サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、




オステルズント 2:0 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+ヒュリエット紙補綴 17. 7.14)

ロドリゲス(右)(TRT) バフェティンビ・ゴミス(中)(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライは、UEFA欧州リーグ予備戦2回戦で、オステルズントに2:0で敗れた。

 最初のビッグチャンスは、前半22分に訪れた。ヤシン・オズテキンが、右サイドでマルティン・リネスと、ボールを交換した。そして、ヤシン・オズテキンは、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み、中にいたバフェティンビ・ゴミスに、ボールを出した。そのバフェティンビ・ゴミスがシュートを試みたが、枠を捉えることはなかった。同36分、ガラタサライが得たフリーキックを、セルチュク・イナンが蹴ると、直接ゴールを狙ったものだったが、GKケイタがコーナーキックへと逃げた。そして、前半45分は、両者無得点のまま終わった。
 後半12分、バフェティンビ・ゴミスが、シナン・ギュムシュにボールを出した。そのシナン・ギュムシュがロドリゲスにパスを出すと、ロドリゲスが、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。同15分、バフェティンビ・ゴミスが、セルチュク・イナンから回って来たボールを受け、体を反転させシュートを放つも、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。同23分、オステルズントがゴールを決めた。セマが、ペナルティエリア内へと送り込んだボールを、バチロウが、ゴール右斜め前で得た。そのバチロウが、PKポイントに向けて出したボールをコントロールしたゴッドスが、狙いすましたシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同28分、ロドリゲスが、ペナルティエリア内で、相手GKと1対1となりシュートを放った。だが、ボールは、ケイタから跳ね返った。詰めていたトルガ・ジエルジが仕上げを行おうとしたが、相手選手がシュートコースに入ってしまった。同42分、ヤシン・オズテキンが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと入り込んだ。そして、シュートを試みたが、ボールはケイタに収まった。同ロスタイム2分、オステルズントが、点差を2と拡げた。突然生まれたオステルズントの攻撃で、ホプチュットが、アフメット・チャルクをフェイントでかわし入り込んだペナルティエリアで、狙いすましたシュートを放つと、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。

【ガラタサライ】ムスレラ=マルティン・リネス、マイコン、アフメット・チャルク、リオネル・キャローレ=セルチュク・イナン、トルガ・ジエルジ=ヤシン・オズテキン、シナン・ギュムシュ(後半42分:エムラー・バッサン)、ガリー・ロドリゲス=バフェティンビ・ゴミス(後半24分:エレン・デルディヨク)



ジェンギズ・ウンデル、ローマへ(フォトマッチ紙 17. 7.13)

ジェンギズ・ウンデル(TRT)  バシャクシェヒル・スポルのジェンギズ・ウンデルが、ローマとの契約を結ぶために、キャンプを離脱した。

 バシャクシェヒル・スポルの若きスター選手ジェンギズ・ウンデルが、イタリアのローマと合意に達した。バシャクシェヒル・スポルが、スロヴェニアで、NKトゥリグラフ・クランジと行った練習試合を、控え組として普段着で観戦していたジェンギズ・ウンデルは、試合後、ギョクセル・ギュムシュダー理事長、アブドラハ・アヴジュ監督、及びチームメイトに別れの挨拶を行った。そして、ジェンギズ・ウンデルは、チームのバスには乗らず、特別車で空港に向かった。ジェンギズ・ウンデルは、イタリア入り後、メディカルチェックを受け、その後、ローマ側と正式な調印をかわすものと思われている。1997年7月14日生まれのジェンギズ・ウンデルは、20歳の誕生日に、そのローマと調印を行うことになろう。
 ローマ側は、このジェンギズ・ウンデルの移籍に、移籍金として、バシャクシェヒル・スポルに1300万EUROを支払うことが明らかになっている。



ユネス・ベランダとエレン・デルディヨクは連れて行く(フォトマッチ紙 17. 7.12)

ユネス・ベランダ(フォトマッチ紙) エレン・デルディヨク(ファナティック紙)  スウェーデンで、7月13日(木)に、UEFA欧州リーグ予備戦2回戦を、エステルスンドと対戦するガラタサライの故障者について、チームドクターのイエネル・インジェ博士が談話を発表した。

 ディオーシュジュール戦で、故障を発生させ、途中交替をしたユネス・ベランダとエレン・デルディヨクに関して述べた同博士は、「2人の故障は、ともに打撲に拠るものだ。2人に対する治療は、順調に進んでいる。そして、その治療に、2人ともいい反応を示している。目標とする試合は、間近に迫ってきている。だが、プレーできるかについては、明確に答えることができないでいる。通常の条件下では、治療は、もう少しかかるところだ。この2人は、スウェーデン遠征には帯同するつもりだ。ぎりぎりまで、治療に手を尽くし、状態を観るつもりでいる。他の選手全員とは、予定通りの練習は続いている。ユネス・ベランダとエレン・デルディヨク以外の全選手は、プレーできる状態だ。監督とともに立てた効果的な練習メニューを実践しているところだ。新シーズンに向けて、通常以上の濃密で内容のある準備をしているところだ。かなりいい状況で進んでいる。エレン・デルディヨクやユネス・ベランダも、早晩、戻ってきてくれることを願っている」と述べた。



マリアーノ・フェッレイラ、ガラタサライへ(フォトマッチ紙 17. 7.11)

マリアーノ・フェッレイラ  ガラタサライが、セビージャのブラジル人右サイドバックのマリアーノ・フェッレイラと、3年契約で合意に達した。ガラタサライは、セビージャ側に400万EUROの移籍金を、また、マリアーノ・フェッレイラには、年俸220万EUROを支払う。

 バフェティンビ・ゴミス、ユネス・ベランダ、マイコンを獲得して、補強でいいところを見せてきているガラタサライは、止まるところを知らない。ガラタサライの右サイドバック問題は、マリアーノ・フェッレイラの獲得で解決された。この2年間、セビージャに所属していた31歳のマリアーノ・フェッレイラと、3年契約で合意に達したのだ。イゴル・トゥドル監督が、とっても獲得を望んだマリアーノ・フェッレイラは、今週中にイスタンブル入りするものと思われる。
 プロ選手としてのキャリアを、故国ブラジルのグアラニで始めたマリアーノ・フェッレイラは、続いて、クルゼイロ、イパティンガ、アトレチコ・ミネイロ、フルミネンセ、ボルドー、セビージャと移った。昨季は、セビージャで31試合に出場して、2アシストを記録している。1.77mの身長を持つマリアーノ・フェッレイラは、ここまで383試合の公式戦に出場して、10ゴール、47アシストという生涯記録を残している。



フェネルバフチェ、スイスへ(サバハ紙 17. 7.10)

アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、第2次キャンプを行うため、明日、スイスのローザンヌに向かう。フェネルバフチェは、7月19日まで続けるこのキャンプで、4試合の練習試合を組んでいる。

 フェネルバフチェは、2017-18シーズンに向けての第2次キャンプを行うために、明日、スイスのローザンヌに向かう。
 第1次キャンプを、デュズジェにあるフェネルバフチェ・トプゥク高原グランドで行っていたフェネルバフチェは、2日間の休暇ののち、明日、スイスに向かう
 フェネルバフチェ選手団は、サビハ・ギョクチェン空港を11時30分に発つ特別機で、スイスのジュネーヴに向かう。そして、ジュネーヴからは、キャンプ地のローザンヌへは陸路向かうことになる。
 フェネルバフチェは、この第2次キャンプ期間中に、4回の練習試合を組んでいる。7月12日(水)には、ポルトガルのスポルティング・リスボン、7月15日(土)には、フランスのオリンピック・マルセイユ、7月17日(月)には、スペインのアトレチコ・ビルバオ、7月19日(水)には、フランスのモナコと、それぞれ練習試合を行う。
 フェネルバフチェは、モナコ戦が終わると、キャンプを打ち上げ、イスタンブルに戻る。その後は、7月27日に予定されているUEFA欧州リーグ予備戦3回戦の第1戦に備えての練習を、イスタンブルで行う。



ギョクハン・インレル、ベシクタシュを離れる(TRT 17. 7. 9)

ギョクハン・インレル  ベシクタシュは、ギョクハン・インレルとの契約を解除して自由契約にした。

 昨季、あまり出場の機会に恵まれなかったギョクハン・インレルは、ベシクタシュから出たいと、フィクレト・オルマン理事長に伝えていた。
 ギョクハン・インレルは、会談で、同理事長に対し、「私は、ベシクタシュがとっても好きだ。だけど、ベシクタシュにいても出場の機会を見出すことはないだろう。年俸は200万EUROだ。この財政的負担から解放するためにも、私は、プレー機会のあるクラブに行きたい」と述べたという。
 この会談のあと、同理事長は、シェノル・ギュネシュ監督と話し合った。同監督は、ギョクハン・インレルが離れることに同意したのだった。
 この結果を受け、ベシクタシュは、ギョクハン・インレルとの契約を解除して自由契約にした。そのギョクハン・インレルに、トラブゾン・スポル、バシャクシェヒル・スポル、ギョズテペが関心を示している。



手持ちの2選手(フォトマッチ紙 17. 7. 8)

ヴォルカン・シェン  アイクト・コジャマン監督の構想から外れ、キャンプメンバーにも加えられなかったヴォルカン・シェンが自由契約となった。これで、ヴォルカン・シェンは、移籍金なしで、他のクラブに行くことができる。

 フェネルバフチェは、アイクト・コジャマン監督がチームに臨まない選手を、1人ずつ放出をしていっている。エメニケを、移籍金250万EUROでオリンピアコスに送り出したフェネルバフチェは、同監督がキャンプメンバーに入れなかったヴォルカン・シェンも放出した。
 昨日、フェネルバフチェの理事と話し合いを持ったヴォルカン・シェンは、違約金を受け取り、契約を解除した。この結果、30歳になっているヴォルカン・シェンは、移籍金なしで、本人の望むクラブと、自由に契約できるようになった。

                  次はファン・デル・ヴィール

 2015年に、フェネルバフチェへ、250万EUROの移籍金で加入したヴォルカン・シェンは、フェネルバフチェでは、公式戦に76試合出場して、8得点13アシストを記録した。フェネルバフチェでは、放ったゴールよりは、逃したゴールの方が記憶に残ることになったヴォルカン・シェンは、時として気のない行動で話題に上ることもあった。
 さて、次はファン・デル・ヴィールだ。構想外となり、イスタンブルで、チームと離れて練習をしているファン・デル・ヴィールに、入ってくるオファーが検討されているところだ。



ユライ・クツカ、イスタンブル入り(ファナティック紙 17. 7. 7)

ユライ・クツカ  トラブゾン・スポルが、イタリアのミランから移籍させるために交渉を始めているユライ・クツカが、ムハッレム・ウスタ理事長とともに、イスタンブル入りした。

 特別機で、午前3時にミラノからイスタンブルに入ったユライ・クツカとムハッレム・ウスタ理事長を、トラブゾン・スポルのゲンチャーア・メリッチ秘書長と理事たちが、アタテュルク空港に出迎えた。サポーターたちが大きな関心を見せていたため、ユライ・クツカは、警察官に伴われ空港をあとにした。
 空港で、報道陣の問いかけに答えたトラブゾン・スポルのゲンチャーア・メリッチ秘書長は、ユライ・クツカは重要な選手だと言いつつ、「トラブゾン・スポルに貢献してくれる重要な選手だ。移籍の実現までは厳しく、時間がかかった。しかし、今や、ユライ・クツカは、トルコに、トラブゾン・スポルにやって来た。いい補強だし、トラブゾン・スポルに貢献してくれるだろうことを信じている。ユライ・クツカは、メディカルチェックを受けたあと、一緒にトラブゾンに向かうことになっている。トラブゾンで、施設見学をしたあと、調印に臨むことになる。調印のあと、明日の夕刻、キャンプに合流するためにハンガリーに向かう。我々は、チームに貢献してくれる重要な選手と出会った。彼の名前は、巷間、伝えられていた。我々の交渉は、かなり前向きに進行した。近々、サポーターたちに、願わくは報告したいものだ」と述べた。



ペペ、ついにベシクタシュ入り(タクヴィム紙 17. 7. 6)

ペペ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、ペペと2年契約に調印した。ペペは、これで、2年間に950万EUROを手にすることになる。ペペは、調印後、ベシクタシュに軌跡を残したいと語り、「優勝カップを得るためにやって来た」と述べた。

. ベシクタシュに、歴史的な移籍が実現した。ベシクタシュが、この間追いかけていた34歳になっているペペと、2年間の契約に調印した。ペペに対し、この移籍で、2年間に計950万EUROを支払うことになる。ヴォーダフォン・パークで行われ、オルマン理事長も列席した調印式で語ったペペは、自身を、ベシクタシュの家族の一員として考えていると言い、「大変満足している。理事の皆さんに、大変な努力をしていただいたことに感謝している。移籍に関し、サポーターたちの役割も大きかった。彼らが、私に、また私の家族に示してくれた関心も、私の決断をしやすくしてくれた。私も、ベシクタシュのユニフォームを着て、彼らの気持ちに応えたい。私も、ベシクタシュのユニフォームを着ることに、どきどきしている」と述べた。

                 チャンピオンズリーグで前進したい

 ペペは、目標を、ベシクタシュが優勝を続けることだと言い、「ベシクタシュで、自分の軌跡を残したい。チャンピオンズリーグで前進していきたい。更に、前進を続け、優勝を勝ち取りたい」と述べた。オルマン理事長は、調印式で、サポーターたちを幸せにでき喜んでいると言いながら、「とっても長きに渡り頑張ってきた、そして、とっても満足のいく、大変なキャリア、個性を持つ選手を獲得するに至った。この補強は、将来への財産となる」と述べた。



フェネルバフチェへの新加入者、イスタンブル入り(ヒュリエット紙 17. 7. 5)

カルロス・カメニ(TRT)  フェネルバフチェへ、新たに入ったカルロス・カメニが、イスタンブル入りした。

 フェネルバフチェ入りに、本人、及び所属クラブのマラガとも、基本合意に達しているカメルーン人GKカルロス・カメニが、イスタンブルにやって来た。
 マラガ発の便でアタテュルク空港にやって来た33歳になっているカルロス・カメニは。フェネルバフチェの関係者により迎えられた。
 カルロス・カメニは、警備員の厚い警護のもと、空港外へと出て、迎えに来ていた車に乗り、空港をあとにした。
 サッカー選手としてのキャリアを、故国で始めたカルロス・カメニは、その後、ますフランスのルアーヴル、サンテティエンヌ、スペインのエスパニョールへと移り、21011-12シーズン途中にマラガへと移籍していた。



エディン・ヴィスカ、トラブゾン・スポルと合意(ファナティック紙 17. 7. 4)

エディン・ヴィスカ  シーズンが終わるや、フェネルバフチェやガラタサライの名が上がったバシャクシェヒル・スポルで活躍したエディン・ヴィスカが、トラブゾン・スポル移籍に合意した。

 ガリー・メデルとユライ・クツカ獲得に向けて動きを続けているトラブゾン・スポルが、他の補強爆弾を炸裂させた。バシャクシェヒル・スポルのボスニア人選手で、中盤のサイドのできるエディン・ヴィスカと、全ての点において合意に達したのだ。
 バシャクシェヒル・スポルが、昨季2位となり、チャンピオンズリーグ参戦権を得るのに大きく貢献した26歳になるエディン・ヴィスカは、シーズン終了とともに、フェネルバフチェが獲得交渉に入り、しかも、少し前には、移籍は決まったかのように言われていた。
 エルスン・ヤナル監督が獲得を求めたエディン・ヴィスカとの交渉に、忙しく動いたトラブゾン・スポルが、その移籍を、近々、公表するものと思われる。



ガラタサライ、練習試合で、後半45分に笑顔(フォトマッチ紙 17. 7. 3)

ドンク(左端)を讃える(ガラタサライ公式HP) イゴル・トゥドル監督(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライは、スロヴァキア・キャンプでの初の練習試合で、ハンガリーのギルモットに1:0で勝った。

 ガラタサライは、スロヴァキア・キャンプでの最初の練習試合で、今季2部リーグに落ちたハンガリーのギルモットに、終盤に得たPKからのゴールで1:0のスコアで勝った。新加入者からはマイコンだけが出場したこの試合、イゴル・トゥドル監督の理想に近いメンバー構成で、この試合に臨んだ。前半は、かなり不毛の戦いが続いたなか、ガラタサライで、唯一の好機と言えるものは、シナン・ギュムシュが掴んだものだった。だが、シナン・ギュムシュが放ったシュートは、GKセボクが防いだ。詰めていたエレン・デルディヨクが決めようとしたが、ボールは外に出て行っただけだった。同監督は、後半に入ると、若い選手に出場の機会を与えた。だが、この後半は、好機らしいものは生まれなかった。終盤、ユヌスが倒されて得たPKを、ドンクが決めると、主審が試合終了の笛を吹いた。ガラタサライは、最初の練習試合に勝ったといえども、何らいいところを見せずジまいだった。

                 マイコンだけがプレー

 ハンガリーのギルモットと戦った最初の練習試合に、新加入者からは、唯一マイコンだけが出場した。ゴミスとベルハンダをメンバー入りさせなかった同監督は、この2選手については、7月8日に予定されているゼニトとの練習試合に出場させるということだ。

                 次なる相手はゼニト

 ガラタサライが、7月8日、オーストリアのウィーンで戦う練習試合の相手が明らかになった。ガラタサライは、オステルズントと、7月13日に戦うUEFA欧州リーグ予備戦2回戦を前にした最後の練習試合を、元ガラタサライ監督のマンチーニが率いるロシアのゼニトと行う。同監督は、この試合では、エースメンバーを試す機会を得ることになる。

【ガラタサライ】ムスレラ(後半1分:エライ)=マルティン・リネス(後半18分:カヴァンダ)、マイコン(後半1分:セルダル・アズィズ)、コライ・ギュンター(後半1分:セミフ・カヤ)、キャローレ(後半18分:タルク・チャムダル)=トルガ・ジエルジ(後半18分:オザン)、セルチュク・イナン(後半1分:ドンク)=ヤシン・オズテキン(後半18分:サミド)、シナン・ギュムシュ(後半18分:ユヌス)、ロドリゲス(後半1分:レジェプ)=エレン・デルディヨク(後半1分:エムラー)



ベシクタシュ、ピッチに立つ(TRT 17. 7. 2)

シェノル・ギュネシュ監督(TRT)  昨季のトルコ・リーグを制したベシクタシュが、新シーズンに向けての準備を開始した。

 ベシクタシュは、今季初めての練習を、BJKネヴザト・デミル・グランドで、シェノル・ギュネシュ監督指揮下行った。
 同監督は、練習開始前に、短時間、選手たちに話しかけた。この講話のあと、短時間、ウォーキングを行った選手たちは、続いてランニング、パス練習を行った。そして、再度、ランニングを行い、最初の練習を打ち上げた。

                  9選手を欠く

 ベシクタシュの練習は、9人の選手を欠いて始まった。
 昨季終了後、トルコ代表として、マケドニア代表及びコソヴォ代表との試合に招集されたギョクハン・ギョヌル、ジャネル・エルキン、オウズハン・オズヤクプ、ジェンク・トスンは不参加だった。
 また、休暇を得ているファブリシオ・アゴスト・ラミレス、マルセロ・ゲデス、アドリアーノ・コッレイラ、アンデルソン・タリスカも、練習に姿は見えなかった。
 また、コンフェデ杯にポルトガル代表として出場していたリカルド・クアレスマも、この最初の練習には加わっていない。
 これらの選手たちは、7月4日以後、チームに合流する予定である。



トラブゾン・スポル、ハンガリーへ(フォトマッチ紙 17. 7. 1)

エルスン・ヤナル監督(ミリエット紙)  選手のメディカルチェックを終えたトラブゾン・スポルは、第1次海外キャンプのため、明日、ハンガリーに向かい、2017-18シーズンに向けての準備を始める。

 トラブゾン・スポルは、明日午後0時30分発の特別機で向かうハンガリーで、7月2日〜17日までの間、キャンプをはる。このキャンプには、新加入の選手の中では、テオ・ボンゴンダとキャーミル・アフメット・チョレクチだけが参加する。

                 若い選手にはチャンス

 トラブゾン・スポルは、新シーズンを前に、ゼキ・ヤウルとムサ・ニザムを自由契約にしたが、エルスン・ヤナル監督は、昨季、レンタルで加入していた選手からは、バトゥハン・アルタスランだけを、キャンプ・メンバーに加えることを明らかにしていた。一方、同監督は、下部組織から、ウーウルジャン・チャクル、アルダ・アクブルト、フルカン・タシュ、アブドゥルカディル・オミュル、ユヌス・エムレ・チャクル、アブドゥラヒム・ドゥルスンを、キャンプに招請して、そのプレーぶりを観ることも明らかにした。

                 第1次キャンプはフィジカルの強化

 トラブゾン・スポルは、このハンガリーでの第1次キャンプでは、コンディション調整に重点を置いた練習を行う。7月19日〜30日の間、スロヴァキアで行う第2次キャンプでは、練習試合に重点を置くことになっている。また、これらの海外キャンプに、現在交渉中の選手で、合意が達成次第、それらの新加入者も参加することになっている。



フェネルバフチェはビッグクラブなんてものじゃない(タクヴィム紙 17. 6.30)

マテュー・ヴァルブエナ(ファナティック紙)  マテュー・ヴァルブエナは、「フェネルバフチェは知っていた。だが、こちらへ来て、ビッグクラブなんてものじゃないと思った」という言い方をした。そして、「全て、チームとともに動くつもりだ。リーダーとなるプレーヤーだと思っている。だが、一人では勝てるものではない」と述べた。

 フェネルバフチェの新加入選手マテュー・ヴァルブエナが、昨日、フェネルバフチェと2+1年の契約に調印した。フェネルバフチェへの移籍について言及したマテュー・ヴァルブエナは、「フェネルバフチェに感謝したい。また、この移籍に関わった皆さんに感謝している。フェネルバフチェのようなクラブでプレーできることは、私にとって名誉なことだ。私に、素晴らしい対応をしていただいた。外から見ていたときは、フェネルバフチェはビッグクラブだと思っていたが、こちらへ来てから、フェネルバフチェはビッグクラブなんてものじゃないと思った。次は私の番だ。フェネルバフチェが優勝できるよう、できる限りのことをお見せするつもりだ」と語った。



マイコン、サンパウロに別れを告げる(フォトマッチ紙 17. 6.29)

マイコン  ガラタサライと合意に至ったブラジル人選手マイコンが、サンパウロに別れを告げた。

 ガラタサライと、この1ヶ月、交渉を続けてきたマイコンが、サンパウロ・クラブ、及びブラジル人サポーターに別れを告げるメッセージを出した。「私に、ブラジルの素晴らしいクラブでプレーするチャンスを与えていただいたサンパウロに感謝したいと思います。サンパウロのユニフォームを着て、1年半プレーしてきました。自分のできる最高のことをやって来きたので、私の記憶からは離れそうもありません。私を応援してくれた何百万ものサンパウロのサポーターに感謝です。批判をしてくれた人、讃えてくれた人、いずれにも感謝です。サンパウロは、いつも私の心に残ることでしょう」とのメッセージを出した。
 ガラタサライは、新加入のマイコンについて、近日中に公表するものと思われる。ガラタサライでは、昨日、バフェティンビ・ゴミスがやって来た。そして、本日、ユネス・ベランダがイスタンブル入りする。

.                ガラタサライによる発表

 ガラタサライから、マイコンのイスタンブル入りについてのコメントが出された。それによると、マイコンは、今夜、午後10時にイスタンブル入りする。基本合意に至っているマイコンと、最終の詰めをしたあと、調印に至るものと思われる。



7年越しの恋(フォトマッチ紙 17. 6.28)

バフェティンビ・ゴミス(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェとベシクタシュも追いかけたことがある。だが、ゴミスが選んだのはガラタサライ。

 2010年以後、ほぼ毎シーズン、ビッグ3がリストアップしていたバフェティンビ・ゴミスを、ついにトルコ・リーグで観ることができるようになった。このフランス人選手を、この7年間、ビッグ3が、様々な時期に獲得を考えた。だが、ようやく今シーズンに実現することになったのだ。では、その間、どの監督が、また、どのようなオファーが、バフェティンビ・ゴミスに対して行われたのか?

                 これが、この7年間の軌跡

 バフェティンビ・ゴミスに対する、最初のオファーは、2010-11シーズンに、フェネルバフチェが行った。
 アイクト・コジャマンが監督の任にあった2011-12、2012-13シーズンにも、また、バフェティンビ・ゴミス獲得を目指した。更に、2012-13シーズンには、フェネルバフチェは、リヨンに対し、1200+300万EUROで説得に当たった。バフェティンビ・ゴミスも、生放送で、そのオファーを認めた。だが、受け入れることはないと表明した。
 その後、2013-14シーズンには、ベシクタシュが獲得を考えた。これもダメだった。
 2014-15シーズンには、バフェティンビ・ゴミス自身が、ガラタサライを受け入れた。だが、当時のプランデッリ監督が、パンデフを選んでしまった。
 2015-16、2016-17シーズンには、ここでも、ガラタサライが相次いで獲得を目指した。だがダメだった。
 しかしながら、バフェティンビ・ゴミスは、ガラタサライのオファーに関心がなかったわけではなかった。そして、調印した。今や、衆目は、バフェティンビ・ゴミスを運んでくる飛行機に向けられている。

                 バフェティンビ・ゴミス:難しいとは考えていない

 ガラタサライは、バフェティンビ・ゴミスを説得するために、サポーターや、イスタンブルを映した映像DVDすら用意をした。DVDを、大変喜んで観たバフェティンビ・ゴミスは、まず、ジェンク・エルギュンに感謝の言葉を述べ、「イスタンブルを良く知らなかった。慣れるのに、さほど困らないだろう」と語ったということだ。



フェネルバフチェ、シーズンイン(TRT 17. 6.27)

アイクト・コジャマン監督  フェネルバフチェは、2017-18シーズンに臨む準備のためのキャンプに、6月27日(火)集合する。

 トルコ・リーグで、昨季勝ち点64で3位に終わり、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦に参戦するフェネルバフチェは、新シーズンに向けての準備を、本日から行う練習で開始する。
 フェネルバフチェ・ジャン・バトゥ・グランドでアイクト・コジャマン監督指揮下ピッチに降り立つフェネルバフチェ選手団は、新シーズンを前にして最初の練習を行う。
 イスタンブルで行う練習に続き、7月1日(土)には、フェネルバフチェ・トプク高原グランドに移るフェネルバフチェ選手団は、第1次キャンプを、この地で行うことになっている。
 デュズジェで、7月8日(土)まで練習を行うことになっているフェネルバフチェは、同日、デュスジェ・スタジアムで、ルーマニアのユベントゥス・ブカレストと練習試合を行ったあと、イスタンブルに戻る。

                  海外キャンプはスイスで

 フェネルバフチェは、新シーズンに向けての第1次海外キャンプのために、7月11日(火)に、スイスのローザンヌ市に向かう。
 フェネルバフチェは、7月19日(水)までのキャンプ期間中、スイスで4回の練習試合を行うことになっている。
 まず、7月12日には、ポルトガルのスポルティング・リスボン、7月15日には、フランスのオリンピック・マルセイユ、7月17日には、スペインのアトレチコ・ビルバオ、7月19日には、フランスのモナコといった順に戦うことになる。
 スイス・キャンプからイスタンブルに戻って来たフェネルバフチェは、新シーズンの最初の公式戦、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第1戦を、7月27日(木)に戦う。



アトゥンチ・ヌカンは残留、デンバ・バは、、、(ヒュリエット紙 17. 6.26)

アトゥンチ・ヌカン(ベシクタシュ公式HP) デンバ・バ  故障から抜けきることのできないデンバ・バとの契約更改は行われない。アトゥンチ・ヌカンは、財政面の負担が軽いこと、及び、ベシクタシュ育ちだということで、残留ということになる。

 ベシクタシュが、昨季、レンタルで獲得していた選手の内、デンバ・バとアトゥンチ・ヌカンの、来季についての扱いが判明した。シェノル・ギュネシュ監督が、理事会に送ったレポートによると、条件が揃った場合には、2人の選手の残留を求めるものだった。しかしながら、両選手の財政負担、メディカル面を調査した結果、理事会は、デンバ・バは放出、アトゥンチ・ヌカンは残留との結論を下した。

                  デンバ・バは2試合出場

 ベシクタシュは、故障から完全に抜け出ていないデンバ・バとは、新たな契約を結ばない。保有権を上海緑地申花が持つデンバ・バは、昨季、2試合に出場して1ゴールを決めている。ライプチヒからレンタルで獲得されたアトゥンチ・ヌカンは、ベシクタシュ育ちだということ、財政面の負担が軽いこと、また、ミロセヴィッチ、ペドロ・フランコ、ミトロヴィッチといった他のストッパーが、ベシクタシュを離れるということから、メンバーとして確保されることになる。ライプチヒは、アトゥンチ・ヌカンを、移籍金なしでレンタル移籍させるものと看られている。23歳になっているアトゥンチ・ヌカンは、昨季、16試合に出場して1ゴールを記録している。



アンタルヤ・スポル、新たな狙いはアートゥフ・シェシュー(タクヴィム紙 17. 6.25)

アートゥフ・シェシュー  アンタルヤ・スポルが、フェネルバフチェを離れると看られているモロッコ人選手アートゥフ・シェシュー獲得に狙いを定めた。アンタルヤ・スポルは、フェネルバフチェにレンタルでの獲得オファーを出すことになろう。

 補強活動に、最も熱心なクラブの1つアンタルヤ・スポルは、止まるところを知らない。アンタルヤ・スポルが、今度は、フェネルバフチェのアートゥフ・シェシューに狙いを着けた。アイクト・コジャマン監督の新シーズンに向けての構想には入らず、フェネルバフチェから離れるものと看られているアートゥフ・シェシューの代理人との交渉の入っているアンタルヤ・スポルが、正式なオファーを出したのだ。交渉は、かなり前向きに進み、両者は、大筋で合意に達した模様だ。アンタルヤ・スポルは、近々、フェネルバフチェとの交渉に入り、レンタル移籍のオファーを出すことになろう。昨季、ときとしてとってもいいプレーを見せていたアートゥフ・シェシューは、トルコ・リーグでは18試合に出場し、5ゴール5アシストを記録している。



ベシクタシュ、元フェネルバフチェのルイス・ナニをレンタルで獲得したがっている(アクシャム紙 17. 6.24)

ナニ  ベシクタシュが、以前、ライバルのフェネルバフチェでのプレー経験のあるナニと交渉に入っている。昨季の前後半の移籍解禁期間より、ナニのヴァレンシアにおける状態を調査しているベシクタシュ理事会は、30歳になっているナニを、完全移籍のオプション付きのレンタル移籍を実現したがっているのだ。

 選手の補強の一方、選手の放出について動き出す準備に余念のないベシクタシュが、リストアップしている選手について、個別に交渉を続けているところだ。
 約2年間に渡り追い求めていたペペの代理人と、数日前に交渉を持ったベシクタシュは、もう1人のポルトガル人選手の獲得に動いていることが明らかになった。ベシクタシュは、以前、ライバルのフェネルバフチェでのプレー経験を持つナニに関心を持ち始めているのだ。

                 シェノル・ギュネシュ監督も同意

 昨季の前後半の移籍解禁期間より、ナニのヴァレンシアにおける状態を調査しているベシクタシュ理事会は、ナニを、完全移籍のオプション付きのレンタル移籍を実現したがっているのだ。
 ヴァレンシアとの契約が、まだ2年間残っているナニ獲得を強く求めているベシクタシュは、サイドも、トップ下もできる、とっても強力なナニを獲得するつもりなのだ。
 現在、コンフェデ杯でロシアにいるナニを獲得した場合には、マタやドゥドゥといった選手は諦めることになる。ナニ獲得については、シェノル・ギュネシュ監督の同意も取り付けているベシクタシュ理事会は、近々、スペインに赴き、ヴァレンシア側との交渉の席に着くものと思われている。

                 替わりを用意

 ナニ獲得に好ましい回答が得られない場合には、ベシクタシュは、ドゥドゥやマタ、ナヴァスといった選手を初めとして、また異なった中盤の選手獲得に向かうことになる。ベシクタシュは、タリスカに関し飛び交う噂のため、サイドのできる、ないしは10番役をこなせる選手を獲得する努力をすることになろう。



フェネルバフチェ、ベンフィカのオファーを受け入れる(フォトマッチ紙 17. 6.23)

オザン・トゥファン(ファナティック紙)  フェネルバフチェから出て行くのか、その去就が注目されているオザン・トゥファンが、ベンフィカと、基本的に合意に達した。

 トルコ代表に名を連ねるオザン・トゥファンの獲得を目指すポルトガルのベンフィカは、リスボンで交渉を持った代理人アフメット・ブルトが、移籍に踏み切ったことが判った。ベンフィカ側と合意に達した同代理人は、フェネルバフチェに出されたオファーの詳細に、大きな関心を寄せている。

                  800万EUROで決まる

 ブルサ・スポルから、2015年に、700万EUROでフェネルバフチェに移籍したオザン・トゥファンには、ヴァレンシアも獲得を考えている。しかし、ヴァレンシアは、500万EURO以上は出さなかった。ベンフィカは、800万EUROまで出し、しかも、フェネルバフチェが、それを受け入れるということだ。なお、オザン・トゥファンは、昨季、38試合に出場し、5得点1アシストを記録している。



ガラタサライを離れる者、更にあり(TRT 17. 6.22)

サブリ・サルオウル(タクヴィム紙) ニゲル・デ・ヨング(ファナティック紙) イゴル・トゥドル監督(フォトマッチ紙)  ガラタサライで、サブリ・サルオウルに次いで、ニゲル・デ・ヨングが離れることになる。イゴル・トゥドル監督が、このオランダ人選手を必要ないと、理事会に伝えたのだ。

 この結果、移籍リストに、ニゲル・デ・ヨングが搭載されたことで、オランダやイタリアからオファーが舞い込んできているということだ。
 ガラタサライ理事会は、ニゲル・デ・ヨングを、いいオファーがあれば、売りさばくというよりは、トレード要員に使うつもりでいる。
 なお、ニゲル・デ・ヨングは、昨季、ガラタサライでは24試合に出場して、1得点を記録している。



ブルマ、正式にライプチヒ入り(ファナティック紙 17. 5.31)

ブルマ(ファナティック紙)  ブルマの代理人カティオ・バルデが、ライプチヒとガラタサライとの間で、ブルマの移籍について合意に達したこと、そして、ブルマが、今週、ガラタサライのユニフォームを着て最後の試合に出ることを明らかにした。

 今季見せたプレーぶりで、注目を浴びたガラタサライの選手の1人ブルマが、来季は、ガラタサライにはいなくなることになった。ブルマの代理人カティオ・バルデが、ポルトガルのラジオ放送アンテナ1で話し、ブルマが、ドイツ・ブンデス・リーガのライプチヒに移籍することになると述べたのだ。
 2つのクラブ間での移籍について合意に達したことを明らかにしたバルデは、「両クラブで一致している。ブルマは、この土曜日に、ガラタサライのユニフォームを着てのラストマッチに出場することになる。残っている小さな問題が取り除かれてから、ブルマは、ライプチヒとの調印に至ることになろう」と語った。
 バルデは、ガラタサライに支払われることになる移籍金については、黙して語らなかったが、ヨーロッパのマスコミでは、1800万EUROになると伝えられている。
 今季、ガラタサライで、36の公式戦に出場したブルマは、11ゴールを決め、8アシストを記録している。



ガラタサライ、3位へのこだわり(タクヴィム紙+ミリエット紙補綴 17. 5.30)

シナン・ギュムシュ(左)ンサカラ(右)(ミリエット紙) シナン・ギュムシュ(左)ブルマ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、ブルマとシナン・ギュムシュのゴールで、アランヤ・スポルを粉砕した。そして、宿年のライバルであるフェネルバフチェを捉えた。

 ガラタサライは、アランヤ・スポルをアウェーで2:3でくだし、トルコ・リーグの3位になるチャンスを、最終週に望みを繋いだ。前半14分、ブルマが、スナイデルの素晴らしいパスを受け、ボールをコントロールしてから、体を反転させて放ったシュートが、ガラタサライの先制点となった。0:1。同17分、ブルマがシュートを放つと、GKハイダルは前に出ていたが、これを防いだが、跳ね返りのボールに詰めていっていたポドルスキがシュートを放つと、ディフェンスに入っていたラズィッチが、ゴールライン際からクリアした。しかし、そのボールをコントロールしたシナン・ギュムシュの放ったシュートは、ゴール右隅を捉えたのだった。0:2。同23分、アランヤ・スポルが、ヴァグネル・ローヴェのゴールで、点差を1と縮めた。左サイドからガラタサライのペナルティエリア内へとボールを持ち込んだンサカラが、ボールを、ヴァグネル・ローヴェに出した。ヴァグネル・ローヴェは、セミフ・カヤをすり抜け、きれいなシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。同29分、スナイデルのスルーパスに反応したマルティン・リネスが、ダイレクトで内へとボールを入れた。そこへ走り込んで来たシナン・ギュムシュが、とっても強烈で正確なシュートを放つと、ボールは、アランヤ・スポルのゴールネットに突き刺さった。シナン・ギュムシュは、これで、この試合2点目を記録することになった。

                 後半は息をのむ戦い

 後半8分、アランヤ・スポルが、右コーナーキックを蹴ると、フェルナンデスがヘッドで合わせたが、ガラタサライのディフェンダーが、ゴールライン際からクリアした。同25分、ロドリゲスが、ペナルティエリア内でエフェジャンをかわそうとしてピッチに倒れ込んだ。ガラタサライは、PKを期待したが、主審は、試合の続行を命じた。同30分、ヴァグネル・ローヴェのシュートが、アフメット・チャルクの手に当たると、主審はPKを命じた。このPKは、ヴァグネル・ローヴェが蹴りゴールが生まれた。2:3。同32分、トルガ・ジエルジが出したボールに、ゴールポスト際にいたポドルスキが触れることができなかった。

【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ、ダルコ・ラズィッチ(後半30分:エムレ・ネフィズ)、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=エフェジャン・カラジャ、イサク・サキー=ダニエル・カンデアス(後半20分:ベルカン・エミル)、エムレ・アクババ、ジュニョール・フェルナンデス(後半30分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)=ヴァグネル・ローヴェ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、セミフ・カヤ、アフメット・チャルク、マルティン・リネス=セルチュク・イナン、トルガ・ジエルジ=シナン・ギュムシュ(後半16分:ガリー・ロドリゲス)、スナイデル(後半16分:ジョスエ)、ブルマ=ルーカス・ポドルスキ(後半45分:エレン・デルディヨク)



2016-17シーズンの優勝クラブはベシクタシュ(イエニ・シャファク紙+サバハ紙補綴 17. 5.29)

ベシクタシュ、優勝(ハベル・テュルク紙) トルガイ・アルスラン(左)ムハッメド・ファタウ(右)(ミリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第33節で、アウェーでガジアンテップ・スポルを0:4でくだし、トルコ・リーグを1節残しながら優勝を決めた。ベシクタシュは、この優勝で15回目の優勝となり、3ツ星を付ける権利を得た。

 ベシクタシュは、ガジアンテップ・スポルを、ライアン・バベル、オウズハン・オズヤクプ、タリスカ(2)のゴールで、0:4で勝利を収め、トルコ・リーグを1節残すなか優勝を決めた。
 ガジアンテップで、2万5千人の観客の前で、怒涛の如き臨み方をしたベシクタシュは、開始6分に、ライアン・バベルにより、待望のゴールをあげた。オウズハン・オズヤクプのパスを、ゴール左斜め前で得たライアン・バベルは、ペナルティエリアの左サイドまでボールを持ち込み、グランダーのシュートを放つと、これが、ガジアンテップ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同40分、今度は、オウズハン・オズヤクプが表舞台に上がった。オウズハン・オズヤクプのパスを、ゴール左斜め前で得たライアン・バベルが、ダイレクトでオウズハン・オズヤクプに返し、オウズハン・オズヤクプがグランダーのシュートを放つと、ボールはガジアンテップ・スポルのゴールネットを揺らしていた。0:2。そして、前半は、このスコアのまま終わった。後半に入ってもギアを落とさないベシクタシュは、更に、タリスカによる見事な2ゴールを生んだ。同20分、ペナルティエリアの右側で得たフリーキックを蹴ったタリスカが、直接枠を狙うと、ボールは、GKエルテン・エルスが防ごうとしたが、ゴール右隅に突き刺さったのだった。0:3。同30分、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入り込んだタリスカが、左足のインサイドでシュートを試みると、ボールは、ゴール左隅に突き刺さった。0:4。残りの時間、サポーターたちが優勝を讃える歌を歌うなか、ベシクタシュは最高の終わり方をしたのだった。これで、3連勝を飾ったベシクタシュは、勝ち点74に達し、追走していたバシャクシェヒル・スポルを押さえ優勝を遂げたのだった。一方、ホームで戦う最後のトルコ・リーグの試合となったガジアンテップ・スポルは、勝ち点は26に留まった。

                  ベシクタシュ、3ツ星の資格を得る

 15回目の優勝を遂げたベシクタシュは、史上初めて、トルコ人監督のもと、星を付ける権利を得ることとなった。1ツ星の権利を得た1996-97シーズンは、セルビア人監督リュビサ・スパジッチ指揮下であった。また、2ツ星の権利を得たのは、ゴードン・ミルン監督下の1991-92シーズンのことであった。

【ガジアンテップ・スポル】エルテン・エルス=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半15分:アルパイ・コチャクル)、ムサ・ニザム、カリー・ティアム、マルコス・ペドゥロソ=アブドゥルカディル・カヤル、ムハッメド・ファタウ(後半39分:セルカン・バカン)=オルカン・チュナル、アニス・ベン・ハトゥラ(後半30分:ドーアナイ・クルチ)、エヴァンス・カングゥア=ナビル・ギラス
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、トシッチ、アドリアーノ=トルガイ・アルスラン、オウズハン・オズヤクプ(後半38分:ジャネル・エルキン)=ヴァンサン・アブバカル(後半32分:デンバ・バ)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半15分:ネジプ・ウイサル)



悲しい「1:1」続き(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 5.28)

イェレマイン・レンス(左)エマヌエル・マス(右)(フェネルバフチェ公式HP) エメニケ(左)ウーウル・デミロク(右)(フェネルバフチェ公式HP)  前半23分、GKオヌル・レジェプ・クヴラクのミスを咎めたソウが、1:0とした。後半、とってもいいプレーを見せたトラブゾン・スポルが、同8分に、マトゥス・ベロが同点ゴールを決めた。

 カドゥキョイで勝者は出なかった。今季最後となるダービーマッチで、フェネルバフチェとトラブゾン・スポルは、1:1の引き分けに終わった。この引き分けで、フェネルバフチェは、今季の3位の座を脅かされることになった。一方のトラブゾン・スポルは、ヨーロッパのカップ戦への参戦のチャンスは失せてしまった。前半23分、ハサン・アリ・カルドゥルムが試みたループシュートに対する処理で、GKオヌル・レジェプ・クヴラクが大きなミスをやらかしてしまい、それを咎めたソウが、がら空きのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同29分、ソウが、ゴール左斜め前から放った強烈なシュートは、オヌル・レジェプ・クヴラクが、際どくコーナーへと逃げた。前半ロスタイム2分、カスティリョのパスをペナルティエリア内で受けたンドエが、自分の前を開け放った強烈なシュートは、GKヴォルカン・デミレルが大きくクリアした。後半8分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。ンドエのパスを、ペナルティエリアの手前で受けたベロが、きれいなシュートを放つと、ボールは、サイドバーに当たってからゴールインしたのだった。1:1。

                  後半は見違えるようなトラブゾン・スポル

 同12分、マスが、左サイドからセンタリングを入れると、ヴォルカン・デミレルが、際どくパンチングで防ぐと、トラブゾン・スポルのチャンスが続き、ベロがヘディングシュートを試みたが、ボールは、外に出て行っただけだった。同15分、ユスフ・ヤズジュの放った強烈なシュートは、上のバーを直撃した。同25分、マスが左サイドから入れたセンタリングに対し、ファーサイドにいたンドエがシュートを試みたが、GKヴォルカン・デミレルが足でもってコーナーへと逃げた。同28分、ヴォルカン・シェンが、左サイドからセンタリングを入れると、ディフェンスが大きくクリアできなかったボールに対し、ペナルティエリア内にいたファン・ペルシーがヘディングシュートを放ったが、GKエステバンが、辛うじてクリアすることができた。同38分、ンドエのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で得たペレイラが、GKヴォルカン・デミレルと1対1となった。ペレイラはループシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。そして、試合は1:1のまま終わったのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ハサン・アリ・カルドゥルム、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=イェレマイン・レンス(後半42分:ストー)、ファン・ペルシー、ムサ・ソウ(後半35分:サリフ・ウチャン)=エメニケ(後半27分:ヴォルカン・シェン)
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク(後半1:エステバン)=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、カール・メジャーニ、エマヌエル・マス=オカイ・ヨクシュル(後半1分:ヤン・ドゥリカ)=オルジャイ・シャハン、マトゥス・ベロ、ユスフ・ヤズジュ、ファビアン・カスティリョ(後半36分:フーゴ・ロダレガ)=ダメ・ンドエ



トルガイ・アルスラン、インテルへ(イエニ・シャファク紙 17. 5.27)

トルガイ・アルスラン(ファナティック紙)  ベシクタシュの中盤のスター選手トルガイ・アルスランが、来季、インテル入りすること、及び、この移籍に関して、インテルは、ベシクタシュに、移籍金として500万EUROを支払うということが明らかになった。

 今夏、財政面の削減、そのため、選手たちに舞い込んでくるオファーに目を向ける決定をしているベシクタシュ理事会は、トルガイ・アルスランをイタリアの強豪インテルに出すことを決めた。
 報道に拠ると、ベシクタシュは、26歳のトルガイ・アルスランの移籍について、インテルより500万EUROの移籍金を得ることで合意に達したということだ。
 インテルのトルガイ・アルスランへの関心は、ベシクタシュが、今季、ナポリと戦ったチャンピオンズリーグの一戦後に始まった。ベシクタシュが、イタリアで2:3で勝った試合には、75分間プレーしたトルガイ・アルスランは、イスタンブルでの試合では90分間フルにプレーしたのだった。この間、トルガイ・アルスランを追いかけていたインテルは、最近の質の高いプレーぶりを見せるトルガイ・アルスランに、年俸210万EUROを支払うつもりでいると言われている。
 トルガイ・アルスランは、2014-15シーズンの前後半の間の移籍解禁期間に、ハンブルクより450万EUROの移籍金で、ベシクタシュ入りした。そのとき、トルガイ・アルスランを求めるトラブゾン・スポルとベシクタシュの間で、ちょっとした緊迫した関係が生まれる元になったトルガイ・アルスランだったが、ベシクタシュ入りしてからは、2年半の内に、71試合の出場記録を残し、2ゴール、9アシストを記録している。



ベシクタシュ、ジャネル・エルキンの移籍完了(TRT 17. 5.26)

ジャネル・エルキン(TRT)  ベシクタシュが、ジャネル・エルキンの完全移籍に関し、インテルと合意に達した。

 かつて、インテル側が出した談話では、ジャネル・エルキンの移籍金を100万EUROとし、それからは一歩なりとも後退はしない述べていた。
 ベシクタシュは、まず交渉の扉を、35万EUROを提示することで叩いたが、最終的には、両者は75万EUROで合意に達したということだ。
 ジャネル・エルキンが、ベシクタシュと3年契約を、近々に締結するものと看られている。
 ベシクタシュが、今季、1年のレンタルで獲得した28歳になっているジャネル・エルキンは、故障のため、今季は、僅かに9試合出場しただけである。



タリスカよりベシクタシュに朗報(イエニ・シャファク紙 17. 5.25)

タリスカ(サバハ紙)  ベシクタシュのサポーターが気にしている、アンデルソン・タリスカが「残留なのか、出て行くのか」という問題に答えが出された。タリスカが出したメッセージは、サポーターには、来季も、ベシクタシュのユニフォームを着るといういい知らせとなった。

 アンデルソン・タリスカのレンタル移籍の2年目を、どうするのかが関心の的だった。というのも、ベンフィカとの合意では、「2500万EUROでのオファーが来たときには、5日間だけ、ベシクタシュに在籍することになる」との条項があるのだ。
 サバハ紙によれば、ベシクタシュが、その5日以内に、当該の金額を用意できなければ、タリスカは、他のクラブに売却する権利を有するとなっているのだ。2500万EUROを用意するクラブが出てこない場合には、ベシクタシュに、もう1年残留することは明白だ。その場合には、両者ともに問題はない。

                 タリスカの出した談話は次の通り

「私は、ベシクタシュもイスタンブルも好きだ。ベシクタシュで、自分を見出したし、シェノル・ギュネシュ監督とともにいい成果を収めたと感じている。クアレスマは伝説的な選手だし、彼から、とっても多くのことを学んだ。ここにいると、まるで家族のようだ。願わくは、長くベシクタシュにいたい。今季は、慣れるのに、また、故障のため100%の力を出せなかった。来季は、記録の上でも、今季の2倍の成果を残すつもりだ。トルコ・リーグで、ヨーロッパのカップ戦で、この上ないタリスカを観ていただきたい」。



フェネルバフチェに、故障者の衝撃(ファナティック紙 17. 5.24)

アドヴォカート監督(ヒュリエット紙) メフメット・トパル(ミリエット紙) シェネル・オズバイラクル(フォトマッチ紙)  ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦に勝ち、3位の座を守って戻ったフェネルバフチェに、メフメット・トパルの右膝の故障が深刻だということが明らかになった。

 フェネルバフチェに、故障者の衝撃が走った。メフメット・トパルの膝に、内出血と腫れがあることが判ったのだ。治療が始まっているメフメット・トパルだが、トラブゾン・スポル戦に間に合うかは厳しい状況だ。
 故障のため、アンカラでの試合には出場しなかったシェネル・オズバイラクルに関しては、この週末に予定されている試合には、出場できる可能性大であることが明らかになっている。
 治療が、ほぼ完了しているシェネル・オズバイラクルは、トラブゾン・スポル戦では、先発に名を連ねるものと思われる。右サイドバックの起用に頭を痛めていたディック・アドヴォカート監督だが、シェネル・オズバイラクルの復帰により、ハサン・アリ・カルドゥルムを、再び左サイドバックに置くことになろう。



ゲンチレル・ビルリーイ 1:2 フェネルバフチェ(フェネルバフチェ公式HP+サバハ紙補綴 17. 5.23)

ファン・ペルシー(右)を讃えるジョゼフ・デ・ソーサ(左)(ハベル・テュルク紙) アルペル・ポトゥク(左)セルチュク・シャヒン(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第32節、アウェーでゲンチレル・ビルリーイと戦ったフェネルバフチェは、前半、1:0とリードされたまま折り返したが、後半にあげたゴールで1:2で勝利を収めた。

 アンカラ5月19日スタジアムで行われたこの試合、セルチュク・シャヒンが,前半ロスタイム2分にあげたゴールで1:0とリードを許したフェネルバフチェは、後半4分と30分にロビン・ファン・ペルシーがあげたゴールで、1:2で勝利を収めたのだった。

                 試合経過

 前半4分、ゲンチレル・ビルリーイの攻撃で、ランティエが、いい位置にいたカリリにボールを出した。走り込んで来たカリリが放ったシュートは、僅かにサイドバーを逸れ外に出て行った。
 同5分、アイドゥン・カラブルトの蹴ったコーナーキックに合わせて、パリテヴィッチがヘディングシュートを試みると、シモン・ケールが、ゴールライン際から大きくクリアした。
 同ロスタイム1分、ウミト・オズテュルク主審は、マテイが、ペナルティエリア・ライン手前で倒されると、それを咎めフリーキックを与えた。そのフリーキックを蹴ったセルチュク・シャヒンが、直接ゴールを狙うと、これがフェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。
 後半4分、イェレマイン・レンスが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたロビン・ファン・ペルシーがヘッドで合わせるとゴールが決まった。1:1。
 同9分、アイドゥン・カラブルトのパスを受けたランティエが、フェネルバフチェのペナルティエリアへゴール左斜め前から入り放ったシュートは、GKヴォルカン・デミレルが倒れ入れ込みながら、これを防ぐと、ボールは、転がりながら外に出て、コーナーキックと替わった。
 同28分、ウミト・オズテュルク主審は、ルッカス・クラロが、せめぎ合いのなかイスマイル・キョイバシュを倒すと、PKを指示した。そのPKをロビン・ファン・ペルシーが蹴ると、ボールは、GKホップフの左を抜けゴールインした。1:2。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメト・オウズ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ルッカス・クラロ、アヌル・カラエル=セルチュク・シャヒン、カマル・イサー=アイドゥン・カラブルト、アブドゥル・カリリ(前半29分:コスミン・マテイ)、ムラト・ドゥルエル(後半30分:ヴェダト・ムリッチ)=トケロ・ランティエ(後半20分:ウーウル・チフトチ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ハサン・アリ・カルドゥルム、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=イェレマイン・レンス(後半38分:ヴォルカン・シェン)、アルペル・ポトゥク(後半44分:ストー)、ムサ・ソウ=ファン・ペルシー(後半34分:エメニケ)



トラブゾン・スポルにより優勝戦線に風雲(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 5.22)

ジュニオール・カイチャラ(左)カスティリョ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ユスフ・ヤズジュ、カスティリョ、エムレ・ベレズオウル(左から)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  ヨーロッパのカップ戦参戦権獲得を目指すトラブゾン・スポルと、優勝を目指すバシャクシェヒル・スポルが引き分けた。両者ともに、1本ずつ、シュートがバーに嫌われた。トラブゾン・スポルは、これで、4試合連続で勝利から見放されることになった。一方のバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点2を失い、優勝の可能性が激減した。

 トラブゾン・スポルとバシャクシェヒル・スポルの一戦では、ゴールの声が上がらなかった。0:0。この結果は、トラブゾン・スポルにも、またバシャクシェヒル・スポルにも良くはなかった。前半11分、相手選手をすり抜け、ペナルティエリアへと近づいたカスティリョが放ったシュートは、GKヴォルカン・ババジャンの左を抜け、僅かに枠を逸れ外に出て行った。同12分、ユスフ・ヤズジュが、ペナルティエリアの外から試みた強烈なシュートは、GKヴォルカン・ババジャンが押さえた。同30分、カスティリョのパスに、走り込んで来たユスフ・ヤズジュがシュートを放つも、GKヴォルカン・ババジャンがコーナーキックに替えた。同31分、バシャクシェヒル・スポルのディフェンスが大きくクリアできなかったボールを、ペナルティエリア・ライン上で得たベロが放ったシュートは、この度も、GKヴォルカン・ババジャンが押さえるところとなった。同38分、エムレ・ベレズオウルの蹴ったフリーキックに、ペナルティエリア内にいたアタマーがヘッドで合わせたが、ボールは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクがキャッチした。

                 両者ともに、1本ずつバーに嫌われる

 後半4分、カスティリョのパスを受けたンドエがシュートを放ったが、ボールは相手ディフェンダーに当たり、コーナーキックへと替わった。同7分、オルジャイ・シャハンからのパスに合わせて、ペナルティエリア・ライン上でユスフ・ヤズジュがシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり、更に、バーの内側を直撃してピッチに跳ね返った。そのボールは、ディフェンダーにより大きくクリアされてしまった。同9分、混戦のなか、ウーウル・ウチャルはシュートを打てなかった。同13分、モッソーロのパスを受け、ゴール右斜め前にいたヴィスチャが試みたシュートは、サイドバーに当たりピッチに跳ね返った。同34分、モッソーロのパスを受け、オヌル・レジェプ・クヴラクとペナルティエリア内で1対1となったヴィスチャがシュートを放ったが、オヌル・レジェプ・クヴラクのスーパーセーヴに遭ってしまった。同45分にもエピュロヌがシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。そして、試合は、開始時と同様、0:0のまま終わった。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、カール・メジャーニ、エマヌエル・マス=マトゥス・ベロ(後半28分:フーゴ・ロダレガ)、オジェニ・オナジ(後半ロスタイム3分:ゼキ・ヤウル)、ユスフ・ヤズジュ=オルジャイ・シャハン、ダメ・ンドエ、ファビアン・カスティリョ(後半44分:ユスフ・エルドーアン)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ(後半18分:マフムト・テクデミル)、ベキル・イルテギュン、アレクサンドゥル・エピュロヌ、エレン・アルバイラク=ジョゼフ・アタマー、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半37分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ステファノ・ナポレオニ=アデバヨール(後半1分:ムスタファ・ペテクメク)



カスムパシャを撃破、将軍様の如し(フォトマッチ紙+TRT補綴 17. 5.21)

タリスカ(左)ティティ(右)(カスムパシャ公式HP) アブバカル(下)を讃えるクアレスマ(上)(ベシクタシュ公式HP)  首位に立つベシクタシュは、トルコ・リーグ第32節、ホームにカスムパシャを迎え、これを4:1で撃破した。ヴァンサン・アブバカルとリカルド・クアレスマが、アシストとゴールを1つずつ記録したこの試合、ベシクタシュの他のゴールは、アンデルソン・タリスカとライアン・バベルがあげた。

 ベシクタシュが、トルコ・リーグの優勝へ一歩ずつ近づいて行っている。ベシクタシュは、ヴォーダフォン・アリーナに迎えたカスムパシャを、4:1という分かりやすいスコアでくだし、トルコ・リーグ残すところ2節となったところで、1試合少ないバシャクシェヒル・スポルに、勝ち点差を5と拡げた。

                 ドルマバフチェで3分間で2得点!

 ベシクタシュは、試合開始僅か1分18秒で、アブバカルのゴールで、カスムパシャに対し1:0と先制した。。中盤でボールを奪ったオウズハン・オズヤクプが、ペナルティエリア内へと向かって動き出し、そしてアブバカルにパスを出した。アブバカルは、それに合わせて狙いすましたシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。ベシクタシュのサポーターたちは、立ち上がり間なしのゴールに沸き返ったが、カスムパシャが、それから1分も経たない内に同点ゴールを決めると、ヴォーダフォン・アリーナに冷や水が降りかかったようになってしまった。左サイドから入れられたスローインが、主審に当たると、ボールはエドゥオクの前に転がった。そのエドゥオクが、ペナルティエリアに入ろうかというところから強烈なシュートを放つと、ベシクタシュのゴール左隅に突き刺さったのだった。1:1。

                 アブバカル、ゴールポストに嫌われる

 同25分、クアレスマがセンタリングを入れると、ヴァンサン・アブバカルがヘッドで合わせたが、ボールは、上のバーを直撃して外に出て行った。

                 クアレスマ、PKを決める

 同32分、ベシクタシュがPKを獲得した。アドリアーノが、左サイドからペナルティエリア内へと送ったボールに、ポポフが手で触ったと判定した主審がPKを指示した。そのPKを、同33分にクアレスマが決め、スコアを2:1としたのだった。

                 アブバカルのアシスト、タリスカのゴール

 フェネルバフチェ戦で、ヴォルカン・デミレルに執った行動のために、出場停止1試合を課せられ、ブルサ・スポル戦を欠場したアンデルソン・タリスカが、ゴールをひっさげ戻って来た。タリスカは、後半4分、アブバカルがディフェンスの裏に入れたボールに反応したタリスカが、一発で、GKラマザンを捉え、チームを楽にさせるゴールを決めたのだった。3:1。

                 バベルもカスムパシャにゴールを決めた

 同21分、クアレスマの右サイドからセンタリングに、ゴールエリアにいたバベルが、ヘッドで合わせると、ゴールが決まった。トルコ・リーグで、3シーズン、カスムパシャのユニフォームを着たライアン・バベルが、かつての所属クラブに決めたゴールで、点差が3と拡がったのだった。4:1。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル(後半41分:アンドレアス・ベック)、マルセロ・ゲデス、トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、トルガイ・アルスラン=クアレスマタリスカ(後半19分:ネジプ・ウイサル)、ライアン・バベル=ヴァンサン・アブバカル(後半27分:ジェンク・トスン)
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、オリヴィエ・ヴェニョー=アブドラハ・ドゥラク(後半12分:アフメット・イルディズ)、ロレット・サディク=トゥナイ・トルン(後半12分:ハサン・ビラル)、アンドレ・カストロ、サミュル・エドゥオク(後半39分:クリスティアン・ダヴィド・ガンカ)=バトゥハン・アルトゥンタシュ



ガラタサラ 2:0 オスマンル・スポル(ガラタサライ公式HP+ミリエット紙補綴 17. 5.20)

ルイス・カルロス(左)ブルマ(右)(ヒュリエット紙) シナン・ギュムシュ(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第32節、ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナに迎えたオスマンル・スポルを、2:0でくだした。ガラタサライのゴールは、ウイスリー・スナイデルとシナン・ギュムシュがもたらしたものだった。

 この試合、プレッシャーをかけて臨んだガラタサライは、相手を、自陣から出すことを許さなかった。前半16分、スナイデルが蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同24分、ガラタサライが先制した。サブリ・サルオウルの右サイドでのスローインを、ペナルティエリア内にいたムハッメド・バユルが大きくクリアしようとしたボールが、ペナルティエリア内にいたスナイデルの前に落ちた。そのスナイデルが、ダイレクトにシュートを放つと、ボールは、GKカルセマルカスが飛びつこうとしたが、ゴール隅に突き刺さったのだった。1:0。同35分、シナン・ギュムシュが、中盤でボールを得ると、ドリブルで進み、更に、フェイントをかけてペナルティエリア内へ入ると、点差を2と開くゴールまで決めてしまった。2:0。スピードを落とさないガラタサライは、その5分後、ブルマが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、スナイデルに出した。そのスナイデルの試みたシュートは、際どくディフェンダーが、シュートコースに入り防いだのだった。同43分、サブリ・サルオウルが、右サイドから入れたセンタリングに対し、ニアサイドにいたエレン・デルディヨクが合わせたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。そして、前半は2:0のスコアのまま終わった。
 後半も、ガラタサライは、優勢に試合を始めた。後半5分、トルガ・ジエルジが、右サイドからセンタリングを入れると、相手ディフェンスの裏を取ったエレン・デルディヨクが、ペナルティエリア内でヘッドで合わせると、ボールは、僅かに枠の上を越えて外に出て行った。オスマンル・スポルは、点差を縮めようと、攻撃を仕掛けてきたが、それらは、ムスレラが押さえただけだった。同33分、セルチュク・イナンの蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったが、GKカルセマルカスがコーナーへと逃げた。そのコーナーキックをスナイデルが蹴ると、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたトルガ・ジエルジがヘッドで合わせると、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。同40分、スナイデルが、パスを出し左サイドでロドリゲスを走らせた。ロドリゲスが、中へとボールを入れると、ポドルスキがシュートを放つも、ボールは、GKが押さえた。そして、試合は、2:0と、ガラタサライがリードを保ったまま終わりを告げた。ガラタサライは、トルコ・リーグ第33節では、5月29日、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦に臨む。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、アフメット・チャルク、セミフ・カヤ、マルティン・リネス=セルチュク・イナン、トルガ・ジエルジ=シナン・ギュムシュ(後半18分:ガリー・ロドリゲス)、スナイデル、ブルマ(後半41分:ジョスエ)=エレン・デルディヨク(後半13分:ルーカス・ポドルスキ)
【オスマンル・スポル】カルセマルスカス=コライ・アルトゥナイ、ヌマン・チュリュクス、ヴァチラフ・プロチャズカ、ムハッメド・バユル=アヴディジャ・ヴサジェヴィッチ(後半31分:アドゥリアン・レガッティン)、パパ・アリウヌ・ンディアエ、ルイス・カルロス、アミヌ・ウマル(後半19分:ムサ・チャーウラン)、ティエヴィ・ビフマ(後半41分:ラウル・アンドレイ・ルセスク)=ピエール・ヴェボ



ガラタサライ、3位に向かってオスマンル・スポル戦(タクヴィム紙 17. 5.19)

トルガ・ジエルジ(イエニ・シャファク紙) リオネル・キャローレ  ガジアンテップ・スポル戦に勝ち、意気の上がるガラタサライが、ハムザ・ハムザオウル監督率いるオスマンル・スポルとのアウェー戦に臨む。

 フェネルバフチェを抜き去り、トルコ・リーグを3位で終えることを目指すガラタサライが、トルコ・リーグ第32節で、ハムザ・ハムザオウル監督率いるオスマンル・スポルとアウェー戦を戦う。午後8時に始まるこの試合、アリ・パラブユク主審が裁く。前節、ガジアンテップ・スポル戦に勝ち、意気の上がるガラタサライでは、出場停止が解けたトルガ・ジエルジと故障の癒えたリオネル・キャローレが、メンバー入りすることになる。不調の時期をかこつオスマンル・スポルは、前節では、ホームでアクヒサル市役所スポルに0:4で敗れている。



フェネルバフチェ 11:12 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 5.18)

ファン・ペルシー、エピュロヌ、モッソーロ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・トパル(左)モッソーロ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) トルコ杯決勝で、コンヤ・スポルと対戦するのはバシャクシェヒル・スポルとなった。試合は、120分間戦って、2:2で終わった。PK戦の結果、決勝に駒を進めるのはバシャクシェヒル・スポルになったのだ。

 トルコ杯準決勝第2戦で、フェネルバフチェとバシャクシェヒル・スポルが対戦した。前半42分、エムレ・ベレズオウルのゴールで、前半は、バシャクシェヒル・スポルが0:1とリードして終わった。ペナルティエリア手前でボールを得たエムレ・ベレズオウルの放ったシュートが、ピッチから跳ねて、GKヴォルカン・デミレルが跳んで防ごうとしたが、フェネルバフチェのゴールネットに吸い込まれたのだった。
 後半26分、フェネルバフチェが同点に追いついた。ファン・ペルシーのパスを、右サイドで受けたイェレマイン・レンスがセンタリングを入れると、それにソウが合わせると、ゴールが決まったのだった。1:1。同41分、アウェーのバシャクシェヒル・スポルが、再度リードを奪った。圧力を強めていたバシャクシェヒル・スポルが、ムスタファ・ペテクメクのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったホルメンが、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放つと、それがフェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。1:2。その1分後、オザン・トゥファンが、試合を延長戦へと導くゴールを決めた。ペナルティエリア内へと放り込まれたロングボールを、ジョゼフ・デ・ソーサが、PKポイント手前にいたファン・ペルシーにヘッドで落とすと、そのファン・ペルシーがシュートを放った。ゴールエリア内で、そのシュートコースにいたオザン・トゥファンが触れると、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴールをネットを揺らしていたのだ。2:2。
 2:2のスコアは、延長戦に入っても変わらず、決着はPK戦に持ち込まれた。そして、決勝に進出するのはバシャクシェヒル・スポルとなったのだった。

                  結果は13人目で決まった

 両者は、準決勝の2試合では勝利を得ることができず、結果はPK戦に委ねられた。5人ずつのPK戦でも、勝者は生まれなかった。結局、13人ずつがPKを蹴ることとなった。13人目となったフェネルバフチェのジョゼフ・デ・ソーサが外し、バシャクシェヒル・スポルが9:10のスコアで勝ち、決勝へ進出することになった。
 フェネルバフチェでは、ソウ(2)、シモン・ケール(2)、イェレマイン・レンス、ヴォルカン・シェン、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルムが成功させ、1本目ではゴールを決めたジョゼフ・デ・ソーサが、2本目を外した。また、フェネルバフチェでは、メフメット・トパル、マルティン・シュクルテル、ヴォルカン・デミレルが失敗している。
 バシャクシェヒル・スポルでは、エムレ・ベレズオウル(2)、ムスタファ・ペテクメク、エピュロヌ、アデバヨール(2)、ジェンギズ・ウンデル、ホルメン(2)、アタマーがゴールを決めた。一方、ヴィスチャ、ナポレオニ、ヴォルカン・ババジャンが失敗している。また、フェネルバフチェのオザン・トゥファンは故障を発生させたため、PKを蹴ることができなかった。従って、ルールに従い、バシャクシェヒル・スポルのベキル・イルテギュンがPKを蹴らなかった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル(延長前半14分:ロマン・ノイシュテッター)、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=イェレマイン・レンス、メフメット・トパル、アルペル・ポトゥク(後半16分:オザン・トゥファン)、ジョゼフ・デ・ソーサ、ムサ・ソウ=ファン・ペルシー(後半45分:ヴォルカン・シェン)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル(後半34分:ステファノ・ナポレオニ)、ベキル・イルテギュン、アレクサンドゥル・エピュロヌ、アルパルスラン・エルデム(後半34分:サミュエル・ホルメン)=ジョゼフ・アタマー、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半29分:ムスタファ・ペテクメク)、ジェンギズ・ウンデル=アデバヨール



コンヤ・スポル 2:0 カスムパシャ(ハベル・テュルク紙改 17. 5.17)

サディク、バイッチ、ドゥラク(左から)(ミリエット紙) バイッチを囲んで(ミリエット紙)  トルコ杯の最初の決勝進出クラブは、コンヤ・スポルだ。イスタンブルでの第1戦は、3:2で失ったコンヤ・スポルだったが、第2戦では、カスムパシャを2:0でくだし、その名を決勝戦に刻んだのだった。

 トルコ杯準決勝第2戦で、コンヤ・スポルは、ホームにカスムパシャを迎えた。試合は、コンヤ・スポルが、早々に優位に立った。前半18分、コーナーキックのあと、ペナルティエリア内での攻防で、アリ・パラブユク主審は、アリ・チャムダルのシュートに、ヴェニョーが手で触れたと判定して、PKを指示した。このPKを、バイッチが決め、コンヤ・スポルが1:0と先制した。
 同36分、ヴォルカン・フンドゥクルをすり抜けたトゥルグト・ドーアン・シャヒンがGKt1対1となりシュートを放った。しかし、セルカン・クルントゥルが、ゴールかと思われたところを防ぎ、コーナーキックに替えた。その4分後、スクビッチのパスを、ペナルティエリア・ライン手前で受けたフォファナの見事なシュートは、ラマザン・キョセが、驚くべき反応を見せパンチングでコーナーへと逃げた。そして、前半は1:0のまま終わった。
 後半は、両者ともに、ボールをコントロールして始まった。同12分、コンヤ・スポルが、点差を2と拡げた。カスムパシャのディフェンスの大きなミスを咎めたオメル・アリ・シャヒネルがシュートを放つと、ラマザン・キョセがゴールを許さなかった。しかし、跳ね返りのボールを得たバイッチが、ラマザン・キョセをフェイントでかわしシュートを放つと、2:0となるゴールが決まった。
 これよりあとには、新たなゴールは生まれず、コンヤ・スポルが、その名を決勝に刻むことになった。なお、カスムパシャのトゥルグト・ドーアン・シャヒンが、後半45分に、ホラとのマッチアップの中で執った行為に対しレッドカードが出され、退場処分となった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヴォルカン・フンドゥクル、バリー・ダグラス=ジャン・ジョンソン、アリ・チャムダル=オメル・アリ・シャヒネル(後半24分:デニ・ミロセヴィッチ)、アミル・ハジャメトヴィッチ、モリケ・フォファナ(後半37分:セリム・アイ)=リアド・バイッチ(後半44分:ジョアン・ホラ)
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、オリヴィエ・ヴェニョー=アブドラハ・ドゥラク(後半1分:クリスティアン・ダヴィド・ガンカ)、ロレット・サディク、ダヴィッド・パヴェルカ(後半14分:トゥナイ・トルン)=アンドレ・カストロ、トゥルグト・ドーアン・シャヒン、サミュル・エドゥオク(後半14分:バトゥハン・アルトゥンタシュ)



3ツ星まで、あと3試合(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 5.16)

ジェンク・トスン(ミリエット紙) シヴォク、クアレスマ、スタンク(左から)(ガラタサライ公式HP)  後半18分に投入されたジェンク・トスンが、ファーストタッチでゴールを決め、スコアを0:1とした。終盤、ヴァンサン・アブバカルのゴールで、仕事を終えたベシクタシュは、トルコ・リーグ残すところ3節というところで、2位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差2を維持した。

 ベシクタシュは、大事な壁から失うものなく戻ることになった。難しいブルサ・スポル戦に、0:2で勝利したベシクタシュは、土曜日にバシャクシェヒル・スポルに明け渡した首位の座を、再び取り戻した。トルコ・リーグも残すところ3節となったが、この勝利で、ベシクタシュは勝ち点で2差を保つことになった。前半29分、ベシクタシュは、ペナルティエリア手前でフリーキックを得た。このフリーキックを蹴ったクアレスマは、直接ゴールを狙ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行った。同34分、クアレスマが、ゴール右斜め前から、強いシュートを放った。ファーサイドから枠に向かったボールは、ハルン・テキンが、辛うじてパンチングで防ぎ、コーナーキックに替わった。前半は、このようにして0:0のまま終わった。後半2分、ベシクタシュの攻撃で、左サイドから動き出したクアレスマが、ゴール斜め前から強いシュートを放ったが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行った。

                  試合を決めたのは後半16分

 同7分、ブルサ・スポルの攻撃で、ビラル・クサのパスに反応してペナルティエリア内へと動いていたスタンクが強烈なシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同13分、ベシクタシュが獲得した右コーナーキックを、クアレスマが蹴ると、PKポイントにいたトシッチが、ヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同16分、ブルサ・スポルが、とってもゴールに近づいた。ヨルゲラのスルーパスを受け、一瞬にしてGKと1対1となったクビライ・カナトスズクシュが、ペナルティエリアでグランダーのシュートを放った。スペースを、うまく消していたファブリシオは、、ボールを足を使って防いだのだった。同21分、ベシクタシュにゴールが生まれた。アブバカルからのパスを、ペナルティエリア内で得たジェンク・トスンが、GKハルン・テキンをかわし、狙い通りゴールを決めたのだった。0:1。更に、同ロスタイム5分、アブバカルがペナルティエリア内でボールを得ると、GKハルン・テキンをフェイントでかわしゴールを決めた。0:2。そして、試合は、このスコアのまま終わったのだった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=エルデム・オズゲンチ、エルトゥールル・エルソイ、トマス・シヴォク、アズィズ・ベヒッヒ(後半10分:オヌル・アタサヤル)=シャミル・チナズ、クリストバル・ヨルゲラ=シナン・バクシュ、ビラル・クサ、エムレ・タシュデミル(後半1分:スタンク)=クビライ・カナトスズクシュ(後半38分:セルジャン・ユルドゥルム)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル(後半34分:アンドレアス・ベック)、マルセロ・ゲデス、トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソン(後半18分:ジェンク・トスン)=クアレスマ(後半45分:ネジプ・ウイサル)、トルガイ・アルスラン、ライアン・バベル=ヴァンサン・アブバカル



ガジアンテップ・スポル 1:2 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+ミリエット紙補綴 17. 5.15)

バルシュ・ヤルドゥムジュ(左)ブルマ(右)(ミリエット紙) ジョスエ(左)を讃えるマルティン・リネス(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、ガジアンテップ・スポルとアウェー戦を戦ったガラタサライは、1:2で勝利した。ガラタサライのゴールは、ジョスエとスナイデルがあげたものだった。

 ガラタサライは、試合開始早々に優位に立った。ルーカス・ポドルスキが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと入ったが、内へと入れたボールがうまくいかなかった。前半5分、ペナルティエリア辺りで、いいパス交換を、ガラタサライが行った。しかし、最後にボールが渡ったポドルスキが放ったシュートは、思い通りにはヒットできなかった。そのほぼ4分後、スナイデルが、相手ディフェンスの裏にボールを入れ、ブルマを走らせた。そのブルマが、内へと入れたが、ディフェンダーが際どくカットした。ホームのガジアンテップ・スポルが作った唯一の危険な場面は、同10分のことだった。オルカン・チュナルが蹴ったコーナーキックに、ゴール前にいたギラスが触れると、GKムスレラが押さえたのだった。同22分、スナイデルが蹴ったフリーキックに、シナン・ギュムシュがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行った。その1分後、スナイデルがディフェンスの裏にボールを入れ、シナン・ギュムシュを走らせた。そのシナン・ギュムシュが放ったシュートは、サイドバーを直撃して外に出て行った。同24分、ブルマのパスを、ペナルティエリア内で得たスナイデルが、右足で放ったシュートは、ゴールラインと並行に流れ、僅かに枠を捉えられずに外に出て行ってしまった。同31分、ガラタサライにゴールが生まれた。シナン・ギュムシュのパスを受けたジョスエが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、ボールは、GKヴィクトールの左を抜けゴールネットを揺らしたのだった。そして、前半は、ガラタサライが0:1でリードしたまま終わった。
 後半3分、スナイデルが、ブルマをディフェンスの裏に走らせた。そして、そのブルマが放ったシュートは、GKから跳ね返った。跳ね返りのボールを、詰めていたスナイデルが仕上げをしようとしたが、ゴールライン際で、相手ディフェンスが、これを防いだのだった。これで生まれたコーナーキックに対し、セミフ・カヤが、ニアサイドでシュートを試みたが、ボールは外に出て行っただけだった。同10分、ガジアンテップ・スポルが同点に追いついた。オルカン・チュナルの蹴った右コーナーキックに対し、ゴール前にいたティアムが、狙いすましたヘディングシュートを試みると、これが、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。同16分、ブルマにより、ガラタサライがゴールに近づいた。次から次へとフェイントをかけペナルティエリア内へとボールを持ち込んだブルマが放ったシュートは、ヴィクトールが辛うじて対処したのだった。同32分、ペナルティエリアのゴール右斜め前からスナイデルの蹴ったフリーキックに、ブルマがうまくシュートを打てなかったところ、ボールを得たセミフ・カヤが枠を捉えたシュートを放ったが、ワッラース・レイスが、際どくゴールライン際からクリアした。同35分、再び、ガラタサライが勝ち越した。マルティン・リネスが倒されて得たフリーキックを、スナイデルが蹴ると、ボールは直接ゴールインしたのだった。1:2。ロスタイムに、ジョスエが、点差を2と開く好機を掴みながら、GKヴィクトールがゴールを許さなかった。
 そして、試合は、ガラタサライが1:2とリードしたまま終わった。なお、トルコ・リーグ第32節では、ガラタサライは、5月19日(金)に、テュルク・テレコム・アリーナにオスマンル・スポルを迎える。

【ガジアンテップ・スポル】パウロ・ヴィクトール=バルシュ・ヤルドゥムジュ、ワッラース・レイス、ムサ・ニザム、マルコス・ペドゥロソ=ドーアナイ・クルチ(後半18分:マルキーニョ)、ムハッメド・ファタウ=オルカン・チュナル(後半18分:アニス・ベン・ハトゥラ)、カリー・ティアム(後半42分:エヴァンス・カングゥア)、ナビル・ギラス=イルハン・パルラク
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、アフメット・チャルク、セミフ・カヤ、マルティン・リネス=セルチュク・イナン、ジョスエ=シナン・ギュムシュ(後半27分:ガリー・ロドリゲス)、スナイデル(後半42分:ニゲル・デ・ヨング)、ブルマ=ルーカス・ポドルスキ(後半18分:エレン・デルディヨク)



フェネルバフチェ、唯1点で負ける(サバハ紙 17. 5.14)

イェレマイン・レンス(左)ムビラ・エタメ(右)(フェネルバフチェ公式HP) サリフ・ウチャン(左)ムビラ・エタメ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  アンタルヤ・スポルが、トルコ・リーグ第31節、アウェーで戦かったフェネルバフチェ戦に0:1で勝利した。

 トルコ・リーグ第31節、ホームのサポーターの前で戦い、アンタルヤ・スポルに0:1で敗れたフェネルバフチェは、これで、4試合連続、アンタルヤ・スポルに勝てていない。
 アンタルヤ・スポル戦で、デニズ・カダーのゴールで敗れたフェネルバフチェは、アンタルヤ・スポルには、今季2度とも敗戦を喫してしまった。トルコ・リーグの今季前半戦で、イエクタ・クルトゥルシュのゴールで、アンタルヤ・スポルが勝ったが、今回の勝利は、デニズ・カダーがもたらしたものだった。後半2分、エル・カビルのパスを受け、GKヴォルカン・デミレルも抜き去り、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたデニズ・カダーが、チームに勝ち点3をもたらす役割を担ったのだった。この結果、フェネルバフチェは、アンタルヤ・スポルに、4試合連続勝ててないことになる。昨季、トルコ杯では0:0で終わったが、リーグ戦では、フェネルバフチェを4:2でくだした。そして、ルザ・チャルンバイ監督率いるアンタルヤ・スポルは、今季、フェネルバフチェを、2度にわたり、フェネルバフチェには勝ち点すら与えていないのだ。

                 試合経過(前半)

 前半7分、左サイドから、ラモン・モッタのセンタリングに合わせて、サンドロがヘディングシュートを試みたが、GKヴォルカン・デミレルがパンチングで防いだ。
 同16分、サンドロが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKヴォルカン・デミレルが押さえた。
 同26分、イェレマイン・レンスが右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でエメニケがヘッドで合わせたが、ボールは、左サイドバーを逸れて外に出て行った。

                 試合経過(後半)

 同2分、左サイドで、エル・カビルがオザン・トゥファンをかわし出したパスを受けたデニズ・カダーが、GKヴォルカン・デミレルをかわしシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らした。0:1。
 同17分、エトオが中盤から出したスルーパスを受け、ペナルティエリア内で、GKヴォルカン・デミレルと1対1となったカルレスが放ったシュートは、ヴォルカン・デミレルが押さえた。
 同18分、イェレマイン・レンスの右サイドからのセンタリングに、ペナルティエリア内にいたアルペル・ポトゥクが合わせてシュートを試みたが、GKフェルハトが、足を使って大きくクリアした。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=オザン・トゥファン、シモン・ケール、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=イェレマイン・レンス(後半23分:ヴォルカン・シェン)、メフメット・トパル、サリフ・ウチャン(後半21分:ストー)、アルペル・ポトゥク、ムサ・ソウ=エメニケ
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ、サリフ・ドゥルスン、ディエゴ・アンジェロ、ラモン・モッタ=フェルナンド・カルレス(後半ロスタイム3分:チコ)、サンドロ=モエスタファ・エル・カビル(後半31分:サクブ・アイタッチ)、デニズ・カダー、ムビラ・エタメ(後半34分:ダニロ・ソーサ・カンポス)=サミュエル・エトオ



カスムパシャ 4:2 チャイクル・リゼ(ハベル・テュルク紙改 17. 5.13)

マティチ・フィンク(左)サミュル・エドゥオク(右)(カスムパシャ公式HP) クリスティアン・ティティ(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、カスムパシャは、チャイクル・リゼを4:2でくだした。全てのゴールは、後半の45分に生まれるという試合だった。

 トルコ・リーグ第31節、カスムパシャは、ホームにチャイクル・リゼを迎えた。前半は、両者ともにゴールは生まれなかった。しかし、後半に入ると、ゴールラッシュの展開となった。後半5分、スピードに乗ったカスムパシャの攻撃で、左サイドで動き出したトゥルグト・ドーアン・シャヒンが、ペナルティエリア内の絶好の位置にいたアンドレ・カストロにボールを出した。そのアンドレ・カストロがシュートを試みると、チャイクル・リゼのディフェンスに入っていたドゥルガム・イスマイルが、ゴールライン際で、手で、これを防いだため、この試合の主審フラト・アイドゥヌスがPKを指示するとともに、ドゥルガム・イスマイルに一発退場となるレッドカードを出した。同7分、このPKを、ガンカが蹴り、チャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同11分、トゥルグト・ドーアン・シャヒンが、点差を2と開くゴールを決めた.ディフェンスから出されたロングパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったトゥルグト・ドーアン・シャヒンが、ペナルティエリア内へ入ると相手選手をかわし、狙いすましたシュートを放つと、ボールは、チャイクル・リゼのゴールネットに収まった。2:0。同14分、ヤンチェルが、チャイクル・リゼに希望を与えるゴールを決めた。右サイドからボールを持って動き出したスレイマン・コチが、ペナルティエリア近くまで持ち込み、左サイドを駆け上がって来ていたヤンチェルに出した。ヤンチェルは、そのボールをコントロールしたあと、GKラマザン・キョセの頭上を越えるループシュートを放つと、これが決まったのだった。2:1。2:1となったあと、カスムパシャは、多くのチャンスを掴みながら、ゴールは生まれなかった。同33分には、レジェプ・ニヤズが同点ゴールを決めた。ショートコーナーで、パス交換をしたあと、オズギュル・チェクがセンタリングを入れると、それに、ゴールエリア内にいたレジェプ・ニヤズがヘッドで合わせると、ボールは、ディフェンスのボズィコフに当たりゴールインした。2:2。同35分、ティティが、カスムパシャが、再び勝ち越すゴールを決めた。左サイドから、ハサン・ビラルが、グランダーのセンタリングを入れると、それにティティが強烈に合わせると、ゴールが決まったのだった。3:2。そして、同37分、バトゥハン・アルトゥンタシュが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。ガンカが、ペナルティエリアの外で得たボールを、ワンツーをしたあと、ペナルティエリアのゴール左斜め前の絶好の位置いたバトゥハン・アルトゥンタシュに出した。バトゥハン・アルトゥンタシュは、GKと1対1となり放ったシュートは、相手ゴールネットを揺らしたのだった。4:2。
 1点目を決めたガンカが、トゥルグト・ドーアン・シャヒンとバトゥハン・アルトゥンタシュのゴールのアシストをも記録して、この試合のヒーローとなった。
 この結果、カスムパシャは、勝ち点を43に伸ばしたのに対し、チャイクル・リゼは、勝ち点は27に留まり、残留の希望が少なくなってしまった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、ヴァシル・ボズィコフ=アブドラハ・ドゥラク、ロレット・サディク(後半14分:バトゥハン・アルトゥンタシュ)=トゥルグト・ドーアン・シャヒン(後半31分:ハサン・ビラル)、アンドレ・カストロ(後半39分:アフメド・イルディズ)、サミュル・エドゥオク=クリスティアン・ダヴィド・ガンカ
【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=ダヴィデ・ペトゥルッチ、ロビン・ヤルチュン、マティチ・フィンク(後半24分:オズギュル・チェク)、ドゥルガム・イスマイル=レジェプ・ニヤズ、マルワーヌ・サーダネ=スレイマン・コチ、ヤコブ・ヤンチェル(後半38分:ノサ・イジーボル)、オサジ・ブライト・エドモウニ=レオナルド・クウェーケ(後半10分:オルハン・オヴァジュクル)



バシャクシェヒル・スポルの狙いは首位(TRT 17. 5.12)

アブドラハ・アヴジュ監督(ヒュリエット紙)  バシャクシェヒル・スポルは、5月13日(土)にトルコ・リーグ第31節で、ホームにゲンチレル・ビルリーイを迎える

 トルコ・リーグで、首位のベシクタシュから勝ち点差2で2位につけているバシャクシェヒル・スポルは、ゲンチレル・ビルリーイ戦に勝ち、試合数が多い中だが首位に立つことを目論んでいる。前節、首位の座を守ったベシクタシュは、5月15日(月)にブルサ・スポルとのアウェー戦を戦う。
 ゲンチレル・ビルリーイはと言えば、バシャクシェヒル・スポルに勝ち、上位10位までに入ることを狙っている。
 バシャクシェヒル・スポルとゲンチレル・ビルリーイの一戦は、第3イスタンブル・バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで、午後4時試合開始となり、この試合の主審はアルパー・ウルソイが仕切ることになっている。

                 モッソーロ、復帰

 累積警告で出場停止になっていたバシャクシェヒル・スポルのブラジル人選手マルシオ・モッソーロが、ゲンチレル・ビルリーイ戦では、ピッチにその姿はあるだろう。
 また、フェネルバフチェとのトルコ杯準決勝第1戦で、鼻骨骨折をしたバシャクシェヒル・スポルの主将マフムト・テクデミルも、この試合に出場可能な状態になっている。
 故障のため、アンタルヤ・スポル戦には出場できなかったカイチャラも、この試合のメンバー入りするものと考えられている。
 一方、規律委員会より5試合の出場停止が3試合にと減じられ、その出場停止が解けたバシャクシェヒル・スポルのヤルチュン・アイハンとウフク・ジェイランは、構想外となっているため、この試合に姿を見ることはない。
 更に、バシャクシェヒル・スポルのウーウル・ウチャルは、累積警告で出場停止のため、この試合には出場できない。

                 5選手が、あと1枚で出場停止

 バシャクシェヒル・スポルでは、エムレ・ベレズオウル、エディン・ヴィスカ、アルパルスラン・エルデム、ジェンギズ・ウンデル,サミュエル・ホルメンの5人が、それに該当する。
 それぞれ3枚のカードをもらっている5選手は、この試合でイエローカードをもらうと、累積警告で出場停止となり、第32節のトラブゾン・スポル戦には出場できなくなってしまう。



アイクト・コジャマン、6月1日にフェネルバフチェ入り(フォトマッチ紙 17. 5.11)

アイクト・コジャマン(フォトマッチ紙)  アドヴォカート監督が、オランダ代表監督に就任することになっている6月1日に、フェネルバフチェでは、アイクト・コジャマンと2年間の契約をする運びになっている。同氏は、年俸として150万EUROに相当するトルコ・リラを得ることになる。なお、調印式には、アズィズ・ユルドゥルム理事長も列席することになっている。

 フェネルバフチェでは、アドヴォカート監督退任後、その任をアイクト・コジャマンに任せることと見られているが、同氏が契約に調印する期日が明らかになった。情報によると、フェネルバフチェでの第2期アイクト・コジャマン政権は、正式に2017年6月1日より始動する。昨年、「私がいると、アイクト・コジャマンはフェネルバフチェへ来ることはない」と言っていたアズィズ・ユルドゥルム理事長も、調印式に列席する。同理事長は、調印式で、安寧と友好のこもったメッセージを披露することだろう。
 一方、アイクト・コジャマンは、6月1日に調印する前に、補強について動いている。52歳になっている同氏は、少なくとも4〜5人の選手の補強を求め、そのリストも、既にアリ・ユルドゥルム理事に提出したということだ。そのリストには、ニースのバロテッリ、シャフタル・ドネツクのタイソンが入っている。アズィズ・ユルドゥルム理事長は、全ての補強は、5月中に完了するはずと言っている。



ベシクタシュ、5選手を欠く(ファナティック紙 17. 5.10)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第31節で戦うブルサ・スポルとのアウェー戦に備えての準備を、1日の休暇を経て、昨晩行った練習から始めた。

 アフメット・ヌル・チェビ副理事長が、その一部を見守り、マスコミにも公開された練習は、1時間半かけて行われた。
 練習には、腿の付け根の筋肉に異常を抱えるトルガイ・アルスラン、脛骨に痛みのあるデンバ・バ、屋内練習をしていたタリスカ、そして、治療を受けたあとピッチでランニングをしていたアッティバ・ハッティンソンとアトゥンチ・ヌカンは、全体練習には加わっていなかった。
 シェノル・ギュネシュ監督指揮下で行われた練習は、コンディション調整と戦術練習だった。全体練習は、ウォーミングアップのためのランニング、ダッシュの練習、ストレッチで始まった。次いで、パス練習、ボールコントロール練習、狭いコートを使ってのパス及び組織練習が行われた。そして、ハーフコートを使って戦術練習を兼ねたミニゲーム、シュート練習で、この日の練習は終わった。
 ベシクタシュは、引き続き今日も、午前11時より、報道陣に公開で練習が行われることになっている。



カラビュック・スポル 1:0 オスマンル・スポル(オスマンル・スポル公式HP 17. 5. 9)

ンディアエ(左)エミン・ゼチ(右)(ミリエット紙) ラトヴレヴィッチ(上)レガッティン(下)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第30節で、アウェーでカラビュック・スポルと戦ったオスマンル・スポルは、1:0で敗れてしまった。

                 試合経過

 前半9分、カラビュック・スポルのラトヴレヴィッチが、左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたジェイフン・ギュルセラムがヘッドで合わせたが、ボールは、オスマンル・スポルのGKカルセマルスカが押さえた。前半16分、ホームのカラビュック・スポルによる右サイドからの攻撃で、ブリツニチェンコがペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。バルシュ・バシュダシュが、それにヘッドで合わせると、ボールはゴール隅を捉えたが、GKカルセマルスカがパンチングで防ぎ、コーナーキックと替わった。同45分、オスマンル・スポルの攻撃が右サイドで生まれた。ペナルティエリア内でボールを得たビフマが、枠に向かってシュートを放ったが、ボールは、GKアフメット・シャヒンが押さえた。そして、この試合の前半は、両者無得点のまま終わったのだった。
 後半16分、カラビュック・スポルのセレズノフが、ペナルティエリア・ライン上でボールを得て、パスをラザレヴィッチに出した。そのラザレヴィッチが、ペナルティエリア内からシュートを試みたが、ボールは、枠の外に出て行っただけだった。同18分、ホームのカラビュック・スポルのラザレヴィッチが、ペナルティエリア内でヴサジェヴィッチとのマッチアップのなか、ピッチに倒れた。この試合の主審スアト・アルスランボーアが、PKを指示した。同19分、セレズノフが、このPKを蹴ると、ボールは、GKカルセマルスカスの左を抜けゴールネットを揺らした。1:0。同24分、カラビュック・スポルのペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、ジェイフン・ギュルセラムが大きくクリアしようとしたボールが、ウマルの前に落ちた。ウマルは、相手選手をかわしシュートを放つと、ボールは、バーを直撃して外に出て行った。同29分、オスマンル・スポルの攻撃で、レガッティンが、ペナルティエリア・ライン上からゴールマウスに向けシュートを放ったが、GKアフメット・シャヒンが押さえた。同32分、カラビュック・スポルの右サイドからの攻撃で、パップが、ペナルティエリア内にいたゼッチにパスを出した。そのゼッチが放ったシュートは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。試合は、結局、カラビュック・スポルが1:0とリードしたまま終わった。

【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=バルシュ・バシュダシュ、ダニー・ヌンコー、パウル・パップ、ラスミン・ラトヴレヴィッチ=ジェイフン・ギュルセラム、オラフル・スクラソン=アンドリー・ブリツニチェンコ(後半13分:デジャン・ラザレヴィッチ)、クリスティアン・タナセ(後半35分:ヴァレリカ・ガマン)、エミン・ゼチ=エヴゲン・セレズノフ(後半30分:ムスタファ・ヤタバレ)
【オスマンル・スポル】カルセマルスカス=アヴディジャ・ヴサジェヴィッチ、ヌマン・チュリュクス、ヴァチラフ・プロチャズカ、ティアゴ・ミゲル・バイア・ピント=パパ・アリウヌ・ンディアエ、メフメット・ギュヴェン(後半43分:ムハッメド・バユル)=アドゥリアン・レガッティン(後半30分:ラウル・アンドレイ・ルセスク)、ティエヴィ・ビフマ、アミヌ・ウマル=ピエール・ヴェボ



9人の生き残りと、涙にくれる8人の男たち(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 5. 8)

イスマイル・キョイバシュ(左)クアレスマ(右)(ベシクタシュ公式HP) ジョゼフ・デ・ソーサ、タリスカ、アルペル・ポトゥク(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  とっても優勢に戦った首位ベシクタシュは、前半45分、アブバカルのゴールで、スコアを1:0とした。後半43分にマルティン・シュクルテル、同45分にはジョゼフ・デ・ソーサが退場となり、フェネルバフチェは9人になってしまった。同ロスタイム4分、ベシクタシュの応援席で、勝利を祝っている間に、マルセロ・ゲデスがオウンゴールをあげてしまった。ベシクタシュが、正に崩れ落ちたが、バシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差2は保っている。

 昨夜、ヴォーダフォン・アリーナで、歴史に残るダービーマッチが行われた。首位に立っているベシクタシュが、90分間優勢に進めた試合であったにも拘わらず、後半ロスタイムに、マルセロ・ゲデスがオウンゴールをあげてしまい、9人となっていたフェネルバフチェと、1:1で引き分けてしまった。これで、トルコ・リーグ残すところ4節となったところで、ベシクタシュと、追走するバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差は2に縮まった。前半16分、オウズハン・オズヤクプのヒールパスを、絶好の位置で受けたアブバカルだったが、シュートは上のバーを越えて外に出て行った。同43分、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得たタリスカが、相手選手をかわし、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放ったが、GKヴォルカン・デミレルがゴールを許さなかった。同ロスタイム1分、ベシクタシュが先制した。トルガイ・アルスランのロングパスに追いついたクアレスマが、右サイドから内へと入れると、そのボールに、アブバカルが触れると、ボールは、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。後半21分、ライアン・バベルが、約30mの距離から驚異的なシュートを放つと、ヴォルカン・デミレルが、枠近くに向かい転がってくるボールを防ぎ、コーナーキックに変わった。

                  GKヴォルカン・デミレル、大きなセーヴィング

 同28分、クアレスマのシュートは、上のバーを直撃して外に出て行った。その2分後、またしてもクアレスマが、ゴールに近づいた。だが、ヴォルカン・デミレルがゴールを許さなかった。同34分、クアレスマのセンタリングに対し、PKポイントのところにいたジェンク・トスンが、ヘッドで合わせたが、GKヴォルカン・デミレルが危機を回避した。同35分、エメニケが、ディフェンスの裏に放り込まれたロングパスに追いつき、GKと1対1となり、シュートを放ったが、GKファブリシオがゴールを許さなかった。同43分にマルティン・シュクルテルが、同45分にはジョゼフ・デ・ソーサが、それぞれこの日2枚目のイエローカードをもらい退場となり、フェネルバフチェは9人になってしまった。同ロスタイム4分、シモン・ケールが、ベシクタシュのペナルティエリアへと入れたロングボールを、マルセロ・ゲデスが、バックヘッドで防ごうとしたところ、前に出ていたGKファブリシオの頭上を越えて、オウンゴールとなってしまった。そして、試合は1:1で終わったのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、アトゥンチ・ヌカン、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、トルガイ・アルスラン(後半31分:ネジプ・ウイサル)=クアレスマ、タリスカ(後半44分:ギョクハン・インレル)、ライアン・バベル=ヴァンサン・アブバカル(後半27分:ジェンク・トスン)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ハサン・アリ・カルドゥルム、マルティン・シュクルテル、シモン・ケール、イスマイル・キョイバシュ(後半1分:サリフ・ウチャン)=イェレマイン・レンス、ロマン・ノイシュテッター(後半1分:オザン・トゥファン)、アルペル・ポトゥク、ジョゼフ・デ・ソーサ、ムサ・ソウ=ファン・ペルシー(後半29分:エメニケ)



ガラタサライ 1:3 カスムパシャ(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 17. 5. 7)

ブルマ(左)ストゥラヒル・ポポフ(右)(ガラタサライ公式HP) アンドレ・カストロ(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第30節で、ガラタサライは、カスムパシャに1:3で敗れてしまった。

 試合開始早々に、効果的な攻めを見せたガラタサライは、まだ2分という時間に、ポドルスキが明らかなる好機を掴んだ。ブルマからパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たポドルスキが放ったシュートは、GKラマザン・キョセから跳ね返ったが、そのあと、大きくクリアした。同18分、今度は、スナイデルが、ペナルティエリア内に入る前にシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行った。同25分、カスムパシャが先制した。左サイドで生まれた攻撃で、浮き球を、ペナルティエリア内でコントロールしたアデム・ブユックが、逆サイドにいたアンドレ・カストロにパスを出した。そのアンドレ・カストロが、ペナルティエリアのゴール右斜め前からグランダーのシュートを放つと、ボールは、ファーサイドのゴールネットを揺らしたのだった。同32分、スナイデルの蹴ったフリーキックに、ファーサイドにいたロドリゲスが、ヘッドで合わせたが、ゴールポスト際で、GKラマザンが防いだのだった。同40分、トルガ・ジエルジのセンタリングに、セルチュク・イナンがヘッドで触れたが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。そして、前半は、カスムパシャが、0:1とリードしたまま終わった。
 後半に入っての最初の好機は、ガラタサライが掴んだ。同5分、ガリー・ロドリゲスが、フェイントをかけながらペナルティエリアまで持ち込み、そしてシュートを放った。だが、ボールは、GKが押さえただけだった。同14分、ハリス・オズカヒャ主審が、トルガ・ジエルジに、この日2枚目のイエローカードを出し、退場処分としたために、ガラタサライは10人になってしまった。同18分、カスムパシャが、スコアを0:2とした。右サイドで生まれたカスムパシャの攻撃で、ポポフが、ゴールライン際まで持ち込みセンタリングを入れた。ニアサイドに、タイミングよく走り込んで来たトゥルグト・ドーアン・シャヒンがシュートを放つと、ボールは、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。同20分、スナイデルがロングシュートを試みたが、ボールは、サイドネットの外側に吸いこまれてしまっただけだった。同36分、カスムパシャの3点目が入った。トゥルグト・ドーアン・シャヒンのパスを受け、ペナルティエリア内で、GKムスレラと1対1となったアンドレ・カストロが、狙いすましたシュートを放つと、これが決まったのだった。同ロスタイム1分、ガラタサライが、点差を2と縮めた。スナイデルが、ゴールを左前から放った強烈なロングシュートが、上のバーに当たりゴールインしたのだった。1:3。そして、試合は、このスコアのまま終わった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、アフメット・チャルク、ハカン・バルタ、リオネル・キャローレ(後半26分:マルティン・リネス)=トルガ・ジエルジ、セルチュク・イナン=ヤシン・オズテキン(後半34分:エレン・デルディヨク)、スナイデル、ブルマ(前半18分:ガリー・ロドリゲス)=ルーカス・ポドルスキ
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、ロレット・サディク、オリヴィエ・ヴェニョー=ダヴィッド・パヴェルカ(後半39分:アフメド・イルディズ)、アブドラハ・ドゥラク、アンドレ・カストロ=ストゥラヒル・ポポフ、アデム・ブユック(後半1分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)、サミュル・エドゥオク(後半40分:クリスティアン・ダヴィド・ガンカ)



アンタルヤ・スポル 0:1 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 5. 6)

ナポレオニ(左)を讃えるホルメン(中)とムスタファ・ペテクメク(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) デニズ・カダー(左)アデバヨル(右)オンドィレジ・チェルスカ(下)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第30節で、バシャクシェヒル・スポルが、ナポレオニの後半44分に決めたゴールで、アンタルヤ・スポルを0:1でくだした。

 トルコ・リーグ第30節で、アンタルヤ・スポルが、バシャクシェヒル・スポルをホームに迎えた。
 前半15分、バシャクシェヒル・スポルが、ゴールにとっても近づいた。エディン・ヴィスカが、右サイドからセンタリングを入れると、ジェンギズ・ウンデルがヘッドで合わたが、ボールは、僅かに枠を外れて外に出て行った。
 同26分、アデバヨルが、左サイドでゴールライン際まで持ち込み、センタリングを入れると、ファーサイドの絶好の位置にいてボールを得たジェンギズ・ウンデルがシュートを放ったが、ボールは枠の上を越えて外に出て行った。
 そして、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半24分、ペナルティエリアの外ゴールを左斜め前から、エムレ・ベレズオウルがフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、GKフェルハト・カプランが、辛うじてコーナーへと逃げた。
 同44分、途中投入されたナポレオニが、エムレ・ベレズオウルからのパスを受け、ペナルティエリア内右斜め前からシュートを放つと、ボールは、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。バシャクシェヒル・スポルは、このゴールで0:1と先制した。残りの時間では、新たなゴールが生まれることなく、試合は、バシャクシェヒル・スポルが0:1で制することになった。
 バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を63に伸ばし、首位のベシクタシュとの勝ち点差を1に縮めた。6位につけるアンタルヤ・スポルは、勝ち点は46に留まることになった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ(後半25分:チコ)、サリフ・ドゥルスン、ディエゴ・アンジェロ、ラモン・モッタ=フェルナンド・カルレス、サンドロ(後半42分:ゼキ・ユルドゥルム)=モエスタファ・エル・カビル、デニズ・カダー、ムビラ・エタメ(後半15分:イエクタ・クルトゥルシュ)=サミュエル・エトオ
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル、ジョゼフ・アタマー、ベキル・イルテギュン、エレン・アルバイラク=エムレ・ベレズオウル、アレクサンドゥル・エピュロヌ=エディン・ヴィスカ(後半41分:ステファノ・ナポレオニ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半24分:サミュエル・ホルメン)、ジェンギズ・ウンデル(後半32分:ムスタファ・ペテクメク)=アデバヨール



ベシクタシュにアッティバ・ハッティンソンの朗報(フォトマッチ紙 17. 5. 5)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP) アッティバ・ハッティンソン(ベシクタシュ公式HP)  3日間、故障のため治療を受けていたアッティバ・ハッティンソンが、コンディション調整のところだけ、チーム練習に合流した。ボールを使った練習には加わらなかったアッティバ・ハッティンソンだが、その後の練習では、個人トレーナーに付き添われての個人練習を行っていた。アッティバ・ハッティンソンは、明日には、練習のフルメニューに加わるものと思われている。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第30節で戦うフェネルバフチェ戦に備えて、今夕も引き続き練習を行った。アフメット・ヌル・チェビ副理事長が見守るなか、練習は1時間半近くも続いた。
 シェノル・ギュネシュ監督指揮下行われた練習では、コンディション調整と戦術面に重点を置かれた練習が行われた。ウォーミングアップ用のランニングから始まった練習は、ダッシュの練習、ストレッチングと続いていった。続いて、狭いスペースを使ったパス練習、ハーフコートを使っての戦術確認のためのミニゲーム、そして、最後にシュート練習が行われた。
 ベシクタシュは、明日もまた、午後6時からの練習で、フェネルバフチェ戦に備える。



アブバカルがかき回し、デンバ・バが打つ(タクヴィム紙 17. 5. 4)

アブバカル デンバ・バ シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、フェネルバフチェとのビッグなダービーマッチで、アブバカルを先発に起用するつもりだ。アブバカルが、フェネルバフチェをかき回し、デンバ・バが、最後の20分でフェネルバフチェの息の根を止めるつもりだ。

 トルコ・リーグでの重大な局面に向かいつつあるベシクタシュは、フェネルバフチェ戦を、優勝への関門と見ている。ダービーマッチで絶対に勝ち点3を目論むシェノル・ギュネシュ監督は、この試合でフェネルバフチェを殲滅すべく、バシャクシェヒル・スポル戦でゴールを決めたデンバ・バを最大のキープレーヤーになると考えている。

                  武器が明確に

 ヴォーダフォン・アリーナで行われるこの試合に、ジェンク・トスンを控えに回すことを考えている同監督は、アブバカルを先発に起用するつもりだ。アブバカルで、フェネルバフチェの守備陣をかき回すことを目論んでいる同監督は、試合の進行に応じて、残りの30分ないしは20分というところで、デンバ・バを投入するつもりだ。プレーぶりが、日増しに良くなってきているデンバ・バで、フェネルバフチェの息の根を止める考えを持つ同監督は、このようにして、2人のFWの力を、最もいい形で活用することを考えているのだ。

                  今季終了後は未定

 ベシクタシュが、中国のクラブからレンタルで獲得しているデンバ・バの来季の残留については未定の状態だ。理事会は、同監督が望めば、移籍させるつもりだ。



シェノル・ギュネシュ監督、難しい選択(フォトマッチ紙 17. 5. 3)

シェノル・ギュネシュ監督(ハベル・テュルク紙)  トシッチが出場停止で、フェネルバフチェとのダービーマッチには出場できない。アッティバ・ハッティンソンの故障の状況は不明朗だ。アトゥンチ・ヌカンとミトロヴィッチが、トシッチの替わりの候補で、ネジプ・ウイサルが、アッティバ・ハッティンソンとトシッチ双方の交替候補である。

 ベシクタシュでは、あらゆる関心の目が、この日曜日の夜にヴォーダフォン・アリーナで行われるフェネルバフチェとのダービーマッチに向けられている。バシャクシェヒル・スポルに負けてしまったために、このダービーマッチで優勝を決める可能性をなくしてしまったベシクタシュで、出場停止の選手や故障者を抱えていることで、頭を痛めているところだ。ディフェンスの要トシッチが、前の試合でイエローカードをもらい、累積警告で出場停止となり、ダービーマッチでは出場できない。また、ベシクタシュで安定性を誇るアッティバ・ハッティンソンが、これまた前の試合で故障を発生させ、左脚上部の筋肉に異常の具合が、今のところ明確になっていないのだ。

                 替わりの本命はアトゥンチ・ヌカン

 シェノル・ギュネシュ監督は、出場できないことが明白なトシッチの替わりに、即ち、マルセロ・ゲデスと並んで起用するステッパーとして、3選手の名前が頭にある。アトゥンチ・ヌカン、マテジ・ミトロヴィッチ、ネジプ・ウイサルだ。同監督は、今週の練習を通じて、この3選手を試してみることになろう。この3選手に中で、最も可能性の高いのはアトゥンチ・ヌカンだ。同監督は、トルコ・リーグ第22節、1:0で勝ったガラタサライとのダービーマッチにも、アトゥンチ・ヌカンを先発に起用していた。

                 第2候補はミトロヴィッチ

 リヨンとの第2戦でのプレーぶりが消極的との批判にさらされ、このトルコ・リーグの2戦では、メンバー入りすらしていないミトロヴィッチも、候補の1人だ。練習では、このミトロヴィッチも試されることになる。同監督の他の選択肢はネジプ・ウイサルだ。中盤の選手にも拘わらず、必要あらばストッパーもこなしてきたネジプ・ウイサルが、ダービーマッチでもマルセロ・ゲデスとコンビを組むこともありうるのだ。

                 ジョーカーはネジプ・ウイサル

 目下、左脚上部の筋肉を傷めているアッティバ・ハッティンソンが、試合までに恢復しない場合には、ネジプ・ウイサルが、アッティバ・ハッティンソンに替わって中盤の位置に入ることもありうる。この可能性も頭に入れている同監督は、アッティバ・ハッティンソンの状態を見て決定を下すことになる。同監督は、ネジプ・ウイサルをストッパーに起用した場合、しかも、アッティバ・ハッティンソンの状態が芳しくない場合には、中盤にはトルガイ・アルスランを先発に持ってくることになろう。



ブルサ・スポル 0:5 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+ミリエット紙補綴 17. 5. 2)

ブルマ(ミリエット紙) スタンク(左)ハカン・バルタ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第29節、ブルサ・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライは、ブルマ、アフメット・チャルク、ルーカス・ポドルスキ、ヤシン・オズテキンのゴールで、0:5で勝った。

 開始早々、優位に立ったガラタサライは、まだ5分という時間帯に、リードを奪うことになった。左サイドからフェイントをかけながらペナルティエリア内へと入ったブルマが、中へとボールを入れると、ディフェンスに入っていたエルトゥールルに当たり、それが、ハルン・テキンの判断を誤らせ、ゴールインしてしまったのだ。0:1。
 ゴールのあと、スピードを緩めなかったガラタサライは、ほぼ2分後には、スコアを変えようとかというところまで行った。ブルマのパスに反応して、ヤシン・オズテキンが、相手ディフェンスの裏を取った。そして、ループシュートを放ち、そのボールがGKを越したにも拘らず、ディフェンスが、ゴールライン際から、大きくクリアしてしまったのだった。同25分、ブルマのセンタリングが、ブルサ・スポルのディフェンスから跳ね返り、サブリの前へと転がった。そのサブリがシュートを放つと、ボールは、ハルン・テキンを越えたが、この度も、ディフェンダーが、ゴールライン際で、これを防ぐことに成功した。同33分、サブリが、とってもいいパスを、ポドルスキに出した。ポドルスキは、ダイレクト・シュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行った。前半も終わりに近づいたころ、ブルマが左サイドからボールを持ち込んだ。ポドルスキと壁パスをして、再びボールを持ち、GKと1対1となったブルマが、前半のスコアを決するゴールを決めたのだった。0:2。
 後半に入っても、いいサッカーを続けたガラタサライは、同12分に、点差を3と拡げるゴールを決めた。右サイドから、スナイデルがフリーキックを蹴り、ファーサイドにいたアフメット・チャルクがヘッドで合わせると、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。アフメット・チャルクは、これで、ガラタサライ入り後、初めてのゴールとなった。その3分後、トルガ・ジエルジはボールを奪うと、そのボールをスナイデルに出した。スナイデルは、ポドルスキを走らせ、相手ディフェンスの裏を取るパスを送った。ポドルスキは、楽々とシュートを放つと、スコアを0:4とするゴールが決まったのだった。同32分、ブルマが、ブルサ・スポルのディフェンスをミスを咎め、ボールを奪うと、ボールを持ってペナルティエリア内へと向かい、強烈なシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。同41分、ブルマが、左サイドで、ゴールライン際まで持ち込み、中へとボールを入れると、それに合わせて、スナイデルがシュートを試みたが、際どくハルン・テキンが、これを防いだ。同44分、ガラタサライが、点差を5と拡げた。ブルサ・スポルのペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、ヤシン・オズテキンが、ゴール右斜め前から放った強烈なシュートが、ブルサ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:5。ガラタサライは、この勝利で、勝ち点を52に伸ばした。ガラタサライは、トルコ・リーグ第30節には、カスムパシャを、5月6日(土)に、テュルク・テレコム・アリーナに迎える。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=メルト・オルネク(後半1分:クビライ・カナトスズクシュ)、エルトゥールル・エルソイ、シャミル・チナズ、アズィズ・ベヒッヒ=リカルド・ファティ(前半ロスタイム2分:クリストバル・ヨルゲラ)、メルテル・ユジェ=ジョシュア・ジョン、パブロ・バッターシャ、オヌル・アタサヤル=スタンク(後半35分:セルジャン・ユルドゥルム)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、アフメット・チャルク、ハカン・バルタ、リオネル・キャローレ=トルガ・ジエルジ(後半21分:ジョスエ)、セルチュク・イナン(後半21分:ニゲル・デ・ヨング)=ヤシン・オズテキン、スナイデル、ブルマ=ルーカス・ポドルスキ(後半34分:エレン・デルディヨク)



アブドラハ・アヴジュが、ベシクタシュに「止まれ」と言った(TRT改 17. 5. 1)

アデバヨル(左)ジェンギズ・ウンデル(右)(ヒュリエット紙) クアレスマ(左)エレン・アルバイラク(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグの優勝をかけた大一番で、バシャクシェヒル・スポルが、ベシクタシュを3:1でくだし、大きな勝利を手にした。18分間で3ゴールをあげたバシャクシェヒル・スポルは、この勝利で、トルコ・リーグの首位を走るベシクタシュとの勝ち点差を4に縮めた。また、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点が同点になった場合重要になってくる当該チーム同士の得失点差では上回ることになった。なお、ベシクタシュに、移籍解禁期間に加入して、故障が癒えたデンバ・バが、ゴールまで決め復活を果たした。

 ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたビッグマッチに、ホームのバシャクシェヒル・スポルは、正に怒涛の如き臨み方をした。前半7分に、若きジェンギズ・ウンデルのゴールで1:0と先制したバシャクシェヒル・スポルは、トーゴ人選手エマニュエル・アデバヨルが、同12分に点差を2と拡げるゴールを決めた。前半7分、左サイドを進んだモッソーロが、ペナルティエリア・ライン上にいたジェンギズ・ウンデルに、グランダーのパスを出した。ジェンギズ・ウンデルは、ペナルティエリア内でマルセロをかわすと、狙いすましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。同12分、中盤でボールを奪い取り、ベシクタシュのエリアに入り込んで来たアタマーが、右サイドで相手ディフェンスの裏を取ったヴィスカにボールを出した。ヴィスカは、ペナルティエリア内へと入ると、フリーになっていたアデバヨルにボールを出した。アデバヨルは、ゴール前の至近距離から狙いすましたシュートを放つと、これがベシクタシュのゴールネットに突き刺さったのだった。バシャクシェヒル・スポルは、更に、ジェンギズ・ウンデルが、同18分に、3:0となるゴールを決めた。モッソーロのパスに反応して、ペナルティエリア内左側で、守備陣の裏を取ったジェンギズ・ウンデルが、狭い角度からダイレクトで放ったとっても強烈なシュートは、GKファブリシオに当たってゴールネットに収まったのだった。そして、前半は、バシャクシェヒル・スポルが、このスコアを守ったまま終わった。バシャクシェヒル・スポルに対し、勝ち点で7差をつけているというアドヴァンテージを持ってピッチに立ったベシクタシュだったが、特に前半は、悪いプレーを見せていた。
 バシャクシェヒル・スポルは、後半、よりカウンター攻撃で仕掛けようと努めていたのに対し、ベシクタシュは、プレスを強めたにも拘わらず、バシャクシェヒル・スポルのいいディフェンスのため、好機を見つけるのに苦しんでいた。ベシクタシュは、その中で僅か1ゴールだけを生み出すことができた。ベシクタシュがあげた唯一のゴールは、今季初めてベシクタシュのユニフォームを着てプレーしたデンバ・バが、後半42分にあげたものだった。アブバカルが出したロングパスを、胸でトラップしたデンバ・バが、ペナルティエリア内へ入るや放ったシュートが、ゴールネットを揺らしたのだった。3:1。
 この結果、首位のベシクタシュは、勝ち点が64に留まったが、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を60に伸ばした。こうして、両者の勝ち点差は4と縮まり、優勝争いが、再び熱を帯びてくることになった。
 優勝を目指すバシャクシェヒル・スポルは、3位につけているフェネルバフチェとは、勝ち点差4を保つことにもなった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ベキル・イルテギュン、ジョゼフ・アタマー、エレン・アルバイラク=サミュエル・ホルメン、エムレ・ベレズオウル(後半34分:ハカン・オズメルト)=エディン・ヴィスカ、マルシオ・モッソーロ(後半40分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ジェンギズ・ウンデル=アデバヨール(後半37分:ムスタファ・ペテクメク)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソン(前半45分:トルガイ・アルスラン)=クアレスマ、タリスカ、ライアン・バベル(後半11分:ヴァンサン・アブバカル)=ジェンク・トスン(後半33分:デンバ・バ)



トラブゾン・スポル暴風を、若いゲンチレル・ビルリーイが停めた(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 4.30)

アブドゥル・カリリ(左)オルジャイ・シャハン(右)(ミリエット紙) ロダレガ(左)アヌル・カラエル(右)(ハベル・テュルク紙)  トラブゾン・スポルは、ロダレガとオカイ・ヨクシュルによる大きなチャンスを逃した。ガラタサライを追い越すチャンスも逸してしまった。トラブゾン・スポルは、ゲンチレル・ビルリーイに対し、25本のシュートを放った。その内8本は枠を捉えていたが、ホップフを越えることができなかった。

 トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグで、ゲンチレル・ビルリーイとホームで戦い、両者無得点の引き分けとなった。開始まだ2分というところで、オルジャイ・シャハンのパスを受けたンドエが強烈なシュートを放ったが、GKホップフが反応してコーナーへと逃げた。同9分、若いユスフ・ヤズジュがペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、コロンビア人ゴールゲッターのロダレガがヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行った。同11分、ゲンチレル・ビルリーイの得た左コーナーキックをカリリが蹴ると、ファーサイドにいたクラロに渡ったが、クラロのシュートがまずく、ゲンチレル・ビルリーイは大きなチャンスを逸してしまった。前半の終盤、トラブゾン・スポルが大きなチャンスを逃した。右コーナーキックに対し、ペナルティエリア内でユスフ・ヤズジュが放ったヘディングシュートは、バーに当たり外に出て行ったのだった。

                 トラブゾン・スポル、後半、プレスをかけて臨む

 後半2分、ンドエのパスを受けたロダレガが、GKホップフと1対1となった。だが、ロダレガが放ったシュートは、GKホップフがコーナーへと逃げた。 同7分、カスティリョのパスを受けたオルジャイ・シャハンがシュートを放つと、ボールはホップから跳ね返った。跳ね返りのボールを、今度は、詰めていたロダレガが枠へと送り込もうとしたが、ボールは、ディフェンダーに当たり枠の傍らを逸れ外に出て行ってしまった。同30分、カスティリョのパスを受け、至近距離から、オルジャイ・シャハンがグランダーのシュートを試みたが、今度は、ホップフがボールを押さえ防いだ。同34分、ロダレガが、ヘディングシューを放ったが、外に出て行っただけだった。

                 記録は破ったが、ゴールは生まれず

 トラブゾン・スポルのコロンビア人スター選手フーゴ・ロダレガが、ゲンチレル・ビルリーイに向け11本のシュートを放った。このシュート数は、今季の新記録だ。ペナルティエリア内で13回ボールを持ったロダレガ(今季第3位)だったが、ゴールを決めることができなかった。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、エマヌエル・マス=オカイ・ヨクシュル(前半42分:ファビアン・カスティリョ)、オジェニ・オナジ=オルジャイ・シャハン、ユスフ・ヤズジュ、ダメ・ンドエ=フーゴ・ロダレガ
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメト・オウズ、セルゲイ・ポリテヴィッチ、ルッカス・クラロ、アヌル・カラエル、ウーウル・チフトチ(後半11分:ヴェダト・ムリッチ)=セルダル・ギュルレル、アレキサンダー・シェキッチ、アブドゥル・カリリ(後半33分:カマル・イサー)、アイドゥン・カラブルト(後半1分:ムラト・ドゥルエル)=トケロ・ランティエ



アンテップで、ゴールの声は上がらず(ヒュリエット紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 4.29)

(NTV) (ガジアンテップ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第29節の開幕試合、ガジアンテップ・スポルは、ホームで、カラビュック・スポルと0:0で引き分けた。ガジアンテップ・アレーナで、午後8時より行われた試合で、両者は、求めていたゴールを決められず、勝ち点を分け合った。この結果、カラビュック・スポルは勝ち点を36に、また、ガジアンテップ・スポルは勝ち点を26に伸ばした。

                  試合経過

 前半30分、ガジアンテップ・スポルの攻撃で、イルハン・パルラクのスルーパスに反応してペナルティエリア内へと入ったギラスが左足一閃、シュートを放つも、ボールはバーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 後半7分、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだバルシュ・ヤルドゥムジュが、ファーサイドに向けて出したボールを得たギラスが、シュートを試みたが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同14分、右タッチライン際で得たフリーキックを、ブリツニチェンコが蹴ったボールが中へと入ると、セレズノフがヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。
 同28分、タナセのセンタリングに合わせて、ゼチがPKポイント辺りからシュートを放ったが、ボールは、GKヴィクトールが押さえた。
 同38分、ゴール左斜め前からペナルティエリア内へと持ち込んだタナセがシュートを放ったが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同44分、カラビュック・スポルのカウンター攻撃で、PKポイントから、ラザレヴィッチがシュートを放つも、ボールは、GKヴィクトールがコントロールしてしまった。
 この結果、アンテップでは、ゴールの声が上がらなかったのだった。

【ガジアンテップ・スポル】パウロ・ヴィクトール=マルコス・ペドゥロソ、バルシュ・ヤルドゥムジュ、ワッラース・レイス(後半1分:エルヤサ・スメ)、ムサ・ニザム=カリー・ティアム、ムハッメド・ファタウ(後半32分:セファ・ユルマズ)=イルハン・パルラク、マルキーニョ、ナビル・ギラス=エヴァンス・カングゥア(後半1分:ムハッメト・デミル)
【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=バルシュ・バシュダシュ、ダニー・ヌンコー、ヴァレリカ・ガマン、ラスミン・ラトヴレヴィッチ=ジェイフン・ギュルセラム、アンドレ・ビヨゴ・ポコ=アンドリー・ブリツニチェンコ(後半30分:デジャン・ラザレヴィッチ)、クリスティアン・タナセ(後半40分:オラフル・スクラソン)、エミン・ゼチ(後半39分:ムスタファ・ヤタバレ)=エヴゲン・セレズノフ



カスムパシャ 3:2 コンヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 4.28)

スクビッチ(左)アデム・ブユック(右)(ミリエット紙) サミュル・エドゥオク(カスムパシャ公式HP)  カスムパシャが、トルコ杯準決勝第1戦で、0:2とリードされながら、僅か4分間で3ゴールをあげ、試合をひっくり返し、コンヤ・スポルを3:2でくだした。

 トルコ杯準決勝第1戦で、カスムパシャが、ホームにコンヤ・スポルを迎えた。試合は、カスムパシャが優勢に始めた。
 前半10分、コイタが、ペナルティエリア・ライン上でのせめぎ合いで、ピッチに倒れた。カスムパシャは、PKを期待したが、ウミト・オズテュルク主審は、試合の続行を命じた。
 同17分、コンヤ・スポルが先制した。左サイドでの攻撃から入れられたグランダーのセンタリングでボールを得たバジッチが、ペナルティエリア・ライン上の絶好の位置いたハジャメトヴィッチに預けた。走り込んで来たハジャメトヴィッチが狙いすましたシュートを放つと、ボールは、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。
 その1分後、カスムパシャは、トゥルグト・ドーアン・シャヒンが、右サイドから入れられたセンタリングに、うまく合わせることがせきず、せっかくのチャンスを逃してしまった。同23分、右サイドからセンタリングが入ったとき、またしてもコイタがピッチ倒れた。だが、このときも、主審は試合の続行を命じた。
 同36分、カスムパシャは、今度は、トゥルグト・ドーアン・シャヒンがPKを期待した。だが、今度も、主審の決定は変わらなかった。前半の終盤、オフサイドかの論議を呼びそうな形で、カスムパシャのディフェンスを裏を取ったスクビッチが、ボールを中へ入れた。バジッチが、ダイレクトでシュートを放つとゴールが決まり、前半は、コンヤ・スポルが0:2とリードして終わった。

                 コイタ、故障発生、悲しむべき知らせが届く

 後半7分、大きなチャンスを逸したコイタが、プレーを続けていると、右膝にトラブルを発生させた。コイタは、涙を流しながら担架で運び出さなければならなかった。靱帯の損傷を起こしたということだ。

                 カスムパシャ、驚異の逆転

 この試合の最後の10分間は、正に、ピッチにカスムパシャ暴風が吹き荒れた。同37分にパヴェルカのゴールで望みを繋いだカスムパシャは、その3分後には、アデム・ブユックのゴールで、2:2の同点に追いついたのだ。同37分、ポポフが、右サイドからセンタリングを入れると、いいジャンプをしたアデム・ブユックがヘッドで合わせると、ボールは、GKカヤ・タラクチュから跳ね返った。その跳ね返りのボールを、詰めていたパヴェルカが、がら空きのゴールに放り込んだのだった。同40分、中盤からボールを持って動き出したアンドレ・カストロが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたアデム・ブユックが、見事なヘディングシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。
 このゴールの1分後、ペナルティエリアの外から、エドゥオクが素晴らしいロングシュートを放つと、カスムパシャが、3:2と勝ち越すゴールが決まったのだった。
 なお、カスムパシャは、同43分に、アデム・ブユックがレッドカードをもらい、その後は10人で戦うことになった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、オリヴィエ・ヴェニョー=ロレット・サディク(後半24分:クリスティアン・ダヴィド・ガンカ)、ダヴィッド・パヴェルカ=トゥルグト・ドーアン・シャヒン(後半33分:バトゥハン・アルトゥンタシュ)、、アンドレ・カストロ、アデム・ブユック=ベンガリ・コイタ(後半10分:サミュル・エドゥオク)
【コンヤ・スポル】カヤ・タラクチュ=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヤゴス・ヴコヴィッチ、バリー・ダグラス=ヴォルカン・フンドゥクル(後半ロスタイム1分:モリケ・フォファナ)、アリ・チャムダル=オメル・アリ・シャヒネル(後半33分:ジョアン・ホラ)、アミル・ハジャメトヴィッチ、デニ・ミロセヴィッチ=リアド・バジッチ(後半38分:アルバン・メハ)



アドヴァンテージはフェネルバフチェに(フォトマッチ紙+フェネルバフチェ公式HP 17. 4.27)

エムレ・ベレズオウ、アートゥフ・シェシュー、エレン・アルバイラク(左から)(ミリエット紙) ジュニオール・カイチャラ(左)イェレマイン・レンス(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ杯準決勝第1戦で、2:0とリードしたバシャクシェヒル・スポルに対し、最終的には2:2の引き分けに持ち込んだ。バシャクシェヒル・スポルのゴールは、若いジェンギズ・ウンデルが、前半8分と11分にあげたものであり、それに対し、フェネルバフチェのゴールは、オザン・トゥファンが前半12分に、ファン・ペルシーが後半16分にあげたものである。

 フェネルバフチェは、トルコ杯準決勝第1戦のアウェー戦で、バシャクシェヒル・スポルと2:2で引き分け、ホームでの第2戦を前にアドヴァンテージを獲得した。
 ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合で、早々に優位に立ったのは、ホームのバシャクシェヒル・スポルだった。前半7分と11分に、ジェンギズ・ウンデルがゴールを決め、2:0とリードしてしまったのだ。前半7分、ムスタファ・ペテクメクが落としたボールを、中盤で持ったアデバヨールが、ペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放った。ヴォルカン・デミレルが、これを防ぐと、跳ね返ったボールを、ペナルティエリア内左隅で得たジェンギズ・ウンデルが、再度シュートを放つと、ボールは、ファーサイドのゴール隅に突き刺さったのだった。1:0。同11分には、スピードに乗ったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、エディン・ヴィスカが、右サイドからグランダーのセンタリングを入れた。ペナルティエリア内へと走り込んで来たジェンギズ・ウンデルが、至近距離から強烈なシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。同12分には、オザン・トゥファンの足からゴールが生まれ、点差は1と縮まった。イェレマイン・レンスが、右サイドから入れたセンタリングを、GKファルクがパンチングで防いだが、ボールは近くに落ちた。ペナルティエリア内ゴール右斜め前で、そのボールを得たオザン・トゥファンがシュートを試みると、ジョゼフ・アタマーに当たりゴールインしたのだった。2:1。そして、前半は、フェネルバフチェが2:1とリードを許したまま終わった。
 両者が、お互いに危険な場面を応酬した後半、スコアを変えたのはフェネルバフチェの方だった。アウェーのフェネルバフチェは、同16分、ロビン・ファン・ペルシーの放ったヘディングシュートによるゴールで2:2の同点に持ち込んだのだった。右サイドで、ゴールライン際までボールを持ち込んだシェネル・オズバイラクルが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。そのボールに、ファン・ペルシーがヘッドで合わせたのだった。
 残りの時間では、両者のゴールを求める努力は結果を生まなかった。そして、試合は2:2の引き分けに終わったのだった。
 第2戦は、5月17日(水)に、フェネルバフチェのホームで行われる。その試合に勝ったチームが、決勝に名乗りを上げる。0:0と1:1の引き分けに終われば、フェネルバフチェが、3:3やそれ以上の得点での同点で終われば、バシャクシェヒル・スポルがファイナリストとなる。また、2:2の引き分けという場合には、延長戦が行われることになる。

【バシャクシェヒル・スポル】ファルク・チャルク=アレクサンドゥル・エピュローヌ、ジョゼフ・アタマー、マフムト・テクデミル(前半34分:サミュエル・ホルメン)、ジュニオール・カイチャラ=ジェンギズ・ウンデル、エディン・ヴィスカ、エムレ・ベレズオウル、エレン・アルバイラク=アデバヨール(後半23分:マルシオ・モッソーロ)、ムスタファ・ペテクメク(後半30分:メフメット・バッタル)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、マルティン・シュクルテル、シモン・ケール(前半23分:ロマン・ノイシュテッター)、イスマイル・キョイバシュ=イェレマイン・レンス、メフメット・トパル、オザン・トゥファン(後半29分:サリフ・ウチャン)、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー=ファン・ペルシー(後半29分:ムサ・ソウ)



ガラタサライで、イゴル・トゥドル監督の地位が揺れている(アクシャム紙 17. 4.26)

イゴル・トゥドル監督(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第21節に、優勝の希望を持って仕掛けたイゴール・トゥドル獲りの行く末は、完全に暗礁に乗り上げた状態だ。

 ヤン・オルデ・リーケリンク監督時代には、首位のベシクタシュからは、勝ち点差で5の後れを取っていただけだったガラタサライが、イゴル・トゥドル監督就任後の7節の間に失った勝ち点が増え、今や首位とは勝ち点差が15となっている。
 UEFAチャンピオンズリーグへの参戦権獲得諦め、今や、欧州リーグ参戦権さえ危機にさらされているガラタサライでは、イゴル・トゥドル監督は、指先で繋がっているという状態だ。
 ドゥルスン・オズベク理事長や理事たちを、難しい状況に送り込んでいるイゴル・トゥドル監督は、直近のフェネルバフチェとのダービーマッチで見せたミスが、声高らかに口の端に上がり始めている。

 これが、そのミスだ。

@トルガが交替するとゴールが生まれた
 同監督は、ダービーマッチの前から、フェネルバフチェのシモン・ケール、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサのヘッディングシュートは警戒していた。選手には、この3人には、特に警告を発していた。
 しかし、最も大きなミスは、自身がしでかしてしまった。ハイボールに強いトルガ・アルスランを、後半45分に交替させてしまったのだ。トルガ・アルスランが交替した途端、ジョゼフ・デ・ソーサのヘディングによるゴールが決まったのだ。

Aブルマは交替させるべきではなかった
 ブルマは、フェネルバフチェ戦では、最も生き生きとして活躍していた選手の1人だった。しかしながら、同監督は、誰もをも驚かす交替を命じたのだった。
 ブルマが交替すると、ガラタサライの攻撃力は落ち、フェネルバフチェのディフェンスは楽になった。事実、サポーターたちは、この交替に反発して、同監督にブーイングを浴びせかけていた。

Bエレン・デルディヨクの投入が遅すぎた
 ポドルスキが、このダービーマッチでは良くなかった。ずっとロングシュートでしかゴールを狙えていなかった。ポドルスキにこだわるあまり、エレン・デルディヨクの投入までに79分も待った。
 空中戦に強いエレン・デルディヨクが入り、その交替でヤシン・オズテキンが出た。ブルマは、その10分前に出ていた。エレン・デルディヨクに向けセンタリングを入れる2選手が、既に交替してしまっていたのだ。



ベシクタシュ、くじけながらも前へ(フォトマッチ紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 4.25)

トシッチ(ハベル・テュルク紙) タリスカのシュート(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第28節、首位に立つベシクタシュは、最下位のアダナ・スポルをホームに迎えた。この木曜日に、ドラマチックな形でヨーロッパのカップ戦から敗退してしまったベシクタシュが、アダナ・スポルを3:2でくだした。ベシクタシュのゴールは、アブバカル、タリスカ、トシッチから生まれた。一方、アダナ・スポルの方は、ロニ・グレイソンとマガエ・ゲエがゴールを決めた。

                 アブバカルがゴールショーの幕開け

 前半11分、トルガイ・アルスランのスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたヴァンサン・アブバカルが、ダイレクトでシュートを放つと、ボールは、GKチャールズ・イタンジェの右を抜けゴールネットを揺らした。ベシクタシュは、このゴールで1:0と先制した。

                 ロニ、同点弾を放つ

 同24分、速い攻撃で、ディフェンスから出されたロングパスを受けたマガエ・ゲエが、中盤から出したスルーパスを、ロニ・グレイソンが受けた。ロニ・グレイソンは、スピードに乗って前へ進み、ペナルティエリア内へ入るやシュートを放つと、ボールは、GKファブリシオの右を抜け、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールで、アダナ・スポルは1:1の同点に追いついた。そして、前半は、このスコアのまま終わった。

                 タリスカ、表舞台に

 後半7分、トルガイ・アルスランのパスを、ペナルティエリア内で受けたアンデルソン・タリスカが、見事な動きを見せ、相手選手をかわしGKと1対1となった。そして、右足のインサイドキックでシュートを試みると、ボールは、GKチャールズ・イタンジェの左を抜け、アダナ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。このゴールで、ベシクタシュが、再度リードすることになった。

                 アダナ・スポル、試合を諦めず

 同21分、ヴィニキウスのパスを受けたマガエ・ゲエが、ペナルティエリア内から左足一閃、枠を捉えたシュートは、ファブリシオの右を抜けゴールネットを揺らした。アダナ・スポルは、このゴールで、再度、同点に追いついた。

                 最後はトシッチが決めた

 同35分、右サイドで得たフリーキックを、リカルド・クアレスマが蹴ると、ボールはペナルティエリア内へと向かい、そのボールに反応して動き出していたドゥスコ・トシッチが、ファーサイドでヘッドで合わせると、チャールズ・イタンジェの右を抜けるゴールが決まった。このゴールで、ベシクタシュは、スコアを3:2とした。
 残りの時間では、新たなゴールが生まれることなく、ベシクタシュは、この難しい試合に3:2で勝ち、優勝争いに重要な勝ち点3を得たのだった。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点を64とした。バシャクシェヒル・スポルが、勝ち点を失った節に、そのチャンスを生かしたのだった。ベシクタシュは、2位との勝ち点差を7と拡げ、優勝への大きな一歩を進めたのだった。

                 ベシクタシュ、差を拡げる

 アダナ・スポル戦で勝利に手が届き、勝ち点を64に伸ばしたベシクタシュは、2位バシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を7として、優勝に向け、大きなアドヴァンテージを獲得した。トルコ・リーグ第28節最終試合で、アダナ・スポルをホームに迎えたベシクタシュは、3:2で勝ち、勝ち点を64に伸ばした。優勝に向け、一歩ずつ歩を進めるベシクタシュは、2位につけているバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を7に伸ばし、優勝に向け、大きな歩みを進めた。次節にバシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦に向かうベシクタシュが、この試合に勝った場合、勝ち点差は10にまで拡がるのである。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、アトゥンチ・ヌカン(後半27分:アドリアーノ)、ドゥスコ・トシッチ=アッティバ・ハッティンソン(後半1分:クアレスマ)、トルガイ・アルスラン=タリスカ、オウズハン・オズヤクプ、ライアン・バベル=ヴァンサン・アブバカル(後半37分:ネジプ・ウイサル)
【アダナ・スポル】チャールズ・イタンジェ=ディガオ、ディディ、マウルシオ・ラモス、レナン・ディニズ=レナン・ファジーニョ、テヴフィク・アルトゥンダー=ヴィニキウス(後半32分:アフメット・デレリ)、ウラディミル・コマン(後半15分:ベキル・ユルマズ)、ロニ・グレイソン=マガエ・ゲエ



ガラタサライ 0:1 フェネルバフチェ(ガラタサライ公式HP+ハベル・テュルク紙補綴 17. 4.24)

シェネル・オズバイラクル(左)ポドルスキ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ジョゼフ・デ・ソーサ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第28節、ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナにフェネルバフチェを迎えた。試合は、アウェーのフェネルバフチェが0:1で勝利を収めた。

 この試合、優勢に始めたガラタサライは、特に左サイドから好機を作り出そうとした。前半21分、ルーカス・ポドルスキがロングシュートを試みると、ボールは、ディフェンスに当たり外に出て行った。スナイデルがコーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア・ラインにいたセルチュク・イナンにボールがわたった。そのセルチュク・イナンがシュートを放ったが、ディフェンダーがシュートコースに入り、これを防いだ。同24分、フェネルバフチェのディフェンスのミスから、ヤシン・オズテキンが、ペナルティエリア内でボールを得た。ヤシン・オズテキンのシュートが、ディフェンスから跳ね返ったところ、今度は、スナイデルがシュートを試みたが、ボールはGKヴォルカン・デミレルが押さえた。同27分、セルチュク・イナンが、再度、ゴールに近づいた。ブルマのパスを、ペナルティエリア内で受けたセルチュク・イナンの放ったシュートは、僅かに枠を外れ外に出て行った。同34分、イェレマイン・レンスが、右タッチライン際から蹴ったフリーキックは、直接ゴールマウスを捉えた。このとき前に出ていたGKムスレラが、タイミングよく後ろに戻り、ゴールライン際でボールはをコントロールした。前半の45分は、お互いにゴールを決められずに終わった。
 後半3分、ポドルスキが倒されて、ガラタサライはフリーキックを得た。セルチュク・イナンが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、ボールは、サイドバーを僅かに逸れ外に出て行った。 同7分、ポドルスキのパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たブルマが放ったシュートは、サイドバーを逸れ外に出て行った。同25分、スナイデルのスルーパスに反応して、フェネルバフチェのディフェンスの裏をとったロドリゲスが、ペナルティエリアのゴール右斜め前からシュートを放つと、GKヴォルカン・デミレルは足を使って、コーナーキックに変えた。同29分、トルガ・ジエルジが、右サイドにいたサブリにボールを出した。サブリが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前からシュートを放ったが、ボールは、GKヴォルカン・デミレルが押さえた。同41分、速いフェネルバフチェの攻撃で、右サイドでボールを持ち込んだイェレマイン・レンスがセンタリングを入れると、アルペル・ポトゥクが、一旦胸でボールをコントロールしたあと、シュートを放った。だが、ボールは、GKムスレラが押さえただけだった。同ロスタイム1分、フェネルバフチェが先制した。右サイドでボールはを得たシェネル・オズバイラクルが、キャローレをすり抜け、センタリングを入れた。PKポイントのいい場所でジャンプをしたジョゼフ・デ・ソーサが、ヘッドで合わせると、ボールは、GKムスレラの右を抜け、ガラタサライのゴールネットに収まったのだ。0:1。同ロスタイム4分、ジョスエが、ディフェンス・ラインから出したロングパスを、エレン・デルディヨクがヘッドで落とした。スナイデルが、ペナルティエリア内でダイレクトでシュートを試みると、ボールは上に上がり、バーを直撃してピッチに跳ね返った。ガラタサライにはチャンスが続いたが、最後は、フェネルバフチェのディフェンスが大きくクリアしてしまった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、アフメット・チャルク、セミフ・カヤ、リオネル・キャローレ=トルガ・ジエルジ(後半44分:ジョスエ)、セルチュク・イナン=ヤシン・オズテキン(後半35分:エレン・デルディヨク)、スナイデル、ブルマ(後半23分:ガリ・ロドリゲス)=ルーカス・ポドルスキ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=イェレマイン・レンス、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半17分:ヴォルカン・シェン)=アルペル・ポトゥク(後半ロスタイム2分:オザン・トゥファン)=ファン・ペルシー(後半35分:ムサ・ソウ)



ロダレガ、ヨーロッパへと舵を切る(フォトマッチ紙+TRT補綴 17. 4.23)

ロダレガ(右)を讃えるユスフ・ヤズジュ(左)(フォトマッチ紙) ウーウル・デミロク(左)サミュエル・エトオ(右)(ミリエット紙)  トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第28節、アウェー戦でアンタルヤ・スポルを、後半にあげた3ゴールでくだした。ロダレガが見事なゴールを2つも決めヒーローとなった試合で、ヨーロッパのカップ戦への参戦権獲得に立ちはだかっていた大きな壁を、傷みなく蹴散らしたトラブゾン・スポルは、そのライバルとなるアンタルヤ・スポルとの勝ち点差を4と拡げたのだった。

 アンタルヤ・アリーナで、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審が裁いたこの試合、前半は、お互いに無得点のまま終わった。後半に怒涛の如き臨み方をしたトラブゾン・スポルは、最初の10分間であげた2得点で、相手のガードを下げさせてしまった。同6分、ユスフ・ヤズジュのスルーパスに対し、ゴール右斜め前からシュートを放ったフーゴ・ロダレガが、トラブゾン・スポルの先制点をたたき出した。同10分、ユスフ・ヤズジュの蹴った右コーナーキックを、ファーサイドにいたンドエが中へと入れた。それに反応したウーウル・デミロクがシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。これで、点差は2と拡がった。同20分、トラブゾン・スポルが点差を3と拡げた。オルジャイ・シャハンのディフェンスの裏に出したパスに反応して、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールに追いついたロダレガがシュートを放つと、ボールは、GKフェルハト・カプランが防ごうとしたが、ボールは、上のバーに当たってからゴールネットを揺らしていた。0:3。
 アンタルヤ・スポルに対し、勝ち点3を、3ゴールで得たトラブゾン・スポルは、これで、後半に入ってからの11試合で9勝目をあげたことになる。そして、勝ち点を47にまで伸ばした。明日行われるダービーマッチを前に、トラブゾン・スポルは、フェネルバフチェとの勝ち点差を3に、ガラタサライとの勝ち点差を2と縮めた。アンタルヤ・スポルは、勝ち点43のままで、5位につけている。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ、サリフ・ドゥルスン、チコ、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ=サンドロ、フェルナンド・カルレス(後半27分:ラモン・モッタ)=モエスタファ・エル・カビル、ダニロ・カンポス(後半10分:イエクタ・クルトゥルシュ)、ムビラ・エタメ(後半21分:セルダル・オズカン)=サミュエル・エトオ
【トラブゾン・スポル】アルヴァラド・エステバン=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、エマヌエル・マス=オカイ・ヨクシュル、オジェニ・オナジ=オルジャイ・シャハン(後半35 分:マトゥス・ベロ)、ユスフ・ヤズジュ(後半42分:アイタッチ・カラ)、ダメ・ンドエ=フーゴ・ロダレガ(後半32分:ファビアン・カスティリョ)



コンヤ・スポル 1:2 ガジアンテップ・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 4.22)

カリー・ティアム、デニ・ミロセヴィッチ、ムハッメド・ファタウ、バルシュ・ヤルドゥムジュ(左から)(コンヤ・スポル公式HP) ワッラース(左)モリケ・フォファナ(右)(ヒュリエット紙)  1部残留争いをしているガジアンテップ・スポルが、トルコ・リーグ第28節で、コンヤ・スポルをアウェー戦で1:2で撃破した

 トルコ・リーグ第28節、コンヤ・スポルとのアウェー戦に臨んだガジアンテップ・スポルが、1:2で勝利を収めた。
 残留争いから脱出することを目指すガジアンテップ・スポルが、前半28分、エヴァンス・カングゥアのゴールで0:1と先制した。バルシュ・ヤルドゥムジュが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドでいいジャンプをしたエヴァンス・カングゥアが、ヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。しかし、前半の終盤、コンヤ・スポルがPKを得た。ペナルティエリア内で、ヤゴス・スクビッチが、マルコス・ペドゥロソとのせめぎ合いのなかピッチに倒れると、ジュネイト・チャクル主審がPKを指示したのだった。ヤゴス・ヴコヴィッチが、そのPKを決め、コンヤ・スポルは1:1の同点に追いついた。
 後半早々の優位に立ったのは、アウェーのガジアンテップ・スポルの方だった。同7分、ゴールゲッターのムハッメト・デミレルが、スコアを1:2と優位に立つゴールを決めたのだ。マルキーニョが、左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたコンヤ・スポルのディフェンスが、このボールを大きくクリアした。だが、ボールは、ペナルティエリア・ライン近くにいたバルシュ・ヤルドゥムジュの前に転がると、バルシュ・ヤルドゥムジュがシュートを放った。ボールは、ディフェンダーに当たり、今度は、ムハッメト・デミルの前に転がった。ムハッメト・デミレルがシュートを試みると、このシュートがゴールネットを揺らしたのだった。同39分、メハが、約35mの距離から放った強烈なシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ガジアンテップ・スポルが、1:2のリードを保ったまま、試合は終わった。
 コンヤ・スポルは、この敗戦で、勝ち点は39に留まったが、ガジアンテップ・スポルの方は、勝ち点を25に伸ばした。ガジアンテップ・スポルは、次節では、ホームにカラビュック・スポルを迎えるのに対し、コンヤ・スポルは、アウェー戦でオスマンル・スポルと戦う。

【コンヤ・スポル】カヤ・タラクチュ=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヤゴス・ヴコヴィッチ、メフメット・ウスル=アミル・ハジャメトヴィッチ、ジャン・ジョンソン(後半30分:アルバン・メハ)、アリ・チャムダル、デニ・ミロセヴィッチ(後半16分:オメル・アリ・シャヒネル)=モリケ・フォファナ(後半15分:ディミタル・ランゲロフ)、リアド・バジッチ
【ガジアンテップ・スポル】パウロ・ヴィクトール=バルシュ・ヤルドゥムジュ、マルコス・ペドゥロソ、ワッラース、ムサ・ニザム=マルキーニョ(後半37分:エルヤサ・スメ)、ムハッメド・ファタウ、カリー・ティアム=ムハッメト・デミル(後半42分:セファ・ユルマズ)、イルハン・パルラク、エヴァンス・カングゥア(後半20分:アニス・ベン・ハティラ)



ベシクタシュ、涙にくれる(タクヴィム紙+ファナティック紙&トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 4.21)

ギョクハン・ギョヌル(右)(ベシクタシュ公式HP) タリスカ(フォトマッチ紙)  90分間の戦いでは、ベシクタシュのタリスカの2ゴールに対し、リヨンは、ラカゼットのゴールで応じた。延長に入っても、スコアは変わらなかった。トシッチとミトロヴィッチが、PK戦で外し、ベシクタシュは、ヨーロッパのカップ戦での初の準決勝進出を逃してしまった。

 ありがとう、ベシクタシュ、、、。UEFA欧州リーグ準々決勝第2戦で、フランスでは2:1で敗れたリヨンを、ヴォーダフォン・アリーナで同じスコアで勝ったベシクタシュが、PK戦で敗れてしまった。そして、ヨーロッパでの戦いに終わりを告げたのだった。前半27分、ベシクタシュにゴールが生まれた。オウズハン・オズヤクプのパスを、ペナルティエリア内で受けたタリスカが、体を反転させながらシュートを放つと、リヨンのゴールネットを揺らしたのだった。同34分、リヨンが同点に追いついた。ゴナロンのパスを受けたラカゼットのループシュートが決まったのだった。1:1。同41分、ラカゼットの放ったシュートは、バーの内側に当たりゴールマウスと平行に跳ね返り、外に出て行った。後半11分、ギョクハン・ギョヌルのセンタリングに合わせて、ジェンク・トスンが至近距離からヘディングシュートを放ったが、GKロペスが、素晴らしいセーヴィングを見せた。同13分、ベシクタシュが、再びリードを奪った。アドリアーノの左サイドからの素晴らしいセンタリングに合わせた、見事なヘディングシュートをタリスカが見せると、スコアを2:1とするゴールが決まったのだった。

                  両者ともに、信じられないチャンスの逃し方をする

 後半18分、ベシクタシュのディフェンスの裏を取り、ボールを持ったラカゼットがシュートを試みるも、GKファブリシオがゴールを許さなかった。同40分、ベシクタシュが、信じられないゴールの逃し方をした。クアレスマのセンタリングともシュートとも見えるボールは、バーに当たり跳ね返った。その跳ね返りのボールを得たライアン・バベルが、がら空きとなっていたゴールマウスに向けシュートを放ったが、ボールはジェンク・トスンに当たってしまった。同45分、ラカゼットのシュートは、上のバーを直撃した。そして、試合は延長戦に突入した。延長前半12分、タリスカが、ゴールにとっても近づいた。クアレスマのパスを、ペナルティエリア内で受けたタリスカがシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、試合の決着はPK戦に持ち込まれた。しかし、ベシクタシュは、このPK戦で、6:7で敗れてしまったのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マテジ・ミトロヴィッチ、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ(後半32分:アンドレス・ベック)=オウズハン・オズヤクプ(延長前半4分:ネジプ・ウイサル)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ(延長後半12分:トルガイ・アルスラン)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン



センタリングはシェネル・オズバイラクルから(フォトマッチ紙 17. 4.20)

シェネル・オズバイラクル(ファナティック紙)  アドヴォカート監督は、ガラタサライが、サイドからのボールに弱いという点をつくため、右サイドバックには、ファン・デル・ヴィールに替えて、効果的なセンタリングを入れることのできるシェネル・オズバイラクルに用意をさせている。

 ディック・アドヴォカート監督は、ダービーマッチのゲームプランとして、ガラタサライの守備陣の弱点をつくことに目を留めている。ガラタサライが、今季のトルコ・リーグで、最も多くのヘディングシュートによるゴールを喰らっているチームの1つだということに目を付け、右サイドには、シェネル・オズバイラクルに出場できるように準備させている。同監督は、トルコ・リーグのここ3試合、先発メンバーに名を連ねてきた ファン・デル・ヴィールを控えに回し、替わりにシェネル・オズバイラクルに出場の機会を与えるつもりだ。これで、シェネル・オズバイラクルが、ペナルティエリア内へと向けて、ファン・デル・ヴィールに比べると、より多くの、そして狙いを外さない精度の高いセンタリングを観ることができることになろう。

                   今季、4アシストを記録

 シェネル・オズバイラクルは、ファン・デル・ヴィールに比べて、運動力が多く、前後に動け、1対1には果敢に挑むということで、新たな選択の理由になるということだ。シェネル・オズバイラクルは、今季、トルコ・リーグとトルコ杯で、それぞれ2回ずつ、計4回のアシストを記録している。



クアレスマとアドリアーノは不透明(タクヴィム紙 17. 4.19)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙) クアレスマ(ヒュリエット紙) アドリアーノ(ファナティック紙)  ベシクタシュがリヨンと戦う試合を前に、クアレスマとアドリアーノの故障が、不安を募らせている。この2選手が、明日の試合に出場可能かどうかが、まだ明確になっていないのだ。

 ベシクタシュで、リヨン戦を前に、不安は尽きていない。この試合には、出場停止のアブバカルとマルセロ・ゲデスが出場できないことに次いで、新たな否定的な要素が浮かび上がってきているのだ。トラブゾン・スポル戦で故障を発生させたクアレスマと、昨日の練習で、筋肉に痛みを感じたアドリアーノの状況が、それだ。故障のため、ここ1週間、クラブドクターのサルペン・チェティンカヤの治療を受けてるクアレスマが、まだ望ましいレヴェルには至っていないということが明らかになってきている。

                 ネジップ起用もありうる

 消息筋によると、シェノル・ギュネシュ監督は、アドリアーノが間に合わない場合には、トシッチを左サイドバックにずらし、ストッパーは、ミトロヴィッチとネジップの2人で組み立てるつもりだ。



フェネルバフチェ、ガラタサライを右サイドから崩す(タクヴィム紙 17. 4.18)

アドヴォカート監督(ファナティック紙) イェレマイン・レンス(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、ガラタサライに対し、右サイドからなだれ込むつもりだ。バシャクシェヒル・スポル戦で、3ゴールを左サイドから喰らったガラタサライに対し、フェネルバフチェは、イェレマイン・レンスにボールを集めることになろう。

 フェネルバフチェのダービーマッチでのプランが出来上がってきている。テュルク・テレコム・アリーナで、ガラタサライと対戦するフェネルバフチェでは、ディック・アドヴォカート監督の全プランは、オランダ人スター選手イェレマイン・レンスを中心に組まれている。ガラタサライの試合の映像を観た同監督は、選手たちに、イェレマイン・レンスにボールを集めることを求めているのだ。右サイドから、ガラタサライの左サイドを攻め続け、フェネルバフチェは、相手のミスを誘い、結果に繋げることを目論んでいる。ダービーマッチでは、ガラタサライは、左サイドバックにはキャローレが起用されると考えられている。これを踏まえて練習を行っているフェネルバフチェは、ずっと同じ戦術を試している。イェレマイン・レンスが、ディフェンスの裏に走り込むことで、好機を準備したり、好機そのものを作り出したりすることが期待されているのである。

                  カドゥキョイでの試合も似たものだった

 ガラタサライは、直近の試合であるバシャクシェヒル・スポル戦で、3ゴールを左サイドから浴びてしまった。それぞれが同じようなミスを犯していた。今季当初より、ガラタサライは、このサイドに大きな課題を抱えていた。カドゥキョイで、ガラタサライに勝った試合でも、ファン・ペルシーのゴールは、ガラタサライの左サイドから生まれたものだった。フェネルバフチェは、この日曜日に行われるダービーマッチでは、1点目が入ると、相手にメンタル面での課題が浮かび上がってくると考えている。同監督は、この点を幾度となく強調している。



ベシクタシュ、ミトロヴィッチを起用(NTV 17. 4.17)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙) クアレスマ(ベシクタシュ公式HP) ミトロヴィッチ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、ディフェンスを、ミトロヴィッチとトシッチに任せるつもりだ。シェノル・ギュネシュ監督は、リヨン戦では、出場できないマルセロ・ゲデスを欠くなか、ミトロヴィッチに出場の機会を与えるつもりだ。

 UEFA欧州リーグのリヨンとの第2戦、ベシクタシュは、マルセロ・ゲデスを欠くことが、首脳陣をして考え込ませている。マルセロ・ゲデスが、累積警告で出場停止のため、この木曜の夜に行われる試合には出場できないのだ。今季、チームでも最も意欲的な選手の1人であったマルセロ・ゲデスを欠き、ディフェンス・ラインを変えなければならなくなっている同監督は、他の選択肢から最終決断を行った。
 同監督は、リヨンとの第2戦には、ストッパーは、ミトロヴィッチとトシッチで組むつもりをしている。第1戦では、先発に名を連ねたミトロヴィッチは、ストッパーとしてスタートしたが、途中からは中盤でプレーをしていた。そして、後半にはネジップと交替したのだった。

                  クアレスマ、復帰

 第1戦では、故障のため出場が叶わなかったリカルド・クアレスマの治療が終わった。チームに合流して練習を再開することになっているクアレスマは、木曜の夜にはプレーできる。



トゥドル監督の作戦、Uターン! フェネルバフチェとのダービーで(ヒュリエット紙 17. 4.16)

イゴール・トゥドル監督(TRT) ポドルスキ(タクヴィム紙) スナイデル(TRT)  イゴール・トゥドル監督は、上位進出を狙い、4:0で敗れてしまったバシャクシェヒル・スポル戦で控えに回されたスター選手スナイデルとポドルスキを、フェネルバフチェとのダービーマッチでは先発の11人に入れるつもりでいる。

 今季、首位争いをしているライヴァル相手には、勝ち点3を得ることのできていないガラタサライは、フェネルバフチェとのダービーマッチでは、この悪い記録に終わりを告げたがっている。
 バシャクシェヒル・スポル戦での敗戦を忘れた同監督は、フロリヤに身を置きながら、フェネルバフチェの分析を行っている。同監督は、ガラタサライのスター選手であるスナイデルとポドルスキを、ダービーマッチでは先発メンバーに入れようと準備をしているということだ。
 同監督は、バシャクシェヒル・スポル戦では、枠を捉えたシュートを打てなかったチームに、組織的なプレーができるようにスナイデルを起用するつもりだ。フェネルバフチェの中盤の2人メフメット・トパルとジョゼフ・デ・ソーサが引いた位置取りをするだろうと考えている同監督は、スナイデルが放つシュートを信頼してるのだ。スナイデルは、練習終了後、特別なシュート練習を行っている。

                  エレン・デルディヨクは圧し潰されていた

 同監督は、攻撃ラインでは、スナイデルとブルマの前に、ポドルスキを置く考えだ。カドゥキョイで2:0で敗れたダービーマッチを観た同監督は、エレン・デルディヨクは、シモン・ケールとマルティン・シュクルテルの間で、完全に圧し潰されていたことを確認した。エレン・デルディヨクに比べると、ボールを持てるポドルスキが、フェネルバフチェ戦では先発に起用されるものと思われる。

                  再び、「3-4-3」システムに!

 3バックを捨てたバシャクシェヒル・スポル戦で、4ゴールを浴びた同監督は、フェネルバフチェとのダービーマッチでは、再び「3-4-3」システムを使うことになろう。



ハサン・アリ・カルドゥルムが出て行くようなら、サクブがやって来る(ハベル・テュルク紙 17. 4.15)

ハサン・ハティプオウル(タクヴィム紙) サクブ・アイタッチ  フェネルバフチェ理事会は、この5月で契約が満了するハサン・アリ・カルドゥルムとの契約更改が不調に終わるようだと、アンタルヤ・スポルの左サイドバックの選手サクブ・イタッチを獲得するつもりだ。

 フェネルバフチェでは、トルコ・リーグでの上位確保と、トルコ杯の制覇が、当面の課題だが、その一方で、来季に向けての動きを進めている。
 新シーズンには、監督としてアイクト・コジャマンを迎えることが考えられているが、一方で、選手の補強も考えられている。その1つが、左サイドバックの補強だ。残留、移籍、双方に取れるような対応をしているハサン・アリ・カルドゥルムの契約は、2017年5月31日をもって満了する。しかも、未だ契約更改が行われていないのだ。FFPがあるため、理事会は、年俸を増やしすぎないようにするため、ハサン・アリ・カルドゥルムとの契約更改が思い通りにいかない場合には、Bプランを検討しなくてはならなくなる。

                  1年の契約が残る

 フェネルバフチェがリストアップしているのは、アンタルヤ・スポルで活躍中の左サイドバックのサクブ・アイタッチだ。もし、ハサン・アリ・カルドゥルムとの契約更改が不調に終わると、アンタルヤ・スポルのスター選手に触手を伸ばすつもりだ。1年間の契約が残るサクブ・アイタッチとの接触を図っているフェネルバフチェは、いずれアンタルヤ・スポルに正式のオファーを出すことになろう。



また、会おう(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 4.14)

タリスカ(右)(ヒュリエット紙) ライアン・バベルのシュート(ベシクタシュ公式HP)  フランスでの重大な試合の前半15分に、ライアン・バベルのゴールで先制したベシクタシュは、オリンピック・リヨンを追い詰めていった。だが、後半38分にはタリッソが、同40分には、ファブリシオがプレゼントをしてしまったモレルのゴールで、苦杯を喫してしまった。この結果は、選手たちとともに、「このかたはイスタンブルでつけてやる」と言わせるものだった。

 ベシクタシュは、先制した試合を、リヨンに勝ちを譲ってしまった。2:1。UEFA欧州リーグ準々決勝第1戦、ベシクタシュは、リヨンに2:1で敗れてしまった。試合開始未だ5分、タリスカのセンタリングを、リヨンが大きくクリアできないで、ペナルティエリア内ゴール左斜め前にいたマルセロ・ゲデスの前に転がると、マルセロ・ゲデスがシュートを放つと、枠を捉えたボールを、GKロペスが、際どいところでコーナーへと逃げた。前半9分、オウズハン・オズヤクプが蹴った左コーナーキックを、ファーサイドにいたトシッチが、マルセロ・ゲデスの前へと送ると、マルセロ・ゲデスがシュートを試みたが、シュートが悪く、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。同13分、ペナルティエリア内でボールを得たラカゼッテが強烈なシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸いこまれただけだった。同15分、ベシクタシュが、素晴らしい組織的なフリーキックの使い方をして先制した。タリスカが、直接ゴールを狙う替わりに、ペナルティエリア手前で待ち構えるライアン・バベルにボールを出した。そして、ライアン・バベルは、素晴らしい動きで、相手選手をかわし、狙いすましたグランダーのシュートを放つと、これが、リヨンのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同20分、トリッソのゴールライン際からのパスを、ニアサイドで受けたラカゼッテがシュートを試みると、ボールは上のバーに当たりピッチに跳ね返った。そのボールを、ベシクタシュのディフェンダーが大きくクリアして、危険を回避した。そして、前半は、ベシクタシュがリードしたまま終わった。

                  リヨン、2本のシュートがバーに嫌われる

 後半4分、オウズハン・オズヤクプの蹴った左コーナーキックを、ファーサイドでフリーになっていたタリスカが、ヘディングシュートを試みたが、シュートが悪く、ボールは枠の外に出て行っただけだった。同26分、マルセロ・ゲデスのミスを咎めたラカゼッテが、GKファブリシオを抜けてからシュートを放った。だが、ボールは、サイドネットの外側に吸いこまれただけだった。同30分、トリッソのヘディングシュートは、サイドバーに当たり、跳ね返された。同36分、コルネットが、ファブリシオと1対1となった。だが、シュートは、ファブリシオが、コーナーキックに変えた。同38分、ヴァルブナが、ゴール左斜め前からフリーキックを蹴ると、ディフェンダーからボールがこぼれ、そのボールを得たトリッソが、狙いすましたシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れた。1:1。同40分、ベシクタシュにプレスをかけたリヨンが、2点目を決めた。バックパスに3人の選手が群がってプレスをかけ、それに応対したファブリシオのミスを咎め、ボールを奪い取ったモレルが、楽々とゴールを決めたのだった。2:1。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マテジ・ミトロヴィッチ(後半19分:ネジプ・ウイサル)、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ=オウズハン・オズヤクプ(後半29分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=ライアン・バベル、タリスカ、アドリアーノ=ジェンク・トスン(後半41分:ギョクハン・インレル)



ゲンチレル・ビルリーイ、大騒ぎ ガジアンテップ・スポルは火の車(NTV+ハベル・テュルク紙 17. 4.13)

セルチュク・シャヒン(右)(ファナティック紙) セファ・ユルマズ(右)(ガジアンテップ・スポル公式HP)  ゲンチレル・ビルリーイが、延期された試合で、ガジアンテップ・スポルを、アウェー戦で、セルダル・ギュルレルのゴールで0:1でくだした。勝ち点22で17位に留まったガジアンテップ・スポルは、残留がかなり難しくなってしまった。

 トルコ・リーグ第18節に行われねばならなかったにも拘わらず延期されたこの試合、ゲンチレル・ビルリーイが、アウェー戦でガジアンテップ・スポルを0:1でくだした。
 トルコ・リーグで2試合ぶりに勝ったゲンチレル・ビルリーイに勝利をもたらしたゴールは、後半25分、セルダル・ギュルレルがあげたものだった。今季示したプレーぶりで、トルコ代表にまで昇りつめたセルダル・ギュルレルは、これで、今季11ゴール目を記録した。25歳になっているセルダル・ギュルレルは、今季の公式戦32試合で15得点を記録したことにもなる。
 ゲンチレル・ビルリーイは、この勝利で、勝ち点を36に伸ばした。
 トルコ・リーグで残留争いをしているガジアンテップ・スポルは、アランヤ・スポル戦後、ホームで2連敗となってしまった。
 勝ち点22で17位のビュレント・ウイグン率いるガジアンテップ・スポルが、トルコ・リーグに残留するチャンスは、かなり難しくなってしまった。

                 試合経過

 前半17分、ペナルティエリア内で、セルダル・ギュルレルがダイレクトで入れたセンタリングは、ゴールマウス右を逸れ外に出て行ってしまった。
 同31分、セファ・ユルマズのパスを、ペナルティエリア内で受けたイルハン・パルラクが放ったシュートは、GKホップフがうまく対応した。
 同35分、ウーウル・チフトチが、左サイドで持ち込みペナルティエリア内へと入れたボールは、相手ディフェンスが対応した。
 後半5分、ペナルティエリアのゴール右斜め前から蹴られたセルダル・ギュルレルのフリーキックは、直接枠を狙ったものだったが、バーの上を越えて外に出て行った。
 同13分、ペナルティエリアのゴール右斜め前から蹴られたフリーキックに対し、GKホップフがパンチングで大きくクリアしようとしたボールが、ペナルティエリア内にいたファタウの前に落ちた。走り込んで来たファタウが、ダイレクトでシュートを試みたが、ボールは枠の上を越えて外に出て行った。
 同25分、ウーウル・チフトチが、ペナルティエリアのゴール左斜め前に送り込んだボールに反応して動き出していたセルダル・ギュルレルが放ったシュートは、GKギョクハン・デーイルメンジが防ごうとしたにも拘わらず、ボールはゴール左隅に突き刺さった。0:1。
 同42分、右サイドで生まれた攻撃で、バルシュ・ヤルドゥムジュが、ニアサイドに向けてボールを送りこむと、ジャンプをしたイルハン・パルラクがヘッドで合わせたが、ボールはバーの傍らを逸れ外に出て行った。

【ガジアンテップ・スポル】ギョクハン・デーイルメンジ=バルシュ・ヤルドゥムジュ、ワッラース、ムサ・ニザム、マルコス・ペドゥロソ=セファ・ユルマズ(後半22分:ダヴィー・クロード・アンガン)、アブドゥルカディル・カヤル、ムハッメド・ファタウ、オルカン・チュナル(後半22分:エヴァンス・カングゥア)=イルハン・パルラク、ナビル・ギラス
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメト・オウズ、ルッカス・クラロ、セルゲイ・ポリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ=カマル・イサー(後半16分:フェルハト・ギョルギュル)、アブドゥル・カリリ、セルチュク・シャヒン(後半22分:バディ)=セルダル・ギュルレル、ヴェダト・ムリッチ、アイドゥン・カラブルト(後半1分:コスミン・マテイ)



衝撃! クアレスマが出場できない!(フォトマッチ紙 17. 4.12)

クアレスマ(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルとのダービーマッチで傷み、右脹脛筋肉に内出血と腫れがあることが判ったクアレスマが、リヨンとの一戦に出場できないことが明らかになった。

 ベシクタシュに、明日のリヨン戦を前に、悪い知らせが跳びこんで来た。ポルトガル人スター選手リカルド・クアレスマが、リヨンと戦うUEFA欧州リーグ準々決勝第1戦に出場できないことが判ったのだ。トラブゾン・スポルと戦ったトルコ・リーグでの試合で、故障を発生させ、途中交替をしたクアレスマが、明日のリヨンとアウェーで戦うUEFA欧州リーグ準々決勝第1戦に出場できないことが明らかになったのだ。
 トラブゾン・スポル戦後、受けたMR検査で、右脹脛に軽い内出血と腫れがあることが判ったクアレスマに対する治療は始められている。更に、メディカル・スタッフと話し合ったクアレスマは、「必要ならば、注射を打ってでもピッチに立ちたい」と言って、何とかなることを求めた。しかし、最終の検査のあと、昨日の練習には出なかったクアレスマが、リヨン戦に間に合わないだろということが明らかになった。

                  ネジプなのか、トルガイ・アルスランなのか

 ベシクタシュでは、故障のため、リヨン戦にはプレーできないクアレスマの替わりが用意されている。アブバカルが、出場停止のため、右サイドに起用できる選手の選択肢をあまり持たないシェノル・ギュネシュ監督は、中盤を厚くして、勝ち上がりへの扉を開くつもりだ。同監督は、クアレスマがプレーできないことを考え、トルガイ・アルスランかネジプ・ウイサルを、アッティバ・ハッティンソンとオウズハン・オズヤクプの横に置いて、中盤を、その3人で組み立てることを考えている。



バシャクシェヒル・スポル 4:0 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 17. 4.11)

アデバヨール(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ジェンギズ・ウンデル(左)セミフ・カヤ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第27節、ガラタサライは、バシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦を戦った。試合は、バシャクシェヒル・スポルが、4:0で勝った。

 この試合、ガラタサライがいい入り方をした。試合開始まだ2分というところで、ブルマが、左サイドでフェイントをかけながら、ゴールライン際まで持ち込んだ。そして、内へと入れたが、そのボールがヤシン・オズテキンに渡ったにも拘わらず、ゴールは生まれなかった。同12分、バシャクシェヒル・スポルが先制した。カイチャラが、左サイドからセンタリングを入れると、セミフ・カヤからこぼれたボールが、ペナルティエリア内にいたモッソーロのもとに転がった。モッソーロが、アデバヨールにパスを出すと、アデバヨールが、がら空きとなっていたゴールに放り込んだのだった。1:0。同15分、ジェンギズ・ウンデルがセンタリングを入れると、ヴィスカがヘッドで合わせたが、ムスレアが、転がって来たボールを見事に防いだ。同44分、カイチャラが、右サイドからセンタリングを入れると、PKポイントのところにいたアデバヨールがヘッドで合わせると、上のバーに当たってからゴールネットを揺らし、点差を2と拡げた。2:0。後半12分、バシャクシェヒル・スポルが、点差を3と拡げた。右サイドで、アフメット・チャルクを抜き去り、ペナルティエリア内へと入り込み、GKムスレラと1対1となったヴィスカが、至近距離からシュートを放った。GKに当たり、高く跳ね上がったボールを、アデバヨールが、ヘッドでゴールマウスに送り込んだのだった。同41分、ムスタファ・ペテクメクのゴールが生まれ、点差は4となった。マフムト・テクデミルが、ディフェンスの裏に放り込んだボールに反応したムスタファ・ペテクメクが、ペナルティエリアの外に出てきていたムスレアをかわした。更に、ペナルティエリア内ではシェデューをもかわし、がら空きのゴールにボールを送り込んだのだった。4:0。そして、そのスコアで、この試合は終わったのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、アイハン・ヤルチュン、アレクサンドゥル・エピュローヌ、アルパルスラン・エルデム=マフムト・テクデミル(後半43分:ジョゼフ・アタマー)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスカ、マルシオ・モッソーロ(後半28分:サミュエル・ホルメン)、ジェンギズ・ウンデル=アデバヨール(後半32分:ムスタファ・ペテクメク)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=セミフ・カヤ(後半22分:ルーカス・ポドルスキ)、オーレリアン・シェデュー、アフメット・チャルク=ヤシン・オズテキン、ジョスエ、セルチュク・イナン(後半35分:トルガ・ジエルジ)、マルティン・リネス=ガリ・ロドリゲス(後半22分:スナイデル)、エレン・デルディヨク、ブルマ



待ってろよ、ガラタサライ(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 4.10)

ジョゼフ・デ・ソーサ(フェネルバフチェ公式HP) イェレマイン・レンスのシュート(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、前半44分、ミゲル・ロペスのオウンゴールで先制した。アクヒサル市役所スポルは、後半4分、ファス・テがPKを決め、1:1と同点に追いついた。だが、同16分にはジョゼフ・デ・ソーサ、同45分にはイェレマイン・レンスがゴールを決め、フェネルバフチェに勝利をもたらしたのだった。

 フェネルバフチェが、とっても苦しんだ。だが、勝ち点3をもぎ取った。チャンピオンズリーグ参戦権獲得を目標としているフェネルバフチェが、カドゥキョイで、アクヒサル市役所スポルという壁を、3:1のスコアで乗り越えた。そして、ガラタサライとのダービーマッチを前に意気が上がった。前半9分、ジョゼフ・デ・ソーサが、ムスタファ・ユムルをかわし、ゴール左斜め前からシュートを放った。だが、ボールは、際どいところでディフェンダーに当たり、コーナーキックへと替わった。同44分、イェレマイン・レンスが、左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたアクヒサル市役所スポルのミゲル・ロペスが、バックヘッドでクリアしようとしたボールが、ゴールインしてしまった。1:0。そして、前半は、このスコアのまま終わった。後半4分、ソコル・チカレッシが、ペナルティエリア内で、GKヴォルカン・デミレルをかわそうとしてピッチに倒れ込んだ。ハリル・ウムト・メレル主審は、これを見てPKを指示した。このPKを、ファス・テが決め、1:1となった。

                  後半は攻撃の応酬

 同10分、イェレマイン・レンスが、左サイドからフリーキックを蹴ると、ファーサイドでフリーになっていたファン・ペルシーが、走り込んできてシュートを放つと、いい位置取りをしていたGKルカッチが、転がって来たボールをコーナーキックへと替えた。同12分、マルティン・シュクルテルのスルーパスに、ペナルティエリア内で追いついたアートゥフ・シェシューが、ゴール左斜め前から強いシュートを放ったが、GKルカッチが、横っ飛びになり防いだが、ボールが、誰もいないところに転がったが、ディフェンダーが追いつき、大きくクリアして危機を回避した。同16分、アートゥフ・シェシューのパスを、アクヒサル市役所スポルのペナルティエリア・ライン上で受けたファン・ペルシーがシュートを放つと、ペナルティエリア内にいたジョゼフ・デ・ソーサに当たり、その前に転がった。そのボールを捉え、ジョゼフ・デ・ソーサが狙いすましたシュートを放つと、ゴール隅に突き刺さったのだった。2:1。同22分、アルペル・ポトゥクが、右サイドから蹴ったフリーキックに、メフメット・トパルがヘッドで合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。同33分、ファン・デル・ヴィールのミスを咎めて、ペナルティエリア内でボールを奪い取ったムーダト・チェリクが、ソネル・アイドードゥにパスを出した。ソネル・アイドードゥは、至近距離からシュートを狙ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れ外に出て行った。ロスタイムに入ってから、イェレマイン・レンスが、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放つと、アクヒサル市役所スポルのゴールネットを揺らした。これで、この試合のスコアが決したのだった。3:1。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ファン・デル・ヴィール、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=イェレマイン・レンス、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー=アルペル・ポトゥク=ファン・ペルシー
【アクヒサル市役所スポル】ミラン・ルカッチ=ミゲル・ロペス、ジャネル・オズマンパシャ、ムスタファ・ユムル、カドゥル・ケレシュ(後半1分:ソコル・チカレッシ)=ソネル・アイドードゥ、クストディオ(後半42分:ダニエル・ラルソン)=オメル・バイラム、オゼル・フルマジュ(後半23分:ムーダト・チェリク)、オルジャン・アドゥン=リカルド・ファス・テ



アッティバ・ハッティンソン、救う(タクヴィム紙+サバハ紙補綴 17. 4. 9)

ライアン・バベル(左)ジョアオ・ペレイラ(右)(ベシクタシュ公式HP) アブバカル(下)を讃えるジェンク・トスン(上)(タクヴィム紙)  ベシクタシュは、点の取り合いとなった試合で、一旦は3:2とリードを許した。後半ロスタイム1分、アッティバ・ハッティンソンのゴールで、優勝街道を突き進むことになった。ベシクタシュは、これで、試合数が多い中だが、2位に勝ち点で8差をつけることになった。トラブゾン・スポルが昨夜見せたサッカーには、スタンディングオベーションがなされた。

 トラブゾンでの大一番、勝ったのはベシクタシュだった。ベシクタシュは、トラブゾン・スポルを、アウェー戦で3:4でくだし、優勝に向けての大きな一歩を踏み出した。開始僅か4分で、ベシクタシュにゴールが生まれた。左サイドで、ライアン・バベルがパスを出すと、走り込んだアドリアーノがゴールライン際まで持ち込み、中へと入れた。ベシクタシュのゴールゲッターのジェンク・トスンが、走り込んできて素晴らしいシュートを放つと、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同23分、クアレスマが、ペナルティエリア内で、ディフェンダーの裏に入ったギョクハン・ギョヌルにボールを出したにも拘わらず、ギョクハン・ギョヌルが、そのボールを受け損なってしまった。ベシクタシュは、絶好のチャンスを生かすことができなかった。同25分、ユスフ・ヤズジュからのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたオカイ・ヨクシュルが見事なシュートを放つと、同点に追いつくゴールが決まった。1:1。同41分、ユスフ・ヤズジュの蹴った右サイドからのフリーキックに、ペナルティエリア内にいたフーゴ・ロダレガがヘッドで合わせると、GKファブリシオが、倒れ込みながらもパンチングで防ぎ、トラブゾン・スポルは、決定的なチャンスを逃してしまった。

                  ギョクハン・ギョヌル、驚異のプレー、そして、アッティバ・ハッティンソンが決めた

 後半10分、オウズハン・オズヤクプからのパスを受けたアブバカルが、体を反転させながら放ったシュートが決まり、ベシクタシュが勝ち越した。1:2。同12分、ジェンク・トスンが、ゴール右斜め前で、GKオヌル・レジェプ・クヴラクと1対1となりながら、打ったシュートは枠を捉えず外に出て行っただけだった。同18分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。ユスフ・ヤズジュからのパスが相手選手に渡ってしまったのを取り戻したカスティリョが、ペナルティエリア内へ入るや放った強烈なシュートが、GKファブリシオの右を抜けてゴールネットを揺らしたのだった。2:2。同20分、トラブゾン・スポルが、この試合初めて、リードを奪った。ユスフ・ヤズジュの蹴った左コーナーキックからのボールを、ベシクタシュのディフェンスが大きくクリアできず、ファーサイドにいたフーゴ・ロダレガの前に落ちた。そのフーゴ・ロダレガがシュートを放つと、これが決まったのだった。3:2。同29分、今度は、ベシクタシュが同点に追いついた。ウーウル・デミロクが、タリスカを、ペナルティエリア・ラインのすぐ手前で倒すと、アリ・パラブユク主審がフリーキックを与えた。タリスカが、このフリーキックを蹴ると、ボールは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクの右を抜け、ゴール隅に突き刺さるゴールが決まった。3:3。同30分、中央で、フーゴ・ロダレガが直接ゴールを狙った。GKファブリシオが防ぐことのできなかったボールは、上のバーに当たり跳ね返った。同ロスタイム1分、ベシクタシュが、再び勝ち越した。ギョクハン・ギョヌルが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたアッティバ・ハッティンソンが、ヘッドで合わせたのだった。3:4。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ヤン・ドゥリカ、ウーウル・デミロク、エマヌエル・マス=オジェニ・オナジ(後半31分:アイタッチ・カラ)、オカイ・ヨクシュル=ユスフ・ヤズジュ(後半39 分:マトゥス・ベロ)、ファビアン・カスティリョ、オルジャイ・シャハン=フーゴ・ロダレガ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ(前半34分:ヴァンサン・アブバカル)、タリスカ(後半42分:マテジ・ミトロヴィッチ)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半31分:ネジプ・ウイサル)



ブルサ・スポル 3:0 カラビュック・スポル(ファナティック紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 4. 8)

セルジャン・ユルドゥルム(NTV) バッターシャ(左)イルハン・デペ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第27節が、昨日始まった。3節の間、勝てていないブルサ・スポルが、今季調子のいいカラビュック・スポルを、ホームに迎えた。そのブルサ・スポルが、この試合、3:0の勝利を収めた。

 トルコ・リーグの第27節の幕開けが、ティムサー・アリーナで行われた。ヨーロッパのカップ戦への出場権獲得が遠のいていっているブルサ・スポルが、トルコ・リーグ9位につけているカラビュック・スポルと対戦した。ブルサ・スポルは、この試合に3:0で勝利を収め、重要な勝ち点3を得たのだった。
 この試合の後半12分、クビライ・カナトスズクシュが、スコアを1:0とするゴールを決めた。ジョンが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーから跳ね上がった。そのボールを、メルテル・ユジェが、ヘッドでゴール前に送った。ダニーが、これを大きくクリアしようとしてできなかったボールが、クビライ・カナトスズクシュの前に転がった。そのクビライ・カナトスズクシュがシュートを放つと、カラビュック・スポルのゴールネットが揺れたのだった。同45分、GKアフメット・シャヒンの大きなミスを咎めたセルジャン・ユルドゥルムが、スコアを2:0とするゴールを決めた。ダニーのバックパスにプレスをかけ、GKアフメット・シャヒンの前に転がって行っていたボールを奪ったセルジャン・ユルドゥルムがゴールを決めたのだった。同ロスタイムに入り、ブルサ・スポルの攻撃で、ペナルティエリア内で、アズィズ・ベヒッヒが、ポコをすり抜けようとして、ピッチに倒れ込んだ。それを見て、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審がPKを指示したのだった。同ロスタイム3分、エルデム・オズゲンチが、そのPKを決め、スコアを決したのだった。
 ブルサ・スポルは、これで、勝ち点3を得て、勝ち点を35に伸ばしたのに対し、カラビュック・スポルは、勝ち点34のままに留まった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=エルトゥールル・エルソイ(後半13分:エルデム・オズゲンチ)、イスマイル・コヌク、シャミル・チナズ、アズィズ・ベヒッヒ=メルテル・ユジェ、クリストバル・ヨルゲラ(後半21分:リカルド・ファティ)=セルジャン・ユルドゥルム、パブロ・バッターシャ(後半41分:ビラル・クサ)、ジョシュア・ジョン=クビライ・カナトスズクシュ
【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=アンドレ・ビヨゴ・ポコ、ヴァレリカ・ガマン、ダニー・ヌンコー、パウル・パップ=ジェイフン・ギュルセラム、オラフル・スクラソン=アンドリー・ブリツニチェンコ、セルダル・デリクタシュ(後半15分:クリスティアン・タナセ)、デジャン・ラザレヴィッチ(後半33分:イルハン・デペ)=ムスタファ・ヤタバレ



最後に準決勝進出を決めたのはコンヤ・スポル(NTV+TRT補綴 17. 4. 7)

イーイト・インジェデミル(左)バジッチ(右)(ミリエット紙) コンヤ・スポル、歓喜(TRT)  トルコ杯準決勝進出の最後のクラブが決まった。第1戦の0:0を受けて、シワス・スポルをホームに迎えたコンヤ・スポルが、点の取り合いとなった試合を制したのだ。準決勝では、コンヤ・スポルはカスムパシャと対戦することになる。

 トルコ杯で、コンヤ・スポルは、ホームにシワス・スポルを迎えた。
 この試合、前半だけで3ゴールが生まれた。同32分、ペナルティエリア内で、ランゲロフが、ズィヤ・エルダルとのせめぎ合いのなかピッチに倒れた。アルペル・ウルソイ主審は、それを咎めてPKを指示した。同35分、ランゲロフが、そのPKを決め、コンヤ・スポルが1:0と先制した。シワス・スポルは、このゴールの僅か1分後に、エルギン・ケレシュのゴールで同点に追いついた。ケリム・アヴジュの蹴った右コーナーキックに対し、ファーサイドでいいジャンプをしたレアンドゥリーノが落とすと、転がって来たボールに反応したエルギン・ケレシュがシュートを放つと、これがコンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。前半終了間際には、フォファナのゴールが生まれた。バジッチのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたフォファナが、狙いすましたシュートを試みると、ボールは、GKアリ・シャシャル・ヴラルの右脇を抜けゴールが決まったのだった。そして、前半は、コンヤ・スポルが2:1とリードしたまま終わった。
 後半、シワス・スポルが、エムレ・クルチを、同11分に投入すると、そのエムレ・クルチが、同12分にゴールを決めた。ペナルティエリア内で、エルギン・ケレシュが、アリ・トゥランとのせめぎ合いのなかでピッチに倒れ、アルペル・ウルソイ主審は、この日2回目のPKを指示した。そのPKを、エルギン・ケレシュが蹴ると、GKカヤ・タラクチュは、右側に倒れ込みながら、これを防いだ。跳ね返りのボールに対し、ハカン・アルスランがヘディングシュートを試みると、カヤ・タラクチュが、再度、このボールを防いだ。しかし、跳ね返りのボールを、今度は、エムレ・クルチがシュートを放つと、ボールはゴールネットを揺らしたのだった。2:2。
 同34分、フォファナが、再度、表舞台に上がった。コンヤ・スポルが、3:2と勝ち越すゴールを決めたのだ。スクビッチのパスを、ペナルティエリア内で受けたフォファナは、相手選手をかわしGKと1対1となると、強烈なシュートを放った。このボールが、シワス・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、この結果、コンヤ・スポルは準決勝進出を決め、カスムパシャと対戦することになった。

【コンヤ・スポル】カヤ・タラクチュ=ネジチ・スクビッチ、セリム・アイ、アリ・トゥラン、メフメット・ウスル=アルバン・メハ(後半21分:デニ・ミロセヴィッチ)、ジャン・ジョンソン、アリ・チャムダル、モリケ・フォファナ(後半37分:アミル・ハジャメトヴィッチ)=ディミタル・ランゲロフ=リアド・バジッチ(後半37分:ヤゴス・ヴコヴィッチ)
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=ルドゥヴァン・シムシェク、ハサン・ハティプオウル、ジョン・ボイェ、ズィヤ・エルダル=アデム・コチャク(後半40分:ガリプ・ギュゼル)、イーイト・インジェデミル=レアンドゥリーノ、ケリム・アヴジュ(後半12分:ハカン・アルスラン)、ギョクハン・スゼン(後半12分:エムレ・クルチ)=エルギン・ケレシュ



フェネルバフチェ、お祭り騒ぎ(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 4. 6)

ヴォルカン・シェン(左)を讃えるオザン・トゥファン(右)(フェネルバフチェ公式HP) アートゥフ・シェシュー(右)のゴール(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグでは、首位ベシクタシュから、勝ち点で11も離されてしまっているフェネルバフチェが、トルコ杯準々決勝第1戦で0:3で勝ったカイセリ・スポルを、昨日、またしても同じスコアで撃破した。フェネルバフチェのあげたゴールは、アートゥフ・シェシュー、ジョゼフ・デ・ソーサ、ヴォルカン・シェンから生まれたものだった。

 フェネルバフチェは、トルコ杯準々決勝第1戦で0:3で勝ったカイセリ・スポルを、今度は、ホームで3:0でくだし、その名を準決勝に刻んだ。前半10分、カイセリ・スポルが、フェネルバフチェのディフェンスの裏に向かい放り込んだボールに対し、GKヴォルカン・デミレルが、ペナルティエリア・ラインまで出て、ウムト・ブルトに渡る前に、大きくクリアしてしまった。同27分、ソウが、相手ディフェンスの裏を取ろうとしたアートゥフ・シェシューにパスを出すと、アートゥフ・シェシューは、胸でトラップしてボールを落とそうとした。だが、前に出てきたアハマダが、このボールを押さえた。同31分、ジョゼフ・デ・ソーサが、ペナルティエリア内で見せた驚異的なパスでボールを得たアートゥフ・シェシューが、GKの左を抜ける狙いすましたシュートを放つと、ボールはカイセリ・スポルのゴールネットを揺らしていた。同35分、イェレマイン・レンスが蹴った右コーナーキックに、いいジャンプをして合わせたジョゼフ・デ・ソーサが、点差を2と開くゴールを決めた。

                  ソウ、倒れながらもバイシクル・シュートの試み

 後半12分、シェネル・オズバイラクルが右サイドから中へとセンタリングを入れると、GKアハマドが、このボールを掴み損ねた。そのとき、ピッチに倒れていたソウが、バイシクルシュートを試みたが、ディフェンダーが、これを防いだ。同30分、デニズ・トゥルンチのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内でヴォルカン・デミレルと1対1となったギュライ・ヴラルが、ダイレクトでシュートを試みたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同38分、シェネル・オズバイラクルのロングパスを受けたヴォルカン・シェンが、見事なシュートを放つと、GKアリ・アハマダを捉えた。3:0。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=ジョゼフ・デ・ソーサ(後半1分:オザン・トゥファン)、メフメット・トパル=イェレマイン・レンス(後半24分:オレクサンドゥル・カラヴァエフ)、アルペル・ポトゥク、アートゥフ・シェシュー(後半1分:ヴォルカン・シェン)=ムサ・ソウ
【カイセリ・スポル】アリ・アハマダ=レヴェント・ギュレン、ダグラオ、ジャン・アーメル・カナ・ブユク(後半14分:ラリー・マビアラ)、ハカン・アスランタシュ=ラジュコ・ロトマン(後半1分:デニズ・トゥリュチ)、ジョエル・ランドゥリ・ツァファク・ンゲモ、サンバ・ソウ=ウムト・ブルト(後半22分:ギュライ・ヴラル)、ウェリトン、アレン・トゥラオレ



アクヒサル市役所スポル 0:2 バシャクシェヒル・スポル(ファナティック紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 4. 5)

アデバヨールのゴール(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ムスタファ・ペテクメク(左)ジャネル・オズマンパシャ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ杯準々決勝が興奮に包まれている。準々決勝で、アクヒサル市役所スポルが、ホームにバシャクシェヒル・スポルを迎えた。バシャクシェヒル・スポルが、0:2で勝ち、準決勝に駒を進めた。

 トルコ杯準々決勝が盛り上がっている。オカン・ブルク監督率いるアクヒサル市役所スポルは、第1戦で、優勝候補のバシャクシェヒル・スポルと互角に戦ったが、その強豪を、今度はホームに迎えたのだった。第1戦の1:1という結果を受けての第2戦では、バシャクシェヒル・スポルが、アクヒサル市役所スポルを0:2でくだし、準決勝に勝ち上がった。
 バシャクシェヒル・スポルは、前半24分、アデバヨールのゴールで0:1と先制した。マフムト・テクデミルが奪い取ったボールを、左サイドにいたジェンギズ・ウンデルに出した。ジェンギズ・ウンデルがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたアデバヨールが、ダイレクトできれいなシュートを放つと、これが、アクヒサル市役所スポルのゴールネットを揺らしたのだった。特に後半、厚いプレッシャーをかけたアクヒサル市役所スポルが、求めていたゴールをあげられないでいると、後半ロスタイム7分、カウンター攻撃で、ヴィスカからボールを受けたメフメット・バッタルのゴールが決まったのだ。この結果、試合は0:2で終わることになった。
 アクヒサル市役所スポルに、後半ロスタイム3分、混乱が起きた。アクヒサル市役所スポルが決めたかにみえたゴールに対し、線審がオフサイド・フラッグを上げると、アクヒサル市役所スポルの選手、及びオカン・ブルク監督が、激しい抗議を行ったのだ。同監督は、執拗な抗議を行ったため、主審により退席処分を受けることになった。

【アクヒサル市役所スポル】ミラン・ルカッチ=トルガ・ウンリュ(後半13分:ミゲル・ロペス)、ジャネル・オズマンパシャ、ミラル・サマルジッチ(後半1分:ソネル・アイドードゥ)、オルハン・タシュデレン=アブドゥル・シッソコ、イーノク・アドゥ(後半1分:リカルド・ファス・テ)=ムーダト・チェリク、オヌル・アユク、アルペル・ウルダー=ダニエル・ラルソン
【バシャクシェヒル・スポル】ウフク・ジェイラン=ジュニオール・カイチャラ、アレクサンドゥル・エピュローヌ、ジョゼフ・アタマー、アルパルスラン・エルデム=エディン・ヴィスカ、マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル(後半41分:ハカン・オズメルト)、ジェンギズ・ウンデル=ムスタファ・ペテクメク(後半22分:マルシオ・モッソーロ)、アデバヨール(後半27分:メフメット・バッタル)



イゴル・トゥドル監督に命預けます(フォトマッチ紙+TRT補綴 17. 4. 4)

セルチュク・イナン、PKを蹴る(ガラタサライ公式HP) ルーカス・ポドルスキ(ミリエット紙)  イゴル・トゥドル監督就任とともに、再び息を吹き返してきたガラタサライが、アダナ・スポルを、驚異的なサッカーでもって、これを4:0でくだし、トルコ・リーグで2位につけるバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を4と縮めた。テュルク・テレコム・アリーナで、サッカー・ショーを演じたガラタサライに、大差の勝利をもたらしたゴールは、ポドルスキ、ロドリゲス、セルチュク・イナン(2)があげたものだ。セルチュク・イナン主将は、2得点と1アシストを記録して、この試合に名を刻む選手となった。

 代表の試合でインターヴァルに入る前に、トラブゾン・スポルに敗れ、大きな落胆に包まれたガラタサライが、今度は、アダナ・スポルに向かい爆発した。この試合、早々に優位に立ったガラタサライは、セルチュク・イナンのセンタリングに、ルーカス・ポドルスキがヘッドで合わせてあげたゴール(前半25分)で、前半を、1:0と先制して終わった。後半は、ロドリゲスのゴールが早々に決まり、その後、セルチュク・イナン主将の登場となったのだった。後半2分、エレン・デルディヨクからのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入り込んだロドリゲスが、強烈なシュートを放つと、アダナ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
.  後半9分、アダナ・スポルのペナルティエリア内で、マルティン・リネスが、ディアゴとのせめぎ合いの中で、ピッチに倒れると、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はPKを指示した。同11分、このPKを、その名人芸で決めたセルチュク・イナンは、その3分後に得たPKでも、最高度の冷静さをもって、再度、ゴールネットを揺らしたのだった。このPKは、ヤシン・オズテキンが、左サイドから入れたセンタリングに対し、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審は、ヴィニキウスが、ペナルティエリア内で、そのボールに手で触れたと認定したからだった。4:0。この勝利で、バシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を4と縮めたガラタサライは、次節、アウェーで戦うバシャクシェヒル・スポルに勝てば、チャンピオンズリーグ参戦権獲得に希望が出てくる。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、セミフ・カヤ(後半23分:スナイデル)、アフメット・チャルク、ルイス・カヴァンダ=セルチュク・イナン(後半17分:トルガ・ジエルジ)、ジョスエ=ヤシン・オズテキン(後半33分:ニゲル・デ・ヨング)、ルーカス・ポドルスキ、ガリ・ロドリゲス=エレン・デルディヨク
【アダナ・スポル】チャールズ・イタンジェ=ディガオ、マウルシオ・ラモス、ディディ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=ウラディミル・コマン、レナン・ファジーニョ、サミジャン・ケスキン(前半23分:テヴフィク・アルトゥンダー)=ヴィニキウス、(後半38分:シルヴァ・レイナルド)、ゲエ・マガエ、アフメット・デレリ(後半31分:ジェム・オズデミル)



ベシクタシュ、いいところを見せる(タクヴィム紙 17. 4. 3)

オウズハン・オズヤクプ(左)ホップフ(右)(ハベル・テュルク紙) シェノル・ギュネシュ監督(左)タリスカム(右)(ヒュリエット紙)  首位に立つベシクタシュが、トルコ・リーグ第26節、ホームに迎えたゲンチレル・ビルリーイを、オウズハン・オズヤクプ、アンデルソン・タリスカ、ライアン・バベルのゴールで3:0でくだした。

 優勝争いで、首位ベシクタシュを追走するバシャクシェヒル・スポルが、勝ち点3を失った節で、更なる勝ち点差を開くチャンスを掴んだベシクタシュは、この降ってわいたチャンスを上手く活かした。ヴォーダフォン・アリーナでのこの試合、ゲンチレル・ビルリーイを、3ゴールで打ち負かしたベシクタシュは、勝ち点を58とし、2位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を5と拡げた。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、オウズハン・オズヤクプ(後半ロスタイム5分)、タリスカ(後半16分)、ライアン・バベル(後半40分)があげたものだった。
 この試合の前半、ボール支配率では、相手を上回りながらも、好機を作り出すのに苦しんでいたベシクタシュが、求めていたゴールを決めたのは、前半のロスタイムに入ってからだった。ベシクタシュは、前半ロスタイム5分に、オウズハン・オズヤクプがゴールを決め、前半を1:0とリードしたまま折り返したのだった。クアレスマがセンタリングを入れ、バベルが落としたボールが、オウズハン・オズヤクプの前に転がり、オウズハン・オズヤクプのシュートでゴールが決まり、1:0と先制したのだった。

                   タリスカの見事なフリーキック

 ベシクタシュは、タリスカの見事なフリーキックからのゴールで、スコアを2:0とした。後半16分、ゴールやや右斜め前から左足で蹴った直接ゴールを狙ったフリーキックで、点差を2と拡げた。これで、タリスカは、ベシクタシュで、今季6本目のフリーキックからのゴールを決めたことになる。

                   ライアン・バベル楔を打ち込むが如く

 この日の最後のゴールは、同41分、ライアン・バベルが決めた。ペナルティエリアの外からミサイルが如きシュートを、オランダ人選手ライアン・バベルが放つと、オーストラリア人GKホップフを捕えた。この日3度目のことだった。そして、これで、この試合のスコアが決したのだった。3:0。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス(前半44分:トルガ・ゼンギン)=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン(後半43分:ネジプ・ウイサル)、オウズハン・オズヤクプ=クアレスマ(後半39分:トルガイ・アルスラン)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメト・オウズ、ルッカス・クラロ(後半1分:ヴェダト・ムリッチ)、セルゲイ・ポリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ(後半29分:レナート・バディ・バルッフィ)=アブドゥル・カリリ、セルチュク・シャヒン=アイドゥン・カラブルト、エリック・ヨナタン・リンク(後半12分:エティエン・ヴェリコンジャ)、アヌル・カラエル=セルダル・ギュルレル



鉄人、ファン・ペルシー(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 4. 2)

ファン・ペルシー(右)を讃えるアルペル・ポトゥク(左)(フェネルバフチェ公式HP) アンドレ・ビヨゴ・ポコ(左)ハサン・アリ・カルドゥルム(右)  フェネルバフチェは、ファン・ペルシーが、後半39分にあげたゴールで、勝ち点3に手が届いた。フェネルバフチェは、バシャクシェヒル・スポルが敗れた節に、カラビュックで金の鉱脈を掘り当てた。

 フェネルバフチェが、カラビュックでのアウェー戦を、唯1点でもって制した。0:1。開始僅か2分というところで、フェネルバフチェがゴールに近づいた。イェレマイン・レンスの蹴った右コーナーキックが、相手ディフェンスからこぼれたところ、ペナルティエリア内にいたマルティン・シュクルテルがシュートを放ったが、GKアフメット・シャヒンが、これを押さえてしまった。同8分、右サイドで、イェレマイン・レンスにボールが渡ろうとした。だが、GKアフメット・シャヒンが、いいタイミングで飛び出し、イェレマイン・レンスより前にチェックに入ってしまった。同30分、ファン・ペルシーにより始まった攻撃で、まずメフメット・トパルが、次いでファン・ペルシーが、更にアルペル・ポトゥクが、シュートを試みたが、ボールは、カラビュック・スポルのディフェンダーに当たり跳ね返っただけだった。同45分、フェネルバフチェは、この試合一番の好機を得た。イェレマイン・レンスが、ペナルティエリアまで持ち込み、アフメット・シャヒンの頭越しのループシュートを狙ったが、アフメット・シャヒンはゴールを許さなかった。

                  ブラジル人GKファビアーノ・リベイロ、ゴール前に仁王立ち

  後半10分、カラビュック・スポルのブリツニチェンコが、ゴール左斜め前からフリーキックを蹴った。ペナルティエリア内へと送られたボールに、ジェイフン・ギュルセラムがヘッドで合わせた。これを、GKファビアーノ・リベイロが、見事なセーヴィングを見せゴールを許さなかった。同18分、アルペル・ポトゥクのセンタリングを、大きくクリアしようとして、ダニーが後ろに蹴ってしまった。枠に向かったボールを、アフメット・シャヒンが辛うじて防いだ。同21分、カラビュック・スポルの右サイドからの攻撃で、ポコが、ペナルティエリア内へと向けてセンタリングを入れた。セルダル・デリクタシュが、それに合わせてヘディングシュートを試みると、ボールはゴール隅を捉えていたが、ファビアーノ・リベイロが、これまたスーパーセーヴを見せた。同39分、ソウの放ったロングシュートは的外れだったが、ファン・ペルシーの前に転がった。そのボールで、ファン・ペルシーが狙いすましたシュートを放つと、アフメット・シャヒンを捕えるゴールとなったのだった。

【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=パウル。パップ、ダニー・ヌンコー、バルシュ・バシュダシュ、ラスミン・ラトヴレヴィッチ(前半38分:アンドレ・ビヨゴ・ポコ)=ジェイフン・ギュルセラム(後半41分:ムスタファ・ヤタバレ)、オラフル・スクラソン=アンドリー・ブリツニチェンコ、クリスティアン・タナセ(後半1分:セルダル・デリクタシュ)、デジャン・ラザレヴィッチ=エヴゲン・セレズノフ
【フェネルバフチェ】ファビアーノ・リベイロ=ファン・デル・ヴィール、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=イェレマイン・レンス(後半ロスタイム2分:オザン・トゥファン)、メフメット・トパル、アルペル・ポトゥク、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半23分:ヴォルカン・シェン)(後半33分:ムサ・ソウ)=ファン・ペルシー



トラブゾン・スポルに朗報、2つ(フォトマッチ紙 17. 4. 1)

エマニュエル・マス ヤン・ドゥリカ  チャイクル・リゼ戦を前に、故障者と出場停止者で苦しんでいるトラブゾン・スポルに、ドゥリカとマスからいい知らせが届いた。この2人は出場可ということだ。

 トルコ・リーグで、この日曜日にチャイクル・リゼと対戦するトラブゾン・スポルでは、故障者と出場停止者が多く苦しんでいたが、ここへきて、ドゥリカとマスから喜ばしい知らせが届いた。アルゼンチン代表がボリビア代表と戦った試合で故障を発生させたマスの治療がうまく進んでいることが明らかになったのだ。右膝内側筋に違和感を起こしていたマスへの治療が効果を発揮して、チャイクル・リゼ戦には出場できる状態だということなのだ。

                  ドゥリカは4週間ぶりに出場可

 トルコ・リーグ第21節のアンタルヤ・スポル戦で傷んだドゥリカが、4週間ぶりに、チャイクル・リゼ戦で復帰することになる。故障以後、チームに合流して練習をするようになっているスロヴァキア人ストッパーのドゥリカは、完全に恢復し、自身もいい感じなのでプレーすることを望んでいるということだ。ドゥリカ自身も、自らのソーシャルメディアを使い、「準備OK」のメッセージを発信している。



イゴール・トゥドル監督が選んだ先発の11人(フォトマッチ紙 17. 3.31)

イゴル・トゥドル監督(タクヴィム紙)  アダナ・スポル戦を前に、ガラタサライの先発メンバーが、ほぼ明らかになった。

 アダナ・スポル戦では、攻撃面に重点を置いた布陣で試合に臨むことを考えているイゴール・トゥドル監督は、練習で、若干、従前とは変化を持たせていた。「3-4-2-1」システムを捨てない同監督は、ディフェンスには、ハカン・バルタ、セミフ・カヤ、アフメット・チャルクを試していた。そして、その前には、セルチュク・イナンとジョスエを配置していた。ヤシン・オズテキンを、再び右サイドに置き、キャローレを左サイドに置いていた。FWの背後には、ブルマがいないということで、ロドリゲスとスナイデルを使い、トップにはエレン・デルディヨクを置いた。同監督が、いつでもルーカス・ポドルスキの起用に戻れることも間違いない。なお、ガラタサライは、この日曜日の夜、アダナ・スポルとテュルク・テレコム・アリーナで対戦する。



ハサン・アリ・カルドゥルム獲得作戦(タクヴィム紙 17. 3.30)

ハサン・アリ・カルドゥルム(ファナティック紙)  アドリアーノに対し、中国やカタールからそそられるオファーが届いたことが、ベシクタシュ理事会を動かした。アドリアーノを売りさばき、替わりに、今季末で契約が満了するフェネルバフチェのハサン・アリ・カルドゥルムを獲得することを考えているのだ。

 ベシクタシュに、来季、また新たなフェネルバフチェの選手が加わるかもしれない。昨季、ジャネル・エルキンとギョクハン・ギョヌルを、移籍金なしで、フェネルバフチェから獲得したベシクタシュは、この度は、ハサン・アリ・カルドゥルムを、獲得リストの筆頭に上げているのだ。ベシクタシュ理事会は、アドリアーノに対し、中国やカタールからオファーが来ていることで、アドリアーノを天文学的数字で売りさばき、ハサン・アリ・カルドゥルムを、移籍金なしで獲得しようと考えている。アドリアーノ獲得に向け、1千万EUROでオファーが舞い込んできたことは、ベシクタシュ理事会の欲望を膨らませ、ハサン・アリ・カルドゥルム獲得に向けての動きを執らせたと、消息筋は伝えている。アドリアーノの代理人と極秘裏に会談を持ち、重要な成果があったことが明らかになってきている。

                  ベシクタシュ、急いで歩を進める

. ベシクタシュ理事会は、来季に向けての見通しを話し合ったことが明らかになっているが、シェノル・ギュネシュ監督が、ハサン・アリ・カルドゥルム獲得について積極的な考えを明らかにしたことも判ってきている。同監督が、「ハサン・アリ・カルドゥルムは、私の好きな選手だ。ベシクタシュに大きく貢献してくれるはず」と発言したことで、ベシクタシュ理事会の動きが早まったのだ。こういった話を耳にしたハサン・アリ・カルドゥルムは、ベシクタシュに熱い視線を向けている。



大衝撃! ブルマが3週間欠場(タクヴィム紙 17. 3.29)

ブルマ(イエニ・シャファク紙)  ポルトガルU21代表の合宿で故障を発生させた若きスター選手ブルマは、脚裏の筋肉に異常があり、3週間、ピッチに立てないことが公表された。

 最近、故障者の発生で、大きな苦悩に包まれているガラタサライに、更に新たな故障者が生まれてしまった。ポルトガルU21代表から故障を抱え戻って来たアルミンド・ブルマは、昨日受けた検査の結果、右脚大腿部裏の筋肉に異常が発生していることが明らかになったのだ。

                  トゥドル監督には大打撃

 メディカルチームは、直ちに治療を開始したが、ブルマの復帰までには3週間を要することが明らかになった。この悪い知らせに揺れるイゴル・トゥドル監督は、ブルマの替わりには、ガリィ・ロドリゲスを起用するものと思われる。

                  ダービーマッチには出場可能

 故障で衝撃を与えたブルマは、これで、アダナ・スポル戦とバシャクシェヒル・スポル戦には出場は難しい。しかし、国民投票の実施のため、1週間延期されることになったフェネルバフチェとのダービーマッチには、ピッチに立つことになる。



トルコ代表の未来は輝く(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 3.28)

アフメット・チャルク(トルコ・サッカー協会公式HP) オカイ・ヨクシュル(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ代表は、エスキシェヒルで行われた親善試合で、エムレ・モル、アフメット・チャルク、ジェンギズ・ウンデルのゴールで、モルドヴァ代表を粉砕した。この3人の代表選手は、トルコ代表としては初めてのゴールとなった。エスキシェヒルで行われた初の代表の試合で、若きトルコ代表を大きくしたのだった。

 トルコ代表が、親善試合で、モルドヴァ代表に、3:1で勝った。前半4分、シェネル・オズバイラクルが、右サイドから、ペナルティエリア内へと送ったグランダーのセンタリングに合わせて動き出したオウズハン・オズヤクプが、ペナルティエリアの外から左足を振りぬいたシュートは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。同14分、トルコ代表はゴールを決めた。オウズハン・オズヤクプのスルーパスに反応したエムレ・モルが、GKパシェンコを抜き、左足でシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしたのだった。同24分、エムレ・チョラクが蹴った左コーナーキックに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたアフメット・チャルクがヘッドで合わせると、これまた相手ゴールネットを揺らしたのだった。同40分、エムレ・チョラクが蹴ったフリーキックが直接ゴール隅を捉えたが、モルドヴァ代表のGKが、際どく外に出すことに成功した。

                  3点目は、今後長く語り継がれるもの

 後半6分、オカイ・ヨクシュルのパスを受けたジェンギズ・ウンデルが、ペナルティエリアの外の遠いところから左足を振りぬくと、強烈な、見事なシュートとなり、これが、相手のゴールネットに突き刺さったのだった。同32分、シェネル・オズバイラクルが、右サイドからセンタリングを入れた。枠を捉えたボールを、際どく、モルドヴァ代表のGKがコーナーキックへと逃げた。同ロスタイム2分、モルドヴァ代表にゴールが生まれた。ジンサリが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み、シェネル・オズバイラクルを、いいフェイントを見せかわし、強烈なシュートを放つと、トルコ代表のゴールネットが揺れたのだった。

【トルコ代表】オヌル・レジェプ・クヴラク(後半1分:ハルン・テキン)=シェネル・オズバイラクル、アフメット・チャルク、チャーラール・ソユンジュ、ギュライ・ヴラル=オウズハン・オズヤクプ(後半20分;デニズ・トゥルンチ)、オカイ・ヨクシュル=エムレ・モル(後半37分:ユヌス・マル)、エムレ・チョラク(後半24分:カーン・アイハン)、ジェンギズ・ウンデル(後半37分:ジェンク・トスン)=エネス・ウナル(後半30分:セルダル・ギュルレル)



ギョクハン・ギョヌルが、優勝に向け魂を注入(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 3. 5)

ギョクハン・ギョヌル(ベシクタシュ公式HP) レジェプ・ニヤズ(左)タリスカ(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、終盤は難しくなったチャイクル・リゼ戦を、ギョクハン・ギョヌルのあげた唯一のゴールでくだし、優勝街道を歩み続けた。

 ベシクタシュは、ひたすた優勝へと駆けていっている、、、。昨夜、チャイクル・リゼをヴォーダフォン・アリーナに迎えた首位のベシクタシュは、最少得点で勝ち点3を得た。1:0。試合数が多い中だが、これで、ベシクタシュは、バシャクシェヒル・スポルに勝ち点で7、ガラタサライには13、フェネルバフチェには15の差をつけることになった。

                  ギョクハン・ギョヌル、ベシクタシュ入り後初得点

 前半2分、ベシクタシュのディフェンダーの裏を取ったエドモウスキが、ペナルティエリアへセンタリングを入れると、絶好の位置にいたクウェーケだったが、シュートが悪く、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行った。同37分、スピードに乗ったチャイクル・リゼの攻撃で、ペナルティエリア・ライン上からのレジェプ・ニヤズの放ったシュートは、ベシクタシュのディフェンスから跳ね上がり、バーの僅か上を越えて出て行き、コーナーキックへと変わった。同40分、ベシクタシュにゴールが生まれた。左サイドからアドリアーノがパスを出すと、ニアサイドにいたジェンク・トスンは触れることができなかったが、ファーサイドにいたギョクハン・ギョヌルが触れるとゴールが決まった。1:0。

                  終盤、緊迫

 後半12分、ゴール左斜め前からタリスカが蹴ったフリーキックは、GKディアッロが押さえた。同29分、チャイクル・リゼのディフェンスが大きなミスを犯した。だが、アブバカルよりも早く動き出していたGKディアッロが、足でもって危険を回避するのに成功した。同43分、チャイクル・リゼが、信じられないゴールの逸し方を見せた。ヤークービのスルーパスに反応して、ベシクタシュのディフェンスの裏を取ったクウェーケが、GKと1対1となった。クウェーケが、ボールを足元に持ってこようと時間を使ったために、アトゥンチ・ヌカンが間に入り込んでしまい、とっても大きなチャンスを、チャイクル・リゼは生かすことができなかった。このとき、アトゥンチ・ヌカンがピッチに倒れ込んだとき、腕をわざとボールに持って行ったとして、チャイクル・リゼの選手たちは、PKを求める抗議を行っていた。同ロスタイム4分、チャイクル・リゼが、もう一度、ゴールに近づいた。コーナーキックに対し、ファブリシオが、タイミングよく前に出て、ゴールを許さなかった。ベシクタシュは、このように苦しんだにも拘わらず、勝利を得たのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、アトゥンチ・ヌカン、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ(後半43分:ギョクハン・インレル)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ(後半19分:トルガイ・アルスラン)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半29分:ヴァンサン・アブバカル)
【チャイクル・リゼ】アブドゥラエ・ディアッロ=オルハン・オヴァジュクル、モハメド・アリ・ヤークービ、ゴッドフリー・オボアボナ、ドゥルガム・イスマイル(後半41分:オズギュル・チェク)=ロビン・ヤルチュン、マルワーヌ・サーダネ(後半14分:ヤコブ・ヤンチェル)、ノサ・イジーボル(後半21分:パトリック・ツズンスキ)=レジェプ・ニヤズ=クウェーケ・レオナルド、オサジ・ブライト・エドモウスキ



オカイ・ヨクシュルのゴールで5位に上がる(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 3. 4)

ダニー(左)ロダレガ(右)(ヒュリエット紙) オカイ・ヨクシュル(フォトマッチ紙)  今季前半、サポーターを悲しませたトラブゾン・スポルが、登坂を登り切り、勝ち点も35に達した。後半に入り、負け知らずのトラブゾン・スポルは、7試合戦い、勝ち点17を手にしている。

 トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグでカラビュック・スポルを1:0で退けた。前半24分、ペナルティエリア内で、メジャーニがオカイ・ヨクシュルにボールを預けた。オカイ・ヨクシュルが、至近距離からシュートを狙うも、うまくヒットせず、ボールは右サイドへと流れた。右サイドから、ペレイラが内へと入れると、カラビュック・スポルのディフェンスが、辛うじて応対することができた。同29分、ポコのパスを受けたトゥラオレが、最後の詰めをすることができず、攻撃が大きくなる前に終わってしまった。同40分、カラビュック・スポルが、とっても大きなチャンスを生かすことができなかった。ラトヴレヴィッチが、左サイドからセンタリングを入れると、いい位置にいたセレズノフが、ダイレクトでシュートを試みた。だが、ボールは、サイドバーを際どく逸れて外に出て行った。前半の最後、ユスフ・ヤズジュが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKアフメットが、際どくコーナーへと逃げた。

                  ユスフ・ヤズジュ、がら空きのゴールに決められず

 後半8分、ペレイラが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でロダレガが、ヘッドで合わせた。ダニーに当たったボールは、そのあと上のバーにも当たってコーナーキックと変わった。同10分、トラブゾン・スポルが先制した。ユスフ・ヤズジュの蹴ったコーナーキックに、ファーサイドにいたオカイ・ヨクシュルが、とってもいいジャンプを見せ、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。同35分、ロダレガが、GKアフメット・シャヒンと1対1となったところで、ボールを横にいたユスフ・ヤズジュに渡した。いい位置にいたユスフ・ヤズジュは、ボールをダイレクトに打つのではなく、コントロールをしてからシュートを打とうとしたため、ボールは、相手ディフェンダーに当たりコーナーへと変わってしまった。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、カール・メジャーニ、エマヌエル・マス=オジェニ・オナジ、オカイ・ヨクシュル=オルジャイ・シャハン、ユスフ・ヤズジュ(後半41分:ダメ・ンドエ)、ファビアン・カスティリョ(後半30分:アイタッチ・カラ)=フーゴ・ロダレガ(後半44:ゼキ・ヤウル)
【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=ケリム・ゼンギン、ダニー・ヌンコー、ヴァレリカ・ガマン、モリウス・ヴァレリカ・ガマン、ラスミン・ラトヴレヴィッチ=バルシュ・バシュダシュ(後半17分:ムスタファ・ヤタバレ)=アブドゥ・トゥラオレ、ジェイフン・ギュルセラム、アンドレ・ビヨゴ・ポコ、クリスティアン・タナセ(後半29分:デジャン・ラザレヴィッチ)=エヴゲン・セレズノフ(後半38分:イルハン・デペ)



そうだ、フェネルバフチェがいたんだ(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 3. 3)

ダグラオ(左)イェレマイン・レンス(右)(フェネルバフチェ公式HP) フェルナンダオ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグで勝ち点5を失った相手カイセリ・スポルと対戦、トルコ杯では盛り上がった。フェネルバフチェは、厳しいアウェー戦で、フェルナンダオ(2)とエルカンのオウンゴールで、点差を開けて勝った。これで、第2戦に向け、フェネルバフチェはアドヴァンテージを得たのだった。

 フェネルバフチェは、トルコ杯では、前途洋洋だ。トルコ杯準々決勝第1戦で、カイセリ・スポルを、アウェーで、0:3のスコアでくだし、第2戦に向け、アドバンテージを手にしたのだった。前半4分、ジョゼフ・デ・ソーサが、フェルナンダオにパスを出した。しかし、GKムアッメルが、うまいタイミングで前に出て、このボールをコントロールした。同42分、シェネル・オズバイラクルが、右サイドから入れたセンタリングに、オザン・トゥファンがヘッドで合わせたが、ボールは、GKのムアッメルがキャッチした。同45分、イェレマイン・レンスが動き出そうとしたとき、ボールがマビアラの手に当たった。それで与えられたフリーキックを、イェレマイン・レンスが早く蹴ると、そのボールがフェルナンダオに渡った。フェルナンダオは、一瞬、GKと1対1となったところ、シュートを放つとゴールが決まったのだった。これで、フェネルバフチェが0:1と先制した。カイセリ・スポルの選手たちは、このゴールについて、長い時間、主審に抗議を行っていた。そして、前半は、フェネルバフチェが、0:1とリードしたまま終わった。

                  後半は、フェネルバフチェが試合を支配

 後半1分、ギュライがウエリトンにパスを送ろうとした。だが、ファビアーノ・リベイロが、タイミングよく前に出て、ボールを押さえた。同26分、速い攻撃に入ったフェネルバフチェは、フェルナンダオが、ボールをメフメット・トパルに出した。メフメット・トパルは、ドリブルで前へ進んだあと、再びボールをフェルナンダオに返した。すると、フェルナンダオが、この日自身の、またチームの2点目となるゴールを決めたのだった。これで、フェネルバフチェは、スコアを0:2としたのだった。同31分、ジョゼフ・デ・ソーサのパスをペナルティエリアで受けたシェネル・オズバイラクルが、右コーナ際から中へと入れた。そのパスコースに入ったエルカン・カシュが、ゴールライン方向へと蹴り出そうとしたが、ボールは自ゴールに飛び込んでしまった。0:3。そして、フェネルバフチェは、このスコアのまま勝ちを収めたのだった。

【カイセリ・スポル】ムアッメル・ユルドゥルム=ハカン・アスランタシュ(後半15分:ウムト・ブルト)、ダグラオ、ラリー・マビアラ、レヴェント・ギュレン=クビライ・ソンメズ、サンバ・ソウ=ジョエル・ランドゥリ・ツァファク・ンゲモ(後半23分:デニズ・トゥリュチ)、アレン・トゥラオレ(前半19分:ギュライ・ヴラル)、エルカン・カシュ=ウェリトン
【フェネルバフチェ】ファビアーノ・リベイロ=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=イェレマイン・レンス、オザン・トゥファン、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アルペル・ポトゥク(後半37分:イスマイル・キョイバシュ)=フェルナンダオ(後半29分:ムサ・ソウ)



スナイデルとセルチュク・イナンは控えに(ヒュリエット紙 17. 3. 2)

イゴル・トゥドル監督(ファナティック紙) スナイデル(ファナティック紙) セルチュク・イナン(ヒュリエット紙)  ガラタサライの監督に就任後2試合で、まだ勝利を得ていないイゴル・トゥドル監督は、特にベシクタシュとのダービーマッチでいいところを出せなかった選手たちを外す決定をした。

 アンタルヤ・スポル戦では、異なった先発メンバーを組もうと考えている同監督は、ダービーマッチで途中交替させたセルチュク・イナンとウイスリー・スナイデルの見どころのないプレーぶりに、心穏やかではないと言われている。
 この2人のスター選手は調子を落としていると看ている同監督は、調子が上がらなければ、スナイデルとセルチュク・イナンのいずれか1人を、アンタルヤ・スポル戦では控えに回すことを考えていることが明らかになっている。

                  ジョスエとトルガイを準備させている

 アンタルヤ・スポル戦で送り出す先発メンバーを、この週を通じて行われる練習の様子に基づいて作り上げるつもりをしている同監督は、特に中盤で、相手選手を弱める仕事のできる選手を起用するつもりだ。このため、走って、戦うことのできる選手の必要性を感じている同監督は、セルチュク・イナンとスナイデルの替わりとして、トルガ・ジエルジとジョスエに準備をさせていると言われている。



トラブゾン・スポル、ユスフ・ヤズジュとの契約を延長(イエニ・シャファク紙 17. 3. 1)

ユスフ・ヤズジュ(ファナティック紙) オカイ・ヨクシュル エステバン(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、若いユスフ・ヤズジュとの2020年までの契約を、2022年まで延長した。トラブゾン・スポルは、ユスフ・ヤズジュに次いで、オカイ・ヨクシュルとエステバンとの契約も延長するつもりだ。

 トラブゾン・スポルの下部組織で育ち、昨季、サディ・テケリオウル監督によりトップチームに引き上げられた20歳のMFユスフ・ヤズジュは、今季のトルコ杯で見せたプレーで、トラブゾン・スポルにとってかけがえのない選手となった。
 メフメット・エキジが外れたあと、出場のチャンスを掴み、そのチャンスを我がものとしたユスフ・ヤズジュは、トラブゾン・スポルと2020年まである契約を、2022年まで延長することになった。トラブゾン・スポルが、それ以上の長期契約をすることは、トルコ・サッカー協会の規定に抵触する。規定に拠れば、1つのクラブができる最大契約年数は5年と定められているのだ。

                  次は、オカイ・ヨクシュルとエステバン

 将来を睨んだ選手構成を考えているトラブゾン・スポル理事会は、ユスフ・ヤズジュに次いで、オカイ・ヨクシュルとエステバンとも、契約延長をしたいと考えている。トラブゾン・スポルとの契約が、2018年で満了するオカイ・ヨクシュルとトラブゾン・スポル側との交渉が継続中であり、両者の合意も近いということが明らかになっている。
 トラブゾン・スポルの若きスター選手オカイ・ヨクシュルは、トラブゾン・スポルに残留したい旨を、クラブ側に伝えていることも明らかになっている。トラブゾン・スポルは、また、GKエステバンとの契約も延長したいと考えている。今季末で、トラブゾン・スポルとの契約が満了するコスタリカ人選手エステバンとの交渉を続けているトラブゾン・スポルは、近々、この選手とも契約延長をすることを考えているのだ。



ガラタサライ 0:1 ベシクタシュ(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 17. 2.28)

タリスカ(ベシクタシュ公式HP) ライアン・バベル(左)セミフ・カヤ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナにベシクタシュを迎えた。試合は、ベシクタシュが0:1とリードしたまま終わった。

 ガラタサライは、ピッチに「7月15日を忘れるものではない」との横断幕を持って登場したが、ガラタサライのサポーターは、初めてテュルク・テレコム・アリーナに、ガラタサライの監督として登場したイゴル・トゥドル監督に歓迎の意思表示をしていた。
 最初の10分間、プレスを効かし、ボールを奪い取り、チャンスを作り出そうとしていたガラタサライだったが、ラストパスが通らず、ファブリシオ・ラミレスを苦しめるには至らなかった。前半31分、ポドルスキが、キャローレを走らせた。キャローレは、ボールを内へと入れても、がら空きとなっていたゴール前には、誰も詰めていなかった。そのボールが流れたところ、ファーサイドのいい場所にヤシン・オズテキンがいたが、ゴールを決めることは叶わなかった。プレッシャーを強めていったガラタサライは、ポドルスキが、遠目からシュートを試みたが、ボールは、ファブリシオ・ラミレスがキャッチした。そして、前半、両者無得点のまま終わった。
 後半開始早々、ベシクタシュがゴールを決めた。同2分、ゴール右斜め前、ペナルティエリアのすぐ手前で、タリスカがフリーキックを蹴ると、ボールは、壁に入っていたブルマに当たると、GKムスレラの判断を誤らせ、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。同14分、ブルマが、フェイントをかけながら持ち込み、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たったが、GKファブリシオ・ラミレスが押さえた。プレッシャーを強めていったガラタサライは、相次ぐチャンスで、ベシクタシュのゴールマウスに迫っていった。ブルマのシュートは、相手ディフェンダーが、際どくパスコースに入り、また、スナイデルのパスは、トルガ・ジエルジが、ボールをうまくコントロールできず、得点にはならなかった。同33分、ロドリゲスが、右サイドで、ゴールライン際からボールを中へ入れたが、最後を決めることができなかった。同37分、キャローレが、左サイドで、ゴールライン際まで持ち込みセンタリングを入れた。ポドルスキが、フリーの状態でボールを得た。だが、放ったシュートは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。結局、試合は、0:1のまま終わった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=セミフ・カヤ、オーレリアン・シェデュー、ハカン・バルタ、リオネル・キャローレ=セルチュク・イナン(後半15分:トルガ・ジエルジ)、ニゲル・デ・ヨング=ヤシン・オズテキン(後半30分:ガリ・ロドリゲス)、スナイデル(後半30分:エレン・デルディヨク)、ブルマ=ルーカス・ポドルスキ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル(後半22分:アンドレアス・ベック)、マルセロ・ゲデス、アトゥンチ・ヌカン、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ(後半38分:ギョクハン・インレル)=クアレスマ、タリスカ(後半26分:トルガイ・アルスラン)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン



どうなるのか、今のフェネルバフチェの状態は(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 2.27)

ファン・デル・ヴィール(左)マルシーニョ(右)(フェネルバフチェ公式HP) バルシュ・ヤルドゥムジュ(左)オザン・トゥファン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、前半11分のセファ・ユルマズのゴールに対し、同23分、イェレマイン・レンスのゴールでお返しをした。フェネルバフチェが見せた悪いサッカーは、サポーターたちを狂わせた。

 フェネルバフチェが、トルコ・リーグでガジアンテップ・スポルと1:1で引き分けた。前半11分、ホームのガジアンテップ・スポルがゴールを決めた。ガジアンテップ・スポルの攻撃で、ペナルティエリアでボールを得たナビル・ギラスが、相手選手をすり抜け、そしてシュートを放った。フェネルバフチェのGKファビアーノ・リベイロは、このシュートを防いだが、跳ね返りのボールを、詰めていたセファ・ユルマズがゴール に変え、ガジアンテップ・スポルが1:0と先制した。同23分、フェネルバフチェの攻撃で、右サイドでボールを得たアルペル・ポトゥクが、センタリングを入れた。そのボールに、イェレマイン・レンスが合わせるとゴールが決まり、同点となった。同30分、アルペル・ポトゥクのディフェンダーの裏を取るパスを受けたヴォルカン・シェンが、GKと1対1となりかけたところ、その間に入り込んだディフェンダーが大きくクリアしてしまった。同40分、フェネルバフチェが、とってもゴールに近づいた。スピードに乗った攻撃で、ペナルティエリアでボールを得たイェレマイン・レンスが、ムサ・ソウのパスを出した。そのソウがシュートを試みると、ボールはGKを抜けたが、ディフェンダーが、ゴールライン際からクリアしてしまった。

                   ガジアンテップ・スポル、後半ロスタイム5分に勝利を逃す

 後半12分、イェレマイン・レンスがレイスをかわし、シュートを放った。だが、GKヴィクトルが、これを防いだ。同23分、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から、マルシーニョが強烈なシュートを放つと、GKファビアーノ・リベイロが、辛うじてコーナーキックへと替えることができた。同39分、右コーナーキックをイェレマイン・レンスが蹴ると、ニアサイドにいたマルティン・シュクルテルが、右足でボールに触れると、GKヴィクトルからこぼれたボールを、最後にはディフェンダーがコーナーへと逃げた。同42分、フェルナンダオが、ペナルティエリアの外から放ったミサイル弾は、GKヴィクトルがコーナーへと逃げた。同44分、イェレマイン・レンスのスルーパスを受けたフェルナンダオは、GKをもかわした。そして、がら空きのゴールマウスにボールを送ろうとしたが、ガジアンテップ・スポルのディフェンダーが、ゴールライン際からクリアした。同ロスタイム5分、ナビル・ギラスのパスを受け、ゴール前に迫ったエヴァンス・カングゥアが、ゴールかと思えた好機を生かすことができなかった。

【ガジアンテップ・スポル】ヴィクトル・パウロ=マルコス・ペドゥロソ(後半1分:ムサ・ニザム)、バルシュ・ヤルドゥムジュ、ワッラース、エルヤサ・スメ=ムハッメド・ファタウ、セルゲイ・キスリャク=セファ・ユルマズ(後半16分:オルカン・チュナル)、マルシーニョ(後半38分:エヴァンス・カングゥア)、アニス・ベン・ハティラ=ナビル・ギラス
【フェネルバフチェ】ファビアーノ・リベイロ=ファン・デル・ヴィール、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=イェレマイン・レンス、オザン・トゥファン、メフメット・トパル、アルペル・ポトゥク(後半31分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、ヴォルカン・シェン(後半27分:アートゥフ・シェシュー)=ムサ・ソウ(後半27分:フェルナンダオ)



失速、トラブゾン・スポル(ミリエット紙+TRT&ハベル・テュルク紙補綴 17. 2.26)

ハリル・イブラヒム・ソンメズ(左)ムスタファ・アクバシュ(右)(ヒュリエット紙) ディミタル・ランゲロフ(左)ジョアオ・ペレイラ(右)(ミリエット紙)  UEFA欧州リーグへの参戦権獲得を目標とするトラブゾン・スポルが、アンタルヤ・スポルが勝ち点を取れなかった節に、そのチャンスを生かすことができなかった。1:1。

 トラブゾン・スポルは、コンヤ・スポルとのアウェー戦の前半を、お互いに無得点で推移したが、後半早々に、ランゲロフのフリーキックからのゴールを許してしまった。ロダレガが、初ゴールを決め同点に追いついたものの、勝ち点3を得るには至らなかった。5位に上がるチャンスがありながら、その目標に至ることはなかった。
 トラブゾン・スポルは、コンヤ・スポルとのアウェー戦を、1:1と引き分けてしまった。これで、2試合連続で、勝ち点1に甘んずることになった。2017年に入って、無敗記録を続け、注目を集めているトラブゾン・スポルと、トルコ・リーグの後半戦に入り、不調に陥り、ここ3試合、勝利に見放されているコンヤ・スポルとが、勝ち点を分け合う結果となった。
 トラブゾン・スポルは、エルスン・ヤナル監督が理想としたメンバー構成で、「4-2-3-1」システムを採用し、他方、コンヤ・スポルは、アイクト・コジャマン監督が、ツートップに近い「4-4-1-1」システムを採り、試合に臨んだ。前半9分、左サイドからスピードに乗って駆け上がったランゲロフが、3人の相手選手が追いかけるなか、ゴール斜め前から強烈なシュートを放った。同10分、ハリル・イブラヒム・ソンメズの左サイドからのパスを、ペナルティエリア・ライン上で得たヴォルカン・フンドゥクルが、インサイドできれいなシュートを放ったが、GKオヌル・レジェプ・クヴラクがパンチングで防ぐと、ボールは上のバーに当たり、コーナーキックへと替わった。
 同12分、ユスフ・ヤズジュのクレヴァーなパスを受けたカスティリョが、GKセルカンと1対1となった。同20分、スピードに乗ったコンヤ・スポルの攻撃で、中盤で奪い取ったボールを、ペナルティエリア・ラインまで持ち込んだランゲロフが、ゴール左斜め前の絶好の位置にいたハジャメトヴィッチに出した。ハジャメトヴィッチは、狙いすましたシュートを放ったが、GKオヌル・レジェプ・クヴラクがゴールを許さなかった。そして、トラブゾン・スポルのディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 スピード豊かに始まった前半だったが、終盤にはテンポが落ちてしまったが、後半は、また様相の全く違った展開となった。同1分、コンヤ・スポルが、ペナルティエリアの外で、バジッチが、アイタッチ・カラとのせめぎ合いのなか倒れると、フリーキックを獲得した。このフリーキックを蹴ったランゲロフが、直接ゴールを狙うと、ボールは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクの右を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。だが、意気消沈することのなかったトラブゾン・スポルは、同9分、オルジャイ・シャハンが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込んだボールを受けたフーゴ・ロダレガがシュートを放つと、ゴールが決まった。
 オルジャイ・シャハンの意欲的なプレーが、チームを引っ張ったが、同33分、カスティリョとユスフのパス交換から、オルジャイ・シャハンはシュート・チャンスを得たが、結果には繋がらなかった。同36分、ダグラスの左サイドからのパスを受けたバジッチのシュートは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクがゴールを許さなかった。同38分、ホームのコンヤ・スポルは、ペナルティエリアの外、ゴールマウスを正面から見える位置でフリーキックを得た。ダグラスが蹴ったフリーキックは、バーを直撃し、ボールは跳ね返されてしまった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヤゴス・ヴコヴィッチ、バリー・ダグラス=モリケ・フォファナ、ヴォルカン・フンドゥクル、ジャン・ジョンソン(後半21分:アリ・チャムダル)、アミル・ハジャメトヴィッチ=ディミタル・ランゲロフ(後半44分:デニ・ミロセヴィッチ)、ハリル・イブラヒム・ソンメズ(後半1分:リアド・バジッチ)
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ムスタファ・アクバシュ(後半1分:アイタッチ・カラ)、エマヌエル・マス=カール・メジャーニ、オジェニ・オナジ(後半44:ゼキ・ヤウル)=オルジャイ・シャハン、ユスフ・ヤズジュ、ファビアン・カスティリョ(後半38分:マトゥス・ベロ)=フーゴ・ロダレガ



カスムパシャ 4:0 ブルサ・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 2.25)

バッターシャ(左)ヴェイセル・サル(右)(ブルサ・スポル公式HP) コイタ(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、カスムパシャが、4:0でブルサ・スポルをくだした。これで、カスムパシャは、ホームで、バシャクシェヒル・スポルに次いでブルサ・スポルをも4点を入れてくだしたことになる。

 トルコ・リーグ第22節、カスムパシャは、ホームにブルサ・スポルを迎えた。ブルサ・スポルのエルトゥールル・エルソイが、ペナルティエリア内で手でボールに触れると、前半42分、オズギュル・ヨンカヤ主審は、PKを指示するとともに、エルトゥールル・エルソイにレッドカードを出し、退場処分とした。このPKを、ティティが決め、カスムパシャが1:0と先制した。そして、前半は、1:0のまま終わった。
 後半、完全に試合の主導権を握ったカスムパシャは、同18分、23分にはコイタが、同32分にはトゥナイ・トルンが、相次いでゴールを決めた。同18分、ブルサ・スポルが攻撃に出たところ、カスムパシャにボールを奪われ、更に、トゥナイ・トルンが、ディフェンスの裏に放り込むパスを入れた。そのボールを得て、GKと1対1となったコイタが、グランダーのシュートを放つと、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。同23分、左サイドから、オリヴィエ・ヴェニョーがセンタリングを入れると、走り込んで来たコイタが、ペナルティエリア内で、左足を合わせると、3:0となるゴールが決まったのだった。同32分、アデム・ブユックのパスを、ペナルティエリアのゴール右前で得たトゥナイ・トルンがシュートを放つと、ボールはブルサ・スポルのゴールネットを揺らした。4:0。これで、カスムパシャは、ホームで、バシャクシェヒル・スポルに次いで、ブルサ・スポルをも4:0で退けるということになった。
 この結果、カスムパシャは勝ち点を28とし、勝ち点でブルサ・スポルに並んだ。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、ラレト・サディク、オリヴィエ・ヴェニョー=アブドラハ・ドゥラク、ストゥラヒル・ポポフ、アンドレ・カストロ(後半26分:クリスティアン・ダヴィド・ガンカ)=ベンガリ・コイタ(後半38分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)、アデム・ブユック(後半38分:サミュル・エドゥオク)、トゥナイ・トルン
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=エルトゥールル・エルソイ、トマス・シヴォク、オヌル・アタサヤル(後半1分:シャミル・チナズ)、アズィズ・ベヒッヒ=ボバン・ジョヴィッチ、リカルド・ファティ=クリストバル・ヨルゲラ(後半29分:シナン・バクシュ)、パブロ・バッターシャ、スタンク=クビライ・カナトスズクシュ(後半23分:メルト・オルネク)



ベシクタシュ 2:1 ハポエル・ベエルシェバ(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 2.24)

ジェンク・トスン(右)(ベシクタシュ公式HP) ヴァンサン・アブバカル(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、第1戦で1:3で勝ったハポエル・ベエルシェバを、第2戦でも2:1でくだした。これでベシクタシュは、UEFA欧州リーグの16強に進出することになった。

 トルコを代表して欧州リーグに参戦しているベシクタシュは、第1戦で1:3で勝ったハポエル・ベエルシェバを、ヴォーダフォン・アリーナで2:1でくだした。そして、その名を、上位進出へと刻んだのだった。
 ベシクタシュでは、ファブリシオ・ラミレス、マルセロ・ゲデス、アトゥンチ・ヌカン、タリスカ、クアレスマ、ライアン・バベルが、前の試合から引き続き出場した。シェノル・ギュネシュ監督は、ギョクハン・ギョヌルを休ませ、その替わりに、右サイドバックには、レッドカードによる出場停止で、ハポエル・ベエルシェバとの第1戦では、登録メンバーから外れたが、出場停止が解かれたアンドレアス・ベックが起用された。
 サポーターの声援を背に受け、いい始まり方をしたベシクタシュは、前半17分、60日ぶりに先発メンバーに復帰したアブバカルの素晴らしいゴールで、1:0と先制した。左サイドで生まれたベシクタシュの攻撃で、ライアン・バベルが、ボールを中へ入れると、相手ディフェンスが大きくクリアしようとしたボールが、アブバカルの前に転がったところ、そのアブバカルが強烈なシュートを放つと、ハポエル・ベエルシェバのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールのあと、相手に対するプレッシャーを高めていったベシクタシュは、ハポエル・ベエルシェバのゴールを、封鎖下に置くほどであった。だが、前半は、ベシクタシュが1:0とリードしたまま終わったのだった。
 後半に入り、同19分、ハポエル・ベエルシェバが、アンソニー・ンワケメのゴールで、同点に追いついた。左サイドから起こったハポエル・ベエルシェバの攻撃で、ガディルがセンタリングを入れると、そのボールを、ペナルティエリア内で得たンワケメがシュートを放つと、ボールは、ベシクタシュのゴールネットを揺らしていた。1:1。同34分、アブバカルに替わって投入されたジェンク・トスンが、同42分、ベシクタシュに勝利をもたらすゴールを決めた。左サイドでボールを得たジェンク・トスンが、相手選手をすり抜け、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放つとゴールが決まったのだった。この結果、ベシクタシュは2:1で勝利を収め、その名を16強に刻んだのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アンドレアス・ベック、マルセロ・ゲデス、アトゥンチ・ヌカン、ドゥスコ・トシッチ=ギョクハン・インレル、ネジプ・ウイサル(後半26分:オウズハン・オズヤクプ)=クアレスマ(後半16分:トルガイ・アルスラン)、タリスカ、ライアン・バベル=ヴァンサン・アブバカル(後半34分:ジェンク・トスン)



落胆、、、涙、そして、文句(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 2.23)

シェネル・オズバイラクル(左)(フェネルバフチェ公式HP) マルティン・シュクルテル(左端)シモン・ケール(右端)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、マルティン・シュクルテルの大きなミスで、開始僅か7分でリードを許してしまった。前半41分、マルティン・シュクルテルのゴールで同点に追いついた。だが、勝ち上がりに必要な更なるゴールは生まれなかった。

 フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグ32強の戦いの第2戦で、クラスノダールと1:1で引き分けてしまい、敗退が決まってしまった。前半6分、フェネルバフチェは、とってもゴールに近づいた。イェレマイン・レンスが蹴ったショートコーナーキックのあと、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たソウが、ダイレクト・シュートを試みた。ボールは、GKクリチュクから跳ね返ったあと、ゴール前の混戦のなか、再びソウに渡った。ソウが放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同7分、アウェーのクラスノダールが先制した。マルティン・シュクルテルのミスパスの結果、中盤でボールを奪ったガズィンスキが、ダイレクトパスをスモロフに送った。スモロフが、ペナルティエリア・ラインのゴール左前からシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。

                 ムサ・ソウ、難しくしてしまった

 同35分、シェネル・オズバイラクルのセンタリングを、GKクリチュクがパンチングで防いだが、ボールは遠くには跳ばなかった。ペナルティエリア内でボールを得たアルペル・ポトゥクが、横のソウに渡した。ソウは、がら空きとなっていたゴールにシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。同41分、イェレマイン・レンスの蹴った左サイドからのフリーキックに合わせて、ジョゼフ・デ・ソーサがヘディングシュートを試みると、ボールは、GKからこぼれ、バーに当たり跳ね返った。そのボールを、マルティン・シュクルテルがゴールに放り込んだ。1:1。後半5分、ラミレスが、ペナルティエリア内でシェネル・オズバイラクルをすり抜け、シュートを放ったが、バーに嫌われてしまった。同15分、イスマイル・キョイバシュが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から、強烈なシュートはを放ったが、GKクリチュクが、際どくパンチングで防ぎコーナーへと逃げた。同36分、ヴォルカン・シェンの左サイドからのセンタリングのボールが、カレシンの顔面を直撃した。そのため、両チームの選手間に一触即発の空気が生まれてしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル(後半26分:ファビアーノ・リベイロ)=シェネル・オズバイラクル(後半26分:ヴォルカン・シェン)、マルティン・シュクルテル、シモン・ケール、イスマイル・キョイバシュ=イェレマイン・レンス、メフメット・トパル、アルペル・ポトゥク、ジョゼフ・デ・ソーサ、ムサ・ソウ(後半26分:フェルナンダオ)=ファン・ペルシー



同じ戦術にこだわらない(タクヴィム紙 17. 2.22)

イゴール・トゥドル監督(ヒュリエット紙)  就任後初采配となったチャイクル・リゼ戦で、勝ち点2を失ったガラタサライのイゴール・トゥドル監督は、ベシクタシュとのダービーマッチの勝利に向け、日夜努力を重ねている。

                 アグレッシブに、前から行くべき

 2週間前には、カラビュック・スポルの監督として、ベシクタシュに勝ったイゴール・トゥドル監督は、理事会との懇談の場で、「確かに、私は、ベシクタシュを知り抜いています。既に、ベシクタシュを負かしています。だが、今度は、戦術面では全く異なったものでなければなりません。ガラタサライは、ホームでのダービーマッチでは、アグレッシブに前から行かねばなりません。月曜日には、そんな戦いをすることになりましょう」と述べたということだ。

                 ジョスエの起用へ

 チャイクル・リゼとのアウェー戦で見せたアシストで拍手を受けたジョスエは、スナイデルの恢復に伴い、ベシクタシュとのダービーマッチでは、控えに回ることが確実と見られている。だが、セルチュク・イナンとトルガ・ジエルジのプレーを歓迎していない同監督は、練習では、ジョスエを、デ・ヨングの傍らに置くということを試していたということは、ベシクタシュ相手に攻撃的な姿勢を執りうることを示している。

                 オーレリアン・シェデューが、皆の手本となった

 113日ぶりにチャイクル・リゼ戦に出場して、しかも、とってもいいプレーを見せたオーレリアン・シェデューは、誰しもから大きな拍手を受けていた。正にプロの技を見せつけたオーレリアン・シェデューは、サッカーから遠ざかっていた時期に、いいケアを続けていたことを、皆に示したことになった。監督からも特別な賛辞を与えられたオーレリアン・シェデューは、ベシクタシュとのダービーマッチでも先発メンバーに名を連ねることになろう。



トラブゾン・スポルを、ハイダルが止める(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 2.21)

噂のユスフ・ヤズジュ(右端)(ミリエット紙) ケネト・オメルオ、オルジャイ・シャハン、ギュイ・ミシェル・ランデル(左から)(ミリエット紙)  勝ち点3を合言葉にピッチに立ったトラブゾン・スポルだったが、アランヤ・スポルを前にして、ゴールすらあげることができなかった。ここまで4連勝を続けていたトラブゾン・スポルは、ロダレガが信じられないゴールの逃し方をした。ハイダルが、明らかにゴールを捉えた8度のチャンスを防ぎ切った。その結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点1を手にしてピッチをあとにすることになったのだった。

 トラブゾン・スポルの連勝が止まった。トラブゾン・スポルは、ホームで戦った試合で、アランヤ・スポルと0:0で引き分けたが、正に、GKハイダルに捕まったという体であった。前半3分、オルジャイ・シャハンの深くえぐるパスを受け、ペナルティエリア内でGKと1対1となったロダレガが放ったシュートは、GKハイダルがコントロールした。同8分、ヴァグネル・ローヴェのヘディングシュートは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクが、ゴールライン際で、このボールを辛うじて防いだ。同9分、ユスフ・ヤズジュの強烈なシュートは、サイドバーに当たり外に出て行った。同14分、オルジャイ・シャハンが蹴ったコーナーキックには、ディフェンス陣が対応した。だが、その後、攻撃は続き、GKと1対1となったロダレガの放ったシュートは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。同18分、ロダレガの強烈なシュートは、これまたハイダルが防いだ。同25分、ペナルティエリア内で、ユスフ・ヤズジュからのパスを得たオルジャイ・シャハンが試みたシュートは、GKハイダルがコーナーキックへと逃げた。同ロスタイム1分、ユスフ・ヤズジュのグランダーのシュートは、GKハイダルを抜けたが、ボールは転がりながら外に出て行った。

                  トラブゾン・スポルの努力はゴールに繋がらず

. トラブゾン・スポルは、後半早々に優位に立った。同4分、オルジャイ・シャハンのシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同6分、ウーウルのヘディングシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同11分、カンデイアスのシュートは、オヌル・レジェプ・クヴラクがキャッチしただけだった。同21分、オルジャイ・シャハンがパスを出すと、走り込んで来たロダレガがペナルティエリア・ライン上でシュート放つと、GKハイダルは、胸にしっかりとボールを受け止めた。同23分、オルジャイ・シャハンが、右サイドからセンタリングを入れると、ロダレガが、それに合わせてバシクル・シュートを試みると、ボールは、ゴールポストの右側を抜け、外に出て行った。同29分、コーナーキックにウーウル・デミロクがヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行っただけだった。試合の終盤、ゴールを求めて努力がなされたが、結局は0:0のままで、試合は終了した。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ(前半14分:ムスタファ・アクバシュ)、エマヌエル・マス=オカイ・ヨクシュル、オジェニ・オナジ=オルジャイ・シャハン、ユスフ・ヤズジュ(後半20分:ダメ・ンドエ)、ファビアン・カスティリョ(後半32分:マトゥス・ベロ)=フーゴ・ロダレガ
【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ、ダルコ・ラズィッチ(前半41分:エムレ・ネフィズ)、ケネト・オメルオ、ゲオルギオス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=エフェジャン・カラジャ、ダニエル・カンデアス、ギュイ・ミシェル・ランデル(前半41分:ジニョール・プレ)、ジュニョール・フェルナンデス(後半39分:タハ・ヤルチュネル)=ヴァグネル・ローヴェ



真っ逆さま(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 2.20)

オリヴィエ・ヴェニョー、ムサ・ソウ、アンドレ・カストロ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) ヴォルカン・シェン、ストゥラヒル・ポポフ、サミュエル・エドゥオク(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  優勝戦線への生き残りをかけて、試合に臨んだフェネルバフチェだったが、カスムパシャ相手に、90分間を通じて、チャンスらしきものすら見い出せずに終わった。試合後は、サポーターたちが荒れ狂っていた。スコアが明確に示すプレーぶりが、失望を誘ったのだ。首脳陣の辞任を求める声が上がっていた。優勝からは遠ざかるばかりとなった。

 トルコ・リーグ第21節で、フェネルバフチェは、ホームでカスムパシャと0:0で引き分けた。これで、フェネルバフチェは、優勝争いに痛手を受けてしまった。フェネルバフチェは、好機を掴むのに苦労していた。悪いサッカーを見せ、失望を誘っていた。前半21分、ストーが、右サイドからセンタリングを入れると、カスムパシャのディフェンスがクリアしたが、そのボールが、ペナルティエリアの手前にいたジョゼフ・デ・ソーサの前に転がると、ジョゼフ・デ・ソーサはダイレクトで左足を振りぬきシュートを試みたが、ボールは、GKラマザンの胸に収まっただけだった。同34分、ヴェニョーがディフェンスの裏に出したパスに追いついたカストロが、ペナルティエリアまで持ち込んだあとに放ったシュートは、タッチに出ただけだった。

                  せめぎ合いは続く、だがチャンスは生まれず

 後半17分、カスムパシャの攻撃で、アデム・ブユックがディフェンスの裏を取るパスを送ると、GKヴォルカン・デミレルとマルティン・シュクルテルとが意思疎通を欠いたため生まれたチャンスを捉えたカストロが、GKヴォルカン・デミレルをすり抜けたところ、マルティン・シュクルテルが未然に危機を回避した。同ロスタイム1分、左サイドからイスマイル・キョイバシュがセンタリングを入れると、ディフェンスに入ったヴェイセル・サルが大きくクリアできなかったボールが、サリフ・ウチャンの前に転がった。サリフ・ウチャンは、シュートを試みたが、ボールは僅かにバーの上を越えて外に出て行った。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ファン・デル・ヴィール、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=ストー、オザン・トゥファン(後半30分:サリフ・ウチャン)、ヴォルカン・シェン(後半40分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=ムサ・ソウ(後半1分:フェルナンダオ)
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、クリスティアン・ティティ、オリヴィエ・ヴェニョー=ラレト・サディク、アブドラハ・ドゥラク=サミュエル・エドゥオク(後半23分:トゥナイ・トルン)、アンドレ・カストロ(後44分:クリスティアン・グアンカ)、アデム・ブユック(後半30分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)=ベンガリ・コイタ



チャイクル・リゼ 1:1 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+サバハ紙補綴 17. 2.19)

ガリ・ロドリゲス(左)メフメット・アクユズ(右)(ガラタサライ公式HP) サブリ(左)オズギュル・チェク(右)(サバハ紙)  トルコ・リーグ第21節で、ガラタサライは、チャイクル・リゼとのアウェー戦を戦った。そして、試合は1:1の引き分けに終わった。

 前線でプレスをかけて、試合を始めたガラタサライは、相手に、試合を組み立てることを許さなかった。最初のチャンスは、前半8分に訪れた。左サイドをゴールライン際まで攻め上がったマルティン・リネスが、ペナルティエリア内にいたポドルスキに向かってボールが送られた。ポドルスキは、そのボールに合わせてシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。同23分、ガラタサライにゴールが生まれた。ヤシン・オズテキンのスルーパスに反応して動き出し、ボールを持つとゴールライン際まで持ち込んだジョスエがパスを入れると、それに合わせて、ポドルスキがシュート放つと、ボールはチャイクル・リゼのゴールネットを揺らしたのだった。同38分、サブリが、ポドルスキとパスを交換しながら、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。しかし、そこから放ったシュートは外に飛び出し、点差を拡げるわけにはいかなかった。そして、前半は、ポドルスキが、前半23分にあげたゴールで、ガラタサライが0:1とリ−ドしたまま終わった。
 後半も、前からプレスをかけて始めたガラタサライは、同6分にゴールに近づいた。フェイントをかけながらペナルティエリアへと近づいたヤシン・オズテキンが、ポドルスキにボールを預けた。ポドルスキはゴールを狙ったが、あらぬ的外れのシュートとなってしまった。ロングシュートでゴールをこじ開けようとするガラタサライは、中盤で相手のパス交換を防いだため、チャイクル・リゼはチャンスらしきものを見い出せないでいた。同29分、トルガ・ジエルジにより、ゴールにとっても近づいた。ロドリゲスのパスを受けたトルガ・ジエルジが、相手GKと1対1となり、シュートを放ったが、ボールはGKから跳ね返った。跳ね返りのボールがロドリゲスの前に転がると、今度は、ロドリゲスがシュートを試みたが、相手ディフェンダーが防いだ。同31分、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たフリーキックを、オズギュル・チェクが蹴ると、真っ直ぐに枠を捉え、そのままガラタサライのゴールネットに突き刺さり、スコアは同点となった。1:1。 同39分、トルガ・ジエルジが、スピードに乗って、相手陣内へと持ち込み、ボールをヤシン・オズテキンに預けた。前が空いたヤシン・オズテキンはシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。同ロスタイム1分、セミフ・カヤが、左サイドからきれいなセンタリングを入れると、ヤシン・オズテキンがヘッドで合わせたが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れ外に出て行ってしまった。残りの時間では、他のゴールは生まれず、試合は1:1のまま終わった。ガラタサライは、トルコ・リーグ第22節では、テュルク・テレコム・アリーナにベシクタシュを迎える。

【チャイクル・リゼ】アブドゥラエ・ディアッロ=アフメット・イルハン・オゼク、ウミト・クルト(前半43分:モハメド・アリ・ヤークービ)、ゴッドフリー・オボアボナ、ドゥルガム・イスマイル=ダヴィッド・ペトゥルッチ、ヤコブ・ヤンチェル(後半26分:パトリック・ツズンスキ)=メフメット・アクユズ(後半17分:ノサ・イジーボル)、レジェプ・ニヤズ、オズギュル・チェク=オサジ・ブライト・エドモウスキ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=サブリ・サルオウル、セミフ・カヤ、オーレリアン・シェデュー、マルティン・リネス(後半26分:アフメット・チャルク)=ニゲル・デ・ヨング、セルチュク・イナン(後半33分:シナン・ギュムシュ)=ヤシン・オズテキン、ジョスエ(後半16分:トルガ・ジエルジ)、ガリ・ロドリゲス=ルーカス・ポドルスキ



カイセリ・スポル 2:0 ブルサ・スポル(ファナティック紙+TRT補綴 17. 2.18)

ラジコ・ロトマン(カイセリ・スポル公式HP) シャミル・チナズ(左)デニズ・トゥリュチ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第21節の開幕試合で、カイセリ・スポルが、ホームに迎えたブルサ・スポルを、2:1のスコアでくだし、これで4連勝を成し遂げた。

 トルコ・リーグ第21節の開幕試合で、カイセリ・スポルが、ホームにブルサ・スポルを迎えた。ホームで、サポーターたちの応援を受けたカイセリ・スポルが、2:0のスコアでブルサ・スポルを撃破したのだった。
 前半19分、ブルサ・スポルのデニズ・ユルマズが、相手選手の背後から厳しいチェックに行って、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審にレッドカードをもらい、退場となってしまった。これで、ブルサ・スポルは、この時間以後は、10人で戦わざるをえなくなった。

                  セルゲン・ヤルチュン監督の攻撃的姿勢がゴールを生む

 前半は0:0のまま終わったが、セルゲン・ヤルチュン監督は、後半に臨むに当たり、選手交替をして臨む選択をした。即ち、攻撃ラインで、ウムト・ブルトの横にウエリトンを置いたのだ。ヴァレラに替わって投入されたウエリトンが、後半4分に表舞台に登場した。右サイドからのハカン・アスランタシュのセンタリングに、ウエリトンがヘッドで合わせると、ボールは、上のバーに当たってピッチに跳ね返った。ゴールライン上に落ちたボールは、ウムト・ブルトに当たり、再びウエリトンの前に転がった。そして、ウエリトンが、狙いすましたシュートを放つと、今度はゴールが決まったのだった。1:0。
 このゴールが決まって以後、楽になったように見えたカイセリ・スポルは、新たなゴールを求めて、相手ゴールに、それまで以上に攻め寄せてきた。

                  ロトマン、点差を2と拡げる

 後半34分、フリーキックを蹴ったカイセリ・スポルの中で、ボールを注意深く追っていたロトマンが、バーに当たり跳ね返ったボールに合わせ、点差を2と拡げるゴールを決めたのだった。
 カイセリ・スポルの監督に収まって以後、ガラタサライとフェネルバフチェに勝つという話題を提供した、セルゲン・ヤルチュンが、更に勝ち続けるという結果となった。
 この結果、カイセリ・スポルは、勝ち点を22とし、降格圏からの脱出へと息を吹き返す大切な勝利となったのだ。
 ブルサ・スポルの方と言えば、勝ち点28に留まったままだ。そして、ヨーロッパのカップ戦への道が遠のくばかりとなった。

【カイセリ・スポル】アリ・アハマダ=ハカン・アスランタシュ、ラリー・マビアラ、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、レヴェント・ギュレン=ラジコ・ロトマン、ラヘーム・ラワル(後半28分:ジョエル・ランドゥリ・ツァファク・ンゲモ)=シルヴェストゥレ・ヴァレラ(後1分:ウェリトン)、デニズ・トゥリュチ(後半43分:サンバ・ソウ)、ギュライ・ヴラル=ウムト・ブルト
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=エルトゥールル・エルソイ、トマス・シヴォク、イスマイル・コヌク、オヌル・アタサヤル=シャミル・チナズ(後半16分:セルジャン・ユルドゥルム)、リカルド・ファティ=ヨナタン・デル・ヴァレ(後半7分:クビライ・カナトスズクシュ)、パブロ・バッターシャ(後半36分:クリストバル・ヨルゲラ)、スタンク=デニズ・ユルマズ



どこであっても戦うジェンク・トスン(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 2.17)

ミトロヴィッチ(左)(ミリエット紙) ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP)  前半42分、ジェンク・トスンとハポエルのストッパーのソアレスとが共同で生んだゴールで、先制したベシクタシュだったが、その1分後には、バルダのゴールを防ぐことができなかった。だが、後半に入り、ジェンク・トスンとアッティバ・ハッティンソンのゴールで、1:3で勝利を手にしてトルコに戻ることになった。

 ベシクタシュは、事実上、イスラエルで勝ち上がりを決めた。UEFA欧州リーグ32強の戦いの第1戦で、ハポエル・ベエルシェと、アウェー戦を戦ったベシクタシュは、1:3で勝利を収め、第2戦を前に大きなにアドヴァンテージを獲得した。ベシクタシュは、2月23日(木)に、ヴォーダフォン・アリーナで1点差で敗れても、勝ち上がることになるのだ。前半42分、クアレスマが、右サイドから入れたセンタリングのボールを、ニアサイドで得たジェンク・トスンが持ち込もうとしたところ、ソアレスが逆方向に蹴ると、オウンゴールとなってしまった。同44分、ペナルティエリアの外で、ミトロヴィッチをすり抜けたバルダが、スルーパスをメリクソンに通そうとした。ディフェンダーがチェックに入ったボールが、再びバルダに渡ると、バルダがグランダーのシュートを放ち、それが1:1と同点に追いつくゴールとなった。そして、前半は、そのスコアのまま終わった。

                  後半、2本のシュートがバーに嫌われる

 後半2分、クアレスマの蹴ったコーナーキックに、マルセロがヘッドで合わせると、ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。同15分、ベシクタシュが、再びリードすることとなった。トシッチが、左サイドからセンタリングを入れると、そのボールを、ペナルティエリア内で得たジェンク・トスンが、体を反転させてシュートを放つと、ボールは、ゴール隅に突き刺さった。1:2。同35分、相手選手からボールを奪い取ったタリスカが、ペナルティエリアの手前からきれいなシュートを試みると、ボールは、サイドバーを直撃して外に出て行った。同ロスタイム3分、ベシクタシュの攻撃で、左サイドからドリブルを始めたライアン・バベルが、ペナルティエリア内へと入ったところで、ファーサイドにいたアッティバ・ハッティンソンにボールを出すと、あとは、アッティバ・ハッティンソンがボールに触れるだけで良かった。これで、ベシクタシュは、点差を2と拡げた。1:3。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、マテイ・ミトロビッチ、ドゥスコ・トシッチ=ネジプ・ウイサル、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ(後半45分:ギョクハン・インレル)、トルガイ・アルスラン(後半29分:タリスカ)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半ロスタイム2分:オメル・シシマノウル)



「3-5-2」システムを採用するのか?(フォトマッチ紙 17. 2.16)

イゴール・トゥドル監督(ヒュリエット紙)  ガラタサライのシステムが変更されるものと思われる。

 ガラタサライの新監督イゴール・トゥドルの最大の特徴は、イタリアのクラブが、近年使っている「3-5-2」システムを我がものとしていることだ。同監督が、「3-5-2」システムに熟知しているという点が、ガラタサライの監督への就任に至った理由の1つであることが明らかになっている。38歳の同監督のキャリアを振り返ってみると、勝率は42.2%、引分け率は28.1%、負け率は29.6%となっている。また、カラビュック・スポルでの同監督の1試合平均勝ち点は1.29となっている。

                  早々に始動

 昨日、取るものもとりあえず、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランド入りした同監督は、選手たち、及び、同グランドで働く人たちに紹介され、その後は、練習に加わった。



新皇帝にイゴール・トゥドル(フォトマッチ紙 17. 2.15)

ヤン・オルデ・リーケリンク前監督(イエニ・シャファク紙) イゴール・トゥドル新監督  カイセリ・スポル戦での敗北後、動き出したガラタサライ理事会は、カラビュック・スポルで、選手たちからいいプレーを引き出しているクロアチア人指導者イゴール・トゥドルを、監督に迎えることに決定した。リーケリンク監督を解任したガラタサライが、イゴール・トゥドルと手を握ったのだ。本日、契約に調印に至るものと考えられているイゴール・トゥドルとは、1年半の契約が結ばれることになろう。そして、その期間の報酬として、220万EUROが支払われることになろう。

 トルコ杯からは篩い落とされたガラタサライが、カイセリ・スポルに敗れたことが引き金となった。この月曜日に、危機脱出のための会議が開かれ、オルデ・リーケリンク監督の解任決定をしたガラタサライ理事会は、昨日、新監督を決定した。ガラタサライは、トルコ・リーグの残った日程を、カラビュック・スポルで成功しているイゴール・トゥドル監督に任せることになる。昨日、カラビュック・スポル側の抗議に対処したガラタサライは、妻の不調のために故国に戻っているイゴール・トゥドルと交渉を持った。

                   代理人と話し合った

 イゴール・トゥドルは、ガラタサライからのオファーを、あまり時間をかけずに受け入れたあと、代理人に交渉を任せた。このため、ガラタサライ側は、代理人を務める元ベシクタシュのセリッチと、詳細を詰め、短時間で合意に至った。本日、ガラタサライとの契約に調印し、チームに合流することが考えられるイゴール・トゥドルは、今後、1年半、ガラタサライの指揮を執ることになる。この期間、総額で220万EUROを得ることになる38歳の新監督は、これで、今までの報酬より、2.5倍増える報酬を手にすることになる。イゴール・トゥドルが、カラビュック・スポルから受けていた年俸は60万EUROだった。

                   経費は280万EURO

 ガラタサライは、イゴール・トゥドル獲得のため、カラビュック・スポル側に15万EUROの違約金を支払うことになる。これで、ガラタサライは、イゴール・トゥドル獲得に要する経費として、235万EURO(910万TL)を使うことになる。一方、ガラタサライは、、ヤン・オルデ・リーケリンク監督に対する違約金として、今季の報酬90万EUROの残り分を支払う。これで、ガラタサライの監督交代劇は、リーケリンク監督に支払う年俸の半分も加えて考えると、合計280万EUROを消費することになる。



フェネルバフチェ、目は欧州リーグへ(ファナティック紙 17. 2.14)

アドヴォカート監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグで戦うクラスノダール戦に備えて、その準備を始めた。

 フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグ32強の戦いの第1戦で、ロシアのクラスノダールと、2月16日(木)と戦うアウェー戦に向けての準備を、1日の休暇を経たのち、ジャン・バルトゥ・グランドで、本日の午後に行った練習で開始した。
 ディック・アドヴォカート監督指揮下、午後0時から始まった練習は、1時間15分続けられた。ブルサ・スポル戦で先発メンバーに名を連ねた選手は、練習の第1部では、チームに合流して練習を続けたが、その後は、体力回復を行うメニューに切り替え、この日の練習を打ち上げた。ランニングとウォーミングアップで始まった練習は、次いで2グループに分かれ、5:2でのボールはの取り合い兼パス練習を行った。狭いスペースを使ってのパス練習とシュート練習を行ったあとは、これまた狭いコートを使ったミニゲームを行い、この日の練習は切り上げた。
 フェネルバフチェは、クラスノダール戦に向けた練習を、2月14日(火)も、ジャン・バルトゥ・グランドを使い、引き続き行うことになっている。



ガラタサライ 1:2 カイセリ・スポル(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 17. 2.13)

カイセリ・スポル、歓喜(ミリエット紙) ブルマ(左)デニズ・トゥリュチ(右)(ミリエット紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第20節で、カイセリ・スポルを、テュルク・テレコム・アリーナに迎えた。試合は、カイセリ・スポルが1:2で勝ちを収めた。

 最初の10分間は、ガラタサライがボールを試合したが、ラストパスが目標に通らず、好機を作れずに苦しんでいた。ブルマとロドリゲスのサイド攻撃で効果を上げたガラタサライは、最初のビッグチャンスを、同12分に掴んだ。ロドリゲスが、ポドルスキとのパス交換のあと、相手GKと1対1となった。だが、ロドリゲスが放ったシュートは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。同30分、カイセリ・スポルが先制点をあげた。デニズ・トゥリュチの蹴った右コーナーキックに、ニアサイドにいたマビアラがヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。0:1。更に、前半のロスタイムにレヴェント・ギュレンのゴールが決まり、スコアは0:2となった。今回も、デニズ・トゥリュチが蹴った右コーナーキックに対し、レヴェント・ギュレンがヘッドで合わせたのだった。
 後半の45分を、プレスをかけ臨んだガラタサライは、サイドから、中から相手ゴールに迫り、危険な場面を作り出していた。セミフ・カヤのパスを受けたポドルスキがシュートを試みるも、ボールは、僅かに枠を外れ外に出て行った。セミフ・カヤが、右サイドを駆け上がって作り出した好機も、最後のシュートが的外れとなっていた。同44分、エレン・デルディヨクが、点差を1と縮めるゴールを決めた。ブルマが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたエレン・デルディヨクがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。後半ロスタイム、エレン・デルディヨクが絶好機を作り出したが、それを生かせなかったガラタサライは、1:2で敗れてしまった。

【ガラタサライ】ジェンク・ギョネン=サブリ・サルオウル(後半21分:ジョスエ)、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、マルティン・リネス=トルガ・ジエルジ、ニゲル・デ・ヨング=ガリ・ロドリゲス(後半1分:シナン・ギュムシュ)、ヤシン・オズテキン(後半1分:エレン・デルディヨク)、ブルマ=ポドルスキ
【カイセリ・スポル】アリ・アハマダ=ハカン・アスランタシュ、ジャン・アーメル・カナ・ブユク(前半18分:レヴェント・ギュレン)、ラリー・マビアラ、ギュライ・ギュンドウドゥ=ラジコ・ロトマン、ラヘーム・ラワル(後半20分:サンバ・ソウ)=シルヴェストゥレ・ヴァレラ、デニズ・トゥリュチ、エルカン・カシュ=ウムト・ブルト(後半33分:ウェリトン)



フェネルバフチェ、ブルサ・スポルに傷つけられる(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 2.12)

イェレマイン・レンス(左)アズィズ・ベヒッヒ(右)(フォトマッチ紙) ヨナタン・デル・ヴァレ(左)イスマイル・キョイバシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、前半22分、ムサ・ソウがPKを決め先制した。同43分、ブルサ・スポルのボバン・ジョヴィッチが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場となってしまった。しかし、フェネルバフチェは、後半、点差を拡げられないでいると、、、。

 フェネルバフチェは、後半43分、バッターシャの起死回生のPKが決まり、大きな衝撃に包まれた。前節、カイセリ・スポルに点差をつけられ敗れたフェネルバフチェは、この2節で、勝ち点5を失った。
 トルコ・リーグで、フェネルバフチェは、アウェー戦でブルサ・スポルと1:1で引き分け、優勝戦線で大きな痛手を蒙ってしまった。前半7分、アルペル・ポトゥクが、ペナルティエリア内にいたアートゥフ・シェシューにボールを預けた。そのアートゥフ・シェシューがシュートを放つと、ハルン・テキンが、そのボールを外に出してしまった。同20分、イェレマイン・レンスが、左サイドからセンタリングを入れると、そのボールが、シヴォクの手に当たった。ハリル・ウムト・メレル主審は、それを見てPKを指示した。そして、そのPKを、ムサ・ソウが決め、フェネルバフチェが先制した。同26分、ペナルティエリア・ライン上からバッターシャが蹴ったフリーキックのボールは、バーを直撃して外に出て行った。同43分、フェネルバフチェのオランダ人スター選手イェレマイン・レンスが、ボバン・ジョヴィッチをすり抜けようとしたところ、地面に倒れた。これを咎められたボバン・ジョヴィッチは、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。

                  フェネルバフチェは逃げた、、、だが、バッターシャが決めた

.  後半11分、素晴らしいフェイントをかけながらペナルティエリア内へと入り込んだアルペル・ポトゥクが、GKハルン・テキンと1対1となり放ったシュートは、ハルン・テキンがコーナーへと逃げた。同25分、イェレマイン・レンスのセンタリングに、ムサ・ソウが触れることができず、みすみす1点を逃してしまった。同42分、クビライが、ペナルティエリア内でシュートを試みると、ボールは、シモン・ケールの手に当たった。それを咎めた主審はPKを指示した。そして、このPKを、バッターシャが決めたのだった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=ボバン・ジョヴィッチ、トマス・シヴォク、エルトゥールル・エルソイ、アズィズ・ベヒッヒ=デニズ・ユルマズ(後半32分:セルジャン・ユルドゥルム)、リカルド・ファティ、メルテル・ユジェ(前半22分:シャミル・チナズ)、ヨナタン・デル・ヴァレ(後半1分:クビライ・カナトスズクシュ)=パブロ・バッターシャ=スタンク
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=イェレマイン・レンス、アルペル・ポトゥク(後半41分:オザン・トゥファン)、アートゥフ・シェシュー(後38分:ヴォルカン・シェン)=ムサ・ソウ



ベシクタシュ、カラビュックで手傷を負う(フォトマッチ紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 2.11)

ギョクハン・ギョヌル(左)バルシュ・バシュダシュ(右)(ベシクタシュ公式HP) ジェンク・トスン(左)モリウス・ヴァレリカ・ガマン(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュの、トルコ・リーグでの連勝を4で、カラビュック・スポルがストップをかけた。イゴル・トゥドル監督率いるカラビュック・スポルは、ガラタサライに次いで、ホームに迎えたベシクタシュをも2:1でくだしたのだ。エルミン・ゼチ(後半5分)とエヴゲン・セレズノフ(後半28分)のゴールが、カラビュック・スポルに勝利をもたらしたのに対し、ヴァンサン・アブバカル(後半42分)のゴールだけでは、ベシクタシュに勝ち点をもたらすには十分ではなかった。

 トルコ杯でフェネルバフチェに敗れ、同杯からの敗退が決まったベシクタシュが、トルコ・リーグでも、重要なカラビュック・スポル戦という壁を乗り越えることができなかった。
 トルコ・サッカー協会規律委員会から、1試合の出場停止を受けたシェノル・ギュネシュ監督が、スタンドで見守るなか、ベシクタシュは、相手に対し優位を作り出せないでいた。
 前半を0:0のまま折り返したこの試合、後半5分、エルミン・ゼチのゴールが均衡を破った。ファブリが前に出たのを咎めたボスニア人選手エルミン・ゼチが、ループシュートを試みるとゴールが決まり、カラビュック・スポルが1:0と先制したのだった。エルミン・ゼチは、対ベシクタシュで戦った3つのクラブ(アクヒサル市役所スポル、ゲンチレル・ビルリーイ、カラビュック・スポル)で、ここ3シーズン、それぞれでゴールをあげるという記録を残すことになった。
 カラビュック・スポルは、同28分、ウクライナ人選手エヴゲン・セレズノフのゴールで、点差を2と拡げた。ラスミン・ラトフレヴィッチが、右サイドから蹴ったフリーキックのボールを、ファーサイドにいたバルシュ・バシュダシュが内へ入れると、ガマンが背後へと浮かした。そのボールを、フリーになっていたエヴゲン・セレズノフがヘッドでゴールを決めたのだった。ガラタサライ戦でも勝利をもたらすゴールを決めたエヴゲン・セレズノフは、ビッグクラブに対しゴールをあげるという記録を継続することとなった。
 アフリカ杯決勝で決めたゴールで、故国カメルーン代表に優勝を呼び込んだヴァンサン・アブバカルが、トルコ・リーグでもゴールを決めた。クアレスマの出したパスを、ダイレクトで右サイドからペナルティエリア内へと入ったアブバカルの前に出すと、アブバカルは、相手GKの頭上を越すループシュートを決めたのだった。アブバカルは、同28分、ライアン・バベルに替わり投入され、このゴールを決めたのだった。試合終了まで、まだ3分残っていたため、このアブバカルのゴールは、ベシクタシュに希望を抱かせたが、このゴールだけでは、ベシクタシュに勝ち点をもたらすには至らなかった。

【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=ケリム・ゼンギン、ダニー・ヌンコー、モリウス・ヴァレリカ・ガマン、バルシュ・バシュダシュ、ラスミン・ラトフレヴィッチ=ジェイフン・ギュルセラム、オラフル・スクラソン、クリスティアン・タナセ(後半1分:エルミン・ゼチ)=エヴゲン・セレズノフ(後半45分:ポール・パップ)、ムスタファ・ヤタバレ(後半22分:イルハン・デペ)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、マテイ・ミトロビッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ(後半16分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ、タリスカ、ライアン・バベル(後半27分:ヴァンサン・アブバカル)=ジェンク・トスン



ヴォルカン・ババジャン、調印(ヒュリエット紙 17. 2.10)

ヴォルカン・ババジャン  ヴォルカン・ババジャンが、バシャクシェヒル・スポルと契約更改を行った。バシャクシェヒル・スポルは、ヴォルカン・ババジャンとの契約を、4年間延長したのだ。

 トルコ・リーグで、今季優勝争いを展開しているバシャクシェヒル・スポルで活躍をしているGKヴォルカン・ババジャンの契約が、4年間延長された。トルコ代表で、またバシャクシェヒル・スポルで見せるプレーで、その名がしばしば言の葉に上がるヴォルカン・ババジャンが、更に、今後4年間、チームの成功に汗をかくことになる。
 ヴォルカン・ババジャンは、2014年、バシャクシェヒル・スポルに移籍してきた。そして、バシャクシェヒル・スポルでは、95試合に出場し、88ゴールを許し、39試合では相手を零封した。また、トルコ代表としては、25試合の出場記録を持つ。



フェネルバフチェとのダービーマッチは忘れろ、トルコ・リーグの試合に目を向けよ(タクヴィム紙 17. 2. 9)

シェノル・ギュネシュ監督(アクシャム紙)  ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、選手たちと行ったミーティングで、「トルコ・リーグの試合にだけ、焦点を定めよ。カラビュック・スポルに目を向けねばならないときだ」と話した。

 シェノル・ギュネシュ監督から精神的なケアが行われた。同監督は、フェネルバフチェ戦で選手たちが抱えたストレスを解消しようと試みている。選手たちと、連続的に持ったミーティングで、一切の集中力を働かせて、トルコ・リーグの試合に向かうことを求めた。トルコ・リーグで首位の座と勝ち点を失いたくないと言う同監督は、「フェネルバフチェ戦での結果、起こった出来事は、もう過去の話だ。あの試合で、10人にさえならなければ、勝ち上がったのは我が方である。我々に与えられている信頼というものを決して失いたくない。我々にとり、カラビュック・スポルのとの一戦は、とても重大だし、相手を、決して侮って侮れるクラブではない。2節前に、カイセリ・スポルが、ガラタサライに対し行ったことを、決して忘れてはいけない。皆は、直ちに、この試合に向けて気持ちを持って行かねばならないところだ」と話した。

                 トシッチの替わりはミトロヴィッチ

 カラビュック・スポルが、トルコ・リーグでいいプレーを見せていることに注意を喚起する同監督は、特にディフェンス・ラインの選手たちに警告を発している。トシッチが出場停止のため、初めて起用されることになるマテジ・ミトロヴィッチが、この試合に向け特別な準備に入っている。フェネルバフチェとのダービーマッチで投入されたときに見せたプレーが衆目を集めたミトロヴィッチは、初の先発メンバーに入ることで自分らしさを見せようと努めることになろう。同監督は、ミトロヴィッチと会話をかわし、この試合に向け、モティヴェーションを高めるように努めているところだ。



故障者によるメンバーの変更(タクヴィム紙 17. 2. 8)

リーケリンク監督(ヒュリエット紙)  ガラタサライの首脳陣は、スナイデルとキャローレの穴を埋めるために努めている。

 トルコ杯のバシャクシェヒル・スポル戦に出場して故障を発生させたセルチュク・イナン、リオネル・キャローレ、ウイスリー・スナイデルの穴を埋めるために、ガラタサライの首脳陣は頭を抱えている。

                 決定はまだ

 これらの3選手が、カイセリ・スポル戦には出場できないのは明白になっている。リーケリンク監督及びコーチ陣は、セルチュク・イナンの替わりとしては、ジョスエかトルガ・ジエルジのいずれか1人を選ぶことになろう。リオネル・キャローレに替わりはマルティン・リネス、スナイデルの替わりにはエレン・デルディヨクが入るものと考えられる。しかし、まだ、最終決定はなされていない。



アブバカル、先発メンバーに復帰(タクヴィム紙 17. 2. 7)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙) アブバカル(ファナティック紙)  アフリカ杯で、カメルーン代表が優勝を飾ったのに主たる役割を果たしたアブバカルが、故国でヒーローとなった。カメルーン代表に優勝をもたらすゴールを決めたアブバカルは、注目を一身に浴びているところだ。

                 シェノル・ギュネシュ監督を喜ばせた

 エジプト代表戦で見せた名人芸とも言えるシュートで、見事なゴールを決めたアブバカルのこのプレーは、ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督を、とっても喜ばせた。同監督は、カラビュック・スポル戦では、ジェンク・トスンを控えに回し、アブバカルを先発メンバーに起用することを考えていると言われている。



ファン・ペルシーが刻印(タクヴィム紙 17. 2. 6)

イェレマイン・レンス(左)トシッチ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ファン・ペルシー(フェネルバフチェ公式HP)  試合前、オウズハン・オズヤクプと神経戦を演じていたロビン・ファン・ペルシーが、前半41分、トシッチに頭突きを打たせた。そのために、ベシクタシュは10人になってしまった。後半、イェレマイン・レンスのアシストを受け、この試合唯一のゴールを決めたファン・ペルシーは、フェネルバフチェを、トルコ杯準々決勝に押し上げる原動力となった。

 昨夜ヴォーダフォン・アリーナに、トップチーム2つが集ったが、この試合に刻印を付けたのは、フェネルバフチェのオランダ人スター選手ロビン・ファン・ペルシーだった。フェネルバフチェは、昨夜、ベシクタシュを、ヴォーダフォン・アリーナで初めての敗戦に追い込んだばかりか、34年ぶりに、ベシクタシュを、トルコ杯で蹴散らすことになった。試合開始早々、オウズハン・オズヤクプとの神経戦に入ったファン・ペルシーは、一歩も引き下がらなかった。前半41分、フェネルバフチェのカウンター攻撃で、トシッチを排除するために、トシッチに厳しいファウルを行った。このファウルのあと、トシッチが向かってくるのを見たロビン・ファン・ペルシーは待ち構えた。すると、トシッチが頭突きをかまし、ベシクタシュは10人になってしまったのだった。ロビン・ファン・ペルシーには、イエローカードが出された。ピッチでは、選手同士が言い合う場面が見受けられた。

                  イェレマイン・レンスの素晴らしいパスを無駄にしなかった

 前半の緊迫の覇者ファン・ペルシーは、久しぶりの先発メンバーへの復帰であったが、1人足りないベシクタシュに対し、いい動きを見せるように努めていた。同28分、イェレマイン・レンスの素晴らしいパスでボールを得たファン・ペルシーのきれいなシュートが、フェネルバフチェに先制点を与えた。このスコアを守ったフェネルバフチェは、トルコ・リーグでは不調のなか、息を吹き返すかのような勝利を手にした。これで、フェネルバフチェは、トルコ杯の準々決勝に駒を進め、ベシクタシュの方は、16強の戦いに敗れ、トルコ杯から退くことになった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ(後半41分:トルガイ・アルスラン)=クアレスマ、タリスカ(後半16分:マテイ・ミトロビッチ)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=イェレマイン・レンス、アルペル・ポトゥク(後半29分:オザン・トゥファン)、ムサ・ソウ=ファン・ペルシー(後43分:アートゥフ・シェシュー)



バシャクシェヒル・スポル 2:1 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+サバハ紙補綴 17. 2. 5)

ムスタファ・ペテクメクの1点目(サバハ紙) エムレ・ベレズオウル(左)ブルマ(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、トルコ杯の16強の戦いで、バシャクシェヒル・スポルと対戦した。試合は、2:1で、バシャクシェヒル・スポルがリードしたまま終わった。

 ガラタサライは、開始早々、効果的な攻めを見せた。前でプレスをかけ、奪い取ったボールがポドルスキに渡ると、ポドルスキは、強烈なシュートを放ったが、ボールは上のバーを直撃しただけだった。前半15分、ホームのバシャクシェヒル・スポルに、ゴールが生まれた。ヴィスカが、ゴールライン際まで持ち込み、センタリングを入れると、ファーサイドにいたムスタファ・ペテクメクがヘッドで合わせたのだった。:1:0。同17分、バシャクシェヒル・スポルが、右サイドから効果的な攻めを見せた。カイチャラが持ち込んだボールに、際どいところで、セミフ・カヤがチェックに入り、ボールを外に出したのだった。同23分、ブルマにより、ガラタサライはとってもゴールに近づいた。ブルマは、ボールを奪い取ると、ペナルティエリア内へと持ち込み、シュートを放ったが、ボールは、僅かにバーを逸れ外に出て行った。同27分、ムスタファ・ペテクメクが放ったシュートは、ガラタサライのディフェンスに当たり、方向が変わったところ、ジェンク・ギョネンが体を伸ばして防ごうとしたが届かず、ゴールが決まった。これで、点差は2と拡がり、前半は、2:0のまま終わった。
 後半4分、ブルマが、左サイドからフェイントをかけながら、内へと入って来た。そして、シュートを試みたが、僅かにバーを捕えられず外に出て行った。前でプレスをかけていたガラタサライだったが、相手のペナルティエリア内付近でボールを得たとしても、チャンスを作り出すのに苦しんだ。ブルマとポドルスキが、遠くからのシュートを放っていたが、スコアを変えるに至らなかった。ジョスエの蹴ったフリーキックは、ヴォルカン・ババジャンが辛うじて防いだ。終盤は、テンポが落ちたが、バシャクシェヒル・スポルはミスを犯さなかった。同43分、サブリのセンタリングに合わせて、ファーサイドにいたポドルスキがシュートを放ったが、ヴォルカン・ババジャンが、パンチングで、これを外に出し防いだ。同ロスタイム2分、ガラタサライは点差を1とした。マルティン・リネスのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏に入り込んだエレン・デルディヨクが、ダイレクトで体を反転させてシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。そして、試合は、このスコアのまま終わったのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ベキル・イルテギュン、アレクサンドゥル・エピュローヌ、フェルハト・オズトルン=ジョゼフ・アタマー、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスカ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半36分:サミュエル・ホルメン)、ドカ・マドゥレイラ(後半23分:ジェンギズ・ウンデル)=ムスタファ・ペテクメク(後半23分:アデバヨール)
【ガラタサライ】ジェンク・ギョネン=サブリ・サルオウル、セミフ・カヤ、アフメット・ユルマズ・チャルクy、リオネル・キャローレ(後半1分:マルティン・リネス)=ニゲル・デ・ヨング、セルチュク・イナン(後半6分:エレン・デルディヨク)=ヤシン・オズテキン、スナイデル(後半6分:ジョスエ)、ブルマ=ポドルスキ



フェネルバフチェの欧州リーグ用登録メンバー(TRT 17. 2. 4)

フェルナンダオ アートゥフ・シェシュー  フェネルバフチェの、UEFA欧州リーグを戦うメンバーが明らかになった。

 フェネルバフチェが、シーズン開幕当初にUEFAに送付した選手リストから、サリフ・ウチャンとストーが除外された替わりに、フェルナンダオとアートゥフ・シェシューがメンバー入りした。
 また、ガジアンテップ市役所スポルにレンタルで出されたラマザン・ジヴェレクの替わりとして、若いイーイトハン・ギュヴェリがメンバー入りした。
 UEFAのウエブサイトに記されている22人の登録メンバーは、次の通りである。
 ヴォルカン・デミレル、エルトゥールル・タシュクラン、ファビアーノ・リベイロ、ハサン・アリ・カルドゥルム、シモン・ケール、シェネル・オズバイラクル、イスマイル・キョイバシュ、グレゴリー・ファン・デル・ヴィール、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、イーイトハン・ギュヴェリ、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アルペル・ポトゥク、オザン・トゥファン、ヴォルカン・シェン、アートゥフ・シェシュー、イェレマイン・レンス、ロビン・ファン・ペルシー、ムサ・ソウ、エマニュエル・エメニケ、ホセ・フェルナンダオ。



ドゥスコ・トシッチ、2020年間で契約延長(ファナティック紙 17. 2. 3)

ドゥスコ・トシッチ(ファナティック紙)  ドゥスコ・トシッチが、ベシクタシュとの契約を、2020年まで延長した。

 トシッチは、ベシクタシュとの新たな契約に調印したことを、ツイッターを使い、自身が一緒に映っている写真を添えて、妻イエレナ・クルエサに伝えた。

                  「引退するにはいい時期」

 セルビア人選手トシッチは、セルビアのマスコミに対し、この件について談話を発表した。「契約更改のための会談は、突然決まった。そして、あっという間に終わった。ベシクタシュも私も、その合意を歓迎している。契約が満了したときには、私も35歳になっている。それは、引退するにはいい時期だ」と述べた。
 2012年に、レッドスターからゲンチレル・ビルリーイに、60万EUROの移籍金でやってきたトシッチは、2015-16シーズン前に、ゲンチレル・ビルリーイからベシクタシュに移籍してきたのだった。



「先発メンバーに入れて!」(フォトマッチ紙 17. 2. 2)

アドヴォカート監督(フォトマッチ紙) ムサ・ソウ(ファナティック紙)  トルコに戻るのが、今日までずれ込んでしまったムサ・ソウが、首脳陣にメッセージを送った。「準備はできている。ベシクタシュ戦に出場したいのです」と。

 アフリカ杯で敗退が決まったムサ・ソウのトルコへの帰還が、本日までずれ込んだ。ムサ・ソウは、帰りの飛行機を取れず、トルコへの帰還が1日遅れてしまったが、首脳陣に電話をしたムサ・ソウは、「準備はできている」とのメッセージを送ったことが明らかになった。ソウは、「セネガル代表として、とってもいいプレーをできた。いかなる練習も欠けるものではない。フィジカル面も万全だ。ベシクタシュ戦でプレーしたいのです」と言ったということだ。ソウからの連絡は、ディック・アドヴォカート監督を喜ばせた。ゴールエリアで不安を抱える同監督は、ソウの練習を見て、十分だと看て取れば、この日曜日に予定されているベシクタシュとのトルコ杯の一戦に、先発として起用するものと考えられる。



アデバヨール爆弾、炸裂(フォトマッチ紙 17. 2. 1)

エマニュエル・アデバヨール  バシャクシェヒル・スポルは、アーセナル、マンチェスターシティ、レアルマドリードといったビッグクラブでプレーをした経験を持ち、パスを自身で持つ32歳のトーゴ人スター選手アデバヨールと、1年半の契約書に調印した。優勝争いに向けて、デモンストレーションを見せた。

 バシャクシェヒル・スポルが、トルコのどの移籍解禁期間でも、ビッグクラブとの噂が出ていて、また、この7移籍解禁期間でも、ベシクタシュやガラタサライが関心を示していたエマニュエル・アデバヨールを獲得した。直近では、イングランドのクリスタルパレスに所属し、7月以後は所属するクラブを持たなかったナイジェリア系トーゴ人選手エマニュエル・アデバヨールは、まず、メディカルチェックを受けた。結果、問題はなく、また、自身でパスを持つエマニュエル・アデバヨールは、バシャクシェヒル・スポルとの1年半の契約に調印した。

                  バシャクシェヒル・スポルの試みがおもしろかった

 エゲメン・コルクマズ、カイチャラ、イルファン・ジャンに次いで、4人目の加入となった32歳のエマニュエル・アデバヨールは、調印式で、「私に示されたプロジェクトに興味を惹かれた。そのプロジェクトの将来について、私自身でリサーチを行い、このクラブの一員に成りたいと思った。私の決めるゴールで、そのプロジェクトが、一段の高みへと上がることを願っている」述べた。



コジャマン監督率いるコンヤ・スポルとは、段違い(タクヴィム紙+サバハ紙補綴 17. 1.31)

バベル(左)ネジチ・スクビッチ(右)(ベシクタシュ公式HP) ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP)  正に、いいところを見せたベシクタシュは、バベル、オウズハン・オズヤクプ、ジェンク・トスン(2)のゴールで、コジャマン監督率いるコンヤ・スポルを、正にバラバラにしてしまった。バシャクシェヒル・スポルから、僅か1日で首位の座を取り戻したベシクタシュは、ライバルクラブに、優勝に向けて勝どきを上げた。

 ベシクタシュは、ゴールラッシュを見せた。ヴォーダフォン・アリーナに迎えたコンヤ・スポルを、5:1でくだし、首位の座を、僅か1日で、再びバシャクシェヒル・スポルから取り戻した。ベシクタシュは、前半9分に先制した。右サイドをゴールライン際まで駆け上がったタリスカがセンタリングを入れると、バベルがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだ。同28分、クアレスマがペナルティエリア内へと持ち込み、ファーサイドに向けセンタリングを入れると、走り込んで来たオウズハン・オズヤクプが、それに合わせてシュートを放つと、ボールは、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。前半は、このスコアのまま終わった。後半5分、バベルが、自陣で奪い取ったボールを、左サイドを駆け上がりゴールライン際まで持ち込み、グランダーのセンタリングを入れた。ゴール前でボールを得たジェンク・トスンが、体を反転させて放ったシュートは、点差を3とつけるゴールとなった。3:0。

                  後半は、ジェンク・トスンの嵐が吹き荒れた

 このゴールの6分後に、またしても、ジェンク・トスンが舞台に上がった。ジェンク・トスンは、今度は、クアレスマのきれいなセンタリングに、ファーサイドでヘッドで合わせ、スコアを4:0としたのだった。同18分、ベシクタシュのディフェンスからこぼれたボールを奪い取ったランゲロフが、グランダーのボールをペナルティエリア内へと入れた。トシッチが、背後に蹴り出そうとしたボールは、ファブリはなす術もなく、自らのゴールに入ってしまった。4:1。同37分、ジェンク・トスンとワンツーをしたのち、トルガイ・アルスランがシュートを放つと、GKセルカン・クルントゥルが、これを防ぎ、プレーが続くなか、トルガイ・アルスランが倒れると、主審はPKを指示した。このPKを、ジェンク・トスンが決め、これで、ジェンク・トスンは、ハットトリックを達成したこととなった。そして、このゴールで、この試合をスコアが決したのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソン(後半31分:ギョクハン・インレル)=クアレスマ、タリスカ(後半22分:トルガイ・アルスラン)、ライアン・バベル(後半44分:マテイ・ミトロビッチ)=ジェンク・トスン
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヤゴス・ヴコヴィッチ、バリー・ダグラス=オメル・アリ・シャヒネル、ヴォルカン・フンドゥクル、アリ・チャムダル、デニ・ミロセヴィッチ=リアド・バジッチ(後半31分:ジョアン・オラ)、ディミタル・ランゲロフ(後半19分:モリケ・フォファナ)



絶望的な出来事(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 1.30)

イェレマイン・レンス(左)ハカン・アスランタシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ハカン・アスランタシュ(前)アルペル・ポトゥク(後)(ミリエット紙)  フェネルバフチェは、前半33分のウムト・ブルトの放ったゴールに、同41分、メフメット・トパルがお返しのゴールを決めた。後半、勝利を求めてピッチに入ったフェネルバフチェだったが、各ラインで、正にずたずたになってしまった。フェネルバフチェは、ギュライ・ヴラル(2)とウェリトンのシュートはを防げなかったのだ。ベシクタシュが、今日の試合に勝った場合には、首位との勝ち点差は9となってしまう。

 フェネルバフチェに大きな衝撃が、、、。前節、バシャクシェヒル・スポルに勝ち、我に帰ったフェネルバフチェだったが、カイセリ・スポルとのアウェー戦に4:1で敗れ、大きな打撃を蒙ってしまった。前半33分、ペナルティエリア内でボールを得たデニズ・トゥリュチが、強いシュートを放つと、ボールは、GKヴォルカン・デミレルから跳ね返った。その跳ね返りのボールを、詰めていたウムト・ブルトが、スコアを1:0とするゴールを決めた。同41分、カイセリ・スポルのディフェンダーが、大きくクリアしようとしたボールが、サリフ・ウチャンに当たり、メフメット・トパルの前に転がった。そのメフメット・トパルが、狙いすましたシュートを放つと、ボールは、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らしていた。1:1。後半7分、フェネルバフチェの攻撃で、イェレマイン・レンスが、左サイドからペナルティエリア内へと入るや、ボールをフェルナンダオに出した。そのフェルナンダオがシュートを放つと、カイセリ・スポルのディフェンダーがゴールライン際からクリアした。そのボールが転がってきたところにいたメフメット・トパルが仕上げをするつもりだったが、カイセリ・スポルのディフェンスが、このボールを大きくクリアしてしまった。

                  正に、ギュライ・ヴラル・リサイタル

 同25分、カイセリ・スポルが、再度勝ち越した。ヴァレラが、中盤より通したスルーパスを受け、ゴール左斜め前で、ギュライ・ヴラルがシュートを放つと、ボールは、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同43分、カイセリ・スポルの攻撃で、左サイドでボールを得たギュライ・ヴラルのセンタリングを、ファーサイドで受けたウエリトンがゴールを決めたのだった。3:1。同ロスタイム、この夜のヒーローとなったギュライ・ヴラルが、信じられないゴールを決め、この試合のスコアを決したのだった。4:1。

【カイセリ・スポル】アリ・アハマダ=ハカン・アスランタシュ、レヴェント・ギュレン、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、エルカン・カシュ=ラジコ・ロトマン、ラヘーム・ラワル(後半27分:ランドリー・ンゲモ)=シルヴェストゥレ・ヴァレラ、デニズ・トゥリュチ(後半37分:クビライ・ソンメズ)、ギュライ・ギュンドウドゥ=ウムト・ブルト(後半42分:ウェリトン)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル=イェレマイン・レンス、サリフ・ウチャン(後半21分:オレクサンドゥル・カラヴァエフ)、アルペル・ポトゥク=フェルナンダオ(後半21分:ファン・ペルシー)



おおもとは、全てブルマ(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 1.29)

セミフ・カヤ(左)オメル・バイラム(右)(アクヒサル市役所スポル公式HP) ブルマ(ガラタサライ公式HP)  スナイデルが、アクヒサル市役所スポル相手に3アシストを見せた。ブルマが、2ゴールを決め、ヒーローとなった。更に、セミフ・カヤ、ヤシン・オズテキン、セルチュク・イナンもゴールを決め、ガラタサライは6点をあげたのだった。

 ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナで、アクヒサル市役所スポルを6:0でくだした。前半1分、スナイデルのスルーパスに反応して動き出したブルマが、ゴール左斜め前の狭い角度からシュートを放つと、GKファーティフ・オズテュルクを抜けたが、オメル・バイラムが、ゴールライン際からコーナーへと逃げた。同9分、スナイデルがショートコーナーキックを蹴り、パス交換をしてから中へと入れると、そのボールに、セミフ・カヤがヘッドで合わせ、ガラタサライが1:0と先制した。同25分、ブルマが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだあと、ポドルスキと壁パスをして、ペナルティエリア内からシュートを放つと、ボールは、アクヒサル市役所スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。同33分、スナイデルからの素晴らしいパスを、ペナルティエリア内で得たポドルスキがシュートを試みると、ファーティフが、ボールを叩き出した。だが、そのボールを、詰めていたヤシン・オズテキンが、がら空きとなっていたゴールに送り込んだ。3:0。

                  ガラタサライ、後半に入っても緩まず

 同41分、ガラタサライは、4点差とした。スナイデルからのパスを、ペナルティエリア内で得たブルマが、相手選手2人をかわし、シュートを放つと、アクヒサル市役所スポルのゴールネットに送り込まれたのだった。後半27分、スナイデルからのロングパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入ったブルマが、GKファーティフと1対1となろうとしたところ、ディフェンダーが間に入った。同32分、ロドリゲスが、ペナルティエリア内で、GKファーティフにより倒された。それで得たPKを、セルチュク・イナンが決めた。5:0。同42分、この日大活躍のスナイデルからの素晴らしいパスを受けたシナン・ギュムシュが、この試合のラストゴールを決めた。6:0。前節、カラビュックで敗戦を喫したガラタサライだったが、これで、サポーターの前で許しを請うたことになった。

【ガラタサライ】ムスレラ=サブリ・サルオウル、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、リオネル・キャローレ=ジョスエ、セルチュク・イナン=ヤシン・オズテキン(後半26分:ガリー・ロドリゲス)、スナイデル、ブルマ(後半39分:シナン・ギュムシュ)=ポドルスキ(後半33分:エレン・デルディヨク)
【アクヒサル市役所スポル】ファーティフ・オズテュルク=ミゲル・ロペス、ジャネル・オズマンパシャ、オルハン・タシュデレン、オメル・バイラム=アブドゥル・シッソコ、ハサン・アリ・アドゥギュゼル(後半1分:オヌル・アユク)=オルジャン・アドゥン(後半31分:ムーダト・チェリク)、イーノク・アドゥ(後半1分:アイクト・チェヴィケル)、オゼル・フルマジュ=リカルド・ファス・テ



メフメット・トパルは大丈夫、だがオザン・トゥファンは無理(タクヴィム紙 17. 1.28)

メフメット・トパル(サバハ紙) オザン・トゥファン  昨日の練習に、チームメイトとともにピッチに立ったメフメット・トパルは、カイセリ・スポルとのアウェー戦に出場は可能だ。オザン・トゥファンが間に合うのは、かなり難しい。

 フェネルバフチェに、昨日、朗報と悪い知らせが、1つずつ入って来た。アダナ・スポルとカドゥキョイで戦ったトルコ・リーグの試合で、脚裏の筋肉を傷め、MR検査の結果、肉離れを起こしていることが判ったメフメット・トパルが、昨日の練習で、チームに合流して練習をしたことで、首脳陣は喜びに包まれた。

                 オザン・トゥファンの痛みは取れず

 メフメット・トパルは、カイセリ・スポル戦に出場できることが判ったが、悪い知らせの方はオザン・トゥファンから入って来た。オザン・トゥファンは、バシャクシェヒル・スポル戦でゴールを決めたが、後半には、ピッチに立てなかったのだ。

                 カイセリ・スポル戦には帯同せず

 オザン・トゥファンは、脚裏の筋肉にある痛みが取れないままだと言われている。オザン・トゥファンは、恐らくカイセリ・スポルとのアウェー戦には帯同されず、イスタンブルで治療を続けることになろう。オザン・トゥファンに替えて、試合には、サリフ・ウチャンかアルペル・ポトゥクが出場するものと考えられる。



フェネルバフチェ、アートゥフ・シェシューの処遇に決断(ファナティック紙 17. 1.27)

アートゥフ・シェシュー  フェネルバフチェ理事会は、アートゥフ・シェシュー獲得に名乗りを上げていたコンヤ・スポルに決定事項を伝えた。

 フェネルバフチェは、トラブゾン・スポルのメフメット・エキジ獲得の交換要員に使おうと考えていたが、うまくいかなかったアートゥフ・シェシューを、今季末まで、確保しておきたい選手だとの結論に達した。モロッコ人選手アートゥフ・シェシュー獲得に向けて正式なオファーを出してきていたコンヤ・スポルに対し、今夜、その結論を伝えた。
 フェネルバフチェは、コンヤ・スポル側に、「アートゥフ・シェシューは、シーズン終了まで、我がクラブに置いておくことに決めた。従って、貴クラブのみならず、他のクラブにも出すつもりはない。この決定に理解していただくようお願いする」との回答を伝えた。
 周知のように、コンヤ・スポルのアイクト・コジャマン監督は、アートゥフ・シェシューの獲得に、ご執心であった。



リカルド・クアレスマ、2月に調印(タクヴィム紙 17. 1.26)

クアレスマ(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、今季終了をもって契約が満了するクアレスマと、契約更改について、全ての点で合意に達した。クアレスマは、来月、調印することになろう。

 ベシクタシュは、クアレスマとの契約更改が秒読みに入っている。アランヤ・スポル戦で見せたプレーぶりは、大差での勝利に大きく貢献したと言えるクアレスマと行われた最新の会談で、契約更改の詳細が俎上に乗せられた。クアレスマは、ベシクタシュ側が出した新たなオファーを受け入れ、何ら問題は出なかったと言われている。

                  新たに3年契約

 中国を始め、ポルトガル、スペインのクラブからオファーを受けていたクアレスマだが、ベシクタシュ側に色よい回答を出し、「こここそが、俺のねぐらと言えるんだ。ベシクタシュのユニフォームを着ることができて幸せ者だ。だから、ここに留まるつもりをしている」との回答を出した。補強委員会委員長ウムト・ギュネルは、クアレスマに3年契約のオファーを出し、合意に達しということだ。



デンバ・バが戻って来る(タクヴィム紙 17. 1.25)

デンバ・バ  セネガル人スター選手デンバ・バが、、月曜日には、メディカルチェックを受けることになっている。デンバ・バには、125万EUROが支払われることになろう。もう1人、元ベシクタシュの選手エルサン・ギュルムが、月曜日にベシクタシュに合流する。

 ベシクタシュは、素晴らしい成果を積み上げている。ベシクタシュ理事会は、元ベシクタシュのゴールゲッターであったデンバ・バを連れ戻そうとしている。デンバ・バは、来週の月曜日に、メディカルチェックを受けるために、イスタンブル入りするものと思われている。デンバ・バのメディカルチェックで、何ら問題が出なければ、ベシクタシュは、デンバ・バと半年間の契約することになると考えられている。デンバ・バに対しては、半年間の俸給として125万EUROが支払われることになろう。デンバ・バのレンタル料は支払われることはないだろう。ベシクタシュは、デンバ・バを、中国の上海申花へは、1300万EUROで放出するということがあった。デンバ・バは、ベシクタシュにユニフォームを着て、41試合出場して、29ゴールをあげている。

 7月に、左脚の脛骨を骨折しているデンバ・バは、約1ヶ月前にランニングを開始したところだという。デンバ・バの不安材料が一掃されているならば、調印に移るだろう。一方、ベシクタシュは、来週月曜日に、更に補強爆弾を炸裂させるはずだ。元ベシクタシュのエルサン・ギュルムが、レンタルで、ベシクタシュのユニフォームを、再び着ることになるのだ。エルサン・ギュルムは、目下のところ、中国の河北華夏幸福に所属している。



1:4、なんとも凄い(タクヴィム紙+アランヤ・スポル公式HP補綴 17. 1.24)

ライアン・バベル(左)アフメット・アルクルチ(右)(ベシクタシュ公式HP) ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP)  ジェンク・トスンのゴールで先制したベシクタシュは、ライアン・バベルのゴールで2点差、クアレスマのゴールで3点差をつけた。ローヴェのゴールで、アランヤ・スポルは、スコアを1:3にしたにせよ、とどめのゴールを、マルセロが決め、ゴールショーの幕を閉じた。

 ベシクタシュが、いいところを見せ、首位に立った。アランヤ・スポルを、アウェーで1:4でくだしたベシクタシュは、18節ぶりに首位に立った。前半7分、スピードに乗ったヴァグネル・ローヴェが、ファブリシオと1対1となったが、シュートが悪かった。同13分、ベシクタシュが先制した。右サイドから、クアレスマが入れたセンタリングに合わせて、いいジャンプをしたジェンク・トスンがヘディングシュートを放つと、スコアを0:1とするゴールが決まったのだ。同26分、ヴァグネル・ローヴェが、ファブリシオにフェイントをかけたあとシュートを放つと、ボールは枠を捉えたが、際どいところで、トシッチが大きくクリアした。同39分、ベシクタシュが、点差を2とした。トルガイ・アルスランのスルーパスを、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で得たライアン・バベルが、GKズデネク・ズラマと2人のディフェンダーをすり抜け、スコアを0:2とするゴールを決めたのだった。

                  相次ぐ2つのPKでゴールが生まれる

 ベシクタシュは、後半も怒涛の如き始まり方を見せた。同2分、ジェンク・アフメットが、ゴールエリア内でのマッチアップのなか、ボールに手を出してしまい、主審がPKを宣告した。このPKを、クアレスマが決め、3点目となったのだ。0:3。同8分、今度は、アランヤ・スポルがPKを得た。ペナルティエリア内で、ゲリアーが、ファブリシオにより倒され、主審がPKを指示したのだった。ヴァグネル・ローヴェが、このPKを決め、点差を2と縮めた。1:3。同29分、クアレスマが蹴ったコーナーキックに、とてもいいジャンプをしたマルセロが、スコアを1:4とするゴールを決めた。同39分、クアレスマのパスに合わせて、トシッチが触れると、ボールはゴールポストに当たり跳ね返った。そして、試合は1:4のまま終わった。

【アランヤ・スポル】ズデネク・ズラマル=アフメット・アルクルチ、カルロス・ガルシア、ビロル・パルラク、ベルカン・エミル=ギュイ・ミシェル・ランデル、イスマイル・アイサティ=エフェジャン・カラジャ、エムレ・アクババ(後半33分:ジニョール・プレ)、ワイルド・ドナルド・ゲリアー(後半19分:エムレ・ネフィズ)=ヴァグネル・ローヴェ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル(後半31分:アンドレアス・ベック)、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ(後半21分:マテイ・ミトロビッチ)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(前半36分:トルガイ・アルスラン)



首位争いに、フェネルバフチェが押し寄せて来た(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 1.23)

アルペル・ポトゥク(左)マルシオ・モッソーロ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) オザン・トゥファン(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、バシャクシェヒル・スポルというカーヴを、上手く回った。首位との勝ち点差は4と縮めた。優勝争いに、これで存在感を見せつけたのだった。

 フェネルバフチェが、今節、バシャクシェヒル・スポルを、カドゥキョイで1:0でくだした。フェネルバフチェは、試合早々に優勢に立った。開始まだ3分というところで、フェネルバフチェがフリーキックを蹴ったあと、シモン・ケールが、ペナルティエリア内にいたフェルナンダオに焦点を合わせた。だが、エピュローヌが、パスコースに入り、危険な場面を回避した。

                  エムレに当たりゴールネットを揺らす

 同28分、フェネルバフチェがゴールを決めた。フェネルバフチェの攻撃で、イェレマイン・レンスが、右サイドからセンタリングを入れると、ディフェンダーが対処し、ボールは左サイドへと流れた。左サイドから、今度は、ハサン・アリ・カルドゥルムがセンタリングを入れると、ボールは、ペナルティエリア内にいたアルペル・ポトゥクに渡ると、アルペル・ポトゥクは、背後から走り込んで来たオザン・トゥファンに、ボールを預けた。オザン・トゥファンの放ったシュートは、エムレ・ベレズオウルに当たりゴールインしてしまった。同32分、バシャクシェヒル・スポルが、危険な場面を作り出した。モッソーロのパスを、ペナルティエリア内で得たヴィスカが、シュートを試みたが、ボールは、サイドネットの外側に吸いこまれただけだった。

                  フェルナンダオ、PKを外す

 同41分、バシャクシェヒル・スポルが効果的な攻めを見せた。モッソーロのパスを、ペナルティエリア内で受けたメフメットが放ったシュートは、フェネルバフチェのディフェンダーが跳ね返した。後半6分、カイチャラが、右サイドから出したパスに合わせて、ヴィスカが、ペナルティエリア内からシュートを放ったが、ボールは、GKヴォルカン・デミレルが押さえただけだった。同27分、フェネルバフチェがPKを獲得した。バシャクシェヒル・スポルのペナルティエリアで、エレン・アルバイラクとフェルナンダオとのせめぎ合いとなったところ、ビュレント・ユルドゥルム主審は、エレン・アルバイラクがファウルを行ったということで、PKを指示した。同29分、そのPKを、フェルナンダオが蹴ると、GKヴォルカン・ババジャンは、左側を抜けようかというボールを防いだ。ボールは生きており、試合は続いたが、バシャクシェヒル・スポルのディフェンダーが、このボールを大きくクリアした。同45分、速いフェネルバフチェの攻撃で、イェレマイン・レンスが、左サイドでボールを持ち込んだあと、センタリングを入れると、オレクサンドゥル・カラヴァエフが、それに合わせてシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。後半ロスタイム2分には、100%ゴールかと思われたゴールチャンスを、ファン・ペルシーが逸した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=オザン・トゥファン(後半1分:オレクサンドゥル・カラヴァエフ)、ジョゼフ・デ・ソーサ=アルペル・ポトゥク、サリフ・ウチャン(後半31分:ロマン・ノイシュテッター)、イェレマイン・レンス=フェルナンダオ(後半38分:ファン・ペルシー)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル(後半1分:ジュニオール・カイチャラ)、アレクサンドゥル・エピュローヌ、ヤルチュン・アイハン、エレン・アルバイラク=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスカ(後半36分:ドカ・マドゥレイラ)、マルシオ・モッソーロ(後半27分:ムスタファ・ペテクメク)、ジェンギズ・ウンデル=メフメット・バッタル



カラビュック・スポル 2:1 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+ハベル・テュルク紙補綴 17. 1.22)

エヴゲン・セレズノフ(ミリエット紙) ダニー・ヌンコー(左)ブルマ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第18節で、ガラタサライは、カラビュック・スポルとのアウェー戦を戦い、2:1で敗れてしまった。

 この試合、最初のビッグチャンスは、カラビュック・スポルに生まれた。ラトフレヴィッチのセンタリングに、ケリム・ゼンギンが、ファーサイドで合わせたが、フェルナンド・ムスレアがゴールを許さなかった。ガラタサライは、前半15分に先制した。セルチュク・イナンの、相手ディフェンスの裏に放り込んだパスに、ヤシン・オズテキンが追いついた。そして、ヤシン・オズテキンが相手GKをすり抜け、がら空きのゴールマウスにボールを放り込んだのだった。ヤシン・オズテキンは、これで、今季8得点目となり、自身、トルコ・リーグでの1シーズン最多得点を記録したのだった。ヤシン・オズテキンは、昨季、30試合に出場して7得点を記録したが、今季は、はや18試合目にして8得点を記録したことになる。ヤシン・オズテキンは、トルコ・リーグで出場した直近の4試合で、6度、ゴールに絡んだことになる。同25分、ブルマにより、再度、ガラタサライはゴールに近づいた。ポドルスキとパス交換をしたブルマは、GKと1対1となったにも拘わらず、アフメット・シャヒンが、点差が開くゴールを許さなかった。同30分、ガラタサライのペナルティエリア内へと放り込まれたボールをコントロールしようとしたカラビュック・スポルのセレズノフが、キャローレとのせめぎ合いのなか、ピッチに倒れてしまった。これをみたジュネイト・チャクル主審はPKを指示した。同31分、このPKを、セレズノフ自身が蹴ると、ボールは、GKムスレラの左を抜けゴールネットを揺らしたのだった。1:1。そして、前半は、1:1のまま終了した。
 後半は、ガラタサライが圧力をかけて始まった。同5分、ポドルスキが、ペナルティエリア内へと持ち込もうとして倒された。これで得たフリーキックをセルチュク・イナンが蹴ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。同15分、ガラタサライが、ゴールにとっても近づいた。ジョスエが、相手ディフェンスの裏を取るパスを入れると、そのボールにヤシン・オズテキンが追いついた。GKと1対1となったヤシン・オズテキンが放ったシュートは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。同33分、左サイドでいい感じのパス交換をしたあと、ブルマが、ペナルティエリア内へと入りシュートを放った。だが、僅かに枠を逸れて外に出て行った。同37分、カラビュック・スポルが勝ち越し点を決めた。ラトフレヴィッチの左サイドからのセンタリングに、セルダルが、ペナルティエリア内でヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。同40分、ガラタサライが10人になった。ホームのカラビュック・スポルの速い攻撃で、中盤近くで、ハカン・バルタが、相手選手に行ったチェックに対し、2枚目のイエローカードが出てしまったのだった。そして、試合は、2:1とカラビュック・スポルがリードを保ったまま終わった。ガラタサライは、第19節では、アクヒサル市役所スポルをホームに迎える。

【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=ケリム・ゼンギン、ダニー・ヌンコー、バルシュ・バシュダシュ、ラスミン・ラトフレヴィッチ=モリウス・ヴァレリカ・ガマン=イルハン・デペ(後半41分:エルヴィス・コカロヴィッチ)、ジェイフン・ギュルセラム、クリスティアン・タナセ、デジャン・ラザレヴィッチ(後半31分:アンドリー・ブリズニチェンコ)=エヴゲン・セレズノフ(後半32分:セルダル・デリクタシュ)
【ガラタサライ】ムスレラ=サブリ・サルオウル、アフメット・チャルク、ハカン・バルタ、リオネル・キャローレ=セルチュク・イナン、ニゲル・デ・ヨング=ヤシン・オズテキン(後半20分:ガリー・ロドリゲス)、ジョスエ(後半39分:エレン・デルディヨク)、ブルマ=ポドルスキ



フェネルバフチェ、首位のバシャクシェヒル・スポルをホームに迎える(TRT 17. 1.21)

アドヴォカート監督(イエニ・シャファク紙)  トルコ・リーグ第18節で、フェネルバフチェは、ホームでバシャクシェヒル・スポルと戦う。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第18節、1月22日(日)に、首位のバシャクシェヒル・スポルをホームに迎える。
 トルコ・リーグの第17節を終わったところで、9勝5分3敗、勝ち点32という記録を残しているフェネルバフチェは、勝ち点39で首位に立っているバシャクシェヒル・スポルと対戦する。
 フェネルバフチェは、今季の第1節、アウェーで1:0で敗れた相手であるバシャクシェヒル・スポルを、ホームでくだしお返しをするつもりだ。フェネルバフチェは、もし勝つと、トルコ・リーグで、いまだ負け知らずの唯一のクラブに敗戦を味あわせたく、また、7差開いている勝ち点差を4に縮めたいと考えている。
 ウルケル・スタジアムで午後7時に始まるこの試合、ビュレント・ユルドクルム主審が裁くことになっている。

                  シモン・ケール、復帰

 故障が癒えたディフェンダーのシモン・ケールが、バシャクシェヒル・スポル戦には出場ができるようになった。
 右脚上部に肉離れを起こし、トルコ・リーグのアダナ・スポル戦、トルコ杯のゲンチレル・ビルリーイ戦を欠場したシモン・ケールが、チームに合流しての練習を開始した。シモン・ケールは、首位争いに関係のある一戦、バシャクシェヒル・スポル戦には先発メンバーに入ることと思われる。

                  フェネルバフチェ、4選手を欠く

 フェネルバフチェは、4人の選手を、故障ないしは累積警告のため、バシャクシェヒル・スポル戦では欠くことになる。
 トルコ・リーグのアダナ・スポル戦で傷み、途中交代を余儀なくされ、左脚上部に肉離れが判明したメフメット・トパルが出場できない。前後半のインターヴァル期間に、アンタルヤで行われたデニズリ・スポルとの練習試合で脚裏の筋肉を傷めたヴォルカン・シェンも、明日の試合には出場できない。
 故国のセネガル代表としてアフリカ杯に参戦しているムサ・ソウと、トルコ杯のゲンチレル・ビルリーイ戦で、レッドカードをもらったイスマイル・キョイバシュも、バシャクシェヒル・スポル戦には出場できない。
 アダナ・スポル戦で、フェネルバフチェのサポーターから指笛でやじられ、また痛みがあることから、昨日の練習には姿を現さなかったアートゥフ・シェシューが、バシャクシェヒル・スポルに出場するかどうかは不明確なところだ。

                  ハサン・アリ・カルドゥルムは累積警告一歩手前

 フェネルバフチェでは、バシャクシェヒル・スポル戦を前に、1人だけ、あと1枚で累積警告で出場できなくなる。
 今季、トルコ・リーグで、既に3枚のイエローカードをもらっているハサン・アリ・カルドゥルムが、バシャクシェヒル・スポル戦でイエローカードをもらうと、次戦は出場停止となる。即ち、第19節のカイセリ・スポル戦での出場が叶わくなるのだ。

                  想定される先発メンバー

 バシャクシェヒル・スポル戦で起用されると考えられるフェネルバフチェの先発メンバーは、次の通り。
 ヴォルカン・デミレル、シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン、アルペル・ポトゥク、イェレマイン・レンス、オレクサンドゥル・カラヴァエフ、ファン・ペルシー。



衝撃! シモン・ケールが間に合わない(タクヴィム紙 17. 1.20)

アドヴォカート監督(ファナティック紙) シモン・ケール(ファナティック紙)  アダナ・スポル戦で、不在の大きさを痛感させられたシモン・ケールが、重要なバシャクシェヒル・スポル戦でも出場できないことが判った。替わりは、再びロマン・ノイシュテッター、、、、。

 フェネルバフチェに、シモン・ケールから悪い知らせが届いた。肉離れのため、アダナ・スポル戦を欠場したシモン・ケールは、この日曜日に行われるとっても重要なバシャクシェヒル・スポル戦に間に合わないことが明らかになったのだ。フェネルバフチェのチームドクターが、シモン・ケールが、この試合に出場することはリスキーなことであり、故障がぶり返すことが考えられると、首脳陣に伝えたのだ。シモン・ケールの替わりとして、バシャクシェヒル・スポル戦には、今回も、ロマン・ノイシュテッターが起用されるのは確実だ。

                  アドヴォカート監督、苦悩

 しかし、マルティン・シュクルテルとロマン・ノイシュテッターという組み合わせのストッパーは、若干、不安が残ることから、同監督の頭を悩ませているところだ。



ようこそ、マルティン・カセレス(フォトマッチ紙 17. 1.19)

マルティン・カセレス  トラブゾン・スポルに新たに加入するマルティン・カセレスが、昨日18時12分着の飛行機で、妻ナタリアを伴い、アタテュルク空港に到着した。本日、詳細なメディカルチェックを受けたあと、問題が出なければ、2年半の契約に調印することとなる。

 トラブゾン・スポルは、補強に余念がない。右サイドバックのペレイラ、左サイドバックのマス、中盤のオルジャイ・シャハン、ストッパーのメジャーニを、この間獲得して、補強に湧くトラブゾン・スポルは、留まるどころではない。トラブゾン・スポルは、この間、交渉を続けてきた世界的に有名なウルグアイ人ストッパーのマルティン・カセレスを、イスタンブルに招請した。ウルグアイからパリ経由でやって来た29歳のマルティン・カセレスは、18時12分、アタテュルク空港に降り立った。妻ナタリアと代理人とともにやって来たマルティン・カセレスを、トルコ側の代理人が出迎えた。6つもの荷物を持ち到着して注目を集めていたマルティン・カセレスは、本日、リヴ病院で細かなメディカルチェックを受けることが明らかにされた。それで問題が出なければ、ムハッレム・ウスタ理事長と会うことになるマルティン・カセレスは、細かな点を詰めたあと調印に至ることになろう。

                   ビッグクラブを遍歴

 トラブゾン・スポルは、マルティン・カセレスと2年半の契約を結ぶと考えられている。マルティン・カセレスは、特別支給のボーナスと年俸180万EUROを受け取ることになると言われている。プロ選手としてのキャリアが、ウルグアイのデフェンソルというクラブで始まったマルティン・カセレスは、2007年に、ヴィジャレアルに90万EUROの移籍金で移った。マルティン・カセレスは、ヴィジャレアルのあと、ウエルバ、バルセロナ、ユヴェントス、セヴィージャという順で、ビッグクラブを渡り歩いた。最後はユヴェントスに所属していたが、今季は、どのクラブにも所属していなかった。しかし、その間、個人コーチとともに練習に励んでいたマルティン・カセレスは、フィジカル面で欠けるところはないことが明らかになっている。



ポドルスキの日本への移籍話、最新情報(ファナティック紙 17. 1.18)

ポドルスキ  ガラタサライのドイツ人スター選手ルーカス・ポドルスキの、日本のヴィッセル神戸への移籍についての詳細が、徐々に明らかになってきている。ガラタサライが獲得する移籍金も明らかになった。

 ガラタサライとルーカス・ポドルスキが並ぶということは、いつなんどきでも終わりを告げそうだ。日本のヴィッセル神戸が出して来たオファーの詳細が明らかになり始めたのだ。2002年のW杯終了後、イスハン・マンスズを獲得して、トルコのサッカーファンの関心を引いたヴィッセル神戸が、興味ある移籍金でもってオファーを出してきたことが明らかになってきたのだ。
 ヴィッセル神戸は、ポドルスキの移籍金として750万EURO(約3千万TL)というオファーを出してきたと言われている。ドゥルスン・オズベク理事長以下、ガラタサライの理事たちは、このオファーに熱い視線を向け、そして、ポドルスキが決断するのを待っているところだと言われている。
 ヴィッセル神戸は、ポドルスキに3年契約、年俸550万EURO(約2200万TL)のオファーを出して来たようだ。ポドルスキ自身は、このオファーに熱い視線を注いでいるが、以前、代理人宛にオファーを出して来た中国のクラブが、移籍金を上げてくることを待っており、もし、上げてこない場合には日本への移籍に向かうものと考えられている。

                  250万EUROを支払っている

 ガラタサライには、2015-16シーズン当初に移籍してきて、3+1年契約に調印したルーカス・ポドルスキの移籍につき、ガラタサライは、イングランドのアーセナルに250万EURO(約1千万TL)の移籍金を支払っている。
 ポドルスキの3年間の契約期間には、ガラタサライから年俸300万EURO、出場給として2万EUROを受け取り、+1年のオプションが行使された場合には、その新たな1年については、230万EUROの年俸、それに加えて、少なくとも20試合に出場すれば、各試合2万5千EUROの追加給与が支給されることになっている。



オスマンル・スポル 0:2 ベシクタシュ(オスマンル・スポル公式HP 17. 1.17)

クアレスマ(左)ヴァチラフ・プロチャズカ(右)(ヒュリエット紙)" タリスカ(下)を讃えるジェンク・トスン(上)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第17節で、ホームにベシクタシュを迎えたオスマンル・スポルは、2ゴールを浴び敗北を喫した。

                  試合経過

 前半16分、オスマンル・スポルの獲得したフリーキックを、メフメット・ギュヴェンが蹴った。直接枠を狙った強いボールだったが、ボールは、GKファブリシオが押さえた。同20分、オウズハン・オズヤクプのパスを、ペナルティエリアの手前で得たタリスカが、狙いすましたシュートを放つと、ボールはオスマンル・スポルのゴールネットを揺らした。0:1。同34分、クアレスマのパスを、ペナルティエリア・ライン上で得たバベルが強烈なシュートを放ったが、ボールは遥かバーを越えて外に出て行った。そして、前半は、ベシクタシュが0:1とリードしたまま終わった。後半4分、ムハッメド・バユルのパスを、ペナルティエリア内で得たヴェボが、ウマルに繋いだ。ウマルは、体を反転させてシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。同16分、クアレスマのセンタリングに、PKポイントにいたジェンク・トスンがヘッドで合わせたが、ボールは、オスマンル・スポルのGKカルセマルカスがキャッチした。同20分、トシッチのミスパスを咎め、ボールを奪い取ったウマルが、ペナルティエリア内へと入り、マヘルへとボールを出した。しかし、マヘルが、ボールを足から離しすぎたため、GKファブリシオが前に出て、ボールを処理してしまった。同24分、マヘルが試みた強烈なロングシュートは、僅かに枠の傍らを逸れ外に出て行った。同26分、ペナルティエリアの外でボールを得たタリスカが放った強いシュートは、僅かに枠を外れ外に出て行った。同35分、ペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、まず、タリスカがシュートを試みたが、オスマンル・スポルのGKカルセマルカスがパンチングで、これを防いだ。ペナルティエリアの外まで跳ね返ったボールを得たトルガイ・アルスランがシュートを放ったが、再度、カルセマルカスがパンチングで防いだ。今度は、ペナルティエリア内でボールを得たケリム・フライが、至近距離からシュートを試みた。だが、この度も、カルセマルカスが危険な場面を遠ざけたのだった。同43分、レガッティンの試みた強烈なシュートは、GKファブリシオが、際どく飛びついて、コーナーへと逃げた。同ロスタイム3分、アッティバ・ハッティンソンのパスを、ペナルティエリア内で得たジェンク・トスンがシュートを放つと、ボールは、オスマンル・スポルのゴールネットを揺らしていた。0:2。この結果、ベシクタシュが、この試合を0:2で制したのだった。

【オスマンル・スポル】カルセマルスカス=アヴディジャ・ヴサジェヴィッチ、ヌマン・チュリュクス、ヴァチラフ・プロチャズカ、ムハッメド・バユル(後半8分:アイクト・デミル)=コライ・アルトゥナイ(後半19分:ラヘーム・ラワル)、メフメット・ギュヴェン=アドゥリアン・レガッティン、アダム・マヘル(後半30分:ゾーン・デラルゲ)、アミヌ・ウマル=ピエール・ヴェボ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル(後半18分:アンドレアス・ベック)、マルセロ・ゲデス、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ(後半24分:トルガイ・アルスラン)、タリスカ、ライアン・バベル(後半34分:ケリム・フライ)=ジェンク・トスン



カドゥキョイで手負い(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 1.16)

イェレマイン・レンス(左)エムレ・ウーウル・ウルチ(右)(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・トパル(ミリエット紙)  フェネルバフチェは、アダナ・スポル戦で、前半23分、ゲエ・マガエにゴールを浴び、リードを許してしまった。同40分、フェネルバフチェは、メフメット・トパルが同点ゴールを決めた。しかし、フェネルバフチェは、前半の終盤に、ロニのゴールを浴び、再び衝撃が走った。後半33分、フェネルバフチェが同点ゴールを決めたにせよ、逃した魚は大きかった。

 フェネルバフチェは、ホームでアダナ・スポルと2:2で引き分け、後半戦に臨むに当たり悪い始まり方をしてしまった。前半6分、アダナ・スポルのマガエのパスを受けたジェム・オズデミルの放ったシュートは、GKヴォルカン・デミレルが防いだ。同16分、フェネルバフチェは、絶好機を生かすことができなかった。イェレマイン・レンスのセンタリングに合わせて、ニアサイドにいたフェルナンダオがダイレクトでシュートを放った。GKイタンジェが、ゴールライン際で辛うじて防ぐと、ディフェンダーが大きくクリアした。同24分、レナンの素晴らしいスルーパスが通り、ボールを得たマガエ・ゲエが、GKヴォルカン・デミレルをフェイントで交わすと、がら空きになったゴールに送り込んだのだった。0:1。同41分、イェレマイン・レンスのセンタリングに、まずマルティン・シュクルテルが強烈なシュートを放ったが、イタンジェが、それを防いだが、跳ね返りのボールを、詰めていたメフメット・トパルがゴールマウスに送り込んだのだった。1:1。同ロスタイム1分、アウェーのアダナ・スポルが、再度勝ち越した。マガエのパスを受け、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入ったロニがグランダーのマシュートを放つと、ボールはGKヴォルカン・デミレルの股間を抜けて、ゴールネットを揺らしたのだった。1:2。前半は、アダナ・スポルが、1:2でリードしたまま終わった。

                  フェネルバフチェ、大事な好機を逃す

 後半33分、マルティン・シュクルテルのシュートを、コマンが、手を出してしまった。セルカン・チュナル主審はPKを指示した。そして、そのPKを、フェルナンダオが決めたのだった。同43分、サリフ・ウチャンの、見事なヒールパスを受けたファン・ペルシーが放ったシュートは、イタンジェがコーナーへと逃げた。同ロスタイム5分、ジョゼフ・デ・ソーサの試みたシュートは、イタンジェが驚くべき反応を見せ、ボールを外に出した。そして、試合は、2:2の引き分けで終わった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター(後半34分:ファン・ペルシー)、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル(前半44分:オレクサンドゥル・カラヴァエフ)、オザン・トゥファン、ジョゼフ・デ・ソーサ=イェレマイン・レンス、フェルナンダオ、アートゥフ・シェシュー(後半19分:サリフ・ウチャン)
【アダナ・スポル】チャールズ・イタンジェ=ディガオ、マウルシオ・ラモス、ディディ、サミ・ジャン・ケスキン=レナン・ファジーニョ、ベキル・ユルマズ、ウラディミル・コマン=ジェム・オズデミル(後半ロスタイム4分:アフメット・デレリ)、ゲエ・マガエ、ロニ・グレイソン(後半39分:エムレ・ウーウル・ウルチ)



コンヤ・スポル 0:1 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+ハベル・テュルク紙補綴 17. 1.15)

サブリ・サルオウル(ミリエット紙) マルティン・リネス(左)デニ・ミロセヴィッチ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第17節、ガラタサライは、コンヤ・スポルとアウェー戦を戦った。ガラタサライは、サブリ・サルオウルの唯一のゴールで、勝ち点3を得た。

 イズミルでのテロの犠牲となった警官フェトゥヒ・セキンの息ブラク・トルナイ・セキンが、試合前のセレモニーに、選手とともに加わった。最初のゴールチャンスは、前半3分に訪れた。左サイドから、キャローレがセンタリングを入れると、ジョスエがジャンプ一番、シュートを試みたが、ボールは、GKセルカン・クルントゥルが押さえた。前半8分、左サイドから、メフメット・ウスタがペナルティエリア内へと入れたボールに反応したスクビッチが、ヘッドでボールを落とすと、PKポイントに落ちたところ、バジッチがシュートを試みたが、ボールは僅かに枠を逸れ外に出て行った。同32分、左サイドから生まれたホームのコンヤ・スポルの攻撃で、デニ・ミロセヴィッチがペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、そのボールを、スクビッチがラジド・バジッチにパスを送りはしたが、ラジド・バジッチの動きが足りず、ガラタサライのディフェンダーが大きくクリアしてしまった。結局、前半は、両者ともにゴールがないままに終わった。
 後半に、ガラタサライは意欲的に臨んだ。同6分、新加入のロドリゲスの走るコースに、スナイデルがパスを出した。ガリー・ロドリゲは、更に、ファーサイドにいたサブリにパスを送ると、サブリがシュートを放った。ボールは、セルカン・クルントゥルから跳ね返ったところ、再度、サブリが触れると、コンヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。ゴールとともにテンポの上がったガラタサライは、同12分に、再度、サブリによりゴールに近づいた。スナイデルがフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内のコンヤ・スポルのディフェンダーがクリアした。そのボールが、ペナルティエリア・ライン上に転がると、サブリ・サルオウルがダイレクトでシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同27分、アリ・チャムダルが、この日2枚目のイエローカードをもらい、コンヤ・スポルは10人になってしまった。同31分、ロドリゲスが、エレン・デルディヨクのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取った。そして、GKと1対1となったが、際どいところで、セルカン・クルントゥルが、ボールを外に出した。同41分、マルティン・リネスが、右サイドをゴールライン際まで持ち込み、センタリングを入れると、サブリが、それに合わせてヘディングシュートを放ったが、セルカン・クルントゥルが、辛うじてパンチングで防いだ。その僅か1分後、今度は、ポドルスキがペナルティエリア内からシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられず、外に出て行った。残りの時間では、新たなゴールが生まれることなく、ガラタサライが、0:1で試合を制し、勝ち点を36に伸ばした。ガラタサライは、次節は、カラビュック・スポルとアウェー戦を戦う。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン(後半1分:アミル・ハジャフメトヴィッチ)、ヤゴス・ヴコヴィッチ、メフメット・ウスル(後半31分:ヴォルカン・フンドゥクル)=オメル・アリ・シャヒネル、ジャン・ジョンソン、アリ・チャムダル、デニ・ミロセヴィッチ=ディミタル・ランゲロフ(後半24分:モリケ・フォファナ)=リアド・バジッチ
【ガラタサライ】ムスレラ=サブリ・サルオウル、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、リオネル・キャローレ=ニゲル・デ・ヨング、セルチュク・イナン=マルティン・リネス、ジョスエ(後半1分:ガリー・ロドリゲス)、スナイデル(後半ロスタイム4分:アフメット・チャルク)=エレン・デルディヨク(後半37分:ポドルスキ)



10という数字はトラブゾン(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 1.14)

ユスフ・ヤズジュ(ファナティック紙) ジョアオ・ペレイラ、ジョシュア・ジョン、ウーウル・デミロク(左から)(ブルサ・スポル公式HP)  今季前半、自らにはねつけられた泥を吹き飛ばしたトラブゾン・スポルは、ユスフ・ヤズジュとウーウル・デミロクのゴールで、ブルサ・スポルをアウェー戦で蹴散らした。ンドエが、後半3分に退場となり、以後10人で戦いながら見せたポジティヴなサッカーは、サポーターに、今後の希望を抱かせるものだった。

 トラブゾン・スポルが、後半戦のスタートを、ブルサ・スポルへの勝利できった。トラブゾン・スポルは、ブルサ・スポルとのアウェー戦を、とっても意欲的でスピード豊かなプレーで始めた。前半12分、マスが、左サイドからフリースローでボールを入れたあと、ブルサ・スポルのペナルティエリア内で混戦が生まれた。この混戦のなか、ボールを得たユスフ・ヤズジュが、トラブゾン・スポルが0:1と先制するゴールを決めた。同28分、トラブゾン・スポルは、危険な場面を作り出した。コロンビア人スター選手カスティリョが、2人の相手選手をすり抜けペナルティエリア内へと入った。そのカスティリョがシュートを放つと、ブルサ・スポルのストッパーのエルトゥールルが、ゴールライン際からクリアした。同29分、ユスフ・ヤズジュの蹴ったコーナーキックからのボールに、ウーウル・デミロクがヘッドで合わせると、ボールはブルサ・スポルのゴールネットを揺らしていた。同39分、ホームのブルサ・スポルが、クビライ・カナトスズクシュのゴールをで、点差を1と縮めた。メルテル・ユジェからのパスを、トラブゾン・スポルのペナルティエリア内で得たクビライ・カナトスズクシュがシュートを放つと、ボールは、一旦、GKオヌル・レジェプ・クヴラクに当たり跳ね返った。跳ね返りのボールを得たクビライ・カナトスズクシュが、再度、シュートを試みると、今度は、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。

                  10人となったトラブゾン・スポルが絶好機を逸す

 後半23分、ブルサ・スポルのアルゼンチン人MFバッターシャが浮かし球でセンタリングを入れたのに対し、ヨルゲラがヘッドで合わせたが、オヌル・レジェプ・クヴラクがパンチングで外に出して防いだ。最後の10分間に、10人となっていたトラブゾン・スポルが、信じられないゴールの逃し方をした。同35分、トラブゾン・スポルの攻撃で、相手GKと1対1となったオルジャイ・シャハンの試みたシュートは、外に出て行ってしまった。同44分、ウーウル・デミロクのスルーパスを、ブルサ・スポルのペナルティエリアのゴール右斜め前で得たユスフ・エルドーアンの放ったシュートは、GKハルン・テキンがコーナーへと逃げた。後半ロスタイム2分、ユスフ・エルドーアンのスルーパスを、ブルサ・スポルのペナルティエリアの手前で得たアイタッチ・カラの狙いすましたシュートは、GKハルン・テキンが、足を使って叩き出した。10人で、試合を終えることになったトラブゾン・スポルは、ブルサでとっても大事な勝ち点3を得たのだった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=エルデム・オズゲンチ(後半42分:ヨナタン・デル・ヴァレ)、トマス・シヴォク、エルトゥールル・エルソイ、アズィズ・ベヒッヒ=クリストバル・ヨルゲラ、メルテル・ユジェ(後半33分:トマス・ネジド)=デニズ・ユルマズ、パブロ・バッターシャ、ジョシュア・ジョン(後半20分:セルジャン・ユルドゥルム)=クビライ・カナトスズクシュ
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、エマヌエル・マス=オカイ・ヨクシュル、オジェニ・オナジ(後半42分:アイタッチ・カラ)=オルジャイ・シャハン、ユスフ・ヤズジュ(後半40分:ユスフ・エルドーアン)、ファビアン・カスティリョ(後半18分:メジャーニ)=ダメ・ンドエ



目標は明らか(ミリエット紙 17. 1.13)

オルジャイ・シャハン(ファナティック紙)  ガラタサライのヤン・オルデ・リーケリンク監督は、コンヤ・スポル戦を前にして、報道陣に、次のように答えた。

 前半戦は悪くなかった、後半戦には希望を持って臨めると語った同監督は、相次いで戦うコンヤ・スポルとカラビュック・スポルとのアウェー戦に対し、「勝ち点4というのは受け入れられるか」という問いかけに対し、「我々の目標は、この2つのアウェー戦で勝利を得ることだ」と応じ、勝ち点を失うことは我慢のならないことと述べた。
 ヤシン・オズテキンが許された件について、見解を求められた同監督は、「ヤシン・オズテキンは、今日、我々の中に加わった。クラブ側が課した処罰はある。でも、もう済んだことだ。累積警告で、試合に出られないことになるだろう。だが、その後は、出場の機会を得ることになる」と述べた。
 同監督は、FWについて、ポドルスキの動向によっては、補強を行うことを明らかにした。
 ロドリゲスについては、同監督は、次のように述べた。
 「サイドのできる選手について、多くの選手を検討したが、ロドリゲスは、とっても能力の高い選手だ。オランダ生まれのロドリゲスの近年のプレーぶりを観てみた。PAOK、エルチェ、レヴスキでプレーしてきた選手だ。今、26歳だ。このタイプの選手は、我々のレヴェルを向上させることになるはずだ」

                  コンヤ・スポル戦に備えて

 ガラタサライは、コンヤ・スポル戦に備えて、昨日は1回練習で継続した。その練習には、前日に許されたヤシン・オズテキンも加わった。また、故障のため、長期に渡りピッチを離れていたコライ・ギュンターが、本日よりチームに合流して練習を行う。



トラブゾン・スポル、オルジャイ・シャハンと契約を交わす、これが年俸だ!(ヒュリエット紙 17. 1.12)

オルジャイ・シャハン(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、ベシクタシュのオルジャイ・シャハンと、3年半の契約を結んだ。トラブゾン・スポルは、移籍金として20万EURO、また、年俸総計595万EURO(2440万TL)を支払う。

 トラブゾン・スポルは、オルジャイ・シャハンの移籍について、ベシクタシュと、また本人とも合意に達したことを公表した。
 トラブゾン・スポルは、3年半の契約を結んだオルジャイ・シャハンに、総計595万EUROの年俸、及び、ベシクタシュ側に、契約解約金として20万EUROを支払う。
 トラブゾン・スポルが明らかしたものは、次の2件である。
 「オルジャイ・シャハンが、当クラブへ加入する件につき、ベシクタシュと合意に達した。合意に従い、契約解約金として、ベシクタシュに20万EUROを支払うことになる」
 「本クラブとオルジャイ・シャハンとは、2019-20シーズン終了まで(3年半)の契約を交わした。その契約に従い、本クラブは、オルジャイ・シャハンに対し、2016-17シーズンには85万EURO、2017-18シーズンには170万EURO、2018-19シーズンには170万EURO、2019-20シーズンには170万EUROの年俸が支払われる」。



やがて、ブルマは契約に調印へ(ヒュリエット紙 17. 1.11)

エルサン・ギュルム  今季、ガラタサライで、16試合に出場して、5ゴール、5アシストを記録して、ヒーローとなっているブルマが、契約更改に応じることになった。

 ガラタサライは、今季、そのプレーぶりで、チームで最も光る選手の1人になっているブルマが、契約の延長に応じる姿勢である。ガラタサライは、ブルマの代理人と交渉の席に着き、合意に達したのだ。
 ガラタサライは、来季から始まる3シーズンの契約延長を行う。今季、年俸として120万EUROを、ガラタサライから受け取っているブルマは、来季以後は、年俸として250万EUROを受け取ることになる。ブルマの契約書には、年俸とは別に特別ボーナスなどの特別規定が盛り込まれることになる。
 ガラタサライ側は、ブルマが自由契約になれるための条項については、まだ明確な決定を下していない。しかし、そのための金額は、少なくとも3千万EUROになるものと考えられている。
 今季、ガラタサライのユニフォームを着て、素晴らしい出来を見せているブルマは、16試合に出場して、5ゴール、5アシストを記録している。ガラタサライに重要な試合で活躍を見せ勝ち点をもたらすのに貢献してきたブルマに対し、殊にイングランドのクラブから、熱い視線が注がれている。
 トッテナムから関心を持たれているブルマは、昨季、プレミアリーグが気に入っていると言ったことがあった。



ベシクタシュ、スーパーな補強へアタック(TRT 17. 1.10)

エルサン・ギュルム  シェノル・ギュネシュ監督が経験豊かなストッパーを求めていることから、ベシクタシュのフロントは、スーパーな補強を仕掛けた。

 ベシクタシュは、昨季の移籍解禁期間に、中国へ放出したエルサン・ギュルムを、再びメンバーに加えるべく、交渉を開始した。
 直近では、マテイ・ミトロビッチを獲得したベシクタシュが、同監督が経験豊富なディフェンダーを求めていることから、エルサン・ギュルム獲得に舵を切った。
 29歳になっているエルサン・ギュルムが、ベシクタシュのオファーに熱い視線を向けていることが明らかになっているが、河北華夏幸福側も、ベシクタシュの交渉の申し出に対し、「OK」の回答を寄こしたということだ。
 エルサン・ギュルムを、1年半のレンタルで獲得したいベシクタシュは、河北華夏幸福の関係者と、この金曜日に交渉の席に着くことになっている。エルサン・ギュルムは、河北華夏幸福では24試合に出場している。そして、1ゴール、1アシストを記録している。



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