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トラブゾン・スポル 1:2 ギョズテペ(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 18. 9.23)

ヤシン・オズテキン(左)セルソ・ボルゲス(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ヤシン・オズテキン(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第6節、トラブゾン・スポルは、ホームでギョズテペに1:2で敗れた。ギョズテペは、ヤシン・オズテキンのゴールで、勝ち点3を手に入れた。トラブゾン・スポルの唯一のゴールを決めたブラク・ユルマズは、前半43分にはPKを失敗した。また、ブラク・ユルマズのシュートは、後半ロスタイム4分にはバーを直撃し、更に、同ロスタイム5分には、ロダレガのゴールが決まったかに見えたが、ヴィデオ判定システムで取り消された。

 トルコ・リーグ第6節で、トラブゾン・スポルが、ホームにギョズテペを迎えた。試合開始まだ 8分というところで、ギョズテペは、ヤシン・オズテキンのゴールで先制した。右サイドで、相手選手をかわしペナルティエリア内のゴールライン際まで持ち込んだカストロのパスに合わせて、ファーサイドでフリーになっていたヤシン・オズテキンがゴールを決めたのだった。0:1。このゴールの20分後、トラブゾン・スポルのGKオヌル・レジェプ・クヴラクの大きなミスを咎めたヤシン・オズテキンが、再び表舞台に上がり、点差を2と拡げた。
 同43分、トラブゾン・スポルはPKを逃した。アミリのパスを受け、ペナルティエリアの右サイドから、ブラク・ユルマズが中へ入れようとしたボールに、ディフェンスのティティが手で防いだため、この試合のヒュセイン・ギョチェク主審がPKを指示したのだった。PKを蹴ったブラク・ユルマズのキックは、GKベトを越えることができず、前半は0:2で終わった。
 後半21分、トラブゾン・スポルが、点差を1と詰めるゴールを、ブラク・ユルマズが決めた。ロダレガのパスを、ディフェンスの裏で受けたアブドゥルカディル・オミュルが出したボールのコースに入ったブラク・ユルマズが触れると、ゴールが決まったのだった。副審が、アブドゥルカディル・オミュルの位置がオフサイドということでフラッグを上げていたので、ヒュセイン・ギョチェク主審は、ヴィデオ判定システムで確認後、ゴールを認定した。1:2。同ロスタイム4分には、ブラク・ユルマズのシュートが、バーを直撃した。
 同ロスタイム5分、ンワケメの左サイドからのセンタリングを、ブラク・ユルマズが落とすと、そのボールを得たロダレガが放ったグランダーのシュートは、ギョズテペのゴールネットに収まった。だが、ヴィデオ判定システムの副審の指摘を受け、ヒュセイン・ギョチェク主審が確認すると、ブラク・ユルマズが手でボールに触れていたことが判り、ゴールは取り消されてしまった。
 この試合では、他のゴールは生まれることはなく、試合は1:2で終了した。
 元トラブゾン・スポルのヤシン・オズテキンが、チームに勝ち点3をもたらしたことになった。
 この結果、ギョズテペは、勝ち点を9に伸ばしたのに対し、トラブゾン・スポルは、勝ち点7に留まった。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ザルゴ・トゥーレ、ムスタファ・アクバシュ、フィリップ・ノヴァク=オジェニ・オナズィ(後半38分:オルジャイ・シャハン)、ホセ・ソーサ=アブドゥルカディル・オミュル、ユスフ・ヤズジュ(後半29分:アントニー・ンワケメ)、ヴァヒド・アミリ(後半1分:フーゴ・ロダレガ)=ブラク・ユルマズ
【ギョズテペ】ベト=ラミネ・ガッサマ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、アダマ・トゥラオレ=セルソ・ボルゲス、アルパスラン・オズテュルク=アンドレ・カストロ、ハリル・アクブナル(後半31分:タイフル・ビンギョル)、ヤシン・オズテキン(後半41分:ヨアン・グーフラン)=カメロン・ジェローム(後半17分:デニズ・カダー)



ブルサ・スポル 0:0 バシャクシェヒル・スポル(ミリエット紙+TRT補綴 18. 9.22)

ジュニオール・カイサラ(左)ウムト・メラシュ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) アレクサンドゥル・エピュロヌ(左)ディアフラ・サッコ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第6節開幕試合で、バシャクシェヒル・スポルが、ブルサ・スポルと0:0で引き分けた。

 トルコ・リーグ第6節、バシャクシェヒル・スポルは、ブルサ・スポルと、ブルサ市営スタジアムでアウェー戦を戦い、0:0で引き分けた。

                 ヴィデオ判定システムでゴールが取り消された

 前半3分、サッコのゴールを決まり、ブルサ・スポルが先制した。。ウミト・オズテュルク主審は、ゴールの判定をくだしたあと、ヴィデオ判定システムの映像で確認をとった。そして、サッコの手がボールに触れたことを確認して、ゴールを取り消した。

                 アデバヨール、オカンに掴まる

 後半7分、ウミト・オズテュルク主審は、バシャクシェヒル・スポル寄りの笛を吹き、PKを指示した。バシャクシェヒル・スポルの攻撃で、イルファン・ジャン・カフヴェジが、ブルサ・スポルのペナルティエリア内でアイタチ・カラにより倒され、それを、ヴィデオ判定システムで確認後、PKを指示したのだった。だが、このPKをアデバヨールが蹴ると、GKオカン・コチュックが防ぎ、PKは失敗に終わったのだった。
 この試合の結果、バシャクシェヒル・スポルは勝ち点を13に伸ばし、試合数が多い中だが首位に立った。一方のブルサ・スポルは、勝ち点が5で14位に位置することになった。

【ブルサ・スポル】オカン・コチュック=バルシュ・ヤルドゥムジュ、オーレリアン・シェデュー、エルトゥールル・エルソイ、ウムト・メラシュ=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ=トゥナイ・トルン(後半22分:ユスフ・エルドーアン)、アンリ・セヴェ(後半32分:フルカン・ソヤルプ)、アラーノ・リマ=ディアフラ・サッコ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、がエル・クリシー=マフムト・テクデミル、ソネル・アイドードゥ(後半18分:マルシオ・モッソーロ)=エディン・ヴィスチャ(後半34分:ケリム・フライ)、イルファン・ジャン・カフヴェジ、ステファノ・ナポレオニ=エマニュエ・アデバヨール(後半42分:リアド・バジッチ)



ベシクタシュ 3:1 サルプスボルグ(ハベル・テュルク紙改 18. 9.21)

ギョクハン・トーレ(左)(ベシクタシュ公式HP) ライアン・バベル(ベシクタシュ公式HP)  欧州リーグI組で、ベシクタシュが、ノルウェーのサルプスボルグを3:1でくだした。この試合の後半から投入されたライアン・バベルが、試合の運命を変える役割を果たした。ベシクタシュに勝利をもたらしたゴールは、そのライアン・バベル、エンソ・ロコ、イェレマイン・レンスだった。

 ベシクタシュが、相次ぐゴールを決めた。UEFA欧州リーグI組第1戦で、ベシクタシュは、ノルウェーのサルプスボルグを3:1でくだした。I組のもう1試合は、ベルギーのゲンクが、スウェーデンのマルメを、2:0のスコアでくだした。
 前半は、両者ともに無得点で終わったこの試合、後半に入るところで、シェノル・ギュネシュ監督は、選手交替を行って臨んだ。856日ぶりに先発メンバーに起用されたギョクハン・トーレに替えて、ライアン・バベルを投入したのだ。
 黄金のオレンジとなったライアン・バベルは、同6分、先制点をたたき出した。中盤から生まれたベシクタシュの攻撃で、ボールを持ったサイル・ラリンが、ショートパスをライアン・バベルに出すと、ボールの左から回り込んだライアン・バベルがシュートを放つと、ボールは、GKの傍らを抜け、相手ゴールネットを揺らしたのだった。
 同24分、ベシクタシュは、エンソ・ロコのゴールで、スコアを2:0とした。右サイドで、ベシクタシュがフリーキックを得ると、ボールの前にはアデム・リャイッチが立った。アデム・リャイッチが、ペナルティエリア内へとボールを入れると、ファーサイドで、このボールに向かい動き出したエンソ・ロコが、ヘッドで合わせると、ボールは、ゴールネットに収まったのだった。
 同37分、イェレマイン・レンスが3:0とするゴールを決めた。イェレマイン・レンスにより始まったベシクタシュの攻撃で、ボールを得たライアン・バベルが、短いパスを、ペナルティエリア内へと動いていたオウズハン・オズヤクプに送った。オウズハン・オズヤクプのセンタリングで、ファーサイドでボールを得たイェレマイン・レンスが、フリーで相手GKと1対1となり、そのシュートがゴールインしたのだった。3:0。
 同ロスタイム3分、トビアス・ハインツが左コーナーキックを蹴ると、ボールはペナルティエリア内へと向かった。ニアサイドでボールがこぼれると、このボールに、詰めていたクリストファー・ザッハリアッセンがヘディングシュートを試みると、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。3:1。
 そして、試合は、ベシクタシュが3:1の優位を保ったまま終わった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル(後半40分:ネジプ・ウイサル)、ペペ、エンソ・ロコ、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル、オウズハン・オズヤクプ=イェレマイン・レンス、アデム・リャイッチ(後半33分:トルガイ・アルスラン)、ギョクハン・トーレ(後半1分:ライアン・バベル)=サイル・ラリン



エリフ・エルマスを求める(ファナティック紙 18. 9.20)

エリフ・エルマス(ファナティック紙)  フェネルバフチェの若きMFエリフ・エルマスを観るために、ディナモ・ザグレブ戦に、ヨーロッパの2つのビッグクラブのスカウトがやって来るということだ。

 トルコ・リーグの直近の試合カイセリ・スポル戦で、唯一のゴールを決め、勝ち点3獲得に大きく貢献したエリフ・エルマスを観るために、ヨーロッパのビッグクラブがやって来る。
 フェネルバフチェの若きスター選手エリフ・エルマスを、ディナモ・ザグレブ戦で間近で観に、ヨーロッパのビッグクラブがやって来る。
 マンチェスターシティとドルトムントのスカウトが、この試合を観にやって来るということだ。



ガラタサライ 3:0 ロコモティヴ・モスクワ(ガラタサライ公式HP 18. 9.19)

ユネス・ベランダ(右)(ミリエット紙) ガリー・ロドリゲス(ガラタサライ公式HP)  チャンピオンズリーグD組第1戦で、ガラタサライは、アリ・サミ・エン・スポーツ複合施設で、ロシアのロコモティヴ・モスクワと対峙した。ガラタサライは、この試合に3:0で勝ち、勝ち点3で始まることになった。

 この試合、早々に優位に立ったのはガラタサライの方だった。ガリー・ロドリゲスのゴールで、前半9分に1:0と先制したのだ。左サイドで得たボールを持ってペナルティエリアの近くまで進み、ゴール僅か斜め前からガリー・ロドリゲスがシュートを放つと、GKギレルメが押さえようとしたが、ボールは、ロコモティヴ・モスクワのゴールネットに突き刺さり、ガラタサライが1:0と優位を確保したのだった。
 このゴールのあと、サポーターの声援受け、相手ゴールに、ガラタサライは、度々迫ったが、前半は他のゴールは生まれなかった。
 ガラタサライの2点目は、エレン・デルディヨクから生まれた。後半22分、ガラタサライはフリーキックを得ると、ボールの前にはエムレ・アクババとエレン・アルバイラクが立った。実際に蹴ったのはエレン・デルディヨクで、そのボールはグランダーのボールで、ピッチに跳ねながら相手ゴールに収まったのだった。そして、ガラタサライはスコアを2:0とした。
 前半42分にイエローカードをもらっていたバドゥ・ンディアエが、スピードに乗ったロコモティヴ・モスクワの攻撃を止めようとして2枚目のイエローカードをもらってしまった。後半42分、レッドカードをもらい退場処分となった。
 この試合の主審ロッキは、ロスタイムを3分と告知した。ヘンリー・オニェクルからのボールを得たエムレ・アクババが、見事なフェイントをかけながら前へと進み、ペナルティエリア内でピッチに倒れた。イタリア人主審ロッキは、これを咎めてPKを指示した。同ロスタイム3分、このPKを、セルチュク・イナンが決め、その結果、ガラタサライは3:0で勝利を収めることになった。
 D組のもう1試合は、シェルケとポルトが1:1で引き分けた。この結果、第1節を終わって、勝ち点3を得たガラタサライが首位に立った。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、ライアン・ドンク、セルダル・アズィズ、長友佑都=バドゥ・ンディアエ、フェルナンド・レゲス=エムレ・アクババ、ユネス・ベランダ(後半28分:マイコン・ロケ)、ガリー・ロドリゲス(後半45分:セルチュク・イナン)=エレン・デルディヨク(後半37分:ヘンリー・オニェクル)



トラブゾン・スポル、アランヤで失う(TRT 18. 9.18)

フィリップ・ノヴァク、ルカス・ヴィラファネス、オジェニ・オナズィ(左)(ミリエット紙) メリフ・デミラル(アランヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第5節最終試合で、アランヤ・スポルが、ホームでトラブゾン・スポルを1:0でくだした。

 アランヤ・バフチェシェヒル学校群スタジアムで行われたこの試合、アランヤ・スポルに勝ち点3をもたらしたゴールは、前半4分にメリフ・デミラルがあげたものだった。
 この結果、アランヤ・スポルは、勝ち点を6に伸ばしたのに対し、トラブゾン・スポルは勝ち点7に留まった。

                 試合経過

 前半4分、右サイドで生まれた攻撃で、バイアノが倒された。ヴィラファネスの蹴ったフリーキックに対し、いいジャンプを見せたメリフ・デミラルがヘッドで合わせると、ボールは、トラブゾン・スポルのゴールネットに収まった。
 同11分、ホセ・ソーサが、ボールを右から走ってきたロダレガに出した。ボールを持ってペナルティエリア内へと入ったロダレガは、枠の左隅を捉えたシュートを放ったが、GKウフク・ジェイランが体を伸ばしてコーナーキックに変えた。
 同23分、アランヤ・スポルが2点目にとっても近づいた。ヴィラファネスがペナルティエリア内からシュートを放ったが、GKオヌル・レジェプ・クヴラクが、枠の右隅に体を伸ばし2点目を許さなかった。
 同30分、トラブゾン・スポルの右サイドで生まれた攻撃で、ペレイラが、ボールをペナルティエリア内へと入れた。ロダレガがヘッドで合わせると、ボールは、GKウフク・ジェイランからこぼれ、そのボールを、詰めていたオルジャイ・シャハンが仕上げをやった。だが、メリフ・デミラルが、ゴールライン際からボールを出し、ゴールを防いだのだった。
 この結果、アランヤ・スポルは、1:0とリードを保ったまま、前半が終わった。
 後半2分、トラブゾン・スポルは、オナズィが、左サイドからロングボールを送ると、そのボールに追いついたペレイラが、ダイレクトで枠の左隅を捉えるシュートを放ったが、ボールは、GKウフク・ジェイランを越えて行ったが、枠をすり抜け外に出て行ってしまった。
 同16分、左サイドで生まれたアランヤ・スポルの攻撃で、ジェイフン・ギュルセラムが、ボールを中へ入れた。相手選手を抜けたボールをコントロールしたシセがシュートを試みたが、オヌル・レジェプ・クヴラクが外に出した。
 同29分、左サイドで生まれた攻撃で、ノヴァクが、ペナルティエリア内へと送り込んだボールを、ンサカラがヘッドで大きくクリアしようとした。だが、そのボールは、アブドゥルカディル・オミュルの前に落ちたため、アブドゥルカディル・オミュルが強いシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同45分、アランヤ・スポルのフェルナンデスが、左隅から相手選手をかわし、ボールを中へと入れた。だが、ジェンク・アフメット・アルクルチが、PKポイントのところで、そのボールに触れることができなかった。
 結局、アランヤ・スポルが、1:0でトラブゾン・スポルを負かしたのだった。

【アランヤ・スポル】ウフク・ジェイラン=バイアノ、メリフ・デミラル、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=ジャニス・マニアティス(後半32分:タハ・ヤルチュナル)、ジェイフン・ギュルセラム、イサク・サーキー=エフェジャン・カラジャ(後半32分:ジュニオール・フェルナンデス)、パピス・シセ、ルカス・ヴィラファネス(後半41分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ザルゴ・トゥーレ、ムスタファ・アクバシュ、フィリップ・ノヴァク=ホセ・ソーサ,オジェニ・オナズィ(後半35分:カレブ・エクバン)、ユスフ・ヤズジュ=オルジャイ・シャハン(後半1分:アブドゥルカディル・オミュル),フーゴ・ロダレガ、アントニー・ンワケメ(後半19分:ヴァヒド・アミリ)



コンヤ・スポル vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 9.17)

ヤタバレ(左)シェネル・オズバイラクル(右)(コンヤ・スポル公式HP) エリフ・エルマス(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグで4試合ぶりで、コンヤ・スポルとのアウェー戦に勝ち、生き返った。これで、フェネルバフチェは、ベシクタシュとのダービーマッチを前にして意気が上がったのだった。

 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、トルコ・リーグの前の試合カイセリ・スポル戦とは、先発メンバーを5人入れ替えた。トルコ・リーグ第4節のカイセリ・スポル戦で先発メンバーに名を連ねたハサン・アリ・カルドゥルム、ディエゴ・レジェス、メフメット・エキジ、マテュー・ヴァルブエナ、エリフ・エルマスに替えて、イスマイル・キョイバシュ、メフメット・トパル、ジャイルソン、ヤシン・ベンジア、アートゥフ・シェシューを起用した。これで、ヤシン・ベンジアとジャイルソンは、フェネルバフチェのユニフォームを着ての最初の公式戦となった。
 一方、コンヤ・スポルのルザ・チャルンバイ監督は、前節の新マラテヤ・スポル戦とは2人の選手交替を行った。新マラテヤ・スポル戦で先発メンバーに起用したフォファナとヴェダト・ボラに替えて、オメル・アリ・シャヒネルとヤホヴィッチを先発メンバーに入れたのだった。
 この試合の前半、両者ともに1度ずつの大きなチャンスを掴んだ。同28分、フェネルバフチェのディフェンスからのこぼれ球が、ミロセヴィッチの前に落ちた。ミロセヴィッチが、ペナルティエリア内からシュートを放ったが、ボールは、バーに当たって外に出て行ってしまった。
 同37分、ヤシン・ベンジアのパスが、ペナルティエリア内でイスラム・スリマニに渡ると、イスラム・スリマニはダイレクトでシュートを放ったが、GKセルカン・クルントゥルがコーナーへと逃げた。
 後半、いい入り方をしたのは、ホームのコンヤ・スポルだった。同13分、ヤタバレが、ペナルティエリア内で落としたボールに対し、スクビッチが強烈なシュートを放ったが、ハルン・テキンが、際どいところで外に出した。その2分後には、ヤタバレがヴォレーシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。この時間帯にゴールを食らわなかったフェネルバフチェが、同22分、先制点をあげた。同16分に投入されたエリフ・エルマスが、ヤシン・ベンジアからのパスを受け、先制点となるゴールを決めたのだった。18歳のエリフ・エルマスは、トルコ・リーグで得点をあげたフェネルバフチェの最年少記録を作った。
 残りの時間、ハルン・テキンの見事なセーヴで生き残ったフェネルバフチェが、この試合を0:1で制した。そして、連敗を3で食い止めた。ダービーマッチを前に意気の上がったフェネルバフチェは、これで勝ち点を6に伸ばした。一方、今季初の敗戦を喫したコンヤ・スポルは、勝ち点8に留まった。

【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、セリム・アイ、ウーウル・デミロク、フェルハト・オズトルン=ジェンス・ジョンソン、マルコ・ジェヴトヴィッチ(後半26分:パオロ・フルタド)=オメル・アリ・シャヒネル、デニ・ミロセヴィッチ(後半31分:アブドゥ・トゥラオレ)、ムスタファ・ヤタバレ=アディス・ヤホヴィッチ(後半20分:モリケ・フォファナ)
【フェネルバフチェ】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、イスマイル・キョイバシュ(後半33分:マウリシオ・イスラ)=ジャイルソン、メフメット・トパル=アンドレ・アイェウ、ヤシン・ベンジア(後半40分:ミヒャエル・フライ)、アートゥフ・シェシュ(後半16分:エリフ・エルマス)=イスラム・スリマニ



ベシクタシュ 2:1 新マラテヤ・スポル(ハベル・テュルク紙改 18. 9.16)

ペペ(ハベル・テュルク紙) オウズハン・オクヤコブ(左)ダニエル・アレクシッチ(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグ第5節、ベシクタシュは、ホームで、新マラテヤ・スポルを2:1でくだした。ベシクタシュのゴールは、ペペとライアン・バベルがもたらしたものだった。一方、レッドカードをもらったガリー・メデルは、フェネルバフチェとのダービーマッチには出場停止となる。

 トルコ・リーグ第5節で、ベシクタシュは、ホームに迎えた新マラテヤ・スポルを2:1でくだした。2節ぶりに勝利を収めたベシクタシュは、この結果、勝ち点を10に伸ばした。新マラテヤ・スポルの方は、勝ち点7に留まった。この試合の後半29分にレッドカードをもらったガリー・メデルは、フェネルバフチェとのダービーマッチでは出場停止となる。
  また、ベシクタシュへの新加入者アデム・リャイッチは、ベシクタシュのユニフォームを着ての初の公式戦出場を、この新マラテヤ・スポル戦で果たした。アデム・リャイッチは、この試合、いいプレーを見せていた。
 前半、両者ともに無得点で終わったが、後半に入るにあたり、シェノル・ギュネシュ監督は、選手交替をして臨むことになった。イェレマイン・レンスが、前半、物足りないプレーぶりだったため、ライアン・バベルと交替したのだった。
 同7分、ペペのゴールで、ベシクタシュは1:0と先制した。クアレスマの蹴ったコーナーキックに対し、ニアサイドでいいジャンプをしたペペがヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。
 同30分、ベシクタシュのエリアに少し入った左サイドで、カリブ・ブータイブに執ったプレーで、この日2枚目のイエローカードをもらったガリー・メデルが退場処分となった。ベシクタシュの選手たちは、これに対し、長い時間をかけてクレームをつけたいたが、ハリル・ウムト・メレル主審の決定は覆るものではなかった。ガリー・メデルは、次節に予定されているフェネルバフチェとのダービーマッチには出場停止となる。
 同36分、ベシクタシュが、ライアン・バベルの放ったゴールで、スコアを2:0とした。中盤から出されたロングパスを、左サイドで得たアルヴァロ・ネグレドが、アルトゥーロ・ミナをすり抜けたあと、グランダーのパスをライアン・バベルに送った。走り込んで来たライアン・バベルがシュートを放つと、ボールは、新マラテヤ・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。
 同44分、新マラテヤ・スポルは、ギレルメ・マルケスのゴールで、点差を1と縮めた。ベシクタシュの選手が、ペナルティエリア前で大きくクリアできなかったボールを得たブータイブがシュートを放つと、ボールは、カリウスから跳ね返り、その跳ね返りのボールを、アレクシッチががら空きとなっていたゴールマウスに送り込もうとすると、ゴールライン際で、ジャネル・エルキンが跳ね返そうとしたボールが。ギレルメに当たりゴールインしたのだった。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、ベシクタシュがリードを保ったまま、試合は終わった。

【ベシクタシュ】ロリウス・カリウス=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ドマゴイ・ヴィダ、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル、オウズハン・オズヤクプ=リカルド・クアレスマ(後半28分:トルガイ・アルスラン)、アデム・リャイッチ、イェレマイン・レンス(後半1分:ライアン・バベル)=アルヴァロ・ネグレド(後半45分:アドリアーノ・コッレイラ)
【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=イッサム・ケバケ、アルトゥーロ・ミナ、サドゥク・チフトプナル、エルカン・カシュ=ミッチェル・ドナルド(後半34分:アフメッド・ウルディズ)、ムラト・ユルドゥルム(後半45分:ムスタファ・エスキヘラッチ)=ダニエル・アレクシッチ、ギレルメ・マルケス、アデム・ブユック(後半21分:ミカエル・ペレイラ)=カリブ・ブータイブ



ガラタサライ 4:1 カスムパシャ(ガラタサライ公式HP 18. 9.15)

ムバエ・ディアーニュ(左)長友(右)(カスムパシャ公式HP) ガリー・ロドリゲス(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第5節で、テュルク・テレコム・アリーナにカスムパシャを迎え、これを4:1でくだした。ガラタサライは、これで5節を終わったところで4勝目をあげ、勝ち点を12に伸ばした。

 この試合の前半は、両者ともにゴールをあげることができなかったのに対し、後半は、強い雨脚とともに、ゴールが相次いで生まれた。
 ガラタサライは、ガリー・ロドリゲスが蹴ったフリーキックからのボールが、ペナルティエリア内にいたところ飛んできて、ゴール斜め前からシュートを放ったエレン・デルディヨクが、同10分にゴールを決め、これで、ガラタサライが1:0と先制した。
 このゴールのあと、プレッシャ―を高めていったガラタサライは、同13分、バドゥ・ンディアエのスルーパスに反応して、そして、ペナルティエリアの外から狙いすましたシュートで、カスムパシャのゴールネットを揺らしたガリー・ロドリゲスが、点差を2と拡げた。
 同20分、エムレ・アクババからボールをもらい、ペナルティエリア内ゴール斜め前から狙いをつけたシュートで、ゴールを決めたガリー・ロドリゲスが、自身、この日2点目を、ガラタサライとしては3点目を決めたのだった。
 同31分、カスムパシャのディアーニュが、ペナルティエリア内で相手選手のチェックを受けると、ビュレント・ユルドゥルム主審は、PKを指示した。ところが、映像担当の副審から警告を受け、映像を観た同主審だったが、PK判定を覆すことはなかった。そのPKを、ディアーニュ本人が決め、スコアを3:1とした。
 そのゴールから1分後、コーナーキックが蹴られると、いいジャンプを見せたセルダル・アズィズが、同32分にゴールを決め、ガラタサライは4:1という優勢を保つようになった。
 同ロスタイム5分、ヘンリー・オニェクルが、ペナルティエリア内でボールをゴールに送り込んだが、その位置がオフサイドとの判定がされ、これをゴール認定しなかった。そして、結局、ガラタサライが4:1と優位を保ったまま終わった。
 この結果、勝ち点を12に伸ばしたガラタサライは、試合数が多いなかだが、首位に上がった。また、この試合、ガラタサライの若きディフェンダーで、2000年生まれのオザン・カバクが、初めて先発メンバーに名を連ねた。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス(後半35分:マリアーノ・フィーリョ)、セルダル・アズィズ、オザン・カバク、長友佑都=ライアン・ドンク、バドゥ・ンディアエ=シナン・ギュムシュ(後半40分:ユヌス・アクギュン)、エムレ・アクババ、ガリー・ロドリゲス(後半35分:ヘンリー・オニェクル)=エレン・デルディヨク
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=ダヴィド・パヴェルカ、ロレット・サディク=イルハン・デペ(後半25分:タルカン・セルベスト)、サムエル・エドゥオク(後半14分:オズギュル・チェク)、トゥレゼゲ(後半45分:ハサン・ビラル)=ムバエ・ディアーニュ



アンタルヤ・スポル、ビッグクラブを粉砕! ベシクタシュは45試合ぶりの敗戦(ヒュリエット紙+TRT補綴 18. 8.27)

ハカン・オズメルト(左)オウスハン・オクヤコブ(右)(ベシクタシュ公式HP) ドゥカラ(アンタルヤ・スポル公式HP)  トルコ・リーグにいい臨み方をしたベシクタシュが、第3節、ホームでアンタルヤ・スポルと対戦した。この試合の最初のシュートは、前半3分にアンタルヤ・スポルからだった。ハカンのロングシュートは、GKウトゥクが押えた。同5分、ベシクタシュは、とってもゴールに近づいた。トルガイ・アルスランのパスを受け、ペナルティエリア内へと入り込んだオウスハン・オクヤコブが、相手GKと1対1となったにも拘わらず、放ったシュートは、サイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。同10分、クアレスマの蹴ったフリーキックは、GKボッフィンが外に出した。同20分、アンタルヤ・スポルがゴールを決めた。ペナルティエリアへと向かい、ボールを持ち込んだハカン・オズメルトが浮かし球でディフェンスの裏を取ろうとしたところ、ボールがベシクタシュのディフェンスからこぼれ、そのボールがドゥカラの前に転がった。そのドゥカラが、ゴールを左斜め前からゴールを決めたのだった。0:1。このゴールに関し、オフサイドがあったかどうかが、ヴィデオ判定システムに託されたが、ハリス・オズカヒャ主審はゴールを認定した。同24分、アンタルヤ・スポルがスコアを0:2とした。ハカン・オズメルトのペナルティエリア外からのシュートが、ドゥカラの背中に当たり、方向を変えてゴールインしたのだった。このゴールに対するベシクタシュのお返しは、遅れることはなかった。オウスハン・オクヤコブが、相手守備陣の裏を狙ったロングパスを、GKボッフィンがパンチングで大きくクリアしようとしたボールを、ネグレドが、ペナルティエリアの外からヘッドで、GKの上を越えるシュートを放つと、これがゴールとなったのだった。1:2。同33分、アンタルヤ・スポルが、再びゴールネットを揺らした。ドゥカラのセンタリングに、イエクタ・クルトゥルシュが合わせると、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。1:3。同35分、ベシクタシュは、トルガイ・アルスランに替えて、ギョクハン・ギョヌルを投入した。そして、前半は、アンタルヤ・スポルが1:3とリードして終わった。後半11分、クアレスマの右サイドからのセンタリングに合わせて、ぺぺがヘディングシュートを試みると、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まった。2:3。同35分、ベシクタシュが、同点にとっても近づいた。ライアン・バベルの至近距離からのヘディングシュートを、ボッフィンが辛うじて外に出したのだった。ライアン・バベルは、ボッフィンと握手をして、その健闘を讃えていた。同41分のジャネル・エルキンのシュートは、ボッフィンが外に出し、同44分のペペによるヘディングシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。だが、この試合、新たなゴールが生まれることはなく、アンタルヤ・スポルが2:3で勝利を掴んだ。一方のベシクタシュは、45試合連続不敗記録が潰えた。

【ベシクタシュ】ウトゥク・ユワクラン=アドリアーノ・コッレイラ、ペペ、ドマゴイ・ヴィダ(後半11分:サイル・ラリン)、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン(前半36分:ギョクハン・ギョヌル)、ガリー・メデル=リカルド・クアレスマ(後半45分:ギョクハン・トーレ)、オウズハン・オズヤクプ、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、バハドゥル・オズテュルク(後半19分:サリフ・ドゥルスン)、ディエゴ・アンジェロ、オンドレージ・チェルスカ=ウイリアム・ヴェンクール(後半15分:ジャン・アーメル・ドゥローレ)、ハカン・オズメルト=ハルン・アルプソイ、イエクタ・クルトゥルシュ、ドーウカン・シニク(後半21分:ダニロ・カンポス)=スレイマン・ドゥカラ



ギョズテペ vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 8.26)

アルペル・ポトゥク(左)ラミネ・ガッサマ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ハリル・アクブナル(ギョズテペ公式HP)  トルコ・リーグ第3節、フェネルバフチェは、ギョズテペに1:0で敗れた。フェネルバフチェは、今季2敗目を喫したのに対し、ギョズテペは、今季初勝利を飾った。

 今週、ジュリアーノ・デ・パウラを、サウジアラビアのアル・ナスルへ、また、ジョゼフ・デ・ソーサを、同じくサウジアラビアのアル・アハリへ放出したフェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、前節の新マラテヤ・スポル戦とは、先発メンバーを4人入れ替えて試合に臨んだ。フェネルバフチェを去ったジョゼフ・デ・ソーサとともに、メフメット・エキジ、シェネル・オズバイラクル、バルシュ・アルジュに替えて、マウリシオ・イスラ、アルペル・ポトゥク、ナビル・ディラル、エリフ・エルマスを送り出した。
 ギョズテペのバイラム・ベクタシュ監督は、前節のガラタサライ戦とは、先発メンバーを1人だけ入れ替えた。前節、出場停止だったGKベトが、ギョクトゥー・バクルバシュに替わったのだ。なお、ブルサ・スポルから移籍してきたブラジル人DFティティは、このフェネルバフチェ戦で、トルコ・リーグ100試合目の出場を果たした。
 この試合の前半は、両者ともにビッグチャンスと言えるものはなかったが、その前半最大のチャンスは、同30分に見られた。メフメット・トパルが、中盤で奪ったボールを得て前へ進んだスリマニがシュートを放つと、ボールは、相手選手から、再びスリマニのところへ戻ってきた。ゴール右斜め前の位置から素晴らしいパスがメフメット・トパルに通ると、そのメフメット・トパルがシュートを打つと、今度は、バーを直撃して跳ね返ってきた。跳ね返りコースに入ったディフェンダーが、今度は大きくクリアした。
 後半、フェネルバフチェはゴールを求める一方、相手にも好機を与えなかった。だが、ホームのギョズテペは、同21分、見事なゴールを決め先制した。ハリル・アクブナルが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から放ったシュートが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、ギョズテペが、この試合を1:0で制した。この結果、フェネルバフチェは2敗目を喫し、ギョズテペは初勝利を挙げたのだった。

【ギョズテペ】ベト=ラミネ・ガッサマ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、アダマ・トゥラオレ=アルパスラン・オズテュルク(後半19分:アンドレ・ポコ)、セルソ・ボルゲス=ハリル・アクブナル(後半45分:アクセル・ンガンド)、タイフル・ビンギョル(後半ロスタイム4分:ハカン・チネムレ)、ヤシン・オズテキン=デニズ・カダー
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アンドレ・アイェウ、メフメット・トパル(後半38分:メフメット・エキジ)、エリフ・エルマス=ナビル・ディラル(後半20分:バルシュ・アルジュ)、イスラム・スリマニ、アルペル・ポトゥク(後半34分:ロベルト・ソルダード)



リゼで勝者は生まれず(TRT 18. 8.25)

久しぶりに観るエゲメン・コルクマズ(中央)の雄姿(ハベル・テュルク紙 タイラン・アンタルヤル、アミヌ・ウマル、ヴェダト・ムリキ(左から)(エルズルム市役所スポル公式HP)  トルコ・リーグ第3節開幕試合で、チャイクル・リゼが、ホームにエルズルム市役所スポルを迎えた。

 チャイクル・ディディ・スタジアムで行われたこの試合、0:0の引き分けに終わった。
 この結果、チャイクル・リゼは、勝ち点を2に伸ばしたのに対し、エルズルム市役所スポルは、初の勝ち点を得たのだった。

                 試合経過

 前半16分、エルズルム市役所スポルの攻撃で、左サイドからエムラー・バシャンがペナルティエリア内へとグランダーのセンタリングを入れると、ディフェンスが大きくクリアしようとしたボールが、オゼル・フルマジュの前に転がった。オゼル・フルマジュが、ペナルティエリア・ライン上からグランダーのシュートを放つと、ボールは枠を捉えたが、メフメット・ウスルがゴールライン際からクリアすることに成功した。
 同26分、アルセン・クブロフが、左サイドからセンタリングを入れると、そのコースに入ったエムラー・バシャンが、1回目のシュートはうまくヒットしなかったが、2回目の攻撃では、ボールをコントロールしたあと、体を反転させてシュートを放ったが、ボールは、GKギョクハン・アッカンが押さえた。
 同32分、ウマルの狙い定めたシュートは、僅かに枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。
 同41分、右サイドからサムディオが、ペナルティエリア・ラインに向けセンタリングを入れると、ムサ・チャーウランがボールをコントロールしてからシュートを放ったが、GKセヒッチが、倒れ込みながらボールをコントロールした。
 試合の前半は、結局、両者ともにゴールは生まれなかった。
 後半15分、チャイクル・リゼが得た左コーナーキックを、メフメット・ウスルが蹴ると、ボールはペナルティエリア内に向かい、それに合わせていいジャンプをしたヤッハがヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを僅かに逸れて外に出て行ってしまった。
 同28分、ムスタファ・サイマクが、約25mの距離からシュートを試みると、ボールは、枠と平行に進み、僅かに枠の傍らを逸れて外に出て行った。
 同33分、エルバン・チェレンクが、右サイドからペナルティエリアへセンタリングを入れると、マンシィが、PKポイント上でヘディングシュートを試みたが、ボールは、GKギョクハン・アッカンがコントロールしただけだった。
 同43分、オルハン・オヴァジュクルが、右サイドからペナルティエリアへセンタリングを入れると、ロビン・ヤルチュンがヘッドで合わせたが、いい位置取りをしていたGKセヒッチがコントロールした。
 そして、試合は0:0のまま終わったのだった。

【チャイクル・リゼ】ギョクハン・アッカン=マティッチ・フィンク(後半8分:オルハン・オヴァジュクル)、ヤクブ・ブラベッチ、マルワン・サーダン(前半36分:ヤロスロウ・ヤッハ)、メフメット・ウスルが=アリ・チャムダル、ロビン・ヤルチュン=ブラジャン・サムディオ、ムサ・チャーウラン(後半25分:ムスタファ・サイマク)、アミヌ・ウマル=ヴェダト・ムリキ
【エルズルム市役所スポル】イブラヒム・セヒッチ=トルガ・ウンリュ、エゲメン・コルクマズ、ロクマン・ギョル、レオ・シェヴェヒレン=タイラン・アンタルヤル、ジャスミン・シュク=アルセン・クブロフ(後半20分:エルハン・チェレンク)、オゼル・フルマジュ(後半29分:イブラヒム・アクダー)、エムラー・バシャン(後半45分:アウレミル・ドス・サントス)=リッジ・マンシー



パルチザン 1:1 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙 18. 8.24)

トルガイ・アルスラン(左)を讃えるジャネル・エルキン(右)(ベシクタシュ公式HP) クアレスマ(左端)ペペ(右端)(サバハ紙)  UEFA欧州リーグに参戦するための関門プレーオフの第1戦で、ベシクタシュは、セルビアのパルチザンとアウェー戦を戦った。前半14分、ゴールを浴びリードを許したベシクタシュだったが、その後の同15分に、トルガイ・アルスランのゴールで同点に追いついた。試合は1:1のまま終わり、ベシクタシュは、8月30日のイスタンブルでの第2戦を前にアドヴァンテージを掴んだ。

 UEFA欧州リーグのプレーオフ第1戦で、セルビアのパルチザンとアウェー戦を戦ったベシクタシュは、1:1の引き分け試合を演じ、8月30日の第2戦を前にアドヴァンテージを手に入れた。
 ホームのパルチザンは、試合開始早々に優位に立った。前半14分に、リカルド・ゴメスのあげたゴールで先制したのだ。ダニロ・パンティッチのパスを、左サイドで受けたゴラン・ザカリッチが、ファーサイドにいたリカルド・ゴメスに向けセンタリングを入れた。すると、リカルド・ゴメスは、いいジャンプをしてヘッドで合わせると、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 ベシクタシュのお返しは、遅れるものではなかった。このゴールの1分後に、トルガイ・アルスランの決めたゴールでスコアを1:1にしたのだ。右サイドでボールを得たリカルド・クアレスマが、ゴールライン際からファーサイドにいたトルガイ・アルスランに向けセンタリングを入れた。そのボールに合わせて、いいジャンプをしたトルガイ・アルスランがヘディングシュートを試みると、ボールは、パルチザンのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同42分、リカルド・ゴメスが、ペナルティエリアへ入ったところ、ゴール右斜め前から放ったシュートは。GKトルガ・ゼンギンから跳ね返っただけだった。そして、前半は、1:1のまま終わった。
 後半に入ると、テンポが落ちた。同17分、ギョクハン・ギョヌルが右サイドから入れたセンタリングに合わせて、ファーサイドにいたジャネル・エルキンがヘディングシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同25分、アドリアーノ・コッレイラからのパスを、左サイドで受けたリカルド・クアレスマがセンタリングを入れたが、誰も触れることができず、ボールは外に出て行ってしまった。
 同36分、左コーナーキックを、ジャネル・エルキンが蹴ると、ニアサイドでいいジャンプをしたギョクハン・ギョヌルがヘッドで合わせたが、ボールは僅かに枠を逸れて外に出て行ってしまった。残りの時間では、攻撃はされても結果は変わらなかった。その結果、ベシクタシュは、パルチザンとのアウェー戦を1:1で引き分けたのだった。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、ペペ(後半31分:エンソ・ロコ)、ドマゴイ・ヴィダ、アドリアーノ・コッレイラ=ネジプ・ウイサル、ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン(後半43分:ギュヴェン・ヤルチュン)=リカルド・クアレスマ(後半33分:ギョクハン・トーレ)、サイル・ラリン、ジャネル・エルキン



フェネルバフチェ、更に1人を獲得(ハベル・テュルク紙 18. 8.23)

ミヒャエル・フライ  フェネルバフチェが、FCチューリヒ所属のミヒャエル・フライの獲得を、公式に発表した。フェネルバフチェの発表によると、ミヒャエル・フライとは4年契約を結ぶということだ。ミヒャエル・フライは、本日、イスタンブル入りする。

 補強に余念のないフェネルバフチェが、新たな補強を、うまくやってのけた。先日、イスラム・スリマニをレンタルで獲得したフェネルバフチェが、スイスのFCチューリヒ所属の24歳のミヒャエル・フライと4年契約を結ぶことを発表したのだ。本紙の情報によれば、ミヒャエル・フライは、本日、イスタンブル入りする。
 フェネルバフチェが行った発表は、次の通りである。
 「我がフェネルバフチェは、FCチューリヒの24歳のセンターフォワード、ミヒャエル・フライを完全移籍で獲得することで、クラブ間で合意に達した。ミヒャエル・フライは、イスタンブルでメディカルチェックを受けたあと、4年間の契約書に調印することになる」。



ベシクタシュ、一部選手を欠いてセルビアへ(TRT 18. 8.22)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグのプレーオフで、パルチザンとアウェー戦を戦うベシクタシュが、セルビアへ移動した。ベシクタシュ選手団には、ライアン・バベル、イェレマイン・レンス、それに加えて出場停止のアルヴァロ・ネグレドは含まれていない。

 サビア・ギョクチェン空港発の特別機で、セルビアの首都ベオグラードに向かったベシクタシュ選手団にはオランダ人選手のライアン・バベルとイェレマイン・レンスは含まれていなかった。
 また、予備戦3回戦のLASKリンツ戦でレッドカードをもらい出場停止のスペイン人センターフォワードのアルヴァロ・ネグレドも、この選手団には含まれていない。
 一方、UEFA登録されていないオルカン・チュナル、ムスタファ・ペテクメク、アッティバ・ハッティンソンも、ベオグラードには帯同されていない。
 シェノル・ギュネシュ監督が、パルチザン戦の選手団に入れた選手は、次の通りである。
 トルガ・ゼンギン、ウトゥク・ユワクラン、エルシン・デスタノウル、ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ペペ、エンソ・ロコ、ファーティフ・アクソイ、アドリアーノ・コッレイラ、ジャネル・エルキン、ネジプ・ウイサル、ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン、ドルカン・トコズ、オウスハン・オクヤコブ、メルトジャン・アチュクギョズ、ギュヴェン・ヤルチュン、ギョクハン・トーレ、アルパイ・チェレビ、リカルド・クアレスマ、ウムト・ナユル、サイル・ラリン、ワグナー・ラウ。



カスムパシャ 2:1 バシャクシェヒル・スポル(ベイン・スポル 18. 8.21)

ウーウル・ウチャル(左)サムエル・エドゥオク(右)(カスムパシャ公式HP) ムバエ・ディアーニュ(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第2節最終試合で、カスムパシャが、バシャクシェヒル・スポルを、後半ロスタイムにあげたゴールで2:1でくだした。

 この試合の前半は、両者ともに無得点に終わったが、後半21分、カスムパシャがPKを獲得した。イルハン・デペの相手ディフェンスの裏に出したパスを得たディアーニュが、ダ・コスタのチェックを受けピッチに倒れると、ハリス・オズカヒャ主審はPKを指示した。そして、同22分、このPKをディアーニュが決めたのだった。1:0。
 同40分、バシャクシェヒル・スポルが同点に追いついた。エムレ・ベレズオウルの蹴ったフリーキックに合わせて、アデバヨールが足を出した。そのボールがファーサイドの枠方向に流れると、走り込んで来たナポレオーニが、それに合わせて放ったシュートが、カスムパシャのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同ロスタイム1分、カスムパシャが、再びリードする展開となった。オズギュル・チェクが、攻撃方向に向かい右コーナーキック(左コーナーキックのこと?)を蹴ると、ニアサイドにいたサディクが、ボールを宙に浮かせた。GKメルト・ギュノクのミスから前に出すぎたところ、これを咎めたディアーニュが、絶好の位置からゴールを決めたのだった。
 今季開幕後の2試合ともに、後半ロスタイムにあげたゴールで勝ったカスムパシャは、これで勝ち点を6と伸ばした。初めての敗戦を喫したバシャクシェヒル・スポルは、勝ち点3に留まった。

【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ヴェイセル・サル、ストゥラヒル・ポポフ、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=タルカン・セルベスト、イルハン・デペ(後半39分:ハカン・デミル)=サムエル・エドゥオク(後半34分:オズギュル・チェク)、ロレット・サディク、トゥレゼゲ=ムバエ・ディアーニュ
【バシャクシェヒル・スポル】メルト・ギュノク=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、マヌエル・ダ・コスタ、ウーウル・ウチャル=マフムト・テクデミル(後半36分:ミロス・ジョジッチ)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半15分:ステファノ・ナポレオニ)、ケリム・フライ(後半28分:リアド・バジッチ)=エマニュエ・アデバヨール



ヘンリー・オニェクル、値千金のゴール(タクヴィム紙+サバハ紙補綴 18. 8.20)

アダマ・トゥラオレ(左)エムレ・アクババ(右)(サバハ紙) ヘンリー・オニェクル(ハベル・テュルク紙)  ギョズテペを前にして苦しんだガラタサライが、前半42分に、新加入のヘンリー・オニェクルの決めた見事なゴールで勝ち、これで2連勝となった。テュルク・テレコム・アリーナでは、不敗記録が20と伸びた。しかし、ガラタサライが見せた悪いサッカーは。チャンピオンズリーグを前にしてSOSの灯が点った。

 ガラタサライが、1発のゴールで勝ち点3をゲットした。昨季の優勝クラブのガラタサライが、テュルク・テレコム・アリーナで、ギョズテペを1:0でくだし、開幕2連勝を遂げた。前半6分、左サイドで得たボールをペナルティエリア内へと持ち込んだヤシン・オズテキンが放ったグランダーのシュートは、ムスレラがキャッチした。同19分、右サイドでゴールライン際まで持ち込んだユネス・ベランダがセンタリングに対し、ペナルティエリア内でボールを得た長友の試みたシュートは、GKギョクトゥーが押さえた。

                  ヤシン・オズテキン、重大なチャンスを逃す

 同19分、ヤシン・オズテキンが、絶好の位置取りをしてながら、ゴールを決められなかった。右サイドでボールを得たハリル・アクブナルがセンタリングを入れると、ニアサイドにいたヤシン・オズテキンがシュートを試みたが、ボールは、GKムスレラが押さえてしまった。同42分、ガラタサライが先制した。フェルナンドのパスに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったヘンリー・オニェクルが、素晴らしいシュートを放つと、スコアを1:0としたのだった。

                  タイフルのヘディングシュートはバーを直撃

 後半2分、ガラタサライは、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前で得たフリーキックを、マイコンが蹴った。だが、ボールは、ゴールネットの上に収まっただけだった。同11分、長友が、左サイドからセンタリングを入れると、PKポイント辺りにいたバフェティンビ・ゴミスにボールが渡った。だが、いい位置にいたにも拘わらず、バフェティンビ・ゴミスのシュートが悪く、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。同13分、ギョズテペがゴールにとっても近づいた。タイフル・ビンギョルの試みたヘディングシュートが、バーを直撃してピッチに跳ね返ったのだ。

                  エムレ・アクババ、ゴールに近く

 同24分、エムレ・アクババの蹴ったフリーキックは、GKギョクトゥーがクリアした。同44分、ヘンリー・オニェクルが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせてニアサイドに動き出したエムレ・アクババが、ヒールでシュートを放ったが、GKメフメット・ギョクトゥー・バクルバシュが押さえた。そして、試合は、1:0のままで終わったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ、アフメット・チャルク、長友佑都=フェルナンド・レゲス、ライアン・ドンク(後半27分:セルチュク・イナン)=シナン・ギュムシュ(後半16分:エムレ・アクババ)、ユネス・ベランダ、ヘンリー・オニェクル=エレン・デルディヨク(後半1分:バフェティンビ・ゴミス)
【ギョズテペ】メフメット・ギョクトゥー・バクルバシュ=ラミネ・ガッサマ、ワラス・レイス、クリスティアン・ティティ、アダマ・トゥラオレ=アルパスラン・オズテュルク=ハリル・アクブナル(後半39分:アクセル・ンガンド)、タイフル・ビンギョル(後半45分:ベルカン・エミル)、セルソ・ボルゲス、ヤシン・オズテキン(後半28分:ヨアン・グーフラン)=デニズ・カダー



新マラテヤ・スポル 1:0 フェネルバフチェ(NTV+TRT補綴 18. 8.19)

アレクシッチ(サバハ紙) ラーマン・ブーラ・チャーウラン(左)アンドレ・アイェウ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  チャンピオンズリーグから篩い落とされたフェネルバフチェは、トルコ・リーグ第2節での新マラテヤ・スポル戦でも、うまくいかなかった。前半は、両者ゴールなしで終わった試合だったが、最後は、新マラテヤ・スポルが1:0で勝った。ホームだった新マラテヤ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、アレクシッチから生まれたのに対し、フェネルバフチェは、後半早々に、2回のビッグチャンスを掴みながら、それらを生かすことができなかった。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第2節で敗戦を喫してしまった。第1節では、ブルサ・スポルを2:1でくだしたが、チャンピオンズリーグでは敗れてしまったフェネルバフチェが、アウェー戦となった新マラテヤ・スポル戦で敗戦から逃れることができなかったのだ。1:0。
 前半は、両者ともに効果的な攻めの応酬を見せたが、後半は、フェネルバフチェがいい攻撃を見せて始まった。メフメット・エキジ、イスラム・スリマニ、バルシュ・アルジュで、相手ゴールに攻め寄せたが、この危険な攻撃から結果を引き出すことができなかった。同3分、中盤からボールを持ちペナルティエリアまで入り込んだメフメット・エキジが強烈なシュートを放つも、ボールは、僅かに枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。同9分には、シェネル・オズバイラクルが、右サイドからペナルティエリアへと送り込んだボールに反応したスリマニが、ゴール前でヘッドで合わせたが、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行ってしまった。同13分、シェネル・オズバイラクルがペナルティエリア内へと向けセンタリングを入れると、GKエルタッチ・オズビルがボールを大きくクリアしようとした。だが、ボールはバルシュ・アルジュの前にこぼれたため、バルシュ・アルジュがダイレクトでシュートを試みると、新マラテヤ・スポルのDFセトが、ゴールライン際からタッチへと蹴り出したのだった。
 後半の中ほどになるにつれ主導権を握るようになっていった新マラテヤ・スポルは、フェネルバフチェのゴールに向かい、より攻め入るようになり始めた。同25分、アレクシッチからゴールが生まれた。ギレルメの右サイドからのセンタリングに合わせて、ファーサイドに走り込んで来たアレクシッチが強いュートを放つと、ボールは、GKヴォルカン・デミレルの右を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。1:0。
 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、同33分に、アルペル・ポトゥクとエリフ・エルマスを、バルシュ・アルジュとシェネル・オズバイラクルに替えて投入したが、フェネルバフチェの努力は結果に繋がらなかった。そして、試合は、新マラテヤ・スポルが1:0で勝った。
 フェネルバフチェは、第2節を終わり、勝ち点は3のままである。今季を、ギョズテペ戦での1:3の勝利で始まった新マラテヤ・スポルは、第2節を終わり、勝ち点を6に伸ばした。

【新マラテヤ・スポル】エルタッチ・オズビル=シンセレ・セト、アルトゥーロ・ミナ、サドゥク・チフトプナル、ラーマン・ブーラ・チャーウラン=アフメッド・ウルディズ(後半19分:ミッチェル・ドナルド)、ギレルメ・マルケス=ミカエル・ペレイラ(後半41分:ムスタファ・エスキヘラッチ)、ダニエル・アレクシッチ(後半ロスタイム3分:エルカン・カシュ)、アデム・ブユック=カリブ・ブータイブ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル(後半33分:エリフ・エルマス)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル=アンドレ・アイェウ、メフメット・エキジ(後半18分:マテュー・ヴァルブエナ)、バルシュ・アルジュ(後半33分:アルペル・ポトゥク)=イスラム・スリマニ



トラブゾン・スポル vs シワス・スポル(ベイン・スポル+ハベル・テュルク紙補綴 18. 8.18)

ホセ・ソーサ(左)ロビーニョ(右)(ミリエット紙) オルジャイ・シャハン(ミリエット紙)  トルコ・リーグの新シーズンに、バシャクシェヒル・スポル戦での敗戦で臨んだトラブゾン・スポルが、ホームでの今シーズン初戦を、シワス・スポルと戦い、これを、前半の素晴らしいサッカーで3:1で制した。

 トラブゾン・スポルは、序盤、自らのゴールにかなり危ない場面を見たが、前半7分にはゴールを決めていた。右サイドから、ペレイラがセンタリングを入れると、ファーサイドのいい位置にいてボールを得たオルジャイ・シャハンが、狙い澄ましたシュートを放つと、トラブゾン・スポルの今シーズンの1点目が決まった。同13分、ソーサが左コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたホセイニが、交替で入ったところだったブラズが引っ張ったためピッチに倒れると、この試合の主審ヤシャル・ケマル・ウーウルルがPKを指示した。このPKをロダレガが決め、点差を2と拡げた。
 シワス・スポルが、この衝撃を拭いきる前に、点差は3と拡がった。同27分、相手ディフェンスのミスを咎めてボールを奪い取ったユスフ・ヤズジュからのパスを受け、オルジャイ・シャハンが、ボールを、今度は、GKトルガハン・アジャルの傍らを抜いてロダレガの前に出した。ロダレガは触れるだけでよく、この日、自身としては2点目、チームとしては3点目が決まったのだった。
 同ロスタイム4分、シワス・スポルにゴールが生まれた。ペナルティエリアのゴール右斜め前から、ダグラスが、見事なシュートを放つと、GKオヌル・レジェプ・クヴラクの右を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。
 後半は、両チームの努力にも拘わらず、ゴールは生まれなかった。そして、試合は、ホームのトラブゾン・スポルが3:1とリードして終わった。トラブゾン・スポルは初勝利を手にしたのに対し、シワス・スポルは初めての敗戦を味わったのだった。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ザルゴ・トゥーレ、マジド・ホセイニ、フィリップ・ノヴァク=オジェニ・オナズィ、ホセ・ソーサ(後半36分:バトゥハン・アルタルスラン)=ユスフ・ヤズジュ(後半8分:ユラジ・クチュカ)、アブドゥルカディル・オミュル、オルジャイ・シャハン=フーゴ・ロダレガ(後半18分:ブラク・ユルマズ)
【シワス・スポル】トルガハン・アジャル=ダグラス、カール・メジャーニ、ウーウル・チフトシチ、ズィヤ・エルダル(後半33分:エルドーアン・イエシルユルト)=ハカン・アルスラン、デルヴィン・ン・ディンガ(前半12分:ダヴィド・ブラズ)、セルフィー・リバルカ=ロビーニョ、アルーナ・コーネ、エムレ・クルンチ



LASKリンツ 2:1 ベシクタシュ(ハベル・テュルク紙 18. 8.17)

アドリアーノ・コッレラ(左)(サバハ紙) アルヴァロ・ネグレド(サバハ紙)  ベシクタシュは、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第2戦で、第1戦では1:0でくだしたオーストリアのLASKリンツに、アウェーで2:1で敗れたにも拘らず、プレーオフ進出を決めた。ベシクタシュにプレーオフ進出をもたらしたゴールは、後半45分、アルヴァロ・ネグレドが決めた。欧州リーグのプレーオフで、ベシクタシュの相手は、ノイシュランを、ホームで3:2でくだしたパルチザンとなった。

 ベシクタシュは、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦第2戦で、オーストリアのLASKリンツに2:1で敗れた。イスタンブルでの第1戦で、ライアン・バベルの放ったゴールで1:0で勝ったベシクタシュが、この結果、プレーオフに進出した。ベシクタシュのプレーオフでの相手は、セルビアのパルチザンである。
 ベシクタシュは、あまりいい始まり方ができなかった。LASKリンツが、前半42分、ジョアオ・ヴィクトルの放ったゴールで、1:0と先制した。速いLASKリンツの攻撃で、サミュエル・テッテーのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たジョアオ・ヴィクトルが、一旦左に切り返したあとシュートを放つと、ボールは、GKトルガ・ゼンギンの右を抜け、ベシクタシュのゴールネットに収まったのだった。
 そして、前半は、この結果のまま終わった。
 ベシクタシュは、後半に入るに、オウズハン・オクヤコブを引っ込め、替わりにリカルド・クアレスマを入れた。
 同23分、LASKリンツは、後半から投入したドミニク・フリーザーの放ったゴールで、スコアを2:0とした。ゴイギガーのパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たテッテーの放ったシュートが、トルガ・ゼンギンから跳ね返ったところ、その跳ね返りコースにいたドミニク・フリーザーの前へと転がった。この2分前に投入されたフリーザーが走り込んで放ったシュートが、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。
 同27分、ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、2枚替えを行った。サイル・ラリンに替えてアルヴァロ・ネグレドを、トルガイ・アルスランに替えてギョクハン・ギョヌルを入れた。
 待ち望んだゴールは、同45分に生まれた。ベシクタシュが、アルヴァロ・ネグレドの放ったゴールで、スコアを2:1としたのだ。ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ぺぺが、ペナルティエリアのすぐ内側にいたアルヴァロ・ネグレドに落とした。そのアルヴァロ・ネグレドがシュートを放つと、LASKリンツのゴールネットを揺らしたのだった。そして、試合は2:1で終わった。
 第1戦で1:0で勝っているベシクタシュは、2:1で敗れたにも拘らず、プレーオフ進出の権利を得た。
 一方、アルヴァロ・ネグレドは、ゴールを決めたあと、ユニフォームを脱いだため、同ロスタイム1分に、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=アドリアーノ・コッレイラ、ペペ、エンソ・ロコ、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン(後半27分:ギョクハン・ギョヌル)、ガリー・メデル=イェレマイン・レンス、オウズハン・オズヤクプ(後半1分:リカルド・クアレスマ)、ライアン・バベル=サイル・ラリン(後半27分:アルヴァロ・ネグレド)



フェネルバフチェがエムレ・アクババにオファーを出したことが判明!(ファナティック紙 18. 8.16)

エムレ・アクババ(ファナティック紙)  ガラタサライの獲得が間近となっているエムレ・アクババ獲得に、フェネルバフチェが割って入った。フェネルバフチェが、アランヤ・スポルにオファーを出したのだ。

 その移籍について、この間ずっとガラタサライの名前が上がっていたエムレ・アクババ獲得に向け、フェネルバフチェがアランヤ・スポルの扉を叩いた。フェネルバフチェが出したオファーの詳細が、本紙に届いてきた。

                  400万EUROのオファー

 フェネルバフチェのアリ・コチ理事長は、アランヤ・スポルのハサン・チャウシュオウル理事長を探し、400万EUROのオファーを出した。それとは別に、エムレ・アクババには年俸190万EUROのオファーを出したということである。
 クラブ連盟の会議のためにイスタンブル入りしているアランヤ・スポルのハサン・チャウシュオウル理事長が、夜半に、フェネルバフチェのアリ・コチ理事長と、再度会談を持つものと考えられている。
 ガラタサライ好きで知られているエムレ・アクババが、フェネルバフチェのオファーに対して、どのような回答を出すのか、注目のところである。
 ガラタサライは、既に、300万EUROでのオファーを出している。



フェネルバフチェ 1:1 ベンフィカ、フェネルバフチェは欧州リーグへ(ギュネシュ紙 18. 8.15)

アンドレ・アイェウ(左)(フェネルバフチェ公式HP) アルペル・ポトゥク(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、UEFAチャンピオンズリーグ予備戦3回戦第1戦で1:0で失った試合の第2戦で、ポルトガルのベンフィカと1:1で引き分けた。

 フェネルバフチェは、ベンフィカと引き分け、この結果、チャンピオンズリーグを去ることになった。これで、この10年、フェネルバフチェは、チャンピオンズリーグに参戦できないことになった。UEFAの新しい規定に則り、フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグにダイレクトで参戦できる。
 リスボンでの7第1戦では、フランコ・セルビの決めた唯一のゴールで、1:0で敗れたフェネルバフチェが、そのベンフィカをカドゥキョイに迎えた試合だった。
 ベンフィカは、前半25分、ゲドソン・フェルナンデスのあげたゴールで、1:0と先制した。右サイドからドリブルで前へ進んだエドゥアルド・サルヴィオが、ペナルティエリア・ラインにいたニコラス・カスティリオにボールを出した。そのカスティリオが、ダイレクトパスをゲドソン・フェルナンデスに送ると、ゲドソン・フェルナンデスがゴールを決めたのだった。
 同ロスタイム1分、フェネルバフチェは、アルペル・ポトゥクのゴールで1:1と追いついた。左サイドから、ハサン・アリ・カルドゥルムがセンタリングを入れると、いいジャンプをしたアルペル・ポトゥクが、アレックス・グリマルドの上からヘッドに当て、右に向かったボールは、ベンフィカのゴールネットを揺らしたのだった。
 そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 勝ち上がるためには、あと2ゴールが必要なフェネルバフチェは、フィリップ・コク監督が、マテュー・ヴァルブエナに替えてバルシュ・アルジュを、また、メフメット・トパルに替えてロベルト・ソルダードを投入した。
 フェネルバフチェは、掴んだチャンスを活かすことができず、ベンフィカは、試合終了に向けてゴール前を固めた。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれず、試合は1:1で終わり、フェネルバフチェのチャンピオンズリーグへの夢は、あえなく潰えたのだった。この結果、フェネルバフチェは、欧州リーグでヨーロッパの戦いを続けることになる。一方のベンフィカは、チャンピオンズリーグのプレーオフに進出した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半34分:シェネル・オズバイラクル)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=エリフ・エルマス、メフメット・トパル(後半20分:バルシュ・アルジュ)、マテュー・ヴァルブエナ(後半20分:ロベルト・ソルダード)=アルペル・ポトゥク、ジュリアーノ・デ・パウラ、アンドレ・アイェウ



カイセリ・スポル 2:0 アンタルヤ・スポル(NTV 18. 8.14)

ハカン・オズメルト、ビルカン・オクスズ、デニズ・トゥルチ(左から)(アンタルヤ・スポル公式HP) シェリー(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第1節最終試合で、エルトゥールル・サーラム監督率いるカイセリ・スポルが、50分間を10人で戦ったアンタルヤ・スポルを、シェリーとウムト・ブルトのゴールで、2:0でくだした。

 トルコ・リーグ第1節最終試合で、カイセリ・スポルは、ホームにアンタルヤ・スポルを迎えた。カディル・ハス市立スタジアムで行われたこの難しい試合を、カイセリ・スポルが2:0で制した。カイセリ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半14分にシェリーが、そして、後半29分にはウムト・ブルトがあげたのに対し、アンタルヤ・スポルは、前半40分にカルレスがレッドカードをもらい、それ以後、10人で戦うことになった。この結果、カイセリ・スポルは、サポーターの前で勝ち点3を得て、新シーズンを始めたが、ビュレント・コルクマズ監督率いるアンタルヤ・スポルは、第1戦では勝ち点を得ることはなかった。

                  試合経過

 前半14分、カイセリ・スポルの攻撃で、相手選手をすり抜けたヴァレラが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせてシェリーがシュートを試みると、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らすゴールとなった。1:0。
 同22分、カルレスのスルーパスに反応して、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入ったナズム・サンガレが、ボールを中へ入れると、ゴールマウスに向かったボールは、ゴールゴールポストの左上隅に当たり外に出て行ってしまった。
 同23分、ヴァレラのスルーパスに反応して動いたサクブ・アイタッチがセンタリングを入れると、ペナルティエリアでボールを得たシェリーがシュートを試みたが、ボールは僅かに枠を外れて外に出て行ってしまった。
 同37分、ドゥカラからのパスを受けたハカン・オズメルトが、ゴール左斜め前からグランダーのシュートを放ったが、ボールは、転がりながら枠を逸れて外に出て行ってしまった。
 同40分、審判に文句を言ったカルレスがイエローカードをもらった。既に、同19分にイエローカードをもらっていたカルレスは、この日2枚目のイエローカードとなり退場処分となった。これで、アンタルヤ・スポルは10人になってしまった。
 後半7分、ヴァレラからのパスをペナルティエリアで受けたシェリーが、ダイレクトでウムト・ブルトに回した。GKと1対1となったウムト・ブルトがシュートを放つと、ボールは、ボッフィンから跳ね返り、そのボールをディフェンダーがコントロールした。
 同29分、メンサーが、相手ディフェンスの裏に出したスルーパスに、ペナルティエリアのゴール右斜め前で、デニズ・トゥルチが追いついた。そのデニズがボールを中へ入れると、走ってきたウムト・ブルトが見事なシュートを放ち、これがゴールとなった。2:0。

【カイセリ・スポル】シルヴュ・ルング=ティアゴ・ロペス、サクブ・アイタッチ、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、クリスティアン・サプナル=ラジコ・ロットマン、ベルナール・メンサー(後半41分:アッティラ・トゥラン)=シルヴェストゥレ・ヴァレラ(後半27分:ハサン・ヒュセイン・アジャル)、デニズ・トゥルチ、チャロン・シェリー(後半23分:ビラル・バシャジュクオウル)=ウムト・ブルト
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、オンドレージ・チェルスカ、ディエゴ・アンジェロ、ビルカン・オクスズ=ウイリアム・ヴェンクール(後半35分:オスマン・チェリク)=マイコン・マルケス、ハカン・オズメルト、カルレス・フェルナンド、ダニロ・カンポス(後半13分:ドーウカン・シニク)=スレイマン・ドゥカラ



ベシクタシュ 2:1 アクヒサル・スポル(NTV 18. 8.13)

イェレマイン・レンス(左)ダニエル・ラルソン(右)(ベシクタシュ公式HP) ぺぺ(ベシクタシュ公式HP)  UEFA欧州リーグの戦いで、新シーズンに臨んだベシクタシュが、トルコ・リーグ第1節で、アクヒサル・スポルを2:1でくだした。ベシクタシュにヴォーダフォン・アリーナで勝ち点3をもたらしたゴールは、ペペとライアン・バベルから生まれたものだった。

 トラブゾン・スポル第1節で、ベシクタシュは、ホームにアクヒサル・スポルを迎えた。
 ヴォーダフォン・アリーナでサポーターの声援を受け、この試合にプレスをかけ始めたベシクタシュは、先制点かと思わせる数多くのチャンスを掴んだ。そして、求めていたゴールが、前半38分に生まれた。左サイドでボールを得たオウズハン・オズヤクブが、ペナルティエリアのすぐ外からセンタリングを入れると、ファーサイドにいたぺぺがヘッドで合わせると、ボールは、GKファーティフ・オズテュルクの右を抜け、アクヒサル・スポルのゴールネットに収まったのだった。なお、ぺぺは、昨季の第1戦でも、ベシクタシュの最初のゴールを決めている。
 同42分、ベシクタシュが点差を2と拡げた。ギョクハン・ギョヌルのスルーパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前にいたイェレマイン・レンスが、ダイレクトでファーサイドでフリーになっていたライアン・バベルに出した。走り込んで来たライアン・バベルがシュートを放つと、アランヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。このライアン・バベルのゴールは、ベシクタシュのヴォーダフォン・アリーナでの100得点目となった。
 前半は、ベシクタシュが2:0とリードして終わったが、アクヒサル・スポルは、後半開始早々、点差を詰めるゴールを決めた。ネジプ・ウイサルのミスと言えるバックパスを咎めたエウゲン・セレズノフが、ペナルティエリア内へ入るや放ったシュートが、スコアを2:1とするゴールとなった。
 アクヒサル・スポルは、同点かもと思われたエルヴィス・マヌによるビッグチャンスを生かすことができず、ベシクタシュは、残りの時間では、相手に同点のチャンスを与えることはなかった。
 ビュレント・ユルドゥルム主審が、終了の笛を吹き、ベシクタシュの2:1での勝ちが決まり、ベシクタシュは、新シーズンを勝ち点3でスタートを切ったのだった。
 トルコ・リーグ第2節では、ベシクタシュは、アウェーでエルズルム市役所スポルと、また、アクヒサル・スポルは、ホームでチャイクル・リゼとの一戦となる。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ネジプ・ウイサル、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン(後半29分:エンソ・ロコ)=イェレマイン・レンス(後半34分:アドリアーノ・コッレイラ)、オウズハン・オズヤクプ、ライアン・バベル=サイル・ラリン(後半18分:ワグナー・ラウ)
【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ、ムスタファ・ユムル、ジャネル・オスマンパシャ、ミゲル・ロペス=アブドゥル・シソッコ、アイクト・チェヴィケル(後半1分:エルヴィス・マヌ)=オメル・バイラム(後半1分:セルジーニョ・ミネイロ)、ビラル・クサ、ダニエル・ラルソン(後半23分:ヘルダー・バルボサ)=エウゲン・セレズノフ



カドゥキョイの王、フェネルバフチェ(アクシャム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 8.12)

ジョゼフ・デ・ソーサ(フェネルバフチェ公式HP) エコング(左)バルシュ・アルジュ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第1節、ホームに迎えたブルサ・スポルを、ジュリアーノ・デ・パウラとジョゼフ・デ・ソーサのゴールで2:1でくだした。ブルサ・スポルのあげた1点は、エコングのあげたものだった。

 トルコ・リーグ第1節で、フェネルバフチェとブルサ・スポルが対戦した。ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、ホームのフェネルバフチェが2:1のスコアで勝った。
 ブルサ・スポルは、前半16分、ウイリアム・トゥロースト・エコングのゴールで先制した。ユスフ・エルドーアンの蹴った右コーナーキックが、ニアサイドでフェネルバフチェのディフェンス陣からこぼれたボールを、背後にいたエコングがヘディングシュートを試みると、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。同22分には、ジュリアーノ・デ・パウラがPKを決め、フェネルバフチェは同点に追いついた。メフメット・トパルが、ペナルティエリアでユスフ・エルドーアンのチェックを受け、ピッチに倒れると、ハリル・ウムト・メレル主審がPK指示したのだった。なお、この際、同主審は、VAR担当のアリ・パラブユク審判と協議を行ったのち、PKを指示した。同30分に舞台に上がったジョゼフ・デ・ソーサが、前半の、そして試合そのもののスコアを決するゴールを決めた。ジュリアーノ・デ・パウラが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたロベルト・ソルダードが、ヘッドで、後から走り込んで来たジョゼフ・デ・ソーサに向かい、ボールを落とした。そのジョゼフ・デ・ソーサのシュートが、ブルサ・スポルのゴールマウスに収まったのだった。2:1。
 ハリル・ウムト・メレル主審は、前半22分のPKだけではなく、同30分のジョゼフ・デ・ソーサのゴールのあとも、VARの判定を待ってゴールを認めた。更に、後半11分、ブルサ・スポルにPKを与える決定をした。だが、VARから伝えられた情報の結果、その前にオフサイド・ポジションがあったということで、PKの指示は取り消された。
 フェネルバフチェは、この結果、今季第1戦で勝ち点3を得た。一方のブルサ・スポルは、勝ち点には縁がなかった。
 フェネルバフチェは、このあと、8月14日(火)にベンフィカと戦ったあと、8月18日(土)午後9時45分開始の新マラテヤ・スポル戦を、アウェーで戦うことになっている。一方、ブルサ・スポルは、8月18日(土)午後7時15分開始のカイセリ・スポル戦が、ホームで行われる。そして、ここで、今季初の勝ち点3を目指すことになる。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アンドレ・アイェウ(後半ロースト3分:アルペル・ポトゥク)、ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル、バルシュ・アルジュ(後半38分:エリフ・エルマス)=ジュリアーノ・デ・パウラ=ロベルト・ソルダード(後半21分:ナビル・ディラル)
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥムジュ、エルトゥールル・エルソイ、ウイリアム・トゥロースト・エコング、アズィズ・ベヒッヒ=ステファン・バッジ、アイタッチ・カラ、フルカン・ソヤルプ(後半42分:ヤニ・アタナソフ)=アラーノ・リマ(後半38分:エムレ・タシュデミル)、トマス・ネジド(後半1分:トゥナイ・トルン)、ユスフ・エルドーアン



アンカラ・グジュ 1:3 ガラタサライ(NTV+ハベル・テュルク紙補綴 18. 8.11)

セルダル・アズィズ(タクヴィム紙) フェルナンド・レゲス(左)ティエヴィ・ビフマ(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ昨季のチャンピオンのガラタサライは、新シーズンの最初の試合を、アウェーで戦い、アンカラ・グジュを1:3でくだした。ガラタサライは、前半7分、エル・キャビールのゴールを浴び1:0と先制を許したが、セルダル・アズィズのゴール(同21分)とコーネのオウンゴール(同30分)で、前半を1:2とリードして終わった。この試合の最後のゴールは、後半ロスタイム2分、エレン・デルディヨクから生まれた。

 トルコ・リーグ昨季のチャンピオンのガラタサライが、新シーズンの第1戦で、トルコ・リーグに6年ぶりに復帰したアンカラ・グジュとアウェー戦を戦った。昨季、終盤の6連勝で、21回目の優勝を達成したガラタサライだが、このアンカラ・グジュとの一戦では、前半7分にゴールを浴び、1:0と先制されてしまった。中盤でボールを得たモクフタルがドリブルで進んだあと、ディフェンスの裏を取ったエル・キャビールにボールを出した。そのエル・キャビールが、GKムスレラの傍らを抜けるゴールを決めたのだった。これが、今季第1号のゴールである。
 ファーティフ・テリム監督は、マルティン・リネス、ユネス・ベランダ、ソフィアン・フェグリ、バフェティンビ・ゴミスといった選手を控えに回したが、お返しをするまで時間はかからなかった。同21分、シナン・ギュムシュがコーナーキックを蹴ると、ニアサイドにいたマイコンが、ヘッドでファーサイドへと流した。そのファーサイドでフリーとなっていたセルダル・アズィズが、ヘディングシュートを試みると、ボールは、アンカラ・グジュのゴールネットに収まったのだった。1:1。
 同30分、ガラタサライが勝ち越した。マイコンが、右サイドからペナルティエリアへ向けセンタリングを入れると、バカリー・コーネが、ヘッドで背後に逸らそうとしたボールがオウンゴールとなってしまった。1:2。この試合の最後のゴールは、エレン・デルディヨクから生まれた。ユネス・ベランダの見事なスルーパスに反応したエレン・デルディヨクが、瞬間、相手GKと11対1となった。エレン・デルディヨクがループシュートを放つと、それがゴールとなり、試合のスコアを決したのだった。1:3。

【アンカラ・グジュ】ヨハンネス・ホプフ=エルデム・オズゲンチ、ヤルチュン・アイハン、バカリー・コーネ、ティアゴ・ピント=アリフ・モルカヤ(後半43分:セダト・アーチャイ)、リカルド・ファティ=ティエヴィ・ビフマ、イルハン・パルラク(後半1分:ケナン・オゼル)、ユネス・モクフタル(後半34分:オランレワジュ・ケヒンデ)=モスタファ・エル・キャビール
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ、セルダル・アズィズ、長友佑都=フェルナンド・レゲス、ライアン・ドンク=ヘンリー・オニェクル(後半39分:ソフィアン・フェグリ)、シナン・ギュムシュ(後半36分:ユネス・ベランダ)、ガリー・ロドリゲス(後半22分:セルチュク・イナン)=エレン・デルディヨク



ベシクタシュ、勝ち上がりへの扉に隙間を開けた(ベイン・スポル+TRT補綴 18. 8.10)

イェレマイン・レンス(右)(ベシクタシュ公式HP) ライアン・バベル(右)を讃えるギョクハン・ギョヌル(左)(ベシクタシュ公式HP)  UEFA欧州リーグ予備戦3回戦で、ベシクタシュは、ホームで、オーストリアのLASKリンツを1:0でくだし、8月16日に行われる第2戦を前に、アドヴァンテージを持つことになった。

 前半6分、ベシクタシュが先制した。オウズハン・オズヤクブが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたライアン・バベルがヘッドで合わせ、ゴールが決まり、スコアを1:0とした。
 同ロスタイム1分、左コーナーキックを、ディフェンスが大きくクリアしようとしたボールが、ペナルティエリアの外にいたトルガイ・アルスランの前に落ちると、トルガイ・アルスランがループシュートを試みたが、ボールはバーを直撃してピッチに跳ね返ってしまった。
 そして、前半は、ベシクタシュが1:0とリードして終わった。
 後半に入っても、効果的なサッカーを続けたベシクタシュは、同6分、ゴールに近づいた。ジャネル・エルキンのセンタリングを、サイル・ラリンが胸で落とすと、ペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たオウズハン・オズヤクブがシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を外れて外に出て行ってしまった。
 残りの時間では、ベシクタシュは、手に入れたチャンスをものにすることができず、試合は、前半にライアン・バベルがあげたゴールだけで、1:0でベシクタシュが勝った。
 この結果、ベシクタシュは、8月16日に予定されている第2戦を前に、アドヴァンテージを得たのだった。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、ペペ、ネジプ・ウイサル、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン、ガリー・メデル、オウズハン・オズヤクプ(後半33分:ワグナー・ラウ)=イェレマイン・レンス(後半25分:リカルド・クアレスマ)、サイル・ラリン(後半41分:アルヴァロ・ネグレド)、ライアン・バベル



ガラタサライ、オニェクルを先発に起用の準備(ファナティック紙 18. 8. 9)

ファーティフ・テリム監督(フォトマッチ紙)  スーパーカップで見せたサッカーを気に入っていないガラタサライのファーティフ・テリム監督は、明日のアンカラ・グジュ戦では選手起用の変更を考えている。オニェクルを先発メンバーに入れることを考えている同監督は、バフェティンビ・ゴミスを控えに回すこともありうることである。

 アクヒサル・スポルにPK戦で敗れ、スーパーカップを獲得できなかったガラタサライで、この結果から、見せたサッカーに失望が拡がっている。同監督は、試合後の記者会見で、とても多くの選手に苦言を呈していた。
 そこで、同監督は。明日のアンカラ・グジュとのトルコ・リーグの一戦では、選手起用に変更をする準備に入っている。
 ソフィアン・フェグリかユネス・ベランダを切り捨てるであろう同監督は、替わりに新加入のヘンリー・オニェクルを、先発メンバーに起用することになろう。
 同監督は、最後のPKを失敗したバフェティンビ・ゴミスにも、ダメ出しをするかもしれない。

                 「準備をしておけ、諸君」

 エレン・デルディヨクのプレーは、まだ気に入っていた同監督は、バフェティンビ・ゴミスに替えて、アンカラでの一戦では、エレン・デルディヨクを先発メンバーに持ってくるかもしれない。
 一方、首脳陣は、若いユヌス・アクギュン、シナン・ギュムシュ、ムーダット・チェリクにも、アンカラ・グジュ戦に向けて準備させている。



フェネルバフチェ、勝利はイスタンブルに預けた(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 8. 8)

ロベルト・ソルダード(中)(フェネルバフチェ公式HP) アルペル・ポトゥク(右)(フェネルバフチェ公式HP)  チャンピオンズリーグ予備戦3回戦第1戦、アウェーで戦ったフェネルバフチェは、ベンフィカに1:0で敗れ、勝ち上がりのチャンスをイスタンブルで行われる第2戦に預けることになった。

 フェネルバフチェは、このベンフィカ戦で、ヴォルカン・デミレル、マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム、エリフ・エルマス、メフメット・トパル、ナビル・ディラル、ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナ、アルペル・ポトゥクを、先発として送り出したが、フィリップ・コク監督は、新参のアンドレ・アイェウは、故障のためメンバー入りをさせなかった。。
 フェネルバフチェでは、この他、ジョゼフ・デ・ソーサは累積警告で出場停止、アートゥフ・シェシューとイスマイル・キョイバシュは故障のため、メンバー入りしてなかった。
 この試合、ホームのベンフィカが、早々に効果的な攻めを見せたが、さほど時間が経過しない内に、フェネルバフチェが均衡をもたらし、カウンター攻撃で相手ゴールに迫るようになっていった。ベンフィカは、特に左サイドを使い、グリマルド、セルヴィ、フェレイラにより、フェネルバフチェのゴールに効果的な攻めを仕掛けて行っていた。
 フェネルバフチェでは、前半、ディフェンスではマルティン・シュクルテルが活躍し、ヴォルカン・デミレルの素晴らしいセーヴが、前半に刻印を押すものであった。また、マテュー・ヴァルブエナとアルペル・ポトゥクが、前半、フェネルバフチェの攻撃を組織作っていた。
 そして、前半は、0:0のまま終わりを告げた。
 後半、フェネルバフチェは、マテュー・ヴァルブエナに替えてメフメット・エキジ、アルペル・ポトゥクに替えてはロベルト・ソルダード、ナビル・ディラルに替えてはバルシュ・アルジュを投入していった。
 ホームのベンフィカは、同24分、フランコ・セルヴィのゴールで、1:0と先制した。サルヴィオのパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で得たセルヴィが狙い澄ましたシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットが揺れたのだった。同ロスタイム、フェネルバフチェは、バルシュ・アルジュによりゴールに近づいた。マウリシオ・イスラのパスを、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前で受けたバルシュ・アルジュが放った強いシュートは、僅かに上のバーの上を越えて外に出て行ってしまった。 残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、試合は、ベンフィカが1:0とリードを保ったまま終わった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=エリフ・エルマス、メフメット・トパル=ナビル・ディラル(後半42分:バルシュ・アルジュ)、ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナ(後半16分:メフメット・エキジ)=アルペル・ポトゥク(後半29分:ロベルト・ソルダード)



バシャクシェヒル・スポルのUEFAへの登録メンバー明らかになる(TRT 18. 8. 7)

アブドラハ・アヴジュ監督(TRT)  バシャクシェヒル・スポルが、UEFA欧州リーグ予備戦3回戦でイングランドのバーンリーと戦うメンバーをUEFAに届け出た。

 UEFAの公式HPで告知されたメンバーに、アルパルスラン・エルデム、トゥナイ・トルン、マルシオ・モッソーロ、アルダ・トゥランの名前はなかった。ソネル・アイドードゥとミロス・ジョジッチは含まれていた。
 UEFA欧州リーグ予備戦3回戦の第1戦を、8月9日(木)をホームで戦うバシャクシェヒル・スポルは、第2戦を、同月16日(木)にアウェーで戦うことになる。
 バシャクシェヒル・スポルが、UEFAに届け出たメンバーは、次の通りである。
 GK:ヴォルカン・ババジャン、メルト・ギュノク、ファルク・チャクル
 DF:ガエル・クリシー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、オーレリアン・シェデュー、マヌエル・ダ・コスタ、ウーウル・ウチャル、ジュニオール・カイサラ
 MF:ジョゼフ・アタマー、エムレ・ベレズオウル、エディン・ヴィスチャ、エルジェロ・エリア、イルファン・ジャン・カフヴェジ、マフムト・テクデミル、ミロス・ジョジッチ、ギョクハン・インレル、ソネル・アイドードゥ、ケリム・フライ
 FW:エマニュエル・アデバヨール、リアド・バジッチ、ステファノ・ナオレオニ、メヴルト・エルディンチ



スーパーカップはアクヒサル・スポルのものに(ベイン・スポル 18. 8. 6)

バフェティンビ・ゴミス(左)エルヴィス・マヌ(右)(ハベル・テュルク紙) オメル・バイラム(左)ソフィアン・フェグリ(右)(ハベル・テュルク紙)  スーパーカップを制したのはアクヒサル・スポルだった。昨季のトルコ・リーグ王者ガラタサライを、PK戦で4:5で制したアクヒサル・スポルが、スーパーカップを保有することになったのだ。

 昨季のトルコ・リーグ王者ガラタサライと、トルコ杯王者のアクヒサル・スポルが対戦したこの試合、ピッチが悪いため、両者ともにボールをコントロールすることから始めたが、アクヒサル・スポルが、最初のカウンター攻撃をゴールに結びつけた。ガラタサライのコーナーキックのあと、中盤でボールを得たマヌが、ペナルティエリアまでボールを持ち込み、シュートを試みたが、ボールはバー直撃してピッチに跳ね返ったところの仕上げを、セレズノフが行った。ウクライナ人選手セレズノフは、これで、アクヒサル・スポルでの6試合目で6ゴールをあげたことになる。
 前半を通じて、試合の組立てに、かなり苦しんでいたガラタサライの最大の攻撃で、GKファーティフと1対1となったロドリゲスが、ペナルティエリアに入る手前で、ダニーのチェックでピッチに倒れた。ジュネイト・チャクル主審は、VARを活用して、ダニーにイエローカードを出した。
 後半、ガラタサライは、同点を目指しプレッシャーをかけていったのに対し、アクヒサル・スポルは、防御に回り、カウンター攻撃を有効に使おうと努めていた。同30分、ミゲル・ロペスが明らかなるゴールチャンスを逸したアクヒサル・スポルが、同34分にゴールを浴びることとなった。長友のパスを受けたエレン・デルディヨクがゴールを決め、同点に追いついたのだ。そして、このゴールで、試合は延長戦へと突入していった。
 延長戦では、両者ともに結果を変えるに至らず、PK戦へと入っていった。アクヒサル・スポルは、ギュライ・ヴラル、ラルソン、オメル・バイラム、ミゲル・ロペス、セレズノフがゴールを決めた。ガラタサライは、セルチュク・イナン、エレン・デルディヨク、ソフィアン・フェグリ、ガリー・ロドリゲスが成功したが、バフェティンビ・ゴミスが失敗してしまった。
 PK戦を4:5で制したアクヒサル・スポルが、スーパーカップを獲得することになった。アクヒサル・スポルは、これで、トルコ杯に次いで、2つ目のカップを獲得することになった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、セルダル・アズィズ、マイコン・ロケ、長友佑都(延長前半12分:リオネル・キャローレ)=ライアン・ドンク、フェルナンド・レゲス(後半24分:ユヌス・アクギュン)=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ(後半14分:エレン・デルディヨク)、ガリー・ロドリゲス=バフェティンビ・ゴミス
【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=アヴディジャ・ヴルサジェヴィッチ(後半21分:ダニエル・ラルソン)、ダニー・ヌンコ、ムスタファ・ユムル、オメル・バイラム=アイクト・チェヴィケル、アブドゥル・シソッコ=ヘルダー・バルボサ(後半18分:ミゲル・ロペス)、ビラル・クサ(延長前半8分:オヌルジャン・ギュレル)、エルヴィス・マヌ=エウゲン・セレズノフ



フェネルバフチェ、アンドレ・アイェウが不透明(TRT 18. 8. 5)

アンドレ・アイェウ(フォトマッチ紙) メフメット・トパル(ファナティック紙)  フェネルバフチェでは、ベンフィカ戦に目が向けられている。フェネルバフチェは、チャンピオンズリーグ予備戦3回戦第1戦を、ポルトガルで戦うのだ。

 試合を前に、新加入のアンドレ・アイェウが故障を発生させ、フェネルバフチェは、気を落としている。故障のため、練習に出ることができなかったアンドレ・アイェウの状態は、最終練習で明らかになるだろう。足に腫れが出ていると言われているアンドレ・アイェウが、ベンフィカ戦に出場することは難しいと看られている。
 28歳のアンドレ・アイェウの替わりは、ナビル・ディラルかバルシュ・アルジュが務めるものと考えられている。
 一方、故障が癒え、金曜日には、チームから離れて、ランニングをしていたメフメット・トパルが、チームに合流しれ練習を行っている。
 ジョゼフ・デ・ソーサが、出場停止のため、ボランチとして、第一に名が上がると看られているメフメット・トパルが、ベンフィカ戦には出場するものと看られている。



セルダル・ギュレル、スペインのウエスカと合意(ファナティック紙 18. 8. 4)

セルダル・ギュレル  オスマンル・スポルで活躍しているセルダル・ギュレルが、リーガエスパニョーラの新参クラブのウエスカへ移籍する。

 今季、リーガエスパニョーラで戦うことになっているウエスカと、オスマンル・スポルがほぼ合意に達した。
 セルダル・ギュレル獲得に300万EUROを用意するウエスカは、近々、オスマンル・スポルと正式に合意をして、この移籍について発表するものと看られている。
 ウエスカは、26歳になっている代表選手セルダル・ギュレルと、4年契約を結ぶことになろう。
 フランス生まれのセルダル・ギュレルは、ゾショーで、そのキャリアを初め、その後、エラズー・スポル、トラブゾン・スポル、、エルジエス・スポル、ゲンチレル・ビルリーイと移り、ここ2シーズンはオスマンル・スポルでプレーしていた。



サイル・ラリン、爆発、ベシクタシュ、ヴォーダフォン・アリーナでいいところを見せる!(ベイン・スポル 18. 8. 3)

ギョクハン・ギョヌル(左)(ベシクタシュ公式HP) サイル・ラリン(TRT)  ベシクタシュは、ヴォーダフォン・アリーナで、2018-19シーズンの公式戦最初の試合で、UEFA欧州リーグ予備戦2回戦をフェロー諸島の36トースハウンと戦い、これを6:0で退け、そして、同予備戦3回戦へと駒を進めた。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は。第1戦で0:2で勝ったときのメンバーをいじらなかった。第1戦同様、ゴールマウスを守ったのはトルガ・ゼンギンだった。ディフェンスの4人は、ギョクハン・ギョヌル、ネジプ・ウイサル、ファーティフ・アクソイ、ジャネル・エルキンを置き、その前には、トルガイ・アルスランとアドリアーノ・コッレイラ、ガリー・メデルを置いた。
 攻撃ラインには、イェレマイン・レンスとライアン・バベルのサポートを受け、FWにサイル・ラリンにチャンスを与えた。
 前半31分、イェレマイン・レンスのヒールパスを受け、サイル・ラリンがゴールを決め、ベシクタシュが1:0と先制した。同43分、またしてもイェレマイン・レンスのパスを受けたジャネル・エルキンがゴールを決め、点差を2とした。
 そして、前半は、ベシクタシュが2:0とリードを保って終わった。
 後半16分、サイル・ラリンが、ジャネル・エルキンのセンタリングにヘッドで合わせるとゴールが決まり、これで点差は3と拡がった。同29分、ジャネル・エルキンのアシストを受け、オウズハン・オズヤクプのヘディングシュートが決まり、点差は4となった。同34分、ギョクハン・トーレのアシストを受け、サイル・ラリンが、この日3点目を決め、ハットトリックを達成するとともにスコアは5:0となった。同ロスタイム、ワグナー・ラウによるPKによる得点で、ベシクタシュは6:0のスコアで勝利を収めた。
 ベシクタシュは、予備戦3回戦では、オーストリアのLASKリンツと対戦する。ノルウェーのリールストロムと、予備戦2回戦で対戦し、ホームでは4;0で勝ち、アウェー戦でも1:2で勝利を収め、勝ち上がったリンツは、3回戦でベシクタシュと対峙することになったのだ。予備戦3回戦第1戦は8月9日にイスタンブルで、第2戦は、8月16日にオーストリアで行われる。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、ネジプ・ウイサル、ファーティフ・アクソイ(後半1分:オウズハン・オズヤクプ)、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン、ガリー・メデル、アドリアーノ・コッレイラ=イェレマイン・レンス(後半17分:ギョクハン・トーレ)、サイル・ラリン、ライアン・バベル(後半32分:ワグナー・ラウ)



フェネルバフチェ、いい気分でベンフィカ戦へ(TRT 18. 8. 2)

アルペル・ポトゥク(フェネルバフチェ公式HP) マテュー・ヴァルブエナ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、新シーズンを前にした最後のプレシーズンマッチで、イタリアのカリアリを2:1でくだした。

 前半28分、フェネルバフチェが、ゴールにとっても近づいた。相手ゴールに向かい左サイドからマテュー・ヴァルブエナが蹴ったコーナーキックは、ニアサイドにいた相手ディフェンダーからこぼれ、ファーサイドにいたロマン・ノイシュテッターの前に転がった。ロマン・ノイシュテッターがヘッドで中へとボールを入れると、またしても、ディフェンダーからこぼれたボールは、絶好の位置にいたジョゼフ・デ・ソーサの前へと転がった。走り込んで来たジョゼフ・デ・ソーサがシュートを放ったが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。
 前半は、両者無得点で終わった。
 後半6分、フェネルバフチェが先制した。右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアンドレ・アイェウが、ファーサイドに向けボールを入れると、ディフェンダーのパオロがミスを犯し、ボールは、アルペル・ポトゥクの前へと転がると、走り込んで来たアルペル・ポトゥクがゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 同12分、フェネルバフチェが、点差を2と拡げた。中盤で、相手選手からボールを奪い取り動き出したエリフ・エルマスが、ペナルティエリア・ライン上ゴール右斜め前にいたアルペル・ポトゥクに、ボールを出した。走り込んで来たアルペル・ポトゥクがグランダーのシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 同23分、カリアリが点差を1と縮めた。中盤で、マテュー・ヴァルブエナが奪われたボールが、フェネルバフチェのディフェンスの裏に放り込まれ、そのボールに追いついたマルコが狙い澄ましたシュートを試みると、これが決まったのだった。2:1。
 これら以外のゴールは、この試合では生まれず、フェネルバフチェが2:1で勝利を収めたのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=マウリシオ・イスラ(後半39分:シェネル・オズバイラクル)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ジョゼフ・デ・ソーサ、エリフ・エルマス=アンドレ・アイェウ(後半13分:バルシュ・アルジュ)、ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナ(後半37分:ナビル・ディラル)=アルペル・ポトゥク(後半37分:メフメット・エキジ)



移籍後直ちに先発起用(タクヴィム紙 18. 8. 1)

フィリップ・コク監督(ファナティック紙) アンドレ・アイェウ(ファナティック紙)  フィリップ・コク監督は、ベンフィカ戦で先発メンバーに起用することを決断したアンドレ・アイェウに、「準備をしておけ」との指令を出した。

 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、一方では、新シーズンに向けチームを鍛え上げ、その一方で、チャンピオンズリーグ予備戦3回戦のとっても重要なベンフィカ戦に起用する先発メンバーを決めるべく努めている。

                 知的に準備できる者

 同監督は、イギリスで準備を整え、チームに合流したアンドレ・アイェウを先発メンバーに起用する決断をして、その旨を、このガーナ人選手に伝えたと言われている。同監督は、「君は、フィジカル的に間に合い、いい状態だ。ベンフィカ戦では、知的に整っている者が欲しいんだ。厳しく、そして大切な試合になるだろう。君が、最大限の貢献をしてくれることを待っている」の述べた。



ガラタサライ、スター選手獲得で合意(TRT 18. 7.31)

アンドレ・シルヴァ(TRT)  ガラタサライは、ファーティフ・テリム監督が獲得を熱望しているアンドレ・シルヴァ獲得間近である。

 イタリアからの報道に拠ると、ガラタサライが、22歳のポルトガル人センターフォワードをレンタルで獲得する件につき、ミランと合意に達した。
 ミランには、150万EUROを支払うことになるガラタサライは、アンドレ・シルヴァとの交渉を続けているところだ。
 アンドレ・シルヴァは、年俸として400万EUROを求めているのに対し、ガラタサライは、300万EUROで押さえるべく努めているところだ。
 アンドレ・シルヴァは、昨季、ミランで40試合に出場して10ゴール1アシストを記録している。
 移籍市場では、アンドレ・シルヴァの移籍金は2200万EUROとされている。
 なお、ミランは、アンドレ・シルヴァを、昨季、ポルトから3000万EUROで獲得している。



トラブゾン・スポル、ザルゴ・トゥレと合意、そのザルゴ・トゥレとは?(ファナティック紙 18. 7.30)

ザルゴ・トゥレ  トラブゾン・スポルが、フランスのロリアンの28歳になるディフェンダーのザルゴ・トゥレを獲得した。このトラブゾン・スポルが新たに獲得したザルゴ・トゥレとは? 詳細を述べよう。

 トラブゾン・スポルの新参者ザルゴ・トゥレは、1989年11月11日にセネガルで生まれた。故国セネガルのダカールでプロとしてのサッカー人生を始めた1.83mの身長を持つザルゴ・トゥレは、その後、フランスのブーローニュへと移籍した。
 2012-13シーズンにはルアーブルにレンタルに出されたザルゴ・トゥレは、2013-14シーズンには、そのルアーブルに完全移籍をした。
 2シースンを、このルアーブルで過ごしたあと、2015-16シーズンにはロリアンに移った。
 2016年以後は、ロリアンでプレーした右利きのザルゴ・トゥレは、35万EUROでトラブゾン・スポルに来ることになった。
 ザルゴ・トゥレは、フランス・リーグで、昨季、29試合に出場し、1アシストを記録している。5回のイエローカードをもらっているが、総出場時間は2453分である。



アッティバ・ハッティンソン、もう1年、ベシクタシュに在籍(TRT 18. 7.29)

アッティバ・ハッティンソン(ファナティック紙)  ベシクタシュのフロントは、契約更改で大きな一歩を進め、アッティバ・ハッティンソンと合意に至った。

 シェノル・ギュネシュ監督が残留を希望したカナダ人選手アッティバ・ハッティンソンが説得を受け入れ、もう1年、ベシクタシュに留まることとなった。アッティバ・ハッティンソンは、新シーズンの年俸として、82万5千EUROを受け取ると言われている。
 5年間、ベシクタシュのユニフォームを着てきたアッティバ・ハッティンソンは、できるだけ早くチームに合流して練習を始めるものと考えられる。
 アッティバ・ハッティンソンは、ここ数日、トラブゾン・スポルはギョズテペに行くのではと話題に上っていた。



アデバヨール、感染症に罹る(アクシャム紙 18. 7.28)

アデバヨール  シーズンを前にしたキャンプに、その姿のないアデバヨールに衝撃の事実が明らかになった。アデバヨールは、感染症に罹っているのだ。治療を継続的に受けているアデバヨールは、バシャクシェヒル・スポルのシーズンインから4〜5試合への出場が厳しくなっている。

 感染症のため、シーズンを前にしてチームが行っているキャンプに不参加のアデバヨールに関し、公式の発表がないため、混乱を生む原因となっている。
 某紙によると、アデバヨールは感染症に罹り、治療継続中であるということだ。このため、34歳になっているアデバヨールが、シーズンの開幕に間に合わないことが明らかになった。
 第1次キャンプに来ることと思われていながら、治療のため間に合わなかったアデバヨールは、イスタンブルでチームに合流した。

                  メヴルト・エルディンチへの扉は閉された

 アデバヨールの準備が出来上がるまでには、6〜7週間を要するものと見られている。つまり。このことは、バシャクシェヒル・スポルの開幕後4〜5試合には出場できないということを意味しているのだ。
 アタベイがレンタルで出されたことで、FWのポジションは、手持ちではメヴルト・エルディンチとバジッチからのチョイスとなる。
 このため、チャイクル・リゼを初め、多くのアナトリアのクラブから、レンタルでのオファーのあるメヴルト・エルディンチについて、バシャクシェヒル・スポルは、全て断りを入れている。



ベシクタシュ、前半で仕事を片付ける(TRT 18. 7.27)

ギョクハン・ギョヌル(ベシクタシュ公式HP) ラリン・シール(左)ブジャルニ・ペテルセン(右)(ベシクタシュ公式HP)  UEFA欧州リーグ予備戦2回戦第1戦で、ベシクタシュは、アウェーで、フェロー諸島のB36トースハウンを0:2でくだした。

                  試合経過

 前半8分、ベシクタシュが0:1と先制した。ジャネル・エルキンのロングパスを、ペナルティエリア入口でボールに追いついたイェレマイン・レンスが、胸でトラップして、ゴール左斜め前からシュートを試みると、ボールはB36トースハウンのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。
 同14分、アドリアーノ・コッレイラが、ペナルティエリアの外からシュートを試みたが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同16分、ホームのB36トースハウンが蹴ったコーナーキックのあと生まれた、ベシクタシュのゴール前の混戦で、ベシクタシュが、事が大きくなるのを許さなかった。
 同26分、ベシクタシュが、2点目を決めた。左コーナーキックに対し、ギョクハン・ギョヌルが、ニアサイドで、踵でボールに触れると、ベシクタシュが0:2とするゴールが決まったのだった。
 同ロスタイム1分、ラリン・シールが、ペナルティエリア内から強いシュートを放ったが、僅かに枠を捉えることなく、ボールは外に出て行った。
 そして、前半は、ベシクタシュが0:2とリードを保ったまま終わった。
 後半11分、ラリン・シールとワンツーをかわしたあとボールを持ったトルガイ・アルスランが、ペナルティエリアの外からシュートを放つも、ボールは大きく枠を外れて外に出て行った。
 同21分、アドリアーノ・コッレイラが、ペナルティエリア内で相手選手をすり抜け、右サイドの角度のないところからシュートを放ったが、GKゲンツェがコーナーキックへと逃げた。
 この試合、新たなゴールを生まれることはなく、ベシクタシュは、アウェーでB36トースハウンを0:2でくだした。

【ベシクタシュ】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、ネジプ・ウイサル、ファーティフ・アクソイ、ジャネル・エルキン=トルガイ・アルスラン(後半33分:ドルカン・トケズ)、ガリー・メデル、アドリアーノ・コッレイラ=イェレマイン・レンス(後半40分:ワグナー・ラウ)、ラリン・シール(後半29分:ムスタファ・ペテクメク)、ライアン・バベル



エンソ・ロコ、ベシクタシュ入り、今夜にもトルコへ(ファナティック紙 18. 7.26)

エンソ・ロコ(TRT)  ストッパー探しを続けているベシクタシュが、メキシコのクルス・アスルの25歳のディフェンダーであるエンソ・ロコと、及びクラブ同士での合意が成立した。3+1年契約になる1.92mの身長を持つエンソ・ロコの移籍について、間もなく発表される見込みである。そして、エンソ・ロコが、今夜11時にイスタンブル入りすると伝えられている。

 ベシクタシュで補強の熱い時間がやって来た。ベシクタシュが、この間求めていたストッパーを、メキシコで見つけた。クルス・アスル所属のエンソ・ロコと、全ての点において合意に達したのだ。

                 3+1年の契約

 ベシクタシュが合意に達したチリ人ストッパーのエンソ・ロコとは、3+1年の契約で合意が成った。そして、年俸は130万EUROとなる。
 この新しいベシクタシュの選手は、今夜、イスタンブル入りする。
 チリ代表選手でもあるエンソ・ロコは、昨季、34試合に出場して2ゴールを決めている。



ベシクタシュ、フェロー諸島へ(ファナティック紙 18. 7.25)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、UEFA欧州リーグ予備戦2回戦第1戦を、明日、アウェーでフェロー諸島のB36トースハウンと対戦するため、フェロー諸島に移動した。

 UEFA欧州リーグ予備戦2回戦第1戦で、ベシクタシュは、明日、フェロー諸島のB36トースハウンと対戦する。クラブバスで、アタテュルク空港に入ったシェノル・ギュネシュ監督及び選手からなるベシクタシュ選手団は、この空港からフェロー諸島に向かった。空港では、旅行客や職員が、選手団の活躍を願い、また、記念撮影をしていた。
 同監督が明らかにしたB36トースハウン戦のメンバーは、次の通りである。
 「トルガ・ゼンギン、ウトゥク・ユヴァクラン、エルシン・デスタノウル、ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、ネジプ・ウイサル、ファーティフ・アクソイ、アルパイ・チェレビ、ジャネル・エルキン、アドリアーノ・コッレイラ、トルガイ・アルスラン、ドルクハン・トケズ、オルカン・チュナル、イェレマイン・レンス、ライアン・バベル、シール・ラリン、ムスタファ・ペテクメク、アルヴァロ・ネグレド、ワグナー・ラウ、ギュヴェン・ヤルチュン」。



トラブゾン・スポル、スロヴェニア・キャンプを打ち上げる(ファナティック紙 18. 7.24)

ロダレガ(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、スロヴェニアでの2段階で行われた24日間のキャンプを打ち上げた。

 第1次キャンプとして、7月1日に、スロヴェニアのクラーニ市でキャンプに入り、7月17日まで、当地で練習を行ったトラブゾン・スポルは、7月14日〜24日の間は、クラーニスカ・ゴラに移り、練習を続けた。
 トラブゾン・スポルは、24日に渡る海外キャンプの内、僅か1日だけの休日を挟み、この間、32回の練習を行い、新シーズンに備えた。また、この間に4回の練習試合が組まれた。

                  練習試合

トラブゾン・スポルは、海外キャンプでの第1戦として、スロヴェニアのトリグラフ・クラーニと対戦し、フーゴ・ロダレガとルイス・イバネスのゴールで、この試合を2:0で制した。
 第2戦としては、クロアチアのロコモティヴァ・ザグレブと対戦した。そして、トラブゾン・スポルは、ラミル・シェダエフの放ったゴールで、この試合を1:0で制した。
 キャンプでの第3戦は、ロシアのスパルタク・モスクワと対戦したトラブゾン・スポルだったが、ロダレガがゴールを決めたものの、4:1で敗れ、この敗戦が、唯一のものとなった。
 最後の練習試合は、カタールのアル・ドゥハイルと1:1の引き分けに終わったが、ここでも、FWのロダレガからゴールが生まれたのだった。
 トラブゾン・スポルは、新シーズンに向けて行った4回の練習試合で、結果は、2勝1敗1分けというものだった。



フェネルバフチェへ、スーパーFWアンドレ・アイェウ! 1年間のレンタル(フォトマッチ紙 18. 7.23)

アンドレ・アイェウ(フォトマッチ紙)  FW探しを急ぐフェネルバフチェが、移籍爆弾を炸裂させた。ベシクタシュも獲得を目指していた、ガーナ人ゴールゲッターのアンドレ・アイェウの獲得にいい結果を出したのだ。昨季、7プレミアリーグから陥落したスウォンジーの28歳のFWアンドレ・アイェウのレンタル移籍で、クラブ間で合意に達した。フェネルバフチェは、レンタル移籍料として150万EUROをスウォンジー側へ、また、アンドレ・アイェウには、年俸として320万EUROが支払われる。

 フェルナンダオはサウジアラビアに行き、ロベルト・ソルダードは故障を発生させたため、FW探しを始めていたフェネルバフチェが、求めていたゴールゲッターをイングランドで見つけた。昨季、プレミアリーグから陥落したスウォンジーのスター選手アンドレ・アイェウを獲得したのだ。
 選手とは合意に達していたフェネルバフチェが、スウォンジー側とも、1年のレンタル移籍で合意に達したのだった。これで、フェネルバフチェは、レンタル料として150万EUROを支払う。アンドレ・アイェウには、年俸として320万EUROが支払われる。今週、アンドレ・アイェウはイスタンブル入りして、調印を行うことも明らかになっている。



ヤシン・オズテキン、ブルサ・スポルと合意(サバハ紙 18. 7.22)

ヤシン・オズテキン(ファナティック紙)  ブルサ・スポルが、昨季、ガラタサライのユニフォームを着ていたヤシン・オズテキンと合意に達した。長きに渡り、ベシクタシュ行きが噂されていた31歳になるヤシン・オズテキンは、ガラタサライとの契約が、2018年7月1日に満了していた。

 トルコ・リーグ所属のブルサ・スポルが、ガラタサライとの契約が満了していたヤシン・オズテキンと合意に達した。
 4シーズンをガラタサライで過ごしたヤシン・オズテキンは、そのガラタサライで、141試合に出場して、31ゴール30アシストを記録している。
 ガラタサライが、2014年8月、移籍金250万EUROで、エルジエス・スポルから獲得したヤシン・オズテキンは、ボルシア・ドルトムントの下部組織で育った。ヤシン・オズテキンは、トルコでのキャリアを、2011-12シーズンにゲンチレル・ビルリーイでスタートさせ、その後、トラブゾン・スポルに移籍した。
 また、ヤシン・オズテキンは、ガラタサライで、2回のトルコ・リーグ、2回のトルコ杯、2回のスーパーカップを獲得している。



トラブゾン・スポル、ヴァヒド・アミリと2年契約を結ぶ(アクシャム紙 18. 7.21)

ヴァヒド・アミリ  トラブゾン・スポルが、ヴァヒド・アミリ獲得に向けての具体的な一歩を踏み出した。イラン人でサイドのできるヴァヒド・アミリは、既にトルコ入りしている。

 長きに渡り、補強活動を続けているトラブゾン・スポルが、イラン人の左サイドの選手ヴァヒド・アミリを、トラブゾン入りさせた。メディカルチェックを通過させ、合意もできあがっているヴァヒド・アミリと、2年契約を結ぶことになる。本日にも、調印となろう。

                 「移籍金なしの移籍となる」

 イラン人のサイドのできるヴァヒド・アミリをトラブゾン入りさせたトラブゾン・スポルのハイレッティン・ハジュサリフオウル副理事長は、「ヴァヒド・アミリは、特別コーチとともに、トラブゾンで練習をすることになる。チームは、7月24日にトラブゾンに戻ってくる。ヴァヒド・アミリが、チームに合流するのは、ここからとなる。ヴァヒド・アミリは、W杯にも出場した選手で、ペルセポリスに所属していた。ペルセポリスとの契約は終わっているため、移籍金は発生しない」との談話を発表した。

                 ヴァヒド・アミリとは?

 イランのペルセポリスに所属し、イラン代表として、W杯ロシア大会にも出場した、この30歳になる選手ヴァヒド・アミリは、初めてイラン国外でプレーすることになる。昨季、ペルセポリスでは、26試合に出場して、2ゴール及び7アシストを記録している。



ベシクタシュのアッティバ・ハッティンソンは終わった(ファナティック紙 18. 7.20)

アッティバ・ハッティンソン(タクヴィム紙)  ベシクタシュでのアッティバ・ハッティンソンの5年間に区切りがついた。昨季末をもち、ベシクタシュとの契約が満了したカナダ人選手アッティバ・ハッティンソンが、契約更改について合意に至らず、ベシクタシュを去ることとなった。そのアッティバ・ハッティンソンに最も関心を見せているのはアンタルヤ・スポルだ。

 ベシクタシュとの契約が満了したアッティバ・ハッティンソンが、そのベシクタシュからの最終提案を拒否した。ベシクタシュから出された年俸65万EURO、勝ち点ごとのボーナス5千EUROという提案を拒否したアッティバ・ハッティンソンは、チームを去ることを伝えた。
 アッティバ・ハッティンソンに最も関心を見せているのがアンタルヤ・スポルだ。監督にビュレント・コルクマズを迎えたアンタルヤ・スポルは、アッティバ・ハッティンソンとの交渉を始め、この補強に区切りをつけることを望んでいる。
 2013-14シーズンに先がけて、PSVアイントフォーヘンから移籍金なしで、ベシクタシュに入ったアッティバ・ハッティンソンは、ここ5年間、ベシクタシュのユニフォームを着た。そのプレーぶりで、ベシクタシュで忘れることのできない選手の1人となったアッティバ・ハッティンソンは、ベシクタシュの直近の2回の優勝に大きく貢献したのだった。
 35歳になっているアッティバ・ハッティンソンは、先発に起用されること187試合を含めて、ベシクタシュでは、194試合に出場して9ゴールを決めている。



無料なのに有料!(アクシャム紙 18. 7.19)

フィンチェント・ヤンセン(ギュネシュ紙)  トッテナムが、今季、フィンチェント・ヤンセンを、無料でフェネルバフチェにレンタル移籍させることに同意した。だが、シースン終了後には、買い取りを条件とするという要綱を入れることを求めている。要するに、無料であるとともに有料という状態なのだ。

 昨季、レンタルでフェネルバフチェのユニフォームを着たフィンチェント・ヤンセンが、フェネルバフチェのフィリップ・コク監督の目に停まった。そこで、フェネルバフチェは、トッテナムと交渉に入ったが、一定進展があった。24歳のFWフィンチェント・ヤンセンの無料でのレンタル移籍について、今季は、トッテナム側は受け入れた。だが、それには、かなり異なった側面を持っているのだ。トッテナムは、フェネルバフチェが、今季終了後には、買い取りを条件とするという要綱を入れようと努めているのだ。この移籍は、一見、無料でのレンタルと見えるが、実際は、全くそうではないのだ。

                 最小限の損失で

 トッテナムと2020年まで契約があるフィンチェント・ヤンセンは、今季が終わると、最終契約年を前とする。トッテナムは、これを前にして、フィンチェント・ヤンセンを売ろうとしているのだ。求められる金額は1000万EUROになると言われている。トッテナムは、2016年に、フィンチェント・ヤンセンを2200万EUROで獲得した。昨季、フェネルバフチェが支払ったレンタル料は、総額500万EUROだったと言われている。トッテナムは、最少限の損失で、放出したいのだ。従って、この移籍問題は混迷を深めてしまっている。フェネルバフチェ側は、買い取りを条件とする要綱などは、いかなる形でも受け入れるつもりはないのだ。



爆弾、炸裂! ベシクタシュ、ダヴィド・オスピナの獲得、完了!(ファナティック紙 18. 7.18)

ダヴィド・オスピナ  ファブリシオ・アゴストが、ベシクタシュを去る可能性が高まり、それに対応して、新たなGKの用意にとりかかっていたベシクタシュが、アーセナルのGKダヴィド・オスピナと合意に達したという話が舞い込んで来た。

 ファブリシオ・アゴストが、チームを去る可能威勢が高まっていることに対し、GK探しに入っていたベシクタシュが、爆弾を炸裂させようとしている。
 コロンビアの報道で、ベシクタシュが、フェネルバフチェでも、その名が上がっていたアーセナルのGKダヴィド・オスピナの獲得を終えたと出ている。
 コロンビアの有名新聞に関わるジャーナリストであるエステバン・ジャラミーロのツイッターに、コロンビア人GKダヴィド・オスピナの新たな所属先をベシクタシュと記し、次のように書いている。
 「ダヴィド・オスピナは、既にベシクタシュと合意している。調印が待たれる段階だ。ダヴィド・オスピナは、セヴィージャやナポリからオファーをもらっていたにせよ、ベシクタシュからのオファーにより関心を持った。従って、新しいアドレスはトルコになる」。



ベンフィカよりアブドゥルカディル・オミュル獲得に1500万EURO(ファナティック紙 18. 7.17)

アブドゥルカディル・オミュル  ポルトガルのビッグクラブのベンフィカが、トラブゾン・スポルの若きスター選手アブドゥルカディル・オミュルに狙いを定めてきた。トラブゾン・スポルの扉を叩いてきたベンフィカは、移籍金1500万EUROを受け入れた。トラブゾン・スポルは、近々、このオファーに関する決定をくだすものと考えられている。

 トラブゾン・スポルの下部組織がトルコ・サッカー界に送り出した贈り物のようなアブドゥルカディル・オミュルを求めるクラブが、日増しに増えている。昨季、3ゴール及び6アシストを記録して、一躍注目を集めた18歳のアブドゥルカディル・オミュルに対し、直近では、ポルトガルのビッグクラブのベンフィカがオファーを出してきた。
 ベンフィカは、アブドゥルカディル・オミュルの移籍について、トラブゾン・スポルに1500万EUROのオファーを出した。ベンフィカは、1000万EUROを1週間以内に、残りの500万EUROを、前後半の間に支払うつもりだそうだ。
 トラブゾン・スポルが、このオファーに、早急に決断をするものと考えられている。



ベシクタシュ、ライアン・バベルの年俸を90万EURO上げて年俸300万EUROで交渉するつもりだ(アクシャム紙 18. 7.16)

ライアン・バベル(ファナティック紙)  ベシクタシュが、ライアン・バベルとの新たな契約準備をしている。ベシクタシュは、ライアン・バベルに、新たに3年契約の提案をした。それによると、90万EUROの値上げをして、年俸300万EUROを支払おうというのだ。

 ベシクタシュは、ライアン・バベルを、もう3年確保しようよと動き出した。
 ライアン・バベルと交渉を持ったベシクタシュ側は、契約が、新シーズン終了後に満了するライアン・バベルに、新たに3年契約を申し出たのだ。
 2021年にまで続くことになる契約では、ライアン・バベルは、年俸として300万EUROを手にすることになる。31歳になっているライアン・バベルは、現在の契約では、年俸として210万EUROを得ている。
 ライアン・バベル側からの回答は、早々にベシクタシュ側に伝えられることになろう。つい先日も、フラメンゴからのファーを受けたライアン・バベルは、クラブ間の合意という段階まで至りながらも、ベシクタシュに残留する道を選んだところだった。
 ライアン・バベルは、ベシクタシュでは、70試合に出場して23ゴール、11アシストを記録している。



腿の付け根に問題を抱えるブラク・ユルマズ、キャンプを離脱(ハベル・テュルク紙 18. 7.15)

ブラク・ユルマズ(ファナティック紙)  トルコ・リーグの新シーズンに向けての準備をスロヴェニアで続けているトラブゾン・スポルで、ブラク・ユルマズがキャンプを離れたことが明らかにされた。33歳になるブラク・ユルマズは、検査のためにトルコに戻った、そして、手術の必要があるかの決定を受けるとの発表があった。

 新シーズンに向けての準備をスロヴェニアで続けているトラブゾン・スポルのゴールゲッターであるブラク・ユルマズが故障でキャンプを離れたことが明らかにされた。
 ブラク・ユルマズが、腿の付け根を傷めたということで検査を受けるためにキャンプを離れイスタンブルに戻ったと明らかにされた。
 昨季、残すところ2節となったところで、ドイツで腿の付け根のヘルニアで手術を受けたブラク・ユルマズが、今度は、腿の付け根の他の部分に痛みを感じ、そして、その状態が、明日行われる検査を受け明らかになると説明された。
 トラブゾン・スポルのサッカー部門責任者のハルク・シャヒンが、腿の付け根に痛みを感じているブラク・ユルマズに許可を与え、明日、イスタンブルで検査を受けたあと、状態が明らかになるであろうとの見解を発表した。



マウリシオ・イスラ、戦力に(フォトマッチ紙 18. 7. 8)

マウリシオ・イスラ(ファナティック紙)  チリ人右サイドバックのマウリシオ・イスラが、新シーズンを前にして、フィリップ・コク監督の目に停まっている。同監督が、30歳になっているマウリシオ・イスラに注目しているのだ。

 フェネルバフチェに大きな期待を持って入ったマウリシオ・イスラだったが、昨季は、期待に応えるような活躍ができなかった。フェネルバフチェの前監督アイクト・コジャマンにより、時としてメンバー入りさせられなかったマウリシオ・イスラだったが、より貪欲に、新しいシースンに入っている。フィリップ・コク監督就任とともに、フェネルバフチェを去るという考えを横に置いたように、懸命に練習に励んでいる。フェネルバフチェで最後に出た2018年5月4日の試合でのプレーぶりに、同監督が注目したのだ。これで、マウリシオ・イスラは、フェネルバフチェの新シーズンに向けての練習で、意欲的な動きで目を際立させる1人となった。放出候補に上がっていたマウリシオ・イスラについて、同監督は、肯定的に捉えている。ここまでの練習で、最も勤勉に動いているマウリシオ・イスラは、この調子でもって、残留が明確になってきている。マウリシオ・イスラからしてみれば、ヨーロッパでプレーするためには、フェネルバフチェを離れるわけにはいかないのだ。そのため、マウリシオ・イスラは、全力でもって練習に励んでいるのだ。



フェネルバフチェの新しいシステム(ファナティック紙 18. 7. 7)

フィリップ・コク監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェのコク監督は、現有メンバーで、自身が考えるシステムを実行しようと努めている。今日、描かれたシナリオは、中盤をメフメット・エキジ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジュリアーノ・デ・パウラで作り、FWにはマテュー・ヴァルブエナ、ロベルト・ソルダード、アルペル・ポトゥクを置いていた。

 フェネルバフチェのフィリップ・コク監督は、「4-3-3」システムにこだわっている。
 同監督は、ここ3シーズン採用してきたダブルボランチにこだわるつもりだ。この点で、中盤を、メフメット・エキジ、ジョゼフ・デ・ソーサ、ジュリアーノ・デ・パウラで構成することを考える同監督は、この3人の前に、マテュー・ヴァルブエナ、ロベルト・ソルダード、アルペル・ポトゥクを置くつもりだ。練習では、中盤の3人に、若いエリフ・エルマスも入れている。オザン・トゥファンは、今のところ、選択肢の1つとして見られている。ナビル・ディラルは、チームに合流後、右サイドのアルペル・ポトゥクに替えて試すことになろう。
 フェネルバフチェでは、ここまで補強の声が上がっていない。財政面の理由、及び、コク監督がチームを知りたいという思いから、まだ新たな参入者は出ていない。財力を考えると、徒らに補強面でのミスを犯したくないのだ。
 このため、同監督は、チームと選手を知り、残る者、出て行く者を決めることになろう。しかし、はっきりしているのは、2つのポジションで補強は行われるだろうということ。そのため、とにかくは動きを続けている。フェルナンダオが去ったあと、ゴールゲッター探しを続けているフェネルバフチェは、中盤では、ウィルシャーからの回答を待っているところだ。この2つのポジション以外では、第1段階としては、補強は急がれないだろう。出て行く者が明確になってからのことになるだろう。



ガラタサライ、スイス・キャンプへ(TRT 18. 7. 6)

ファーティフ・テリム監督(TRT)  ガラタサライは、新シーズンに向けて行うキャンプのために、7月7日(土)、スイスに向かう。

 トルコ航空の特別機でチューリヒに向かうガラタサライは、7月16日(月)まで、この町で準備に当たる。ガラタサライは、ここでのキャンプ期間中の7月13日(金)に、後日発表される相手と親善試合を行うことになっている。
 ガラタサライは、7月16日にはチューリヒからモントルーに移動して、ここでキャンプを続けることになる。そして、こちらでのキャンプ期間中に、7月18日(水)にオランダのPSVアイントフォーヘンと、また、同21日(土)にはスペインのヴァレンシアと練習試合を行う。
 ガラタサライは、ヴァレンシア戦後、イスタンブルに戻り、イスタンブルで準備を続ける予定だ。



バシャクシェヒル・スポル、セルダル・タシュジュと合意(ファナティック紙 18. 7. 5)

セルダル・タシュジュ  バシャクシェヒル・スポルが、ディフェンス面で重要な補強を行った。

 バシャクシェヒル・スポルが、CSKAモスクワとの契約が満了したトルコ系ドイツ人選手セルダル・タシュジュと合意に達した。過去、その名前が、トラブゾン・スポルを初めとしてトルコ・リーグのクラブから取り沙汰されていた31歳になっているセルダル・タシュジュが、シースン終了とともに、CSKAモスクワとの契約が満了することで自由契約になっていたのだ。
 既にイスタンブル入りしているセルダル・タシュジュは、バシャクシェヒル・スポル側と交渉に入っていたと言われており、また、セルダル・タシュジュ自身も、バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで撮った写真を、ソーシャルメディア上にアップしていた。
 両者の間で行われた交渉の結果、合意に達したと言われており、セルダル・タシュジュは、数日以内に、年俸200万EUROの3年契約で、バシャクシェヒル・スポルとの契約を行うものと考えられている。



トラブゾン・スポルの故障を発生させたファビアン・カスティリョの状態は深刻(ファナティック紙 18. 7. 4)

ファビアン・カスティリョ  トラブゾン・スポルの故障を発生させたファビアン・カスティリョの状態が深刻であることが判った。

 トラブゾン・スポルは、新シーズンに向けての準備を、スロヴェニアのクランジ市でのキャンプで、本日トルコ時間午後7時30分からの練習で続けた。朝の練習では、屋内練習が行われていたが、この夜の練習では、コンディション調整及びパスに重点を置いた練習が行われていた。ウナル・カラマン監督指揮下で行われた練習では、休暇を与えられているオナーズィのほか、許可なくキャンプに来ていないエステバン・アルヴァラド、それに故障を抱えるバトゥハン、カスティリョ、ソーサ、キャーミル・アフメットが不参加だった。

                 カスティリョの状態は深刻

 夜の練習に不参加だったファビアン・カスティリョの状態が深刻であることが判った。前日の練習で、左足を、チームメイトに踏まれたことで起こったケガで、カスティリョがMR検査を受けた結果、しばらく休ませることになったと発表された。



バシャクシェヒル・スポル、新シーズンに向けて始動(ファナティック紙 18. 7. 3)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルは、2018-19シーズンに向けての準備を、本日の練習でもって開始した。

 バシャクシェヒル・スポルが、新シーズンに向けての準備を、第3バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで、本日行った練習で始めた。筋肉をほぐすことから始めたバシャクシェヒル・スポルの選手たちは、報道陣に公開した練習では、パス練習を行っていた。
 この練習には、イルファン・ジャン・カフヴェジ、マフムト・テクデミル、ヴォルカン・ババジャン、マヌエル・ダ・コスタ、アタマー、エディン・ヴィウチャ、リアド・バジッチ、エルジェロ・エリア、エマニュエ・アデバヨール、ガエル・クリシーは参加していなかった。
 新シーズンの準備を7月9日(月)まで、イスタンブルで続けるバシャクシェヒル・スポルは、その後、14日間のキャンプを張るため、オーストリアのサルツブルク市に移動する。
 バシャクシェヒル・スポルは、新シーズンに向けての準備のイスタンブル・クールを、明日行う練習で続けることになっている。



トレゼゲ、ガラタサライ入り(ファナティック紙 18. 7. 2)

トレゼゲ(ファナティック紙)  ガラタサライが、カスムパシャのエジプト人選手トレゼゲ、及びクラブ側と、全ての点で合意した。公表は、明日ないしは水曜日に行われることになろう。

 ガラタサライの補強活動が続いている。ムーダット・チェリクと長友の移籍を正式発表したガラタサライが、トレゼゲの獲得を成し遂げた。

                 4年契約になろう

 エジプト代表としてW杯に参戦し、また、昨季活躍の著しかった選手の1人トレゼゲとの契約に残る細かな点のために、正式発表が遅れてきていた。しかし、23歳のサイドアタッカーとは、年俸200万EUROでの4年契約で固まった。

                 移籍金は500万EURO

 カスムパシャが、アンデルレヒトから移籍金200万EUROで獲得したトレゼゲ獲得に、ガラタサライは500万EUROを支払う。
 昨季、カスムパシャで33試合に出場したトレゼゲは、16ゴール6アシストを記録している。



ブルサ・スポル、エレン・デルディヨクを狙う(サバハ紙 18. 7. 1)

エレン・デルディヨク(ファナティック紙)  補強活動を急ぐブルサ・スポルは、エレン・デルディヨク獲得を前面に押し出した。

 新シーズンに向けての補強を続けているブルサ・スポルに、スーパーな名前が浮かび上がってきた。まずは、1人の中盤の選手と2人のFWの補強を考えるブルサ・スポルは、ガラタサライのゴールゲッターであるエレン・デルディヨクをリストアップしていることが伝えられてきた。
 ブルサ・スポルのフロントは、昨季、ガラタサライで19試合に出場して、3ゴール2アシストを記録しており、そのガラタサライとは、まだ契約が1年残っている30歳になっているエレン・デルディヨクに探りを入れていることが明らかになってきているのだ。
 シュテファン・バッジ獲得の最終段階に入っているブルサ・スポルは、ベシクタシュのワグナー・ラウ、ハル・シティとの契約が満了したウルグアイ人ゴールゲッターのアベル・ヘルナンデス、そして、ポルトガルのスポルティング・リスボンとの契約が満了したコスタリカ代表主将のブライアン・ルイスと交渉に入っていることも明らかになっている。



ベシクタシュのスロヴァキア・キャンプのメンバー、明らかになる(ミリエット紙 18. 6.30)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙)  新シーズンに向けての準備のイスタンブル・クールを打ち上げたベシクタシュのスロヴァキア・キャンプのメンバーが明らかになった。

 ベシクタシュ選手団は、キャンプを張るためにスロヴァキアに向かった。
 ベシクタシュ選手団が、サビハ・ギョクチェン空港発の飛行機で、首都ブラティスラヴァに向かった。一行は、ブラティスラヴァから、キャンプ地サモリンに移動する。
 シェノル・ギュネシュ監督が、新シーズンのメンバーに考えていないアルヴァロ・ネグレドは、キャンプ・メンバーには入っていない。
 ベシクタシュのスロヴァキア・キャンプのメンバーは、次の通りである。トルガ・ゼンギン、ファブリシオ・アゴスト・ラミレス、ウトゥク・ユヴァクラン、エルシン・デスタノウル、ギョクハン・ギョヌル、ジャネル・エルキン、マテジ・ミルコヴィッチ、ファーティフ・アクソイ、ネジプ・ウイサル、トルガイ・アルスラン、オルカン・チュナル、ドルカン・トケズ、イェレマイン・レンス、ムスタファ・ペテクメク、サイル・ラリン、ワグナー・ラウ、エルデム・セチギン、メルトジャン・アチュクギョズ、マルロン・ビュレント・ウチュンジュ、アラス・オズビリズ、オウズハン・アイドーアン。
 なお、アドリアーノ・コッレイラ、ガリー・メデル、オウズハン・オズヤクプ、ライアン・バベル、ギョクハン・トーレは、スロヴァキアで合流予定である。
 ベシクタシュは、このスロヴァキア・キャンプ期間中、2回の練習試合を組んでいる。
 7月7日(土)には、ハンガリー2部のシオーフォクと対戦する。次いで、7月8日(日)には、同じくハンガリーのジルモートFCと対戦する。
 ジルモートFC戦後、イスタンブルに戻るベシクタシュは、7月11日には、第2次キャンプ地であるオーストリアに向かう。



ウーウル・デミロク、コンヤ・スポル入り(フォトマッチ紙 18. 6.29)

ウーウル・デミロク(ファナティック紙)  コンヤ・スポルが、ルザ・チャルンバイ監督が獲得を望んだ、トラブゾン・スポルを離れた29歳になっているストッパーのウーウル・デミロクを獲得した。

 新監督にルザ・チャルンバイを迎えてから、補強を急ぐコンヤ・スポルが、最初の調印を行った。既に、デンマーク人ボランチのジョンソンと、契約を更改しているコンヤ・スポルが、トラブゾン・スポルを離れた29歳のストッパーのウーウル・デミロクをメンバーに加えたことを発表した。トラブゾン・スポルとの契約を更改せず、同クラブを離れたあと、多くのクラブの関心の的となっていたウーウル・デミロクは、昨季、トラブゾン・スポルで一緒に活動したルザ・チャルンバイの求めで名の上がっていた選手の1人だった。先日、ルザ・チャルンバイが行った談話では、「ウーウル・デミロクと会い、いい返事をもらった。彼は、トルコが誇るストッパーの1人だ。合意できれば、我がクラブでプレーしてくれることが大である」と言い、加入を示唆していた。トルコ代表にも選出経験のあるウーウル・デミロクは、昨季、トラブゾン・スポルで23試合に出場している。



ガラタサライ、本日、ピッチに立つ(ファナティック紙 18. 6.28)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライは、本日、5週間の休暇を終え、練習を開始する。

 ガラタサライの休暇は終わった。トルコ・リーグの最終試合を、5月19日にギョズテペとアウェー戦を戦い、0:1で勝ち、優勝を決めたガラタサライが、5週間の休暇を終え、本日、初練習を行う。ガラタサライの選手たちは、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドに集合して、2018-19シースンの幕を開ける。当初、7月1日と発表されていたスイスのチューリヒへの移動は、7月7日(土)と変更された。チューリヒでは、7月7日〜16日の間、キャンプを張るガラタサライは、その後、モントルーに移り、当地でキャンプを続けるが、こちらでは、7月21日までキャンプを張ることになる。そして、ガラタサライは、7月21日の夜、トルコに戻り、イスタンブルで、最後の仕上げを行うことになっている。



エルサン・ギュルムの移籍、完了(サバハ紙 18. 6.27)

エルサン・ギュルム(ファナティック紙)  ベシクタシュに元所属したことのあるエルサン・ギュルムが戻ってきた。ベシクタシュの元ストッパーは、自身のツイッターの自己紹介の欄に「ベシクタシュのサッカー選手」へと変更している。一方、ベシクタシュは、22歳のドルカン・トケズと、3年契約を結んだ。

 右サイドバック探しを続けている一方で、FWにおいても、アルヴァロ・ネグレドとワグナー・ラウの放出を、まdあ決めておらず、具体的な歩みを見せていないベシクタシュが、ディフェンス面で2人の補強を、突然行った。ベシクタシュと基本合意に至った、元ベシクタシュのエルサン・ギュルムは、自身のツイッターの自己紹介の欄に、「ベシクタシュの選手」との変更を済ませ、移籍の喜びを伝えてる。オルマン理事長以下ベシクタシュが、エルサン・ギュルムをレンタルで獲得したこと、2+1年の契約を行うことになることが、既に知られたことである。オーストラリアのアデレード・ユナイテッドのレンタルで出されていた31歳になっているエルサン・ギュルムは、ベシクタシュから750万EUROで移籍した中国の河北華夏幸福との契約は、1月には満了する。
 ベシクタシュと合意に至ったことを、自身のツイッターで公表したエルサン・ギュルムは、昨季、アデレード・ユナイテッドで、21試合に出場した。7枚のイエローカードをもらい、1枚のレッドカードをもらっている。

                  右サイドバックもボランチもできる

 一方、ベシクタシュが、エスキシェヒル・スポルとの契約が満了した22歳のドルカン・トケズと、3年契約を結ぶことが明らかになった。ドルカン・トケズは、右サイドバックとボランチのできる選手だ。



38日間の休暇は終わった(フォトマッチ紙 18. 6.26)

ウナル・カラマン監督  昨季、勝ち点55で5位だったトラブゾン・スポルが、39日ぶりに、新シーズンに向け、今日、ピッチに立つ。

 第1クールでは、選手たちは、メディカルチェックを受け、その後、軽い練習を始めることになっている。

                  選手30人でキャンプイン

 トラブゾン・スポルは、新シーズンに向けての準備を、選手30人で開始する。下部組織に属する若い選手とともに、現有メンバーの内トルコ人選手が加わり、外国人選手は、段階的に加わって来ることが明らかにされている。

                  対戦相手が明らかに

 7月1日〜24日の期間、スロヴェニアで海外キャンプを張るトラブゾン・スポルは、3回の練習試合を予定している。7月15日にトリグラフ・クラーニ(スロヴェニア)、7月17日にロコモティヴァ・ザグレブ(クロアチア)、7月20日にはスパルタク・モスクワ(ロシア)と対戦する。

.                  5人のGKを含む

 トラブゾン・スポルのスロヴァキア・キャンプには、GKとして、オヌル・レジェプ・クヴラク、エステバン、ウーウルジャン、そして、1461トラブゾンのフルカン、昨季、アンカラ・デミルスポルのレンタルに出されていたバハドゥル・ハン・ギュンギョルドゥが参加する。シースン前に手術を受けたオヌル・レジェプ・クヴラクも、ようやく間に合っている。



ベシクタシュ、始動(TRT 18. 6.25)

シェノル・ギュネシュ監督(ミリエット紙)  ベシクタシュが動き出す。ベシクタシュが、新シーズンに向けての準備に向け、6月26日、イスタンブルに集合する。

 昨季4位で終わり、UEFA欧州リーグの予備戦2回戦から出場することになっているベシクタシュが、新シーズンへ向けて、ライバルチームより早く始動する。
 ベシクタシュは、2018-19シーズンに向けての準備を、ウムラニエ・ネヴザト・デミル・グランドで始める。ベシクタシュは、イスタンブルでの始動後、第1次キャンプを行うため、スロヴァキアへ向かうことになっている。
 6月30日〜7月8日の間、スロヴァキアのサモリン町でキャンプに入るベシクタシュは、第2次キャンプは、7月11日〜20日の間、オーストリアで行うことになっている。
 シェノル・ギュネシュ監督以下選手たちは、新シーズンに向けての練習試合を、その第2次キャンプ地で行うことになる。
 ベシクタシュは、オーストリアのエーレンハウゼンで、ウクライナのシャフタル・ドネツク、及びロシアのCSKAモスクワと戦う予定である。
 一方、新シーズンに向けての補強を急ぐベシクタシュは、バイヤーレヴァークーゼンの若きスター候補生ギュライ・ヤルチュンの獲得で合意に達した。
 ベシクタシュは、バイヤーレヴァークーゼンとの契約が満了している19歳のギュヴェン・ヤルチュンと、4年契約を結ぶことになる。ベシクタシュは、この移籍に関し、バイヤーレヴァークーゼン側に、20万EUROを支払うことになる。
 バイヤーレヴァークーゼンの下部組織で育ったギュヴェン・ヤルチュンは、昨季、バイヤーレヴァークーゼンのU19チームで、27試合に出場して11ゴールを記録している。



シェノル・ギュネシュ監督、トルガイ・アルスランを放さない(ファナティック紙 18. 6.24)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP) トルガイ・アルスラン(イエニ・シャファク紙)  ブンデスリーガのシュトゥットガルトへの移籍交渉が続けられているトルガイ・アルスランについて、シェノル・ギュネシュ監督が、フロントと行った会談では、ベシクタシュに繋ぎとめておきたいとの意見を出した。

 今季の望ましい選手構成の中で、トルガイ・アルスランには、より大きなチャンスを与えたいことを強調した同監督は、「もし放出ということになれば、10番の選手を探さねばならない。しかし、残留となれば、タリシカの抜けた穴を、トルガイ・アルスランで埋めることができる」と述べたということだ。
 いずれにせよ、予算のスリム化を図り、金銭を確保した上で、新たな選手構成を図ろうとしているベシクタシュのフロントは、このことがあってからは、方向をオウズハン・オズヤクプに向けている。即ち、いいオファーが入ってくれば、放出するのが妥当との考えで一致したのだ。



2つのクラブから正式オファー! アルヴァロ・ネグレド、中国へ(ファナティック紙 18. 6.23)

アルヴァロ・ネグレド(TRT)  ベシクタシュの補強活動をする前に、大きな障害となっていたアルヴァロ・ネグレド問題が、乗り越えられるのも間近である。ベシクタシュは、中国の2つのクラブから受けたオファーで、アルヴァロ・ネグレドを売ることで、400〜500万EUROを得ようとしている。

 年俸予算を減らす前には、補強面で正式なオファーを出したくないベシクタシュに、明るい展開が生まれてきている。プレーぶりが悪く、430万EUROもの年俸を取るため、放出したかったアルヴァロ・ネグレドを買おうという客が現れたのだ。中国の2つのクラブが狙いをつけてきたのだ。

                 ほぼ合意

 消息筋によると、中国のクラブと交渉を持ったアルヴァロ・ネグレドが、年俸に関し、大筋で合意をみたのだ。ベシクタシュは、アルヴァロ・ネグレドの売却で、500万EURO近い収入を期待している。



PSVアイントフォーヘン、コクについて発表(イエニ・シャファク紙 18. 6.22)

フィリップ・コク(TRT)  オランダ・リーグのPSVアイントフォーヘンが、フィリップ・コクが、フェネルバフチェの監督に就任することを発表した。フェネルバフチェも、フィリップ・コクと3年契約を結んだことを発表した。

 フェネルバフチェの新監督に就任と言われていたフィリップ・コクに関して、注目すべき展開があった。
 PSVアイントフォーヘンが、フィリップ・コクがフェネルバフチェの監督に就任することを発表したのだ。PSVアイントフォーヘンが行った発表によると、47歳になっているフィリップ・コクとともに、クリス・ファン・デル・ヴェールデン・コーチもフェネルバフチェに行くということだ。
 一方、フェネルバフチェも、フィリップ・コクと3年契約を結んだことを発表した。

                 年俸は5倍に

 デ・テレグラフ紙によると、フェネルバフチェは、PSVアイントフォーヘンからは50万EUROの年俸をもらっていたフィリップ・コクに対し、年俸250万EUROを出すということだ。



オザン・トゥファン、リーガエスパニョーラのジローナへ移籍(ギュネシュ紙 18. 6.21)

オザン・トゥファン(サバハ紙)  アイクト・コジャマン前監督から、昨季の前後半の間に排除されてしまったオザン・トゥファンが、リーガエスパニョーラのジローナと合意間近だと言われている。

 2015年、若干20歳で、ブルサ・スポルから700万EUROで獲得されたフェネルバフチェのオザン・トゥファンは、移籍リストに上がっている。
 アフメット・ブルトが代理人を務めるオザン・トゥファンは、昨季、幾つかのリーガエスパニョーラのクラブと交渉を持ったが、移籍は実現しなかった。

                 300万EUROでジローナへ

 フェネルバフチェとの契約が2020年まである22歳になっているオザン・トゥファンは、300万EUROの移籍金で、ジローナへ売られるものと考えられている。



コンヤ・スポル、ルザ・チャルンバイと合意(ハベル・テュルク紙 18. 6.20)

ルザ・チャルンバイ監督(ファナティック紙)  コンヤ・スポルが、新監督にルザ・チャルンバイを迎えることで合意した。一方、コンヤ・スポルは、セルゲン・ヤルチュン監督に感謝の言葉を述べ、袂を分かつこととなった。

 コンヤ・スポルの広報担当のレジェプ・チュナル副理事長が、アナトリア通信に行った発表によると、セルゲン・ヤルチュン監督解任後空席となっていた監督職について、ルザ・チャルンバイと基本的合意に達したことを明らかにした。
 チュナルは、「ルザ・チャルンバイと1+1年の契約で合意に達した。願わくは、明日、ルザ・チャルンバイにはコンヤ入りしてもらい、明後日には調印に持って行くつもりだ。ルザ・チャルンバイは、補強に関して、幾つかのポジションに3〜4人の選手獲得を求めている。コンヤ・スポルとしては、ルザ・チャルンバイ監督がうまくやってくれることを希望している。つまり、コンヤ・スポルがトルコ・リーグへ残留することではなく、上位5位までに食い込むことを求めるということだ」と語った。



アイクト・コジャマン、オファーを拒む(ファナティック紙 18. 6.19)

アイクト・コジャマン監督(ミリエット紙)  フェネルバフチェを去ったアイクト・コジャマン監督は、かつて所属したクラブの1つコンヤ・スポルからの監督就任の打診を拒否したということである。

 コンヤ・スポルの理事は、フェネルバフチェを去ることが決まったあと、アイクト・コジャマン監督と会った。
 アイクト・コジャマン監督は、コンヤ・スポル側に決断を伝えた。現時点では、監督業を務める意思がないこと、従って、コンヤ・スポルからの申し出を断ったことが明らかになった。アイクト・コジャマン監督招請を断念したコンヤ・スポルは、その替わりとなる候補者に舵を切った。新監督は、数日内に決まるものと考えられている。



ジュリアーノ・デ・パウラとジョゼフ・デ・ソーサで2200万EURO(タクヴィム紙 18. 6.18)

ジュリアーノ・デ・パウラ(フォトマッチ紙) ジョゼフ・デ・ソーサ(ファナティック紙)  フェネルバフチェのフロントは、ジョゼフ・デ・ソーサとジュリアーノ・デ・パウラを、それを評価するクラブがあれば、売ることになろう。目標は2200万EUROだ。

 フェルナンダオを、300万ドルで売ってしまったフェネルバフチェは、チームのエースという選手であるにも拘わらず、ジュリアーノ・デ・パウラとジョゼフ・デ・ソーサを、その価値を認めるクラブがあれば、売る決定をした。ジョゼフ・デ・ソーサに関しては、プレミアリーグの複数のクラブから、約1200万EUROでのオファーが来ていることは知られている。ジュリアーノ・デ・パウラに関しては、ブンデスリーガのヴォルフスブルクが関心を持っている。1000万EUROでのオファーがあれば売ることになろう。この2選手で、合計2200万EUROを期待しているフェネルバフチェのフロントは、この資金を基に選手構成を作り上げるつもりをしている。



フィンチェント・ヤンセン獲得のために、トッテナムに250万EURO(タクヴィム紙 18. 6.17)

フィンチェント・ヤンセン(ハベル・テュルク紙)  昨季、500万EUROを出して、レンタルで獲得したフィンチェント・ヤンセン獲得のため、今度は、トッテナムに250万EUROのオファーが出された。

 ブラジル人ゴールゲッターのフェルナンダオを、アル・ワフダに放出したフェネルバフチェには、FW選手は、ロベルト・ソルダードだけが残ってしまった。フェネルバフチェは、昨季、獲得したフィンチェント・ヤンセンを、今季もまた、レンタルで獲得できるよう努力を重ねている。

                 フィンチェント・ヤンセンを求める

 フェネルバフチェは、昨季、フィンチェント・ヤンセンを、トッテナムに500万EUROという天文学的金額を払い、レンタルで獲得したのだった。今季は、このような金額を支払うことは問題外だ。スポーツ・ディレクターのダミーン・コモッリが、トッテナムと交渉を行い、250万EUROの支払いを提案したと言われている。交渉に結論が出るようだと、フィンチェント・ヤンセンが、再びフェネルバフチェのユニフォームを着ることになる。



ベシクタシュ、ストッパーに決断(フォトマッチ紙 18. 6.16)

ペペ(ファナティック紙) ドマゴイ・ヴィダ(TRT)  トシッチが出て行ったあと、ストッパー探しをしていたベシクタシュが、この面での補強を棚上げにした。

 アフメット・ヌル・チェビが、「放出しよう」と言ったぺぺは残留することになる。そして、ドマゴイ・ヴィダとペアを組むことになろう。レンタルから復帰するミトロヴィッチと、契約更改されたファーティフ・アクソイは確保される。ネジプ・ウイサルとガリー・メデルも、ストッパーができるということで、ベシクタシュのストッパーの補強は鉾先を閉じることになった。
 トルコ・リーグで13試合出場したドマゴイ・ヴィダは、チャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦でレッドカードをもらい、サポーターの信頼が減退してしまった。しかし、ベシクタシュのフロントは、この29歳になっているストッパー、ドマゴイ・ヴィダが、新シーズンでは、ペペと素晴らしいペアを組み、適合する時期を越えているものと看ているのだ。従って、トシッチが出て行ったことで、ペペとドマゴイ・ヴィダが、先発メンバーに名を連ねるものと考えられている。



オカイ・ヨクシュル、正式にセルタ・ヴィーゴ入り(サバハ紙 18. 6.15)

オカイ・ヨクシュル  スペインのセルタ・ヴィーゴが、トラブゾン・スポルのオカイ・ヨクシュルを獲得したことを、正式に明らかにした。

 セルタ・ヴィーゴは、ソーシャルメディアを通じて、オカイ・ヨクシュルの移籍について、「ようこそ!」と歓迎の意を表した。トラブゾン・スポルとの契約が2020年まで残っているオカイ・ヨクシュルであるが、契約書に書かれている「600万EUROで自由契約となる」という一項を使い、セルタ・ヴィーゴ側は、その違約金を支払い、オカイ・ヨクシュルとの5年契約に調印した。
 もう1人のトルコ人エムレ・モルも所属するセルタ・ヴィーゴは、昨季は、勝ち点49で13位に終わっている。
 2015-16シーズンに、カイセリ・スポルから移籍してきて、3シーズンをトラブゾン・スポルで過ごしたオカイ・ヨクシュルは、106試合に出場して、10ゴール7アシストを記録している。これとは別に、トルコ代表として14試合の出場記録を持つ、今年24歳になるオカイ・ヨクシュルは、特にフィジカル面の強さ、ボール支配、及び優れたボールさばきで、注目を浴びている選手だ。



スター選手からガラタサライへ悪い知らせ(TRT 18. 6.14)

ジェイソン・デナイヤー  ガラタサライへレンタルで加入し、新シーズンでも、ファーティフ・テリム監督が残留を希望しているジェイソン・デナイヤーから悪い知らせが届いた。

 ガラタサライは、パスをマンチェスターシティが持つベルギー人選手ジェイソン・デナイヤーを、再び、レンタルで獲得するため動き出していたが、望むべき回答を得られなかった。
 イングランドのマンチェスターシティは、ジェイソン・デナイヤーを、もう1年レンタルで出すつもりはないと、ガラタサライに通告してきたのだ。
 マンチェスターシティ側は、ガラタサライに対し、ジェイソン・デナイヤーの完全移籍を持ち掛けてきたのだ。
 一方、マルセイユが、ジェイソン・デナイヤーの完全移籍に、500万EUROを出すというファーを出してきている。



バシャクシェヒル・スポル、バジッチとの契約を延長(TRT 18. 6.13)

バジッチ(ファナティック紙)  バシャクシェヒル・スポルが、リアド・バジッチが、もう1年レンタルで在席することを発表した。

 バシャクシェヒル・スポルは、公式HPで行った発表で、「昨季、前後半の移籍解禁期間に、レンタルで本クラブに入ったリアド・バジッチ及びウディネーゼと行った交渉の結果、このボスニア人選手と、完全移籍のオプション付きで、もう1年レンタルで獲得することになった。2017-18シーズンでは、9試合に出場して3ゴールを記録したバジッチは、新シーズンでは背番号9を付けることになる。リアド・バジッチには、再度、本クラブにようこそと言わねばならない。新シーズンにおいて、バシャクシェヒル・スポルのユニフォーム姿で活躍することを切望するところである」と述べている。



ヤシン・オズテキン、ベシクタシュへ(サバハ紙 18. 6.12)

ヤシン・オズテキン(ファナティック紙)  ベシクタシュは、ここ4シーズン、ガラタサライで過ごしたヤシン・オズテキン獲得へ、最終段階へ達している。

 昨季、ファーティフ・テリム監督のお目に叶うことができず、また、フロントからは、期待していた契約更改のオファーももらえなかったヤシン・オズテキンは、一時、ガラタサライ残留を模索していた。ヤシン・オズテキンの代理人アフメット・ブルトは、先週、副理事長であるアブドゥルラヒム・アルバイラクと会談を持ち、ヤシン・オズテキンが残留を希望していることを伝えた。だが、この会談でも、肯定的な結果を出すことが叶わなかった。このため、同代理人は、関心を示してくれているベシクタシュに舵を切った。

                 シェノル・ギュネシュ監督の同意があれば、契約締結へ

 ベシクタシュと交渉の席に着いたブルトは、パスを自身で持つヤシン・オズテキンの移籍に関し、最終段階まで持ち込んだ。31歳になっている、この在外トルコ人選手のヤシン・オズテキンについては、ベシクタシュのために、ギョズテペ、アンカラ・グジュを初めとして、アナトリアのクラブから舞い込んで来たオファーを拒んだ。両者が合意に達し、シェノル・ギュネシュ監督が同意すれば、直ちに、正式調印へと至るものと考えられている。ヤシン・オズテキンは、昨季、僅か6試合しか先発メンバーに名を連ねなかったが、出場した29試合で5ゴール、3アシストを記録している。



チャイクル・リゼ、ムスタファ・ペテクメクに関心(TRT 18. 6.11)

ムスタファ・ペテクメク  トルコ・リーグへの新規参入するチャイクル・リゼが、ベシクタシュを去ることになろうと考えられているムスタファ・ペテクメクと合意間近だということが明らかになってきた。

 元所属したゲンチレル・ビルリーイが、2部に降格したため、そのオファーに対しては乗ることはなかった29歳になっている7ムスタファ・ペテクメクを、チャイクル・リゼのイブラヒム・ウズルメズ監督が、獲得を求めているという情報が舞い込んで来た。選手及びクラブ側の合意が得られれば、ベシクタシュは、容易く、この移籍に乗るものと思われる。
 1999年、トパーアチ・スポルの下部組織でサッカー人生をスタートさせたムスタファ・ペテクメクは、2005年には、サカルヤ・スポルの下部組織に移った。そして、初めてのプロ契約を、2006年、サカルヤ・スポルと行った。2006〜2008年、サカルヤ・スポルで過ごし、FWとして33試合に出場して4ゴールを記録している。2008年には、ゲンチレル・ビルリーイに移籍した。ゲンチレル・ビルリーイで3シーズンを過ごしたムスタファ・ペテクメクは、この時期、U-21代表としても活躍した。ゲンチレル・ビルリーイでは、67試合に出場して24ゴールを記録している。また、昨季、ベシクタシュでは、15試合の公式戦に出場して5ゴールを記録している。



ヌリ・シャヒンと「3+1」年契約へ(ファナティック紙 18. 6.10)

ヌリ・シャヒン(ファナティック紙)  ガラタサライでは、ヌリ・シャヒン獲得へ向かっている。ヌリ・シャヒンが、ガラタサライのオファーを受け入れれば、ボルシア・ドルトムントの説得には、自身が当たると言っている。

 ガラタサライが、ヌリ・シャヒン獲得に向かっている。ボルシア・ドルトムントとの契約が、あと1年残っているヌリ・シャヒンを、早々に獲得したいガラタサライは、この件については、重要な段階に踏み出している。
 29歳になっているヌリ・シャヒンは、ガラタサライのオファーを受け入れた場合には、自身で、ボルシア・ドルトムントを説得に当たると言っている。ガラタサライは、移籍金として200万EUROを用意している。ヌリ・シャヒンが、ボルシア・ドルトムントを説得した場合には、ガラタサライは、ヌリ・シャヒンと調印を行うことになる。ヌリ・シャヒンとの契約は、「3+1」年が考えられていることが明らかになっている。



ベシクタシュ、GKにスーパーな名前! ハルン・テキン(ファナティック紙 18. 6. 9)

ハルン・テキン(ファナティック紙)  ベシクタシュは、1年後には契約が満了するスペイン人GKファブリシオ・アゴストとの契約更改を望んでいるが、その一方で、ブルサ・スポルのGKハルン・テキンをリストアップしている。2人の優れたGKを競り合わせることで、クラブに利することになると考えているのだ。

 補強のため、多くの選手を検討してきているベシクタシュのフロントは、ブルサ・スポルのGKハルン・テキンを、驚くことにリストアップしている。現時点では、GKに不安を抱えているわけではないベシクタシュは、1年後に困らないように、今から手を打っておこうとしているのだ。
 契約が、あとまだ1年残っているファブリシオ・アゴストとの契約延長を望んでいるベシクタシュだが、交渉において、手札を強化するために、ハルン・テキンを獲得したがっていることが明らかになってきている。既に、ファブリシオ・アゴストの代理人と交渉の席に着きながらも、結果を得ていないベシクタシュは、今後起こることが想定される事態に備えて、ハルン・テキンを獲得して、手札を強化しようとしているのだ。
 この補強で、一石二鳥を考えるベシクタシュ側は、トルガ・ゼンギンが離れることが確実になってきていることもあり、ハルン・テキンに関心を示すようになった。ファブリシオ・アゴストとの交渉を進める上にも、また、トルガ・ゼンギンが出て行くことに対応するという点においても、ハルン・テキンを獲得することを考えるベシクタシュは、金銭+選手で、この移籍を実現しようとしている。
 一時、シェノル・ギュネシュ監督のもとにあり、テクニック面では理解を得ているハルン・テキンは、単に控えとしてだけ考えられているわけではない。トルコ代表のGKでもあるハルン・テキンは、ファブリシオ・アゴストのライバルになることも、ベシクタシュに利することになると考えられている。ハルン・テキン自身は、ベシクタシュに行くことを希望していることが明らかになっている。



ガラタサライが欲しがっていたスター選手を、バシャクシェヒル・スポルがさらう(フォトマッチ紙 18. 6. 8)

ソネル・アイドードゥ  トルコ・リーグの新シーズンでは、強力な選手を揃え、昨季逃した優勝を目指すバシャクシェヒル・スポルが、アクヒサル・スポルのと契約が満了したソネル・アイドードゥと、3年契約で合意に達した。

 バシャクシェヒル・スポルは、トルコ杯を制したアクヒサル・スポルとの契約が満了したソネル・アイドードゥと、3年契約で合意に達した。移籍解禁期間が、明日開くことを受けて、バシャクシェヒル・スポルは、ソネル・アイドードゥの獲得を、正式に発表するものと考えられている。27歳の中盤の選手ソネル・アイドードゥは、昨季、28試合に出場して7得点、8アシストを記録している。
 このソネル・アイドードゥについては、優勝を飾ったガラタサライが獲得に動いていたところだった。



ムーダット・チェリクの移籍、完了(サバハ紙 18. 6. 7)

ムーダット・チェリク(アクシャム紙)  補強活動に動き出したガラタサライは、アクヒサル・スポルとの契約が満了した28歳の中盤サイドの選手ムーダット・チェリクと、3年間900万TLで合意に達した。

 UEFAの決定を受けて、補強活動に動き出したガラタサライが、昨季、アクヒサル・スポルで賛辞を受けたムーダット・チェリクと合意に達した。
 アクヒサル・スポルとの契約が満了したムーダット・チェリクは、この間、トルコ・リラで行われていた交渉で、ガラタサライ側の提案にOKを出したのだ。900万TLで3年間という契約に調印することになったムーダット・チェリクを、ファーティフ・テリム監督が是非にと望んだことが知られている。昨季、35試合に出場して、7得点8アシストを記録したムーダット・チェリクは、UEFAが定めた「登録メンバーにはトルコで育った4人を入れねばならない」という条件を保障することになろう。



エムレ・アクババ獲得に、ラウ+200万EURO(タクヴィム紙 18. 6. 6)

エムレ・アクババ  ベシクタシュが、エムレ・アクババ獲得に、ワグナー・ラウ+200万EUROという新たなオファーを出した。

 ベシクタシュは、タリシカがいなくなる穴を埋めるため選手探しを続けている。ベシクタシュ側が、一時リストアップしていたエムレ・アクババ獲得に向け、アランヤ・スポル側と接触を持ったというニュースが舞い込んで来た。

                 交渉は続く

 ベシクタシュが、アランヤ・スポル側に、200万EUROに加えて、ワグナー・ラウの復帰というオファーを出したことが判ったのだ。ワグナー・ラウの復帰には、熱い視線を向けるが、200万EURという額が低いと考えられているようだ。アランヤ・スポル側は、ワグナー・ラウとともに、350万EUROを求めていると言われている。ベシクタシュは、この数字を嫌ってい入るが、交渉に全精力を傾けているという情報が流れている。



オスマンル・スポル vs ベシクタシュ(ベイン・スポル 18. 5.14)

ムスタファ・ペテクメク(ベシクタシュ公式HP) アミヌ・ウマル(左)トルガイ・アルスラン(右)(ベシクタシュ公式HP)  トルコ・リーグでの優勝の機会を失ったベシクタシュが、オスマンル・スポルを、アウェー戦で2:3でくだし、2位に入るチャンスを最終節に持ち越した。一方のオスマンル・スポルにとっては、トルコ・リーグ残留には、大きな痛手となってしまった。

 オスマンル・スポルと対戦したベシクタシュは、重要な選手たちを欠いて臨んだ。ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、チャンピオンズリーグ参戦権獲得を旨とした試合としては重要性を持つこの試合、故障と出場停止の選手が多く、選手起用に苦しんでいた。ベシクタシュでは、出場停止のドゥスコ・トシッチとともに、故障を抱えるアルヴァロ・ネグレド、ジャネル・エルキン、アッティバ・ハッティンソン、ペペ、アドリアーノ・コッレイラ、それに加えてリカルド・クアレスマがメンバー登録から外れたのだった。
 ベシクタシュ同様、出場停止と故障を抱える選手で苦しんでいるオスマンル・スポルは、この重要な試合に、7人の選手を使えなかったのだ。オスマンル・スポルでは、出場停止のティアゴ・ピントと、故障を抱えるムサ・チャーウラン、パヤム・サデギアン、アヴディジャ・ヴラジェヴィッチ、メフメット・ギュヴェン、メフメット・バッタル、ラヘーム・ラワルが外れた。
 この試合に絶対勝たなければならないオスマンル・スポルが、いい始まり方をした。前半4分、セルダル・ギュレルにより、ゴールに近づいたオスマンル・スポルが、その2分後にゴールを決めたのだった。同6分、ルマンサからのロングパスに、ガリー・メデルの背後でボールに追いついたセルダル・ギュレルが、GKと1対1となったところからゴールを決め、オスマンル・スポルが先制したのだった。前半は、ベシクタシュは効果的な攻めを見せられず、ホームのオスマンル・スポルがリードを保ったまま終わった。
 後半、怒涛の臨み方をしたのはベシクタシュだった。左サイドで生まれた攻撃で、イェレマイン・レンスが中へと入れたボールにチェックに入ったアヌルが、自ゴールに蹴り込んでしまったのだ。これで同点となってしまった。ベシクタシュは、その3分後に勝ち越した。オウズハン・オズヤクプのセンタリングに対し、カルセマルカスより先に胸で触れたムスタファ・ペテクメクが、勝ち越し点をあげたのだった。
 しかし、トルコ・リーグへの残留のためには、絶対勝たねばならなかったオスマンル・スポルがまいるわけがなかった。同11分、右サイドから入れられたセンタリングが、ドマゴイ・ヴィダからこぼれた。そのボールを捉え、見事なバイシクル・シュートを、セルダル・ギュレルが放つと、今一度、同点ゴールとなったのだった。セルダル・ギュレルは、これで、ホームでオスマンル・スポルが決めた15ゴールの内11ゴールに影響を与えたことになる。
 同35分、ベシクタシュが、再びリードすることになった。ギョクハン・ギョヌルのセンタリングに、途中投入されたワグナー・ラウが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだ。これで、スコアは2:3となった。
 このスコアで、試合を制したベシクタシュは、勝ち点を68に伸ばし、チャンピオンズリーグ参戦権獲得のチャンスを、最終節に持ち越した。オスマンル・スポルは、勝ち点33に留まった。アクヒサル・スポルが、カイセリ・スポル戦で勝ち点1を取れば、最終節を待たずに、オスマンル・スポルの降格が決まってしまう。また、この結果をもって、コンヤ・スポルの残留が決まった。

【オスマンル・スポル】ズィドゥルナス・カルセマルカス=ムハメド・バユル、ヤルチュン・アイハン、ヌマン・チュリュクス、アヌル・カラエル=ルイス・カルロス(後半12分:ソコル・チカレシ)、ジェイフン・ギュルセラム=セルダル・ギュレル、アトルトル・ルマンザ・レンビ(後半35分:オゼル・フルマジュ)、ドゥリアン・レガッティン=アミヌ・ウマル(後半27分:アンドレアス・マクソ)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、ドマゴイ・ヴィダ、ネジプ・ウイサル=オウズハン・オズヤクプ(後半41分:ファーティフ・アクソイ)、トルガイ・アルスラン(前半43分:ムスタファ・ペテクメク)=イェレマイン・レンス、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル=サイル・ラリン(後半20分:ワグナー・ラウ)



チャンピィィィ,,,(タクヴィム紙+ミリエット紙補綴 18. 5.13)

バフェティンビ・ゴミス(ガラタサライ公式HP) イッサム・チェバケ、ガリー・ロドリゲス、サドゥク・チフトプナル(左から)(ベイン・スポル)  新マラテヤ・スポルを相手に、開始まだ30秒でユネス・ベランダのゴールで先制したガラタサライは、同12分のバフェティンビ・ゴミスのゴールで、仕事を終えてしまった。ガラタサライは、これで、次節のギョズテペ戦で、勝ち点1取れるようだと、今季の優勝となる。

 ガラタサライは、ホームで新マラテヤ・スポルを2:0でくだし、優勝へ秒読みとなった。試合開始まだ30秒というところで、新マラテヤ・スポルのディフェンダーのミスを咎めたガリー・ロドリゲスが、ペナルティエリア内で、ゴールポスト間近にいたユネス・ベランダにボールを出した。いい位置にいたユネス・ベランダが、そのボールに合わせるとゴールが決まった。1:0。同12分、ガラタサライが、スコアを2:0とした。ユネス・ベランダのパスを、ゴール左斜め前で得たガリー・ロドリゲスが、ペナルティエリア内へと持ち込んだあと、動き出していたバフェティンビ・ゴミスにボールを出すと、走り込んで来たバフェティンビ・ゴミスが、ゴールを決めたのだった。同26分、シナン・ギュムシュのパスを受け、GKと1対1となったガリー・ロドリゲスがシュートを放ったが、新マラテヤ・スポルのGKファルノッレが、これを防いだ。

                 シナン・ギュムシュ、ゴールにとっても近づく

 同38分、スピードに乗ったガラタサライの攻撃で、シナン・ギュムシュが、ペナルティエリアに入る手前で放ったシュートは、ゴール隅に向かったが、ファルノッレが防いだ。後半5分、チェバケのグランダーのセンタリングに、ゴールポスト際のブータイブが触れることができなかった。同13分、ガリー・ロドリゲスが、ペナルティエリア内へと持ち込むやシュートを放ったが、ボールは、ゴールポストの傍らを逸れ外に出て行った。同19分、シナン・ギュムシュのパスを、ペナルティエリアのゴール右斜め前で得て、ボールをコントロールしたフェルナンド・レゲスが、至近距離から強いシュートを放ったが、GKファルノッレが大きくクリアした。

                 ユネス・ベランダ、PKの指示を待つ

 同35分、ユネス・ベランダが、自陣で相手より奪ったボールを、スピードに乗って新マラテヤ・スポルのペナルティエリア内へと持ち込んだ。だが、ボールをバフェティンビ・ゴミスに通すことができず、大きなゴールチャンスを逸してしまった。同ロスタイム1分、ユネス・ベランダが、ペナルティエリア内で強烈なシュートを放った。だが、ボールは、新マラテヤ・スポルのディフェンダーから跳ね返った。これを見て、ユネス・ベランダは、主審にPKを求めて、抗議を行っていた。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、ジェイソン・デナイヤー、マイコン・ロケ、長友佑都=フェルナンド・レゲス(後半38分:セルチュク・イナン)、ライアン・ドンク(後半ロスタイム1分:オザン・ムハメッド・カバク)=シナン・ギュムシュ(後半24分:ヤシン・オズテキン)、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス=バフェティンビ・ゴミス
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサム・チェバケ、サドゥク・チフトプナル、アルトゥーロ・ミナ(前半25分:マテウス・ドリア)、アリ・シソッコ=アズブイケ・ゴッドソン=エレン・トズル(後半28分:ムスタファ・エスキヘラッチ)、アブドラエ・サディオ・ディアッロ(後半1分:ムラト・ユルドゥルム)、アイタッチ・カラ、アデム・ブユック=カリド・ブータイブ



バシャクシェヒル・スポル、優勝決定を最終節に持ち込む(サバハ紙 18. 5.12)

リアド・バジッチ(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ジュニオール・カイサラ(左)ジェヴトヴィッチ(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第33節の開幕試合、優勝を目指すクラブの1つ、バシャクシェヒル・スポルが、アンタルヤ・スポルをアウェー戦で0:2でくだし、優勝争いのライバルの試合結果を待つことになった。勝ち点を69に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルの勝利を呼び込んだゴールは、前半30分のリアド・バジッチと後半31分のエディン・ヴィスチャによるものだった。

 バシャクシェヒル・スポルが、トルコ・リーグ第33節で、アンタルヤ・スポルをアウェー戦で0:2でくだし、勝ち点を69に伸ばした。この結果、バシャクシェヒル・スポルは、首位のガラタサライと勝ち点で並び、一方のアンタルヤ・スポルは、勝ち点38に留まった。

                  試合経過

 前半8分、ペナルティエリア内でボールを得たジェヴトヴィッチがシュートを放ったが、シュートコースに入ったダ・コスタが、コーナーキックへと替えた。
 同17分、中盤からペナルティエリアまでボールを持ち込んだジェヴトヴィッチが、ゴール左斜め前から放ったシュートは、GKヴォルカン・ババジャンがコーナーへと逃げた。
 同30分、バシャクシェヒル・スポルが先制した。バシャクシェヒル・スポルの左サイドから生まれた攻撃で、ボールを持ってペナルティエリア内へと入ったエリアが、パスを出すと、そのパスコースに入ったバジッチがゴールを決めたのだった。0:1。
 そして、この試合の前半は、バシャクシェヒル・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 後半1分、エムレ・ギュラルがペナルティエリアのゴール左斜め前から入れたセンタリングのボールを得たジュロウがシュートを試みたが、ボールは外に出て行っただけだった。
 同21分、左サイドで得たフリーキックを、エムレ・ベレズオウルが蹴ると、ファーサイドで待ち構えていたエピュロヌが、ヘディングシュートを試みたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同31分、バシャクシェヒル・スポルが点差を2と拡げた。左サイドで生まれた攻撃で、エムレ・ベレズオウルがペナルティエリア内へとパスを送ると、エディン・ヴィスチャが、ゴール右斜め前で、それに合わせゴールが決まったのだった。0:2。
 同42分、左サイドから、アデバヨールがペナルティエリアへと入れたボールに合わせて、エディン・ヴィスチャがシュートを放ったが、GKボッフィンが足でコーナーキックに替えた。
 そして、試合は、バシャクシェヒル・スポルが0:2で制したのだった。

【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=ナズム・サンガレ、ヨハン・ジュロウ、ディエゴ・アンジェロ、オンドレージ・チェルスカ=ウイリアム・ヴェンクール、イエクタ・クルトゥルシュ=マイコン・マルケス(後半32分:ダニロ・カンポス)、エムレ・ギュラル(後半21分:デニズ・カダー)、ミラン・ジェヴトヴィッチ(後半41分:ハルン・アルプソイ)=スレイマヌ・ドゥカラ
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル(後半45分:ジョゼフ・アタマー)、エムレ・ベレズオウル(後半32分:ギョクハン・インレル)=エディン・ヴィスチャ、リアド・バジッチ(後半27分:ステファノ・ナポレオニ)、エルジェロ・エリア=エマニュエ・アデバヨール



トルコ杯はアクヒサル・スポルのものに! アクヒサル・スポル 3:2 フェネルバフチェ(ハベル・テュルク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 18. 5.11)

ミゲル・ロペスを讃える(ヒュリエット紙) ロベルト・ソルダード(左)ムスタファ・ユムル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ杯決勝で、フェネルバフチェを3:2でくだしたアクヒサル・スポルが、史上初めてトルコ杯を獲得した。勝利をもたらしたゴールは、ミゲル・ロペス、シソコ、バルボサのあげたものであった。トルコ杯の戦いで、今季初黒星を喫し、決勝戦では11回目の敗戦を喫したフェネルバフチェは、これで5年間、トルコ杯制覇から遠ざかったことになる。アクヒサル・スポルは、史上初のトルコ杯制覇となった。アクヒサル・スポルのオカン・ブルク監督は、選手時代6回の優勝を経験しているトルコ杯を、監督として手に入れたことになった。

 第56回トルコ杯優勝はアクヒサル・スポルとなった。ディヤルバクルで行われたトルコ杯決勝で、フェネルバフチェを3:2でくだしたアクヒサル・スポルが、史上初めてトルコ杯の優勝クラブとなった。今季、トルコ杯初黒星のフェネルバフチェは、これで、5年間、トルコ杯から遠ざかったことになる。一方、フェネルバフチェは、トルコ杯決勝戦での敗戦は11回目となった。アクヒサル・スポルは、トルコ杯を制覇した15番目のクラブとなった。

                  幕開けゴールはロペスから

 試合は、フェネルバフチェがプレッシャーをかけて始まったとしても、ゴールの幕開けはアクヒサル・スポルからだった。ミゲル・ロペスが、前半32分に決めたゴールで、アクヒサル・スポルが1:0と先制したのだ。左サイドからフリーキックを蹴ったバルボサからのボールを、アブドゥル・シソコがヘッドで合わせると、ロマン・ノイシュテッターからこぼれたボールが、ペナルティエリア内ゴール右斜め前にいたミゲル・ロペスのところへ転がった。走り込んで来たロペスがシュートを放つと、ボールは、GKヴォルカン・デミレルの右を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。
 そして、前半は、この結果で終わった。
 後半、フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、アルペル・ポトゥクを下げ、替わりにフェルナンダオを送り込んだ。この変更は、正に一方的な攻めへと試合を変えた。

                  同点

 同11分、フェルナンダオの決めたゴールで、フェネルバフチェが、スコアを1:1にした。シェネル・オズバイラクルが、右サイドから入れたセンタリングに合わせて、ファーサイドでいいジャンプをしたフェルナンダオがヘディングシュートを試みると、ボールは、GKファーティフ・オズテュルクの左を抜け、アクヒサル・スポルのゴールネットに収まったのだった。
 相手陣内で、2点目のゴールを求めたフェネルバフチェだったが、同25分、再びリードを許すことになってしまった。

                  大きな衝撃

 アクヒサル・スポルが、シソコのゴールで2:1としたのだ。ミゲル・ロペスのパスを左サイドで受けたムーダット・チェリクが、ペナルティエリア内へと持ち込んだあと、PKポイント地点にいたシソコへとセンタリングを入れた。そのアブドゥル・シソコがヘディングシュートを放つと、ボールは、GKヴォルカン・デミレルの右を抜け、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。
 同36分、アクヒサル・スポルは、ヘルダー・バルボサの放ったゴールをで、点差を2と拡げた。ロペスが右サイドから入れたセンタリングのボールを、ファーサイドにいたムーダット・チェリクがヘッドでPKポイント地点にいたバルボサに落とした。バルボサは、ボールをコントロールしたあとシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。

                  フェネルバフチェ、希望を繋ぐ

 同41分、フェネルバフチェが、ジョゼフ・デ・ソーサのゴールで、点差を1に縮めた。マテュー・ヴァルブエナのパスを左サイドで受けたハサン・アリ・カルドゥルムがセンタリングを入れると、ニアサイドにいたジョゼフ・デ・ソーサがヘッドで合わせるとゴールが決まり、スコアは3:2となった。
 だが、残りの時間、フェネルバフチェが掴んだ好機は得点に繋がらず、アクヒサル・スポルが史上初めてトルコ杯を制することとなったのだった。

【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=ミゲル・ロペス、ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、オメル・バイラム=ソネル・アイドードゥ、アブドゥル・シソコ=オヌル・アユク(後半16分:ダニー・ヌンコー)、ヘルダー・バルボサ、アイクト・チェヴィケル(後半35分:カディル・ケレシュ)=ムーダット・チェリク(後半45分:オルハン・タシュデレン)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=アルペル・ポトゥク(後半1分:フェルナンダオ)、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半41分:フィンチェント・ヤンセン)=ロベルト・ソルダード(後半22分:マテュー・ヴァルブエナ)、ジュリアーノ・デ・パウラ



アルヴァロ・ネグレドとワグナー・ラウの替わりにデンバ・バ(ファナティック紙 18. 5.10)

デンバ・バ  ベシクタシュは、今季期待に応えられなかったアルヴァロ・ネグレドとワグナー・ラウを見限った。今季終了とともに自由契約となるデンバ・バが、再び、ベシクタシュのユニフォームを着る準備が整っている。

 来季に向け、今から取り組み始めているベシクタシュのメスは、ジェンク・トスンが出て行ったあと問題を抱えたFWに向けれることになる。250万EUROで獲得されたアルヴァロ・ネグレド(年俸は430万EURO)と、移籍金として400万EUROが支払われたワグナー・ラウ(年俸200万EURO)を、ベシクタシュは見限ったのだ。
 期待に応えることができていない2選手については、今季終了後、オファーがあれば放出されるだろう。でなければ、他のクラブにレンタルで出されることが考えられるだろう。この2選手が放出されたあとには、今季終了後に、ギョズテペとの6ヶ月の契約が満了するデンバ・バが獲得されることになるだろう。かつて、ベシクタシュで大活躍し、パスも自身が持っていることが、ベシクタシュの関心を引いているのだ。



フェネルバフチェに良い知らせ(ファナティック紙 18. 5. 9)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP) ナビル・ディラル(フォトマッチ紙)  故障のため、カスムパシャ戦とブルサ・スポル戦を欠場したモロッコ人スター選手ナビル・ディラルが、トルコ杯決勝戦には、チームに戻って来る。

 フェネルバフチェの、明日、トルコ杯決勝戦に起用される先発メンバーのおおよそが明らかになってきた。状態が、最も気になるのがナビル・ディラルだ。ナビル・ディラルは、故障のため、トルコ・リーグのカスムパシャ戦とブルサ・スポル戦では欠場していたからだ。
 ナビル・ディラルは、故障が完治して、決勝戦には準備が整っている。32歳になっているナビル・ディラルは、アクヒサル・スポル戦には戻って来るだろう。従って、アルペル・ポトゥクが、再び控えに回ることになる。アイクト・コジャマン監督は、これ以外では、選手の変更を行わないものと考えられている。
 ブルサ・スポル戦で、途中起用されてゴールを決めたフェルナンダオは、今度は、先発メンバー入りするという期待がある。だが、同監督は、今回も、ほぼロベルト・ソルダードを選ぶだろうと考えられている。フェルナンダオは、ここ数節同様、フィンチェント・ヤンセンやマテュー・ヴァルブエナとともに、攻撃を求められるときの起用となるだろう。



ベシクタシュ 2:0 カイセリ・スポル(ハベル・テュルク紙 18. 5. 8)

アドリアーノ・コッレイラ(ベシクタシュ公式HP) トルガイ・アルスラン(左)ライアン・メンデス(右)(ベシクタシュ公式HP)  ガラタサライ戦に敗れ、優勝戦線から一歩後退したベシクタシュだったが、ホームに迎えたカイセリ・スポルを2:0でくだし、まだまだ諦めてはいない。この勝利で、ベシクタシュは、勝ち点を64に伸ばした。ベシクタシュでは、この試合の後半16分にトシッチが、カイセリ・スポルでは、同45分にウムト・ブルトが、レッドカードをもらった。ベシクタシュのサポーターは、試合前、また、試合終了後に、シェノル・ギュネシュ監督を応援する声を上げていた。

 ガラタサライとのダービーマッチでの敗戦後、2位から4位に後退したベシクタシュは、トルコ・リーグ第32節で、カイセリ・スポルを2:0でくだし、チャンピオンズリーグ参戦兼獲得に望みを繋いだ。
 この試合最初のゴールが、前半31分に生まれた。左コーナーキックを、アドリアーノ・コッレイラが急いで蹴ると、リカルド・クアレスマが、ダイレクトでラボーナキックでセンタリングを入れた。ファーサイドにいたドゥスコ・トシッチが、ヘッドで合わせるとゴールが決まったのだった。1:0。
 前半が終わりかけの時間帯、ベシクタシュは、2つ目のゴールを決めた。同45分、ライアン・バベルのパスを、ペナルティエリア・ラインのすぐ後ろで得たアドリアーノ・コッレイラが。右足で驚異のシュートを放つと、GKシルヴュー・ルングの飛びついても届かないゴール隅に、ボールは突き刺さった。2:0。
 前半の残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ベシクタシュが、2:0とリードしたまま、前半は終了した。
 後半16分、ドゥスコ・トシッチが退場となり、ベシクタシュは10人になった。ウムト・ブルトにボールを奪われたあと、背後から掴み倒してしまったのを咎め、バルシュ・シムシェク主審が、この日2枚目のイエローカードを、ドゥスコ・トシッチに出したのだった。
 同21分、ベシクタシュが3つ目のゴールに、とっても近づいた。ゴール右斜め前からボールを持ち込んだリカルド・クアレスマが、GKが前に出ているのを見て、ループシュートを試みたが、ボールは、シルヴュー・ルングがキャッチした。
 同36分、カイセリ・スポルが、ゴールにとっても近づいた。ギュライ・ヴラルが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得たデニズ・トゥルチが、左足でシュート放った。だが、GKファブリシオ・アゴストが、ニアサイドでコーナーへと叩き出した。
 同44分、ギョクハン・ギョヌルのパスを受けたアンデルソン・タリシカが、ペナルティエリア・ラインの後ろから。左足のインサイドでシュートを試みたが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同45分、カイセリ・スポルも10人になってしまった。スローインが、カイセリ・スポルに与えられねばならないと抗議したウムト・ブルトに、この日2枚目のイエローカードが出され、退場処分となったのだった。
 この試合の残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ベシクタシュが、2:0で、この試合を制したのだった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ・コッレイラ(後半39分:ムスタファ・ペテクメク)=ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン=リカルド・クアレスマ(後半ロスタイム2分:サイル・ラリン)、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ(後半18分:ネジプ・ウイサル)
【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ティアゴ・ロペス、アレクサンドゥル・クッハー、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、アッティラ・トゥラン=シャミル・ジナズ、ステファン・バジー(後半15分:ギュライ・ヴラル)=デニズ・トゥリュチ、フェルナンド・ボルドリン(後半22分:アルテム・クラヴェッツ)、ライアン・メンデス(後半27分:ウィリアム・デ・アモリム)=ウムト・ブルト



後半45分、命の口づけ(タクヴィム紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 5. 7)

フェルナンダオ(フェネルバフチェ公式HP) ユスフ・エルドーアン(左)ヴォルカン・デミレル(右)(ベイン・スポル)  フェネルバフチェが、後半45分に、ブルサ・スポルを打ち砕いた。優勝争いに貢献する大きな勝利を掴んだ。

 フェネルバフチェは、ホームでブルサ・スポルを2:1でくだし、引き続き優勝戦線に留まった。フェネルバフチェは、前半、好機を作るのに苦しんでいた。同28分には、ハサン・アリ・カルドゥルムのセンタリングに合わせて、ジュリアーノ・デ・パウラがヘディングシュートを試みたが、僅かに枠を捉えることなく、ボールは外に出て行ってしまった。
 同30分、シェネル・オズバイラクルが、大きくクリアしようとしたボールが、バッターシャの前に転がった。バッターシャは、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放ったが、GKヴォルカン・デミレルがゴールを許さなかった。

                 エルトゥールル、ゴールライン際からボールを外に出す

 同38分、アートゥフ・シェシューのセンタリングに、メフメット・トパルがヘッドで合わせたが、ブルサ・スポルのエルトゥールルが、うまくゴールライン際から、ボールを外に出した。

                 ハルン・テキン、驚異のセーヴィング

 後半5分、マテュー・ヴァルブエナのパスを、ペナルティエリア内で受けたロベルト・ソルダードがシュートを放ったが、ハルン・テキンが防いだ。そのこぼれ球を、ブルサ・スポルのディフェンダーが大きくクリアした。
 同17分、マテュー・ヴァルブエナが蹴ったフリーキックが、ゴール隅を捉えていたが、ハルン・テキンが、見事に、これを防いだのだった。

                 ソウ、絶好機を逸す

 同24分、ブルサ・スポルが1:0と先制した。スピードに乗った攻撃で、バッターシャとパス交換をしたフルカン・ソヤルプが、ペナルティエリアの外からきれいなシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同26分、フェネルバフチェが同点に追いついた。マテュー・ヴァルブエナが蹴ったフリーキックからのボールはを、ソウが、ヘッドで背後に逸らそうとしたところ、オウンゴールとなってしまったのだ。1:1。同ロスタイム1分、フェネルバフチェが2点目を決めた。ハサン・アリ・カルドゥルムが、左サイドから中へ入れたボールを、ペナルティエリア内で得たフェルナンダオがゴールを決めたのだった。2:1。そして、試合は、フェネルバフチェが、リードを保ったまま終わった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、マルティン・シュクルテル、ロマン・ノイシュテッター、ハサン・アリ・カルドゥルム=アルペル・ポトゥク(後半1分:マテュー・ヴァルブエナ)、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半25分:フィンチェント・ヤンセン)=ロベルト・ソルダード(後半33分:フェルナンダオ)、ジュリアーノ・デ・パウラ
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥルムジュ(前半20分:ジョン・ボストック)、エルトゥールル・エルソイ、クリスティアン・チチ、アズィズ・ベヒッヒ=エマニュエル・バドゥ(前半43分:ジル・ケンボー・エココ、後半27分:エムレ・タシュデミル)、フルカン・ソヤルプ=アブドラヒ・シェフ、パブロ・バッターシャ、ユスフ・エルドーアン=ムサ・ソウ



トラブゾン・スポル 2:5 カスムパシャ(ベイン・スポル+TRT 18. 5. 6)

トレゼゲ(カスムパシャ公式HP) ムバエ・ジャン(左)オカイ・ヨクシュル(右)(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第32節で、驚異の試合が出現した。カスムパシャは、トレゼゲが、2ゴール3アシストと、この日のスターとなった試合で、トラブゾン・スポルを、アウェー戦で2:5で制したのだ。一方のトラブゾン・スポルは、試合終了時点では9人になっているという試合でもあった。

 試合は、両者の驚異的なテンポで始まったが、ゴールラッシュの幕開けは、前半11分、ジャンが開き、カスムパシャが0:1と先制した。トレゼゲが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたフボチャンの前でいいジャンプをしたジャンが、ヘッドで合わせると、ボールは、GKウーウルジャン・チャクルの左を抜け、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。トラブゾン・スポルは、求めていたゴールを、同17分、ノヴァクが生み出した。ブラク・ユルマズのパスを、ペナルティエリアの左側で得たノヴァクが、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKラマザン・キョシェが防ごうとしたゴール隅に突き刺さった。1:1。同22分、舞台に上がったトレゼゲが、カスムパシャを、再びリードさせるゴールを決めた。メンサーが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から蹴ったフリーキックが、壁に当たりゴールマウスに向かうと、ウーウル・ウチャルが辛うじて防いだが、ボールは、トレゼゲの前に転がり、そのトレゼゲが、タイミング良く蹴り込んだのだった。1:2。このゴールのあと、プレッシャーを高めていったのはトラブゾン・スポルの方だったが、同ロスタイム2分、カウンター攻撃からメンサーがゴールを決め、前半は、カスムパシャが1:3とリードをして終わった。
 ゴールラッシュは、後半に入っても収まらなかった。同3分、再度舞台に上がったノヴァクが、自身、またチームのこの日2点目となるゴールを決めた。ソーサが蹴った右コーナーキックに対し、ジャンプをしたクチュカとヴェイセル・サルからこぼれたボールが、ノヴァクの前に落ちた。そのノヴァクが、体を反転させてシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットが揺れたのだった。2:3。同14分、トレゼゲが、今季最も美しいゴールの1つに数えられるゴールを決め、再び、点差を2と拡げた。イルハン・デペのパスを、ペナルティエリアの左サイドのゴールライン際で得たトレゼゲがシュートを放つと、GKウーウルジャン・チャクルの右上を抜け、ゴール隅に突き刺さったのだった。2:4。そして、この試合のスコアを決するゴールが生まれたのは、同29分のことだった。トレゼゲのパスを受け、ペナルティエリア内にいたジャンが、グランダーのシュートを放つと、ボールは、トラブゾン・スポルのゴールに収まったのだった。2:5。
 この試合の後半32分にはオカイ・ヨクシュル、同42分にはフボチャンが、レッドカードをもらい、トラブゾン・スポルは、試合終了時点では9人になっていた。
 この結果、カスムパシャは、勝ち点を43に伸ばし、トラブゾン・スポルは勝ち点49に留まった。

【トラブゾン・スポル】ウーウル・ウチャル=ジョアオ・ペレイラ、オカイ・ヨクシュル、トマス・フボチャン、フィリップ・ノヴァク=オジェニ・オナズィ(後半34 分:フーゴ・ロダレガ)、ユライ・クチュカ、ホセ・ソーサ(後半20分:ダメ・ンドエ)=ユスフ・ヤズジュ、ブラク・ユルマズ、オルジャイ・シャハン(後半1分:アブドゥルカディル・オミュル)
【カスムパシャ】ラマザン・キョシェ=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、シャム・ベン・ユーセフ、オリヴィエ・ヴェニョー=ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ=イルハン・デペ(後半36分:ジョン・ムリリョ)、ベルナルド・メンサー(後半33分:アフメト・ウルドゥズ)、トゥレゼゲ(後半44分:サムエル・エドゥオク)=ムバエ・ジャン



バシャクシェヒル・スポル、最後に崩れる! バシャクシェヒル・スポル 1:1 シワス・スポル(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 18. 5. 5)

アレクサンドゥル・エピュロヌ(左)ゾロ・シリアッチ(右)(ハベル・テュルク紙) エムレ・クルンチ(左)エムレ・ベレズオウル(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第32節で、バシャクシェヒル・スポルとシワス・スポルは1:1で引き分けた。この試合、バシャクシェヒル・スポルは、モッソーロとアルダ・トゥランがレッドカードをもらった。

 トルコ・リーグ第32節で、バシャクシェヒル・スポルとシワス・スポルは、ファーティフ・テリム・スタジアムで対峙した。
 この試合、早々に優位に立ったバシャクシェヒル・スポルは、前半14分、エリアのアシストを受けたリアド・バジッチのゴールで、1:0と先制した。エディン・ヴィスチャが、ゴール右斜め前から仕掛けた攻撃で、ボールを、ペナルティエリア内にいたエリアに預け、そのエリアが、絶好の位置にいたバジッチに出した結果だった。
 同37分にイエローカードをもらったモッソーロが、同38分に執ったアクションに対し、2枚目のイエローカードをもらい、バシャクシェヒル・スポルは10人になってしまった。後半は、シワス・スポルが、勝ち点1以上のものを求めてピッチに立った。そのため、サメト・アイババ監督は、後半からロビーニョを投入して、試合は始まった。
 同15分には、イルファン・ジャン・カフヴェジが、新たにイエローカードをもらった。そのため、イルファン・ジャン・カフヴェジは、次節のアンタルヤ・スポル戦では、累積警告で出場停止となる。同23分、シワス・スポルのカウンター攻撃を防ごうとファウルを犯してしまったエムレ・ベレズオウルが、新たにイエローカードをもらった。
 この試合、控えから始まった、軽い故障を抱えるアルダ・トゥランが、同25分、バジッチに替わりピッチに立った。両者は、終盤、ゴール求め、あ互いにプレッシャーをかけあった。だが、ゴールを決めたのはシワス・スポルの方だった。同ロスタイム2分、ロビーニョが舞台に上がり、そして、スコアを決するゴールを決めたのだった。左サイドから相手ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだロビーニョが、ゴールライン際から、ボールを中へ入れた。そのボールを制しようとしたGKヴォルカン・ババジャンが、制止しそこなった。そのボールが、ゴールポストに当たり、更にヴォルカン・ババジャンの足に当たり、ゴールインしてしまったのだった。1:1。同ロスタイム3分、ファウルを期待したアルダ・トゥランが、返答をもらえず、主審の体に触れ、レッドカードをもらい退場となった。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、がエル・クリシー=イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半45分:ギョクハン・インレル)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ、エルジェロ・エリア(後半32分:ケリム・フライ)=リアド・バジッチ(後半25分:アルダ・トゥラン)
【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=オーレミル・ドス・サントス、マティアス・ブジャルスミル、ジョン・ボイ、ズィヤ・エルダル=アンリ・セーヴ、デルヴィン・ンディンガ=ティエヴィ・ビフマ(後半32分:メルト・ハカン・ヤンダシュ)、ハカン・アルスラン(後半1分:ロビーニョ)、エムレ・クルンチ=ゾロ・シリアッチ(前半34分:アルーナ・コーネ)



選手起用、大きな変更(ファナティック紙 18. 5. 4)

シェノル・ギュネシュ監督(TRT)  今週、カイセリ・スポルを分析したシェノル・ギュネシュ監督の、カイセリ・スポルを打ち砕く11人の先発メンバーが明らかになり始めている。ペペの欠場は、ドマゴイ・ヴィダで補うよう準備がされている一方、故障が癒えたアッティバ・ハッティンソンが、先発メンバーに戻ってくるものと思われる。

 ガラタサライに敗れ、優勝争いに重い打撃を受けたベシクタシュは、これ以上の過ちを起こしたくない。シェノル・ギュネシュ監督は、残り3試合全勝を目標にしているが、その目標に向かい、鋭意努めているところだ。選手たちには2日間与えた休暇の最中でも、今週対戦するカイセリ・スポルの分析に努め、カイセリ・スポルを打ち破るメンバーが、徐々にではあるが明らかになり始めている。ペペ、ジャネル・エルキン、ネグレドが故障で、今季絶望となり、気持ちが萎えたとしても、同監督は、選手構成の奥深さを信じている。

                 ワグナー・ラウ、一歩先行

 GKには、ファブリシオ・アゴストを変わりなく起用することになる同監督は、今季絶望となったペペと、ガラタサライ戦でレッドカードをもらったトシッチがいないため、ドマゴイ・ヴィダとネジプ・ウイサルに準備をしておくようにとの指示を出している。従って、ディフェンスの4人は、ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ、ネジプ・ウイサル、アドリアーノで構成することになる。故障が癒えたアッティバ・ハッティンソンを、再び先発メンバーに入れるであろう同監督は、その傍らにはガリー・メデルを置く。右サイドにはクアレスマ、左サイドにはライアン・バベル、FWの後ろにはタリシカを起用する。FWでは、ネグレドが傷んだため、ワグナー・ラウ、ラリン、ムスタファ・ペテクメクが、同監督から起用されることを待っている。この点については、同監督は、最終決断を出してないが、ワグナー・ラウが先行しているものと考えられている。



ガラタサライに悪い知らせ(TRT 18. 5. 3)

マリアーノ・フィーリョ(フォトマッチ紙) ライアン・ドンク マルティン・リネス  ガラタサライのチームドクターのイエネル・インジェが、故障を抱える選手について会見を行った。

 フロリヤ・メティン・オクタイ・クラブハウスで、報道陣に対して会見を持ったインジェは、ベシクタシュとのダービーマッチで故障を発生させたマリアーノ・フィーリョは、アクヒサル・スポル戦への出場は難しいと述べた。
 また、インジェは、同じ試合で、ライアン・ドンクも深刻な故障を発生させたと述べ、次のように語った。
 「マリアーノ・フィーリョがプレーすることは、かなり難しい。ライアン・ドンクも、同様に難しい。ライアン・ドンクは、足首の内側に肉離れを起こしている。ライアン・ドンクについては、最後まで見極めて判断を下すつもりだ。今日の練習には参加して、しばらくはチームとともに練習をしていた。やらねばならないことは、容易いことではない。場合によっては、マリアーノ・フィーリョもライアン・ドンクも、今季絶望と言わねばならない。だが、どの選手も、我々には必要だ。両選手が、復帰できるよう、最善を尽くしてるところだ」。
 ベシクタシュのダービーマッチで故障を発生させたマルティン・リネスは、大きな犠牲を払ってチーム内で存在感を見せていると言うインジェは、「リネスが、アキレス腱を傷めていることは、触ってみたら判るだろう。だが、とっても献身的な選手だ、彼は。どんなことがあっても、練習に加わりたがるのだ。特別なバンテージを用意した。それを着けてプレーすることになる」と語った。



アルダ・トゥランがいなくても、モッソーロがいる(ファナティック紙 18. 5. 2)

アブドラハ・アヴジュ監督(ファナティック紙) アルダ・トゥラン(ファナティック紙) モッソーロ  バシャクシェヒル・スポルで、故障が続いており、この金曜日にあるアンタルヤ・スポル戦に間に合わせるのは厳しいと看られているアルダ・トゥランの替わりは、モッソーロが務めるものと考えられている。オスマンル・スポル戦で見せたプレーぶりにより、まず名前が浮かんでくるモッソーロは、アブドラハ・アヴジュ監督の考える中盤の頭脳になる。

 ホームにシワス・スポルを迎えるバシャクシェヒル・スポルは、そのための準備を始めた。1日の休暇のあと、この重要な試合への準備を始めたバシャクシェヒル・スポルにおいて、問題はアルダ・トゥランだ。
 オスマンル・スポル戦で問題が発生したため、交替を余儀なくされたアルダ・トゥランは、その痛みが続いている言われている。アルダ・トゥランが、金曜日までに恢復することが待たれている。
 だが、アブドラハ・アヴジュ監督は、この厳しい試合では、故障が完全に癒え、オスマンル・スポル戦では、とてもいいプレーを見せていたモッソーロに出場の機会を与えようとしていると考えられている。
 また、バシャクシェヒル・スポルでは、出場停止のアデバヨールの替わりは、メヴルト・エルディンチを起用することは、間違いものと看られている。



ブルサ・スポル 2:1 コンヤ・スポル(ベイン・スポル 18. 5. 1)

エルトゥールル・エルソイ(ブルサ・スポル公式HP) ヴォルカン・シェン(左)バルシュ・ヤルドゥルムジュ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第31節最終試合で、ブルサ・スポルが、ホームで、コンヤ・スポルを2:1でくだした。

 サポーターたちの大きな声援を背に試合に臨んだブルサ・スポルは、コンヤ・スポルのディフェンスに圧力をかけていき、試合開始当初より緊迫したものとなった。ブルサ・スポルは、前半29分、右サイドから生まれた攻撃で、バルシュ・ヤルドゥルムが、ゴールライン際から入れたセンタリングのボールを、ペナルティエリア内で得たムサ・ソウが放ったゴールで、ブルサ・スポルが1:0と先制した。
 ゴールが決まったあとも、効果的なサッカーを続けたブルサ・スポルは、同35分、ユスフ・エルドーアンが中へと入れたボールに、よく食らいついたエルトゥールル・エルソイがヘッドで合わせるとゴールが決まり、点差を2と拡げた。そして、前半は、ブルサ・スポルが2:0とリードして終わった。
 後半も、いい始まり方をしたのは、ブルサ・スポルの方だった。同6分、ユスフ・エルドーアンが、ペナルティエリア内から放ったシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った
 同43分、オルカン・チュナルが蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったが、ボールは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。跳ね返りのボールを捉えようとしたジョンソンに対して、エコングが行ったファウルを咎めた主審は、PKポイントを指した。このPKを、同44分、ジョホヴィッチが決め、点差を1と縮めた。残りの時間、大きな興奮に包まれたが、ブルサ・スポルは、ここまでのスコアを守り切った。その結果、勝ち点3を得たのだった。
 この勝利で、ブルサ・スポルは、降格圏から勝ち点6分確保することになり、勝ち点も39に伸ばし、トルコ・リーグ残すところ3節となったこの時点で、かなり楽になった。一方のコンヤ・スポルは、勝ち点32に留まり、同じ勝ち点のオスマンル・スポルが、勝ち点を取れなかったチャンスを活かすことができなかった。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、エルトゥールル・エルソイ(後半40分:ウィリアム・トゥルースト・エコング)、クリスティアン・ティティ、アズィズ・ベヒッヒ=アブドラヒ・シェフ、フルカン・ソヤルプ=ジル・ケンボー・エココ(後半33分:ジョン・デラルゲ)、パブロ・バッターシャ、ユスフ・エルドーアン=ムサ・ソウ(後半18分:ボグダン・スタンク)
【コンヤ・スポル】セルカン・クルントゥル=ネジチ・スクビッチ、アリ・トゥラン、セリム・アイ、エレン・アルバイラク=ジャン・ジョンソン=モリケ・フォファナ(後半1分:オルカン・チュナル)、ヴェダト・ボラ、メフディ・ブラビア、ヴォルカン・シェン(後半31分:ムスタファ・ヤタバレ)=サミュエル・エトオ(後半1分:アディス・ジャホヴィッチ)



ガラタサライ 2:0 ベシクタシュ(フォトマッチ紙+TRT補綴 18. 4.30)

クアレスマ、ギョクハン・ギョヌル、長友(左から)(フォトマッチ紙) フェルナンド・レゲス(フォトマッチ紙)  トルコ・リーグ第31節のダービーマッチで、ガラタサライが、ホームでベシクタシュを2:0でくだし、首位を守った。宿年のライバルであるベシクタシュを、フェルナンド・レゲスとガリー・ロドリゲスのゴールでくだしたガラタサライは、難しい相手を、失うものなく撃破し、優勝に向けて突き進むことになった。

 トルコ・リーグ第31節の優勝に関わる大一番で、ガラタサライが、ホームにベシクタシュを迎えた。
 テュルク・テレコム・アリーナで、フラト・アイドゥヌス主審が裁いたこの試合、勝利を収めたガラタサライは、優勝戦線からベシクタシュを蹴落とした。ガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、フェルナンド・レゲス(前半23分)とガリー・ロドリゲス(後半25分)があげたものだった。

                 バフェティンビ・ゴミスはPKを外し、トシッチはレッドカードをもらう

 この試合で、ガラタサライは、バフェティンビ・ゴミスがPKを外し、ベシクタシュでは、トシッチがレッドカードをもらったため、最後は10人で戦うことになった。

                 ベシクタシュ、優勝争いから脱落

 この試合に2:0で勝ったガラタサライは、勝ち点を66に伸ばし、2位のバシャクシェヒル・スポルに、勝ち点で1先行して、最後の3節を迎えることになった。トルコ・リーグで4試合ぶりに敗戦を喫したベシクタシュは、勝ち点が62に留まり4位と下がってしまった。

                 マリアーノ・フェッレイラ、試合を続けられず、マルティン・リネスと交替

 腿の付け根を傷めたマリアーノ・フェッレイラが、このベシクタシュとのダービーマッチで、試合続行不可能になった。そのため、マルティン・リネスが交替で入った。

                 ネグレド、1対1の場面で外す

 この試合の運命を分けたのは、前半18分に起こった。アルヴァロ・ネグレドが、ムスレラと1対1となり、ムスレラの頭上を越えるループシュートを試みたが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。

                 ゴール! フェルナンド・レゲスが決めた

 ガラタサライは、前半23分、フェルナンド・レゲスのゴールで1:0と先制した。左サイドからペナルティエリア内へ入った長友が、ゴール前にボールを入れると、フェルナンド・レゲスが、それに合わせたのだった。

                 バフェティンビ・ゴミス、1対1の場面で放ったシュートは、ファブリが防ぐ

 同36分、ガラタサライが、2つ目のゴールチャンスを逸した。前でプレスをかけた結果、ボールを得たソフィアン・フェグリが、バフェティンビ・ゴミスにパスを出すと、バフェティンビ・ゴミスは、GKと1対1となった。だが、バフェティンビ・ゴミスの放ったシュートは、ファブリがコーナーへと叩き出した。

                 ライアン・バベル、信じられないゴールを逃す

 ベシクタシュが、後半8分、2度目のビッグチャンスを逸した。ユネス・ベランダが、ペナルティエリアの外からシュートを試みたが、ボールは、ファブリが押さえた。そのあと、ファブリが、素早くボールを前へ送った。そして、こぼれ球をライアン・バベルが得て、ムスレラと1対1となり放ったシュートは、枠を外れて外に出て行ってしまったのだった。

                 バフェティンビ・ゴミスの蹴ったPKは、バーを直撃

 PKを与える原因を作ったトシッチがレッドカードをもらった。そして、同21分、バフェティンビ・ゴミスがPKを蹴ったが、バーを直撃しただけだった。

                 ガリー・ロドリゲスのゴール、スタジアムを揺らす

 ガラタサライが、PKを外した4分後、ガリー・ロドリゲスが2点目を決め、スコアを2:0とした。マルティン・リネスが、パス交換をしながら、ペナルティエリア・ラインまで持ち込んだ。そして、スルーパスを入れると、それに反応したガリー・ロドリゲスにボールが渡り、そのガリー・ロドリゲスの狙い澄ましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ(前半22分:マルティン・リネス)、マイコン・ロケ、ジェイソン・デナイヤー、、長友佑都=ライアン・ドンク、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半33分:シナン・ギュムシュ)、ユネス・ベランダ(後半39分:セルチュク・イナン)、ガリー・ロドリゲス=バフェティンビ・ゴミス
【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ペペ(後半16分:ドマゴイ・ヴィダ)、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ・コッレイラ=ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン(後半36分:オウズハン・オズヤクプ)=リカルド・クアレスマ、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド(前半35分:イェレマイン・レンス)



カスムパシャ vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 4.29)

ジョゼフ・デ・ソーサ(フェネルバフチェ公式HP) フィンチェント・ヤンセン(左)ベルナルド・メンサー(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェの、トルコ・リーグでの連勝が続いている。フェネルバフチェは、カスムパシャとのアウェー戦を1:4で制し5連勝となり、ベシクタシュとガラタサライのダービーマッチが行われる節を、うまく活かせることとなった。

 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、前節故障を発生させてしまったナビル・ディラルが恢復してなかったために、先発メンバーにアルペル・ポトゥクを入れ、前節とは1人の入れ替えだけで、カスムパシャ戦に臨んだ。フェネルバフチェは、この試合、いい始まり方をしたが、序盤は、ホームのカスムパシャも、サイドからの攻めを効果的に使おうと努めていた。前半17分、カスムパシャがゴールに近づいたが、先制したのはフェネルバフチェの方だった。同31分、アートゥフ・シェシューのスルーパスに反応して、左サイドからペナルティエリア内へと入ったハサン・アリ・カルドゥルムが、ダイレクトで中へ入れると、絶好の位置取りをしていたジョゼフ・デ・ソーサが、それに合わせてゴールを決めたのだった。0:1。
 後半、いい始まり方をしたのは、ホームのカスムパシャだったが、フェネルバフチェを駆逐することはかなわなかった。だが、求めていたゴールを、同7分に見出した。トゥレゼゲのスルーパスに反応して、ペナルティエリア内でボールを得たパヴェルカが、絶好の位置取りをしていたメンハーにボールを出した。だが、メンサーが取りこぼし、そのボールは、ゴール左斜め前にいたイルハン・デペの前に転がった。そのイルハン・デペが、ダイレクトでシュートを試みると、ボールは、フェネルバフチェのディフェンダーのマルティン・シュクルテルの足元をぬけ、ゴールインした。1:1。
 同16分、シェネル・オズバイラクルが、右サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドの絶好の位置にいたロベルト・ソルダードが、ヘッドで合わせたが、GKエライがコーナーへと逃げた。
 同19分、再び、フェネルバフチェが勝ち越した。ジュリアーノ・デ・パウラのパスを、右サイドで得たシェネル・オズバイラクルがセンタリングを入れると、ヴェニョーに当たり、ボールは、ペナルティエリア内で再びシェネル・オズバイラクルの前に転がった。そのシェネル・オズバイラクルが、狭い角度からシュートを放つと、カスムパシャのゴールネットを揺らしたのだった。1:2。
 同29分、フェネルバフチェを楽にするゴールが、マテュー・ヴァルブエナから生まれた。ジュリアーノ・デ・パウラが、ゴールライン際から折り返したボールを捉え、このフランス人選手が、点差を2と拡げるゴールを決めたのだった。このゴールについては、カスムパシャの選手は、長い間、ボールは外に出ていたとクレームをつけていた。ロスタイムに入り、フェネルバフチェは、フィンチェント・ヤンセンがもう1点をあげた。マテュー・ヴァルブエナが、右サイドで持ち込んだボールを、ペナルティエリア内にいたフィンチェント・ヤンセンに出した。フィンチェント・ヤンセンは、このボールをコントロールしたあと、グランダーのシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。1:4。そして、試合は、このスコアで終わった。フェネルバフチェは、これで5連勝となり、勝ち点を63に伸ばした。首位争いを展開するガラタサライとベシクタシュが対戦する節で、フェネルバフチェは、これを利する結果を残した。

【カスムパシャ】エライ・ビルニチャン=ストゥラヒル・ポポフ、ヴェイセル・サル、ケネト・オメルノ、オリヴィエ・ヴェニョー=ロレット・サディク、ダヴィド・パヴェルカ=イルハン・デペ(後半32分:サムエル・エドゥオク)、ベルナルド・メンサー(後半33分:フランク・エトゥンディ)、トゥレゼゲ=ムバエ・ディアーニュ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アルペル・ポトゥク(後半17分:マテュー・ヴァルブエナ)、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半17分:フィンチェント・ヤンセン)=ロベルト・ソルダード(後半36分:メフメット・エキジ)、ジュリアーノ・デ・パウラ



ギョズテペ 5:0 カラビュック・スポル(ベイン・スポル+ハベル・テュルク紙補綴 18. 4.28)

ナビル・ジラス(ベイン・スポル) アクセル・ンガンド(左)エルギン・ケレシュ(右)(ギョズテペ公式HP)  トルコ・リーグ復帰後の初っ端のシーズンでいい成績を残しているギョズテペが、ホームでカラビュック・スポルを5:0でくだし、ヨーロッパのカップ戦への参戦へ向け、とても重要な勝利を掴んだ。

 ボルノヴァで行われたこの試合、優勢に試合を始めたギョズテペは、前半11分にアクセル・ンガンドのゴールで先制した。左サイドから、グーフランがペナルティエリア内へ向け入れたセンタリングのボールを、ゴール右斜め前で得たハリル・アクブナルがシュートを放つと、ボールはGKリブカから跳ね返った。そのボールを、前に詰めていたンガンドが、ゴールマウスに押し込んだのだった。1:0。同26分、左サイドから、ヨアン・グーフランが、直接ゴールを狙うようにして中へ入れたボールを、タイプ・タルハ・サヌッチがスライディングをして、これを大きくクリアした。同ロスタイム1分、ギョズテペが点差を2と拡げた。ポコのスルーパスに反応したンガンドが、チームにとって、また自身にとって、この日2つ目のゴールを決めたのだった。2:0。
 そして、前半は、ギョズテペが2:0とリードして終わった。
 前半の優勢な試合運びを、後半も続けたギョズテペが、同13分に、ハリル・アクブナルにより、3点目にとても近づいた。ペナルティエリア内で放ったシュートが、バーを直撃するということがあったのだ。ホームのギョズテペは、ここ数節調子の上がっているナビル・ジラスが、同19分、点差を3と拡げるゴールを決めた。エネスが放ったシュートがゴールポストから跳ね返ってくるところ、詰めていたジラスが仕上げを行ったのだった。3:0。同32分、再び表舞台に上がったナビル・ジラスが、4:0とするゴールを決めた。デンバ・バが、右サイドから出したパスに合わせて、ジラスががら空きとなったゴールに放り込んだのだった。4:0。同40分には、デンバ・バがスコアを5:0とするゴールを決めた。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ギョズテペが、カラビュック・スポルを5ゴールで撃破し、第31節を勝利でしめたのだった。
 この結果、ギョズテは勝ち点を47に伸ばし、試合数が多い中だが5位に上がった。一方のカラビュック・スポルは、勝ち点12に留まった。

【ギョズテペ】ベト=サブリ・サルオウル、ワラス・レイス、レオ・シュヴェフレン、ミロス・コサノヴィッチ=アンドレ・カストロ(後半36分:ドーアナイ・クルチ)、アクセル・ンガンド=ヨアン・グーフラン(後半1分:ムハッメド・エネス・ドゥルムシュ)、アンドレ・ポコ、ハリル・アクブナル(後半22分:デンバ・バ)=ナビル・ジラス
【カラビュック・スポル】オレクサンドゥル・リブカ=ハカン・アスランタシュ、アントン・クラヴチェンコ、タイプ・タルハ・サヌッチ、イスハク・ドーアン=アリジャン・カラダー、ムラト・アクン(後半36分:ベルカイ・ユルマズ)=エルギン・ケレシュ、ジェム・オズデミル(後半24分:ユスフ・アクブルト)、アンドレイ・ブリズィニチェンコ=レアンドゥリーニョ(後半36分:アフメット・カラダユ)



トラブゾン・スポルのユライ・クチュカ、ガラタサライに逆オファー、ファーティフ・テリム監督の同意が出れば移籍が実現(アクシャム紙 18. 4.27)

ユライ・クツカ  トラブゾン・スポルが、今季末には放出するつもりでいるスロヴァキア人選手ユライ・クツカが、代理人を通じて、ガラタサライに打診を行った。ガラタサライは、この打診に熱い視線を向けており、ファーティフ・テリム監督の同意があれば、この移籍は実現すると考えられている。

 来季に向けての補強を考えているガラタサライに、強力な選手が上がってきた。その名前は、トラブゾン・スポルのスロヴァキア人スター選手ユライ・クツカだ。31歳のユライ・クチュカの代理人が、ガラタサライの関係者と会い、「ユライ・クツカを欲しくないか」と打診したことが明らかになったのだ。選択の効く選手構成を作ることを熱心に考えているガラタサライ側は、これに、熱い眼差しを送り、ファーティフ・テリム監督の同意が出れば、この移籍は現実のものとなると言われている。

                 今季当初にも獲得を考えていた

 周知の如く、今季当初には、ガラタサライも、ユライ・クチュカ獲得を考えていたが、トラブゾン・スポルが、ンディアエ争奪戦で引いたことで、ガラタサライもユライ・クチュカから手を引くということがあったのだ。ユライ・クツカは、今季、トラブゾン・スポルで、25試合に出場して、3ゴール1アシストを記録している。4月1日、テュルク・テレコム・アリーナであったガラタサライとトラブゾン・スポルのダービーマッチでは、50mからのゴールを決めている。そして、このゴールが、年間最優秀ゴール候補に上がっている。



トゥドール監督以後、初めて(TRT 18. 4.26)

ファーティフ・テリム監督(イエニ・シャファク紙)  トルコ・リーグ第31節、首位争いの関心の的となる一戦、ガラタサライがベシクタシュを迎え撃つ。結果が気になる一戦を前に、ガラタサライのファーティフ・テリム監督が考える、このダービーマッチの先発メンバーが明らかになり始めている。

                  セルダル・アズィズの替わりはマイコン

 GKは、他には替えがたいムスレラが、今度もゴールマウスを守ることになる。前節のアランヤ・スポル戦でイエローカードをもらい、累積警告で出場停止となるセルダル・アズィズの替わりは、ブラジル人ディフェンダーのマイコンが務めることになろう。ディフェンスの残りの選手は、マリアーノ・フィーリョ、ジェイソン・デナイヤー、長友となる。
 中盤では、フェルナンド・レゲスの傍らには、セルチュク・イナンを採るのか、ライアン・ドンクを採るのか、まだ決断がついていない。殊にバシャクシェヒル・スポル戦で見せたプレーが、同監督の頭に入ってしまっているのだ。ライアン・ドンクが起用されるようだと、ガラタサライの中盤は、ソフィアン・フェグリ、フェルナンド・レゲス、ライアン・ドンク、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲスで構成される。FWは、現在のトルコ・リーグ得点王のバフェティンビ・ゴミスとなる。
 ファーティフ・テリム監督が、ベシクタシュ戦に起用する先発メンバーは、次のようになると考えられる。「ムスレラ、マリアーノ・フィーリョ、マイコン、ジェイソン・デナイヤー、長友、ライアン・ドンク、フェルナンド・レゲス、ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス、バフェティンビ・ゴミス」。



ベシクタシュ、中盤の選手を入れ替え(アクシャム紙 18. 4.25)

シェノル・ギュネシュ監督(ベイン・スポル)  ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、中盤の選手交替を考えている。

 同監督は、ガラタサライ戦の先発メンバーを明確にしていないにせよ、この試合では、中盤にアッティバ・ハッティンソンとガリー・メデルを並べて起用する考えを持っている。
 新マラテヤ・スポル戦では、軽い痛みがあったことから、リスクを冒させたくなかったアッティバ・ハッティンソンを、ガラタサライとのダービーマッチでは、先発メンバーに入れたい同監督は、新マラテヤ・スポルの先発メンバーから、オウズハン・オズヤクプを控えに回すつもりであると考えられている。
 アッティバ・ハッティンソンとガリー・メデルの前には、タリシカを置くつもりの同監督は、アッティバ・ハッティンソンの最新の具合に基づいて、最終決定を下すつもりだということが明らかになってきている。一方、ジャネル・エルキンが、故障のため今季絶望となったため、ギョクハン・ギョヌルを、このダービーマッチで起用するつもりの同監督は、その他のポジションでは変更を加えるということはなかろう。



フェネルバフチェ 4:1 アンタルヤ・スポル(ハベル・テュルク紙 18. 4.24)

ロベルト・ソルダード(フェネルバフチェ公式HP) ジョゼフ・デ・ソーサ(左)サクブ・アイタッチ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第30節で、フェネルバフチェは、ホームでアンタルヤ・スポルを4:1でくだし、首位追走を継続している。勝ち点を60に伸ばしたフェネルバフチェは、これで、トルコ・リーグ直近の4試合を勝利で終えている。フェネルバフチェに勝利をもたらしたゴールは、アートゥフ・シェシュー、ロベルト・ソルダード、ジュリアーノ・デ・パウラ、マテュー・ヴァルブエナから生まれたものだった。

 トルコ・リーグ第30節で、バシャクシェヒル・スポル、ベシクタシュ、ガラタサライが勝ったあと、フェネルバフチェも、ホームで取りこぼすことはなかった。アンタルヤ・スポルを4:1でくだしたのだ。フェネルバフチェのサポーターは、この試合を通じて、ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督とベシクタシュのクラブ組織に対し抗議を行うデモンストレーションを行っていた。
 フェネルバフチェは、前半14分に1:0と先制した。シェネル・オズバイラクルが、右サイドからペナルティエリアへと入れたセンタリングが、ヨハン・ジュロウからこぼれ、そのボールがアートゥフ・シェシューの前に転がると、そのボールを捉えたアートゥフ・シェシューが強いシュートを放つと、ボールは、ルード・ボッフィンの左を抜け、アンタルヤ・スポルのゴールネットに収まったのだった。これで、アートゥフ・シェシューは、ここ5試合で4ゴールを記録したことになる。
 フェネルバフチェは、このゴールのあとも、攻撃の手を緩めなかった。同20分には、ロベルト・ソルダードがゴールを決め、点差を2と拡げた。スピードに乗った攻撃で、ジュリアーノ・デ・パウラが、相手ディフェンスの裏に出したパスに反応してうまく追いついたロベルト・ソルダードが、ペナルティエリア内へと持ち込むと、前に詰めてきたルード・ボッフィンをフェイントでかわし、ボールを整えてからシュートを放つと、スコアを2:0とするゴールが決まったのだった。これで、ロベルト・ソルダードは、トルコ・リーグここ4試合で4ゴールを記録したことになる。
 同24分、フェネルバフチェは、更に新たなゴールを決めたが、ヤシャル・ケマル・ウーウルル主審はオフサイドの判定を下し、ゴールは取り消された。ハサン・アリ・カルドゥルムがペナルティエリアにセンタリングを入れると、ヨハン・ジュロウが、ヘッドで後ろにクリアしようとしたボールがバーを直撃した。ピッチに跳ね返ったボールに向かい動いたロマン・ノイシュテッターがシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットが揺れた。だが、線審がオフサイド・フラッグを上げていたため、ゴールは取り消されたのだった。
 アンタルヤ・スポルは、同36分に、求めていたゴールを決めた。ディフェンスのマルティン・シュクルテルが大きくクリアしようとしたボールが、マイコン・マルケスに当たり、スレイマヌ・ドゥカラの前に転がった。ドゥカラは、ロマン・ノイシュテッターをかわし、ペナルティエリア内ゴール左斜め前からゴールを決め、点差を1と縮めた。前半は、これら以外のゴールは生まれることはなかった。
 後半17分、フェネルバフチェが、再び、点差を2と拡げた。スピードに乗った攻撃で、相手からボールを奪ったナビル・ディラルが、ドリブルで進みペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、絶好の位置取りをしていたジュリアーノ・デ・パウラにパスを出すと、ジュリアーノ・デ・パウラが、それに合わせてシュートを放つと、ボールは、ルード・ボッフィンの傍らを抜けゴールネットを揺らしたのだった。
 試合も終盤になって、途中から投入されたマテュー・ヴァルブエナが、点差を3とした。ジュリアーノ・デ・パウラのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたフランス人選手マテュー・ヴァルブエナは、ボールを整えたあと、きれいなシュートを放つと、見事なゴールが決まり4:1とした。
 この試合の残り時間では、新たなゴールは生まれなかった。その結果、フェネルバフチェが、4:1で勝利を収めたのだった。フェネルバフチェは、この勝利で、勝ち点を60に伸ばした.アンタルヤ・スポルは、勝ち点35のままで、今節を終えることとなった。フェネルバフチェは、次節は、カスムパシャとのアウェー戦を戦う。アンタルヤ・スポルは、ホームにトラブゾン・スポルを迎え撃つ。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル(後半26分:マテュー・ヴァルブエナ)、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半ロスタイム1分:アルペル・ポトゥク)=ロベルト・ソルダード(後半27分:フィンチェント・ヤンセン)、ジュリアーノ・デ・パウラ
【アンタルヤ・スポル】ルード・ボッフィン=オンドレージ・チェルスカ、ヨハン・ジュロウ、ディエゴ・アンジェロ、サクブ・アイタッチ(後半32分:エムレ・ギュラル)=ハカン・オズメルト、イエクタ・クルトゥルシュ(後半19分:ミラン・ジェヴトヴィッチ)=ナズム・サンガレ、カルレス・フェルナンド(後半40分:ハルン・アルプソイ)、マイコン・マルケス=スレイマヌ・ドゥカラ



ベシクタシュ vs 新マラテヤ・スポル(ベイン・スポル 18. 4.23)

アルヴァロ・ネグレド(ベシクタシュ公式HP) ギョクハン・ギョヌル(左)カリド・ブータイブ(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグの優勝候補の一角ベシクタシュが、新マラテヤ・スポルを、終盤にあげた2ゴールで、3:1でくだした。これで、ガラタサライとのダービーマッチを控え、意気が上がることになった。

 ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、フェネルバフチェと戦ったトルコ杯の試合と比べると、選手の変更は1人だけで、試合に臨んだ。同監督は、半ばで停止となったフェネルバフチェ戦でレッドカードをもらい、出場停止となったペペに替えて、先発メンバーにドマゴイ・ヴィダを入れたのだった。ダービーマッチの事件以後、要注意扱いとなり、トルコ・サッカー協会規律委員会に送られたトルガ・ゼンギンは、この試合ではメンバー登録されなかった。また、故障のため、アッティバ・ハッティンソンはメンバー入りしなかった。一方、故障の癒えたワグナー・ラウは、トルコ・リーグでは3試合ぶりに、21人の登録メンバー入りした。
 ヴォーダフォン・パルク・スタジアムで、ベシクタシュと初めて戦うことになった新マラテヤ・スポルは、前節のアランヤ・スポル戦に比べると、2人の選手交替をして試合に臨んだ。エロル・ブルト監督は、控えに回したGKエルタッチ・オズビルとアイタッチ・カラに替えて、ファビアン・ファルノッレとアブドラエ・サディオ・ディアッロを、このベシクタシュ戦に送り出した。
 サポーターたちの声援を背に、いい始まり方をしたベシクタシュは、前半13分にセットプレーの機会を得た。クアレスマが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたブータイブに当たり、ネグレドの前に転がった。そのスペイン人選手アルヴァロ・ネグレドが強いシュートを放つと、先制点が生まれたのだった。トルコ・リーグで7得点を記録しているアルヴァロ・ネグレドは、これで、合計15点目を決めたことになった。
 このゴールのあと、空回りをするように仕向けて行っていたベシクタシュは、同33分、自らのゴールマウスに思いもしなかったゴールが決まるのを見てしまった。ブータイブのパスを受け、ペナルティエリアの左側で、ボールをコントロールしたペレイラが、ペナルティエリア手前でドマゴイ・ヴィダをかわし、その直後、同点に追いつくゴールを決めたのだった。
 後半は、ほぼ新マラテヤ・スポル陣内でプレーを行ったベシクタシュは、求めていたゴールを、同36分に見出した。アドリアーノの素晴らしいセンタリングに、今季、ベシクタシュの得点王タリシカが舞台に上がった。ヘディングシュートが決まり、ベシクタシュが、再びリードを奪うこととなった。なお、このゴールが、タリシカの今季13得点目であった。
 同43分、ベシクタシュが、点差を2と拡げた。フリーキックを蹴ったクアレスマが、直接ゴールを狙うと、見事なキックで、新マラテヤ・スポルのゴールネットが揺れたのだった。これで、ベシクタシュは楽になった。
 この試合を、3:1で制したベシクタシュは、勝ち点を62に伸ばした。ガラタサライとのダービーマッチを前にして、取りこぼすことはなかった。一方の新マラテヤ・スポルは、勝ち点38に留まった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=アドリアーノ・コッレイラ、ドマゴイ・ヴィダ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン(後半8分:ギョクハン・ギョヌル)=オウズハン・オズヤクプ(後半21分:トルガイ・アルスラン)、ガリー・メデル=リカルド・クアレスマ、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル(後半34分:イェレマイン・レンス)=アルヴァロ・ネグレド
【新マラテヤ・スポル】ファビアン・ファルノッレ=イッサム・チェバケ、サドゥク・チフトプナル、アルトゥーロ・ミナ、アリ・シソッコ=ムラト・ユルドゥルム(後半36分:マテウス・ドリア)、アズブイケ・ゴッドソン=ミカエル・ペレイラ、アブドラエ・サディオ・ディアッロ(後半21分:アイタッチ・カラ)、アデム・ブユック(後半27分:ジルベルト)=カリド・ブータイブ



アランヤ・スポル 2:3 ガラタサライ(ハベル・テュルク紙 18. 4.22)

シナン・ギュムシュ(ガラタサライ公式HP) ラミネ・ガッサマ(左)ユネス・ベランダ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第30節で、ガラタサライは、かなり難しかったアランヤ・スポルとのアウェー戦を2:3で制した。勝ち点を63に伸ばしたガラタサライは、今節、首位で終えることとなった。勝利を導いたゴールは。前半4分にバフェティンビ・ゴミス、同16分のツァヴェラスによるオウンゴール、そして、後半37分のシナン・ギュムシュのあげたものだった。ゴールマウスの前で仁王立ちになったムスレラこそが、その勝利を作り出した者と言えよう。

 トルコ・リーグで優勝争いをしているガラタサライが、アウェーで戦ったアランヤ・スポル戦を2:3で制した。この結果、勝ち点を63に伸ばしたガラタサライは、勝ち点62のバシャクシェヒル・スポルを抜いて、今節を首位で終えることになった。
 アランヤで行われたこの試合、試合開始僅か4分というところで、バフェティンビ・ゴミスの決めたゴールで、ガラタサライが0:1と先制した。効果的な攻めを見せたガラタサライの攻撃で、バフェティンビ・ゴミスのパスを受けボールを持ったロドリゲスは、相手選手を抜き去り、ペナルティエリアの外から強い、そして、効果的なシュートを放った。ハイダル・ユルマズからこぼれたボールを、詰めていたバフェティンビ・ゴミスが、絶好の位置でシュートを放つと、ボールは、ゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 これは、バフェティンビ・ゴミスにとって、トルコ・リーグ29試合目にして27ゴール目となった。
 同16分、アランヤ・スポルのギオルゴス・ツァヴェラスがオウンゴールをしてしまい、ガラタサライが0:2とした。中盤から始まったガラタサライの攻撃で、フェルナンド・レゲスのパスを受けたマリアーノ・フィーリョが、右サイドからセンタリングを入れると、ボールコースに入ろうとしたギオルゴス・ツァヴェラスが触れると、アランヤ・スポルのゴールネットに収まってしまったのだった。
 同22分、アランヤ・スポルは、ジュニオール・フェルナンデスのゴールで、点差を1と縮めた。エムレ・アクババのパスを受けたジュニオール・フェルナンデスが、相手選手をフェイントでかわしながら進み、ペナルティエリアの外から素晴らしいゴールを決めたのだった。1:2。
 そして、前半は、このスコアのままで終わった。
 後半14分、ガラタサライのペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、セルダル・アズィズが、ディアンフレス・ダグラスに対して見せたチェックを咎めたウミト・オズテュルク主審は、PKを指示した。これでイエローカードをもらったセルダル・アズィズは、ベシクタシュとのダービーマッチは出場停止となってしまった。このPKを、エムレ・アクババが決め、スコアは2:2となった。
 同37分、同25分に投入されたシナン・ギュムシュがゴールを決め、ガラタサライが、再び勝ち越した。中盤から始まったガラタサライの攻撃でボールを持ったマリアーノ・フィーリョが、ペナルティエリアに向かい動き出していたシナン・ギュムシュにボールを送った。ペナルティエリア内でボールを得たシナン・ギュムシュの放ったきれいなシュートが、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。2:3。これで、シナン・ギュムシュは、途中投入された7試合で、4ゴールをあげたことになる。
 同ロスタイム1分、ムスレラが、ゴール前で仁王立ちとなった。エムレ・アクババが掴んだ絶対的なチャンスを防いだのだ。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれず、ガラタサライが2:3で勝利を収めたのだった。

【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ、ウエリントン・シルヴァ、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=イサク・サーキー、ジャニス・マニアティス(後半36分:タハ・ヤルチュナル)=ルーカス・ヴィラファネス(後半36分:エフェジャン・カラジャ)、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス=ディアンフレス・ダグラス(後半19分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ジェイソン・デナイヤー、セルダル・アズィズ、長友佑都=ライアン・ドンク、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ(後半32分:エレン・デルディヨク)、ユネス・ベランダ(後半20分:ヤシン・オズテキン)、ガリー・ロドリゲス(後半25分:シナン・ギュムシュ)=バフェティンビ・ゴミス



バシャクシェヒル・スポル 3:1 カイセリ・スポル(ハベル・テュルク紙改 18. 4.21)

アルダ・トゥラン(バシャクシェヒル・スポル公式HP) アルパルスラン・エルデム(左)デニズ・トゥリュチ(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第30節で、バシャクシェヒル・スポルが、3:1でカイセリ・スポルをくだした。この結果、試合数が多い中だが、バシャクシェヒル・スポルが首位に立った。

 トルコ・リーグ第30節で、バシャクシェヒル・スポルが、ホームにカイセリ・スポルを迎えた。
 この試合、早々に優位に立ったバシャクシェヒル・スポルだったが、初ゴールには、前半28分まで待たねばならなかった。同28分、アルダ・トゥランのアシストを受けて、エディン・ヴィスチャが舞台に上がり、スコアを1:0としたのだった。前半、相手ゴールに向け、点差を拡げようとプレッシャーをかけていったバシャクシェヒル・スポルだったが、新たなゴールは生まれることはなかった。結局、スコアは1:0のまま、前半は終わったのだった。
 後半は、カイセリ・スポルの望み通りの始まり方をした。同9分、デニズ・トゥルチのセンタリングに合わせ、いいジャンプを見せたウムト・ブルトがヘディングシュートを放つと、バシャクシェヒル・スポルのゴールに収まったのだった。スコアを1:1とする同点弾となったのだ。この同点の状態を、アルダ・トゥランが破った。同21分、舞台に上がったアルダ・トゥランが、ペナルティエリア内へ向けドリブルで入り込み、突然、足を振りぬきシュートを放つと、これが、カイセリ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 このゴールのあと、点差を拡げようとするバシャクシェヒル・スポルは、カイセリ・スポルのゴールに攻め寄せ続けた。その時間帯に、ホームのバシャクシェヒル・スポルは、2度もバーを直撃することが起こった。カイセリ・スポルは、このゴールのあと、より外に展開するサッカーを見せることで、ゴールを求めていたが。結果には繋がらなかった。同45分、ホームのバシャクシェヒル・スポルが、点差を2と拡げた。右サイドからペナルティエリア内へと入り込んだエディン・ヴィスチャがセンタリングを入れると、アデバヨールが、全くフリーになっていたエリアにボールを出した。オランダ人選手エリアは、至極簡単にボールをゴールマウスに送り込むだけで良かった。3:1。結局、試合は、バシャクシェヒル・スポルが3:1で制し、勝ち点を62に伸ばし、試合数が多い中だが首位に上がった。カイセリ・スポルは6位で、勝ち点は44に留まった。優勝争いを続けるバシャクシェヒル・スポルは、次節は、下位から抜け出したいオスマンル・スポルとのアウェー戦を戦うことになっている。ヨーロッパのカップ戦への出場を目指し戦っているカイセリ・スポルは、次節、ホームにアランヤ・スポルを迎える。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、マヌエル・ダ・コスタ(後半16分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、アレクサンドゥル・エピュロヌ、アルパルスラン・エルデム(後半34分:ウーウル・ウチャル)=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、アルダ・トゥラン(後半37分:マルシオ・モッソーロ)、エルジェロ・エリア=エマニュエル・アデバヨール
【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ティアゴ・ロペス、クリスティアン・サプナル、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、アッティラ・トゥラン=ステファン・バジー(後半42分:アサモア・ギャン)、シャミル・ジナズ=デニズ・トゥリュチ、フェルナンド・ボルドリン(後半22分:ライアン・メンデス)、ウィリアム・デ・アモリム(後半35分:アルテム・クラヴェッツ)=ウムト・ブルト



フェネルバフチェとのダービーマッチでレッドカードをもらったぺぺ、2試合の出場停止へ(ハベル・テュルク紙 18. 4.20)

ペペ(ファナティック紙)  フェネルバフチェとベシクタシュとのトルコ杯準決勝は、2:2で終わった第1戦を受けて行われたが、後半12分に発生した不測の事態で、試合は停止された。シェノル・ギュネシュ監督は頭を縫うケガをし、ペペは、この試合の前半30分にレッドカードをもらった。ぺぺは、何試合の出場停止を喰らうだろうか?

 フェネルバフチェとベシクタシュが戦ったトルコ杯でのダービーマッチで発生した悲しむべき事態が、サッカーを前にして起こってしまった。半ばで停められたこのダービーマッチで、ベシクタシュは10人で戦う時間ができてしまった。前半30分、ジョゼフ・デ・ソーサの足首目がけて仕掛けた激しいチェックを咎めて、メテ・カルカヴァン主審が、ぺぺに対して、一発退場のレッドカードを出したのだった。
 この事態が発生したあと、ペペ自身、及びベシクタシュの選手が、長い時間、この判断に対し抗議を行ったが、決定が覆ることはなかった。ピッチをあとにしたペペは、今度は、フェネルバフチェのベンチにいたフェルナンダオとぶつかっていた。間に入った他の選手やコーチングスタッフらにより、この睨み合いは大事に至らずに済んだ。ぺぺが、2試合の出場停止を喰らうようだと、ベシクタシュがガラタサライと戦うダービーマッチには出場できなくなる。



ガラタサライ 0:2 アクヒサル・スポル(ガラタサライ公式HP+TRT補綴 18. 4.19)

エウゲン・セレズノフ(ハベル・テュルク紙) マルティン・リネス、ヘルダー・バルボサ、マイコン(左)(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライは、トルコ杯準決勝第1戦では1:2で勝ち、その第2戦では、テュルク・テレコム・アリーナで、アクヒサル・スポルに0:2で敗れ、トルコ杯から姿を消すこととなった。

 ガラタサライは、この試合の前半、期待されるプレーからはほど遠いものを見せていた。同4分、アウェー戦のアクヒサル・スポルは、スピードに乗った攻撃の結果、セレズノフのゴールで0:1と先制した。ロペスのパスを右サイドで得たムーダット・チェリクが、ペナルティエリア内にいたセレズノフに出すと、セレズノフが、PKポイント近くでグランダーのシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットが揺れたのだった。 更に、このウクライナ人選手セレズノフは、同35分にも、カウンター攻撃の結果、スコアを0:2とするゴールを決めた。前半、ガラタサライは、チャンスを掴むのに苦しんでいたが、同27分のセルチュク・イナン、同35分のヤシン・オズテキンのシュートは、結果には繋がらなかった。
 前半は、アクヒサル・スポルが、0:2とリードしたまま終わったが、後半早々、ガラタサライは、プレッシャーをかけていった。同7分、トルガ・ジエルジがペナルティエリア内に入ったが、シューを打てず、同23分には、バフェティンビ・ゴミスが絶好機を生かせなかった。ロドリゲスがペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、エレン・デルディヨクがジャンプをしながら、シュートを打てないでいると、ボールは、GKファーティフからこぼれ、バフェティンビ・ゴミスの前に転がった。そのバフェティンビ・ゴミスが、シュートを放ったが、ファーティフが、とってもいい反応を見せて、ゴールを許さなかったのだった。アウェーのアクヒサル・スポルは、この間、ムーダット・チェリクによるカウンター攻撃で、2度、チャンスを掴んだが、これらを生かせず、また、同35分には、セレズノフの蹴ったフリーキックは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 ガラタサライは、同32分、10人になったにも拘わらず、終盤、相次いで好機を掴んだ。同40分、セルチュク・イナンが蹴ったフリーキックが、相手ディフェンスからこぼれ、バフェティンビ・ゴミスの前に転がった。バフェティンビ・ゴミスの放ったシュートは、枠を捉えたが、ゴールライン際から、ムスタファ・ユムルがクリアした。同41分、右サイドから入ったセンタリングに、ペナルティエリア内でいいジャンプを見せたエレン・デルディヨクが、ヘッドで合わせたが、GKファーティフが、見事に体を伸ばして、これを防いだのだった。残りの時間、ガラタサライは、努力を重ねたが結果を変えることはできなかった。そして、試合は0:2で終わり、アクヒサル・スポルが0:2で勝ち、トルコ杯決勝進出を決めたのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マルティン・リネス、マイコン・ロケ、アフメット・チャルク、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=フェルナンド・レゲス(後半37分:ライアン・ドンク)、トルガ・ジエルジ(後半ロスタイム4分:バフェティンビ・ゴミス)=シナン・ギュムシュ、セルチュク・イナン、ヤシン・オズテキン(後半16分:ガリー・ロドリゲス)=エレン・デルディヨク
【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=ミゲル・ロペス、ダニー・ヌンコー、ムスタファ・ユムル、カディル・ケレシュ=アブドゥル・シソコ、ビラル・クサ(前半43分:アイクト・チェヴィケル)、ヘルダー・バルボサ(後半30分;ダニエル・ラルソン)=オヌル・アユク(後半21分:ジャネル・オスマンパシャ)、エウゲン・セレズノフ、ムーダット・チェリク



フェネルバフチェ、ローテーションのとき(ファナティック紙 18. 4.18)

アイクト・コジャマン監督(タクヴィム紙)  アイクト・コジャマン監督は、トルコ杯を重要視している。しかし、トルコ・リーグのアンタルヤ・スポル戦も視野に入れている。そのため、同監督は、明日の試合では、マテュー・ヴァルブエナ、イスマイル・キョイバシュ、マウリシオ・イスラに出場の機会を与えることになろう。

 フェネルバフチェが、異なった2つの戦いで、重要な局面を迎えている。トルコ・リーグでは、首位との勝ち点差を3と縮め、優勝を狙う位置に来ているフェネルバフチェが、明日、ベシクタシュに勝てば、トルコ杯では決勝に駒を進めることになるのだ。アイクト・コジャマン監督は、トルコ杯に最高度の重要性を看ている。しかし、その一方で、週末のアンタルヤ・スポル戦をも視野に入れ、ダービーマッチでは、若干の選手交替をすることになろう。ここ数試合、大きな功績を残しているシェネル・オズバイラクルとハサン・アリ・カルドゥルを控えに回し、替わりに、マウリシオ・イスラとイスマイル・キョイバシュを起用する可能性が高まっている。また、これとは別に、アートゥフ・シェシューを控えに回し、マテュー・ヴァルブエナを起用することになろう。

                  マテュー・ヴァルブエナとの特別な会談

 同監督は、フランス人選手マテュー・ヴァルブエナと、特別に話し合いを持ち、準備をしておくように求めた。これらとは別に、FWに変更を行うことも考えられる。シワス・スポル戦では、痛みがあるにも拘わらず出場したロベルト・ソルダードに、ダービーマッチでリスクを犯させたくない。そこで、フェルナンダオをピッチに送り出すものと考えられている。



オスマンル・スポル 3:3 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙 18. 4.17)

ムサ・チャーウラン(左)オルジャイ・シャハン(右)(ベイン・スポル) ウーウル・デミロク(左)チカレシ(右)(ハベル・テュルク紙)  トルコ・リーグ第29節、オスマンル・スタジアムで行われた一戦、トラブゾン・スポルが、オスマンル・スポルと3:3で引き分けた。ブラク・ユルマズが故障で出場できなかったこの試合、オスマンル・スポルのムサ・チャーウランが、後半6分、今季最も美しいゴールの1つとなるゴールを決めた。

 トルコ・リーグ第29節で、トラブゾン・スポルが、オスマンル・スポルとのアウェー戦を戦った。
 この試合、早々に優位に立ったのはトラブゾン・スポルの方だった。前半13分には、0:1と先制したのだ。クチュカが右サイドからセンタリングを入れると、そのパスコースに入りいいジャンプを見せたノヴァクが、ヘッドで合わせた。カルセマルカスが防いだボールが、ゴールポストから跳ね返ったところ、詰めていたノヴァクが押し込んだのだった。
 そのゴールの2分後、オスマンル・スポルが、ゴールのショックから立ち直る前に、2つ目のゴールが生まれた。中盤のクチュカから出たスルーパスに反応したユスフ・ヤズジュが、相手GKと1対1となった。そして、ユスフ・ヤズジュは、GKカルセマルカスの右を抜けるゴールを決めたのだった。
 そして、0:2のスコアでもって、前半は終了した。
 オスマンル・スポルが、後半6分、スコアを1:2とした。レガッティンからボールを受けたムサ・チャーウランが、中盤から少し前から放ったシュートが、トラブゾン・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。
 同11分、ユスフ・ヤズジュが右コーナーキックを蹴ると、それに合わせて、フボチャンがヘディングシュートを試みると、ボールは、バーを直撃して跳ね返った。詰めていたロダレガが、そのボールを捉えるとシュートを放ち、これがゴールとなり、スコアを1:3としたのだった。
 ホームのオスマンル・スポルは、同28分、再び、点差を1と縮めた。ヤルチュン・アイハンのパスを、トラブゾン・スポルのペナルティエリア内で得たヴラジェヴィッチが、チカレシにボールを渡した。このアルバニア人選手チカレシは、相手選手をかわした上に、ゴールを決めたのだった。このゴールで、スコアは2:3となった。
 同33分、トラブゾン・スポルの効果的な攻撃があった。右サイドで生まれた攻撃で、ワンツーを使いゴールライン際まで、ボールを持ち込んだ。ホセ・ソーサのパスに対し、ユスフ・ヤズジュがインサイドでダイレクトにシュートを放ったが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行ってしまった。
 同38分、オスマンル・スポルが同点に追いついた。左サイドで生まれた攻撃で、ティアゴ・ピントがセンタリングを入れた。それに合わせて、ムサ・チャーウランがヘディングシュートを放つと、これが決まったのだった。このゴールのあと、トラブゾン・スポルのGKオヌル・レジェプ・クヴラクが故障を発生させたが、そのまま故障を抱えたまま、最後まで試合を続行した。
 残りの時間、新たなゴールは生まれず、試合は3:3で終わった。オヌル・レジェプ・クヴラクは、終了の笛が鳴ると、担架に乗せられてピッチを後にした。

【オスマンル・スポル】ズィドゥルナス・カルセマルカス=ムハメド・バユル(後半1分:アヴディジャ・ヴラジェヴィッチ)、ヤルチュン・アイハン、アヌル・カラエル、ティアゴ・ピント=ジェイフン・ギュルセラム、ムサ・チャーウラン=セルダル・ギュレル、アドゥリアン・レガッティン、アミヌ・ウマル(後半16分:トルトル・ルマンザ・レンビ)=ソコル・チカレシ
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ウーウル・デミロク、トマス・フボチャン、フィリップ・ノヴァク=オルジャイ・シャハン、ユライ・クチュカ(後半28 分:マトゥス・ベロ)、ホセ・ソーサ=アブドゥルカディル・オミュル(後半1分:ジョアオ・ペレイラ)、フーゴ・ロダレガ(後半35分:ダメ・ンドエ)、ユスフ・ヤズジュ



ガラタサライ 2:0 バシャクシェヒル・スポル(ガラタサライ公式HP 18. 4.16)

マリアーノ・フェッレイラ(ハベル・テュルク紙) バフェティンビ・ゴミス(左)マヌエル・ダ・コスタ(右)(ハベル・テュルク紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第29節でホームに迎えたバシャクシェヒル・スポルを、マリアーノ・フィーリョのゴールとアデバヨールのオウンゴールで、2:0で勝利を収めた。この結果、勝ち点を60に伸ばしたガラタサライは、前節、アンカラで譲ってしまった首位の座を取り戻した。

 この試合、ガラタサライが、かなりプレッシャーをかけて始まった。前半4分、ソフィアン・フェグリとのワンツーのあとボールを確保したロドリゲスが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から放ったシュートは、ヴォルカン・ババジャンが際どく外に出した。最初の10分間の厳しいプレッシャーのあと、バランスを取るようになったこの試合、同15分、ロドリゲスが、左サイドから入れたセンタリングに対し、マフムト・テクデミルが背後に蹴り出そうとしたボールが、バシャクシェヒル・スポルのゴールを脅かすようなことが起こった。
 バシャクシェヒル・スポルは、同38分、エムレ・ベレズオウルの蹴ったフリーキックが危険な場面を作ったが、同40分には、ユネス・ベランダが蹴ったコーナーキックに、ジェイソン・デナイヤーがヘッドで合わせると、ヴォルカン・ババジャンが辛うじてクリアした。同43分、ガラタサライは、ソフィアン・フェグリがニアサイドにボールを入れると、バフェティンビ・ゴミスが、それに合わせてシュートを放ったが、ディフェンダーに当たりコーナーキックに替わり、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半の最初のビッグチャンスは、アウェーのバシャクシェヒル・スポルの方に生まれた。突然生まれたバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、アデバヨールからのパスを受けたエリアがシュートを狙ったが、前が空かないでいると、背後から走り込んで来たエムレ・ベレズオウルがシュートを試みたが、ボールは、ムスレラに収まっただけだった。同8分、ロドリゲスが、左サイドから内へと入りシュートを放ったが、ヴォルカン・ババジャンが辛うじてコントロールした。
 ガラタサライは、求めて止まなかったゴールを、同15分に見出した。足元へのパスで、相手陣内でチャンスを模索していたガラタサライで、マリアーノ・フィーリョが、右サイドから内へと入り込み、ペナルティエリア・ライン上から綺麗なシュートを放つと、スコアを1:0とするゴールが決まったのだった。ガラタサライは、同32分、絶好機を生かすことができなかった。トルガ・ジエルジが、相手陣内で奪ったボールを、バフェティンビ・ゴミスに出すと、そのバフェティンビ・ゴミスが、ゴール左斜め前からシュートを放ったが、ヴォルカン・ババジャンが外に出した。
 この試合の最後の詰めは、セルダル・アズィズから生まれた。同45分、左コーナーキックが蹴られると、セルダル・アズィズがヘッドで合わせたボールは、アデバヨールに当たり方角を変えてゴールとなったのだった。
 この試合を2:0で制したガラタサライは、勝ち点を60とした。その結果、今季残すところ5試合となったところで、首位の座に就いたのだった。

【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、ジェイソン・デナイヤー、セルダル・アズィズ、長友佑都=ライアン・ドンク、フェルナンド・レゲス(後半29分:トルガ・ジエルジ)=ソフィアン・フェグリ(後半34分:シナン・ギュムシュ)、ユネス・ベランダ、ガリー・ロドリゲス=バフェティンビ・ゴミス(後半43分:エレン・デルディヨク)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、マヌエル・ダ・コスタ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル(後半27分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)=エディン・ヴィスチャ、アルダ・トゥラン(後半19分:マルシオ・モッソーロ)、エルジェロ・エリア(後半34分:ケリム・フライ)=エマニュエル・アデバヨール



シワス・スポル vs フェネルバフチェ(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 4.15)

エムレ・クルンチ(左)ジョゼフ・デ・ソーサ(右)(ベイン・スポル) アートゥフ・シェシュー(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、アイクト・コジャマン監督の記録達成の日となった夜、シワス・スポルを1:2でくだし、優勝争いに踏みとどまった。

 フェネルバフチェで、選手として、監督として、多くの記録を残してきたアイクト・コジャマン監督が、シワス・スポル戦で、クラブ史上最多試合出場監督としての記録を達成した。クリストファー・ダウムの190試合を超えたアイクト・コジャマンは。、このシワス・スポル戦で191試合出場の記録を達成したのだ。
 アイクト・コジャマン監督は、このシワス・スポル戦に、直近の試合に比べて、選手の交替は1人で臨んだ。前節で先発メンバーに起用したアルペル・ポトゥクに替えて、累積警告による出場停止が解けたアートゥフ・シェシューを送り出したのだ。
 シワス・スポルのサメト・アイババ監督は、フェネルバフチェ戦に4選手を交替させて臨んだ。前節のコンヤ・スポル戦を5:0で失った試合で起用したロビーニョ、ジョン・ボイ、ハカン・ビルギッチを控えに回し、それに替えて、アンリ・セーヴ、カール・メジャーニ、そして故障の癒えたズィヤ・エルダルを起用した。また、レッドカードをもらい出場停止となっているGKトルガハン・アジャルに替えて、アリ・シャシャル・ヴラルを起用した。
 この試合を優勢に始めたフェネルバフチェは、求めていたゴールを、前半30分、アートゥフ・シェシューの足が編み出した。左サイドで生まれたフェネルバフチェの攻撃で、ハサン・アリ・カルドゥルムのパスを受け、ペナルティエリア内ゴール左斜め前でコントロールしたアートゥフ・シェシューが、グランダーの狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、シワス・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。このゴールの僅か3分後、ロベルト・ソルダードの放ったシュートを、自らのゴールに放り込んでオウンゴールをメジャーニが生んでしまい、フェネルバフチェが0:2としてしまった。前半は、このスコアのまま終わったが、後半に入り、より効果的な攻めを見せたのはシワス・スポルの方だった。シワス・スポルのゴールは、同ロスタイム1分、ロビーニョから生まれた。ズィヤ・エルダルが、左サイドからペナルティエリアへセンタリングを入れると、シリアッチがヘッドで、これをつなぎ、そのボールコースに入ったロビーニョがヘディングシュートを試みると、フェネルバフチェのゴールネットに収まったのだった。1:2。だが、このゴールだけでは、シワス・スポルには十分とは言えなかった。そして、フェネルバフチェが、1:2で勝利を収めた。
 この結果、勝ち点を57に伸ばしたフェネルバフチェは、引き続き優勝を追い求めることになる。一方のシワス・スポルは、勝ち点41に留まった。

【シワス・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=オーレミル・ドス・サントス、マティアス・ブジャルスミル、カール・メジャーニ、ズィヤ・エルダル=アンリ・セーヴ、ハカン・アルスラン(後半12分:ロビーニョ)、デルヴィン・ンディンガ=ティエヴィ・ビフマ、アルーナ・コーネ、エムレ・クルンチ(後半29分:ゾロ・シリアッチ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アートゥフ・シェシュー(後半29分:メフメット・エキジ)=ロベルト・ソルダード(後半24分:フェルナンダオ)、ジュリアーノ・デ・パウラ(後半ロスタイム4分:オウズ・カーアン・グチテキン)



ベシクタシュ、アクヒサル・スポルをくだし、首位に就く(サバハ紙 18. 4.14)

エライ・アタセヴェン、トシッチ、ファブリシオ・アゴスト(左から)(ベイン・スポル) ライアン・バベル(TRT)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第29節でのアウェー戦で、アクヒサル・スポルを0:3でくだし、勝ち点を59に伸ばした。そして、試合数が多い中だが、首位に就いた。

 トルコ・リーグ第29節で、アクヒサル・スポルとアウェー戦を戦ったベシクタシュは、ライアン・バベル(2)とアルヴァロ・ネグレドのゴールで、これを0:3でくだした。そして、勝ち点を59に伸ばした。この結果、ベシクタシュは、試合数が多い中だが、首位に就いた。

                  試合経過

 試合開始まだ3分というところで、ベシクタシュが先制した。左サイドのジャネル・エルキンからのパスでボールを得たライアン・バベルが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放つと、アクヒサル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。
 ベシクタシュは、同20分に、点差を2と拡げた。左サイドからジャネル・エルキンがセンタリングを入れると、ボールを背後にそらせようとしたボールを、ペナルティエリア内で得たネグレドが、ゴール左斜め前から、GKがいたにも拘わらず放ったシュートは、アクヒサル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。
 同33分、左サイドからオメル・バイラムがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたセルジーニョが、それに合わせてシュートを試みたが、GKファブリシオが大きくクリアしてしまった。
 同39分、オメル・バイラムが、右サイドからフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたムスタファ・ユムルがヘッドで合わせたが、ボールは、GKファブリシオがコントロールしただけだった。そして、前半は、ベシクタシュが0:2とリードを保ったまま終わった。
 後半2分、ベシクタシュが、点差を3と拡げた。左サイドからぺぺが出したパスを、ペナルティエリアの外で得たライアン・バベルが、ダイレクトで強いシュートを放つと、ボールは、アクヒサル・スポルのゴールネットに突き刺さったのだった。0:3。
 同7分、右サイドでボールを持ち前へ進んだクアレスマが、ペナルティエリア内へ入るや放ったシュートは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同16分、ベシクタシュのディフェンスからのこぼれ球を、ゴール右斜め前で得たビラル・クサの放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 そして、ベシクタシュは、この試合を0:3で制したのだった。

【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカッチ=ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、カディル・ケレシュ(前半36分:パウロ・エンリケ)、オメル・バイラム=エライ・アタセヴェン、セルジーニョ・ミネイロ、アブドゥル・シソコ(後半28分;ジオフリー・ビア)、アイクト・チェヴィケル、ダニエル・ラルソン=エウゲン・セレズノフ(後半15分:ビラル・クサ)
【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=アドリアーノ・コッレイラ、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン=ガリー・メデル、アッティバ・ハッティンソン=リカルド・クアレスマ(後半36分:ドマゴイ・ヴィダ)、アンデルソン・タリシカ(後半32分:トルガイ・アルスラン)、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド(後半33分:ムスタファ・ペテクメク)



フェネルバフチェ、シワス・スポルとのアウェー戦へ(フォトマッチ紙 18. 4.13)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第29節で、明日、シワス・スポルと対戦する。新9月4日スタジアムで、午後7時開始のこの試合、アリ・パラブユック主審が裁く。

 フェネルバフチェは、トルコ・リーグで、久しぶりにフルメンバーで、試合に臨むことになる。前節、累積警告で出場停止だったアートゥフ・シェシューが、その出場停止が解け、また、故障者もいないのだ。
 長期に渡り故障で離脱していたフィンチェント・ヤンセンが、今週、チーム練習に加わったのだ。ただ、アイクト・コジャマン監督は、試合勘が欠けているということで、シワス・スポル戦には、このオランダ人選手を、登録メンバーに入れるとは思われない。
 また、フェネルバフチェでは、ロベルト・ソルダード、イスマイル・キョイバシュ、ナビル・ディラルが、あと1枚のイエローカードで、累積警告で出場停止となる状態だ。そのため、このシワス・スポル戦でイエローカードをもらうようだと、トルコ・リーグ第30節のアンタルヤ・スポル戦では出場できないことになる。



ベシクタシュの相手はアクヒサル・スポル(TRT 18. 4.12)

シェノル・ギュネシュ監督(イエニ・シャファク紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第29節開幕試合で、この金曜日に、アクヒサル・スポルとアウェー戦を戦う。

 スポル・トト・アクヒサル・スタジアムで、午後8時より始まるこの試合は、ヒュセイン・ギョチェク主審が裁く。
 優勝争いが終盤に入り、首位を窺うベシクタシュは、前に立ちはだかるガラタサライとバシャクシェヒル・スポルが対戦する節で、勝利を収めアドヴァンテージを得ようとしている。
 トルコ・リーグ第29節を前に、勝ち点56のベシクタシュは3位に、勝ち点34のアクヒサル・スポルは、得失点差で11位につけている。
 トルコ・リーグで3連勝を続けたあと、アウェー戦でバシャクシェヒル・スポルに敗れたベシクタシュは、アランヤ・スポル、ギョズテペ戦に次いで、アクヒサル・スポルにも勝てば、新たな連勝街道の出発になる。

                  出場停止だった選手が戻ってくる

 ベシクタシュの出場停止が解けた4選手が、ピッチに戻ってくる。
 フェネルバフチェとのトルコ杯の試合でレッドカードをもらい、5試合の出場停止処分を受けたリカルド・クアレスマとともに、累積警告で出場停止となり、前節には出場できなかったアッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン、オウズハン・オズヤクプが、アクヒサル・スポル戦では出場できる。
 また、あと1枚のイエローカードで出場停止となるクアレスマが、この試合でイエローカードをもらった場合には、新マラテヤ・スポル戦で、またしても出場できなくなる。
 ベシクタシュの予想先発メンバーは、次の通りである。「ファブリシオ・アゴスト、アドリアーノ・コッレイラ、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン、アッティバ・ハッティンソン、ガリー・メデル、クアレスマ、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル、アルヴァロ・ネグレド」。



トラブゾン・スポル、中盤に問題を抱える(フォトマッチ紙 18. 4.11)

ルザ・チャルンバイ監督(TRT)  トルコ・リーグ第29節を、アウェーでオスマンル・スポルと戦うトラブゾン・スポルでは、オナズィが故障、オカイ・ヨクシュルが累積警告で出場停止のため、中盤に問題が発生している。

 トルコ・リーグ第28節のカイセリ・スポル戦で故障を発生させ、プレーの続行が不可能となったオジェニ・オナズィがMR検査を受けた結果、右脚裏に肉離れを起こしていることが判った。オナズィが、オスマンル・スポル戦には出場できる可能性はなく、1〜2週間はピッチに立てないことが明らかになった。

                 ルザ・チャルンバイ監督、、ホセ・ソーサかユスフ・ヤズジュを替わりに起用

 トラブゾン・スポルでは、オナズィとともに、累積警告で出場停止となるオカイ・ヨクシュルが、オスマンル・スポル戦ではプレーできない。ルザ・チャルンバイ監督は、オナズィとオカイ・ヨクシュルの欠場する中盤に、クチュカの横には、ここまで10番のポジションを担わせてきたホセ・ソーサか、左サイドで重用されてきたユスフ・ヤズジュの内、どちらかを起用するということが明らかになってきている。

                 ブラク・ユルマズの出場は不透明

 目下、トラブゾン・スポルでは、故障のため、チームと離れて屋内練習をしているブラク・ユルマズは、オスマンル・スポル戦に間に合うよう努力しているところだ。ブラク・ユルマズは、腹筋に痛みがあるが、オスマンル・スポル戦に間に合うには、篤い治療プログラムにかかっているということだ。



ゲンチレル・ビルリーイ 1:0 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+サバハ紙補綴 18. 4.10)

ジャイルトン・パライバ(左)セルダル・アズィズ(右)(ベイン・スポル) アルペル・ウルダー(ベイン・スポル)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第28節で、ゲンチレル・ビルリーイとアウェー戦を戦い、1:0で敗れた。この結果、ガラタサライは勝ち点が57に留まり、バシャクシェヒル・スポルに次いで2位で、今節を終えた。ガラタサライは、次節では、4月15日(日)に、アリ・サミ・エン・テュルク・テレコム・スタジアムに、バシャクシェヒル・スポルを迎え撃つ。

 この試合、ガラタサライの最初のゴール・チャンスは、前半7分にあった。ユネス・ベランダからのパスを受けたセルチュク・イナンが、ダイレクトでシュートを試みたが、ホップフを越えることはできなかった。同14分、ゲンチレル・ビルリーイがゴールに近づいた。マイコンのミスを咎めボールを得たマヌが、全くフリーになっていたデニズにパスを出した。デニズが、ムスレラをかわし放ったシュートは、枠に向かったが、際どく間に入ったマイコンが、ミスを取り返した。
 同18分、セルチュク・イナンが、再び、遠目からシュートを狙った。マリアーノ・フィーリョのセンタリングを、ロドリゲスが落とすと、走り込んで来たセルチュク・イナンがシュートを放ったのだが、今度もゴールを許さなかったのはホップフだった。同36分、ロドリゲスのシュートは、GKホップフが押さえ、同38分には、ホームのゲンチレル・ビルリーイの攻撃で、マヌのセンタリングに、ジャイルトンがヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行ってしまい、結局、前半は、両者無得点で終わった。
 後半、ガラタサライは、それまで以上にプレッシャーをかけて試合に臨んだ。同11分、バフェティンビ・ゴミスがゴールに迫った。組織的な攻撃の結果、ユネス・ベランダからパスを受けたバフェティンビ・ゴミスが放ったシュートは、際どいところで、パリトセヴィッチが足を出して防いだ。同26分、ゲンチレル・ビルリーイが危ない場面を作った。セシニョンのセンタリングに合わせて、パリトセヴィッチがヘディングシュートを試みたが、ボールは外に出て行っただけだった。同35分、途中投入されたライアン・ドンクが、コーナーキックのあと生まれた混戦のなかボールを得て、絶好機を迎えながら外に蹴り出してしまった。
 残りの時間、ゴールを求めて負荷をかけていったガラタサライだったが、チャンスを作り出すのに苦しんだ。ゲンチレル・ビルリーイの人数をかけたディフェンスを越えることのできなかったガラタサライは、同ロスタイム2分、カウンター攻撃を喰らい、アルペルのシュートを防ぎきれなかった。その結果、1:0で敗北を喫してしまったのだった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=ゼキ・ヤウル、ルーカス・クラロ、シャーレイ・パリトセヴィッチ、フローレッティン・ポグバ、アルペル・ウルダー=ジャイルトン・パライバ、ステファヌ・セシニョン、カマル・イサー(後半1分:アフメット・オーウズ)、エルヴィス・マヌ=デニズ・ユルマズ(後半16分:アレクサンダル・スケキッチ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、マイコン・ロケ、セルダル・アズィズ、長友佑都=セルチュク・イナン(後半34分:ライアン・ドンク)、フェルナンド・レゲス=ソフィアン・フェグリ、ユネス・ベランダ(後半15分:エレン・デルディヨク)、ガリー・ロドリゲス(後半24分:シナン・ギュムシュ)=バフェティンビ・ゴミス



フェネルバフチェ vs オスマンル・スポル(ベイン・スポル+フェネルバフチェ公式HP補綴 18. 4. 9)

ロベルト・ソルダード(フェネルバフチェ公式HP) アミヌ・ウマル(左)アルペル・ポトゥク(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグでの優勝争いから離されたくないフェネルバフチェが、オスマンル・スポルを、後半にあげたゴールで2:0でくだし、優勝のチャンスを、残り6試合に持ち込むことに成功した。一方のオスマンル・スポルは、降格圏に落ちてしまった。

 ウルケル・スタジアムで行われたこの試合、アイクト・コジャマン監督は、前節のカイセリ・スポル戦と比べて、選手交替を余儀なくされた。カイセリ・スポルでイエローカードをもらい、累積警告で出場停止となったアートゥフ・シェシューの替わりに、同監督はアルペル・ポトゥクを先発メンバーに起用した。
 オスマンル・スポルのイルファン・ブズ監督は、フェネルバフチェ戦では、1人の起用を替えただけだった。同監督は、前節のコンヤ・スポルと0:0で引き分けた試合で先発メンバーに起用したトルトル・ルマンザ・レンビを控えに回した。そして、その替わりには、ムサ・チャーウランを先発メンバーに入れた。ムサ・チャーウランは、8節ぶりに先発メンバーに名を連ねることになった。
 この試合の前半、フェネルバフチェは、オスマンル・スポルのディフェンスの裏をとるようなチャンスを作り出すことはできなかった。単に、セットプレーから効果的な攻めを模索するに過ぎなかった。前半は、両者ともに、大きなチャンスを掴むことができず、0:0のまま終わったのだった。
 後半に、マテュー・ヴァルブエナが投入された。そして、フェネルバフチェは、より速いパス回しでゴールを模索した。だが、フェネルバフチェのゴールは、またしてもセットプレーから生まれたものだった。トルコ・リーグで、最も多く、セットプレーからゴールを生んでいるクラブのフェネルバフチェは、同9分、マルティン・シュクルテルが、求めていたゴールを決めた。マテュー・ヴァルブエナが、右コーナーキックを蹴ると、PKポイント上でいいジャンプをしたマルティン・シュクルテルがヘッドで合わせると、GKカルセマルカスがキャッチしたが、ハリル・ウムト・メレル線審が、ゴールライン内側に入っているとしてゴールを認定した。1:0。
 フェネルバフチェは、同15分、点差を2と拡げた。中盤で奪ったボールを持ちペナルティエリア内へと入ったジュニオール・フェルナンデスがシュートを放つと、バーを直撃してピッチに跳ね返った。そのボールの仕上げをしたのは、詰めていた、ここ数節のゴールゲッターとなっているロベルト・ソルダードだった。2:0。なお、ロベルト・ソルダードは、ここ2試合で3ゴールを決めたことになる。
 残りの時間、フェネルバフチェが、試合をコントロールしたままだった。だが、オスマンル・スポルのディフェンスが上がっていたために、大きなチャンスを掴むことができなかった。
 この試合を2:0で制したフェネルバフチェは、カイセリ・スポル戦の勝利に次いで2連勝を遂げた。そして、勝ち点を54に伸ばし、優勝争いを継続することとなった。一方のオスマンル・スポルは、勝ち点28に留まったままだ。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、アルペル・ポトゥク(後半1分:マシューー・ヴァルブエナ)=ロベルト・ソルダード(後半30分:フェルナンダオ)、ジュリアーノ・デ・パウラ(後半ロスタイム1分:エリフ・エルマス)
【オスマンル・スポル】ズィドゥルナス・カルセマルカス=ムハメド・バユル、ヤルチュン・アイハン、アヌル・カラエル、ティアゴ・ピント=ジェイフン・ギュルセラム(後半44分:メフメット・ギュヴェン)、ムサ・チャーウラン(後半19分:トルトル・ルマンザ・レンビ)=アドゥリアン・レガッティン、セルダル・ギュレル、アミヌ・ウマル(後半23分:ソコル・チカレシ)=メフメット・バッタル



ベシクタシュ 5:1 ギョズテペ(イエニ・シャファク紙 18. 4. 8)

ガリー・メデル(左)ラジコ・ロットマン(右)(ベシクタシュ公式HP) タリシカ(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第28節で、ギョズテペを5:1でくだし、首位を追走続けることとなった。ベシクタシュのゴールは、タリシカ、ガリー・メデル、トシッチ、サイル・ラリン、ライアン・バベルがあげたものである。

                 試合経過

 前半14分、ジャネル・エルキンがフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内で、タリシカがヘディングシュートを試みるも、ボールは、GKベトがキャッチした。
 同19分、ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたタリシカがヘディングシュートを試みると、これがゴールとなった。1:0。同26分、左サイドでボールを得たライアン・バベルが、ペナルティエリアの外へ回したパスを受け、ガリー・メデルがシュートを放つと、ボールは、ギョズテペのゴールネットを揺らしたのだった。2:0。
 後半2分、ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ネグレドが、それに合わせてヘディングシュートを放ったが、ボールは、GKベトがキャッチした。
 同19分、ベシクタシュが、3点目となるゴールを決めた。ジャネル・エルキンが蹴ったコーナーキックを、ネジプ・ウイサルが、ニアサイドで浮かした。そのボールに合わせて、トシッチがヘディングシュートを試みると、ゴールが決まったのだった。3:0。同26分、ギョズテペにゴールが生まれた。ポコが、左サイドで奪ったボールを持って、相手選手をすり抜け、スピードに乗ってペナルティエリア内へと持ち込み、ボールを、ハリル・アクブナルに出した。そのハリル・アクブナルがシューを放つと、ゴールが決まったのだった。3:1。
 同28分、デンバ・バが、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から強烈なシュートを放った。ボールは、バーを直撃してピッチに跳ね返った。
 同41分、ベシクタシュが、スコアを4:1とした。ムスタファ・ペテクメクが、相手ディフェンスの裏に出したパスに反応したサイル・ラリンが、GKと1対1となり、狙い澄ましたシュートを放つと、これがゴールとなったのだった。同42分、ベシクタシュの5つ目のゴールが生まれた。ガリー・メデルが、相手ディフェンスの裏に走ったタリシカにボールを出した。GKと1対1となったタリシカは、ボールを、ライアン・バベルに預けた。そのライアン・バベルが、がら空きとなったゴールに放り込んだのだった。5:1。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=アドリアーノ・コッレイラ、ペペ、ドゥスコ・トシッチ、ジャネル・エルキン(後半38分:サイル・ラリン)=ネジプ・ウイサル、ガリー・メデル=イェレマイン・レンス(後半31分:ドマゴイ・ヴィダ)、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド(後半28分:ムスタファ・ペテクメク)
【ギョズテペ】ギュナイ・ギュヴェンチ=サブリ・サルオウル、ワラス・レイス、レオ・シュヴェフレン、タンジュ・カイハン(後半38分:アクセル・ンガンド)=ラジコ・ロットマン、アンドレ・ポコ、セルチュク・シャヒン(後半5分:タイフル・ビンギョル)=アンドレ・カストロ、デンバ・バ、ハリル・アクブナル



バシャクシェヒル・スポル 1:0 新マラテヤ・スポル(ハベル・テュルク紙 18. 4. 7)

バシャクシェヒル・スポル、歓喜(ハベル・テュルク紙) エディン・ヴィスチ(上)アデム・ブユック(下)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第28節に2位で臨んだバシャクシェヒル・スポルが、ファーティフ・テリム・スタジアムに、勝ち点37の新マラテヤ・スポルを迎えた。バシャクシェヒル・スポルは、エリアのゴールで1:0で勝ち、勝ち点を59に伸ばした。そして、試合数が多い中だが、ガラタサライを捉えた。

 優勝争いを繰り広げるクラブのバシャクシェヒル・スポルが、ホームに、今季の活躍が目立つクラブの1つ新マラテヤ・スポルを迎えた。アウェーの新マラテヤ・スポルに対し、苦しむことのなかったバシャクシェヒル・スポルは、平静に試合を進め、この試合を1:0で制し、試合数が多い中だが、首位の座に就いた。そして、優勝争いを繰り広げるライバルチームの結果を待つことになった。
 試合開始早々に優位に立ったのは、アウェーの新マラテヤ・スポルの方だった。試合開始まだ2分というところで、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前から、ラフマン・ブーラ・チャーウランがシュートを試みたが、枠を捉えることはなかった。
 バシャクシェヒル・スポルは、この時間以後、試合の主導権を握った。ホームのバシャクシェヒル・スポルは、同18分、エルジェロ・エリアのゴールで1:0と先制した。エディン・ヴィスチャが、ペナルティエリアの右側から入れたセンタリングに反応して、ファーサイドで動き出していたオランダ人選手エルジェロ・エリアが合わせると、スコアを1:0とするゴールが決まったのだった。エディン・ヴィスチャは、このゴールで、14個目のアシストを記録した。
 新マラテヤ・スポルは、このゴールをあと、動こうと努めていた。同30分には、ミカエル・ペレイラが、バシャクシェヒル・スポルのディフェンスを混乱させようとしたが、ホームのバシャクシェヒル・スポルは、相手に対しチャンスとなるような動きをさせなかった。
 同36分、バシャクシェヒル・スポルが、2点目のゴールに、とっても近づいた。アルダ・トゥランのパスを、左タッチライン際で受けたエリアが、相手選手をかわして、PKポイントに向け、危険なセンタリングを入れた。だが、その位置にいたアデバヨールも、エディン・ヴィスチャも、そのボールを生かすことができなかった。そして、前半は、エリアがあげたゴール以外の新たなゴールは生まれずに終わった。
 この試合の後半は、テンポが落ちた。バシャクシェヒル・スポルは、ボールを回し、相手選手を疲れさせようとしていた。バシャクシェヒル・スポルのボール支配率は70%を上回り、パスの正確さは90%を上回っていた。
 バシャクシェヒル・スポルのエマニュエル・アデバヨールが、同26分、故障を発生させ、プレー続行が不可能となった。替わりに投入されたのはリアド・バジッチだった。
 同39分、バシャクシェヒル・スポルが、とってもゴールに近づいた。アルダ・トゥランのパスを、ペナルティエリア内で得たバジッチがシュートを放ったが、枠を捉えることはなかった。
 同42分、新マラテヤ・スポルが、相手ゴール前で危険な場面を作った。ペナルティエリア内ゴール右斜め前でボールを得たブタイブがシュートを放ったが、ヴォルカン・ババジャンが外に出した。
 試合の残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、結局、バシャクシェヒル・スポルが1:0で勝利を収めた。勝ち点を59に伸ばしたバシャクシェヒル・スポルは、来週対戦するガラタサライを、試合数が多い中だが、勝ち点57のガラタサライを抜いて首位に立った。一方の新マラテヤ・スポルは、勝ち点37で、今節を終えた。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、マフムト・テクデミル、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=エムレ・ベレズオウル、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半ロスタイム1分:ギョクハン・インレル)=エディン・ヴィスチャ、アルダ・トゥラン、エルジェロ・エリア(後半40分:ケリム・フライ)=エマニュエル・アデバヨール(後半27分:リヤド・バジッチ)
【新マラテヤ・スポル】エルタチ・オズビル=イッサム・チェバケ、サドゥク・チフトプナル、アルトゥーロ・ミナ、アリ・シソッコ(後半19分:ジルベルト)=ムラト・ユルドゥルム、ラーマン・ブーラ・チャーウラン=ミカエル・ペレイラ(後半32分:エレン・トズル)、アイタッチ・カラ、アデム・ブユック(後半40分:ベルク・ユルドゥズ)=カリド・ブータイブ



トラブゾン・スポル、狙いは勝ち点3(TRT 18. 4. 6)

ルザ・チャルンバイ監督(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第27節のガラタサライ戦での敗戦で、ヨーロッパのカップ戦への参戦に大きな損失を得てしまったトラブゾン・スポルが、明日、ホームに迎えるカイセリ・スポルとの一戦で、勝ち点3を得て、ヨーロッパへの希望を持ち続けようとしている。

 トルコ・リーグで勝ち点42を得て5位につけながらも、同4位のフェネルバフチェには勝ち点で9離されてしまっているトラブゾン・スポルが、明日、ホームに、勝ち点41のカイセリ・スポルを迎える。トラブゾン・スポルは、この試合に勝ち、ヨーロッパへの希望を持ち続けようと努めることになろう。午後4時試合開始で、メディカル・パルク・スタジアムで行われるこの一戦を裁くのはアリ・パラブユックだ。

                  メンバーはいじらざるをえず

 トラブゾン・スポルでは、この試合を前に、エステバンとヤン・ドゥリカの故障は続いたままだ。治療が完了したカスティリョとベロは、メンバー入りが可能だということが明らかになっている。トラブゾン・スポルのルザ・チャルンバイ監督は、前のガラタサライ戦に起用した先発メンバーから、またしても強制的にいじらざるをえないことになっている。同監督は、出場停止のホセ・ソーサの替わりに、アブドゥルカディル・オミュルを起用するものと考えられてる。

                  トラブゾン・スポルの予想先発メンバー

 オヌル・レジェプ・クヴラク、ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、トマス・フボチャン、フィリップ・ノヴァク、オカイ・ヨクシュル、ユライ・クチュカ、オルジャイ・シャハン、ユスフ・ヤズジュ、アブドゥルカディル・オミュル、ブラク・ユルマズ。



ワグナー・ラウから悪い知らせ! ベシクタシュが公表(アクシャム紙+ハベル・テュルク紙 18. 4. 5)

ワグナー・ラウ(ハベル・テュルク紙)  ベシクタシュで、ブラジル人選手ワグナー・ラウから飛び込んだ知らせに肝を冷やしている。ワグナー・ラウが肉離れを起こしたことが明らかにされた。

 ベシクタシュが公表した内容は、以下の通りだ。
 「ワグナー・ラウが、昨日の朝行われた練習で、右脚下部の脛の筋肉に痛みを感じたため行われた精密検査の結果、ヒラメ筋に肉離れを起こしていることが判明した。ワグナー・ラウに対する治療は、既に着手されている」。
 また、この件に関し、フィクレト・オルマン理事長は、次のような談話を発表している。「ワグナー・ラウは、今節の試合に出ることは難しい。でも、ネグレドはとっても活躍してくれている。それとともに、オランダ代表のセンターフォワードを、先週務めたライアン・バベルもいる。ムスタファ・ペテクメクもいる。欠ける選手がいたとしても、ベシクタシュは、どの試合でも勝てる、そういったチームだ」。



シェノル・ギュネシュ監督、ギョズテペ戦に注目のメンバー起用(ファナティック紙 18. 4. 4)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙)  膝の痛みから、この2日間、練習に加わらなかったギョクハン・ギョヌルは、深刻なことはないことが判った。シェノル・ギュネシュ監督は、ボランチに、ガリー・メデルとアドリアーノ・コッレイラを並べるつもりをしている。

 トルコ・リーグ第27節で、アランヤ・スポルを1:0で退けたベシクタシュが、かなり苦しんでいる。ベシクタシュは、今節、厳しい戦いが予想される。ホームにギョズテペを迎えるベシクタシュは、アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン、オウズハン・オズヤクプ、クアレスマといった選手が、累積警告で試合に出ることができないのだ。

                  ネジプ・ウイサルは控えに

 同監督は、ギョズテペ戦でピッチに送り出す先発メンバーを、徐々に作り出している。ギョクハン・ギョヌルは、膝の痛みから、この2日間、練習に、その姿はなかった。だが、メディカル・スタッフからの情報によると、土曜日の試合に出場できないような問題ではないということだ。
 同監督は、それに基づいて準備をしている。ボランチには、ガリー・メデルと並んで、アドリアーノ・コッレイラを起用することを考えている。アドリアーノ・コッレイラを、以前、このポジションで使ったことのある同監督は、ネジプ・ウイサルは控えに置くことになろう。しかし、試合の進行具合で、守備強化が必要な場合には、ネジプ・ウイサルを投入することになろう。
 一方、中盤の右サイドには、イェレマイン・レンスを起用すると思われる同監督は、トップの位置には、ネグレドとワグナー・ラウとの間で決断がついていない。



ベシクタシュ vs ゲンチレル・ビルリーイ(ベイン・スポル+TRT補綴 18. 3.11)

タリスカ(ヒュリエット紙) アフメット・オーウズ(左)ライアン・バベル(右)(ハベル・テュルク紙)  フェネルバフチェとトラブゾン・スポルを負かし、優勝への熱い思いを見せているベシクタシュが、ゲンチレル・ビルリーイとの一戦でとりこぼしはしなかった。そして、首位に一歩近づいたのだった。

 トルコ・リーグ第25節で、ベシクタシュは、ゲンチレル・ビルリーイを1:0で撃破した。
 ゲンチレル・ビルリーイをホームに迎えたベシクタシュは、前節のトラブゾン・スポル戦に比べて、1人だけ選手交替を行った。ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督は、前節のトラブゾン・スポル戦で先発メンバーとして起用したワグナー・ラウを、このゲンチレル・ビルリーイ戦では控えに回したのだった。トラブゾン・スポル戦では、途中から起用され、ライアン・バベルの決めたゴールのお膳立てをしたアルヴァロ・ネグレドを、このゲンチレル・ビルリーイ戦では先発メンバーに入れたのだった。
 ベシクタシュは、このゲンチレル・ビルリーイ戦では、2人の重要な選手を欠いていた。トルコ杯のフェネルバフチェ戦で、足の親指の骨折をしたぺぺが、トラブゾン・スポル戦同様、登録メンバーに入れられることはなかった。フェネルバフチェ戦でレッドカードをもらい、5試合の出場停止を課せられたリカルド・クアレスマが、トルコ・リーグに出場できなかったのは、2度目のことになる。なお、ペペとクアレスマは、スタンドで並んで、この試合を観戦していた。
 ヴォーダフォン・アリーナで行われたこの試合の前半、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンスの錠前の開けるのに苦しんていたベシクタシュだったが、バベルとネグレドにより掴んだチャンスだったが、ゴールに繋げることは叶わなかった。前半の終盤、セシニョンの蹴ったフリーキックは、ファブリがゴールを許さなかった。そして、前半は、両者無得点で終わった。
 後半、ギアを入れたベシクタシュが、ゴールを決めるまでには、さほど時間は要しなかった。同8分、トルガイ・アルスランのスルーパスを、ペナルティエリア内で得たタリシカがシュートを放つと、GKホップフが防ごうとしたが、ゲンチレル・ビルリーイのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。残りの時間では、他のゴールは生まれず、ベシクタシュが、この試合を1:0で制したのだった。
 これで、3連勝を遂げたベシクタシュは、勝ち点を50とし2位に上がった。一方、2連敗のゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点26に留まった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ・コッレイラ=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン=イェレマイン・レンス(後半19分:ジャネル・エルキン)、アンデルソン・タリシカ(後半37分:オウズハン・オズヤクプ)、ライアン・バベル=アルヴァロ・ネグレド(後半29分:ワグナー・ラウ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、フローレッティン・ポグバ、アルペル・ウルダー(後半14分:アブドゥル・カリリ)、ウーウル・チフトチ=アレクサンダル・スケキッチ、マルコ・ミリンコヴィッチ=ジャイルトン・パライバ(後半分:ゼキ・ヤウル)、ステファヌ・セシニョン、アイドゥン・カラブルト(後半23分:エルヴィス・マヌ)=ペタル・スクレティッチ



アランヤ・スポル 4:1 バシャクシェヒル・スポル(ファナティック紙+ハベル・テュルク紙補綴 18. 3.10)

ジュニオール・フェルナンデス(ベイン・スポル) バジッチ(左)ウエリントン・シルヴァ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第25節は、素晴らしい攻防でオープンした。アランヤ・スポルが、ホームでバシャクシェヒル・スポルを4:1でくだし、黄金の如き勝ち点3を手に入れた。アランヤ・スポルに勝利をもたらしたゴールは、ジュニオール・フェルナンデス(2)、エフェジャン・カラジャ、エムレ・アクババがあげたのに対し、バシャクシェヒル・スポル唯一のゴールは、バジッチの決めたものだった。メスト・バッカルを監督に迎えたアランヤ・スポルは、これで2連勝だ。

 トルコ・リーグ第25節は、とっても重要な試合で始まった。ガラタサライと同勝ち点で首位を分け合っているバシャクシェヒル・スポルが、アランヤ・スポルと対戦したのだ。アランヤ・スポルは、今節の開幕試合で、強豪バシャクシェヒル・スポルを4:1でくだした。そのスコアは驚異のものだ。
 この結果、バシャクシェヒル・スポルは、勝ち点50で2位に留まり、アランヤ・スポルは、勝ち点を27に伸ばし13位に上がった。
 この試合、かなりいい始まり方をしたのはアランヤ・スポルの方だった。前半32分、チリ人選手ジュニオール・フェルナンデスがゴールを決め、この試合の脅威のスコアをもたらす立役者になった。左サイドで生まれた攻撃で、ムビラが、ジュニオール・フェルナンデスにヒールパスを出した。アタマーをかわしたジュニオール・フェルナンデスは、ペナルティエリアのゴール左斜め前からシュートを放つと、ボールは、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。1:0。
 前半は、アランヤ・スポルがリードを保ったまま終わったが、後半に入るにあたり、アブドラハ・アヴジュ監督は、モッソーロを下げ、FWのバジッチを投入した。
 両者の攻撃が交錯する状態が続いたが、タハ・ヤルチュナルのアシストをうまく活かしたエフェジャン・カラジャが、点差を2と拡げるゴールを決めた。同21分、アランヤ・スポルの左サイドからの攻撃で、ジュニオール・フェルナンデスが、ペナルティエリア内にいたタハ・ヤルチュナルにボールを出した。そのタハ・ヤルチュナルが、ファーサイドにグランダーのパスを出すと、そのボールをコントロールしたエフェジャン・カラジャが、GKヴォルカン・ババジャンの頭上を抜けるゴールを決めたのだった。2:0。バシャクシェヒル・スポルは、2:0とリードを許した上に、悪いことがストッパーのエピュロヌから起こった。最初のイエローカードを、同19分にもらっていたエピュロヌが、同26分にもらった2枚目のイエローカードで退場となってしまったのだ。これで、エピュロヌは、次節のベシクタシュ戦には出場停止となってしまった。
 レッドカードが出て、プレーの調子が落ちたバシャクシェヒル・スポルは、同36分、エムレ・アクババの決めたゴールで、3:0と点差を拡げられてしまった。中盤でボールを得たジェンク・アフメット・アルクルチのパスを受け、ペナルティエリア内へと入ったジュニオール・フェルナンデスが、PKポイントにいたエムレ・アクババにボールを出した。そのエムレ・アクババの狙い澄ましたシュートは、バシャクシェヒル・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。3:0。同39分には、バジッチが、点差を2と縮めるゴールを決めた。左サイドから起こったバシャクシェヒル・スポルの攻撃で、エリアがペナルティエリア内へと持ち込み、ボールをニアサイドに向け出した。それに合わせて、バジッチが放ったシュートは、GKハイダル・ユルマズを抜け、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。3:1。そして、この試合のスコアを決するゴールは、同43分、ジュニオール・フェルナンデスから生まれた。アランヤ・スポルのスピードに乗った攻撃で、ボールを持ったジュニオール・フェルナンデスが、まずアタマーを抜け、最後には、GKヴォルカン・ババジャンをもフェイントでかわし、ゴールを決めてしまったのだった。4:1。
 累積警告による出場停止一歩手前だったエムレ・ベレズオウルは、後半ロスタイム1分にイエローカードをもらい、ベシクタシュ戦には出場できなくなってしまった。

【アランヤ・スポル】ハイダル・ユルマズ=ラミネ・ガッサマ、ウエリントン・シルヴァ、ギオルゴス・ツァヴェラス、ファブリス・ンサカラ=イサク・サーキー、タハ・ヤルチュナル(後半39分:ママドゥ・フォファナ)=エフェジャン・カラジャ(後半34分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス=セルゲ・ムビラ・エタメ(後半22分:ルーカス・ヴィラファネス)
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソーロ(後半1分:リヤド・バジッチ)、ケリム・フライ(後半34分:エルジェロ・エリア)=メヴルト・エルディンチ(後半24分:ステファノ・ナポレオーニ)



ペペ、バシャクシェヒル・スポル戦でピッチに(サバハ紙 18. 3. 9)

シェノル・ギュネシュ監督(ベシクタシュ公式HP) ぺぺ(ファナティック紙)  以前、復帰には1ヶ月はかかると発表されていたベシクタシュのペペは。3月18日に行われる重要なバシャクシェヒル・スポル戦に、特別なバンテージを使い出場する可能性があることが明らかになった。

 フェネルバフチェと2:2という結果を生んだ、トルコ杯準決勝第1戦で、右足親指の骨折をして、復帰には1ヶ月を要すると発表されていたペペからベシクタシュ首脳陣に、いい知らせが届いた。トラブゾン・スポルとのアウェー戦には登録メンバーにも入れられなかったペペは、明日のゲンチレル・ビルリーイ戦にも出場できないが、3月18日のバシャクシェヒル・スポル戦には、特別なバンテージを付けてプレーできることが明らかになった。ぺぺは、3月14日のチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦でもプレーしたい意向だが、どの選手といえども、完治しない前にプレーさせないことで知られているシェノル・ギュネシュ監督は、その意向には目を向けていないと言われている。



アイクト・コジャマン監督、メフメット・エキジについて決断(ハベル・テュルク紙 18. 3. 8)

アイクト・コジャマン監督(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・エキジ(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェで、アイクト・コジャマン監督が、新マラテヤ・スポルとのアウェー戦で、メフメット・エキジを先発メンバーとして起用する準備をしていることが判明した。

 フェネルバフチェで、全ての目はメフメット・エキジに向けられている。メフメット・エキジが、アクヒサル・スポル戦で、途中から起用されたことに、全組織を上げて、大きな反発を生んでいるのだ。新マラテヤ・スポルと、今週末戦う難しい試合に向けて、同監督が、今度は、メフメット・エキジを先発メンバーに入れる準備をしていることが判ってきた。昨日始まった練習で、メフメット・エキジは、特別練習で、試合に備える準備をしているところだ。



トラブゾン・スポル、ストッパーに苦しむ(ファナティック紙 18. 3. 7)

ルザ・チャルンバイ監督(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第25節でアウェーでアクヒサル・スポルと対戦するトラブゾン・スポルが、ストッパーで困っている。

 故障で治療が続いているムスタファ・アクバシュとともに、ベシクタシュ戦で受けた打撲により、肋骨にひびが入り、少なくとも3週間はピッチに立てないと考えられているヤン・ドゥリカが、アクヒサル・スポル戦には出場できなくなったことが、首脳陣を困らせているのだ。

                  選択の余地なし

 トラブゾン・スポルで、ムスタファ・アクバシュとヤン・ドゥリカが故障のため、アクヒサル・スポル戦を前に、ウーウル・デミロクとトマス・フボチャン以外、ストッパーは残らなくなってしまった。ルザ・チャルンバイ監督が、このため大きな困惑に陥っていること、また、メンバーには、若いストッパーであるヒュセイン・テュルクメンを入れることになることが明らかになっている。



「怒涛」の名に値するのは、ベシクタシュ(タクヴィム紙+TRT補綴 18. 3. 6)

トマス・フボチャン(左)ワグナー・ラウ(中)ユライ・クチュカ(右)(ミリエット紙) ライアン・バベル(ベイン・スポル)  難しいアウェー戦で、ベシクタシュは、ゴールを求めて、長い間、待った。後半26分、アルヴァロ・ネグレドが、ライアン・バベルにお膳立てをしてゴールが決まった。その8分後、またしても、ネグレドがお膳立てをした。そして、バベルがオヌル・レジェプ・クヴラクを捉えたのだった。ベシクタシュは、上に立つライバルチームに、「しっかりと立ってろよ。追いかけるから」とのメッセージを出したのだった。

 前節、ホームで、フェネルバフチェを3:1でくだしたベシクタシュは、昨日、トラブゾン・スポルをアウェーで0:2でくだし、優勝への大きな関門を乗り越えた。前半25分、左サイドからペナルティエリア内へ向け、バベルが、グランダーのセンタリングを入れたが、ボールに、ワグナー・ラウが触れることができず、外に出て行ってしまった。

                  ワグナー・ラウ、大きなチャンスを逸す

 同38分、ベシクタシュが危険な場面を作り出した。タリシカのパスを受け、ボールを持って、ペナルティエリアのゴール右斜め前に入ったラウが、絶好の位置からシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。同42分、ンドエが、遠目からのシュートを試みたが、GKファブリに収まっただけだった。

                  タリシカが打った、オヌルが外に出した

 同43分、ライアン・バベルの素晴らしいスルーパスに反応して、ディフェンダーの裏を取りボールはを得たタリシカが、GKと1対1となり放ったシュートは、GKオヌル・レジェプ・クヴラクが、両足を使い防ぎ、危機を防いだ。そして、前半は0:0のまま終わった。後半10分、オルジャイ・シャハンは、絶好の位置からシュートを試みたが、あまりにもシュートがひどかった。

                  ネグレドが入り、様相が変わった

. 同26分、ベシクタシュが先制した。ペナルティエリア内で生じた混戦のなか、ネグレドのパスを受けたライアン・バベルの放ったシュートでゴールが決まったのだった。0:1。同33分、ネグレドとの壁パスでボールを得たライアン・バベルが、スコアを決するゴールを決めたのだった。0:2。

【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、トマス・フボチャン、ヤン・ドゥリカ、フィリップ・ノヴァク=オカイ・ヨクシュル、ユライ・クチュカ(後半20分:フーゴ・ロダレガ)=アブドゥルカディル・オミュル、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン(後半20分:ユスフ・ヤズジュ)=ダメ・ンドエ
【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ガリー・メデル、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ・コッレイラ(後半20分:ジャネル・エルキン)=アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスラン=イェレマイン・レンス(後半41分:ムスタファ・ペテクメク)、アンデルソン・タリシカ、ライアン・バベル=ワグナー・ラウ(後半13分:アルヴァロ・ネグレド)



フェネルバフチェ 2:3 アクヒサル・スポル(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 18. 3. 5)

セルジーニョを讃える(ヒュリエット紙) ナビル・ディラル(後)ダニエル・ラルソン(前)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ・リーグ第24節、フェネルバフチェは、ホームでアクヒサル・スポルに2:3で敗れ、優勝争いに大きな痛手を蒙った。フェネルバフチェは、バシャクシェヒル・スポルとガラタサライより、勝ち点で6、後塵を拝すことになってしまった。試合終了後には、「フロントの退陣」を求める声が上がっていた。

 トルコ・リーグ第24節,、フェネルバフチェは、ホームにアクヒサル・スポルを迎えた。前節、ベシクタシュに敗れているフェネルバフチェは、必勝をめざしてピッチに立った。一方のアクヒサル・スポルのオカン・ブルク監督は、出場停止のため、ベンチに、その姿はなかった。
 前半14分、セルジーニョのゴールが決まり、カドゥキョイに衝撃が始まった。オメル・バイラムの蹴ったフリーキックに、ニアサイドに向かい動き出していたセルジーニョがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットが揺らいだだった。0:1。
 同35分、アクヒサル・スポルが、セレズノフのゴールで、点差を2と拡げた。左サイドで得たボールを、ペナルティエリア内へ持ち込み、ゴールライン際まで進んだムーダト・チェリクが、ボールを、PKポイント辺りのいい位置いたセレズノフに出した。このウクライナ人選手セレズノフは、ダイレクトでシュートを放つと。ボールは、GKカメニが防ごうとしたが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。0:2。そして、前半は、アウェーのアクヒサル・スポルが、0:2とリードして終わった。
 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、後半に臨むにあたり、マウリシオ・イスラとアートゥフ・シェシューの交替を行った。同12分、ジュリアーノ・デ・パウラがゴールを決め、フェネルバフチェに希望を与えた。ハサン・アリ・カルドゥルが、左サイドからセンタリングを入れると、ファーサイドにいたナビル・ディラルがボールを落とし、そのコースに跳びこんで来たジュリアーノ・デ・パウラのヘディングシュートが、アクヒサル・スポルのゴールネットに収まったのだった。1:2。だが、その僅か2分後、ラルソンが、点差を、再び2と拡げるゴールを決めた。右サイドで得たボールを持ち、ハサン・アリ・カルドゥムをすり抜けたエライ・アタセヴェンがセンタリングを入れると、そのコースに向かい動き出したラルソンが、いいタイミングでヘッドで合わせると、ゴールが決まったのだった。1:3。
 同22分、後半から投入されたアートゥフ・シェシューが、スコアを2:3とするゴールを決めた。ジュリアーノ・デ・パウラのパスを、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で得たハサン・アリ・カルドゥルムが、いい位置取りをしていたアートゥフ・シェシューに出した。モロッコ人選手アートゥフ・シェシューが、ペナルティエリア・ラインのすぐ内側から狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKルカッチの左を抜けゴールネットに収まったのだった。2:3。同24分には、マテュー・ヴァルブエナに替えてロベルト・ソルダードが、同35分には、ジョゼフ・デ・ソーサに替えてメフメット・エキジが投入された。このれらの交替は、フェネルバフチェに問題解決とはならなかった。そして、試合は、アクヒサル・スポルが、2:3とリードを保ったまま終わった。
 アクヒサル・スポルは、これで、トルコ・リーグで4連勝を飾り、勝ち点を33に伸ばした。ベシクタシュに次いで、アクヒサル・スポルにも敗れたフェネルバフチェは、勝ち点は44に留まった。これで、フェネルバフチェは、トルコ・リーグ残すところ10節となったところで、バシャクシェヒル・スポルとガラタサライから、勝ち点で6離されることになった。
 試合後、スタンドでは、「フロント辞めろ」のデモンストレーションが行われていた。

【フェネルバフチェ】カルロス・カメニ=マウリシオ・イスラ(後半1分:アートゥフ・シェシュー)、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=ナビル・ディラル、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ(後半35分:メフメット・エキジ)、マシューー・ヴァルブエナ(後半24分:ロベルト・ソルダード)=ジュリアーノ・デ・パウラ、フェルナンダオ
【アクヒサル・スポル】ミラン・ルカッチ=ミゲル・ロペス、ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、オメル・バイラム=アブドゥル・シソコ、エライ・アタセヴェン(後半28分:ダニー・ヌンコ)=ムーダト・チェリク、セルジーニョ・ミネイロ、ダニエル・ラルソン(後半43分;オヌル・アユク)=エウゲン・セレズノフ(後半40分:パウロ・エンリケ)



バシャクシェヒル・スポル、首位を追走(サバハ紙 18. 3. 4)

ケリム・フライ(左)サブリ・サルオウル(右)(ベイン・スポル) アレクサンドゥル・エピュロヌ(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  優勝争いをしているバシャクシェヒル・スポルが、ホームで、ギョズテペを、エピュロヌとメヴルト・エルディンチのゴールでくだし、前節、ゲンチレル・ビルリーイ戦で失った勝ち点2を補填した。この結果、得失点差で2位をキープした。

 バシャクシェヒル・スポルでは、故障が癒えていないアルダ・トゥランは、今節もチームに、その顔はなかった。前半、アウェーのギョズテペが、好機を活かせなかったのに対し、同17分、ホームのバシャクシェヒル・スポルは、マフムト・テクデミルの放ったシュートは、上のバーを直撃してピッチに跳ね返った。バシャクシェヒル・スポルは、求めていたゴールを、同ロスタイム1分、エピュロヌのヘッドがもたらした。エムレ・ベレズオウルが、フリーキックでアシストをして、この得点に貢献した。後半、試合の主導権を握ったバシャクシェヒル・スポルは、アデバヨールに替えて投入されたメヴルト・エルディンチが、点差を2と拡げるゴールを決めた。同36分、右サイドから内へと切れ込んだエディン・ヴィスチャが、ファーサイドでフリーになっていたメヴルト・エルディンチにボールを送った。そのメヴルト・エルディンチが、ヘッドで合わせると、この試合のスコアが決したのだった。
 37歳になっているエムレ・ベレズオウルは、チームで最も活躍した選手の1人だった。この日、エムレ・ベレズオウルは、バシャクシェヒル・スポルの1点目でアシストを記録した。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、ジョゼフ・アタマー、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ガエル・クリシー=マフムト・テクデミル、エムレ・ベレズオウル(後半44分:ギョクハン・インレル)=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソロ(後半27分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、ケリム・フライ=エマニュエル・アデバヨール(後半33分:メヴルト・エルディンチ)
【ギョズテペ】ギュナイ・ギュヴェンチ=サブリ・サルオウル、ワラス・レイス、ミロス・コサノヴィッチ、レオ・シュヴェフレン=セルチュク・シャヒン(後半14分:ラジコ・ロットマン)、アンドレ・カストロ=ハリル・アクブナル(後半33分:ナビル・ギラス)、、アンドレ・ポコ、ヨアン・グーフラン(後半27分:オスカー・スカリオーネ)=デンバ・バ



ブルサ・スポル 1:0 カイセリ・スポル(ハベル・テュルク紙 18. 3. 3)

スタンク(ハベル・テュルク紙) アルテム・クラヴェッツ(左)バルシュ・ヤルドゥルムジュ(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第24節開幕試合、ブルサ・スポルは、ホームに迎えたカイセリ・スポルを1:0でくだした。この試合の唯一のゴールは、パブロ・バッターシャのアシストを受けたボグダン・スタンクがあげた。この勝利は、ブルサ・スポルにとっては10試合ぶりのものだった。

 トルコ・リーグ第24節の開幕試合となったブルサ・スポルとカイセリ・スポルの一戦は、ブルサ市立スタジアムで行われた。

                  アシストはバッターシャ、ゴールはスタンク

 前半は、両者ともに、ゴールチャンスを掴みながら、それをゴールに繋げることができず、0:0のまま終わった。後半は、この試合の勝者ブルサ・スポルが、試合の主導権を握って始まった。そして、ゴールは、76分間待ったブルサ・スポルが、バッターシャのアシストを受けたスタンクがあげ、1:0と先制したのだった。
 このゴールのあとも、試合の主導権を失わなかったブルサ・スポルが、長い間、望んでいた勝ち点3を手にして、大きく深呼吸をすることとなった。ブルサ・スポルは、勝ち点3を得て10位に上がり、そして総勝ち点は30となった。カイセリ・スポルは、勝ち点38のままで5位だ。ブルサ・スポルは、この勝利で、9試合連続勝ててなかったことに終わりを告げた。

                  試合経過

 前半8分、ホームのブルサ・スポルの攻撃で、ケンボーが、右サイドからカイセリ・スポルのペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。それに、ユスフ・エルドーアンが、ヘッドで合わせたが、ボールは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行ってしまった。
 同31分、カイセリ・スポルのペナルティエリア内でボールを得たスタンクが、ボールをケンボーに出すと、ケンボーが、それに合わせてシュートを試みたが、GKルングが押さえた。
 同33分、アズィズ・エラルタイが、左サイドからカイセリ・スポルのペナルティエリアに向け入れたセンタリングに、ファーサイドにいたスタンクが、ヘッドでケンボーの前に落とした。ケンボーがシュートを放ったが、GKルングが、パンチングで大きくクリアしてしまった。
 同38分、カイセリ・スポルのペナルティエリアのゴール左斜め前でボールを得たバッターシャが放ったシュートは、GKルングがキャッチした。そして、前半は、両者ゴールを決められずに終わった。
 後半11分、バルシュが、右サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内でユスフ・エルドーアンが合わせてシュートを放ったが、ボールは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同31分、バッターシャのスルーパスに反応して、GKと1対1となったスタンクが、狙い澄ましたシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。1:0。
 同41分、ヴァレラが、左サイドから内へと切れ込んで放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行ってしまった。
 同45分、バッターシャの蹴ったフリーキックに対し、ルングは、際どくコーナーへと逃げるパンチングで防いだ。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、クリスティアン・ティティ、エルトゥールル・エルソイ、アズィズ・ベヒッヒ=ジョン・ボストック(後半23分:ムサ・ソウ)、アブドラヒ・シェフ=ジル・ケンボー・エココ(後半44分:ミケル・アグ)、パブロ・バッターシャ、ユスフ・エルドーアン(後半31分:ゲオルゲ・グロザフ)=ボグダン・スタンク
【カイセリ・スポル】シルヴュー・ルング=ティアゴ・ロペス、クリスティアン・サプナル、ジャン・アーメル・カナ・ブユク、エルカン・カシュ=ゴンザロ・エスピノーサ(後半34分:アルテム・クラヴェッツ)、ステファン・バジー=デニズ・トゥリュチ、フェルナンド・ボルドリン(後半11分:ウィリアム・デ・アモリム)、ライアン・メンデス(後半29分:シルヴェストゥレ・ヴァレラ)=ウムト・ブルト



ベシクタシュ 2:2 フェネルバフチェ(ハベル・テュルク紙+TRT補綴 18. 3. 2)

アートゥフ・シェシュ(左)イェレマイン・レンス(右)(サバハ紙) アルペル・ポトゥク(左)ドマゴイ・ヴィダ(右)(サバハ紙)  トルコ杯のお騒がせダービーマッチは、ベシクタシュとフェネルバフチェが2:2で引き分けた。この試合、アルペル・ポトゥク、ヴォルカン・デミレル、クアレスマが、レッドカードをもらったが、試合時間も、10分間のロスタイムが設定された。こういった事件の起こった対戦の第2戦は、4月17日に行われる。

 前半14分、ベシクタシュは、アルヴァロ・ネグレドの決めたゴールで先制した。メフメット・トパルのミスを咎め、タリシカが出したパスを、ペナルティエリア内で得たネグレドが、GKヴォルカン・デミレルをすり抜けたあと、ゴールマウスに放り込んだのだった。1:0。
 同17分、フェネルバフチェが、ロベルト・ソルダードの放ったゴールで、スコアを1:1とした。メフメット・トパルが、ファーサイドに送ったボールに、走り込んで来たソルダードが合わせると、ボールは、GKファブリの左を抜け、ベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。1:1。
 同36分、ジャネル・エルキンが、ペナルティエリアの外ゴール左斜め前から放ったシュートは、サイドバーを直撃して、ピッチに跳ね返った。
 同42分、ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、タリシカが、PKポイント辺りに走り込んできて放った強いシュートは、ヴォルカン・デミレルが防いだ。だが、ヴォルカン・デミレルからはねたボールを、ゴール右斜め前に詰めていたイェレマイン・レンスが捉え、ゴールを狙ったが、ボールは、マルティン・シュクルテルに当たり、コーナーキックに変わった。
 同44分、ボールのないところで、トルガイ・アルスランを押し倒したアルペル・ポトゥクに、この日2枚目のイエローカードが出され、退場となった。
 同ロスタイム2分、フェネルバフチェが、シェネル・オズバイラクルの決めたゴールで、1:2と逆転した。メフメット・エキジから出された素晴らしいパスを、ペナルティエリア内ゴール右斜め前で得たシェネル・オズバイラクルの放ったシュートは、ドマゴイ・ヴィダが防ごうとしたが防ぎきれなかった。1:2。そして、前半は、このスコアで終わったのだった。
 後半7分、ダービーマッチに混乱が起こった。メフメット・エキジがペペに対して行ったファウルのあと、ボールのないところで、ジョゼフ・デ・ソーサと口論になったことで、相手に肘打ちを喰らわせたリカルド・クアレスマに、ダイレクトにレッドカードが出されたのだ。このため、クアレスマは、トルコ・リーグ第24節のトラブゾン・スポル戦には出場できないことになった。
 同31分、ライアン・バベルがシュートを放つ前に、口でもって主審に文句を言ったヴォルカン・デミレルに、この日2枚目のイエローカードが出された。このため、フェネルバフチェは、GKにカメニを出したために、アートゥフ・シェシュが交替でピッチを去った。
 同37分、ベシクタシュが、アンデルソン・タリシカの放ったゴールで、スコアを2:2とした。タリスカの放ったシュートは、ハサン・アリ・カルドゥルムに当たり、GKカルロス・カメニの右を抜けゴールネットに収まったのだった。
 かなりの緊張をはらんだこの試合、後半のロスタイムは10分にもなった。だが、残りの時間では、新たなゴールは生まれなかった。そして、今後、長い間、記憶からは消えないだろうこのダービーマッチは、2:2で終わった。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ペペ(後半35分:オウズハン・オズヤクプ)、ドマゴイ・ヴィダ(後半1分:リカルド・クアレスマ)、ドゥスコ・トシッチ=ガリー・メデル、トルガイ・アルスラン=イェレマイン・レンス(後半1分:ライアン・バベル)、アンデルソン・タリシカ、ジャネル・エルキン=アルヴァロ・ネグレド
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=シェネル・オズバイラクル、ロマン・ノイシュテッター、マルティン・シュクルテル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アートゥフ・シェシュー(後半35分:カルロス・カメニ)、メフメット・トパル、ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・エキジ(後半21分:ナビル・ディラル)=ロベルト・ソルダード(半28分:マシューー・ヴァルブエナ)、アルペル・ポトゥク



ガラタサライに朗報(ファナティック紙 18. 3. 1)

フェルナンド ムスレラ(フォトマッチ紙) ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙)  ガラタサライで、ファーティフ・テリム監督が、フェルナンド・レゲスを起用するべく準備をしている。トルコ杯の試合で腰回りを傷めたムスレラからも朗報が届いた。

 ガラタサライで、チームに合流して練習を始めたフェルナンドは、プレーできる状態になっている。チーム内で存在感を発揮しているブラジル人スター選手フェルナンドが出場する最初の試合が明らかになった。
 ガラタサライに、2選手からいい知らせが入った。トルコ杯のアクヒサル・スポル戦で、腰回りを傷め、誰しもを不安にしてしまったムスレラが検査受けた。そして、ムスレラは、本日は、マッサージと治療を受け休むが、週末のカラビュック・スポル戦にはプレーできることが明らかになった。

                 ファーティフ・テリム監督、フェルナンドの起用で決断

 フェルナンドが、ようやく準備できていると感じていることを、ファーティフ・テリム監督と共有して、カラビュック・スポル戦には出場したい意向だということだ。フェルナンドがプレーしたい意向だということは、同監督を喜ばしている。コンヤ・スポル戦には先発メンバーとして起用することを考えている同監督は、カラビュック・スポル戦では、プレーできる場を与えることは明白だろう。長期に渡り、ピッチから遠ざかっていたフェルナンドを、同監督は、カラビュック・スポル戦では、後半には起用するだろうこと、また、コンヤ・スポル戦では先発メンバーに入れるだろうと考えられている。



アクヒサル・スポル 1:2 ガラタサライ(ガラタサライ公式HP+サバハ紙補綴 18. 2.28)

アフメット・チャルク(ハベル・テュルク紙) ユネス・ベランダ(左)ソネル・アイドードゥ(右)(ミリエット紙)  トルコ杯の戦いで、シワス市役所スポル、ブジャ・スポル、コンヤ・スポルを篩い落として、ベスト4に残ったガラタサライが、準決勝第1戦を、アクヒサル・スポルとアウェーで戦った。スポル・トト・アクヒサル・スタジアムで行われたこの試合、アフメット・チャルク、シナン・ギュムシュのゴールで、ガラタサライが1:2で勝った。

 ガラタサライは、開始まだ3分というところで、アクヒサル・スポルのゴールに脅威を与えた。マリアーノ・フィーリョがセンタリングを入れると、ロドリゲスより前に、ミゲル・ロペスが触れた。その直後、トルコ杯の得点王シナン・ギュムシュが、ロングシュートを試みたが、ボールはファーティフがキャッチした。同19分、アクヒサル・スポルにゴールが生まれた。ムーダットが、中盤に近い左ライン際で、ソネルからもらったボールを持って、ガラタサライのペナルティエリアへと向かった。そして、強く蹴ったボールが、方向を変えセレズノフへのセンタリングとなった。ウクライナ人選手セレズノフは、そのボールに、ゴール右斜め前で合わせると、先制点となったのだった。1:0。同21分、ガラタサライが同点に追いついた。ユネス・ベランダが、右サイドで蹴ったフリーキックのボールが、まずソネルに、次いでポストに当たり、アフメット・チャルクの前に転がった。そのアフメット・チャルクがゴールを決めたのだった。1:1。
 後半の最初の15分間で、アクヒサル・スポルは、2度の大きなチャンスを生かせなかった。その1つ目では、ムスレラが、エライより早くチェックに入り、2度目では、セルダル・アズィズが、ソネルのシュートを倒れ込みながらコーナーキックに替えたのだった。同18分、ユネス・ベランダの蹴った右コーナーキックからのボールを、アクヒサル・スポルのディフェンダーがヘッドでクリアしたボールが、ペナルティエリア左側にいたソフィアン・フェグリの前に転がった。そのソフィアン・フェグリがシュートを放つと、ボールは、弧を描きながら僅かにバーの上を越えて外に出て行ったのだった。同28分、右サイドから、ムーダットがセンタリングを入れると、PKポイントのすぐ右側にいたセルジーニョが、ダイレクトでシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠をそれ転がりながら外に出て行ってしまった。同43分、ガラタサライの勝利となるゴールが生まれた。ソフィアン・フェグリが放ったシュートが、GKファーティフからこぼれコーナーキックに替わると、このコーナーキックをセルチュク・イナンが蹴った。いいコーナーキックを、セルチュク・イナンが蹴ると、同じく見事なヘディングシュートを、シナン・ギュムシュが放ち、この試合のスコアが決したのだった。1:2。
 準決勝第2戦は、4月16、17、18日のいずれかに、テュルク・テレコム・アリーナで行われる。この準決勝に勝ったクラブが、ベシクタシュとフェルナンド・レゲスとの一戦の勝者と、決勝で対戦する。トルコ杯決勝戦は、5月9日(水)、エスキシェヒルで行われる。

【アクヒサル・スポル】ファーティフ・オズテュルク=ミゲル・ロペス、ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、オメル・バイラム=アブドゥル・シソコ、エライ・アタセヴェン(後半12分:セルジーニョ・ミネイロ)=ムーダト・チェリク(後半34分;ビラル・クサ)、ソネル・アイドードゥ、ダニエル・ラルソン=エウゲン・セレズノフ(後半26分:パウロ・エンリケ)
【ガラタサライ】フェルナンド・ムスレラ=マリアーノ・フィーリョ、セルダル・アズィズ、アフメット・チャルク、ヤスミン・ラトヴリェヴィッチ=(後半37分:バフェティンビ・ゴミス)セルチュク・イナン、トルガ・ジエルジ=ガリー・ロドリゲス(後半13分:ソフィアン・フェグリ)、ユネス・ベランダ(後半25分:マルティン・リネス)、ヤシン・オズテキン=シナン・ギュムシュ



バシャクシェヒル・スポル、ホームで大きな痛手(ヒュリエット紙 18. 2.27)

ウーウル・チフトシチ(左)ジュニオール・カイサラ(右)(ベイン・スポル) マルシオ・モッソロ(左)アイドゥン・カラブルト(右)(ベイン・スポル)  トルコ・リーグ第23節最終試合で、バシャクシェヒル・スポルは、ホームで、ゲンチレル・ビルリーイと1:1で引き分け、首位争いに大きな痛手を受けてしまった。第3イスタンブル・バシャクシェヒル・ファーティフ・テリム・スタジアムで行われたこの試合、アウェーのゲンチレル・ビルリーイのゴールは、後半5分、アブドゥル・カリリが決めたのに対し、バシャクシェヒル・スポルのゴールは、前半28分にアデバヨールがあげたものだった。この結果、バシャクシェヒル・スポルの勝ち点は47となり、首位に就いたガラタサライとは、勝ち点では同じだが、得失点差で2位となった。ゲンチレル・ビルリーイの方は、勝ち点が27となった。

                 この試合のゴールシーン

 前半28分、エムレ・ベレズオウルが、ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ると、ペナルティエリア内でフリーになっていたアデバヨールが、ヘッドで合わせた。ボールは、GKホップフが飛びつこうにも飛びつけないゴール隅に収まったのだった。
 後半5分、ゲンチレル・ビルリーイが獲得したフリーキックを、アブドゥル・カリリが蹴った。距離はあったにも拘わらず、ゴール右斜め前から右足を強く一閃すると、GKヴォルカン・ババジャンを捕えた。これで、ゲンチレル・ビルリーイは同点に追いついたのだった。1:1。

                 エリア、10節を経て先発メンバーに復帰

 バシャクシェヒル・スポルのアヴドラハ・アヴジュ監督は、アルダ・トゥランの替わりとして、このゲンチレル・ビルリーイ戦に先発メンバーに入れたエリエロ・エリスは、トルコ・リーグで10節を経て、再び先発メンバーに復帰した。
 オランダ人選手エリアは、直近では、バシャクシェヒル・スポルが、第12節、ホームでガラタサライを5:1でくだした試合に先発メンバーに名を連ねていた。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ジュニオール・カイサラ、アレクサンドゥル・エピュロヌ、ジョゼフ・アタマー、ガエル・クリシー=ギョクハン・インレル(後半29分:イルファン・ジャン・カフヴェジ)、エムレ・ベレズオウル=エディン・ヴィスチャ、マルシオ・モッソロ(後半36分:リアド・バジッチ)、エリエロ・エリア(後半21分:ケリム・フライ)=エマニュエル・アデバヨール
【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハネス・ホップフ=アフメット・オーウズ、ルカス・クラロ、セルゲイ・パリテヴィッチ、ウーウル・チフトチ=アレクサンダル・スケキッチ、アブドゥル・カリリ=ジャイルトン・パライバ(後半38分:アルペル・ウルダー)、ステファヌ・セシニョン、アイドゥン・カラブルト(後半16分:デニズ・ユルマズ)=エルヴィス・マヌ(後半25分:マルコ・ミリンコヴィッチ)



首位を窺うアウトサイドキック(タクヴィム紙+ヒュリエット紙補綴 18. 2.26)

ドマゴイ・ヴィダ(ヒュリエット紙) ギョクハン・ギョヌル(左)アートゥフ・シェシュ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、前半8分、フェルナンダオのゴールで先制した。だが、その後は、ベシクタシュの猛威が吹き荒れた。後半3分にはドマゴイ・ヴィダが、同32分と同45分にはクアレスマが決めたゴールが、フェネルバフチェの15試合連続不敗記録に終焉を告げた。

 ビッグなダービーマッチの勝者はベシクタシュだった。先週、チャンピオンズリーグで深手を負うバイエルン・ミュンヘン戦での敗戦を経験したベシクタシュが、積年のライバルであるフェネルバフチェを、ヴォーダフォン・アリーナで3:1でくだした。前半8分、フェネルバフチェにゴールが生まれた。ナビル・ディラルが右サイドからセンタリングを入れると、ボールが、ファブリシオ・アゴストから跳ねた。それを見て、ジュリアーノ・デ・パウラがシュートを放つと、ドマゴイ・ヴィダがゴールライン際からクリアしたものの、フェルナンダオが、その跳ね返りのボールを捉えてゴールを決めたのだった。0:1。同20分、トシッチのミスパスを咎めたフェルナンダオが、遠めからシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を外れて外に出て行ってしまった。

                  ベシクタシュ、後半はゴールから

 同35分、クアレスマが、マウリシオ・イスラをすり抜け、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込み、右足のアウトサイドを使い素晴らしいシュートを放った。だが、GKカメニはコーナーへと逃げた。そして、ダービーマッチの前半は、フェネルバフチェが0:1とリードしたまま終わった。後半は、ベシクタシュのゴールとともに始まった。ギョクハン・ギョヌルが、右サイドから入れたセンタリングに、背後から走り込んできたドマゴイ・ヴィダが。見事なヘディングシュートを決め、スコアを1:1としたのだ。

                  ガリー・メデル、ゴールライン際でクリア

. 同6分、信じられない光景が見られた。前に出ていたファブリシオ・アゴストが、フェルナンダオのシュートを両足でクリアした。だが、その直後、シェネル・オズバイラクルが、中盤から素晴らしいロングシュートを放ったが、ガリー・メデルが、ゴールライン上で飛び上がってクリアしたのだ。同32分、ベシクタシュが勝ち越した。クアレスマが、ペナルティエリアの右側から見事なアウトサイドキックによるシュートを放つと、カメニを捕えてしまったのだ。同ロスタイム4分、またしてもクアレスマが舞台に上がった。ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応して、ネグレドが空いたスペースに向かい走り出した。そして、絶好の位置にいたクアレスマにボールを出すと、そのクアレスマが、ゴール斜め前から強いシュートを放つと、点差を2と拡げるゴールになったのだった。そして、このダービーマッチのスコアを決したのだった。3:1。

【ベシクタシュ】ファブリシオ・アゴスト=ギョクハン・ギョヌル、ドマゴイ・ヴィダ(後半18分:アルヴァロ・ネグレド)、ドゥスコ・トシッチ、アドリアーノ・コッレイラ=アッティバ・ハッティンソン、ガリー・メデル=リカルド・クアレスマ、トルガイ・アルスラン、ライアン・バベル(後半40分:ネジプ・ウイサル)=ワグナー・ラウ(後半30分:ジャネル・エルキン)
【フェネルバフチェ】カリオス・カメニ=マウリシオ・イスラ(後半34分:マシューー・ヴァルブエナ)、ロマン・ノイシュテッター、ルイス・ネト、イスマイル・キョイバシュ(前半32分:シェネル・オズバイラクル)=ナビル・ディラル、ジョゼフ・デ・ソーサ、メフメット・トパル、アートゥフ・シェシュー(後半16分:アルペル・ポトゥク)=フェルナンダオ、ジュリアーノ・デ・パウラ



アランヤ・スポル 1:2 トラブゾン・スポル(ハベル・テュルク紙改 18. 2.25)

アブドゥルカディル・オミュル(中)を讃えるブラク・ユルマズ(左)ユスフ・ヤズジュ(右)(サバハ紙) ラミネ・ガッサマ(左)ヤン・ドゥリカ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグで、ここ6節勝利がなく、優勝争いから遠く離されたトラブゾン・スポルが、アウェーで対戦したアランヤ・スポルを、1:0とリードを許したにも拘わらず、1:2で勝ち、深呼吸をすることになった。

 トルコ・リーグ第23節で、アランヤ・スポルとトラブゾン・スポルが、バフチェシェヒル学校群スタジアムで対戦した。
 ホームのアランヤ・スポルが、試合開始早々優位に立った。前半8分、エムレ・アクババのゴールをで先制したのだ。中盤からのウーウル・デミロクのバックパスが短く、ボールをカットしたエムレ・アクババが、GKの右を抜けるゴールを決めたのだった。このゴールが、前半のスコアを決するゴールとなった。後半に入り、トラブゾン・スポルが、試合の重点を握った。ブラク・ユルマズを始めとして、1度ならず好機を掴んだが、実際のゴールば、同23分まで待たねばならなかった。ユスフ・ヤズジュがペナルティエリア内へと送り込んだボールが、相手選手に当たり跳ね上がった。そのボールに、ンドエが触れると、ボールはブラク・ユルマズの前に転がると、ブラク・ユルマズのシュートが決まったのだった。1:1。

                 オヌル・レジェプ・クヴラク、ゴール前で仁王立ち

 この時間帯以後、アランヤ・スポルが、トラブゾン・スポルのゴールに、とっても厳しく攻め寄せた。だが、今度は、トラブゾン・スポルのGKオヌル・レジェプ・クヴラクが舞台に上がった。ゴールを閉じ込んでしまったのだ。同32分、トラブゾン・スポルの若きスター選手アブドゥルカディル・オミュルが、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らした。ンドエのパスを、右サイドで得たアブドゥルカディル・オミュルの狙い澄ましたシュートが、アランヤ・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。アブドゥルカディル・オミュルのこのゴールが、スコアを決するゴールとなった。これで、トラブゾン・スポルは、7試合ぶりに勝ち点3を手に入れることになった。この勝利で、勝ち点を36にしたトラブゾン・スポルは、6位に上がった。。アランヤ・スポルの方は、15位、勝ち点は21のままだ。この試合の最後、イエローカードをもらったブラク・ユルマズは、累積警告で出場停止となる。従って、ベシクタシュとのダービーマッチには出場できない。試合の終盤、両チームの間に緊張が走った。だが、争いが大きくなる前に、未然に防がれ、何ら問題は生じなかった。

【アランヤ・スポル】レミー・リオウ=ラミネ・ガッサマ、バルシュ・バルダシュ、ウエリントン・シルヴァ、ギオルゴス・ツァヴェラス(後半36分:セルゲ・ムビラ・エタメ)=エフェジャン・カラジャ、イサク・サーキー=ルーカス・ヴィラファネス、エムレ・アクババ、ジュニオール・フェルナンデス=ディアンフレ・ダグラス
【トラブゾン・スポル】オヌル・レジェプ・クヴラク=ジョアオ・ペレイラ、ウーウル・デミロク、ヤン・ドゥリカ、フィリップ・ノヴァク=ユライ・クチュカ(後半15分:ユスフ・ヤズジュ)、オカイ・ヨクシュル=アブドゥルカディル・オミュル(後半ロスタイム4分:オジェニ・オナズィ)、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン(後半1分:ダメ・ンドエ)=ブラク・ユルマズ



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