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ガラタサライ 5:0 ブルサ・スポル(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 18. 2.24)

ガリー・ロドリゲス(左)ハルン・テキン(右)(ハベル・テュルク紙) バフェティンビ・ゴミス(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第23節、ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナにブルサ・スポルを迎えた。前節2位になったガラタサライは、バフェティンビ・ゴミス(3)、ロドリゲス、セルダル・アズィズのゴールで、5:0で勝ち、勝ち点を47に伸ばした。

 3万6812人の観客が観守った試合前、「殉死者は死なず、国家は裂かれず」の声が、全座席から上がるなか始まったが、早々に優位に立ったのはガラタサライの方だった。前半10分、ガリー・ロドリゲスの放ったシュートは、ブルサ・スポルのディフェンスが防いだが、スタンドが待ち望んだゴールは、時間を要することはなかった。同11分、左サイドで、長友が奪ったボールを、ロドリゲスに送った。ロドリゲスは、ペナルティエリア内へと持ち込むや、ペナルティエリア・ライン手前にいたバフェティンビ・ゴミスに、グランダーのパスを出すと、走り込んできて、左足を一閃、グランダーのシュートを放つと、ボールは、ブルサ・スポルのゴール隅に突き刺さった。1:0。同38分、ウィリアム・エコングが、ユネス・ベランダを倒したことから、ブルサ・スポルは10人になってしまったが、その1分後、バフェティンビ・ゴミスの放ったシュートが、バー直撃するということがあった。同42分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。ブルサ・スポルのディフェンダーのエルトゥールル・エルソイからボールを奪ったロドリゲスが、スピードに乗ってペナルティエリア内へと持ち込んだ。GKハルン・テキンと1対1となったロドリゲスが、ゴール左斜め前から狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。そして、このゴールが、前半のスコアを決したのだった。
 ガラタサライは、後半開始早々に、ゴールを決めた。同4分、マルティン・リネスが入れたセンタリングのボールが、GKハルン・テキンからこぼれると、そのボールが、セルダル・アズィズの前に落ちた。ゴール右斜め前から、セルダル・アズィズがゴールを決め、点差を3と拡げた。トルコ杯のコンヤ・スポル戦でゴールを決めたことのあるセルダル・アズィズだが、このゴールが、ガラタサライのユニフォームを着てから、トルコ・リーグであげた初ゴールとなった。同27分、再び、バフェティンビ・ゴミスの登場だ。ロドリゲスとユネス・ベランダのパス交換のあと、ボールを得たバフェティンビ・ゴミスが、強い、だが狙い澄ましたシュートを放つと、スコアは4:0となった。バフェティンビ・ゴミスは、ロスタイムにも、ロドリゲスのアシストを受け、もう1度、ゴールを決め、スコアを5:0とした。これで、バフェティンビ・ゴミスは、ガラタサライ加入後、初のハットトリックを記録したことになる。
 2月27日、トルコ杯準決勝第1戦のアクヒサル・スポルとのアウェー戦に臨むガラタサライは、トルコ・リーグでは、3月3日(土)に、カラビュック・スポルとアウェー戦に臨むことになっている。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス(後半22分:マリアーノ・フィーリョ)、セルダル・アズィズ、マイコン・ロケ、長友佑都=セルチュク・イナン(後半31分:エレン・デルディヨク)、ライアン・ドンク(後半9分:ヤシン・オズテキン)=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス=バフェティンビ・ゴミス
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=ウィリアム・エコング、クリスティアン・ティティ、エルトゥールル・エルソイ=ミケル・アグ、アブドラヒ・シェフ=ジョシュア・ジョン、ジョン・ボストック(後半29分:フルカン・ソヤルプ)、アズィズ・ベヒッヒ=パブロ・バッターシャ(後半18分:ユスフ・エルドーアン)、ボグダン・スタンク(前半34分:シナン・バクシュ)



サイドを封じよ、奥からもシュートを打て(タクヴィム紙 18. 2.23)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP)  選手たちとミーティングをしたアイクト・コジャマン監督は、警告を発した。「サポーターをも舞い込んで優位に立つだろう、彼らは。サイドを封じよう。奪い取ったボールは速く出し、中盤からでもシュートを打て」と。

 フェネルバフチェは、ベシクタシュとのダービーマッチに向け、フィジカル面、戦術面双方で、準備を続けている。フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、日曜日の夜に行われるダービーマッチの戦術を、選手たちの頭に埋め込んでいる。選手たちのメンタル面での安定を求める同監督は、サポーターによるプレッシャーに注目している。「彼らは、サポーターの声援を背に、開始早々からプレッシャーをかけてくるだろう。それに、今から備えておこう」と言っている。

                  ライアン・バベルとクアレスマを内へと入れるな

 ベシクタシュは、サイドから組織的に攻めていくことを考えるだろうと言う同監督は、「ライアン・バベルとクアレスマが内へ入り込んでこようとするだろう。これを止めねばならない。サイドバックの攻め上がりにも、我が方のサイドの選手が対応しなければならない。サイドを封じ込み、奪い取ったボールで、後方からスペースを探そうじゃないか」と述べた。

                  ボールを出すときは最初のパスが肝要

 攻撃に出るときは、パスの正確さを求める同監督は、「攻撃に出るときは、最初のパスが大事だ。ここで奪われたら、とっても危険だ。だが、最初のパスが通れば、今度は、相手が厳しい状況に落ち込むのだ。忍耐と方針を持つこと、これが、最も我々にとっては要のことだ。そして、個人的なミスは最後に考えるべきことなのだ」と語った。



ドゥスコ・トシッチ、先発メンバーに戻って来る(ミリエット紙 18. 2.22)

シェノル・ギュネシュ監督(ハベル・テュルク紙) ドゥスコ・トシッチ(フォトマッチ紙)  バイエルン・ミュンヘンとの一戦後、ドイツから早朝にイスタンブルに戻って来たベシクタシュの選手たちは、昨日は休養をとった。

 シェノル・ギュネシュ監督が、1日の休暇を与えたベシクタシュの選手たちは、早々に疲労をとる機会を得たのだった。
 ベシクタシュは、本日、報道陣に非公開で行う練習で、フェネルバフチェとのダービーマッチに備えた準備を開始する。同監督は、ダービーマッチでは、選手起用面に重要な変更を加えることを明らかにしている。アリアンツ・アレーナでレッドカードをもらい、批判に晒されているドマゴイ・ヴィダを控えに回すことを考えている同監督は、替わりに、ドゥスコ・トシッチを先発メンバーに入れるつもりをしているようだ。
 故障から恢復したドゥスコ・トシッチは、バイエルン・ミュンヘン戦の後半で見せたプレーぶりを見て、すっかり恢復しているのを看て取った同監督は、セルビア人選手ドゥスコ・トシッチに大丈夫との感触を明確に持ったのだ。また、出場停止のペペの欠場については、ガリー・メデルをストッパーでの起用を考えているようだ。



バイエルン・ミュンヘン 5:0 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙 18. 2.21)

アドリアーノ・コッレイラ(左)キングスレイ・コマン(右)(ハベル・テュルク紙) ドマゴイ・ヴィダにレッドカード(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュが、ドイツで粉々になってしまった。ベシクタシュが、チャンピオンズリーグ16強の戦い第1戦で、バイエルン・ミュンヘンに5:0で敗れたのだ。前半16分、ドマゴイ・ヴィダがレッドカードをもらい10人となってしまったベシクタシュが勝ち上がるのは、最早奇跡の彼方へと行ってしまった。

 チャンピオンズリーグのグループ・リーグ戦の記録を塗り替え、トルコ・サッカー史に、その名を刻んだベシクタシュは、16強の戦い第1戦をアウェーで戦い、バイエルン・ミュンヘンに5:0で屈した。
 ベシクタシュは、チャンピオンズリーグで8試合ぶりに敗戦を喫した。3月14日、ヴォーダフォン・パルクで行われる第2戦を前に、勝ち上がりの希望は奇跡の彼方に行ってしまった。
 元々は、アリアンツ・アレーナでの歴史的な一戦は、ベシクタシュの望みどおりに始まった。だが、そのプランも、前半16分に崩れ去ったのだった。
 ボールを奪われたあと、ペナルティエリア手前で、ロベルト・レヴァンドスキに対して行ったチェックに対し、ドマゴイ・ヴィダにダイレクトでレッドカードが出されたのだ。チームを10人にしてしまい、また、サッカー人生で初のレッドカードをもらったクロアチア人ストッパーのドマゴイ・ヴィダは、ピッチを去るとき、涙を抑えることができなかった。
 ドマゴイ・ヴィダがレッドカードをもらったために与えられたフリーキックを、ジェームズ・ロドリゲスが蹴ると、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行った。
 同19分、バイエルン・ミュンヘンのディフェンスがミスを犯したことでボールを得たワグナー・ラウが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 10人になったベシクタシュに対し、攻撃の度合いが高まっていったバイエルン・ミュンヘンは、同44分、トマス・ミューラーのゴールで1:0と先制した。ペナルティエリア内でダヴィド・アラバのパスを受けたトマス・ミューラーの放ったシュートが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。
 前半は、このスコアのまま終わった。バイエルン・ミュンヘンは、頭に打撲を負ったジェームズ・ロドリゲスは、プレー続行不可能となり、アリエン・ロッベンを、替わりに投入した。
 後半5分、レヴァンドフスキがフリーキックを蹴り、直接ゴールを狙ったが、ボールは、ゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。
 その2分後、バイエルン・ミュンヘンは、コマンのゴールで、点差を2と拡げた。ミューラーからのパスを、ペナルティエリア内右サイドで得たロベルト・レヴァンドスキが、コマンに、ボールを出した。PKポイント上でボールを得たコマンがシュートを放つと、ボールは、ファブリの右を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。
 同21分、バイエルン・ミュンヘンは、ミューラーのゴールで、スコアを3:0とした。ロッベンからのパスを受けたヨシュア・キミッヒが、ペナルティエリア外右サイドからセンタリングを入れた。そのパスコースに入ったトマス・ミューラーがシュートを放つと、ファブリが防ごうとしたが間に合わず、ゴールが決まったのだった。3:0。
 同34分と同43分には、ロベルト・レヴァンドスキが舞台に立ち、この試合の結果を宣告した。5:0。これで、ベシクタシュの勝ち上がりは奇跡の域となった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=アドリアーノ・コッレイラ、ペペ、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン(後半24分:ギョクハン・ギョヌル)=ガリー・メデル(後半40分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ、タリシカ、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ(後半12分:ドゥスコ・トシッチ)



ゲンチレル・ビルリーイ 3:0 ギョズテペ(NTV 18. 2.20)

ジャイルトン(TRT) タンジュ・カイハン(左)アイドゥン・カラブルト(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第22節、ゲンチレル・ビルリーイは、ホームにギョズテペを迎えた。ここ9節負けていないゲンチレル・ビルリーイは、ギョズテペ相手にも、ジャイルトンの2発、マヌの1発で、この試合を3:0で制した。

 トルコ・リーグ第22節最終試合、ゲンチレル・ビルリーイは、ギョズテペをホームに迎えた。
 残留争いのなか、下位チームが勝ち点を得たことで、デンジャラスゾーンに、再び近づいてしまったゲンチレル・ビルリーイが、最初から最後まで、アウェーのギョズテペを圧倒したこの試合、3:0のスコアで勝ち、重要な勝利を手に入れたのだった。
 ゲンチレル・ビルリーイのゴールは、ジャイルトン(前半3分と後半22分)とエルヴィス・マヌ(後半42分)にあげたものだった。
 一方のギョズテペは、前半30分に、アダマ・トゥラオレがレッドカードをもらい、ギョズテペは10人となってしまった。
 この結果、ゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点が25となり、今節を13位で閉じた。ギョズテペは、トルコ・リーグで6試合も勝利から見放されたことになり、勝ち点は33に留まり、8位となった。

                  試合経過

 試合開始3分、ゲンチレル・ビルリーイは、最初の攻撃でゴールを決めた。パリツェヴィッチが、自らのペナルティエリア手前から出したロングパスを、相手ディフェンスの裏に走り込んだジャイルトンが放ったシュートは、GKギュナイ・ギュヴェンチから跳ね返り、その跳ね返りのボールがジャイルトンに当たりゴールインしたのだった。1:0。
 同39分、セシニョンの蹴ったフリーキックに、ルカス・クラロがヘッドで合わせが、ボールは、GKギュナイ・ギュヴェンチがコントロールした。
 後半2分、ギョズテペのペナルティエリアの左から、アイドゥン・カラブルトがセンタリングを入れると、ジャイルトンが、ファーサイドでシュートを試みたが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同11分、セシニョンが、ギョズテペのゴールマウスを正面から捉えてシュートを放ったが、ボールは、GKギュナイ・ギュヴェンチからピッチに跳ね返っただけだった。
 同14分、ミリンコヴィッチが、ギョズテペのペナルティエリアのゴール右斜め前からシュートを放ったが、ボールは、転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同15分、アフメット・オウズのパスを受け、GKと1対1となったセシニョンが放ったシュートは、スペースをうまく消していたギュナイ・ギュヴェンチがら跳ね返ったところを、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同19分、セシニョンからのパスを受けたジャイルトンが強烈なシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃した。
 同22分、ウーウル・チフトシチが、ペナルティエリアの左側から入れたセンタリングに、ゴール前で走り込んできたジャイルトンがシュートを放つと、ボールは、ギョズテペのゴールネットを揺らし、これで、スコアは2:0となった。
 同27分、アフメット・オウズの放った強烈なシュートは、GKギュナイ・ギュヴェンチが足でもってコーナーキックに替えた。
 同42分、カリリのパスを、中盤近くの位置で得て、ペナルティエリア内へと左サイドから持ち込んだマヌが、ゴール斜め前から放った強烈なシュートは、ギョズテペのゴールネットを揺らした。3:0。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、ルカス・クラロ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ=アブドゥル・カリリ、アレクサンダル・スケキッチ(後半29分:ディアッロ・ギディレエ)=ジャイルトン・パライバ、ステファヌ・セシニョン、アイドゥン・カラブルト(後半14分:エルヴィス・マヌ)=ペタル・スクレティッチ(後半1分:マルコ・ミリンコヴィッチ)
【ギョズテペ】ギュナイ・ギュヴェンチ=タンジュ・カイハン(前半39分:レオ・シュヴェフレン)、ワラス・レイス、ミロス・コサノヴィッチ、ダマ・トゥラオレ=ラジコ・ロットマン、セルチュク・シャヒン(後半32分:サブリ・サルオウル)、アンドレ・ポコ=タイフル・ビンギョル(後半16分:ナビル・ギラス)、デンバ・バ、ヨアン・グーフラン



アデバヨール、トラブゾン・スポルを粉砕!(フォトマッチ紙+サバハ紙補綴 18. 2.19)

アデバヨール(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エムレ・ベレズオウル(左)ホセ・ソーサ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、トラブゾン・スポルとバシャクシェヒル・スポルが、メディカル・パルク・スタジアムで対戦した。前節、フェネルバフチェに敗れたバシャクシェヒル・スポルは、トラブゾン・スポルをアデバヨールのゴールで1:0で退け、勝ち点3を手にした。

 この試合、早々に優位に立ったのはトラブゾン・スポルの方だった。試合開始15分間のプレッシャーを受けたあと、バシャクシェヒル・スポルは試合に均衡をもたらした。アルダ・トゥランにより、2度に渡り、セットプレーから危険な場面を作り出すようになった。前半15分以後は、バシャクシェヒル・スポルが、トラブゾン・スポル陣内でボールを回すことが見られるようになった。一方のトラブゾン・スポルは、ブラク・ユルマズが、バシャクシェヒル・スポルのディフェンスの裏に走り込み、危険な場面を作り出すよう努めていた。

                 バシャクシェヒル・スポル、アデバヨールにより先制

 同35分、バシャクシェヒル・スポルが、セットプレーから危険な場面を作り出したあと、右サイドから生まれた攻撃で、エマニュエル・アデバヨールによりゴールを生んだ。エディン・ヴィスチャが、右サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、アデバヨールがヘッドで合わせると、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。トルコ・リーグのアシスト王のエディン・ヴィスチャは、これで11個目のアシストを記録したことになる。そして、前半は、0:1とバシャクシェヒル・スポルがリードをして終わった。
 後半は、速いテンポの攻防が見られた。バシャクシェヒル・スポルは、サイド攻撃から、アデバヨールにしばしばボールを集めた。アデバヨールは、多くのチャンスでヘディングシュートを成功させてきた。トラブゾン・スポルのディフェンスは、アデバヨールを止めることができなかった。
 ルザ・チャルンバイ監督は、同22分、オナズィに替えてンドエを、また、同27分には、ユスフ・ヤズジュに替えてファビアン・カスティリョを投入し、4-4-2システムに移行し、リスクも受けることになった。この攻撃的姿勢に対し、アブドラハ・アヴジュ監督は、アルダ・トゥランに替えてエリアを投入した。
 カスティリョが入ったことで、効果的な攻撃をができるようになったトラブゾン・スポルだったが、求めてやまなかったゴールをあげることはできなかった。そして、試合は、バシャクシェヒル・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 この結果、バシャクシェヒル・スポルは勝ち点を46に伸ばし、試合数の多い中だが首位に就いた。トラブゾン・スポルは、勝ち点が33に留まり、7位のままだ。
 トラブゾン・スポルは、次節は、アランヤ・スポルとアウェー戦を戦い、バシャクシェヒル・スポルは、ホームにゲンチレル・ビルリーイを迎える。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ(後半44分:フーゴ・ロダレガ)、トマス・フボチャン、ヤン・ドゥリカ、キャーミル・アフメット・チョレクチ=オジェニ・オナズィ(後半22分:ダメ・ンドエ)、オカイ・ヨクシュル、ホセ・ソーサ=ユスフ・ヤズジュ(後半28分:ファビアン・カスティリョ)、ブラク・ユルマズ、アブドゥルカディル・オミュル
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=ギョクハン・インレル、エムレ・ベレズオウル(後半25分:マフムト・テクデミル)=エディン・ヴィスチャ(後半45分:ケリム・フライ)、マルシオ・モッソロ、アルダ・トゥラン(後半29分:エリエロ・エリア)=エマニュエル・アデバヨール



フェネルバフチェ vs アランヤ・スポル(ベイン・スポル 18. 2.18)

ジュリアーノ・デ・パウラ(フェネルバフチェ公式HP) ラミネ・ガッサマ(左)フェルナンダオ(右)(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第22節で、アランヤ・スポルを3:0でくだし、ベシクタシュとのダービーマッチを前に、宿年のライバルであるベシクタシュが勝ち点を落としたことに、上手くつけ込み、ヴォーダフォン・アリーナでの試合に気合を入れて臨むことができるようになった。

 アイクト・コジャマン監督は、トルコ・リーグ第22節のアランヤ・スポル戦に、2人の選手交替をして臨んだ。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、同監督は、前節のバシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦で0:2で勝った試合の先発メンバーに比べて、1人は変えねばならない選手を含めて2人の選手交替を行った。腸の感染症に罹っているヴォルカン・デミレルに替わりカルロス・カメニが起用され、また、控えに回されたナビル・ディラルの替わりはマテュー・ヴァルブエナに任せた。
 アランヤ・スポルのヒクメット・カラマン監督は、前節のコンヤ・スポル戦からは、先発メンバーを2人入れ替えた。累積警告で出場停止のウエリントン・ソウザ・シルヴァと、故障を抱えるイサク・サーキーの替わりとしてバルシュ・バルダシュとママドゥ・フォファナが投入された。
 この試合、両者は、いずれもミスを犯さないよう注意しながら始まった。ただ、アウェーのアランヤ・スポルは、相手ディフェンスの裏を突くボールを放り込み効果的な攻めを模索していた。前半5分、ヴィラファネスのスルーパスに反応して動き出したジュニオール・フェルナンデスが、GKと1対1となり放ったシュートは、カメニが、左を抜けようかというボールを、際どく叩き出した。
 フェネルバフチェは、最初のビッグチャンスをゴールに繋げた。同20分、マテュー・ヴァルブエナのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内で上手くボールを得たジュリアーノ・デ・パウラが、GKをかわしボールをゴールマウスに放り込んだのだった。これで、ジュリアーノ・デ・パウラは、今季の9点目を記録したことになった。
 同27分、フェネルバフチェは、点差を2と拡げた。ジュリアーノ・デ・パウラのスルーパスに反応して、右サイドからペナルティエリア内へ入ったアートゥフ・シェシュがグランダーのセンタリングを入れると、ゴールエリア内の絶好の位置にいたフェルナンダオがシュートを放つと、アランヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。ここ数節、調子の上がっているフェルナンダオは、ここ2試合で3ゴール目となった。
 後半で、早々に優位に立ったのはフェネルバフチェの方だった。相手が前に出るのを許さなかったフェネルバフチェは、同14分、ジョゼフ・デ・ソーサが倒されPKを得た。そして、そのPKを蹴ったジュリアーノ・デ・パウラが、またしてもゴールを記録した。そして、点差を3と拡げたのだった。これで、ジュリアーノ・デ・パウラの得点は、今季10点目となった。
 残りの時間。ベシクタシュとのダービーマッチを想定して、選手起用でローテーションを採ったフェネルバフチェは、この試合を3:0で制した。これで2連勝となったフェネルバフチェは、勝ち点を44に伸ばした。アランヤ・スポルは、勝ち点21に留まったままだ。

【フェネルバフチェ】かリオス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ルイス・ネト、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=アートゥフ・シェシュー(後半25分:アルペル・ポトゥク)、ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル、マテュー・ヴァルブエナ=フェルナンダオ(後半ロスタイム1分:エリフ・エルマス)、ジュリアーノ・デ・パウラ(後半25分:ナビル・ディラル)
【アランヤ・スポル】レミー・リオウ=ラミネ・ガッサマ、ギオルゴス・ツァヴェラス、バルシュ・バルダシュ、ファブリス・ンサカラ=ママドゥ・フォファナ(後半1分:タハ・ヤルチュネル)、ルーカス・ヴィラファネス=エフェジャン・カラジャ(後半40分:フランシスコ・ワンダーソン)、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス(後半30分:フィリプ・アウグスト)=ディアンフレ・ダグラス



コンヤ・スポル vs ベシクタシュ(ベイン・スポル+TRT補綴 18. 2.17)

ジャン・ジョンソン(左)ガリー・メデル(右)(ミリエット紙) アディス・ジャホヴィッチ(左)ギョクハン・ギョヌル(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュの1ヶ月に渡る過密スケジュールは、勝ち点を失うことで始まった。トルコ・リーグ第22節の開幕試合で、コンヤ・スポルと1:1で引き分けたベシクタシュは、首位争いに痛手を蒙っただけではなく、フェネルバフチェとのダービーマッチを前にして、2人のスター選手を、累積警告の出場停止という痛手をも蒙ってしまった。

 ベシクタシュとシェノル・ギュネシュ監督は、トルコ・リーグ第22節、アウェーで戦ったコンヤ・スポル戦で、前節のカラビュック・スポル戦と比べて、先発メンバーに4人の変更を加えた。同監督は、第21節のカラビュック・スポル戦で先発メンバーに起用したオウズハン・オズヤクプ、アドリアーノ・コッレイラ、アルヴァロ・ネグレド、リカルド・クアレスマに替えて、このコンヤ・スポル戦では、イェレマイン・レンス、ワグナー・ラウ、トルガイ・アルスラン、ジャネル・エルキンを起用した。
 コンヤ・スポルのメフメット・オズディレク監督は、トルコ・リーグ第21節のアランヤ・スポル戦と比べて、変更しなければならない1人を含めて3選手を交替させた。アランヤ・スポル戦でレッドカードをもらったヴィルフリード・モケと並んで、エレン・アルバイラク、モリケ・フォファナに替えて、ジャン・ジョンソン,メフディ・ブラビア、ネジチ・スクビッチを起用した。
 前半、相手に息をつかせることのなかったベシクタシュは、ここ数節、調子の上がっているタリスカとともに好機を作り、ゴールの雰囲気が出ていた。同27分、ライアン・バベルがペナルティエリアの外から放ったシュートが、アッティバ・ハッティンソンに当たってゴールインした。このゴールのあと、ワグナー・ラウが絶好機を逸したベシクタシュは、前半を0:1とリードしたまま終えた。前半の終盤、コンヤ・スポルのジョホヴィッチがゴールを決めたかに見えたが、アルペル・ウルソイ主審はファウルがあったとしてゴールと認めなかったということがあったが、一方のベシクタシュでは、ポルトガル人スター選手ペペが、同39分にイエローカードをもらい、フェネルバフチェとのダービーマッチは出場停止が決ってしまった。
 後半に入るや、試合の様相が変わった。フォファナの投入で動きが活発化したホームのコンヤ・スポルは、ベシクタシュのゴールマウスに向け攻撃的になっていった。同15分、コンヤ・スポルの補強の目玉アディス・ジャホヴィッチが舞台に上がった。そして、今季の15ゴール目を、ベシクタシュのゴールマウスに叩き込んだのだ。ペナルティエリア・ライン上にいたエトオからのパスを、ペナルティエリア内で得たジャホヴィッチが、ゴール左斜め前から放ったシュートが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールの衝撃から立ち直ろうと努めたベシクタシュだったが、タリシカとイェレマイン・レンスにより掴んだ絶好機を生かすことができなかった。同37分、試合の均衡を破ろうかという時間が生まれた。コンヤ・スポルが、相次いで2度の好機を掴んだのだ。オメル・アリ・シャヒネルが自陣から出したボールに反応したジャホヴィッチが、ペナルティエリア内へと入って放ったシュートが、まず、GKファブリシオによりクリアされたが、チャンスを続いたコンヤ・スポルは、ボールはを得たミロセヴィッチのパスコースに背後から入ったハジアフメトヴィッチが試みたシュートは、ぺぺが、ゴールライン際でヘッドでコーナーへと逃げたのだった。そして、残りの時間では、新たなゴールは生まれず、試合は1:1で終わった。
 後半、ぺペに次いでイエローカードをもらったタリシカも、累積警告で、フェネルバフチェ戦には出場できないことになった。
 また、この試合の結果、ベシクタシュは勝ち点41で、コンヤ・スポルは勝ち点21で、今節を終えることとなった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポヴィッチ、オメル・アリ・シャヒネル=アリ・チャムダル、ジャン・ジョンソン(後半1分:モリケ・フォファナ)=デニ・ミロセヴィッチ(後半ロスタイム7分:ヴォルカン・シェン)、サミュエル・エトオ(後半28分:アミル・ハジアフメトヴィッチ)、メフディ・ブラビア=アディス・ジャホヴィッチ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ガリー・メデル、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン(後半22分:アルヴァロ・ネグレド)、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半33分:リカルド・クアレスマ)、タリシカ、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ(後半13分:ドマゴイ・ヴィダ)



トラブゾン・スポル、オヌル・レジェプ・クヴラクより朗報(ファナティック紙 18. 2.16)

ルザ・チャルンバイ監督(フォトマッチ紙) オヌル・レジェプ・クヴラク(イエニ・シャファク紙)  トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ第22節で、2月18日(日)にホームで戦うバシャクシェヒル・スポル戦に備えての準備を続けている。

 ルザ・チャルンバイ監督指揮下、メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで行われた練習には、故障を抱えるエステバン・アルヴァラド、ムスタファ・アクバシュ、ヒュセイン・テュルクメンと並んで、代表のキャンプに招集されている若いGKアルダ・アクブルトが参加してなかった。膝に痛みを感じ、昨日は、コンディション調整室で練習をしていたオヌル・レジェプ・クヴラク主将は、チームとともに練習を行っていた。
 ウォーミングアップで練習を始めたトラブゾン・スポルの選手たちは、パス練習を行ったあと、戦術面に重点を置いた練習試合を行った。同監督は、練習の最後では、中盤とFWの選手たちにシュート練習をさせていた。
 トラブゾン・スポルは、明日行う練習で、バシャクシェヒル・スポル戦に備えての準備は打ち上げる。



ソフィアン・フェグリを、カスムパシャ戦では新しい10番に(タクヴィム紙 18. 2.15)

ファーティフ・テリム監督(ガラタサライ公式HP) ソフィアン・フェグリ(ファナティック紙)  ファーティフ・テリム監督は、カスムパシャ戦を前に、ソフィアン・フェグリを10番の位置に置くことを考えている。

 ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、ユネス・ベランダがレッドカードをもらったことで出場停止となるカスムパシャ戦で、アルジェリア人選手ソフィアン・フェグリを、10番の位置でプレーさせようと考えている。

  .                 ヤシン・オズテキンなのか、シナン・ギュムシュなのか

 ソフィアン・フェグリを、10番の位置でプレーさせるならば、その空いた位置には、ヤシン・オズテキンかシナン・ギュムシュのいぜれか1人で埋めることになる。ヤシン・オズテキンを選んだ場合には、ロドリゲスを右サイドへと移すことになる。シナン・ギュムシュが選ばれた場合は、ロドリゲスは左サイドのままで、右サイドにシナン・ギュムシュが入ることになる。



フェネルバフチェに、2つの朗報(タクヴィム紙 18. 2.14)

フェルナンダオ(ミリエット紙) アルペル・ポトゥク(ミリエット紙)  バシャクシェヒル・スポル戦で傷んだフェルナンダオとアルペル・ポトゥクが、アランヤ・スポル戦に出場できるとの発表があった。

 バシャクシェヒル・スポルとのアウェー戦で、故障のため交替を余儀なくされたフェルナンダオとアルペル・ポトゥクについて、フェネルバフチェに朗報が舞い込んだ。この2選手の状態は深刻なものではなく、この土曜日に行われるアランヤ・スポル戦には出場できることが明らかにされた。故障が治ってないマルティン・シュクルテルとヴィンセント・ヤンセンは、今節、出場することはない。オランダ人センターフォワードのヴィンセント・ヤンセンの復帰の期日は明らかにされていない。



ガラタサライ 3:0 アンタルヤ・スポル(ガラタサライ公式HP+サバハ紙補綴 18. 2.13)

バフェティンビ・ゴミス(ハベル・テュルク紙) セルダル・アズィズ(左)マイコン・マルケス(右)(ベイン・スポル)  ガラタサライが、再びトルコ・リーグの首位に立った。第16節に失った首位の座を、アンタルヤ・スポルを3:0でくだし、第21節が終わって取り戻したのだ。ガラタサライを首位に導いたゴールは、バフェティンビ・ゴミス(2)とソフィアン・フェグリがあげたものだった。

 トルコ・リーグで続けていた3連勝が、シワス・スポルとのアウェー戦で途絶えてしまったガラタサライは、アンタルヤ・スポル戦では、早々に優位に試合を進めた。前半9分、フリーキックに対し、セルダル・アズィズとバフェティンビ・ゴミスが、同時にジャンプをして、スタンドを興奮させたが、そのスタンドにゴールの声が、同14分に轟渡った。数分前に、ユネス・ベランダのパスをゴールに変えられなかったガリー・ロドリゲスが放ったシュートが、相手ディフェンスからこぼれた。そのボールを、バフェティンビ・ゴミスが左足で蹴り込み、ガラタサライが1:0と先制した。このゴールは、同時に、ファーティフ・テリム監督率いるガラタサライのトルコ・リーグ史上600点目となった。
 前半20分にもなると、アリ・サミ・エンで、またしてもガリー・ロドリゲスのリサイタルが見られた。ガリー・ロドリゲスは、中盤から持ち込んだボールを、ペナルティエリア・ライン上にいたバフェティンビ・ゴミスに出した。そのバフェティンビ・ゴミスが、グランダーのシュートを放つと、ボールは、フェルハトの右を抜けゴールが決まった。2:0。同38分、直近ではオスマンル・スポル戦でゴールを決めたソフィアン・フェグリが、アンタルヤ・スポル戦でも表舞台に上がった。ユネス・ベランダの出した素晴らしいパス同様、見事なボール裁きを見せたこのアルジェリア人選手は、ボールを整えシュートを放つと、点差を3とするゴールが決まったのだった。同43分、セルチュク・イナンがシュートを放つも、フェルハトが両手でコーナーキックに変え、前半は、3:0とガラタサライがリードして終わった。
 後半、絶好のゴールチャンスを掴んで始まったガラタサライの攻撃で、バフェティンビ・ゴミスが、セルチュク・イナンからもらったボールでシュートを放ったが、バ―を直撃し、一方のアンタルヤ・スポルは、同14分には、ジェヴトヴィッチが、ファーサイドで完全フリーになりながらゴールを決められなかった。後半は、ガラタサライが試合を握っていたが、同24分、日本人選手長友佑都が、スローインのあとに行ったセンタリングを、フェルハトが辛うじてコーナーキックに逃げるという場面があった。同33分、トルガ・ジエルジのスルーパスに反応したバフェティンビ・ゴミスが、ゴール前左斜め前で相手GKと1対1となったが、その強烈なシュートは、GKフェルハト・カプランに当たり跳ね返されてしまった。
 残りの時間、試合をコントロールしたのはガラタサライだったが、試合は3:0のまま終わり、そのガラタサライは、トルコ・リーグで再び首位に就いたのだった。

【ガラタサライ】セドリック・カッラッソ=マルティン・リネス、マイコン・ロケ、セルダル・アズィズ、長友佑都=ライアン・ドンク、セルチュク・イナン(後半25分:トルガ・ジエルジ)=ソフィアン・フェグリ(後半33分:ヤシン・オズテキン)、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス(後半37分:シナン・ギュムシュ)=バフェティンビ・ゴミス
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、オンドレージ・チェルスカ、ディエゴ・アンジェロ、ムサ・ニザム(前半40分:エムレ・ギュラル)=カルレス・フェルナンド、ハカン・オズメルト=マイコン・マルケス(後半33分:ヨハン・ジュロウ)、ダニロ・カンポス(前半41分:ミラン・ジェヴトヴィッチ)、サクブ・アイタッチ=デニズ・カダー



バシャクシェヒル・スポル vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル 18. 2.12)

フェルナンダオ(フェネルバフチェ公式HP) マフムト・テクデミル(左)ジュリアーノ・デ・パウラ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグの今節注目の一番、首位のバシャクシェヒル・スポルを0:2でくだし、バシャクシェヒル・スポルのホームでの31不敗連続記録に終止符を打たせただけではなく、勝ち点差を2に縮めた。

 アイクト・コジャマン監督は、トルコ・リーグ第21節で戦ったバシャクシェヒル・スポル戦で、1週間前の試合と比べて4選手を交替させた。同監督は、前節ゲンチレル・ビルリーイと2:2で引き分けに終わった試合で先発メンバーに起用したマテュー・ヴァルブエナ、オウズ・カーアン・グチテキン、アルペル・ポトゥク、ロベルト・ソルダードを、この試合では控えに回した。それらの選手の替わりとして、同監督は、ルイス・ネト、アートゥフ・シェシュ、ジュリアーノ・デ・パウラ、ホセ・フェルナンダオを起用したのだった。
 フェネルバフチェをホームに迎えたバシャクシェヒル・スポルのアヴドラハ・アヴジュ監督は、アルダ・トゥランを、初めて先発メンバーに起用した。バシャクシェヒル・スポルでは、モッソーロとエピュロヌは故障で、エムレ・ベレズオウルは出場停止で出場できなかった。替わりに入ったあと2人は、オーレリアン・シェデューとイルファン・ジャン・カフヴェジだった。
 前からプレスをかけて試合を始めたフェネルバフチェは、前半2分、ゴールにとっても近づいた。右サイドでボールを得たフェルナンダオが、ナビル・ディラルにボールを渡した。そのナビル・ディラルからのパスをペナルティエリア内で得たジュリアーノ・デ・パウラが、グランダーのシュートを放ったが、ボールは、外に出て行ってしまった。同19分、前でプレスをかけボールを奪ったナビル・ディラルが、ペナルティエリア内の絶好の位置いたジュリアーノ・デ・パウラにパスを出した。そのジュリアーノ・デ・パウラがシュートを放つと、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。だが、フェネルバフチェのチャンスを続き、今度は、メフメット・トパルがシュートを試みたが、ボールは、上のバーを越えて外に出て行ってしまった。
 プレスを続けるフェネルバフチェが、先制点をあげた。ジュリアーノ・デ・パウラの出したボールが、アタマーからこぼれると、そのボールを持ちペナルティエリア内へと入り込んだフェルナンダオがグランダーのシュートを放つと、それが、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。フェルナンダオは、出場100試合目でゴールを決める幸運に恵まれた。0:1。前半は、このゴールで、リードをして終えたフェネルバフチェは、後半もやりたいことをやった。同11分、マウリシオ・イスラがアタマーから奪い取り、センタリングを入れると、それに、フェルナンダオがヘッドで合わせるとゴールが決まり、点差を2と拡げた。0:2。
 相手にパスをさせることを許さなかったフェネルバフチェは、大きなチャンスを逃すということはあったが、この試合を02で制することに成功した。バシャクシェヒル・スポルのホームでの31試合連続不敗記録に終止符を打たせたフェネルバフチェは、同じ勝ち点になった場合、両者の対戦成績でもアドヴァンテージを得て、今節は勝ち点41で終えることになった。ここ2節で勝ち点5を失った首位のバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点43に留まったままだ。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ(後半36分:ケリム・フライ)、ジョゼフ・アタマー、オーレリアン・シェデュー(後半19分:ステファノ・ナポレオニ)、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、ギョクハン・インレル=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ、アルダ・トゥラン(後半29分:リヤド・バジッチ)=エマニュエル・アデバヨール
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ルイス・ネト、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー=フェルナンダオ、ジュリアーノ・デ・パウラ(後半26分:アルペル・ポトゥク、後半ロスタイム4分:セルハト・コト)



ベシクタシュ、ホームで大勝(TRT改 18. 2.11)

タリシカ(ハベル・テュルク紙) ギョクハン・ギョヌル(左)ルイス・イバネス(右)(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第21節で、カラビュック・スポルをゴールラッシュで圧殺した。相手を5:0という明らかなるスコアで負かしたベシクタシュは、試合数が多いなかだが、首位のバシャクシェヒル・スポルとの勝ち点差を3と縮めた。この試合、ベシクタシュのゴールをあげたのは、ペペ、タリシカ(2)、そして新たに入ったワグナー・ラウだった。

 ヴォーダフォン・パルクで行われたこの試合、ベシクタシュは、ぺぺの前半14分にあげたゴールで先制した。クアレスマが蹴った右コーナーキックが、ニアサイドに飛ぶと、ギョクハン・ギョヌルが、ヘッドでファーサイド方角に送った。絶好の位置にいたぺぺが放ったシュートが、ゴールネットに収まったのだった。1:0。同27分、アンデルソン・タリシカが、点差を2と拡げるゴールを決めた。ライアン・バベルが、左サイドから持ち込んだボールをペナルティエリア内へと出すと、タリシカが、走り込んできてシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たり跳ね返った。そのボールがタリシカの前に転がると、再度、タリシカはシュートを試みたが、この度も、カラビュック・スポルのディフェンスがゴールを許さなかった。更に、もう1度、タリシカが素晴らしいシュートを放つと、3度目にしてゴールネットを揺らしたのだった。2:0。 そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 ベシクタシュで、後半になり投入された新加入のワグナー・ラウが、同14分、スコアを3:0とした。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアドリアーノが、グランダーのセンタリングを入れると、そのコースに入ったワグナー・ラウが、ボールに触れるとゴールが決まったのだった。同39分、再び、タリシカが舞台に上がり、スーパーゴールを見せ、スコアを4:0とした。ベシクタシュが獲得したフリーキックを、タリシカが遠目から強いキックを見せると、ミスかと思われたキックだったが、ボールは、2つのサイドバーに当たってからゴールに収まったのだった。そして、ワグナー・ラウが、同ロスタイム2分、この試合のスコアを決するゴールを決めた。クアレスマからのパスを、ペナルティエリア内で受けたワグナー・ラウが、グランダーのシュートを放つと、ボールは、GKチャーラール・シャヒン・アクババが足で防ごうとしたがゴールネットを揺らしていた。5:0。
 今季の11勝目をあげ、ホームでの不敗連続記録を37と伸ばしたベシクタシュは、勝ち点を40に伸ばし、優勝への意欲を見せた。一方のカラビュック・スポルは、勝ち点12のままで最下位だ。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ガリー・メデル、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ(後半11分:ドマゴイ・ヴィダ)=リカルド・クアレスマ、タリシカ、ライアン・バベル(後半31分:イェレマイン・レンス)=アルヴァロ・ネグレド(後半11分:ワグナー・ラウ)
【カラビュック・スポル】チャーラール・シャヒン・アクババ=ハカン・アスランタシュ(後半31分:ムラト・アクン)、アントン・クラヴチェンコ、フェルハト・ギョルギュル、イスハク・ドーアン=オラフル・スクラソン、オスマン・チェリク=アンドレイ・ブリズィニチェンコ(前半37分:アダム・スタール)、エルギン・ケレシュ(後半22分:ヘルヴェ・カゲ)、ルイス・イバネス=マリウス・アレク



マラテヤで勝者はなし(TRT 18. 2.10)

サドゥク・チフトプナル(左)コイタ(右)(カスムパシャ公式HP) シンシア・セトゥ(左)トレゼゲ(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第21節で、カスムパシャは、アウェーで新マラテヤ・スポルと対戦した。

 新マラテヤ・スタジアムで行われたこの試合、1:1の引き分けに終わった。
 ホームの新マラテヤ・スポルは、前半4分、アルトゥーロ・ミナのゴールで1:0と先制した。アウェーのカスムパシャは、同7分、トレゼゲの放ったゴールで同点に追いついた。
 この結果、新マラテヤ・スポルは勝ち点を27に、カスムパシャは同26に、それぞれ伸ばした。

                  試合経過

 前半4分、アイタッチ・カラが蹴った右コーナーキックを、ファーサイドにいたミナがヘッドで合わせると、ボールは、GKの右を抜けゴールネットに収まり、新マラテヤ・スポルが先制した。1:0。
 同7分、カスムパシャが同点に追いついた。ポポフが、右サイドからペナルティエリア内へと放り込んだボールが、新マラテヤ・スポルのディフェンスのミナからこぼれると、トレゼゲの前に転がった。そのトレゼゲが、ゴール右隅に蹴り込んだのだった。
 同22分、アズブイケからボールを奪ったムバエが枠を捉えたシュートを放ったが、GKエルタチ・オズビルがパンチングで防ぎ、更にディフェンスに入っていたサドゥクが、大きくクリアした。
 この試合の前半は、1:1で折り返した。
 後半3分、アイタッチ・カラのスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたジルベルトがシュートを放ったが、GKラマザン・キョシェはコーナーキックへと逃げた。
 同18分、セトゥが入れたセンタリングに、エレン・トズルがヘッドで合わせると、転がって来たボールを、GKラマザン・キョシェはパンチングで叩き出した。
 そして、試合は1:1のまま終わった。

【新マラテヤ・スポル】エルタチ・オズビル=シンシア・セトゥ、サドゥク・チフトプナル、アルトゥーロ・ミナ、アリ・シソッコ=ムラト・ユルドゥルム、アズブイケ・ゴッドソン(後半20分:ラーマン・ブーラ・チャーウラン)=ミカエル・ペレイラ(後半37分:ムスタファ・エスキヘラッチ)、アイタッチ・カラ、エレン・トズル=エマニュエル・デニング(後半1分:ジルベルト)
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ケネト・オメルノ、ヴェイセル・サル=ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ=サムエル・エドゥオク(後半15分:イルハン・デペ)、ベルナルド・メンサー(後半45分:アフメット・ユルドゥズ)、トゥレゼゲ=ムバエ・ディアーニュ(後半25分:ベンガリ・コイタ)



ガラタサライ 4:1 コンヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 18. 2. 9)

バフェティンビ・ゴミスの1点目を導いた長友佑都(左)のセンタリング、ヴェダト・ボラ(右)(サバハ紙) バフェティンビ・ゴミス(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、トルコ杯準々決勝第2戦で、ホームに迎えたコンヤ・スポルを、第1戦では2:2で引き分けたが、今度は4:1でくだし、準決勝に、その名を刻んだ。

 トルコ杯準々決勝第2戦で、ガラタサライとコンヤ・スポルが対峙した。アウェーのコンヤ・スポルは、早々に優位に立った。前半14分に、フォファナが先制ゴールを決めたのだ。左サイドのでボールを得たフォファナが、ペナルティエリア内へ持ち込みシュートを放つと、ボールは、GKムスレラに当たりゴールインしたのだった。0:1。このゴールに、ガラタサライがお返しをするのに、時間はかからなかった。同17分、セルダル・アズィズが、1:1とするゴールを決めたのだ。左サイドからシナン・ギュムシュが、ペナルティエリアへ向けてセンタリングを入れると、ファーサイドにいたセルダル・アズィズがヘッドで合わせたのだった。 この2つのゴールが、同時に前半のスコアを示すことになった。
 後半にいい入り方をしたガラタサライは、同7分、1点を加え勝ち越した。長友が左サイドから入れたセンタリングのボールが、ペナルティエリア内でディフェンダーがクリアできず、PKポイントにいたバフェティンビ・ゴミスの前に転がった。そのバフェティンビ・ゴミスが、狙い澄ましたシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同43分、またしてもバフェティンビ・ゴミスが舞台に立った。ユネス・ベランダの素晴らしいスルーパスに反応して、相手ディフェンダーの裏を取ったバフェティンビ・ゴミスが、スピードに乗ってペナルティエリア内へと入り、相手GKと1対1となった。バフェティンビ・ゴミスは、GKカールグレンをフェイントでかわしたあと、ボールをゴールに放り込んだのだった。3:1。この試合のスコアを決するゴールは、ロドリゲスから生まれた。同ロスタイム1分、セルチュク・イナンのパスを受け、ペナルティエリア内でボールをコントロールしたバフェティンビ・ゴミスが放ったシュートは、GKカールグレンに当たり跳ね返った。そして、ロドリゲスが、ゴールエリア手前に転がって来たボールをゴールマウスに放り込んだのだった。4:1。コンヤ・スポルを、そのホームで2:2で引き分けた対戦の第2戦を4:1で制したガラタサライが、準決勝進出を決め、その準決勝での対戦相手はアクヒサル・スポルと定まった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、セルダル・アズィズ(後半39分:マイコン)、ハカン・バルタ、長友佑都=ライアン・ドンク、セルチュク・イナン=ソフィアン・フェグリ(後半29分:ガリー・ロドリゲス)、ユネス・ベランダ、シナン・ギュムシュ(後半45分:エレン・デルディヨク)=バフェティンビ・ゴミス
【コンヤ・スポル】パトリック・カールグレン=ネジチ・スクビッチ、ヴォルカン・フンドゥクル、セリム・アイ、フェルハト・オズトルン(前半11分:エレン・アルバイラク)=アミル・ハジャーム、ジャン・ジョンソン=オルカン・チュナル(後半31分:オメル・アリ・シャヒネル)、ヴェダト・ボラ、モリケ・フォファナ=サミュエル・エトオ(後半13分:アディス・ヤホヴィッチ)



フェネルバフチェ、切符を手に! 準決勝でビッグな対戦(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 2. 8)

アートゥフ・シェシュ(右端)を讃える(フェネルバフチェ式HP) サメド・カラコチ(左)アブデュルケリム・バルダクチュ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ杯準々決勝第2戦で、ギレスン・スポルを2:1で退けた。その結果、準決勝では、ベシクタシュと対戦することとなった。

 ギレスン・スポルは、前半13分にブーバカル・ディアバングのゴールで、フェネルバフチェに対し先制点をあげた。アフメド・アベドのスルーパスに反応して、ペナルティエリアの左サイドからペナルティエリア内へと入ったブーバカル・ディアバングがシュートを放つと、ボールは、右隅のゴールネットに突き刺さったのだった。0:1。
 このゴールに対して、同18分、フェネルバフチェからお返しのゴールが生まれた。ナビル・ディラルが、右サイドからニアサイドに向けセンタリングを入れると、フェルナンダオより早く、GKアヌル・アターが触れると、ペナルティエリア・ライン手前までこぼれていったボールを捉え、サメド・カラコチがシュートを放つと、ボールは、左隅のゴールネットを揺らしたのだった。1:1。更に、フェネルバフチェを逆転に導いたゴールが、同37分、アートゥフ・シェシュから生まれた。ボールを持ってペナルティエリア内へと入り込んで来たアートゥフ・シェシュが、すぐ傍らにいたサメド・カラコチに出そうとした。が、ディフェンダーから跳ねたボールが、再度、アートゥフ・シェシュの前へと転がって来た。アートゥフ・シェシュは、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から、右足のインサイドで狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、遠いサイドの隅に突き刺さったのだった。2:1。
 前半は、フェネルバフチェが、2:1とリードしたまま終わった。
 後半は、ホームのフェネルバフチェが試合の主導権を握っていた。そして、90分間ののち、準決勝進出に、その名を刻んだのだった。フェネルバフチェは、この準々決勝でのギレスン・スポル戦には、トルコ・リーグであまり出場の機会のない選手や若い選手たちで臨んだ。
 準決勝進出を決めたフェネルバフチェは、準決勝では、ゲンチレル・ビルリーイを篩い落とし準決勝進出を決めたベシクタシュと対戦することになる。準決勝の第1戦は、2月27日〜3月1日のいずれか、また、第2戦は、4月17日〜19日のいずれかで行われる。

【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、ルイス・ネト(後半16分:メフメット・トパル)、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、オウズ・カーアン・グチテキン、エリフ・エルマス(後半35分:マウリシオ・イスラ)、ムハッメド・サメド・カラコチ=フェルナンダオ(後半26分:ロベルト・ソルダード)、アートゥフ・シェシュー
【ギレスン・スポル】アヌル・アター=オヌル・デミル、アイクト・デミル、アブデュルケリム・バルダクチュ、ヒュサメッティン・トゥト=ブーバカル・ディアバング(後半1分:ヘンリケ・アルメイダ)、アフマド・アベド(後半20分:ヴォルカン・オクマク)=ドド(後半27分:ハカン・バルシュ)、ムハメット・レイス、レジェプ・アイドゥン=シナン・オズカン



ゲンチレル・ビルリーイ 0:1 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙 18. 2. 7)

ワグナー・ラヴ(左)カマル・イサー(右)(ベシクタシュ公式HP) ムスタファ・ペテクメク(中)を讃えるペペ(左)とネジプ・ウイサル(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯準々決勝第1戦、3:1で勝利を収めた試合の第2戦で、ベシクタシュは、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦を、前半25分、ムスタファ・ペテクメクがあげたゴールで0:1で制し、準決勝に進出することとなった。

 ベシクタシュは、トルコ杯準々決勝第2戦で、ゲンチレル・ビルリーイとアウェー戦を戦った。
 前半15分、ゲンチレル・ビルリーイの効果的な攻めのなか、アブドゥル・カリリのパスを、ペナルティエリア内で受けたマルコ・ミリンコヴィッチが、絶好の状態でシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 ベシクタシュは、同25分にゴールを決めた。左コーナーキックを蹴ったジャネル・エルキンが、ペナルティエリア内へ向けいいボールを入れた。そのコースに入り、いいジャンプを見せたムスタファ・ペテクメクがヘッドで合わせると、GKの傍らを抜けゴールネットが揺らしたのだった。
 ベシクタシュは、同28分、点差を2と拡げる好機を掴んだ。イサーのミスを咎めボールをコントロールしたムスタファ・ペテクメクが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、絶好の位置いたイェレマイン・レンスにボールを出した。イェレマイン・レンスは、GKのすぐ傍らからシュートを放つと、ゴールライン手前にいたフロレティン・ポグバが大きくクリアした。
 そして、前半は、アウェーのベシクタシュが、0:1とリードしたまま終わった。
 ベシクタシュは、後半10分、好機を掴みながら、結果を出せなかった。ムスタファ・ペテクメクからのパスを受けたイェレマイン・レンスが、ペナルティエリア内で放ったシュートは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 ベシクタシュは、同21分、ワグナー・ラヴにより好機を逸するということがあった。ジャネル・エルキンのセンタリングに、いいジャンプを見せたワグナー・ラヴがヘディングシュートを試みたが、ゲンチレル・ビルリーイのGKタハ・ジェンギズ・デミルタシュがゴールを許さなかった。
 ベシクタシュは、同26分、10人になってしまった。相手選手とのマッチアップの結果、オズギュル・ヨンカヤ主審が、この日、2枚目のイエローカードを出したネジプ・ウイサルが退場となったのだった。
 残りの時間では、スコアが変わるということはなく、ベシクタシュが0:1で、この試合を制したのだった。ベシクタシュは、準決勝では、フェネルバフチェとギレスン・スポル戦の勝者と対戦することになる。

【ゲンチレル・ビルリーイ】タハ・ジェンギズ・デミルタシュ=アフメット・オーウズ、ルカス・クラロ、フロレティン・ポグバ、アルペル・ウルダー(後半21分:ユルドゥルム・メルト・チェティン)=ゼキ・ヤウル、カマル・イサー(前半33分:ジャイルトン・パライバ)=マルコ・ミリンコヴィッチ、アブドゥル・カリリ、アイドゥン・カラブルト=ペタル・スクレティッチ(後半17分:ラフメトゥラー・ベリシュベク)
【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ドマゴイ・ヴィダ、ペペ、ガリー・メデル、、ジャネル・エルキン=イェレマイン・レンス(後半42分:クアレスマ)、ネジプ・ウイサル、トルガイ・アルスラン、ライアン・バベル=ワグナー・ラヴ(後半31分:アドリアーノ)、ムスタファ・ペテクメク(後半37分:タリシカ)



トラブゾン・スポル 0:0 ギョズテペ(NTV 18. 2. 6)

ヨアン・グーフラン(左)ユラジュ・クチュカ(右)(ハベル・テュルク紙) アブドゥルカディル・オミュル(左)アンドレ・ポコ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグで、ここ3節勝利から見放されているギョズテペとトラブゾン・スポルが、この第20節の戦いで0:0の引き分け試合を演じてしまった。トルコ・リーグで、ここ3節引き分け続きのトラブゾン・スポルは、ホームに迎えたギョズテペのGKベトを越えることができなかった。

 トルコ・リーグ第20節最終試合で、トラブゾン・スポルとギョズテペが対峙した。メディカル・パーク・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルは、ギョズテペのGKベトを決して越えることができず、ゴールの声は上がらず、90分間戦って0:0で終わった。ギョズテペの35歳のGKベトは、明らかなるゴールチャンスを9回に渡り止めたのだった。この結果、両チームともに、勝利から見放されること4試合になり、勝ち点は32となった。

                 試合経過

 前半5分、左サイドからオルジャイ・シャハンが、グランダーのセンタリングを入れたが、ファーサイドにいたロダレガはボールに触れすことができず、サイドバーに当たったボールは、GKベトが押さえるところとなった。
 同12分、ソーサが、ペナルティエリアの外から蹴ったフリーキックは、GKベトが、パンチングで大きくクリアした。
 同17分、カサノヴィチが右コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、ペナルティエリア内にいたカドゥが、グランダーのシュートを試みたが、GKオヌル・レジェプ・クヴラクが、倒れながらもパンチングで防いだところ、ディフェンダーが大きくクリアした。
 同25分、ソーサが、左サイドから蹴ったフリーキックに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたオカイ・ヨクシュルが、ピッチに叩きつけるヘディングシュートを試みたが、GKベトが、パンチングで防ぎ、コーナーキックに替わった。
 同30分、ソーサの蹴った左コーナーキックに対し、ニアサイドにいたオカイ・ヨクシュルがヘディングシュートを放ったが、GKベトが辛うじて外に出し、この度もゴールを許さなかった。
 同38分、アブドゥルカディル・オミュルが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から放ったシュートは、ゴールマウス左隅を捉えたが、GKベトが倒れ込んで防ぎ、コーナーキックに替わった。
 後半12分、ポコが、ペナルティエリア外から放ったいいシュートは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクが、ゴールマウス右隅を捉えたボールを、パンチングで防いだ。
 同15分、ペナルティエリア内へと入ったクチュカが放ったグランダーのシュートは、GKベトが倒れ込みながらキャッチした。
 同32分、ソーサの蹴ったフリーキックは、サイドバーを僅かに逸れて外に出て行ってしまった。
 同41分、アブドゥルカディル・オミュルのパスに合わせて、ペナルティエリアのゴール左斜め前でンドエがグランダーのシュートを放つと、ボールは、GKベトから跳ね返ったが、そのボールにロダレガが触れることができず、トラブゾン・スポルは大きなチャンスを生かすことができなかった。
 同ロスタイム1分、ユスフ・ヤズジュが左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内でオカイ・ヨクシュルがヘッドで合わせると、ゴール右隅にボールは向かったが、GKベトがパンチングで防ぎ外に出した。
 同ロスタイム2分、ユスフ・ヤズジュが蹴った左コーナーキックに、ペナルティエリア内でンドエがヘッドで合わせると、ゴール左隅にボールは向かったが、GKベトがパンチングで防いだ。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ウーウル・デミロク、トマス・フボチャン、フィリップ・ノヴァク=オカイ・ヨクシュル、ユラジュ・クチュカ(後半33分:ダメ・ンドエ)=アブドゥルカディル・オミュル、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン(後半16分:ユスフ・ヤズジュ)=フーゴ・ロダレガ
【ギョズテペ】ベト・ピンパレル=タンジュ・カイハン、カドゥ、ミロス・コサノヴィッチア、ダマ・トゥラオレ=アンドレ・ポコ(後半19分:アクセル・ンガンド)、セルチュク・シャヒン=サブリ・サルオウル(後半1分:デンバ・バ)、アンドレ・カストロ、ハリル・アクブナル(後半32分:ナビル・ギラス)=ヨアン・グーフラン



シワス・スポル vs ガラタサライ(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 18. 2. 5)

長友佑都(左)オーレミル・ドス・サントス(右)(シワス・スポル公式HP) シワス・スポル、歓喜(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第20節で、勝ち点を失うクラブに、ガラタサライが仲間入りした。ガラタサライは、シワス・スポルに2:1で敗れたのだ。

 トルコ・リーグ第20節で、シワス・スポルとのアウェー戦を戦ったガラタサライに、選手起用に変更があった。ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、トルコ・リーグの直近の試合であったオスマンル・スポル戦の先発メンバーから3名を替えて、シワス・スポル戦のピッチに送り出した。オスマンル・スポル戦で先発メンバーに名を連ねたセルチュク・イナン、エレン・デルディヨク、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチが、今回は控えに回り、替わりにライアン・ドンク、バフェティンビ・ゴミス、長友佑都が入った。
 この試合の序盤、中盤で優位に立ったホームのシワス・スポルは、最初の好機をゴールに繋げた。前半16分、セルギイ・リバルカが左コーナーキックを蹴ると、ニアサイドでいいジャンプを見せたデルヴィン・ンディンガの素晴らしいヘディングシュートを決めた。1:0。ガラタサライは、セットプレーからゴールを喰らうという悩みが、この試合でも続いてしまった。前半では、全く枠を捉えたシュートを放てなかったガラタサライは、前半を1:0とリードを許したまま終わった。後半、優位に試合を始めたガラタサライは、ヤシン・オズテキンが、2度に渡り絶好機を掴んだが、ゴールを決めたのはシワス・スポルの方だった。
 後半12分、オーレミルが、ジェイソン・デナイヤーとのマッチアップのなかピッチに倒れた。フラト・アイドゥヌス主審は、これを咎めてPKを指示した。このPKを、コーネが決め、点差を2と拡げた。このゴールが、コーネの今季9得点目となった。ガラタサライは、同35分、点差を1と縮めた。ユネス・ベランダのスルーパスに反応して、ペナルティエリアのゴール左斜め前で動き出していたロドリゲスが、グランダーのセンタリングを入れると、その最初のシュートは、相手GKから跳ね返り、そのボールを、今度は、エレン・デルディヨクがシュートを放つと、ボールは、シワス・スポルのゴールネットを揺らし、ガラタサライに希望を抱かせた。2:1。
 しかし、新たなゴールは、この試合、生まれず、ガラタサライは、今節、勝ち点を得られなかった。ファーティフ・テリム監督就任後、初の敗戦を喫したガラタサライは、勝ち点は41に留まり、首位に立つチャンスを生かすことができなかった。サメト・アイババ監督率いるシワス・スポルは、ベシクタシュ、バシャクシェヒル・スポルと優勝争いをするクラブを、相次いでシワスから手ぶらで帰すことになった。

【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=オーレミル・ドス・サントス、マティアス・ブジャルスミル、カール・メジャーニ、ズィヤ・エルダル=ハカン・アルスラン、デルヴィン・ンディンガ=ティエヴィ・ビフマ(後半33分:ゾロ・シリアッチ)、セルギイ・リバルカ(後半31分:アンリ・セーヴ)、エムレ・クルンチ(後半45分:ポール・パップ)=アルーナ・コーネ
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ、ジェイソン・デナイヤー、長友佑都=ライアン・ドンク、トルガ・ジエルジ(後半15分:エレン・デルディヨク)=ガリー・ロドリゲス、ソフィアン・フェグリ(後半23分:ユネス・ベランダ)、ヤシン・オズテキン(後半27分:シナン・ギュムシュ)=バフェティンビ・ゴミス



フェネルバフチェ vs ゲンチレル・ビルリーイ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 2. 4)

ウーウル・チフトチ、ナビル・ディラル、アルペル・ポトゥク(左から)(ベイン・スポル) ステファヌ・セシニョン(左)オウズ・カーアン・グチテキン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグで、フェネルバフチェが、ホームでゲンチレル・ビルリーイと2:2で引き分けた。2試合連続の引き分け試合を演じてしまったフェネルバフチェは、優勝争いのライバルの1つベシクタシュが、勝ち点2を失ったことを生かすことができなかった。

 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、トルコ・リーグ第20節のゲンチレル・ビルリーイ戦で、先発メンバーを3人入れ替えた。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、同監督は、前節トラブゾン・スポルとのアウェー戦で1:1で引き分けた試合の先発メンバーに入っていたアートゥフ・シェシュとホセ・フェルナンダオを控えに回し、イスマイル・キョイバシュは登録メンバーから外した。これらの選手に替えて、同監督は。オウズ・カーアン・グチテキン、マテュー・ヴァルブエナ、ロベルト・ソルダードに出場の機会を与えた。
 ゲンチレル・ビルリーイの方は、出場停止のスクレティッチとスケチッチが、登録メンバーに入っていなかった。
 前半、相手にチャンスを与えなかったフェネルバフチェだったが、またしても個人のミスからゴールを許すことになってしまった。同45分、スピードに乗ったアウェーのゲンチレル・ビルリーイの攻撃で、右サイドでボールを得たジャイルトンのセンタリングに対し、ペナルティエリア内にいたナビル・ディラルが、ヘッドで後ろにそらせた。GKヴォルカン・デミレルが、前に留まっていたため、ゴールマウスに向かったボールは、そのままゴールインしてしまったのだった。そして、前半は、アウェーのゲンチレル・ビルリーイが0:1とリードしたまま終わった。
 フェネルバフチェは、後半開始早々に同点に追いついた。アルペル・ポトゥクが、中盤で得たボールを持って前へ進み、きれいなシュートを放つと、これが同点ゴールとなったのだった。直近のゴールは、トルコ・リーグ第2節のトラブゾン・スポルであげていることから、このゴールは18節ぶりのゴールとなったのだった。フェネルバフチェのプレスの効いたプレーが、さほど進んでいないところで、2得点目が生まれた。同16分、マテュー・ヴァルブエナが、センタリングを入れると、アフメット・オウズのチェックが不十分ななか、ナビル・ディラルが合わせゴールが決まり、これが勝ち越し点となった。
 しかし、このリードは8分間しか持たなかった。同24分、アフメット・オウズが、右サイドからセンタリングを入れると、ニアサイドにいたメフメット・トパルがカットに入ったボールが、ファーサイドに向かった。いい位置取りをしていたミリンコヴィッチが、ボールコースに入り、これに合わせると、ボールは、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。2:2。
 残りの時間では、フェネルバフチェのかけたプレッシャーは、結果には繋がらなかった。結局、試合は、2:2で終わった。フェネルバフチェは、これで、優勝争いのライバルとなっているベシクタシュが、勝ち点2を失ったことを生かせなかった。フェネルバフチェは、この結果、今節を勝ち点38で終えることになった。一方、ここ8試合負けていないゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点は21となった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、メフメット・トパル、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=オウズ・カーアン・グチテキン(後半28分:アートゥフ・シェシュー)、ジョゼフ・デ・ソーサ=ナビル・ディラル(後半34分:エリフ・エルマス)、アルペル・ポトゥク、マテュー・ヴァルブエナ=ロベルト・ソルダード(後半18分:フェルナンダオ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、ルカス・クラロ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ=カマル・イサー(前半28分:ディアッロ・ギディレエ)、アブドゥル・カリリ=アフメット・イルハン・オズベク、ステファヌ・セシニョン、アルペル・ウルダー(前半24分:デニズ・ユルマズ)=ジャイルトン・パライバ(後半17分:マルコ・ミリンコヴィッチ)



ブルサ・スポル vs ベシクタシュ(ベイン・スポル+TRT補綴 18. 2. 3)

ジャネル・エルキン(左)ユスフ・エルドーアン(ベイン・スポル) ワグナー・ラヴ(左)アズィズ・ベヒッヒ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第20節開幕試合で、ブルサ・スポルとベシクタシュが2:2で引き分けた。ベシクタシュは、後半ロスタイム2分になって、ネグレドのヘディングシュートによるゴールで同点に追いついた。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、トルコ・リーグ第20節で対戦したブルサ・スポルとのアウェー戦に、前節戦ったカスムパシャ戦より、先発メンバー2人を交替させねばならなかった。累積警告で出場停止のライアン・バベルの替わりに、イェレマイン・レンスを先発メンバーに入れた。イェレマイン・レンスは、中盤の左サイドでプレーすることになった。
 また、同監督は、故障のためアッティバ・ハッティンソンが出場できないため、ディフェンスとその前に変更を行った。カスムパシャ戦ではストッパーに起用したガリー・メデルを、アッティバ・ハッティンソンの替わりに中盤で起用した。ガリー・メデルが中盤に上がったため、ベシクタシュが新たに獲得したドマゴジ・ヴィダを、初めて先発メンバーに入れた。
 ブルサ・スポルのフランス人指揮官ポール・ル・グエンは、このベシクタシュ戦に、ハルン・テキン、バルシュ・ヤルドゥムジュ、ウィリアム・エコング、クリスティアン・ティティ、アズィズ・ベヒッヒ、エマヌエ・バドゥ、アブドラヒ・シェフ、ジョン・ボストック、ジョン・デラルゲ、ボグダン・スタンク、ユスフ・エルドーアンを先発メンバーとして起用した。移籍解禁期間に5選手を補強したブルサ・スポルは、ナイジェリア人ディフェンダーのアブドラヒ・シェフと、中盤のイギリス人選手ジョン・ボストックを、ベシクタシュ戦で先発メンバーに入れたのだった。
 試合は、ブルサ・スポルが、サポーターの声援を背にいい始まり方をした。だが、前半13分、アウェーのベシクタシュが先制した。左サイドで生まれたベシクタシュの攻撃で、ネグレドのパスを、ブルサ・スポルのペナルティエリアの手前で受けたアドリアーノが、見事なシュートを見せると、これがファインゴールとなり、ベシクタシュが先制したのだった。0:1。これが、アドリアーノの今季初得点となった。
 このゴールのあと、ベシクタシュは、相手にコントロールさせず、またチャンスを与えるということはなかった。だが、ホームのブルサ・スポルは、相次いで得たセットプレーで、同37分、同点に追いついた。ユスフ・エルドーアンのセンタリングに、ティティがヘッドで合わせたのだった。ネグレドが、これを防ごうとしたが間に合わず、同点となった。1:1。
 前半ロスタイム、ホームのブルサ・スポルが、ユスフ・エルドーアンの個人技で、勝ち越し点をあげた。ユスフ・エルドーアンが、右サイドでボールを持って、ベシクタシュのペナルティエリアに入り、ボールをゴールライン手前に向けて出そうとした。ベシクタシュのディフェンダーが、これをクリアしようとしたところ、ユスフ・エルドーアンが、ヘッドで、再びゴールラインに向けボールを送ると、それに合わせてデラルゲがシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。2:1。今季前半戦のベシクタシュ戦でもゴールを決めているデラルゲは、これで、ベシクタシュに2得点目を決めたことになる。
 後半は、ブルサ・スポルがゴールを逃すところから始まった。だが、同5分以後は、ベシクタシュが、明らかなるゴールチャンスを2度掴んだ。1つはイェレマイン・レンスが、もう1つはラヴが、いずれも至近距離から放ったシュートだったが、ハルン・テキンが信じられないセーヴを見せたのだった。
 同ロスタイム2分、ベシクタシュが同点に追いついた。ジャネル・エルキンのセンタリングに、ネグレドが、とってもいいジャンプを見せ同点ゴールを決めたのだった。2:2.そして、試合は、このスコアのまま終わった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半45分:リカルド・ファティ)、ウィリアム・エコング、クリスティアン・ティティ、アズィズ・ベヒッヒ=エマヌエ・バドゥ、アブドラヒ・シェフ、ジョン・ボストック=ジョン・デラルゲ(後半28分:ジョシュア・ジョン)、ボグダン・スタンク(後半31分:ジレス・ケンボー・エココ)、ユスフ・エルドーアン
【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル(後半24分:ジャネル・エルキン)、ペペ、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ(後半35分:ムスタファ・ペテクメク)、ガリー・メデル=リカルド・クアレスマ、タリシカ、イェレマイン・レンス(後半10分:ワグナー・ラヴ)=アルヴァロ・ネグレド



コンヤ・スポル 2:2 ガラタサライ(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 18. 2. 2)

ムサ・アラズ(左)ハカン・バルタ(コンヤ・スポル公式HP) アミル・ハジャーメトヴィッチ(左)ユネス・ベランダ(右)(ミリエット紙)  トルコ杯準々決勝第1戦で、ガラタサライは、アウェー戦で、コンヤ・スポルと2:2で引き分けた。ゴールショーの始まりは、前半40分のマルティン・リネスによるオウンゴールだった。後半5分には、シナン・ギュムシュが、スコアを1:1とするゴールを決め、更に、同10分には、セルダル・アズィズが2:1とするゴールを決めた。そして、この試合最後のゴールは、同ロスタイム1分に、アディス・ヤホヴィッチのあげたものだった。

 トルコ杯準々決勝第1戦で、コンヤ・スポルとガラタサライが対峙した。満員のスタンドを前にして行われたこの試合、まず優勢に立ったのはコンヤ・スポルの方だった。同40分、ガラタサライのマルティン・リネスがオウンゴールをしてしまい、1:0となったのだ。オルカン・チュナルがフリーキックを蹴ると、コースに入ったGKエライ・イシュチャンだったが、スルーしたボールは、マルティン・リネスに当たりゴールインしてしまったのだった。そして、このゴールが、前半のスコアを決するゴールだった。

                 トルコ杯のゴールゲッターのシナン・ギュムシュが、またやった!

 後半に入るにあたり、スコアにも拘わらず、交替をしなかったファーティフ・テリム監督のその決断が、ガラタサライにいい方に働いた。同5分、シナン・ギュムシュが、ユネス・ベランダのアシストを得て、ゴールを決め、スコアは1:1となった。ユネス・ベランダが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でボールを得たシナン・ギュムシュが、狙い澄ましたシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。このゴールの5分後、セルチュク・イナンのパスを受けゴールを決めたセルダル・アズィズが、スコアを1:2とした。このゴールは、セルダル・アズィズにとり、ガラタサライ入り後の初ゴールとなった。

                 ヤホヴィッチ、最初の試合で決めた!

 このゴールのあと、攻撃を続けたコンヤ・スポルだったが、同点ゴールは、ロスタイム1分まで待った。そこで、コンヤ・スポルに入ったばかりのアディス・ヤホヴィッチが登場したのだった。セリム・アイが、ペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れると、ヤホヴィッチがヘッドで合わせゴールが決まったのだった。2:2。そして、試合は、2:2の引き分けに終わったのだった。

【コンヤ・スポル】パトリック・カールグレン=ネジチ・スクビッチ、ウィルフレド・モケ(後半12分:ペタル・フィリポヴィッチ)、セリム・アイ、エレン・アルバイラク=アミル・ハジャーム、ジャン・ジョンソン=オメル・アリ・シャヒネル(後半12分:アディス・ヤホヴィッチ)、メフディ・ブラビア、ムサ・アラズ(後半34分:モリケ・フォファナ)=オルカン・チュナル
【ガラタサライ】エライ・イシュチャン=マルティン・リネス、セルダル・アズィズ、コライ・ギュンター、ハカン・バルタ(後半26分:ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ)=ライアン・ドンク、セルチュク・イナン=シナン・ギュムシュ、ユネス・ベランダ、ヤシン・オズテキン(後半33分:ガリー・ロドリゲス)=エレン・デルディヨク(後半17分:バフェティンビ・ゴミス)



フェネルバフチェ、最後の最後で笑う(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 18. 2. 1)

ジャネル・アルジュ(左)アートゥフ・シェシュ(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・トパル(サバハ紙)  トルコ杯準々決勝第1戦で、フェネルバフチェは、ギレスン・スポルを終了直前のPKで1:2でくだした。

 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、トルコ・リーグ第19節のトラブゾン・スポルとは異なった選手を先発に起用して、このギレスン・スポル戦に臨んだ。
 ギレスン・アタテュルク・スタジアムで行われたこの試合、同監督は、トラブゾン・スポルと1:1に終わった試合とは、先発メンバーに4人の変更を行った。
 フェネルバフチェは、GKにヴォルカン・デミレルに替えてカルロス・カメニを起用。イスマイル・キョイバシュ、アルペル・ポトゥク、ナビル・ディラルを控えに回し、これらの選手の替わりに、ムハッメド・サメド・カラコチ、オウズ・カーアン・グチテキン、エリフ・エルマスといった若い選手を起用した。エリフ・エルマスは、フェネルバフチェのユニフォームを着ては、初出場となった。また、故障が癒えていないマルティン・シュクルテルとルイス・ネトは登録メンバーにも入っていなかった。
 フェネルバフチェが求めていたゴールは。前半26分、メフメット・トパルから生まれた。ハサン・アリ・カリドゥルムが右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたエリフ・エルマスがヘッドでファーサイドにそらすと、そこにいたメフメット・トパルのヘディングシュートが決まったのだった。0:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。後半、効果的な攻めを見せ始まったのはギレスン・スポルの方だった。同8分、ドドが蹴ったPKを得点に繋げることができなかったギレスン・スポルは、同28分に同点ゴールが、ジョネス・カリオカから生まれた。レジェプがハーフヴォレーで放ったシュートに、よく詰めていたカリオカが、ゴールエリア内から放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。後半ロスタイム3分、フェネルバフチェのコーナーキックが蹴られたとき、ゴールエリア内で、アブドゥルケリムがフェルナンダオを倒すと、主審はPKを指示した。このPKを、フェルナンダオが蹴り、ボールは、GKアフメット・シャヒンの右側を抜け、ゴールネットに収まったのだった。1:2。 そして、フェネルバフチェが1:2で勝利を収めた。
 なお、第2戦は、2月7日、ウルケル・スタジアムで行われる。

【ギレスン・スポル】アフメット・シャヒン=ジャネル・アルジュ、アイクト・デミル、アブデュルケリム・バルダクチュ、チャーラール・ビリンジ=ドド、レジェプ・アイドゥン(公式34分:ファーティフ・アティク)=ムラト・ギュルビュゼロル(後半17分:アフマド・アベド)、ジョネス・カリオカ、ブーバカル・ディアバング(後半25分:ヘンリケ・アルメイダ)=バトゥハン・アルトゥンタシュ
【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、ジョゼフ・デ・ソーサ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半22分:イスマイル・キョイバシュ)=メフメット・トパル、オウズ・カーアン・グチテキン=ムハッメド・サメド・カラコチ(後半39分:ロベルト・ソルダード)、エリフ・エルマス(後半1分:マテュー・ヴァルブエナ)、アートゥフ・シェシュー=フェルナンダオ



ベシクタシュ、トルコ杯準決勝への扉を開けた(ベイン・スポル+TRT補綴 18. 1.31)

トルガイ・アルスラン、パリテヴィッチ、ディアッロ・ギディレエ(左から)(ミリエット紙) ムスタファ・ペテクメク(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯準々決勝第1戦、ベシクタシュは、ヴォーダフォン・アリーナに迎えたゲンチレル・ビルリーイを3:1でくだした。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、このゲンチレル・ビルリーイ戦では、選手起用にローテーション制を採用した。
 GKにはトルガ・ゼンギンに出場の機会を与えた同監督は、新加入のドマゴイ・ヴィダとガリー・メデルをストッパーに起用、ギョクハン・ギョヌルとジャネル・エルキンを両サイドバックに配置した。
 アドリアーノ、ペペ、タリシカ、オウズハン・オズヤクプ、ファブリシオ・アゴストといったエース級は控えに回した同監督は、中盤の真ん中にトルガイ・アルスランとネジプ・ウイサルに出場の機会を与え、攻撃ラインは、イェレマイン・レンス、ライアン・バベル、ムスタファ・ペテクメク、アルヴァロ・ネグレドで構成した。
 ベシクタシュは、前半21分、ムスタファ・ペテクメクのゴールで1:0と先制した。左コーナーキックからのボールを、ファーサイドでフリーになっていたムスタファ・ペテクメクが得ると、ムスタファ・ペテクメクは至近距離から強烈なシュートを放ったが、GKホップフがパンチングで防いだ。そのボールを、ペナルティエリアの外でコントロールしたトルガイ・アルスランが、ペナルティエリア内へ持ち込むやシュートを放った。ムスタファ・ペテクメクが触れたボールを、ゴールライン際で、アフメット・オウズがクリアした。そのボールを、再度コントロールしたムスタファ・ペテクメクがシュートを試みると、アフメット・オウズが防ごうとしたが、ボールはゴールネットに収まったのだった。前半は、このスコアのままで終わったが、後半7分、ゲンチレル・ビルリーイは、デニズ・ユルマズのゴールで1:1の同点とした。ジャイルトンのパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入ったミリンコヴィッチのパスコースに入ったデニズ・ユルマズが、がら空きとなっていたゴールに放り込んだのだった。同29分、オウズハン・オズヤクプがピッチに倒れると、ベシクタシュはPKを獲得した。このPKを、アルヴァロ・ネグレドが決め、ベシクタシュは2:1と勝ち越した。同18分に、トルガイ・アルスランに替えて投入されたタリシカが、同34分に決めた見事なゴールで、ベシクタシュは3:1とリードを拡げた。ディフェンダーからのバックパスを受けたGKホップフが、チームメイトに送ろうとしたボールを、タリシカのいるところへと投げてしまった。そのタリシカが見事なシュートを放ったのが決まったのだった。残りの時間では、新たなゴールは生まれることなく、ベシクタシュは、トルコ杯の第1戦を3:1で制し、アンカラでの第2戦に向けアドヴァンテージを獲得したのだった。
 ベシクタシュの新加入者ワグナー・ラヴは、初めてベシクタシュのメンバーとして登録されていたが、出場のチャンスはなかった。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル(後半1分:アドリアーノ)、ガリー・メデル、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=イェレマイン・レンス、ネジプ・ウイサル、トルガイ・アルスラン(後半18分:タリシカ)、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド、ムスタファ・ペテクメク(後半24分:オウズハン・オズヤクプ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、ルカス・クラロ(後半1分:デニズ・ユルマズ)、セルゲイ・パリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ=アブドゥル・カリリ、ディアッロ・ギディレエ=セルダル・オズカン(前半18分:マルコ・ミリンコヴィッチ)、ステファヌ・セシニョン、アルペル・ウルダー=ジャイルトン・パライバ(後半20分:ゼキ・ヤウル)



バシャクシェヒル・スポル 5:0 カラビュック・スポル(ハベル・テュルク紙 18. 1.30)

レアンドリーニョ(左)アデバヨール(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  バシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグ第19節で、カラビュック・スポルを5:0でくだし、首位の座をガラタサライから奪い返した。

 トルコ・リーグで、ここ3節勝ち続けているバシャクシェヒル・スポルは、降格争いを続けているカラビュック・スポルを、ホームに迎えた。バシャクシェヒル・スポルは、大量点で勝利を収め、首位の座をガラタサライから奪い返したのだった。
 この試合、最初のゴールは前半7分に生まれた。左コーナーキックを、エムレ・ベレズオウルがペナルティエリア内へ向け蹴ると、そのボールをよく追いかけていたステファノ・ナポレオニが、ボールが飛んで来たところ、左足を出すと、バシャクシェヒル・スポルが1:0と先制するゴールが決まった。
 ホームのバシャクシェヒル・スポルは、同20分になったところで、スコアを2:0とした。レアンドリーニョからボールを奪ったギョクハン・インレルが、エマニュエル・アデバヨルやエディン・ヴィスチャとパス交換をして、再びボールが回ってくると、ダイレクトでシュートを試みると、点差を2と拡げるゴールが決まったのだった。
 バシャクシェヒル・スポルは、同31分に3点目を決めた。スピードに乗った攻撃で、ジュニオール・カイサラから出たロングパスを受けたエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア内へ入るや放ったシュートが、スコアを3:0とするゴールとなったのだった。
 バシャクシェヒル・スポルは、同38分に、もう1点を積み重ねた。GKチャーラール・シャヒン・アクババのパスが遠くへ飛ばずに落ちると、そのボールを得たマルシオ・モッソーロが、ボールを、エムレ・ベレズオウルに預けた。エムレ・ベレズオウルが、ペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れると、それに反応していい動きを見せパスコースに入ったエディン・ヴィスチャが放ったシュートが、点差を4と拡げるゴールとなったのだった。このゴールは、エディン・ヴィスチャにとっては、この日2点目、そして、チームにとっては4点目となったのだった。
 前半終了間際、バシャクシェヒル・スポルは、スコアを5:0とした。カイサラ、エディン・ヴィスチャ、アデバヨールと3人のパス交換ののちボールを得たアデバヨールが、右足一閃、枠を捉えた見事なシュートが、カラビュック・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 バシャクシェヒル・スポルは、後半13分、エムレ・ベレズオウルを下げ、替わりにアルダ・トゥランを投入した。
 後半は、前半と打って変わって、試合は、かなり静かに推移した。特に、同15分以後は、テンポが落ち、従って新たなゴールは生まれなかった。バシャクシェヒル・スポルは、5:0で、この試合を制し、勝ち点を42に伸ばし、首位の座に就いた。一方、最下位に沈んだままのカラビュック・スポルは、勝ち点9のままで終わった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、マフムト・テクデミル、ガエル・クリシー=ギョクハン・インレル、エムレ・ベレズオウル(後半13 分:アルダ・トゥラン)=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソロ(後半31分:リヤド・バジッチ)、ステファノ・ナポレオニ(後半26 分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)=エマニュエル・アデバヨール
【カラビュック・スポル】チャーラール・シャヒン・アクババ=ハカン・アスランタシュ、アントン・クラヴチェンコ、フェルハト・ギョルギュル、イスハク・ドーアン=ハミドゥ・トゥラオレ(後半30分:ジェム・オズデミル)、ムラト・アクン(後半13分:マリウス・アレクセ)、オスマン・チェリク=レアンドリーニョ(後半1分:アダム・スタール)、エルギン・ケレシュ、アンドレイ・ブリズィニチェンコ



トラブゾン・スポル 1:1 フェネルバフチェ(ハベル・テュルク紙 18. 1.29)

ヤン・ドゥリカ(左)フェルナンダオ(右)(ハベル・テュルク紙) ジョゼフ・デ・ソーサ(左)ユスフ・ヤズジュ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第19節のビッグマッチ、トラブゾン・スポルとフェネルバフチェは1:1で引き分けた。

 18試合(トルコ・リーグ17試合、トルコ杯1試合)連続、フェネルバフチェに勝てず、この9年間、勝利を追い続けているトラブゾン・スポルは、この試合の結果、勝ち点を31に伸ばし、ここ12試合、トルコ・リーグで負けていないフェネルバフチェは、勝ち点を37とした。

 メディカル・パルク・スタジアムで行われたこの試合、両者が、ともにコントロールしあって始まった。この試合の最初のシュートは、前半16分、アルペル・ポトゥクが放ったものだったが、前半は、両者ともに得点をあげられずに終わった。
 後半13分、トラブゾン・スポルが、ブラク・ユルマズのゴールで、1:0と先制した。トラブゾン・スポルの速い攻撃で、アブドゥルカディル・オミュルが、ペナルティエリア内へ向けて入れたセンタリングに、うまく追いついたブラク・ユルマズが、PKポイント近くでヘディングシュートを試みると、ボールは、ヴォルカン・デミレルの左を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 このゴールのあと、フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、アートゥフ・シェシューとハサン・アリ・カルドゥルムに替えて、マテュー・ヴァルブエナとエリフ・エルマスを投入した。この交替のあと、試合のテンポは上がった。同27分、トラブゾン・スポルのブラク・ユルマズが、GKヴォルカン・デミレルと1対1となったが、ヴォルカン・デミレルがゴールを許さなかった。
 同39分、フェネルバフチェが、ジョゼフ・デ・ソーサの決めたゴールで同点に追いついた。左コーナーキックをマテュー・ヴァルブエナが蹴ると、ペナルティエリア内へと入って来たボールに、ジャンプをしたジョゼフ・デ・ソーサが、ニアサイドでヘッドに当てると、ボールは、オヌル・レジェプ・クヴラクの傍らを抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 残りの時間では、両者ともに好機を掴みながらもゴールに繋げられず、試合は1:1のまま終わった。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、キャミル・アフメット・チョレクチ=ユラジュ・クチュカ、オカイ・ヨクシュル、ユスフ・ヤズジュ(後半1分:ホセ・ソーサ)=アブドゥルカディル・オミュル、ブラク・ユルマズ、オルジャイ・シャハン(後半44分:フーゴ・ロダレガ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半33分:ロベルト・ソルダード)、ロマン・ノイシュテッター、メフメット・トパル、イスマイル・キョイバシュ=ナビル・ディラル、ジョゼフ・デ・ソーサ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半19分:エリフ・エルマス)、アートゥフ・シェシュー(後半17分:マテュー・ヴァルブエナ)=フェルナンダオ、アルペル・ポトゥク



ガラタサライ vs オスマンル・スポル(ベイン・スポル 18. 1.28)

ソフィアン・フェグリ(ヒュリエット紙) エレン・デルディヨク(上)のシュートを防ぐカルセマルカス(下)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグで首位争いをしているガラタサライが、オスマンル・スポルを2:0でくだし、試合数が多いなか首位に立った。

 トルコ・リーグ第19節、オスマンル・スポルをホームに迎えたガラタサライは、先発メンバーを2人替えて、試合に臨んだ。ガラタサライのファーティフ・テリム監督は、前節のカイセリ・スポル戦で先発に起用したセルダル・アズィズを控えに回し、出場停止が解けたマイコンを替わりに入れ、また、イングランドのストークシティとの移籍交渉が進んでいるためメンバーから外されたンディアエに替えて、トルガ・ジエルジを先発メンバーに入れた。
 試合は、前節の如き始まり方を、ガラタサライはした。前半10分、ロドリゲスが、ゴールライン際までボールを持ち込み、グランダーのセンタリングを入れた。だが、ゴール前で、トルガ・ジエルジは、ボールに触れることができなかった。同24分、同様の形のことが生まれたが、今度は、ソフィアン・フェグリが、がら空きのゴールを前にボールに触れることができなかった。同38分、ガラタサライにゴールが生まれた。ヤシン・オズテキンが、左サイドからセンタリングを入れると、エレン・デルディヨクがヘッドでボールを落とした。そこへ、走り込んで来たソフィアン・フェグリがシュートを放つと、オスマンル・スポルのゴールネットが揺れた。1:0。アルジェリア人スター選手ソフィアン・フェグリは、ガラタサライの直近の8ゴールの内7ゴールに関わったことになる。そして、同時に、ソフィアン・フェグリ自身は4ゴールを決めたことになる。
 後半は、オスマンル・スポルがプレッシャーをかけて始まった。同3分、ウマルが、明らかなる絶好機を逸した。同10分以後は、再び優位を確立したガラタサライは、信じられないゴールチャンスを逸した。まず、ソフィアン・フェグリが、2度に渡り、GKカルセマルカスを越えられず、そのあとは、このリトアニア人GKカルセマルカスが、バフェティンビ・ゴミスの放ったシュートに対し、スーパーセーヴを見せ、チームが、試合を諦めることを妨げていた。しかし、同35分、投入されたバフェティンビ・ゴミスが、同43分、ロドリゲスが中へ入れたボールに合わせてゴールを、自身今季15点目を決め、この試合のスコアを2:0としたのだった。
 この試合を、2:0で制したガラタサライは、勝ち点を41に伸ばし、試合数が多いなか暫定首位に立った。一方のオスマンル・スポルは、勝ち点18に留まったままだ。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ジェイソン・デナイヤー、マイコン・ロケ、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=セルチュク・イナン(後半1分:ユネス・ベランダ)、トルガ・ジエルジ=ガリー・ロドリゲス、ソフィアン・フェグリ、ヤシン・オズテキン(後半45分:ライアン・ドンク)=エレン・デルディヨク(後半36分:バフェティンビ・ゴミス)
【オスマンル・スポル】ズィドゥルナス・カルセマルカス=アヴディジャ・ヴラサジェヴィッチ、ヤルチュン・アイハン、ヌマン・チュリュクス、ムハメド・バユル=トルトル・ルマンザ・レンビ、メフメット・ギュヴェン(後半27分:ソコル・チカレシ)=セルダル・ギュレル、ムサ・チャーウラン(後半40分:オゼル・フルマジュ)、アドゥリアン・レガッティン(後半36分:スレイマヌ・ドゥカラ)=アミヌ・ウマル



ベシクタシュ 2:1 カスムパシャ(ハベル・テュルク紙 18. 1.27)

タリシカ(ベシクタシュ公式HP) シャム・ベン・ユーセフ(左)イェレマイン・レンス(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第19節で、ベシクタシュは、ホームで、カスムパシャを、タリシカのあげたゴールで、2:1でくだした。これで、ベシクタシュのホームでの不敗記録は36試合に伸びた。

 トルコ・リーグ第19節で、ベシクタシュは、ホームでカスムパシャを2:1でくだした。この結果、ベシクタシュは、勝ち点を36に伸ばし、カスムパシャは22に留まった。
 前半18分、ベシクタシュが、タリシカのゴールで1:0と先制した。右コーナーキックを、リカルド・クアレスマが蹴ると、ニアサイドに向かい動き出したタリシカがヘッドで合わせたところ、ボールは、相手GKに当たってからゴールネットを揺らしたのだった。
 同25分、ベシクタシュが、再度、タリシカのゴールで、スコアを2:0とした。中盤から出されたパスに、右サイドで得たリカルド・クアレスマが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、またしてもニアサイドに向かい動き出したタリシカが、相手GKが触れる前にヘッドで合わせると、ボールは、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。
 同41分、クアレスマが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前から枠にめがけて放った強烈なシュートは、ゴールポストを直撃してピッチに跳ね返った。
 前半の終了間際、カスムパシャは、ベルナルド・メンサーとダヴィド・パヴェルカが絶好機を迎えながら、それを生かすことができなかった。結局、前半の45分は、ベシクタシュが2:0とリードしたまま終わることとなった。
 なお、同45分にイエローカードをもらったライアン・バベルは、これで、累積警告で、次の20節のブルサ・スポル戦には出場できないことになった。
 後半14分、故障を発生させたタリシカはプレー続行が不可能となった。そのため、ドマゴジ・ヴィダと交替を余儀なくされてしまった。
 同26分、カスムパシャが、ゴールに、とっても近づいた。ベルバルド・メンサーからのショートパスを受けたトレゼゲが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前からシュートを試みた。だが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ったしまった。
 このチャンスから1分後、カスムパシャは、トレゼゲのゴールで、点差を1と縮めた。中盤から生まれた攻撃で、ベルナルド・メンサーのパスを受けたトレゼゲが、相手選手をすり抜け、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、ボールを右に開き、強烈なシュートを放つと、ボールは、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 残りの時間、試合は緊急を告げた。だが、両者ともに、手にした好機を生かせず、試合は、ベシクタシュが2:1とリードを保ったまま終わった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ロミレス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ガリー・メデル、アドリアーノ・コッレイラ=オウズハン・オズヤクプ(後半40分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ、タリシカ(後半14分:ドマゴジ・ヴィダ)、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド(後半24分:イェレマイン・レンス)
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ケネト・オメルノ、ヴェイセル・サル=ダヴィド・パヴェルカ(後半36分:マルクス・ノイマイヤー)、ロレット・サディク=トゥレゼゲ、ベルナルド・メンサー、サムエル・エドゥオク(後半25分:ムバエ・ディアーニュ)=ジョン・ムリッロ(後半1分:イルハン・デペ)



トシッチ爆弾(フォトマッチ紙 18. 1.26)

ドゥスコ・トシッチ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルが、今季当初から獲得を俎上に乗せていたベシクタシュのストッパーであるドゥスコ・トシッチ獲得に向け動き出した。シェノル・ギュネシュ監督の同意があれば、セルビア人スター選手トシッチは、トラブゾン・スポルに行くことになる。

 故障と出場停止が多く、ストッパーと左サイドバックに悩みの種を抱えているトラブゾン・スポルが、注目すべき攻撃を仕掛けた。今季当初、既に補強リストに名が上がっていたベシクタシュのドゥスコ・トシッチ獲得に向け、ベシクタシュの扉を叩いたトラブゾン・スポルは、この移籍を実現するために、大きな努力をしている。

                  代理人とは会った

. ドゥスコ・トシッチをレンタル、ないしは完全移籍で獲得したいトラブゾン・スポルは、昨日、ベシクタシュ関係者と会った。ベシクタシュ側は、「監督の決定を待っているところだ」と言い、明確な回答は保留したと言われている。トラブゾン・スポル側は、ドゥスコ・トシッチの代理人とは、既に会っていると言われている。



ヴォルカン・シェン、ギリシアのAEKに移籍(ポスタ紙 18. 1.25)

ヴォルカン・シェン  トラブゾン・スポルのルザ・チャルンバイ監督の構想から外れているヴォルカン・シェンが、探していた移籍先を国外で見つけた。調印は時間の問題だ。

 今季当初、移籍市場が閉じる直前に、トラブゾン・スポルに移籍したヴォルカン・シェンが、エルスン・ヤナル監督の後継ルザ・チャルンバイ監督のお眼鏡に叶わず、結局、トラブゾン・スポル生活2度目は、短期間で終わることになった。
 トラブゾン・スポルのアンタルヤ・キャンプにも含まれなかったヴォルカン・シェンは、新たな移籍先を模索しており、確かに、多くのトルコ・リーグのクラブの名が、移籍先として上がったが、ヴォルカン・シェンの移籍先は国外と定まった。

                 AEKが関心を示す

 30歳になっているヴォルカン・シェンの移籍先は、ギリシアのAEKだ。AEKとは、ほぼ合意に至っており、買い取りのオプション付きで、今季末のレンタルで、移籍が完了するものと看られている。
 ヴォルカン・シェンの移籍については、かつてギリシア・リーグでプレー経験のあるテュメル・メティン、及び、新マラテヤ・スポルのエロル・ブルトがかんでいるものと考えられている。



フェルナンダオ、フェネルバフチェ残留の理由を説明(サバハ紙 18. 1.24)

フェルナンダオ  オファーを受けながら、それらを拒否したフェルナンダオが、フェネルバフチェに残留したわけを語った。「ブラジルにもどるつもりをしていた。だが、アイクト・コジャマン監督が、必要だと言ってくれた。彼を困らせることができなかった。フェネルバフチェに借りを返したくもあったしね」。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ後半戦を、ギョズテペ戦の勝利で始めたが、この試合でゴールを決めたブラジル人選手フェルナンダオは、今季の初ゴールの喜びに浸った。
 フェルナンダオが、故国ブラジルのマスコミに注目すべきコメントを出した。フェルナンダオ獲得に意欲を示していたクルゼイロが、故障、及び体重過多で獲得を諦めたという考えに対し答えた30歳になっているフェルナンダオは、「ブラジルに戻るつもりをしていた。しかし、アイクト・コジャマン監督が、“君が必要だ。残ってくれることを望んでいる”と言ってくれた。監督を困らせたくなかった。それとは別に、フェネルバフチェへの借りも返したかったからね」と語った。



カイセリ・スポル 1:3 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 18. 1.23)

ジェイソン・デナイヤー(左)ウムト・ブルト(右)(ベイン・スポル) エレン・デルディヨク(ミリエット紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ後半戦を、カイセリ・スポルとのアウェー戦で始めることとなった。カイセリ市立カディル・ハス・スタジアムで行われたこの試合、ガラタサライは、エレン・デルディヨク(2)とロドリゲスのゴールにより1:3で勝利を掴んだ。これで、勝ち点を38に伸ばしたガラタサライは、バシャクシェヒル・スポルに遅れるところ勝ち点1で、2位につけることになった。

 試合開始後10分間は、相手ゴールに迫っていたのはガラタサライだった。同12分、バフェティンビ・ゴミスを欠くなか、表舞台に上がったエレン・デルディヨクがゴールを決めた。セルチュク・イナンから得たパスをヤシン・オズテキンに渡したエレン・デルディヨクは、ペナルティエリア内へ向け走った。ヤシン・オズテキンが、ロドリゲスとパス交換したあと、ファーサイドでボールを得たエレン・デルディヨクが0:1と先制するゴールを決めたのだった。その6分後、またしても、エレン・デルディヨクがゴールを決めた。だが、攻撃の方角は違った。今度は、左サイドのタッチライン際から、セルチュク・イナンがソフィアン・フェグリにパスを出した。ソフィアン・フェグリは、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込み、エレン・デルディヨクにボールを預けると、エレン・デルディヨクは、左足を振りぬき、アッティラ・トゥランの傍らを抜けるゴールを決めたのだった。同27分、セルチュク・イナンが蹴ったフリーキック、及び、同37分、ガリー・ロドリゲスがペナルティエリア内で放ったシュートは、いずれも、枠を僅かに逸れて外に出て行った。そして、前半は、エレン・デルディヨクがあげたゴールで、ガラタサライが、0:2とリードしたまま終わった。
 後半に入り、ソフィアン・フェグリのペナルティエリアの外からの強烈で効果的なシュートで、ガラタサライは3点目に近づいたとは言え、ギュライの攻撃や、メンデスのいいプレーで、後半で優位に立っていたと感じさせたのはカイセリ・スポルの方だった。同7分、ホームのカイセリ・スポルにゴールが生まれた。後半に入り投入されたウィリアムのパスを、左サイドで受けたギュライがセンタリングを入れると、ウムト・ブルトがヘッドで合わせ、点差を1と縮めたのだった。1:2。同17分、シャミルとウィリアムの活躍で、カイセリ・スポルが、とってもゴールに近づいた。ギュライ・ヴラルが、右サイドからペナルティエリア内へと送ったボールを得たウムト・ブルトが、PKポイントのところで待つシャミル・ジナズにボールを出した。そのシャミル・ジナズが強烈なシュートを放つと、GKムスレラが辛うじてパンチングで防ぐと、転がって来たボールで、メンデスが至近距離からシュートを試みたが、ボールは、上のバーを越えて外に出て行ってしまったのだった。同35分と37分に、シナン・ギュムシュが、相次いでゴールチャンスを逸したのは、この試合のポイントの1つだった。
 この試合の最後を飾るゴールは、ガリー・ロドリゲスから生まれた。同ロスタイム1分、スピードに乗った攻撃で、ンディアエからパスを受けたロドリゲスが、右サイドから放った見事なシュートが、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。そして、試合は1:3で終わったのだった。

【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ティアゴ・ロペス、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、クリスティアン・サプナル(後半32分:アサモア・ギャン)、アティラ・トゥラン(後半1分:ウィリアム・デ・アモリム)=ステファン・バジー、シャミル・ジナズ=デニズ・トゥリュチ、フェルナンド・ボルドリン(後半1分:ギュライ・ヴラル)、ライアン・メンデス=ウムト・ブルト
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ジェイソン・デナイヤー、セルダル・アズィズ、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=バドゥ・ンディアエ、セルチュク・イナン(後半21分:ライアン・ドンク)=ガリー・ロドリゲス、ソフィアン・フェグリ(後半15分:トルガ・ジエルジ)、ヤシン・オズテキン(後半25分:シナン・ギュムシュ)=エレン・デルディヨク



ブルサ・スポル 0:3 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙改 18. 1.22)

アルダ・トゥラン(ハベル・テュルク紙) ジョン・デラルゲ(左)マフムト・テクデミル(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第18節で、バシャクシェヒル・スポルは、アウェー戦でブルサ・スポルを0:3でくだし、勝ち点を39に伸ばし、引き続き首位を維持することとなった。バシャクシェヒル・スポルの歴史に残る移籍で入ったアルダは、ゴールを決めトルコ・リーグへの復帰を飾った。

 2016年に次いで、2017年も、首位で折り返すことになったバシャクシェヒル・スポルは、後半戦の初戦も、勝利を飾った。ブルサ・スポルを、アウェーで0:3でくだしたバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点を39に伸ばし首位を維持したのに対し、ブルサ・スポルは勝ち点25にとどまった。
 前半17分、バシャクシェヒル・スポルが、ジョゼフ・アタマーのゴールで、0:1と先制した。エムレ・ベレズオウルが蹴った左コーナーキックは、ニアサイドに向かって行った。そのボールに向かいジャンプをしたジョゼフ・アタマーがヘッドで合わせると、ボールは、ゴール右隅に吸い込まれた。0:1。
 この試合の前半は、他のゴールは生まれず、バシャクシェヒル・スポルは、前半を0:1で折り返すことになった。
 後半13分、バシャクシェヒル・スポルは、マルシオ・モッソーロのゴールで、点差を2と拡げた。エムレ・ベレズオウルが、右サイドへ向けサイドチェンジをした。ボールの落下地点に入ったエディン・ヴィスチャは、ダイレクトで、ブルサ・スポルのペナルティエリア内へとボールを入れた。ゴール前で絶好の位置取りをしていたモッソーロが、ヘディングシュートを試みると、ボールは、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしていた。0:2。
 同15分、ペナルティエリア内でボールを得たエマニュエル・アデバヨルが、体を反転させて、グランダーの強いシュートを放つと、ボールは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。

                 アルダ・トゥラン、後半20分にピッチに、そして、ゴールを決め復帰

 バシャクシェヒル・スポルの歴史的な補強となったアルダ・トゥランは、ブルサ・スポルとの一戦の後半20分に、モッソーロに替わりピッチに立った。6年を経てトルコ・リーグに戻ってきたのだ。アルダ・トゥランは、同41分に、見事なゴールを決めスコアを3:0とした。そして、それが、この試合のスコアとなった。
 一方、ブルサ・スポルに新たに加入したムサ・ソウは、先発メンバーに名を連ね、後半17分に退いた。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥムジュ、ウィリアム・エコング、クリスティアン・ティティ、アズィズ・ベヒッヒ=エマヌエ・バドゥ、ミケル・アグ=ジョン・デラルゲ、パブロ・バッターシャ(前半42分:ユスフ・エルドーアン)、ジレス・ケンボー・エココ(後半17分:ゲオルゲ・グロザフ)=ムサ・ソウ(後半17分:ボグダン・スタンク)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル(後半20 分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソロ(後半20 分:アルダ・トゥラン)、ステファノ・ナポレオニ=エマニュエル・アデバヨール(後半39分:メヴルト・エルディンチ)



フェネルバフチェ 2:1 ギョズテペ(ハベル・テュルク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 1.21)

フェルナンダオ(フェネルバフチェ公式HP) セルチュク・シャヒン(左)ロベルト・ソルダード(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ後半戦の第1節で、フェネルバフチェは、ホームでギョズテペを2:1でくだした。なお、フェネルバフチェのジュリアーノ・デ・パウラは、この試合の後半27分、故障のため途中交替を余儀なくされた。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第18節で、ギョズテペをホームに迎え、これを2:1の優位を保ったまま終えた。
 この試合、開始早々に優位に立ったフェネルバフチェは、まだ1分も経たないというところで、ジュリアーノ・デ・パウラが、大きな好機を掴みながら得点に結びつけることができなかった。ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たジュリアーノ・デ・パウラが放ったシュートは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返ったのだった。
 フェネルバフチェのゴールは、前半15分に生まれた。右コーナーキックを、イスマイル・キョイバシュが蹴ると、いいジャンプを見せたフェルナンダオがヘッドで合わせると、ボールは、ファーサイドのゴールポスト下に吸い込まれたのだった。1:0。
 この試合の前半は、ホームのフェネルバフチェが1:0とリードしたまま終った。
 後半14分、ギョズテペが同点に追いついた。イスマイル・キョイバシュとマルティン・シュクルテルが意思の疎通を欠いたのを咎めたジョホヴィッチがボールを奪い、そのボールをポコに出した。GKヴォルカン・デミレルと1対1となったガボン人選手ポコは、ゴール右斜め前からシュートを試みると、ボールは、フェネルバフチェのゴールネットに収まり、同点に追いついたのだった。
 フェネルバフチェは、同27分、ジュリアーノ・デ・パウラが傷み、交替を余儀なくされてしまった。ジュリアーノ・デ・パウラに替わっては、アルペル・ポトゥクが投入された。
 同40分、ギョズテペが勝利に繋がるゴールに近づいた。ポコが、ゴールライン際まで持ち込んだボールを内へ入れた。アンドゥレ・カストロが、それに合わせてシュートを試みると、ボールは、GKヴォルカン・デミレルを抜けゴールマウスに迫ったが、マルティン・シュクルテルがゴールを許さなかったのだ。
 同ロスタイム3分、ナビル・ディラルが、右サイドから入れたセンタリングを、コサノヴィチュがヘッドで後ろにそらそうとしたボールがオウンゴールとなってしまい、スコアが2:1となり、フェネルバフチェが勝利を手にしたのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半18分:ロベルト・ソルダード)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=ナビル・ディラル、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半18分:マテュー・ヴァルブエナ)=フェルナンダオ、ジュリアーノ・デ・パウラ(後半27分:アルペル・ポトゥク)
【ギョズテペ】ベト・ピンパレル=タンジュ・カイハン、ミロス・コサノヴィッチ、カドゥ、レオ・シュヴェッフレン=アンドレ・カストロ、セルチュク・シャヒン=タイフル・ビンギョル(後半13分:アンドレ・ポコ)、ヨアン・グーフラン(後半45分:オメル・シシマノウル)、ハリル・アクブナル(後半22分:サブリ・サルオウル)=アディス・ジョホヴィッチ



カスムパシャ 3:2 アランヤ・スポル(ベイン・スポル+TRT補綴 18. 1.20)

イサク・サキー(左)ベルナルド・メンサー(右)(カスムパシャ公式HP) サムエル・エドゥオク(カスムパシャ公式HP)  興奮は収まった。そして、トルコ・リーグ後半戦の開幕試合、カスムパシャが、ホームでアランヤ・スポルを3:2でくだした。

 アランヤ・スポルは、カスムパシャとの一戦で、前半14分、エフェジャン・カラジャのゴールで0:1と先制した。サキーのスルーパスに反応して、ゴール右斜め前でボールに追いついたエフェジャン・カラジャが、ペナルティエリア内へと入った瞬間、前にいたGKラマザン・キョシェの上を越える狙い澄ましたシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットに収まったのだった。このゴールのあと、相手のゴールにプレッシャーをかけていったホームのカスムパシャは、同21分、サムエル・エドゥオクのヘディングシュートが、1:1となる同点ゴールとなった。ポポフが、右サイドから入れたセンタリングに、うまくボールの飛んでくるコースに入ったエドゥオクが、楽々とヘディングシュートを決めたのだった。
 前半ロスタイム、アランヤ・スポルがPKを獲得した。エフェジャン・カラジャが、右サイドからグランダーのセンタリングを入れると、エムレ・アクババが足を出した。ペナルティエリア内で、ベン・ユーセフがボールに迫ろうとしたところ、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審は、ボールが、ベン・ユーセフの手に当たったとして、PKを指示したのだった。このPKを、エムレ・アクババが決め、前半のスコアが決した。1:2。
 後半22分、カスムパシャは、エドゥオクが同点の機を掴みながら、エドゥオクの放ったシュートは、ハイダル・ユルマズがゴールを許さなかった。このチャンスに続いて、エドゥオクは、ペナルティエリア内で、再度ボールを得た。だが、この度は、放ったシュートはバーを直撃してしまった。
 カスムパシャは、同26分、ペナルティエリア内でボールを得たエドゥオクが、再度同点となるゴールを決めた。相手選手を、うまくすり抜けたパヴェルカが、相手ディフェンスの裏でフリーになっていたエドゥオクに、ボールを預けた。そのエドゥオクが強烈なシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。2:2。
 同37分、アランヤ・スポルのフォファナは、ヴェイセル・サルに執ったファウルに対し、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審は、レッドカードを出し一発退場となった。
 同43分、ムバエ・ディアーニュが、カスムパシャが3:2と勝ち越すゴールを決めた。ノイマイヤーが蹴った左コーナーキックに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたムバエがゴールを決めたのだった。3:2。
 残りの時間では、新たなゴールが生まれることはなく、トルコ・リーグ後半戦の開幕試合は。カスムパシャがアランヤ・スポルを3:2でくだしたのだった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ケネト・オメルノ、ヴェイセル・サル=ダヴィド・パヴェルカ(後半39分:ムバエ・ディアーニュ)、ロレット・サディク=トゥレゼゲ、ベルナルド・メンサー(後半31分:マルクス・ノイマイヤー)、ジョン・ムリッロ(後半15分:イルハン・デペ)=サムエル・エドゥオク
【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ、ウエリントン・シルヴァ、ママドゥ・フォファナ、ギオルゴス・ツァヴェラス=イサク・サキー、エフェジャン・カラジャ=セルゲ・ムビラ・エタメ(前半23分:キサンバ・ルング、後半28分:タハ・ヤルチュネル)、エムレ・アクババ、ファブリス・ンサカラ=ジュニオール・フェルナンデス



ブジャ・スポル 0:3 ガラタサライ(ハベル・テュルク紙改 18. 1.19)

ユネス・ベランダ(左)アブドラハ・バリクフ(右)(ミリエット紙) バフェティンビ・ゴミス(ミリエット紙)  トルコ杯16強の戦いで、ガラタサライが、アウェー戦で、ブジャ・スポルを0:3で破った。

 トルコ杯16強の戦い第2戦で、ガラタサライとブジャ・スポルが対戦した。試合早々に優位に立ったガラタサライは、前半33分、バフェティンビ・ゴミスのあげたゴールで0:1と先制した。左サイドからのユネス・ベランダのパスを、ペナルティエリア内で得たヤシン・オズテキンが、絶好の位置取りをしていたバフェティンビ・ゴミスにボールを出した。そのバフェティンビ・ゴミスがシュートを放つと、ブジャ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。このゴールの11分後、即ち、同44分、ヤシン・オズテキンが舞台に上がり、点差を2と拡げるゴールを決めた。左サイドから、セルチュク・イナンがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたソフィアン・フェグリが、PKポイント近くにいたヤシン・オズテキンにボールを預けると、そのヤシン・オズテキンが放ったシュートが、ブジャ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。そして、このゴールが、前半のスコアを決したのだった。
 ファーティフ・テリム監督は、後半に入るにあたり、エレン・デルディヨクを投入し、ユネス・ベランダと交替させた。同8分、ソフィアン・フェグリが、バフェティンビ・ゴミスのアシストを受け、ゴール右斜め前から強烈なシュートを決め0:3とした。そして、このゴールが、試合結果を決めるスコアとなった。この結果、ガラタサライが準々決勝進出を決めたのだった。

【ブジャ・スポル】ヒュセイン・コチ=サンジャル・ユルドゥルム、アブドラハ・バリクフ、ウーウルジャン・ヤズウル、エムレ・オズカン=サルハン・フンドゥクチュ、エムレ・トラマン=イリャス・チャクマク(後半31分:ケレム・アタカン・ケスギン)、オヌル・アルカン(後半21分:エネス・アルチ)、イブラヒム・シリン(後半36分:デニズ・ペロ)=アルパイ・アルデミル
【ガラタサライ】エライ・イシュチャン=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、コライ・ギュンター、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=セルチュク・イナン、ライアン・ドンク(後半17分:トルガ・ジエルジ)=ソフィアン・フェグリ(後半23分:シナン・ギュムシュ)、ユネス・ベランダ(後半1分:エレン・デルディヨク)、ヤシン・オズテキン=バフェティンビ・ゴミス



ベシクタシュ、負けて勝ち上がる(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 18. 1.18)

オルカン・チュナル(左)アンドレアス・マクソ(右)(ベシクタシュ公式HP) ルイス・カルロス、タリスカ、ラヘーム・ラワル(左から)(ヒュリエット紙)  後半38分、ムスタファ・ペテクメクのゴールで先制したベシクタシュは、チカレシが、同41分と44分にあげたゴールで、試合に敗れてしまった。イスタンブルでの第1戦で4:1で勝っているベシクタシュは、この試合に負けたにも拘わらず、勝ち上がりを手にしたのだった。

 ベシクタシュは、トルコ杯16強の戦い第2戦で、アウェー戦を戦い、オスマンル・スポルに2:1で敗れた。ホームで戦った試合に4:1で勝っているベシクタシュは、この結果、準々決勝進出を決めたのだった。前半26分、レガッティンのセンタリングに合わせて、ジャンプ一番、チカレシがヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。

                  トルガ・ゼンギン、重要なセーヴィング

 この試合、控え組中心で臨んだベシクタシュは、相手に対し、前半は、組織的なサッカーを見せるのに苦しんでいた。ホームのオスマンル・スポルは、同42分、ペナルティエリア内でボールを得たセルダル・ギュレルのシュートに対し、トルガ・ゼンギンはコーナーキックに替えることで防いだのだった。

                  ムスタファ・ペテクメク、幕開け

 後半20分、ペナルティエリア内で、相手選手を1人ずつ抜き去ったイェレマイン・レンスが、枠を捉えたシュートを放ったが、ハカン・アルカンを越えることはできなかった。同38分、イェレマイン・レンスが、左サイドからPKポイントに向けセンタリングを入れると、いいジャンプをしたムスタファ・ペテクメクがヘッドで合わせ、ゴールが決まり、ベシクタシュが先制した。0:1。

                  オスマンル・スポル、開花するのが遅かった

 ゴールを浴びてからプレッシャーを高めていったオスマンル・スポルは、同41分、チカレシのゴールで1:1とした。ムサ・チャーウランが、相手から奪ったボールを、ペナルティエリア内にいたチカレシに出した。そのチカレシが、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKに当たり枠に収まったのだった。同42分、ミトロヴィチがウマルを倒し、オスマンル・スポルがPKを獲得した。同43分、このPKを、チカレシが決め、オスマンル・スポルの2点目を刻み、オスマンル・スポルが、この試合は制したのだった。

【オスマンル・スポル】ハカン・アルカン=ルイス・カルロス、アンドレアス・マクソ、ヌマン・チュリュクス、ムハメド・バユル=メフメット・ギュヴェン(後半31分:トルトル・ルマンザ・レンビ)、ラヘーム・ラワル=セルダル・ギュレル(後半11分:アミヌ・ウマル)、オゼル・フルマジュ(後半20分:ムサ・チャーウラン)、アドゥリアン・レガッティン=ソコル・チカレシ
【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル(後半33分:アドリアーノ)、ペペ、(後半12分:タリスカ)マテジ・ミトロヴィッチ、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル、ネジプ・ウイサル=イェレマイン・レンス、トルガイ・アルスラン、オルカン・チュナル(後半39分:ファティ・アクソイ)=ムスタファ・ペテクメク



トラブゾン・スポル、トルコ杯ショック(タクヴィム紙+ミリエット紙補綴 18. 1.17)

モリケ・フォファナ(左)ウーウル・デミロク(右)(ミリエット紙) ジョアオ・ペレイラ(上)ペタル・フィリポヴィッチ(下)(ミリエット紙)  第1戦で、1:0と負けた相手に、オメル・アリ・シャヒネルのゴールでリードを許してしまったトラブゾン・スポルは、後半35分に、ロダレガのゴールで追いつきはしたが、このゴールだけでは十分とは言えなかった。

 本年最初の戦いでトルコ杯の一戦に向かったトラブゾン・スポルだったが、大きな衝撃を味わっただけだった。トラブゾン・スポルは、トルコ杯16強の戦いの第1戦で1:0で敗れたコンヤ・スポルと、ホームで1:1の引き分けに終わり、トルコ杯からの敗退が決まった。前半13分、コンヤ・スポルの攻撃で、ヴェダト・ボラのパスを、全くフリーになっていたオメル・アリ・シャヒネルに出そうとしたが、パスコースに、際どくGKエステバンが入り、大事に至らなかった。

                  オメル・アリ・シャヒネルが息の根を止める

 同21分、ユスフ・ヤズジュが、ペナルティエリアの外からシュートを試みたが、GKセルカン・クルントゥルが、このボールを、パンチングで遠ざけた。同24分、アウェーのコンヤ・スポルが先制した。中盤から出されたロングパスを、ペナルティエリア内にいたブーラビアが、ヘッドで、オメル・アリ・シャヒネルに預けた。そして、そして、そのオメル・アリ・シャヒネルが、前に出てきたエステバンの上を越えて、ボールをゴールマウスに放り込んだのだった。0:1。

                  GKセルカン・クルントゥル、シュートコースに立ちはだかる

 同39分、ユスフ・ヤズジュの放ったシュートは、GKセルカン・クルントゥルがコーナーへと逃げた。後半6分、ウーウルの放ったヘディングシュートは、セルカン・クルントゥルがゴールを許さなかった。その1分後にも、セルカン・クルントゥルは、アブドゥルカディルにゴールを許さなかった。

                  ロダレガが希望を持たせはしたが、、、

 同19分、ヤタバレが、左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたヴェダト・ボラがヘディングシュートを試みたが、ボールは、サイドバーの傍らを転がりながら外に出て行った。同35分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。ンドエが放った強烈なシュートを、GKセルカン・クルントゥルがパンチングで防ぎはしたが、ボールは、ロダレガの前に転がった。ロダレガは、相手選手をすり抜け、至近距離からゴールに叩き込んだのだった。同45分、ロダレガのシュートが、サイドネットの外側に吸い込まれると、コンヤ・スポルの準々決勝進出が決まったのだった。

【トラブゾン・スポル】エステバン・アルヴァラド=ジョアオ・ペレイラ、トマス・フボカン、ウーウル・デミロク、ムスタファ・アクバシュ(後半13分:キャミル・アフメット・チョレクチ)=ユスフ・ヤズジュ、オカイ・ヨクシュル、ユラジュ・クチュカ(後半1分:ダメ・ンドエ)=アブドゥルカディル・オミュル、フーゴ・ロダレガ、オルジャイ・シャハン(後半20分:ファビアン・カスティリョ)
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポヴィッチ、フェルハト・オズトルン=アリ・チャムダル、ウィルフレド・モケ=ヴェダト・ボラ(後半23分:ムサ・アラズ)、メフディ・ブラビア(後半43分:モリケ・フォファナ)、オメル・アリ・シャヒネル(後半18分:ムスタファ・ヤタバレ)=デニ・ミロセヴィッチ



トシッチ、練習を半ばで切り上げる(TRT 18. 1.16)

シェノル・ギュネシュ監督(ハベル・テュルク紙) ドゥスコ・トシッチ(ベシクタシュ公式HP)  トルコ杯16強の戦いで、1月17日(水)にオスマンル・スポルと、アウェーで戦うベシクタシュは、2日の休暇ののち、練習を再開した。

 アンタルヤ・キャンプ後、BJKネヴザト・デミル・グランドで練習を再開したベシクタシュに、ギョクハン・トーレの姿があった。今季当初に故障を発生させ、長期に渡りピッチから遠ざかっていたギョクハン・トーレが、チームとは離れてランニングを行っていた。
 シェノル・ギュネシュ監督指揮下行われた練習で、チームから離れてランニングを行うことで練習に臨んだあと、ボールを使った練習でチームに合流したドゥスコ・トシッチは、最後まで練習をやりおおすことができなかった。トシッチは、ハーフコートを使ったミニゲームの途中、右脚の付け根に痛みを感じ、練習を半ばで切り上げたのだった。
 ウォーミングアップで始まった練習は、その後、ランニング、狭いコートを使ったボールの奪い合い、パス練習を行い、ハーフコートを使ったミニゲームで戦術の確認を行い、練習を切り上げた。
 練習が終わったあと、ピッチに残ったオウズハン・オズヤクプとオルカン・チュナルは、しばらくの間、シュート練習を行っていた。



バシャクシェヒル・スポル、更にもう1人、スター選手を獲得(ファナティック紙 18. 1.15)

リアド・バジッチ  アルダ・トゥランとの契約を、本日締結したバシャクシェヒル・スポルから、もう1発の爆弾が炸裂すようだ。バシャクシェヒル・スポルは、コンヤ・スポルでスター選手にのし上がり、ウディネーゼに移籍したバジッチと、全ての点で合意に達したのだ。調印は、数日内に行われることになろう。

 この移籍解禁期間に、アルダ・トゥランの獲得で、本年一の爆弾を炸裂させたバシャクシェヒル・スポルが、優勝に向けて、更に、ビッグな男がやって来る。前半戦を首位で折り返し、今季終了後にも首位の座を守ろうとしているバシャクシェヒル・スポルが、FWとしてリアド・バジッチの移籍に関し、全ての点で合意に達したのだ。
 コンヤ・スポルで、昨季、17ゴールを記録して、ウディネーゼへ移籍したボスニア人FWバジッチが、今週内に、バシャクシェヒル・スポルと調印をかわすことになろう。イタリアでは、望むべき活躍を見せることができなかったバジッチは、セリエAでは5試合、イタリア杯では2試合、出場できただけだった。スコアに絡むような貢献ができなかったバジッチは、完全移籍のオプション付きのレンタルでの移籍となろうと言われている。

                  アデバヨールの傍らに

 アイクト・コジャマン監督がトルコに連れてきて、信頼をして起用していった23歳のバジッチは、攻撃的ないずれのポジションをもこなすことができる。中でも、攻撃面でのプレスと決定力に定評のあるバジッチを、アブドラハ・アヴジュ監督は、アデバヨールの背後に使うことを考えていることが明らかになってきている。



ファーティフ・テリム監督のスーパーな狙いはカーン・アイハン(タクヴィム紙 18. 1.14)

カーン・アイハン  ガラタサライは、ファーティフ・テリム監督が獲得を求めているカーン・アイハンについて、フォルトゥナ・デュッセルドルフにオファーを出した。これで、ガラタサライは、移籍解禁期間の補強を終えるつもりだ。ここでの獲得が無理な場合、今季終了後になると、移籍金なしで獲得できることになる。

 ガラタサライが、カーン・アイハン獲得を目指している。ガラタサライは、ドイツのフォルトゥナ・デュッセルドルフ所属のカーン・アイハン獲得に向け、正式なオファーを出した。

                  リストの筆頭に位置

 ガラタサライのフロントは、ファーティフ・テリム監督がとっても欲しがっている23歳の若きスター選手カーン・アイハンを求めて、フォルトゥナ・デュッセルドルフにオファーを出した。カーン・アイハンの獲得が、この移籍解禁期間に実現しなかったならば、カーン・アイハンの契約は、今季末で満了するため、移籍金なしで獲得することとなる。ファーティフ・テリム監督就任後、獲得リストの筆頭に置かれているカーン・アイハンは、ガラタサライでプレーすることを、とっても望んでいることは知られたことである。

                  シャルケでもプレー経験あり

 ドイツのシャルケとアイントラハト・フランクフルトでもプレー経験のあるカーン・アイハンは、トルコ代表でもいいプレーを見せてきた。

                  マルチプレーヤーでもあるカーン・アイハン

 フォルトゥナ・デュッセルドル所属のカーン・アイハンの最もいいところは、多くのポジションをこなせることだ。右サイドでプレーできるカーン・アイハンは、ストッパーもボランチもできるのである。

.                 18試合で1アシストを記録

 ここ2シーズン、フォルトゥナ・デュッセルドルでプレーしてきたカーン・アイハンは、安定したプレーで知られている。なお、カーン・アイハンは、今季18試合に出場して、1アシストを記録している。



サイル・ラリン、メディカルチェックを通過(サバハ紙 18. 1.13)

サイル・ラリン(ヒュリエット紙)  ベシクタシュが獲得したいと考えているカナダ人ゴールゲッターのサイル・ラリンが、メディカルチェックを通過した。

 ジェンク・トスンが去ったあと、センターフォワード探しを急いでいるベシクタシュは、メジャーリーグサッカー所属のオーランドシティのサイル・ラリンを、昨夜、イスタンブル入りさせた。
 サイル・ラリンと移籍に関して大筋で合意に達したあと、今朝、メディカルチェックを通過させた。
 メジャーリーグサッカー連盟及びオーランドシティ側と、法的手続きを済ませてから、この月曜日ないしは火曜日には、正式な加入についての発表があるものと考えられている。



オザン・トゥファン、ベティスと交渉へ(タクヴィム紙 18. 1.12)

オザン・トゥファン(ファナティック紙)  フェネルバフチェ側が勧めた「カタールへ行け」という申し出を受け入れなかったオザン・トゥファンの代理人が、ベティスと交渉の席に着いた。ベティスは、オザン・トゥファンを6ヶ月間のレンタルでの獲得を目指している。

 アイクト・コジャマン監督との間にできた問題のために、構想外となってしまったオザン・トゥファンの、新たな活躍の場がどこになるのか、関心の的である。

                 目はリーガエスパニョーラに

 フェネルバフチェ側が提示した「カタールへ行け」に対して、消極的な回答を寄せたオザン・トゥファンの目は、リーガエスパニョーラに向けられている。オザン・トゥファンの代理人が、レアル・ベティスと交渉の席に着いたことが明らかになっている。スペインからの情報によれば、ベティス側は、今季末までのレンタルでの獲得を望んでいる。

                 オザン・トゥファンは熱い視線を向けているが、、、、

 オザン・トゥファンは、 ベティスに熱い視線を向けているが、クラブ間の交渉は、まだ始まっていない。だが、フェネルバフチェ側は、オザン・トゥファンのレンタルでの放出は考えておらず、完全移籍を目指していることが明らかになってきている。



トルガイ・アルスランの移籍金設定(フォトマッチ紙 18. 1.11)

トルガイ・アルスラン(フォトマッチ紙)  ベシクタシュ理事会は、トルガイ・アルスランの移籍金を1500万EUROに設定したと明らかにした。トルガイ・アルスランへのオファーが、ドイツのクラブから相次いでいるからである。

 ベシクタシュで、今季大活躍のプレーを見せ、大きな関心を得ているトルガイ・アルスランに、ドイツのクラブからオファーが相次いで舞い込んで来ている。バイヤーレヴァークーゼンは、800万EUROの移籍金でのオファーを出してきたこと、また、ヴェルダー・ブレーメンとシャルケ04は、トルガイ・アルスランの代理人と接触をしたことが明らかになっている。そこで、ベシクタシュは、トルガイ・アルスランの移籍金は、1500万EUROを下回ることはないとの決定をくだしたことが明らかになったのだ。



ブルサ・スポル、ムサ・ソウと合意(フォトマッチ紙 18. 1.10)

ムサ・ソウ(タクヴィム紙) パトリック・トゥマシ  ブルサ・スポルが、長きにわたり交渉を続けてきたムサ・ソウとパトリック・トゥマシの移籍に関し、合意に達したと言われている。

 補強活動を続けているブルサ・スポルに、熱き成果が生まれた。ブルサ・スポルは、かつてフェネルバフチェに所属したムサ・ソウをリストアップしていたが、正式なオファーを出し、望むべき方向に進んだ。ソウの所属するアル・アハリが、先日、ソウと同じポジションに、ハイディク・スプリトから150万EUROで、28歳のクロアチア人選手アンテ・エルセグを獲得したのだ。
 この報を聞き、ブルサ・スポルのサポーターたちは喜んだが、同時に、アル・アハリは、ムサ・ソウを構想外としたからだった。このため、交渉は過熱したが、ブルサ・スポルは、ムサ・ソウ及び代理人とともに、移籍に合意に達したと言われている。
 ムサ・ソウ以外で、補強リストの最上位に置かれているパトリック・トゥマシ獲得に向けて、所属クラブのアスタナと交渉を続けているが、妥結間近だという。ブルサ・スポルに近い筋からの情報によると、重要な点は埋まっていることから、細かな問題が出ない場合には、トゥマシも獲得することになろう。
 ソウとトゥマシとの合意がなると、キャンプが終わったあと、ブルサ入りして契約に調印することになるということだ。



フェネルバフチェ、故障者の衝撃(フォトマッチ紙 18. 1. 9)

アイクト・コジャマン監督(タクヴィム紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグの後半戦に備えての準備を続けている。そのフェネルバフチェで、練習中に、2人の選手が故障のため、練習を半ばで切り上げた。

 アンタルヤ県セリク郡にあるベレク・ツーリズム・センターでキャンプを張っているフェネルバフチェ選手団は、アイクト・コジャマン監督指揮下で練習を続けている。
 ウォーミングアップで始まった練習は、次いで、ボールの奪い合い、パス練習と続いた。そして、組織的な攻撃練習、シュート練習でもって終わった。
 痛みを抱えるエリフ・エルマスとルイス・ネト、更に、故障が癒えてないナビル・ディラル、イスマイル・キョイバシュ、フィンチェント・ヤンセン、メフメット・エキジは、各自に合った特別メニューでの練習を行った。
 練習中、筋肉を傷めたジョゼフ・デ・ソーサとホセ・フェルナンダオは、治療目的で、練習を半ばで切り上げた。
 フェネルバフチェは、後半戦に向けての準備を、夜間の練習でも継続することになっている。



今年一番の補強! アルダ・トゥラン、トルコ・リーグへ(サバハ紙 18. 1. 8)

アルダ・トゥラン  バルセロナから離れることと考えられているアルダ・トゥランが、バシャクシェヒル・スポルと、ほぼ合意に至った。

 リーガエスパニョーラのバルセロナ所属のアルダ・トゥランが、バシャクシェヒル・スポルと合意間近と言われている。
 今季当初より、バルセロナで出番に恵まれず、また、エルネスト・バルベルデ監督とうまくいってなかったアルダ・トゥランが、今季当初より考えていたバルセロナからの離反に結論を出した。

                 エヴァートン、アーセナル、ミランとの交渉は結実せず

 この間、ヨーロッパの、またトルコの重要なクラブと、実りのない交渉を重ねてきたアルダ・トゥランは、その代理人アフメット・ブルトが、イタリアのミラン、イングランドのアーセナルとエヴァートンからオファーを受けず、更に、アメリカシカゴ・ファイヤーとの交渉も不調に終わったため、移籍の矛先をイスタンブルに向けていた。
 バシャクシェヒル・スポルのアブドラハ・アヴジュ監督、及び、ギョクセル・ギュムシュダー理事長が、再三再四、獲得したいものと表明していたアルダ・トゥランが、その関心を無駄にしないつもりであることが明らかになった。

                 年俸は、バルセロナとバシャクシェヒル・スポルで折半

 バシャクシェヒル・スポルは、アルダ・トゥランに、年俸として200万EURO支払うことが明らかになってきているが、バルセロナからは、425万EUROを得ていたアルダ・トゥランの年俸の半分は、バルセロナが負担することになる。イスタンブルが恋しいと、様々な機会を捉え口にしていたアルダ・トゥランは、シェノル・ギュネシュ監督を始めとするベシクタシュが関心を寄せていたにも拘わらず、レンタルでのバシャクシェヒル・スポル入りを選ぶこととなった。バシャクシェヒル・スポルは、アルダ・トゥランを、完全移籍のオプション付きで、今季末までのレンタルでの獲得となる。



オザン・トゥファンのお値段が明らかに、、、800万EURO(タクヴィム紙 18. 1. 7)

オザン・トゥファン(ハベル・テュルク紙)  構想外となったオザン・トゥファンの移籍金が、フェネルバフチェにより800万EUROと設定された。この金額を出すクラブがない場合は、レンタルで出されることになる。

 オザン・トゥファンのお値段が明らかになった、、、800万EUROと。フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督の決定で、ロビン・ファン・ペルシーとともに構想外となったオザン・トゥファンに対し、フェネルバフチェのフロントは、移籍金として800万EUROと設定したのだ。フェネルバフチェは、ブルサ・スポルから700万EUROで獲得した。設定された金額を出すクラブが現れない場合は、今季末までのレンタルで出されることになろう。だが、オザン・トゥファン獲得に、ヨーロッパやカタールのクラブがいることも明らかになっている。



エムレ・ベレズオウル、練習に不参加(ミリエット紙 18. 1. 6)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙) エムレ・ベレズオウル  トルコ・リーグも前半戦を首位で折り返したバシャクシェヒル・スポルは、後半戦に備えての準備を、アンタルヤ・キャンプで続けている。

 バシャクシェヒル・スポルは、投宿中のホテルのグランドを使い、アブドラハ・アヴジュ監督指揮下、報道陣には非公開で練習を行っているが、昨日の練習中、左脚裏筋肉に痛みを感じ、練習を半ばで切り上げたエムレ・ベレズオウルは不参加だった。
 ウエートトレーニングに重点を置かれた練習は、シュート練習とパス練習を行い、切り上げられた。
 休暇が終わり、昨日の夜、キャンプに合流したフランス人選手ガエル・クリシーが、この練習には加わっていた。また、まだ休暇中のエマニュエル・アデバヨルよジョゼフ・アタマーは、明日、この練習に合流することになっている。



フェネルバフチェのキャンプ、本日より始まる(フォトマッチ紙 18. 1. 5)

アイクト・コジャマン監督(フォトマッチ紙)  フェネルバフチェは、キャンプに入るため、昨日、アンタルヤに入った。一行は、空港で、サポーターたちの大歓迎を受けた。

 後半戦に向けての準備のためのキャンプに入るフェネルバフチェが、アンタルヤ入りした。一行は、空港で、サポーターたちの歓迎を受け、アイクト・コジャマン監督は花束を贈られていた。歓迎を受けるなか、バスに乗り込んだ一行が、キャンプに入るホテルに向かおうをすると、サポーターたちは火花を上げて声援を送り続けていた。
 準備のための練習を、明朝10時30分より始めるフェネルバフチェで、構想外となっているオザン・トゥファンとロビン・ファン・ペルシーの姿は、この一行の中になかった。また、ブラジル人選手ジョゼフ・デ・ソーサ、ジュリアーノ・デ・パウラ、フェルナンダオ、及び、フランス人選手マテュー・ヴァルブエナは、本日、チームに合流する。
 1月13日までの予定でキャンプに入るフェネルバフチェは、アンタルヤでは、アルバニアのクケシと練習試合を行うことになっている。



ジェンク・トスン、記録的な移籍金でエヴァートン入り(アクシャム紙 18. 1. 4)

ジェンク・トスン(TRT)  ベシクタシュは、ジェンク・トスンの移籍について、エヴァートンと2700万EUROで合意に達した。

 この1週間、話題を集めていた移籍が実現した。ジェンク・トスンの移籍で、ベシクタシュとエヴァートンが合意したのだ。エヴァートンは、2700万EUROで、ジェンク・トスンを獲得することになった。ベシクタシュのフィクレト・オルマン理事長は、昨夜、イギリスに向かい、エヴァートンの関係者と会った。そして、今朝、最終交渉が行われ合意に達したのだ。
 エヴァートン側は、移籍金として、まず2500万EUROを支払う。残りの200万EUROについては、ジェンク・トスンの活躍ぶりに従って支払われることになる。
 今夜、リヴァプール入りするジェンク・トスンは、明日、メディカルチェックを受け、その後、4年半の契約を、エヴァートンと結ぶことになる。
 3年前に、ガジアンテップ・スポルから移籍金なしでベシクタシュ入りしたジェンク・トスンは、特に今季、チャンピオンズリーグで決めたゴールで話題となり、トルコ・サッカーの歴史に名を刻むことになった。26歳になっているジェンク・トスンは、今季当初、ローマに1500万EUROで移籍したジェンギズ・ウンデルを超え、トルコから最も高額な移籍金で移籍することになった。



バシャクシェヒル・スポル、エムレ・アクババ狙い(ファナティック紙 18. 1. 3)

エムレ・アクババ  5得点6アシストと、今季に、その名を刻んでいるエムレ・アクババに、ビッグクラブが関心を寄せている。だが、その中で、アデバヨールとガエル・クリシーのときのように、移籍交渉の仕上げにかかっているのは、唯一つ、バシャクシェヒル・スポルだ。

 ここ2シーズン、前半戦を首位で折り返し、有力な優勝候補の一角を占めているバシャクシェヒル・スポルが、大攻勢をかけている。長い間、その名を、ビッグ4とともに語られていたアデバヨールとガエル・クリシーのような世界的にも著名な選手を、そういったビッグクラブからかっさらってしまったバシャクシェヒル・スポルが、今度は、国内市場で大きな動きを仕掛けようとしているのだ。
 狙いとしている選手は、この移籍解禁期間で、最も多くの話題に上っている選手の一人エムレ・アクババだ。アランヤ・スポルで、今季、5得点6アシストという目を見張る活躍を見せ、トルコ代表にまで昇りつめた25歳のエムレ・アクババに対し、ここまで正式なオファーは、バシャクシェヒル・スポルからだけ出ていることが明らかになった。

                  交渉は始まっている

 アブドラハ・アヴジュ監督が、ここ数シーズン、大きな関心を持ってきたエムレ・アクババに対し、バシャクシェヒル・スポル側は、300万EUROで、アランヤ・スポルの門を叩いたことが明らかになってきている。一方の、アランヤ・スポルは、エムレ・アクババを出すには、500万EUROを下回る移籍金では出す考えはないとの情報が入って来ている。従って、バシャクシェヒル・スポルは、この移籍を実現するためには、条件面での苦労があろうと看られている。



トラブゾン・スポル、デニズ・カダーを狙う(ファナティック紙 18. 1. 2)

デニズ・カダー サクブ・アイタッチ  ゴールを狙う詰めの甘さに頭を抱え、ブラク・ユルマズの負担を軽減しなければと口にしているルザ・チャルンバイ監督が、アンタルヤ・スポル時代の教え子デニズ・カダーを獲得することを望んでいるようだ。

 トラブゾン・スポルのルザ・チャルンバイ監督が、今季末をもって契約が満了する31歳の在外トルコ人選手デニズ・カダー獲得を主張していることが明らかになった。フロントは、これとは別に、エマニュエル・マスが、トラブゾン・スポルを去るために、同じくアンタルヤ・スポルのサクブ・アイタッチの獲得も考えている。今週、この2選手の移籍交渉が行われるものと考えられている。



キャローレが戻ってくる(TRT 18. 1. 1)

ライオネル・キャローレ  ガラタサライの左サイドバック探しが続いている。ファーティフ・テリム監督は、セヴィリアにレンタル移籍しているライオネル・キャローレを、最後の駒として考えているのだ。

 ガラタサライの左サイドバック補強が押し詰まって来た。同監督は、左サイドバックの補強を、前後半のインターバル期間に予定しているキャンプまでには終えたいと考えている。
 同監督は、財政面と選手の選択の狭間で、望み通りの補強ができないならば、ライオネル・キャローレを呼び戻すつもりなのだ。
 フロントの方も、ライオネル・キャローレを戻すことは、最後に残った駒と考えている。
 フランス・リーグ2部からガラタサライに入ったライオネル・キャローレは、64試合に出場して、1得点4アシストを記録している。



トラブゾン・スポルからアズィズ・ベヒッヒに狙い(イエニ・シャファク紙 17.12.31)

アズィズ・ベヒッヒ  ブルサ・スポルで、この前半戦で決めたゴールで注目の的になっている左サイドバックのアズィズ・ベヒッヒ獲得に向け、打診をしてきているということだ。

 トルコ・リーグ前半戦に、15試合の出場で5得点を記録して、注目の的となっているブルサ・スポルの左サイドバックを務めるアズィズ・ベヒッヒが、多くのクラブの関心を集めている。
 ガラタサライが、リストアップしていることで知られている27歳のアズィズ・ベヒッヒが、トラブゾン・スポルの情報網にもかかってきていることが明らかになった。
 トラブゾン・スポル側が、アズィズ・ベヒッヒ獲得に関し、ブルサ・スポル側と接触を持ったことが明らかになっているが、今のところ、正式なオファーは出していないということだ。



チャーラール・ソユンジュ爆弾(フォトマッチ紙 17.12.30)

チャーラール・ソユンジ  若きストッパーのチャーラール・ソユンジュ獲得に向け、ガラタサライが打診をしていると言われている。

 前半戦の終盤、ディフェンス陣に苦しんだガラタサライでは、ストッパーの強化が、緊急の課題になっている。ファーティフ・テリム監督は、ストッパー強化のために、トルコ代表監督時代の教え子チャーラール・ソユンジュ獲得という考えを、フロントに伝えたと言われている。
 21歳のチャーラール・ソユンジュは、アルトゥンオルドゥから、2016年に250万EUROの移籍金で、フライブルクに入った。ブンデスリーガで、今季、11試合に出場して1ゴールを記録しているチャーラール・ソユンジに対して、プレミアリーグの幾つかのクラブも関心を寄せている。ガラタサライは、チャーラール・ソユンジの代理人と交渉をしながら、打診を行い、条件が合えば、正式オファーを行うものと看られている。



ベシクタシュ、いいところを見せて、2017年を終える(ベイン・スポル+TRT補綴 17.12.29)

ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP) アルヴァロ・ネグレド(左)アヌル・カラエル(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコでの2017年の最終公式試合で、ベシクタシュが、オスマンル・スポルを、大差をつけてくだし、準々決勝進出への扉をこじ開けた。

 ベシクタシュが、トルコ杯16強の戦いで、オスマンル・スポルを4:1でくだした。ベシクタシュの大量得点は、ヴラジェヴィッチのオウンゴール、ネグレド、ジェンク・トスン、クアレスマから生まれたものだった。
 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、オスマンル・スポルとの第1戦で、トルコ・リーグ第17節、シワス・スポルと戦ったときの先発メンバ−から、5人を入れ替えて臨んだ。
 同監督は、トルコ・リーグ前半戦終了とともに休暇に入ったファブリシオ・アゴスト、アドリアーノ・コッレイラ、ガリー・メデル、アンデルソン・タリスカを欠くこのオスマンル・スポル戦で、トルガ・ゼンギン、ジャネル・エルキン、トルガイ・アルスラン、オウズハン・オズヤクプを、先発メンバーに起用した。リカルド・クアレスマを控えに回した同監督は、クアレスマの位置にはジェンク・トスンを置いた。
 この試合、開始早々から優位に立ったベシクタシュは、前半15分に、求めていたゴールを決めた。ネグレドが出したボールに、ジェンク・トスンより前に触れようとしたヴラジェヴィッチが、自ゴールに蹴り込んでしまい、ベシクタシュが1:0と先制してしまった。同35分、ベシクタシュは、点差を2と拡げた。オウズハン・オズヤクプのスルーパスを得て、ペナルティエリア内で相手GKと1対1となったネグレドが、狙い澄ましたシュートを放つと、オスマンル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。2:0。そして、前半は、このスコアのまま終わった。後半に入り、スピードの落ちないベシクタシュで、今度は、ジェンク・トスンの番だった。後半5分、オウズハン・オズヤクプのスルーパスに反応してボールを得たジェンク・トスンがシュートを放つと、ボールは、GKカルセマルスカスの傍らを抜け、オスマンル・スポルのゴールネットに収まったのだった。3:0。同27分、オスマンル・スポルに希望を与えるゴールが生まれた。ベシクタシュのディフェンスの裏に放り込まれたボールを、右サイドで追いついたセルダル・ギュレルが、PKポイントのところにいたドゥカラに出した。ドゥカラは、絶好の位置取りからゴールを決めたのだった。3:1。だが、後半ロスタイム4分、フリーキックからゴールネットを揺らしたクアレスマが、この試合のスコアを確定させた。一方、オスマンル・スポルは、同45分に、アヌル・カラエルがレッドカードをもらい、この試合を10人で終えることになった。
 なお、この試合の第2戦は、1月16、17、18日のいずれかに、アンカラで行われる。

【ベシクタシュ】=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン、アッティバ・ハッティンソン(前半40分:マテジ・ミルコヴィッチ)=ジェンク・トスン(後半13分:オルカン・チュナル)、オウズハン・オズヤクプ、ライアン・バベル(後半33分:クアレスマ)=アルヴァロ・ネグレド
【オスマンル・スポル】ズィルドゥナス・カルセマルスカス=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ、アンドレアス・マクソ、ヌマン・チュリュクス、アヌル・カラエル=ルイス・カルロス(後半22分:トゥガイ・カチャル)、ハサン・クルチ=セルダル・ギュレル、オゼル・フルマジュ(後半15分:ムサ・チャーウラン)、アドゥリアン・レガッティン=スレイマン・ドゥカラ(後半29分:ソコル・チカレシ)



ガラタサライ 3:0 ブジャ・スポル(ガラタサライ公式HP 17.12.28)

ケレム・アタカン・ケスギン(左)エレン・デルディヨク(右)(ガラタサライ公式HP) セルチュク・イナン(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ杯16強の戦い第1戦で、イズミルのブジャ・スポルをホームに迎えた。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの一戦、ガラタサライが3:0で勝ったが、ゴールをあげたのは、シナン・ギュムシュ(2)とセルチュク・イナンだった。

 ガラタサライは、エライ・アタセヴェン、タルク・チャムダル、アフメット・チャルク、コライ・ギュンター、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ、セルチュク・イナン、ライアン・ドンク、トルガ・ジエルジ、シナン・ギュムシュ、ヤシン・オズテキン、エレン・デルディヨクの先発メンバーで臨んだが、ファーティフ・テリム監督にとっては、2012年12月11日、1461トラブゾンとの一戦以後初めてとなるトルコ杯の戦いとなった。
 開始8分間では、遠目からのシュートで、ゴールを狙っていたガラタサライにあって、エレン・デルディヨクのシュートが、バーの傍らを逸れて外に出て行ったのに対し、ライアン・ドンクのシュートは、ブジャ・スポルのGKヒュセインにコーナーキックに替えられていた。同14分、ヤシン・オズテキンときれいなパス交換をしたセルチュク・イナンが、浮かしたボールを受けゴールを決めたのだった。1:0。同29分、ヴェリのパスでボールを得たウーウルジャンが、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放ったが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れ外に出て行った。
 同41分、ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナでの350試合目となるこの試合で、2点目をたたき出した。エレン・デルディヨクが、ヴェリから奪ったボールを持ち、ペナルティエリア内へと入り込んだ。そして、フリーになっていたシナン・ギュムシュにパスを出した。シナン・ギュムシュは、あとはゴールに放り込むだけで良かった。シナン・ギュムシュは、このゴールの2分後にも、再度、ゴールを決めた。コーナーキックからのボールを、セルチュク・イナンがシナン・ギュムシュに渡すと、シナン・ギュムシュが強烈なゴールを叩き込み、スコアを3:0とした。
 後半早々にもチャンスを掴んだガラタサライは、同8分には、エレン・デルディヨクが、2度に渡りゴールに近づき、同10分には、セルチュク・イナンが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、サイドバーを逸れて外に出て行った。同17分、またしてもセルチュク・イナンが遠目からシュートを試みると、グランダーのボールは、GKからこぼれコーナーキックへと変わった。同40分、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、絶好の位置にいたシナン・ギュムシュにボールを出したが、シナン・ギュムシュは、ゴールを決められなかった。同42分、マルティン・リネスの放ったシュートは、ヒュセインがコーナーへと逃げたが、結局、試合は、前半にあげたゴールで決まり、3:0で終了した。

【ガラタサライ】エライ・アタセヴェン=タルク・チャムダル(後半33分:マルティン・リネス)、コライ・ギュンター、アフメット・チャルク、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=セルチュク・イナン(後半41分:ギョカイ・ギュネイ)、ライアン・ドンク、トルガ・ジエルジ=シナン・ギュムシュ(後半ロスタイム3分:レジェプ・ギュル)、エレン・デルディヨク、ヤシン・オズテキン
【ブジャ・スポル】ヒュセイン・コチ=オメル・カンベロウル、ヴェリ・クズカヤ、エムレ・オズカン、アブドラハ・バリクフ=ウーウルジャン・ヤズウル、エムレ・トラマン=ケレム・アタカン・ケスギン(後半26分:オヌル・アルカン)、サルハン・フンドゥクチュ、イブラヒム・シリン(後半42分:ブラク・アイドゥン)=イリャス・チャクマク(後半37分:アルパイ・アルデミル)



トラブゾン・スポル、コンヤに選手を欠いて向かう(フォトマッチ紙 17.12.27)

ルザ・チャルンバイ監督(TRT)  トラブゾン・スポルは、トルコ杯16強の戦いの第1戦を、アウェーでコンヤ・スポルと戦うため、コンヤに向かった。

 メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで、昨日午前11時より、ルザ・チャルンバイ監督指揮下行った練習で、準備を打ち上げたトラブゾン・スポルは、午後2時出発の特別機でコンヤに向かった。トラブゾン・スポルのコンヤ遠征の帯同メンバーには、休暇を得ているオヌル・レジェプ・クヴラク、ブラク・ユルマズ、オナーズィ、ボンゴンダとともに、治療継続中のバトゥハン、及び、軽い故障を抱えるヴォルカン・シェン、病気になっているンドエは含まれていない。



オスマンル・スポル 3:2 アクヒサル・スポル(ベイン・スポル+TRT 17.12.26)

アミヌ・ウマル(ベイン・スポル) ヴラジェヴィッチ(左)をバルボサ(右)が倒す直前(オスマンル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ前半戦の最終試合、オスマンル・スポルが、ホームで、アクヒサル・スポルを3:2でくだした。

 前半26分、ホームのオスマンル・スポルが、PKを獲得した。ヴラジェヴィッチが、バルボサとのマッチアップの中でピッチに倒れると、オズギュル・ヨンカヤ主審は、PKポイントを指さした。そのPKを、ムサ・チャーウランが、GKが跳んだとは逆コーナーに蹴り込んだ。1:0。同36分、ソネル・アイドードゥが、アクヒサル・スポルが1:1と追いつくゴールを決めた。ラワルが、攻撃に出ようとしたところ奪われたボールを、ムーダト・チェリクが、左サイドからペナルティエリア内へと入り込んだオルジャン・アドゥンに出した。そのオルジャン・アドゥンが、ダイレクトでPKポイントに向け出したボールを、ソネル・アイドードゥがシュートを放つと、オスマンル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。前半は、このスコアのまま終わったが、後半4分、ウマル・アミヌがゴールを決め、オスマンル・スポルが2:1とリードを奪った。空中戦で、オゼル・フルマジュが、ヘッドでボールをペナルティエリア内へと送った。スピードに乗ったウマル・アミヌが、ゴール左斜め前で、相手GKと1対1となり、ボールをゴールに蹴り込んだのだった。2:1。同15分、今度は、アクヒサル・スポルにPKをもたらす笛が吹かれた。オズギュル・ヨンカヤ主審は、アヌル・カラエルが、手でボールに触れたと判断して、PKを指示したのだった。このPKを、ソネル・アイドードゥが、GKの左を抜けるボールを蹴り込み、スコアは、再び同点となった。2:2。同18分、アクヒサル・スポルのオメル・バイラムが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場となり、アクヒサル・スポルは10人になってしまった。この点の取り合いとなった試合のかたをつけたのは、同23分にウマル・アミヌのあげたゴールだった。レガッティンが、ペナルティエリアの外から放ったシュートが、バーに当たって跳ね返ったところを、詰めていたウマル・アミヌが仕上げを行ったのだった。3:2。そして、試合は、このスコアを保ち、オスマンル・スポルが勝ったのだった。

【オスマンル・スポル】ズィルドゥナス・カルセマルスカス=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ、ヌマン・チュリュクス、アヌル・カラエル、ティアゴ・ピント=ラヘーム・ラワル(後半37分:ルイス・カルロス)、ムサ・チャーウラン=アミヌ・ウマル、オゼル・フルマジュ(後半ロスタイム1分:ハサン・クルチ)、アドゥリアン・レガッティン=スレイマン・ドゥカラ(後半29分:ソコル・チカレシ)
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカチ=オヌル・アユク(後半40分;ジョアン・オラ)、ムスタファ・ユムル、オルハン・タシュデレン、オメル・バイラム=アブドゥル・シソコ(後半42分:エライ・アタセヴェン)、ソネル・アイドードゥ=オルジャン・アドゥン、セルジーニョ・ミネイロ、ヘルダー・バルボサ(後半24分:カディル・ケレシュ)=ムーダト・チェリク



ここから!(サバハ紙+ハベル・テュルク紙補綴 17.12.25)

ヤシン・オズテキン(ガラタサライ公式HP) マルティン・リネス(左)セルチュク・シャヒン(右)(ギョズテペ公式HP)  優勝争いを展開する4クラブが、勝ち点を失った第17節をチャンスにしたいガラタサライは、ジョホヴィッチのPKで許した得点に、ロドリゲス、ヤシン・オズテキン、マイコンのゴールでお返しをして、目標を達成した。

 ファーティフ・テリム監督は、1554日前にベシクタシュに勝利をしてから去ったガラタサライに、ギョズテペからの勝利を土産に復帰した。
 ガラタサライは、トルコ・リーグ前半戦を、バシャクシェヒル・スポルに勝ち点差1で2位につけて終わった。
 ファーティフ・テリム監督が指揮するガラタサライは、ギョズテペに、一旦は0:1とリードを許した試合だったが、最後は3:1で勝利を手にした。テュルク・テレコム・アリーナを満杯にしたサポーターたちの興奮を前に行われたこの試合、アウェーのギョズテペのゴールで始まった。前半9分、マイコンがカストロを倒したために得たPKを、ジョホヴィッチが、ムスレラの跳んだとは逆方向に蹴り込み0:1とした。同19分、ガラタサライが同点に追いついた。バフェティンビ・ゴミスとワンツーをして、ペナルティエリア内へと入ったロドリゲスが、GKベトと1対1となったところからゴールを決めたのだった。1:1。同27分、ガラタサライが、大きなチャンスを生かせなかった。ンディアエのパスを受け、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールをコントロールしたロドリゲスが、背後のいい位置にいたバフェティンビ・ゴミスにボールを出すと、バフェティンビ・ゴミスは、至近距離からダイレクトでシュートを放ったが、GKベトが、ボールを外に出しゴールを許さなかった。後半の頭で、バフェティンビ・ゴミスは、ヤシン・オズテキンのセンタリングに合わせてヘッドで、また、ソフィアン・フェグリのパスに足を合わせて、それぞれシュートを試みたが、いずれもゴールとはならなかった。後半8分、ガラタサライが勝ち越した。ソフィアン・フェグリが、右サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたヤシン・オズテキンがヘッドで合わせると、ボールは、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同25分、ガラタサライが、点差を2と拡げた。バフェティンビ・ゴミスが倒され得たフリーキックを、ペナルティエリアの右側から蹴ったマイコンが、狙い澄まして直接ゴールを狙うと、ゴールが決まったのだった。3:1。

【ガラタサライ】ムスレラ=マルティン・リネス、セルダル・アズィズ、マイコン、ジェイソン・デナイヤー=フェルナンド・レゲス(後半45分:シナン・ギュムシュ)=ソフィアン・フェグリ、バドゥ・ンディアエ、ユネス・ベランダ(後半32分:セルチュク・イナン)、ガリー・ロドリゲス(前半41分:ヤシン・オズテキン)=バフェティンビ・ゴミス
【ギョズテペ】ベト・ピンパレル=サブリ・サルオウル、マシュー・パベルヌ、ミロス・コサノヴィッチ、タンジュ・カイハン(後半21分:レオ・シュヴェッフレン)=セルチュク・シャヒン、ラジコ・ロトマン(後半12分:オスカー・スカリオーネ)=ヨアン・グーフラン(後半37分:ナビル・ギラス)、アンドレ・カストロ、ハリル・アクブナル=アディス・ジョホヴィッチ



宴は終わった(ミリエット紙+TRT補綴 17.12.24)

アルペル・ポトゥク(左)フェルハト・オズトルン(右)(フェネルバフチェ公式HP) セルカン・クルントゥルル(左)アートゥフ・シェシュー(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグで5連勝中だったフェネルバフチェが、コンヤで止まった。勝失点差で首位に就いたが、優勝争いに重要な勝ち点2を失った。

 フェネルバフチェは、センターフォワード抜きで始めた試合の前半、その見せたサッカーは失望を誘うものだった。ホームのコンヤ・スポルは、後半早々に、オメル・アリ・シャヒネルのあげたゴールで、スコア上優位に立った。メフメット・トパルのゴールで同点に追いついたフェネルバフチェだったが、残りの時間では、GKセルカン・クルントゥルを越えることができなかった。
 前半9分、ミロセヴィッチのシュートを辛うじて外に出したヴォルカン・デミレルが、早めにゴールを浴びることを防いだ。同26分、右サイドからナビル・ディラルが、グランダーの速いセンタリングを入れた。パスコースに入っていたジュリアーノ・デ・パウラだったが、そのボールに触れることができなかった。同33分、マテュー・ヴァルブエナと壁パスで繋いでペナルティエリア内へと入り込んだアートゥフ・シェシューが、GKセルカン・クルントゥルと1対1となった。だが、アートゥフ・シェシューの放ったシュートは、セルカン・クルントゥルがコーナーへと逃げた。だが、この2つの好機は、いいパス回しから生まれたものだった。
 後半13分、ホームのコンヤ・スポルが、先制点をあげた。マウリシオ・イスラが、短いバックパスを送ろうとしたところ、これをカットしたオメル・アリ・シャヒネルが、狙い澄ましたシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。フェネルバフチェは、このゴールの10分後に、お返しのゴールを決めた。マテュー・ヴァルブエナの蹴ったコーナーキックに合わせて、うまくディフェンスを掻いくぐったメフメット・トパルが、ヘディングシュートを決めたのだった。1:1。アイクト・コジャマン監督は、頑なにサイドに展開することを求めた。コンヤ・スポルの方も、効果的な攻めを見せようと努めた。同40分、ヴェダト・ボラの蹴ったフリーキックに、ペナルティエリア内にいたマニャマがヘッドで合わせると、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。転がって来たボールに対し、スクビッチがシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。
 最後の5分は、緊張が高まり、フェルナンダオが投入された。同ロスタイム3分、アルペル・ポトゥクが、右サイドからグランダーのセンタリングを入れると、パスコースに入っていたフェルナンダオが、それに合わせたが、ボールはゴールポストに当たり外に出て行った。フェネルバフチェは、攻撃的選手を全部使ったが、新たなゴールをあげることができなかった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポヴィッチ、フェルハト・オズトルン=アリ・チャムダル、ジャン・ジョンソン(後半35分:レボガング・マニャマ)=ヴェダト・ボラ(後半41分:ムサ・アラズ)、メフディ・ブラビア(後半14分:モリケ・フォファナ)、オメル・アリ・シャヒネル=デニ・ミロセヴィッチ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半40分:フェルナンダオ)、ジョゼフ・デ・ソーサ、ルイス・ネト、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、オウズ・グチテキン(後半1分:ロベルト・ソルダード)、メフメット・トパル、アートゥフ・シェシュー(後半22分:アルペル・ポトゥク)=ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナ



アンタルヤ・スポル 3:1 アランヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 17.12.23)

デニズ・カダー(ベイン・スポル) タハ・ヤルチュネル(左)モスタファ・エル・カビル(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ前半戦最終節で、アンタルヤ・スポルが、ホームに迎えたアランヤ・スポルを3:1でくだした。

 アンタルヤ・スポルは、5節ぶりに勝ち点3を得たことになる。
 この試合に、早々に優位に立ったアウェーのアランヤ・スポルは、ワグナー・ラヴのゴールで、前半21分に0:1とした。エムレ・アクババの出したロングパスに反応してボールを得たワグナー・ラヴが、ペナルティエリア内に入り、対峙したディフェンスの選手がいるにも拘わらず、ボールを左に開き、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。アンタルヤ・スポルは、このゴールのあと、アランヤ・スポルのゴールに、しばしば攻め寄せ始めた。そして、同31分、エムレ・ギュラルのゴールで同点に追いついた。ホームのアンタルヤ・スポルの、右サイドで生まれた攻撃で、エル・キャビールのパスでボールを得たエムレ・ギュラルが、ペナルティエリアの手前から強いシュートを放つと、ボールはアランヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。そして、このゴールが、前半のスコアを決するゴールとなったのだった。
 後半の序盤、6分、デニズ・カダーが表舞台に上がった。そして、アンタルヤ・スポルは、この試合初めてリードを奪った。アンタルヤ・スポルの攻撃で、サクブ・アイタッチが、左サイドからペナルティエリア内へ向けてセンタリングを入れた。PKポイント辺りでボールに出会うことになったデニズ・カダーは、ダイレクトでインサイドに当て、きれいなシュートを放つと、ボールは、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同39分、エムレ・ギュラルが、もう一度、表舞台に上がった。そして、点差を2と開いたのだった。デニズ・カダーが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、シュートを打とうと考えた。だが、いい位置取りをしていたエムレ・ギュラルにボールを出すと、そのエムレ・ギュラルが、点差を2と拡げる、また、自身としては、この試合2点目となるゴールを決めたのだった。
 アンタルヤ・スポルは、5試合、勝利から見放されていたが、このアランヤ・スポル戦で終わりを告げた。そして、勝ち点3を得たことで、16位に上がり、勝ち点を14とした。一方のアランヤ・スポルは、13位になり勝ち点は18のままで、今節を終えることになった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=ナズム・サンガレ、チコ、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ=カルレス・フェルナンド(後半34分:イエクタ・クルトゥルシュ)、ウイリアム・ヴェンクール(後半43分:ハルン・アルプソイ)=マイコン・マルケス、デニズ・カダー、モスタファ・エル・カビル=エムレ・ギュラル(後半45分:ムサ・ニザム)
【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ(後半16分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)、ママドゥ・フォファナ、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジャニス・マニアティス(後半34分:エムレ・ネフィズ)、タハ・ヤルチュネル=エフェジャン・カラジャ、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス(後半16分:ユスフ・セルダル・チョバン)=ワグナー・ラヴ



「アンタルヤ・スポル対フェネルバフチェ」戦のまとめ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 17.11.27)

ジュリアーノ・デ・パウラ(ベイン・スポル) オンドィレジ・チェルスカ(左)フィンチェント・ヤンセン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、アンタルヤ・スポルという壁を0:1で越え、トルコ・リーグで2連勝を飾った。この試合に刻印を刻んだのは、アウェー男ジュリアーノ・デ・パウラだった。

 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、トルコ・リーグ第13節アンタルヤ・スポルとのアウェー戦で、先発メンバーを変更せずに臨んだ。前節、シワス・スポルを4:1でくだしたチームを崩さなかったのだ。
 アンタルヤ・スポルのレオナルド・アラウジョ監督は、前節のコンヤ・スポル戦と比べて、1人だけ先発メンバーをいじった。同監督は、前節、1:1で引き分けたコンヤ・スポル戦の先発メンバーに起用したハルン・アルプソイを控えに回したのだ。替わりに、中盤にカルレス・フェルナンドを起用した。
 この試合の前半、文字通り、両者の攻防が見られた。フィンチェント・ヤンセンに当て、そのフィンチェント・ヤンセンが落とすボールで攻撃を仕掛けようと努めたフェネルバフチェは、最大の好機を、その終盤に掴んだ。そして、ジュリアーノ・デ・パウラが先制点をあげたのだった。ジュリアーノ・デ・パウラは、自身でボールを持ち込み、フィンチェント・ヤンセンとワンツーをかわしたあと、ディエゴを振り切り、見事なゴールを決めたのだった。これで、ジュリアーノ・デ・パウラは、アウェー戦で、連続4ゴールを決めたことになる。
 後半に入り早々、ホームのアンタルヤ・スポルが、大きな好機を作った。しかし、エトオを、ヴォルカン・デミレルが止めた。それは、後半4分のことだった。マイコンのスルーパスに反応して、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で、GKヴォルカン・デミレルと対峙したエトオの放ったシュートは、ファーサイドのバーを逸れ外に出て行ったのだった。残りの時間では、相手に好機を与えなかったフェネルバフチェが、この試合を0:1で制した。フェネルバフチェは、これで2連勝を飾り、勝ち点を23に伸ばした。一方のアンタルヤ・スポルは、勝ち点は13に留まったままである。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ、チコ、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ(後半43分:アイドゥン・カラブルト)=カルレス・フェルナンド、ウイリアム・ヴェンクール(後半36分:モスタファ・エル・カビル)=マイコン・マルケス(後半26分:エムレ・ギュラル)、デニズ・カダー、サミル・ナスリ=サミュエル・エトオ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=ナビル・ディラル(後半43分:アルペル・ポトゥク)、ジュリアーノ・デ・パウラ、アートゥフ・シェシュー(後半22分:ロベルト・ソルダード)(後半32分:マテュー・ヴァルブエナ)=フィンチェント・ヤンセン



ガラタサライ、ホームでアランヤ・スポルをくだし、バシャクシェヒル・スポル戦のトラウマを拭い去った(テュルキエ紙 17.11.26)

バフェティンビ・ゴミス(前)ママドゥ・フォファナ(後)(ミリエット紙) ヤシン・オズテキン(ミリエット紙)  監督問題で揺れるガラタサライが、ヤシン・オズテキンとバフェティンビ・ゴミスのゴールで勝ち、監督問題を棚上げした。そして、大きなモティベーションを貯めた。勝ち点3以上のものを得たガラタサライは、来週に控えているダービーマッチを前に、ベシクタシュに勝ち点で6差つけることになった。

 歴史的なバシャクシェヒル・スポル戦での敗戦後、針の筵に座らされたイゴル・トゥドル監督は、昨夜、システムでは驚くような変更を加えず、アランヤ・スポル戦では「4-2-3-1」で臨んだ。同監督は、ウォーミングアップ中に故障を発生させたトルガ・ジエルジに替えて、ヤシン・オズテキンを起用した。このストレスの高い試合に、ガラタサライは、早々に優位に立った。まだ1分というところで、ロドリゲスが、右サイドからスピードに乗ってボールを持ち込んだ。だが、シュートが弱く、GKハイダルがパンチングで防いだ。同14分、相手選手からボールを奪い取ったロドリゲスが、右サイドから強めのセンタリングを入れると、バフェティンビ・ゴミスが足で合わせた。だが、ボールは外に出て行っただけだった。同19分、ヤシン・オズテキンが、左サイドでゴールライン際まで持ち込み、中へとボールを入れると、それに合わせて、セルチュク・イナンがシュートを放ったが、GKが押さえた。ガラタサライは、全く組織的とは言えなかったが、アランヤ・スポルのディフェンスに負荷がかかっていったとき、ガラタサライが求めていたゴールが、同33分に生まれた。左サイドから起こった攻撃で、セルダル・アズィズのパスに反応したバフェティンビ・ゴミスが、相手GKと1対1となった。だが、放ったシュートは、GKに跳ね返された。その跳ね返った位置にいたヤシン・オズテキンが、狙い澄ましたシュートを放つと、アランヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。1:0。

                 アランヤ・スポル、リスクを負う

 後半にリードをして臨んだガラタサライは、早々に2点目を決め、試合を制することを考えた。だが、前半に比べて、より大きな抵抗を見せたアランヤ・スポルに対し、ガラタサライは、ゴールに迫るのが難しくなった。一方、アランヤ・スポルは、速い攻撃とセットプレーで、同点ゴールを求めた。同9分、右サイドで、エムレ・アクババが蹴ったフリーキックに、ウェリントンがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。同25分以後、アランヤ・スポルは、リスクを顧みなくなるようになり、守備陣にスペースが生まれるようになった。同33分、ロドリゲスが出した、ペナルティエリアに向けて素晴らしいパスを出したが、バフェティンビ・ゴミスがフリーになっていながらゴールを奪えなかった。試合の終盤、両者ともにゴールを求めてプレッシャーをかけていったが、結局、バフェティンビ・ゴミスが、ヤシン・オズテキンとのパス交換ののち、GKハイダルを仕留めるゴールを決め、スコアを2:0とした。この勝利で、ガラタサライは、来週行うベシクタシュとのダービーマッチを前に、両者の勝ち点差を6に拡げたのだった。

【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン(後半45分:アフメット・チャルク)、セルダル・アズィズ、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半25分:マルティン・リネス)=セルチュク・イナン、バドゥ・ンディアエ(後半45分:コライ・ギュンター)=ガリー・ロドリゲス、ユネス・ベランダ、ヤシン・オズテキン=バフェティンビ・ゴミス
【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ファブリス・ンサカラ、ギオルゴス・ツァヴェラス、ママドゥ・フォファナ、ラミネ・ガッサマ=ジャニス・マニアティス(後半35分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)、イサク・サキー(後半19分:ベルカン・エミル)=エムレ・アクババ、エフェジャン・カラジャ、ウエリントン・シルヴァ=セルゲ・ムビラ・エタメ(前半29分:キサンバ・ルング)



アンカラ・ダービーで、オスマンル・スポルのセルダル・ギュレル、大暴れ(NTV 17.11.25)

アンドレアス・マクソ(左)エルヴィス・マヌ(右)(ベイン・スポル) セルダル・ギュレル(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第13節開幕試合で、オスマンル・スポルが、セルダル・ギュレルのゴールで、ゲンチレル・ビルリーイを2:0でくだした。

 トルコ・リーグ第13節開幕試合で、ゲンチレル・ビルリーイを2:0で退けたオスマンル・スポルは、ここ3週間勝利のなかったことに終りを告げた。ゲンチレル・ビルリーイは、ウミト・オザト監督が返り咲いた、その初戦を失ってしまった。
 下位からの脱出に努める両チームの最初のゴールを決めたのは、前半39分のセルダル・ギュレルのゴールだった。ウマルが、ディフェンスの裏に放り込んだボールに、ペナルティエリア内で追いついたセルダル・ギュレルが、GKホップフをかわし、ゴールマウスに放り込んだのだった。1:0。そして、前半は、オスマンル・スポルが、この1点の優位を保ったまま終わった。
 後半34分、再度、表舞台に上がったセルダル・ギュレルが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。トゥガイ・カジャルがペナルティエリア外からの強烈なシュートを放つと、ボールが、GKホップフからこぼれ、詰めていたセルダル・ギュレルが、仕上げを行ない、これで、オスマンル・スポルが2:0とリードを拡げたのだった。セルダル・ギュレルは、以前所属したことのあるゲンチレル・ビルリーイを負かす試合で、チームを背負う選手となったのだった。
 この結果、オスマンル・スポルは、勝ち点を11としたのに対し、最下位のゲンチレル・ビルリーイの勝ち点は、8に留まった。
 なお、次節では、ゲンチレル・ビルリーイは、ホームにシワス・スポルを迎え、オスマンル・スポルは、アウェーでバシャクシェヒル・スポルと対戦する。

【オスマンル・スポル】ハカン・アルカン=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ、ヌマン・チュリュクス、アンドレアス・マクソ、アヌル・カラエル=ラヘーム・ラワル(後半17分:トゥガイ・カジャル)、ムサ・チャーウラン=セルダル・ギュレル、オゼル・フルマジュ(後半38分:ヴァクラフ・プロシャスカ)、アミヌ・ウマル=ソコル・チカレシ(後半29分:アドゥリアン・レガッティン)
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、ウスマヌ・ンディアエ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ=アルペル・ウルダー(後半20分:ヴェダト・ムリキ)、ディアッロ・ギディレエ=アフメット・イルハン・オズベク(後半1分:エルヴィス・マヌ)、アブドゥル・カリリ、ジャイルトン・パライバ(後半33分:ムラト・ドゥルエル)=ペタル・スクレティッチ



ルドゴレス 1:2 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙改 17.11.24)

ジュニオール・カイサラ(ルドゴレス公式HP) ケリム・フライ(ヒュリエット紙)  バシャクシェヒル・スポルが、UEFA欧州リーグC組の重要な一戦で、ルドゴレスを、アウェーで1:2でくだした。グループ・リーグ戦で初勝利を手にしたバシャクシェヒル・スポルは、勝ち上がりのチャンスを最終節にかけることになった。

 バシャクシェヒル・スポルが、UEFA欧州リーグC組第5戦で、ブルガリアのルドゴレスを、アウェーで1:2でくだした。この結果、勝ち点を5に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルは、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりを、最終節に持ち越した。グループ・リーグ戦で初めての敗戦を喫したルドゴレスは、勝ち点8で2位となった。グループ・リーグ戦のもう1試合で、スポルティング・ブラガが、ホームでホッフェンハイムを3:1でくだし、勝ち点10で首位に就いた。最下位のホッフェンハイムは、勝ち点4に留まった。
 前半20分、バシャクシェヒル・スポルは、エディン・ヴィスチャのゴールで0:1と先制した。左サイドでボールを持ったケリム・フライが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ファーサイドでボールに向かって動き出したエディン・ヴィスチャが、走り込んできてシュートを放つと、ボールは、ルドゴレスのゴールネットを揺らしたのだった。
 これで、バシャクシェヒル・スポルのグループ・リーグ戦で、最も得点をあげているエディン・ヴィスチャのゴール数は6となった。
 同27分、ケリム・フライが、スコアを0:2とするゴールを決めた。左サイドでボールを持ったケリム・フライが、ボールを持ってペナルティエリア内へ入り、相手選手をかわし強烈なシュートを放つと、ボールは、相手ディフェンダーに当たりゴールインした。0:2。
 そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半20分、ルドゴレスが、点差を1と縮めた。右サイドで生まれた攻撃で、ボールを持って前へ進んだヴィルギル・ミシジャンが、ペナルティエリア内へセンタリングを入れた。ニアサイドでボールに向かい動き出していたマルセリーニョがヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。1:2。
 同29分、ルドゴレスにビッグチャンスが生まれた。エピュロヌのミスからボールを得たクラウディウ・ケセルが、パスをアニセットに出した。ディフェンダーが、大きくクリアしようとしたが、ボールは、再びクラウディウ・ケセルに渡ると、クラウディウ・ケセルは、ボールをコントロールしたあとシュートを試みた。だが、そのボールを、GKメルト・ギュノクがゴールライン際から足でコーナーキックに替えた。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれず、バシャクシェヒル・スポルが、1:2とリードを保ったまま終わった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、アルパルスラン・エルデム=ギョクハン・インレル、イルファン・ジャン・カフヴェジ=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム3分:マヌエル・ダ・コスタ)、ナポレオニ(後半22分:マルシオ・モッソロ)、ケリム・フライ=メヴルト・エルディンチ(後半42分:エルイェロ・エリア)



フェネルバフチェに朗報(TRT 17.11.23)

マテュー・ヴァルブエナ(TRT) マウリシオ・イスラ  フェネルバフチェに、故障を抱えていた選手から、いい知らせが届いた。

 フェネルバフチェで、故障を抱えているマテュー・ヴァルブエナとマウリシオ・イスラが、トルコ・リーグ第13節、11月26日(日)にアウェーで戦うアンタルヤ・スポル戦に出場できる可能性が高まっていることが明らかになった。
 トルコ・リーグ第11節、11月4日にアウェーで行われたオスマンル・スポル戦の前半で傷んだ2人の選手は、前節のシワス・スポル戦では出場できなかった。
 マテュー・ヴァルブエナは、昨日の練習の一部では、チームに合流していた。また、マウリシオ・イスラは、本日の練習の最初の部分では、その姿があった。
 長期に渡り、故障の続いていたロビン・ファン・ペルシーが、昨日、チームに合流しての練習を始めたということだ。ファン・ペルシーは、練習の第1クールで、チームとともに、その姿があり、ウエイトトレーニングを続けていたと言われている。しかし、ファン・ペルシーは、長期に渡り故障を抱えていたため、今節、メンバー入りすることはないと考えられている。
 シワス・スポル戦の2点目を決めたとき、逆さにピッチに落ち、右膝に痛みを感じているフィンチェント・ヤンセンは休養をとっている。フィンチェント・ヤンセンが受けた検査では、重大な問題は出ていないことが明らかになっており、今日は、治療目的で、その姿は練習にはなかったと説明されていた。



ベシクタシュ、歴史を塗り替える! チャンピオンズリーグで、初めて、、、(ベイン・スポル+サバハ紙補綴 17.11.22)

タリシカ(サバハ紙) アドリアーノ(前)(サバハ紙)  ベシクタシュは、チャンピオンズリーグG組第5戦を、ヴォーダフォン・アリーナで戦い、ポルトと1:1で引き分けた。

 ベシクタシュは、この結果、勝ち点が11に達し、グループ・リーグ戦を首位で終えることが確定した。そして、史上初めて、グループ・リーグからの勝ち上がりを決めたのだった。また、ベシクタシュはポルトと引き分けたことで、フェネルバフチェが持っているチャンピオンズリーグで記録した最多勝ち点と並んだ。
 シェノル・ギュネシュ監督は、UEFAチャンピオンズリーグG組でポルトと戦った第5戦で、理想とする先発メンバーをピッチに送り出した。故障の癒えたペペも、この歴史的な試合に名を連ねた。アクヒサル・スポル戦では、控えとしてスタートし、後半になってから投入されたジェンク・トスンとライアン・バベルも、先発メンバーに名を連ねた。
 一方、ポルトのユニフォームを着たヴァンサン・アブバカルは、169日ぶりにヴォーダフォン・アリーナで、元所属したベシクタシュと対戦することとなった。
 前半19分、ベシクタシュは、ライアン・バベルがゴールに近づいた。ペナルティエリアの外、遠めからのシュートは、GKホセ・サより跳ね返ったところ、ディフェンダーがコーナーへと逃げたのだった。
 ポルトは、同29分、フェリペのゴールで0:1と先制した。右サイドで、フリーキックのあとパス交換をして、リカルドがペナルティエリアに向けセンタリングを入れると、それに合わせて、フェリペがシュートを放つと、ボールは、ベシクタシュのゴールネットを揺らしていた。
 同41分、ベシクタシュは、タリスカが同点ゴールを決めた。ライアン・バベルからのパスを、左サイドで受けたジェンク・トスンが、見事なボールさばきで相手選手をすり抜けペナルティエリア内へと入った。そのジェンク・トスンからのパスを受けたタリスカが、がら空きとなったゴールマウスに放り込んだのだった。1:1。そして、前半は、1:1のまま終わった。
 後半は、ベシクタシュの効果的な攻めで始まった。同13分には、ライアン・バベルが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、上のバーに当たり、ボールはピッチに跳ね返った。この好機から3分後、ベシクタシュは、クアレスマが2つ目のゴールに近づいた。左サイドから、素晴らしいフェイントをかけながらペナルティエリア内へと入り込んだクアレスマがシュートを放つと、GKホセ・サが際どくパンチングで防ぎ、コーナーキックへと変わった。
 残りの時間、ベシクタシュは、勝利に繋がるゴールに近づいたが、ホセ・サを越えることは叶わなかった。そして、試合は1:1のまま終わったのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドゥスコ・トシッチ(後半1分:ガリー・メデル)、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン=クアレスマ(後半ロスタイム2分:アルヴァロ・ネグレド)、タリシカ(後半42分:オウズハン・オズヤクプ)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン



カラビュック・スポル 0:2 カスムパシャ(ミリエット紙+ハベル・テュルク紙補綴 17.11.21)

エドゥオク(ベイン・スポル) アフメット・シャヒン、ヴァレリカ・ガマン、フランク・エトゥンディ(左から)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第12節の最終試合で、カスムパシャは、アウェーでカラビュック・スポルを0:2でくだした。

 トルコ・リーグ第12節の最終試合で、カスムパシャは、アウェーでカラビュック・スポルを0:2でくだした。この結果、カスムパシャは、勝ち点15で12位に上がったのに対し、カラビュック・スポルは、勝ち点8に留まり17位に後退した。

                 試合経過

 前半7分、ペナルティエリアの外から、ポコの放ったシュートは、GKラマザン・キョシェが押さえた。
 同30分、左サイドで生まれたカスムパシャの攻撃で、ヴェニョーがペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ボールを得たエトゥンディのシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同36分、ポコのセンタリングに合わせて、ペナルティエリア内にいたヤタバレがシュートを放つも、ボールは、サイドバーを逸れて、外に出て行った。
 同42分、ムリッロのパスを、エトゥンディが、ペナルティエリア内でボールを欲しがった。だが、GKアフエット・シャヒンは倒れ込みながら、足を使い大きくクリアしてしまった。
 そして、前半は、お互いに無得点で終わった。
 後半2分、カスムパシャの攻撃で、ペナルティエリアの外でボールを得たエドゥオクがシュートを試みたが、ボールは、GKアフメット・シャヒンに収まっただけだった。
 同13分、カスムパシャが先制した。カラビュック・スポルのパップのバックパスに対して、ガマンと前に出ていたGKアフメット・シャヒンとの意思疎通を欠いたために、ボールを奪い取ってしまったエドゥオクが、ゴール左斜め前からがら空きのゴールに放り込んだのだった。0:1。
 同16分、トルジェのスルーパスに反応して、相手GKと1対1となったヤタバレがシュートを放ったが、ボールは、GKラマザン・キョシェの胸に収まっただけだった。
 同27分、ガマンからのこぼれ球が目の前に転がって来たエドゥオクが、ペナルティエリアの外約25mの距離から放ったシュートは、ゴール左上隅に突き刺さった。0:2。
 同32分、ペナルティエリア内でボールを得たムリッロがダイレクトでシュートを試みると、ボールは、GKアフメット・シャヒンから跳ね返った。その跳ね返りのボールを、再度、ムリッロがシュートを放ったが、今度は。ガマンがゴールを許さなかった。
 そして、試合は、カスムパシャが0:2とリードを保ったまま終わったのだった。

【カラビュック・スポル】アフメット・シャヒン=パウル・パップ、バルシュ・バシュダシュ、ダニー・ヌンコ(前半44分:オラフル・スクラソン)、ルイス・イバネス=ヴァレリカ・ガマン、クリスティアン・タナセ(後半34分:ゲオルゲ・グロザフ)、アンドレ・ポコ=ムスタファ・ヤタバレ、イルハン・デペ(後半17分:エウゲン・セレズノフ)、ガブリエル・トルジェ
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ケネト・オメルノ、オリヴィエ・ヴェニョー=ダヴィド・パヴェルカ、ベルナルド・メンサー(後半43分:マルクス・ノイマイヤー)、ロレット・サディク=サムエル・エドゥオク、フランク・エトゥンディ(後半32分:ミカエル・ランゲル・ヴァレンシア)、ジョン・ムリッロ(後半45分:ハサン・ビラル)



ゴールダード(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17.11.20)

ロベルト・ソルダード(フェネルバフチェ公式HP) エムレ・クルンチ(左)ナビル・ディラル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、ベシクタシュとガラタサライが勝ち点を失った節に、ナビル・ディラルとロベルト・ソルダード(3)のゴールで、シワス・スポルをくだした。これで、首位との勝ち点差は6と縮まった。

 フェネルバフチェは、ベシクタシュとガラタサライが勝ち点を失った節に、シワス・スポルを4:1でくだした。フェネルバフチェは、試合開始早々、相手にプレッシャーをかけていった。前半20分には、イスマイル・キョイバシュがセンタリングを入れると、それに合わせてジュリアーノ・デ・パウラがヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、ファーサイドのゴールポストを転がりながら逸れて、外に出て行ってしまった。同31分、ペナルティエリア内でボールを得たフィンチェント・ヤンセンが、ダイレクトでシュートを放つと、相手ディフェンダーからのこぼれ球が、ナビル・ディラルの前に転がった。そのナビル・ディラルが、狙いすましたシュートを放つと、フェネルバフチェが1:0と先制するゴールが決まった。

                 リバルカ、とってもゴールに近づく

 シワス・スポルは、カウンター攻撃で、フェネルバフチェのゴールをこじ開けようとした。前半の終了間際、ズィヤ・エルダルのセンタリングに対し、全くフリーになっていたリバルカが、ヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。

                 2本のシュートがバーを直撃したあと、ゴールが生まれた

 後半1分、エムレ・クルンチととっても上手いワンツーをしたティエヴィ・ビフマが、一瞬、GKヴォルカン・デミレルと1対1となり、狙い澄ましたシュートを放つと、これが同点ゴールとなった。1:1。同16分、左コーナーキックのあとに、ペナルティエリア内で信じられない混戦が生まれるなか、フィンチェント・ヤンセンが、2度にわたりバーに嫌われるヘディングシュートが行われたあと、このほんの僅か前に投入されたロベルト・ソルダードが、見事なバイシクルシュートを放つと、これが、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同19分には、シワス・スポルのティエヴィ・ビフマにレッドカードが出され退場となった。

                 ロベルト・ソルダード、いいところを見せる

 同32分、イスマイル・キョイバシュのセンタリングを、フィンチェント・ヤンセンが、ヘッドでボールをペナルティエリア内へと落とした。シワス・スポルのディフェンダーが、このボールを大きくクリアしようとしたが、プレッシャーをかけたロベルト・ソルダードが、このボールを奪い、態勢を立て直してからシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。3:1。同36分、ジュリアーノ・デ・パウラのスルーパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったロベルト・ソルダードが、右足アウトサイドでファーサイドに向けシュートを試みると、これが、ハットトリックとなるゴールとなった。4:1。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル(後半41分:オウズ・グチテキン)、ジョゼフ・デ・ソーサ=ナビル・ディラル、ジュリアーノ・デ・パウラ、アートゥフ・シェシュー(後半16分:ロベルト・ソルダード)=フィンチェント・ヤンセン(後半34分:メフメット・エキジ)
【シワス・スポル】セルジオ・ロチェット=オーレミル・ドス・サントス、マティアス・ブジャルスミル、ヴィタリ・ディヤコフ、ズィヤ・エルダル=セルギイ・リバルカ(後半26分:ルドゥヴァン・シムシェク)、ハカン・アルスラン、デルヴィン・ンディンガ=ティエヴィ・ビフマ、アルーナ・コーネ(後半38分:ムハメット・デミル)、エムレ・クルンチ(後半35分:ゾロ・シリアッチ)



バシャクシェヒル・スポル 5:1 ガラタサライ(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 17.11.19)

マリアーノ・フィーリョ(左)エリア(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) アデバヨールを讃える(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第12節で、ガラタサライが、アウェー戦で、バシャクシェヒル・スポルに5:1で敗れた。ガラタサライは、またしても、ビッグマッチで勝つことができなかった。この夜のヒーローは、ハットトリックを達成したアデバヨールだった。

 トルコ・リーグ第12節の重要な試合で、ガラタサライは、アウェーでバシャクシェヒル・スポルでに5:1で敗れた。ガラタサライは、これで、バシャクシェヒル・スポルに対し、ここ4試合で3敗1分となった。しかも、ガラタサライは、トルコ・リーグで、フェネルバフチェ、ベシクタシュ、トラブゾン・スポル、バシャクシェヒル・スポルと戦った直近の14試合で勝利がない(10敗4分)。
 この結果、勝ち点を26に伸ばしたアブドラハ・アヴジュ監督率いるバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点でガラタサライと並んだ。
 また、この試合の前半20分、イエローカードをもらったフェルナンド・レゲスは、アランヤ・スポル戦では、累積警告で出場停止となる。
 前半25分、バシャクシェヒル・スポルは、ジョゼフ・アタマーのゴールで1:0と先制した。右サイドから、エディン・ヴィスチャがセンタリングを入れると、とってもいいジャンプをしたジョゼフ・アタマーがヘッドで合わせると、ボールは、ムスレラの右側を抜けゴールネットに収まったのだった。
 同41分、バシャクシェヒル・スポルは、エマニュエル・アデバヨールのゴールで、点差を2と拡げた。またしても、右サイドのエディン・ヴィスチャのセンタリングに対し、アデバヨールがヘッドで合わせると、ボールは、ピッチに跳ね返りゴールネットに収まったのだった。2:0。
 前半は、ホームのバシャクシェヒル・スポルが、2:0とリードを保ったまま終わった。
 後半10分、バフェティンビ・ゴミスの素晴らしいゴールが生まれ、ガラタサライは点差を1に縮めた。ヤスミン・ラトヴリェヴィッチが中へ入れたボールに対し、うまく追ったバフェティンビ・ゴミスが、ファーサイドに体を流しながら見せたヘディングシュートが、ゴールネットを揺らしたのだった。2:1。
 そのゴールの3分後、アデバヨールのゴールで、バシャクシェヒル・スポルは、再び点差を2と拡げた。ジェイソン・デナイヤーが大きくクリアしようとしたボールが、モッソーロに収まった。そのモッソーロからのパスを、ペナルティエリア内で受けたアデバヨールが、相手選手をすり抜けシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーに当たり方向を変え、ゴールネットを揺らしたのだった。3:1。
 同30分、バシャクシェヒル・スポルのエルイェロ・エリアが、ペナルティエリア内でマイコンにより倒された。アリ・パラブユク主審は、躊躇うことなくPKを指示した。このPKを決めたアデバヨールは、これで、ハットトリックを達成して、この夜のヒーローとなった。4:1。
 ファーティフ・テリム・スタジアムでの、この夜の最後のゴールは、ケリム・フライが決めた。同44分、左サイドのガエル・クリシーから受けたボールを持って、フェイントをかけながらガラタサライのペナルティエリア内へと入ったケリム・フライが、強烈なシュートを試みると、ガラタサライのゴールに突き刺さったのだった。5:1。そして、試合は、このスコアを保ったまま終わった。ガラタサライは、2009年のコジェリ・スポル戦以来初めて、1試合で5ゴールを浴びる結果となった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半32分:ハカン・オズメルト)、ギョクハン・インレル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソロ、エルイェロ・エリア(後半41分:ケリム・フライ)=エマニュエル・アデバヨール(後半ロスタイム1分:メヴルト・エルディンチ)
【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、ジェイソン・デナイヤー、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=フェルナンド・レゲス=バドゥ・ンディアエ、ユネス・ベランダ(後半34分:ガリー・ロドリゲス)、トルガ・ジエルジ=エレン・デルディヨク、バフェティンビ・ゴミス



ベシクタシュ 0:0 アクヒサル・スポル(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 17.11.18)

ラルソン(左)ガリー・メデル(右)(ベイン・スポル) ミゲル・ロペス(左)アッティバ・ハッティンソン(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第12節、ベシクタシュは、アクヒサル・スポルと0:0で引き分けた。

 ベシクタシュは、試合開始僅か1分で、ゴールにとっても近づいた。突然生まれた攻撃で、クアレスマが、左サイドからセンタリングを入れると、それに、イェレマイン・レンスがヘッドで合わせたが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。
 同9分、ベシクタシュがPKを獲得した。タリスカが、カディル・ケレシュのチェックを受けピッチに倒れると、セルカン・チュナル主審はPKを指示したのだった。同11分、このPKを、クアレスマが蹴ると、GKルカチが、パンチングで防いだ。跳ね返りのボールを捉えて、ネグレドが仕上げのシュートを放ったが、ボールは、バーに当たり外に出て行った。
 ベシクタシュは、同32分、イェレマイン・レンスにより、新たなゴールチャンスを掴んだ。クアレスマのセンタリングで、ボールを得たアルヴァロ・ネグレドが出したパスが、後ろにいたイェレマイン・レンスに合った。イェレマイン・レンスは、右足でダイレクトシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行っただけだった。
 前半、両者ともに無得点のまま終わったこの試合、ベシクタシュが、後半早々にチャンスを掴んだ。同7分、クアレスマのセンタリングに、タリスカがヘッドで合わたが、ルカチが、際どいところでコーナーへと逃げた。
 同11分、ベシクタシュが得たフリーキックを、タリスカが蹴ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たり、そして、バーに当たり跳ね返っただけだった。
 同20分、アクヒサル・スポルがチャンスを得た。オヌル・アユクが、右サイドからセンタリングを入れると、ボールは、アッティバ・ハッティンソンからこぼれゴールマウスに向かったが、GKファブリシオがゴールを許さなかった。
 同35分、アクヒサル・スポルが10人になった。ライアン・バベルとのせめぎ合いのなか、ピッチに倒れ込んだエンリケがガリー・メデルに執った行為に対し、主審によりレッドカードが出され退場となったのだった。
 残りの時間でもゴールは生まれず、試合は0:0のまま終わった。その結果、ベシクタシュは、勝ち点22で3位、勝ち点18のアクヒサル・スポルは6位となった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン(後半30分:オウズハン・オズヤクプ)=クアレスマ、タリシカ、イェレマイン・レンス(後半1分:ジェンク・トスン)=アルヴァロ・ネグレド(後半20分:ライアン・バベル)
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカチ=ミゲル・ロペス、ムスタファ・ユムル、ジャネル・オスマンパシャ、カディル・ケレシュ=アブドゥル・シソコ、アイクト・チェヴィケル(後半30分:エライ・アタセヴェン)=ダニエル・ラルソン、ソネル・アイドードゥ、オヌル・アユク(後半40分;ジョアン・オラ)=マーヴィン・エムネス(後半14分:パウロ・エンリケ)



これが、イゴル・トゥドル監督による殲滅プラン(タクヴィム紙 17.11.17)

イゴル・トゥドル監督(ヒュリエット紙)  イゴル・トゥドル監督は、バシャクシェヒル・スポルの頭脳エムレ・ベレズオウルを、フェルナンドとンディアエでもって刈り取るつもりだ。エムレ・ベレズオウルによるボールさばきを防ぐ一方で、アデバヨールが、中盤まで下がってパスを受けるのも防ごうということだ。そして、プレスをかけ、早めのゴールで仕上げをしようというつもりなのだ。

 ガラタサライのイゴル・トゥドル監督は、バシャクシェヒル・スポルとの重要な一戦を、シミュレーションしてみた。明日の試合に向けて、同監督は、その防御法を選手の頭に埋め込んだ。まず、同監督は、バシャクシェヒル・スポルの頭脳エムレ・ベレズオウルにボールを持たさせすぎることを許さないつもりだ。このため、中盤のスター選手フェルナンド・レゲスとバドゥ・ンディアエにより、エムレ・ベレズオウルのロングパスで、アデバヨールやエディン・ヴィスチャを走らせないようにするつもりだ。

                  アデバヨールをパス回しに入れさせない

 同監督は、エムレ・ベレズオウル以外にも、アデバヨールをとっても警戒している。アデバヨールがゴールを決めることよりも、中盤まで下がり、パス回しに加わることを警戒しているのだ。このため、ストッパーの選手に注意を与えている同監督は、「アデバヨールを、必要あらば、中盤まで追いかけろ。アデバヨールに、組織的なパス回しに加わらせるな」と述べたということだ。

                  ヤスミン・ラトヴリェヴィッチにエディン・ヴィスチャ対策を指示

 同監督は、バシャクシェヒル・スポルがサイド攻撃をよく使うことを熟知している。なかでも、バシャクシェヒル・スポルの右サイドのエディン・ヴィスチャが効果的な攻めを見せるため、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチの注意を喚起している。ヤスミン・ラトヴリェヴィッチには、後ろへ戻るときに遅れないように求めている。そして、バシャクシェヒル・スポルに対する中盤でのプレスと、早めのゴールが、勝利に繋がるプランだと考えている。



マテュー・ヴァルブエナとマウリシオ・イスラより悪い知らせ(ファナティック紙 17.11.16)

マテュー・ヴァルブエナ マウリシオ・イスラ  フェネルバフチェのマテュー・ヴァルブエナとマウリシオ・イスラが、トルコ・リーグ第12節のシワス・スポル戦に出場できないことが明らかにされた。

 フェネルバフチェに、シワス・スポル戦を前に、悪い知らせが入った。代表の試合でできた空白期間に、故障が恢復しなかったマテュー・ヴァルブエナとマウリシオ・イスラが、最新のチーム練習に顔を見せなかったのだ。練習では、チームから離れてランニングをしていたマテュー・ヴァルブエナは、その後は、トレーニングコーチとともにボールを使った練習を行っていた。また、マウリシオ・イスラの方は屋内練習を行っていた。
 これで、この2選手が、トルコ・リーグ第12節で戦うシワス・スポル戦には出場はできないことが周知のものになった。故障を抱える他の選手では、ロビン・ファン・ペルシーが、故障を抱えるため、チームから離れて屋内練習を行っていた。



ベシクタシュ、シェノル・ギュネシュ監督との契約を延長!(フォトマッチ紙 17.11.15)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙)  ベシクタシュは、シェノル・ギュネシュ監督との契約を、2019年5月31日まで延長したことを公表した。

 ベシクタシュは、2017年6月で契約が満了するシェノル・ギュネシュ監督との契約を延長することを決めた。その公表した内容によると、シェノル・ギュネシュ監督との契約は、2019年5月31日まで延長されたということである。
 2015年に監督に就任した65歳になる同監督は、ベシクタシュで、トルコ・リーグの2015-16シーズンと2016-17シーズンを制覇した。そして、同監督は、ベシクタシュを率いて、2シーズンに渡り、UEFAチャンピオンズリーグに参戦した。ベシクタシュは、昨季は、グループ・リーグ戦では3位に終わったが、今季は、4試合が終わった時点で、グループ・リーグの首位に立っている。



トルコ 2:3 アルバニア(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会補綴 17.11.14)

ジェンク・トスン(右端)(ミリエット紙) アティラ・トゥラン(左)(ミリエット紙)  トルコ代表は、アンタルヤで行われた試合で、10人になったアルバニア代表に2:3で敗れた。トルコ代表は、ルチェスク監督就任後、6試合を戦って1勝をしただけだ。

 トルコ代表は、親善試合で、アルバニア代表に2:3で敗れた。アウェーのアルバニア代表は、48分間を10人で戦った試合だった。
 ミルチェア・ルチェスク監督は、アルバニア代表戦での先発メンバーを、ルーマニア代表戦と比べて、4選手を入れ替えた。トルコ代表は、このアルバニア代表戦に、ヴォルカン・ババジャン、バルシュ・ヤルドゥムジュ、セルダル・アズィズ、チャーラール・ソユンジュ、アティラ・トゥラン、オカイ・ヨクシュル、オウズハン・オズヤクプ、ハカン・チャラノウル、ジェンギズ・ウンデル、ケナン・カラマン、ジェンク・トスンで臨んだ。ルーマニア代表戦で先発メンバーに起用されたハルン・テキン、セルチュク・イナン、ユスフ・ヤズジュ、オザン・トゥファンは、控えに回ることになった。逆に、ルーマニア代表戦では先発メンバーに名を連ねてなかったヴォルカン・ババジャン、バルシュ・ヤルドゥムジュ、ジェンギズ・ウンデル、ケナン・カラマンが、アルバニア代表戦ではピッチに送り出されたのだった。なお、キャプテンマークを着けたのは、オウズハン・オズヤクプだった。
 この試合に、いい始まり方をしたトルコ代表は、特にジェンク・トスンとハカン・チャラノウルにより危険な場面を作り出してはいても、前半は、GKベリシャを越えることはかなわなかった。これに対し、アルバニア代表は、同24分と39分に、サディクの決めたゴールで、あっという間に0:2とリードしてしまった。前半24分、右サイドでゴールライン際まで持ち込んだロシが、グランダーのセンタリングを入れると、ちょうどそのパスコースに入ったサディクが合わせると、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。また同39分には、右サイドからロシが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ファーサイドにいたサディクが、ヘディングシュートを試みると、GKヴォルカン・ババジャンが、これを防ごうとしたが、トルコ代表のゴールネットが揺れてしまったのだった。その一方、アルバニア代表は、同42分、メムシャジが、この日2枚目のイエローカードをもらったため、アルバニア代表は10人になってしまった。
 後半に入り、早々に優位に立ったトルコ代表は、求めていたゴールを、同2分、ジェンギズ・ウンデルにより得た。左サイドから、ジェンク・トスンがグランダーのセンタリングを入れると、ニアサイドでジェンギズ・ウンデルが合わせると、ボールは、GKベリシャの右を抜けゴールネットに収まったのだった。1:2。そのお返しを、アルバニア代表は、同11分、グレザのゴールで、早々にしたのだった。サディクのパスを受けたグレザがシュートを放つと、ボールは、GKヴォルカン・ババジャンの左を抜け、トルコ代表のゴールネットに収まったのだった。1:3。トルコ代表は、同14分に投入されたエムレ・アクババが、その1分後に、ジェンク・トスンの素晴らしいパスを受け、きれいなゴールを決め、点差を1と縮めた。2:3。
 トルコ代表は、残りの時間、ゴールを求めて努めたが十分ではなく、結局、試合は、アルバニア代表が2:3とリードを保ったまま終わったのだった。

【トルコ代表】ヴォルカン・ババジャン=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半1分:オザン・トゥファン)、チャーラール・ソユンジュ、セルダル・アズィズ(後半1分:ウーウル・デミロク)、アティラ・トゥラン(後半1分:イスマイル・キョイバシュ)=オウズハン・オズヤクプ、オカイ・ヨクシュル=ジェンギズ・ウンデル(後半25分:エネス・ウナル)、ハカン・チャラノウル(後半29分:ユスフ・ヤズジュ)、ケナン・カラマン(後半15分:エムレ・アクババ)=ジェンク・トスン



カイセリ・スポル攻略作戦(フォトマッチ紙 17.11.13)

デニズ・テュリュチ アティラ・トゥラン  ガラタサライが、デニズ・テュリュチとアティラ・トゥラン獲得に向け、交渉を始めた。

 補強活動を、トルコ人選手獲得に向けているガラタサライが、移籍解禁期間に驚くべき移籍を準備している。先発メンバーに、トルコ人選手を2〜3人入れることすら厳しくなりつつあることが、しばしば話題に上ってきているなか、カイセリ・スポルのデニズ・テュリュチとアティラ・トゥランが、ガラタサライによりリストアップされている。ガラタサライが、カイセリ・スポルのこの2選手獲得に向け、ライアン・ドンク、マルティン・リネス、タルク・チャムダル、ヤシン・オズテキンとのトレードを用意しているというニュースが飛び込んできている。カイセリ・スポル側は、アフメット・チャルク、ヤシン・オズテキン、ライアン・ドンクに、金銭を付けて獲得して、いい商売をしようとしているということが明らかになってきている。



アイクト・コジャマン監督、新しいシステムへ(タクヴィム紙 17.11.12)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP)  アイクト・コジャマン監督は、シワス・スポル戦で「4-3-1-2」システムで、選手をピッチに送り出す。フィンチェント・ヤンセンとロベルト・ソルダードをFWに、ジュリアーノ・デ・パウラを10番の位置に置くことを考えている。

 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、次節のシワス・スポル戦では、ここまでとは違ったシステムで選手を送り出すつもりだ。同監督は、故障でマテュー・ヴァルブエナを欠くことから、「4-3-1-2」システムを採用するつもりなのだ。このシステムでは、フィンチェント・ヤンセンとロベルト・ソルダードがツートップを組むことになる。

                  ジュリアーノ・デ・パウラは10番の位置に引く

 フィンチェント・ヤンセンとロベルト・ソルダードのすぐ背後に、10番として、ジュリアーノ・デ・パウラが任務を担う。「4-3-1-2」システムで、ジュリアーノ・デ・パウラは、本来のポジションの1つを担うチャンスを得ることになる。

                  より攻撃的なシステム

 中盤の3人は、メフメット・エキジ、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファンが、その任を得る。このシステムは、以前採られていたシステムに比べると、より攻撃的になる。その一方で、ディフェンス面では、より負荷のかかるシステムでもあるのだ。

                  アイクト・コジャマン監督、ロベルト・ソルダードに準備させる

 アイクト・コジャマン監督は、長い間、先発メンバーには起用してこなかったロベルト・ソルダードに、シワス・スポル戦では、特別に準備させている。ロベルト・ソルダードが、とても意欲的であることは、同監督のなそうとしていることを容易くさせるところである。



ツートップをを試す(フォトマッチ紙 17.11.11)

ルザ・チャルンバイ監督(フォトマッチ紙)  ブラク・ユルマズの復帰に伴い、FWの選手の間に生まれた競争の激化を活用したいルザ・チャルンバイ監督は、練習でツートップのシステムを試し始めた。32歳のゴールゲッターであるブラク・ユルマズとロダレガを一緒に使うことを試している54歳になった同監督は、このチャンスを歓迎している。直近の練習では、チームを2つに分けた同監督は、そこで生まれた9ゴールゆえ、攻撃的選手を褒める一方で、ディフェンス陣には警鐘を鳴らしていた。緑組が7:2で勝ったこの練習試合で、緑組でゴールを決めたのは、タユプ・エブラル(2)、ヴォルカン・シェン、ヒュセイン、ンドエ(2)、ペレイラだったが、白組でゴールを決めたのは、ロダレガとボンゴンダだった。



ルーマニア 2:0 トルコ(アクシャム紙+TRT補綴 17.11.10)

アティラ・トゥラン(左)(アクシャム紙) オウズハン・オズヤクプ(中)(トルコ・サッカー協会)  トルコ代表は、かなり悪いサッカーを見せた親善試合で、ルーマニア代表に2:0で敗れた。

 トルコ代表が、親善試合をアウェーで戦い、ルーマニア代表に2:0で敗れた。ルーマニアのクルジュ市にあるドクター・コンスタンティン・ラドゥレスク・スタジアムで戦った試合で、トルコ代表の見せたプレーは落第ものだった。
 前半42分、カラビュック・スポル所属のゲオルゲ・グロザフのゴールで、ルーマニア代表が1:0と先制した。中盤で、セルチュク・イナンからボールを奪ったピンティリが、右サイドを駆け上がったデアクにボールを出した。ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだデアクは、フリーになっていたグロザフにボールを預けた。走り込んで来たグロザフのシュートは、オザン・トゥファンに当たってからゴールインしたのだった。 試合の前半は、このスコアのまま終わった。
 トルコ代表の、この試合最初のシュートは、後半4分、ジェンク・トスンから放たれた。右サイドで、ボールを持ち込んだオウズハン・オズヤクプからのパスを、ペナルティエリア内で得たジェンク・トスンがシュートを試みだたのだが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行っただけだった。同24分、ルーマニア代表は、またしてもゲオルゲ・グロザフのゴールで、スコアを2:0とした。オザン・トゥファンのパスミスから奪ったブデスクが、左サイドからペナルティエリアへとボールを持ち込み、ヒールパスで、背後から走り込んで来たピントィリにボールはを出した。そして、このピントィリが、PKポイントのところにいたゲオルゲ・グロザフに送ると、ゲオルゲ・グロザフが、セルダル・アズィズをフェイントでかわしてから放ったシュートが、 GKハルン・テキンの左を抜け、トルコ代表のゴールネットに収まったのだった。
 試合は、結局、ルーマニア代表が2:0とリードを保ったまま終わった。トルコ代表の見せたプレーは、失望を誘うものだった。
 なお、トルコ代表の2つ目の親善試合は、11月13日(月)、アンタルヤでアルバニア代表と行われる。

【トルコ代表】ハルン・テキン=オザン・トゥファン(後半38分:バルシュ・ヤルドゥムジュ)、セルダル・アズィズ、チャーラール・ソユンジュ、アティラ・トゥラン=セルチュク・イナン(後半1分:ジェンギズ・ウンデル)、オカイ・ヨクシュル=ユスフ・ヤズジュ(後半1分:ユヌス・マル)、オウズハン・オズヤクプ、ハカン・チャラノウル(後半19分:ケナン・カラマン)=ジェンク・トスン



カーン・アイハン、代表から外れる(サバハ紙 17.11. 9)

カーン・アイハン  トルコ代表で、故障を抱えるカーン・アイハンが、メンバーから外された。

 トルコ・サッカー協会の発表で、「カーン・アイハンに対して行われた最新の検査の結果、故障の状態が、トルコ代表が、親善試合を行っている期間中に恢復することは無理だと考えられることから、治療を所属クラブで続けることが妥当と判断した」と述べられている。
 カーン・アイハンは、今朝。トルコ代表投宿地のクルジュを発ち、ドイツに戻ったことが明らかにされた。
 カーン・アイハンは、トルコ代表が、昨日行った練習では、トレーニングコーチとともに特別練習、及び治療のプログラムを受けていた。



キング・ブラク・ユルマズ、復帰へ(フォトマッチ紙 17.11. 8)

ブラク・ユルマズ(ハベル・テュルク紙)  新マラテヤ・スポル戦で傷み、トルコ杯のチョルム市役所スポル戦、及びトルコ・リーグのガラタサライ戦とカイセリ・スポル戦を欠場したブラク・ユルマズが、オスマンル・スポル戦にはピッチに戻ってくる。

 ロダレガが出場停止処分を受けているため、ルザ・チャルンバイ監督は、ここ2試合では、ンドエをFWに起用していたが、ブラク・ユルマズの復帰で、攻撃ラインが強化されることが期待される。32歳になっているブラク・ユルマズは、今季8試合で7ゴールを決めているため、オスマンル・スポル戦で、ゴール量産を再スタートして、得点王争いに存在感を示そうとしている。ブラク・ユルマズとともに、ロダレガの出場停止が解け、チームに復帰することは、同監督の選択肢が増えることをもたらすことになる。同監督は、オスマンル・スポル戦では、ブラク・ユルマズ&ロダレガというツートップを採ることも可能なのである。

                 自分たちで正す

 故障のため、ここ2試合出場のできなかったトラブゾン・スポルのゴールゲッターであるブラク・ユルマズが、代表の試合で生まれた期間を活用して、100%間に合うよう努めている。同監督が、回復してないと使うつもりはないと言明しているブラク・ユルマズは、「治療は、とってもうまくいっている。オスマンル・スポル戦では、ピッチに立っていたい。前半の残り6試合は、トラブゾン・スポルにとって、とても重要だ。このようなことを、誰しも望んでいたことではない。でも、こういったシナリオを招いたのは我々自身だ。だから、もちろんのこと、自分たちで正さねばならないのです。我々を信じ、応援をよろしくお願いします」と語った。
 トラブゾン・スポルのユニフォームを着て101試合に出場したブラク・ユルマズは、ここまで65ゴール、9アシストを記録している。



エムレ・モル、代表メンバーから外れる(TRT 17.11. 7)

エムレ・モル(ハベル・テュルク紙)  スペインのセルタ・ヴィーゴに所属するエムレ・モルが、トルコ代表のルーマニア代表及びアルバニア代表との親善試合のメンバーから外された。

 トルコ・サッカー協会の明らかにしたところにより、セルタ・ヴィーゴの練習中に故障を発生させたエムレ・モルは、左足首を捻挫したためによる負傷をしたということで、代表メンバーから外されたことが明らかになった。トルコ代表の首脳陣は、セルタ・ヴィーゴからもたらされた医事報告を精査し、また、メディカル・スタッフとも検討を重ねた結果、エムレ・モルは、チームで治療を継続することが妥当と判断したことが明らかになった。



ギョズテペ 1:3 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙+ミリエット紙補綴 17.11. 6)

ペペ、グーフラン、ギョクハン・ギョヌル(左から)(ハベル・テュルク紙) ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第11節で、ベシクタシュは、アウェーでギョズテペを、タリシカ、ライアン・バベル、ジェンク・トスンのゴールで、1:3でくだした。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第11節で、ギョズテペをアウェーで1:3でくだし、勝ち点を21に伸ばし、首位を引き続き追走することになった。一方、ギョズテペは、勝ち点17に留まった。
 このイズミルでの戦い、優位に試合に入ったのはギョズテの方だった。だが、ギョズテペは、最初の5分間で、タイフル・ビンギョルとナビル・ギラスで好機を掴んだが、GKファブリシオを越えることができなかった。
 同7分、ベシクタシュは、アンデルソン・タリシカの決めたゴールで、0:1と先制した。左サイドで生まれたベシクタシュの攻撃で、ライアン・バベルが入れたセンタリングに、とてもいいジャンプを見せたタリシカが、見事なヘディングシュートを放つと、ボールは、ギョズテペはのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半もまだ2分というところで、ベシクタシュは、ライアン・バベルのゴールで、点差を2と拡げた。左サイドでボールを得たライアン・バベルが、40mもドリブルで進みペナルティエリア内へと入った。そして、相手選手をかわしシュートを放つと、ゴールネットが揺れたのだった。0:2。
 同8分、今度は、ジェンク・トスンが舞台に上がり、スコアを0:3とした。タリシカのスルーパスに反応したトスン将軍様が、PKポイント近くからシュートを試みると、ボールは、バーに当たってゴールインした。
 同21分、ナビル・ギラスがゴールを決め、点差を2と縮めた。とってもきれいなパス回しをしながら、ベシクタシュのペナルティエリア内へと向かったギョズテの攻撃で、アダマ・トゥラオレのパスが、GKをすら超えたボールに、あとはナビル・ギラスが触れるだけで良かった。1:3。ベシクタシュの選手たちは、ヒュセイン・ギョチェク主審に対し、ギョズテペの選手の位置取りをオフサイドだと抗議していた。同22分、タリシカが、ペナルティエリア内で、カドゥのチェックを受けピッチに倒れ込んだ。これに対し、PKを求める声が上がったが、主審は試合を続行させた。
 同41分、シュヴェッフレンがネジプ・ウイサルに執った激しいチェックに対し、レッドカードが出され、ギョズテペは10人になってしまった。残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、試合は、ベシクタシュが1:3の優位を保ったまま終わった。

【ギョズテペ】ベト・ピンパレル=サブリ・サルオウル、カドゥ、レオ・シュヴェッフレン、アダマ・トゥラオレ=ハリル・アクブナル(後半32分:アクセル・ニャンド)、アンドレ・カストロ、セルチュク・シャヒン(後半38分:ドーアナイ・クルチ)、タイフル・ビンギョル(後半11分:オメル・シシマノウル)=ヨアン・グーフラン、ナビル・ギラス
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル(後半16分:ガリー・メデル)、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=トルガイ・アルスラン、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ(後半43分:アルヴァロ・ネグレド)、タリシカ(後半35分:ネジプ・ウイサル)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン



オスマンル・スポル 1:1 フェネルバフチェ(ファナティック紙 17.11. 5)

ウマル・アミヌ、ヴォルカン・デミレル、マルティン・シュクルテル(左から)(ベイン・スポル) アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ(左)マテュー・ヴァルブエナ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第11節で、オスマンル・スポルとアウェー戦を戦ったフェネルバフチェは、前半7分にジュリアーノ・デ・パウラのゴールで0:1と先制したにも拘らず、後半44分、ウマルのゴールを防ぐことができず、前節同様、1:1の引き分けに終わった。首位のガラタサライとは、勝ち点で9差をつけられることになり、フェネルバフチェのサポーターにとっては、今季についての希望はかなり小さくなってしまった。

 前節、カイセリで、試合終了間際に浴びたゴールで引き分けに終わったフェネルバフチェが、アンカラで対戦したオスマンル・スポル戦でも、同じシナリオを経験してしまった。前半7分に、ジュリアーノ・デ・パウラのゴールで0:1と先制したフェネルバフチェが、後半44分に、ウマル・アミヌのゴールで崩れてしまったのだった。
 しかしながら、試合は、全くフェネルバフチェの望む通りに始まった。ここまで、そのプレーぶりから批判を受けていたジュリアーノ・デ・パウラが、試合開始まだ7分というところで、オザン・トゥファンからのパスを受けゴールを決め、フェネルバフチェが0:1と先制したのだった。
 このゴールで、フェネルバフチェは、スコア上ではアドヴァンテージを得たにせよ、それに次いで起こった2つの不幸が、アイクト・コジャマン監督が描く壮大な計画をぶち壊してしまった。まず、同7分、故障を発生させたマテュー・ヴァルブエナを、やむなく交替させた同監督は、替わりにアルペル・ポトゥクを投入した。同35分には、相手選手とのマッチアップで、膝を傷めたマウリシオ・イスラは、試合続行が不可能になってしまった。同監督は、この場合も、やむなく選手交替を迫られ、シェネル・オズバイラクルを送り出さねばならなくなった。
 ゴールを浴びてから、失うものがなくなったオスマンル・スポルは、より攻撃的になり始めた。そして、特に、ディフェンスからウマル・アミヌに向かい放り込まれたボールで、フェネルバフチェのゴールに脅威を与えるようになった。このオスマンル・スポルの攻撃に対し、7週間ぶりにゴールを守ることになったヴォルカン・デミレルが、オスマンル・スポルのゴールを許さない男となった。フェネルバフチェは、全く消極的になったにも拘わらず、前半を0:1のままで折り返すことに成功した。
 フェネルバフチェの選手たちは、後半は、まるで存在感というものがなくなった。アルペル・ポトゥクの作り出すチャンス以外は、相手ゴールに脅威を与えられなくなったフェネルバフチェにとって、もはやGKヴォルカン・デミレルの努力だけでは十分とは言えなくなってしまった。前節同様、試合の終盤に入り、シェネル・オズバイラクルのミスを咎めて生まれたオスマンル・スポルの攻撃で、ウマル・アミヌのゴールを浴び、またしても崩れてしまったのだった。

【オスマンル・スポル】ハカン・アルカン=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ、アンドレアス・マクソ、ヌマン・チュリュクス、ティアゴ・ピント=ラヘーム・ラワル(後半40分:パヤム・サデギアン)、ムサ・チャーウラン=セルダル・ギュレル、ジョスエ(後半30分:オゼル・フルマジュ)、ウマル・アミヌ=アドゥリアン・レガッティン(後半26分:スレイマヌ・ドゥカラ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(前半37分:シェネル・オズバイラクル)、ロマン・ノイシュテッター、ルイス・ネト、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル(後半44分:ロベルト・ソルダード)、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン、マテュー・ヴァルブエナ(前半10分:アルペル・ポトゥク)=ジュリアーノ・デ・パウラ、フィンチェント・ヤンセン



「ガラタサライ対ゲンチレル・ビルリーイ」戦のまとめ(ベイン・スポル+ハベル・テュルク紙補綴 17.11. 4)

バフェティンビ・ゴミス(右)を讃えるユネス・ベランダ(ミリエット紙) フェルナンド・レゲス(左)ヴェダト・ムリキ(右)(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグで首位に立つガラタサライが、5:1でゲンチレル・ビルリーイをくだし、3週間ぶりの勝利を手にした。

 トルコ・リーグ第11節、ゲンチレル・ビルリーイをホームに迎えたガラタサライは、先発メンバーに変更を加えたことに注目が集まった。トラブゾン・スポル戦でレッドカードをもらい出場停止となったソフィアン・フェグリとバドゥ・ンディアエとともに、セルチュク・イナンとマルティン・リネスの名前が、先発メンバーにはなかったのだ。セルチュク・イナンとマルティン・リネスは、控えとして、この試合に臨んだ。イゴル・トゥドル監督は、これらの4選手に替えて、セルダル・アズィズ、ガリー・ロドリゲス、ユネス・ベランダ、エレン・デルディヨクを、先発メンバーに入れることを選んだのだった。
 この試合、ガラタサライが、開始早々に優位に立ち、しかも、最初のビッグチャンスでゴールを決めたのだった。前半7分、ユネス・ベランダからのパスを、ペナルティエリア・ラインで受けたバフェティンビ・ゴミスが、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入ったマリアーノ・フィーリョにパスを出した。マリアーノ・フィーリョは、相手GKと1対1となったところからシュートを放つと、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。マリアーノ・フィーリョは、これが、トルコ・リーグでの初ゴールとなった。前半の残りの時間、楽なテンポで試合を進めていたガラタサライが、同42分、点差を2と拡げた。左サイドで得たフリーキックを蹴ったユネス・ベランダが中へとボールを入れると、ペナルティエリア内にいたマイコンがヘッドで合わせ、ゴールが決まったのだった。今季、これで4点目となるマイコンは、そのキャリアでの記録を塗り替えたことなる。
 ガラタサライは、後半、2:0のスコアに気を良くして、怒涛の如き臨み方をした。同1分、ガラタサライは3点目を決めた。エレン・デルディヨクのパスに反応してペナルティエリア内へと入ったユネス・ベランダが、ゴールエリア手前でいい位置にいたバフェティンビ・ゴミスにボールを預けた。そのバフェティンビ・ゴミスが、ダイレクトシュートを試みると、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。バフェティンビ・ゴミスは、これで10得点目となり、ガラタサライはかなり楽になった。同6分、ガラタサライの、今季を代表するもう1人のゴールゲッターであるトルガ・ジエルジが、表舞台に上がった。右サイドからペナルティエリア内へと動いていたエレン・デルディヨクが、コーナーフラッグ近くの場所で、パリテヴィッチからボールを得ると、トルガ・ジエルジにパスを出した。そのトルガ・ジエルジがゴールを決め、スコアを4:0としたのだった。
 同36分、ガラタサライはPKを得た。ペナルティエリアで、バフェティンビ・ゴミスがシュートを放ったところ、ボールは相手ディフェンダーに当たり跳ね返ったが、セルカン・チュナル主審は、ルカス・クラロが、ボールに手で触れたということで、PKを指示したのだった。このPKを決めたバフェティンビ・ゴミスは、自身として、この日2得点目、チームとして5得点目となった。ゲンチレル・ビルリーイのゴールは、同39分にシェキッチから生まれた。ミリンコヴィッチが蹴った右コーナーキックに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたシェキッチがヘディングシュートを見せると、ガラタサライのゴールに収まったのだった。5:1。そして、試合は5:1で終わった。これで、ガラタサライは、3週間ぶりの勝利を収め、勝ち点を26に伸ばし、首位を守った。

【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン(後半11分:ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ)、セルダル・アズィズ、ジェイソン・デナイヤー=ガリー・ロドリゲス、フェルナンド・レゲス、ユネス・ベランダ(後半8分:セルチュク・イナン)、トルガ・ジエルジ(後半37分:コライ・ギュンター)=バフェティンビ・ゴミス、エレン・デルディヨク
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ルカス・クラロ、ウーウル・チフトチ=ディアッロ・ギディレエ(後半1分:マルコ・ミリンコヴィッチ)、アレクサンダル・シェキッチ=アフメット・イルハン・オズベク、アブドゥル・カリリ(後半18分:ケマル・イサー)、セルダル・オズカン(前半42分:ムラト・ドゥルエル)=ヴェダト・ムリキ



コンヤ・スポル、勝ち点1を得て戻る(タクヴィム紙+TRT補綴 17.11. 3)

ムサ・アラズ(中)(ミリエット紙) メフディ・ブラビア(右端)(ミリエット紙)  UEFA欧州リーグI組第4戦で、ザルツブルクとアウェー戦を戦ったコンヤ・スポルは、0:0の引き分けに終わった。この結果、コンヤ・スポルの勝ち点は4となり、ザルツブルクの勝ち点は8と伸びた。

                  試合経過(前半)

前半13分、右サイドから、オメル・アリ・シャヒネルが蹴ったフリーキックに対し、PKポイント近くにいてボールを得たセリム・アイがシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たり跳ね返されただけだった。
 同27分、ペナルティエリアの外でボールを得たダッブルが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み、ゴール左斜め前でからシュートを放つと、GKセルカン・クルントゥルが、倒れ込みながらボールを押さえた。
 同32分、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前でボールを得たヴォルフが、前にスペースを作ってから放ったシュートは、GKセルカン・クルントゥルがコントロールした。
 同36分、中盤で細かなパス回しをして、ボールを前へと進めたハイダラが、枠を見据えて遠目から放ったシュートは、外に出て行っただけだった。
 同ロスタイム1分、エヴナの短いパスでボールを得たスクビッチが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から試みたシュートは、転がりながらサイドバーのすぐ傍らを逸れ外に出て行った。

                  試合経過(後半)

 後半8分、ザルツブルクのサマッセクが、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放つと、GKセルカン・クルントゥルは、パンチングで大きくクリアした。
 同11分、ヴォルフからの短いパスでボールを得たダッブルが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から放ったシュートは、転がりながら外に出て行った。
 同33分、ザルツブルクの攻撃で、ライネンが、左サイドから入れたセンタリングに、ダッブルが、ヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同38分、オメル・アリ・シャヒネルが蹴った右コーナーキックに対し、ペナルティエリア内でジャンプしたミロセヴィッチがヘッド合わせたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同45分、ザルツブルクの攻撃で、ボールを得たダッブルからのパスが回ったシュラーガーが、グランダーの強いシュートを放つと、GKセルカン・クルントゥルは、際どいところで足を使いコーナーへと逃げた。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、セリム・アイ、ウィルフレド・モケ、フェルハト・オズトルン=ジャン・ジョンソン(後半1分:アリ・チャムダル)、メフディ・ブラビア=オメル・アリ・シャヒネル、ムサ・アラズ(後半17分:モリケ・フォファナ)、デニ・ミロセヴィッチ(後半44分:ヴォルカン・フンドゥクル)=マリック・エヴナ



ベシクタシュ 1:1 モナコ(ハベル・テュルク紙 17.11. 2)

ジェンク・トスン(左)を讃えるトルガイ・アルスラン(中)とペペ(右)(サバハ紙) ライアン・バベル(左)(サバハ紙)  チャンピオンズリーグG組で、ベシクタシュはモナコと戦い、0:1とリードを許した試合を1:1の引き分けに持ち込んだ。

 ベシクタシュは、チャンピオンズリーグG組第4戦で、ホームに迎えたモナコと1:1で引き分けた。
 グループ・リーグ戦の最初の3試合を勝ち、歴史的快挙を成し遂げたベシクタシュは、この試合の結果、勝ち点を10に伸ばした。ライプチヒが、ポルトに勝った場合、2試合を残し、ベシクタシュは、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりが決まる。一方のモナコは、勝ち点を2とした。
 ヴォーダフォン・アリーナで行われたこの試合、ベシクタシュは、早々に優位に試合を進めた。特にクアレスマとジェンク・トスンで、効果的な攻めを見せようとしていたベシクタシュだったが、ポーランド人ディフェンダーのカミル・グリクを越えることができなかった。
 前半ロスタイム1分、モナコが、ロニー・ロペスのゴールで先制した。アドリアーノから奪い取ったボールを持って、ペナルティエリア内へと入り込んだロペスが、左足インサイドでシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴール隅に突き刺さったのだった。0:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半8分、トルガイ・アルスランのスルーパスに反応して、そのボールを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たクアレスマが、ヨルゲ・マルコをかわそうとしたとき、相手選手のチェックでピッチに倒れた。それを咎めたイタリア人主審パオロ・タグリアヴェントは、PKポイントを指し示した。このPKを蹴ったジェンク・トスンが、ゴール左上隅に決め、ベシクタシュは同点に追いついた。1:1。
 なお、ジェンク・トスンは、このゴールで、オクタイ・デレリオウルを抜き、ベシクタシュの選手で、チャンピオンズリーグであげた最多得点(5)を記録することとなった。
 同24分、ドゥスコ・トシッチが傷み、替わりにガリー・メデルが投入された。更に、同31分に、また、新たな故障者が生まれた。そして、傷んだトルガイ・アルスランに替わりマテジ・ミルコヴィッチが入った。
 同35分、ライアン・バベルにより、ビッグチャンスが生まれた。しかし、ライアン・バベルは、絶好の位置にいながらパスを出さず、ボールを相手選手に奪われてしまった。
 残りの時間では、特にモナコが危険な場面を作り出してはいたが、求めていたゴールを決めることはなく、試合は1:1で終わった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドゥスコ・トシッチ(後半24分:ガリー・メデル)、アドリアーノ=トルガイ・アルスラン(後半30分:マテジ・ミルコヴィッチ)、アッティバ・ハッティンソン(後半38分:タリスカ)=クアレスマ、オウズハン・オズヤクプ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン



マフムト・テクデミルとエムレ・ベレズオウル、ホッフェンハイム戦は欠場(フォトマッチ紙 17.11. 1)

マフムト・テクデミル エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルが、故障を抱えているダ・コスタ、メフメット・バッタル、マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウルの最新状況について発表を行った。マフムト・テクデミルとエムレ・ベレズオウルは、ホッフェンハイム戦ではプレーできない。

 バシャクシェヒル・スポルは、公式HPで発表した内容は、次の通りである。
 「我がクラブが、昨日行った練習に、ギョズテペ戦で傷み、右足親指の関節部分の骨折及び骨に腫れのあることが判明したマヌエル・デ・コスタ、先週の練習中に足首の捻挫をして、骨に腫れのあることが判ったメフメット・バッタル、アクヒサル・スポル戦で故障を発生させたため、途中交替を余儀なくされた選手たちの中で、左大腿部上部前筋肉に異常が発見されたマフムト・テクデミル、そして、右脛の筋肉に痙攣、筋肉膜に腫れのあるエムレ・ベレズオウルが不参加だった。
 メディパル・メガ大学病院でMR検査を受けた選手の中で、マフムト・テクデミルは、ホッフェンハイム戦及び新マラテヤ・スポル戦には出場できない。エムレ・ベレズオウル主将については、メディカル・スタッフにより、新マラテヤ・スポル戦には間に合うように努められているところだ。
 これらとは別で、故障が癒え、復帰のための適応練習を行っているエゲメン・コルクマズとオーレリアン・シェデューは、チームから離れて、トレーニングコーチとともに練習を行っている」。



「フェネルバフチェ対カイセリ・スポル」戦のまとめ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 17.10.31)

メフメット・トパル(左)ステファン・バジー(右)(フェネルバフチェ公式HP) ルイス・ネト(左)オレクサンドゥル・クッハー(右)(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェは、最後の最後で喰らったゴールで、カイセリ・スポルと3:3で引き分けてしまった。

 この試合、圧力をかけて始めたのはフェネルバフチェの方だったが、ゴールの幕を切って落としたのは、カイセリ・スポルの方だった。前半41分、ロマン・ノイシュテッターのバックパスをカットしたウムト・ブルトが、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入り、強いシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。フェネルバフチェは、求めていたゴールを、前半終了間際にあげた。ハサン・アリ・カルドゥルムのスルーパスを、ペナルティエリアのゴール左斜め前で得たマテュー・ヴァルブエナが、PKポイント辺りにいたオザン・トゥファンにボールを回し、それに合わせて、オザン・トゥファンが強烈なシュートを放つと、GKルングの右を抜け、カイセリ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。1:1。
 後半にいい入り方をしたのは、フェネルバフチェの方だった。ロマン・ノイシュテッターが、今度は、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らし、フェネルバフチェが、2:1と勝ち越した。同5分、ハサン・アリ・カルドゥルムの左サイドからのパスを、ペナルティエリア内でフィンチェント・ヤンセンがダイレクトでシュートを試みると、GKルングはコーナーへと逃げた。この左コーナーキックを、マテュー・ヴァルブエナが蹴ると、ニアサイドにいたオザン・トゥファンがヘッドで浮かし、そのボールコースに入っていたロマン・ノイシュテッターがヘディングシュートを試みると、カイセリ・スポルのゴールネットに収まったのだった。同17分、マテュー・ヴァルブエナのクレヴァーなフリーキックが、バーに跳ね返されると、詰めていたジョゼフ・デ・ソーサが仕上げを行い、フェネルバフチェはスコアを3:1とした。同13分、デニズ・トゥリュチが、右サイドから蹴ったフリーキックのコースに入っていたネトがクリアしようとしたボールをオウンゴールにしてしまった。3:2。同ロスタイム5分、デニズ・トゥリュチが、右サイドから蹴ったフリーキックからのボールを、フェネルバフチェのディフェンスがクリアできず、ファーサイドにいたカナ・ブユクの前に転がった。そのカナ・ブユクがシュートを放つと、コースに入っていたギャンのヘッドがゴールを決めた。3:3。そして、息もつかせぬこの試合は、3:3の引き分けで終わった。
 この結果、フェネルバフチェは勝ち点を16に伸ばし、カイセリ・スポルも同じく18に伸ばした。

【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、ルイス・ネト、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル(後半ロスタイム3分:イスマイル・キョイバシュ)、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン(後半31分:メフメット・トパル)、マテュー・ヴァルブエナ(後半37分:アルペル・ポトゥク)=ジュリアーノ・デ・パウラ、フィンチェント・ヤンセン
【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ティアゴ・ロペス、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、オレクサンドゥル・クッハー、アティラ・トゥラン=シャミル・ジナズ(後半ロスタイム1分:ニコラ・ストジリコヴィッチ)、ステファン・バジー=ライアン・メンデス(後半28分:アサモア・ギャン)、デニズ・トゥリュチ、ギュライ・ヴラル(後半13分:フェルナンド・ボルドリン)=ウムト・ブルト



トラブゾン・スポル 2:1 ガラタサライ(ハベル・テュルク紙+サバハ紙補綴 17.10.30)

ムスタファ・アクバシュ(左)ガリー・ロドリゲス(右)(ベイン・スポル) ユスフ・ヤズジュ(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第10節のビッグマッチ、トラブゾン・スポルが、ホームで、ガラタサライを2:1でくだした。この試合、試合終了時には、ガラタサライは9人、トラブゾン・スポルは10人になっていた。

 トルコ・リーグ第10節のビッグマッチ、トラブゾン・スポルが、ホームで、ガラタサライを2:1でくだしたが、これは、ガラタサライにとっては、今季の初黒星となり、トラブゾン・スポルにとっては、6試合ぶりの勝利となった。10節を終わって、今季3回勝ち点を失ったガラタサライは、その内2回が、ルザ・チャルンバイ監督指揮下のクラブとなった。第4節に、ガラタサライは、アンタルヤ・スポルと引き分けているのだ。
 前半の終盤、ンディアエが、オルジャイ・シャハンとのマッチアップのなかピッチに倒れた。そのあとで、オルジャイ・シャハンが、ンディアエの足を踏むと、混乱状態となったところへ、ソフィアン・フェグリが、ンディアエを無理やり起こそうとしていたオルジャイ・シャハンを殴った。ハリス・オズカヒャ主審は、オルジャイ・シャハンとソフィアン・フェグリ双方にレッドカードを出し退場処分とした。そして、前半は、あ互いにゴールを決められずに終わった。
 後半4分、トラブゾン・スポルは、ダメ・ンドエの放ったゴールで1:0と先制した。ユスフ・ヤズジュのセンタリングを、ファーサイドにいたウーウル・デミロクがヘッドで合わせると、ボールは、ムスレラから跳ね返った。その跳ね返りのボールに向かい走り込んで来たンドエがシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らしたのだった。
 このゴールのあと、ガラタサライのイゴル・トゥドル監督は、セルチュク・イナンに替えてガリー・ロドリゲスを、バフェティンビ・ゴミスに替えてエレン・デルディヨクをピッチに送り出した。
 同24分、トラブゾン・スポルが、ユスフ・ヤズジュのゴールで、スコアを2:0とした。スピードに乗ったトラブゾン・スポルの攻撃で、ゴール右斜め前でボールを得たユスフ・ヤズジュの放ったシュートが、ジェイソン・デナイヤーに当たり、GKムスレラの頭上を越えてゴールインしたのだった。
 同41分、ガラタサライが、ガリー・ロドリゲスのゴールで、スコアを2:1とした。マリアーノ・フェッレイラからのパスを、ペナルティエリアのすぐ内側ゴール右斜め前で得たガリー・ロドリゲスの放ったシュートが、GKオヌル・レジェプ・クヴラクの左側を抜け、ゴールネットに突き刺さったのだった。2:1。
 同ロスタイム3分、ンディアエが、中盤でユスフ・ヤズジュに執った激しいチェックに対し、この日2枚目のイエローカードが出され、ガラタサライは9人になってしまった。
 結局、試合は、トラブゾン・スポルが、2:1とリードを保ったまま終わった。この結果、初黒星を喫したガラタサライは、勝ち点が23に留まった。ここ5試合、3敗2分けだったトラブゾン・スポルは、悪い流れを止め、勝ち点を12に伸ばした。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、ムスタファ・アクバシュ=オカイ・ヨクシュル=マトゥス・ベロ(後半12分:アブドゥルカディル・オミュル)、オジェニ・オナズィ(後半44分:トマーシュ・フボチャン)、ユスフ・ヤズジュ、オルジャイ・シャハン=ダメ・ンドエ(後半ロスタイム3分:ファビアン・カスティリョ)
【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ジェイソン・デナイヤー、マイコン、マルティン・リネス=セルチュク・イナン(後半9分:ガリー・ロドリゲス)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ、バドゥ・ンディアエ、トルガ・ジエルジ(後半27分:ヤシン・オズテキン)=バフェティンビ・ゴミス(後半9分:エレン・デルディヨク)



アランヤ・スポル 1:2 ベシクタシュ(イエニ・シャファク紙+TRT補綴 17.10.29)

後半32分、ライアン・バベルのシュート(ベイン・スポル) アルヴァロ・ネグレド(サバハ紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第10節で、アランヤ・スポルを、アウェーで1:2でくだした。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、ベシクタシュ加入後、ゴールを決められず、批判に晒されていたアルヴァロ・ネグレドから生まれた。4試合ぶりの勝利を得たベシクタシュは、勝ち点を18とし3位となった。

 トルコ・リーグ第10節で、ベシクタシュは、ここ4試合勝利を求めていたことに、このアランヤ・スポル戦で終わりを告げた。1:2で勝ったのだ。
 ベシクタシュは、前半8分、ジェンク・トスンのゴールで0:1と先制した。ゴールマウスを真正面で見る位置でボールを得たオウズハン・オズヤクプが、相手選手をかわしスルーパスを出した。ペナルティエリア内で、ディフェンスラインを抜けたジェンク・トスンが、GKをもかわし左足でボールを枠に流し込んだ。
 アランヤ・スポルは、前半17分にゴールに近づいた。ペナルティエリア内で、タリスカに当たったボールに、アランヤ・スポルの選手たちは、PKを期待したが、主審は続行を指示しただけだった。アランヤ・スポルのチャンスは続き、ボールは、ウエリントン・シルヴァの前に転がった。そのウエリントンが強いシュートを放つと、ボールは、ディフェンダーからこぼれコーナーキックに替わった。
 同26分、アランヤ・スポルが同点に追いついた。右コーナーキックを、エムレ・アクババが蹴ると、ゴール前での混戦から、ペナルティエリア・ライン手前で、ジュニオール・フェルナンデスのパスに反応して走り込んで来たウエリントンの放ったシュートが、GKファブリシオの左を抜け、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同32分、アランヤ・スポルがゴールに近づいた。ペナルティエリア・ライン上でボールを得たエムレ・アクババが放ったグランダーのシュートは、GKファブリシオが、際どく倒れ込みながらコーナーキックに変えた。
 ベシクタシュの攻撃で、アランヤ・スポルのペナルティエリア内で、クアレスマがピッチに倒れ込んだ。ベシクタシュの選手たちは、PKを期待したが、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審の決定は試合の続行だった。
 後半に入り、ベシクタシュは、同15分にゴールに近づいた。クアレスマが、ペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れると、タリスカがヘッドで合わせると、ボールはゴールマウスを捉えたが、アランヤ・スポルのGKハイダルが、ボールをコントロールして事なきを得た。
 後半32分、ベシクタシュは、ライアン・バベルがゴールを脅かそうとしたが、このときも、ハイダルがゴール前に立ちはだかった。トルガイ・アルスランのパスを受けたライアン・バベルが、ボールをコントロールしながらシュートを放ったが、ハイダルが際どくコーナーへと逃げたのだった。
 同43分、アドリアーノが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを入れると、ネグレドがいいジャンプをして、ヘディングシュートを試みると、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らし、ベシクタシュが1:2と勝ち越した。
 残りの時間では、他のゴールという声は上がらず、ベシクタシュが1:2で勝利を収めたのだった。

【アランヤ・スポル】レミー・リオウ=ラミネ・ガッサマ、ママドゥ・フォファナ、ギオルゴス・ツァヴェラス、ウエリントン・シルヴァ=タハ・ヤルチュネル、イサク・サキー(後半35分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)=エフェジャン・カラジャ(後半27分:エムレ・ネフィズ)、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス=ワグナー・ラヴ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ=オウズハン・オズヤクプ(後半20分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ、タリスカ(後半34分:アルヴァロ・ネグレド)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半ロスタイム2分:ネジプ・ウイサル)



カスムパシャ 3:1 ギョズテペ(ハベル・テュルク紙改 17.10.28)

ジョン・ムリッロ(上)を讃えるオリヴィエ・ヴェニョー(下)(ベイン・スポル) サムエル・エドゥオク(左)アダマ・トゥラオレ(右)(ハベル・テュルク紙)  カスムパシャは、トルコ・リーグ第10節開幕試合で、ギョズテペを3:1でくだし、5試合ぶりに勝ち点3を手に入れた。

 ケマル・オズデシュ監督率いるカスムパシャが、タメル・トゥナ監督のギョズテペを3:1でくだした。
 カスムパシャは、早々に優位に立った。前半10分、ベルナルド・メンサーのゴールで、1:0と先制した。左サイドからのスローイングのボールを、ペナルティエリア内で拾ったエドゥオクが、ボールをメンサーに預けた。メンサーは走り込んできて、ペナルティエリア内から強いシュートを放つと、スコアを1:0とするゴールが決まったのだった。試合の前半は、このゴールで、ホームのカスムパシャが1:0とリードを保ったまま終わった。
 ギョズテペは、後半早々にスコアを1:1とした。左サイドから蹴られたフリーキックに、ファーサイドにいたアンドレ・カストロがヘッドで合わせ、ギョズテペにゴールをもたらしたのだった。
 カスムパシャは、このゴールのあと間なしに、再度、リードを奪った。左サイドで生まれた攻撃で、ボールを持って前へ出たトレゼゲが、ペナルティエリア内へ向けてセンタリングを入れると、ニアサイド近くでボールに向かって動き出したジョン・ムリッロが、ヘディングシュートを決め、スコアを2:1としたのだった。
 ホームのカスムパシャは、同30分に、点差を2と拡げる絶好機を迎えた。右サイドからの攻撃で、エドゥオクがセンタリングを入れると、そのパスコースのいい位置に入ったトレゼゲが放ったシュートは、サイドバーに当たって外に出て行ったのだった。
 カスムパシャが、同34分に3点目を決めた. ペナルティエリア・ラインまでボールを持ち込んだベルナルド・メンサーが、短いパスを、その右サイドで動き出していたストゥラヒル・ポポフに出した。ペナルティエリアの外ゴール右斜め前でボールを受けたストゥラヒル・ポポフは、ボールをコントロールしてから強いシュートを放つと、スコアを3:1とするゴールが決まったのだった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれず、カスムパシャが、3:1とリードを保ったまま、試合は終わった。この結果、カスムパシャは勝ち点を11に伸ばし、ギョズテペは勝ち点17に留まった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、ケネト・オメルノ、オリヴィエ・ヴェニョー=ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ=トゥレゼゲ、ベルナルド・メンサー(後半38分:マルクス・ノイマイヤー)、ジョン・ムリッロ(後半35分:フランク・エトゥンディ)=サムエル・エドゥオク(後半ロスタイム2分:ヴェイセル・サル)
【ギョズテペ】ベト・ピンパレル=サブリ・サルオウル、カドゥ、レオ・シュヴェッフレン、アダマ・トゥラオレ=ラジコ・ロットマン(後半18分:ヨアン・グーフラン)、セルチュク・シャヒン、アンドレ・カストロ=タイフル・ビンギョル(後半1分:オメル・シシマノウル)、アディス・ジャホヴィッチ、オスカー・スカリオーネ(後半31分:ナビル・ギラス)



ベシクタシュ、アランヤで出口を求める(フォトマッチ紙 17.10.27)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙) ライアン・バベル(TRT) ジャネル・エルキン(ファナティック紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第10節で、明日、アウェーでアランヤ・スポルと対戦する。

 バフチェシェヒル学校群スタジアムで、午後7時30分開始のこの試合、裁くのはヤシャル・ケマル・ウーウルル主審主審だ。トルコ・リーグで戦った直近の4試合で、フェネルバフチェとゲンチレル・ビルリーイに敗れ、トラブゾン・スポルとバシャクシェヒル・スポルと引き分けたベシクタシュは、勝ち点を10も失ってしまった。首位ガラタサライと、勝ち点で8も離されてしまったベシクタシュは、この悪い進行を、アランヤで終りにしようといている。

                  ジャネル・エルキン、出場停止

 ベシクタシュは、アランヤ・スポル戦では、ジャネル・エルキンを欠いて戦う。バシャクシェヒル・スポル戦でもらったイエローカードで、累積警告で出場停止になったジャネル・エルキンは、審判に執った侮蔑的な言動で、規律委員会より6試合の出場停止処分が課せられた。

                  ライアン・バベル、復帰

 ゲンチレル・ビルリーイ戦でもらったレッドカードで出場停止となっていたライアン・バベルは、アランヤ・スポル戦で、シェノル・ギュネシュ監督が出場の機会を与えれば、プレーはすることはできる。トルコ・サッカー協会補正部により、2試合の出場停止を1試合に下げられたライアン・バベルは、バシャクシェヒル・スポル戦で出場しなかったので、アランヤでは出場可能である。

                  2選手が累積警告手前

 ベシクタシュでは、アランヤ・スポル戦で、2選手が、あと1枚のイエローカードで出場停止となる。ドゥスコ・トシッチとガリー・メデルが、既に3枚のイエローカードをもらっているのだ。従って、明日の試合でイエローカードをもらうと、第11節に予定されているギョズテペ戦に、累積警告で出場停止となる。



アイクト・コジャマン監督、理想の先発メンバーを見いだす(TRT 17.10.26)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP)  故障や出場停止で悩ましいフェネルバフチェで、アイクト・コジャマン監督が、ついに理想の先発メンバーを見いだした。

 選手構成の固定を、シーズン当初よりできていなかったフェネルバフチェに、この点で明るい兆しが出てきた。補強の遅れ、故障、出場停止のため苦しんでいたフェネルバフチェが、理想の先発メンバーを見いだしたのだ。ガラタサライとのダービーマッチで起用した選手たちのプレーぶりを歓迎している同監督は、カイセリ・スポル戦でも、同じ顔ぶれで臨む考えでいる。
 同監督は、アランヤ・スポル戦で勝ったときに、同じ先発メンバーを起用していた。ロマン・ノイシュテッターが、ネトと見せたいいバランスを崩したくない同監督は、カイセリ・スポル戦でも、この2人を起用するつもりだ。2人が見せたフィードの能力が、その決断に影響を及ぼしているので、マルティン・シュクルテルは控えに回るものと考えられている。
 また、ガラタサライ戦で、FWとしてボールキープ力とパス回しで中へと入り込んできていたことから、フィンチェント・ヤンセンに関心が集まっている。ロベルト・ソルダードよりポジションを奪ったフィンチェント・ヤンセンが、チャンスにゴールを決めなかったとしても、首脳陣から及第点をもらっている。でも、カイセリ・スポル戦では、ゴールの期待がかかるだろう。
 フェネルバフチェは、ガラタサライとのダービーマッチでは、先発メンバーとして、次の11人を起用していた。カメニ、マウリシオ・イスラ、ネト、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム、オザン・トゥファン、ジョゼフ・デ・ソーサ、ナビル・ディラル、ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナ、フィンチェント・ヤンセン。



ガラタサライに朗報(TRT 17.10.25)

イゴル・トゥドル監督(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライでは、トラブゾン・スポル戦を前に、故障者から入った知らせに顔がほころんでいる。セルダル・アズィズ、バドゥ・ンディアエ、ガリー・ロドリゲスが、出場の機会を与えられれば、出場可能というのだ。

 ガラタサライでは、トラブゾン・スポル戦を前に、故障者から朗報が入った。難しい試合を前に、ガリー・ロドリゲス、セルダル・アズィズ、バドゥ・ンディアエが、イゴル・トゥドル監督が出場の機会を与えれば出場可能というのだ。
 同監督は、守備ラインについて、マイコンとジェイソン・デナイヤーの2人を歓迎しており、セルダル・アズィズは控えに回すものと思われる。フェネルバフチェ戦では、故障のため出場の叶わなかったガリー・ロドリゲスは、先発に復帰するものと考えられている。ガリー・ロドリゲスが右サイドに復帰するということ、その位置でプレーしていたソフィアン・フェグリが、レッドカードをもらい出場停止のユネス・ベランダの替わりを務めることが明らかになっている。しかし、同監督は、ユネス・ベランダの空いたところには、セルチュク・イナンを置くことも可能であることから、最終的判断は、試合当日にくだすものと考えられている。



完璧な出来ではない(タクヴィム紙+TRT補綴 17.10.24)

タリスカ(左)エムレ・ベレズオウル(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) クアレスマ(左)モッソーロ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  バシャクシェヒル・スポルが、後半44分、ケリム・フライのゴールをで先制した。ベシクタシュは、同ロスタイム2分、ドゥスコ・トシッチのゴールで、辛うじて勝ち点1を確保した。ともに、ガラタサライに近づく好機を逸してしまった。

 ベシクタシュは、ホームでバシャクシェヒル・スポルと1:1で引き分けてしまい、優勝戦線に傷を負った。前半19分、バシャクシェヒル・スポルのカイサラが、右サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに合わせて、ジャンプしたアデバヨールが、ヘッドで合わせた。ベシクタシュのGKファブリシオは、際どいところでコーナーへと逃げた。同39分、イェレマイン・レンスのスルーパスに反応してペナルティエリア内へと入ったジェンク・トスンが、狭い角度からシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。

                 バシャクシェヒル・スポル、危険な場面を作る

 前半の終了間際、ジャネル・エルキンが、左サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに合わせて、ジェンク・トスンがヘディングシュートを試みたが、ボールは枠を捉えることはなかった。後半1分、ペナルティエリアの外でボールを得たモッソーロが、2人の選手をすり抜け、ペナルティエリア内へと持ち込んだ。だが、いい位置ながら、ボールを味方選手に渡すことができなかった。とっても大きなチャンスだったのだが、、、。

                 エディン・ヴィスチャ、ゴールにとっても近づく

 同13分、モッソーロのパスを受けたエディン・ヴィスチャが、GKと1対1となり、ゴール右斜め前から強いシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸い込まれただけだった。同34分、エディン・ヴィスチャが、ペナルティエリアの手前から強烈なシュートを放った。ゴール隅を捉えたシュートだったが、ファブリシオが、指の先に当てて、このボールを防いだ。同44分、バシャクシェヒル・スポルが、0:1と先制した。右サイドからペナルティエリア内へボールを持ち込んだカイサラが、内へとボールを入れると、ケリム・フライが、走り込んで来て強烈なシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。同ロスタイム2分、クアレスマの蹴ったコーナーキックに、トシッチがヘッドで合わせ、ベシクタシュが同点に追いついた。1:1。そして、試合は、1:1のまま終わった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アドリアーノ(後半37分:ギョクハン・ギョヌル)、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン=イェレマイン・レンス(後半14分:オウズハン・オズヤクプ)、タリスカ(後半29分:アルヴァロ・ネグレド)、クアレスマ=ジェンク・トスン
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ(後半ロスタイム1分:トゥナイ・トルン)、マルシオ・モッソロ(後半35分:ナポレオニ)、エルイェロ・エリア(後半20分:ケリム・フライ)=アデバヨール



ガラタサライ 0:0 フェネルバフチェ(ガラタサライ公式HP+サバハ紙補綴 17.10.23)

フィンチェント・ヤンセン(上)ジェイソン・デナイヤー(下)(フェネルバフチェ公式HP) オザン・トゥファン(下)マリアーノ・フィーリョ(上)(サバハ紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第9節でホームに迎えたフェネルバフチェとの一戦を、0:0で引き分けた。この結果、ガラタサライは、勝ち点を22に伸ばした。

 この試合、早々に優位に立ったのはガラタサライの方だった。前半3分、ユネス・ベランダの蹴ったコーナーキックから生まれたゴール前の混戦で、バフェティンビ・ゴミスが触れることのできなかったボールを、ソフィアン・フェグリが強いシュートを放ったが、ゴールライン際から、際どくロマン・ノイシュテッターがクリアすることに成功した。同6分、アウェーのフェネルバフチェが攻撃でいいところを見せた。だが、フィンチェント・ヤンセンが放ったシュートがゴールインしたが、その前に、フィンチェント・ヤンセンがセルダル・アズィズに対してファウルを犯していたとして、ジュネイト・チャクル主審はゴールと認定しなかった。
 同20分、ガラタサライが、とってもゴールに近づいた。ディフェンスの裏に放り込まれたボールをうまくコントロールしたバフェティンビ・ゴミスが、ネトをすり抜けシュートを放った。だが、カメニが際どくボールをコントロールした。同21分、フェネルバフチェの攻撃で、マウリシオ・イスラのセンタリングに、マテュー・ヴァルブエナが触れることができなかった。
 主審の笛で、しばしば遮られた前半、フェネルバフチェが、同40分にゴールに近づいた。フィンチェント・ヤンセンが、ジュリアーノ・デ・パウラとワンツーを行ったあと得たボールで、強烈なシュートを放ったが、ボールは外に出て行っただけだった。同43分、フェネルバフチェが、オザン・トゥファンが奪ったボールでカウンター攻撃に移った。ボールはマテュー・ヴァルブエナに渡り、更に、マテュー・ヴァルブエナから出されたパスを、ペナルティエリア内で受けたフィンチェント・ヤンセンがシュートを放ったが、そのシュートが悪く、ボールは外に出て行っただけだった。そして、前半は0:0のまま終わった。
 ガラタサライは、後半開始早々、とってもゴールに近づいた。同4分、連続的に行われたセンタリングの結果、バフェティンビ・ゴミスのヘッドからのこぼれ球を受けたトルガ・ジエルジが、強いヘディングシュートを試みると、カメニが際どいところでクリアした。同14分、連続的な攻撃のなか、ハサン・アリ・カルドゥルムが、ペナルティエリア内で手でボールをカットしたが、ジュネイト・チャクル主審はPKの判定をくださなかった。
 同28分、ガラタサライが10人になってしまった。フェルナンドがユネス・ベランダにボールを渡した。ユネス・ベランダは、相手GKと1対1となったところでピッチに倒れた。だが、ジュネイト・チャクル主審は、それを、シミュレーション行為として、ユネス・ベランダに、この日2枚目のイエローカードを出し、退場処分としたのだった。この時間以後、ボール支配率を、フェネルバフチェが高めていった。しかしながら、この試合で、ゴールの声が上がることはなかった。そして、試合は0:0で終わったのだった。

【ガラタサライ】ムスレラ=マイコン、ジェイソン・デナイヤー、セルダル・アズィズ(前半24分:ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ)=マリアーノ・フィーリョ、バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス、トルガ・ジエルジ=ソフィアン・フェグリ(後半44分:アフメット・チャルク)、バフェティンビ・ゴミス(後半35分:エレン・デルディヨク)、ユネス・ベランダ
【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ルイス・ネト、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン(後半45分:アートゥフ・シェシュー)=ジュリアーノ・デ・パウラ、フィンチェント・ヤンセン(後半27分:ロベルト・ソルダード)、マテュー・ヴァルブエナ(後半27分:アルペル・ポトゥク)



トラブゾン・スポルに逆風! 5試合続けての落胆(ヒュリエット紙 17.10.22)

新マラテヤ・スポル、歓喜(ハベル・テュルク紙) ホセ・ソーサ(左)が2枚目のイエローカードをもらったプレー、右はミカエル・ペレイラ(ベイン・スポル)  トルコ・リーグで、1:6というスコアで、アクヒサル・スポルに敗れたあと、激震が襲ったトラブゾン・スポルが、更に新たな一撃を、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦で受けてしまった。ホセ・ソーサが、前半31分、この日2枚目のイエローカードをもらい退場となった試合で、新マラテヤ・スポルが1:0で勝利を収めた。トラブゾン・スポルは、前半ロスタイム3分に、オカイ・ヨクシュルのオウンゴールで、先制を許してしまった。試合を、残った10人で戦ったトラブゾン・スポルだったが、時々見せた効果的な攻撃があったにせよ、それが結果に繋がるというわけではなかった。後半ロスタイム3分には、ユスフ・ヤズジュが一発退場まで喰らってしまった。これで、トラブゾン・スポルは、ここ5試合、勝利がない。ルザ・チャルンバイ監督の初戦も、敗戦に終わったのだった。このあと、トラブゾン・スポルは、トルコ杯のチョルム・スポル戦を経て、ホームでのガラタサライ戦を迎える。

                  試合経過

 前半15分、右サイドで、ペレイラから受けたボールをコントロールしたラーマンが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出ていった。
 同31分、スピードに乗った新マラテヤ・スポルの攻撃で、ペレイラに執ったファウルの結果、ホセ・ソーサが、ハリル・ウムト・メレル主審により、この日2枚目のイエローカードをもらい退場となってしまった。
 同ロスタイム3分、イッサム・シェバクが、左サイドへ送り込んだロングパスをコントロールしたアデム・ブユックが、相手選手をすり抜けペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、アデム・ブユックがボールを中へ入れると、ニアサイドに向かい突進したオカイ・ヨクシュルに当たり、ボールは、ゴールインしてしまった。1:0。
 後半2分、右コーナーキックに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたヤルチュン・アイハンがヘッドで合わせると、ボールは、サイドバーに当たりピッチに跳ね返ってしまった。
 同ロスタイム3分、中盤からスピードに乗った攻撃で、GKオヌル・レジェプ・クヴラクと1対1となったトゥルグト・ドーアン・シャヒンを、背後から倒したユスフ・ヤズジュが一発退場となってしまった。
 結局、1:0と新マラテヤ・スポルがリードを保ったまま、試合は終わった。
 この結果、新マラテヤ・スポルにとっては、今季、完封した唯一のクラブがトラブゾン・スポルとなったのに対し、トラブゾン・スポルが、今季ゴールを決められなかった唯一のクラブが新マラテヤ・スポルとなった。

【新マラテヤ・スポル】エルタチ・オズビル=イッサム・シェバク、ヤルチュン・アイハン、サドゥク・チフトプナル、アリ・シソッコ=ムラト・ユルドゥルム、ラーマン・ブーラ・チャーウラン=ミカエル・ペレイラ(後半28分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)、ナセル・バラジテ(後半21分:サディオ・ディアッロ)、アデム・ブユック(後半40分:エマニュエル・デニング)=カリド・ブータイブ
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ムスタファ・アクバシュ、エマニュエル・マス=オカイ・ヨクシュル=オルジャイ・シャハン(後半24分:ヴォルカン・シェン)、オジェニ・オナズィ(後半14分:アブドゥルカディル・オミュル)、ホセ・ソーサ、ユスフ・ヤズジュ=ブラク・ユルマズ(後半33分:ウーゴ・ロダジェガ)



アンタルヤ・スポル 2:1 カスムパシャ(ハベル・テュルク紙改 17.10.21)

エトオ(アンタルヤ・スポル公式HP) ジョン・ムリッロ(左)デニズ・カダー(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第9節で、アンタルヤ・スポルが、2:1でカスムパシャをくだした。カスムパシャは、この試合、後半8分以後は、10人で戦うことになった。

 トルコ・リーグ第9節で、カスムパシャは、アウェーでアンタルヤ・スポルと対峙した。カスムパシャは、前半23分、ムリッロのゴールをで先制した。ペナルティエリアの外から、トゥレゼゲが強烈なシュートを放つと、倒れ込みながらボールをコントロールしようとしたGKボッフィンから、ボールがこぼれた。そのこぼれ球を、ペナルティエリア内へと詰めていたムリッロが仕上げを行うと、ボールは、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。0:1。同43分、エトオが、同点となるゴールを決めた。ナスリが、右コーナーキックを蹴ると、ニアサイドで、ディフェンサーからのこぼれ球を、デニズ・カダーがヘディングシュートを試みると、GKラマザン・キョシェが防いだ。だが、その跳ね返りのボールを、ファーサイドにいたエトオが、今度もヘディングシュートを試みると、GKラマザン・キョシェが防ごうとしたにも拘わらず、ボールはゴールネットに収まったのだった。1:1。なお、このゴールについては、ボールが、ラインを越えたかどうかについて抗議がなされた。そして、前半は、1:1のスコアで終わった。
 イエローカードをもらっていたアンタルヤ・スポルのハルン・アルプソイが、後半6分、カスムパシャのパヴェルカに激しいチェックをした。それを見たカスムパシャ側からは、レッドカードを出すものと思われたウミト・オズテュルク主審が、カードすら出さなかった。同8分、ディフェンスから出されたボールに反応して動き出したデニズ・カダーに、中盤の右サイドでファウルを行ったムリッロに対し、この日2枚目のイエローカードが出され退場となってしまった。同29分、デニズ・カダーが、アンタルヤ・スポルが2:1と勝ち越すゴールを決めた。右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだエトオが、グランダーのパスを入れると、ニアサイドで、このボールを得たマイコンが、PKポイント方向にいるデニズ・カダーに向けボールを回した。走り込んで来たデニズ・カダーが、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKラマザン・キョシェの左を抜け、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。この試合、これら以外のゴールは生れることはなく、アンタルヤ・スポルが2:1で、この試合を制したのだった。
 この結果、アンタルヤ・スポルは勝ち点を9とし、カスムパシャは勝ち点8のままに留まった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=オンドィレジ・チェルスカ(後半41分:ナズム・サンガレ)、チコ、ディエゴ・アンジェロ、ムサ・ニザム=カルレス・フェルナンド、ハルン・アルプソイ(後半13分:ジェレミー・メネス)=デニズ・カダー(後半36分:ダニロ・カンポス)=マイコン・マルケス、サミュエル・エトオ、サミル・ナスリ
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=シャム・ベン・ユーセフ、ケネト・オメルノ、ロレット・サディク、オリヴィエ・ヴェニョー(後半36分:フランク・エトゥンディ)=ストゥラヒル・ポポフ、ダヴィド・パヴェルカ、ベルナルド・メンサー(後半33分:マルクス・ノイマイヤー)=トゥレゼゲ、ミカエル・ランゲル(後半13分:ハサン・ビラル)、ジョン・ムリッロ



ホッフェンハイム 3:1 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 17.10.20)

ケリム・フライ(前)(ハベル・テュルク紙) カイサラ(右端)(ベイン・スポル)  トルコを代表して欧州リーグに参戦しているバシャクシェヒル・スポルは、C組の第3戦をアウェーで戦い、ホッフェンハイムに3:1で敗れた。

 バシャクシェヒル・スポルは、欧州リーグC組第3戦で、ドイツのホッフェンハイムとアウェー戦を戦い、3:1で敗れた。ホッフェンハイムは、この結果、クラブ史上、初めてヨーロッパのカップ戦での勝利を収めた。
 C組の他の試合では、ルドゴレツ・ラズグラドが、ブラガを2:0でくだした。この結果、グループ・リーグ戦で勝ち点7となったルドゴレツ・ラズグラドが首位の座に上った。ブラガが、勝ち点6で2位、初の勝ち点を得たホッフェンハイムが、勝ち点3で3位、グループ・リーグ戦で勝ち点1のバシャクシェヒル・スポルは最下位に落ちた。
 この試合の前半は、両者無得点で終わったが、後半7分に初ゴールが生まれた。ケレム・デミルバイの蹴ったコーナーキックに、ベンジャミン・ヒュブナーがヘッドで合わせると、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。これで、ホッフェンハイムが1:0と先制した。
 同14分、スコアが2:0となった。今度も、ケレム・デミルバイが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、それに反応したナディーム・アミリが、走り込んできて右足でシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 同30分、ホッフェンハイムは、ニコ・シュルツが決めたゴールで3:0とした。エピュロヌが、大きくクリアしようとしたボールを、ゴール左斜め前で、フィリップス・オックスが、ヘッドでペナルティエリア内へと落とした。ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、ボールに向かい動き出していたニコ・シュルツが、ダイレクトで、左足を振りぬく強いシュートを放つと、もう1度、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。
 この夜の最後のゴールを決めたのは、ナポレオニだった。同ロスタイム3分、マフムト・テクデミルのロングパスを受け、左サイドでコントロールしたナポレオニが、ホッフェンハイムのペナルティエリア内へと向け、ボールを持ち込んだ。そして、自らスペースを作り、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放つと、ボールは、ホッフェンハイムのゴール隅に突き刺さったのだった。3:1。そして、試合は、ホームのホッフェンハイムが3:1とリードを保ったまま終わった。

【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー(後半37分:アルパルスラン・エルデム)=トゥナイ・トルン、ギョクハン・インレル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半18分:マフムト・テクデミル)、ケリム・フライ=メヴルト・エルディンチ(後半18分:ナポレオニ)、メフメット・バッタル



ルザ・チャルンバイ、トラブゾン・スポルの監督に(タクヴィム紙 17.10.19)

ルザ・チャルンバイ監督(ハベル・テュルク紙)  ファーティフ・テリムを口説き落とせなかったトラブゾン・スポルは、ルザ・チャルンバイと1年のオプション込みの1年半の契約書で合意に達した。ルザ・チャルンバイは。本日、トラブゾン入りして、正式調印に至る。

 トラブゾン・スポルが、新監督を見つけた。アクヒサル・スポルに1:6で敗れたあと、エルスン・ヤナル監督を更迭したトラブゾン・スポルは、新監督としてファーティフ・テリムを口説きにかかったが、不成功に終わった。このため、ルザ・チャルンバイとの交渉に当たったムハッレム・ウスタ理事長は、いい結果に達したのだった。

                 1年半の契約で合意

 トラブゾン・スポルは、ルザ・チャルンバイと、1年のオプション込みでの1年半の契約で合意に達した。新監督としての指揮官ぶりが歓迎されると、ルザ・チャルンバイは、来季も指揮を執ることになる。

                 コーチ陣も明らかになる

 ルザ・チャルンバイは、本日、トラブゾン入りして、午後からの正式調印に臨む。同監督のトラブゾン・スポルでのコーチ陣は、セルヴェト・チェティン、ビュレント・アルバイラク、ヒュセイン・チムシルがなるものと思われる。

                 とてもいい選手が揃っている

 本紙に語ったルザ・チャルンバイ新監督は、「トラブゾン・スポルに行くことになり喜んでいる。トラブゾン・スポルは、とってもいい選手が揃っている。トラブゾン・スポルでは、大きな仕事をすることになろう。仕事を始めるのが待ち遠しいところだ」と述べた。



モナコ 1:2 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17.10.18)

ジェンク・トスンを讃えるジャネル・エルキン(左)とぺぺ&クアレスマ(右2人)(ヒュリエット紙) クアレスマ(左)(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュは、チャンピオンズリーグG組第3戦を、アウェーでモナコと戦い、これを、1:2のスコアで制し、これで3連勝となった。

 チャンピオンズリーグG組第3戦で、我がベシクタシュは、フランスのモナコを1:2でくだした。グループ・リーグの第1戦では、ポルトをアウェーで1:3でくだし、その次の第2戦は、ライピチヒを、ヴォーダフォン・アリーナで2:0で退けたベシクタシュは、グループ・リーグからの勝ち上がりに、大きなアドヴァンテージを得た。グループ・リーグの他の試合は、ライピチッヒが、ホームでポルトを3:2でくだした。
 ポルトとライピチヒに次いで、モナコをもくだしたベシクタシュは、チャンピオンズリーグで初戦から3連勝した初のトルコのクラブとなった。更に、ベシクタシュは、自身のチャンピオンズリーグ参戦の中で、最も多くの勝ち点(9)を得たことになる。過去6度のチャンピオンズリーグ参戦経験を持つベシクタシュだが、その内の2回は勝ち点7、また異なる2回では勝ち点4、残りの2回は勝ち点6に留まった。
 前半7分、ベシクタシュは、凍り付くようなゴールの逃し方をした。ジェンク・トスンがシュートを放つと、GKに当たり跳ね返っていたボールを、ライアン・バベルが、がら空きになっていたゴールマウスに送り込んだが、セルビア人審判ミロラド・マジッチは、オフサイドの判定をくだし、ゴールとはならなかった。
 同16分、ケイタ・バルデが、ペナルティエリアの外で、ぺぺの激しいチェックを受けピッチに倒れた。これに対して、セルビア人主審は、ペぺにイエローカードを出した。レマルがフリーキックを蹴ると、GKファブリシオが、驚異のセーヴィングを見せゴールを許さなかった。
 モナコは、同30分、ファルカオのゴールで1:0と先制した。コロンビア人ゴールゲッターのファルカオが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、一旦、ボールを右側に切り返したあと放ったグランダーのシュートが、ファブリシオの傍らを抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。
 このゴールの4分後、クアレスマのセンタリングに、抜群にいいジャンプを見せたジェンク・トスンがヘッドに当てると、スコアを1:1とするゴールが決まった。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半早々に優位に立ったのは、ベシクタシュの方だった。同9分。今度も表舞台に上がったのはジェンク・トスンだった。ルイ2世国王スタジアムで、ベシクタシュに、1:2とするゴールをもたらしたのだ。トルガイ・アルスランが放ったシュートが、バーから跳ね返ってきたところに合わせて、詰めていたジェンク・トスンがシュートを放つと、ベシクタシュにとって、また自身にとっても、この日2つ目のゴールが決まったのだった。
 同30分、後半途中から投入されたオウズハン・オズヤクプが、100%ゴールかと思われた好機を逸した。ジェンク・トスンのパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で得たオウズハン・オズヤクプは、ファビーニョをかわし放ったシュートは、GKスバシッチに跳ね返されてしまった。
 そして、試合は、ベシクタシュが1:2とリードを保ったまま終わった。この結果、勝ち点を9に伸ばしたベシクタシュは、グループ・リーグの首位を保った。また、グループ・リーグ戦で、まだ勝利のないモナコが、勝ち点1に留まり、ライピチヒは勝ち点を4に伸ばし、ポルトは勝ち点3に留まった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アドリアーノ、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン(後半29分:ガリー・メデル)、アッティバ・ハッティンソン=クアレスマ、タリスカ(後半30分:オウズハン・オズヤクプ)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半44分:アルヴァロ・ネグレド)



ブルサ・スポル 3:1 オスマンル・スポル(NTV 17.10.17)

ミケル・アグ(NTV) スタンクのゴールシーン(ベイン・スポル)  ブルサ・スポルは、PKを外し、しかも10人になった試合で、リードされたところから逆転劇を演じた。オスマンル・スポルに3:1で勝利を収め、2週間ぶりに勝ち点にありついた。一方、オスマンル・スポルは、8節を終わったところで、6敗目を喫してしまった。

 トルコ・リーグ第8節最終試合で、ブルサ・スポルは、ホームにオスマンル・スポルを迎えた。
 ブルサで行われたこの試合、前半は、ハイテンポの展開で、ゴールも生まれたのだった。同7分、ヌマン・チュリュクスが、ペナルティエリア内でティティを倒してしまい、主審は、ブルサ・スポルにPKを与えた。だが、パブロ・バッターシャが蹴ったPKは、GKカルセマルスカスが防いでしまった。
 均衡を破ったのは、同23分のオスマンル・スポルだった。ジョスエのロングパスを、右サイドで得たセルダル・ギュレルが、ペナルティエリア内へと持ち込み、ゴールライン際からセンタリングを入れると、パスコースに入ったスレイマヌ・ドゥカラが左足で合わせ、ブルサ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 ブルサ・スポルが、お返しをするまでには、時間はかからなかった。同30分に、同点に追いついたのだ。右コーナーキックを、クリストバル・ヨルゲラが蹴ると、ミケル・アグが、ヘッドでゴールエリアに落とすと、ボグダン・スタンクが、絶好の位置で右足を出すと、スコアを1:1とするゴールが決まったのだった。
 同点ゴールが決まってから、攻撃の頻度が上がったブルサ・スポルが、今度は勝ち越し点を決めた。同38分、右コーナーキックのあと、ペナルティエリアの外でボールを得たクリストバル・ヨルゲラが、ペナルティエリアのゴール右斜め前に向け、パブロ・バッターシャにパスを出した。パブロ・バッターシャが、ボールを中へ入れようとすると、ティアゴ・ピントの顔に当たりこぼれたボールが、ミケル・アグの前に転がった。そのミゲル・アグが、左足で狙い澄ましたシュートを放つと、逆転ゴールとなった。2:1。
 後半は、両者とも、静かなプレーをしていたが、ブルサ・スポルが、同17分に10人になってしまった。中央サークル内で、ジレス・ケンボー・エココが、ヌマン・チュリュクスの頭に向けて足を出すという激しいチェックに対し、ジュネイト・チャクル主審がレッドカードを出し、退場となってしまった。
 1人減ったブルサ・スポルが、プレッシャーを受けるものと思われたが、逆に、もう1点をあげ、随分と楽になった。同30分、ボールを持って動き出したジョン・デラルゲが、パブロ・バッターシャにパスを出した。ペナルティエリアの手前でボールを得たバッターシャは、左側からスピードに乗って走り込んで来たアズィズ・ベヒッヒにボールを回した。そのアズィズ・ベヒッヒが、ペナルティエリアのゴール左斜め前から、左足で強烈なシュートを放つと、ボールは、上のバーの下部に当たりゴールインしたのだった。
 終了の笛とともに、1人少ない人数で試合を終えたブルサ・スポルが、オスマンル・スポルを3:1で制したのだった。ブルサ・スポルは、2週間ぶりに勝ち点にありついた一方、オスマンル・スポルは、8節を終わったところで、6敗目を喫してしまった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=エルトゥールル・エルソイ、ウィリアム・エコング、ティティ=バルシュ・ヤルドゥムジュ、ミケル・アグ、クリストバル・ヨルゲラ(後半24分:ジョン・デラルゲ)、アズィズ・ベヒッヒ=パブロ・バッターシャ(後半40分:ユスフ・エルドーアン)=ジレス・ケンボー・エココ、ボグダン・スタンク(後半44分:メルテル・ユジェ)
【オスマンル・スポル】ジドゥルナス・カルセマルスカス=コライ・アルトゥナイ、アンドレアス・マクソ、ヌマン・チュリュクス、ティアゴ・ピント=ラヘーム・ラワル(後半26分:アドゥリアン・レガッティン)、ムサ・チャーウラン=セルダル・ギュレル、ジョスエ、アミヌ・ウマル=スレイマヌ・ドゥカラ



「フェネルバフチェ対新マラテヤ・スポル」戦、まとめ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 17.10.16)

オザン・トゥファン(フェネルバフチェ公式HP) アリ・シソッコ(左)シェネル・オズバイラクル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、ガラタサライとのダービーマッチを前に重要な意味を持つ新マラテヤ・スポ戦を、3:1で乗り越え、ビッグマッチを前に意気が上がった。

 フェネルバフチェは、ホームでのこの試合、早々に優位に立ち、開始4分で先制したのだった。右サイドで動き出したナビル・ディラルが、ボールをペナルティエリア内へと持ち込みセンタリングを入れると、ファーサイドでいいジャンプを見せたオザン・トゥファンが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。このゴールのすぐあとに、フェネルバフチェは点差を2と拡げた。前半6分、新マラテヤ・スポルのディフェンスが犯したミスを咎めボールを得たマテュー・ヴァルブエナが、ペナルティエリア内へと動き出していたジュリアーノ・デ・パウラにパスを出すと、ジュリアーノ・デ・パウラは狙い澄ましたシュートを放ち、これが決まったのだった。2:0。このゴールは、ジュリアーノ・デ・パウラが決めた今季3ゴール目であった。
 試合の支配権を手放さないフェネルバフチェは、同28分に点差を3と拡げた。ナビル・ディラルが、左サイドで動き出していたハサン・アリ・カルドゥルムにパスを出した。ハサン・アリ・カルドゥルムは、受けたボールを、もう一度、ナビル・ディラルに戻すパスを出した。そのパスコースにディフェンダーが入り、ボールがこぼれ、そのボールを得たハサン・アリ・カルドゥルムがシュートを試みると、再度、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。3:0。これは、ハサン・アリ・カルドゥルムにとっては、2015年11月以来のゴールとなった。
 アウェーの新マラテヤ・スポルは、同30分に、ゴール前の混戦のなか、連続して2度に渡り、枠に嫌われるということがあった。ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から、アイタッチ・カラがフリーキックを蹴ると、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返った。ペナルティエリア内で、このボールを得たディアッロがシュートを試みたが、カメニがゴールを許さなかった。カメニからの跳ね返りのボールが、今度は、ブータイブの前に転がった。ブータイブのグランダーのシュートが枠を捉えたところ、またしても、カメニが防いだ。更に、最後に、アデム・ブユックがシュートを放つも、またしても、バーに嫌われピッチに跳ね返ったのだった。 そして、前半は、3:0のままで終わった。
 後半は、フェネルバフチェが、速い攻撃で成果を上げるよう努めていた。だが、ラストパスが決まらず、点差を拡げることはなかった。同23分、アウェーの新マラテヤ・スポルが、点差を2と縮めた。アデム・ブユックが、左サイドからペナルティエリア内へと個人技で持ち込んだボールを、バトゥハン・アルトゥンタシュにパスを出すと、バトゥハン・アルトゥンタシュは、転がって来たボールをダイレクトでシュートを放ち、フェネルバフチェのゴールネットを揺らし、スコアを3:1とした。これで、フェネルバフチェは、14試合連続失点したことになる。
 この試合、新たなゴールは生まれることなく、3:1と、フェネルバフチェがリードを保ったまま終わった。この結果、フェネルバフチェは、ガラタサライとのダービーマッチを前にして意気が上がり、また、勝ち点差も8を保つことができたのだった。フェネルバフチェは、今節を勝ち点14で終え、新マラテヤ・スポルは勝ち点8のままで終えることになった。

【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ(後半41分:シェネル・オズバイラクル)、ロマン・ノイシュテッター、ルイス・ネト、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン、マテュー・ヴァルブエナ(後半26分:フィンチェント・ヤンセン)=ジュリアーノ・デ・パウラ、ロベルト・ソルダード(後半19分:フェルナンダオ)
【新マラテヤ・スポル】エルタチ・オズビル=シンシア・セス、ヤルチュン・アイハン、サドゥク・チフトプナル、アリ・シソッコ=アイタッチ・カラ(前半37分:ムラト・ユルドゥルム)、サディオ・ディアッロ=エマニュエル・デニング(後半26分:ミカエル・ペレイラ)、アデム・ブユック、イッシアール・ディア(後半18分:バトゥハン・アルトゥンタシュ)=カリド・ブータイブ



コンヤ・スポル 0:2 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP 17.10.15)

ジャン・ジョンソン(左)ソフィアン・フェグリ(右)(ハベル・テュルク紙) バフェティンビ・ゴミス(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第8節で、コンヤ・スポルとのアウェー戦を戦い、バフェティンビ・ゴミスのあげた2ゴールで、0:2の勝利を手にした。ガラタサライは、この結果、勝ち点を22に伸ばし、また、バフェティンビ・ゴミスは、トルコ・リーグでのゴール数を9に伸ばした。

 この試合の前半では、両者ともに、好機らしきものを作り出したとは言えなかった。その中で、最も危険な場面を作り出したのは、前半35分のことだった。ソフィアン・フェグリが、ペナルティエリアの外から、体を反転させて放った強いシュートを、コンヤ・スポルのGKセルカン・クルントゥルが、ゴール隅に向かったボールを叩き出した。この好機以外では、同18分にメフディ・ブラビアが、同26分にガリー・ロドリゲスが放ったシュートが、僅かであっても、危険な場面だったと言える。
 後半は、ガラタサライの方が、より効果的な攻めを見せていた。そして、同9分に、求めていたゴールが生まれたのだった。セルチュク・イナンが、ペナルティエリア内へと向けて、高いボールを送ると、そのボールをコントロールしたバフェティンビ・ゴミスが、強いシュートを放った。GKセルカン・クルントゥルは、最初のシュートに対しては、うまく防いだが、跳ね返りのボールで、ユネス・ベランダがシュートを試みた。しかし、今度は、ボールは、ディフェンダーに当たりこぼれた。そのボールが、再び、バフェティンビ・ゴミスの前に転がると、バフェティンビ・ゴミスが、左足一閃、シュートを放つと、ボールは、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしていた。これで、ガラタサライは、0:1と先制したのだった。
 バフェティンビ・ゴミスは、この間、2週間、音なしの構えだったが、結局は止まるということはなかった。同33分、中盤でボールを奪い、相手選手をかわし、GKと1対1となったバフェティンビ・ゴミスは、シュートを打とうとしたところで倒されてしまい、オズギュル・ヨンカヤ主審はPKポイントを指し示した。そのPKを蹴ったバフェティンビ・ゴミスは、GKが跳んだとは反対側の隅に蹴り込み、点差を2と拡げた。
 同45分、ソフィアン・フェグリのスルーパスに反応して、GKと1対1となったエレン・デルディヨクだったが、放ったシュートは、ディフェンダーに際どく防がれ、結局、試合は、ガラタサライがリードを保ったまま終わった。ガラタサライは、次節、10月22日(日)、フェネルバフチェと、テュルク・テレコム・アリーナで対戦する。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、ペタル・フィリポビッチ、アリ・トゥラン、オメル・アリ・シャヒネル=ジャン・ジョンソン(後半33分:レボガング・マニャマ)、メフディ・ブラビア=ミロセヴィッチ、ムサ・アラズ、モリケ・フォファナ(後半28分:イモー・エゼキール)=パトリック・フライディ・エゼ(後半21分:マリック・エヴナ)
【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、ジェイソン・デナイヤー、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半34分:セルダル・アズィズ)=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス(前半32分:セルチュク・イナン)=バフェティンビ・ゴミス(後半36分:エレン・デルディヨク)



ゲンチレル・ビルリーイ 2:1 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 17.10.14)

ヴェダト・ムリキ(ハベル・テュルク紙) ギョクハン・ギョヌル(左)セルダル・オズカン(右)(サバハ紙)  トルコ・リーグ第8節、ベシクタシュが、アウェー戦でゲンチレル・ビルリーイに2:1で敗れた。

 ベシクタシュが、トルコ・リーグ第8節で、ゲンチレル・ビルリーイに2:1で敗れた。フェネルバフチェ戦及びトラブゾン・スポル戦で、勝ち点1を得たベシクタシュは、このスコアの結果、3戦連続で勝ち点を失ったことになる。トルコ・リーグで、2季連続、優勝を誰にも譲らなかったベシクタシュが、シェノル・ギュネシュ監督指揮下では、初めて3試合連続で勝利を手にしてないことになる。
 今季のトルコ・リーグ第7節までで、僅か勝ち点4しか得ることができていないゲンチレル・ビルリーイが、試合開始16分で1:0と先制した。ゲンチレル・ビルリーイの速い攻撃で、アフメット・オーウズが、ペナルティエリアの外から入れたボールが、相手ディフェンダーに当たり、アフメット・イルハン・オゼクの前に転がった。アフメット・イルハン・オゼクが、ゴール右斜め前からシュートを放つと、GKファブリシオがパンチングで防いだボールを、ファーサイドにいたヴェダト・ムリキが合わせると、ゲンチレル・ビルリーイが1:0と先制するゴールが決まった。前半では、これ以外のゴールは生まれることはなかった。
 ベシクタシュは、後半に臨むにあたり、アルヴァロ・ネグレドとイェレマイン・レンスを下げ、替わりにリカルド・クアレスマとライアン・バベルを投入した。そのライアン・バベルが、同3分、アフメット・オーウズに対して執った行為に、一発退場となるレッドカードが出され、ベシクタシュは10人になってしまった。これで、ベシクタシュは、トルコ・リーグ8節までで5枚ものレッドカードをもらったことになる。ここまで、ベシクタシュでは、第4節のカラビュック・スポル戦でドゥスコ・トシッチが、第6節のフェネルバフチェとのダービーマッチで、リカルド・クアレスマ、アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプが、レッドカードをもらっている。
 ゲンチレル・ビルリーイは、アレクサンダル・シェキッチのゴールで、同28分に点差を2と拡げた。スピードに乗った攻撃で、シェキッチのパスが、ペペに当たり跳ねると、ボールは、ペナルティエリアの手前にいたトケロ・ランティエの前に転がった。トケロ・ランティエは、絶好の位置にいたシェキッチにパスを出すと、シェキッチは、前に出たファブリシオの右を抜けるシュートを放ちゴールが決まったのだった。
 ベシクタシュは、同41分クアレスマが倒されPKを得た。キッカーとなったジェンク・トスンはミスを犯すことはなく、点差を1と縮めた。そして、残りの時間では、他のゴールは生まれることはなく、ゲンチレル・ビルリーイが2:1のリードを保ったまま、試合は終わった。、

【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ウスマヌ・ンドアエ、ウーウル・チフトチ=ゼキ・ヤウル、アレクサンダル・シェキッチ=アフメット・イルハン・オズベク、アブドゥル・カリリ(後半39分:メフメット・タシュ)、セルダル・オズカン(後半24分:トケロ・ランティエ)=ヴェダト・ムリキ(後半36分:スクレティッチ)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=オウズハン・オズヤクプ(後半33分:トルガイ・アルスラン)、アッティバ・ハッティンソン=イェレマイン・レンス(後半1分:クアレスマ)、タリスカ、ジェンク・トスン=アルヴァロ・ネグレド(後半1分:ライアン・バベル)



フェネルバフチェ、4選手を欠く(フォトマッチ紙 17.10.13)

アイクト・コジャマン監督(ミリエット紙)  トルコ・リーグで、決して望むべき調子に乗れないで、相次いで勝ち点を失っているフェネルバフチェが、この日曜日、午後7時30分より、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦を戦う。

 ここまでの7試合で勝ち点11を失ない、現在7位のフェネルバフチェは、重要なガラタサライとのダービーマッチを前にして、新マラテヤ・スポルをくだして、宿年のライバルとの一戦に気合を入れることを目指している。代表の試合があったため空白期間が生まれ、意気の下がったチームに、同監督は、再びリーグ戦に焦点を定めるように努めていた。

                 コジャマン監督から「君たちを信頼している」の言葉

 同監督は、選手たちに、ベシクタシュ戦で見せたプレーを思い出させ、「君たちの持っているポテンシャルな能力を見せるべきだ。君たちは、それを、いいチームのベシクタシュ相手に見せたではないか。我々に求められているのは優勝だ。ビッグマッチで見せたプレーを、どの試合でも見せ、上位に上がらねばならない。君たちを信じている」と語ったということだ。
 この日曜日に新マラテヤ・スポルと対戦するフェネルバフチェは、2011年に対戦したことがある。2011年1月13日、トルコ杯で対戦した両者だが、勝利を2:1のスコアで得たのは新マラテヤ・スポルの方だった。

                 ロビン・ファン・ペルシー、アルペル・ポトゥク、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュを欠く

 フェネルバフチェは、故障を抱えるロビン・ファン・ペルシー、出場停止のアルペル・ポトゥク、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュは、この日曜日に出場できない選手だ。故障が恢復段階に入っているフェルナンダオの状態は、不明確なままだ。なお、この日曜日の試合は、アルペル・ウルソイ主審が裁く予定になっている。



ベシクタシュ、その目はゲンチレル・ビルリーイ戦に(ファナティック紙 17.10.12)

シェノル・ギュネシュ監督(タクヴィム紙)  トルコ・リーグ第8節で、明日の夜、ゲンチレル・ビルリーとのアウェー戦を控えているベシクタシュは、この試合に備えての準備を、昨夜行った練習で継続した。

 シェノル・ギュネシュ監督指揮下、報道陣には非公開で行われた練習は、戦術面とコンディション調整に重点を置いて行われた。ベシクタシュ選手団は、本日の練習後、アンカラに移動して合宿に入る。

                 選手構成は大きな変更あり

 同監督は、チャンピオンズリーグのモナコ戦が、来週の火曜日に控えていることから、ゲンチレル・ビルリーイ戦では、ローテーションを組んでの選手構成を行うことになる。直近のトラブゾン・スポル戦からは、先発メンバーを5人入れ替える考えであることが明らかになってきている。右サイドには、ネジプ・ウイサルに替えて、故障が癒えたアドリアーノを置き、ボランチは、ガリー・メデルとトルガイ・アルスランに替えて、オウズハン・オズヤクプとアッティバ・ハッティンソンで組むことになる。右サイドには、イェレマイン・レンスを置き、FWには、ネグレドを控えに回し、クアレスマとジェンク・トスンを先発に起用することが推測されるのである。



トラブゾン・スポルに2つの悪い知らせ(TRT 17.10.11)

ユライ・クツカ(ファナティック紙) オジェニ・オナズィ  トラブゾン・スポルは、スロヴァキア人選手ユライ・クツカと、ナイジェリア代表のオジェニ・オナズィが、代表の試合で故障を発生させたこと、及び、両選手に対する治療が、既に始まっていることを公表した。

 トラブゾン・スポルは、そのウエブサイトで、次のように述べている。
「スロヴェニア代表対スコットランド代表との2018W杯予選で、右脚上部の筋肉を傷め、途中交替したユライ・クツカと、W杯アフリカ予選のナイジェリア代表対ザンビア代表戦で、鼠径部を傷め、途中交替を余儀なくされたオジェニ・オナズィが、トラブゾンでMR検査を受けた。ユライ・クツカは肉離れを起こしていることが判ったが、オジェニ・オナズィの方は、筋肉を傷めているという診断が下された。代表の試合で故障を発生させてのち、両選手への治療は、メディカルスタッフにより始められている」。



拷問は終わった(サバハ紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17.10.10)

セルチュク・イナン(上)(トルコ・サッカー協会公式HP) オザン・トゥファン(右)(ハベル・テュルク紙)  ロシアW杯出場の夢が、アイスランド代表戦での敗戦で潰えてしまったトルコ代表は、フィンランドで、ジェンク・トスンのゴールで、2回リードを奪ったにも拘わらず、アラジュウリとポフジャンパロのゴールを防ぐことができなかった。トルコ代表は、この結果、EURO2020予選リーグの抽選で、第2シードに入ることが確定した。

 W杯本戦への参戦権を失ったトルコ代表は、ヨーロッパ・チャンピオンとなった障害者トルコ代表の陰に隠れながら挑んだフィンランド代表戦で、2:2で引き分けた。フィンランド代表戦に対し、ボール支配率(69%) 、パス交換数(366)という記録が残る前半でありながら、求めて止まないゴールを見出すことができなかった。後半に入り、トルコを背負って立つジェンク・トスンが舞台に上がった。後半12分、セルチュク・イナンからジェンク・トスンへと、ボールが渡った。そのジェンク・トスンが、ペナルティエリア・ライン上から右足一閃、強烈なシュートを放つと、相手ゴールを隅に突き刺さったのだった。0:1。同31分、フィンランド代表のロッドが蹴ったフリーキックが中へ入ると、4人のディフェンダーが見守るなか、至近距離から走り込んで来たアラジュウリのシュートが決まってしまった。1:1。同36分、副審のオフサイド判定で、ポフジャンパロのゴールが取り消された。同38分、トルコ代表が、再度リードを奪った。エムレ・モルのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内でボールを得たジェンク・トスンが、ゴール右斜め前の角度のないところから強烈なシュートを放つと、ボールはゴール隅に突き刺さったのだった。1:2。同43分、ポフジャンパロのゴールが、そのお返しのゴールとなった。左サイドからペナルティエリア内へと、ソイリがグランダーのセンタリングを入れると、ファーサイドにいたポフジャンパロが足で合わせゴールが決まり、この試合のスコアが確定した。2:2。ジェンク・トスンの2ゴールで勝ち点1を得たトルコ代表は、ハンガリーより下位に落ちること、及び、第3シードへと入ることを防いだのだった。これが、唯一の慰めとなった。

【トルコ代表】ヴォルカン・ババジャン=オザン・トゥファン、メフメット・トパル、チャーラール・ソユンジュ、イスマイル・キョイバシュ=オカイ・ヨクシュル、セルチュク・イナン(後半40分:メフメット・トパル)=ユスフ・ヤズジュ(後半30分:エムレ・モル)、オウズハン・オズヤクプ、ハカン・チャラノウル=ジェンク・トスン



ローテーションのとき(ミリエット紙 17.10. 9)

シェノル・ギュネシュ監督(イエニ・シャファク紙)  ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、ゲンチレル・ビルリーイ戦では、代表の試合から戻ってきた選手たちを控えに回すつもりをしている。

 同監督は、リーグ戦では、ネグレド、イェレマイン・レンス、トルガイ・アルスラン、ネジプ・ウイサル、アドリアーノ、ギョクハン・ギョヌルに出場の機会を与えるつもりだ。代表に招集されたジェンク・トスン、オウズハン・オズヤクプ、ジャネル・エルキン、クアレスマ、ライアン・バベル、トシッチ、ペペ、ガリー・メデルを、チャンピオンズリーグのモナコ戦に備えさせるためだ。
 代表の試合でできたリーグ戦の休み期間を経て、再び、重要な試合を戦うベシクタシュで、シェノル・ギュネシュ監督がローテーションを組むことに舵を切った。以前、カラビュック・スポル戦で、代表の試合から戻った選手の多くを控えに回した同監督は、ゲンチレル・ビルリーイ戦でも同様の手を採るものと考えられている。
 カラビュック・スポル戦のあと、チャンピオンズリーグでポルトと対戦したベシクタシュは、ローテーションを採り、2つの試合に勝ち喜びに包まれたのだった。代表の試合のあと、ゲンチレル・ビルリーイ及びモナコと対戦するベシクタシュで、首脳陣は、このため、ジェンク・トスン、オウズハン・オズヤクプ、ジャネル・エルキン、クアレスマ、ライアン・バベル、トシッチ、ペペ、ガリー・メデルといった選手の多くを、リーグ戦では控えに回すことになろう。
 ネグレド、イェレマイン・レンス、トルガイ・アルスラン、ネジプ・ウイサル、アドリアーノ、ギョクハン・ギョヌルといった選手を、ゲンチレル・ビルリーイ戦では先発に起用することを考えている同監督は、代表の試合から戻ってきた選手たちを、モナコ戦に備えさせることになるだろう。



トルコ代表、4選手を除外(サバハ紙 17.10. 8)

ルチェスク監督(カスムパシャ公式HP)  トルコ代表は、2018FIFAW杯ヨーロッパ予選で、10月9日(月)に、アウェーで戦うフィンランド代表戦を前に、4選手を代表メンバーから外した。

 トルコ・サッカー協会の発表で、アルダ・トゥラン、ブラク・ユルマズ、ヌリ・シャヒンは故障で、ジャネル・エルキンは累積警告で出場停止のため、フィンランド遠征には帯同しないことが明らかにされた。
 この発表で、アイスランド代表戦で、前半45分を終わったところで交替したヌリ・シャヒンは、腰の痛みが発生したことから、また、試合後、アルダ・トゥランは左足甲の骨に痛みが、ブラク・ユルマズは両足腿の付け根の痛みが出ていることが明らかにされた。
 トルコ代表は、W杯本戦に出場する機会は、昨日行われたアイスランド代表戦で失っていることから、故障を抱える3選手にリスクを起こさせないで、検査及び治療に当たらせるために、フィンランド遠征メンバーに入れないことが妥当と判断されたのだ。
 トルコ代表の今朝の練習で、腰の部分に筋肉痛を感じたヴォルカン・シェンについては、フィンランド遠征には帯同し、治療の具合によっては、特別プログラムを行うことも、併せて発表された。



残念な終わり方(タクヴィム紙+TRT補綴 17.10. 7)

ジェンク・トスン(左)(ハベル・テュルク紙) ヌリ・シャヒン(左)(ハベル・テュルク紙)  運命の一戦で見っともないサッカーを見せたトルコ代表は、2018W杯出場を逃してしまった。

 夢よ、さらば! 2018W杯ヨーロッパ予選I組での運命の一戦に向かったトルコ代表だったが、アイスラ ンド代表に0:3で敗れ、本戦出場の機会を失った。トルコ代表の名に相応しくないサッカーを見せたのだが、 この月曜日には、フィンランド代表戦が残っている。

                 ディフェンスを切り裂かれてしまった

 前半14分、シグルドソンがヘディングシュートを試みたが、オウズハン・オズヤクプが、ゴールライン際から、このボールをヘッドでクリアした。同32分、突然のアイスランド代表の攻撃で、ボドヴァルソンが、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、グランダーのセンタリングを入れた。絶好の位置取りをしていたグドムンドソンが合わせると、トルコ代表のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同39分、ボドヴァルソンが、再び、ディフェンスをかわし、ブジャルナソンにボールを預けた。ヴォルカン・ババジャンと1対1となったブジャルナソンが、アイスランド代表の2点目となるループシュートを決めてしまった。0:2。

                 ゴールで全ての希望が潰える

 後半3分、フィンボガソンが、ペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKヴォルカン・ババジャンが、辛うじてコーナーへと逃げた。右コーナーキックを、ペナルティエリア内へと向けてグドムンドソンが蹴ると、いいジャンプをしたグナルソンがヘッドで合わせた。更に、詰めていたアルナソンがヘッドで触れると、ボールはゴールインしてしまった。0:3。同26分、エムレ・モルが蹴ったコーナーキックに、メフメット・トパルがヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行っただけだった。残りの時間では、スコアを変えるようなことは起こらず、勝利はアイスランド代表のものとなった。

【トルコ代表】ヴォルカン・ババジャン=カーン・アイハン、メフメット・トパル、チャーラール・ソユンジュ、ジャネル・エルキン=ヌリ・シャヒン(後半1分:オザン・トゥファン)、エムレ・ベレズオウル(後半33分:ユヌス・マル)=ジェンク・トスン、オウズハン・オズヤクプ、アルダ・トゥラン(後半15分:エムレ・モル)=ブラク・ユルマズ



ナビル・ディラルを使うという手(サバハ紙 17.10. 6)

ナビル・ディラル(フェネルバフチェ公式HP)  アイクト・コジャマン監督は、駒の足りない現状を、ナビル・ディラルで解決しようとしている。フェネルバフチェ首脳陣は、アクヒサル・スポル戦及びベシクタシュ戦では、十分と言えるほど駒が足りているとは言えないことが明らかになり、故障が癒えて戻って来たナビル・ディラルを、再び先発に起用する腹を決めた。

 ベシクタシュとのダービーマッチに勝てなかったときに見え、アクヒサル・スポル戦でも生きていた課題に注目が集まったフェネルバフチェで、先発メンバーを、再度いじろうとするとき、変更の最大の眼目はナビル・ディラルの起用だ。相手ゴールにほとんど迫ることができていなかった原因として、メフメット・エキジとジュリアーノ・デ・パウラが、同時にピッチに立っていることが大きな要因と看られている。マテュー・ヴァルブエナは、サイドの選手としての特性から、相手選手をかわすことに努め、そのあとパスを出すが、メフメット・エキジやジュリアーノ・デ・パウラは、シュートのお膳立て役として、まずはパスを出すことを選択してしまうために、常に受け身の状態に留まってしまっていると看える。アランヤ・スポルとのアウェー戦で故障を発生させ、ここ2試合出場ができなかったナビル・ディラルは、故障が癒えたあとは、フェネルバフチェの首脳陣は、この問題に解決をもたらすことができると考えているのだ。モロッコが、今日、ガボンと対戦する試合では、出場機会がないことが予想されるナビル・ディラルは、新マラテヤ・スポル戦までには、100%の準備ができているものと考えられ、この試合では先発メンバーに入るものと思われる。
 モナコから、450万EUROの移籍金で、今季フェネルバフチェにやってきた31歳になるナビル・ディラルは、ここまで9試合に出場して2ゴールをあげている。



アイクト・コジャマン監督、ツートップを採用へ(ハベル・テュルク紙 17.10. 5)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP)  アイクト・コジャマン監督は、特にカドゥキョイでの試合でツートップを採用して、残り14試合で勝ち点42をかき集め、長丁場の優勝争いからの脱落を防ごうとしている。

 トルコ・リーグで、望むべき連勝ができていないフェネルバフチェでは、アイクト・コジャマン監督が、前半戦を最大限の勝ち点を得て終えることを狙っている。ここまで、バシャクシェヒル・スポル戦、トラブゾン・スポル戦、ベシクタシュ戦を終え、更に、目の前には新マラテヤ・スポル戦やガラタサライ戦を控えているフェネルバフチェで、同監督は、特にカドゥキョイでの試合では、ツートップを採用して、帳尻を合わせることを考えている。ロベルト・ソルダードとフィンチェント・ヤンセンの2人を、その要員に考えている同監督は、ナビル・ディラルが復帰したおりには、ジュリアーノ・デ・パウラを控えに回すつもりだ。

                 「限界は来ている」

 ロベルト・ソルダードを活かし、チームにより攻撃力をつけつことを狙っている同監督は、新マラテヤ・スポル戦とともに、ツートップを採用した先発メンバーにするつもりだ。ここまで、カドゥキョイで勝ち点5を失っているフェネルバフチェでは、同監督は、限界に来ていると考えているのだ。このため、カドゥキョイでの残り14試合では、勝ち点42を目標に掲げている。



トルコ代表、アイスランド代表戦に向けての準備を継続(ハベル・テュルク紙 17.10. 4)

カーン・アイハン(イエニ・シャファク紙) メヴルト・エルディンチ(ファナティック紙) トルガ・ジエルジ(TRT)  2018FIFAW杯ヨーロッパ予選I組で、この金曜日にアイスランド代表と対戦するトルコ代表は、夕刻の練習で、その準備を続けた。

 2018FIFAW杯ヨーロッパ予選I組で、アイスランド代表及びフィンランド代表と戦うトルコ代表が、アンタルヤ・キャンプの第2日目の練習を行った。ベレク旅行センターにあるセンティド・ゼイネプ・リゾート・グランドで、ミルチェア・ルチェスク監督は、選手たちと、短時間、ミーティングを行った。

                  カーン・アイハンとメヴルト・エルディンチは別行動

 ランニングとウォーミングアップで始まった練習で、選手たちは、3組に分かれてパス練習を行っていた。練習の第2クールに入ると、報道陣には非公開となった。フォルトゥナ・デュッセルドルフが、ホームでデュースブルクを3:1でくだした試合に出ていたカーン・アイハンと、右脚裏筋肉を捻ったメヴルト・エルディンチは、トレーニングコーチを伴ってランニングを行っていた。

                  トルガ・ジエルジは練習に加わらず

 トルコ・サッカー協会会長ユルドゥルム・デミレーレン及び理事たちが、この練習を見守っていた。一方、トルコ代表に選ばれたガラタサライのトルガ・ジエルジの姿が、この練習には見られなかった。



トルコ代表、アンタルヤ・キャンプ始まる(トルコ・サッカー協会公式HP 17.10. 3)

ミルチェア・ルチェスク監督(ヒュリエット紙)  2018FIFAW杯ヨーロッパ予選I組最終2試合で、アイスランド代表(10/6)とフィンランド代表(10/9)と対戦するトルコ代表が、昨日、アンタルヤに集まった。レグヌム・ジャリャ・ゴルフ&スパー・リゾートでキャンプに入ったトルコ代表は、最初の練習を、報道陣には非公開でセンティド・ゼイネプ・リゾート・グランドで、午後6時30分より行った。

 ミルチェア・ルチェスク監督指揮下で行われた練習には、所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフが、今夜試合のあるカーン・アイハンと、遅い時間でアンタルヤ入りするハカン・チャラノウルとエネス・ウナルは不参加だった。前日の試合に出場した選手たちは、コンディション調整で練習を切り上げたが、他の選手たちは、1時間20分の練習を行った。なお、その練習を、トルコ・サッカー協会のアリ・デュリュスト会長が見守った。
 トルコ代表は、本日午後6時30分から、センティド・ゼイネプ・リゾート・グランドで行う練習で、アイスランド代表戦及びフィンランド代表戦に向けての準備を継続する。その練習では、最初の15分を報道陣に公開する予定である。



「ベシクタシュ vs トラブゾン・スポル」戦のまとめ(ベイン・スポル 17.10. 2)

ユライ・クツカ(左)タリスカ(右)(サバハ紙) アブドゥルカディル・オミュル(右端)のスルーパス、ペペ、ネジプ・ウイサル(左から)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグでの、ベシクタシュとトラブゾン・スポルの一戦は、2:2の引き分けに終わった。

 トルコ・リーグ第7節で、トラブゾン・スポルをホームに迎えたベシクタシュは、レギュラー陣を一部欠いて臨んだ。トルコ・リーグ第6節、ダービーマッチでフェネルバフチェに敗れ、リカルド・クアレスマ、オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソンといった重要な選手がレッドカードをもらい、出場停止となったベシクタシュは、トラブゾン・スポルに対し、それらの選手を欠いての戦いとなった。ベシクタシュは、クアレスマの替わりの中盤の右サイドには、イェレマイン・レンスを先発メンバーに入れた。既にカラビュック・スポル戦で先発メンバーに入り、コンヤ・スポルとフェネルバフチェ戦では途中投入されたイェレマイン・レンスが、3試合ぶりに先発メンバーに入ったのだった。
 トラブゾン・スポルでは、第5節のバシャクシェヒル・スポルと第6節のアランヤ・スポル戦で、故障のため出場できなかったオヌル・レジェプ・クヴラク主将が、このベシクタシュ戦では先発メンバーに復帰した。そして、その先発メンバーは、オヌル・レジェプ・クヴラク、ジョアオ・ペレイラ、オカイ・ヨクシュル、ヤン・ドゥリカ、トマーシュ・フボチャン、オジェニ・オナズィ、アブドゥルカディル・オミュル、ユライ・クツカ、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン、ブラク・ユルマズが担った。
 試合は、ホームでの全試合がそうであるように、この試合でも、開始早々に優位に立ち、前半13分にはゴールを決めた。タリスカが、ペナルティエリア・ライン上でライアン・バベルの出した素晴らしいヒールパスを受けて放った強烈なシュートが、ベシクタシュが1:0と先制するゴールとなったのだった。
 同21分、トラブゾン・スポルが同点に追いついた。アブドゥルカディル・オミュルのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で受けたオルジャイ・シャハンの放った強いシュートが、バーに当たってゴールに収まったのだった。1:1。そして、前半は、1:1のまま終わった。
 後半に入り、ベシクタシュは、再度、リードを奪った。同13分、タリスカのパスを受け、イェレマイン・レンスがペナルティエリアの外からとっても強いシュートを放つと、これが、ベシクタシュ入り後初のゴールとなり、スコアを2:1としたのだった。トラブゾン・スポルは、このゴールのお返しを、同34分に決めた。ユスフ・ヤズジュのセンタリングに対し、ロダレガがヘッドで合わせると、ボールは、バーに当たってからゴールネットに収まったのだった。2:2。
 そして、試合は、以上のゴールで2:2のままで終わった。これで、ベシクタシュは、ホームで今季初めて勝ち点を失ったが、勝ち点は14に伸ばし、トラブゾン・スポルは、勝ち点を9と伸ばした。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ネジプ・ウイサル(後半44分:ムスタファ・ペテクメク)、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン、ガリー・メデル(後半1分:ギョクハン・ギョヌル)=イェレマイン・レンス、タリスカ、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド(後半13分:ジェンク・トスン)
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、オカイ・ヨクシュル、ヤン・ドゥリカ、トマーシュ・フボチャン=オジェニ・オナズィ(後半24分:ユスフ・ヤズジュ)=アブドゥルカディル・オミュル(後半32分:ウーゴ・ロダジェガ)、ユライ・クツカ、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン(後半19分:ファビアン・カスティリョ)=ブラク・ユルマズ



ガラタサライ 3:2 カラビュック・スポル(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 17.10. 1)

ソフィアン・フェグリ(ハベル・テュルク紙) マイコン(右)、ヤタバレ(下)を倒す(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第7節、首位に立っているガラタサライが、後半45分にマイコンの決めたゴールで、カラビュック・スポルを3:2でくだした。

 ガラタサライは、トルコ・リーグ第7節で、テュルク・テレコム・アリーナに迎えたカラビュック・スポルを3:2でくだした。
 この試合、早々に優位に立ったガラタサライは、前半17分、先制点をあげた。ガリー・ロドリゲスのスルーパスに反応したマルティン・リネスがボールを得て、左サイドからセンタリングを入れた。カラビュック・スポルんのGKリブカが、このボールをパンチングで防いだが、跳ね返りのボールで、ソフィアン・フェグリがシュートを放つと、カラビュック・スポルのゴールネットに突き刺さった。1:0。
 このゴールの5分後、ガラタサライは2点目を決めた。同22分、ユネス・ベランダの蹴ったコーナーキックに、マイコンがヘッドで合わせたのだった。2:0。
 同27分、点差が1と縮まった。トルジェが、ユネス・ベランダより奪い取ったボールを、ガラタサライのディフェンスの裏を取ったヤタバレに出した。そして、このマリ人選手ヤタバレがシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らし、点差が1となったのだった。2:1。
 同37分、ボールを持ってガラタサライのペナルティエリア内へと入ったセレズノフが、マリアーノ・フィーリョとのマッチアップのなか、ピッチに倒れた。だが、この試合の主審アルペル・ウルソイは続行を命じた。そして、前半は、これら以外のゴールは生まれず、前半は、ガラタサライが、2:1とリードしたまま終わった。
 後半22分、ガラタサライは、ガリー・ロドリゲスがチャンスを作った。ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から放った強いシュートは、ファーサイドのバーに当たり外に出て行ったのだった。
 同37分、マイコンとのせめぎ合いのなか、ヤタバレが、ペナルティエリア内で倒れると、アルペル・ウルソイ主審はPKを指示した。そして、このPKを、同39分に、セレズノフが決め、スコアは2:2となった。
 同45分、ガラタサライが、再度リードを奪った。ユネス・ベランダが、左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内にいたソフィアン・フェグリが、頭でボールを浮かすと、ファーサイドにいたマイコンの前に落ちた。そのマイコンが、狙いすました強烈なシュートを放つと、これが、カラビュック・スポルのゴールネットに突き刺さった。3:2。
 試合は、結局、ガラタサライが3:2で勝利を収めたのだった。

【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ(後半19分:ヤシン・オズテキン)、マイコン、セルダル・アズィズ、マルティン・リネス(後半19分:)=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス(後半39分:ジェイソン・デナイヤー)=バフェティンビ・ゴミス
【カラビュック・スポル】オレクサンドゥル・リブカ=ケリム・ゼンギン、バルシュ・バシュダシュ、ヴァレリカ・ガマン、パウル・パップ=オラフル・スクラソン(後半31分:ジェイフン・ギュルセラム)=ガブリエル・トルジェ、アンドレ・ポコ、クリスティアン・タナセ(前半32分:エウゲン・セレズノフ)、ゲオルゲ・グロザフ(後半21分:アンドレイ・ブリズニチェンコ)=ムスタファ・ヤタバレ



アクヒサル・スポル、フェネルバフチェを通すまじ(タクヴィム紙+TRT補綴 17. 9.30)

オザン・トゥファン(左)セルジーニョ(右)(サバハ紙) オヌル・アユク(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第7節開幕試合で、フェネルバフチェが、アウェーでアクヒサル・スポルに1:0で敗れた。ビュレント・ユルドゥルム主審が裁いたこの試合、ダービーマッチ同様、2枚のレッドカードをもらい、最後は9人で終えることになったフェネルバフチェは、オヌル・アユクが、後半15分にあげたゴールで、1:0で敗れたのだ。

 マニサ5月19日スタジアムで行われたこの試合、アルペル・ポトゥクとマルティン・シュクルテルがレッドカードをもらい、フェネルバフチェは、試合を9人で終えることになった。

                 枠を捉えた初シュートがゴールとなる

 ギョズテペ戦、トラブゾン・スポル戦、ベシクタシュ戦と続いたフェネルバフチェの病が、この試合でも続いてしまった。ホームのアクヒサル・スポルは、後半15分に、枠を捉えた初シュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。ソネル・アイドードゥのパスを、ペナルティエリアで受けたオヌル・アユクが、ゴール右斜め前から狙いすましたシュートを放つと、GKカメニの股を抜いてゴールとなったのだった。。1:0。

                 カメニ、驚異のセーヴィング

 アクヒサル・スポルは、セルジーニョにより、2つ目のゴールに、とっても近づいた。だが、カメニがゴールを許さなかった。自陣で得たボールを持ち相手陣内に入り、更にペナルティエリア内まで入ったセルジーニョが放ったシュートを、カメニは倒れ込んで、両足でもってボールを外に出したのだった。

                 マテュー・ヴァルブエナとオザン・トゥファンを交替させる

 アクヒサル・スポルが、フェネルバフチェに対し、1:0とリードを保ち続けた。アイクト・コジャマン監督は、そこで、後半21分、突如、2枚替えを断行した。オザン・トゥファンとマテュー・ヴァルブエナに替えて、アルペル・ポトゥクとロベルト・ソルダードを投入したのだ。

                 レッドカードが出て、フェネルバフチェは10人に

 フェネルバフチェは、アルペル・ポトゥクが、同37分、レッドカードをもらい一発退場となった。同21分に投入されたアルペル・ポトゥクが、ボールの取り合いのなかで、ビュレント・ユルドゥルム主審が、一発退場となるレッドカードを出したのだった。

                 マルティン・シュクルテルにもレッドカード

 フェネルバフチェは、アルペル・ポトゥクに次いで、マルティン・シュクルテルもレッドカードをもらってしまった。これで、フェネルバフチェは、ベシクタシュ戦同様、9人となってしまった。同41分、中盤で生まれた速い攻撃で、マルティン・シュクルテルは、手でボールをカットしてしまい、この日、2枚目のイエローカードをもらい退場となってしまったのだった。

【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカチ=ミゲル・ロペス、ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、アブドゥル・シソコ=ソネル・アイドードゥ、オメル・バイラム=オルジャン・アドゥン、セルジーニョ・ミネイロ(後半45分;アイクト・チェヴィケル)、ダニエル・ラルソン(後半30分:カディル・ケレシュ)=パウロ・エンリケ(後半1分:オヌル・アユク)
【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・エキジ、メフメット・トパル、オザン・トゥファン(後半21分:ロベルト・ソルダード)、マテュー・ヴァルブエナ(後半21分:アルペル・ポトゥク)=フィンチェント・ヤンセン(後半28分:アートゥフ・シェシュー)、ジュリアーノ・デ・パウラ



コンヤ・スポル 2:1 ヴィトーリア・ギマランイス(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 9.29)

ムサ・アラズ(ミリエット紙) モリケ・フォファナ(左)(ミリエット紙)  UEFA欧州リーグに、トルコを代表して参戦しているコンヤ・スポルが、I組でヴィトーリア・ギマランイスを2:1でくだし、ヨーロッパのカップ戦で初勝利をあげた。

 コンヤ・スポルが、歴史を作った。コンヤ・スポルは、UEFA欧州リーグI組第2戦で、ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスを2:1でくだしたのだ。ヨーロッパのカップ戦8試合目にして、初勝利をあげたのだ。
 前半9分、ムサ・アラズのパスを、ペナルティエリアのすぐ外で得たデニ・ミロセヴィッチが放ったシュートは、上のバーに当たってピッチに跳ね返った。チャンスの続いたコンヤ・スポルは、最終的に前にボールが転がって来たフォファナがシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たり外に出てコーナーキックと替わった。
 コンヤ・スポルが求めていたゴールが、同24分に生まれた。フライデイがヘッドで落としたボールを得たムサ・アラズが、グランダーのシュートを放つと、ヴィトーリア・ギマランイスのゴールネットが揺れたのだった。1:0。そして、この試合の前半は、このスコアのまま終わった。
 後半の立ち上がりに、コンヤ・スポルが、点差を2と拡げた。スクビッチが、右サイドからペナルティエリア内へとセンタリングを入れると。PKポイント辺りでいいジャンプを見せたミロセヴィッチが、ヘッドで合わせると、相手ゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同29分、ヴィトーリア・ギマランイスが、パウロ・フルタドのゴールで、点差を1と縮めた。ペナルティエリア内へと持ち込んだヘルドンのパスを受けたフルタドがゴールを決めたのだった。2:1。残りの時間で、コンヤ・スポルは、絶好機はあっても、それを生かすことができず、結局、試合は、コンヤ・スポルが2:1とリードを保ったまま終わった。
 この結果、勝ち点を3と伸ばしたコンヤ・スポルは、リーグ戦第2節を終わって、グループ2位に上がった。アウェーを戦ったヴィトーリア・ギマランイスは、勝ち点1で最下位に後退した。I組の他の試合では、ザルツブルクが、ホームに迎えたオリンピック・マルセイユを1:0でくだした。この結果、勝ち点を4に伸ばしたザルツブルクが首位に立ち、オリンピック・マルセイユは、勝ち点3で3位となった。
 グループ・リーグ戦第3節では、コンヤ・スポル対ザルツブルク、オリンピック・マルセイユ対ヴィトーリア・ギマランイス戦が、10月19日に行われる。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ペタル・フィリポビッチ、オメル・アリ・シャヒネル=メフディ・ブラビア、イェンス・イェンセン=モリケ・フォファナ、ムサ・アラズ(後半31分:ヴェダト・ボラ)、ミロセヴィッチ(後半45分:ヴォルカン・フンドゥクル)=パトリック・フライディ・エゼ(後半35分:マリック・エヴナ)



先発メンバーに頭を使う(フォトマッチ紙 17. 9.28)

アイクト・コジャマン監督(ミリエット紙)  ハサン・アリ・カルドゥルムとマルティン・シュクルテルが、昨日、チーム練習に不参加だった。従って、アイクト・コジャマン監督は、メンバー構成を変える準備をしているところだ。

 メンバー構成の苦悩が続いている。故障が完治していないハサン・アリ・カルドゥルムとマルティン・シュクルテルは、昨日の練習では、チームに合流していなかった。この2人の状態については、本日の練習後、明らかになるだろう。ジョゼフ・デ・ソーサとネトが出場停止であることが、フェネルバフチェの首脳陣を、メンバー構成で苦しませている。

                 メフメット・トパルをストッパーに

 同監督は、マルティン・シュクルテルとハサン・アリ・カルドゥルムが間に合わない場合には、ストッパーには、明日、メフメット・トパルとロマン・ノイシュテッターを起用することになろう。マウリシオ・イスラを左サイドバックに移し、右サイドバックにはシェネル・オズバイラクルを置く。中盤では、オザン・トゥファンと並べるのは、メフメット・エキジが考えられる。そして、その前にジュリアーノとなるだろう。攻撃ラインには、マテュー・ヴァルブエナ、アルペル・ポトゥク、フィンチェント・ヤンセンの起用となるはずだ。



ベシクタシュ 2:0 ライプチヒ(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 9.27)

クアレスマ(右)(ハベル・テュルク紙) ライアン・バベル(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュは、ドイツのライプチヒを、ライアン・バベルとアンデルソン・タリスカのゴールで2:0でくだし、チャンピオンズリーグG組で2連勝を遂げた。

 ベシクタシュは、チャンピオンズリーグの第2戦で、ライプチヒを2:0でくだした。ベシクタシュは、チャンピオンズリーグG組第2戦で、ライプチヒを2:0でくだし、チャンピオンズリーグの歴史で、2戦2勝を遂げた初のトルコのクラブとなった。
 ベシクタシュは、前半11分、ライアン・バベルのゴールで、ライプチヒ相手に1:0と先制した。左サイドでペナルティエリア内へとボールを持ち込んだジェンク・トスンが、PKポイントの若干左斜め前にいたライアン・バベルに向けて、グランダーのパスを送った。走り込んで来たライアン・バベルがシュートを放つと、ボールは、GKペーテル・グラーチの右を抜け、ライプチヒのゴールネットを揺らしたのだった。
 同41分、ライアン・バベルのパスを受け、左サイドからペナルティエリア内へと入ったジェンク・トスンが、狭い角度からシュートを放ったが、GKペーテル・グラーチがゴールを許さなかった。この2分後、クアレスマが、ペナルティエリア内へと送ったボールに、タリスカがヘッドで合わせると、ライプチヒのゴールネットが揺れ、ベシクタシュは、2:0とリードすることとなった。そして、前半では、新たなゴールは生まれず、ベシクタシュが、2:0とリードしたまま終わった。
 ライプチヒは、後半7分と13分に、マルセル・ザビッツァーにより効果的な攻めを見せた。同7分、ケイタが、右サイドから内へと入れたボールを、ペナルティエリア内でコントロールしたザビッツァーがシュートを放ったが、GKファブリシオがコーナーへと逃げた。同13分には、オウズハン・オズヤクプとアッティバ・ハッティンソンという中盤の2人がボールを奪われ生まれたライプチヒの攻撃で、ザビッツァーが、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放ったが、GKファブリシオが、体を伸ばしてコーナーキックへと替えた。
 ヴォーダフォン・アリーナで、後半15分、照明の一部が消えてしまったことから、主審は、全選手を控室に引き上げさせた。そして、照明が回復後、試合を、元の位置から再開させるということがあった。後半42分、ベシクタシュは、トシッチが3点目に近づいた。スピードに乗った攻撃で、ネグレドとパス交換をしたトシッチが、ペナルティエリアへとボールを持ち込み、シュートを放ったが、GKペーテル・グラーチがゴールを許さなかった。
 残りの時間では、新たなゴールという声は上がらなかった。そして、ベシクタシュは、2:0で勝利を収め、勝ち点を6に伸ばし、G組の首位の座を守ったのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ガリー・メデル(後半15分:ネジプ・ウイサル)、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ、タリスカ(後半26分:トルガイ・アルスラン)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半35分:アルヴァロ・ネグレド)



アンタルヤ・スポル 3:0 オスマンル・スポル(オスマンル・スポル公式HP+ベイン・スポル補綴 17. 9.26)

サミル・ナスリ(左)を讃えるエル・キャビール(右)(ベイン・スポル) セルダル・ギュレル(左上)サクブ・アイタッチ(右上)カルセマルスカス(下)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第6節、オスマンル・スポルは、アウェーでのアンタルヤ・スポル戦で、3:0のスコアで敗戦を喫した。

                 試合経過

 前半5分、チェルスカが、右サイドからセンタリングを入れると、アンドレアス・マクソが、ペナルティエリア内で手でボールに触れた。それを咎めたメテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。そして、このPKを、エトオが決めた。1:0。同20分、ムサのパスに反応して、相手守備陣の裏を、とっても上手に取ったヴサジェヴィッチが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で、そのボールを胸で落とし、右足一閃、強烈なシュートを放ったが、ボールは、ファーサイドのサイドバーを逸れて外に出て行った。同22分、ペナルティエリア手前で、相手選手をすり抜けたジョスエが、ボールをドゥカラに渡した。ペナルティエリアに入ったところで、右足でグランダーの狙いすましたドゥカラのシュートは、GKフェルハトの頭上に向かったが、フェルハトは、これを防いだ。同29分、ナスリが、右サイドから出したパスを、ペナルティエリア内で得たエル・キャビールが放ったシュートは、GKカルセマルスカスがゴールを許さなかった。同41分、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たサミル・ナスリが、ゴールライン際まで持ち込みシュートを放った。オスマンル・スポルのGKから跳ね返ったボールは、もう一度、サミル・ナスリの前に落ちると、サミル・ナスリが放ったシュートが、スコアを2:0とするゴールとなった。後半14分、ディフェンスの裏に放り込まれたボールに、とってもいい反応を示したセルダルが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、GKと1対1となった。セルダルが、右足で狙いすましたシュートを放ったが、GKフェルハトはゴールを許さなかった。同31分、ゴール右斜め前で、セルダルの走るコースを邪魔したとして、イエクタ・クルトゥルシュが、メテ・カルカヴァン主審より、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。同40分、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たメネスが、背後から追い越したサクブ・アイタッチにボールを預けた。更に、サクブ・アイタッチは、ゴールエリア前へ向け動き出していたマイコンにボールを出した。マイコンが、右足でシュートを試みると、ボールは、オスマンル・スポルのゴールネットに収まった。3:0。そして、試合は、そのスコアのまま終わった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ、ヨハン・ジュルー、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ=カルレス・フェルナンド(後半23分:イエクタ・クルトゥルシュ)、ウイリアム・ヴァンクール=マイコン・マルケス、サミル・ナスリ、エル・キャビール(後半29分:ジェレミー・メネス)=サミュエル・エトオ(後半45分:ハルン・アルプソイ)
【オスマンル・スポル】ジドゥルナス・カルセマルスカス=アヴディジャ・ヴサジェヴィッチ、アンドレアス・マクソ、ヌマン・チュリュクス、アヌル・カラエル=ラヘーム・ラワル、ムサ・チャーウラン(後半18分:オゼル・フルマジュ)=セルダル・ギュレル、ジョスエ、アミヌ・ウマル(後半1分:アドゥリアン・レガッティン)=スレイマヌ・ドゥカラ(後半29分:ソコル・チカレシ)



ブルサで、ガラタサライ、スーパーな回帰(TRT+ハベル・テュルク紙補綴 17. 9.25)

ユネス・ベランダ、バッターシャ、デラルゲ(左から)(ハベル・テュルク紙) トルガ・ジエルジ(タクヴィム紙)  トルコ・リーグで、今季見せているプレーが、サポーターたちの顔をほころばせているガラタサライが、第6節をアウェーでブルサ・スポルと対峙した。重要なこの試合で、前半を1:0とリードを許したまま終えたガラタサライだったが、後半にあげたゴールで、1:2で勝利を収めた。ガラタサライに勝利を呼び込んだゴールは、今季のスーパーゴールゲッターであるトルガ・ジエルジが、同36分に決めたものだった。この結果、今節を首位で終えることになったガラタサライは、ベシクタシュがフェネルバフチェに敗れた結果、勝ち点で3、ベシクタシュに先行することになった。

 ブルサ市営スタジムで行われたこの試合、終始、興奮に包まれた。ホームのブルサ・スポルは、前半15分、デラルゲのゴールで先制した。左サイドを、ドリブルで進んだエココが、マリアーノを抜き去り、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、ファーサイドにいたデラルゲが、そのボールに合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半19分、イゴル・トゥドル監督が、2人の攻撃的選手を投入した。右サイドバックのマリアーノ・フィーリョと左サイドバックのヤスミン・ラトヴリェヴィッチを下げ、替わりに、ヤシン・オズテキンとソフィアン・フェグリを投入したのだ。この選手交替が、同28分に結実した。ソフィアン・フェグリのゴールが決まり同点に追いついたのだ。ユネス・ベランダがコーナーキックを蹴ると、GKハルン・テキンがパンチングで防いだが、ボールが、ペナルティエリア手前に落ちたところ、走り込んで来たソフィアン・フェグリのシュートが、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同36分、今季のスーパーゴールゲッターのトルガ・ジエルジが舞台に上がった。ヤシン・オズテキンが、右サイドからセンタリングを入れると、ティティが大きくクリアしようとしたが、ボールは、ペナルティエリア・ライン上にいたトルガ・ジエルジの前に落ちた。そのトルガ・ジエルジの放ったシュートがゴールとなったのだった。1:2。このゴールが、今季、トルガ・ジエルジが記録した5ゴール目であった。
 このあと、新たなゴールは生まれることなく、ガラタサライは、難しいブルサ・スポルとのアウェー戦を1:2で制したのだった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半17分:パスカル・オコリ)、ウィリアム・エコング、ティティ、アズィズ・ベヒッヒ=ミケル・アグ、バドゥ=ジョン・デラルゲ(後半30分:ユスフ・エルドーアン)、バッターシャ、ジレス・ケンボー・エココ(後半37分:ジョシュア・ジョン)=スタンク
【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ(後半19分:ヤシン・オズテキン)、マイコン、セルダル・アズィズ、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半19分:ソフィアン・フェグリ)=フェルナンド・レゲス、バドゥ・ンディアエ=ガリー・ロドリゲス(後半39分:ジェイソン・デナイヤー)、ユネス・ベランダ、トルガ・ジエルジ=バフェティンビ・ゴミス



フェネルバフチェ 2:1 ベシクタシュ(イエニ・シャファク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 9.24)

フィンチェント・ヤンセン(フェネルバフチェ公式HP) オウズハン・オズヤクプ、オザン・トゥファン、アッティバ・ハッティンソン(左から)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが、5枚のレッドカードが乱れ飛んだダービーマッチで、ジュリアーノとフィンチェント・ヤンセンのPKによる得点で、ベシクタシュを2:1でくだした。ベシクタシュの唯一のゴールは、ライアン・バベルがあげたものだった。

 この試合、両チームによる中盤でのせめぎ合いで始まったが、ゴールをあげたのはフェネルバフチェの方だった。前半18分、メフメット・エキジが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でガリー・メデルとマッチアップとなったフィンチェント・ヤンセンが、ピッチに倒れ込んだ。アリ・パラブユク主審は、これを見てPKを指示した。同20分、このPKをジュリアーノが決め、フェネルバフチェが先制したのだった。
 前半では、両者が、1回ずつゴールに近づいた。同31分、フェネルバフチェ陣内半ばの左サイドで受けたファウルで得たフリーキックを蹴ったクアレスマが、中へとボールを放り込むと、ペナルティエリア内ゴール右斜め前でジャンプをしたペペが、ヘッドでアッティバ・ハッティンソンに向けてボールを落とした。アッティバ・ハッティンソンが、そのボールに合わせてヘディングシュートを試みたが、ボールは、枠の傍らを逸れ外に出て行った。同34分、マテュー・ヴァルブエナが、右サイドからセンタリングを入れると、ボールは、ベシクタシュのディフェンスを越え、ファーサイドに向かい、そこにいたオザン・トゥファンがヴォレーシュートを放った。だが、ボールは、ピッチに跳ねたあと、バーの上を越えて外に出て行った。前半の終盤2分間で、複数のレッドカードが出た。同43分に、ベシクタシュは10人になってしまった。同41分に、既にイエローカードをもらっていたクアレスマが、その2分後に、メフメット・エキジとのせめぎ合いのあと、アリ・パラブユク主審は、2枚目のイエローカードを出したのだった。
 同45分、もう1枚のレッドカードが、フェネルバフチェに出た。スピードに乗ったベシクタシュの攻撃で、ジェンク・トスンが、ネトをすり抜けようとしたとき、ピッチに倒れ込んだ。アリ・パラブユク主審は、明確なゴールチャンスだったとして、それを遮る最後の選手だったネトを一発退場としたのだった。前半の残り時間では、両者ともに、大きなチャンスらしきものはなく、フェネルバフチェが1:0のリードを保ったまま終わった。
 後半、ベシクタシュが、同点に追いつこうとプレッシャーをかけた。同24分、ジェンク・トスンのヘディングシュートは、カメニが外に出した。そのあと、オザン・トゥファンが、がら空きとなっていたベシクタシュのゴールマウスに入れることができなかった。
 同40分、フェネルバフチェが、この試合2度目のPKを得た。フィンチェント・ヤンセンの引きずり出した攻撃で、ジュリアーノが放ったシュートに対し、アッティバ・ハッティンソンが、手で防ごうとしたとして、アリ・パラブユク主審は、再度、PKを指示したのだった。既に、この試合でイエローカードをもらっていたアッティバ・ハッティンソンは退場処分となった。そして、このPKをフィンチェント・ヤンセンが決め、点差は2と開いた。
 このゴールのすぐあと、今度は、ベシクタシュが点差を1と縮めた。左サイドで生まれたベシクタシュの攻撃で、オウズハン・オズヤクプのセンタリングに対し、ファーサイドにいたネグレドが、ヘッドで落としたボールを、ライアン・バベルがヘッドでゴールを決めたのだった。2:1。同42分、今度は、フェネルバフチェが9人になった。イスマイル・キョイバシュが、オウズハン・オズヤクプに対して行ったファウルに対し、一発退場となったのだった。
 この試合、これら以外のゴールは生まれず、結局、フェネルバフチェが、ベシクタシュを2:1でくだしたのだった。この結果、フェネルバフチェは、勝ち点を11に伸ばした。今季初黒星を喫したベシクタシュは、勝ち点13に留まった。なお、試合後、ベシクタシュのオウズハン・オズヤクプが、審判に文句を言い続けたため、この日2枚目のイエローカードをもらってしまった。

【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、ルイス・ネト、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半30分:イスマイル・キョイバシュ)=メフメット・エキジ(後半1分:メフメット・トパル)、オザン・トゥファン、ジョゼフ・デ・ソーサ、マテュー・ヴァルブエナ(後半24分:アルペル・ポトゥク)=フィンチェント・ヤンセン、ジュリアーノ・デ・パウラ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=ガリー・メデル(後半36分:トルガイ・アルスラン)、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ=リカルド・クアレスマ、タリスカ(後半13分:アルヴァロ・ネグレド)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半32分:イェレマイン・レンス)



トラブゾン・スポル 3:4 アランヤ・スポル(イエニ・シャファク紙+TRT補綴 17. 9.23)

ファブリス・ンサカラ(左)ユスフ・ヤズジュ(右)(ミリエット紙) ワグナー・ラヴ(ベイン・スポル)  トラブゾン・スポルは、前半32分で3:0とリードしたアランヤ・スポルとの一戦で、最終的には3:4で敗れてしまった。

 トルコ・リーグで、今後、長きに渡り忘れえない試合になるだろうこの試合、アランヤ・スポルが、3:0とリードを許したながら、アウェーでトラブゾン・スポルに3:4で勝った。アランヤ・スポルのスーパーヒーローとなったラヴのハットトリックが、この歴史的な試合を作り上げたのだった。
 この試合に、怒涛の如き入り方をしたトラブゾン・スポルは、ゴールショーの幕開けを飾ったゴールは、試合開始まだ10分というところでであった。ブラク・ユルマズの見事なアシストを受け、クツカが、トラブゾン・スポルの先制点をたたき出したのだった。1:0。同21分、トラブゾン・スポルが、点差を2と拡げた。ホセ・ソーサのパスに反応して、ペナルティエリアに向け動き出したブラク・ユルマズが、ディフェンスに入ったウエリントン・シルヴァをすり抜け、グランダーの狙いすましたシュートを放つと、ボールは、GKレミーの左を抜け、ゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。同32分にはPKを獲得した。右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだブラク・ユルマズが、ウエリントン・シルヴァとのマッチアップのなかピッチに倒れると、アルペル・ウルソイ主審がPKを指示したのだった。そして、このPKを、ブラク・ユルマズ自身が蹴ると、ボールは、GKレミーの右を抜けゴールが決まった。3:0。前半の終了間際、表舞台に上がったワグナー・ラヴが、中盤で得たボールで素晴らしいゴールを決め、アランヤ・スポルは、後半に希望を繋ぐことになった。3:1。
 後半は、逆風が吹いた。同10分、アランヤ・スポルが、点差を1と縮めた。マニアティスが、左サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたジュニオール・フェルナンデスがヘッドで合わせると、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まったのだった。3:2。同22分、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだジュニオール・フェルナンデスが、ドゥリカ及びマスとの争いのなかピッチに倒れると、アルペル・ウルソイ主審は、今度はアランヤ・スポルにPKを与えた。同23分、このPKを、ワグナー・ラヴが蹴ると、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの右を抜け、ゴールネットに収まり、試合は振り出しに戻った。3:3。残りの時間、一瞬たりとも興奮は止まることはなかったが、この歴史的な試合に留めをさしたのもワグナー・ラヴだった。同36分、ペナルティエリア内で、ワグナー・ラヴがペレイラにより倒されると、アルペル・ウルソイ主審が、もう1度、PKを指示したのだった。同37分、ワグナー・ラヴ自身が、このPKを蹴ると、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの右を抜け、ゴールが決まった。これで、ワグナー・ラヴは、自身として、この試合3点目を、チームとしては4点目を決めたのだった。3:4。この結果、トラブゾン・スポルは、勝ち点8に留まり、アランヤ・スポルは、勝ち点7に伸ばした。

【トラブゾン・スポル】エステバン・アルヴァラド(後半1分:ウーウルジャン・チャクル)=ジョアオ・ペレイラ、オカイ・ヨクシュル、ヤン・ドゥリカ、エマヌエル・マス=ユライ・クツカ、ホセ・ソーサ=アブドゥルカディル・オミュル(後半32分:ウーゴ・ロダジェガ)、ユスフ・ヤズジュ(後半10分:ヴォルカン・シェン)、オルジャイ・シャハン=ブラク・ユルマズ
【アランヤ・スポル】レミー・リオウ=ラミネ・ガッサマ(前半39分:セルゲ・ムビラ・エタメ)、ウエリントン・シルヴァ、ビロル・パルラク(前半39分:エフェジャン・カラジャ)、ギオルゴス・ツァヴェラス=ヤニス・マニアティス、タハ・ヤルチュネル=ジュニオール・フェルナンデス(後半40分:ママドゥ・フォファナ)、エムレ・アクババ、ファブリス・ンサカラ=ワグナー・ラヴ



フェネルバフチェ、ナビル・ディラルの代役はアルペル・ポトゥク(アクシャム紙 17. 9.22)

アルペル・ポトゥク(タクヴィム紙) マルティン・シュクルテル(ファナティック紙)  フェネルバフチェとベシクタシュのダービーマッチで、ナビル・ディラルが欠場する右サイドに、アルペル・ポトゥクが起用されることになろう。

 ナビル・ディラルを欠く右サイドに、アルペル・ポトゥクが起用されることになろう。戦術練習では姿を見せていたナビル・ディラルだったが、新たに故障を発生させた。これで、筋肉を捻ること数度となった。一方、フェネルバフチェで最も重要な選手の1人であるマルティン・シュクルテルは、まだ、チームと離れて練習をしている。
 マルティン・シュクルテルは、昨日の練習の第1クールでは、チームに合流して練習をしていたが、その後は、特別プログラムに沿っての練習となっていた。本日の練習で、マルティン・シュクルテルの状態が明白になるだろう。マルティン・シュクルテルの痛み次第で、判断をくだすことになるだろう。
 もし準備不足で、再度、故障を発生させるようだと、復帰に、更に時間を要することになってしまう。それは、次節以後のリスクとなってしまうのだ。



マルティン・シュクルテルより朗報(TRT 17. 9.21)

アイクト・コジャマン監督(ミリエット紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第6節で、9月23日(土)にベシクタシュと戦うダービーマッチに備えての準備を続けている。

 フェネルバフチェ・ジャン・バトゥ・グランドで、アイクト・コジャマン監督指揮下行われた練習の最初の30分間は、報道陣に公開された。
 故障を抱えるマルティン・シュクルテルが、練習の第1クールでは、チームに合流していた。だが、第2クールでは、チームから離れて練習を続けていた。
 アランヤ・スポル戦で故障を発生させ、今日も練習に不参加だったナビル・ディラルは、ベシクタシュとのダービーマッチには間違いなく出場はできないことが明らかにされた。治療継続中のナビル・ディラルは、第7節のアクヒサル・スポル戦にも出場は難しいということだ。
 前節のアランヤ・スポル戦では、故障のため出場できなかったメフメット・トパルは、昨日同様、今日も、チームに合流して練習をしていた。
 ロビン・ファン・ペルシーは、故障のため練習には加わらず、治療を、引き続き受けている。
 アイクト・コジャマン監督指揮下で行われたフェネルバフチェの練習で、報道陣に公開されたところでは、チームを3つに分け、パス及びプレスの練習を行っていた。報道陣に非公開のところでは、戦術練習が行われたということだ。
 フェネルバフチェは、ベシクタシュとのダービーマッチに向けての準備を、9月21日(木)にも、フェネルバフチェ・ジャン・バトゥ・グランドでの練習で、引き続き行なう。



アドリアーノとネグレドの状態(TRT 17. 9.20)

アドリアーノ ネグレド(タクヴィム紙)  ベシクタシュは、コンヤ・スポル戦で傷んだアドリアーノ・コッレイラとアルヴァロ・ネグレドに関し談話を発表した。

 ベシクタシュのウエブサイトの発表で、コンヤ・スポルの前半、故障を発生させ交替を余儀なくされたアドリアーノは、左脛筋肉膜に軽い断裂があることが判り、治療に入ったことが明らかにされた。
 試合中、逆態勢で倒れた際、右人差し指を脱臼したネグレドに対しては、控室で、メディカル・スタッフにより、脱臼箇所を元に戻したこと、従って、ネグレド自身が、練習及び試合に出ることは、医学上は、何ら問題はないことが明らかにされた。



ベシクタシュ 2:0 コンヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 9.19)

ジェンク・トスン(ベシクタシュ公式HP) セルカン・クルントゥル、モリケ・フォファナ、クアレスマ(左から)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第5節最終試合で、ベシクタシュが、2:0でコンヤ・スポルをくだした。

 先週、チャンピオンズリーグのアウェー戦で、1:3のスコアで、トルコ・サッカー史上初めて、ポルトに勝ったベシクタシュが、トルコ・リーグ第5節最終試合で、ホームに迎えたコンヤ・スポルを2:0でくだした。ベシクタシュは、この結果、勝ち点を13に伸ばし、首位を走るガラタサライを追走することとなった。
 ベシクタシュは、前半10分、ゴールゲッターのジェンク・トスンのゴールで先制した。ジャネル・エルキンの見事なセンタリングに、ジェンク・トスンが合わせてヘディングシュートを試みると、先制点が生まれたのだった。1:0。これで、ジェンク・トスンは、今季6試合目で4得点目を記録したことになった。ブラジル人選手アドリアーノが、同36分に故障を発生させ、試合続行が不可能となり、同40分にネジプ・ウイサルと交替した。そして、前半は、ベシクタシュが1:0とリードしたまま終わった。
 ベシクタシュは、後半21分に、点差を2と拡げた。相手選手をすり抜けながら、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだクアレスマが、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放つと、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。この試合、残りの時間では、新たなゴールが生まれることなく、ベシクタシュは勝ち点3を得ることになった。5節を終わって、まだ1勝しかしていないコンヤ・スポルは、負け数を4と増やし、勝ち点3のままで終わった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アドリアーノ・コッレイラ(前半40分:ネジプ・ウイサル)、ペペ、ガリー・メデル、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ(後半36分:イェレマイン・レンス)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半24分:アルヴァロ・ネグレド)
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヴィルフリート・モケ・アブロ、フェルハト・オズトルン(後半16分:エレン・アルバイラク)=メフディ・ブラビア、ヴォルカン・フンドゥクル(後半18分:ムサ・アラズ)=オメル・アリ・シャヒネル、レボガング・マニャラ、モリケ・フォファナ(後半26分:ミロセヴィッチ)=マリック・エヴナ



「アランヤ・スポル対フェネルバフチェ」戦のまとめ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 9.18)

マテュー・ヴァルブエナ(フェネルバフチェ公式HP) ビロル・パルラク、ジュリアーノ・デ・パウラ、エフェジャン・カラジャ(左から)(ミリエット紙)  トルコ・リーグに、望むべき臨み方ができなかったフェネルバフチェが、ベシクタシュとのダービーマッチを前にして、アランヤで息を吹き返した。フェネルバフチェは、多くの初ものを生んだ試合で、アランヤ・スポルを1:4でくだした。

 今季初めて、1試合4得点をあげたフェネルバフチェで、幕開けのゴールを決めたのがフィンチェント・ヤンセンで、3点目をあげたジュリアーノともども、フェネルバフチェ加入後初ゴールとなった。更に、フィンチェント・ヤンセンは、今季、フェネルバフチェでゴールを決めた初のFWとなった。また、サポーターが待ちに待ったメフメット・エキジが、フェネルバフチェ加入後初の公式戦登場となったのだった。
 この試合に早々に優位に立ったフェネルバフチェは、前半17分、フィンチェント・ヤンセンが、求めていたゴールを決めた。右コーナーキックを得たフェネルバフチェは、マテュー・ヴァルブエナがファーサイドに向けてボールを入れた。ジョゼフ・デ・ソーサが、このボールをヘッドで落とすと、そのボールが落ちたところにいたフィンチェント・ヤンセンがゴールを決めたのだった。0:1。同42分、ヴァグナー・ローヴェのパスを受け、ペナルティエリア内でボールをコントロールしたエムレ・アクババが、同点ゴールを決めたが、 前半終了間際に表舞台に上がったマテュー・ヴァルブエナが、きれいなゴールを決め、前半は1:2でフェネルバフチェがリードして終わった。後半も、優勢だったのはフェネルバフチェだったが、そのフェネルバフチェが、同15分にPKを獲得した。アランヤ・スポルのペナルティエリア内へとボールを持ち込んだフィンチェント・ヤンセンが、ツァヴェラスをすり抜けようとしたとき、ピッチに倒れると、メテ・カルカヴァン主審はPKを指示したのだった。このPKを、ジュリアーノが決め、点差を2と開いた。1:3。同ロスタイム5分、再度、表舞台に上がったマテュー・ヴァルブエナが、この試合のスコアを決めるゴールを決めた。アルペル・ポトゥクが、左サイドからペナルティエリア内へと送ったボールを得たマテュー・ヴァルブエナが、ゴールを決めたのだった。1:4。
 この結果、フェネルバフチェは勝ち点を8に伸ばし、アランヤ・スポルは勝ち点4に留まった。

【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ(後半10分:ウエリントン・シルヴァ)、ギオルゴス・ツァヴェラス、ビロル・パルラク、ベルカン・エミル(後半16分:ファブリス・ンサカラ)=エフェジャン・カラジャ、タハ・ヤルチュネル=セルげ・ムビラ・エタメ(後半21分:キサンバ・ルング)、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス=ヴァグナー・ローヴェ
【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ、ルイス・ネト、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン=ナビル・ディラル(前半32分:メフメット・エキジ)(後半33分:アルペル・ポトゥク)、ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナ=フィンチェント・ヤンセン(後半39分:ロベルト・ソルダード)



カスムパシャを挫いたガラタサライは将軍様の集団のよう(フォトマッチ紙+TRT補綴 17. 9.17)

バフェティンビ・ゴミス(ガラタサライ公式HP) バドゥ・ンディアエ(左)サミュル・エドゥオク(右)(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第5節で、ホームにカスムパシャを迎えた。90分間を通じて、相手にプレッシャーをかけ続けたガラタサライは、バフェティンビ・ゴミスの前半45分と後半34分に上げたゴールにより、2:0で勝利を収めた。

 ガラタサライは、トルコ・リーグ第5節で、テュルク・テレコム・アリーナにカスムパシャを迎え、これを、バフェティンビ・ゴミスのゴールで粉砕した。スタンドに詰めかけた4万2千人のサポーターの前で、相手選手をうなだれさせるサッカーを見せたガラタサライは、一方的に攻めた試合で、相手の閉めていた錠を、前半45分に、バフェティンビ・ゴミスがこじ開けた。ユネス・ベランダのパスを、ゴール斜め前で受け、左に切り返すことで、GKをピッチに倒したバフェティンビ・ゴミスが放ったシュートは、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。そして、前半は、ガラタサライが1:0とリードしたまま終わったのだった。試合を通じて、カウンターでゴールを求めていたカスムパシャは、後半20分、ミカエル・ランゲルによる同点のチャンスを生かすことができなかった。ノイマイヤーのセンタリングに対し、ムスレラとともにジャンプをしたランゲルのヘディングシュートは、枠の傍らを逸れたのだった。後半に入り、プレスを一層強めるサッカーを見せ、スタンドを興奮させていたガラタサライは、その最後の爪を、またしてもバフェティンビ・ゴミスが立てたのだった。同34分、セルダル・アズィズが落としたボールから、狙いすましたゴールを決めたバフェティンビ・ゴミスは、またしても試合に名を刻むことになった。得点王争いにトップに立つバフェティンビ・ゴミスは、これで7得点目を記録したことになる。
 この試合に2:0で勝利を収めたガラタサライは、勝ち点を13とし首位を保ったのだった。なお、ガラタサライは、第6節には、ブルサ・スポルとアウェー戦を戦う。

【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、セルダル・アズィズ、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(後半43分:ジェイソン・デナイヤー)=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=ガリー・ロドリゲス(後半38分:シナン・ギュムシュ)、ユネス・ベランダ、トルガ・ジエルジ(後半26分:ソフィアン・フェグリ)=バフェティンビ・ゴミス
【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ(後半22分:ケネト・オメルノ)、オリヴィエ・ヴェニョー=ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ=ジョン・ムリッロ(後半28分:ベルナルド・メンサー)、マルクス・ノイマイヤー、トゥレゼゲ=サミュル・エドゥオク(後半10分:ミカエル・ランゲル)



カイセリ・スポル 2:0 アンタルヤ・スポル(ミリエット紙+ファナティック紙補綴 17. 9.16)

ウムト・ブルト(右)を讃えるデニズ・トゥリュチ(左)(ベイン・スポル) マイコン(左)ギュライ・ヴラル(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第5節開幕試合で、カイセリ・スポルが、ホームで、アンタルヤ・スポルを2:0でくだした。

 トルコ・リーグ第5節開幕試合で、カイセリ・スポルが、ホームで、アンタルヤ・スポルを2:0でくだした。この結果、試合数が多いなか、カイセリ・スポルは、勝ち点を10に伸ばし3位に上がったのに対し、アンタルヤ・スポルは、勝ち点3のままで15位に留まった。

                 試合経過

 前半1分、左サイドで、デニズ・トゥリュチの出したパスを受けたバジーが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まった。1:0。
 同32分、相手選手をフェイントでかわし、コーナーフラッグ際まで持ち込んだギュライ・ヴラルがセンタリングを入れると、ニアサイドにいたウムト・ブルトがヘッドで合わせたが、ボールは、外に出て行っただけだった。そして、前半は、カイセリ・スポルが、1:0とリードを保ったまま終わった。
 後半18分に生まれたアンタルヤ・スポルの攻撃で、サミル・ナスリが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れると、エトオがヘディングシュートを試みたところ、ボールが、カイセリ・スポルのクッハーの手に当たった。それを咎めたこの試合の主審ヤシャル・ケマル・ウーウルルは、PKを指示した。
 同20分、アンタルヤ・スポルは、それで得たPKを蹴るために、エトオが立った。だが、エトオが蹴ったボールは、GKルングの右側に向かったが、ルングにより防がれてしまった。そして、ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。
 同32分、アンタルヤ・スポルのGKフェルハト・カプランが、ボールをチームメイトに投げようとしたのだが、カイセリ・スポルのメンデスに奪われてしまった。メンデスは、ペナルティエリアに向かい走るウムト・ブルトにボールを出すと、ウムト・ブルトは、ダイレクトでシュートを放ち、これが、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同45分、サミル・ナスリのショートパスでボールを受けたマイコンが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前から強いシュートを放ったが、GKルングが防いだ。
 そして、カイセリ・スポルが、2:0のリードを保ったまま、試合は終わった。

【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ティアゴ・ロペス、ジャン・アーメル・カナ・ビーク(前半22分:クリスティアン・サプナル)、オレクサンドゥル・クッハー、エルカン・カシュ=ステファン・バジー、シャミル・ジナズ=ライアン・メンデス、デニズ・トゥリュチ(後半37分:ニコラ・ストジリコヴィッチ)、ギュライ・ヴラル(後半19分:フェルナンド・ボルドリン)=ウムト・ブルト
【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ、ヨハン・ジュルー、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ=イエクタ・クルトゥルシュ(後半1分:ウイリアム・ヴァンクール)、カルレス・フェルナンド(後半29分:エムレ・ギュラル)=マイコン・マルケス、サミル・ナスリ、アイドゥン・カラブルト(後半13分:ダニロ・ソーサ・カンポス)=サミュエル・エトオ



バシャクシェヒル・スポル、成果なきスタート(テュルキエ紙+イエニ・シャファク紙&トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 9.15)

メヴルト・エルディンチ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(左)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  アブドラハ・アヴジュ監督率いるバシャクシェヒル・スポルは、UEFA欧州リーグのグループ・リーグ戦初戦で、抵抗力を備えたブルガリアのルドゴレツと対戦して、悪いサッカーを見せてしまった。明らかなゴールチャンスと見えるものすら見い出しえなかったのだ。

 UEFA欧州リーグにトルコを代表して参戦しているバシャクシェヒル・スポルが、C組第1戦で、ホームに迎えたブルガリアのルドゴレツと0:0の引き分けに終わった。ヨーロッパのサッカー界では、わりと弱小国の1つに数えられるにも拘わらず、なかでも2014-15シーズンには、ジュニオール・カイサラを擁し、チャンピオンズリーグに、その名を刻んだことのあるクラブ相手の試合で、ボール支配では勝っているように見えたバシャクシェヒル・スポルだったが、しっかりとした守備を行った相手をこじ開けることができなかった。セヴィージャ相手の2試合で見せたプレーぶりからは程遠かったバシャクシェヒル・スポルは、多くの好機すら作り出しえなかった。前半11分、エムレ・ベレズオウルが左サイドから蹴ったフリーキックに合わせて、エピュロヌがヘディングシュートを試みたが、ボールは、ピッチを跳ね、僅かにバーの傍らを逸れ外に出て行った。その1分後、ルドゴレツがいい攻撃を見せた。ワンダーソンのパスを、バシャクシェヒル・スポルのペナルティエリアの外で受けたパウロが、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放ったが、ボールはゴールネットの上に収まっただけだった。このお互い1回ずつの好機が、僅かな興奮を誘っただけだった。同22分、ルドゴレツの攻撃で、ルコキが右サイドからセンタリングを入れると、パウロが、直接ゴールを狙うヘディングシュートを試みたが、ゴール隅を捉えたボールを、ヴォルカン・ババジャンがコーナーへと逃げた。

                  後半も変化なし

 後半4分、バシャクシェヒル・スポルがゴールに近づいた。ルドゴレツのペナルティエリア内で、アデバヨルがヒールパスを出すと、GKと1対1となったエムレ・ベレズオウルがループシュートを試みたが、ボールはGKから跳ね返っただけだった。同15分、エリアからのパスを、ペナルティエリア手前で受けたギョクハン・インレルが、フェイントをかけて放ったシュートは、サイドバーを逸れて外に出て行った。残りの時間では、緊張を喚ぶような攻撃はなく、結果を変えるには至らなかった。同組の本命ホッフェンハイムが、ホームで負けた節に、ホームで勝って、グループ・リーグ戦での主導権を握るチャンスを生かすことのできなかったバシャクシェヒル・スポルは、第2戦で、9月28日(木)に、現時点の首位ブラガとアウェー戦を戦う。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=ギョクハン・インレル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソロ(後半35分:ナポレオニ)、エルイェロ・エリア(後半28分:ケリム・フライ)=アデバヨール(後半20分:メヴルト・エルディンチ)



ベシクタシュ、ポルトを粉砕(テュルキエ紙+トルコ・サッカー協会補綴 17. 9.14)

タリスカ(左)(サバハ紙) ジェンク・トスン(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュは、タリスカのゴールで先制した。だが、トシッチが、オウンゴールをしてしまった。ジェンク・トスンのバズーカ砲が、そして、ライアン・バベルのクレヴァーなゴールが、トルコをお祭り気分にしてくれた。シェノル・ギュネシュ監督率いるベシクタシュが、チャンピオンズリーグに素晴らしい臨み方をしてくれたのだった。

 ドゥラガオ・スタジアムで、総年俸1億4700万EUROのポルトと1億2900万EUROのベシクタシュとの一戦は、机上の計算ではポルトが優位に立っていた。だが、まず、ピッチ上でスーパーな出来を見せたのはベシクタシュの方だった。リーグ戦で5連勝を飾り、1得点も許していないポルトのゴールマウスには、チャンピオンズリーグ最多試合出場記録(165)を持つカッシアスがいた。6シーズン、ポルトで過ごし、ポルト愛を隠すことができないクアレスマの胸の内は明らかではなかったが、そのプレーぶりは目を見張るものだった。前半13分、ベシクタシュが先制した。右サイドで生まれた攻撃で、そのクアレスマが、きれいなセンタリングを入れると、ニアサイドにいたタリスカが、相手選手よりいち早くヘッドで合わせると、ポルトのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同18分、ブラハミが、ゴール左斜め前から入れたセンタリングで、ベシクタシュのペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、最後にボールを得たテレスがグランダーのシュートを放ったが、ボールは、サイドバーに当たり外に出て行っただけだった。同21分、ポルトが同点に追いついた。元ガラタサライのテレスが蹴ったコーナーキックに対し、ニアサイドにいたトシッチが、バックヘッドでボールをそらそうとすると、それがオウンゴールとなってしまったのだった。1:1。同28分、ジェンク・トスンが、その能力の高さを証明して見せた。ジェンク・トスンのロングシュートが、カッシアスを捉えたのだった。これで、ベシクタシュが、再度リードを奪うことになった。1:2。

                  4ゴールを放ち、勝ち点3はベシクタシュに

 前半、9つのシュートの内、3本が枠を捉えたベシクタシュは、ボール支配率でも、53:47で、相手を上回っていた。ポルトは、後半に入るに当たり、選手2人を交替させ、リスク覚悟で試合に臨み、ベシクタシュのコートに攻め込もうと努めた。部分的には崩していた。だが、最も惜しいチャンスは、同10分、ベシクタシュに生まれた。クアレスマの蹴ったコーナーキックに合わせて、ジェンク・トスンが試みたシュートは、ボールがサイドネットの外に吸い込まれたのだった。同16分、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でボールを得たソアレスが強烈なシュートを放ったが、GKファブリシオ・アゴストが、両足を使ってクリアした。同18分のマルカノのヘディングシュートは、ポール際から、オウズハン・オズヤクプがクリアした。シェノル・ギュネシュ監督は、同20分、ポルトの流れを断つため、ガリー・メデルを投入した。更に、そのあと、同28分には、前を押さえる意味合いでネグレドを入れた。そして、同41分、ベシクタシュを楽にしてくれるゴールが、喜びを与えてくれた。右サイドで生まれた攻撃で、いいパス交換をしたベシクタシュで、ゴールライン際でボールを得たネグレドが、よりいい位置取りをしていたライアン・バベルに、ボールを預けた。すると、そのライアン・バベルが、狙いすましたシュートを放つと、ポルトのゴールネットに収まったのだった。1:3。ゴールを決めたライアン・バベルは、「これで終わった」と言った。結果は? 4ゴールを決め、勝ち点3を得て、ポルトガルで歴史を刻んだのは、ベシクタシュの方だった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アドリアーノ・コッレイラ(後半42分:ネジプ・ウイサル)、ペペ、トシッチ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ(後半20分:ガリー・メデル)=リカルド・クアレスマ(後半28分:アルヴァロ・ネグレド)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン



カスムパシャ戦に向けて(フォトマッチ紙 17. 9.13)

イゴル・トゥドル監督(ミリエット紙)  勝ってきたメンバー構成を固定していたイゴル・トゥドル監督が動いた。マルティン・リネスとトルガ・ジエルジを控えに回し、ソフィアン・フェグリとヤスミン・ラトヴリェヴィッチを起用するつもりなのだ。

 トルコ・リーグ開幕後4節の間、先発メンバーを変えてこなかったイゴル・トゥドル監督が、今日まで「勝ってきたメンバーは崩さず」の考え方を実践してきた。だが、アンタルヤ・スポル戦で勝ち点を失ったことで、同監督は選手構成に修正を加えようとしている。今週、ソフィアン・フェグリとヤスミン・ラトヴリェヴィッチを試していた同監督は、準備が整っていると看た場合には、週末に予定されているカスムパシャ戦で、先発に起用することになろう。

                セルダル・アズィズに関しても

 開幕以後4節の間、先発に起用していたマルティン・リネスとトルガ・ジエルジを控えに回し、ソフィアン・フェグリとヤスミン・ラトヴリェヴィッチをピッチに送り込みたい同監督は、これ以外にも、セルダル・アズィズをいいと思っていなかった場合には、ジェイソン・デナイヤーを起用することになろう。同監督は、ここまでの4節で、4ゴールを記録して大活躍のトルガ・ジエルジを控えに回し、試合途中に攻撃的に出ることを考えているのだ。

                ンディアエが試合を組み立てる

 中盤で、選手交替をさせたいと思ったとき、替わりに入れるイキのいい選手を見出すことのできない同監督は、このため、今季大活躍のトルガ・ジエルジを、カスムパシャ戦では控えに回すつもりなのだ。これとは別に、期待に応えることのできていないユネス・ベランダも、控えに回す公算が出てきている。その場合には、同監督は、ンディアエをスライドさせて、替わりの位置に置くつもりをしている。



カスムパシャ 3:2 新マラテヤ・スポル(ハベル・テュルク紙+ミリエット紙補綴 17. 9.12)

ジョン・ムリッロ(カスムパシャ公式HP) オリヴィエ・ヴェニョー(左)イッシアール・ディア(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第4節最終試合で、カスムパシャが、新マラテヤ・スポルを3:2でくだした。

 カスムパシャが、トルコ・リーグ第4節で、ホームに迎えたトルコ・リーグに新たに昇格した新マラテヤ・スポルを3:2でくだした。
 試合開始早々に優位に立ったのは、ホームのカスムパシャの方だった。前半2分、左サイドでボールを持ち前進したトゥレゼゲが、ペナルティエリア内へ向けたセンタリングに合わせて、いいヘディングシュートを試みたジョン・ムリッロが、この試合最初のゴールを決め、カスムパシャが1:0と先制した。新マラテヤ・スポルは、同10分に同点ゴールを、エレン・トズルが決めた。左サイドからシソッコがセンタリングを入れると、PKポイント地点でいいジャンプを見せたエレン・トズルが、ヘッドで合わせると、カスムパシャのゴールネットを揺らしていたのだった。前半は、これら以外の新たなゴールは生まれなかった。
 カスムパシャが、後半早々に成果を上げた。同4分、エドゥオクとノイマイヤーのパス交換で、ボールが渡ったトレゼゲが放ったシュートが、新マラテヤ・スポルのゴールネットを揺らし、カスムパシャが、再度勝ち越したのだった。2:1。同26分、トゥルグト・ドーアン・シャヒンのパスを受け、ペナルティエリア内でボールを得たバラジテが、ヴェイセル・サルのチェックを受けピッチに倒れると、アルダ・カルデシュレル主審は、PKを指示した。そして、同27分、このPKを、アイタッチ・カラが決めたのだった。2:2。
 カスムパシャは、同37分、勝ち越しに近づいた。ペナルティエリアの右サイドで生まれた攻撃で、ボールを得たメンサーがシュート放つと、上のバーを直撃したのだった。ホームのカスムパシャは、同44分、ドイツ人選手ノイマイヤーの蹴った見事なフリーキックが、直接ゴールとなり、再び勝ち越し、そして、この試合を、3:2で制したのだった。トルコ・リーグ開幕後3試合で、2ゴール1アシストを記録しているノイマイヤーは、これで、アランヤ・スポル戦、ベシクタシュ戦に次いで、この新マラテヤ・スポル戦でもゴールを決め、3ゴール目を決めたことになる。
 この結果、勝ち点を7に伸ばしたカスムパシャは4位となり、勝ち点4の新マラテヤ・スポルは13位となった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ(後半32分:ベルナルド・メンサー)=ジョン・ムリッロ(後半32分:ハサン・ビラル)、マルクス・ノイマイヤー、トゥレゼゲ=サミュル・エドゥオク(後半23分:ミカエル・ラゲル)
【新マラテヤ・スポル】エルタチ・オズビル=イッサム・ケバケ、ヤルチュン・アイハン、アルトゥーロ・ミナ、アリ・シソッコ=アズブイケ・オケチュクー、アイタッチ・カラ=イッシアール・ディア(後半18分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)、ナセル・バラジテ(後半41分:ミカエル・ペレイラ)、エレン・トズル(後半30分:エマニュエル・デニング)=カリド・ブータイブ



ルザ・チャルンバイ監督、エトオを認める(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 9.11)

マリアーノ・フィーリョ(左)ダニロ・ソーサ・カンポス(右)(ガラタサライ公式HP) ガリー・ロドリゲス(上)サクブ・アイタッチ(下)(ハベル・テュルク紙)  怒涛の如き、シーズンインを見せたガラタサライが、バフェティンビ・ゴミスのゴールで先制した。しかし、後半に入り、引いてしまうと、それに、エトオが懲罰を課した。

 首位のガラタサライに、アンタルヤ・スポルがブレーキをかけた。今季、3連勝でスタートを切ったガラタサライが、アンタルヤ・スポルと1:1で引き分け、今季初めて、勝ち点を失った。前半5分、右サイドからイエクタ・クルトゥルシュが蹴ったフリーキックからのボールを得たエトオがシュートを試みたが、ムスレラがコーナーへと逃げた。同16分、エトオからのパスを、ペナルティエリアの外で受けたエル・キャビールが、バフェティンビ・ゴミスをかわし、約30mからの距離から放ったシュートは、僅かにバーの上を越え外に出て行った。

                  ニアサイドへ、そして、見事なゴール

 同29分、チェルスカが、右サイドからセンタリングを入れると、ニアサイドでボールを得たマイコンのシュートは、GKムスレラが防ぎ、ボールはピッチに跳ね返った。ディフェンスからこぼれたボールが、再びマイコンの前に転がると、再度、シュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行った。同34分、ガラタサライがゴールを決めた。ユネス・ベランダのいいパスに反応して動き出したロドリゲスが、ボールをバフェティンビ・ゴミスに出した。そのバフェティンビ・ゴミスが、素晴らしいシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。

                  ゴールは生まれるものと言った

. 後半は、アンタルヤ・スポルが圧倒的にプレッシャーをかけて戦った。同37分、ペナルティエリアの外でボールを得たエムレ・ギュラルが、グランダーの強烈なシュートを放つと、GKムスレラは、横っ飛びになって際どくコーナーへと逃げた。これで得たコーナーキックで、アイドゥン・カラブルトとフェルナンド・カルレスがパス交換をするショートコーナーから、フェルナンド・カルレスが、右サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたエトオがヘッドで合わせると、ボールは、GKムスレラの右を抜け、ガラタサライのゴールネットに収まった。1:1。そして、試合は、そのまま終わった。

【アンタルヤ・スポル】フェルハト・カプラン=オンドィレジ・チェルスカ(後半44分:サリフ・ドゥルスン)、ヨハン・ジュルー、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ=イエクタ・クルトゥルシュ、フェルナンド・カルレス=マイコン・マルケス、ダニロ・ソーサ・カンポス(後半22分:エムレ・ギュラル)、モエスタファ・エル・カビル(後半8分:アイドゥン・カラブルト)=サミュエル・エトオ
【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、セルダル・アズィズ(後半18分:ジェイソン・デナイヤー)、マルティン・リネス=フェルナンド・レゲス、バドゥ・ンディアエ(後半17分:セルチュク・イナン)=ガリー・ロドリゲス、ユネス・ベランダ(後半43分:ソフィアン・フェグリ)、トルガ・ジエルジ=バフェティンビ・ゴミス



フェネルバフチェ 2:3 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 9.10)

ナビル・ディラル(左)エルイェロ・エリア(右)(フェネルバフチェ公式HP) ケリム・フライ(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第4節で、フェネルバフチェは、ケリム・フライが、後半ロスタイム3分に決めたゴールで、バシャクシェヒル・スポルに2:3で敗れた。

 トルコ・リーグ第4節で、フェネルバフチェは、ホームでバシャクシェヒル・スポルと対戦した。この試合、優勢に始めたバシャクシェヒル・スポルは、エムレ・ベレズオウルの蹴ったコーナーキックに、アタマーが合わせて、前半2分に0:1と先制してしまった。このゴールを決めた以後、フェネルバフチェのゴールに、速いカウンター攻撃で迫ったバシャクシェヒル・スポルは、同33分、アデバヨルのゴールで点差を2と拡げた。カイチャラが、左サイドから入れたセンタリングに対し、いいジャンプをしたアデバヨルが強いヘディングシュートを試みると、ボールは、まず上のバーに、次いで、GKヴォルカン・デミレルの背中に当たって、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。前半終了2分前とうところで、ナビル・ディラルが、点差を1と縮めるゴールを決めた。マテュー・ヴァルブエナが、左サイドから入れたセンタリングに対し、GKヴォルカン・ババジャンが叩き出そうとしたが、ボールは近くに落ちてしまった。ペナルティエリア内でフリーになっていたナビル・ディラルの前に、ボールが転がると、ナビル・ディラルがグランダーの強いシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴール隅に突き刺さったのだった。1:2。そして、このゴールが決まるとともに、前半のスコアが確定したのだった。
 後半に入り、同点に追いつこうと、バシャクシェヒル・スポルのゴールに向かい負荷をかけていったフェネルバフチェだったが、効果的なものを多く見せることができたわけではなかった。同33分、マテュー・ヴァルブエナのセンタリングに対し、ボールに向かって、マルティン・シュクルテルがいいジャンプを見せ、シュートを放った。ボールが枠を捉えると、バシャクシェヒル・スポルの左サイドバックのガエル・クリシーが、これを防ごうとしたが、そのため、ガエル・クリシーのオウンゴールとなってしまった。2:2。このゴールのあと、バシャクシェヒル・スポルの選手たちは、オフサイドだと抗議した。フラト・アイドゥヌス主審は、線審を呼び、長時間協議をしたが、結果として、ゴールの裁定を下した。アブドラハ・アヴジュ監督が、同38分に投入したケリム・フライが、フェネルバフチェのディフェンス陣をフェイントでかわし、ペナルティエリアからきれいなシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルの勝利を呼び込むゴールが、同ロスタイム3分に決まったのだった。
 バシャクシェヒル・スポルが決めたゴールで、この試合のスコアが明らかになった。バシャクシェヒル・スポルは、ここで得た勝ち点3で、3位に浮上し、勝ち点を合計9にした。フェネルバフチェは7位のままで、勝ち点も5のままである。フラト・アイドゥヌス主審は、4枚のイエローカードをバシャクシェヒル・スポルの選手に、2枚のイエローカードをフェネルバフチェの選手に出した。バシャクシェヒル・スポルで、イエローカードをもらったのは、エピュロヌ、エムレ・ベレズオウル、ガエル・クリシー、ヴォルカン・ババジャンである。また、フェネルバフチェでは、ジョゼフ・デ・ソーサとイスマイル・キョイバシュであった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半19分:フィンチェント・ヤンセン)、マルティン・シュクルテル、ルイス・ネト、イスマイル・キョイバシュ=ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン=ナビル・ディラル(後半38分:シェネル・オズバイラクル)、ジュリアーノ・デ・パウラ(後26分:アートゥフ・シェシュー)、マテュー・ヴァルブエナ=ロベルト・ソルダード
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、ナポレオニ(後半14分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、エルイェロ・エリア(後半38分:ケリム・フライ)=アデバヨール(後半43分:メヴルト・エルディンチ)



トラブゾン・スポル、ホセ・ソーサ獲得を公表(TRT 17. 9. 9)

ホセ・ソーサ(フォトマッチ紙)  トラブゾン・スポルは、イタリアのミラン所属のアルゼンチン人選手ホセ・エルネスト・ソーサ獲得を成し遂げたことを公表した。

 トラブゾン・スポルが明らかにしたことは、次の通りである。
 「ホセ・エルネスト・ソーサと本クラブの間で、移籍に関する仮契約が結ばれた。その合意に拠れば、2017-18シーズンの前半には162万EUROの給料が支払われる。完全移籍の権利を、本クラブが行使をすれば、同シーズンの後半にも162万EUROが支払われる。そして、2018-19シーズンの年俸として332万EURO、2019-20シーズンには324万EUROの年俸となる。



フィンチェント・ヤンセン、フェネルバフチェ入り(ファナティック紙 17. 9. 8)

フィンチェント・ヤンセン  フェネルバフチェは、移籍解禁期間最終日に、トッテナムより、フィンチェント・ヤンセンをレンタルで獲得した。

 ディエゴ・コスタの獲得が不調に終わったフェネルバフチェは、舵をイングランドにきった。トッテナムで、チャンピオンズリーグの登録メンバーから外れたオランダ人FWフィンチェント・ヤンセンのレンタルでの獲得に動いたのだった。
 そして、フェネルバフチェは、トッテナムのフィンチェント・ヤンセンのレンタル移籍に成功したのだった。フェネルバフチェは、次のように発表した。
 「本クラブは、イングランドのプレミアリーグ所属のトッテナム・ホットスパー及びオランダ代表で活躍するフィンチェント・ヤンセンのレンタル移籍について、本人及びクラブ側とも合意に達した」。
 23歳のフィンチェント・ヤンセンは、本日12時30分着の飛行機で、イスタンブル入りする。そして、会談をイスタンブルで継続することになる。



ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ、ガラタサライ入り(タクヴィム紙 17. 9. 7)

ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ(タクヴィム紙)  ガラタサライは、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチと、1+1年契約で合意に達した。ルーマニア人サイドバック獲得に、ガラタサライは、移籍金として、カラビュック・スポルに50万EUROを支払うことになる。

 ガラタサライが、左サイドバックの選手を見つけた。ユヴェントスが出した厳しい要求のために、クワドォー・アサモア獲得を実現できなかったガラタサライは、カラビュック・スポルからヤスミン・ラトヴリェヴィッチを獲得した。ガラタサライは、イゴル・トゥドル監督が元教え子になるヤスミン・ラトヴリェヴィッチ獲得を求めたため、カラビュック・スポルとの交渉に入っていた。そして、交渉が妥結を見たのだった。

                 移籍金は50万EURO

 ガラタサライは、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチと1+1年契約で合意に達したが、カラビュック・スポルとは、50万EUROの移籍金で合意に達した。31歳のヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、ガラタサライでは、年俸として80万EUROを受け取ることになる。

                 攻撃力の高い選手

 ヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、カラビュック・スポル時代には、3得点3アシストを記録している。ヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、トラブゾン・スポルのウーウル・デミロクに次いで、最も得点に絡んだディフェンダーとなった。

                 本日、正式調印

 ガラタサライと、全ての点で合意に達したヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、本日、イスタンブルでメディカルチェックを受けたあと、正式調印になると考えられている。ヤスミン・ラトヴリェヴィッチは、ガラタサライでは、左サイドバックのポジションを、マルティン・リネスと競うことになる。



生きるか死ぬかの試合、クロアチア代表をジェンク・トスンが粉砕(テュルキエ紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 9. 6)

新旧のエース、ジェンク・トスン(左)ブラク・ユルマズ(右)(サバハ紙) オウズハン・オズヤクプ(右)(ミリエット紙)  トルコ代表が、2018W杯出場権獲得へ、再び、力が沸き上がった。ジェンク・トスンのゴールは、バイラムに花を添えた。

 トルコ代表は、2018W杯予選第8試合、エスキシェヒルに迎えたクロアチア代表を1:0でくだし、ロシア大会への出場権獲得に重要なアドヴァンテージを得た。予選リーグからの勝ち上がりの直接的なライバルであるクロアチア代表に対し、勝ち点を失うことが許されないトルコ代表は、この試合に、ウクライナ代表戦とは異なった先発メンバーで臨んだ。先発メンバーは、GKのヴォルカン・ババジャン以外、全選手が国外でのプレー経験を持つ選手で固めたトルコ代表は、望み通りの結果を得たのだった。この試合、レアルマドリードでハイレヴェルなプレーを見せているモドリッチとコヴァチッチの効果的なプレーでいい始まり方をしたクロアチア代表は、前半5分、コヴァチッチがゴールに迫った。中盤でボールを得てスピードに乗っでトルコ代表のペナルティエリアに向けて進んだブロゼヴィッチが、右サイドを駆け上がったコヴァチッチにボールを出した。ペナルティエリア内で、GKヴォルカン・ババジャンと1対1となったコヴァチッチが、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放ったが、ヴォルカン・ババジャンが辛うじてコーナーへと逃げたのだった。同10分、モドリッチが蹴ったセットプレーからのボールが、ブラク・ユルマズの手に当たったが、カッサーイ主審は、試合の続行を命じた。このすぐあと、アルダが、ニアサイドに向け動き出していたジェンク・トスンにボールを出したが、結果には繋がらなかった。そして、残りの時間帯はテンポが落ち、前半は、お互いにゴールをあげることなく終わったのだった。0:0。

                 オウズハン・オズヤクプのバズーカ砲

 後半、モドリッチがテンポを上げて試合を始めたクロアチア代表は、ロヴレンの試みたヘディングシュートで、ゴールに近づきはしたが、この日、大活躍を見せたヴォルカン・ババジャンが、ボールをコントロールしただけだった。同12分、モドリッチが深く出したボールに対し、走り込んで来たペリシッチがシュートを放つも、ボールは、僅かに枠を捉えることなく外に出て行っただけだった。トルコ代表が求めていたゴールが、同30分に生まれた。オウズハン・オズヤクプが、ペナルティエリアの外から放った強いシュートが、GKスバシッチからこぼれたところ、詰めていたジェンク・トスンがゴールを決めたのだった。1:0。残りの時間、オカイ・ヨクシュルとオザン・トゥファンを入れて、ディフェンスを強化することを第一にしたルチェスク監督の策が結果に繋がり、トルコ代表は1:0で勝利を手にしたのだった。

【トルコ代表】ヴォルカン・ババジャン=カーン・アイハン、メフメット・トパル、チャーラール・ソユンジュ、ジャネル・エルキン=ヌリ・シャヒン(後半42分:オカイ・ヨクシュル)、オウズハン・オズヤクプ=ジェンク・トスン、ハカン・チャラノウル、アルダ・トゥラン(後半25分:エムレ・モル)=ブラク・ユルマズ(後半37分:オザン・トゥファン)



ルチェスク監督、クロアチア戦で、アルダ、ジャネル・エルキン、ブラク・ユルマズ起用の方針(ハベル・テュルク紙 17. 9. 5)

ミルチェア・ルチェスク監督(ハベル・テュルク紙)  トルコ代表のミルチェア・ルチェスク監督は、クロアチア代表と戦う重要なW杯予選で、ジャネル・エルキン、アルダ・トゥラン、ブラク・ユルマズを、先発として起用することを考えている。

 トルコ代表は、2018W杯ヨーロッパ予選I組で、本戦出場の希望を持続するための重要な試合に臨む。ウクライナ代表とのアウェー戦に2:0で敗れたトルコ代表は、今夜、グループ・リーグ戦で首位に立っているクロアチア代表を、ホームに迎える。ミルチェア・ルチェスク監督は、ウクライナ代表戦で不十分な戦いを見せたチームに変化をもたらす考えだ。
 同監督は、クロアチア代表戦では、ウクライナ代表戦とは異なった先発メンバーを、ピッチに送り出すつもりだ。GKには、引き続きヴォルカン・ババジャン、右サイドバックのシェネル・オズバイラクルも選択の余地はない。ストッパーには、メフメット・トパルとオメル・トプラク、左サイドバックには、イスマイル・キョイバシュからジャネル・エルキンへと替わるだろう。
 また、同監督は、中盤で、エムレ・ベレズオウルと並べて、トルガ・ジエルジとオウズハン・オズヤクプを置くことを考えている。左サイドには、アルダ・トゥランを先発に戻すことになる。右サイドのハカン・チャラノウルは変更なし。そして、トップには、出場停止が解けたブラク・ユルマズを置くことになろう。



セルダル・アズィズ、クロアチア戦メンバーから除外(ハベル・テュルク紙 17. 9. 4)

セルダル・アズィズ(ファナティック紙)  トルコ代表が、2:0で敗戦を喫したウクライナ代表戦で傷んだセルダル・アズィズが、クロアチア代表戦メンバーから外された。

 トルコ代表が、FIFAW杯ヨーロッパ予選I組で、昨日、ウクライナ代表と戦った試合で、鼻を打撲したセルダル・アズィズが、代表メンバーから外された。
 トルコ・サッカー協会が発表したところによると、「ウクライナ代表と戦った試合で、顔に受けた打撲の結果、鼻骨を骨折したことが判ったセルダル・アズィズが、代表メンバーから外された」となっている。
 トルコ代表選手団とともにカルキフからエスキシェヒルに入ったセルダル・アズィズだったが、その後、代表から外れ、イスタンブルに戻ったことが明らかにされた。



大失態(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 9. 3)

オウズハン・オズヤクプ(上)(トルコ・サッカー協会公式HP) シェネル・オズバイラクル(右)(ミリエット紙)  最初のゴールは、オフサイドなのにカウントされてしまった。トルコ代表は、ヤルモレンコを止めることができなかった。ウクライナで、トルコ代表は、正に砕け散ってしまったのだった。

 トルコ代表が、ウクライナで、スペイン人主審の怒りに触れてしまった。W杯予選の第7戦目を戦ったトルコ代表は、ルチェスク監督指揮下初の公式戦だったが、ウクライナ代表に2:0で敗れてしまった。この試合に、スコア以上に、スペイン人主審の判定が大きく印象を残した。まず、トルコ代表は、前半18分、ヤルモレンコのオフサイド臭い位置から決めたゴールで、1:0とリードを許してしまった。左サイドで生まれた攻撃で、コノプリァンカが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、クラヴェツにパスを出すと、クラヴェッツが、後ろから走り込んで来たコヴァレンコにボールを出した。コヴァレンコが、ダイレクトでヤルモレンコに回すと、ヤルモレンコが、至近距離から放ったシュートが、トルコ代表のゴールネットに収まったのだった。

                 主審による問題の判定

 同42分、ウクライナ代表が、点差を2と拡げた。左サイドで生まれたウクライナ代表の攻撃で、コノプリァンカが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。ゴールライン際までボールを持ち込み、ヤルモレンコにボールを預けた。ラインを越えてボールを得たヤルモレンコは、楽々シュートを放つと、メフメット・トパルが防ごうとしたが、がら空きとなっていたゴールに入ってしまったのだった。2:0。主審は、この際の位置取りにも何も言うことはなく、結局、トルコ代表は、2:0のスコアで前半を終えることになった。

                 クロアチア代表の試合は半ばで切り上げられる

. 後半31分、オウズハン・オズヤクプがパスを出したときに、ジェンギズ・ウンデルがピッチに倒れ込んだ。主審は、どうしてもPKを出すことはしなかった。このようにして、トルコ代表は、ウクライナ代表に2:0で敗れ、グループ・リーグ戦から勝ち上がるには大きな打撃を蒙ってしまった。予選同組の試合では、フィンランドが、アイスランドを1:0でくだした。クロアチアとコソヴォの一戦は、前半24分、0:0のスコアの状態で、豪雨にために途中で切り上げられた。

【トルコ代表】ヴォルカン・ババジャン=シェネル・オズバイラクル、セルダル・アズィズ(前半13分:チャーラール・ソユンジュ)、メフメット・トパル、イスマイル・キョイバシュ=オザン・トゥファン(後半15分:オウズハン・オズヤクプ)、エムレ・ベレズオウル=トルガ・ジエルジ、ハカン・チャラノウル(後半23分:アルダ・トゥラン)、ジェンギズ・ウンデル=ジェンク・トスン



ベシクタシュのチャンピオンズリーグ登録メンバー、判明(ハベル・テュルク紙 17. 9. 2)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  チャンピオンズリーグにトルコを代表して参戦するベシクタシュが、21人の登録メンバーをUEFAに提出した。

 チャンピオンズリーグG組で、ポルト、ライプチヒ、モナコと対戦するベシクタシュが、UEFAに登録メンバー21人を提出した。
 このリストには、故障を抱えるアトゥンチ・ヌカンと並び、アラス・オズビリズ、デニス・ボイコ、アレクサンドラ・ミロシェヴィッチ、ペドロ・フランコの名前はない。
 ベシクタシュの提出した登録メンバーは、次の通り。
 トルガ・ゼンギン、ファブリシオ・アゴスト・ラミレス、アドリアーノ・コッレイラ、ジャネル・エルキン、ギョクハン・ギョヌル、ペペ、マテイ・ミトロビッチ、ドゥスコ・トシッチ、トルガイ・アルスラン、ライアン・バベル、オルカン・チュナル、アッティバ・ハッティンソン、イェレマイン・レンス、ガリー・メデル、オウズハン・オズヤクプ、リカルド・クアレスマ、アンダーソン・タリスカ、ネジプ・ウイサル、ムスタファ・ペテクメク、アルヴァロ・ネグレド、ジェンク・トスン。



ガラタサライ 3:0 シワス・スポル(ハベル・テュルク紙改 17. 8.26)

トルガ・ジエルジ(ハベル・テュルク紙) ンディアエ(左)ヴィタリ・ディヤコフ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、トルコ・リーグ第3節でホームに迎えたシワス・スポルを3:0で退けた。この試合、2ゴールを決めたトルガ・ジエルジは、今季に入ってからのゴール数を4に伸ばした。

 ガラタサライは、トルコ・リーグ第3節で、ホームにシワス・スポルを迎えた。ガラタサライは、この試合を3:0で制し、首位を守った。
 カイセリ・スポルとオスマンル・スポルをくだしたのち、シワス・スポルをも倒したガラタサライは、これで、新シーズンに入り3連勝を飾り、勝ち点を9に伸ばした。この開幕以来の3連勝を飾ったのは、2009-10シーズン以来のことである。
 この試合の序盤、ガラタサライのボール占有率の高さに目を奪われた。両者ともに、前半の大部分は、好機を掴んでも、それを生かせないでいた。この試合の最初のゴールが生まれたのは、前半41分のことだった。
 右サイドからユネス・ベランダがフリーキックを蹴ると、セルダル・アズィズが、そのボールをバフェティンビ・ゴミスに預けた。バフェティンビ・ゴミスが出したパスを受けたトルガ・ジエルジがゴールを決め、ガラタサライが1:0と先制したのだった。
 前半は、このゴール以外の新たなゴールは生まれず、ガラタサライが1:0とリードしたまま、前半は終了した。
 ガラタサライは、後半に記録に残らないゴールを、もう1つ決めてたのだが、オフサイドの判定で取り消された。同10分、ガリー・ロドリゲスがボールを持ち込み、ユネス・ベランダが、弧を描くセンタリングを入れると、それに合わせて、バフェティンビ・ゴミスがゴールを決めたように見えたが、アリ・パラブユク主審は、オフサイドの判定をくだし、ゴールが取り消されたのだった。
 同26分、トルガ・ジエルジが、再度、舞台に上がった。左サイドで生まれたガラタサライの攻撃で、ユネス・ベランダのパスを受け、ペナルティエリア内へと持ち込んアだマルティン・リネスが、ペナルティエリア・ラインに向けパスを出すと、それに合わせて、トルガ・ジエルジが強いシュートを放つと、GKロチェットが跳んだゴール隅に突き刺さったのだった。2:0。カイセリ・スポル戦及びオスマンル・スポル戦でもゴールを決めているトルガ・ジエルジは、この試合でも、相手ゴールネットを2度にわたり揺らし、今季、既に4点目を記録したのだった。そして、そのトルガ・ジエルジは、同31分、セルチュク・イナンと交替してピッチより退いた。
 同37分、更に、もう1点をPKで追加した。PKを蹴ったバフェティンビ・ゴミスが、GKが跳んだのと反対側のゴール隅に決め、点差を3と開いたのだった。一方、ガラタサライ及びサポーターたちは、かつて、人種差別者による攻撃に晒されたころのあるバフェティンビ・ゴミスに支援を与えた。ガラタサライは、試合前に、サポーターにバフェティンビ・ゴミスの仮面を配り、スタンドに反差別の横断幕を掲げていた。バフェティンビ・ゴミスも、これで、トルガ・ジエルジ同様、ゴール数を4に伸ばした。
 この試合、残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ガラタサライは、シワス・スポルを3:0でくだしたのだった。

【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、セルダル・アズィズ、マルティン・リネス=フェルナンド・レゲス、バドゥ・ンディアエ=ガリー・ロドリゲス、ユネス・ベランダ(後半41分:ヤシン・オズテキン)、トルガ・ジエルジ(後半31分:セルチュク・イナン)=バフェティンビ・ゴミス(後半42分:エレン・デルディヨク)
【シワス・スポル】セルジオ・ロチェット=ハカン・ビルジッチ、ヴィタリ・ディヤコフ、マティアス・ブジャルスミル、エルダーソン・エチジレ=オーレミル・ドス・サントス、ハカン・アルスラン=レアンドゥリーニョ(後半27分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、エムレ・クルンチ、ゾラ・シリアッチ(後半35分:ムハメット・デミル)=アルーナ・コーネ(後半42分:エルギン・ケレシュ)



フェネルバフチェ 1:2 ヴァルダル(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 8.25)

マテュー・ヴァルブエナ(左)(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・トパル(上)(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグのプレーオフで、第1戦の2:0の敗戦を受けて行われた第2戦も、1:2で敗れ、欧州リーグからの敗退が決まった。

 フェネルバフチェを、国際舞台での最高成績、即ち、2013年のUEFA欧州リーグ準決勝まで導いたアイクト・コジャマン監督が、「まだ、やり残した仕事がある」として戻ったフェネルバフチェで、あっさりとプレーオフでの敗戦が決まってしまった。
 フェネルバフチェは、かなりのプレスをかけて試合に臨んだ。フェネルバフチェは、多くのゴールチャンスを生かせなかったが、前半42分には、ヴァルダルでは、ティルガン・バルセギャンが放ったグランダーのシュートが、サイドバーを直撃するということがあった。
 フェネルバフチェは、求めていたゴールを、後半16分に見出だすこととなった。コーナーキックからのボールを、マルティン・シュクルテルがヘッドで、ロマン・ノイシュテッターに向けて落とすと、走り込んで来たロマン・ノイシュテッターが放ったシュートが、相手ゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 だが、同23分、カドゥキョイが凍り付いた。スピードに乗ったヴァルダルの攻撃で、フェリペのパスを、右サイドで受けたジガウリが、ペナルティエリア内へと持ち込んだ。ジガウリが、アートゥフ・シェシューをかわそうとして、足から離れたボールを、際どく滑り込みながらも蹴り込もうとした。GKカメニから跳ね返ったボールは、再度、ジガウリに当たりゴールインしてしまったのだった。1:1。同26分、またしても、ティルガン・バルセギャンの放ったシュートが、上のバーを直撃した。
 残りの時間、フェネルバフチェのプレーが、かなり落ちた。同ロスタイム1分、ヴァルダルが勝ち越した。スピードに乗ったヴァルダルの攻撃で、バルセギャンのパスをペナルティエリア内で受けたグリゴロフが、狙いすましたシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 そして、試合は、アウェーのヴァルダルが、1:2とリードを保ったまま終わった。
 フェネルバフチェの応援席からは、ヴァルダルに対し拍手が送られたのに対し、フロントの辞任要求の声が上がっていた。一方、ファン・ペルシーとオザン・トゥファンに対しては嘲笑が浴びせかけられていた。

【フェネルバフチェ】カメニ=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=ナビル・ディラル、オザン・トゥファン、メフメット・トパル(後半30分:アフメタン・キョセ)、マテュー・ヴァルブエナ=アルペル・ポトゥク(前半44分:アートゥフ・シェシュー)、ファン・ペルシー(後半14分:ロベルト・ソルダード)



トラブゾン・スポル、セファ・ユルマズとカール・メジャーニと契約解除(ファナティック紙 17. 8.24)

セファ・ユルマズ カール・メジャーニ  トラブゾン・スポルは、セファ・ユルマズとカール・メジャーニとの契約を解除したことを、公式に明らかにした。

 夏季の移籍期間が終了するのが間近に迫るなか、トラブゾン・スポルから、2選手が離れることになった。トラブゾン・スポルは、セファ・ユルマズとカール・メジャーニが去ることを、正式に発表したのだ。トラブゾン・スポルが発表した内容は、次の通りである。
 「本クラブは、セファ・ユルマズとカール・メジャーニとの契約を解除し、自由契約とした」。
 2014年、カイセリ・スポルから、350万EUROの移籍金でトラブゾン・スポルに加入した27歳のセファ・ユルマズは、昨季、アランヤ・スポルとガジアンテップ・スポルにレンタルに出されていた。
 スペインのクラブで活躍したのち、昨季、移籍解禁期間にトラブゾン・スポルに戻って来た32歳になっているカール・メジャーニは、15試合に出場という記録を残した。



揺るがした、だが、崩せなかった!(フォトマッチ紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 8.23)

エムレ・ベレズオウル(右端)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) エディン・ヴィスチャ(左)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  UEFAチャンピオンズリーグのプレーオフ、第1戦の1:2の敗戦を受けた第2戦で、バシャクシェヒル・スポルは、スペインのセヴィージャ相手のアウェー戦で2:2の引き分けに終わり、チャンピオンズリーグからの敗退が決まった。

 この試合、優位に臨んだのがセヴィージャだったが、最初のゴールを決めたのはバシャクシェヒル・スポルの方だった。前半17分、バシャクシェヒル・スポルの攻撃で、カイチャラの右サイドからのグランダーのセンタリングに合わせていい動き出しをしていたエリアが、ゴールを決めたのだった。これで、バシャクシェヒル・スポルが0:1と先制した。前半は、0:1と、バシャクシェヒル・スポルがリードしたまま終わった。後半は、両者ともに、前半と同じメンバーで臨んだ。同7分、セヴィージャの新加入者ジェスス・ナヴァスが、右サイドから効果的なセンタリングを入れると、エスクデロが、このセンタリングに合わせて、いいジャンプをしてヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。セヴィージャは、このゴールで、スコアを1:1とした。同30分、セヴィージャが勝ち越した。ペナルティエリア内でのバシャクシェヒル・スポルのディフェンスのミスを上手く咎めたノリトが、フェイントをかけながら、右側へとパスを出した。ベン・イエダーが、これに合わせてシュートを放つと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同38分、エディン・ヴィスチャが、バシャクシェヒル・スポルに希望を与えるゴールを決めた。バシャクシェヒル・スポルの攻撃で、ナポレオニのパスを受け、ペナルティエリア内へと持ち込んだエディン・ヴィスチャが、きれいなシュートを放つと、ボールは、セヴィージャのゴールネットに収まった。これで、スコアは2:2となった。

                  エムレ・ベレズオウルの蹴ったフリーキック、バーを直撃

 同45分、エムレ・ベレズオウルが。フェイントをかけながら、セヴィージャのペナルティエリアに向け進んだが、相手選手のファウルで止められてしまった。これで得たフリーキックを、エムレ・ベレズオウル自身が蹴った。見事な弾道を描いたフリーキックだったが、バーがじゃまをしてゴールとはならなかった。残りの時間では、新たなゴールが生まれることはなく、試合は2:2のまま終わった。この結果、バシャクシェヒル・スポルのチャンピオンズリーグからの敗退が決まった。しかし、バシャクシェヒル・スポルのヨーロッパでの戦いは、UEFA欧州リーグで継続される。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半39分:ギョクハン・インレル)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半26分:ナポレオニ)、エルイェロ・エリア(後半39分:ケリム・フライ)=アデバヨール



コンヤ・スポル、3ゴールで勝利(TRT 17. 8.22)

セルダル・オズカン、メフディ・ブラビア、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(左から)(ミリエット紙) コンヤ・スポル、歓喜(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第2節最終試合、コンヤ・スポルは、ホームに迎えたゲンチレル・ビルリーイを3:0で退けた。コンヤ・スポルのゴールは、前半24分と後半8分にムサ・アラズが、前半43分にスクビッチのあげたものだった。この結果、新シーズンに入ってから初勝利を飾ったコンヤ・スポルは、勝ち点を4に伸ばした。前節、カラビュック・スポルと1:1で引き分けたゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点1のままに留まった。

                  この試合の重要な場面

 前半6分、コンヤ・スポルがゴールに近づいた。ペナルティエリア内でボールを得たフォファナが、ムサ・アラズにボールを出した。そのムサ・アラズがシュートを放ったが、ボールは、外に出て行っただけだった。
 同24分、ホームのコンヤ・スポルが先制した。ミロセヴィッチのロングボールに反応したムサ・アラズが、ペナルティエリア内でボールを得ると、ゴールネットが揺れたのだった。1:0。
 同43分、コンヤ・スポルが、点差を2と開いた。左サイドから、フェルハト・オズトルンがセンタリングを入れると、ジャンプ一番、スクビッチがヘッドで合わせると、ボールは、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしていた。2:0。
 前半は、コンヤ・スポルが、2:0とリ−ドしたまま終わった。
 後半8分、コンヤ・スポルが、点差を3とした。ミロセヴィッチのパスに反応して相手ディフェンスの裏を取ったムサ・アラズが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から放ったシュートが、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。3:0。
 同23分、アウェーのゲンチレル・ビルリーイがゴールに近づいた。アフメト・イルハン・オズベクが、ペナルティエリアへとセンタリングを入れると、そのボールを得たムラト・ドゥルエルが強烈なシュートを試みたが、ディフェンスがコーナーへと逃げた。
 同43分、ジョンソンのパスに反応したエゼキールが放ったシュートは、外に出て行っただけだった。
 結局、試合は、ホームのコンヤ・スポルが、3:0とリードを保ったまま終わった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヴィルフリート・モケ・アブロ、フェルハト・オズトルン=アリ・チャムダル、メフディ・ブラビア=オメル・アリ・シャヒネル(後半32分:イモー・エゼキール)、ムサ・アラズ(後半32分:ジャン・ジョンソン)、モリケ・フォファナ(後半41分:ヴェダト・ボラ)=デニ・ミロセヴィッチ
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=ゼキ・ヤウル(後半1分:スクレティッチ)、セルゲイ・パリテヴィッチ、ルッカス・クラロ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン=アフメット・イルハン・オズベク、カマル・イサー=ミリンコヴィッチ(後半1分:ムラト・ドゥルエル)、アブドゥル・カリリ、セルダル・オズカン(後半1分:エルヴィス・マヌ)=トケロ・ランティエ



フェネルバフチェ 2:2 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 8.21)

オルジャイ・シャハン(左)マテュー・ヴァルブエナ(右)(ハベル・テュルク紙) アルペル・ポトゥク(左)マトゥス・ベロ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第2節で、フェネルバフチェとトラブゾン・スポルが2:2で引き分けた。

 前半5分、トラブゾン・スポルが、ブラク・ユルマズのゴールで0:1と先制した。ペレイラの入れたロングスローに対し、ディフェンスのマルティン・シュクルテルがヘッドでクリアしたボールを、ユライ・クツカがペナルティエリア内へと入れた。ペナルティエリア内で、そのボールを得たブラク・ユルマズが、フェネルバフチェのゴールネットが揺らしたのだった。キング・ブラク・ユルマズは、これで、トラブゾン・スポルのユニフォームを着ての61個目のゴールを記録することになった。ブラク・ユルマズは、トラブゾン・スポルに復帰後、トルコ・リーグで枠を捉えた4つのシュートの内、3つのゴールを決めたことになる。
 同20分、故障を発生させ、プレーを続けることができなくなったブラク・ユルマズは、ンドエと交替した。
 同45分、フェネルバフチェは、アルペル・ポトゥクのゴールで同点に追いついた。左サイドでボールを得たアルペル・ポトゥクが、相手の2選手をすり抜け、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、ゴール左斜め前からグランダーのシュートを放つと、トラブゾン・スポルのゴールネットに吸い込まれたのだった。1:1。そして、前半は1:1のまま終わったのだった。
 後半11分、ユスフ・ヤズジュのパスを、左サイドのペナルティエリア・ライン上で受けたオルジャイ・シャハンが、枠に向け放ったミサイル弾が、トラブゾン・スポルに、再度、リードをもたらすゴールとなった。このゴールのあと、フェネルバフチェのスタンドから、ミスからゴールを浴びたと、GKヴォルカン・デミレルに対し、ブーイングを浴びせかけたていた。
 同38分、アートゥフ・シェシューのセンタリングに対し、ユライ・クツカが手を触れたとして、アリ・パラブユク主審はPKを指示した。このPKを、マテュー・ヴァルブエナが決め、再び、同点となった。2:2。
 残りの時間、効果的な攻めを見せたフェネルバフチェだったが、ゴールに繋げることができず、結局、試合は2:2で終わったのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター(後半17分:ロベルト・ソルダード)、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ=メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ=ナビル・ディラル(後半31分:アートゥフ・シェシュー)、アルペル・ポトゥク、マテュー・ヴァルブエナ=ファン・ペルシー(後半1分:ジュリアーノ・デ・パウラ)
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、エマヌエル・マス=オカイ・ヨクシュル、ユライ・クツカ=マトゥス・ベロ(後半41分:テオ・ボンゴンダ)、ユスフ・ヤズジュ(後半18分:オジェニ・オナジ)、オルジャイ・シャハン=ブラク・ユルマズ(前半20分:ダメ・ンドエ)



ガラタサライ、ガラガラドン!(フォトマッチ紙+サバハ紙補綴 17. 8.20)

マリアーノ・フィーリョ(左)セルダル・ギュレル(右)(ハベル・テュルク紙) マイコン(左)バフェティンビ・ゴミス(右)(ミリエット紙)  強力な布陣で、トルコ・リーグの初戦を、4:1というスコアでカイセリ・スポルをくだしたガラタサライが、アンカラで戦った第2節も、素晴らしいサッカーで、またしても点差を開いて勝利に色を添えた。ガラタサライは、アウェーで戦ったオスマンル・スポル戦を、マイコン、バフェティンビ・ゴミス、トルガ・ジエルジのゴールで3:1で制し、トルコ・リーグで2連勝を飾った。

 ガラタサライは、トルコ・リーグに爆弾が炸裂するが如き臨み方をした。前節、カイセリ・スポルを4ゴールで粉砕したガラタサライは、第2節では、オスマンル・スポルとのアウェー戦で、3ゴールで勝ち点3を獲得した。アンカラでのゴールショーの幕を開いたのはマイコンだった。バフェティンビ・ゴミスの破壊力抜群のシュートの1本が、点差を2と開いた。イゴール・トゥドル監督のジョーカー的存在トルガ・ジエルジが決めた後半のゴールが、点差を3と拡げた。オスマンル・スポルは、セルダル・ギュレルが希望を繋ぐゴールを決めたが、ガラタサライのディフェンスが、相手に好機を作らせず、結局、1:3でガラタサライの勝利となった。

                 マイコン、デビュー

 ガラタサライは、前半14分、ブラジル人選手マイコン・ロクのヘディングシュートにより、難しいアウェー戦で、0:1と先制した。ユネス・ベランダが蹴ったコーナーキックが、オスマンル・スポルのディフェンスからこぼれたところ、ヘディングシュートを試みたマイコンがゴールを決めたのだった。

                 バフェティンビ・ゴミス、またしてもゴールを決める

 ガリー・ロドリゲスが、右サイドでボールをゴールライン際まで持ち込み、内へと折り返した。このガリー・ロドリゲスのパスを受けたバフェティンビ・ゴミスは、相手ディフェンス2人とGKが前にいたが、狭い角度を見つけ、強烈なシュートを放つと、オスマンル・スポルのゴールネットが揺れたのだった。このフランス人ゴールゲッターは、2試合で3ゴールを決めたことになる。

                 トルガ・ジエルジ、ゴールショーを引き継ぐ

 ガラタサライは、後半11分、トルガ・ジエルジのゴールで、点差を3と開いた。トルガ・ジエルジは、前節のカイセリ・スポル戦でもゴールを決めた。その試合同様、ガリー・ロドリゲスのアシストを受けてゴールを決めたトルガ・ジエルジは、これで、2試合連続ゴールを決めたことになる。

                 オスマンル・スポル、ゴールを決めた

 ホームのオスマンル・スポルは、同13分、セルダル・ギュレルのゴールで点差を縮めた。アドゥリアン・レガッティンの蹴ったフリーキックの結果生まれたゴール前の混戦で、最後にボールを得たセルダル・ギュレルが放った強烈なシュートが、GKムスレラを捉えたのだった。3:2。

                 マルティン・リネス、絶体絶命を救う

 オスマンル・スポルは、同23分、とってもゴールに近づいた。だが、レガッティンにより点差を1と縮めるチャンスを生かすことができなかったのだ。セルダル・アズィズのミスパスを咎め、ボールを奪い取ったセルダル・ギュレルが、相手選手をかわし、PKポイントにいたレガッティンにボールを渡した。レガッティンがシュートを放つと、ボールは、、ディフェンスからこぼれ、再度、レガッティンの前に転がったところ、レガッティンが、もう1度シュートを放つと、枠を捉えたボールをゴールライン際から、マルティン・リネスがクリアしたのだった。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ガラタサライが、この試合を1:3で制したのだった。

【オスマンル・スポル】ハカン・アルカン=アヴディジャ・ヴサジェヴィッチ、ヌマン・チュリュクス、アンドレアス・マクソ、ティアゴ・ピント=アミヌ・ウマル(後半41分:メフメット・ウムト・ナユル)、トゥガイ・カジャル、ラウル・アンドレイ・ルセスク(後半22分:オゼル・フルマジュ)、セルダル・ギュレル=ハサン・クルチ、ムサ・チャーウラン(後半1分:アドゥリアン・レガッティン)
【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、セルダル・アズィズ、マルティン・リネス=バドゥ・ンディアエ(後半37分:セルチュク・イナン)、フェルナンド・レゲス=ガリー・ロドリゲス(後半28分:ヤシン・オズテキン)、ユネス・ベランダ、トルガ・ジエルジ=バフェティンビ・ゴミス(後半42分:エレン・デルディヨク)



カスムパシャ 2:2 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙+サバハ紙補綴 17. 8.19)

オウズハン・オズヤクプ(上)ダヴィド・パヴェルカ(下)(ベシクタシュェ公式HP) アンドレアス・ベック(左)アデム・ブユック(右)(カスムパシャェ公式HP)  トルコ・リーグ第2節で、昨季の優勝クラブであるベシクタシュが、2度も勝ち越していながら、カスムパシャ相手に2:2で引き分けた。

 トルコ・リーグ第2節で、カスムパシャとベシクタシュが2:2で引き分けた。試合開始僅か7分というところで、ベシクタシュが、0:1と先制した。ゴール左斜め前で、ジェンク・トスンが、ボールをゴールライン際まで持ち込み、グランダーのパスを送ると、ファーサイドでボールに触れたライアン・バベルが、ゴールを決めたのだった。0:1。カスムパシャが、同23分、ドイツ人スター選手ノイマイヤーが、同点ゴールを決めた。1:1。前節のアランヤ・スポル戦で、1ゴール1アシストを記録したマルクス・ノイマイヤーが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から、きれいなシュートを放つと、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。同34分、ベシクタシュが、再度、勝ち越しゴールを決めた。ジャネル・エルキンのセンタリングに、いいジャンプを見せたアンダーソン・タリスカが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:2。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半に入ると、試合のテンポが落ちた。ベシクタシュの新加入者イェレマイン・レンスとガリー・メデルが、同29分、オウズハン・オズヤクプとクアレスマに替えて投入された。同33分、試合を諦めなかったカスムパシャが同点に追いついた。左サイドでのスローインのボールを胸でコントロールしたトゥレゼゲが、遠い距離からシュートを試みると、これが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。2:2。残りの時間、シェノル・ギュネシュ監督は、ネグレドを投入して攻撃的に出たが、結果には繋がらなかった。同41分には、ジェンク・トスンが、ジャネル・エルキンからパスを受け、ペナルティエリア手前までボールを持ち込んだ。そして、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放ったが、GKラマザン・キョシェがコーナーへと逃げ、事なきを得た。そして、試合は、2:2の同点のまま終わった。この結果、両者ともに、勝ち点を4に伸ばした。

【カスムパシャ】ラマザン・キョセ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=ダヴィド・パヴェルカ、ロレット・サディク=ジョン・ムリッロ(後半18分:サミュル・エドゥオク)、マルクス・ノイマイヤー(後半33分:ミカエル・ランゲル)、トゥレゼゲ=アデム・ブユック(後半33分:ベルナルド・メンサー)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アンドレアス・ベック、ペペ、トシッチ、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン、オウズハン・オズヤクプ(後半29分:ガリー・メデル)=リカルド・クアレスマ(後半29分:イェレマイン・レンス)、タリスカ、ライアン・バベル(後半40分:アルヴァロ・ネグレド)=ジェンク・トスン



アイクト・コジャマン、大失態(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 8.18)

シェネル・オズバイラクル(左)(フェネルバフチェ公式HP) ロベルト・ソルダード(左)(フェネルバフチェ公式HP)  アイクト・コジャマン監督率いるフェネルバフチェが、欧州リーグ・プレーオフ第1戦で、弱小クラブのヴァルダルに敗れた。サポーターを、大いに悲しませる出来事だ。

 UEFA欧州リーグのプレーオフ第1戦で、フェネルバフチェは、アウェー戦でヴァルダルに2:0で敗れた。フェネルバフチェは、開始早々に優位に立った。前半8分、左サイドでボールを得たハサン・アリ・カルドゥルムが、グランダーのセンタリングを入れたが、アフメタン・キョセが触れる前に、ヴァルダルのディフェンスがカットして、危機を遠ざけたのだった。同20分、ヴァルダルにが、バルセギャンのゴールで先制した。メフメット・トパルが大きくクリアできなかったボールを、ゴール左斜め前で得たバルセギャンが、マルティン・シュクルテルをかわしシュートを放つと、ボールは、カメニの右を抜け、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。同28分、フェネルバフチェの新加入者ナビル・ディラルの強烈なシュートは、GKガチェヴスキが、際どくパンチングで防いだ。

                 決して、枠を捉えず

 同34分、シェネル・オズバイラクルのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たアルペル・ポトゥクがシュートを試みたが、GKガチェヴスキがコーナーへと逃げた。同41分、フェネルバフチェのブラジル人選手ジョゼフ・デ・ソーサが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、ゴールという結果には繋がらなかった。そして、前半は、1:0とリードを許したまま終わった。

                 オザン・トゥファン、決定的チャンスを逸す

 後半36分、右サイドで生まれた攻撃で、アートゥフ・シェシューがペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。ロベルト・ソルダードからのこぼれ球が、絶好の位置にいたオザン・トゥファンの前に転がったが、オザン・トゥファンの放ったシュートは、GKがキャッチしただけだった。同ロスタイム2分、ヴァルダルが、点差を2と開いた。ヴァルダルの攻撃に際し、ペナルティエリア内で、メフメット・トパルがヘッドで、GKカメニに渡すつもりだったボールが、前に出ていたカメニの頭上を越えてゴールインしてしまったのだった。2:0。

【フェネルバフチェ】カメニ=シェネル・オズバイラクル(後半26 分:アートゥフ・シェシュー)、メフメット・トパル、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン(後半37分:マウリシオ・イスラ)、マテュー・ヴァルブエナ=アフメタン・キョセ(後半19分:ロベルト・ソルダード)、アルペル・ポトゥク



バシャクシェヒル・スポル 1:2 セヴィージャ(NTV 17. 8.17)

アデバヨル(左)(ミリエット紙) エリア(右)(ハベル・テュルク紙)ロベルト・ソルダード  バシャクシェヒル・スポルのチャンピオンズリーグ参戦の夢が厳しくなった。プレーオフ第1戦で、セヴィージャに1:2で敗れたバシャクシェヒル・スポルは、ホームのアドヴァンテージを生かすことができなかった。
 バシャクシェヒル・スポルは、セヴィージャに歯を立てることができなかった。前半、リードを許しながらも同点のいついたバシャクシェヒル・スポルだったが、あと7分というところで、ゴールを防ぐことができず、1:2で敗戦を喫してしまった。

 チャンピオンズリーグのプレーオフ第1戦で、バシャクシェヒル・スポルは、ホームにセヴィージャを迎えた。
 この試合に、いい始まり方をしたのはバシャクシェヒル・スポルの方だった。開始まだ2分というところで、エリアが、自分で仕掛けた攻撃で、ボールを、ペナルティエリア内へと持ち込み、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放ったが、GKセルジオ・リコが、ゴールを許さなかった。
 バシャクシェヒル・スポルが、試合を組み立てようと、前線でプレスをかけていたとき、前半16分、セヴィージャが均衡を破った。スピードに乗った攻撃で、ホアキン・コレアのスルーパスを、ゴール左斜め前で受けたセルジオ・エスクデロが、ペナルティエリア内へと持ち込むや否や、強烈なシュートを放つと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴール右隅に突き刺さった。0:1。
 このゴールのあと、バシャクシェヒル・スポルが同点に追いつこうと動いたのに対し、セヴィージャは、前半の終盤、エベル・バネガがチャンスを作り出したが、ゴールには至らなかった。
 後半は、文字通り、バシャクシェヒル・スポルの風が吹いた。まず、エディン・ヴィスチャが、次いで、アデバヨルが、好機を作り出したが、求めていたゴールを、後半19分になり生み出したのだった。中盤から生まれた攻撃で、マフムト・テクデミルのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内へと動き出したエルジェロ・エリアが、ペナルティエリア内へと入るや、グランダーのシュートを放つと、ボールは、相手GKの股間を抜け、ゴールネットを揺らしたのだった。
 1:1としてから、エネルギーを高めていったバシャクシェヒル・スポルは、勝ち越すために、相手に負荷をかけていき、セヴィージャを自陣に追い詰めること、しばしばであった。
 残りの時間、テンポの落ちたセヴィージャだったが、バシャクシェヒル・スポルに、もう1度勝ち越すことになった。同39分、ガブリエル・イワン・メルカドのパスを、ペナルティエリア内右サイドで得たジェスス・ナヴァスが、ダイレクトで、グランダーのパスを、ニアサイドに向けて出した。そのボールに反応して動き出したヴィッサム・ベン・イエーダーが、グランダーのシュートを放つと、スコアを1:2とするゴールが決まった。
 90分が経ち、試合終了の笛が鳴り、セヴィージャが、イスタンブルで1:2というスコアでアドヴァンテージを得て終わることになった。
 この対戦の勝者を決める第2戦は、8月22日(火)に、スペインで行われる。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル(後半38分:ギョクハン・インレル)=エディン・ヴィスチャ(後半18分:ケリム・フライ)、マルシオ・モッソーロ(後半44分:ナポレオニ)、エルイェロ・エリア=アデバヨール



ロベルト・ソルダード、チームに合流(タクヴィム紙 17. 8.16)

アイクト・コジャマン監督(ハベル・テュルク紙) ロベルト・ソルダード  フェネルバフチェは、ヴァルダール戦に備えて準備を続けている。新しく移籍してきたロベルト・ソルダードの姿が練習にあり、その動きに全注目が集まっていた。

 フェネルバフチェは、ヴァルダールとの一戦に備えて準備を続けている。フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、アイクト・コジャマン監督指揮下行われた練習で、選手たちは、3つのグループに分かれて練習をしていた。練習の第1クールでは、体力強化に重点が置かれていた。その後、ピッチに入り、耐久力をつける練習を行った選手たちは、続いて、5:2でのボールの奪い合い、パス練習を行い、更に、練習試合、戦術練習を行った。フェネルバフチェに新たに加入したロベルト・ソルダードは、練習の全てのメニューを、チームとともに行った。ホセ・フェルナンダオとメフメット・エキジは、チームとは別のメニューをこなしていた。



ガラタサライ 4:1 カイセリ・スポル(ガラタサライ公式HP+ハベル・テュルク紙補綴 17. 8.15)

バフェティンビ・ゴミス(右端)、吠える(ガラタサライ公式HP) ユネス・ベランダ(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第1節でホームに迎えたカイセリ・スポルを4:1で退けた。ガラタサライのゴールは、バフェティンビ・ゴミス(2)、トルガ・ジエルジ、ユネス・ベランダのあげたものだった。

 試合早々、ガラタサライは優位に立った。前半11分、約30mからの距離から、フリーキックをマイコンが直接ゴールを狙うと、GKルングの上を強いボールが来たが、ルングが辛うじて防ぐと、そのルングからの跳ね返りのボールを得たバフェティンビ・ゴミスが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前からシュートを狙ったが、ボールは外に出て行っただけだった。ガラタサライの1点目は、同16分に生まれた。ガリー・ロドリゲスが、右サイドから入れたセンタリングに、ゴール前で合わせたトルガ・ジエルジが、ガラタサライ入団後初のゴールをあげた。1:0。同29分、アウェーのカイセリ・スポルが、同点に追いついた。デニズ・トルチの蹴ったコーナーキックに、レヴェントがヘッドで合わせると、同点ゴールが生まれたのだった。1:1。これ以後、ガラタサライは、再三再四、ゴールに迫った。同35分、2:1と、ガラタサライが勝ち越すことになったゴールは、マリアーノ・フェッレイラのセンタリングを、バフェティンビ・ゴミスが落としたボールを捉えて、ユネス・ベランダが決めたものだった。このゴールが、今季新加入者が決めた、公式戦の初ゴールでもあった。同37分、新加入者からまた1人、表舞台に躍り出た。ユネス・ベランダのスルーパスを、ペナルティエリアの左サイドで得たバフェティンビ・ゴミスが、見事なゴールを決めたのだった。3:1。このゴールで、バフェティンビ・ゴミスは、ガラタサライのユニフォームを着ての店開きとなるゴールでもあった。
 前半を、3:1というスコアで終えたが、後半も、早々に、ガラタサライは優位に立った。同8分、この試合のヒーローの1人バドゥ・ンディアエが、とってもうまくボールを扱った。そのスルーパスを受けたトルガ・ジエルジが、相手GKと1対1となりシュートを放ったが、カイセリ・スポルのGKが、これを防いだ。同18分、バフェティンビ・ゴミスのパスを、ペナルティエリア・ライン近くで得たユネス・ベランダの試みたシュートは、外に出て行っただけだった。同28分、バドゥ・ンディアエは、イゴル・トゥドル監督にタッチラインに呼ばれ交替をしたが、テュルク・テレコム・アリーナを満員にしたサポーターから、スタンディングオベーションを受けていた。同34分、ガラタサライは、再度、ゴールに近づいた。マルティン・リネスが、左サイドから入れたセンタリングに合わせて、バフェティンビ・ゴミスがシュートを試みるも、カイセリ・スポルのGKルングが外に出した。同37分、もう1人の今季新加入者であるフェルナンドが、スタンディングオベーションに送られ、交替のためタッチラインに向かうと、替わりに入ったコライ・ギュンターは、2年ぶりに、ガラタサライのユニフォームを着て公式戦に出ることになった。同40分、カイセリ・スポルのティアゴ・ロペスが、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。同41分、ユネス・ベランダが、拍手に送られ、エレン・デルディヨクと交替したが、この試合のスコアを決するゴールが、バフェティンビ・ゴミスから生まれた。同42分、マルティン・リネスの深くえぐるパスに追いつき、ペナルティエリア内へと持ち込んだバフェティンビ・ゴミスが、この日2点目の、また、チームとしては4点目のゴールを決めたのだった。4:1。
 ガラタサライは、4:1のスコアで、今季を、まず勝ち点3を得てスタートを切ることになった。

【ガラタサライ】ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン、セルダル・アズィズ、マルティン・リネス=フェルナンド・レゲス(後半37分:コライ・ギュンター)、トルガ・ジエルジ、バドゥ・ンディアエ(後半28分:シナン・ギュムシュ)=ユネス・ベランダ(後半41分:エレン・デルディヨク)、バフェティンビ・ゴミス、ガリー・ロドリゲス
【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ジャン・アーメル・カナ・ビーク、クリスティアン・サプナル、レヴェント・ギュレン=ティアゴ・ロペス、フェルナンド・ボルドリン(後半1分:ライアン・メンデス)、ゴンサロ・エスピノサ(後半11分:ステファン・バジー)、デニズ・トゥリュチ、ギュライ・ヴラル=アサモア・ギャン(後半26分:ジェオフリー・ビア)、ウムト・ブルト



ベシクタシュ、勝利でスタート(タクヴィム紙 17. 8.14)

ジェンク・トスン(左)サンドロ(右)(ベシクタシュ公式HP) ペペ(右)を讃えるクアレスマ(左)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第1節、昨季の優勝クラブのベシクタシュが、無観客試合で行われたなか、アンタルヤ・スポルを、ペペとジェンク・トスン(PK)のゴールで2:0でくだし、新シーズンを勝利でスタートを切った。

 ヴォーダフォン・アリーナで、無観客で行われた試合で、ベシクタシュのゴールは、前半ロスタイム4分、新加入のペペから、そして、後半19分、ジェンク・トスンのPKで生まれた。

                 ペペ、バーに嫌われる

 前半23分、ゴール左斜め前で得たフリーキックで、リカルド・クアレスマが、ボールを中へと入れたのに対し、相手ディフェンスより前に出たペペが、ヘッドで合わせると、ボールは上のバーを直撃し、ピッチに跳ね返った。

                 ペペのゴールで、ベシクタシュが先制

 同45分、ベシクタシュが、ペペのゴールで1:0と先制した。ジャネル・エルキンが蹴ったフリーキックのボールには、誰も触れることなく飛んで行くと、ファーサイドに向かい動き出していたペペが、いいジャンプをして、相手選手の上からヘッドで合わせると、ボールは、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 モスタファ・エル・カビルが、ゴールのあと、主審に文句を言ったとして、イエローカードをもらった。
 前半は、1:0と、ベシクタシュがリードをして終わった。

                 PKの決定

 後半18分、ディエゴ・アンジェロが、ペナルティエリア内でジェンク・トスンに執った行為を咎めて、ジュネイト・チャクル主審はPKを指示した。ディエゴ・アンジェロには、イエローカードが出された。

                 ジェンク・トスン、このPKを決める

 このPKを蹴ることになったジェンク・トスンは、左下隅を狙って、これを蹴ると、GKの手の下を抜け、ゴールネットに収まった。このゴールで、ベシクタシュは、スコアを2:0とした。

                 ファブリシオ、エトーにゴールを許さず

 同44分、ペペのミスを咎め、ボールを奪い取ったゼキ・ユルドゥルムが、エトーにパスを出した。エトーは、このときファブリシオと1対1となった。だが、ファブリシオは、フェイントをかけてシュートを打とうとするエトーの足からボールを奪い、絶体絶命の場面を救ったのだった。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ベシクタシュは、アウェーのアンタルヤ・スポルを2:0でくだし、勝ち点3を得たのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アンドレアス・ベック、、トシッチ、ジャネル・エルキン=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ(後半29分:トルガイ・アルスラン)=リカルド・クアレスマ(後半37分:ネジプ・ウイサル)、タリスカ、ライアン・バベル=ジェンク・トスン(後半15分:アルヴァロ・ネグレド)
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=オンドィレジ・チェルスカ、サリフ・ドゥルスン、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ=サンドロ(前半36分:ゼキ・ユルドゥルム)、フェルナンド・カルレス=ダニロ・ソーサ・カンポス(後半17分:アイドゥン・カラブルト)、モエスタファ・エル・カビル(後半34分:エムレ・ギュラル)、マイコン=サミュエル・エトオ



ギョズテペ、目を見誤らせる(ミリエット紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 8.13)

ファン・ペルシー(左)マスュー・ペベルネ(右)(ヒュリエット紙) ハリル・アクブナル(左)マテュー・ヴァルブエナ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ2017-18シーズン開幕を、イズミルで迎えたフェネルバフチェは、先制しながらも、ギョズテペ相手に、ようやく同点に持ち込んだ。

 フェネルバフチェは、試合開始早々に優位に立った。アルペル・ポトゥクの見事なゴールで、優位に立ったのだ。ヴォルカン・デミレルの大きなミスを咎めてのカストロの同点ゴールが生まれたギョズテペは、後半に入ると、スカリオーネのゴールで勝ち越した。フェネルバフチェは、マルティン・シュクルテルのヘッドによるゴールで、同点に追いついたとはいえ、勝ち点2を失なうことからは逃れえなかった。

 再び、大きな補強を行ったフェネルバフチェは、トルコ・リーグを勝利でもって始めたかった。いい結果を残すことで、しっかりと守るという点からは、大きな意味を持つことになるのだ。ここ2シーズン、失った自信を取り戻すためにも、いい結果が役に立つはずだ。
 シュトゥルム・グラーツ戦での理解が、ピッチに姿を見せた。アルペル・ポトゥクを第2FWとして使うアイクト・コジャマン監督が、シュトゥルム・グラーツ戦に続き、昨日、望ましいものを得たのだった。イスマイル・キョイバシュが、左サイドから中へと入れたボールを、後ろから走り込んで来たアルペル・ポトゥクが、仕上げを行ったのだった。試合開始5分で先制したのだった。0:1。
 同8分、ギョズテペが同点に追いついた。レオが、左サイドからセンタリングを入れ、ジャホヴィッチが、ヘッドでボールを落とすと、ボールが、ペナルティエリアのすぐ外にいたカストロに渡った。そのカストロのシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 このゴールのあと、フェネルバフチェが止まった。ギョズテペのディフェンスは、フェネルバフチェの最も重要な選手マテュー・ヴァルブエナに接近してプレーし始めた。マテュー・ヴァルブエナは、ゴールから遠い地点でボールを得ても、前半の終盤では、効果的なパスを出していた。かつてのファン・ペルシーだったら、こういったパスを受けても、ダイレクトにゴールを決めていただろう。だが、今は、そのようにはならなかった。
 後半6分、ナビル・ディラルのセンタリングに合わせて、メフメット・トパルが放ったシュートが、バーを直撃した5分後、ギョズテペのスカリオーネにゴールが生まれた。ジョゼフ・デ・ソーサからのこぼれ球を、ペナルティエリア内で得たスカリオーネが狙いすましたシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。2:1。フェネルバフチェの希望を繋ぐゴールが、同20分に生まれた。左サイドから、マテュー・ヴァルブエナがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、マルティン・シュクルテルのヘディングシュートが、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。2:2。
 アイクト・コジャマン監督は、同25分に、アートゥフ・シェシューとアフメタン・キョセを投入して、スコアを変えようと努めた。ギョズテペは、フェネルバフチェのディフェンスの裏にできたスペースを突こうとしたが、うまく生かすことができなかった。両者ともに、終盤、明らかなるチャンスを掴みながらも、スコアを変えるに至らなかった。

【ギョズテペ】ベト・ピンパレル=サブリ・サルオウル、カドゥ、マスュー・ペベルネ、レオ・シュヴェッフレン=ロットマン、アンドレ・カストロ=ヨアン・グーフラン(後半31分:ハリル・アクブナル)、オスカー・スカリオーネ(後半ロスタイム4分:ドーアナイ・クルチ)、ナビル・ギラス(後半45分:タイフル・ビンギョル)=アディス・ジャホヴィッチ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター(後半40分:ムハメッド・サメド・カラコッチ)、イスマイル・キョイバシュ=ナビル・ディラル(後半25分:アートゥフ・シェシュー)、ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル、アルペル・ポトゥク=マテュー・ヴァルブエナ=ファン・ペルシー(後半25分:アフメタン・キョセ)



アブドラハ・アヴジュ監督率いるバシャクシェヒル・スポル、ブルサ・スポルを狩り獲る(タクヴィム紙+ハベル・テュルク紙補綴 17. 8.12)

ギョクハン・インレル(左)バドゥ(右)(ハベル・テュルク紙) エルイェロ・エリア(ハベル・テュルク紙)  バシャクシェヒル・スポルは、トルコ・リーグ開幕戦で、ブルサ・スポルを、エリアのゴールでくだした。

 トルコ・リーグ2017-18の開幕試合で、バシャクシェヒル・スポルが、ホームでブルサ・スポルを1:0でくだした。この試合の最初のゴールチャンスは、ブルサ・スポルから生まれた。前半5分、デニズ・ユルマズが、左サイドからバシャクシェヒル・スポルのペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、狭い角度から強いシュートを放ったが、ボールは、サイドネットの外側に吸い込まれただけだった。同17分、バシャクシェヒル・スポルの速い攻撃で、右サイドから、エリアがペナルティエリア内へと入れたボールに、アデバヨルが、ヘッドで合わせると、ボールは枠を捉えたが、ハルン・テキンがゴールを許さなかった。相手に比べて、ボール支配率で上回っていたバシャクシェヒル・スポルは、同21分、エディン・ヴィスチャのパスを、ペナルティエリア内で得たエリアが、強いが狙いすましたシュートを放つと、1:0と先制するゴールとなった。前半は、ホームバシャクシェヒル・スポルが、この唯一のゴールで、リードしたまま終わった。

                  ヴォルカン・ババジャン、スーパーセーヴ

 後半早々に、大きなチャンスが見られた。ハルン・テキンの大きなミスを咎めたアデバヨルが、がら空きとなったゴールにボールを送ったが、エコングが、驚異的な動きで、ゴールライン際からクリアしたのだった。同22分、ブルサ・スポルが同点のチャンスを迎えた。バッターシャのパスに反応して、相手ディフェンスの裏に走り込んだデニズ・ユルマズが、ペナルティエリア内へ向けてグランダーの強いセンタリングを入れた。だが、クビライ・カナトスズクシュが、そのボールに触れることができなかったため、バシャクシェヒル・スポルのディフェンスが、危険なゾーンからクリアしてしまった。同43分、アウェーのブルサ・スポルが、とってもゴールに近づいた。後半から投入されたフルカン・ソヤルプが、約26mの距離から強烈なシュートが放つと、GKヴォルカン・ババジャンが、際どくコーナーへと逃げたのだった。この試合、新たなゴールは生まれず、1:0とバシャクシェヒル・スポルがリードしたまま終わった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、ギョクハン・インレル=エディン・ヴィスチャ(後半26分:トゥナイ・トルン)、マルシオ・モッソーロ(後半26分:ソコル・チカレシ)、エルイェロ・エリア=アデバヨール(後半44分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥムジュ(後半35分:クリストバル・ヨルゲラ)、ティティ、ウィリアム・エコング、アズィズ・ベヒッヒ=ミケル・アグ(後半39分:フルカン・ソヤルプ)、バドゥ=ジョシュア・ジョン(後半20分:クビライ・カナトスズクシュ)、バッターシャ、デニズ・ユルマズ=スタンク



新システムは「4-1-4-1」(サバハ紙 17. 8.11)

イゴル・トゥドル監督(ファナティック紙)  オステルズント戦で、批判の対象となったセルチュク・イナンが、出場機会を失いかけている、、、。フェルナンドをワンボランチで起用するつもりのイゴル・トゥドル監督は、FWの背後に、ユネス・ベランダとンディアエを置くつもりだ。

 オステルズント戦や練習試合を通じて、ガラタサライが仕上がっていると見えなかったことが、イゴル・トゥドル監督に、新たな模索を余儀なくさせた。バフェティンビ・ゴミスが、練習試合に起用されても、まだゴールを決められないでいること、また、ユネス・ベランダが、10番の期待に応えられないでいることが、同監督をして、最後のオーストリア・キャンプで、「4-1-4-1」システムを試させたのだった。新加入のフェルナンドを、45分間だけ起用したヘルタ・ベルリン戦で、ワンボランチのこのシステムを使った同監督は、スナイデルのいた「4-2-3-1」システムを放棄する用意をしているのだ。セルチュク・イナンとトルガ・ジエルジの2人は、この新システムには居場所がなく、フェルナンドが、「4-1-4-1」システムのワンボランチの任務を担うことが考えられる。フェルナンドの前には、ンディアエとユネス・ベランダを置き、サイドの左にはロドリゲス、右にはソフィアン・フェグリを、但し、出て行くまではシナン・ギュムシュが起用されるだろう。

                  ソフィアン・フェグリの移籍、ついに妥結

 ソフィアン・フェグリの代理人と、昨日、交渉を持ったジェンク・エルギュンが、最終地点にたどり着いた。ガラタサライが、年俸380万EUROで、3+1年契約を結ぶことで合意に達したアルジェリア人選手ソフィアン・フェグリを、本日、イスタンブル入りさせ、カイセリ・スポル戦に間に合わせたい意向だ。



ロベルト・ソルダード、イスタンブル入り(ファナティック紙 17. 8.10)

ロベルト・ソルダード(タクヴィム紙)  フェネルバフチェが、基本的合意に達したゴールゲッター、ロベルト・ソルダードがイスタンブルにやって来た。

 フェネルバフチェが、基本的合意に達したヴィジャレアルのロベルト・ソルダードが、イスタンブル入りした。
 スペイン発の便で、アタテュルク空港に到着したロベルト・ソルダードは、フェネルバフチェのサポーターのグループに興奮を持って迎えられた。
 空港で、記者団に対し、短いコメントを出したロベルト・ソルダードは、「トルコの最もビッグなクラブにやって来た。自分にとっては、逃すことのできないチャンスだ。とっても喜んでいる。フェネルバフチェを、再び優勝させるために、私は、ここにいる。昨年負ったケガが完治したあと、徐々に調子を取り戻してきた。今や、準備OKだ。私の目標は、動き、ゴールを決め、あらゆる貢献をすることだ」と述べた。
 ロベルト・ソルダードは、明日、メディカルチェックを受けたあと、正式の調印を行うことになる。



望ましい終わり方(サバハ紙 17. 8. 9)

セルダル・タシュジュ  トラブゾン・スポルは、長年獲得を望んでいたセルダル・タシュジュの移籍を完了させた。エルスン・ヤナル監督が獲得を切に望んだセルダル・タシュジュが、スパルタク・モスクワ側に働きかけた結果、その効果が上がったのだ。スパルタク・モスクワとトラブゾン・スポルが、合意に至った模様だ。

 創立50周年に優勝を目指し、ユライ・クツカやブラク・ユルマズといった重大な補強を成し遂げたトラブゾン・スポルは、セルダル・タシュジュの獲得にも、いい結果を出した。
 スパルタク・モスクワ側に、トラブゾン・スポルでのプレーを希望する旨伝え、同クラブを離れることについて混乱を望まないセルダル・タシュジュは、自身で、同クラブを説得にかかった。スパルタク・モスクワとの問題を解決したセルダル・タシュジュは、近々、トラブゾン・スポルとの契約に調印するものと考えられる。30歳になっているこの経験豊かなストッパーは、トラブゾン・スポルの第2次エルスン・ヤナル監督時代に入って以後、トラブゾン・スポルの補強リストのいの一番に上がっていた。

                 新たな狙いはMF

 トラブゾン・スポルは、中盤の大幅な強化を考えている。ミランのソーサに関心を持ちながらも、ソーサ側の意向で、この移籍が叶わないことを知ったトラブゾン・スポルでは、シソコの名が浮上してきている。トッテナムで、昨季、失望を経験したフランス人選手シソコとは合意に達しているトラブゾン・スポルは、セルダル・タシュジュの際同様、シソコのパスを持つトッテナムに対し、レンタルで移籍させるよう説得するものと考えられている。



フェネルバフチェ、最後のプレシーズンマッチ(TRT 17. 8. 8)

ファン・ペルシー(右)(フェネルバフチェ公式HP) マテュー・ヴァルブエナ(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、新シーズンに向けての最後のプレシーズンマッチで、イタリアのセリエAのカリアリを、1:0でくだした。

                 試合経過

前半14分、マルコ・サウが、中盤で奪ったボールを持ち込み、枠に向かってシュートを放ったが、ボールは、GKカメニに収まっただけだった。
 同36分、ストーが、ゴール前約30mから放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。
 同41分、ファン・ペルシーが、相手ディフェンダーから奪ったボールを得たサリフ・ウチャンが、ペナルティエリア内へと持ち込み、GKと1対1となった。サリフ・ウチャンがシュートを放とうとすると、その背後からやって来たディフェンダーのルカ・チェッピテッリが、ボールの前に倒れ込みシュートコースを消した。その結果、コーナーキックと替わったのだった。
 同42分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだストーが、狭い角度からシュートを試みると、GKアレッシオがコーナーへと逃げた。
 そして、前半は、両者、無得点のまま終わった。
 後半16分、フェネルバフチェが、マテュー・ヴァルブエナのゴールで先制した。ゴール右斜め前で得たフリーキックを、マテュー・ヴァルブエナが蹴ると、ボールは、カリアリのルカの頭に当たりゴールインしたのだった。1:0。
 同34分、イスマイル・キョイバシュが、左サイドからセンタリングを入れると、ゴールエリア内にいて、そのボールをコントロールしたマウリシオ・イスラが、絶好の位置から放ったシュートは、僅かに枠の上を越えて外に出て行った。
 そして、フェネルバフチェが1:0で勝利したのだった。

【フェネルバフチェ】カメニ=マウリシオ・イスラ(後半41分:サメド・カラコッチ)、メフメット・トパル(後半32分:オウズ・カーアン・グチテキン)、マルティン・シュクルテル(後半1分:ジョゼフ・デ・ソーサ)、イスマイル・キョイバシュ=オザン・トゥファン、サリフ・ウチャン(後半1分:ロマン・ノイシュテッター)=ナビル・ディラル(後半1分:エルマス)、アルペル・ポトゥク(後半1分:マテュー・ヴァルブエナ)、ストー(後半27分:ファン・デル・ヴィール)=ファン・ペルシー(後半1分:アフメタン・キョセ)



スーパーな君、コンヤ・スポル(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 8. 7)

ヴィルフリート・モケ・アブロ(左)クアレスマ(右)(ハベル・テュルク紙) コンヤ・スポル、歓喜(ハベル・テュルク紙)  コンヤ・スポルが、前半33分、トゥラオレのゴールで先制した。後半33分に、ジェンク・トスンが同点ゴールを放った。同45分、ペペが与えてしまったPKを、コンヤ・スポルのスクビッチが決めた。その結果、ベシクタシュは、サポーターたちの顔をほころばせることができなかった。

 トルコ杯は、コンヤ・スポルのものとなった。サムスンで行われたトルコ杯決勝戦は、ベシクタシュを1:2でくだしたコンヤ・スポルが、いい終り方をした。前半15分、ジェンク・トスンが、相手選手をかわしながらペナルティエリア内から放った強烈なシュートは、セルカン・クルントゥルが、辛うじてパンチングで防いだ。同33分、コンヤ・スポルが0:1と先制した。フォファナのスルーパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で追いついたトゥラオレが、狙いすましたシュートを放つと、前が空いていたGKファブリシオの頭上を抜けゴールネットに収まったのだった。同39分、ライアン・バベルが絶好の位置からシュートを試みたが、結果には繋がらなかった。放ったシュートが、アリ・トゥランに当たってしまったのだ。同42分、ベシクタシュのオランダ人スター選手ライアン・バベルが、フェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放ったが、ボールは、コンヤ・スポルのディフェンダーに当たり、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。

                  後半ロスタイム2分、アルヴァド・ネグレドが決定機を逃す

 後半30分、フォファナが、ペナルティエリア内へと入る手前で、シュートを放った。だが、スコアを変えるには至らなかった。同33分、ベシクタシュが同点に追いついた。ジャネル・エルキンのスローインのボールが、クアレスマからこぼれ、そのボールがジェンク・トスンの前に転がった。ジェンク・トスンが、体を反転させながら放った強烈なシュートは、GKセルカン・クルントゥルの指先をかすめ、コンヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。同44分、ペペが、ペナルティエリア内でジョンソンを倒した。フラト・アイドゥヌス主審はPKを指示した。このPKを、スクビッチが決めた。1:2。同ロスタイム2分、クアレスマの右サイドからのセンタリングに対し、ゴールエリアにいたネグレドがヘッドで合わせると、ボールは、GKセルカン・クルントゥルからこぼれた。こぼれ球が、ネグレドに当たった。セルカン・クルントゥルは、そのボールを、ゴールライン際で、両足を使いコントロールして事なきを得た。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・ラミレス=アンドレアス・ベック(後半16分:ジャネル・エルキン)、ペペ、トシッチ、アドリアーノ=アッティバ・ハッティンソン、オウズハン・オズヤクプ=クアレスマ、トルガイ・アルスラン(後半16分:アルヴァド・ネグレド)、ライアン・バベル=ジェンク・トスン
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、ヴィルフリート・モケ・アブロ、フェルハト・オズトルン=アリ・チャムダル(後半31分:ムサ・アラス)、メフディ・ブラビア=オメル・アリ・シャヒネル(後半37分:イモー・エゼキール)、アブドゥ・ラザチ・トゥラオレ、モリケ・フォファナ=デニ・ミロセヴィッチ(後半20分:ジャン・ジョンソン)



ガラタサライ、セルチュク・イナンの衝撃(フォトマッチ紙 17. 8. 6)

セルチュク・イナン(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライの主将セルチュク・イナンが、ヘルタ・ベルリンと行った練習試合で傷み、途中交替を余儀なくされた。

 新シーズンに向けての準備を続けているガラタサライが、その一環として、ドイツ・ブンデス・リーガのヘルタ・ベルリンと対戦した。この試合で、ガラタサライの主将セルチュク・イナンが、故障を発生させ、途中交替を余儀なくされた。
 セルチュク・イナンは、前半36分、中盤でせめぎ合いに入りピッチに倒れ込んでしまった。起き上がれないセルチュク・イナンに対し、メディカル・チームが、治療のためにピッチに入った。メディカル・チームが、最初の治療を行っている間は、試合の継続ができなかった。
 コライ・ギュンターと交替したセルチュク・イナンのケガの重大度は、検査の結果、明らかになるだろう。



ベシクタシュで注目の展開! イェレマイン・レンスが来て、クアレスマが去る(ファナティック紙 17. 8. 5)

イェレマイン・レンス(イエニ・シャファク紙) クアレスマ(ファナティック紙)  イェレマイン・レンスと行った5年間という長期に渡る契約締結のわけ、それは、リカルド・クアレスマを、来季に中国へ売るということ、、、、。

 ベシクタシュの補強の最後を告げるイェレマイン・レンスが、今夕、イスタンブル入りする。年俸220万EUROで5年契約に調印するイェレマイン・レンスの移籍に対し、移籍金として、サンダーランドに2年間で450万EUROを支払うベシクタシュが、長期契約を結ぶわけが明らかになった。
 1年後、2018W杯の年に、ポルトガル人スター選手クアレスマを、中国に売ることを計画しているベシクタシュは、クアレスマのポジションを、29歳になっているイェレマイン・レンスで、長期に渡り埋めようと考えていることが明らかになった。昨季、フェネルバフチェにレンタルされていたイェレマイン・レンスは、ベシクタシュとの交渉で、「とっても調子がいい。もう少し早くチームに合流したかった」と言ったということだ。



フェネルバフチェ、勝ち上がる(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 8. 4)

ナビル・ディラル(フェネルバフチェ公式HP) マテュー・ヴァルブエナ(左)(フェネルバフチェ公式HP)  オーストリアで1:2で勝ったシュトゥルム・グラーツを相手に、ナビル・ディラルのゴールで先制したフェネルバフチェだったが、フスペクのシュートを防ぐことができなかった。だが、そこまでのスコアを守り、勝つという目標は達成したのだった。

 フェネルバフチェは苦しんだ。だが、勝ち上がった。フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第2戦で、アウェー戦では1:2で勝ったシュトゥルム・グラーツに、カドゥキョイでは1:1で引き分け、望ましい結果を得た。だが、フェネルバフチェが、この試合の後半で見せた悪いサッカーは、批判を集めるものだった。

                  マテュー・ヴァルブエナがゴールのお膳立て

 前半24分、左サイドから、マテュー・ヴァルブエナがフリーキックを蹴ると、そのコースに入ったオザン・トゥファンがヘッドで合わせたが、ボールは、ファーサイドのゴールポスト際を、転がりながら外に出て行った。同32分、フェネルバフチェが先制した。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだマテュー・ヴァルブエナが、相手選手をすり抜け、いいセンタリングを入れた。ファーサイドでいいジャンプをしたナビル・ディラルが、ヘッドで合わせると、相手ゴールネットを揺らしたのだった。1:0。後半21分、シュトゥルム・グラーツにゴールが生まれた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだフスペクが、ハサン・アリ・カルドゥルムをかわし放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。

                  ヴォルカン・デミレル、大きなセーヴィング

 同25分、シュトゥルム・グラーツが大きなチャンスを掴んだ。右サイドでボールを持ち動き出したヒールランダーがセンタリングを入れると、ゴールエリアのニアサイド・ライン上でいいジャンプをしたシューベルトが、至近距離からヘディングシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行った。同39分、右サイドで相手選手をすり抜けたあと、ナビル・ディラルとワンツーをしたマテュー・ヴァルブエナが、左サイドのペナルティエリア内の絶好の位置にいたメフメット・トパルにボールを出した。メフメット・トパルは、ボールをコントロールしたあと、シュートを放ったが、ボールはバーに当たり外に出て行った。同44分、マルティン・シュクルテルが、相手選手を1人ずつかわし、GKと1対1となった。だが、狙い澄まして放ったシュートは、スコアを変えるに至らなかった。同ロスタイム2分、ヴォルカン・デミレルが見事なセーヴィングを見せ、試合は、1:1のスコアを守ったフェネルバフチェが勝ち上がった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン(後半37分:メフメット・トパル)=ナビル・ディラル、アルペル・ポトゥク、マテュー・ヴァルブエナ(後半ロスタイム4分:マウリシオ・イスラ)=アフメタン・キョセ(後半17分:ファン・ペルシー)



バシャクシェヒル・スポル、いいところを見せる(タクヴィム紙 17. 8. 3)

アデバヨル(右)を讃えるエムレ・ベレズオウル(ミリエット紙) エディン・ヴィスチャ(右端)のゴール(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  ベルギーでの試合でアドヴァンテージを得たバシャクシェヒル・スポルは、3:3で終わった第1戦を受けて行われた第2戦を2:0で制し、プレーオフに駒を進めた。

 アブドラハ・アヴジュ監督率いるバシャクシェヒル・スポルが、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦3回戦で、クラブ・ブルージュと対峙した。ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、相手に対して明白な勝ちとなるスコアで、また相手を圧するサッカーで優位を作り上げたバシャクシェヒル・スポルが、前半であげた2得点で、勝利を手にしたのだった。チャンピオンズリーグのプレーオフに駒を進めることになったバシャクシェヒル・スポルは、歴史的な勝利で、多くの初ものを手に入れた。ヨーロッパのカップ戦で、初めての勝利をおさめたバシャクシェヒル・スポルは、チャンピオンズリーグで初のプレーオフ進出とともに、クラブ・ブルージュに初めて勝ったトルコのクラブともなったのだ。

                  アデバヨル、見事なヘディングシュート

 エマニュエル・アデバヨルが、前半7分に決めたヘッドによる素晴らしいゴールで、バシャクシェヒル・スポルが先行した。ガエル・クリシーのきれいなセンタリングに合わせたアデバヨルのヘディングシュートが、GKエタン・ホルヴァトを捉えたのだった。

                  ヴィスチャ、許さず

 バシャクシェヒル・スポルは、同34分に、エディン・ヴィスチャが点差を2と開くゴールを決めた。ディフェンスからこぼれたボールに反応して間に入った1点目を決めたアデバヨルが、エディン・ヴィスチャにボールを出した。そのエディン・ヴィスチャが、ペナルティエリア・ライン上からグランダーの強い、そして狙いすましたシュートを放つと、クラブ・ブルージュのゴールネットが揺れたのだった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ(後半43分:ステファノ・ナポレオニ)、マルシオ・モッソーロ(後半26分:ギョクハン・インレル)、エルイェロ・エリア(後半33分:ケリム・フライ)=アデバヨール



ブラク・ユルマズの契約、解除される(フォトマッチ紙 17. 8. 2)

ブラク・ユルマズ  トラブゾン・スポルが、この間獲得に向け努力を重ねてきたブラク・ユルマズの移籍に向け、注目すべき展開が起こった。

 中国の北京国安が、ブラク・ユルマズとの契約を解除したのだ。
 これで、32歳になっているブラク・ユルマズのトラブゾン・スポルへの移籍についての障害はなくなった。
 ブラク・ユルマズは、元所属していたトラブゾン・スポルと、再び3+1年の契約を結ぶことに合意している。ブラク・ユルマズが、350万EUROの年俸+ボーナス給を得ることで、既に合意に達していることは知られている。これとは別に、トラブゾン・スポルは、北京国安側に、移籍金として350万EURO+50万EUROの特別金を支払うことになる。
 ブラク・ユルマズは、2010-12年に、トラブゾン・スポルに在籍した際には、79試合に出場して55ゴールを記録している。
 本日、トラブゾンで行われる設立50周年記念式典には参加予定のないブラク・ユルマズだが、スタジアムにあるスクリーンを通じて、映像でもってサポーターたちにメッセージを送ることになっている。ブラク・ユルマズは、、トルコ・リーグ第1節のコンヤ・スポル戦には、ピッチに立つものと考えられている。



ンディアエ、ガラタサライ入り(フォトマッチ紙 17. 8. 1)

ンディアエ(フォトマッチ紙)  ガラタサライが、セネガル人MFンディアエの移籍に関して、オスマンル・スポルと合意に至った。ガラタサライは、移籍金として、オスマンル・スポルに750万EUROと下部組織から3選手を1年間出すことになった。昨日、ドゥルスン・オズベク理事長とともにイスタンブル入りしたンディアエには、220万EUROの年俸が支払われる。

 補強活動に余念のないガラタサライが、ユネス・ベランダ、マイコン、バフェティンビ・ゴミス、マリアーノ・フェッレイラに続いて、パパ・アリウネ・バドゥ・ンディアエの獲得も果たした。交渉では、移籍金を500万EUROと設定して臨んだガラタサライに対し、オスマンル・スポルが1000万EUROに固執したため、その交渉は暗礁に乗り上げていた。昨日、アンカラに入ったドゥルスン・オズベク理事長は、オスマンル・スポルのサドゥク・ディク理事長と会い、交渉が妥結した。オスマンル・スポルは、750万EUROの移籍金を受け入れ、更に、それに加えて、ガラタサライは、下部組織から3選手を出すことを約束したのだった。ガラタサライは、かつてトルコ・リーグから、アンバラト獲得に840万EUROを払ったことがあった。ンディアエ獲得に要した移籍金は、それに次ぐ高額なものとなった。
 交渉が妥結するのが待たれていた26歳のンディアエは、ガラタサライから220万EUROの年俸を得ること、また4年契約を結ぶことが明らかになっている。ガラタサライは、昨日、この移籍を公表し、本日、契約に調印をする。

                  移籍金は21倍に

 オスマンル・スポルが、2015年に35万EUROで、ノルウェーのボデ/グリムトから獲得したンディアエが。ガラタサライに750万EUROで移籍することで、その移籍金は、2年間で21倍に跳ね上がった。オスマンル・スポルとは、2020年までの契約があったのだ。

                  59試合で17ゴールを記録

 オスマンル・スポルで活躍したンディアエは、単にディフェンスだけではなく、攻撃面でも大きな貢献をした。トルコ・リーグで、この2年間、59試合に出場して、17ゴールと6アシストを記録している。



ベシクタシュ、スペイン・キャンプを打ち上げる(TRT 17. 7.31)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、スペインでのキャンプを、レアル・ベティスとの試合を最後に打ち上げた。

 スペインに、7月23日に入り、8日間、その多くの日々を2部練習で過ごしたベシクタシュは、スペインでの最後の練習試合を、レアル・ベティスと行った。試合は、1:1で、両者引き分けに終わった。

                  5回の練習試合で勝利はなし

 ベシクタシュは、新シーズンを前にして戦った5回の練習試合で、勝利にありついていない。
 イスタンブルで戦ったフォルトゥナ・シッタート戦では、3:3で引き分けたベシクタシュは、中国で戦ったシァルケ04戦は、2:3で敗れた、スペインで最初に戦ったレアル・バリャドリド戦は2:2で引き分けたベシクタシュは、ラス・パルマス戦は1:4で敗れ、最後のレアル・ベティス戦は、1:1で引き分けたのだった。

                  またしてもゴールを浴びてしまった

 ベシクタシュは、5回の練習試合で、いずれもゴールを浴びてしまった。この5試合で、13ゴールを喰らったということだ。

                  ペペ、経験の豊かさを見せる

 ベシクタシュ入り後、初めて練習試合に出場したペペが、45分間プレーした。
 ベシクタシュが、レアル・マドリードから獲得したペペは、しばしば守備陣に対して注意を喚起していた。ディフェンスのまとめ役を果たしていたペペは、その経験でもって安心感を与えていた。

                  オルカン・チュナルもプレー

 ベシクタシュに新加入のオルカン・チュナルも、後半起用された選手の1人だった。同26分、アッティバ・ハッティンソンに替わり投入されたオルカン・チュナルは、右サイドを任されていた。
 ベシクタシュは、スペインでのキャンプを終えて、夜にイスタンブルに戻ることになっている。
 明日は、休暇を与えられている選手たちは、スーパーカップで対戦するコンヤ・スポル戦に備えての準備を、8月1日(火)より開始する。



フェネルバフチェ、シュトゥルム・グラーツ戦に向けての準備(ファナティック紙 17. 7.30)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦で、オーストリアのシュトゥルム・グラーツと8月3日(木)に、イスタンブルで戦う第2戦に向けての準備を、1日の休暇を取ったあと再開した。

 フェネルバフチェ側が発表したところによれば、フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、アイクト・コジャマン監督指揮下、報道陣に非公開で行われた練習では、耐久ランニング、5:2でのボールの奪い合い練習を行った。更に、パス練習を行ったあと、狭いコートを使ったミニゲームを行い、この日の練習を打ち上げた。
 フェネルバフチェの選手では、フェルナンダオ、シモン・ケール、ロビン・ファン・ペルシーが、チームと離れて、特別プログラムを含む練習を行っていた。フェネルバフチェは、シュトゥルム・グラーツ戦に向けての準備を、明日の練習でも引き続き行う。



フェルナンドとソフィアン・フェグリ、ガラタサライ入り(TRT 17. 7.29)

ソフィアン・フェグリ フェルナンド  新シーズンに向けての準備を続けているガラタサライは、補強活動も継続中だ。

 ガラタサライは、マイコン、ユネス・ベランダ、バフェティンビ・ゴミス、マリアーノ・フェッレイラに次いで、ウエストハム・ユナイテッドのモロッコ人選手ソフィアン・フェグリと、マンチェスターシティのブラジル人選手フェルナンドと合意に達した。
 ソフィアン・フェグリの移籍金として、ウエストハム・ユナイテッドに450万EURO、フェルナンドの移籍金として、マンチェスターシティに525万EUROを、ガラタサライは支払うことになる。
 フェルナンドとは3年、ソフィアン・フェグリとは3+1年の契約を結ぶことになる。
 2選手とも、全ての点で合意に達しているガラタサライは、数日以内に、イスタンブル入りさせるものと考えられている。
 選手たちの調印が終わると、ガラタサライのオーストリア・キャンプに加わることになる。
 昨季、ウエストハム・ユナイテッドで28試合に出場した28歳のソフィアン・フェグリは、4ゴールと3アシストを記録している。
 また、ソフィアン・フェグリは、アルジェリア代表として31試合に出場して11ゴールを記録している。
 フェルナンドは、マンチェスターシティで、昨季は26試合出場している。



シュトゥルム・グラーツ 1:2 フェネルバフチェ(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 7.28)

アルペル・ポトゥク(左)(フェネルバフチェ公式HP) マテュー・ヴァルブエナ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  アイクト・コジャマン監督率いるフェネルバフチェが、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第1戦をアウェーで戦い、1:0と先制を許したが、シュトゥルム・グラーツを1:2でくだした。

 フェネルバフチェが、2017-18シーズン最初の公式戦として、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦をアウェーで戦い、オーストリアのシュトゥルム・グラーツを1:2でくだした。フェネルバフチェに、国際舞台での最もいい成績、即ち、2013年、UEFA欧州リーグ準決勝にまで導いたアイクト・コジャマン監督は、「まだ、半分しか仕上がっていない者がいる」と言いながらも、4年ぶりに復帰したフェネルバフチェで、初の公式戦に臨んだ試合でもあった。
 ホームのシュトゥルム・グラーツは、前半10分にシュテファン・ヒールランダーのゴールで1:0と先制した。左サイドで突然生まれたシュトゥルム・グラーツの攻撃で、レッハーが、ペナルティエリア内へ入り込み、グランダーの強いセンタリングを入れた。ペナルティエリア内ゴール右斜め前でボールを得たヒールランダーが、強いシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。アウェー戦ながらサポーターの声援を背に受けたフェネルバフチェは、同29分に同点に追いついた。右サイドからフェイントをかけながらペナルティエリア内へと入ったアルパー・ポトゥクが、ゴールライン際まで入り、ゴールエリア内へと折り返した。このアルペル・ポトゥクのセンタリングで、ボールは、GKを抜け、17歳のストッパー、マレシッチに当たりゴールインしてしまった。1:1。このゴールの6分後、フェネルバフチェは、一旦、1:0とリードを許した試合を、1:2とひっくり返すことに成功した。マテュー・ヴァルブエナの蹴ったコーナーキックに、ニアサイドでいいジャンプをしたロマン・ノイシュテッターがヘッドで合わせると、これが、相手ゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 後半は、テンポの落ちるということはなかった試合だったが、両者ともにゴールをチャンスをものにできず、試合は、フェネルバフチェが1:2とリードしたまま終わった。オーストリアでのアウェー戦で、アドヴァンテージを獲得したフェネルバフチェは、第2戦を、8月3日(木)、イスタンブルのウルケル・スタジアムで戦う。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジョゼフ・デ・ソーサ、オザン・トゥファン=ナビル・ディラル(後半29分:メフメット・トパル)、アルペル・ポトゥク(後半44分:アートゥフ・シェシュー)、マテュー・ヴァルブエナ=アフメタン・キョセ(後半31分:マウリシオ・イスラ)



クラブ・ブルージュ 3:3 バシャクシェヒル・スポル(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 7.27)

モッソーロのゴールシーン(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ガエル・クリシー(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  バシャクシェヒル・スポルは、チャンピオンズリーグ予備戦3回戦第1戦で、2:0とリードを許しながらも、クラブ・ブルージュと3:3で引き分けた。

 バシャクシェヒル・スポルは、史上初の参戦となるチャンピオンズリーグで、いい始まり方をした。バシャクシェヒル・スポルは、チャンピオンズリーグ予備戦3回戦第1戦で、2:0とリードを許した試合で、ベルギーのクラブ・ブルージュを、アウェー戦で3:3で引き分け、第2戦に向けアドヴァンテージを得たのだ。
 ヤン・ブライデル・スタジアムで行われたこの試合、正に悪夢のような始まり方をした。クラブ・ブルージュが、前半5分、ボナヴェントゥールの放ったゴールで1:0と先制したのだ。スピードに乗った攻撃で、レファエロフのスルーパスを、ペナルティエリアの外で受けたボナヴェントゥールが、ペナルティエリア内へと入りグランダーのシュートを放つと、GKヴォルカン・ババジャンの右を抜け、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。更に、同16分、クラブ・ブルージュが、ペナルティエリアの外で得たフリーキックを、ダンスヴィルが蹴ると、直接枠を捉えた強烈なボールは、ゴール隅に突き刺さったのだった。2:0。一方のバシャクシェヒル・スポルは、同12分と34分に、新加入のエリアのシュートが惜しい結果になった。同12分には、カイチャラの右サイドからペナルティエリアへと入れたセンタリングが、ファーサイドにいたエリアの前に落ちた。ゴール斜め前の至近距離から放たれたシュートは、GKに当たりコーナーキックへと替わったのだった。同34分には、何度か繰り返されたパス交換ののちに、ボールが、左サイドのペナルティエリアに近いところでエリアに渡った。エリアは、ペナルティエリア内へと入る前に強烈なシュートを試みたが、ボールは、サイドネットの外に吸い込まれただけだった。結局、前半は、スコアは変わらないまま終わった。
 後半、バシャクシェヒル・スポルは驚異の恢復を見せた。同14分、モッソーロが、点差を1と縮めるゴールを決めた。マフムト・テクデミルのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたモッソーロが、左足一閃、とっても強烈なシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしたのだった。2:1。同18分には、オランダ人選手エリアが、同点ゴールを決めた。放り込まれたロングパスで、相手ディフェンスの裏を取ったエリアが、ペナルティエリア内で見事な動きで相手選手をすり抜け、狙いすましたシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしたのだった。2:2。同29分、再び表舞台に上がったモッソーロが、2:3とする逆転ゴールを決めた。エディン・ヴィスチャのスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたモッソーロが、インサイドキックで放ったシュートが、GKの頭越しにゴールインしたのだった。2:3。だが、その5分後、またしてもダンスヴィルに、フリーキックからゴールを決められ、クラブ・ブルージュが3:3としたのだった。残りの時間では両者ともにチャンスを生かせず、試合は3:3のまま終わりを告げた。
 なお、バシャクシェヒル・スポルとクラブ・ブルージュの第2戦は、8月2日(水)午後9時45分キックオフで行われる。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイチャラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=エムレ・ベレズオウル(後半32分:ギョクハン・インレル)、マフムト・テクデミル=エディン・ヴィスチャ(後半38分:トゥナイ・トルン)、マルシオ・モッソーロ、エルイェロ・エリア(後半44分:ステファノ・ナポレオニ)=アデバヨール



フェネルバフチェ、FW危機(タクヴィム紙 17. 7.26)

ファン・ペルシー(イエニ・シャファク紙) アートゥフ・シェシュー  エトーの獲得を実現できなかったフェネルバフチェで、FWに大きな不安が生まれている。ファン・ペルシーとフェルナンダオが故障のため、シュトゥルム・グラーツ戦では、最前線にはアートゥフ・シェシューを置くことになるだろう。

 UEFA欧州リーグで、明日対戦するシュトゥルム・グラーツ戦を前に、フェネルバフチェでは、大きなFW危機が発生している。ここ3日間、エトー獲得に大きな努力を重ねてきたフェネルバフチェだが、アンタルヤ・スポルが放出しないことを表明するにおよんで、大きな衝撃に捉われている。直近の練習に、姿がなかったファン・ペルシーが、シュトゥルム・グラーツ戦にプレーできないことが明らかになったことで、フェネルバフチェは混乱を極めている。

                 最後の手はアートゥフ・シェシュー

 ファン・ペルシーとフェルナンダオが、シュトゥルム・グラーツ戦を前に故障を抱えているためにプレーできないということは、フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督を、かなり考え込ませている。同監督は、明日の試合では、最前線にはアートゥフ・シェシューを置くものと思われる。シュトゥルム・グラーツ戦では、本職のFWというのは、20歳のアフメタン・キョセだけである。同監督は、試合の流れでは、この若いアフメタン・キョセに出場の機会を与えることが予想される。



バシャクシェヒル・スポル、ベルギー入り(フォトマッチ紙 17. 7.25)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  チャンピオンズリーグ予備戦3回戦で、クラブ・ブルージュと対戦するバシャクシェヒル・スポルが、この水曜日にアウェーで戦うため、ベルギーに入った。

 チャンピオンズリーグ予備戦3回戦で、クラブ・ブルージュと対戦するバシャクシェヒル・スポルが、第1戦のためにベルギーのオーステンデ市に入った。アタテュルク空港に入った選手団の中でも、エムレ・ベレズオウルとエマヌエル・アデバヨルに、大きな関心が寄せられていた。メスト・アルタン理事を含む一行は、チェックインを済ませたあと、出国手続きを行った。ベルギーのオーステンデ市に向かった一行は、ここから陸路、試合会場のあるブルージュに向かう。明日、現地時間午後5時30分より、アブドラハ・アヴジュ監督及び選手代表1名が記者会見を行ったあと、選手たちは、試合前最後の練習を行うことになっている。現地時間午後6時に開始予定の練習の最初の15分間だけが、報道陣に公開される。



ベシクタシュ、若きスター選手を獲得(TRT 17. 7.24)

オルカン・チュナル  ベシクタシュが、長きに渡り獲得交渉を続けてきたオルカン・チュナルについて妥結を見た。ガジアンテップ・スポル所属だったオルカン・チュナルは、近々、スペイン・キャンプに加わるものと考えられる。

 ベシクタシュは、長きに渡り獲得を目指していたオルカン・チュナルと合意に達した。オルカン・チュナルは、メディカルチェックが終わったあと、火曜日にスペイン・キャンプに加わるものと考えられている。
 ベシクタシュは、オルカン・チュナルの移籍金として、ガジアンテップ・スポルに45万EUROを支払うことになる。また、5年契約を結ぶことになるオルカン・チュナルの年俸は50万EUROとなる。
 2015年以後、ガジアンテップ・スポルのユニフォームを着ているオルカン・チュナルは、昨季、トルコ・リーグ15試合を含む21試合に出場した。生まれ育ったドイツのヴォルフスブルクの下部組織で、サッカー人生を始めた現在21歳のオルカン・チュナルは、その21試合で3ゴール2アシストを記録している。



バシャクシェヒル・スポル、クラブ・ブルージュ戦の登録メンバー(ファナティック紙 17. 7.23)

アブドラハ・アヴジュ監督(ヒュリエット紙)  バシャクシェヒル・スポルが、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦3回戦のためにUEFAに登録した25人のメンバーには、エゲメン・コルクマズ、ハカン・オズメルト、そして、故障を抱えるメフメット・バッタルとオーレリアン・シェデューは含まれていなかった。

 バシャクシェヒル・スポルは、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦3回戦で、ベルギーのクラブ・ブルージュと戦う試合のために、UEFAに25人の登録メンバーを提出した。UEFA公式サイトに掲載された情報によれば、アブドラハ・アヴジュ監督は、そのリストに、新たにチームに合流して練習に加わっているエゲメン・コルクマズと並び、ハカン・オズメルトと、故障を抱えるメフメット・バッタル、及びオーレリアン・シェデューは含めなかった。オーレリアン・シェデュー以外の新たな加入選手であるケリム・フライ、マヌエル・デ・コスタ、ギョクハン・インレル、メヴルト・エルディンチ、ガエル・クリシー、トゥナイ・トルン、エルイェロ・エリアは含まれている。
 バシャクシェヒル・スポルが、クラブ・ブルージュ戦のために、UEFAに提出したリストには、次の選手たちの名前がある。
 GK:ヴォルカン・ババジャン、ファルク・チャクル、ウフク・ジェイラン
 DF:ガエル・クリシー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、マヌエル・デ・コスタ、ウーウル・ウチャル、アルパルスラン・エルデム、ジュニオール・カイチャラ
 MF:ジョゼフ・アタマー、エムレ・ベレズオウル、エディン・ヴィスカ、モッソーロ、エルイェロ・エリア、イルファン・カフヴェジ、マフムト・テクデミル、トゥナイ・トルン、ケリム・フライ、オカン・サラチオウル、オクタイ・バラ、ギョクハン・インレル
 FW:エマヌエル・アデバヨル、ステファノ・ナポレオニ、メヴルト・エルディンチ、ソコル・チカレシ



ベシクタシュのスペイン・キャンプは、明日、開始(ファナティック紙 17. 7.22)

シェノル・ギュネシュ監督(タクヴィム紙)  長年にわたり、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイスといった国々で、キャンプを行ってきたベシクタシュが、その伝統を、2度にわたり破ることになった。

 史上初めて、中国遠征を行ったベシクタシュは、練習試合を行うために、これらの4ヶ国の替わりに、スペインを選んだ。2009年に優勝を遂げたあと、スペインで練習試合を行ったベシクタシュは、そのときは、ウエルバとセヴィージャであった平和杯争奪戦に参加した。それから8年後に、2回目のスペイン遠征を行うベシクタシュは、明日、その旅路に着く。
 最初の16日間を、イスタンブルで練習をしていたベシクタシュは、この段階では、ネヴザト・デミル・グランドでフォルトゥナ・シッタートと練習試合を行い、3:3で引き分けた。その後、2度目の練習試合を、シャルケ04と中国で行ったベシクタシュは2:3で敗れた。
 中国から帰国後、3日間の休暇をとった選手たちは、明日集合をしてから、スペインに向かう。スペインのマルベーリャで、8日間のキャンプに入るベシクタシュは、その間に3回の練習試合を行う。ポルトガル代表としてコンフェデ杯のファイナルに出場したため、特別休暇を得ていたクアレスマと、新加入のペペも、このキャンプに合流することになっている。
 ベシクタシュが、スペインで戦う練習試合の日程は、次の通りである。
 7月25日(火) ベシクタシュ vs レアル・バリャドリド(於:マルベーリャ・スタジアム)
 7月27日(木) ベシクタシュ vs ラス・パルマス(於:マルベーリャ・スタジアム)
 7月30日(日) ベシクタシュ vs レアル・ベティス(於:ミラドル・スタジアム)



ガラタサライ 1:1 オステルズント(ガラタサライ公式HP+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 17. 7.21)

マイコン(下)(ミリエット紙) バフェティンビ・ゴミス(左)(ミリエット紙)  ガラタサライは、UEFA欧州リーグ予備戦2回戦第2戦で、オステルズントを、テュルク・テレコム・アリーナに迎えた。試合は、1:1で終わった。

 前半7分、コーナーキックを得たガラタサライは、これを、セルチュク・イナンが蹴った。中へ入れると、マイコンがジャンプをしたが、ボールは、GKケイタがキャッチした。同27分、ヤシン・オズテキンが、ペナルティエリア内でボールを得た。フェイントをかけ、前を開けたヤシン・オズテキンが放ったシュートは、僅かに枠を外れ外に出て行ってしまった。同44分、マルティン・リネスが、右サイドからセンタリングを入れると、バフェティンビ・ゴミスがいいジャンプをして、ヘッドに合わせたが、ボールは、転がりながら外に出て行ってしまった。同ロスタイム1分。セルチュク・イナンが、左サイドからセンタリングを入れると、相手ディフェンダーが大きくクリアしようとしたが、ボールを得たシナン・ギュムシュが、体を反転させシュートを試みた。だが、GKケイタが、辛うじてコーナーへと逃げた。同ロスタイム2分、その右コーナーキックを、ユネス・ベランダが蹴ると、ペナルティエリア内で生まれた混戦のなかから、ファーサイドでボールを得たシナン・ギュムシュがシュートを放ったが、ボールは、バーに当たり外に出て行ってしまった。そして、前半は、両者無得点で終わった。
 後半、プレスをかけて入ったガラタサライは、バフェティンビ・ゴミスによりゴールに近づいた。同6分、ユネス・ベランダのセンタリングに合わせて、ペナルティエリアにいたバフェティンビ・ゴミスが、ヘディングシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を外れて外に出て行ってしまった。同14分、ガラタサライ陣内で、アフメット・チャルクからこぼれたボールを奪い取り、ペナルティエリア内へと入り込み、ムスレラと1対1となったゴッドスが、ムスレラのチェックでピッチに倒れると、主審はPKを指示した。同15分、このPKを、ヌリが決め、オステルズントは0:1と先制した。同24分、ガラタサライが同点に追いついた。トルガ・ジエルジのセンタリングを受け、ペナルティエリア内でボールを得たユネス・ベランダがシュートを放ったところ、ゴールライン上にいたアフメット・チャルクが足を出すと、オステルズントのゴールネットが揺れたのだった。1:1。そして、試合は、このスコアのまま終わったのだった。

【ガラタサライ】ムスレラ=マルティン・リネス、マイコン、アフメット・チャルク、リオネル・キャローレ(後半12分:エレン・デルディヨク)=トルガ・ジエルジ、セルチュク・イナン=シナン・ギュムシュ、ユネス・ベランダ、ヤシン・オズテキン(後半25分:ガリー・ロドリゲス)=バフェティンビ・ゴミス



フェネルバフチェ、揺らいだが崩れなかった(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 17. 7.20)

マテュー・ヴァルブエナ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ファン・ペルシー(左)(フェネルバフチェ公式HP)  ここまで4回の練習試合を、3敗1分けで来ているフェネルバフチェは、昨日のモナコ戦でも勝てなかった。フェネルバフチェに唯一のゴールをもたらしたのはストーだった。

 新シーズンに向けての準備を続けているフェネルバフチェが、昨日対戦したモナコとの一戦に、1:1で引き分けた。スイスのモントルーで行われたこの試合、フェネルバフチェは、ヴォルカン・デミレル、シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム、オザン・トゥファン、ジョゼフ・デ・ソーサ、アルペル・ポトゥク、ナビル・ディラル、マテュー・ヴァルブエナ、ファン・ペルシーの11人で、試合に臨んだ。前半は、両者ともに、いいチャンスを作るのが難しく、0:0のまま終わった。その均衡を破ったのは、後半8分、モナコのレマルだった。この得点で、モナコが0:1と先制した。フェネルバフチェは、この時間後、攻撃を、しばしば仕掛けるようになっていった。

                 ストー、見事なゴール

 同23分、フェネルバフチェは、途中出場のミロスラフ・ストーのゴールで、同点に追いついた。ペナルティエリア手前で得たフェネルバフチェのフリーキックを、オザン・トゥファンが軽く出すと、ストーが、ゴール左上隅に突き刺さるゴールを決めたのだった。1:1。同点に追いついてから、試合を優位に進めたフェネルバフチェは、終盤、ストーとともに効果的な攻めを見せたにせよ、勝利につながるゴールを決めることはできなかった。そして、試合は、同点のまま終わった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール(後半31分:サリフ・ウチャン)、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半31分:イスマイル・キョイバシュ)=オザン・トゥファン、ジョゼフ・デ・ソーサ=アルペル・ポトゥク(後半31分:ストー)、ナビル・ディラル、マテュー・ヴァルブエナ(後半31分:アートゥフ・シェシュー)=ファン・ペルシー(後半31分:アフメタン・キョセ)



マウリシオ・イスラ、契約締結にやって来る(フォトマッチ紙 17. 7.19)

マウリシオ・イスラ  フェネルバフチェは、ビッグな補強を、正式に成し遂げようとしている。先日、本紙が、「マウリシオ・イスラ、フェネルバフチェ入り」とトップ記事で報じたチリのスター選手が、本日、イスタンブル入りをする。メディカルチェックを受けたあと、調印に至る予定である。

 メフメット・エキジ、マテュー・ヴァルブエナ、ナビル・ディラル、エリフ・エルマスに次いで、フェネルバフチェは、マウリシオ・イスラを獲得しようとしている。マウリシオ・イスラ本人と合意に達していたフェネルバフチェは、所属クラブのカリアリとの交渉を続けていた。そして、昨日、全ての問題が解決した。チリの首都サンチャゴで、この交渉が妥結するのを待っていたマウリシオ・イスラが動き出した。29歳のマウリシオ・イスラは、本日午後11時30分、イスタンブル入りする。長時間の飛行機の旅のため、休息を取り、その後、メディカルチェックを受けてから、正式な調印に至ることになろう。

                 3年契約で合意

 妥結に至ったマウリシオ・イスラのフェネルバフチェへの移籍に関する詳細が明らかになってきている。マウリシオ・イスラが、カリアリに移籍した際、年俸の一部は、ユベントスが支払っていた。だが、ユベントスが、その年俸の一部を支払えないことを明らかにすると、カリアリも、マウリシオ・イスラに対し、「当方も、あなたには、140万EUROを支払うつもりはない」となったということだ。この点に注視したフェネルバフチェは、こういったパスに関する問題が解決した場合に、フェネルバフチェへの移籍が現実のものとなると、マウリシオ・イスラ側に伝えた。そして、イタリアのクラブ間同士の交渉の成り行きが、フェネルバフチェの思惑通りに推移したのを見て、フェネルバフチェへの移籍が実現したのだった。カリアリは、財政的問題が解決したことで、移籍金は求めなかった。フェネルバフチェは、マウリシオ・イスラと3年契約を結ぶことで合意したのだった。



イェレマイン・レンスに200万EURO、、、ベシクタシュがオファー!(フォトマッチ紙 17. 7.18)

イェレマイン・レンス(ヒュリエット紙)  メディカル面の問題からシュポの獲得を諦めたベシクタシュが、矛先をイェレマイン・レンスに転じた。サンダーランドに対し、レンタルで200万EUROのオファーを出したのだ。

 補強に余念のないベシクタシュは、サイドの強化に向けて、矛先を転じることになった。パスを自身が持っているカメルーン人選手シュポ・モティングに、長きに渡り関心を持ち続けていたベシクタシュは、メディカル面に問題ありということで、獲得を断念したのだ。
 シャルケ04所属時期の4月に故障を発生させ、その故障が治っていないため、交渉を打ち切ることが明らかになったのだ。モティングを断念したベシクタシュは、その矛先をイェレマイン・レンスに向けた。サンダーランドと、レンタルでの移籍交渉に入ろうとしているベシクタシュは、今週中にも正式のオファーを出すことが明らかになっている。

                 1年間のレンタルをするつもり

 オファー内容は、200万EUROでのレンタルと、完全移籍に向けてのオプション付きであることが明らかになっている。サンダーランドとの交渉が合意に至ると、イェレマイン・レンスとの交渉に入ることになるベシクタシュだが、イェレマイン・レンスが、オファーを受け入れた場合、1年間のレンタル移籍が成立することになる。



ユネス・ベランダとヤシン・オズテキンから朗報(タクヴィム紙 17. 7.17)

イゴル・トゥドル監督(タクヴィム紙) ヤシン・オズテキン(フォトマッチ紙) ユネス・ベランダ(ファナティック紙)  UEFA欧州リーグ予備戦第1戦で、オステルズントに2:0で敗れ、勝ち上がりにリスクを得てしまったガラタサライに、ユネス・ベランダとヤシン・オズテキンからいい知らせが舞い込んだ。足の指を骨折したヤシン・オズテキンは、この木曜日に行われる厳しい第2戦には、特製のバンテージを巻いて、試合に臨むつもりをしているということだ。ヤシン・オズテキンが、難しい試合に、バンテージを巻いてプレーするのに対し、故障のため、第1戦では出場できなかったユネス・ベランダが恢復間近だということ、従って、オステルズント戦にはプレーできるということが明らかになってきた。この展開は、厳しい試合を前にして、イゴル・トゥドル監督の顔をほころばせている。



フェネルバフチェ、またダメだった(フォトマッチ紙 17. 7.16)

ファン・ペルシー(右)(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・トパル(左端)マテュー・ヴァルブエナ(右端)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、昨日、マルセイユと戦ったが、相手に歯が立たなかった。フェネルバフチェは、ユベントクス・ブカレスト、スポルティング・リスボンに次いで、マルセイユにも、ジェルメンのゴール1つで敗れてしまった。

 フェネルバフチェは、スイスのローザンヌ市で行われたアルプス・サッカー・フェスティヴァル大会で、フランスのマルセイユに、1:0で敗れてしまった。前半20分、. マテュー・ヴァルブエナが、ペナルティエリアの外からシュートを試みたが、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。同22分、サルのセンタリングに、オカンポズがヘッドで合わせたが、GKカメニが、ボールをコントロールした。前半は、0:0のまま終わった。後半4分、シェネル・オズバイラクルのセンタリングに、ファン・ペルシーがヘッドで合わせたが、ボールは、枠の上を越えて外に出て行っただけだった。同8分、オカンポスが、ペナルティエリア内へとボールを持ち込み放ったシュートは、GKカメニのセーヴィングにより、ゴールとはならなかった。同28分、オリンピック・マルセイユが先制点をあげた。サンソンのパスを受け、ジェルメンがグランダーのシュートを放つと、これがゴール隅に入ったのだった。1:0。この結果、フェネルバフチェは、3つ目の練習試合でも勝利にありつけなかった。

【フェネルバフチェ】イドリス・カルロス・カメニ=シェネル・オズバイラクル、シモン・ケール、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半24分:イスマイル・キョイバシュ)=メフメット・トパル(後半24分・オザン・トゥファン)、ジョゼフ・デ・ソーサ=ナビル・ディラル(後半43分:アフメタン・キョセ)、アルペル・ポトゥク(後半24分:メフメット・エキジ)、マテュー・ヴァルブエナ(後半39分:ストー)=ファン・ペルシー(後半39分:アートゥフ・シェシュー)



別れのとき、スナイデル(タクヴィム紙 17. 7.15)

スナイデル(タクヴィム紙)  ガラタサライから離れたスナイデルは、3年内に、トルコの他のクラブに加入した際には2000万EUROを支払わねばならない。

 ガラタサライにおけるウイリー・スナイデルの時代は、昨日、正式に終わりを告げた。2013年1月、ガラタサライに移籍してきたスナイデルは、今季終了時点で契約が満了するまでの1年間の年俸450万EUROを放棄することで、契約が解除された。チーム内の秩序を乱すということで、イゴル・トゥドル監督が嫌がったスナイデルについて、パスを保持しないことにしたガラタサライは、33歳になるスナイデルの契約を解除して、「3年間は、トルコの他のクラブに入った場合には、2000万EUROの違約金を支払う」との一項を入れた。このようにして、ガラタサライは、ライバルのフェネルバフチェやベシクタシュに、スナイデルが行くことを遮った。

                 スナイデル、4年半で8回の優勝に貢献

 スナイデルは、4年半のガラタサライ在籍期間中で、2回のトルコ・リーグ、3回ずつのトルコ杯とスーパーカップ制覇、合計8回の優勝を経験した。ガラタサライでは、174試合に出場して、45ゴール、44アシストを記録した。ガラタサライは、公式ウエブサイトで、ウイリー・スナイデルが、在籍中に示した仕事に感謝の意を表した。



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