トルコ・サッカー、欧州での戦い

〈02−03シーズン〉



こちらでは、トルコを代表するチームの、ヨーロッパでの戦いを記録したものです。今年は、ここ数年のガラタサライの活躍もあり、トルコのクラブ・チームへの割り当てが大きく増えました。01-02シーズンの覇者ガラタサライは、いきなりチャンピオンズ・リーグの本戦から登場です。残念ながら、我がフェネルバフチェは、UEFA杯の方に回りましたが、ヨーロッパのカップ戦の常連ではないコジェリ・スポル、デニズリ・スポル、アンカラ・グジュといったチームも登場しますので、皆さん、それぞれのチームを、トルコ代表と思って応援しましょう。



UEFAカップ  トルコ・カップ枠は、コジェリ・スポルが獲得。更に、枠の増加に伴い、
昨季リーグ戦3位のベシクタシュ、同4位のアンカラ・グジュ、同5位のデ
ニズリ・スポルが、予備戦をすっ飛ばして、いきなり本戦から登場です。ま
た、チャンピオンズ・リーグ予備戦3回戦敗退チームに与えられる特権で、
フェネルバフチェが、UEFA杯に回ってくることとなりました。1回戦は、フェ
ネルバフチェとベシクタシュ、それにデニズリ・スポルが勝ち上がりました。
なかでもベシクタシュは、ホームで同点に追いつかれ、アウェー戦で、どう
なることかと心配されましたが、本来の実力を出せば、まあこんなものでし
ょう。さて、2回戦は、強豪がシードされたなかトルコの3チームは、その
反対のグループに入ったがため、厳しい試合を強いられることになりました。
2回戦第1試合は、疑惑の試合となりました。フェネルバフチェの試合の終
了間際のファーティフの大シュートが、得点とされず、また、ベシクタシュ
の試合でも、後半ロスタイムに、ゴール・キックをコーナー・キックと判定
され、点を上げられたりと、首を傾げるものが出てきています。それが、3
回戦進出の障害とならなければ、いいのですが、、、、。なんと、2回戦第
2試合、デニズリ・スポルは大金星。ベシクタシュも、イルハン・マンスズの
ゴールで、難敵を撃破。それに対して、フェネルバフチェは、惨憺たる出来。
結局、フェネルを除く2チームが、3回戦進出を決めました。いよいよ、ベ
スト32の激突です。3回戦第1試合は、2試合ともホームでの戦い。デニズ
リ・スポルが、ホームとは言え、リヨンとスコアレス・ドローであるという
ことは、間違いなくトルコ・サッカーの実力の証明です。更に、ベシクタシ
ュは、上位進出が決まったかのような戦いぶり。そして、アウェー戦、極寒
のキエフでの戦いを強いられたベシクタシュですが、ホームでの優位を完全
に、このアウェー戦でも守りきり、突破。お見事です。更に、驚異なのは、
デニズリ・スポルです。前半の早い内に、ムスタファのあげた得点を、見事
守りきりました。ラジオから聴こえてくる「ハーリカ・チョジュックラル」
の連呼が忘れられません。花○大金星です。4回戦第1試合は、ともにアウェ
ー戦。デニズリは大敗を喫し、希望が早くも失われてしまいましたが、ベシ
クタシュは、ホームで逆転。歴史に残るベスト8進出です。100周年を飾るに
相応しい活躍です。そのベシクタシュが敗退するときがやってきました。欠
場者の多かったアウェー戦、開始10分で2点を入れられたホームでの戦い。
ちょっと疲労もたまっていたのでしょう。これで、今季、ヨーロッパのカッ
プ戦は終わりです。
1回戦 AIKソルナ
(スウェーデン))


フェネルバフチェ9/19-10/3
1回戦 ベシクタシュ

FKサラエヴォ
(ボスニア)
9/19-10/3
1回戦 アンカラ・グジュ

アラヴェス
(スペイン)
9/19-10/3
1回戦 デニズリ・スポル

ロリアン
(フランス)
9/19-10/3
1回戦 フェレンチヴァロシュ
(ハンガリー)


コジェリ・スポル9/19-10/3
2回戦 フェネルバフチェ

パナシナイコス
(ギリシャ)
10/31-11/14
2回戦 アラヴェス
(スペイン)


ベシクタシュ10/31-11/14
2回戦 スパルタ・プラハ
(チェコ)


デニズリ・スポル10/31-11/14
3回戦 ベシクタシュ

ディナモ・キエフ
(ウクライナ)
11/28-12/12
3回戦 デニズリ・スポル

オリンピック
・リヨン(フランス)
11/28-12/12
4回戦 スラヴィア・プラハ
(チェコ)


ベシクタシュ2/20-2/27
4回戦 FCポルト
(ポルトガル)


デニズリ・スポル2/20-2/27
準々
決勝
ラツィオ
(イタリア)


ベシクタシュ3/13-3/20



チャンピオンズ・リーグ予備戦 昨季までの、ガラタサライの活躍により、リーグ優勝のガラタサライは
本戦から出場となり、リーグ2位のフェネルバフチェが、予備戦の3回
戦からの登場となりました。ロッテルダムの試合では、オルテガを、先
発に起用せず、話題になりましたが、この試合も、更にホームでの戦い
ともに、小野に手痛いシュートを浴び敗退してしまいました。
3回戦 フェイエノ−ルト
(オランダ)


フェネルバフチェ8/14-8/27



チャンピオンズ・リーグ1次リーグH組 今季は、ガラタサライが、本戦から、いきなり登場です。すっかり常
連化して、このメンバーに入っても引けを取るどころか、他を圧倒す
るネーム・ヴァリューを誇っています。今や、1次リーグ突破をしな
いと治まらないでしょう。ファーティフ・テリム監督が復帰した記念
すべきシーズンです。ウミト・ダヴァラもハカン・ウンサルも戻って
きています。第1戦は、アウェーのモスクワで勝利を遂げています。
とっても幸先のいいスタートです。アリフが絶好調を維持しています。
それが、進むにつれだめなのであります。最近見たこともない不調。
最後も、だめ。じり貧もいいところの、ガラタサライ。年内に、ギヴ
アップでした。

9月24日(火)対バルセロナ(於:アリ・サミ・エン)
10月1日(火)対Cブルージュ(於:アリ・サミ・エン)
10月23日(水)対Cブルージュ(於:ブルージュ)
10月29日(火)対CLモスクワ(於:アリ・サミ・エン)
11月13日(水)対バルセロナ(於:ノウ・カンプ)
上段がホームバルセロナブルージュガラタサライロコモティヴ勝点得点失点
バルセロナ
(スペイン)
・・・・・3−2
1−0
3−1
2−0
1−0
3−1
1714
クラブ・
ブルージュ
(ベルギー)
0−1
2−3
・・・・・3−1
0−0
0−0
0−2
ガラタサライ0−2
1−3
0−0
1−3
・・・・・1−2
2−0
10
ロコモティヴ・
モスクワ
(ロシア)
1−3
0−1
2−0
0−0
0−2
2−1
・・・・・






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