2011年 3月 15日(火)午後 11時 24分
一昨日の日曜日は、振替なしの出勤、遊びに行く気力が失せて、家に直行。昨日は、特に行きたいと思うところもなく、夜遊びなしで家に直行と、2日にわたりおとなしい日となりました。替わりに、昨日は、「ゆるりふたり」に行ったとき傷めた足の指の様子を知りたくて、職場の近くの整形外科に行ってまいりました。旅行前に、骨折と聞かされたら大変ですので、行くのを躊躇っていたのですが、人に、骨折だったら歩けないはずと言われ、だったらこの痛みは何と気になって仕方がなかったため、医者に行ってみよう気になったのでした。そしたら、過屈曲で関節膜が破損し、内出血をおこしたと診断されました。2週間ほどで治るそうで、できるだけ硬い靴を履いた方が、足が固定されるので、治りが早いそうです。でも、これで、すっきり気分で旅行に行けます。
今日は、まず旅行の準備。そして、ちょうどお昼頃にお出かけ。寝屋川のお気に入りの店で、お昼を食べ、足をけがしているにもかかわらず、ミニミニウォーキングを敢行。こないなことをしているので、なかなか治らないのでしょう。お昼は、心斎橋シネマートで、台湾映画「台北の朝、僕は恋をする」を見ました。コミカルで、ロマンチックで、軽〜い映画でした。パリに行った恋人との連絡が取れなくなった男の子が、パリに行くため、お金を借りた相手から、運び屋を頼まれる。それが金になると思い、狙ったのが、頼んだ男の甥っ子。その追いかけっこの中で、フランスに行くために、毎日立ち読みしていた本屋で働く顔見知りの女の子と出会い、その女の子を巻き込んだ追いかけっこになります。その追いかけっこに警察官も絡む一夜の物語。朝が来て、追いかけっこも終わり、男の子はパリに旅立つ時間となりました。さて、というところで、フィナーレとなります。軽〜いのりの映画です。その軽さが快いか、そうでないかは好みの問題でしょう。おもしろかったのは、台湾の雑踏に似つかわしくないムーディーなヴァイオリン、スイングジャズのBGMが聞かせます。
映画が終わると、千日前のお馴染みのネットカフェで、小1時間時間調整。それから歩いて、高津神社に移動。夜は、こちらでの「微笑落語会」に行ってまいりました。この会は、黄紺自身も焦ったのですが、たま自身のHPにも載ってない、有名寄席情報サイト、情報誌にも載ってないということで、客足はどうなんだろうという感じで行ったのですが、きっちりと、たまの情報は押さえられてるんですね。満杯の客でした。その番組は、次の通りです。飛梅「延陽伯」、たま「京の茶漬」、南青「敵討!忠義の男色」、たま「茶屋迎い」、(中入り)、たま「質屋芝居」。飛梅の高座は初遭遇。どうしてどうして、堂々たる高座でした。あとから出たたまも絶賛でした。また、楽しみな若手の登場です。長めの時間をもらったため、最近は聴く機会の少なくなったぬか袋が出てきたり、カンテキで火をおこす場面が入りました。南青のネタは、「講談毎日亭」で出されたものを、客が喜びそうな男色の部分をデフォルメしたもの。たまの三席は、それぞれがおもしろい仕上がり具合。「京の茶漬」は、春若からもらい、4年前に1度かけたきりなネタとか。教えてもらった通りに演じてうまくいかなかったのを、リニューアルしてのお披露目。訪ねて来る男の大阪度をアップさせるというのが、このネタ克服のアイデアであったよう。「茶屋迎い」は、東京では、前半を「木乃伊取り」、後半を「不幸者」として演じているが、元々大阪では、一つの噺であったもの。東京では、「木乃伊取り」を演じる人は多いが、後半の「不幸者」を演じる人が少ないなか、三三がネタにしているので、直に教えてもらったのに、手入れをしたものとか。三三の口演は、繁昌亭で聴いたことがあります。「木乃伊取り」の部分が、もっと長く時間をかけていたように思えます。後半の「不幸者」のところは、旦さんが、昔の女と再会するところですが、たまの言い方だと、くさくて、自分にはできないので、女のキャラをいじってみたと言っていました。後半の展開の意外性に惹かれるネタです。「質屋芝居」は、ここまでとは違い演じ慣れ
ているネタ。極めてオーソドックスに演じてくれました。幕内の掛け合い担当は、生寿でした。ということで、なかなか充実した会で堪能できました。
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