン・スポルが、ンワケメとの契約が進まないことを受け、左サイドに、その替わりとなる選手を俎上に乗せた。トラブゾン・スポルが、昨季の後半、レンタルでバシャクシェヒル・スポルに加入したトレゼゲをリストアップしていると言われているのだ。シーズン半ばで加入したバシャクシェヒル・スポルで、トルコ・リーグでは13試合に出場して、6ゴール4アシストを記録した27歳になっているトレゼゲ獲得に向け、パスを持つアストン・ヴィラとの交渉に入っていると伝えられている。

                  エディン・ヴィスチャ効果を高め得る

 イタリアからの報道では、トラブゾン・スポルは、トレゼゲ獲得を目指して、アストン・ヴィラにオファーを出し、回答を待っているところとなっている。トレゼゲに関しては、トルコからばかりか、他の国からもオファーが来ていると伝えている。アブドラハ・アヴジュ監督が、かつてカスムパシャに所属経験のあるエジプト人選手トレゼゲは、それゆえ、トルコ・リーグを熟知しているため適応には問題はなく、貢献してくれるものと信じているため、獲得が求められたということだ。昨季の前後半の間に、同監督の求めに応じ、バシャクシェヒル・スポルからトラブゾン・スポルに移り、加入早々の7試合で5ゴールをあげ、他のクラブとの勝ち点差を拡げるのに貢献し、優勝達成の重要な一員となったエディン・ヴィスチャのように、トレゼゲは、短期間でチームに適応してくれるものと考えられているのだ。



ルカス・ビグリア、バシャクシェヒル・スポルに移籍(フォトマッチ紙 22. 6.10)

ルカス・ビグリア(NTV)"  カラギュムリュクでプレーしてきた36歳になっているルカス・ビグリアが、バシャクシェヒル・スポルと2年契約で合意に達した。

 バシャクシェヒル・スポルが、昨季はカラギュムリュクでプレーしたルカス・ビグリアを獲得した。アルゼンチン人MFルカス・ビグリアは、2年契約を結ぶことになると伝えられている。
 カラギュムリュクで主将を務めたルカス・ビグリアは、カラギュムリュクで72試合に出場して、5ゴール7アシストを記録している。2020年9月にカラギュムリュク入りしたルカス・ビグリアは、移籍金なしでバシャクシェヒル・スポルに移ることになる。



トラブゾン・スポルで、トルガ・ジエルジの名が上がっている(ファナティック紙 22. 6. 9)

トルガ・ジエルジ(ファナティック紙)"  選手構成の内でトルコ人選手を増やしたいトラブゾン・スポルが、トルガ・ジエルジに関心を寄せていると言われている。昨季は、トルコ・リーグで32試合の出場を誇る在外トルコ人選手トルガ・ジエルジは、1ゴール1アシストを記録している。

 選手構成の内でトルコ人選手を増やしたいトラブゾン・スポルが、トルガ・ジエルジに関心を寄せていると言われているが、ガラタサライとフェネルバフチェでプレーを行ったあと、バシャクシェヒル・スポルに移籍した30歳になっているトルガ・ジエルジは、契約が満了したところだ。
 昨季は、トルコ・リーグで32試合の出場経験を持ち、1ゴール1アシストを記録している。バシャクシェヒル・スポルでは、トルガ・ジエルジと新たな契約を結びたいとの意向を持っていると言われている。



リトアニア 0:6 トルコ(CNNトルコ+トルコ・サッカー協会公式HP 22. 6. 8)

サリフ・オズジャン(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) ドーウカン・シニク(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、UEFAネーションズリーグCリーグ第1組の第2戦をアウェーで戦い、リトアニア代表を0:6でくだした。この試合で、ドーウカン・シニクとユヌス・アクギュンが、トルコ代表として初めてのゴールを記録した。

 トルコ代表に勝利をもたらしたゴールは、前半2分と14分にドーウカン・シニク、後半11分にPKで同36分にセルダル・ドゥルスン、同44分にユヌス・アクギュン、同45分にハリル・デルヴィショウルが決めた。この結果、トルコ代表は、2試合を終わって勝ち点6となり、今節をグループリーグ首位で終わった。リトアニア代表は、勝ち点なしで最下位になっている。
 なお、この試合、3選手が、軽い故障のため、メンバー入りしなかった。エネス・ウナル、ルドゥヴァン・ユルマズ、ベルカン・クトゥルの3選手には、治療のため休養を取らせ、リトアニア代表戦はスタンド観戦となった。

                  得点場面

 前半2分、トルコ代表が先制した。左サイドでボールを得たドーウカン・シニクが、フェイントをかけながらペナルティーエリア内へと持ち込んだ。そして、相手GKと1対1となったドーウカン・シニクが、グランダーの狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。
 同14分、トルコ代表が、点差を2と拡げた。相手ディフェンスの裏を取ったドーウカン・シニクが、ハリル・デルヴィショウルからのスルーパスを、ディフェンスの裏で得た。そして、見事なフェイントでGKの防御を外し、狭い角度からシュートを放つと、リトアニア代表のゴールネットが揺れたのだった。0:2。
 後半10分、ヴィデオ判定システムでの確認後、トルコ代表はPKを獲得した。同9分、リトアニア代表のペナルティエリアでボールを得たユヌス・アクギュンが、身体を反転させて放ったシュートに、リトアニア代表のディフェンダーのシルヴィスが手を使ったのだった。同10分、ヴィデオ判定システム審判からの警告が入り、ノヴァク・シモヴィッチ主審が、ヴィデオ判定システムの映像確認に向かい、PKの判定を下したのだった。同11分、このPKをセルダル・ドゥルスンが蹴ると、ボールは、GKセクトゥスの右を抜けゴールインしたのだった。
 同36分、トルコ代表は、点差を4と拡げた。右サイドでボールを得たメルト・ミュルドゥルが、ペナルティーエリア内へグランダーでセンタリングを入れると、そのコースに入ったセルダル・ドゥルスンが、足を合わせるとゴールが生まれたのだった。0:4。
 同44分、トルコ代表に5つ目のゴールが生まれた。リトアニア代表のペナルティエリア内でボールを得たケレム・アクテュルコウルが、ファーサイドの絶好の位置にいたユヌス・アクギュンにパスを出した。そのユヌス・アクギュンが落ち着いてゴールに蹴り込んだのだった。0:5。
 同45分、トルコ代表は、点差を6と拡げた。オルクン・キョクチュのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったハリル・デルヴィショウルが、GKをも抜き去り、狭い角度からシュートを放つと、ゴールが生まれたのだった。0:6。

【トルコ代表】ドーアン・アレムダル=メルト・ミュルドゥル、オザン・カバク(後半31分:ジェンク・オズカチャル)、カーン・アイハン、フェルディ・カドゥオウル(後半13分:エレン・エルマル)=ジェンギズ・ウンデル(後半1分:ユヌス・アクギュン)、サリフ・オズジャン、ハカン・チャルハノール(後半1分:オルクン・キョクチュ)、ドーウカン・シニク(後半21分:ケレム・アクテュルコウル)=ハリル・デルヴィショウル=セルダル・ドゥルスン



シワス・スポル、ルザ・チャルンバイ監督と新たに契約(ファナティック紙 22. 6. 7)

ルザ・チャルンバイ監督(ファナティック紙)  シワス・スポルのルザ・チャルンバイ監督が、シワス・スポルと、1年間の契約で合意に達した。

 トルコ杯を制覇して、自身の監督経験で、初の優勝をシワス・スポルにもたらしたルザ・チャルンバイ監督が、故郷のクラブと、再び、合意に達した。シワス・スポルが、ルザ・チャルンバイ監督を、もう1年、監督に迎える決定を行った。
 フロントとの交渉の結果、全ての点で合意に達したルザ・チャルンバイ監督は、本日行われる調印式で、シワス・スポルとの新たな1年契約に調印を行う。



コンヤ・スポル、ヒュセイン・テュルクメンをリストアップ(ファナティック紙 22. 6. 6)

ヒュセイン・テュルクメン(イエニ・シャファク紙)  昨季の活躍が著しかったクラブの1つ、コンヤ・スポルが補強活動に早々に動いている。

 シワス・スポルからアフメット・オウズ、アルタイからセブライル・カラエルを獲得したコンヤ・スポルは、外国人選手の補強でもスピードを増して行っている。そのコンヤ・スポルが、トルコ人ストッパーとして、トラブゾン・スポルのヒュセイン・テュルクメンの獲得を考えている。移籍解禁期間に、この24歳のストッパーであるヒュセイン・テュルクメン獲得に動いたコンヤ・スポルだったが、より良い返事をもらえなかった。今度は、オファーの内容を変えて獲得に動くことになるだろう。



トルコ 4:0 フェロー諸島(トルコ・サッカー協会公式HP 22. 6. 5)

ドルクハン・トコズ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) ジェンギズ・ウンデル(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、UEFAネーションズリーグCリーグ第1組の初戦で、フェロー諸島を4:0でくだし、白星発進をした。

 バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表のゴールは、前半37分にジェンギズ・ウンデル、後半2分にハリル・デルヴィショウル、同37分にセルダル・ドゥルスン、同40分にメリヒ・デミラルから生まれた。また、ジェンギズ・ウンデルが決めたかに見えたゴール1つが、ヴィデオ判定システムで確認後、取り消されてしまった。
 この結果、トルコ代表は、第1組の首位に立った。グループリーグ戦のもう1試合は、ルクセンブルク代表が、アウェーでリトアニア代表を0:2でくだした。

                  試合経過

 前半33分、ケレム・アクテュルコウルが、左サイドからセンタリングを入れると、相手ディフェンスの裏を取ったエネス・ウナルが、ボールをコントロールしてシュートを放ったが、GKニールセンがコーナーキックに替えた。
 同34分、トルコ代表の左コーナーキックに対し、エネス・ウナルがニアサイドでヘッドで合わせたが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。
 同37分、エネス・ウナルが、自陣から送ったスルーパスに反応したケレム・アクテュルコウルがシュートを放つも、前に出たGKニールセンが、ボールの前に倒れ込んで、枠に向かったボールを防いだ。だが、ニールセンから跳ねたボールは、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前にいたジェンギズ・ウンデルが捉え、落ち着いてファーを狙ったシュートを放つと、がら空きになっていたゴールに入ったのだった。1:0。そして、前半は、トルコ代表が1:0とリードを保ち終わった。
 後半2分、エネス・ウナルからのパスを中盤で受けたハリル・デルヴィショウルが、そのままペナルティーエリアまで持ち込み、狙いすましたシュートを放つと、フェロー諸島のゴールネットが揺れた。2:0。
 同19分、相手選手より早くボールを奪い、スピードに乗ってペナルティーエリアへと向かったドルクハン・トコズが、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放ったが、ボールはGKが押さえた。
 同37分、ハカン・チャルハノールが右コーナーキックを蹴ると、そのボールコースに入ったセルダル・ドゥルスンが、ヘディングシュートを試みると、GKが防ごうとしたが、ボールがゴールインした。3:0。
 同40分、右サイドで始まったトルコ代表の攻撃で、相次ぐパス交換のあとペナルティーエリアへとボールを持ち込んだトルコ代表は、ユヌス・アクギュンのヒールパスで、右サイドでボールを得たメリヒ・デミラルが、ゴール斜め前から狙いすましたシュートを放つと、フェロー諸島のゴールネットが揺れた。4:0。そして、試合は、トルコ代表が4:0のリードを保ち終わった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=メルト・ミュルドゥル、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジュ(後半1分:ドーウカン・シニク)、フェルディ・カドゥオウル=ジェンギズ・ウンデル(後半35分:ユヌス・アクギュン)、ハカン・チャルハノール、ドルクハン・トコズ(後半21分:サリフ・オズジャン)、ケレム・アクテュルコウル(後半1分:カーン・アイハン)=ハリル・デルヴィショウル(後半20分:セルダル・ドゥルスン)、エネス・ウナル



ロマン・サイス獲得作業、完了(ファナティック紙 22. 6. 4)

ロマン・サイス(CNNトルコ)  ベシクタシュは、モロッコ人ストッパーのロマン・サイスと、移籍に関し、全ての点で合意に達した。ベシクタシュは、アフリカネーションズカップ予選のためのモロッコ代表に招集されているロマン・サイスを、6/17から始まる移籍解禁期間に入ってから、イスタンブル入りさせることを明らかにした。

 ヴァレリアン・イスマエル監督のもと、スリーバックに戻ったベシクタシュは、ディフェンスにかけがえのないストッパーの強化を図ろうとしている。このため、コンヤ・スポルのアブドゥルケリム・バルダクチュ獲得のために交渉を続けている。また、このポジションで任を担ってきたドマゴイ・ヴィダが去ったため、より必要性が高まったことから、ベシクタシュは、獲得の矛先を海外に向け、ウルヴァーハンプトンとの契約が満了したモロッコ人選手ロマン・サイスをリストアップした。

                 「3+1」年契約で合意

 32歳になっているロマン・サイスと、あらゆる点で合意に達したと伝えられている。年俸175万EURO、そして、「3+1」年契約で合意に達した両者は、ロマン・サイス側が求めた150万EUROの契約金問題に残った課題も解決された。ベシクタシュが求めたダンピングを受け入れたということだ。



アレクサンドゥル・エピュロヌ、契約書に調印(CNNトルコ 22. 6. 3)

アレクサンドゥル・エピュロヌ(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルが、経験豊かなディフェンダーのアレクサンドゥル・エピュロヌとの契約を、1年間延長した。

 バシャクシェヒル・スポルが、この件について、次のように発表した。「我がクラブとアレクサンドゥル・エピュロヌとの契約は、今季末で満了したが、このたび、2022−23シーズン終了まで、その契約を延長した。我がクラブの発展とともに、我がクラブの家族の一員として、ここまで258試合の出場経験を持ち、歴史的な優勝経験を、ともに分かちあった選手の1人であるアレクサンドゥル・エピュロヌが、引き続き活躍してくれることを願っている」。



トラブゾン・スポル、コンヤ・スポルのアミル・ハジャフメトヴィッチの代理人を招請(ファナティック紙 22. 6. 2)

アミル・ハジャフメトヴィッチ(スター紙)  トルコ・リーグを制覇したトラブゾン・スポルが、補強活動を続けている。トラブゾン・スポルは、コンヤ・スポルのスター選手アミル・ハジャフメトヴィッチ獲得に向け、その代理人とクラブ側と交渉を始めている。

 アブドラハ・アヴジュ監督が、エディン・ヴィスチャ獲得物語を解説したとき、「昔、指導した選手には愛着がある」と伝えた代理人ハディス・ズバノヴィッチが、コンヤ・スポルのアミル・ハジャフメトヴィッチ獲得にも動き出している。エディン・ヴィスチャとともに、アミル・ハジャフメトヴィッチの代理人も務めるハディス・ズバノヴィッチが、交渉のために招請されたのだ。コンヤ・スポルとも接触を持っているトラブゾン・スポルは、未だ正式に動いているわけではないにせよ、アミル・ハジャフメトヴィッチの移籍条件を知ることで、獲得に動き出すことになるだろう。



アダナ・デミル・スポル、ユヌス・アクギュンが去り、ユスフ・サルがやって来た(ファナティック紙 22. 6. 1)

ユスフ・サル(スター紙)  レンタル期間の満了を迎えたユヌス・アクギュンがガラタサライに戻ってから、補強に動き出したアダナ・デミル・スポルが、その第1番目の成果を、ユスフ・サルの獲得で成し遂げた。アダナ・デミル・スポルは、直近ではチャイクル・リゼでプレーをしたユスフ・サルと3年契約に結んだことを明らかにした。

 新シーズンに向けて動き出しているアダナ・デミル・スポルが、レンタル期間満了でガラタサライに戻ったユヌス・アクギュンの替わりを探すのが、第一の仕事だった。そのアダナ・デミル・スポルは、直近ではチャイクル・リゼでプレーをしたユスフ・サルと3年契約に結んだことを明らかにしたのだ。
 アダナ・デミル・スポルの発表では、「我がクラブは、直近ではチャイクル・リゼでプレーしていた23歳のサイドの選手ユスフ・サルと、3年契約に調印した」となっている。
 ユスフ・サルは、今季は、28試合に出場した。前半はトラブゾン・スポルでプレーして15試合に出場、後半はチャイクル・リゼで13試合に出場した。4ゴール2アシストという記録を残しているユスフ・サルが、新シーズンではアダナ・デミル・スポルで活躍することになった。



オウズハン・オズヤコブ、ライバルクラブへ(スター紙 22. 5.31)

オウズハン・オズヤコブ(NTV)  ベシクタシュを離れるオウズハン・オズヤコブが、ガラタサライの補強候補に入ってきている。パスを、自身で持つオウズハン・オズヤコブの獲得の最終判断は、ガラタサライの新体制が決めることになる。

 新理事長、及び、新監督が誰になるのかで、不明朗なままのガラタサライで、補強活動は続いている。中盤の補強が必要なガラタサライに、スーパーな名前が浮上してきている。

                 オウズハン・オズヤコブ側からガラタサライに働きかけ

 長きに渡り、ベシクタシュに所属したオウズハン・オズヤコブについて、代理人からガラタサライに働きかけがあった。調子は落ちているが、パスを自身で持つ29歳になっているオウズハン・オズヤコブに関する最終判断は、6月11日に実施予定の総会後のことになる。

                 17試合に出場1アシスト

 今季、出場の機会を得るのに苦しんでいたオウズハン・オズヤコブは、17試合に出場して819分間ピッチに立った。そして、1アシストを記録している。目下、ガラタサライに働きかけを行ったというオウズハン・オズヤコブに対しては、バシャクシェヒル・スポル、カラギュムリュク、ハタイ・スポルも獲得に動いているという情報が入っている。



ベシクタシュ移籍情報、ドマゴイ・ヴィダの替わりにスーパーな名前が(ファナティック紙 22. 5.30)

アトゥンチ・ヌカン(TRT)  ベシクタシュが、契約の満了に伴い、チームを去るドマゴイ・ヴィダの替わりに、元ベシクタシュ所属でもあるアトゥンチ・ヌカンに関心を示している。

 ベシクタシュのストッパーであったドマゴイ・ヴィダの契約が満了したことで、目は、元ベシクタシュ所属だったアトゥンチ・ヌカンに注がれている。ギョズテペとの契約が、2024年まであるアトゥンチ・ヌカンに関しては、ベシクタシュとともに、ウムラニエ・スポル、アンカラ・グジュも、正式なオファーを出すものと看られている。2部リーグでのプレーを望まない28歳になっているアトゥンチ・ヌカンは、ベシクタシュからのファーにより熱い視線を向けていると言われている。



ベシクタシュに、ステファノ・デンスヴィルの名が急浮上(ファナティック紙 22. 5.29)

ステファノ・デンスヴィル  ベシクタシュに、ステファノ・デンスヴィルを求める声が、、、。ストッパー探しを続けているベシクタシュが、トラブゾン・スポルとのレンタル契約期間が満了したオランダ人ストッパーのステファノ・デンスヴィルに関心を指名している。

 ストッパーという位置に2人の選手を補強したいベシクタシュが、コンヤ・スポルのアブドゥルケリム・バルダクチュとともに、トラブゾン・スポルへのレンタル期間が満了した29歳になっているステファノ・デンスヴィルとの交渉を始めていると囁かれている。今季、トラブゾン・スポルでは29試合に出場したステファノ・デンスヴィルは、2アシストを記録している。



ホセ・ソーサに、トルコ・リーグのクラブからオファー(ファナティック紙 22. 5.28)

ホセ・ソーサ(ファナティック紙)  フェネルバフチェとの契約が満了し、チームメイトとも別れをかわしたホセ・ソーサは、故国アルゼンチンに帰ることを考えていた。

 1部への新たな昇格クラブえであるウムラニエ・スポルとアンカラ・グジュからのオファーが、ホセ・ソーサの頭を混乱させている。ホセ・ソーサは、特に愛するイスタンブルに留まりたいため、ウムラニエ・スポルについて、熱い視線を向けている。最初は、ウムラニエ・スポルと交渉をして、その後、アンカラ・グジュからのオファーを検討することになろう。もし、この両クラブと合意に至らない場合には、エストゥディアンテスに戻ることになる。



シワス・スポル、トルコ杯制覇(ジュムヒュリエット紙+ファナティック紙補綴 22. 5.27)

シワス・スポル、歓喜(ミリエット紙) ムサ・コナーテ(シワス・スポル公式Twitter)  シワス・スポルが、トルコ杯決勝で、カイセリ・スポルを、延長戦で2:3でくだした。シワス・スポルのトルコ杯制覇は初めてのことである。

 トルコ杯決勝で、カイセリ・スポルとシワス・スポルが対峙した。アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、シワス・スポルが、延長戦で2:3で制した。シワス・スポルは、これで、初めてトルコ杯を制したことになる。

                最初のゴールはカイセリ・スポルから

 この試合の最初のゴールは、カイセリ・スポルから生まれた。前半33分、リオネル・キャローレがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたウーウル・チフトチがヘッドでクリアした。そのボールを捉えたラマザン・ジヴェレクが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前から強烈なシュートを放ったところ、これが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。前半の残り時間では、他のゴールは生まれず、カイセリ・スポルが1:0のリードを保ったまま終わった。
 後半に入ると、シワス・スポルがプレッシャーをかけて行った。ルザ・チャルンバイ監督率いるシワス・スポルが、次から次へと相手ゴールに迫っていくなか、同15分、アーロン・アッピンダンゴエのゴールが生まれ、1:1としたのだった。中盤で、マックス・グラデルがフリーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内にいたヤタバレがヘッドで落とした。そのボールを、ゴール前で得たアーロン・アッピンダンゴエが、瞬間、相手GKシルヴィウ・ルングと1対1となり、シュートを放つと、これが決まったのだった。1:1。

                90分間では勝者は出ず

 後半は、シワス・スポルが、より優勢に試合を進めていたが、90分が終わっても勝者は出ることなく、1:1のままだった。そこで、延長戦に入り、その前半5分に、シワス・スポルにゴールが生まれた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだマックス・グラデルが、狙いすましたシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットが揺れ、1:2と勝ち越した。
 それに対して、延長後半2分に、イルハン・パルラクのゴールが生まれ、カイセリ・スポルが2:2の同点とした。マジド・ホセイニが右サイドから入れたセンタリングに、イルハン・パルラクがヘッドで合わせると、同点ゴールが生まれたのだった。同8分、ファイサル・ファジルからのパスを、ペナルティエリア内で受けたカヨーデが、ボールを、ムサ・コナーテに出した。それに合わせて、ムサ・コナーテがシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットに収まった。2:3。残りの時間では、他のゴールは生まれなかった。その結果、シワス・スポルが、2:3で勝ち、史上初めてトルコ杯を手にしたのだった。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト、マジド・ホセイニ、ジョゼフ・アタマー(延長前半10分:ミゲル・カルドーソ)、リオネル・キャローレ=ラマザン・ジヴェレク(後半ロスタイム3分:イブラヒム・アクダー)、オリヴィエ・ケメン(延長前半10分:イルハン・パルラク)、アンドレア・ベルトラッツィ(後半39分:グスタヴォ・カンパナロ)=エムラー・バシャン、ムスタファ・ペテクメク(後半33分:マリオ・ガヴラノヴィッチ)、マメ・ティアム(延長前半10分:アブドゥルカディル・パルマク)
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、アーロン・アッピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=フレデリック・ウルフェシュタット(延長後半ロスタイム3分:ケレム・アタカン・ケスギン)=エルドーアン・イエシルユルト(延長前半9分:オラーレンワジュ・カヨーデ)、ハカン・アルスラン、ファイサル・ファジル(延長後半ロスタイム3分:ズィヤ・エルダル)、マックス・グラデル(延長後半12分:ディミトリオス・ゴウタス)=ムスタファ・ヤタバレ(延長後半6分:ムサ・コナーテ)



フェネルバフチェのオザン・トゥファン、トラブゾン・スポルのレーダーにかかる(ファナティック紙 22. 5.26)

オザン・トゥファン(ミリエット紙)  フェネルバフチェで、戦力外となって以後、新シーズンの選手構成に入っていないオザン・トゥファンに関し、新たな移籍構想が持ち上がっている。

 新監督の発表準備に余念のないフェネルバフチェでは、一方では、選手構成についての検討が進んでいる。新監督の発表以後に、去る者、残る者が明らかになるだろう。
 フェネルバフチェで、メスト・エジルとともに戦力外となっているオザン・トゥファンは、新シーズンの構想からも外れている。フェネルバフチェとの契約が、あと1年残っている27歳になっているオザン・トゥファンについては、ベシクタシュを始め、トルコ・リーグの多くのクラブが関心を示しているが、フェネルバフチェのフロントは、トレード要員に使う考えを持ち続けている。
 その一方で、オザン・トゥファンに関し、新たな考えが登場してきている。一部の報道で、今季、優勝を遂げたトラブゾン・スポルが、オザン・トゥファンに関しを示しているというのだ。新シーズンで目標を、チャンピオンズリーグの本戦に残り、また、トルコ・リーグとトルコ杯の制覇を考えるトラブゾン・スポルにとって、この3つの戦いを進めるために、より強力で替えの効く選手構成を築きたい考えを持っている。
 一部報道によると、アブドラハ・アヴジュ監督のレポートに基づき補強を進めるトラブゾン・スポルは、オザン・トゥファンの代理人に対し、「パスを無償で手に入れることができるなら、アブドラハ・アヴジュ監督は獲得したがっている」とのメッセージを伝えた。ということは、トラブゾン・スポル自身は、フェネルバフチェとの交渉をする考えを持ってないということだ。
 チャンピオンズリーグでのプレーを望んでいるオザン・トゥファンは、トラブゾン・スポルからのオファーに熱い視線を向けている。なお、オザン・トゥファンの市場価値は650万EUROだ。
 今季の前半、プレミアリーグのワトフォードにレンタル移籍したオザン・トゥファンだったが、移籍解禁期間にフェネルバフチェに戻ってきた。ワトフォードでは9試合に出場したオザン・トゥファンは、フェネルバフチェでも9試合に出場した。だが、それらの試合で、オザン・トゥファンは、ゴールもアシストも記録していない。



シワス・スポル、トルコ杯決勝に向け、イスタンブル入り(スター紙 22. 5.25)

ルザ・チャルンバイ監督(フォトマッチ紙)  トルコ杯決勝で、カイセリ・スポルと対峙するシワス・スポル選手団がイスタンブル入りした。

 シワス・スポルの発表によると、5月26日(木)に、イスタンブルでカイセリ・スポルと対峙するシワス・スポル選手団24名は、シワス・ヌリ・デミラー空港を飛び立った。
 シワス・スポル選手団の顔触れは、次の通りだ。
 アリ・シャシャル・ヴラル、ムアッメル・ユルドゥルム、エムレ・サトゥルムシュ、ズィヤ・エルダル、ウーウル・チフトチ、コライ・アルトゥナイ、ジャネル・オスマンパシャ、アーロン・アッピンダンゴエ、サンバ・カマラ、アフメット・オウズ、ディミトリオス・ゴウタス、オズカン・イーイテル、ハカン・アルスラン、ヨルゲ・フェリックス、イサク・コフィー、エルドーアン・イエシルユルト、セファ・ユルマズ、ケレム・アタカン・ケスギン、フレデリック・ウルフェシュタット、マックス・グラデル、ファイサル・ファジル、ムスタファ・ヤタバレ、オラーレンワジュ・カヨーデ、ムサ・コナーテ。
 シワス・スポルとカイセリ・スポルは、5月26日(木)に、アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われるトルコ杯決勝で対峙する。



パトリック・シズ、バシャクシェヒル・スポルと3年契約(スター紙 22. 5.24)

パトリック・シズ(タクヴィム紙) バシャクシェヒル・スポルが、ポーランドのザグウェンビェ・ルビンでプレーしていたサイドの選手パトリック・シズと3年契約を結んだ。

 バシャクシェヒル・スポルが、ポーランドのザグウェンビェ・ルビンでプレーしていたパトリック・シズと3年契約を結んだ。パトリック・シズの調印式には、バシャクシェヒル・スポルのムスタファ・エロギュト副理事長が同席した。
 バシャクシェヒル・スポルが、公式HPで行った発表では、「パトリック・シズに、我が家にようこそを言おう。橙紺色のユニフォームのもとに、活躍をしてくれることを期待するところだ」と認められている。



バシャクシェヒル・スポル 3:1 トラブゾン・スポル(フォトマッチ紙改 22. 5.23)

エピュロヌ(ヒュリエット紙) ンワケメ(左)セルダル・ギュレル(右)(トラブゾン・スポル)  バシャクシェヒル・スポルとトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第38節、最終節で対峙した。バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、ホームのバシャクシェヒル・スポルが3:1で制した。今季の優勝クラブのトラブゾン・スポルは、今季を敗戦で終わった。重要な勝利を掴んだバシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグ4位で終わり、UEFAコンフェランスリーグへの参戦権を手に入れた。バシャクシェヒル・スポルへ勝利を呼び込んだゴールは、前半11分にオカカ、同31分にエピュロヌ、同42分にセルダル・ギュレルのあげたものだった。トラブゾン・スポルの唯一のゴールは、後半14分にンワケメから生まれた。

 前半11分、ホームのバシャクシェヒル・スポルが先制した。右サイドで生まれた攻撃で、マフムト・テクデミルがセンタリングを入れると、それに合わせて、ペナルティエリア内でオカカがヘディングシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。
 同31分、バシャクシェヒル・スポルが点差を2と拡げた。右サイドで獲得したフリーキックを、セルダル・ギュレルが蹴り内へと入れた。それに合わせて、ペナルティーエリア内でジャンプ一番、エピュロヌのヘディングシュートがさく裂したのだった。2:0。
 同42分、バシャクシェヒル・スポルが、もう1点あげた。スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、ボールを持って、相手陣内にスピード豊かに入ったトレゼゲが、ペナルティーエリア内へと動き出していたセルダル・ギュレルにボールを出した。ボールは、バカセタスのヘッドからこぼれ、ゴール右斜め前にいたセルダル・ギュレルの前に転がった。そのセルダル・ギュレルが右足で放ったシュートは、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜けゴールインしたのだった。3:0。そして、前半は、バシャクシェヒル・スポルが3:0とリードして終わった。
 後半2分、トラブゾン・スポルがゴールに迫った。ペナルティエリアの外でボールを得たバカセタスが、遠い距離から強いシュートを放つと、これがバーを直撃してピッチに跳ね返ったのだった。
 同14分、トラブゾン・スポルが、点差を2に縮めた。右サイドでボールを得たエディン・ヴィスチャが、ゴールライン際まで持ち込み、センタリングを入れた。ニアサイドにいたヒュセイン・テュルクメンが、ヘッドで浮かすと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのディスタンスに当たり、ンワケメの前に落ちた。そのンワケメがヘディングシュートを放つと、GKヴォルカン・ババジャンが防いだかに見えたが、アッティラ・カラオーラン主審は、ゴールインしたあとから叩き出したと言い、ゴールを認定した。3:1。
 同31分、フェイントをかけながらペナルティーエリア内へと持ち込んだンワケメが、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、GKヴォルカン・ババジャンがゴールを許さなかった。
 同37分、ペナルティエリア内右サイドでボールを得たクアッシがセンタリングを入れた。それに合わせて、ジャニニー・セメドがヘディングシュートを放つも、今度も、GKヴォルカン・ババジャンがゴールを許さなかった。その後は他のゴールは生まれることはなく、バシャクシェヒル・スポルが、ホームでトラブゾン・スポルを3:1でくだしたのだった。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、レオ・ドゥアルテ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ルカス・リマ=マフムト・テクデミル、トルガ・ジエルジ(後半17分:ベルカイ・オズジャン)=セルダル・ギュレル(後半33分:デニズ・テュルチ)、ダニエル・アレクシッチ(後半33分:サリフ・ウチャン)、トレゼゲ(後半45分:オメル・アリ・シャヒネル)=ステファノ・オカカ(後半45分:ナセル・シャドリ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、アフメットジャン・カプラン、ヴィトール・フーゴ(後半1分:ヒュセイン・テュルクメン)、イスマイル・キョイバシュ(後半1分:ユスフ・エルドーアン)=ベラト・オズデミル(後半1分:ジャニニー・セメド)、マノリス・シオピス(後半38分:ベンガリ・コイタ)=エディン・ヴィスチャ(後半26分:ジャン・クアッシ)、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス



ベシクタシュ 1:1 コンヤ・スポル(CNNトルコ 22. 5.22)

ウムト・メラシュ(左)バルシュ・ヤルドゥムジュ(右)(ヒュリエット紙) ソネル・ディクメン(左)ラシド・ゲザル(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ最終節で、ベシクタシュは、ホームで、コンヤ・スポルと1:1で引き分けた。

 トルコ・リーグ最終節で、ベシクタシュが、コンヤ・スポルをホームに迎えた。アウェーのコンヤ・スポルが、前半42分、アマル・ラフマノヴィッチのゴールで先制した。ベシクタシュは、後半ロスタイム1分、ケナン・カラマンのゴールで同点に追いついた。そして、両者の攻防は、1:1で引き分けに終わった。この結果、コンヤ・スポルは3位で今季を終え、トルコを代表してヨーロッパのカップ戦への出場権を獲得した。一方のベシクタシュは、勝ち点59で、今季を終えた。

                  試合経過

 前半24分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだウムト・メラシュがパスを出すと、ゴール斜め前でボールを得たジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥがグランダーのシュートを放つも、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 同42分、ラフマノヴィッチが、自陣からロングパスを出し、左サイドにいたミチャラクにボールを渡した。そのミチャラクが、ペナルティーエリア内へと持ち込み、ゴールライン際からファーサイドに向けセンタリングを入れると、背後から走り込んできたラフマノヴィッチが、絶好の位置からシュートを放つと、これが先制ゴールとなったのだった。0:1。
 後半11分、相手ディフェンスの裏を取ったラフマノヴィッチが、スピードに乗ってペナルティーエリア内へと入り込み、ゴール前でシュートを放とうとしたが、際どくフランシスコ・モンテーロが、シュートコースに入りコーナーキックに替えた。
 同12分、ギレルメが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、ペナルティエリア内にいたアフメド・ハッサンがヘディングシュートを試みると、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同21分、ミシー・バチュハイが、ペナルティーエリア・ライン上からグランダーのシュートを放つと、GKセヒッチが、これをパンチングで防ぎ、更に、ディフェンスがタッチに蹴り出した。
 同38分、左サイドからラシド・ゲザルがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で走り込んで来たギュヴェン・ヤルチュンがシュートを放った。ボールは、ディフェンスに当たり、ゴールドポストの右を逸れコーナーキックに替わった。
 同45分、ラシド・ゲザルが左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたミシー・バチュハイが、それに合わせてヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、左サイドバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 同ロスタイム1分、ラシド・ゲザルが左コーナーキックを蹴ると、ゴール前でいいジャンプを見せたケナン・カラマンがヘッドで合わせ、ゴールが生まれた。1:1。

【ベシクタシュ】エムレ・ビルギン=セルダル・サートチ、ネジプ・ウイサル、フランシスコ・モンテーロ=ケナン・カラマン、エミルハン・イルクハン、ジャン・ボズドーアン(後半23分:アッティバ・ハッチンソン)、ウムト・メラシュ(後半36分:アレックス・テイシェイラ)=ラシド・ゲザル、サイル・ラリン(後半15分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ(後半15分:ミシー・バチュハイ)
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半15分:オーウルジャン・ウリュギュン)、アディル・デミルバー、ウーウルジャン・ヤズール、ギレルメ・シチャ=ソネル・ディクメン、アミル・ハジャフメトヴィッチ=コンラド・ミチャラク(後半42分:アルベルク・コチ)、アマル・ラフマノヴィッチ(後半26分:エンドリ・チェキジ)、アミルトン(後半27分:ズィメル・ビティキ)=ソコル・チカレシ(後半1分:アフメド・ハッサン)



アンタルヤ・スポル 1:1 ガラタサライ(CNNトルコ+ゾズジュ紙補綴 22. 5.21)

ハリル・デルヴィショウル、フレディ、ギュライ・ヴラル(左から)(ヒュリエット紙) プルガール(左)ルイス・アドリアーノ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ最終節で、ガラタサライは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦を戦い、1:1で引き分けた。

 トルコ・リーグ第38節、最終節で、アンタルヤ・スポルが、ホームにガラタサライを迎えた。試合は、お互いがゴールを決め、1:1で引き分けた。ホームのアンタルヤ・スポルのゴールは、前半45分にンダオが、ガラタサライのゴールは、後半32分にモスタファ・モハメッドの決めたものだった。
 この結果、今季を勝ち点59で終えたアンタルヤ・スポルは、不敗連続記録を16に伸ばし、連続記録は来季に続くことになった。一方のガラタサライは、同52で得失点差は「ー2」で終わった。

                 試合経過

 前半9分、ロングパスを受けたライトがペナルティエリア内へと入り込みシュートを放ったが、GKがコーナーキックに替えた。
 同16分、ペナルティーエリア内で得たフリーキックをプルガールが蹴ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同31分、ビュンヤミン・バルジュが、右サイドからペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、ディフェンスが大きくクリアできず、混戦が生まれたなか、ライトがヒールでシュートを放ったが、ボールはGKに当たり、コーナーキックに替わった。
 同45分、左サイドで、ゴールライン際までボールを持ち込んだライトが、ファーサイドに向けグランダ ーのセンタリングを入れた。それに、ンダオが合わせるとゴールが決まった。1:0。
 後半1分、ライトのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたドーウカン・シニクが強いシュートを放ったが、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同6分、フェルナンドが右コーナーキックを蹴ると、ゴミスが、ヘッドで、ペナルティーエリアの外へとクリアした。そのボールを得たドーウカン・シニクが、ペナルティーエリア・ライン上から放った強烈なシュートは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同14分、ゴミスからのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で得たハリル・デルヴィショウルが放ったシュートは、僅かに枠を逸れ転がりながら外に出て行ってしまった。
 同32分、ハリル・デルヴィショウルのスルーパスに反応して、GKと1対1となったケレム・アクテュルコウルが、ボールをモスタファ・モハメッドに回した。そのモスタファ・モハメッドが、ボールに触れるだけで、がら空きとなったゴールマウスにボールは収まった。1:1。
 同39分、ケレム・アクテュルコウルが蹴った右コーナーキックに、ベルカン・クトゥルがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行ってしまった。
 同43分、ファン・アーンホルトが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前から強いシュートを放つも、GKが外に出してしまった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリャショフ(後半40分:ナルド)、ギュライ・ヴラル=フェルナンド・マルティンス、ドーウカン・シニク(後半40分:シナン・ギュムシュ)=ハジ・ライト、フレディ(後半21分:ハカン・オズメト)、アラッサヌ・ンダオ(後半20分:ウーサム・ガーシャ)=ルイス・アドリアーノ(後半43分:ギョクデニズ・バイラクダル)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サーシャ・ボエ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=エリック・プルガル=ライアン・バベル(後半24分:ケレム・アクテュルコウル)、ベルカン・クトゥル、タイラン・アンタルヤル(後半30分:アレクサンドゥル・チカルダウ)、ハリル・デルヴィショウル(後半45分:バルシュ・アルペル・ユルマズ)=バフェンティンビ・ゴミス(後半24分:モスタファ・モハメッド)



トラブゾン・スポル、補強活動で、ライバルクラブにフェイント! カーン・アイハンとハリル・アクブナル(ファナティック紙 22. 5.20)

カーン・アイハン(NTV) ハリル・アクブナル(スター紙) オヌル・ブルト(カイセリ・スポル公式HP)  今季の優勝クラブとなったトラブゾン・スポルが、カーン・アイハンとハリル・アクブナルの補強に関し、ライバルクラブに打撃を与える用意をしている。ライバルクラブも獲得に乗り出しているカーン・アイハンとハリル・アクブナルの補強に関し、トラブゾン・スポルは、アブドラハ・アヴジュ監督というファークターを用い、完遂させようとしている。

 トラブゾン・スポルは、昨季同様、補強活動に足早に取り組んでいる。トラブゾン・スポルは、キャンプに入る時点までに、補強の主要な部分を成し遂げることを目標に置いている。来季は、トルコ・リーグやトルコ杯ばかりか、ヨーロッパでの戦いに臨むことになるトラブゾン・スポルは、選手層を厚くすることになる。当初計画されていた「7+4(トルコ人選手)」ルールに従い、補強策を練っていたトラブゾン・スポルは、トルコ人選手の補強では、選手の3名に狙いを定めていた。しかし、トルコ・サッカー協会の選挙の結果、今季同様の「8+3」ルールの採用の可能性が出てくると、トラブゾン・スポルでは、トルコ人選手の取捨が考えられるようになる。ストッパーでは、優先的に狙いを付けているのがカーン・アイハンだ。移籍解禁期間に、トラブゾン・スポルがとっても欲しがっていたカーン・アイハン獲得に向け、サッスオーロと、再び、交渉の端緒に着いたところだ。

                 ハリル・アクブナルは、アブドラハ・アヴジュ監督がご執心

 攻撃面では、サイドのできるトルコ人選手としては、ハリル・アクブナルが第一に上がっている。降格の決まったギョズテペから離れるのが確実だと考えられているハリル・アクブナルは、今季当初から、トラブゾン・スポルの俎上に上がってきていた。28歳のハリル・アクブナルについては、アブドラハ・アヴジュ監督がご執心の選手だ。ハリル・アクブナルに関しては、ベシクタシュとフェネルバフチェでも話題に上がり続けているところだ。
 右サイドバックについては、オヌル・ブルトの名が先行している。今季、カイセリ・スポルで示した素晴らしいプレーで注目されている、27歳の在外トルコ人のオヌル・ブルトは、今季、34試合に出場して8アシスト1ゴールを記録している。



メルト・ハカン・ヤンダシュ獲得に向け、フェネルバフチェにオファー、500万EUROを用意(スター紙 22. 5.19)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(CNNトルコ)  ロシアのCSKAモスクワが、メルト・ハカン・ヤンダシュ獲得に向け、フェネルバフチェと交渉を持った。

 フェネルバフチェの重要な顔メルト・ハカン・ヤンダシュを、CSKAモスクワが狙っている。特に、ここ数節のプレーぶりで好感度を得ているメルト・ハカン・ヤンダシュは、サポーターの心を掴んでしまっている。フェネルバフチェとの契約が、まだ2年残っている27歳のメルト・ハカン・ヤンダシュ獲得に向け、CSKAモスクワの関係者が、フェネルバフチェに条件を問い質した。
 一方、CSKAモスクワのエウゲニー・ジネル理事長は、トルコ人選手を、もう1人獲得したがっていると言われている。同理事長がご執心ということで、メルト・ハカン・ヤンダシュの代理人に、まずは打診したCSKAモスクワは、今度は、フェネルバフチェに対し、オファーを出してきたのだ。
 メルト・ハカン・ヤンダシュの移籍金額を尋ねたCSKAモスクワは、その返事如何によっては、行動を起こすことになる。500万EUROを出す覚悟のあるCSKAモスクワは、フェネルバフチェ側の回答により、移籍に向けた動きを続けることになろう。



ニース、若きスター選手エルシン・デスタノウル獲得に出した新たな金額が明らかに!(タクヴィム紙 22. 5.18)

エルシン・デスタノウル(ファナティック紙)  フランスのニースが、ベシクタシュの若きGKエルシン・デスタノウル獲得に700万EUROでオファーを出してきた。ベシクタシュは、1000万EUROを要求している。ニースが、それに対し、どのような回答をするかが注目の的だ。

 ベシクタシュで、今季見せたプレーぶりで、ヨーロッパの重要なクラブの関心を引いているエルシン・デスタノウルが、フランスのクラブのレーダーに引っかかった。フランス・リーグのニースが、今季初めより、エルシン・デスタノウル獲得に動き続けてきている。そして、また、新たなオファーを出してきた。その金額は700万EUROだと言われている。だが、ベシクタシュは、1000万EUROにまで上げたいと考えている。そのため、ニース側が、どのような返事を出して来るか、関心を集めている。21歳のエルシン・デスタノウルは、ベシクタシュとの契約は2023年まで残っている。今季、41試合に出場したエルシン・デスタノウルは、55ゴールを浴びたのに対し、12試合では零封している。2018年には、市場評価が5万EUROだったエルシン・デスタノウルは、今や評価額は1000万EUROとなっている。ベシクタシュの下部育ちのエルシン・デスタノウルは、昨季の優勝に重要な役割を果たした。なお、エルシン・デスタノウルは、故障のため、今季最終戦となるギョズテペとの一戦には出場はしない。



ガラタサライ、勝ち点3を3ゴールで獲得(ジュムフリエット紙+TRT補綴 22. 5.17)

ケレム・アクテュルコウル(ガラタサライ公式HP) ビルキル・ブジャルナソン(左)マルカオ(右)(アダナ・デミル・スポル公式Twitter)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第37節でホームに迎えたアダナ・デミル・スポルをくだし、今季最後のホームでの試合で、サポーターに勝利をプレゼントした。

 この試合に早々に優位に立ったアダナ・デミル・スポルは、ユヌス・アクギュンが決めたゴールで、前半9分に、ガラタサライに対し先制した。マルカオから奪い取ったあと、マティアス・ヴァルガスがダイレクトでディフェンスの裏に出したスルーパスを受け、ユヌス・アクギュンが、ゴール右斜め前からグランダーの強いシュートを放つと、ボールは、フェルナンド・ムスレラが防ごうとしたゴール隅に突き刺さったのだった。0:1。
 同28分、ガラタサライがPKを獲得した。ベルカン・クトゥルのシュートに対し、ボールが、ペナルティエリア内にいたサメト・アカイドゥンから跳ね返ったとき、サルペル・バルシュ・サカ主審は、サメト・アカイドゥンが手を使ったことを咎めてPKを指示したのだった。同30分、このPKをゴミスが決め、同点に追いついた。1:1。そして、前半は、同点のまま終わった。

                  フランス人点取り屋ゴミス、2ゴール

 後半に入り、攻撃の頻度の上がったガラタサライが、同10分、ケレム・アクテュルコウルのゴールで、2:1と逆転した。ライアン・バベルが、右サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに対し、ファーサイドで全くフリーになっていたケレム・アクテュルコウルがヘディングシュートを放つと、GKアリジャネト・ムリッチが防ごうとしたが、ボールは、アダナ・デミル・スポルのゴールネットに収まったのだった。
 優位に立つことで安全を確保していっていたガラタサライが、同18分、バフェンティンビ・ゴミスのゴールで、スコアを3:1とした。ハリル・デルヴィショウルからのパスを受け、左サイドからペナルティーエリア内へと入ったケレム・アクテュルコウルがGKと1対1となった。そして、絶好の位置にいたバフェンティンビ・ゴミスのボールを回した。そのバフェンティンビ・ゴミスが、左足一閃、グランダーのシュートを放つと、アダナ・デミル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 同22分、アダナ・デミル・スポルが、マリオ・バロテッリのフリーキックから直接ゴールが生まれ、点差を1と縮めた。ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前で得たフリーキックをマリオ・バロテッリが狙いすました強いキックを見せると、ボールは、フェルナンド・ムスレラが届かないゴール隅に突き刺さり、スコアを3:2とした。
 この試合を制したガラタサライは、勝ち点を51に伸ばし、11位に上がった。これで、5試合、勝利から遠ざかることになってしまったアダナ・デミル・スポルは、同52に留まった。トルコ・リーグ最終節では、ガラタサライは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦に臨み、アダナ・デミル・スポルはホームにギョズテペを迎える。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サーシャ・ボエ、マルカオ、ヴィクトール・ネルソン、パトリック・ファン・アーンホルト=エリック・プルガル、ベルカン・クトゥル=ライアン・バベル(後半42分:ソフィアン・フェグリ)、ハリル・デルヴィショウル(後半42分:エムレ・クルンチ)、ケレム・アクテュルコウル(後半45分:バルシュ・アルペル・ユルマズ)=バフェンティンビ・ゴミス(後半42分:モスタファ・モハメッド)
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=セミフ・ギュレル、シモン・デリ(後半31分:タユップ・タルハ・サヌッチ)、サメト・アカイドゥン、アルペル・ウルダー(後半23分:ジョエル・ラスール)=ビルキル・ブジャルナソン、ギョクハン・インレル(後半23分:ダミアン・ジョコヴィッチ)=ユヌス・アクギュン(後半32分:ババジド・アキントーラ)、ユヌス・ベランダ(後半23分:ブリット・アッソンバローニャ)、マティアス・ヴァルガス=マリオ・バロテッリ



フェネルバフチェ 0:0 カラギュムリュク(ヒュリエット紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 22. 5.16)

ジャネル・エルキン、ブライト・オシャイ・サミュエル、クリスティジャン・ビストロヴィッチ(左)(フェネルバフチェ公式HP) セルダル・ドゥルスン(左)ブラク・ベカロウル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェとカラギュムリュクが、トルコ・リーグ第37節で対峙した。試合は、0:0の引き分けに終わった。

 トルコ・リーグ第37節で、フェネルバフチェとカラギュムリュクが、勝ち点を分け合った。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、0:0の同点のまま終わったのだ。両者ともに掴んだチャンスを活かすことができず、勝ち点1ずつを分け合ったのだった。ヴォルカン・デミレル率いるカラギュムリュクは、フェネルバフチェがホームで続けていた連勝記録を4で終わらせることになった。この結果、フェネルバフチェは、チャンピオンズリーグ予備戦への出場権確保の機会を失することになってしまった。トルコ・リーグで、連続6試合負けないことになったカラギュムリュクは、これで、勝ち点を57とした。最終節での2位争いに、フェネルバフチェか勝ち点70で、コンヤ・スポルは同67で臨むことになった。

                  試合経過

 前半4分、ナズム・サンガレが奪い取ったボールを、ペナルティエリア・ライン上で受けたブライト・オシャイ・サミュエルが、GKと1対1となったところから放ったシュートは、ヴィヴィアーノがパンチングで防ぎ、ボールはピッチに跳ね返った。
 同23分、ジャネル・エルキンが蹴ったコーナーキックに合わせて、ニアサイドでファビオ・ボリーニがヘディングシュートを放つも、GKアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。
 同33分、フェルディ・カドゥオウルがセンタリングを入れると、そのボールコースの左側から、セルダル・ドゥルスンが、それに合わせてヘディングシュートを試みるも、ボールは、GKヴィヴィアーノが押さえてしまった。
 同38分、イルファン・ジャン・カフヴェジが蹴ったコーナーキックに対し、ボールコースに入ったセルダル・ドゥルスンが、ジャンプ一番、ヘディングシュートを放ったが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同40分、ペシッチが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKアルタイ・バユンドゥルが、際どくボールに触れコーナーキックに替えた。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半9品、ディエゴ・ロッシが、相手選手をすり抜け、ボールをペナルティーエリア内にいたブライト・オシャイ・サミュエルに出した。そのブライト・オシャイ・サミュエルがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同19分、ペナルティエリア内で、ミハ・ザイッチの出したパスに合わせてディエゴ・ロッシがシュートを試みるも、ボールは、転がりながら外に出て行ってしまった。
 同23分、セルダル・ドゥルスンからのパスをペナルティーエリア内で受けたブライト・オシャイ・サミュエルが、ゴール斜め前からシュートを放ったが、GKヴィヴィアーノは、両足で、これをタッチの外に出した。
 同45分、カラギュムリュクのディフェンスが、大きくクリアできなかったボールを、ペナルティーエリアの外で得たルイス・グスタボが、左足でシュートを放ったが、GKヴィヴィアーノがパンチングで防ぎ、コーナーキックに替わった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ(後半30分:ホセ・ソーサ)、セルダル・アズィズ、マルセル・ティッセラン、フェルディ・カドゥオウル=ミハ・ザイッチ、ルイス・グスタボ=ブライト・オシャイ・サミュエル、イルファン・ジャン・カフヴェジ、ディエゴ・ロッシ=セルダル・ドゥルスン(後半30分:エネル・ヴァレンシア)
【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=デリク・ルカッセン、ブラク・ベカロウル、ダヴィデ・ビラシ、ジャネル・エルキン=ルカス・ビグリア、クリスティジャン・ビストロヴィッチ(後半23分:ヤン・カラモー)=アフメッド・ムサ(後半23分:レヴェント・メルカン)、エムレ・モル(後半35分:ジミー・ドゥルマズ)、ファビオ・ボリーニ(後半40分:サメド・オヌル)=アレクサンダル・ペシッチ



カイセリ・スポル、楽勝(TRT 22. 5.15)

ハイルラー・エキップ(カイセリ・スポル公式Twitter) アタカン・ムジデ(左)ギョクハン・サズダーウ(右)(カイセリ・スポル公式Twitter)  カディル・ハス・スタジアムで行われた試合で、ホームのカイセリ・スポルは、前半10分と45分にギョクハン・サズダーウと、後半27分にハイルラー・エキップのゴールが決まった。

 この試合を3:0で制したカイセリ・スポルは、この勝利で勝ち点を47に伸ばしたのに対し、最下位の新マラテヤ・スポルは同20に留まったままだ。

                  重要な場面

 前半10分、カイセリ・スポルが先制した。ラマザン・ジヴェレクが右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドに向かい走ったギョクハン・サズダーウがヘディングシュートを放ち、これが、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同32分、ヤシル・スバシュが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、相手選手の間からいいジャンプを見せたムスタファ・ペテクメクがヘッドで合わせた。ボールは、GKエユップ・テュルカスランの左を抜けようとしたが、そのエユップ・テュルカスランが横っ飛びで辛うじてパンチングで防いだ。
 同ロスタイム3分、カイセリ・スポルが、点差を2と拡げた。右サイドで得たフリーキックを、エムラー・バシャンが蹴り、いいボールをペナルティーエリア内へと送ると、そのコースに入ったギョクハン・サズダーウがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。2:0。そして、前半は、カイセリ・スポルが2:0とリードして終わった。
 後半11分、スピードに乗ったカイセリ・スポルの攻撃で、マヌが、相手選手を抜き去り、ボールをギョクハン・サズダーウに出した。すると、ギョクハン・サズダーウが、ゴール左斜め前からシュートを放ったところ、ボールは、僅かに左サイドバーを逸れ、転がりながら外に出て行ってしまった。
 同27分、ホームのカイセリ・スポルが、スコアを3:0とした。ウーウル・デミロクの出したロングパスを受け、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入ったヤシル・スバシュが、ボールを内へと切り返すと、PKポイント辺りで、そのボールを得たハイルラー・エキップが、それに合わせてシュートを放った。それが、カイセリ・スポルのゴールを生んだのだった。そして、試合は、カイセリ・スポルが3:0というリードを保ったまま終わった。

【カイセリ・スポル】ジェンク・ギョネン=ラマザン・ジヴェレク(後半15分:アリフ・コジャマン)、ウーウル・デミロク、ディミトリオス・クロヴェツィオス、ヤシル・スバシュ(後半31分:オリヴィエ・ケメン)=グスタヴォ・カンパナロ=エムラー・バシャン(後半1分:カルロス・マヌ)、イブラヒム・アクダー(後半1分:アブドゥルカディル・パルマク)、イルハン・パルラク、ギョクハン・サズダーウ=ムスタファ・ペテクメク(後半1分:ハイルラー・エキップ)
【新マラテヤ・スポル】アフメット・エユップ・テュルカスラン=バルシュ・バシュダシュ、フィリップ・ガメリ、ガストン・カンピ、カリム・ハフェズ=ラーマン・ブーラ・チャーウラン(後半39分:ベラト・メルト)=ウムト・タヌシュ(後半28分:ハキ・オスマン)、ケレム・アルトゥヌシュク(後半13分:ブラク・エフェズ・ヤズ)、アタカン・ムジデ(後半39分:エルシャン・ヤシャ)、メルト・ミラッチ・アルトゥンタシュ(後半39分:エミルジャン・バイラクタル)=ベンジャミン・テテ



ユヌス・アクギュンに狂ってる! ガラタサライへ天文学的数字のオファー(アクシャム紙 22. 5.14)

ユヌス・アクギュン(ファナティック紙)  今季、ガラタサライからレンタルで獲得したユヌス・アクギュンを、アダナ・デミル・スポルは諦めきれないでいる。アダナ・デミル・スポルは、ユヌス・アクギュン獲得に500万EUROのオファーを出す用意をしていると言われている。

 アダナ・デミル・スポルとともに、素晴らしい功績を残したユヌス・アクギュンは、今季終了後はガラタサライに復帰する用意をしているが、アダナ・デミル・スポルは、ガラタサライに500万EUROの提示をするだろうと言われている。
 パスを、ガラタサライが持つユヌス・アクギュンに対しては、ヨーロッパの多くのクラブからオファーが来ている。アダナ・デミル・スポルは、そのユヌス・アクギュンを、完全移籍で獲得することを狙っているのだ。

                  ケレム・アクテュルコウルが出て、ユヌス・アクギュンが入る

 ガラタサライはと言えば、ユヌス・アクギュンと契約更改を行い、将来的に売ることを考えている。ケレム・アクテュルコウルに対し、重大なオファーが来た場合には、ユヌス・アクギュンを、その替わりとして考えているのだ。

                  ユヌス・アクギュンの再生

 アダナ・デミル・スポルで、今季35試合に出場したユヌス・アクギュンは、8ゴール9アシストという記録を残している。31試合の先発メンバーとして起用されたユヌス・アクギュンは、トルコ・リーグで7ゴール6アシストを記録している。また、トルコ杯では、4試合に出場して1ゴール3アシストを記録している。



フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが、サム・アデクッベに関心を示している(ファナティック紙 22. 5.13)

サム・アデクッベ  フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが。ハタイ・スポルの左サイドバックの選手サム・アデクッベに関心を示している。カナダ代表にも選ばれている27歳のサム・アデクッベは、ハタイ・スポルとの契約が、まだ1年残っている。

 今季、カナダ代表とハタイ・スポルでプレーしたサム・アデクッベに、フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルがリストアップしている。フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが強い関心を持っており、両者は、今季終了後、オファーを行うものと看られている。

                 40万EUROの移籍金で加入

 今季、ノルウェーのヴォレレンガ・フォトバルから40万EUROの移籍金でやって来たサム・アデクッベは、2024年までハタイ・スポルとの契約がある。サイル・ラリン、アッティバ・ハッチンソンとともに、カナダ代表として不動の選手であり、W杯出場権獲得にも関わったサム・アデクッベは、今季、カナダ代表として19試合に出場している。フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポル以外にも、幾つかのヨーロッパのクラブも関心を持っていると伝えられている。



シワス・スポル 1:1 アランヤ・スポル《トルコ杯》(ヒュリエット紙+TRT補綴 22. 5.12)

ハカン・アルスラン(シワス・スポル公式HP) ジュアンフラン(左)マックス・グラデル(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ杯準決勝第2戦で、シワス・スポルが、ホームにアランヤ・スポルを迎えた。相手と1:1で引き分けたシワス・スポルが、決勝に駒を進めた。

 トルコ杯準決勝第2戦で、シワス・スポルが、ホームにアランヤ・スポルを迎えた。第1戦のアウェーの戦いで、1:2で勝ったシワス・スポルは、ホームで1:1で引き分け、その名を決勝戦に刻んだ。アランヤ・スポルのゴールは、後半33分にファマラ・デデューから生まれた。シワス・スポルは、このゴールに対し、同43分にハカン・アルスランのゴールで応えた。シワス・スポルの、決勝での相手は、カイセリ・スポルとなる。トルコ杯決勝は、5月26日、アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われる。

                  試合経過

 前半4分、ウーウル・チフトチが、左サイドからセンタリングを入れると、カヨーデが、それに合わせてゴールが決まった。だが、その前にオフサイドがあったとして、ゴールとは認定されなかった。
 同13分、エフェジャン・カラジャが、ペナルティエリアの左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、エドゥアルドがシュートを放ったが。ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同21分、ジュアンフランが、ペナルティーエリア内にいたエドゥアルドにボールを送った。だが、アーロン・アッピンダンゴエの動き出しが早く、エドゥアルドの前に落ちたボールをカットして、更に大きくクリアして、ゴールチャンスを防いでしまった。
 同43分、ゴール右斜め前で前進したジュアンフランが、ペナルティーエリア内に入るやシュートを放ったが、GKアリ・シャシャルが際どくパンチングで防ぎ、コーナーキックに替えた。
 後半7分、ペナルティーエリア内でボールを得たウーウル・チフトチが、フリーになっていたマックス・グラデルにパスを出した。そのマックス・グラデルがシュートを放ったが、ボールは、枠の右を抜け外に出て行ってしまった。
 同28分、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から、エドゥアルドが強いシュートを放ったが、GKアリ・シャシャルが指の先に当て、コーナーキックに替えた。
 同33分、オウズが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリアのゴール左斜め前にいたファマラ・デデューが、それに合わせてヘディングシュートを放つと、ゴールが決まった。1:1。
 同43分、シワス・スポルが同点に追いついた。マックス・グラデルが左コーナーキックを蹴ると、そのコースに入ったカヨーデが落とすと、ボールは、相手ディフェンスからこぼれ、ハカン・アルスランの前に転がった。そのハカン・アルスランが、落ち着いて、GKの頭越しのシュートを放つと、これがゴールネットを揺らしたのだった。1:1。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ジャネル・オスマンパシャ、アーロン・アッピンダンゴエ、ウーウル・チフトチ=ハカン・アルスラン、エルドーアン・イエシルユルト(後半ロスタイム7分:セファ・ユルマズ)=フレデリック・ウルフェシュタット(後半ロスタイム9分:イサク・コフィー)、マックス・グラデル、ファイサル・ファジル(後半ロスタイム3分:ディミトリオス・ゴウタス)=オラーレンワジュ・カヨーデ(後半ロスタイム3分:ムサ・コナーテ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、ネマンジャ・ミルノヴィッチ(後半24分:チドズィエ・アワズィエム)、フルカン・バユル(後半15分:タイフル・ビンギョル、後半26分:オウズ・アイドゥン)、クリスティアン・ボルジャ=レロイ・フェル、ダニエル・カンデイアス(後半44分:エフカン・ベキロウル)=エフェジャン・カラジャ、エムレ・アクババ、ジョアオ・ノヴァイス=ウイルソン・エドゥアルド(後半27分:ファマラ・デデュー)



カイセリ・スポル 4:2 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙改 22. 5.11)

マメ・ティアム、アフメットジャン・カプラン、マレク・ハムシク(左から)(ファナティック紙) エムラー・バシャン(カイセリ・スポル公式Twitter)  カイセリ・スポルが、トルコ杯準決勝第1戦を1:0で失った第2戦で、トラブゾン・スポルを4:2でくだし、決勝に進出した。

 カイセリ・スポルとトラブゾン・スポルが、トルコ杯準決勝の第1戦でトラブゾン・スポルが1:0で勝ったあとを受けた第2戦で対峙した。その試合を制したのは4:2で勝ったカイセリ・スポルの方だった。そして、決勝戦に進出した。
 この試合早々に優位に立ったトラブゾン・スポルは、早々にPKを獲得した。コルネリウスとキャローレのマッチアップになったところで、主審は、キャローレが手を使ったとしてPKを与えたのだった。前半3分、そのPKを、ンワケメが決め、トラブゾン・スポルが0:1と先制した。そして、前半は、このスコアのままで、トラブゾン・スポルがリードを保ったまま終わった。
 後半に入ると、カイセリ・スポルが早々に優位に立った。同3分、ムスタファ・ペテクメクのパスを、ペナルティーエリアのゴール右斜め前で得たエムラー・バシャンがシュートを放つと、ボールは、ディフェンスに当たり、ゴール隅に入ったのだった。1:1。
 同13分、カイセリ・スポルが勝ち越した。左コーナーキックのボールをファーサイドで得たフセイニが強いシュートを放つと、勝ち越し弾となったのだ。2:1。
 同37分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。カウンター攻撃で、ペナルティーエリア内でボールを得たコルネリウスがシュートを放つと、ボールがGKの手からこぼれた。そこを詰めていたアナスタシオス・バカセタスが蹴り込んだのだった。2:2。
 同44分、カイセリ・スポルがPKを獲得した。左サイドにいたキャローレからのパスを、ペナルティーエリア内で得たエムラー・バシャンがユスフ・エルドーアンのチェックを受けピッチに立入れ込んだのを咎めた主審がPKを指示したのだった。そして、このPKを蹴ったマメ・ティアムがゴールを決めたのだった。3:2。
 同ロスタイム5分、カイセリ・スポルが点差を2と拡げた。ベルトラッツィからのパスをゴール右斜め前で得たエムラー・バシャンがボールを持ち進んでから、ゴールマウスを見据えた位置から強いシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たってからトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。4:2。
 そして、試合は、カイセリ・スポルが4:2とリードを奪ったまま終了。この結果、カイセリ・スポルが、トルコ杯決勝に昇り詰めた。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト、マジド・ホセイニ、ジョゼフ・アタマー、リオネル・キャローレ=オリヴィエ・ケメン、イブラヒム・アクダー(後半1分:エムラー・バシャン)、アンドレア・ベルトラッツィ=ラマザン・ジヴェレク(後半42分:アブドゥルカディル・パルマク)、ムスタファ・ペテクメク(後半25分:カルロス・マヌ)、マメ・ティアム=マリオ・ガヴラノヴィッチ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、アフメットジャン・カプラン(後半39分:セルカン・アサン)、ヴィトール・フーゴ、ティモテウシュ・プハチ(後半26分:ジャニニー・セメド)=マレク・ハムシク、アナスタシオス・バカセタス=エディン・ヴィスチャ、アブドゥルカディル・オミュル、アンソニー・ンワケメ(後半1分:ユスフ・エルドーアン)=アンドレアス・コルネリウス



アンタルヤ・スポル、55年間続いた記録を更新(CNNトルコ 22. 5.10)

アドリアーノ(アンタルヤ・スポル公式HP) スクビッチ(左)ドーウカン・シニク(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第36節で、アンタルヤ・スポルが、ホームに迎えたコンヤ・スポルを3:2でくだした。トルコ・リーグで連続不敗記録を14に伸ばしたアンタルヤ・スポルは、クラブ史上最長となる記録に並んだ。

 アンタルヤ・スポルは、トルコ・リーグ第36節で、ホームに迎えたコンヤ・スポルを3:2でくだし、ホームでの不敗記録を12に、また、全てを含めてでは14試合に伸ばし、勝ち点も55に伸ばした。
 前半4分、アンタルヤ・スポルのペナルティーエリア内で生まれた空中戦で、エンドリ・チェキジとルイス・アドリアーノが競り合い、エンドリ・チェキジがピッチに倒れ込んだ。この試合のメテ・カルカヴァン主審は、ピッチサイドのヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。このPKを、コンヤ・スポルはギレルメ・シチャが蹴り、ゴールが生まれた。0:1。
 同9分、右サイドからビュンヤミン・バルジュがセンタリングを入れると、ファーサイドにいたドーウカン・シニクが左足を合わせた。ボールは、コンヤ・スポルのギレルメ・シチャの前に転がったところ、ギレルメ・シチャが大きくクリアしようとしたが、ビュンヤミン・バルジュがボールをカットして、ルイス・アドリアーノにパスを行った。そのルイス・アドリアーノがシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットが揺れた。1:1。
 同13分、コンヤ・スポルが獲得したフリーキックをエンドリ・チェキジが25mの距離から直接ゴールを狙うと、これが、アンタルヤ・スポルのゴールネットに突き刺さった。1:2。
 同16分、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだドーウカン・シニクがパスを出すと、ディフェンスに入っていたスクビッチからこぼれ、フレディの前に転がった。フレディは、ダイレクトでファーサイドにパスを回すと、それに合わせて、ンダオが落ち着いてゴールを決めた。2:2。
 後半19分、ペナルティエリア内で、アンタルヤ・スポルのドーウカン・シニクがバルシュ・ヤルドゥムジュのチェックを受けピッチに倒れると、それを咎めたメテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。同21分、このPKを、ハジ・ライトが蹴り、ゴールとなった。3:2。そして、試合は、アンタルヤ・スポルが、3:2で制したのだった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリャショフ、ギュライ・ヴラル(後半43分:バハドゥル・オズテュルク)=フレディ(後半36分:ハカン・オズメト)、フェルナンド・マルティンス=アラッサヌ・ンダオ(後半26分:ウーサム・ガーシャ)、ルイス・アドリアーノ、ドーウカン・シニク(後半35分:ギョクデニズ・バイラクダル)=ハジ・ライト(後半35分:ナルド)
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ(後半14分:バルシュ・ヤルドゥムジュ)、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=ソネル・ディクメン(後半14分:オーウルジャン・ウリュギュン)、アミル・ハジャフメトヴィッチ=コンラド・ミチャラク(後半22分:ソコル・チカレシ)、エンドリ・チェキジ(後半41分:アミルトン)、ズィメル・ビティキ=アフメド・ハッサン



ベシクタシュ 1:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP+ファナティック紙補綴 22. 5. 9)

ジョゼフ・デ・ソーサ(左)ミハ・ザイッチ(右)(ベシクタシュ公式HP) セルダル・サートチ(上)イルファン・ジャン・カフヴェジ(下)(ベシクタシュ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第36節で、ベシクタシュとのアウェー戦を戦い、1:1の引き分けに終わった。フェネルバフチェのゴールは、前半6分にフィリップ・ノヴァクが決めたのに対し、ベシクタシュのゴールは、同31分にラシド・ゲザルがPKを決めたものだった。この結果、フェネルバフチェは勝ち点を69と伸ばした。なお、フェネルバフチェは、次の第37節では、カラギュムリュクをホームに迎える。

                  試合経過

 前半4分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、中盤の左サイドからフリーキックを蹴ると、ボールは、一瞬、ミハ・ザイッチの前に転がった。そのミハ・ザイッチが、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前からファーサイド方向を狙いシュートを放ったが、そこにいたサイル・ラリンがボールを外に出した。
 同6分、フェネルバフチェが先制した。フェルディ・カドゥオウルがシュートを放ったボールを、セルダル・ドゥルスンがコントロールできないでいると、ボールはフィリップ・ノヴァクの前に転がった。そのフィリップ・ノヴァクが、ゴールマウスと向き合った位置からシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 同7分、ベシクタシュがPKを得た。ペナルティエリア内で生まれたフィリップ・ノヴァクとサイル・ラリンとのマッチアップのなか、サイル・ラリンがピッチに倒されたことから与えられたPKだった。だが、このPKを、ミシー・バチュハイが決めることができなかった。ボールは、バーを直撃しピッチに跳ね返ったあと、外に出されてしまった。
 同23分、ルイス・グスタボからディエゴ・ロッシにパスが通り、そのディエゴ・ロッシからセルダル・ドゥルスンに向け、スルーパスが通った。セルダル・ドゥルスンが、右角からGKと1対1となった状態からシュートを放ったが、GKエルシン・デスタノウルは、右側に身体を伸ばし、外に出した。
 同29分、ベシクタシュが、再度、PKを獲得した。ケナン・カラマンが右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだとき、フィリップ・ノヴァクのチェックを受けピッチに倒れた。主審は、ヴィデオ判定システムで確認後にPKを指示したのだった。このPKを、ラシド・ゲザルが蹴ると、ボールは、アルタイ・バユンドゥルが跳んだとは反対となる、その右を抜けゴールが決まったのだった。
 後半1分、ルドゥヴァン・ユルマズからのパスを受け、ペナルティエリアのゴール左斜め前で、GKと1対1となったサイル・ラリンがシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルが外に出してしまった。
 同5分、セルダル・サートチが入れたセンタリングのボールを、ラシド・ゲザルがペナルティーエリア内へと送った。それに合わせて、サイル・ラリンがヘディングシュートを試みたが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同36分、エミルハン・イルクハンがセンタリングを入れると、ウエリントン・シルヴァがヘッドでペナルティエリア内へと送った。そのボールに合わせて、ジャン・ボズドーアンがヘディングシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルが右に飛び、コーナーキックに替えた。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=セルダル・サートチ(後半41分:アッティバ・ハッチンソン)、ウエリントン・シルヴァ、ウムト・メラシュ(後半30分:ネジプ・ウイサル)=ケナン・カラマン、ジョゼフ・デ・ソーサ、エミルハン・イルクハン、ルドゥヴァン・ユルマズ=ラシド・ゲザル(後半30分:ジャン・ボズドーアン)、ミシー・バチュハイ(後半17分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)、サイル・ラリン(後半30分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、マルセル・ティッセラン、フィリップ・ノヴァク、フェルディ・カドゥオウル(後半ロスタイム3分:チャータイ・クルカルプ)=ミハ・ザイッチ、ルイス・グスタボ=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半25分:ブライト・オシャイ・サミュエル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ディエゴ・ロッシ=セルダル・ドゥルスン(後半25分:エネル・ヴァレンシア)



アダナ・デミル・スポル 1:2 アランヤ・スポル(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 22. 5. 8)

ユヌス・アクギュン(左)ボルジャ(右)(アダナ・デミル・スポル公式Twitter) エムレ・アクババ(アランヤ・スポル公式Twitter)  ヨーロッパのカップ戦参戦権をめぐる戦いで、この試合の結果、引き分け、勝利から見放されること4試合となったヴィンセンツォ・モンテータ監督率いるアダナ・デミル・スポルは、勝ち点52に留まったのに対し、アランヤ・スポルは同58とし、終盤に入った今、上位5クラブに入るに重要な勝利を得た。この試合で、アダナ・デミル・スポルのゴールは、ユヌス・ベランダ(前半32分)が決めたのに対し、アランヤ・スポルのゴールは、タユップ・タルハ・サヌッチによるオウンゴール(前半20分)とエムレ・アクババ(後半31分)によるものだった。

                 重要な場面

 前半20分、左サイドで、ボルジャがボールを運んだところから始まったアランヤ・スポルの攻撃で、カンデイアスが、左サイドでボールを得た。そして、内へと入れる強いセンタリングを、アランヤ・スポルのストッパーのタユップ・タルハ・サヌッチが逆方向に蹴ると、オウンゴールとなり、アランヤ・スポルが0:1と先制した。
 同32分、アダナ・デミル・スポルの攻撃で、左サイドで、ブジャルナソンからボールを得たユヌス・ベランダが、相手選手をすり抜け。、ペナルティーエリアの外から強いシュートを放つと、これが同点ゴールとなった。1:1。
 同43分、ショートパスの交換で始まったアダナ・デミル・スポルの攻撃で、ボールを得たギョクハン・インレルが、相手選手をすり抜け、ペナルティエリア・ラインの外から強烈なシュートを放った。ところが、アランヤ・スポルのGKユスフ・カラギョズが、際どいところで外に出した。
 後半6分、ゴール右斜め前で得たフリーキックをユヌス・ベランダが蹴ると、ファーサイドにいたタユップがヘッドで合わせゴールが決まったが、ゴールの前に相手選手に対しファウルがあったとして、ゴールは認定されなかった。
 同31分、エフカン・ベキロウルが持ち込んだボールを得たエドゥアルドがシュートを放つと、アダナ・デミル・スポルのディフェンスに当たり跳ね返り、そのボールをエフカン・ベキロウルが得た。そして、そのエフカン・ベキロウルを追い越し、内へと駆け上がったエムレ・アクババにボールを出した。エムレ・アクババが、ゴール右斜め前から強いシュートを放つと、アランヤ・スポルの勝ち越し弾となった。1:2。
 同35分、アランヤ・スポルの攻撃で、カンデイアスがセンタリングを入れた。それを受けたタイフル・ビンギョルが切り返したボールが相手ディフェンスに当たり跳ねたところを、タイフル・ビンギョルがヘディングシュートを試みたところ、ボールはゴールインした。それに対し、アダナ・デミル・スポル側から抗議が入ったため、ヴィデオ判定システムで確認を行ったウミト・オズテュルク主審は、ゴールの前にファウルがあったとして、ゴールを取り消した。

【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=イスマイル・チョクチャリス(後半39分:セミフ・ギュレル)、タユップ・タルハ・サヌッチ、サメト・アカイドゥン、ジョエル・ラスール(後半34分:アルペル・ウルダー)=シナン・クルト、ギョクハン・インレル(後半42分:ブリット・アッソンバローニャ)=ユヌス・アクギュン、ユヌス・ベランダ、ビルキル・ブジャルナソン(後半44分:マティアス・ヴァルガス)=マリオ・バロテッリ
【アランヤ・スポル】ユスフ・カラギョズ=ファーティフ・アクソイ、チドズィエ・アワズィエム(後半23分:エムレ・アクババ)、ネマンジャ・ミルノヴィッチ、クリスティアン・ボルジャ=ウムト・ギュネシュ(後半32分:エフカン・ベキロウル)、レロイ・フェル=ジュアンフラン、エフェジャン・カラジャ(後半13分:タイフル・ビンギョル)、ダニエル・カンデイアス(後半40分:ジョアオ・ノヴァイス)=ファマラ・デデュー(後半13分:ウイルソン・エドゥアルド)



チャンピオン、トラブゾン・スポルが、ハタイで勝利を後半ロスタイム4分に逃す(ソズジュ紙 22. 5. 7)

ジャン・クアッシ(左)サドゥク・バシュ(右)(ハタイ・スポル公式Twitter) ジャニニー・セメド(左)イサク・サキー(右)(TRT)  チャンピオンのトラブゾン・スポルが、拍手で迎えられたハタイ・スポルとのアウェー戦で、勝ち点3を終盤に逃してしまった。トラブゾン・スポルは、ハタイ・スポルが、後半ロスタイム4分に決めたゴールを防げなかったのだ。1:1。

 トルコ・リーグ第36節で、ハタイ・スポルとトラブゾン・スポルが対峙した。新ハタイ・スタジアムで行われたこの試合、後半に打ち合ったゴールで1:1で終わった。トラブゾン・スポルは、この結果、負けない連続記録を6に伸ばした。
 先週、優勝を決めたトラブゾン・スポルは、ローテーションで組んだ先発メンバーで臨み、ピッチに入ると、ハタイ・スポルの選手たちが拍手で迎えた。トラブゾン・スポルは、前半、PKを獲得しながら得点に繋げられなかった。また、プレーぶりも期待されたものを見せることができなかった。アブドラハ・アヴジュ監督は、後半に臨むにあたり、3選手を交替させた。そして、待たれていたゴールが、同3分にジャニニー・セメドから生まれた。ハタイ・スポルは、このトラブゾン・スポルのゴールに対するゴールを、後半ロスタイム4分にマメ・デューフが決めて応じ、スコアを1:1にした。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を78に伸ばした、トルコ・リーグでの勝利が、これで7試合ないハタイ・スポルは、同50で、今節を終えた。

                  バカセタス、PKを失敗

 前半10分、トラブゾン・スポルにPKが与えられた。ブージェマーがムラト・ジェメに執った行為に対し、バヤルスラン主審はプレーの続行を命じたが、ヴィデオ判定システム審判から映像確認を求める声が届いた。その結果、主審はPKを指示したのだった。同12分、このPKをバカセタスが蹴ったが、GKムニルがゴールを許さなかった。

                  後半はゴールで始まった

 後半3分、ハタイ・スポルが中盤でパスミスを犯すと、そのボールをベラト・オズデミルがカットした。そして、直ちにパスをフリーだったジャニニー・セメドに出した。ジャニニー・セメドは、ボールをコントロールして、真っすぐに走り、ペナルティエリア内へ入ると狙いすましたシュートを放ったところ、これがハタイ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。

                  最後は、後半ロスタイム4分にマメ・デューフから

 試合が終わろうとする時間帯に、ハタイ・スポルは、マメ・デューフにより同点ゴールを決めた。ベンジアからのパスを受け、左サイドからペナルティーエリア内へと入ったサム・アデクッベが、ゴール前にいたマメ・デューフにボールを入れた。グランダーの強いパスに、マメ・デューフが合わせると、楽々と同点ゴールが生まれたのだった。線審は、オフサイドフラッグを上げていたので、ヴィデオ判定システムで確認が行われた。だが、オフサイドはなかったとの判断で、得点が認定されたのだった。1:1。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=サドゥク・バシュ、ブラク・オクスズ、イサク・サキー(前半29分:ファーティフ・クルジュク)、サム・アデクッベ=ディラン・サン・ルイ、メフディ・ブージェマー、オヌル・エルギュン(後半1分:ヤシン・ベンジア)、サバ・ロブジャニージェ(後半31分:マフムード・カフラバ)=ベルトゥー・ユルドゥルム(後半31分:ムハッメド・メルト)、アユブ・エル・カービ(後半19分:マメ・デューフ)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン、アフメットジャン・カプラン、ヴィトール・フーゴ、イスマイル・キョイバシュ=ベラト・オズデミル(後半35分:ドルクハン・トコズ)=ユスフ・エルドーアン(後半1分:エディン・ヴィスチャ)、ムラト・ジェム・アクプナル(後半1分:アブドゥルカディル・オミュル)、アナスタシオス・バカセタス、ジャニニー・セメド(後半27分:アンソニー・ンワケメ)=ジャン・クアッシ(後半1分:アンドレアス・コルネリウス)



ベシクタシュ、アブドゥルケリム・バルダクチュ獲得への出費を上げた(ファナティック紙 22. 5. 6)

アブドゥルケリム・バルダクチュ(タクヴィム紙)  ベシクタシュが獲得を目指す、ストッパーのスター選手アブドゥルケリム・バルダクチュアック獲得に、コンヤ・スポルに、移籍金300万Euroに加えて、特別金を提案している。アブドゥルケリム・バルダクチュが、一定数の試合に出場すると、コンヤ・スポルに対し、50万Euroを上乗せしようというのだ。

 ベシクタシュは、この間、獲得に動いている大活躍のストッパー、アブドゥルケリム・バルダクチュ獲得に対し、新たな提案を行った。
 ベシクタシュのフロントは、27歳になっているアブドゥルケリム・バルダクチュの移籍金として300万Euroの提案を行った。もし、最初のシーズンで、一定数の試合数以上に出場した場合には、50万Euroを追加しようとの提案だ。ベシクタシュからのこれまでの提案は、200万Euroだった。コンヤ・スポル側は、先月、500万Euroという高い移籍金でなら門を開けるということだった。最初の提案からすると、かなり金額を上げたことになるベシクタシュは、コンヤ・スポルからの回答を待っているところだ。
 27歳で、身長が1.84mあるアブドゥルケリム・バルダクチュは、今季、32の公式試合に出場して5ゴール3アシストを記録している。アブドゥルケリム・バルダクチュは、ヴァレリアン・イスマエル監督が採る3バックに合うストッパーであること、それに、トルコ人選手であることが、ベシクタシュの関心をそそっているのである。



ハリル・デルヴィショウル、来季についての決断(アクシャム紙 22. 5. 5)

ハリル・デルヴィショウル(CNNトルコ)  ガラタサライが、イングランドのブレントフォードからレンタルで獲得し、今季末で、その契約が満了するハリル・デルヴィショウルが、来季についての決断を行った。ハリル・デルヴィショウルは、トルコでのプレーを希望している。

 ガラタサライで、今季末をもってチームを離れるハリル・デルヴィショウルに注目の考えが出てきている。ブレントフォードからレンタルで加入しているガラタサライでの試合は、残り3試合となった。1年間のレンタル期間が、今季末で満了するハリル・デルヴィショウルは、ブレントフォードに戻ることは考えておらず、オファーが来るようだと、トルコでのプレーを望んでいるということだ。



ヴァレリアン・イスマエル監督、フェネルバフチェとのダービーマッチを前に変更せざるをえないこと(アクシャム紙 22. 5. 4)

ヴァレリアン・イスマエル監督(ミリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグで今節戦うフェネルバフチェとの一戦を前に、選手を欠くことで苦しんでいる。ヴァレリアン・イスマエル監督は、このダービーマッチを前に選手起用を固めてきている。

 トルコ・リーグの前節でカイセリ・スポルを2:3でくだしたベシクタシュだが、出場停止の選手を抱えてしまったことが、首脳陣から喜びを減じさせてしまった。ドマゴイ・ヴィダの故障に次いで、フランシスコ・モンテーロが累積警告で出場停止となったことは、ストッパーに新たな危機を生んでしまった。ヴァレンティン・ロシエも出場停止ということで、首脳陣は、3バックに関しても議論をしている。同監督は、事態によっては、4バックというシステムを採用することもありうる。同監督が、どのような選手起用をするか、今から興味が湧いてきている。

                  3バックならケレム・カラファト、4バックならネジプ・ウイサル

 同監督は、3バックを採用する場合には、日曜日に予定されているビッグなダービーマッチに、故障からの恢復が待たれているドマゴイ・ヴィダとともに、ウエリントン・シルヴァ、セルダル・サートチを起用するものと思われる。出場停止のヴァレンティン・ロシエの欠けたところには、ケレム・カラファトの起用が考えられている。一方、同監督がシステムを変更して、4バックを採用する場合には、右サイドバックにはネジプ・ウイサルが、その役に就くことは明らかだ。この可能性が現実となるならば、真ん中の2人は、ウエリントン・シルヴァとドマゴイ・ヴィダとなり、左サイドバックはルドゥヴァン・ユルマズとなろう。



ルドゥヴァン・ユルマズの移籍先選び、明らかに(ファナティック紙 22. 5. 3)

ルドゥヴァン・ユルマズ(TRT)  今季の活躍で注目を受けているルドゥヴァン・ユルマズに対し、ドイツのフランクフルト、イタリアのトリノからオファーが来ている。そして、若きルドゥヴァン・ユルマズの選択が明らかになった。

 今季、26試合に出場して3ゴール4アシストを記録しているルドゥヴァン・ユルマズに、ヨーロッパのクラブが注目している。20歳のルドゥヴァン・ユルマズに対し、2つのクラブからオファーが来ているという。それに対し、ルドゥヴァン・ユルマズが決断を下した。
 ベシクタシュの代表選手ルドゥヴァン・ユルマズが、ぼちぼちと、ベシクタシュを去る用意をしている。イタリアのトリノとドイツのフランクフルトから正式のオファーが来ているルドゥヴァン・ユルマズの選択はイタリアに傾いている。ピャニッチの薦めで、イタリアを選んだルドゥヴァン・ユルマズは、ドイツからの門を閉ざしてしまった。
 トリノは、ベシクタシュに移籍金として400〜500万EUROの移籍金、及び、その後、売却した場合には、売り上げの20%を譲るという内容のオファーを出してきているようだ。



カイセリ・スポル 2:3 ベシクタシュ(NTV改 22. 5. 2)

ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ(ベシクタシュ公式HP) マメ・ティアム(左)ウエリントン・シルヴァ(右)(ヒュリエット紙)  今季を、ヨーロッパへの道をつけて終わりたいベシクタシュが、トルコ・リーグ第35節、アウェーで戦ったカイセリ・スポル戦を、3ゴールをあげ勝利を掴んだ。

 トルコ・リーグで、ここの2試合、勝つことができていなかったベシクタシュが、カイセリ・スポルと対峙した。カイセリ市立カディル・ハス・スタジアムで行われたこの試合、ベシクタシュが2:3で勝った。
 前半32分、マメ・ティアムがPKを決め先制したカイセリ・スポルに対し、ベシクタシュは、後半5分、セルダル・サートチのゴールで応じた。セルダル・サートチは、これが、トルコ・リーグでの初ゴールだった。ベシクタシュは、同30分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥがゴールを決め、逆転をした。同33分には、そのジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥがPKを決め、この日の2点目を記録した。同ロスタイム5分には、カルドソのゴールが生まれ、この試合のスコアが決したのだった。

                  得点場面

 前半23分、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだマメ・ティアムのチェックに入ったウエリントン・シルヴァが、ボールに手を使ったことで、主審がPKを指示した。このPKを、マメ・ティアム自身が蹴り、ゴールが決まった。1:0。
 後半5分、アッティバ・ハッチンソンがピッチに倒れると、ベシクタシュがフリーキックを得た。そのフリーキックをラシド・ゲザルが蹴り、内へとボールを入れたとこと、アッティバ・ハッチンソンがファーサイドへとボールを浮かした。そのボールに対し、セルダル・サートチがヘディングシュートを試みると、ボールは、メルトに当たりゴールインしたのだった。1:1。
 同30分、ベシクタシュの攻撃で、アッティバ・ハッチンソンが、中盤から相手ディフェンスの裏に、ロングボールを入れた。ウーウル・デミロクが不十分にしか対応できなかったボールを捉えたジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥがゴールを決め、ベシクタシュが1:2と逆転した。
 同33分、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥが、左サイドでボールを得ると、スピードに乗ってペナルティーエリアへと向かった。ウーウル・デミロクが、ペナルティーエリア内でチェックに入ると、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥはピッチに倒れた。エルカン・オズダマル主審は、それを見てPKを指示した。そのPKを、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ自身が決め、スコアは1:3となった。
 同ロスタイム5分、カイセリ・スポルが、点差を1と縮めた。右サイドからエムラー・バシャンがセンタリングを入れると、カルドソが、ペナルティーエリア内で至近距離から放ったヘディングシュートが決まったのだった。2:3。

 なお、この試合の後半37分、フランシスコ・モンテーロに対し、この日2枚目のイエローカードが出された。このフランシスコ・モンテーロとイエローカードを1枚もらったヴァレンティン・ロシエは、次節に行われるフェネルバフチェとのダービーマッチは出場停止となる。
 この結果、3試合ぶりに勝ったベシクタシュは、勝ち点を54に伸ばしたのに対し、カイセリ・スポルは同43に留まった。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト、メルト・チェティン(後半11分:ウーウル・デミロク)、マジド・ホセイニ、リオネル・キャローレ=ジョゼフ・アタマー(後半39分:イルハン・パルラク)、オリヴィエ・ケメン=ラマザン・ジヴェレク(後半1分:エムラー・バシャン)、アンドレア・ベルトラッツィ(後半29分:ミゲル・カルドソ)、マメ・ティアム=マリオ・ガヴラノヴィッチ(後半29分:グスタヴォ・カンパナロ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=セルダル・サートチ、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ=ヴァレンティン・ロシエ、アッティバ・ハッチンソン、エミルハン・イルクハン、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半35分:ネジプ・ウイサル)=ラシド・ゲザル(後半26分:アレックス・テイシェイラ)=サイル・ラリン(後半26分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)、ミシー・バチュハイ(後半26分:ケナン・カラマン)



優勝の決まった試合(ベイン・スポル 22. 5. 1)

トラブゾン・スポル、優勝(アクシャム紙) ンダオ、デンスヴィル、ティモテウシュ・プハチ(左から)(アンタルヤ・スポル公式Twitter)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第35節で、アンタルヤ・スポルと2:2で引き分け、優勝が決まった。

 2021−22シーズンの優勝を、トラブゾン・スポルは、アンドレアス・コルネリウスとドルクハン・トコズのゴールで宣告した。アンタルヤ・スポルは、それに対し、ンダオとライトがゴールネットを揺らした。トラブゾン・スポルのウーウルジャン・チャクルは、後半11分、PKを防ぎ、この試合の運命を決める人となった。
 トルコ・リーグ残り3試合となったところで、7回目の優勝を決めたトラブゾン・スポルは、第35節で勝ち点77を集めた。一方のアンタルヤ・スポルは同52となった。

                  重要な場面

 トラブゾン・スポルは、この試合に怒涛の如き始まり方をした。前半3分、アブドゥルカディル・オミュルが、素晴らしいパスを、ゴール前にいたコルネリウスに出した。そのコルネリウスが、ダイレクトでシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットが揺れた。1:0。
 同30分、フェルナンドのパスに反応したペナルティーエリア内にいたライトが、GKウーウルジャン・チャクルからボールを奪い、そして放ったシュートがゴールインしたが、オフサイドがあったとしてゴールは認定されなかった。
 同42分、ンダオが、至近距離から強いシュートを放ったが、ウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかった。
 トラブゾン・スポルは、後半早々に、ゴールに迫った。同4分、エディン・ヴィスチャがシュートを放ったが、ボッフィンがゴールを許さなかった。
 同6分、アンタルヤ・スポルが同点に追いついた。ウーサム・ガーシャがグランダーで出したパスに合わせたンダオがゴールを決めたのだった。1:1。
 同11分、この試合の運命的な瞬間が生まれた。ンダオが、シオピスにより倒されると、主審がPKを指示した。だが、フレディが蹴ったPKを、GKウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかった。
 同17分、トラブゾン・スポルが、再び勝ち越した。アブドゥルカディル・オミュルの見事なパスに合わせて、ドルクハン・トコズがシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットが揺れた。2:1。
 同35分、アンタルヤ・スポルが、再び、同点に追いついた。ギュライ・ヴラルが放ったシュートが、目の前に転がってきたところ、ライトが落ち着いて決めたのだった。2:2。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル(後半41分:セルカン・アサン)、ティモテウシュ・プハチ=マノリス・シオピス(後半14分:アナスタシオス・バカセタス)=エディン・ヴィスチャ、マレク・ハムシク(後半27分:ベラト・オズデミル)、アブドゥルカディル・オミュル、ジャニニー・セメド(後半28分:ジャン・クアッシ)=アンドレアス・コルネリウス(後半41分:ベンガリ・コイタ)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ(後半28分:ギョクデニズ・バイラクダル)、ヴェイセル・サル、ナルド(後半42分:フェドール・クドゥリャショフ)、ギュライ・ヴラル=アラッサヌ・ンダオ(後半28分:シナン・ギュムシュ)、フレディ、フェルナンド・マルティンス、ドーウカン・シニク(後半1分:ウーサム・ガーシャ)=ルイス・アドリアーノ(後半42分:シェレル・フローラヌス)=ハジ・ライト



フェネルバフチェ 3:2 ガジアンテップFK(フェネルバフチェ公式HP+CNNトルコ補綴 22. 4.30)

ナズム・サンガレ(左)エルトゥールル・エルソイ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ディエゴ・ロッシ(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第35節でホームに迎えたガジアンテップ・スポルを3:2でくだし、連勝を続け、そして、勝ち点を68に伸ばした。フェネルバフチェのゴールは、前半5分にディエゴ・ロッシ、後半17分にセルダル・ドゥルスン、同37分にミハ・ザイッチが決めた。アウェーのガジアンテップFKのゴールは、後半20分にサガル、同ロスタイム2分にPKをマキシムが決めたものだった。

                  試合経過

 前半5分、ナズム・サンガレが、自陣右サイドから相手ディフェンスの裏に送ったボールを確保したディエゴ・ロッシが、しばらくドリブルで進み、ペナルティーエリア内へ入るとゴール右斜めからシュートを放ったところ、これが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らした。1:0。
 同24分、ペナルティエリア内左サイドで、ミハ・ザイッチとの間で壁パスをして ボールを持ったディエゴ・ロッシが、狙いすましたシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった
 同41分、メルト・ハカン・ヤンダシュが左サイドからペナルティーエリア内へと持ち込み、内へとボールを入れると、ニアサイドに向かい走っていたセルダル・ドゥルスンが、そのボールを捉えシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 後半12分、GKギュナイ・ギュヴェンチによりピッチに倒されたセルダル・ドゥルスンが、与えられたPKを自身で蹴ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった
 同17分、右サイドから、メルト・ハカン・ヤンダシュが、グランダーの強いボールを内へと入れると、それに合わせて、セルダル・ドゥルスンが放ったシュートが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らした。2:0。
 同20分、ガジアンテップFKが点差を1に縮めた。フィゲイロのスルーパスを、ゴール左斜め前で得たサガルがシュートを放つと、これがゴールとなったのだった。
 同39分、ペナルティーエリア内で生まれた混戦のなか、相手選手をすり抜けたミハ・ザイッチが、ファーサイドに向け狙いすましたシュートを放つと、これがゴールとなった。3:1。
 同ロスタイム5分、キッツォーが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ボールが、マルセル・ティッセランの手に当たった。サルペル・バルシュ・サカ主審は、ヴィデオ判定システム主審からの警告を受けたのち、PKを指示した。同ロスタイム7分、マキシムが、このPKを蹴り、ゴールが生まれたのだった。3:2。
 同ロスタイム9分、エネル・ヴァレンシアからのパスに対し、ベリーシャが滑り込みながらシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられずに外に出て行ってしまった。そして、試合は、フェネルバフチェが3:2とリードを保ったまま終わったのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ、マルセル・ティッセラン、フェルディ・カドゥオウル=ミハ・ザイッチ、ルイス・グスタボ(後半41分:ホセ・ソーサ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半29分:アルダ・ギュレル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半41分:メルギム・ベリーシャ)、ディエゴ・ロッシ(後半ロスタイム2分:ブラク・カパジャク)=セルダル・ドゥルスン(後半29分:エネル・ヴァレンシア)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー、エルトゥールル・エルソイ、パピ・ジロボジ(後半26分:ミルザ・ジハン)、アリン・トシュジャ、アジェロ・サガル=アメデジ・ヴェトゥリヒ(後半32分:アレクサンデル・メルケル)、ドーアン・エルドーアン(後半1分:フルカン・ソヤルプ)、アレクサンドゥル・マキシム=ムハメット・デミル(後半42分:ハムザ・メンディル)、ジョアオ・フィゲリエド



フェネルバフチェ、セルダル・アズィズと合意、更に3年、フェネルバフチェに(タクヴィム紙 22. 4.29)

セルダル・アズィズ(ファナティック紙)  フェネルバフチェのフロントは、セルダル・アズィズと合意に達した。セルダル・アズィズは、フェネルバフチェと新たに「2+1」年の契約を結ぶことになる。セルダル・アズィズは、特にイスマイル・カルタルが監督就任後、外せないメンバーとなっている。

 フェネルバフチェが、今季末で契約が満了するセルダル・アズィズと、新たな契約で合意に至った。両者の間で行われた交渉の結果、セルダル・アズィズは、新たに「2+1」年の契約を結ぶことになる。この3〜4ヶ月の間、最高度の調子を誇り、先発メンバーを変えるに至り、代表にまで昇り詰めていた。
 セルダル・アズィズは、今季、26試合に出場している。その内の22試合は先発メンバーに名を連ね、1ゴール1アシストを記録している。セルダル・アズィズは、特にイスマイル・カルタルが監督に就いてから、外せない選手となっている。



ベシクタシュ、トレゼゲ獲得の意向(ファナティック紙 22. 4.28)

トレゼゲ(ヒュリエット紙)  新監督にヴァレリアン・イスマエルを迎えたベシクタシュは、来季に向け動き出している。ベシクタシュでは、同監督の出したレポートに基づき、補強活動を続けている。3‐4‐3システムを採用するベシクタシュでは、この新システムに見合う選手の補強を行うことになる。

 特に、左サイド、ストッパー、センターFWを探すベシクタシュで、スーパーな名前が上がってきている。ベシクタシュは、バシャクシェヒル・スポルがレンタルで獲得しているトレゼゲに関心を示しているのだ。アストン・ヴィラとの契約が2023年の夏に満了するトレゼゲの獲得に動き出そうというのだ。ベシクタシュは、この27歳になっているトレゼゲを、適正な移籍金で獲得したいと考えている。



移籍の夢が現実に! オザン・トゥファンと合意(アクシャム紙 22. 4.27)

オザン・トゥファン(ファナティック紙)  オザン・トゥファンが、ベシクタシュと合意に達した。フェネルバフチェで戦力外となっているオザン・トゥファンが、ベシクタシュと基本的合意に達した。思い出すことができるだろう、セルゲン・ヤルチュンが監督時代、オザン・トゥファンは、とっても移籍を望んだが、移籍は、最後に頓座したのだった。

 ベシクタシュで、セルゲン・ヤルチュンの移籍の夢が実現しかけている。ベシクタシュが、フェネルバフチェが戦力外としているオザン・トゥファンと基本的合意に達した。セルゲン・ヤルチュンが監督時代、オザン・トゥファンの獲得を望んだ。交渉は最終段階まで進んだが、移籍は実現しなかった。
 ガラタサライもオファーを出したオザン・トゥファンは、ベシクタシュでプレーしたいことを明らかにして、ガラタサライのオファーを拒否した。ワトフォードが降格後、フェネルバフチェに復帰し、その後、ベシクタシュに移籍するという形が取られることが明らかになっている。
 今季、フェネルバフチェとワトフォードで、計18試合に出場したオザン・トゥファンは、ゴールやアシストといった記録は残していない。フェネルバフチェとの契約が、2023年まで残っている27歳になっているオザン・トゥファンの現在の評価額は650万EUROだ。



ベシクタシュ 0:3 カスムパシャ(ミリエット紙 22. 4.26)

ジャクソン・ムレカ(左)を讃えるモルタダ・ベン・ウーアン(右)(カスムパシャ公式Twitter) スパジッチ(左)ミシー・バチュハイ(右)(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第34節で、カスムパシャが、ヴォーダフォン・パルクで、ベシクタシュを0:3でくだした。2ゴールを決め、勝利を導いたジャクソン・ムレカが、この試合に刻印を残した。

 トルコ・リーグ第34節で、ベシクタシュが、ドルマバフチェにカスムパシャを迎えた。ヴォーダフォン・パルクで午後8時30分より始まったこの試合に、早々に優位に立ったカスムパシャは、前半28分にジャクソン・ムレカのゴールで先制した。同ロスタイム1分には、エルシン・デスタノウルの頭超しのゴールを決めたモルタダ・ベン・ウーアンが、点差を2と拡げた。そして、前半は、このスコアで終わった。後半に入り、テンポを上げたベシクタシュだったが、同37分に、ジャクソン・ムレカに、もう1発のゴールを喰らい、結果、カスムパシャが、0:3の勝利を手に入れたのだった。この結果、カスムパシャは、勝ち点を47に伸ばしたのに対し、ベシクタシュは、同51に留まった。

                  試合経過

 前半20分、左サイドで生まれたベシクタシュの攻撃で、ルドゥヴァン・ユルマズがセンタリングを入れた。そのボールに合わせて、ミシー・バチュハイがヘッドで浮かすと、そのボールを得たウエリントン・シルヴァがシュートを放つも、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同28分、カスムパシャが先制した。ショートコーナーを行ったあと、ドーウジャン・ハスポラトが内へとボールを入れた。ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたスパジッチが落とすと、そのボールに足を触れたジャクソン・ムレカのゴールが決まったのだった。0:1。
 同32分、ベシクタシュがゴールに迫った。フェイントをかけながらペナルティエリア内へとボールを持ち込んだギュヴェン・ヤルチュンが、グランダーでボールを内へと入れた。そのすぐ背後から、そのボールに合わせて、ラシド・ゲザルがシュートを放つも、カスムパシャのディフェンダーがゴールライン際からクリアしてしまった。
 同ロスタイム1分、カスムパシャが、点差を2と拡げた。フロレント・ハデルジョナジが大きくクリアしようとしたボールが、ベシクタシュのディフェンスの裏を取ったモルタダ・ベン・ウーアンへのパスになった。GKエルシン・デスタノウルの前に立ったモルタダ・ベン・ウーアンが、ループシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。0:2。そして、前半は、カスムパシャが0:2と優位を保ったまま終わった。
 後半5分、ジョゼフ・デ・ソーサのパスを受け、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入ったウムト・メラシュがシュートを放つも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同37分、カスムパシャが、もう1点を決めた。ウムト・メラシュに対してプレッシャーをかけてボールを奪ったハリス・ハジュラディノヴィッチからのパスを受けたジャクソン・ムレカが、GKと1対1となったところからシュートを放つと、これが決まったのだった。0:3。その後、他のゴールは生まれず、カスムパシャは、アウェー戦で、ベシクタシュを0:3でくだしたのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ(後半17分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)、フランシスコ・モンテーロ=ヴァレンティン・ロシエ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ミラレム・ピャニッチ(後半38分:サイル・ラリン)、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半1分:ウムト・メラシュ)=ラシド・ゲザル、ミシー・バチュハイ(後半17分:ケナン・カラマン)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半1分:エミルハン・イルクハン)
【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナジ、ライアン・ドンク、ウロス・スパジッチ(後半35分:トマス・ブレカ)、エヴレン・エレン・エルマル=ドーウジャン・ハスポラト、ヴァレンティン・エイセリッチ(後半43分:トゥナイ・トルン)=ママドゥ・ファル(後半35分:アウェル・マビル)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、モルタダ・ベン・ウーアン(後半39分:ラヤネ・アービッド)=ジャクソン・ムレカ(後半43分:ウムト・ボゾク)



バシャクシェヒル・スポル 3:0 ハタイ・スポル(ヒュリエット紙 22. 4.25)

デニズ・テュルチ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ドゥアルテ(左)マメ・デューフ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第34節で、バシャクシェヒル・スポルは、ハタイ・スポルを3:0でくだした。

 トルコ・リーグ第34節で、バシャクシェヒル・スポルとハタイ・スポルが対峙した。イスタンブルで行われたこの試合、バシャクシェヒル・スポルが、3:0のスコアで勝利を収めた。勝利に導いたゴールは、後半20分と43分にデニズ・テュルチが、同32分にはマフムト・テクデミルが決めた。この結果、勝ち点を57に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルは4位を確保した。一方のハタイ・スポルは、同49に留まった。

                 試合経過

 前半21分、ハタイ・スポルのペナルティーエリア内で、ディフェンスのオヌル・エルギュンのパスが短く、間に入ったアレクシッチがカットした。そして、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同33分、左サイドからリマがペナルティエリア内へと送ったセンタリングに合わせて、PKポイント上でいいジャンプを見せたアレクシッチがヘディングシュートを放つと、GKムニルがパンチングで防いだ。
 後半13分、右サイドからドリブルで進み、ペナルティーエリア内に入るとゴールライン際まで持ち込んだサバ・ロブジャニージェが、ゴール前へボールを入れると、絶好の位置にいたアユブ・エル・カービが、それに合わせてシュートを放ったが、枠を捉えることができなかった。
 同20分、左サイドからリマが、ペナルティーエリア内へセンタリングを入れると、ディフェンスに入っていたイサク・サキーが、逆方向に蹴ったところ、そのボールを、GKムニルが手からこぼしてしまった。そのボールをカットに入ったデニズ・テュルチが、ヘッドでボールをコントロールして前に落としてからシュートを放つと、これが、バシャクシェヒル・スポルの先制点となった。1:0。
 同32分、セルダル・ギュレルが、左サイドからセンタリングを入れると、ボールをコントロールして、自分の前にボールを落とし、更に、2人の選手のマークを外したマフムト・テクデミルが、至近距離からシュートを放つと、これがゴールとなった。2:0。
 同43分、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で得たフリーキックを、デニズ・テュルチが蹴ると、ボールは、壁の上を越えて、直接ゴールインした。3:0。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、レオ・ドゥアルテ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ルカス・リマ=トルガ・ジエルジ、マフムト・テクデミル(後半40分:サリフ・ウチャン)、ダニエル・アレクシッチ(後半31分:ベルカイ・オズジャン)=デニズ・テュルチ(後半44分:ピッツィ)、フレデリック・グルブランドセン(後半40分:アタベイ・チチェック)、トレゼゲ(後半31分:セルダル・ギュレル)
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=サドゥク・バシュ、ファーティフ・クルジュク、イサク・サキー、サム・アデクッベ(後半33分:エムレ・カプラン)=メフディ・ブージェマー、オヌル・エルギュン(後半27分:セリムジャン・テメル)=サバ・ロブジャニージェ、ヤシン・ベンジア(後半13分:ディラン・サン・ルイ)、アユブ・エル・カービ(後半33分:マフムード・カフラバ)=マメ・デューフ(後半27分:ベルトゥー・ユルドゥルム)



アダナ・デミル・スポル 1:3 トラブゾン・スポル(NTV 22. 4.24)

ババジッド・アキントラ(左)ブルーノ・アルベス(右)(アダナ・デミル・スポル公式Twitter) コルネリウス(NTV)  トラブゾン・スポルが、とっても優勝に近づいた。トルコ・リーグ第34節で、アダナ・デミル・スポルを1:3でくだした首位のトラブゾン・スポルは、勝ち点を76とした。トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグの残り4試合で僅か勝ち点1を獲得すれば、優勝が決まるのだ。

 優勝まで僅かになってきているトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第34節で、難敵アダナ・デミル・スポルとのアウェー戦を戦った。新アダナ・スタジアムで行われた注目の一番を、首位のトラブゾン・スポルは1:3で制した。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半7分にPKをブルーノ・アルベスが決め、同12分にはコルネリウスが、後半16分にはジャニニー・セメドが決めた。アダナ・デミル・スポルの唯一の得点は、後半30分にアルゼンチン人選手ヴァルガスの決めたものだった。なお、アダナ・デミル・スポルは、後半ロスタイム3分に、ロイク・レミーがPKを失敗している。
 この結果、勝ち点を76に伸ばしたトラブゾン・スポルは、残りの4試合で僅かに勝ち点1を得ると優勝が決まる。これで、2試合連続で勝てなかったアダナ・デミル・スポルの勝ち点は52のままだ。
 前半2分、トラブゾン・スポルがPKを得た。エディン・ヴィスチャが、デリとのマッチアップのなか、ピッチに倒されたことで、トラブゾン・スポルがPKを得たのだった。このPKをアブドゥルカディル・オミュルが蹴ると、GKムリッチが、横っ飛びでゴール隅に向かったボールを防いだところ、そのボールを、ディフェンスが大きくクリアした。だが、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審がヴィデオ判定システムで確認後、PK後にボールをクリアしたアキントーラが、PKが蹴られる前にペナルティーエリア内へと入っていたとして、PKをもう一度蹴る決定を下した。同7分、今度は、ブルーノ・ペレスがPKを蹴り、ゴールが決まった。0:1。
 同12分、右サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだエディン・ヴィスチャがセンタリングを入れると、そのボールに合わせて、ゴールエリア内でジャンプ一番、コルネリウスがヘディングシュートを放つと、これが、アダナ・デミル・スポルのゴールネットを揺らした。0:2。
 同ロスタイム4分、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審が、前半終了の笛を吹いた。だが、ロスタイム 6分のところ、それより前に笛を吹いたことに気づき、選手たちを呼び戻し、ドロップボールで、試合再開となった。
 後半16分、バカセタスが、中盤左サイドから中央にいたジャニニー・セメドにボールを送った。31歳になっているジャニニー・セメドは、相手選手を抜き、コルネリウスにパスを出した。そのコルネリウスはワンタッチで、ジャニニー・セメドを走らせた。そのジャニニー・セメドが、GKと1対1となったところからシュートを放ったが、ムリッチはゴールを、一旦は許さなかったが、跳ね返りのボールの仕上げを、ジャニニー・セメドに許してしまった。0:3。
 同30分、ユヌス・アクギュンが倒されて得たフリーキックを、ヴァルガスが蹴り、直接ゴールを狙うと、ボールは、ゴールマウスの左斜め前上に突き刺さった。1:3。
 同ロスタイム2分、アダナ・デミル・スポルがPKを獲得した。サメト・アカイドゥンが、アフメットジャン・カプランとのマッチアップでピッチに倒れると、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はPKを指示した。同ロスタイム3分、ロイク・レミーが、このPKを蹴ると、ボールは外に出て行ってしまった。

【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、シモン・デリ(後半1分:タユップ・タルハ・サヌッチ)、サメト・アカイドゥン、ジョエル・ラスール(後半25分:アルペル・ウルダー)=ギョクハン・インレル、ビルキル・ブジャルナソン(後半43分:ダムダン・ジョコヴィッチ)=ババジッド・アキントラ(後半25分:エルフン・アクセル・オズテュメル)、ユヌス・アクギュン、マティアス・ヴァルガス=ブリット・アッソンバローニャ(後半38分:ロイク・レミー)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス(前半30分:アフメットジャン・カプラン)、ドルクハン・トコズ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル=マノリス・シオピス=エディン・ヴィスチャ(後半34分:ユスフ・エルドーアン)、アブドゥルカディル・オミュル(後半1分:アナスタシオス・バカセタス)、マレク・ハムシク(後半43分:ベラト・オズデミル)、ジャン・クアッシ(後半1分:ジャニニー・セメド)=アンドレアス・コルネリウス



チャイクル・リゼ 0:6 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP改+TRT補綴 22. 4.23)

セルダル・ドゥルスン(フェネルバフチェ公式HP) アルダ・ギュレル(左)ジェマリ・セルテル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第34節で、チャイクル・リゼとのアウェー戦を戦い、これを大差でくだした。

 フェネルバフチェは、前半9分にディエゴ・ロッシ、同ロスタイム3分(PK)、同ロスタイム7分(PK)、後半6分にはセルダル・ドゥルスン、同21分にはエネル・ヴァレンシア、同31分にはナズム・サンガレがゴールを決めた。この試合の序盤、ホームのチャイクル・リぜは、ファブリシオ・バイアノがレッドカードをもらい退場処分となり、また、後半21分には、故障を発生させたミゲル・クレスポが、ルイス・グスタボと交替を余儀なくされた。フェネルバフチェは、この勝利で6連勝となり、且つ、不敗記録も連続10試合となった。そして、勝ち点を65に伸ばしたのだった。

                  得点場面+α

 前半1分、チャイクル・リゼのファブリシオ・バイアノがキム・ミンジェに執った行為を咎め、ハリル・ウムト・メレル主審はレッドカードを出し、退場処分とした。
 同9分、セルダル・ドゥルスンからのパスをペナルティーエリア内で受けたディエゴ・ロッシのシュートが、チャイクル・リぜのゴールネットを揺らした。0:1。
 同45分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティエリア内へと送ろうとしたボールに、ロナルド・メンデスが手で触れたとき、ハリル・ウムト・メレル主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示した。
 同ロスタイム3分、このPKをセルダル・ドゥルスンが蹴ると、チャイクル・リゼのゴールにボールは収まった。0:2。
 同ロスタイム7分、ボールを持っていたイルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティーエリア内で、エレン・アルバイラクにより倒されると、主審は、再びPKの指示を出した。そして、セルダル・ドゥルスンが、今度も蹴り、ゴールに替えたのだった。0:3。
 後半6分、アルダ・ギュレルが放ったシュートが、GKギョクハン・アッカンからこぼれると、セルダル・ドゥルスンが仕上げを行った。0:4。
 同21分、アルダ・ギュレルのセンタリングに対し、ペナルティーエリア内にいたエネル・ヴァレンシアがヘッドで合わせると、これがゴールインした。0:5。
 同31分、左サイドのアルダ・ギュレルが出したパスを受けたイルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティエリア内へと持ち込み、グランダーのパスをミハ・ザイッチに出すと、そのミハ・ザイッチが、それに合わせてシュートを放った。そのボールが、ファーサイドにいたナズム・サンガレの前に転がった。今度は、ナズム・サンガレがピッチを跳ねるシュートを放つと、これがゴールインした。0:6。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ギョクハン・ギョヌル、バスティアン・ホルメン、セカルロス・ポンク(前半33分:ロナルド・メンデス)、エレン・アルバイラク(後半1分:ジェマリ・セルテル)=エリック・サボファブリシオ・バイアノ、アルペル・ポトゥク=タイラー・ボイド(後半1分:ユスフ・サル)、ジョエル・ポフジャンパロ(後半15分:パピス・シセ)、ヤニク・ボラシー(後半31分:デニズ・ヒュメット)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半1分:ナズム・サンガレ)、セルダル・アズィズ(後半19分:マルセル・ティッセラン)、キム・ミンジェ、フェルディ・カドゥオウル=ミゲル・クレスポ(後半21分:ルイス・グスタボ)、ミハ・ザイッチ=イルファン・ジャン・カフヴェジ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半1分:アルダ・ギュレル)、ディエゴ・ロッシ=セルダル・ドゥルスン(後半19分:エネル・ヴァレンシア)



エムレ・モルの移籍に福を! 契約完了、その契約の詳細(アクシャム紙 22. 4.22)

エムレ・モル(イエニ・シャファク紙)  カラギュムリュクが、エムレ・モルに関する権利を獲得した。カラギュムリュクが、セルタ・ヴィーゴからレンタルで獲得していたエムレ・モルの買い取りオプション権を行使し、新たに2年契約を結んだ。この契約についての公表は、シーズン終了後に行われることになる。

                 カラギュムリュク、エムレ・モルのパスを獲得

 ヴォルカン・デミレル監督率いるカラギュムリュクで示したプレーぶりに注目を引いているエムレ・モルのカラギュムリュク残留が固まった。カラギュムリュクが、セルタ・ヴィーゴからレンタルで獲得していたエムレ・モルの買い取りオプション権を行使し、新たに2年契約を結んだのだ。
 エムレ・モルは、カラギュムリュクで、24試合に出場したエムレ・モルは、5ゴール3アシストを記録している。24歳になっているエムレ・モルの、現時点での市場評価は100万EUROだ。



アランヤ・スポル 1:2 シワス・スポル(ファナティック紙+TRT補綴 22. 4.21)

ケレム・アタカン・ケスギン(TRT) ジャネル・オスマンパシャ(左)フルカン・バユル(右)(シワス・スポル公式HP)  トルコ杯準決勝第1戦で、アランヤ・スポルが、ホームにシワス・スポルを迎えた。最後の30分間を1人を欠いて戦ったシワス・スポルが、ケレム・アタカン・ケスギンが、後半ロスタイム2分に決めた素晴らしいゴールで、この試合を制し、決勝進出に大きなアドヴァンテージを得た。

 トルコ杯準決勝第1戦で、アランヤ・スポルが、ホームにシワス・スポルを迎えた。アランヤ・スポルが、前半6分、エムレ・アクババのゴールで先制したのに対し、シワス・スポルは、同32分、ムスタファ・ヤタバレのゴールで応じた。そして、前半は、1:1の同点のまま終わった。だが、シワス・スポルは、ムスタファ・ヤタバレが退場処分となり、最後の30分間を10人で戦うことになった。ルザ・チャルンバイ率いるシワス・スポルは、1人足りない状態で戦っていたにも拘わらず、後半ロスタイム2分、ケレム・アタカン・ケスギンの決めた見事なゴールで、この試合を制し、決勝進出に大きなアドヴァンテージを得たのだった。

                 試合経過

 前半6分、GKアリ・シャシャルのミスから、アランヤ・スポルが、ペナルティーエリア内で間接フリーキックのチャンスを得た。アリ・シャシャル・ヴラルが、ゴールキックをしようとしたとき、足を滑らせ手からボールを落とした。そして、再度、ボールを手に取ったため、主審がファウルを適用したのだった。このフリーキックで、ウムト・ギュネシュがエムレ・アクババにボールを出し、そのエムレ・アクババがゴールを決めたのだった。1:0。
 同12分、アランヤ・スポルが得た左コーナーキックをノヴァイスが蹴ると、ヘッドで競り合われたボールが、ペナルティエリアの外にいたタイフル・ビンギョルの前に転がった。そのタイフル・ビンギョルが、遠目からシュートを放ったが、GKアリ・シャシャル・ヴラルは、身体を伸ばしてコントロールした。
 同32分、ファジルが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内にいたムスタファ・ヤタバレが、そのボールに合わせて、ヘディングシュートを放った。これが、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らした。1:1。
 同33分、左サイドのタッチライン際からペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだボルジャがパスを出すと、ボールは、シワス・スポルのアーピンダンゴエに当たり、ゴールマウスに向かった。それを、GKアリ・シャシャル・ヴラルが際どく防いだ。
 後半12分、右サイドで、ゴールライン際からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだエフェジャン・カラジャがパスを出すと、それに合わせてエドゥアルドがシュートを放ったが、GKアリ・シャシャル・ヴラルが指の先に当て、これをコーナーキックに替えた。
 同14分、ムスタファ・ヤタバレが、エムレ・アクババに対して犯したファウルでイエローカードをもらった。ムスタファ・ヤタバレは、そのとき、主審に対し文句を言ったため、2枚目のイエローカードをもらってしまい、退場処分となってしまった。
 同26分、エフェジャン・カラジャが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内にいたアワズィエムがヘッドで合わせた。だが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行ってしまった。
 同44分、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前からジュアンフランがセンタリングを入れると、ボールは、ディフェンスに当たり跳ね返ったところを、ファーティフ・アクソイがヘディングシュートを放った。そのシュートに対し、GKアリ・シャシャル・ヴラルが防ごうとしたが、ボールは、ゴールポストに当たりコーナーキックに替わった。
 同ロスタイム2分、中盤から始まったシワス・スポルのカウンター攻撃で、ペナルティエリア・ラインまで持ち込んだファイサル・ファジルがパスを出すと、背後から走り込んできたケレム・アタカン・ケスギンが、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放った。これが、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:2。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、フルカン・バユル(後半23分:チドズィエ・アワズィエム)、ファーティフ・アクソイ、クリスティアン・ボルジャ=ウムト・ギュネシュ(後半32分:エフカン・ベキロウル)、ジョアオ・ノヴァイス=エフェジャン・カラジャ(後半12分:エレン・ヤルドゥルムジュ)、:エムレ・アクババ、タイフル・ビンギョル(後半23分:ダニエル・カンデイアス)=ウイルソン・エドゥアルド(後半32分:オウズ・アイドゥン)
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、アーロン・アーピンダンゴエ、ジャネル・オスマンパシャ、ウーウル・チフトチ=フレデリック・ウルフェシュタット(後半40分:イサク・コフィー)=エルドーアン・イエシルユルト(後半34分:ケレム・アタカン・ケスギン)、ハカン・アルスラン、ファイサル・ファジル、マックス・グラデル(後半45分:ムサ・コナーテ)=ムスタファ・ヤタバレ



トラブゾン・スポル、アドヴァンテージをもぎ取る(TRT 22. 4.20)

コルネリウス(ファナティック紙) エムラー・バシャン(左)ティモテウシュ・プハチ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ杯準決勝第1戦で、トラブゾン・スポルが、ホームでカイセリ・スポルと対峙した。この試合を、1:0で制したトラブゾン・スポルが、第2戦を前にアドヴァンテージを得た。

 トルコ杯準決勝第1戦で、トラブゾン・スポルが、メディカル・パルク・スタジアムでカイセリ・スポルと対峙した。前半は、両者ともに無得点のまま終わったが、後半42分に、コルネリウスのゴールで1:0と先制したトラブゾン・スポルが勝利を勝ち得たのだった。トラブゾン・スポルは、これで、第2戦を前にアドヴァンテージを得ることになった。

                  重要な場面

 前半10分、エディン・ヴィスチャが、ペナルティーエリア内より強烈なシュートを放つと、GKルングが、倒れ込みながら、これを、パンチングで防いだ。それを、ディフェンダーが、大きくクリアした。
 同15分、エディン・ヴィスチャがセンタリングを入れ、クアッシが、それに合わせてヘディングシュートを放つと、ディフェンダーが、ゴールライン上からコーナーキックに替えた。
 同22分、エディン・ヴィスチャからのパスを、ペナルティーエリア内で受けたバカセタスが、グランダーのシュートを放つと、GKルングが、パンチングで、これを防ぎ、コーナーキックに替わった。
 同33分、エディン・ヴィスチャが、右サイドからセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたコルネリウスがヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、GKルングが押さえた。そして、前半は0:0のまま終わった。
 後半13分、エムラー・バシャンが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前からシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルが、ピッチに跳ねながら右隅に向かったボールを、パンチングで防ぐことに成功した。
 同18分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアブドゥルカディル・オミュルがシュートを放ったが、GKルングが、そのボールをコントロールしてしまった。
 同32分、マメ・ティアムが、右サイドからセンタリングを入れると、ウーウルジャン・チャクルが、パンチングで防ごうとしたボールを、カルドーソがシュートを放ったが、ボールは、空しくも外に出て行ってしまった。
 同33分、エディン・ヴィスチャが、右サイドからセンタリングを入れると、コルネリウスが、それにヘッドで合わせたが、GKルングが、倒れ込みながら、そのボールをキャッチした。
 同42分、トラブゾン・スポルがゴールを決めた。ンワケメが、左サイドからセンタリングを入れると、胸で、そのボールをトラップしてコントロールしたコルネリウスが、グランダーのシュートをたたき込んだのだった。1:0。
 同ロスタイム4分、イルハン・パルラクがフリーキックを蹴ると、ボールは、直接ゴール右隅を捉えたが、GKウーウルジャン・チャクルがパンチングで防いだ。そして、トラブゾン・スポルが、この試合を1:0で制したのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、アフメットジャン・カプラン(後半20分:ドルクハン・トコズ)、ヴィトール・フーゴ、ティモテウシュ・プハチ=マノリス・シオピス(後半38分:ベンガリ・コイタ)、アナスタシオス・バカセタス(後半26分:マレク・ハムシク)=エディン・ヴィスチャ、アブドゥルカディル・オミュル(後半38分:ベラト・オズデミル)、ジャン・クアッシ(後半20分:アンソニー・ンワケメ)=アンドレアス・コルネリウス
【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト、マジド・ホセイニ、メルト・チェティン、リオネル・キャローレ=グスタヴォ・カンパナロ、ジョゼフ・アタマー(後半45分:イルハン・パルラク)、オリヴィエ・ケメン(後半21分:イブラヒム・アクダー)=エムラー・バシャン(後半31分:ムスタファ・ペテクメク)、マリオ・ガヴラノヴィッチ(後半30分:ミゲル・カルドソ)、マメ・ティアム



ガラタサライ 2:0 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル+アクシャム紙補綴 22. 4.19)

タイラン・アンタルヤル(左)ガストン・カンピ(右)(ヒュリエット紙) ハリル・デルヴィショウル(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第33節で、新マラテヤ・スポルを2:0でくだした。勝利をもたらしたゴールは、後半6分にライアン・バベル、同8分にハリル・デルヴィショウルから生まれた。

 ガラタサライは、この勝利で勝ち点を44に伸ばし、今節を12位で終わった。一方、既に、降格が決まっている新マラテヤ・スポルは、ここ4試合連続、ゴールをあげられないままで終わった。勝ち点は20のままだ。

                  重要な場面

 同32分、ガラタサライがいい攻撃を見せた。フェイントをかけながら、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだハリル・デルヴィショウルが、そこからシュートを放ったが、スコアを変えることはできなかった。
 同39分、プルガルのスルーパスに反応して、相手のディフェンスを裏を取ったライアン・バベルがシュートを放ったが、ディフェンスのフィリップ・ガメリがゴールライン際からクリアした。
 同ロスタイム1分、ムスレラからボールを受け大きくフィードしようとしたプルガルが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前でヌーア・ジコにボールを奪われた。そのヌーア・ジコがグランダーのパスを、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で得たテテがループシュートを放つと、ボールは、GKムスレラを越えたが、際どいところでボールコースに入ったネルソンが、ゴールライン上からクリアして、ゴールかと思われた危機を防いだ。
 ガラタサライは、後半に入るや、嵐の如き攻撃に入った。同6分、ケレム・アクテュルコウルからのパスに合わせて、ハリル・デルヴィショウルが、至近距離からシュートを放ったが、アブドゥルサメド・ダムルが防いだ。攻撃は続き、ベルカン・クトゥルがダイビングヘッドでシュートを放ったが、今度も、GKアブドゥルサメド・ダムルが防いだ。そのこぼれ球が、ライアン・バベルの前に落ち、それを捉えたライアン・バベルがゴールを決めたが、線審がオフサイドフラッグを上げていた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールは認定され、ガラタサライが1:0と先制した。
 このゴールの2分後、ハリル・デルヴィショウルが舞台に上がった。オマル・エラブデラウィの素晴らしいセンタリングに対し、ハリル・デルヴィショウルが見事なヘディングシュートを放つと、スコアは2:0となった。
 左サイドから効果的な攻撃を見せたガラタサライは、同15分、3点目にとっても迫った。連続的なパス交換のあと、右サイドから攻撃に加わったケレム・アクテュルコウルがセンタリングを入れたのに呼応して動いたタイラン・アンタルヤルが、ニアサイドのいい位置で、そのボールに合わせたが、ボールは逆サイドに流れ外に出て行ってしまった。
 同35分、ファン・アーンホルトが左サイドから持ち込んだボールに対し、ベルカン・クトゥルが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前からダイレクトでシュートを放つと、GKアブドゥルサメド・ダムルは倒れ込みながら、これをコーナーキックに替えた。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=オマル・エラブデラウィ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ(後半ロスタイム3分:アルパスラン・オズテュルク)、パトリック・ファン・アーンホルト=エリック・プルガル(後半25分:アレクサンドゥル・チカルダウ)=ライアン・バベル、タイラン・アンタルヤル(後半38分:アルダ・トゥラン)、ベルカン・クトゥル、ケレム・アクテュルコウル(後半39分:エムレ・クルンチ)=ハリル・デルヴィショウル(後半25分:バフェンティンビ・ゴミス)
【新マラテヤ・スポル】アブドゥルサメド・ダムル=ケナン・オゼル、フィリップ・ガメリ、ガストン・カンピ、カリム・ハフェズ(後半45分:イーイト・ウラシュ)=オケチュク・アズブイケ、ゴッドフレード・ドンサー=ヌーア・ジコ、ラーマン・ブーラ・チャーウラン(後半9分:ジョスピン・ンシミリマナ)、ムスタファ・エスキヘラッチ(後半45分:ウムト・タヌシュ)=ベンジャミン・テテ(後半42分:ハキ・オスマン)



コンヤ・スポル、がっつりと追及! ホームでいいところを見せた(ソズジュ紙改 22. 4.18)

アフメド・ハッサン(コンヤ・スポル公式Twitter) ドーアン・エルドーアン(左)エンドリ・チェキジ(右)(ガジアンテップFK公式Twitter)  2位争いで、フェネルバフチェを追走するコンヤ・スポルが、ホームで、ガジアンテップFKを4:1でくだした。

 トルコ・リーグ第33節で、イルハン・パルト監督率いるコンヤ・スポルと、エロル・ブルト監督率いるガジアンテップFKが対峙した。コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合、ホームのコンヤ・スポルが4:1のスコアで勝った。
 コンヤ・スポルは、前半32分、エンドリ・チェキジのゴールで先制した。ズィメル・ビティキが、左サイドからPKポイントに向けセンタリングを入れると、エンドリ・チェキジが、それに合わせてヘディングシュートを放ったところ、これがゴールとなったのだった。1:0。ガジアンテップFKは、同39分にドーアン・エルドーアンが退場となり、ガジアンテップFKは10人になってしまった。アミル・ハジャフメトヴィッチに対する激しいチェックに対し、ヴォルカン・バヤルスラン主審が、ヴィデオ判定システムに確認に向かった。その結果、ドーアン・エルドーアンに対して、ダイレクトでレッドカードが出されたのだった。コンヤ・スポルは、同43分、アフメド・ハッサンのゴールで、点差を2と拡げた。右サイドでボールを得たミチャラクが、ゴール前に入れたセンタリングに、アフメド・ハッサンがヘッドで合わせると、これが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。後半11分、アミル・ハジャフメトヴィッチが、スコアを3:0とするゴールを決めた。右サイドで生まれたコンヤ・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内で、ミチャラクからのパスを受けたソネル・ディクメンが、ペナルティーエリア・ライン上にいたアミル・ハジャフメトヴィッチにボールを渡した。そのアミル・ハジャフメトヴィッチが、それに合わせて、落ち着いてゴールを決めた。3:0。同42分、ムハメット・デミルが、ガジアンテップFKの唯一のゴールを決めた。ミルザのスルーパスを、PKポイントで受けたムハメット・デミルが、狙い澄ましたシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。3:1。そして、同ロスタイム4分、ミチャラクが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。左サイドで生まれたコンヤ・スポルの攻撃で、ペナルティエリア内で、パウル・ジョセ・ムポクからのパスを受けたアミル・ハジャフメトヴィッチが、ダイレクトで、背後にいたミチャラクにパスを出した。そのミチャラクが、ゴール前の絶好の位置からゴールを決めたのだった。4:1。
 この結果、コンヤ・スポルは勝ち点を61とし、2位のフェネルバフチェとの勝ち点差を1と縮めた。一方のガジアンテップFKは同41に留まった。次節では、コンヤ・スポルは新マラテヤ・スポルとのアウェー戦を、また、ガジアンテップFKはギョズテペをホームに迎える。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アディル・デミルバー(後半41分:ムサ・チャーウラン)、アブドゥルケリム・デミルバー、ギレルメ・シチャ(後半41分:アルベルク・コチ)=ソネル・ディクメン(後半30分:オーウルジャン・ウリュギュン)、アミル・ハジャフメトヴィッチ=コンラド・ミチャラク、エンドリ・チェキジ(後半19分:パウル・ジョセ・ムポク)、ズィメル・ビティキ(後半19分:ソコル・チカレシ)=アフメド・ハッサン
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー、アメデジ・ヴェトゥリヒ(後半29分:アレクサンデル・メルケル)、スティーヴン・コーカー、アリン・トシュジャ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半1分:オウズ・ジェイラン)=フルカン・ソヤルプ(後半35分:ルカ・スタンコフスキ)、ドーアン・エルドーアン、アレクサンドゥル・マキシム=ムハメット・デミル、ジョアオ・フィゲリエド(後半21分:ミルザ・ジハン)



フェネルバフチェ 2:0 ギョズテペ(CNNトルコ 22. 4.17)

セルダル・アズィズ(フェネルバフチェ公式HP) ダヴィッド・ティジャニッチ(左)クレスポ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第33節で、フェネルバフチェは、ホームに迎えたギョズテペを2:0で退けた。

 トルコ・リーグ第33節で、フェネルバフチェとギョズテペが対峙した。フェネルバフチェが。2:0と優位を保ち、試合は終わった。フェネルバフチェのゴールは、前半4分にセルダル・アズィズ、後半38分にPKをアルダ・ギュレルが決めたものだった。そのPKを与えたギョズテペのフランソワ・ムーバンジェにはレッドカードが出され、それ以後は、ギョズテペは10人になってしまった。
 イスマイル・カルタルが監督に就任して以後、フェネルバフチェは、トルコ・リーグで戦った9試合で8勝目をあげることになった。ギョズテペは、これで、トルコ・リーグで10連敗を喫することになった。この勝利で勝ち点を62に伸ばしたフェネルバフチェは、チャンピオンズリーグへ進出の重要な歩を進めることになった。一方、同27に留まることになったギョズテペは、ギレスン・スポルが、明日、ベシクタシュに勝つと、降格が決まる。
 前半4分、メルト・ハカン・ヤンダシュが右コーナーキックを蹴ると、PKポイント上でいいジャンプを見せたセルダル・アズィズがヘディングシュートを放つと、これが、ギョズテペのゴールネットを揺らした。1:0。
 同18分、ソネル・アイドーウがペナルティエリア内ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、それに合わせて、フランソワ・ムーバンジェがシュートを放つも、GKアルタイ・バユンドゥルが押さえた。
 同42分、ソネル・アイドーウのパスを、ペナルティーエリア内で受けたダヴィッド・ティジャニッチがシュートを放つも、アルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。
 同43分、ソネル・アイドーウが、左サイドから入れたセンタリングに対し、ハリル・アクブナルが、ペナルティーエリア内右サイドから走り込んで来て、ファーサイドを狙ったシュートを放ったが、ボールは外に出て行ってしまった。
 後半10分、右サイドでスピードに乗り攻め上がったブライト・オシャイ・サミュエルが、相手選手を抜け、ペナルティーエリア内まで持ち込んだ。そして、ファーサイドでフリーになっていたディエゴ・ロッシにボールを回そうとしたが、ムラト・パルリが、際どくカットに入りコーナーキックに替えた。
 同15分、ディフェンスの裏を取ったフランコ・ディ・サントが、左サイドのゴールライン際から中へ入れたボールに合わせて、ゴール前にいたハリル・アクブナルがシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルが押さえてしまった。
 同35分、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たアルダ・ギュレルが、内へとボールを入れたが、ディエゴ・ロッシが、いい位置にいながらシュートを打つことができなかった。そのボールを、フランソワ・ムーバンジェがクリアした。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けたヤシン・コル主審は、映像の確認後、フランソワ・ムーバンジェがディエゴ・ロッシに対しファウルを行っていたとして、PKを指示するとともに、フランソワ・ムーバンジェを一発退場処分としたのだった。
 同38分、このPKをアルダ・ギュレルが蹴り、GKケナン・ピリッチの右を抜けるボールでゴールを決めた。2:0。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル、セルダル・アズィズ(後半23分:アルダ・ギュレル)、キム・ミンジェ、フェルディ・カドゥオウル=ミゲル・クレスポ、ミハ・ザイッチ(後半42分:ルイス・グスタボ)=ディミトリス・ペルカス(前半31分:アッティラ・サライ)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半24分:メルギム・ベリーシャ)、ディエゴ・ロッシ=セルダル・ドゥルスン(後半24分:エネル・ヴァレンシア)
【ギョズテペ】ケナン・ピリッチ=ムラト・パルリ(後半42分:アタカン・チャンカヤ)、カフラマン・デミルタシュ、ディノ・アルスラネイジッチ、フランソワ・ムーバンジェ、ベルカン・エミル(後半23分:ローレンシー)=ハリル・アクブナル、ヤルチュン・カヤン(後半42分:エゲ・オズカユモウル)、ソネル・アイドーウ、ダヴィッド・ティジャニッチ=フランコ・ディ・サント(後半23分:アディス・ヤホヴィッチ)



トラブゾン・スポル 1:1 カラギュムリュク(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 22. 4.16)

ジャネル・エルキン、ヤン・カラモー、ブルーノ・ペレス(左から)(トラブゾン・スポル公式HP) ダヴィデ・ビラシ(左)ジャニニー・セメド(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第33節で、ホームにカラギュムリュクを迎え、1:1の引き分けに終わったトラブゾン・スポルは、これで、4試合、勝利から見放されてしまった。

 トルコ・リーグ第30節で、チャイクル・リぜとのアウェー戦を3:2で失い、その後、ホームでベシクタシュと1:1で引き分け、ガジアンテップFKとのアウェー戦は0:0に終わったトラブゾン・スポルが、ホームでのカラギュムリュク戦も1:1で引き分けてしまった。
 トルコ・リーグのここ4試合で、1敗3分のトラブゾン・スポルは、これで、勝ち点9を失った。だが、勝ち点73で首位に立つトラブゾン・スポルは、試合数が多い中だが、フェネルバフチェとの勝ち点差を14に伸ばした。一方、カラギュムリュクは、トラブゾン・スポルとのアウェー戦で得た勝ち点1で、総勝ち点を47に伸ばした。

                  アブドラハ・アヴジュ監督、先発メンバーを2人入れ替え

 トラブゾン・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、ここ数節の結果を受け、アンソニー・ンワケメとアブドゥルカディル・オミュルを控えに回した。ナイジェリア人選手アンソニー・ンワケメに替えて、出場停止の解けたジャニニー・セメドを、また、アブドゥルカディル・オミュルの替わりとしては、これまた出場停止の解けたバカセタスを起用した。ただ、控えに回した2選手は、ともに後半にはピッチに送り出した。一方、トラブゾン・スポルでは、前半6分に故障を発生させたヒュセイン・テュルクメンをさげ、替わりにユスフ・エルドーアンを投入した。

                  試合経過

 前半18分、右サイドからエディン・ヴィスチャが出したパスを、ペナルティエリア僅か手前で受けたマレク・ハムシクが、素晴らしいシュートを放つと、ボールは、枠の右上隅を捉えたが、GKヴィヴィアーノが、これをコーナーキックに替えた。
 同ロスタイム1分、レヴェント・メルカンが、ユスフ・エルドーアンとのマッチアップの中でピッチに倒れた。まずは、フリーキックを指示したハリル・ウムト・メレル主審は、線審からの警告を受けPKを指示した。だが、ヴィデオ判定システム審判からの注意が入り、倒された位置はペナルティーエリアの外ということが判明した。同ロスタイム4分、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からビグリアが、そのフリーキックを蹴ると、ボールは、ゴール左隅に直接入ったのだった。0:1。
 後半10分、トラブゾン・スポルが、ゴールかと思われた好機を活かせなかった。ペナルティーエリア内へと入れられたセンタリングに対し、絶好の位置にいたブルーノ・ペレスが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて行ってしまった。
 同13分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。後半に入り、プレッシャーをかけて臨んでいったトラブゾン・スポルが、求めていたゴールが、ヴィトール・フーゴから生まれたのだった。内へと入れられたセンタリングに対し、エディン・ヴィスチャが触れ、デンスヴィルにボールを落とした。そのデンスヴィルがシュートを放ち、ペナルティエリア内にいたヴィトール・フーゴが、そのボールに触れると、これがゴールインしたのだった。1:1。
 同30分、トラブゾン・スポルが、とってもゴールに迫った。ペナルティーエリア内へと送られたセンタリングに合わせて、とってもいいジャンプを見せたヴィトール・フーゴがヘディングシュートを試みると、これがバーを直撃してピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールを、GKヴィヴィアーノが、かろうじてコーナーキックに替えたのだった。
 同32分、今度は、カラギュムリュクがゴールに迫った。ビストロヴィッチが、ペナルティーエリアの右サイドにいたアレクサンダル・ペシッチにボールを出そうとした。それを、デンスヴィルがチェックに入った。そのこぼれ球を捉えたサメド・オヌルがシュートを放つと、ボールはサイドバーを直撃してピッチに跳ね返ったのだった。
 同ロスタイム3分、カラギュムリュクがゴールに迫った。右コーナーキックに合わせて、ブラク・ベカロウがヘディングシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ると、そのボールを捉え、ゴール左斜め前からアレクサンダル・ペシッチがシュートを放つも、ゴールネットの外に吸い込まれただけだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、ヒュセイン・テュルクメン(前半7分:ユスフ・エルドーアン、後半1分アブドゥルカディル・オミュル)、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル=ドルクハン・トコズ=エディン・ヴィスチャ、マレク・ハムシク(後半40分:ベンガリ・コイタ)、アナスタシオス・バカセタス、ジャニニー・セメド(後半ロスタイム1分:ジャン・クアッシ)=アンドレアス・コルネリウス(後半1分:アンソニー・ンワケメ)
【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=ダヴィデ・ビラシ、デリク・ルカッセン、ブラク・ベカロウル、ジャネル・エルキン=ルカス・ビグリア=アフメッド・ムサ(後半28分:アブドゥラエ・トゥーレ)、レヴェント・メルカン(後半28分:サメド・オヌル)、クリスティジャン・ビストロヴィッチ、ヤン・カラモー(後半16分:ファビオ・ボリーニ)=アレクサンダル・ペシッチ



トラブゾン・スポル、オザン・カバクに仕掛ける(ファナティック紙 22. 4.15)

オザン・カバク(NTV)  ガラタサライの下部組織で育ったオザン・カバクが、トルコ・リーグに戻って来る。トルコ代表選手オザン・カバク獲得競争に、トラブゾン・スポルが参入する。オザン・カバクのレンタルでの獲得に、トラブゾン・スポルが動くというのだ。

 来季の選手構成を組み立てようとしているトラブゾン・スポルが、ベシクタシュにレンタルで加入しているジャン・ボズドーアン獲得のために、シャルケに働きかけている。その交渉の中で、驚きの展開があった。シャルケが、イングランドのノリッジ・シティにレンタルに出されているオザン・カバクを、トラブゾン・スポルに提案したのだ。
 トラブゾン・スポル側は、エルトゥールル・ドーアン副理事長に、交渉の権限を与えた。アブドラハ・アヴジュ監督は、直ちに、オザン・カバクと交渉を始め、トラブゾン・スポルに来ることを求めている。ドイツからの報道では、シャルケ側は、2024年まで契約のあるオザン・カバクを、800〜900万EUROで売却したいと考えていると伝えているが、トラブゾン・スポル側は、レンタルでの獲得を考えている。トラブゾン・スポル側は、この問題を、短期間で解決することを狙っている。

                  4クラブでプレー

 2019年、ガラタサライからシュトゥットガルトへ移籍したオザン・カバクは、その6か月後、1500万EUROの移籍金でシャルケへ移籍した。昨季の後半、リヴァプールにレンタルで加入したオザン・カバクは、今季は、ノリッジ・シティで13試合に出場している。ノリッジ・シティとの契約では、20試合に出場すれば、1300万EUROでの買い取りオプションが付いていたが、オザン・カバクは、故障をしたため、この項目をクリアすることにはならない。



トラブゾン・スポル、4つのユニフォームに候補は8選手(タクヴィム紙 22. 4.14)

アブドラハ・アヴジュ監督(イエニ・シャファク紙)  カラギュムリュク戦には、ローテンションでの選手起用となると看られているアブドラハ・アヴジュ監督は、この大事な一戦を前に、4つのポジションに誰を起用するか、まだ決めていない。

 トラブゾン・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、カラギュムリュクと戦う大事な試合を前に、先発メンバーを固めるのに贅沢な悩みに陥っている。
 右サイドバックには、ブルーノ・ペレスとドルクハン・トコズ、中盤では、バカセタスとアブドゥルカディル・オミュル、左サイドでは、ンワケメとクアッシ、FWには、コルネリウスとジャニニー・セメドという選択をしなければならないのだ。トラブゾン・スポルでは、ンワケメが、ここ数節のプレーぶりが批判を受けている。このカラギュムリュク戦では、出場停止の解けたシオピス、バカセタス、ジャニニー・セメドが、ユニフォームを着ることができる。



ガラタサライ、大きな喜び! モスタファ・モハメッドが復帰(アクシャム紙 22. 4.13)

モスタファ・モハメッド(ファナティック紙)  ガラタサライのサポーターが、復帰を、関心を持って見守っているモスタファ・モハメッドから、ガラタサライに朗報が届いた。モスタファ・モハメッドは、今節は、出場ができる。

 エジプト代表から故障を抱えて戻ってきて、その後のカラギュムリュク戦とフェネルバフチェ戦を欠場したガラタサライのゴールゲッターのモスタファ・モハメッドは、今節は、出場が叶う。新マラテヤ・スポル戦では出場可能なのだ。
 ドメネク・トレント監督は、新マラテヤ・スポル戦では、特に前の3人に変更があると言っている。同監督は、ゴミスを切り、モスタファ・モハメッドを先発メンバーに起用すると考えられている。また、故障の癒えていないソフィアン・フェグリは、今週もまた、登録メンバー入りすることはない。



アンタルヤ・スポル、ハタイ・スポルを大差でくだす! 5ゴールに1枚のレッドカード(ミリエット紙改 22. 4.12)

ハジ・ライト(アンタルヤ・スポル公式HP) ドーウカン・シニク(左)キャーミル・アフメット・チョレクチ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第32節で、アンタルヤ・スポルとハタイ・スポルが対峙した。注目の一番は、ホームのアンタルヤ・スポルが4:1で勝利をして終わった。

 アンタルヤ・スポルが、トルコ・リーグ第32節で、ホームにハタイ・スポルを迎えた。興奮に包まれたこの一戦は、アンタルヤ・スタジアムで行われた。この注目の一番を裁いたのは、カディル・サーラム主審の笛だった。そして、試合は、アンタルヤ・スポルが4:1のリードを保ったまま終わった。アンタルヤ・スポルのゴールは、ハジ・ライト(2)、ナルド、ルイス・アドリアーノの決めたものだった。ハタイ・スポルは、マメ・デューフがゴールネットを揺らした。アウェーのハタイ・スポルでは、ルーベン・リベイロがレッドカードをもらった。この結果、アンタルヤ・スポルは勝ち点を47に伸ばしたのに対し、ハタイ・スポルは同48に留まった。

                  得点場面+α

 前半16分、ギュライ・ヴラルからのパスを、左サイドで得たハジ・ライトが、ハタイ・スポルのディフェンスのファーティフ・クルジュクをフェイントでかわしたあと、GKムニルと1対1となり、狭い角度ながらシュートを放つと、ゴールが決まった。1:0。
 同29分、フェルナンドがフリーキックを蹴り、内へと入れると、ファーサイドのポスト際でいいジャンプを見せたナルドが、そのボールにヘッドで合わせると、GKが見送るなか、サイドバーに当たりゴールインしたのだった。2:0。
 同35分、ディフェンスから出されたロングボールを得たドーウカン・シニクがパスを出すと、それを受け、左サイドからペナルティーエリアへと入り込んだギュライ・ヴラルが、PKポイントに向けボールを入れた。そのボールに合わせて、左足一閃、ハジ・ライトが、自身では2点目、チームにとっては3点目をなるゴールを決めたのだった。3:0。
 同38分、ヤシン・ベンジアが、ペナルティーエリアのゴール左斜め前に向け浮かしたボールを、ブラク・オクスズがヘッドでボールを回した。そのボールを、ゴールエリア手前で受けたマメ・デューフが、そのボールに合わせて、ヘディングシュートを放つと、GKボッフィンが見送るなか、ボールはゴールインしたのだった。3:1。
 後半10分、左サイドから、ドーウカン・シニクが、右足のアウトサイドを使い、ペナルティーエリア内へと送った見事なパスに合わせて、ルイス・アドリアーノが、落ち着いてゴールを決めた。4:1。
 同22分、ディフェンスからボールをクリアしようとしたポリの胸に向かい、足を上げていったルーベン・リベイロの行為を咎めた主審がレッドカードを出し、一発退場となった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=シェレル・フローラヌス、ナルド、ヴェイセル・サル(後半40分:バハドゥル・オズテュルク)、ギュライ・ヴラル=ハカン・オズメト(後半16分:アンドレア・ポリ)、フェルナンド・マルティンス=アラッサヌ・ンダオ(後半16分:ギョクデニズ・バイラクダル)、ルイス・アドリアーノ、ドーウカン・シニク(後半23分:ウーサム・ガーシャ)=ハジ・ライト(後半40分:フレディ)
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、サム・アデクッベ=オヌル・エルギュン、ルベン・リベイロ=アユブ・エル・カービ(後半15分:ディラン・サン・ルイ)、ヤシン・ベンジア(後半29分:セリムジャン・テメル)、サバ・ロブジャニージェ(後半29分:サドゥク・バシュ)=マメ・デューフ(後半40分:ベルトゥー・ユルドゥルム)



フェネルバフチェ 2:0 ガラタサライ(フェネルバフチェ公式HP 22. 4.11)

ミハ・ザイッチ(CNNトルコ紙) ヴィクトール・ネルソン(左)セルダル・ドゥルスン(右)(ガラタサライ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第32節で、ガラタサライをホームに迎えた。このダービーマッチを、ミハ・ザイッチとセルダル・ドゥルスンのゴールで2:0で制したフェネルバフチェは、この勝利で、勝ち点を59に伸ばし2位に上がった。

                 試合経過

 前半26分、メルト・ハカン・ヤンダシュからのパスを、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で得たブライト・オシャイ・サミュエルが、PKポイント上にいたミハ・ザイッチにボールを回した。そのミハ・ザイッチが狙いすましたシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットが揺れた。1:0。
 同35分、ブライト・オシャイ・サミュエルが、自陣で得たボールを持ち、ガラタサライのペナルティーエリア内へと持ち込んだ。そして、ネルソンをフェイントでかわし、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れ外に出て行ってしまった。
 同45分、ガラタサライの攻撃で、ライアン・バベルのパスでボールを持ったベルカン・クトゥルが、フェネルバフチェのディフェンスの裏を取ったケレム・アクテュルコウルにボールを出した。そのケレム・アクテュルコウルは、ペナルティエリア内へと持ち込むや、ゴール右斜め前からシュートを放ったが、GKアルタイ・バユンドゥルはゴールを許さなかった。
 後半15分、イルファン・ジャン・カフヴェジの蹴った右コーナーキックに合わせて、セルダル・ドゥルスンがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同23分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。イルファン・ジャン・カフヴェジが、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ヘッドで浮かした。そのボールが、ファーサイドに流れたところ、セルダル・ドゥルスンが、それに合わせて、ヘディングシュートを放つと、GKムスレラが防ごうとしたが、ボールはゴールインしたのだった。2:0。
 残りの時間では、両者ともに、掴んだ好機を活かすことができなかった。そして、フェネルバフチェは2:0で勝利を掴んだのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル、セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、フェルディ・カドゥオウル(後半ロスタイム1分:アッティラ・サライ)=ミゲル・クレスポ(後半ロスタイム1分:ルイス・グスタボ)、ミハ・ザイッチ=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半35分:ディミトリス・ペルカス)、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半39分:アルダ・ギュレル)、ディエゴ・ロッシ=セルダル・ドゥルスン(後半ロスタイム1分:メルギム・ベリーシャ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=オマル・エラブデラウィ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=タイラン・アンタルヤル、ベルカン・クトゥル=ライアン・バベル(後半39分:オリンピウ・モルタン)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半29分:ハリル・デルヴィショウル)、ケレム・アクテュルコウル=バフェンティンビ・ゴミス(後半39分:アルダ・トゥラン)



ベシクタシュ 4:1 アランヤ・スポル(CNNトルコ 22. 4.10)

ミシー・バチュハイ(ヒュリエット紙) ルドゥヴァン・ユルマズ(左)エフェジャン・カラジャ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第32節で、ベシクタシュが、ホームに迎えたアランヤ・スポルを4:1でくだした。

 ヴァレリアン・イスマエル監督就任後、初のホームでの試合で、ベシクタシュが、トルコ・リーグ第32節で、アランヤ・スポルを4:1でくだした。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、前半2分と43分にミシー・バチュハイが、同25分にジョゼフ・デ・ソーサ、後半33分にはギュヴェン・ヤルチュンが決めた。アウェーのアランヤ・スポルの唯一のゴールは、前半23分にエフェジャン・カラジャが決めたものだった。この勝利で、トルコ・リーグでの勝ち点を50に伸ばしたベシクタシュは、引き続き、ヨーロッパのカップ戦への出場権を求めている。一方のアランヤ・スポルは、同52に留まった。

                  試合経過

 前半2分、ラシド・ゲザルからのパスを、相手ディフェンスの裏で取ったミシー・バチュハイが、ペナルティエリア内へと持ち込み、ゴール右斜め前からファーサイドのゴールポスト方向にシュートを放つと、これが、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らした。1:0。
 同23分、タイフル・ビンギョルが、ペナルティーエリア内へと右サイドから入るとゴールライン際まで持ち込んで、ゴール前へとボールを送ると、走り込んできたエフェジャン・カラジャが、それに合わせてシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らした。1:1。
 同25分、ルドゥヴァン・ユルマズが、左サイドからスローインをすると、ペナルティーエリア内にいたドマゴイ・ヴィダが落とした。そのボールを、アランヤ・スポルのディフェンスがクリアしたが、そのボールを拾ったヴァレンティン・ロシエが、ペナルティエリアの外からシュートを打ったところ、そのボールを、ペナルティーエリア内左サイドで得たジョゼフ・デ・ソーサが、再び、シュートを放った。そのボールが、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らした。2:1。
 同36分、アランヤ・スポルのディフェンダーが、大きくクリアしたボールを中盤で得たフランシスコ・モンテーロが、ペナルティーエリア内へ左サイドから持ち込み、ゴール斜め前からシュートを放ったが、ボールは、GKマラフォナが押さえてしまった。
 同43分、ヴァレンティン・ロシエが、ペナルティエリアの外右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドのゴールポスト際でボールを得たミシー・バチュハイが、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放つと、これが、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。3:1。
 後半13分、ノヴァイスが、左サイドからフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは、GKエルシン・デスタノウルがキャッチした。
 同19分、ラシド・ゲザルが、PKポイントでシュートを放つと、GKマラフォナがパンチングで防いだ。ベシクタシュの攻撃は続き、ヴァレンティン・ロシエが、左ゴールポスト際からシュートを放ったが、ボールは、ゴールラインと並行に流れて行っただけだった。
 同33分、ルドゥヴァン・ユルマズのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったギュヴェン・ヤルチュンが、ペナルティエリア内左サイドからファーサイドを狙ったシュートを放つと、これがゴールインした。4:1。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ウエリントン・シルヴァ(後半39分:ネジプ・ウイサル)、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ=ヴァレンティン・ロシエ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジャン・ボズドーアン、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半39分:ウムト・メラシュ)=ラシド・ゲザル(後半30分:ミラレム・ピャニッチ)、ミシー・バチュハイ(後半19分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アレックス・テイシェイラ(後半19分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)
【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、フルカン・バユル、ファーティフ・アクソイ、クリスティアン・ボルジャ=ジョアオ・ノヴァイス(後半23分:ウイルソン・エドゥアルド)=エフェジャン・カラジャ、ウムト・ギュネシュ(後半12分:エムレ・アクババ)、エフカン・ベキロウル(後半40分:)、タイフル・ビンギョル=ダニエル・カンデイアス(後半12分:オウズ・アイドゥン)



ベシクタシュのアランヤ・スポル戦のメンバーが明らかに! 3選手の名がない(ファナティック紙 22. 4. 9)

ヴァレリアン・イスマエル監督(ファナティック紙)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第32節でホームで戦うアランヤ・スポル戦のメンバーが明らかになった。ヴァレリアン・イスマエル新監督は、オウズハン・オズヤコブ、ギョクハン・トーレ、メフメット・トパルの3選手をメンバーに入れなかった。

 トルコ・リーグ第32節で、ベシクタシュは、ホームでアランヤ・スポルと対峙する。現在、勝ち点52で4位につけるアランヤ・スポルは、このアウェー戦で勝ち点を得ることを狙っている。一方のベシクタシュは、ヴァレリアン・イスマエル監督指揮下のトラブゾン・スポル戦で希望の詰まった姿を見せてくれた。ベシクタシュのサポーターは、ヴォーダフォン・パルクになだれ込み、チームを支えるつもりだ。
 この試合を前に、同監督は、登録メンバーを明らかにした。その中には、オウズハン・オズヤコブ、ギョクハン・トーレ、メフメット・トパルの名前はなかった。また、出場停止のサイル・ラリン、故障が癒えていないメルト・ギュノクも、この登録メンバーには入っていない。

                 ベシクタシュのアランヤ・スポル戦のメンバーは次の通り

 エルシン・デスタノウル、エムレ・ビルギン、ヴァレンティン・ロシエ、ルドゥヴァン・ユルマズ、フランシスコ・モンテーロ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ケヴィン・ジョルジュ・エンクドゥ、ミシー・バチュハイ、ジャン・ボズドーアン、アッティバ・ハッチンソン、ミラレム・ピャニッチ、ラシド・ゲザル、ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ケナン・カラマン、セルダル・サートチ、ギュヴェン・ヤルチュン、エミルハン・イルクハン、ウムト・メラシュ、アレックス・テイシェイラ。



フェネルバフチェのダービーマッチでの先発メンバー、明らかになる(TRT 22. 4. 8)

イスマイル・カルタル監督(TRT)  フェネルバフチェのイスマイル・カルタル監督は、ダービーマッチでの先発メンバーを、ほぼ固めた。同監督は、左サイドバック以外の他のポジションについては変更を考えていないようだ。

 フェネルバフチェでは、全ての目が、トルコ・リーグで戦われるガラタサライとのダービーマッチに向けられている。イスマイル・カルタル監督は、先発メンバーを練り上げていく中で、重大な変更は考えていない。同監督は、ここ数節、いい結果を収めている選手たちを、ほぼピッチに送り出す考えだ。GKにはアルタイ・バユンドゥル、ディフェンス陣は、ブライト・オシャイ・サミュエル、キム・ミンジェ、セルダル・アズィズに出場の機会が与えられると考えられている。ただ、左サイドバックだけは、誰を起用するかは、まだ決まっていない。故障者が恢復をした中盤の起用については、選択肢が増えた。だが、ミハ・ザイッチとクレスポを並べて起用することは間違いなかろう。カイセリ・スポル戦でのメルト・ハカン・ヤンダシュ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、ディエゴ・ロッシのプレーぶりを歓迎している同監督は、この3人をピッチに送り出すことは、ほぼ間違いない。また、得点をあげるのに貢献を続けているセルダル・ドゥルスンは、チームに欠かせないと看ている。そのため、エネル・ヴァレンシアやベリーシャは、今回もまた、控えに回るだろうというのが、情報から判断できることだ。



トラブゾン・スポル、アブドラハ・アヴジュ監督、難しい選択(タクヴィム紙 22. 4. 7)

アブドラハ・アヴジュ監督(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルの2人のストッパー、アフメットジャン・カプランとヴィトール・フーゴは、故障から、完全に恢復した。明日行われるガジアンテップFK戦では、首脳陣が、自分たちに、どのような選択をするか、その決定を待っている。

 トラブゾン・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、ベシクタシュ戦では、故障者が多く出ていたため、ストッパーには、ヒュセイン・テュルクメンとデンスヴィルの2人を起用した。トラブゾン・スポルの2人のストッパー、アフメットジャン・カプランとヴィトール・フーゴは、故障から、完全に恢復した。明日行われるガジアンテップFK戦では、首脳陣が、自分たちに、どのような選択をするか、その決定を待っているところだ。同監督が、ストッパーに誰を選ぶかが、関心の的になっている。

                  カウントダウンが始まった

 そのサッカー人生で、トラブゾン・スポルとともにスーパーカップを制したのが、唯一のタイトル獲得経験となっている同監督にとって、初のトルコ・リーグ制覇へ、今やカウントダウンとなっている。



練習の場に、ケレム・アクテュルコウルの姿はなし(TRT 22. 4. 6)

ドメネク・トレント監督(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ第32節、4月10(日)に行われるダービーマッチで、フェネルバフチェとのアウェー戦を戦うガラタサライは、その準備を続けている。故障を抱えるケレム・アクテュルコウル、ソフィアン・フェグリ、モスタファ・モハメッドは、治療継続中だ。

 ガラタサライの発表によると、フロリャ・メティン・オクタイ・グランドで、ドメネク・トレント監督指揮下で行われた練習は、ウォーミングアップから始まった。1本のパスと攻撃態勢で終わるというルールの下に行われたサーキットトレーニングが続き、組織的な戦術練習に時間を取り、最後は、狭いコートを使ったテンポを上げたミニゲームで、練習を切り上げた。故障を抱えるケレム・アクテュルコウル、ソフィアン・フェグリ、モスタファ・モハメッドの3選手は、治療継続中のままだった。ガラタサライは、明日も、ダービーマッチに備えた練習を行うことになっている。



バシャクシェヒル・スポル 1:0 新マラテヤ・スポル(ヒュリエット紙 22. 4. 5)

ジュニオール・カイサラ(左)ムニル・ショワール(右)(ヒュリエット紙) アレクシッチ(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第31節最終試合で、新マラテヤ・スポルをホームに迎えたバシャクシェヒル・スポルは、これを1:0でくだし、4節ぶりに勝利を収めた。

 バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、バシャクシェヒル・スポルが、ホームに新マラテヤ・スポルを迎えた。前半26分のアレクシッチのゴールで、この試合を制したバシャクシェヒル・スポルは、4節ぶりに勝利を得ることになった。この結果、勝ち点を50に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルは5位に上がった。一方、同20に留まることになった新マラテヤ・スポルは、最下位に沈んだままだ。

                  試合経過

 前半10分、右サイドを駆け上がったデニズ・テュルチが、ゴールライン際まで持ち込み、ゴールエリア前にいたオカカに向けセンタリングを入れた。そのオカカが、ボールを整えてシュートを放つと、ゴールが決まった。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けたのち、サルペル・バルシュ・サカ主審は、オフサイドがあったと認定して、ゴールの決定を覆したのだった。
 同15分、デニズ・テュルチが右コーナーキックを蹴ると、トレゼゲがヘッドでボールを落とした。それに合わせて、オカカが至近距離からシュートを放つも、GKエルタッチが、これを防いだ。そのこぼれ球を、詰めていたベルカイ・オズジャンが仕上げを行おうしたが、再度、エルタッチが、これを防ぎ、コーナーキックに替えた。
 同17分、左サイドを、ボールを持ち駆け上がったトレゼゲが、ペナルティーエリア内のゴールライン際まで持ち込み、アレクシッチにボールを預けた。アレクシッチが、シュートを放つと、ボールは、エルタッチから跳ね返り、再度、アレクシッチの前にころがったところ、アレクシッチが、仕上げを行うとしたが、これまた、エルタッチがゴールを許さなかった。
 同26分、左サイドでボールを得たトレゼゲが、ペナルティーエリア内へと持ち込むや、PKポイントに向け、ボールを入れた。絶好の位置取りをしていたアレクシッチが、走り込んできてシュートを放つと、新マラテヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 後半13分、ペナルティエリア手前までボールを持ち込んだベルカイ・オズジャンが、左サイドを駆け上がるトレゼゲにボールを出した。そのトレゼゲが、ゴール斜め前から強烈なシュートを放ったが、ボールは、上のバーを直撃して外に出て行ってしまった。
 同25分、右サイドでボールを得たケナン・オゼルが、ペナルティーエリアへ向けたセンタリングを入れると、それに合わせて、いいジャンプを見せたテテがヘディングシュートを試みたが、ボールは、上のバーに当たり、外に出て行ってしまった。
 同30分、右サイドでボールを得たセルダル・ギュレルが、ペナルティエリア内へセンタリングを入れた。そのボールに合わせて、相手ディフェンスの裏でジャンプを見せたアタベイがヘディングシュートを放ったが、GKエルタッチがゴールを許さなかった。
 同32分、アレクシッチが、左サイドをからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前でボールを得たセルダル・ギュレルが、相手選手をすり抜けたあと、シュートを試みた。ボールは、GKエルタッチから跳ね返り、再び、セルダル・ギュレルの前に転がった。そこで、セルダル・ギュレルは、再度、シュートを試みたが、今度は、バーに嫌われてしまった。
 同37分、ペナルティーエリア内ゴール左斜め前でボールを得たデニズ・テュルチが、ゴールエリア内へと動いたアタベイにボールを出した。そのアタベイが、至近距離からシュートを放ったが、GKエルタッチが、またしてもゴールを許さなかった。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、レオ・ドゥアルテ、アレクサンドゥ・エピュロヌ、ルカス・リマ=トルガ・ジエルジ=デニズ・テュルチ(後半43分:マフムト・テクデミル)、ダニエル・アレクシッチ(後半43分:ピッツィ)、ベルカイ・オズジャン(後半26分:エムレ・チョラク)、トレゼゲ(後半26分:セルダル・ギュレル)=ステファノ・オカカ(後半19分:アタベイ・チチェック)
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=ケナン・オゼル、ガストン・カンピ、ウサマ・ハッダディ、カリム・ハフェズ(後半45分:ベラト・ヤマン)=ムスタファ・エスキヘラッチ(後半45分:メルト・ミラッチ・アルトゥンタシュ)、ゴッドフレード・ドンサー(後半41分:アタカン・ムジデ)、オケチュク・アズブイケ(後半45分:フィリップ・ガメリ)、ムニル・ショワール(後半19分:ジョスピン・ンシミリマナ)=ヌーア・ジコ=ベンジャミン・テテ



「トラブゾン・スポル対ベシクタシュ」戦は息もつかせぬ一戦! 2ゴール、PK失敗、レッドカード1枚(ソズジュ紙 22. 4. 4)

ンワケメ(左)ウエリントン・シルヴァ(右)(ベシクタシュ公式HP) ドルクハン・トコズ(左)ルドゥヴァン・ユルマズ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  首位に立つトラブゾン・スポルと、昨季のチャンピオンのベシクタシュとの一戦は、信じられない激しい戦いとなった。2ゴールが生まれた試合で、PKの失敗が1本、レッドカードが1枚出た試合となった。

 トルコ・リーグ第31節で、首位のトラブゾン・スポルが、ホームにベシクタシュを迎えた。試合はゴールの応酬で、1:1で引き分けたが、ミシー・バチュハイがPKを逃した試合でもあった。後半25分に投入されたサイル・ラリンが、同35分にはレッドカードをもらい、ベシクタシュは10人で戦うことになった。
 トラブゾン・スポルのゴールは、後半に投入されたアンドレアス・コルネリウスから生まれたのに対し、ベシクタシュのゴールは、ヴァレンティン・ロシエの決めたものだった。トラブゾン・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、自身の記録を更新損ねたが、ベシクタシュの新監督ヴァレリアン・イスマエルは、初采配で勝ち点1を獲得した。この引き分けという結果で、トラブゾン・スポルは勝ち点を71に、ベシクタシュは同47に伸ばした。
 前半は、両者無得点のまま終わったが、この試合最初のゴールは、トラブゾン・スポルから生まれた。この試合の後半から投入されたアンドレアス・コルネリウスが、同11分、トラブゾン・スポルの先制点をたたき出した。ヒュセイン・テュルクメンが、ディフェンスから出したロングボールを受けたアンドレアス・コルネリウスが、GKエルシン・デスタノウルが前に出ているのを見透かして、ペナルティーエリア入ったところ、ゴール右斜め前からループシュートを放つと、これがゴールとなったのだった。
                  PK、失敗

 ベシクタシュは、同24分、獲得したPKのチャンスを活かせなかった。アブドゥルカディル・オミュルが、ラシド・ゲザルに対し、ペナルティーエリア内で執った行為を咎め、ゾルバイ・クチュック主審が与えたPKだった。ところが、このPKを、ミシー・バチュハイが蹴ったが、ボールは左のバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまったのだった。

                  同点ゴールはヴァレンティン・ロシエから

 ベシクタシュは、この難しい試合で、ヴァレンティン・ロシエが同点ゴールを決めた。同26分、ラシド・ゲザルからのパスをペナルティーエリア内で受けたヴァレンティン・ロシエが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、これが、GKウーウルジャン・チャクルの傍らを抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。

                  ベシクタシュ、10人になる

 ベシクタシュは、同25分に投入されたサイル・ラリンが、同35分にレッドカードをもらい退場処分となった。右サイドで生まれたマッチアップのあと、サイル・ラリンが、マノリス・シオピスの顔をひっぱ叩いたため、ゾルバイ・クチュック主審が、一発退場のレッドカードを出したのだった。
 後半ロスタイム、トラブゾン・スポルがゴールに迫った。右サイドで得たフリーキックを、マレク・ハムシクが蹴り、ペナルティエリア内へと送ると、それに合わせてジャンプを見せたドルクハン・トコズがヘディングシュートを放つと、ボールは、上のバーに当たり外に出て行ってしまったのだった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、試合は、1:1の引き分けに終わった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、ヒュセイン・テュルクメン、ステファノ・デンスヴィル、ティモテウシュ・プハチ=マノリス・シオピス、アナスタシオス・バカセタス(後半39分:マレク・ハムシク)=エディン・ヴィスチャ(後半42分:ジャン・クアッシ)、アブドゥルカディル・オミュル(後半25分:ベラト・オズデミル)、アンソニー・ンワケメ(後半1分:アンドレアス・コルネリウス)=ジャニニー・セメド(後半42分:ユスフ・エルドーアン)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ=ヴァレンティン・ロシエ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジャン・ボズドーアン(後半30分:ミラレム・ピャニッチ)、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半45分:ウムト・メラシュ)=ラシド・ゲザル(後半45分:アッティバ・ハッチンソン)、ミシー・バチュハイ(後半25分:ケナン・カラマン)、アレックス・テイシェイラ(後半25分:サイル・ラリン)



カイセリ・スポル 0:4 フェネルバフチェ(CNNトルコ+フェネルバフチェ公式HP&TRT補綴 22. 4. 3)

リオネル・キャローレ、ディエゴ・ロッシ、マジド・ホセイニ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) イルファン・ジャン・カフヴェジ(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、フェネルバフチェは、アウェーでカイセリ・スポルを0:4でくだした。

 国際マッチデイのブレイク期間明けのトルコ・リーグ第31節で、フェネルバフチェが、アウェーでカイセリ・スポルを0:4でくだした。フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、前半16分にミハ・ザイッチ、同45分にディエゴ・ロッシ、後半9分にイルファン・ジャン・カフヴェジ、同ロスタイム3分にアルダ・ギュレルが決めたものだった。これで、フェネルバフチェは、トルコ・リーグで3連勝を遂げることになったのに対し、カイセリ・スポルは、5連敗となってしまった。

                  試合展開

 前半16分、イルファン・ジャン・カフヴェジがフリーキックを蹴り、ペナルティーエリア内のファーサイドにボールを送ると、それに合わせたフィリップ・ノヴァクが内へとボールを入れた。そのボールを、GKがクリアしようとしたが、ボールを捉えたセルダル・アズィズが、ゴールポスト近くにいたミハ・ザイッチに送ると、ミハ・ザイッチがしっかりとゴールを決めたのだった。0:1。
 同30分、イルファン・ジャン・カフヴェジからのスルーパスを受けたディエゴ・ロッシが強烈なシュートを放ったが、GKルングが押さえてしまった。
 同37分、エムラー・バシャンがフリーキックを蹴ると、枠の角に向かい飛んできたところを、GKアルタイ・バユンドゥルがパンチングで防いだ。すると、そのボールは、バーに当たり外に出て行った。
 同43分、フェネルバフチェのディフェンスの裏に放り込まれたパスを捉えたガヴラノヴィッチが、アルタイ・バユンドゥルの頭上を越えるシュートを放ち、これがゴールインしたが、オフサイドがあったとしてゴールとは認定されなかった。
 同45分、右サイドからイルファン・ジャン・カフヴェジがペナルティーエリアへ向けセンタリングを入れると、ボールは、ディフェンダーに当たり、ディエゴ・ロッシの前に転がった。そのボールを捉えたディエゴ・ロッシが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らした。0:2。
 後半10分、フェネルバフチェが点差を3と拡げた。ペナルティーエリアの外でボールを得たイルファン・ジャン・カフヴェジがロングシュートを放つと、これが、カイセリ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:3。
 同13分、エムラー・バシャンのセンタリングに対し、ジャンプを見せたガヴラノヴィッチがヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム3分、フェネルバフチェが、点差を4と拡げた。メルト・ハカン・ヤンダシュとパス交換をしてペナルティーエリアの外でボールを得たアルダ・ギュレルが、右サイドからシュートを放つと、これが、カイセリ・スポルのゴールネットに収まった。0:4。

【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト、メルト・チェティン、マジド・ホセイニ、リオネル・キャローレ=オリヴィエ・ケメン=エムラー・バシャン(後半22分:カルロス・マヌ)、グスタヴォ・カンパナロ(後半31分:ギョクハン・サズダー)、アブドゥルカディル・パルマク(後半1分:アンドレア・ベルトロッツィ)、ミゲル・カルドソ(後半1分:ムスタファ・ペテクメク)=マリオ・ガヴラノヴィッチ(後半31分:イルハン・パルラク)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル、セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ(後半39分:アッティラ・サライ)、フィリップ・ノヴァク(後半31分:フェルディ・カドゥオウル)=ミゲル・クレスポ、ミハ・ザイッチ(後半31分:ルイス・グスタボ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半22分:アルダ・ギュレル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ディエゴ・ロッシ(後半22分:ディミトリス・ペルカス)=セルダル・ドゥルスン



トラブゾン・スポル、ダービーマッチを前に2つの朗報(ファナティック紙 22. 4. 2)

アブドゥルカディル・オミュル(ファナティック紙) マレク・ハムシク(ファナティック紙)  軽い故障を発生させ、トルコ代表から、途中離脱したアブドゥルカディル・オミュルは、重大な問題には至らず、ベシクタシュとの一戦にはピッチに立つことになる。マレク・ハムシクは、チームとともに練習を行っている。ベシクタシュ戦のメンバー入りするものと考えられている。

 ブレイク期間が終わり、トラブゾン・スポルの嵐が始まる。国際マッチデイが終わり、代表に招集されていた選手が戻ってきたトラブゾン・スポルは、ベシクタシュとの注目の一番に舵を切った。トラブゾン・スポルは、この難しい相手をくだし、優勝に、更に一歩、近づくことを狙っている。アブドラハ・アヴジュ監督は、ピッチに送り出す先発メンバーを固めようとするなか、チームのカギを握る選手たちから入る情報に、顔をほころばせている。1つ目の朗報はアブドゥルカディル・オミュルからだった。トルコ代表のイタリア代表との試合を前にして、故障のため、代表メンバーから外れたアブドゥルカディル・オミュルは、大事には至らなかった。チーム練習に合流していたアブドゥルカディル・オミュルは、ベシクタシュ戦の先発メンバーに名を連ねることになろう。もう1つの朗報は、マレク・ハムシクに関するものだ。

                 先発メンバーに入ることは難しい

 2ヶ月以上、故障に悩まされ、そのため、2回に渡り、故国スロヴァキアの主治医の診断も受けたマレク・ハムシクは、既に、ユニフォームを着て、チームとともに練習を行っている。戦術練習にも加わっていたマレク・ハムシクは、ベシクタシュ戦の21人のメンバー入りするものと考えている。長期に渡り、離脱していたために、先発メンバー入りすることは、今のところ難しいと看られている。



ドイツのシュトゥットガルトが、ベシクタシュのルドゥヴァン・ユルマズを狙う(タクヴィム紙 22. 4. 1)

ルドゥヴァン・ユルマズ(ファナティック紙)  ルドゥヴァン・ユルマズ獲得を狙うクラブの中に、シュトゥットガルトが加わった。2年前にも、ルドゥヴァン・ユルマズ獲得を試みたことのあるシュトゥットガルトは、ベシクタシュに対し750万EUROの移籍金を提示してきた。ベシクタシュ側は、1000万EUROを考えている。

 ベシクタシュから、今季終了後、巣立っていくものと考えられているルドゥヴァン・ユルマズ狙いに、新たなクラブが算入してきた。ドイツのシュトゥットガルトが、20歳のルドゥヴァン・ユルマズ獲得に向け、ベシクタシュに750万EUROの移籍金を提示してきたのだ。オファーの数が増えることで、強気になってきているベシクタシュのフロントは、2023年6月まで契約のあるルドゥヴァン・ユルマズの移籍については、1000万EUROの移籍金を求めている。両クラブの関係者が、近々、再度、交渉に入ることが知られている。ルドゥヴァン・ユルマズ獲得については、フランスの多くのクラブが、なかでもリヨンが、最も熱い目を向けている。ルドゥヴァン・ユルマズの移籍では、最大限の利益を得たいと考えているベシクタシュのフロントは、いずれに対しても回答を与えないままでいる。しかし、4月ともなると、ルドゥヴァン・ユルマズの態度も明確になり、行き先も明らかになるものと考えられている。ベシクタシュのアフメット・ヌル・チェビ理事長は、既に、ルドゥヴァン・ユルマズとエルシン・デスタノウル両選手については、重大なオファーが来ていることを明らかにしている。

                  優勝にも大きく貢献

 ベシクタシュの昨季の優勝に大きく貢献したルドゥヴァン・ユルマズは、今季は、27試合に出場している。その内21試合で、先発メンバーに入っている。



トラブゾン・スポル、ディフェンス陣変わる(ファナティック紙 22. 3.31)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙) ヒュセイン・テュルクメン(ファナティック紙) デンスヴィル(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、直近のチャイクル・リぜ戦とは著しく異なるディフェンス陣で、ダービーマッチに現れる。まずは、出場停止の解けたウーウルジャン・チャクルがGKに、ティモテウシュ・プハチが左サイドバックに戻ってくる。U19代表の試合で故障を発生させたアフメットジャン・カプランの替わりにはヒュセイン・テュルクメンがストッパーとして起用されるものと考えられる。

 右サイドバックには、ブルーノ・ペレスが出場停止のため、ドルクハン・トコズが、この位置に回る。ヴィトール・フーゴを欠くディフェンス陣のリーダー役はデンスヴィルに託される。このオランダ人ストッパー以外では、チャイクル・リぜ戦でディフェンス陣を構成した全ての選手(イスマイル・キョイバシュ、アフメットジャン・カプラン、ブルーノ・ペレス)が交替してしまう。そのチャイクル・リぜ戦でディフェンスの4選手からは、ただ1人、デンスヴィルだけが、ベシクタシュとのダービーマッチの先発メンバーに名を連ねることになろう。



トルコ 2:3 イタリア(トルコ・サッカー協会公式HP改+ファナティック紙補綴 22. 3.30)

ハカン・チャラノウル(右端)(トルコ・サッカー協会公式HP) ケレム・アクテュルコウル(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、コンヤ市立スタジアムで戦ったイタリア代表との一戦に、2:3で敗れた。

 2022W杯欧州予選プレーオフ準決勝で敗れた2チームによるこの試合、トルコ代表は、前半4分にジェンギズ・ウンデル、後半38分にセルダル・ドゥルスンがゴールを決めた。アウェーのイタリア代表のゴールは、前半35分にブライアン・クリスタンテ、同38分と後半24分にジャコモ・ラスパドーリから生まれた。

                 得点場面

 前半4分、トルコ代表が先制した。エネス・ウナルが出したパスに反応したジェンギズ・ウンデルが、ペナルティーエリア内ゴール右斜めから強いシュートを放つと、イタリア代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同35分、イタリア代表が同点に追いついた。クリスティアーノ・ビラーギが、左サイドから蹴ったフリーキックに対し、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたブライアン・クリスタンテが、ヘディングシュートを見せると、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同38分、イタリア代表が逆転をした。ペナルティーエリア内でのせめぎ合いののち、サンドロ・トナーリが、ボールを、ジャコモ・ラスパドーリに預けると、そのジャコモ・ラスパドーリが、ダイレクトでグランダーのシュートを放った。そのボールが、枠の中央を抜けゴールインしたのだった。1:2。
 後半24分、イタリア代表が、点差を2と拡げた。マッティア・ザッカーニのセンタリングを、ペナルティーエリア内にいたクリスティアーノ・ビラーギが落とすと、そのボールを捉えたジャコモ・ラスパドーリの放ったシュートがゴールとなったのだった。1:3。
 同38分、トルコ代表が、点差を1と縮めた。ジェンギズ・ウンデルが蹴った右コーナーキックからボールを、ペナルティーエリア内にいたチャーラール・ソユンジが落とすと、そのコースに入ったセルダル・ドゥルスンが仕上げを行ったのだった。2:3。

【トルコ代表】アルタイ・バユンドゥル=オザン・カバク(前半8分:カーン・アイハン)、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジ=メルト・ミュルドゥル、ドルクハン・トコズ(後半17分:サリフ・オズジャン)、ハカン・チャラノウル(後半32分:タイラン・アンタルヤル)、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半17分:ベルカン・クトゥル)=ジェンギズ・ウンデル、ケレム・アクテュルコウル(後半17分:セルダル・ドゥルスン)=エネス・ウナル(後半32分:ドーウカン・シニク)



トルコ代表、イタリア代表戦を前に3選手が離脱(イエニ・シャファク紙 22. 3.29)

アブドゥルカディル・オミュル(ファナティック紙) ユスフ・ヤズジュ(フォトマッチ紙) セルダル・アズィズ(ファナティック紙)  W杯欧州予選プレーオフをアウェーで戦ったポルトガル代表戦を、3:1で失い、本戦出場が叶わなかったトルコ代表では、イタリア代表と行う親善試合を前に、3選手が、故障のため代表を外れた。

 トルコ代表は、2022W杯欧州予選プレーオフを、アウェーで戦い、ポルトガル代表に3:1で敗れ、本戦出場の機会を4年後に託すことになった。一方、北マケドニアに、ホームで0:1で敗れ、2大会連続で本戦出場のできなかったイタリア代表が、トルコ代表と親善試合で対峙する。
 ポルトガル代表戦後、代表を引退したブラク・ユルマズに次いで、故障のため、3選手が、イタリア代表戦ではプレーできない。トラブゾン・スポルのアブドゥルカディル・オミュル、CSKAモスクワのユスフ・ヤズジュ、フェネルバフチェのディフェンダーのセルダル・アズィズが、故障のため、代表を外れたのだ。



フェネルバフチェ、ミハ・ザイッチに決断! もう3年、、、(フォトマッチ紙 22. 3.28)

ミハ・ザイッチ(ファナティック紙)  来季に向けての準備に入っているフェネルバフチェで、スロヴェニア人選手ミハ・ザイッチに、煌めきの攻勢が決められた。フェネルバフチェのフロントが、2023年で契約が満了する27歳になっているミハ・ザイッチと、3年間の契約更改をする決定を下したのだ。

 次から次へと湧き上がる放出候補に、いつも名があったミハ・ザイッチの、ここ2ヶ月のプレーぶりは、目を見張る水準にある。ミハ・ザイッチは、フェネルバフチェでばかりか、代表選手としても、とってもいいプレーを見せているのだ。フェネルバフチェは、来季に向け、現在在籍している多くの外国人選手を放出することになろうが、ミハ・ザイッチの名は、その中には入っていない。フロントは、新監督が誰になろうとも、ミハ・ザイッチとの新たな契約を考えている。ミハ・ザイッチの代理人とは、新たに3年契約を結ぶことで交渉が行われている。また、ミハ・ザイッチも、フェネルバフチェでのキャリアを続けたい意向だ。



フェネルバフチェに、フェルディ・カドゥオウルの朗報(ファナティック紙 22. 3.27)

フェルディ・カドゥオウル(ファナティック紙)  故障が癒えたフェルディ・カドゥオウルは、久しぶりに、次節にはメンバー入りすることになる。フェネルバフチェのイスマイル・カルタル監督の目標は、4月10日に行われるガラタサライとのダービーマッチでピッチに立っていることだ。

 フェネルバフチェに、故障のため、約1ヶ月半、ピッチから遠ざかっていたフェルディ・カドゥオウルから、嬉しい知らせが届いてきている。今季の大活躍で、ヨーロッパのビッグクラブの目にとまっている22歳のフェルディ・カドゥオウルが、不運な故障を経て、この火曜日から、チーム練習に合流することになっている。スパルタ・プラハとの、チェコで戦ったUEFA欧州コンフェランスリーグのプレーオフで故障を発生させたフェルディ・カドゥオウルは、先日、フロントとの交渉の結果、3年間の契約延長を行ったところだ。

                 特別メニューを行う

 先日来、ピッチに入っての練習を始め、昨日も、一人で、特別メニューをこなしていたフェルディ・カドゥオウルは、次節のカイセリ・スポル戦でメンバー入りすることになる。だが、イスマイル・カルタル監督の目標は、4月10日、カドゥキョイで行われるガラタサライとのダービーマッチで先発メンバーに入れることだ。



ベシクタシュ、ヴァレリアン・イスマエルと契約(フォトマッチ紙 22. 3.26)

ヴァレリアン・イスマエル(ファナティック紙)  ベシクタシュが、イスタンブルへ招請したヴァレリアン・イスマエルと契約を締結したことを明らかにした。その契約内容の詳細は、次のようなものである。

 ベシクタシュは、ヴァレリアン・イスマエルと「1+1」年契約を結んだことを公表した。その内容は、次のようなものである。「我がクラブの監督問題について、ヴァレリアン・アレクサンドゥル・イスマエルと、2022年3月25日から、2022−23シーズン終了まで、及び、2023−24シーズンについては、1年間のオプション付きという契約に調印した」。



W杯の夢、水泡に帰す(NTV+TRT補綴 22. 3.25)

チャーラール・ソユンジ(左)(ヒュリエット紙) ブラク・ユルマズ(NTV)  トルコ代表は、2022W杯欧州予選プレーオフ準決勝で、ポルトガル代表とアウェーで対峙した。前半は、ポルトガル代表が2:0とリードを保ち過ぎて行った。ブラク・ユルマズは、後半20分に点差を1に縮めるゴールを決めたのに対し、同40分にはPK外してしまった。3:1で、この試合を落としたトルコ代表は、2022W杯には出場を逃してしまった。

 トルコ代表のシュテファン・クンツ監督は、3人のストッパー、オザン・カバク、メリヒ・デミラル、チャーラール・ソユンジを、いっぺんにディフェンスに使った。同監督は、直近のモンテネグロ代表戦の先発メンバーに比べて、4選手を交替させた。モンテネグロ代表戦で先発メンバーに名を連ねていたジャネル・エルキン、アブドゥルカディル・オミュル、ベラト・オズデミル、ハリル・デルヴィショウルに替えて、オザン・カバク、ジェンギズ・ウンデル、ベルカン・クトゥル、オルクン・キョクチュを起用した。
 前半15分、ポルトガル代表が先制した。ベルナルド・シルヴァがシュートを放つと、ボールはサイドバーを直撃してピッチに跳ね返り、誰もいないところに転がった。そのボールを得たオターヴィオが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、これが、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同42分、ホームのポルトガル代表が、点差を2と拡げた。オターヴィオがペナルティーエリア内へと入れたセンタリングに合わせて、そのコースに入りヘディングシュートをジョタが放つと、これが、ニアのゴール隅に入ってしまった。2:0。そして、前半は、ポルトガル代表が2:0とリードをして終わった。
 トルコ代表は、後半に入り、試合の流れを大きく変えた。同20分、ベルカン・クトゥルからのパスを、ポルトガル代表のペナルティーエリア手前で得たブラク・ユルマズが、ジェンギズ・ウンデルにパスを出して、ペナルティーエリア内へと動くと、ジェンギズ・ウンデルがダイレクトで、ブラク・ユルマズにパスを送った。そのブラク・ユルマズが、ボールを得ると、インサイドキックで放ったシュートが、ポルトガル代表のゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 同39分、トルコ代表がPKを獲得した。フォンテのチェックを受けたエネス・ウナルがピッチに倒れた。ダニエル・ジーベルト主審は、最初は、プレーの続行を指示したが、ヴィデオ判定システム審判からの警告で、映像確認を行い、PKを指示した。だが、同40分、このPKを蹴ったブラク・ユルマズは、ボールを外に蹴り出してしまった。
 同ロスタイム4分、ポルトガル代表に3点目が生まれた。ラファエル・レオンからのパスを受け、GKウーウルジャン・チャクルと1対1となったヌーノ・メンデスがゴールを決めたのだった。3:1。そして、最後の笛が鳴り、トルコ代表は3:1で、この試合を失い、W杯参戦の希望が潰えたのだった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=オザン・カバク、チャーラール・ソユンジ、メリヒ・デミラル=ゼキ・チェリク(後半35分:ユスフ・ヤズジュ)、オルクン・キョクチュ(同35分:ドルクハン・トコズ)、ハカン・チャラノウル、ベルカン・クトゥル(後半45分:セルダル・ドゥルスン)=ジェンギズ・ウンデル、ブラク・ユルマズ、ケレム・アクテュルコウル(後半21分:エネス・ウナル)



トラブゾン・スポル、ヴィトール・フーゴの朗報(アクシャム紙 22. 3.24)

ヴィトール・フーゴ(ファナティック紙)  今季絶望と言われたトラブゾン・スポルのヴィトール・フーゴが、4月8日のガジアンテップFK戦に出場できると考えられている。

 トルコ杯準々決勝で、トラブゾン・スポルが、アンタルヤ・スポルを、エディン・ヴィスチャとベラト・オズデミルのゴールで2:0でくだした試合で、先発メンバーに名を連ねたディフェンダーのヴィトール・フーゴが故障を発生させた。
 故障発生後、ヴィトール・フーゴは、今季絶望と発表された。だが、ヴィトール・フーゴは、ガジアンテップFK戦ではプレーできると言われている。これで、トラブゾン・スポルは大きな喜びに包まれている。



シュテファン・クンツ監督の考える先発メンバー、8人は確定、残りの3つの位置に候補が7人(スター紙 22. 3.23)

シュテファン・クンツ監督(TRT)  トルコ代表のシュテファン・クンツ監督の考えるポルトガル代表戦の先発メンバーの内8人は確定。左サイドバック、センターフォワード、中盤の3選手については、今日には決断することになろう。

 トルコ代表のシュテファン・クンツ監督は、ポルトガル代表戦に起用する先発メンバーの内8人については確定している。

                 8選手は確定

 同監督の頭には、ウーウルジャン・チャクル、ゼキ・チェリク、チャーラール・ソユンジュ、メリヒ・デミラル、オルクン・キョクチュ、ハカン・チャラノウル、ジェンギズ・ウンデル、ケレム・アクテュルコウルを起用することは確定している。

                 ジャネル・エルキンか、ルドゥヴァン・ユルマズか

 左サイドバックに関しては、ジャネル・エルキンとルドゥヴァン・ユルマズとの選択となる。

                 中盤の1つの位置に候補は3選手

 中盤には、アブドゥルカディル・オミュル、ドルクハン・トコズ、ユスフ・ヤズジュから1人を選ぶことになろう。

                 エネス・ウナルか、ブラク・ユルマズか

 センターフォワードには、エネス・ウナルかブラク・ユルマズかという選択になろう。

                 合言葉は「我慢」

 同監督の掲げる、ポルトガル代表戦での合言葉は「我慢」となる。相手を、自陣内で迎え撃ち、カウンター攻撃でゴールを模索することになる。



ガラタサライとのダービーマッチを前に、フェネルバフチェに朗報(アクシャム紙 22. 3.22)

アッティラ・サライ(スター紙)  2:1でコンヤ・スポルをくだした試合で故障を発生させたアッティラ・サライに、困惑させるものは生じなかった。ガラタサライとのダービーマッチを前に戦うカイセリ・スポルとの一戦で、ピッチに立つものと思われている。

 フェネルバフチェのハンガリー人ストッパーのアッティラ・サライは、コンヤ・スポルとの一戦で膝を傷め、プレーを続行不能となった。靭帯を傷めたのではとの疑われたアッティラ・サライだったが、不安がらせるようなシナリオは生じなかった。
 行われた検査では、アッティラ・サライは、右膝外側靭帯損傷を診断された。ハンガリー代表に招集されたが、それを辞退したアッティラ・サライは、カイセリ・スポル戦には間に合う可能性がある。



フェネルバフチェ 2:1 コンヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 22. 3.21)

スクビッチ(左)アッティラ・サライ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ペルカス(CNNトルコ)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第30節で、コンヤ・スポルと対峙した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合を、2:1で制したフェネルバフチェは、勝ち点を53に伸ばした。フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、後半21分にキム・ミンジェが、同43分にディミトリス・ペルカスがもたらした。この勝利にゴールを決めることで貢献した韓国人選手キム・ミンジェは、フェネルバフチェ入団後の初ゴールとなった。一方のコンヤ・スポルの唯一のゴールは、前半35分にズィメル・ビティキが決めたものだった。

                  試合経過

 前半16分、フェネルバフチェが、とってもゴールに迫った。イルファン・ジャン・カフヴェジからのパスを中盤で受けたミハ・ザイッチが、ボールを持ち進んだあと、相手ディフェンスの裏を取ったブライト・オシャイ・サミュエルにボールを出した。そのブライト・オシャイ・サミュエルが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前からファーサイドの隅を狙ったシュートは、GKセヒッチがゴールを許さなかった。
 同35分、コンヤ・スポルが先制した。右サイドでスクビッチが入れたスローインからのボールをペナルティーエリア内で得たチカレシが、ゴールライン際まで持ち込み、アッティラ・サライをかわしたあと、ボールをPKポイントに向け入れた。エンドリ・チェキチが触れたボールが流れた左側にいたズィメル・ビティキへと転がった。GKアルタイ・バユンドゥルが押さえようとしてこぼれたところを、そのズィメル・ビティキが、ゴールライン前で触れると、ゴールが決まったのだった。0:1。
 後半18分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、右サイドからセンタリングを入れると、セルダル・ドゥルスンが、そのコースに入り、胸でペルカスに落とした。そのペルカスが強いシュートを放つと、ボールは、ムサ・チャーウランに当たりコーナーキックに替わった。
 同21分、フェネルバフチェが、同点に追いついた。イルファン・ジャン・カフヴェジがペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、ゴールポスト際でGKセヒッチからこぼれたボールがポストに当たり、ゴールライン手前にいたキム・ミンジェの前に転がった。そのキム・ミンジェが、がら空きのゴールに蹴り込んだのだった。1:1。
 同43分、フェネルバフチェが逆転した。ミゲル・クレスポからのパスを受けたディミトリス・ペルカスが、ペナルティーエリア内へ入るや放ったシュートが、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル、セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ(後半16分:フィリップ・ノヴァク)=ミゲル・クレスポ、ミハ・ザイッチ(後半45分:メルギム・ベリーシャ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半31分:アルダ・ギュレル)、メスト・エジル(後半1分:ディミトリス・ペルカス)、ディエゴ・ロッシ=セルダル・ドゥルスン(後半45分:オザン・トゥファン)
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アディル・デミルバー、ムサ・チャーウラン、ギレルメ・シチャ=アミル・ハジャフメトヴィッチ(後半44分:パウル・ジョセ・ムポク)、ソネル・ディクメン(後半30分:オーウルジャン・ウリュギュン)=アミルトン(後半1分:コンラド・ミチャラク)、エンドリ・チェキチ(後半22分:アマル・ラフマノヴィッチ)、ズィメル・ビティキ(後半30分:アフメド・ハッサン)=ソコル・チカレシ



アダナ・デミル・スポル 2:1 バシャックシェヒル・スポル(ベイン・スポル 22. 3.20)

デニズ・トゥルチ(左)アルペル・ウルダー(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP) タユップ・タルハ・サヌッチ(アダナ・デミル・スポル公式Twitter)  アダナ・デミル・スポルが、トルコ・リーグ第30節で、ホームに迎えたバシャックシェヒル・スポルを2:1でくだした。

 ホームのアダナ・デミル・スポルの勝ち点3をもたらしたゴールは、前半38分にタユップ・タルハ・サヌッチと後半35分にビルキル・ブジャルナソンから生まれた。一方、バシャックシェヒル・スポルのゴールは、後半3分にダニエル・アレクシッチから生まれた。アダナ・デミル・スポルは、この勝利で、勝ち点を48に伸ばしたのに対し、バシャックシェヒル・スポルは同47に留まった。

                  目立った場面

 前半19分、アダナ・デミル・スポルが、ゴールにとっても迫った。マティアス・ヴァルガスが、ペナルティエリア・ライン際で、ゴールマウスを見据えた位置からフリーキックを蹴ると、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同38分、アダナ・デミル・スポルが先制点を決めた。マティアス・ヴァルガスが蹴った左コーナーキックに合わせて、サメト・アカイドゥンがヘディングシュートを放つと、GKヴォルカン・ババジャンが遠くへと逸らした。ボールが、ペナルティエリアへと跳ね返ったところ、タユップ・タルハ・サヌッチがシュートを放つと、これが、バシャックシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半3分、バシャックシェヒル・スポルが同点に追いついた。トルガ・ジエルジが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたダニエル・アレクシッチが、ヘッドで浮かし球のシュートを放ったところ、これが、GKムリッチの抜け、ゴールインしたのだった。1:1。
 同12分、アダナ・デミル・スポルが効果的な攻撃を見せた。ペナルティエリア内に向かい、フェイントをかけながら進んできたユヌス・アクギュンが、ペナルティエリア・ライン状から強烈なシュートを放つと、GKヴォルカン・ババジャンが、際どいところで、これをパンチングで防ぎコーナーキックに替えた。
 同35分、ホームのアダナ・デミル・スポルが、2:1と勝ち越した。フェイントをかけながら右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだユヌス・アクギュンが、ゴールエリアのニアサイドにパスを出すと、それに、ビルキル・ブジャルナソンが触れるとゴールが決まったのだった。2:1。

【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、サメト・アカイドゥン、タユップ・タルハ・サヌッチ、アルペル・ウルダー(後半32分:ジョエル・ラスール)=ギョクハン・インレル、ベンジャミン・スタンブリ=ユヌス・アクギュン(後半ロスタイム3分:エルフン・アクセル・オズテュメル)、マティアス・ヴァルガス、ババジッド・アキントラ(後半18分:マリオ・バロテッリ)=ブリット・アッソンバローニャ(後半18分:ビルキル・ブジャルナソン)
【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=シェネル・オズバイラクル(後半41分:ピッツィ)、レオ・ドゥアルテ、ユスフ・ンダイシミエ、ルカス・リマ=サリフ・ウチャン(後半1分:ダニエル・アレクシッチ)、ベルカイ・オズジャン(後半1分:トルガ・ジエルジ)=デニズ・トゥルチ、ナセル・チャドリ、トレゼゲ(後半41分:エムレ・チョラク)=ステファノ・オカカ



チャイクル・リゼ 3:2 トラブゾン・スポル(ベイン・スポル+CNNトルコ補綴 22. 3.19)

レボガング・フィリ(左)アブドゥルカディル・オミュル(右)(トラブゾン・スポル公式HP) 喜ぶチャイクル・リぜの選手たち(NTV)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第30節で、チャイクル・リゼとのアウェー戦を戦い、3:2で敗れ、13試合連続不敗記録に終わりを告げた。

 ホームのチャイクル・リゼに勝利をもたらしたゴールは、後半14分、19分、ロスタイム4分にPKを決めたジョエル・ポフジャンパロのもたらしたものだった。一方、トラブゾン・スポルのゴールは、後半4分にアブドゥルカディル・オミュルが、同25分にジャニニー・セメドが決めたものだった。この結果、チャイクル・リゼは勝ち点を26に伸ばし、トラブゾン・スポルは同70に留まった。

                  試合経過

 前半19分、トラブゾン・スポルがゴールに迫った。エルジェ・カルデシュレルがロングボールを蹴り込んだところ、ディフェンスからボールが跳ねたのに反応したエディン・ヴィスチャがボールを持ち、ペナルティエリア内へと入り込み、GKと1対1となったところからシュートを放ったが、GKギョクハン・アッカンは両足を使い、これを防ぐことに成功した。
 後半3分、トラブゾン・スポルが先制した。イスマイル・キョイバシュが、左サイドからグランダーのセンタリングを入れると、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、このボールをコントロールしたジャニニー・セメドが、右にいたアブドゥルカディル・オミュルにボールを出した。それに合わせて、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で、アブドゥルカディル・オミュルが、左足一閃、シュートを放つと、これが、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同7分、チャイクル・リゼが同点に迫った。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアルペル・ポトゥクが、シュートを放ったところ、ゴールライン際でディフェンスが足を出し、これを防ぐと、ボールは、ゲドソン・フェルナデスの前に転がった。そのゲドソン・フェルナデスがシュートを放つも、ボールは、ゴールポストと並行に流れてしまった。その直後、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールをコントロールしたシセがセンタリングを入れたところ、ゴールエリア内で、そのボールに合わせて、ボルドリンがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同11分、ンワケメがホルメンに対して執った行為に対し、チャイクル・リゼにPKが与えられた。このPKを、ジョエル・ポフジャンパロが決めたのだった。
 同18分、ホームのチャイクル・リゼが逆転をした。タイラー・ボイドのシュートが、ペナルティエリア内にいたデンスヴィルの手に当たったのだった。ヴィデオ判定システムで確認をしたヴォルカン・バヤルスラン主審はPKを指示したのだった。このPKを、再び、ジョエル・ポフジャンパロが決めたのだった。
 同25分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。ペナルティエリア内にいたエディン・ヴィスチャがボールに触れ、そのボールがペナルティエリア内ゴール左斜め前にいたジャニニー・セメドに回ると、そのジャニニー・セメドが、右足一閃、ボールは、GKギョクハン・アッカンに当たりゴールインしたのだった。
 同ロスタイム5分、チャイクル・リゼが、スコアを3:2とした。同ロスタイム3分に、ディフェンスの裏を取ったジョエル・ポフジャンパロが、ペナルティエリア内へ入ったところで、GKエルジェ・カルデシュレルのチェックを受けピッチに倒れ込んだのだ。それを見たヴォルカン・バヤルスラン主審は、この日3回目となるPKを指示したのだった。今回も、PKを、ジョエル・ポフジャンパロが蹴ると、これがゴールとなった。そして、試合は、チャイクル・リぜが3:2のリードを保ったまま終わった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=エリック・サボ(後半33分:ギョクハン・ギョヌル)、セバスティアン・ホルメン、カルロス・ポンク、ジェマリ・セルテル=ゲドソン・フェルナンデス、レボガング・フィリ=タイラー・ボイド(後半39分:ロナルド・メンデス)、フェルナンド・ボルドリン(後半19分:ヤニク・ボラシー)、アルペル・ポトゥク(後半39分:ユスフ・サル)=パピス・シセ(後半19分:ジョエル・ポフジャンパロ)
【トラブゾン・スポル】エルジェ・カルデシュレル=ブルーノ・ペレス、アフメットジャン・カプラン、ステファノ・デンスヴィル、イスマイル・キョイバシュ(後半24分:ユスフ・エルドーアン)=マノリス・シオピス、ドルクハン・トコズ(後半43分:ベラト・オズデミル)=エディン・ヴィスチャ、アブドゥルカディル・オミュル(後半24分:アンドレアス・コルネリウス)、アンソニー・ンワケメ(後半33分:アナスタシオス・バカセタス)=ジャニニー・セメド(後半43分:ベンガリ・コイタ)



ガラタサライ、バルセロナに敗れ、ヨーロッパのカップ戦に別れを告げる(ソズジュ紙 22. 3.18)

アーンホルト(右)(バルセロナ公式Twitter) ペドリ(バルセロナ公式HP)  ガラタサライは、アウェー戦で引き分けアドヴァンテージを得たバルセロナとの一戦、ホームでの戦いで、先制しながらも敗れてしまい、ヨーロッパのカップ戦からの敗退が決まった。ガラタサライは、今季の欧州リーグでの初めての敗北が、ヨーロッパのカップ戦からの敗退となってしまった。

 UEFA欧州リーグ16強第2戦で、ガラタサライが、Nefスタジアムに、バルセロナを迎えた。スペインでの戦いに0:0で引き分け、アドヴァンテージを得て戻ってきたガラタサライは、イスタンブルでの試合も先制したが、敗北を喫してしまい、ヨーロッパのカップ戦からの敗退が決まってしまった。ガラタサライのゴールはマルカオが決めたものだったが、バルセロナのゴールは、ペドリとオーバメヤンの決めたものだった。今季、欧州リーグの戦いでは、初の敗戦だったが、16強の戦いを最後に、敗退が決まってしまった。一方のバルセロナが、準々決勝に駒を進めることになった。

                 欧州リーグで唯一の敗戦

 今季、ヨーロッパのカップ戦には、チャンピオンズリーグの予備戦は、PSVアイントフォーヘン戦で始まり、これに敗れたあと、欧州リーグへと転戦することになった。この欧州リーグ3回戦では、セント・ジョンストンを、プレーオフではレンジャースをくだしたガラタサライは、グループリーグ戦に進出した。ラツィオ、マルセイユ、ロコモティブ・モスクワの入ったE組で3勝3分の成績で、首位通過を決めたガラタサライは32強の戦いを経ないで、ダイレクトに16強の戦いに進出していた。16強の戦いでは、バルセロナと対峙したガラタサライは、0:0のあとを受けたイスタンブルでの一戦で1:2で敗れ、欧州リーグでの唯一の敗戦で、16強の戦いを最後に、ヨーロッパのカップ戦の戦いを閉じたのだった。

                 ガラタサライが先制

 前半28分、ガラタサライが先制した。アレクサンドゥル・チカルダウが右コーナーキックを蹴り、PKポイントにボールが向かうと、その地点に動き出していたマルカオが飛び上がりヘディングシュートを試みたところ、ボールは、ゴール左隅に突き刺さったのだった。1:0。
 このゴールに対し、同37分、バルセロナがお返しをした。フェラン・トーレスからのパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で得たペドリが、ガラタサライの選手2人をすり抜け、グランダーのシュートを放つと、ボールは、ゴール左隅に入ってしまった。1:1。そして、前半は、1:1の同点のまま終わった。

                 後半はゴールとともに始まった

 後半は、正にゴールとともに始まった。ペナルティエリア・ライン手前でボールを得たセルヒオ・ブスケツが、ダイレクトでグランダーのシュートを放った。ボールが、ディフェンスからこぼれたところを、イナキ・ペナが、際どいところで防いだ。そのボールに詰めていたペドリが左斜め前にスペースを作った状態で仕上げを行うとしたが、またしても、イナキ・ペナが、これを防いだ。右ゴールポストへとボールが流れると、ディフェンスがクリアできないでいると、フレンキー・デ・ヨングがボールを、ペナルティエリア・ライン手前にいたピエール・オーバメヤンに回すと、そのピエール・オーバメヤンのゴールが生まれたのだった。後半4分に、バルセロナが勝ち越したのだった。
 残りの時間では、両者ともにゴールを決められなかったため、試合は1:2でバルセロナがリードを保ったまま終わった。

【ガラタサライ】イナキ・ペナ=サーシャ・ボエ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト(後半40分:オメル・バイラム)=ベルカン・クトゥル、タイラン・アンタルヤル=ライアン・バベル(後半29分:ハリル・デルヴィショウル)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半29分:オリンピウ・モルタン)、ケレム・アクテュルコウル=バフェンティンビ・ゴミス(後半18分:モスタファ・モハメッド)



ベシクタシュ、バチュハイとサイル・ラリンが復帰(アクシャム紙 22. 3.17)

ミシー・バチュハイ(スター紙) サイル・ラリン(ファナティック紙)  ベシクタシュでは、ガラタサライ戦の敗戦後、オンデル・カラヴェリ監督の選手起用に批判が集まった。それを受け、同監督は、先発メンバーの3選手の入れ替えを行うつもりだ。

 ベシクタシュで、ミシー・バチュハイとサイル・ラリンが、先発メンバーに復帰する準備を行っている。オンデル・カラヴェリ監督により、バシャックシェヒル・スポル戦とガラタサライ戦には控えに回されたミシー・バチュハイとサイル・ラリンが、この土曜日に行われる、2位をかけた重要な一戦となるハタイ・スポル戦では、この両選手は、先発メンバー入りするものと思われている。

        ケナン・カラマンとギュヴェン・ヤルチュンが控えに

 ガラタサライとのダービーマッチ後、特に、2人のスター選手を控えに回したことが、批判の標的にされた。そこで、同監督は、ギュヴェン・ヤルチュンとケナン・カラマンを諦め、ハタイ・スポル戦では、ミシー・バチュハイとサイル・ラリンを先発メンバーに起用する考えになっていると観測されている。ジャン・ボズドーアンをも控えに回すつもりの同監督は、故障の癒えたジョゼフ・デ・ソーサを先発メンバーに入れることは、間違いないと考えられている。



ガラタサライ、バルセロナ戦に向けての準備を始めた(スター紙 22. 3.16)

ドメネク・トレント監督(ファナティック紙)  UEFA欧州リーグ16強の戦いで、ホームにスペインのバルセロナを迎えるガラタサライが、その準備に取り掛かった。

 ガラタサライは、UEFA欧州リーグ16強の戦いで、3月17日(木)に、スペインのバルセロナをホームに迎える一戦に向けての準備を始めた。ガラタサライが、自身のHPで明らかにしたところでは、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで行われた練習には、ベシクタシュ戦で先発メンバーに起用された選手は、体力回復のために動いていたそうだ。他の選手たちは、ウォーミングアップ、5対2でのボール回しで練習を始め、戦術練習で、この日の練習を打ち上げたとなっている。ガラタサライは、本日も、練習を行い、バルセロナ戦に備える予定だ。



ガラタサライ 2:1 ベシクタシュ(ベイン・スポル+TRT補綴 22. 3.15)

ケレム・アクテュルコウル(ガラタサライ公式HP) ジャン・ボズドーアン(上)マルカオ(下)(ベシクタシュ公式HP)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第29節で、宿年のライヴァルであるベシクタシュを、ケレム・アクテュルコウルのゴールで2:1でくだした。ベシクタシュの唯一のゴールは、ルドゥヴァン・ユルマズからのものだった。ガラタサライは、この勝利で勝ち点を38に伸ばし11位に上がった。丸2試合、勝利から見放されたベシクタシュは、今節を同45で8位で終えることになった。

                 重要な場面

 前半8分、オマル・エラブデラウィのセンタリングに合わせていいジャンプを見せたモスタファ・モハメッドが、ヘディングシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 同15分、ベシクタシュが、とってもゴールに迫った。ラシド・ゲザルがフリーキックを蹴ると、それに合わせて、ネジプ・ウイサルがヘディングシュートを放ったところ、オマル・エラブデラウィが、ゴールライン際からクリアしたのだった。
 同22分、ガラタサライが先制した。モスタファ・モハメッドが、ネジプ・ウイサルとドマゴイ・ヴィダとのせめぎ合いからボールを得て、内へと折り返した。すると、絶好の位置にいたケレム・アクテュルコウルが、落ち着いて強いシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 同32分、ガラタサライが2:0とした。モスタファ・モハメッドが、ウムト・メラシュから奪ったボールでセンタリングを入れた。それに合わせて、ケレム・アクテュルコウルが叩きつけるヘディングシュートを放つと、自身、及びチームの2点目が生まれたのだった。
 後半20分、ガラタサライが、3点目に迫った。モスタファ・モハメッドがシュートを放ったところ、エルシン・デスタノウルがゴールを許さなかった。だが、こぼれ球を捉えたモスタファ・モハメッドが、仕上げを行おうとしたが、今度は、ドマゴイ・ヴィダが、ゴールライン際からクリアしてしまった。
 同40分、ベシクタシュが、点差を1と縮めた。ヴァレンティン・ロシエが右サイドからセンタリングを入れると、ラシド・ゲザルが、ワンタッチで、ボールをルドゥヴァン・ユルマズに預けた。そのルドゥヴァン・ユルマズが、ネルソンをかわし強いシュートを放つと、ボールは、GKペナの股間を抜けゴールインしたのだった。2:1。

【ガラタサライ】イナキ・ペナ=オマル・エラブデラウィ(後半22分:サーシャ・ボエ)、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半23分:ライアン・バベル)、ソフィアン・フェグリ(後半1分:アレクサンドゥル・チカルダウ)、ベルカン・クトゥル、ケレム・アクテュルコウル(後半36分:オメル・バイラム)=モスタファ・モハメッド(後半22分:バフェンティンビ・ゴミス)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ネジプ・ウイサル、ドマゴイ・ヴィダ、ウムト・メラシュ=アッティバ・ハッチンソン(後半1分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、ジャン・ボズドーアン=ラシド・ゲザル、アレックス・テイシェイラ(後半33分:ルドゥヴァン・ユルマズ)、ケナン・カラマン(前半39分:サイル・ラリン)=ギュヴェン・ヤルチュン(前半39分:ミシー・バチュハイ)



アランヤ・スポル 2:5 フェネルバフチェ(ヒュリエット紙改 22. 3.14)

アルダ・ギュレル(フェネルバフチェ公式HP) フルカン・バユル(左)ミゲル・クレスポ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第29節で、アランヤ・スポルをアウェー戦で2:5でくだした。勝利をもたらしたゴールは、ディエゴ・ロッシ、メスト・エジル、アルダ・ギュレル、ディミトリス・ペルカス、メルギム・ベリーシャから生まれた。

 トラブゾン・スポル第29節で、アランヤ・スポルとフェネルバフチェが対峙した。バフチェシェヒル学校群スタジアムで行われたこの試合を、フェネルバフチェが2:5で制した。フェネルバフチェは、前半26分にディエゴ・ロッシのゴールで先制し、後半5分には、メスト・エジルのPKが決まり、点差を2と拡げた。アランヤ・スポルは、同8分と22分にタイフル・ビンギョルの決めたゴールで、同点に追いついた。同33分に、アルダ・ギュレルが舞台に上がり、フェネルバフチェは、再度、リードを奪った。そして、終盤、同45分にペルカスが、同ロスタイム4分にベリーシャのゴールが生まれた。これで、連続5試合、トルコ・リーグでは負けていないフェネルバフチェは、勝ち点を50に伸ばしたのに対し、アランヤ・スポルは、同46に留まった。

                 得点場面

 前半26分、アルタイ・バユンドゥルが、アランヤ・スポルのディフェンスの裏に送ったボールを得たディエゴ・ロッシが、GKの頭上を越えるループシュートを放つと、ゴールが生まれた。0:1。
 後半2分、メスト・エジルからのパスを、ペナルティエリア内で受けたディエゴ・ロッシがシュートを試みると、GKは、際どく防いだ。そのあと、ミハ・ザイッチが、アワズィエムのチェックを受けピッチに倒れ込んだ。それを見た主審は、ヴィデオ判定システムに確認に入りPKの判断を下した。同5分、このPKを、メスト・エジルが蹴り、ゴールが生まれた。0:2。
 同8分、左サイドでボールを得たエムレ・アクババが、すぐ傍らにいたタイフル・ビンギョルに、ボールを預けた。そのタイフル・ビンギョルが、ゴール斜め前から強いシュートを放つと、これが、ファーサイドのゴール隅に突き刺さった。1:2。
 同22分、ノヴァイスが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、GKアルタイ・バユンドゥルがパンチングで防いだが、その跳ね返りのボールを上手く捉えたタイフル・ビンギョルが、フェネルバフチェのゴールに叩き込んだ。2:2。
 同33分、アッティラ・サライが、左サイドからファーサイドのゴールポストに向けセンタリングを入れると、ディエゴ・ロッシがヘッドで、ゴール前にいたアルダ・ギュレルに落とした。そのアルダ・ギュレルが、落ち着いてシュートを放つと、アランヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:3。
 同45分、アランヤ・スポルのディフェンスの裏に放り込まれたボールを捉えたディエゴ・ロッシが、ゴール左斜め前からシュートを放った。そのボールが、バーに当たり跳ね返ると、それを捉えたペルカスが、がら空きとなっていたゴールマウスに蹴り込んだ。2:4。
 同ロスタイム4分、アルダ・ギュレルが、ペナルティエリアのファーサイドのバーに向けて入れたセンタリングに合わせて、ベリーシャがヘディングシュートを試みると、これがゴールとなった。2:5。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=フルカン・バユル、チドズィー・アワズィエム(後半16分:ファマラ・ディデュー)、ネマンジャ・ミルノヴィッチ(後半29分:オウズ・アイドゥン)=ジュアンフラン、ウムト・ギュネシュ、ジョアオ・ノヴァイス、タイフル・ビンギョル=エフェジャン・カラジャ、エフカン・ベキロウル(後半40分:ダニエル・カンデイアス)=エムレ・アクババ
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=オザン・トゥファン(後半23分:ディミトリス・ペルカス)、セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ミハ・ザイッチ、ミゲル・クレスポ=ブライト・オシャイ・サミュエル、メスト・エジル(後半29分:アルダ・ギュレル)、ディエゴ・ロッシ(後半45分:ムラト・カパジャク)=セルダル・ドゥルスン(後半29分:メルギム・ベリーシャ)



みんな一緒に、優勝だ! トラブゾン・スポル 4:2 ギョズテペ(NTV改 22. 3.13)

アブドゥルカディル・オミュル(ヒュリエット紙) ハリル・アクブナル(左)ンワケメ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ優勝への日を数えるようになってきたトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ残留をかけた戦いを進めるギョズテペを4:2でくだした。トラブゾン・スポルは、これで、勝ち点を70に伸ばし、1試合多い中だが、2位で追走するコンヤ・スポルとの勝ち点差を18に拡げた。これで、6連敗となったギョズテペは、トルコ・リーグ残留の希望を、今後の戦いにかけることになった。

 トラブゾン・スポルが、ギョズテペの壁を乗り越え、優勝に向かい走り続けることになった。この試合、トラブゾン・スポルが優勢に試合を始めた。だが、新監督にスティパン・トマスを迎え、初の試合に臨んだギョズテペが、先にゴールを決めた。前半31分、ハリル・アクブナルが、抗議を受けることになるゴールを決めたのだった。ベルカン・エミルからのパスを受け、デンスヴィルをすり抜け、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだハリル・アクブナルが、GKウーウルジャン・チャクルと1対1となったところからゴールを決めたのだった。ヴィデオ判定システムを使い、デンスヴィルに対しファウルがなかったかを確認後、ゴールの決定がなされた。0:1。ディフェンスの安全を第一に考えた動きで注目をされたトラブゾン・スポルだったが、ギョズテペ相手に、ディフェンス面のほころびが看られ、前半だけでも、12本のシュートを打たれ、しかも、その内の6本が枠を捉えたものだった。トラブゾン・スポルがリードを許した3分後、即ち、同34分にンワケメの同点ゴールが生まれた。コルネリウスからのパスをペナルティエリア内で得たンワケメがグランダーのシュートを放つと、ボールは、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトの左を抜け、ゴールインした。1:1。同37分には、アブドゥルカディル・オミュルのゴールが生まれ。トラブゾン・スポルが2:1と逆転した。中盤でボールを奪い、ペナルティエリアに向かい前進したエディン・ヴィスチャが、アブドゥルカディル・オミュルにボールを預けると、それに合わせて、アブドゥルカディル・オミュルがゴールを決めたのだった。2:1。同43分、アウェーのギョズテペが、再度、同点に持ち込んだ。ベルカン・エミルの左サイドからのパスを受け、ソネル・アイドーウがペナルティエリア内でシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルが押さえようとしたが、それを抜けて、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らした。2:2。そして、前半は2:2の同点のまま終わった。
 トラブゾン・スポルは、後半に入るにあたり、3選手の交替を行った。コルネリウス、トロンドセン、ベラト・オズデミルを下げ、ドルクハン・トコズ、ジャニニー・セメド、ユスフ・エルドーアンを入れた。そのトラブゾン・スポルは、後半早々にゴールを決めた。同4分、ギョズテペのディフェンスの大きなミスを咎めたジャニニー・セメドが、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトをもかわし、ゴールに流し込んだのだった。3:2。

                   アブドゥルカディル・オミュルに拍手の嵐

 同8分、見事な組織プレーから、最後は、アブドゥルカディル・オミュルがゴールネットを揺らし、スコアを4:2とした。ドルクハン・トコズが、中盤でボールを奪うと、素晴らしい反転を見せ、ペナルティエリア内へとボールを送った。そして、アブドゥルカディル・オミュルが、エディン・ヴィスチャとワンツーでボールを得ると、PKポイント近くから放ったシュートが、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。そのアブドゥルカディル・オミュルは、同29分、バカセタスと交替した。第4節のガラタサライ戦で、前半37分、後退させられ、スタンドからのブーイングに涙したアブドゥルカディル・オミュルに対し、この日は、4万のトラブゾン・スポルのサポーターからは拍手の嵐が沸き上がっていた。残りの時間では、両チームの努力は実を結ばず、トラブゾン・スポルが4:2で勝った。トラブゾン・スポルは、この勝利で、勝ち点を70とし、試合数が多い中だが、追走するコンヤ・スポルとの勝ち点差を18に拡げた。連続6試合勝ち点のないギョズテペは、同27に留まり、降格圏に沈んだままだ。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、アフメットジャン・カプラン、ステファノ・デンスヴィル、アンデルス・トロンドセン(後半1分:ユスフ・エルドーアン)=マノリス・シオピス、ベラト・オズデミル(後半1分:ドルクハン・トコズ)=エディン・ヴィスチャ、アブドゥルカディル・オミュル(後半30分:アナスタシオス・バカセタス)、アンソニー・ンワケメ(後半37分:ジャン・クアッシ)=アンドレアス・コルネリウス(後半1分:ジャニニー・セメド)
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ケリム・アルジュ、ディノ・アルスラネイジッチ、ヴィルカー・アンゲル、ベルカン・エミル=オビンナ・ンウォボド=シェリフ・ンディアエ、アイタッチ・カラ(後半20分:ダヴィッド・ティジャニッチ)、ソネル・アイドーウ(後半33分:ヤルチュン・カヤン)、ハリル・アクブナル=フランコ・ディ・サント(後半33分:アディス・ヤホヴィッチ)



ガラタサライ、ベシクタシュとのダービーマッチの準備、始まる(スター紙 22. 3.12)

ドメネク・トレント監督(CNNトルコ)  トルコ・リーグ第29節で、ホームでベシクタシュと対峙するガラタサライでは、この試合に向けての準備が始まった。

 ガラタサライは、トルコ・リーグ第29節で、3月14日(月)にベシクタシュをホームに迎える一戦に向けての準備を始めた。ガラタサライのウエブサイトが出している情報によると、UEFA欧州リーグ16強の戦いでバルセロナとのアウェー戦を0:0で引き分けたガラタサライは、間髪を入れずに、ベシクタシュとの一戦に向けて、最初の練習を行った。悪天候のため、朝にイスタンブルに戻れないガラタサライ選手団は、バルセロナ戦で先発メンバーに入った選手は、ホテルで調整を行っていたが、他の選手は、エスパニョール・スタジアムで練習を行い、ボールの奪い合い、パス練習を行っていた。更に、パス&シュート練習を行ったあと、狭いコートで濃密なテンポでミニゲームを行い、練習を打ち上げた。イスタンブルの悪天候のため、バルセロナからイズミルに戻り、ガラタサライは、ベシクタシュ戦に備えての準備を、イズミルで続ける予定だ。



ヨーロッパの征服者ガラタサライが、カンプ・ノウから0:0の引き分けで戻ってくる、勝ち上がりは、イスタンブルに持ちこされた(イエニ・シャファク紙+アクシャム紙補綴 22. 3.11)

ライアン・バベル(右)(ガラタサライ公式HP) モスタファ・モハメッド(右から2人目(アクシャム紙)  ガラタサライは、UEFA欧州リーグ16強の戦いの第1戦で、バルセロナとのアウェー戦に臨んだ。ガラタサライは、この注目の一番で、0:0で引き分けた。そして、第2戦に向けアドヴァンテージを獲得した。

 UEFA欧州リーグ16強の戦いの第1戦で、ガラタサライが、アウェーでバルセロナと戦った。そして、試合は、両者無得点の引き分けに終わった。

                  試合経過

 前半26分、バルセロナが、ペナルティエリアのすぐ手前でフリーキックのチャンスを得た。メンフィス・デパイが強いボールを蹴ったが、GKペナがゴールを許さなかった。
 同36分、左サイドからボールを持って前進したケレム・アクテュルコウルが、相手の選手2人を交わしペナルティエリア内へと入り込みシュートを放った。だが、ボールは、エリック・ガルシアに当たり、バーの上を越えて外に出て行き、コーナーキックと替わった。
 同42分、左サイドからペナルティエリアに入ったメンフィス・デパイが放った強いシュートを、GKペナが、辛うじて外に出した。
 後半17分、左ゴールライン際まで持ち込んだトゥラオレがセンタリングを入れると、ガラタサライのディフェンスが大きくクリアしようとしたボールを、ペナルティエリア・ライン上で得たアルバがシュートを試みるも、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行った。
 同30分、右サイドからトゥラオレがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、オーバーメヤシがバイシクルシュートを放った。だが、ボールは、ディフェンスに跳ね返され、デ・ヨングの前に転がった。そのデ・ヨングがシュートを放つと、ボールはバーに当たったあと、GKペナがコントロールしてしまった。
 同33分、バルセロナ陣内でボールを得たゴミスが、相手選手を振り払い、きれいなシュートを放つと、これがゴールインした。だが、この試合のフランス人主審は、オフサイドがあったとして、これをゴールとは認定しなかった。

【ガラタサライ】イナキ・ペナ=サーシャ・ボエ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=ベルカン・クトゥル、タイラン・アンタルヤル=ライアン・バベル(後半23分:エムレ・クルンチ)、ソフィアン・フェグリ(後半34分:アレクサンドゥル・チカルダウ)、ケレム・アクテュルコウル(後半ロスタイム2分:バルシュ・アルペル・ユルマズ)=モスタファ・モハメッド(後半23分:バフェンティンビ・ゴミス)



シュテファン・クンツ監督、ポルトガル代表戦のメンバーを明らかに(TRT 22. 3.10)

エネス・ウナル フェルディ・カドゥオウル(スター紙) シュテファン・クンツ監督(TRT)  トルコ代表のシュテファン・クンツ監督が、ポルトガル代表とのW杯予選プレーオフに関し、「相手を分析し、戦いのプランを作り上げた」と述べた。更に、フェルディ・カドゥオウルとエネス・ウナルを、召集メンバーに入れると言明した。

 トルコ代表は、2022W杯予選プレーオフの準決勝で、ポルトガル代表と対峙する。トルコ代表のシュテファン・クンツ監督が、この難しい戦いを前にインタビューに応じた。

                 ポルトガル代表を相手に何をすべきか判っている

 国別ランキングを見れば、イタリア代表は6位、ポルトガル代表は8位に対し、我がトルコ代表は39位だ。そのポルトガル代表を分析した。彼らとの戦い方は出来上がっている。ポルトガル代表戦で、我々が、何をやりたいかも解っている」と述べた。

                 エネス・ウナルの能力は、とっても高い

 同監督は、召集メンバーに関しても述べた。「まず、私のやらねばならないことは、ポルトガル代表を負かすメンバーを集めることだ」という同監督は、「これは、明確に言えることだが、エネス・ウナルは召集する。彼は、とっても能力の高い選手だ」と述べた。

                 フェルディ・カドゥオウルも召集

 トルコ代表を選択したフェネルバフチェの若きフェルディ・カドゥオウルにも、同様の道を開いた。「フェルディ・カドゥオウルとは連絡を取り合っている。ドクターに祈るしかない。フェルディ・カドゥオウルに通じるだろう。きっと、魔法の手で、フェルディ・カドゥオウルを間に合わせてくれることだろう。もし、フェルディ・カドゥオウルの恢復が看られれば、代表に召集することになる」と語った。



朗報が2つ(フォトマッチ紙 22. 3. 9)

マレク・ハムシク(スター紙) ドルクハン・トコズ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルのメディカル・チームが、マレク・ハムシクとドルクハン・トコズの故障に関し、ついに、休養期間が終わり、スロヴァキア人選手マレク・ハムシクは、今週、チームに合流することになると明らかにした。

 アブドラハ・アヴジュ監督をして、フェネルバフチェ戦後、「マレク・ハムシクがいてくれれば」との談話を発表したが、それを受け、目は、マレク・ハムシク、及びドルクハン・トコズに関する情報に向けられた。メディカル・チームが、長期に渡り、故障のため戦線を離脱をしていたマレク・ハムシクに関し、朗報をもたらした。マレク・ハムシクは、左脚裏下部の筋肉にあった痛みは、ほぼ消え、今週中に、チームに合流することを考えていることを明らかにした。一方、股関節に内出血の看られたドルクハン・トコズも、近い内にピッチに立ち練習を再開できる見通しだと強調した。



ベシクタシュ 2:2 バシャックシェヒル・スポル(NTV改 22. 3. 8)

オカカ(左)セルダル・サートチ(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP) ヴァレンティン・ロシエ、ラシド・ゲザル、トレゼゲ(左から)(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグでの2位争い、ひいてはヨーロッパのカップ戦への参戦権に関わる試合で、ベシクタシュが、バシャックシェヒル・スポルと2:2で引き分けた。アウェーのバシャックシェヒル・スポルが、2回に渡りリードをしたが、ベシクタシュが、それに追いつき、結果、勝ち点を分け合うことになった。

 トルコ・リーグ第28節で、バシャックシェヒル・スポルをホームに迎えたベシクタシュが、早々に優位に試合を進めた。序盤から相手陣内で試合を進めたベシクタシュは、前半18分と19分にあった3回の好機を活かせなかった。この時間帯以後、釣り合いの取れた試合運びに持ち込んで行ったバシャックシェヒル・スポルに、同35分にトレゼゲのゴールが生まれた。ペナルティーエリア内へと送られたボールを持ったオカカが、セルダル・サートチをかわしたときにボールを得たベルカイ・オズジャンがシュートを放つと、ヴァレンティン・ロシエが倒れ込みながら、これを防いだ。転がって行ったボールを、セルダル・サートチが遠くへクリアしようとしたところ、ボールは、ゴール前でフリーになっていたトレゼゲに向かい蹴るというミスキックを犯してしまい、トレゼゲは、そのボールにワンタッチでゴールを決めてしまったのだった。0:1。
 同41分、ベシクタシュにゴールが生まれた。この日大活躍のジャン・ボズドーアンからのパスを受けたギュヴェン・ヤルチュンが、インサイドキックで、右サイドバー沿いにゴールを蹴り込んだのだった。1:1。
 前半が、このスコアで終わろうとしていたとき、即ち、同ロスタイム3分に、バシャックシェヒル・スポルにゴールが生まれた。このロスタイムに、ウエリントン・シルヴァが故障を発生させた。だが、ベシクタシュは、控えの選手の投入を行わなかった。僅かの間、ベシクタシュが10人になったとき、バシャックシェヒル・スポルのオカカがゴールを決めてしまったのだった。カイサラが右サイドから出したロングボールを、セルダル・ギュレルが、ペナルティエリア内で内へと折り返した。そのコースに入ったオカカが、落ち着いてヘッドで決めたのだった。1:2。そして、前半は、アウェーのバシャックシェヒル・スポルが1:2とリードして終わった。
 後半10分、ベシクタシュが、ケナン・カラマンのゴールで、スコアを2:2とした。ラシド・ゲザルが、右サイドからフェイントをかけながら、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、センタリングを入れると、それに合わせて、アレックス・テイシェイラがヘディングシュートを放ったところ、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールを、詰めていたケナン・カラマンが仕上げを行ったのだった。2:2。ケナン・カラマンは、ベシクタシュ入団後26試合目にしてあげたゴールだった。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点を45とし、バシャックシェヒル・スポルは、同47とした。そして、バシャックシェヒル・スポルは3位を守り、6位となったベシクタシュは、一歩、後退してしまった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、セルダル・サートチ、ウェリントン・シルヴァ(後半1分:ネジプ・ウイサル)、ウムト・メラシュ=アッティバ・ハッチンソン、ジャン・ボズドーアン(後半42分:サイル・ラリン)=ラシド・ゲザル、アレックス・テイシェイラ(後半37分:エミルハン・イルクハン)、ケナン・カラマン=ギュヴェン・ヤルチュン(後半32分:ミシー・バチュハイ)
【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ(後半30分:オメル・アリ・シャヒネル)、レオ・ドゥアルテ、ラヴィル・タギル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ダニエル・アレクシッチ(後半39分:ピッツィ)、トルガ・ジエルジ、ベルカイ・オズジャン(後半21分:ナセル・チャドリ)=セルダル・ギュレル、ステファノ・オカカ(後半30分:フレデリック・グルブラッドセン)、トレゼゲ(後半40分:サリフ・ウチャン)



カドゥキョイで勝者は出ず(TRT 22. 3. 7)

キム・ミンジェ、アブドゥルカディル・オミュル、ミゲル・クレスポ(左から)(トラブゾン・スポル公式HP) ミハ・ザイッチ(左)アンソニー・ンワケメ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第28節で、トラブゾン・スポルをホームに迎えた。試合は、お互いにゴールをあげ、1:1の引き分けに終わった。フェネルバフチェが、この試合、長時間にわたり、10人で戦うという試合だった。

 トルコ・リーグ第28節で、トラブゾン・スポルをホームに迎えた。試合は、1:1の引き分けという結果だった。トラブゾン・スポルのゴールは、前半22分にンワケメから、また、フェネルバフチェのゴールは、後半26分にミハ・ザイッチから生まれた。なお、フェネルバフチェは、イルファン・ジャン・カフヴェジが、前半18分にレッドカードをもらい退場処分となっている。
 この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を67とし首位を守り、フェネルバフチェは、同47となった。なお、この両者の対戦は、トルコ・リーグの前半戦では、トラブゾンで行われ、ホームのトラブゾン・スポルが3:1で勝っている。

                  試合経過

 前半17分、フェネルバフチェのイルファン・ジャン・カフヴェジがレッドカードをもらった。同14分、トラブゾン・スポルのペナルティーエリアの僅か手前で、イルファン・ジャン・カフヴェジとマッチアップに入ったあと、ピッチに倒れたシオピスが立ち上がれなかった。この試合のゾルバイ・クチュック主審はヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、ピッチサイドで映像確認後、イルファン・ジャン・カフヴェジにレッドカードを出し、退場処分を執った。
 同22分、トラブゾン・スポルが先制した。ンワケメからのパスを受け左サイドからゴールライン際まで持ち込んだアブドゥルカディル・オミュルが、内へと折り返した。そのボールが、ミハ・ザイッチに当たり、ペナルティエリア内にいたンワケメの前に転がった。そのンワケメが、ダイレクトでファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。0:1。
 同35分、フェネルバフチェが、大きなゴールチャンスを活かせなかった。クレスポが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からセンタリングを入れると、ファーサイドにいたアッティラ・サライがヘッドで合わせたところ、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルから跳ね返った。攻撃は続き、詰めていたセルダル・ドゥルスンがシュートを放つと、アフメットジャン・カプランが、ゴールライン際からクリアした。そのボールが、ディエゴ・ロッシに当たり外に出て行ってしまった。
 同42分、ミハ・ザイッチがシュートを放つも、GKウーウルジャン・チャクルがコーナーキックに替えた。そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードして終わった。
 後半26分、フェネルバフチェが同点に追いついた。メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、ニアサイドにいたミハ・ザイッチがヘッドで合わせ、これが同点ゴールとなった。
 同39分、トラブゾン・スポルが、ゴールに迫った。突然生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、エディン・ヴィスチャが、右サイドからセンタリングを入れると、セルダル・アズィズが倒れ込みながら、これをクリアしようとした、だが、ボールは、ジャニニー・セメドの前に転がった。そのジャニニー・セメドが、左サイドの絶好の位置にいたンワケメに、そのボールを回した。だが、ンワケメの放ったシュートは、サイドバーに当たり跳ね返されてしまったのだった。
 同ロスタイム2分、ジャニニー・セメドからのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと入り込んだエディン・ヴィスチャが、ファーサイドを狙ったシュートを放ったところ、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行ってしまった。そして、試合は、1:1の引き分けに終わったのだった。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル、キム・ミンジェ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ=ミハ・ザイッチ(後半ロスタイム2分:オザン・トゥファン)、ミゲル・クレスポ、メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半40分:メスト・エジル)=イルファン・ジャン・カフヴェジ、セルダル・ドゥルスン(後半20分:メルギム・ベリーシャ)、ディエゴ・ロッシ(後半20分:ディミトリス・ペルカス)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、ステファノ・デンスヴィル、アフメットジャン・カプラン、ティモテウシュ・プハチ=マノリス・シオピス(後半42分:ベラト・オズデミル)=エディン・ヴィスチャ、アブドゥルカディル・オミュル、アナスタシオス・バカセタス(後半42分:ベンガリ・コイタ)、アンソニー・ンワケメ(後半42分:ジャン・クアッシ)=アンドレアス・コルネリウス(後半20分:ジャニニー・セメド)



コンヤ・スポル 2:0 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+CNNトルコ補綴 22. 3. 6)

アフメド・ハッサン(コンヤ・スポル公式Twitter) ゴミス(左)アブドゥルケリム・バルダクチュ(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第28節で、コンヤ・スポルと対峙した。メダシュ・コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合、ホームのコンヤ・スポルが2:0で勝った。

 コンヤ・スポルのゴールは、前半9分にアフメド・ハッサン、同20分にアマル・ラフマノヴィッチから生まれた。ガラタサライは、このあと、UEFA欧州リーグ16強の戦いで対峙するバルセロナとの一戦に備えての準備に入る。
 この試合に早々に優位に立ったのはコンヤ・スポルの方だった。前半9分、右サイドからガラタサライのペナルティーエリア内へと入れられたセンタリングに合わせて、ファーサイドにいたアフメド・ハッサンがヘディングシュートを放つと、これがゴールとなった。1:0。
 同17分、ペナルティエリア・ラインでボールを得たゴミスがグランダーでゴール隅を狙ったシュートを放ったが、GKセヒッチが押さえてしまった。
 ガラタサライにも多くの好機があった前半だったが、コンヤ・スポルが2:0とリードを保ったまま終わった。
 後半に入り、攻撃ラインが、より効果的に機能したガラタサライを観ることができた。同11分、サーシャ・ボエ、チカルダウ、プルガールに替えて、オマル・エラブデラウィ、ライアン・バベル、タイラン・アンタルヤルが投入された。
 同27分、ゴミスに替えて、モスタファ・モハメッドが投入されて以後、危険な場面が生まれて行った。相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールを得たネルソンが、ベルカン・エミルに合わせると、そのベルカン・エミルがヘディングシュートを放ったが、セヒッチが、辛うじてコーナーキックに替えた。
 同35分、エムレ・クルンチに替えて、オリンピウ・モルタンが投入されると、これが最終攻撃の武器となった。同38分、オリンピウ・モルタンが、左サイドからフェイントをかけてスペースを作り、ペナルティーエリアのゴール斜め前から強いシュートを放った。だが、セヒッチが、パンチングでこれを防ぎ、クリアしてしまった。
 同ロスタイム4分、ケレム・アクテュルコウルが、ペナルティエリア・ライン近くからシュートを放ったが、ボールは、転がりながら枠の外へと出て行ったのが、この試合最後の好機だった。そして、試合は、コンヤ・スポルが、2:0のスコアで制してしまったのだった。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=ソネル・ディクメン(後半ロスタイム2分:オーウルジャン・ウリュギュン)、アミル・ハジャフメトヴィッチ=アミルトン(後半27分:コンラド・ミチャラク)、アマル・ラフマノヴィッチ(後半35分:パウル・ジョセ・ムポク)、ズィメル・ビティキ(後半ロスタイム2分:ムサ・チャーウラン)=アフメド・ハッサン(後半27分:ソコル・チカレシ)
【ガラタサライ】イナキ・ペナ=サーシャ・ボエ(後半14分:オマル・エラブデラウィ)、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=エリック・プルガール(後半14分:タイラン・アンタルヤル)、ベルカン・クトゥル=エムレ・クルンチ(後半35分:オリンピウ・モルタン)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半14分:ライアン・バベル)、ケレム・アクテュルコウル=バフェンティンビ・ゴミス(後半27分:モスタファ・モハメッド)



新マラテヤ・スポル 1:0 アダナ・デミル・スポル(ベイン・スポル+NTV補綴 22. 3. 5)

ムニル・ショワール(新マラテヤ・スポル公式Twitter) マティアス・ヴァルガス(左)ジョスピン・ンシミリマナ(右)(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第28節の幕が、マラテヤで開いた。トルコ・リーグで残留争いをしている新マラテヤ・スポルが、今季2回目の対戦となるアダナ・デミル・スポルを、ムニル・ショワールのゴールでくだし、18試合ぶりの勝利を獲得した。

 新マラテヤ・スポルのジハト・アルスラン新監督は、新たなクラブの最初の指揮で勝ち点3を掴んだ。トルコ・リーグで5試合目にして敗北を喫してしまったアダナ・デミル・スポルは、後半戦での大きな星を落としてしまった。アダナ・デミル・スポルのスター選手マリオ・バロテッリは、多くの明らかなるゴールチャンスを活かすことができなかった。
 18試合ぶりに、トルコ・リーグで勝ち点3を得た新マラテヤ・スポルは、勝ち点を20に伸ばしたのに対し、アダナ・デミル・スポルは、同45に留まった。

                 主たる場面

 前半34分、アダナ・デミル・スポルが、とってもゴールに迫った。右サイドからベンジャミン・スタンブリが内へと入れたボールを、ゴールエリア手前でコントロールしたマリオ・バロテッリが、至近距離からシュートを放ったが、ボールは、GKエルタッチ・オズビルに跳ね返されてしまった。
 後半16分、アダナ・デミル・スポルが、再度、ゴールにとっても迫った。右サイドからペナルティーエリア内へと持ち込んだユヌス・ベランダが、絶好の位置にいたマリオ・バロテッリにボールを出した。そのマリオ・バロテッリが、至近距離からシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同31分、新マラテヤ・スポルが先制した。ペナルティーエリア内へと入れられたセンタリングに対し、アダナ・デミル・スポルのヨナス・スヴェンソンが大きくクリアしようとした。だが、ボールは、遠くには飛ばず、ムニル・ショワールの前に落ちた。そのムニル・ショワールが、落ち着いてゴールを決めたのだった。1:0。
 同40分、新マラテヤ・スポルが、2点目にとっても迫った。アズブイケが、内へと入れたボールを、テテがペナルティエリア・ラインに向けて送った。それに合わせて、ムスタファ・エスキヘラッチがグランダーのシュートを放つと、ボールは転がりながらGKムリッチを抜けたが、バーに当たり外に出て行ってしまった。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=メフディ・ゼッファネ、ガストン・カンピ、ウサマ・ハッダディ、カリム・ハフェズ=ジョスピン・ンシミリマナ(後半24分:ベンジャミン・テテ)、オケチュク・アズブイケ、ラフマン・ブーラ・チャーウラン(後半ロスタイム3分:フィリップ・ガメリ)=ムスタファ・エスキヘラッチ、ヌーア・ジコ(後半43分:バルシュ・バシュダシュ)、ムニル・ショワール
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、タイプ・タルハ・サヌッチ、サメト・アカイドゥン、カーン・カナク=ギョクハン・インレル(後半16分:ユヌス・ベランダ)、ベンジャミン・スタンブリ(後半39分:ブリット・アッソンバローニャ)=ユヌス・アクギュン(後半28分:ババジッド・アキントラ)、ビルキル・ブジャルナソン(後半16分:ダミヤン・ジョコヴィッチ)、マティアス・ヴァルガス=マリオ・バロテッリ



アランヤ・スポル、ガジアンテップFKを延長戦で篩い落とす(ソズジュ紙+アクシャム紙 22. 3. 4)

エフェジャン・カラジャ(左)スティーヴン・コーカー(右)(アランヤ・スポル公式HP) タイフル・ビンギョル(TRT)  アランヤ・スポルとガジアンテップFKの戦ったトルコ杯準々決勝が終わり、準決勝進出の最後のクラブが、延長戦を制して決まった。

 トルコ杯準々決勝で、アランヤ・スポルが、ホームにガジアンテップFKを迎えた。ガジアンテップFKを2:1でくだしたアランヤ・スポルが、準決勝進出の最後のクラブとなった。
 終盤は、意気をもつかせぬ戦いを繰り広げたこの一戦、アランヤ・スポルは、まずは、タイフル・ビンギョルのゴールで先制した。ガジアンテップFKは、パピ・ジロボジが、後半ロスタイムにあげたゴールで同点に持ち込み、試合は延長戦に入った。その延長戦で、オウズ・アイドゥンのゴールが決まったアランヤ・スポルが、上位進出を決めたのだった。
 前半は、無得点同点のまま終わったこの試合の後半29分に、タイフル・ビンギョルの決めたゴールで、アランヤ・スポルは先制した。ジュアンフランが、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを入れると、ガジアンテップFKのディフェンスが、これをクリアしようとした。そのボールが、ペナルティーエリア内のジョアオ・ノヴァイスの前に転がると、それに合わせて、ジョアオ・ノヴァイスがシュートを放った。だが、そのボールは、ディフェンダーに当たりファマラ・ディデューの前に落ちた。ファマラ・ディデューがペナルティエリアの左サイドから、ボールを入れると、タイフル・ビンギョルが、ゴールライン前で合わせゴールが決まったのだった。1:0。後半ロスタイム1分、ガジアンテップFKは、パピ・ジロボジのゴールで同点に追いついた。左サイドから、アリン・トシュジャがセンタリングを入れると、スティーヴン・コーカーが、ボールをファーサイドに送った。そのボールに、パピ・ジロボジが合わせ、がら空きのゴールに送り込んだのだった。1:1。残りの時間では、他のゴールは生まれず、90分間では、1:1の同点のまま終わった。延長戦では、アランヤ・スポルが、その前半12分に、オウズ・アイドゥンのゴールが生まれ、アランヤ・スポルが、再度、リードを奪った。アランヤ・スポルの攻撃で、エムレ・アクババが、内へと駆け上がっていくオウズ・アイドゥンにボールを出すと、そのオウズ・アイドゥンが、ペナルティエリア内で放った強いシュートが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。

                   相手はシワス・スポル

 トルコ杯で、ガジアンテップFKを篩い落としたアランヤ・スポルが、これで、トラブゾン・スポル、シワス・スポル、カイセリ・スポルに次いで、準決勝進出を決めた最後のクラブとなった。アランヤ・スポルは、準決勝では、シワス・スポルと対峙する。第1戦は、4/19.20.21のいずれかに、アランヤで行われ、第2戦は、5/10,11,12のいずれかに、シワスで行われる。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン(延長後半1分:エフカン・ベキロウル)、フルカン・バユル(後半42分:ミハ・メヴリャ)、ネマンジャ・ミルノヴィッチ、クリスティアン・ボルジャ=ウムト・ギュネシュ、ジョアオ・ノヴァイス=エフェジャン・カラジャ(延長前半15分:レロイ・フェル)、エムレ・アクババ(延長前半15分:チドズィエ・アワズィエム)、ダニエル・カンデイアス(後半1分:タイフル・ビンギョル)=ウイルソン・エドゥアルドファマラ・ディデュー(後半42分:オウズ・アイドゥン)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=パピ・ジロボジ、エルトゥールル・エルソイ(延長前半11分:アレクサンデル・メルケル)、スティーヴン・コーカー=オウズ・ジェイラン、ドーアン・エルドーアン、アメデジ・ヴェトゥリヒ(後半33分:レジェプ・ニヤズ)、アンジェロ・サガル(後半42分:トルジェイル・ボルヴェン)=フルカン・ソヤルプ(後半23分:アリン・トシュジャ)=ジョアオ・フィゲリエド、アレクサンドゥル・マキシム



ベシクタシュ、早くも敗退、トルコ杯の準決勝へはカイセリ・スポルが進出(ミリエット紙 22. 3. 3)

マリオ・ガヴロニヴィッチ(カイセリ・スポル公式Twitter) イブラヒム・アクダー(左)ラシド・ゲザル(右)(ファナティック紙)  トルコ杯準々決勝で、ベシクタシュが、昨夜、ホームにカイセリ・スポルを迎えた。ベシクタシュを1:2でくだしたカイセリ・スポルが、同杯準決勝に進出した。なお、カイセリ・スポルは、その準決勝では、トラブゾン・スポルと対峙する。

 ベシクタシュは、トルコ杯準々決勝で、カイセリ・スポルと対峙した。興奮に包まれたこの試合、アウェーのカイセリ・スポルが、1:2で勝利を収めた。カイセリ・スポルのゴールは、ガヴラノヴィッチとカルドーソから生まれた。一方、ベシクタシュのゴールは、ヴァレンティン・ロシエから生まれた。この結果、トルコ杯準決勝進出を決めたカイセリ・スポルは、トラブゾン・スポルと対戦することになった。なお、ベシクタシュのヴァレンティン・ロシエは、後半ロスタイム3分にレッドカードをもらい退場処分となっている。

                  試合経過

 前半6分、リオネル・キャローレが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内で胸トラップをしてボールを得たマリオ・ガヴラノヴィッチが、フランシスコ・モンテーロを抜き去り、PKポイント近くからシュートを放つと、エルシン・デスタノウルの左を抜け、ゴールが決まった。0:1。
 同11分、ウエリントン・シルヴァからパスを右サイドで受けたラシド・ゲザルが、ドリブルで進み、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、ボールは、GKジェンク・ギョネンからこぼれ、コーナーキックに替わった。
 同23分、左サイドから、ウムト・メラシュがセンタリングを入れると、それに合わせて、ペナルティーエリア内にいたアレックス・テイシェイラがヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKジェンク・ギョネンが押さえた。
 同43分、右サイドにいたラシド・ゲザルがロングパスを出すと、ペナルティーエリア内右サイドにいたケナン・カラマンが、アッティバ・ハッチンソンに向けて落とした。そのアッティバ・ハッチンソンがパスを出すと、PKポイント上でボールを得たヴァレンティン・ロシエが、ダイレクトでシュートを放つと、これが、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らした。1:1。
 後半6分、ペナルティエリア内左サイドからウムト・メラシュがグランダーのパスを出すと、ゴール前にいたミシー・バチュハイが、それに合わせて、シュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同20分、ペナルティーエリア内へ、左サイドからボールを持ち込んだリオネル・キャローレがグランダーのパスを出すと、ニアサイドに走り込んできたミゲル・カルド−ソがダイレクトでシュートを放った。すると、このボールが、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。1:2。
 同32分、ラシド・ゲザルがペナルティーエリアの外右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたリオネル・キャローレがクリアした。だが、そのボールに対し、ギュヴェン・ヤルチュンが、ペナルティエリア内へと走り込んで来てシュートを放ったが、ボールは、左のサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同34分、ペナルティーエリアの外で、ウエリントン・シルヴァが、マリオ・ガヴラノヴィッチに執ったファウルを咎めたハリル・ウムト・メレル主審がダイレクトでレッドカードを出した。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けた同主審は、映像確認後、レッドカードを撤回した。
 同ロスタイム3分、中盤で、カルロサ・マヌに執った行為に対し、ヴァレンティン・ロシエにイエローカードが出され、既に、同17分に、イエローカードをもらっていたヴァレンティン・ロシエは、退場処分となってしまった。
 同ロスタイム6分、サイル・ラリンからのパスを、PKポイントで得たミシー・バチュハイがシュートを放ったが、GKジェンク・ギョネンが押さえてしまった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウェリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ(後半26分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ウムト・メラシュ(後半26分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=ネジプ・ウイサル=ラシド・ゲザル、アッティバ・ハッチンソン、アレックス・テイシェイラ、ケナン・カラマン(後半20分:サイル・ラリン)=ミシー・バチュハイ
【カイセリ・スポル】ジェンク・ギョネン=オヌル・ブルト、マジド・ホセイニ(前半33分:ウーウル・デミロク)、メルト・チェティン、リオネル・キャローレ=イブラヒム・アクダー=ラマザン・ジヴェレク(後半1分:カルロス・マヌ)、アブドゥルカディル・パルマク、アンドレア・ベルトラッツィ(後半36分:ジョゼフ・アタマー)、ミゲル・カルドソ(後半26分:ギョクハン・サズダーウ)=マリオ・ガヴロニヴィッチ(後半36分:ムスタファ・ペテクメク)



トラブゾン・スポル 2:0 アンタルヤ・スポル(ヒュリエット紙 22. 3. 2)

ンダオ(左)ティモテウシュ・プハチ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ベラト・オズデミル(ファナティック紙)  トルコ杯準々決勝で、トラブゾン・スポルが、アンタルヤ・スポルをホームに迎えた。そして、アンタルヤ・スポルを2:0でくだしたトラブゾン・スポルが、準決勝進出の1番手となった。

 トルコ杯準々決勝で、トラブゾン・スポルが、ホームでアンタルヤ・スポルと対峙した。トルコ・リーグでは、2位を追走するコンヤ・スポルに、勝ち点差を17もつけているトラブゾン・スポルは、トルコ杯でも好調を維持し、2:0で勝ち、準決勝に歩を進めた。トラブゾン・スポルの勝ち上がりを導いたゴールは、前半12分にエディン・ヴィスチャが、後半44分にはベラト・オズデミルが決めた。なお、この試合、前半33分にも、トラブゾン・スポルは、バカセタスがゴールを決めたが、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールは取り消されるということがあった。

                  試合経過

 前半11分、突然生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、エディン・ヴィスチャが、右サイドを駆け上がるジャニニー・セメドにボールを出した。そのジャニニー・セメドが、PKポイントに向けボールを出すと、それを、しっかりと追いかけたエディン・ヴィスチャがシュートを放つと、ボールは、GKディオゴ・ソーサの左を抜けゴールが決まった。1:0。
 同28分、クアッシからのパスを受けたジャニニー・セメドが、ゴール右斜め前から強いシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たり、更に、上のバーに当たってから外に出てしまい、コーナーキックに替わった。
 同40分、ルイス・アドリアーノが、ペナルティーエリア内で出したパスを受けたンダオがシュートを試みると、GKウーウルジャン・チャクルが、これをコーナーキックに替えた。
 後半17分、右サイドで生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内でボールを得たバカセタスがシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃して、ファーサイドにいたクアッシの前に落ちた。そのクアッシがシュートを放つと、ボールは、ピッチから跳ね、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。そのボールを、アンタルヤ・スポルのディフェンスが大きくクリアしてしまった。
 同40分、左サイドからゴールエリアに放り込まれたボールに合わせて、いいジャンプを見せたライトが、ヘディングシュートを試みたが、GKウーウルジャン・チャクルが、しっかりと胸に収めた。
 同44分、中盤で、アブドゥルカディル・オミュルが、ハカン・オズメットからボールを奪った。そして、コルネリスの前に向けボールを送ると、クドゥリャショフがチェックに入った。そのボールがベラト・オズデミルの前に落ち、ベラト・オズデミルががら空きとなったゴールに蹴り込んだ。2:0。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=セルカン・アサン(後半36分:ブルーノ・ペレス)、ステファノ・デンスヴィル、ヴィクトル・フーゴ(後半40分:アフメットジャン・カプラン)、ティモテウシュ・プハチ=ベラト・オズデミル、マノリス・シオピス=エディン・ヴィスチャ、アナスタシオス・バカセタス(後半19分:アンドレアス・コルネリウス)、ジャン・クアッシ(後半19分:アブドゥルカディル・オミュル)=ジャニニー・セメド(後半36分:ユスフ・エルドーアン)
【アンタルヤ・スポル】ディオゴ・ソーサ=ビュンヤミン・バルジュ(後半33分:シナン・ギュムシュ)、ギュライ・ヴラル、ナルド、フェドール・クドゥリャショフ=フェルナンド・マルティンス、ドーウカン・シニク(後半22分:ギョクデニズ・バイラクダル)=アドミル・メフメディ(後半22分:ハジ・ライト)、フレディ・クレンベ(後半12分:ハカン・オズメト)、アラッサヌ・ンダオ(後半13分:ウーサム・ガーシャ)=ルイス・アドリアーノ



フェネルバフチェ、勝利を、後半ロスタイム1分に掬い出す、アッティラ・サライがフェネルバフチェに命を吹き込む(アクシャム紙改 22. 3. 1)

ドーウジャン・ハスポラト(左)ミハ・ザイッチ(右)(フェネルバフチェ公式HP) アッティラ・サライ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第27節で、カスムパシャとのアウェー戦を戦った。トルコ・リーグで、上位に進出したいフェネルバフチェは、この一戦で、早々に優位に立った。前半6分に、ミハ・ザイッチのゴールで0:1と先制したフェネルバフチェは、前半は、リードを保ったまま終えた。カスムパシャが、後半22分にムレカのゴールで1:1にしたのに対し、同ロスタイム1分に、アッティラ・サライが、それに応じ、フェネルバフチェが、この試合で勝ち点3を手に入れたのだった。

 降格圏からの脱出を願い、存在感を見せつけたカスムパシャが、トルコ・リーグで上位進出を願うフェネルバフチェを、ホームに迎えた。試合は、終盤に生まれたゴールで、1:2で勝ったフェネルバフチェが、大事な勝ち点3を手に入れたのだった。
 スラヴィア・プラハ戦で敗れ、UEFA欧州コンフェランスリーグからの敗退が決まってしまったフェネルバフチェは、トルコ・リーグで勝利をあげ、意気を上げたがっていた。ライバルのクラブが、勝ち点を失った節で、フェネルバフチェは、そのチャンスを活かすことに成功した。
 試合開始未だ6分というところで、ミハ・ザイッチのゴールが生まれ、フェネルバフチェは0:1と先制した。ディエゴ・ロッシからの素晴らしいパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で得たミハ・ザイッチが、ファーサイドのポスト際を狙ったシュートが、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。だが、このゴールのあとは、正に何もできない状態だった。一方のカスムパシャは、前半、同点ゴールを求めて、フェネルバフチェのゴールに負荷をかけていったが、アルタイ・バユンドゥルがフェネルバフチェを支え続けた。そして、前半は0:1と、フェネルバフチェがリードして終わった。
 後半は、カスムパシャのプレッシャーがなくなってしまい、フェネルバフチェが、スコアのアドヴァンテージを持ち、試合を、よりコントロールしていた。だが、同22分、カスムパシャのジャクソン・ムレカが舞台に躍り出た。左サイドでボールを得たマビルが、ゴールライン近くまで持ち込み、そこからペナルティーエリア内へとセンタリングを入れた。それに合わせて、ファーサイドにいたムレカがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。なお、このゴールは、カスムパシャが、後半に入り放った初めてのシュートだった。
 この後、カスムパシャは、幾つかの好機を掴んだが、それを活かせないでいた。同ロスタイム1分、舞台に、アッティラ・サライが上がった。クレスポが、ペナルティーエリアへ向け、長いセンタリングを入れると、ボールが、エネル・ヴァレンシアからこぼれ、そのボールを、タルカン・セルベストが大きくクリアしようとした。ところが、そのボールをコントロールしたアッティラ・サライが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前から強いシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たりゴールインしたのだった。1:2。そして、フェネルバフチェが、1:2で、この試合を制したのだった。
 この結果、3連勝を遂げることになったフェネルバフチェは、勝ち点を46に伸ばした。2試合連続の引き分け試合を演じていたカスムパシャは、またしても敗れてしまい、同29に留まった。

【カスムパシャ】エルトゥールル・タシュクラン=フロレント・ハデルジョナジ、ウロス・スパジッチ(後半ロスタイム4分:ライアン・ドンク)、タルカン・セルベスト、エヴレン・エレン・エルマル=ドーウジャン・ハスポラト、ヴァレンティン・エイセリッチ(後半15分:ミチャル・トラヴニク)=ママドゥ・ファル(後半15分:アウェル・マビル)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ、モルタダ・ベン・ウーアン=ウムト・ボゾク(後半15分:ジャクソン・ムレカ)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ブライト・オシャイ・サミュエル、キム・ミンジェ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ=ミハ・ザイッチ(後半45分:エネル・ヴァレンシア)、ミゲル・クレスポ=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半36分:ディミトリス・ペルカス)、アルダ・ギュレル(後半21分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ディエゴ・ロッシ=メルギム・ベリーシャ(後半21分:セルダル・ドゥルスン)



ガラタサライ 4:2 チャイクル・リゼ(ファナティック紙改+ヒュリエット紙補綴 22. 2.28)

パトリック・ファン・アーンホルト(ガラタサライ公式HP) ユスフ・サル(左)マルカオ(右)(チャイクル・リぜ公式Twitter)  ギョズテペとのアウェー戦では、後半ロスタイム9分に勝利を決めるゴールが生まれ、一息ついたガラタサライが、トルコ・リーグ第27節では、チャイクル・リゼをホームに迎えた。ここ4ヶ月、2連勝というものを行ったことのないガラタサライだったが、それにも、この夜で終わりを告げた。ホームで、ジェドソン・フェルナンデスとタイラー・ボイドのゴールを防げず、2度に渡りリードを許したガラタサライだったが、パトリック・ファン・アーンホルト(2)、ライアン・バベル、バフェッティンビ・ゴミスのゴールで、4:2で勝ち、のしかかっていた暗雲を吹き飛ばした。

 ガラタサライが、トルコ・リーグ第27節で、チャイクル・リゼをホームに迎えた。6試合、勝利に見放されたまま臨んだギョズテペとのアウェー戦で、後半ロスタイム9分に勝利を掴んだガラタサライが、チャイクル・リゼの壁を乗り越え、連勝を目指して臨んだ試合だった。そして、この4ヶ月間、連勝というものから遠ざかっていたガラタサライが、その悪魔の脚を砕いたのだった。ここ4試合勝利のないチャイクル・リゼは、元ガラタサライのジェドソン・フェルナンデスが、前半8分、左サイドから蹴った見事なフリーキックがゴールを生み、リードを許したガラタサライだったが、パトリック・ファン・アーンホルトが、そのお返しのゴールを見舞った。同40分、ケレム・アクテュルコウルが、左サイドからペナルティエリア内にいたベルカン・クトゥルにボールを出した。そのベルカン・クトゥルがパトリック・ファン・アーンホルトにボールを預けると、このオランダ人選手パトリック・ファン・アーンホルトは、ペナルティーエリアの外からインサイドキックでシュートを放った。これが決まったのだった。1:1。
 後半の冒頭、タイラー・ボイドのいいシュートが決まり、チャイクル・リゼは、再び、リードを奪った。同4分、ジェドソン・フェルナンデスが左サイドからペナルティーエリア内へとセンタリングを入れると、ジョエル・ポフジャンパロがヘッドで落とした。そのボールが跳ねたところを捉えたタイラー・ボイドが見事なシュートを放ち、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。同17分、ギョズテペ戦では、2回のPKを決めヒーローとなったバフェッティンビ・ゴミスが、今度は、PKを失敗した。同22分、もう1度、ガラタサライにPKが与えられた。オマル・エラブデラウィが右サイドからペナルティーエリア内へと入れたボールを取ろうとしたGKタルク・チェティンが、バフェッティンビ・ゴミスに執ったアクションを咎めたウミト・オズテュルク主審がPKを指示したのだった。今度は、ライアン・バベルが蹴り、ミスは犯さず、ガラタサライは同点に追いついた。2:2。
 同42分、パトリック・ファン・アーンホルトが、再度、舞台に上がった。パス交換をしながら、ガラタサライが、相手ゴール前まで進んだ。ベルカン・クトゥルからソフィアン・フェグリへ、ソフィアン・フェグリからパトリック・ファン・アーンホルトへと渡り、そのパトリック・ファン・アーンホルトが、ゴールポスト際に蹴り込んだのだった。3:2。更に、同ロスタイム7分に、バフェッティンビ・ゴミスのゴールが決まりとどめを刺したのだった。ソフィアン・フェグリが、相手ディフェンスの裏を取ったバフェッティンビ・ゴミスにボールを出した。そのバフェッティンビ・ゴミスが、GKタルク・チェティンをフェイントでかわしゴールに放り込んだのだった。4:2。
 この結果、ガラタサライは、4ヶ月ぶりに2連勝を飾り、勝ち点を35にして、下位から遠ざかった。一方のチャイクル・リゼは、これで、勝利から5試合、遠ざかることになった。

【ガラタサライ】イナキ・ペナ=オマル・エラブデラウィ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半12分:ライアン・バベル)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半34分:ソフィアン・フェグリ)、ベルカン・クトゥル、ケレム・アクテュルコウル(後半45分:バルシュ・アルペル・ユルマズ)=ムスタファ・モハメッド(後半12分:バフェンティンビ・ゴミス)
【チャイクル・リゼ】タルク・チェティン=ファブリシオ・バイアノ、カルロス・ポンク、セバスティアン・ホルメン、エレン・アルバイラク=ゲドソン・フェルナンデス、レボガング・フィリ(後半20分:ブライアン・ダボ)=ユスフ・サル(後半29分:デニズ・ヒュメット)、フェルナンド・ボルドリン(後半39分:ロナルド・メンデス)、タイラー・ボイド(後半39分:ヤニク・ボラシー)=ジョエル・ポフジャンパロ(後半21分:パピス・シセ)



シワス・スポル 2:3 ベシクタシュ(ベイン・スポル 22. 2.27)

ファジル(左)ケナン・カラマン(右)(ヒュリエット紙) ミシー・バチュハイ(左)を讃えるウムト・メラシュ(右)(CNNトルコ)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第27節で、シワス・スポルとのアウェー戦を戦い、2:3で勝った。

 ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、前半12分と後半28分(PK)のミシー・バチュアイと、前半43分に決めたラシド・ゲザルだった。一方、シワス・スポルのゴールは、前半26分のムスタファ・ヤタバレと後半40分のファイサル・ファジルから生まれた。この結果、ベシクタシュは。勝ち点を44に伸ばしたのに対し、シワス・スポルは同34に留まった。

                 重要な場面

 前半12分、ベシクタシュが先制した。右サイドで、見事なフェイントかけながらペナルティーエリア内へと入ったラシド・ゲザルが、内へとボールを入れた。ディフェンスがカットに入ったが、アッティバ・ハッチンソンが、ボールをアレックス・テイシェイラに回した。そのアレックス・テイシェイラが、ダイレクトで、フリーになっていたミシー・バチュハイに渡すと、ミシー・バチュハイが落ち着いてグランダーのシュートを放ち、これがゴールとなったのだった。0:1。
 同23分、エルドーアン・イエシルユルトが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせていいジャンプを見せたハカン・アルスランがヘディングシュートを放ったが、ボールは僅かに枠を捉えられず、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同26分、シワス・スポルが同点に追いついた。ウーウル・チフトチが、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前からセンタリングを入れると、そのボールコースにディフェンスが入っていたにも拘わらず、ヤタバレが、ジャンプ一番、ヘッドで合わせると、GKエルシン・デスタノウルが防ごうとしたが、ボールは、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同35分、ベシクタシュがコーナーキックを獲得して、これをラシド・ゲザルが蹴った。それに対し、いいジャンプを見せたウエリントン・シルヴァがヘディングシュートを見せると、ボールは、上のバーに当たりピッチに跳ね返った。しかし、GKムアッメル・ユルドゥルムが前に出て、これをコントロールした。
 同43分、アウェーのベシクタシュが、再度、リードを奪った。ウムト・メラシュが左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたラシド・ゲザルが、ヘッドでゴールを叩き込んだのだった。1:2。
 後半28分、点差が2と開いた。シワス・スポルのゴール前で生まれた混戦ののち、主審が、ヴィデオ判定システムに確認に向かった。ハカン・アルスランが、手を使ったと判断した主審はPKを指示した。このPKをミシー・バチュハイが蹴ると、ボールは、GKの右を抜け、シワス・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:3。
 同40分、点差が1と縮まった。ベシクタシュのゴール前の混戦ののち、主審がヴィデオ判定システムに向かった。確認ののち、ジョゼフ・デ・ソーサが、手を使ったと判断して、主審は、この日2回目となるPKの指示を出した。そして、このPKをファイサル・ファジルがゴールに替えたのだった。2:3。

【シワス・スポル】ムアッメル・ユルドゥルム=ジャネル・オスマンパシャ、サンバ・カマラ(後半38分:ムサ・コナーテ)、ディミトリオス・ゴウタス、ウーウル・チフトチ=イサク・コフィー(後半31分:ケレム・アタカン・ケスギン)=エルドーアン・イエシルユルト、ファイサル・ファジル、ハカン・アルスラン、ペドロ・エンリケ(後半25分:オラレンワジュ・カヨーデ)=ムスタファ・ヤタバレ
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、、ウェリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ、ウムト・メラシュ=ネジプ・ウイサル(後半12分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、アッティバ・ハッチンソン=ラシド・ゲザル、アレックス・テイシェイラ(後半23分:ギュヴェン・ヤルチュン)、ケナン・カラマン=ミシー・バチュハイ(後半45分:ジャン・ボズドーアン)



トラブゾン・スポル 3:2 カイセリ・スポル(ファナティック紙+CNNトルコ 22. 2.26)

ブルーノ・ペレス(上)ンワケメ(下)(TRT) シオピス(左)オヌル・ブルト(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  第26節を終わって、後ろから追走する2位のコンヤ・スポルに、勝ち点差を14もつけているトラブゾン・スポルが、同27節で、ホームにカイセリ・スポルを迎えた。ここ10試合不敗を誇り、更に、4連勝を続ける、アブドラハ・アヴジュ監督率いるトラブゾン・スポルは、前半だけで0:2とリードを許しながら、最後は、3:2で勝った。カイセリ・スポルのゴールは、マリオ・ガヴロニヴィッチとマメ・ティアムが決めたのに対し、トラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、エディン・ヴィスチャ、ジャニニー・セメド、アンソニー・ンワケメ(PK)がもたらした。

 トルコ・リーグで首位に立つトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第27節で、カイセリ・スポルをホームに迎えた。ここ10試合負け知らずで、しかも、4連勝中のトラブゾン・スポルは、サポーターの声援を背に受け臨んだ試合で、前半、衝撃に見舞われた。ここ10試合で、僅か1敗しかしていない、ヒクメット・カラマン監督率いるカイセリ・スポルは、まず、前半19分にマメ・ティアムのゴールが生まれたが、オフサイドがあったとしてゴールと認定されなかった。だが、その5分後、即ち前半24分に、カイセリ・スポルのゴールゲッターのマリオ・ガヴロニヴィッチのゴールで、スコアを1:0とした。オヌルが右サイドからファーサイドに向けてボールを入れると、よくボールを追いかけたマリオ・ガヴロニヴィッチが、ゴールエリア内で、胸トラップのあと、シュートを放つと、これが、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。同ロスタイム1分には、前半のスコアを決するマメ・ティアムのゴールが決まった。オヌルが、右サイドからセンタリングを入れると、それに合わせて、マメ・ティアムの放ったヘディングシュートが決まったのだった。0:2。

                  後半、怒涛のごときトラブゾン・スポル

 ぎっしりと詰まったメディカル・パルク・スタジアムで、前半を終わりリードを許したトラブゾン・スポルだったが、後半は、正に怒涛のごとき臨み方をした。同4分、エディン・ヴィスチャのゴールが生まれ、点差を1とした。ジャニニー・セメドが、相手選手をすり抜けたとき、ボールが、ディフェンスから跳ね、エディン・ヴィスチャの前に転がった。そのエディン・ヴィスチャがGKと1対1となったところから放ったシュートが、GKルングの右を抜け、ゴールが生まれたのだった。1:2。同10分には、ブルーノ・ペレスのシュートがバーを直撃、同14分には、後半冒頭から投入されたジャニニー・セメドが舞台に上がり、スコアを2:2とした。ペナルティーエリア・ライン上でボールを得たンワケメが、左サイドからペナルティーエリア内へと入ったジャニニー・セメドにボールを渡すと、そのジャニニー・セメドが、落ち着いてゴールを決めたのだった。

                  主審はヴィデオ判定システムに向かい、PKを与えた

 この時間帯以後、次第に空中戦に入ったトラブゾン・スポルだったが、同19分、今度も、バーに嫌われた。アブドゥルカディル・オミュルのシュートが、バーを直撃してピッチに跳ね返されてしまった。トラブゾン・スポルが、あらゆる方向からカイセリ・スポルのゴールに迫っている時間帯に、同35分、カイセリ・スポルは、マメ・ティアムがゴールに迫ったが、ここでもバーに嫌われた。そして、終わりに近づき、興奮が高まって行った。そして、同ロスタイム5分、ユスフ・エルドーアンが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、ペナルティエリア内にいたメルト・チェティンの手に当たった。エルカン・オズダマル主審は、ヴィデオ判定システムに確認に入った。そして、「手だ!」と言い、PKを与えた。これを、ンワケメが蹴り、ミスを冒すことはなかった。トラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらすゴールとなったのだった。3:2。

                  5連勝

 この結果、見事な復活劇を演じて見せ、勝ち点を66に伸ばしたトラブゾン・スポルの連勝は5に伸び、連続不敗記録も11に伸びた、一方のカイセリ・スポルは、同38に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、ヴィクトル・フーゴ、アフメットジャン・カプラン(後半1分:ステファノ・デンスヴィル)、ティモテウシュ・プハチ(後半1分:ユスフ・エルドーアン)=アブドゥルカディル・オミュル(後半35分:ベンガリ・コイタ)、マノリス・シオピス(後半35分:ベラト・オズデミル)=エディン・ヴィスチャ、アナスタシオス・バカセタス(後半1分:ジャニニー・セメド)、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス
【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト(後半27分:ムスタファ・ペテクメク)、マジド・ホセイニ、メルト・チェティン、リオネル・キャローレ(後半26分:グスタヴォ・カンパナロ)=ジョゼフ・アタマー=ラマザン・ジヴェレク(後半11分:ディミトリオス・コロヴェツィオス)、ミゲル・カルドソ(後半26分:カルロス・マヌ)、アブドゥルカディル・パルマク、マメ・ティアム=マリオ・ガヴロニヴィッチ



スラヴィア・プラハ 3:2 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 22. 2.25)

セルダル・ドゥルスン(左)(フェネルバフチェ公式HP) ソル(スラヴィア・プラハ公式HP)  フェネルバフチェは、UEFA欧州コンフェランスリーグのプレーオフ第2戦で、チェコのスラヴィア・プラハとのアウェー戦を戦った。カドゥキョイで行われた第1戦では、2:3で敗れたフェネルバフチェは、エデン・アリーナで行われたこの第2戦でも、同じスコアで敗れ、コンフェランスリーグからの敗退が決まった。この試合のフェネルバフチェのゴールは、前半39分にメルト・ハカン・ヤンダシュと後半45分にメルギム・ベリーシャから生まれた。

                 試合経過

 前半8分、右サイドをゴールライン際まで持ち込んだシュランツが、内へとボールを入れた。それに合わせて、ファーサイドにいたドーレイがシュートを放ったが、ゴールライン際からマルセル・ティッセランがクリアした。
 同19分、プラヴシッチがゴール右斜め前からセンタリングを入れると、それに合わせて、ファーサイドにいたホールズが、内へと浮かし球を入れた。ペナルティエリア内で、トゥラオレが、そのボールを落とすと、マルセル・ティッセランに当たり跳ね返った。そのボールを捉えたシュランツが、至近距離からシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れた。1:0。
 同27分、スピードに乗った攻撃で、プラヴシッチが、右サイドを駆け上がっていたトゥラオレにパスを出した。そのトゥラオレが、ダイレクトで、ボールをソルに回した。ソルは、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で、GKアルタイ・バユンドゥルと1対1となり、シュートを放つと、ボールは、ファーサイドのバーに当たりゴールインしてしまった。2:0。
 同39分、フェネルバフチェにゴールが生まれた。右サイドでボールを得たブライト・オシャイ・サミュエルが、ゴールライン際まで持ち込み、パスを、メルト・ハカン・ヤンダシュに出した。そのメルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリア・ライン辺りで左足一閃、強いシュートをファーサイドに向け放つと、これが、スラヴィア・プラハのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 後半3分、ペナルティエリア・ライン上からリングルの放ったシュートは、GKアルタイ・バユンドゥルがコーナーキックに替えた。
 同8分、ソルからのパスを、ペナルティーエリア・ライン上で受けたリングルがシュートを放つも、ボールは、バーの上を僅かに越えて外に出て行ってしまった。
 同18分、スピードに乗った攻撃で、ボールを持ったホールズが、ペナルティーエリア内の絶好の位置にいたソルに出した。そして、そのソルが、ゴールマウスの僅か右斜め前からシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。1:3。
 同26分、ソルが、ボールを持ち、ペナルティエリア内へと入り、GKと1対1となった。アルタイ・バユンドゥルをかわそうとしたソルだったが、アルタイ・バユンドゥルのチェックに遭ってしまい、ボールは、ディフェンダーがクリアして、危機を回避した。
 同45分、ペナルティーエリアの外でボールを得たアルダ・ギュレルが、相手選手を抜き去り、ペナルティエリア内へと入り込んだ。ゴール右斜め前で、更に2選手をかわしたアルダ・ギュレルがシュートを放つと、ボールは、GKから跳ね返りベリーシャの前に転がった。そして、そのベリーシャが放ったシュートがゴールとなった。3:2。この試合、これ以上のゴールは生まれず、フェネルバフチェは、3:2で、この試合を落としてしまった。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ブライト・オシャイ・サミュエル、マルセル・ティッセラン(後半37分:キム・ミンジェ)、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ=ホセ・ソーサ(後半12分:オザン・トゥファン)、メルト・ハカン・ヤンダシュ=エネル・ヴァレンシア、ディミトリス・ペルカス(後半12分:アルダ・ギュレル)、フェルディ・カドゥオウル(前半28分:ナズム・サンガレ)=セルダル・ドゥルスン(後半36分:メルギム・ベリーシャ)



「ガジアンテップFK vs 新マラテヤ・スポル」の延期試合引き分け(TRT+ファナティック紙補綴 22. 2.24)

ムハメット・デミル(上)エルタッチ・オズビル(下)(ガジアンテップFK公式HP) フルカン・ソヤルプ(左)フィリップ・ガメリ(右)(ガジアンテップFK公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、ピッチの悪コンディションのために、前半終了時で延期となったガジアンテップFKと新マラテヤ・スポルの一戦の後半が行われ、両者無得点の引き分けに終わった。

 トルコ・リーグ第22節で、ガジアンテップFKと新マラテヤ・スポルは、1月18日(火)に、カリョンン・スタジムで行われた。前半終了時で、両者無得点で終わった試合だったが、休憩時間に降った激しい雪のために、延期されてしまった。そして、36日後の昨日、後半戦が行われ、最終的にも0:0の引き分けとなった。この結果、ガジアンテップFKは、勝ち点を36に伸ばした。トルコ・リーグで、ここ16試合、勝利から見放されてしまうことになった最下位の新マラテヤ・スポルは、同17に伸ばした。

                 重要な場面

 後半9分、ホームのガジアンテップFKがゴールに迫った。中盤から生まれたガジアンテップFKの攻撃で、フィゲリエドが、ペナルティエリアでシュートを放つと、GKエルタッチ・オズビルからボールが跳ね返った。そのボールを、ペナルティーエリア内で捉えたムハメット・デミルが、シュートを放ったが、ボールは、枠を捉えず外に出て行ってしまった。
 同17分、新マラテヤ・スポルの右サイドから生まれた攻撃で、ムスタファ・エスキヘラッチがセンタリングを入れると、それに合わせて、カリム・ハフェズがヘディングシュートを放ったが、ボールは、枠の右を逸れて外に出て行ってしまった。
 同27分、ペナルティーエリア・ライン上でボールを得たムハメット・デミルがグランダーのシュートを放つと、GKエルタッチ・オズビルが、辛うじてパンチングで防いだ。
 同31分、ガジアンテップFKの右サイドから生まれた攻撃で、フィゲリエドがグランダーパスを出すと、PKポイントの近くで、走り込んできたムハメット・デミルが、それに合わせてシュートを放ったが、GKエルタッチ・オズビルが、両足を使い、これをクリアした。そして、試合は、0:0のままで終わった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー(後半ロスタイム1分:オウズ・ジェイラン)、パピ・ジロボジ、スティーヴン・コーカー、アリン・トシュジャ、アンジェロ・サガル=フルカン・ソヤルプ、ドーアン・エルドーアン、アレクサンドゥル・マキシム=ムハメット・デミル、ジョアオ・フィゲリエド
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=メフディ・ゼッファネ、ディディエ・ンドング、フィリップ・ガメリ、ウサマ・ハッダディ=ムスタファ・エスキヘラッチ、オケチュク・アズブイケ、ジョスピン・ンシミリマナ(後半33分:ゴットフレード・ドンサー)、カリム・ハフェズ=ラフマン・ブーラ・チャーウラン(後半ロスタイム4分:メルト・ミラッチ・アルトゥンタシュ)=ヌーア・ジコ



バシャックシェヒル・スポル 2:1 コンヤ・スポル(ミリエット紙+アクシャム紙補綴 22. 2.23)

グルブランドセン(バシャックシェヒル・スポル公式HP) ナセル・チャドリ(左)ムサ・チャーウラン(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第21節の延期試合で、バシャックシェヒル・スポルが、ホームで、コンヤ・スポルを2:1でくだした。

 トルコ・リーグ第21節の延期試合で、バシャックシェヒル・スポルが、ホームで、コンヤ・スポルを2:1でくだしたが、その勝利に繋がるゴールは、グルブランドセンのゴールとムサ・チャーウランのオウンゴールだった。一方、コンヤ・スポルのゴールは、ズィメル・ビティキのもたらしたものだった。
 この勝利で、勝ち点を46に伸ばしたバシャックシェヒル・スポルは3位に上がり、2位のコンヤ・スポルとの勝ち点差を3と縮めた。

                  試合経過

 前半20分、コンヤ・スポルの攻撃で、ギレルメが左サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに対し、いいジャンプを見せたスクビッチが、ヘッドで合わせたが、GKヴォルカン・ババジャンが、ゴールを許さなかった。
 同26分、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前でボールを得たベルカイ・オズジャンが、相手選手3人を抜き去り、遠目から狙いすましたシュートを放ったが、僅かに枠を捉えることなく枠の傍らを外に出て行ってしまった。
 同37分、コンヤ・スポルが先制点をあげた。自陣から奪ったボールを持ちスピードに乗り前進したミチャラクが、中盤にいたソネルにボールを渡した。そのソネルが、左サイドで相手ディフェンスの裏を取ったズィメル・ビティキにパスを出した。そして、ズィメル・ビティキが、ペナルティーエリア内へ持ち込むや浮き球のシュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。
 後半4分、セルダル・ギュレルからのパスを、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で得たオメル・アリ・シャヒネルが、相手選手をかわし、ファーサイドにいたグルブランドセンにボールを出すと、そのグルブランドセンがダイレクトでシュートを放った。これが同点ゴールとなった。1:1。
 同15分、右サイドでボールを得たセルダル・ギュレルが、ペナルティエリア内へと入り、ゴールライン際からファーサイドにいたアレクシッチにボールを出した。そのアレクシッチが、滑り込みながらシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同17分、アレクシッチがフリーキックを蹴り、ペナルティーエリアへとボールを送ると、ドゥアルテが、ファーサイドで、そのボールにヘッドで合わせ、ゴールエリアに落とした。そのボールを、ムサ・チャーウランが逆方向に蹴ったところ、オウンゴールとなってしまった。2:1。
 同30分、ギレルメからのパスを、ペナルティーエリア内で得たズィメル・ビティキが、ボールを整えて強烈なシュートを放ったが、GKヴォルカン・ババジャンが、ゴールを許さなかった。
 同39分、放り込まれたロングボールに反応して、相手ディフェンスの裏をとったアタベイが、ペナルティーエリアに入るや、絶好の位置にいたグルブランドセンにボールを出した。そのグルブランドセンがシュートを試みたが、GKスヒッチが際どいところでコーナーキックに替えた。
 同ロスタイム4分、ズィメル・ビティキが左コーナーキックを蹴ると、ファーサイドでいいジャンプを見せたアフメド・ハッサンがヘディングシュートを放った。だが、ボールは、上のバーに当たりピッチに跳ね返ってしまった。

【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=オメル・アリ・シャヒネル、レオ・ドゥアルテ、ユッスーフ・ンダイシミエ(前半24分:アレキサンドゥル・エピュロヌ)、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半45分:ルカス・リマ)=ベルカイ・オズジャン、トルガ・ジエルジ=ナセル・チャドリ(後半32分:アタベイ・チチェク)、ダニエル・アレクシッチ(後半45分:エムレ・チョラク)、セルダル・ギュレル(後半45分:シェネル・オズバイラクル)=フレデリック・グルブラッドセン
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ(後半32分:アフメド・ハッサン)、アディル・デミルバー、アミル・ハジャフメトヴィッチ、ギレルメ・シチャ=ムサ・チャーウラン、ソネル・ディクメン(後半32分:バルシュ・ヤルドゥムジュ)=ズィメル・ビティキ、コンラド・ミチャラク(後半23分:エンドゥリ・チェキジ)、パウル・ジョセ・ムポク(後半23分:アマル・ラフマノヴィッチ)=ソコル・チカレシ



ギョズテペ 2:3 ガラタサライ(ファナティック紙改 22. 2.22)

オマル・エラブデラウィ(左)ベルカン・エミル(右)(ガラタサライ公式Twitter) ゴミス(アクシャム紙)  トルコ・リーグで、ここ14試合、公式戦全体では15試合で1勝しかしていないガラタサライが、トルコ・リーグ第26節で、ギョズテペとのアウェー戦を戦った。悪夢のようなシーズンを送り、降格圏に向かい後退の一方だったガラタサライが、イズミルで悪魔の脚を打ち砕いた。大きな興奮に包まれ、しかも、4つのPKによるゴールが生まれた試合で、ガラタサライは、ヴィクトール・ネルソンとバフェンティンビ・ゴミス(2)のゴールで、2:3で勝った。ギョズテペは、シェリフ・ンディアエの2ゴールでは、間に合わなかったのだ。

 トルコ・リーグ第26節は、イズミルで閉幕となった。ガラタサライとギョズテペが、勝利を求めて対峙した。トルコ・リーグでは、ここ14試合で僅かに1勝しかできていないで、勝ち点29で15位に沈んでいるガラタサライが、イズミルで悪魔の脚を打ち砕いた。ガラタサライは、前半3分、ヴィクトール・ネルソンのゴールで先制した。オメル・バイラムが、中盤からフリーキックを蹴り、ペナルティーエリア・ライン上にいたモスタファ・モハメッドに送られた。そのモスタファ・モハメッドはジャンプをして、ヘッドで、ペナルティエリア内にいたヴィクトール・ネルソンに落とした。そのデンマーク人選手ヴィクトール・ネルソンが、落ち着いてシュートを放つと、ガラタサライの先制点が生まれたのだった。0:1。前半の終盤、タイラン・アンタルヤルの手にボールが当たったことを咎めたアルダ・カルデシュレル主審は、PKを指示した。これを、シェリフ・ンディアエが決め、前半は1:1で終わった。

                 ンディアエ、ミスを冒さず

 後半に入っても、前半同様、ギョズテペのプレッシャーが看られた。そして、同25分、またしてもPKが与えられた。右サイドからケリムが内へとセンタリングを入れると、オメル・バイラムの手にボールが当たったことを咎めたアルダ・カルデシュレル主審がPKを指示したのだった。このPKを、シェリフ・ンディアエが逃すことはなく、これで、ギョズテペが2:1と逆転した。

                 ゴミスが決着を付けた

 同39分、ゴミスが舞台に上がった。ペナルティーエリア内へと入れられたセンタリングが、今度は、ディノ・アルスラネイジッチの手に当たった。これを咎めたアルダ・カルデシュレル主審は、この試合3度目のPKを指示した。そのPKを、ゴミスが決め、スコアを2:2とした。同ロスタイム2分、更に、もう1つPKが出された。しかし、ヴィデオ判定システムに確認に向かったアルダ・カルデシュレル主審は、手でプレーをしていないと判断、PKも、ディノ・アルスラネイジッチに出されていたレッドカードも取り消された。同ロスタイム5分、またしても、PKの指示が出た。ベルカン・エミルが、ペナルティーエリア内でエムレ・クルンチの足を削ったからだった。同主審は、都合5回のPKを指示したことになった。そして、このPKをゴミスが決め、終わったのだった。2:3。

                 ガラタサライ、一息つく

 息をのむ戦いを、ガラタサライが2;3で制することになった。ドメネク・トレント監督は、トルコ・リーグ6試合目での初勝利だ。トルコ・リーグで8試合ぶりに勝利を得たガラタサライは、勝ち点を32に伸ばし、僅かだが一息入れた。3試合連続で勝てなかったギョズテペは、同27に留まり、降格圏間近となってしまった。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ディノ・アルスラネイジッチ(後半ロスタイム8分:ダヴィッド・ティジャニッチ)、アトゥンチ・ヌカン、ヴィルカー・アンゲル=ケリム・アルジュ、オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドーウ(後半26分:アイタッチ・カラ)、ベルカン・エミル=ハリル・アクブナル=シェリフ・ンディアエ(後半42分:ウサマ・タナヌ)、フランコ・ディ・サント(後半26分:アディス・ヤホヴィッチ)
【ガラタサライ】イナキ・ペナ=オマル・エラブデラウィ、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、オメル・バイラム=ライアン・バベル(後半29分:エムレ・クルンチ)、エリック・プルガル(後半16分:アレクサンドゥル・チカルダウ)、タイラン・アンタルヤル、ケレム・アクテュルコウル(後半ロスタイム11分:ファン・アーンホルト)=ムスタファ・モハメッド(後半29分:バフェンティンビ・ゴミス)、ハリル・デルヴィショウル(後半16分:ベルカン・クトゥル)



アランヤ・スポル 0:4 トラブゾン・スポル(NTV改 22. 2.21)

ティモテウシュ・プハチ(左)ジョアオ・ノヴァイス(右)(アランヤ・スポル公式HP) ンワケメ(NTV)  トルコ・リーグで首位に立つトラブゾン・スポルは、優勝への障害を、1つずつ乗り越えて行っている。トラブゾン・スポルは、今度は、アランヤ・スポルを0:4でくだし、優勝へ目くばせをした。

 トルコ・リーグで首位に立つトラブゾン・スポルは、前半で決着をつけ、アランヤ・スポルを、アウェー戦ながら0:4で退けた。この試合にいい入り方をしたトラブゾン・スポルは、開始未だ 5分というところで、ンワケメのゴールで先制した。0:1。同15分には、バカセタスがフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙うと、バーを直撃した。同26分には、ンワケメが、スコアを0:2とするゴールを決めた。同36分には、コルネリウスが舞台に上がり、スコアを0:3とするゴールを決めた。ノルウェー人選手コルネリウスは、これで、今季12ゴール目となった。そして、この試合大活躍のドルクハン・トコズが、0:4となるゴールを決めた。前半は、このスコアのまま終わり、後半に入り、トラブゾン・スポルはアイドリング状態に入った。試合をコントロールして、決して緩まないトラブゾン・スポルは、後半20分、相手からPKを盗んでしまった。ウイルソン・エドゥアルドの蹴ったPKを、GKウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかったのだ。残りの時間、アランヤ・スポルの取るに足らない攻撃は結果には繋がらず、トラブゾン・スポルが、この試合を0:4で制したのだった。

                 得点場面+α

 前半5分、トラブゾン・スポルの各選手が、相手陣内でプレッシャーをかけていた時間帯に、GKマラフォナのパスをカットしたドルクハン・トコズが、ンワケメにボールを預けた。すると、そのンワケメが、至近距離からシュートを放ち、ゴールを決めたのだった。0:1。
 同26分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。ティモテウシュ・プハチが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたコルネリウスが、ヘッドで折り返した。すると、それに合わせて、ンワケメが、がら空きになっていたゴールマウスに放り込んだのだった。0:2。
 同36分、トラブゾン・スポルの3点目が生まれた。トラブゾン・スポルのプレスを受け、後ろに戻したパスを、GKマラフォナがクリアしようとしたところ、ボールが、コルネリウスに当たり、その前に落ちた。そのコルネリウスが、相手選手を抜き去り放ったシュートが、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 同39分、トラブゾン・スポルが、点差を4と拡げた。エディン・ヴィスチャが、左コーナーキックを蹴ると、アランヤ・スポルのディフェンダーが、大きくクリアしようとした。だが、そのボールがペナルティーエリア内へと入ったところを捉えたシオピスがシュートを試みた。そのボールが、宙に浮いたところを、ドルクハン・トコズが、ヘッドでシュートを放つと、これが決まったのだった。0:4。
 後半20分、アフメットジャンが、ペナルティーエリア内左サイドで、カンデイアスに執った行為を咎めた主審は、躊躇うことなくPKを指示した。
 同22分、エドゥアルドが、このPKを蹴ると、ウーウルジャン・チャクルは逆を取られたにも拘わらず、ボールを両足を使い外に出し、ゴールを許さなかった。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、ネマンジャ・ミルノヴィッチ、ファーティフ・アクソイ、クリスティアン・ボルジャ(後半18分:タイフル・ビンギョル)=ジョアオ・ノヴァイス(後半27分:レロイ・フェル)=エフェジャン・カラジャ(後半37分:オウズ・アイドゥン)、エムレ・アクババ、エフカン・ベキロウル(後半18分:ウムト・ギュネシュ)、ダニエル・カンデイアス=ウイルソン・エドゥアルド(後半27分:ファマラ・ディデュー)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル(後半34分:エルジェ・カルデシュレル)=ブルーノ・ペレス、アフメットジャン・カプラン、ヴィクトル・フーゴ、ティモテウシュ・プハチ=ドルクハン・トコズ(後半26分:ベラト・オズデミル)、マノリス・シオピス=エディン・ヴィスチャ、アナスタシオス・バカセタス(後半39分:ユヌス・マル)、アンソニー・ンワケメ(後半26分:ジャン・クアッシ)=アンドレアス・コルネリウス(後半26分:ジャニニー・セメド)



ベシクタシュ 1:0 アルタイ(CNNトルコ+アルタイ公式HP補綴 22. 2.20)

ジョゼフ・デ・ソーサ(前)マルティン・ロドリゲス(後)(ヒュリエット紙) ドマゴイ・ヴィダ(CNNトルコ)  トルコ・リーグ第26節で、ベシクタシュは、ホームで、アルタイを1:0でくだした。

 トルコ・リーグ第25節で、ベシクタシュは、ホームに迎えたアルタイを1:0でくだした。ホームのベシクタシュに勝利を導いたゴールは、後半19分、ドマゴイ・ヴィダから生まれた。3節に渡り引き分け試合を演じていたベシクタシュは、ここで勝ち、勝ち点を41に伸ばした。一方のアルタイh、同22に留まった。

                 試合経過

 前半12分、ペナルティエリア内へと右サイドから入り込んだカッペルが放ったシュートは、GKエルシン・デスタノウルがパンチングで防いだ。
 同23分、アレックス・テイシェイラが、ペナルティーエリア・ラインから出したパスを、ペナルティーエリア内で得たケナン・カラマンが狙いすましたシュートを試みたが、ボールは、GKリスにキャッチされてしまった。
 同31分、ギュヴェン・ヤルチュンのスルーパスに反応して、ボールを得たアレックス・テイシェイラが、GKと1対1となり放ったシュートは、GKリスが、ゴール前を固め、コーナーキックに替えることに成功した。
 後半13分、ラシド・ゲザルが右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドで、ドマゴイ・ヴィダが、それに合わせてヘディングシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同19分、ラシド・ゲザルが右コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、ジャンプ一番、ドマゴイ・ヴィダがヘッドで合わせ、ゴールが決まった。1:0。
 同24分、ラシド・ゲザルからのパスを、ペナルティエリア内で得たケナン・カラマンがシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同27分、左サイドでボールを得たラシド・ゲザルが、ペナルティーエリア内へとグランダーのパスを入れると、それに合わせて、ケナン・カラマンがシュートを放ったが、ボールは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールを、アルタイのディフェンスがクリアしようとしたが、ボールは、アレックス・テイシェイラの前に転がったため、そのアレックス・テイシェイラが、それを捉えシュートを放った。だが、ボールは、再び、バーを直撃してしまった。
 同29分、中盤から出されたロングボールに、ペナルティーエリア内ファーサイドで追いついたアレックス・テイシェイラが、シュートを放つと、GKリスが、これをパンチングで前に跳ね返した。
 同42分、ペナルティエリア内へと入れられたセンタリングを、ウエリントンが落とすと、そのボールを、バンバがスルーすると、カッペルの前に転がった。そこで、カッペルが強いシュートを放つと、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ケレム・カラファト、ドマゴイ・ヴィダ、ウェリントン・シルヴァ、ウムト・メラシュ(後半39分:フランシスコ・モンテーロ)=ネジプ・ウイサル(後半22分:アッティバ・ハッチンソン)=ラシド・ゲザル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アレックス・テイシェイラ(後半45分:ジャン・ボズドーアン)、ギュヴェン・ヤルチュン=ケナン・カラマン
【アルタイ】マテウス・リス=セブライル・カラエル、イブラヒム・オズテュルク、エリック・ブジョルカンダー、オズギュル・オズカヤ(後半36分:マルティン・ロドリゲス)=タチアーノ、ゼキ・ユルドゥルム(後半30分:アンドレ・ポコ)=レアンドロ・カッペル、セザル・ピナレス(後半30分:ダウーダ・バンバ)、キャーズムジャン・カラタシュ=デニズ・カダー(後半16分:マルコ・パイシャオ)



チャイクル・リぜ 0:2 バシャックシェヒル・スポル(ファナティック紙+TRT 22. 2.19)

トレゼゲ(バシャックシェヒル・スポル公式Twitter) オカカ(左)カルロス・ポンク(右)(バシャックシェヒル・スポル公式Twitter)  バシャックシェヒル・スポルは、トルコ・リーグ第26節で、チャイクル・リゼとのアウェー戦を戦い、トレゼゲの2ゴールで、0:2で勝ち、3連勝を遂げた。4試合、勝てていないチャイクル・リぜは、降格の危機に焙られることになった。

 チャイクル・リぜとバシャックシェヒル・スポルが、トルコ・リーグ第26節で対峙し、笑ったのは、アウェーのバシャックシェヒル・スポルの方だった。チャイクル・ディディ・スタジアムで行われたこの試合、トレゼゲが、前半33分と後半7分にあげたゴールで、0:2で勝ったエムレ・ベレズオウル監督率いるバシャックシェヒル・スポルは、これで、3連勝を遂げることとなった。
 2位のコンヤ・スポルが、カスムパシャと4:4で引き分け、勝ち点2を失った週という機を逃さなかった3位のバシャックシェヒル・スポルは、勝ち点を43に伸ばし、コンヤ・スポルとの勝ち点差を6に縮めた。ここ4試合勝利のない、ハムザ・ハムザオウル監督率いるチャイクル・リぜは、同23で18位に留まっている。
 27歳になっているトレゼゲは、この夜に決めたゴールで、20日ぶりに、1試合で2ゴールを記録した選手となった。なお、トレゼゲは、2021年4月4日に、アストン・ヴィラが、ホームで、フルハムを3:1でくだした試合で、同様の記録を残している。

                  試合経過

 前半29分、オカカと、ペナルティーエリア内でパス交換をしたトレゼゲがシュートを放つと、GKタルクがコーナーキックに替えた。
 同31分、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前でボールを得たバイアノがシュートを試みたところ、GKヴォルカン・ババジャンは、大きくクリアした。
 同34分、ユッスーフ・ンダイシミエのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取り、ペナルティエリア内へと持ち込んだトレゼゲがシュートを放つと、ゴールが決まったが、線審がオフサイドフラッグを上げた。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、スアト・アルスランボーア主審は、これをゴールと認定した。0:1。そして、前半は、バシャックシェヒル・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 後半7分、左サイドからシュートからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだトレゼゲが、グランダーのパスをトルガ・ジエルジに出した。そのトルガ・ジエルジがシュートを放つと、エレン・アルバイラクがクリアしようとしたが、ボールは、トレゼゲの前に転がった。そこで、トレゼゲが、ゴール左斜め前からシュートを放つと、今度は、チャイクル・リぜのゴールネットが揺れたのだった。0:2。
 同15分、サボのスルーパスを受け、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだフェルナンド・ボルドリンが狙いすましたシュートを放つと、右へ横っ飛びになったGKヴォルカン・ババジャンが、これをはたき出すことに成功した。
 同42分、ディフェンダーからのこぼれ球に対し、フィリが、ペナルティーエリア・ライン上でダイレクトでシュートを放った。だが、GKヴォルカン・ババジャンは、このボールをキャッチしてしまった。

【チャイクル・リゼ】タルク・チェティン=ギョクハン・ギョヌル(後半38分:レボガング・フィリ)、セバスティアン・ホルメン、カルロス・ポンク、ジェマリ・セルテル(後半1分:エレン・アルバイラク)=ファブリシオ・バイアノ、ゲドソン・フェルナンデス=ユスフ・サル、フェルナンド・ボルドリン(後半31分:ヤニク・ボラシー)、エリック・サボ(後半17分:タイラー・ボイド)=ジョエル・ポフジャンパロ(後半17分:パピス・シセ)
【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ(後半43分:オメル・アリ・シャヒネル)、レオ・ドゥアルテ、ユッスーフ・ンダイシミエ、ハサン・アリ・カルドゥルム=ベルカイ・オズジャン(後半43分:フレデリック・グルブラッドセン)、トルガ・ジエルジ=セルダル・ギュレル(前半18分:デニズ・トゥルチ)、ピッツィ(後半19分:サリフ・ウチャン)、トレゼゲ(後半43分:ダニエル・アレクシッチ)=ステファノ・オカカ



フェネルバフチェ 2:3 スラヴィア・プラハ(フェネルバフチェ公式HP 22. 2.18)

トゥラオレ(ズラヴィア・プラハ公式Twitter) フェルディ・カドゥオウル(左端)(フェネルバフチェ公式HP)  UEFA欧州コンフェランス・リーグのプレーオフ第1戦で、チェコのスラヴィア・プラハをホームに迎えたフェネルバフチェは、この試合に2:3で敗れてしまった。この対戦の第2戦は、2月24日(木)の夜、アウェー戦で行われる。この試合のフェネルバフチェのゴールは、後半13分にペルカスが、同38分にフェルディ・カドゥオウルが決めた。ズラヴィア・プラハのゴールは、前半45分にトゥラオレ、後半17分にドーレイ、同19分にリングルから生まれた。なお、この試合の前半終了間際に故障を発生させたキム・ミンジェは、後半はプレーできなかった。

                  試合経過

 前半18分、スラヴィア・プラハが、ゴールに迫った。スピードに乗った攻撃で、左サイドでボールを得たソルが、アッティラ・サライをすり抜け、そのままボールをペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、GKアルタイ・バユンドゥルと1対1となり、ゴール斜め前からシュートを放ったが、ボールは、枠を捉えることはなく外に出て行ってしまった。
 同20分、右サイドからフェネルバフチェの選手をかわし、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだホールズが、ゴール斜め前からシュートを放つと、ボールは、GKアルタイ・バユンドゥルから跳ね返った。その跳ね返りのボールを捉えたホールズが、至近距離からダイレクトでシュートを放ったが、ボールは、転がりながら外に出て行ってしまった。
 同45分、スラヴィア・プラハが先制点を決めた。プラヴシッチが、ゴール左斜め前から放ったシュートが、バーを直撃してピッチに跳ね返った。その跳ね返りのコースに入っていたトゥラオレが、ダイレクトでシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。0:1。
 後半9分、フェネルバフチェがゴールに迫った。ペルカスのスルーパスに反応して、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと入り込んだエネル・ヴァレンシアがシュートを放つと、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返ると、そのボールをコントロールしたメルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリア内からシュートを試みたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同13分、フェネルバフチェが同点に追いついた。左サイドで相手選手をすり抜け、ゴールライン際までボールを持ち込んだフェルディ・カドゥオウルが、ペルカスにパスを出した。そのペルカスが、PKポイント辺りで、ダイレクトできれいなシュートを放つと、これが決まったのだった。1:1。
 同17分、スラヴィア・プラハが2点目を決めた。ペナルティエリア・ライン近くから、アッティラ・サライがクリアしようとしたボールが、ドーレイの前に転がった。そのドーレイが、ペナルティエリアの左サイドからシュートを放つと、これが決まったのだった。
 同19分、アウェーのズラヴィア・プラハが、点差を2と拡げた。ブライト・オシャイ・サミュエルから中盤でボールを奪ったソルが、右サイドをスピードに乗って駆け上がるリングルにボールを出した。そのリングルが、ペナルティエリア内へと持ち込んでからシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしてしまった。1:3。
 同38分、フェネルバフチェの2点目が生まれた。アルダ・ギュレルが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリアの外でボールを得たフェルディ・カドゥオウルが、相手選手をかわしてから、ペナルティーエリアの左サイドからシュートを放つと、このボールが、ズラヴィア・プラハのディフェンスに当たってからゴールインしたのだった。2:3。

【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、キム・ミンジェ(後半1分:マルセル・ティッセラン)、アッティラ・サライ、フェルディ・カドゥオウル=メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半14分:オザン・トゥファン)、ホセ・ソーサ=ブライト・オシャイ・サミュエル、ミハ・ザイッチ(後半30分:アルダ・ギュレル)、ディミトリス・ペルカス(後半43分:メルギム・ベリーシャ)=エネル・ヴァレンシア(後半29分:セルダル・ドゥルスン)



ベシクタシュ、故障者について発表! サイル・ラリンとルドゥヴァン・ユルマズ(フォトマッチ紙 22. 2.17)

ルドゥヴァン・ユルマズ(ファナティック紙) サイル・ラリン(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第25節で対峙したアダナ・デミル・スポル戦で故障を発生させたルドゥヴァン・ユルマズとサイル・ラリンの状態について、ベシクタシュから発表があった。

 ベシクタシュは、アダナ・デミル・スポル戦で故障を発生させたルドゥヴァン・ユルマズとサイル・ラリンは、筋肉に張りと腫れがあることが判ったと発表した。
 ベシクタシュの発表では、「トルコ・リーグ第25節のアダナ・デミル・スポルとのアウェー戦で、右大腿部裏の筋肉に痛みが出たため、プレーを続行できなかったルドゥヴァン・ユルマズと、その試合後、大腿部裏の筋肉に痛みが出たサイル・ラリンは、MR検査を受けた結果、大腿部裏の筋肉(大腿二頭筋)に張りと腫れがあることが判った」となっている。
 また、この発表には、2選手は、メディカルスタッフにより、治療が始められていることも、併せて認められている。



フェネルバフチェのセルダル・ドゥルスン、チームに合流して練習(CNNトルコ 22. 2.16)

イスマイル・カルタル監督(ヒュリエット紙) セルダル・ドゥルスン(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、UEFAコンフェランス・リーグのプレーオフ第1戦で対戦するズラヴィア・プラハ戦に向けての準備を、本日行った練習で継続した。

 フェネルバフチェは、UEFAコンフェランス・リーグのプレーオフの第1戦で、2月17日(木)にホームで対戦するズラヴィア・プラハ戦の準備を、サマンドゥラ・ジャン・バルトゥ・グランドでの練習で継続した。
 イスマイル・カルタル監督指揮下行われた練習は、ウォーミングアップ、体力&敏捷性練習で始まった。その後、2組に分かれて、パス練習を行った。更に、練習試合、戦術練習、個人練習で、この日の練習を打ち上げた。
 フィリップ・ノヴァクとルイス・グスタボは、終日、個人練習を行っていたのに対し、セルダル・ドゥルスンは、練習の前半ではチームに合流して練習、後半は、個人練習を行っていた。イルファン・ジャン・カフヴェジは、終日、治療目的のプログラムをこなしていた。



アダナ・デミル・スポル 1:1 ベシクタシュ(ベイン・スポル+TRT補綴 22. 2.15)

カーン・カナク(左)アレックス・テイシェイラ(右)(ベシクタシュ公式HP) ウェリントン・シルヴァ(左)ビルキル・ブジャルナソン(右)(アダナ・デミル・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第25節で、ベシクタシュが、アダナ・デミル・スポルとのアウェー戦を戦い、1:1で引き分けた。ホームのアダナ・デミル・スポルは、サメト・アカイドゥンが、また、ベシクタシュでは、アレックス・テイシェイラがゴールを決めた。この結果、勝ち点を41に伸ばしたアダナ・デミル・スポルは、今節を3位で終えたのに対し、トルコ・リーグで、3試合連続の引き分け試合を演じてしまったベシクタシュは、同38で8位で、今節を終えることになった。

                 重要な場面

 前半10分、ベシクタシュが、とってもゴールに迫った。ラシド・ゲザルからのパスを受け、GKと1対1となったルドゥヴァン・ユルマズが放ったシュートは、枠を捉えきれなかった。
 同19分、アダナ・デミル・スポルが危険な場面を作った。スピードに乗った攻撃で、ペナルティーエリア内でシュートの機会を得たマリオ・バロテッリが、狙ったシュートを放ったが、ボールはバーに当たり外に出て行ってしまった。
 同31分、ベシクタシュが先制点を決めた。ケレム・カラファトからのセンタリングに合わせて、フリーになっていたアレックス・テイシェイラがヘディングシュートを試みると、アダナ・デミル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同42分、アダナ・デミル・スポルのマリオ・バロテッリが放ったシュートがゴールインした。だが、ヴィデオ判定システム審判からの警告があり、映像確認に向かったアリ・シャンサラン主審は、ヴァルガスが、相手選手にファウルを犯していたとして、ゴールと認定しなかった。
 後半12分、左サイドから蹴られたフリーキックのあと、ペナルティエリアの外でボールを得たユヌス・アクギュンが、ファーサイドのゴール隅を狙ったシュートを放ったが、GKエルシン・デスタノウルが、これをクリアした。その1分後、またしても、ユヌス・アクギュンが、ファーサイドに向けてシュートを放ったが、こちらは枠を捉えることができなかった。
 同33分、エミルハン・イルクハンが、ディフェンスもGKも抜き去り、ゴールエリア内へとグランダーのセンタリングを入れたが、サイル・ラリンに渡る前に、相手ディフェンダーが、ボールのコースに入り、パス交換をしてクリアしてしまった。
 同ロスタイム2分、アダナ・デミル・スポルが同点に追いついた。コーナーキックからのボールを、タルハが落とすと、叩きつけるようなヘディングシュートを放ったサメト・アカイドゥンがゴールを決めたのだった。1:1。
 同ロスタイム4分、コーナーキックのあと、ゴール前に生まれた混戦のなか、ボールを得たサメト・アカイドゥンが放ったシュートがゴールインした。これを、一旦はゴールと認定したアリ・シャンサラン主審だったが、ヴィデオ判定システムで確認後、その前にオフサイドがあったとして、認定を取り消した。

【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、タイプ・タルハ・サヌッチ、サメト・アカイドゥン、カーン・カナク(後半32分:アルペル・ウルダー)=ギョクハン・インレル、ベンジャミン・スタンブリ(後半20分:ダミヤン・ジョコヴィッチ)=ユヌス・アクギュン、ビルキル・ブジャルナソン(後半20分:ユヌス・ベランダ)、マティアス・ヴァルガス(後半38分:ブリット・アッソンバローニャ)=マリオ・バロテッリ
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ケレム・カラファト(後半21分:メフメット・トパル)、ウェリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ(後半17分:ウムト・メラシュ)=ネジプ・ウイサル=ラシド・ゲザル(後半45分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アッティバ・ハッチンソン、アレックス・テイシェイラ(後半17分:エミルハン・イルクハン)、サイル・ラリン=ミシー・バチュハイ



トラブゾン・スポル 2:1 コンヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 22. 2.14)

エディン・ヴィスチャ(ヒュリエット紙) ギレルメ(左)ドルクハン・トコズ(右)(コンヤ・スポル公式Twitter)  首位に立つトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第25節で、後から追走するコンヤ・スポルを2:1でくだし、首位争いで大きな勝利を掴んだ。18勝目を手にしたトラブゾン・スポルは、勝ち点を12に伸ばし、1試合少ないコンヤ・スポルに、勝ち点差を12つけることになった。トラブゾン・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、エディン・ヴィスチャが決めたものだった。

 首位のトラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第25節で、2位に就けるコンヤ・スポルをホームに迎えた。この試合に、早々に優位に立ったトラブゾン・スポルは、前半13分に1:0と先制した。中盤でボールを奪ったコルネリウスが、左サイドを駆け上がり、出したパスを得たエディン・ヴィスチャが、前を開け、シュートを放つと、これが1:0となるゴールとなった。前半は、このゴール以外の新たなゴールは生まれることなく、トラブゾン・スポルがリードしたまま終わった。
 後半22分、再び、エディン・ヴィスチャが舞台に上がった。アンソニー・ンワケメが、ペナルティーエリア内で見事な動きを見せ、コンヤ・スポルの選手たちの間でボールをキープし続け、そして、ボールをエディン・ヴィスチャに渡した。そのエディン・ヴィスチャが倒れ込みながらシュートを放つと、自身2点目、チームとしても2点目となるゴールが決まったのだった。このエディン・ヴィスチャはシュートを放ったとき、故障を発生させ、同26分に、ユスフ・エルドーアンと交替した。
 コンヤ・スポルでは、後半19分に投入されたソコル・チカレシが、同38分にゴールを決め、コンヤ・スポルが点差を1と縮めた。アミル・ハジャフメトヴィッチからのセンタリングを胸でトラップしたあと、身体を反転させたソコル・チカレシの放ったシュートが、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜けゴールが決まったのだった。しかし、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、勝ち点3に手が届いたのはトラブゾン・スポルの方だった。この勝利で、18勝目となったトラブゾン・スポルは、勝ち点60に伸ばした。1試合少ないコンヤ・スポルとの勝ち点左は12に開いた。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、ステファノ・デンスヴィル、ヴィクトル・フーゴ、ティモテウシュ・プハチ=マノリス・シオピス、アナスタシオス・バカセタス(後半26分:マレク・ハムシク)=エディン・ヴィスチャ(後半26分:ユスフ・エルドーアン)、アブドゥルカディル・オミュル(後半38分:ベラト・オズデミル)、アンソニー・ンワケメ(後半38分:ジャン・クアッシ)=アンドレアス・コルネリウス(後半17分:ジャニニー・セメド)
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ(後半18分:バルシュ・ヤルドゥムジュ)、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=アミル・ハジャフメトヴィッチ、ソネル・ディクメン(後半18分:パウル・ジョセ・ムポク)=コンラド・ミチャラク(後半18分:アミルトン)、アマル・ラフマノヴィッチ(後半34分:エンドゥリ・チェキジ)、ズィメル・ビティキ=アフメド・ハッサン(後半18分:ソコル・チカレシ)



ギレスン・スポル 1:2 フェネルバフチェ(ベイン・スポル+CNNトルコ&TRT補綴 22. 2.13)

ナズム・サンガレ(左)ムハメド・ギュムシュカヤ(右)(ギレスン・スポル公式Twitter) ペルカス(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第25節で、ギレスン・スポルとフェネルバフチェが対峙した。フェネルバフチェが、この試合を1:2のスコアで制したのだった。

 フェネルバフチェに勝利を導いたゴールは、エネル・ヴァレンシアとペルカスの決めたものだったが、一方のギレスン・スポルの唯一のゴールを決めたのは、新加入のシキーニョだった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を40に伸ばしたのに対し、ギレスン・スポルの方は同26に留まった。

                 重要な場面

 前半2分、左サイドでの組織的な攻撃に入ったギレスン・スポルが、新加入のシキーニョが、セルジーニョとワンツーを行い抜け出し、ペナルティーエリア内へ入るや、ゴールに向かい強いシュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴール隅に突き刺さった。1:0。
 同11分、右サイドでボールを得たウムト・ナイルが、ボールをファーサイドに向け送り、セルジーニョにボールを渡した。そのセルジーニョは、近くにいたディアバテにボールを預けた。ディアバテがシュートを放ったが、アルタイ・バユンドゥルは、ゴールを許さなかった。
 同22分、ギレスン・スポルが得たフリーキックを、ゼキ・ヤウルが蹴ると、フェネルバフチェの枠を捉えたように見えたが、ボールは、僅かに外れて外に出て行ってしまった。
 同29分、ギレスン・スポルがディフェンスラインからボールを出そうとしたとき、トゥラオレからボールを奪ったメルト・ハカン・ヤンダシュが、ディフェンスの裏を取ったエネル・ヴァレンシアにパスを出した。GKオカン・コジュクと1対1となったエネル・ヴァレンシアの放ったシュートは、ギレスン・スポルのゴールネットを揺らした。1:1。
 後半8分、フェルディ・カドゥオウルがボールを操ったあと、ボールを受けたペルカスが、ペナルティエリア内まで持ち込んだ。そして、シュートを放つと、これが、フェネルバフチェの勝ち越し点となった。1:2。
 フェネルバフチェのセルダル・ドゥルスンは、ギレスン・スポルのゼキ・ヤウルとぶつかった。顔面を傷めたセルダル・ドゥルスンは、交代を嫌がったが、同13分、メルギム・ベリーシャと交代した。
 同37分、ペルカスによる効果的な攻撃に移ったフェネルバフチェが、ペレスのチェックを受け止められた。だが、この試合の主審は、ペレスの行為を咎め、レッドカードが出した。

【ギレスン・スポル】オカン・コジュク=ゼキ・ヤウル、ママドゥ・ディアッラ、アレクシス・ペレス、アズィズ・ベヒッヒ(後半39分:セルゲン・ピチンジオル)=シキーニョ、フラヴィオ=フセニ・ディアバテ、セルジーニョ(後半15分:イブラヒマ・バルデ)、ハミドゥ・トゥラオレ(後半15分:ムハメド・ギュムシュカヤ)=ウムト・ナイル(前半19分:マゴメド・スレイマノフ)
【フェネルバフチェ】アルタイ・バユンドゥル=ナズム・サンガレ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、フェルディ・カドゥオウル=ホセ・ソーサ、ミハ・ザイッチ(後半1分:ディミトリス・ペルカス)=エネル・ヴァレンシア(後半ロスタイム6分:アルダ・ギュレル)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ブライト・オシャイ・サミュエル(後半42分:ブラク・カパジャク)=ディエゴ・ロッシ(後半1分:セルダル・ドゥルスン、後半11分:メルギム・ベリーシャ)



アルタイ 0:0 チャイクル・リぜ(アルタイ公式HP+ファナティック紙補綴 22. 2.12)

レアンドロ・カッペル、ゲドソン・フェルナンデス、カルロス・ポンク(左から)(サバハ紙) トルガ・ウンリュ(左)ジョエル・ポフジャンパロ(右)(ヒュリエット紙)  アルタイの2本のシュートが、バーに嫌われた試合で、チャイクル・リぜとアルタイは、アルタイのホームで引き分けた。

 アルタイのセルカン・オズバルタ監督は、ギョズテペとのダービーマッチを0:2で制した先発メンバーを変えなかったのだが、セザル・ピナレスとセルゲ・アクラは、治療が続いているということで、メンバーには入れなかった。

                 試合経過

 前半14分、レアンドロ・カッペルが、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得て、ファーサイドを狙ったシュートを放つと、ボールはバーを直撃した。
 同17分、中盤から始まったチャイクル・リぜの攻撃で、ユスフ・サルのスルーパスに反応して、ペナルティーエリア内でボールを得たポジャンパロがグランダーのシュートを放つと、GKリスが、横っ飛びになりボールを押さえた。
 後半10分、レアンドロ・カッペルが、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、ファーサイドに向けていいボールを送った。カズムジャン・カラタシュが、走り込んできてシュートを放つも、ボールはバーを直撃してしまった。
 同21分、ユスフ・サルが、右サイドでゴールライン際まで持ち込み、強いボールで、内へと切り返した。だが、その後に生じたゴール前の混戦のなか、GKリスは、ボールを胸に収めた。
 同26分、オズギュル・オズカヤが、右サイドからフリーキックを蹴ると、それに合わせて、ニアサイドで、レアンドロ・カッペルがヘディングシュートを試みた。だが、GKタルク・チェティンが、際どいところで、ボールを上に弾き出しコーナーキックに替えた。
 同30分、ユスフ・サルが、中盤で奪ったボールを持ち、スピードに乗りペナルティーエリア近くまで持ち込み、シュートを放った。GKリスが、向かい合った位置で、このボールをパンチングで防ぐと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同41分、ユスフ・サルがフリーキックを蹴ると、ボールは、ディフェンスの裏に落ちた。オフサイドの位置にいたジョエル・ポフジャンパロが、それに合わせてシュートを放ちゴールインしたが、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールとは認定されなかった。
 同ロスタイム1分、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだデニズ・カダーが強烈なシュートを放ったが、GKタルク・チェティンが、コーナーキックに替えた。そして、試合は、両者無得点のまま終わった。

【アルタイ】マテウス・リス=トルガ・ウンリュ(後半36分:セブライル・カラエル)、エリック・ブジョルカンダー、ムラト・アクチャ、オズギュル・オズカヤ(後半36分:ダウーダ・バンバ)=ゼキ・ユルドゥルム(後半36分:ジェイフン・ギュルセラム)、タチアーノ=レアンドロ・カッペル(後半32分:マルコ・パイシャオ)、マルティン・ロドリゲス(後半24分:アンドレ・ポコ)、カズムジャン・カラタシュ=デニズ・カダー
【チャイクル・リゼ】タルク・チェティン=カルロス・ポンク、セバスティアン・ホルメン(後半13分:ギョクハン・ギョヌル)、セリム・アイ、ジェマリ・セルテル=ファブリシオ・バイアノ、ゲドソン・フェルナンデス=ユスフ・サル、フェルナンド・ボルドリン(後半36分:タイラー・ボイド)、ヤニク・ボラシー(後半36分:クビライ・カナツィスクス)=ジョエル・ポフジャンパロ(後半ロスタイム3分:パピス・シセ)



トルコ杯準々決勝進出最後の切符はベシクタシュ(TRT 22. 2.11)

サイル・ラリン(左)アトゥンチ・ヌカン(右)(ヒュリエット紙) オウズハン・オズヤコブ(左)アイタッチ・カラ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯16強の戦いで、ベシクタシュが、90分間、及び、延長戦でもゴールが生まれなかった試合のPK戦を3:1で制し、準々決勝進出を決めた。

 トルコ杯16強の戦いで、ベシクタシュが、ヴォーダフォン・パルクにギョズテペを迎えた。ベシクタシュは、90分間、及び延長戦でも0:0で決着がつかなかったこの試合で、PK戦を3:1で制し、準々決勝進出を決めたのだった。このPK戦で、素晴らしいセーヴィングを見せたエルシン・デスタノウルが、チームを準々決勝進出に導いた原動力となった。エルシン・デスタノウルは、ベルカン・エミルとルーレンシー・ロドリゲスのキックを止め、ゴールを許さなかったのだ。

                 試合経過

 前半29分、突如として生まれたギョズテペの攻撃で、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだハリル・アクブナルが、強烈なシュートを放ったが、GKエルシン・デスタノウルが、パンチングで、これを防ぎ、コーナーキックに替わった。
 後半6分、ミラレム・ピャニッチからのパスを、ゴール左斜め前で得たラシド・ゲザルがシュートを試みたが、ボールは、サイドバーを僅かに逸れて外に出て行ってしまった。
 同15分、アッティバ・ハッチンソンからのパスを、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で得たラシド・ゲザルが、グランダーの強いシュートを放つと、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同43分、ギョズテペの蹴ったフリーキックに対し、ヘッドでの競り合いからボールがこぼれ、そのこぼれ球をペナルティエリア内で得たンディアエが強いシュートを放ったが、GKエルシン・デスタノウルが、パンチングで、これをコーナーキックに替えた。
 延長前半8分、ラシド・ゲザルからのパスを、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前で得たミシー・バチュハイが、グランダーの強いシュートを放つと、GKイルファン・ジャン・エーリバヤトが、これをパンチングで防いだ。再度、このボールを得たミシー・バチュハイがシュートを試みると、ミスキックとなり、ボールは外に出て行ってしまっただけだった。
 延長後半5分、ミシー・バチュハイからのグランダーのパスを、ペナルティーエリア内で得たミラレム・ピャニッチがシュートを放つも、ボールは、相手ディフェンダーに当たり、コーナーキックに替わった。
 延長後半12分、ラシド・ゲザルが、右サイドからペナルティーエリアに向けセンタリングを入れると、それに合わせて、ドマゴイ・ヴィダがヘディングシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 延長戦を終わっても、この試合は0:0のままだった。そこで、勝者を決めるためにPK戦に移った。ベシクタシュでは、ミシー・バチュハイ、アッティバ・ハッチンソン、ドマゴイ・ヴィダが、PKを成功させた。ただ、最初に蹴ったミラレム・ピャニッチはゴールを決められなかった。ギョズテペでは、ウィルカー・エンジェルだけがゴールを決めた。ディ・サント、ベルカン・エミル、ルーレンシー・ロドリゲスがゴールを決められなかった。結果、このPK戦を3:1を制したベシクタシュが、準々決勝に、その名を刻んだのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ケレム・カラファト(延長前半5分:セルダル・サートチ)、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ(後半27分:ウエリントン・シルヴァ)、ルドゥヴァン・ユルマズ=ミラレム・ピャニッチ=ラシド・ゲザル、ジョゼフ・デ・ソーサ(後半1分:アッティバ・ハッチンソン)、オウズハン・オズヤコブ(後半35分:ギュヴェン・ヤルチュン、アレックス・テイシェイラ(後半28分:ミシー・バチュハイ)=サイル・ラリン
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ケリム・アルジュ、ディノ・アルスラネイジッチ、アトゥンチ・ヌカン、カフラマン・デミルタシュ(延長前半8分:ウィルカー・エンジェル)、フランソワ・ムーバンジェ(延長後半1分:ベルカン・エミル)=ダヴィッド・ティジャニッチ(後半24分:)、アイタッチ・カラ(後半24分:)、オビンナ・ンウォボド、ハリル・アクブナル(後半21分:フランコ・ディ・サント)=シェリフ・ンディアエ(延長後半1分:マカナ・バク)



ハタイ・スポル 0:2 アンタルヤ・スポル(ファナティック紙+ベイン・スポル補綴 22. 2.10)

ンダオ(アンタルヤ・スポル公式HP) ハカン・オズメト(左)アユブ・エル・カービ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグでは、勝利から遠ざかっているハタイ・スポルとアンタルヤ・スポルが、トルコ杯16強の戦いで対峙した。前半45分に、ファーティフ・クルチュクがレッドカードをもらい、ハタイ・スポルが10人になったが、最初のゴールは、後半の38分になり、アンタルヤ・スポルのアラッサーヌ・ンダオから生まれた。同42分には、ハジ・ライトが舞台に上がり2点目を決め、0:2のスコアで、アンタルヤ・スポルが勝ち、準々決勝に進出した。

 ハタイ・スポルとアンタルヤ・スポルが、トルコ杯16強の戦いで対峙した。一方は、トルコ・リーグで3試合勝ちから見放されたハタイ・スポル、他方は、8試合も勝っていないアンタルヤ・スポルの一戦だったが、勝ったのはアンタルヤ・スポルの方だった。
 前半45分、ファーティフ・クルチュクがレッドカードをもらい、ハタイ・スポルは10人になった。後半に入り、相手は10人になったということで、プレッシャーをかけていったアンタルヤ・スポルに、同38分にアラッサーヌ・ンダオからゴールが生まれた。更に、同42分には、ハジ・ライトがスコアを0:2とした。そして、準々決勝への切符を手にしたのだった。

                 試合経過

 最初の20分間は、両者ともに、お互い攻撃を仕掛けてはいても、ゴールの声は上がらなかった。ハタイ・スポルの若きファーティフ・クルチュクが、同26分にイエローカードをもらったあと、同45分には、もう1枚のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった、更に、同45分には、マフムード・カフラバとマメ・デューフもイエローカードをもらった。そして、前半は、お互いゴールを生むことなく終わった。
 後半37分、左サイドからペナルティエリア内へと入れられたボールを得たンダオが、体を反転させてシュートを放つと、これが決まり、アンタルヤ・スポルが0:1と先制した。
 同42分、アンタルヤ・スポルが、点差を2と拡げた。フレディのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったハジ・ライトが、GKと1対1となり、そのGKムニルの右を抜けるシュートを放つと、これが、ハタイ・スポルのゴールネットを揺らした。0:2。
 そして、試合は、そのスコアのまま終わった。<準々決勝進出を決めたのはアンタルヤ・スポルの方となった。

【ハタイ・スポル】ムニル・ムハメディ=サドゥク・バシュ、ファーティフ・クルチュク、シモン・ファレッテ、サム・アデクッベ=オヌル・エルギュン、ルベン・リベイロ(後半21分:メフディ・ブージェマー)=マフムード・カフラバ(後半21分:サバ・ロブジャニージェ)、アユブ・エル・カービ、ディラン・サン・ルイ(後半1分:イサク・サーキー)=マメ・デューフ
【アンタルヤ・スポル】ディオゴ・ソーサ=シェレル・フロラヌス、ドーウカン・ネリク、ヴェイセル・サル、ギュライ・ヴラル(後半ロスタイム3分:ベラト・オヌル・プナル)=ハカン・オズメト(後半ロスタイム3分:ムスタファ・エルディルマン)、アンドレア・ポリ(後半29分:ドーウカン・シニク)=ウーサム・ガーシャ、デニ・ミロセヴィッチ(後半16分:フレディ・クレンベ)、ギョクデニズ・バイラクダル(後半16分:アラッサヌ・ンダオ)=ハジ・ライト



フェネルバフチェ 0:1 カイセリ・スポル(フェネルバフチェ公式HP+ファナティック紙補綴 22. 2. 9)

ペルカス(左)イブラヒム・アクダー(右)(フェネルバフチェ公式HP) ラマザン・ジヴェレク(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェは、トルコ杯16強の戦いで、ウルケル・スタジアムにカイセリ・スポルを迎え、0:1で敗れ、トルコ杯からの敗退が決まった。前半45分、カイセリ・スポルのウーウル・デミロクは、オザン・トゥファンに執った激しい行為を咎められレッドカードが出された。後半ロスタイム4分、ラマザン・ジヴェレクのシュートが、壁に当たったのち、ゴールインしてしまった。

                 試合経過

 前半20分、フェルディ・カドゥオウルからのパスを、左サイドで得たブライト・オシャイ・サミュエルが、相手選手をかわし、ペナルティーエリア内へと持ち込み、ゴール斜め前からシュートを放ったが、ボールは、GKビラル・バヤジットが押さえた。
 同39分、ペナルティーエリアの外から、カルロス・マネが放ったシュートは、枠のかなり上を越えて外に出て行った。
 同40分、ペナルティーエリアの外右サイドから、メルト・ハカン・ヤンダシュがセンタリングを入れると、それに合わせて、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたメルギム・ベリーシャがヘディングシュートを試みたが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム1分、オザン・トゥファンが、相手選手を抜き去りペナルティエリア内へと持ち込むと、ウーウル・デミロクのチェックを受け、ピッチに倒れた。この試合のアルダ・カルデシュレル主審は、最初は、イエローカードを出したが、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受け、映像確認に向かった同主審は、確認後、ウーウル・デミロクにダイレクトでレッドカードを出し、退場処分とした。
 後半9分、ディミトリス・ペルカスが、ペナルティーエリアの外からシュートを試みたが、ボールは、GKビラル・バヤジットが押さえただけだった。
 同12分、左サイドからフェルディ・カドゥオウルがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたメルギム・ベリーシャが、それに、ヘッドで合わせたが、ボールは、枠の右傍らを抜け外に出て行ってしまった。
 同22分、フェネルバフチェが、全ての攻撃ラインにギアが入ったとき、メルト・ハカン・ヤンダシュが、相手陣内深いところへとボールを入れたあと、ペナルティーエリアのゴール右斜め前から、ディエゴ・ロッシがセンタリングを入れると、ファーサイドでいいジャンプを見せたメルギム・ベリーシャがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同27分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、サイドバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同ロスタイム4分、ラマザン・ジヴェレクが、ペナルティーエリアの外左サイドからフリーキックを蹴ると、ボールは、壁に入っていたメルギム・ベリーシャに当たり、方向を変え、フェネルバフチェのゴールに入ってしまった。0:1。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ナズム・サンガレ(後半21分:ディエゴ・ロッシ)、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、フェルディ・カドゥオウル=オザン・トゥファン(後半4分:ディミトリス・ペルカス)、メルト・ハカン・ヤンダシュ=エネル・ヴァレンシア(後半21分:セルダル・ドゥルスン)、ブライト・オシャイ・サミュエル、ミゲル・クレスポ=メルギム・ベリーシャ
【カイセリ・スポル】ビラル・バヤジット=オヌル・ブルト、ウーウル・デミロク、メルト・チェティン、リオネル・キャローレ=イブラヒム・アクダー(後半40分:ラマザン・ジヴェレク)、エムラー・バシャン=アンドレア・ベルトラッツィ(後半28分:オリヴィエ・ケマン)、アブドゥルカディル・パルマク(後半1分:ジョゼフ・アタマー、カルロス・マネ(後半1分:マジド・ホセイニ)=ムスタファ・ペテクメク(後半1分:ミゲル・カルドソ)



アデム・ビュユックの新たな任務が明らかになった(CNNトルコ 22. 2. 8)

アデム・ビュユック(TRT)  新マラテヤ・スポルは、アデム・ビュユックが、現場責任者としての新たな任務を行い、プレーヤーとしても続行すると明らかにした。

 現在、トルコ・リーグの最下位の新マラテヤ・スポルでは、マリウス・サムディカ監督の辞任が、双方の合意で発表されたことを受け、同クラブのFWの選手であるアデム・ビュユックを、現場責任者という地位に着かせることになった。
 新マラテヤ・スポルの成績不振のため、マリウス・サムディカ監督の辞任となった。その辞任を受けて、同クラブの主将を務めるアデム・ビュユックが、現場責任者の任務を引き受けることになった。アデム・ビュユックは、プレーイングマネジャーとして、その任務を遂行することになる。
 新マラテヤ・スポルは、この件に関し、「クラブ側とアデム・ビュユックとの間で行われた協議の結果、アデム・ビュユックが現場責任者の任務に就く決定を行った。アデム・ビュユックは、プレーイングマネジャーとして、その任務を行うことになる」とコメントを出している。



ベシクタシュ 0:0 アンタルヤ・スポル(ヒュリエット紙 22. 2. 7)

ミラレム・ピャニッチ(左)ウーサム・ガーシャ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP) ヴァレンティン・ロシエ(左)フレディ(右)(ファナティック紙)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第24節で、アンタルヤ・スポルと0:0で引き分けた。これで、首位に立つトラブゾン・スポルとは、勝ち点差が20となってしまった。

 トルコ・リーグ第24節で、ベシクタシュとアンタルヤ・スポルが対峙した。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、0:0の引き分けに終わった。この結果、トルコ・リーグでは3試合連続で勝ち点を失うことになったベシクタシュは、同37に留まった。トルコ・リーグでの勝利が、これで8試合遠ざかることになったアンタルヤ・スポルは、同25に留まった。なお、この試合の後半ロスタイム7分に、ミラレム・ピャニッチに対し、レッドカードが出され退場となっている。

                 試合経過

 前半9分、ミラレム・ピャニッチからのパスでボールを得たバチュハイが、枠に向かい、ペナルティーエリア・ライン手前から狙い澄ましたシュートを放ったが、GKボッフィンが、これをコーナーキックに替えた。次いで、そのコーナーキックを左サイドからミラレム・ピャニッチが蹴ると、ボールはファーサイドに向かい、それに合わせていいジャンプを見せたフランシスコ・モンテーロがヘディングシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同24分、相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応して、左サイドから動き出したルイス・アドリアーノが、ペナルティーエリア内に入り、ボールをンダオに回そうとしたが、そのボールコースにディフェンダーが入った。その跳ね返りのボールを得たビュンヤミン・バルジュがフェルナンドにパスを出した。フェルナンドは、枠を見据えられる位置で走り込んできてシュートを放つと、GKエルシン・デスタノウルが、指の先に当てコーナーキックに替えた。
 後半4分、フェルナンドのスルーパスに反応して、ディフェンスを裏を取ったンダオが、ペナルティーエリア内でGKと1対1となった。そして、シュートを放ったが、エルシン・デスタノウルが、両足を出して跳ね返した。
 同30分、ベシクタシュ陣内から出されたロングボールを、バチュハイが、相手のペナルティエリアの外で追いつき、ヘッドでコントロールして、ボールを自分の前に落とした。そして、そのバチュハイから出されたパスを、ゴール右斜め前で得たオウズハン・オズヤコブがグランダーの強烈なシュートを放つと、ナルドが倒れ込みながらコーナーキックに替えた。
 同35分、ルドゥヴァン・ユルマズが、右サイドから、ペナルティエリア内へと入れたセンタリングに合わせて、バチュハイがヘディングシュートを試みると、ボッフィンが、指の先に当てて防いだ。その跳ね返りのボールを捉えたサイル・ラリンが、ゴール左斜め前からバイシクルシュートを放つと、ナルドが、これをヘッドでクリアした。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=フランシスコ・モンテーロ、ドマゴイ・ヴィダ、ネジプ・ウイサル(後半29分:オウズハン・オズヤコブ)=ヴァレンティン・ロシエ、ミラレム・ピャニッチ、ジャン・ボズドーアン(後半18分:サイル・ラリン)、ルドゥヴァン・ユルマズ=エミルハン・イルクハン(後半18分:ラシド・ゲザル)、アレックス・テイシェイラ(後半28分:ジョゼフ・デ・ソーサ)=ミシー・バチュハイ(後半38分:ギュヴェン・ヤルチュン)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、ナルド、ギュライ・ヴラル=アンドレア・ポリ(後半40分:ハカン・オズメト)、フェルナンド=アラッサヌ・ンダオ(後半30分:ハジ・ライト)、フレディ・クレンベ(後半40分:バハドゥル・オズテュルク)、ドーウカン・シニク(後半23分:ギョクデニズ・バイラクダル)=ルイス・アドリアーノ(後半23分:ウーサム・ガーシャ)



フェネルバフチェ 0:1 バシャックシェヒル・スポル(フェネルバフチェ公式HP 22. 2. 6)

オザン・トゥファン(左)ナセル・チャドリ(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP) ベルカイ・オズジャン(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第24節で、バシャックシェヒル・スポルと対峙した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェは、0:1で敗れてしまった。再び、フェネルバフチェのユニフォームを着ることになったオザン・トゥファンは、この試合の後半に出場した。

                 試合経過

 前半18分、ハサン・アリ・カルドゥルムからのパスを受けたダニエル・アレクシッチが、ペナルティーエリア・ライン辺りからシュートを放ったが、ボールは、バーに当たり外に出て行ってしまった。
 同26分、ホセ・ソーサが、左サイドで得たフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、GKヴォルカン・ババジャンが押さえてしまった。
 同27分、左サイドからイルファン・ジャン・カフヴェジから出たボールを得たディミトリス・ペルカスが、ゴールライン際まで持ち込み、角度のないところからシュートを試みたが、GKヴォルカン・ババジャンがこれを押さえた。
 同32分、トルガ・ジエルジが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つと、GKベルケ・オゼルが、辛うじてコーナーキックに替えた。
 同35分、右サイドからダニエル・アレクシッチがフリーキックを蹴ると、それに合わせて、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたレオ・ドゥアルテがヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKベルケ・オゼルが押さえた。
 同39分、右サイドからベルカイ・オズジャンがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でジャンプ一番、ステファノ・オカカがヘディングシュートを放ったが、ボールは、枠の左側を逸れて外に出て行ってしまった。
 後半2分、ベリーシャが、約25mもの距離からフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。フェネルバフチェのチャンスを続いたが、先に、ヴォルカン・ババジャンが、ボールを押さえてしまった。
 同16分、バシャックシェヒル・スポルが先制した。左サイドで生まれた攻撃で、ナセル・チャドリが、ペナルティーエリア内にいたベルカイ・オズジャンにボールを送った。そのベルカイ・オズジャンが、ボールをコントロールして、フェネルバフチェの選手をかわし、グランダーのシュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。
 同27分、中盤でボールを得たベルカイ・オズジャンが、相手選手をすり抜け、フェネルバフチェのペナルティーエリアに迫った。ペナルティエリア手前でスペースを作ったベルカイ・オズジャンがシュートを放ったが、GKベルケ・オゼルが横っ飛びになってボールを確保した。
 残りの時間で、攻撃を強めて行ったフェネルバフチェだったが、掴んだ好機もゴールに繋げられず、この試合を0:1で落としてしまった。フェネルバフチェは、このあと、2月8日(火)午後8時30分試合開始で、トルコ杯16強の試合で、カイセリ・スポルと戦う。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ナズム・サンガレ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、フェルディ・カドゥオウル=ミゲル・クレスポ(後半20分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ホセ・ソーサ(後半29分:セルダル・ドゥルスン)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半38分:ブラク・カパジャク)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半1分:オザン・トゥファン)、ディミトリス・ペルカス(後半20分:エネル・ヴァレンシア)=メルギム・ベリーシャ
【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、ユッスーフ・ンダイシミエ、レオ・ドゥアルテ、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガ・ジエルジ=デニズ・トゥルチ(後半17分:セルダル・ギュレル)、ダニエル・アレクシッチ、ベルカイ・オズジャン(後半ロスタイム2分:アレクサンドゥ・エピュロヌ)、ナセル・チャドリ(後半37分:フレデリック・グルブラッドセン)=ステファノ・オカカ



コンヤ・スポル 1:0 ギレスン・スポル(ヒュリエット紙+ファナティック紙補綴 22. 2. 5)

アブドゥルケリム・バルダクチュ(左)マゴメド・スレイマノフ(右)(ギレスン・スポル公式Twitter) ズィメル・ビティキ(コンヤ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第24節で、コンヤ・スポルとギレスン・スポルが対峙した。そして、コンヤ・スポルが1:0で、この試合を制した。勝利をもたらしたゴールは、後半20分に決まったズィメル・ビティキのゴールだった。この結果、コンヤ・スポルは3連勝を成し遂げ、勝ち点を48に伸ばした。一方のギレスン・スポルは、同26に留まった。

                 試合経過

 前半20分、ペナルティーエリアの手前ゴール左斜め前でボールを得たギレルメが、アフメド・ハッサンとパス交換をしてペナルティエリア内へと入り込んだ。そして、ゴール左斜め前からシュートを放つも、GKオカン・コジュクが押さえてしまった。
 後半8分、右サイドで生まれたギレスン・スポルの攻撃で、グランダーのボールがペナルティーエリア・ラインに向け送られ、そのボールに向け走り込んできたセルジーニョがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同20分、ペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだギレルメからのパスに合わせて、ズィメル・ビティキが放ったシュートが、ギレスン・スポルのゴールネットを揺らした。1:0。チームメイトとともに喜んだズィメル・ビティキは、過日、交通事故で亡くなったアフメット・チャルクの6番の付いたユニフォームに口づけをした。
 同22分、ペナルティーエリアの外からスレイマノフがフリーキックはを蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは、GKエルテンが確保した。
 同30分、ディアバテが、ペナルティーエリアの外からシュートを放つも、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 後半45分、左サイドで生まれたコンヤ・スポルの攻撃で、ズィメル・ビティキからのパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で得て、GKオカン・コジュクと1対1となったアフメド・ハッサンが放ったシュートは、サイドバーに当たり跳ね返った。更に、ボールは、ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わった。
 そして、試合は、コンヤ・スポルが1:0のリードを保ったまま終わったのだった。

【コンヤ・スポル】エルテン・エルス=ネジチ・スクビッチ、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=ソネル・ディクメン(後半17分:パウル・ジョセ・ムポク)、アミル・ハジャフメトヴィッチ=コンラド・ミチャラク(後半ロスタイム2分:エンドゥリ・チェキジ)、アマル・ラフマノヴィッチ(後半35分:ムサ・チャーウラン)、アミルトン(後半17分:ズィメル・ビティキ)=アフメド・ハッサン
【ギレスン・スポル】オカン・コジュク=ゼキ・ヤウル、ママドゥ・ディアッラ、アレクシス・ペレス、アズィズ・ベヒッヒ(後半39分:スレイマヌ・ドゥカラ)=フラヴィオ(後半11分:セルゲン・ピチンジオル)、ハミドゥ・トゥラオレ=マゴメド・スレイマノフ、フセニ・ディアバテ、セルジーニョ=ウムト・ナイル(後半39分:イブラヒマ・バルデ)



フェネルバフチェ、UEFA欧州コンフェランス・リーグ登録メンバーを発表(CNNトルコ 22. 2. 4)

イスマイル・カルタル監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、UEFA欧州コンフェランス・リーグの登録メンバー23名をUEFAに提出したことを明らかにした。ミゲル・クレスポ、ディエゴ・ロッシ、ブラク・カパジャク、チャ−タイ・クルカルプが、そのメンバーには含まれていない。

 フェネルバフチェで、ワトフォードとの契約が解除され、フェネルバフチェに復帰したオザン・トゥファンと、グループリーグ戦では登録されていなかったセルダル・ドゥルスンが、この23名に含まれているのに対し、ミゲル・クレスポ、ディエゴ・ロッシ、ブラク・カパジャクが、このメンバーには含まれていない。
 発表によると、フェネルバフチェの欧州コンフェランス・リーグの登録メンバーは、次の顔ぶれである。「アルタイ・バユンドゥル、ベルケ・オゼル、オスマン・エルトゥールル・チェティン、ナズム・サンガレ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、マルセル・ティッセラン、セルダル・アズィズ、フィリップ・ノヴァク、ルイス・グスタボ、ホセ・ソーサ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、メスト・エジル、ムハメド・ギュムシュカヤ、フェルディ・カドゥオウル、ミハ・ザイッチ、オザン・トゥファン、ディミトリス・ペルカス、ブライト・オシャイ・サミュエル、セルダル・ドゥルスン、エネル・ヴァレンシア、メルギム・ベリーシャ」。



ワトフォード、オザン・トゥファンに関するオプション権は残る(CNNトルコ 22. 2. 3)

オザン・トゥファン(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェは、ワトフォードにレンタルで移籍したオザン・トゥファンが、今季の残りの期間、フェネルバフチェでプレーすることを告知した。

 今季、イングランドのワトフォードへレンタル移籍したオザン・トゥファンが、フェネルバフチェに戻って来る。イスマイル・カルタル監督の求めに応じて、フェネルバフチェに戻って来るオザン・トゥファンは、今季は、フェネルバフチェでプレーする。
 フェネルバフチェの発表によると、2021−22シーズンの開始前に、イングランドのワトフォードへレンタル移籍したオザン・トゥファンは、ワトフォード側との合意のもと、今季の残りの期間を、フェネルバフチェでプレーする決定がなされた。
 ワトフォードが降格しなければという条件で、買い取りオプションのあるオザン・トゥファンだが、そのオプション権は生きたままである。オザン・トゥファンは、今季末には、再度、ワトフォードへの完全移籍もありうることである。



ゲドソン・フェルナンデス、ベシクタシュ入り(TRT 22. 2. 2)

ゲドソン・フェルナンデス(ファナティック紙)  今季のトルコ・リーグでの構図を描いているベシクタシュは、同時に来季の構想をも練り始めている。そのベシクタシュが、ガラタサライが獲得に動いていたゲドソン・フェルナンデスの獲得で、ベンフィカと合意に達した。

 ベシクタシュは、7月1日以後に向けて、ゲドソン・フェルナンデスとベンフィカと合意に達し、調印を待つばかりとなっている。ベシクタシュは、ゲドソン・フェルナンデスとは「4+1」年の契約を結ぶことになり、移籍金は600万EUROとなる。ゲドソン・フェルナンデスの年俸は130万EUROである。また、今季の残り期間は、ベシクタシュとベンフィカが合意したクラブにレンタルで出すことになる。ゲドソン・フェルナンデスは、昨季、移籍解禁期間にガラタサライにレンタルで加入した。そして、そのプレーぶりに、大きな好感を持って見られていたのだった。



ガラタサライ、イナキ・ペナ獲得を発表(CNNトルコ 22. 2. 1)

イナキ・ペナ(CNNトルコ)  ガラタサライが、バルセロナB所属の22歳のGKイナキ・ペナを、今季末まで、レンタルで獲得した。

 バルセロナの発表によると、「イナキ・ペナは、今季末まで、ガラタサライにレンタルに出した。合意では、買取りオプション付きではない」となっている。
 スペインのヴァレンシアの南部に位置するアリカンテで、1999年3月2日生まれのイナキ・ペナは、その生まれた町のアリカンテFCで、サッカーのキャリアをスタートさせた。2004−09年の間は、そのクラブで過ごしたイナキ・ペナは、2009年にヴィジャレアルの下部組織に移籍した。イナキ・ペナは、ここで成功を収めた結果、2012年に、バルセロナ・アカデミーに受け入れられた。あらゆる年代のカテゴリーでポジションを確保したイナキ・ペナは、2018年以後は、バルセロナBで、そのキャリアを続けている。今季は、3部リーグで9試合に出場し、8ゴールを浴びている。
 バルセロナの次の時代を支える選手として数えられている22歳のイナキ・ペナは、U16からU21のあらゆるカテゴリーでの出場経験を持ち、その試合数も29となっている。



バテフィンビ・ゴミスがガラタサライに戻ってくる(スター紙 22. 1.31)

バテフィンビ・ゴミス(タクヴィム紙)  ガラタサライは、パスを自身で持つ、かつての所属選手バテフィンビ・ゴミスと、移籍について基本的合意に達した。

 ガラタサライが、元所属選手のバテフィンビ・ゴミスを獲得した。直近では、サウジアラビアのアル・ヒラルに所属していたバテフィンビ・ゴミスは、現在は自由契約の身だ。ガラタサライは、バテフィンビ・ゴミスと、その活躍ぶりに応じたオプション付きの1年半の契約で合意に達したと言われる。
 2017-18シーズンにガラタサライに所属したバテフィンビ・ゴミスは、42試合の公式戦に出場し、32ゴールを記録している。その内29ゴールを記録したトルコ・リーグでは、同シーズンの得点王に就いている。
 ガラタサライ以後所属したアル・ヒラルでは、150の公式戦に出場した36歳になっているバテフィンビ・ゴミスは、108ゴールを記録している。



フェネルバフチェ、イルファン・ジャン・カフヴェジとアッティラ・サライがキャンプに合流(TRT 22. 1.30)

イルファン・ジャン・カフヴェジ(ファナティック紙) アッティラ・サライ(ファナティック紙)  国際マッチデイのため生まれたトルコ・リーグのブレイク期間を利用して、アンタルヤでキャンプを張るフェネルバフチェは、当地での練習を続けている。そのキャンプに、アッティラ・サライとイルファン・ジャン・カフヴェジが合流した。

 フェネルバフチェは、投宿先のホテル付属グランドで、イスマイル・カルタル監督指揮下、キャンプの4日目に入った。そのキャンプに、アッティラ・サライとイルファン・ジャン・カフヴェジが合流したのだ。アッティラ・サライは、チーム練習に加わっていたが、イルファン・ジャン・カフヴェジの方は、チームとは別でランニングを行っていた。故障を抱えるフィリップ・ノヴァクは、治療を、引き続き受けている、セルダル・アズィズとルイス・グスタボは、チームと離れて個人練習を行っていた。練習の冒頭は、報道陣にも公開された。代表に召集されているエネル・ヴァレンシア、キム・ミンジェ、マルセル・ティッセラン、ディエゴ・ロッシ、それと、故障を抱えている、及び、コロナ感染で隔離に入っているアルタイ・バユンドゥル、エルトゥールル・チェティン、バウトゥ・クルビルゲ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、メスト・エジル、アルダ・ギュレルは、キャンプのメンバーには入っていない。



ベシクタシュ、ヴァレンテイン・ロシエ復帰の慶事(フォトマッチ紙 22. 1.29)

ヴァレンティン・ロシエ(ファナティック紙)  ベシクタシュでは、ヴァレンテイン・ロシエが、故障から復帰をして、喜びに包まれている。ベシクタシュは、現在、アンタルヤ・キャンプを行っているが、故障のため、別メニューをこなしていた25歳のヴァレンテイン・ロシエが、チームに合流して練習を再開した。ベシクタシュの選手たちは、その練習時間を使い、2組に分かれて、体力測定を行っていた。

 国際マッチデイを利用して、アンタルヤでキャンプを張っているベシクタシュは、日に2回の練習メニューを組んでいる。この日の1回目の練習は、午前中にホテル付属のグランドを使い行われた。報道陣に公開された冒頭の20分間では、選手たちは、2組に分かれて体力測定を行っていた。また、GKは、GKコーチとともに、チームとは離れて練習を行っていた。

                 ヴァレンテイン・ロシエ、チームに合流

 故障を抱えていたため、このキャンプが始まって以来、自身に与えられたプログラムに基づいた練習を行っていたヴァレンテイン・ロシエが、初めて、チームに合流して練習を再開していた。ヴァレンティン・ロシエは、2組の内、最初の組に入り、体力測定は行っていた。



ベシクタシュ、上々のテンポでアンタルヤ・キャンプ(ファナティック紙 22. 1.28)

オンデル・カラヴェリ監督(ベシクタシュ公式HP)  国際マッチデイを利用して、アンタルヤでの合宿を始めたベシクタシュで、オンデル・カラヴェリ監督が、忙しく動いている。ベシクタシュは、日に2回の練習で、後半戦に備えての準備を続けている。

 アンタルヤ入り早々に、夜間練習を行ったベシクタシュは、昨日も、2回制の練習を行った。1回目の練習は、午前11時に始まった。オンデル・カラヴェリ監督指揮下で行われた、1時間の練習では、しばしば、同監督は、練習を止めて、選手たちに注意を与えていた。ドマゴイ・ヴィダとラシド・ゲザルが、天候のかげんで出てこなかったため、この練習にはその姿がなかった。カナダ代表に召集されているアッティバ・ハッチンソンとサイル・ラリン、イスタンブルで治療を継続中のジョゼフ・デ・ソーサ、ウムト・メラシュ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ、メルト・ギュノクも、練習には不参加だ。
 ヴァレンティン・ロシエは屋内で練習を行い、バシャックシェヒル・スポルへ、今季末までレンタルに出されたサリフ・ウチャンの姿はない。2回目の練習は、午後6時開始だった。この夜間練習も、約1時間続いた。GKは、他の選手たちと離れて練習を行い、8人の選手が、この練習には姿を見せなかった。同監督は、チームに帯同してきた若い選手たちを、間近で観察していた。この練習で行うことが予定されていたランニングの記録測定は、器材の故障から行うことができなかった。午前中の練習には姿を見せなかったラシド・ゲザルは屋内で練習を行い、ドマゴイ・ヴィダの方は、チームに加わって練習を行っていた。



サリフ・ウチャン、バシャックシェヒル・スポル入り(ファナティック紙 22. 1.27)

サリフ・ウチャン(アクシャム紙)  バシャックシェヒル・スポルが、3人目の補強を実現させた。バシャックシェヒル・スポルが、ベシクタシュで失望を誘ってしまっていたサリフ・ウチャンを、今季末までレンタルで獲得したのだ。

 補強活動に熱を入れているバシャックシェヒル・スポルが、セルダル・ギュレル、エムレ・チョラクに次ぐ3人目の補強を実現させた。ベシクタシュで、期待に応える活躍ができず、オンデル・カラヴェリ監督の構想に入っていないサリフ・ウチャンを、今季末までレンタルで獲得した。
 昨季、アランヤ・スポルでの活躍ぶりで注目を集め、そのアランヤ・スポルとの契約満了とともに、ビッグクラブが獲得に動いたサリフ・ウチャンは、ベシクタシュを移籍先に選んだ。だが、28歳になっているサリフ・ウチャンは、ベシクタシュでは期待に応えられなかった。15試合で計548分しかピッチに立つことのできなかったサリフ・ウチャンは、ゴールもアシストも記録していない。



フェネルバフチェ、キャンプイン(ファナティック紙 22. 1.26)

イスマイル・カルタル監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェで、先週になり計画が立てられたアンタルヤ・キャンプが、本日始まった

 フェネルバフチェは、ここ数日の深い雪で、また、悪コンディションが続く中で練習が続くことが考えられるような事態のためだ。
 代表に召集されているキム・ミンジェ、エネル・ヴァレンシア、マルセル・ティッセランは、このキャンプには参加しない。シワス・スポル戦で故障を発生させたフィリップ・ノヴァクは、イスタンブルで、引き続き治療を受けることになる。病気のメスト・エジルとフェルディ・カドゥオウルは、遅れて、アンタルヤに向かうものと考えられている。また、ディエゴ・ロッシについては、コロナへの感染が発表された。



フェネルバフチェ、アルタイ・バユンドゥルの朗報(TRT 22. 1.25)

アルタイ・バユンドゥル(ファナティック紙)  フェネルバフチェでは、アルタイ・バユンドゥルの復帰への目途が立ち、喜びに包まれている。23歳のGKアルタイ・バユンドゥルは、トルコ・リーグのブレイク期間に、チームに合流しての練習を再開すると考えられている。

 フェネルバフチェのアルタイ・バユンドゥルの復帰が間近である。1ケ月以上にわたり、ピッチに降りて、個人練習を続けてきたアルタイ・バユンドゥルは、完全に復帰の準備が整っている。この間、17試合の出場を見送ってきたアルタイ・バユンドゥルは、アンタルヤ・キャンプとともに、チームに合流して練習を再開すると考えられているのだ。
 アルタイ・バユンドゥルは、10月30日に行われたコンヤ・スポル戦で肩を負傷し、その後、手術を受けたのだ。アルタイ・バユンドゥルは、昨季は、足首の骨折で、6試合の出場を逃している。
 故障を抱えるもう1人、メルト・ハカン・ヤンダシュも、練習を再開するものと考えられている。病気のため、シワス遠征には帯同されなかったフェルディ・カドゥオウルとメスト・エジルは、遅れてからでもキャンプに合流することになる。また、シワス・スポル戦で故障を発生させたフィリップ・ノヴァクは、治療が続けられることになろう。



首位のトラブゾン・スポル、見事な逆転! ガラタサライを5分で粉砕、、、(ソズジュ紙+ガラタサライ公式HP 22. 1.24)

ドルクハン・トコズ、サーシャ・ボエ、ベルカン・クトゥル(左から)(トラブゾン・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(ソズジュ紙)  素晴らしい試合で、首位のトラブゾン・スポルが、1:0とリードされながら、ガラタサライを1:2でくだすことに成功した。ここ2試合で、勝ち点を4失ったトラブゾン・スポルだったが、その次の試合で、5分間で2ゴールを決め、勝ち点3に手が届いた。ライバルを、相手ホームでくだしたトラブゾン・スポルは、ガラタサライを降格圏の地獄の火に投げつけた。

 トルコ・リーグ第23節で、ガラタサライが、Nefスタジアムのサポーターの前で、首位のトラブゾン・スポルに対しリードを奪いながら、最後は1:2で敗れた。ここ11試合で1勝しかしていないガラタサライは、12試合目も悪魔の脚枷を砕きえなかった。そして、ドメネク・トレント新監督就任後3試合目も勝利に辿り着けなかった。ここ2節、引き分け試合を演じていたトラブゾン・スポルだったが、3試合目にしてガラタサライをくだしたのだった。
 ガラタサライは、この試合の前半、ヴィデオ判定システムでの確認後得たPKで先制した。前半29分、エムレ・クルンチからのパスを受け、ペナルティーエリア内へと持ち込んだケレム・アクテュルコウルが、ヴィクトール・フーゴのチェックを受けピッチに倒れた。だが、攻撃は続き、エムレ・クルンチがシュートを放つと、ウーウルジャン・チャクルからボールがこぼれたところで、ヴィデオ判定システムへの確認に、主審が向かった。その結果、カラオーラン主審はPKを指示した。同31分、アレクサンドゥル・チカルダウが、このPKを蹴り、GKが跳んだと逆方向の隅にボールは収まったのだった。1:0。次第にいいサッカーを見せて行ったガラタサライだったが、多くの好機を逸していた。後半に入り、効果的な攻めに努めていたトラブゾン・スポルが、求めてやまなかったゴールを、後半39分に決め、同点に追いついた。左サイドからブルーノ・ペレスが入れたセンタリングが、マルカオから跳ね返ったところを捉えたバカセタスが、強烈なシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。1:1。そして、後半45分、タイラン・アンタルヤルのパスミスが、大きな代償を伴ってしまった。GKへのバックパスをカットしたエディン・ヴィスチャの放ったシュートが、ガラタサライのゴールネットに突き刺さり、勝ち点3をトラブゾン・スポルにもたらしたのだった。このゴールで、トラブゾン・スポルは狂喜した。この結果、ガラタサライは、勝ち点27に留まり15位となり、自らを、地獄の火に投げ入れてしまった。トラブゾン・スポルは、同54に伸ばし、ライバルクラブとの勝ち点差を堅持した。

【ガラタサライ】ファーティフ・オズテュルク=サーシャ・ボエ(後半43分:デアンドレ・イエドゥリン)、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、オメル・バイラム=、ベルカン・クトゥル、タイラン・アンタルヤル=エムレ・クルンチ(後半43分:オリンピウ・モルタン)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半25分:ソフィアン・フェグリ)、ケレム・アクテュルコウル=ハリル・デルヴィショウル(後半17分:ライアン・バベル)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、ステファノ・デンスヴィル(後半1分:マノリス・シオピス)、ティモテウシュ・プハチ=ドルクハン・トコズ(後半34分:ユヌス・マル)、ベラト・オズデミル(後半1分:アフメットジャン・カプラン)=エディン・ヴィスチャ、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス



シワス・スポル 1:1 フェネルバフチェ(ベイン・スポル+CNNトルコ補綴 22. 1.23)

ナズム・サンガレ(左)ウーウル・チフトチ(右)(フェネルバフチェ公式HP) カヨーデ、キム・ミンジェ、セファ・ユルマズ、クレスポ(左)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第23節で、シワス・スポルとのアウェー戦を戦い、1:1で引き分けた。フェネルバフチェは、ミハ・ザイッチが、シワス・スポルは、ペドロ・エンリケが、各々、ゴールを記録した。

 ここ4節で、勝ち点を3回失っているフェネルバフチェは、この引き分けで、勝ち点を37で、今節を終わった。一方のシワス・スポルは、同31に伸ばした。

                 重要な場面

 フェネルバフチェの先制ゴールが、前半18分に生まれた。セルダル・ドゥルスンからのパスを受けたエネル・ヴァレンシアが、絶好の位置取りをしていたミハ・ザイッチに、ボールを回した。そのミハ・ザイッチが、狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。0:1。
 同38分、フェネルバフチェが、2点目に、とっても迫った。左サイドでボールを得たブライト・オシャイ・サミュエルからのグランダーのパスを、ペナルティーエリア内でフリーの状態で受けたイルファン・ジャン・カフヴェジがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同45分、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだミハ・ザイッチからのパスに合わせて、マルセル・ティッセランがシュートを試みたが、GKアリ・シャシャルがコーナーキックに替えた。
 シワス・スポルが、後半7分、同点の好機を逸した。ジャネルが、フェネルバフチェのディフェンスの裏に送ったボールに反応したセファ・ユルマズが動き出すと、前に出たベルケ・オゼルが、ペナルティーエリア外へと出て、そのボールをクリアしようとしたが、ゴール前に詰めていたカヨーデが、そのボールを得て、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込み、ニアサイドに向けシュートを放った。ゴール前に戻ったベルケ・オゼルが、このボールをクリアした。そのボールを得たヤタバレが、ファーサイドに向け浮かした。そのボールコースに入ったナズム・サンガレが、ヘッドでコーナーキックに替えたのだった。
 同28分、シワス・スポルがショートコーナーを見せ、ペドロ・エンリケが、ファーサイドへとボールを入れた。ファーサイド、即ち、ゴールエリアのゴール右斜め前でセファ・ユルマズが、これをヘッドで落としたところ、ヤタバレがシュートを放ったが、ボールは、ファーサイドのバーに当たり跳ね返されてしまった。
 同29分、シワス・スポルが同点に追いついた。ペドロ・エンリケが、33mからの距離のあるフリーキックで直接ゴールを狙い、それが決まったのだった。1:1。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ジャネル・オスマンパシャ、ディミトリオス・ゴウタス、ウーウル・チフトチ=イサク・コフィー、コライ・アルトゥナイ(後半35分:ズィヤ・エルダル)、オズカン・イーテル(前半45分:セファ・ユルマズ)=エルドーアン・イエシルユルト(前半16分:オラレンワジュ・カヨーデ)、ムスタファ・ヤタバレ、ペドロ・エンリケ(後半ロスタイム4分:サンバ・カマラ)
【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ナズム・サンガレ、セルダル・アズィズ(前半42分:マルセル・ティッセラン)、キム・ミンジェ、フィリップ・ノヴァク(後半10分:ディミトリス・ペルカス)=ルイス・グスタボ、ミハ・ザイッチ(後半34分:ホセ・ソーサ)=ブライト・オシャイ・サミュエル、イルファン・ジャン・カフヴェジ、エネル・ヴァレンシア(後半35分:ディエゴ・ロッシ)=セルダル・ドゥルスン(後半11分:メルギム・ベリーシャ)



フェルディ・カドゥオウルの選択、公式承認なる(トルコ・サッカー協会 22. 1.22)

フェルディ・カドゥオウル(ファナティック紙)  少し以前、代表に選出される国をトルコとしたフェネルバフチェのフェルディ・カドゥオウルの選択が、FIFAにより公式承認された。

 各年代別代表ではオランダ代表としての選出を受けていたフェルディ・カドゥオウルが、フル代表ではトルコ代表のユニフォームを着ることができるよう、トルコ・サッカー協会のFIFAへの申し立ての可否が、本日、判明したのだ。
 トルコ・サッカー協会として、フェルディ・カドゥオウルが、トルコ代表のユニフォームを着て活躍してくれることを願っているところだ。



アランヤ・スポル 6:0 ハタイ・スポル(ハベル・テュルク紙改+ヒュリエット紙補綴 22. 1.21)

エムレ・アクババ(右から2人目)を讃えるウイルソン・エドゥアルド、エフカン・ベキロウル(左から)ジョアオ・ノヴァイス(右)(アクシャム紙) アブドラハ・イーイテル、エムレ・アクババ、ブラク・オクスズ(左)(アランヤ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第22節で、アランヤ・スポルが、ホームでハタイ・スポルを6:0でくだした。エムレ・アクババがハットトリックを記録したこの試合の他のゴールは、オウズ・アイドゥン(2)、エドゥアルドから生まれた。この結果、アランヤ・スポルは、勝ち点を35に伸ばした。

                 得点場面

 前半17分、左サイドからクリスティアン・ボルジャが、ペナルティエリアへと向けて浮かして入れたセンタリングに対して、ファーサイドにいたエムレ・アクババが、それに合わせてシュートを放つと、これが、相手ディフェンスからこぼれ、そのこぼれ球を、再び捉えたエムレ・アクババがシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。
 同31分、中盤でボールはを得たエムレ・アクババが、駆け上がるエフェジャン・カラジャに向けボールを出した。そのエフェジャン・カラジャが、ダイレクトで足を出しペナルティエリア内にいたエデゥアルドにボールを回すと、そのエデゥアルドが、強くて、しかも狙いを定めたシュートを放つと、ハタイ・スポルとゴールネットが揺れたのだった。2:0。
 後半14分、左サイドでボールを得たダヴィッドソンが、ゴール斜め前から枠を捉えたシュートを放つと、ボールは、GKアブドラハ・イーイテルから跳ね返った。それを、詰めていたエムレ・アクババが捉えシュートを放つと、ボールは、GKからこぼれ、ゴールインしたのだった。3:0。
 同29分、ジョアオ・ノヴァイスが、ペナルティーエリア内へと出したロングボールに追いついたエムレ・アクババが、相手GKと1対1となり放ったシュートが、GKの左を抜け、ハタイ・スポルのゴールネットを揺らした。4:0。
 同32分、カンデイアスが、ペナルティーエリア内へと入れたグランダーのボールに対し、ファーサイドにいたオウズ・アイドゥンが、インサイドで合わせるとゴールが決まった。5:0。
 同35分、左サイドでスピードに乗った攻撃で、カンデイアスが、ペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、オウズ・アイドゥンがダイレクトでシュートを試みた。すると、ボールは、GKアブドラハ・イーイテルの右を抜け、ハタイ・スポルのゴールに収まった。6:0。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン(後半40分:アフメット・ギュライ)、フルカン・バユル、ファーティフ・アクソイ、クリスティアン・ボルジャ(後半30分:タイフル・ビンギョル)=ジョアオ・ノヴァイス、エフカン・ベキロウル(後半18分:レロイ・フェル)=エフェジャン・カラジャ、エムレ・アクババ、ダヴィッドソン(後半30分:オウズ・アイドゥン)=ウイルソン・エドゥアルド(後半18分:ダニエル・カンデイアス)
【ハタイ・スポル】アブドラハ・イーイテル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、サム・アデクッベ(後半15分:エムレ・カプラン)=オヌル・エルギュン(後半15分:メフディ・ブージェマー)、ルベン・リベイロ=サバ・ロブジャニージェ(後半41分:サドゥク・バシュ)、ディラン・サン・ルイ(後半41分:イサク・サーキー)、モハメッド・カマラ(後半21分:マフムード・カフラバ)=マメ・デューフ



フェネルバフチェ 2:1 アルタイ(フェネルバフチェ公式HP 22. 1.20)

ムラト・アクチャ(左)セルダル・ドゥルスン(右)(フェネルバフチェ公式HP) イルファン・ジャン・カフヴェジ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第22節で、1月19日(水)に、アルタイをホームに迎えた。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、0:1とリードを許したフェネルバフチェだったが、前半37分にイルファン・ジャン・カフヴェジが、後半26分にセルダル・ドゥルスンのあげたゴールで、2:1で勝った。アウェーのアルタイのゴールは、前半14分にアフメド・ラヤンから生まれた。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を36に伸ばした。フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第23節では、1月22日(土)に、シワス・スポルとのアウェー戦を戦う。

                 試合経過

 前半14分、タチアーノが、自陣から出したスルーパスに反応したアフメド・ラヤンが、フェネルバフチェのディフェンスの裏を取り、ボールを持ちペナルティーエリア内へと入り、シュートを放つと、これが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らした。0:1。
 同26分、右サイドからフェルディ・カドゥオウルがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたセルダル・ドゥルスンが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは、GKリスが押さえてしまった。
 同37分、ホセ・ソーサからのパスを、ペナルティーエリア内右サイドで得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、ゴール前にいたセルダル・ドゥルスンに送った。だが、ボールは、セルダル・ドゥルスンからこぼれ、そのこぼれ球を得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、右サイドから狙いすましたシュートを放つと、アルタイのゴールネットを揺らした。1:1。
 後半8分、フェネルバフチェがゴールに迫った。左サイドで、ボールを持ち動き出したフェルディ・カドゥオウルからのパスを、ゴールライン際で得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、ボールをエネル・ヴァレンシアに預けた。そのエネル・ヴァレンシアが、ダイレクトでシュートを試みるも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同26分、フェネルバフチェが勝ち越した。ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で得たフリーキックをイルファン・ジャン・カフヴェジが蹴り、ペナルティーエリアへ向けボールを入れた。そのコースに入ったセルダル・ドゥルスンが、ヘディングシュートを放つと、これがゴールとなったのだった。2:1。

【フェネルバフチェ】オスマン・エルトゥールル・チェティン=フェルディ・カドゥオウル、キム・ミンジェ、セルダル・アズィズ、アッティラ・サライ(後半1分:ナズム・サンガレ)=ホセ・ソーサ(後半32分:ミハ・ザイッチ)、ミゲル・クレスポ(後半44分:マックス・メヤー)=ブライト・オシャイ・サミュエル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半32分:メスト・エジル)、ディミトリス・ペルカス(後半1分:エネル・ヴァレンシア)=セルダル・ドゥルスン
【アルタイ】マテウス・リス=トルガ・ウンリュ、エリック・ブジョルカンダー(後半37分:エレン・エルドーアン)、ムラト・アクチャ、カズムジャン・カラタシュ=タチアーノ、ジェイフン・ギュルセラム(後半18分:カリー・ティアム)=レアンドロ・カッペル、セザル・ピナレス、マルティン・ロドリゲス=アフメド・ラヤン(後半34分:ダウーダ・バンバ)



コンヤ・スポル 1:0 アダナ・デミル・スポル(ベイン・スポル 22. 1.19)

ラフマノヴィッチ(タクヴィム紙) ミチャラク(左)タイプ・タルハ・サヌッチ(右)(コンヤ・スポル公式Twitter)  コンヤ・スポルが、トルコ・リーグ第22節で、ホームに迎えたアダナ・デミル・スポルを1:0でくだした。

 ホームのコンヤ・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、後半7分、アマル・ラフマノヴィッチが決めた。この結果、コンヤ・スポルは、勝ち点を42に伸ばし2位を守った。一方のアダナ・デミル・スポルは、同34に留まった。

                 重要な場面

 前半38分、アダナ・デミル・スポルが、効果的な攻めを見せた。コンヤ・スポルが攻撃に出たところ、そのボールを奪い取ると、一気に攻めに移ったアダナ・デミル・スポルは、ベンジャミン・スタンブリがパスを出すと、ペナルティーエリアのゴール左斜め前から合わせたが、ボールはディフェンダーに当たり、コーナーキックに替わった。
 後半4分、コンヤ・スポルが、とってもゴールに迫った。左サイドで生まれた攻撃で、ラフマノヴィッチがゴールライン際まで持ち込み、ゴールエリアに向け折り返した。それに合わせて、まずはミチャラクがシュートを放つと、アルペル・ウルダーが、ゴールライン際からクリアした。攻撃は続き、そのボールを捉えたスクビッチが、ゴールエリア手前からシュートを放ったが、アルペル・ウルダーが、今度も、ゴールライン上で、これを防いだのだった。
 同7分、ラフマノヴィッチのゴールが決まり、コンヤ・スポルが先制した。コンヤ・スポルのギレルメが左コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、アフメド・ハッサンがヘディングシュートを放った。ボールが、GKムリッチからこぼれると、ゴール前に詰めていたラフマノヴィッチが仕上げを行ったのだった。
 同37分、アダナ・デミル・スポルは、ブリット・アッソンバローニャが、ゴール左斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、前にスペースを作り、ニアサイドを狙った強いシュートを放った。だが、セヒッチが、これをコーナーキックに替えた。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=アミル・ハジャフメトヴィッチ、ソネル・ディクメ(後半45分:オーウルジャン・ウリュギュン)ン=コンラド・ミチャラク、アマル・ラフマノヴィッチ(後半33分:パウル・ジョセ・ムポク)、ズィメル・ビティキ(後半45分:エンドゥリ・チェキジ)=アフメド・ハッサン(後半24分:ソコル・チカレシ)
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、タイプ・タルハ・サヌッチ、サメト・アカイドゥン、アルペル・ウルダー(後半24分:イスマイル・チョクチャルシュ)=ベンジャミン・スタンブリ、シナン・クルト(後半32分:ルカス・カストロ)=ユヌス・アクギュン、ビルキル・ブジャルナソン、マティアス・ヴァルガス(後半32分:ババジデ・アキントラ)=ブリット・アッソンバローニャ



トラブゾン・スポルに、ジャニニー・セメドとアンデルス・トゥロンドセンの朗報(CNNトルコ 22. 1.18)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙) アンデルス・トゥロンドセン(TRT) ジャニニー・セメド  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第22節、ホームに迎えるギレスン・スポル戦に備えての準備を始めた。

 メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで、午後4時から、アブドラハ・アヴジュ監督指揮下で行われた練習では、選手たちは2グループに分かれて動いていた。1つのグループは、体力の恢復を期す練習を行っていたのに対し、もう1つのグループでは、大きな動きでのウォーミングアップ、調整を、そして、敏捷性を高めるメニューをこなしていた。その後、5対2での ボール回し練習、及び、ロンド練習と続き、最後は、練習試合を行っていた。
 このギレスン・スポル戦に備えての練習に、故障を抱えていたジャニニー・セメドとアンデルス・トゥロンドセンが加わっていたのに対し、コロナ感染のため隔離期間中のンワケメとシオピスは不参加だった。この2人は、明日受ける検査の結果次第で、練習を再開するものと考えられる。
 トラブゾン・スポルは、ギレスン・スポル戦に備えての準備を、明日の練習で打ち上げることになる。



ガラタサライ、ハタイで、4ゴールを浴び敗れる(CNNトルコ 22. 1.17)

サバ・ロブジャニージェ(ハタイ・スポル公式Twitter) タイラン・アンタルヤル、カマラ、マルカオ(左)(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第21節で、ハタイ・スポルが、ホームに迎えたガラタサライを4:2でくだした。ファーティフ・テリム監督辞任後、新たに就任したドメネク・トレント監督が、その初戦をハタイ・スポルとの一戦で飾った。

 ガラタサライは、今季に得たPK4本、その内の失敗したPKの3本目が、この試合だった。これで、ガラタサライは、ここ10試合で1勝しかしていない。前半27分には、パトリック・アーンホルトがPKを蹴り、アブドラハに掴まり、後半37分には、タイラン・アンタルヤルがレッドカードをもらった。

                 得点場面など

 前半23分、ガラタサライの攻撃で、ファン・アーンホルトが、左サイドを駆け上がり、ロングパスを受けた。そして、グランダーのボールをファーサイドに向けて入れると、それに、エムレ・クルンチが合わせゴールが決まった。0:1。
 同40分、ガラタサライのアルパスラン・オズテュルクが、カマラをペナルティーエリア内でチェックに入ると、エルカン・オズデマル主審は、ヴィデオ判定システムに確認に入ったあと、PKを指示した。このPKを蹴ったマメ・デューフはミスを犯すことなくゴールを決めた。1:1。
 同ロスタイム8分、ガラタサライが、ペナルティーエリアの左サイドで得たフリーキックを得ると、それを蹴ったケレム・アクテュルコウルが、直接ゴールを狙った。GKアブドラハ・イーイテルが防ごうとしたが、ボールは、ハタイ・スポルのゴールネットを揺らしていた。1:2。
 後半17分、相手ディフェンスの裏を取ったマメ・デューフが。グランダーのボールをゴール前へと送った。それに合わせてカマラの放ったシュートが同点ゴールとなった。2:2。
 同34分、カフラバが、自陣で得たボールを持ち、楽々と相手陣内へと持ち込み、右サイドでフリーになっていたサバ・ロブジャニージェにボールを送った。そのサバ・ロブジャニージェが、ペナルティーエリア手前からニアの隅を狙ったシュートを放つと、これが決まった。3:2。
 同37分、ヴィデオ判定システム審判からの警告を受けたエルカン・オズダマル主審が、ハタイ・スポルのルベン・リベイロの顔面に頭突きをしたということで、タイラン・アンタルヤルにダイレクトでレッドカードを出した。
 同ロスタイム1分、コーナーキックに対し、ガラタサライは選手全員が上がっていたため、自陣でボールを奪ったマメ・デューフが、深いパスを、サバ・ロブジャニージェに送った。サバ・ロブジャニージェは、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入り、グランダーのシュートを放つと、これがゴールインした。4:2。

【ハタイ・スポル】アブドラハ・イーイテル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、サム・アデクッベ=オヌル・エルギュン(後半44分:メフディ・ブージェマー)、ルベン・リベイロ=モハメッド・カマラ(後半31分:マフムード・カフラバ)、サバ・ロブジャニージェ、ディラン・サン・ルイ=マメ・デューフ
【ガラタサライ】イスマイル・チぺ=サーシャ・ボエ、アルパスラン・オズテュルク、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=ベルカン・クトゥル、タイラン・アンタルヤル=ケレム・アクテュルコウル(後半43分:)、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半36分:オリンピウ・モルタン)、エムレ・クルンチ(後半36分:アタライ・ババジャン)=ハリル・デルヴィショウル(後半12分:アイタッチ・カラ)



アンタルヤ・スポル 1:1 フェネルバフチェ(ヒュリエット紙+CNNトルコ補綴 22. 1.16)

アドミル・メフメディ(左)ミハ・ザイッチ(右)(アンタルヤ・スポル公式HP) ホセ・ソーサ、ムハマド・ギュムシュカヤ、アンドレア・ポリ(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第21節で、アンタルヤ・スポルとアウェー戦を戦い、1:1で引き分けた。ゴールは、ホセ・ソーサとドーウカン・シニクから生まれた。

 アンタルヤ・スポルとフェネルバフチェが、トルコ・リーグ第21節で対峙した。アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合、結果は1:1の引き分けだった。この試合の前半は、ゴールの声が上がらず、後半に0:0のまま臨んだ。同27分、ホセ・ソーサが舞台に上がった。そのシュートが、フェネルバフチェにとっては、初めての枠を捉えたシュートだった。アンタルヤ・スポルの同点ゴールは、同36分、ドーウカン・シニクから生まれた。この結果、イスマイル・カルタル監督就任後の初っ端で勝ち点を失うことになったフェネルバフチェは、勝ち点は33となり、一方のアンタルヤ・スポルは同23となった。

                 試合経過

 前半20分、フレディが、ペナルティーエリアの外から、枠を見据える位置から、センタリングともシュートとも見えるボールを蹴ると、ボールは、GKベルケ・オゼルがキャッチした。
 同23分、ウーサム・ガーシャのセンタリングを受け、ペナルティーエリアのゴール左斜め前から、ギュライ・ヴラルが走り込んで来てシュートを放つと、GKベルケ・オゼルが辛うじて、これを防いだ。
 同43分、左サイドからドーウカン・シニクが、ゴール前へと入れたセンタリングに反応してウーサム・ガーシャがジャンプを見せたが、ボールは、その頭をかすめてビュンヤミン・バルジュの前に落ちた。そのビュンヤミン・バルジュがシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンスに跳ね返っただけだった。そして、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半10分、アンタルヤ・スポルが、ゴール左斜め前からフェドール・クドゥリアショフが、ボールをフェネルバフチェの裏を取ったライトに送った。そのボールをうまくコントロールしたライトがシュートを放ったが、ディフェンスが、そのシュートコースに入ったため、ボールは枠の上を越えて外に出て行き、コーナーキックに替わった。
 同18分、ブライト・オシャイ・サミュエルが、右サイドからペナルティーエリア内へとボールを入れた。しかし、ゴール前には誰もいなくて、ただ、ボールは、直接、ピッチの外に出て行っただけだった。
 同25分、ライトが、ペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠の上を越えて外に出て行ってしまった。
 同27分、左サイドで得たフリーキックを、ホセ・ソーサが蹴り、直接ゴールを狙うと、これがゴールインした。0:1。
 同36分、アドミル・メフメディが、ペナルティーエリア内へ向けセンタリングを入れると、GKの手からボールがこぼれた。そのこぼれ球を捉えたナルドがシュートを放つと、フェネルバフチェのディフェンスから跳ね返った。その跳ね返りのボールを捉えたドーウカン・シニクが強烈なシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。1:1。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリアショフ、ギュライ・ヴラル=ナルド=ウーサム・ガーシャ(後半28分:アドミル・メフメディ)、アンドレア・ポリ、フレディ、ドーウカン・シニク(後半ロスタイム5分:デニ・ミロセヴィッチ)=ハジ・ライト(後半19分:エンゾ・クリヴェッリ)
【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル(後半40分:オスマン・エルトゥールル・チェティン)=ブライト・オシャイ・サミュエル、セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、フェルディ・カドゥオウル(後半40分:ディミトリス・ペルカス)=ホセ・ソーサ(後半35分:ルイス・グスタボ)、ミハ・ザイッチ=イルファン・ジャン・カフヴェジ、メスト・エジル(後半18分:ナズム・サンガレ)、ディエゴ・ロッシ(後半18分:ムハンマド・ギュムシュカヤ)=セルダル・ドゥルスン



ベシクタシュ 1:0 ガジアンテップFK(CNNトルコ 22. 1.15)

バチュハイ(TRT) フルカン・ソヤルプ(左)ウエリントン・シルヴァ(右)(ガジアンテップFK公式Twitter)  トルコ・リーグ第21節で、ベシクタシュが、ホームに迎えたガジアンテップFKを1:0でくだした。

 トルコ・リーグ第21節開幕試合で、ベシクタシュが、ホームに迎えたガジアンテップFKを1:0でくだした。ベシクタシュに勝利を導いたゴールは、後半22分にミシー・バチュハイが決めた。ホームで3連勝を飾ることになったベシクタシュは、これで、勝ち点を32に伸ばした。一方のガジアンテップFKは、同31に留まった。

 前半6分、マキシムが、右コーナーキックを蹴り、ボールをニアサイドに送ると、レジェプが、背後へとボールを浮かした。そのボールに、ゴール前でムハメットが触れたが、GKエルシン・デスタノウルが、ゴールライン際でコントロールした。
 同15分、エミルハンのパスを、ペナルティーエリア・ラインの左サイドで受けたピャニッチが、強烈なシュートを放ったが、GKギュナイ・ギュヴェンチがパンチングで防ぎ、ボールはピッチに跳ね返された。
 同44分、マキシムからのパスを、左サイドで得たサガルが、ペナルティーエリアへと入る前に、ゴール斜め前からシュートを放つと、GKエルシン・デスタノウルがコーナーキックに替えた。
 後半22分、ラシド・ゲザルが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前からシュートを放つと、GKギュナイ・ギュヴェンチがパンチングで、これを防いだ。その跳ね返りのボールを、PKポイント辺りで得たミシー・バチュハイが、絶好の好機を捉えゴールを決めた。、1:0。
 同ロスタイム4分、右サイドからヴァレンティン・ロシエが出したパスを得たオウズハン・オズヤコブが、グランダーのボールでセンタリングを入れた。そのボールを、ファーサイドで捉えたサイル・ラリンが放ったシュートがゴールインした。だが、ヴィデオ判定システムで確認後、オフサイドの判定がくだり、ゴールは認定されなかった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ミラレム・ピャニッチ、ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半32分:ギョクハン・トーレ)、エミルハン・イルクハン(後半16分:オウズハン・オズヤコブ)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半16分:サイル・ラリン)=ミシー・バチュハイ(後半ロスタイム2分:ケナン・カラマン)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=アメデジ・ヴェトゥリヒ、エルトゥールル・エルソイ、パピ・ジロボジ、アリン・トシュジャ、アンジェロ・サガル(後半21分:ユスフ・テュルク)=フルカン・ソヤルプ、ドーアン・エルドーアン、レジェップ・ニヤズ(後半31分:トルジェル・ボルヴェン)=ムハメット・デミル、アレクサンドゥル・マキシム



メルト・ハカン・ヤンダシュ、3週間、ピッチを離れる(CNNトルコ 22. 1.14)

メルト・ハカン・ヤンダシュ(TRT)  フェネルバフチェは、昨日の練習後、メルト・ハカン・ヤンダシュが、左腿の付け根を傷め、内出血があることが判ったことを明らかにした。メルト・ハカン・ヤンダシュには、治療が開始されたことも明らかにされた。

 フェネルバフチェに、メルト・ハカン・ヤンダシュから悪い知らせが届いた。アンタルヤ・スポル戦に備えての準備をしていたフェネルバフチェで、昨日の練習後、メルト・ハカン・ヤンダシュが、左腿の付け根を傷め、内出血があることが判ったことが判明した。
 フェネルバフチェが、この件について行った発表は、次の通りだ。「昨日の練習後、痛みを感じたため、MR検査を受けたところ、左腿の付け根を傷めており、内出血があることが判った。そのため、メルト・ハカン・ヤンダシュに対しする治療が始められた」。
 27歳のメルト・ハカン・ヤンダシュは、3週間、ピッチから離れることが余儀なくされると看られている。



ベシクタシュ、コロナから恢復した5選手、チームに合流(NTV 22. 1.13)

オウズハン・オズヤコブ(タクヴィム紙) ラシド・ゲザル(ファナティック紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第21節で、1月14日(金)に、ホームに迎えるガジアンテップFKとの一戦に備えて準備を行っている。

 トルコ・リーグ第21節で、ガジアンテップFKと対峙するベシクタシュで、ここまでチームを離れていた選手が戻って来た。コロナ感染で隔離に入っていて、その期間が終わったオウズハン・オズヤコブ、ラシド・ゲザル、ミラレム・ピャニッチ、サイル・ラリン、ケナン・カラマンがチームに合流して、練習を再開している。隔離の続くアレックス・テイシェイラとアッティバ・ハッチンソンの状態は、試合当日に明らかになろう。治療を受けていたサリフ・ウチャン、メフメット・トパル、ジャン・ボズドーアンも練習を再開している。また、故障の癒えていないウムト・メラシュとジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ、及び、累積警告で出場停止のフランシスコ・モンテーロとドマゴイ・ヴィダは、ガジアンテップFK戦には出場できない。



ドメネク・トレント、イスタンブル入り(TRT 22. 1.12)

ドメネク・トレント新監督(ファナティック紙)  ガラタサライの新監督に決まったドメネク・トレントが、イスタンブル入りした。

 ガラタサライで、ファーティフ・テリム監督辞任後、新監督就任で合意に達していたドメネク・トレントがイスタンブルにやって来た。一方、ブラク・エルマス理事長は、夜半に行われた記者会見で、ドメネク・トレントと合意に達したことを発表した。59歳のドメネク・トレントは、ペップ・グアラディオラのコーチとして、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスターシティに在籍経験を持つ。

                 ドメネク・トレントのキャリア

 ドメネク・トレントは、そのキャリアの大半を、ペップ・グアラディオラのコーチとして活躍してきた。バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスターシティで、ペップ・グアラディオラとともに働いたドメネク・トレントは、2018年には、アメリカのニューヨーク・シティを指揮した。ここで、60試合を指揮したドメネク・トレントは、29勝14分17敗という記録を残している。ドメネク・トレントは、2019年にニューヨーク・シティを離れたあと、2020年7月には、ブラジルのフラミンゴの監督に就任した。フラミンゴでは、約3か月半指揮を執ったドメネク・トレントは、15勝5分6敗の記録を残した。その後、約14ヶ月間、どのクラブにも属していなかった。



フェネルバフチェ 1:2 アダナ・デミル・スポル(ヒュリエット紙+フェネルバフチェ公式HP 22. 1.11)

ユヌス・ベランダ(CNNトルコ) ミハ・ザイッチ、ユヌス・アクギュン、フィリップ・ノヴァク(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第20節最終試合で、フェネルバフチェが、ホームにアダナ・デミル・スポルを迎えた。ライバル・クラブが勝ち点を失った節で、首位との勝ち点差を詰める好機だったにも拘らず、フェネルバフチェは、求めていたことを果たせなかった。1:2で敗れてしまったのだ。

 トルコ・リーグ第20節で、フェネルバフチェが、ホームにアダナ・デミル・スポルを迎えた。バシャックシェヒル・スポル、コンヤ・スポル、ハタイ・スポルが勝ち点を失った節で、勝って上位に上がりたいフェネルバフチェだったが、期待に反した結果となり、1:2で敗れてしまったのだった。
 アダナ・デミル・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半34分にギョクハン・インレルが、後半1分にユヌス・ベランダが決めた。フェネルバフチェの唯一のゴールは、前半29分に、エネル・ヴァレンシアがPKを決めたものだった。この結果、首位争いに大きな勝ち点を失ってしまい、トルコ・リーグでの負けない記録は3で止まってしまった。アウェーのアダナ・デミル・スポルは、これで、負けない記録が5に伸びた。そして、順位では、フェネルバフチェをかわし上に上がった。フェネルバフチェは、この敗戦で勝ち点は32に留まったのに対し、アダナ・デミル・スポルは、同33に伸ばした。

                 試合経過

 前半13分、ペナルティーエリアの外ゴール右斜め前でボールを得たイルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティーエリアに入る手前からシュートを放った。GKムリッチが、これをパンチングで防ぐと、ボールは、バーに当たりピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールを捉えたエネル・ヴァレンシアがシュートを試みるも、ディフェンスが、これをコーナーキックに替えた。
 同17分、ユヌス・ベランダが、ディフェンスの裏に放り込んだボールを、ペナルティーエリア内でコントロールしたブリット・アッソンバローニャがシュートを放つと、GKベルケ・オゼルがパンチングで防いだが、そのボールが、キム・ミンジェに当たりコーナーキックとなった。
 同26分、イルファン・ジャン・カフヴェジが、ペナルティーエリア内へとセンタリングを入れたときに、ヨナス・スヴェンソンがエネル・ヴァレンシアに執った動きを咎めたハリル・ウムト・メレル主審はPKを指示した。
 同29分、このPKをエネル・ヴァレンシア自身が蹴ると、ボールは、GKムリッチの右を抜け、アダナ・デミル・スポルのゴールネットに収まった。1:0。
 同34分、ペナルティーエリアの外でボールを得たギョクハン・インレルがシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れた。1:1。
 後半1分、カーンが、左サイドからペナルティーエリア内へと入れたセンタリングに対し、ファーサイドのゴールポスト付近で、ユヌス・ベランダが、滑り込みながら、そのボールに合わせると、ボールは、GKベルケ・オゼルに当たってからゴールインしてしまった。1:2。
 同15分、左サイドからフィリップ・ノヴァクがセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で、ジャンプ一番、ミハ・ザイッチがヘディングシュートを試みたが、ボールはGKが押さえてしまった。
 同23分、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前で得たフリーキックを、メスト・エジルが蹴ると、PKポイント辺りでいいジャンプを見せたセルダル・ドゥルスンのヘッドにあったが、ボールは、バーの上を僅かに越えて外に出て行ってしまった。
 同40分、ペナルティーエリア・ライン上でボールを得たユヌス・アクギュンが、フェネルバフチェの選手をかわしシュートを試みたが、GKベルケ・オゼルが、しっかりと胸に収めた。
 同45分、アダナ・デミル・スポルの攻撃で、右サイドからヨナス・スヴェンソンがグランダーのセンタリングを入れると、PKポイント辺りの絶好の位置にいたアキントラが、それに合わせてシュートを放った。だが、ボールは、転がりながら枠を逸れて外に出て行ってしまった。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ブライト・オシャイ・サミュエル、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァク(後半39分:ディエゴ・ロッシ)=メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半27分:フェルディ・カドゥオウル)、ホセ・ソーサ、ミハ・ザイッチ(後半39分:マックス・メヤー)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半14分:セルダル・ドゥルスン)、エネル・ヴァレンシア、ディミトリス・ペルカス(後半14分:メスト・エジル)
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン、サメト・アカイドゥン、タイプ・タルハ・サヌッチ、カーン・カナク(後半41分:タルク・チャムダル)=ベンジャミン・スタンブリ(後半34分:シナン・クルト)、ギョクハン・インレル=ユヌス・アクギュン、ユヌス・ベランダ(後半21分:ババジデ・アキントラ)、マティアス・ヴァルガス(後半21分:ビルキル・ブジャルナソン)=ブリット・アッソンバローニャ



コンヤ・スポル 0:1 シワス・スポル(ベイン・スポル 22. 1.10)

レケ・ジェームズ(シワス・スポル公式HP) アミル・ハジャフメトヴィッチ(左)ペドロ・エンリケ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第20節の日曜日の試合は、コンヤで幕が明けた。首位のトラブゾン・スポルを追走するコンヤ・スポルが、ホームに迎えたシワス・スポルに0:1で敗れてしまい、首位争いに大きな痛手を被ってしまった。この結果、コンヤ・スポルの連勝は4で止まった。シワス・スポルは、この勝利で、前半戦では、ホームで敗れた相手にリベンジを果たしたことになった。また、この試合で、トルコ・リーグで578試合目の出場を飾ったシワス・スポルのルザ・チャルンバイ監督は、621試合という記録を持つサメト・アイババに次いで、史上第2位の記録を持つシェノル・ギュネシュに並ぶことになった。

 前半25分、コンヤ・スポルが、とってもゴールに迫った。アミル・ハジャフメトヴィッチのスルーパスに反応して動き出したコンラド・ミチャラクが、ゴール前でダイレクトでシュートを放ったのだが、ボールは枠を外れて外に出て行ってしまった。
 このコンヤでの試合の均衡を破ったのは、後半21分だった。エルドーアン・イエシルユルトが、ペナルティーエリアへと入れたボールを、アミル・ハジャフメトヴィッチがクリアしようとした。だが、そのボールが、レケ・ジェームズの前に転がり、レケ・ジェームズが、強烈なシュートを放つと、これが、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 この試合の残りの時間では、他のゴールは生まれず、シワス・スポルが、この難しいアウェー戦で勝ち点3を手にすることになった。この結果、後半戦を敗戦で始めることになったコンヤ・スポルは、勝ち点が39に留まったのに対し、シワス・スポルは、同29に伸ばした。

                  レケ・ジェームズ、トルコ・リーグで初ゴール

 シワス・スポルのFWレケ・ジェームズは、アウェー戦で戦ったコンヤ・スポル戦で、シワス・スポルのユニフォームを着て初めてのゴールを記録することになった。今季、サウジアラビアのアル・カードシーヤから移籍してきたレケ・ジェームズは、シワス・スポルが、トルコ杯でアンカラ・グジュを2:1でくだした試合で、2ゴールを記録し勝利に貢献していた。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=ソネル・ディクメン(後半36分:ムサ・チャーウラン)、アミル・ハジャフメトヴィッチ=コンラド・ミチャラク(後半18分:アフメド・ハッサン)、パウル・ジョセ・ムポク、アマル・ラフマノヴィッチ(後半25分:エンドゥリ・チェキジ)、ズィメル・ビティキ=ソコル・チカレシ
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=アフメット・オウズ、ジャネル・オスマンパシャ、ディミトリオス・ゴウタス、ウーウル・チフトチ=イサク・コフィー=エルドーアン・イエシルユルト、ケレム・アタカン・ケスギン(後半41分:オズカン・イーテル)、ハカン・アルスラン、ペドロ・エンリケ(後半12分:オラレンワジュ・カヨーデ)=レケ・ジェームズ(後半24分:ムスタファ・ヤタバレ)



アランヤ・スポル 1:1 バシャックシェヒル・スポル(ベイン・スポル 22. 1. 9)

マフムト・テクデミル(左)エムレ・アクババ(右)(アンタルヤ・スポル公式Twitter) エフカン・ベキロウル(左)デニズ・テュルチ(右)(アンタルヤ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第20節で、アランヤ・スポルとバシャックシェヒル・スポルが対峙した。お互いにゴールを打ち合い、1:1で、試合は終わった。エムレ・ベレズオウル監督就任後、目覚ましい活躍をしているバシャックシェヒル・スポルだが、この難しいアウェー戦で、勝ち点2を失い、首位争いに重要な勝ち点を失ってしまった。前半戦の終盤、失速をしてしまったあと監督の交替があったアランヤ・スポルは、それを受け新たに就任したフランチェスコ・ファリオリ監督指揮下の最初の試合で引き分けてしまった。
 なお、この試合、バシャックシェヒル・スポルは、オメル・アリ・シャヒネルが前半41分に、アランヤ・スポルでは、ウムト・ギュネシュが、後半10分にレッドカードをもらってしまった。

                 試合経過

 前半14分、アランヤ・スポルが先制した。右サイドで生まれた攻撃で、エフェジャン・カラジャが、ペナルティーエリアのファーサイドに向けセンタリングを入れた。そのボールに、ババカルがジャンプ一番、ヘディングシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。
 同38分、バシャックシェヒル・スポルの攻撃で、オメル・アリ・シャヒネルが、オカカのスルーパスをペナルティーエリア内で受け、ゴールを決めた。このゴールのあと、興奮したオメル・アリ・シャヒネルに対しイエローカードが出された。ヴィデオ判定システム審判からの警告で、オメル・アリ・シャヒネルが、ゴールが生まれる前に、エフェジャン・カラジャに対しファウルを犯していたとしてゴールが取り消され、更に、オメル・アリ・シャヒネルに対しイエローカードが出されたために、オメル・アリ・シャヒネルは退場となってしまった。
 同45分、バシャックシェヒル・スポルに同点ゴールが生まれた。デニズ・テュルチが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリアの外へとクリアされようとしたボールを捉えたカイサラが、とっても強いシュートを放ったところ、GKの右を抜け、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:1。
 後半10分、アランヤ・スポルが10人になってしまった。ウムト・ギュネシュが、相手選手に執った行為をヴィデオ判定システムで確認をした主審が、ウムト・ギュネシュにダイレクトでレッドカードを出したのだった。
 この試合の残り時間では、他のゴールは生まれることはなく、90分間を終わり、1:1の同点のままだった。この結果、バシャックシェヒル・スポルは勝ち点を34に、アランヤ・スポルは同28に伸ばした。

【アランヤ・スポル】マラフォナ=ジュアンフラン、ファーティフ・アクソイ、ウムト・ギュネシュ、フルカン・バユル=ジョアオ・ノヴァイス(後半43分:レロイ・フェル)=エフェジャン・カラジャ、エフカン・ベキロウル(後半ロスタイム4分:チャーアン・カイラ・エルジヤス)、タイフル・ビンギョル(後半35分:クリスティアン・ボルジャ)、ダヴィッドソン=クーマ・ババカル(後半18分:エムレ・アクババ)
【バシャックシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥ・エピュロヌ(後半23分:ナセル・チャドリ)、レオ・ドゥアルテ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半45分:ルカス・リマ)=マフムト・テクデミル=オメル・アリ・シャヒネル、ベルカイ・オズジャン(後半23分:ダニエル・アレクシッチ)、ユッスーフ・ンダイシミエ、デニズ・トゥルチ=ステファノ・オカカ(後半39分:フレデリック・グルブラッドセン)



トラブゾン・スポル 1:0 新マラテヤ・スポル(CNNトルコ+ヒュリエット紙補綴 22. 1. 8)

コルネリウス(ファナティック紙) サドゥク・チフトプナル(左)アンソニー・ンワケメ(右)(ファナティック紙)  トルコ・リーグで首位に立つトラブゾン・スポルが、後半戦の開幕試合で、ホームに新マラテヤ・スポルを迎え、これを1:0でくだした。

 トルコ・リーグの後半戦は、トラブゾン・スポルと新マラテヤ・スポルとの一戦で、幕を切って落とした。前半戦を記録を塗り替える勝ち点を集め折り返したトラブゾン・スポルが、前半23分、コルネリウスのゴールで、1:0で勝ち、勝ち点を49に伸ばした。一方の新マラテヤ・スポルは、同15に留まった。

                 試合経過

 前半23分、トラブゾン・スポルが先制した。ンワケメが、左サイドからペナルティーエリア内へとボールを入れると、走り込んできたコルネリウスがシュートを放った。これが、GKエルタッチ・オズビルの左を抜け、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同25分、ドルクハン・トコズが、右サイドからゴールエリアに向け入れたボールを得たコルネリウスが、シュートを試みるも、ボールはサイドネットの外に吸い込まれただけだった。
 後半11分、アブドゥルカディル・オミュルが、右サイドから入れたセンタリングに合わせて、コルネリウスがヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKの右を抜け外に出て行ってしまった。
 同16分、バカセタスが、右サイドからフリーキックを蹴ると、相手の壁に当たり跳ね返った。そのボールが、再び、バカセタスの前に転がると、バカセタスはゴールエリアに向け蹴り込んだ。それに合わせて、ヒュセイン・テュルクメンがシュートを放つと、今度は、GKエルタッチ・オズビルが跳ね返した。今度は、ドルクハン・トコズの前に転がったので、ドルクハン・トコズがシュートを試みたが、ボールは、ヒュセイン・テュルクメンに当たりピッチに跳ね返ってしまった。
 同22分、ンワケメが、ドリブルでペナルティーエリア内へとボールを持ち込みシュートを放つと、相手ディフェンダーに当たり、ボールは跳ね返った。そのボールが、バカセタスの前に落ちたので、今度は、バカセタスがシュートを放ったが、GKエルタッチ・オズビルが押さえてしまった。
 同39分、ンワケメが、ペナルティーエリアの外からシュートを放ったが、ボールは、バーの上を超えて外に出て行ってしまった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、ヒュセイン・テュルクメン、ステファノ・デンスヴィル、イスマイル・キョイバシュ=マレク・ハムシク、ドルクハン・トコズ(後半37分:マノリス・シオピス)=アブドゥルカディル・オミュル(後半44分:ユスフ・サル)、アナスタシオス・バカセタス(後半41分:ベラト・オズデミル)、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス(後半44分:ベンガリ・コイタ)
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=ムスタファ・エスキヘラッチ、セミフ・カヤ、フィリップ・ガメリ、サドゥク・チフトプナル、カリム・ハフェズ=シュテファン・マラン(後半22分:メルト・ミラッチ・アルトゥンタシュ)、ジョスピン・ンシミリマナ、ラヤネ・アービッド、ムニル・クイアー=クビライ・カナツィスクス(後半34分:ハキ・オスマン)



トラブゾン・スポルから補強爆弾がさく裂! ティモテウシュ・プハチと移籍で合意(フォトマッチ紙 22. 1. 7)

ティモテウシュ・プハチ  補強を続けるトラブゾン・スポルが、もう1発の爆弾を炸裂させそうだ。トラブゾン・スポルは、ドイツのヘルタ・ベルリン所属のポーランド人左サイドバックの選手ティモテウシュ・プハチと、あらゆる点で合意に達したのだ。

 補強活動に勤しむトラブゾン・スポルが、シェイフ・クヤテ、エディン・ヴィスチャに次いで、もう1発の爆弾を炸裂させようとしている。左サイドバックの補強を行いたいトラブゾン・スポルが、求めていた選手を、ドイツで見出したのだ。

                 今季末までのレンタルでの獲得

 トラブゾン・スポルは、ドイツのウニオン・ベルリン所属のポーランド人選手ティモテウシュ・プハチと、6ヶ月間のレンタル移籍で合意に達した。
 クラブ側とも、また、本人とも合意に達したトラブゾン・スポルが、まもなく正式に発表するものと思われている。

                 ティモテウシュ・プハチとは?

 1999年1月23日に、ポーランドで生まれたティモテウシュ・プハチは、そのサッカー人としてのキャリアを、2017年1月9日にレフ・ポズナンでスタートさせ、その後、ザグウェンビェ・ソスノウィエック、チェスカ・カトヴィツェに所属した。そして、今季を前に、レフ・ポズナンからウニオン・ベリリンに移籍した。今季は、7試合に出場して2アシストを記録している。



スーパーカップは、ベシクタシュが制した(ベイン・スポル改+NTV補綴 22. 1. 6)

ドマゴイ・ヴィダ、オンデル・カラヴェリ代理監督、アッティバ・ハッチンソン(左から)(ファナティック紙) ヴェイセル・サル(左)ミシー・バチュハイ(右)(ファナティック紙)  ベシクタシュが、トルコ・サッカー協会主催で、カタールで行われた試合で、アンタルヤ・スポルをくだし、スーパーカップを手にした。

 トルコ・サッカー協会が、2006年以後開催し、かつての大統領杯を引き継いだ、第15回スーパーカップが、カタールの首都ドーハで行われた。国外では、4回目の実施となるスーパーカップ、ベシクタシュは、前半を1:0でリードして折り返した。後半に入り、アンタルヤ・スポルのゴールで、1:1の同点になった。90分では1:1の同点のままだったので延長戦に入ったが、ここでも同点のままだった。そこで行われたPK戦を4:2で制したベシクタシュが、スーパーカップを手にしたのだった。そして、ベシクタシュは、史上初めて、トルコ・リーグ、トルコ杯、スーパーカップを征し、三冠を達成したのだった。

                 重要な場面

 前半22分、ベシクタシュが、とってもゴールに迫った。組織的な攻撃で、サイル・ラリンがグランダーで出したパスに、ケナン・カラマンが触れることができなかったのだ。
 同33分、ベシクタシュが先制した。相次ぐパス交換で、最後は、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前でボールを得たヴァレンティン・ロシエが、アッティバ・ハッチンソンへとボールを送った。それに合わせたアッティバ・ハッチンソンがゴールを決めたのだった。1:0。
 後半7分、ベシクタシュが、2点目に、とっても近づいた。右サイドを、ゴールライン際まで持ち込んだケナン・カラマンが出したパスに、サイル・ラリンが、至近距離からがら空きのゴールに向かい合わせながらも、ゴールとはならなかったのだった。
 同17分、ベシクタシュが、いい攻撃を見せた。スピードに乗った攻撃で、アッティバ・ハッチンソンからのパスで、ゴールチャンスを掴んだジョゼフ・デ・ソーサだったが、GKボッフィンを越えることができなかった。
 同20分、アンタルヤ・スポルが、とってもゴールに迫った。ギュライ・ヴラルのパスを、PKポイント右側で得たエンゾ・クリヴェッリがダイレクトでシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同29分、アンタルヤ・スポルが同点に追いついた。コーナーキックのボールが、ベシクタシュのディフェンダーの間からこぼれると、そのボールを捉えて、ギュライ・ヴラルが強いシュートを放つと、アッティバ・ハッチンソンが触れたが、ボールはゴールインしてしまったのだった。
 そして、90分が終わって、1:1の同点のままだったので、延長戦に突入した。
 延長後半6分、アンタルヤ・スポルのアミルトンが、スピードに乗って攻撃に移った。アミルトンは、ペナルティーエリアに入る手前でシュートを放つと、エルシン・デスタノウルが、指の先で叩きだした。そして、延長戦でも、均衡は破れなかった。そのため、勝敗はPK戦に持ち込まれた。

                PK戦

 ベシクタシュで、PKを蹴ったアレックス・テイシェイラ、ミシー・バチュハイ、アッティバ・ハッチンソン、ドマゴイ・ヴィダは成功した。
 アンタルヤ・スポルの方は、ギュライ・ヴラルとハカン・オズメトは成功したが、ムスタファ・エルディルマンのキックはGKエルシン・デスタノウルが防ぎ、フロラヌスの蹴ったボールは、バーに嫌われてしまった。
 PK戦を4:2で制したベシクタシュが、この結果、スーパーカップを手にしたのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、フランシスコ・モンテーロ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ(延長前半8分:ウエリントン・シルヴァ)=アッティバ・ハッチンソン、ジョゼフ・デ・ソーサ、ミラレム・ピャニッチ(後半23分:ウムト・メラシュ)=ケナン・カラマン(後半35分:エミルハン・イルクハン)、ミシー・バチュハイ、サイル・ラリン(後半35分:アレックス・テイシェイラ)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ビュンヤミン・バルジュ、ヴェイセル・サル、フェドール・クドゥリアショフ、エレン・アルバイラク(後半1分:パウル・ムカイル)=アンドレア・ポリ(延長前半5分:シェレル・フロラヌス)=ウーサム・ガーシャ(後半19分:アミルトン)、ドーウカン・シニク(延長前半8分:ムスタファ・エルディルマン)、デニ・ミロセヴィッチ(後半19分:ハカン・オズメルト)、ギュライ・ヴラル=エンゾ・クリヴェッリ(後半30分:ギョクデニズ・バイラクタル)



ケナン・カラマン、ベシクタシュを離れ、ギレスン・スポルへ!(スター紙 22. 1. 5)

ケナン・カラマン(ファナティック紙)  プレーぶりが、ベシクタシュで失望を誘い、サポーターから反発を受けているケナン・カラマンに対し、ギレスン・スポルが獲得を考えている。ケナン・カラマンも、このオファーに対し、熱い視線を向けており、スーパーカップ後に決断を下すものと考えられている。

 今季、ベシクタシュに移籍してきたが、期待に応えられていないケナン・カラマンに対し、トルコ・リーグからオファーが来ている。ケナン・カラマンに対し、ギレスン・スポルがレンタルでの獲得を考えているのだ。最近は、出場の機会が苦しくなっている27歳のケナン・カラマンは、出場の機会を常に掴めるクラブに行くことに、熱い視線を向けている。ギレスン出身のケナン・カラマンは、スーパーカップ後に決定を下すことになろう。その後、ベシクタシュとギレスン・スポルのフロント同士での移籍条件に関する交渉が持たれることになる。ベシクタシュでは、ここまで13試合に出場しながらゴールを記録できず、1アシストのみが記録されている。



ラシド・ゲザル、スーパーカップのメンバーから除外(フォトマッチ紙 22. 1. 4)

ラシド・ゲザル(イエニ・シャファク紙)  アンタルヤ・スポルと、カタールで戦うスーパーカップの一戦から、選手1名がメンバーから外された。アルジェリア人選手ラシド・ゲザルが、この試合には出場しなくなったのだ。

 ベシクタシュでは、ラシド・ゲザル以外にも、この試合に欠ける選手がいる。それらは、次の選手たちだ。オウズハン・オズヤコブ、セルダル・サートチ、ネジプ・ウイサル、ジャン・ボズドーアン、ギュヴェン・ヤルチュン、サリフ・ウチャン、ギョクハン・トーレ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ。
 1月5日(水)、カタールの首都ドーハで行われるスーパーカップは、午後8時45分、試合開始で行われる。



カレブ・エクバン、トルコに戻ってくる(ファナティック紙 22. 1. 3)

カレブ・エクバン(ファナティック紙)  シーズン前に、トラブゾン・スポルからジェノアに移籍したカレブ・エクバンがトルコに戻ってくる、そして、それが、イスタンブルのクラブで、それが近づいており、なかでもベシクタシュが有力だと伝えられている。

 シーズン前に、トラブゾン・スポルからイタリアのセリエAのジェノアに移籍したカレブ・エクバンが、トルコに戻る準備にかかっている。カレブ・エクバンの、トルコでの新たな落ち着き先は、イスタンブルになることが明かされている。
 イタリアからの報道で、カレブ・エクバンが、ジェノアに残る可能性は低く、トルコに戻ることが迫っていると伝えられている。

                 チャンスを活かせず

 ジェノアでは、リーグ戦の前半戦で出場した15試合でゴールを決められなかったカレブ・エクバンは、カップ戦では、出場した2試合で1ゴールを決めている。計17試合で1ゴールを記録したカレブ・エクバンのプレーぶりは、ここまでは期待を下回るものだった。ジェノアのアンドリー・シェフチェンコ監督も、リーグ戦の後半戦では、カレブ・エクバンを、メンバーとは考えていないことが明らかになっている。

                 最有力はベシクタシュ

 カレブ・エクバンのトルコでの新たな落ち着き先をイスタンブルであると伝える報道では、ベシクタシュが、先行していると伝えている。カレブ・エクバンに関心を示しているベシクタシュへの移籍になるのではと、その報道では述べている。



トラブゾン・スポルに朗報、アンソニー・ンワケメが戻って来る(ファナティック紙 22. 1. 2)

アンソニー・ンワケメ(ファナティック紙)  アンタルヤ・スポル戦で故障を発生させ、今季前半を早々に切り上げざるを得なかったアンソニー・ンワケメが、昨夜、故国ナイジェリアから戻って来た。32歳のアンソニー・ンワケメは、本日の練習前に検査を受け、結果に応じて、特別メニューが作られることになる。アンソニー・ンワケメは、2週間以内には、登録メンバー入りするのは確実視されている。

 トルコ・リーグ第16節で戦い、トラブゾン・スポルが唯一の黒星を付けられたアンタルヤ・スポル戦で故障を発生させ、プレー続行不能となったアンソニー・ンワケメから、いい知らせが届いた。前半の残り3試合を、股関節の負傷のために欠場したアンソニー・ンワケメは、この間、故国ナイジェリアで過ごしていた。ナイジェリアで、個人練習を続け、日々の状態を報告していたアンソニー・ンワケメは、昨夜、トラブゾンに戻って来た。
 本日の練習に先立ち、再度、検査を受け、その結果に応じて特別メニューが作られることになる。そして、この金曜日に予定されている新マラテヤ・スポル戦でプレーできなくとも、1週間後のシワス・スポル戦ではメンバー入りすることが確実視されている。
 アンソニー・ンワケメが、トラブゾンで練習を始めるとなり、それだけで、トラブゾン・スポルの意気は上がっている。



ベシクタシュのサリフ・ウチャンに注目! 移籍先(ファナティック紙 22. 1. 1)

サリフ・ウチャン(スター紙)  今季に先立ち、アランヤ・スポルを離れ、ベシクタシュに移籍したサリフ・ウチャンは、期待に応えられていない。サリフ・ウチャンは、1月にはベシクタシュを離れるものと看られており、その移籍先も名前が上がってきている。

                 今季に先立ち、ベシクタシュを選んだ

 昨季は、アランヤ・スポルとともに、いい成績を残したサリフ・ウチャンは、アランヤ・スポルとの契約を更改しないで、今季に先立ち、チームを去った。そこで、ガラタサライとベシクタシュが、獲得のために動いた。そして、サリフ・ウチャンは、ベシクタシュを選択したのだった。

                 アルタイとの試合で先発メンバーに名を連ねていたのが最後

 セルゲン・ヤルチュン監督指揮下でシーズンに臨んだベシクタシュでは、サリフ・ウチャンは出場の機会があったが、それを活かせなかった。サリフ・ウチャンは、今季第7節に行われたアルタイとの一戦で、先発メンバーに起用されたのが最後だった。その後の12試合は、控えに留まったのだった。

                 サリフ・ウチャンを求めて動き出す

 ベシクタシュでの出場の機会が厳しくなったサリフ・ウチャンは、この1月の移籍解禁期間に、ベシクタシュを去るものと考えられている。サリフ・ウチャン獲得に向けての試みは始まっており、既に、移籍交渉が持たれている。

                 アルタイが動く

 トルコ・リーグのここ12試合で僅か勝ち点3しか得ていないで、このブレイク期間に入る前には、降格圏にあと勝ち点1で入ってしまうという状態に陥っているアルタイが、目を補強に向けている。ムスタファ・デニズリ監督のレポートに基づき、その動きを始めているアルタイのフロントは、一昨日、最初の攻勢に出た。ギョズテペも獲得に動いているサリフ・ウチャンについて、ベシクタシュのフロントと交渉に臨んだのだ。

                 一昨日、交渉が持たれた

 トルコ杯5回戦で、ベシクタシュと対峙したアルタイのフロントは、試合中に、移籍交渉を行っていたのだ。



ベシクタシュ、アッティバ・ハッチンソンのゴールで勝ち上がる(TRT 21.12.31)

アッティバ・ハッチンソン(ベシクタシュ公式HP) ミシー・バチュハイ(左)カリー・ティアム(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯の昨季の優勝クラブのベシクタシュが、同5回戦で、ホームにアルタイを迎えた。この戦いを、後半16分に生まれたアッティバ・ハッチンソンのゴールで制したベシクタシュは、16強に、その名を刻んだ。

 ベシクタシュが、トルコ杯5回戦で、イズミルのクラブ、アルタイと対峙した。ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合を、後半16分に生まれたアッティバ・ハッチンソンのゴールで制したベシクタシュは、前年度のチャンピオンの肩書を持ち臨んだトルコ杯の戦いで、上位進出を決めたのだった。

                 際立った場面

 前半15分、ラシド・ゲザルが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたアッティバ・ハッチンソンが、ヘッドで、オウズハン・オズヤコブの前に落とした。そのオウズハン・オズヤコブが、ダイレクトでミシー・バチュハイに回すと、ミシー・バチュハイは、相手選手を抜き触れたボールは、GKジハンがパンチングで防いだ。
 前半は、0:0のまま終わった。
 後半16分、ベシクタシュが先制した。ラシド・ゲザルが、ゴール左斜め前からフリーキックを蹴ると、ニアポスト近くでボールを得たジョゼフ・デ・ソーサが、グランダーのシュートを放った。これを、GKジハンがパンチングで防いだ。だが、そのすぐ前に詰めていたアッティバ・ハッチンソンが、ダイレクトでシュートを放つと、アルタイのゴールネットに突き刺さったのだった。1:0。
 同21分、フランシスコ・モンテーロのミスを咎めてボールを得たアフメド・ラヤンが、よりいい位置にいたロドリゲスに、ボールを回した。そのロドリゲスが、グランダーの強烈なシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 そして、この試合に勝ったベシクタシュが、その名を16強に刻んだのだった。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、セルダル・サートチ、フランシスコ・モンテーロ、ウムト・メラシュ(後半25分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル、アッティバ・ハッチンソン(後半25分:ミラレム・ピャニッチ)、オウズハン・オズヤコブ(後半37分:アレックス・テイシェイラ)、ギュヴェン・ヤルチュン(後半37分:サイル・ラリン)=ミシー・バチュハイ(後半ロスタイム2分:ケナン・カラマン)
【アルタイ】ジハン・トパロウル=セブライル・カラエル(後半8分:セザル・ピナレス)、カリー・ティアム、エリック・ブジョルカンダー、モハッメド・ナデリ(後半43分:オズギュル・オズカヤ)=ゼキ・ユルドゥルム、ジェイフン・ギュルセラム=レアンドロ・カッペル(後半43分:エレン・エルドーアン)、タチアーノ、マルティン・ロドリゲス(後半33分:デニズ・カダー)=アフメド・ラヤン(後半33分:マルコ・パイシャオ)



フェネルバフチェ、苦しみながらも、アフヨン・スポルを篩い落とす(ソズジュ紙 21.12.30)

クレスポ(左)ドーアン・アテシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ブライト・オシャイ・サミュエル(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ杯でホームに迎えた3部リーグ所属のアフヨン・スポル相手に苦しんだ。90分間では、お互いにゴールを決められなかったこの試合、延長戦で、フェネルバフチェが決めたゴールで上位進出を決めた。

 トルコ杯5回戦で、フェネルバフチェが、ウルケル・スタジアムでアフヨン・スポルと対峙した。90分間では、かなりテンポも上がらず、好機を作るのにも苦しんだフェネルバフチェが、延長戦で決めたゴールで2:0で上位進出を決めたのだった。
 フェネルバフチェは、3部リーグ所属の相手に対し、90分間ではかなり苦しんでいたように見えた。前半では、好機を作れず、組織的な動きをできず、攻撃に移ることがなかなかできず、パスミスも起こり、テンポの上がらないプレーを続けていたフェネルバフチェが、延長戦に入った試合で、苦しみながらもアフヨン・スポルを篩い落とすことに成功した。

                 90分間では両者無得点

 前半を、両者無得点で終えると、フェネルバフチェは、後半には、イルファン・ジャン・カフヴェジとメルト・ハカン・ヤンダシュを投入した。この2選手が入ったからと言って、フェネルバフチェの落ちたテンポのサッカーは変わるものではなかった。最後の15分間は、相手にプレッシャーをかけることが増えたが、ゴールは決めることができなかったフェネルバフチェは、効果的な攻めができていないことに注目が集まった。
 90分間を0:0のまま終えた試合の延長戦で得たPKで、ようやくアフヨン・スポルの扉の錠をこじ開けた。ブライト・オシャイ・サミュエルに対して、ペナルティーエリア内で行われたファウルに対し、主審はPKを指示したのだった。このPKをエネル・ヴァレンシアが蹴り、延長戦前半4分で、フェネルバフチェに先制点が入った。

                 その5分後、2点目が入る

 そのゴールのあと、アフヨン・スポルのプレーが落ちることにつけ込んだフェネルバフチェは、ブライト・オシャイ・サミュエルのゴールで、点差を2と拡げた。多くの選手が、相手ペナルティーエリアに押し寄せたフェネルバフチェは、フィリップ・ノヴァクが出したパスを受けたブライト・オシャイ・サミュエルが放ったシュートが、点差を2と拡げるゴールとなったのだった。
 残りの時間では、両者の努力はゴールに繋がらなかった。延長戦で、アフヨン・スポルを2:0でくだしたフェネルバフチェが、16強進出を決めたのだった。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ナズム・サンガレ(後半16分:ブライト・オシャイ・サミュエル)、マルセル・ティッセラン、アッティラ・サライ、ムハメド・ギュムシュカヤ(延長前半5分:フィリップ・ノヴァク)=ミゲル・クレスポ=ブラク・カパジャク(後半1分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、マックス・メヤー(後半1分:ミハ・ザイッチ)、ディミトリス・ペルカス(後半18分:セルダル・ドゥルスン)、ディエゴ・ロッシ(後半1分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)=エネル・ヴァレンシア
【アフヨン・スポル】アヌル・アター=エムレ・ダヤン(後半31分:イスマイル・ハクタン・オダバシュ)、エルディンチ・ペクギョズ(延長前半13分:メルト・ウネル)、ナズム・ジャンドーアン、ジェラル・ハナルプ=アルペル・トゥルスン=ドーウカン・エメクシズ(後半43分:イルケ・タンクル)、ドーアン・アテシュ(後半21分:フェヤズ・ベレン)、スレイマン・オルグン(後半32分:タハ・ジャン・ヴェルオウル)、エルハン・シェンテュルク=ファーティフ・アクタイ(延長前半13分:ジハン・オズカラ)



アンタルヤ・スポル、トルコ杯の戦いで、ギレスン・スポルを埒外に押し出した(アクシャム紙 21.12.29)

ガーシャ(アンタルヤ・スポル公式HP) チェクダル・オルハン(左)エレン・アルバイラク(右)(ギレスン・スポル公式HP)  トルコ杯5回戦で、ギレスン・スポルを2:1でくだしたアンタルヤ・スポルが、16強の戦いに進出した。

 トルコ杯5回戦で、アンタルヤ・スポルとギレスン・スポルが対峙した。アンタルヤ・スタジアムで行われたこの試合を、ホームのアンタルヤ・スポルが2:1のスコアで制した。
 アンタルヤ・スポルは、前半27分、ウーサム・ガーシャのゴールで先制した。1:0のスコアで終わった前半のあと、後半11分、ウムト・ナイルのゴールで、同点となった。そして、アンタルヤ・スポルが、同42分のナルドのゴールで勝ち越し、上位進出を決めた。これで、アンタルヤ・スポルは、トルコ杯16強の戦いに進出することになったのだ。一方のギレスン・スポルは、これで、トルコ杯からの敗退が決まった。

                 試合経過

 前半27分、アンタルヤ・スポルが先制した。フレディが、右サイドから入れたセンタリングに対し、ペナルティーエリア内でいいジャンプを見せたガーシャがヘッドで合わせると、GKオヌルジャン・ピリの左を抜け、ギレスン・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:0。そして、前半は、アンタルヤ・スポルが1:0とリードして終わった。
 後半11分、ギレスン・スポルが同点に追いついた。フラヴィオからのパスを受けたウムト・ナイルが、ペナルティーエリアのゴール右斜め前から放ったシュートが、GKディオゴの右を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同42分、アンタルヤ・スポルが勝ち越し点をあげた。ギュライ・ヴラルが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティーエリア内でジャンプ一番、ナルドのヘディングシュートが、ファーサイドのバーに当たってからゴールインしたのだった。2:1。これで、アンタルヤ・スポルが、この試合を2:1で制し、16強進出を決めたのだった。

【アンタルヤ・スポル】ディオゴ・ソーサ=ビュンヤミン・バルジュ、バハドゥル・オズテュルク(後半25分:ギュライ・ヴラル)、フェドール・クドゥリアショフ、エレン・アルバイラク=アンドレア・ポリ=ギョクデニズ・バイラクタル(後半14分:ドーウカン・シニク)、フレディ(後半45分:ハカン・オズメルト)、デニ・ミロセヴィッチ(後半25分:ナルド)、ウーサム・ガーシャ=ハジ・ライト(後半15分:エンゾ・クリヴェッリ)
【ギレスン・スポル】オヌルジャン・ピリ=ハイルラー・ビラゼル、セルゲン・ピチンジオル、ファーティフ・ユルマズ(後半1分:ゼキ・ヤウル)、ダグラス(後半38分:ママドゥ・ディアッラ)=ジョエイ・ペルペシ、フラヴィオ=ジョ―・チャンプネス(後半17分:マゴメド・スレイマノフ)、チェクダル・オルハン(後半17分:イブラヒマ・バルデ)、セルジーニョ(後半38分:アレクシス・ペレス)=ウムト・ナイル



コンヤ・スポル、後半45分にベシクタシュを崩す、1:0(ソズジュ紙+ファナティック紙補綴 21.12.28)

ミシー・バチュハイ(左)アブドゥルケリム・バルダクチュ(右)(ヒュリエット紙) アフメド・ハッサン(コンヤ・スポル公式Twitter)  首位トラブゾン・スポルを追走するコンヤ・スポルが、前半戦の最終戦で、ベシクタシュを、後半45分に突き崩した。ホームでの負けない記録を更新し、これで、4連勝となったコンヤ・スポルは、首位との勝ち点差を7に縮めた。アウェー戦で、8試合勝てていないベシクタシュは、前半戦を7位で折り返すことになった。

 トルコ・リーグ第19節で、コンヤ・スポルとベシクタシュが対峙した。コンヤ市立スタジアムで行われたこの試合を、ホームのコンヤ・スポルが1:0で制した。全部で23本のシュートが放たれた試合で、両者ともに均衡を破るべく好機を演出していたが、ゴールに辿り着いたのはコンヤ・スポルの方だった。
 後半33分に投入されたアフメド・ハッサンが、同45分に放ったゴールが、チームに勝利をもたらし、4連勝を遂げることになったのだった。
 この結果、コンヤ・スポルは、前半戦を、勝ち点39で2位で折り返すことになった。コンヤ・スポルは、首位のトラブゾン・スポルが、勝ち点2を失った節で、その差を7に縮めたのだった。8試合連続、アウェー戦で勝てない、そして、4試合ぶりに勝ち点を得られなかったベシクタシュは、同28で終わり7位に留まっている。
 前半だけで12本のシュートが打たれたが、この試合の最初の危険な場面を作った攻撃で、ベシクタシュはゴールに迫った。ジョゼフ・デ・ソーサからのパスを受けたオウズハン・オズヤコブの放った強いシュートは、セヒッチの押さえるところとなった。同36分には、右サイドで得たフリーキックをピャニッチが蹴ると、それに合わせてジョゼフ・デ・ソーサがヘディングシュートを試みた。すると、ボールはディフェンダーからこぼれ、ゴールエリアにいたミシー・バチュハイの前に転がった。そのミシー・バチュハイがシュートを放ったが、GKセヒッチが外に出した。

                  上のバーを直撃、次いでサイドバーを直撃

 後半14分、ベシクタシュが、ゴールポストに嫌われた。ミシー・バチュハイがシュートを放つと、セヒッチから跳ね返ったボールを、サイル・ラリンより前にディフェンスがチェックに入った。そのこぼれ球を捉えたラシド・ゲザルがシュートを放つも、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。更に、そのボールを捉えたラシド・ゲザルがヘディングシュートを放つと、今度は、サイドバーに当たり、ボールは外に出て行ってしまった。同31分には、ジョゼフ・デ・ソーサが、ペナルティーエリアの外からシュートを試みたが、GKセヒッチがコーナーキックに替えてしまった。

                 スコアは、後半45分、アフメド・ハッサンが決めた

 同45分、コンヤ・スポルのサポーターが歓喜に沸き、ベシクタシュを粉砕するゴールが生まれた。左サイドで生まれたコンヤ・スポルの攻撃で、スクビッチが、ゴール前にいたアフメド・ハッサンにボールを送った。身体を反転させ、倒れ込みながら、アフメド・ハッサンが、そのボールに合わせてシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。

【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アディル・デミルバー、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=ソネル・ディクメン、アミル・ハジャフメトヴィッチ=コンラド・ミチャラク(後半ロスタイム5分:アルペル・ウルダー)、パウル・ジョセ・ムポク(後半14分:アマル・ラフマノヴィッチ)、ズィメル・ビティキ(後半32分:エンドゥリ・チェキジ)=ソコル・チカレシ(後半32分:アフメド・ハッサン)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ウムト・メラシュ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ミラレム・ピャニッチ(後半36分:アッティバ・ハッチンソン)=ラシド・ゲザル、ジョゼフ・デ・ソーサ、オウズハン・オズヤコブ(後半23分:ジャン・ボズドーアン)、サイル・ラリン(後半23分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ミシー・バチュハイ



フェネルバフチェ 2:0 新マラテヤ・スポル(フェネルバフチェ公式HP 21.12.27)

サドゥク・チフトプナル(左)セルダル・ドゥルスン(右)(フェネルバフチェ公式HP) ぺルカス(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第19節で、新マラテヤ・スポルをホームに迎えた。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェの2:0の勝利で終わった。フェネルバフチェのゴールは、前半10分にフィリップ・ノヴァクから、後半28分にディミトリス・ペルカスから生まれた。この結果、フェネルバフチェは、今季の前半戦を、勝ち点32で終えた。

                 試合経過

 前半10分、メルト・ハカン・ヤンダシュが、ペナルティーエリアの右サイドから、ディフェンスの裏に送ったパスを出すと、ペナルティーエリア内の左サイドでボールを得たフィリップ・ノヴァクが、それに合わせてシュートを放った。これが、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らした。1:0。
 同15分、新マラテヤ・スポルの攻撃で、セミフ・カヤが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたアデム・ブユックが、それに合わせてヴォレーシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同29分、ミゲル・クレスポが、ペナルティーエリアの左サイドからシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同36分、イルファン・ジャン・カフヴェジからのパスを、ペナルティーエリア内の右サイドで得たブライト・オシャイ・サミュエルが、ゴールライン際まで持ち込み、角度のないところからシュートを試みたが、ボールは、GKエルタッチ・オズビルが押さえてしまった。
 後半11分、フェネルバフチェの攻撃で、メスト・エジルからのパスを、相手ペナルティーエリア内の手前で得たセルダル・ドゥルスンがループシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 同21分、ラヤネ・アービッドが、右サイドからフリーキックを蹴ると、PKポイント上でジャンプを見せたワラスが、それに合わせてヘディングシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 同28分、エネル・ヴァレンシアが、左サイドを追い越して行ったぺルカスにボールを出した。そのままペナルティーエリア内へと駆け込んだぺルカスは、スペースを作り、インサイドでシュートを放つと、これが、新マラテヤ・スポルのゴール隅に突き刺さった。2:0。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=ブライト・オシャイ・サミュエル、キム・ミンジェ(後半35分:マルセル・ティッセラン)、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ、ミゲル・クレスポ(後半23分:ミハ・ザイッチ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半13分:ディミトリス・ペルカス)、メルト・ハカン・ヤンダシュ、メスト・エジル、(後半35分:ナズム・サンガレ)=セルダル・ドゥルスン(後半23分:エネル・ヴァレンシア)
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=ムスタファ・エスキヘラッチ、セミフ・カヤ、ワラス、サドゥク・チフトプナル、ウッサマ・ハッダディ(後半36分:ハキ・オスマン)=アデム・ブユック(後半36分:カリム・ハフェズ)、ラヤネ・アービッド(後半25分:シュテファン・マラン)、ディディエ・ンドング、ムニル・クイアー=ベンジャミン・テテ



トラブゾン・スポル 0:0 バシャックシェヒル・スポル(CNNトルコ+ファナティック紙補綴 21.12.26)

コルネリウス(左)ムハメッド(右)(トラブゾン・スポル公式HP) バカセタス(左)グルブラッドセン(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ前半戦の最終節で、トラブゾン・スポルとバシャックシェヒル・スポルが、0:0で引き分けた。

 トルコ・リーグ第19節で、トラブゾン・スポルが、ホームにバシャックシェヒル・スポルを迎えた。両者ともにゴールの声は上がることなく、試合は0:0の引き分けに終わった。これで、トラブゾン・スポルのホームでの15試合連続不敗が続き、バシャックシェヒル・スポルは、エムレ・ベレズオウル監督指揮下での連続不敗記録が11試合に伸びた。トラブゾン・スポルは、これで、前半戦を勝ち点46で、バシャックシェヒル・スポルは、同33で終えることとなった。

                 試合経過

 前半20分、バカセタスが、ペナルティーエリア・ライン上からシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃して外に出て行った。
 同31分、マレク・ハムシクがペナルティーエリア内へとボールを送ると、それを捉えたコルネリウスがループシュートを試みるたが、ボールは、上のバーに当たり外に出て行ってしまった。
 同35分、ペナルティーエリアの外ゴール左斜め前から、エディン・ヴィスチャがフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙った。だが、GKウーウルジャン・チャクルが、両手を使ったパンチングでクリアした。
 同45分、アブドゥルカディル・オミュルが、ペナルティーエリアの外からシュートを試みたが、ボールは、GKムハッメド・シェンゲゼルがキャッチした。
 後半6分、エディン・ヴィスチャからのペナルティーエリア内へのパスを受けたアレクシッチが、ゴール左斜め前からニアを狙った強いシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルが押さえた。
 同18分、アブドゥルカディル・オミュルが、ペナルティーエリアの手前から左足一閃、枠を捉えるシュートを放った。だが、頭上に跳んできたボールを、GKムハッメド・シェンゲゼルは容易くコントロールしてしまった。
 同30分、ナセル・チャドリからのパスを、ペナルティーエリア内で受けたオカカがシュートを試みるも、ウーウルジャン・チャクルが押さえてしまった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、ヒュセイン・テュルクメン、ステファノ・デンスヴィル、アンデルス・トゥロンドセン(後半38分:イスマイル・キョイバシュ)=ドルクハン・トコズ(後半31分:マノリス・シオピス)=アブドゥルカディル・オミュル(後半43分:ユスフ・サル)、マレク・ハムシク、アナスタシオス・バカセタス、ジャニニー・セメド=アンドレアス・コルネリウス(後半31分:ベンガリ・コイタ)
【バシャックシェヒル・スポル】ムハッメド・シェンゲゼル=ジュニオール・カイサラ、ユッスーフ・ンダイシミエ、レオ・ドゥアルテ、ハサン・アリ・カルドゥルム=マフムト・テクデミル=エディン・ヴィスチャ、ダニエル・アレクシッチ、ベルカイ・オズジャン(後半29分:デニズ・トゥルチ)、フレデリック・グルブラッドセン(後半28分:ナセル・チャドリ)=ステファノ・オカカ



全計画がぐらついた! 救いはカーン・アイハン(アクシャム紙 21.12.25)

カーン・アイハン(アクシャム紙)  エドガー・レが、今季絶望となる故障を発生後、全補強計画の見直しをしたトラブゾン・スポルで、カーン・アイハンの名前が上がってきている。トラブゾン・スポルは、バシャックシェヒル・スポル戦後、カーン・アイハンの移籍に向けて、サッスオーロと交渉に入ることになる。

 右膝の前十字靭帯の断裂で、今季絶望となったエドガー・レの替わりとなるストッパー探しが、トラブゾン・スポルで始まった。そういった中で浮上してきた名前が、カーン・アイハンだ。トラブゾン・スポルは、移籍解禁期間に、サッスオーロの門を叩くことになるだろう。

                エドガー・レとの契約は凍結されることになろう

 ジェルヴィーニョ同様、エドガー・レも、今季絶望となったが、25歳のエドガー・レは、手術後復帰には、6ヶ月を要することになる。このため、トラブゾン・スポルには衝撃が走り、外国人選手枠を開けるために、エドガー・レの選手登録を、前半終了後に凍結するものと思われる。

                第1候補はカーン・アイハン

 エドガー・レの故障発生後、トラブゾン・スポルでは、ストッパーの補強が第一のテーマになった。そうでなければ、左サイドバックとサイドの選手1人ずつを、移籍解禁期間に補強するつもりだったトラブゾン・スポルでは、エドガー・レの故障発生後、ストッパー探しに、直ちに取り掛かれた。トラブゾン・スポルの第1候補は、カーン・アイハンだということは判っている。トラブゾン・スポルは、サッスオーロ所属のこの代表選手獲得に向け、バシャックシェヒル・スポル戦後、正式な交渉に入ることになろう。



ベシクタシュ 2:1 ギョズテペ(ベイン・スポル+TRT補綴 21.12.24)

サイル・ラリン(NTV) ルドゥヴァン・ユルマズ(左)ケリム・アルジュ(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第18節で、ホームに迎えたギョズテペを2:1でくだした。ベシクタシュに勝利を導いたゴールは、サイル・ラリンとラシド・ゲザルから生まれた。ギョズテペのゴールは、シェリフ・ンディアエから生まれたものだった。

 ベシクタシュの若きGKエルシン・デスタノウルは、前半41分、ソネル・アイドーウの蹴ったPKを防ぎ、ゴールを許さなかった。一方、ヴァレンティン・ロシエは、後半36分に、この日2枚目のイエローカードをもらい、ベシクタシュは、それ以後、10人になってしまった。
 オンデル・カラヴェリ代理監督指揮下では、まだ負けていないベシクタシュは、この勝利で、勝ち点を28に伸ばし、今節を7位で終わった。トルコ・リーグで3連敗を喫することになったギョズテペは、同14のままで19位となっている。

                 重要な場面

 この試合は、正に、ゴールでもって始まった。オウズハン・オズヤコブのミスパスを咎め、ボールを得たソネル・アイドーウが、シェリフ・ンディアエにボールを預けると、GKと1対1となった。そのシェリフ・ンディアエが、落ち着いてゴールを決めたのだった。0:1。
 同31分、ベシクタシュが、同点に追いついた。オウズハン・オズヤコブの素晴らしいパスを受け、GKと1対1となったサイル・ラリンが、強い、狙いを定めたゴールを放つと、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同35分、ダヴィッド・ティジャニッチが、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。ハリル・アクブナルが、そのボールをコントロールしようとしたが、ボールは、タッチラインを割ってしまった。
 同39分、ギョズテペがPKを獲得した。ケリム・アルジュが、モンテーロのチェックを受けピッチに倒れたのを見て、ウミト・オズテュルク主審がPKを指示したのだった。だが、このPKをソネル・アイドーウが蹴ったが、GKエルシン・デスタノウルがゴールを許さなかった。
 後半14分、ラシド・ゲザルが、舞台に上がった。見事なフェイントをかけ、相手選手をかわしていったラシド・ゲザルが、ペナルティーエリアの外から素晴らしいゴールを決め、スコアを2:1とした。
 同32分、ラシド・ゲザルが、2点目に、とっても迫った。ラシド・ゲザルが蹴ったフリーキックは、相手ディフェンダーに当たり、更に、バーに跳ね返されたのだった。
 同36分、ベシクタシュは10人になってしまった。1枚目のイエローカードを、前半43分にもらっていたヴァレンティン・ロシエが執った行為に対し、この日2枚目のイエローカードが出され、退場となってしまったからだ。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ミラレム・ピャニッチ=ラシド・ゲザル、オウズハン・オズヤコブ(後半24分:ジャン・ボズドーアン)、ジョゼフ・デ・ソーサ、サイル・ラリン(後半31分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ミシー・バチュハイ(後半40分:ウムト・メラシュ)
【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ケリム・アルジュ(後半35分:ムラト・パルリ)、ディノ・アルスラネイジッチ、アトゥンチ・ヌカン、アタカン・チャンカヤ(後半39分:マカナ・バク)、ベルカン・エミル=ダヴィッド・ティジャニッチ、オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドーウ(後半24分:ヤルチュン・カヤン)、ハリル・アクブナル(後半24分:アディス・ヤホヴィッチ)=シェリフ・ンディアエ



ハタイ・スポル 1:3 コンヤ・スポル(ベイン・スポル+ファナティック紙補綴 21.12.23)

セルダル・ギュレル(左)アユブ・エル・カービ(右)(コンヤ・スポル公式HP) パウル・ジョセ・ムポク(右端)を讃える(コンヤ・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第18節で、コンヤ・スポルが、アウェー戦で、ハタイ・スポルを1:3でくだした。

 開始未だ3分というところで、アユブ・エル・カービのゴールを浴び、リードを許してしまったコンヤ・スポルだったが、パウル・ジョセ・ムポクの2本のきれいなゴールで、この難しいアウェー戦を制したのだった。スコアを決したゴールは、後半ロスタイム2分に、アフメド・ハッサンによりもたらされた。
 一方、ハタイ・スポルでは、前半31分にサム・アデクッベが、コンヤ・スポルでは、後半36分にアフメット・チャルクが、各々、レッドカードをもらい、両チームともに、試合を10人で終えることになってしまった。
 この結果、勝ち点を36に伸ばしたコンヤ・スポルは、今節を、首位のトラブゾン・スポルと勝ち点差で9の遅れで2位で終わったのに対し、ハタイ・スポルは、同29に留まった。

                 試合経過

 前半3分、ホームのハタイ・スポルが先制した。ゴール前で、アフメット・チャルクのバックパスを奪ったアユブ・エル・カービがゴールを決めたのだった。1:0。
 同29分、アウェー戦のコンヤ・スポルが同点に追いついた。セルダル・ギュレルの右サイドからのセンタリングに合わせて、とっても強いシュートを、パウル・ジョセ・ムポクが放つと、これが決まったのだった。1:1。
 同31分、サム・アデクッベが、セルダル・ギュレルにボールを奪われたあと、そのセルダル・ギュレルを引っ張ってしまい、同10分に次いでイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。
 同45分、ペナルティーエリアの外からセルダル・ギュレルが放ったシュートは、上のバーを直撃し跳ね返ったが、そのボールを、GKムニル・モハメディがコントロールした。
 後半9分、再び、舞台に躍り出たパウル・ジョセ・ムポクが、自身で、且つ、チームとしての2点目を決めた。スクビッチが、ロングスローを行うと、チカレシが、ヘッドで後ろへ反らした。すると、走り込んできたパウル・ジョセ・ムポクが、見事なシュートを見せ、ゴールネットが揺れたのだった。2:1。
 同36分、スピードに乗ったコンヤ・スポルの攻撃で、アフメット・チャルクが、アユブ・エル・カービに対し、背後から執ったアクションに対し、レッドカードが出され、両チームともに10人になってしまった。
 同ロスタイム2分、ハタイ・スポルが、全面的に相手ゴールにプレッシャーをかけていたときに、コンヤ・スポルがカウンター攻撃に移った。ミチャラクが、右サイドからスピードに乗り駆け上がり、内にいたアフメド・ハッサンにボールを出した。エジプト人選手アフメド・ハッサンは、GKと1対1となった絶好の位置からシュートを放ちゴールを決め、点差を2と拡げた。1:3。

【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ストゥラヒル・ポポフ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、サム・アデクッベ=イサク・サーキー(後半40分:モハメッド・カマラ)、ルベン・リベイロ=サドゥク・バシュ(後半1分:サバ・ロブジャニージェ)、ムハメッド・メルト(前半36分:ビュレント・ジェヴァヒル、同40分:キャーミル・アフメット・チョレクチ)、アユブ・エル・カービ=マメ・デューフ
【コンヤ・スポル】イブラヒム・セヒッチ=ネジチ・スクビッチ、アフメット・チャルク、アブドゥルケリム・バルダクチュ、ギレルメ・シチャ=パウル・ジョセ・ムポク(後半25分:コンラド・ミチャラク)、アミル・ハジャフメトヴィッチ=セルダル・ギュレル(後半24分:ソネル・ディクメン)、アマル・ラフマノヴィッチ(後半38分:アディル・デミルバー)、ズィメル・ビティキ(後半30分:アフメド・ハッサン)=ソコル・チカレシ



トラブゾン・スポルの嵐、蘇る! アルタイ 1:2 トラブゾン・スポル(NTV 21.12.22)

マレク・ハムシク(左)ダウーダ・バンバ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) アンドレアス・コルネリウス(CNNトルコ)  トルコ・リーグ第18節で、アルタイとのアウェー戦を戦った首位のトラブゾン・スポルは、リードを許しながら、最後は勝ち点3を得ることとなった。コルネリウスのゴールで相手を粉砕したトラブゾン・スポルは、これで2連勝となり、勝ち点を45とした。アルタイは、勝ちから見放されて、これで11試合となった。

 トルコ・リーグ第18節で、首位に立つトラブゾン・スポルは、アルタイとのアウェー戦を戦った。アルサンジャック・ムスタファ・デニズリ・スタジアムで行われたこの難しい試合を、トラブゾン・スポルは、1:2で勝利を収めた。
 サポーターの声援を背に受けたアルタイが、早々に優位に立った。前半33分、セブライル・カラエルのあげたゴールで、強敵相手に、前半を1:0でリードして折り返したのだ。アンドレ・ポコのパスを、右サイドで受けたセブライル・カラエルが、ペナルティーエリアに入る手前で、左足一閃、見事なシュートを放つと、これが、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 後半は、トラブゾン・スポルのゴールで始まった。同6分に舞台に躍り出たアンドレアス・コルネリウスのゴールで同点に追いついた。中盤でボールを得たバカセタスが、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へとパスを通した。ゴール右斜め前でボールを得たアンドレアス・コルネリウスが、ペナルティーエリア内から左足インサイドを使いシュートを放つと、ボールは、ファーサイドのゴール隅に収まったのだった。1:1。
 トラブゾン・スポルは、後半39分にエドガー・レが故障を発生させ、プレー続行不能となってしまった。
 この試合を決めたのは、アンドレアス・コルネリウスだった。アンドレアス・コルネリウスが、同43分に決めたゴールで、トラブゾン・スポルに勝ち点3がもたらされたのだった。GKウーウルジャン・チャクルが出したロングボールを、中盤で、まず、ジャニニー・セメドが触れ、次いで、今度は、コイタが胸で落とした。ペナルティーエリア・ライン上でボールを得たアンドレアス・コルネリウスが、ペナルティーエリア内に入るや、左足を振り抜くと、これが、アルタイのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、トラブゾン・スポルが、1:2で勝利を掴んだのだった。この結果、2連勝を飾った首位のトラブゾン・スポルは、勝ち点を45に伸ばしたのに対し、11試合勝利がなくなったアルタイは、同18に留まった。

【アルタイ】マテウス・リス=セブライル・カラエル、カリー・ティアム、ムラト・アクチャ、モハッメド・ナデリ=アンドレ・ポコ、ゼキ・ユルドゥルム=レアンドロ・カッペル、セザル・ピナレス(後半ロスタイム2分:マルコ・パイシャオ)、マルティン・ロドリゲス(後半ロスタイム2分:アフメド・ラヤン)=ダウーダ・バンバ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ(後半40分:ヒュセイン・テュルクメン)、ステファノ・デンスヴィル、アンデルス・トゥロンドセン(後半34分:ベンガリ・コイタ)=ベラト・オズデミル(後半1分:ドルクハン・トコズ)=アブドゥルカディル・オミュル(後半ロスタイム3分:アフメットジャン・カプラン)、マノリス・シオピス(後半1分:アナスタシオス・バカセタス)、マレク・ハムシク、ジャニニー・セメド=アンドレアス・コルネリウス



フェネルバフチェ、予想された展開、ヴィトール・ペレイラ監督が去ることに(イエニ・シャファク紙 21.12.21)

ヴィトール・ペレイラ監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、今季当初に監督に就任したポルトガル人のヴィトール・ペレイラ監督との契約を解除した。フェネルバフチェは、この間、ずっと囁かれてきた監督の辞任を、ソーシャルメディアを使い、告知した。

 フェネルバフチェの不安定な成績を受けて、ヴィトール・ペレイラ監督と袂を別つことになった。フェネルバフチェがソーシャルメディアを使い明らかにしたところによると、ヴィトール・ペレイラ監督と合意のもと、契約を解除したと告知ということだ。
 同監督は、今季に臨むにあたり、優勝を合言葉に、監督に迎えられた。だが、不安定な成績、選手との関係を理由とした批判に晒されてきていた。
 同監督の指揮下、フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグから敗退、グループリーグ戦では3位に終わった。そのため、フェネルバフチェは、ヨーロッパのカップ戦を、コンフェランスリーグで歩を進めることになっている。一方、フェネルバフチェは、トルコ・リーグでは、首位に立つトラブゾン・スポルに勝ち点で14も先んじられており、優勝という目的が遠くかすんでしまったいる。
 フェネルバフチェは、ヴィトール・ペレイラの替わりとして、中国で指揮を執っているスラーヴェン・ビリッチを起用するのではと看られている。



フェネルバフチェ 2:2 ベシクタシュ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 21.12.20)

ベリーシャ(左)ルドゥヴァン・ユルマズ(右)(フェネルバフチェ公式HP) サイル・ラリン、ジョゼフ・デ・ソーサ、ブライト・オシャイ・サミュエル(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第17節で、ビッグマッチが実現した。フェネルバフチェとベシクタシュは、カドゥキョイで対峙し、2:2で引き分けた。フェネルバフチェのゴールは、メスト・エジルとベリーシャがあげたのに対し、ベシクタシュは、ジョゼフ・デ・ソーサがあげたものだった。

 この引き分けの結果、勝ち点を28に伸ばしたフェネルバフチェは、今節を5位で終わり、首位に立つトラブゾン・スポルから勝ち点差で14遅れをとることになった。一方のベシクタシュは、今節を同25で終わり、トラブゾン・スポルとの勝ち点差は17となり9位に就けている。

                 重要な場面

 この試合の最初の重大な場面は、ベシクタシュに生まれた。ラシド・ゲザルが、直接狙ったフリーキックが枠を直撃して、ボールは外に出て行った。
 前半12分、フェネルバフチェがPKを獲得した。サイル・ラリンが、ペナルティーエリア内で、ボールに手が触れたことを咎めて、フラト・アイドゥヌス主審はPKを指示したのだった。このPKを、メスト・エジルが落ち着いて決め、先制点となった。1:0。
 同22分、ベシクタシュのネジプ・ウイサルが故障を発生させ、セルダル・サートチと交替を余儀なくされた。
 同25分、ベシクタシュが同点に追いついた。ミシー・バチュハイから出たボールを得て、相手選手をすり抜けたジョゼフ・デ・ソーサが、とっても強いキックで放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。
 同30分、フェネルバフチェは、ベリーシャが舞台に躍り出た。ドマゴイ・ヴィダのミスを咎めボールを得たディエゴ・ロッシが、ペナルティーエリアにゴール右斜め前から入り、ボールをベリーシャに送ると、ベリーシャは走り込んで来て狙いすましたゴールを決めたのだった。2:1。そして、前半は、他のゴールの声は上がらなかった。
 後半、プレッシャーをかけて臨んだベシクタシュが、同14分、再度、同点に追いついた。ルドゥヴァン・ユルマズのセンタリングに対し、とってもいいジャンプを見せたジョゼフ・デ・ソーサが、自身で、且つチームとして2点目となるゴールを決めたのだった。2:2。
 同32分、神経質になる場面が訪れた。セルダル・アズィズとミシー・バチュハイが、頭を突き合わせて睨み合う場面が生まれ、この2選手には、ともにイエローカードが出された。
 ダービーマッチも終わろうかという同ロスタイム5分、ベシクタシュの、ゴール右斜め前からの攻撃で、ミシー・バチュハイがシュートを試みると、ボールはバーを直撃して外に出て行った。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ(後半ロスタイム2分:ナズム・サンガレ)=ブライト・オシャイ・サミュエル(後半ロスタイム2分:エネル・ヴァレンシア)、ミハ・ザイッチ(後半20分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ミゲル・クレスポ、フィリップ・ノヴァク=ディエゴ・ロッシ(後半20分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、メルギム・ベリーシャ(後半26分:セルダル・ドゥルスン)、メスト・エジル
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ネジプ・ウイサル(前半22分:セルダル・サートチ)、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半ロスタイム1分:ギョクハン・トーレ)、ミラレム・ピャニッチ、ジャン・ボズドーアン(後半1分:オウズハン・オズヤコブ)、サイル・ラリン(後半33分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ミシー・バチュハイ



トラブゾン・スポル 2:0 ハタイ・スポル(ベイン・スポル+CNNトルコ補綴 21.12.19)

ルーベン・リベイロ(左)ドルクハン・トコズ(右)(ヒュリエット紙) ジャニニー・セメド(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第17節で、一連の首位争いに重要な意味を持つ90分間が行われた。首位のトラブゾン・スポルが、ホームに迎えたハタイ・スポルを2:0でくだした。

 負けないという名を欲しいままにしながら、その記録が、前節、アンタルヤで潰えた、アブドラハ・アヴジュ監督率いるトラブゾン・スポルが、高ぶったサポーターの前で、ハタイ・スポルを、前半にあげたゴールでくだし、ライバル・クラブとの勝ち点差を拡げた。アルタイ戦での勝利で意気が上がり、トラブゾンに乗り込んだオメル・エルドーアン監督率いるハタイ・スポルは、この黒海でのアウェー戦に、求めていた結果を得ることができなかった。
 トラブゾン・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督は、前節、2:1で敗れたアンタルヤ・スポル戦で故障を発生させたンワケメを欠いたため、交替を余儀なくされ、デンスヴィルを先発メンバーに入れただけ、1人だけ入れ替えて、この試合に臨んだ。、
 メディカル・パルク・スタジアムで、ゴールの幕は、前半24分に切って落とされた。ベラト・オズデミルからのパスを受けたコルネリウスが、ボールを、左サイドにいたジャニニー・セメドに出した。ペナルティーエリア内で、そのボールをコントロールしたジャニニー・セメドが、ゴール斜め前からシュートを放つと、ボールは、ファーサイドのゴール隅に突き刺さった。1:0。
 同38分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。デンスヴィルが、左サイドからセンタリングを入れると、コルネリウスが、PKポイント辺りから走って来て、そのボールに合わせて強烈に蹴り込むと、ボールは、ゴール右隅に突き刺さったのだった。2:0。
 後半1分、右サイドからファーサイドに向けて入れられたセンタリングに対し、マメ・デューフが、ゴールエリアで飛び込んで、ヘッドに合わせた。それに対し、ウーウルジャン・チャクルが、見事な反応を見せ、絶対絶命という場面を救った。
 この試合、残りの時間には他のゴールは生まれず、トラブゾン・スポルが、ホームで、ハタイ・スポルを2:0でくだし、これで、トルコ・リーグで13勝目を記録した。トラブゾン・スポルは、この結果、勝ち点を42に伸ばし、一方のハタイ・スポルは、同29に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ブルーノ・ペレス、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル(後半31分:アンデルス・トゥロンドセン)=マレク・ハムシク、ベラト・オズデミル=ドルクハン・トコズ(後半41分:アブドゥルカディル・パルマク)、アナスタシオス・バカセタス(後半18分:アブドゥルカディル・オミュル)、ジャニニー・セメド=(後半19分:マノリス・シオピス)アンドレアス・コルネリウス(後半32分:ベンガリ・コイタ)
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ(後半1分:ストゥラヒル・ポポフ)、シモン・ファレッテ、アデクッベ・サム=イサク・サーキー、ルベン・リベイロ(後半45分:ベルトゥー・オズギュル・ユルドゥルム)=ブラク・ジャン・チャモウル(前半30分:サドゥク・バシュ)、ディラン・サン・ルイ(後半1分:アユブ・エル・カービ)、サバ・ロブジャニージェ(後半1分:ムハメッド・メルト)=マメ・デューフ



ギレスン・スポル 3:1 アルタイ(アルタイ公式HP改+TRT補綴 21.12.18)

イブラヒマ・バルデ(ギレスン・スポル公式Twitter) ハミドゥ・トゥラオレ(左)アンドレ・ポコ(右)(アルタイ公式Twitter)  トルコ・リーグ第17節開幕試合を、アウェーで戦ったアルタイは、ギレスン・スポルに3:1で敗れた。チョタナク・スタジアムで行われたこの試合、ホームのギレスン・スポルは、前半31分に、マゴメド・スレイマノフのゴールで、1:0と先制した。ハイルラー・ビラゼルからのパスを、マゴメド・スレイマノフがペナルティーエリアの外で受けた。そのマゴメド・スレイマノフが、ゴール斜め前から強烈なシュートを放つと、GKリスが防ごうとしたにも拘わらず、アルタイのゴールに突き刺さったのだった。ギレスン・スポルは、後半16分には、イブラヒマ・バルデのゴールで、スコアを2:0とした。ハイルラー・ビラゼルのロングパスに反応して、アルタイのディフェンスの裏を取ったバルデが、そのボールに追いついた。そして、GKと1対1となった位置からシュートを放つと、これが、アルタイのゴールネットを揺らしたのだった。だが、オフサイドがあったのではないかとのクレームが出たので、主審は、ヴィデオ判定システムで確認して、ゴールを認定した。同27分には、フセニ・ディアバテのゴールが決まり、スコアは3:0となった。ペナルティーエリア内で、マゴメド・スレイマノフが、セザル・ピナレスとのマッチアップのあと、ピッチに倒れ込んだ。それを咎めた主審がPKを指示した。このPKを、フセニ・ディアバテが決めたのだった。同36分、アルタイの唯一のゴールが生まれた。レアンドロ・カッペルが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内で絶好の位置取りをしていたアンドレ・ポコがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。3:1。同ロスタイム4分、ドゥカラが、ペナルティーエリア内で手を使ったことから、ヴィデオ判定システムで確認後、主審がPKは指示した。だが、マルコ・パイシャオの蹴ったPKを、GKオカン・コジュクが防ぎ、ゴールを許さなかった。なお、この試合、アルタイは、故障の癒えたアンドレ・ポコ、エレン・エルドーアン、エリック・ブジョルカンダー、及び、出場停止が解けたゼキ・ユルドゥルムとセブラル・カラエルがメンバー入りしていた。第18節には、アルタイは、12月21日(火)に、アルサンジャック・ムスタファ・デニズリ・スタジアムで、トラブゾン・スポルを迎える。

【ギレスン・スポル】オカン・コジュク=ハイルラー・ビラゼル、ママドゥ・ディアッラ、アレクシス・ペレス、アズィズ・ベヒッヒ(後半41分・エムレ・タシュデミル)=ジョエイ・ペルペシ、ハミドゥ・トゥラオレ=マゴメド・スレイマノフ(後半41分:セルゲン・ピチンオル)、フセニ・ディアバテ(後半45分:ウムト・ナイル)、セルジーニョ(後半30分:ジョ―・チャンプネス)=イブラヒマ・バルデ(後半30分:スレイマヌ・ドゥカラ)
【アルタイ】マテウス・リス=セブラル・カラエル、イブラヒム・オズテュルク(後半17分:ゼキ・ユルドゥルム)、ムラト・アクチャ、モハッメド・ナデリ=アンドレ・ポコ、カリー・ティアム=エレン・エルドーアン(後半1分:レアンドロ・カッペル)、セザル・ピナレス、マルティン・ロドリゲス(後半1分:ダウーダ・バンバ)=アフメド・ラヤン(後半1分:マルコ・パイシャオ)



フェルディ・カドゥオウルからフェネルバフチェに悪い知らせ(スター紙 21.12.17)

フェルディ・カドゥオウル(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェに、ベシクタシュとのダービーマッチ前に、衝撃的な故障が発生した。フェルディ・カドゥオウルが、少なくとも5〜6週間、ピッチから離れることになるのだ。

 トルコ・リーグ第17節で、フェネルバフチェは、ホームにベシクタシュを迎える。日曜日にウルケル・スタジアムで行われるこの試合を前にして、フェネルバフチェに、衝撃的な故障が発生した。今週、メルト・ハカン・ヤンダシュとエネル・ヴァレンシアの故障が癒え、また、イルファン・ジャン・カフヴェジの出場停止期間が明けるということで、ホッとした空気が流れたフェネルバフチェに、フェルディ・カドゥオウルから悪い知らせが届いたのだ。昨夜の練習で、故障を発生させたフェルディ・カドゥオウルは、最初の診断では、側副靭帯を損傷した疑いが持たれた。MR検査を受け、今後、詳細が判るだろう。フェルディ・カドゥオウルは、この状態だと、5〜6週間、ピッチから遠ざかるものと思われる。フェルディ・カドゥオウルに対しては、詳細な検査をしながら、治療が始められることになる。



左はジャニニー・セメド(フォトマッチ紙 21.12.16)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  アブドラハ・アヴジュ監督は、ンワケメを欠いた場合には、ジャニニー・セメドを、左サイドに起用する考えだ。

 アブドラハ・アヴジュ監督は、この土曜日に行われるハタイ・スポル戦のメンバーは、変更を余儀なくされる。ンワケメを欠いた場合には、選手探しをしなければならない同監督は、アブドゥルカディル・オミュルがプレーできる状態になっていることから、ジャニニー・セメドを左サイドに回し、選手交替は1人だけで済ませる考えだ。しかし、直近のアンタルヤ・スポル戦で、左サイドバックで見せたプレーぶりを、十分とは見ていないブルーノ・ペレスを控えには回したくない同監督は、このブルーノ・ペレスを、再び、本来の持ち場である右サイドバックに戻し、ドルクハン・トコズに、新たなポジション探しをさせるということもありうることだ。



フェネルバフチェに、ベシクタシュとのダービーマッチを前にダブルの朗報(スター紙 21.12.15)

エネル・ヴァレンシア(ファナティック紙) メルト・ハカン・ヤンダシュ(ファナティック紙)  フェネルバフチェで、故障が治ったエネル・ヴァレンシアとメルト・ハカン・ヤンダシュが、チームに合流して、練習を再開した。

 トルコ・リーグ第17節、ベシクタシュをホームに迎えるフェネルバフチェが、そのための準備を始めた。トルコ・リーグ第11節で戦ったコンヤ・スポル戦で、故障を発生させ、治療を受けていたエネル・ヴァレンシアとメルト・ハカン・ヤンダシュから、ベシクタシュ戦を前に嬉しい知らせが届いた。両選手ともに、サマンドゥラ・ジャン・バルトゥ・グランドでの練習に、フルタイムでチームに加わった。12月19日(日)に行われるベシクタシュとの一戦のメンバー入りをすることになるだろう、この2人の選手は、試合途中から投入されるものと思われる。フェネルバフチェは、これで、今週の練習中にアンラッキーな事態が起こらなかった場合には、故障で欠くのはアルタイ・バユンドゥルのみとなる。



フェネルバフチェ、首位に近づく好機を蹴飛ばしてしまった(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 21.12.14)

アンジェロ・サガル(左)キム・ミンジェ(右)(ガジアンテップFK公式HP) ジョアオ・フィゲイレド(ガジアンテップFK公式HP)  トルコ・リーグ第16節で、ガジアンテップFKとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、3:2で敗れてしまった。フェネルバフチェは、これで、首位に立つトラブゾン・スポルとの勝ち点差を9と縮める好機を活かせなかった。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第15節で、チャイクル・リゼに0:1で勝った先発メンバーを、ほぼ踏襲して試合に臨んだ。前節、先発メンバーに入れていたベリーシャを控えに回したヴィトール・ペレイラ監督は、その替わりとしてセルダル・ドゥルスンを先発メンバーに入れた。
 前半8分、ホームのガジアンテップFKが、ジョアオ・フィゲイレドのゴールで先制した。中盤近くで、ルイス・グスタボのミスを咎めボールを得たジョアオ・フィゲイレドが、GKベルケ・オゼルが、ペナルティーエリアの前に出ていることに気づき、ループシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。1:0。
 同26分、フェネルバフチェのディエゴ・ロッシが、右サイドからセンタリングをペナルティーエリア内へと送ると、それに合わせて、アッティラ・サライがヘディングシュートを試みた。枠を捉えたシュートとなったが、GKギュナイ・ギュヴェンチがコントロールしてしまった。
 同30分、アウェーのフェネルバフチェが同点に追いついた。左サイドで前へと進んだブライト・オシャイ・サミュエルが、ペナルティーエリア内にいたメスト・エジルにボールを出した。そのメスト・エジルが放ったシュートが、GKギュナイ・ギュヴェンチの右を抜けゴールインしたのだった。1:1。そして、前半は1:1の同点のまま終わった。
 後半9分、ガジアンテップFKがPKを獲得した。ガジアンテップFKのムハメット・デミルが、ペナルティーエリアの外の位置からフリーキックを蹴ったあと、ペナルティーエリア内で、フェルディ・カドゥオウルがジョアオ・フィゲイレドを倒してしまったのだ。それを咎めたアッティラ・カラオーラン主審がPKを指示したのだった。このPKをマキシムが蹴ると、ボールは、GKベルケ・オゼルの右を抜けゴールインした。2:1。
 同22分、フェネルバフチェは、ミハ・ザイッチが同点ゴールを決めた。同16分に投入されたミハ・ザイッチが、相手ディフェンスからのこぼれ球を捉え、ペナルティーエリアの手前から、見事に狙いをつけたシュートを放ったのが決まったのだった。2:2。
 同28分、ガジアンテップFKが勝ち越した。ガジアンテップFKの中盤から始まった攻撃で、ムハメット・デミルが、ペナルティーエリア・ライン近くにいたフルカン・ソヤルプにボールを送った。そのフルカン・ソヤルプが、ペナルティーエリア内にいたジョアオ・フィゲイレドに出すと、ジョアオ・フィゲイレドが、GKベルケ・オの右を抜けるシュートを放ち、ゴールが生まれたのだった。3:2。
 90分間が過ぎて、勝者は、3:2のスコアでガジアンテップFKとなった。フェネルバフチェは、勝ち点は27にままで5位に留まった。

【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=ステリオス・キッツォー、スティーヴン・コーカー、アリン・トシュジャ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半1分:パピ・ジロボジ)=ドーアン・エルドーアン、レジェップ・ニヤズ=ジョアオ・フィゲイレド(後半41分:ケナン・オゼル)、アレクサンドゥル・マキシム(後半24分:フルカン・ソヤルプ)、アンジェロ・サガル(後半24分:ハムザ・メンディル)=ムハメット・デミル(後半32分:ヌーア・ディコ)
【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ(後半36分:ムハメド・ギュムシュカヤ)、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル、ルイス・グスタボ(後半15分:ミハ・ザイッチ)、ミゲル・クレスポ、フェルディ・カドゥオウル=メスト・エジル、セルダル・ドゥルスン、ディエゴ・ロッシ(後半15分:メルギム・ベリーシャ)



ベシクタシュ 4:2 カイセリ・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 21.12.13)

ギュヴェン・ヤルチュン(ベシクタシュ公式HP) イブラヒム・アクダー(左)ラシド・ゲザル(右)(カイセリ・スポル公式Twitter)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第16節で、ホームに迎えたカイセリ・スポルとの一戦で、2度に渡り、リードを許しながら、最後には4:2で勝利を収めた。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、サイル・ラリン、ギュヴェン・ヤルチュン、ミシー・バチュハイ(2)だった。一方のカイセリ・スポルのゴールは、いずれも、マメ・ティアムが決めたものだった。

 5試合勝てていなかったことに終わりを告げたベシクタシュは、これで、勝ち点を24に伸ばした。ベシクタシュは、セルゲン・ヤルチュン監督辞任後の初めての試合で、勝利を収めた。一方のカイセリ・スポルは、この敗戦で、同19に留まり、上がったり下がったりを繰り返すことになった。

                 重要な場面

 前半10分、フェアープレーの名に値する瞬間があった。ベシクタシュの18歳のストッパー、セルダル・サートゥチュが、主審がベシクタシュに有利な笛を吹き、コーナーキックを与えたところ、「ボールは、自分に当たって外に出た」と申し出たのだ。
 同38分、カイセリ・スポルが先制した。オヌルが、右サイドからセンタリングを入れると、いいジャンプを見せたマメ・ティアムが、狙いすましたヘディングシュートを放ち、ゴールが生まれたのだった。0:1。
 同45分、ベシクタシュが同点に追いついた。セルダル・サートゥチュのセンタリングに、ペナルティーエリアのゴール左斜め前で、サイル・ラリンがヘッドで合わせると、これが、ルングを制し、スコアを1:1とするゴールが決まったのだった。なお、アシストを記録したセルダル・サートゥチュは、Optaによる詳細なデータ分析が行われるようになった2010〜11シーズン以後、トルコ・リーグで、ベシクタシュの選手の中でアシストを記録した最も若い選手となった(18歳301日)。
 後半26分、またしても、マメ・ティアムが舞台に上がった。サイル・ラリンのミスを咎めて始まったカイセリ・スポルの速い攻撃で、イブラヒム・アクダーが右サイドからセンタリングを入れると、マメ・ティアムが、それに合わせて、ゴールを決めたのだった。1:2。
 同39分、ミシー・バチュハイが、ベシクタシュの不運さを吹き飛ばした。ギュヴェン・ヤルチュンの深くえぐるパスに反応してボールを得たミシー・バチュハイが、GKと1対1となったところから、落ち着いてゴールを決めたのだった。2:2。
 同45分、ベシクタシュのバットマンことミシー・バチュハイが、再び、舞台に上がった。スピードに乗った攻撃で、ギュヴェン・ヤルチュンからのパスを受けたミシー・バチュハイが、フェイントをかけてペナルティーエリア内へと持ち込み、とっても強いシュートを放つと、カイセリ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。3:2。
 同ロスタイム6分、この試合のスコアを決するゴールは、ギュヴェン・ヤルチュンから生まれた。ペナルティーエリア手前から始まったベシクタシュの攻撃で、ギュヴェン・ヤルチュンが、ミシー・バチュハイからのパスを、ペナルティーエリア内で受け、これをゴールに変えたのだった。4:2。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、セルダル・サートゥチュ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=アッティバ・ハッチンソン(後半29分:オウズハン・オズヤコブ)、ミラレム・ピャニッチ=ラシド・ゲザル、ジャン・ボズドーアン(後半ロスタイム3分:メフメット・トパル)、サイル・ラリン(後半29分:ギュヴェン・ヤルチュン)=ミシー・バチュハイ
【カイセリ・スポル】シルヴィウ・ルング=オヌル・ブルト(前半43分:ラマザン・ジヴェレク)、ウーウル・デミロク、マジド・ホセイニ、リオネル・キャローレ=イブラヒム・アクダー(後半ロスタイム2分:カルロス・マネ)、グスタヴォ・カンパナロ(後半ロスタイム2分:ムスタファ・ペテクメク)=エムラー・バシャン、オリヴィエ・ケメン(後半17分:ジョゼフ・アタマー)、マメ・ティアム=イルハン・パルラク(後半17分:ミゲル・カルドソ)



アンタルヤ・スポル 2:1 トラブゾン・スポル(ベイン・スポル 21.12.12)

ブルーノ・ペレス(左)ウーサム・ガチャ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) フレディ(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第16節、トラブゾン・スポルが、アウェーで戦ったアンタルヤ・スポルに2:1で敗れた。アンタルヤ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、フレディとドルクハン・トコズによるオウンゴールだったのに対し、トラブゾン・スポルの唯一のゴールは、コルネリウスから生まれた。

 8連勝を遂げ、27試合負けない試合を続けていた記録に終わりを告げてしまったトラブゾン・スポルは、今節を勝ち点39で終えることになった。9試合目にして、トラブゾン・スポルをくだすことになったアンタルヤ・スポルは、同21に伸ばした。

                 重要な場面

 前半23分、トラブゾン・スポルが、とってもゴールに迫った。マレク・ハムシクからのパスを受けて、ゴールのチャンスを掴んだンワケメがシュートを放った。GKを抜けたボールは、枠を捉えていた。だが、その前に立ちはだかったギュライが、ゴールを許さなかった。このとき、ンワケメは故障を発生させ、ユスフ・サルとの交替を余儀なくされた。
 同24分、トラブゾン・スポルが先制した。マレク・ハムシクがコーナーキックを蹴ると、ヴィトール・フーゴが、それにヘッドで合わせたが、ボッフィンが、これを防いだ。だが、その跳ね返りのボールを得たコルネリウスが、スコアを0:1とするゴールを決めたのだった。
 同26分、アンタルヤ・スポルが、とっても危険な場面を作った。だが、トラブゾン・スポルのゴール前で生まれた混戦のなか、ヴィトール・フーゴが、次いで、ウーウルジャン・チャクルが、これを防いだのだった。
 同33分、ホームのアンタルヤ・スポルがPKを獲得した。ゾルバイ・クチュック主審が、ドーウカン・シンクがシュートを放ったとき、エドガー・レが、ペナルティーエリア内でボールに手で触れたのを咎めてPKの指示を出したのだった。そして、このPKを蹴ったフレディが同点ゴールを決めた。
 後半15分、コーナーキックに合わせて、パウル・ムカイルがヘディングシュートを試みたが、ウーウルジャン・チャクルがゴールを許さなかった。
 同28分、アンタルヤ・スポルが、1:2と逆転した。ギュライ・ヴラルが、ゴール前に入れたボールを、ドルクハン・トコズが、反対側に蹴り出そうとすると、そのボールがオウンゴールとなってしまったのだった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ヴェイセル・サル、ナルド、フェドール・クドゥリアショフ=ビュンヤミン・バルジュ、フレディ(後半45分:バハドゥル・オズテュルク)、アンドレア・ポリ、ギュライ・ヴラル=ウーサム・ガチャ(後半44分:シェレル・フロラヌス)、ドーウカン・シニク(後半34分:エレン・アルバイラク)=パウル・ムカイル(後半45分:ハジ・ライト)
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ブルーノ・ペレス=マレク・ハムシク、ベラト・オズデミル(後半34分:ベンガリ・コイタ)=ジャニニー・セメド、アナスタシオス・バカセタス、アンソニー・ンワケメ(前半28分:ユスフ・サル)=アンドレアス・コルネリウス(後半23分:マノリス・シオピス)



アルタイ 1:2 ハタイ・スポル(アルタイ公式HP+ヒュリエット紙補綴 21.12.11)

マメ・デューフ(ハタイ・スポル公式Twitter) ブラク・オクスズ(左)セザル・ピナレス(右)(アルタイ公式Twitter)  トルコ・リーグ第16節で、アルタイは、リニューアルがなり、7年半ぶりに試合が行われるアルサンジャック・ムスタファ・デニズリ・スタジアムに迎えたハタイ・スポルに1:2で敗れてしまった。この試合のゴールの幕開けは、前半21分、ペナルティーエリアの外からピナレスが行った。同38分には、マメ・デューフが同点ゴールを決めた。ハタイ・スポルは、後半30分に、サン・ルイがゴールを決め勝ち越した。また、この試合、ハタイ・スポルが得たPKを、アルタイのGKリスがゴールを許さなかった。

                 試合経過

 前半11分、アルタイのディフェンスのミスを咎めたマメ・デューフが、GKリスをフェイントでかわした。そのマメ・デューフが出したパスを得たサム・アデクッベがシュートを放つも、際どく、ボールはイブラヒム・オズテュルクから跳ね返った。
 同21分、レアンドロ・カッペルからのパスを受けたセザル・ピナレスが、ペナルティーエリアの外から左足を一閃、見事なシュートを放つと、ボールは、ハタイ・スポルのゴールに突き刺さった。1:0。
 同38分、コーナーキックからのボールを、ファーティフ・クルジュクが、ヘッドでマメ・デューフの前に落とした。そのボールを捉えたマメ・デューフが、ハーフヴォレーでシュートを放つと、アルタイのゴールネットが揺れた。1:1。
 後半3分、中盤でボールを奪ったルベン・リベイロが、ペナルティーエリア内へ入るやシュートを放ったが、GKマテウス・リスがパンチングで防いだ。
 同24分、スピードに乗ったハタイ・スポルの攻撃で、ゴール左斜め前から、サム・アデクッベがグランダーのシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行ってしまった。
 同26分、ハタイ・スポルの攻撃で、ゴール右斜め前からサム・アデクッベが強いシュートを放った。GKマテウス・リスが、これを防ぐと、ボールは、ゴールポストに当たりピッチに跳ね返った。そこへ、走り込んできたサン・ルイがシュートを放つも、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行ってしまった。
 同30分、サバ・ロブジャニージェが、右サイド方グランダーの強いボールでセンタリングを入れると、そのボールに足を出したサン・ルイがゴールを決めた。1:2。
 同39分、イブラヒム・オズテュルクとサバ・ロブジャニージェとのペナルティーエリア内でのマッチアップで、サバ・ロブジャニージェがピッチに倒れると、メテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。マメ・デューフが、このPKを蹴ったが、GKマテウス・リスが、ゴールを許さなかった。
 同42分、突如生まれたアルタイの攻撃で、ティアムが出したパスを受けたタチアーノが狙いすましたシュートを放ったが、ボールは、GKが押さえた。

【アルタイ】マテウス・リス=モハッメド・ナデリ(後半28分:マルコ・パイシャオ)、ムラト・アクチャ、イブラヒム・オズテュルク、トルガ・ウンリュ=カリー・ティアム、ジェイフン・ギュルセラム(後半43分:タチアーノ)=マルティン・ロドリゲス(後半41分:アフメド・ラヤン)、セザル・ピナレス、レアンドロ・カッペル=ダウーダ・バンバ
【ハタイ・スポル】ムニル・モハメディ=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ファーティフ・クルジュク、ブラク・オクスズ、シモン・ファレッテ=ディラン・サン・ルイ、ルベン・リベイロ、イサク・サーキー、サム・アデクッベ=モハメッド・カマラ(後半22分:サバ・ロブジャニージェ)、マメ・デューフ



ラツィオ 0:0 ガラタサライ(スター紙改 21.12.10)

ライアン・バベル(前)(ヒュリエット紙) マルカオ(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、UEFA欧州リーグE組最終戦を、アウェーでイタリアのラツィオと戦い、0:0で引き分けた。ガラタサライは、これで、グループリーグ戦の首位が決まり、16強のトーナメント戦への出場が確定した。

 UEFA欧州リーグE組第6戦で、ラツィオが、ガラタサライをホームに迎えた。ローマ・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、0:0の引き分けに終わった。この結果、ガラタサライは、E組で、勝ち点12の首位で終え、16強によるトーナメント戦への出場が決まった。ラツィオは、同9で2位となり、プレーオフへと駒を進めることになった。ガラタサライの16強での対戦相手は、2022年2月25日に行われる抽選会で決まる。そして、16強の戦いは、3/17と3/17の両日に行われることになっている。

                  主な場面

 前半42分、ガラタサライが、ゴールに迫った。ファン・アーンホルトが右コーナーキックを蹴ると、ボールは枠を捉えた。そのボールを、マッティア・ザッカーニとGKトーマス・ストラコシャが、ゴールライン際からクリアしてしまった。
 同44分、ラツィオの攻撃で、マッティア・ザッカーニが、ペナルティーエリア内の左サイドから、PKポイントに向けてセンタリングを入れると、それに合わせて、チーロ・インモービレがシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 後半16分、右サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、ケレム・アクテュルコウルが、ゴールライン際までボールを持ち込み、センタリングを入れた。それに合わせて、ムバエ・ジャッネがヘディングシュートを放つも、ボールは枠の傍らを逸れて外に出て行った。
 同41分、アンデルソンからのパスを、ほぼペナルティーエリア・ライン上で受けたルイス・アルベルトが狙いすましたシュートを放ったが、僅かに枠を捉えられず、外に出て行ってしまった。
 同44分、右サイドから生まれたラツィオの攻撃で、フェリペ・アンデルソンがセンタリングを入れた。それに合わせて、マッティア・ザッカーニがヘディングシュートを試みたが、ボールは、ムスレラが押さえた。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=ソフィアン・フェグリ(後半18分:オリンピウ・モルタン)、タイラン・アンタルヤル、ベルカン・クトゥル(後半43分:クリスティアン・ルイダンマ)=ケレム・アクテュルコウル(後半43分:モスタファ・モハメッド)、ムバエ・ジャッネ(後半24分:オメル・バイラム)、ライアン・バベル(後半18分:エムレ・クルンチ)



ベシクタシュ、セルゲン・ヤルチュン政権の終焉(NTV 21.12. 9)

セルゲン・ヤルチュン(イエニ・シャファク紙)  ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督時代が終わった。セルゲン・ヤルチュンは、アフメット・ヌル・チェビ理事長と会い、最終決断を行った。

 ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン政権が終わりを告げた。本日の練習には出ることはないと考えていたセルゲン・ヤルチュンは、同理事長と会談を持った。そして、ベシクタシュ側は、セルゲン・ヤルチュンの辞意を受け入れたのだ。
 午後0時からネヴザト・デミル・グランドで始まることになっていた練習前、同理事長と会った、49歳になっているセルゲン・ヤルチュンは、辞意を、この会談で伝えたのだ。
 このため、ベシクタシュは、臨時監督として、下部組織のコーチ陣からオンデル・カラヴェリを充てることにした。従って、トルコ・リーグの今週の試合、カイセリ・スポル戦には、オンデル・カラヴェリが指揮を執ることになる。



ボルシア・ドルトムント 5:0 ベシクタシュ(ミリエット紙改 21.12. 8)

ロイス(ボルシア・ドルトムント公式Twitter) ジャン・ボズドーアン(右端)(ヒュリエット紙)  チャンピオンズリーグC組、ベシクタシュが、グループリーグ戦最終戦で、ドイツのボルシア・ドルトムントに5:0で敗れた。チャンピオンズリーグで、ここまでの5試合で、勝ち点を得ていないベシクタシュは、ドイツで戦った試合も勝ち点を得られず、チャンピオンズリーグを勝ち点なしで閉じることになった。

 UEFAチャンピオンズリーグC組第6戦、ベシクタシュは、ドイツのボルシア・ドルトムントとのアウェー戦を戦った。ジグナル・イドゥナ・パルクで、午後11時より始まったこの試合、いい始まり方を見せたボルシア・ドルトムントが、前半29分に先制点をあげた。ベリンガムとともにスピードに乗って攻めあがったドルトムントは、そのベリンガムのパスを受け、GKと1対1となったマレンがシュートを放つと、ボールは、GKエルシン・デスタノウルの当たりゴールインしてしまったのだった。1:0。同43分、ペナルティーエリアの左サイドで、マフムド・ダフードが、ウエリントン・シルヴァとのマッチアップとなったところで、ピッチに倒れ込んだ。主審はPKを示すとともに、ウエリントン・シルヴァにレッドカードを出した。ヴィデオ判定システム審判から、ウエリントン・シルヴァにはレッドカードを出す必要はないとの警告が入ったが、フランス人主審フランソワ・レテクシエルは、決定を覆すことはなかった。そして、このPKをロイスが決め、スコアを2:0とした。
 後半に、優位に試合を進めたのは、またしても、ボルシア・ドルトムントの方だった。同8分、再び、舞台に上がったマルコ・ロイスが、3:0となるゴールを決めた。マフムド・ダフードからのパスを得たマルコ・ロイスが、ベシクタシュの選手たちをすり抜け、ペナルティーエリア内へと入った。そして、狙いすましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。3:0。
 スコアにも拘わらず、ボルシア・ドルトムントは緩むことはなく、最も強力な選手ハーランドを、同18分に入れた。このノルウェー人のスーパースターは、投入されてすぐに、即ち、同23分に点差を4と拡げるゴールを決めた。シュルツが、左サイドからセンタリングを入れると、それに、ハーランドがヘッドで合わせたのだった。4:0。
 試合の終盤、抵抗力を失ってしまったベシクタシュはに対し、ハーランドが、再度、舞台に上がった。同36分、コーナーキックからのボールに、ヘッドで合わせ、スコアを5:0としてしまった。残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、勝ち点3を得たのはボルシア・ドルトムントだった。ベシクタシュは、これで、勝ち点0のままでチャンピオンズリーグを終えることになった。ボルシア・ドルトムントは、歩を欧州リーグに移して戦って行くことになる。

【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、フランシスコ・モンテーロ、ウムト・メラシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ(後半36分:アッティバ・ハッチンソン)=ケナン・カラマン(後半1分:ヴァレンティン・ロシエ)、ジャン・ボズドーアン(後半31分:サリフ・ウチャン)、サイル・ラリン(後半24分:ラシド・ゲザル)=ミシー・バチュハイ



ギョズテペ 2:1 ガジアンテップFK(ベイン・スポル 21.12. 7)

ヌーア・ディコ(左)アトゥンチ・ヌカン(右)(ガジアンテップFK公式Twitter) アディス・ヤホヴィッチ(ギョズテペ公式Twitter)  ギョズテペが、トルコ・リーグ第15節で、ホームに迎えたガジアンテップFKを2:1でくだした。ギョズテペに勝利をもたらしたゴールは、アディス・ヤホヴィッチがもたらしたのに対し、ガジアンテップFKのゴールは、レジェピ・ニヤズから生まれた。

 5試合、勝利から見放されていたのに終わりを告げたギョズテペは、勝ち点を14に伸ばし、今節を、降格圏から抜け出て終えた。一方、今季、アウェー戦で全く勝てていないガジアンテップFKは、同18のままだ。

                 重要な場面

 前半13分、ギョズテペが、とってもゴールに迫った。ハリル・アクブナルのパスで、絶好のゴールチャンスを掴んだルーレンシー・ロドリゲスだったが、シュートが悪く、ゴールとはならなかった。
 同39分、ギョズテペが先制した。コーナーキックのあと、アディス・ヤホヴィッチが、エルトゥールル・エルソイにより倒された。これを咎めたウミト・オズテュルク主審がPKを指示した。このPKを、アディス・ヤホヴィッチ自身が決めたのだった。
 同ロスタイム1分、ガジアンテップFKが危険な場面を作り出した。ペナルティーエリアの外から、チャンスと見たヌーア・ディコがシュートを放つと、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ったのだった。
 同ロスタイム4分、ギョズテペが点差を2と拡げた。スピードに乗った攻撃で、ハリル・アクブナルからのパスに反応して動き出したアディス・ヤホヴィッチが、落ち着いてシュートを放つと、スコアを2:0とするゴールが決まったのだった。
 後半13分、ギョズテペは10人になった。1枚目のイエローカードを、後半6分にもらっていたオビンナ・ンウォボドが、2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまったのだった。
 同16分、ガジアンテップFKが、点差を1と縮めた。ディフェンスからのこぼれ球を得たレジェピ・ニヤズの強い一振りが、スコアを2:1としたのだった。
 同33分、アウェーのガジアンテップFKは、再度、バーに嫌われた。ケナン・オゼルが、投入されてすぐに放った素晴らしいシュートが、バーを直撃してしまったのだった。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=アタカン・チャンカヤ、アトゥンチ・ヌカン、ディノ・アルスラネイジッチ=ベルカン・エミル、オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドーウ、ムラト・パルリ=ハリル・アクブナル(後半38分:カフラマン・デミルタシュ)=アディス・ヤホヴィッチ(後半31分:シェリフ・ンディアエ)、ル―レンシー・ロドリゲス(後半16分:ヤルチュン・カヤン)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=エルトゥールル・エルソイ(後半1分:ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン)、スティーヴン・コーカー、アリン・トシュジャ=ステリオス・キッツォー、レジェップ・ニヤズ、ドーアン・エルドーアン(後半27分:ジョアオ・フィゲイレド)、アレクサンドゥル・マキシム、ハムザ・メンディル(後半1分:アンジェロ・サガル)=ヌーア・ディコ(後半32分:ケナン・オゼル)、ムハメット・デミル



フェネルバフチェ 4:0 チャイクル・リゼ(NTV+フェネルバフチェ公式HP補綴 21.12. 6)

バイアノ(左)ベリーシャ(右)(ヒュリエット紙) セルダル・ドゥルスン(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグで上下移動を見せるフェネルバフチェが、最下位となっているチャイクル・リゼを、ホームに迎えた。フェネルバフチェは、メルギム・ベリーシャとセルダル・ドゥルスン(3)のゴールで4:0で勝利を収めた。

 トルコ・リーグで、ここまでの14節で、期待からは程遠い成績を残しているフェネルバフチェが、ホームに、現在、トルコ・リーグ最下位のチャイクル・リゼを迎えた。この試合、優位に試合を始めたフェネルバフチェが、最後まで、その優位を保ち続けた。ボール保持率で上回り、相手ゴールへ、より多くの攻撃を仕掛けたフェネルバフチェだったが、時々、ゴール前にスペースを作ってしまうことが見受けられた。前半5分には、ウマルが、フェネルバフチェの3人のディフェンダーがいたにも拘わらず、シュートを放ち、際どく、アッティラ・サライがクリアを見せ、ゴールを許さないという場面があった。
 前半13分、ベリーシャのゴールが生まれた。ディエゴ・ロッシが、右サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったベリーシャがヘディングシュートでゴールを決めたのだった。1:0。このゴールのあと、点差を拡げようと攻撃を仕掛けて行ったフェネルバフチェは、後半25分に2点目をあげた。アッティラ・サライが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたセルダル・ドゥルスンが、それに合わせ、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同26分、組織的なフェネルバフチェの攻撃で、メスト・エジルが、右サイドからセンタリングを入れると、ルイス・グスタボが、背後にボールを預けたところ、そのボールを、ディエゴ・ロッシが強く蹴り込んだ。これがゴールインしたが、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールの認定はされなかった。
 プレッシャーを強めて行ったフェネルバフチェは、同34分、スコアを3:0とした。ホセ・ソーサが、アルペル・ポトゥクからボールを奪うと、セルダル・ドゥルスンにボールを回した。すると、セルダル・ドゥルスンが、ペナルティーエリア内で、強烈なシュートを放ち、これが、チャイクル・リゼのゴールネットに突き刺さったのだった。これが、フェネルバフチェの今季初の1試合3ゴールとなった。
 この試合の最後のゴールを決めたのは、セルダル・ドゥルスンだった。アッティラ・サライからのパスを、ファーサイドで合わせてゴールを決めたセルダル・ドゥルスンが、この試合のスコアを決したのだった。2017年11月以来初めて、セルダル・ドゥルスンは、フェネルバフチェでハットトリックを記録した選手となった。
 フェネルバフチェは、この勝利で、勝ち点を27に伸ばし、試合数が多い中だが2位に上がった。これで、3試合、勝利から遠ざかることになったチャイクル・リゼは、同10で最下位のままだ。

【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ=ブライト・オシャイ・サミュエル、ルイス・グスタボ、ミゲル・クレスポ(後半17分:ホセ・ソーサ)、フェルディ・カドゥオウル(後半36分:ナズム・サンガレ)=メスト・エジル(後半43分:アルダ・ギュレル)、メルギム・ベリーシャ(後半17分:セルダル・ドゥルスン)、ディエゴ・ロッシ(後半36分:ムハメド・ギュムシュカヤ)
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ファブリシオ・バイアノ、セリム・アイ、セバスティアン・ホルメン、ジェマリ・セルテル(後半21分:アルベルク・コチ)=エリック・サボ(後半21分:ヤニク・ボラシー)、ダミアン・ジョコヴィッチ(後半35分:ブライアン・ダボ)=タイラー・ボイド(後半21分:ロイック・レミー)、フェルナンド・ボルドリン、アミヌ・ウマル=ジョエル・ポフジャンパロ(後半1分:アルペル・ポトゥク)



トラブゾン・スポル 2:0 アダナ・デミル・スポル(CNNトルコ 21.12. 5)

ベンガリ・コイタ(左)シモン・デリ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) アンソニー・ンワケメ(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第15節で、首位に立つトラブゾン・スポルが、ホームに迎えたアダナ・デミル・スポルを2:0でくだした。

 トルコ・リーグで、トラブゾン・スポルの黒海からの嵐が吹き荒れ続けている。首位に立ち、負けないトラブゾン・スポルが、第15節でホームに迎えたアダナ・デミル・スポルを2:0でくだした。これで8連勝となったトラブゾン・スポルのゴールは、前半26分にンワケメから、後半9分にマレク・ハムシクから生まれた。
 これで、連続27試合負けた顔を見せていないトラブゾン・スポルは、勝ち点を39に伸ばし、首位を走り続けている。一方のアダナ・デミル・スポルは、同20に留まった。

                 試合経過

 前半4分、バロテッリが、ペナルティーエリアのゴール左斜め前から強いシュートを放ったが、GKウーウルジャン・チャクルがパンチングで防いだ。
 同26分、ドルクハン・トコズが、ペナルティーエリア内のPKポイントに向けてボールを送ると、それに合わせて、ンワケメがグランダーのシュートを放った。これがバーを直撃して跳ね返ったところ、前に詰めていたンワケメが、再度、シュートを放つと、今度は、アダナ・デミル・スポルのゴールネットが揺れた。1:0。
 同40分、右サイドで生まれたトラブゾン・スポルの攻撃で、ペナルティーエリア内へと入り込んだコイタがシュートを試みたが、ボールは、GKアリジャネト・ムリッチが押さえた。
 同45分、バロテッリがヘッドで落としたボールを得て、スヴェンソンが強烈なシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同ロスタイム1分、アキントラが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたビルキル・ブジャルナソンがヘッドで落とした。そのボールを捉えたバロテッリが、至近距離からシュートを放つも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 後半9分、ンワケメが、ペナルティーエリア内へ向け、マレク・ハムシクに素晴らしいボールを送った。すると、マレク・ハムシクは、そのボールをコントロールをして、GKアリジャネト・ムリッチの右を抜けるゴールを決めた。2:0。
 同22分、ペナルティーエリア・ライン上でボールを得たユヌス・アクギュンが、相手選手をすり抜け、右足一閃、強いシュートを放つと、これを、GKウーウルジャン・チャクルが防いだ。その跳ね返りのボールを捉え、シュートを試みようとしたバロテッリだったが、その前に、ウーウルジャン・チャクルがコーナーキックに替えた。
 同37分、ヴァルガスが、右サイドから入れたセンタリングに合わせて、バロテッリがヘディングシュートを試みると、ボールは、ドルクハン・トコズに当たったあと、ウーウルジャン・チャクルがパンチングで防いだ。そのボールが、上のバーに当たると、そのこぼれ球を、ヴィトール・フーゴが、ヘッドで突き上げると、そのボールを、ウーウルジャン・チャクルがしっかりと胸に収めたのだった。

【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、ステファノ・デンスヴィル=マノリス・シオピス(後半40分:ブルーノ・ペレス)、ベラト・オズデミル=アブドゥルカディル・オミュル(後半40分:ユスフ・サル)、マレク・ハムシク、アンソニー・ンワケメ=アンドレアス・コルネリウス(前半13分:ベンガリ・コイタ、後半27分:アナスタシオス・バカセタス)
【アダナ・デミル・スポル】アリジャネト・ムリッチ=ヨナス・スヴェンソン(後半35分:タルク・チャムダル)、サメト・アカイドゥン、シモン・デリ、ジョエル・ラスール=シナン・クルト、ベンジャミン・サタンブリ=ユヌス・アクギュン(後半35分:メタハン・ミマロウル)、ビルキル・ブジャルナソン(後半16分:マティアス・ヴァルガス)、ババジデ・アキントラ(後半27分:ブリット・アッソンバローニャ)=マリオ・バルトレッティ



ベシクタシュ、カスムパシャとのアウェー戦でも成果なし! 重篤な出血が続く、、、(ソズジュ紙 21.12. 4)

ジェフレー・ブルマ(左)アッティバ・ハッチンソン(右)(ファナティック紙) オビンナ・ンウォボド(左)サイル・ラリン(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、新たな週に入り、新たな希望とはならなかった。カスムパシャとのアウェー戦で、0:1とリードを奪いながらも、後半37分に浴びたゴールで、勝ち点1だけしか得られなかった。トルコ・リーグで、ここ5試合、勝ち点3を得ることのできていないベシクタシュは、重篤な出血が続いてしまっている。今節、トラブゾン・スポルが勝つと、ベシクタシュは、首位との勝ち点差が18にもなってしまう。

 トルコ・リーグ第15節の開幕試合で、ベシクタシュは、アウェーで対峙したカスムパシャと1:1で引き分けてしまった。トルコ・リーグで、ここ4試合、敗戦が続いたベシクタシュは、5試合目でも勝てず、勝ち点1のみ得ただけだった。
 ここ14試合で、僅か2勝しかあげていないベシクタシュは、その重要な週でも出血は収まらなかった。セルゲン・ヤルチュン監督とともにやっていくことを決めたベシクタシュが、新たな1ページを開こうと向かったカスムパシャ戦で、先制をしながら、1:1と引き分けてしまったのだった。

                 好機を惜しげもなく逸していった

 若きスター選手ジャン・ボズドーアンの素晴らしいゴールで、前半を0:1で終えたベシクタシュは、後半、点差を拡げるべく得た好機を、徒に逸してしまっていた。後半の最後の20分間にプレッシャーを高めて行ったホームのカスムパシャは、同37分にあげたゴールで同点に追いついた。残りの時間では、双方ともに、スコアを変えるような攻撃は生まれなかった。この結果、勝ち点を21に伸ばしたベシクタシュは、試合数が多い中だが9位に上がった。この4試合で2点目の勝ち点を得たカスムパシャは、同11となったが、降格圏脱出からは程遠い状態だ。

                 得点場面

 前半12分、ジャン・ボズドーアンのゴールで、ベシクタシュが先制した。ペナルティーエリアの外で、相手ディフェンスからの跳ね返りのボールを得たジャン・ボズドーアンが、ドリブルで進み、ペナルティーエリアの僅か手前ゴールの僅か左斜め前から、ファーサイドの隅を狙った素晴らしいシュートを放つと、これが、GKハルン・テキンの左を抜け、カスムパシャのゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。
 後半37分、カスムパシャが、ウムト・ボゾクのゴールで同点に追いついた。ライアン・ドンクからのパスを受けたエヴレン・エレン・エムラルが、左サイドのからグランダーのボールで、センタリングを入れたのに反応して動き出していたウムト・ボゾクが、それに合わせて放ったシュートが、エルシン・デスタノウルの傍らを抜け、ゴールとなったのだった。1:1。

【カスムパシャ】ハルン・テキン=フロレント・ハデルジョナジ、ジェフレー・ブルマ、ライアン・ドンク、サクブ・アイタッチ(後半31分:エヴレン・エレン・エルマル)=ユスフ・エルドーアン(後半39分:モルタダ・ウーアン)、ドーウジャン・ハスポラト(後半32分:タルカン・セルベスト)、ハリス・ハジュラディノヴィッチ(後半39分:ミチャル・トラヴニク)、ヴァレンティン・エイセリッチ=ウムト・ボゾク、ニコライ・ヨルゲンセン(後半1分:ケヴィン・ヴァルガ)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ルドゥヴァン・ユルマズ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半32分:メフメット・トパル)、アッティバ・ハッチンソン(後半42分:ケナン・カラマン)、ジャン・ボズドーアン、サイル・ラリン(後半22分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)=ミシー・バチュハイ(後半42分:ギュヴェン・ヤルチュン)



フェルディ・カドゥオウル、トルコ代表を選択、フェネルバフチェからは、契約更改の働きかけ(ヒュリエット紙 21.12. 3)

フェルディ・カドゥオウル(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェの若きスター選手フェルディ・カドゥオウルが、代表選択の問題で、決断を下した。カナダ代表、オランダ代表、トルコ代表を選択する権利を持つ22歳のフェルディ・カドゥオウルは、正式発表を、年内に行うつもりだ。一方、フェネルバフチェのフロントが、フェルディ・カドゥオウルに関する重大な決定を下した。

 フェネルバフチェで、今季、輝きを見せているフェルディ・カドゥオウルは、以前には3月を待ってくれと言っていたが、自分にとり最重要となるトルコ代表を選ぶ決心をした。
 フェルディ・カドゥオウルは、カナダ代表、オランダ代表、トルコ代表を選ぶ権利を持っているにも拘わらず、トルコ代表を選択したのだ。フェルディ・カドゥオウルは、まだ、正式発表は控えているが、近しい人には、その考えをシェアしている。フェルディ・カドゥオウルによる正式発表は、年内に行われるということが明らかになってきている。

                 新たに5年契約

 フェルディ・カドゥオウルは、この決断で、フェネルバフチェではトルコ人選手としてプレーを続けることができる。フェネルバフチェのフロントは、近々、フェルディ・カドゥオウルに対し、5年契約の新たな契約を示すことが明らかになっている。フェルディ・カドゥオウル自身は、フェネルバフチェに残りたいという意志を持っているため、この交渉を始めるには滞ることはないだろうと言われている。



フェネルバフチェのアッティラ・サライに新たな任務(ファナティック紙 21.12. 2)

アッティラ・サライ(スター紙)  アッティラ・サライは、フェネルバフチェのナンバーワンのストッパーと看られてきた。だが、ヴィトール・ペレイラ監督は、最近、このハンガリー人選手アッティラ・サライを、第4の選択肢にしてしまった。ガラタサライ、オリンピアコス、ギョズテペとの試合では控えに回っていたアッティラ・サライが、チャイクル・リゼ戦では先発メンバーに戻って来る。しかし、ストッパーとしてではない。

 フィリップ・ノヴァクが、レッドカードをもらい出場停止処分がくだったため、23歳のアッティラ・サライは、この日曜日の試合には、ディフェンスの左サイドの任務をすることになる可能性が出てきている。アッティラ・サライは、練習試合で、左サイドバックとして試されている。そして、そのプレーぶりに注目を集めているところだ。



ルイス・グスタボ、ピッチに戻って来る(CNNトルコ 21.12. 1)

ルイス・グスタボ(ファナティック紙)  故障の癒えたフェネルバフチェのルイス・グスタボが、チャイクル・リゼ戦でピッチに戻って来る。

 トルコ・リーグ第11節のコンヤ・スポルとの一戦で、故障を発生させたルイス・グスタボは、その試合の後半14分に、メルト・ハカン・ヤンダシュと交替を余儀なくされた。検査を受けた結果、左上腕二頭筋に損傷があることが判り、治療を受けていたルイス・グスタボが、恢復をしたのだ。
 ギョズテペ戦後、間を置かず、第15節、12月5日(日)に戦うチャイクル・リゼ戦に向けての準備を始めているフェネルバフチェで、ルイス・グスタボは、チームに、既に合流して練習を行っている。故障が癒えたルイス・グスタボは、チャイクル・リゼ戦では出場するものと思われる。



ギョズテペ 1:1 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP 21.11.30)

セルダル・ドゥルスン(フェネルバフチェ公式HP) オビンナ・ンウォボド(左)イルファン・ジャン・カフヴェジ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第14節で、ギョズテペとのアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、1:1の引き分けに終わった。ギュルセル・アクセル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェのゴールは、後半3分にセルダル・ドゥルスンが決めた。一方、フィリップ・ノヴァクが、後半43分、2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となった。この結果、フェネルバフチェの勝ち点は24となった。

                 試合経過

 前半33分、右サイドからハリル・アクブナルがセンタリングを入れると、PKポイント近くにいたヤホヴィッチがヘッドで合わせると、GKベルケ・オゼルが、これを、大きくクリアした。
 同34分、ゴール右斜め前でボールを得たハリル・アクブナルがシュートを放つと、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。
 同40分、ギョズテペが先制した。メスト・エジルが、キム・ミンジェに渡そうとしたボールを奪ったヤホヴィッチが、ペナルティーエリア内へと持ち込んでからシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れた。1:0。
 同43分、右サイドから、ベルカン・エミルが、枠に向って送ったボールを、GKベルケ・オゼルが、際どいところでコーナーキックに替えた。
 後半2分、突然生まれたギョズテペの攻撃で、ヤホヴィッチが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたハリル・アクブナルが、それに合わせてシュートを放つと、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同3分、イルファン・ジャン・カフヴェジが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティーエリア内にいたセルダル・ドゥルスンが、それに合わせてヘディングシュートを放つと、ギョズテペのゴールネットが揺れた。1:1。
 同32分、ギョズテペの攻撃で、ダヴィド・ティジャニッチが倒されて得たフリーキックを、ベルカン・エミルが蹴ると、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行った。

【ギョズテペ】イルファン・ジャン・エーリバヤト=ムラト・パルリ、ディノ・アルスラネイジッチ、アトゥンチ・ヌカン、アタカン・チャンカヤ、ベルカン・エミル=ダヴィド・ティジャニッチ、オビンナ・ンウォボド、ソネル・アイドーウ、ハリル・アクブナル(後半41分:ル―レンシー・ロドリゲス)=アディス・ヤホヴィッチ(後半38分:シェリフ・ンディアエ)
【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=フェルディ・カドゥオウル、セルダル・アズィズ、キム・ミンジェ、フィリップ・ノヴァク=マックス・メイヤー(後半32分:メルギム・ベリーシャ)、ミゲル・クレスポ、ミハ・ザイッチ(後半19分:ホセ・ソーサ)=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半32分:ディエゴ・ロッシ)、メスト・エジル(後半45分:アッティラ・サライ)=セルダル・ドゥルスン



カラギュムリュク 0:2 トラブゾン・スポル(NTV改 21.11.29)

アブドゥルカディル・オミュル(NTV) セルハト・アフメトウル(左)アンソニー・ンワケメ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つトラブゾン・スポルが、カラギュムリュクという障壁を、勝ち点を失うことなく乗り越えた。このイスタンブルでの試合を0:2で制したトラブゾン・スポルは、これで7連勝を遂げたことになる。コンヤ・スポル、ハタイ・スポルという追走する2クラブが負けたため、トラブゾン・スポルは、後をつけるクラブから、少なくとも勝ち点差を10つけることになった。

 トラブゾン・スポルの嵐は、カラギュムリュクとのアウェー戦でも休まることはなかった。トラブゾン・スポルは、このアウェー戦を0:2で制したのだ。これで7連勝を遂げることになったトラブゾン・スポルは、コンヤ・スポル、ハタイ・スポルが負けたため、2位以下につけた勝ち点差を10と拡げた。
 この試合、終始、優位を保ったトラブゾン・スポルは、まず、前半17分、ジャニニー・セメドのPKでのゴールで、0:1と先制した。マレク・ハムシクのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったジャニニー・セメドが、デリク・ルカッセンのチェックを受けてピッチに倒れた。ジュナイト・チャクル主審は、一旦は、コーナーキックを指示したが、ヴィデオ判定システム審判オズギュチ・テュルカルプから警告が入り、映像確認をした同主審はPKを宣告した。このPKを、ジャニニー・セメドが蹴ると、ヴィヴィアーノが右へ飛び、これを防いだ。だが、ここでもヴィデオ判定システムに確認に入った同主審は、ヴィヴィアーノが、ゴールラインを早く離れていたとして、PKのやり直しを指示した。このPKを、再度、ジャニニー・セメドが蹴り、今度はゴールインしたのだった。0:1。同ロスタイム2分、ジャニニー・セメドがお膳立てをして触れるだけで良かったボールを、ンワケメが、丁寧になり過ぎてファーサイドの外へと蹴り出してしまった。
 前半を0:1とリードを保ったまま終わったトラブゾン・スポルを楽にさせたのは、ここ数節、好調のアブドゥルカディル・オミュルだった。後半17分、ペナルティーエリアの外から放った見事なシュートがゴールとなり、スコアを0:2とした。アブドゥルカディル・オミュルは、自身のサッカー人生で、初となる3試合連続のゴールだ。
 残りの時間、優位に立ち続けたトラブゾン・スポルは、結局、0:2で勝った。7連勝を遂げたトラブゾン・スポルは、第14節を終わって、勝ち点36とし、首位を走っている。

【カラギュムリュク】エミリアーノ・ヴィヴィアーノ=セルハト・アフメトウル(後半19分:トゥナイ・トルン)、デリク・ルカッセン、ジュレ・バルコヴェッチ、ジャネル・エルキン(後半39分:ラヤン・バニヤ)=アドナン・ウーウル(後半27分:ヴァト・アルヴェラージェ)=エムレ・モル(後半27分:ヤニス・サリブル)、アンドレア・ベルトラッチ、ジミー・ドゥルマズ、ヤン・カラモー(後半27分:アフメッド・ムサ)=アレクサンダル・ペシッチ
【トラブゾン・スポル】ウーウルジャン・チャクル=ドルクハン・トコズ、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、アンデルス・トゥロンドセン(後半28分:ステファノ・デンスヴィル)=マノリス・シオピス、マレク・ハムシク(後半37分:アブドゥルカディル・パルマク)=ジャニニー・セメド(後半16分:ベラト・オズデミル)、アブドゥルカディル・オミュル(後半28分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ(後半37分:セルカン・アサン)=アンドレアス・コルネリウス



ベシクタシュ、ホームで大きな衝撃(TRT改 21.11.28)

アズィズ・ベヒッヒ(左)ヴァレンティン・ロシエ(右)(ギレスン・スポル公式Twitter) セルジーニョ(ギレスン・スポル公式Twitter)  トルコ・リーグ第14節で、ベシクタシュが、ホームで、ギレスン・スポルに0:4という大敗を喫した。トルコ・リーグで、4連敗を喫することになったベシクタシュだが、この試合の前半39分には、ネジプ・ウイサルが、ヴィデオ判定システムでの確認後、レッドカードをもらった。

 UEFAチャンピオンズリーグで5連敗を喫したベシクタシュが、トルコ・リーグでも悪い状態が続いている。ギレスン・スポルをホームに迎えたベシクタシュが、0:4という大敗を喫してしまったのだ。
 ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、ギレスン・スポルが、ヴィデオ判定システムでの確認後に、前半20分にPKを獲得した。ゼキ・ヤウルが、右サイドからセンタリングを入れると、セルジーニョがヘッドで合わせたところ、ボールが、ヴァレンティン・ロシエの手に当たった。ヒュセイン・ギョチェク主審が、ヴィデオ判定システムへ確認に向かい、PKを指示したのだった。そのPKをディアバテが蹴ると、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 ベシクタシュのネジプ・ウイサル主将が、同36分にディアバテに対して行ったファウルに対しイエローカードが出された。ヒュセイン・ギョチェク主審は、ヴィデオ判定システムに向かい、確認後、イエローカードを取り消し、同39分に、レッドカードに替え、ネジプ・ウイサルを退場処分とした。そして、前半は、ギレスン・スポルが0:1とリードを保ったまま終わった。
 後半10分、GKメルト・ギュノクのミスをうまく咎めたギレスン・スポルのFWバルデが、点差を2とするゴールを決めた。ギレスン・スポル陣内から出されたロングボールに対応しようと、ペナルティーエリアの外へ出たメルト・ギュノクが、頭上を越えるボールを処理できず、ボールがバルデの前に落ち、そのバルデががら空きとなったゴールに蹴り込んだのだった。0:2。
 同19分には、ギレスン・スポルが、セルジーニョのゴールで、スコアを0:3とした。パス交換をしながらペナルティーエリア内へと入り込んだバルデがシュートを放つと、メルト・ギュノクからボールが跳ね返った。そこを、詰めていたセルジーニョが仕上げを行ったのだった。
 同45分、ギレスン・スポルが4点目を決めた。GKメルト・ギュノクが、ギレスン・スポルがペナルティーエリア内へと送ったボールをコントロールしようと、後ろへ後ろへと下がったところ、瞬間、ピッチに倒れ込んだ。そのボールを奪ったフラヴィオが、ピッチに倒れ動かくなくなったメルト・ギュノクをしり目に、ボールをファーサイドに送ると、このボールを、ジョー・チャンプネスががら空きのゴールに放り込んだのだった。0:4。
 メルト・ギュノクは、このあと、ストレッチャーに乗せられピッチを後にした。そして、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ギレスン・スポルが、難しいベシクタシュとの一戦を0:4で制したのだった。
 この結果、ここに来て出口を見出したギレスン・スポルは、勝ち点を16に伸ばしたのに対し、トルコ・リーグで、ここ4試合、勝利から見放されることになったベシクタシュは、同20に留まり、ここ12試合で10試合を失ったことになる。

【ベシクタシュ】メルト・ギュノク(後半ロスタイム2分:エルシン・デスタノウル)=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、ネジプ・ウイサル、ウムト・メラシュ(後半42分:フランシスコ・モンテーロ)=ラシド・ゲザル(後半1分:ウエリントン・シルヴァ)、ミラレム・ピャニッチ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ(後半24分:ジャン・ボズドーアン)=ミシー・バチュハイ(後半25分:アレックス・テイシェイラ)、サイル・ラリン
【ギレスン・スポル】オカン・コジュク=ゼキ・ヤウル、ママドゥ・ディアッラ、アレクシス・ペレス、アズィズ・ベヒッヒ(後半41分:ジョ―・チャンプネス)=ハミドゥ・トゥラオレ(後半41分:エロル・ジャン・アクダー)、フラヴィオ=マゴメド・スレイマノフ(後半29分・エムレ・タシュデミル)、フセニ・ディアバテ、セルジーニョ(後半41分:ウムト・ナイル)=イブラヒマ・バルデ(後半24分:ジョエイ・ペルペシ)



バシャックシェヒル・スポル、エムレ・ベレズオウル監督下で初の失態(TRT 21.11.27)

グルブラッドセン(左)カズムジャン・カラタシュ(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP) トルガ・ジエルジ(左)カリー・ティアム(右)(バシャックシェヒル・スポル公式HP)  エムレ・ベレズオウル監督就任後5連勝を遂げて来たバシャックシェヒル・スポルが、トルコ・リーグ第14節で、アルタイをホームに迎えた。試合は、開始時のままの同点の状態で終わった。

 トルコ・リーグ第14節で、エムレ・ベレズオウル監督下で5連勝を遂げてきたバシャックシェヒル・スポルが、アルタイと対峙した。バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、試合開始時のまま、両者無得点のまま終わった。前半30分には、バシャックシェヒル・スポルが、オカカのゴールで得点したかと見えたが、オフサイド判定でゴールは取り消された。この結果、エムレ・ベレズオウル監督就任後、初めて勝ち点を失ったバシャックシェヒル・スポルは、勝ち点を22に伸ばし7位となった。トルコ・リーグで、ここ7試合、勝ちから見放されているアルタイは、同17で11位につけている。

                 試合経過

 前半20分、ハサン・アリ・カルドゥルムが、左サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったオカカがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同30分、ホームのバシャックシェヒル・スポルがゴールを決めたかに見えたが、ヴィデオ判定システムを活用したのち、ゴール判定が取り消された。トルガ・ジエルジからのパスを、右サイドにいたグルブラッドセンが、強いグランダーのボールでペナルティーエリア内へ向け折り返した。そのコースに入ったオカカが、相手選手のマークがあったにも拘わらず、きれいなシュートを放つと、これがゴールインしたのだった。しかし、ヴィデオ判定システムで確認後、グルブラッドセンがオフサイドの位置にいたことが判り、ゴールは取り消された。
 同38分、アルタイのディフェンスのミスから、ボールがオカカの前に転がった。イタリア人選手オカカは、ペナルティーエリアへと持ち込み、GKと1対1となったところからシュートを放つも、GKリスが、これをコーナーキックに替えた。そして、前半は、両者、無得点のまま終わった。
 後半17分、アレクシッチが、中盤の右サイドからペナルティーエリア内へ向け送った長いセンタリングに対し、相手ディフェンスの裏を取っていたベルカイ・オズジャンが、いい状態でヘッドで合わせたが、GKリスがコントロールしてしまった。
 同20分、アレクシッチが、ペナルティーエリア内からシュートを試みたが、GKリスが、右方向に飛びつき、これを防いだ。
 同26分、エディン・ヴィスチャが、ペナルティーエリア内ゴール右斜め前からシュートを放ったが、GKリスが、この枠を捉えたボールを防いでしまった。
 同28分、右サイドからフェイントをかけながらペナルティーエリア内へとボールを持ち込んだエディン・ヴィスチャが、PKポイント地点にいたアレクシッチにボールを出した。そのアレクシッチが、右足一閃、シュートを放ったが、ボールは逆サイドに流れて行っただけだった。
 同32分、カイサラからのパスを、ペナルティーエリア内で得たベルカイ・オズジャンが、それに合わせてシュートを試みたが、今度もまた、GKリスがゴールを許さなかった。
 同41分、エルハン・チェレンクの蹴った右コーナーキックに合わせて、ジャンプ一番、ムラト・アクチャがヘディングシュートを放ったが、僅かに枠を外れて外に出て行ってしまった。そして、試合は、両者無得点のまま終わった。

【バシャックシェヒル・スポル】ムハッメド・シェンゲゼル=オメル・アリ・シャヒネル(後半21分:ジュニオール・カイサラ)、レオ・ドゥアルテ、ユッスーフ・ンダイシミエ、ハサン・アリ・カルドゥルム=トルガ・ジエルジ(後半1分:ダニエル・アレクシッチ)=フレデリック・グルブラッドセン(後半21分:エディン・ヴィスチャ)、マフムト・テクデミル、ベルカイ・オズジャン(後半34分:デニズ・トゥルチ)、ナセル・チャドリ(後半44分:アタベイ・チチェック)=ステファノ・オカカ
【アルタイ】マテウス・リス=セブライル・カラエル、イブラヒム・オズテュルク、ムラト・アクチャ、カズムジャン・カラタシュ=アンドレ・ポコ、カリー・ティアム=レアンドロ・カッペル(後半34分:エルハン・チェレンク)、セザル・ピナレス(後半23分:アフメド・ラヤン、後半ロスタイム3分:デニズ・カダー)、マルティン・ロドリゲス(後半34分:ゼキ・ユルドゥルム)=ダウーダ・バンバ



ガラタサライ 4:2 マルセイユ(NTV 21.11.26)

チカルダウ(ガラタサライ公式HP) ケレム・アクテュルコウル(左)(ミリエット紙)  UEFA欧州リーグE組第5節で、フランスのマルセイユをホームに迎えたガラタサライが、4:2のスコアで勝利を収めた。

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、トルコ・リーグ第13節で戦ったフェネルバフチェとの一戦に起用した先発メンバーから、2選手を入れ替えた。ハリル・デルヴィショウルに替えてムバエ・ジャッネを、また、オリンピウ・モルタンに替えてタイラン・アンタルヤルをピッチに送り出した。
 前半12分、マルセイユのディフェンダーがパスを出そうとしたとき、そのボールが出たところへ、チカルダウが入った。そのこぼれ球を得たソフィアン・フェグリが、ボールを相手ディフェンスの裏を取ったチカルダウに出した。ペナルティーエリアの右サイドから内へと入ったチカルダウは、相手GKと1対1となったところから強いシュートを放つと、これが、マルセイユのゴールネットに突き刺さった。1:0。
 同30分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。相手陣内半ばでボールを得たベルカンが、ケレム・アクテュルコウルにボールを出した。ペナルティーエリア手前でボールを得たケレム・アクテュルコウルは、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと動いていたチカルダウにパスを送った。ボールを持って、ゴールエリアのゴール右斜め前から入り込んだチカルダウが、内へと送ったボールが、ドゥイェ・チャレタ・ツァルに当たりゴールインしたのだった。そして、前半は、ガラタサライが2:0とリードしたまま終わった。
 後半19分、ケレム・アクテュルコウルが、中盤でウィリアン・サリバにプレスをかけると、ボールが跳ね、そのこぼれ球を、ムバエ・ジャッネが、ダイレクトで、ケレム・アクテュルコウルに送った。ボールを持ち、ゴール左斜め前からペナルティーエリアへと入ったケレム・アクテュルコウルが、ファーサイドにボールを送った。そこに全くフリーの状態でいたソフィアン・フェグリが、それに合わせるとゴールが決まったのだった。3:0。
 同22分、右ショートコーナーのあと、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと入ったアフマドゥ・バンバ・ディエンが、ケレム・アクテュルコウルとのマッチアップとなった際、ピッチに倒れた。それを咎めた主審がPKを指示した。アルカディウシュ・ミリクが、このPKを蹴ると、ムスレラが、右方向に跳び、これを防いだが、跳ね返りのボールに、詰めていたアルカディウシュ・ミリクが、再び触れると、ゴールが生まれた。3:1。
 同38分、ライアン・バベルが、ファーストタッチでゴールを決めた。マルカオが、ペナルティーエリア内へと向け放り込んだボールを、ゴール左斜め前で得たライアン・バベルが、ファーサイドのゴール隅を狙った見事なシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。4:1。
 同40分、コンラッド・デ・ラ・フエンテが、ゴール左斜め前からファーサイドに向けて浮かしたボールが、ネルソンからこぼれた。そのこぼれ球を得たアルカディウシュ・ミリクが、至近距離からシュートを試みると、ガラタサライのゴールネットが揺れた。4:2。
 同45分、ガラタサライが、4:2とリードを保ったまま終わった。この結果、勝ち点を11に伸ばしたガラタサライは、グループリーグ戦からの勝ち上がりを確保した。一方のマルセイユは、同4で3位のままである。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=ベルカン・クトゥル(後半ロスタイム3分:バルトゥー・エルマズ)=タイラン・アンタルヤル、ベルカン・クトゥル、アレクサンドゥル・チカルダウ(後半6分:オリンピウ・モルタン)=ソフィアン・フェグリ(後半37分:クリスティアン・ルイダンマ)、ムバエ・ジャッネ(後半ロスタイム3分:モスタファ・モハメッド)、ケレム・アクテュルコウル(後半37分:ライアン・バベル)



ベシクタシュ 1:2 アヤックス(NTV 21.11.25)

ウムト・メラシュ(右)(アヤックス公式Twitter) セバスティアン・アレル(アヤックス公式Twitter)  UEFAチャンピオンズリーグC組第5戦で、オランダのアヤックスをホームに迎えたベシクタシュは、前半、1:0とリードを奪いながら、1:2で敗れてしまった。グループリーグ戦で、まだ、勝ち点を得ていないベシクタシュは、これで、ヨーロッパのカップ戦からの敗退が決まった。

 ベシクタシュは、この試合に、トルコ・リーグのアランヤ・スポル戦より5選手を入れ替えて臨んだ。セルゲン・ヤルチュン監督は、アランヤ・スポル戦の先発メンバーに入っていたエルシン・デスタノウル、アッティバ・ハッチンソン、ウエリントン・シルヴァ、ケナン・カラマンを控えに回した。替わりに、この試合に、メルト・ギュノク、メフメット・トパル、アレックス・テイシェイラ、フランシスコ・モンテーロ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥを、先発メンバーに入れた。
 前半20分、ベシクタシュの右コーナーキックが蹴られたとき、ニアサイドにいたマズラウィが動いたときに、ボールが手に当たった。ベシクタシュの選手が、PKを主張したので、この試合のペリト主審が、ヴィデオ判定システムの映像確認に向かい、確認後、PKを指示した。同22分、このPKをラシド・ゲザルが蹴ると、アヤックスのゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 前半は、このスコアのまま、ベシクタシュがリードをして終わった。
 後半9分、ライアン・フラーフェンベルフが深くえぐるパスを入れると、そのボールを得たニコラス・タグリアフィコが、ゴール左斜め前からペナルティーエリア内へと入り、GKと1対1となったところで、ボールをセバスティアン・アレルに出した。そのセバスティアン・アレルが、がら空きになっていたゴールに放り込んでしまい、同点となった。1:1。
 同24分、ドゥシャン・タディッチが、PKポイントに向けグランダーのボールで、フリーキックを蹴るとリサンドロ・マルティネスが、それに合わせてシュートを放った。そのこぼれ球が、セバスティアン・アレルの前に転がると、全くフリーの状態でボールを得たセバスティアン・アレルが、ファーサイドでシュートを放つと、ベシクタシュのゴールに収まってしまった。1:2。
 同33分、フランシスコ・モンテーロが傷んだ。セバスティアン・アレルと空中戦を演じたあと、故障を発生させてしまったフランシスコ・モンテーロは、ピッチに倒れ込んでしまった。結局、フランシスコ・モンテーロは、ストレッチャーに乗せられピッチを後にすることになった。
 そして、試合は、アヤックスがリードを保ったまま終わった。この結果、ベシクタシュは、勝ち点0で最下位のままだ。一方のアヤックスは5連勝で、勝ち点を15とし、首位を守ったのだった。

【ベシクタシュ】メルト・ギュノク=ヴァレンティン・ロシエ、ドマゴイ・ヴィダ、フランシスコ・モンテーロ(後半35分:ネジプ・ウイサル)、ウムト・メラシュ=ミラレム・ピャニッチ(後半35分:サリフ・ウチャン)、メフメット・トパル(後半35分:アッティバ・ハッチンソン)=ラシド・ゲザル(後半22分:ミシー・バチュハイ)、アレックス・テイシェイラ(後半14分:ジャン・ボズドーアン)、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ=サイル・ラリン



フェネルバフチェ、メスト・エジルの衝撃(ファナティック紙 21.11.24)

メスト・エジル(ファナティック紙)  フェネルバフチェに、スター選手メスト・エジルから悪い知らせが舞い込んだ。ガラタサライとのダービーマッチで、ゴールを決め、注目を集めたメスト・エジルが、故障のため、オリンピアコス戦に出場ができないのだ。

 メスト・エジルは、ダービーマッチのあと、足首に腫れが出ており、練習には顔を見せていないということは判っていた。そのため、フェネルバフチェのメディカル・スタッフが、メスト・エジルを休ませる決定をしたのだ。
 メスト・エジルは、ガラタサライとのダービーマッチでゴールを決め、再び、フェネルバフチェのサポーターの心を掴んでいた。ヴィトール・ペレイラ監督から出場の機会をもぎ取ったメスト・エジルは、ギョズテペ戦には間に合うものと考えられている。



首位トラブゾン・スポルを愛する人へ幸せが、、、歴史的な勝利、3:0(ソズジュ紙+フォトマッチ紙補綴 21.11.23)

ジャニニー・セメド(トラブゾン・スポル公式HP) メヴィトール・フーゴ(左)ヌーア・ディコ(右)(ガジアンテップFK公式Twitter)  トルコ・リーグ第13節で、ガジアンテップFKをホームに迎えた首位のトラブゾン・スポルが、サポーターの前で3:0で勝ち、不敗記録を続ける、クラブ史上に残る勝利を得たのだった。これで、トラブゾン・スポルの連続不敗記録は25と伸びた。

 トルコ・リーグで負けない王者トラブゾン・スポルが、第13節でガジアンテップFKをホームに迎えた。トラブゾン・スポルは、前半にあげたゴールで、ガジアンテップFKを3:0でくだし、ライバルとの差を開けるとともに、負けない王者の地位を確固たるものとした。トラブゾン・スポルは、この勝利で、ここ25年間で、最高のパフォーマンスを示すとともに、連続不敗記録を25に伸ばした。前半20分、アブドゥルカディル・オミュルが、遠い距離からのフリーキックを、直接ゴールを決め、1:0と先制した。同42分には、ジャニニー・セメドのゴールで点差を2と拡げた。ンワケメのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取り、ボールを得たジャニニー・セメドが、GKギュナイ・ギュヴェンチと1対1となったところから放ったシュートが、ガジアンテップFKのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。2点目が入ったあと、バラバラになってしまったガジアンテップFKのディフェンスの弱点をついたトラブゾン・スポルは、同ロスタイム3分、アンドレアス・コルネリウスが、3:0となるゴールを決めた。ジャニニー・セメドからのパスを、ペナルティーエリアのゴール左斜め前で得たアンドレアス・コルネリウスが、グランダーのシュートでゴールを決めたのだった。そして、前半は、このスコアで終了した。

                  ガジアンテップFK、ゴールラインを越えられず

 後半に入り、らしさいっぱいに模様替えしたガジアンテップFKは、点差を縮めようと、多くのゴール機会を掴んだ。3本のシュートがバーを直撃し、3本がゴールライン際からクリアされたガジアンテップFKの努力は結果には繋がることはなく、試合は、トラブゾン・スポルが3:0のリードを保ったまま終わった。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点を30に伸ばし、ガジアンテップFKは同15に留まった。これで、トラブゾン・スポルは、後を追走するハタイ・スポルとの勝ち点差7を維持し、フェネルバフチェとの勝ち点差は10に、ガラタサライとは12差、ベシクタシュとは13差とした。トラブゾン・スポルは、次節では、カラギュムリュクとのアウェー戦を戦い、ガジアンテップFKは、ホームにコンヤ・スポルを迎える。

                  トラブゾン・スポル、歴史に残るパフォーマンス

 トラブゾン・スポルは、この勝利で、トルコ・リーグでの勝ち点を33都とし、この25年間で、13節を終わったところでは、最高の成績となっている。ここまでの13節を10勝3分で勝ち点33を得ているトラブゾン・スポルは、クラブ史上最高の冒頭の13節を終えたことになる。

【トラブゾン・スポル】アルダ・アクブルト=ドルクハン・トコズ(後半42分:セルカン・アサン)、エドガー・レ、ヴィトール・フーゴ、アンデルス・トゥロンドセン=マノリス・シオピス、ベラト・オズデミル(後半36分:ブルーノ・ペレス)=ジャニニー・セメド、アブドゥルカディル・オミュル(後半36分:ユスフ・サル)、アンソニー・ンワケメ(後半42分:ユヌス・マル)=アンドレアス・コルネリウス(後半24分:ステファノ・デンスヴィル)
【ガジアンテップFK】ギュナイ・ギュヴェンチ=オウズ・ジェイラン(後半1分:アンジェロ・サガル)、エルトゥールル・エルソイ、スティーヴン・コーカー、パピ・ジロボジ、アリン・トシュジャ(後半12分:ハムザ・メンディル)=ステリオス・キッツォー、ドーアン・エルドーアン(後半27分:ユスフ・テュルク)、レジェップ・ニヤズ(後半36分:フルカン・ソヤルプ)、アレクサンドゥル・マキシム=ヌーア・ディコ(後半28分:アレクサンデル・メルケル)



息を呑むダービーマッチ、勝ったのはフェネルバフチェ(アクシャム紙+フェネルバフチェ公式HP 21.11.22)

ミゲル・クレスポ(フェネルバフチェ公式HP) メスト・エジル(左)アレクサンドゥル・チカルダウ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第13節で、フェネルバフチェが、アウェー戦でガラタサライを1:2でくだした。

 トルコ・リーグ第13節で、ガラタサライとフェネルバフチェが、Nefスタジアムで対峙した。2年ぶりに、観客をフルで入れたスタンドを前に、この試合に臨んだガラタサライが、早々に優位に試合を進めた。前半16分、調子の上がっているケレム・アクテュルコウルのゴールで、ガラタサライが1:0と先制した。ガラタサライの攻撃で、自陣でボールを得て、スピードに乗って前進したケレム・アクテュルコウルが、パスをモルタンに出したあと、ペナルティーエリアへと向け走った。再び、モルタンからのパスを、ペナルティーエリア・ライン上で得たケレム・アクテュルコウルが、PKポイントの手前から狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。1:0。この時間のあと、ガラタサライは2点目を求め、フェネルバフチェは同点に追いつこうと動いたが、同31分、再び、ゴールネットが揺れた。 フェネルバフチェのスター選手メスト・エジルが、70mを駆け上がり放ったシュートが、ムスレラを捉えたのだった。そして、同点に追いついた。1:1。前半は、このスコアのまま終わった。後半は前半に比べて、テンポが上がった。同38分、フェネルバフチェは、マルセル・ティッセランが、この日2枚目のイエローカードで、レッドカードをもらってしまった。同40分、ムバエ・ジャッネのゴールが決まったかに見えたが、ファウルがあったとして取り消されてしまった。ヴィデオ判定システムの映像を確認したハリル・ウムト・メレル主審は、ムバエ・ジャッネがヘディングシュートを放つ前に、ベリーシャに対するファウルがあったとして、取り消したのだった。同ロスタイム2分、フェネルバフチェが勝ち越した。ディエゴ・ロッシの右サイドからのパスを受けたクレスポが、ゴール右斜め前からペナルティーエリア内へと入り込み、強烈なシュートを放つと、GKムスレラが止めようとしたが、ファーサイドのサイドバーに当たり、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。そして、フェネルバフチェが、1:2で、このダービーマッチを制したのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=デアンドレ・イエドゥリン、ヴィクトール・ネルソン、マルカオ、パトリック・ファン・アーンホルト=ベルカン・クトゥル=ソフィアン・フェグリ(後半38分:モスタファ・モハメッド)、オリンピウ・モルタン(後半20分:ムバエ・ジャッネ)、アレクサンドゥル・チカルダウ、ケレム・アクテュルコウル=ハリル・デルヴィショウル(後半20分:タイラン・アンタルヤル)
【フェネルバフチェ】ベルケ・オゼル=フェルディ・カドゥオウル、マルセル・ティッセラン、キム・ミンジェ、フィリップ・ノヴァク=メルト・ハカン・ヤンダシュ(後半ロスタイム1分:セルダル・アズィズ)、ホセ・ソーサ(後半26分:ミゲル・クレスポ)、ミハ・ザイッチ=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半26分:ブライト・オシャイ・サミュエル)、メスト・エジル(後半ロスタイム1分:ディエゴ・ロッシ)=メルギム・ベリーシャ(後半ロスタイム1分:セルダル・ドゥルスン)



アランヤ・スポル 2:0 ベシクタシュ(NTV 21.11.21)

ババカル(CNNトルコ) ヴァレンティン・ロシエ(左)ダヴィッドソン(右)(アランヤ・スポル公式HP)  ベシクタシュが、勝利から見放されている。トルコ・リーグ第13節で、アランヤ・スポルとのアウェー戦を戦ったベシクタシュは、2:0で敗れ、これで3連敗となってしまった。首位争いに、一層の打撃を受けてしまったベシクタシュは、1試合少ないトラブゾン・スポルから、勝ち点で10差のままとなった。

 トルコ・リーグ第13節で、ベシクタシュは、アランヤ・スポルとのアウェー戦を、バフチェシェヒル学校群スタジアムで戦い、2:0で敗れてしまった。ホームのアランヤ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半14分にババカルが、後半ロスタイム4分にディエデューが決めた。この結果、3連敗を喫したベシクタシュは、勝ち点が20に留まったのに対し、ビュレント・コルクマズ監督下、いいプレーを見せているアランヤ・スポルは、同24に伸ばし、試合数が多い中だが3位に上がった。
 この試合に、スピード豊かに臨んだのはベシクタシュだったにも拘わらず、ホームのアランヤ・スポルが、カウンター攻撃で、前半14分にババカルがゴールを決めた。右サイドで生まれた攻撃で、ジュアンフランが、ペナルティーエリア内へと入れようとしたセンタリングを、ベシクタシュのディフェンダーが遮ろうとした。そのボールが、エフェジャン・カラジャの前に落ちたため、エフェジャン・カラジャが右コーナーから内へと折り返すと、そのコースに入ったババカルがゴールを決めたのだった。1:0。

                  ゴールが取り消された

 同41分、アランヤ・スポルにゴールが生まれたが、ヴィデオ判定システム審判から入った警告で、取り消されてしまった。アランヤ・スポルの攻撃で、アワズィエムがグランダーで送ったボールが、ドマゴイ・ヴィダからこぼれエムレ・アクババのところへと転がった。そのエムレ・アクババが、ペナルティーエリア内へと持ち込み、ゴール左斜め前から右足のインサイドを使ったシュートを放つと、ファーサイドのゴール隅に入ったものだった。しかし、ヴィデオ判定システム審判で確認後、アルペル・ウルソイ主審は、オフサイドがあったとしてゴールを取り消したのだった。そして、前半は、アランヤ・スポルが1:0とリードしたまま終わった。この前半の終了後、文句を言ったビュレント・コルクマズ監督に、イエローカードが出された。
 ベシクタシュのセルゲン・ヤルチュン監督は、後半に入るにあたり、2選手の交替を行った。アッティバ・ハッチンソンとピャニッチを下げ、ジャン・ボズドーアンとアレックス・テイシェイラを投入した。
 同点に追いつこうと、アランヤ・スポルのゴールマウスに負荷をかけて行ったベシクタシュだったが、相手のディフェンスを越えることができなかった。ホームのアランヤ・スポルは、同ロスタイム4分、ディエデューのゴールで、点差を2と拡げた。アランヤ・スポルのスピードに乗った攻撃で、ボールを得たディエデューが、まず、ウエリントン・シルヴァをかわし、ペナルティーエリア内へと入り、GKエルシン・デスタノウルをも抜け、ボールをゴールに送り込んだのだった。2:0。
 残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、アランヤ・スポルが2:0で勝った。そして、ここ3試合いずれも、勝ち点を逃すことはなかったのだった。ベシクタシュは、トルコ・リーグ第14節では、ホームに、ギレスン・スポルを迎えるのに対し、アランヤ・スポルは、アンタルヤ・スポルと対峙することになる。

【アランヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ジュアンフラン、チドズィー・アワズィーム、ミハ・メヴリャ、タイフル・ビンギョル=ファーティフ・アクソイ(後半38分:ジョアオ・ノヴァイス)、ウムト・ギュネシュ=エフェジャン・カラジャ(後半43分:レロイ・フェル)、エムレ・アクババ、ダヴィッドソン(後半38分:ダニエル・カンデイアス)=クーマ・ババカル(後半27分:ファマラ・ディエデュー)
【ベシクタシュ】エルシン・デスタノウル=ヴァレンティン・ロシエ、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ウムト・メラシュ=ジョゼフ・デ・ソーサ=ラシド・ゲザル(後半41分:ギュヴェン・ヤルチュン)、アッティバ・ハッチンソン(後半1分:ジャン・ボズドーアン)、ミラレム・ピャニッチ(後半1分:アレックス・テイシェイラ)、サイル・ラリン=ケナン・カラマン(後半14分:ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ)



フェネルバフチェ、ガラタサライとのダービーマッチを前に3選手を欠く(スター紙 21.11.20)

ヴィトール・ペレイラ監督(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェは、ガラタサライとのダービーマッチで、3選手を活用するわけにはいかない。故障を抱えるアルタイ・バユンドゥル、エネル・ヴァレンシア、ルイス・グスタボが、この試合にはプレーできないのだ。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第13節で、明日、ガラタサライと対峙する。NEFスタジアムで行われ、午後7時に始まるこの試合は、ハリル・ウムト・メレル主審が裁く。
 今季、いい始まり方をして、第8節終了時点では首位に立っていたフェネルバフチェだったが、その後の4試合では、僅かに勝ち点1を得ただけだ。この間、アウェーでは、トラブゾン・スポルとコンヤ・スポルに敗れ、ホームでは、アランヤ・スポルに敗れている。この間、フェネルバフチェが獲得した勝ち点1は、カイセリ・スポルとの一戦で得たものだ。

                 フェネルバフチェは、3選手を欠く

 フェネルバフチェは、このガラタサライとのダービーマッチでは、3選手を使えない。故障を抱えるGKアルタイ・バユンドゥルとエネル・ヴァレンシア、ルイス・グスタボが、この試合に出場できないのだ。

                 予想される先発メンバー

 フェネルバフチェの、このガラタサライ戦に起用される先発メンバーの顔ぶれは、次のようなものとなろう。ベルケ・オゼル、マルセル・ティッセラン(フィリップ・ノヴァク)、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、ホセ・ソーサ、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ブライト・オシャイ・サミュエル、フェルディ・カドゥオウル、メスト・エジル、イルファン・ジャン・カフヴェジ、セルダル・ドゥルスン(メルギム・ベリーシャ)。



ベシクタシュ、アランヤ・スポル戦のメンバーを発表、4選手を欠く(ヒュリエット紙 21.11.19)

セルゲン・ヤルチュン監督(ファナティック紙)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第13節で対峙するアランヤ・スポル戦のメンバーを発表した。

 ミシー・バチュハイが病気でメンバーから外れているが、それ以外にも、ンサカラ、サリフ・ウチャン、ギョクハン・トーレの名前が入っていない。
 ベシクタシュが発表したところによると、セルゲン・ヤルチュン監督は、次の21選手を遠征メンバーに入れている。「エルシン・デスタノウル、メルト・ギュノク、ヴァレンティン・ロシエ、ルドゥヴァン・ユルマズ、フランシスコ・モンテーロ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジョルジュ・ケヴィン・エンコドゥ、オウズハン・オズヤコブ、ジャン・ボズドーアン、アッティバ・ハッチンソン、メフメット・トパル、ミラレム・ピャニッチ、サイル・ラリン、ラシド・ゲザル、ネジプ・ウイサル、ウエリントン・シルヴァ、ドマゴイ・ヴィダ、ケナン・カラマン、ギュヴェン・ヤルチュン、ウムト・メラシュ、アレックス・テイシェイラ」。



セルゲン・ヤルチュン監督、先発メンバー選びに務める(TRT 21.11.18)

セルゲン・ヤルチュン監督(スター紙)  トルコ・リーグで、首位のトラブゾン・スポルから勝ち点で10も離されてしまっているベシクタシュが、トルコ・リーグ第13節でアランヤ・スポルと対峙する。

 ベシクタシュは、この難しいアウェー戦で勝ち、出口を見出そうと考えている。セルゲン・ヤルチュン監督は、アランヤで起用する選手を明らかにし始めている。GKにはエルシン・デスタノウル、ディフェンスのサイドには、ヴァレンティン・ロシエとウムト・メラシュを置く。ドマゴイ・ヴィダが、ここ数週間、不調に見えるので、控えで始まることもありうる。このため、ストッパーには、モンテーロとウエリントンの2人にチャンスが回って来る可能性が高い。ディフェンスの前には、ジョゼフ・デ・ソーサを置くことは、誰の目にも明らかだろう。攻撃ラインの右側にはラシド・ゲザルに任せるのは間違いない同監督は、左サイドには、長旅の末にチームに戻ることになるサイル・ラリンに出場の機会を与えることを考えている。しかし、カナダ人選手サイル・ラリンのフィジカルの状態が十分でない場合には、替わりにケナン・カラマンを出すことになろう。中盤で任を担う他の選手として、ミラレム・ピャニッチとオウズハン・オズヤコブが考えられる。そして、トップには、ミシー・バチュハイが故障から恢復してないならば、ギュヴェン・ヤルチュンに任せることになろう。



「モンテネグロ対トルコ」、見事な復活! 君たちは凄い(ソズジュ紙 21.11.17)

オルクン・キョクチュ(トルコ・サッカー協会公式HP) ハカン・チャルハノール(左)(ファナティック紙)  トルコ代表は、アウェーで戦ったモンテネグロ代表との一戦、開始早々にリードを奪われたにも拘わらず、勝利を掴んだ。W杯欧州予選の最後の4試合での好調でもって、2022カタールW杯出場へのチャンスを追い続けることになったトルコ代表は、このモンテネグロ代表とのアウェー戦ばかりか、グループリーグ戦でも、見事な復活を成し遂げたのだった。

 カタールで行われる2022W杯欧州予選G組最終戦で、トルコ代表は、モンテネグロ代表をアウェーでくだし、プレーオフに留まることになった。試合早々に、ファトス・ベキラジのゴールを浴び、リードを許してしまったトルコ代表だったが、ケレム・アクテュルコウルとオルクン・キョクチュのゴールで勝利を得たのだった。
 オランダ代表が、ノルウェー代表を2:0でくだしたため、勝ち点21で2位になったトルコ代表は、プレーオフでの対戦相手を待ち構えることになった。オランダ代表は、勝ち点23となり、グループリーグ戦の首位で終えることになった。

                 最後の4試合で勝ち点10獲得

 グループリーグ戦のオランダ代表戦で6:1で敗れたあと、希望を失ってしまっていたトルコ代表が、最後の4試合で見事な復活劇を見せた。ホームでのノルウェー代表戦で引き分けて以後、ラトビア代表とのアウェー戦を制したトルコ代表は、ホームに迎えてジブラルタル代表を6:0でくだし、得失点差の不利を解消した。
 トルコ代表が、ジブラルタル代表をくだした日に、ノルウェー代表とオランダ代表が引き分けたために、首位に上がるチャンスまで得てしまったトルコ代表は、モンテネグロ代表との運命の一戦に向かうことになった。この試合を曖昧に始めてしまったトルコ代表は、開始4分でファトス・ベキラジのゴールを浴び、衝撃が走った。まだ、何が起こったのかが判らない内にリードを奪われてしまったトルコ代表は、最初の20分間のモンテネグロ代表のスピードに乗った攻撃を、かわすことに成功した。

                 素晴らしいゴールで導かれた勝利

 その後は、頑張って、相手にプレッシャーをかけていったトルコ代表は、同22分、求めていたゴールが、ケレム・アクテュルコウルから生まれた。アブドゥルカディル・オミュルからのパスを胸トラップで受け、コントロールした、ここ数週間で名前が知れ渡ることになったケレム・アクテュルコウルが、浮かしたボールをヴォレーでもって、同点ゴールを叩き出したのだった。そして、両者ともに、好機を迎えはしていたが、前半は、1:1の同点のまま終えることになった。
 ノルウェー代表が、オランダ代表をくだした場合には、首位通過もありえたトルコ代表は、後半には、勝利を求めてリスクをとることで臨んだ。ベラト・オズデミルに替えてオルクン・キョクチュを入れたシュテファン・クンツ監督は、守備的な中盤を攻撃的な布陣に替えて、後半に臨んだのだった。そして、そのオルクン・キョクチュが、同15分、ペナルティーエリアの外から放ったシュートが、見事なゴールを生み、同監督の期待に応えたのだった。
 このゴールのあと、プレーのテンポが落ち、足元へのパスで3点目を狙ったトルコ代表は、一方では、モンテネグロ代表には大きなチャンスは与えることはなかった。ブラク・ユルマズがかつての勢いだったら、点差を拡げることもできたであろう試合を、1:2で制したトルコ代表は、カタール2022への参戦への希望を抱き続けることになった。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク(後半ロスタイム1分:カーン・アイハン)、チャーラール・ソユンジュ、メリヒ・デミラル、ジャネル・エルキン=アブドゥルカディル・オミュル(後半34分:ベルカン・クトゥル)、ベラト・オズデミル(後半1分:オルクン・キョクチュ)、ケレム・アクテュルコウル(後半34分:バルシュ・アルペル・ユルマズ)=ハリル・デルヴィショウル(後半24分:ケナン・カラマン)、ハカン・チャルハノール=ブラク・ユルマズ



トラブゾン・スポルに悪い知らせ、バカセタスに不安あり(ミリエット紙 21.11.16)

バカセタス  ガジアンテップFK戦に間に合わせようと努められてきたトラブゾン・スポルのバカセタスは、故国ギリシアで治療を受けていると言われている。本日、トラブゾンに戻ってくると思われていたバカセタスが戻ってくるのが遅れるだろうということだ。

 トルコ・リーグで首位を走る喜びに包まれているトラブゾン・スポルの、最大の攻撃の武器バカセタスからは朗報が入って来なかった。
 現在、ギリシアに滞在して、伸ばした靭帯の治療を受けているバカセタスは、本日、戻ってくると考えられていたが、その日取りが遅れることが明らかになった。ベシクタシュ戦で故障を発生させ、国際マッチデイを利用して、故国ギリシアで治療を受け、チームに戻る努力をしていたバカセタスに対する治療が長引くということなのだ。また、スロヴァキア代表に召集され故障を発生させ、直近のマルタ代表戦には出場しなかったマレク・ハムシクが、本日、チームに合流して練習を始めるということだ。

                  シオピスはお休み

 ギリシア代表がスペイン代表と対戦した試合でイエローカードをもらい、累積警告で、コソヴォ代表戦には出場できなくなったシオピスは、お休みということで、トラブゾン・スポルに戻ってきた。トラブゾン・スポルは、本日午後6時、ガジアンテップFK戦に向けての準備を、引き続き行うことになっている。



ファーティフ・テリム、フェネルバフチェとのダービーマッチに煌めく決断(スター紙 21.11.15)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、フェネルバフチェとのダービーマッチには、システム変更して臨む。ピッチにツートップを送り出そうと考えており、ハリル・デルヴィショウルとムバエ・ジャッネにプレーの機会を与えるということが明らかになった。

 ガラタサライが、フェネルバフチェとのダービーマッチを前にシステム変更を行う。
 ファーティフ・テリム監督は、ハリル・デルヴィショウルのワントップで臨んだ試合は苦しみ、ゴールへの道が険しいという課題が出てきているため、ツートップに戻す決断をした。ハリル・デルヴィショウルが、ジブラルタル代表戦で、ブラク・ユルマズとのツートップで臨み、いいプレーを見せたばかりか、2ゴールを決めたことが、同監督をシステム変更に向かわせた。同監督は、日曜日に行われる、このビッグマッチに、4-4-2というシステムを採用することが明らかになってきている。

                 ツートップでUEFA杯を制覇

 同監督は、ハリル・デルヴィショウルの傍らに、ブルサ・スポルと行った練習試合で、3ゴール1アシストを見せたムバエ・ジャッネにプレーの機会を与えるだろうという情報が入ってきている。
 同監督は、ガラタサライでの第1次政権時に、相次ぐ優勝を遂げ、且つ、UEFA杯も勝ち取った。また、第3次政権では、ネジャーテ・アテシュとエルマンダールを同時に使い、相手チームに対し優位を得ていた。



トルコ 6:0 ジブラルタル(トルコ・サッカー協会公式HP改 21.11.14)

ハリル・デルヴィショウル(右端)(トルコ・サッカー協会公式HP) ケレム・アクテュルコウル(NTV)  トルコ代表は、2022W杯予選G組第9戦で、ジブラルタル代表を6:0でくだした。

 バシャックシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、トルコ代表の大量点を生んだゴールは、前半11分にケレム・アクテュルコウル、同38分と41分にハリル・デルヴィショウル、後半20分にメリヒ・デミラル、同36分にセルダル・ドゥルスン、同39分にメルト・ミュルドゥルから生まれた。ジブラルタル代表は、前半22分に、オリヴェロが、ヴィデオ判定システムで映像確認が行われた結果、レッドカードをもらい、退場処分となっている。
 トルコ代表は、この結果、勝ち点を18に伸ばし、ノルウェー代表を、得失点差で上回り、2位に上がった。トルコ代表は、グループリーグ戦の最終戦を、11月16日(火)午後10時45分からモンテネグロ代表とのアウェー戦を戦う。ノルウェー代表は、オランダ代表とのアウェー戦を戦うことになっている。
 なお、G組の他の試合は、ノルウェー代表が、ホームで、ラトビア代表と0:0で引き分け、モンテネグロ代表とオランダ代表との一戦は、2:2の引き分けに終わった。

                 得点場面

 前半11分、ジブラルタル代表のペナルティーエリア手前で、ブラク・ユルマズからボールをもらったケレム・アクテュルコウルが、相手選手をすり抜けペナルティーエリア内へと入った。そして、グランダーの狙いすましたシュートを放つと、ボールは、GKに当たり、ゴールネットに収まったのだった。1:0。
 同38分、ハカン・チャルハノールから始まったトルコ代表の攻撃で、相手ゴール前で速いパス回しを見せた。そして、最後に、ブラク・ユルマズからハリル・デルヴィショウルにボールが渡った。そのハリル・デルヴィショウルが、ペナルティーエリア・ライン上から強いシュートを放つと、相手ゴールの隅に突き刺さったのだった。2:0。
 同41分、スピードに乗った攻撃で、ブラク・ユルマズが、右サイドでボールを得た。そして、ペナルティーエリアに向け駆け上がったハリル・デルヴィショウルの前にパスを送った。そのハリル・デルヴィショウルが、そのボールに合わせて、インサイドでシュートを試みると、これが、ゴール隅に突き刺さった。3:0。
 後半20分、左サイドでボールを得たルドゥヴァン・ユルマズが、ファーサイドに向け、グランダーのボールを入れると、そこへ走り込んで来ていたメリヒ・デミラルが、落ち着いて、そのボールに合わせると、ゴールが決まったのだった。4:0。
 同36分、左サイドから、ルドゥヴァン・ユルマズが、グランダーの強いボールを内へと入れると、それに合わせて、セルダル・ドゥルスンが、スライディングをしながらシュートを放つと、ジブラルタル代表のゴールネットが揺れた。5:0。
 同39分、オルクン・キョクチュが右コーナーキックを蹴り、ニアサイドで、メルト・ミュルドゥルがヘッドで合わせると、ゴールが生まれたのだった。6:0。

【トルコ代表】ウーウルジャン・チャクル=ゼキ・チェリク(後半1分:メルト・ミュルドゥル)、チャーラール・ソユンジュ、メリヒ・デミラル、ジャネル・エルキン(後半1分:ルドゥヴァン・ユルマズ)=オルクン・キョクチュ=ケレム・アクテュルコウル、ハリル・デルヴィショウル(後半24分:ケナン・カラマン)、ハカン・チャルハノール(後半37分:ベルカン・クトゥル)、バルシュ・アルペル・ユルマズ=ブラク・ユルマズ(後半24分:セルダル・ドゥルスン)



フェネルバフチェ、ヴィトール・ペレイラ監督がシステム変更(ファナティック紙 21.11.13)

ヴィトール・ペレイラ監督(タクヴィム紙)  トルコ・リーグでの上位進出を目論むフェネルバフチェが、アリ・コチ理事長の発言後、システムを変更した。ヴィトール・ペレイラ監督は、3バックから4バックへと移行する。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグでの直近の4試合で、勝ち点12を失った。トルコ・リーグの最新の試合では、ウルケル・スタジアムでカイセリ・スポルと2:2で引き分け、首位に立つトラブゾン・スポルとの勝ち点差は10となってしまった。今季、トルコ・リーグで勝ち点20を得ているフェネルバフチェだが、この国際マッチデイに入る前には7位になっていた。
 フェネルバフチェは、この国際マッチデイ明け後には、ネフ・スタジアムでガラタサライと対峙する。この大一番を前に、フェネルバフチェのアリ・コチ理事長が行った発言後、ヴィトール・ペレイラ監督は、システム変更を決断した。ここまで、3バックを採用していた同監督は、4バックに移行する。ナズム・サンガレ、キム・ミンジェ、アッティラ・サライ、フィリップ・ノヴァクを起用することになろう。更に、同監督は、中盤には、メルト・ハカン・ヤンダシュ、ホセ・ソーサ、イルファン・ジャン・カフヴェジを置き、前の3人は、ブライト・オシャイ・サミュエル、フェルディ・カドゥオウル、メルギム・ベリーシャで組むことになる。



マレク・ハムシク、代表の試合で故障発生(スター紙 21.11.12)

マレク・ハムシク(スター紙)  トラブゾン・スポルのスター選手マレク・ハムシクが、スロヴェニア代表戦で故障を発生させ、リスクを受けたくないため、後半にはプレーをしなかった。

 トラブゾン・スポルのマレク・ハムシクが、スロヴァキア代表として挑んだスロヴェニア代表戦で、故障を発生させ、リスクを受けたくないがための、交替を余儀なくされたと発表があった。
 試合後、TVインタビューに応じたマレク・ハムシクは、次のように語っている。「試合開始当初より、脹脛に違和感が出ていた。軽症であっても問題を感じていた。不安だった、緊張しながらプレーをしていた。リスクを受けたくないので、後半はプレーをしたくなかった。
 マレク・ハムシクは、かつて、代表に召集されて故障を発生させ、トラブゾン・スポルで、10日間の治療を受けてあと、復帰したことがあったと述べている。



フェネルバフチェに故障者の衝撃! マルセル・ティッセラン(フォトマッチ紙 21.11.11)

マルセル・ティッセラン(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェのコンゴ人DFマルセル・ティッセランが、代表合宿で故障を発生させた。コンゴ自由国サッカー協会の公式サイトにあるニュースでは、マルセル・ティッセランは代表から外されている。コンゴ自由国代表のヘクター・クーパー監督は、既に、マルセル・ティッセランに替えてアルセーヌ・ゾラを招集した。

 フェネルバフチェに、マルセル・ティッセランから悪い知らせが届いた。コンゴ自由国サッカー協会公式HPに出されている情報によると、フェネルバフチェのスター選手マルセル・ティッセランが故障を発生させたのだ。11月11日に、コンゴ自由国代表が、タンザニア代表と行う一戦を前に、マルセル・ティッセランが代表から外れたことを告知している。一方、コンゴ自由国代表のヘクター・クーパー監督は、マルセル・ティッセランに替えて、アルセーヌ・ゾラを代表に召集した。それとともに、この召集は、マルセル・ティッセランの故障に拠るものだと述べているのだ。マルセル・ティッセランは、今季、12試合に出場し、920分間、ピッチに立った。



ジェンギズ・ウンデルが、ジブラルタル代表戦とモンテネグロ代表戦に出場できない(NTV 21.11.10)

ジェンギズ・ウンデル(ファナティック紙) バルシュ・アルペル・ユルマズ(TRT)  トルコ代表のジェンギズ・ウンデルは、ジブラルタル代表戦とモンテネグロ代表戦に出場できない

 トルコ代表が、ジブラルタル代表及びモンテネグロ代表との重要な試合を前に、ジェンギズ・ウンデルから悲しい知らせが届いた。トルコ・サッカー協会の発表に拠ると、故障が判明したジェンギズ・ウンデルが、代表メンバーから外れた。そのジェンギズ・ウンデルに替わり、ガラタサライのバルシュ・アルペル・ユルマズが、代表メンバーに召集された。ジェンギズ・ウンデルは、代表合宿で行われた検査の結果、右脚裏筋肉を傷めていることが判明。「ジェンギズ・ウンデルは、ジブラルタル代表戦とモンテネグロ代表戦でユニーフォームを着ることを邪魔されていることが明らかになった」と、トルコ・サッカー協会の発表は言っている。一方、新たに召集されたガラタサライのバルシュ・アルペル・ユルマズは、トルコ代表へは初招集だ。



トラブゾン・スポル、バカセタスを3週間欠くことになった(ファナティック紙 21.11. 9)

バカセタス(ファナティック紙)  ベシクタシュ戦で故障を発生させたバカセタスの状態が明らかになった。トラブゾン・スポルの発表に拠ると、ギリシア人スター選手バカセタスは、右膝内側靭帯に腫れがあることが判った。バカセタスは、少なくとも3週間は、ピッチに立てないものと思われる。

 ベシクタシュ戦で故障を発生させたバカセタスの状態が明らかになった。トラブゾン・スポルの発表に拠ると、ギリシア人スター選手バカセタスは、右膝内側靭帯に腫れがあることが判った。故国ギリシア代表に召集されているバカセタスは、今後、再度、MR検査を受けることになっている。
 バカセタスは、少なくとも3週間、ピッチから遠ざかるものと思われるが、同じベシクタシュ戦で故障を発生させたヒュセイン・テュルクメンも、膝に腫れがあることが発表されており、治療が始まっているということだ。


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